花火アニメOVAランキング 8

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの花火成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の花火アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.6 1 花火アニメランキング1位
バカとテストと召喚獣 ~祭~(OVA)

2011年2月2日
★★★★☆ 3.8 (1018)
6480人が棚に入れました
ここ文月学園では、まもなく清涼祭と呼ばれる学園祭が開催される。この学園は試験召喚戦争など特殊なシステムを採用している事もあって、毎年多くの来場者で賑わいを見せ、生徒たちもそれに応えるべく奮起して、準備に励むのであった。その頃、2年Fクラスでは――
ネタバレ

K.S さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

とても面白かったです。

久々の視聴
{netabare}
 清涼祭という学園祭の話。
 各クラスで催しものをするのだが・・・相変わらずFクラスは案だしの段階
 で明久がアンポンタンな書記をする・・・

 成功させなければいけない。
 美波から清涼祭を成功しなければ瑞希が転校させられる可能性を示唆。
 処理オチしてまたもや、意味不明なコトを秀吉に・・・

 そしてごま団子をムッツリーニが試食として用意。
 みんなで食べるが・・・なぜか瑞希が作ったものが混入。
 死線をさまよう。

 そして学園祭へ・・・
 結局Fクラスは中華喫茶ヨーロピアンをするコトに。
 まずまず盛況となるが・・・
 例の常村・夏川のトコナツコンビが難癖を・・・
 あげくに食品サンプルとしての瑞希のごま団子を食し・・・
 更には、坂本にどつかれ・・・(流石は悪鬼羅刹・・・)

 葉月が登場し、どういう訳か異端審問にかけられるが・・・
 トコナツコンビが妙な噂を流している事を聞かされる。
 Aクラスで見たとの情報を葉月から入手、行く事になる。

 秀吉ではなく、明久が女装・・・
 凄まじい難癖でトコナツコンビをボコる。
 逃げるトコナツを追いかける際に久保君がアキちゃんを見かけてしまう・・・
 心が・・・動く・・・君はどこに向かうの?

 ムッツリーニからウェイトレスを拉致られた事を聞く・・・
 しかし・・・こんな外道行為が学校で許されるのか?
 ムッツリーニの盗撮?盗聴?用のモニターにて場所を特定。
 アキちゃん乗り込む!そう!アキちゃんのままで・・・
 ・・・拉致られたのは秀吉?
 でもでも・・・この秀吉拉致が2期のアノおぞましいアレのフリに・・・

 そして・・・中華喫茶ヨーロピアンは成功するが・・・
 ウェイトレス人気投票の結果は・・・
 アキちゃん?

 担任鉄人より、試験召喚大会での優勝を条件として、
 クラスの設備を売り上げで格上げしてもよいとの話・・・以下下巻へ。

 試験召喚大会に向け、明久が勉強。
 夜食を玲が作ってくれるのだが・・・
 炭水化物ばっかりである意味心配・・・
 例によって天然&料理が苦手な玲が作ったので・・・料理?になる。

 せっかく日本史を中心に勉強するのだが・・・
 大会本番は日本史が出ない・・・
 更に、機械の故障?にて事前の組み合わせと異なる形で大会スタート!

 明久を瑞希の転校を阻止したい・・・
 坂本はどういう訳かの翔子との結婚回避・・・
 いちおう共通の目的をもって大会に挑むが・・・

 色んな意味でゲスな手段で勝ちあがる・・・頭脳戦といえばそうだが・・・
 尊厳やゆすり・・・そして愛をも利用する最低さ・・・

 お約束の二人の小競り合い?
 何でもありだな・・・

 準決勝でFクラス同士での戦い・・・
 葉月がいらん事を言い、どういう訳か本気の戦い・・・
 異端審問会の面々も・・・翔子も・・・凄いオーラが・・・

 美波、古典だめだもんね・・・でも瑞希の何気の殺意も凄い・・・
 しかし、何とか勝ち上がり・・・

 決勝の相手は腐れトコナツコンビ・・・
 坂本の策で英語から日本史に科目が変わり、
 いちおう点数はほぼ互角。
 このハゲ・・・本当に卑劣だな・・・
 なんとか勝って・・・

 インチキをばらそうとトコナツコンビは放送室へ向かうが・・・
 阻止しようと花火を暴発させて、校舎を破損(大破?)させる。
 弁償で売り上げのほとんどを使うが・・・(どんだけ売り上げあったの?)
 瑞希パパは理解してくれ転校は無し!よかった・・・

 大団円となるはずが・・・幾人か不幸な人が・・・{/netabare}

 バカテスはバカテスです。
 相変わらずのドタバタで・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

召還獣バトルは迫力満点!!第二期を100%楽しむ為に是非!!【総合評価87点】

2011年2月に発表されたOVA作品。

バカテス第一期と第二期の間に出されたOVAです。
第一期終了からと第二期開始まで一年以上期間が開きましたが、その間にちょうど良い感じで出されましたね。
上・下の二話で構成されており、内容は文化祭にスポットが当てられています。

上巻では、一般的な文化祭の風景が描かれております。
今まで通りに、お馬鹿なテンションでしっかりと笑いを取り盛り上げてくれます。
そして、下巻での召還獣バトルへと繋がって行きます。

下巻では、この作品の特徴でもある「召還獣」によるバトルがメインとなっています。
第一期、そして第二期を含めても、召還獣のバトルシーンはあまり期待するようなものではありませんが、このOVAの下巻における召還獣のバトルは、なかなか力の入用を感じさせられましたね。
召還獣が今までになくスピーディーに動き、迫力も今までの比ではありませんでした。
ですが、その召還獣バトルの合間にもしっかりと笑いを取ってくれています。
下巻においては、笑いと今まであまり評価になかった召還獣のバトルもかなり作りこまれており、完成度はかなり高いですね。

因みに個人的には、このOVAのOPはバカテス史上、一番好きでした。


そして、このOVAは第二期を視聴するに当たって見逃さないことをオススメします。
その理由についてですが、第二期の物語はこのOVAの視聴を前提とした作りになっているからです。
文化祭での出来事を引っ張って、ネタに使っていますので、このOVAを見ていないと、内容が理解できない点があります。
そして、OVAで登場したキャラクターが登場、このOVAで描かれる文化祭での因縁で喧嘩を吹っ掛けられたりもしますので……
そう意味でこのOVAの視聴は第二期を視聴する前に、見ておかないと内容的に繋がらないので……
第二期視聴前にこのOVAを視聴して、より楽しく第二期に臨んでいただきたいです。


TV放送と比べても、笑いのレベルは同等、且つ、召還獣でのバトルシーンはTV放送版よりもかなり良い出来栄えです。
第二期をより楽しんで頂くためにも、とても重要な話となっていますので、是非ともこのOVA視聴をして頂きたいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

祭 だけに 騒いで行こ~~ 学園祭がかなり面白かったです。

この作品の世界観

この作品の主人公やその他のキャラクターが通う文月学園は科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」っと言うシステムがありました。そのシステムにはテストでとった点数によって試験召還魔物のHPがあがり、そして、その魔物たちは日々他の生徒たちと戦っています。もしその魔物のHPがゼロになってしまったら、地獄の補修を受けなければいけないルールとなってます。

ストーリー

今作品は 祭 だけに学園祭をメインにしています。今作もヤンデレと、ギャグでかなり面白くなっています。

私の感想

1期ほどではないですが、かなり面白かったです。キャラクターは少し増えていましたが、心から、安心して笑えました。今作品はあまりヤンデレギャグが見られず、恐怖はあまり感じませんでした。それがなによりこの作品の良い所でしょうww

この作品を見ていると私も学園祭に(一般人としてではなく、生徒として)参加したくなりました。こんな学園祭でしたら、たぶん超面白いでしょう。

オープニング

「恋愛向上committee」
かなりこの作品にぴったりのオープニングでした。1期、2期とキャラクターデザインが同じなため、それがまさしく「バカテス」な所を引き立てていました。
キャラクターの説明はかなり良く、この作品を見ていない人にも分かるようなオープニングでした。

エンディング

「月曜はキライ」
結構悲しいエンディングだと思いきあ結構ポジティブでよかったです。曲が良かったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

67.4 2 花火アニメランキング2位
ゆるゆり なちゅやちゅみ!(OVA)

2015年2月18日
★★★★☆ 3.9 (262)
1487人が棚に入れました
ちょっとだけ何かが変わったような、それでいて変わらない毎日。

「ごらく部」で明確な目的もなく活動を続ける4人の女の子の毎日を綴ったアニメの劇場版。夏休みを迎えた赤座あかり、歳納京子、船見結衣、吉川ちなつの4人組は、自分たちだけでキャンプに行くことに。
ネタバレ

ユリ=デカルト さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

百合厨で良かった(泣) そして、リアルな夏

序盤すごいワロタwwwww
やっぱ、ゆるゆりの悪ふざけ面白いですww

全体的に評価させてもらうと、夏感が出ていてものすごく良かったです。

本当にキャンプ気分で見ていました(笑)

なんでこんなに夏感出てんだwww

他のアニメのキャンプ回や合宿回とはなにか違う。
マジでキャンプ気分で見れます。不思議ww
夜道の虫の声とか、ひぐらしの声とか、リアルな夏です。まずはそういう点を評価。なんか意味不明な評価ですがww


(序盤のアレについて)
原作で読みましたが、あれをアニメで見れるとは!ww

ゆるゆりの原作売ったことに激しく後悔!!
※参考書を買うために、百合本一掃したとき。
(ネットで売った際)ゆるゆりの原作も無くなりました(泣)残念無念…



次に百合について。

ゆるゆりは、やはり面白い・・・・・

最近百合から離れていたので、改めて百合の良さを再認識しました(笑)
再認識するまでもない――歴然たる事実ですが^^;


男女の恋愛ものも見ますが、やっぱこっちすね~。 

自分が百合豚になった大部分の影響がゆるゆりだからね!


序盤の話
{netabare}原作よりも喫茶店オサレになってね?ww 女の子同士イチャイチャするアニメって、何故にこんなにも舞台設定がオサレなのか?

あかり バナナジュースって(笑) 子供っぽくてかわいいなww

あと、ちなつのお漏らし笑いましたww 原作でもあったなww

{/netabare}


お気に入りのキャラは綾乃なんですが、

ひまさく + 結京 + あかちな も素晴らしかったww

京綾が自分の中ではベストカップルww
とは思うのですが、ひまさくと京綾……どちらも甲乙つけがたい(白目)

ていうか、ひまさく いつになくイチャイチャしてね?ww


{netabare}お風呂回ありがとうございます! いい湯でした!!www
百合風呂ですね……。他のアニメのお風呂回とは違い、百合にはエロさがまったくない。でもニヤニヤしちゃうんだよね。なんだろうこの現象(笑)
始終ニヤニヤしっぱなし。頬が緩む。俺KIMEEEEEE

そして 綾乃のパジャマ姿がかわいすぎ!!
みんなかわいいんだけど、綾乃好きの俺には鼻血ものです^^涙

あれで死ねる!!!! 千歳の気持ちが分かりますww

 ゆるゆり 相変わらずみんなかわいい!!!

なんだこれ? 最近流行りの難民アニメよりもよっぽど癒しだったぞ!

もちろんゆるゆりが良いことは知っています。ですが! これだけは言わせてもらいたい。
ゆるゆりって、こんなに良かったっけ?ww 

なんか今回のゆるゆり、百合的にも癒し的にもクオリティが高かった!!

正直久々に見たので軽い気持ちでした。申し訳ない orz


{/netabare}


千歳は相変わらずいい仕事をしていますね(笑)


普段は、他のアニメを見て『俺の嫁!』とか言っていますが、ゆるゆりを見るときは百合レンズになります。カプ厨なんですwwww もう、結ばれてほしいとしか考えてない。マジで


これは迷わずお気に入りの棚です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうそう、この組み合わせが見たかったんですよ♪

この作品は、ゆるゆりの1,2期の放送後に製作されたモノです。
本編とこのOVAは、物語の直接的な繋がりはありません。ですが、キャラの説明が全く無いこと、思い入れのあるキャラがいた方がこの作品を楽しめることから、本編未視聴の方は先にそちらを先に視聴することをお薦めします。

視聴を始めた直後・・・一瞬何が起きたのかと思いましたよ^^
キャラの判別は唯一髪型のみ・・・姿格好がまるで違うって有りなの^^;?
と思ったのも束の間・・・いつものゆるゆりが始まってホッとしました^^

物語は、いつものごらく部の部室から始まります・・・
ごらく部の日常・・・に生徒会がチャチャを入れいくるという毎度お馴染みとなった展開なのですが、今回はこれまでの少し勝手が違います。

これまでごらく部と生徒会の繋がりは、ある特定人物の接点のみとなっており、基本的にはごらく部と生徒会それぞれに諸空するキャラがその括りの中で物語が展開されてきました。

ですが、今回はごらく部と生徒会の共同作業が物語の主体となっているので、それぞれのメンバーが所属枠を飛び越えて活躍してくれるんです^^

例えば、ごらく部の暴れ馬である歳納 京子と生徒会の暴れ馬である大室 櫻子・・・どちらも同じ系統で面白いキャラですが、これまでは同じ土俵で勝負する事はありませんでした。
ですが今回は歳納 京子と大室 櫻子のキャラとしての面白さ対決、などというドリームマッチが実現できているんです^^

その上、あかりvs向日葵に新鮮さを感じたり、結衣vs千歳といったツッコミ役同士の共演もあるので、1,2期とは違った視点で楽しむ事ができる作品だと思います。

それと、これまでは七森中の生徒を中心に物語が展開してきましたが、それぞれ兄妹がいて、その兄妹同士の繋がりも面白そう・・・というのが私の中での新たな発見です^^

オープニングテーマは、「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」
エンディングテーマは、「おひるねゆにばーす」
どちらも七森中☆ごらく部が歌っています。

60分強の作品です。スタッフが一新され監督、キャラデザも代わっていますが、私は今回のOVAにはしっかり笑わせて貰いましたし、堪能させて貰いました。
秋アニメでの放送が予定されている「ゆるゆり さん☆ハイ! (第3期)」が楽しみで仕方ありません^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「ちょっとだけ何かが変わったような・・・」とは上手いキャッチコピー 原点回帰、ゼロに戻った『ゆるゆり』

全スタッフ一新による『ゆるゆり』のOVA作品、約60分


監督は円宏則・・・じゃwなかったw畑博之w
脚本は横手美智子
キャラデザは谷口元浩
音楽は藤澤慶昌
制作はTYOアニメーション


凄い・・・名作と謳われ、某アニメ賞も受賞した作品のスタッフを総入れ替えとはまさに大冒険、いや「だ★い★じけ★ん~♩」です
主題歌こそイイジマケン、Funtaが手掛けているものの、それ以外全部替えてしまっています


実際に作画や演出の方向性はだいぶ変わっています
まず、『ゆるゆり』の代名詞ともいえる「アッカリ~ン」が完全に封印されてます
ですから今作のあかりちゃんは執拗にディスられたりしません(笑)
"普通に主役っぽい”のです

これはアニメファンの期待と原作そのものの持ち味の差異か、オイラ的には少し寂しい
特に気になったのはテレビシリーズでは大隈孝晴のレイアウト監修と動画工房による所謂"ぬるぬる動く作画”が見せ場として必ずあったのに対し、今作は正直あんまし動かない


根本的に考え方が違うのですね
プロデューサーも前シリーズを意識しなくていい、と畑監督に対し言っています


ただ間違ってはいけないのが、演出の方向性は変わってもキャラがブレたりはしてないことです
だから歳納京子は相変わらず五月蝿いし、結衣センパイは俄然クール、ちなちゅはやはり腹黒い
綾乃がデレて、千歳が鼻血を吹き、ひまさく?さくひま?が案の定イチャつく
さらにちょびっとではありますがお姉ちゃんとか妹とか、ほぼ全キャラ出演を果たし、まさに『ゆるゆり』ワールドのオールスター戦
これぞまさにTHE『ゆるゆり』


肝心のお話は原作の小ネタを拾いつつ、ごらく部と生徒会のオールキャストが一同に会し夏休みにキャンプする、というまあ『ヤマノススメ』的な俗に言う“ゆるふわアウトドア”でしたが、このオリジナル構成はむしろ原作ファンの方がすんなり楽しめるところでしょう
最大の見所はまさかの“着ぐるみパジャマ再登場”とそのパジャマ姿で“『アオハライド』の聖地巡礼をする”ところすかね(笑)


「ちょっとだけ何かが変わったような、それでいて変わらない毎日。」
とは今作のキャッチコピー
上手いですねぇ、まさしくその通りです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

63.5 3 花火アニメランキング3位
これはゾンビですか? 原作単行本付属OVA(OVA)

2011年6月10日
★★★★☆ 3.6 (238)
1365人が棚に入れました
原作単行本8巻付録DVD。TVアニメ13話に該当するストーリーを収録。「ごめんなさい、ごめんなさい」子猫を抱いて、歩の前で小さくなってるこの少女は誰? はい、ヴィリエの女王――最強最悪の魔装少女です……ってホント? 

にしにし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これこそ「これゾン」らしい!

原作ライトノベル8巻の限定生産のODA、つまり放送終了後の13話的な位置づけのものです。

1枚のDVDディスクに3話が収録されています。

1話目が
歩一家が(歩、ユー、ハルナ、セラフィム)ととある縁日に行ったときの話しで、その縁日があまりにも寂れていて歩とハルナがガッカリとするシーンからはじまります。
当然、ハルナが縁日をもっと活気のあるものへとするために、ユーとセラフィムを賞品にして、「にゃんにゃん」できる券を利用して盛大に縁日を盛り上げてくれます。
もちろん歩と織戸、トモノリも参加していますのでバカバカしくカオスな展開になっていきます。

2話目が
肉じゃがのレシピにまつわる話で、
セラフィムが歩にサラスから吸血忍者にまつわるレシピを借りてきて欲しいという命令から話が展開していきます。
サラスから受け取ったレシピはセラフィムに届けられず、トモノリとハルナの手に渡ってしまい、それをセラフィム、ユー、歩で取り戻そうと吸血忍者の寮に忍び込みます。
キャッツ〇イの格好をして。
もちろん、すんなりとは取り戻せずトラップの餌食に歩が犠牲となり、セラフィムの侮蔑に歩が耐え、ハルナの攻撃に耐える歩がいました。

3話目が
校内のカルタ大会の話です。
この話、最後だけ切り取って観てみると平松が歩に寄せる想いが込められたいい話なんだけど、なんだけど、
歩のパートナーが織戸の時点でエロとチラリズムの話になっちゃいました。
もう、対面の対戦相手のスカートの中を少しでも長く見ていたいがために、決勝まで進んでいきましたからね。
決勝の対戦相手は伏せておきますが、歩も対戦相手からのチラリズムに完敗していましたね。

やっぱり「これゾン」はこういう展開が一番面白いと思います。妙にシリアスなシーンが似合わないんですよね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

死亡フラグカルタとか台詞系のカルタ欲しいな・・

2011年6月10日発売の小説第8巻に、テレビ未放送の
1期第13話「えぇ、これが最終回ですか?」付属のDVD。

この手のアニメのお決まりのファンディスクかな?
本編のキャラが祭りやらカーニバルやら水着回で
サービスと笑いに徹した内容のやつです。
今回は煩悩祭りと煩悩バトルと誰得フェチ画像?

この作品は元々下品なネタ全開な部分も有りました
ので、お馬鹿具合がリミッター無しで加速する感じ?

「はい、これが1%の奇跡です」
ふぇすてぃぼぅ~♪ふぇすてぃぼぅ~♪浮かれる
ハルナの一声で、閑古鳥が鳴く祭り会場の境内は
壮絶な熱い煩悩バトルが・・煩悩故に勝利した
モリトが目先の煩悩にダイブする潔さ!?誰得?
な映像がもりもり・・

「ようこそ!危険地帯へ」
ご存知セラフィムの超絶品お料理・・超絶弩S・・
揺れないハルナが揺れるセラを挑発?
何故か秘伝書を廻るバトル、そして何かに覚醒する
あゆむ・・誰得? ぺったんこは正義!・・そして
再び覚醒するあゆむ・・

「1年で一番床を叩かれる日」
たえちゃんの追憶♪ と思いきや、死亡フラグ大会?
えっと・・死亡フラグの台詞を分割したカルタ大会ww
これは結構笑えた♪
例1、読手「此処は俺に任せて」 正解札「先にいけ!」
例2、読手「この作戦が終わったら」正解「結婚するんだ!」
どれも台詞の後は見事な死亡シーンの定番ですね^^;
勝利より座するミニスカの誘惑に煩悩で応えるモリト・・
勝利より大切なものを手に入れた・・サラスバティ
あれ・・最後はたえちゃんの追憶後半。綺麗ですねw

2012年4月には小説第10巻限定版DVDに第2期第0話
「はい、アンコールありがとうございます」を収録。

2012年10月19日発売のコミック版第6巻限定版BRに
第2期第11話「はい、身の丈に合ってます」を収録。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

これはゾンビですか?はい、本編とそん色ない出来です!

本作は「これはゾンビですか?」のアニメ化記念として、原作小説の8巻DVD付き限定版として登場したお話です。時系列的には1期の最終話に続くお話で13話目とされています。2011年6月に発売されており、価格は3,990円です。約24分でテレビの1話分と同じくらいですね。

1話の中に3つのショートストーリーが描かれています。作中に相変わらず歩の「脳内ユー」が登場しますが、2つ目のショートストーリーで平野綾が担当してます。コレがまた全然合ってないw 脳内ユーの中では一番ミスマッチな平野さんでした。そう感じたのは私だけではないはずですw

3話目はこういったオマケ的な話にはお約束のエロシーンがありますw…といってもチラリズムを駆使したソフトなものですが…だがそれがいい!w期待を裏切らない出来ですねw

総評としてはオマケの作品とは思えないくらい本編とそん色無い仕上がりですね、ギャグシーンも満載で相変わらず笑わせてもらいました。また3つの話が入っているにも関わらず無理なくまとめられているので、24分という時間以上に満足感を味わえます。観る機会があれば是非オススメしたい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

65.2 4 花火アニメランキング4位
テニスの王子様 全国大会篇 Final(OVA)

2008年4月25日
★★★★☆ 3.8 (110)
660人が棚に入れました
全国大会決勝、青春学園VS立海大附属。
奇しくも、関東大会決勝と同じ対戦カードとなった。
しかし、コートに整列した両校メンバーの中に、リョーマの姿がない…。
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いよいよやってきました全国大会決勝戦!

TVシリーズから観てきた私にとっては、ようやくここまできた…!な青学メンバーが目指してきた全国大会決勝戦だ。

今回も、相変わらず自然の摂理を無視して、体が光ったりスタジアムから爆音とともに煙が上がったりと、テニスという競技では到底起こりえない現象のオンパレード。この辺がやはりテニプリ。もうこれは名物と呼んでいいだろう。

正直なところ原作を読んでいなくても、TVの頃からテニプリを見ていたら、どちらが勝つかなど見る前から分かり切っている。だから、勝敗以外の何を楽しむか、というのが見る上でのポイントにはなってくる。

そういった点では、いきなりリョーマが記憶喪失になった状態からの決勝大会のスタートは少々意外だった。
これは以前のOVAの感想でも述べたことだが、1試合当たり30分で収めようとするがために、テニプリの持つ独特の演出―1球1球に何人ものキャラが驚きや分析の台詞を入れてきたりだとか、大会に挑むにあたっての知られざるプレイヤーたちの過去の回想だったり…等に時間を裂けず、結果試合を追いかけるだけのアニメに仕上がっている点は残念としか言いようがない。私としては、たった1秒もかからない1球のショットの間に、一体何分費やすねん!という程のキャラ達の挙動を楽しみにしていただけに、これは寂しい。

さらに、リョーマが記憶を取り戻すまでのエピソードまで挟まなくてはならないため、先輩たちの試合のあっさり具合といったら…特に{netabare}TVの時から熱く全国日本一を約束し合った回想シーンを何度も見せてきたダブルスペアの大石・菊丸の扱いは可哀そうとさえ思える。{/netabare}

個人的には最終回の後に1話の焼肉回のようなファンサービス的なワイワイ系のエピソードを持ってきて欲しかったと思うのだが、まだこの後もテニプリシリーズは続くので楽しみはそれまでとっておこう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全・全国編を観ての感想!

テレビアニメのテニプリは観たことあったけど
全国編はなかったので、テレビアニメを観直したので
その勢いの乗ってみた

原作と比べると全体的に駆け足作品だったと思う!
基本、越前の試合以外は1話で試合終了

やっぱり思うのは、これはテニスなのだろうか…?
異常までの個々のスキルの高さ…
もう自然災害レベルのワザとか、やりすぎだよね!
テニスで世界かえれるよ?

でも、なぜかこんなにも疑問を抱くのに
観ていると心が熱くなってしますのはなぜ?笑

映画・番外編?をまだ観ていないので
まだ楽しみはある!

ありがとう!青学!
ありがとう!越前!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

1061000you さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

青天井

全国大会なので仕方ないのですが、
シリーズ中で一番人間離れしていました。

それでも“絶対ありえねー”を受け入れさせてしまう
この魅力がすごいです。

でも、作中での時間経過としては、
リョーマ入学から半年くらい?

それを考えると、
技術とか、パワーとかのインフレ度が半端ないです。
そして、これから先に
まだ話が続いていくのが、さらにミラクル・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

62.5 5 花火アニメランキング5位
ひよ恋(OVA)

2010年7月1日
★★★★☆ 3.6 (94)
572人が棚に入れました
人見知りの激しい西山ひよりは、入学早々事故に遭い、長い間高校を休んでいた。事故発生後、初めて訪れた高校で、ひよりは周りの人と上手く話せず、浮いた存在になっていた。しかし、同じクラスの人気者、広瀬結心のおかげで、クラスメイトとの間の垣根は取り払われていく。皆よりも一歩遅れて始まった高校生活の中で、ひよりはだんだんと結心に惹かれ始めていった。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あまりに可愛くて抱きしめたくなった

原作は『りぼん』に連載中の少女漫画。
書店でとても目に付いて、前から気になっていた。
しかし買うのはちょっと照れくさすぎて、
思わず小6の姪っ子に頼んだらスンナリ貸してもらえた(笑)

高校2年の主人公・西山ひよりは142センチと小柄な上、超人見知り。
入学早々事故に遭ったせいで長期休学していた彼女がようやく登校したその日、
同じクラスの人気者の男子・広瀬と出逢う。
彼の身長は192センチ。身長差50センチの2人はどうなっていくか?な物語。

登校初日、夏の花火、クリスマスなどなど季節感も盛り込みつつ
エピソードとしてはもうテンプレと言ってもいいくらい既視感はあるものの、
もう、ひよりがあまりに可愛くて、広瀬はなかなか性格的にもいい奴で。
おまけにクラスのみんなもいい雰囲気。
ライバル出現か?ってな展開ももちろんあるけれども
そういう恋愛ドラマのワクワク感を望むより、個人的には
ピュアな2人のやりとりを観ているだけでなんだかニヨニヨできてしまう。

別に恥ずかしくなるような愛の言葉なんかいらないのだよ。
さりげない優しさとか、あたたかな気持ちとか、満面の笑みとか
そういうものがあるだけでホッとできる。
それに恋というものは、百人一首が詠まれてたような大昔から
変わらない想いなのだからね。

っとそういえばこのOVAの脚本は、金春智子。
最近だと『君に届け』『超訳 百人一首うた恋い。』なども手がけてらした。
原作にも共通点があるのだろうけれど、似た雰囲気を感じたのはそのせいかも。

好みに個人差はつきものだが、『となりの怪物くん』や『好きっていいなよ。』の
人気を思うと、この作品も観れば好きになる人はけっこう多そうな気がする。
OVAだけじゃもったいないからぜひTVアニメ化して欲しいものだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

ひよこまめ* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ひよこときりん*

原作3巻まで既読です◎

140cmの人見知りが激しいひよりと
190cmのクラスの人気者、結心。
アンバランスなふたりが
逆にお似合いに見えてくる素敵なOVA*

わたしも背が低いので
ひよりんに親近感湧きます。笑
でもあんなかわいい性格ではないので
ちょっと羨ましいです‹‹( ´꒳`♡)/››
声も想像通りでよけい守りたくなっちゃう。。

ゆうしんみたく、
困ったときに助けてくれる
かっこいい男の子もいなかったので
憧れますね~♩*

(( 実際50cmも差があったら恐怖ですけど。笑 ))

ひよりんがひよこなら
わりとマイペースな
ゆうしんはきりんかな~と
思いながら癒されました*
ほんとかわいいなあ~ふたりとも!笑

OVAだけなんて物足りない!
まだゆうしんのいいところは引き出せるはず!
女の子の夢をぜひアニメに(´-`).。oO
漫画も続き、見たくなりました◎

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

身長差に納得がいかない。

少女漫画原作アニメというより、少女漫画プロモーションビデオです。
だから、アニメはイントロダクションのみ。
でも、少女漫画原作なので、ストーリーは言わずもがなでしょう。

主人公は、人見知りの激しい微少女。
隣の席に、誰からも好かれる長身イケメン男子。
以下略。
それにしても、全身複雑骨折って・・・。

気になったのが身長差50cm。
見た目、主人公はイケメンの6割ほどの身長。
イケメンが2mとすると主人公は1m20cm。
80cmの差。
デフォルメなのか?

脇キャラがいい感じ。
某仕事アニメの小鳥遊君のように、ちっちゃい娘好きの女子とか。
貧乏くじを引きまくりのメガネ君とか。
いろいろ話が面白く広がって行きそうな感じです。
それにしても、このクラス皆いい人。
某中二病アニメを彷彿とさせます。
こんなクラスだったら、高校生活楽しそうです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

64.5 6 花火アニメランキング6位
デトロイトメタルシティ(OVA)

2008年8月8日
★★★★☆ 3.8 (108)
410人が棚に入れました
主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クレイジー&ファックなバカアニメの極致

原作漫画が大ヒットしてアニメ化された作品。
全12話、24エピソード構成でPG-12に指定されている(笑)
OVAとして制作されたが、当時WOWOWで放送されていた。
後に松山ケンイチが主演で実写映画も作られて結構話題となっていたけど、
あれからもう7年以上も経つのか。。


因みに自分は原作既読。
タイトルのデトロイト・メタル・シティは、アメリカのKISSというバンドの曲、
デトロイト・ロック・シティをパロっているのは言わずもがな。。

最初に断っときますが、この作品はメタルという音楽ジャンルにおいて、
一般人が抱く「誤った解釈」を前程に、一つのステレオタイプとして誇張して描いたもの。
自分は20年以上HR/HMというジャンルの音楽を聴いているので、
メタルの誤った、偏ったイメージが世間に広まった、
(ある意味正しい面もあるのだが...)
という意味では今作の罪は深い...だが面白いので許せる。。


☆物語☆

簡単に言うと、本当はフレンチポップみたいなオシャレな音楽が好きなのに、
悪魔系デスメタルバンド(と言ってるだけ)をやらされている、という人物が主人公の話。

まぁ、とにかくこれ以上ないほどのバカアニメで、中途半端なものじゃない。
中途半端なギャグアニメは退屈だけど、ここまでバカをやり切ると賞賛するしかなくなる。。
原作の良さや世界観を壊すこと無く再現し、ここまで調理してしまうとは...監督は「蟲師」で有名な長濱博史氏。
本作が初のアニメ監督作品となった。

アニメ化(映像化)不可能と言われたこの作品を成功に導いた要因としては、
1話15分、1エピソードをその半分にした構成の妙と、
プレスコ方式を採用したことによる効果、間の徹底的な切り詰めが大きい。
これによって非常にテンポが良くなり、観ているものを飽きさせない。

どうしようもなく低俗でくだらないが、これがもう清々しさを感じるバカっぷり。
放送禁止用語や不健全極まりない台詞がかなり出てくるが、
これが地上波放送だったら「ピー音」の連続で興ざめするところだろうが、
OVAという手段でこれが規制されなかったというのも、作品の世界観を壊さなかった要因だろう。

個人的には主人公根岸の心の声、突っ込みが最高に面白くバカ笑い出来る。
DMC信者がバカすぎて笑えない所もあるが。。

物語は12話でちょうどキリの良いところで終わるが、これが大正解。
原作は後半になって失速感とマンネリ感が出てくるので、
これ以上やるとつまらなくなる、ギリギリのところで終わっていると思う。

物語の点数を付けるのはある意味悩む(笑)
中途半端な評価はこの作品には相応しくないと思うので、1点か5点どっちかにしたいところだが、
評価不能ということで3点にしておく。

低俗で最低最悪だが、むしろそれがイイ。
真っ当で健全な人には絶対にオススメできないが、ちょっとした時間にバカ笑いしたいものを探しているなら、
うってつけかもしれない。


☆声優☆

主人公の根岸&クラウザーを2人で演じ分けているのがハマっている。
まぁ普通に考えて1人では無理があるけど。。
ジャギ様を蟲師でギンコ役の中野さんが演じているが、
演技は良いけどもう少し若い声でも良かったかな、という気はする(笑)

ヒロインを長澤まさみが演じているが、演技自体は良くも悪くもなく、あえて女優を使う必然性はないと思うが、
当時は今よりも人気があった国民的女優を汚れ役(され役)で持ってきたのはある意味凄いキャスティング(笑)
その他、社長、西田、資本主義の豚、シゲおじちゃん、根岸のお母さん、
後輩の佐治くんは、かなりのハマり役で素晴らしい。


☆キャラ☆

根岸(クラウザー)の存在感はもちろん凄いが、社長や西田、
その他脇役もかなり良い味を出している、まさにクレイジーでファックな奴らだ。


☆作画☆

マンガそのものが動いてる、と言う感じだが、カット割りなんかが漫画そのもので、
これは敢えてやっているんだと思う。
対照的にライブシーンなど、ここぞという場面では気合いが入っている。

作画の評価としていいのか分からないが、画面の大きさ、縦横比をめまぐるしく変えたり揺らしたりしていて、
非常に漫画っぽい観せ方、というか漫画そのもの。
予算もそれほど無いと思われるショートアニメを、こういう映像演出で巧く見せることが出来るのは、
やはり監督のアイデアや個性によるものだと思う。
動きの少なさに不満のある人も居るみたいだが、あのギャップが笑いに繋がっていると感じた。

☆音楽☆

原作の曲、OPの「SATSUGAI」のみならず、頭の悪い歌詞は突き抜けている。
メタル好きからすれば、ちょっとスローな曲が多いかなという気はするけど、
単なる挿入曲を超えた、本気、いや狂気のメタル曲の数々が展開されている(笑)
自分のお気に入りは、「メス豚交響曲」決してカラオケで、女の子の前では歌ってはいけない危険過ぎる曲だ。
因みにサントラがオリコンアルバムチャートで4位を獲得するなど、まさに伝説を作ってしまった。。

そして、忘れてはならないのはEDの外し曲、
カジヒデキ作曲の「甘い恋人」が流れた時の爽快感はなんとも言えず、
これも原作の歌詞をそのまま使って、絶妙に仕上げているな、と感心した。


ここからは余談なんだけど、この主人公根岸は私個人の、かつての同僚と凄く被ってたのも楽しめた要素の一つ。

彼は大学時代からデスメタル系のバンドを仲間たちと初めて、
自主制作のCDがレーベルに評価されてメジャーデビューし、
海外でもCDが売られるようになったんだけど、ライブ活動なんかが忙しくなってきて、仕事と両立できず、
結局バンドは辞めてしまった。

本当はアニソンとかJポップが好きだったのに、
クラウザーさんみたいな顔面白塗りメイクしてステージに上がってた。。
今もそのバンド自体は続いてて、路線はだいぶ変わったみたいだけど、
アニソン系ミュージシャンが結構所属している、とあるレーベルと契約してるとか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

DM&C

DMCと略されるバンド、デトロイト・メタル・シティのボーカル兼ギター、ヨハネ・クラウザーⅡ世の正体は、ポップな音楽が好きな青年・根岸崇一。
主人公・根岸の好きな音楽と求められている音楽・行動が真逆なので、そのギャップで笑うことができる作品。
クラウザーの行動・言動によってファンの間にカリスマ性が生まれて、ファンからは「クラウザーさん」と呼ばれ崇められるようになって、根岸とクラウザーの表裏一体の生活・行動が楽しめます。

簡単に説明すると、デスメタルとポップ、音楽性が全然違う事を利用しているギャグ・コメディー作品です。

作画に関しては、かなり厳しいです。
キャラを強調するためなのか、単に下手なだけなのか分かりませんが、期待はしないで下さい。


【注意】
最近は、雑誌・ラジオなどからの新しい情報を得ていないので、古い記憶だけで記述します。


デトロイト・メタル・シティの音楽について

デスメタルについてあまり詳しくありませんが、自分の聴いていた一流のデスメタルよりは、少し評価が落ちるような気がします。
まあ、カーカス、ナパーム・デスのような一流を求めるのは酷だと思うので仕方がないですが、好んで聴きたい曲だとは思いませんでした。
ただ、バスドラムの使い方等、ドラムの演奏に関しては個人的に好きな音でした。


パフォーマンスについて

パフォーマンスは普通というか、斬新的なアイディアは無かったです。
KISSのライブでは、血糊を吐いたり、花火を上げたり、空を飛んだり、炎を吐いたりしています。
MR,BIGのライブでは、電動ドリルを使って、ギター・ベースを弾きます。
ジミ・ヘンドリクスは、ギターを燃やしています。
ザ・フーは、ギターを破壊します。
プロのパフォーマンスは違うと思いがちですが、日本のアマチュアバンドでも、人間の排泄物を観客に向かって投げたり、観客と殴り合いの喧嘩をしたり等々、色々と話には聞いています。
最近では、アマチュアバンドのメンバーが○○を観客に食べさせた、ということで逮捕されました。
(正確に記述すると内容がグロテスクになってしまい、不快な気分にさせてしまうかもしれないので、伏字でご容赦下さい。)
DMC程度のパフォーマンスで人気がでるのであれば、アマチュアからプロになる事は簡単でしょう。


顔のメイクについて

明らかにアメリカのハードロックバンド、KISSを意識しています。
KISSのメイクは有名です。一時期(クラプトンのアンプラグドの頃だったと記憶しています)素顔で演奏していましたが、あまりにも不評だったのでメイク姿に戻りました。
マリリン・マンソン、ホワイトゾンビ、キング・ダイヤモンドあたりは、まだメイク姿で演奏しているかもしれません。
日本のビジュアル系と呼ばれているバンドは今でもメイクをしているみたいですが、海外では一部のバンドを除いて、70年代(デイビット・ボウイ等)・80年代(モトリー・クルー等)にやりつくした感があります。


カツラを被るのはズルイです。
長髪のメタルバンドは、地毛で伸ばしています。
しかし、最近は長髪のミュージシャンが少なくなりました。
(昔、髪を伸ばしていたベテラン勢ですが、現在ではスッキリした髪型になっている人が多いみたいです。)
カツラを使っている・植毛をしたと噂のあるミュージシャンはいますが、あくまでも噂なのでw


自分は、伊藤正則さんのラジオのコーナー、デスボイス・コンテストやデスライダーなどを聞いていたのでデスメタルには耐性がありますが、あまり音楽に興味の無い人達には、ただ騒がしい音楽としか解釈されそうにないので、デスメタルをおススメできないです。
まあ、メタル系の音楽自体が低迷しているのですが・・・・・orz


以前、コンサートの警備員のバイトをしていた時、モトリー・クルーの公演を警備したことがあります。
楽屋の近くの警備だったので、至近距離からメンバーを見ることができる、夢のような時間でした。
コンサート終了後、モトリーのメンバー、ニッキー・シックスとトミー・リーが楽屋で二時間くらい籠って話し合い(ミーティング)をしていました。
外見・音楽は怖そうに見えても、中身はとても純粋で真摯な態度で音楽に接しているように思えます。
プロフェッショナルなら当然の事なのでしょう。

外見・演奏している音楽だけで人間性を想像する事に対しては、自分は偏見と考えます。



本作品を視聴しても、メタル系の音楽を嫌いにならないで欲しい、
というのが自分の意見・感想Death!!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

いしゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さすがPG-12指定! 家族一緒で視聴は・・・正直危険な作品です。

あらすじはあにこれを参照ください
放映時期 2009年2月~3月 

大分から上京したポップミュージック大好きな少年/根岸は
気付けば ボーカル兼ギターでインディーズ界を席巻していた・・・

音楽やバンド関連の作品って みんな熱くてどこか爽やかさがありますよね
ただ この作品は PG-12作品 普通の作品じゃありません!

爽やか? いやいや 反対に空気が淀んでます  
下品なギャグのオンパレード ある意味”下ネタ直球勝負”!
毒気が強すぎて・・・好き嫌いが分かれる作品だと思います。

この 誰にでも好かれようなんて 全く考えていない潔さ 
好きな人は好きかも○o。.。

インディーズ界でデスメタルバンドとして頭角を現したクラウザー
異形の姿と激しいアクションで次々とファンを虜にしていく!

でも 素の彼は”スウェーデン・ポップ”大好き 爽やか青年/根岸君
この二つの顔を持つ 彼の青春物語

わたしはデスメタルとか全く知りませんが 
クラウザー様の恰好 少しは誇張してるのでしょうか?
ハロウィンくらいでしか見たことのないような格好ですし
もしリアルでこれに近かったら ビックリです。
 
内容は 正直薄いです
観終わっても 何も残らない・・・ 
でも! あえて言うなら 例えばこんな時 おススメです 

〇疲れた時・・・
クラウザー様の歌を聴けば 元気出ます 
画面のオーディエンスも 凄いノリです( 歌詞ほぼ下ネタですが ) 

〇笑いたいとき
やることなすこと 裏目に出る根岸君 
最後は暴走クラウザーで笑いに走る! ( 解決策ほぼ下ネタですが )

〇隙間時間に濃いアニメ観たいとき   
1話15分( 毒気が強くこれ以上は危険!&下ネタ多いので視聴場所大事 )

〇元気のないとき
クラウザー様は 明日なんて観ていません 
でも 今日をしっかり生きてます ただ全く参考にはなりませんが・・・
勇気だけは貰えるとおもいます。

〇仕事中からプライベートなどの 切り替えが出来ないとき
根岸君からクラウザー様へのあの変わり様 見習ってはどうですか?
ただ 見習って大切な何かを失っても わたしは知りません♪
    
ま~多分他にも沢山あるはずでしょうが 割愛(^^♪。 
 
最後に
根岸君が変わらず音楽を好きな所は 情熱を感じます
少しサクセスストーリー的な所もありますし その点は良かったです

今回は 他の登場人物の紹介は省きましたが 
ヒロインも出て 青春したり メンバーと合コンしたり
住んでるアパートの隣のおじいさんと騒いだり・・・
一般的な事も やっていますのでご安心を!

ただ 家族そろっての視聴は・・正直危険な作品ですね。
( 個人的には無理かな・・ )

以上 最後までお読み下さりありがとうございました。



 



 
 





 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

64.3 7 花火アニメランキング7位
サクラ大戦 エコール・ド・巴里(OVA)

2003年3月19日
★★★★☆ 3.7 (45)
200人が棚に入れました
 セガから発売された人気ゲーム「サクラ大戦」シリーズ第3作目を映像化。花咲く都・巴里を舞台に、 巴里華撃団の結成から活躍を描く。帝都での活躍を認められた大神一郎は、新しく結成された巴里華撃団に派遣されることになった。希望と文化あふれる異国の地に意気揚々と向かう大神だったが、そこで待ち受けていたのは問題児ばかりの面々だった……。総合プロデューサー・広井王子、シリーズ構成・あかほりさとる、音楽・田中公平など、これまでの「サクラ大戦」シリーズを支えてきたスタッフが結集。声の出演は日高のり子、島津冴子、井上喜久子、小桜エツ子、鷹森淑乃ほか。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

物語の舞台は巴里へ…巴里華撃団始動!

この作品の原作ゲームは未プレイです。
サクラ大戦シリーズとして6作目に相当する作品である本作の部隊は巴里…
この物語は帝都歌劇団と同じように、巴里で降魔と戦う巴里華撃団の物語です。

時系列的には、「サクラ大戦 活動写真」の前後になります。
大神隊長が花組を離れて巴里に行った頃の物語です。

個人的には何らかの形で物語に花組が絡んでくる…いえ、絡んできて欲しいと終始願っていましたが残念ながら花組関係者で登場するのは大神隊長だけでしたけれど…
あ、名前だけなら米田支配人も出てきていたかな^^;

あの花組をバッサリ切り捨てるなんて…
視聴後にこんなことが一瞬頭をよぎりましたが、巴里歌劇団の皆さんも十分魅力的だったというのが本音でした。
本作は、巴里歌劇団に1人…また1人と仲間が増えていく様子が描かれています。

完走して振り返ってみると、登場人物は違えどキャラ構成は花組にだいぶ似かよっていたように思います。
巴里歌劇団のメンバーを紹介します。

エリカ・フォンティーヌ(CV:日高のり子さん)
修道院の見習いシスター。立ち位置は花組の真宮寺さくらとほぼ一緒です。

グリシーヌ・ブルーメールCV:島津冴子さん)
由緒正しきノルマンディー公爵家の血を受け継ぐ、ブルーメール家の令嬢。立ち位置は花組の神崎すみれとほぼ一緒です。

コクリコ(CV:小桜エツ子さん)
唯一の年少者キャラ。立ち位置は花組のアイリスとほぼ一緒です。

ロベリア・カルリーニ:井上喜久子
彼女が何者なのかは物語を見て貰うのが一番だと思います。雰囲気は花組のマリアに似ていますが、花組には居ないキャラでした。

北大路花火:鷹森淑乃
日本の北大路男爵家の令嬢でお淑やかな大和撫子。この子も花組にはいない独特のキャラでした。

メンバーを5人紹介しましたが、最初はエリアとコクリコだけだったと思います。
紆余曲折を経て途中からグリシーヌとロベリアが仲間になります。
花火は最初からの仲間では無いと思いますが、気が付いたら一緒にいた感じでした。

そう考えると、本作品は原作ファンサービス向けの特典だったのかもしれません。
物語自体は楽しめるのですが、キャラ設定に関する説明が殆どないんです。
それに、物語が端折られているのを如実に感じる場面が時々あったのも事実です。

例えば、ロベリアは仲間になる前の素行や性格は決して良いとは言えませんでした。
だから歌劇団の一員として活躍するには相当ギャップがあった筈なのですが、気付いたら普通に歌劇団の一員として振る舞っていたり…
花火に関しても暗い過去を背負っていたようですが、その核心に触れることはありませんでした。
きっと原作プレイ組の方には通るんでしょうけれど…

ですが、作画の方は良く動いていました。特に「霊子甲冑」はぬるぬる動いていたと思います。
見応えもバッチリでした。

OVA全3話の物語でした。
物語には直接登場しませんでしたが、花組の存在が感じられる構成になっていたのも良かったと思います。
ここに来て思うのは、誰が大神隊長のハートを射止めるのか…と言う点です。
大神本人にその様な素振りは見受けられませんが、パリジェンヌの皆さんは大和撫子とは明らかに一線を画しています。
こんなところも気に留めながら次の作品を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

日高のり子さん、井上喜久子さん、小桜えつこさんの声がよい。
でも、あの帝国華撃団が出ないと物足りない。しかもいつの間にか戦闘シーンでよく分からない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
花の都・巴里を舞台にヒロイン達の素顔を一人ひとりを描いていく。巴里華撃団設立準備から、大神一郎との出会いまでを補完する物語。

1. 夜明けの花
1920年代、花の巴里。美しく華やかなこの大都市にも、帝都東京と同じように魔の手がしのびよっていた。テアトル・シャノワールの支配人グラン・マは、巴里守るべく敬虔なシスター見習いであるエリカを最初のメンバーに迎え、在仏日本大使館の迫水とともに巴里華撃団の結成に動き出す…。彼女たちの見た都市崩壊の悪夢が現実となる日がやってきた。果たして結成まもない巴里華撃団は、巴里の街を救えるのか!?

2. 黒猫と悪女
巴里華撃団・花組の隊長として、帝国華撃団・花組隊長である大神一郎が日本より迎えられ、エリカ、グリシーヌに続いてコクリコが隊員になった。闇のものたちの襲撃に備え、結成後間もなく戦力不足をいなめない巴里華撃団を、さらに強化しようとグラン・マと迫水が動き出す。新メンバーの候補となったロベリアに仕掛けられる罠…。巴里はじまって以来の大悪党と巴里華撃団の戦いが幕を開ける!!大悪党の本来の姿と迫水の切り札とは…!?

3. 恋する都市(まち)
大神が赴任して3ヶ月。花火が加わり、巴里花組の戦力不足も解消されたかに見えた。しかし、個性溢れる隊員たちを、大神は隊長としてまとめきることができず、巴里防衛の任務遂行に一抹の不安を感じていた。一方、グラン・マも、隊員たちに何かが足りないと感じながらも、それが何であるのかつかみきれずにいた。そんなある日、アクシデントが発生。演習用の人造ポーンの制御が利かなくなってしまったのだ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

うああ~懐かしい。。って!3話だけ!?

ゲームはこの巴里編までプレイ。
帝都の推しキャラにごめんなさいしながら、攻略してましたw

ええと・・・

主人公、名前なんだっけな。。そうそう、エリカ!懐かしいw
グリシーヌ、好み的には最もど真ん中だったような。
ロベリア!いたいた。存在忘れてたw
コクリコ!同じく忘れてたけどストーリーが結構好きだった。
そして・・花火!この巴里編では最も感情移入しましたw

はい、ほとんど忘れてました。。w
それだけ懐かしい。楽しみ。。

なのに、それなのに。。。
たった3話って。。。orz

{netabare}
・第1話 エリカ+グリシーヌ
 どっちが主人公でもいいようなルックスですな。
 やっぱ天然系が主人公で吉かと。
 今見ると、グリシーヌはどっかで見たようなカンジですねぃ。。
 バレンなにがしとか、ダクネスとか、セイバーとか。。(ちょっと違うかw)
・第2話 ロベリア+コクリコ
 ロベリアに尺をとってるけど、そんな人気あったんかな。
 コクリコの方が好きなんだけど、するっと出てきたし。。
・第3話 花火+みんな
 って!花火もいつの間にかいるし!扱い小さ過ぎでは!?
 やり直しを要求する~!ハァハァ。。
{/netabare}

OVAだし当たり前ですが、ファン向けであることは否めませんね。
でもこれを機に攻略したいって思うキャラがいれば、それはそれでいい出会いなのかも。

今でもプレイできそうですね。。う~ん、内容覚えていないだけにちょっと惹かれるw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

66.3 8 花火アニメランキング8位
ロボットカーニバル(OVA)

1987年7月1日
★★★★☆ 3.7 (25)
147人が棚に入れました
オリジナルビデオアニメが隆盛となった1980年代中盤に、作家性を前面に押し出して製作されたオムニバス作品である。大友克洋は本作ではオープニング、エンディングを担当しているが、短い時間に大友アニメのエッセンスが詰まっている。タイトルロゴの英字は、ディテールいっぱいに構造物が判別できるよう描き込まれた建造物。それが機械として走って来る構図や、オモチャ箱的で遊園地のような中身が丁寧に段取りを踏んで崩壊していく映像など、まさしく『スチームボーイ』の縮図と言っても良い光景がそこにある。他の作家がそれぞれ「ロボット」をお題に独特の世界を展開する中で、大友克洋はちょっと肩の力を抜いた映像主体の短編をつくりあげている。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ロボットに関するテーマを俯瞰した作品。

 オムニバス形式のロボットをテーマにしたアニメです。ロボットアニメのテーマ性を俯瞰するのもいいし、有名クリエータの力試しを観賞するもよし。非常に興味深く面白い作品です。

 冒頭のOPからロボットカーニバルと描かれた巨大ロボットが出てきます。キャラは一目でわかる大友克洋氏。移動都市の理不尽さがコミカルなアニメの中に不穏なものを感じます。

 1話目はフランケンシュタインもの、です。アンドロイドの暴走と破壊問題です。ロボット、AIなどの負の側面です。まあ、類例は数知れずでしょうね。開発者が地球のようなオブジェを持っていることから、技術による地球征服を目論んだ因果応報とも取れなくはないです。

 2話目はロボットが大切な主人のために自らを改造し戦いに行く話です。ロボット軍団に奪われた少女をロボットが助けに行きます。テーマとしてはロボットの使命と使途そして主人との関係などです。「ビートレス」などにつながるテーマです。「キャシャーン」のロボットによる軍団のイメージも強く感じます。

 3話目は人造の美少女もの、です。働き者の妻に対する不満からか、人造の美少女ロボットを愛でる話です。「おれ等じゃん」という感じでクリエータの自己投影でもあるのでしょう。
 美少女ロボットが「意思」を持ってしまい、愛を訴えられますがそれは主人公の望むものでは無かった。それで破壊するというところが、ポイントになります。我々の2次元やロリなどに対するスタンスと重なります。
 そして、主人公が老後を迎えたときに…という話で、2次元あるいは人工の美少女から逃れられない男の悲哀を感じます。梅津泰臣の美少女が見ものです。

 4話目はロボットはあんまりテーマ的には関係ありません。友達と二股をかけられた少女の前に現れた男の話です。映像的にはロボットですけどね。逆にカッコ悪いロボットに見えるものに恋をする=ルッキズムの否定=本当の恋、と言う風にとれます。恋愛もののストーリーのコア部分と言えるでしょう。

 5話目はロボットと命…早く人間になりたい?でしょうか。核兵器のような映像が出てくるのと、女神のようなイメージが印象的に描かれるます。「火の鳥」のような永遠性を読み取ればいいのかもしれませんし「星の人」のように死ぬことによって、人間と等価になる、と見てもいいかもしれません。

 6話目は日本の職人パワーで西洋機械文明の侵略に立ち向かうという話です。伝統技術の凄さを表した作品でしょう。

 7話目は機械文明の反乱です。これもキャシャーン的です。一人というか一台の原付バイクが機械文明の反乱に組せず、人間の男を助ける…という話に見えます。意図は違うかもしれませんが。
 最近では「VIVY」の終わりの方などでもありましたが、本来人間とパートナーであるはずの機械が氾濫を起こすとは「使いかたを間違える」ということになるでしょう。

 で、EDです。丸い玩具のようなロボットが爆発します。そして冒頭でてきた移動都市のようなものが壊れます。

 全体的にロボット=人間にとっては便利だけど牙をむくと怖い、ロボットと人間の関係性、ロボットの意思などのテーマが描かれていたと思います。

 私的には3話の妻に隠れて美少女ロボットを愛でる話に感情移入しました。映像的にはどれも見ごたえはありますが、2話、7話が良かったです。5話は詩的でいいんですけど作りすぎかなあ。6話が話もテーマもつまらなかった印象です。1話は平凡、4話はなんじゃこりゃ、ですね。

 ということで、ロボットをめぐるテーマを俯瞰したような作品で、難解さは無く比較的分かりやすく含意を提示してくれている気がします。考察や歴史の確認の練習にもいいし、考察の楽しさを知るきっかけになるのではないでしょうか。

 絵も奇麗だし、昔のアニメでゴージャスな作画でした。オムニバスなのでストーリーやキャラに5や4.5はつけ辛いですが、満足度は高い作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

Anna さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

”ロボット”をテーマにした、おもちゃ箱の世界!

8人のクリエータが「ロボット」をテーマで作ったオムニバス作品です!1987年に発売。

"OPENING""ENDING”は大友克洋が担当。
けたたましい花火やファンファーレと共にロゴが登場し、家々を破壊しながら進んでゆきます。さながら、ハウルの動く城のようです。

★森本晃司監督「フランケンの歯車」
初監督作品!世界征服を企むマッドサイエンティストの老人が、野望のためにロボットを作り上げるというお話。
細部まで描かれており、老人のロボットへの並々ならぬ愛と希望が伝わってきます!ロボットが立ち上がる数分間は、すばらしい出来!シュールなBGMをバックに、あの演出は鳥肌ものです!

★大森英敏監督「DEPRIVE」
捕われた少女を奪い返すため自らを戦闘ロボットへと改造し、悪と戦うヒーロー物語。
とんでもない変身っぷりです!敵キャラがハデハデしく印象的。スピード感にあふれ、音楽も架橋になるにつれてテンションアップ!
まさしく、"―完―"という感じでした。

★梅津泰臣監督「プレゼンス」
ロボットである男の首を、少年達が蹴り上げる画から始まる、なんとも奇妙な作品。淡い色彩と繊細で丁寧な絵がとても素敵です。
人物の1つ1つの動作が美しく、見せ方がとても上手!今見ても、色使いが斬新できれいに見えます。作品も音楽も、少し切ない仕上がりになっています…。

★北爪宏幸監督「STAR LIGHT ANGEL」
遊園地での、女の子達のゆれる想いを描いた作品。絵も音楽もまさにこの時代のアニメという感じです!表情豊かな顔の演技が印象的。突如暴れだす悪役ロボットが、かなりハイクオリティーです!

★マオラムド監督「CLOUD」
監督が、かつて自費出版した落書き集「雲と少年」を元にして作り上げたフィルム。鉛筆画と淡い色合いだけで描かれた、絵画的なファンタジー作品。
ロボットは、まっすぐまっすぐ歩き続けます。その上で、雲がゆれ、雨が降り始め、嵐に変わり荒れ狂います。限られた色と線だけで動く映像が、とても洗練されていて印象的。最後にロボットが振り向いた瞬間にとても感動しました。

★北久保弘之監督「明治からくり文明奇譚~紅毛人襲来之巻~」
他監督と作風がまったく違って、舞台は江戸の雰囲気と西洋が織り交ざった日本。街に巨大なからくりロボットが現れ、人々を襲います。愛嬌あるキャラクターが印象的。ロボットの腕がもげてしまう場面は笑えました。

★なかむらたかし監督「ニワトリ男と赤い首 」
深夜の新宿、魔物達の饗宴を見てしまった酔っぱらいの男が、怪人ニワトリ男に追いかけまわされるお話。
動きが活き活きしていて、ディズニーのアニメのよう。たまに出る、影絵的な演出が面白いです!
魔物たちの暴れ狂う姿は迫力があります。

ENDINGは情緒的な音楽のあと、ロゴを爆破することでがっちり締めくくられています!
全部通して見ると、おもちゃ箱にもぐりこんだ気分でした。
こうしてみると、本当にすばらしいアニメは時代を経ても色あせないことを、ますます実感しました。
個人的には、森本晃司監督と梅津泰臣監督の作品が好みです。
このような企画を、今の時代でもやってくれれば話題になると想うのですが・・・。

満足度120%のおもちゃ箱作品でした!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

OP映像だけでもいいから、観て下さい! いや、マジで!!

(2013.6/20)

ロボットを通して、破壊と創造、正義と悪、理想と現実、愛と苦悩を描いた8つの作品短編集。

中でも、作画・音楽・キャラデザともに最高だったのは3つめ「プレゼンス」。もうこれだけで、1クール作品作ってほしいぐらいです。

「プレゼンス」の監督である梅津泰臣さんは、2014年3月現在放送中の『ウィザードバリスターズ 弁護士セシル』の監督なのでレンタル・もしくは全話配信があれば観てみたいですね。

その「プレゼンス」の内容はイノセンスでも取り扱われている、人形は人ではないのか?と問いかけたり、人とそのエゴから生まれた恋愛感情を綺麗かつ切なく描写しているかと思います。

また大友克洋さんも参加していて、彼が手がけた作品は「AKIRA」・「MEMORIES」と観ましたが何で毛嫌いしていたんだろうと自分でも不思議なくらい大友克洋さんの凄さを魅せつけられた作品です。

因みに大友さんがOP・EDアニメーションを担当している訳ですが、そのアニメーションの丁寧・繊細さは圧巻です!

何というか異質な世界観なんですが、どこか惹きこまれてしまう。独特な雰囲気なので好き嫌いが分かれるのかも…

短編アニメ作品で初めてお気に入りのモノに出会えました(^^)

投稿 : 2024/05/04
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