1979年度に放送されたTVアニメ動画一覧 36

あにこれの全ユーザーが1979年度に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の1979年度に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

85.8 1 1979年度アニメランキング1位
機動戦士ガンダム(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1347)
6198人が棚に入れました
スペースコロニーへの宇宙移民開始を紀元とした未来世界、宇宙世紀0079年が舞台。人類は増え続ける人口のため、半数が月軌道周辺にあるラグランジュ点に浮かぶスペースコロニー群(サイドと呼ばれる)に居住していた。その中で地球に最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦からの独立を求め、人型機動兵器「MS(モビルスーツ)」を駆使して独立戦争を挑んできた。開戦から僅か1ヶ月あまりで双方の陣営は総人口の半分を死に至らしめた。そんな中、サイド7に住む少年アムロ・レイは、地球連邦軍が進めていた「V作戦」に対する調査のためサイド7に侵入したジオン軍MS ザクの攻撃に巻き込まれ偶然が重なり、連邦軍の新型MS ガンダムのパイロットになってしまう。

声優・キャラクター
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、鵜飼るみ子、白石冬美、井上瑤、古川登志夫、鈴木清信、戸田恵子、潘恵子、永井一郎

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

君は生き延びることができるか?

本日、「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」と「閃光のハサウェイ」の予告を観てものすごーーーくいろいろ言いたいのですが、まだ「あにこれ」に反映されていないので後にしましょう。

「機動戦士ガンダム」は富野由悠季がロボットアニメの乱造に切羽詰ってできた作品であり、今までのポジティブで一辺調子のヒーローものだったものを、政治的で人間関係を中心としたリアルなものに置き換えたことにより、「ハリウッド映画」的な重厚感を帯びたのである。

当時のオタクは歓喜しただろう。自分たちの生き様のようなものをそのままアニメ化されたら、そりゃ喜びますわ。

今見ると、当時のアメリカンニューシネマをそのまま「ロボットアニメ」に置き換えただけだと思いますが、それでも情報そのものが氾濫している現在と1980年代初頭では全然、影響力が違うのかと思います。

特にラストにおける新しい時代の「ニュータイプ」たちは、今まで以上に協力して分かり合うことのできる新人類になるというメッセージは2018年現在の若者にも届く素晴らしいメッセージであり、

本作が不朽の名作たる所以だと思います。

。。。。。。初代がやはり一番なのか?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

おその さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガンダムから見えたコト

ガンダム、今見てもやっぱり面白い
ガンダム以前の巨大ロボアニメも数々ありましたがやはりガンダムからこのジャンルは確立したと思います
主人公がヒーローで敵が絶対悪がそれまでの流れだと思いますが、ガンダムは必ずしもそうとは限らない
地球連邦軍側から見ればジオンはいきなり独立宣言し宣戦布告、それを認めず開戦に至る
ジオン側から見れば連邦は地球の資源を食い尽くし独裁的に世界を治めてる

連邦何だから各コロニーにも一定の自治権はあるものの、ほぼ連邦の息のかかった知事が就いてる

サイド3(ジオン公国)だけはこれに反し公国と謳うだけあって「国王」を持つ
ニュータイプに先に目をつけたのもジオン
しかし戦場で目覚めたのは主人公であるガンダムのパイロットであるアムロ・レイ

最初に今見ても面白いと書きましたが時代が時代だけに粗も目立ちます
声優の使い回し、作画の使い回し、バズーカを持って出たガンダムが次のカットでビームライフルに変わってたり
重箱の隅をつつくのはナンセンス

物語に世界観にキャラに、何よりガンダムをはじめとするモビルスーツが好きになれれば
こんなに面白いアニメはない

ここから始まるガンダムシリーズ、宇宙世紀は子供心にアニメの楽しさを感じさせてくれた大切な思いで。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 50
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ニュータイプ神話の誕生

私が“ファーストガンダム”をちゃんと視聴したのは今世紀に入ってから。
但し、「一年戦争」の概要はゲーム等でかなり詳しく知っていました。
(例えば『ギレンの野望』とか『連邦VSジオン』とか『ザク打』とかw)

よってアニメ視聴時は、初見でありながら、頭に打ち込まれた名セリフなど、
既知の展開を確認する視点で“ファーストガンダム”を体感することになったわけですが、
それでも引き込まれましたし、心が打たれるシーンが数多くありました。


ちなみに私が好きなモビルスーツはジオンの水陸両用MS群。ズゴック、アッガイ、ゾック……。
まるで甲虫かカンブリア紀の海中生物のような独特な面構えで、
ストレートに格好いいとは言えませんがwそこが渋くて、またいいと思います。
私にとっては『ガンダム』シリーズの中ではティターンズの可変MS群と双璧を成すメカたちです。

本作はメカだけでなく、キャラもイケメンばかりではない所が、
かえって人間味が溢れていて良いと思います。
こういうデザイン、作画には、つい高得点を付けたくなってしまいます。


本作は人間ドラマが光る名作だと思います。
“富野節”全開のささくれ立ったセリフ回しなどで構築された、
人間関係の描写が繊細で実に素晴らしい。
素晴らしすぎて、見てるこっちまで、胸がチクチクしますし、胃が痛いですw


本作が生み出した「ニュータイプ」という概念は、
後世や、某アニメ雑誌のネーミングにまで影響を与えた強烈なエポック。

もしも「ニュータイプ」が戦場の極限状況に置かれた戦士が獲得した超能力程度なら、
ここまで多くの人々の心に刺さることはない。かなり陳腐な設定に止まったと思います。

ですが、本作の「ニュータイプ」は相当に突き詰められた人間関係の上に立脚しているからこそ、
後々の時代にまで響いたのだと思います。


“ファーストガンダム”の世界においては、
友軍の絆、家族の縁すら頼りになりません。
それどころか、家族同士、仲間同士で裏切り、いがみ合っています。
人類の半数を死に至らしめたこの「一年戦争」の惨状を引き起こしたのは、
こうした人間たちによる相互不信こそが原因なのでは?
ギスギスした人間同士の描写を見ていると、そんな終末感すら漂ってきます。


私が地味に印象に残っているのは第八話「戦場は荒野」

{netabare}主人公アムロたちが搭乗するホワイトベースに収容された避難民が下船を願い出る。
それを巡る連邦VSジオンの駆け引きが渋い回。

成り行きで、このまま戦争が続けば、みな不幸になる。と奇妙に意気投合した、
ジオン兵と連邦側の避難民によるやり取りが地味ながら秀逸で妙に心に残っています。
敵味方など関係ない。戦争なんて勝手にやってろ。そんな厭戦気分が堪らなく渋いです。{/netabare}


さらに、好きな……と言うより、ゲーム→アニメで印象が好転し、
共感度がアップしたキャラはカイ・シデン。

最初はただのチャラ男かな?と思っていましたが、
苛烈な戦争の実態が投げかけられるにつれ、
次第に一見いい加減な彼の言動も、惨劇の中で正気を保つ防御本能に思えて、
だんだんカイのことが愛おしくなってきました。

「ニュータイプ」でもない凡人が、地獄を生き抜くには、根を詰めるばかりでは、とても保たない。
私もカイみたいに適度に逃避しつつ「一年戦争」の現実と折り合いを付けようとすると思います。
ただ、私はカイほどスキルもありませんし、上手く立ち回ることもできないでしょうね……(苦笑)


ここに至っては、もはや味方も血縁も、お偉いさんが大言壮語する戦争の大義も、
悲惨極まる戦場でPTSD級の高ストレスを受けたはずなのに、
心身すこぶる健勝などと意味不明な判定を下すコンピュータ健康診断も、
全くもってあてにならない。

俄にホワイトベースに同舟した仲間のチームワーク程度では、
この虚無感にはとても立ち向かえそうにない。

こうした息ができない程の鬱屈を徹底された上で、満を持して、
人間同士が分かり合い、こじれた人間関係をも打開する切り札として、
人類の革新としての「ニュータイプ」思想が視聴者に提示されるのです。


後世の『ガンダム』シリーズでは、この「ニュータイプ」の概念を相対化し、
総決算を試みるエピソードが数多く登場して、私もそういう筋書きがお気に入りだったりします。

けれど改めて“ファーストガンダム”に舞い戻って、「ニュータイプ」発現の根源に触れてみると、
後のシリーズが総括した「ニュータイプ」思想とは、
兵器として有用な「ニュータイプ」能力が一人歩きして形骸化した残滓が、
急進的な革命思想とみなされ、排除されたに過ぎないのでは?との着想すら抱いてしまうのです。

なるほどエスパーじみた怪しげな「ニュータイプ」能力は
既存の政治勢力等に封じ込められたのかもしれません。
では、この分かり合えない人間関係はどうしてくれるのか?
そもそもの事の発端については未解決のまま放置されている感すらあります。

身内の虐待がどうの、社会の分断がどうのと騒然としている現代にこそ、
むしろ「ニュータイプ」思想は人々の心に響くのではないか?
そんな感想すら浮かんで来るのです。


「ニュータイプ」神話は未だに健在なのです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42

73.6 2 1979年度アニメランキング2位
ベルサイユのばら(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (137)
628人が棚に入れました
18世紀のフランスで、男として育てられた14歳の貴族オスカルは新たに皇太子妃となるマリー・アントワネットを護衛する近衛隊長に任じられた。心優しい彼女を守って数々の修羅場を戦い抜くオスカルだが、贅沢三昧の王侯貴族と貧しい庶民の溝は日々深まっていき、やがて血で血を洗うフランス革命が勃発する…。

声優・キャラクター
田島令子、志垣太郎、上田みゆき、野沢那智、吉田理保子、三景啓司、市川治、キートン山田、内海賢二、京田尚子、安原義人、森功至

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オスカルは「餌」(笑)。(連載開始45周年らしい)

原作は少女漫画『ベルサイユのばら』(池田理代子作)。

実際にあったフランス革命近辺の時代を、架空のキャラクターオスカルの視点からを中心に描く歴史大河ロマン作品。

作中で歴史は20年近く経つ、今の感覚からすると長い感じの作品です。

池田先生は当初マリー・アントワネットを主人公にした作品を構想して、編集部に却下されたらしいです(笑)。オスカルを立てても、少女漫画誌で歴史物を連載すること自体に難色を示されたらしい。

当初の構想の影響か、オスカルの青春だけでなくマリー・アントワネットの奔放さみたいな辺りの描写にも時間が割かれています。

他にアンドレは有名だと思いますが、フェルゼン伯爵辺りも重要キャラですね。

オスカル中心に観るだけでなく、是非マリー・アントワネットやフランス革命にフォーカスして観ていただきたい作品です!

OP/EDも劇伴音楽もかなり良いと思うので、想い出補正はあるかもしれませんが、音楽評価は5です(笑)。

2017.4.21追記:
1972年に原作マンガのマーガレットでの連載が始まったらしく、今年2017年は連載開始45周年、池田理代子先生はデビュー50周年らしいです。これを記念して復刊ドットコムから豪華版(全7巻: 復刊ではない)が刊行されることになりました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆不朽の名作

18世紀のフランス革命前を舞台に男装の麗人オスカルと
王妃マリー・アントワネットらが激動の時代を生きていく物語。

「マーガレット」の人気コミックで宝塚の舞台と共に
一大ブームになりました。(^o^).:*:・'°☆

監督が1話-13話が「巨人の星」の長浜忠夫先生で

19話-40話が出崎統先生でそれぞれ特徴の違う巨匠の演出が
楽しめます♪

愛と陰謀、スペクタクルと歴史ロマンのクオリティ高い名作です~☆


軽くフランス革命の勉強にもなると思います♪♪♪~



原作/池田理代子

アニメーション制作/東京ムービー新社(現:トムスエンタティメント)


1979年10月10日-1980年9月3日 日本テレビ(全40話)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

mikura さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はじめて最後まで見たアニメ。

 1979年のアニメ。言わずと知れた歴史ロマンの大傑作。
 私が小学生から中学生のころ、夕方に何度も再放送されていて、衝撃的で官能的なオープニングに毎回胸をときめかせながら視聴していました。

 女性でありながら父親に軍人になるよう育てられたオスカルとその従者アンドレ、王妃マリーアントワネットとその愛人でスウェーデンの貴族フェルゼンを中心に、革命前のフランスを舞台にした歴史フィクション。

 オーストリアの女帝、マリア・テレジアの娘アントワネットが、政略結婚のためフランスのルイ16世に嫁いでくるところから始まります。このとき近衛連隊の隊員として、オスカルは国境付近まで迎えにくる。
 
 その後、当時の国王ルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人とアントワネットとの確執、ルイ15世の崩御、フェルゼンとの出会い、社交界での数々の出来事や陰謀、そして有名な首飾り事件やヴァレンヌ逃亡事件、バスティーユ監獄の襲撃など、ほぼ史実にそった物語が主にオスカルの視点で描かれていきます。
 オスカルやアンドレはフィクションの人物ですが、これらの事件に密接に関わっていく形になっています。

 オスカルは近衛連隊長でアントワネットとも親しいため、当然王家側で、陰に陽にアントワネットを支えていくのですが、貧困にあえぐパリ市民や市民活動家たちとの交流を通じ、次第に気持ちが揺らぎ、葛藤を抱えていくのでした。
 
 何度見ても面白い。歴史の事実をもとにした物語なので、とてもリアリティがあります。高校で世界史を学び、当時の時代背景や周辺諸国の動向がわかってから見ると、またより深く楽しめました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

73.5 3 1979年度アニメランキング3位
赤毛のアン(TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (137)
641人が棚に入れました
高畑勲と宮崎駿がスタッフとして参加した最後の世界名作劇場。モンゴメリの名著である原作を忠実に映像化している。働き手の男の子を引き取る予定だったカスバート兄妹の元へやってきたのは、なぜかアン・シャーリーという女の子だった。手違いから起きたこととはいえ、感情表現豊かな彼女と共に暮らすことを決めた兄・マシュウと妹・マリラのふたりは、やがてかけがえのない家族の一員としてアンを愛するように…。

声優・キャラクター
山田栄子、槐柳二、北原文枝、麻生美代子、高島雅羅、坪井章子、京田尚子、井上和彦

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【お気に入り】 この世の中にたくさんある「好きなもの」のひとつ

~
 孤児院から引き取られた少女・アンは、お喋りと空想に命をかける暴走気味な女の子で、そんなアンが巻き起こす日常に始めは戸惑いを見せる養母のマリラと養父のマシュウでしたが、次第に2人にとって掛け替えのない存在へと変わっていく様子が全50話の中で暖かく描かれています。アンは孤児、マリラとマシュウは兄妹同士という奇妙な関係。3人の間には何一つとして親子の関係が成り立っていませんが、グリーンゲイブルズ(アンたちの家)の中ではまるで本物の家族のような絆が描かれていて、さらに、アンのユーモアとイマジネーションに弾けた物語も合わさり、万人に感動を与えるだけの温もりがあります。ただ、そんなグリーンゲイブルズの微笑ましい日常の裏で、この作品では人生の重みも描かれていて、と言うのも、人生というのは楽しいことがあると同時に辛いことや悲しいこともあって一概に順風満帆ではありません。それはアンたちの人生もまた同様であり、普遍的な一生が儚くも強く描かれています。そのため、グリーンゲイブルズで流れる時間には、楽しい日常を映し出すだけではなく、子供が成長する裏で老いていく大人の様子も描かれていて、それが物語に深みを与えています。過ぎていく時間は残酷でどこかやりきれない気もしますが、それと同時に、人生の希望や尊さを慈しむことができると思います。そして、どれだけ姿が変わろうとも親子のあいだに宿る愛情だけはいつまでも変わることがないことをこの作品は丁寧に示してくれています。 世界的に有名な児童文学の名作を、監督・高畑勲(たかはた・いさお)、レイアウト・宮崎駿(みやざき・はやお)、絵コンテ・富野由悠季(とみの・よしゆき)、そして、キャラクターデザイン兼作画監督・近藤善文(こんどう・よしふみ)たちの手によって素晴らしいクオリティーで制作され、アニメ史にも名を残す雄編(ゆうへん)となりました。原作の発行から100年が経った今でも、きらめきの湖のように光輝くグリーンゲイブルズの温もりは人々の心に寄り添いながらいつまでも愛され続けています。

個人的評価:★★★★★(5.0点)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

さざぼう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ほんとうに名作

なんて素晴らしいアニメなんだろう。
見終わってすぐにまた1話から見直すほど、このアニメを好きになってしまいました。
見終わった今は、夢の中にいるような心地よさを味わっています。

主人公の性格は、悲しいことが起きればわんわん泣いて嘆き悲しむし、嫌なことをされればかんかんに怒って手が付けられなくなります。
しかし、どれもこれも決して尾を引くものではなく、時が経てばけろっとして立ち直り、大好きな空想に耽っては世界を愛おしく想うことのできる、たいへん明るい部分も持ち合わせています。
そういう喜怒哀楽の激しさに加え、両親から受け継いだであろう才能も生かしつつ、人間関係をこじれさせるたびにそれを正し、周りの人たちと共に生きるということができる素晴らしい人間性を持っています。
また、友情の楽しさや心強さ、頼もしさをよく垣間見ることができ、それもこのアニメの重要な見所であると感じます。

とにかく、このアニメの登場人物は欠点だらけで、酷く脆い部分はそのように、強く美しい部分もそのようにと、人間という人間が臆面なく表現されており、そこに共感せずにはいられない、そんなアニメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうさのう・・わしは視聴したほうが良いと思うが・・

全50話。
世界名作劇場。

孤児である主人公アンがグリーンケイブルスの老兄妹のとこに引き取られて成長していく日常系。
名作劇場は、どっちか言うとお子様向けのイメージが強いが、コレに限ればガキの頃に見ても良さがいまいち分からんのではないかと。個人的には大人向けの地味な名作という印象。
そう地味であるが故にこのレビュー数の少なさなのか、それとも単純に古いからか。名作なのに寂しいもんだ。

主人公アンは、駿の爺さんも裸足で逃げ出したくらいの妄想癖逞しい女の子。
それでいて古美門弁護士に負けないくらい機関銃のように捲し立てる。しかも短気というおまけつき。
かなり賛否分かれるキャラだろう。

しかし思うのは正統派美少女。それでいて性格もおしとやかなんて無難で面白みの無い主人公で無く癖が強く好みも分かれるだろうが、当たればでかい主人公を持ってきたというのは恐れ入る。
自分は正統派より癖のあるほうを好むんでアンという主人公を比較的容易に受け入れることが出来た。

全50話中36話までが少女時代。以降ある程度成長した後のアンの物語。
個人的には少女時代の話のが好きだ。成長後も勿論いい話、泣ける話も多いが見ててなんか寂しくなる。
この辺りは見て貰えたら同じ感覚を味わえることだろう。多分。

この物語を語る上で外せないのがアンを引き取ることになった兄妹。
夫婦では無く兄と妹というところがミソなのだ。
アンにどこまでも甘く、女性が苦手な兄のマシューとアンを厳しく教育しようとするが実は愛情深い
妹のマリラ。
この兄妹のバランスが最高だ。アンとこの2人の交流こそが最大の見所だろう。

特にマリラは自分的には一押しキャラで、このマリラとアンの絡みはどれも大好きだ。
彼女(マリラ)は早すぎたツンデレなのだ。時代が彼女に追いついていなかった。
もし赤毛のアンが今この時に放映されていたならば世のツンデレ好きから歓喜の声で迎えられていただろう。
このマリラがたまに見せるデレ。愛情、優しさが堪らなく可愛いくもあり微笑ましいのだ。

さてそろそろまとめに入ろう。
人は選ぶが間違いなく名作だと思う。男が見ても普通に楽しめる(ただし大人)はずなんで未視聴なら1度は見て損はないだろう。
流行の最新アニメもいいが、たまにこういう古くてもいいものを見直してみるのもまた乙なもんだ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

68.0 4 1979年度アニメランキング4位
ドラえもん [第2作-第1期](TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (170)
744人が棚に入れました
何もやってもドジばかりの少年「野比のび太」。お正月をのんびりと過ごしていると、机の引出しから、のび太の子孫「セワシ」と「ドラえもん」が現れる。未来の野比家では、のび太が残した借金がセワシの代まで及んで困っているという。悲惨な未来を変えるために、セワシが世話係として連れてきたドラえもんと暮らす事になるのび太。ドラえもんはポケットからひみつ道具を取り出しのび太を助けてくれる。のび太は道具に頼りがちになりながらも、時には反省し学んでいき、少しずつ未来はより良い方向へと進んでいく。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、よこざわけい子、白川澄子、千々松幸子、加藤正之、中庸助、太田淑子、沢りつお、加藤治、井上和彦、田中亮一、兼本新吾、渡部猛、松原雅子、鳳芳野、横尾まり、二又一成、青木和代

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こんなこといいな できたらいいな。

今の日本の働き盛り世代の心のふるさと。
説明不要のタイトルです。

今は新しいドラえもんが根付いていますが、
小原乃梨子さんののび太くんの声、大山のぶ代さんのドラちゃんの声、
何年経ってもこれだけは譲れない人は多いと思います。

大杉久美子さんの「どらえもんのうた」
さあ、目をつぶって頭の中でリピートして見ましよう。
過ぎ去った自分の子供時代が蘇って涙が湧いてくるでしょうね。

面白い面白くない以前に特別な存在。
最強の想い出補正アニメですね。

まあ、晩節を汚した感もありますが。
つんくが作ったED「あぁ いいな!」
よくありません。不快です。
末期は迷走していましたね。

とりあえず昔の気持ちを忘れたくない人は原作本を読みましよう。
藤子F不二雄先生の良さに改めて気づくこと間違いなしです。

1989年のインタビューで藤子F先生が、
のび太くんについて非常にいいことを言ってます。
ネットでも見られますので
是非、ご自分で検索して見られることをオススメします。

あ…漫画の宣伝になっちゃいましたが、
これでも原作者大好きですので、まあいいや!

鑑賞状況についてですが観てない話も結構ありますし、
今から全部というのも…ですので、断念扱いにしました。


ではでは、これにてです。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 50
ネタバレ

みけねこ+ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヤフコメ住人の温かさに涙。

私にとってのドラえもんは、やっぱ大山のぶ代さん演じる
ドラえもんなんだよね。

大山さんに関するネットニュースを見ていたら、
ニュースに対するコメントの温かさに思わず泣いてしまった。

リンクを貼るとレビューが弾かれる><

「yahoo news 大山のぶ代 ドラえもんも忘れてしまった」
で検索してみてくださいな。
 


今でもこれだけ多くの人に愛されてる作品ってなかなかないよね。


特にこのコメントが好きです。
{netabare}
忘れてもいいよ。
俺たちが覚えてるから。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の人生そのもの

評価するまでもないですけど
一応するとします

小さいころから慣れ親しんだドラえもん・・・
今のドラえもんも嫌いじゃないけどやっぱりこっちかな

面白い話、泣ける話、考えさせられる話・・・
いろいろありました
その全てが今の私になっているような気がします
ドラえもんを見ていなかったら
また違う自分になっていたのかもしれません

言うことがうまく思いつかないけれど
ドラえもんは私の人生みたいなものですね


感想を書いているとまたドラえもんが見たくなりました

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

64.6 5 1979年度アニメランキング5位
サイボーグ009 [テレビシリーズ第2期](TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
155人が棚に入れました
70年代後半に原作執筆が再開された中で復活した、新作テレビアニメ。今回の制作は、東映テレビ部が担当する。世界中に“神”を名乗る巨人・超人が現れた。平穏な生活を送っていた9人のサイボーグ戦士は、傲慢ともいえる行動で人類に迫る神々に挑む。だが事態が未消化な結末を迎えたのち、今度は各地にサイボーグの力を悪用した事件が生じる。その陰には“ネオ・ブラックゴースト”の名で復活した、かつての宿敵の暗躍があった。

声優・キャラクター
井上和彦、杉山佳寿子、千々松幸子、野田圭一、キートン山田、銀河万丈、はせさん治、肝付兼太、戸谷公次、富田耕生、古川登志夫、中田浩二、大竹宏、渡部猛、永井一郎、笹岡繁蔵、田の中勇、柴田秀勝、吉田理保子

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

敵首領3人のビジュアルもすごかったが、実はその背景が

マイベストを作る際に「評価」を書かないと、
それらをセレクト出来ない仕様なのですね。
ちなみに私はこのオープニングはアニメ史の中でも
最も好きな曲で、エンディグはその反動で、
どこか寂しかったのを覚えています。

私にとっての石ノ森章太郎先生は実写ヒーローの開祖であり
その象徴は言うまでもなく「仮面ライダー」です。
そしてアニメの代表格がこの009だと思っています。
この第2期で覚えているのが、
ネオブラックゴーストの首領3人ですね。
ブラフマー、ビシュヌ、シヴァの3つ子ですが、
それぞれ顔が3分の1ずつ機械部分が露出しているのです。
そしてこの3人の良心等でよって作られた
サイボーグ「ガンダール」。
この3人の3つ子のビジュアルもすごかったが、
ガンダールも含めた愛憎の背景がまたエグイ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

島本和彦「ダメだぁ・・!全然わかってない・・!」

ジャンプした時のガニ股!その躍動感!

006の火炎放射が口元からズレて出ている・・空気中で炎になるという表現!

そのリアル!!SFっぽさ!!!

(アオイホノオより、009視聴シーン)

私も金田作画ハマリましたけど、第三者視点で見ると恥ずかしいw

ただフランソワーズの「ただ振り返り、まばたきするだけ・・」は、目から鱗でしたw
そうか!能力ではなく可愛さを魅せる!!・・これが金田伊功・・っ!!

ちなみに本編は宇宙樹編の印象が強いです。あのままやって欲しかったな
・・ネオ・ブラック・ゴースト編は長かったのでなんとなく覚えているけれど、戦士の休息編ってなんだ・・
宇宙樹編,ネオブラックゴースト編は原作だと「エッダ編」「ヨミ編」から構想を得ているのですね。

戦士の休息編は公式で“各キャラクターを掘り下げる”と書いているので、
打ち切りになった宇宙樹編からの閑話休題として、
原作にない完全オリジナルが差し込まれたという解釈でいいのだろうか?

観たければBOX買えよってことですね、わかりますw

OPの“誰がために”は勿論のこと、
EDの“いつの日か”も、ギャートルズの“やつらの足音のバラード”と並んで
70年代アニメ名曲BESTにランクインする音楽だと思っています。

「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」の出来も凄く良かったですね
2000年代のリメイク作は良く出来てた。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作に無いストーリーなのによくできてる

三つ子が支配するネオ・ブラックゴーストは確か原作には無いものだが、三つ子がガモ博士(001の父)によって改造されたという設定もガモ博士がブラックゴーストのメンバであった原作とずれておらず、丁寧に設定されていると感じた。{netabare}そして三つ子の独特の形態とその秘密に意外性があるとともに、医学設定を含んでいて、手術とか脳みそ(ハカイダーとかネ)といった石森作品らしさを維持していた。{/netabare}
 さらに、三つ子のネーミングがインド宗教から採っており、世界文化史的という点で石森作品らしさに従っていて良かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

63.3 6 1979年度アニメランキング6位
海底超特急マリン・エクスプレス(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (15)
52人が棚に入れました
日本テレビの24時間テレビ内で放映されることが一時期定番となった、手塚治虫の手掛けるアニメスペシャルの第二弾。 西暦2202年、太平洋を横断する海底超特急が完成し、さっそく試運転の日を迎えることに。開発者であるナーゼンコップ博士の息子ロックが運転士となり、出発したマリンエクスプレスの車内には殺人事件の犯人を追う私立探偵のヒゲオヤジを始め一癖も二癖もある連中が乗り込んでいた。やがて運航中に次々と問題が発生し、乗客それぞれの思惑が明るみに出る中、ロックは途方もない輩を相手にすることになる。 アトムにサファイヤ、そして写楽など前年の『バンダーブック』以上に手塚作品の著名なキャラが勢ぞろい。それぞれの設定は基本的に本作用のオリジナルだったが、なぜかブラック・ジャックだけは元のままでファンを歓ばせた。

声優・キャラクター
武岡淳一、富田耕生、野沢那智、清水マリ、勝田久、肝付兼太、大塚周夫、雨森雅司、太田淑子、小山茉美、千葉耕市、矢田耕司、豊田真治

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

チョコラが可愛い。スターシステムもいいですね。24時間TV手塚アニメでは1番かも。

 ユーチューブでお勧めで出てきたので視聴。公式無料です。昔見たことありますが、すっかり忘れてました。

 何本か24時間テレビの手塚アニメは見ましたが、一番まともな出来だと思います。アトムとチョコラ(作中の名前は違うけど)のアンドロイドの悲哀がテーマとしてありましたし、SF的な設定も悪くなかったと思います。

 本作の売りとしてはスターシステムという奴で、おなじみなキャラが沢山でてくるのも魅力です。
 スターシステムというのは、要するにデザインは一緒だけど違うキャラとして登場させることです。役者がいてその人が、それぞれの話に出てきて演技をしているというイメージなのでスターシステムですね。ちょっとメタ感があるので効果的に使わないと難しいですけど、手塚の場合はコミックから多用していたので違和感が無かったです。

 マンガだとたまにありましたけど、アニメだと手塚以外だと舞-HiMEくらいかなあ。他作品のキャラが同じ設定というか世界観の拡張で登場するのは私はスターシステムとは呼びたくないですね。WIKIはこの定義があいまいな気がします。

 本作はアニメ作品として手塚24時間TVアニメという資料的な興味もありますが、作品として面白かったです。話の展開のスケールが大きいし未来的な映像も海や過去のパートの画もなかなか良かったと思います。

 チョコラが可愛いし…作画エロいし。手塚っぽい色っぽい目が再現できていました。ただ、後半はちょっと作画が荒れましたね。
 放送している途中まで作品を作っていたという伝説があるくらいギリギリの作品だったみたいですけど。

 手塚アニメの中ではバランスが取れた秀作の方ではないでしょうか。マンガのキャラが動いているのを見るだけでも価値はありました。ただ、展開も演出も声優さんの演技も古くて見てられない人はいるかもしれません。
 
 マリンエクスプレスの何というかバンパーが昆虫の口みたいに動くのもカッコイイです。曲も悪くないし。ただ、マリンエクスプレスそのものにSF的な意味が何にも乗っかって無かった気が…南の島に向かう海底超特急か…まあ、中でいろいろありますし、意味が無くはないですかね。環境の話もありました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

63.2 7 1979年度アニメランキング7位
花の子ルンルン(TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (21)
111人が棚に入れました
七色の花捜しに訪れたヨーロッパの街々でルンルンは色々な人間が引き起こす事件に出喰わします。その度に足を留め、持ち前の好奇心から事件に積極的に関わっていき、いつも台風の目になるルンルンです。しかし、事件が解決した後には、決まってその街の人間達の胸に<豊かな心の花>が咲き、ルンルン自身もまた、これら一つ一つの事件を通して、自分では知らない間に、ひとつずつ人間的に成長していきます。

声優・キャラクター
岡本茉利、白石冬美、神山卓三、水島裕、はせさん治、喜多道枝

Comprends さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ルンルン♪という言葉の元祖ですよね

でもそれは置いといて。

不朽の名作、キャンディ・キャンディからの流れで観てましたw

OP曲も引き続き、我らの永遠のアイドル、ミッチーこと堀江美都子さんでしたからね。

それと毎回、最後に花言葉がありましたよね。
それを楽しみにしてました。

あっ、でも最初と最後だけを観ていたのではないですよっ。
詳細までは記憶にないですが、毎回良く考えたよなぁという話だった印象がありますから。
内容のある話だったと思いますよ。

もう一度観たいとも思うんですが……
DVD-BOXとか、あまりにも高額で迷うんですよねwww
(他にも欲しいものがたくさんありますしね)

でもいつか、欲しい逸品ですね。
花言葉集を買ったと思って、ドォーンといきますかwww

それと、評価は当時の気持ちに立って付けたものですwww

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

東映の誇る魔女っ子シリーズですね

そしてあの「キャンディ・キャンディ」の次番組だったと記憶しています。当時の日本をあらわすかのように欧州上流志向で、舞台はいかにもといったフランスでした。ただ、話はマルコ(母をたずねて三千里)同様ロードムービー系です。「花の子」にしか探し出せない「七色の花」を求めて旅をするのですが、そのお供の犬と猫がとても可愛いかったのを覚えています。(ただこの犬と猫自体が異世界からの使者で、ルンルンを「花の子」に見初めた超重要設定の2匹(2人?))

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

☆東映魔女っ子シリーズ8弾

シリーズ一番の癒し系作品です☆

南フランスを舞台にルンルンが花の鍵で困った人々を
助けていきながら七色の花を見つける旅の物語。毎回花言葉を紹介
するのも楽しいです(*^^*)♪

アニメーション制作/東映アニメーション

テレビ朝日
1979.2.9-1980.2.8(全50話)金曜19:00枠


主観的評価(A)




追記欄_

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

61.7 8 1979年度アニメランキング8位
科学忍者隊ガッチャマンF(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (12)
71人が棚に入れました
科学忍者隊はソーラーシフト計画を成功の一歩手前で阻止し、総裁Xの野望を打ち砕いた。ソーラーシフト計画で荒れ果てた地球は徐々にではあるが復興を始めていた。その一方で、ドクター・ラッフェルを失い、彼の手によりサイボーグとして生まれ変わったジョーに内蔵されたブラックボックスの解析とエネルギー補給の目処は進まず、日を追う毎に死が近づいていく……。その頃隕石山の崩壊したギャラクター本部では瓦礫の中に埋もれていた総裁Xの亡骸に残されたメカ部分が活動を始め、あらゆる機械を取り込んで増殖していた。時を同じくして、マフィアのエゴボスラーファミリーは今が好機と世界征服に打って出る。

声優・キャラクター
森功至、ささきいさお、杉山佳寿子、塩屋翼、兼本新吾、大平透、及川ヒロオ、中田浩二、宮村義人、緒方賢一、加藤精三、納谷六朗

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あしかけ4年放送!

このレビューを書いていて思ったのですが、
ガッチャマンシリーズって、偉大ですよね。
当時はアニメ製作会社が本格的に力を入れた作品は
1年52話が主流ですが、この作品は1期で好評を得て
2年放送され、Ⅱで1年、
そしてこのファイターでも約1年と
計4年も放送された作品です。
12話1クールが主体の現代とは全くスケールが違いますね。
ちなみにここからは個人的な見解ですが、、、
これまでのガッチャンマンって、
影の似合うもう一人の主人公
ささきさんのジョーを足掛け3年で
いじめ倒した作品のイメージです。
そこで不死身のサイボーグになって、
もういじれなくなったので
いよいよケンを犠牲にし始めた、
というイメージでした。
そのシンボルとなるのがケンのメイン武器の変更です。
これまで科学忍者隊のイメージを代弁していた
ケンのメイン武器である
鳥型の姿をした手裏剣(というかブーンメラン)を
とうとう剣にしてしまいました。
この剣はただの剣じゃなくて、
話の根幹に関わるアイテムでした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

61.2 9 1979年度アニメランキング9位
未来ロボ ダルタニアス(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (12)
50人が棚に入れました
東映本社製作、サンライズ(当時は日本サンライズ)の実制作によるロボットアニメの第4作め。『コン・バトラーV』~『闘将ダイモス』の流れを汲む作品で、監督(前半)も演出家・長浜忠夫によるものだが、放送局はTV東京(当時は東京12チャンネル)へ移行した。時は1995年。宇宙からの侵略者であるザール星間帝国のため、地球は壊滅的な打撃に見舞われていた。だがそんな戦禍の中、日本では身寄りの無い子供たちが懸命に生きていた。ある時、一同は地底に地球のものでないメカを発見。それは50年前の戦時中に飛来したエリオス星の宇宙船アダルスで、奇しくも少年少女のリーダー格である楯剣人はエリオス王家の血を引く忘れ形見だった。ザールに滅ぼされたエリオスを復興するため、アダルス基地のアール博士は剣人に王族継承を願うが、堅苦しい因習を嫌う剣人は拒否。剣人たちはアダルス基地にある巨大ロボット・ダルタニアスでザールの攻撃から地球を守る。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

えっ? ライオン?(噛み付くかも?)

長浜ロマンロボット3部作(コンバトラーVから始まる
長浜忠夫総監督によるシリーズ)の延長に当たる作品ですね。

確かこの後、いくつかライオンをモチーフにしたロボットアニメ
(ゴラインオンとか)が出ましたが、これがハシリだったと思います。
もう、最初に見た時には引きましたよ。その後徐々にカッコいいな、、と
感じるようになりました。

で、プロットは確か「三銃士」をイメージしていたと思いますが、
それが主人公の生い立ちとも関係していました。
(ようは悪代官によって王位を終われた美青年の王位奪還物語)
ただ、そんな事より私の中で、この作品のイメージは
ライオン型サイボーグ ベラリオスとダルタニアスに成った時に
ベラリオスが口から吐き出す剣 火炎剣。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

60.6 10 1979年度アニメランキング10位
闘士ゴーディアン(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (10)
41人が棚に入れました
タツノコプロが『ゴーダム』以来ひさびさに手がけた巨大ロボットアニメ。主人公の青年ダイゴの体をおおうように小→中→大のロボット3体がひとつとなる分身合体システムが大反響を呼び、商品展開が大好評だったため、全73話というロングラン放映を成し遂げた。未来の地球。アメリカ西部にある街ビクトールタウンを守るメカ・コン第18連隊に、新たな隊員=ダイゴ大滝が加わった。その夜、地球を荒らすマドクター一味が街を襲撃。これに応戦するダイゴだが苦戦を強いられてしまう。そんな時、謎の巨大ロボットが現われ、マドクター一味を撃退してダイゴを連れ去っていく。この分身型巨大ロボット=ゴーディアンを動かしていたのは、ダイゴも知らなかった姉のサオリで、ゴーディアンは本来ダイゴのために父が開発した機体だった……。

声優・キャラクター
安原義人、井上瑤、納谷六朗、鈴木清信、増岡弘、高島雅羅、吉田理保子、鈴木れい子、村松康雄、北村弘一

59.7 11 1979年度アニメランキング11位
ゼンダマン[Zenderman](TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (19)
111人が棚に入れました
不老長寿の秘薬「命のもと」を探し出し、世界平和に役立てるため、紋者博士はタイムトンネルを完成させたが、自分達の私利私欲のために「命のもと」を奪おうとするアクダマトリオは、タイムトンネルの別の入り口を見つけ、タイムトンネルに入ることに成功した。紋者博士の孫であるさくらちゃんと、博士の助手である鉄ちゃんが善意の塊ゼンダマンに変身し、アクダマトリオの野望を打ち砕く戦いを描いた作品。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、滝沢久美子、佐久間あい、宮内幸平、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、池田勝、宮村義人、山本正之、田中勝、荒川保男、飯塚昭三、富山敬

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やる~やる~やる~ やられるぞ、きっと、なっ!

・・・ほとんど覚えてなかったのでレビューを書くに当たって
ランダムに一話チョイスして観直してみました(゜-゜)
たまたま選んだ32話にて衝撃の事実が!(゜Д゜)
 
マージョー一味(タイムボカン)とドロンボー一味(ヤッターマン)と
今回のアクダマンは同一人物だったんですね(゜Д゜)

・・・・と、いうことで、今回もウイキのお世話に(゜-゜)
・・・なるほど(゜-゜)
当初(少なくともゼンダマン32話時点)では、同一人物という設定だが
現在では別人というのが公式設定のようです(゜-゜)
 
シリーズがこれほど長く続き、三悪がこれほど人気になると
思ってなかったんでしょうね(゜-゜)
それぞれを別人として同時に登場させ、協力したり対決するシーンを
描いてみたくなる気持ちわかるなぁ(゜-゜)
 
ところで、おだてブタに代表されるコックピットメカに、オシイ星人ってのがいるけど
このオシイ星人、モデルは当時演出で参加してた押井守なんだってね(゜-゜)
 
お~しぃお~しぃ~お~しぃお~しぃな~ もうちょっと~ぃ(゜Д゜)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

57.8 12 1979年度アニメランキング12位
ザ★ウルトラマン(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (16)
86人が棚に入れました
特撮作品の老舗・円谷プロを代表する「ウルトラマン」世界のアニメ化。独自のSF設定とアニメ表現がふんだんに用意された。宇宙ステーション隊員・ヒカリ超一郎は、謎の超人ウルトラマンと合体、地球に出現する怪獣群と戦う。平常も対怪獣組織・科学警備隊の一員となって活躍するヒカリだが、やがて宇宙の巨敵ヘラーが地球にも魔手を伸ばしてきた。だがそのヘラーとは、ウルトラマンこと戦士ジョーニアスと同じ星U40の宇宙人でもあった!

声優・キャラクター
富山敬、島本須美、森川公也、二瓶正也、兼本新吾、滝口順平、千葉繁、熊倉一雄、塩見竜介、伊武雅刀、蟹江栄司

57.8 12 1979年度アニメランキング12位
宇宙空母ブルーノア(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (11)
59人が棚に入れました
2052年、外宇宙から飛来したゴドム人工惑星の突然の地球周回軌道上への停止による天変地異と、ゴドム人の侵攻によって、地球は占領され人類は総人口の9割を失った。同時に、世界の9箇所に建設されていた研究施設、ポイントN1~N9のうちN1・N9以外は抵抗する間もなく壊滅した。日本・小笠原の海洋開発研究センター(ポイントN1)で密かに建造されていた戦略空母「ブルーノア」は、人類の危機に当たり完成率9割の状態で進水。ゴドムが太平洋各地に建設した基地を破壊し、ゴドムから地球を解放するために出撃する。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
新巨人の星2(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (7)
54人が棚に入れました
右投手として復活した飛雄馬はライバルの花形・左門、南米から助っ人として阪神に入団したロメオ・南条らと激闘を繰り広げる。しかしモーションに欠陥があり、投球が見破られるという弱点が見つかったため、二軍で調整をすることに。そしてF1カーに乗り込み、162km/hのスピードの中でヒントをつかみ、後輩の丸目太と特訓の末、新魔球「大リーグボール右1号(蜃気楼ボール)」を完成させる。この魔球は目立った弱点もなく、飛雄馬は一軍に復帰、勝利を重ねていた。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
銀河鉄道999 君は戦士のように生きられるか!?(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (4)
44人が棚に入れました
高視聴率を上げて2年以上ものロングラン放映となったTVアニメ『銀河鉄道999』のスペシャル編・第1弾。 銀河鉄道999は「化石の星」に停留。独断で外に出た星野鉄郎は、その星の番人らしき青年戦士に背中を斬られて乗車パスを盗まれた。メーテルと鉄郎はパスを奪回しに行くが、そこで二人は化石化したこの星の住人を捕獲しようとする宇宙盗賊団に遭遇。先の戦士ユリウスは、彼の恋人リージャのものを含む化石たちを守って戦っていた。ユリウスに加勢する鉄郎とメーテルだが……。 TV版12・13話「化石の戦士(前・後編)」を再構成し、さらに新作部分を追加して約2時間枠の内容としたもの。化石の戦士はこの特別版で初めて「ユリウス」という公式名が設定され、彼と恋人リージャとのありし日の幸福も描かれた。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
円卓の騎士物語 燃えろアーサー(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (6)
38人が棚に入れました
文学者トーマス・マロリーが15世紀に著した『アーサー王の死』をベースに、中世イギリスのアーサー王伝説をTVアニメ用に翻案。登場人物の固有名詞などは原典に準拠している部分もあるが、基本的な物語は本作用にあらためて構築された。魔女の力を得た悪のラビック王の姦計により、キャメロット国の王は暗殺され、城を奪われてしまう。だが幼い王子アーサーは魔法使いのマーリンに救われ、騎士エクターの息子として育てられた。15歳の運命の時、アーサーは聖なる剣エクスカリバーを抜くことができたため、全ログレス7カ国の王となれる資格を誇示。ラビック王打倒を目指すアーサーはランスロットら頼もしき味方を得て、いつしか「円卓の騎士」と呼ばれることに。

声優・キャラクター
神谷明、玄田哲章、井上真樹夫、喜多道枝、藤本譲、柴田秀勝、内海賢二、坪井章子、久松保夫、田中秀幸

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

当時としては変わった題材。(それなりに斬新だった)

トーマス・マロリー原作の「アーサー王物語」を
題材にしたアニメですね。
ランスロット、トリスタン、ガラハット、パーシバルと言った
円卓の騎士は言うまでも無く、伝説の聖剣エクスカリバーもしっかり登場します。そのエクスカリバーのデザインが当時格好良く感じて、、
(なんせ、当時剣と言えば日本刀メインで、西洋の剣で宝飾が
施されているのが、とても珍しかった。)

現代で「コードギアス」や「Fate」を見ると、この話を
思い出したりします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
トンデモネズミ大活躍(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (4)
30人が棚に入れました
イギリスの小さな村の陶芸工マイヤーじいさんが、ふとしたはずみで作ったねずみの人形に生命が芽生えた。
ウサギのように長い耳を持ち、青い体に短い尻尾のそれは、自分のことをトンデモネズミと名乗り、友人を探しながら冒険の旅に出る。途中、おばけのドロロン、鷹のキャプテンホーク、そして内向的な少女ウェンディたちと仲良しになる。
こうして旅を続け、苦難に立ち向かうことで勇気を学ぶトンデモネズミだったが、トンデモネズミを食べてしまおうとする謎の敵・トンデモネコの脅威が知らないうちに迫っているのだった。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (7)
27人が棚に入れました
 13世紀後半にアジア諸国を旅し、のちに旅行記『東方見聞録』を口述したベネチア商人マルコ・ポーロ。その生涯を映像化したTVアニメ作品。 交易商人の父ニコロと叔父マテオによって、半ば強引にシルクロードの旅に出ることになったベネチアの少年マルコ・ポーロ。彼は初めて見る砂漠の風土や異国の環境の中で数々の経験を積み、心身ともに逞しく成長していく。やがて元の国に着いた20歳のマルコは、当時の王=大ハーン・フビライの信頼を獲得。彼の勅命で元の国各地の視察を命じられた。マルコの旅はまだまだ続く。 番組内容はセルアニメーション形式で語られるマルコの伝記ドラマが主体だが、そこに番組スタッフが各挿話に関連する現地で取材した実写フィルムを挿入。旅のロマンと異国の知識を啓蒙させる、異色のアニメ+実写番組となった。小椋桂による、上質な主題歌や挿入歌の数々も印象深い

声優・キャラクター
富山敬、久松保夫、納谷悟朗、富田耕生、小池朝雄

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ついに観れた幻の作品

BSで何話かセレクションながら再放送されていたので視聴しました。

結論からいうと凄まじい作品。宝島や白鯨伝説等を彷彿とさせる力強い作画もさることながら壮大な男のロマン。かの有名なマルコ・ポーロの旅は苦難の連続で、特に灼熱の砂漠を進むところは印象的でした(飲み水のくだりとか乗っていたラクダが命を落としたりとか)。男臭い作品ながら途中から登場するコカチン姫が良い存在感だったかなと。

長らく幻の作品とされていたのが、こうして観られたのはただただ感動。ただ、願わくは全話再放送して欲しいことと、個人的には太陽の子エステバンのオリジナル版もいずれは観られるようになるといいなあと思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
あしながおじさん(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
27人が棚に入れました
ジーン・ウェブスターの名作読物を、タツノコプロダクションが長編アニメ化した作品。孤児の少女ジュディ・アボットは18歳になり、自分が育った孤児院を離れる。だがその直前、ジュディが孤児院について語った作文を、ある評議員が評価。彼女の文才を認めて学費を援助し、大学に行かせてくれるという。だがその評議員は絶対の匿名を主張し、ジュディには大学生活の日々を綴った手紙を随時、送ることのみを学費援助の条件とした。晴れて進学したジュディは慣れぬ周囲に戸惑いつつも持ち前の明るさで切り抜け、匿名の篤志家「あしながおじさん」宛に手紙を書き続ける。やがてその思いは、まだ見ぬ相手への憧れに転じて……。ヘラルドエンタープライズが公開する劇場用ミュージカルアニメを、TVスペシャルの形式で先行放送したもの。TVバージョンは劇場公開版より本編時間が短く、劇中に登場する歌曲も7曲から5曲に減じられている。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
A.E.I.O.U.(アエイオウ)(TVアニメ動画)

1979年春アニメ
★★★★★ 4.3 (3)
21人が棚に入れました
アエイオウ(原題 : A.E.I.O.U.)はイタリアの作品で、砂を使った幼児向けアニメーション。タイトルはイタリアを含めた諸国の母音の並びである。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
科学冒険隊タンサー5(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (3)
20人が棚に入れました
世界各地の古代遺跡で起こった怪現象の原因は、遺跡が建設された当時にあった。科学冒険隊タンサー5はタイムタンサーで時空を越え、過去の世界でタイムタンサーから発進する、スカイタンサー、ランドタンサー、アクアタンサーの三機を駆って事件の真相を探る。

声優・キャラクター
水島裕、よこざわけい子、野島昭生、三ツ矢雄二、小宮山清、森功至、広瀬正志、小林清志

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
こぐまのミーシャ(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (3)
18人が棚に入れました
モスクワオリンピックのマスコットキャラクターだったこぐまのミーシャを主人公にしたファミリーアニメ。人口が2ケタという、ごく小さな村ヒマダベア。久しぶりにこの村に汽車が訪れることになって、村中大騒ぎ。3年ぶりの外からのお客は、クマのミーシャ一家だった。歓迎ムード一色の村の中で、鍛冶屋のタイガーだけが不満顔。今まで自分がいちばん強いと思っていたので、強そうなミーシャのパパが目障りだったのだ。そんなことを知らないミーシャ一家は、この村で暮らすことを決めるが…。

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
まんが猿飛佐助(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
16人が棚に入れました
 講談で誕生し、多くの映画やドラマでも親しまれる忍者・猿飛佐助を主人公にした時代劇アクション。 時は16世紀を経た17世紀の初頭。今にも徳川家と豊臣家の戦いが始まりそうな中、伊賀忍群の服部半蔵は信州の戸隠山を訪ねる。それは土地の甲賀流忍者・戸隠白雲斎を懐柔し、徳川方に味方させるためだった。だが白雲斎はこれを固辞し、配下の少年忍者・猿飛佐助を豊臣側の将・真田幸村の元へ派遣した。これまで習得した忍術を実戦の場で発揮できる機会を得て意気軒昂の佐助は、幸村の城・上田城に向かうが。 実在、フィクションの歴史上の有名人物を多数登場させた痛快時代劇ロマンで、アニメーション製作はナックが担当。佐助の声は『戦国魔神ゴーショーグン』や『GEAR戦士・電童』などでも主人公の少年役を演じた松岡洋子が楽しそうに熱演した

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
金髪のジェニー(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
16人が棚に入れました
『野ばらのジュリー』『巴里のイザベル』に続いて放送された「キリン名曲ロマン劇場」の第3作で、本作は“アメリカ民謡の父”とされる大作曲家フォスターの曲をテーマとした。南北戦争当時を背景に、大農園の娘ジェニーが孤児たちと力を合わせて生きていく様を描く。アメリカ南部にあるバージニア州の大農場園。このリード家の美しき金髪を持つ末っ子ジェニーが15歳に成長するのと前後し、南北戦争が始まった。だがそんな中でも父ジェームスは南北両陣営と取引して利潤を得ようと奔走。これを許せなかったジェニーは戦地へ向かい、亡き母が密かにやっていた孤児救済を引き継ぎつつ、北軍兵士の救護に励むのだった。本作の製作はダックス・インターナショナルが担当。同社は元・日活の映画監督である丹野雄二が興した製作会社だった

計測不能 14 1979年度アニメランキング14位
SF西遊記 スタージンガーII(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
14人が棚に入れました
「SF西遊記」として好評を博した同題作品の第二弾。前作最終回の翌週から放映された、完全な後日談である。

宇宙を救う愛の王女オーロラ姫を目的の星に送り、その使命を終えた戦士ジャン・クーゴ、サー・ジョーゴ、ドン・ハッカたち3人。
だがまだ宇宙の辺境では、邪悪なスペースモンスターが暴れていた。その事実を知ったオーロラ姫はふたたび3人の戦士を呼集。
現在、最凶のモンスターが住むというゴルゴア星系に向かい、そこを浄化する決意を固めた。4人の新たなる旅が始まる。

前作で主人公ジャン・クーゴのライバル役だった男装の麗人ベラミスが退場した以外は、ほぼ従来と同じ方向で描かれる宇宙冒険もの。ただし今回は新趣向として、クーゴは巨大化能力「アストロ変身」、縮小能力「ミクロ変身」を獲得。活劇演出に新味が加えられた
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