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「夜のクラゲは泳げない(TVアニメ動画)」

総合得点
70.7
感想・評価
230
棚に入れた
626
ランキング
1521
★★★★☆ 3.6 (230)
物語
3.4
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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夜のクラゲは泳げないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

マジカル・パースペクティブ

一般向け美少女アニメという実験作。
歌い手プロジェクトなのも今風。

何者にもなれないワタシ。では”ワタシたち”なら?

若者の視点に限界まで寄り添う挑戦。なので大人の常識で見れば破綻してるのは当たり前。被害者妄想に共感!ツッコミどころ満載でスッキリ!ヘイトキャラを見返してざまあ!楽曲で稼げる歌い手モチーフ。グッズ映えする美少女オンリー。売れる要素全部盛りの最強アニメ。そのうえ制作の布陣までも完璧という神企画。きちんと「売れるアニメ」を目指してるのに無粋な商売臭も見事に消臭。実際すごいチームだと思うので、自身の好みは別として成功して欲しい企画。

JELEE/早川花音/歌唱・作詞
Trauma・職場トラブル

海月ヨル/光月まひる/イラスト
Trauma・作品批判

竜ヶ崎ノクス/渡瀬キウイ/動画
Trauma・厨二自爆

木村ちゃん/高梨・キム・アヌーク・めい/作曲
Trauma・ハーフ発音イジリ

12
それっぽくいい感じに纏まってる風になってるっぽいスピード感がすごい。

「ホンモノ」のモラトリアム厨二作家であるKEY・きのこ・新海誠らと違って「友崎くん」の作者がこれを書けてしまうのに驚き。大人が見れば全てが自業自得で破綻しており「お前が言うな」でムズムズするやつ。しかしまだ視座の低い子供ら本人からすれば全然周りが見えてないのは普通のことであり、事象全てがいちいち騒ぐべき一大事なのも当然であり、むしろそこに等身大のリアリティを感じるものなのだと思う。しかし普通はこんな破綻した話は書けないので拗らせ当事者にしか書けない作家性なのだと認識していた。

ホンモノの厨二作家が自身の魂から紡ぎ出す独特の味わいを、ビジネスの成果物として出力出来るのはもはや才能と呼ぶしかない。もちろんホンモノと比べれば薄い軽い浅いになるかもしれないが、ディープなアニメマニアにしか受け入れられないハードルの高さを感じさせず間口を広げることに見事に成功している。熱狂的なファンがいる一方でマニア以外からは「キモい」と一蹴されてしまう「ホンモノ」作品。本作はそれらのエッセンスをいいとこ取りして一般向けアニメに持ち込んだことが最大の功績。そしてその濃度が回を経るごとに強化されていくという計算された構成はお見事。このまま才能を伸ばせばインスパイアキングの虚淵さんに近づけるかも。

リアルバンドよりも親和性の高いボカロユニット。実際売れてるボカロPは作詞作曲編曲撮影演出絵コンテ動画編集グラフィックデザインイラストと全てをこなす完璧超人ばかりだが、役割分担のあるプロジェクトメンバーという形なら当事者性も高くなり共感を得られるハードルも低くなる。絵を描く人・曲を書く人・歌うだけの人という属性がバラバラの視聴者でもまとめてノレてしまう敷居の低さは実にグレイト。

まひるのドヤりにはマジ笑った。しかし若者はあれくらい勘違いしていいのかもしれない。

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 407
サンキュー:

9

ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クラゲ達を輝かせる…いや、クラゲ達は輝きを手に入れる

オリジナルアニメ

同時期に女の子がメインの音楽活動のオリジナルアニメが2作品あるので、両方見てみました。
ガールズハンドクライとの比較を含めて書いています。
※以降、ヨルクラ(夜のクラゲは泳げない)、ガルクラ(ガールズバンドクライ)で表記

お話のざっくり概要
自分の絵に自信が持てないでいるまひる。
強引に巻き込んでくる元アイドルの花音。
まひるのヒーローで最強Vtuberのキウイ。
ヤバ目ガチ恋アイドルヲタの木村ちゃん。
そんな4人が織りなす覆面音楽活動…
だいたいそんな感じ

■物語
内容としては非常に面白くて良く出来ています。
1話が少し勿体ない気がします。
男性視聴者に媚びて、サービスシーンを入れてますが、
あれで1話切りした女性視聴者はいるのかなーと。

見続けていると
男女問わず共感を得られるヒューマンドラマを描いた作品だと分かります。

序盤で判断して切ってしまうのは非常に勿体ない作品ですね。
特に1話に出てくる{netabare}バツイチ子持ち30代{/netabare}アイドルは
先を見ないと良さが分からないですし…

サービスシーン入れずに正攻法の魅力で押した方が良かったのでは?
と思わずにはいられないです。

とはいえ昨今はタイパの時代…
1話で確実にキャッチするのは仕方ないのかもです。
世の中、綺麗事だけでは済まないですし…

でもでも、キウイの11話とかは女性の方が刺さると思うんです。
だからこそ、1話で女性視聴者が一定数離れたのは勿体ないなーと。

でも、全12話で着地させたお話は素晴らしいです。
12話はここまでの全てを凝縮させた神回に仕上がってます。
とても( ・∀・)イイ!!

■作画
個人的にはかなり好きです。丁寧に作られています。
12話の演出・表現はめちゃ良かった~。神回でした。
あと木村ちゃんがののたんの時と同じポーズで後輩を励ましてるの
凄く好き(´∀`*)ポッ

おいらはやっぱり3Dはあまり好きじゃないので、ガルクラよりはこっちが好きです。
まひるがイラストレーターという設定もあるので、そういう絵がいくつもあるのですけど、ちょっと崩れた感じのがやっぱ良い味出してます。
あと、{netabare}キウイの子供の頃{/netabare}の絵がうますぎw

■声優
人気声優が多数起用されているだけあって、
トータルクオリティはガルクラよりはこちらが大きく上回ってるかと。

特に神回である10話の島袋美由利さんの演技は凄かったですね~。
盛大なギャグ回であるのに何故かとても感動しました。
それに木村ちゃんの演技はオタ演技してる時が一番輝いてるかと。
そこの演技からなんか音程(とテンションも)外れてますしw

個人的には甲斐田裕子さんの演技凄く良かったと思います。

■音楽
OP/EDは劇中音楽ではなくそれぞれ別のアーティストです。
OPはカノエラナさんのイロドリです。
EDはツルシマアンナさんの1日は25時間です。
OPはキングレコードっぽい良曲ですね。
1回で耳に残る印象的なメロディーですねー。

EDはとても40mPらしい曲ですね。特にベースが40mPっぽい。
ニコ動の処女作からリアタイ応援しているので素直に嬉しいですね~。

曲全体の完成度としてはとても高いのですが、音楽活動がメインの作品なのでJELEEで全てまとめなかった事については賛否ありそうです。

でも、呪いの曲もありますし、バリエーション豊かでしたw

■キャラ
ガルクラと比べて、いい意味でも悪い意味でも
こちらの方がエンターテインメントを意識して作られたキャラと感じます。

作られたキャラというのはフィクションな時点で同じなのですけど、
こちらの方がバリエーションが豊かでバランスよく配置されています。

正攻法のアイドルグループを用意しておいて、
馬場静江という異色のアイドルも同時に押さえる。

個性が出せずもがいているまひるに対し、
個性の強い木村ちゃんやキウイを配置する。

花音と雪音の対比などもそう。色々とバランスよく配置されています。
総合的な完成度はヨルクラの方が高いと思います。
欠点は完成度が高すぎるというか、練り込まれ過ぎてるというか
ん?良く考えたら欠点で無いのかも?

人間の黒い部分もヨルクラの方に軍配が上がりますね。
{netabare}「私より上手い人が描かないでよ…邪魔だよ」{/netabare}
誰もが口に出せないけど、どこかで思った事があるような内容。
とても黒くて、とてもネガティブな発言なんだけど
誰もがどこかで持っている人間の本質に触れててゾワりとしました。

■総括
非常に完成度の高い作品です。

全体の構成として、後半はジェットコースターで
凝縮された最終回にたどり着く。
通し視聴だと良曲を聞いたような余韻が特に残ります。
折り返し地点の闇セリフも鋭く刺さります。

馬場静江回が凄く良かったと思ったら、
更にインパクトのある木村ちゃん回を被せてきましたw
10話のせいで木村ちゃんのファンになりましたよ。
(勿論、静江回も良い回ですよ!)

色んなキャラが様々な苦悩を抱えながらもがいているお話なので、
内容的には万人受けの作品だと思います。

1話だけ見ると男性視聴者向けの作品に見えますが、そんな事は無いです。
確かに、ガルクラと比べると男性視聴者向けの要素が多いです。
ですが、本作の根柢に流れるテーマは、男女も年齢も問わずの物です。
ガルクラよりも共感できるポイントは多いように感じました。

要はめちゃエモくて面白いのでオススメです(`・ω・´)ゞ

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 259
サンキュー:

17

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

6話と10話が神回過ぎて

ラストにかけて尻すぼみになったような・・・



バツイチお母さん頑張るとか

娘がママのTOとか

歌下手でも頑張るとか

もう、泣くでしょ。

投稿 : 2024/06/27
閲覧 : 103
サンキュー:

3

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

炎上火遊びに一矢報いた爽快感と、匿名と虚像を貫けなかったモヤモヤ感と

【物語 3.5点】
ネット上の匿名アーティスト・JELEE(ジェリー)の制作活動を題材にした青春劇という大枠から固めていったという本企画。

こうした設定・世界観に後からキャラ、シナリオを詰め込んでいくスタイルには、
一話完結の構成がコンパクトでよく馴染みます。
本作もまた中盤過ぎまでは、才能と青春、匿名活動の裏に隠された葛藤などについて、示唆を与えてくれる。
毎回良エピソードを堪能できる安定感がありました。

が、一方で骨格となるテーマも後から練るとなると、
メインストーリーとなる1クール単位の大風呂敷を広げる際に、
足腰がグラ付くリスクが生じる。

本作も終盤9話以降、{netabare} 花音と敏腕プロデューサーの母・早川雪音の親子の確執。
雪音にイラストの才能を見出されれ仕事を依頼された光月まひるが、
才能を試す好機を優先し、JELEEの活動を一時中止して、
まひると雪音の蜜月関係にヒビが入る。
{/netabare} という波乱からメインストーリーを大きく動かしていくわけですが、
私は、伏線を要素として回収する際の接続がやや強引に感じ、折り合い辛かったです。
怒涛の展開と好評することも可能ですが、私は唐突感の方が上回りました。

匿名アーティストが主役とあって、ネット、SNS描写についてもトレンディーで、示唆に富んでいた本作。
学校や実社会では輝けない“普通じゃない”連中が、
個性を発揮する場としてのネット、SNS。
だが“変人”も発見してくれチヤホヤしてくれるネット界隈は、
キッカケ一つで手のひら返して炎上騒ぎで才能を焼く凶器にもなる諸刃。

身バレの危機を前に匿名活動をどうしていくかも、
メインストーリーの大きな柱でしたが、
結局、身バレ系のネット炎上案件に対しては、諸々晒して信念を貫く、“有名税”を支払って、匿名でバッシングしている連中との格の違いを見せ付ける勇気が必須。
アーティスト活動のキッカケは嘘の匿名でも、最後は実名で真実を明かすのが正しいあり方という図式から、
本作も脱却しきれなかったのが個人的に心残りでした。
もっとも、地下アイドル・みー子が開き直って{netabare} バツイチ子持ちアイドルであることを{/netabare} カミングアウトする6話は、
意志があれば何時までも輝けることを示したマイベスト一話完結エピソードではありましたが。

匿名アーティストが顔を出さないまま紅白出場を果たしたりもする昨今。
匿名アーティストを題材とするならば、そろそろフィクションもネット上の匿名と虚像を肯定し貫き通す作品提供でアップデートしても良い頃合いなのでは?

総じて良い物語ではありましたが、個人的にはモヤモヤした余韻も残る幕引きでもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・動画工房

キャラクター原案・popman3580氏はSNSで、
まひるの劇中イラスト原案・はむねずこ氏はpixivで接触、オファーと、
スタッフ集めもネットからと言うのが、匿名アーティスト・JELEEと親和性が高い陣容。

popman3580氏は、ストリート系ファッションの花音など衣装デザインも上々。
はむねずこ氏のクラゲ壁画は、泳げないけど光を浴びれば輝ける私たちをセリフ以上に体現して、物語の要所で重宝。

動画工房の主力・谷口 淳一郎氏。
近年は“作画育成監督”として後進の指導役も買う谷口氏ですが、
本作では育成役も兼任しつつ、キャラクターデザイン、総作画監督として健在ぶりを示す。

夜のネオンがきらびやかな渋谷の背景美術と、キャラクターが融合した映像もまた、
若き“クラゲたち”の才能が光る“水槽”を表現。
その中で画風が異なるJELEEのMVも入り乱れるなど、若々しさが溢れたアニメーション作品でした。

トラウマや劣等感で登場人物の心が曇る際に、画面が揺らぐ心情表現でチクリと刺してくるなど、
撮影もまた挑戦的でした。


【キャラ 4.0点】
匿名アーティスト・JELEEに関わるJK4人。

イラストレーター・海月ヨルこと、光月まひる。
平時は“普通の量産型女子高生”として身を守っているが、
自分より上手い絵に直面したらちゃんと嫉妬するなど、
才能が問われると、ささくれだって引っ掻き回してくれる主人公力を有する。

歌唱担当・JELEEこと山ノ内花音。本名・早川花音。
元はアイドルグループ「サンフラワードール」のセンター・橘ののか。
昔メンバーを殴って“燃えた”過去を持つ。
そのトラウマにはプロデューサーの実母に承認してもらいたいという愛憎も絡み、
終始、波乱要因となる面倒くささも備える。

作詞作曲担当・木村ちゃんこと高梨・キム・アヌーク・めい。
橘ののか推しの“ドルヲタ”でもあり、“ののたん”に憧れ容姿まで合わせるなど、ヲタ度は重度。
推しがどんなに燃えて叩かれても、好きと言い続ける推し活姿勢。
私が一番共感したキャラクターでもあります。

MV担当・Vtuber・竜ヶ崎ノクスこと渡瀬キウイ。
現実の学校で受け入れられなかった、自分は最強のヒーローという個性を、
匿名のネット空間で体現して発散している不登校児。


など一式揃えた感のメインキャラ陣。
上述の通り、匿名はトラウマから一時逃避したり、キッカケとしては良いですが、いつまでも嘘を重ねるのはよろしくないので、
いずれ真実や実名を曝け出せれば格好良くてハッピーですよねというステレオタイプが、
匿名アーティストを描く作品としては、個人的に不満が残るキャラ設定で、ここまでなら3.5点止まり。


4.0点に達したのは脇が強烈だったから。

地下アイドル・みー子は、JELEEとパフォーマンス場所を争う当て馬かと思いきや、
エピソードでメインも張れる逸材でしたし。

花音の母・早川雪音のプロデューサーぶりは、
タレントの承認欲求をくすぐって仲間に引き込む人心掌握術、
{netabare} メロを手駒に使った{/netabare} 裏工作含めて怖いくらいプロフェッショナルで、
敏腕ですが近寄りたくないですし(苦笑)

バイク教習所で出会った小春さんも、豊富なオタ知識などスパイシーなサブキャラでした。


【声優 4.0点】
光月まひる役・伊藤 美来
山ノ内花音役・高橋 李依
渡瀬キウイ役・富田 美憂
高梨・キム・アヌーク・めい役・島袋 美由利
(以上敬称略)

というJELEE関連の布陣。
各々、要所で激情をぶつける熱演がありましたが、見事に決めて、視聴者の感情を揺さぶって来ました。

その中でも特に10話の島袋さん。
{netabare} 木村ちゃんの“放送事故”級の音痴歌唱にJELEE存続の意地を込める怪演。
絶妙に音程を外すのは普通に歌うより難しいそうで。
キャスト自身も音痴の鍛錬を重ねた末のアフレコだったとのこと。
そこに泣きの演技も入った魂の“暴投”熱唱。私も聞き入りました。{/netabare}


敏腕プロデューサー・早川雪音役の甲斐田 裕子さん。
裏で結構えげつないこともしているが、その言動の奥には彼女なりの美学がある。
そんな生き様を好表現した芯のあるボイスで舐めるように、
裏で積み重ねた努力とか褒められちゃったら、誰だって陥落しちゃいます。
誠に手強い“ラスボス”役でした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏。
ピアノとストリングスの心情曲が真骨頂の作曲家ですが、
近年志向するのはエレクトロ・ポップも取り込んだ幅広い楽曲表現。
渋谷のネオンにもマッチした電子サウンドの数々に探求の成果が現れています。

劇伴収録を、イタリア、ブルガリア、日本で分散して敢行し、感情表現の違いを出そうとしたという試みも野心的。
ですが、正直、私には、収録場所まで聞き分けられる感性はありませんでしたw


JELEEの劇中歌、ED主題歌の作詞・作曲を担当した40mP氏はボカロ界隈からと言うのも本企画ならでは。
JELEEの楽曲群は刺してくると言うより、電子サウンドで癒される印象。
街で泳ぐクラゲたちなどという歌詞の世界観も一貫しており、
渋谷を水族館にしちゃおうとのJELEEの野望も体現。

OP主題歌はカノエラナ「イロドリ」
軽快に韻を踏みつつ、力強い歌唱で、鬱屈した日常を打ち破って夢を追う良作青春ソング。

ED主題歌はツルシマアンナ「1日は25時間。」
ゆる~い歌唱の中に、制作に没頭し過ぎて1日24時間じゃ全然足りない!とのアルアルを入れる、こちらも良作青春ソングなのですが、
前半は、しばしばEDがJELEEのMVにジャックされ、飛ばされることもあったのが不遇w

が、最終話では{netabare} 人間の体内時計は25時間{/netabare} というウンチクと共に、
同曲のJELEE歌唱ver.で締めくくりEDの面目を保つ。

投稿 : 2024/06/26
閲覧 : 318
サンキュー:

21

ネタバレ

紅茶家電 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

中盤までにもう少し各キャラの問題を掘り下げた方がよかったなって思った。後半数話で詰め込み過ぎてバランスが悪い。

8話でさすがにメンバーに話すかと思ったらフルシカトでした(笑)登場人物に対して深堀しないと言うか川の浅瀬でチピチピチャパチャパしているだけ。

殴ったと言う噂の件に対してフルシカトでライブとか・・・他のメンバーもよく納得して無観客ライブでやり切った感出したなって爆笑してしまった。
こういう系の十八番の展開としては理由話してじゃあ見返してやろうって展開じゃないの?(笑)さすがにアンチ乙アンチスルーってなんか違う。ファンアートも勝手にタグ作られて盛り上がってってご都合主義すぎる。

根本的な所と言うか問題に対して誰も解決しようとしないし、話さないからメンバーと言いながら凄く薄っぺらい関係って感じになっている。
正直、目の前の問題を避けて黙ってて解決する素振りもなく話が進み残ったのは作画が綺麗って所。
殴ったって噂の件はストーリーに必要だったのかマジで謎です。
未だに登場人物に何一つ感情移入できる要素が無い。


追記
最終話まで視聴して少し評価が上がったけど、やはり途中の殴った件の辺りまでグダグダ感が惜しいなという感想・・9話から急に畳みかけてるのを見るとストーリーの配分間違った?もしくはまひると花音のすれ違いを長くさせたくなかった?とも感じた。
個人的には最終話に向けて一気に個人の問題や成長を詰め込み過ぎて感動はあまりできなかったかな・・たぶん殴った件の真実でるタイミング遅すぎて冷めてしまい波に乗れなかったんだと思う(笑)。

ウルっとはきたけど涙がこぼれるまではいかなかった。

投稿 : 2024/06/26
閲覧 : 121
サンキュー:

6

夜中好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

陰キャがインフルエンサーになっちゃった!(笑)

そんなアニメです。

まあ今どきっぽいアニメを作ろうとしたのは良いんですけどね。
ストーリーまで陰キャが考えた風にしなくてもよかったくないかっていう笑

投稿 : 2024/06/25
閲覧 : 74
サンキュー:

0

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『バイクより光ファイバーの方が速いっスから!』

拍手!!!!良作ですね。これゎ

何者かになろうとする少女達の奮闘群像劇!

テーマが現代。演出も現代でとても美しかった。
特にラストステージゎ元気でたなあ。


ストーリーゎ悩みだったり、過去だったり結構グサっとくるお話なんだけど、じわじわ泣けたし、12話で上手に完結してくれてラストもほっこり続きで幸せだった

応援したくなるチャラ達と高橋李衣さんの歌声ゎ感無量だし、
op.ed含む流れる楽曲全て温かくて良かったです

出会いゎ良くも悪くも変化できる魔法だなあと思った作品

投稿 : 2024/06/25
閲覧 : 29
サンキュー:

2

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歌い手と絵師のペア。共感できる部分もあり、名作。

1話感想 歌い手と絵師のペア。共感できる部分もあり、名作の気配。

本作もクオリティ高いですね。
今期も質の高い作品が多くて嬉しい悲鳴ですよ。本数がそんなに見きれないよ…。

まあ本作は視聴継続です。
作画クオリティは非常に高い。P.A.Worksかと勘違いしましたが動画工房でしたね。
何か動画工房は一時期おかしかったですが、ちゃんと復活しましたね。
おかしかった一時期の作品は、作り直してあげた方が良いんじゃないでしょうか。
最近その作者さんが嘆いていましたよ。本当に可哀想。
まあそれはさておき…。

主人公は絵師。
共感できる部分、共感できない部分もありました。
今どき絵をSNSでUPすれば、いいねがいっぱい貰えて、自己肯定感は充分高くなると思うのですが…。
ネットのいいねだと嬉しくないんでしょうかね? それともあまり高評価を貰えてないんでしょうか。
顔出しして私が描きました、とするだけでめっちゃバズると思いますがね。



でもまあ、才能が花開くかどうかは、人との出会いが本当に重要だったりするのですよね。

自分の作品を『こんなゴミ作ってんじゃねぇよ』と言われて破り捨てられて、それでも心が折れずに頑張れる人がどれだけ居るか。
大抵の人は無理でしょう。

まあ古い時代には作品をシュレッダーにかけられただのという、地獄のような話が美談として残っていたりして、こき下ろされながら鋼のメンタルを持った人だけが台頭できたこともあったわけですが…。

繊細な心を持った天才の素晴らしい作品は、ひどい環境からは出てこれません。
そうして折れてしまった天才というのは、実際にたくさん居るのでしょうね。

そのような心が弱い主人公が、自分一人では泳げないし輝けないクラゲに例えて、歌い手との出会いで輝いていくという話。

心が弱い主人公に対してちょっとモヤっとする部分もありましたが、基本的にはクオリティが高く、良いと思いました。
視聴継続は確定です。


…まあ、どうでもいいですが…。
ちょっとガールズバンドクライとも雰囲気似てますね。
似た感じの傑作名作が揃っていて、視聴者としては嬉しいですが、あちらの方が上かな、となっちゃうのは本作には不運でしたね。
でもまあ、本作も充分面白そうです。
これからどうなっていくのか、楽しみにさせていただきます。


全話感想

色々抱えた4人がそれぞれに輝いていく。もちろんメインは2人ですが。
良い作品でした。
特に予想や期待を裏切ることはまったくなく、一話で感じた期待をそのまましっかり見せてくれたように思います。
見て気持ちよくなる良い作品でした。

投稿 : 2024/06/24
閲覧 : 86
サンキュー:

10

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絆を感じさせる作品

今季は音楽バンド系の作品が賑わっていたなぁという印象でしたが、本作の場合はチームものというかユーチューバーでいうと、フィッシャーズや東海オンエアみたいな感じでそれぞれに違った役割をこなしながら注目を浴びて高めていくそんな感じの印象でした。

メンバーは主人公をはじめそれぞれ心に闇を抱えている感じで話ごとに一人一人それを掘り下げつつ、向き合っていくところが良かったかな。それゆえストーリーはシリアスよりなんだけど、不思議と凄い重苦しさとかはなくてずっと観ていられた。それはやはり、彼女らがそれぞれ一人、孤独なんかじゃなくて誰か寄り添い合う仲間の存在があるからによるのが大きかったんじゃないかなと。

最終回終盤で四人がJERRYのイラストを眺めるシーンは上手く言葉では言い表せないですがなんか良いなぁと思わせるものがありましたね。

投稿 : 2024/06/24
閲覧 : 58
サンキュー:

10

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

夢を追いかけることについて

{netabare}
現代、他人の成功や失敗を容易に観測できる中で、勝手に肥大化する自己に何者かという永遠の課題を題材とするアニメにおいて、描かれるキャラの自己実現の方法、それは結局芸術の道である。というのはあまりにも普通

かつてニルヴァーナが『Nevermind』で商業化するロックや技術を競い合うメタルに自己嫌悪と焦燥感を重ねられない奴らの宿木となってしまった様に。誰の助けもなくその憧れさえも潰された男の精神の末路を描き切った『ジョーカー』の様に。若者に限らずいつの時代にもいる、何者でもない自分の孤独に共感して癒してくれる何かとは、普遍的でありながら自分だけが共感できると思えるような新しさを兼ね備えた物だと思っている
前者ならば重い退廃的なサウンドと歌詞ながら聞きやすく、一般人のような格好とスタイルのアンダーグラウンドからでもトップを取れるという希望を抱かせ、後者ならば超有名な悪のカリスマジョーカーの皮を被っていながら等身大で身近でありえる境遇という自己投影のしやすさを備えた、そんな二者のようなムーブメントを引き起こすコンテンツの強さにあるのは、そんな普遍的でありながらの新しさ
対して、今作品で自己表現を叫ぶ若者の描き方として見せられるのは“芸術への道“

そんなはっきり言って先鋭的でもない、使い潰された実現を「量産型にはなりたくない」と叫ばせていながらこの量産型展開
ムーブメントに乗っかっていながらムーブメントを批判する矛盾に自己嫌悪を覚えずむしろ我が物顔で展開される文言。キャラ達がというわけではなく、これを書いている脚本家。この作家は『弱キャラ友崎くん』の作者であるが、傾向としては『かぐや様』『推しの子』の赤坂アカと似た現代の価値観を自身の作品に多く取り寄せる現代作家であり、ある種の何者でもない視聴者たちへの啓示の様な、現代の自分たちのような若者(キャラ達)が自己実現に向かう様を見て、多くの人が感化された群れを形成し、自身はアイコンとして代弁者として成るが如き、何者ではない人たちという題材を持ち出してやっているが、その肝心な自己実現の部分が芸術という古来より常道のありふれたやり方で、先駆者気取って一番槍の大手柄を得たと思っているのかも知れないが、この作品は多分量産型のたくさん放送される春アニメの中の一つに過ぎないと思う
{/netabare}

上記の閉じているものは1話時点での感想で、あとは全話見切って感想を書いていこうかと思っていたが、2話でもあまりにも色々思うことが多かったので勢いで書いてしまったものです

2話にキャラに感傷的な的なことを言わせてエモーショナルな見せ方をする作品ってやっぱダメだわ
全てが上滑りして全く乗れない
まず一話で基本的なストーリーの目標や展望が見えて、そこからそれに向かっての物語の中で巻き起こる出来事を通じてキャラを理解していって、キャラを理解したのちにそのキャラの特性を生かしたり隠していた部分でさらに物語を作っていったりしていく。というのが普通で馴染み深いストーリーテリングの方法だと思うが、何故これが常道かというのは、ストーリーとはキャラを見せるためにあるもので、そのキャラを見せるためにまず最初は出来事でキャラを知ってもらわなければ、その後の展開全てに乗ることは不可能で、キャラに興味が持てなければなんかすごいことやってるーという程度にしか認識出来ず、ストーリー自体にも入り込めないからというごくごく当然で常識的な考えからである

しかしこの作品はそんな過程をすっ飛ばし、自分の頭の中で決まっているであろう設定に基づく描写を唐突に行い、ただただ滑るだけの感想しか浮かばない見せ方をしてくる作品であった
それが見られたのがこの作品の2話の一人のファンが差し出す金を拒否するというシーンで、そのキャラの性格や心情が理解されていないまま、このキャラはこういうことをするだろうという作者の頭の中で作り上げた像でしかないものが急に開示されて、それでいて語気の強い演技でかなり強めに拒否するというシーンだが、そんなエモエモなシーンもそもそもキャラの性格や心情が理解できていない状態故に目が滑る滑る。似たシーンで『宇宙よりも遠い場所』の2話で白瀬が貯めていた百万円を出してスポンサーになろうとするシーンは、大人だからというわかりやすい理由でまず一旦納得させて、その後に削れるものは削ってでも必ず南極に行くという意思が見えるシーンの前振りとしても効いていた。対して今作の描写では、ファンがパトロンになるために今の花音としてではなくアイドルだった頃を押し付けてきたという拒否理由が“察せられる“ところはあったけれど、そもそも今と昔の比較で本人がどう思っているかをまだハッキリと示されていない中でのあの感情の出し方をされても急に来たなということしか思わず、エモエモな雰囲気にも全く乗れない。次のシーンには後悔してる風にしてギャグにしてるのも作者の頭の中のキャラ過ぎて全く笑えない

全ては物語を通じて説明され示されたそのキャラの特性 性格 その他状況などに裏打ちされて、キャラの起こす行動を視聴者は理解する。それまでの導入においては基本は多少はコンセプトに沿った登場人物らしい行動はしてもいいと思うが、特に心情的な部分を全く説明せずにこのキャラはこういう性格だからこんな行動をすると制作者の頭の中でしかない設定を見せてくるのはやめましょう


これらを踏まえて多分この作品が示そうとしているテーマについて思ったことがある

夢を追いかけるのってそんなに偉いこと?

上記の量産型云々も、理想が自己の理想で完結することを理想としている主人公も、全てが自己を肯定してくれる世界かの如き言動も、そしてその成功例の一つであるラノベ作家という夢を掴んでアニメの脚本家になるまでに至った作者自身の成功体験に基づく価値観として感じられた「夢を追うことは崇高である」という見せ方に全く共感できない


1.2話でここまで自分の琴線に触れない部分が多い作品を見切ったら一体どんな感情になるのか、逆に気になるので完走してみようかと思っています。春の間に見切れるかは不明ですが、まぁそもそも今期はそこまで量を見ていないし夏もそこまでっぽいので、夏中に見切れたらいいな

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 102
サンキュー:

3

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teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

期待してなかったから余計によかった

なんか 女の子と音楽 似たような番組がいっぱいあるな
クラゲしかみてないけど 結構面白かった

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 50
サンキュー:

0

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Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夜を超えて青い海を泳ぐ!

動画工房制作で「エロマンガ先生」の竹下良平監督
シリーズ構成が「弱キャラ友崎くん」の屋久ユウキ先生
キングレコードの音頭で作った座組のオリジナル作品

今期はロックを前面に出したガールズバンドもの
ガールズバンドクライが昭和的なフォーマットなら

こちらはJELEEというキャラクターを通して
少女4人が葛藤しながら前に進んでいく
今の時代に即したジュブナイルであり
ロッキンなエッセンスを含んだ話だなという感想

主人公は小学生時代に書いたクラゲの絵が
壁画のモデルになりイラストレーター海月ヨル
として活動していたまひる

しかし友達にクラゲの絵をバカにされてから
本音が言えなくなり以降はイラストを描かず
平凡な女子高生をしていた

彼女は自分の書いたクラゲの絵を見て思う
「何ものにもなれない自分が嫌いだ」

ある時地下アイドルで活動する
みー子が壁画の前で路上ライブをしたときに
自分のポスターを張り付けていた

その様子を見ても声を挙げられないまひる
直後に後ろから声が聞こえた

「私の好きな絵を汚してんじゃねえ!」

まひるはお礼を言いたくて後をつけるw
彼女は山ノ内花音(カノ)

まひると同い年であり
以前はアイドルのメンバーとして活動したが
暴力事件を起こしたバッシングでフェードアウト

今は覆面キャラの歌い手「JELEE」と名乗って
活動していた

海月ヨルのイラストが好きと言った彼女は
「JELEEのイラスト書いてほしい!」
と誘い物語が動き出す

JELEEはその後花音のアイドル時代に推していた
芸大付属校に通うピアニストのめいちゃん

まひるの幼馴染でユーチューバー「龍ヶ崎ノクス」で
活動しているキウイが参加して

定期的に楽曲を提供

フォロワー10万からスタートして
渋谷を水族館にしたいという目標を挙げていく

めいちゃんは音楽家としてのプレッシャーが
世間との疎外感を感じて内向的になっていたが

アイドル「橘ののか」の出会いで救われていた
だから初めは花音の変わりようを見て「解釈違い」
といって拒絶をしている

キウイは元々少年漫画のヒーローになりたいと公言していたが
中学に上がると周りから浮いた存在として扱われ

高校に入学はしたものの環境が変わらず
次第にひきこもるようになっていた

自分のなりたかったヒーローとして「龍ヶ崎ノクス」で
活動している一方で

まひるや周囲には真実を伝えきれず
高校で生徒会長していると嘘をついていた

4人とも目の前が深い海の底に立っているんだけど
JELEEを通じて成長し青い海へと昇っていく

屋久先生のメリハリが効いた構成も相まって
心地よい空気感を貰った

初回で路上ライブジャックされたみー子は
JELEEの人気に目をつけて楽曲提供依頼するし

花音が暴力事件を起こした相手のメロちゃんは
ライバルの暴露動画を匿名で上げて自分たちの
人気を上げる工作をしているなど

決して綺麗な一面だけを推し進めているわけではないし
終盤のまひるがソロのオファーを受けるくだりも
ある意味人間の業の深さ

しかし最終盤の解散危機には
みー子は心配してコラボしてくれるし(半分計算w)

かつてのファンの前で歌うことに怖がって
声が出せないでいた花音の前にメロちゃんが声をかける

彼女たちの自由な活動が最終的には
応援されていたというのもいいよね

花音が暴行事件以来負い目に感じていた
プロデューサーであり実母の雪音が

JELEEのクレジット最後に花音の名前出したのが
粋だと思うけど個人情報保護w(粗品風ツッコミ)

長々と書いたけど
凄く今っぽい話で後味含めていい意味で満足できました

JELEEちゃんの旦那に立候補していいですか>カエレ

注釈

多くの人がバンド作品とカテゴリーしているんだけど
JELEEは単体のシンボルアイコンだよ

私の解釈だと「CLAMP」のイメージだし
一般的な概念ならVチューバーの方が近いと思う

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 92
サンキュー:

5

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nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルに負けた。1話と9話と結末がぶれて何が言いたいか見えなくなりました。

 やっぱり花音の9話のセリフ「私がいたから泳げた」が引っ掛かるのと、その回収ができていない。1話の「夜のクラゲ」の意味性が何かボンヤリとした、渋谷の水族館に置き換わってしまった。そのせいで、テーマ性が失われてせっかくネットや在野(ストリートとか)で活躍クリエータ全体の応援の話になるのかと思ったら、結局メジャーがゴール的な感じ…いや、違うか…ここがちょっと読み取れなかったかも。とにかくステージとか母親の意味がよくわからなかったです。ミーコも視点は良かったのに使いきれませんでした。

 題名や実際に参加しているクリエータを見るとそういう意図が感じられるので、何かの理由でぶれたんでしょうか。もっととんがった話を準備していた気もします。

 それほど手抜きのアニメの印象もないしなあ。うーん、正直もったいない。本当にもったいなかった。それはやっぱり9話以降のメイン2人の使い方、特に花音がもったいない。
 9話以降が1話からブレブレですよね。物語の中で激情に駆られて口に出したセリフはやっぱり「本音」と捉えるべきだと思います。まひるへの嫉妬とも取れますけど、殴ったシーンの周辺の花音からすればまひるの「独自性」への評価より「メジャー」「アイドル」への想いが強い描かれ方ですからね。
 つまり、9話のセリフがまひるに対する本当の評価であり、自分のために利用した、と読み取れます。そこからの花音の心の動きを描かないでいつの間にか和解しているという感じでした。

 毒親やアイドルへのあこがれと過去の事件と自分が置かれた立場のジレンマ。その状況で自分がどう創作や表現と向き合うか、が全く描かれていない気がします。
 ハッピーエンドの方が評判がいいという意図なのかなあ…それともメタでバンドを機能させたいの?この凡作感はちょっと…残念としか言いようがないです。話的には多分いうほどひどい話でなく、バンドものの中では面白い方だと思うんですけど、せっかくとんがった「夜のクラゲはおよげない」というタイトルに内容で負けてしまった感じで、がっかり感の方が大きいといえば良いのかな。

 1話~9話の構成の使い方がもったいなかったかな。9話が5話くらいで花音とまひるが仲たがいしてからが本場ならもうちょっと違った気がします。

 ということで作画は動きはそうでもないですが、きれいで丁寧でした。4.5…は盛りぎ?声優さんも悪くなかったですので4。歌はごめんなさい私には響かなかったので3.5にしておきます。ストーリーはがっかり感を表現するためあえての2.5、キャラ造形はよかった。素晴らしかったといってもいいです。ただ、花音がなあ…まあ4.5-2で2.5にしておきます。

 評価点よりは楽しめた気もしますが、落胆も大きい作品でした。逆にもしかして、再視聴するなどで筋が通ったものが見つかれば評価は上がるかもしれません。




以下 視聴時のレビューです。


1話 内発的なものを描けるか友情感動ポルノどまりか。期待枠ですが…

{netabare} 平凡か特別な才能か、それは前提として才能があるのかないのか、特別になるための努力の過程、結果が出ない苦悩、周囲との軋轢、ライバルとの切磋琢磨、俺TUEEE、障害が降りかかってくるのを2人ではねのける、2人の間の熱いバトルと友情、シリアスの見た目のイチャイチャ日常もの、アイドルもの…どのルートにも行く可能性があります。もちろん組み合わせも。どれをとってもテーマ自体は平凡です。

 前提は説明的すぎて余韻も何もないのが欠点の様な気もするし、現代的で文学性よりも分かりやすさ重視で情報の処理がしやすいかもしれません。2話分を1話で説明しきった感じです。
 行間よりも感動という感じもします。どちらがいいかは作品の出来ですので今後の作品の質ありきでしょう。

 質は2話3話くらいまでで方向性を見たいですね。ただ、意外なテーマ…にはならない気がします。そして結論を見ないと評価はできないかもしれません。

 本作の価値はテーマ性よりもどんな「ドラマ」があるのかかなあ。テーマを伝えるメッセージ性が感情作りに落とし込まれているかどうかですね。本作の2人であれば「内発的」なものが描けるかが重要でしょう。
 いずれにせよ「感情」の作品になりそうな気がします。挫折や軋轢のカタルシスが、友情や成功ありきの感動ポルノにならなければいいのですが。

 オリジナル作品だけに秀作になりそうな期待値が大きい分、ひどいときはひどいでしょうからがんばってほしいです。

 作画はいいです。というか全体的にクオリティは高いです。音楽は作詞に40mPと出てましたが「タイムマシン」の人ですよね?作曲じゃないんだ…というのが意外でした。{/netabare}


2話 記号的な物語の進行で、誘導されている気分。解釈の幅が無いかな?

{netabare} この5年くらい、記号的な表現、データベース的なエピソードにライドして自分の中で感情を盛り上げて見る、という前提で作品が作られている気がします。いや、手塚治虫以来、マンガ、アニメは記号なんですけど、特にそれが強まっている気がします。

 本作は特にそれが顕著で、非常に記号的、情報的で感情の盛り上がり方を演出と音楽と合わせて、作品に全部指示されているような気がします。1話でもそういう感じが強かったんですけど、2話のめいのストーリーは、なんていうか記号の塊に感じました。

 彼女の2年前の状況から、なぜラストで花音を受け入れることができたのかが全く分かりません。それは内面描写が薄いからです。感情の描写はあります。状況の描写はあります。ですが、一番重要ななぜ花音に対する自分の感情が変化したか、その感情の移り変わりの理由が描けていない気がします。もちろん昔の約束というきっかけはあるんでしょうけど…その時の感情の動きが良くわかりません。

 その作り方が全部悪いかと言われると、理解しやすさや感動のしやすさなどで、いい面はあると思います。いたずらに難解にするよりは余計な考察に頭を使わない分、物語に集中できるかもしれません。ただ、解釈の重層性というか幅が少ないんですよね。

 それと本作はコンセプトとして、サブカル集大成みたいなところがあるんでしょうか。サブカルというものが現状で成立しているかは分かりませんが、ニコニコ的なクリエータを「使って」それっぽく仕上げている気がします。それがいい方向にも出ている気がしますが、これも作品の色付けが露骨に意図的なので、少し本作のコンセプトそのものが見えてしまい、冷める気もします。

追記 そうそう2話に関して言えば比較対象の「ガールズバンドクライ」の方が面白かったです。{/netabare}


3話 よくできているし感情も動きますが、余韻がない気がします。

{netabare} 相変わらずアニメ作品としてのレベルは高いのですが、やっぱり一本調子かなあ。引きこもりについての深掘りがなくイコール不幸な状態、友情の力で…のようなデータベース的エピソードです。

「怪獣8号」でも感じましたが、この「型」を使った作品は感情は動かせるとは思います。ただ、やっぱりブレ幅が少ないテンプレートなので、行間も余韻もないんですよね。
 その高度な例が「ヴァイオレットエバーガーデン」だと思うんですけど、感情が動くわりに、見終わったあとすぐに違うことを考えれらる感じです。モヤモヤ、ザワザワ、イライラ、ムカムカ、ホノボノ、ポカポカ、ドキドキ…どんな余韻でもいいんですけどそういうのが欲しいかなあ。

 よくできた作品だとは思います。メッセージも伝わってきます。感動もできるでしょう。ですが、後に残らないなあという感じがします。 {/netabare}


5話 独自性のあるイラストが自分らしさだったのでは?拒否反応が強いので断念します。

{netabare}  1話で1つの出来事がシーケンシャルに解決してゆくというのは、わかりやすくていいんですけど、どこか紙芝居を見ているような印象になってしまいます。そこが少し合わなかったです。

 また、対比として元のアイドルを出してくるのもいいんですけど、彼女たちと争うことにカタルシスを頼ってしまうのでしょうか。あるいはヒロインたちの方が成功してしまい、それでひと悶着あるのかな?

 まあ、それが花音の毒親というか依存からの脱出になるのはいいと思いますが、要するに当て馬にしか見えません。描き方によっては両方の正義も考えられますが、アイドルグループがわかりやすく性格が悪いので結局アイドルの方が悪かった、で終わる?

 で、5話です。この作品の主題であったまひるのイラストの話なんですけど、イラストの技術の問題に帰結していいものなんでしょうか?壁に描いたクラゲの絵は誰もわかってくれないけど「自分らしさ」であり、分かる人には深く突き刺さる。そこにアートがあったはずなんですけど…そこは回収できるのでしょうか。

 そもそもファンアートで実力がある人が厭味ったらしく技術を見せつけるのを否定してこそ、この作品の主題だと思っていたのですが、みんなでほめちゃってるし。水族館でクラゲを見た後に出てくるイラストがあんなに平凡でいいの?という気がします。そこがテーマでないならもういいかな。

 ということで、ちょっとこの作品に対して、我ながら拒否反応が強いのでもうやめておきます。サブスクのあらすじはチェックして、意外性のある展開になれば見るかもしれません。{/netabare}


 6・7話未視聴で8話・9話を見ました。あまりのひどい展開に唖然としてしまいました。逆に興味がでたので視聴を再開します。


{netabare} あらすじで確認したところ、身バレと殴った理由というのがわかったとのことで、8話9話見たのですが…これは10万人達成で「贖罪」が済んで殴った理由が「正義(笑)」だから?その話はオールOKという理解でいいのでしょうか。

 話の内容そのものにも納得感はないですが、それはお話なのでいいです。ただ、殴ったことの感情がその後の花音の「生き方」つまり「自分が信じるアート表現」にどういう影響を及ぼしたのかが描かれるべきでしょう。「なぜ暴力をしたのか」という自分の内面を咀嚼すると、売れることありきはおかしいという心になった。

 つまり暴力はアイドルの否定からのロック…だから、夜のクラゲに共感したのではないのでしょうか。1話を見る限りこういう解釈になると思うのです。ですが、今の8話9話だと花音がアイドル的なものに否定的になる要素はないし、メジャー志向ということ?

 うーん、ここからですよね、本来は。これは「どこにも正義がない状態」ですし「贖罪とは」「売れるとは」「アイドルのペルソナとは」「成功とは」ということと「母親P・メジャーVS娘・マイナー」の戦いの構図になるべきところでしょう。

 そこから「人の心に響くアートとは?」=自分らしさの表現論、つまりマスメディアが死んでネットの世界で活躍する個人の時代が来る、とか権威主義や大衆の萌えへのアンチテーゼが描かれるべき素材だったと思います。

 もちろん違う方向性でもいいんですけど、しかし「夜のクラゲ」と「事件」を重ねるような部分を描かないで、母親Pのおそらく陰謀に安易に取り込まれるまひるのなんと安っぽい事。暴力事件への復讐なのかもしれません。

 それにしても水族館ってなんだよ、ということです。クラゲ=力のないクリエータの卵。それが自由にアートができる空間を作りたいにつながるならわかりますけど。

 いったん中断した作品に再び酷評のレビューをするのも何ですが、1話がいい出来だったので気になる作品です。それがこういう展開になるのは残念です。散らばっている素材はいいだけに、もうちょっと何とかならなかったのか?という気がします。

 ちょっと、物語として「なぜこういうことになった?」「1話のテーマはどこで消えたのか?」に興味があります。いったん中断してましたが、ちょっと分析的に見たくなってきました。一応、視聴中にステータスを戻します。それで本当にひどい話なら評価をかなり低くするつもりです。{/netabare}


6話後付け視聴 なぜこの方向を深掘りしない?素材はいいが生煮え感。

{netabare} このバツイチ子持ちアイドル(31)って、一つのテーマですよね。もちろん「推しの子」と重なるしアンチテーゼにもなります。

 超高齢化、少子化社会において、30代で非処女系の清純派の母親というのを定義してみんなで萌えるという道筋を、このアイドルを使って描けていれば独自性という点で非常に面白かったと思います。
 また、ある意味の究極の少子化対策です。「子持ち、カッコイイ」です。

 隠れて秘密ではなくて、子持ちアイドルとして絶大な人気になる方向性…そこにプロ意識とか努力とか周囲のちょっとした協力とかネットの力とか、そういうのが描けていれば「夜のクラゲ」という言葉からイメージする内容に寄り添ってゆく気がします。

 このキャラはよかったと思いますが、ジェリーフィッシュの誰かがこの視点で、自分を変化させられなかったのか?と思います。やっぱり素材はいいんですけどね。生煮えばかりの作品だなあという気がします。{/netabare}


10話 1話を全否定する9話の花音のセリフをどう回収するかでレベルが決まるでしょう。

{netabare} やっとテーマに近づいてい来たなあと思いましたが、微妙な展開です。花音の被害者ヅラはなんなんでしょうね?悲劇のヒロインを気取っていますが、人のスマホを見て正義ぶって殴ったりして芸能活動が続けられなくなって…

 ただ、心理学的な母親依存している娘の造形になっている気もします。自分が承認されるために手段を選ばない。つまり「夜のクラゲ」に感動したことが嘘だった…ということであれば、面白い展開ではあります。
 花音が冷静になって、そこに自ら気が付いて、2度とジェリーフィッシュの活動ができない、という状態になるのは、ストーリー的に急激な展開ではありますが、自然な反応かもしれません。

 ただ、もう10話ですからね。あと2話で本格的な決裂のあとの回収ができるのかを10話の終わり方で見ると、まひるが「花音に見合う絵が描けるように」とか言って技術論ですごい絵がかけた…になる気もするし、めいが頑張ってうたっているのに感動して花音が「わたし…間違ってた」とか言って、ライブに入ってきたら噴飯ものの展開です。

 そこをどう乗り切るのか。9話の花音のまひるに対するセリフがこの作品のキーワードで1話の全否定のセリフでしょう。「感情のまま言ってしまった」ではなく「心の底からの本音だった」と言えるかどうかで作品のレベルが決まってくるかな、という気がします。

 それにしても、みー子の使い方よ…もうちょっと何とかならないのかなあ。{/netabare}


11話 この11話を深掘りしてほしかった。パーツも視点も良いのにもったいない作品だなあ。

 11話の内容をもっとじっくり描いてくれていればなあ、という気がしました。技術論に走って描きたいものではなく上手いものを描いてしまっているまひるの覚醒ですね。

 この覚醒のやり取りをしている母親の内面とか想いが、つまり花音に対する態度だった…ということになるなら、テーマとしてはそれほど珍しくないでしょうが、ガールズバンドもの…というか、ネット上で創作活動をしている人へのメッセージという意味では最高だったと思います。その点でまひるがマスに迎合しているのがいいのかという問題もあると思います。

 それと花音の「売れたい」=「母に認められたい」という気持ちの持っていき場が1話を否定してしまている件の回収ですね。これは覆水盆に返らずですから、自分の本音として受け入れたうえで反省ではなく、母との決別とかネット上での仁義とか何かほしいなあ。なんか、10話のめいの歌でごまかされますけどね。
 ミーコとかいいキャラですが、扱い切れないなら切ってしまえば良かったのに…キウイの話も展開はわかるんですけど、唐突ですよね。

 何かもうちょっとメッセージを絞って、特に「夜のクラゲ」=オリジナリティでネットという場だからこそ自分自身を表現できるんだ…それが認められるの方が話としては深くなったかなあ。

 仲間ごっこで終わるかどうかです。全体として「パーツも視点も共感できるのにもったいない作品」だなあ、という気持ち強い作品でした。もちろん最終回しだいだし、最終回がよければ中盤集中して見ていなかった部分を拾ってみますけどね。

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 623
サンキュー:

22

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夜のクラゲは美しい

夜のクラゲは泳げない。
昼のクラゲも泳げない。
とにかく、クラゲは泳げない。
だけど、あいつらは頭だけは懸命に動かしてるんだよね。
だから、泳ぐ意思は感じられる。
それに、半透明の体は美しい。
何物にも染まっていない彼らは、どんな光も美しく見せてくれます。

渋谷の無機質なコンクリート壁に描かれたクラゲの絵。
ここから、女子高校生四人組JELEEの物語が始まります。

まだ、何者でもない高校生たち。
けど、世間の風が厳しいことはわかってる。
そして、己が弱い存在であることも。

一人ではどうしようもないけれど、四人の力が集まれば泳ぐことができる。
希望と勇気、絆と信頼。
誰に何を思われても、自分の「好き」を貫く重要さを教えてくれるアニメです。

投稿 : 2024/06/23
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サンキュー:

14

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

24時間じゃ全然足りない

まひる通称ヨルの書いたクラゲの絵
小学生の時に友達に見せてバカにされた彼女のクラゲの絵を好きだと言ってくれた少女カノ、彼女は実は元アイドルでした。

カノはアイドルでしたが昔、少しある事件で炎上してしまいアイドルを辞めてしまった女の子です。
そして今はJELEEとして活躍していました。
で、JELEEとしても彼女は予定の組み方が無理矢理で少し焦っていて、その理由は彼女の過去に関係しているのですが、それでも皆がカノに徹夜してまで合わせてくれようとする話が素敵ですね。


ヨルは自分の書いた絵を好きになれなかった。
だから、自分の名前を消したけど、カノが好きだと言ってくれたから自分の書いた絵をもぅ一度好きになります。


アイドルのカノを押す女の子めい
彼女はカノがアイドル復帰する事を望んでいました。
彼女は2年前にクラスで上手く行かずにそんなときにカノに出会います。
で、カノに勇気を貰い変わる事が出来た女の子でした。

キュウイは少し意地っ張りの引きこもりです。
彼女は主人公に憧れていたけど周りに馴染めなくて引きこもりましたが、ネットや友達の前では学校を楽しんでいると嘘を付いていたのですが学園祭の演劇のヨルの演技に心を惹かれた女の子ですね。
そして、彼女は全の嘘を誤りJELEEのメンバーと会う事になります。

そんな彼女達4人がJELEEとして活躍していくのですが……
まず、デフォルトEDが「1日は25時間」が可愛いです。
で、作中で彼女達が4人が新規を出すと「最強ガール」「月の温度」「渋谷アクアリューム」などに変わるのも工夫されている点かと思います。

ただ、この4人が動画作成しようとするのが楽しく見られるのもいいですね。


で、ヨルのスランプの話があります。
コメント欄で「イラストだけしょぼくね?」とか有名なファンアートの絵師さんに「いつかJELEEのイラスト描いてもらおうよ」とかの発言があり彼女はスランプに陥ります。

ヨルは自分が「普通」過ぎるとファンアートを描いてくれた人に「私より上手い人が絵を描かないでよ。邪魔だなぁー」と考えてしまいます。
それでヨルの絵を好きだと言ってくれるカノに「あの人と私の絵、どっちが上手いと思ってるの?」と質問します。

私がこの質問で感じたのは「好きってそうじゃないよなぁ〜」と感じました。

例えばさ、誰にだって「好き」になる物があります。
イラストなら「この絵好きだなぁ〜」と感じる絵があります。

けど、それは上手いだけじゃないと思うんですよね。
私は1番好きな漫画があって、その漫画の内容は勿論、絵も可愛くて大好きなんです。

でもさ、ヨルみたいに誰かと比べたら、勿論他にもその人よりも上手いと感じる絵を見かけます。
それでも、私はその絵が1番好きなんです。
上手いだけが好きな理由じゃなくて雰囲気や色使い全てが好きなんですよね。

だから、カノもヨルの絵を「上手い」から好きな訳じゃなくて、「ヨルの絵」だから好きなんだと思います。
もっと上手い人を見てもそれは変わらない、そんなので「好きの気持ち」は変わらないものです。

ヨルの立場だとさ、そう言うコメントを気にしちゃうと思うんですよ。
けど、そんなコメントなんかより応援してくれたり「好き」と言ってくれる人の為に書く、それで良い気がするんです。
ファンアートを描いてくれた人も、きっとヨルの絵が良かったから、自分も書きたいって思ったんじゃないかな?
それだけの魅力がヨルの絵にはあったんじゃないかな?と思います。


子持ちアイドルのシズエさんの話は感動します。
この人、よく考えたら路上ライブ中にカノに「私の好きな絵を汚すな」とか「私の歌を汚すな」とかも言われてたなぁ〜と思いだしましたねwww

お母さんをしっかり応援してくれる娘のアリエル。
娘さんのクラスメイトは「アイドルのお母さんがおかしい」と言うそうなんです。

そんなライブ当日、クラスの男子はアリエルを馬鹿にします。
めちゃくちゃ最低なクラスメイトでしたね。
わざと変顔になっちゃうようなシーンを切り取って馬鹿にしたりしてましたね。

お母さんがアイドルをしている事が変だからと……それをコメント欄に書き込まれて、母は娘が揶揄われている事を知り、ライブに来ない娘を心配して走り出します。

このエピソード見て、私の感じたのは、アイドルお母さんがライブを放ったらかして娘の元に駆けつけるのが素敵だなぁ〜って。
彼女自身アイドルが好きで頑張ってきたけど、崖っぷちアイドルで、最後のチャンスでもあったライブを捨てる覚悟で1番大切な娘の元に駆けつけるって言うのがカッコいいし、アイドルより母としての気持ちを優先したんだなぁ〜って思えたシーンでしたね。

娘さんもアイドルとしてのお母さんを誇っていてお母さんの1番のファンだなぁ〜と思ってしまいましたね。
素敵な親子ですね。


合宿では、めいが壊れますww
でも、この話でカノがどれだけライブに力を入れているのか、楽しみにしてるのが伝わる合宿ですね。
しかし、ライブ前にも身バレしてしまいます。
コレは可哀想ですよね……
それでも応援してくれるJELEEの仲間は頼もしいですね。

で、4人は無観客ライブを作り上げます。
ライブ会場にお客さんは居なくてもファンアートを沢山並べてくれたりとかもいいですね。
最近だと配信ライブとかも増えて来てアーティスト側もコメントが読めたりとか出来ますし、こうしたライブもファンにはきっと嬉しいんだろうなぁ〜と思いました。

で、ヨルにカノの母から仕事の依頼が来ます。
ヨルはその仕事に挑戦したいと思います。
まぁ、そうだよね……自分が頑張っている事を誰かが評価してくれたら「大きな舞台で自分を試したい」と思うのは当然ですよね。

私でも、そうする。
そして、ほとんどの人はそうして居ると思います。
逆にチャレンジしない人の方が少ない気がします。

だから、ヨルの気持ちは解ります。
けど、友達との……自分の絵を好きだと言ってくれた人との約束を果たせないのは辛いしい約束を破ってまでする事なのかと言われたら、心苦しいですよね。

カノの言い分って半分は八つ当たりに聞こえるんですよね。
けど、それを言われても当然だと思います。
約束を破る、そしてカノが意識して苦手意識を持っている母を優先して仕事をするって、そう言う事だと思うんです。

「私が居なかったら絵を書けてなかったんじゃないの!」は酷い最低なセリフだと思います。
けど、そう言われても仕方がないと思うんです。

確かに、カッコ良く「頑張れ」と背中を押せたらカッコイイと思う。
でも、カノの立場で母を相手にずっと一緒にやってきたヨルが自分の元を離れるってなると……それも難しいんだと思います。


でも、それでもヨルは「チャレンジしたい」と思ったならすればいいと私は思います。
彼女も打ち明ける覚悟をした時に色々な反応を想定したと思う。
それでも、やりたい、と感じたなら自分の気持ちに嘘をつかなくていいと私は思うんです。

そして、彼女は完全にJELEEを離れる訳じゃないから、彼女は後にキュウイに「今何を言っても嘘になっちゃうから」「必ずもっと上手くなって帰っくるから待ってて欲しい」と言います。

彼女は考えたのだと思います。
今のまま一緒にJELEEとしてやっていくには、1番スキルアップしなきゃいけないのは自分だと……だから、ヨルは彼女の隣に胸を張って立ち続ける為に、カノが話す大プロジェクトをもっと素敵にする為に彼女は今回の仕事を受けたのだと思いました。



カノの過去

カノの母がプロデュースするアイドルグループ。
そこにカノが選ばれます。
メンバーからはカノが選ばれた理由はカノが娘だからだとメンバーから良くない目で見られます。
勿論、彼女には実力があったのですが……

そんな時に、ある番組から「虹色少女」が交番されて、カノのグループに出演依頼が来ます。
ソレは、とあるアカウント「現実をみろバカ」が彼女達の裏動画(タバコを吸う)を流した事により、虹色少女が解散した事により出来た仕事です。

しかし、その「みろバカ」のアカウントの主が実は同じグループのメロによる物だと知ったカノは虹色少女の記者会見動画を思い出してメロを殴りつけます。

この殴った理由は色々あるんじゃないかな?と思ったのですが、虹色少女が泣いている映像を見て共感した事もあるのかな?と思いますが多分、カノは悔しかったんじゃないかな?

カノはメンバーから良くは思われてなかったけどさ、カノはメンバーが好きだったし頑張りたかった、自分達の力と実力で人気グループを目指して、なりたかった。

だから、こんな誰かを傷つけて落し入れるやり方が許せなかったし、喜べなかった。
こう言うやり方でライバルを蹴落としたメロが許せなかったのだと思いました。

けど、カノは真実を言わなかった。
メロの事を何も言わずにカノはグループを離れたのです。
もしかしたら、それを公にしたら、虹色少女の様に涙を流すのがメロだと思ったのかもしれませんね。
虹色少女が泣く映像がカノの目に焼き付いているようですから。

で、ヨルが離れて歌えなくなったカノはJerryの解散を考えますが、めいが自分の気持ちを伝えてカノは新しい歌詞を書きます。
そして、完全した歌詞を披露する場所は……


キュウイの生き方はかっこいいですね。
好きな物をバカにされて不登校になって自分が嫌いだった。
けど、自分が嫌いだから自分を好きになれる自分になる為に努力を重ねているって凄いですよね。

自分を好きな人ってどれくらいいるのでしょうか?
私は自分の事をあんまり好きじゃないかな?って思うんですよね。
特に何の才能もないし良さもないと思うし、友達や家族は皆優しくしてくれるから好きだけど、自分が好きかと聞かれたら好きとは胸を張って言えないけど、私の場合は自分を好きになる努力なんてしてなくて……

だから、ゲームセンターでキュウイが叫んだ事を聞いていると素敵だなぁ〜って。
「自分を好きになる努力」って素敵だなぁって思うし凄いなぁ〜って、彼女は決して強い人間ではありませんが、頑張っている人間だと思うんです。
それが私にはカッコ良く移りましたね。

ヨルがカノの母にJELEEをイベントに呼びたいと伝えます。

カノ達、JELEEはイベントに参加するも歌えなくて、彼女は俯いて見えてなかった。
ずっと、空気で自分が否定されていると思って顔を上げられなかったから……
目の前の水族館もお客さんの顔も、お客さんの青の傘も、カノはめいとキュウイに背中を押されて、メロの言葉で前を向けて、夜が描いてくれた水族館があって歌えた。

不安な時ってさ、周りの人の笑顔が自分への悪意の笑顔に感じたり、無表情な顔は否定されている様に見えて、言葉にもトゲがある様に感じちゃうよね。

けどさ、きっと、そんな時こそ顔を上げて空を見てゆっくり前を見る事が大事なのかもしれません。
空ってのはね、気分が沈んだ時は空を見たら少し気分が晴れるらしいのですww
そう言う時こそ前を見る事が大切なんだとライブをみて感じました。

イベントのエンドロールで流れたカノの本名。
思えば彼女の歌う理由の1つの「私をバカにした人達を見返したい」って事も達成出来たをやじゃないかな?
お母さんにも認められた。

全員、無事に卒業したし、カノもメロやお母さんとの関係も良くなったみたい。

卒業後の絵を描くのいいよね。
素敵な青春ですよね。
私は卒業式の人何をしてたかな?
友達と話しながら歩いて、帰り道に立ち止まって話をして、それからアニメイトに行った気がしますww
そして、友達が卒業証書とか花束とか入った紙袋をアニメイトに忘れて来たのを一緒に取りに行った気がするww

私も卒業する時に何か残せばよかったも?

で、カノ達の書いた絵を見たのは、カノパパだ!
お父さんに見て貰えたんだね。
お父さん、ほとんど出てなくて2期フラグかな?って思ったけど、カノの記憶に出てきたパパだよww

さて、綺麗に終わらせた気はする。
13話ならもっと丁寧に終わらせられた気はするけど、12話にしては思った以上には綺麗に終わらせて来た気がしました。

ラストの24時間じゃ足りない話はよかったんじゃない?
EDに繋げて来るのはよかったと思うし、JELEEがあのEDをどんな気持ちで歌詞を描いたのかを想像出来る仕組みになってるのが素敵かも。

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 212
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10

pearos さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

青春

諦めかけた青春をもう一度掴もうとする少女たちの話。
登場人物は等身大に青臭く、躓いてしまうような場面も多い。
共感できる人は心地よく感じるだろう。

投稿 : 2024/06/11
閲覧 : 144
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0

ネタバレ

Pir さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

脚本家さえ違えば……

一話しか観ていないが、作画は流石と言うほど良い。美しい作画の為に観る価値はあると思う。で、肝心な内容の方はと言えば、一話だからかもしれないが、極めて冗長で退屈。キャラの内面描写や台詞回しが下手くそ。物語の起伏が自発的ではなく良くも悪くも演出頼りな印象。……まあ、脚本家がアレなので、そこらへんの期待はしない方がいいかなと。

投稿 : 2024/06/08
閲覧 : 180
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2

ネタバレ

インキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

キャラクターに全く魅力を感じない。ウケが良い要素を詰め合わせただけ。中高生向けアニメ。

作画も良い。声優も細かな話を抜きにすれば上手い。

それなのに引き込まれる感覚が薄いのはキャラクターに魅力がないからではないかと思う。トラウマを抱えているという割に、ほぼ初対面から打ち解けたり、すぐにやる気になったりしていてリアリティが無い。派手な演出の多用も悪い意味でアニメ感が強調される。

楽曲もポンポン出し過ぎに感じる。同クールのバンド作品も公開のペースは同じだが、あちらはキャラクターにリアリティや人間味がある。揉めながらも努力して作曲している様子が想像できる。こちらはたった1日で高クオリティの楽曲を完成させたシーンが描かれてしまった。登場人物が全員、才能があるのに全く努力していなかったようにしか見えず感情移入も共感もできない。

百合を表現したいのか友情を表現したいのかも曖昧。ストーリーの繋がりが弱く、ウケが良い要素だけ詰め合わせてみました感がある。現代的な題材の割に古臭さを感じた。






6話を観てさらに違和感を覚えた。自分達の曲の歌詞ができない時に、他人向けの楽曲を制作するだろうか。ビギナーのうちから随分と商業的な考えを持った人物達に感じてしまう。その割にDMのチェックを怠っていたりと中途半端。アーティストとしても、仕事としても熱意を感じられない。お遊びなら適当でいいよとしか思えない。観れば観るほど寒い話に感じる。



7話を視聴。ガルクラのネタバレも含みます。



ストーリーもいよいよ擁護のしようがなくなってきたように感じる。どうでもいい話ばかりである。JELEEを普通の学生の同好会と捉えれば、起伏も目的もない日常はある意味ではリアルな話なのかもしれない。

問題はそんな日常を観せられても何も感じないところ。安易な話題性狙いのシーンばかり目立つので寒い。ガルクラも7話に歳上のお姉さんが登場したが、キャラクターの精神性を深掘りしていたし、展開に大きく影響を与えていた。一方のヨルクラはバストサイズの話題をしただけ。エロ目的の百合はAVで観るのでこのアニメでやらなくて良い。
お色気やコメディ的な百合描写なら声優ラジオのウラオモテの方が断然上手い。ストーリーのシリアスな部分と緩急をつける意味もあると思うし、友情を感じさせる話もありヨルクラよりもずっと熱いし厚い話。

残りの話数を考えると挽回できないところまで来てしまったように感じる。ヨルクラのストーリーなら私でも作れそうなのだ。JELEEがアニメの感想を書く話などどうだろうか。





どんでん返しを期待して8話を視聴。ストーリーは相変わらずで、少年少女何とか団の活躍っぽい。この作品は中高校生だけをターゲットにしていると感じる。免許も進学も合宿もその年代にとっては自分の将来に起こるイベント、大人っぽいこととして憧れるものだろう。JELEEの活動も同様だ。大学のサークルでJELEEのように活躍したいと思うかもしれない。
キャラから意思を感じられないのは、視聴している中高生のアバターだからだろう。そういった作品を、経験済み、答え合わせ済みのいい歳したおじさんが観てもつまらないのは当然。ストーリーとキャラの評価を上方修正し、全体で平均満足度が3.0(無評価)となるように調整した。


自分にとっての面白さだけで評価すれば、ストーリーもキャラも1.0点。オムニバス形式にした方が視聴層が広がったのではと思う。キウイは元からVtuberで成功していたし、花音と真昼は創作に対する必死さを感じない。木村ちゃんに至っては全肯定パトロンでしかない。無理に顔出し匿名アーティストのJELEEを組ませる必要はなかったと思う。渋谷に集まる人々を、1話2話完結のエピソードでシリアスに描いてほしかった。

方向性がわかったので視聴を断念する。

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 255
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6

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

女の子達がかわいい!

作画がとても良いです。
女の子達がかわいい。リコリスに似ているかな?
悩み多き年頃の青春ストーリーですが、共感できる部分も多く楽しめます。
継続を除く新規アニメとしては今期一かと思います。

投稿 : 2024/05/25
閲覧 : 88
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1

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

良作なのかも知れないが、合わなかった。

持ってない無い者が成長するという話では無く、
何か人並み以上の才能を持っている者たちが、過去にトラウマがあったり上手くいかなかったりして、抱えている少女たちがユニットを作って、、。


十代の少女の悩み、挫折、周りと同調できない人間の辛さとかが、もうオッサンにはなかなかキビシイ。共感し難いしもっとお気楽なものがみたい。
中盤以降はひょっとしたら、サクセスストーリーとして爽快な展開になるかも知れないが。

投稿 : 2024/05/12
閲覧 : 169
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0

ネタバレ

ごまちる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

人気上位なので観てみたが

初回からいまいちピンとこない。
作画は綺麗だけども、断念寸前。

ぼっち・ざ・ろっく みたいに面白い作品もあるので観ていたが、
これは外れだな。

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 96
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1

はろい さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

5話途中で断念です。

面倒な上にテンポが悪くて観てられません。

1話ごとにこれだと想像すると観る気も失せます。

投稿 : 2024/05/05
閲覧 : 994
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2

yCyDe01220 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

薄っぺらい

バズり狙いの描写ばかりで中身がない。薄っぺらい。

投稿 : 2024/05/01
閲覧 : 105
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1

ネタバレ

アニき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

モーションがキモい。

※2話まで見た感想


「きっと何者にもなれない自分」

が、出会いから広がる世界のお話だ。
世相に即した、
設定もビジュアル(キャラデザ、背景)も盛りすぎない、
落ち着いた演出で好感が持てた。

ただ、それだけに残念なことがある。

「アニメというのは動く絵なのだから
絵で感情を描くものではないのか。」

私は常々そう思っている。
昨今の深夜アニメにおいては、行間表現が少ない作品が多い。

・花子さんのこの時の気持ちを三十文字以内で完結に書け

というような問いに対して、複数の正解があるような
表現が少ない。 答えが常に1個しかないんだな。
このアニメもご多分に漏れず、そういう作品だ。
大事なことは全部セリフに出て懇切丁寧に語られてしまう。
いいことなのかもしれないが、物語として
子供に見たとき、大人になってから見たときで
感想が異なってくる作品は本当に減ってしまった。しかし
「何物にもなれない自分を突き動かす力とは何か」を
視聴者に問う場合、これでは片手落ちではないのだろうか。

この先、ただの老人の説教を聞いている気分になりそうで不安だ。

あと、キャラのモーションがオーバーアクションでキモチ悪い。
動画工房に限らず、3Dの低予算アニメにありがちな
「テンプレの動きしかしない感情表現」はこの作品にマッチしない。
出来の中途半端なソシャゲを見ている気分になるな。
そういう意味で、(動く)絵には魅力がなかった。
この点は残念。 動画工房の今後の課題は大きいと思う。

100点満点、合格ライン60点で52点。
そういう感想だ。

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 97
サンキュー:

2

ネタバレ

Glutton さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

クラゲは自力で泳いでるのかと思ってた

1話見ただけで言うのもアレだが正直既に期待作と思ったので書いた。
といっても2話以降が凡庸だったりした場合は当然そのように評価するが。

話の内容としては動画配信者や絵師といった昨今の要素を取り入れており、かつ人間関係等が
現実的に描かれている。1話にメインで出ていた2人が中心となって組んで活動していき
人としての成長物語みたいなものを描いていくのだろうか?
演奏中にペインターが絵を描くスタイルのバンド(ライブアート/ライブペイントというらしい)
をやりそうな空気は既にあったが。現実でいたアーティスト名でいうとOLDCODEXみたいな。

また、作画がとても良いと感じた。
止め絵で見ると場面によってはそこまででもないが「動き」がとにかく細かいし上手い。
この仕草の時まで動かしちゃうの?! 劇場版ですか?! みたいな丁寧さがある。
これが"良い時の動画工房"というやつですか。
(ただEDテロップを見たところ動画の欄が異様に多かったのが気にはなるが…)

投稿 : 2024/04/12
閲覧 : 69
サンキュー:

2

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

1話目の感想。鑑賞続行決定!

予備知識なしの初鑑賞。


✎︎_______第1話の感想_______

盛りすぎないキャラデザがとても好みです!

キラキラした作画で可愛らしい世界観かと思いきや
内容はとても身近な問題と向き合ってますね。

{netabare}まひるの描いたクラゲの絵は
独特の可愛さがあって私はとても大好きなので、
友達からの予期せぬ「変な絵」という発言に
まひるが原案の自分の名前を隠すシーン辛かったです。

ここがきっとまひるにとっての
量産型人生スタートの瞬間だったのでしょう。{/netabare}

誰にとっても必要のない、
ただ本人が言いたいことを言うという
満足感の為だけに発せられた心ない言葉は
誰かに届いてしまう、刺さってしまう。

そんな最悪と出会ってしまった瞬間から
自分の好きや得意を封印してしまう人もいて、
その瞬間から人は輝けなくなってしまう。

そんなの絶対あっちゃいけないことだし
好きなものを好きだとなんの躊躇いもなく言える
素敵な場所を見つけられるといいですね。

よくある「気にしなければいい」という慰めの言葉も、
気にしないを実行できる人もいればできない人もいる。

そもそも悪く言う人がいなければ、
気にしない努力をする必要もなくなるのに‥

される側が圧倒的不利な意味わからない世の中だなと、
SNSのコメント欄なんか見てると特に思います。

余談がすぎましたが最後にひとつ。
年齢に合わない巨大胸作品が溢れる昨今で
これほどまでにぺちゃ胸の隙間の表現力が高く、
それなのに全く下品さを感じなかったので
ただただシンプルに「すげ!」と感心しました。
✎︎______________________


‪☆は最終回終了後に評価します。

投稿 : 2024/04/09
閲覧 : 178
サンキュー:

11

ニッキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2025/01/08
閲覧 : 0

しぐま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/29
閲覧 : 10

きの0106 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

投稿 : 2024/12/29
閲覧 : 1

アイスティー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/12/26
閲覧 : 1
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夜のクラゲは泳げないのストーリー・あらすじ

“私”も誰かみたいに輝きたい。 明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、 全部スマホ(ルビ:トレンド)が教えてくれる。 何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。 活動休止中のイラストレーター“海月ヨル” 歌で見返したい元・アイドル“橘ののか” 自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス” 推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん” 世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。 自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。(TVアニメ動画『夜のクラゲは泳げない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年春アニメ

この頃(2024年春アニメ)の他の作品

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