イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
3.0
☆ビートルズのアニメ
独特の面白さでした。ビートルズの解散する1、2年
前のアニメなんですね☆
何となくお洒落なアニメです。タイトル曲はドラムの
リンゴ・スターがとぼけた感じで歌ってます♪
曲はポール・マッカートニーの曲ですけど人気なんで
できたアニメ映画なんだと思います(*^^*)
日本公開1969.7.19(90分)
主観的評価(C)
イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
3.0
独特の面白さでした。ビートルズの解散する1、2年
前のアニメなんですね☆
何となくお洒落なアニメです。タイトル曲はドラムの
リンゴ・スターがとぼけた感じで歌ってます♪
曲はポール・マッカートニーの曲ですけど人気なんで
できたアニメ映画なんだと思います(*^^*)
日本公開1969.7.19(90分)
主観的評価(C)
ジョーンズ卿 さんの感想・評価
4.1
愛と音楽の海底王国ペッパーランドに音楽が大嫌いな悪者、ブルー・ミーニー達の侵略を受け、ロード・メイヤーの命令でイエローサブマリンで外界へ助けを求めたオールド・フレッドはビートルズに出会い・・・
と言った内容ですが、殆どストーリー性は薄いです。
それに声優の演技はやはり日本のほうが上かな、と思わせます。
そんな中でのこの作品の魅力はやはりビートルズの楽曲とサイケデリック・実験的な映像との融合ぶりでしょう。その後の音楽ビデオのあり方を創りだしたと言っていい。
Ютеру さんの感想・評価
3.8
音楽と映像が非常によくマッチしており、「音楽によって世界に平和をもたらす」というテーマが貫かれています。その点、最初はアニメーション化に消極的だったビートルズ本人達も、後に絶賛するに至ったのも納得です。(特にジョン・レノン)
少しでもビートルズ楽曲を聞いたことがあり、サイケデリックな映像作品に興味があるようでしたら是非鑑賞しましょう。
ato00 さんの感想・評価
2.8
ペローの童話「長靴をはいた猫」原作の1969年上映の劇場アニメ。
文部省推薦だけあって、明らかに子供向けアニメです。
基本ドタバタ展開で、どの登場人物もどっか抜けています。
この作品は原作にほぼ忠実なようですが、ラストが若干凝っています。
ラストの魔王城でのオールキャスト総出の追いかけっこは、何も考えなければ純粋に楽しめます。
子供が見ると相当楽しいのではないでしょうか。
なお、このアニメは宮崎駿氏がかかわっています。
そのためか、後のカリオストロの断片を少々垣間見たような気がします。
余談ですが、隣の部屋で嫁さんが、レビュータイトルの主題歌を口ずさんでいました。
何か気に入ったようですよ。
takato さんの感想・評価
3.8
新人だったパヤオ、その師匠である大塚さん、SHIROBAKOの杉江さんの元ネタであるスーパーアニメーター森さん、脚本は井上ひさし、といったスタッフが実は恐ろしい面々な古い作品。
昔のディズニーのフルアニメーションもだが、昔は少々古臭いクラシックな作品としか思っていなかったが、年を経てアニメーターのわかりやすいだけじゃない凄さを知るようになってから見てみるとトンデモナイことをしれっとやってるんだなとわかってきた。論語の言葉ではないが、新しくなるほど酷くなっているとは一概に言えないが、古くても尊い物は永遠に尊いもんだ。コウモリが鳩に変わるシーンとか凄い。
それにしても、ロリ姫を金に物を言わせたオッサンが嫁に強引に取ろうとするってプロットは「カリオストロの城」と同じやな。あと、お姫様がロリなのにボイスは意外と老けてるのは「太陽の王子ホルスの大冒険」と同じガッカリ感。
セレナーデ さんの感想・評価
3.7
最初のセリフ2つでこの作品の質の高さを確信。ビビっと来ました。「お前はネズミを助けた」と怒りを覗かせる裁判長に対し、「月がとっても青かったからね」と返す主人公ペロ。この会話だけでペロのキャラクターがまるっと見えてくるのがすごい。ならわしやルールに囚われず己の欲求に従って行動できる正義感を持ち、危機的な状況でも悲観せずユーモアを発揮できる楽天的気質を備え、いかなるピンチも切り抜けられるという強い自信を秘めた性格がまざまざと浮かんできます。
実際その後の振る舞いは、家を追い出されたピエールに「世界は広いよ」とのんきな言葉を使って励ましたり、とっさの機転で幾多のピンチをかいくぐったりと、予感したキャラクター性を裏切りません。
極限まで贅肉をそぎ落とした、見事な主人公紹介です。
これほどまでスマートな導入を描いてみせた作品の本編が面白くないわけがない、というわけで、その本編も楽しい一本に仕上がってて、いいんですね。心に残るはやはり、スリリングな城内の逃走劇。来たるべきフィナーレに向けてキリキリとテンションが高まっていく逼迫感から、最後はやっぱり塔のてっぺんに限るよね的なクライマックスへと繋がるカタルシスがとても爽快。それこそ夜明けを迎えたような晴れ晴れとした余韻を残します。
主人公ペロの立ち回りも絶妙。最後にはピエールに主役の座を譲るのだけど、決して主人公格を失わないのよね。比較的イケてるとは言えない容姿の主人公が、図らずして若人の美男美女を引き立てる立ち回りは、なにやら寅さん第一作を初めて見たときの感触を思い出すものがあったりして、妙な安心感を覚えます。
子供向けとしてかなり濃度の高い作品なので、どうしても激しく好き嫌いは生まれそうだけども、冒頭を筆頭とした人物描写の手腕も鮮やかで、ラストが一番盛り上がるという単純明快な面白さを見事に描ききった傑作と思います。
ダッシュの描き方は宮崎駿テイスト丸だし。
takato さんの感想・評価
3.8
町山さんが解説されていた、石ノ森章太郎原作でパヤオも参加している69年の60分ほどの劇映画。出来はそれ程ずば抜けいてとは思わないが、明らかに多くの後の作品に影響を与えている。特に「ヤマト」や「キャプテンハーロック」に対する影響は確かだろう。なにせ艦長が納谷悟朗さんで、ボロボロに見えた船が実は最新式のメカという発想はまんまだし。いかなる国家にも所属しない軍艦のアウトローなキャプテンというのもそうだ。
他にもボアジュースで人間が溶ける描写は庵野さんに、悪と正義の逆転というテーマは永井豪さんに影響を与えているかもしれない。こういうハブになっているような作品というのは単独の作品としては評価するのは無理があるかな。
それにしても、この話も一種の陰謀論なのだが陰謀論が花盛りな現代と比べると時代の変遷を感じる。この頃の陰謀論は石ノ森章太郎さん的な国家と企業の結託、或いは政府すら支配する企業というイメージであった。つまり権力が国民を管理し搾取しようとしているという発想だった。
しかし、今や権力側や権力に自己投影している人々が自分たちは左側の勢力に攻撃されているという妄想を垂れ流している(本気で信じている人も、ネタ的にやっている人も、戦略的にやっている人いるが)。アニメや映画を多く見て、歴史を学んだことが多少ある人間なら権力に盲従することが如何に危険か嫌でもわかりそうなもんなのに何にも学んでないな。
ソーカー さんの感想・評価
4.0
虫プロが総力あげて制作したアニメラマ三部作の第一作目。
ちなみにアニメラマ三部作とは「千夜一夜物語」「クレオパトラ」「哀しみのベラドンナ」
という三本のアート性の高い大人向けアニメ映画のことを指します
この作品は60年代のアニメですが、驚異的な出来で今でも十分通用するクオリティです
当時のことは知りませんが、相当鮮烈なイメージを残したんじゃないでしょうか
制作総指揮は手塚治虫、監督は山本暎一、美術監督にやなせたかし
とにかく豪華なキャスティングが凄い
青島幸男、岸田今日子、芥川 比呂志、加藤治子、橋爪功、小池朝雄・・・
友情出演に遠藤周作、小松左京、筒井康隆、大橋巨泉、立川談志・・・等々、多士済々
これほど恐ろしいメンバーが揃ったアニメは他にないでしょう。
上手い下手なんてもはやどうでも良いですw
まぁ下手な人結構いるけどおいそれと批判してはいけない気がするw
内容自体はアラビアンナイトの下敷きにしたもので
バクダッドの水売り商人・アルディンの数奇な運命を描いたものです
コミカルで見ていて結構面白いのですが、一つの物語としてまとまりに欠ける
ワンシーンワンシーンは非常に面白いのだけど、2時間通して見るとイマイチです
別段複雑なストーリーではないのだが、技巧に凝りすぎ、そして詰め込みすぎているんですよねぇ
娯楽性はあるものの、素直に面白いとは言いづらい
ただ実写を使った演出だったり、凄まじくエロティックな抽象描写だったり
鮮やかな作画、躍動感溢れるキャラの動き・・・諸々が凄い
芸術性もかなり高い作品なので、単純にストーリーだけでは語れない凄さがある
キャラのやりとりもコミカルで、好きな人は結構好きなんじゃないかな
まぁアニメラマの作品はどれもかなり官能的なシーンが多いのですが
この作品もエロティックな描写が目立つので、おすすめはしづらいです
キャラデザも結構アラビアンな感じで濃いですしw
アニメラマ三部作の中では、比較的視聴しやすい部類ではあると思います
アガパンサス さんの感想・評価
4.6
ところどころ実写映像やジオラマが出てくるのが新鮮でした。当時の技術でも描けるはずのシーンでわざとそれをやっており、臨場感を出しているのだなと。
ペラドンナと同様、相変わらず発想が自由です。女がヘビになり男を食べようとするとか・・・
物語はちょっと長すぎてダレてしまったような気がしますね。でも全体のつながりや構成はしっかりとつながって完結しています。
いまのアニメーターに足りないものは「自由な発想」ですね。「何でもあり」と言われる時代と言われるぐらい、彼らは「自由に発想」しているはずなのに、おかしいですね・・・
camuson さんの感想・評価
3.0
1969年に公開された劇場用アニメ。
アニメラマ3部作DVDから。
本邦初の劇場用大人向けアニメになるのでしょうか?
実写やジオラマとアニメーションとの合成など実験的な手法も盛り込み、
いろいろと気張っているのはわかります。
しかし、とにかく、エロ、殺し、金、酒などを放り込んでおけという雑な感じがしないでもなく、
まったくもって、まとまりがないです。
その上、豪胆な内容に比して、キャラクターの絵柄は丸っこい手塚絵なので、
今の感覚だと、垢抜けず、違和感があります。
これまでのアニメは子供向けがメインで、
現代アニメのようなスマートでシャープでスタイリッシュな絵柄のアニメが、
そもそも存在しなかったところからのスタートゆえと言うことなのでしょう。
特典の座談会で、
キャラクターデザインのやなせたかし氏(アンパンマンで有名)が、
あっけらかんと、
何をやればいいのかわからなかったと語っていたのが興味深かったです。
ホントに手探りだったのでしょう。
シンドバット役の青島幸男は飄々としていて悪くなかったです。
あと、音楽は時代を反映したヒッピー風から、
壮大なものまで幅広くカバーしていて良かったですね。