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「ガールズバンドクライ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.2
感想・評価
237
棚に入れた
533
ランキング
1192
★★★★☆ 3.8 (237)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.4
音楽
4.1
キャラ
3.7

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ガールズバンドクライの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生、前のめりくらいがちょうどいい。

観た方がいいとのことで一気観しました。
結論から言うと、凄まじい熱量。
青春のもつエネルギーに圧倒されました。

{netabare}最初に気になったところから書いておきます。
作画については最後まで慣れなかったです。
細かい動きまで見せられるので、物語に集中できない。
動きの情報量が少ない方が、個人的には見やすいです。

次に声優さん。
主人公格の5人は新人さんなのかな。
何人かはぎこちない。
ただ、物語が圧倒的だったので次第に気にならなくなりました。

良い点は、会話にスピード感があること。
そして、喧嘩のシーンがガチで楽しい。
公衆の面前でぶつかるものだからなおさらです。

そして、5人の個性がなまなましい。
仁菜と桃香は良く似た性格です。
ツンデレ入りの智ちゃんも同じ匂いがします。
一直線で自分を曲げないし、妥協しない頑固もの。
ただし、桃香と智ちゃんはこれまでの経験により少し大人です。
それに対し、仁菜は一歩も引かない。
信念と情熱で思ったことをはっきりと言う。
とにかく、この物語は仁菜を中心に回っています。

すばるとルパは大人なキャラで、周りが見えるタイプ。
それはそれで苦労は尽きないけれど、本人たちはそれを楽しんでる風です。
だから、グループ名がトゲナシトゲアリって言うんでしょうね。
トゲナシ二人、トゲアリ三人。

若い頃はとかく尖っているもの。
それが世間の風にさらされると、トゲは折れ小さくまとまるのです。
妥協によるものとは言え、それは悲しい。
彼女たちは最大限に尖って、努力によりトゲの強度を高める。
そして、希望でトゲの間を埋め大きく成長することでしょう。{/netabare}

大海を手探りで渡る時の指標になるようなアニメ。
前に進む勇気がもらえる良い作品でした。

投稿 : 2024/07/07
閲覧 : 288
サンキュー:

21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

せからしかー!

全13話 オリジナル作品

ある事情で、熊本から東京の予備校に行くために上京してきた井芹 仁菜(いせり にな)が憧れていた河原木 桃香(かわらぎ ももか)と出会ってから色々な人と知り合いバンド活動を始めるお話です。

最初、仁菜が思ったことをすぐ口にする一直線で感情を爆発する苦手なキャラでしたが、仁菜の行動や言動が起点となってお話が進んでいきますので良かったですね。

バンドメンバーの過去の深堀もあって感情移入しやすかったですね。ルパちゃんだけ少ししか分からなかったのは残念でした。

特に仁菜と桃香の感情のぶつかり合いは、心を揺さぶられるシーンが多々ありましたね。

EDを観て主要メンバーの声優さんが全然知らない方ばかりだったので、調べてみたら各パート(ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード)のオーディションを行い、合格した人たちでバンドを組み披露して、その人たちが声優としてこの作品を演じていたんですね。

初声優ということで演技という点ではぎこちないところありましたが、掛け合いシーンは好きでした。

作画は全編CGでした。ライブシーンは迫力ありましたね。

お話はこれからというところで終わっています。

「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」×「ガールズバンドクライのトゲナシトゲアリ」の対バンが決定(記者会見していましたね)したり、円盤の売り上げが12,000枚以上(ライブ抽選券付きですか)とこれだけ人気だと2期もありそうですね。

OP・EDは主人公たちのバンド「トゲナシトゲアリ」が歌っています。

最後に、せからかしかー!は熊本の方言、でも福岡でも隣接している大牟田市や南部の筑後の方では使いますね〜博多ではしゃーしかー!なんて言いますw

投稿 : 2024/07/06
閲覧 : 326
サンキュー:

22

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

仁菜に燃料をぶち込め!

宗男の教育方針により正論モンスターが誕生
イジメにより仁菜の背中からトゲが出現
桃香に才能を見出され、鳩と一緒に作曲
進学の退路を断って
ひなに燃料を投下されエンジン全開
ダイダスとのタイマン 勝敗ラインはそこじゃないんだ。
トゲナシトゲアリの初心を貫くことが長い目で見た勝利の絶対条件

『おもしろきこともなき世をおもしろく』
新しいトレンドは逆張りからしか生まれない

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 72
サンキュー:

8

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

音楽が好きじゃない。

花田十輝脚本なので
間違いないのでしょうが
如何せん音楽の嗜好が違うので・・・

理名がキャンキャン煩かったです。

ちなみに
「せからしか!」→「しゃーしかー!」
リアルネイティブでは?

「ぼっちザロック」ヒット以降
安易なGBものが増えたような気がします。

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 113
サンキュー:

3

ひゆら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

めんどくせー女

ただのぼざろフォローかと思ったら凄く面白いじゃん、と。

両小指立てたり、街中で照明振り回すなど滲み出るヤベー女感が好み。

アニメ放送に先駆け、オーディションを開催してリアルバンド(トゲナシトゲアリ)を組んで活動されていたんですね。

道理で劇中歌のクオリティが高いわけだ、アニメ効果も相まってか1stアルバム発送に数週間掛かっていますが。。

CGのクオリティも高くてどういう展開になるのか最後まで楽しみです。期待大。


2024/7/3 視聴後追記
ちょっとインパクトに欠ける最終話だったように思えたが、トゲトゲの未来はこれからなのであっさりした終わり方の方がよかったのかもしれない

仁菜の過去など色々な伏線はしっかり見せてくれたので大満足

投稿 : 2024/07/03
閲覧 : 169
サンキュー:

8

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

昔も今もギャルバンアニメに外れナシ

にしてもギャルバンのハナシ多いですねぇ~。

けいおん!から始まってもー途切れることなく新しいのが出てきてる感じしますな。

アイドル系のアニメもなんかそんな感じしますけど、なんかまあアイドル系とバンド系のアニメってもはやカテゴリが確立した感がおます。

なので始まった当初は『またか~』って感じでまあ見とったわけなんですけども、とりあえずよりもい以来花田十輝氏オリジナル脚本ってことで、ご本人さんもX(旧ツイッター)で一生懸命推してはりましたこともあり、とりあえず見てました。

ブルーのマッチングヘッドのジャズマスターってこれまた渋いギターだな~。
意外とデカいギターなんでそこんところもバランスよく描けてたりしてまあなんかテキトーな作品ではないのだろうなとは思ってましたが、いやまあストーリーも演奏シーンも素晴らしかったです。

ストーリーはまあ1クールで完結しなきゃってこともあったのか最初から演奏はうまいしとんとん拍子にフェス迄行っちゃうしってんで漫画だな~なんて思いもってみてましたが、最後{netabare}プロデビューしてすぐ辞めちゃう{/netabare}ってゆう話を最後にしたかったんだなと理解しましたので話の流れ的にはそおゆうアレかと思いました。

バンド物語はそおゆう切り口でしたが、話の核は別にあって主役の仁菜ちゃんがどうやって出来上がってきたのかってゆう人にスポットを当てとりまして、いちいち打ち合わせやらステージやらではっちゃける仁菜ちゃんの行動パターンに説得力を持たせるとゆうですね、もうさすが花田さんやるなとこうなったわけですよ。


にしても最近のモーションピクチャーはレベルが違いますなー。
とにかく演奏シーンはこれでもかってくらいリアリティがありましたですよ。とくにフェスのライブシーンは臨場感ありまくりでした。

ルパさんかっこよかったねぇ。
SGのベースといえばジャックブルースとかマルコシヤスバンプのベースの人(名前忘れました)を思い出しましたけどもいやあかっこよかった!


そんなわけでこの子らこの先どおすんのかなぁとゆう思いでもって終わっちゃたんですけども、これってこれで終わりなんすかねぇ。

なんか2期あれば見たいなあとか思いますけど、最近のマルチメディア戦略とかでリアルトゲナシトゲアリがあっちこっちで露出してですね、アニメのほうはこれで終わり的な感じなのかなぁ。

ま、とにかく昔も今もギャルバンアニメに外れナシとゆうことは言えるんではないでしょうかねー。

投稿 : 2024/07/01
閲覧 : 98
サンキュー:

13

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

小指を立てろ!叫べ!川崎の狂犬!

詳細は公式でも。

アニメオリジナル作品です。制作は東映アニメーション。シリーズ構成・脚本は花田十輝さんです。

んーっと、この変な動きの3DCGは置いておいて、ストーリーはさすがの花田脚本。ジャンルはまるっきり違いますが「よりもい」の初回と同じような感覚になりました。

何者でもない主人公が、人との出会いを通じてバンド活動で自分を見つけていく青春ストーリーといった感じになるのかな。

CGに慣れるまでが勝負といったところ。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
ドロドロとした闇を内包した自分に対する怒り、諦念…
そういったものを歌に叩きつけるのがロック!

なんていうか、「うんたんうんたん。何かしなくちゃなぁ」とか、「私、キラキラしたい! ドキドキしたい!」といったきっかけでバンド活動を始めるガールズバンドアニメのアンチテーゼのような…

そういう意味では「ぼっち・ざ・ろっく」に近いのかもしれないですね。

や、OPアニメに衝撃。
OPだからなのかもしれませんが、手描きのめちゃくちゃキレイな作画。
いや、それを本編でやれよ、こんな変な3DCGじゃなくてさ…

花田脚本が光を放った良回でした。うん、ホント「よりもい」の空気がある気がします。テーマはぜんぜん違うけど。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
面白いんだよ、面白いからこそ、話に集中させてくれよって腹が立ってしょうがない。

ヌルヌル動く変な3DCG、慣れねえよ、いつまでもさ。
で、その一点なら、開き直ってこういうもんだって頭を切り替えることもできるよ。でもさ、声優!!! なんでそんなに大根なんだよ!!

わかりますよ。ガールズバンドのプロモーション的な意味合いのある作品だってことは。でも、それにしたって下手くそすぎるでしょ。特に黒髪ロングのドラム! 棒読みだって、もうすこしまともですよ。

なんかなぁ。話自体は面白いのに、話に集中できないストレスがハンパねえ…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
ダイヤモンドダストに新加入したボーカルは、実はニナの元友達でした。下駄箱で靴を隠されたシーンからの、「ニナが悪いんだからね」と吐き捨てたあいつが、大好きだったガールズバンドのボーカル? ふざけんなふざけんなふざけんな!!!

いやあ、ロックだねぇ。
冴えわたる花田脚本。鬱屈としたドロドロと心の中に溜まる澱のようなどす黒い感情。吐き出せ! 思いっきりシャウトしろ!

話の面白さで気にならなくなってきたのか、それともCGの技術が上がってきたのか、変な動きのCGがライブシーンでは神作画に見えてきましたw

でも、茶化してきた対バンの他のバンドの金髪男。てめえはダメだ。なんで手描きなんだよ、浮いてるだろうがw
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
ずっと怒ってんな、ニナw
だが、それがいい。こんなに好感度の低い、自分勝手でめんどくさい主人公も珍しいw

バンドのボーカルは、これぐらい自己主張が強くて、いろいろ拗らせてるぐらいでちょうどいいんです。

面白いねぇ。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
ごめんなさい、変な3DCGとか言って。ライブシーン、素晴らしかったです。3DCGだからこそ描ける最高のステージだったと思います。

ガールズバンドアニメの金字塔は「けいおん!」と思ってきました。そして、その系譜を継ぐものが「ぼっち・ざ・ろっく」かなと。

いやいや、相手にならんです。軽々と超えてきました。もしかすると、そびえ立つ金字塔さえも…

ただただ圧倒。
ロックな魂で、観る者をねじ伏せてきました。これがロックだ。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
サブスクで新曲が思ったより伸びなかったトゲトゲ。せっかく所属したレコ社も辞める決断をします。

対バンのダイダスがチケット販売が伸びるように、同日で演ることを許諾しましたが、それをあいつに知らされたことが耐えられないニナ。そしてニナの過去が明らかになります。

嫌なものは嫌。
好きなことだけやって生きていく。
言葉にすると簡単ですが、そんな生き方を誰でもできるわけではない。
そこを目指すトゲトゲたちに、エールを贈りたくなる。そんな傑作でした。

そこはかとなく「よりもい」要素も感じさせる花田脚本が光っていましたね。今期では間違いなく上位に位置する良い作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/01
閲覧 : 353
サンキュー:

7

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 1.5 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ロックは作品の不快感を誤魔化す免罪符じゃない、おすすめ度★☆☆☆☆

怒りも喜びも哀しさも 全部ぶちこめ。

世間では高評価が多い作品だが、自分には合わない…無論全く面白くない訳では無いが、あまりの空気感の悪さや貯め分が長く、更にそこから追いギスギスしてくるのもあって全体的な比率がカタルシス1に対して不快感9の作品になっている。

本職でなくリアルバンドのメンバーがやってるからというのもあって(演技指導込でも)声優が下手なのは仕方ない。この際置いておくとして、人物の嫌なリアル感を出している割には展開のご都合主義感は否めず、ギスギスや過去の暗さ等のディテールにこだわる反面トントン拍子でバンドとして成長していくような展開であっさり感。いちいち拗らせてます感の強い展開や描写がキツすぎて無理、生理的に受け付けない。

仁菜の過去を描く展開やちょくちょくノルマ的に挟まれるギスギスを通した感情の発散、ライブシーンでのカタルシスこそ得られるものの、他の部分が壊滅的に酷く、高評価はまず無理。ロックらしさで全部誤魔化せると思っています?花田さん、まぁ実際それで誤魔化せる人は大勢いるわけで人物も誤魔化された1人だけれども。全話見たあとで思ったんだけどやっぱり全体的にモヤモヤする。悪い意味で生々しい割にカタルシスに欠ける構成でつっかえが凄かった。

投稿 : 2024/07/01
閲覧 : 303
サンキュー:

3

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良くも悪くも花田の脚本

ギスギスとかキャラの意味不明なムーブとかが無ければいいんだけどなぁという感じ。現時点ではまだなんとも言えない。

最終話まで視聴
良かった所と悪い所が半々ある感じ。CGは思っていたよりも良かったが声優の演技はマジで拙い、もう少し頑張って欲しい。

ストーリー面ではぶつかり合いや擦れたキャラ描写を描いて7話以降のカタルシスに繋げる感じでわりと面白い。ただ終盤の展開は少し蛇足だったかな。

投稿 : 2024/07/01
閲覧 : 173
サンキュー:

2

ネタバレ

877ばなな さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

わずか数か月で音楽を職業にしないでほしい

一度見ると決めたものは、どんなに期待外れでも最後まで見ることにしている。
「ガルクラ」を完走できて、正直ほっとしている。個人的にはしんどかった。
とにかくいろいろな点で共感できなかった。

最も共感できなかったのは、仁菜がほとんど音楽経験がないのに「プロを目指す」と言ったことだろう。
もしバンドリのようにアマチュアだけど音楽に向き合うというような話なら、評価は違ったと思う。
上京してちょっと歌っただけで、職業として選択するほど音楽は甘くない。

とんとん拍子でプロになった。しかし中身が幼くてプロとしての自覚がなく、無謀にも引き受けた対バンでは相手に頭を下げざるを得ない状況になった。
それでも仁菜はそれをよしとせず、敵前逃亡する形で退所。
プロになったのなら、収益を上げなければならない。割り切らなければならないことはある。
やりたいことはやるが、やりたくないことは拒否ではプロとしては失格。説得しきれない桃香たちにも責任がある。

最終的にフリーという形で、身の丈に合った活動をすることに決めたというのは、最後だけほっとした。
オープニングにあったみたいに、とんとん拍子で武道館まで行きつくのではと思っていたので。

エンジニアのナカタさんの言葉は重い。
「10年生き残ったらタダで仕事してあげるよ」というのは、エールではなく、「あなた方では無理」と言っているように感じた。
仁菜があまりにも幼く、トゲトゲにそれほど可能性を感じなかったのではなかろうか。
「絶対生き残ってやる」と執念を燃やしたダイヤモンドダストのほうが好感持てた。

さて、リアルのほうのトゲナシトゲアリはどうなっていくだろう?
アニメの効果で4thライブまでは成功するだろう。
来年になるとAve Mujicaのアニメが控えている。
その印象にガルクラが上書きされてしまうか、それとも残っていけるか?
真価を問われるのは来年2025年だろう。

投稿 : 2024/07/01
閲覧 : 141
サンキュー:

5

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1話から激しい歌に心を震わされ、最後まで駆け抜けました。素晴らしい。

1話 1話から激しい歌に心を震わされました。素晴らしい。

殆ど3Dですかね。2Dも使っているのかな?
作画は非常にクオリティが高く、キャラデザもばっちりで可愛らしい。

で内容ですが… 素晴らしい。

田舎から東京に来たヒロインの戸惑いが可愛らしく、ミスや勘違いからのトラブルの連続。

そこで偶然出会った憧れの人。
その心の触れ合い。
ぶつかり会い、別れ…。

そして、激しい歌。
音楽のクオリティも高いですね。

いやもう、一話から1本の映画を見たような。
凄かったです。
いやもう、やばい。傑作の前では語彙力がなくなる…。

…あのトラブルを起こした男女ペアが、しっかり伴奏してくれたこともエモかったですね。良い奴らじゃん…w

心が震える。傑作のオーラを感じます。
これは必見。現状では今期No.1の期待作です。

全話感想
素晴らしい傑作でした。

途中、賛否両論みたいな評判を見て、え、マジで? 傑作じゃん、と思ったものですが…。

まあちょっと、こういうことかな? と思った点はあります。ストレスは強めなんですよね。
主人公がすごくイライラしてて鬱屈を抱えて、フィギュアまで怒った顔で。

でも、そうして溜め込んだストレスを、強烈な歌のカタルシスで吹き飛ばす、という構成でした。
私はそれに夢中になりましたが、ストレス耐性の低い人にはきつい面もあったのでは。
まあなろう系みたいな完全ノンストレスの話が良い、という人が多いご時世ですからね。

とはいえ私には文句なしの傑作でした。ヒロイン達の可愛さ。鬱屈を吹き飛ばす素晴らしい歌。
3D作画も良く、本当に素晴らしかった。

まだ次の展開があるか不明なんですかね。
でも、見続けたいですね。今後の展開に期待します。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 89
サンキュー:

9

ネタバレ

タマクロー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のライブシーン

3DCGは苦手だという方も是非見て欲しい。

この作品は3DCGのライブ映像がすでにあり、そこを基準に制作されたアニメなのだろう。
だから日常シーンにも3DCGを採用したのだと思われる。
もし日常シーンが手書きだったら、ライブシーンに違和感が生まれていたはず。

3DCGならではの、演奏にピッタリあった手や指の動き、まるでドローンが飛び交っているようなスピード感のあるカメラワーク、もはや手書きでは絶対に再現不可能だろう。

メインキャラの声優の下手さなど、つっこみ所満載の作品だが、それすらも受け入れられるほど、勢いのある作品だと思う。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 43
サンキュー:

9

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

トゲがあるのは最初だけかな?(最終回後 分析されたアニメでした。)

バンドものあるあるの売れ線の曲でやっていくか、自分たちの魂の曲を歌っていくかと言うストーリー

最初の方は結構好きで、主人公の尖り具合が好きでした。
記憶が正しければ、2話くらいまで、ロックやんって思って見てました。
まあ、曲がポップで、これで世の中の不条理を歌っているのかな?と友人は話していましたが、
8話で主人公と先輩のバンドをどういう路線で行くかと話します。
その放送直後にバンドメンバーのメイド服をきさせたポップアップショップのポスターが出てきた時、爆笑しました。
モモカさんはあのメイド服をどのような気持ちで着ているのか、気になります。

まあ、まだ話数は残っているので、また尖ってくれることを願います。
私にトゲナシと言わせないでくれ

最終回後
持った感想というのは、よく世間を分析できているなというものです。
最近のアニメって、最初の掴みがいいとそのままの勢いで、いいアニメとして認知され、走り抜けることができるなと思いました。
正直、ツンデレとルパさんが加入するまではギリロックやんと思っていましたが、あの二人が加入してから無難なもん作ってんなと思いました。

気にいらねぇとこ、何個かありますが
メモ用にキーワードだけ
家族
父ちゃん
学校関係

短ぇ

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 128
サンキュー:

3

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Natural Rights

美麗なCG作画のバンド+青春ドラマな美少女バトルアニメ。
KPOPを超えろ!が命題なリアルバンドの販促企画らしい。

居場所を求めるニナと居場所を失ったモモカ。運命を変えた二人の出会い。

演技
声優マニアには最悪かもだが素人感がフレッシュで悪くない。

リアルバンド
オーディションバンドだけあって普通に上手い。堂々としたギタープレイ、クネクネとイキるベースやドラムも安定感がある。しかし歌唱はボカロ・歌い手系なのでおっさんには厳しい。この子はまだ16歳なのか。

楽曲
全パートをおかずで埋め尽くす手数曲。難しい曲=スゴい曲!って風潮はやはりボカロ的。

CG
3Dモデル自体はすこぶる優秀なのだが、アニメチックな手付モーションのデフォルメがわりとキツめ。キャプチャが顕著な引きのカットやライブシーンとの差異が大きいのでチグハグ感は残ってしまう。しかし回を増すごとに総合的に洗練されていき、最終回では3DCGのいやらしさは微塵も感じられないクオリティへ。静止画だともうCGに見えないレベル。特筆すべきはライブのライティングで、現在のアニメの中でも最高峰かと。

きららアニメのヒットを尻目に「いやいやバンドっていうもんはさあ…」ってなおっさんたちのモヤモヤをニナの怒りに託したかのようなアツい熱量の作品。良い子ちゃんばかりのお上品なバンドシーンに対するカウンター、かと思いきや楽曲はきちんと今風で押し付けがましさもない。

13
青臭くてエモエモ!結局は花田さんらしいバリバリの美少女アニメだった。

ああこれライジングストーリーにはしたくなかったのね。ガツガツと喰らいつく成功!圧倒的成功!的なハングリーさは微塵もない。これが少年誌作品なら屈辱をバネにしてあえて恥辱を飲み込みながら敵陣に乗りこむ勢いで正々堂々正面衝突のガチンコ対決!大勝利!ってのが定石だろうけど。

いじめの流れは本当によくある話。ニナはたまたま最終的に上手くいっただけの生存バイアスだが、だからこそこういうメルヘンがカタルシスを産む。現実的ではないからこそ、こうあって欲しいという理想の姿を見せてくれるのがアニメのいいところ。しかしこれを真に受けて自分に酔いながら安易に真似して正義を執行してしまう被害者が出なければいいと思う。現実でやり返すのは完全に悪手。これについてはヒナが全面的に正しい。ー普通なら。社会的には。常識的には。ーでもこれは深夜アニメつまりナイーブメルヘン。現実には難しいからこそメルヘンはメルヘン足りうる。実際この独善的正義執行ムーブ→標的変更になると勢いが増していじめの強度も上がり、そのまま病んで自殺まっしぐらコースなんて掃いて捨てるほどよくあるありがちな話。

トゲナシトゲアリというわりにはツッパリ魂全開ハリネズミのままだった。世話になった人間の顔を潰してでもメンバーの意見を聞いた上でも我を通すニナ。三浦さんのメンツを立てるオトナの選択が出来たほうが「せいちょうした!」と言いやすいかもしれない。しかし、多少自分の分が悪くともキッパリとNOが言えるということ。これこそが正しい意味での自我の確立であり、過半数の大人でさえも達成には至ってない発達課題。これをきちんと見せてくれたことは素直に嬉しい。ここはぜひ真似して欲しいところ。もちろん現実ではこんなに素直に通るはずもなく最初は痛い目みると思うけどね。

クラスメイトだった2人が人気バンドのフロントマンになって因縁の対バン企画ってな胸熱展開。これに今更ゴツゴー!なんて言う人もいないと思うけど、同じバンドを愛しながらも袂を分つことになった親友同士が、各々が試行錯誤した末にたどり着いたステージで言葉を交わさずアイコンタクトで積年の想いが氷解するなんてあまりにエモい演出には流石にヤラれました。

ここのライバル関係は中二恋の六花と七宮を想起させる。他者を受容した六花と否定した七宮というパラレルな2人がお互いに影響しあって自分自身を見失いながらも、最終的には厨二を捨てずに自立していく自己受容の物語。しかしこれはメンバー間というかニナとモモカだけで精一杯だし、ヒナを軸にした展開だと全くの別物になってしまう。しかしそこを惜しむほどにヒナは美味しいポテンシャルがあったと思う。まあ美少女アニメですからね。そういうのは少年誌でやれってことですかね。自己表現の手段として結果的にプロになったニナらと違ってベニショーガの2人はプロになることが目的ではなかったか。2人があっさり同意してプロを蹴ったのは少し腑に落ちないがなんか感化されたんでしょう。こまけえことはいーんだよ。

ひと昔前なら「アタオカ・キ◯ガイ・イタい・クサい」で終了してた感。
これが素直に受け入れられてるのは視聴者層が広がってきたんだなという印象。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 447
サンキュー:

8

ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

〇指立てて社会の常識に物申す

オリジナルアニメ

同時期に女の子がメインの音楽活動のオリジナルアニメが2作品あるので、両方見てみました。
夜のクラゲは泳げないとの比較を含めて書いています。
※以降、ガルクラ(ガールズバンドクライ)、ヨルクラ(夜のクラゲは泳げない)で表記

お話のざっくり概要
【神奈川県川崎市】に上京してきた仁菜。
元ダイダスの桃香に出会う。
蛍光灯を持ってきたドラムのすばる。
勧誘にきたルパと智を巻き込んでより大きな渦に。
とにかくロックな女の子が集まって作るロックバンド。
だいたいそんな感じ。

■物語
なんというかめちゃくちゃめんどくさい女達が集まって
大人が決めたルールや常識に「くそくらえ」を突きつける…
所謂、昔のロックバンドです。いまどき見かけないですw
ボザロはロックしてなかったですが、
こっちは正真正銘&天然記念物のロックです。
ボザロよりも遥かにぼっちでロックなヤベー奴が主人公になってしまったw
ひたすら色んな事でバチバチ喧嘩してます。
でもなんだかんだでバンドやる方向には話が進むという感じ。
基本的にはバンドのお話ですよ!

でも正直言って、主人公は狂人レベルですので、
作品は好き嫌いハッキリわかれるかと。

■作画
3Dですが、3Dにしては表情が豊かなので苦手な人でも見れると思います。
動きもかなり良い方だと思います。見てきた中ではトップレベル(とはいえ、基本3D避けてるので知らないだけでもっとあるかもです)
3D苦手なおいらが完走できるレベルなのでかなり苦手な人でも見れるほどにクオリティは高いです。
ただ…OPの方が良く見えるんですよねw

3Dが活きた部分としては11話のライブシーンですかねぇ。
3Dの強みを活かしたカメラワークで凄く良かったです。

おいらの中の3D評価では最高点つけてます。
でも、赤い線の演出だけは、ちょっと受け入れがたいです(苦笑)

■声優
主要メンバーは知らない人ばかりです、この作品がデビューなのかな?
とにかく、荒削りですね。キャラの粗削り感もマシマシです。
ただ…技術が完成され過ぎてないので、
その分、リアリティ感があるような?錯覚かなぁ?
演技がそこまでじゃないから、ヤベー奴感がマイルドになっている気はします。
ガチ演技だと、刺激が強すぎるキャラなのでこれでありなのかも知れません。

演技が若干甘くても3Dキャラだからなんかまだ許せるかも?

■音楽
OP/ED含めて劇中バンドのトゲトゲです。
「何が何でもトゲトゲを推すんだ」という姿勢は好感が持てます。
トゲトゲでまとめた一貫性としてはヨルクラよりガルクラを推します。

曲の魅力は、ちゃんと聞くとこちらも良い曲なのですが、第一印象ではヨルクラOPの方がキャッチーでした。
あちらは一回で良さが伝わる感じで、ガルクラの方は何度も聞いて良さが分かってくる感じです。
最終的には好みの差ぐらいにしかならないです。
第一印象で優れているというのは、現代のタイパ最優先市場では重要なので、その点はヨルクラを推します。

一貫性vsタイパで、ほぼ互角かなーと。

■キャラ
とにかく全員アクが強いですね。いっつも喧嘩してますし…
めんどくさい女しかいませんw主人公はヤベー奴ですw

この作品は天然記念物のロック魂を持ったバンドのお話なのですが、
そのメンバー達がちょっとアレなのは必然ともいえますねw

その根底にあるものを引き継いでるので、
作風としても今のキャラ作りや配置などのセオリーに対し
「くそくらえ」ってのを叩きつけています。

とはいえ、バランスは意識して配置されていますけどね。
若干予想の斜め上なのは確かです。

良い意味で破天荒で荒削りです。
見ていてキャラが予想外の行動をするので、どう話が転ぶのか読めないのも良い点です。

うまく言えないですが、物語の歯車過ぎないというか、あざと過ぎないというか
なんというか完成され過ぎていない魅力があります。
そういった意味でのキャラの魅力はヨルクラより上だと思います。

違いをまとめると
ヨルクラは物語の為にキャラが用意されている感があって
完成された物語の完璧なピースとなっているのに対し
ガルクラは個性的なキャラが先にあって、
こんなキャラ達が集まった物語が「こんなんなりました」って感じ。

視聴者によって好みは分かれそうに思います~。

■総括
最近見かけない本物のロックバンドです。久しぶりに見ましたロック。
色んな意味で常識に反発してます。作品的な部分でもです。
とにかく主張を曲げないめんどくさいメンバーが揃ってますね。
まさか、{netabare}メジャーデビューして速攻インディーズにUターン{/netabare}するとは…驚きっすw

どうでもいいけど{netabare}いきなり中指立てた時には、
元々の由来的に女性がやる{/netabare}のはどうなのかな?とも思ったのですが、
あっさり{netabare}小指{/netabare}に変えましたね。
今の人は元々の由来を知らなかったりするんだろうか??

3Dもこのくらい表情あれば、
苦手なおいらでもなんとか楽しめるってのが分かったのは収穫です。

作品を比較すると、ヨルクラが綺麗に良くまとめてきた作品なのに対し、
こちらは非常にアクが強くて印象的で野心的な作品です。
20年後にどちらの方が内容を覚えているかと言われると、多分ガルクラだと思います。
それほどに個性が強い作品です。爪痕は残せました。

刺さる人にだけ刺さる。まさにトゲなしトゲありだと思いましたw

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 246
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23

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

中指立てて生きていく!

3Dアニメですね。
バンド系アニメの3Dは増えましたね。

井芹仁菜は東京(川崎)に上京してきます。
で、スマホの電源を切らして道に迷い夜遅くになり入居先の鍵を貰えずに怒涛に迷う。
そんな時にずっとファンだった河原木百香の路上ライブで彼女に出会うも、河原木百香は明日には地元に帰ると言うのでした。
しかし、仁菜の「一緒に中指立ててください」って言葉から2人のバンドが始まります。


この作品の1話で中指を立てるシーンが沢山出てきて、それが、印象的に残るシーンで、私は毎回タイトルは迷うのですがこの作品に関してはタイトルが一髪で決まりました。


OPの映像はカッコいいですね!
歌詞が力強く私はかなり好きです。
私はアイドルアニメやバンドアニメはテーマに掲げている音楽が重要だと思っています。
アニメはストーリーの良さで入るのですが、こうした作品は音楽が他の作品以上に重要になります、

曲の好みって人それぞれでだから、私は音楽に魅力を感じなければ評価は上がらないのですが、その点で言えば、この作品の音楽は私にブッ刺さりですww
OPが時々2Dになってるのも楽しいですね。

正直、今シーズンの作品1話の段階では新規は中々目立てず、やはり有名人気作品の続編作品が多すぎて新規スタート作品が埋もれている感じがしていたのですが、この作品に関して1話から魅せる物と惹かせる物を持っている作品に感じました。

で、これ多分、私が高校生くらいなら多分バンド始めてましたw
それくらい影響を受けそうになった作品ですw
私は昔、バンドに誘われた事があります。
素人で集まってバンドをしようと言われて、私は楽器は高いし楽器の練習は面倒だけど歌う練習だけならいいかな?って「私がボーカルならいいよ」言ったら全員が同じ事を考えていたらしく、バンドは結成されませんでしたww

多分、この作品を見たら私は多分乗り気になりますねw
私は元々影響を受けやすく髪型を推しキャラにしたり、見てるアニメに出る食べ物を毎日食べたり、推しキャラのセリフを日常会話に混ぜたり、推しキャラの仕草を真似したりとかしてる人なんで、絶対影響受けて、バンドをして小指を立てまくっていたと思いますw

さて、面白い演出だと思ったのは仁菜の心理表現を視聴者がわかりやすくしている点ですかねw
赤い線のオーラですね。
この演出は他にも見せ方ないのかな?と思いながらも、これはこれで面白い表現だと思わされました。


仁菜の家の家訓は嫌だね……窮屈……
それに虐めで病院にまで運ばれてるのに学校も家族も騒がないってなに?
仁菜の置かれた環境がクソ過ぎですね……
学校を辞めたくなる気持ちも家を出たくなる気持ちも解るなぁ〜
なんだろ?家族愛を感じない気がしますね…

仁菜の不登校を受け入れられないのは、お父さんが書いてる本が原因らしいですが、それって自分のメンツを守りたいだけじゃん?
虐めを不問にすれば、学校に貸を作れるって話だけど、そこに仁菜の気持ちはないじゃん?
彼女の気持を聞かないのは親としてどうなんだろう?
どうするにしても、気持ちを知ろうとも声を聞こうともしないのは違うと思うんですよね。

で、10話で仁菜の両親が尋ねて来ます。
最初は逃げる仁菜ですが両親に賃貸の部屋の鍵を帰られトゲトゲの仲間に話すように言われて家に帰り両親と話しに行きます。

ただ、お父さんの話を聞いていると、大学の手続き、東京への上京、アパートの契約、仁菜はそれを自分でしたと言います。

でも、確かに、そうなんですよね。
中退した未成年者の女の子が1人で退学して大学の手続きして、東京へ出向いて、アパートを契約なんて出来るわけがない……退学も手続きも親の許可が必要だし、東京への交通費も親のお金だよね。彼女はバイトも今までした事がなかった、アパートの契約も未成年に保証人もなく貸してくれる訳がない。

ただ、私は仁菜の立場だと自分の力で全てしたって思ってしまうのも解るんですよ。
今になれば、自分の事を振り返ったら、あの時に両親が助けてくれていたんだって解るけど、当時は自分の力で切り抜けているって思ってたし、そうした両親の優しさなんて考えてなくて、両親は私の事が嫌いなんだ、私に居なくなって欲しいんだ、だから私は自分で頑張っているって思っていた時がありました。

今になると、当時の両親の優しさにも気づけていると思います。
けど、当時はそんな余裕もなくて仁菜もそうなんじゃないかな?
これは、大人にならなきゃ解らない気持ちなのかな?って思ってしまいました。

お父さんの言葉を聞いて、凄く本当にその通りだなぁ〜って思ったんですよね。


で、お父さんは仁菜の虐めの件で学校と戦っていたんですね。
ただ、学校としては当時虐めを認めなくて今も事実は確認したと言いながらも逃げ腰の対応なんですね。

もしかしたら、お父さんは虐めを認めない学校に認めさせる為の証拠や証言集めをしていたのかな?
何も言わなかったのは当時、仁菜に不安を感じさせない為だったのかもしれませんね。
何も言わないから仁菜は逆にそれが不満になったのかな?


お父さんもお父さんで心配していたんだね。
そりゃ、そうだよね。
仁菜の生活費とかも送ってくれていたし、通帳を突き返した仁菜を心配してなきゃ、東京までわざわざ来ないしさ、話そうなんてしないよね。
最後は、お父さんも「いい曲だな」って言ってくれたね。


仁菜がダイダスの百花の曲を聞いて感じたの気持ちは素敵ですね。

間違ってないなら我慢しなくていい帰る地面はない。
私は私を殺そうとしていた。
飛んでる気分になってるだけかも知れないけど今の私が1番好き

仁菜が踏み出す時に感じた事らしいです。
案外、今の自分が1番好きって大切かもしれませんよね。
誰しも、常に今の私が1番好きでありたいですよね。


で、主人公の仁菜は可愛い女の子なんですが…
途中から面倒臭いなぁ〜この子…ってなりますw
直ぐに剥きになる所もねw

安和すばるの登場辺りも結構我儘ですね…
私も人見知りだけど、ここまで相手に苦手意識持たないけどなぁ〜
けど、後から泣いて後悔したりとか、自分を曲げられないから、人前で強がって1人で泣いていたりとか……それを理解してくれる百香はやっぱり大人ですね。
仁菜はいい仲間を持った気がしますねw

ちょww電球ww
酔っ払いvs 仁菜
その電球使うんだww
物を大事に使える子なんですねw

で、仁菜と仲良くなろうとしてくれる人と仲良くなりたいけど「お前の思い通りになるか!」って気持ちが湧いて来て仲良くなれないって仁菜の性格も面倒臭いですよねw

これじゃ、誰とも仲良くなれないよ……
けど、コレって裏を返せば仁菜に嫌われようと意識したら、仁菜から寄ってくる?
そんな上手くいかないかww

ライブしたくないからと逃げ出す仁菜を上手く説得する辺りも百香は仁菜をよく解っているなぁ〜と思いましたw
まぁ、初めてのライブは怖いのはわかるけど、やるからにはチャレンジしないとねw
中々ステージに出れない仁菜に鼓舞するのも、流石は百香さんww

なるほど、けどよく考えたら仁菜って百香の思い通りにはなってるよねww
やっぱり尊敬してるからなのかな?

すばるのお婆ちゃんが来る話は、強引な、すばるの姿が見えますねww
強引に暴力で誤魔化したすばるに百香の魂が抜けて行くのは笑てしまいますww

ただ、バンドを辞めないか心配する仁菜と、辞めないから信じて欲しいと話す すばるってバチバチと喧嘩するんです。
けど、何度も何度も話し合う姿を見たら本当に仲が良いんだなぁ〜と感じました。

お婆ちゃんに女優を辞めたい気持ちを伝えろと訴えていた仁菜はお婆ちゃんの話を聞いて、手のヒラを返して、自分の気持ちを伝えようとする、すばるを止めます。
無茶苦茶ですよねww

けど、コレに関しては仁菜の気持ちが少し解る気がしました。
仁菜は今まで家や学校で自分の事を誰にも考えて貰えずに窮屈な思いをしていました。
だからこそ、お婆ちゃんが、すばるに強制させるではなく、彼女の事を思っているのだと感じたのかも?しれませんね。

で、百香の昔のバンド仲間「ダイヤモンドダスト」に仁菜の昔の友達(敬遠の仲)のメンバーが介入していた。
コレはショックかな……嫌いな人がいて嫌いな人が自分の好きなバンドに入っていたら私もそれはショックを受けるなぁ〜


で、仁菜は百香がいた時代のダイヤモンドダストが好きで、今は仁菜の好きなバンドじゃなくなってしまった。
友達が居る居ないは関係ない……自分の心が救われた百香が居た時代のダイダスが好きだった。


私も、好きなグループやアニメがあってさ。
アニメもグループも私が好きなのは初期なんですよね。
でも、それは初期が私の心を惹いたからです。
だから、変化を見て寂しくもなるし内心納得出来ないこともありました。

けど、グループも何でも必ず終わる時がくるし変わる時も来るんですよね。
寧ろ変化しなきゃ残れないんですよね。
これは変わらないし変えられない、だから仁菜が言う納得したくない気持ちも理解出来るし、百香の言うように「バンドも人と同じで変わっていく」って言うのも理解出来るんですよね……

仁菜の言う事はめちゃくちゃではあるんですけど、よく考えたら仁菜の言いたい事もわかるんですよね。
ただ、なんだろ?仁菜はダイダスのファンと言うよりはダイダスの百香のファンだったんだろうなぁーっと思いましたね。

この頃から仁菜はプロを意識し始めるのですが、百香はプロを目指す事に躊躇いがあるみたいで……

そんな時に、仁菜達の行きつけの牛丼屋さんの店員「ルパ」と「海老塚智」から合併の話が来ます。
そこでフェスに挑戦しようと言う話しになります。

百香はプロを目指そうとは思えないからバンドを辞めると言うのでした。

百香はね…彼女はダイダスを抜けても一人で路上ライブしてたりとかさ、またバンドを始めたりとかさ、彼女は音楽が好き何だろうなぁ〜って思うんですよね。

けど、ダイダスの頃の百香はキラキラしててグループを引っ張ってきたんですね。
ガールズバンドの革命って言われて事務所が必ず売り出してやるなんて学生で言われたら、そりゃ行くよww
私でも行くよww

けど、だからこそら難しかったり現実の厳しさを知っているんだろうなぁ〜って感じました。
だから、仁菜がライブで「予備校辞めます!」なんて話した時に、自分に被ってて、怒ったのもあるのかな?

仁菜がライブで自分の気持ちを話したのは場違いだし、それに怒った百香の気持ちも本当なんだと思うけど彼女の怒りはそれだけじゃない気がしたんですよね。


仁菜に現実を見せて話した百香…
これを聞いた時に百香の仁菜への優しさを感じましたね。
けど、仁菜は涙ながらに百香に自分の気持ちを話すんだけど、このシーンは泣きそうになりますね。

仁菜は百香に救われたんですね。
だから、確信が出来る。
百香の歌には人を救う力が、熱狂させる力があると言う事を知っているから。


ダイダスへの宣戦布告「私達も絶対に負けませんから、私達が正しかったって証明しますから」って言葉よかったですね。

仁菜は百香のファンなんですね。
百香が目指そうとしたバンドで頂点を取りたい。
これって、絶対に自分を曲げない生き方を心に決めている仁菜の生き方に合っているなぁ〜と思いました。
この辺りから仁菜の性格に味が出始めた気がしました。


コレはコメディ回だと思ってます。
冷房が壊れた仁菜が智の家に涼みに来て仁菜が智の家の冷房を破壊、そこから、すばる家に移動してドアを壊すwww
まぁ、冷房がないって地獄ですからね……
私は夏は本当に嫌いです……無理ですw
夏なんて3日くらいで充分ですww


智は言いたい事がうまく言えない女の子です。
彼女が過去のグループで厳しい言葉をメンバーに投げつけていました。
勿論、それは嫌味とかじゃなくて、一緒に頑張りたいから、一緒に有名になりたかったからこそ厳しくなってしまっているんですよね。


けど、多分メンバーも頑張ってはいたんだと思う、だからそうした言葉にカチンと来るでしょうね……
誰だって頑張ってダメ出しされたら辛いからね……

でも、智はメンバーの「プロになりたい」って気持ちに答えたかったのかな?と思うんですよね。
グループってね、本当は同じ熱意の人達と組めたら理想なんだけどね。
けど、実際同じ目標でも目標への個人差が出ちゃうから難しいんです。

けど、智樹の本音の仁菜への「下手くそ!」に「絶対!上手くなってやる!」の仁菜の笑顔の返答で彼女の仲で何かが吹っ切れた見たいでしたね。

グループ名って難しいよねww
こう言うのって悩むよねw
ただ、結局、ライブの観客が来ていたシャツの「トゲアリドゲナシ」から取るけど、少しは文字ったら?と思っちゃいましたww

そんな時にトゲトゲに芸能事務所のスカウトが来ます。
で、フェスに参加して事務所に所属します。

フェスでは軽くダイダスの勝ち合うのですが、私は圧倒的にトゲトゲ派でしたが作中ではダイダスでしたねww
曲はトゲトゲの方がいいかなって思うけどこの辺りは好みですよね。

後、ダイダスとトゲトゲの曲を聴き比べたら確かに、仁菜の言う今のダイダスが変わってしまった、違うと言い張る理由が解る気がしました。
バンドらしさと言えばトゲトゲの方がバンド感を感じられます。


ダイダスが対バンを仕掛けてきます。
ダイダスが勝てる対バンで知名度が高い方が勝つってズルいやり方らしいですww
多数決で対バンはやらないって結果になるんですが仁菜は「やりたい」と話し、仁菜の気持ちを聞いて対バンに挑む事を決めます。

そして、トゲトゲの新曲の配信日……
その新曲の再生数103回…ネットでもボロカス書かれてましたね。
けど、理解してくれる声もありましたね。
そりゃ意見だもん、世の中悪いコメントの方が印象に残るけど必ず応援してくれる声もある事を忘れたり見逃したりしちゃいけないし、味方になってくれるコメントって嬉しいよね。


対バンでチケットが売れないから対バン相手のダイダスに同じステージに上がって貰ってチケットを捌いてもらう。
これ辛いよね……
自分達じゃチケットを売れないからって、人気バンドのしかもライバル視をしているグループの力を借りるって悔しいよね……私でも受け入れにくいかな……

けど、もしかしたら、私ならやるかも知れないw
プライドないのかよとか思われそうだけど、難しいけど、一人でも二人でもファンを引き抜いてやる!とか、思った以上によかったって思わせてやる!とかそんな意気込みでやるかもしれないかな?

実際、私はステージの経験ないから解らないけどそんな気がしましたね。



仁菜達は事務所を辞める事にしましたね。
今回の事で事務所に迷惑が掛かるからと…
けど、チケットや会場の赤字分は事務所がなんとかしてくれたみたいだし、素敵な事務所てすね。



仁菜の虐めの件って虐められていた子を助けようとしたんだね。
虐めっ子を助けて、虐めっ子と虐められっ子が仲良くなり仁菜を虐める様になる。

けど、仁菜は後悔してないらしいけど、カッコいいなぁ〜
多分、私なら後悔すると思う。

こんな奴ならあの時に助けるんじゃなかった。そして、その元虐められっ子を恨んだと思う。

例え、その虐められっ子が無理矢理させられてたとしても、手が震えてても、お前がしている事はソイツらと一緒だよって思う。

けと、仁菜は後悔していない。
結果辛かったけど、彼女は正しい事をした。
それは間違えなく誇らしい事であり、誰かに自慢してもいいくらいだと思う。

出来事はどうであり、行動には後悔していない、元虐めっ子を恨む事もないし、カッコいい生き方だと私は思いました。


そう言う意味でも主人公の仁菜は味の出るキャラかな?と思いました。
最初のイメージは、居場所のない可哀想な子で途中は正論を振りかざす面倒臭い奴、最後は自分を決して曲げなくてそんな自分が好きなカッコいい主人公って感じかな?と思いました。



こちらの作品は個人的に今シーズンNo.1かな?と思います。
曲もアニメで流れた分は全部購入してしまいましたww

後、個人的には円盤欲しいレベルです。
最近、円盤が欲しいと思ったのが皆さんご存知の「リコリスリコイル」以来なんですよねw
それくらいに「ガールズバンドクライ」が良かったです。

後、上京あるあるの東京は乗り換えアプリや地図アプリ必須ですが、仁菜が地図を見ながら、スバルにスマホを届けるなどネタがリアルなのも良かったです。

↑東京の街を1人で歩いた事がない人の発言です。
※大阪では1人で迷子になってました。

後、肉まんにソースって合うの?
誰か試して感想くれると嬉しいです。
コレは試しても不味くならないと思いますよ?

↑だったら自分でしろ!

そうした小ネタコメディも面白いかと思います。
後10話の仁菜の家族の話しは私は泣いてしまい感動もします。

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 234
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13

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Rock is attitude.

期せずして似た設定の音楽モノがかち合った2024年春クール、略称まで似てたのでどうなることかと思いましたが、似ているのはそこまででした。

ガルクラことガールズバンドクライが定石を大きく外した物語を展開したのです。音楽アニメのあり方に一石を投じたといってもいいでしょう。
予定調和を廃し諦めるとか合わせるとかをしない物分かりの悪いキャラの『だって私は間違っていない!』という叫びを何度聞いたことでしょう。普段空気を先読みしながら衝突を避けて生きている私には居心地が悪くなるくらい物語を尖らせて、それでいてエンターティーメントを失っていないのが素晴らしかったです。

もう一つキャスティングも目を引きました。
今までは歌える声優が、と言うか声優に歌も求めていたのですが、歌えるやつ・弾けるやつに声優をやらせたのが新しいと言うか、それを徹底したのが新しいです。完全に音楽が主体だったんですよね。
おかげで最初の頃は素人っぽ過ぎてこれでいいの?と疑問に思ったくらいです。でも終盤になるとだいぶ上達して違和感なく見れるようになりました。特にすばる役の子は頑張りましたね。なんか子供の成長を喜ぶ親みたいな心境ですが。

音楽はロックか?と聞かれるとわからないですがバンドサウンドだったのは確かです。なんか懐かしい感じがしました。

作画・・というかCGはセルルックではなくイラストタッチとでも言うのでしょうか?塗り分けでなくグラデーションで陰影が表現されていて、最初はかなり違和感を感じましたが慣れると結構いい感じに思えてきました。
ライブシーンは3DCGの利点を最大限に発揮してもう完全に実写感覚でした。ライブのカメラワークがいいんですよこの作品。それだけでも見る価値があると思います。

ロックとは姿勢である*
予定調和を廃した熱いストーリーが駆け抜ける全13話!

2024年春クールの私的No.1です。


*)元ネタは「Punk is attitude(by Joe Strummer)」

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 124
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7

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バンドアニメとして素晴らしい作品

こういう音楽系のアニメって大好きなんです。

こちらのアニメ、去年から「トゲナシトゲアリ」というリアルバンドで活躍中。
元々今回のガールズバンドクライというアニメのために結成されたバンドだが、
楽曲も演奏も大したものだ。
そして肝心のアニメも素晴らしい!
3DCGアニメとは言え、表情豊かでキャラに感情移入してしまう。
見る前から期待していた作品だが、期待をはるかに超える出来だった。
とにかく苦悩する若者の表現が素晴らしいのだ。
3DCGがどうのこうのは関係ない。内容が魅力的。
第11話のライブシーンがとにかく素晴らしい。
これまでのアニメの歴史を塗り替えたライブシーンであった。
CGでなければこれだけの動きと観客を描けない。
観客のパターンは何パターン作ったのだろうか。
これだけのモデルを配置してよく動かせるものだ。
動きも素晴らしいが、それを生かしたカメラワークがまた素晴らしい。
動きすぎのきらいもあるが、ドローン撮影のような自由なカメラワークで魅せてくれる。
現実にはこんな撮影、危なくてできないね。
これに観客の声、野外独特の演奏音を響かせることができたら完璧だった。

最後までロックに走り続けたトゲナシトゲアリ。
あとはリアルの世界でどこまでできるか、かな。

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 66
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11

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わりなき旅

この作品のレビューなので
タイトルから意味持たせたかった

各話サブタイトルがリリースされた楽曲から
ついているので

アンサーとしてミスターチルドレン
(サブタイトルに選ばれていない)の名曲から
取ったんだけども

最終回見るまで「マシンガンをぶっ放せ」だったんで
心境の変化がフジヤマ張りのフリーホールw

熊本から上京した井芹仁菜
彼女は高校でイジメられたのをきっかけに
中退をして家を飛び出した

苦しい時を救ってくれたのが「空の箱」という楽曲であり
歌っている河原木桃香が川崎の駅前でライブ配信
していたのであわててかけよる

大ファンと言われた桃香は
仁菜を連れて吉野家で牛丼をおごった後
おもむろに切り出した

「私は明日旭川に帰るんだ」

持っていたギターに「中指を立てていけ」と
メッセージを書き託す桃香

だが仁菜は未練を持っているのなら
残るべきだと伝えいきなり空の箱を歌い出すw

今回ラブライブと同じようにバンドありきで
オーデションしたキャストなので芝居の素人感はあるけれど

物語が思春期に抱えるやりきれない思い
大人として見えてくる理想と現実の差を
辛酸舐めて感じているから

生っぽさという意味では既存声優の
固定観念は邪魔でしかないので逆に評価している

3人目に桃香が誘うドラムのすばるは
バンドの潤滑油のポディションでありながら
女優である祖母の期待に縛られて噓をついているし

キーボードの智は実母の情事を見て
激しい嫌悪感から家を飛び出しているし

ベースのルパさんは両親が別離した上
父親が事故死という悲劇を笑顔で隠しているので
一筋縄ではない個性と闇があるんだよね

物語のカギとして出てくるのが
桃香が高校時代に組んだ「ダイアモンドダスト」と
桃香脱退後にボーカルをしている仁菜の友達だったヒナ

8話でクロスオーバーしていくことで
トゲナシトゲアリとしての覚悟を桃香は決める

仁菜が桃香の胸ぐら掴んで「私で逃げないでください!
ここにあなたに救われた人がいる あなたと一緒に歌えて
幸せだと思っている私がいる」という告白

花田先生が放映後に下ネタしりとりしていた
という後日談ポストするくらいみんなに刺さりましたよw

そこから11話のベイキャンプでの両者の
ライブシーンは楽曲の高さもあるんだけど

ダイダスのメンバーがみんなで小指立てて
宣戦布告していくのはホントに熱い

逆に勝負として決まった12話からの対決は
ダイダスのライブシーンはなくて町中から
楽曲が聞こえるという演出で

結果の残酷さに余計仁菜が悔しがるという構成
そこからぶれないでバンドメンバーに
自分たちの道を指し示すのもしびれる

運命の華を歌う直前に仁菜が言う
「始まりの目撃者です!」は
リアルライブのMCとリンクしているので
ロスになっている人は動画あさってみるといいよw

さて総評に入るわけだが
東映アニメーションのフルCGがほぼ滑らかだし

ライブシーンのカメラワークも
映像視点でカット割りしているから
見せ場がはっきり出ている

11話と最終話は途中でメンバーの回想的なシーンが
入るんだけど

全く逆の解釈で作っているからこそ
なんか彼女たちが救われたような気がして
また感動しちゃう

実はフォーマットで言えば去年放送された
「MYGO」と同じであり

トゲ出して蛍光灯ぶん回す仁菜は
燈ちゃんより厄介で好みが分かれるw

だけど行動原理理解しているから
初回のお約束謎ライブに目くじら立てることもないw

MYGO絶賛して本作を落とすようなら
そいつはあたおかなので表に出ない方がいい
(唐突なロッキン煽り)

追記

先日MYGOの青木陽菜さんがトゲトゲの
ギターカバーしたのに続き

最終回放映後にぼっちの青山吉能さんが
視聴するポストしていた

まさか3大バンドでフェスとかやるの?
どうなの? 教えて異次元フェスw

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 125
サンキュー:

11

ネタバレ

Glutton さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

猫が粘土みたいな質感だが…

まずこの絵というかCGの造形をどう思うかが視聴意欲にも関係してくると思う。
個人的にはずっと見てたら全然気にならな・・・いややっぱり気になりますわ。
しかし思ったよりも数倍動きは良くキャラデザも可愛いし表情も豊かなのでその点は素晴らしい。

ただ、感情を爆発させる場面等ここぞという時に演技力の関係で話にのめり込めない事がある。
主人公は急に情緒不安定になるキャラなのでこれは気になる。
あと、「あれ?ちょっと今無意識に画面から目離しちゃってた?(見逃した?)」
と思わず巻き戻すぐらいにシーンの進み方が急なことがある。 展開を急いでいるのだろうか。


[追記]
・主人公が棒読みと書いたがむしろお嬢様キャラの子(すばる)の方が気になりまくる
・主人公が情緒不安定と書いたがむしろ全員だった。それ自体はまぁ良いのだが極端な時には
 不安定というよりもはや突然別人格になるという表現の方が合っているかもしれない…
・キャラの動作や表情については相変わらず素晴らしい。最後までこれで行くだろう(と思いたい)
 が、EDに出てくる2D絵で本編もやってほしかったのが本音

[最終話視聴で更に追記]
・全体的に演技力が上がってきたのでその点での違和感が少なくなった(単に慣れただけかも)。
・ライブシーンはMVのような作りにもなっていて気合いが入っており曲も良かった。
 性質上人物を遠巻きに映す事が多いのでCG感も気にならない。
・ストーリー的にはまぁ…葛藤や衝突がありながらも最終的には無難な結末に着地した感じ。
 視聴側の予想の範疇というか。
 タイトルの「クライ」の持つ色んな意味を作中で出せてはいたし全13話として一応ちゃんと
 纏められてはいたのでその点も良かったかと(続編もあるのか分からないが)。

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 123
サンキュー:

2

アッキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

トゲトゲ最高

ガールズバンド系は綺麗に描くアニメが多いけど、このアニメは言いたい事ヤリたい事に真っ直ぐでロックンロールやなぁって観ててワクワクした。一挙手一投足全力で本音をぶつけ合っても意気投合出来る人間なんていないかもしれない。でもそれって人の理想の頂点だと私は思う。信じた物(者)を信じ続ける事の難しさは、人として産まれた者には等しく理解出来る。だからこそ、こうあって欲しい こう有りたいって事を最大限に表現した気持ち良いアニメだと感じました。
生意気ぐらいが丁度いいってのは、仁菜の事を言うんだなってアニメです。トゲトゲ最高でした是非観てね

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 66
サンキュー:

6

ネタバレ

fBAtg62143 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無風どころか逆風のスタートから先頭で走り切った作品の一つ

自分がこの作品をちゃんと認識したのは放送3日前位。
自動録画に並んでたのを見て公式のトップを表示して見た2Dイラストで悪く無さそうと思ってとりあえず見ることにした。
1話目を見始めた直後、「3Dアニメかよ」と残念に思ったのを覚えている。
ただその1話目を見ていると自分の知ってる3Dアニメより表情豊かに見え、案外アニメっぽく観れると感じ、そして最後の路上ライブシーンで3Dアニメとしては中々良いのではないか?と思った。
1話目後改めてガルクラを調べてみると主要5人がバンドを組めるだけの実力があることが条件で選ばれた新人声優だったり、放送1年前位から曲を出していた事など驚くことが多かった。

ガールズバンド、3Dアニメ、新人声優、オリジナル。
最後のオリジナルが逆風になるかは人それぞれだと思うが(自分はならない)それでもガールズバンドモノということ以外当たる所が見えない作品だと思った。

視聴を続けて行くと主要5人の新人声優達は最初こそ違和感があったりするが自分はすぐに慣れた。
(棒とか見たけど本物の棒声優はこんなまともに聞けるレベルじゃない)
その声優達の演技も回が進む毎にどんどん良くなって行き、8話でのラスト付近のシーンなんて彼女達が新人だとはとても思えないような良いシーンだった。

3Dアニメの方は十分見れるレベルだったがOPや一部のMVを見てるとやっぱり2Dで見たかった、と思うことが何度かあった。
それを払拭したのは11話、サウンドチェックから始まりライブシーンに繋がる訳だが、あのライブシーンは3Dじゃないと無理だ(というか2Dでやれてもアニメーターへの負荷が凄そう)、と理解出来るほどに凄かった。
11話を見終わった後は2Dで見たかったと思うことは無くなった。
見せ方として面白いのは要所要所で挟まれる2D部分。
3Dを現在とするなら2Dは過去、それなりに区別を付けて使い分けているため3Dアニメでは手抜きにしか見えない2D部分が違和感少なく使われていた。
唯一仁奈の過去だけはほぼ3Dだったのは仁奈の中ではまだ終わってない、ってことだったのだろうか?

ストーリーとしてはメンバーが増える毎にどんどん面白くなっていき、特にストーリーとしては8話と10話がとても良く、11話でガールズバンドモノとしてはピークに達した。
12話、13話は今までの夢のような時間から一転、事務所に所属することで知る事になる現実の厳しさの中で自分達はどう進むかを決める話。11話の後ということで盛り上がりには欠けたが納得は出来る終わり方だった。
そして通常ED、ずっと見て来たこのEDが本編後のエピローグになっているらしい。

最後は落ち着いた内容になり、80点位の作品(局所的に90点、100点はあるが)だと思うが、そもそも初期の印象が−50点位(人によってはもっと大きいかも)からのスタートだったのでそこを巻き返す程の凄い作品に出会えたなと思う。

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 43
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4

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かったですが、最後はちょっとトゲナシになったかな。

 かなり楽しませてもらいました。面白かったです。トゲアリトゲナシのトゲアリの部分がうまく描けていたと思います。

 4話5話が少し話を作りすぎな気もしますが、見返すともうちょっと意味性があるかもしれませんので、夏アニメが始まる前にちょっと見ておこうかなと思っています。

 それと…この話って、結局ニナとモモカの出会いをスバルが取り持ってバンドが始まった感じですけど、このニナとモモカって、うまくいかない関係のような気がしますがどうでしょうね?ニナがモモカに依存していてそこに甘えを感じます。
 また、モモカがバンドのために書いている曲に納得感が自分でも無いように描いていました。それでも「私たちらしい」みたいなフワっとした言い訳の描写がありましたから。つまり「私たちらしい」にモモカも他のメンバーも違和感があり、それが解散につながるのかと思いました。

 モモカはアイドルとの音楽性との違いもあったようですので、もともとそういう体質のように描いているのかと思いました。

 その点で最終回…とその前の12話。今までの話とはちょっと違和感がありました。まあ、退所という描き方で、尖っている雰囲気は出してましたけど、彼女たちは5人の関係に固定してしまっているところがトゲナシになっています。
 私はモモカが抜けることで、新しいニナ…というかトゲトゲになる方が本作のラストにふさわしいかな、という見方をしていたので、悪く言えばマイルドエンドあるいは2期狙いとも取れなくないです。

 ということで話的には12話に入ったところまでは、かなりとがっていましたし面白かったですが、ラストが凡庸なのとトゲトゲのトゲがマイルドになりました。せっかくとがっていたのに何かに迎合した気がします。

 そうはいっても面白かったですけどね。勝手に比較対象にしていた「ヨルクラ」よりは全然面白かったです。

 作画は正直CGのレベルはやっぱり何とかしてほしいと思います。ただ、背景の見せ方や人物の配置、カメラワークなどは妙にセンスがいいので、かなり見られる画面になっていました。人物に途中から違和感を感じなくなったのは、CGモデル以外の出来がかなり良かったんだと思います。

 ということで、秀作認定したかったんですけど、結末のマイルド感に違和感がある以上、秀作とまでは言えません。ニナはそこまでトンがって生きてきたんだから、最後までもっともっととんがってほしいです。

 評価は…ストーリーは結末の違和感で4。キャラは良かったです。挑戦的でもありました、5点。作画は…迷います。CGはアレですけど画面が悪くないので…一応4にしておきます。そういえば声優さんもアレでしたね。彼女たちのたどたどしさは味ではありますが、評価せずで3にしておきます。

 客観評価は平均4ですが、主観的にはもっと面白かったです。






1話「ぼっちざろっく」の柳の下のどじょう?CGの使い方が…

{netabare}「夜のクラゲ…」と同時期に始まったという点で興味があって見てみました。両作とも「ぼっち・ざ・ろっく」の人気にあやかった「柳の下のどじょう」で終わるんでしょうか。それとも別の何かを見せてくれるのでしょうか。

 MMDの様な出来損ないの人物CGに強烈な違和感を抱きつつも、東京の丸の内北口の再現度の高さの無駄さ加減にちょっと驚きます。「リソースの使い方…」というツッコミを入れればいいのでしょうか。冒頭の新幹線内部の描写もあんな無駄なシーンを入れるなら違うところに力入れた方がよいのでは?
 ただ、あの丸の内のシーンで改札を出てしまっている感じがしたのですが、あそこの表現は何でしょう?よくわかりません。

 ストーリーは…うーん…自然と言えば自然な冒頭ではあります。寝過ごすところが無駄かなと思いましたが、鍵が受け取れないから出会いのシーンということで流れとしては悪くないです。
 牛丼屋のシーンにもヒロインの描写という点で意味はありましたし。充電はどこでもできるだろうと言う部分をあえて無視すれば、ですけど。

 まだ、ヒロインのモチベーションの描写がないので良くわかりません。「夜のクラゲ…」との対比でしばらくチェックしてみます。 {/netabare}


2話 ヒロインの作り方は悪くない気がしますが、話の行く末は単純明快なバンドプロモーションの気がします。

{netabare} ヒロインが自意識過剰が肥大してコミュニケーションが取れなくなった、非常に面倒くさいキャラ造形です。しかしながら、世間にこういう人は今多いかもしれません。
 そして、生きづらい、時代が悪い、世間が悪い、親や周囲が悪い、自分可哀想…と言って悲劇の主人公(男女とわず)気取っている人は珍しくない気がします。

 好意が素直に受け取れないのは、自分の投射でおそらく自分が人に対して被害妄想を常に抱いているということかもしれません。

 このヒロインに対し、どういう見方をするかですね。歳が離れていれば単純に性格悪い女に見えるかもしれません。世代が近ければ共感もあるかもしれまんせんが、同族嫌悪があるかもしれません。

 矢向駅って…随分面白い場所をご当地にしましたね。武蔵小杉、新川崎、綱島、川崎…そういうメジャーな駅の丁度ど真ん中の昔の川崎が残っている確かに何もない駅だったと記憶しています。そういう立地選定も作品の「気分」として悪くない気がしました。

 その辺のキャラ造形、ストーリーは古き良き青春物語の体裁ですが、ちょっと現代的だし舞台も設定も悪くない気もします。
 ただなあ、どう見てもバンドのプロモーションなんですよね。プロモーション臭が強すぎるでしょう。声優さんとか露骨すぎますよね。こういうアニメ作るときって、その意図を隠して意外性を持たせられないんですかね?企画が単純すぎる気がします。

 これから仲間が増えてって、受験とか家族とかでいろいろあって、仲間とギャーギャー喧嘩して…バンド結成だ、がんばろーになる感じです。{/netabare}


3話 あれ?面白い…だと?ブレブレなヒロインの妙なリアリティが良い。

{netabare} CGも声優も正直3流ですが、面白いです。2話の出来も悪くなかったものの、ちょっと警戒してみていたので距離感がありました。3話でなんとなくヒロインのブレブレ感が非常にリアリティをもって迫ってきました。

 あれが大衆の等身大のヒロインではないか、と。音楽に関しては才能があるんでしょう。そして本当は好き。
 だけど大学に進まないと、あーしないと、こーしないと…で自分を縛らざるを得ない。劣等感を勝手に感じて壁を勝手に作る。いいですね。青春ドラマとしてきちんと成立しています。

 今期の気になるキーワードとして「上から目線」というマインドに注目しているのですが、それは上から見られれることではなく、自分が下にいるのを認めたくない、ということなのかなあ、と思います。承認欲求の世の中の生きづらさは世間ではなくマインドが作り出している気がします。

 つまり自分を客観視する辛さを他人の位置関係に責任を転嫁している。これは一人っ子でほめられ続けてきた。順位をつけない徒競走、王子様とお姫様が5人10人いるお芝居のような教育環境の結果でしょう。「ブルーアーカイブ」「鑑定スキル…」などでもこのセリフが出てきましたが、本作が一番キャラの性格造形と重なっていました。

 そうなってきたときに、このMMDにも劣るような作画でもキャラが活きてくるから不思議です。つたない声優さんの演技がかえって解釈の幅を広げるののか、ストーリーとキャラに集中できるのかわかりませんけど、キャラに感情移入するというよりは傍観者の視点で入り込めました。

 渋谷のスペイン坂や予備校、居酒屋、川崎のゴチャゴチャした街並み、暗い部屋、古い家などを見ると技術的な稚拙さとは裏腹に、結構描写のセンスがあるんですよね。どこにいるのかが一発でわかる背景描写は大したものだと思います。だからこそドラマが活きてきます。

 面白くなってきました。1話2話の集中力がいまいちだったので、ちょっと見返そうかなというくらい興味が出てきました。{/netabare}


5話 適当すぎな話に最悪の性格のヒロインなのに、なぜか見てしまう。

{netabare} 4話の女優うんぬんはいくらなんでも適当な話すぎるだろう、とは思います。というよりストーリー全体が適当ですけどね。

 しかし、何が面白いかを考えると、ヒロインですね。我儘で勝手で直情的で正直魅力は全然ないんですけど、ヒロインが妙に気に入ってます。身近にいたら勘弁してくださいとは思いますが、逆に自分に近い親近感なんでしょうか。よくわからないまま見ています。
 なんとなく、全体が荒唐無稽なのに妙なリアリティも感じます。青春って、整合性もないし適当だし自分に言い訳ばっかりだし好きなことに無駄な情熱はあるし、友情という名の依存になるしで、こんな感じなのかもしれません。

 音楽は…うーん…ガールズバンドとか全然興味ないのでそれほどでもないです。逆に不満もないとも言えますけど。 {/netabare}


6話 劣化「けいおん」にとどまらないリアリティがいい

{netabare}  ご都合主義すぎるだろうと思わなくもないですが、サクセスストーリーなら運も必要でしょうからね。
 やっぱりキャラたちの言い争いとギスギス感にリアリティを感じる…というと誤解を受けそうですけど、フィクションの世界でデフォルメされたリアリティ…カリカチュアライズと言ってもいいかもしれませんが、内容そのものは荒唐無稽な感じはあるのですが、エッセンスに本質が紛れているような描写がたまりません。

 これは過去作にはなかった感覚です。ストーリー展開はそうでもないんですけど、登場人物の言動が生々しいというのがいいのかもしれません。性格が悪い…というより性格の善悪のない自分勝手なキャラ達の友情というより仲間意識というか、好きじゃないけど合わせて一緒にやるしかないから一緒にいるような感覚かな?

 この作品は本当に不思議です。CGとか最悪と言いたいですが、このMMDみたいなCGだからこそ、記号化されて見やすいというか内面に集中できるというか…

 たとえば「けいおん」と比べてどっちが面白いか、いい作品かといわれれば、多分100対20くらいで「けいおん」なんでしょうけど、見ていて心が動くのは本作かもしれません。いま、どっちが作品の質が上かと言えば私は本作と言ってしまうかもしれません…錯覚の可能性もありますけど。{/netabare}


7話 なるほどロックです。面白い。こんなにはまると思いませんでした。

{netabare} あまり期待していなくて集中していなかった1・2話を見返した上で7話を見ました。なるほど…既存のルールの中行き場をなくした人の叫びが、ロックであるという気がします。

 高校中退とか家から逃げ出すということと、川崎しかも矢向(新川崎)という非常に中途半端な場所に住むということが符合してきますし、家の転居ですら上手くいかない。勉強もできない。そういうイライラとか生きづらさを叫ぶ。

 ヒロインのニナは今まで学校や家庭の中で言いたいことも言えずに、それが鬱屈してついに爆発した。それがロックだよ。中指を立てるとはつまり反抗です。
 このバンドであえて喧嘩ばかりなのは、鬱屈していたヒロインが言いたいことが言える場が見つかりつつある、ということなのかもしれません。その上で今週のももかの宣言ですが、これはストーリー上本当に脱退するとは思いませんが、しかし、一方でニナがももかに依存しているように見えるという問題点はありますので、この展開は悪くないと思います。

  いままでのガールズバンドものって「いい子」ばっかりだったのでその点でも新鮮です。

 不思議なことに「夜のクラゲ」の対比として、あるいはバンドブームの2匹目のどじょう狙いを酷評してやろうと重い見始めた本作にこんなにはまると思いませんでした。どんどん面白くなっています。{/netabare}


8話 情・友情・熱意ではなく怒りという展開がロックです。

{netabare}  そう…ニナの情にほだされてモモカが復活するなら最低だなあと思ってました。友情パワーとかニナの熱意とかね。そこでこう来ましたか。ロックの情熱はやっぱり怒りじゃなきゃって思います。

 話はメチャメチャですけどね。そのメチャメチャが熱いのがいいですね。この8話でラストのイメージができてきました。もう3波乱くらいありそうですけど、もっと怒って言いと思います。

 ラブソングはロックじゃないです。怒っていきましょう。{/netabare}


9話 いままでで一番ちゃんとした話。蛇の作画カロリーは笑う。

{netabare} いままでで一番「ちゃんとした話」でした。その癖、ギスギス感があいかわらず…とも思いましたが、ギスギス感がちょっとはマイルドになりました。ただ、女子だけアニメで他人の家にきて露骨に迷惑がるというのも最近はなかなか見ない光景ですので、そういうところはやっぱりいいですね。

 智の性格造形がエピソードに落とし込まれていて、しかも素人バンドとプロを目指すバンドの意識の違いまで表現されていました。
 この作品の見どころはここですよね。キャラの性格と出自、過去の出来事が今の彼女たちにどうつながっているのか?というのが描かれている故に、リアリティがある、ということなんだと思います。

 前の話も見返すとそれほどひどい話ではないのかもしれません…いや、ひどい話に見えてやっぱりキャラとリアリティ重視の脚本力があるんだと思います。やっぱり最後に「ヘタクソ」ですよね。この作品はここがいいです。

 蛇の作画のカロリー高すぎて笑います。ですが、わかりやすいアナロジーではありますが、蛇がなかなか小物として活きていました。
(クーラー壊れた=熱すぎるとダメ?は考えすぎか…ただ、蛇と組み合わせると面白い効果でした)


 だから、CGモデルなのに感情移入できてきます。1,2話のころは傍観者視点だったのにいつの間に…という感じです。
 EDの雰囲気で1話でいいから円盤の特典とかでアニメ化してくれないかなあ…と思わなくはないです。もし、そこまでやるなら円盤買っちゃうかも。{/netabare}


10話 いい話過ぎる気もしますが、家族問題は描くタイミングでした。

{netabare} いい話…すぎる気がしなくはないです。どこかで親との関係性についての総括は必要だったんだと思いますが、理解ではなく歩み寄りでよかったのでは?あるいは理解しつつ仲たがいの方が盛り上がったかなという気はします。

 学校だけでなく、教育虐待的な親の責任も大きいですし、何よりニナの性格も相当悪かったので、そこから抜け出る選択を主体的にできたこと良い回だったといえるでしょう。
 いじめ問題がテーマではないですが、高校大学という漠然とした道からドロップアウトして挑戦をするというのが、結果として流されてフワフワいるように見えていましたが、ここで意思を確認できたのは良かったと思います。

 スカウトの流れはモモカがメジャー出身ということもあって、それほどご都合主義には見えませんでした。本来なら音楽性のところをもう1クールとは言わないですが、数話つかって描いて欲しい気もします。

 ただまあ、2期を…という作品でもないし、引き延ばすと内容が本当に「いい話」になってしまいますので、あと2話か3話だと思いますが、しっかし最後までギスギスしてほしいなあ。

 そしてこの作品、人物はあんな感じなのに、牛丼屋のCGのリアリティ…どうしてこうなった?本当にこの作品、人物の配置と構図と演出はレベルが高いんですよね…不思議な感じです。{/netabare}



11話 お、やっとみんなでカッコ良くステージで演奏かあ…あれ?不穏??ただ、発展的解散もいいのかも。

{netabare}  11話自体は、いままでの積み上げのあとのステージですから、当然謎の感動があります。感情移入というより推し活をやっていたような雰囲気になるのがいいアニメだと思います。構成もストーリーも個々のエピソードよりもそういうところが1本筋が通っているのでしょう。

 次週予告が…不穏じゃね?あれ?まあ、モモカさんの雰囲気がずっとおかしいような…どうなるんでしょう?
 トゲナシトゲアリがこのアニメ限りだとしたら、ちょっとその意外性に驚きますが…

 ただ、このアニメの音楽って、やっぱりちょっと古い気はします。詳しい技術とか流行りなんかはわかりませんが、古典的な4ピースバンドでドラムとベースで…みたいなのは、どうなんでしょうね?
 アニメとセットで見ると熱い曲だし、ああ、ロックだなあと思うんですけど、このアニメを離れて聞くと今時ではない気がします。つまり、このバンドはこのアニメ限りな気もします。

 その意味ではそれぞれの道を行くような終わりかたもこの作品のキャラに合っているし、何よりニナの「モモカさん、モモカさん」が結構しつこく描かれていますよね。自立、自分のやりたいことをテーマにするなら、ここは発展的解散が美しい気がします。{/netabare}


12話 ここにきて凡作に堕するのか?トゲトゲのプロモで終わり?

 あれ、今までのギスギスとかロックとかどこにいっちゃったの?アイドルバンドとバトルって…そうじゃないでしょ?いったん断ったのはいいと思ったのに…
 モモカさんの葛藤もそこかよ…という感じもありました。最後の最後で凡作になるんでしょうか?まあ、初期に心配した通りトゲトゲのプロモで終わるならがっかりですね。

投稿 : 2024/06/29
閲覧 : 1071
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24

マサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

【暫定65点】後半からの爆発力は凄まじい、しかし不快な部分も多々ある。

オリジナル作品。ガールズバンド「トゲナシトゲアリ」のメンバーの群像劇。

全体的に癖が強く、不快感もそれなりに強いアニメだなぁ、と。序盤の主人公の苛立ち方や反骨精神はそれなりに面白いキャラ付だとは思えるが、悪く言えば幼稚が過ぎるところもあるため、お世辞にも好感触とは言いきれない。自分は若干苦手。

物語は過去の古傷を抱えた人物達のめいっぱいの感情表現を表した群像劇と言える内容でそこそこ面白く、後半の主人公の過去と音楽での表現、特に先日放送された11話のライブシーンはクオリティが高く、引き込まれるような出来で盛り上がれる。

けいおんやぼざろのように平和なバンドものを求めている人には合わないだろう。ただ、後半からのカタルシスは本当に凄まじい。

投稿 : 2024/06/20
閲覧 : 133
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1

hheh さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

タイトルなし

とにかくつまらないです。
作画も何もかも。

投稿 : 2024/06/20
閲覧 : 128
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0

もーも さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

ガールズバンドアニメの最高到達点

けいおんやぼっちの友達と楽しく音楽をやっていきたいというキャラクターはいません。
かといってMYGOのギスギス感というよりかは、プロになる為には必要なぶつかり合い、そしてそれぞれが本音でぶつかれるからこそ誰も折れない。
人生において大切な情熱や愛をとても感じる作品で主人公はロックンロールその物で自分の信念があり、どんだけ逆向でも進もうとする姿は素晴らしい。
社会人になり上昇志向を忘れて疲れている方にこそ見て欲しい明日からまた頑張れます!

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 88
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7

gakkie0111 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

ナリ絵が可愛いナリ

箇条書きにて
・狼狽えのようなアニメ的モーションは、CGだとちょっとうるさい。
・声優が作品に合わせてバンドを組むのではなく、バンドメンバーに声優をやらせているので、正にその良し悪しが出ている。具体的にはドラムの子に不慣れ感が出ていたが、作品中盤からは大分良くなってくる。
・主人公がヴォーカルとしてシンデレラ過ぎる。全くバックグラウンドがなく、いきなりステージなので、説得力が弱い。何か生まれつき声がでかいとか、口喧嘩で矢継ぎ早に言葉が出せるとか、文芸で入選とか、存在感やカリスマ、身体能力でも良いが、ヴォーカルに生きるバックグラウンドが有ったらより良かった。
・主人公以外にも、思わず方言や母国語が出てしまうような場面が欲しかった。
・エンディングが良い。

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 47
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1

しろにゃま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ぼざろっていうけど、バンドリじゃね?

みんな“ぼざろ”と比較してるけど、3DアニメでリアルBANDありきだから“バンドリ”って感じちゃうけど、私だけ?

あちこちで評判良いので見始めた。
ストーリーはテンポも良く、熱血な感じもあって引き込まれる。

フル3Dは頑張っててキャラの細かい動きを付けたり、表情を動かしたりしてるのだが、これが※18ギャルゲーっぽいなーw
ごめんね、汚いオトナで、、。知らなければ知らないまま生きた方が良いよ。

声の評判は良くないけど、、
観ると言わんことは分かるんだが、掛け合いで録ってない、リテイクも多いだろうし。各人単独で録ってるんじゃないかな、それが3Dモデルの動きと相まって、音と絵が別々に存在してて違和感しかない。
プロ声優さんなら3Dモデルの動きも抑え込んでしまうくらいの演技で被せてくるような感じだけど、初声優のコらにそれは酷だし、このコ達ありきのアニメ、バンドなんでしょう?だったらそれをどうこう言ってはいけないw

これ、評価できないな。
この「トゲアリトゲナシ」ってバンドありきのアニメでしょ?
ストーリーは面白くて見てるけど、
作画は3Dで関係無いし、声優は評価しないって書いちゃったしw
このバンドの音楽性を評価する能力は私には無い。
2,3周しないとホントの評価は出せない気がする。
そして多分周回はしないだろう
手書きアニメだったらまた違ったな。

ー未完ー

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 109
サンキュー:

1

ネタバレ

オリオン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

第一話から見ています

シナリオは10話が神回ですし、バンド活動は11話が大人気です。今期アニメの中でダークホース的に素晴らしい作品だと思います

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 95
サンキュー:

0

tea さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人によって傑作にも駄作にもなりうる作品

明らかに良い所と悪い所が折り重なっていて評価の難しい作品。

3D作画は通常の色面分割ではなく、グラデーションを使用した新しいビジュアル作りに挑戦し、その分迫力のあるアニメーションが見れる反面、3D故の細かいノイズやクローズアップショットでのアウトラインの歪みが気になってしまう
他にも、音楽は良いが、声優の演技が良くないなど...

3D作画と一部の演技が許容できるのであれば、『ぼっちざろっく』以上に見た人を熱狂させるだけのパワーのある作品に感じる

投稿 : 2024/06/09
閲覧 : 435
サンキュー:

4

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ガールズバンドクライのストーリー・あらすじ

高校2年、学校を中退して単身東京で働きながら大学を目指すことになった主人公。 仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。 両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。 この世界はいつも私たちを裏切るけど。 何一つ思い通りにいかないけど。 でも、私たちは何かを好きでいたいから。 自分の居場所がどこかにあると信じているから。 だから、歌う。(TVアニメ動画『ガールズバンドクライ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年春アニメ

この頃(2024年春アニメ)の他の作品

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