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「やがて君になる(TVアニメ動画)」

総合得点
82.0
感想・評価
676
棚に入れた
2492
ランキング
381
★★★★☆ 3.8 (676)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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やがて君になるの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外に良かった

百合系のものは観たことなくて合わなかったらやめようと思ってましたが、爽やか部類のものだったので最後まで観られた、とうよりどう展開していくのか少しドキドキして観られました。
女の子好きな女の子って男と女両方に嫉妬するのかな、とかどういう感覚なのだろうと興味津々であっという間でした。むしろもっと欲してます、、

はっきり言って至って穏やかなストーリー展開ですが何かこの二人目が離せません。。サヤカもどう絡んでくるのかとかも。。

続きあるなら必ず観ようと思います。

投稿 : 2024/05/25
閲覧 : 50
サンキュー:

3

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「私を好きにならないで」 この百合は桜trickみたいに軽いのか、捏造トラップみたいに重いのか

思えば百合アニメって
もう伸びしろが無いんじゃないかって見ながら思っている
桜trickとかゆるゆりとかはコメディ方面が多い印象があるが、ヴァルキリーみたいにバトルを混ぜながら限界に挑もうっていうのもあるけども
もう流石に有名にはできないだろう...ごちうさやきんモザみたいに
この2者はサービスは無いようなもの
あるとしたら...アレしかねえよな~

じゃあ今度はどうだろう、シトラスはどちらかというと
「もどかしい」印象があったな

主人公は悩んでいる
高校生活、どこの部に入ろうかと

小糸侑=あおっち、鬼瓦輪
七海 燈子=ムギちゃん、六花、サンジェルマン
佐伯 沙弥香=武部沙織、切歌、詠、あまね

槙 聖司(傍観者)=来栖黒悟(カブキブ!)
堂島 卓=伊瀬谷四季

{netabare}生徒会室に向かっていた侑、そこで現場を見た
燈子が告白されていた所を
でも彼女は付き合うつもりは無かった
「恋という気持ち」が分からないからだ

侑も同じだ
中学の卒業式に男から告白された
でも...飛びたいっていう気持ちはあるのに、足は地面についている
どうしてなんだろう?
「特別」という意味が彼女に分からないからだ
向かうは生徒会選挙、そこで侑は何を見る{/netabare}

{netabare}生徒会選挙で侑は候補者として燈子の応援をすることに
はあ...発表文書くの苦労したわ
しかしその前日踏切を一緒に渡った後...
THE WORLD!!の如く...
へ?何でそこで?
記念すべきは唐突なのか!?シトラスと同じく

奪われたのに侑はドキドキしない、心が動かない
手をつないでみたのに「特別に」なれない、燈子に追いつけない
私はずっと海の底でもがいたままなの...?
いや大丈夫
私も恋しないから安心して...

これは「フラグ」なのだろうか...?{/netabare}

3話 これはゆっくりと進む百合
{netabare}燈子は弱くて不器用
それは私が知っている
だから役員になる、それが燈子の助けとなるならば

でも私は知らなかった
この道に行ったならば「諦めなければならないもの」があることを{/netabare}

4話 そして二人は春香と優に...思えばこの二人は周りを確認してたっけ?
{netabare}下手に近づいたら誤解されるから気をつけな燈子
生徒会も体制が決まり、文化祭で劇をすることに
そうか、この高校演劇部無いんだ
で、その帰り際、二人きりになって...
「キスしたい」
でもねえ、意見コロコロ変えていいんですか!?前みたいな不意打ちは無しだからね
そして...
だがその後...あれは...
ノ ゾ キ ミ

でも翌日、筆箱を届けた後の生徒会室
二人だけで職員室に行った帰り
彼は言った「昨日見ちゃったんだ、ゴメンね」と...
見られた...(周りに)バラされる...!と頭によぎった侑

いや周りには言わない。僕は劇場で傍観しているのが好きだ
何故か映像から自分に告白してくる子もいるけれど、彼はスルーを極める
そして劇場から去ろうとしたときあの二人が...

もう侑は燈子を「特別」な扱いとして認めるのだろうか?{/netabare}

5話 まずは中間試験
{netabare}開幕、侑はバイトしていた。お客が持ってくる本で好物が分かるのだが
燈子は...
後日、勘違いwwwタイトルに惑わされるなかれ
試験終えるまで活動は無しね~
で、テスト勉強をするのだが、まだ1週間あるのに動きがはえーな
図書室で勉強してたが、週が進むと込み始めたので、侑の家へ赴くことに
は?槙君が好き?な訳ねーだろ
彼は傍観者(自らモブになりたがる)なんだから

そしてその夜、侑の寝姿が...
あら~^^
でも侑は
心臓が選んでくれたらいいのに...何でドキドキしないんだろう...
六花はマナ達と共に世界救ったのに...{/netabare}

6話
{netabare}データが抜かれている?40代生徒会の分が...
これはあの人が意識して抜いたんだろう、燈子が
いくら劇のためと言ってもこれは...
しかし、姉貴や先生を通じて分かった
燈子には澪という姉がいた
けど交通事故で...
それで演劇はこの年で中止になったと...

その帰り
侑は言う
もう姉と同じことをする必要はないと
しかし燈子は譲らない
特別扱いをずっと続けたい燈子
だからこそ侑は言う
甘えさせて
他の子を好きにならないで{/netabare}

7話
{netabare}実は沙弥香も中学の頃に告白されていた
しかし返事は...
恋の影響で成績も落としてしまった
入学式の挨拶は燈子にとられてしまった
でも燈子が恋してしまったら、私の居場所が無くなって...

そんな中、劇の台本の打ち合わせをすることに

でその次の日
私も小糸さんのこと名前で呼ぼうかなーと沙弥香が言い出したので...
あッ...!?{/netabare}

8話
{netabare}中学の先輩と出会った沙弥香
でももう貴女は好きではない...実は燈子と付き合ってるの~
と、腕を抱いて嘘を見せつけるしかない

今後体育祭で行われる部活対抗リレーに生徒会も参加する模様
しかし侑と沙弥香はうまくいかない...
ってことでマック行くことに、私がここに行くと思う?

次は雨降り
誰かに傘を借りて一緒に帰ろうとしたけども...おらん
まあ友達には譲ったし、生徒会の傘は壊れてるし
やっぱ燈子に電話するしかねえか...と思ったら
やっと来た
その帰り道、雨宿り~
そして寝てしまった燈子、そっとしておこう...
翌日、リレーの練習の合間に一言
「燈子って厄介よね」(プリキュア的な意味で)
「そうですね」(同上){/netabare}

9話 忙しい最中に
{netabare}備品を探しに行った侑、そこに職員室帰りの燈子が...
いい?って言われても...
しょうがないな...と返すしかない侑だった
体育倉庫...CLANNADのLEGENDを思い出すじゃねえか...www
いや待てよ桜Trickでもあったな
でも私は、春香や優とは違うの、魅零やまもりとは違うの
{netabare}ベロ{/netabare}までいかないから止めて!

そして体育祭は始まった
どう転んでも私は人を好きにはなれない
そう槙に言うしかない
しかし...
燈子からじゃなく、私『から』キス...そう頭に過る
生徒会はバスケ部に対抗心を燃やす
部長が負けず嫌いだからね~

それでも健闘した生徒会
そして片づけの後...
駄目...自分「から」だったら一線を超える...
深海から陽の目を見てしまう...!
やっぱり駄目!
い、嫌だった?
やっぱ侑は背負うものが重い...燈子は軽く見えるのはどうして?
心臓の音が速い...{/netabare}

10話 私は姉を超えたいだけなのに
{netabare}おおよそ出来上がった劇の台本
それを一緒に見る二人
あっ嬉しそう...
尚燈子は前回の件を反省してた模様
流石にやり過ぎた...

それとこの劇なんだけど夏休み中に合宿することにしました~
まあ誰かさんが変なことをしなきゃいいけどねー
し、しないわよ!
夏休みに入って数日後
別の高校の友達にあって買い物した侑
侑ってソフトボール部に入っていた頃は泣いてなかった
もう涙を流すことを忘れたみたいに

その夜電話がかかってきた。その相手は...{/netabare}

11話 そして合宿へ
{netabare}この二泊三日の劇の合宿
3人は何を思う
まあ初日は他愛もなく過ぎていき、例の...
あれ?何で恥ずかしがるの私!?なのは沙弥香だった...
これでもドキドキしないのはやっぱり侑、これは「慣れている」と考えていいのだろうか?

寝る前、男二人は思う
あの3人ってどういう関係なの?
槙は内心を知ってはいるが、堂島は...アンタ日常系しか見てねーなwww
その翌日、特別講師が来たため発声練習
そうか燈子の姉に一度会っていたんだ

しかし燈子の頭の中に残っている姉と
その講師が発言した高校時代の姉はまったく違った
だって他の人にまかせっきりだったし、課題も生徒会の人達に手伝ってもらった
私が知らないことをどうして...
それを花火で語るのだった{/netabare}

12話 終了後
{netabare}会えなくなるのは嫌だ
それは侑が合宿後に言ったこと、だからこそ
私の部屋に来てください。好きにも嫌いにもならないから

アイスを食べようとして...
でもそこまでは行かない...
だって燈子は自分のこと嫌いだから...
はーん?それだけで拒むの?バーカ...

だから劇の結末変えよう
過去の3人から選ぶのではなくて...
別の自分を選ぶ
そして燈子を変える...!{/netabare}

13話 そして幕は上が...らなかった、2期に持ち越し
{netabare}この劇が終われば、私は何処に向かう...!?
その前に向かうは水族館
これデートだよね...
それでイルカショーを見終わって一言
矛盾してていいと思いますよ
それは姉とやっていることが違っていても...

水族館の片隅で練習することに
貴女には何もないのか?
そう

「君しか知らない」
それが劇のタイトル{/netabare}

投稿 : 2024/04/30
閲覧 : 580
サンキュー:

21

ネタバレ

くろわっ3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

尊さを知った鬱作品

一般にイメージする恋愛は
精神の恋愛+性欲(本能)の恋愛である。

なかなか日常で気付くことは無いが
精神の部分だけでいえば、
それが男だの女だの同性だの
そんなことはどうでもいいことなのである。

その性欲、行為の部分が
汚くさえ見えさせてくれたこの作品は
相当にピュアな作品だと痛感する。
描写が気持ち悪いと評されることがあるそうだが、
それは的確だし意図かもしれない。

相手がどんな風に思っているのかな?
昼は、つい目で追ってしまう・・
夜は、眠る前に考えてしまう・・
気づかないうちに自分は変わってしまったのかな?

物理的に何がしたいわけでもないし
性の対象にも感じていない
そんな恋愛が、確かにあった頃があったかもしれない。
そう思い出させてくれるような
そういう意味で大変尊い作品だった。

ここで言う尊いという言葉は、
キマシタワーみたいな意味じゃないんだわ。
本当に、尊いのです。


ところで、わたしは恋愛ものが好きなのだが、
例外なく登場人物に嫌いなタイプが多い。
キャラ萌えどころか嫌いなのに
そいつに主人公が惹かれたりするから、
イライラが募り、まるで自分がリアルに
渦中にいるような感情移入ができる。
本作品では、先輩もその友人も嫌いなタイプであった。
彼女らのおかげで、鬱作品ならではの深みが増して楽しめたわけだが!

投稿 : 2023/11/21
閲覧 : 141
サンキュー:

5

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もうそれは恋でいいんじゃない?

端的にこの作品?っていうと
小糸侑と1学年上の先輩、七海燈子の百合を描いた物語ってことに
なるのかと思います。

恋をする気持ちがわからないヒロインの小糸侑。

恋してるかどうかの基準って明確に答えってないのかもしれません。
だけど恥ずかしながら
恋をしてるって自覚する時ってもちろん自分にもありました。
人を好きになるって、きっとその人の事ばかり考えてしまったり
ちょっとしたことでドキドキしちゃったりする。
相手にも自分を好きになって欲しいと思ってしまう、そんな気持ち
一つ一つが全て恋なんだと思います。

だから告白されても全くドキドキしない侑にはやっぱり
恋って感情がなかったんでしょう。

そんな侑を好きになってしまった1学年上の先輩。
もう一人のヒロイン七海燈子。

踏切りでの突然の告白、そして突然してしまうキス・・・。
好きを止められない燈子。

次期生徒会長に立候補するくらいの優等生の燈子が侑の前では
恋する乙女って感じで可愛らしくなっちゃうのが微笑ましいです。

そしてそんなデレちゃう先輩を軽くたしなめる侑の上からの態度が
毎回面白いです。
ちょっと悲しいけど
ドキドキしないってことがどれだけ心に余裕を持たせるのかって
侑を見てると思っちゃったりします。
(自分は男だから言うまでもないですけど、綺麗な先輩に迫られたら
普通は舞い上がって冷静な判断出来なくなっちゃいますもん。
たとえ女子でも綺麗で完璧な先輩に迫られたら侑のような対応は
無理でしょうね~)

燈子が隙のない完璧な自分を演じる理由って?
そして自分を特別に思わない侑の前では素でいられる・・・
侑の前では乙女になっちゃう燈子と余裕のある年上の彼氏かのように
包み込む侑の関係性が良いです。

中盤、燈子に亡くなった姉がいたことが明らかになります。
そして誰からも好かれていた優等生の姉の分まで無理をして今の自分を
作り上げ続けてきた事実。

本当でない偽りの自分。誰もがうらやむ自分を実は自分が一番好きでない。
だからそんな自分を好きになる人を寄せ付けない。誰からの告白も
受け入れない。彼女の語る理由は納得するものあります。

じゃあ侑は? 仲のいい家族、友達にも恵まれた環境でどうして
人を好きになれなくなっちゃったの??
終盤までに明らかになるのか気になりつつの視聴でした。

姉が果たせなかった文化祭での生徒会による演劇の復活。
合宿での出来事は三角関係の微妙な空気感とか面白かったです。

お風呂イベント回。
好きな人の裸を意識しちゃう先輩二人を前に
探り合いタイムが発生する前の先手必勝的な発言をしつつの
侑の潔い脱ぎっぷりに思わず笑っちゃいました。

演劇の指導の助っととしてやってくる生徒会OBで
姉の同級生が語る自分が知らない姉の人物像に動揺する燈子。

演劇の台本の読み合わせシーンは圧巻でした。
ぎこちない他の登場者達のセリフが余計引き立たせるのもあってか
燈子の自らの葛藤、気持ちが段々と入っていく姿に生徒会の
面々もだけど観てる自分も息を飲むくらい引き込まれました。

合宿の帰りに燈子を自分の部屋に誘う侑。

「先輩の事を好きにも嫌いにもならない・・
   ・・・先輩も信じて下さい私の事を・」
合宿で燈子に何かあった、微妙な変化に気づいてその理由を
知りたくなる。一緒にいたくなる。
いつの間にかに侑の心が燈子でいっぱいになっている感じが
なんか切ないです。

自分が望む気持ちに侑の心を束縛するかのように語る燈子。
「先輩だって 私の 好きな もののことを嫌いって言わないでよ!」
「先輩のバ~カ~」
侑が燈子を好きって初めて自覚しただろうその瞬間を
ぼやかすかのような演出。
侑が何を叫んだのか何度か見返しちゃいました。

侑が燈子に望む気持ち。
自分と出会ってから育んできた二人の歩み。
過去ではなく現在の
変わりゆく主人公の新たな気持ちを演劇の結末にして欲しいって
こよみに頼みます。
先輩が自分自身を好きになる。そしてそんな自分自身を
侑に好きになってもらいたいって素直に言って欲しい・・・
そんな風に感じました。

百合って要素はもちろんあるけれど
姉を突然いなくなってしまい甘えたくても甘えられなくなって
しまった少女の苦しみ。
姉の変わりを演じ続けることを使命のように背負って生きるしか
無かった少女の苦しみ。
いつの間にか本当の自分がなくなってしまった好きでない自分を
自分よりも理解してくれる。理解しようとしてくれる。
そんな優しくて素敵な恋物語でした。

OP 安月名莉子 / 「君にふれて」
切ない気持ち、想いが迫ってちょっと心苦しくなるような
メロディー、歌声が印象的な楽曲でした。
色々な花が添えられる演出が如何にも意味ありげで芸術的な
雰囲気だし、特に二人が花の台本?で顔を仮面のように覆うシーンの
曲調が二人の微妙な心情を想像させる感じがあって
毎回聴くたびにキュ~って胸にきちゃいました。

Ed ヒロインズ / 「hectopascal」
二人のヒロインが歌うエンディングはOPとは逆に二人だけが
知ってる楽し気なやり取り、雰囲気が歌詞に重なる楽曲でした。
明日は何になる? や~がて君にな~る♪
ボカロのような早口効果音が良いアクセントになってました。

原作はまだ乗り換えの続きがあるみたいですね。
侑と燈子のこの先への歩み。
続きも是非アニメ化して欲しいな~。

投稿 : 2023/06/19
閲覧 : 191
サンキュー:

29

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うわぁあぁあぁ

エッチすぎる
2回見てもエッチだ

ストーリーはちょっとグロいんでそこはね…

投稿 : 2023/05/21
閲覧 : 166
サンキュー:

1

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

絵で語る 構図・演出が神がかった名作 2期熱望

原作未読。
意味深なタイトルが気になり、前情報全く入れずに視聴開始。


【作品概要】
 漫画やドラマの恋愛のようにときめけない
 (好きが分からない)女子高生小糸侑。
 なんとなく入った生徒会での出会いが
 彼女を変えることになります。
 
【作品に対する感想】
 今期一番一生懸命見ていた作品でした。
 SAOよりがっつり視聴してました。
 この先どうなるんだろうと週末が楽しみでした。

 タイトルにも書きましたが、絵で語る作品です。
 キャラの表情はもちろんですが、
 背景の構図やキャラの距離・立ち位置に意図が込められており
 無駄なシーンが何一つないように思えました。
 心情の描写が凄いです。

 そしてものすごくドキドキさせてもらいました。
 エロ峠もっと堪能したい!
 1クールじゃ足りない!
 キスまでの描写でここまでエロく、
 綺麗に描くのは本当に凄いと思います。

 私にとってこの作品、余程のドはまりになったのか、
 OPのCD買ってみたり、
 外伝のノベルを読んでみたり
 自分でもかなり意外な事になっています。
 原作も非常に読みたくなりましたが、先が読めない、
 落とし所が分からないことにより魅力が高まると思いますので、
 アニメ化されたところ以降は我慢しています。


 というか2クールで最後まで描いて欲しかった。
 この状態で2期を待てと言いますか?
 無理です。
 原作がまだ完結してないので、仕方ないのは分かりますが、
 生殺しで放置されるのはきついです。
 一刻も早く続きを作ってください!(無茶言うな)

 ※この作品ではちょっとえちぃシーンが時々あり、
  スパイスとなっていますが、
  あくまでそれが本筋ではありません。ガチの恋愛劇です。

1)物語
 物語の大きな変化の直前で時間切れ。
 生殺しです。
 だから低めにしています。
 2クールで最後まで描き切ってくれていたら
 問答無用で5点付けたかも。
 (だから無茶言うな) 

 ただ物語自体は非常に面白いと思います。
 1話から衝撃。
 え?まさかの百合?

 他のレビューでも書いていますが、
 基本的に私は恋愛は男×女を視聴したいと思っていて、
 例えばとある超電磁砲の黒子も
 ネタと分かっていてもあまり笑えないです。

 と・こ・ろ・が!

 あまりに丁寧な描写のため、苦手意識を感じる間もなく
 一気に引き込まれました。
 あとはおそらく、二人とも真性百合というわけでなく
 「そうなってしまった」という流れが
 受け入れられたのかもしれません。
 EDでもそういう歌詞になってますしね。

 この物語の終着点はどこなのか。
 {netabare}
 なんとなく劇の脚本が出来たあたりから
 「やがて君になる」とは
 「姉の仮面をかぶろうとしている燈子が
  燈子そのものを受け入れる」
 ということなんだろうかと思い始めました。
 {/netabare}

2)作画
 背景画が何かを暗喩していることが多く、
 非常に印象に残ります。
 特に河原のシーンですね。

 そして唇の描写がエロすぎる!
 侑の「ご褒美」と言った時、
 むにっと唇を人差し指で撫でるシーン。
 燈子の「侑エロい」のシーン。
 ドキドキします。

3)声優
 みんなはまり役過ぎて言うことありません。

 劇の練習のシーンが圧巻です。
 普段の会話と、劇のセリフの声の当て方を
 変えているように感じます。
 
 なお燈子は3種類ですね。
 普通の会話、迫真の演技、普通の演技。 
 後半の「気持がつかめてない」ところは燈子がまだ体感
 していないから普通の演技になってしまうのでしょう。
 それを演じ分けているのが凄い!

 あとエロシーンのささやきがエロすぎてドキドキです。

 キャストさんがどういうことを考えて作品制作に
 あたっていたのか非常に気になり、
 ラジオも全部聞いてしまいました。

4)音楽
 OP/ED飛ばせません。
 何度も聞きたくなります。

 OP「君に触れて」意味深です。
 花を多用していますが、ワンカットワンカットが象徴的で、
 どういう意味だろう?と考えざるを得ないです。
 園芸には全然興味が無いんですが、
 花言葉とか知ってると面白いOPなんだろうなと想像します。
 ちりばめられた花、キャラの距離、立ち位置、顔を隠す仕草…。
 最後の植物にがんじがらめにされて中身が無くなるのは
 何の暗喩だろう?

 {netabare}
 多分燈子は姉に、侑は燈子に縛られ、がんじがらめにされて
 自分を失ってるってことなのかな?
 {/netabare}

 ED「hectopascal」
 燈子と侑の中の人が歌ってます。
 二人の気持ちを素直に歌ってていい感じ。
 仕事中まで浮かんでくるので、放送中は大変でした。

5)キャラ
①小糸侑
 結構ズバズバモノ言う方に見えるんですが、
 でも流されやすいというキャラ設定にやや違和感を感じます。
 小悪魔モードの侑がかなりお気に入り。可愛すぎです。
 また、沙弥香に邪険にされても空気を取り持とうとした結果、
 沙弥香の大人な対応を引っ張り出したところは凄いと思いました。

②七海燈子
 なんというか燈子先輩の普段の品行方正なところと
 欲情モードの扇情的な表情のギャップがたまりません。

     家族   恋人・仲間   級友
 澪   ○     ×       ○
 燈子  ○     ×       ○

 こうみると二人とも近しい仲間には
 ダメなところを見せているようですね。
 燈子の方は「侑だけ」なので、より対象を絞っていますが。
 その分甘え方が澪より凄いことになっているようです。


③佐伯沙弥香
 初期の頃は「私が燈子の一番」みたいなオーラで怖かったです。
 侑の事も当然面白くなく、「この泥棒猫」みたいな感じでしたね。
 「なーんて無邪気に信じてるとでも思った?」はKOEEEE!
  
 この娘も侑の登場で「燈子をただ見守る」立場から
 少しずつ踏み込んで行くようになりましたね。
 彼女のキャラも深掘りされており、彼女は彼女で
 譲れないものがあるわけで、
 決して嫌いになれないです。というか好感持てます。
 
④叶こよみ
 生徒会劇の脚本を担当した際、神がかった物語と
 キャスティングにより生徒会メンバーを戦慄させました。
 おとなしい地味っ娘ですが、
 表情豊かで非常に可愛い娘です。私的にツボでした。

⑤槙聖司
 たまーにこういう傍観者を決め込んでる人いますよね。
 現実にこういう人がいると監視されてるみたいで
 気持ち悪いんですが、作中ではいい味出してたと思います。
 事あるごとに口元を隠していましたが、
 絶対あの裏でほくそ笑んでるんでしょう。

6)好きなシーン
 というか作中に無駄なシーンがほとんどなく、
 選ぶことが困難でした。
{netabare}
 ①「侑、エロい」
  役職的に模範生の方と思われる彼女が、
  こんな言葉を口にするだけで背徳的というか、
  危険な香りが鼻腔をくすぐります。
  ドキッとしました。

 ②侑が寝てる画像に悶絶する燈子
  あかん、この娘可愛すぎる。
  そして姉ちゃん、何かを察した。

 ③河原での語らい
  演出、距離感、色合い…すごくこだわりを感じます。
  橋脚を挟んでのワンカットは強烈なインパクトでした。

  燈子の過去、特別を演じ続ける理由、そしてだからこそ
  侑を好きになったこと。
  侑も燈子への気持ちは「好き」に傾いているように見えます。
 
  でも燈子が侑を好きな理由と、
  侑が自覚した気持ちは相いれないもの。
  侑が燈子を好きになれば燈子からすると侑は特別でなくなる。

  悲しい立ち位置です。
  ホントどうなるんだろう?

 ④名前呼びされて悶絶する燈子
  燈子先輩  燈子先輩  燈子・・・先輩
  ちょっとずつ呼び捨てに近づけるのが上手い


 ⑤名前呼びした燈子先輩に突っ込んだ堂島
  沙弥香の握り拳に噴きました。
  私の中で姑からヒロインに格上げした瞬間です。

 
 ⑥ご褒美に侑からのキスをせがむ燈子
  ホントにしてほしいと思っているのか、
  8話の件があったので侑を試しているのか、
  緊張が走りました。
  燈子の本当に残念そうな表情から察するに、ただそういう
  シチュエーションを望んでただけのようですが。

  9話のキスの描写、侑は最初の方は唇を結んでるんですが、
  最後の方はちゃんと燈子の唇とかみ合わせてますね。
  これで燈子に勘ぐられないか心配です。

 ⑦姉ちゃん「つまらん」
  妹なんやから心配せえよ!(笑
 
 ⑧合宿(初夜)
  三角形の重心…三者三様の距離感と心理描写が良かったです。
  みんな下心ありまくりの3竦み。
  心の中で「3人で良かったー」のシンクロは笑いました。
  あと皆さんの下着が小ざっぱりで
  色気なしなのがよかったです。
  高校生が大人下着だとリアリティの面で
  「ええぇ・・・」ですからね。

 ⑨合宿(劇の練習) 

 ⑩合宿(侑の嫉妬)
  燈子に頼ってもらえなくて嫉妬してる侑が
  可愛くてしょうがなかったです。
  ソフト部の同級生が見たかったのは
  こういういっぱいいっぱいの侑なんでしょうね。


 ⑪侑の部屋で二人きり(2回目)
  侑の方も気持ちの変化が決定的になっていて
  グイグイ燈子に迫ります。
  「好きにならない」と言っておいて、
  それはおかしいだろうと矛盾する言動が散見されます。
  もう燈子も侑の気持ちの変化に気づいてるんじゃないかなと
  思います。覆いかぶさってのキスは、
  それを言わせないために塞いだのかなと。

  二人のウィスパーボイスがもうエロすぎで…。
 
 ⑫脚本変更
  侑の想いが熱すぎてちょっとウルっときました。
  そしてこよみがまた可愛い。

 ⑬デートの帰り
  「先輩…そろそろ乗り換えですよ」
  燈子が歩んできたレールから違うレールに変える…
  そういう意味ではないかと勝手に思ってます。

{/netabare} 

7)やがて君になる 佐伯沙弥香について(追記)
 やが君アニメ本編でもちょっと語られた中学時代のことと
 さらに昔の小学生の頃のことが描かれています。
 沙弥香が燈子を好きになるまでの下地の部分が
 割と淡々と描かれています。
 ただ思ったよりも根が深かったなと。
 
 沙弥香の過去が知りたければ読んでみてもいいかも。
{netabare}
 読んでみた感想ですが、沙弥香がホント不憫です。
 あんな先輩のことなんかとっとと忘れてしまえ!って感じですね。
 沙弥香視点で描かれてあるため、結局先輩は何を思って
 沙弥香に迫ったのか訳が分かりませんでした。
 多分こうだろうという沙弥香の推測は書かれてあり、
 多分その通りだろうとは思います。

 沙弥香はアニメでも割と淡々としたキャラですが、
 中学、小学時代にさかのぼるほど
 ドライにだったという印象です。
 
 
{/netabare} 

8)原作を読んでみて
 あくまでアニメ化されてた部分だけを読みました。
 原作も心の機微を見事に表現した素晴らしいものでした。
 ただ、アニメの方はキャストさんや監督、
 いろいろな方の情熱でより素晴らしいものに
 仕上がっていると感じました。
 やが君は様々な人の力で昇華されている作品と思います。

 だから是非2期を・・・熱望します。

投稿 : 2022/12/10
閲覧 : 571
サンキュー:

44

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

主人公も先輩も、それぞれ自らの固定観念に縛られているのだが、少しずつ心情が変化していくのがうまく描写されている。先輩がいちいちかわいい。

投稿 : 2022/11/11
閲覧 : 125
サンキュー:

2

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私を 好きにならないで。。。

 全12話。原作は全巻既読。

 結構ハマりましたね。見るごとに魅力を増していくというか。。。続きがなかなか来ないので漫画を全巻買って読んじゃいました。すばらしい結末だったと思います。

 今回のお話は、表は完璧な才色兼備、だけど裏では自己肯定感が低い生徒会長と、「好き」がわからない、けどそれなりに充実した生活を送る女の子が主役。

 単純に百合が好きってところもあるけど、こういう人生の指針がまだ掴めずに心の拠り所を求めて悩む若者のお話って感じですごく好きですね。
 この話は、例えばベルセルクやチェンソーマンみたいに普通の幸せすら望めない、とかそういうものではなくて、燈子と侑は最初からそれなりに充実した人生を送っているわけで、このままでも普通に幸せなんですよ。ただ物質や生活が恵まれている現代日本において本当に「幸せだ」と感じている人はどれだけいるのか・・・共感できないと「いちいちめんどくさいことを考えるな」ですむ話なんですけど、物質的に満たされてるからこそ心の拠り所が大切になってくるとは思いますね。

 アニメでは続きどうするんだろ。尺としては映画か、OVA、独占配信、または1クールという縛りに捕らわれないか、のどれかかな。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/11/05
閲覧 : 653
サンキュー:

43

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

タイトルなし

9

投稿 : 2022/10/13
閲覧 : 121
サンキュー:

0

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合という部分にシフトを置かない百合もの?

 原作は未読。
 いわゆる百合ものなんだけど、シリアス系のこの手の作品の場合、肯定的に捉えるにしろ、
否定的に捉えて悩むにしろ、「同性を好きになる」こと自体に焦点を当てているのに対して、
本作の主軸キャラである七海 燈子にとって自分を特別視しない人が、小糸 侑にとって特別に
感じられたのが、それぞれにたまたま同性だったという感じになっていたのが興味深い。
 逆に佐伯 沙弥香は「同性を好きになる」という部分に対する意識は強そうだったが。
 そういう点ではビジュアル的な面は別にして、殊更百合という部分を押しているわけでは
ないような感があり、逆に言えば燈子と侑のいずれかが男性でも成立してしまう内容かも。

 ストーリー的には燈子と侑の関係を軸に話が進んでいくが、二人の関係性にしろ、燈子の
心情にしろ、そして侑の変わっていく感情にしろ、ある種のジレンマを孕んでいるものばかりで、
モヤモヤした感情を持ちつつ、目が離せない。
 なんと言うか「変わらないといけない」と「今のままでいたい」という矛盾した感情が
同居している感じで、特に燈子の場合は死んだ姉のようであろうとしたという自己の
アイデンティティにも関わる問題だけに、かなり根が深そう。

 あまり話が動くタイプの作品ではないが、とにかく心情描写が見事で、そういう点でよくできた
話だなあという印象。そして、その心情の発露の元であるキャラがこれまた魅力的。
 この心情描写という点では作中でのキャラのいる場所や物理的立ち位置などが、関係性や
心情のメタファーになっていたりする演出がなかなか上手かったりする。
 個人的にはラストの電車のシーンが、侑の「そろそろ乗り換えですよ」というセリフも
相まって、見事な締めという感じ。
 まあ、電車というのは他作品でも一緒に乗る乗らない、乗るべき電車の方向が違う、先に行く、
遅れる、停車中に後からきた電車に抜かされる、など心情を示唆するのに凄く良い
大道具だったりするのだが。

2019/01/06
2022/07/24 加筆・修正

投稿 : 2022/07/24
閲覧 : 275
サンキュー:

11

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

わたしを好きにならないで

 これは単なる百合作品ではなく、心情に強く訴えかけてくる作品でした。1から10まで語るとキリがないので良かった点を2点と残念だった点を1点、それぞれ語っていこうかと思います。

 まず、良かった点1点目はセリフの秀逸さです。
 本作は好きを知らない少女が徐々に先輩のことを好きになっていくというストーリーになっておりそれが女性同士だったという取り扱う対象としての珍しさはあるもののテーマとしてはシンプルなもので類似したテーマでやっている作品もいくつかあるとは思います。そういった場合であればストーリー構成やキャラクター性で差をつけていくと思うのですが、個人的に本作が他作品に比べ明らかに秀でていると感じた点はセリフでした。
 その時その時のキャラの感情を言い表す、あるいは本音を隠す際のセリフが本当に綺麗に言い表しているなと感じました。
 またこのタイトルも素晴らしいですね。本作を見てからこの「やがて君になる」というタイトルを見るとその言葉の重みや主人公・小糸侑の七海先輩を好きになりたいけど好きになってはいけないという板挟みの葛藤が伝わってきてグッときました。

 次に、良かった点2点目はキャラクターの心情の変化です。
 先に述べた通り侑は初めのころは好きという感情を持ち合わせておらず自分のことを好きになってくれる七海先輩のことが理解できず何とか先輩のことを好きになりたい、かわいいと思いたいという気持ちでいました。
 しかし、七海先輩と過ごしていくうちに自分の中に七海先輩に対する特別な感情が芽生えてきて、最初それが侑には何なのかわからないのですがそれが少しずつ、ゆっくりと「恋」だとわかっていきます。
 そのあたりの侑の心情の変化も非常に秀逸なのですがそこで七海先輩の「わたしを好きにならないで」というセリフがそれはもう痛いほど効いてきます。
 こういった段階を踏むごとに越えていかなければいけない壁が変わっていくという構成は見事というほかありません。ものすごくキャラクターの感情に持っていかれました。

 とまあここまで完璧な完成度でしたが1点だけ惜しいなと思う点を挙げるとすると、なにも決着していないというところです。
 恐らく2期前提のストーリー構成ですから完結しろだなんて思っていないし2人の関係性に明確な変化を求めていたわけではありません。
 ただ、あまりに何もかも片付かないまま終わってしまったなといった印象です。
 侑や七海先輩に限らずほかの主要人物にも恋心であったり葛藤やらがあったにも関わらずそのどれもに核心をついた進展、変化がなく一期単体として観たときの満足感が薄くなってしまったかなと思いました。
 せめて文化祭の劇を終わらせるところまではやってほしかったです。

 ただ、トータルで見たときの完成度は素晴らしく、早く彼女たちの行き着く先を見たい、そう思える作品でした。

83/100点

投稿 : 2022/03/04
閲覧 : 263
サンキュー:

12

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「やがて気になる 」?「やがて好きになる 」?

公式のINTRODUCTION
{netabare}
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、
中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。
そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。
燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──
「私、君のこと好きになりそう」
{/netabare}


スタッフ{netabare}
原作:仲谷鳰(「月刊コミック電撃大王」連載)
監督:加藤誠
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:合田浩章
色彩設計:篠原真理子
美術監督:永吉幸樹
美術設定:佐藤正浩
撮影監督:加藤友宜
CGディレクター:井口光隆
編集:右山章太
音響監督:明田川仁
音楽:大島ミチル
アニメーション制作:TROYCA
{/netabare}
キャスト{netabare}
小糸侑:高田憂希
七海燈子:寿美菜子
佐伯沙弥香:茅野愛衣
槙聖司:市川太一
堂島卓:野上翔
日向朱里:寺崎裕香
叶こよみ:小原好美
箱崎理子:中原麻衣
児玉都:森なな子
小糸怜:小松未可子
{/netabare}


1話ずつの感想

1話から6話目までの感想は↓に書いてます。。よかったら読んでね☆彡
https://www.anikore.jp/review/1880001/


第7話「秘密のたくさん/種火」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
それは何年も前の事、中学生の沙弥香は、ある日先輩から呼び出され告白される。
はじめは女同士なんておかしいと思っていた沙弥香だったが、時を重ねるごとに魅かれていく。
ところが先輩が高校に進学し、何日も何週間も合えない日々が続いた。
沙弥香はこの寂しさを先輩も感じていると信じていたが、数カ月後久々に会い、先輩からかけられた言葉は・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
燈子がまだ中学のとき、先輩の女子に告白されてつき合ってたの

先輩が卒業してしばらく会えなくなって
でも、先輩もきっとさびしいんだ。。って思ってたら
ひさしぶりに先輩が会いに来て
「こんな子供みたいなつき合いやめよう」ってフラれちゃった

それで高校では女子となんてつき合わない、って思って共学にしたのに
自分より優秀な生徒が入学の代表あいさつに立ったの見て
ライバル!って思ったけど、燈子がかっこよくってひとめぼれしちゃった^^
ってゆうおはなしがあって


それから箱崎先生ってゆう新キャラ?が出てきたんだけど
喫茶店で劇の脚本担当のこよみが燈子と沙弥香と侑とで顔合わせしてたら
お店にその箱崎先生が入ってきて
みんなには気がつかないで女店長と仲よさげにしてたの^^

そのあとみんなに気がついた先生は
店長のこと「大学の友だちの児玉都」って紹介したけど
沙弥香はすぐに先生の恋人だ、ってピン!ときたみたい^^


燈子はこよみが侑のこと呼び捨てにしてるの見て
いっしょに帰るとき侑に
「わたしも下の名前で呼んでいい?」ってたのんで
ついでに自分のことも燈子先輩って呼んでもらうことにしたの。。


それまで沙弥香は
コクってフられて燈子との関係をこわすより
「燈子は誰の物にもならない」って信じて
そばでサポートするだけでいいって思ってきたんだけど

次の日
誰にでもフレンドリーだけど、誰も近づかせないようにしてるハズの燈子が
侑と距離をちぢめたことに気がついて気もちがゆれたのかな?

そのことを誰かに話したかったみたいで
この前の店に1人で行って都に先生とつき合ってるのか聞いたの。。

都は「理子にはナイショにして」って言いながらみとめて
沙弥香にも好きな女子がいるか聞いてきて
沙弥香は名前は出さなかったけど、燈子への思いを都に打ち明けたの。。

「今の関係をこわすくらいなら、必要としてもらえる友人のままでいい。。
そばにいるためにホントの気もちをかくすのはヒキョウでしょうか?」
って聞く沙弥香に、都はコーヒーをもう1杯出して
「あなたいい子だから。。サービス」って。。

「その子の願いが友だちのままいることだってわかって
自分の思いよりそれをかなえるって決めた沙弥香はいい子だ」
って言ってくれたの


次の日、小テストで燈子に負けた沙弥香だったけど
都さんに思いを聞いてもらったせいかな?ちょっとうれしそう^^

そのあと燈子から
「沙弥香がライバルでいてくれるから、気を抜かないで理想の自分に近づける」
みたいなこと言われて
いつかかくしきれない時が来るかもだけど、今はまだこのままでいい
って思ったの。。それで今回はオシマイ


先回の感想で、燈子は勝手だ。。みたいなこと書いたけど
沙弥香もこのままでいい、って思ってるんだったらこのままでいいのかな?

ただ、先回の終りに燈子が
(どうか侑、私を好きにならないで)って思ってたけど
侑が燈子を好きになったときが心配だよね。。
{/netabare}
{/netabare}
第8話「交点/降り籠める」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ある日、家に遊びに来る燈子を沙弥香が駅の改札付近で待っていると、突然声をかけられた。
それは偶然通りがかった、沙弥香が中学時代に好きだった先輩で・・・。
また、後日体育祭の部活対抗リレーに出場する生徒会メンバーは、皆でバトンパスの練習をしていた。
ところが、侑と沙弥香のバトンパスだけうまくいかず・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
アバンは沙弥香が自分のこと捨てた先輩にばったり会って

「自分のせいで沙弥香を百合の世界に引きずりこんじゃってゴメン。。
マトモになってるといいけど。。」みたいなこと言われてキレて
ちょうど来たカッコイイ燈子に抱きついて先輩に見せつける
みたいなおはなし^^


「おまえがそれゆうか?」みたいなおはなしだよね?

「一方的にフっちゃってゴメン。。」だったら分かるけど
沙弥香がふつうになってても、百合のままでも、よけいなお世話。。

でも、沙弥香が燈子に抱きついて先輩に見せつけようってしてたけど
これって先輩も百合のままだったらくやしがったかもだけど
そうじゃないから
「けっきょくあの子ってマトモじゃないんだな」って思われ大変だけかも?


あと、ちょっと百合百合しすぎになってきたかなぁ。。って
先回も別の百合カップルが出てきたし

にゃんの高校は共学だったけどクラスは女子ばっかりで
いつもくっついてる2人はいたけど、ふつうそんなに目立たないと思う。。

BLでも百合でもいいんだけど
みんながそればっかりだとちょっと引いちゃうかも?

朱里とバスケ先輩のおはなしはあったけど
槙クンと堂島クンの相合傘とかも出して
バランスよくしたらよかったんじゃないかな^^


Aパートは生徒会のリレーの練習で
沙弥香と侑のバトンパスがうまくいかなくって
侑が気をつかって沙弥香をお茶にさそうおはなし。。

おたがいに燈子のことが好き、ってたしかめて
もし、燈子がお姉さんみたいになろうってするのやめたら

沙弥香は「燈子に好きだと言えるのかしら?」
侑は。。「わたしはどうなるんだろ?」って思ったところでオシマイ

アジサイの好きな色を聞くところは
アバンでもあったけど色が白、青から白、ピンクに変わってたけど
アジサイの代表的な花言葉は「移り気」で
白いアジサイの花言葉は「寛容」

青~青紫色のアジサイの花言葉は
「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」で
ピンク~赤紫色のアジサイの花言葉は「元気な女性」だって。。
これって沙弥香(白)と燈子(青)と侑(ピンク)のことなのかな?


Bパートは
雨にふられてこまってた侑に燈子が声をかけて相合傘で帰るおはなし。。

侑はたよりにしてた朱里を先輩といっしょに帰らせて
お姉ちゃんはデート中、ってゆう「リア充爆発しろ」ってゆう中で
燈子に声をかけられてうれしかったみたい^^

どっちが傘を持つか?とかでイチャイチャケンカしたり
雨宿りで燈子をふいてあげたり
侑は燈子といると楽しくなってきてる。。

それで頭をふかれながら
「侑が面倒見がいいから甘えすぎてないかちょっと心配。。
本当はガマンして付き合ってくれてるだけかもしれない。。
きらわれたらどうしようって。。大丈夫?」って言ってくる燈子に

「大丈夫。。面倒見てるなんて思ってませんよ
今日だって先輩が来てくれて助かりましたし、それにうれしかった^^」
って言ったとたん燈子が「そのうれしいって。。どういう意味?」
ってコワイ顔。。ちょっとドキッてしちゃった^^;

顔色読んだ侑が「あ。。いえ。。
今日はいろんな人に置いて行かれたりフられっぱなしだったから
先輩が来てくれて安心したというか。。それだけで変な意味じゃないですよ」
ってかくしてごまかして燈子もふつうにもどってたけど、こわかった^^;

それでベタベタしてくる燈子に「温かい。。」って思った侑は
「分けて欲しい」って思ったけどきらわれるのがイヤで
「いいか。。このままでも」って手をにぎるのあきらめたみたい。。

アジサイは赤と青になってたね^^

さいごは侑と沙弥香のバトンパスがうまくなって

「2人ともやればできるじゃない!本番もガンバろうね!」
ってむじゃきに笑う燈子を見て

「ほんと燈子ってヤッカイよね。。」「同感です」って
沙弥香と侑が共感するところで終わりだったけど
この2人がつき合ったほうがいいんじゃない?ってちょっと思った^^



燈子ってホントにヤッカイだよね^^
自分は好きでいたいのに、相手には好きにならないでほしい、なんて。。

今回の、侑が燈子をタオルでふくところで思ったけど
燈子ってお姉さんがほしいんじゃないかな?って。。

でも、お姉さんだったら燈子のこと好きだと思うけど
燈子の思ってる「好き」って「好きだから何かしてあげたい」じゃなくって
子どもが親に「何かしてほしい」ってゆうみたいな「好き」なんじゃない?

自分は人から何かしてもらいたいけど
人には「私に何も求めないで」って言ってるんじゃないかな?って

だってそれはお姉さんが死んで、まわりの人から
「お姉さんみたいになってほしい」って言われつづけてきて
そのためにがんばってきた「好き」だから。。


まわりの人は燈子を「お姉さん」にしたがって
燈子はがんばってまわりの人の「お姉さん」になろうってしてきたけど
燈子には今まで「お姉さん」の代わりになってくれる人がいなかったから
侑を「お姉さん」の代わりにしたいんじゃないかな?
{/netabare}
{/netabare}
第9話「位置について/号砲は聞こえない」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
体育祭が近付き、生徒会のメンバーは忙しい日々を送っていた。
沙弥香から去年使った横断幕を探すように言われた侑は、一人で体育倉庫に向かう。
ふと、ここ数日忙しくて燈子と話が出来ていない事を思い返していると、ちょうど書類を手にした燈子が体育倉庫にやってきた。
侑は横断幕を手に外に出ようとするが、遮るように燈子が中に入って来て・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしからはじまって
侑が体育倉庫で燈子に抱きつかれてキスされて
体育祭が終わったら、侑のほうからキスする約束させられるの。。


それから侑は廊下で槙クンに
「七海先輩に相手してもらえなくて寂しいんじゃない?」
って聞かれて「私は誰も好きにならないから。。」って言ったら
槙クンも「誰のことも好きにならないからおなじだ」って言って

「おんなじ」ってゆう話題で、おたがいのこと話しはじめたけど
別れるとき槙クンが侑を見ながら

(君は僕とは違うと思うけどな。。
だってさっきのはさびしくない人のする顔じゃないよ。。)
ってホントは思ってた。。

それから侑も、燈子にキスする約束のこと思い出して
ちょっとナーバスになったみたい。。


体育祭の日。。

侑は部活対抗リレーでアンカーを走る燈子に見とれて
それからぼんやりすることが多くなったみたい。。


片づけが終わった侑と燈子はまた体育倉庫に入って
燈子は侑に、約束のキスのおねだり^^;

でも、キスしようってした侑は(ダメだ!)って思ったの

何がダメかはよく分からないケド
ここを越えちゃイケナイってゆうことだけは分かる。。

それで「やっぱり私からするのは違う気がするんですけど。。」
ってことわったの
「だって好きでもないのにするとかちょっとどうなんだろうって」って

そしたら燈子が
「でも約束をやぶるなら代わりに私の好きにするからね」
って、おとなのキスをしてきて、びっくりした侑がちょっと引いたら

「ごめん!侑がイヤならもうしないから。。」って言ってきたけど侑は
いや別に。。イヤではないです。。
とゆうか。。どっちかっていうと気持ちいいし。。」って^^;


さいごは侑のモノローグで
「見返りのいらない好意を与えられること、優しくされること。。
サラサラの髪や長いまつげ、いいにおい、柔らかいこと。。
それらを心地よいと感じるのはただの当たり前で、特別なんかじゃないはず

心臓の音がする。私のじゃない先輩の音だ
だってこれじゃ。。早すぎるから。。」



今回は、燈子の「大人のキス」と侑の「気もちいい」で
いっきに大人のおはなしになっちゃったみたい^^;

これが燈子が男子で、侑が「気もちいいし。。」
なんて言ったら、もう見る気がしなくなっちゃうくらい。。


おはなしは、侑が燈子のことイシキしてきて
とうとう「好き」ってゆう気もちに変わったところだったと思う。。

ただ、それを一生けんめい見ないようにして
早すぎる心臓の音は自分のなのに「先輩の音だ」ってごまかしてる。。

だって燈子を好きになるときらわれるのが分かってるから。。

。。って、だんだんメンドくさくなってきたみたい。。
このあと、燈子が侑からはなれてくおはなしが待ってそうで。。


自分を好きになってくれる人から受けてたまってくプレッシャーを
燈子が侑に甘えてへらそう、ってしてるだけなんだけど
侑が燈子のこと好きになったら、プレッシャーがふえるだけ
ってゆう、燈子のメンドくさい性格のせいだよね^^


侑も、燈子に共感したから好きになったんだったら
槙クンのことを好きになってもいいハズなのに
甘えられたい、ってゆう気もちが勝ってるのかな?

でも、それだったら中学の同級生の男子でもよかったハズ。。
なのにフっちゃったのって
もともと女子のほうが好きだった、ってゆうことなのかも?
{/netabare}
{/netabare}
第10話「私未満/昼の星/逃げ水」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
教室で、原稿を取り合うように引っ張り合っている侑とこよみ。
いよいよ生徒会劇の台本の草稿が完成したのだが、こよみは結末もまだ迷っていてあまり自信がない様子。
侑は、それであれば皆の意見も聞いてみようと、コピーして生徒会のメンバーへ配りに行く事にした。
燈子を見つけた侑は早速台本を手渡すのだが、原稿を覗き込む燈子との距離に少し戸惑い・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめは燈子と沙弥香とクラスメートでお昼を食べてて、燈子が
現実に起こったことそのままの夢を見ることがあるか?ってゆう話をはじめて
みんな、あるとかないとかってゆうんだけど、沙弥香はその夢が
「昔のことを思い出してる今の自分を夢に見ている」んだってゆうの。。


それから劇の台本ができたんだけど、こよみはあんまり自信なさそう^^

あらすじは、記憶喪失の少女が入院してて
そこに、弟、同級生、恋人が来て少女との思い出を話してくるんだけど
みんな言ってることが違くて、元の自分になりたいのに
誰の言ってる自分が元の自分か分からなくって悩むの。。

その台本の配役がとってもするどくって
みんな読んだだけで、だれがどの役か分かっちゃうくらい。。

燈子はそれを読んで
「誰かにならなければ私には何もないのに。。
叶さんこわいなぁ。。何もない少女の役か。。」ってつぶやいたの


それから生徒会は夏休み合宿で劇の練習することになって
燈子に勉強教えてもらいながら侑は
合宿で燈子が迫ってくるんじゃないか?みたいなこと言ってみたら

「沙弥香もいるのに何かするわけないでしょ」ってゆうから
「ガマンできるんですか?」って聞いたら
「できるようになる!もうちょっとおさえなきゃ、って思ったの
侑にきらわれたくないから。。」って

でも、侑も、燈子のこと名まえで呼べない。。
好きなお菓子を取られても文句も言えない。。
ただ「先輩ってズルい」って思うだけ


あと、箱崎先生が「市ヶ谷君」ってゆうOBの人に
合宿の劇の指導をたのんでたけど
主役が七海、って聞いたとたん向こうからいろいろ聞いてきたの。。
もしかして、燈子のお姉さんの恋人だった人だったりするのかな?


それから夏休みになって、燈子から電話も来ないしこっちからもかけにくいし
で、侑はちょっとさびしい思いをしてたら
ジョギング中に中学のソフトボール部でいっしょだった菜月に会って
買い物につき合ってもらうことにしたの。。

買い物をすませて入った喫茶店はこの前のところ。。

そこで侑は菜月から
「生徒会の話に出てくるのその七海先輩ばっかりじゃん」って言われたの。。

菜月は、中学のときの侑は何でもちょっと冷めてたみたいなのに
燈子のことで頭がいっぱいみたいなの、感じたっぽい^^


それから燈子はお父さんから
「生徒会の劇のこと、ムリしなくってもいい」って言われて
(私はやりたくてやってるだけなのにどうしてそういうこと。。)
ってイライラ。。

とうとう侑に電話をしてきて、いつものそっけない返事に
(侑は私が何をしてもしなくても、きっと本当は興味なんかないんだ。。)
って安心したみたい、さっきまでのイライラが嘘みたいに消えてったの^^

だけど侑は、燈子と話すと心がザワザワして、
イヤな感じじゃないのに気もちがいっぱいになっちゃうみたい。。


Cパートで燈子は、
お姉さんが自分とジャンケンで負けて、おつかいに行った帰りに事故に会って
帰ってこない、ってゆう夢を見て、目がさめるの。。

それから「私はなるんだ。。お姉ちゃんに」ってつぶやいてオシマイ。。



そんなおはなしで
侑は燈子のことが好きになってきてるんだけど
それを燈子には言えない、ってゆうイライラが出てきてるみたい。。

燈子が、自分のイライラを侑に押しつけてるだけ、みたいな気がするけど
侑はそれがイヤじゃないんだったらいいかな。。

でも、いつまでその思いをかくしていられるのかな?


あと「やがて君になる」の意味が見えてきたみたい。。

燈子は自分が記憶喪失の少女みたく
「誰かにならなければ何もない」って思ってて
今は「お姉さんになろう」ってがんばってるけど
「やがてホントの自分になる」おはなしなんじゃないのかな?


記憶喪失の子のことだけど
みんなが思ってる自分って、きっと自分のかけらの1つだけで
それだけだとよく分からないからロールシャッハのシミみたく
それぞれの人がかってに「これだ」って思い込んでるだけだって思う。。

それでかってに「これだ」って決めつけて期待して
それがただのインクのシミだって分かると、がっかりするか、怒るかだから
そんな人たちの期待にこたえようってがんばる燈子って
ほんとに記憶喪失の子みたいだって思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第11話「三角形の重心/導火」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏休みになり、人気のない学校に集まった生徒会の面々。
生徒会劇の練習の為、いよいよ二泊三日の合宿がスタートした。
台本の読み合わせも進む中、こよみは未だ結末に悩んでいる様子だったが、他には特に大きな問題もなく合宿は進んでいった。
夜になり、侑と燈子はお風呂に沙弥香を誘う。
合宿棟の風呂が大浴場だった事に思い当たった沙弥香は躊躇するが・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
前半のおはなしは「三角形の重心」

合宿がはじまって。。
3人でおふろに入って、3人でおんなじ部屋で眠る。。

燈子をはさんで侑と沙弥香のバランスのおはなしだから
三角形の重心ってゆうより
たぶん、シーソーの重心のほうが近いんじゃないかな?って


燈子は侑に、侑と沙弥香は燈子に、もっと近づきたいって思ってるけど
おたがいに気をつかってるからそれ以上近づけなくって
ぎったんばっこん、バランスよく動いてるけど
どっちかが燈子と近づきすぎると、止まっちゃうシーソーみたいな関係かも?


おふろはさいごに入ると先に入ってた人から見られそうだから
侑みたくサッと脱いでさっさと入った方がいいかも^^

消灯前はビミョーだった空気が
写真の取り合いでちょっと明るくなったみたいでよかった^^


さいご、とうとう市ヶ谷先輩が参加して
沙弥香が心配そうな顔してたけど、どうしたのかな?

「導火」

市ケ谷さんの練習がはじまってすぐ、燈子を見てた市ケ谷さんが
「生徒会長っていうのは
もっと人を動かして自分はノンキにしてるもんだと思ってたよ。。」
って謎のコメント。。

気になってた燈子は帰りかけた市ケ谷さんを見送りながら
お姉さんのことを聞いたの。。

それは、燈子が思ってた澪さんとぜんぜん違くて

生徒会の仕事は他の役員にまかせっきりで
そのくせ演説なんかはかっこよく決めるから
知らない人たちからは"会長さんカッコいい"とか言われてたけど
夏休みの課題が終わらなくって役員全員で手伝ったこともあった。。とか

でも、まわりは振り回されてばっかりだったのに
澪さんは不思議とみんなに好かれてたんだって^^

それで燈子が「私が知ってる姉は。。
何でも自分で完璧にこなせてあこがれでした。。
そんな姉の姿は知らなかった。。」ってゆうと

「そっか。。あれで案外、妹の前じゃミエはってたのかな?
オレには逆に完璧な澪なんて想像もつかない^^
君の方がリッパに生徒会長してるよ。。
そうだなぁ。。姉妹の割には澪と七海さんはあんまり似てないな」って

それを聞いてた燈子は、帰ってく市ケ谷さんをボーっと見送ってた。。


それから、先生の差し入れで、みんなで花火をしたんだけど
はしゃぎながら自分のこと呼ぶ侑を見て、燈子は
(優しいな。。甘えてしまいたい☆彡だけどどこまで許されるんだろう?
その優しさを使いつくしてしまうのがこわい。。)って

そのころ堂島クンと槙クンがいっぱいの花火を見て
「こんなにたくさんあるんだからドンドン消費しないと終わらねぇぞー!」
「別に全部やる必要はないんじゃないの?」
「いやいや、花火は全部いっきにバーッてやってこその花火っしょ!」って

何だか燈子の思いに気づいたようなセリフだったけど
「優しさを使いつくすのがこわい」なんて言わないで
バーッとやっちゃった方がいい、ってゆう作者の人からのメッセかな?


1年生3人がすすき花火で遊んでるとき
燈子と沙弥香は2人で線香花火しながら
市ケ谷さんから聞いたお姉さんの話をしてたんだけど
沙弥香は前に調べて知ってたみたい。。

それで「ごめん」ってゆう沙弥香に燈子は
「沙弥香ならいいよ。。心配してくれてありがとう」って。。

そんな2人を、侑が横目でにらんでるところでオシマイ。。


家で家族と話すときと、近所の人と話すとき
話し方がちがうって当たり前だけど
きっと、どっちもその人だって思う。。

お姉さんはまわりからは完璧な人って思われてたけど
生徒会の人はそんなことない、って知ってた。。

燈子は生徒会の人からは完璧な人って思われてるけど
侑とか沙弥香は、そんなことないって知ってる。。

どっちだって、そんなに変わらないみたいだけど
燈子にとっては大きな問題だったみたい。。


侑は前に燈子の心配をして、燈子がキレたことあったから
今回は心配させてもらえなくって、さびしい思いしてるのかな?


燈子はこれから、どんな燈子になるの?ってゆうおはなしと
燈子と侑が、これからどうなるの?ってゆうおはなしになってきたみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第12話「気が付けば息も出来ない」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
合宿もいよいよ最終日、生徒会メンバーは台本を手に皆で読み合わせをしていた。
慣れない演技に苦戦する槙をはじめ、どこかぎこちない面々。
しかし燈子は読み合わせを進めて行くうちに、周りを圧倒するほど演技が白熱して行く。
その理由に気付いた沙弥香は休憩を提案し、コンビニへ買い出しに行く事に。
沙弥香に同行した侑は、釈然としない様子で・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
元の自分をさがすお芝居のセリフを読む燈子がすごい上手で
たぶんホントの自分の気もちといっしょなんだろうな。。って

だけど後半、恋人に対する自分になろうってするところのセリフには
気もちがのってなかったみたい。。

きっと燈子は、そんなオチを受け入れたくないんじゃないかな?

それがこよみが、この台本に感じてた違和感で
今回のおはなしって、侑がそのことに気がつくおはなしだったのかも?



いっぱい書きたいことはあるけど
長くなると入りきらなくなっちゃうから短めにw


合宿が終わって、侑が燈子を自分の家にさそうんだけど
燈子は今の自分がキライで誰かにならないといけないって思ってて
それで目指してたお姉さんが自分が思ってたのとホントはちがうかも?
って気がついて悩んでることを打ち明けたの。。

それで侑には「私のキライなものを好きっていう人のこと好きになれないから
私がキライな私のこと好きにならないで☆彡」ってゆうんだけど

駅まで送ってって燈子と別れた侑は
(先輩だって私の)「バカ」
(好きなもののこと嫌いって言わないでよ)「先輩のバーカ!」
って。。

「バカ」にかくれて聞こえなかったところは「好き」だよね^^

それで自分のことがキライだから、お姉さんになろうってしてる燈子を
今の自分を好きな燈子に変えようって決めたみたい。。


それで、まずは劇の台本のオチを変えるところから
って思った侑は、いそいでこよみのところに行って
「3つの自分のどれか1つの自分になろうって思って悩んでる主人公を
今の主人公がなりたい自分にならせたらいいんじゃないか?」って

この劇だったら、今の自分をさがして、いろんな人の話を聞いて
そうじゃない、って思ってる主人公かな?

それって、悩んでる主人公がホントの自分、ってゆうことかな?って。。


ホントの自分って決めちゃったら、ガチガチにしばられて動けなくなって
動けないって、死んでるのとおんなじなんじゃないのかな?

変なたとえだけど
「自分はやさしい人だから、誰も、何も傷つけたくない」って決めたら
犬や猫はもちろん、Gでも殺せないし、ゴミも捨てれなくって
Gがいっぱいのゴミ屋敷に住まなくちゃいけなくなりそう。。

いつでも、相手がだれかを考えながら
この人(物)にはどうゆう自分だったらいいのかな、って
悩むのが生きてくってゆうことなのかな?って

さっきも書いたけど
「自分はこうゆう人だ」って、決めるのって死ぬのとおんなじで
もし、燈子がお姉さんとまったくおんなじになりたいんだったら
お姉さんが死んだ歳で、自分も死ななくっちゃダメなんじゃないかな?
{/netabare}
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第13話「終着駅まで/灯台」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
合宿も終わり、生徒会メンバーは各々夏休みを過ごしていた。
家族で墓参りに訪れていた燈子は、墓石の前で立ち尽くしたまま物思いにふけっていて・・・。
一方、侑は生徒会劇の台本の変更作業を進める為、こよみと共に喫茶店へやってきた。
作業を進める中で、こよみは侑に「一緒に考えて欲しい」と、あるお願いをする。
{/netabare}
感想
{netabare}
こよみが侑にたのんだのは劇のタイトルで
ラストパートを変えようってしてて看護師役の侑のセリフがふえるみたい。。


それから、理子先生の恋人の都が
合宿に理子の友だちの男の人が参加してた、って沙弥香から聞いて
帰ってきた理子に「理子は男と女どっちが好き?」って聞いてきて

理子から「私、別に女に興味ないんだけど」って言われて
ちょっと、落ちこんでたけど

「女の人にあんまり興味は無いけど今こうして付き合ってるのは都なわけで
例外というか特例というかその。。」って言われて
「というかその?」って、からかってしつこく聞いてたけど
理子はテレて「都だから好き」って言えなかったみたい^^

このおはなしってBLものでよくある
「お前が男だから好きになったんじゃない!お前だから好きになったんだ!」
ってゆうセリフがピッタリ^^

調べたら元ネタって、樋口可南子ってゆう女優さんが不倫記者会見で言った
「妻子ある人を好きになったんじゃありません
その人にたまたま家族があっただけです」で
もともとはLGBTとかのセリフじゃなかったみたい^^


アバンでお姉さんのお墓参りに行った燈子が
「お姉ちゃんの代わりに、お姉ちゃんができなかった劇をやる」って誓って
そのあと「そうしたら私は。。」って。。

Aパートのとちゅうでも、またそのことが出てきたけど
燈子はそのあと、どうゆう自分になったらいいか、悩んでるみたい。。

それで悩みつかれて侑に会いたくなった燈子のところに
侑のほうから「遊びに行きません?」ってメッセが届いて
次の日は水族館でデート^^
ってゆうか、最終回なのにデートで終わっちゃったみたい^^


でも、その中で「好きってゆうと安心する」ってゆう燈子が
「ほかが全部ニセモノでも、私の侑のこと好きな部分は私だって言い切れる
だから安心かな?」って言ってたけど
燈子がキライな燈子って、ニセモノの燈子のことじゃないのかな?

「偽物語」で貝木さんが「偽物の方が圧倒的に価値がある。。
そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物の方が本物より本物だ」
って言ってたけど

本物は何もしなくっても本物だから
燈子のお姉さんが、生徒会役員にいろいろ押しつけて
おいしいとこ取りしてたって本物のお姉さんだったけど

お姉さんになろうってしてる燈子って
お姉さんになろうって努力してる分
お姉さんより本物(価値がある)なのかな?って思う。。

たぶん、みんなが燈子のこと好きな理由って
(燈子の思い出の中にいる)お姉さんみたいにカンペキだからじゃなくって
燈子が本物になろうってがんばってるからだって思う。。

だったら、本物の燈子って、ナマケ者なのかな?

燈子は「お姉さんみたいになりたいくせに
自分を確認して安心するなんて、矛盾してる」って言ってたけど

たぶん人でも車でも
ずっと走りつづけてたらこわれちゃうから、休まないといけないときもあって
にゃんは、それって矛盾じゃなくってどっちも本物の燈子だって思うな。。


デートのとちゅうで、侑は劇の練習はじめちゃったけど

たぶん「誰かにならなくっちゃ!」って思う燈子に
「選ぶ必要があるの?
私は今のあなたしか知らないけどあなたのいろんなことを知ってる
そのあなたでいいんじゃない?」って言いたかったんだと思う。。

でも、燈子の答えは
「私は誰かを選ばなきゃいけない、だって私には何もないから」だった。。

侑は「でも。。」って言いかけてやめちゃって
そのあとまた、楽しいデート^^


どうして燈子は「わたしには何もない」って思ってるのかな?
燈子には「本物になろうという意志がある」のに。。


帰りの電車で侑がこよみに
タイトル案の「君しか知らない」って送ろうってしてたけど
タイトルはやがて「やがて君になる」になるんじゃないかな?ってw


そのあと、もたれかかって眠っちゃった燈子に侑が
「先輩、そろそろ乗りかえですよ」って言ってたけど顔が近い^^

たぶん燈子って、お姉さん行の電車から
ほかの行く先に乗りかえなくっちゃいけないところに来てるんだよね?

眠ってる燈子を起こして、ちがう行先の電車に乗せるのが侑の役目みたい^^



あと、2人のデートが楽しそうだった
とくに水がどばっ!ってかかるところ^^
ビチャビチャでも笑ってられそう♪

水族館のクラゲって、ほんとにきれいだよね^^
にゃんは水族館にほかの人がいなかったら、1日中でも見てられる^^


それから、終わりのほうに
槙クンと堂島クンがからんでるところがちょっと映ってたけど
堂島クンが槙クンのイジワルなところを変えてくれたらいいな☆彡
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。

百合の恋愛+少女の成長物語みたいなおはなしで
気もちを景色とかで表すところとか
気もちが伝わってきてよかった☆

絵もきれいだったし、声優さんもよかったけど
終わらなくってザンネン。。
終わってないから物語の☆は3.5だけど
でも、ムリにまとめようってしなくって、よかったと思う。。

2期が楽しみ☆彡

投稿 : 2021/12/13
閲覧 : 929
サンキュー:

86

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貫通 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

イレギュラー百合です。

百合を題材にしている、かつ少なからず百合の発展に貢献したところは感謝です。
作画は基本綺麗ですが、目と輪郭に癖があり気になります。そして展開が身体的より心理的というのはなかなか珍しいと思います。最終話も中途半端なところで終わったのであまり好きではないです。さらにキスに関しても両思いではないので、百合としてのキスと思えずあまりよろしくなかったです。
心理描写が細かいという評価が多いようですが、そう思えませんでした。どちらかというとぼかして心理を表していて、何から何まで基本から外れた百合でした。

投稿 : 2021/08/25
閲覧 : 319
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3

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さざなみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:----

百合作品にとどまらず恋愛作品としても大傑作

「やがて君になる」という作品を味わう上でまず大前提として抑えないといけないのは、橙子先輩はこれまで幾度となく告白されてきて全て断っているということ。普通の恋愛じゃダメなんですね。
というのも橙子先輩は周りの人から見れば容姿端麗・頭脳明晰の完璧人間ではあるものの、本当はプレッシャーに弱い小心者で周囲が思い描く理想とのギャップを努力で埋めているだけの人物であることが描写されています。
これは姉が亡くなったことを自分のせいだと思い込んでいる橙子が「私が姉の代わりにならないと」と考えているからです。
そして橙子は姉の仮面を被って生きている臆病で凡庸な自分のことを嫌っています。
つまり橙子にとって「好きだと告白されること」は姉の仮面を被った自分に好意を寄せられることであり、本当の自分に寄せられた好意ではないんですね。
彼女にとってこれまでの告白は仮面を脱ぐことを許されない束縛でしかなかったということです。

逆に相棒ともいえる佐伯先輩には自分の弱みを見せている訳ですが、仮面の下の本当の橙子を好きになるということは、仮面を被り姉のように振る舞うことに全てを捧げてきたこれまでの人生の全てを否定されることになります。
ここの部分は6話ラストで小糸侑への「私のことをどうか好きにならないで」に繋がります。

そこで他人からの好意がそれぞれ仮面の自分と裏の自分を否定するものでしかないという橙子が出会ったのが、「好きを知らない主人公・小糸侑」です。
橙子は他人への好意を知らないかつ自分のことを無責任に否定してこない侑に惹かれることになります。
ここから物語がスタートしていく訳です。

またラストが微妙だと頭ごなしに否定する人もいますが、そうではありません。
最後の「先輩、そろそろ乗り換えですよ」という台詞は電車の乗り換え的な意味はもちろん、未だに姉の仮面を被ることに固執し、そんな自分を嫌っている橙子に「自分を変える時だ」と語りかけているようにも見えました。
またこの時はまばゆいばかりの黄金色で包まれていましたが、13話の前半で「劇が終わってしまったら私はどうなるんだろう」と考えながら一人で電車を待つ橙子の様子を暗い色彩で描いていた対比にも注目したいところです。

このように例を挙げるとキリがないですが、台詞のみならず風景描写の一つ一つに意味があり、こちら側が気を抜くことを許してくれません。

投稿 : 2021/05/22
閲覧 : 318
サンキュー:

6

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかく心理描写が丁寧

「やがて君になる」は女子高生の恋愛を描くいわゆる「百合作品」と呼ばれるジャンルだ。恋愛を描いた作品は数多くあるが、私は百合をガッツリ見たのはこの作品が初だった。その為、他の百合作品・近年の百合作品・百合作品のあるべき形。等は知識に無い。

だが、「やがて君になる」は非常に素晴らしい作品であった。百合作品としてと言うよりその前の恋愛作品としての出来で見れば少なくとも完璧に近いと言えるだろう。何より凄いのは心理描写だ。

本作のあらすじを本当に簡単に言うと、高校2年生の生徒会長でありヒロインの「七海」と高校1年生の「小糸」の恋愛を描いている作品だ。

最初は七海が一方的に小糸を好きになる歪な関係だったが、回を重ねる事に小糸も七海を好きになっていく様子が描かれる。

だが、七海は小糸に「自分を好きにならないで欲しい」と伝えている為、カップルとして結ばれる事は無い。この設定で恋愛作品に欠かせない「モヤモヤ」や「もどかしさ」が作品の空気感を作っており、緊張感と尊さの両立が成されていると言えるだろう。

小糸が徐々に七海を好きになっていく様を直接的なセリフなどではなく「表情」や「空気感」で視聴者に伝えているのが、非常に素晴らしかった。逆にラスト1話〜2話でようやくキャラクターの感情が真っ直ぐ言語化されるのも、ここまで引っ張ったからこそ普通の恋愛作品とは違う味わいで観れた。

また、サブキャラクターの女の子が失恋した際にこれも直接的では無く間接的に心理描写していたのが印象深かった。女の子は取り繕って笑顔で居るが、心の中では泣いているのだろう。ということが、アイスが溶けて液体が零れていくという所で伝えてきた。

ここまで本格的な百合作品を初めて見たが、このレベルの作品が多くあるならば、百合作品の一定の需要は当然あるだろうと思えてしまう程の作品だった。物語のラストが中途半端ではあったが、それを差し引いても「素晴らしい」という評価は変わらないだろう。2期は厳しそうだが、やったら飛び跳ねるぐらい喜ぶ。

投稿 : 2021/03/29
閲覧 : 145
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コタロー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

白百合

生徒会
会長
姉の死 その役になりきる
同期と後輩
後輩を好きになる

投稿 : 2021/02/04
閲覧 : 224
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1

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遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本当の自分は自分の中にはない

原作未読。
でもアニメあそこで終わっちゃうと続きが気になる~!!読もうかな・・・

今作で語られるテーマの一つとして本当の自分とは何かということが挙げられました。ヒロインの七海燈子は事故で失くした姉の代わりになろうと努力し、一部の人間にしか弱味を見せない姿が描かれていましたが、これって別段彼女に限った話ではなく、大なり小なりほとんどの人がやってることですよね。
誰しも人によって接する態度はマチマチ。友人の前で見せる顔、家族の前で見せる顔、職場で見せる顔、自分にしか見せない顔。当然同じ人間なので基本的にいずれも近しい顔を覗かせるでしょうが、しかしこの全ては同一ではないと思います。
ようは、どれが本当の自分かだなんて自分では分かりようがないんですよね。だって全部違う顔ですけど、それは紛れもなく全部自分なので。結局その人が見ている自分こそが本当の自分なのであって、無理矢理自分自身をどれか一つに限定する必要はない、という考えに至りましたね。
まあ今作が伝えたかったことがこれかどうかは分かりませんが、自分としてはこの作品からはこういう結論を得ました。

しかしこの手の百合作品で先輩の方が純情でドギマギするってのは中々に新鮮味がありますね。侑ちゃんの感情の変化が徐々に見られたのもポイントです。良作でした。

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 312
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37

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tera さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合作品初挑戦

とってもよかった、ちゃんとした女の子同士の恋愛は見たことがなかったし、かなり衝撃を受けた作品だと思う
好きになることが残酷な縛りと感じてる燈子先輩にとって人を好きにならない侑は優しい存在で特別だから好きになって、だから侑には誰も好きにならないでほしいと思ったんだよねそれが自分であろうと、こんな繊細な関係を思いつく作者さんほんとすごいわ、あと映像もすごかった、2018年で続編抜けば一番面白かったと思う

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 191
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7

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かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人を好きになるってこと。

高校1年の小糸侑(こいとゆう)は、誰かを特別に思う気持ちがわからない女の子。
でも、2年で生徒会役員の七海燈子(ななみとうこ)と知り合ってから、侑の気持ちは揺れ動きます。

そんな繊細な物語に流れるピアノの音色がやさしく感じます。

わたしには、特別って気持ちがわからないんです。
侑の言葉にハッとする燈子。

そして燈子からの突然のキス。
でも侑はドキドキも何も感じなくて。。

今まで好きと言われて、ドキドキしたことない。

そう言った燈子の気持ちを確かめたくなって、わざと手を握る侑。
表情が変わる燈子を見て、自分だけが特別を知らないことに少し失望して。

でも。
私のことを好きにならなくていい。でもあなたを好きでいさせて。
燈子にそう言われて侑はちょっとずるいって思ってしまう。

いつかは私のことを好きになってほしいって気持ちが燈子のホンネなんだよね。


ずっと一緒にいたい。
自分の弱いところやありのままの自分を見せたい。
そしてそんな自分を好きになって欲しい。
自分と同じくらい、それ以上に相手のことを大事に感じる。

そんな気持ちがLoveなのかな。

決して他人には見せたくない自分の弱さを侑には見せる燈子。
燈子って侑のことが本当に好きなんだね。

好き好きモードな燈子。そんな気持ちになれる燈子が羨ましくて、自分も変わりたいと思う侑。

燈子とのキスを目撃された生徒会の槙くんに自分よりも燈子を心配していることを指摘されて侑は自分の気持ちに戸惑う。

川をはさんでの二人の会話。揺れ動く気持ちを二人の距離で表してるのはいいなって思った。

燈子と侑の関係が少しずつ変わっていくのも、互いに互いを好きになっていった証拠で。

そして侑も少しずつ理解していく。
自分もいつの間にか変わっていたんだと。


百合要素も確かにあるけど、人が人を好きになる過程や心の揺れ動くさまを丁寧に描かれた作品だなって感じました。

投稿 : 2020/11/14
閲覧 : 333
サンキュー:

26

ネタバレ

は! さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想書くのは得意じゃないけど

アニメでどっぷりハマり原作も読みました。自分は百合が好きで正直最初は百合が見たいというだけの理由で見始めました笑。しかし、1話から「これはただの百合作品ではない!」と思わせるようなキャラ設定。恋愛感情を抱かない侑と今まで恋愛感情を抱かなかったが誰も好きにならないと言う侑に特別な感情を抱いてしまった燈子先輩。でも燈子先輩は侑に好きになってもらいたくない。つまり侑に誰も好きにならないという特別を無くしてもらいたくなかった。すごい設定ですよね笑
アニメの描写もとてもすごいです。侑の主観で描かれていたり心の声があったりその時の感情に合わせて表情や声優さんの名演技にはとても吸い込まれます。
時が経つにつれ2人の感情や思いが変わっていく所も見所です。劇の脚本を練習する時に燈子が自分の役に入り込んだ時は特に心が振るわされました。あと、ドキドキするシーンもあって最後まで見てて飽きません。
人を好きになるという素晴らしさ。最高です。
百合が苦手でまだ見てないという人もいるかもしれませんが
苦手な人でも十分楽しめる作品だと思います。是非自分の目で見てください笑

投稿 : 2020/08/26
閲覧 : 323
サンキュー:

9

ネタバレ

プリンヨーグルト さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

美しい( *´艸`)

リアルな百合もの。
まず描写がとても美しいです。日の光や瞳のアップ(これは登場人物の感情を表してもいる)、声優さんの声色の使い分け、キャラも可愛い。OPは花の描写やキャラの表情など幻想的で美しいです。メインヒロインだけじゃなくサブヒロインも映ってるのもいいです。今まで見たアニメのOPの中でもかなり美しいと思います。EDもポップで可愛い。告白された主人公がすぐ好きにならず、時間をかけて好きになるところが良かったと思います。キャラたちの様々な恋愛観も見れて人それぞれだなと感じました。心情もつっこんで描かれておりキャラの行動に理解できないなんてことはなく、とても満足でした。
「桜TRICK」から百合に目覚めてしまい笑→「CITRUS」視聴後→「やが君」にたどり着いて改めて百合の尊さを実感しました。( *´艸`)( *´艸`)( *´艸`)

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 250
サンキュー:

4

ネタバレ

Y.s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新たな世界

さぁ今レビューを見ている君たちもこの作品を見てみよう!これは新たなる道への第1歩だ。自分は百合好きじゃないから見ないとか思っている人は百合の何を知っているのかな??この作品は百合好きではない人にもとても見やすい作品だと思う。(私も初めは百合好きではなかった)この作品を見終わった頃には... ともかくぜひこの作品を見てみてくれ

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 225
サンキュー:

7

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KomcHi さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あなたといるとドキドキするの♪

見終えました。

中学最後に男子から告白されるも好きという気持ちがわからない主人公の侑と、
相手の事が好きになれない燈子が出会います。
そんな燈子は侑に対し「あなたのこと、好きになりそう」と告白してしまう。
その恋の行方は…?


告白されても好きになれない境遇から、
燈子は侑に共感、好意を寄せたのかなと思ったけれども、
どうも違う。

私はあなたを好きになるけど、あなたは私を好きにならないで、という意味深なことを燈子は侑に言うんですが、
初めはなんて傲慢で自分勝手な感情なんだろうと思いました。

だけれども話が進むにつれ、
燈子の姉の死の場面から今の振る舞いについて少しずつ明らかになっていきます。
そこから姉のように毅然として振る舞う表の自分と、
裏に潜む好きになれない自分の二面があるんだなと理解しました。

そうなってくると、
好きでない裏の自分を好きにならないでくれという意味合いになってきますし、自信の無さや踏み込んでこないで欲しいという感情が垣間見えます。

だから相手を好きになれない侑を選ぶのだなと感じました。

この付かず離れずの一定の距離を要求される侑も大変ですね 笑。
でも侑も燈子の好きという気持ちを理解してきているように思います。

だからこそ(表の燈子から)やがて君(裏の燈子)になるよう、
侑は燈子へ訴えかけていくのだろうと思いました。


最後は文化祭のシーンまでいって欲しかったのですが、
意味深な電車の乗り換えシーンで終わってしまいましたね。
侑のラインの文書「君しか知らない」も、
私は裏のあなたしか知らない、表のあなたは作り物なんだよっと語りかけているようにも感じます。


いやぁー、面白かったです。
繊細な感情をうまく描いているなと感動しました。
この作品は百合がダメな方もいけるかもしれません。
おススメです。

投稿 : 2020/03/24
閲覧 : 294
サンキュー:

22

ネタバレ

hrk さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

低い評価の人達がいるのが理解できない

好きという感情のを丁寧かつ繊細に表されていた。これは今まで見てきた恋愛作品の中でも、最もうまく表現できていた。また、間接的に分かってくることもあり、気が抜けない作品である。
シナリオの面でも深い物語であった。ネタバレになる為詳しくは語れないが、恋愛ものは多く見ているとパターンが分かってきてしまうものだが、これはそんなことが一切なかった。これは、百合作品であったからこそこんなに面白い作品が出来上がったのだと思う。

投稿 : 2020/02/16
閲覧 : 198
サンキュー:

4

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HANIHO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

おもしろい

おもしろい

投稿 : 2020/02/15
閲覧 : 183
サンキュー:

0

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ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

君子危うきに近寄る 

生徒会を体験入会しようとした小糸侑。
移動中に男女交際を断った七海燈子と出会う。
生徒会長に立候補した七海を小糸は推薦人となり手伝う事となった。

本作品は百合です。女性同士が恋愛感情を持つ百合作品です。
苦手な方は御免なさいm(_ _)m
180度回転して、お出口の方へ向かって下さい。

私には特に違和感はありませんが、同性同士のカップルに嫌悪感を抱く人が存在する、
という事は知っています。
ただ、人類は男と女の2種類だけ。
たまたま好きになった相手が同性でも不思議では無いです。
反対する人達には、厳格な宗教の教えを守っているイメージがあります。
日本にも「神道」という宗教がありますが、自然崇拝を主とした教えなので、性に対しては寛容。
個人的には戒律をキッチリ守る一神教よりも、曖昧な教えが混在する多神教のほうが日本人には合っていると思います。

過度な性描写はありません。
あるとしたらキスくらいです。
キスは挨拶代わりに使う国もあるので、あまり気になりません。
しかし、舌を絡まらせる箇所もあるので、見る人を選びますね。

姉の面影を理想とした七海。
理想像が高すぎるので、常に緊張感を持っています。
その緊張を緩和して、小糸に自分の弱い部分をさらけ出してしまう所が後半になるにつれて多くなってきます。
小糸は誰に対しても特別な感情を持たない、と言っていましたが、
話が進んで行くと七海に対して、無意識かどうかは判断できませんが、特別な感情を持つようになったと思えます。

話が中途半端なところで終わってしまうのがマイナスポイント。
せめて、生徒会の演劇の場面までは進んでもらいたかったです。
ただし、純粋な気持ちで想いあっているのが、作中人物の心理と場面展開の繊細な描写で、
美しい表現に昇華しています。
話が進むにつれて、想いが深まって行くのは見ごたえあり。
本物の愛情を見た、と思わせるような作品でした。

投稿 : 2020/02/13
閲覧 : 320
サンキュー:

31

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※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きという特別な感情を自分に向けてほしくない女の子。

原作未読。➡既読。



百合。少し変わった恋のお話。

好きをしらない女の子と、そんな彼女が好きだけど、自分自身を好きなってほしくない女の子のお話。


電気消してみるのがおすすめですね。より綺麗です。



1話。告白現場を見てしまった女の子一人。
恋を知りたい乙女が一人。

生徒会へ。七海燈子先輩。憧れの先輩となりそうな予感です。先輩は何か演じている節がある気がする。
気のせいかもだが。
(それで勘だがもうわかる。沙弥香先輩は燈子先輩のことが好きなんだろうな…これは定番で。でも実らない気がする…)

小糸ちゃんの恋愛は、音楽や小説で見る憧れるものだった。だけど、自分がその立場になっても、羽が生えたように、飛べる気分になれなかった。彼にはドキドキしなかったのだ。

それが答えだろうね。自分が好きになるのは違う人。

彼、待っててくれたなんて、優しい。

そしてここから恋が…小糸ちゃん~♪

2話。むふふな恋って感じでさやか先輩はどう反応するんですかね~♪
オープニング綺麗。色彩もさることながら作画も良い!曲にあってますね。
少し切なさが感じられる曲と絵ですね。
でもどっちかというとエンディングっぽい曲ですね。
さやかさん、嫉妬ですね。

とうこさん。これは恋してる顔?恋してるじゃん!
小糸さんはまだ戸惑っている。とうこさんもか。
小糸さんはとうこさんにそういう感情を抱いている感じではない。まだ。
ファーストキスはとうこさん。なにも感じない。恋をしていない。

小糸さんはとうこさんを、同じ感情をもつ人だと思っていたのに特別を知ってしまった。自分がおいていかれたような、裏切られたような感じだろうね…

違うのは当たり前。小糸さんの特別は、たぶんまだ来ていないだけ。遅いだけだと思うよ。相手が誰かはわからないけど。

付き合うとかではなくて、その感情を持っていたいんだろう。それだけで嬉しいんだね。とうこさん。

綺麗だね。美しい恋だね…汚れが全くない。だからズルい。

やがて君になる、これは君と同じように、恋を知るということか?それとも逆か?

3話。毎回綺麗なオープニングがみれる。作画すごい。
生徒会に入るんだろうな。小糸ちゃん。小糸っち。かわいいな。違うな、先輩は小糸っちと一緒の時間が欲しいんだろうな!そして実は先輩には…{netabare} 姉がいたはず…今はいない…{/netabare}
あらら、小糸っちの家族には顔がいい。彼女です。
綺麗な女子高生ですね~♪(下品でないという意味で)

こんなかわいい子をふるかぁ~悲しそうな顔して、泣いていいんだよ。あかりちゃん。
こんなスラスラ言えるというのは、自分にそれだけ言い聞かせたということだろう…

先輩、ここの本屋の常連…いや、小糸っち目当てじゃん。どどん。会いに来たの!下心丸見えだぜ!隠す気もないか~♪
小糸っちに恋はまだ遠い。好きなのは誰かに重ねたりしてるのだろうか?

おいおい、小糸っち。天然のたらしかい?先輩惚れちゃうぞ。もっと。たぶん小糸っち以外には見せたくないし、信用されていてほしいんだろう。
くっついていた誰かがいなくなってしまった。

たぶん、先輩は、この感じなら自分のことが好きではないんだろうな。自己嫌悪もあるんだろう。その弱いとこを含めた自分を認めてくれている小糸っちが大好きで、頼りたいんだろうね…

小糸さんが誰かを特別に想う日が来たら、先輩はどんな顔をするのだろう。絶望?失望?哀愁?それとも…
嬉しい顔をするだろうな。
小糸っち、好きになってそうなんだけど、まだ違うのかな?


たぶん普通なら先輩を好きになってもおかしくないんだろう。でもこの作品は、小糸っちは先輩にそこまで左右されないってのがね。いいね。

4話。人が恋におちる瞬間をみた。先週はそんな。
オープニング見る感じ、先輩は離れていくのか?
こよみちゃん、かわいい。というか、小糸っちグループみんなかわいい。こよみちゃんはあかりちゃんに恋してるのかな?
距離感近い。恋してるな、先輩は。生徒会が始動する。生徒会劇か。さしずめ、小糸っちと先輩かな?

会長の顔、卑怯やな~♪

小糸っちが優しいから先輩もやりたいことが増える。だけど二人の気持ちは噛み合わない。(まきくんがキスを目撃) まきくん、やばいやつかもねw

小糸っち、優しいな。自分より先輩。

まきくんは自分に執着がないんだな。周りの恋が気になるっていう。

無意識に気づけない。恋だと気づけない小糸っち。

やっぱりこの作品好きだわ。今期で強いよ。

5話。あかりさん、漫画ばっか。こよみちゃん、文芸雑誌。さえき先輩、文庫。とうこさん、百合本?
それぞれの性格が出ますね~♪

とうこ先輩は嫉妬してる感じ。まきくんとの距離が近い小糸っち。
あら~♪こよみん、小説かいてるんだ~♪

小糸っちたちは中間テストが近い様子。中間テストの勉強にまきくんを誘う感じのときに、とうこ先輩。
あわよくば近づくとうこさん、抜け目ない。
選ぶのはとうこさん、小糸っちは選ばれる方。
それでも少しずつ変わりつつある。

小糸っちの家で勉強。先輩は小糸っちのお姉さんの彼氏さんが少し羨ましいのかな?

先輩~♪えっちな~♪かわいい!
この二人見てると幸せ。小糸っちは少しからかいがはいってるね。小悪魔とかではない、距離おく感じ。

まきくんに嫉妬してるところとか、不安なんだな。
どっかいってしまいそうで。小糸っちはとうこさんをまだ見ていないから。でも必要とされている自覚はある。


でもね。好きって言葉を先輩から聞くたびに小糸っちの歪む顔。自分の求めている感情を持っている人が一番近づいてくれているのに、自分は持っていない。
近くて遠い。


おーい。悶える先輩かわいすぎるんだが。どうしたらいいんですか?まきくんみたいになればいいですか?

6話。言葉は閉じ込めて。言葉で閉じ込めて。

前半が小糸っち?後半が先輩?

牧くんは数学できる子なんだな。小糸っちの新しい感情の芽生えの期待。牧くんみたいな子、いますね。
オープニングに惚れる毎回なのです。表情から背景、全て綺麗。
劇の脚本をどうするか。
ご機嫌斜めの佐伯先輩。何か…表情が。
とうこさんの内面を知る佐伯先輩。それを否定する小糸っちのことを少し許せない?いや、嫉妬か。

佐伯先輩はとうこ先輩の内面を知った上で自分がいるから大丈夫と言い切る。(ひゅーこわい!)
かやのんの声ぞくってするね~♪
暦ちゃんは前向きですごいね。

7年前、それは明らかに隠してある。何かがある。
七海澪。先輩の姉。交通事故で亡くなった彼女。
とうこ先輩がこだわるのはお姉さんのようでありたいから。自分自身さえ偽ってさえ。
言葉は閉じ込めて。言いたいことがあるけど、それはしっかりと話し合って。

お姉さんのようになりたい。
死んでも言われたくない。先輩はそういった。
ゾクッとした…とうこさんは、自分自身には何も期待してないような…お姉さんがいないぶん。それは呪いのように付きまとう。

でもね。小糸っちに対する恋心は、とうこさんだけの感情だと思うよ。
小糸っちの言葉でも揺るがない。自分のことに執着しない小糸っちにひかれたとうこさん。
それでも寂しい。一緒にいてほしい。そんな弱さも備えたとうこさん。

とうこさんはいつまで偽るのか。お姉さんがいなくなって。じゃあ、お姉さんより歳上になったら…
どうする?たぶんお姉さんならこうするという感じで動くだろうね。それもありだとおもう。
その全てを踏まえて小糸っちは受け入れてくれる。

こういう好きっていうのがないから小糸っちを受け入れてしまった。幻滅されることがないから。
先輩はかなりの束縛ですね。残酷だよ。小糸っちに好きにならないでって…そんなの…


やがて君になる、というのは小糸っちが先輩のように恋を知るようになるという意味なのですかね。
そうなりたいという意味なのですかね。

でも先輩は受け入れられる?

7話。佐伯先輩のお話をしましょう。
佐伯さやかは、始めはおかしいと思った。女性同士の恋愛なんて。ただ、本気になった彼女に告げられたのは、想いを伝えられた人からの遊びという言葉。
自分をこんなにしたのはあなたの癖に…
(かやのんのこの演技は素晴らしい。感情をこめる、一つ一つの言葉に。)
さやか先輩は一目惚れしてしまった。全てがどうでもよくなるくらいに。

佐伯さやかは一歩身を引いて、自分のことを考えてしまう。誰かのものにならないと信じて。

さやかさんと小糸っちは対極にいる。
とうこさんと小糸っちは状況が似ている。

自分を押し殺して、自分の感情を抑えて過ごす佐伯さやか。それがとうこさんのためであり、それが彼女の近くにいるためのことだと。事実そうであると信じているからそうしている彼女。

正直なところ、好きになるに性別なんて二の次でもいいのだろう。誰かを好きになる、相手が同じ性別だっただけなんだろう。ただ、彼女には好きな女性がいて、その彼女は好意を持たれることが怖いのだ。執着されることが怖いのだ。執着されることがプレッシャーとなり、それが今の自分自身ではなく、誰かの影を追った姿であるから。

佐伯さやかは姉を追った姿に憧れ、弱さを含めたとうこさんが好きであり、小糸っちは姉を追ったとうこさんの本心をみてそばにいようと望んで、彼女は姉を追うべきではないと考えているのかもしれない。

8話。今回は佐伯先輩の昔の彼女が現れる。
交点。降り籠める。かつての自分にさようなら。
女の子を好きになった自分は嘘ではない。
(謝るのは一番ダメだろうね、弄んだといってるようなもの。)

小糸っちとさやか先輩。仲良くはないよな。二人とも分かり合えそうな感じだが。
交点。とうこ先輩が偽らなくなったとき、二人はどうするのだろう。一人は告白できるのか?一人は恋を知れるのか?

あかりちゃん、かわいいよね~♪また恋してる感じだ!いけいけ!相合い傘!
小糸っち優しいな~♪皆に気を使って、周りを見てる

とうこ先輩登場!こっちも相合い傘!いちゃいちゃしやがって~♪2828。
小糸っちの笑顔、いい笑顔です~♪
とうこ先輩の弱さを受け止める。それが小糸っち。

とうこ先輩…小糸っちの表情が豊かになったときに表情が曇る…少し先輩に近づいて、先輩が遠退いた…
(表情曇ったところ、迫力が…)
とうこ先輩、厄介。ここが交点。

9話。とうこ先輩の充電。小糸っちです。御褒美、小糸っちからのキスをねだる。きたこれ!
体育祭です。ドウジマくんがピックアップされるとは珍しい。ドウジマくん、チャラい。
会長の内側が気になる様子。あとグイグイくるね、サイコパスってる傍観者さん。気持ちはわかるけども!
まきくんと小糸っちは恋愛感情がまだ実感がわかない様子。

小糸っち、それは好きになる顔なんだろうな。
小糸っち、こらっ!色っぽい乙女になってるぞ!

お!箱崎先生の彼女さんきたあああ!
小糸っちと佐伯先輩、やる気が(笑)
(今回少し作画の力がね。しょうがないかな。)
生徒会早いな!

小糸っちは走ってるとうこ先輩に魅惚れてしまった。恋というよりは憧れかな。

キスを自分からしたらダメなんだ。たぶんそれは好きになったしまうのではないか?その感情を知るのが怖いのではないか?

最後のキスシーン、良かったわぁ~♪エロい~♪女の子~♪
力入ってましたわぁ~♪(先輩、求めまくってるなぁ…)

小糸っち、とっくに恋してんじゃないかな。認めたくないんじゃなかろうか?

挿入歌良かった!グッと来ました。
次回辺りから関係が動きそうだ。

10話。私未満。昼の星。逃げ水。 不穏…
とうこさんの見る夢。それはお姉さんのことか?
お姉さんの影を追い続ける彼女。それはもう憧れとかそういう類いではない…一種の呪いのよう。

特別を知りつつある小糸っち。それにまだ気づかないとうこ先輩。

劇の脚本、さやか先輩ととうこ先輩の恋人関係。
よかだわ~♪こよみちゃんわかってるぅ~♪
こよみちゃんかわいいよね~♪
記憶消失の少女がとうこさんで周りの見られ方が違うって… こよみちゃんすごいな!
何もない…だから誰かにならなければ…そういった不安で追い詰められたのがとうこさんの今の姿。

堂島…脚本よんでくれ。
(これ見てる牧くん幸せなんだろうな。)

生徒会の合宿。劇の練習。

小糸っちはとうこさんが色付いて見えるようになってきてしまったか。しかし小糸っちに選択権はない。
選べない。選ばせてくれないのだ。
叶わない願いは短冊に書かない、書けない。
先輩を好きになりたい…とかか?

夏休み。やることがない小糸っち。なつきさん、イケメンだなぁ。マスターさん、できる人。
なつきさん、小糸っちの良き友人。夢中になれる何か、誰かがいたんだろうと。

とうこさんのお父さん、とうこさんを気遣ってだろうけど、それは今一番言われたくない…

小糸っちなら流してくれる、気にしないでくれる、それが一番落ち着く。どうでも良さそうにしてくれるから。でも、小糸っちはそんなことを思っていない。
先輩に自分から近づきたい。この感情を知りたくてたまらないんだろう。

とうこさん、本当のところどうするべきなんだろう。
そりゃあ、とうこさんのしてることが正しいとは思えないけど、誰だって自分のすることを否定されたら嫌だろう。ましてや憧れていた人になるということならなおさら。
だからきっと、とうこさんには自分で自分を受け止める覚悟と、それを認めてくれる人が必要なんだろう。

11話。合宿。しっくりいかない様子の結末。こよみちゃんはどうしたいのか? 大浴場でお風呂。サービス回だ!
小糸っちの下着! 無防備! とうこさん大喜び。 さやかさんもな!眼鏡さやかさん。
三角形の重心。この重心は誰に傾く?
皆が心に隠すもの。
市谷さん。とうこさんの姉を知っているんだろう。
とうこさんのことも知っている。 誰に傾く?

とうこさんは一層張り切る。姉のように。
生徒会長は人を動かすもの。引っかかる。とうこさんには。
お姉さんは自分のふるまっている感じではなかったのか?

目がかすむ。自分の知らない姉。聞きたくなかった。
お姉さんに似ていない。 一番聞きたくなかっただろう。

甘えたいけど、どれくらい甘いていいのか。小糸っちは優しいから。

どこを、何を目指せば。 さやか先輩が踏み込む。とうこ先輩のお姉さんのことを。

12話。とうこ先輩に違和感を感じる小糸っち。
似てない…心に響いてしまう。台本の言葉。今の言葉は全て自身の鏡のよう。どれが自分なのか。どれを自分にしたいのか。どれが望まれた姿なのか。
小糸っちは気にしてしまう。
さやか先輩は見守るだけ。自分から近づくことはしない。
死んでも言われたくない。あの日の言葉が響く。
姉の代わりになろうとする。それが正しいのだろうか

今のままならさやか先輩の望む姿。理想だった姉を演じ続けるとうこ先輩。

約束を守っている小糸っち。それは自分の気づかないうちに破ってしまっているかもしれない。すきになっていないなんて…

来ましたわ~♪膝枕とは。とうこさんの声めっちゃいろっぽいよね~♪(アイスもとけちゃってまあ~♪)
この二人のキス見てるとドキドキしますわ。いろんな意味で。

どんなお姉さんだったとしても、とうこさんが見ていたお姉さんでいいのではないかなぁ。
小糸っちは偽らないとうこ先輩をすきになりたいんだろうな…(でもとうこさん、嫌いな自分を好きでいてくれるなんて、良いことなのに。自分さえ認められないのをすきになってくれるんだもん。

おお!小糸っち。劇の結末。変えるのか!小糸っちができる手段。とうこさんが望まなかろうと小糸っちが望みたいんだもの。先輩のあんな顔見たくないんだな

小糸っちのこういうところ好き~♪今までの全ての努力を否定しないところ。
先輩を変えたい。それを変えるのが自分でありたいと思う小糸っちの傲慢さ、いいですね~♪

13話。最終話。終着駅まで。灯台。
前半。小糸っちとこよみちゃんの台本の推敲。
メインはとうこ先輩とさやか先輩。自分の姉の見てきた姿の理想と感じていたものを演じ続けたとうこ先輩。だがそれは文化祭の劇まで。それが終わった先には何があるのか。そこから先の自分は何なのか。さやか先輩はそんなとうこ先輩に歩み寄ろうとするけれど、それには勇気が足らなかったのだろうか。それとも自分ではだめだと思ってしまったのだろうか。聞きたいことを聞けず、手を出せば届く距離なのに届かなかった。そんな彼女の顔は切なく、諦めと決意を感じた。以前言ったように自分は近くで見守る。もしかしたら変えてくれるかもしれない誰かを信じて。

先生とマスターのやり取りも良かった、嫉妬とか♪

前半と後半。とうこ先輩とさやか先輩、小糸っちととうこ先輩、このような対比になっている感じです。
だから後半はとうこ先輩が小糸っちが届かないところにいってしまうのではないかという不安が伝わります。
自分を、「姉の部分ではない自分」を好きにならないことを望む。自分の存在価値はないという一方で、小糸っちが好きというこの感情は自分のもの。自分でありたい部分と姉でありたい部分が混在する、こんな自分。

小糸っちはそれでもいいと言ってくれる。そんな優しさがいつまで続くのだろう。いつか届かないところへいってしまうかもしれない。

だから、このままこの時間が終わらなければいいのにと。
小糸っちもそう願うだろう。だけど終わりはくる。
決断する時が来る。本当の自分は。どれかを選ぶのか。選ばないのか。

たぶんどんな答えでも小糸っちは受け入れてくれるだろう。
だけど小糸っちは今まで自分が見てきたとうこ先輩を、演じていない素の彼女を望んでいるのでは、と自分は思っています。

あわよくば、自分にも二人の結末を見届けさせてくれればと。


今回の作画、とてもすごかった。綺麗。見ほれるものです。

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かわいい絵柄です。綺麗な恋愛に見えます。ドロドロとかそういうのではない。
珍しくとかいうと失礼ですね(笑)
男がいるんですね。珍しく。この世界は男がいますw

これ好き…
1話1話が綺麗なんですよね。スッキリとした感じで1話が終わり、次に続く。ずっとみれそう。尊いんだ。


先輩の魅力はやはり表情の変化が乙女らしいところ。
小糸っちの魅力はつーんとした顔とか!
そして、二人は真っ直ぐな考えがある。

2期がありそうな感じ。といっても文化祭の部分がありそうな感じですね。
長さ的にはリライフみたいな残り3,4話ぐらいにできそうな。
作ってほしいですね。



近づいてきて、でも近づこうとすると離れていく…


今さらですが、恋する乙女はかわいいです!






原作既読になりました。

{netabare} 6巻で小糸っちの気持ちととうこ先輩の気持ちが伝わりました。変わっていく二人。特に小糸っちの感情が本物の恋に変わりました。これが現状どれだけ小糸っちにとって辛いことなのか。そしてとうこ先輩にとっても今まで変わらずにいた小糸っちが変わっていたと知り、それでもどうすれば良いのかと、なんと声をかけたら良いのかと…本物の恋を伝えられたとうこ先輩。今の自分でなくなったら…そんな彼女はどうすれば… {/netabare}


7巻、2019年春、楽しみです。そうしたらアニメでもやってほしいな!

7巻既読。8巻で完結らしいです。心を揺るがすものでした。
以下ネタバレ。


{netabare}
自分が拒まれてしまったと勘違いをした小糸っち。
とうこ先輩は気づいている。しかし、今更それを伝えても何になるだろうか?
自分は侑のことが好きかわからない。本当の自分が好きな人のことがわからない。その好意にこたえるのが怖い。
さやか先輩は、児玉さんとおでかけして、箱崎先生と児玉さんを見て、元気と勇気をもらう。

児玉さんとは箱崎先生の過去のなれそめはよかったですね♪
箱崎先生が真っすぐ向き合う人で、受け止める強さがある人だと実感しました!

そして修学旅行。さやか先輩は決意する。とうこ先輩に気持ちを伝えると。


「燈子のぜんぶが好き」

さやか先輩はそういった。燈子先輩は考えてしまい、遂に二人っきりになったボートでいってしまう。いつから好きになったか。ぜんぶってなにか。
変わっていくのにぜんぶってなにか。

さやか先輩は、変わっていく燈子先輩のことを含めて。幻滅するかもしれないけど、そんなことはないように変わっていくだろうと、信頼を込めた感情だと、愛だといった。

燈子先輩にとってそんなさやか先輩の愛は、感情は優しく心地よいものだった。でも、2羽の水鳥をみて、小糸っちが自分を引っ張っていく姿を浮かべた。

燈子先輩返事。さやか先輩への言葉。
「私は沙弥香を選べない」
まぎれもない本心だった。燈子先輩はさやか先輩が好きということを教えてくれて、自分の感情に気づいたのだろう。

水鳥で表しているのでしょうか?個人的な解釈です。

飛んでいる水鳥。さやか先輩でしょう。おそらく、燈子先輩が飛び立つ前。それ以前に自分の好きだけに気づいてしまっておいてしまった。そして燈子先輩が飛ぶのを、恋を知るのを待った。だから待ちすぎたと思ってしまったのでしょう。さやか先輩の言葉で恋を自覚しましたが、それまで付き添って、寄り添っていたのは小糸っちだった。

2匹の水鳥は小糸っちと燈子先輩そのものでしょう。小糸っちは踏み込んで、燈子先輩に、仮面で隠してない燈子先輩自身を、自分自身を認められるように、お姉ちゃんではない自分を見てもらえるようにしたのでしょう。



槙君。小糸っちがむしゃくしゃしていて、もう自分も恋なんかしなくていい、よくわからない。その言葉で片づけたとき。
「君と僕を一緒にしないでよ」
小糸っちが恋の感情から、自分の恋の痛みのある感情から逃げようとすることを槙君が阻みました。

恋愛をするということを、恋を知る小糸っちを尊敬したうえで逃げないでその行く末を見さしてほしいのでしょうか。
願わくば幸せな舞台がいい。本心でしょうね。

そして小糸っちととうこ先輩がお互い向き合いそうです!


おまけの愛果ちゃんとみどりちゃん。いい友達すぎる。おそらく二人の関係に気づいてるのかもしれないですね。さやか先輩の恋心も。

あと二人、付き合ってるんじゃないでしょうか?

{/netabare}

最の高でした!
見届けるぜ!


8巻ネタバレ。

{netabare}

最後まできれいでした。
小糸っちととうこ先輩の関係が変化していくことを、これからも二人で過ごしていく。
そういった感じです。

ベッドシーン、ありがとうございます。とても美しい感じでした。

卒業してからも色々あったんでしょうね。想像力でカバーします。

まきくんや、堂島くんの卒業後の感じも良かった。
堂島くんはあかりさんとお幸せに!

とうこ先輩もかわいかったんだけど、くっついた後の、恋に溺れる感じの小糸っちがヤバかった。初めての感情をしっていろいろ分かち合いたい感じ。
そしてそれをとうこ先輩が一番近くで見て、溶けるとうこ先輩がかわいいっていうね。永久機関だ。


小糸っちのよき理解者が、れいちゃん。義姉さんの彼女だけが家族で知っている感じ。

いつかいうときは、皆受け止められると思いたい。

{/netabare}


最高の作品をありがとう。

投稿 : 2019/11/28
閲覧 : 523
サンキュー:

28

ネタバレ

これ使うのやめた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こんなに見応えのあるアニメ初めてかもしれない

とにかくぱないっす。
何がぱないかというと、とにかく言葉遊びと心理描写がえげつなかったっす。
絶対見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

投稿 : 2019/11/05
閲覧 : 313
サンキュー:

6

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やきもきする展開

主人公の侑に1話で惚れてアタックしまくりの橙子が「私を好きにならない侑が好き」という捻くれで、侑は橙子に惹かれていくのを感じながらそれを認められないというジレンマで、とてもやきもきしながら見ることができます。好きなのに、私を好きにならないでほしい、というのは新しいなと感じました。侑が迎えに来てくれて嬉しかった、と言った時の橙子の暗い瞳と冷めた表情が忘れられません。
共学なので男の子も出るのですが、ライバルも沙耶香という女の子で、担任の先生も別の女性とデキていて、どうにもこうにも百合しかないです。槙くんに見つかった時はドキッとしたのですが、なにか事件に発展するでもなく、あまり状況が変わらなかったのは少し拍子抜けだったかも。
原作読んでいないのですが、原作通りにお話が進んでいるのかすごく今後が気になる最終回を迎えてしまったので、最終巻が発売されたら原作を買う予定です。面白かったです。

NEW GAME!というアニメの主要キャラと侑、沙耶香の声優さんが同じ方で、喋り方や声質も同じなので(声だけですぐわかった)、最初のうちはNEW GAME!見てるみたいで耳が慣れませんでした。

投稿 : 2019/11/03
閲覧 : 264
サンキュー:

4

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

史上最も深い百合アニメ!

今までの百合アニメはお互いなんとなく意識し合って両思いになってイチャイチャするだけでしたがこのアニメは違います。
片方は好きだといって相手を言葉で縛り、もう片方は私も好きかもしれないと言うことを言えない、言ったら破綻するような謎の閉塞感が常にあって緊張感もあります。
多分作者が女性なのだと思う。ここまで深い心理描写をしているガチの百合アニメは過去一度も見たことがない(正直私には理解できていない)
目線の動きや手や指の動きで心理状態が伝わるカット、背景から読み取れるメタファーなど表現が多彩。
オープニングに出てくる多くの花の花言葉の嵐はキャラクターの性格や現状を見事に表していて恐ろしいこだわりを感じる。監督天才!?
二期もあったら見たい

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 307
サンキュー:

7

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やがて君になるのストーリー・あらすじ

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」(TVアニメ動画『やがて君になる』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
TROYCA
主題歌
≪OP≫安月名莉子『君にふれて』≪ED≫小糸侑(CV.高田憂希)七海燈子(CV.寿美菜子)『hectopascal』
挿入歌
安月名莉子『rise』

声優・キャラクター

高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子

スタッフ

原作:仲谷鳰(「月刊コミック電撃大王」連載)、監督:加藤誠、シリーズ構成・脚本:花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督:合田浩章、色彩設計:篠原真理子、美術監督:永

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