2019年度の神社おすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2019年度の神社成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の2019年度の神社おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.0 1 2019年度の神社アニメランキング1位
天気の子(アニメ映画)

2019年7月19日
★★★★☆ 3.9 (704)
3038人が棚に入れました
「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――

声優・キャラクター
醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子、小栗旬
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

空の青み

新海誠監督作品。

雨の降りしきる東京のとある病室から、
憂鬱に外を眺める少女。
不意に射し込んだ光に誘われ、
少女は不思議な力を手に入れる。
同じ頃、家族と離れ東京に降り立つ少年がいた。

日常への機敏な眼差しは健在で、
映像は満点でしょう。劇伴も素晴らしい。
置き時計、蛇口、錆びた三輪車、雨粒、
きっと配置にまで意味があるに違いない。
…と、思わせる描写の力に感嘆です。
鳥居は現世と幽界を繋ぐ門なのでしょう。

母なる海の物語を壮大に描く「海獣の子供」、
広大で青く美しい透明な空を描く「天気の子」、
重力が躍るその上下運動の美しさに圧倒される。

セカイ系2.0と呼ぼう。
新時代の映像作家として自らを更新していく。
私なりに主題を簡潔に伝えればこうだ。
{netabare}希望的観測に従えば「個の回復」であり、
そして「個々人が繋がる強さ」でしょう。
例え不調和な世界でもいい、君と寄り添う。
歪んだ世界を歪んだまま共に歩こうと。{/netabare}

物語は結末に向け悲劇性は増していく。
ここに於いて、監督たる所以である、
{netabare}強烈なナルシシズムと世界が衝突を始める。
端的にこの衝突には参った。{/netabare}
物語の力は率直に後退だと感じるが、
しかしこれこそ監督らしい感性なのだろう。

なんて不思議な作品なのでしょう、
フィクションが歪んだまま愛を知るなんて。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 72
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人の命は何事にも代えられない尊いものであると言い切った映画

この映画を一言で言い表すのは、とても難しいです。
しいていうならば、人の命は何事にも代えられない尊いものであると言いきった映画だと感じました。
ここまで言い切る新海監督は凄いです。尊敬しました。

物語は、
あるきっかけで、雨天を晴れに変える能力を身につけた少女、陽菜(ひな)。
離島から飛び出し、都会へとやって来た少年、帆高(ほだか)。
この二人が、都会で雨の日に出会います。
そして、帆高と陽菜は、雨天を晴天に変えるための仕事を始めます。

世の中には晴天を望む人が沢山いることを、二人は知ります。
そして、晴天を望む理由も、人それぞれで違うことを知ります。
その理由は、それぞれの依頼人にとって、とても大切なことなのです。
だから、空が晴れ渡ると、依頼人の顔が皆、笑顔になる。
二人は、依頼人の笑顔を見るのが好きでした。

仕事は一見、順調に進みますが、無理をして天気を変えると、それなりの『みかえり』があります。
そのみかえりとは・・・


作画はこの上なく美しい。
但し雨のシーンが多いので、美しさを感じる場面が少ないですが、だからこそ、晴れたときの青空は格別に綺麗に見えます。
音楽も大変すばらしい。
そして、帆高が陽菜をとても大切にしているのがわかるので、思わず応援したくなります。

ぜひ、映画館で鑑賞してください。良い思い出となります。

{netabare}
ところで、
陽菜(ひな)は、子供なのに、弟と二人で暮らしています。
都会で、子供だけで生きるのは、とてもつらいことです。
帆高も、都会で暮らし始めて、子供が一人で生きることの厳しさを知りました。

皆さんは、毎日三食を食べていると思います。
でも、子供が都会で一人で生活をすると、仕事にありつけず、食事もまともに食べられません。

おそらく、皆さんの中には、将来都会で暮らすことを計画されている人がいると思います。
都会は、お金を持っている人であれば、快適な生活が送れます。
但し、都会でお金を稼ぐためには、とても厳しい現実があることも、覚えておいてください。
そして、安易にお金を稼げる悪の道に入ることが無いように、切に願います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作品<商品の視点はそれなりに重要

オリジナルアニメ劇場版 114分


興収250億円。日本歴代4位の記録を打ち立てた『君の名は。』から3年。新海誠監督2019年の新作。
良くも悪くも『君の名は。』以前と以後で語られてしまうのはしかたないでしょう。
立ち位置もこの大作を起点にして、

 1.変わらず好き
 2.以前よりもっと好き
 3.昔のほうが良かった
 4.これを機に新海誠を知った
 5.一貫してネガティブ評価

ニワカな私は4.です。『君の名は。』で知って、『秒速…』や『言の葉…』に流れていった人。
余計なお世話は承知の上で放言しますけど、3.のスタンスの方、ヲタ村から一歩出た実社会では注意が必要です。メガヒット作品だと普段アニメを観ない一般国民の関心が低くありません。しかも好意的に作品を捉えたケースが当然ながら多い。それを事情を聞かずぶった切ってる方の多いこと多いこと。私はドトールで実際に遭遇しました。本人の狙いはともかく地下アイドル好きのキモオタ扱いされ撃沈するのが関の山です。5.も似たようなもんですが「一貫してるのね」と傷は少ない。
『けもフレ』の前と後がどうだ!とか、○○(制作会社)の新作があーだこーだとかは一般人にはどうでもいいことなんで彼らも他人事として聞いてられるのですがこのテの作品はその一般人のテリトリーに入ってることを十分意識しておきましょう。

声優を例にすると分かりやすいかもしれません。先日、民放ゴールデンタイムでの『聾の形』放送に際し、知り合いの非ヲタ一般人に出演声優を説明するにあたってはこうでした。

 主役→『千と千尋』のアシタカ役
 永束→ハリーポッターの中の人
 妹→『君の名は。』のさやちん役

彼らがイメージ湧くのはここまで。ヒロイン役の早見さんは残念ながら「誰?知らん」です。興行収入の多さと一般認知度は比例します。ハリポタは違いますが基本的にはディズニーかジブリ強し!という勢力図の中に割って入ってきた新海さんは凄いと思いますよ。

一般人と共有できるアニメ作品は貴重であると思うので、いつも以上に盛大に脱線しました。
作品単品での評価も気になりますが、マーケティング視点も少しばかり導入しつつ興収含めた一般社会での受け入れられ方も気になるそんな作品という前提で以下。

メガヒットの次に何をもってくるか?

『CROSS ROAD』でミリオン達成。シーンに認知されたMr.Childrenは次に年間チャート1位となる『innocent world』、その次にバンド史上最も売れた『Tomorrow never knows』をリリースしました。答えは簡単。名曲を出し続ければ良いという結論です。もちろんおいそれと真似は出来ません。
次にやらかしがちなパターン、特にここ最近顕著なのがヒットしたものをそのままなぞらえた模倣品を作ること。短期間に消費されること前提であり飽きられるのも早いのでクリエイターには不評。こればかりは会社だったりプロデュース側の方針に依ります。
というわけで最後。目先を変えてくパターン。すなわち王道な売り方。成功事例だとX JAPANが分かりやすい。『紅』でシーンに躍り出てからの次回作が『Endless rain』。前曲の激しい曲から一転してピアノのイントロが美しいバラードです。振り幅で勝負!人気を定着させました。
なお現在の音楽シーンはメディアミックスが複雑すぎて音楽単体評価が難しく該当事例ナシです。


そしてやっとこ作品そのものについての言及になるわけですが、
本作はだいぶ模倣品リリースに傾いてたと思われます。パッと見た感じは「模倣品」。中身は「異物」なんですけどおおむねパッと見た感じで判断しますもんね。別に「俺たちの新海戻っておいで」でもいいのですがせっかくドがつくほどのメジャーに踊り出たんでしばらくは居座っていて欲しいです。、
私は『秒速…』以降しか知りませんが、少なくとも全てボーイミーツガールです。お家芸となってる過去作品のキャラ登壇は本作に限らず伝統芸能といって差し支えないでしょう。実写より美しいともされる作画やモノローグを多用する心情描写は作家の色なので模倣品とまで言うのは酷ですが既視感あることは致し方なし。RADWIMPSの再起用はやり過ぎな感もあり。といったところでしょうか。

『ナウシカ』『ラビュタ』と連発。『未来少年コナン』以降の監督の得意分野である冒険活劇あるいはファンタジーを2本続けてから第3弾では2本立てにトライ。『火垂るの墓』で原作有り&別監督と目先を変えてきたジブリを無条件に賛美する意図はありませんが、早くチームか会社設立しちゃったほうが良い気がします。需要に対しての供給力が足りてないというか今のままでは監督への負担が大きいのではないかと思われます。
ボーイミーツガールの完成系を目指して試行錯誤しているクリエイター!? 技術的には積み重ねを感じる。例えば『言の葉の庭』で培った雨の表現をトレースしてたり違うものを見せたりと。そんな持ち味を楽しみにしているファンも大勢いるためガラッと変えるのは実際難しいところなんでしょうね。


して映画の肝心の中身は?

良いです。ボーイミーツガールは好物だしこの監督の演出する男女の営みも自分には合います。
特にツボにハマったのが新宿の繁華街の裏通りの雰囲気。終電逃してさあこれからって空気や、朝を迎えた時点での気だるさを感じさせるあの雰囲気がよく出ています。

これが家出少年の目にはどう映ったか?

宿無しの不安とおそらく束縛からの解放がないまぜになった心理状態。そんな者すら受け入れる街。“ここではないどこかへ”来た感がこれでもかと出ております。
ウチの中学生の倅が劇場で鑑賞し「面白かった」と感想を言ってましたが、メインストーリーとは別にこのちょっとした淫靡な空気に吸い寄せられたのかもしれないなぁ、と実際の作品を観て思いました。朝オープンしたてのカフェに昨晩オールした若もんがぐったりしてるでしょう?そういうところです。

そして不穏な街には不穏な物語が良く似合う。
当人たちの問題がそのまま世界の危機に直結する“セカイ系”に分類されそうな物語でした。


 “ボーイミーツガール”

 “怪しい街新宿”

 “セカイの危機”


難点はキャラの行動原理がわかりづらいところ。その点はけっこう狙っていたらしく、例えば主人公穂高の家出理由はわざとぼかしているとのこと。自分はあまり好きではないです。
総じて“良い”と感じてますが、行動原理に納得感がないからか主人公らがやや低年齢だったからかは定かではありませんが、結局キュンキュンしなかったので評価爆上がりには至らずでした。

マーケ視点としては合格。メガヒットの次という超絶難易度をクリアしてます。「あー結局アノ作品だけの監督だったんじゃん?」という声がない。充分でしょう。
これで次回作も一般人巻き込んでみんなで楽しめますね。ぜひデートの誘いに新海映画を!
ボーイミーツガールは不滅です。



※閑話休題

■人身御供

ちょいちょい日本文化のわりとコアな部分を突っついてくる作風は今回も。
本質的には巫女さんの役割のお話なんだと思います。

{netabare}現代版の卑弥呼{/netabare}

僕らの血肉に息づいてる感覚をモチーフにしているので賛否はともかくイメージはしやすい。
{netabare}※自然の怒りを収めるための人身御供という概念のことです。
相方が人身御供となることを良しとするか否とするか?本作での結論は観ての通りでしたがあの結論はアリだと思います。{/netabare}

↓ネタバレ
{netabare}今のこの時代に社会正義を捨ててヒロインを取ったる!とやったのは痛快でした。
公の精神は大切です。ただしポリコレ棒をぶん回しての昨今コロナ禍での自粛警察みたいなのとは似て非なるもの。{/netabare}



■東京

{netabare}「街の風景を自分の手で・・・」
「東京だっていつ消えてしまうかわからないと思うんです」{/netabare}

建設会社希望の某就活生の志望動機をふと思い出しました。
もしやこの伏線回収か!?と思いきやところがどっこい消えずにたくましく東京の人達は生きている。
むしろ「埋め立てる前はもともと海だったしね」のセリフにお台場はもちろん江東区あたりもイメージしてそりゃそうだと膝を打ちました。

{netabare}「東京だっていつ新しいものが生まれてくるかわからないと思うんです」にバージョンアップ{/netabare}

自然災害を無視できない風土。だからこそ生まれた“もののあはれ”なる概念。そんな諦観だけに留まらず対となる進取の気性との両輪でここまで続いてきた国なのにどうやら後者の気概が最近弱まっている模様。もう一度取り戻して前を向いて歩いてく。
なんだかんだそんな前向きさを感じるのはエンタメの良い部分が出てるのかもしれません。



視聴時期:2020年7月

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2020.08.22 初稿
2020.10.25 タイトル修正
2021.05.30 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 64

74.5 2 2019年度の神社アニメランキング2位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (418)
1708人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のじゃロリとかそういう奴。おねロリもあるかも?「スーパー仙狐さんタイム」は卑怯(笑)!

== [下記は第1話目視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは読んでませんがとにかく何も考えずに癒されたい人向けと思われる、この分野のエキスパートと思われる動画工房が2019年春クールに放つアニメです。

第1話では、たぶんそこそこ優秀であるが故に便利に使い潰されかけていてストレスMAXなプログラマー中野くんの住むアパートに、神使(しんし)の狐である仙狐(せんこ)さんが現れて食事の支度をしてくれたり癒してくれたりするという、ある意味ストーリーも何もあったもんじゃない的なお話です。

仙狐さんが中野くんのところにやってくる経緯とか何もかもがご都合主義的な話ですが、「深夜アニメなんだからそのくらい夢のような話があっても良いだろう」といった清々しいまでの開き直りを感じます。

そういう作品なので、合う人には合うし合わない人にはまったく合わないと思います。

なお第1話には具体的なエピソードはありませんでしたが、OPの具合から察するにおねロリも用意されているようです。

なお、「スーパー仙狐さんタイム」は視聴者が中野くん視点で仙狐さんの癒しを楽しむという『One Room』的な奴でした。なんてあざといアニメなんだ(笑)!?
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.7.1追記:
最終話まで観終わりました。作中作『稲荷少女ヨーコちゃん』の最終回などもあり(笑)。夜空(そら)とのシリアスな会話があったことを中野くんに気取られないように振る舞う仙狐さん、さすがです!

評点だけ見ると大したことないようですが、視聴満足度は高めでした。さすがの動画工房…(笑)!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ダイレクト癒しアニメ

癒しアニメ枠ってありますけど、
こんなにストレートに主人公を癒すだけのアニメって新しい気がします。

とにかくひたすら甘やかしてもらうアニメなので
多く語る所が無いっす。
仕事で疲れた日に何も考えずに見る作品ですねー

中野もなかなかブラック企業で働いてるなぁ
すごく親近感沸きました。お互い頑張ろうw

仙孤さんの癒しは自分的には基本全部アリなんですけど、
{netabare}
でもでもお風呂回はさすがに色んな意味でアウトな気がしましたw
なんかすごい犯罪臭が…w(年齢的にはセーフなはずですけど)
{/netabare}
人によっては合う合わないあるかもですー

推しキャラはジャスコ
高円寺安子(cv:あやねる)のあだ名っす
割と雑なざっくばらん性格で、環境適応能力が高いなーとw
{netabare}
騒音トラブルが胃袋掴まれて一気に解消w
{/netabare}
それにしてもさらに隣の部屋は阿佐ヶ谷さんだったりするのだろうかw

劇中作品のヨーコちゃんも気になります。
{netabare}
くぎゅうとチバシゲのメインキャストで
狐と狸の争いっぽい

最終回は唐突に始まる逆シャアw なんか作品違くね?って思いましたw
{/netabare}

結構、癒されましたー
何も考えずに見れるのはいいですね~
あと、偶に飯テロあるんで深夜視聴には注意ですよ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

もふもふ好きはおじさんだけじゃないですよ!

あんな仙狐さんみたいな、
モフモフで、家事も有能(最初ちょっと家電品で大失敗してたけど笑)で、
世話焼き好きな神使様なら、
おじさんに独り占めさせるなんてもったいないです!
とりあえず、私ん家にも一体(一魂?)来てくださいませ( ☆∀☆)

現実には無理な分、
よくテンパってるお隣の漫画家のお姉さん、
癒してあげて欲しいなぁ(#^.^#)

ただしあの、
おじさん目線のCpart、
あれって必要ですか?
何かゲームみたいで、
ちょっと気持ち悪いかもw



・・・・・・・・・・・(^^)・・・・・・・・・・

観終わりました。

想像どおりっていうか、
1話目と何も変わらないまま終わりました。
中野さんが、しろちゃんと高円寺さんとも、
仲良しになれたから、少しだけ、
中野さんの生活に彩りができた、かな?

でも相変わらず、中野さんの職場環境は最悪。
ストレス溜まると出てくる、黒いモヤモヤも、
変化なし・・・
ブラック企業と言うより、ブラック同僚(`_´メ)

でもそんな中野さんだから、
仙狐さんも、癒してあげたいって思っちゃうんですよね。
仙狐さんにとっては何百年ごしのお付き合いでも、
中野さんにはこれから一生としても、
ほんの数十年の儚い夢。

人の一生って、
神使や怪にとっては、一瞬なんですよね。
仙狐さんを安心させてあげるためにも、
中野さん、優秀みたいだし、
せめてもっと、福利厚生と職場環境のいい会社に、
転職して欲しいです。

諏訪部さん、お疲れモードはまり過ぎて、
聞いてて可哀想になっちゃうから、
今度はイケボで話せるところが、いいなぁ(-_-;)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

75.0 3 2019年度の神社アニメランキング3位
空の青さを知る人よ(アニメ映画)

2019年10月11日
★★★★☆ 3.8 (232)
1071人が棚に入れました
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。2人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、2人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして金室慎之介の名があがる。あかねのかつての恋人であり、高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が町に帰ってくる…。時を同じくして、あおいの前に、突然“彼"が現れた。“彼"は、しんの。まだあかねと別れる前の、高校時代の姿のままで、13年前の過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会をきっかけに、次第に、しんのに恋心を抱いていくあおい。一方、13年ぶりに再会を果たすあかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

声優・キャラクター
吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、松平健、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

集大成と言えそうな理由

2019年公開のオリジナル劇場版 107分

ここに集う皆さんには“超平和バスターズ秩父三部作の三本目”ですけどなにか?…で紹介は充分かと。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)』『心が叫びたがってるんだ。(2015年)』の流れを汲む4年に一度の超平和の祭典。密かに2023年でまた何かやらかしてくれないか期待してる私です。
制作はCloverWorks。A-1 Pictures高円寺スタジオが改称しただけのようですので、三部作どれも同じ会社&主要クリエイターでの共同作業ということになるんでしょうか。きちんと集大成であることが伝わってくる力作でした。

ただアニメファンだからこその鬼門もありまして、やや一般層を意識した要素が散見されること。ほらほら「万人受け」って言葉は苦手でしょ?
プロデューサーに川村元気氏。オタ全開な新海監督の作品を垢抜けた装いにしメガヒットを飛ばしたお方ですよね。また、売れ筋アーティストの起用&主人公には人気俳優さんを配置ってのでピクッと反応しちゃうところがあります。

岡田麿里脚本ということは、めんどくさい女子だったり青春こじらせ系な物語なんだろうな。今回はマスマーケティングの香りがするぞ。といった事前評価でしょう。その点については良くも悪くも期待に沿ってたと思います。
悪い点は予想の範疇だったこと。常連客が喜ぶいつもの仕様に本作ならではの要素でプラスに転ぶかマイナスに転ぶかどうか。
良い点は俳優さんの演技が想像以上。相生あかね(CV吉岡里帆)と金室慎之介(CV吉沢亮)両名良かったっす。吉岡さんの声質はやみんぽかったり、吉沢さんほぼ2役のようなものでしたが演じ分け出来てました。あと良い点もう一つ。秩父の風景画が過去2作を凌駕する勢い。遠景もありスポットもありました。秩父の宣材資料として申し分なくいくつか組み合わせるだけでPR動画ができそうなくらいです。


周辺はそれぐらいにして内容です。
あらすじは混み入ってるため省略。主人公相生あおい(CV若山詩音)の幼少期にのどに刺さった小骨。その時高校生だった姉のあかねと彼氏の慎之介(しんの)もそれはそれで一悶着あり、が物語の起点。そして時は流れてあおいは高校3年生。人生の分岐点で小骨にどうけじめをつけるのか。
集大成らしくいつもの“こじらせティーン”はもちろんのこと新たに“こじらせアラサー”も加わってやけにめんどくさいことになってます。ファンタジー設定も健在。トラウマ発生地点の13年前で時がストップしてたのか高校生の慎之介くん(生霊!?)が未来の世界に登場し物語を動かします。「おい○○年後の俺、元気でやってるか?」枠。小学校の頃埋めたタイムカプセルを掘り返しそのピュアっピュアな内容に触れて、やさぐれた自分に羞恥の波が襲い掛かってくる感覚に似てます。

青春ものの良さの一つに過ぎ去りし日々への憧憬があります。あの頃は良かった!ってやつですね。
ただそれは視聴者である我々が感じたいことであるわけですが、本作では登場人物にその気があるのです。おそらくアラサーどストライク。社会に出て清濁合わせ飲んでなんとか折り合いをつけてる今日この頃。理と情であれば前者なければ物事が進まないことを熟知してる大人に「大切なのは気持ちだろ!」を突きつけるお話でございました。普段鬱屈してる分心地よさを感じます(笑)

人間関係はやや混み入ってるんですよね。
思えば『あのはな』は ※のネタバレ
{netabare}仲間の事故死という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}

思えば『ここさけ』は ※のネタバレ
{netabare}両親離婚の原因は自分という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}

そして『空青』は ※のネタバレ
{netabare}幼少期発生した姉向けの自責の念(あおい)と時が止まって動けないアラサーとのコンボを{/netabare}
{netabare}同世代の仲間というより大人たちや小学生だったり今までにない縦の世代軸を使って克服する。{/netabare}
{netabare}しかも恋愛要素は過去2作品の比ではないくらいマシマシ{/netabare}

“トラウマ”と“解決メンバー”でみるとより複雑になってることが分かります。三部作の最後を飾るにふさわしいとの見立ても可能でしょう。
そんなこんなで“集大成”を楽しみながら、いつもながらのめんどくさい青春といつもに増して多層化した物語に触れたい気分に合いそうな大人向けの佳作です。
なお自分には混み入った恋愛ベクトルへの理解が不足しているのと、あおいちゃんがめんどくさい通り過ぎて駄々っ子に見えたこともあって嵐を呼ぶ感動とまではいきませんでした。



※ネタバレ所感

■されど空の青さを知る

{netabare}「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」

~を知らず に続きがあることを知ってなんかよくわからんけどスゲーと思ったのはいつだったか…
本作品のメッセージでしたよね。井=秩父、大海=東京みたいな空間的な意味もありましょうが、解釈の拡がりはありそうです。自分はされどの部分を「置かれた場所で咲きなさい」と受け取りました。{/netabare}

{netabare}首を横に振ってみたら周囲を認知できるけれども井戸で遮られたらそこまで。
首を縦に振ってみたら地面と空の青さは確かにわかる。遮るものがない空は井戸の中でできることとしては最上級となりましょう。{/netabare}

{netabare}この縦と横を人間関係に置き換えてみます。
横は言わずもがな仲間たち。同級生ら横の繋がりです。縦は親・姉兄・弟妹・年上・年下の異なる時間軸同志の関係。年齢が違う者らの縦の繋がりです。

繰り返しにはなりますが『あのはな』『ここさけ』はあくまで横の繋がりで完結しているTHE青春ストーリー。縦はあってもスパイス程度でメインには躍り出てはきませんでした。これらは大海を知らないからこその刹那の耀きを感じ取る作品群です。
翻って本作『空青』について
 

 横にしか振ってなかった首を縦に振ってみて初めて見える世界


先述した通りに理解が不足してる俺氏ということで100%楽しめなかった感はあります。
それでも前作以上の深みとコクや雰囲気の良さはこういうところから感じ取れたかなと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

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2020.10.24 初稿
2021.08.14 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 55
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る

世の中は思ったようにならないことのほうが多く、そんなときの悔しさや自分への腹立たしさが身に染みて伝わってくる物語です。

おそらく、順風満帆の人生を送られている方は、この映画の良さが理解しずらいと思います。
でも、失敗や挫折を経験したことのある方が見ると、直ぐにこの映画の登場人物に感情移入でき、感動するでしょう。
最後はハッピーエンドとなる素晴らしい映画でした。

特に若い人たちは、以下のまえおきを読んでいただいたうえで映画を見ると、より一層感動できると思います。

<まえおき>
ガンダーラとはパキスタン北西部にかつてあった古代都市です。
孫悟空で有名な唐の時代に実在した三蔵法師も、ガンダーラに行ったことがあるそうです。
そこに行けばどんな夢もかなう。そんな噂があったかどうかわかりませんが、
約40年前にゴダイゴが歌った『ガンダーラ』は、まさに理想郷でした。

この映画は、まさに理想郷ガンダーラを東京に置き換えて夢を見た若者たちの物語です。


<映画の序章のあらすじ>
※私の思いが含まれています

事故で両親を亡くした二人の姉妹がいた。
姉のあかねは、妹を誰よりも愛していた。
妹のあおいも、姉を誰よりも慕っていた。

だがある日、あおいは、自分のせいで姉が結婚を諦めたことに気づく。
それからは自己嫌悪の日々。
自分さえいなければ姉は幸せになれる…。そんなねじれた考えが日増しに大きくなってゆく。
そしてあおいは、姉を愛するがゆえに{netabare}家を出ることを決意する。{/netabare}

あおいの第一印象は、影と棘とを持ち合わせた少女として映ります。
もし自分が同じ立場だったら、やはりあおいと同じように考え、行動すると思う。
この悔しさを誰にぶつければいいのかと悩むだろう。


姉の元恋人である慎之介は、東京で一旗揚げようと夢を見ていた。
一旗揚げれば、姉妹そろって呼ぶことができる。
そうすればみんなが幸せになれる。彼はそう信じていた。
だが、東京は、そんな夢を見る人がたくさん集う場所。
夢を掴むのは、ほんの一握りの人だった。
さらに、都会で生きていくためには厳しい現実があった。

私も東京に住んでいるので、慎之介の気持ちが良くわかります。
都会で生きていくのは、本当に大変なことです。


そして、ここからこの映画の本編が始まるのです。
ぜひ見てください。


井の中の蛙は大海を知りません。
でも、大海を知らないからこそ、できることもあります。
大海を知ったたがために尻込みして、挑戦せずに諦めるよりも、
大海を知らずに挑戦するほうが断然良い。

たとえ挑戦してその夢がかなわなかったとしても、後悔することはないはず。
挑戦せずに諦めると、一生後悔します。

一度っきりの人生です。
空の青さは誰にでも見ることができ、そして太陽は、誰にでも平等に光を降り注ぐ。
井の中の蛙は、誰にはばかることなく挑戦して良いのです。
挑戦し続けている間は、たとえ何度打ちのめされようとも負けではない。挑戦をあきらめた時が負けなのです。

2019/12/28 一部修正しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 54
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

さよなら少年の夢

制作、超平和バスターズ。

過去と現在をつなぐ切なくて愛しくて、
ちょっと不思議な、二度目の恋の物語。

あいみょんの「葵」が心に響きます。
あの頃の僕たちが、想像した未来は、
きっと希望に満ち溢れた物語だったのだろう。

人生は強大な現実に折り合いを付けて、
どこかもやついたまま、前へと進む。
どこかでケリを付けたいと思いつつも、
時間のベクトルは、巻き戻りはしない。

{netabare}憧れていた音楽生活に打ち込む少女は、
それはよこしまな動機だという。
憧れていた音楽生活を叶えた大人は、
それは望んだ形ではないという。{/netabare}

誰もが過去に置き忘れてきたものがあり、
そこには自分を縛り付ける法則がある。
どんな夢も叶う場所を探すのは青春の代名詞だ。
ありきたりな物語かも知れない。
しかし共感が持てる優しい物語である。

拒絶が僕たちを待ち受けている。
後悔が僕たちの歩みを鈍くさせる。
それでも次へ、次へ。

空の青さを知る人とはそういう人だろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

68.0 4 2019年度の神社アニメランキング4位
放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (285)
918人が棚に入れました
とびっきりの「楽しい」を、キミと!いつもひとりでいること—。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

声優・キャラクター
宮下早紀、高野麻里佳、富田美憂、M・A・O、黒田崇矢
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

大手流通には乗らないゲーム群を愛でる

原作未読


『ボードゲーム』:珍しい素材に興味が湧いたから、が視聴動機。
このテのものは『モノポリー』『人生ゲーム』どころでないくらい数も種類もあることを知って、かつ海外では市民権を得ていますよ!というのに驚いた中学生頃の私。
すっかりコンピューターゲームの水が馴染んでいたものの、会話ひとつで局面を変えたり、プレイヤーが場を作っていくアナログ感には憧れがありました。
ピークは『ロードス島戦記』などテーブルトークRPGの概念を知った頃。結局、TTRPGも本作で紹介されたボードゲーム群にも触れることなく今日に至っております。

あれからもう30年近いのかしら!?
あいもかわらずこの業界が日本でなにかしらインパクトを残した知らせは聞いておりません。
そんな舶来の高尚な趣味を一般に普及させようとしてかどうなのか、さくまあきら氏が『桃太郎電鉄』を、堀井雄二氏が『いただきストリート』をと名作をリリース。それでもコンピューターゲーム止まりで裾野が広まっていってるとは言い難いですよね。

そんな日陰もん(失礼!)ボードゲームに少しでも光が当たれば良いね!と、年末休みを視野に入れた秋クールでの放送にて認知度上がってほしいとのエールをこめての視聴となりました。
いかんせん日本の場合、アナログでのゲームコミュニケーション分野においては『麻雀』が強すぎる事情があるので難しいんだとは思います。

観る観ないは“題材”に興味が湧くかで決めてよろしいかと思います。
自分は若かりし頃に引っかかったものの踏み込まなかった過去があるので迷わずGOでした。


その他興味引く要素は?

1.主要キャスト陣の顔ぶれ:武笠美姫(CV宮下早紀)、高屋敷綾(CV高野麻里佳)、大野翠(CV富田美憂)
 ⇒『はるかなレシーブ』以来の宮下さんが個人的ツボ。富田さんは若手実力派ですね。出演作品ほぼ主役級で出演されてます。そしてピンでの主題歌は力強い歌声が意外な感じもしてGOOD!

2.ボードゲーム屋店長が海坊主
 ⇒伊集院隼人と呼んで差し支えない


なお、女の子のデザインがかわいいとか、物語に起伏があるといった目を引く部分でのアドバンテージはないように思います。
素材の珍しさだけで「面白い!」となるかは微妙な出来でもあります。ついでにボードゲームやりたくなるかどうかも微妙かも。
紹介されるゲームの種類も多く、ルール説明もぬかりはないのですが、いかんせん描かれるのは初心者の集まりなため、例えば、こなれてきてる者同士の心理戦のようにコンピューターゲームのアルゴリズムに収まったゲームの展開とは違うアナログゲームならではの魅力が全面に出てきているかというと弱い気がしました。



■さはさりながら

けっこう面白かったです。
話はぶっ飛びますがある程度の年齢いった方は、特にⅡやⅢあたりの『ドラゴンクエスト』シリーズの発売時期延期理由が“ゲームバランスをより究めるため”だったことを記憶してる方も多いでしょう。
本作ではゲーム制作者の卵である大野翠を通して

 ちょっとした変更で大きく違いが出る

ゲーム制作やプレイの奥深さも浮き彫りにしてました。

{netabare}・みどり制作のゲームを直接いじることで
・だるまさんが転んだをマイナーチェンジしてみたりして{/netabare}

面白さの質がガラッと変わる!

プレイする楽しさと合わせて制作者サイドのつまづきを描いているのは欲張ってた感はあったものの「こういうのって大事だよね」と再認識させられます。


■そういえば…

ゲーム作ってましたね。中学の頃、サイコロの出目で行動が決まるタイプのシンプルなのをいくつか作って仲間内で楽しんでました。
たしかにゲーム性を高めるために、面白くするために日々改良です。想像してみてください。

 どんな選択肢を用意するか?

たったそれだけの要素で全く別物になる面白さと怖さを味わえるのは制作者の醍醐味と言えましょう。
得られる結果を想定して事前に選択肢を用意しとくことはゲーム制作だけに特化した能力ではなく、お仕事や日々の生活にも役に立ちそう。

楽しい人生が送れそうです。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------
2020.02.21 
《配点を修正》+0.1


------
2020.02.21 追記

その後のレビューアーさんからのご指摘で、ボドゲカフェなるものができてたりと日本でも浸透はしてきてるようです。



2019.12.28 初稿
2020.02.21 配点修正
2020.07.08 追記修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

お試しでJKと遊べるお店

原作未読です。

あ…れ?…なんか嘘は言っていないのに
凄く怪しい感じのレビュタイになってしまったw

お話のざっくり概要
ボードゲーム好きの翠ちゃんがアルバイトしてる
ボドゲカフェ
そこにコミュ障のミキと転校生のアヤが突撃訪問
3人の楽しいボドゲ日常が描かれていく…
だいたいそんな感じ

ボドゲおもろいですよねぇー
自分はドミニオンとかあやつり人形とかが好きです
作中で出てきているゲームもどれも面白いですよ。
とにかくゲームして盛り上がっている3人が
とても楽しそうで自分もプレイしたくなりますねー

で、一体どこにいったらJKとお試しで遊べるの?w

翠ちゃんはゲーム作家を目指しているみたいです。

翠ちゃんゲームのレビュー
{netabare}
中々面白そうなゲームでした。
ただ、作中でもいってたように淡々とするかと。

改善点を上げるとするなら逆転要素の追加ですかね
あのままだと中盤過ぎると消化試合になるかな~
(誰が1位になるかほぼ確定してしまう)
古い例えだと中盤過ぎた桃鉄で逆転不可能な感じ

ってな訳で逆転要素の追加と
勝利ポイント以外の付加価値があった方がいいね

付加価値の方は、家具に効果つければ良いかと

例えば
金の招き猫…所持しているだけで毎ターン+1金
高級クローゼット…所持してると1ターンで2回買い物できる

とか
勝利ポイント以外の付加価値を設けて
どの家具を集めるか、ポイント以外の戦略を用意
(拡大再生産系ボドゲの基本ですな)

次にアヤの言ってたマイナスポイントと交換は
いい線いってるのでそこの問題点を解消しつつ
逆転要素にしますか~

置きたいものがポイントを気にしておけない
と言ってたのに猫が特定家具にマイナスポイントは
色々と矛盾してるので要らない家具を用意する

改善案(長文注意)
{netabare}
要素として
「プレゼント」「泥棒」「押し売り」「資金繰り」
を追加

■プレゼント
買い物フェイズでいつでも選択可能
買い物の家具を指定プレイヤーに送る事ができる
当然お金は自腹ね

センスの悪い壺…所持してると-3勝利ポイント
疫病神の置物…所持してると毎ターン-1金

こんな感じでマイナス要素を相手に送れる要素
3人以上でプレイしていたら勝ちそうな相手に
無理やり変なのを送る
但し、家具マス全部集めたら終了はそのままなので
送って終了で勝ち逃げされないようには注意

■ろくでもない泥棒(6)
6のカードを引いた場合に選択できる
6金を得るか、指定したプレイヤーから
6面ダイスの出た目だけ金を奪える
所持金以上の目が出ても所持金まで

■強引な押し売り(5)
5のカードを引いた場合に選択できる
5金を得るか、所持している家具を強制的に
指定プレイヤーに売りつけるを選べる
売る家具の金を相手から奪えるが、
相手の所持金以上には奪えない

■仕方ない資金繰り(4)
4のカードを引いた場合に選択できる
4金を得るか、4金を指定プレイヤーに貸し出す
3ターン後に6金を返してもらう
もし返せる金がそのターンの開始時に無ければ
金の代わりに、貸した側が好きな家具を奪える
相手の行動も少し制限できるけど、
3ターン後なので+2金得るのが正解かは微妙

こんな感じかな

ポイント以外で相手を邪魔できる要素があるだけで
かなり道中の波が大きくなるし

5(押し売り)がまだ出てないと、
気軽にプレゼントできないなどの戦略要素追加

4(資金繰り)で借りた金を返そうと抱え込むと
返すための所持金を6(泥棒)で狙われる

だけど、カード次第だからいつでもは狙えない
ちなみに値が中央帯のカードにする事で
金や買い物イニシアティブだけじゃなく
中央帯にも魅力を付ける目的っす。

自分の家具だけ見てるんじゃなくて
カードの出札の流れや相手の金やポイントで
戦略を変えていく必要が産まれて淡々から脱却っす

後は初期状態で全部の家具をオープンにしないで
10枚ぐらい伏せておいてよいかなーと思った
1ターン経過する毎に1枚めくって追加してく
残りの10枚を予想しながら買い物プランを考える
なんてのも良さげかな~

集めたい家具があるけど、ヘタに目立ちすぎると
潰される要素があるだけで駆け引きは
ぐっと深くなります思いましたですぞ。
{/netabare}

ま、テストプレイしないとバランスが妥当かは
分からないけどねーwww
{/netabare}

OP曲もめっちゃ爽やかで凄い好きです。
なんか聞いてるだけで楽しい気持ちになりますー
あまりボドゲやった事ない人は是非見てみて下さい

一旦、評価は据え置きで。



2020.01.01視聴完了追記
楽しかったですー
偶にボドゲカフェとか行ってるから凄く馴染めました。
1クールで綺麗にまとめたと思います。
OPもEDも凄く良かったですね~

翠ちゃんのゲームレビュー後編
{netabare}
そう改良してきたかーなるほどぉ
カルカソンヌのリスペクト強めw

先約システムで駆け引き性を向上させてきたけど
まだ逆転要素的には弱いかな。
その辺りが、あのうさん臭い日本語使うジョージに
ここで満足して欲しくないと言わせた点かも?

見た目重視に思いっきり倒したのは良かった。
遊びの要素だけで考えてアイデア出してたので
その発想転換はおいら的にも目から鱗ですわー。
「好きだからゲーム作る」って感性はとても大事

でも逆転要素薄いのは凄く気になるなぁ…
先約システム入れたとしても、手役作るだけなんで
例えると、ロンの存在しない麻雀なんだよね。

他プレイヤーのお金に干渉する要素入れる
又は
カタログカードの方の改良かな?

カタログカードの改良案
{netabare}
伏せた状態で各プレイヤーに配る(7枚ぐらい?)
持ってるカタログカードの加点しか得られない
それだけでガラリと変わるかと。

同カタログカードは3枚までの構成で
15種~20種ぐらい用意。
(同カタログカードを複数持ってたら枚数分計算)
ドミニオンみたくプレイによって種類を変更も
ありかも

最後の点数計算の時にオープンにする

他プレイヤーが何狙っているのか予想が必要
各プレイヤーが持ってるカタログが分からないから
中盤過ぎても逆転できそうに思える。

この「逆転できそうに思える」ってのは重要で
実際に逆転できるかどうかは別問題なんだよね。
要は諦めた消化試合が一番つまらないという事

翠ちゃんのゲームデザインに合わせると
こっちの路線の方かな~と思ったです
{/netabare}
{/netabare}

そ、それにしてもも家具って…
お値段異常(´・ω・)(・ω・`)ネー
坂本さんが言ってた事もなんか少し分かるw

是非、ボドゲあまりやった事ない人にも
観て欲しい作品です~

投稿 : 2024/05/11
♥ : 49

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ボードゲームやカードゲームの愛好者は…

いないようで意外といます。でも、特に古典は年々プレイヤーの高年齢化が進んでいるような気がします。

== [下記は第4話まで話視聴時のレビュー: 以下、追記あり] ==
『カタンの開拓者たち』や『Monopoly(モノポリー)』そして『UNO』くらいの知名度レベルになると世界大会なんかもあったりするわけですが、あんまり「女子高生のプレイヤー」というのは見かけませんよね。

本作は、どうやら女子高生であるにもかかわらずそういったゲームの愛好者になる人々を描くお話のようです。

ただ、メインキャラが女子高生というだけで他の登場人物は必ずしも女子高生に閉じていないというのが、ある程度のリアリティーを本作に与えていますね。

私の場合、身近にゲーム愛好者はそれなりにいたので本作は割と好意的に観ることができています。私自身、別に世に問うたりはしませんでしたけどゲームを作る(ルールを考える)とかマイナーチェンジして遊ぶことはしていましたしね。

ということで、たまに翠(みどり)ちゃんの「なんでそんなに文章を読み上げたみたいな説明口調なの?」という台詞やかなり微妙な京都弁に引っかかることはありつつも、本作はそこそこ楽しく観ています。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2019.11.14追記:
第6話まで視聴終了。第6話は翠ちゃんの自作ゲームにまつわるあれこれ。クリエイターに大事なことが色々と出てくる良回。

2019年秋クールベスト10入り候補に急浮上…?

2019.12.23追記:
無事に最終話まで視聴終了しました。キャラの性格に癖はあるものの、わりと王道な感じの成長物語でしたね。

冒頭に書いたゲームの他、水道管ゲームなども楽しんでいた世代のおっさんとしては懐かしい感じもありました。

ボードゲームを題材にした作品の放送提供がボードゲーム屋という辺りにも昭和っぽさを感じつつ、楽しく観ることができました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

64.3 5 2019年度の神社アニメランキング5位
真夜中のオカルト公務員(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
670人が棚に入れました
フツーの公務員になったはずの新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、東京23区すべての区役所に人知れず存在する「夜間地域交流課」だった。そのお仕事は、人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。先輩で課のリーダー榊京一、オカルトマニア姫塚セオに連れられて人の世の理を超越した存在と対峙しに、夜な夜な出勤する。

声優・キャラクター
福山潤、前野智昭、入野自由、遊佐浩二、櫻井孝宏、土岐隼一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自治体のオカルト対策部署もの(舞台が新宿みたいな都会なのは珍しい?)

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作は「月刊ASUKA」で連載が開始されたマンガらしいです。同誌は創刊当時くらいしか読んでいませんが、基本的には若い女性向けの漫画誌であると認識しています。現在は「コミックNewtype」に連載誌が移っているようです。

この世代向けに最近ライトノベル、漫画などで「あやかしがどうのこうの」的なお話が多数ありますが、本作も一応その流れに乗っかった物なんでしょうか?

「自治体がオカルト対策部署を持っていて、主に夜中して妖怪などの怪異に対処するために活動する」的な設定は例えば少年ジャンプで連載していた『クロクロク』などいくつかありますが、場所は多摩であったりとか微妙に都会になりきっていない所が残っている舞台が多く、私の知る限り通常の現代の設定で新宿のような都会の区役所にそういう対策課があるのは珍しい気がします。
(<魔界都市>シリーズや『血界戦線』のように世界そのものが変わっちゃっている話だと都会が舞台の話もわりとあるとは思います。)

ということで作品自体は主に女性向けに作られているとは思いますが、第1話を観た感じではキャラクターデザインなどの好みはあろうかとは思いますが、男性視聴者が観てもわりと大丈夫な感じでした。

『神様はじめました』や『かくりよの宿飯』など、あと方向性は違いますが『楓鹿堂よついろ日和』くらいの感じが大丈夫な男性なら充分に観られると思いました。

部署に新人配属された主人公の宮古新(みやこ あらた)には本人も現時点で自覚していない秘密がいろいろとありそうです。個人的にはこういう少女漫画っぽい作品はけっこう好みなので注目して観ていきたいと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

最終回まで観終わりました。とりあえず毎週楽しみに観ていましたし、アニメを観た結果として原作がわりと面白そうと思えました。夜間地域交流課の面々のキャラ立ても良かったと思います。

安倍晴明絡みの詳細はアニメ化範囲ではわからない点も多いですが、これは原作で追々明かされていくんでしょうね。

ところで「砂の耳」って人語にも応用できて外国語がわかるとかにはならないんだろうか…(笑)?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

レッツ!異種間コミュニケーション(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
妖怪、精霊、神々、などを「アナザー」と呼称し、彼らの起こすオカルトな事案を専門に処理する公務員達の物語。

男ばっかり出てきますが、特にBLってことはないし、安心安全の当たり障りのない作風。、、、だって、公務員ですから(笑)

これといって際立った良さはないのですが、なんとなく、普通に最後まで観られるアニメでしたね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
扱うテーマは、「価値観」。

それぞれの種族にはそれぞれの価値観があり、他種族(人間)には理解できないものだったりする。

そこで、アナザーと言語によるコミュニケーションをとることができる唯一の存在、宮古新 を中心に物語は動いていくのだが、、、

う~ん、飛び抜けた良さがない。

これはしょうがないけど、「アナザーならではの価値観や発想」も、所詮、「サイコパスではない普通に善良人間(作者)」が考えたものだから、視聴者にも納得できる枠内に収まってしまった。理想を言えば、「そんなん思い付きもしませんがな」という、予想のナナメ上をいくような「意味のわからなさ」が欲しかった(そういう意味では、宇宙人との交流を描いた冨樫さんのギャグ漫画「レベルE」は凄い)。

強いて、上記のような「異種間」ならでは軋轢がしっかり描けていたのは、7話のアザゼルに復活させられた少女の苦しみ、叫びくらいかな。あれは聞いてて胸が痛くなった(心に残った)。

キャラクターとしては、やはりウェウェコヨトルがよくできていただろうか。つかみどころのないフワフワしたキャラクターだが、だからこそ、一番の「異種」を感じさせてくれた。8話のお散歩回は、妙なコメディタッチながらも、美しく切ない話。なかなか素敵だった。

ラスト12話に、1話完結の「良い話」をもってくるのは、作品に対する制作の愛情を感じた。ヘタに2期に含みを持たせるよりも、よほどスッキリする。

あぁ、あと、東京各所の風景がわりとちゃんと描かれていたし、新国立競技場が使われたのは、なんだか感慨深かった。リアルタイムで良いなと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
普通は、あのスプレーがヤバい薬品で、幻覚を視ていると思うよな(笑) いや、わりと面白い。新人、神の耳(笑) 超エースになれるじゃん。アナザーと言語コミュニケーションをとれる奴が一人いれば、文字を教えて、種族間のコミュニケーションがとれるだろ。

2話目 ☆3
なんかちゃんとストーリーアニメになってきたな。

3話目 ☆3
妖怪の怖さ。愉快犯。思い、、、出した(笑) 神様か。

4話目 ☆3
神様と酒盛り。ハイエナ、渋い。

5話目 ☆2
言語が理解できても、文化や思考を理解できるとは限らないしね。パンドーラーとは、これまたメジャーどころを。

6話目 ☆2
ストーリーに戻ったね。人間は、圧倒的弱者、なのかな?


7話目 ☆4
なんか、ありがちな動機に、がっかり。もっと、発想の外側の動機が良かったな。なんて迫力のない、逃走劇(苦笑)

ただ、復活を喜ばない、少女の、泣き叫び。あれは良かったな。人間として、何が幸せなのか、アナザーとの価値観の違いが出ていた。

ラストは、まあ平和だけど、目が見えないままにしておくというのも、展開としてはアリだったかな。

8話目 ☆4
後楽園から上野、そして、浅草、押上。歩いて歩けない距離じゃないけど、かなりキツいな(笑)

妙なコメディタッチながらも、美しく切ない話。なかなか素敵な回だった。

9話目 ☆3
踏み潰して、一閃。人間の方が、複雑怪奇。

10話目 ☆3
新国立競技場、ある設定なんだね。繭を作るアナザー。アナザーと神の境目は、格なのか?

11話目 ☆3
アナザーと人間の協力、は分かるし、アナザーの支援は嬉しいけど、アナザーの能力はほぼ使わず、人海戦術、か。

12話目 ☆3
ラストに、ちょっと平和な話をもってくるのは、作品に対する制作の愛情を感じる。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

妖怪、精霊、神々といった超常的存在との平穏を図りながら、都内でのオカルト事件に対応する夜間公務員の物語。

この作品の原作は未読です。
事前情報一切無しで視聴を始めて、気が付いてみたら完走していた…私にとってそんな作品でした。


フツーの公務員になったはずの
新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、
東京23区すべての区役所に人知れず存在する
「夜間地域交流課」だった。

そのお仕事は、
人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。

先輩で課のリーダー榊京一、
オカルトマニア姫塚セオに連れられて
人の世の理を超越した存在と対峙しに、
夜な夜な出勤する。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
公務員の中でもオカルト的な相手との接触を生業とするのは、普通に考えると物凄くリスキーです。
同じ給料しか貰えないのなら絶対配属されたくない部署だと思いますが、新が配属されたのはある意味必然でした。

それは、新たにしかない…かどうかは分かりませんが、少なくてもこれまで登場したキャラの中では新だけが「砂の耳」を持っていたから…
妖怪、精霊、神々、これら一般の人間には感知されない超常的存在を、この作品では「アナザー」と呼んでいるのですが、砂の耳の持ち主はアナザーと対話することができるんです。

アナザーが何を言っているかを理解することができ、アナザーにこちらの意思を伝達することができる…
確かに凄い特殊スキルだと思います。
でも、見方を変えて考えると、アナザーが何を言っているかが全く分からない状態で、これまで超常的存在と対峙してきたことの方が遥かに凄いと思います。
下手したら、相手を怒らせてしまうかもしれない…
そうなったら、相手がどんな手を打ってくるのやら…底が知れません。

何故、新が砂の耳を持っていたかは、彼の出生に秘密があるようなのですが、結局のところ、この件については真相に辿り着きませんでした。
そこは完走しても少しモヤっと感が残るかもしれません。

だから…なんでしょうね。
アナザーに近づきすぎるな…と新が先輩たちから警告を受ける場面を何度も見ました。
そりゃそうです…アナザーと呼ぶ位、人間とは在り方から異なっているのですから…

彼らと対話する以上、ある程度寄り添う必要があります。
それは先輩たちからすると、十分過ぎるくらい危険領域に踏み込んだ行為…
でも対話が、解決に向けた一番の近道ですから…

慎重さを無くして良い訳じゃありません。
新の加入をきっかけに、仕事の仕方が変わりました。
例えば人間とアナザーで酒盛りするとか…

お互いの意思疎通が図れなければ、絶対実現できないことです。
人間とアナザーは共生していかなければいけない間柄である以上、交流は欠かせません。

もちろん、新の仕事のやり方を否定する同業者も存在します。
誰もが砂の耳を持っている訳じゃない…
持たざる者には勝てない…?
特にエリートなら真っ向から否定するでしょう。
じゃないと、これまで積み上げてきた自信を、きっと失ってしまうから…

だれもが能力者ではないんです。
選ばれなかった者は、自らに努力を課すことしかできませんから…
私も選ばれなかった側なので、否定する人間の気持ちは良く分かります。
この作品がスルっと完走できたのは、そんな視聴者に寄り添う視点で物語が描かれているからかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、福山潤さんの「dis-communicate」
エンディングテーマは、土岐隼一さんの「約束のOverture」

1クール全12話の物語でした。
物語は綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
作画も特に崩れや乱れは感じませんでした。
設定も良かったからでしょう…しっかり堪能させて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
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