1986年度に放送されたおすすめアニメ一覧 130

あにこれの全ユーザーが1986年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の1986年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
旅立ち -亜美・終章-(アニメ映画)

1986年6月21日
★★★★★ 4.1 (2)
15人が棚に入れました
詳細不明

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

くりいむレモンの看板シリーズ「亜美」の物語の一応の終章

1986年公開の一般向け劇場アニメ 「プロジェクトA子」と同時上映 40分

監督作画 びっくり箱 制作 吉田尚剛 配給 松竹富士

80年代アニメのあだ花「くりいむレモン」の全年齢向け作品
16歳の少女亜美の母は仕事に明け暮れるキャリアウーマン。
亜美の父と離婚後、海外出張が多い男性と再婚するが、
その連れ子である義理の兄ヒロシと亜美は肉体関係を持ってしまう。

しかし、その事実が知れると家族はバラバラになりヒロシはロンドンに留学。
傷心の亜美はディスコで知り合った「河野」とも肉体関係を持つ。
亜美は、街でスカウトに会い歌手やモデルとして仕事を始めるが、
ヒロシのことが忘れられずに、一人成田空港へ向かう。

これはまさに80年代後半バブルストーリー。
スケールの小さい大映ドラマ(でもこっちのほうが垢ぬけてる)です。
亜美シリーズの物語をダイジェストで紹介しましたが、
この劇場版は、アイドルである亜美の恋の苦悩と自分探しだけを描いたもので、
アダルト作品ではありません。

「プロジェクトA子」と同時上映と言うことで、まさに時代を映した一大イベントでありました。

ビバ80s に浸りたい人には「プロジェクトA子」と共に観ることをお勧めします。
タイムスリップを味わえますよ。
作画や演出は悪くない出来です。物語は大映ドラマレベルです。
制作はベテラン陣だというのは、絵を観りゃ分かりますよね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
那由他(OVA)

1986年7月31日
★★★★★ 4.1 (2)
15人が棚に入れました
「週刊少女コミック」に連載された佐々木淳子のSFコミックが原作のOVA作品。高校生、柳原那由他(なゆた)はある日、難民の親子と出会う。母親は手術を受けるもやがて死亡。残された少年・キロは那由他の家で預かることとなった。超能力を持ったキロは驚くべきスピードで学習していく。その能力はキロがかぶっている「輪」にあると思った那由他。だがその「輪」をかぶった瞬間、那由他は莫大な宇宙を垣間見、失神してしまう……。その後、キロはテレポート能力で那由他をシベリアへ連れ出すが、そこでUFOに襲われてしまう。ピンチを救った那由他はその宇宙人がかぶっていたキロと同じ「輪」を入手することになる。帰国後キロは突然、青年の姿に成長。宇宙人たちとともに行くと残し、去ってしまった。しばらくして宇宙人から奪った「輪」をかぶった那由他は、街中でテレパシーを使う少年、リョータローと出会う。彼は宇宙人・アザドーに対抗する「テリトリー」の一員で、那由他と同じく「輪=ジャルン」を持つ者。その彼の口から、キロはアザドーについた人類の裏切り者だと聞かされ……やがて那由他はアザドーと人類の戦いの意味に近づいていく。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
Luxo Jr.(アニメ映画)

1986年8月17日
★★★★☆ 3.7 (6)
13人が棚に入れました
『ルクソーJr.』(ルクソーじゅにあ、英語: Luxo Jr.)はピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ジョン・ラセター監督・脚本の短編CG映画作品。1986年アカデミー短編アニメ賞にノミネートされた。ジョン・ラセターの初監督作品。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

コンピュータ技術史的価値のある短編3DCGアニメーション

※そもそも声優は付いておらず評価不能なのでこの項目は「評価がわからない」ということで★3.0にしてあります。

今はディズニーとくっついたピクサー・アニメーション・スタジオの歴史の始まりにある、全編3DCGによる短編アニメーションです。

この作品に登場する卓上電気スタンドが、PIXAR社のロゴに使われたことでも有名ですよね。

元々は「SIGGRAPH」というコンピュータグラフィックス技術に関するカンファレンスに出品され、「CG技術でこんなことができるぜ!」という見本的な作品としての意味を持って作られました。そんなわけで、私がこの作品の存在を知ったのは『ASCII』というコンピュータ関係の雑誌に掲載された当時の「SIGGRAPH」のレポート記事だったりします。

映像の作り方としては、作中に出てくる卓上電気スタンドやボールなどの3Dモデリングを行った上で、光源や光の強さから表面の反射や陰影の見え具合を物理シミュレーション計算して、3DCG として表現するという当時では画期的な方法(今では普通)を行っています。

今では陰影とか透過光のシミュレーション計算を高速に行い、それをすぐにレンダリングして3DCGにできたりするのですが、当時のコンピュータの計算能力ではこの短編を1本作るのにも膨大な計算時間が必要だったはずです。

電気スタンド親子の微笑ましい映像の陰に、当時の涙ぐましい努力があったことに想いを馳せてご覧になってみてください。きっとストーリー以上の感慨が湧いてくると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ピクサーのロゴに対する疑問はこれを見ればわかる

この作品は、ピクサーを代表するジョン・ラセター
が初めて監督を務めた短編アニメである。
実は1986年のアカデミー短編アニメ賞にノミネートされており、
2014年アメリカ国立フィルム登録簿に登録された作品でもある。
ピクサーを代表するアニメの一つとしてあげられることも多い。

あらすじを一行で言い表すと、電気スタンド、ルクソーと
その子どもルクソーJr.が仲良くボール遊びをする
ただそれだけのアニメだ。

流石に、ここ最近のピクサー短編アニメと比較すると
劣る部分は多いのだが、当時の頃を踏まえれば非常に
クオリティの高い作品だったように感じた。
一番注目すべき部分は、なんといってもキャラクターの動かし方だ。
電気スタンドの特徴を踏まえつつも、大きく飛び跳ねる、
首をかしげるといった動作は目を見張るものがある。

ピクサー社においてもとても思い入れのある作品だったのだろう。
必ずと言ってもいいほど、ピクサーのオープニングロゴには
ルクソーJr.が登場しているのだ。ピクサーに精通している方なら
当たり前だろといわれてもおかしくないが、大事なことなので
あえて記載することにした。

2分以内で終わり、尚且つ面白いわけではないため
気軽にはおすすめしにくいが、ピクサーの歴史を語る上では
重要な作品であると感じた。

暇な時に見てみるかくらいの心構えで視聴するのがいいだろう。
少なくとも、ここ最近のピクサー短編アニメと比較するのは
やめておいた方が良い。これが作られた時は、技術も予算も
まだまだ足りないのだ。負けるのは当たり前だ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

学生の時に見とけば良かった…

かの有名な「ルクソーJr.」
私も一度はアニメーションを学んだ身。当然名前や概要くらいは存じております。
ただ、なんとなく見る機会がなく、必死に探そうともせず、聞きかじりでこれまで過ごしてきました。
いくつかのピクサー作品に触れてきた今なら、技術は進化してもピクサーの根幹にあるものはここから始まっているのだとわかります。
それは、ピクサーの映像は常に最先端を走っていることの象徴であること。
それは、身近なものでも見方を変えればエンターテイメントになるということへの気づき。

なんとなく高い技術、複雑なストーリーばかりにあこがれを抱いて現実とのギャップに打ちひしがれていましたが、題材はシンプルでいい。コツコツと技術を磨くことへの重要性を今更になって気づきました。

まあ、こうやって真面目に考えちゃうので、エンタメ従業者にはやっぱり向いてないのですけどね…笑

自分からは、ライトスタンドに命を吹き込もうなんて想像だに出来ないでしょう。
流石はジョン・ラセター。どんな思考回路をすればこんな発想ができるのでしょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
青春アニメ全集(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (5)
13人が棚に入れました
日本の近代名作文学から、現代のミステリー小説までを題材にアニメ化したTVシリーズ。原作は夏目漱石の『坊っちゃん』、堀辰雄の『風立ちぬ』、川端康成の『伊豆の踊子』、伊藤左千代の『野菊の墓』といった名作から江戸川乱歩の『赤い部屋』、果ては赤川次郎の『ホームタウンの事件簿』など実に幅広いジャンルから選ばれた。複数のアニメスタジオが制作に携わり、毎回の作風が変化に富む他、人気漫画家が多くキャラクターデザインに登用されたのも特徴。例えば『坊っちゃん』には本宮ひろ志、『ホームタウン』には村生ミオ、また乱歩の明智小五郎主役編には石森(石ノ森)章太郎が採用されている。エンディングは、アニメーターでもある異才マルチクリエイターの林静一がしっとりした美しい情感のイラストを提供。ダ・カーポの主題歌「青春は船」とともに大きな反響を呼んだ。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

日本文学名作アニメ全集

明治の文豪から昭和の気鋭の小説家による有名作をアニメ化した作品。
個人的には人生劇場が好きで、続きが気になり、原作に手を出すきっかけになったほど。基本的には1話か2話で完結する短編物が多いかと思えば割と長めの小説でも要領よくアニメの尺で完結させるものもあったり、そんな中で作者のライフワークでもあった人生劇場はあえてアニメで完結させずに続きが気になる終わり方にさせたのは英断だったかな。

もっとも当たり外れもあり、特に終盤の赤川二郎のミステリー作品は今だと地上波でアニメやれるかな?と思うシーンもあったりして当時の大らかな時代を感じさせるものがありました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
Mr.ペンペン(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (4)
13人が棚に入れました
『あさりちゃん』で人気の漫画家・室山まゆみの原作による、生活ギャグコメディのスペシャルアニメ。ある日、小沢家に送り付けられた荷物。中から出てきたのは蝶ネクタイをして人語を喋るペンギンの王子=ペンペンだった。王家の指示で人間界で修業をするよう命じられたペンペンは、勝手に小沢家を居候先に選ぶ。だが同家の娘ミカは、身勝手なペンペンの態度に猛反発。そこでペンペンは小沢家一同のご機嫌を取ろうと、物質電送機で宝石を送らせたり、珍しい熱帯魚だと言って人魚を取り寄せたりして大騒動を巻き起こす。テレビ朝日が春休みの児童向けに企画した特番で、アニメ制作はシンエイ動画。短編4話をまとめたオムニバス構成で、あさりちゃんも東映動画(現・東映アニメーション)版『あさりちゃん』と同じCV(三輪勝恵)で少しだけ顔を出す。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
愛しのベティ 魔物語(アニメ映画)

1986年7月19日
★★★★★ 5.0 (2)
13人が棚に入れました
『子連れ狼』などで知られる劇作家・小池一夫の原作と、画家でもある叶精作による作画の青年向け劇画『魔物語』をアニメ化。小池一夫自身も本アニメ版の総監督を務めたことが話題となった。親分の仇討ちを望むチンピラの肝川胆平は、雨の中でケガをしていた美女ベティの面倒を見てやる。ベティを気に入った胆平だが、彼女の正体は魔界の魔女で、姉の敵討ち探しに人間界にやってきたのだ。人間と魔女の垣根を越えて結婚する二人だが、それを魔界は許さなかった。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
生徒諸君! 心に緑のネッカチーフを(TVアニメ動画)

1986年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
13人が棚に入れました
21世紀の現在もなお世代を超えて愛される漫画家・庄司陽子の代表的学園漫画をアニメ化。2時間弱のテレフィーチャーとして放送。主人公をアイドル女優の原田知世が演じた。転校生の北城尚子はナッキーの愛称を持つ中学2年生。奔放な明るさをそなえて規律に縛られることを嫌うナッキーは、今を精一杯生きようと声高に主張する。そんな彼女に賛同した男女5人とともに一同は「悪たれ団」を結成。だが、明朗快活に見えたナッキーには、生まれつき心臓を煩った双子の姉・真理子がいた……。本作の制作は東宝と葦プロダクションだが、実制作には『星のカービィ』などを後に手がけるスタジオザインらが参加していた。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
虹のかなたへ! 少女ダイアナ物語(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (4)
12人が棚に入れました
番組「華麗!!ダイアナ妃のすべて見せます」内で放送された。一部資料では1986/06/01放送と記載されている。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
ペリカンロード クラブ・カルーチャ(OVA)

1986年6月21日
★★★★☆ 3.7 (3)
12人が棚に入れました
都内でも有名な進学校・都立東高校。優等生ばかりが通うこの学校で、ひっそりとバイクに憧れる少年・渡辺憲一は、予備校に行くと親から金を騙し取ってホンダMBX50を購入する。そして、夢にまで見た憲一のバイクライフはスタート。日を追うごとに走りに情熱を燃やし、様々な人やバイクとの出会いを経て、ライダーへと成長していくのだが――。憲一を中心に暴走族や走り屋など、バイクに人生を懸けた若者の青春を描いた物語。原付バイクから大型のバイクまで、往年の名車が続々と登場するバイク好き必見の作品だ。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
がんばれスイミー(アニメ映画)

1986年8月10日
★★★★☆ 3.9 (3)
12人が棚に入れました
オランダの作家レオ・レオニが描いた絵本で、日本でも多くの読者に読まれる『スイミー』の劇場アニメ化。サザエ珊瑚の周囲で暮らす魚の一家。その兄弟たちはそろって赤いが、中に一匹だけ真っ黒な魚スイミーがいた。ある日、マグロに追われて家族や仲間とはぐれたスイミーは、一人で海を泳ぐはめになる。だが彼は小さなイワシの群れが大ダコやウツボから身を守るため、身を寄せ合って大きな壁となる姿に感動。ああいう自然の中での生き方もあるのだと心に刻んだ。外海でいろいろなことを学んだスイミーは、心身ともにたくましくなって仲間のもとに戻るが……。アニメの制作は『セロ弾きのゴーシュ』やOVA『デビルマン誕生編』などのOH!プロダクション。主題歌「がんばれスイミー」と「スイミーの子守歌~マリンスノー~」は『およげ! たいやきくん』や数々のアニメ、特撮ソングで有名な子門真人が歌唱。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
COOL COOL BYE クール・クール・バイ(OVA)

1986年1月21日
★★★★★ 4.4 (2)
12人が棚に入れました
『伝説巨神イデオン』などへの制作協力で、80年代のファンに馴染み深いアニメ制作会社スタジオビーボォーが手がけたファンタジーOVA。 ハン族の戦士レックとフレネーはその実力を見込まれ、ムロロン族の村の警護を任される。村を襲って女性をさらう巨大変形メカのペンギーンに対し、ムロロン族はレックとフレネーが活躍してくれるものと期待していたが、その結果は必ずしも芳しくない。やがて敵の本拠地ダンギーン山へ向けて攻撃が行われることとなり、レックとフレネーのほかに村の若者のシリルとコロラ、そして謎の少女クーリィが攻撃隊として出発。切り立った山の内部へ何とか潜入をはたす一同だったが。 本作はビーボォーの代表格でもあるアニメーター湖川友謙が監督を務めたファンタジーOVA『グリード』と同様の趣向の作品で、同氏の代表作となるべく作られた意欲作である。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦!!(アニメ映画)

1986年3月15日
★★★★★ 4.1 (2)
12人が棚に入れました
巨匠・藤子不二雄Aの代表作『プロゴルファー猿』の映画化第1弾。脚本を手がけるのは「プロ野球を10倍楽しく見る方法」の城山昇、監督は西村純二がそれぞれ担当。猿たち兄弟は新しくできたスーパーGOLFワールドに遊びに来ていたのだが、突然、弟の小丸の姿が見えなくなってしまった。小丸を探し回る猿たちのもとにミスターXからの伝言が入る。「小丸くんは預かった。返してほしければ指示に従って、差し向けた影のゴルファーを全て負かすのだ」。奇怪なゴルフコースで待ち受ける強敵の挑戦に、猿はいったいどう立ち向かうのだろうか!

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦(アニメ映画)

1986年3月15日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
巨匠・藤子不二雄の初期代表作『オバケのQ太郎』の映画化第1弾。映画公開当時は赤と青の眼鏡をかけて観る立体映画だった。脚本は『忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』の桜井正明、監督は原田益次、総監督は笹川ひろしがそれぞれ担当。ある夜、天体望遠鏡をのぞいていたQ太郎はふしぎな光を発見。その光は形を変えてオバケの姿になって消えてしまった。翌日からQ太郎の身辺で不思議なことばかり起こるようになる。おにぎりが洗面器に変わったり、目覚まし時計が歩いたり……。これは間違いなく新しいオバケのしわざに違いない! Q太郎や正太はその犯人探しに乗り出すが……。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
世界名作アニメ童話(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
西洋の子供たちにとっておなじみの童話や民話をアニメ化した、日米合作のミニ・アニメシリーズ。親からの遺産分けで、自分はただ一匹の猫しか貰えなかった末弟。だが猫はその末弟から長靴をもらうと自主的に行動を始め、末弟をあれよあれよと幸福な立場へと押し上げていく(「長靴をはいた猫」)。1972年に、旧・虫プロダクションが米国のランキン・バスと合作して制作した総数5話(1本30分枠で1話ずつ完結)のTVアニメ(原題は『FAMILY CLASSIC』)。日本には14年ぶりに逆輸入(一般公開)された。「ぼくは大酋長」「りんごのジョー」「冒険一家」「妖精ジャック・オ・ランターン」など西洋の子供がよく知る話がアニメ化された。創設時のサンライズ・スタジオ(創映社)も制作協力に関わっている。キャラクターデザインは虫プロで『アンデルセン物語』の主力アニメーターだった関修一で、本作の絵柄は同作とよく似ている。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
山太郎かえる(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.6 (4)
11人が棚に入れました
漫画の神様・手塚治虫の同題短編を自身の手でアニメ化した動物ファンタジー。前作「るんは風の中」に続く『ライオンブックス』シリーズの第4弾として制作された。 両親を亡くした熊の山太郎。人間に飼育される日々を送っていた山太郎は、蒸気機関車C-62の「しい六」と仲良くなる。いつしか汽笛のように力強く吠えることを覚えた山太郎は。「しい六」に励まされて自由への一歩を踏み出そうとするが。 本作は当初86年に完成をみていたが、OVAという形で89年に刊行。当時の手塚のTVアニメ最新作『青いブリンク』と同じ「手塚治虫アニメーションワールド」のレーベルで発売された。制作は手塚プロダクションによる。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
ロボタン(TVアニメ動画)

1986年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
1966年から1968年までフジテレビ系で放映された同名アニメのリメイク作品。『少年画報』に連載された森田拳次の同名マンガを原作に、ドジだけど憎めないロボットの奮闘ぶりを描く。宇宙のかなたにあるロボロボ星のロボット・ロボタンは、電波にまぎれ込む能力によって、青空カンちゃんのパソコンモニターから出現。そのまま青空家に住み着いてしまうことに。胸にパソコンを内蔵し、高度10メートルの飛行が可能など、7つの能力を持つロボタンだが、みんなの役に立とうと頑張るものの、いつも失敗ばかり。それでも元気を武器に、地球征服をめざす美少女アンドロイド・マリリンたちと戦っていくのだった。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
ゲバゲバ笑タイム!(OVA)

1986年3月21日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
1970年代に大人気を呼んだ豪華バラエティギャグ番組『ゲバゲバ90分』の人気キャラクター・ゲバゲバおじさんを主役にした完全新作OVA。円筒型の白い体に、砲丸状の頭。丸いピンクの鼻の左右には三本ずつ波打つヒゲがある蝶ネクタイの紳士・ゲバゲバおじさん。時に家のTVで野球を観戦し、時には猟銃を担いで森へ行くおじさんだが、いつも妙な結果になってしまい……。巨匠アニメーター・木下蓮三が『ゲバゲバ90分』の中で創造したゲバゲバおじさん。番組終了後も、おじさんが活躍するアニメパート(台詞無しの、ナンセンス・ショート・ギャグ)をまとめて観たいという声は多かったが、惜しくもフィルムが焼失。21世紀に番組全体のビデオ録画映像がDVDで復刻されるまで、その姿は幻のものになっていた。本OVAはその木下が『ゲバゲバ』当時のティストを再現しようとした完全新作のショートギャグ集。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
軽井沢シンドローム(総アニメ版)(OVA)

1986年3月21日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
アメリカに渡ることを夢見るカメラマン・相沢耕平と、イラストレーター・松沼純生。 兄弟のように育ち、高校を卒業してすぐに家出していた2人だったが、金が底を突き、純生の姉であり耕平の幼馴染である薫が住む軽井沢の別荘へ転がり込む。

※1985年の初期リリース版実写部分が、新たに描き下ろしたアニメに差し替えられた。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
メイプルタウン物語(アニメ映画)

1986年7月12日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
1986年1月から1987年1月まで、ABC、ANB系で放送された同名テレビアニメの劇場化作品。北の国の原生林の中に、動物たちによる、動物たちのための小さな町メイプルタウンで暮らす、ウサギのパティを中心とした愛らしい動物たちの日々の生活を描いたメルヘンチックな物語。パティは、いつも元気な女の子。仲良しのジョニーは、大空を自由に飛びまわる鳥を見て、いつも憧れている。そんな時、空から町の写真を撮るために気球がやってきた気球に乗せてもらうことに。だけどジョニーは高所恐怖症で外の風景を見ることができない。そんな時、こっそり乗り込んでいたおたずね者のグレテルが暴れて、操縦士が気球から落ちてしまい……!?

声優・キャラクター
岡本麻弥、塩屋翼、荘真由美、竹村拓

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
憶病なヴィーナス アニメヒロイン桐田裕美子デビュー(OVA)

1986年3月21日
★★★★☆ 3.7 (3)
8人が棚に入れました
アニメ映像内で完全新規の歌謡アイドルを創造し、そんな彼女の成長と活躍を当人のミュージッククリップ風の仕様で語るOVA。スター歌手になることを夢見て、日々の過酷な芸能レッスンに励む少女・桐田裕美子。そんな彼女についに本格的デビューのチャンスがやってきた。やがて多くのファンに慕われるようになった裕美子は、歌謡番組にバラエティにめざましく出演。さらに大きな飛躍を目指してアメリカへと渡るが……。異才クリエイター・北久保弘之が裕美子のキャラクターデザインを担当。実際の裕美子の歌手パートを担当するのは、TVアニメ『魔法の妖精ペルシャ』の主題歌も歌唱した岡本舞子。全編20分と短めの作品だが、劇中では四曲の楽曲が登場。みな人気シンガーソングライターの尾崎亜美が曲を提供している。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
バビ・ストック II ザ・リベンジ・オブ アイズマン 愛の鼓動の彼方に(OVA)

1986年11月10日
★★★★☆ 3.1 (3)
8人が棚に入れました
1985年に発売されたOVA『バビ・ストックI 果てしなき標的』の続編。 強大な敵ベンティカ帝国と、今も戦い続ける女戦士ケイト。所属する組織=警察惑星G・P・Pを失ったものの、帝国打倒の切り札といえる少年バビそして少女ムーマはケイトの脇にいた。帝国との抗争の果て、ある天体に漂着した一同。だがそこは100m以上もの樹木が群生し、さらには妖精や恐竜のような生物までが棲息する植物惑星だった。戸惑うケイトたちの前に、帝国が差し向けた強敵=サイボーグ戦士のアイズマンが来襲する。 諸事情から前作とは制作体制を一新。脚本の寺田憲史以外は完全に別スタッフになった。制作会社もスタジオ・ユニコーンに交代。監督はTVアニメ『ママレード・ボーイ』の矢部秋則が務める。物語的にはバビとムーマの恋模様を絡めつつ、帝国との戦いに一応の決着をつけた。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
GoGo虎エ門(OVA)

1986年4月25日
★★★☆☆ 2.8 (1)
8人が棚に入れました
4コマ漫画『いわゆるひとつのチョーさん主義』で文芸春秋漫画賞を受賞した人気漫画家・高橋春男。その彼が、プロ野球界をパロディ化し「週刊ポスト」に連載した同名4コマ漫画のOVA化。1985年11月2日。西部球場はその年の日本シリーズ第6戦を迎える。結果、胴上げされるハンシン球団の監督ミスター・ヨシダ。一方、私の管理に問題は無かったはずだ……と倉庫の隅でいじける敗戦の将ミスター・ヒロオカ。同じ監督ながら両人の心境は天地の差があった。球界が激動に揺れる中、ハンシンのマスコット忍者、虎エ門は……。演出と絵コンテは、亜細亜堂の諸作で活躍の中村考一郎が担当。同社が実制作に参加した『がんばれ!タブチくん』シリーズに似た作風のOVAとなった。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
100ばんめのサル(アニメ映画)

1986年5月25日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
人間社会を猿の世界になぞらえながら、核軍拡と戦争の愚かしさを訴える短編劇場アニメ。日本の南の幸島。そこではいつもサルたちが、好物のサツマイモの奪い合いをしていた。ケンカの後のサツマイモは必ず砂の上に落ち、ジャリジャリして食べられない。だがある日、一匹のサルがイモを海に落としてしまう。海水で洗ったイモは塩味も利いておいしい。これ以降、若いサルたちは必ずイモを洗って食べるようになった。当初はこれを無視していたボスザルや老ザルもこれに続き、ついには島で最後の100匹目のサルも同じことを行なう。その時、海の向こうで不思議なことが……。原作はケン・キース・ジュニアの著作で、1986年の国際平和年記念作品。直接的に核の脅威を叫ぶのではなくきわめて寓意的に「固定観念の撤廃」「柔軟な思考」の大事さを通じて、人類が何をなすべきか語っている。ナレーターは吉永小百合が担当。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
11ぴきのねことあほうどり(アニメ映画)

1986年8月27日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
漫画家・馬場のぼるの人気絵本シリーズ「11ぴきのねこ」の劇場アニメ化・第二弾。 猫の町のトラネコ大将と10匹のネコは、それぞれが互いをかばい合う大事な仲間。彼らは自立した生活を目指してコロッケ屋を開業したところ、これが大繁盛だった。だが気をよくしたものの、客はすぐにコロッケに飽きてしまい、ネコたちは自分でコロッケを食べることに。そこに現れたのは旅の途中のあほうどり。彼は故郷の十羽の兄弟にコロッケを作ってほしいとネコたちに請願。彼らに同道を求めた。これに応じるネコたち。だがそんなネコたちの思惑は、コロッケに飽きたので、今度は11羽分の鳥の丸焼きを食べることにあった……。 アニメ映像の制作は前作と同様、グループ・タックが担当。配給も前作と同じくヘラルドエンタープライズだが、今回は一般劇場での上映ではなく、各地のホール系劇場で公開された。

計測不能 33 1986年度アニメランキング33位
雪国の王子さま(アニメ映画)

1985年12月21日
★★★★★ 5.0 (1)
6人が棚に入れました
池田大作の同名小説を原作にした劇場用アニメーションで、文部省選定作品に選ばれた作品。日本アカデミー賞及び文化庁優秀映画賞を受賞した映画『八甲田山』などを手掛けるシナノ企画が制作しており、骨太なアニメに仕上がっている。 本作では、現代社会の中で子供たちが抱える「いじめ」の問題をテーマに掲げ、子供たちに平和を願う心、友情、正義、希望、勇気といった最も大切なものを伝えようと物語を構成している。さらに、映画『わが青春のアルカディア』や『宇宙戦艦ヤマト 完結編』などの名作を世に送り出した実力派・勝間田具治が監督を担当し、名作として名高い。
123456
ページの先頭へ