無限ループTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の無限ループ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の無限ループTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.2 1 無限ループアニメランキング1位
BACCANO! バッカーノ!(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2757)
15277人が棚に入れました
三百年前、船の上で錬金術師達は不死の法を手に入れるため、『悪魔』を召還したのが全ての始まりであった。悪魔は錬金術師達に不死の酒を与え、唯一死ねる方法と召還主だけに不死の酒の製造方法を教えた。しかし、その次の日の夜、錬金術師達の内の一人が仲間を喰い始め、彼らはその魔手から逃れる為、世界中に散り散りとなった。そして禁酒法時代のアメリカ、不死の酒を巡り、バッカーノ(馬鹿騒ぎ)が始まる!

声優・キャラクター
小野坂昌也、あおきさやか、吉野裕行、宮本充、小林沙苗、藤原啓治、阪口大助、小林ゆう、園部好德、森田成一、広橋涼、千葉進歩、太田哲治、伝坂勉、有本欽隆、菅生隆之、中田和宏、伊藤美紀、後藤沙緒里、神田朱未、子安武人、三宅健太、山口勝平、安井絵里、大林隆介、佐々木誠二、若本規夫、井上麻里奈、羽多野渉、伊丸岡篤、永澤菜教、平野俊隆、古澤徹、楠大典、斎藤千和、亀井三郎、伊藤静、神奈延年、大畑伸太郎、高垣彩陽、斧アツシ、長克巳、塚田正昭、速水奨、西本理一、河本邦弘、浪川大輔、金光宣明、成田剣、坂口候一、相馬幸人、こぶしのぶゆき、西村知道、岡田三利、麻生智久、杉田智和

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

素晴らしきシナリオ+ミリアおもしろすぎ!

まず、ミリアが可愛い!おもしろい!!
アイザックとのコントはリアルのどのお笑い芸人よりも笑えますww

特筆すべきはシナリオです!
ストーリーにスピード感があり、なお刺激的で非常に良い!
ただ、序盤は世界観を理解するのが大変。そして、時間軸が多少前後するため、結構難しい内容と言えます。
しかし、その分クオリティの高さは素晴らしい!!

しかしその分、内容の濃さ、面白さには目を見張るものがあります!序盤で意味が分からないと切らずに、辛抱強く観て見れば、すぐに馴染んで、引き込まれていくこと間違いなしです!!

音楽はEDが少し物足りない感もしますが、OPはアニメーションを含めて総体的に良いと思います!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人生を謳歌せよ

デュラララ!!の成田良悟原作。

冒頭からハイテンションの主題歌、
オープニングが最高にカッコ良く痺れる。
ガイリッチー「SNATCH」への、
オマージュなのでしょうか。
ここだけでも見所ありでしょう。

物語はタイトル通り、
不死の法を巡っての「馬鹿騒ぎ」、
多数の登場人物の視点で語られる群像劇。

1931年、舞台の中心となるのは、
大陸横断鉄道フライングプッシーフット号。
{netabare}多数勢力による抗争勃発、銃撃戦の始まり。
誰が裏切り者なのか!?誰が不死者なのだ!?{/netabare}
個性的なキャラとテンポの良い演出、
古き良き時代の洋画を見ているようだ。

生き残り勝ち上がり、
そして王冠を奪い取るのだ。

単純明快、人生は謳歌した者の勝ちだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パズルのようなアニメ。一気見しないときついかも

原作未読。
1話だけ観てしばらく止まっていました。
ややこしい会話と次々に切り替わる画面のせいで、疲れちゃって……。
ようやく視聴に踏み切れました。

1930年代のアメリカを舞台にした群像劇。
明確な主人公が存在しません。
{netabare}……とはいうものの、私にとってはアイザックとミリアが主人公。
二人が出てきたときの安心感は異常ですw{/netabare}

多くの人がどこかで目にしたことがあるだろう、オシャレなOPが目に付きます。
軽快なジャズに乗せて暴れ回るドタバタなOPシーン。
そこからライトな作品をイメージするかもしれませんが、内容は結構ヘビー。
殺戮、拷問、動物虐待などが平気で出てくるので、実は気軽に観られたもんじゃないです。


さて、大きな特徴は、いろんな年代、いろんな人物の視点をいったりきたりすること。
しかも、登場人物が多く、1度観た程度で、名前を正確に覚えるのは不可能に近いです。
その代わり、圧倒的な個性と豪華キャストによる声で覚えにくさをカバー。
「あ、○○したヤツだ……名前忘れたけど」
「あ、このしゃべり方には覚えがあるな……名前忘れたけど」
こんな感じになります。

この作品は、見せ方がポイントなんですよね。
原作では時系列通りに話が進んでいるようなのですが、アニメ版は時系列がバラバラ。
何十回も年代ジャンプが行われます。

パズルのピースだけ「ハイ」と受け取り、色々組み合わせてみて、徐々に形が見えてくるのを楽しむ。
そういう目的で作られたのは明白です。
受け身ではなく、視聴者自らが考えないと話が見えてきません。
しかし、この構成のおかげで「一つの出来事に対して存在する、複数の視点」というアニメ特有のテーマが生まれています。
同じ青のピースでも、海の青だったり、空の青だったり……人物の服かもしれない。

実際、「このシーンでは一体何が起こっているんだ?」という疑問が生まれます。
そして、別の視点で「ああ、このキャラの視点で見たらこうなっていたのか!」とか「ああ、このシーンに繋がっていたのか」と、真相が見えたときには気持ちがいいもんです。
ただ、ようやく全体像や、時系列がつかめてくるころには、もう終盤。
できあがったパズルの全容も、それほどたいした内容ではありませんでした。

それでも、派手なアクションシーン、事件が見えてくる過程など、楽しかったかと聞かれれば、楽しかったと答えます。

なお、流し見ではほとんど内容が掴めないと思います。
頭の中がBACCANO!(馬鹿騒ぎ)になります。
また、間を空けてもきついものがあります。
たぶんまた見直すハメになります。

時間のあるときにじっくり、かつ、一気に観ることを推奨です(13話+番外編3話)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

64.7 2 無限ループアニメランキング2位
メカクシティアクターズ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (1196)
5649人が棚に入れました
引きこもりの青年・シンタローは、パソコンに住み付いた電子の少女エネとともに、部屋の中で鬱々と過ごしていた。壊れたキーボードを買い換えるため、デパートに出かけたところ、なんと人質テロ事件に巻き込まれてしまう。そこでシンタローは謎めいた人物たちに遭遇する…

声優・キャラクター
阿澄佳奈、花澤香菜、甲斐田裕子、宮野真守、柏山奈々美、立花慎之介、富樫美鈴、保志総一朗、寺島拓篤、中原麻衣
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まどマギX物語

・・・風な演出でいい味だしてます^^

ニャル子まんまのエネがかわいいです。
エネがPCにいたら欲しいですね^^

■第2話
{netabare}
2話目から、置いてけぼり状態です><
エネちゃんどこいった??(笑)
これから点と点がつながってくるのでしょうか?
{/netabare}

■第3~4話
{netabare}
3話目にしてようやく1話とつながりました~
・・・と思いきや4話目でまた新キャラと謎展開が・・・TT

宮野さんキャラが面白い^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 62

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これはまた…評価の難しい(;・д・)

ニコ動、ボカロや原作などの予備知識なしの
状態で視聴を開始。

特殊な能力を目に宿す少年少女の姿を描いた作品。

この作品の視聴を決めて棚に入れる際
あまりの評価の低さに驚きました。
シャフト+新房監督作品でなぜこんなに??

その原因は視聴を重ねるごとに明らかになりました。
視聴者が置いてけぼりになるよーな物語の構成。
分かり難い時系列の変化とストーリー。
一言でいうと『制作側の自己満足』的な作品ですかね。
まぁ、評価の低さも頷ける内容でした(+。+)アチャー

そんな低評価の『制作側の自己満足』作品ですが
個人的にはそんなに嫌いではありませんでしたw
時系列の変化で謎や伏線を回収するよーな構成は
面白い部分もあったと思います。
決して擁護する訳ではなく
思考回路を全開で見る作品が好きなんですよねw
それでも疑問が残り、消化不良な面も否めませんでしたが(´▽`;)

作画はレベルが高くシャフト感溢れる仕上がり。
ただ、この作品に合っているかどーかは微妙なところ。
アスミス、ざーさんなどシャフト常連声優さんも頑張ってますが
今回はキド役の甲斐田裕子を推したいと思います(*´∀`*)♪

総評として。
それなりに楽しめましたが、やはり「それなりはそれなり」。
上述した通りの『制作側の自己満足』作品です。

残念ながら万人に受ける作品ではないので
ある程度の情報を持って視聴する事をオススメします。
序盤でダメならスパッと切るのもアリだと思います。
最後のフォロー
サイコ好き、サスペンス好きな方は楽しめるかもしれません(ゝω・)



《キャスト》
シンタロー(CV.寺島拓篤)
エネ(CV.阿澄佳奈)
キド(CV.甲斐田裕子)
セト(CV.保志総一朗)
カノ(CV.立花慎之介)
マリー(CV.花澤香菜)
モモ(CV.柏山奈々美)
ヒビヤ(CV.富樫美鈴)
コノハ(CV.宮野真守)
アヤノ(CV.中原麻衣)
ケンジロウ(CV.藤原啓治)


《主題歌》
OP:『daze』/じん ft. メイリア from GARNiDELiA
ED:『days』/じん ft. Lia

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61
ネタバレ

クッジー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

声優陣はかなり豪華でOPとEDは良かったが、ストーリーと作画は・・・

放送前はカゲプロのアニメがやると期待と、制作会社がシャフトで演出が不安でした。まさか本当に不安が的中すると思わなかった。

ストーリーは訳が分からなく(例:{netabare}エネがいきなり貴音に戻っている等々{/netabare})物語の時系列がバラバラで、毎話話がぶつ切りで説明不足。

作画はあまり動かず、キャラデザも微妙で女子たちも可愛くない。だったらカゲプロの原曲のPVみたいなキャラデザにすれば良かったのに…。

挿入歌もAIが歌う原曲が良かった。アヤノの幸福理論のOPは何故CGにしたのか謎だった。

声優陣はかなり豪華でOPとEDは良かった。

DVD・BDは1枚につき1話で3500円程(他の作品は1枚につき2話程度で5000円~6000円程)なので割高。さらにレンタルだと倍お金がかかる。おすすめはしません。

キャスト
エネ:阿澄佳奈
マリー:花澤香菜
コノハ:宮野真守
キド:甲斐田裕子
モモ:柏山奈々美
カノ:立花慎之介
ヒビヤ:富樫美鈴
セト:保志総一朗
シンタロー:寺島拓篤
アヤノ:中原麻衣

テーマソング
OP:「daze」/歌:じん ft. メイリア from GARNiDELiA
ED:「days」/歌:じん ft. Lia

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

68.1 3 無限ループアニメランキング3位
うみねこのなく頃に(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (995)
5158人が棚に入れました
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。

しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように、反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、自らの命だけでなく、親族郎党・資産のすべてを生贄として捧げ、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っていた。

声優・キャラクター
小野大輔、井上麻里奈、堀江由衣、鈴村健一、釘宮理恵、小林ゆう、麦人、小杉十郎太、篠原恵美、伊藤美紀、広瀬正志、小山力也、田中敦子、小清水亜美、船木まひと、上別府仁資、羽鳥靖子、石住昭彦、佐藤利奈、遊佐浩二、茅原実里、大原さやか、田村ゆかり、緒乃冬華、井上喜久子、杉田智和、甲斐田ゆき、斉藤佑圭、米澤円、日笠陽子、吉田聖子、新名彩乃、山岡ゆり、豊崎愛生、喜多村英梨、水野マリコ、廣田詩夢

ARENO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

答えの明かされない推理小説

◇◆◇要素◇◆◇
嵐の孤島×洋館×そして誰もいなくなった×連続殺人事件×魔女×推理バトル×相当なグロ描写+まさかのモザイク描写


概要です!

有名作品「ひぐらしのなく頃に」の作者が贈る、最強のミステリ(ゲームが原作)
名作「そして誰もいなくなった」を根本に展開される殺人事件が
魔女によるものか、それとも人間の起こした事件であるのかを
証明していくというもの。
作者曰く、「同じ舞台を何回も巻きもどして繰り返していく、それらを重ねて見る事で一本のシナリオでは見えないものが見えてくる」という“多層世界的”なストーリーです!
最初に言っておきますと、ひぐらし視聴済みな方ならお分かりのとおり
残酷な描写、いわゆるグロシーンが大量に出てきます。
連続殺人が起きるたびに、目を覆いたくなるような惨状が描かれているので
免疫のない方は少々きつめかも。
まあ、あんまりにもなシーンにはモザイクかかってますが…
(モザイクを濫用するアニメも珍しいですね…汗)

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・

その大量グロシーンに目を瞑っても納得できる面白さがあると私は
思います。一時期、ものすごくハマっていました!
正直、原作及び小説ファンな私としては、
アニメではなかなか満足いかないところも多いのですが…


何より、話が難しく何度か見直したくなるので、ちょっとアニメに
不向きだったかもです。
それ以前に、あんな残酷シーンは何度も観れたものではありません泣



先に書いた要素だけを見ると、ありがちなストーリーだとお思いに
なるかもしれませんが。
問題はストーリーではなく、物語の作り方及び、いち視聴者としての
この作品への向き合い方、というものでしょうか。


まず、物語中で起こる不可解な殺人事件。しかし、それがどう考えても
人間には不可能な事件であったとしたら。しかし、魔女の存在など
あるわけがない。人間の仕業としてきちんと説明がつく。
ならば、それはどのように説明できるのか。

ざっとこんな内容です。本来なら、作中の名探偵がこれを鮮やかに
解き明かし、一件落着となります。
でも、それじゃあくまで私たちは視聴者でしかないですよね。
ところがこの作品では、あらゆる考え方、ヒントは出ているのに
答えだけは明かされてないんです。


つまり、私たちが自分で考えた人だけがその真相にたどり着く
ことができるということ。(たどり着けなければ終わりですがww)


ちなみに、難易度はかなりのものです。
私も、友人と一緒に放課後を使って謎解きに挑みました。

結果、碑文一つ解けなかった…悔しい泣

このように、よくある推理小説に飽きてしまった方にはすごく
お薦めであります(*^_^*)


ちなみにですが、いままで推理な面だけを大きく取り上げて
きたのですが、もちろんきちんとしたお話が成り立っています。
特に、キャラクター一人一人にちゃんとしたストーリーが
あるんですね。

誰がどのキャラにどんな思いを抱いているか、など。

でもこれって、推理小説にとって大事な要素の一つです。
「動機」を考える上で重要な。
もちろん、うみねこでもこれは求められます。
だからますます、面倒くさい…ww

そうそう、実を言うとキャストって結構豪華でした。
主人公役・小野大輔そのほか、井上麻里奈、堀江由衣、釘宮理恵、小林ゆう
、鈴村健一、大原さやか、遊佐浩二、田村ゆかり、小清水亜美

うわー、書ききれない…でもそれだけ、本当にキャラの数が多いんです。


最後に…
志方あきこさんの歌うOP「片翼の鳥」は、独特の雰囲気によくあっていて、
一発で好きになりました。「うみねこのなく頃に」(曲名)も
お薦めなので、是非聴いてみることをお勧めします!

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・

以上のように皆さんも、魔女の挑戦状たる謎に挑んでみてはいかがでしょうか。

あ、グロ描写が苦手な方は、本当にお気を付けください。
食事時および就寝直前は控えることをおすすめします。


それでは、長々と失礼しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

謎の解答がなかったです。謎の答えが解ると驚きます。

ひぐらしと違って、答え合わせがない作品です。

知らない人がこのレビュー読んだら、(答え合わせって何?)となると思うので説明しますと
ひぐらしとうみねこはミステリーホラー(サイコホラー要素も含む)なので
作中で描かれる謎を登場人物達と共に解いていくことになります。

そして基本的に最後に犯人だったり、謎だったりが解るように作られるのですが
うみねこは最後でも明確な解答を視聴者に教えません。

なので観ている方としては(結局どうなったか教えろよ!)と思うのではないでしょうか?


かく言う私もそうでした。
ですので、私がネットを駆使し調べ、引用した解答をここに書きますね。


{netabare}六軒島連続殺人事件とは、魔法とかではなくて、全て人間が起こして行った事件です。

事の起こりは戦時中、右代宮戦人(主人公)の右代宮金蔵(祖父)が、六軒島で初代ベアトリーチェと出会い、二人の間に娘(二代目ベアトリーチェ)が出来ます。
初代ベアトリーチェは、産後の肥立ちが悪く死亡します。

金蔵は、生まれた二代目ベアトリーチェを死んだ初代ベアトリーチェの生まれ変わりだと信じ
二代目ベアトリーチェとの間にも子供を作ってしまいます。
これが安田紗代(三代目ベアトリーチェ【通称ヤス】)です。
二代目ベアトリーチェは、海岸で崖から落ちて死亡してしまいます。

ヤスは多重人格者で、紗音、ベアトリーチェなど複数の人格を持っています。
嘉音も、ヤスの人格の呼び名の一つです。

※これが【アニメを見ている私達視聴者には複数の人間に見えても、実際には一人の人間】
という叙述トリックになっており
一見人間に不可能に見える連続殺人を成立させています。

そして【ベアトリーチェ】という名称で登場する人物が、実際には三人います。

※これは【アニメを見ている私達視聴者には一人の人間に見えても、実際には複数の人間】
という叙述トリックになっており
一見人間に不可能に見える時系列などを読み解く鍵になっています。

※また、人格をカウントする際には、沙音、嘉音などはそれぞれ『1』にカウントされ
ベアトリーチェは魔女であるためにカウントされません。
物語の中で人数が出てくる場合に【人間の肉体の数】をカウントしているのか
【人格の数】をカウントしているのかが伏せられており
これも一見不条理に見える数字を読み解く鍵になっています。

ヤスは、金蔵が近親相姦の過ちを繰り返さない為に
出生の秘密を隠して右代宮家に使用人として連れてこられ育ちます。
金蔵は、86年の六軒島連続殺人のかなり前に死んでいますが
死ぬ前に碑文の謎を解いたヤスに右代宮家当主の地位や財産を相続しています。

ヤスは紗音の人格で、戦人に恋をします。
戦人はヤスに『白馬に乗って迎えに来る』という約束をしますが
翌年から家庭の事情で親族会議に来れなくなります。

紗音人格のヤスは、戦人がいつまでも迎えに来ない事に傷つき
戦人への恋心を自分の別の人格(ベアトリーチェ人格)に預け
別の恋を探します。

ヤスの紗音人格は、譲治と新しい恋をし、交際を進めます。

しかし、86年に数年ぶりに戦人が親族会議に帰って再会した為に
ヤスの中の2つの人格が、紗音は譲治に、ベアトリーチェは戦人に
別々に恋をしている状態になります。

ヤスは自身の恋に決着をつけるべく
①戦人と結ばれる。
②譲治と結ばれる。
③または誰とも結ばれない。
の三つの結果の可能性がある事件を起こそうとしますが、未遂に終わります。

なぜ未遂になったかというと、ヤスが事件を計画した前日に
戦人の両親ルドルフと霧江が、右代宮家の資産を我がものにせんと
他の親族を次々に殺し始めたからです。
譲治も殺されてしまいます。
ルドルフと霧江は、絵羽に返り討ちに会い死にます。

ヤスは戦人と逃亡しますが、ヤスは自分の恋に決着がつけられなかった事に絶望し
海に飛び込み自殺をしてしまいます。

結局事件の後には、戦人と絵羽の二人だけが生き残りました。

戦人はヤスを助けようとした際に、溺れて記憶と人格を失ってしまいます。
しかしその後、徐々に断片的な事件の記憶を取り戻し、『偽書』を書きます。

この偽書というのは、六軒島連続殺人事件をフィクションとして虚実をない交ぜて【戦人が書いた小説】であり

【私達視聴者が見ているうみねこの各エピソードは、この「戦人が書いた『偽書』という小説」である】

という事が真相であり、解答です。{/netabare}


この様に作中で答え合わせをしていたのなら、うみねこのなく頃にの評価も大分違ったと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

※グロ警報発令※

ひぐらしの素敵な出来に引き続き見た作品ですが・・・

ストーリーが難解すぎてわかりずらい作品。(自分がバカだからか?)

ひぐらしが面白かったので期待してみたのですが、ちょっと期待はずれでした・・・

グロ描写が半端ないです。これ考えた人、大丈夫ですか?っと言わんばかりのw

食事時には絶対見ないほうが良いでしょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

56.5 4 無限ループアニメランキング4位
黒塚 KUROZUKA(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (77)
467人が棚に入れました
時は鎌倉時代、兄・源頼朝より逃げおおす源義経(源九郎)と武蔵坊弁慶(大和坊)。二人が山中を放浪する最中、黒蜜と名乗る美しい女が一人棲む家に辿りついた。いつしか九郎と黒蜜は男女の関係に。その黒蜜には恐るべき秘密が隠されていた。じつは黒蜜は不老不死の吸血鬼だったのだ。

追手により瀕死の重傷を受けた九朗は黒蜜により血の儀式を交わし、自らも吸血鬼となった。ここから鎌倉、室町、戦国、江戸、明治、大正、昭和、平成、そして近未来と、2人の果てしない旅が始まった。

声優・キャラクター
宮野真守、朴璐美、中田譲治、桑島法子、藤原啓治、三木眞一郎、入野自由、井上和彦、大川透、銀河万丈、藤田淑子、山像かおり、魚建、滝口順平

だわさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ウンコー+。:.゚ヽ(*´∀`) ノ゚.:。+゚ウンコー

グロ枠12話

能の演目である黒塚をもとに執筆されたSF伝奇小説がコミカライズされたものをストーリーを再構築した作品。
↑ややこしい日本語になってしまったが、要するにほぼオリジナルな作品。

鎌倉時代から近未来まで1000年の時を舞台に、独特の世界観で異質な愛みたいなものを描く作品である。
はっきり言って、3話まで見たら意味不明この上ない話にウンザリしてしまうことでしょう。
何がっていうと、全て意味不明なのである。
登場キャラクターの心情理解も出来なければ、当然行動原理も分からない。
主人公の夢なのか、記憶なのか、幻覚なのか、過去なのか、今なのか、未来の予想なのか妄想なのか複雑に混ざり合って、
今見せられている映像が要するに全て意味不明なのである。
しまいには主人公すら「ここはどこだ?」とか言いはじめる始末。
敵っぽい味方や味方っぽい敵が何やら戦っているだけのその展開が続き、視聴者が置いてきぼりになるということは
まさにこういうことであると言わんばかりのストーリーなのである。
最終話まで辿りつけたらそれなりの理解は得られるようにはなっているのだが、1クール全部使って常時ごちゃごちゃに展開してくれた割には
その解答が単純で、考察アニメとはほど遠いと思わされ無力感に包まれる。

ひとつ、良い点を挙げる。ひとつだけ。
アニメーションの質は当時最高レベルだったんじゃないかと思う。
マッドハウスが年間に最も多くアニメを制作している2008年。
勢いに乗ったマッドハウスの最高のアニメーションは
放送当時、最高レベルであっただろうと思わされる。
特に自然の艶やかさ、バトルのスピード感には唸らされた。

はい良い点終了!悪い点再開!
えーと。ヒロインの黒蜜には魅力を感じない。
役割として、大人の魔性の魅力で主人公をひと目で欲情させるようなキャラクターのはずが、
リングの貞子にしか見えないその風貌はもはや気持ち悪い。
心情描写も乏しく、内面に関して視聴者が感情移入を誘う構成もなし。
漫画版は違ったらしいが…
どうしてアニメ制作のキャラクターデザインの段階でこういう改悪らしい改悪になってしまったのだろう。

挙句の果てに、ビニール袋に詰まったウ○コを川に投げ捨てるシーンがあるんだけど、
そのビニール袋が破れて、汁みたいなのが垂れて投げ捨てる瞬間に手にウ○コが付きそうでヒヤヒヤする。
もちろん、この場面はシナリオの本筋とはなんら無関係で、ギャグとして加えられたシーンなのだろうが、
視聴側としては黒塚そのものがクソアニメであることを自嘲するシュールギャグに思えてならなかった。

要するに、
分かりやすいイマドキのラノベアニメの合間にちょっと大人のアニメを見ようなんて思った人が間違えて手を出してしまうクソアニメなのである。

+。:.゚ヽ(*´∀`) ノ゚.:。+゚ウンコー

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全ては歪な愛のため

このアニメ、序盤の気合いの入りようと言ったら半端ではなかった。
アクションも演出もかなりのもので、1話や2話の段階では名作とも思えた。
ストーリーが進むごとにガラリと舞台が変わったり、時間軸が一定でないのでひどく分かりづらいが
それゆえに、謎を解き明かしていく面白さもあったと思います。

ただ途中からかなり失速して、ただのオカルトじみたグロエンタメにしか映らなくなった。
というのも、「謎」の大半が大したものではないという失望感が大きかったのです。
移りゆく世界観も敵と思しき組織の思惑も、まさに想像通り・・・予想外のことは何もなかった。
こうなってくると陰鬱な雰囲気と狂気に満ちたチープな登場人物しか目立たなくなる。
ハードルを下げて、最初からオカルトじみたグロエンタメとしてみれば、それなりに面白いですが。

アクションが結構多いのですが、爽快感とかとは無縁でひたすら鬱ですw
黒蜜と九郎の歪な愛を行く末を見届けるためだけに、最終話まで見ましたが・・・
そういうのが好きなら雰囲気自体は悪くなかったかも知れませんので、楽しめるかも知れません。
いずれにしろ、なかなかオススメはしづらいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

もずくず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時代展開がとにかく早い

謎が謎を呼ぶという感じですね。

謎の女性に会うことで運命が劇的に変わることになる。

友の裏切り、記憶をたどって生きていく。

ただ、ただ彼女に会うために。

1,2話からいきなり3話で話がぶっとんでいます。

ぶっとぶのは時代展開です。

ストーリーはしっかりとつながっています。

1,2話はとにかくシリアスです。

後半に行けばいくほど話が深いです。
最初何故、彼が死んでいきなり時代がすっとんでいるのか。

その理由も後半わかります。

全12話で、非常に短いと思うかもしれませんが、内容が非常に濃く。

深層心理を駆り立てる要素が満載です。

グロシーンが多いので、ある程度年齢推奨かも。

過剰というほどではないです。

連鎖はずっとつながり、最終的に終わりのない物語なんでしょうね。そう感じました。

この物語には終わりはなさそうです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4
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