災害でモンスターなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの災害でモンスターな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月24日の時点で一番の災害でモンスターなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.6 1 災害でモンスターなアニメランキング1位
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (727)
3123人が棚に入れました
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓う。フィットア領転移事件で魔大陸に転移後、冒険者パーティ「デッドエンド」を結成し、魔大陸最南端の港町・ウェンポートに到着したルーデウスたち。ルーデウスは「魔界大帝キリシカ」と出会い新たな力を手に入れる。魔力災害に巻き込まれた家族や仲間の行方はー。「人生やり直し」ファンタジー、再始動!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

評価が難しい。レビューの長さがすごいので影響力は大でしょう。

22年11月 追記 本年のアニメも出そろってきた中で、私の本作に対する評価がブレブレです。

 この作品って、ひょっとしてルーデウスというキャラの意味合いというか世界観の謎解きが最後のカタルシスで、それが驚きなのか、心地いいのか、なんだろうなあと思うと現段階では過大評価な気がします。知っている人に引っ張られている気がします。

 ただ、アニメ作品として家族や恋愛、強さ、引きこもりの精神など描けている部分に見るべきものがあるのは事実だし、冒険ファンタジーとして面白いです。作画や演出などは言うに及ばずです。

 そこで皆さんのレビューをザーッと読ませてもらいました。本作は5以外ありえない的なレビューもあれば、エロやキャラの気持ち悪さ、残酷さ、ストーリーの半端さなどで途中断念の人や低評価の人もいました。その両方の気持がわかります。私もどう評価すればいいか迷います。

 ただ、気が付いたのはレビューの本数もそうですけど、1本1本のレビューが長いです。とにかく長い。良きにつけ悪きにつけ、とにかく言いたい事がいっぱいできる作品というのは間違いないと思います。
 言い換えると、人物描写が丁寧なので好悪の感情がわくくらい上手く人物のキャラ造形が出来ているということともいえます。

 心がざわつく作品はいい作品だと思いますので、4.5と言う評価、そして評価点以外の主観的な評価でも80点以上でいいのではないと思いました。思いましたが確信が持てないなあ、2期またはそれ以降で評価が上下する作品だと思います。

 おもしろい、おもしろくないの数を投票するサイトでも結局は、その比率よりもトータルの票数とコメント数でアニメの出来の良さが決まるようなところがあります。

 うーん。全部読もうかなあ…なろうにまだあるんでしたっけ?




以下 再視聴時のレビュー

 2期に向けて再視聴。秀作でしょう。異世界転生というカテゴリ ーを忘れて見られました。


2期に向けて再視聴中。どうも初回ですべてを拾いきるのが苦手なので、引っかかる作品は時間たってから再評価しています。2期がある前提なので説明不足は甘くみていますが、1期だけで評価するとしたらどうなんでしょうね?

12話~14話まで。

{netabare}  重大な勘違いをしていました。ロキシーの視点のパートがあるので夢オチは絶対にありえないですね。1クール目のロキシーが王子の家庭教師場面は、手紙の中の場面の説明なのでミスディレクションかと思わなくはなかったですが、最後の行方不明の掲示板のところからロキシーパートがありました。ということはルーデウスの中の人が昏睡で実は夢でした、は無いはずです。物語の構造の話なのでさすがにやらないでしょう。

 で、12話以降、分割2クールということもあり、作画は1クール目より動かしていた気がします。12話と13話の同時刻の視点の切り替えも入って、展開も凝ってきました。
 キシリカの能力を得て剣ではかなわないエリスの優位に立ってしまい、これが伏線になる感じです。キシリカの出現を予言あるいは預言したヒトガミはつまりキシリカよりは上位ということでしょう。あの空間を考えるとやっぱり世界そのものをルーデウスが作っている可能性を考えたくなりますけど。

 強さや能力、神などの超常の階層が沢山ありすぎて、すっきりしないのがいいのか悪いのかです。正直今のところ設定と仕掛けが多すぎて面倒になります。ストーリーを展開させるために、ばらまきすぎな気がします。

 獣人族のエピソードは正直丸ごとカットでもいい気がしますが、一方、冒険譚だからロードムービー的にエピソードの積み重ねでいいと言えばいいんですけど、だったら設定と登場人物の種類…竜神とかヒトガミとかラプラスとかキシリカとかその辺の種類が多すぎる気がします。
 設定の説明はもう十分頂戴したのでお腹いっぱいです。これ以上世界観や設定を広げられても…なあ。

 ルーデウスが何に向かうのか方向性に意味を付けて欲しいなあ。要するに何を我々は追うのかという視点ですね。成長は当然テーマとしてありますけど…。まあ、2クール目をじっくりみてヒントを拾ってみます。{/netabare}


15話~17話

{netabare}  さらりと7大列強という設定がまた出てきましたね。その中に龍神という単語がありました。ルーデウスの転生に関わるとヒトガミが最初に言っていたのが龍神だとすると、7大列強は俗世というかこの異世界の中の話ですよね?ヒトガミとの関係性が分かりませんが、これはどうなるんでしょうか。

 それと犬の聖獣ですね。これもこの世界に危機が訪れると現れるとか言っていた気がします。これも意味がどうなるかです。動物が出てかつ、7大なんとかがでましたね。

 例えば中国の四象のように、東‐青龍、西‐白虎、南‐朱雀(赤鳥)、北‐玄武(黒亀)みたいな対応になるんでしょうか。そうしないと世界観がゴチャゴチャすぎですね。キシリカもこの体系に組み込まれるなら随分とスッキリする気もします。1番強いのがギシンとか言っていたので音は似ている感じもあります。これらの設定が話的にまとめて出してきました。原作者がここでなにか思いついたのかもしれません。つまり世界観は恐らくこのパートで原作者の中で形になったのではないか、という気がします。

 で、親子問題ですね。ここが一番の見どころですね。1クール目でシルフィのイジメを助けたときの怒られ方に対応するルーデウスは、前世の知識で「揚げ足を取る」「マウントを取る」方式のやり方でした。今回はこれが実際に戦いにおいて父親に勝ってしまいます。この対比は面白いと思います。ただ、これは本当に父を乗り越えたイベントだったか…をちょっと考えてしまいました。

 ルーデウスの天才性と中の人のせいで、この2人は父子関係に歪みがもとからありました。そもそもルーデウスはまだパウロとよび父としてみなしているか不明なところもありました。これは微妙な部分です。妹に対しては兄としての家族愛がルーデウスからは感じるのですが、両親に対しては他人でした。

 初回見たときはオイデプスコンプレックスを父越えにより克服するイベントかとも思いましたが、今回じっくり1クールから見て、父を父として認識できていない感じです。

 また、父側の乗り越え方もまた父としての威厳というよりルーデウスの妥協に乗った結果の和解となってしまいました。ここは本当の意味でのお互いの成長だったかどうかですが、このモヤモヤした描き方からするとそこは制作者側も意識しているんでしょう。むしろ他人になった…という印象がものすごい強い場面でした。今後家族になれるのでしょうか。

 ということで2クール目の中で一番興味深いパートでした。本作は家族関係については目が離せません。

 なお、コミカル部分を出す表現のときの作者のポケットに入っているのがエロなんでしょうね。それはそれでルーデウスのキャラ付けにもなっていました。

 それと作画ですが、横顔の時の作画の唇の動き。ちゃんと輪郭線まで動いています(唇が歪んで前についていない)。1クール目もやっていましたがそう多い場面では無かったです。2クール目にはいってこの横顔の作画が増えた気がします。これは相当作画レベルの高いアニメでないと最近はやっていません(海賊王女とかやってました)。
 分割2クールは興ざめするので好きじゃないんですが、本作の2クール目の作画については効果があったと思います。{/netabare}

18話~20話

{netabare}  ロキシーのサイドが描かれました。他のキャラの扱いから言って最終はやはりロキシーエンドなのでしょうか。

 エリスはキャラとしてはルーデウスとの出会いで成長し、また、元から強かった剣術も旅の中でどんどん強くなってアイデンティティとしていっています。
 キャラ造形は非常に魅力的に描かれていますが、内面という意味では少々弱いキャラです。ツンデレのデレ状態になって以降は描写が少ない気がします。既に2クール目は一回見ているので結論はわかりますが、この結論は多分エリスについてこれ以上ルーデウスと一緒にいても描くことが無くなったんでしょうね。
 成長して強くそして更にエロくなって再登場なのは間違いないでしょうけど。肉食系っぽいですしね。

 ということでリーリャ親子が見つかったところでこの家族探しの冒険もゼニスだけとなりました。16話で思った事ですが、ゼニスを探すのは本来はパウロの役割だし、やはりルーデウスは妹たちに思い入れはあっても両親に無関心ですので、これで一区切りでしょう。
 つまりは2期はシルフィ登場…なんでしょうね。どうなっていますか。

 ということで次の展開に向けての閑話という感じでした。ルーデウスの成長とかこのパートの家族を探す、元の生活に戻る、という部分については話が進んでいます。

 1クール目の印象より面白さは2クール目の方が面白いです。エピソードの作り方がこなれた感じです。親子とか成長も描けていると思います。ロキシーのキャラも見えてきましたし。{/netabare}


最終話まで見ました。

 前見たときオルステッドの前に龍神が付くって、すっかり見落としていましたね。多分、超強敵の唐突感に拒否反応があったのかもしれません。ヒトガミと対等なんですね。で、龍神はどうも時間を超える存在っぽいですね。キシリカは魔界大帝だから、やっぱりNO1?あるいはジョーカーとか超越した存在?目の設定からいってそんな感じでしょうか。

 最後の3話はこのオルステッドへの拒否反応で過小評価していたと思います。最終話の元の世界の映像も、ルーデウスはすべてそこに持ってゆけば内面も動機も描けている、というクリーエータ側の甘えが感じられる演出がちょっと好きになれなかったせいかもしれません。

 そう、この過去映像だけで、父母への距離感がここで急に変わったような気がしました。ルーデウスの内面…立ち直りについては、映像でごまかされたような感じで、ご都合主義じゃないという気がするのは今回も同じ印象でした。あの母親の過去のイメージとか、水中や泡の描写もそうですね。母はいままでルーデウスに勇気や立ち直りのきっかけって与えてましたっけ?そこがひっかかりました。

 母親はまあ、新しい冒険のタネですから、記憶喪失とかどうしても守らなきゃいけないとかいろいろあるんでしょう。

 エリスは思っていたよりもいい描写でした。2クール通じて成長とルーデウスに対するコンプレックスは描き切れたと思います。旅に出る理由も良かったと思います。上がり3話のエリスの内面は良く描けていたと思います。
 初体験のワインを破瓜の血に見立てた演出は、まあ、婉曲ではありますが、クリエータが狙ったほど詩的ではないし、直接的でしたね。

 エリスに殴られたルーデウスとオルステッドに殴られたルイジェルドの動きが一緒だったりしてましたね。反復の演出がすきなんでしょう。

 気になったのがルーデウスはラプラスよりも魔力量が多いって言ってましたね。それとヒトガミっておっぱいある?


 で、総評すると、2期が来る前提ならかなり評価は高いです。ただ、1期だけで投げ出された状態だとなんとも微妙な終わり方でしたね。本好きの下剋上みたいにどんどんやってくれるなら、更に評価は上がるでしょう。

 1クール目にくらべて2クール目はエリスとルイジェルドの成長が継続して良く描けていて、そこに視点を向けると面白いと思います。ルーデウスに関しては父親問題や家族問題が、初回で感じたほど突っ込めていなかった印象です。最終話の中の人の過去も効果的なように見えて、思っていたよりも深さを感じられませんでした。

 ヒトガミ、キシリカ、犬の聖獣、オルステッドその他設定が思いっきり広がったので、散らかすだけ散らかしてなんじゃこりゃ?だったですね。これは今回見返しても、やっぱり最後まで見ないと、ストーリーそのものの評価は保留せざるを得ません。

 ということで、かなりの秀作だと思います。が、この段階では名作認定はできないかなと思います。この23話ではまだやり散らかしていて、とりあえずの区切りも見せていませんし。さすがにせめてテーマ、謎の畳み方、キャラ達の成長の結果、世界観の全体像などなどが見えないと名作かどうかは評価できないと思います。

 そうはいっても話として23話かけてルーデウスの成長だけでなく周囲の人間の変化も描けていて、中身もあったし面白かったと思います。
 それと「異世界転生」というカテゴリーとしてのマイナスを初回より全く意識しないで見られたのは、物語の組み立てがしっかりしているからだと思いました。

 作画がいいのはもちろんですが、本作はOPの尺の使い方や演出、背景美術やエフェクト・撮影などの画面作りに感心しました。

 

 アニメってリアルタイムの楽しみもありますけど、時間をおいて再視聴して、じっくり見る方が良く見えてくる部分がありますね。


 音楽は点数調整です。さすがに4.5以下にはできないかな、とは思います。

 初回のレビューは長くなりましたので消しました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 54

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

真摯な異世界転生

<2021/11/17 初投稿>
原作未読。
前期同様リアタイで視聴してます。

相変わらずアニメーションのレベル高いっすねぇ
それだけで見る価値あろうというものですが。
もちろんそれだけではない。

というわけで今回改めて思ったことを少し書いてみます。

なろう系異世界転生モノの原点であり原典というべき本作。
ここまで視てコンセプトがはっきりしてるように感じられてきました。

それは
「前世で生き方をしくじった主人公が、
しくじりと真正面から向き合い、
異世界で授かった新しい生で同じ轍を踏まないよう
真摯に生きる」
というもの

そのしくじりは普通なら直視できないようなあまりに痛々しい、情けない自分。

「◯◯は死んでも治らない」とは言いますが、
「死んで生まれ変わったらやり直せた!」
と最後言えるような物語なのではと。

人生に絶望した人が本当に人生をやり直そうとしたらこうなるのか、と思えるような。
そうしたテーマに真摯に取り組んで生まれた作品なのかもですね。

<2021/11/30 追記>
20話爆笑しました。
せっかく16〜18話で感動したのに
俺の感動返せ 笑

そして今日のYahoo!ニュースに
「<無職転生>ロキシーのフィギュアがフィギュア化」
って記事が!
「フィギュアがフィギュア化」ってこれまたメタなw
やはり腕は3本あるんだろうか?w

<2021/12/21 追記>
最終回まで見終えました。
良いラストでしたね。
3期が見たくなる。

物語の楽しみ方には大きく三つあると思います。
一つは登場人物に感情移入していく
二つ目は俯瞰的に見る
三つ目は感情移入と俯瞰をなんとなく使い分けながら見る

でも結局俯瞰だけ、ということは少なく、大なり小なり誰かに気持ちを入れ込んで見ていくことが多いと思います。
全く誰にも感情移入しないのは難しい。
つまり一か三。

本作の場合、やはりルーデンスになったつもりで見ていくのが王道。
そこで問題は前世の男。
ルーデンスになった気持ちで見ていくと突然この男が現れる。
まるで自分の嫌な過去を見せられたような気分になる人もいるのではないでしょうか。
そう思わせてしまうってことは、それだけ上手く作品を創り上げてるってことなんですが。
でも、自分の嫌なとこ見せられたような錯覚を覚え、これに我慢できない人はこの作品を生理的に受け付けられなくなるかも。

なんてことを考えてしまいました。

ざっくり言えば、嫌なことに正面切って向き合ってますよね。
私は本作のそういうとこ好きなんですけど。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 68
ネタバレ

ゆーな さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

面白いアニメって言いたいのに主人公が変態すぎてこまる

二期になってもとっても面白くて毎週楽しみにしてました\(^▽^\)
またまたいいとこで終わっちゃいましたね(´・ω・`)

各話に盛り上がるところと、先が気になるところがちりばめられていて、いつも面白い( v ̄▽ ̄)
ロキシーがかわいくてかわいくてちょっとしか出番ないのがつらいけど
ルイジェルドやエリスとずっと旅してるからルイジェルドもエリスも好きになってきちゃった(*´艸`)
主人公だけじゃなく一人一人が失敗したり経験したりして学んで、成長していくのが好き☆

面白すぎて大好きだけど、1クールからずっとヘンタイなシーンがいっぱいあって、大好きなアニメって友達に紹介したいのにこまるー(/□≦、)
せめてここだけでもオススメって紹介したくてレビュー書きました☆

でもエッチなシーンが好きな人も多いだろうから、やめてなんて言えなくて
私が見なきゃいいだけだけど、面白くてやめられなくてホントこまる。。。

{netabare}
こういうとき素直に興奮して見れて楽しめる人がうらやましいなあ(-ω-;)
いあ、だってさ、主人公がパンツ頭にかぶるようなアニメを堂々と好きだなんて友達に言えないぢゃん(`□´)

ルーデンスの変態なところが気持ち悪すぎて、むりー

胸の横のほくろまで正確につくられたロキシー人形、どれだけじろじろ観察してたの?
それを脱がして観察してハァハァしてるとことかうわぁって感じでドン引き
なんであれ売ったの? 男性が買ったらああなるの想像できるよね?
自分そっくり精巧につくられたフィギュアをあんなヘンタイに所有されて、毎日じろじろ観察されるんでしょ? やだもう(/_<。)
ロキシーがかわいそう(´・ω・`)

特にヤバかったのが、ロキシーの下着盗んで御神体にしてるとこ。なにあれキモい|電柱|ヽ(_ _|||))))ウゲェェ
それから2クールで下着のいちばん汚い部分をピンポイントで匂いかいでなめてるところが本当に気持ち悪すぎて、吐きそう。
せめて持ち主のいないところでやってあげて、なんで持ち主の前でやるの?さいていー(`□´)
あんなことされたら泣いちゃうよ(/_<。)

これ見てて中学の水泳の授業の時に男子に着替え盗まれたの思い出してふるえた((((;゚Д゚))))
デリケートな話だからって言われて、着替え戻って来なかったし、犯人も男子ってことだけしか教えてもらえなくて、誰かわからない男子がこういうことしてたのかなって思うと気分悪くなった。それで同じ学校行くの嫌だったから女子校に進学することにしたのよね。
でも、女の子のいじめじゃないってわかっただけでも良かったって思ってるの。アニメとは関係ない話☆

それでも変態なとこは、お姉ちゃんと「きゃー、やだー、きもーい」って叫びながら見てたから良かったけどホント困ったのが普通のえっちなシーンはなんか生々しくて恥ずかしくなっちゃって、「きもーい」とか気軽にいえなくてちょっと気まずかった。 



シナリオの良かったとこは、2クール目は何度か転生前の姿になるシーンあって、そのたびに元の身体に嫌悪してるところあったけど、転生前に優しい言葉をかけてくれていた友達や両親の優しさに気づいていって、本当は元々気づいていたけど気づいてないふりをしていて、最終回でルーデウスが、転生前の姿で引きこもりをやめて玄関から外に出たという描写が、過去の自分の弱さを乗り越えたって感じがしていいラストだったなヽ(ω・ヽ)

{/netabare}

ヘンタイなところとエッチなところだけどうしても受け付けなかったけど、面白かったです。
2期がとっても楽しみです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

70.5 2 災害でモンスターなアニメランキング2位
revisions リヴィジョンズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (308)
1129人が棚に入れました
「これは予言よ。あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。そのときみんなを守れるのはあなた」幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂島大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。

声優・キャラクター
内山昂輝、小松未可子、島﨑信長、高橋李依、石見舞菜香、斉藤壮馬、日笠陽子、田村ゆかり、櫻井孝宏、遠藤綾、てらそままさき、飛田展男、寺崎裕香、大塚芳忠

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「漂流教室」現代版

ネットフリックスにて全話視聴。谷口悟朗さんが監督ということで期待していましたが、正直今回は外れです。

SFとしては楳図かずおの「漂流教室」に谷口悟朗さんの「スクライド」を足して二で割った感じでしょうか。。

お得意の少年少女の漂流もの。。狭義の意味でのクローズドサークルといってもいいでしょう。

しかし、「無限のリヴァイアス」や「コードギアス」程のインパクトは愚か、「スクライド」のようなぶっ飛んだ設定もないので非常に中途半端な内容でした。

もしかしたら、来月公開の「コードギアス復活のルルーシュ」が本命で、こちらはつなぎ程度なのかもしれません。

その程度だったら逆に作らなかったほうがよかったのかも。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僕と君との我慢比べ

オリジナルアニメ


とりあえず初回を観て、馴染みの渋谷だし、思ったよりCGのカクカク感も薄いし、ロボットは置いといて巻き込まれパニックものとして引き込みも良かったので視聴を決めてます。
後から、監督さんが『コードギアス』作られた方と知った感じ。あらすじは省略。
とにかく主人公がウザいで有名な本作。どんだけウザいか覗いてみよう!と野次馬根性丸出しのきっかけでよろしいかと思います。そして、できるだけ心に余裕のある時期に視聴することを推奨します。


主人公についてはなんかもう書くのも嫌(笑)
そこで、

1.主人公がどうしようもなく魅力のない場合の身の処し方

私の場合こうである。

 A こんな奴でも受け入れるキャパの広い俺氏!をきどるために観る
 B さようなら

このAとBの境界に明確な基準を設けられたら良いのに、たいていは気分だったりします。それと心の余裕。踏ん張りの一つ指標になるのは、主人公のマイナスを他のキャラのプラスで補うことです。
{netabare}しかしながらまりまりがダメでした。1話で同級生殺されてるのに、第6話で「化け物が元人間だから戦えない」と号泣。いやいや手を打たなきゃこちらがやられますから(゜o゜)
そしてそんなどうでもよい理由で揺れるゆかいな仲間たち。どうせギリギリになって覚悟決めるんでしょ?だったら手遅れになる前にやりなさいよ、と。{/netabare}
そんなわけで他のキャラもダメでした。

{netabare}ところが・・・ “ヒーロー気取りのバカw” 落書きの内容が視聴者の声を代弁します。{/netabare}

ここまでのキャラ設定にした意図を勘ぐりたくなってきます。ちょっと様子見しよっかな。マイナス×マイナスがプラスに転じるところを期待しました。


2.見せてもらおうか!この者らの末路を・・・

なんか良いお話で終幕しました。むしろクールアニメ平均点よりちょい上くらいの面白さです。
堂島大介くんとゆかいな仲間たちについても、「これを機会に立派な人生を送ってほしい」とエールを送りたい気分。我ながら見事な掌返しです。
終わりよければなんとやら…という作品に見えますので、「いつこの子が鼻っ柱を折られるんだろう?わくわく」くらい余裕をもって臨まれるとよろしいかと思います。

{netabare}転機は第8話。{/netabare}大介くんへの我慢の臨界点に達する頃合いで転機が訪れます。その後、やられた→反省した→改心した、のありきたりな展開とも少し違っていたのが好感でした。
最初から許容できる方はともかく、

 “主人公のウザさとの我慢比べ”

という新しい価値観を提示してくれる作品ではないでしょうか。
内容ほとんど触れずにごめんなさい。それなりに考察しがいのあるストーリーだよというのだけ触れときます。
自分にとってはキャラアニメでした。退屈ということはなくしばらく心がざわつき続けますので興味本位で手に取って良い佳作だと思います。



※レビューは以上でおしまい。以下長めの余談。

3.あっち系の人への挽歌

谷口悟朗氏の『コードギアス』はあにこれでの評価も高い作品で、とくに違和感なく楽しみました。
一方で、作品設定その他政治臭が強いとの声もあり、右だ左だの意見も散見する作品だったみたいです。そんな付帯情報が頭の隅にあってとうに忘れてたのですが、その記憶を呼び覚ますナイスな人物がおりました。そうなると、あれもこれもと繋がってきて、本作を鑑賞する裏の楽しみにもなってたのでご紹介します。

{netabare}その方は渋谷区長:牟田誠一郎

彼と渋谷警察署長黒岩との対比も興味深いものでした。{/netabare}


※政治色強めのネタなのでつまんないですよ。開陳ご注意!
{netabare}やめるなら今のうちですよ。いいですね?忠告しましたからね?{/netabare}


{netabare}リアルでの渋谷区長もポリコレ傾倒していて、条例で憲法違反の同性婚認めちゃうような方です。あれ知り合いのホモ・レズ・バイも軒並み迷惑がってるからね。頼むから掘っ・・・いや放っといてくれというものらしい。
そしてアニメの渋谷区長牟田誠一郎は小者感が際立つキャラで、さっそく第2話から腐臭をさらしてくれてました。言行録で辿ります。

■「君。本部って付けてよ。」「みなさん。我々災害対策本部はここに渋谷臨時政府の樹立を宣言します!」

小者であるが故に肩書にこだわる。そして権力志向が強い。いつぞやか箔をつけさせる目的で大臣の交代サイクルが異様に速かった3年間が日本にもありました。代議士なら大臣目指すことは悪いと思いませんがGOサイン出す内閣が全く制御できてませんでした。某党の元大臣・元副大臣の多さはもはやギャグのレベルです。
「書いたらもうその社は終わりだから」と踏ん反り返った大臣もいました。これ自〇党の政治家だったら社会的抹殺だけでは済まされなかったことでしょう。“偉ぶりたい”が根っこにある者に権力を渡すとろくなことがありません。


■黒岩「問題は覚悟無き主義者共。人権とか戦争反対とか愛とかそんなものは平和時の祭りに過ぎない。そいつらを黙らせ内部の守りを固めたいですね」
牟田「あ…私リベラルでして…」

あ、自己紹介してくれました。この瞬間、牟田に対しての“実は老獪な人物かも?”のセンが完全に消えます。
天賦人権説は夢想論。枠組み(国家)なきゃ無理でしょう。シリアとかどこぞの半島で同じこと言ってください。黒岩のこのセリフは正しい。
そして゛リベラル”という単語。゛左翼”がネガティブ語になってリベラルと呼び変えるようになって久しい現在。逆側も右翼と言われるのを嫌って保守と言ってます。お互い「パヨク」「ネトウヨ」と罵り合ってる状態です。まあ一般人にはどうでもよいことですね。
最近はリベラルを自称するにも息苦しくなって、立件…いや立憲〇〇党の党首が我こそは保守だと言い出す始末。いやあんたら社〇党からの流れでしょうに。左翼受難の時代です。


■「これは極めて高度な政治判断というものですよ」

と言いつつ何も考えてないですね。これは左右問わずかな?
同義語に「もっと話し合いをもって」があります。何を?がなければ問題外です。


■「これにより全渋谷被災者が元の時代、2017年へ帰還するための交渉のテーブルに着けることになったのです!」

判断材料が乏しい時に敵性勢力から与えられたエサに飛びつくのでは交渉にならない。材料が無いなら無いで出来得る限りの仮説を立てる必要があるものの牟田にはその形跡が皆無。せめて自陣の現有戦力なら把握可能でしょうに。人を使う立場にいてはダメな人物というかもうこれは知性の問題と言ってよろしいかと。


■「ま…待ってください!必ず来ますから!約束通りリストにあった人だけは元の時代に戻してくれるんでしょうね!?私は戻れるんですよね!?」

結局これ。
・根拠なく自分だけは大丈夫、と思ってる。保身第一。
・交渉できない相手との交渉にこだわる{/netabare}


モデルとかはいるんでしょうか?お遍路行ってたあの人かな!?
露骨にあっち系(のとりわけ政治家)をこき下ろしてるため、スラップ訴訟が大好きなあっち系の人から「差別を助長するな」と訴えられないか心配です。
こうやって主人公のウザさの影で、裏の楽しみを堪能してたので飽きることはありませんでした。


{netabare}「いつか来るその時のためだけに過ごしてきた」と猛省するのは牟田ではなく大介です。{/netabare}

{netabare}その時が来て浮かれる気持ちはわからなくもありませんが、高揚感だけで具体的なことは考えてない。彼は手段と目的を取り違えていたのです。ただしその過ちに大介は気づいて行動を変えました。
手段の目的化について現実世界では、ノーアイディアなのに「一度私達に犯らせてください」で「政権後退」してしまった事例がまだ生々しい。
これ以上多くは言いませんが、有権者は学習したのに当人たちがね、1ミリも変わってませんね。長くなったのでこの辺で止めときます。{/netabare}


こうなるとリアルの彼らは大介未満という結論に落ち着きます。そりゃ票は取れません。
事実は『revisions』より奇なり。そんな変態的な捉え方をして遊んでました。繰り返しになりますが、キャラクター以外で特筆すべきものはない作品。


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2019.09.01追記
≪配点を修正≫ -0.1

視聴時期:2019年1月~2019年3月地上波放送

もともと地上波に先駆けてNetflixで先行配信してたものらしいです。

ついでにオマケで言っとくと、民〇党系列ど左翼の知人がリアルで県議会議員やってます。話の通じるあっち系の方は大歓迎ですよ。


2019.03.29 初稿
2019.09.01 追記/配点修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 47

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

主人公の言動を許容できるか否か?

この作品の評価は、この1点に尽きると思います。

登場人物の中に『不愉快な人物』が描かれる作品は、たくさんあります。
この作品にも、不愉快な言動を繰り返す人物が、主人公以外にも登場します。

問題点は『不愉快な人物を、主人公に抜擢すること』の意味。
ゴールは『主人公の成長』しかない。
そのために重要なのは、『成長のきっかけ』。

この作品は、タイムリープも含めて、この点が上手く描かれていたと思います。

だけど、物語の評価は☆3が限界。
前半から中盤の主人公の不愉快な言動の数々が、マイナス評価になってしまう。
主人公の姿を目にしただけでも生じてしまう嫌悪感がどうしても拭い切れない。

『不愉快な言動を繰り返す人物を、主人公に抜擢すること』のリスクを感じさせてくれた作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 53

69.9 3 災害でモンスターなアニメランキング3位
ログ・ホライズン 円卓崩壊(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (198)
1001人が棚に入れました
ある日突然、人気オンラインゲーム『エルダー・テイル』の世界に、数万人のプレーヤー『冒険者』が閉じ込められた!モンスターや魔法がリアルに存在する異世界で人々は混乱し、冒険者の街『アキバ』は秩序を失っていた―人づきあいの苦手な青年・シロエもそんな冒険者のひとりだったが、意を決したシロエは盟友の直継、アカツキ、にゃん太らとギルド『ログ・ホライズン』を結成。さらに、持ち前の知略を武器に冒険者の結束を呼びかけ、自治組織『円卓会議』を立ち上げ、街に平和と安定を取り戻す。この『円卓会議』を中心に、ゲーム世界のもともとの住人である『大地人』との交流も進み、筆頭貴族コーウェン家の令嬢・レイネシアがアキバに赴任するなど、冒険者と貴族や商人、一般市民などとの外交や取引も活発化していく。しかし、冒険者たちが異世界に飛ばされた『大災害』から1年が過ぎ、つかの間の繁栄を享受していたアキバの街には、新種のモンスター『典災』の襲来や東西の貴族どうしの権力闘争、冒険者間の格差・思惑の違いなど、多くの火種がくすぶり続けていた。そして、ついに冒険者の結束の象徴『円卓会議』に決定的な危機が訪れる…

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、伊瀬茉莉也、葉山いくみ、井上麻里奈、櫻井孝宏、名塚佳織、村川梨衣、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

6年ぶり3回めですから

原作未読 2014年ぶりの3期め


自分は最近参加した後追い組です。これまで1期25話+2期25話ともはや大河ドラマ。
みなさまのNH…じゃなかった、、、モンスターが巣くう渋谷の放送局から大陸(中国)にネットワークを繫げる2期最終話。その最終話との繋がりを感じない3期第1話だったため、直近視聴組の私でさえ脳のシナプスが咄嗟には繋がりません。

せめてアバンやAパートでおさらいさせてくれよ!と長期ブランクを意識させるのが6年という時間。

 いや待てよ…その構成ができなかったのかもわからん

この6年の間に『○○から国民を守る党』が国政進出していろいろバレてきたり、実はサーバーを大陸だか半島に置いてましたーとてへぺろした企業が問題になったりと、〝魑魅魍魎放送局が大陸と繋がっている”描写は無かったことにしたかったのは想像に難くありません。作品の内容と同様に現実世界でも政治的力学が働いたと邪推してます。

冗談はそれくらいにして本題です。
お話の繋がりについて序盤は面を食らいますけどそのうち繋がるものは繋がります。むしろこれまで50話休まずOPを担当してきた“デラッベィ♪”が聴こえてこないことにこそ断絶を感じさせます。OP曲変わりました。EDもYun*chiさんの声じゃないのが違和感あったりで始まりと終わりが締まりません。新OPEDの良し悪しとかではなく馴染むための時間が足りてないと感じます。このようにエンジンかかりきらない1クール12話である前提で3期は楽しみましょう。
連続性の演出は重要でして、仮に内容がイマイチでもお約束の担保でファンの目はごまかせるのです。

そうしてごまかせなかった物語の中身。サブタイトルにもなってる『円卓崩壊』ネタはもとより、{netabare}レイネシア姫の婚姻ネタ等の{/netabare}3期になって初出のネタが、過去50話でそこそこ広げた風呂敷にさらに被せてきたのがわかりづらさを助長してる印象でした。

わかりづらいなら整理してしまえ!と自分なりに観点整理だけはしときます。

■2期まで踏まえて3期の注目点

・帰りたい冒険者。残りたい冒険者。
 ⇒{netabare}それほど深掘りせず。{/netabare}
・冒険者と大地人のパワーバランスは変化するか?
 ⇒{netabare}よくわからない。{/netabare}
・現実世界へのアクセスする鍵が出てくるか?
 ⇒{netabare}ほぼ触れられず。月に行けばなんとかなりそうってとこ止まり。{/netabare}
・ミナミは?
 ⇒{netabare}政略結婚の仕掛けでちょい出。いよいよ次のクールでGOTOミナミになりそう。{/netabare}
・カナミは?
 ⇒{netabare}いわゆる大陸案件。クラスティの記憶を奪い英雄エリアスを制御してた仙女の動機が不明。{/netabare}
・恋の行方は?
 ⇒{netabare}シロエ周りはどうでもいいかも…{/netabare}
 ⇒{netabare}五十鈴とルディ。クラスティと姫。戻れる人とゲーム限定の人。これきっと切なくなる。{/netabare}

これだけだとふっ散らかってるんですけどね。そうはいっても楽しめました。
前半の政治劇と後半のバトルと按排の良い配置です。イデオローグに依らず意思決定プロセスが明快。そしてポイントをそれなりにおさえてる政治劇がお気に入り理由なため前半はこれまでの蓄積関係なく楽しんでました。それらにかまけてるうちに大陸で物語が進行してたり、2期で謎の存在だった“古代種”について追加情報出てきたり、特に不満はございません。


よくぞ3期を作ってくれました、でお釣りがくる作品だとは思っているので個人的にはそれだけで充分。
ついでに、、、同じ続編を匂わせるでも“新たな謎をどーぞ”だった2期の終わりよりも“いよいよ核心へ”な今回3期の締め方のほうが好感を持てます。


なんせ6年ぶり3期めですから。
これは2016年の履正社6年ぶり3回目の夏の甲子園出場とまんま一緒です。そして3年後4回めの出場で全国優勝しとります。
2021年4月現在、続編未定ですがプラス3年くらい気長に待ちますよ。奇しくも大阪だし(笑)



※ネタバレ所感

■さすがはアインス様!

〝ズ”ではありません。〝ス”であります。もともと戦闘系ギルドだったのに役場の福祉課みたいになってたギルド〝ホネスティ”の親分。英語だと正直・誠実を表す〝honesty”とさもありなんなネーミングです。無能なだけでいい人たちなんよね。
残念ながら「さすが!」とはならずに、ビリー・ジョ○ルのサッチャロンリワードのほうでした(謎)。

{netabare}サブタイトル『円卓崩壊』の引き金となったアインスのご乱心。重要エピソードです。

これがまた根が深くて興味深い。
内輪の問題解決に外部の力を取り入れて崩壊に至った例は数知れずまさに今回のもそれ。貧すれば鈍す。窮すると最善手に見えてしまうのです。
問題そのものも「貧民に利益を分配してくれ」でしょ? 当然通るものではないところで彼が取るべき選択肢は「分配への対価を示すこと」または「分配がアキバに資することの証明」でした。前者は権利と義務をセットに考える基本のお作法。後者は公共福祉のあるべき姿とのマッチング作業。

そんなやれることせずにひとっ飛びで〝体制が悪い”の結論に至るところがダメよね。

 「もっとこう…話し合うこともできたはずだ」byシロエ

西が大地人と冒険者をがっちゃんこした統治機構をもっていて、冒険者オンリーしかも強制権のない自治組織のアキバ界隈から見ればロールモデルになりうるのが隣にあるのにアインスさん辛抱しようよ、と思うのが本音です。やったことだけで判定するならアインスは残念極まりない人物です。


ただアインスの動機は納得感あり。
それに彼のみならず皆政治家ではなく元はゲームプレイヤーですから判断ミスすら〝致し方なし”とある意味リアルです。
もとがゲームですから大なり小なり弱肉強食な文化が浸透してた前提だったと仮定しましょう。それが仮初めの快楽空間(ゲーム)から実際の生活基盤へと変化する転送を経験して秩序が必要になりました。その象徴が〝円卓会議”です。
ミノリとトウヤがそうであったように低レベル冒険者の搾取問題は1期それも早い段階から。そこにNPC(大地人)の貧困問題も付加されます。それに円卓メンバーは俗に言う勝ち組なわけでしてアインスとは見えてる景色が違ったことでありましょう。
つまり見落としてた部分を拾う者がこの世界には必要であったのです。{/netabare}


導き出される結論は
〝動機は真っ当。手段が不当”ということですよね。


{netabare}額に汗水垂らして頑張った成果を「チャラにしてちょ?」と要求してるのと変わりません。提案ではなくタカリでしかないのに、困ったことに本人は善行をやってるつもりなのでタチが悪いのです。{/netabare}
{netabare}一方のシロエだって駄目なもんはダメ。選挙で思いっきりバ○デンしてましたもん。「法律に書いてないでしょ?」でロジカルお化けが横行すると人心は荒廃します。なんか胸のすくエピソードみたいに仕立ててましたが、やったらあかんやつです。{/netabare}


■オマケ

・{netabare}LV65問題は未解決{/netabare}

・{netabare}レイネシアの母親への啖呵が小気味よかった。
 「お母さまが歩めたかもしれない道を進みます」{/netabare}

・{netabare}カナミ:3歳の子供にこの世界を見せてあげたいとのこと。発想が斬新。
 アカツキ:「主君」呼びと女子力どうこうの連呼がなんともかんとも。
 ミノリ:一番まともそうなのが中学生?と最ロリなんですよね。告白は少女漫画展開でした。
 大阪の女:関わっちゃだめですよ。屈折しててそのうち手首切りそうです。

 あと嫁レース参加者いましたっけ?シロエの周りにまともな女子がいないと思います。{/netabare}



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴 

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2021.05.01 初稿
2022.02.13 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

待ちわびてました

<2021/4/10 追記>
先日完走しました。
楽しかったんですが、1クールだとちょっと短く感じますね。
その分消化不良だったような。
原作のストックもそこまではないだろうし仕方ないのかな。
OPED曲はちょっと残念。
特にOPは「database」が大好きだったので。

それとけしかけられたとはいえ意外とあっさりと{netabare}ミノリがシロエに告白{/netabare}、そして意外にあっさりと{netabare}シロエがお断り{/netabare}するという。
おそらくシロエもちゃんと気がついてたんですね。
アニメ・漫画・ラノベ界隈では朴念仁を貫き通す{netabare}ラブコメ{/netabare}が跋扈しておりますが、本作はそこら辺、物語としてしっかりしてて好感持てます。

いよいよ次は{netabare}ミナミ{/netabare}へ、ですか。
次回作が待ち遠しいです。

<2021/1/24 追記>
1/31(日)0:55〜Eテレで1〜3話の再放送するそうです。
見たかったのに見逃してしまったという方は是非。

<2021/1/13 初投稿>
始まったばかりですがとりあえず評点つけておきます。

一時は続編絶望的なんじゃないかと思っていたぢけに喜びもひとしお。

ついに3期が始まりました。
レイネシア姫の婚姻話から始まり
オネスティの不穏な動き
そして、物語の確信に迫るピースのカケラの情報が・・・

良い感じで始まって参りました。

OPは1期、2期のマンウィズ「database」からついに変わってしまいましたね。
そこはやはり寂しい。

ところでそのOP最後の方。
ログ・ホライズンのメンバーが並ぶ後ろ姿。
一番右の二人は誰なんだろ?

<2021/1/20 追記>
第2話視ました。
うわ、なにこれ。
面白い。
楽しいアキバの街ライフが、気がついたら状況変わってるとか。
やっぱ、これ好きです。

あと、リ=ガンの声。
誰が継ぐんだろうと気になってましたが、藤原啓治さんとかなり違うんでびっくりしました。
も少し寄せてくるかなと思ってたんですが。
そして、藤原さんがもういないんだな、と思うと哀しくなりました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

NHK大河ドラマ「円卓崩壊」

【物語 4.0点】
1クール尺の三部構成。
{netabare}①<ヤマト>における<大地人>の地政学を背景にした<円卓会議>の崩壊と刷新。
②<中原サーバー>における<古来種>とクラスティの動向。
③上記<ヤマト>情勢も遠景にした<典災>と<古来種>が絡むアキバレイド。{/netabare}

<大災害>によるゲーム内世界の現実化という事態にいち早く向き合ったシロエが
「異世界を舐めている」と始めたギルド<ログ・ホライズン>及び<アキバ>統治のための<円卓会議>
だが事態の進行は加速度的かつ深刻であり、既存の<円卓会議>が限界を迎える前半部。

シロエたちのこれまでの活動が、
かつて<ハーメルン>から救済した<冒険者>たちの成長として結実する後半部。

従来のやり方では通用しない無力感もあるが、
これまでの道のりも無駄じゃないと噛み締めることもできる。

この3期に向けて、1期、2期で予習・復習した方が良い過去話は?……全部。
とスタッフが言明している通り、内容は著しくファン向け。
ここまで付いて来た視聴者には報いる要素が敷き詰められている。


【作画 3.5点】
作画ソース量は並で、それを終盤のレイド戦周辺に集中する作戦。
結果、{netabare}ウロコパワーで絶対無敵なトカゲ大王w{/netabare}など怪獣バトルじみた?
まずまずのレイドシーンなどが再現。

一方、惜しいのが政治劇中心となった前半部。
もっと表情を描き込めるだけのソースがあれば、
駆け引きのシーンを深化できたはず。
終盤の人間ドラマでは表情筋が効果的に機能していただけに、
余計に悔恨が残りました。


【キャラ 4.0点】
<典災>と<古来種>の存在が一層、重要になる本作。

プレイヤー=<冒険者>の、住民のNPC=<大地人>等に対する優位性の一つとして、
ゲームプレイを通じて、世界を外側から捉える神に近い視点を有し、
システムにも精通していた点などが挙げられる。

が、<典災>はより上位のシステム権限の如き異能を通じて、
<冒険者>にバッドステイタスを付与。
<古来種>はゲームサービス開始初期からの記憶を明かす。

<冒険者>に対し知識と能力の優位を前提にした従来のやり方の限界を突き付ける。

シロエ、アカツキ、ミノリの三角関係にも進展がある3期。
と言うより、{netabare}そこが白熱して、ラストのレイドボスが割と空気にw
決着後、労う女子の友情良かったです。
安易に囃(はや)し立てたことを謝罪する五十鈴とかグッと来ました。
真の女子力?思い知らされました。{/netabare}

【声優 4.0点】
原作からセリフを厳選して、声優の演技に託す部分も多いという本シリーズ。
今作では、ミノリ役の田村 奈央さんの揺れ動く乙女の心情表現などにも一層、磨きがかかる。

従来の声優陣が盤石の演技をする中、
藤原 啓治さんの逝去により、リ=ガンを代役した多田野 曜平さんも、
渋味を増した彼なりの賢者ぶりを披露。

あとは<典災>エレイヌス役の五王 四郎さん。
御年73歳のいぶし銀ボイスによる{netabare}「汝ら崇敬の対象をもつや!?」{/netabare}との煽りが、
妙に脳裏にこべり付いていますw


【音楽 3.5点】
劇伴は高梨 康治氏の続投。やはり駆け引き中心の序盤は大人しいが、
戦闘シーンが増える終盤に向け、シンフォニックロックを集中砲火♪

OP主題歌はBAND-MAID「Different」
ついに変更になったOP。
ガールズバンドのハードロックと共に流れるOPアニメーションは引き続きストーリーダイジェスト型。
毎度、2回目の“Let's go it`s show time”に合わせて
ポーズを決める魚顔のマルヴェス卿に吹き出してしまうのは私だけでしょうかw

ED主題歌は大城 美友さんの「ブルー・ホライズン」
こちらも歌手交代により、くすぐったい恋愛ソング→
伸びのあるボーカルによる心地良い応援ソングに。


【感想】
2期まで私は<ヤマト>は<大地人>の5つの文化圏の境界が
明確に確立された地域だと思っていました。
が、本作を見て、西国でかつての権力は衰えたものの、
古王朝の権威は保持している<神聖皇国ウエストランデ>が、
東国の<自由都市同盟イースタル>の勢力圏及び<冒険者>の街<アキバ>に対しても、
任官などを通じて影響力を及ぼすことができる。
中世日本の朝廷と幕府の二重支配の如き複雑な構造が、
局地に波乱をもたらす、誠に厄介な火薬庫だと理解して、私は興奮していますw
面倒臭いのサイコーですw

そんな<ヤマト>情勢をも利用して難局を乗り越えるシロエには、
名家の当主より“東の外記(げき)”なる律令国家じみた栄誉ある称号?が与えられました。
これは<ミナミ>の“西の納言”濡羽と対を成す構想とのことですが、
3期では、そこまでは進展しませんでした。

アニメ3期をもって、原作web小説書籍化以来のメディアミックス体制も一旦、畳まれるという『ログホラ』
“東の外記”と“西の納言”とのアニメでの再会。私は気長に待ってます♪

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

71.9 4 災害でモンスターなアニメランキング4位
ログ・ホライズン 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (980)
5715人が棚に入れました
シロエたち「冒険者」が、ゲーム「エルダー・テイル」の世界に閉じ込められて、はや半年。
当初は混乱が広がっていたアキバの街も、自治組織「円卓会議」の結成を経て、活気と平穏を取り戻していた。
もともとのゲーム世界の住人であった「大地人」とも、ザントリーフ半島でのゴブリン防衛戦を経て信頼が深まり、大地人貴族の筆頭格であるコーウェン家の令嬢レイネシアは、アキバの街に大使として赴任することとなった
季節はまもなく冬、冒険者たちは、この異世界でいかに行動するか、何を目指すかを、それぞれ模索している。
アキバの街で、西の都で、北の大地で、あるいは遠い異国で、冒険者たちの思惑はぶつかり、交錯する―。
「ログ・ホライズン」第2シリーズ。はたして、シロエと仲間たちにはどのような冒険が待ち受けているのか!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、井上麻里奈、下野紘、名塚佳織、櫻井孝宏、村川梨衣、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、伊瀬茉莉也、藤原啓治、代永翼

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2期も安定の面白さ

原作未読。多くのキャッチさんからの紹介で第1期に引き続き視聴。
紹介して下さった多くのキャッチさんに感謝です。

視聴される方は必ず第1期を先に視聴して下さいね!


第2期でようやく主人公の本気、『全力管制戦闘(フルコントロールエンカウント)」が披露されます。
この手の作品は、バトルシーンが重要だと再確認。やはり燃えます。

アカツキが可愛かった~!
作品中もさるとこながら、EDはヤバくないですか?
EDが一番の見どころというと語弊があるかな?
でも、そのくらい可愛かったです。

第1期に引き続き登場人物が個性派揃いで良かったです。
第2期から登場の面々も面白かったです。
声優さんも違和感なかったし、作画も見やすくて良かったです。

まだまだ物語が続きそうな雰囲気だったので第3期を楽しみにしているのですが・・・。
脱税✖NHKでは厳しいのかなぁ?

2020.02.01追記
第3期、決定しましたね!
楽しみでしかありません!
半分諦めていただけに、喜びも倍増です!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 59
ネタバレ

toshi1015 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

16話視聴 原作、web版カナミ;ゴー・イースト、既読

訳もわからず巻き込まれたMMOの世界、今の現実と捉えその世界に住むNPCをちゃんとした人として共存を模索しながら、自分の置かれている状況を少しずつ解き明かし、登場人物ひとりひとりが成長していく。2期楽しみ。


1話「北国のシロエ」
{netabare} 時系列順にしてるっぽいですね。(但しカナミ編は9月の出来事…)
色々ネタバレシーン盛り沢山
今回は色々ありましたが、シロエがまたいつもの病気で、ひとりで抱え込もうとするも直継がひとりにさせず付いて行く。ってのがメインではないかしら。

カナミ「越えるピンチはでっかい方がさぁ~…あとでご飯がおいしいじゃん」からのOP、キャラの装備が一新。
レイド挑戦を見て考えると言われ、メンバー集め…。ミナミの動きも気になるので円卓やアキバの街のメンツは動かせない…。
シロエ「当てならある…。」

最後に気になる回想シーン後、新EDでした。
{/netabare}

2話「無法者とミスリルアイズ」
{netabare} 今回は新キャラにテトラ登場。直継との掛け合いが面白かったです。
アキバサイドとレイドメンバーのメインストーリーを同時進行かな~。カナミ編と年少組はじっくりやって欲しいしな~。

[今後の鍵]
ウィリアムの「あれから何回死んだ?」「死ぬと色々わかんだよ…」と軽いところでテトラの「ロンダークは西に流れたし~」

時系列にも書きましたが〈DDD〉〈黒剣騎士団〉〈第八商店街〉〈シルバーソード〉そしてシロエ&直継と主要メンバーがアキバの街に居ないので、ミナミの動きに注意しまくりでした。
1期より熱い展開盛り沢山なので楽しみです。 {/netabare}

3話「奈落の参道」
{netabare} 〈一なる庭園のヴァンデミエ〉〈五なる庭園のエルレイーダ〉原作でサクッと流されたレイドボスを使いレイドの説明とアカツキ編の導入部分でした。
レイドに参加経験の無いアカツキ、前回希少なレイド贈与可能(通常は不可)小太刀に続き、レイド必須の秘伝の上位の特技階級《口伝》…レイドか…。って思い悩むのは次週かしら…。
「我らは貴様らの犬では無い…思い上がるな冒険者風情ども」

うーん…シロエサイドとアカツキサイドを同時進行ぽいですな~。うまくまとめないと混乱するので演出さんや監督さんの腕の見せどころですな…。

元々原作でも、ログホラのTRPGと言うゲーム本まで原作者が出してるくらい作り込まれてる作品なので、活字で見る分には世界観を拡げる助けになる細かい設定描写も、アニメでは画でサクッと済ませた方が解りやすいと思うんだけどな~。

余談ですが、原作者の橙乃ままれさんが、再構成&加筆盛り沢山でカナミ編をwebで書籍化前に発表してくれてますね~。
毎週の楽しみが増えました♪亀からカエルになっててクスッとしました。「ログホラ なろう」検索で見つかるはず… {/netabare}

4話「ひび割れた翼」
{netabare} 若干脚本さんオリジナル解釈版でしたな。そして引き画の作画が…。
アカツキ、レイネシアの心の動きと、飽きつつあるクラスティ…。
アキバの街の描写など増量して、色々なキャラの心理描写を省いてましたな~。どうまとめるのかしら…。

【アカツキ】
・シロエの傍に居るにはアサシンの私はもっと強くならなければ自分の存在意義が…。ずっとコンプレックスにひとり悩んでる。(シロエと同じ悩むとひとりになろうとする) 
・警護という名目で始まったレイネシア邸女子会で色々な人と出会い想いに触れ…。
【レイネシア】
・冒険者さんと私達は違う、楽しいと思ったら伝えないと伝わらないから…。ましてや友達などでは無い…。(エリッサ曰く、「楽しかった」と白状してるじゃない…) 
{/netabare}

5話「クリスマス・イブ」
{netabare} 原作を読むことでストーリーを先に頭に入れて、単純に画であったりとか、表現だったりを楽しむ感じで、ストーリー把握を一切考えずにアニメを見るのですが…
2期は脚本さん独自の解釈であったり、尺の問題でカットではなく色々足されたりもしてるので、登場人物の性格などアニメオリジナルに近いと思います。
僕はアカツキちゃんは原作の方が好きかな・・・。

色々書きましたが、原作ファンから言うと わざわざ2冊の違うエピソードの話しを、同時進行にして軸になる話を増やし、更にアニメオリジナルエピソードやらセリフ入れ込んで、未読さんはキツイ気がするのだが・・・。ほんと上手くまとめてくれる日は来るのか・・・。

【レイネシア】
・供贄一族の若頭、菫星から〈動力甲冑〉が盗まれ、殺人鬼は〈大地人〉。
・魔法供給を停止するとモンスター結界や衛兵システムが10年単位で使えなくなる。
・レイネシアひとりに、大地人と冒険者の関係に亀裂を入れかねない判断が丸投げされる。

【アカツキ】
・菫星との話を聞いてしまい。ひとりでレイネシアを助けようと街に。
・殺人鬼と戦闘中のソウジロウに助太刀に入る。〈口伝〉だけでは無い大切な何かに触れるも、分かることが出来ないまま倒れる。
{/netabare}

6話「夜明けの迷い子」
{netabare} リーゼとレイネシアが友達に、アカツキ死後に地球?が見える浜辺でシロエと語り合う、お茶会メンバーの仲間達で結束を固める、〈大災害〉は終わってない、クラスティが消える。

大筋はたしかにそうなのですが、ニュアンスが……。
年少組編とカナミ編は原作の中でも好きな話しなので、それまでには立て直してほしい…。

【アカツキ】
・後悔や辛かった思い出を再体験。
・地球?が見える死後の白い浜でシロエと会い、もう一度立ち向かうため記憶を捧げる。
・シロエの居ない今、出来る事を全てする、コンプレックスを認め助けを乞う。
{/netabare}

7話「水楓(すいふう)の乙女たち」
{netabare} ビックリした。まさか原作1~2行の《口伝》修練(男性メンバーも居る)連携訓練の描写を軸に説明回なんて…。

レイネシア邸(水楓の館)が作戦本部な事もあり、女性のみ(お茶会メンバー)で殺人鬼攻略部隊を構成。
この描写を省いてなぜタイトルを…。まあドルチェさん混じってたけども…。

エンディング後の次週予告のネタバレ度が酷い…。ほぼあらすじ…。原作未読の方は予告は見ない方が次週楽しめるかも・・・。

【アカツキ】
・殺人鬼の武器が、何度も見た〈霰刀・白魔丸〉と伝える。
・〈動力甲冑〉の瞬間移動+基本能力Lv110ほどに合せ、〈霰刀・白魔丸〉怨嗟のフレーバーテキストが〈大地人〉侵蝕。フルレイドBossルグリウス能力、冷気の範囲攻撃、エリア内人数による能力上昇、HP増大と推測。
・「子供扱いされたくない」というコンプレックスと向かい合い。弱さを受け入れ、助けを求めた事で、《口伝》修練、連携訓練などたくさんの人の温かさに触れる。
・夜間外出禁止令により、フルレイドメンバー以外はアキバの街の屋内へ。
・24人を2〜3人組変則10小隊に分け、アキバの街広範囲を索敵。
・アカツキ、マリエール組がフルレイドBossルグリウスと戦闘開始。

【レイネシア】
・アカツキがひとりで、問題解決に向かってくれた事を「都合がいい」と思ってしまったり、祖父やクラスティに泣きつこうと思った事をアカツキに伝える。菫星がレイネシアにした問題の丸投げを…。
・能力の弱い存在でも譲れない一線がある。全てを人に委ね劣ってると認めてしまえば、友達という対等な関係で居られなくなる。
・殺人鬼事件という〈大地人〉が犯した過ちの責任を背負うため決意レイネシアの戦場に立つ {/netabare}

8話「アキバレイド」
{netabare} パジャマパーティー描写が可愛かったわ~。
アカツキやレイネシアが少しずつですが成長した回でしたな。
細かい伏線やら設定が地味多かったけど、大まかなのだけでも…。

カナミ編で絡んでくる、伏線的なものがちらほら、ルグリウスは、元「イズモ騎士団」の《古来種》やら異なるステータスが交互に表示など。

《口伝》は獲得できる保証も無いまま、磨き続けた技能。システムが後付で命名…。本人からしたら「くだらない」

【アカツキ】
・水楓の乙女たちが作ったり持ち寄った装備に包まれて、アカツキとマリエールの初レイド。
・装備やスキルなど他に強さを求めた以前の自分?と対峙。
・《口伝》影遁を会得。
・〈霰刀・白魔丸〉破壊、ルグリウス撃破。

【レイネシア】
・〈動力甲冑〉盗難により、無害と見ていた〈大地人〉による襲撃事件。
・菫星の責任丸投げは、困ったらお祖父様やクラスティに丸投げしてた自分と重なる。
・ヘンリエッタのサポートもあり、以前の自分と決別すべく、〈大地人〉全体の責任を背負いアキバの街の戦闘禁止&モンスター結界の10年単位での機能停止を決断。 {/netabare}

9話「変わりゆく戦場」
{netabare} 24人フルレイド戦闘で、ボスが2体増援…72人居ないと無理だ状態で全滅。
シロエ大災害後の初死亡。
《円卓会議》のコネを使い情報収集。〈大地人〉〈冒険者〉以外のこの世界に引き込んだ《第3の存在》の可能性…。
真意を伝えないまま、出し惜しみして失敗…。次こそは…。

地味に色々設定を把握してないと、無理ゲー、自問自答、説明回と感じちゃう気が…。 {/netabare}



原作でも判明して無い、オチを妄想…
{netabare}
・実は未来的なオチ??もしや箱庭系?
・科学の進化しきった時代→暗黒期→エルダー・テイルの世界

《第1森羅転生》滅ぼされたアルヴ族の六傾姫が、魂魄の魂(MP)を集め亜人間(モンスター)を作った
《第2森羅転生》〈冒険者〉を作った→
《第3森羅転生》とは…。
ゲーム世界に人が閉じ込められた?精神だけ持って行かれたのか?現実の自分は?そんな事は原作でもまだ明かされて無い…。
しかもまだ終わって無い…何が起こっているのか…。

・魂魄理論で行くとテストサーバーに魂(MP)が行き、自分(魂)の一部(MP)を少し流しエルダー・テイル世界へ戻る…。
テストサーバーにMP集まりまくってるよね…。もし《第3の存在》がその膨大なMP利用できたら…。〈望郷派〉という「十分なだけ死ねば地球に戻れる」なんて主張してる団体も…。死が増える事でMPがドンドン貯まって…。

な~んて事まで考えれる展開なんだけど、そんな事はあくまで伏線的な設定で、原作でもその辺はまだ明かされて無いので、実は細かい伏線を追い勝手に予想する楽しみもログホラの好きな所。

色々と比較される某ラノベ作品を、web時代のまだ販売前の完結まで読んだ上で個人的感想だと、
ピンチ →「うぉぉぉぉ!」謎パワー →勝利 
ほぼこれです。トラウマ展開ちょこちょことハリウッド映画みたいな分かりやすい展開で考えず見れ、素直に映像を楽しむには良い作品。

ログホラも原作既読ですが、地味に細かい設定まで作り込んであり、なろうサイトで橙乃ままれさん本人が認めて二次創作から、本家に反映される設定など、アニメとしては色々と大変そうかな…。
年少組とカナミ編は分かりやすい話なので期待。 {/netabare}

~~~~~ 追記 ~~~~~

14話「カナミゴーイースト」
{netabare} 新たな存在の典災、ステータスの2重表示、そして《放蕩者の茶会》元リーダーのカナミが、周りを巻き込みながらの旅編。Botや古来種まで巻き込み、ユーラシア最東端ヤマト目指しGOイースト

ミナミでKRがカズ彦との会話で、9月頃のカナミとの旅を回想って感じでスタート。(初見さんは混乱しそう…)最後も回想明けって感じでミナミの風景…。既読だからわかるけど初見さんは…。

絵コンテさんなのか、監督さんなのかはあれですが、初見さんにはかなり分かりづらい気がします。

・進行してるカナミ編とは全く別の伏線ぽい冒頭と終わり…。
・シロエ班、アカツキ班の別エピソードの同時進行…。
・1エピソード(原作1冊辺り)5~6話だったのが、まさかの1話
・アニメオリジナルエピソードが14話中2つも…。

原作は芸が細かくて好きなのに…雑にして…。
今回もね、原作じゃハーフガイアの距離をちゃんと計算する会話あって、留学先のイギリスから5000kmを1日50kmで3~4ヶ月まあゆっくり行っても半年なんて会話してて…。時間や時系列などバックボーンがしっかりしたストーリーなのに。。。
気が付いている人もいるとは思いますが、もういつ登場してもおかしく無いのです・・・あのリーダーが・・・

{/netabare}


15話「旅立ち」
{netabare}
ログ・ホライズンのシロエ&直継、アカツキに続き、年少組(トウヤ、ミノリ、五十鈴、ルディ、セララ)のお話。
年少組だけで初めてのクエスト。不安よりもワクワクな気持ちで準備。

・大地人の酒場で、五十鈴が好きな歌を披露すうるように。
・レベルが上った年少組は、マジックバックを作るの素材集めに、アキバからレッドストーン山地(長野の赤石岳)まで遠征することに。
・道中の街や村で、演奏もしたいねと目標も立てて出発
{/netabare}


16話「真昼の吸血鬼」
{netabare} 年少組だけのツアーも兼ねた旅。野営になろうと料理を失敗しても、旅のスパイスと楽しい感じ。そしてロエ2が登場。。。活字だとあれですが、ビジュアルやら何やらかなりネタバレ感がすごいですな・・・瓜二つです。
ミナミの街でも不穏な動きが・・・

そして、ロエ2で始まる原作ep10、発売前の新作冒頭部分がなろうサイト橙乃ままれさんのマイページ、活動報告で書かれていてその冒頭部分だけでも色々な今まで謎だった事やらワクワク感が。。。アニメを脱線しました・・・

・クラスティが行方不明になり3ヶ月以上、何とか〈DDD〉を持続させるも脱退者流失は止められない。
リーゼもお茶会の友達に癒されながらギリギリの運営。 {/netabare}


時系列(ex竜吼山脈編部分も追記)
物語が始まる以前の話
{netabare} 《神代》伝説の彼方に沈んだ遥か昔  
[大地人サイド] ユーレッド大陸(ユーラシア大陸)を中心に繁栄していた伝説

【350年前】(29年前) 
   [大地人サイド]魔法発明者〈アルヴ族〉絶滅。(〈人間〉〈エルフ〉〈ドワーフ〉により)

【300年前】(25年前)
 [大地人サイド]
・アルヴ王族の姫が愛玩奴隷。
・〈六傾姫〉反撃。《第一の森羅変転》 亜人間(モンスター)発生。

・人間族などの対抗策〈猫人族〉〈狼牙族〉〈狐尾族〉〈法儀族〉誕生。
・亜人間危機より新大陸ウェン(アメリカ大陸)への移住者も現れる。
・〈古来種〉誕生。

【240年前】(20年前)
 [大地人サイド]
・人間族側対抗策 《第二森羅変転》〈冒険者〉出現。
 
 [冒険者サイド]
・エルダー・テイル発売オープンβ開始。
・進化しきった科学文明(神代)が「引き裂かれ」、長い暗黒期のあと再構築された世界(エルダーテイル) {/netabare}

1期
5月 【大災害】《第三森羅変転》、拡張パックLv上限100になる。
{netabare}【アキバの街】
シロエ、直継、アカツキとPK撃破、〈三日月同盟〉代わりにススキノ遠征、デミクァス撃破セセラ救出。帰路でゲーム時代には無かったにゃん太の【味のする手料理】
【ミナミの街】
〈Plant hwyaden〉ギルマス濡羽、貴族と斎宮家に取り入る。{/netabare}

6月 《円卓会議》結成。
{netabare}【アキバの街】
・格付けによる治安、初心者軟禁ギルドの存在を聞く
・シロエ〈記録の地平線〉結成ギルマスとして〈三日月同盟〉協力要請。(軽食販売クレセントムーン)開店。
・3大生産系ギルド〈第8商店街〉〈海洋機構〉〈ロデリック商会〉と契約。ギルド会館購入。
・アキバの街代表12ギルド集め会議、〈シルバーソード〉退席。
・11ギルドで治安回復や問題解決機関《円卓会議》結成。
・ゲーム時代には無かった【蒸気機関】開発
・同時刻、初心者救出作戦。ミノリ、トウヤ救出。
・〈記録の地平線〉新しいギルドホール引っ越し。トウヤ、ミノリ加入。

【ミナミの街】
・濡羽がミナミ衛士機構掌握。衛兵を私兵化。
・貴族と執政家を使い、大神殿ゾーン購入。〈Plant hwyaden〉ミナミを掌握。 {/netabare}

7月〈自由都市同盟イスタール〉から〈円卓会議〉に書状。

8月 クエスト「ゴブリン王の帰還」発動。
{netabare}【アキバの街】
・マリエール責任者の新人プレイヤー夏合宿
・〈円卓会議〉代表選抜メンバー〈自由都市同盟イスタール〉へ
・遠征軍帰還後に、基本条約、相互通行通商条約、平和条約を締結。

【チョウシの町】
・ミノリ、トウヤ、セセラ、五十鈴、ルンデルハウスでパーティを組み合宿訓練。
・〈冒険者〉60人に対し1000体以上のモンスターがチョウシの町に進軍。
・ミノリPT戦闘に勝利するもルンデルハウス死亡。大地人のため蘇生呪文無効。シロエに助けを求める。
・シロエ、ゲーム時代には無かった【契約術式】を開発。ルンデルハウス〈大地人〉から〈冒険者〉として復活。〈記録の地平線〉加入 {/netabare}

{netabare}【エターナルアイスの故宮延】
・クラスティス、レイネシア姫と初対面。
・シロエとアカツキ、大地人〈ミラルレイクの賢者〉リ=ガンから魔法の等級、〈森羅変転〉、〈魂魄理論〉を聞く。
・遠隔中継で〈円卓会議〉開催。東北から最低でも2万弱の軍事侵略「ゴブリン王の帰還」と推測。
・レイネシア姫、アキバの街で演説。義勇兵1200人以上の遠征軍にて緑小鬼の将軍とレギオンレイド戦闘。撃破。

【ミナミの街】
・クエスト〈スザクモンの鬼祭り〉発動。{/netabare}

9月 マイハマで条約締結の祭典。 ※14話部分追記
{netabare}【アキバの街】
・五十鈴〈三日月同盟〉から〈記録の地平線〉へ加入。レイネシア親善大使としてアキバの街へ。

【アオルソイ】
・イギリスに留学したカナミは、コッペリア、エリアス、レオナルドKR、を巻き込み、唯一拡張パック導入の日本へ向かう。
(ハーフガイア距離5000km、1日50kmで約3~4ヶ月…軽い感じの旅)
・疫鬼と言うステータス2重表示に会う。
・典災と表記されし者を撃破
・KR、通常は契約できないランクのガーネットドラゴンを召喚、黒竜撃破。契約に基づき赤竜に身体の一部を食べられ。
ヤマトサーバで復活。

【ミナミの街】
・イコマの〈Plant hwyaden〉本拠地にKR訪問。元放蕩者のお茶会メンバーKR、カズ彦、秧鶏、再会。
・KR〈Plant hwyaden〉に加入。
{/netabare}

10月『天秤祭』開催。
{netabare}【アキバの街】
・神聖皇国ウェストランデ貴族マルヴェス卿による情報飽和攻撃も円卓会議で退ける。
・濡羽とシロエ対面。〈Plant hwyaden〉に勧誘を断る。{/netabare}

2期
11月パルムの深き場所 新レイド
{netabare} 【アキバの街】
{netabare} ・アニメオリジナルep「ギルド対抗アフターハロウィン大運動会」
・[円卓会議] ギルド会館など外的侵略防衛の為買った施設維持費で財政が破綻→供贄一族(衛兵、銀行、街ライフライン、モンスター結界などのシステムなど管理している一族)若頭の菫星にシロエ80兆の融資を断られる。
・アカツキ 表向きはレイネシア護衛(ミナミの監視を欺く意味も)と言う名目で残る事に。「強くなりたいな…」 {/netabare}
【遠征軍】
・「ゴブリン王の帰還」討伐遠征。

{netabare}〈DDD〉クラスティ〈黒剣騎士団〉アイザック〈第八商店街〉カラシンなど主要メンバーを投入した大地人の村など襲わせない為の包囲殲滅作戦。{/netabare}
【シロエ&直継】供贄の里→ススキノ(北海道)→パルムの深き場所(秋田)
{netabare} ・シロエ、ひとり供贄一族の里に乗り込もうとするも直継が付いて行く。2度めの交渉。融資はレイド挑戦を見て考えると言われる。
・円卓会議から抜けススキノに移ったウィリアム(ミナミの監視が離れた?!)にフルレイドメンバー(6人×4組)依頼。
・ススキノの街が〈シルバーソード〉が来た事で治安回復していた。
・〈シルバーソード〉にデミクァス、テトラを加えたメンバーでレイドに向かう事に。 {/netabare} {/netabare}

12月 アキバレイド
{netabare}【シロエ&直継組】 
{netabare}・アニメオリジナルep〈一なる庭園のヴァンデミエ〉〈五なる庭園のエルレイーダ〉
・3週間ほどかけてレイドボス2つ撃破。


・〈七なる監獄のルセアート〉と戦闘中。〈三なる監獄のイブラ・ハブラ〉〈四なる監獄のタルタウルガー〉フルレイドBOSS2体追加。
・〈シルバーソード〉とシロエ組 全滅
・大災害後の初死亡、死にたくなった過去を再体験。
・ロデリック、ソウジロウ、ミチタカ、カラシンと円卓会議のコネを使い情報収集、結果〈大地人〉〈冒険者〉以外の第3の存在は居ないという情報ばかりが用意されたように集まったことを思い返す。
・月?の14番目のテストサーバー〈Mare Tranquillitatis〉でアカツキと会う。
・アカツキと共に記憶を捧げエルダーテイルの世界へ
・ギルマスのウィリアム思いをぶつけ、ギルメン達にも想いが伝わる。
・再度フルレイドBOSS3体同時攻略。
・デミクァス、シロエを最深部まで送り届ける。お互い「折り合わない」と言う部分で折り合いをつける。
・菫星との再交渉。
・ゾーン購入と言う冒険者だけが制限を設けられる仕組みを、購入後ヤマトに譲渡する事で大地人と公平な権利に、不平等は争いの種。
・ヤマトの地表全体を1度購入するための融資。
・ウィリアム達、ギリギリで2体撃破。シロエの交渉成功により、ゾーン安全化にも成功。
・てとら〈記録の地平線〉に加入。
・アキバに帰還。 {/netabare}

【アキバの街】
{netabare}・秘伝より上のゲーム時代には無かった特技階級《口伝》が街の噂に…(秘伝はレイドでしか習得出来ない)
・護衛というレイネシア邸でのお茶会に〈D.D.D〉〈ロデリック商会〉〈三日月同盟〉女性メンバーも参加。
・アキバの街に殺人鬼
・〈西風の旅団〉に続き〈ホネスティ〉からも犠牲者
・供贄一族若頭、菫星からレイネシアに〈動力甲冑〉が供贄衛兵のひとりに盗まれ〈大地人〉が冒険者を襲ってる犯人だと伝えられる
・ソウジロウ、アカツキ敗北。死亡
・〈ロデリック商会〉大災害は終わっていない。(性差が影響を受ける、ヤマトが大きく、フレーバーテキストが使う者に影響、サラダ程度なら誰でも)
・〈霰刀・白魔丸〉怨嗟のフレーバーテキストに侵蝕された、フルレイドボスルグリウスの能力も併せ持つ。
・〈殺人鬼〉エリア人数による能力上昇が判明(屋内人数は含まれ無い)
・レイネシア邸(水楓の館)が本部な性質上、女性のみで部隊編成(レイネシア邸お茶会メンバー)
・〈円卓会議〉に夜間外出禁止令を要請。

・アカツキ、マリエール組が殺人鬼と遭遇。
・レイネシア、アキバの魔力供給停止。
・アマノメ多々良による打ち直し〈喰鉄虫・多々良〉を使い〈霰刀・白魔丸〉破壊。殺人鬼事件解決。 {/netabare}

【遠征軍】
{netabare} ・1ヶ月で全体の3割ほど討伐。北東部〈大地人〉安全確保の為〈七つ滝城塞〉へ追い込むゆったりとした山狩り進軍。
・ゲーム時代に無かったゴブリン軍が戦闘訓練
・高山三佐の武器〈カラミティ・ハーツ〉フレーバーテキスト「一振りであらゆる災厄を引き起こすとされる死神の鎌。」
・〈カラミティ・ハーツ〉が赤く輝き、クラスティを光に飲み込む。高山三佐も片腕欠損。 {/netabare}  {/netabare}

~~~~~ 追 記 ~~~~~
2月 アニメオリジナルep。2.14甘いワナ

3月 
【年少組】
・魔法の鞄の素材を求め、トウヤ、ミノリ、五十鈴、ルディ、セララ達だけの旅開始。(3月1日の4日前)
・木こりがモンスターに襲われてるのを救出、護衛。
・ロエ2に助けてもらう。

【ミナミの街】
・冒険者が作って飽きてしまった鋼鉄列車に十席の一人で大地人ミズファ、お目付役にカズ彦。


あくまでも個人的な意見です┏○ペコリ
ログホラ大好きな作品。(14.10.06)
{netabare}ログ・ホライズンは、書籍販売後もWebで全部読めてしまう作品。

なんと言っても「小説家になろう」サイトで試食とは言わず全部読めちゃうんです。
今現在も、原作者の橙乃ままれさんが新作も書籍化前にWebで先に公開してくれちゃってるんです。

…ですが、書籍版は挿絵やら加筆、巻末には戦闘時のMAPやモンスターの設定など買って良かったと思えるプラスαが盛り沢山なのです。
原作やBDなどもそうですが好きな作品へのお布…ゲフンゲフン。

まだ9/29発売新作入れても8冊なので、未読の方には好きなBGM聞きながら秋の夜長のお供にオススメの1冊です。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

冒険者 みんな揃って ログホラ依存

原作未読 全25話

1期も25話あったのでここまでしめて50話とボリューミーです。
3期やることを知ってるので未完だと事前にバレてるとこからの視聴です。この2期25話を使って掘り下げたと見るべきか、逆にだらだらと引き伸ばしやがってとなるかは微妙。やや前者寄りかなと評価している『ログ・ホライズン』2期でした。

閉じ込められたところはプレイ時と微妙に異なる世界が拡がっている。
違和感を修正しながら、ノールールな世界に秩序をもたらしつつ現実世界に戻る鍵を探る。『シムシティ』『A列車』の街づくり。『信長の野望』の国造り。解説付きプレイ動画みたいなとこありました。

戦闘では「バトルの見ための面白さ」「独自設定の説明に納得する」「戦闘明けの新事実発覚への期待」なんてのがお楽しみ要素でした。
街づくりや擬似外交は良い意味で政治要素を含み、納得感のある意思決定プロセスを踏んでました。

 でもこれの延長だけでは飽きるでしょ?

街づくりシミュレーションゲームも強くなってしまえば作業ゲームに成り果て陳腐化します。戦闘も敵方に新しい要素を入れ続けないと飽きてくるので後々の整合性を保つことがきつくなってきます。

という事情があるのかないのか、中心人物のシロエやアカツキらの露出を下げてサブ達が活躍。作品評価爆上がりせずとも安定してるように見えたのはそんな不断の努力があったからでしょう。


実はちょっと危惧してたことがありました。1期レビューの締めで触れてたこと。
この世界に慣れて正常性バイアスが働き、いつまでもこのまんまみたいなのでダラダラ続くようだとちょっときつくなるかもしれません、と。

懸念通り日常回多め。主要人物から周辺キャラへシフトさせ目線外しをしてそうに見える展開。
なんですが実際はやや違いました。ギリ踏み止まったと感じます。

戻りたい戻れない。帰りたい帰れない。だけではなく、この世界に居続けたい。戻りたくない。帰りたくない。期間が長くなるにつれての人心の荒廃にきちんと触れていた2期だったと思います。
中間地点の位置付けな2期において心ならずも閉じ込められた人たちの葛藤描写があったことは僥倖でした。これがあったおかげで3期も楽しめそうです。ではLET'S 3期!



※ネタバレ所感

■モラトリアム

大地人(元NPC)を除き現実世界から連れてこられた冒険者は死なない世界です。
これキツイですよね。元の日常への憧憬があればあるほどしんどいです。振り返ると当方ゲームに閉じ込められたり異世界に飛ばされたりする作品の評価がそれほど高くないです。現実世界での傷を慰撫する傾向が強いことが理由。なお現実世界と謝絶しリセットして無双するやつは論外。
その嫌ーな感じの部分にきちんと向き合っていて好感を持ちました。

{netabare}某メガヒット映画のプロモ映像でこうありました。

「老いることも死ぬことも 人間という儚い生き物の美しさだ」
「老いるからこそ死ぬからこそ 堪らなく愛おしく 尊いのだ」と。{/netabare}

{netabare}具体的に触れたのが第19話。こぞってワイバーンに潰されにいく騎士団の面々。常時は目が死んでいて死ににいく時は恍惚としてて、トウヤの葛藤と合わせてやっと深淵に触れたと思える回でした。{/netabare}

現実はこうである。今いる世界はこうである。よって…に対して多様な想いを用意してましたね。



■{netabare}シルバーソード/ウィリアムの厨二演説(第10話){/netabare}

普段なら鼻で笑ってたかと思います。

{netabare}ウィリアムさんの回想。面罵される日々。

「で、それって何の役に立つの?」
「へー…ゲーム?」
「いまどきPCで?ソシャゲでよくね?」
「休日に家にいるの?」
「お前、カラオケとか誘われなさそうだもんな。」
「パソコンに話しかけんでしょ?」
「もっと将来に役に立つ趣味にすれば?」
「まあそういう人もいるよね」{/netabare}


正論。というより私も同じ考えです。


{netabare}レイドボス3体同時出現で心が折れそうなメンバーにどう声をかけたらいいのか?
それで感動的な劇伴を背後に、ウィリアムさんが捻りだしたのが以下↓文字おこし

それじゃあいつらと同じじゃねェか
分かった風な顔して有り難いアドバイスとやらをしてきやがった
そうだと思うよ。それがどうした。クソくらえだ
負けちまったぜ。全滅だ。もうお終いかもな。無駄だったんだろう
連中がいつも言うように俺たちが馬鹿で愚にもつかないことをやり続けてきただけなんだろうよ
引き籠りのゲームジャンキーだ。廃人だぜ!

でもそれがどうした。そんなの先刻ご承知なんだ。わかっててやってるんだ
でも俺たちはゲームが好きなんだ。これを選んだんだ。これで終わりでもいい

だがよ。ゆずれねぇ。ゆずっちゃいえねえもんってものがあるんだよ。たいしたことないさ
レイドに負けただけだ。そんなことはよくあることだ。ショックを受ける必要なんてない
だってこんなのサーバーに記録された勝敗データが1個増えるか増えないかってだけのことじゃないか
ゲームなんて子供の遊びだ

神様にだって無駄だったなんていわせねぇ
サーバーに記録されたビットの情報に何の意味があるかって?
あるんだよ意味が。俺があるって決めたんだ!
それは凄くて素晴らしいもんだって俺が決めたんだよ
神様の決めた正しい価値ってもんがあってそれが万人に通じるはずだとか…
そういう与太を信じてる連中にはわからねーよ
どんなにアホに見えたって、偽物じみた金ぴかだって俺が…
俺たちがそれは凄いと思ったらそれは凄いんだよ
それが選ぶってことじゃねーか。俺たちは選んでここにいるんだ!

俺たちはエルダーテイルで過ごした。長い長い間過ごした
そこに強敵が現れて、俺たちは剣だの弓だのを担いで突撃するんだ!
わーっって叫んでガキみたいに突っ込むのさ!
そんでもって勝ったり負けたりするんだよ
あーそうだよ。全部サーバーの上でビットがパカパカ1になったりゼロになったりしてるだけだよ
それがどうした?俺たちはそのために血道をあげてるんだ。それがすげーんだ

勝ったら大喜びで戦勝記念だ。幻想級を山分けで乾杯だ
負けたら悔しくなってそのまま反省会で、日を跨ぐまで騒ぐんだよ
くだらねぇって言いたければ言え。おもちゃだろうが安ピカだろうが関係ない

俺らが凄いって思って俺らが時間をぶっこむって決めたら…それは本物なんだよ!{/netabare}


ふーっ…文字起こししんど。。。

{netabare}{netabare}1ミリも共感できません{/netabare}

普段なら鼻で笑ってたかと思います(二回目)。
ところがどっこい、いわゆる陰キャのリアル。鬱屈した負の感情の吐露ってのを描くことは珍しいんじゃないかしら…と思ってみたり。うん悪いことではない。
当初は感動的なBGMだったことも手伝ってどうみてもお笑いシーンとしか捉えられなかったんですけど、今でもウィリアム良かったよとは到底思えないんですけど、共感も全くできないんですけど、大事なものを守りたいのは伝わってきました。

思えばシロエも対人非干渉のポリシーを曲げギルドを結成したりと、今いるエルダーテイル世界で変化を受容してきました。ウィリアムは一見それとは異なる力学が働いてそうにみえて、現実世界で自身の気持ちを訴えることなく過ごしてきたのでしょう。その殻を破ろうともがいてるように映りました。{/netabare}

総合ではなくEテレでやってもいいくらい示唆に富んでいたものと思います。


■渋谷のテレビ局 ww

ともち上げたところで…

{netabare}はい、みなさまのN○Kですね。
魑魅魍魎うずまくダンジョンを抜けて衛星かなにかで中国サーバーと繋げてカナミと交信した場所。

批判の意図はないですけど、毎月のように逮捕者出してたり以前はCCTV(中国中央電子台)の日本支局が放送センター内に同居してたのが記憶に新しい。メタ的な回りくどい自己紹介といいますか「オープンな社風だなあ」とむしろ感心した次第です。{/netabare}



視聴時期:2020年11月 

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2020.11.21 初稿
2021.09.08 タイトル修正
2022.02.13 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

52.3 5 災害でモンスターなアニメランキング5位
ジビエート(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★☆☆ 2.3 (156)
356人が棚に入れました
舞台は2030年の日本。地球全土にあるウイルスが広まっていた。ウイルスの感染者は怪物になり、年齢、性別、人種により姿が変化する。そのウィルスは、変化する多様な種類から「ジビエ(ジビエのようにバラエティに富んでいる)」と呼ばれた。そんな荒廃した日本に現れた、一組の侍と忍。江戸時代初期からタイムスリップしてきた二人は、ジビエを治す研究をしている博士に協力し、行動を共にすることになる。時を置かず襲い来る数多のジビエ、食糧を求めて旅人を襲う無法者、周囲を敵に囲まれた命懸けの旅が始まる…。

声優・キャラクター
柿原徹也、藤井ゆきよ、東地宏樹、羽佐間道夫、池田秀一、木村良平、石井康嗣、郷田ほづみ、落合福嗣、七海ひろき、崎本大海、伊藤えみ

lostmemory さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

伝説に立ち会えて震えている…

今まで見たアニメは数千本を超える。
が、こんなアニメは初めてかもしれない。
見る価値の無い糞アニメは山ほどあったが、
これはむしろ見る価値のある糞アニメだ。
もちろんアニメ界の今後の反面教師的な意味で。

超展開と無限に広がる風呂敷と後付け設定と
謎の用語が毎話ごとに出てくるわ増えるわ。
凄すぎる。

迷走しているアニメは数多く見てきたけが、
これは迷走ではなく何の迷いもなく地獄へ
直進しているのが凄い。作品の面白さどころか
この作品とは何かという考えさえ捨て去ってだ。

私はクソゲー好きなのでこれがゲームだったら
大喜びで買ったしプレイしただろう。が、残念だが
私は糞アニメ好きでは無い。自分の好みをこれほど
悔しいと思ったことは無い。

最後に一言
「こういうアニメもありってことだ!」

※視聴完了
「俺たちの戦いはこれからだ!」
これ2期やってくれないかな?(ジビエ化済)

信じられるか?この作品wikiにも書かれてるけど
最初から海外展開を考慮して作られたんだぜ?

今作の原作&制作総指揮の青木良って誰だ?と調べたら
過去に乙女ゲーのアニメを1本だけ担当したことの
ある人だった…ほんとに誰だよ!?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

日本アニメ界を困惑させた、伝説になる迷作

アニメーション制作:ランチ・BOX、スタジオエル、
監督:小美野雅彦、キャラクター原案:天野喜孝、
音楽:古代祐三、
企画・原作・製作総指揮:青木良

アカデミー賞の前夜にその年の最低の映画として
表彰される『ゴールデンラズベリー賞』。
アニメ界に同様の賞があったら、
ダントツの票数で選出されることは間違いない。
まだ今年は終わってないが、
それほど群を抜いたポテンシャルのある
ある意味2020年度を代表するアニメだ。

その圧倒的な破壊力は1話を観ただけでも
感じ取ることができる。ここまで突き抜けた作品は、
なかなか思い出せないほど驚きの連続。
つい最近なら、『いもいも』や『メルヘン・メドヘン』という
伝説級の作画崩壊作品があるが、それを超えているインパクト。
私が観た中で比較するなら
中国web小説が原作の『剣王朝』に近い。
何しろ、『剣王朝』は、数分ごとに引っ掛かり、
突っ込みどころばかりが気になる、ほぼギャグアニメ。
ストーリーが支離滅裂で、
辻褄の合わない場面のオンパレード。
観ていると、ずっと突っ込まないといけない。
必要なものがカットされているので、
なぜそうなるのかということが理解できないのだ。

この作品も同様のタイプ。
ただ『剣王朝』は、元々あったアニメーションの尺を
短くして作り変えているというエクスキューズがあった。
この作品にもコロナ禍という部分があるが、
おそらくそれとは関係のない部分が問題なのだ。

製作総指揮の青木良という人物に力があるのは分かる。
よくいるワンマン社長タイプで、
顔が広く、色々なところから仕事を取ってくる。
口が達者で人を引き付ける魅力があるので、
入口までは大きな仕事を持ってこられるが、
自分で多くのことをこなせるため目立ちたがり屋が多く、
現場のことも知らずに下手な指示ばかりして
物作りを破綻させる典型的な人物だ。
こういうヤツは現場に口出しさせてはいけない。
金だけを集めさせておけばいいのだ。

それにしても集めた面子の顔ぶれを眺めると大したもの。
それがこの作品のとんでもなさの印象に
より拍車をかける。

FFシリーズ・キャラクター・デザインの天野喜孝氏、
津軽三味線奏者の吉田兄弟、書道家の紫舟氏、
刀鍛冶の石田四郎國壽氏、日本人形職人の金林真多呂氏、
三味線職人の小松英雄氏、音楽プロデューサーのSUGIZO氏、
ドラマーの真矢氏、ヒット歌手の大黒摩季氏。

これだけの面子を一アニメ作品に関わらせるのは、
普通の人には、なかなか難しい。
ところが、集めた人物は有名人ではあるが、
アニメ制作には、それほど関係のない人ばかり。

翻って制作側に目を移すと、数年前にできた
アップルパイ屋とグロス受けを専門とする会社のタッグ。
一応、監督は立てているが、作監上がりの
経験不足の人物。モンスターデザインは、
『バイオハザード』公式漫画の作画担当の芹沢直樹氏。
企画・原作・シリーズ構成・製作総指揮を
青木良氏が1人で手掛けているためやりたい放題。
最初から上手くいく可能性は相当低い。

作品を観ると、ストーリーが稚拙で作画が動かない。
アップと止め絵の連続の紙芝居だ。
脚本はSFパニック作品なのに、何かが起こったときに
人間はどのような反応をするのかという
基本的な想像力が欠如している。

細かいことを言い出したらキリがない。
1話で前田という老人は、ジビエが大量に跋扈する廃墟に
嬉々としてひとりで刀を取りに行ったり、
6話の山奥のトンネル内で夥しいジビエと戦っていると、
なぜか女性警察官が突然ひとりで現れて加勢したりと
一つひとつの行動を見るだけでいくつもの
疑問符が浮かび上がる。
いわゆるB級ホラー映画のテイスト。
これを真面目にやっているのだから、
観ているほうは数分おきに困惑してしまう。

物語は2030年の未来の日本で起こったパンデミック。
まるで現在のコロナ禍のような背景。
人を怪物に変化させる感染症の病が蔓延する。
病気は、人種や年齢などによってさまざまに変化することから
(そんな設定なのにモンスターは数種類しか存在しない)
ジビエートと呼ばれたのだった。
そんな未来の日本にタイムスリップした侍と忍者が現れ、
まるで何事もなかったかのように現実に対応し、
怪物たちと戦いを繰り広げる。

製作総指揮の青木良氏曰く、
日本のアニメでグローバルを狙おうと思った、とのこと。
おそらく大ヒット海外ドラマの『ウオーキング・デッド』あたりを
意識したのだろうが、売れる作品が
「単純で分かりやすければいい」という考え方は、ずれている。
そこには、キャラクターの設定や世界観などを
しっかり作り込んで、視聴者を納得させなければならないし、
作品全体に通底する価値観を作らなければならない。

ところがこの『ジビエート』という作品は、全てが浅薄。
「恋人が手籠めにされて、相手を殺してしまったんだ」と告白され、
「本当にその人のことが好きだったんだね」と
笑顔で話すキャスリーン。
こんな脚本を書くことが、許される体制。
しかも、一部だけではなく、
全てで、こういう会話が繰り広げられる。

キャラクターたちのことは、ほとんど何も考えられていない。
主人公である仙水と兼六、雪之丞の過去話が突然挿入されるが、
日本史の部分について表面をなぞっただけ。
何よりそのエピソードがほとんど本編に
関係してこないのにも驚かされる。
途中で参加する仁侠映画に登場しそうな親分は、
ひとりだけ劇画調タッチで、ヤクザ映画さながらの
立ち居振る舞いにいちいち吹き出してしまう。
またこの親分と彩愛の親娘ストーリーが陳腐すぎて面白い。
そして親分の子分たちが爆弾魔や棒高跳びの選手、
拳銃使いで、それぞれの安直なストーリーを時おり挟んでくる。

最大の見せどころは11話。
{netabare}3話から登場していた昼でも動けるジビエ・
メテオラが現れ、あっけなく退治されてしまうのだが、
そこからヨシナガ博士のとんでもない告白が始まる。
自分とメテオラは同じ星の宇宙人で
結婚を約束した間柄だったというのだ。
メテオラが特殊な血を誤って口にしてしまい、
それが原因でジビエになってしまった。
彼女を冷凍カプセルに入れて宇宙船で移動中に
太陽に近づきすぎたため、冷凍カプセルが切り離され、
地球に落ちてしまったというのだ。
メテオラを追いかけて日本に降り立ったヨシナガは、
ジビエを人間に戻す薬を開発し、
メテオラに知性を持たせることを目論んでいた。
ところが、それが叶わなくなったので、
お前たちは生かしておけない、と宣告する。
しかし、3話でメテオラが登場したときの
ヨシナガ博士の反応は、普通にジビエとして対応しているし、
兼六がヘリコプターで体当たりして爆発させたときも
何の反応も示していない。
おそらく後付けで思いついたストーリーだったのだろう。
この話を11話の数分でヨシナガ博士が一気に話すため、
視聴者は全くついていけない。
話の流れや理屈、感情もあったものではない。
これはもう完全なB級ホラー映画だ。
ただB級ホラー映画の場合、映像やコメディなどで
楽しませてくれるのだが、
この作品には何もないというのが決定的な違い。

ヨシナガ博士が自分の研究した薬でジビエに変身するが、
その姿はドラゴンボールのフリーザやピッコロ、
ハンターハンターのメルエムを混ぜたような造形。
ラストはよくある自爆劇だ。{/netabare}

褒められるところがあるとすれば、
ジビエウイルスに感染すると、
水の滴る音がするというイメージと
3人がタイムスリップしてきたことに、
宇宙船の落下が関係していて、
それがキャスリーンの「祈り」に端を発していることだ。
ここにはオリジナリティが感じられる。

自分でもよくこの作品を最後まで観たと思う。
ただ、やはり最後まで観ると、
作者が何をやりたかったのかは見えてくる。
グローバルだとか、アクションだとか、
「和」を表現するとか青木良氏は
色々とインタビューで語っているが、
仁侠ものと時代劇をやりたかっただけなのだなと感じた。
ゾンビ(ジビエ)やSFというのは、
あくまでグローバルを目指すための隠れ蓑であって、
実際にやりたかったのは別にあったのだ。
それを証明するかのように劇伴は完全に
時代劇の曲調で、視聴していて集中できない。
要するにSF作品には全くそぐわない。

そしてやりたかったことは分かるが、
その内容があまりにもお粗末といえるもの。
仁侠にしても武士道にしても全く中身がない。
これでグローバルなんてことを言うと、
外国人に対して失礼だ。最近では日本文化に詳しい
外国人も多い。例えばジム・ジャームッシュ監督の
映画『ゴーストドッグ』を観ればいい。
深い日本文化への理解に感心させられる。

私はあまり評価の低い作品はレビューしないが、
これは、時代を代表する1本ということで、
書かないといけない気持ちに駆られた。
不出来なアニメを観る趣味はないので、
断言はできないが、史上最低レベルの作品だ。

まず、今後はお目にかかることのできない
純日本製C級アニメーションといえるだろう。
(2020年10月17日初投稿)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 48

Dave さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

県大会にも出られない中学生がオリンピックを夢見るような無謀作

1. 世界舐めすぎ
「2018年に起ち上げられた日本のクロスメディア企画」らしいですが、だいぶ酷いですね…これが2020年に公開された国産アニメっていうことを疑うほどの拙さです。「世界市場をターゲット」にしているらしいですが、外国人ナめてます?ニンジャ、サムライ、カッコいい!って喜ぶと思った?日本人がみてこれだけ酷いのに、世界では評価される、とかどんな幻想でしょうか。脚本家でプロジェクトリーダーの青木良氏には、海外に日本文化を発信しているのではなくて、世界に恥をさらしていることに気がついてほしいものです。

2. 昭和期に見た少年向け駄アニメみたい
最初はよくわからない設定とごちゃまぜ世界観ながら、まあ見てみようかと思ったのですが…特に敵キャラや戦闘シーン(ほぼ紙芝居)となると、非常に陳腐な印象で、チープなBGMと相まって80-90年代の子供向けアニメ(の失敗作)みたいな印象。ちがうのは当時はなかったCGがところどころ挟まれることくらいでしょうか。

3. 酷いシナリオ
シナリオは荒いというより、適当な感じ。どれだけ殺しても倫理的に影響のないクリーチャーを敵にして、ゾンビよろしく感染してモンスター化の設定をつけ足して、主人公のキャラ付けのために武士と忍者出しとくか、みたいな。忍者の戦い方ってよく知らないけど、「必殺仕事人」見たことあるから、あんな感じにしよう、とでもいうような安直なパクリ。

4. 魅力のないキャラデザ
キャラデザもクセがありますし、なんか北斗の拳から抜いてきたような古臭さ。これがまた動かないものだから、まったく魅力を感じません。パンクな女性って、ここ20年くらい見てない気がします。
それより酷いのは敵キャラ。やられキャラなんだから適当にキモイ感じで、とでも発注したのでしょうか?人気作を見ていると、敵キャラがかっこよかったり、思い入れを持てるようになっていたりして、その相乗効果で作品が盛り上がっていくと思うのですが、本作にはそのような戦略は皆目ありません。

5. アーティストも泣いてるかな
唯一評価できるのはOP/EDの曲くらいでしょうか。もう少しまともな作品にあたっていたら、CDの売り上げも期待できたかもしれませんが、これでは吉田兄弟やSugizoに大黒摩季も落胆しているのではないでしょうか。

シャア博士…もう、なんならサザビーにでも乗って、隕石落としてこの世界ごと一気に殲滅しちゃってくださいな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

60.4 6 災害でモンスターなアニメランキング6位
映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~(アニメ映画)

2015年4月18日
★★★★☆ 3.5 (43)
192人が棚に入れました
「ありがとカスカベ。さようならカスカベ。」野原家がお引越し!?父・ひろしの転勤で、春日部のみんなと涙のお別れを決意した野原一家。行き先はなんと…ラテンのリズムぶりぶりのメキシコ!!おねいさんがみんなボン・キュッ・ボボ~ンと聞いて喜んで旅立つしんのすけだが、待っていたのは…動くサボテンだったぁ~!

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

初の人間以外の敵

メキシコが舞台。
お引越しするところでまずは感動しました。
メキシコに渡ってからは、謎の人食いサボテンの恐怖!といった感じで本格的なホラーでした。徐々に明かされていくサボテンの謎や最初はなすすべなく逃げ惑っていた人々の反撃、人食いサボテンという点からも近年ヒットしている進撃の巨人を意識しているのかな?と思いました。
子供だけでなく大人も楽しめる内容になっています。
個人的には坂本真綾さんや浪川さんが出演してらしたのが嬉しかったです!オリジナルキャラクターがいい味だしてました!
芸能人のゲスト声優にはあえて触れませんが。

加えて好感を持てたのが作画です!テレビアニメでのラフな絵から一転、特に序盤の春日部の背景画はとても美しかったです。風間くんとの別れのシーンの河川敷が特に!キャラクターのラフなデザインとしっかり描き込まれた背景がうまくマッチしていました。

全体的にみても十分満足ですし、観て損はないですよ(^ω^)

ただ、なぜサボテンが人を襲うのかをはじめとして不明な点もところどころにありました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

久しぶりにしんちゃんを観てみた

キャッチコピー「ありがとうカスカベ。さようならカスカベ。」
野原一家がカスカベからメキシコに引っ越しするお話。
{netabare}引っ越しのお見送りに、意地を張って来なかった風間くんが、新幹線を追いかけて走っている様子は、胸が熱くなりました(笑){/netabare}

これだけ聞くと、すごく感動的なものが想像出来るのですが、
しんちゃんはどこにいってもしんちゃん。
お姉さんに目をきらきらさせて、おしりをフリフリして
どんなにハードな展開でも疲れることなく、むしろ楽しんで観れました♪♪

しんちゃんとかマルチなアニメ映画で気になるのはゲスト声優。
AKB48の指原莉乃ちゃんが出ていました♬
少し、違和感があったとはいえ、ツンデレな台詞が可愛かったです。

私は小さい頃、しんちゃんをそんなに観ていなかったのですが、
しんちゃんっておもしろい☆彡(もうしんちゃん呼ばわりだし笑)

久しぶりに観たらいいかもしれません(*´꒳`*)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
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