狂気アニメOVAランキング 9

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの狂気成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の狂気アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.7 1 狂気アニメランキング1位
コープスパーティー Tortured Souls 暴虐された魂の呪叫(OVA)

2013年7月24日
★★★★☆ 3.4 (428)
2115人が棚に入れました
薄暗い廃校の中で目が覚めた直美と世以子。一体ここはどこなのか?先程まで一緒にいた仲間たちはどこへ行ったのか?何も分からないまま出口を求め歩き出す二人だったが、ふとした衝突で離れ離れになってしまい……呪われた天神小学校での絶望が幕を開ける――
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

※グロ注意




・・・・みたいなアニメでした。

元々はゲームが原作みたいですね。なのでアニメの進行も
ゲームチックになってます。

コープスパーティー Tortured SoulsはOVAみたいなので
ストーリーはかなりザックリ進んでいきますが、
中々見ごたえがありました^^

今井麻美さんをたっぷり堪能したい人は、
セリフが多い、中盤~後半オススメです♪

ザクっと真相がわかってしまいましたが、ゲームの方も
面白いかも。

■ゲームもやってみました!
{netabare}
PSPのコープスパーティ ブラッドカバード リピーティッドフィアーを早速DLしました~

TRUE ENDでクリアです。
ゲームをやってみると、省かれているところはあれど、
OVAはかな~り忠実にアニメ化してるんですね。

とはいえTRUE ENDはOVAとは違ったエンドになってます。
OVAは「ANOTHER END」かな?

TUREだと、良樹や由香も生きてます。

で、TRUEをやったら絶対忘れてはいけない、あの人!
世以子ちゃん!

OVAでは被害者第1号のモブキャラ扱いでしたが、
TRUE ENDでは、直美の黒化を防ぐために
いい仕事してます(ノД`)・゜・。
あのメールシーンは泣ける

間違いなく、本作の裏ヒロインですね!

とはいえグロ多めでちょっと疲れました。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なんてゆーか・・隠すとこなし!って感じでした。

あにこれのみなさんのレヴュー観てコープスパーティを観ようと思いました。
原作がゲームと聞き、そういえばお店でコープスパーティを手にとって
裏面読んだことあったな!あれか!と思い出しました。
結局買わなかったので今まで忘れてましたっw


みなさんの言う通り、かなりのグロさでした。
隠すとこなし。みたいな。
体の臓器大量放出です。
私はグロい作品嫌いではないですし、苦手でもありませんが、
それなりに覚悟して観ました。
序盤は臓器とかですぎて、逆にひくというより
あ〜気持ち悪いな・・ってくらいだったんですが
中盤はかなり痛々しい描写がありさすがにドキドキしました(悪い意味で)
心臓に悪いです。

ストーリーはもはやグロさや痛さに気を取られあまり理解できませんでした。
でも最終話4話の、さちこちゃん(メイン幽霊)の過去と
持田の結末は少し悲しかったです。
持田の結末は意味が理解できなかったので調べました。

持田役の声優さん、すごく聞き覚えあるとおもったら
ヨスガの悠役だwって途中思いました。
声優さん意外と有名な方入ってましたねヽ(*´∪`*)ノ"

さくさく見終わりましたが
グロいのがちょっとでもダメな人!決して観ないほうがいいです。
オススメできません><。
ひぐらしとかより何倍もグロいし、なにより痛いです(個人的に思います)
そういうの余裕!って人はチャレンジしてみてもいいかもですっw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

オラこんなパーティ嫌だ(微調整)

30分の4つ。
ロマンホラー。
グロ注意報。

原作あるらしいがやったことは無い。

こっくりさんもどきのお呪いした生徒+αが異空間の小学校に飛ばされて元の空間に戻るため頑張る話し。
こう書くと割りとありふれた設定ではあるが30分×4という構成ということもあり非常にサクサク見れる上に意外と言えば失礼だが話的にも割りと纏まってる印象を受けた。

ストーリーもそれなりに練られてて先は気になるんで最後まで退屈はしなかったしストーリーも訳分からんということもなく比較的分かり易い。
割りと良作なのではないかと。ストーリー部分ね。

グロ描写も最初らへんは、ふーんってな感じで見てられたが中盤?~後半あたりになると、おええええってな感じになって行く。前もどこかで書いた気がするが割りとさわやかなグロはまだ平気だが見てて痛々しいグロは見るに耐えない。例を出すとアナザーとかあの辺。

なのでグロ嫌いならお勧めはしない。最初らへん大したことなくても後々きついかもしれないが人による。

キャラも地味に可愛い&無難なイケメン揃いである。
特に女キャラはあの超麻雀アニメ咲のモブキャラにいかにもいそうな感じで悪くない。一人を除いて。
名前忘れたけどクールなメガネ娘。あの子だけは見た目キャラ的に他とは一線を画していた。
ぶっちゃけタイプだ。出来ればこの子を主役にして欲しかった。
この手の萌えキャラ?の表情の劇的変化所謂顔芸や狂気の行動というギャップはひぐらしに通じるもんがあるが顔芸に限ればひぐらしほどふっきれたものは感じなかったが普通に考えればあちらが異常なだけかもしれん。

まぁそこそこキャラ立ちはしてたようには思う。
思うが、悲しいまでにキャラの格差があるのは構成上致し方ないのだろうか。
パンツ見せるだけに存在してたようなキャラやちょっと目を離した間にいつの間にかいなくなったキャラや結局なんだったのか今でも謎な危ないほうのお兄ちゃんとか主役クラスと思われるキャラ以外のキャラの扱いが多少軽い気がしなくもない。

ではグロなどの物理的恐怖ではない心理的恐怖の描写はどうだったのか。
心理的恐怖ってのは分かり易く言えば和風ホラー的な心霊タイプなやつで物理的なのが洋風ホラーに多いゾンビだの殺人鬼だのあっち系なやつね。
舞台が小学校なんで出てくる霊はやはり小学生が多い。襲い来る霊も例外なく小学生だ。
怨霊なんだから呪いとか念力的ななにかで攻撃してくるかと思いきや清々しいまでに物理攻撃である。
はさみやら首しめやら引きずりやら実に多彩な物理攻撃を見せてくれる。

そういうわけなんで霊的な恐怖というのはほとんど感じない。
むしろ感覚的には洋風ホラーのソレに近い。
色んなグロ描写で誤魔化してるあたりなんて特にそう。恐怖描写がほぼグロ頼りなのが惜しい。

んでは総括。
霊的な恐怖を味わいたいなら他当たったほうがいいがグロ含めての怖さを味わいたいなら満たしてくれそう。
話の流れも基本的に暗く重苦しいがクスッと笑えたりジワッと泣きかけるようなシーンもあって悪くないと思う。

そして最後の締め。ラストの展開も中々味なことをしてくれてる。
正直これは読めなかったのでしてやられたと素直に思う。
かつて欝の代名詞とも言われる洋画ダンサーインザダークのラストを見た時に誇張抜きで数秒思考停止したことがあったがそこまでではないにしても中々来るものがある。しかしこの終わり方は賛否別れるだろう。

期待しすぎずに怖いもん見たさで見るなら思わぬ拾い物になるかもしれない作品。
グロを心から憎むとかでなければ一応お勧め。

それとこれ見て原作気になってプレイ動画なるものを見てみたが結構面白そうだった。
これ見て興味沸いたらそっちも買うよろし。別に制作者の回し者とかじゃないんだからね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

73.6 2 狂気アニメランキング2位
B: The Beginning[ビーザビギニング](Webアニメ)

2018年3月2日
★★★★☆ 3.8 (240)
1236人が棚に入れました
科学者が宇宙平和のために創造していた"新人類"が、完成を目前にして、独自の企みを持つ悪の集団に誘拐される。近未来を舞台にしたオリジナルアニメシリーズ。

王立警察特殊犯罪捜査課へと戻って来た天才捜査官キース・フリックは、ある事件の犯人を追っていた。凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人鬼、通称『Killer B』。犯行現場に必ず刻み込まれた『B』の文字は人々の注目を集め憶測を呼んだ。『B』それは彼女のためのメッセージ。『ぼくはここにいる……』その身を異形に変え、黒羽は届かぬ思いを刻み続ける。キースと黒羽、互いに見知らぬ二人の運命は、やがて一つの陰謀へと飲み込まれていく——

Netflixによる限定配信。

声優・キャラクター
平田広明、梶裕貴、瀬戸麻沙美、東地宏樹、稲葉実、小清水亜美、豊永利行、田中進太郎、後藤敦、森川智之、石川界人
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

蠅の王

ProductionI.G制作、
ファンタジー×サスペンス。

凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人犯キラーB。
犯行現場に刻み込まれた謎の文字「B」、
{netabare}偶発的犯行の水面下で進行する計画的犯行。{/netabare}
天才捜査官キースは事件の真相に辿り着けるのか!?
手に汗に握るサスペンスである。

ファンタジー設定に多少の疑問を感じますが、
魅力的なキャラクターとその巧みな心理描写、
見所満載のシナリオに称賛の声を送りたい。
全話配信の貢献も非常に大きいでしょう、
サスペンスは視聴が断絶するとより難しくなる。

連鎖する猟奇的事件の数々。
{netabare}発見された歴史的碑文の解読。
脚色された真相と踊らされる人々。{/netabare}
懺悔を持たない心は加速度的に悲劇を増幅させ、
来たるべき運命の時を迎える。

あなたでしたか狂気を宿したのは。

アーメン。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 46
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

想定外に挑み続けるメンタル

エログロなんでもアリのフリーダムな姿勢で、
次々と刺激的な展開を繰り出して来る海外ドラマ。
それらが席巻する世界を相手に日本のアニメは何ができるだろうか?

本作はNetflixオリジナルアニメとして得たと思われる予算や環境を、
海外ドラマ級のシナリオ密度という形にして、その問いに答えてみせた野心作。

伝説の敏腕捜査官、サイコパスな猟奇殺人グループ、架空の王国で暗躍するダークファンタジー風のヒーロー。
脚本面でも、作画面でも並の制作体制なら破綻して闇鍋化しかねない水と油な具材を、
一つのアニメーション作品として仕上げた本作は非凡だと感じます。

その情報量の多さには置いてきぼりのリスクが付きまといますが、
私の場合は情報が押し寄せる度に、脳が悦んでいるのが自覚できて幸せでした。

一方で展開、設定等には既視感も覚えたりもしました。
ただ今回の場合は、それも私にとっては助け船でした。
だって、このシナリオ密度で全て未知の要素で物語を構成されたら、
間違いなく付いていけないでしょうw

今の話よく分らなかったけど、もしかして昔見たアニメのあれと似たような物なのだろうか?
とデジャヴも頼りに完走した面も多々あった(苦笑)アニメ鑑賞でした。


ダークヒーローを捜査すると言う無茶にリアリティを与える超展開を眺めていて、
ふと、例えば昭和の人間に、次の時代に最終戦争を妄想したカルト教団が
地下鉄で猛毒をばら撒いて自作自演するテロを起こすから気を付けろ。
と警告しても、誰も本気で聞いてくれないだろうなと言う着想が浮かんで来ました。

夜空を飛翔する魔人の如きイレギュラーなど、常識的に考えれば荒唐無稽ですが、
本作では遺伝子科学の急進や、生命倫理の忘却が重なればあり得る現象として設定され、
天才捜査官は、例え周囲に狂乱した変人と白眼視されようとも、焦点を合わせ続ける。
その飽くなき執念に惹き付けられます。

{netabare}「トラブルってのはプロセスの一つだ。
昔の俺たちは トラブルを事前に対処してきた。
それが間違いだった。だから失敗したんだ。

トラブルやイレギュラーは必然であり要素なんだよ。
排除しちゃいけないんだ。全てに意味がある必ず何かにつながる。」

――キース・フリック{/netabare}


既視感も当てにして高密度の物語を消化する悦びは今作で再認識できたので、
制作が決まっている二期では是非、シナリオ濃度にも慣れたアニメファンに
未知の体験をスパイスして酔わせて欲しい。
今後もよりキモチイイ、攻撃的な姿勢に期待したいオリジナルアニメシリーズです。


余談:本作監督インタビュー(Gigazine 2018年03月02日)にて、
日本とNetflixで異なる規制基準についての言及もあって興味深かったです。
日本では自粛する部分でリミッターを外してフリーダムに表現できる高揚が伝わって来ました。

Netflixがグロに寛容なのを良いことに、
本作は中々の出血多量で耐性のない方には注意が必要なわけですが、
もう一つ警告しておきたいのは画面の点滅について。

何でも日本のアニメ業界では未だに
TVアニメ版『ポケットモンスター』のポリゴン明滅による、てんかん事件が尾を引いていて、
「ポケモンチェック」と呼ばれる画面点滅に関する自主規制が敷かれているとのこと。

今回はそこもフリーダムなのを良いことに、嬉しそうにピカピカしているから危険ですw

特に異形たちの眼。
こやつらポリゴンかwってくらい赤、青に大喜びでパカパカ点滅するからアブナイですw
実際、彼らの瞳のフラッシュは、{netabare}目が合った者の脳を弄くり、記憶を改ざんするデンジャラスな光ですしw{/netabare}

光の刺激に弱い方は視聴の際くれぐれも気を付けましょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

天才と異能と突貫娘

Netflixで独占配信されている作品。

【物語】
構成が綺麗にまとまっていて、とても良かった。
{netabare}1~3話
主な登場人物の紹介と、どこか不思議な事件が、過不足なく語られる。
4~6話
キースとリリィの距離が縮まる。
キースと黒羽の出会い。
そして、黒羽とユナが・・・。
7~9話
交錯するキースと黒羽の過去。
リリィの突貫。
意外なキースサイドの真犯人。
そしてチームの結成。
10~12話
リリィの救出。
黒羽サイドの真の敵。
そして・・・。{/netabare}

サスペンスとグロ、コメディがバランス良く配置されていて、ストレスなく一気見視聴できた。

事件は無事に解決したけど・・・。
「もう少し続きを見てみたい」そんな余韻に浸らせてくれるラストも良かった。

~少し酷評を~
{netabare}中盤で交錯したキースと黒羽。
しかし、ラストが別々な解決になってしまったのがもったいない気がした。
【重度のネタバレです】
{netabare}黒羽とライカの戦いは異能バトル。
キースとギルバートの戦いは頭脳戦。
だから別々に・・・。{/netabare}
そう考えれば分からなくはないんだけど、少しもったいない気がした。
{/netabare}

【作画】
全く言うこと無いですね。
もの凄くキレイで良かったです。

【声優・キャラ】
キース役の平田広明さんはハマリ役だと思います。
リリィ役の瀬戸麻沙美さんも良かった。
リリィに関しては、キャラデザも可愛く、自由奔放なキャラと併せて、とてもお気に入りです。(笑)
カエラのドS発言もハマった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

75.9 3 狂気アニメランキング3位
DEVILMAN crybaby[デビルマン クライベイビー](Webアニメ)

2018年1月5日
★★★★☆ 3.9 (328)
1048人が棚に入れました
永井豪さん漫画家デビュー50周年を記念し、2018年に新作アニメとして蘇る『デビルマン』。タイトルを『DEVILMAN crybaby』とする本作は、「Netflix」にて全世界190カ国に、日本語のほか9ヶ国語の吹き替え版と、25ヶ国語の字幕版で配信される予定です。

声優・キャラクター
内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみ、小清水亜美、田中敦子、小山力也、津田健次郎、木村昴、KEN THE 390、YOUNG DAIS、般若、AFRA

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

悪魔を憐れむ歌

永井豪、画業50周年記念。
湯浅政明監督、制作サイエンスSARU。

ギュスターブドレの挿絵に感動した青年が、
若さと才能で一気呵成に書き上げた魔王ダンテ。
少年向け雑誌が大きな変革期の時代、
連載誌の休刊により、未完に終わるも、
確実に地力をつけ、感性を磨き、
次なるステップへと歩み出していく。
神と悪魔の対立構造が、
逆説的に「人間性とは何か」を問い直し、
見事にブラッシュアップされ結実することになる。
20世紀の黙示録デビルマンである。

湯浅デビルマン、打ち震えました。
よりポップに、より淫靡に、より華やかに、
カートゥーン的演出とフラッシュアニメ技法が、
難攻不落の世界観にこれほど刺激を与えるとは。
このアプローチは驚愕と感動を覚えます。
評価すべきは安直な焼き回しを回避したこと。
そして絶妙にエロいです。

弱い者は死ぬ、弱い者から死ぬ、
人の歴史はまさに「力」の歴史であろう。
SF的なドラマツルギーとヴィジュアル性、
デビルマンは愛を知り愛に泣き、
人であり続ける、今日もどこかで。

これは天才が勝利した「夜」である。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 80

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

人間ならば、恥を知るべきだ。

この素晴らしい作品に、感謝と賛美を!


一切の無駄のない『繊細な線』で描かれた人物、背景、そして鮮やかな色彩で、

淫靡で非情な世界を見事に表現。

私の5感、6感、総てを刺激され、すっかり酔ってしまった。


ちっぽけな『私観』でこの作品の感想を。


神は
『ビンの中で蟻を飼い、それを見ている子供だ』
(私の好きな映画での言葉です。)


悪魔は
人間に、甘い言葉をささやく。

それに流される人間、耳を貸さない人間…
そこで『人』は分岐するのではないでしょうか?

あと
悪魔は「約束(契約)」を守ります。
善も悪も 同等なのです(なんか 良い)

私は、悪魔は『人間に一番近い存在』と考えています。


そして、天使。
一番の『悪』ではないでしょうか?

天使は決して人間を助けません。
意志を持たない存在なのです。
(神の命(めい)のみで存在するともいわれています。)


この作品で
『天使=傍観者』と、私は考えました。

メディアに流され、まわりに流され、意志をもたず…
『悪魔狩り』をする、醜い存在。
(滑稽な現代人への皮肉か、否か?)


神、悪魔、天使、人間、そして『デビルマン』


明君は、子供の頃から、人の為に泣く事ができる、優しく哀しく強い人です。

『デビルマン』になってもそれは変わらず、悲しみを背負いながら、

悪魔と傍観者(天使)と、
涙を流し闘うのです。人間として。


涙には、色々な『涙』があります。

悲しい涙、後悔の涙、悔しい涙…そして
『嬉し涙』



明君は
人にたくさんの『嬉し涙』を流させましたね。


了君の涙も、悲しい、寂しい、そして嬉し涙であって欲しい。



嬉し涙ほど、苦しい涙はないのです。



私も叫びたい、
私を泣かせてばかりの君に


私は実在する人間だということ
いつか君に、温かい涙の意味を、苦しみを、教えたいんだ



明君と了君に
よく頑張ったね、と。。




あー!

電気グルーヴ、光岡自動車、感激でした(泣)



乱文失礼。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

半世紀の時を超え蘇った半人半魔のデビルマン ついにアーマゲドンが映像化

2018年 Netflixで配信されたアニメーション

原作 永井豪 監督 湯浅政明 脚本 大河内一楼 音楽 牛尾憲輔
制作 サイエンスSARU

漫画 1972年~1973年 53話
テレビアニメ 1972年~1873年 39話
OVA デビルマン誕生編 1987年 妖鳥シレーヌ編 1990年 AMON デビルマン黙示録 2000年

多分すべて観たんですが記憶が混乱しています。
永井豪は学生運動から影響を受けたと思われるガクエン退屈男で混乱と崩壊のラストを描き、
少年マガジンに連載したデビルマンでは、テレビアニメと連動する形で、
異形のヒーローデビルマンと悪魔族の戦いを描くはずでした。
実際問題として、テレビアニメは多人数制作、漫画は一人でネームを考えると言う創作法の違いから、
同タイトルで全くの別作品が出来たのは、妥協を許さない永井氏の執念と言えるでしょう。

バイオレンスジャックやマジンガーシリーズでも世界の終末や崩壊を描いた永井氏ですが、
デビルマンは短い作品でありながら別格の評価を受けています。
少年漫画で滅亡ストーリーが初だったのかは分かりませんが、自分が読んだ中では最も古い作品です。
永井豪ファンクラブの会長だった筒井康隆は人類滅亡作を書くぞと宣言しつつ、
1969年に「霊長類南へ」という長編を書いているので、サークル内では盛り上がっていたテーマかも知れません。

50年代から60年代にかけて英米では大量の人類滅亡小説が発表されましたが、
デビルマンもその系譜であることは間違いありません。
これほどの名作がぽっと出であるはずがないのです。
例えばブッダとブラフマーの滅亡戦争を描いたロジャーゼラズニーの光の王など。

永井豪のデビルマンはテレビ版のキャラデザ担当からのスタートであるので、
キャラ造形がキャッチーで分かりやすいことが親しまれた理由だと思います。
デビルマンや妖鳥シレーヌやカイム、ジンメン、魔王ゼノンなど、
非常に優れているとはいえ、テレビアニメの怪物の範囲内です。
しかし、テレビアニメが迷走を始めた頃から漫画版は異常な展開を迎えます。
悪魔が人間に乗り移ると言う古~い発想を現代の若者に身をもって味合わせたシーン。
漫画版では女子高生の制服の下に溶解液を発する化物が見える回。
ここから始まる物語はヒーローものを大きく逸脱した地獄の黙示録です。

なので、前半のヒーローものから後半の種としての運命の切り替えをどう描くかが注目でした。
はっきり言って前半はいらないとも思いましたが、
編集部に却下されたデビルマンとシレーヌのSEXシーンはいれるべきと言う圧力もあったんでしょう。

半世紀近く前の原作を現代の設定でよみがえらせた作品ですから、
いろいろ噛み合わない部分も散見されましたが、ラストまで突っ走る潔さがこの作品の価値です。
ついに魔王サタンの美しいお姿がアニメーション化され、
デビルマンとの因縁も納得できる形(つまり原作通り)で決着がついた決定版。

パタリロに似てるとか変なところに突っ込まず、まずは全身全霊で味わって観るべき奇跡のリメイク。
あっなんかサターニャにも似てるような・・・・

気に入らない部分も多々ありましたが、ファーストインプレッションとしては盛大な拍手を送りたいと思いました。

どっちかと言うと怪作扱いですが。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

62.4 4 狂気アニメランキング4位
大魔法峠(OVA)

2006年3月18日
★★★★☆ 3.6 (217)
900人が棚に入れました
魔法の国から地上の学校に転校してきた少女・田中ぷにえ。
地球征服を目論む彼女が、歯向かう相手に「肉体言語」(サブミッション)でおしおきする。
いわゆる魔法少女アニメのスタイルを装っており、キャラクターも愛らしい少女アニメ風のキャラが揃ってはいるが、棘のある台詞の応酬や血と汗が飛び散る格闘シーンが毎回繰り広げられる毒のあるブラックな内容となっている。

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャイニングウィザード

主人公は魔法の国の次期女王の継承権を持っている 田中ぷにえ(たなか ぷにえ)。
修行のために人間界へ行ったのだが、様々な敵に命を狙われる事になる。

タイトルでは「魔法」の表記がありますが、魔法は ほとんど出てきません。
戦う場面がありますが、魔法を使って戦うのではなく、肉体言語と称されるサブミッション(関節技)で相手をボキボキにしてしまいます。

パンチやキックなど分かりやすい打撃系の攻撃よりも関節技に主眼を置いている事はマニアックな内容なのかな~。

普段のアニメキャラと戦う場面の腹黒キャラの性格のギャプが笑えます。

運動会の騎馬戦では絶体絶命のピンチに陥りますが、反撃の仕方が……
日本史の定説を学べるかな^^;

OPでは燃やしてはいけない建造物に火を放っていたり、EDでは新日本プロレスのロゴマークを思わせるリング上で足四の字固めの掛合いなど、遊び心が満載です。
(四の字固めをかけても うつ伏せ状態になるとかけた方にダメージがきます)
歌詞も過激で、個人的に好きな歌です。

特典映像で関節技の講義をやっていますが需要はあるのか分かりません。
今は無き PRIDE道場 が映されているので、結構貴重なVTRです。
声優さんにチュークスリーパーをかけるのは危険性が高いのでダメでしょう。
(喉が潰れたらマズイですからね。)

武藤敬司のドラゴンスクリューからの足四の字固めや引退した格闘家ヴォルグ・ハンを知っている人には たまらない内容でしょう。

魔法少女物を期待した人には残念な内容かもしれませんが、ブラックユーモアが大好物な自分にとっては十分満足できる内容でした。
(第一次UWFの時代や地味な関節技が好きだという理由もあるのですが^^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

そもそも魔法少女アニメの常識なんて以前からなかったという話

「魔法少女まどか★マギカ」が従来の魔法少女アニメの常識を覆した作品ですって?
確かにそうなのかもしれませんが、
この作品もまた魔法少女アニメの常識を覆した、いや、ぶち壊した作品の1つです。


ただし斜め上にだがな!!!


2006年の作品で、1話15分×8話という構成です。

OPの歌詞で「リリカル トカレフ キルゼムオール♪」
ってもうこの時点で嫌な予感がしました。
そしてそのOPの映像で金閣寺や国会議事堂などが炎上している横で
主役である魔法少女の田中ぷにえが楽しそうに踊っています。

もうこの時には疑惑は確信に変わりました。
「あっこのアニメの製作者は頭がおかしい人だ」と。

調べてみると監督・脚本は「+チック姉さん」のレビューでも言及した
「よんでますよ、アザゼルさん。」や「撲殺天使ドクロちゃん」の水島努監督です。
やはりあなたか。。。

話の内容はOPに輪をかけたキチ○イっぷりです。
魔法少女田中ぷにえの必殺技は
「プリンセスアキレス腱固め」「プリンセス脇固め」といった
肉体言語なるサブミッション(関節技)が中心です。
もう魔法少女なんて名乗らずグラップラー田中ぷにえと言われた方がしっくりきます。

1話目から魔法世界以上のクレイジーワールドを確認できると思います。
それを堪能できるかどうかは、はっきり言って、人を選びます。

もちろん僕は・・・堪能しましたw

僕はあまり声優さんとかを気にするタイプではないので、
狂気の鬼畜魔法少女田中ぷにえの声優が
「レールガン」の御坂美琴役の佐藤利奈さんと友人に聞いた時は
「マジで!!?」と驚愕したことはこの作品の内容以上に覚えています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

物足りないかな…?

アニメーション制作:スタジオバルセロナ
2006年4月- 2007年3月に発売されたOVA。

原作は『月刊少年エース』などで連載されていた、大和田秀樹によるギャグ漫画です。

【概要】

魔法の国のプリンセス・田中ぷにえが修行のために地上の学校に通って起こす、
様々なトラブルを楽しむコメディアニメ。
どす黒くて暴力まみれという、斬新な魔法少女像がセールスポイントです。

【感想】

売れっ子アニメ監督・水島努は、
チープでナンセンスなショートギャグアニメも得意としています。

観たところ、あんまりギャグが面白くないですね。
パロディや風刺を抜きにしたら大和田秀樹のギャグセンスはこんなもんかもしれない?

バイオレンス魔法少女が視聴者の意表を突いたハチャメチャをいろいろとやらかすハイテンションアニメ!
今までの魔法少女の既成概念を覆す血みどろでブラックな展開を楽しむというコンセプトは理解できるのですが、
お笑いのセンスが自分に合わないのか?
昔のギャグアニメだから、その時代にリアルタイムに観てないと鮮度が落ちてしまうのか?
ギャグアニメは笑えるかどうか?が全てですので、ちょっと個人的には厳しいですね!
大和田秀樹といえば今は『モーニング』で連載していまして、この人の作品には独特の魅力はあるのですけどね…。


短いですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

64.7 5 狂気アニメランキング5位
ねこぢる草(OVA)

2001年2月21日
★★★★☆ 3.5 (134)
541人が棚に入れました
本作が制作される前に他界した漫画家・ねこぢるによる『ねこぢるうどん』の各場面をモチーフに、幻想的かつ暴力的な世界観を表現したアニメがオリジナルビデオアニメーションになって登場。ある日、ねこのにゃっ太は、病に臥せっていた姉のにゃーこが死神に手を引かれて家を出て行ってしまうところを目撃する。にゃっ太はにゃーこを連れ戻そうと奮闘するも、にゃーこは魂の半分を死神に奪われてしまった。それ以降、にゃーこは生気が抜け、腑抜けたようになってしまう。そんなある日、何気なくでかけたサーカスのテントで、2匹は現実と妄想が入り混じった不思議な世界に巻き込まれてしまう。こうしてにゃっ太は、偶然にも元気なにゃーこを取り戻すための冒険に繰り出すことになったのだった。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

考察したい人向けの難解さが面白い作品

ねこぢる原作だが、ねこぢる氏が亡くなられた後、制作された
ものすごくシュールなオリジナルショートアニメ作品。
2001年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて優秀賞を受賞した。
作画、演出、脚本は湯浅政明、監督は佐藤竜雄。

キャラクター自体は、キモ可愛い部類に入ると思う。
物語も、病気で寝込んで魂の半分を死神に取られてしまった姉の
にゃーこを助けるべく、さまざまな試練を越えていこうとするロードムービー。
残酷で、ちょっとグロで不可思議な独特の世界感に観ていて圧倒される。
一見すると脈絡のない、支離滅裂な映像の連続なのだけれど、
根底には深いメッセージも込められているのだろうことはわかるし
そのあたりを深く考察したい人向けな作品とも言える。
僕も考察レビューとしてあらためて編集してみようかと思っているけれど、
今現在集中できない環境下にあるので、またの機会に(苦笑)

にゃんこが主人公だからといって決して子ども向けのカワイイものではなく、
残虐、残酷、不気味さを苦手とする方にはおススメできない。
逆に、幻想的で狂気じみたシュールな雰囲気やアート的な作品が好きな方は
一度ご覧になってみることをオススメ。

個人的には、そういったブラック的な独特の世界も含めて、
ねこ目線の低いアングルから捉えた視界や、昭和中期頃のノスタルジックな風景と、
擬人化したねこの家族をけっこう楽しめた。
セリフはほとんどなく、意思表示はほんの時たま登場する吹き出しだけで、
語りすぎるナレーションが入るわけでもないので、その静けさがなおさら
この作品の抽象画のような雰囲気を引き立てているようにも感じた。

30分程度の短さなのに、考えれば考えるほど時間が経ちそうな物語。
観る人を選ぶ、好みの大きく分かれる作品とも言う難解さ。
こういうのが好きな人、きっといるよね?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44
ネタバレ

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

なん・・・だ・・これ・・は

ラブリーなニャンコ姉弟が大活躍!
「にゃっ太」は姉の「にゃーこ」を救うため、冒険の旅へ。
そこで出会う様々な生き物達。緊迫感がありつつも、ホッコリするやりとり。
そんな雰囲気の中でも、しっかりとメッセージが込められていて意外と深みも感じられる!
心癒される、ハートフルニャンコ萌えアニメ!

・・・と思って視聴を開始した私が愚かでした。

エグい。グロい。悪夢。もうカンベンしてくれぃ・・・でも柔らかい。
地上波では放送できない内容。いや、OVAでもアウトじゃないだろうか。
宇宙の隅っこでならOKが出るかもしれない。

もう、どうレビューしていいもんか・・・。
象徴的なシーンのオンパレードで、これすぐには解釈できません。
人間社会への強烈な風刺、価値観の多元性・・・
などが描かれているシーンはいくつか拾えたのですが、
おそらく他の7~8割くらいは見逃している気がします。
エンディングまでメッセージ性の塊です。

制作はJ.C.STAFF。
くぎゅーくぎゅーアニメ作ってる方がよっぽど健全ですよ。
精神に風穴あけられるわよ!
そのふざけた幻想・・・に取り込まれる!!
・・・あーもう何書いてるか分かりません。
2周目に突入すれば解釈もできそうな気がしますが、
しばらく無理です。


「2001年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて優秀賞を受賞」(wiki参照)だそうです。
しっかり芸術作品として高評価されております。
あぁ文化庁。日本ってすごい国です。

・・・もうレビューになってない?
ごめんなさいごめんなさい。
気楽なニャンコ萌えアニメだと思って観た私が間違っていました。
あとは、皆さんに丸投げします。宜しくお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★以下、2周目視聴後の感想を。ネタバレ要素を含みますので、視聴後にお読み頂ければと思います★
{netabare}
色々と救いの無いようなことがあるけれど、まだ半分。
引き返せるかもしれない。いや、方向を修正して進めばいい。
とはいえ、それでも、すべて正しい結果になるとは限らない。
私達の見ているものは、一方向からのものに過ぎないのだから。

2周目を観終わった時点で感じた、本作品の主張です。
でもまだ半分くらいしか消化していない気がします。
グロ表現に目を背けたくなりますが、背けてはいけない。
直視して初めて見えてくるものがあり、それを見るべきなのです。
{/netabare}
本当に深い作品。
初回視聴とは違う意味で
「なん・・・だ・・これ・・は」
という感想を持ちました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

お寿司ちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不条理でシュールでサイケなカタストロフィ

10年位前に見ようと思って、そのまま放置してしまっていた作品。
アニコレの棚見ていて他の方のレビュー読むと、
30分くらいのショートアニメでサクッと見れそうなので早速。

原作者のねこぢる死後の作品にもかかわらず、
過剰で不条理なねこぢる節はしっかり描ききれていた。
その上、単なる輪廻転生ではなく人間存在の宿業までをも、
サイケデリックでダウナーなテンションで紡いでいく映像に圧巻。

とにかく、鬱、グロ表現が過剰。
主人公が、人ではなく動物におきかえることで、
さらに凶暴さを加速させている。

元々、鬱で救いようのないカタストロフィーの連鎖の世界感は、
アニメにすることで、原作漫画以上に、
夢の深淵のようなシュールで幻想的世界観をつくっていた。
(ガロの逆柱いみりとかの漫画をロードムービーに仕立に
したような感じ?)

どうやら、四畳半神話体系でも有名な湯浅政明が、
監督を手がけているようだ。
かなり特殊なものの、映像は本当に素晴らしい。

ただ、技術的な面を除いて、この手の作品は、
気難しく構えてみるのでもなく、
シュールなサイケデリックの文脈で観るべきだと思うので、
「何でこれが、こんなことになるの?」とか、
「なんでこれが、こんな形してるの?」とか、
ゲラゲラ笑いながら面白さを見つけるべきだと思う。
なので、映像自体も、日本より海外の方が需要がありそう。
アングルやレイアウトなどの演出も、10年前のアニメにしては、
かなり先を行っていたんじゃないかと思った。

当時、2001年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で
優秀賞を与えた審査員の審美眼は、色んな意味ですごいと思う。

こういった点から、アートよりのシュール作品が好きで、
サイケな映像を楽しめて、尚且つ、鬱グロに耐性ある方以外は、
面白くもなんともない作品ではないかと。

自分的には、たまたま思い入れもあったので、大当たり。


重症の鬱グロ作品を求めている方なら、
ねこぢるの夫(現ねこぢるy)の鬱グロの最高峰漫画家 山野一
の漫画が最凶なのでオススメです。
「四丁目の夕日」「夢の島で会いましょう「混沌大陸パンゲア」」など、
生きていくのが嫌になるほど人間の負を見せつけられる大名作。

絵もえげつなくて汚いし、人生のトラウマになる悪書なので、
読まないほうがリアルに支障をきたさないと思われます。
山野氏の漫画は、所持してるだけで人格を疑われるレベル(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

59.0 6 狂気アニメランキング6位
コゼットの肖像(OVA)

2004年4月11日
★★★★☆ 3.3 (92)
458人が棚に入れました
倉橋永莉 (くらはし えいり) は日本の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生。ある日、香蘭堂に主人から送られてきた「呪われし器物」古びたベネチアガラスのゴブレットから見えた、美しい異国の金髪碧眼の少女に思いを寄せる。永莉は人ならぬもの、その少女、コゼット・ド-ヴェルニュ (Cosette d'Auvergne) とのひそやかな逢瀬を心地良く思うが、一週間後の夜、悲劇は起こる…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「化物語」「偽物語」でおなじみの新房監督 2004年の作品

「化物語」や「偽物語」などで一躍ヒットを飛ばした新房監督の
シャフトを制作拠点とされる直前の作品(全3話のOVA)で
今の作風の原点を随所に感じることができた。
ちなみに制作は童夢。

ジャンルとしては、サスペンスやミステリー的な要素の強いゴシックホラーだが、
ちょっと異質な純愛ストーリーとしての側面もある。

また、ヒロインのコゼットの声を、公開オーディションで選ばれた
新人の頃の井上麻里奈が務めており、梶浦由記プロデュースにて主題歌を唄い、
そのまま歌手デビューも果しているので、ファンの人は必見かも。

主人公は商店街の中の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生 倉橋永莉。
ある日、香蘭堂に送られてきた「呪われし器物」と言われる
古びたヴェネツィアン・グラスのゴブレットに、美しい金髪碧眼の少女が映りこみ、
それ以来彼女に想いを寄せるようになるのだが、というお話。

コゼット・ド-ヴェルニュという名の彼女の正体は?
コゼットに何があったのか?
そして惹かれてしまった倉橋の運命やいかに。
ということで、独特の雰囲気に惹き込まれ、一気に観てしまった。

登場人物はほかに、神社に住む霊感のある女性や、女医、
倉橋の先輩や同級生の女の子など。

正直言って化物語などの作品のほうが面白いし、完成度が高いとは思った。
でも演出面での意欲的な取り組みは、それまでになかった感覚をすごく感じるし、
全3話と短いし、アンティーク好きの人は観ておいて損はないと思う。

ただし、興味が持てないとかなり眠くなる、かも。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「アニプレックスが放つ本格ゴシック・ロマン」という位置付けの作品です。

2004年に発売されたOVAで全3話の作品です。
ジャンルは「ゴシックホラー」との事ですが、視聴してみると純愛要素が強い作品だと思いました。
純愛・・・なのですが、愛の方向がちょっと歪んでいて捩れている、そんな感じを受ける作品でした。

視聴のきっかけはBSでの放送だったのですが、本作品の監督を務めた新房昭之さんが本作を『魔法少女まどか☆マギカ』の原点であるとのコメントが決め手となりました。
まど☆マギの原点・・・と言われると、気になっちゃいますよね^^

本作の主人公は、骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする倉橋永莉(くらはし えいり)。
ある日、彼は古びたヴェネツィアン・グラスに可憐な美少女を目撃します。
彼女の名前はコゼット・・・
主人公は、金髪で碧眼の持ち主である彼女の徐々に惹かれ始め・・・悲劇とも言える愛の物語が動き出します。

コゼットという少女は一体何者なのか・・・
なぜ、コゼットは主人公の前に現れたのか・・・
そして、なぜ主人公はコゼットに没頭するようになったのか・・・

OVA3話の中で、これらの謎が解き明かされていきます。


まど☆マギとの関連性ですが、物語の途中で出てくる背景に、まど☆マギっぽさがあったかもしれませんが、それ以上の共通点は私は見い出せませんでした^^;
一応2巡したんですけどね・・・少し残念です^^;

でも、この作品の持つ独特の世界観は嫌いじゃありませんでした。それに梶浦由記の音楽が、独特の世界観に彩りを添えています。

また、このOVAはCV陣も豪華なのが特徴だと思います。
斎賀みつきさん、井上麻里奈さん、豊口めぐみさん、能登麻美子さん、田村ゆかりさん・・・
井上さんは、この作品がデビュー作品だったそうです^^

少し難しい作品ではありましたが、視聴して良かったと思える作品でした。
まど☆マギとの関連性については、再度視聴して確かめてみたいと思います^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まどか☆マギカの原点のアニメ

OVA3話でゴスロリホラー+恋愛ってところかな?

新房監督曰く、まどか☆マギカの原点になった作品。
今から9年程前の作品で評価がいまひとつですが、ある程度叛逆の物語を見て理解できた人に見て欲しいアニメ。

リアルで見たわけではありませんが、たぶん当時は設定や背景、ストーリーは受け入れられなかったのではないかな?

見る人それぞれ受け止め方や感じ方もさまざまかと思いますが、かなり「まどか☆マギカ」に共通する部分はあります。

音楽担当は梶浦由記さんで、これはもうぴったりで言うことありません。

今なら理解していただける人も多いのではないかなあ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

66.5 7 狂気アニメランキング7位
KEY THE METAL IDOL(OVA)

1994年12月16日
★★★★☆ 3.7 (67)
324人が棚に入れました
 科学者の娘をモデルに作られたキィが人間になるためにアイドルを目指す長編OVA。「うる星やつら」をてがけたスタジオぴえろが制作に携わっている。ロボットであるキィは3万人のファンを得ると人間になれると聞く。東京で再会した親友の厨川さくらと共に同居していたが、彼女の不思議な力に宗教団体やプロデューサーなど多数の人が惹きつけられていく…。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

友達3万人出来るかな?ひたすら不気味なロボットアイドルミステリー

主人公の巳真兎季子は、自身を祖父の武羅尾に作られたロボット「キィ」だと信じていた。
「本当にキィを思ってくれる友人を3万人集めれば、キィは人間に生まれ変われる」
という祖父の遺言を実行するべく、キィはアイドルを目指すのだが様々な奇怪な事件に遭遇する
展開が進むごとに深まる謎、事態は混沌していく・・・

OVA全15話、うち14話と15話は95分の超大作
ここまで力の入ったOVA作品ってなかなか無いですね

ジャンルとしてはSFミステリー?でしょうかね?
SFというには、ちょっと設定に甘さがあるので(かなり興味深くはあるが)
謎に満ちたミステリーとして見るのがいいでしょう。
ちょっとグロいシーンもあるし、終始不気味。
人を選ぶ作風なので、一話でダメだと思ったら素直に切りましょう。

この作品は序盤から設定や状況を十分に説明せず、ポンポン話が進んでいく
それでいて不気味で暗い雰囲気、謎だらけのまま13話まで続きます。
13話までに色々なヒントが隠されていて、13話までが出題編とも言えるでしょう
14話が解答編で15話で一気にラストへ突っ走る。
謎を謎のまま終わらせず、ちゃんと解答を用意しているところはいいですね。
こんな面倒なストーリー構成さえしなければ、もっと支持されたはずなのですが
敢えてそういう作りをしている作品みたいですw

ストーリー自体はかなり練り込まれていて、難解というわけでもないのですが
視聴者が積極的にのめり込んでいかなければ、なかなかついて行きづらい作品です
キャラも演出もストーリーも何もかもが異質。それゆえに、決して万人受けはしません。
謎の展開、不気味な雰囲気を噛みしめながら、
物語に入り込んでいける人でなければ楽しめません

この作品の出来が良いか悪いか・・・判断は難しい
種明かしもちょっと強引ですし、娯楽性に欠けると言わざるを得ない。
しかし、練り込まれたストーリー・独特の世界観・オリジナリティという面でみれば
突き抜けた魅力があって、よくぞここまで作りあげたなと・・・・賞賛したい。
深いテーマ性も潜んでいる作品で、色々と考えされられることもある。
他の作品には絶対にあり得ない魅力が詰め込まれています。

「KEY THE METAL IDOL」という作品は「KEY THE METAL IDOL」という作品を本当に愛している人に捧げる
そういった制作者の意図が明らかに感じられる作品で、はなから大衆受けを狙っていません
そういう意気込みで、これだけの大作を作り上げたというのは本当に凄いと思う

コアなアニオタのなかでも一際コアな人におすすめする作品です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ロボットモードの巳真兎季子に惚れました

 実はこの作品をレンタルした時は、第一巻だけ観て、鑑賞するのを止めた。理由の一つは、「3万人の友達を集めることが必要」ということが、いかにもビデオを3万本売らなければ採算がとれない、という都合を露骨に表して視聴者に泣きついているように感じて腹が立ったからだ。
 しかしそのことよりも、ヒロインの兎季子(キィ){netabare}が本当に機械仕掛けのロボットと理解して、しかもそ{/netabare}のロボットが人間に変わるなんて、未来でない現代の技術水準では有り得ないバカバカしい設定だ、と感じたことのほうが大きい。キィが人間の自覚を持つ時には、ロボット構造が腸とかヒトの内臓と入れ替わるパターンが提示され、キィがロボットと生物体のヒトとを行き来していることを表現している。{netabare}このパターンはシンボルの積りのようだが、第5話辺りまで見続けなければ、「自分がロボットである」というキィの単なる思い込みという重要な設定を理解できない視聴者は多かったはずだ。{/netabare}その結果『バカバカしい』となって、多くの視聴者を逃がしてしまったに違いない。おそらく興業的には赤字で、アニメの脚本・演出としては『不出来』の極みだ。
 YOUTUBEで外国字幕のを無料で鑑賞できるようになり、ようやく全話観て、全ての登場人物の趣が理解できた。特にヒロイン巳真兎季子は私にとって最高のキャラですね。これだけで、この作品の不出来さが霞んだ。「あばたもえくぼ」という言葉があるが、本作についての私の物語評価は、作品全体の評価を上げるための大幅な贔屓です。
 「ゲル」がロボットの動力と制御の基となっている設定は、よく考えたと思う。
 新興宗教を描いたのは面白い発想だ。インパクトもある。しかしオウム真理教事件のせいでおそらくマイナス要素とされてしまっただろう。残念だ。
 音楽は申し分ない。特に、「キィのララバイ」は素晴らしい。岩男潤子さんの歌唱がいつまでも耳に残る。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

ねねねねの さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キイというキャラクターが魅力的

グロいとレビューにあったので覚悟してましたが
アキラと比べればそこまでではないです。
事前情報で変に意識して構えて見てしまっていけませんでした。

作画:安定して良いです。エロくない乳首描写アリます。
声優:岩男潤子さんに長沢美樹さんというド安定かついい演技に震えます。
キャラ:最後まで見て無駄なキャラが居なかったのが凄い。
    やはりキイちゃんが魅力的、さくらちゃんももちろん。
音楽:特別な歌がありますが、なかなかに良いです。
物語:すこしややこしく複雑です。

この作品は
物語的に超盛り上がる!超やったぜ!スッキリサイコー!という
カタルシスはありません。
ただ観終わるとキイという存在がじんわりと心に残ります。
不思議と、子どもが巣立っていくのを見ている気持ちになりました。

バイオレンスなテーマかつSFですが、完全な創作世界での作品かと思いこんで観ていると混乱します。
思いのほか現代の日本社会、そこにちょっと特殊な設定が加わる…
パラレルワールドという感じですね。ちょっと陰鬱ですけど。

後半、ほぼ丸々説明回があり、そこでようやく色々な答えが出ます。
道中やきもきしつつも、起こってしまった事を傍観しつつ
KEYの選択を見ましょう。

雰囲気に惹かれた方&なるべく続けて観れる方にはオススメ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

67.6 8 狂気アニメランキング8位
ぬるぺた(Webアニメ)

2019年10月1日
★★★★☆ 3.5 (95)
323人が棚に入れました
天才少女「ぬる」は、お姉ちゃんを事故で亡くしてしまう。でも大丈夫!持ち前の知識で、大好きだったお姉ちゃん「ぺた」をロボットとしてつくることに成功!ただ、ロボットとして復活したお姉ちゃんは生前よりも、ちょっとちがう?妹「ぬる」と、姉ロボ「ぺた」が繰り広げる、姉妹ドタバタコメディ!『お姉ちゃん! コンセント抜けてるよ!』

声優・キャラクター
和氣あず未、上田麗奈

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

満ち溢れている愛情

小学生なのに天才発明家の ぬる。
姉の ぺた が交通事故で亡くなってしまい、ロボットを作って姉の面影を残そうとした。

ジャンルとしてはSFコメディなのかな?
ロボットが出てくるのでSFという事にします。

作中のチャーハンは愛情の塊。
見た目は……体に悪そうな色をしていますね。
ぺた姉の料理が無理ならば、ぬる妹が作ったらいいのです。
逃げてばかりが得策ではありません。
対案を提示しないと現状打破できませんし。

テーマは家族愛でしょうか。
食事を作る。
家事としては普通の事です。
日常の事なので気が付かないことが多いですが、
毎日、3食作る事は難しいです。
栄養バランス・美味しさ・見た目などなど、キチンと献立を考えます。
料理を作ってもお金は貰えません。
何故、料理をつくるのでしょうか?
それは、愛があるから。
所謂、「無償の愛」という奴です。
赤の他人に料理を振るう事は少ないです。
そこには家族愛がありませんから。
料理は愛情。
料理をする、という作業に感謝しながら食べないと罰が当たりますよ。
お腹いっぱいなら仕方がないですが、残す事は御法度。
出された料理は完食して、片付けなども手伝って下さいね。

ぺた姉役の声優、上田麗奈さん。
最近、CDを発売したという事でラジオや曲をチェックしてみました。
普段の話や歌声。
抜群です。
特に息を吐き切って空気を吸う音。
ブレス音という奴なのかなぁ。
上田さん自身は意識していないのでしょうが、とても魅惑的な声。
あとはキャラを演じた作品が売れるだけ。
今のうちから推しておくと良いですよ。

1話だけ視聴した人と完走した人とでは本作品に対する印象が違います。
それは終盤を見ないと分かりません。
3話切りしないで下さい。
ショート作品なので、完走する事は簡単です。
家族愛が垣間見れる貴重な作品。
見逃すなんて、もったいない。
もったいない お化けです。
今日も家族団欒。
家族を大切に想う事ができます。
短いショート作品だと侮る事無かれ。
愛情が見られる素晴らしい内容。
気になっているだけの未視聴の人の背中を押す事となったら幸いです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

貴方はご飯をちゃんと食べてますか?

このサイトに集われる方で、一人暮らしをされてる方も多いと思います。

あなたがもし、学生でしたら
貴方はご飯をちゃんと食べてますか?
学校にはちゃんと行ってますか?
友達をつくってますか?

そういってくれる方がいるのでしたら、
貴方は、その方からとても愛されています。

この物語は、そんなことが最後にわかるアニメです。
最後に優しい気持ちになれます。
但し最後まで見ないと、このアニメの良さは理解できないでしょう。

全話で80分もかかりませんので、視聴されることをお勧めします。

ところで、
物語に出てくる紫色の暗黒チャーハン。
あれは、好奇心で一口だけ食べてみたいですね。
でも二口以上は、絶対に食べたくないです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

意外としっかりとした・・・

最終話まで視聴。

和氣あず未&上田麗奈のコンビで送るドタバタコメディ。

そのくらいの認識で視聴していたんですが、終盤の展開は意外でしたね。
まさか、しっかりとした設定があったとは・・・!

視聴して損はない作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

58.1 9 狂気アニメランキング9位
世にも恐ろしいグリム童話 日本昔話(OVA)

2009年9月21日
★★★★☆ 3.3 (26)
193人が棚に入れました
ベストセラー『本当は怖い世界の童話』をベースに、誰もが知っているグリム童話と日本昔話をオリジナル・アニメ化。長年語り継がれてきた子供向けのストーリーの中で、世にも恐ろしい残虐性が浮き彫りになっていく。

触手大魔王×糖分王 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

昔話って実は残酷

グリム童話…まあ昔話ってやつが実は残酷だったりするって有名ですよね。

収録されてる灰かぶり(シンデレラ)、ヘンゼルとグレーテル、青ひげって見ましたがR指定されてるだけあってなんか異様な感じでした。

中でもヘンゼルとグレーテルが怖かったです。
何考えてるか分からないし、不気味な上にかなり知能が高いのだからこんな子供がいたら、ちょっとトラウマになっちゃうかも--;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最強のトラウマアニメ(R-15)

こんなアニメ・・・なんで作ったんでしょうね?
しょうもないホラーアニメかなぁ〜と思ったら・・・
とんでもない内容ですわ・・・マジで怖いw本当にひどいw

複数の童話を紹介する感じで話が進むんですが、その童話は凄惨な内容にアレンジされています
最初のヘンゼルとグレーテル編はマジでやばいです
ヘンゼルとグレーテル編に限って言えば、ホラーアニメとしては最高傑作だと思う

独特の作画でキャラデザ自体がもはや恐怖w
とりあえず一回見て欲しいアニメだけど
これビデオレンタルしてんのかな?w

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

えんd さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

やっぱり

グリム童話をもとにしているだけあって、かなり独特な物に仕上がっていると思います。世界観的には本当にグリムから持ってきているのですが、もとの残酷な描写をしていたりするので、結構ブルーな気持ちになるかもしれないです。

しかし、そういうのが大丈夫な人なら見てもらいたい作品ですね。もとがグリム童話なだけあって話のクオリティが高いです。

全体の感想で言うと作画はまったく安定しませんね。しかしグリム童話独特の雰囲気や臨場感は、しっかりと表現されていて黒のグリム童話というにふさわしいドロドロ具合です。
様々なアニメ表現が使われており、気が付いた全話見終わっていました。とてもいい作品だと思うのでブルーな展開が大丈夫な人は私からお勧めできる作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4
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