行方不明で幼馴染なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの行方不明で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月08日の時点で一番の行方不明で幼馴染なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

59.9 1 行方不明で幼馴染なアニメランキング1位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
650人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価が難しい作品ですねぇ・・・。

最終話まで視聴。

作画良し、キャラ良し、声優良し、OPも好きなんだけど、肝心な物語が・・・。

バトル物としてはバトルシーンがショボ過ぎる。
幼馴染の男女が登場するけど、ラブコメともちょっと違う。
コメディ要素が無い訳じゃないけど、コメディというほどでもない。
ライバーが登場するとコメディ色が強くなるんだけど、それ以外が・・・ね。

最後まで掴み所のない物語だけが残念な作品でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ビジネス用語がテキト~

ファンタジー世界における冒険者の仕事を、企業活動とみなしてあれこれするストーリーです。「シャチバト」という公式略称があるようです。同タイトルのスマホゲームが原作ということになるのでしょうか。

主人公のミナトは、先代社長だった父親の行方不明がきっかけで「キボウカンパニー」の社長に就任します。

弱小のキボウカンパニーは、大手のインペリアルや新興ながら勢いのあるサイエッジなどのライバル企業と競いつつ、先代失踪の謎に迫るべく奮闘するといった感じのお話です。

作中の各企業の基本的な業務はダンジョン内にある「キラクリ」の発見・収集であるようです。ダンジョン内にはモンスターがいて、社員による冒険者パーティーによるダンジョン探索と戦闘が行われます。

作中ではちょっとどこかで聞いたことのありそうなビジネス用語が、極めてテキト~な感じで使用されます。ちゃんと意味をわかって使っているのか怪しい感じです。

用語が怪しいせいで、作中のキャラクターやストーリーに説得力があまりありません。私は完走したから一応レビューは書いていますが、改めて観なくても良いんじゃないかな…。
(でも作画が崩れたりはしないんだな、これが…。)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

社長、あまり面白くないです!

原作未プレイ 全12話

異世界でダンジョンを攻略する冒険者が所属する小さな会社の社長に突然就任したミナトを中心に社員たち冒険者と様々なダンジョンの攻略を描くお話です。

作画は安定していますが、コミカルなのかシリアスなのかどちらなのかという場面が多かったですね。

設定が悪いのか、話のテンポが悪いのか、キャラに魅力がないのか、観ていて今ひとつ面白くなるような要素がありませんでした。

社長というよりギルドの参謀ような感じでしたね。

お話は途中で終わっています。続きは原作でということでしょうか〜販促作品だと厳しい感じがします。

OPは、和氣あず未さん、EDは市ノ瀬加那さんが歌っています。

最後に、おっとりしているけど毒舌なキャラは、作品に2人も要りませんw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 25

68.3 2 行方不明で幼馴染なアニメランキング2位
機動戦士ガンダムNT(アニメ映画)

2018年11月30日
★★★★☆ 3.6 (121)
471人が棚に入れました
2010~14年にかけてOVAと劇場上映で展開され、16年にはテレビシリーズとして放送もされた「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の続編となる劇場版アニメ。「ガンダムUC」のストーリーを担当した小説家の福井晴敏が脚本を手がけ、「ガンダムUC」から1年後となる宇宙世紀0097年を舞台に、ユニコーンガンダム3号機フェネクスをめぐる物語が描かれる。ニュータイプの存在と権利に言及した「宇宙世紀憲章」の存在が明らかにされた「ラプラス事変」から1年。争乱の中心にあった「ユニコーンガンダム」と呼ばれたフルサイコフレーム仕様の2機のモビルスーツは最後の戦闘で人知を超えた力を発揮し、それゆえに危険視され、封印された。しかし、2年前に消息を絶っていたユニコーンガンダム3号機が再び地球圏に姿を現し、同機をめぐる争奪戦が勃発。この戦いに、新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」が投入される。

声優・キャラクター
榎木淳弥、村中知、松浦愛弓、梅原裕一郎、藤村歩、古川慎、塩田朋子、てらそままさき、中井和哉、山路和弘、星野貴紀、佐藤せつじ、駒田航、荒井勇樹、島田岳洋、玉野井直樹、中村文徳、横溝菜帆
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

永遠の青二才

サイコフレームとニュータイプの考察。
或いはその再定義でしょうか。
ガンダムユニコーンからのスピンオフ作品。
{netabare}神出鬼没の3号機フェネクスを巡る攻防。{/netabare}

ガンダムシリーズを総括するほどの、
知識も技量もないのですが少し語りたい。

主人公の社会的成長が物語の軸にある。
初代では縦軸にアムロとシャア、
横軸にはララァとセイラがいる。
そして木馬の多彩な面々が円環状に配置され、
時としてメインキャラより雄弁に真理を語る。
ガンダムの魅力は単なる英雄譚ではなく、
この群像劇が紡ぐ、怒涛の物語だと思う。

{netabare}シリーズを継続するごとに、
そこにあった革新性は希薄化され、
物語は生産中心主義へと埋没していく。
ガンダムに似た何かが再生産されるだけだろうか。{/netabare}

時が経つにつれデザインも洗練され、
世界中に数多くのファンを獲得している。
アニメ史に残るその功績を称えつつも、
終わりなき物語に倦怠感を感じています。

願わくば「永遠の青二才」が見たい。
未完成でもいい、そこに美しさを感じるのだ。
時代を超えて、怒涛の快進撃を続ける、
そんなガンダムにまた打ち負かされたいと願う。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 30

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

嘘を付くなんてあまりにも人間的じゃないか

宇宙世紀の歴史を様々な視点から再考する『ガンダムUC』シリーズ。
「ラプラスの箱」を巡る争乱後の地球圏を舞台に、
本編やこれまでの『ガンダム』シリーズとは異なる登場人物を軸に紡がれた本作もまた、
「ニュータイプ」を巡る論争に新たな論点を補強する意欲作でした。

超人的な能力故、都合の良い解釈と悪用に曝され続けて来た「ニュータイプ」
本作では兵器としての「ニュータイプ」だけではなく、
政治に有用な予言者として、肉体を超越した不老不死をもたらす者として、多様な野心家に見出されます。

ついでに、歴代のガンダムパイロットたちは
何故、死に別れたはずの女性たちと会話できるのか?という超設定への疑問も、
不老不死の観点から大真面目に解決w

こうして種々の野望に曝された「ニュータイプ」は、
宇宙に出て進化した人類は肉体と言葉を超越し、みな分かり合えるようになる。
と言う初期の「ニュータイプ」の理想から、どんどん引き離されて行きます。

「ニュータイプ」は邪な野望でその力を求める程、真実から遠ざかって行く……。
そのジレンマの最たる人工的な「ニュータイプ」製造の研究
及び“失敗作”というフェイクの数々。嘘に塗れた狂気の歴史。
その本丸たる悪名高き“ニタ研”の暗部にメスを入れるテーマの掘り下げも果敢。

そもそも超越者である「ニュータイプ」能力は「オールドタイプ」に観測可能なのか?
という視点から、認識もできない物から現世利益をもぎ取るために、
切っ先を振り回し、強化人間たちの肉体や人生を傷つけていく……。
狂乱の本質に迫る切れ味も良好です。

そんな中、ある女が真の「ニュータイプ」に抱いた、
死者と再会できる世界、もう嘘を付かなくていい世界という憧憬が悲壮です。
命も肉体も有限だから、人は執着し、嘘を重ねて行く。
ならば魂が解放された「ニュータイプ」の高みに至れば、
自分を押し殺して嘘を重ねなくて済むのだろうか?

野望、悲願、復讐……。
三機目のRX-0・フェネクス。黄金の“不死鳥狩り”に殺到する諸々の思念が、
未曾有の「サイコフィールド」出現という“特異点”へと登り詰めて行くその先に、
待っている君は、嘘を許してくれるのだろうか?それとも……。

真実は、是非劇場に滑り込んで澤野弘之氏の劇伴と共に展開される
迫力の戦闘シーンと共に目撃して欲しい。

私にとっては後年も思索の種として思い返すことも多くなりそうな有意義な『ガンダム』でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 15

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ガンダムUCの焼き直し

この作品は、機動戦士ガンダムUCの後日談として制作された
アニメである。ガンダムUCを見ていることを前提に
作られているため、事前にガンダムUCを予習しておく必要がある。
UCの主要人物数人が、NTに直接関わっているからだ。
とはいってもwikiや公式サイト等で
把握すれば特に問題ないと私は考えている。

全体を通した感想としては、UCファンにターゲットを定めた作品
だという印象が強く、既視感満載の作風に仕上がっていた。
回想シーンも多く、退屈な気分にさせられたため気合を入れて
視聴することはせず、スマホゲームを片手間にやっている
ような気分で望むことにした。
私においては、その判断は正しかったようだ。

あらすじに関してだが、ガンダムUCと非常に似通った部分が多い上に
抜粋して書くほどだとは思えなかったので、他の方のレビューを
参考にして頂けると幸いだ。

先に良かった点を述べる。
戦闘シーンは目を見張るものがあり、臨場感を味わえた。
コロニー内における戦いは劇中の中でもお気に入りの部分に入る。
他にあるか自分なりに探してみたのだが、これ以上は
出てこなかったようだ。本当に申し訳ない。

ここからは気になった点を。
作画は思ったよりも不安定な所が多くムラがあった。
人によっては、見ているだけでひとり寂しくコロニー宙域を
彷徨っているような感覚に襲われていても不思議ではない。

魅力的なキャラクターは限られた者しかいない為、感情移入
するのが困難。思い返して、割と好みだったのが、
エリク・ユーコとルオ・ウーミン位。
二人とも劇中では空気扱いなのだが、NTの中に出てくる
キャラクターの中ではましな方ではないかと自らを納得
させることにした。

ぶっちゃけ、NTの主要人物が福井晴敏氏の人形にしか
見えず、途中から無心の状態で画面を眺めている自分がいた。
「撃っちゃうんだなァ、これが!!」でお馴染みの
ゾルタン・アッカネンだが、あほみたいにでかいMAを心の
拠り所にしたあたりから魅力を感じなくなってしまったので、
そこからは深い思い入れがない。
所詮はその程度の奴だったのかとため息が出ていたような気がする。

一番の足枷となっていたのは、ストーリー展開。
捻りが全くない上に、尺が短いためか急に情報を詰め込もうと
するため、それがかえってテンポを壊していると感じた。
これならOVAかTVアニメとして制作すれば多少は情報が整理されて
見やすくなっていたのではないかと思うのだが、製作スタッフは
その辺りどう考えているのだろうか。
機会があれば一度聞いてみたいものである。

最初から最後までつまらないという感情を自分の脳裏から消し去る
ことは不可能だった。まあ、別の見方をすれば生粋のガンダムUC
ファンには非常に好評だといった所か。
この調子では、今後の宇宙世紀作品に悪影響がでるのではないかと
危惧しているが、それを決めるのは私ではない為、
固唾を飲んで見守るしかなさそうだ。

戦闘シーンやBGMは素晴らしかったが、それ以外の部分が
足を引っ張っているため自分の脳裏に残らない作品だと
いう感想で終わってしまった。

宇宙世紀作品の入門としてはありかもしれないが、
過去作品への侮辱の域に達する
レベルなのでわたしはあまり勧めない。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13

63.2 3 行方不明で幼馴染なアニメランキング3位
終末のハーレム(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (198)
651人が棚に入れました
時は近未来――2040年の日本・東京。ある難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すため“コールドスリープ"することに。5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK(Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。MKウイルスへの抵抗力を持つ男性“ナンバーズ"は、わずか5人。その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング"することを求められる。パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。

声優・キャラクター
市川太一、白石晴香、大地葉、山根綺
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

えんばんがほんばん

タイトル“おっ○いがいっぱい”と迷ったがさすがに自粛。みんなのうた出身の立派な童謡なんですけどね。給食の時間にうっかりこの曲が流れるとやや気まずい空気が流れた小学校高学年。


珍しく原作一部既読。たしかブックオフで立ち読みしたような…
それはさておき本編。男性だけを殺しちゃうウィルスのパンデミックで野郎がほぼ死滅した世界のお話。貨幣も物品も数が少なきゃ価値は爆上がりするものでまさにハーレムが約束されとります。
そもそも2021秋に第1話放送してすぐ『表現上の修正が必要』との理由で翌クールに延期。種の保存がかかる作品内容を鑑みてお察しくださいませ。

かくして修正の入った地上波は清々しいまで黒塗りでした。
AT-Xで配信してるやつは地上波より剝がれているらしいです。
さらに最終形態。もちろん円盤ではクロスアウツするはずです。

 {netabare}円盤が本番!{/netabare}

エロをビジュアルで感じ取る健康な男子にとっては海苔弁当もさることながら、高品質と言えない作画も相まって容易に脱落可能です。
厨二男子が羨みそうな設定も健全な大人にとってはきついものがありましょう。
ダメ押しで全11話終わってみても中途半端な区切り方してたりと消化不良。これまた続きは円盤で!ということなのかもしれません。


…と通り一辺倒な感想に落ち着くなぁと思ってたところなんやかんやがひっかかって完走しちゃいました。不徳の致す限りでございます。


■ひっかかった理由其の一:見つかったら大変?

これフェミさんらが発狂しそうな内容じゃね?とポリコレ暴風に晒されないか気が気でありません。
{netabare}今の時代によくこんなん作れるな…とは良い意味で。
表現の自由について小難しく言う気はありませんが、あのKEY系の名作群も元はエロゲじゃないですか。そんなエロゲの頂上からふもとを見れば死屍累々だったりしたとしてもそれまでに斃れたゴミとの誹りを受けただろう作品の上に『クラ○ド』は立ってると思うのですよ。{/netabare}
内容はともかく某ポリコレ先進国アメリカでは制作不可能なものをこうして世に出すことのできる日本アニメの土壌の豊かさに敬意を抱いた私です。来たるべき名作の肥やしとならん。


■ひっかかった理由其の二:ユートピア?

{netabare}いや、ディストピアでしょう。マンキラーかメイルキラーだったかMKウィルスが例えば「南極の氷が溶けて…」な天然由来なものではなく人為的かも!?との序盤の提起も引っ張り要素になったかしら。
リアルパンデミックに於いても人為的なものが研究所から流出した説を否定できる材料は揃ってません。前述フェミさんが私の脳裏にセットされてしまった以上とりわけ過激な“反出生主義”すなわち「男ども産まれんな」を想像するに難くありません。作品でそこまでは描かれてませんでしたがこれってドイツ第三帝国あたりの“優生思想”と大差ないんですよ。そうなるとただの鼻の下伸ばすだけのアニメとは違った装いになります。
そんな優生思想風味が見え隠れしてる現下のヨーロッパでの紛争(2022年3月現在)だったり、機能不全を起こしているUnited Natioin(UN)とこれから機能不全起こしそうな作中のUnited Woman(UW)が被って見えたり、とシャレになっとらん世界情勢にシンクロしてるのです。{/netabare}
内容はともかくそれっぽい深読み(または妄想)が可能でめっちゃタイムリーと思えた品でありました。


結局のところ、通り一辺倒な感想には落ち着きませんでした。道半ばのため現時点で浅いか深いかの判別はできません。続きが気になるところですが続編あっても地上波ではやらんのでしょう。そしてそこまでして追わんでもいいかなというくらいの評価です。



※ネタバレ所感

■最終話で物語が動く
{netabare}男性滅亡計画的なのを画策してる一部勢力がいるとかいないとか。
これ「童貞♂の厨二的欲望の発露」よりか「過激フェミ勢の理想世界」とまるで真逆な全体像が見え隠れします。どうみても性の搾取とは言い難く、むしろ女尊男卑の恐ろしあな世界に帰結しそう。{/netabare}

{netabare}海苔をもうちょい抑制したりビジュアルもっと良くするなどして主だった男性視聴者に訴え…っていうか方法はなんでもいいから「けしからんけど羨ましい」「○○ちゃん可愛い」くらい軽く鼻の下を伸ばせる仕掛けがなされてたなら、落差(といってもTV放送現在時点ではあくまで予想)に心地よく身を委ねることができたような気がします。なんか惜しい。{/netabare}


■動揺する童謡
「おっぱ○がいっぱい」流れてる時の担任は眉毛ひとつ動かしてませんでしたね。当時も帰宅して父母に報告するガキはいたでしょうが親も意に介しませんでした。学校にクレームなんてもってのほかです。
いくら制約は増えてきているといってもまだ日本は緩いほうでご活動されてるそっち系の方には不満おありなんでしょうが、性自認が女性との理由で野郎が女子トイレ入れちゃったりする社会まで行きついちゃうのは違う気がします。



※追記

…みたいな駄文書いてUPしようと思ったら、テキサスで『ゴブリンスレイヤー』が問題になっているとのこれまたタイムリーなニュースを発見。
さすがに学校に置いちゃだめですよ(笑)
ただしそれは司書さんのチェック漏れという運用上の問題。問題提起されてる議員さんは業者追い込みかけてくと息巻いており、この追い込み先が流通なのか制作なのかでも意味合い変わりますけど果たしてどうなるのでしょうか。

今しばらく表現の自由は謳歌していたいものです。



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.03.22 初稿

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

週末のモラトリアム

いろいろ陰謀とか駆け引きとかありましたが、やっぱりただのエッチなアニメでしたね。

ウイルスからどうやって人類を救うのかなってところが興味あって最後まで見ましたが、そこまで行く前に話が終わってしまいました。2期がもしあるならそういう話になるのでしょうか?あまり期待できそうにないですけど。

ただのエッチなアニメから脱却しようとして脱却しきれてない感じでとても中途半端。
シリアスな話なのかエッチな話なのか、どっちかに振り切れたほうが良かったように思います。

でもナンバーズ達の異常な世界への向き合い方がそれぞれ違っていて、人の欲望や業が前面に出た話はちょっと面白かった。

このアニメのコンセプトじゃないのはわかるけど、女性しかいない世界になったら町や国はどうなるのか?ってところをもっとちゃんと考察して描いて欲しかったかも。
いろいろな考え方の人がいるから、この作品のような世界にはならないはずなので、そこが残念かな。

【キャラクター】
翔太の境遇には同情するので仕返しするのはわかるけど、ちょっとやり過ぎかな。

【この世界観について思うこと】
{netabare}
もし男性が5人だけ生き残って女性だけになったとしても、こんな世の中にはならないと思う。

この世界は残った男性5人にたくさんの子どもを作ってもらって人類を長引かせることが世界の最優先事項みたいになってるけど、種の保存なんかに興味ない女性のほうが多いと思うんですよね。
そりゃ子どもは欲しいでしょうけど、それは自分の人生を中心に考えているからだと思うんです。

そうなると、生き残った男性をどう扱うべきか意見は絶対に分かれると思うんです。
それで種の保存を優先したい勢力と、そんなことに興味ない勢力に分かれると思うし、種の保存しようとする人なんて少数派だと思うので、少数の熱心な人達が進めていくことになると思うんですけど、この世界はその少数の熱心な人達の意見が世界を支配しているのが変だと思う。

たぶん男性5人を保護下に置いて、子どもを作りたい女性は大金を払って予約制にするのが普通かな?
男性5人に自由に生活させるのが一番人道的だけど、それをやっちゃうと男性5人が襲われたり誘拐される危険が高いと思うし。

男性5人に拒否権を認めるかはわかんないけど、子どもづくりに協力すればそれだけ男性の待遇も良くなるとか、いろいろやり方はあると思うけど、この作品のやり方は奇妙で、こうはならないでしょって思う。

圧倒的に女性ばかりの社会なのに、男性ばかりが得をする仕組みなのが変なんですよ。
最悪、モルモットみたいな扱いになっても不思議じゃないのに。

この作品の日本政府??の目的がよくわからないんですよね。
種の保存をしたいにしても、他国と交渉したいにしてもやっていることが中途半端で目的がないように見えました。

{/netabare}

【変なところ】
すべてが変ですが、男がすごく貴重なのに無防備すぎませんか??暗殺されそう。

【まとめ】
こういうアニメにしてはキャラデザ良いし作画はまあまあで、キャラクターも適当って感じはしない。

でもやっぱりこんな状況になったら人類はもう滅亡するか、細々とつなげていくしかないので、こんなその場しのぎを続けても、人類滅亡までのカウントダウンに少し猶予ができるだけだと思うんです。それならそのやり方に異を唱える人もいっぱいいると思うので、やっぱりおかしいと思う。

そんな人類滅亡カウントが残り1な状態で、残された女性がそれぞれ男性のいない世界でどう生きるか、それを描いてくれていたら、面白いアニメになったかも。

今期はもっとつまらないアニメいっぱいあるので、こんな変な設定のアニメでもマシに見えますね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

前代未聞の中途半端さ。これが打ち切りじゃないから余計始末に負えない。

 作品について言えば、SF設定は悪くはないですけどUWが凡庸ですね。

 そして、ハーレムの名が示すように男の夢を見せるためだとしたら、シリアス設定がノイズになってしまっています。元カノに対する操の立て方が人類滅亡の危機に対して軽すぎます。

 描きたいものが、女が性交を求めて迫ってくるでも頑なに拒否する…巨大な陰謀との対比でもはやギャグですよね。真面目にストーリーをやればやるだけ笑ってしまいます。
 それが狙いなのかもしれませんが、最早元カノとの恋愛が茶番ですよね。

 これを良い作品にするためには、SF的なぜの部分と、元カノそしてあの世話になったヒロインとの関係性などの結末までのヒューマンドラマの部分解決が提示されるべきでしょう。
 性と愛情の問題をやるならやるでそこをクローズアップすればいいし。いずれにせよ、本作は結末があって初めて成り立つ物語です。これを11話で見せて中途半端に終わらせれば、SFもドラマも吹き飛んで性的なコンテンツに堕してしまいます。

ジェンダー問題とか少子高齢化問題、草食化問題、ポリコレ問題に切り込むわけでもなくエロコンテンツ…それもオカズにもならない半端なコンテンツで終わってしまいました。
 こういうアニメの作り方でどんどんコンテンツを殺して行けば、コミックもアニメも終わってしまいます。

 特にこの22年冬アニメはひどかったですね。「進撃の巨人」が結末を迎えるのが救いなくらいでしょうか。異世界はすべて半端、SFは質が悪い。特に本作は延期までして放映してこれで終わりですか?前代未聞の中途半端さですね。延期後ということは、初めからこれが打ち切りじゃなく計画通りということですよね。余計始末に負えないです。
 人気があれば2期という作りではないですよね。原作の中途半端でぶった切って、「どう続き見る?ならなんか買って」でしょうか。

 日本は、映画、ドラマ、小説に続いてアニメまで死にかけています…ここで踏ん張ってほしいなあ。

 評価はオール2です。オール1はなんか違う気がしますので…でも正直ドクロマークですね。



以下、規制について

 規制の方向性の勘違いですよね。BLOに行った苦情は、やはり「女は子供を産む機械ではない」ということでした。1話を見たときのレビューで書きましたが問題になるのはこっちのほうだろうな、と思っていました。

 つまり、のり弁当にする前に、何が引っかかるかを制作者側が理解できていないということですね。何も勉強していないということです。頭を使っていないということです。

 裸体や性行為もやりすぎは良くないですが、18歳以下には本物は見せないという社会規範を押し通すなら、私はマンガ、アニメ等のマイルドなコンテンツで見せればいいと思います。中学生高校生には性を考える話としてしっかり見てもらいたいですね。別にオカズにしたっていいでしょう。それが思春期ですから。

 規制がかえって性行為を汚いものに貶めている気がします。性行為に貴賤はありません。単に男女の身体の作りと本能の問題です。価値を歪めてどうするんでしょう?そこに愛情や精神性を付け加えるかは個人の価値観の問題です。

 本作の原作者の意図はわかりませんが、本作を見て何を考えなければならないか。それは「女性の権利」と「社会制度の存続」です。女性全員が「生まない権利」を行使すれば社会は滅亡します。そして、少子化が進んでいる日本で、所得格差と国際分業、年金問題、年功序列、家族の少人数化、そして権利問題と社会の存続。個人の尊厳と公共の福祉のバランス。それを解決するための社会政策。ジェンダー問題、働く機会、家庭内順列…一方で生物としての男女を無視していいか。などを考えるきっかけになると思います。

 ハーレム状態でよりどりみどりは男の夢ではありますがこれはエンターテイメントしてのストーリーのフレームです。そこに目くじらを立てても仕方がありません。むしろ洗脳的に思想を押し付けてくるアニメの方がヤバイです。

 その意味では、このクレームに対する真摯な解答が今後のアニメを始めとした映像産業の在り方を決めて行くことになるはずです。ここを安易に考えて「のり弁当」にした、制作陣というより裏のスーツ組でしょうね。つまりお金を儲けるだけの人たちの判断が本当に腹立たしいです。

 どこに着地すべきかという持論は、本サイトの主旨ではないのでいいませんが、裸体=隠す、セックス=悪、妊娠=女性の機会を奪う…で本当にいいのかでしょう。

 そして、もう1つのテーマとしてウイルスによる人類滅亡になった場合のディストピアものとしての側面があります。ウイルスと恋愛が絡み合うような謎解きの雰囲気もいいですし…表現の問題であまり設定の面白さを過小評価されるのは残念です。まあ、まだ2話までしかみてませんが…

 うーん。本作をめぐる議論や意見…なんかアニメの将来もそうですけど、日本の未来を考えると憂鬱になりますね。



以下 2話まで

2話です。いや、のり弁当じゃないんだから…あの黒塗りのセンスってなんなんでしょうか。

{netabare}  以前、37.2℃(邦題ベティブルー)というフランス映画で無修正の場面をカットして日本で上映したとき、監督が自分の映画をポルノに貶められたと怒ったそうです。
 表現として黒塗りを使うということは、その作品がポルノだと言っているようなものです。本当に日本の性表現の規制はこれでいいんでしょうか?子供に配慮する線引きはいると思いますが、それにしてもこの品のない画面を見るとげんなりしてしまいます。修正というのはかえって下品な行為だと思います。

 少し遅れて無修正を出せるならそれでいいじゃないですか。そもそも大してエロいわけじゃないアニメ絵ですよね?別に子供ったって子作りを保険体育で習った以降の子供だったらむしろ見せればいいと思うんですけど…

 まあ、話は面白そうですがちょっと視聴する自信が無くなってきました。無修正を待てばいいんでしょうけど、放映後に何日か待って無修正って…本当に意味がなくてげんなりします。

 ストーリーとしては興味があるのであとでまとめて見て考察するかもしれません。 {/netabare}


以前 第1話見たときに描いたレビューです。延期の原因を考察していますが…想像以上にくだらない原因で虚しくなります。

{netabare} SF好きなら「復活の日」を連想するでしょうね。古典なのでいまさらネタバレでもないですが、人類で生き残った女性、確か7人か8人と男たちが順番にセックスするとか子供を作らせるとか、そういう描写がありました。

 本作については、これのオマージュ…か偶然の一致かしりませんが、SFとしては古典的でなおかつ繰り返し描かれたテーマなので面白いと思います。アニメだとジーンシャフトがありました。男の数は違いますけど。

 本作の内容については、いや好きな人がどうこう言う前に取り敢えずがんばれよ、と言いたいこところです。が、かたくなに操?を立てるということはこの好きな娘が主要なテーマ、謎になるのでしょう。
 恋愛部分はNTRなら最高です。寸止めでもがき苦しんで最後はあの娘とというカタルシス?SFとしては、告白した子は研究者仲間なので病原菌がらみ?というか犯人?(主人公の病気を治そうとして…とか?だから主人公の病気だと死なない…みたいな)または出産の現実に肉薄できればテーマ的にはいいでしょう。
 いろいろ妄想できるので、1話は掴みは十分で面白いスタートだったと思います。
 
 で、本作の外野の問題です。私は原作読んでいません。

 エンターテイメントとして女性の裸体や性行為のシーンがありますが「回復術士」がOKなら本来そう問題にはならないでしょう。裸体や性行為の規制なら謎の光で済む話ですし。それが不思議です。
 放送スケジュールの延期の経済的損失というのは業界人ではないのでわかりませんが、「蜘蛛ですが」の最終回の時に1話だけでも相当金もかかるし、作品の生死にかかわるほどの大問題だ、と聞いたことがあります。
 ですので裸体、性描写でここまでの延期になるというのは不自然です。

 と、考えてみると、中止でなく延期であれば、コロナ禍ということがまずあるでしょう。病原菌で男性だけとはいえ絶滅するというのがヤバそうですね。22年なら落ち着いているだろうという判断でしょうか。(コロナに関しては、まさかこれだけの不健全コンテンツは中国では放送できないでしょうから、中国は関係ないと思いますが…)

 そしてもう1つ。復活の日でもありましたが、女性=子供を作る機械的な表現ですね。本作のSF的主旨から言えば人類の存亡をかけた生存戦略だし、否定的な女性がいても物語は成立するので全然有りだと思います。が、今の「人権思想」から言ってどちらかと言えばこれがヤバイ気がします。
 延期の期間から言って、ストーリーを変える…でないとこの期間は不自然です。その場合、脚本の書き換えと作成した場所までの修正、改変の嵐で、作品の原型を留めなくなる気がします。ポリコレを恐れた弱腰メディアの「自主規制」にまた作品が殺されるのでしょうか。
 
 本当の原因を知らないし、あまり調べてもいませんが、コロナならいいですけど、くだらない自主規制なら1話が面白かっただけに大変残念です。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

65.2 4 行方不明で幼馴染なアニメランキング4位
エウレカセブンAO(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (863)
4201人が棚に入れました
西暦2025年。日本から独立した沖縄の磐戸島に住むフカイ・アオ。彼は浜辺にいたところ、運び屋のガゼル一味に遭遇する。そこでアオはトランクから飛び出た緑色のブレスレットを拾う。
中学校の入学式の日、突如シークレットと呼ばれる怪物が現れ磐戸島を襲う。アオは幼馴染のナルを心配してナルの家に行くが、その時ブレスレットが光り「EUREKA AO」という文字が浮かぶ。そこで無くしたブレスレットを探していたガゼルと遭遇。渡すようにと言われるが、アオは拒否する。するとガゼルは同行と打開策を提案、日本軍の輸送艦へ向かい、アオを謎のIFOの元に届ける。それに乗り込んだアオはIFOから「おかえり エウレカ」と表示が出され、苦難の末にシークレットを撃破する。そしてアオの髪色も緑へと変化するのだった。

声優・キャラクター
本城雄太郎、宮本佳那子、大橋彩香、小見川千明、井上和彦、中村千絵、桐本拓哉、酒井敬幸、織田圭祐、堀勝之祐
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エウレカセブンから7年もたったのか~としみじみ^^

エウレカの子供 フカイ・アオ

スカブコーラルを狙って出現するモンスター"シークレット"
シークレットを排除するための民間企業ゲネラシオン・ブルのIFO部隊に入隊し、シークレットとの戦いに身を投じる。


■第13話~第24話
{netabare}
後半一気に見てしまいました^^

トゥルースが実は<禁則事項>だったり、
クォーツガンで<禁則事項>が<禁則事項>になったり、
ゲネラシオン・ブルが世界から<禁則事項>されたり
日本から<禁則事項>されたり
怒涛の展開でした。

完結編でレントンが出てきたときはテンションあがりました。
もっとレントンの活躍見たかったですね^^

{/netabare}

■第1話~第12話
{netabare}
12話にしてついに月光号と前作のニルバーシュが登場!
ここまでの話はあまり前作と関連が少なかったけど
これからどうなるのか楽しみ^^

ニルバーシュなつかしいのカンジ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 38

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

作画は交響詩篇より綺麗になった。

交響詩篇とは設定が同一ですが、近未来的国家間の対立が生々しいです。
だから、ファンタジー的な交響詩篇とは趣を異としています。

そもそもこのシリーズの世界観は理解しにくい。
とくにAOはその傾向が強いです。

反則的に強い奴が出てきて、ドンパチ。
あいつはなんとかならないのか?
あと、今作のエウレカはちょっと魅力的かな。
チョイ役だけど・・・。

絵は相変わらず美しいですね。
ニルバーシュの軌跡は、以前よりきっときれいになった。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 32

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

名作をぶち壊すに相応しい作品 D

前作視聴済

※本レビューは「超酷評」ですので予め了承の上お読みください。また、視聴直後の怒りに任せて書いていますので、多少の表現上の問題はどうかご容赦ください。

エウレカセブンといえば、ボーイミーツガール、サブカル、リフ(空中サーフィン)ですが、本作ではこれら全てを投げ捨てる冒険的試みがなされていました。
引き継いだのはロボットとスカブコーラルくらい。
いっそ別のタイトルでやってもらった方が良かったと思います。
その方が詐欺だって言われないだけましです。

ストーリーは、何だか小難しくやろうとして、視聴者の理解が十分に得られていない、自己満足に陥っているように思います。
最終回の最後でいきなり場面と時間が飛びましたが、今までの世界設定、時間はぶっ飛んで終わらせるつもりなのか。
気にする気も失せてしまうほどどうでも良い感じがしてきました。

どうでも良く思わせてくれた元凶の一つが、トゥルースというキャラクターです。
どうやっても死なない未知の生命体らしく、羽もないのに空は飛ぶわ、何にでも変身するわ、武器も持ってないのに物を破壊することはできるわ、何でもありてんこ盛りで、見てるこっちがヘド吐きたくなるキャラクターです。
公式ウェブに載っている「謎の存在」というのは伊達ではない。
そりゃ、こんなキャラがいれば、製作サイドも何も考えずに何でもできて楽でしょうよ。

視聴者が離れそうになった頃合に、エウレカと月光号を出して、前作視聴者をつなぎとめるあざとさと言ったら、もうたまらないですね。
それにまんまと引っかかって、続けて見ることにした私のような視聴者を、製作サイドは「馬鹿が引っかかったよ」ってあざ笑っているんでしょう。

しかも、完結編は晩秋放送だぁ~~。ふざけるのも大概にしろよ。
2人の後日談なんて、前作視聴者なら誰だって気になる美味しいエサ吊るされたんじゃ、見ないわけにはいかないじゃないですか。
もう、超に超のつく酷評するためにも、完結編は意地でも見てやるつもりです。
あ~、悔しいけど完全にはめられてるよ。

FLOWのOPが何だか哀しく聞こえてしまう。折角良い曲なのに・・・。

こんなの、エウレカとレントンも出演オファーを断って欲しかったですね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26

62.3 5 行方不明で幼馴染なアニメランキング5位
タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (128)
514人が棚に入れました
中学2年生の早瀬真理は、何事にも一生懸命で元気な女の子。
3年前に失踪した世界的科学者である父・永司からもらった ペンダント・アーミラリーコンパスをいつも大切にしている。
ある時真理は、親友の水城和花の兄・旬の部屋で、 かつて永司の研究室で見かけた本(『磁石と電気の発明発見物語』)を見つける。
真理は開いたその本からあふれたゆらぎに包まれて、タイムスリップしてしまうのだった。
アーミラリーコンパスが示すタイムスリップの先々で、 真理は様々な科学者たちと出会い、和花や旬と共に行方不明の永司の足跡を追ってゆく。
そこへ、同じく永司の行方を追っていた実業家・御影丞の動きが影を落とす。
現代での永司失踪をめぐるドラマが縦軸に、 過去で真理たちと科学者が繰り広げる発明・発見に関わるドラマが横軸に展開され、 それらが次第にシンクロしていく。

声優・キャラクター
豊崎愛生、寿美菜子、木島隆一、森川智之、坪井智浩、戸松遥、井上喜久子、山下大輝、高垣彩陽、福緒唯
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラに古さを感じるけど、音楽方面で興味津々

1話視聴。

キャラデザが古い感じがしますね。前期のアニメと比較してみると目の書き込みとかでしょうか?アンはぴや三者三葉等と比べるとちょっとシンプル?なのかな

まあそれよりも音楽です。1話の冒頭で流れたBGM、黒石ひとみさんだったので驚きました。
シャングリ・ラで黒石ひとみさんの神秘的な曲に惹かれて、サウンドトラックを買うくらいには好きです。まさかまたアニメで聞けるとは、嬉しいですね。

ストーリーについてはタイトル通りタイムトラベル物。私はこの展開で思い出した作品が一つあります。「ドラえもんのび太のドラビアンナイト」です。ドラえもんの秘密道具で絵本の中に入って冒険する、様々な作品が入り乱れる作品です。思い出すと、絵本の中に閉じ込められる、という恐怖が幼い私にはあったと思います。ドラえもんの映画作品には少し童話的怖さがあります。
とまあ、ちょっと脱線しましたが、この作品にはそういったファンタジー的な楽しさを期待しています。タイムトラベルにより、日本を出て過去の異国に行く、その異国感をどこまで感じさせてくれるかが楽しみですね。

そう考えると黒石ひとみさんの神秘的音楽とファンタジー要素が合わさって良いアニメになることを期待しています。

3話
{netabare}
地下室を見つけたときの音楽が黒石さんらしい音楽で大満足です。
違う時間に飛ばされた後、静かに始まる曲も良い。

科学の発見や発明の楽しさを教えてくれるアニメですね。

しかし、毎回時間軸が変わるからその時間軸の服装や建物とかの調査が大変そうだ。

このアニメ、宗教と科学の戦いの歴史を観る作品でもありますね。2話で地動説を唱えていた人間が死んだ知らせや、3話で雷があって祈りをささげる神父に反論するシーンも、ただ偉人を出すだけならいらなかったかもしれない。
宗教の根付いた世界を描いているのと同時に、科学者達が正しいと思うことを宗教に負けずに行ってきたからこその現代の世界がある事を教えてくれる作品です。

また3話にでてきた奴隷の黒人の子供について。最初にマリが補習を嫌々受けています。奴隷を見たマリは、自分達には勉強する環境があって、奴隷の子にはその環境に無い。そんな事を思って、マリは現代に戻った後、自分は勉強出来る環境に生まれたのだから頑張って勉強しようと行動します。マリのこの変化、成長を描くことによって、観る人に頑張ろうと思わせてくれる作品ですね。
{/netabare}

4話~10話
{netabare}
科学の歴史を追っていく作品であり、次第と宗教による弾圧が消えていきます。科学技術を披露する場や学ぶ場所というのが、整備されていき、次第と科学は受け入れられていくことが描かれています。

ここ最近は本筋の暗躍する御影の動きが活発で、科学者は紹介する程度におさまっている感じがしますね。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

偉人たちをタイムトラベルでキャッチ!

あらすじはあにこれを参照ください
放送時期:2016年7月~9月

科学者の父を持つマリが幼い頃憧れの父から言われた言葉

”自分でいろいろ考えてやってみる事”
”思い描いたものを生み出す事”

現在 高校生になったマリたちの冒険が始まる。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇物語
幼馴染のマリとワカがタイムスリップした先で
8人の科学者と出会い刺激を受け成長していく物語。

科学者たちが発明するきっかけに彼女たちが関わっていく
観ながら勉強でき 日常会話でも少し鼻タカさんになる作品です。

タイムスリップの冒険以外にも
科学者の父を追う不穏な影もあり気になります。

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:

〇観終わって
実際触れて 感じてみることの大事さが伝わる
何度失敗したっていいじゃない!
いつか相転移?することを信じている
科学者たちの熱も感じられる作品でした。

電気という身近に使用しているけど
いまいち仕組み分からない そんなわたしにも楽しめました 

最後に”マリ・ワカのクイックサイエンス”で
現在の機材で改めて解説してくれるし 教育アニメのよう
可愛い絵柄で内容は気楽に観れるのが良かったです。

〇おまけ
ウィリアム・ギルバート
ベンジャミン・フランクリン
アレキサンドロ・ボルタ
マイケル・ファラデー
サミュエル・モールス
グラハム・ベル
ハインリッヒ・ヘルツ
トマス・エジソン
以上8名の電気にかかわる科学者が登場します。 

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ああ~ 川の流れのように♪

電気の実用化の歴史を辿るサイエンスノンフィクションアニメ。
とはいえ、タイムトラベルマシンで過去に遡るため、基本SFです。
早朝放送の子供向け教養アニメ。
Eテレ放送と見紛う程、真摯な内容です。

女子中学生マリがタイムスリップして、過去の科学者と会う、全12話。
基本1~2話完結で、時系列順に電気にまつわる発明発見の歴史が紹介されます。
ストーリーは行方不明のマリ父を訪ねて三千里的な・・・。
そこには、ある本が関わっていて・・・って、なんてご都合主義。
まあ、その辺は気にしないで起きましょう。

このアニメで言いたいことは科学のすばらしさだと思います。
人類の生活を劇的に向上させた電気利用。
これは、科学者のたゆまぬ探求心のたまもの。
それは世のためというより、自身の好奇心を満たすためだったかもしません。
でも、それが各時代の科学者に受け継がれ、川の流れのようになります。

ラスト、エジソン編でサイエンスとビジネスの関係について述べられます。
科学による技術革新を組織的に事業化すること。
それが人々の暮らしを豊かにしたと、この作品は説いているのではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 24

67.1 6 行方不明で幼馴染なアニメランキング6位
Rewrite(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (685)
3473人が棚に入れました
緑化都市、風祭。文明と緑の共存という理想を掲げたこの都市に住む天王寺瑚太朗は、神戸小鳥、吉野晴彦らの友人たちと平凡な日々を送っていた。

そんな平和な風祭市に、年一回の騒がしい時期が訪れようとしていた。

都市を上げての収穫祭。

巨大な文化祭のようなその催しに、瑚太朗は記事のネタ集めのバイトを始めることに。風祭では未確認生物の情報や、オカルトチックな噂がまことしやかに囁かれていたからだ。

同時期、瑚太朗の身に不可解な出来事が降りかかり始める。瑚太朗はオカルト研究会の会長、千里朱音に助けを請い、知り合いの生徒たちをも巻き込んでの調査を開始するのだった。

それは瑚太朗にとって、ちょっとした冒険心のつもりだった。騒がしく仲間たちと過ごしていけるなら、それで良かった。瑚太朗はまだ気付かない。それが誰も知らない“真実”の探求へ繋がっていくことを。

──書き換えることが出来るだろうか。彼女の、その運命を。

声優・キャラクター
森田成一、斎藤千和、篠宮沙弥、喜多村英梨、すずきけいこ、朝樹りさ、花澤香菜
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

待っていたKey作品…そして終わったあと

Keyの作品は大好きです。アニメだけですが鍵っ子に入るかなと思っています。keyの原作ゲームはすごく良いと言われてますが、ゲームまで手を出したら時間がいくらあっても足りません…。Rewriteは原作内容面白そうだったので、楽しみにしてました。
何でも原作とは少し変えるそうで、どんな話になるのでしょうか。

1話…顔見せ
{netabare}とうとう始まりました。登場人物紹介といったところです。キャラデザインはいかにもkeyっぽくて良い感じです。篝がキーになるようですが、今回は一言も発せず。そういや、中の人は別作品で主役だったな…。
千和さん、この作品は甲高い方でした。そりゃこのキャラでひたぎ声出されてもね…。振り幅広い声優さんです。{/netabare}

2話…式神トモコ大活躍
{netabare}物語に参加するメンバーがオカ研に集まるという話。これが本当のスタートだと思う。なら先週の一時間に詰めておけよと思ったが…。篝の役割がいまいち分からん…。
序盤の日常に細かい笑いを入れてくるあたり、やっぱりkeyっぽい。ハーレムくさいが、ルートあるゲームと違ってアニメだし、単純なハーレムにはならないと思うが…篝のくだりは笑いました。寝っぺはダメでしょ(笑){/netabare}

放送開始前に麻枝さんが退院されたとか。よかったです。大変な病気だったようですね。この作品には原作で絡んだようですが、回復されて新作作ってほしいです。

3話…中二病でも?
{netabare}ダークフレームマスターと邪王真眼が出ていた気がするが…
前半が日常パートで、後半がシリアスパートになる回でした。日常パートはヒロインたちとの戯れとなぜかツチノコ探し。さらに登場人物増え、どれもキーになりそうです。
後半は一気にシリアス展開。胡太郎が能力を使いだします。何が何だかよくわからないまま不思議ワールドへ突入。能力は相当な負担がかかるような感じです。
keyのことなので、ちょこちょこシリアス伏線を張りながら日常の前半を進んで、後半怒涛のこれでもか展開になるのでしょう。
いまだに篝の声がまともに聞けませんね。花澤さんの声はorangeで我慢してね?ということか。{/netabare}

4話…パンの耳は貧乏の定番なのか
{netabare}静流の過去話の回でした。親が親で無くなる…切ない話です。相変わらず篝は「はむ」の一言だけで。
ヒロイン達の過去と能力を明らかにしていくのね。リトバスパターンで進めていくのか。違う話を差し込んで飽きないから良いですけど。{/netabare}

5話…バキューン!!は卑怯
{netabare}作画も良いし、ルチアED可愛すぎです。力入れたな…。
ルチアの能力についての話でした。ホラーっぽくもあり、推理ものっぽくあるという、すごく面白かったです。謎の確信についても少しずつ明らかになってきました。ただ、今回は篝無し。なんか篝出ないのも寂しい…。吉野の何気に良いヤツぶりもキャラづくりが上手いです。

かなり展開が早いようなので、付いていくのが精一杯かも知れないですね。原作を理解していれば違うのでしょうけど。この早さはkeyの特徴でもあるのでkey好きには気になりませんがはたして…。{/netabare}

6話…日常からの核心へ
{netabare}前回の約束事、ルチアのメイド服手作り弁当から入りました。律儀だ。ルチアと静流に挟まれ、ハーレム状態からオカ研活動でお笑い日常。で、オカ研活動で行った森で今後の核心に触れるような出来事が有り、新聞部の井上が森で行方不明に…
さすがはkey。日常と思わせておいて核心に流れが行く。胡太郎の過去、小鳥と朱音の違和感、篝の存在、森の謎、怒濤の後半に向けて流れができてきました。{/netabare}

7話…怒濤の始まり
{netabare}key1クール、後半怒濤の攻撃が始まりました。
森に消えた井上絡みでオカ研が活動停止の憂き目に。井上を探せばオカ研がなんとかなるのでは…とオカ研メンバーで森へ。そこに表れた怪物みたいな物体。撃退して、何だかんだで篝出てきて、小鳥にも篝見えて、会長と千早はルチアたちの敵と分かって…。
もうね、急にファンタジーバトルになった。一気に流れてついていくので精一杯。でも面白いです。{/netabare}

8話…篝がしゃべった!!
{netabare}キーパーソンであろう篝がようやく話に加わりました。ビジュアル的に撫子や天使ちゃんに寄せるのかな?と思っていたら、普通に花澤さんで笑ってしまいました。篝は予想以上に不思議ちゃん。原作を離れたようなので、どんな存在になっていくのか楽しみです。
井上は無事でした。ただ、記憶を消されてしまい、何があったのかも分かりません。胡太郎のことも忘れてしまいました。それでも胡太郎にデータを渡すことだけは意識に残っていたようです。また、小鳥の存在も大きな影響を与えそうです。
オカ研メンバーはバラバラです。でも、静流も朱里もオカ研には思い入れがあるようで、最後はこのあたりが鍵になるき気がします。
物語も核心に入ってきたようで、見逃せないです。{/netabare}

9話…これからの終幕に向けてどう転がす?
{netabare}かなり混沌としてきました。やはりkey名物の1クールすっ飛ばし終結に向かうのでしょうか?
篝は予想以上の不思議ちゃん。key作品の中でもダントツに近い不思議ちゃんではなかろうか?ラストのキーパーソンになるのは違いないと思いますが、小鳥、ガイヤ組、ガーディアン組と分かれてしまった彼女たち三竦みとどう絡んでいくのか気になります。
胡太郎と小鳥の関係も気になります。原作では年齢差が実は…の関係だったと思いますが、原作に沿うのでしょうか。そいうや、胡太郎のリライトの能力についてはまったく明らかになっていないんですよね。さてさて…{/netabare}

10話…ヒーコーは旨いのです
{netabare}安くても旨いものは旨いのです。
サクヤが結界破って侵入。実は朱音による護衛の指示。もはや朱音はガイヤが合わないようだ。
胡太郎はサクヤと特訓。鍵が篝とはっきりし、篝も
なにかを思い出しそう。
ガーディアンも結界の存在に気づいて森へ。ガーディアンの連中が結界破ろうとした瞬間、ルチアが表れ…ルチアぁぁぁぁぁ…な最後。

話がゆるいので進まないのかと思ったら、急にシリアスになります。もうね、この作品はこのパターンで通しそう。ただ、なんとなく先が見えてきたかも。結局は落ち着くところのに落ち着きそうです。{/netabare}

11話…混沌になるのかな?
{netabare}ルチアが生きてました…良かった。
事態はガーディアン、ガイア、小鳥たちと三竦み。小鳥たちにはルチアとちはやが加わり、朱音はガイアの精神に取り込まれそう。ガーディアンも攻撃体制整えて。篝がガイアの歌声とリンクしそう…
ユルいんだけど、まとめると混沌なんですよね。これがこのアニメの不思議なところです。でも、最後の2話は怒濤になるんだろうな…{/netabare}

12話…敵が味方で味方が敵で、ごちゃごちゃじゃ…
{netabare}話をまとめると…ガイアが襲ってきて、ガーディアンがやってきて、篝が破壊しそうな雰囲気出しはじめて、静流がオカ研に加わって、怪物たちが街を襲いはじめて、最終回へ…
もうね、ごちゃごちゃ。やっぱり安心安定のkey怒濤のラスト。こんな話、3話くらい使っても問題ないくらい…というよりは3話使いなさい。ミドウの話とか、小鳥の両親とか、ドルドイの話とか、ガイアの婆さんの話とか、朱音の話とか…待て、余裕で5話行けるぞ。
もはやkey好きでないとついていけません。えっ? はい、key好きです。{/netabare}

最終回…あらあら、混沌トンで終わった
{netabare}一回見ただけではまとめきれないほど、よく分からない流れでした。
怪物はサクヤが変身?したもの、ガイヤもガーディアンももはや存在の意味すらなく、朱音はいつの間にか憑依されて世代交代すんでしまっているし、篝は戻ったり狂ったりしてるし、吉野が頑張って、ルチアが参戦して、篝が木になって、胡太郎は力尽きて、最後はみんな消えちゃうし、地球はなくなりそうだし。そして突然の二期予告。

飛ばしまくったなぁ…サクヤの件も朱音の件も、視聴者の想像任せだもん。一応の伏線張ってあったけど、理解するまでタイムラグできすぎるくらいです。恐るべしkey。{/netabare}

制作決まってものすごく楽しみにしてたんだけど、期待値が高いほど終わった後の表現が難しいアニメでした。世界観が大きいので、とても一期じゃ無理だし、かといって、これでは二期も心配です。ルチア、会長ルートまでは本当に面白かったです。オリジナルがきつかったですね。シナリオもですけど、制作全体に問題あったように思います。どうせ二期なら他のルートも流して二期に繋ぐリトバス方式の方が良かったのではないかなと思います。

かといって二期もあるので、待ちます。リトバスのように一期があってこそ二期が面白くなった例もあるし。世界観が大きいので本当はもっと長く作ってほしいんですけどね…惜しいと言わざるを得ない一期でした。

でも…key は大好きです。念を押すように、念じるように、二期が面白くなりますように。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 53
ネタバレ

伝説のししとう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

分割2クールにしたことが1番の失敗ではないだろうか

視聴前のレビュー(長いので囲みます。ネタバレはしていません。)
{netabare}※点数は期待を込めて☆4.0
この前先行上映界の舞台挨拶をニコ生で観たのですが、脚本協力の魁さんが、自信満々に今季一のアニメになると言っておられたので、期待値をグーンと上げて、超上から目線で視聴したいと思います。
なお、私のこれまでのkey作品の評価は…
・AIR…難解すぎ、考察サイト巡らないと理解できない時点でアウト
・CLANNAD…ただの幻想、何が人生だ。私的過大評価アニメ第2位
・Angel Beats!…キャラと音楽にステータス全振り、脚本は破綻
・Charlotte…説明不要の駄作
※Kanon、リトバスは未視聴
とまあこんな感じです。この4作品全てに共通することは、原作者がだーまえであることなのですが、どうやらこのRewriteにはだーまえは関係ないということなので、期待しています。
まあこれとサンシャインに関しては、どんなに酷い出来であったとしても完走します。
※各話毎に感想書いていくつもりですが、メモ程度のものです。{/netabare}

◉総評
全話視聴後、話が意味不明すぎて総評を書くのを放置していたのですが、昨日ニコ生一挙放送を見たのでその感想も含めて書きます。
……あれ、意外と面白い?
13話ぶっ通しで見ると、こうも変わるものなのかと、正直驚いています。
これは、前の話を忘れることがないので、話の繋がりがわかりやすいからだと思います。なんとも複雑な話なので、後半は視聴者置いてきぼりのところがありましたから。
で、問題はここからでして、私を含む原作未プレイの人の多くは、この一期を見て、つまらない、よくわからん、などと感じたことでしょう。
実際私も一期でバイバイするつもりでしたし、二期はもういいや…と思っている人も多いはず。わざわざ一挙放送見る人も少ないでしょうしね。
しかし、これが分割2クールではなく、普通に2クールだったらどうだったでしょう。そのままの流れで視聴を継続する人も出てきますよね。
一週あいただけでもどんな話かわからなくなる作品なのに、3ヶ月もあいたらそりゃ切りますよ。
いろいろ書いてきましたが、私はRewriteを信じます。これで二期つまらなかったらぶっとばすぞ、頼むでほんまに。

とびとびの各話感想
1話
{netabare}とにかく意味不明でしたが、keyの1話はいつもそうです。おそらく大量の伏線がばらまかれているのでしょう。
最後に流れたOP、良いですね、気に入りました。私がkey作品をボロクソに言わないのは音楽が抜群に良いからです。ハロハロとかいうやつを除いてね。{/netabare}

2話
{netabare}OPの地球と月のところの演出に惚れた。
どうせまた伏線だらけのOPなんだろ、知ってるよ。
展開早すぎませんかね。1クールなんでしょうか。AIRのようにならないことを祈ります。{/netabare}

3話
{netabare}まーた新キャラですか、まあkeyだから仕方ないですね。
主人公の能力がようやく判明しましたね。
3話の時点でかなりの数の伏線らしきものがあるんですが、AIRみたいにもう一周しないと理解できないやつですかね、まあAIRは二周してもわからなかったんですが…{/netabare}

7話。
{netabare}やっと面白くなってきました。ここまでは我慢の視聴でしたが、挫折してしまった人も多いのではないかと思います。
アニメ向きでないのは確かですね。最終話まで見れば全てわかる構成になっているといいのですが…{/netabare}

8話
{netabare}新OPいいですね、こちらのほうが好みです。
篝ちゃんのキャラのイメージが思ってたのと違った。声も花澤さんあってないと思うんだけどな〜
どうやらアニオリに入ったみたいで、原作ゲームプレイ済みの人もわからないみたいですね。
これから伏線回収していくんだろうけど、1話の内容とかもう覚えてないのが問題だよな〜一気見向けだね、これは。{/netabare}

12話
{netabare}ダメだこりゃ。
まあ最終話でどうなるかわかりませんが、このままだとあのCharlotteを下回る評価になりそうです。
制作会社で比べたときに、こちらは作画面で劣っているのもあるけれど…
何よりストーリーが無駄にスケールでかいくせに説明不足で…
各キャラの行動がいまいちピンと来ないというか、共感できないというか、これじゃあ伝えたいことも伝わらないのが最大の問題点だとは思います。
9話の長ったらしい説明を聞いて、なんかどうでもよくなった人は多いはず…
突っ込みどころが多すぎて正直面倒くさいから、1つだけ言わせてくれ。
花澤の声が絶望的にあってない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

混沌を詰めたおもちゃ箱

冒頭の独白シーンからループものである事を匂わせる物語。

key作品については造詣が浅いので、他にも似た作風のものがあるかも知れませんが、主人公の瑚太朗を含め登場人物のほぼ全員が何らかの秘密やトラウマを抱えているように見え、バトルものの要素を除けばクラナドに少なからず似ていると思いました。瑚太朗が中心となり、キャラ達の心を解いていくお話になりそうです。

瑚太朗は色々なものを達観視した態度と少々乾いた印象があり、大きな秘密も抱えている様です。一方で弱者に寄り添う姿勢があったり、かなりのお調子者でもあったりするので、クラナドの朋也と陽平、両者の性質を併せ持つキャラに見えました。どちらかというとギャグ担当の陽平の要素が強いので、いじられ役になったり、バイオレンスギャグの犠牲になったりと中々に多彩な男です。おっぱいとか言うし‥。そんななので委員長キャラの前で調子に乗って余計な事を言ったり、不謹慎な行動をしたりして、必然的にアッパーカットで吹き飛ばされたり、コンボでボコボコにされます。まぁ‥必然というかお約束ですね(笑)

瑚太朗の相棒?の吉野晴彦も中二病に中二病を上書きした様な面白キャラです。現在わずらっている中二病をいじられると怒りますが、過去の中二病時代をいじられると「やめろぉぉ~」と苦しみ出します。瑚太朗と吉野、いじり役といじられ役に、ものの見事にはまってしまっていて事あるごとに笑かされました。1話、ギャグパートの回想シーンに移行する時の画面のゆらゆら表現と効果音も地味に面白かったです。ドラえもんとかの古典的なアニメ表現と似ていて、安心感を覚えるからかも知れません。

本編に関して、初回からおもちゃ箱をひっくり返した様に、次々と不思議なものが飛び出すので、関連性が全く掴めず、頭がこんがらがり、話についていくのが大変でした。読み辛い文体の本とか固有名詞満載の本を読んだ時にも私はこんな状態になりますが、第一話の時間的な長さも相まって、後半はちょっとだけ眠くなってしまいました。

~2話、3話~
{netabare}
2話、3話は登場人物や世界観になじむ為に作られた様な回で、ドラマ的な見所はそれ程ありませんでしたが、おかげでキャラの特長については概ね把握出来ました。それにしても女の子の制服、かわいいけれど学校生活にはちょっと不向きな感じがしました。特に※パゴダスリーブ。

あと2話ラストの「性格が悪いわけでも根が暗いわけでもない」という評価の中に瑚太朗が自分自身も含めていた所には違和感を感じました。(事実がどうあれ)続く「今この時期にしか出来ない事」という台詞については瑚太朗の私見という事で容認出来ましたが‥。

また3話、執事キャラの咲夜が買い物帰りにレジ袋を手に提げているのを見て少し残念な気持ちになりました。エコブーム時にはエコバッグ持っていた人(アニメの中でもちらほら?)が結構いたのに、最近では見かける事が少なくなってしまったと改めて痛感。そもそもエコバッグなど買うものではなくて、ぼろくて着られなくなった古着のすり減ってない部分とかから作ったりするのがベストなのですが、買ってしまった物は最後まで使って欲しいもの。他のアニメでも殆どのキャラが当然の様にビニール袋をぶら下げて歩いているのを見ますが、とても不合理で、高度経済成長期、言い換えれば使い捨て時代の名残としか言い様がありませんので、キャラの知的程度がどうしても劣って見えてしまいます。(個人的にはアイスクリームならアルミ張りの保冷バッグに入れている方が瀟洒で、画としてもカッコ良いと思う。)

エコビジネスとかいううさんくさい言葉と、その資本主義精神にのっとった非情な強欲性の所為で、かえってその危機を疑われてしまった環境問題ですが、大量生産、大量消費という経済のあり方、エネルギー活用の仕方は、森林の減少やそれに伴う野生動物の死滅、大気、海洋、土壌汚染、ゴミ問題へと直接繋がり、自然環境を確実に蝕んでいる事実があるので、地球委員長じゃないけれど、人類一人一人の小さな努力の積み重ねはその打開策として必要不可欠な要素である気がしてならないと思ってしまうブリキ男なのでした。

※:イギリスのヴィクトリア朝中期~末期に散見されたドレスなどの袖のデザイン。肘までは筒型で、手先にいくに従ってスカートの様に裾広がりになっている。とても優雅な印象。パゴダ(pagoda) とは仏塔を指す英単語。
{/netabare}
~4話~
{netabare}
今回は金髪でツインテール、眼帯を付けたオッドアイの少女、静流に焦点が当てられたお話でした。彼女の持つ秘密と過去について触れられています。提示された謎の内、いくつかが形を取り始めた様です。
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~5話~
{netabare}
静流回に続いてルチア回。前回静流の回想シーンにて登場した正義の組織?の正体、その一端が明かされる。さらに"Key"という言葉も‥(ギャグじゃないよ)そしてもう一つの組織"ガイア"とは一体? keyを巡る2者による戦いになるのだろうか? 謎はまだ多く、散らかしたおもちゃの整理状況はまだ半分といった所、本格的な物語の進行はこれからといった感じです。

回を追う毎に謎が氷解していく様は肩の荷が下りる様で嬉しいのですが、謎を担う一人一人のキャラに割く時間がとても短く、急ぎ足であると感ぜられる事も無きしも有らず。クラナドでは一人につき最低でも3話位かけて丁寧に描かれていたので、納得に至る事が出来ましたが、Rewriteではこれまで1話ずつ、ゲームの概略の様にならないか少し心配です。

でも続けて観て行きたいと思います。次回も楽しみです。
{/netabare}
~6話~
{netabare}
前半のだいたいはお約束のハーレム展開と不毛なギャグ、後半は環境問題についてのお話。愉快キャラ吉野も登場したのに前半のマンネリなギャグは上滑り感が強く、悪ノリが過ぎていてあまり楽しめませんでした。

後半、地球環境の汚染に触れていた点ついては中々に貴重な回だったと思います。3話の感想でも少し触れましたが、大量生産と大量消費は経済を回すため(税金回収)の装置(人呼んでルーブ・ゴールドバーグ・マシーンとも言う)でしかない様に私には思われます。これによって生態系が破壊されれば、いずれ経済すら成り立たなくなります。

古くから宇宙船地球号という例えが有りますが、地球という宇宙船の空調とかエンジンが壊れかけていて修理を必要としている時に、乗組員同士で権利争いをしている様な有様では解決されるべき問題だって置き去りにされるより仕方ありません。まぁ、ありていに言えばおばかとしか言い様が無いです。

今回作中で取り上げられた土壌汚染の話(作中では原因はまだ不明)ですが、これも生産性を追及して負のスパイラルに陥った結果、取り返しの付かない様な事態になった似た様な話が現実にもあって、除草剤と遺伝子組み換え植物の利用(レビュー下段参照)による農地およびそれに付随する河川、海など周辺地域への汚染拡大がそれにあたります。汚染は今も着々と進行している様です。

ブリキ男は小さな家庭菜園で野菜やハーブを栽培してますが、肥料は枯葉や枯れ枝、生ゴミなどとお菓子などの乾燥剤に使われている生石灰のみ。無農薬栽培で良質の作物が収穫出来てます。(収穫量は程々ですが)店売りの大きさだけ馬鹿でかい野菜と比べると別の食品と思える程に味が濃くて美味しいです。金儲けの事とか躍起になって考えるのでなければ、化学肥料とか農薬、除草剤や遺伝子組み換え植物など、別の知恵を使えば(アイガモを使って雑草、害虫の駆除とかが出来る合鴨農法とか絵的にも面白い)必要ないのでは?と考えてしまいます。

終幕近くの朱音会長の憤りは分からないでもありませんが、ネトゲジャンキーで不毛に遊びまくっているので、説得力がちょっと足りませんでした。人類死すべし発言やアイス投げるのも良くない。もったいないじゃないか‥。
{/netabare}
~7話~
{netabare}
今回はバトル多め、オカ研解散?という事態も相まって、物語のターニングポイントとも取れる回でした。

ガーディアンとガイア、二つの陣営の顔ぶれ、介入する第三の力が見え隠れし、平和な表層で繕われた緑化都市の舞台裏で着々と進行して来た"何か"がバランスを崩し、動き始めた様です。

それにしても身体能力を何度か書き換えて強化している瑚太朗のダッシュに一瞬で追いつくなど"地球委員長"ルチアさん超人? 超人でした‥(笑)

次回からは急展開となる事が予想されます。刮目してみるべし。
{/netabare}
~8話~
{netabare}
OP、ED刷新され、バトルものの雰囲気を強めた印象でした。初回から登場していた妖怪少女も今回をもって喋り始めます。もっと幼い声を想像していましたが、意外と大人びた張りのある声、名前は自称"かがりちゃん"記憶を殆ど失っているらしい‥。

物語は緊張感を増し、今回もルチア&静流コンビのバトルパートが少し有ります。静流のバトルコスチューム、他作品の金髪ツインテ(正確にはツインテじゃないけど)の誰かさんの衣装に似ている‥。でも静流ちゃん、怪獣に視線誘導は通用しないぞ! ガイアの人たちと戦う時には有効かも知れないけれど‥多分‥。

そしてギャグパート、吉野VSかがりちゃんの※タイマン勝負。孤高の狼、吉野でも、やっぱり相手が悪すぎました。あわれ。顛末は見てのお楽しみ。あと瑚太朗、吉野の優しさに少しは気付いてやって欲しいとか思いました。

小鳥も只者でない事が分かったり、意外な人がガーディアンの一員だったりと、謎が解けていく一方で、新たな謎が提示されるという展開でした。次回も目が離せません。

※:語源はman to manの変形「マン対マン」の上略、「対マン」の様です。

古代中国において"互いに向かい合って憤る"意味とされる「対懣」から来ているというのは作り話らしく(中国語辞典でも検索不可)雑学本由来のしょーもない知識を鵜呑みにした不良少年たちによって広められてしまった俗説だそうです。活字になっているからといって一定の信憑性があると思ってはいけませんね‥。

私の記事にもいくらか誤りはあるかも知れないので、見つけたら指摘して頂けると嬉しいです。
{/netabare}
~9話~
{netabare}
今回も前半はギャグ満載のお話。ギャグと言えば吉野。イイタイミングで登場し、中二病全開台詞で不良を魅了、追跡者を巻く役割も一応果たしてました。今回ばかりは瑚太朗も恩を感じた様で、去り際に小鳥の事を吉野に伝える気遣いもあって、中々よい子ちゃんでした。

6話の森の中のよどみの原因、小鳥と篝ちゃん、ちびモス、ぎるとぱにの正体等も次々と明かされます。さらにkeyが何者なのかも。こういう事は最後に取っておくのがセオリーというものですが、敢えてここでばらしてしまうのには訳があるのかも知れません。まだまだ謎は有ります。

終幕近くではガーディアンOBの面々のお目見えがありましたが、一人だけ違和感を覚える人が‥。スーツ姿にハチマキ頭に巻いて肉まん食べていた人、忘年会とかにいるおじさんにしか見えなかったけど"ガーディアン最大戦力"の一人なんだからやっぱり強いんだろうなぁ‥(笑)

解消された疑問もある一方で、もう一つのおもちゃ箱の中身が散らかされた様な印象を受ける回でしたが、物語が架橋に入った感のあるこの先は、緊張感もテンポも殺してしまうので、私的にはギャグはもう少し控えめにした方が良いような気がしてしまいました。

ただ面白い情報が‥、1話先行上映会の舞台挨拶で瑚太朗役の森田成一さんは「7話は前半中の前半」という言葉を残しているそう。2期があるなら、この運びで問題ないのかも知れません。

それと森田成一さん、アドリブで台詞言ってる箇所も結構あるらしいのです。瑚太朗から感じられる若干のアツ苦しさはその為?‥アドリブの内容はともかく、瑚太朗というキャラを生きたものにしている印象があるので尊敬の念に堪えません。瑚太朗からは、みんなに置き去りにされるのを怖がっている心情が滲み出ているのです。

次回にも期待。
{/netabare}
~10話~
{netabare}
相変わらずギャグ色は消えず、前半は緊張感ゆるゆるでしたが、後半、物語に大きな流れがあります。

ガーディアンとガイア陣営の面々が割れ、それぞれのキャラのそれぞれの陣営での立ち位置も明確になりました。いずれの組織も一枚岩ではない様子、二元論的な価値観を持つ無慈悲な人たちばかりがメンバーでなくて良かった‥。独断で暴走する人もちらほらいて、両者とも組織としての優秀さには欠けますが、もし世界の命運が何らかの組織の手に委ねられる事になるとしたら、※冷酷無比な軍隊などよりもこんな人達のいる組織の方がずっと良いって思ってしまいました。途方も無い話ですけど‥。

終幕近く、フードの男ミドウと対峙するルチアさんの姿が‥。5話にてその片鱗を垣間見せた超絶能力が、戦いの中でその真価を発揮します。強さのスケールが違う、このひと‥。ミドウの"バケモノ"という言葉をかみ締め、自らに架せられた呪いの如き力を解き放っていくルチアさん。その凛として勇ましい佇まいに涙腺が緩んでしまいました。しかし、そんな彼女の優しさから悲劇は起きてしまいます。

風雲急を告げる展開、ルチアさんの運命やいかに!?

※:個人が、ある組織に属しているからその組織の意向に従うという傾向は、機能的、合理的思考を徹底している会社とか軍隊とかの中にはいかにもありそうなものですが、それは何かを殺して何かを生かすという二者択一の選択の上に成り立っているもの‥。例えば某国の海兵隊内では、躊躇なく人を撃てる様に意識改造する事がブートキャンプのメニュー(新兵の訓練プログラム)に組み込まれているという。このケースでは同族殺しを忌避する本能を黙らせて、理性でそれを殺すという事になります。そんな事が出来る、させる人間って恐ろしい‥。
{/netabare}
~11話~
{netabare}
正義の使者ふっかーっつ! 地球委員長ここにあり! ガーディアン、ガイアの境を越えて、友情で結ばれたオカ研のみんなと篝ちゃんのおかげでルチアさんは命を取り留めました。一安心。

でも、相も変わらずこのアニメにはベタなギャグパートがつきもの、瑚太朗は感謝の気持ちをハグで表現する悪癖があったり、都合良く(わざととしか‥)女子達の入浴シーンに出くわすというハーレムものの主人公につきものの特性を十二分に備えていたりするので、かがりちゃんに二度しばかれました。まぁ‥今回も自業自得ですね(笑)

ルチアさんとの戦いで深手を負ったミドウですが"地竜"なる強大な力を手に入れ、さらに二人のフードの男を伴いKey奪還に出撃します。凶暴な男なので何をするのか分からない。トリックスターの役回りになるのかも知れません。

そして過去に生きた同族の思念を受け継ぎ厳格さを強めた朱音会長。しかし迷いの片鱗は見える‥。オカ研会長としての意志を取り戻す事は出来るのだろうか?

最初の混沌とした雰囲気から離れ、良くも悪くも正統派なバトルものとして落ち着いてきたRewriteですが、未だ多くの謎を残したまま。今後の展開にも注目して行きたいと思います。
{/netabare}
~12話~
{netabare}
ミドウの憎しみは自らの悲しみを苗床にしたもの。平和を当然の様に享受する"生ぬるい世界"に生きる者達への憤り。悪人は約束を守りませんが、ミドウは朱音会長との約束を守りました。彼をただの狂人、悪人と断じる事など、生ぬるい世界に生きる私にはとても出来無い事でした。

時代を経て受け継がれる憎しみの連鎖は、記録されこそすれ、個人的な記憶からは消えた方が良いのかも知れません。当事者のいない憎しみに振り回されながら、次々と新たな憎しみを生む世界など、悪夢以外の何者でもありません。そんな世界に生き、憎しみにまみれて生きる人生など悲しすぎます。
{/netabare}
~13話~
{netabare}
唐突に訪れる終末を描いた最終回でした。世界は目まぐるしく変わり、滅びの道に転がり落ちていきます。

篝ちゃん一人の命を救うのか、世界を救うのか、2者択一を迫られる展開、他の物語でも度々描かれるテーマですが、無謀で優しい主人公は大抵は二兎を追うもの‥。しかし瑚太朗の選択は‥。嗚咽を飲み込みながら搾り出した瑚太朗の慟哭は愚か者の叫びですが、心の琴線に触れるものがありました。

江坂さんを始めとするガーディアンの人たちが世界の滅びを止めるために篝ちゃんを殺害しようとするのを冷酷に感じる人もいるかも知れませんが、一人の命と世界およびそこに住む全ての命を天秤にかけた時に下される判断としては正当なものであると言えます。「君のためなら世界中を敵に回しても構わない」という台詞はセーフですが「君のためなら世界を滅ぼしても構わない」には優しさが感じられません。自分と目の前にいる人の事だけしか念頭に置かず、他の命を軽んじている響きがあるからです。

いずれにせよ、こんな選択が一人の人間に委ねられるなど、ファンタジーの中だけの話。もし実際の世界でいつか終末の時が訪れるのならば、その滅びは緩慢で目立たず、真綿で首を絞められる様にゆっくりと我々を蝕む事でしょう。誰が選択するという訳でもなく、名も無い人々の無数の選択の積み重ねの必然の結果、いつの間にか後戻り出来ない「ポイント・オブ・ノー・リターン」に達してしまう様に私には思えるのです。

一人か世界かなんて、神さまとかじゃないと考えても仕方の無いテーマですが、ただ単に愛情の大きさを世界を引き合いに出して表現している様なニュアンスも感じられるので、私には誇張の様に思えてしまう事があります。私が冷たい人間だからなのかも知れませんが‥。

幸いこの物語では終末は一幕の終わりに過ぎず、新たな第二幕へと続く様です。願わくば、瑚太朗というたった一人の少年に重荷を背負わせず、思慮ある多くの人々の想いが最良の選択を導き出さん事を‥。

来年公開2期の筋書きの書き換えに期待したいと思います。
{/netabare}


本作の舞台となる「風祭市」は緑化都市という事もあって、作中に登場する"緑を守ろう委員会"とか"地球委員長"とかの語が示唆する様に、環境汚染についても若干ながら問題を提起していくのかな?とか少しだけ期待してます。

総じて謎の多い物語であり、視聴欲をそそられました。どのキャラにもそれぞれの魅力が感じられるので、視聴を続けていきたいと思います。

以下は情報の整理の一助として掲載。

4話までに登場した不思議なもの一覧
{netabare}
夢(ループ前の出来事? 擬人化した式神)
幽霊?妖怪少女(透明になれる。戦闘能力がとても高い。)
森にいた不思議生物。(外見はうりぼうみたい。瑚太朗は見覚えがある?)
鳳ちはや(魔導書らしきものを所持。怪力の持ち主。)
瑚太朗のフラッシュバック(黒いセーラー服姿の神戸小鳥。)
妖精(投棄されたゴミから生まれたと自称する"ぎる"と"ぱに")
巨大怪物1(クトゥルー神話に出てきそうなタコ足怪物。)
式神(朱音の手で紙で作られた依り代)
使い魔(フードの男の使役していた狼の様な姿の怪物)
巨大怪物2(4枚の翼を持つ蛇の様な空飛ぶ怪物)
超能力(身体能力の強化、治癒、記憶操作)
正義の組織?(銃器などで武装。リーダーともう一人は日本刀、斧らしきものを手にしていて異質。)
{/netabare}
登場人物の一覧、補足など
{netabare}
神戸小鳥‥‥癒しキャラ。両耳の上に大きな花を飾っている。「緑を守ろう委員会」の人。
鳳ちはや‥‥頭に飾った羽根とブレザーが目印。力持ちで魔導書?持ってる人。
此花ルチア‥クラス委員長。もとい地球委員長。静流の守り手でアッパーカットの人。極度の潔癖症?
中津静流‥‥金髪でツインテール、オッドアイの少女。さんまと瑚太朗が好き。
千里朱音‥‥オカルト研究会の会長で魔女。絶大なる権力者らしい‥。
鳳咲夜‥‥‥ちはやの兄を名乗っているが? 執事キャラで瑚太朗が嫌い。
江坂宗源‥‥謎多きアンティークショップの店主。片眼鏡のおじさま。エキセントリックな面も‥。
津久野‥‥‥本業はどこかの事務員。副業でUMAハンターをしているという。朱音と面識がある様です。
{/netabare}
~除草剤と遺伝子組み換え植物の関係について~
{netabare}
ベトナム戦争で使用された悪名高い"枯葉剤"の製造メーカーでもあるモンサント社による遺伝子組み換え植物によるビジネスは、除草剤"ラウンドアップ"およびネオニコチノイド系農薬とそれに耐えうる遺伝子組み換え植物の種(主に大豆やトウモロコシ)をセットで販売する事で成立します。除草剤の使用により、植物はほぼ全て死滅し、遺伝子組み換え植物だけは生き残ります。しかし近年では自然淘汰の結果、耐毒性を身に付けた雑草が現れ始め、それを駆除する為、除草剤の使用量はさらに増加傾向にある様です。

ラウンドアップに含まれるダイオキシン類は人体実験が許されていないので、※それ程有害ではないという見解もありますが、動物実験の結果においては催奇形性が確認されており、人体への影響も疑われています。またネオニコチノイド系農薬は特に浸透性、残留性、毒性が強く、昆虫の神経のみならずヒトの脳への影響も懸念されているという。近年話題になっている蜂の大量死もネオニコチノイド系農薬が原因であると、日本では金沢大学教授の山田敏郎氏の研究によって確認されています。

自然分解されない除草剤の成分が蓄積し、汚染された土壌では遺伝子組み換え植物以外の植物の生育が困難になり、種の多様性が失われます。以後その土地では、通常の作物(遺伝子組み換えでない)はほぼ収穫不可能となります。(遠い先の未来には再生するかも知れないが、汚染されていない土地に戻すのは非情に困難で、現時点では不可逆的と言える)また河川や海へ流出して、二次的な被害を引き起こす可能性もあり得るという。

世界全体の作物栽培面積(大豆、トウモロコシ、綿、ナタネに限る)3億5000万ha、それに対して、遺伝子組み換え農業による作物栽培面積は1億7400万haと言われています。(ISAAA発表2013年のGM=遺伝子組み換え作物栽培データ)全体のおよそ半分の土地が汚染されているという事になります。こんなんで地球、人類、動植物たち大丈夫なのでしょうか?

上記の除草剤による汚染に加え、潅漑農業のリスク、塩類集積による塩害も植物の生育出来ない土壌を着実に作っていると言われています。生態系の破壊や食糧問題など心配です。

※:1996年、ニューヨークにてラウンドアップの「土壌に蓄積されない」「人や環境への有害な影響はない」とするモンサント社の主張には「虚偽」かつ「誤解」を招く広告と判決が下されている。

2007年にフランスで起訴のあった、モンサント社の"生分解性できれいな土壌を残す"というラウンドアップの広告に対する裁判でも、フランスの最高裁は虚偽広告と判決している。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 32

64.3 7 行方不明で幼馴染なアニメランキング7位
真夜中のオカルト公務員(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
670人が棚に入れました
フツーの公務員になったはずの新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、東京23区すべての区役所に人知れず存在する「夜間地域交流課」だった。そのお仕事は、人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。先輩で課のリーダー榊京一、オカルトマニア姫塚セオに連れられて人の世の理を超越した存在と対峙しに、夜な夜な出勤する。

声優・キャラクター
福山潤、前野智昭、入野自由、遊佐浩二、櫻井孝宏、土岐隼一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自治体のオカルト対策部署もの(舞台が新宿みたいな都会なのは珍しい?)

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作は「月刊ASUKA」で連載が開始されたマンガらしいです。同誌は創刊当時くらいしか読んでいませんが、基本的には若い女性向けの漫画誌であると認識しています。現在は「コミックNewtype」に連載誌が移っているようです。

この世代向けに最近ライトノベル、漫画などで「あやかしがどうのこうの」的なお話が多数ありますが、本作も一応その流れに乗っかった物なんでしょうか?

「自治体がオカルト対策部署を持っていて、主に夜中して妖怪などの怪異に対処するために活動する」的な設定は例えば少年ジャンプで連載していた『クロクロク』などいくつかありますが、場所は多摩であったりとか微妙に都会になりきっていない所が残っている舞台が多く、私の知る限り通常の現代の設定で新宿のような都会の区役所にそういう対策課があるのは珍しい気がします。
(<魔界都市>シリーズや『血界戦線』のように世界そのものが変わっちゃっている話だと都会が舞台の話もわりとあるとは思います。)

ということで作品自体は主に女性向けに作られているとは思いますが、第1話を観た感じではキャラクターデザインなどの好みはあろうかとは思いますが、男性視聴者が観てもわりと大丈夫な感じでした。

『神様はじめました』や『かくりよの宿飯』など、あと方向性は違いますが『楓鹿堂よついろ日和』くらいの感じが大丈夫な男性なら充分に観られると思いました。

部署に新人配属された主人公の宮古新(みやこ あらた)には本人も現時点で自覚していない秘密がいろいろとありそうです。個人的にはこういう少女漫画っぽい作品はけっこう好みなので注目して観ていきたいと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

最終回まで観終わりました。とりあえず毎週楽しみに観ていましたし、アニメを観た結果として原作がわりと面白そうと思えました。夜間地域交流課の面々のキャラ立ても良かったと思います。

安倍晴明絡みの詳細はアニメ化範囲ではわからない点も多いですが、これは原作で追々明かされていくんでしょうね。

ところで「砂の耳」って人語にも応用できて外国語がわかるとかにはならないんだろうか…(笑)?

投稿 : 2024/06/08
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

レッツ!異種間コミュニケーション(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
妖怪、精霊、神々、などを「アナザー」と呼称し、彼らの起こすオカルトな事案を専門に処理する公務員達の物語。

男ばっかり出てきますが、特にBLってことはないし、安心安全の当たり障りのない作風。、、、だって、公務員ですから(笑)

これといって際立った良さはないのですが、なんとなく、普通に最後まで観られるアニメでしたね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
扱うテーマは、「価値観」。

それぞれの種族にはそれぞれの価値観があり、他種族(人間)には理解できないものだったりする。

そこで、アナザーと言語によるコミュニケーションをとることができる唯一の存在、宮古新 を中心に物語は動いていくのだが、、、

う~ん、飛び抜けた良さがない。

これはしょうがないけど、「アナザーならではの価値観や発想」も、所詮、「サイコパスではない普通に善良人間(作者)」が考えたものだから、視聴者にも納得できる枠内に収まってしまった。理想を言えば、「そんなん思い付きもしませんがな」という、予想のナナメ上をいくような「意味のわからなさ」が欲しかった(そういう意味では、宇宙人との交流を描いた冨樫さんのギャグ漫画「レベルE」は凄い)。

強いて、上記のような「異種間」ならでは軋轢がしっかり描けていたのは、7話のアザゼルに復活させられた少女の苦しみ、叫びくらいかな。あれは聞いてて胸が痛くなった(心に残った)。

キャラクターとしては、やはりウェウェコヨトルがよくできていただろうか。つかみどころのないフワフワしたキャラクターだが、だからこそ、一番の「異種」を感じさせてくれた。8話のお散歩回は、妙なコメディタッチながらも、美しく切ない話。なかなか素敵だった。

ラスト12話に、1話完結の「良い話」をもってくるのは、作品に対する制作の愛情を感じた。ヘタに2期に含みを持たせるよりも、よほどスッキリする。

あぁ、あと、東京各所の風景がわりとちゃんと描かれていたし、新国立競技場が使われたのは、なんだか感慨深かった。リアルタイムで良いなと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
普通は、あのスプレーがヤバい薬品で、幻覚を視ていると思うよな(笑) いや、わりと面白い。新人、神の耳(笑) 超エースになれるじゃん。アナザーと言語コミュニケーションをとれる奴が一人いれば、文字を教えて、種族間のコミュニケーションがとれるだろ。

2話目 ☆3
なんかちゃんとストーリーアニメになってきたな。

3話目 ☆3
妖怪の怖さ。愉快犯。思い、、、出した(笑) 神様か。

4話目 ☆3
神様と酒盛り。ハイエナ、渋い。

5話目 ☆2
言語が理解できても、文化や思考を理解できるとは限らないしね。パンドーラーとは、これまたメジャーどころを。

6話目 ☆2
ストーリーに戻ったね。人間は、圧倒的弱者、なのかな?


7話目 ☆4
なんか、ありがちな動機に、がっかり。もっと、発想の外側の動機が良かったな。なんて迫力のない、逃走劇(苦笑)

ただ、復活を喜ばない、少女の、泣き叫び。あれは良かったな。人間として、何が幸せなのか、アナザーとの価値観の違いが出ていた。

ラストは、まあ平和だけど、目が見えないままにしておくというのも、展開としてはアリだったかな。

8話目 ☆4
後楽園から上野、そして、浅草、押上。歩いて歩けない距離じゃないけど、かなりキツいな(笑)

妙なコメディタッチながらも、美しく切ない話。なかなか素敵な回だった。

9話目 ☆3
踏み潰して、一閃。人間の方が、複雑怪奇。

10話目 ☆3
新国立競技場、ある設定なんだね。繭を作るアナザー。アナザーと神の境目は、格なのか?

11話目 ☆3
アナザーと人間の協力、は分かるし、アナザーの支援は嬉しいけど、アナザーの能力はほぼ使わず、人海戦術、か。

12話目 ☆3
ラストに、ちょっと平和な話をもってくるのは、作品に対する制作の愛情を感じる。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

妖怪、精霊、神々といった超常的存在との平穏を図りながら、都内でのオカルト事件に対応する夜間公務員の物語。

この作品の原作は未読です。
事前情報一切無しで視聴を始めて、気が付いてみたら完走していた…私にとってそんな作品でした。


フツーの公務員になったはずの
新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、
東京23区すべての区役所に人知れず存在する
「夜間地域交流課」だった。

そのお仕事は、
人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。

先輩で課のリーダー榊京一、
オカルトマニア姫塚セオに連れられて
人の世の理を超越した存在と対峙しに、
夜な夜な出勤する。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
公務員の中でもオカルト的な相手との接触を生業とするのは、普通に考えると物凄くリスキーです。
同じ給料しか貰えないのなら絶対配属されたくない部署だと思いますが、新が配属されたのはある意味必然でした。

それは、新たにしかない…かどうかは分かりませんが、少なくてもこれまで登場したキャラの中では新だけが「砂の耳」を持っていたから…
妖怪、精霊、神々、これら一般の人間には感知されない超常的存在を、この作品では「アナザー」と呼んでいるのですが、砂の耳の持ち主はアナザーと対話することができるんです。

アナザーが何を言っているかを理解することができ、アナザーにこちらの意思を伝達することができる…
確かに凄い特殊スキルだと思います。
でも、見方を変えて考えると、アナザーが何を言っているかが全く分からない状態で、これまで超常的存在と対峙してきたことの方が遥かに凄いと思います。
下手したら、相手を怒らせてしまうかもしれない…
そうなったら、相手がどんな手を打ってくるのやら…底が知れません。

何故、新が砂の耳を持っていたかは、彼の出生に秘密があるようなのですが、結局のところ、この件については真相に辿り着きませんでした。
そこは完走しても少しモヤっと感が残るかもしれません。

だから…なんでしょうね。
アナザーに近づきすぎるな…と新が先輩たちから警告を受ける場面を何度も見ました。
そりゃそうです…アナザーと呼ぶ位、人間とは在り方から異なっているのですから…

彼らと対話する以上、ある程度寄り添う必要があります。
それは先輩たちからすると、十分過ぎるくらい危険領域に踏み込んだ行為…
でも対話が、解決に向けた一番の近道ですから…

慎重さを無くして良い訳じゃありません。
新の加入をきっかけに、仕事の仕方が変わりました。
例えば人間とアナザーで酒盛りするとか…

お互いの意思疎通が図れなければ、絶対実現できないことです。
人間とアナザーは共生していかなければいけない間柄である以上、交流は欠かせません。

もちろん、新の仕事のやり方を否定する同業者も存在します。
誰もが砂の耳を持っている訳じゃない…
持たざる者には勝てない…?
特にエリートなら真っ向から否定するでしょう。
じゃないと、これまで積み上げてきた自信を、きっと失ってしまうから…

だれもが能力者ではないんです。
選ばれなかった者は、自らに努力を課すことしかできませんから…
私も選ばれなかった側なので、否定する人間の気持ちは良く分かります。
この作品がスルっと完走できたのは、そんな視聴者に寄り添う視点で物語が描かれているからかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、福山潤さんの「dis-communicate」
エンディングテーマは、土岐隼一さんの「約束のOverture」

1クール全12話の物語でした。
物語は綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
作画も特に崩れや乱れは感じませんでした。
設定も良かったからでしょう…しっかり堪能させて貰った作品でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 18
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