カーレースおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカーレース成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番のカーレースおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.3 1 カーレースアニメランキング1位
オーバーテイク!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (103)
247人が棚に入れました
「F4」、フォーミュラ4。 「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、 上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、 シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。 そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。 眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、 現在はとある理由によってスランプの渦中にある。 取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを 目の当たりにする孝哉。 その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを 自身の裡に蘇らせる......。 それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、 悠を応援しその夢を叶えようと決意。 いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく——。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

光の当たらない場所で

あんまり見ない本格モータースポーツアニメが同期に2本、MFゴーストも面白かったです!
モータースポーツアニメ苦手だったけど初めて面白いって思えるアニメに出会えました
MFゴーストはレース中心ですが、こちらはレース2ドラマ8くらいの割合
レースに賭ける想いがしっかり描かれてるので感情移入しやすい

ただ、カメラマンの話とレーサーの話は単独でそれぞれとても良かったけど、どっちもいいエピソードだけに両方とももっと深いところまで突っ込んで見たかった、両方にスポットライトがっつり当てたから両方ともなんか微妙に物足りない感じ、特にレースシーン面白いだけにもっと見たい

MFゴーストと比べると、こちらのほうがデザインやキャラが今風で上品な感じ
レースシーンはどっちもGOOD
モータースポーツは専門用語多くてクルマに詳しくない私には専門用語が難解ですが、モータースポーツに詳しくないカメラマン視点にすることでF4の解説が丁寧にされていてわかりやすかったし、厳しい実情やスポンサーに整備にモータースポーツ業界のリアルが見れて大変興味深い作品でした

なんとなくモータースポーツってニガテって人はいちど見てみるといいんじゃないでしょうか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

レースもストーリーも魅せる作品

モータースポーツ自体、あんまり馴染みがなかったものの、レースシーンでのクオリティーの高さに圧倒されるものがありました。ただ、それだけでなく、人間ドラマの方もしっかり作られており、レーサーとカメラマンのどちらのドラマもよく掘り下げられていて、見応えがあったかと。

ライバル達も人間臭い面々ばかりで、ストーリーの盛り上げに一役買っていたかなと。ただ、女性受けの良いなよなよしたキャラは実力は確かなのですが、個人的には苦手だったかな。

迫力あるレースシーンはもちろんのこと、ストーリーも良くできた良作だったと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

結局、金と勝利次第ってことよ!理解頂けたかな?少年少女諸君!

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.18

 なんやかんやでハッピーエンド!良かったねぇ。孝哉さんと悠のトラウマも癒やされましたとさ…。

 結局、スポーツで勝つには金!金!金!モータースポーツは特に顕著ってことが言いたいのかな…。スポンサーが金を出してくれたんでタイヤを潤沢に使えるから戦えんだよ!的な…。

 う〜ん…。最初の悠のトンガリ振りは何だったんですかね?金次第なのはリアルと言えばリアルなのかな…。

 震災やらパパの事故死やら、JKレースクィーンの恋模様やら色々ぶち込みすぎた感じはありますが、大団円で終わったのは良かったと思います。勝利すれば百難隠すってことですね。

 今期覇権とはいきませんが、珍しい競技レースモノを描いたオリジナルアニメとしては、中々面白かったと思います。
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 9話まで観ました。2023.11.27

 あの震災でたまたま衝撃的写真を撮影し、勝手にトラウマになった孝哉さん…。個展で衝撃的写真を発表して炎上したのがトラウマでは無かった様です。

 そんで、遺族に許してもらってからの回復!なのかな?感動するかどうかはあなた次第と言った所でしょう。

 私的には感動エピソードか?と疑問に思います。他人の最期を勝手に撮影して、勝手にトラウマになって、勝手に公表して炎上して、勝手に癒やされただけの話では?

 レースと何の関係もあらへん!あの震災で関係者が亡くなって、傷ついてるのはお前だけでは無い。

 安いお涙頂戴でしかありません。孝哉さんのエピソードは雑音でしかありません。

 レースものに、色々ブッコミ過ぎです。MFゴーストみたいに女子高生お尻フリフリ位でよごさんしょう。
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 7話まで観ました。2023.11.16

 孝哉さんの過去が明らかになります。浅はかな理由で炎上した過去があったそうです。

 自分の個展で、衝撃的な写真を発表して炎上って…。世間が悪い様に登場人物達は孝哉さんを擁護しますが、これまで、散々孝哉さんの軽薄ぶりを観せられてきているので、さもありなん、それ観たことか!という感想しかありません。

 孝哉さん、大震災の津波写真を撮影したことによってトラウマになったと、制作側は言いたいのでしょうが、視聴者には、軽薄さのせいで炎上したのがトラウマなんじゃね?としか思えません。自業自得なんですが…。

 さて、これからどうするんでしょうか…。中々難しい気がします。ノリと勢いで何とかしそうです。

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 5話まで観ました。2023.11.01

 また、あっさい話をぶち込んで来ましたねぇ…。炎のランナーって…。主人公達以外の市民ランナーが雑魚すぎです。

 しかも、孝哉さんのトラウマも解消って何だそりゃ!?アニオリの、こういう荒唐無稽さがたまりません。

 一応、メインキャラの深掘回ですが、キャラの軽薄さは払拭出来ませんでした。まぁ…、深い人間ドラマがあれば良いというものでもないので仕方無いですね。

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 4話まで観ました。2023.10.26

 金のかかるモータスポーツなのに、登場人物達がこじらせています。

 無愛想な高校生ドライバー、トラウマで人物が撮影出来ないカメラマン…。

 観る気が無くなりそうな位ウザそうですが、レースの迫力で何となく面白さを感じます。

 孝哉カメラマンは、どうやって飯を食っているのか?小牧モーターズはどうやって利益を出しているのか?F4の高校生ドライバーを飲料メーカーが広告に起用するか?

 登場人物達や組織が浮世離れしている感じですが、爽やかな話なので、続きが気になります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

69.3 2 カーレースアニメランキング2位
MFゴースト(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
310人が棚に入れました
『頭文字D』より未来、西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名はMFG。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなど最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールを卒業したドライバー、カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため日本に帰国するのであったー。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

【1クール目レビュー】これが内燃機関エンジン車バトルへの鎮魂歌となるのか?

原作コミックは17巻まで購読中。

【物語 3.5点】
全体構成は原作以上にレース重視。
古風な恋愛要素などが邪魔に感じる方もいるでしょうが、
これでもレースに場面を集約したアニメ化になっています。

コミック1巻分の過半をレースなしで鎌倉散策デートしてましたという巻では、
いくら昭和のハチロクで平成のモンスターマシンを倒す懐古志向の『頭文字(イニシャル)D』の後継作だからって、
恋愛まで懐古じゃなくていいと評価が割れたりしていました。
なので、そのままアニメ化したらテンポ悪いかも?と私は憂慮していましたが杞憂でした。

TVアニメ版『イニD』1期の最初の本格公道レースバトル開始が5話からだったことを考えれば、
初回からMFG予選が始まる『MFゴースト』はかなり真面目にレースで魅せたアニメ化だと思います。


ただ1クール目は第2戦予選が終わるくらいという中途半端なところで終わり、
この春の2nd SEASONに持ち越し。

しげの 秀一先生原作アニメが1クールでキリが付くわけがないと原作勢は分かっていますが、
他でも言及したように、分割放送の構想があるなら事前告知するのが親切かと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・FelixFilm

富士山大噴火により無人となったかつてのドライブエリア・箱根、湘南周辺を舞台に、
トヨタ86などの国産車が、外国産スーパーカーに挑んでいく。

シビれる好素材を、現地をトレースした背景美術と、
スピート感を演出する斜線をまとったCGによる車の描写で、
道中大きく崩れることなく無事に再現してみせた。

元請け経験が少ない同スタジオは懸念材料でしたが、
アニメ化に際し、望むハードルはクリアしてくれたので及第点は付けられる出来だと思います。


一方で人物作画は、元々、歪な悪材料だった原作の人物デザインを、
これでもかなり改善していて、私はちょっと感動した位でしたが、
冷静に見れば、やはり不自然さが残ります。

顔のデカさがコケシみたい。パーツが全体的に四角い。
この辺りはまだチューニングの余地があるのだと思います。


【キャラ 3.5点】
“新公道最速伝説”と銘打った本作。
元祖“公道最速伝説”『頭文字D』にて作者は、本当の速さとは何かを見せるとの趣旨の決意を述べました。
が、実際には“藤原ゾーン”などの理解し難い珍妙な曲芸走法で切り抜けたり、
決着が運ゲーだったり。

シナリオは完結した『頭文字D』ですが、公道最速理論というテーマは未完。
『MFゴースト』には公道最速理論の完成という使命を継承して欲しい(ま、どうせ完成しないでしょうがw)
というのが私の願望。

その観点から興味深いキャラがラスボスと目されるミハエル・ベッケンバウアー。
独国ポルシェ育成システムから輩出されたシミュレーター世代であるトップレーサー。

『MFゴースト』の基本設定では電気自動車(EV)普及等によるガソリン車の骨董化がありますが、
私がそれ以上に重要だと思うのが自動運転普及。
極論レースなんて超高性能AIにハイパワーな車を自動運転させれば最強でしょ?
というツマラナイ未来への途上にあるのが、コンピューターシミュレーション訓練が作り上げたベッケンバウアーなのだと思います。

公道最速理論とは、機械化、自動化が進む運転技術の中でも、
人間ならではの感性が入り込む余地がまだあるという主張なのだと私は捉えています。
その感性に長けた主人公カナタ・リヴィントンみたいなドライバーこそが、
一見貧弱に見えるマシンで最速を体現し、
MFGに退屈しつつある最強ベッケンバウアーら新世代を目覚めさせるというのが本作の肝かと。

昨今のEV自動運転化の流れはガソリン車バトルを描くには逆風ですが、
そのプレッシャーにより、作者がリョウ・タカハシが仕込んだレギュレーションなどを通じて描きたい公道最速理論は反論として語りやすくなる。
時代がテーマを浮き彫りにするという点では、EV自動運転化はむしろ追い風なのかもしれません。

数多くのドライバーが登場して覚えきれない本作ですが、
テーマを念頭に置いて整理すると、中々面白い設定が練られていると感じられます。


惚れっぽいからカナタに一目惚れしちゃった感が強いヒロイン・西園寺 恋。
女の子は恋に憧れ恋しちゃうもの。
キャラにも古風な恋愛観がにじむ本作。

ヒロイン以上に懐古なキャラが相葉瞬。
推しのMFGエンジェルスの“7番ちゃん”(恋ちゃんのことですが)のキスゲットを原動力に、GT-Rで発奮する。
男はカッコいい車に乗って女を求めるものという“若者の車離れ”など眼中にない令和の空気を読まないキャラ。

終盤、暗い部屋でひとり7番ちゃんの画像に鼻息を荒くする相葉の生態を、気色悪くて無理と思うか、阿呆で面白いwと思うか。
本シリーズについて行けるか否かの試金石だと思います。


【声優 4.0点】
主人公・カナタ役の内田 雄馬さん。
時折イングリッシュ風の発音も交えながら、英国系イケメンドライバーを構築し、
ヒロイン・恋役の佐倉 綾音さんの一目惚れ胸キュンボイスを引き出し、
ベタベタな恋愛劇を支える。
ファミレスで内田さんみたいなイケボで接客されたら男の私でもちょっと電流が走りますw

期待に応えてくれたのが、ここでもベッケンバウアー役の神谷 浩史さん。
{netabare} 「その走りには加齢臭が漂う」
「どうした踏め石神。そこで踏めないのか?ヨーロッパのレースなら10歳の子どもでもそこでアクセルを踏み抜くぜ」{/netabare}
などと同じポルシェ乗りの元・王者の石神風神(CV.安元 洋貴さん)を毒舌で酷評しながら追い詰めて行く。
今回アニメ化部分で一番決めて欲しかったカットをベテランが見事に表現してくれました。

上記の車内コックピットの独り言や、
86整備担当の緒方役の畠中 祐さんらによる関係者リアクションで盛り上げるのも、
『頭文字D』の峠バトルを想起させられ懐かしくて良き。

加えて熱かったのが、実況・田中 洋二役の光部 樹さん。
実況・解説席からの煽りは、レースショーとして企画されたMFGならでは。
今後、解説には色々と『イニD』縁の人物もゲストとして登場するので、
実況CV.光部さんのおもてなしにも期待したいです。


【音楽 4.0点】
レースバトルを彩ったのはTVアニメ『頭文字D』同様ユーロビートの楽曲の数々。
クラブ音楽界隈もトランス、EDMとトレンドが移り変わる中で、
懐メロ化しつつあるユーロビートですが、
エイベックスにより提供された本作BGMを通じて、ユーロビート魂の継承者が健在であると確認できて嬉しかったです。

個人的に良かったのが「MANIFOLD LOVE」「FACE DOWN」と、
明快な男性ボーカルによる明瞭なフレーズがアガるHOTBLADEの切れ味。


実車から収録したエンジン音も迫力がありました。
「たまんねぇぜレースってのはこうでなくっちゃな。EVのレースなんて眠くなっちまうぜ」
私も完全に同意します。


OP主題歌「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
北原 望役の芹澤 優さんが『頭文字D』シリーズで主題歌を務めたm.o.v.eのmotsuさんをラッパーに迎えたコラボシングル。
アレンジも往年のm.o.v.eを思わせる構成で、こちらも懐古仕様。
歌詞世界もラブソングをレースに絡めたお馴染みの内容で、
ヒロイン・恋とカナタの恋愛劇を後押し。

ED主題歌「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」
Himika Akaneya(茜屋日海夏)さんによる、シンセ和音が心地よいラブバラード。
夕暮れの江の島をバックに疾走する86。本当に絵になります。


以下、放送前のフライング長文。長いので折りたたみ。

{netabare}
『頭文字D』の後継作として連載中の同名コミック(17巻まで購読中)の連続アニメ化作品。

EV自動運転化が実現した近未来。
富士山大噴火により無人となった箱根やその周辺の公道を舞台に開催される
世界唯一となった大排気量の化石燃料車によるモーターレースシリーズ“MFG”

英国からの留学生で『頭文字D』の“秋名のハチロク”のドライバー・藤原拓海に師事していたという、
主人公・片桐 夏向(かなた)ことカナタ・リヴィントンが真紅のトヨタ86で、
MFGにひしめくハイパワーの外国車等に挑んでいく。


原作は往年の人気シリーズの続き、車離れが進んでどうこう以上に著しく懐古な男性向けの内容だと思います。

カーボンニュートラルが国策として叫ばれる昨今、
温暖化ガスを大量に吐き散らす公道レースという基本設定だけでも既に骨董品みたいなもの。
(余談ですが、最近のエピソードでレース解説・須藤京一先生がEVは日本を貶める欧米の政略と大放言する件w
今回はそこまでアニメ化されないでしょうが、いちいち頷く点が多くて笑いますw)

加えて主人公に一目惚れするヒロイン・西園寺 恋。
その名に違わず惚れっぽ過ぎる美少女JKとカナタによる恋愛劇は、
昭和か?ってくらい素朴で古い。

またMFGには“MFGエンジェルス”と呼ばれるレースクイーンの美女たちが登場。
その衣装がブーツや天使の羽根でボディーラインを強調する実にけしからんデザインでしてw
しかもレーサーが表彰台に上がると、ご褒美に任意のエンジェルスの頬キスがプレゼントされるというオマケ付き。
で、ご想像の通り{netabare} ヒロイン恋はカナタがMFGに参加していると気づかぬまま、
MFGエンジェルスのナンバー7としてバイトする人気メンバー。ということは……。{/netabare}

レース放送中、エンジェルスメンバーに恋愛観などの質問をぶつけるコーナーがあって、
視聴者が反応したり、ツッコんだりするパターンがありますが、
時代の変化に戸惑う作者やオヤジたちの心理が投影されているようでくすぐったいですw

この辺りの発想からして、女子アナの水泳大会をゴールデンでTV放送していた旧世紀のノリ。
さらに作者、編集者は悪ノリして、MFGエンジェルスを実際のグラビアグループとして三次元化し、連載誌に写真を掲載w

本作はスーパーカーと美人のねーちゃんのボディーが一覧できる漫画誌を読み耽る
“青少年”のオッサンたちが青春の続きを楽しむ作品なのだと思いますw

アニメも盛り上がっては欲しいのですが、くれぐれもお気持ちで表現規制を叫ぶ一部のラディカル・フェミニストや、グラビアを弾圧する共産党員に目を付けられないようにしないとw


原作者・しげの 秀一氏も年を重ね病気がち。
本アニメ化自体も原作休載を経て予定より遅れての放送となります。

『頭文字D』では、早々に設定が枯渇し、作者と主人公が根性で限界突破して新境地を切り開くという連載漫画ならではの荒々しさもありました。
が、もはや氏にそんなパワーを望めないのか『MFゴースト』では、
舞台を『頭文字D』の数年後に設定することで、実はこの数年にこんな経験があったなどと、
後付けで無理なく主人公補正できる環境を整備。

レース場面についても、対向車を避けて1VS1の夜間の峠バトルがメインだった『頭文字D』から、
上記大災害によりステージを制約する要素を強制排除した上で、
決勝15台のレースバトルにすることで、カナタの展開が膠着したり、
主人公成長が道半ばでも、無理な能力インフレで設定を食い潰すことなく、
他車の状況にカメラを切り替えることで単調化も防止。

また原作のキャラデザが、リアルとデフォルメのバランスがトレンドを掴めていないのか、
多くの人にとって違和感を抱く造形なのがアニメ化に辺り懸念材料でしたが、
PV観る限り『閃光のハサウェイ』等の恩田 尚之氏が上手くデザイン調整している感。

大きな驚きはないけど、ファンならば破綻リスクなく無難に楽しめるアニメになると思われます。


キャストは主人公カナタ役の内田 雄馬さん、ヒロイン恋役の佐倉 綾音さん、
若手ホープ・沢渡 光輝役の逢坂 良太さんと、実力ある中堅どころがメイン。
一方で王者ミハイル・ベッケンバウワー役に神谷 浩史などベテラン起用もあり。

ベテランと言えば、MFGを主催する“リョウ・タカハシ”役の子安 武人さんなど、
『新劇場版 頭文字D』では若手に変更となった旧作のキャスト陣が復帰して出演するのも懐古向け。
因みに大排気量車が断然有利に見えるレギュレーションの裏に見え隠れするタカハシ氏の“公道最速理論”も旧作ファン向けのスパイス。

そして何よりBGMにユーロビートが戻って来る。

私も新鮮さより、あの頃を懐かしんで、
廃れつつある諸要素を鎮魂する心持ちで楽しみたいレースアニメです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

レースアニメではなくて自動車スノビズムアニメが見たかった。

 車が速さを競う時代から快適性、安全性、燃費になり今やEVの時代です。本作は、ある意味ガソリンエンジンに対するノスタルジーです。頭文字Dの時代にはこんな世界が来るとは思ってませんでした。

 ガソリンエンジンの速さの追求ということ自体がもうフィクションですが、その精神を引き継ぎ、富士山の火山活動を上手く設定に取り込んで作品に仕上げたなと言う印象です。

 ですが、作品の質はそれほど高いとは思えません。WHYの部分をもったいぶりすぎです。藤原拓海あるいは高橋涼介の名前に作品を頼りすぎています。
 そしてキャラが絞れていないし、エンゼルちゃんに意味もなく注目しすぎです。頭文字Dの時はそちらはそちらでちゃんとドラマがありましたけど、今作はお尻要員で終わってます。キャラで言えば主人公をハーフで日本語片言にしたので内面が見えないのも大きなマイナスです。

 アニメ化によってレースシーンが素晴らしいものになったので、かなり原作より見やすく面白くなっていると思います。
 が、本作で知りたいのは女子でもないし、他のドライバーでもないし、突き詰めればレースそのものでもないです。車の速さに関するスノビズムつまり「教養をひけらかす俗物根性」のマンガで「知識を得た気分」を堪能したいわけです。それがどれほど正確かはどうでもいいです。「自動車の速さを追及するとは?」をそれらしく見せて欲しかった。その点をDでは親父や高橋涼介をはじめとしたサブキャラが担ってました。本作はサブキャラが「いる」だけです。

 つまり頭文字Dはレースマンガではなく、自動車マンガだったということです。本作は今のところパワーウエイトレシオ云々で始まったのに、レースマンガになってしまっています。そこが面白くなりきれない理由でしょう。

 2期も決まったとの事ですが、展開が今と同じなら途中で飽きるかも。ですが、1期は最後まで毎週ある程度は楽しみに視られたのでそれなりに高い評価をします。レースシーンは良かったです。




以下 視聴時のレビューです。


1話 人気的には車でも描きたいのはJK。苦肉の策という感じ。

{netabare} たしか12、3巻くらいまで既読です。しげの秀一氏は「頭文字D」の最後ほうはモチベーションを失っていたので、その続編というのが不思議な感じです。
 「高嶺の花」「セーラーエース」などを連載しているところを見ると、この人は多分もともとは車、特に86が好きだったんでしょうけど、本当のところは女性を描きたいんだろうなあ、という気がします。「ドッピーカン」というのもありました。

 ただ、です。不幸なことにこの人圧倒的に女性を描くのが下手なんですよね。内面がないというか設定だけというか…頭文字Dの「茂木なつき」も拓海に感情移入したストーリーには乗れるんですけど、なつき本人に奥行がありません。単なる作者のNTR好きというか…軽井沢のコンビなども女かきたいから描いたという感じでキャラ描写は弱いです。

 ですから、女性主人公ものは皆短期で連載が終わっているみたいです。正直ほとんど読んでないです。

 本作はその折り合いをつけたんでしょうね。エンジェル7番ちゃんに視点を置いて、エロい恰好をさせてルッキズムとか絡めて何とかモチベーションにつなげたんでしょう。JKとの恋愛ものが描きたかったんでしょう。
 ただ、残念ながら長期休載をしていますので、その内心はどうなっているんでしょう?正直10巻を越えてくると絵がかなり荒れています。顔の輪郭や線、デフォルメ表情の比率がかなり高くなって、絵描くのも面倒なんでしょう。そしてなんかつまらなくなる感じです。

 過去作の名前借りというのもちょっと描くものに苦労した感じです。あだち充氏のMIXもそうですけど、熱が伝わってこないですよね。

 まあ、テーマとしてはガソリン車へのノスタルジー、あるいは未来のカーレースの在り方なんでしょうけど…頭文字Dでドライバーについてはやり切った感があります。やるとしたらテクノロジーとの融合…でしょうか?いや、この人はそっちにはいかないでしょうねえ。車と女と過去の人気作。晩節を汚さないで綺麗に終わらせられるのでしょうか?

 アニメ版でどうしてくるか。映像というのは強みですから、見守りたいと思います。 {/netabare}


2話 あーやっぱりレースものはアニメの映像がいいですねえ。排気音と音楽。そして尻。

{netabare} 続編だよりだとか、JKだよりだとか、いろんな批判を1話でしましたが、やっぱり排気音とエイベックス的音楽とがあって、レースシーンはアニメで魅せられると格別ですね。

 あの角刈りの男がうるせえとか、高橋涼介ってわかってんだからもったいぶらなくていいとか、いろいろありますけどね。
 そして、性癖を隠さない潔い尻がいいですねえ。レーシングカーに水着女性(正しくはレオタード?死語?)は今やご法度になってしまいましたが、やはりメカに水着美少女は画になります。現実でできないならアニメくらいは、と思ってしまいました。

 なお、グリップウェイトレシオって、今の解説だとパワーウエイトレシオが高い方が上りで有利ということで外車がいいということ?かなあ。マンガよんでるんですけど、そういう解説すっ飛ばして読んでました。
 素人考えですけどブレーキの効きと耐久性、サスペンションの問題、車体の剛性があるのでそれでも軽量化の意味はあると思うのですが…それがドライバーのテクを引きだす?

 ちょっと興味でてきました。アニメだとマンガよりかなり面白く感じます。ドローンのアイデアもいいですし。富士山の噴火も面白いですねえ。レース中のうるさい男だけいなければ最高です。{/netabare}


3話 レースは良いけど結果の理由が欲しい。JKラブポエムが恥ずかしい。

{netabare} レースは面白いし、結果もまあ、それがいいでしょう。長い作品なら負けから這い上がって行くパターンもありますが、天才肌の主人公ですし展開はいいです。
 ただ、なぜそういう結果なのか?の理由とか理屈が欲しいなあ…溝落としとか、グループAのエンジンとか。イニシャルDの時はそういう屁理屈が非常に魅力的でした。決勝までの流れで何か説明があるといいのですが。

 で、その代わりがJKのラブポエムですかあ…うーん。そうあって欲しい気持ちはわからなくはないですけど…まあ、いいでしょう。それが創作物です。かなり恥ずかしいですけど、それがマンガの良いところです。

 ということで、イニシャルDのような名作になる感じはあまりしませんが。テンポと盛り上がりが素晴らしいです。ドローンの最高時速とか押さえるべき設定はちゃんとおさえてました。

 アニメの背景は実写おこしのような感じですが、中にいるのが車という無機物なので調和が取れてます。そこは上手い処理でした。 {/netabare}


4話 技術的な視点と世界観の作り方が上手いんでしょうねえ。

{netabare} トラクションコントロールとかタイヤマネージメントとかそれっぽい話になってきました。やはり前作同様にドライバーの技量こそレースの本質と言う話になるのでしょう。こういうメカ的な解説はやはり男心をくすぐります。

 なぜ「頭文字D」とか本作は面白いのかと考えると、世界観かなあと思います。公道レース…本当にグンマ―のそれぞれの山にチームがいて夜な夜な走り屋たちがバトルを繰り広げているかどうか知りませんが、その世界観がストーリーを支えました。しかも、下りのスペシャリスト、ドリフト最強という発想。

 本作においてもEV化の中で、噴火が起きて無人になったらしい箱根・小田原の行動をレース場に見立て環境上等の大排気量のガソリン車が走る。近未来感がある設定は本当に上手い。ドローンを活用してレースを世界中で楽しむのもいいです。
 首都高でもレース場でもないところが他に類を見ません。そして「トヨタGR86」はやはり「頭文字D」の藤原とうふ店のパンダトレノがあったからこその人気で復活した名車だと思います。それが更に新しいマンガに登場するという実車と創作の相互関係も面白いです。
 今時のうるさいコンプラ警察にも対応した上手い設定だなあと思います。

 メカと半裸美少女ということで、女性からどう見られるかわかりませんが、やはり男心をくすぐります。

 まあ、この後の展開を読んでいるのに覚えていないということは、あまりストーリー性がないのかもしれませんが、しかし、アニメで見るとかなり面白いです。今後に期待できます。

(なお、環境上等と書きましたが、レースによって効率のいいエンジンやタイヤその他の部品は開発されます。環境負荷など考えるとEVよりも効率がいいガソリン車の方が優れている気もします){/netabare}


5話 Gの表現が凄い。面白い要素満載。尻。久しぶりにアニメで手に汗にぎりました。

{netabare} アニメのレース場面で車というのは一見固い塊です。だから、迫力を出すために音楽や効果線、実況をヒートアップさせます。でも大事なのはそれだけではありません。「G」つまり「加重」です。

 5話のレースシーンはそこが本当に素晴らしかった。左右のGだけでなく、ブレーキングや加速の時のサスペンションの動きの表現がとてつもないリアリティを持って迫ってきます。
 宮崎駿の…うーん例えば「カリオストロの城」のカーチェイスの加重も有名ですが、あれはアニメ的な動きとして優れていても、リアリティがありません。本作はその点で、車が生きているように表現されていました。

 マンガは止め画なのでその点でアニメで見る意味が多いにあります。

 また、外国車スーパーカーへの憧れ、非力な人間・車が上位勢に互して戦う。ワクワクする要素です。「判官びいき」は日本の伝統です。

 身バレですね。「一見非力っぽいけど、あ、あの…伝説の…」をやってくれました。このストーリーが非常に上手い。「頭文字D」と同じといえば同じですが、その「伝説」を逆手に取った続編の作りとして、王道ではありますが「実はスゲー奴ですけど何か?」的な異世界転生ものの主人公の設定を丁寧にやったような爽快さとカタルシスがあります。

 レースの他のメンバーの映し方。外の車が単なるモブではなく水準の高さが分かります。その高度なレースの中で主人公が活躍するという部分が自然に描けています。そして「じらし」です。早く主人公の抜くところを見せろ、というのが手に汗につながります。
 それぞれの考え方やスタンス、技量を見せる事でテーマを浮き彫りにしつつ、人間が競い合っているレースを表現していました。
 しかも、兄妹で通信することでいかに主人公が凄いのか、ぎりぎりの世界なのかまで表現していました。

 そして、やはり軽量とテクニックがタイヤマネジメントの問題につながりそうな感じです。トラクションコントロールを切るのと関係があるんでしょうね。
 これが技術的なスノッブ感です。マンガを読んでその分野がわかった様になる。この錯覚が大切です。
 そのアニメ・マンガ・小説が扱っている題材に対して、最近の作品はこの知識的なスノビズムのストーリーへの織り込みが足りないです。つまり、取材・知識不足です。この作品はそこが優れています。

 で、尻ですねえ。まあ、これはいいでしょう。

 5話は面白い要素が満載の上に、車のGの表現で優れたアニメ表現を見せてくれました。久しぶりにTVアニメで手に汗握りました。面白い。最高です。


追記 更に、こういう理屈をこねて頭を使わなくてもストーリーを見ているだけで、感覚的に感情を刺激してくるのが、上手いです。ひょっとしたら原作を過小評価していたかも。


再追記 なお、同時期のレースアニメ「オーバテイク」のレース場面ですが、難しいですよね。フォーミュラカーは性能が良すぎ、形状の関係でGがあまり外見ではわかりません。
 正直実写のF1レース場面でもスピード感が感じられませんし、止まっている様に見えることがあるくらいです。固定カメラで目の前を通り過ぎれば過ごいスピードなんでしょうけど、それだと影しか見せません。
 アニメCGで「優れた描写」をやってしまったから、かえって迫力がないという矛盾がある気がします。実写ではだからこそのオンボードカメラなんでしょう。その辺の表現はアニメならではを出すしかないでしょう。{/netabare}


6話 内容はちょっと小休止回。パンツのズレは生々しすぎてやりすぎかも。

{netabare} ちょっと疑問なんですがヤジキタ兄妹を抜く理由って何かあった?結局ヤジキタ兄妹は最速ラインで走っていて、途中86に抜かれた分のロスは少しはありますよね?
 で、カマボコストレートというところでカナタがスリップストリームに少し入りますが、ストレートは絶望的な86ですからヤジキタ兄妹が引っ張ってもらう意味もなく、一瞬で出てしまいます。

 この流れだと、抜くところからカマボコストレートまで兄妹に自由に走らせていた方が、タイヤにも優しいし良いのでは?というのは見方が間違ってるのかな???

 6話は話も進まず、レースもそう言うわけでポルシェその他の外野のバトルもあまり迫力はなかったですね。

 で、その代わり尻なわけですけど…うーん…うーん…ヒロインだけでいいんじゃね?と思わなくはないです。そっちをそんなに見たいアニメじゃないんで。あとアニメで生々しいパンツのズレとかあんまり見たいわけじゃないです。そっち関連は美しいアニメ表現か、記号化された爽やかなエロか、本格的なアダルトならいいですけど。やっぱり原作者がどうしても女の子描きたいのかなあ? {/netabare}


7話 テンポの悪さ、話の焦点が絞れてないのがここに来てネックになっている気がします。あだち充氏の「MIX」と同じ老いが感じられます。

{netabare} 原作を途中で止めた理由が分かった気がします。レースの駆け引きや車重、タイヤマネジメント、ドライバー、グリップウエイトレシオ等々を説明するために、いろんなドライバーに視線を移し過ぎですね。
 レース前半の盛り上がったところでそれを入れるのは、臨場感という意味では良かったんだと思いますが、しかし、主人公が気になってるのにちょっと焦れますね。

 それとヒロインは初めに尻だけちょっと映せばいいでしょう。途中の娘とのやり取りはいらないかなあ。レース場外は今まで説明のない17歳フェチだけでいいんじゃないかな、と思います。そのシーンも無駄に長いし。

 つまり、話のテンポがここに来て停滞気味なのと、何を見せたいかの絞り方が中途半端な気がします。

 となった時に、あだち充氏の「MIX」との類似性、その見せ方の氏とは思えない展開・テンポの悪さと重なってくるかなあ。大胆な時間的省略、話の取捨選択が持ち味だったのに、冗長になってきています。それは新しい話を産み出せない老いなのかなあ、という気がします。

 6話で停滞感があったのに、7話もこのテンポですからねえ…6,7話をまとめてもいいくらいでした。{/netabare}


8話 こういうのが見たいんだよ、ですね。

{netabare} 6,7話の停滞感が8話のカタルシスの為だったのかなあ、と思わなくはないですが、要するにレースアニメとして8話のようなのが見たかったということですね。

 今週原作を改めて読みましたが、圧倒的にアニメが見やすいし面白いです。原作は6~8話の対象部分は内容はほぼそのままなのですが、肝心の車の絵が荒れていて見てられませんでした。女子ばっかだった理由がわかるきがします。
 要するに7話が女子だらけだったのは、構成とか内容ではなく女子が描きたかっただけかもしれません。

 ということで、このレースの結末はその時知ったので内容については書きませんが、アニメ化が良かった意味は8話のような場面で強く感じました。

 変な言い方ですけど、水着の女子が最高の公道レースをやるマンガを描けばいいのでは?と思わなくはないです。しげの氏は女子のレーサーって負けキャラっぽいのしか描きませんよね?そこだけは男の世界っていうポリシーかな?{/netabare}


9話 レースシーンは素晴らしかったです。ただ、内容で言えば頭文字Dのドラマ性とか能書きとか緊張感とかワクワク感とか女子とかいろいろ落ちると思います。スピンオフという感じかな。

{netabare} 表題の通りです。レースシーンのCGは素晴らしいと思います。女子もそれなり以上に可愛く描けているし。ですが、画面のクオリティ以外では少々ドラマが退屈です。

 最終話まで見ると思いますが、原作も読んでしまったし、レビューはここまで。最終話でちょっとコメントをいれます。

 評価は作画は5でいいでしょう。ストーリーは3でキャラは3.5。音楽は3.5、声優は3.5かな。要するにオール3より少しいい面はありますが、作画以外はまあまあという作品だと思います。{/netabare}



10話 本来は今週のおっさんたちの話みたいのがもっと欲しかった。

 今週のオッサン2人が車の前で話しているようなのを、もっと入れて欲しかった。プラス車が実際に分解されていたりパーツを具体的に見せてくれればもっと良かった。ドライビングテクニックの方の説明が「藤原拓海」の名前に頼っているので、どういう技術が胆になってくるかの説明がそろそろ欲しいです。

 というわけで、1クールだとするともう終盤ですけど、ほとんど導入という雰囲気で終わってしまいましたね。実際は原作の巻数で言えば進んでいるみたいですので、原作が如何にかったるいかがわかると思います。

 アニメ作品としては面白いよりの普通、10段階評価で7か6か迷うかなという内容です。レースの迫力は評価します。

 という感じです。今期でいえば4番目か5番目かくらいの作品です。年間でベスト10は無理だけど20には入るかなあ…完走は余裕ですが、心には残らないし再視聴もしないかなあ…という感じです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

The ghost named 86

車のことは全然わからないのでみんなの会話が呪文みたいでついていけないけど、走ってる車の絵や音がリアルでカッコいい、主題歌もGOOD!
レースシーンもドライバーたちの熾烈な争いと駆け引きが見ごたえあって面白いですね、同期のオーバーテイクはドキュメンタリーみたいな感じだけどこちらはレース中心、どっちもオススメ!
走りやすいサーキットじゃなく一般道を走ることで、凄いスピードが出ていることやコーナリングの凄さがわかりやすいですね

欠点は、いろんなところにおじさんくさい下品さが出ているところかな?
キャラデザもなんか昭和感あるし

時々挟まれるエンジェルスのシーンはレースには必要な役割だと思うし、激しいレースの緊張感の中、息抜きになっていいと思うんだけど
カメラワークがすごくいやらしいし、エンジェルスを見ている観客のヤジが下品でおじさんくさいし、衣装は露出が多いだけでダサいし、女の子達の顔も個性的・・・
エンジェルス同士のやりとりもなんか20台?っぽくなくて、華やかさがない
わざと水着っぽい衣装のパンツの部分をお尻に食い込ませて釣りにいってるエンジェルスの子いたけど、生放送でだらしない姿が流されて一生残るのに、恥ずかしい人・・・とにかく全体的におじさんくささが出てるのが惜しいと思った

でもとても面白かったので、続き楽しみにしています!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

63.0 3 カーレースアニメランキング3位
頭文字D Fifth Stage(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (152)
945人が棚に入れました
天性のドライビングテクニックの持ち主である主人公・藤原拓海(ふじわら たくみ)が、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、“公道最速”を目指してライバルとの勝負を繰り広げるというストーリー。
1998年にアニメ化されてから、以降「Second Stage」「Third Stage」「Fourth Stage」とシリーズを重ねてきたシリーズの最新作は「Fifth Stage」として、前作から約6年振りにアニメ化。

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

燃えるぜ!

車好きの男の世界で大変結構!!
作画なんて関係ないぜw
唸るようなドラテクで圧倒してやればいいのさ!
 
そんな勢いで楽しめちゃう数少ない燃えるアニメw
決して萌えないっすよw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

作画は原作に寄りましたね。

しげの先生の作風は1期からだいぶ変わってはいますが、5thは5thで原作っぽい作画になってますね。
本格バトルのオンパレードと言った感じ。新ヒロインも可愛いです。
原作に言いたいのが茂木はやっぱ出てくれないか…

絵も綺麗で音も良い。走りたくなります。いよいよ集大成。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

71.4 4 カーレースアニメランキング4位
天晴爛漫!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (263)
863人が棚に入れました
19世紀が終わりを告げ、20世紀の幕が上がろうとしている時代・・・天才だが社交性0のエンジニア『空乃天晴』と、凄腕だが臆病な侍『一色小雨』はある事故で日本からアメリカに漂流してしまう。無一文の二人が日本へ帰るために選んだ方法は、「アメリカ大陸横断レース」に参加すること。スタートは西海岸ロサンゼルス、ゴールはニューヨーク。自作の蒸気自動車で荒野を駆け抜け、クレイジーなライバルと競い合い、アウトローや大自然から身を守り・・・果たして二人は過酷なレースに優勝し、賞金を手に入れ故郷へ帰ることができるのか!?

声優・キャラクター
花江夏樹、山下誠一郎、悠木碧、雨宮天、斉藤壮馬、折笠富美子、櫻井孝宏、杉田智和、興津和幸
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

迷わずいけよ いけばアンダスタン

P.A.WORKS制作によるオリジナルアニメ

全13話完走してなお、時代設定いつ頃だろうと悶々としてました。

新政府とか言ってるから明治にはなってるよね
新右衛門さん帯刀してるし廃刀令前の明治期1870年頃か?
モブの発明王がフィラメント閃いてるっぽいし1880年頃か?
あれ!?それ{netabare}(飛行機){/netabare}って20世紀だったような…

すいませんあらすじに書いてました。以下の通りだそうです。しっかり読もう前情報!

 19世紀が終わりを告げ、20世紀の幕が上がろうとしている時代…


変わり者の科学小僧・空乃天晴(CV花江夏樹)が主人公。人情の機微を知らない偏屈科学者タイプです。となると横で振り回されるキャラが欲しくなるわけで、剣術道場の真面目そうな倅・一色小雨(CV山下誠一郎)がお目付け役となります。小雨は『一休さん』の新右衛門さんに見た目も雰囲気も似たお方。天才を引き立てる凡人代表です。
巻き込まれた一騒動から逃れるどさくさで船に揺られてロサンゼルスへ到着。アメリカ横断ウルトラク…大陸横断の自動車レースに挑むってお話です。

天晴(あっぱれ)が小っちゃい頃に蒸気船を見て目覚めちゃったというのが根っこなので、エンジニア奮闘記みたいなのをレースを題材にしてやるんだろうなぁと期待。偏屈な天晴と凡人小雨のキャラ配置は盤石そうです。
そうして楽しめたのが中盤まで。味変が生じて好みが別れそうな終盤が待ち受けてるのでお楽しみを。


味変1:キャラ変
{netabare}天晴には最後まで自己中な偏屈小僧でいって欲しかった。豆腐メンタル化して萎えた。{/netabare}

味変2:??
{netabare}レースそっちのけになっちゃった。こちらはまあOK。{/netabare}


あまり気をてらわない王道らしい作品かと思います。
早々にキャラを勢揃いさせて固定メンバーを深掘りしていくスタイル。起承転結の転があってきちんと与えられた尺で完結する。画も崩れちゃったら何言われるかわからないブランド制作会社です。バトルアクションも背景も砂ぼこり舞うレースシーンもいい感じですよ。
このルート66っぽい導線や先々の経由地で物語が動くことから『イージーライダー』的なものを想像しました。かなりおちゃらけてますがね。

ただし、エンジニア奮闘記を期待してた私はちょっと肩透かしを食らって影を落とした感じです。わりとご都合だったのであまり気にせず臨まれることをオススメします。
総じて…良さげなパーツを揃えているんだけど作り始めるとしっくりこなくて、それでもなんとか完成品の体裁を整えた感じ。でこぼこならそれで尖らせればよかったのに、となんとも惜しい作品です。



※ネタバレ所感

■新しい時代の幕開け

{netabare}自動車レースの妨害については、自動車の台頭を快く思わない鉄道王っぽいおっさんの依頼をもとにギル(CVツダケン)は動いていたわけでした。新しい時代の胎動そして抵抗。
それであっさりおっさんを殺しちゃってるわけで、そうするとレース妨害する理由がなくなるわけで、それでもレースの邪魔を続けるわけで、そこで持ってきたのが

 力が支配する世界をきぼんぬ!

だそうです。時代設定がそうだからって世紀末救世主伝説に寄せなくても良かったのにと思いますけど、あまり理由は重要視してなかった模様。まあむき出しの暴力が支配する西部劇世界の終焉という見方もできますが、それにとって代わるのが科学技術というのもピンときません。
時代に取り残された徒花って設定も嫌いではありませんがそういうわけでもなさそう。動機づけが弱かったです。{/netabare}

{netabare}レースを楽しむでもエンジニア奮闘記でもなく、“レース仲間VS悪いやつ”にシフトしていくのは構わないのでラスボスは憎たらしい悪役らしい悪役にさせて欲しかったですね。
ホトト、シャーレン、アル、偽ギル兄弟、ディラン、そして杉田…じゃなかったTJと各々いい感じで掘り下げられていました。そこに天晴と小雨も加えたレース仲間たちの魅力と釣りあいを持たせることは至難だったかもしれませんが、ここさえよければレースそっちのけでも評価上げてたと思います。{/netabare}


■なんか気になった些細なこと

1.{netabare}レース実況役の平田真菜さん。『ケンガンアシュラ』でもリング実況でした。{/netabare}

2.{netabare}シャーレン(CV雨宮天)がストⅡの春麗っぽい。一瞬スピニングバードキックのカットいただきました。{/netabare}

3.{netabare}本作MVPはシャーレン雇い主のおっさん。かっこよさが群を抜いてました。{/netabare}

4.{netabare}いやアルのお付きソフィア(CV折笠富美子)かも。テキーラをショットでいける女性には惚れる。{/netabare}


■いいよね!近現代

100年前くらいの設定。場所はアメリカ。街並み背景が楽しいです。このちょっと昔ってのがやっかいで、大昔なら山村の田舎を想像しながら文明の利器を排除すりゃOKで済むのがそうはいきません。
同じP.A WORKSの『天狼』では昭和初期でした。こちらも背景画が楽しかった作品。しっかりノウハウ溜めてると思うので、この“ちょっと昔の世界”で大作つくらないかしら?とひそかに期待してます。
いい脚本家呼んでくださいね。



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.26 初稿
2020.11.02 タイトル修正
2021.06.16 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キャノンボール(チキチキマシン風味)? → では、ありませんでしたね…。

「北アメリカ大陸横断レース」っていうのは、たびたび物語の題材にされますよね。映画『キャノンボール』しかり、漫画『スティール・ボール・ラン』しかり。

何で移動するかは時代設定によりいろいろありますが、本作では時代はガソリンエンジン自動車黎明期ということで、蒸気自動車もしくはガソリンエンジン自動車ということのようです。

一度春アニメとして4月スタートしてから新型コロナウイルス禍で中断、7月から再スタートということでここまでまだ新しい話数の放送はないのですが、放送された分の作画に関してはとても安定していると思いました。

第1話でのドタバタで図らずも地元から逃げて不法出国(?)して太平洋を横断してしまった明治維新から間もないころの発明家である天野天晴(あまの あっぱれ)、それに巻き込まれた形で許嫁を日本に残して付いていくことになってしまった一色小雨(いっしき こさめ)といった辺りをメインにお話は進んでいきます。

第1話冒頭ではレースにエントリーしている各車のスタートシーンがありますが、作中設定で「ビッグスリー」的な自動車メーカーがあるらしく、おそらくそれらの製造した自動車はわれわれが「クラッシック・カー」としてイメージするそれのデザインですが天晴の作った車の色物感は際立っています。

スタートシーン以降は、ここまでの3話ではまだレース本番は開始されておらず出場までへの経緯が描かれている感じですが、レースが始まってしまえばロードムービー的な要素も出てくると思われ楽しみですね。

登場キャラクターの男女比的に女性に偏っていない、というかむしろ男性が多いようなのでその辺りにも期待しています。
==

2020.9.28追記:
最終話まで観終わっていましたが、レビューの更新が遅れていました。

チキチキマシンのような参加者同士での妨害という流れから、レース開催そのものへの妨害という事態に至り、たぶん視聴者が(勝手に(?))期待したような作品にならず「裏切られた」という気持ちになった方も多かったのではないでしょうか。

個人的にはこの展開は「なし」とは思わないのですが、それでももっと全体的に常に楽し気な空気の作品を自分もどこかで期待してしまったせいか、ちょっとガッカリな部分もありました。

ちょっともったいない感じもします。観て後悔したということはないのですが、他人にはあまりお勧めしないかな…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

A級が作るB級アニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
P.A.WORKS制作のアニオリ作品。20世紀初頭、西部劇のような世界観の中で、アメリカ大陸横断レースに参加する侍と天才技師という、かなりとっちらかった、B級感溢れる作品。

それを、(私の中では)A級制作会社のP.Aが意図的に作っているというのが興味深かった。

私の評価は、☆4(高評価)に近い☆3(普通)です。車は加速しましたが、アニメ自体は後半に失速したように感じたので。レビューでは、その辺の原因と、本当はどんなアニメになることを期待していたかを書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤~中盤はB級感を漂わせながらも熱いシーンがあって、シンプルに楽しめた。

しかし、終盤、ギルが登場してからはやや失速。

その理由は明らかで、「レースもの」が「バトルもの」になったから。

後半のレースなんて、かなりオマケくさい。あれだけ延期や変更、修理を繰り返していたら、もはやレースとしての体を成していない。

その上、「じゃあメインになったバトルはどうなの?」といえば、こちらも中途半端。なんのドラマもなく、ギルがディランとTJに普通にボコされて終わりという肩透かし感。ギル、急に弱くなったけど(苦笑)

ラストのトランクのクダリも、ギルの悪行に対してギャグで流すのは、なんか違う感じがした。

勿論、良いところもたくさんあるアニメ。

5話までの仲間集めや車作りはワクワクしたし、天晴が次第に成長し、人間らしくなる描写には上手さを感じた。毎回の小雨の「予告を途中で切られるオチ」にはセンスの良さを感じたし、11話のシリアスで「P.Aが本気出せばこれだけ雰囲気変えられるぜ」って感じも痺れた。

だからこそ、「もったいなさ」を凄く感じる。

私は、もっとレースを観たかった。

本作に最初期待したのは、大陸横断レースを通し、「天晴は車をどんどん(トンデモ)進化させ」「それを(仲間になると思っていた)シャーレンが操り、男レーサーどもをぶっちぎる」。「ホトトが地元の知恵で近道を探したり自然現象を味方にしながら」「小雨が、暴力に訴えてくる敵をバッサバッサと切り捨てる」。

そういう、「足りない部分を補いながら、この過酷なレースを勝ち抜き、それぞれが成長していく、大エンターテイメント作品」を、私は期待していました。

その中で、魅力的なライバルや、厄介なサブキャラを深めていってもいいし、鉄道対自動車の政治的な駆け引きの中でのイザコザや、小雨とシャーレンのラブコメなんかもみたかった。

汽車を車で止める、悪を正義が止める、というラストも確かに熱いかもしれないけど、それより、「切磋琢磨してきたライバル達の、純粋なレースとしての決着」の方が、熱いと思うんだよな~。

P.A.WORKSは大好きな制作会社で、アニオリを連発する挑戦的な姿勢は応援したい。「true tears」から始まり、「Angel Beats!」「花咲くいろは」「TARI TARI」「凪のあすから」「有頂天家族」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」など、「小さな世界を丁寧に描く力」が物凄く強く、上記の作品はいずれも面白い。

それが、「クロムクロ」あたりから違和感を感じ、「Fairy gone フェアリーゴーン」、本作もそうだか、「大きな世界を壮大に描く」作品は、そこまでの魅力を感じない。

勿論、先を見据えて、色々分かった上で色んなジャンルに挑戦しているのだろうけど、「餅は餅屋」というので、P.A.さんにはそろそろ、元の路線に戻ってほしいと、いちファンとして思っている。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
作画は安定し、キャラクターも掴みやすい。ちゃんと出来ることの範囲でムチャしている。とりあえず、流石のP.Aかな。地味だけど(笑)

2話目 ☆4
仲間が集まる過程は面白い。シンプルな天晴。不可能への挑戦。保守的な小雨と、革新的な天晴。バランス良いよな。メカニック、ドライバー、護衛と、キャラの配置もバランスよし。

3話目 ☆4
更に、ナビゲーターか。なるほど、天晴も正しい(納得した)アドバイスにはすぐに従うのか。え?➡え?(笑) セグウェイじゃねぇか(笑) アル、格好いな。

4話目 ☆4
再開おめでとうございます! レースというより、レース後が熱かった。

5話目 ☆4
イロモノしかいねぇな(笑) キュウリの早切り(笑) そして、1話に戻る。

6話目 ☆3
絶対にホトトの仇だよな。天晴、格好良い。偽物なのは分かりやすいが、いい人っぽく描かれるのも違うと思う。

7話目 ☆3


8話目 ☆3
あまりにもB級な展開で、ちょっと寒い。

9話目 ☆3
平和な日常回。ハイブリッドエンジンは、和洋折衷の比喩かな。

10話目 ☆4
圧倒的な暴力。まさか、小雨が死にはしないだろうが。

11話目 ☆4
急なシリアス。冒頭の小雨フザケもなし。作画の力の入れ処もよい。あとは、天晴の感情移入の度合いか。小雨ドッキリ(笑) 医療技術が暴力を超える。レースが中止になっても勝手にゴールする。確かに。あそこで医師を誉める天晴が素敵。

12話目 ☆3
さすがに、何じゃこりゃはふざけすぎ(苦笑) カンフーバトルは格好良かったけど。

13話目☆2
なんかかなりアッサリ終わったな。からの~(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

66.5 5 カーレースアニメランキング5位
レッドライン RED LINE(アニメ映画)

2010年10月9日
★★★★☆ 3.9 (153)
658人が棚に入れました
エアカーが四輪に取って代わる遠い未来、“宇宙最速”の座を賭けた5年に一度の祭典、REDLINEの幕が開ける。極限までスピードを追い求める主人公JP。子供の頃から表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー。そして戦車さながらの武装改造を行う個性豊かなライバルたち。そんなレーサー達の前に、無断で開催地にされた軍事国家ロボワールドが武力行使もいとわぬ姿勢で立ちはだかる。ルール無用のデッドヒートが展開する中、天才メカニックにして親友のフリズビーがチューンした愛車を加速させるJP!果たしてREDLINEを制するのは誰なのか!?

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

理屈じゃねぇんだよぉぉぉぉぉぉーーーーー!!

キタキタキタキタキましたよ~~w久々に見たいと思ったアニメを見つけて見ましたw
最近映画や洋ドラばっかり見てたんでw

比較的最近のアニメ映画です。内容を簡単に言うと、

車にタイヤが必要のなくなった未来で、あえて地面を走る時代遅れのバカなレーサー共のストーリー
JPって主人公がredlineって妨害、阻害、何でもアリのレースにでて優勝目指して突っ走る、単純な内容ですw
細かいことを言ったらまあ、あれですが大まかにいったらこうですw
まあ内容じゃなくて表現のアニメの部類なんで僕で言うところのMVA2でしょうかねw


声優は、キムタク、蒼井優、浅野忠信等有名どころの役者も使ってるし豪華な声優陣でした!我修院達也とかも出てたしww
上記の三人は日本の中じゃ僕は結構好きな役者です、特に浅野忠信は鮫肌ぐらいからずっと好きだし、浅野が出てるってだけでその映画みたりもしましたねw
キムタクは工藤静香と結婚してよかったですねw昔は嫌いだったんですが、結婚しでから変わりましたよね、今じゃ結構好きな役者の部類ですw


原作ははキル・ビル(QT)のアニメを担当してた石井克人(鮫肌の原作もそう。だから、浅野と我修院出てんだねw)。
監督はアニマトリックスの小池建。
作画は10万枚書いたそうですよw背景までCG使わず一切全部手書きでしてるようですw
僕はこう言うの好きなんですよねwCGが嫌いってんじゃないですよ、まあ自己満足の世界なんでしょうけどw
ガンダムを倒すのにジオングじゃなくて、ザク1000体で挑む的なねw萌えるんですよ、そう言うのがw
画風は綺麗ですが完璧アメコミ調です、僕はアメコミも好きなんで全然良かったですが、まあ人を選ぶかもしれませんね。
MADhouseは相変わらずイカレタアニメ作るから好きですw。


音楽は全編通してかなり良かったです!特にEDのRedline Dyaはかなり良かった!
購入の理由は主に音楽ですかねwてかPVとして垂れ流しにしたいw
REDLINE OST - REDLINE DAY (feat. Rob Laufer)

http://www.youtube.com/watch?v=KbJanCYONrk


感想としてはここ最近のアニメではTOP3ぐらいに入る感じでメッチャ気に入りましたw
Amazonでもう購入しましたw見てもなお購入しようと思うアニメは久々w
キャラクターもアメコミそのもので僕は大好きですw
JP(主人公)のヤマト並みのリーゼントもマシンのデザインも、JPが載ってたチョッパー風のバイクもかっこよかった!
出てくるキャラ全員アホみたいな奴らで最高だったw今思ったら鮫肌に似てるかもねw
時代遅れな感じがなんともかっこよかった!簡単に言ったらこのアニメはザクですよwガンダムじゃないですw
内容はこれといってありませんね、王道って感じ。ひねりも何もないストレートな内容でそれもこのアニメにとって良かったところだったと思います。
派手でノリノリで悪ノリでとても綺麗でpeacefullなアニメでしたよw石井克人らしい内容でしたw
あと理屈じゃないって内容がすごく好きですw大人になるにつれ人はみんな理屈っぽくなっていくし、それが大人になるって事の一部だとも思うけど、
僕は自分の中の理屈じゃない感情を大切にしたいタイプなんでw典型的なアホな大人ですけどねw
まあ何し面白かったですよ!オススメです!ぜひ見てくださいww

オススメの見方は、彼女もしくわ友人と酔った状態で最低で、最低ねw普段のヴォリュームの1.5倍、理想は2.5倍の音量で見るのがベストコンディションだと思いますww
ノリノリで踊れるよw少なくとも頭は振るねw

こんな人にオススメ

表現の人
音楽の人
理屈じゃない人
リーゼントの人
ホットロッドの人
love&peaceの人

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

まりんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

白い紙+鉛筆 の 威力 !

白い紙+鉛筆×クリエイター=無限の創造性って事が再認識出来たなあ、と思います。
単純にアニメーションという技法で見るだけでもすごいので、好きな方はご覧になって損はないと思います。
ドラマを求めている方には、あまりお勧めしません。

▼ストーリー / 3.5
ものすごーく長いストーリーの中の、ラストだけを映像化したというのは納得です。複数回見たのですが、設定やストーリーなどをきちんと拾える構成にはなっているし、演出もなされていますが、ストーリーだけで見るなら駆け足感はちょっと否めず。
アニメやSF、もっと言えば映画を見慣れていない人は、もしかすると置いてかれちゃうかも知れません。
初回鑑賞でちょっとひっかかるダイアログもあったので、3.5。全体的にはよく出来ていると思いますが、人物説明などはどっちかというと絵の勝利な気もするかな?

▼作画の評価 / 5.0
これは待ったなし、5つ星で。
制作期間を考えると当たり前なのかもだけど、作画崩れを心配するとかっていうレベルではないです。
劇場のあんまり前の方だとキツイかなあ?
よく動くし、色彩も印象的です。
人物の動きなども、デフォルメを上手く使っていきながら、キャラクターも映し出しています。もちろん表情も描いているわけだから、”絵”が映画の課題のほぼ全てを解決していくという意味で、すごい作品だと思います。

▼声優の評価 / 4.0
役者さんたちの「声優」としての実力は、それぞれなんだとしても…
よくキャスティングされているな、というカンジです。声優にこだわらず、人物のイメージに一番近い人を、それでいて話題作りにもなる人をアサインしていったんだなあ、と。
個人的に、お一人だけ、声の仕事はテクニック的にキツかろう!と思ったので、ちょっと点数下げました。

▼音楽 / 5.0
こう考えるとPVみたいな映画でもあります。
海外の映画監督は、PV出身の人で、音楽と画をビタッ!と合わせて演出するのが得意な人が多いですが、REDLINEもそういう意味で気持ちいい作品です。狙って合わせてる。通常だと作画が先だと思うのですが、音楽制作とどうやって並行してたんだろう?

▼キャラの評価 / 4.0
エッジが立っているキャラクターばかり。
画+キャストで、”イメージ”から人物がうわーっと伝わってきます。先述しましたが、動きにも性格が出ていますし。
ただ、あまりバックグラウンドなどを紹介している時間がないので、深く掘り下げて同一化して…という余裕はなかったかな。
視点の問題で、JPにはちょっと深入り出来…ないこともなかった、と思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なんだなんだなんだ〜このかっこよさは!!

一直線で寄り道を一切しない爽快な作品。物語は単純で、キャラもバカばっかりだけど、裏が無くて安心して見られる。

正直、エンターテイメントとしては最高級。

声優の配役もGJで、ぴったり役にはまっている。

キャラも良い。皆個性的で飽きが全くこない。しかも恋愛まで入れ込んでくれていて、これまた素晴らしい。
私もこういった単純な恋愛が実は好きだったりする。「君の届け」や「TRUE TEARS」の様なまどろっこしい恋愛やドロドロの人間ドラマより、純粋にお互いの魅力に惹かれ合って恋に落ちる方がしっくりくる。

音楽も素晴らしく、個人的には「彼のシフトはブンブンブン (feat. SUPER BOINS)」が気に入ってしまったww
タイトルからアホらしさが滲み出てるんだが、これが憎めないw

まぁキャラの服装やヘアースタイルからも分かる様に全部やり過ぎw
でも、そのぶっちぎってる感じが爽快にさせる。

制作に10年掛かったとか、作画はCGを使わなかったとか話せば色々あるんだが、全ては作品見てみれば分かる。
要は、「かっこよさ!」を求めている訳だ。

そんな訳でめっさカッコいい。
色が濃いし、物語に深い意味は無い。しかし、一度は是非見て貰いたい作品だ。
見て損はないだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

67.6 6 カーレースアニメランキング6位
新世紀GPXサイバーフォーミュラ(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (110)
507人が棚に入れました
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。

声優・キャラクター
金丸淳一、三石琴乃、飯塚昭三、安達忍、竹村拓、松田辰也、小野健一、緑川光、天野由梨、関俊彦、松岡洋子、吉川晃介、置鮎龍太郎、島田敏、龍田直樹、西村知道、速水奨

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

単純ではない話。

あにこれあらすじ
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。(TVアニメ動画『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

カーデザイン>マクロスバルキリーの河森正治
シリーズ構成>爆走兄弟レッツ&ゴー!!等の吉川兆

単純な話。14歳主人公が特にF1経験も無く、サイバーフォーミュラで活躍していくこと自体ご都合主義に見えなくもない。事実作内ではぽっと出レーサー、マシンの性能便りのガキなどと揶揄され、そんなイメージを抱えながら10回のレースの中で活躍していくことになるが、

単純な話。そう簡単には勝てないし、勝ってもご都合主義ともとられるし、逆に負けてばかりでも面白くない。そんな微妙な立ち位置から、どう面白く魅せるか、ということは案外難しいことかもしれない。

単純な話。序盤はほぼアスラーダ(車についている人工知能)の性能に頼り切りだったりする。が、それだけでも視聴者は満足はしないだろう。そこで日常回において、トレーニングを行ったりをする。そしてレースを盛り上げる為のタメが用意されているのは、単純ではあるけれども、本作でしか得ることのない、マシンへの執着や設定の凝り方が半端ないw制作者がオタクと感じられるほどw

単純な話。これはねーだろみたいなwところもしばしば見受けられるが、本作の匙加減は単純に子供でも燃える分かりやすさだったり、大人でも唸るほどの渋い男の想いがあったり、そのバランス具合は、レースにおける勝敗の加減や、レーサーものでありながらのロボ風マシンであったりと、ギリギリの良い加減で調整されている。

単純な話。90年代アニメを観ていてよく感じることですが、世紀末の中にいながらも新世紀にむかう、当時の社会情勢と、アニメ産業の熱が異様な形で作品に注入されている奇妙な感覚を伴う場合がある。今では当たり前のワンクール放送ではなく、打ち切りがある中での、アニメーションに賭ける緻密に設計された裏にある、悪戯心がみょうに画面越しに伝ってくる。

本作もそんな悪戯心が見え隠れ。アスラーダにおけるブーストや性能の変化は奇異に飛んでいるし、物語途中で、重要キャラが入退場するのは失笑ものだが、これも一興wこういう突飛な灰汁さが個人的にはツボで、本作も打ち切りで終わったみたいですが、そうは思えない締りの良さ。

単純な話。本作で一番目立つのは、各キャラクターの個性とセリフ。それが走りにも反映しているし、何よりも人工知能アスラーダが誰よりも人間臭いのだ。てな感じで毎回のレースは燃えに燃えたし、シナリオの駆け引きと作風バランスに優れている、という意味では単純ではない、話でお気に入り決定!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ティータイムだ!!!

11はVHSを買ったほどに好きな作品です。

当時F1はアイルトンセナ全盛期
地上波でF1やってたと今の若い人に話しても
「へー見た事無いです。誰です?その人?」
って言われてショック(´;ω;`)
もうおっさんしか分からないのか…(かなしみ)
{netabare}
セナはマクラーレンのイメージが一番強いっす
めっちゃ早かった…
{/netabare}

お話のざっくり概要
ひょんな事から突然ドライバーとなった風見ハヤト
最高時速800Kmを超える程の過酷な
サイバーフォーミュラグランプリに参戦
歴戦の猛者達と激しいレースを繰り広げていく
だいたいそんな感じ

改めて気づいたけど、SINまであと2年じゃん
というか第1回グランプリが2006年設定だから
フューチャーグランプリといいつつも
ずっと過去の話になってしまってるぅぅぅぅ!!
これじゃパストグランプリですよー
あれ?おかしい…まだ800Km/h超えてないですよ?

キャラクターは魅力的なキャラが多いですよ。
新条のエピソードは魂が震えましたし、
ブリード加賀の熱い性格も好きです(´∀`*)ポッ
ランドル初登場時は衝撃でしたw
{netabare}
「ティータイムだ!」
え、嘘でしょ?おいwほんとにお茶飲んでる!w
レース中でも優雅にティータイムするの素敵w
{/netabare}

一番好きなブーストはフェニックスウィング
一番好きな好きなキャラはブリード加賀
初代アスラーダのデザインはそんなに好きじゃない
リフォームしてからは素敵☆めっちゃ好き

OP/ED共に凄く良い曲です。
EDはアニメ映像付きのをカラオケで良く入れますw
(好きなEDの中でも凄く上位です)

どうでもいいけど、カラオケの鉄人で
「フューチャーグランプリ」って入力しても
検索ヒットせず、
「しんせいき」って検索すると出てくるの
解せぬ… 非常に解せぬ… ぐぬぬ…

後半の熱いレース展開は最高ですよ!
どのぐらいかってーと続編の11をVHSを買わせる
ぐらいには自分にとって熱くて最高でしたw

「スロットルを踏み込め!君になら出来る!」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

90年代が夢見た21世紀のカーレースバトル!

軽のエコカーなどを転がして、つまらない街の風景に拍車をかけている、
私ごときが言うのもおこがましいのですがw
私は昨今の「若者の車離れ」などという、世間や自動車メーカーの言い訳が嫌いです。

新世紀に入って、20世紀が夢想した未来イメージとの答え合わせがされる中で、
現状、最も期待外れなのが自動車なのではないか?と私は思っています。
若者が車から離れたのではない。
コストカットや環境への配慮等に縛られた車の方こそが期待された未来から遠ざかり、
むしろ車の方が若者から離れたのでは?と私は思わずにはいられません。


90年代、F1ブームの最中に展開された本シリーズ。
F1を越える近未来の人気レースバトル“サイバーフォーミュラ”を舞台にした
このアニメの2010年代における未来のレーシングカーは、
ただ速いだけでなく、テクノロジーの最先端を走っています。

コンピュータにインプットされた膨大な走行記録を軸にした
ドライバーへの強力なサポートは、
未成年の男子主人公が音速レースバトルで活躍することを可能にし、
コックピットに鎮座する人間味溢れるAIは、少年レーサーと共に、
頂点への夢を追い掛けてくれます。

そして、走行環境、レース状況に合わせてスイッチする「アスラーダ」の可変ボディ。
サーキットや整備されたレースコースに隔離されたF1カー等とは異なり、
一般公道にも姿を変えて繰り出すハイテクマシン。
サーキットでも、公道でも、氷上でも、水上でも車は速くて、格好いい♪
この風景こそが、新世紀に相応しい景色だと私は今でも思っています。


監督には後に『ガンダムSEED』なども手がけた福田已津央氏、
マシンデザインには『マクロス』などで知られる河森正治氏など、
ロボットアニメ界から何とも濃い面子が集結♪
ロボットへの情熱はハイテクカーにも有効であることを本作は証明しています。


好きなキャラクターはジャッキー・クーデリアン。

{netabare} レースで速いイケメン男は、美女への手も速いw
レースでの成功すなわちハーレムという、
安直なアメリカンドリーム?(笑)を体現したお調子者ですがw
成績はあと一歩届かない、詰めが甘い善戦マンw {/netabare}
脇にこういうキャラがいると競技の層が厚くなって盛り上がりますねw


印象に残っているエピソードは{netabare}第26話「27秒にかけろ! 第5戦決勝」

主人公少年がマシンの故障により、自慢の可変システムが使えないまま、
綱渡りのレースを強いられる回。

キッズ向けを想定して制作されたという本作では、
サーキットレースにはない、森林だの、アイスバーンだの、“ファイアーボール”(笑)だのw
ギミック満載のエンタメ回もあったり、
良くも悪くも福田已津央氏らしい大味な陰謀シナリオが絡んできたりもして、
作品を盛り上げていましたが、

結局、私の心に残っているのは、この回みたいな、
レースドライバーとしての真価が試される要素。

放送当時、私は免許を持っていないガキんちょでしたが、
トラブルを抱えたマシンでコーナーを攻める危険なアタックには、
氷上バトル以上に地に足がつかない恐怖があり、
とてもハラハラしたことを今でも覚えています。{/netabare}

カーレースアニメとして芯がしっかりあったからこそ、
その後の長きに渡るOVA展開があって、
本シリーズもファンの声援を受けて、
よりレースアニメ寄りにハンドルを切っていくことになりますが、
このことについてはまたの機会ということで……。


サポート充実なハイテクマシンになってもレーシングカーの制御は難しく、
レース展開は目まぐるしくドラマチック。
それ以上に思春期少年のメンタルコントロールは難しい。
いや……むしろ勝負事に没頭する男たちの無謀なレースは、
ヒロインにも誰にも止められないw

そんな男の暑苦しさ、面倒臭さが、マシンへの愛に凝縮された、
快作レースアニメシリーズの開幕戦♪


自動車メーカーの名誉のために一応フォローしておくと、
2010年代に入ってメーカー各社も合理化だけでは流石に夢がないと思ったのか、
途絶えていたスーパーカーの開発を再開する企業が出てきたり……。

或いはF1でも規定(レギュレーション)でがんじがらめになって、
ピットイン以外では順位変動がほとんどないレースではつまらないことに気が付いたのか、
近年は、接戦で追い抜きを煽るシステムを採用したり、
四半世紀振りにターボエンジンを復活させたり……。

奮起は見られますが、本シリーズが表現した未来の自動車像からは、まだまだ周回遅れ。
ここから現実世界における21世紀の車がどう挽回していくのか?
引き続き、このアニメとの答え合わせを楽しみつつ、見守って行きたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

64.3 7 カーレースアニメランキング7位
ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え(OVA)

1991年8月9日
★★★★☆ 3.5 (53)
376人が棚に入れました
ニューヨークのプラザホテルにG7の各国首脳が集まり、先の湾岸戦争によって崩壊した経済の立て直しを図るべく会議を始める。時同じ頃、ニューヨーク近代美術館にルパン三世からの犯行予告が届き、さっそく銭形警部がやってくるのだが、警備に呼ばれたニューヨーク市警察のやる気のない警察官ばかりたったの4人…あきれた銭形警部であったが、犯行予告の時間が迫っていたため、仕方なく4人の警察官と共にルパンに対することとなる。その頃、首脳会議では1人の老学者が経済立て直しの、ある案を説明していた。その打開策とは、中世ヨーロッパで栄華を誇っていた「ルパン帝国」の財宝を探し出し、今の金額にして2千億$とも言われる財宝を経済の建て直しに利用するというもの。その財宝のありかを知っているこの世でただ1人のルパン一族の末裔、ルパン三世を探し出せばよいことを知った各国首脳達は、自国に問い合わせてルパン三世捕獲作戦を開始する。

声優・キャラクター
山田康雄、納谷悟朗、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、大平透、戸田恵子、吉水慶、大塚周夫、速水奨、大木民夫

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

本当に不可能という文字がないのか?

湾岸戦争の終わった時期に制作したこともあって、ルパンワールドならではの笑えるG7会議からストーリーが始まります。
ルパン帝国の財宝をめぐってナポレオンの辞書を狙う話が展開するのですが、見どころはなんといってもルパンと銭形警部のライバル関係。
お互い好敵手への想いが非常によく描写されていて心にジーンときます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

61.3 8 カーレースアニメランキング8位
マッハGoGoGo 第1作(TVアニメ動画)

1967年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (26)
96人が棚に入れました
世界各地のカーレースに参加する新進レーサー・三船剛。彼の愛車マッハ号は、職人気質の三船モーターズ社長でもある父・大造が設計、製作した七つの特殊能力を備えたスーパーカーだ。時にはレースの中で悪質な妨害や窮地も生じるが、そんな剛を助け、また敢えて厳しい言葉をかけるのは、謎の覆面レーサーだ。果たして彼の正体は?

声優・キャラクター
森功至、大宮悌二、堀絢子、野村道子、富山敬、愛川欽也

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今からよく考えると・・・

マッハ号ってラリーカーなの?GTカーなのF1ではないし・・・一番近いのはルマンに出てくる耐久カーが一番近い気がするけど・・・
レースはどう見ても耐久レースじゃなかったし・・・(笑)

でも、マッハGOは好きで良く見てました。マッハ号がカッコよくて、水の中は潜れるし、(時間制限があったような気がする)ベルトタイヤで切り立った崖も走れるし、オートジャッキーでジャンプできるし、前からでる丸刃のこぎりで木も倒せる、もうねなんでもありですよ。そういえばキズモっていう今でいうドローン見たいな燕型の小型機も搭載していましたね。

ドラマの方も主人公の兄が絡んできたりとけっこう面白かったですよ。
絵はタツノコプロなので心配いりません。

主題歌もカッコ良いので是非聞いて見てください。

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

おみや さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

マッハ号

とにかくカッコ良かったですね。プラモを持っていた記憶があります。
ハンドルにボタンがいくつもありポチッとやるといろいろな事ができ
ました(ジャンプする位しか覚えてないけど)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

究極のスポーツカーでしょw

この作品の主役はスポーツカーと言いますか、
レーシングカーのマッハ号です。

と同時に、この車を駆るドライバーの名前が三船剛で、
号と剛がGoなのだと思ってますw

つまり、主題歌の始まりは、
「マッハ号!、剛!、Go!~」だとwww

とにかくカッコいい車ですよね。
何十年も昔のデザインとは思えません。
いつの時代においても美しくマッチングするフォルムだと思います。

そのフォルムをまとったメカニズムには特殊な機能を内包しており、
まさしく機能美を追究した車です。

様々特殊な機能については、
あえて語りませんが、
物語の中身に触れずとも、
(ミチちゃんの可愛さにさえ触れずともw)
車の話だけで十分というアニメは他には思いつきませんねw
(カーレースのアニメは他にもありましたが)

もし神様がいて、
どんな車でも一台作ってくれるなら、
やはりこれしかないでしょうw

自動車メーカーさんには、こんなデザインをお願いしたいですよ。

この車のデザインの素晴らしさを評価したいため、作画を5.0にします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1
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