警視庁で恋愛なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの警視庁で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の警視庁で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.8 1 警視庁で恋愛なアニメランキング1位
名探偵コナン(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (752)
4055人が棚に入れました
高校生にして日本屈指の名探偵・工藤新一は、幼馴染みの毛利蘭と遊園地へ遊びに行く。新一はそこで謎の組織の取引現場を目撃するが、組織のもう一人の仲間に気付かず殴り倒されてしまう。新一を殺す為に組織の男が飲ませた毒薬は何故か新一を幼児化させてしまった。小さくなった新一は正体を隠しながら謎の組織を追う為に、周りには新一の親戚、江戸川コナンだと名乗る。コナンは父親、毛利小五郎が探偵をやっている蘭の家へ居候し、謎に包まれた黒の組織を追う為、探偵として事件を解き続ける。

声優・キャラクター
高山みなみ、小山力也、山崎和佳奈、山口勝平、緒方賢一、高木渉、大谷育江、岩居由希子、林原めぐみ、茶風林、湯屋敦子、井上和彦、千葉一伸、堀川りょう、宮村優子、松井菜桜子、田中秀幸、島本須美、高島雅羅、堀之紀、立木文彦

molecule さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

八方美人で人気者の長寿アニメ凄い

犯罪モノって現実的な素材であるだけに解きほぐ機構を固めておけば発展は無限…なようで、流石に連載十数年も超えるとキャラの使い回しが利かなくなって当然か。
事件なんて幾らでも数起こせるけど、主目的がそれによって引き出される常連キャラの内部ストーリーと見るアニメの方法論で限界がないわけない。
ただその見方を歓迎する要素が、引き出しの多い題材→話数の膨大なことによって、物語世界に引き籠っていられる期間が長いという利点を生んでクオリティの瀕死なことをファンの目から庇ってる。

実際TVオリジナルストーリーに限ればもっと遥に早い段階で退屈なものに落ちていたし、劇場版はシナリオの浮き沈みはあるものの完全に爆弾に依存しはじめたのは題材と媒体の宿命かな。

しかしほとんど本筋(黒の組織)の解明に引きずられてるだけの興味を、それでも繋ぐだけの牽引力のあるキャラってそうはいない。リアリティとファンタジーと、ここまで扱い易いバランスの「人」は他の分野には生めないだろうな。物語っていうのはストレスだから、このキャラクタの万能ぶりこそ神だね。

大人のファン層と子供、どっちに向けても愛想が良くて八方美人で人気者の長寿アニメ凄い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人気推理アニメ

私が大好きなアニメの一つ。
難易度の高いミステリーとトリック、魅力あるキャラクターの活躍、手に汗握る展開とアクション、かっこいい名言、雰囲気を十分に盛り上げてくれる音楽、恋愛やギャグ要素など、どれをとっても申し分ない出来です。
矛盾や強引な設定が多々あって突っ込みたくなる時もありますが、それを指摘するとアニメが成り立たなくなるのであえて考慮はしませんが・・・。
また長い間このアニメが続いているのでさすがにマンネリ化を感じる事もありますが、黒の組織が絡んだストーリーになると緊張感満載のハラハラ感が楽しめます。
謎が謎を呼び、私の予測を外れた展開や衝撃的な展開は早く続きが気になりもう目が離せません。
なかなか黒の組織との話が進まないところが欠点ですが、進んでしまうとこのアニメが終わってしまう感もあるので、いつまでもこのアニメを楽しみたいファンにとっては微妙なとこですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

ootaki さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

一旦区切ります

一応、まだ続いていますが自分の中で終わったことにさせていただきます。ガキの頃は面白いと思っていたのですがね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

70.8 2 警視庁で恋愛なアニメランキング2位
名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(アニメ映画)

2003年4月19日
★★★★☆ 3.8 (340)
2358人が棚に入れました
東京・大阪・京都で、5人の男が刀や弓矢で殺される事件が発生した。犯人は翁の能面をかぶっていた。警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部による捜査の結果、殺された5人が古美術品を狙う窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることが明らかになった。
同じ頃、小五郎は山能寺の僧侶から依頼を受け、ちょっと風邪気味のコナンたちを連れて京都に来ていた。山能寺では8年前、12年に一度公開する秘仏が何者かに盗まれていた。そして最近、その仏像のありかを示すという謎の絵が、差出人不明で山能寺に届いたので、小五郎に解読を依頼したのだった。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

古都十字路、桜花夢幻……

原作コミックは未読。

劇場版七作目にして、京都に“上洛”したコナン。
弓による連続射殺事件と、関連が疑われる仏像消失事件。
その謎解きの鍵を古典と京都各地に点在する観光スポット等に散りばめ、
ミステリーのメッカと堂々マッチアップの構え。

でも、個人的には、申し訳ありませんが、
事件の子細は割とどうでもよくて……(苦笑)

強いて言えば……{netabare} 仏像盗んで銭儲けを企てる不届き者には、
仏罰が下ると言う教訓ぐらい。{/netabare}
密室トリック等に収められない劇場版スケールの事件は、
ご多分に漏れず、派手で華やかですが、やや大味な印象も……。

私が本作で気に入っているのは、むしろロマンス要素。
コナンですら春の京都、桜の如き刹那の美しさに触れれば
ロマンティックな方向へ逸脱する。恋バナが花開く(笑)
この脱線にこそ価値を見出している作品。
(ただし……{netabare} 小五郎のおっさんは違う意味で脱線し過ぎなので自重した方がいいと思いますw{/netabare})

特に平次が幼い頃京都に行った時、桜の木の下で出会った初恋の相手は誰か?
事件の真犯人が誰かより、ついついそちらの方に興味が行ってしまいます。

新一と蘭のアツアツぶりは平常運転として……。
いや……{netabare}春の出会いパワーを背景に
“再会”を演出した発明は超文明過ぎますがw{/netabare}

何より“ホーム”の関西で活躍する平次が格好いい作品。
古都をバイクで爆走する男は絵になります。惚れてまいます。
(まぁ……あんな暴走したら間違いなく免停やけどw)
初恋の記憶に浮つきがちな平次にヤキモキする和葉も可愛い♪

東西の名探偵による頭脳や武術だけでなく、
ベストカップル度もアッツアツです。

私は劇場版『コナン』はそれほど鑑賞してませんが、
春の京都のロケーションを生かした本作は、
私にとって桜が咲く度、思い出すとても印象的な『コナン』です。


付記:今年の劇場版『コナン』は秋の大阪、京都が舞台の模様。
平次が“ホーム”でまたもや事件とラブコメの波動に挑むようでw

この最新作公開に先立ち日テレはやはり『迷宮の十字路』放送を仕掛けて来ました。
ジブリやルパンなんかでもそうですが、
犯人より名探偵より、日テレのプッシュは執拗かつ老獪(ろうかい)で参りますw
脱帽ついでに、最新作『から紅の恋歌(ラブレター)』劇場鑑賞に行って来ようと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭ちゃん、ちょっとだけだったけど新一に会えて良かったね!

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第7作。

服部平次と遠山和葉ちゃんが活躍します。
平次の初恋物語も微笑ましい。
一時的に復活した新一と平次の絡みも面白かった。
そして、蘭ちゃん、ちょっとだけだったけど本物の新一に会えて良かったね!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

暗号と十字路に隠された謎。服部平次の初恋の真相は…

2003年に公開されてた劇場版名探偵コナン第7作目。

観終わってから15年も前の作品と知り、
とても驚きました。

確かに登場する携帯が古いなあとは思いましたが。笑

でも内容は十分面白かった♪
ぎこちないCGも、15年前の作品というのなら納得。

100分ほどの作品です。


● ストーリー
東京、大阪、京都で起きた殺人事件。
そこには窃盗団“源氏蛍(げんじぼたる)”が絡んでいると警察は睨んでいた。

一方、小五郎は京都の山能寺から
盗まれてしまった仏像探しの依頼を受ける。

コナン、蘭、園子も京都へ同行し、
寺に届いたという仏像のありかを示す暗号を解読しようと試みる。

西の高校生探偵・服部平次もまた、
独自で殺人事件の調査を行い、調査中のコナンと遭遇する。


今回の舞台は京都。

西で事件が起これば、
平次と和葉も絡んでくる。

大阪から京都に通うって、
意外と距離あるんだけどな…。

まあ、そこを突っ込んでも仕方がないのでスルーしますw

平次&和葉が絡むお話、好きです^^
見ていて微笑ましいもの(*´ω`*)痴話げんかイイネ


暗号や殺人事件のトリックなど、
内容はしっかりしていました。

コナンや平次のアクションシーンも
盛りだくさんでした。

二人とも人間離れしていますw
そんな二人と対等にやり合う犯人もすごいわw

平次のバイク爆走はスピード感もあって、
アトラクション体験しているような楽しさがありました♪

劇場の大きなスクリーンで見たら、
もっと迫力があったでしょう♪


≪ 京都の路地 ≫

京都には何度も遊びに行っていて、
有名な観光地近辺なら土地勘もまあまああるのですが、

路地は確かにややこしい!
名前言われても全然わかりません。笑

その路地名を事件に取り入れるというのは、
おもしろいネタだと思いました^^

路地名の勉強にもなったし。
覚え方の歌なんてあるんですね~。

逆に言えば、京都の人でさえ、
歌にでもしないと覚えられないということなのかしら?

恐るべし、京都…。笑

義経や弁慶もテーマに隠れているので、
彼らにまつわる実在の史跡が登場するのは京都観光気分でした♪


≪ 現代化するトリック ≫

携帯電話が普及している時代背景からも、
情報ネットワークが急激に栄えている時代であったことがうかがえます。

トリックにもそれを活かしたものがありましたし。

これからの推理ものは物理や化学要素だけでなく、
こういった機器をいかにうまく使うかで、トリックの幅が広がりそう。

それを見抜く探偵側も、
情報や知識を持っていないとトリックを見破れないので、
なんだか大変な世の中になってきたなあと感じました。笑


● キャラクター
平次の初恋話が登場!
そのお相手は…。

嫉妬する和葉。
いやでも平次のインタビュー記事を持ち歩いているってよっぽどww

そんな余裕のなさも、
可愛い一面なんだけどね^^

平次もかっこいいしね♪
剣道部で鍛えた剣さばき、かっこよかった♪

カップル的には東のカップル(新一&蘭)よりも、
西のカップルの進展の方が気になります♪


● 音楽
【 主題歌「Time after time~花舞う街で~」/ 倉木麻衣 】

私はTV放送の録画で観たのですが、
そこではカットされていました。

平次の初恋エピソードの映像と
よくマッチしています♪


● まとめ
コナン映画には面白いものとそうでないものがありますが(笑)、
これは面白いものでした♪

ストーリーもキャラもしっかりしています^^
犯人の動機は理解できませんでしたが。笑

コナン映画どれを見ようかなーと悩む人には、
これいいよと、おすすめの中の一つになりそうです♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

69.1 3 警視庁で恋愛なアニメランキング3位
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(アニメ映画)

2000年4月22日
★★★★☆ 3.8 (298)
2059人が棚に入れました
奈良沢警部補、芝刑事という現職警察官が相次いで射殺される事件が発生した。事件に遭遇したコナンは、毛利と共に目暮警部や白鳥警部から事件の詳しい情報を聞き出そうとするが、彼らの口から出た言葉は「Need not to know」という警察の隠語だった。そんな矢先、白鳥警部の妹・沙羅の結婚披露パーティに出席していた佐藤刑事が何者かに襲われ瀕死の重傷を負い、現場に居合わせた蘭もショックから記憶喪失になってしまう。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、松井菜桜子、緒方賢一、林原めぐみ、岩居由希子、大谷育江、高木渉、茶風林、塩沢兼人、湯屋敦子、千葉一伸、高島雅羅、百々麻子
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

佐藤さんっ!しっかりしてください!

相次いで刑事が狙われる連続殺人事件が発生。第三の発砲事件に巻き込まれた毛利蘭はショックの余り記憶喪失になってしまう。自分のこと、家族のこと、コナンや新一のことまで思い出せない蘭に、真犯人の魔の手が襲いかかるのであった…。


見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナンでお馴染みコナン君の劇場版第4作目。昔のレンタルビデオ屋さんでくどい位借りて見ていたのが、この作品。普段のTV版も面白いですが、劇場クオリティというとやっぱり特別感がある方が心が湧き躍ったものです。

この作品のTV版とは違う特別感というと、先ずあの空手名人で超つええ蘭姉ちゃんが記憶喪失になってしまうこと。「何もかも思い出せない」弱々しいヒロインの蘭姉ちゃんがこの映画では堪能出来るわけです。少々無理がある設定であるものの、記憶がない蘭を支えようと懸命のコナン、毛利小五郎、妃英里のキャラの描き方がとても良い。ハッキリとは明示されていませんが、娘を守りたい一心の親子の絆がちゃんと描かれているのが好印象です。蘭の親友、園子の台詞にも是非注目してください。

もう一つの劇場ならでは!は警察内部の不信な動き。
実写警察ドラマや映画だと「もうええっちゅうねん…」なんてぼやきたい程ありふれた要素です。しかしコナンの世界の警察は、まあ…この際目を瞑りますがとても仲良しですよね。一般人にお喋りしすぎなゆるゆるな組織が、今作のストーリーでは黒い重苦しい雰囲気を醸し出しているのです。「これだ!これだよ、警察ってのは!」と口に出したくなりました。


刑事さんが突如電話ボックスで射殺されるショッキングな出だしの掴みは抜群。緊張感を漂わせたまま、パーティー会場で起きる第三の発砲事件。
佐藤刑事が目の前で撃たれ、血に染まった手を見て気絶してしまう蘭。ここの狙撃シーンの流れが衝撃的でした。演出が巧いんですねえ。
{netabare} 佐藤刑事が撃たれる→流れ弾が蛇口を破壊?し水が蘭の手元に当たり懐中電灯が吹っ飛ぶ→懐中電灯の光で犯人の顔が一瞬見える→蘭の真横に銃弾が飛んで来る
う〜ん、文章にしたら怖いな…。確かに蘭が記憶喪失になるのも無理ないかも。昔見てもここのシーンだけは強烈に記憶に残っていたのは、タフな二人が万事休すの絶望的状況になっていたからでしょう。両肩と脇腹三発も狙撃される佐藤刑事の撃たれ方は酷い。蘭を庇った姿勢で倒れた佐藤さんを見ると、今作では僅かしか出番はありませんでしたが彼女の強い人間性がよく出てるなあなんて思いました。

幼い頃は、警察連中が今回まるで信用出来ない中、佐藤刑事だけはマトモそうだったのに早々重症を負ってしまって「どうすんのよう…頼れそうな人もう誰もいないじゃないの…」とこちらも絶望の淵に追いやられていました。一応後遺症もなく全快したらしいけど、あんなに撃たれて大丈夫なんでしょうか…。心配になりますわ。
{/netabare}
佐藤刑事が瀕死の状況になり、戸惑う心境を表立たせてはならない刑事たちの心理描写もよく表現出来ていました。中盤に出て来る高木刑事の複雑な心境も良かったです。

ただ、ストーリーの警察のギスギスした雰囲気も序盤はしっかり保てていますが、後半になるにつれおざなりになってしまった印象です。後半はコナン君の超絶スタントマン級のスケボーアクション炸裂及びターミネーターばりのしつこい犯人との逃避行になってしまいます。出来れば黒い部分を貫いて欲しかったですね。コナンは子供も対象だしアクションが皆無だと退屈してしまうかもしれないので、やむを得ないとは思います…難しいところです。
気になったこととしては…
{netabare}
友成刑事が心臓を患って亡くなってしまった話。あれは警察幹部のミスとしか言いようがありません。何故そのような人を張り込みに抜擢したのか。
「 Need not to know…知る必要のないことだ」の台詞、予告編で多々ピックアップされる程必要性を感じられる展開ではなかったのが残念。
小田切刑事部長は渋い良いキャラでしたね(息子がああなってしまうのも何となくわかりますが…)。そこで小学生のコナン君とお話する場面は流石にチグハグ感が否めませんでした。小学生である前提が無視されてしまっているため、どうも変な歩合になってしまっています。今作に限ったことではないのでコレは仕方ないですね。
後半のトロピカルランドでの激しいアクション。ド派手にやらかしてくれるのは何ら構わないのですがあれだけやって一般人に気付かれないのは流石に無理があります。ハリウッド映画だと誰も彼も巻き込んでのアクションなのに、この違いは一体…。
犯人、中々サイコが入った方でしたね。動機には賛否両論ありますが、こんな感じに利己的に動いてくれた方が見てる側としてはわかりやすかったりします。
{/netabare}

序盤の警察内部事情は大人向け、後半のアクション展開はいつものコナンという感じ。
所々に絡める伏線、ハッとさせる演出、登場人物の心理描写、テンポよく緊張感を保って見れるストーリー展開は飽きさせません。最終的にはコナンと蘭の恋愛要素に終着しているので、今見ると序盤の暗いギスギスした雰囲気を持ちこたえてほしかった印象です。いろいろ不満点もありますが、エンディングの小松未歩「あなたがいるから」の素晴らしいバラードには万事オッケーの心持ちになります。
それと蘭姉ちゃんを全力で庇った佐藤刑事に奨励賞を贈りましょう、警部!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭姉ちゃんを守り隊

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第4作目。

サスペンス要素が強く、アクションの要素が少ない作品。
{netabare}
佐藤刑事が銃で撃たれ、事件を目撃した蘭ちゃんが記憶喪失になってしまうというショッキングなストーリー。
その上、蘭ちゃんは口封じのため命を狙われるという、気を抜けない状況。
{/netabare}
そんな状況の中、命懸けで蘭ちゃんを守りつつ、事件を解決していくコナンがかっこい作品です。

容疑者が何人も出てきますが、何れもミスリードというシナリオも秀逸。
そして、意外な真犯人も・・・。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

コナンの映画の中では一番緊張感があると思う。

劇場版第4作目の本作はもう「蘭」メインの作品と言わざるを得ないだろう。
他作に類を見ないシリアス展開で、緊張感に溢れている。
また見えない犯人の探求も他作と違い「蘭」が狙われているだけあって、コナンの焦りもひとしおだ。
尚、あの小学生のアフレコは本作から。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
雨の日、横断歩道を急いで渡ろうとした少年探偵団は、警部補の奈良沢治に注意される。だがそのすぐ後、奈良沢警部補が電話ボックスで何者かに拳銃で撃たれてしまう。コナンはすぐさま犯人を追いかけるが取り逃がしてしまった。コナンは誰に撃たれたのかと尋ねるが、奈良沢は自分の左胸をつかみ、何かを伝えようとして事切れてしまった。犯人は拳銃を左手で撃っていたことから左利きであるということだった。捜査本部は、奈良沢が自分の左胸をつかんで死亡したのは、胸にしまった警察手帳を示したものと解釈した。

その日の夜、今度はマンションの地下駐車場で巡査部長の芝陽一郎が射殺された。ニュースや新聞は、一連の警察官連続射殺事件を大々的に報道する。そんな中、白鳥警部の妹・沙羅の結婚を祝う会が開催されることになり、コナン・蘭・小五郎は英理と共に出席することになった。パーティー会場には小五郎の元上司・小田切敏郎をはじめとする警察官、敏郎の息子でミュージシャンの小田切敏也、白鳥の主治医である心療科医師・風戸京介らの姿もあった。コナンと小五郎は、高木刑事から芝刑事が警察手帳を握って死んでいたことを聞き出すが、白鳥に「Need not to know(知る必要の無いこと)」という警察関係者の隠語を言われ、これ以上の詮索を拒否されてしまう。コナンは、この事件が警察組織全体が関与しているのではと疑念を抱いた。

大勢の招待客で賑わう中、蘭はトイレで佐藤刑事と鉢合わせする。その直後、トイレを含めたパーティー会場全体が突然停電。佐藤刑事がトイレの外に様子を見に行こうとしたとき、何者かが佐藤刑事に銃口を向ける。佐藤刑事は何発もの銃弾を受けて意識を失い、佐藤刑事が撃たれるところを間近で目撃していた蘭はショックで気を失ってしまう。

蘭と佐藤刑事はすぐに病院に搬送され、パーティー会場の全ての出入り口が封鎖された。だが、警察官を含むパーティー会場にいた全員から硝煙反応が出なかった。捜査の後、コナンたちは病院に向かい、蘭と佐藤刑事の容態を確認した。佐藤刑事は弾の一つが心臓近くで止まっていて、助かるかは五分五分。一方の蘭は幸いにも外傷はなく、まもなく意識を取り戻した。だが、蘭は事件のショックで記憶を失っており、自分の名前さえも思い出せなくなってしまっていた。

後日、コナンは何者かがずっと蘭を見張っているような気配を感じ取る。退院後、駅のホームで蘭が何者かに線路へ突き落とされてしまうが寸前のところでコナンが救助に成功する。コナンは、蘭は佐藤刑事が撃たれたときに犯人の顔を見ており、犯人が命を狙っているのではないか?、という疑念を募らせる。その予感は的中し、次々と蘭に犯人の魔の手が襲い掛かっていく。果たしてコナンは、蘭の瞳の中に隠された犯人の正体を暴き、蘭を守り通すことができるのか!?
{/netabare}

兎に角、蘭と新一にスポットを当てた本作は、
劇場版名探偵コナンの中では一番という方も多いのではないか。未視聴の方は是非視聴してもらいたい。
アクションシーンも多く用意されており、コナンの格好良い場面も見られる。

主題歌の「あなたがいるから」は大好き。
小田切さんのシーンからの挿入も良い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

65.4 4 警視庁で恋愛なアニメランキング4位
名探偵コナン 漆黒の追跡者 (チェイサー)(アニメ映画)

2009年4月18日
★★★★☆ 3.7 (254)
1582人が棚に入れました
東京・神奈川・静岡・長野で計6人が殺害される事件が起こった。どの現場にもアルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、同一犯もしくは同一 組織による広域連続殺人事件と認定される。警視庁で各県警の刑事を集めて合同捜査会議が開かれ、特別顧問として小五郎も参加する事になった。事件は麻雀牌 の意味、6人目の犠牲者が残した言葉「七夕…きょう…」の意味、被害者の共通点、被害者から1つずつ所持品を持ち去った理由と多くの謎を残していた。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、DAIGO、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、山口勝平
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭ちゃん…。凄すぎ…。

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第13作目。

第5作以来、久々に黒の組織との対決。
捜査員に紛れ込んでいた黒の組織の工作員を見破ってからの流れは神がかっている。
{netabare}
蘭ちゃんが至近距離からの射撃を避けたり、そんな蘭ちゃんを工作員は容赦なくボコったり、そんな大活躍の工作員は仲間である黒の組織のメンバーに殺されたり、コナンは軍事用ヘリに追い詰められたり、コナンが軍事用ヘリを『撃墜』したり…。
{/netabare}
うおおっ!盛りだくさんだ!

関東近県の刑事たちが各々活躍するのも本作の魅力。
少ししか出てこないけど、平次と和葉ちゃんも良い。

あと、劇場版初登場の井上喜久子さん、チョイ役で登場の水樹奈々さん、喜多村英梨さんなど、豪華なゲスト声優さんも良かった。

その割に評価が伸びないのは、もう一人のゲスト声優D●IG●。重要な役でしたが、演技がひどく、滑舌がひどく、作品を台無しにしてしまっています。
ゲスト声優の使い方はくれぐれも慎重に!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

黒ずくめの連中が視聴時のポイント B

正月のキッズステーションはアニメ映画が多いですな・・・。

本作は前半と後半では雰囲気が一変します。前半は非常に地味(というか地道)で、後半は派手なアクションが目立ちます。地味に事件を紐解いていくコナンもなかなか良いなと思ったのですが、映画のコナンはやはり派手なアクションも欲しいですよね。蘭ちゃんが凄すぎっていうのはひとまず置いておいて^^;

もう一つ、黒ずくめの連中の暗躍が物語に関ってくるのが特徴です。コナンをよく見ている人には説明不要でしょうが、工藤新一に薬を飲ませて体を小さくしたた連中です。映画として見たときには、この連中の物語への関り方には功罪があるように思います。

アニメを余り見たことがない人でも、この黒ずくめの連中の存在は知っているとは思いますが、詳しくは分からないというのが正直なところでしょう。アニメ未見の人にとっても、冒頭でコナンが小さくなるに至ったいきさつが紹介されますが、詳細が分からないのは同様だと思います。

かくいう私自身も余り詳しくはないので、アニメに精通している人と情報量の差があり、それが物語を楽しむことへの阻害要因となっているのではないか、と思いつつ見ていました。もし、他の多くの人にも同じような思いを抱かせているとすれば、黒ずくめの連中を出したことはマイナスに働いていると思います。映画単体で物語が成り立つように登場人物を出す方がスマートだし、誰も違和感を持たずに楽しめるのではないかと考えます。

とはいえ、黒ずくめの連中を出すことは、特に物語終盤に緊迫感のあるアクションシーンを出す必要性に大きく寄与していると思います。ぱっと出のキャラクターでは、派手なアクションは演ずることはできても、そうなることの必然性を視聴者に納得させることは難しいでしょう。こうした意味からは、出したことに意味があると捉えることができると思います。

このレビューでは物語面は殆ど触れていませんが、私自身が感じた、楽しむためのポイントとして黒ずくめの連中を取り上げてみました。彼らについては、犯罪の目撃者は抹殺すること、特にコナン(工藤新一)については正体がバレると命を狙われるという理由がことを了解した上で、単純にアクションを楽しむのが吉だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

近年の作品の中では秀逸

本作は天国へのカウントダウン以来2回目の黒の組織がメインで登場する映画で、新一と蘭との恋愛や、少年探偵団の活動は抑えられ、コナンと黒の組織の対決に主軸がおかれている。
近年の蛇足塗れで内容の無い作品と比較すると非常に出来が良いが、まだこだま監督時代のクオリティには至らない。
しかし、興行収入は35億円と歴代1位で、第33回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞等、実績を残した。
また、神谷明が演じる毛利小五郎は本作が最後。
本作の著名人によるゲストはDAIGOが出演。前作に比較して重要な役だった。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
東京・神奈川・静岡・長野で計6人が殺害される事件が起こった。どの現場にもアルファ­ベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、同一犯もしくは同一組織による広域連­続殺人事件と認定される。警視庁で各県警の刑事を集めて合同捜査会議が開かれ、特別顧­問として小五郎も参加する事になった。事件は麻雀牌の意味、6人目の犠牲者が残した言­葉「七夕、きょう」の意味、被害者の共通点、犯人が被害者の所持品を1つずつ持ち去った理由­と多くの謎を残していた。

会議終了後、コナンは山村警部から、「七つの子」に聞こえるプッシュ音(黒の組織のボ­スのメールアドレス)でメールを打っていた刑事がいたことを聞く。コナンは血相を変えてその­刑事の後を追うが、問題の刑事はジンの車「ポルシェ356A」に乗って去ってしまう。

七夕前日の7月6日、米花町に現れた容疑者の1人がコナンの機転により逮捕された。そ­の現場にはベルモットも変装して来ていた。コナンはそれを見抜き、ベルモットに組織­が今回の殺人事件を追う理由を追求する。実は、広域連続殺人の被害者の中に一般人を装った組織の­工作員がおり、犯人に持ち去られた所持品の中に工作員のリストが収められたメモリーカー­ドが入っていた。組織は、警察より早く犯人を押さえてそのメモリーカードを取り戻すため­、事件の捜査員の中に組織の一員「アイリッシュ」を潜入させていた。

一方、捜査員の中に潜入したアイリッシュは刑事達の話の中に出てきた江戸川コナンを工­藤新一ではと疑う。そしてコナンと新一が通う学校から二人の指紋がついたものを盗み出し、警­視庁のコンピュータでそれを照合し確信を得る。翌日、コナンは自分の指紋がついたもの­が帝丹高校と帝丹小学校から盗まれたことを知り、危機感を強める。

そして、ついに7人目の被害者が出てしまった。コナンは平次の力を借りて捜査を進め、­被害者の共通点を見つけ出すが、警察と黒ずくめの男達も、コナンの後を追う形で真­相に迫る。そして、犯人が東都タワーでもう1人殺すつもりでいることが判明する。

コナン、警察、連続殺人犯、組織の四つ巴のデスゲームが東都タワーで繰り広げられる。
{/netabare}

本作はいままでの映画と違い、原作乃至アニメを予め視聴していないと理解が非常に困難である。
よって、ファンとしては作品の深いところまで関わってくる点が評価できた。(逆に原作への影響はどうなのだろうか)
しかし、期待が大変高かった為に予想以下の展開に半ば失望したことも事実である。序盤のコナン無双も相変わらず無理が・・・。あともう少し細部に拘ってくれれば。{netabare}東都タワーの爆撃とか三面記事飾る事を黒の組織がしてしまうのは・・・ ファンサービスだろうか{/netabare}

総評としては近年稀に見る良作。だからこそもう少し頑張って欲しかった。見知った刑事の中に黒の組織のメンバーがいるというスリル・緊張感、昨今カットされがちな推理もふんだんに盛り込まれコナンの活躍が堪能出来る。
主題歌の倉木麻衣の「PUZZE」は最高。
天国へのカウントダウンと同じくらい面白くして欲しかった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

65.2 5 警視庁で恋愛なアニメランキング5位
名探偵コナン 銀翼の奇術師 (マジシャン)(アニメ映画)

2004年4月17日
★★★★☆ 3.6 (234)
1455人が棚に入れました
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Brabo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している劇「ジョゼフィーヌ」公演中の舞台上でキッドが宝石を奪うと推理。当日、劇場でコナンはキッドを見つけ、追跡するも取り逃がす。
その翌日、宝石を死守したお礼として函館の牧の別荘に招待されたコナン達。しかし函館へ向かう機中で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体に…。

声優・キャラクター
高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

コナンVSキッド=名作の予感

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第8作。

怪盗キッドが、最初に新一の姿で皆の前に現れる作戦はお見事。
目の前の新一=怪盗キッドであることを知っているのはのはコナンと阿笠博士、灰原哀のみ。
確実にキッドだと分かっているのに手が出せないコナンの行動が面白かった。

前半はコナンVSキッド。後半はコナンとキッドが阿吽の呼吸で窮地を脱します。

コナンとキッド。2人の天才が織りなす物語が面白くない訳がありません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これはコナンですか?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第8作目です!

怪盗キッドが登場しますけど、そこまでハラハラするようなことはありませんでした。

また、この作品はトリックを重視したつくりではなかったです。

犯人は意外にもあっさりとわかってしまいます。

なんといっても後半の飛行機のくだりが長すぎます。

もはやこれは飛行機アニメでしたね(笑)

次の作品に期待して引き続き視聴がんばります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

推理要素よりアクション要素の方が強い?

本作は監督がこだま兼嗣から山本泰一郎に代わった作品で、以前の作品に比べると作風の変化が見られる。
本作は以前の作品に比べて推理要素が少なく、劇場版にしては、死者が少ない(別に多くして欲しいわけではないが)。
また、事件解決後の後半は超絶アクションとなっており、アクション要素の方が強くなっている。
また、本作は「世紀末の魔術師」から2作目のキッド登場作品で、彼は本作のメインキャラの一人である。
英語でmagicianは魔術師、奇術師(手品師)の両方の意味があり、今回はルビをマジシャンにしている。
なお、毎回登場する警視庁捜査一課の刑事らは最後にしか登場しない。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。

{netabare}
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している舞台「ジョゼフィーヌ」の公演中にキッドは宝石を奪うと推理。一方のコナンは小五郎の推理に引っかかるところがあり、独自に捜査を開始する。そして公演当日、キッド専任の中森警部も捜査に参加する中、キッドは大胆にも新一に変装しコナンを動揺させる。そしてキッドを追跡するも、寸前のところで取り逃がしてしまう。

その翌日、宝石を死守したお礼として函館にある樹里の別荘に招待されたコナン一行。しかし、今度は機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となる。
{/netabare}

本作はコナンとキッドの絡みが面白かったが、推理アニメとしてはあまり楽しめなかったと思う。しかし、後半のアクションはスリルがあって、子供向けには良かったのではないかと思った。キャッチコピーになっていた新一と蘭の絡みは、
あまり回収出来ていないが、前作よりは良かった。また、キッドのキザさが中々良かったと思う。
EDの愛内里菜のDream×Dreamは良い曲だった。
しかし、本作は他作以上に疑問点が多く、{netabare}壊れたドアの近くに居ても吹き飛ばされなかったり、女子高生が飛行機の操縦をしたり、キッドがパトカーで滑走路を照らしたりと{/netabare}より"非現実味"が増した。最後は事件よりも事故の要素が強い。

名探偵コナンの映画としては稚拙な要素が多く、疑問点が多い作品だった。構成を上手くすればもう少しマシになったのではないか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

69.5 6 警視庁で恋愛なアニメランキング6位
名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(アニメ映画)

2016年4月16日
★★★★☆ 3.9 (186)
1183人が棚に入れました
劇場版「名探偵コナン」20作目にあたる。

物語は動画にも登場したオッドアイの持ち主である謎の女性が、記憶喪失状態でコナンたちと出会うところから動き出す。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ド派手アクションと心境の変化を楽しむ作品

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第20作。

黒ずくめの組織VSコナン+安室(公安)+赤井(FBI)という構図のアクションを楽しむ作品。
そして、人の心境の変化を楽しむ作品。
まさか、コナンの映画で泣きそうになるとは・・・。

{netabare}
結果的に少年探偵団の無謀な行動が最後に吉と出たり、蘭ちゃんが活躍する場面がなかったりと、過去の作品と比べてかなり異色な作品。
ミステリー的な要素が全く無く、アクション中心というのも異色。

そして何より、{netabare}本来、敵であるはずのキュラソーの人間味あふれる行動には感動しました。{/netabare}
{/netabare}

ゲスト声優の天海祐希さんは凄く良かったと思います。
個人的には劇場版コナンの中で3本の指に入る良作。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

20周年超大作!!黒ずくめ!公安!FBI!豪華ですね~(*´∀`)

☆映画20作品目☆
映画館にて試写です♪

今回はメインとして黒ずくめが出てくる話です☆

~あらすじ(予告参考)
全国各地で起きた連続スパイ暗殺事件
全ての鍵を握るのは、秘められし「記憶」!?

衝突する、探偵vs黒ずくめの組織vs公安vsFBI
聖域の扉の先にあるのは、真実か、偽りかー。


ともかくすごかったところ 感想
{netabare}
今回は安室と赤井も出てきて
特にその二人の戦いのアクションシーンがすごく迫力があり、カッコよかったです!
観覧車の裏?、観覧車の上、でやったり、ともかく黒ずくめに狙われているという危機にさらされながらの戦いがほんとにハラハラしました!!
そして、2人が一緒に出てきたのもレアたったのでとっても良くてお気に入りです!!

また、コナンの観覧車から色々な所に命懸けで乗り移るアクション?もすごかったです!
コナンが棒?に掴めそうで掴めない…落ちそう…!ってときに、赤井が助けたところは本当に
赤井ナイス!!!!カッコいい!!
と思いました☆
それで、よく死ななかったなぁと思いましたww

そして!!!
黒ずくめであったキュラソー!

最後のシーン、観覧車に閉じ込められた少年探偵団や皆を助けるため、海?に落ちて死んでしまった?と思えば、今度は命懸けでクレーン車で観覧車を止めたところ、本当に感動しました!!(命懸け…本当にそれで死んでしまったんですがね‥(泣))

黒ずくめを裏切ってw少年探偵団を守りましたね!
そして手には少年探偵団達からもらった、あのイルカを最後まで大事そうに持ってたなんて…!
とても感動しました…(´;ω;`)

というか、今回は以外と少年探偵団役にたったんですよねw

少年探偵団がいたことによって、キュラソーが黒の組織に戻ることを断念した
それにより、キールとバーボンの正体がばれなかった!!

さらに、観覧車が動いたとき、コナンたちだけでは止められなかったことを命懸けで、クレーン車で止めるのを手伝った
よって、少年探偵団は安室や水梨を救っただけではなく、水族館にいる、何万人?数千人の人たちの命を救ったことになる!!そして蘭たちも救ったことに!
つまり、少年探偵団はは世界を救った!!

ということになります☆


あっ、かと言って

少年探偵団すごいんですよ!私はほんと好きなんです♪お手柄ですよね~♪
って言いたいわけじゃないですよ!!w
少年探偵団を良い風にとらえると、そういうことになるだけなのでw
{/netabare}

~疑問点~
{netabare}
キュラソーの記憶が戻った時、ベルモットに
「あなたの携帯から送られたあのメールはあなた本人なの?」
みたいなことを聞かれました
あれは、コナンが偽装して送ったものでそれがバレたらヤバイ!
見ててハラハラしました!
でも、キュラソーは
「ええ、私よ。何か問題でも?」
と、コナン達をかばってくれました!実際はかばったのかどうかは分かりませんが…
キュラソー…(泣)ありがとう!!!

~疑問点その2~
赤井、よくあれだけ黒ずくめに姿見せといてばれませんでしたよね?あそこでバレたら原作にも影響してくるからなんでしょうけど…
あんなすごい狙撃者は赤井しかいないので黒ずくめにばれるのも時間の問題かなと思いました☆
{/netabare}
という感じで、今回はどちらかというと

アクションメインな感じで、カッコいい!
という場面が多かったかなと思います♪
いつもとは違う感じでしたが
アクション と捉えるととてもよかった作品だと思います♪


~追記、お気に入り♡~
{netabare}コナンが黒ずくめ達がいると思われる、東都水族館に向かうときに灰原が言ったセリフ
「行かないで‥」

ふいにコナンの腕を掴んで言った言葉です!
子供の姿だったのが少し残念でしたがwとてもきゅんとしました♡


~ちょっと笑えたところ~
コナンが工藤新一で、蘭からかかってきた電話に出て、話をしていたとき、東都水族館の音楽が流れて来たところ
コナンは黒ずくめの計画を阻止しようとしていてそんなことは全く気づきませんでしたが蘭に誤解されかねませんでしたねw
{/netabare}
~いつもの定番物の…~
{netabare}
阿賀博士のなぞなぞ!w
今回は以外と簡単だったかなと思いました☆
※興味ない人は飛ばしてくださいm(__)m
{netabare}
Qその色をまじりっけなしに塗り込んでいくと、変身してしまうものは次の4つのど~れじゃ
1赤色
2青色
3茶色
4黒色
A {netabare}茶色{/netabare}
{netabare}言い換えてみて、赤がまっ赤、青がまっ青、茶色がまっ茶、黒色まっ黒
茶色がまっ茶→抹茶になるということです☆
{/netabare}
{/netabare}

そして、何かしらある毛利小五郎の水にドボン!
毎回の定番でしたが…今回はありませんでした☆
というか、コナンや皆が危険な目にあってる時もず~っと車で寝ていました‥今回は何もやっていませんでしたね…(  ̄▽ ̄)
{/netabare}
主題歌はB′zさんで「世界はあなたの色になる」です
5年ぶりの映画主題歌書き下ろしだそうです☆
ぜひ聞いてみてください♪

最後に…
コナンはリアルに考えると死んだのは2回ですかね?
{netabare}観覧車ごと、真っ逆さまに落ちたところ
観覧車から棒?までベルトで伸ばして飛んで、乗り移ったところ
{/netabare}
今回はコナンよりも他の人達(安室、公安の人など)の方がよっぽど危険だったと思いますw


そして来年は平次が登場!
世良、キッド、黒ずくめ!
と来て平次ですかw
どんなのになるかはまだ分かりませんが
来年も楽しみにして見たいなと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【コナン×公安×FBI×黒の組織】の直接対決が初めて描かれる20周年に相応しい一大スペクタクルムービー

劇場版『名探偵コナン』シリーズ第20作目(『ルパンVSコナン』は除きます)
監督は『沈黙の15分』以降お馴染みとなった静野礼文
脚本は『絶海の探偵』と『業火の向日葵』の櫻井武晴
劇場版では初めて安室(公安)と赤井(FBI)が題材にされ、また原作やテレビシリーズに先立って黒の組織のNo.2と目される‟ラム”自身が登場します


警察庁で極秘に管理されていた世界各地のノックリスト(スパイリスト)を盗み出した黒の組織の女性工作員
自身も黒の組織に潜入捜査しているバーボン、こと安室透は逃走する女を追跡しカーチェイスを繰り広げる
そこにFBIの赤井秀一も乱入し大事故の末に女は海に転落する
翌日、記憶喪失になってしまいノックリストの行方や自身が黒の組織の一員であることを忘れてしまった女は偶然にもコナン達に保護される
女の記憶を取り戻してあげようと奮闘する少年探偵団だったが、灰原哀は女が黒の組織の‟ラム”である可能性を示唆し警戒する
一方で公安、FBI、黒の組織は各々に女の行方を追っていたが、ジンは女が送った不完全なノックリストに従ってノックと思しきメンバーの始末を始める
そのリストの中にはバーボン(安室透)とキール(水無怜奈)の名も入っていた・・・


黒の組織が絡む劇場版は大概しょうもないオチがついて終わるものばかりですが、今作は原作の根幹に関わる部分が描かれているとあって黒の組織を廻るキャラが総出演
20周年に相応しい大作に仕上がったと思います


冒頭の首都高11号線(レインボーブリッジ)をモデルにしたカーチェイスは『頭文字D』も真っ青の迫力のCGで描かれ、多重クラッシュや大爆発も相まってコレだけでも劇場に足を運ぶ価値ありますし、中盤までは謎の女の正体が‟ラム”なのか否かが物語を強く引っ張ってくれます


本来なら協力関係を結ぶべき公安とFBIが安室と赤井の私怨のせいで仲違いし、その仲をコナンが取り持つってのには笑ってしまうところですが、二人の対決(素手で殴り合うwガンダムかよw)は作画もめちゃくちゃ良くって大きな観どころの一つです
公安が表立って登場するということで目暮警部はじめ警視庁は蚊帳の外に置かれてしまうのもリアルでしたね


ウォッカやベルモットの静止も聞かず、ノックの始末に躍起になって暴走するジンは本当に怖い
クライマックスでは遂にオスプレイまで担ぎ出しお台場と葛西臨海公園をモデルにした舞台を大破壊する様は圧巻
最後まで全く目が離せず釘付けになりました
コレにイレギュラー的に巻き込まれる蘭や少年探偵団は最早お約束ですが【日本映画においてここまで派手に名所を破壊しまくってるのは『コナン』と『ゴジラ』ぐらい】なもんでしょうw
とにかくドキドキする映画がお好きな方には率直にオススメ出来ます!


しかしバーボンとキールを捕らえ躊躇無く始末すると断言したにも関わらず「待ってやる」と約束を守ってくれるジンは本当は優しいヤツなのかな?とも思ったりw


今作、唯一惜しいなと感じたのが鍵を握る記憶喪失の女を演じるのが天海祐希だということでしょうか
正直違和感というか・・・声優は初めてじゃないはずですし、天海祐希ほどの大女優を持ってしても声の演技とは難しいものなのか・・・と、痛感致しました


今作ラストの手放しでない結末はオイラとして最も評価をしたいポイントです
まあ、あれほど好き勝手やっておいてタダではすまんだろうとは思っていましたが
観終えた後に何色の気持ちになるか?とは今作に添えた青山剛昌先生のコメントですが、オイラは‟良い意味で”ブルーになりました
さあ、あなたは何色に染まりましたかな?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
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