1987年度に放送されたおすすめアニメ一覧 150

あにこれの全ユーザーが1987年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月25日の時点で一番の1987年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

64.9 26 1987年度アニメランキング26位
LILY-C.A.T リリィ・キャット(OVA)

1987年9月1日
★★★★☆ 3.5 (14)
43人が棚に入れました
タツノコプロやスタジオぴえろ作品で活躍の巨匠鳥海永行監督が、原案を提供、監督も担当したOVAで、SFサスペンスホラーの秀作。はるか外宇宙の資源探査がため、片道20年の長距離航行を続ける宇宙船サルデス号。長い眠りから醒めた6名の乗員と7名の探査員の中に、身許を偽った者が2人いるという!? しかも一方で、宇宙船内に異常な事件が続出し、人間が次々と溶けるように密室空間の中から消えていく! 事態の裏に潜む驚愕の真実とは何か!? 洋画SFホラーの名作『エイリアン』を思わせる、宇宙での閉ざされた空間内のドラマ。二転三転する星山博之の脚本の冴えに、恐怖と感動を同居させた鳥海演出の見事さも加わって、完成度はかなり高い。およそ一時間の内容を息もつかせぬまま見せて、観客に深い余韻を与える80年代OVAの収穫のひとつといえる。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

要はSFホラー映画のオマージュ

このOVAは、1980年代に制作されたSFホラーアニメの一つである。
SFホラー物に精通している人ならすぐに気づくだろうが
早い話、海外のSFホラーのオマージュなのだ。
この作品を見るきっかけとなったのは、とある方からの推薦である。

全体を通した感想としては、遊星からの物体Xと
エイリアン(1979)から影響をモロに受けているなと感じた。
エイリアン(1979)の方では、コールドスリープ、宇宙船内
が分かりやすいだろう。他には猫や腐食等の要素も含まれると思われる。
遊星からの物体Xに関しては、エイリアンのデザインが
一番分かりやすいだろうか。他にも火炎放射器、死体が勝手に動く
などが該当する。

個人的に良いと思った所は、テンポが非常に良く、
主要人物にきちんと焦点を当てていること。
一部のキャラに関しては、宇宙船に乗った動機まで描かれているため
感情移入がしやすい。
伏線もきちんと練られており、驚かされることも多々あった。
作画もヌルヌル動く。一部のシーンは本当に気合が入っているなと
感じるので、臨場感を味わえる。

気になった点もいくつかある。
エイリアンが思った程のグロテスクなデザインでなかったこと。
(私が先に物体Xを見てしまったことも理由としてあげられる)
人によっては、きついと感じるのであろうが、私はこれよりも
グロテスクな作品を既に見てきているので、目を背ける程ではなかった。

序盤において、人が死んだと思われるシーンが非常にわかりにくい。
正直な所、気絶しているのか仮死状態になっているのかなとしか
思えないのだ。一瞬、虫眼鏡か何かを探した方が良いか迷ってしまった。

消える人間が描かれたシーンは、すぐわかったが一人だけ。
もう何人か増やすべきだったのでは?確か13人近くいたはずだし。

一部の戦闘シーンにおいてのBGMがあっていないのもあまり頂けない。
暗い感じのBGMであれば、緊迫感が増したのに…。
変に明るいBGMを流してしまったので変な笑いが起きてしまった。
(もしかしてこれは狙ってやっているのか?)

襲撃を受けたシーンを省いてしまったのは、致命的だ。
エイリアン(1979)や遊星からの物体Xはそこに関しても
一切手を抜かずに丁寧に描写していたぞ。リスペストしているなら
そこは重点的に描かねばならない。勿体ない。

一番きついと感じたのは、終盤における主人公の自分語り。
声優がそこまで上手くないのも相まって、難解さに
さらに拍車をかけている。
しかも、ヒロインの方を一切向かずいきなり語り掛けるのだ。
「どこ見てんの?」と呟いたのは恐らく私だけではないはずだ。
ぶっちゃけいらないので、襲撃シーンに時間を割いて欲しかった。

素晴らしいなと思った点もいくつかあったが、
残念だと感じる部分も見受けられたため、おしい出来になってしまった。
それを踏まえても、良いSFホラーアニメであることに変わりはない。
遊星からの物体Xとエイリアン(1979)の予習として見るには
最適な作品だと考えている。SFホラーアニメが好きな方にはオススメ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

題名が・・・

題名がモロに犯人ってww

ストーリーは惑星探査に行くためコールドスリープする、二十年後、目が覚めた時乗組員の一人が謎のバクテリアにやられ死亡する。

つい最近エイリアンコヴェナントとプロメテウス見たから既視感が半端ない、向こうは地表に降りてからが問題だけど。

こういうコールドスリープの宇宙物は洋画が一般的だけど、珍しくアニメでやっている、ていうか他にあったっけ?と思うぐらい。一時間のovaだがそれなりに楽しめる内容、ただパニックホラー系が苦手な人は見ない方がいいかも、

不満なとこを言えばグロが少ないこと、人が消えるとこも一人分しか描いてないし明確に襲われるシーンは割愛されてる、こういうパニックホラー尚且つovaなんだからもっと描けたでしょ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

正統派SFホラー

宇宙船を舞台としたSFホラー。
ホラー映画はほとんど見ないのだが閉鎖空間を舞台としたこのタイプのSFホラーは吹雪の中の山荘や、陸の孤島を舞台としたミステリーなどと同レベルに定型化しているように感じる。
際立って特色溢れアニメというわけではないが、エンターテイメントとして及第点の面白さはある。一時間で見れるので気が向いたら見てみても良いかもしれない。
{netabare}
一番印象に残ったのは猫の皮を被ったロボットの造形であり、これはなかなかグロテスクながらもどこか可愛げがあり良かった。
容姿の良い日本人がアメリカ女と一緒に生き残るというところに昭和を感じた。
{/netabare}
ホラーモノではあるが実写洋画ホラーだと緊迫感と夢に出てくるようなグロい映像で肝を冷やすことが目的の全てという感じがあるが、この作品はもうちょっと落ち着いた趣がある。ホラー愛好家じゃなくても割と楽しめると思うが、逆にビックリドッキリを目的として見るとそこまで面白くないかもしれない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

64.8 27 1987年度アニメランキング27位
タッチ3 君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-(アニメ映画)

1987年4月11日
★★★★☆ 3.6 (27)
192人が棚に入れました
世代を超えて読み継がれるあだち充の大人気青春野球マンガ『タッチ』。その劇場アニメ化の第三弾。 高校3年に進級した達也と南。甲子園に行けるラストチャンスの中、二人は野球部でそれぞれ自分の立場をこなす。だがそこに現れた臨時・新任の野球部監督=柏葉英二郎。彼は狂気のようなシゴキで、達也ほか明青野球部を潰すかのようだった。その真意は、兄で優秀な野球選手・英一郎の陰で、理不尽な辛酸を嘗めさせられた自らの野球人生に対する復讐だった。その標的にされた達也たちの運命は? TVシリーズとは別個に、すでに終焉した原作コミック終盤の展開を再構成した内容。物語の実質的な主役は達也ではなく、柏葉英二郎に傾斜している。そこが中盤までの『タッチ』らしくない半面、和也の悲劇を乗り越えた達也と柏葉兄弟を対比。「もう一組の兄と弟」のドラマが異様な迫力を見せた作品になっている。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、日髙のり子、林家正蔵
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

練習の仕方に時代を感じた

明青高校三年生の達也は最後のチャンスを悔いないものにするため、日々の猛練習に励んでいた。南も新体操部を退部し、野球部のマネージャー活動を再開して充実した毎日を送っていた。そんな時、野球部の西尾監督が入院することになり、代理監督として柏葉英二郎がやってきた。彼は狂気のようなシゴキで部員たちを苦しめ、明青野球部を潰すかのようだった。その真意は、兄で優秀な野球選手・英一郎の陰で、理不尽な思いをさせられた自らの野球人生に対する復讐だった。その標的にされた達也たちの運命は。そして、甲子園への予選大会が始まるのだった。というあらすじ。

バーベル担いで延々とうさぎ跳びさせたり、ノックで打球を捕球態勢に入ってないのにしまくったりと倒れるまで練習させるという根性論とか完全に今では虐待だし、無意味な練習と言われるものをやっているのは当時を凄く感じさせるものであった。

英二郎少し可哀想だった。

それにしても、酷い仕打ちに合っていたのに監督のいうことをすんなり聞く部員たちは素直にもほどがある。

試合以外ではドラマチックさをそんなに感じることはなかった。{netabare}真っ向勝負でファールを打たれまくるのは{/netabare}熱かった。

{netabare}私を甲子園に連れて行ってを達成できてめでたしな話。最後はキスしてる。{/netabare}原作をふんわりとしか知らないので、どこを取捨選択しているかは知らないけど、テーマを絞っているので、見やすいとは思った。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

64.8 27 1987年度アニメランキング27位
バリバリ伝説(OVA)

1987年8月1日
★★★★☆ 3.5 (17)
64人が棚に入れました
バイク好きの高校生グン(巨摩郡)は、奥多摩街道の峠バトルでヒデヨシ(聖秀吉)の駆るカタナに敗れた。その後、ヒデヨシが関西の高校からグンのクラスへと転校。グンは雪辱を晴らすためヒデヨシに再戦を挑むが、そこでグンとヒデヨシを軽々と追い抜いていくライダーに遭遇する……。週刊少年マガジンで連載され、リアルなバイク描写からバイクファンの熱狂的な支持を受けた、しげの秀一の青春バイクマンガをOVA化。ヒロイン、歩惟(あい)の声と主題歌を荻野目洋子が担当したことでも話題を呼び、同年にはPartIとPartIIをまとめて劇場版としても公開されている。

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

遂にリストに追加とな?わが世の春がきたぁあああ!!!カメッ!!

すげえ書きたかったのにリストになかった作品の1つ。速攻でお気に入りいきさぁ。
原作はバイク好きは読んでなかったらモグリいやそもそも絶対にいなかった、超名作。
高校生にしてCB750Fを駆る主人公、巨摩郡が友人、ライバルの聖秀吉に出会うことで走り屋からプロライダーとなり世界GPに挑戦する物語。

バイクのキャプ翼的存在で、これを読んだ少年たちが現在、世界中のグランプリで活躍するようになった。
グンの愛用するゼッケン56番は伝説のナンバー。現在も日本人ライダー愛用しているはず。
作者からしたら「計画通り!」

初代キリンと並んで、我がバイブル。少年たちの内にひめたるアツさたるや、後年のイニDなんか目じゃない。そこは80sと90sの時代の違いでもある。死人がなんせ多かったから。
逆にイニDでは公道レースの奥深さと面白さを語るあくまでもファンタジー。

だから『街道レーサー』は誰もがいつか卒業しなきゃいけないものと最初から描いているのも最大の特徴。事故がすごいからね。男なら最後はレーサーを目指せと。
まぁ現実には子育て落ち着いて復学しちゃう人間もいっぱいいるわけなんだがw
バリ伝世代の30後半、40代のオッサンたちがヤンチャするせいで湾岸、ウミホタルとか奥多摩周遊、箱根etcとか最近規制や規制すっかも話ばっかだよ・・。救急車やヘリもタダじゃないだからねまったく・・・。



話は戻って作者が狂ってるほどのバイク好きのためその走行の描写は古今の作品で一線を画す。
極初期のころはまだまだで、『あいつとララバイ』と打ち合わせてと交互に学園モノにしていたといっている。
秀吉の人気がでてガチのバイク漫画に方針が決まると水を得た魚のようにバイクシーンがどんどんすごくなっていく。乗っている人間でないと絶対に描けない。乗ってても描けない。それはもうすごいのなんの・・・。名だたる伝説のGPレーサー達と戦う晩年は漫画史上でもかなり有名でキの字。変なとこにオンボードカメラが付いているような・・・・。想像力がものすごい。
それとあんたどんだけマジで走れるんだと・・。レーサー借りてコース走っただろ?・・・。


ちなみにこの作品の印税ためてすぐに買ったのがかの有名な主役機のAE86。グランツーリスモで作者しげのモデル(拓海モデルじゃねーのかよwって画面にツッコミいれた)が登場してるんだから、まだ乗ってるんだろうし、めちゃくちゃ運転がうまいとか。ハンデ戦でプロに勝ちそうになったんだよ。
この作者、バリとイニD以外は面白くない。
漫画家として才能があるのかっていう次元よりも、乗り物、モータースポーツに対する異常な愛と慧眼は尊敬に値する・・。



作者がガチの走り屋のためか、ケンジのZⅡなどバブルでも庶民はありえないフルカスタムが周辺の作品に多い中、バリ伝劇中のカスタムは超渋い。余計なことはせず、ハンドル他ポジショニングとマフラーくらい。そこがぜんぜん世代でないけど、ひげ少年には超ドツボだった。
主人公グンのCB750Fはキャラクターのモデルとなった伝説の世界チャンプ、フレディスペンサーの代名詞といえる愛機であったため元から超人気車両、かなりの量が出回った。
それゆえ当作品に憧れ買ったものの連載終了後はみんなイラねww大型免許ないしあげるよw状態。私よりの上の世代は大型乗ってても減点だけで無免許にならなかったんだ。だからけっこうな数の人間がもってた。
3台もらって、友人のパパからもらった赤いグンレプCB-FFBのみが今もマイガレージに眠ってる。
刀にはいまでも憧れるし、映画トップガンのニンジャも好きだなぁ・・。



肝心のアニメ版はは87年から作品人気、バイクブーム絶頂のころに出たOVA&劇場作品。
88NSRとか・・わかるひといるかな・・。
世代の人間には非常に有名な高校生、愛車がCB-F時代の話まで。

永遠のライバル秀吉とその愛車、刀との邂逅。
そしてその秀吉と出場する鈴鹿での耐久レースまでが描かれる。まだまだ連載中のため途中終了なのだが、原作自体が区切りをつけながら進むためキリがいい。1部を完結までってかんじ。
イニDでいったら榛名山で不敗神話を築いた拓海くんが学校とホームを卒業するまでと考えてくれればいいのかな。

グンがたしか世田谷の人間のため、都民としては漫画では(真似されると困るから?)ぜんぜん関係ない背景してあった峠の描写がはっきりと描かれてるのがなんともそそられる。
実際この作品のせいで大垂水はひどいことになったそうだよ。
アニメ版ではちゃんとどの峠どころか、どの辺を走ってるかわかるんですわ。もちろん現実どおりにコーナーがある。奥多摩周遊とか・・まんまや・・。
前述の作者独特のカメラワークもできるだけ再現しようという努力もある。むしろ原作初期はどうしようもないのでアニメ版のほうがかっこいいw。

お話も王道っちゃ王道だが、実はテーマやメッセージがしっかりしていて終始一貫している。
実際に見ると案外意外な方向に向いてたりして驚くかもしれない。。
共感できないひとはまったくできないだろう。
というか時代の空気が違うから理解ができないというのが正しいか。

まぁこれで燃えなきゃ男の子じゃないぜっていうくらい渋くアツい。
見ると今すぐバイクに乗って出かけたくなって仕方ないのよ・・。
持ってるのはVHSだから見れないんだけど。

豪華声優陣のなか、ヒロインの歩惟に荻野目洋子ってのがなんとも時代。案外わるくないんよね。あくまでヒロインはお飾りだから気にならないというか。ヘタクソだけど。。。
『 歩惟、これが終わったら海に行こう・・・』
ぜんぜんリアルタイムじゃないし、私が語るにはまさに10年以上は速いが、なぜか青春のカヲリのする作品。



下の広告・・族車ゲームはひどい;;、MotoGPいれてあげてw公式で隠し、最強クラスの敵として登場します。
あと赤いCBFがもらえるツーリストトロフィーと微妙な偽名で登場するライディングスピリッツ2な。。。




投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全てのモータースポーツファンと全ての男達へ・・・青春と友情、その一つの極みがココにはある

後の頭文字Dシリーズをヒットさせた漫画家、しげの修一を一躍メジャーへと引き上げた伝説的な漫画が原作


1980年代後半、バブル期の到来を目前に急激に高性能化した日本車が世界グランプリを席巻していたことも相まって、世の若者達は未曾有のバイクブームだったそうな
この作品はそんなバイクブームを背景にしつつ、バイクで速く走ることにプライドを賭けた命知らずな若者達の青春ドラマです
見方を変えればこの作品自体もまた、バイクブームの牽引役となっていたとも考えられますね
それだけ当時はメジャーな作品だったようです


そのドラマ性たるや現代でも十分に通用する出来栄え
普段はおとなしいけど一度バイクに跨れば無鉄砲で荒唐無稽な走りをする若者達の、なんとも言えぬ絶妙にアウトローな目線の世界がしっかりと描かれております
これが良い意味で生々しい青臭さを醸し出しているんですね
頭文字Dとかにはその辺のアウトロー感が無い
あまり美化させ過ぎず、特にヒロインの一人、歩惟ちゃんが少し下がった目線から主人公達を見ているのが良い


物語の主人公は普段は無気力感しかない上に大きな身体で力任せに物事を解決する癖があるけど、実は負けず嫌いな高校生【巨摩郡】(コマ・グン)
喧嘩っ早いがバイクへ捧げる情熱は人一倍な関西からの転校生【聖秀吉】(ヒジリ・ヒデヨシ)
この二人の高校生がバイクをキッカケに出会い、公道レースや喧嘩を重ねていくうちにライバルとしてお互いを切磋琢磨していくのです
やがて二人はプロのレーサーもひしめく、本格的なレースの世界へ足を踏み入れるのであった・・・


OVA全2話として発表されたものを劇場作品にまとめたものでして、どちらを見るかで多少構成が変わってきますが、やはりラストシーンが感涙モノですT_T


「男の世界」ってヤツはまさにコレ
あの状況下、あの心境で最後に郡が秀吉のためにカタナに行ったことはまさに男同士ならではの感覚だと思います


歩惟ちゃんの声優が荻野目洋子さんでこれがド下手(笑)とか、主題歌もなぜか荻野目洋子さんとかで時代を感じつつもその辺ガッカシですが;
レースシーンの作画は手間の掛かる背動を使いまくったりで素晴らしいスピード感&ハングオン走行(↑のサムネでグンがやってるやつです)ならではの地面スレスレな緊張感もたまりませぬ^q^
作画目当ての方も是非に!


ところで、最初に郡がコケる峠道はテラ地元でしてw
実はオイラにも色々と青春の思い出が・・・w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バイクに青春を賭けたバイク乗り達の挽歌

大きく分けて2部構成で、主人公のグンがヒデヨシに敗れたところからストーリーが始まるわけだけど、転倒してバイクを故障させた事もあり、峠から自宅までバイクを引いて家路につくグンが惨めなシーンのはずなのになんか絵になっててカッコいいなと思ってしまったのはやはりヒロイン役の荻野目洋子が歌うOPが大きかったといえるかもしれませんね。

前半はバイクシーンより不良達を相手に殴り合いのケンカをするのがメインとなっており、それは不良マンガが流行った当時の時代性を感じさせるものがありました。

そして、見どころは後半でしたね。いがみ合ってたグンとヒデヨシがタッグを組んで大会に出るのはなかなか熱かったし、そこで結果を残して順風満帆なサクセスストーリーとなりつつあった矢先にヒデヨシが命を落とす結末はなかなかショッキングでしたが、華々しいイメージのバイクレースの裏で事故で命を落とす若いバイク乗り達もたくさんいると言う事実も知り、考えさせられるものがありました。

総じてグンとヒデヨシのライバル関係を主眼に置きつつ、臨場感溢れるレースシーン等、改めて良作といっていい一本だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

64.5 29 1987年度アニメランキング29位
アニメ三銃士(TVアニメ動画)

1987年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (41)
189人が棚に入れました
17世紀のフランス。大志を抱く少年ダルタニャンは故郷からパリを目指して上京する。そこで国王直属の銃士隊に入り、仲間の三銃士=アトス、ポルトス、アラミスそして孤児ジャンや王妃の侍女コンスタンスとの友情・恋の絆を得るダルタニャン。だが彼の眼前で展開されるのは、王妃を策謀にはめようとする宰相リシュリュー、そしてその手先となる毒婦ミレディーの暗躍だった。宮廷と市井の平和を守るため、三銃士とダルタニャンの戦いの日々が続く。

声優・キャラクター
松田辰也、神谷明、山田栄子、佐藤政道、田中真弓、日髙のり子、平野文、田中信夫

tib さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心に冒険を!

原作はアレキサンドル・デュマで、超メジャーですね。
多くの人がいろんなメディアで目にしたことがあると思います。

まぁ、子供向けアニメにするために若干・・・結構・・・だいぶ?脚色してありますけども(笑)
その分、ハッピーなお話に仕上がってます。

主題歌「夢冒険」ノリピー・・・この頃はあんな冒険することになるなんて夢にも思わなかったですよね!

余談ですけど・・・未だに「アラミス」と「ラミレス(野球選手)」を混同します・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

63.7 30 1987年度アニメランキング30位
風と木の詩(OVA)

1987年11月6日
★★★★☆ 3.5 (18)
75人が棚に入れました
ぼくを満たしてくれるものは、あのあつい肌と肌とのふれあい――。妖しい魅力を纏った少年、ジルベール・コクトーは抱かれることでしか心満たされず、威厳あるラコンブラード学院においても退廃的な生活を送っていた。あるのは、孤独だけ……そんな中、学院に1人の転入生がやってくる。セルジュ・バトゥール――貴族の父とジプシーの母の血を引き、黒髪ととび色の肌をした転入生。眩いばかりの純粋さで周囲を魅了する一方で、彼もまた埋めがたい孤独を抱えていた。共に孤独を抱えながら、対照的な2人は、傷つけ傷つきながらも交差する。19世紀南仏を舞台に開花する青春と愛を描いた、傑作ロマン。

声優・キャラクター
佐々木優子、小原乃梨子、榊原良子、塩沢兼人、竹村拓、カシワクラツトム、西原孝子、向殿あさみ、速水奨

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

竹宮恵子原作の知る人ぞ知る少年愛の金字塔

竹宮恵子さん原作の知る人ぞ知る「少年愛」を描いた、
おそらく最初の漫画作品であり、安彦良和監督によって
アニメーション化された1987年の作品。

25年も前のアニメ作品というだけでなく、物語の舞台が
南フランスの全寮制の厳格な男子校ということもあって、
随分昔に観たマレク・カニエフスカ監督の『アナザーカントリー』や
ジェイムズ・アイボリー監督の映画『モーリス』などを思わせ、
セリフの語り口やナレーション、演出などがとてもフランス文学的なので、
個人的にはそのクラシカルな世界にけっこう惹き込まれた。

ただ唯一、残念に思えたのは少年達の声が年配の女性の声に
感じてしまったことかな。
でも男性声優を起用すると、この作品に流れる独特の透明感は
出なかった気がする。
だとしたら、登場人物とほぼ同世代である10代半ばくらいの声が理想かも。
とにかくこの作品を観て、アニメにおいての声の大切さを
真っ先に感じたのが正直な感想。

インテリジェンス漂う展開なので、エロシーンは皆無。
これをBLと呼んでいいのか迷うほど。

そんなことより、少女のように美しい妖艶な少年シルベールの
満たされない心の空洞を作っている事情や、
彼を出来る限り理解しようと、シルベールの心を少しずつ
開いていく同室の仲間 セルジュの大きな優しさ、友情のほうが
繊細に描かれていたと思う。

ただ、こればかりは仕方ないのだろうけれど、尺がとても短く、
原作の奥深さには到底辿り着けてなかったので、
古くからの原作ファンの方には、懐かしい反面、物足りなさが
残ってしまうかもしれない。

でも、性的なニュアンスを少し描いただけで騒がれるような時代に作られた
元祖BLとなるような少年愛を描いたアニメということで、
一見の価値はあると思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

耽美な世界

「地球へ…」でも有名な竹宮先生の作品。
少年愛というものがその昔どのように描かれていたのか、ということにほんの少しだけ、いやほんのちょびっとだけ興味があったので見てましたが、なるほど確かに「BL」ではないのだろうとは思った。
何故かおもくそ古い本作の方がなじみ深い、とすら感じるのですが、攻めとか受けとか出てきたのは多分割と最近なんでしょうね・・・古い少女漫画のフォーマットの耽美な香りがします。

真面目・・・と言っていいか分かりませんが、思春期における少年達の心の揺れを非常に丁寧に描いている辺りはさすがに名作です。が、尺の短さゆえに消化不良感は否めなかったですね。原作読まなきゃアカンのでしよう。古くさい台詞に笑ってしまいましたが、そりゃ仕方ないっちゃ仕方ないw
でも、私にはジルベールもセルジュも周りの男子全員女の子にしか見えなかったすね。むしろその方が自然に見えますけども。そこまで露骨な性描写もなく、あくまで耽美に描いていたのが古典映画見てるようでした。

このような耽美なアニメはやはり廃れてしまったのでしょうか・・・?
マ・・・マイネリーベ見る?w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

風と木の詩が きこえるか 青春のざわめきが

こちらはとっても古い作品ですが,観たのはここ1,2年というところで(よく覚えてません)割と最近です。
原作は少女漫画で,1976年に連載が開始されたものだそうです。
自分が生まれる前の作品なわけで,当然知らなくて読んだことがなかったのですが,たまたまこのアニメが目にとまったので軽い気持ちで観てしまいました。

このアニメが目にとまった理由としてはキャラクターデザインです。
わたしが初めて目にしたのがジルベールがセルジュにせまっている場面で,それがレトロでありながら大変美しく見えたからです。
(まぁ何も知らなかったわたしはせまっている場面だとは知らなかったわけだけど…。)
その時は垣野内成美さんのようなタッチに感じて惹かれたわけなんですが,観てみると全然違いました(;´・ω・)
でBL作品だと知って,BLが苦手なわたしは一旦スルーしようとしたんですが,ネットで“BLという枠で括れないほど美しい物語”というような感想をいくつも見かけて「そんなに素晴らしい作品なら…。少し見てダメだったらやめればいいし」と思い観始めました。

観終わってまずの感想は「え?ここで終わり!?続きないの!?!?」です。
「まさかね」って思って調べたらほんとにない。
ショックでした。
全体的には確かに美しいです。
美しくも悲しい物語ってこういう物語を言うんだな。
ジルベールというキャラが退廃的で妖艶でとても魅力的なキャラだと思いました。
この作品を耽美なものにしているのはジルベールですね。
セルジュは普通の少女漫画でいったら主人公の女の子的な立ち位置の少年です。
正義感が強い彼はジルベールを放っておけないんですね。
ジルベールは人間に心を許していなくて威嚇してくる野良猫のようだと感じました。
そんな彼の凍った心をセルジュが少しずつではあるけれど解きほぐしていくのを,なんだか祈るような気持ちで見ていました。

とても古い作品であるだけに,今のアニメと同じ土俵で評価ができないです。
(作画と声優は評価せず★3.0のまま)
キャラクターデザインがレトロなだけでなく,やっぱり今と違って作画が安定していないし(シーンによって目の大きさが違ったり),色味や画質も今とは比ぶべくもありません。
主人公の2人は14歳ということで女性の声優さんが演じていらっしゃいます。
今の女性の声優さんは少年の声がほんとにうまいんですが,このアニメは女性の声のまま演じている感じがして当時はこれが普通だったのでしょうが今なら普通に叩かれそうだと思いました(;'∀')
これも時代というやつですね。
それに,最近だと思春期のキャラだと男性が演じることが増えてきているなと感じます。
わたしは女性声優さんが少年を演じたときの声が好きなので少し寂しく思っていたのですが,こちらのアニメでは女性が演じることで色っぽいシーンがエロよりも美しさの方に針がふれている感じがしました。

この物語の舞台が19世紀末のフランスの寄宿学校なので場景がとっても素晴らしいのに背景が水彩画のようなふわふわとしたタッチなのではっきりとしてない感じが臨場感を感じられなくて少し残念でした。
(あと全然関係ないのだけれど,19世紀末が舞台のアニメにもラジエーターが描かれているのに未だにセントラルヒーティングが普及していない日本って一体…。)
続きが観たいというのもありますし,そういった理由で是非再アニメ化してほしいです!!
最近,再アニメ化するアニメが増えてきていますし☆
こちらはわたしが再アニメ化を希望するアニメ№1の作品です!!!

こちらは見た目(作画)が…ではなく,物語自体が美しい作品だと思いました。
BLだからとスルーせずに観てみることにした当時のわたしグッジョブ👍って感じです。
耽美な雰囲気や美しくも悲しい物語が好きな方はBLだからと敬遠せずに観てみてほしいと思います。

{netabare}(原作ではこのあとも物語は続いていて原作を読むとまた感じ方が変わるそうですが,とても悲しい展開になるのを知ってしまい原作は読めていません。でも,いつか読んでみたいな。。){/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

63.5 31 1987年度アニメランキング31位
ドラゴンボール 神龍の伝説(アニメ映画)

1986年12月20日
★★★★☆ 3.5 (46)
251人が棚に入れました
少女パンジの住むグルメス国では、世界最高の宝石「リッチストーン」を掘り出すために、軍隊が村の家や田畑を破壊し続けていた。苦しむ村人達だが、強力な軍隊の力の前では、暴挙を止めさせる事は出来ない。パンジは村を抜け出し、武術の神「武天老師」に助けを求めるため旅を始めるのだった。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本作に登場するグルメス一味、パンジなどのゲストキャラクターのラフデザインは原作者の鳥山明により描き起こされた

七つのドラゴンボールを集めると、神龍が現れてどんな願いでもひとつだけ叶えてくれるという伝説がある。ブルマは素敵な恋人とめぐり合う願いをかけて旅に出る。一方、四星球(ドラゴンボール)を持つ孫悟空は、贅沢の限りを尽くすグルメス王の手下、パスタとボンゴに四星球を奪われてしまう。悟空とブルマは共にドラゴンボールを探す旅にでかけるが、道中、荒廃したグルメス王国を憂う少女パンジと出会う。悟空にブルマ、ウーロンそしてパンジの四人はグルメス王国に乗り込む!果たして、神龍へ願いをかけるのはだれなのか!?

本作品は原作漫画やアニメ『ドラゴンボール』本編の初期エピソードを軸に、登場する敵キャラクターや舞台を新規に作成したパラレルワールド的な内容となっており、『ドラゴンボール大全集』にも「四星球を求めてグルメス軍と対決していることなど、TV版とは全く違う完全な別世界での出来事と考えるのが妥当だろう」と解説されている。この傾向は2作目、3作目および17作目の劇場版『ドラゴンボール』全てに当てはまる。

劇場版第1作である本作と、後の2、3作目は、亀仙人と孫悟空らの修行シーンをアタッチメントとしてストーリーが直接連続しており、一つの物語として楽しめるようになっている。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

宝石なんか無くても幸せはつくれることをうたった物語

この物語はドラゴンボールの初期の映画です。もちろん悟空は幼い顔をした子供です。
主人公は悟空のように思えますが、実は真の主人公はパンジという少女のようです。

パンジの村では、リッチストーンという世界最高の宝石がたくさん採掘されます。
宝石が採掘できたら村は発展して多くの人が幸せになると思うのですが、実はそうではありません。
軍隊がやってきて、村の家や畑を破壊しつくします。村人を困らせていました。

パンジは村を救うために武天老師に助けを求めようと決心し、村を出ます。
そして悟空やブルマと出会うのです。

もちろんこの映画では、悟空やブルマ、ヤムチャなどが活躍します。

でも最後はパンジの勇気で村人が幸せになります。
ドラゴンボールが幸せをもたらしてくれました。
ドラゴンボールがどんな願いをかなえてくれたのかは秘密です。劇場版を見てくださいね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

63.4 32 1987年度アニメランキング32位
エスパー魔美(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (40)
234人が棚に入れました
明月中学に通う普通の中学生・佐倉魔美は、同級生の高畑和夫を思わず助けたことから、自分がエスパーであることに気づく。当初、自分をエスパーだと誤解していた高畑だったが、それは魔美のものだと気づき魔美のよき理解者になると共に助言をするようになる。自らの超能力を高めていく魔美は、その能力を人助けのために活用する。


声優・キャラクター
よこざわけい子、柴本浩行、日比野朱里、増岡弘、榊原良子、佐々木望、渕崎ゆり子、江森浩子、塩屋翼、村山明

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法少女、3大マミさんの1人にして現代では児ポ違反常習

正確には魔法少女ではなく本当の魔女の子孫。
エスパーという名前なのはそのため。生来から特別な力をもっている。なので超能力モノであり魔女モノ。

しかし、アイテム、魔美の年齢、マスコットキャラクターと変身以外は魔法少女の条件をみたしているのでそのカテに入ることも多い。変身のないさくらちゃんの登場からは顕著。むかしからある不毛な論争のひとつ。

なんといっても画家の父のためにヌードモデルでよく脱ぐ・・そんでそのままテレポートとかね・・。
いまやったら大変だよ。。
でも世のイケてない男子にチャンスがあるかもと思わせてくれる設定は結構斬新。その超能力の特徴も非常によくできています。それだけでは使い物にならないんですね。そのためにちょっとしたアイテムがいるんです。


投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

テレポーテーション~

心の翼が~♪テレポーテーション~♪今時を飛ぶ~♪
と懐かしいOPが頭の中を流れます。
とっても大好きなエスパー魔美です。
ちんぷいが一番好きですが、2番目はエスパー魔美かなあ。

色々、エスパー魔美には思い出がありますが、お父さんが
魔美のヌードを描いていたのが衝撃的でした。
今だったら絶対規制かかるだろうなあ。魔美のおっぱいに光の筋が!
みたいなことになりそう。

子ども向けアニメではありますが、大人も楽しめる作品だと思います。
是非オススメしたい作品のひとつです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

63.4 32 1987年度アニメランキング32位
機甲戦記ドラグナー(TVアニメ動画)

1987年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (40)
206人が棚に入れました
舞台は西暦2087年。月に誕生した軍事政権による統一国家・ギガノス帝国が地球連合に対して一方的に独立を宣言し、宣戦を布告。戦火はスペースコロニーと地球本土に拡大し、月面のマスドライバーやメタルアーマー (MA) などの兵器によって、地上の7割[3]はギガノスに占拠されていた。そんな中、スペースコロニー「アルカード」の住人である主人公・ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマンの3人は、ひょんなことから新開発メタルアーマー・D兵器(ドラグナー)のパイロットとして登録されてしまい、追撃部隊を撃破する。こうして、彼らはギガノス帝国の追撃艦隊と戦いながら地球連合軍本部を目指すことになる。
ネタバレ

papa0080 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

お前が主人公だったのか!

惑星間を行き来出来る程に文明の発達したSFロボットアニメ
対立の構図はやはり地球と宇宙の人々である
このいったい何番煎じなのかという問題は
もうこの際リアルロボットアニメの王道という事にしてしまおう・・・

ストーリーは前記の通りで特筆する物はないと言える
民間人が新型機に乗るのももう慣れましたよ、と
3人組のメインキャラクターは生き残ることに前向きで好感が持てる
エースのライバルが存在するが主人公達の対になる三人組のキャラが
少々コミカルな部分も持ち合わせていてこちらとのやりとりの方が見ていて面白い

この世界の人型兵器はメタルアーマーという呼称
主人公機はかなりシャープな印象で人気の出そうなデザインになっている
その脇を固める2機は、高火力支援型のゴツイ印象の機体と
珍しい電子戦用機で中々秀逸な発想であり、フォルムも特徴的で挑戦的な設定が良い

{netabare}後半の途中まで主人公達はしっかりとストーリに絡んでいたのだが
最終戦付近に近づくにつれ、どんどんと影が薄くなる
そしてライバルキャラがいつの間にかストーリーの中核を担う事になる
その姿は確実に主人公と言える物で後半も後半でまさか主人公交代とは驚かされた
いや、まあ主人公は一応そのままではあるのだが、影が薄すぎて・・・
最終戦闘にもライバルが戦っている所にいきなり現れる
そして共闘、コンビネーション攻撃をして終了

何とも主人公らしくない活躍具合の最終戦となった、これはちょっと頂けないと思った{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

見たとおり、ガンダムの正当な後継作品

サンライズが模索した新たなロボットアニメ。飛行用のバックパックを装着することでかっこいい空戦ができる。当時の流行といばそう。しかし目の付け所はいい。
不細工な3号機が総合的に最強、ダントツな高コストというのも今でも印象的。劇中でも別格扱い。最強ゆえにお約束のバージョンアップもされない。ほんのちょっとだけ。
凶悪な電子戦機で、索敵、ジャミングによるミサイル攻撃の無力化どころか相手コンピューターの乗っ取りまでできる。
スタッフも言う、D3は戦う必要がない。


肝心の作品自体のターゲット、方向性が非常に中途半端でどういうことがやりたかったのが謎である。子供向けのようでそうでない・・前身のZZ以上に製作の苦悩が伺える。初期はZZ+トップガン的なノリ。しかし後半はワタルのような荒唐無稽な子供向け。まぁだいたいバンダイのせいだろうけどさwww。
そのせいか、敵もグン・ジェムたち以外は光るやつがいない・・

それを体現していたのがライバル、マイヨ。
まったく魅力を感じないのと、何がしたいのかよくわからないキャラだった。基本自分からどうこうってのがない。
最初はまんまシャアなんだけど・・その後はネタバレになるので、観ればわかる。今の人はゲームでどうなるか知ってるでしょ。

ワタル誕生の伏線になった作品と考えるのが妥当か。
バイファムのほど子供目線でもなく、ガンダムほど大人でもない。考えに考えた結果、生まれた答えがワタルだったんだね。

ただ大張氏のOPだけでご飯何杯いけるという・・・かっこよすぎてバンダイからクレームがきてしまったのは伝説。
プラモとあまりに違ってしまうから問題になると。。。
現在ではそのOP版『通称バリグナー』として同じバンダイから買える。いい時代だと思わんかね。。
OPが汚れた英雄っぽい?それ言っちゃダメ。

ドラグナーの設計コンセプトは時を経てガンダムSEEDに受け継がれます。ちょっと感動的。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

80年代リアルロボットブームの終焉

作品的にダメだったとは思わなかったです。
放送前のコンセプト説明は初代ガンダムへの回帰でした。
ZZはリアルロボット物の象徴だったガンダムシリーズとして迷走した作品だった事は当時もよく言われてましたし。

ガンダムの位置づけの主力機D1・ガンキャノンの位置付けの支援機D2はまんまでしたが、ガンタンクではなく電子偵察機のD3ってのは結構評判になりましたよ。当時は実機P-3Cが報道なんかでよく出てましたし。

シャアの代わりにマイヨ・プラート、その妹が主人公たちと同行。ギガノス側の優位→地球側のD兵器量産型ドラグーン投入と攻勢。

確かに初代ガンダム踏襲してましたわね。
私は正直その頃はアニメに飽きてた時期だったので、それまでの惰性で見たようなもんでした。
当時は今のような多作の時代じゃないですしね。見たいものを視聴者が選ぶのではなく、作り手側の発信が視聴者側に受け入れられるかって時代。
ニッチな需要はOVAに逃げるしかなかったですが、OVAもこの時期位から盛り上がりの兆しが見えてきたって大昔の話でしたから。

でも時期的には、見る側がロボット物に飽きだした時期に初代ガンダムへの回帰と言われてもねぇ って感じだったと思います。
ガンダムブームの渦中にいた子供の成長に併せて考えると、結果は見えてたんじゃないかなと。
コレが作り手側の思惑通り人気出てたとすれば後の勇者シリーズは生まれなかったのかもしれないと思うと、失敗だった事は結果的に良かったんじゃないかと思います。(私は見てませんけどもね)
かくして金曜夕方に子供が楽しんで見るべきTVアニメ枠は、ガンプラブームを再びと商魂逞しく夢想した某社と一部の大きいお友達の魔の手から、子供たちの手に戻されたので有りましたw

 作品としてのドラグナーが当時の水準に見劣りしてたのかと言えば、そんな事も無いと思いますので、当時の物を参考に見たいなという方は見てもいいと思います。グンジェム隊という鬼畜集団も見ものではありますし、MAのデザインもナカナカいいと思います。ギガノスのダイン系なんてシンプルでイイと思います。

個人的に言えば、放送開始後の雑誌での超大型MA ギルガザムネの設定画公開で愕然とした記憶が。
因みにドラマではNHK大河ドラマ伊達政宗がヒットした時期です。
・・・ギルガザムネってw
もうね、ふざけんなってネーミングで失望しちゃって、それで見るの辞めちゃいました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

63.4 32 1987年度アニメランキング32位
時空の旅人(OVA)

1986年12月20日
★★★★☆ 3.4 (34)
106人が棚に入れました
17歳の女子高生、早坂哲子はカメラマンの兄の撮影につき合うため、ロケ用のマイクロバスに乗り込んでいた。兄が車を離れたすきに、奇妙な少年が運転席に駆け込んで、持っていた機械をバスにセットしスイッチを入れた。たまたま居合わせた哲子の同級生、信夫、真一、教師の北もバスに乗り込み、タイムトリップしてしまう。彼らは1945年の東京大空襲のまっ只中に到着した。哲子は戦火の中で救ってくれた学生服の若者に心魅かれた。バスは再び超時空に飛び出した。少年はアギノ・ジロと名乗り、自分の住んでいた未来が嫌になり、過去へ逃亡してきた未来人だと告げた。しかも、バスに仕掛けたタイムマシンは過去にしか行けず、二度と逆戻りはできないと言う。その時バスのエネルギーが切れかかり、江戸幕末に不時着。燃料を補給してホッとした彼らを、未来からジロを追って来た逃亡者ハンター、クタジマ・トシトが急襲してきた。

声優・キャラクター
村田博美、戸田恵子、岩田光央、熊谷誠二、青野武、津嘉山正種、井上真樹夫、堀川りょう、阪脩、金内吉男

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【SF】タイムスリップした先は1945年東京大空襲の真っ只中だった…

❏総評

 1986年の作品。正直古いし期待してなかったのだが楽しめた。

 ジャンルはSF。

 ネタバレしない程度に、あらすじ。(導入部分)

 時は未来、場所はNEO TOKYO、少年アギノ・ジロはとある追手から
 逃げていた。しかし逃げても逃げても追手をふりきれず、
 時間調整装置を使って過去へ逃げたのだった。

 時は現代、17歳の女子高生、早坂哲子と同級生と先生がたまたま
 居合わせたマイクロバスに、突如、奇妙な少年が乗り込んできた。
 その少年(アギノ・ジロ)は持っていた機械をバスに取り付け、
 スイッチを入れた。

 そしてバスは
 1945年、東京大空襲の真っ只中にタイムスリップしてしまう…

 追手は何故ジロを追っているのか?
 少年アギノ・ジロの真の目的は?
 そしてジロと追手に巻き込まれた哲子たちの運命は?

 そして最後に衝撃の事実が…


❏戸田恵子

 ジロは男の子なのだが、声優はなんとあの戸田恵子さん。
 ジロ以外の主役級のキャラが軒並み残念なので、
 タダでさえイケてる戸田さんの巧さが際立ちまくり。
 (先生役の青野武さんもよかったけどね。)

 その他マイクロバスチーム以外の脇役の声優さんは
 言うことなしかな。


❏1986年の割にはイケてるサントラ

 サウンドトラックは中々よかった。同時代の作品でいうと
 坂本龍一の「オネアミスの翼」のサントラとまでは言わないが
 単体でも聞けるレベルの音が創られてる。

 通常のBGMトラックだけでなく挿入歌とエンディングテーマも
 力が入っている。なんと80年代を代表するシンガー
 「竹内まりや」が歌ってる。

 結構アニメの挿入歌とか正直微妙なのばっかりなのだが
 ばっちりハマっててよかった。


❏惜しい

 ・音楽に予算取られて、声優に金がまわらなかったのかな?
 ・もうちょいマイクロバス組のキャラを生かして欲しかった。
 ・ストーリーの骨格はいいけど、ディティールの詰めが粗い。


❏最後に

 こんなにレビューが少ないのが意外。

 80年代の作品なので最近のアニメよりは粗いとこもあるが
 しょーもない作品とかではない。

 見ても損はしないと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

08261216 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

懐かしく切ない

子供の頃嵌りました。
ぬいぐるみに蘭丸と名前を付けた程に。

今見ても音楽がいいですね。
近未来~現代~過去

蘭丸の行方(希望があるのがいい)

歴史を変えたい未来人が登場しますが
もし、織田信長が生きていたら?と思う歴史ファンは多いはず。
私もその一人です。

古いアニメなので、作画と声優の声ずれなどさすがに気にはなりますが
当時は人気があった様に思います。
小さかったので、記憶が曖昧ですが、レコードだったか。アニメ本も買った覚えがあります。(買ってもらったのでしょうね)

今見ても切ないエンディングです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

古い作品には古い作品の良さがある。

タイムマシンで逃れてきた未来人。
それに巻き込まれ、現代人がともに過去へ。
東京大空襲→幕末?→関ケ原の戦い→本能寺の変。
シンプル&ベタな時間遡行もの古典的アニメです。

80年代の作品だから、古いです。
絵柄もストーリーも声優さんの演技も。
ヒロインの娘なんて、今のアニメで慣れている眼にはほぼ化石状態。
ツッコミ所は多々ありますが、ストレートな物語には好感がもてました。

{netabare}未来は究極の管理社会。
ゆえに、それを変えたい気持ちが過去への干渉を決意させるんでしょう。
過去は過去で使命に燃えた人々がいたり。
その化学反応を興味深く感じました。{/netabare}

SF小説界の大物眉村卓さん原作。
有名漫画家萩尾望都さんキャラデザ。
未来からの少年のc.vが戸田恵子さん。
と歴史掛っていますが、意外と楽しめました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

63.2 35 1987年度アニメランキング35位
ドラゴンボール 魔神城のねむり姫(アニメ映画)

1987年7月18日
★★★★☆ 3.5 (50)
272人が棚に入れました
亀仙人に弟子入りして稽古をつけて貰おうと、はるばるカメハウスまでやって来た悟空。同じ日、坊主頭の少年クリリンも弟子入りを目的にカメハウスまでやってくる。亀仙人は双方に弟子入りするための条件として、西の果てにある魔神城で数千年間眠り続けているという美女「ねむり姫」を連れてくることを提示する。早速自分が弟子入りを果たそうと、競い合いながら魔神城へ向かう 2人。その後久々に悟空に会いに来たブルマたちは、「スケベなお使い」を隠したい亀仙人から、悟空の行き先は遊園地だと伝えられる。一行は事実を知らないまま、遊園地があると聞かされた魔神城の方角へ悟空を追っていくのであった。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『ドラゴンボール大全集』にも「ねむり姫を探すのが修行である点などTV版とシンクロしない構成」と書かれている

悟空は修業すべく亀仙人のもとへ駆けつけるが、そこには多林寺出身の拳法の使い手、クリリンもいた。亀仙人は「魔界城に閉じ込められているねむり姫を連れて帰った者を弟子にする」と、悟空とクリリンに条件を出す。闘志むき出しに魔界城へ向かう悟空とクリリン。一方、夏休みをむかえたブルマ、ヤムチャ、ウーロン、それにプーアルたち一行も悟空たちの後を追い魔界城へ向う。折りしも、魔界城では魔王ルシフェルのもとへ妖怪たちが集まり、数千年に一度満月の夜に目覚めるというねむり姫を囲んで儀式がとりおこなわれようとしていた!

1987年7月18日に公開された『ドラゴンボール』の劇場版第2作目。

前作同様本編のパラレルワールド的な内容となっており、『ドラゴンボール大全集』にも「ねむり姫を探すのが修行である点などTV版とシンクロしない構成」と書かれている。作風や敵のキャラクターの設定には前作よりも強いオリジナル要素が見受けられ、特に本編とは違ったヨーロッパファンタジーの様相を呈した不気味な雰囲気が特徴的である。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

美しい眠り姫

これは悟空が若い頃の映画です。
クリリンが初登場します。

クリリンは最初の頃は意地悪な奴でした。
そのため、クリリンは筋斗雲(きんとうん)に乗ることができません。
筋斗雲には心が清らかな者しか乗ることができないようです。
そこが笑えます。

また、この物語は伝説の眠り姫を助ける物語です。
どうやら亀仙人は、眠り姫を助けるよりも、悟空たちに眠り姫を自分の傍へ連れてこさせて、あんなことやこんなことをして楽しみたいようです。
亀仙人の下心(本人にとっては素直な心)には困ったものです。

「眠り姫はとても美しかった」と、言っておきます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

63.0 36 1987年度アニメランキング36位
ドラえもん のび太と竜の騎士(アニメ映画)

1987年3月14日
★★★★☆ 3.4 (71)
349人が棚に入れました
のび太は0点のテストをママから隠すため、ドラえもんに頼み“どこでもホール"で地下室を作った。そして、しずか、ジャイアン、スネ夫を呼ぶと、思いきり好きなことができるのでみんな大喜び。ところが、恐竜の姿を追っていったスネ夫が地底の奥深く迷いこんでしまった。ドラえもんたちはスネ夫を探しに出かけるが、恐竜に追いかけられたあげく、人食い人種のナンジャ族につかってしまった。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わりと本格的なSF要素が光る、「映画ドラえもん」の名作の一角

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
映画ドラえもん7作目。ストーリー的にはややシリアスで、深みがある。やっぱりドラえもんは、子供に夢を与える大冒険をしないとね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤は、スネ夫がメインになる珍しい展開。中盤は人類と地底人の文化や考え方の違いなど、種族間対立、もっと言えば戦争を描いていました。後半になるとSF要素が強くなり、結末は綺麗に閉じていましたね。

一番の見所は、攻城戦ならぬ、防衛戦かな。単純に胸熱でした。

「話せば分かる」。そんなことを感じた映画でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

龍の涙

シリーズ8作目。
{netabare}
ひょんなことから地下の大空洞を見つけるのび太たち。そこは恐竜が絶滅することなく残り、独自の進化を遂げた地底人(恐竜人)が治める世界が広がっていた。

地底人ともめたりしながらも、最後には協力して災害から過去の恐竜たちを救うという展開。結局それが現在の地底人となったわけで、すべてのび太たちのおかげだったという真相。ここでも鶏が先か卵が先かの議論が生まれるわけだが。


恐竜がなぜ絶滅することになったのか、その不思議について迫っていくワクワクはある。ただ彗星衝突による天変地異という誰もが聞いたことのある理由だったのが少し拍子抜けした。せっかくだからもっと驚きの理由があってもおもしろかったと思う。

序盤はスネオだけが恐竜を目撃するというミステリー展開で引き込まれたが、どうしても今回はちゃんとした敵役がいないので、後半は尻すぼみで、締まらない印象を受けた。


冒頭、恐竜がいまだ地球にいることを信じるのび太をスネオらがバカにするというシーンから物語は始まるが、みんな1作目のときのピースケのこと忘れちゃったのかと寂しい気持ちになった。ピースケこそ現代に残った恐竜だったではないか。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

62.9 37 1987年度アニメランキング37位
陽あたり良好!(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (36)
209人が棚に入れました
この春から明条高校の1年生になった岸本かすみは、高校の近くにある叔母の家に下宿し、そこから通学することになった。だが、『ヒマだから下宿屋を始めることにした』という叔母の発案で、叔母宅は突如として下宿屋"ひだまり荘"となり、かすみは同じく今春から明条高校の1年生になる4人の少年たちとひとつ屋根の下で暮らすことになった。しかもその面々は、引越初日にバスルームで最悪な遭遇をした高杉勇作をはじめ、個性的な少年たちばかりで…。
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作は素晴らしいですよ。中途半端な終わり方ですが

<2021/9/23 初投稿>
原作はあだち充「陽あたり良好」全5巻 1980-1981年に週刊少女コミックに掲載

1987年から1年放映のテレビシリーズアニメです。
この頃はもうアニメ見る習慣なかったのですが原作マンガが大好きだったのでアニメが始まると聞いて1話見たんですよ
ワクワクしながら

そして
第1話のAパートでテレビのチャンネル変えました。

ヒロインの声を森尾由美さんが当てていたのですがこれが悲しかったー

「タッチ」で味をしめたフジテレビがあだち充作品のアニメ化を、ということで本作に白羽の矢がたったようです。
男性の主人公は本作も三ツ矢雄二。つまりタッチの声優を継続起用しようという考えもあったようですが。
当時のテレビマンなんて、アニメにおける声優の重要性なんてみじんも理解できていない。
なぜか日髙のり子さんが外され、売り出し中?アイドルの声優素人・森尾由美さんに。

日髙のり子さんはご本人の努力と才能が奇跡的にマッチしたわけで。
そんな奇蹟はそうそうおきない
作品そのものが文字通り台無しになりました。

実際、数年前にバラエティ番組「はやく起きた朝は」で森尾由美さんは自分が声優キャスティングされたことに触れていましたが「やっぱりやらされてたんだな」と思いましたよ。
そんな発言されてました。

というわけでアニメは実質観てないに等しく、評点もデフォルトの3.0のまま。

ですが、原作が好きなので原作の魅力やらなんやらについて語りたいと思います。

あらすじ)
 県立明条高校に通う一年生の女子1人、男子4人が同じ下宿、一つ屋根の曽田で暮らすことに。
 そこで織りなされるゆるふわラブコメ

登場人物)
・岸本かすみ
 本作ヒロイン。
 明条高校進学と同時にわけあって叔母が営む下宿「ひだまり荘」に住むことになりました。
 テニス部で活躍してたし、スポーツ万能で一応頭脳明晰、可愛い設定だったような気もしますが、そうは見えない 笑。
 少なくとも同じ下宿の面々からは約一名を除いてぞんざいな扱いを受けている。
 ぞんざいな扱いを受けているのは、自分が同じ下宿の面々にぞんざいな扱いをしているからですが。
 ぞんざいというか、互いに忌憚のない関係というか。
 つまりは「普通」の女の子。
 少女漫画は女の子視点ですから、女の子から見て好感度高いタイプとなるとこうなるよね、という気も。
 いやいや、あだち先生の高度な洞察力で、ナチュラルな女性を描いているという説も。
 海外在住の年上社会人の彼氏と遠距離恋愛中。
 連載当時、私はかすみの年齢よりかなり下だったので気が付きませんでしたが。
 その彼氏、今考えるとただのロリコンだよな。
 CVは前述のとおり森尾由美さんです

・高杉勇作
 本作のヒロインの相手役?
 明条高校進学とともに下宿「ひだまり荘」に住むことに。
 入学式の前の春休み、入居したばかりの「ひだまり荘」でかすみと笑劇的な出遭いを果たします。
 今となっては定番ですが、当時は笑いました。
 こんな出遭いなら一生忘れんだろうなと 笑。
 爽やかで、男気があり、身体・運動能力も高い純朴天然明るいイケメンキャラ。
 あだち充作品の男性主人公としては最高スペックじゃなかろうか。
 まぁ少女漫画ですしね。
 高校では応援団。
 飼い猫の名前は退助。
 そのネーミングの由来が結構好き。
 CVはグレーゾーンの人。タッチからの続投です。

・美樹本伸
 イケメン・スポーツ万能なスケベ。
 キャラがぶれているようでぶれていない。
 やはり明条高校進学とともに「ひだまり荘」に下宿。
 かすみには冷たい。
 圭子ちゃんが好き。
 そういえば超時空要塞マクロスやカバネリのキャラクターデザインで有名なあの方のペンネームの由来はこの人からだったような。
 CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人

・有山 高志
 あだち作品おなじみの巨漢ぽっちゃりキャラ。
 ひたすら食う食う喰う!
 野球編ではお弁当のためにホームランを打ってました。
 でも本職はサッカー部でキーパーを務め身体能力は高い。
 めちゃくちゃいいやつでかすみ含めみんなに優しいです。
 圭子ちゃんが好き。
 もちろん「ひだまり荘」の住人。
 CVは林家こぶ平だそうで。
 タッチから継続だそうですがこぶ平すげーな

・相戸 誠
 「ひだまり荘」の隠しキャラ。
 容姿はガリ勉の陰キャ。
 滅多会えないので謎が多すぎる。
 スキーが上手。
 アニメでだれが声当ててるかWiki見てもわかりませんでした。
 もしかしたらアニメ版には登場してないのかな?

圭子ちゃんのことを知りたい人はアニメか原作読んでくださいませ。

とこんな面々を中心にお話は進んでいきます。
話の途中でなぜか高校野球で熱血やったりと不思議な展開も見せますが、基本は日常ラブコメ。
下宿のみんなでスキーに行く話とかも好きでしたね。

ところでこの漫画の最終回
凄い終わり方するんですよ。
おれたたエンドなんて目じゃない。

{netabare}
嵐の夜、二人きりのひだまり荘で、勇作がかすみに告白して
雷鳴がとどろいて
終わり
{/netabare}

どうもこれは続編がある前提で、いったん終了したけど続編作ることもなくなって最終回扱いになった、ということのようです。

続きが読みたいですよ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

62.9 37 1987年度アニメランキング37位
破邪大星ダンガイオー(彈劾凰)(OVA)

1987年9月28日
★★★★☆ 3.5 (24)
92人が棚に入れました
当時の若手スタッフが、かつてのスーパーロボットアニメへのオマージュを込めて制作したOVA。 宇宙の科学者ターサン博士によって改造されてしまった4人の少年少女たち。彼らは強力なサイキック戦士として宇宙海賊バンカーに売られるところだったが、すんでのところで脱出に成功。追撃してくる敵を相手にそれぞれが乗り込んだダンメカニックを合体させ、強力無比なロボット・ダンガイオーの姿を成して戦うのだった。これまでの記憶を失っていた彼らは、やがて各自の過去と向き合うことになる。 主演声優に神谷明、主題歌担当は水木一郎&堀江美都子、BGM作曲は渡辺宙明……と、どこまでも王道を突っ走る制作スタッフの狙いが気持ちいい。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

熱意は伝わるが、消化不良な点が目立つ

この作品は、平野俊貴氏が原案、監督、キャラクターデザインを
務めたロボットOVAの一つである。ちなみに、平野俊貴監督のOVAは
これが3本目となる。
当初は永井豪の『マジンガーZ』をベースに、ストーリーとメカの
両面で大胆なアレンジを加えるリメイク作品として話が
進んでいたのだが、諸事情から制作中止となったため
オリジナルアニメとして変更された経緯がある。

全体を通した感想だが、設定はよく練られているものの、
ストーリーが追い付いていない印象を受けた。というか
明らかに尺不足だ。因縁のライバルとして君臨すること
となるギル・バーグのキャラは良かっただけに、どうして
こうなったのかと見ていて切ない気持ちにさせられた。
非常に勿体ない。
平野氏によれば4話の企画もあったそうだが、それが
実現することはなかった。
(それを観たかったなあ…と思うのは私だけだろうか)

まずは良かったところから書いていきたい。
戦闘シーンは熱い所が多く、それなりに見応えがあった。
目を見張るほどではないが心の中でおおっとなった場面が
数か所あったのも事実。

また、とても展開が分かりやすいので、難しく考える心配もない。
サイダーを飲んでいるかのような気分で見ることが出来る。
70年代のスーパーロボットを懐かしむための映像として楽しむには
もってこいの作品だろう。

ここからは気になった所を。
先程前述したように、一番の足枷となっているのは
ストーリー展開だ。どういった話なのかは後で思い起こせば
なんとなく理解はできるものの、直にインプットする
のは非常に難しい。要は詰め込みすぎたのだ。

ダンガイオーに乗るパイロット4人のバックボーンを
きちんと描かれていた事は良かったが、反対にギル・バーグの
掘り下げが全くできていない。
千葉繁氏が懸命に演技したとしても、この有様では
双方が報われない。可哀想。
まあ、この作品の盛り上げ役として十分な役割を果たすことには
成功したなと途中で考えを切り替えることにした。仕方ないね。

また、基本的にはサイキックウェーブで勝負が決まるため、人に
よっては見ていて飽きる可能性も否定できない。良くも悪くも
作品のノリについていけるかがカギとなっている。まあ、
ここは個人の好みということで。

終わり方が中途半端ということも相まって、誰にでもお勧め
できる作品ではないが、昔ながらのスーパーロボットを
もう一度見たいという方であれば楽しめると思う。
私からはあまり勧めない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

時代に逆行したスパロボアニメ。勢いとキャラの濃さが魅力

1979年に放映されたガンダムの影響等で、80年代に入って以前のスーパーロボット系のアニメが減少したことを考慮して制作されたアニメ・・・らしいです。


宇宙の散り散りから集められた超能力者4人がいきなり合体ロボットで戦うことになる、正に理屈抜きの展開。


OPから迸る熱血オーラ、水木一郎×堀江美都子の豪華共演で掴みは最高です。


ロボットを駆りつつ、自前の超能力を用いながら戦う戦法がとてもユニークでした。
とにかくロボットの立ち回りと戦闘が断トツに格好良いです。

合体時にミアが発する「クロスファイッ!ダーンガーイオ~!」って張りのある掛け声が最高です。荘さんにしか出来ない芸当だと思います。
あとダンガイオーの‘サイキック・ウェイブ’や‘ダンガイソード’は迫力があって良いです。


ヒロインのミア・アリスを始め、美少女アニメとしての側面も強いと思います。平野俊弘さんの描く美少女キャラ、個人的にはすごくツボです。


ただやはり時代の流れには勝てなかったか、3巻で打ちきり終了となりました。

そのため、各キャラの過去エピソードがかなり雑な扱いになってます。せっかく個性的な面々なのにキャラ紹介で終始してしまうのは本当に勿体ないと思いました。

極めつけはわずか2話目で1話の総集編を行う有り様(笑) よほど予算が足りなかったのでしょうか、制作スタッフの苦労が窺えます。


そんな感じで、AICが果敢に挑戦した結果不発に終わった感のある本作品ですが、
2話「涙のスパイラルナックル」は総集編を考えても素晴らしいエピソードです。ラストは感動もの。
この回だけでも見る価値あったと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

rocknlol さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは傑作

こういうロボットアニメは作画と演出がすべてだと思う。昨今のデジタル絵では味わえないワイルドさ、しかし被弾された機体の穴から砂が零れ落ちるほど繊細な描写。神谷さんをはじめとする声優陣は言うまでもないほどすばらしい。その上作品全体を貫く渡辺宙明先生の悲壮なBGMにいたるまで実に完璧に近いできである。
特筆すべき点のないストーリーさえも難しくない、まっしぐらな展開がむしろいい。80年代らしい無理にねじ込んだ設定や雑な反転など一切ない。これでいい、いや、これがいい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

62.6 39 1987年度アニメランキング39位
ルパン三世 風魔一族の陰謀(アニメ映画)

1987年12月18日
★★★★☆ 3.3 (75)
373人が棚に入れました
飛騨の山奥にある神社で、石川五ェ門と墨縄家の跡取り娘である紫との結婚式が行われていた。いにしえの習わしに従い、墨縄家の壺が五ェ門に手渡されようとしたその時、覆面装束の一団が壺を奪おうと現れた。ルパン達の活躍で何とか壺を取り返したのもつかの間、花嫁の紫がさらわれてしまう。その壺には墨縄一族の先祖が残した財宝のありかが記されていた。 そして、それらを狙う風魔一族は、四百年もの間その財宝を狙っていた。それを知ったルパンたちは、墨縄家の隠し金庫から壺を盗み出して紫との交換へ向かう。一方、風魔はルパンが死亡したと思いこんで警察官を引退し、山寺の住職となった銭形警部を呼び寄せた。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

声優陣総入れ替え

ギャラの関係で声優陣を総入れ替えし批判を受けてしまった作品。
変更した声優陣は「うる星やつらの諸星あたる役の古川登志夫」や「Dr.スランプのアラレちゃん役の小山茉美」など、みんな有名な声優さん達なのだが、やっぱり違和感があり過ぎます。
ルパンアニメのレギュラー陣の声はいつものメンバー以外には考えられません。
とはいえ、一度は開始5分ぐらいで見るのをやめてしまいましたが、再度見てみると慣れなのか次第に見れるようになってきました。
肝心のストーリーははっきりいって劇場版にしてはスケールが低い内容。
音楽も一新されています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
五右衛門が許嫁と結婚する。しかしその許嫁の家系が代々守ってきた財宝を狙う謎の集団(と、ルパン)が現れる。

【成分表】
笑い★★★☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★★☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★☆☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、劇場版4作目(1987)、五右衛門中心

【こういう人におすすめ】
「とりあえずルパン三世観てみるわ」って人。ルパン作品をどんどん観ていくのであれば、この作品を早めにみておくことをオススメする。

【あにこれ評価(おおよそ)】
61.6点。

【個人的評価】
色々と「他のと違う」というのは感じていたが、単純にトップクラスに好きだった作品。特に作画が好きだった。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 声優陣を総入れ替えして「ルパン三世のテーマ」を使わなかった作品。当時はかなり波紋を生んだ。

 というのをwikiで知って、いまびっくりした。
 ルパンの声が違うのはもちろんわかっていたが、作画の躍動感、ストーリー展開、ダンジョンを攻略する感じとか、とっつぁんの立ち位置とかかなり好きだった作品。
 幼い私にはこの「他と違う感じ」が新鮮で良かった。「セラヴィと言わないで」というテーマ曲も印象に残っている。好きな作品。まだルパンを知らない人は、ルパンに対する固定観念が出来上がる前に見てほしい作品。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

声優総入れ替えで波紋を起こした作品?

1987年12月公開された劇場版シリーズ第Ⅲ作。73分。
もともとはシリーズ初のOVA作品として企画されていた。

レギュラーの声だけ入れ替えたら人気再燃しそうな作品。
映像は結構面白い。風魔ということで和風テイストでも
あるせいか、作画や色彩も見やすい気がする。
キャラのデザインも見慣れてるデザインに近い。

ルパンと銭形の声は殺意が覚醒めるレベルで残念。

山田康雄のコミカルな演技を是としないスタッフの意図で
変更がなされたとの情報もあるらしいけど古川登志夫さん
の演技はそれ以上に軽く滑稽・・というより妙に軽薄・・

うる星やつら(諸星あたる)のイメージが既に大ヒットして
いてイメージ的に山田以上に三枚目な演技が定着していた
はずなので・・単純にギャランティの問題のみに感じた。
イメージ一新なら徹底して渋いルパンを演じて欲しかった。

しかもケチったギャラ以上に売上が減るのでは本末転倒と、
至極当然の結果を叩き出した作品のような気もする。

風魔一族の壺の争奪バトル描写や温泉宿内のカーチェイス
等映像面は本当に良く出来ていると思う。




ルパン三世:古川登志夫
石川五ェ門:塩沢兼人
次元大介:銀河万丈
峰不二子:小山茉美
銭形警部:加藤精三

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

62.6 39 1987年度アニメランキング39位
超神伝説うろつき童子(OVA)

1987年1月1日
★★★★☆ 3.2 (14)
52人が棚に入れました
漫画家・前田俊夫によるアダルトコミックを原作とした伝奇アクションものの18禁OVAシリーズ第1弾。脚本は三陽五郎の名義で『仮面ライダーディケイド』などの会川昇が担当している。 この世にあるという三つの世界、それは人間界、魔界そして獣人界だ。これらの世界の命運を握る超神が三千年の時を経て人間界に生まれようとしていた。そんなことを知らないスケベな中学生・南雲は、自分が憧れる同級生・明美を女教師が襲う光景を目撃。女教師は魔界の怪物だったのだが、それを転校生の天野が撃退する。天野もまた獣人界から超神を求めてやってきた使者・天邪鬼だった。やがて南雲の身体に異変が……。 本作はアニメ版「うろつき童子」サーガの序章ともいえる内容で、全3話でひとまず完結。

やまだ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

明日もう一度来て下さい、本当のエログロというモノを見せてあげますよ

★★
「本物のエログロ!?」
「わかったわ!」
「そこまで言うなら見せてもらおうじゃないか!」

という様なエログロ知識をドヤる展開というのは現実には起こり得ないであろうが、ゴブスレを見てエログロだと騒ぎ立てる様子を見ていると「この程度でエログロだって?」といったモヤモヤが沸き起こってしまうのはこの作品をご存知の方であれば致し方ないのではあるまいか。

ちなみに私は原作漫画を読んだのは小学生の頃。何の知識も無く普通のファンタジーモノとして読み進めていた私の横から「まあ、なんてモノを読んでいるのかしら」との声が聞こえたのだが、自分は普通の漫画を読んでるつもりなので特に気にせず「え?ダメなん?」と狂った返答をしたような気がする。当時の私は知らなかったのだ。そこから読み進めること数ページ、もしテレビで流れようものなら「お茶の間が急に沈黙に包まれた」程度では到底済む筈がないアレがアレしてアレになる展開が待ち受けている事を。勿論これで何かに目覚めたわけではないですよ。

「触手モノ」です。
ヒトの想像力というのは本当に凄いですね。

アダルト作品ではありますが、目的の為の手段でしかないエロマンガと違い、ストーリーやキャラクター等、作品として結構きちんとした創作物です。話が面白いかというとまあ昔の作品なので。

ゴブスレがウケたのはエログロがガチでなくスパイス程度だからでしょう。職人気質の地味な主人公の造形が昨今では新鮮でした。そして周囲がチヤホヤしてくれるいつものラノベアニメの安心感。

これは多分胸糞なだけなので見なくていいです。
触手モノのパイオニアとしての資料的作品。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

61.9 41 1987年度アニメランキング41位
To-y[トーイ](OVA)

1987年10月1日
★★★★☆ 3.4 (22)
68人が棚に入れました
まばゆい輝きを放つ高校生、トーイこと「藤井冬威」。パンク・ロックバンドのボーカルだったトーイは、ビッグスター「哀川陽司」の友人のライブを乗っ取り、哀川と共にそのライブを見ていた敏腕マネージャー「加藤か志子」の目に留まる。無邪気な中学生ニヤや、実はトーイの従姉妹でもあるスーパーアイドル「森が丘園子」との共同生活をしながら、芸能界デビューするトーイ。しかし、本来の音楽性を否定され、スキャンダラスな話題性とルックスのみが注目され、マスコミの道化のように扱われていく。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

江口寿史と双璧を張るオシャレさ

80年代から90年代のおしゃれな漫画家の代表といえば上条淳士さんと江口寿史さんだろう(北条司も入っているかもしれないが)

この頃の漫画はバブル期も相まって前に書いた「バナナフィッシュ」同様、バンドブームやセックス、ドラッグカルチャーが盛んであり、保守的で牧歌的な作品よりも、都会的で過激な内容が多い。成人向けのエロ漫画をもってしても、当時の若者の性風俗と漫画が直結している場合が多く、最近のオタク向けのエロ漫画とは質が違う。

中でも、上条さんや江口さんの絵に影響を受けた漫画家は多く、井上雄彦の初期作品も実はそういうメゾットであったりする。

アニメは正直今見ると時代錯誤もいいとこな気がするが、その80年代特有の熱量や性的興奮っと言えば良いか。。。うねりみたいなのが肌で感じ取ることができる意味で非常に貴重な作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

61.8 42 1987年度アニメランキング42位
ビックリマン(TVアニメ動画)

1987年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (30)
171人が棚に入れました
世界は、天使の住む天聖界と悪魔の住む天魔界に別れ、激しい闘いを続けていた。天魔界のヘッドであるスーパーデビルは、すべてを悪魔の世界にしようとたくらみ、天聖界のヘッド、スーパーゼウスはそれを阻もうと防戦に応じていた。その後「混乱した世界を統一し、平和な世界を作り出す鍵は新天地”次界”の創造にある」と、聖フェニックスに次界へ行くよう命が下った。
ただし、聖フェニックスが無縁ゾーンを越えて次界に行くためには、8人の部下が必要だった。一方、一人の若神子ヤマト王子が”次界”に行けば神帝になれると聞いて、冒険の旅に出た。途中で出会った聖フェニックスとともに残りの若神子達を探しつつ、苦難の旅を続け”次界”に通じる天聖門へと到達する。

声優・キャラクター
鈴木富子、芳野日向子、山本圭子、佐藤智恵、草尾毅、飛田展男、山田栄子、川島千代子、丸尾知子、八奈見乗児、永井一郎、高戸靖広、青野武、江森浩子

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

けっこう深い話にビックリ

私はドンピシャ世代ですが、
そうじゃない世代の方は、
このアニメ観ようと思うのかな?

はじめて観たときは、子供ながらにOPが
「変な歌じゃなぁ」と思いました。
(今聞くと味があって、かっこ良く聞こえるんですけどね)

私はアニメが始まるまで、
ビックリマンシールで
勝手にストーリーを考えて楽しんでいました。

「アニメより俺が考えた話の方がおもしれぇ」
と思っていました。

大人になって知ったんですが
あのアニメは別に好き勝手に作られたストーリーではなく
シールの裏面にちょっとだけ書かれている
謎に近い内容を紐解いてやっていたんですね。
しかも、めちゃくちゃ深い話で
「こんなの子供に解かるんかい!?」
と子供向けのお菓子なのに、
ある意味“ビックリ”マンです。
私が考えた
『スーパーゼウスが修行して
改心したブラックゼウスと共に始祖ジュラを倒す』
という話よりはるかにおもしろいです。

子供の頃になんとなく観てたという人も
ビックリマンのストーリーをまとめたサイトがあるので
そちらで勉強してみてはいかがでしょうか。
「またアニメ観てみようかな」
と思うかもしれませんよ(^^)



(この先はアニメではなく、ビックリマンチョコの話です)

今でも復刻版のビックリマンチョコが売られていますが、
やはり当時の人気には及びません。

私達の世代は子供達の中で流行ったものが多く
ガンプラ、キン消し、ビックリマンシール、
ファミコン、ミニ四駆、カードダス、
と、これらは
同世代は今でもほぼ反応します。

細かい所までいくと、まだまだあります。
私が一生懸命集めてたのは、
プロ野球チップス、ゾイド、ネクロスの要塞、
テレカード、戦でござる、
と、ここまでくるといくら同世代でも
反応が鈍くなってきます。

今では中古のおもちゃ屋さんとかで
当時の玩具やカード、シール類が物凄い値が付いて
ショーケースに飾られているのを観て
「うわーっ俺これ持ってた!!」
と友達や彼女に言う人をよく目にしますが、
持ってた人はけっこういてるんです。
今でも持ってる人が凄いんです。

大抵の人は、母親に「捨てろ!!」と言われ手放します。
当時はプレミア価格になると言う考えは
皆無に近かったので、
成長と共にお宝が捨てられていきました。

私も『第三次お母さん大戦』まで行われ、
「もうええわー!!!捨てたるわーっ!!!」
とやけくそになって捨てたものです。

そんな子供達のコレクションのひとつ
『ビックリマンチョコ』は、
当時30円で売られていて、中にシールが入っていました。
みんな夢中で集めて、シールだけ欲しくて
チョコ食わずに捨てる子供が現れ、問題になりました。

店に置いてあるビックリマンを箱単位で全部買うという
強者も現れ、親の財力がモノを言うことを子供達は知り
ここで『大人買い』という言葉が生まれました。
(そんな大人買いをしてもらっていた友達O崎君は
おりこうな高校に行き、大学に行き、社会人になって
親にスポーツカーを買ってもらい現在ニートです。)

学校の遠足のおやつには、ビックリマン
家に帰ったらビックリマン
母親に頼んで買ってきてもらったビックリマン
そのシールがダブると
「もっと奥の並んでるやつから取れや」
と文句を言っていました。

そんな母も今年で還暦
お母さん、わがままばかり言ってごめんなさい。
今度は俺にわがまま言ってね←絶対見てねぇ~

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

しんさま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

小さい頃に見てた人だけ

アラウンド30なので、幼少の頃はビックリマンシールを
集めていたし、もちろんアニメ版も毎週見ていた世代。
最近アプリゲームで「ビックリマン」をプレイしていて
懐かしくなったのでDVDを見直してみた。

いやー懐かしいわ。
懐かしいけど、つまんねーわ(笑)
20年も昔のアニメだし、完全に子供向けアニメだし、
全体的にキャラがイラっとするし、緊張感は皆無だし。

幼い頃に見てたからこそ「懐かしい」という思いをもって
観賞に耐えうるが、新規でわざわざ見る必要もないだろう。
とくに序盤のグダグダ感とおふざけの過ぎる展開は
懐かしさを持ってしても余りあるほどのつまらなさ…


アニメは見てないけどシールは集めてた、という人なら
聖フェニックスの声のなんともいえない不安定感、
天使男ジャックの声のバカボンっぷり(山本圭子さん)、
意外なほどの牛若天使の声の低さを体感してみてほしい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

61.5 43 1987年度アニメランキング43位
レリック・アーマー LEGACIAM レガシアム(OVA)

1987年11月28日
★★★★☆ 3.3 (11)
32人が棚に入れました
サンライズ作品ほかで活躍の実力派アニメーター・北爪宏幸が原案・監督・キャラクターデザイン・作画監督の4役を務めたSFロボットもののOVA。 人類の植民惑星リヴァティア。長い戦争の歴史を体験した人類はこの星を理想郷とするべく、自らの意志で一種の精神コントロール装置を設置。リヴァティアの極点ジグラットタワーからの電波を受けた人々は、穏やかな文明と平和な生活を営んでいた。だがこの数年、そのタワーに異常が発生。市民管理組織ギルドの女性士官フェルミスは危険視したタワーを破壊するため、老科学者グレイス博士の建造した作業用ロボット・レガシアムの奪取を図る。そんな陰謀に巻き込まれていく博士の孫娘ドロシー。果たしてタワー内部の真実とは? 北爪幸宏の初監督作品。物語の背後には壮大なSF設定を用意し、同じ世界観を持つ小説やゲームブックなどとのメディアミックス展開も図られたが、惜しくも続編の制作は頓挫。OVAは本作のみの発売となった。
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

仲間内では代名詞となっております

LD持ってるけど現在再生機無いし内容はよく覚えてません。
が、その強烈な印象から、{netabare}現在でも仲間内で駄弁る際「面白くなってきた、と思ったところで終了したブツ切りアニメ」の代名詞として“レガシアム”をよく挙げてます。
「〇〇ってレガシアムみたいな終わり方しそう」って使い方。
最近ちょっと調べたら、どうやら続編出すつもりだったらしいのだけど金を持ち逃げされたとかなんとか。

ボンヤリ覚えてる範囲で内容を言うと、人類の移り住んだ惑星があって、そこには毒電波を発する塔があって。
けどそこへ近付こうにも電波を遮断する装備が必要で、その特殊な装備がレガシアムというロボット。
軍だかにそのレガシアムを狙われてすったもんだしつつ、手に入れた主人公が「これから塔に向かうぜ」ってところで終了。
ここでもあらすじは書かれてるけど、あらすじどころがそれが全貌です。

塔とは何なのか、そもそも電波は本当に毒だったのか等、謎を残しつつブツ切りで「おいおいそこをやってくれなきゃ話にならんだろ!」という残念な作品。
「これから面白くなってきたー」ってところで終わりなのでホントに残念。
当時、売れ行きを見て人気があれば続きを出すつもりなのかなーと思ったもんだけど…出なかったねぇ。
こんな作品もあったんだと見る分にはいいけど、楽しもうとして見るとガッカリします。

あ、キャラデザは黄金時代の北爪、ガイアースやモルダイバー以前のダブルゼータ・女神転生寄りの絵になっております。
それだけでも見る価値はアリ…かも?プルツー好きなら尚更。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エルガイムっぽい作品。ちょっと暗いのがいけなかったか?

 エルガイムのアムみたいなヒロインが恐らく発掘されたと思しきパワードスーツに乗って戦います。スーツのデザインもガンダム系というよりエルガイム系な感じです。

 ストーリー展開も同様に、ダンバイン、エルガイム、レイズナー的なちょっと鬱っぽい雰囲気があります。北爪氏ですから、まあ当然といえば当然かもしれません。結末は最後まで描かれていないのでどうなるかわかりませんが。

 レリックであるレガシアムというパワードスーツだけが塔に近づける手段なようです。そのレガシアムをめぐっての争いが本作の内容です。名前から言ってレガシー(遺産)からついているみたいなので、そういうテーマなのでしょう。

 1~3等にわかれた階級社会という設定です。熱極という場所にある塔の影響で人類に変化が現れるという設定です。先史の遺物による警告のようなイデオン的なテーマを目指していたのかもしれません。敵対する組織の女性のトップにも正義がありますので、そう単純な話ではなさそうです。

 ヒロインアルシアしかレガシアムに乗れないという設定が、「女性・小柄な子」しか乗れず、その後の調整でアルシア専用機になったという説明だけで、理由が良く分かりません。ここも後半があれば巫女的な設定とかついたのでしょうか?

 ヒロインのキャデザは古いですが、クセがなく見やすいです。エロシーンもなくサービス不足ですが、真面目にストーリーを展開しようとしたのでしょう。
 この80年代後半のカラーがいいです。くすんだような感じですが、中間色が心地いいです。
 今のCGアニメは色合いがビビッド過ぎて、背景との調和が上手くないです。それに虚構感が出てしまっています。

 何にせよ尻切れトンボなのが不満です。アニメ業界も原作不足で困っているなら、こういうOVAを原案にしてオリジナル化すればいいのに、と思ったりします。
 
 古のロボットアニメでは名前を見る北爪宏幸氏の作品なので、期待感はありますが、どうしちゃったんでしょう?時代的にはバブルが始まっているので、こういうちょっと難しく暗い雰囲気の話は受けなくなっていたのかもしれません。

 評価は難しいのでデフォの3のままにします。アニメ史的逆シャアと同じ年、バブルが始まる年で、ロボットアニメの区切りを感じます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

61.1 44 1987年度アニメランキング44位
大魔獣激闘 鋼の鬼(OVA)

1987年12月10日
★★★★☆ 3.4 (10)
33人が棚に入れました
実写怪獣映画の作風を追求した異色のロボットアニメ。AIC制作のOVAとしてリリースされた。 1999年、外洋の軍事科学研究所サンサーラは新エネルギー粒子の実験の結果、異次元の物質をこの時空に呼び込んでしまう。それから3年、野望を抱く研究所の新所長ガルンは異次元物質の解析を願い、青年科学者ハルカに研究を続けさせていた。ハルカの親友で、冷酷なガルンを嫌う青年学者タクヤも研究所に呼び戻されるが、やがてハルカに異次元の物質「破壊の意志」が憑依。温厚なハルカを巨大な金属の怪物「魔獣 怒鬼」へと変貌させた。友人を解放するためタクヤは、同じ異次元の力でもう一つの異形の怪物「魔獣 鋼」に変貌。哀しみと友情の絆を超えて、巨大な魔獣同士の死闘が始まった。 監督は、大の特撮ファンでもある平野俊貴(当時は平野俊弘)。魔獣化して戦う親友同士という構図に脚本の会川(會川)昇、とメインアニメーターの恩田尚之がそれぞれの想いを込めて参加。深い情念を感じさせる秀作になっている。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『怪獣映画風味の巨大ロボットアニメ』というコンセプトは面白い

絶海の孤島で繰り広げられる奇妙な出来事の連続、そして目覚める魔獣とは・・・・。

みたいな感じで、導入はちょっとしたサスペンスみたいですごくドキドキ しました。舞台設定が魅力的だと思います。
監督自身怪獣映画のファンらしいので、そういう映画が好きな方は懐かしい気分に浸れるかもしれません。


ただ、このスケールを60分に収めるのは流石に無理があったと思います。

ハルカ(男)とタクヤは無二の親友であり、それ故運命に苦しむことになるのですが、この二人の掘り下げがない分感情移入が出来ない。

いきなりハルカが暴走してあっという間に終わってしまうような印象で、正直ポカーンという感じでした。いわゆる超展開ですね。


その点を気にしなければ、前半の不気味な雰囲気と後半の大迫力なロボットバトル自体はとても面白いです。
何しろ平野俊弘さんが監督、会(會)川昇さんが脚本に加え、ロボ作画は大張正巳さんも手掛けています。クオリティは保証できると思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

60.0 45 1987年度アニメランキング45位
ついでにとんちんかん(TVアニメ動画)

1987年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (23)
117人が棚に入れました
1985~1989年に集英社『週刊少年ジャンプ』に連載されたえんどコイチの同名コミックをTVアニメ化。カンフーの達人・東風、発明家・珍平、超能力少女・甘子、そして中学教師でリーダーの間抜作。4人が「怪盗とんちんかん」となってくだらないお宝を盗み出すドタバタストーリー。とんちんかん逮捕に燃える大日本警察の面々、ライバル「怪盗あんぽんたん」など、個性の強いキャラクターたちが物語を彩る。劇中で抜作が披露する「いきなり尻見せ!」「いきなり前見せ!」などのナンセンスギャグも人気を集めた。OPとEDには、歌手の工藤静香が当時在籍していたアイドルユニット「うしろ髪ひかれ隊」の楽曲が使われている。

59.0 46 1987年度アニメランキング46位
グッドモーニング アルテア(OVA)

1987年12月16日
★★★★☆ 3.2 (10)
36人が棚に入れました
人気漫画家かつアニメクリエイターの伊東岳彦がBLACK POINT名義で雑誌「C-LIVE」(夢元社)に発表した、短編SF宇宙戦争コミックのOVA化。 時ははるか未来。地球人類は、呪術を使う宇宙の知性生命「紋章族」との戦いで疲弊していた。劣勢の地球側は反撃策として、敵・紋章族の文明を導入。その呪力を応用した戦士「帰化人」も多数育成されていた。帰化人の若者ガロリィとその仲間は、紋章族艦から救援信号を受けて救助に向かう。だがその発信は、紋章族側の戦略自動兵器「オートマトン」の謀略で、帰化人たちは次々と犠牲になっていく。やがてガロリィは地球のサイボーグ兵士ニコライとともに、カプセルの中に生まれたままの姿で眠る紋章族の少女アルテアに遭遇するが……。 アニメ版のキャラクターデザインは菊池通隆が担当。80年代後半における新世代スタッフの意欲が結集した一本で、複雑なSF設定ながら密度感はかなり高い。

MameJ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ほとんど戦闘シーンで。。。

地球人類が紋章族(=クフツって宇宙人?)に敗れて占領下にある(奴隷化とかはされていない様子)とか、
紋章族の戦艦の救助中に、狂ったオートマトンに奇襲されるところから話がはじまるとか、
サイキックてきな呪文とか、
主人公のアルテアは、その前に救助していて呪文で目覚めさせるとか

色々前設定を盛りすぎている感じと、ほとんど戦闘シーンドラマ性が薄いのが残念でした。

50分に詰め込むのは大変ですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

58.4 47 1987年度アニメランキング47位
デジタル・デビル物語 女神転生(アニメ映画)

1987年3月27日
★★★★☆ 3.1 (18)
62人が棚に入れました
西谷史の同名小説を原作にしたSF伝奇ロマン。OVAとして制作された後、劇場公開されている。ナムコの人気ゲーム「女神転生」シリーズの原点となった作品。白鷺弓子の転校した十聖高校には、コンピューターに関して天才的な頭脳を持つ中島朱実という少年がいた。彼はコンピューターで悪魔ロキを呼び出し、学校を支配しているのだった。悪魔の生け贄に女教師を献上した後、朱実は弓子に狙いを定めた。だが、弓子が生け贄にされようとしたその時、突如としてロキが実体化し、生徒たちを飲み込みはじめた。すでにロキは朱実のコントロールから離れ、自由に動き回るチャンスを窺っていたのだ…。

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作のダイジェスト?

「女神転生」シリーズの原点とも言える西谷史の「デジタル・デビル・ストーリー」の映像化作品。原作は未読です。

私は略してメガテンのゲームは一切合切やったことがないですが、いつかはプレイしたいので、その前に映像作品なんかないか探して見つけたのがこれです。ペルソナ、デビルサバイバー2等、外伝はテレビアニメ化もしているのに、本家はあまり映像作品がないみたいですね。


前置きはこれくらいにしておき…。
このアニメが製作されたのは1987年。作中ではパソコンがキーアイテムとして出てくる一方、今では日常茶飯のインターネットがまた浸透していない時代設定なので、やはり多少ズレを感じてしまう所もあります。

作画も演出も今のアニメとはだいぶ違います。言っちゃえば古くさい作画で癖が強く、好き嫌い別れそうですが、アニメーション自体はOVAとあってか、よく動くし、人物も肉付きがあってしっかりしてます。直接的ではありませんが、中々のグロシーンもバッチシ描写。影のハイライトも強いし、画面は暗めだし、どうも昔のOVAはホラー色が強い気がしますね(大好物ですが)。
キャラデザは北爪宏幸さん、作画監督は恩田尚之さん。両者とも「機動戦士ガンダムZ」の制作者で、作風が若干ガンダムっぽいです。



さて、本編の話になりますが、収録時間は僅か47分。
短時間でまとめた構造になっています。何故悪魔がパソコンの中にいるのかさえもろくに解説しないまま、どんどん物語は進んでいくので、原作未読の身からすると、何でそうなるか、ようわからんままエンディングをあっという間に迎えます。
作中にあった伏線も全部回収されないし、題名通りの「女神が転生する」要素も薄い。原作をダイジェストにした感じで、物足りないです。

しかし、短時間ながらもヒロインの弓子さんが中々魅力的。北爪さんのストレート+ロングヘアーという美少女ぷりのキャラデザは勿論、台詞が面白く、序盤はまさに視聴者目線でものを言ってくれます。
「あーあ、嫌な学校に転校してきちゃったな。特に中島って奴」
いやー、本当そうだよね。こんな学校来たくないわ。よく言ってくれた。

テレビシリーズでやってくれたら、もっと面白くなれそうだったので、惜しい作品です。弓子さんの勇姿をもっと見たかったですね。


最後に、作中すげえ気になったことは、音楽がやたらテンション高い。作風は重々しいのに、何でそんなに景気よく軽快なんだよ、これから悪魔倒しにいくよ!って言うような山にピクニックするノリじゃないだろうと悶々していました。
メガテンファンの方はBGMにどう思われるのか、特に気になる所です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

計測不能 48 1987年度アニメランキング48位
るーみっく・わーるど3 笑う標的(OVA)

1987年3月21日
★★★★☆ 3.7 (9)
55人が棚に入れました
大人気漫画家・高橋留美子の短編を原作としたOVA「るーみっく・わーるど」シリーズの第三弾。ヒロインのひとり、里美を当時のアイドル女優・松本伊代が演じている。 弓道部キャプテンの志賀譲と同じ部の同級生・里美は相思相愛の間柄。だがそんな譲をたずね、婚約者の志賀梓がやってくることになった。母親が急死したため志賀の本家を譲とともに継ごうというのだ。面白くない里美だが、当の譲は梓との関係など幼少時に親が勝手に決めたことと気にしていない。はたして梓と再会し、その妖しい美しさを認めた譲。梓は今もなお譲との婚約を真剣に受け止めていた。ともに登校する両者に対し、おかんむりの里美。だがそんな彼女に梓は、異常ともいえる敵意をあらわにしてしまう。自分の内に潜む邪まな餓鬼を必死におさえようとする梓だが……。 本作はシリーズ初の怪奇もの。原作者の高橋は漫画そのものが難産だっただけにアニメ化に対しては複雑な気持ちで見守ったという。
ネタバレ

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ずいぶん昔ですけど ^^;

この下だけは見ないで!イヤ!見ないで!
{netabare}
アニメだいすき!で放送されていたのをオンエアで見ましたね~
88年ですね。放送されたのは^^;
輪廻は二回目ですwww
私は十代ですっ!ガラスの十代ですっwwww
{/netabare}

高橋留美子作品るーみっくわーるどでも一番大好きです。
今ではレンタルDVDもないのかもしれません。ないな・・・
あっても、VHSがあれば幸運??
少し残念ですけどね~
良い作品がなかなか再放送されないのを考えるとね。

キッズステーションでは高橋留美子劇場やったりしてますが、
るーみっく・わーるどの放送やってくれないかな~?

マンガでは手に入るかもしれませんね。
復刻版とかありますし。

一応、初期発刊版持っていますが、かなり茶色に・・・

だからぁ~~~~~~~~~
再放送してくれよぉ~~~~~~~~~~

炎トリッパーも再放送してくれよ~~~

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

サスペンスホラーにふさわしい人物の表情の演技に注目です。

 るーみっくわーるどの1,2と素晴らしい作品でしたが、この3は出色です。話が面白いのはもちろんですが、キャラの表情の描写がとてもいいです。サスペンスホラーを表現するのにふさわしいキャラの喜怒哀楽がちゃんと描かれています。

 高橋留美子さんの1話完結ものの完成度の高さはいつも通りというかいつも以上です。暗い話は本来お得意なんでしょう…というか、楳図かずおさんがそうであった通り、ギャグとホラーは感情の正負の符合を入れ替えるだけです。ギャグが上手いということは、ホラーも上手いに決まっています。あるいは受けての感情も恐怖と笑いは紙一重なのかもしれません。

 さて、ストーリーですが、一言で言えば女の情念と執着です。内容そのものはありきたりといえばありきたり。早い段階で結末まで一直線で予想できます。飼い犬が出た時点で「あっ(察し)」という感じです。
 ただ、やっぱり舞台・世界観・キャラ設定が秀逸なので、そこの描写を堪能することができます。特にアズサは家という背景があり、過去の事件のようなこともあり、なぜ今に至ったのか、そして、孤立・孤独の中、主人公に執着する理由なども見えてきます。

 ホラー描写そのものも、おどろおどろしいデザインの化け物をこれでもか、と出すのではなく、1種類に留めてそれすら漠然としているのが凄いです。要するに本当のホラーは誰なのか、です。

 この作品、一点だけ不満があるとすると、冒頭でアズサが取りつかれるシーンですけど、代々家に伝わる家名への執着の蓄積とも取れるし、親の教育によるアズサのねじ曲がりとも取れます。何が形になったのが餓鬼なのかがもうちょっと表現されると私はもっと納得感がありました。

 さて、るーみっくわーるどの3ということですが、1,2,3とまったくジャンルが違います。そして、この完成度。さすがとしか言いようがありません。
 この作品は面白かったーというより、サスペンスホラーにふさわしい人物描写に注目でしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 48 1987年度アニメランキング48位
湘南爆走族 II 1/5LONELY NIGHT(OVA)

1987年4月10日
★★★★☆ 3.7 (8)
44人が棚に入れました
人気OVAシリーズの第二弾で、湘南を舞台にしたちょっと荒っぽい青春グラフィティ。 ケンカ上等な5人で構成された「湘南爆走族」のリーダー・江口洋助はある日、強引な男に言い寄られていた少女を助ける。洋助にゾッコン夢中となった彼女・都志子は熱烈なアタックをかけるものの、うまくはぐらかされてしまうのだった。一方、洋助に殴られた男は「地獄の軍団」のメンバーであり、総長の権田を始め仲間を巻き込んで復讐せんと画策する。かくして洋助と権田のタイマンが始まったが、これは双方納得ずくで挑んだ真剣勝負だった……。 主演を塩沢兼人に改め、ケンカあり恋愛ありの物語はますます絶好調。終盤の、台風で荒れる湘南を半裸のままバイクで駆け回るシーンはまさに感涙必至だ。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

不器用な漢達の恋愛模様

原作は吉田の代表作暴走族漫画。略称は『湘爆』
少年KINGに1982年から1988年迄連載された作品。

1987年実写劇場版は江口洋助/織田裕二/清水美砂
のデビュー作でその他杉浦幸/杉本彩/翔/竹内力
「噂の刑事トミー(国広富之)とマツ(松崎しげる)
等も出演している。
OVシリーズ一期には声優として浜崎あゆみもいる。
本作はアニメOVA第1作目。アニメはOVA12作迄有る。

湘南海岸を舞台に、「暴走族」と「湘南爆走族」との
抗争や登場人物やグループを中心に友情や恋愛等
を描いた作品で、ギャグやコメディの割合が多い。

不良・ヤンキー・暴走族漫画の原点ともいえる作品。
後々の同ジャンルの作品に多大な影響を与えている。


2作目は序盤からラブコメ&ギャグ路線で始まるが・・
地獄の軍団という巨大暴走族となり、末端では看板
を背に虚勢を張る物が出る・・という暴走族以外で
も良くある人間像の中で・・よりによって軍団員の
元彼女と爆走族の江口との恋愛絡みの・・これまた
あるあるなトラブルを軸に描いている。

湘爆をライバルとして認めつつ・・所謂虎の威を借り
他力本願な軍団の末端のチンピラにも・・仲間として
の筋を通す・・葛藤の中で互いの漢をかけて戦う二人。
江口と権田がメインの話。如何にも不器用な漢の話。

2本立てで、もうひとつは原沢・・純情路線♪
こういう単純なのは族も一般人もおなじだよね♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第2弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。


本作の前半で湘南爆走族・江口洋助と地獄の軍団・権田が本気でタイマンをします。{netabare}原作中唯一の江口と権田の真剣勝負!!{/netabare}
後半の原沢と渚のエピソードは心打たれます。

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

計測不能 48 1987年度アニメランキング48位
聖闘士星矢 邪神エリス(アニメ映画)

1987年7月18日
★★★★☆ 3.8 (8)
40人が棚に入れました
同タイトルの人気TVアニメから派生した、劇場用作品の第1弾。「東映まんがまつり」におけるプログラムの一環として上映された。 争いの女神エリスが、聖闘士のひとりであるキグナス氷河と面識のあった孤児・絵梨衣の肉体に憑依して地上に復活した。彼女はアテナ・城戸沙織を拉致し、その小宇宙(コスモ)を利用しての完全復活を目論む。そうはさせじと立ち向かうペガサス星矢たち青銅聖闘士の行く手を阻むのは、エリスの魔力で蘇生した亡霊聖闘士(ゴーストセイント)の精鋭たち。ここに戦いの幕が開く! 「邪神エリス」の副題は後年の映像ソフト化の際に付けられたもの。後の映画版で恒例のパターン(弟・瞬のピンチに颯爽と駆けつけるフェニックス一輝、射手座の黄金聖闘衣をまとい敵のボスを射る星矢)は本作で早くも確立された。
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