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「やがて君になる(TVアニメ動画)」

総合得点
82.1
感想・評価
679
棚に入れた
2497
ランキング
378
★★★★☆ 3.8 (679)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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やがて君になるの感想・評価はどうでしたか?

nemuri さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

1話で断念。続きが気にならなかった。わかりやすい展開なのがおもしろいと思えなかった。

投稿 : 2019/03/05
閲覧 : 281
サンキュー:

1

だんだだん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい心象描写の世界

女子高生イチャイチャ物語、と思った冒頭、
中盤からの人間関係・各人の心象描写にすっかりハマりました。
最終13話、上手なまとめ方だと思いますよ。
正直、無理に完結させられるよりはずっとマシ。

もう少し、男性キャラが立ってくるといいなぁ、とか、
どうでもいいシーンでの人物作画が酷い崩れようだなぁ、とか、
ツッコミどころはいくつかあるのですが、
作品全体としてのバランスは良好。

投稿 : 2019/02/28
閲覧 : 275
サンキュー:

4

ネタバレ

Tom さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まさかの

【2018.11.10 22:24】
百合物。抱かれたい男一位、メイド、これをまとめて見たので、今期どうなってんだ?!?!ってなりながら見てたw
まだ3話か4話くらいまでしか観てない。
面白くなって欲しい。期待。


【最終】
少し踏み込む副会長。
強ばりながら答える会長。
あなたが見ていたそれも一部よと。素晴らしいです副会長。
切ねえ。

会長、危ういなー。電車に飛び込みそうな演出やばし。

先生とカフェのオーナーの感じいいなあ。
性別どっちとかじゃなく、今はあなたと付き合ってる訳で~みたいな。
可愛いよ先生。

「きょうだい」や「親」って本当にでかいすよね…。
幼い子供からすると、親に見捨てられると動物的にいうと、死を意味するわけで。
きょうだいは、ある意味、ライバルで、ある意味、敵で…。
生き残る為に必死な、生存競争というか、そういう世界ですよね。
家族って。
大きくなってみると、きょうだいは、鏡になったりして。




最後の電車で起こす為に、という体で手に触れ声をかけるユウ。

どうなるんでしょうねえ。

投稿 : 2019/02/27
閲覧 : 298
サンキュー:

3

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外過ぎる最終話は賛否両論です^^;

原作未読 全13話

あらすじ
好きと言う感情が分からない女子高生と完璧を目指す女子高生のお話し


では感想を

書きたい事がまとまらないのでとりあえずこっちから


作画は背景画は凄かったです。
でもキャラデザがは個人的にはハマらず

声優さんは可もなく不可もなく
皆さん、凄く上手なんですけど、個人的に何かが引っかかっていますwww

音楽は優しい感じがとても作風に合ってよかったです
ただDLはしませんwww

キャラは日常系なので普通。
個性も出てましたよ


さて本題
うん、まあ、とりあえず言いたい事は「続き、はよ」ですかねwww

このアニメの最終話には賛否両論がありました。
私は否定派になるのかな?

確かに綺麗に終わっていたとは思います。
でも、それ以上に(続き~!)って思いが強いです。

まあ原作がまだ未完結らしいのでこの最終回もありなのかなと・・・

これ以上は言いません。
まだ視聴していない人はご自分の目で確認してください。


確かに見た目は百合アニメです
が、個人的にはそんな感じでアニメ視聴は出来なかったです^^;

このアニメのテーマは2つあると思いました。
(好きと言う感情)(自分らしさ)

人には(好き)って感情があります
それは愛情だったり、友情だったり、尊敬だったり

色んな好きって感情が出ています。
それこそ同性って事は置いておいて、(人間性が好き)って事だったり

深く読み取れば読み取るほど面白く思えるアニメだと思いますよ^^


そして自分らしさ
多かれ少なかれ、日常で生活していると演技している自分がどなたでもあると思います。

友達によって自分の雰囲気を変えたり、上司などで態度を変えたりと。
(それも自分)と思えるかどうか何ですけどね。

このアニメみを視聴して、自分らしさって言うものを見つめ返すのもありだと思いました。
私は色々と見つめ返しましたが^^

正解なんてないと思いますけどね。
でも、いろんな事を見つめ直せると思います。

色々と深いアニメなので(百合系、駄目、絶対!)とか思わずに、1度視聴見てください。


では最後に一言
絶望した~!作品としては良いのに百合アニメとしてはイマイチな事に絶望した~!
好きって感情の表現が少ないからイマイチになるんですよ!
キスぐらいならそれなりに深い友達なら冗談で出来ちゃいますよ!
舌も絡ますシーン!あれは愛情じゃなくて欲情ですよ!
Likeの感情じゃなくLoveの感情の表現をしてください~!
(まあ、いっか)でキスをするアニメに絶望した~!

投稿 : 2019/02/23
閲覧 : 758
サンキュー:

25

ネタバレ

Yas さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/02/20
閲覧 : 261
サンキュー:

1

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗な終わり方

自分が耐えられる範囲の百合アニメで、メインがそこじゃないので最後までちゃんと観ることが出来た。

たまたま女の子同士だっただけで、いつどんな時に人は恋に落ちるか分からない、相手に何を求めるかも様々で、どうなりたいかも不安定。

そんなふわふわしたお話だけど、毎話気になるし少し切なくなる良いストーリーだった。

原作未完なので、この先も是非最後までアニメ化してほしい良作。

投稿 : 2019/02/15
閲覧 : 252
サンキュー:

6

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私は私ではない

【視聴きっかけ】
去年実は視聴していなかったこともあり、
見ようと思っていた作品でしたが
全然視聴もしないで終わってしまった。

そろそろ見ても良い頃というか
少しまた自分が好きになれる作品を見たいと
思い視聴を決めました。

【良い点】
何だろうこの感覚、今までにはない
百合の恋愛でここまで凄く出来るのかと思う
脚本はまたしても花田さんですね。
最近視聴しているものは花田さんのばかりの
ような感じもしている。

花田さんが担当している作品はほぼ当たりの
作品の予感しかしていないです。
これからも頑張って頂きたい。

今では百合アニメなんて少しずつ増加傾向に
あるようにも感じますが、
まだまだ発展途上のジャンルとも言えるでしょう。

私はこの作品が百合系のアニメを
大きく引っ張ってくれる作品だと認識しました。

主人公は、なんというか
「ユーフォニアムの久美子ちゃんみたいだ」と感じた。
友達思いだけど、なんか少し冷たくて、
でもそれでも一応ついて来て見るものの
少しよそよそしく、安全なところへ隠れているような
存在に近い感じがしました。

そう愛の物語だからこそ、人間の弱さを描ける。
そこは一番大きなところでもあります。

【悪い点】
今回は全然見当たらない感じがします。
ストーリー展開の感じもよく、不満は特にない。
でも、再視聴をしたいというとそうでもない
印象が出てくる。
もう一度見たいアニメとはなりにくいオーラがする。
初見が一番大切なアニメなのだと認識しています。

1話 - 7話
ストーリー展開がかなり良好で良い感じです。
いろいろと人が世界にはいるんですね
みんなから思われている自分と本当の自分を
包み隠さず言えればどんなに楽な人生なのだろうか
結構考えさせられるアニメとも言える

8話 - 13話
物語の展開が後半でも素晴らしいストーリーで
見ていて飽きません。
姉のために劇をやるのはいいけど、
理由が子供っぽいから好き。

13話の視聴で少し展開が好みではありませんでした。
というよりは、もう少し先のことがあって
劇が終わってからの燈子と侑の関係がどうなるのが
気になる。
燈子は劇が終わってからの自分自身の存在に悩んでいました。
しかし、13話はデートっぽくなってしまって終わってしまった。
文化祭の劇はアニメでしっかりと見たかったです。
原作を買って下さいという解釈でいいのかな。
13話の作中で侑が劇のタイトルを決めた
タイトルは絶対に「やがて君になる」だと思っていた私。
13話以外は好きでしたが、最終回って難しいですね。

また、燈子は姉のために劇をやって姉になりたいと言っていた。
これはまるで【H2Oの{netabare}ほたるちゃんの逆の展開のようだった{/netabare}】
燈子は自分自身の存在が自体がなくなるというか
失うというか、自分のことが嫌いだからこそこうなった。

このアニメを見てから人格って本当に
それぞれあっていろんな人が関わっているからこそ
人格というのは曖昧な形である。
性格という言葉もあるが、
それはいろんな人が思うその人の人格の特徴が
共通しているから、それは真の性格だと認識をするのだろうか?


恋愛って本当にどんなものなのだろうか?
私は全然興味があるわけではない。
2次元だろうが、3次元だろうが別にどちらでも良い
だが、そのような感情になるとドキドキとした
気持ちになれるのだろうか?と思ってしまった。
まさに今回でいう侑みたいに。

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 380
サンキュー:

23

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

予想外のホラー

女の子同士の恋愛をテーマにした作品。

少し前のレズアニメ『citrus』の、生々しいえっちシーンがちょっと無理だったので、
このアニメもそういう方向性だったら、いつでもぶった切る構えをとりながら視聴し始めたのだが、
これがかなり面白かった。

登場人物たちの行動が、尽く視聴者の予想を裏切ってくるので、観ていて退屈しないんですよね。演出も上手かったんだと思う。

さすがに、生徒会劇をやらないでアニメが終わったのはズッコケたけど、原作がまだ完結していないのなら仕方ないね。


最後に、作品名『やがて君になる』の意味について色々考えてみたんですが、
アニメ内の不穏な雰囲気からして、これ、{netabare}侑が燈子先輩のことを好きになってしまったせいで、

【(燈子の気持ちが、侑から)沙弥香へ移る】
→【やがて君[沙弥香]になる】{/netabare}

…って結末とか、全然ありえるんじゃね? とか思った。さすがにないか(笑)


↓[追記]
{netabare}ないね(笑)
これアレか。単に、

【燈子が(お姉ちゃんの柵から解かれて)燈子自身になる】

ってことか。ちゃんとそう演出されてるじゃん!
時期が経ちすぎて変な解釈しちゃったけど、たぶん当時の私もちゃんと理解していたと思いますよ。{/netabare}

投稿 : 2019/02/10
閲覧 : 459

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合要素抜けば最高だったかも。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:こ、これは百合百合しい?そうだとちょっと敬遠しちゃう。
期待度:★★★

これはもう趣味趣向の問題だと思うんだけど、ガチの百合ってどうしてもだめ。
気持ち悪い。
それさえなければ凄く良かったと思うんだけどなぁ。
作画も最後までよかったし、ドラマとしての見せ方も良かった。
百合がなぁ。。。

ホモよりはましだけど。

投稿 : 2019/02/08
閲覧 : 351
サンキュー:

29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今のところとても面白いです。(顔がめっちゃ芝居する!)→第7話補完作品『やがて君になる 佐伯沙弥香について』(電撃文庫)絶賛発売中! BDにはスタッフコメンタリーも!

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
現在2話目まで視聴済みです。

原作マンガはかなり有名作品だと思うのですが、未読だったのでアニメ放送開始前からとても気になっていたタイトルです。

大正時代にはやった(生まれてないから本当にはやったのかは知らん(笑))らしい「エス」(女学生同士の恋愛物)とかの継承者的な路線ですかね。40年以上前から少女漫画とかでは連綿と続く系譜の一つですよね。男性向けの深夜アニメのメインストリームからは外れた作品だと思うので爆発的には人気は出ないと思われます。

私としてはけっこう好みかも。キャラクターデザインも、わりと好きな方です。男性も出てくるのは今風なのかな?

気に入ったので推さないとと思って評価は仮に付けましたが、途中で変更すると思いますので悪しからず。
== [ここまで。] ==

2018.10.26追記:
生徒会選挙での演説前の一幕、最高でした。

後輩なのにメンタル強な侑の強キャラ感はめっちゃ好みです。侑のお姉さんもなかなか良いですね。

表情の作画、情報量が多くて凄く良いです。原作も良いのでしょうが、今のところどストライクで好みです!

2018.10.27追記:
第4話目まで視聴完了。煽りキャラの存在で話が動いてきましたね。原作未読だけど、とりあえず見つかった脚本のキャスト表が伏線だというのはわかりました。

2018.11.3追記:
第4話からの勢いで原作既刊分の単行本を全巻読破したところで、第5話を視聴終了。

原作を忠実になぞっているようで第3話の生徒会長選挙の演説が実はアニメで補足されていることがわかったりとか。実は花田先生が目立たず良い仕事をしている…?

第5話については、原作にもあるエピソードですけど怜ちゃん(侑のお姉さん)GJ(笑)!

2018.11.10追記:
第6話を視聴終了。ストーリー展開は原作にほぼ忠実ながらもオリジナルなシーンがけっこう入っていたような。

例の川での飛び石のシーンも含めて、監督・演出・脚本みんな良い仕事してますね!

2018.11.17追記:
第7話まで視聴終了。ここまでただの脇役と目されていた箱崎先生がストーリーに参加してくるエピソードが、ついにアニメでも放送でした!

なお、本エピソードで触れられた佐伯沙弥香と先輩の中学生時代のエピソード詳細を含む『やがて君になる 佐伯沙弥香について』が11/10に電撃文庫より刊行されております。

原作漫画『やがて君になる』のスピンオフ作品という触れ込みで、歪んだ女性キャラを書くことでは定評のある(?)、入間人間(いるまひとま)先生によるノベライズとなっています。

原作未読でもアニメ第7話まで観ていれば特にそれ以降のエピソードに関するネタばれ要素はありませんので、佐伯先輩に興味を持たれた方は是非お読みになることをお薦めします!

2018.12.29追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。原作コミックス5巻の4割くらいを消費して、エピローグ的に今後の展開を期待させる映像での締めでした。(← 悪く言えば「おれたた」END(笑))

結局原作の各話サブタイトルはそのまま残されて、特に特定の回が跳ばされることなくアニメ化されるという『3月のライオン』に近い形でのアニメ化となりました。この構成で原作がまだ続いているので最終回をどうまとめるかはかなり大変だったかと思いますが、シリーズ構成・脚本の花田先生、お疲れさまでした。

そんな中、劇中劇の内容を練習という形で少し先取る形で見せて、アクロバティックに話をまとめてしまいました。このアニメの制作スタッフの恐るべき底力!

脚本だけではなく演出もハイレベルな作品でした。

2019.2.4追記:
12/21にBD 1巻、1/30に2巻が発売されました。

BDの初回特典として付くブックレットには対談形式のキャストインタビューが収録されており、他にコンテ各1話分が付きます。そして毎回特典ですがスタッフコメンタリーが付くのですが、これが1、2巻とも素晴らしいです。

1巻:
キャストインタビュー: 高田憂希・寿美菜子
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・仲谷鳰(原作者)
コンテ: 3話

2巻:
キャストインタビュー: 寿美菜子・茅野愛衣
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子・市川太一
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・あおきえい(第6話コンテ)
コンテ: 6話

特に演出関連のスタッフコメンタリーが大好物な私としては、アニメ化のレベルの高さにふさわしいパッケージでBD 1巻、2巻ともに大満足。以降のBD 3巻、4巻も楽しみです!

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 1288
サンキュー:

82

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「気が付けば息もできない」

原作コミックは未読。

物語の都合で仕方なく作画や映像をあてがった作品と、
一コマ一コマの構図に意志を込めて伝えて来る作品は、
ひと目見れば何となく判別できる物ですが、
本作の場合は衝撃的なくらい後者でした。

特に“カメラワーク”が素晴らしいと思いました。
画面のどこに人物を配置するのか。
人物を足下から上へ映していくのか。頭から下へ映していくのか。
それぞれに二人の距離感など、特定の状況や心理を強調する映像効果があって、
本作は間違いなくそれを狙って、執拗に投げかけて来ます。

そこで敢えて指の動きを映すのか?足の動きを追うのか?
当惑や動揺、昂ぶりは表情よりもむしろ手元や足下に顕著に表れる。
当事者である登場人物たちですらも知らない秘密を覗き見するようなアングルが
堪らなくプレミアムで、アブなくて、エロくてw作品世界にどんどん吸い寄せられます。

単純な相思相愛が必ずしも最良な関係とは限らない。好きと言う気持ちの奥深さ。
繊細な心理描写が光るとの評判を耳にして、期待しての視聴でしたが、
冒頭から良い意味での圧力を感じるレベルの鑑賞になるとは嬉しい誤算でした。

そこで路上のミラーに映る二人を見せるのか?
世界の中に確かに存在する二人の気持ちを強調する演出も多彩。
人を想う気持ちが、世界の全てと同格になる。
特別な想いに、自然現象等を巻き込む定番の純文学的な演出も、
この次元で体感すると格別です。

私が一番シビれたのは揺れる心や転換する状況と共に波紋を生じるコーヒーカップ。
この世界のカップは第六感で恋愛波動を察知する感覚器か何かなのでしょうか。

映像、演出に関しては一話にして既に私はメロメロで、ほぼ呼吸するのを忘れかけましたw
一体、作者やスタッフたちは何を考えているのだろう。そう思うとニヤニヤが止まりません。
決して大量の作画枚数を費やさなくても、映像の見せ方で表現できるものがまだまだある。

改めて漫画やアニメ、映像作品に惚れ直すことができる。
例えストーリー、設定等が趣味に合わなくても本作の演出には一見の価値があると思います。


あと、言い忘れていましたが、本作は百合アニメになります。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 713
サンキュー:

62

ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私の事を絶対好きにならない君が好き

NETFLIX視聴。ほぼリアルタイム。

なんとなくで見始めたんだけど、百合という点を抜きにしてもなかなかちょっと変な恋愛ものだった。
好きになる、って感覚がわからないっていう主人公の事が、とっても好きっていう。
好きでもない相手から向けられる好意ってのは時に不快でもあるけど、それが憎からぬ相手からのものであれば、応えたいと思うのも普通の感覚だとも思うんだけど、このケースにおいてはそれは禁忌で。
ていうか自分に向けられる好意に冷める人間が3人もいるのおかしいよね。
特に傍観者君とかなかなかにキテるなーと思う。
神視点的な感じなの結構やなやつだよ。。

割といいとこで終わってしまうので、原作気になる。

投稿 : 2019/02/04
閲覧 : 259
サンキュー:

8

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意-メイン3人とも共感できず

仲谷鳰作の漫画

<主要登場人物>
・小糸 侑(こいと ゆう)高校1年生:高田憂希
・七海 燈子(ななみ とうこ)高校2年生:寿美菜子
・佐伯 沙弥香(さえき さやか)燈子のクラスメート:茅野愛衣

燈子は「自分の事が嫌いなため自分に好意を寄せる人を好きになれない」
ある日生徒会に手伝いに来てくれた後輩の侑が
「誰のことも特別に思えない」と言ってるのを聞き侑を好きになる
「私は好きだけど、侑は私を好きにならないでいい」と言われ
燈子が自分に言葉や態度で気持ちを伝えることを受け入れる

燈子は生徒会長で入学時から成績はトップ、容姿も抜群で完璧に見えたが
それは亡くなった大好きだった姉の姿をなぞってるだけで
本当は気の小さい気弱な女性だった
燈子は自分の本当の姿を受け入れてくれる侑を大切な存在だと思うし
侑は姉の真似ではなく本来の自分のまま生きてほしいと願う

文化祭で生徒会が創作劇をすることになり
市民劇団に入ってて燈子の姉を知る生徒会OBが指導に来てくれるのだが
「君と姉は似ていない」と言われてしまう
OBの記憶の中の姉は皆に好かれてはいたが
生徒会の仕事を他人にやらせたり夏休みの宿題を手伝ってもらうような人で
完璧な人ではなかった
姉のようになりたくて努力してきた燈子は戸惑う
さらに文化祭での演劇は姉が果たせなかったことを叶えるためだったのだが
文化祭が終われば目標となる姉の人生がないためさらに今後の生き方を迷う
侑はお芝居のセリフにのせて今の自分を見つけてほしいと伝えるが燈子に伝わるのか。。。



私は事前にストーリーや評判を確認せずにアニメを観るのですが
昨年(18年)一番面白かったアニメ
「抱かれたい男1位に脅されています。」と
同時期放映・同じような題材ということで並べて語られることがあり百合ということと
評判が良いことは知っていたので楽しみに視聴したのですが
ここまで中身のないアニメだとは思わなかったです
多分、イベントやトラブル等でストーリーを盛り上げるより彼女たちの普通の日常を描きたかったのでしょう
そのためか木漏れ日や水族館など細かい描写やアングルが丁寧に描かれていて彼女たちが内面に抱えるどんよりとしたものと比べて日常は色にあふれキラキラしていました


女性同士のキスシーンは気持ち悪いですね
(「だかいち」の男性からの評判が悪い理由がわかりました(笑))
特に侑は好きでもない同性にキスされて表情ひとつ変えないのは
優しい子というより流されやすい子に見えました
1話で男子に告白され悩むシーンがありましたが彼が強引に押したら
付き合うことになって燈子にそうしたように彼にも気持ちを寄せたのではないかと思います
つまり侑にとって燈子でなければいけない理由が解らなかったです

創作劇の題が「やがて君になる」だと思っていたので
えっ!って思ったの私だけ?

侑の同級生でバスケ部の先輩を好きな日向朱里(寺崎裕香)に救われました

19.1.29

投稿 : 2019/01/31
閲覧 : 338
サンキュー:

6

pin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ちょー退屈だった…

なんかつかみどころが、まったくわからない。
中途半端で終わった感があるし。。

投稿 : 2019/01/30
閲覧 : 299
サンキュー:

4

ネタバレ

イヌイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百合でここまで引き込まれるとは。

本当に時間がなくやっと2話見終わり。
普通に(/▽\)♪(/▽\)♪で30分終わりかと思いきや
百合でここまで夢中になるとは思いませんでした。
まあ、まだ2話までしか見ていないので評価は変わるかも知れませんが良かったです。
追記
やっと全話見終わりました。
今までの百合のなかで個人的には1番かもしれません。
好きという感覚が分からない主人公(1年生徒役員)と、その主人公に恋した周りから頼れる生徒会長。(先輩)
話が進むにつれて揺れ動く2人を見ていくうちにどんどん引き込まれていきました。
本当にこのアニメを見て良かったと思いました。
続編を期待したいです。
コメントを見て下さりありがとうございます。

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 308
サンキュー:

16

ei さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

君に

時間と共に刻まれていく彼女達の心情を描いている作品
目の輝き視線の動き、眺めているだけでも彼女たちの心情をつかみやすい
彼女たちの感情を丁寧に扱っているのでワンシーンどこを切り取っても楽しむことができました。
ただ表情から読み取れる情報が少なかったと思います。
仮面を被ったような変わることのない表情、内面を隠すように、自分の思いを突き通すために、隠してしまった自分の気持ちにすら気づかない、それらが表情として表現されていたと思います。
細かいところにも目を通すと楽しいです。


一方であくまで百合 女性同士の絡みを入れるために作られたであろう作品だと強く感じました。お決まりの展開をいくつも広げていてそのシーンは思わず笑ってしまう 浮いている、溶け込んでいないと個人的感じたのであまり好きではなかった。



物語は未完結で最終回を終える
それは彼女達の心を表したような
不完全なままこれからも続いていく 
やがて君になる 一人の人間に

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 270
サンキュー:

6

ネタバレ

みかしえる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一話切りは勿体ない

素晴らしい作品。
ただし最序盤は微妙だと思う。
実際私の場合、一話の前半で一度視聴をやめてしまっていた。全話配信されてから改めて見始めてハマってしまい睡眠時間が削れた。
まだ視聴していない方や一話で断念した方々にはもう数話見てみて欲しいなと思う。

特に好きなところ
{netabare}
・小糸が可愛い。天使
・五話と九話のイチャイチャシーンでニヤニヤが止まらない

・二人の関係に外野が介入しないのが良い
佐伯や槙を使って二人の関係を拗らせる展開にならなくて良かった。あくまでも二人が互いを知ることで関係が深まっていくところが素晴らしい。
{/netabare}

一話の取っ付きにくさについて
{netabare}
・白馬の王子さまと村娘のような構図
特に透子は典型的生徒会長キャラのようである。ここで視聴者をミスリードして、その後の展開に意外性を作るのが目的と思われる。

・告白の彼に不誠実に写ってしまう
小糸は中学時代彼に対して実際好意があって、それを隠していたわけでもないのだから、彼が勘違いするのは当然。そんな相手に対して小糸の対応は不誠実に見えてしまう。
しかも彼には「ありがとう」なんて言わせてしまっている。都合よすぎる。
この件以外の小糸ちゃんはマジ天使だけどね。
{/netabare}

こういう百合作品増えてほしいなぁと思います。

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 191
サンキュー:

5

ポテ☆とと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合じゃない百合アニメ

今までの百合アニメとは違う感じ
何度か見直すれば、色んな表情が見えてきそう!

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 237
サンキュー:

7

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

太陽と月

原作未読 全13話

相手を好きになる感情が理解できない高校1年生で主人公の小糸 侑(こいと ゆう)は、あることで生徒会役員で2年の七海 燈子(ななみ とうこ)に出会います。それを機に侑は生徒会役員になって一緒に生徒会活動をしているうちに侑に対して燈子にある感情が芽生えてきました。生徒会活動を軸に2人の複雑な恋愛模様を描く作品です。

2人でいるときの間の取り方が絶妙でした。感情を言葉ではなく、表情や間で表現していて、一瞬目を奪われるように観てしまうシーンが何回もありました。

侑役の高田憂希さんと燈子役の寿美菜子の演技も光りましたね。

原作が続いていることもあり、切りのいいところで終わりましたが、続きをまた観て観たい作品です。

OPは安月名莉子さん、EDは侑役の高田憂希さんと燈子役の寿美菜子さんが歌っています。OPの作詞・作曲は「ユリ熊嵐」OPなどのボンジュール鈴木さん、たまには歌ってほしいですね。

最後に、原作者の方は結構アニメ制作にも携わっているようなので素晴らしい作品になったかもしれません。本屋で気になっていましたが、一度原作本も読んでみたいですね^^

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 466
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46

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teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

由利物はにがてだったけど・・

由利物はにがてだったけど・・ 以外にはまってみてしまった
ただ 最後は どうなんだろう・・続くのかなぁ??

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 211
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3

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっとイタい登場人物たちの百合モノ

完全な百合モノです。
学生の女主人公が、生徒会長に好かれる系の話です。

主人公は「好きとかよくわからない」とか言ってる娘で、
パートナーになる生徒会長は完璧超人?だけど、死んだ姉にコンプレックスを抱えてる娘です。
主要人物はちょっとイタい設定なのが特徴ですかね。

百合モノとしての部分はリアル寄りの描写です。あまりアニメ化しない路線なので好きな人には価値のある作品じゃないでしょうか。あにこれで点数高いのはこのためでしょうね。点数入れてるのが百合好き層なんでしょう。

ただ、

・放送前から主人公の声優交代

・放送期にライバルが多い(系統の違う百合モノとして「うちのメイドがウザすぎる」「となりの吸血鬼さん」「アニマエール!」、ホモモノとして「抱かれたい男1位に脅されています。」)、

・話も何がしたいのかよくわかんない(生徒会長のコンプレックス話とか何いってんだこいつみたいな印象しかなかったです。そこが話の主柱なので、なんで恋愛モノなのに主柱にしたのか理解できませんでした。人生相談か何か?もしかしたら百合モノ恋愛モノじゃなかったのかも。人間観察モノ?)、

不安要素が多すぎましたね。

内容として、正直言って面白くないです。さっき上げたライバルたちの方が断然面白い。
この作品のプラス要素である恋愛描写ですらホモモノの「抱かれたい男」の方が圧倒的に上でした。(私もまさか「抱かれたい男」がこんな良い作品とは思っていませんでした。私ノンケなので、ホモ系女性向け系は点数低めなんですけどね。)
先程も書きましたが、もしかしたら恋愛モノではなく、「どうでもいいコンプレックス抱えてる上、同性を好きになるけど、スペックは高いイカレた生徒会長を観察する作品」だったのかも。本当はこのあと、生徒会長の内面を理解した上で好きになるみたいな感じにしたかったのかもしれませんが、アニメは観察途中で終わっちゃってます。残念。

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 244
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6

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くぼさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

・・・そうか

侑が全く他人な気がしないのはあれか。
明石さんか。笑

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 226
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3

あにすきー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気がとても良い

何話かみて気付かされたけれど、カットに映る花にも
意味があったんだね。

全体に綺麗で時々入るカットが心情を描写してて
直線的なキャラクターの輪郭が雰囲気を重くしてない
BGMがとてもいいかな。エンディングいい曲ですね。
これって百合トライアングル?

好きで居たいから好きに為らない。
束縛されたいから束縛しない。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 235
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18

serius さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

百合だから敬遠するのは勿体ないぞ!

とにかく超絶丁寧な作り。
声優の演技、作画、演出、音楽
何から何まで。

思わず息を飲むような迫力のあるシーンの数々。
別にバトルしてるとか、命がかかってるとかそんな場面ではないけど声の演技とアニメーションの演出で魅せられた。

マジで百合とか確かに盛り込まれてるけど、それ以上にアニメとして素晴らしい出来。

全てを語るのではなく、時には言葉や表情で、時には物や背景で、比喩的に表現する。
それ故にモヤっとする部分もあるかもしれないが、些細な描写を感じ取りながら見ることは正しいアニメの楽しみ方だし、忘れてはいけないなぁと思った。

原作はまだ続きがあるようで、最終話を見る限り続編があるはず。円盤もそこそこ売れてるようだし。

ここからはキャラと声優について
このアニメ見て、侑を演じてる高田憂希さん凄い良い演技するなぁと思った。まず声が良いよね〜聞き心地いい声してる。

僕の推しはサムネの通り佐伯先輩です笑
まず見た目のお嬢様感良い。
クールで若干気が強くて、燈子のことになると心乱されてる感じが最高。
そして、cv茅野愛衣。
めちゃくちゃ繊細な演技が要求されたと思うけど、それに十二分に応える凄い演技だった。
これだけ第一線で活躍できてる理由というか、改めてすげぇなって思いました。

燈子はとにかくずるいね。
ずるすぎてムカつくくらいだった。
侑とのイチャイチャは良かったですけどね。

あと、こよみ好きだなぁ。
cvは小原好美さん。
月がきれいでヒロインやってた方だね。
あどけない感じの演技が凄く上手いよね。

先生と喫茶店の店主がまさかの...ね。吹いたなあれ。
この世界のレズ率の高さよ。

とにもかくにもこの秋クールでは覇権でもなんら申し分ない出来だったと思います。
続編待ってますよ!

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 524
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36

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

声優以外も演技する

6話まで視聴。原作未読。

あらすじを読む限り、あまり関心を持てなかったのですが、一話からかなり引き込まれました。

簡単に言ってしまえば『演出が素晴らしい』ということだと思うのですが、この作品『アニメーション』がとても良い演技をしているのですね。

手足の所作をクローズアップで見せるシーンが多く、役者の台詞や演技だけでは伝えきれないより多くの心情を緊張感を持って見事に表現しています。
また個人的にはやや淡白に思えるキャラ作画なのですが、ここぞ!という時の仕草にはドキッとさせられます。

{netabare} 6話のED映像を見ると、そういった部分をとても意識して作られているというのがよく判ります。 {/netabare}

高田優希さんの(意外にも)抑え気味の演技も印象的ですね。

そして劇伴がまた素晴らしい!
『赤髪の白雪姫』で傑作スコアを提供した大島ミチルさんが、ピアノ曲を中心にとても良い仕事をされていますね。物語の性質上、下手をすると陳腐なものになりがちですが、先の演出も相まって、この作品にエレガントさをもたらしているように思います。

OP/ED曲も、少し前のボカロ曲を思わせるメロウでポップな楽曲で個人的に好みです。

傑作になりそうな予感がしています。


<全話視聴終了>

7話以降、キャラ作画など少し粗さが目立って心配しましたが終盤一気に持直し演出も冴え渡って、私にとって2018秋アニメ一番のお気に入りになりました。

最終話について、{netabare}確かに劇本番ではなく水族館というのは予想外でしたが、個人的にはキービジュアルや作中でも水中のイメージがしばしば挿入されていたので、揺れ動く心情の象徴として(原作の途中で終了する)アニメとしては重要なピースだったんだろうなーと理解しています。 {/netabare}

また2期を期待する声も上がっていますが、私は「アニメではやりきった」と思っています。それくらい素晴らしかった。「百合アニメ」の枠を取り払いたい。派手なアクションやトリッキーな物語でもないのに、こんなにもアニメの可能性を感じさせてもらえるなんて・・・感謝です。

投稿 : 2019/01/16
閲覧 : 433

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

久々に完走できた百合アニメ

前から言ってる気がするが私は百合アニメが苦手。
女性同士の恋愛ならなぜか直ぐにキス以上の関係が許される風潮に拒否反応を示してしまうのである。
同じような思いの同志はいないだろうか?

そんな中、本作は久々に最後まで視聴することができた百合アニメということになる。
とは言え、そこまで個人的に楽しめたかと聞かれるとそうでもないが(笑)、
それでも百合系大嫌いな自分が完走できたということはそれだけで良い作品だったと言えるのではないか。
そもそも恋愛作品自体が専門外な自分が、男女の恋愛よりさらに繊細な心象描写が求められる百合物を語ろうなんて10年早いんだよって話だけども。

主人公の侑は人を特別に好きになることができない女子。
恋愛ができないというと単純に面倒くさいからなんじゃないのと思いがちだが、侑というキャラは割と社交的だしキスをされても何も感じないというからやはり何かが欠如している子なのだろう。
ヒロイン役の燈子先輩は侑のことが大好きなレズ女だが、自分を好きになる相手には拒否反応を示すという非常に面倒くさい人。(笑)
人を好きにならない侑が好き、ただ受け入れてくれればいい…って我がまま放題やな!
好きになってはいけないのに受け入れるとは?ははっ…僕ちんには理解不能♪

そんな具合に百合キャラ心理が分からない自分にとって燈子というキャラを理解するのは難解であったが、それでも視聴できたのは主人公の侑がやけに男らしいというか見た目も少年ぽくて百合アニメって印象が薄まってた側面が大きいかなー。
有りがちな性的描写もキスくらいで低めだったし・・・・と、思ったら
第9話でエロエロベロチューキタァァァァ!!wwww
こういうのいらないよ・・・・この際、体育倉庫に変態ハゲオヤジを乱入させて○○させたいわ。・・・・あ、レズ展開に男乱入はご法度ですか?これ以上言うと百合オタに殴られそうだから、この辺でやめときます。

男と言えば、本作は百合アニメなのに共学を舞台いしていて男キャラも登場する。
主人公2人の禁断の関係を目撃した槙君って男子が中盤以降物語を引っかき回すのかと予想していたがそんなこともなく、アレは何のために存在しているキャラだったんだろう。
また、燈子に恋愛感情を抱く沙弥香先輩はひたすら可哀想なキャラだと感じてしまって、このどう転んでも彼女がハッピーエンドを迎えることはなさそうなんだが…
オープニング映像で燈子の肩に手を伸ばすも、教室の外に消えてしまうシーンは何度見ても切なくて泣ける。
オープニングはその他、曲も含めて非常に完成度が高いと思う。人物描写や花などから1分30秒の映像に様々な隠された意味合いが考察されることが話題になったし。
作中の演出にも拘っており、なにやら色々考察し甲斐がある作品だったようだが、そこまできちんと見ていなかった自分は秘められた意味まで気付けなかったかな。でも好きな人にはたまらない演出だったことは間違いない。そこに気づけたか否かが本作を評価するポイントだったのではないかと思う。
未だ原作が続いている作品なのでアニメは中途半端なところで終わってしまったのは若干残念だった。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 272
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8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

一応形だけ見れば百合なんだけど、そんな単純な話じゃないです
心理的要素多分で、それもいいことばかりでもなくて、複雑な気持ちの話
逆にいえばこんな複雑に話手掛けててすごい。
現実みたいに複雑で理想的に心理を通したフィクション、憧れちゃう

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 193
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シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「君になる」とは誰のことか。。

百合系は嫌いじゃないし、
ヒロインのcvがお気に入りの方{netabare}けいおんのムギちゃん等の寿さん{/netabare}だったので期待して視聴しました。

序盤はヒロイン達の恋愛関係がどう進展して行くのか、
ドキドキ感がありましたが、
後半は少し盛り上がりに欠けたように感じました。

この作品は週ごとに観ていて、
話の内容や感情がブツ切りになってしまったことや、
その途中にCitrusを一気に観てしまい
それと比べてしまった事も影響したかも知れません。

それにしてもこのタイトルの「君になる」とは、
誰が誰になるという意味か、気になりました。
{netabare}
初めは橙子が姉に・・と思っていたのですが
受け身のヒロイン侑が百合に目覚め、
橙子と立場が逆転するのでは・・と想像していましたが、
ひょっとしたら登場するキャラそれぞれに当てはまるのかも知れませんね
{/netabare}
ひょっとしたら、映画版への序章だったり・・?

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 234
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22

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アイディンティティーの確立まで

理想のあるべき自分と現実の自分の差が気になって不安になる、自分の存在、アイディンティティー。そういう類のテーマを扱った作品なのでしょう。私はボーっと生きてきたクチで、そういう悩みとは縁遠い人間でしたので、共感はできませんでしたが、きっとこんな感じなのだろうなとは想像できます。理想の自分を演じながら、それは自分とは違うと日々感じる中での気持ちの所在なさが、後輩への甘えとなって現れたのでしょう。同性愛とは全然違うモノだと感じました。同じようなことで悩んだ経験のある人ならすごく共感できるのかな。そういう人にとっては大事な作品になるかもしれません。繊細で面白いと思いましたので、良作としておきます。

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 246
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15

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

恋愛アニメという括りで観ても、十分に楽しめる百合アニメ

女子高校生同士の恋愛物。全13話。
ジャンルはいちおう百合アニメという分類になりますが、もっと枠を広げて恋愛アニメという括りで観ても、十分に楽しめる作品でした。
内容的には、高校の生徒会を舞台に、主人公・小糸侑と、その先輩・七海燈子との関係を描いていくわけですが、作風としては、交際相手として誰かを選んで特別な関係になることがゴールといったタイプの恋愛物ではなくて、2人の距離がある程度近づいてからの心情の描写に主眼が置かれた物語になっています。キャラの内面の見せ方はとても上手で、会話や心の声として実際に言葉で伝えられる情報だけでなく、表情や視線といった映像のみの表現でも雄弁に語ってくるので、自然と画面に目が吸い寄せられます。表面的なストーリーだけでいえば、取り立てて大きな出来事が起こらないエピソードもあるのに、それでも毎回全く退屈せずに観れてしまうくらい、心の動きが丁寧に描けていました。また、背景画もとても綺麗で、その場所その時間の空気感まで伝わってくるような美しい場面もありました。
キャラについては、燈子は周囲から才色兼備の完璧優等生と思われているけれど、好きな人の前でだけは弱い部分や甘えん坊な一面も見せていて、そのギャップが魅力的です。一方の侑は、年下なのに冷静で、相手のことが気になっても自分からベタベタしたりしない距離感が絶妙でした。声は、燈子役の寿美菜子は過去にも他作品で有能先輩キャラを演じていて、こういったタイプのキャラはお手の物という感じでしたし、侑役の高田憂希も、声優として出始めの頃から後輩ポジションのキャラを演じてきており、どちらも「はまり役」だったように思います。音楽はOP曲が、花を描いた美しい映像とも合っていて、とても良かったです。作詞作曲はユリ熊嵐のOP曲を担当していたボンジュール鈴木で、百合アニメの雰囲気にぴったりの曲を作る人ですね。また、主役の2人が歌うED曲もかわいらしくて耳に残りますし、BGMも上品でした。
最後まで観終わって、非常に出来の良い恋愛アニメだったと思います。物語は最終回でも完結していないので、是非この続きもアニメで観たい作品です。

投稿 : 2019/01/10
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やがて君になるのストーリー・あらすじ

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」(TVアニメ動画『やがて君になる』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
TROYCA
主題歌
≪OP≫安月名莉子『君にふれて』≪ED≫小糸侑(CV.高田憂希)七海燈子(CV.寿美菜子)『hectopascal』
挿入歌
安月名莉子『rise』

声優・キャラクター

高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子

スタッフ

原作:仲谷鳰(「月刊コミック電撃大王」連載)、監督:加藤誠、シリーズ構成・脚本:花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督:合田浩章、色彩設計:篠原真理子、美術監督:永

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