1982年度に放送されたおすすめアニメ一覧 69

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番の1982年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
ヘビー・メタル(アニメ映画)

1982年3月1日
★★★☆☆ 3.0 (2)
12人が棚に入れました
あらゆる時間・空間・次元を支配する悪の化身“ロック・ナー"が引き起こす悲劇や喜劇(?)を全7話で綴る。アメリカでカルト的人気を誇っているアダルト・コミック誌『HEAVY METAL』を基に作られたオムニバス形式のアニメーション。制作は雑誌の主催者でもあるレナード・モーゲル。いくつかの話は同誌にコミックとして載ったものを原作としている。“ロック・ナー"と呼ばれる緑色の玉をキーワードにし、著名な作家陣に短編アニメーションを好きなように作らせるという方法は面白く(87年の日本製アニメ「ロボット・カーニバル」も同趣向)、ファンにとっても嬉しいものになるはずなのだが……。全体を通して、好き勝手やっているという感じ以外に受ける印象はない。1話毎の繋ぎも、ショット的に続いているものあり、続いていないものあり、とバラバラで一貫性に欠けており、通しての演出はされているのかと頭をひねってしまう。肝心のアニメーションの出来も作画部分がお粗末で見ているのはかなり辛い。一部に「指輪物語」等で使われたロトスコープが使われている部分もあるが、これまたあまりうまく使われているとは言い難い。ただ逆に、“好き勝手さ"は半端ではなく、このノリについていくことができければ充分楽しむことはできるだろう。まさにキワモノ的作品で、“大人のアニメ"と言われるだけあり、裸のお姉さんや残虐なシーンが沢山出てくるが、笑える部分もたぶんにあり(いろんな意味で…)妙なノリの作品が好きという人には胸を張って薦められる。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
藤子不二雄(藤子不二雄A)原作の人気忍者コメディアニメ『忍者ハットリくん』の劇場版第一弾。東京で修業中の伊賀忍者ハットリ・カンゾウとその弟シンゾウ。彼ら2人を居候させて、自分も兄弟のように暮らす小学生ケン一は、ある日、ハットリ(カンゾウ)くんが記した絵日記を盗み見てしまう。そこに書かれていたのは、シンゾウが可愛い女の子シノビノ・オヒメと仲良くなったことに始まる、機械流忍法のロボット忍者・ロボ丸とハットリくんの対決など4つの事件だった。30分枠の中に4つのショートエピソードを盛り込んだ、高密度な構成。東宝創立50周年映画の一本として、『ドラえもん のび太の大魔境』『怪物くん デーモンの剣』と同時上映で公開された。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
まんが日本昔ばなし ほらふき天狗・おけさねこ(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
大人気を呼んだTVアニメシリーズ『まんが日本昔ばなし』の劇場用新作ストーリー。森の中に、本当は弱いくせに大口ばかり叩く天狗=ほらふき天狗がいた。だがほらが過ぎて、彼は怪力のこぶ天狗と闘う羽目になってしまう(「ほらふき天狗」)。野良猫のタマは、海辺で蕎麦屋の老夫婦に拾われた。大事に育てられるタマだが、老夫婦の営む蕎麦屋は次第に周囲に商売仇が増えて仕事がやりにくくなる。タマは恩を返すため美しい人間の娘に化けて、店頭で歌と踊りを披露。客集めに励むのだった(「おけさねこ」)。TV版と同様、本編約12分の挿話を2つまとめて上映。春季の「東映まんがまつり」の中で公開された。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
サイボットロボッチ(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
2006年暮れに惜しまれつつ他界した異才漫画家・石川賢(代表作・『ゲッターロボ』『魔獣戦線』)の原作による日常ロボットギャグコメディー。山川村の科学者デコ博士が作ったロボットの一種サイボットの少年ロボッチ。彼は腹部から立体映像を出すなどの機能があるが、性格は産みの親の博士同様にエッチだった。博士の憧れは、村のほらふき和尚の娘で婦人警官のサチコ。一方、ロボッチがスキなのはサチコの妹のクルミ。ロボッチは博士が作ったサイボット仲間や個性的な村の住人と楽しい日々を送るが、悪人ドクターハイブロウがサイボットの秘密を狙って暗躍する。番組は『グロイザーX』などでダイナミック企画と縁があるナックが制作。小島正幸や吉田浩など、後年に実力派として知られる若手クリエイターが多数参加する。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
白い牙 ホワイトファング物語(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 4.4 (3)
10人が棚に入れました
20世紀初頭のアメリカで生まれた動物文学の傑作を、TVスペシャルとしてアニメ化したもの。 アラスカの荒野で生まれた、犬の血が混じった子狼。インディアンの子供・ミトサァに拾われホワイトファングと名付けられた彼は、やがて立派なそり犬として成長を遂げていく。だが闘犬師に目をつけられ、連れ去られてしまうのだった。その後ケガが元で父をも失ったミトサァは、一人ホワイトファングの姿を求めて荒野を彷徨うが……。 制作協力には日本サンライズ(現・サンライズ)が参加し、キャラクターデザインは『ガンダム』の安彦良和、演出には映画『ルパン三世』の吉川惣司といった豪華スタッフが名を連ねた。

声優・キャラクター
本郷淳、納谷悟朗、小松方正、梶哲也、阪脩

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハードモードな物語

インディアンの子ミトサァと犬の血が混じった小狼ホワイトファングの絆を描いた物語。

冒頭から厳しい自然を舞台にホワイトファングとミトサァ共に辛い経験の連続というハードモード。何しろどちらも肉親を失ってしまう上に悪い人間に利用されたり、酷い目に遭わされたりするわけですから。

そんななかでスコット達のように善人もいるわけで、ミトサァもホワイトファングも救われる部分があったでしょう。

ほぼ全編ハードモードだった分、ラストのハッピーエンドによる反動が凄まじかったですが、人間と狼の構図等考えさせられるものがあった良作でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
孫悟空シルクロードをとぶ!!(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
放映当時のシルクロード・ブームと、お馴染みの「西遊記」を組み合わせて制作されたスペシャルアニメ。太宗皇帝の命により、遠い天竺の地へ経典を取りに向かう三蔵法師と妖怪の孫悟空。ある村で新たに妖怪・猪八戒を改心させ、さらに川に巣食う沙悟浄も道連れに加えようとするが、悟浄は去ってしまう。火を噴く火焔山にさしかかった一行は、不思議童子の計略で、妖怪たちに包囲されてしまった。彼らの正体は天界の将軍たち。人気の高い三蔵をねたんで、皇帝が放った刺客だったのだ。戻ってきた悟浄の加勢を得て危機を脱した一行は、今度は自分たちの意志で天竺への旅を続けるのだった。全編がミュージカル仕立てになっており、また随所に実写によるシルクロードの情景も挿入されている。孫悟空の声はタレントの榊原郁恵が担当した。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
アニメ野生のさけび(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
昭和期の文壇で活躍し「椋鳩十児童文学賞」に名を残す作家・椋鳩十(むく・はとじゅう)の著した動物文学を原作とする、毎回一話完結のTVアニメシリーズ。山から拾われてきた一匹の子ギツネ。だがなかなか人間の餌づけを受け入れず、何も口にしようとしない。しかし日にちが経ってなお、なぜか子ギツネは元気だった。実は、人間に捕まった子ギツネを心配したキツネの両親が、夜間、人目を盗んで子供のもとに餌を届けに来ていたのだ……。(「金色の足あと」)。アニメ制作は『合身戦隊メカンダーロボ』『アンデス少年ペペロの冒険』の和光プロダクションが担当。メイン脚本家は、タツノコプロやサンライズの諸作で活躍の鳥海尽三。1970年代の深夜ラジオ番組『たむたむたいむ』(ニッポン放送)のDJとしても大人気だった放送作家・かぜ耕司が、主題歌「愛する地球(ほし)の上で」の作詞を手がけている。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
おはよう!スパンク(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
雪室俊一、たかなししずえ原作の人気少女漫画が原作のテレビアニメ『おはよう!スパンク』の劇場用新作。 森村愛子の飼い犬で、ドジだが心優しいスパンク。彼は可愛いメス犬のアンナに一目惚れした。アンナの飼い主はバイオリン好きの少年・島田翔。翔は愛子のクラスに転入生として現れ、二人は些細なことからいがみ合うが、やがて互いを異性として意識し合うようになる。だが翔は音楽の勉強のため、渡米する日が迫っていた。その事実を知った愛子は、翔のために日本での楽しい思い出を作ろうと決意するが。 テレビ版『スパンク』と同一世界観の劇場アニメだが、スパンクら動物たちの日常コメディが主体のテレビ版と異なり、映画は愛子のラブストーリーが主題。愛子の恋愛ドラマ(ただし相手役は別の少年)を主軸とする原作コミックに近い作風になっている。メインゲストの少年・翔役のCVは、当時の人気若手タレント(アイドル歌手)だった堤大二郎。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
一ツ星家のウルトラ婆さん(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
アニメ会社ナックが企画制作をしたオリジナルのTVアニメ。明治生まれの小さなトラ婆さんは、銀行支店長を務める息子やその家族と一緒に、下北沢にある中流家庭で暮らしている。無類のバイタリティーをもつ彼女と元気な孫の健一のコンビには、常識派である息子夫婦もタジタジ。実はこのトラ婆さん、徳川家康の血を受け継いでおり江戸時代から続く隠密の家系を統合するウルトラ会の総元締でもあるのだが、この秘密は飼い犬のアントニオしか知らない……。OP&EDテーマは、当時アイドル的人気を誇っていた沢田研二が作曲を手掛けており、そのインパクトは絶大。なお裏番組には『まんが日本昔ばなし』が放映されていたが、OP映像にはそのパロディーと思しきものが描写されている。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
あさりちゃん 愛のメルヘン少女(アニメ映画)

1982年3月13日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
室山まゆみによる人気少女マンガ『あさりちゃん』を原作にしたTVアニメシリーズ。その完全新作の劇場版。巻貝小学校4年生の浜野あさりは、体育以外の勉強がまるでダメ。ママからは優等生の姉タタミと比較されて、いつもクサっていた。そんなある日、あさりが帰宅するとママが部屋をチェック。お祖母ちゃんが以前に買ってくれた名作文学全集が、まったく手付かずだと指摘する。ママは明日、お祖母ちゃんが遊びに来る前に文学全集を最低5冊読んでおくよう厳命した。だがムリに本の内容をいっきょに詰め込んだため、あさりの頭は物語の主人公たちと同化してしまい……。原作コミックスの中の一編「あさりちゃんのメルヘン劇場」のアニメ化。翌年の2月21日にTVシリーズの一本として「愛のメルヘン少女」の題名でオンエアされている。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
少年宮本武蔵 わんぱく二刀流(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
作家・柴田錬三郎の時代小説『決闘者宮本武蔵・少年篇』を、爽やかな青春ドラマとして換骨奪胎したアニメスペシャル。剣豪として名高い父である宮本武仁を、ある日何者かに殺されてしまい悲嘆にくれる少年・弁之助。父のような男になるべく、剣の師匠となる平田無二斎の元で修行に明け暮れる彼は、人の道を諭す沢庵和尚や幼馴染の少女お加代、ムササビのキキといった面々に囲まれてまっすぐに成長していく。長じて、宮本武蔵を名乗るようになった彼は、ついに憎っくき父の仇と巡り合うのだが……。主演には俳優の金田賢一、そしてヒロイン役には当時人気絶頂のアイドルである松本伊代がキャスティングされたことが話題になった。ナレーターにも時代劇でお馴染みの芥川隆行を起用している。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
小さなラブレター まり子とねむの木の子供たち(TVアニメ動画)

1982年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
高名な歌手、女優で東京都名誉都民にも選定された福祉事業家・宮城まり子が現実に創設した身体障害児の施設「ねむの木学園」。そこでの実話をもとにした、TV特番形式のドキュメンタリー・アニメドラマ。1968年に、女優・宮城まり子が静岡の一角に創設した、肢体が不自由な児童のための療養施設「ねむの木学園」。まり子は同施設の学園長、また身体障害児たちの母親として14年間の長い日々を過ごしてきた。まり子を支えるのはその秘書の陽子、保母のひとみ、そして近所の中年・中村さんたち。学園での歳月を通じて、多くの者が人と人との触れ合いに快い温もりを与えられていく。1981年に放映されたアニメスペシャル『ヘレン・ケラー物語』の流れを汲む作品で、企画制作は同じNOW企画。真剣で重厚な主題の作品だが、全編は明るいタッチでまとまっている。アニメの実制作は、オカスタジオ。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
二死満塁(ツーダンフルベース)(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
ポプラ社から刊行された砂田弘の児童文学のアニメ化。日生ファミリースペシャルとしてこどもの日に放映された。題名の正しい読み方は「ツーダン フルベース」。通称チビ六・佐藤六助は、少年野球チーム「エッグス」のショートを担当。彼はある日、母から預かった大切なお金を落とし、やむなく不良高校生のダンプとタワーに借金をする。だがワルの二人はその借金と引き換えにチビ六に八百長を要求。苦悩するチビ六だが、チームメイトの捕手タツオの姉・友代に励まされて勇気をふるう。番組制作は東宝とグループ・タックだが、アニメ本編の実制作は、老舗のアニメスタジオ・亜細亜堂が担当。劇場版『ドラえもん』などで有名なクリエイター・芝山努が演出(監督)、作画監督を担当した。現役時代の野球選手・長島茂雄が本人役でアフレコ出演している。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
おこんじょうるり(アニメ映画)

1982年1月1日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
多彩な素材や技法で、多くの秀作アニメーション作品を制作した異才クリエイター・岡本忠成の代表作の一つ。原作は、さねとうあきらの創作民話。 東北の山村に、まじないで厄を祓うイタコのばあさまがいた。だが最近は失敗続きで気がふさぎ、寝込んでいる。そこに空腹の子ギツネのおこんが登場。ばあさまから食べ物をもらって元気になったおこんは、恩返しに浄瑠璃をうなると、ばあさまの気力も回復した。そこでばあさまは、おこんを背中に隠して村人の病気を治しに出かけるが……。 土人形風の張り子人形を用いた、25分の短編・人形アニメーション。心寂しい老婆と子ギツネの間に芽生えた心の交歓を描き、世代を超えた多くの観客を感涙させた作品。大藤信郎賞を受賞の他、キネマ旬報ベストテン第1位など多くの賞を受賞した傑作人形アニメ。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
シュンマオ物語 タオタオ(アニメ映画)

1981年12月28日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
日中国交回復のシンボル的な動物・パンダを主役にした初の日中合作アニメ。 四川省のチンサ台地で、恋人のアンとともに平和に暮らす雄パンダのタオタオ。だが人間がパンダ捕獲に現れ、アンを守ってタオタオのみが捕まる。長い旅の末、ヨーロッパの動物園にやってきたタオタオは、飼育者の女性メアリー、その恋人たちとも心を通わした。だがそんな一同の上に、重く暗い戦争の影がのしかかった。 『男はつらいよ』シリーズで有名な山田洋次監督が初めてアニメ制作に参加(原案と全体の監修を担当)したことでも話題になった作品。アニメーション監督は、CMアニメーション分野で活躍したクリエイターで、映像企画制作会社・白組の代表でもある島村達雄が担当している。エアブラシや点描による作画、ミニチュア特撮や実写合成などの手法も活用された映像が印象的。美術・作画に、中国側の組織・天津市工芸美術設計院が参加している。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
Argon(アニメ映画)

1982年6月3日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
カリグラフィティー(アニメ映画)

1982年12月5日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
映像作家・イラストレーターの古川タクによる自主制作アニメ。上映時間は5分。カメラを使わず、直接フィルムに1コマ1コマ絵を描き込んでいくという技法「カリグラフ」を考案したカナダの映像作家ノーマン・マクラレンへのオマージュ的な作品。実際にはカリグラフは真っ黒に現像したフィルムに針などで絵を描き込んでいくのだが、本作は透明なフィルムに油性ペンで描き込んだものをネガポジ反転させるというやり方で、カリグラフ風の画面を作り出していく。古川の得意とするシンプルな描線でキャラクターが奔放に動き回っていく。

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
新みつばちマーヤの冒険(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (4)
6人が棚に入れました
3か月ぶりの冬眠から覚めたみつばちのマーヤ。だがそんな彼女を待っていたのは、旧友のバッタのフィリップが冬の間に火事にあって行方不明だという知らせだった。慌てるマーヤだったが、当のフィリップはお調子者のネズミ・マウシィによって助けられていた。マウシィは悪い奴ではないものの自慢話たらたらの小うるさいネズミで、フィリップも思わず閉口してしまう始末。だが、マウシィに会ったマーヤは友情を感じ始める。ウイリーやフィリップなどの旧作からのキャラに加えて新しいキャラクターを登場させ、オリジナルストーリーでマーヤの新しい冒険を描く、7年ぶりの続編。

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

故秋山るなのマーヤが最高!

 うちの地域では、休日の朝7時半から放送していました。なごり雪の伊勢正三が主題歌を作っていたので、なんとなく観ていました。マーヤのCVの故秋山るな氏は、セリフのはじめや後に何かしら息遣いや余韻をのこす演技をしていて、当時の自分にはそれがとても心地よく、可愛らしく感じ、すっかり虜になってしまいました。リアルロボットモノや魔法少女モノ(ミンキーモモとか)がもてはやされていた時代に、こんな陳腐な子供用アニメにはまるとは思ってもいませんでした。
 私の中の神回は35話の「マーヤとマウシィ宇宙へ行く」です。嵐に巻き込まれて枝の中に非難していたマーヤとマウシィが,竜巻で枝ごと吹き飛ばされ,自由落下で手をつなぎながらふわふわ浮くシーンは、無駄に科学的な現象をリアルに描写していてちょっと感心しました。勝手に大切な食料の葉っぱを日よけにつかったマウシィに怒った虫(多分アブラムシ)が、裁判でマウシィに「なぜ葉っぱをむしったのか」と尋ねたとき、マウシィが「それは太陽のせいです。日差しが暑かったから、日よけにむしりました。」と答えると、「貴方は太陽のせいだというのですね!」とか詰問するくだりは、カミュの異邦人を思い出させます。この話は、マウシィの知ったかぶりや「マーヤののん気さなど、キャラの性格をよく生かした、25分中にきっちりストーリーを詰め込んだよくできた回だと思います。ビデオで何回も繰り返し観たものです。

そんな秋山るな氏も、14年3月に享年59歳で亡くなりました。自分がプロの漫画家になったら、秋山るな氏をヒロインにしたアニメを作ってほしいなんて漠然と夢をみていたものですが、そんな気持ちを懐かしく思い出しました。その勢いで、DVDBOXを大人買いしました。
たぶん自分の初恋の声優です。いつまでも愛しています。
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

前作とは全く違う作品になりました

・声優が変わってしまう・・・
前作からたった7年しか経ってないのにけっこう変わってしまった
主人公たるマーヤも、マーヤの師匠フィリップも変わった
でもこれはこれでいい!

・話の流れ
牧場(「ぼくじょう」ではなく「まきば」)に住む様々な虫たちは日々協力し合い懸命に生きている
だが様々な問題が起きる
その問題を喧嘩したり、仲直りしたりして乗り越える
よく珍客が訪れ、その客とも問題が起きて、それを牧場のみんなで解決する
それの繰り返し

・前作の敵は全員仲良しになっている
これがもっとも前作と違う点
前作ではクモは敵だった、カエルも敵だった
だが今作ではクモは牧場の住人になり、共存し、仲良し
カエルとは仲良しではないが、少なくとも食われる心配はないくらいの仲に
基本外敵が存在しないアニメとなる
主な敵は人間くらい

・牧場に弱肉強食はない
クモやカマキリ、トンボからしたら
牧場のほとんどの住人が捕食対象だが、そんなことはしない
クモのおばさんなんか毎日のように糸でクモの巣を作るが
そこに他の昆虫をひっかけて食べるなんてことはしない
じゃあなんのために糸で巣をつくってるのかと思えば、「家」らしい・・・・
????

・冒険はない
タイトルは「マーヤの冒険」だが
別に冒険はしてない
これ、前作もそうだったけどね
今作は日常回がさらに色濃くなった

・現在日本&現在ヨーロッパの風刺か!?・・・だが!!
牧場にコオロギ数匹が移民にくる

みな反対するが、マーヤは受け入れる

そのコオロギが親戚を200匹くらい連れくるwwww

そいつらが一晩中歌い続け、餌場を荒らし、めちゃくちゃに

みな迷惑し激怒!

だがコオロギは自らを「自分たちは礼儀をわきまえている」、「みなさんに迷惑をかけられない」
と言い、数日休んだら自ら出ていく

最初は、「これ日本の某市やん!」とか「今のヨーロッパやん!」
とか思ったが
虫たちは人間の移民よりよっぽど礼儀正しいwwww

・マーヤの威嚇、0に
前作のマーヤはけっこう好戦的で
すぐケツから針を出して威嚇していたが
今作は0!
それどころか牧場で一番温和な性格になっている

◯よい

・シンプルにおもしろい!
これにつきる
大したことないアニメで52話もある場合、
「あ~~~~~!!まだあるのかよぉ!!」となりがちだが
このアニメはそんなことはまったくなかった

・牧場のみんなはいい子!
リーダーのトノサマバッタのフィリップ
頭脳役のネズミのマウシィー
そして主人公でフィリップの弟子、マーヤ
様々な珍客が訪れ、騒動が巻き起こる
とてもおもしろい!
暴力は行使しない、必ず話し合いで解決できると信じている
純粋で楽しいいい奴ら!

◯わるい

・ゲストはほぼ次から消える
牧場に訪ねてくる珍客は、その回限りでもう2度と出ない
タランチュラさんとかいいキャラだったんですけどね
牧場にとどまる、とはっきり言ってるのにちゃっかり次の回からいなくなる
ちなみにレギュラーキャラのてんとう虫の5匹の子供も
途中から3匹に「削減」されてしまったwww
死んじゃったのか・・・自然は厳しいからねw

・ただのクズになってしまったウィリー
前作ではビビりだがここぞというときは助けに駆けつける、漢らしいウィリー!
という感じの熱血漢だったのだが
今作はただのゴミになった・・・
友だちのハエに「何の役にも立たないし、気持ち悪い顔」と何度も何度も言い放つ
ちなみにウィリーは後でコガネムシから「変な顔」と言われ、
別の話でも「僕は変な顔ですよ!」と自覚している・・・・

ウィリーは
はちみつの番をやらせれば眠ってすべて奪われる役立たずで
ウシアブのテリトリーと知っている花畑に近づいてウシアブを怒らせ牧場を危機に陥らせる
カブトムシのじいさんが勝手に行方不明になったのをミミズのせいにする
忠告を無視して昼寝して人間に捕まり仲間を危機に陥れる
船の操作を放置しみなを殺しかける・・・など
ただのゴミ
自分がバカにしたハエ以下

・牧場の連中は加護を受けている
主人公補正を受けまくっている
自分たちより大きく、武器も持っているウシアブ数百匹を相手に
アホみたいな武器や作戦でほぼ全滅させてしまうwww
補正受けまくりで萎える

・牧場の連中はマゾ
牧場にはたびたび客がやってくるが、たいていクソみたいな客で
牧場の連中に迷惑をかけまくるが
なぜか牧場の連中はその迷惑行為をありがたがり
「また来てね~笑」とこのクソ客を絶賛する
どういうことなの・・・筋が通らん

・牧場の連中は無能揃い
マーヤとマウシィー、フィリップ以外はバカしかいない
バカすぎてイライラする

・牧場の連中はストーカー揃い
マーヤが城に帰るとみんな旅に出るwww
マーヤが牧場に戻るとみんな戻るwwww
とっくに旅に出たマウシィーもマーヤが戻ったと聞いたら大急ぎで戻ってくるwww
アホか

みなは「牧場が大好き!」、「ほんとは離れたくなかった!」と言っているが
言うまでもなく、こいつらが好きなのはマーヤで
牧場の連中はほとんどマーヤのストーカー

◯THE VERDICT

10/10
非常に楽しめた!!
前作よりだいぶ良かったです
前作も悪くなかったけど、今作はもっと良くなった
とてもいいね!

とにかく牧場の連中は純粋で、楽しい爽やかないいやつらばかり
もっと彼らの活躍を見たかったね

ネズミがコオロギに惚れてプロポーズしようとするなど
ちょっとめちゃくちゃなこともあるけど
暖かないい作品だった!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

計測不能 24 1982年度アニメランキング24位
石化 1(アニメ映画)

1982年12月5日
★★★★★ 5.0 (1)
6人が棚に入れました
詳細不明
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