3DCGで恋愛なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの3DCGで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の3DCGで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.2 1 3DCGで恋愛なアニメランキング1位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (795)
3294人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 114
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

沁みるほど青春

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

主人公は小学6年生、矢口春雄。
初回は彼の一人芝居です。
彼の好演がどういうわけか楽しい。

当時の小学生なんてとても、
小さなコミュニティで生きています。
居心地の良い場所なんて限られている。
現代のユビキタスな世界は存在しない、
春雄にとってゲーセンが聖域なのでしょう。

4話視聴追記。
懐かしいのは設定の1つに過ぎない。
ここにあるのはノスタルジーではなく、
素朴な時間と馬鹿が付くほど正直な生き方だ。
{netabare}小学生は生き方を選べない。
そして季節は廻り、ほのかな恋の中学編。{/netabare}

最終話視聴追記。
よくやった、大健闘でしょう。
素晴らしいアニメだと思います。
ガイルさんが助演男優賞ですね。
ゲーマー同士のショボい喧嘩が大好きでした。
ヒロイン2人が好対照で好印象、難しいなあ。

沁みるぜ、沁みるほど青春だ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 106
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 100

73.1 2 3DCGで恋愛なアニメランキング2位
死神坊ちゃんと黒メイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (260)
838人が棚に入れました
触りたい 触れない ―世界で一番、切ない両想い。幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素敵な御伽噺

<2021/10/17 追記>
一つ書き忘れてたので補足
アリス役の真野あゆみさん
素晴らしかったです。
清楚さと落ち着いた色香と優しさと哀しさが綯交ぜになったような、少し低音の自然な声
真野さんのキャスティングがなかったらここまでの雰囲気は創り出せなかったかも。
もう一度言います。
素晴らしかった。


<2021/7/8 初投稿>
原作未読
見始めなので評価はデフォルトの3.0です

ありがちな思春期男子向けのサービス作品かと思ったらそんなことなかった
格調高いです

色気振りまいてるように見えて存外いやらしくない
そういうの期待してるとがっかりするかも
でも作者が見て欲しいところはおそらくそこじゃないような

押切蓮介先生の絵柄に似ているのでちょっとクセはあるものの、それも含めて味になってる

今期10作ぐらい見てようやく刺さりました
期待大です

<2021/7/27 追記>
4話まで見ました

3話のビリヤードシーン、かなり上手く描かれてますね
一球目の手玉の動きがおかしい(二度撞きのような動きしてる)けど、他は自然でした
アニメのビリヤードシーンの球の動きってCGでも変なことが多いんですよ
チョークの塗り方と左手の形(ブリッジ)が変なのはご愛嬌

Bパート・夜の湖のシーン、いいですね
青の色調が気持ちいい

そして4話
今までとちょっと違う感じの新キャラ登場
今後、呪いの正体に近づいていくのか?
という期待を少し抱いたり

本作の二人の関係、というか距離感は「からかい上手の高木さん」に少し似てますね
こういうの好きです

<2021/9/21 追記>
最終話まで見終えました。
予想以上に良かった。

「上品な御伽噺」でした。
全て幻想的な空気に包まれてますね
ARIAのケットシーの回を彷彿とします

坊ちゃんとアリスに全く裏表がないところも好感度大。
二人ともよい子で真っ直ぐにお互いが好き。
そういうのを見てると嬉しい。

最終話の坊ちゃんのお母さんに向けたセリフはまっすぐで気持ちよかった。
その後のお母さんの表情見て
なんとなく、君嘘・公生の公生ママとの対話のシーンを思い出したり。

今期、やはりかなり好きな作品です。。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

触れることはできなくとも…二人の影は、いつも寄り添っている

タイトルに似合わず、とても温かで心が安らぐ物語でした。

監督は、山川吉樹さん。「ハイスコアガール」や「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の監督もされた方です。
山川監督は、人の弱さや悲しさを知っているからこそ、温かく優しい作品をつくれるのだと思います。


幼い頃、触るものは全て死に絶える呪いを魔女にかけられた坊ちゃん。
坊ちゃんは名門の貴族の長男ですが、彼の名前は不詳です。
母親からは「死神のよう」とさげすまれ、古い友人からは化け物と罵られた彼。
本邸から馬車で2時間もかかる別邸にて、執事とメイドと三人で暮らしています。

呪いがかけられた最初の数年は、彼は孤独でした。未来に絶望しか持てませんでした。
でも、今の彼は孤独ではありません。

メイドのアリスは、献身的に彼を愛してくれて、彼に生きる希望を与えてくれました。
執事のロブは、彼の親代わりに大切に育ててくれました。
そして妹のヴィオラは、2時間もかけて毎日のように兄に会いに来てくれます。
そして、カフやザインといった友達もできました。

今年は、皆と一緒にクリスマスパーティを催し、楽しむこともできました。

現代人の私たちは、何不自由なく暮らしていますが、坊ちゃんのように多くの人に囲まれてクリスマスパーティをしているでしょうか?
もしかして、私たちのほうが呪いをかけられた坊ちゃんよりも孤独なのかもしれません。


アリスは幼い頃は体が弱く、虐められていたところを坊ちゃんに助けられました。
優しい坊ちゃんの何気ない行動が、幼い頃のアリスにとって救いとなったのです。
そして今、アリスの献身的な行動が、坊ちゃんにとって救いとなっています。

それぞれお互いは、当たり前なことをしているだけだと思うでしょうが、その行動によって救われる人は確かにいるのです。
それは、とても素晴らしいことだと思います。


坊ちゃんはアリスが大好きです。アリスも坊ちゃんが好きです。
お互い触れ合うことはできませんが、一緒にダンスを踊ったり、一緒に歌ったり、一緒にお祭りを見に行ったりと、まるで恋人同士のようです。
それに、夢の中では、二人は手をつなぐことができました。

確かに好きな異性の人とは、手をつなぎたい、キスをしたい、抱きしめたい、と願います。
でも坊ちゃんには、それだけはできません。

しかし、お互いに触れることはできなくとも、二人の影は、いつもしっかりと寄り添っています。
二人の心は、しっかりとつながっています。


オープニングは、「満月とシルエットの夜」 坊ちゃんとアリスとが楽しそうにデュエットしています。
エンディングは「夜想曲」 アリスの力強い歌声を聞くことができます。

素晴らしい作品を教えてくれた私の友達に感謝します。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

え。。うそ、やだ、、、いい。

原作知らず。

見る気全くなかったんですが、見始めたら止まらなくなってしまった。

物語:{netabare}
最初は痴女アジテータが初心な男の子を相手に純情もてあそぶ系のお話かと思っていたのですが、、、、すんませんでした。

魔女に呪いをかけられた坊ちゃん(貴族の長男)。彼が生き物に触れると、それは即座に死に絶える。母に疎まれ、別邸に押し込められるように生活している。
触れてはならない主人=坊ちゃんの身の回りの世話をするメイドのアリス。しかし坊ちゃんの「その気」を挑発するように急接近やらチラ(?)見せを繰り返していく。互いに想い合う坊ちゃんとアリス。でも、どんなに想っていても、触れあうことは出来ない。

はー・・・なにそれせつない。{/netabare}

声優:{netabare}
アリスがとても良かった。
坊ちゃんは・・・・実は苦手なタイプの声質ではあるのですが、演技としては良かったと思う。
友達魔女ズ(男女)どちらも良かったです。{/netabare}

キャラ:{netabare}
坊ちゃんの変化・成長が心地よかった。アリスの静かな変化も愛らしかった。その他、脇を固めるキャラもそれなりにしっかりしていたと思う。
魔女軍団のボスとアリスの母親・・・どうなってんのおいそれびっくりしたよ。{/netabare}

音楽:{netabare}
OPはちょっと、、、苦手。EDは良かった、たまに、切ないというかしんどかった(良い意味で)。劇伴も良かったと思う。{/netabare}

作画:{netabare}
人物は基本的に3DCGで描かれている。苦手な方にはダメなやつだろうけど、僕は概ね好意的。あと少し。あと少しのところまできているよ。たぶん。そのあと少しがおそらく凄い大変なんだろうけど。

本作はタブレットでの視聴がメインだったので、ちゃんとみることが出来ていたか不安なところがあるのだけど、気になったポイントは「キャラ視線」と「ギャグシーンのワタワタの表現」。どちらも、正確に描画できてしまうCGであるが故の違和感なのかな、と思っている。特に「わたわた」に関して言うと高速で動く腕がしっかり描画できてしまうことがかえって変な雰囲気にしているのかも。あくまで感想で的外れかも。二次元描画での、あるコマでは腕2本、次のコマではブラーがかかった状態で腕4本(リピート)のような描画って、現実ではあり得ないけど、見ている僕らの主観的には逆にリアル。そういう描画を持ち込む(任意に設定できる)ようになれば、あるいは行けるのか?実はそうなっていた?

個人的に背景画が凄く気になった。評点は主にこちらに対して。特に壁面や邸宅周辺の木々が描かれる際にわかりやすかったのだけど、キャンバスに薄い層で描いた油絵のようなテクスチャになっていた。なんか知らんけど良かった。{/netabare}

[2021/09/29 v1]

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

71.5 3 3DCGで恋愛なアニメランキング3位
正解するカド(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (572)
2457人が棚に入れました
羽田空港上空に突如、正体不明の巨大な立方体が出現する。そこに出発予定だった飛行機が取り込まれてしまう。偶然その飛行機に乗りあわせていた外務省の外交官が、立方体の中でヤハクイザシュクナと呼ばれる正体不明の人?と出会い、日本政府と交渉をはじめるが、、、。

スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。

声優・キャラクター
三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬、赤羽根健治、伊藤静、釘宮理恵、中博史、斎藤志郎、菊池正美、桐本拓哉、菅沼久義、阪口大助、後藤哲夫、小山剛志、半田裕典、甲斐田裕子、白石涼子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

中盤までは秀作、終盤は駄作

最終話まで視聴。0話も視聴しました。

中盤までに大きく広げた風呂敷を一切畳むことなく、力ずくで回収した感じ・・・。

8話までは、確かに悪くなかった。
1クールの縛りのせいか、物語のスケール小さく感じられる点を除けば・・・。
(地球が対象の物語のはずが、バタついている科学者が日本人だけとか無理ありすぎでしょ?)

9話で{netabare}沙羅花も異方の存在だと{/netabare}明かされた辺りから雲行きが怪しくなってくる。

11話で{netabare}刑部鍍金が{/netabare}登場。しかし、限定配信の0話でしか登場していない{netabare}刑部鍍金を{/netabare}使うとかありなの?
0話未視聴の視聴者には、全く伝わらない気がする。

そして、開いた口が塞がらない12話。
{netabare}1.真道幸路朗と徭沙羅花の娘【ユキカ】がヤハクィザシュニナを圧倒する力の持ち主だという根拠は?
 もしかして『サイヤ人と地球人の遺伝子は相性が良い』みたいな話なの?
2.ユキカがヤハクィザシュニナを圧倒する力の持ち主ならば、真道幸路朗が死んでしまう意味は?{/netabare}

作画は良かったし、沙羅花は最後まで可愛かったし、品輪彼方もいいキャラだった。
「終わり良ければ・・・」の逆、「終わり悪ければ・・・」
終盤、この作品は一気に『駄作』という評価になってしまいました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

未知との遭遇

東映アニメーション制作。

羽田空港に突如現れた謎の構造物カド。
全長2kmの巨大な立方体、
人工物なのか自然現象なのか!?
人類と謎の存在との対話が始まろうとしている。

まさに未知との遭遇でしょう、
オーバーテクノロジーの壁に弾き返される人類。
万人向けではないものの、特定分野での秀作、
そんな良品になればと期待しています。

{netabare}カドから出現したザシュニナ、
彼は言った「世界を推進する」と。
人類に提示された無尽蔵のエネルギー・眠らない体。
彼から出される人類へ向けた究極の問いかけ、
これは人類の定義から外れた進化なのか逸脱なのか。{/netabare}

我々はその問いに正解出来るのでしょうか。
カドという爆弾が落ちた今、
常に思考する事を、試されています。

物語の最後の問いに興味は尽きない。
人類は果たして「正解」出来るのでしょうか。

8話視聴追記。
{netabare}全世界同時生中継、ザシュニナ緊急出演。
カド・ワム・サンサ、そして4つ目の異方。
不穏な予感、相対する外務省国際交渉官、
ヒロイン徭(つかい)の哲学も理解できる。{/netabare}
彼の提示が何なのか、実に楽しみだ。

最終話視聴追記。
{netabare}後半怒涛の急展開、
火の鳥でも始まったかの生命倫理観。
前半この作品の特有なロジックに、
魅了されていただけに着地は今一つでした。
人類こそが宇宙の特異点だったということ。
その人類を推進させたい。{/netabare}

つまりはそういうことでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ジャンルは一応SFですかね?→最終話は不評(まあ、それももっともかと思います…)。

パニック映画とか怪獣映画みたいなテイストも感じますが。SFとしてのジャンルは「ファーストコンタクトもの」(古典SFでは鉄板のジャンル)ということでしょうね。

SFはわりと好きです。たぶん視聴継続になるでしょう。

漫画版もあるようですが、「最初からマルチメディア展開」みたいなもので原作扱いではないようですね。事実上オリジナルTVシリーズと考えて良さそうです。

シリーズ構成・脚本が野崎まどらしい。電撃大賞ってけっこう人材を輩出している偉大な新人賞ですね。

1辺の長さ約2kmの立方体が突然空から降ってきて、接触すると飲み込まれるらしい。かといって外部から衝撃を与えても容易に破壊できそうにない。怖いですね…。

品輪彼方さんが26歳で「品輪博士」って呼ばれていましたから、博士後期課程を満期修了する前に学位取った論文博士か、もしくは大学から飛び級で博士前期課程に進んで博士後期課程修了時に学位認定されたということですね。それはなかなか優秀だ…。

2017.4.18追記:
私がSFモノとして観るときの基準のひとつに「宇宙人(地球外生命体)」の容姿というのがあります。安易に人間に似せてしまう作品には多くを期待しませんが、本作品はこの基準はクリアしています。

ちなみに初代マクロスやハルヒもこの基準はクリアしていて、私の中ではSF作品扱いになっています。

2017.5.13追記:
6話まで視聴。ヤハクイ=ザシュニナって、「神聖四文字」のあのお方の同類で、進藤さんは「預言者」的なポジションなんですかね…。

2017.7.2追記:
最終話まで視聴終了。「神聖四文字」のあのお方相当は、意外なお方でした。中盤まで好評だった本作ですが、終盤は不評だったようです。まあ、みんなが期待したような終わり方ではなかったですよね。

終わり方としてはこれもありなんでしょうが、終わり方に向かうのであればそういう気配をもっと早めに出しておかないと皆、納得しないように思います。

キャラも良かっただけにもったいない感じでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57

59.7 4 3DCGで恋愛なアニメランキング4位
ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1561人が棚に入れました
3DCGを中心とした制作を手がけるアニメスタジオのサンジゲン設立10周年を記念したオリジナルTVアニメ。

また、小松田大全さんによる初監督作品となる。

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こういう「制作が力んだ作品」つまり力作は好きですね♪ →8話目を境に、ジェットコースター並の急降下(苦笑)

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
3Dアニメ。アニオリ。SF、ロボット、バトル。

斬新なアニメでした。美しい3Dで世界の真理をシリアスに描き出す、ダークファンタジーの大作を思わせておきながら、急にコンバトラーV的なスーパーロボットアニメに展開させ、結果的にはガンダムのオマージュ作品だったという(苦笑)

レビューでは、自分が高評価した点と、なぜ低評価に転じたのかを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話は、本当に面白かった。名作の気配がした。

なぜ、あのままダークファンアジーを真面目に、硬派にいかなかったのだろう?

8話からの方針転換(ギャグ、スーパーロボット)は、予定調和だったの? それとも、評判にビビってテコ入れをはかった?

最初の3話までは、評価を5にしようとしてた(本当に面白かった!)。4,5,6話で、疑問を感じて、評価3に。8,9,10,12話は評価1。11話は4(この辺は、各話感想に)。レオコチームのカッコ良さをプラスに考えて、総合評価は3かな。

まあ、2期あるようだから観るけど、たった1話(8話)で、これだけガッカリしたアニメは初めてです。オリジナルアニメであり、この世界観、尻すぼみ感は、迷作、コメットルシファーを彷彿とさせました(苦笑)
{/netabare}

【各話感想(レビュー)】
{netabare}
1話目
世界観の紹介って感じ。デザイン的には、忘念のザムドに近い? 3Dですが、シドニアとかより大分キレイですね。色々気合いが入ってる感じは伝わる。なんか、部屋を暗くして観たくなる(映画っぽい)アニメだな。好きな感じの作品♪

2話目
かなり熱い展開、手に汗握る感じ。仲間の4人は、良いキャラしてますね♪ 特に、二刀流の眼鏡っ子は良いね(^.^) 粗暴な純情、ちょっとサヤ師を思い出す(笑)

3話目
ずいぶんゆっくり展開してるけど、だからこそ楽しいけど、大丈夫か心配になってきた。コガネは、分かりやすい復讐者だけど、最後、あの銃の奴と相討ちになりそうで、怖いな^_^; シリアス展開は好きだけど、最後はハッピーエンドが好きだから。

4話目
一度観た回想シーンを、あないに長々流さなくても^_^; ブブキ戦の「邪魔できない」の基準がよくわからないな。

5話目
いや、人力じゃ絶対ムリ(笑) 魔法少女降臨! なんか、展開が安っぽくなってきたぞ^_^;

6話目
シズルのバトルシーン、カッコいいな♪ でも、あの絵のくだり、ACのCMに似たようなのあったよね?

7話目
ブブキって、そういうシステムな(核を壊されても持ち主に能力が依存する)の? じゃあ、コガネの右手ちゃんの核に傷がついていたのも、大したことないじゃん。レオコは、少し「キルラキル」の鬼龍院皐月っぽいな。

8話目
謎の新キャラ、新組織が大量登場! いや、だから後半にそれやると物語が安っぽくなるんだってば(汗) しかも、ギャグテイスト……そぐわないってば。ヤバイ、加速度的につまんなくなってきたぞ^_^;

今後の定番としては、レオコ陣営が仲間になるのか? それとも群像劇? いや、最後は世界各国のブランキ大集合してラスボスとバトル? そんなGガンダム的な展開は求めてないんだが。

9話目
あぁ、やっぱり今後はこのテイストでいくのね。ガッカリです。監督は何を考えてるんだ? てか、監督変わったの? とすら思えるレベル。これが目指すべき姿なら、序盤のシリアスは、前フリですか?

10話目
あぁぁ、安っぽさが止まらない(苦笑) 心なしか、生命線だった絵も所々……。東京証券取引所なら、ストップ安の勢いですw 東、10年ぶりの母親との再会だぞ! もっと感動しようよ……。自給自足って、宝島でそのまま暮らすつもりかよ……。突然のラブ展開w 女子3名のカップリングは完成ですな。

11話目
なぜロシアがNARUTO走り(笑) レオコ、カッコいいな。レオコチームもカッコいい感じ。しかしながら、昭和感のする、次回へのひき(笑) まあ、ここ3話よりはだいぶ良いかな。

12話目
ミギワとレオコ(チーム)の高校時代はいい感じ。レオコチームは、本当に、キルラキルの皐月と四天王だね。レオコ→ミギワは、正に愛憎って感じ。大人がカッコいいアニメは好きです。……かと、思ったらまさかのアクシズ落とし&ニュータイプ同士の共感(笑) そうか、ミギワは東方不敗だったのかw まさかの、お気楽な感じでの2期発表(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

礼央子(れおこ)さま、大好き!

原作無しのオリジナルTVアニメ。

キャラも含めてCGメインの作画で、動きも含めて好みに合わない人がいるかも。

礼央子さまが腹立たし気に闊歩しているEDの「ANGER/ANGER」(MYTH&ROID)が大好きで、録画視聴中でもとばさなかった。

2期目の「星の巨人」を観るなら視聴必須。だが、単体で本作を観ての面白さは保証しない(個人的には嫌いではなかった)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年少女推奨の冒険・能力バトルに乱入するアラフォーの矜持

サンジゲン10周年記念・3DCG作品の分割1クール目。

【物語 3.0点】
物語進行の緩急等が独特で合わない場合も……。

“心臓”+四肢……。
巨大合体ロボの如き“ブランキ”迫力の戦闘が拝める!?
と思いきや本格化は分割2クール目から。
1クール目は異能の武器“ブブキ”に適性がある少年少女たちと、立ちはだかる大人ら、
人間同士の能力バトルが中心。


構成について考えさせられたのが、中盤。
“四天王”の大人たちとの連戦。

{netabare} メインストーリーをひとまず横に置いて、
主人公VS敵。両サイドのキャラ同士の過去の因縁と激突が、
運搬列車上という舞台も変更せず、
作中時間もろくに進まずにジックリ3話以上、
放送期間で言うと約1ヶ月続く……。{/netabare}

メインシナリオ進行とキャラの回想を交互にする等、
もう少しリズムを生み出す工夫が欲しかったです。


【作画 4.0点】
果敢。

3DCGをアニメ制作のメインに据えるには?
という課題への解決策が随所に散りばめられる。

例えば、キャラの輪郭などを描画する際に、線の太さにメリハリを付ける
いわゆる「入り・抜き」についても、
CG制作ソフト上でサポートするなど、
CGによる手書き風タッチの実現に尽力。

3DCGが苦手とするギャグにもチャレンジするなど開拓精神も旺盛。

背景では、適宜リアルな街並みを削り、流線背景を当て、
作画ソース低減とマンガ的演出を両立させる等、
予算を浪費しない、持続可能な3DCG制作現場を追求。


それほど大ヒットとはいかなかった本作ですが、
3DCGアニメ制作史上においては、
後世、重要なエポックとして回顧される可能性。


【キャラ 3.5点】
周年作品らしい、お祭り騒ぎ♪但し、やや空回りな部分も……。


“ブブキ”を継承した5人が担当する5つのパーツが合体して成立する“ブランキ”各機。
1体増えるごとにキャラも当然、5の倍数で増殖し、把握が困難に。


敵役の“ブランキ・炎帝”の“心臓”礼央子様が真打だが、本領発揮は1クール目終盤。


主人公の少年少女らのキャラデザは微妙に低頭身に設定。
高頭身の大人たちの壁を乗り越えて……というテーマ性を内包したデザインだが、
萌え&イケメンのトレンドからはやや外れた印象……。

ここは、“王舞の右手”・朝吹黄金の“ブブキ”「右手ちゃん」に萌えるしか(笑)
(因みに本作展開当時「右手ちゃん」は、ぬいぐるみ化もしたとかw)


【声優 4.0点】
3DCGをとことん追求できる制作現場実現の探究か。
本作の収録はプレスコ(音声収録後に作画)
手描きの如く表情豊かなCG構築には声優さんの演技も寄与。

特にチーム・アメリカの“心臓”エピゾ役・細谷 佳正さん。
頭空っぽのほうが夢詰め込める♪系のアホキャラを爆裂させ終盤前の丸一話をジャックw

コンテ繋げたムービーだけ見て、あれだけの独演を繰り広げるとはw
ホンマようやりますわ(笑)


【音楽 4.0点】
劇伴は横山 克氏。刺激的なバトルBGM等で好演出。
特にテーマ曲である「BBK/BRNK」のバリエーション「~The Gentle Giants of the Galaxy」は、
テクノとストリングスを融合した逸品♪


OPは鈴木 このみさんの「Beat your Heart」が主人公サイドの少年少女に奮起を促し、
EDはMYTH&ROIDの「ANGER/ANGER」が敵の首班・礼央子様の沸々たる憤怒を代弁しぶちまける。
主題歌でもハードデジタルロックの応酬による"王舞”VS"炎帝”の場外戦が勃発♪


【感想】
細腕のティーンが不釣り合いな重装備を振り回し世界を救うとか(笑)
冒険やヒーローはそんなに甘くはないんだよw
そう捻くれた大人は現実を諭すわけだけど、
改めて少年少女のピュアな言動が新世界を切り開く王道を示したい。
そんな主張も感じられる本作。

そのアンチテーゼとして設定されたと思われる
礼央子様と彼女を守護する“四天王”のアラフォーたち。

これは分割2クール目『~星の巨人』のネタバレになりますが、
{netabare}“ブブキ”や“ブランキ”の適性は血筋で継承され、
その能力は子を成した時に、次代に受け継がれ喪失する。{/netabare}

すなわち“四天王”は自分たちの幸福もお預けにして、
文字通り、全身全霊、礼央子様のために人生を捧げている。
涙ぐましいアラフォーの執念です。

シリーズ通じて、オッサン、オバサン属性をからかわれたりする“四天王”ですが、
私には笑えません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

67.2 5 3DCGで恋愛なアニメランキング5位
ULTRAMAN(Webアニメ)

2019年4月1日
★★★★☆ 3.4 (107)
370人が棚に入れました
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通"ではない力を持っていることを自覚していた。そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発されたウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」

声優・キャラクター
木村良平、江口拓也、潘めぐみ、田中秀幸、諸星すみれ、魚建、牛山茂、竹内良太、花輪英司、関戸博一、津田健次郎、白石稔、曽世海司
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ウルトラ作戦第一号

神山健治&荒巻伸志監督作品、
IG×SOLA DIGITAL ARTS制作。

来たるべき新時代の我らがウルトラマン、
今再び「光の巨人」の降臨が求められている。

地球の平和を守り続けた光の巨人は、
その役目を終えM78星雲に帰還する。
世界の紛争は、無くならないまでも、
人々は恒常の平和を、享受している。
科学特捜隊の面々も数十年時代を重ねたようだ。
お馴染みのハヤタ隊員の息子が主人公である。

どの時代にもウルトラマンがいる。
私たちの完全無欠なヒーローである。
この導入部(序盤展開)には興味が尽きない。
{netabare}エド(ゼットン星人)がほんとに素晴らしい。{/netabare}

しかしながら指摘せざるを得ない弱点もあり、
{netabare}ウルトラマンというよりギャバンに近い(^^;
あの特撮、変身バンクが無いのが残念である。
物語の緊張感は中盤以降、持続せず、
多種族(星人)の登場や謎を呼ぶ仕掛けで、
魅かれはするも傑作には至らず残念でした。{/netabare}

ただカラータイマーは鳴り響いている、
ジェットビートル1号発進命令の時が近い。
これからも時代はヒーローを必要とするのでしょう。

シュワッ!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちが、ウルトラマンだ

この作品は、あのウルトラマンのフル3DCGアニメです。
グリッドマンがアニメ化された時も驚きましたが、これにはホントにビックリです。
円谷プロの看板作品でこれまで特撮にこだわってきたウルトラマンが、アニメ化されたのですから…

でもウルトラマンの設定が大きく異なっていました。
まず、今回登場するウルトラマンはM78星雲光の国から来る訳ではありません。
物語の舞台は、ウルトラマンが異星人の侵略から地球を守り、使命を終えて地球を去ってから40年後の世界…
そして40年の年月をかけて人類は繁栄の時代を築き上げてきました。

ですが、それは表向きの平和でしかなかったのです。

かつてウルトラマンと同化していた科学特捜隊の早田進は還暦を迎え、今では一人の息子を持つおじいちゃん…
早田進の一人息子である早田進次郎は、生まれながらに特殊な力を秘めていました。
進次郎が高校生になった頃…これまでの平和を揺るがす一大事が起きたのです。

考えてみると、その事件が全てのきっかけでした。
突然謎の敵に襲われた進次郎を助けたのは父である早田進…
早田進は自分がウルトラマンだと告白し、ウルトラマンスーツを纏って進次郎を守ろうとします。
ですが、還暦を過ぎた人間がウルトラマン本来の力を引き出せるはずもなく、あっという間に劣勢に…
父親が傷付いていくのを目の当たりにして、子どもの心が動かないはずがありません。
進次郎もウルトラマンスーツを身に纏い、何とか謎の敵を撤退させることに成功するのですが…

これがこの物語の序章…
進次郎は進に代わる「新たなウルトラマン」になることを要請されるのでした。
これまで秘密裡にしてきた異星人の襲撃から地球を守るため…
こうして進次郎の物語が動いていきます。

生まれながらに秘めた特殊な力…
このフレーズだけ見ると魅惑の塊のようです。
だって、誰もが一度憧れた能力なんですから…

一睡もしなくても疲れを知らない身体…
自宅と行きたい場所とを瞬間的に繋いでくれる能力…
一度覚えたら絶対に忘れない記憶…
こんな能力があったら良かったのに…なんて考えたり?

でも、自分の能力に見合った責任や使命が課せられるのも世の常ですが、進次郎に任せるのは時期尚早だったのかもしれません。
そもそも自分の能力に見合った責任や使命って、高校生に理解できるかと考えると正直難しいと思います。
だって、その頃って自分の事だけで精一杯だから…

能力が高いからウルトラマンを要請される
ウルトラマンは正義の見方だから、悪い敵から地球や人々を守らなくちゃいけない
正義の味方は守るのが当たり前…
そこに落ち度があったら徹底的に責められる…
正義の味方に自ら志願した訳じゃないにも関わらずです。

だから、この作品は進次郎の成長を見守る物語…
彼の正義の貫き方…悪くなかったと思います。

進次郎の事が気になる女の子…すみれちゃん演じる人気急上昇中のアイドル 佐山レナの存在は大きかったです。
地球外生命体とは全く無縁の彼女が、どうして進次郎と知り合い騒動に巻き込まれていくのか…
彼女の出生に関する時期的な矛盾はありましたが、すみれちゃんの熱演に圧倒され気付いたのは後からでした。
物語が面白ければ、結果オーライという事なんでしょう。

現代に蘇ったウルトラマン…フル3DCGの旨味を全てつぎ込んで作られた作品は、往年の名作とはまた違ったテイストが感じられました。
ウルトラマンスーツを身に纏った彼らの格好良さは半端ありませんでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、OLDCODEXさんの「Sight Over The Battle」

クール全13話の物語でした。
毎週の視聴が溜まっていますが、面白くて思わず一気見しちゃいました。
物語としても中途半端なところで終わっているので、続編制作前提なんだろうなぁ…なんて考えています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和洋折衷ウルトラマン

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルはアクション。3Dアニメです。

私は、高評価。でも多分、それは私に「ウルトラマンに対する特別な思い入れ」がないからだと思います。

このアニメ、「ウルトラマンが好き」な人は戸惑うかもしれません。その辺を、レビューに書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「これはウルトラマンなのだろうか?」という疑問を、私は一切抱きませんでした。なぜなら、そもそもウルトラマンをちゃんと観たことがないからです(何回かは観たことあるよ、名前は知識として知ってるよ、レベル)。

だから私には、「普通に格好良いアクションアニメ」でしかなくて、別に「ウルトラマン」という冠は必要ありませんでした。

「ウルトラマン」というよりは、「アメリカのヒーロー」や、「平成の仮面ライダー」に近いような作風。だから、「和洋折衷ウルトラマン」にしました。

本作の良さとしては、まずアクションの格好よさ。なんか、プロレスみたいだなと思いました。

プロレスの必殺技の中には、「それって効くの?」と思うものが散見されるが、「客はちゃんと盛り上がる」。それは、「粋」という感覚に近く、「効かないとか避けられる」なんて言うのは、「無粋」。

本作も、空手やカンフーアクションのような実用的な動きの中に、いきなり「ウルトラマンらしい攻撃」が入るのが、なんか「ダサ格好良い」。そこは、3Dによる独特のカメラアングルや動きが良い働きをしていて、「ダサ」「格好良い」にしていたと思います。

次の良さとして、ストーリーの面白さ。縦軸として貫くのは、「主人公がヒーローであることを悩み、受け入れるまで」を描くということで、なんか「仮面ライダーっぽい?」と思いました。そこに横軸として、「主人公とアイドルの恋愛」や「星団評議会の暗躍」などがある構成。

特に、「星団評議会の暗躍」は面白くて、誰が黒幕なのか、味方なのかをワクワクしながら観られました。ここは、今後は縦軸になるでしょうし。 

と、私が誉めている部分は、多分、ウルトラマンファンからすると、「邪道」なのでしょう。

プロレス的なアクションは、「ウルトラマンを茶化してる」とも受け取れるし、複雑な世界観は、「爽快さの打ち消し」になるのかもしれない。そもそも、巨大化しないウルトラマンは、もはやウルトラマンじゃないという怒りもあるかもしれません。

私も、もし自分が好きな「ロードス島戦記=キャラがロボットに乗ってモンスターと戦う」とか「ガンダム=モビルスーツ同士でラブコメ」とかやられたら、「ふざけんなよ」「俺の思い出汚すなや」って思うでしょうしね。

賛否両論ある本作。どちらの評価にするかは、やっぱり、観て自分で判断するしかないように思います。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ウルトラマンのその後として、しっかり面白い。オッサンが格好良いアニメは、良い。

2話目 ☆4
バトル、急に地味になったけど(苦笑) 地面に投げても効かねえだろ。なんかちょっと、ハリウッドだな。変身のところは日本っぽい。トータルて、面白い(笑)

3話目 ☆3
なんか、ヒーロー願望で戦う、某大介を思い出すな(笑) グロのギリギリラインでちゃんと止めてるあたりが偉い。

4話目 ☆4
なんか、やたらプロレス技が目立つ。オスプレイみたいな戦い方だな(笑) 迫力のバトルを満喫。

5話目 ☆3
異星人街。セブンが意外と好意的? 民族差別をするタイプではないのかな。ジャック。帰ってきたウルトラマン?

6話目 ☆4
セブン、強いな。彼は、ただの人間なの?

7話目 ☆3
バトルは流石に格好良いわ。ヒーロー願望か。

8話目 ☆4
なんか、随分とひねくれた話になってきたけど、かなり面白いな。

9話目 ☆4
エース登場。さらに状況が混迷してきたな。

10話目 ☆4
エース。天才技士。本当に、色んな人の思惑が複雑に絡んでる。

11話目 ☆3
なんか、ややコメディタッチ。めっちゃ簡単にバレてるw これはセブンに殺される案件(笑)

12話目 ☆4
星団協議会、ゼットン。誰が敵で誰が味方か。

13話目☆
セブン強い。エース熱い。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

66.3 6 3DCGで恋愛なアニメランキング6位
あした世界が終わるとしても(アニメ映画)

2019年1月25日
★★★★☆ 3.4 (86)
345人が棚に入れました
幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。

声優・キャラクター
梶裕貴、内田真礼、中島ヨシキ、千本木彩花、悠木碧、水瀬いのり

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

世界と中二病は終わらない

2019年1月公開のアニメ映画。
Huluで公開された『ソウタイセカイ』という作品を
ブラッシュアップして劇場アニメにしたもの。

本作はスマートCGアニメーションで制作されているのだけど、
要はフジ系列の+Ultra枠の「revisions」「INGRESS」とルックは同じ。
制作・監督は「INGRESS」と同じで
「revisions」を観ているとこの映画のCMが流れてくる。
3Dは動きの速いシーンは綺麗なんだけど、
そうではない場面ではフワついた動きが気になるんだよね。
まぁ発展中の技術ということで仕方ないのかな。

で、映画の内容ですが、公式サイトにはあまり説明はなく
2つの日本を舞台にしたアクション・ラブストーリーとしか書いてなくて
「こういう内容だとは思わなかった!」という意外性が楽しい作品だろうから
ちょっと書きづらいんだよな。

まぁ、はっきり言ってしまうとB級パニック映画の類です。
幼なじみの高校生男女の日常をニマニマ眺めるシーンから始まり、
微妙に不穏な空気を感じつつ、いい雰囲気の場面で超展開が起こり、
古谷徹のナレーションで「ここで解説しよう!」とばかりに
中二病全開の世界観説明が行われる。
この時点で多くの人が「この映画はヤべエ!」と感じるであろう。

そこからは、中学生の黒歴史ノートを
そのままCGアニメーションにしたような怒涛の展開となる。

特にラストは「THE適当」という感じで、ある意味面白い。
作品タイトルをど~んとスクリーンに大写しにして
スタッフロールが流れれば、
どう解決したのか全然説明がなくても終わりなのだから仕方ないな。
投げ槍な終わり方に反して
あいみょんの主題歌が普通にいい曲なのがジワジワくる。

と、ここまでディスっておいてなんだけど
B級映画は好物だからそれほど不満はないです。
終始半笑いで楽しく観させていただきました。
水瀬いのりさんが双子の妹キャラで好演していたので
彼女のファン(特にReゼロのレム好き)は観に行く価値があるかも。

でも感動の青春ストーリーなんかを期待していた方は
「俺はあいみょんの曲を聴くために、
1800円払って劇場に来たんじゃねえゾ!」
と怒りに肩を震わせて映画館を出ることになったかもしれない。

それにしても、
20年以上たってまだ新世紀エヴァンゲリオンのオマージュをやってる
アニメ業界は大丈夫かぁ?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

人命は空気よりも軽い

幼い頃に母親を突然死で亡くした真。
幼馴染の琴莉とデートしている時に父親も突然死で亡くなったという連絡が来る。
戦時中に日本軍が開発した研究のため、時空に歪みが生じて2つの世界に分かれて、
片方の世界の人物が死ぬと、もう片方の人物が死んでしまう世界となってしまった。

物語自体はありきたり。
目新しさはありません。
SF作品で使われるパラレルワールドですね。
現世と異世界に同一人物が存在して、
片方が死ぬと もう片方も死ぬ、というのがオリジナル要素かなぁ。
私が知らないだけで、すでに同じような設定を使った作品があるかもしれません。

タイトルとサムネだけで、
「恋愛ものかなぁ? まぁ、ラブコメでもいいし」と軽く考えたのが間違いの始まり。
一番、問題なのは画ですね。
背景や戦闘シーンなどは一級品。
手書きだったら、相当困難な作業になるでしょう。
ただし、人物が……
『梶裕貴・内田真礼・中島ヨシキ・千本木彩花・悠木碧・水瀬いのり』などなど、
声優陣は力が入っています。
問題は顔。
特に感情を表す表情です。
さすがにレベルが高いのかなぁ。
声と表情が合いませんね。

とりあえず、CG使って原画作業。
魂は声優さんに吹き込んでもらいましょう、みたいな感じ。
あとは、バンバン人間が死んでいくので、見る人を選びますね。

CGの進化は画面から伝わってきます。
デジタルの進歩は日進月歩。
これからもCG作品が多くなってくるでしょう。
ただし、今は過渡期の段階。
温かい眼差しで見守りましょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アラ探しはし無粋

ツタヤで先行レンタルされてたのでDVD借りて観ました。

ざっくり説明すると
第二次世界大戦に開発したなんたらの影響で次元に歪が生まれ、もう一つの地球が存在する現象が起きてしまう。
そこには同じ世界、日本があり、自分と相対する同じ人物が生存していて、どちらかの世界の人間が死ぬと、もう片方の世界の自分も突然死として死んでしまう設定で、もう一つの世界の日本では、荒れた世紀末のような世界で、「日本公民共和国」と名乗り、そこのヤバいTOPが主人公の幼馴染となる人物なので、そいつを殺すため、簡単に殺せるこっちの世界の幼馴染を殺すため、あっちの世界の主人公たる者がこちらへやってくるというSF映画のようなお話。

最初感じたのが、う~ん 中二病のなろう系かな?です。 ^^;
でも、この前やってたrevisions(リヴィジョンズ)にもなんとなく似てるかなぁ...でした。

映像はフル3Dで綺麗です。
数年前と比べれば、キャラの動きも大分スムーズだし、そんなに違和感はなかったです。(ちょっぴり感じますけど)

声優さんでは、
梶裕貴さん 内田真礼さん 千本木彩花さん 悠木碧さん 水瀬いのりさん
と、豪華なので安定の演技されてます。

話は、疑問に思うことや突っ込みたいことも多々ありましたが、それらに目を瞑れば概ね楽しめました。
どうしても言っておきたいのは、メインヒロインの扱いについて。
個人的には、恋愛も含まれた作品なのにあれはない。
最後も、う~んで、あまり納得いかなかったです。

全体的には、まぁ時間つぶしには十分良くって面白かったかな。
過度な期待は厳禁ですけどw 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
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