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「【推しの子】(TVアニメ動画)」

総合得点
84.9
感想・評価
732
棚に入れた
2142
ランキング
263
★★★★☆ 4.0 (732)
物語
3.9
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.1
キャラ
3.9

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【推しの子】の感想・評価はどうでしたか?

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

衝撃的な展開に圧倒的な映像!原作に丁寧なアニメ化!

 原作もとても面白い作品だったのですが、途中から作品のノリがキモくなってきてにがてになっていたので未視聴で断念していた作品でした。やっぱり去年の1番話題になったアニメだけあって格別に面白かったです。
 アニメ化に至って、原作を丁寧にアニメ化している印象で、漫画的な表現もあってそこが悪く働く部分も良く働く部分もあったのですが、それを感じさせないくらい話が面白かったですね。というか、早々に1話の冗長なシリアスなノリは、コミカルなラブコメ作品だと割り切って切り替えるべきですね、復讐物語に入れ込むと物語が動かないですし、何よりほんとにアクアさんが気持ち悪いキャラになってしまう。主人公のキャラ描写が原作から丁寧では無いのでこの人の事考えると何考えてるのかわからなくかりますからね。真面目に見るんじゃなくて、有馬かなちゃんが可愛く描かれているなー、くらいのふわっとした見方で楽しむくらいがいい作品ですね。
 元々話が面白いというのはあるにしても、アニメがよく動くしキャラが喋っているし話がわかりやすいのでずっと引き込まれるアニメでした。完成度が高くて飽きはあんまりなかったです。ギャグとシリアスのテンポ感も良い。主題歌も素晴らしい出来で、オープニングエンディングのドキドキと高揚感で毎回見ていて新鮮味がありましたね。何よりも完成度の高い作品なので、見て楽しんで欲しい作品ですね。

投稿 : 2024/02/13
閲覧 : 64
サンキュー:

4

※サンキュー返し不要 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

自分には合わなかった

1、2、3話が話のピークで6話の鬱展開と寒いのりのyoutuberで断念
アイドルものと復讐推理ものは別の作品で見たいと思う

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 42
サンキュー:

2

ネタバレ

ahiro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

2024.2.3 視聴済み

投稿 : 2024/02/04
閲覧 : 69
サンキュー:

0

あにめ酒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

良くできてる。

絵は綺麗ですし魅せ方もバズりを狙ってていて、とても良くできてます。
ストーリーも王道な感じで、ハズレ無しな感じです。

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 61
サンキュー:

4

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い走り出しだ

そう
それが弱点
その後の作画のブレが
命取りになる
といっても
良い作品
それだけ

投稿 : 2024/01/28
閲覧 : 140
サンキュー:

2

ネタバレ

チャリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2023年度の作品の中では1位に面白かった

1話が衝撃的すぎて、そのまま引き込まれました。正直、ストーリー的には、芸能界を題材にした内容になってますので、それほど興味のある分野ではないのですが、アイを始めとするキャラには引き付けられるものを感じてます。また、「アイドル」や「B小町」などの歌も好きです。今後作られる予定の2期については、2.5次元舞台の話なので、あまり好きでは無い作品になるかもですが、どろどろとした恋愛話になる4期か5期には期待しています

TVで放送していたら見ます
 ※好きな作品は何度も見る人ですけど、一度見たらもういい作品は再放送されていても見ない派です

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 46
サンキュー:

3

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

非常に面白い。

一話目をみて予想外。
キララ系かと思いきやサスペンス系のアニメです。

5ヶ月前に見たので、詳細は忘れてしまったが、面白かった。
登場人物も個性的でとても印象に残るし、サスペンス系でありながらクスッと笑えるシーン、アイドルとして成長していくルビー等、
最後まで飽きずに見れて楽しかった。

謎も多いので、今後どんな展開になっていくか楽しみです。

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 72
サンキュー:

7

セシウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ありそうであんまりないリアルなエンタメ業界アニメ

原作漫画は未読です。同じ原作者の「かぐや様」は20巻で挫折しました。なんというか価値観の押し付けが強めであまり好きになれない原作者です。ですが、この作品の1期目はとても楽しめました。

ある医者と患者が共通して推しているアイドルの隠し子の双子として転生し、成長後芸能界で活躍していくお話ですね。1期を見る限り芸能界のお仕事系作品ですが、ミステリー要素とラブコメ要素もあります。各要素の見せ方がうまくて幅広い層を惹きつけることに成功していると思います。エンタメ業界の裏側を割とリアルに描いていて、興味をひかれる人も多いのではないでしょうか。
 キャラクター描写は両極端で、過去も含めてしっかり描かれている女性キャラとほとんどまともに描かれていない男性キャラに分かれます。主人公は男なので、なぜ医者になったのか、家族はいるのかなどは一切明かされていません。何がやりたいのかわからないキャラクターになっており、もやっとします。反面女性キャラは感情移入しやすく非常に魅力的に描かれています。
 声優さんたち、特に女性陣の演技はとても素晴らしく原作ファンも満足なのではないでしょうか。個人的にはエセ関西弁キャラを奈良出身の声優さんが上手に演じていて凄いと思いました。

 作画は力が入っていたと思います。ライブや体操のシーンなどは一つ一つの動きがキレキレでした。この作品のキャラクターデザインは目が特徴的なのですが、感情を表現する手段として有効に使われていて気持ちが伝わりやすかったです。
 音楽はハイレベルで、世界的ヒットになったOP曲だけでなく、イントロをラストシーンにつなげてより印象を高めているED曲や、劇中披露されるアイドルソングもそれぞれ良曲揃いで、それだけでも視聴する価値のあるものとなっています。

 話題の原作をしっかりとアニメ化している印象です。2期も発表され続きが楽しみな作品でもあります。原作の評判はかぐや様同様途中から下がっていく作品ですが、一応ミステリー要素もあるので完結までちゃんと制作されることを期待したいです。
 

投稿 : 2024/01/06
閲覧 : 54
サンキュー:

12

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全話視聴。赤ちゃん、小さい子供時代もう少しやって欲しかったかな。

赤ちゃんのオタ芸には本気で笑ったw
アレ観てると子供時代、小学生までどんな感じで過ごしてたのか気になる。
大人しく過ごしたのか、やらかしてるのか?ねw
血の繋がりが無いとは言え、アレ見ると家族そのものだったんだろうし幼稚園では?小学校はでは?3人がどんな生活を送っていたかを観てみたかった。

更に言うならアイとの、もし〇されていなかったらが観てみたい。
IF作品あるなら見てみたいね。

衝撃的な展開が複数アリOPEDともに作品と合っていて、物語にタイミングよく流れるのほんと好き。間違いなく個人的好みで面白かったのは確か。
ただ今後の展開考えると芸能界の闇は必ず出て来るだろうし、主人公の目的考えると2期あっても観るかどうか、途中切りも充分ありえるかなと。
出来れば2期あるとしてもコメディ色強めであって欲しい。

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 37
サンキュー:

4

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

推っす<85>

アイのエピソードをまとめた長尺の初回が映画レベルで素晴らしい。
キャラも立ち、コメディ・シリアスの振れ幅も有効に機能。
完成度の高いOPは曲を作品外で大当てさせて、鬼滅400億ほどでないにしてもアニメの力を示したことでしょう。

例によって細かく書きたいなーと思ってたらそんな暇もなくて放置してしまったので色々蒸発気味なのをえいやっと整理。

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 64
サンキュー:

3

ねこ太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続きが気になる!

アニメ界隈で人気になってたので視聴。
原作は一切知らずにアニメから入ってみたけど普通にハマり込みました。
1話から衝撃的な展開でどんどん物語に引き込まれていく。
速攻で1期全11話視聴してしまいました。
2024年に2期が確定してるのも納得。
早く続編が見たい。

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 43
サンキュー:

1

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とんでも設定を忘れさせるくらい、リアル(シビア)感がチラホラ。

2023.11現在もヤングジャンプに連載中。

原作については途中まで追っていたけど、よくわからなくなってきて現在は離脱中です。

アニメ化された事をきっかけに、原作に復帰するのか、アニメオンリーで楽しむかについては、未定です。
ちょうど、このタイミング(1話目を観終わったところ、リアルタイム視聴していません。まとめ見派閥なので)で2期が決まったというよなお話が耳に入ってきました。
うーん、アニメオンリーかもなぁ・・・。

第1話視聴。
まぁ、さすがに世間で言われている衝撃的っていう部分については、それほどインパクトを受けはしなかったのですが、改めてアニメで視聴してみると、そこはかとない狂気を感じるポイントが点在しています。

正直、アイというキャラクタについては、あまり得意なタイプ、好きなタイプではありません。バックボーンを含めて、その考え方やモノの捉え方に私個人とは合わない部分が多いからかもしれません。
もっと軽く言えば「ノリ」が合わないって事かな。
ま、昭和なおじさんと今を生きる若者として描かれている小娘ちゃんとがノリが合うっていう方がレアなケースでしょうから、それはそれで仕方がないですね。
あと、作画などはきれいなのですが、個人の感覚として「☆が入った目」というのも苦手です。
これは、全く個人のセンスなのですが、このキャラに限らず、目のハイライトが不自然なキャラを苦手としているのですw。
ああ、話がそれましたが、私は目も苦手だったのですが、このアイというキャラ自体にも狂気を感じる部分がありました(目だけにネ・・・いや、失礼)。

そして、いわゆる芸能界という世界の闇と言われる部分、それは「ある意味現実的なお話」「リアルなお話」という事になるのでしょうが、「夢」とか「希望」とかいうワードにぼやかされ、見ないようにされる傾向がある部分です。
この辺は、映画監督の五反田でしたっけ?の話が割とシビアでした。
まぁ、私とは縁のない世界のお話なので「そりゃそうだわなぁ」としか思いませんでしたが、チャレンジ、アタックをしている皆さんにとっては、キビシイ、そしてどうしようもない現実かもしれません。
よく言われるように、光あるところには影がある、光が強ければ影もその分濃い、って事なのでしょう。

この長尺な一話の中で、アイは充分、光を放ち後に続く物語の土台をつくりましたね。

今後の物語の進捗が楽しみです。
・・・こんなコメントを書く、自分も相当黒いなwと我が身の狂気にも光を当ててしまいましたwww。

しっかし、おんなじタイミングで「ゴールデンカムイ」も連載していたし、ひょっとしてこのタイミングのヤンジャンはイイ感じに狂っていたのかな。
何年か後に、週ジャンの黄金時代、あの時代の連載陣はすごかった的に、あの時代のヤンジャンは尖ってた、なんて言われるかもね。

2話目:
ルビーの方向性とアクアの方向性が決まっての出発回かな。
意外とコメディ要素もありそうで、少しホッとしました。
(監督かーちゃんとか有馬とか)
ED・・・かっけーからのズコー感あり、慣れはしたが多くは語らない。

歌詞・・・「推しの子」⇒「星の子」⇒「スターの子」⇒「アイドルの子」ってメタファーかなぁ、なんて愚考。
でも特に意味の無い事に気づき、しょんぼり。

第3話:
有馬が可愛くて、面白い。
あと監督かーちゃんうぜぇw。
昨今のどこかの国の学芸会ドラマと重なり、既視感半端ない。
有馬の的確な指摘と解説がリアリティありまくり、そして彼女自身の静かなプロ根性もひそやかに燃えていた。
が・・・、これも監督には評価されず、視聴者側にはさらなるリアリティが突きつけられる。
アクアの次回でのアクションとカタルシスに期待。

第4話:
有馬の演技が何人かにでも評価され、認められてよかった。
原作者さんにも認められ、感謝される。
こういった、心のつながりは少しホッとする。
あとは、学校回かな、いろいろと今後が面白そう。
ほー、で有馬が仲間になるのかな、次回に期待。

第5話:
ここまで観てみて、この作品の各話の異様な密度の濃さに感服。
原作が良いのか、アニメ化にあたっての構成が良いのか、とても無駄がなくミッチリ詰まっているような印象で物語が進んでいく。
相変わらず、有馬はなかなかに面白い。
そして有馬とルビーの絡みも楽しく見えてきた。
ところからのリアリティーショーか・・・。
これが巷を騒がせていた、ネット界隈でも話題になっていたヤツか・・・。
の一方で、苺プロの新生アイドルユニットのプロモ・・・、リアルなんだか、コミカルなんだか・・・w。

いずれにしても、折々にゲーノー界のリアルをぶち込んでくるのは、狂気と覚悟を感じちゃう。

第6話:
恋愛リアリティーショー回か・・・。
色々と真に迫っているんでしょうが、何かと絡めずに、一般論として見ても、昨今話題になっている、炎上やネット上だけでの「正義の味方」の大活躍(皮肉です)、かんけーねーのに出張ってくる○カなどなど、まぁ、概ね正しい問題提起でしょうね。
ついでに、エゴサに対する解説も的を射たものでした。

「人は人それぞれ、僕は僕、君は君らしく」
私が深夜ラジオを聞いていた時のDJが何度も繰り返していた言葉です。
そして、彼はこうも叫んでいました「愛を!愛を!愛を!!」と。
彼の名は辻仁成。
もし、もしも、ティーンエージャーでモヤモヤしている人がいたらECHOSEの歌を聞いてみて欲しい。

↓宣伝やステマをするわけではないのですが、他の動画への誘導的な文章です、ご不快に思われる方もいると思いますので、ネタバレで隠しておきます。
{netabare}
某youtubeなんかにもあるはずです。
青臭い話ですが、こういったマインドを持っていれば、もう少しだけ、まともな世の中であるはずなのに・・・。

某youtubeつながりでもう一つ。
長谷川良品:【テラハ問題】木村花さんの母親がフジテレビなど3社を提訴
という動画、とても興味深く解説されています。{/netabare}

第7話:
リアリティショーのリアルをちゃんと描いているのかな、との所感。
あくまでも個人的にはそう思う、というだけで、事実は解りませんがね。
ただ多くの人に当てはまる「人間」と言うモノの本質を考えれば・・・ね。

マーケティングに関する計算もリアルかな。
実際、「自分は踊らされておるのでは?」との視点は、現代社会で生きる上では持っていると武器になる視点の一つ。
それを踏まえた上で、自身で納得した上で乗るのか、乗らないのか、落としどころを見つけるのか。
これは、コンビニで買い物一つする時にも役立つ視点だと思いますね。

・・・そして、女優の本気と狂気を目にするアクア君。
驚いたろうねぇ。

第8話
有馬は相変わらず、おもしろかわいいねぇ。
恋愛リアリティショーの件はひと段落か。
いよいよ次の物語が動き始めるのかな。
このエピソードの最終盤には金の卵たちが、少ししたたかに、自身の道を選び始めた姿が印象的だった。
スレたとも言えるし、強くなったとも言えるし、慣れたとも言える、さて正解はどれだったのかなw?

第9話:
ちょっとつなぎ回っぽい印象も受けた回だけど・・・しっかりと中身が詰まっている感がしたのは大したもの。
というか、そこそこに面白かった。
新生「B小町」に新メンバーが加わり、コネもあっての、イベント参加が模索される。
しかし、有馬はいろいろとこじらせるねぇ、賑わしキャラとしての実力は本物かもね、割と好き。
あと・・・7つかぁ・・・、まぁ、オジサンは気にしませんな。


第10話、第11話:
少し落ち着いた感からの新生「B小町」エピソードかな。
ちょっとアイドル候補生の日常的な視点でワチャワチャ感は楽しかったかな。
そんな中でも、結構シビアなお話や、リアルな視点、そして有馬かなの抱えてきた苦悩も垣間見えた。
また、女優を目指す者同士のしがらみもビシビシ。
あー、ここでこのクール終わるのかぁ・・・って思いもあったものの、最後までクオリティは維持されていたかな。
そして最後の最後にアイの影(影響)もチラリ。
なるほどね、ある意味ファンがアイドルに魅了されてしまうように、アクア、ルビーそして、アイを知る者たちは、今なおアイに操られているのかもね、それは呪いにも似ているかもしれない。


さて、どうやら2024年には第2期が予定されているようです。
まだ少し先の事になりますが、物語の本筋も気になりますし、自己を実現するための狂気にも似た欲求に突き動かされる者たちの今後も気になります。
もしかしたら、今作以上にシビアでキビシイ光景を目にすることになるかもしれませんが、それも楽しみという事にしておきます。

投稿 : 2023/12/14
閲覧 : 199
サンキュー:

28

だんだだん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作漫画との違和感無し

1年半ぶりに見るアニメ…まずは23年第二四半期のトップ、推しの子、から。

原作漫画を読んで大変な衝撃を受け(ちなみに「かぐや様」には無反応)、
少し間をおいての視聴、うーん、冒頭1話から全くもって違和感なし。
ストーリーは漫画と全く同じで、構成もテンポよく、
かつ会話の間の取り方などに巧さを感じてしまう。

声優の演技、劇中歌など漫画のイメージが気味悪いほどにそのまま。
一部映像使いまわしがあって混乱したけど、ご愛敬。
世界的にも評価の高いOP曲、よりも劇中歌やED曲の方が味わいがあった。

当然、1シーズン11話ではストーリーとしてはまだ序盤どまり、
ここから終局まではあと3クールくらい必要かもね…と
まだ盛り上がりの終わらない原作横目に若干の不安も感じる。

投稿 : 2023/12/11
閲覧 : 76
サンキュー:

6

ネタバレ

ひゆら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話のインパクト

1話ラストにおける「母親刺殺→なぜただのファンが家を特定できたのか→父親しか有り得ない」という展開および作画が非常に印象的で毎週楽しみに観ることができた

1話後に原作を購入し、改めて1話90分構成が正解だと感じた

投稿 : 2023/12/01
閲覧 : 73
サンキュー:

1

ネタバレ

van2013 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い

アイドルものってほとんどみないが、カグヤ様が
あまりに面白かったので、視聴。。はまりました。
 正直、思ってたのと全然違いました。
芸能界の光、闇というものを描写しながら、話は進みますが、
最初の1話でまさかのあい死亡は参った。きになってしょうがなくなる。
こういう話なのかあ。。って引き込まれる。ただ、単なる復讐劇
にはならず、コミカルな部分も多々あり、出てくる子たちも
みんな生き生きしててかわいい。かぐや様もそうだけど、原作者は
本当にいいセンスしてると思う。音楽もよく、アイドルの歌なんて
あまり聞かない自分が何度も11話の最初のシーンを繰り返し
みてしまったりする。というかOPも耳に残るいい曲に思えました。
この作品にとても合う。
 まだ連載中でクライマックスに突入って状況だけど、
アニメは_序盤、次は東京ブレイド編。楽しみ。
動画工房さんがつくった作品のようで過去作、全くみてなかったけど、
これは本当に素晴らしい作品でした。

投稿 : 2023/11/23
閲覧 : 53
サンキュー:

4

そうま先生 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

うーん、1話が雑なラスト

究極のゲッター!は、笑うwww

尺が足りないし説明不足過ぎて
「どうなるの!?」「どうなるの!?」
みたいなアニメで結果が単純で飽きた

1話が予測通り過ぎて、頭悪い つくり

OPのアイドルは歌詞聞きましょう
愛してる
アイしてる
つまり推しで終わるところ、続けてしまい落ちた1番星

投稿 : 2023/11/13
閲覧 : 65
サンキュー:

1

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外な内容だった意欲作

今更視聴。(2023-11)

超話題作だったので視界の隅には常に入ってて、でも内容についての情報は全く見ていなかったので、「流行ってるアイドル業界物?のアニメ」くらいのふわっとした認識のまま積んでました。

ところが蓋を開けてみたら{netabare}
・アイドルが妊娠出産
・主人公は死んでアイドルの子として転生(!)
・主人公かと思ってたアイドルの子(母親)は刺されて死亡
・犯人探しが物語のメイン{/netabare}
というかなり予想外の内容で、まんまとびっくりしましたw
バズったOPもいまいちピンときてませんでしたが、内容見た上で聞いたらなんかしっくりきた。

個人的に{netabare}転生{/netabare}とかトレンドを入れてかなり「狙って」作られた作品という印象を受けたんですが、その上で「狙ってここまで作れるのはすげーなぁ」と思いながら普通に楽しく視聴。
業界物×ファンタジー×ミステリといった感じで、こんなに色々な要素を良くここまで整理して積み上げたなぁというか、構成の妙というか職人芸すら感じます。

原作漫画の作者は「原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ」ということらしいんですが、はっきりとした分業というよりは内容について二人でフランクに相談しながら書いているそうで、加算じゃなくて相乗効果なんだ!という意味で「赤坂アカ×横槍メンゴ」という表記にしているそうな。
それが腑に落ちるくらいの話、設定の緻密さ(今のとこは)があると思いました。

ミステリという要素があるゆえに目的地が定まりすぎていて、あんまり何度も見る感じではないですが、二期以降も楽しみです。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 77
サンキュー:

10

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アンチアイドルものとして秀逸かも。ただ星野アイが強烈すぎた。

 1回目視聴時は、作品の見方を間違えて脱落しました。時間をおいて冷静になって本作を見てちょっと思った事と何で見方を間違えたのか、です。

 本作の位置付けなんですけどちょっと「まどかマギカ」を思い出しました。つまり同作が魔法少女モノに対するアンチテーゼだったように「推しの子」は「アイドルもの」あるいは「アイドル」というジャンルに対するアンチテーゼなのかな?と。
 その点で出来は良いのですが、まどマギほどのインパクトは残せませんでした。それはやはり星野アイのせいかな、と思います。

 本作のある意味での不幸は1話があまりに強烈でした。星野アイが魅力的、挑戦的、挑発的すぎて、私には星野アイそのものがテーマに見えてしまいました。星野アイについて全編通じてじっくりと描かれて行く話かな、と思ったわけです。その視点で見ると、1話は名作ですが、その後どんどん本題からズレて行っているように見えます。

 まどマギの3話と同じ役割ですが、しかし本作の1話はクオリティが高すぎた気がします。しかも一挙放送ですからインパクトが半端じゃないです。私は8巻くらいまで既読ですが原作もしょっぱなの星野アイパートはあまりに強烈です。絵もいいんですよね。

 ただ、今回冷静にその続きを見ると、アイドルを中心とした芸能界について丁寧に取材し「裏側」つまりは「虚構」「嘘」を描いています。ネットアイドル、実写化、子役、恋愛リアリティショー、アイドルの給料、ダイコン役者…等々要素を1つ1つ描いています。リアリティがありすぎるのか炎上したり、説教臭いと言われましたが、しかし、それだけよく取材しているという事でもあります。

 もちろん嘘がテーマであることは明示されていますので、ちゃんと読めている人には今更何言ってるの?でしょうが、星野アイの生きてきた痕跡を見る物語と思ってしまうのは無理からぬことだと思います。

 アクアとルビーが転生者でアイの何か(嘘と愛?あるいは嘘と魅力?)を引き継いでいる…かの様にみえる目の星も、芸能界あるある、芸能界の裏側という作品のテーマに注目するのには阻害要因になっています。

 そうやって見ると、芸能界のダークサイド、嘘と虚構を丁寧に見せて行く、つまり「偶像としてのアイドル」とか「アイドル物」の解体なのかな、と。そのためにアイの妊娠が必要だったのではないか?と思います。

 ただ、アイの妊娠の相手についてはサスペンスとして残っているのが上手いところで、それがストーリーの中心になりつつ展開しているのでアイについての物語も当然語られるでしょうし、そこは楽しみです。

 OPの「アイドル」の歌詞や小説「45510」を読めば、本作がアイドル=嘘を中心に語っているのが分かります。ただ、どこかで子供たちに残した言葉以外の愛が語られる気もします。
 それは廻りまわって、アイドルへ愛とアイドル肯定の物語になる可能性は感じます…が、現時点ではよくわかりません。今のところ裏側、虚像、アンチになっています。

 そして気になるのはタイトルの魚尾ですね。原稿用紙の真ん中の【 】っぽい記号です。何が言いたいんでしょう?夢オチ?それとも本作そのものが映画の中?とにかく虚構・フィクションの予感はあります。


 評価は4.0にしてましたが、4.2に変更です。ストーリーを3.5から4にあげます。途中で終わっているので完全な評価が出来ないのでちょっと減点があります。
 キャラは…まあ5しかないかなあと思いつつ、やっぱり星野アイが強烈すぎて、作品のバランスを崩したと言う点で4.5のままにしておきます。
 作画はやっぱり背景美術は気に入らないのですが、人物はいいです。3.5を4にします。
 音楽の5はやっぱりOPなんですけど、本作のOPってOPアニメの魅力が支えるところが大きいんですよね。音楽だけならそこまでバズったかわからない気がします。ただ、映像時代の音楽としてアニソンがなぜ売れるか?と言うとやはり映像そして「キャラ」「物語」とセットだから、というのはあると思います。




以下 1回目視聴時のレビューです。

テーマ・ストーリー・設定の構造を取り違えていたかも…

{netabare} 途中で断念しましたが、2期が来るということで結末だけは気になるので多分見ることになると思います。2期発表と同時に一応1期全話確認しました。

 本作については、原作を読んだ時点では、以下のような話だと思っていました。

 ストーリーは、星野アイというスーパーアイドルの殺された原因である恋愛あるいは性交の相手、その情報を犯人に漏らした相手を見つけ出す。
 テーマは「嘘と愛」であり、星野アイがどういう生き方をしてきたか、アクアが芸能界の追体験をすることで理解する。
 話の舞台・話を進めるためのエピソードとして、芸能界の虚構性つまり嘘の部分と、恋愛の部分つまり愛の部分を描く。
 こういう構造かと思っていました。


 ですが、改めて原作ではなくアニメを見て、ひょっとしたらですが見方を間違っていた?と思いました。

 ストーリーは、アクアがアイが生きていた芸能界に染まりつつ嘘と恋愛を知って行く。
 テーマは、各エピソードで芸能界の虚構と現実の部分を赤裸々に描く。
 舞台・設定は、星野アイというスーパーアイドルが殺された世界に転生した熱狂的なファンが星野アイ殺しの裏の事情を探って行く。

 つまり、私は星野アイの20年…あるいはプロファイリングによれば15歳の時に何があったかを追う。星野アイというアイドルの象徴的存在をアクアが知って行く。つまり、星野アイにとっての愛と嘘=アイドルとは何かを描いて行くのがメインの話かと思っていました。
 が、実際にこの作品が描きたいのは芸能界や各種クリエーターの虚構とか裏事情を特に作者は描きたいのかなあと思いました。

 
 当初、これだけ色んな形で子役、実写化、アイドル、ユーチューバー、恋愛ショーという形で、様々な見せ方をされている意味がわかりませんでした。ですので、話が引き延ばされて冗長だなあと感じました。 
 本作原作が段々つまらなくなってゆく…と私が思う原因が、一つは恋愛リアリテショーで星野アイの秘密に何も絡まないじゃん、と思った事が一つ。
 そして2期の冒頭からあるであろう、東京ブレイド多分「刀ラブ」の舞台が本当に演技の話ばっかりになるからです。このパートで私の心は原作から離れました。

 ですが、逆にこういう芸能界・SNS等の様々な形を丁寧に切り取られて見せられると「あれ?こっちがテーマで星野アイが舞台だった?」と思ったわけです。あまりに主義主張が激しいですよね。
 となった時に、私はあくまで物語の謎、星野アイというキャラクターに興味があるのであって、芸能界の裏側には興味はあまりありません。

 そして1話がちょっと色褪せます。あの話はほぼ「パーフェクトブルー」の焼き直しですが、換骨奪胎して一人のスーパーアイドルの人生を追う冒頭としてはものすごい物語だなあと感心していました。が、本当にこの調子で最後までいくならかなりがっかりです。


 で、まあ、それとは別に謎についての仕掛けですが、気になっているところです。

 星野アイが転生している可能性ってないんですかね?あるいは星野アイの相手が転生してないか。
 医者が死ぬ前に、アイは妊娠していたのに転生した矛盾って何かあるんでしょうか?タイムリープとかはないのか?
 星野アイを殺した犯人と医者を殺した犯人って本当に同一人物なの?そこに仕掛けはないの?
 瞳の星の意味は何かありそうですよね。アカネの瞳に宿った以上遺伝だけではなさそうです。

 それとタイトルの「推しの子」の手偏が切れて土偏みたいになっている理由。子のデザインももちろんです。「の」が瞳になっているのは分かります。強調のカッコである【】の意味は?そうではなくて【】の前後に線が入っていますので、カッコではなく原稿用紙の真ん中、魚尾(ぎょび)つまり創作物ということ?推しの子という存在自体が創作だと言うメタ的な仕掛け?


 本作OPは良いですよね。水星の魔女の1期といい内容を織り込んでいるのに好感がもてます。
 そして、アニメの作画は星野アイを初め、アイドル的な場面の作画は大したものだと思います。が、やっぱり背景美術とか、舞台以外の作画は止め画がかなり多いし、線の感じなども私はあまり好みではではありませんでした。

「断念」から「見終わった」になりますが、ストーリー・テーマは思っていたよりも深くないかも、などと思ってしまいました。改めて家に積んである8巻まで読んで、考えてみます。{/netabare}


 

以下 3話断念時のレビュー

{netabare}  断念です。原作8巻くらいまで読んでいるので、そことの違いがないのと、アニメならではの展開がないのを確認しました。OPもPVが公開されてます。

 断念の判断の理由なんですけど、1つ目がアイドル星野アイとはどういう人間だったか、というアウトラインを後からアクアが知って行くという話が大筋になるのかと思いますが、そこが弱いんですよね。つまり1話がピークでそこから2、3話とダダ下がりです。
 もちろん原作を知っているというのもあるんですけど、原作視点でも同じ感想です。結果的にアイドル恋愛もの…になってしまった気がします。(ひょっとしたらアクアが芸能界で生きて行く、恋愛をする(してみる)というアイの追体験を通じて何かを知る、感じるというのはあるかもしれませんけど)

 また、45510という小説が後付けで発表になったのは、つまりストーリーでそこを丁寧に追わないということでしょう。それは作品としては大きなマイナスポイントです。そここそが作品で一番見たい部分です。これをアクアが犯人を追う過程で知るべきでしょう。正直この小説が出たからアニメも漫画も断念する気になりました。

 2つ目が、原作のキャラデザというか絵の雰囲気が中途半端に再現されているアニメとしては見づらいです。しかも、その人物が完全に浮いてしまうような適当な背景美術をなんとかしてください。いくらなんでも適当すぎでしょう。アニメとして画面に魅力が無さすぎます。これも1話のアイが動くシーン以外はですけど。
「その着せ替え人形は恋をする」でもちょっと感じた感覚です。いわゆる狭義の作画はそんなに悪くない感じなんですけど、絵作りです。

 3つめがこのペースだと原作を追い越して結末まで描く気がないだろうと判断したからです。

 ということで、原作がもともとアイデアはものすごく良かったし1巻(アニメ1話)は最高に良かったのに、その後がついて行けていなかったのが最大の失敗でしょう。
 人気作なのでレビューもいっぱい出てくると思いますので、そちらを後で確認します。それと連載で結末が出たころに一気読みするかもしれません。あるいはアニメが原作に先だって、最後まで描き切るなら見直します。

 なお、OPフルコーラスの歌詞に「マリア」という単語が出てきました。マリアが妊娠するのは世界で一番有名な理由ですよね?ですので、そういう結末な気もします。むろんアイドル=偶像でイコンとしてのマリアかもしれませんが。
 あるいは歌詞から言って愛を知るためだけのお試しだったという気もします。興味が残るのはそれくらいですが、2話以降でそこが中心にならなかったのが残念です。

 評価は1話があるので比較的高いですが、アニメになるとトータルの作品で見たときいろんな部分がアンバランスで、見ていて気持ちが悪くなる作品でした。

 なお、原作未読の方は、そうはいっても途中までは普通に面白いのでアニメで見る意味はあると思います。{/netabare}




以下 1話のレビュー

1話 面白いのは知ってますが、長期連載の弊害もある作品かなあと。

{netabare}  最近ではめずらしく本屋で1巻の表紙でジャケ買い大人買いした作品です。本当に魅力的な表紙です。ですので、中身は当然知っています。

 感想は言い辛いです。現段階では原作でアニメの1話部分をもうちょっとじっくり見せて欲しかったということですね。つまりアイの深掘りですね。テーマ的にもドラマ的にもです。まあ、本当はこんな長期連載の予定ではなかったのだと思います。

 そして人気が出たことがちょっと悪い方に作用した作品かなあという気がしなくはありません。アニメ1話部分は本当に面白くて引き込まれました。人気は当然ですけど、こういう作品は終わりを決めて、7巻とかくらいで終わらせてほしかったなあ。そのほうが密度が濃くて結果的に名作になると思います。まあ、書評ではないので、これくらいにしますけど。

 それにしても、最近作画水準が高いアニメが多いせいか、こう止め画が多いとちょっと画面的に退屈ですね。1話くらいもっと動かしても良かった気がします。舞台のシーンは頑張ってましたけどね。

 横槍メンゴさんのカラー絵は本当に魅力的なので、そこの水準は無理にしても、もうちょっとなんとかしてほしいかなあ。

 感想として何が言いたいかというと、結末を原作者とアニメ制作陣で共有しているなら、ストーリーを圧縮して結末まで描いてほしいなあ、ということです。{/netabare}



追記1話は「パーフェクトブルー」に匹敵する素晴らしい出来でした。

{netabare} 追記 1話の出来の良さについて描くのを忘れていました。1話目は施設育ちで愛を知らない「アイ」が、愛していると嘘をついている。だから、自分の最愛の子供たちに愛していると言えなかった。そしてアイが愛していると言えるのは、どうなった時?という話です。

 現状でも相当素晴らしいのですが、正直言ってこの1話だけをブラッシュアップすれば今敏監督の「パーフェクトブルー」と比肩しうる作品になれたかなあと。特にアイというキャラの深掘りがあればなあという気がします。テーマ性は良いし、舞台設定、謎とストーリー展開もエンタメとして本当によくできていました。

 ファンタジー部分については、アイドルのピークで事件が起きないといけないこと、そして、赤ちゃんとしてアイが接しているうちに事件が起きないと、それを理解する自我が赤ちゃん側にないといけないので、こういう形のドラマを作れなかったと思いますので、必然性をちゃんと感じました。

 という感じで私の印象では1話がピークではありますが、そうはいってもその愛を知らないアイが誰の子供を作ったのか?という最大の謎がありますのでその点は目が離せません。

 で、1話目のEDで流れたYOASOBIの曲ですけど、この1話のテーマそのものを歌っていました。フルバージョンのPB付きがアップされていますが、この曲だけでも作品の1話を奇麗に1つのドラマとして歌いきっており、大変すばらしい曲になっています。
 これを1話だけの使用で2話以降曲を変えられたら、素晴らしい演出力だと思いますが、どうでしょうか?

 それと作画は再視聴すると思っていたよりもマシでした。ただ、アイが出ているパートとそれ以外の出来に差がありすぎる気もしました。{/netabare}

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 1289
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36

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よかった!

原作読んでたんでなんとなく見るの後回しにしていた、YouTubeとかでよく出てたんで作画と曲が良いのはわかっていたから安心して見れた

見終わってみると良く出来てるな〜と感心した
声優もいいし作画も崩れない、内容もまぁ読んでたんで全然問題ない

コミック読んでたときから、多分アニメ化するだろうなと思ってはいて、でも好きな漫画たし作画崩壊とか、声優が〜とかが嫌で後回しにしてたのかな?
実際見てみたらほんと良く仕上がってた、2期期待してます!

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 66
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9

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1クールでは判断が難しい

1クール11話

かぐや様の赤坂アカ先生関連作品ということもあり注目の作品だったかと思います。
1話目が80分というなかなか無いパターンでしたが、作り手側の強い思いを感じられる1話でした。
私が1話だけで評価するならば相当点数が高いです。

1クール見終わった評価としては面白いんですが、
完結してない状態で軸がストーリーに寄っているので評価しきれないです。

1話のまとまりがすごく良くて、2話以降からちょっとトーンダウンするような展開になっているのが気になりますが、続編が出れば必ず見る作品ではありました。

投稿 : 2023/11/03
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5

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

秘密と嘘と本当のこと

アニメーション制作:動画工房、
監督:平牧大輔、助監督:猫富ちゃお、
シリーズ構成・脚本:田中 仁、
キャラクターデザイン:平山寛菜、
総作画監督:平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季、
音楽:伊賀拓郎、原作:赤坂アカ×横槍メンゴ
(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

テレビアニメを放映時期に観るようになってから
最も豊作だったと感じた2023年春クール。
個人的には3本の指に入るのがこの作品。
放映前から原作組の期待値が高く、
初回は90分という異例の枠組みで、大きな話題を呼んだ。
そして、期待に違わず、最終回まで走り切った印象だった。

全体を考えてみると、1話を90分にした理由も納得。
いちばん視聴者に分かりやすい
シリーズ構成を吟味して、制作したのが見える。
ほかの作品のように話題作りのために
第1話を60分枠にするのとは違い、考え抜かれている。
というのも、1話とほかの回では、作品の方向性が大きく変化するからだ。
第1話は、アイを中心にしたミステリー仕立てとなっているが、
その後は、ルビーとアクアにスポットを当てつつ、
芸能界の裏事情をよりリアルに描くことがメインになっている。
もちろん、作品全体の構成はミステリーだろうが、
それ以外の部分でも十分に楽しめるように
仕上げているのは好感だった。

第1話は1本のアニメとしての完成度は高いが、
ある意味、普通の作り。
また、最近の私の視聴スタイルでは、犯人が誰かという部分に、
ほとんど興味が湧かないので、いわば第1話はひとつのお話として
完全に完結してしまっていたのだった。
ところが、2話以降のアクアとルビーが未来を切り拓いていく展開は、
芸能界という未知の世界に挑むそれぞれの想いが
しっかり感じ取られる話になっていて、とても面白かった。
全体を簡単にまとめてみると以下のように分けられる。

{netabare}1話:星野アイと推しの子
2話:ルビーのアイドルデビューへの一歩
3話~4話:アクアの漫画原作ドラマ出演
5話~8話:アクアの恋愛リアリティショー
9話~12話:B小町デビュー{/netabare}

どの話数を観ても、とても上手くまとめられていて、
何度も楽しめるほどよくできている。
そのひとつの要因は、有馬かなの存在だ。
1話から12話を俯瞰してみると、
いずれも彼女がとても重要な役割を果たし、
アクアに対する恋模様も含め、
絶妙な立ち位置をキープしていることが
面白さにつながっている。

序盤の顔芸や、押しに弱いチョロさ、
ツッコミ&解説役、仕事へのこだわり、恋する乙女心などなど
とても魅力的に描かれていて、内面の描写については、
アクアやルビーのふたり以上に繊細に表現されている。
それが、この作品の幅を大きく広げている要因のひとつ。
また、黒川あかねやMEMちょもキャラ像が
しっかりしており、今後も動向が楽しみだ。

全話を通した中でも特に好きだったのは、
漫画原作ドラマ編だった。
原作漫画のドラマ化は、現実でもほとんど成功例がないと
思えるほど難しい。

そもそも表現の都合上、漫画をドラマに置き換えるのは、
ハードルが高い上に、役者やスタッフの質に
大きく左右されてしまう。
漫画『今日は甘口で』における原作者の先生の失望と感動、
それに賭ける有馬かなの想い、アクアの自分の才能の限界に
気づいているからこそできる、見せ方のこだわりが、
上手く絡み合っていた。
絵の見せかたにも工夫が凝らされ、とても面白い話になっていた。
個人的にはアクアの演技論にかかわる部分は、
今後も膨らませて欲しい。

そして1期全体を通して素晴らしかったのは、
やはり1クールの構成が秀逸だったからだと感じる。
テーマは「秘密と嘘と本当のこと」とでも言うべきか。
私はこれまでアイドルのファンになったことがないし、
推しもいたことがないので、アイドルについての思いは
実感としては分からない。

想像するに、それはプロレスにおける
「ギミック」のようなものではないかと感じる。
私はプロレスにもそれほど詳しくないのだが、
友人のプロレスファンがプロレスを語るときに
やたらと「ギミック」という言葉を使っていたのを
今回のアニメを観ていて思い出した。
そいつは、懇々とプロレスの楽しみ方を語るときに
「ギミック」の理解について熱く説明してくれた。

昔のプロレスファンは、リング上のことを本当のことだと
思い込んでいた人がほとんどだった。
特にアントニオ猪木の時代に
プロレスをリアルで見ていた人は、そういう人も多かった。
ハルク・ホーガンのアックス・ボンバーで、
猪木が舌を出して失神したのを
全て本当のことだとほとんどの人が思っていたが、
それは後に、ギミックだったことが明らかになっている。
最近のプロレスファンであれば、
そういう出来事をリアルだと思っている人はまずいない。
つまり、リング上で演技をしていることを
全員が折り込み済みで楽しんでいるわけだ。
ベビーフェイスやヒールなど、
リング上で演じられるキャラクターがプロレスにはある。
「アングル」と呼ばれる、シナリオライターが書く筋書きがあって、
それに沿ってプロレスラーは演技をするのだ。
とは言え、そのなかにプロレスラーの「リアル」が
影響してくることがあり、
それを「ナチュラルアングル」と呼び、
観客は筋書きのなかのどこに「リアル」があるのかを
感じながら楽しむこともできるのである。

これは、アイドルと観客に対する関係性と
どこか似ている部分があるのではないだろうか。
1話でアイは、観客に嘘をつきながら笑顔を見せていたが、
あるときにルビーとアクアが観客席で
オタ芸を踊っているのを見て、
本心から「愛おしい」と思い、笑顔を見せる。
それが観客には、とても魅力的に映ったのだった。
それ以降、アイは本格的にブレイクすることになる。

そして、最終話。
{netabare}有馬かなは、自分とB小町をどこか俯瞰して演じていた。
ルビーとMEMちょを見て、彼女たちの魅力を
眩しく、羨ましく感じながら、自分には行き着けない場所だと
思い込んでいた。
そんなとき、観客席でアクアがオタ芸を踊っているのを目にする。
有馬かなは、アクアの滑稽さに吹き出しそうになりながら、
自分のアイドルに対する立ち位置は、
アクアに好きになってもらうために演じるのだと決意する。
その瞬間から、アイドル・有馬かなの本当の魅力を
観客に伝えることができるようになるのだった。{/netabare}
つまり、1話と最終話が完全につながり、
11話分でテーマがしっかり象られている。

アイドルをテーマにしたこの作品は、
少年少女がアイドル(俳優)という仕事に向き合うことの
核のようなものを伝えていると思う。
ミステリーや芸能界の裏事情をリアルに見せながら、
人間としての本質を描こうとしているのが好感だった。
{netabare}推しの子に転生するという、あり得ない展開のなかで、{/netabare}
それぞれの「リアル」を突き詰めようとしている。
「秘密と嘘」にどこで「本当」が絡み合ってくるのか。
2期ではどんな本質に迫ってくれるのかが楽しみだ。
(2023年10月29日初投稿)

投稿 : 2023/10/29
閲覧 : 291
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46

ネタバレ

Rye さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

アニメ勢だけどハードル上げすぎた?

まず、私は完全初見のアニメ勢ですが、このアニメを見る前に原作勢の方々があまりにも良いとか、1話絶対泣くとか言ってる意見が散見されたので、物語のあらすじがどんな感じなんだろう?と思い調べた結果、主人公が1話目で殺されるという事を知ってしまいネタバレをくらった状態で見たためか、1時間半最後まで見ても特になんら衝撃展開はなく、最後まで見終わった感想としては、ただただ主人公が可哀想で胸糞な展開だったなという気持ちにしかならず、全然涙も流れませんでした。
ここから、アクアくんの復讐劇が始まると更にこの先ドロドロしてくるのかなと思うし、正直見るのが辛いと言いますか、見るのを悩むなと思っています。
作画などは非常に良かったと思いますし、別に衝撃がなかったとはいえ退屈もしませんでした。
別に批判するつもりもないし、特にどこも悪いところは無かったのですが、そこまで持ち上げるほどの内容なのかな?というのが正直な感想です。
この先しっかりミステリーとして楽しめるのであればここから先の展開は楽しみですが、取り敢えず3話までは見ようかなと思っています。
あとこの作品の原作者さんは芸能界というか、アイドル界に対してご自身も何かこのようなことを経験されたのかな?というぐらいリアリティ溢れるドロドロさでした。
もし、そういう経験がないのであればかなりひねくれているなと思ってしまいました。

投稿 : 2023/10/25
閲覧 : 450
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8

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 インパクトという点では、90分という長尺である1話に尽きるかな。
 序盤のメインキャラでである星野 アイと雨宮 吾郎が秘密を共有する仲で、かつ雨宮がアイの
ファンということもあって、この二人のラブコメ展開になるのかと思いきや、アイの出産前に
雨宮は殺されてしまう。
 その雨宮が愛久愛海(以後、アクアと表記)としてアイの子供として転生したことで、不思議な
親子関係のコメディになるのかと思ったら、今度はアイが殺されてしまい、アイを死に
追いやった原因と目される父親探しに始まるアクアの復讐譚というシリアス展開で締め。
 この1話はストーリーの動きの激しさだけでなく、随所随所で心を揺さぶられることも
多かった。
 2話以降も復讐譚という骨子は残しつつも、話の主軸となるのはアクアの役者生活だったり、
瑠美衣(以後、ルビーと表記)の「B小町」だったりとどこへ進んでいくのか分からない展開。
 作品の方向性が分からないと不安を覚えたりする人もいるようだが、個人的にはどこへ
行くか分からないまま、作品に振り回されるのは結構好きだったりするので、こういった展開は
大歓迎。

 一番ウェイトが置かれていたアクアとルビーの芸能生活描写は実情に近いのかは分からないが、
見た感じは結構生々しく、そういう点では内幕もの的な面白さを感じる。
 ストーリー展開はシリアスなものだが、随所随所にコメディ要素が挟み込まれ、雰囲気自体は
あまり重くならないものになっている感じ。
 ストーリー自体は父親探し、「B小町」の今後、アクア・有馬 かな・黒川 あかねの
三角関係など、いずれも先行きは見えず、そういう点では始まったばかりの印象で、先が
楽しみである。
 作画がきれいなので、見ているだけでも楽しかったりする。

2023/10/21

投稿 : 2023/10/21
閲覧 : 76
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4

meimei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

1話→5話観終わった

ランクインしてたので観てみました。
アイドル系のアニメかと思ってましたが、だいぶ想像と違う展開になってきました。これから面白くなってきそうです。
キャラデザで目が星になってるのがマイナスポイントですね。
5話まで観てジャンルがわかりました。芸能界をマーケティング分析プラス復讐劇のアニメです。
アイドルオタ系だと思って敬遠してたかた全然違いますので安心して見てください。

投稿 : 2023/10/15
閲覧 : 76
サンキュー:

3

奥田太鳳 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:----

なんだこれは…

原作最初の方は読んだ。だから内容は知ってる。なのになんだこれ!すっげぇ引き込まれる!神作画なのは言うまでもなく、細かな演出一つ一つが心拍数を上げてくる!
YOASOBIの曲もすごくいい!世界観にベストマッチ!

ルビーの声は気になるけどね

投稿 : 2023/10/13
閲覧 : 131
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5

ネタバレ

お茶猫@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い

2023 4/13

1話

話が良くて普通に引き込まれた。wikiでネタバレ見てしまっていたけど、それでも面白かった。これからどうなっていくのか楽しみ。

投稿 : 2023/10/09
閲覧 : 103
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4

ネタバレ

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

追い求める者と、走り出す者の物語

{netabare}
原作は横槍メンゴの青年マンガ。
アイドル業界、あるいはテレビ業界の光と闇を描いたアニメです。

マンガ原作は未読ですが、横槍メンゴ作品は"クズの本懐"を読了済みです。
艶っぽすぎる高校生ライフを描いたクズの本懐のイメージがあったので、アイドル業界を描いた本作もドエロイことになっているに違いないと、勝手に悶々としていました。
アニメも、深夜枠で大人向けにやるのかと思いきや、まさかのOPにYOASOBIを起用、大々的に広告を打って売り出していたので、大丈夫かという思いがありました。
ただ、濡れ場が話題というわけでもなく、正当な意味で流行っているようなのでちょっと気になってしまい、そのうち読もうと思っていたマンガより先行してアニメを観てみました。

原作未読ですが連載時にストーリーだけは飛び飛びで追っていたので、私自身は一話目の展開に驚きはなかったです。
{netabare}転生もアイの死も意外にしっかり描かれていて、心残りと、どうしても伝えたいコトバが断末魔絞り出される度に、観ているこちらの胸も締め付けられるような苦しみを感じました。{/netabare}
{netabare}なぜ、一体どうして、を追いかけて真相を突き止めようとするアイの息子「アクア」と、母のバトンを握りしめてステージを目指す娘「ルビー」の物語です。{/netabare}
二人のそれぞれの想いと目的を縦軸に、非凡な才能を持つ人々が集まる芸能界という横の広がりを持ってストーリーは進みます。

原作との差異はわからないですが、アニメの中で、例えばマクラ営業や秘密クラブが登場するような展開はなかったです。
ショッキングなシーンはあり、序盤からダークなストーリー展開ではあるものの、未成年お断りでは無いですね。
大人な世界は垣間見えますがエッセンス程度で、基本的にテンポは良く、キャラクターも明るく元気で、みていて楽しい作品です。
テレビタレントのような人気商売とは切り離せないSNSに関する展開がリアリティーあるので、個人的にはむしろティーンに見てほしいような気もします。
昨今はだいぶネットの匿名性も剥がれてますが、それでも攻撃的な文章を書く人は書いてしまいますからね。

原作未完結ということもあって、最後は展開に大きな動きがあったところで終了となります。
二期の作成が確定しているので、楽しみに待ちたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 66
サンキュー:

9

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最小で最大の見せ方

内容が濃い。3.4話で描かれた各章は、骨太なストーリーを少ない話数で最小限の描写でキャラ達を最後の見せ場に持って行って、その最後の見せ場を最大級にドラマチックに見せ切って強烈なカタルシスを得らせてくれるという、とても上手い作りをしている作品だと思った
赤坂先生の演出の上手さは前作でもとても良く発揮させており、この演出力がこの作家の強みであると思う。長くなるので簡単に言えば「現代の価値観に添いつつ、見ている人が理想として思い描く様な展開を、そこに至るまでをちゃんと描いて辿り着くからこそ、その理想の展開になるのが当然に思える」かな
当たり前だけれど、読者や視聴者をストーリー展開に沿わせて乗ってくれる様に仕向けるって結構難しい。それをこの作品は最小限の見せ方でありながら最後には最大級にドラマチックに魅せてくれる為、良い風に印象に残る

前置きはコレくらいで本編の感想

昔ジャンプ+で配信され始めた頃に1話だけ読んだ事があり、有名作家二人の作品として最初から衝撃の展開だったけれど、その頃は単行本で集めるのが主流でいつか買うだろうと思いながら買わずにいつの間にかアニメ化して現在に至ると言った感じ
出オチ作品と嫌でも入って来た評判に、あの原作1話の衝撃の事だろうと思い込んで、転生後の子供時代の話をやっていくのだろうかと思ったら予想を遥かに越えた展開に1話で築き上げたとは思えないほど感情が動いて、一気にこの作品に引き込まれた

その後の配信ドラマ編は役者 芸能界という世界を見せて重曹ちゃんの成長とアクアのキャラを見せてくれるちゃんとした作りの話で、リアルだけれどエンタメ作品として面白いし、誰かを悪役に仕立ててそれをドーンと主人公が解決するという訳ではなく良い落とし所を上手く見つけて上手く丸め込むという、力量に合った主人公ながらしっかりと魅せる所で決めて魅力を見せてくれる本当にちゃんとした作り

そして話題になった恋愛リアリティ編。6話の演出は凄まじく、一気に落ちていく様を凄い色彩と演出で引き込んでくれてそれに声も合わさって、1話を“見切った”という感覚が凄いあった。ネットに渦巻く様々な意見の集合という制御不能の化け物。それを敵として他にノイズになる様な要素を入れず直球でそのテーマを見せてくれて、それでいてそのネットの問題というものを理解して作っていながら逃げてないこれまた上手い落とし所を作ってくれていた。それこそTwitterで何億回も見たような誇張された展開の四コマみたいな風刺一辺倒じゃない、この現象は無数の人間が無意識的に発生させて止められないものだから向き合っていかなければならない問題という現実的な面も見せてくれてリアリティがあって、これもまた良い落とし所で終わらせてくれた

ユキは結果的には良い人側で、あの傷つけられた場面で少し狙った部分はあったけれどあかねの味方であった。6話放送時点では前話からのあざといキャラで、悪女系に見せかける様な演出もあったけれど、そもそもまぁこの作者的にもやはり描くべきは有象無象のご意見によって傷つけられていく人間や、それを切り取るマスコミへの痛烈な物であるというのは見て取れるだろうけれど、それを演出するにあたって、仮にユキという悪女の敵を作ったら、そっちにヘイトが向くのは当たり前であるし、本来意図していた物とは違う見られ方になるのは当たり前。そういった上でユキはそういうキャラだと思えないという演出上の目線からでの見方をしている人が意外と少なかったというのに驚いた話

そして最後のルビーのアイドル編。それぞれのキャラが元々力量があるというのを見せているからテンポも良くて、そして少しの戸惑いや不安もルビーの圧倒的主人公アイドル力で立たせて生かしているという、今まで見せてきたキャラの特徴を良い様に使いながらメンバーを見せてくれて、とても見やすいし面白い
一応初ライブ成功ではあるが、割と重曹フォーカスになってそれぞれがアイドルとしてどれだけか、特にMEMちょが分からなかったのは残念かな。2期ありきなんだろうけど、またアクアメインでB小町はあまり描かれなさそう

そして超話題になったYOASOBIの『アイドル』
まぁ凄い勢いでチャート独占、世界市場でも勢いのある邦楽にとっての快挙を成し遂げている凄まじい曲。アニメタイアップとして小説より書き起こされたその作品の世界観を最大限に理解して綴られ作られているし、耳に残るフレーズ、出だしから掴んできた後に入るイントロをキャッチーなメロディーにして、その勢いで入るAに味のある色々な埋め込み音で音の圧が凄いし、そして入るサビもボーカルアップの聴き入る構成で90秒間の間にコレでもかと詰め込まれた音楽に圧倒される
フルでも、ミクスチャーされたAメロから一転、時流に合った同リズム テンポでの歌詞の進行という『怪物』で見たようなYOASOBIお馴染みになってきているパートもコレまた楽しい
ラスサビが割と盛り上がらなかったのは、所謂アイドルソング(作品時代的にも十数年前位の)を模したのだろうか。まぁ埋め込み音で作ってる以上そういう訳でもないのか

最後にこの作品について自分が注目した点を概要から色々語っていきたい

自分は『かぐや様〜』は3期で実在する大学名出して目指し始めてから冷めてしまったのだけれど、作者は結構現代 特にネットユーザーとして、現代の事象などに対して俯瞰的に自身の思考を持ち、「勢い 話題性 その上である程度しっかりとした話と設定がある」という現代のニーズや求められるクオリティを分析して作り上げるある意味一番現代に合った作家とも言える
1話のアイ死亡シーンですら「ドアチェーン知らなかった」なんて説明セリフを吐かせてツッコミをさせない作りをしているのも実に赤坂アカ

制作会社の動画工房。19年以降ヒット作にも見舞われず制作力が落ちて評判が右肩に下がっていく中で発表された今企画。蓋を開けてみれば19年以降の作品でも作画は問題なかった中から集められた、社内でも優秀なアニメーター達が総力を挙げて制作した故の出来だった
特に良かったのが塗りで、色がキャラ絵の線をはみ出るくらいに塗られてその上でキラキラエフェクトも付けられて原作絵っぽくなって、普通のアニメ絵の少し薄い単調な塗りではなくて、原色と影のブラシでしっかりと塗られてて画面が凄く豪華に感じられた。これも大きな成功の要因の一つではないだろうか

色んな意味でとても話題になった、春アニメ 2023年アニメ代表としてまた集英社 ジャンプに新しい超特大の柱を建てる事に成功したアニメとして今後の展開にも期待です

投稿 : 2023/09/28
閲覧 : 89
サンキュー:

11

ネタバレ

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

印象度:94

原作漫画未読です。
想像していたのとまったく違う作品でした。

アイドルヲタ等の超限定層向けの、
アイドルユニットを主人公とした
アイドルの成長・育成物語か何かだと思っていたのですが・・・

{netabare}ストーカーに殺害されたアイドルの隠し子の双子(兄妹)が主人公で、
兄による正体不明の父親(芸能関係者)の捜索・復讐?劇、
妹による憧れの母をめざしたアイドル奮闘記、
これらを巧みに絡めて、{/netabare}
芸能界の裏側と、そこに渦巻く人間模様を見せていくという大作ドラマでした。

前世の記憶を持ったままの輪廻転生という超常現象を持ち込んだことで、
キャラクターの深みとともに、主人公の能力の高さや、行動の動機が、
無理なくスピーディーに得られていて、上手くやったものだなと。

芸能界の裏側事情、芸能を取り巻く社会問題など、
興味深いトピックが混ぜ込まれていて、
多彩なキャラクターがそれぞれ、
特徴と役割をもって無駄なく流れるように機能していて、
飽きることがまったくなく、穴が見当たりませんでしたね。感服です。


オープニングテーマは、
作品を見る前から話題になっていて、動画のBGMとしてよく耳にしていましたが、
なんとなく聞き覚えがあるようなボーカロイド良曲の詰め合わせという感じで、
器用によくできているけれど、あまり新しさは感じないし、
アイドルユニット向けど真ん中でもないし、
評価されているのが、あまりピンとこなかったんですよね。
作品を見た後となっては、この複雑な作品のオープニングとして、
合っているなと思いました。

エンディングテーマは、
各話の終盤シーンに重なるようにイントロが挿入され、
各話のタイトルが大写しになる演出が印象的です。
このフォーマットは「写真で一言」的なギャグの型として何にでも応用がきくために、
MAD動画で乱用され過ぎているようですね。
イントロこそキャッチ―ですが、狂気、優しさを含み大きく変化する曲調が、
アニメーションと符合していて素晴らしいと思いました。

投稿 : 2023/09/28
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サンキュー:

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【推しの子】のストーリー・あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。(TVアニメ動画『【推しの子】』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ
主題歌
OP:「アイドル」YOASOBI
ED:「メフィスト」女王蜂

声優・キャラクター

アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ

スタッフ

原作:赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:平牧大輔
助監督:猫富ちゃお
シリーズ構成・脚本:田中 仁
キャラクターデザイン:平山寛菜
サブキャラクターデザイン:澤井 駿
総作画監督:平山寛菜 吉川真帆 渥美智也 松元美季
メインアニメーター:納武史 沢田犬二 早川麻美 横山穂乃花 水野公彰 室賀彩花
美術監督:宇佐美哲也(スタジオイースター)
美術設定:水本浩太(スタジオイースター)
色彩設計:石黒けい
撮影監督:桒野貴文
編集:坪根健太郎
音楽:伊賀拓郎
音響監督:高寺たけし
音響効果:川田清貴
アニメーション制作:動画工房

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