潜水艦でツンデレなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの潜水艦でツンデレな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の潜水艦でツンデレなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.4 1 潜水艦でツンデレなアニメランキング1位
瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2400)
13727人が棚に入れました
ごく平凡な中学生、満潮永澄の平穏な毎日は、とある夏の出来事を境に、音を立てて崩れ去っていった。帰省していた瀬戸内のビーチで溺れてしまった永澄を助けたのは、なんと人魚の女の子、瀬戸燦!しかも、人魚の世界は、「渡世の仁義」を重んじる仁侠の世界だった上、人間に姿を見られれば、その人間か自分のどちらかが死ななければならないという掟が存在した。最後に残された回避手段は、「人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という方法のみ!
「どちらかが死ぬか、人魚の身内となるか」そんな究極の選択を迫られた永澄が出した結論は燦との結婚だった!永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディ。

声優・キャラクター
桃井はるこ、水島大宙、野川さくら、三宅健太、鍋井まき子、村瀬克輝、桑谷夏子、子安武人、伊丸岡篤、並木のり子、松島栄利子、森永理科、力丸乃りこ、矢部雅史、小野大輔、山﨑バニラ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

抱腹絶倒!ドタバタ任侠コメディ

とにかく笑える。めちゃくちゃ笑える。全話通して笑える。
もうこれを観ずしてギャグアニメ語るなっていうレベル・・・流石に言い過ぎでしょうかw
でも少なくとも私の中では「ハレグゥ」「ふもっふ」と並んでギャグアニメの最高峰。

私は原作未読ですが、原作を超えたアニメと言われてるのは分かる気がしますね。
”人魚(にんぎょ)と任侠(にんきょう)って似てるよね~”
っていう阿呆な発想から生まれたとしか思えないこの作品が、まさかここまで化けるとは!
アニメスタッフの仕事ぶりが本当に素晴らし過ぎますw

ある日突然、男主人公の元にヒロインが押し掛けて来て
ヒロインの数も徐々に増えていくというハーレム萌えアニメのお決まりの設定。
が、そんな設定を忘れてしまうぐらい、毎度のこと暴走しまくりの展開に腹筋がよじれましたw

ギャグのセンス自体なかなかのものですが、何より素晴らしいのはその演出ですね。
ハイテンションにも程があるってぐらい次々とギャグを繰り出していきます。
本当に息つく暇もないですねw 一息ついたかなって思ってもすかさずネタが飛んで来るw
極道系のBGMとか、サンちゃんの任侠モード時に挿入される演歌とかも地味に良い味出してます。

また、どのキャラも異常な程にキャラが立っています。
ギャグアニメにおいてキャラ立ては重要だと思いますが、本作はこれが完璧。
声優の演技に関しても、良い意味で既存のイメージをぶっ壊す絶叫演技など
持てる力を十二分に引き出しています。これは音響監督の功績も非常に大きいでしょう。
一部滑舌の悪いキャラもいますが(全セリフのうち半分ぐらい、何言ってるか分からないw)
ハイテンションなノリだけで笑えてしまうので、あまり気になりませんでしたね。

最終話は過去最高レベルの演出力による笑いに加えて、燃えや感動もあり
そして二期を望むのを躊躇う程の完璧な締め。最終回が素晴らしい作品はたくさんあるけど
個人的に真っ先に思い浮かぶのは「スクライド」そしてこの「瀬戸の花嫁」です。

その他、夏らしいカラッと爽やかなOP、OP前の恒例の山崎バニラのナレーション、
本編後のおまけコーナーなどなど、見所は盛り沢山。2クール全く飽きることなく楽しめました。
なお視聴の際は、深夜だと自身の笑い声で家の人や近所に迷惑がかかると思うので
明るい時間帯での視聴を推奨致します^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一本筋の通っていて・・・見ていて気持ちの良い作品です^^

この物語の主人公は、中学2年生の満潮永澄(みちしお ながすみ)。夏休みの中、両親と共に祖母の家で過ごすため、瀬戸内に訪れます。そして、海で遊んでいたら海に溺れてしまうのですが・・・ある女の子に助けられ、一命を取り留めます^^

その女の子・・・なんと瀬戸内地方に古くから伝わる伝説・・・人魚だったのです。人魚界の掟によると、人魚の姿を見たもの・・・若しくは姿を見られた人魚は生きてはいけない事になっていました・・・そこで、残された手段である「人間が人魚の身内になる」つまり、結婚する事でお互いが命を落とすことなく一緒になることを主人公は選択し・・・物語が動いていくのです^^

この作品は、「お互い中学生」「人間と人魚の結婚」という、背伸びをしても届かないような問題を抱えつつも、お互いがお互いを思いやり、少しずつ・・・だけど確実に思いを育み・・・お互いの成長を見ることのできる作品です^^

ヒロインの瀬戸 燦(せと さん)は人魚なのですが、瀬戸内の気質なのか、家が極道一家だからなのか、義理・人情に厚く、困った人は見過ごせない性格の持ち主で、とにかく見ていて気持ちの良い子でした・・・^^
「任侠(にんきょう)」と書いて「人魚(にんぎょ)」と読む・・・竹を割ったような彼女の性格を表した名セリフでした^^;

主人公とヒロインは、色々な障害にぶつかります・・・思い悩んだり、時にはすれ違ってしまうこともあるのですが・・・
お互いがお互いを大切に想っているから、ちゃんと引き寄せ合える関係を見る事ができます^^

ドタバタ系の作品なので、全体的にテンションが高めで・・・所々に笑いのツボが散りばめてあります・・・なので、2クールの作品なのですが、どんどん見進めることのできる作品だと思いました^^

主人公とヒロインの行く末は如何に・・・?
私は最後まで楽しめた作品になりました^^
OVAも制作されているようなのでそちらも視聴してみようと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

任侠×ラブコメ。「任侠(にんきょう)と書いて、人魚(にんぎょ)と読むきん!」

制作はGONZO×AICで原作は漫画です。
ジャンルはラブコメです。
正確に言えば、コメディ要素がかなり強いスラップスティックラブコメディになるでしょう。


満潮永澄は瀬戸内で海水浴中に溺れたところを、人魚の瀬戸燦に助けられる。
しかし、人魚の正体を身内以外に見られた場合にはある厳格な掟があり、やむなく永澄は燦と結婚することになる。


とりあえず声優が凄いです。
喉潰しそうな発狂・ドス、高速台詞回しが異常に多い。
笑える場面が非常に多い本作ですが、声優パワーがかなり大きいです。
職人っぷりがやばい。

笑いのとり方はハイテンション任侠ネタが中心です。
ツッコミはほとんど主人公ばかりですが、これが良い。
回によって出来がまちまちなのはギャグ主体なので仕方ないですが、どの回もコンスタントに笑わせてもらえました。
とは言っても、後半の方が面白かったかな。

個人的に好きな回は2話、8話、19話、20話、23話、24話、26(最終)話。
挙げてみたら結構ありますね。
特に20話が破壊力ありすぎ。
全体的に「Kanon」(というか「Key」)を意識していましたよねw

ストーリーはご都合主義感が強いので脳内スルーするのが吉でしょう。
これはそういうアニメじゃないです。
笑うアニメです。


総括して、途中で呼吸困難になるくらい大爆笑した作品でした。
ギャグアニメが好きならばオススメします。
どうでもいいですが、「ローゼンメイデン」とキャストが結構かぶっています。
演技の違いを見てみるのも楽しいですよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

78.5 2 潜水艦でツンデレなアニメランキング2位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1399)
7041人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 87

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 76
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美少女戦艦アニメを体験してみました~!

このアニメ、一隻に一人 女の子が戦艦を操ります!

航行する優美にも見える戦艦の姿。
そしてそこからは想像もつかない強力な砲撃

整った顔つきが目を惹く 見た目麗しい女の子が操る戦艦が容赦なく敵艦隊をブッ飛ばします!!

スピーディーで迫力のある戦艦アクション
その姿は圧巻のひと言です。

物語序盤では よくある正義の名の下に戦うアクションなのかな?と思いながら視聴していましたが

このアルペジオ。それだけではありません。
そう、進撃だけではないということ。

思いがけずに不意打ちを 食らってしまったのはキャラクターが織りなす人間ドラマ

そんなつもりなく観ていた私は
涙がポロポロと止まらなくなってしまいました。

ネタバレなしに ざっくり言うと こんな物語でアクションよりもキャラクターのドラマの部分が面白く見どころ豊富なんです。

ストーリーはというと霧の艦隊イオナと千早群像の出会いから
とってもきれいな水色ストレートロングヘアーにパッチリの瞳の美少女イオナ
見た目はとっても可愛いのですが
話し方に抑揚がなくて無機質で感情のない表情。
第一印象を言うと「あなたは操り人形なの?」
{netabare}
キャラクターに好きという気持ちが生まれて 初めて物語に入り込むことが出来る私にとって
イオナとの出会いは少々の不安を感じながらのスタートとなりました。

人類は「霧の艦隊」という未知の敵の出現によって絶滅の危機を迎えます。

「霧の艦隊」は謎に包まれた存在です。

霧の行動原理は戦うことです。人工知能を持つ人類を殺戮する兵器なのですが揃いに揃って個性的な美少女

人類はこの霧の美少女に勝つことができるのか?

敵に立ち向かうのは主人公の群像。若いのに落ち着きと思慮深さがあります。
非凡な発想から戦闘で圧倒的な才覚を発揮するキレ者です。
やはり自分の中に明確な信念や意志を持つ男性はモテるもの
戦闘後、彼に惹かれ霧の艦隊に反旗を翻す霧の美少女が後を絶ちません
・・気がつけば一大「群像艦隊?」を築いてしまうほど…なんです。
例外として強い女性に支配されたがる変態さんの女性もいて笑えます。

戦闘前は無機質な話し方だった霧の美少女も人類と接することで
まるで本当の人間が成長を遂げるかの様に、感情が芽生えるのです。 

それぞれの表情を見れば一目瞭然です。

キャラクターが思い入れのある存在へと変わり出してからは、物語の世界に吸い込まれていました。

個性的揃いのキャラクターによる軽快な掛け合いも声を出して笑っちゃうほど楽しいのです。
私が特にお気に入りはこの3人
(上からお気に入り順)

・ハルナ
金髪ツインテール。黒の大きなコートに身を包み強気なハルナ、けれどコートを はだけられてしまうと途端に弱気なハルハルなんです。いたずらっ子マキエちゃんとの掛け合いが最高に面白い。
「シャキーーン」にハマりました。

・タカオ
長身でこの物語で一二を争うの抜群のプロポーションの持ち主です。海をイメージしたのか?ブルーの個性があるポニーテール美人。そして恋をしているせいかな?おしゃれ。
群像へのデレがとにかくかわいい♡
10話では群像とイオナへの深い絆を見るも愛を貫く彼女に感動しました。

・ヒュウガ
栗色のロングの巻き髪。一見知的(風)ですが、ちょと、、すごくかな…
イオナねえ様ラブの超かわいい変態さんです。

作品の中でも心の機微が繊細に描かれていた私の心に残るシーンを選んでみました。

・6話。
ハルナ、マキエちゃん、キリシマの熱い友情に涙と優しさが溢れていて
この作品の中で一番 光が当たっていた回だと思います。

・10話。沈む戦艦の中でイオナと群像の絆を目の前に、、けれど愛を貫くタカオ、切ないね。


・12話。コンゴウの戦う理由は兵器であるから。それを第一としています。
しかしイオナとの接近で孤独感を抱く自分に気がつくコンゴウ
本当は助けてもらいたいのに素直になれなくて涙を流しながら戦うシーンは悲しく表現されていました。
一番人間らしい心を持っているのはコンゴウ、あなただよ!

イオナの強い意志、愛のパワーから成長が、はっきり見てとれましたね。
信義を持って接したイオナによって頑なだったコンゴウの心を動かすことが出来たのは、とてもハピーでした。

【LOVE回】
群像と二人の美少女が織りなす恋模様の行方に思いを馳せずにはいられません。
イオナと群像の絆を前に嫉妬をするタカオは本当の人間の様です。
タカオ贔屓な私の心境はかなり複雑ですが、変わらず応援しています♪

戦って、ぶつかって、ときに恋をして、成長していく彼女たちの生きた感情の揺れが痛いほどに伝わってきます。
それは感情が芽生え成長した結果でしたね!

次に観たいポイントは?

・メンタルモデルの存在の意味の解明
・ハルハルの活躍
・タカオの恋の行方
・ヌイグルミ脱却するの?キリシマ
・イオナとコンゴウの絡み
{/netabare}
劇場版 アルペジオ DC→アルペジオ Cadenzaと順に視聴しようと思います。
お友達のオススメ「アルペジオ Cadenza」までもう少し。期待を持って進もうと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 76

80.0 3 潜水艦でツンデレなアニメランキング3位
フルメタル・パニック! The Second Raid(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1010)
6250人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。
長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話~第4話は、原作には無いエピソードとなっている。
シリアスが中心なためコメディ的な要素は抑えられているが、前作「~ふもっふ」同様、学園内のテンポの良いドタバタラブコメ要素は健在。グロテスクな描写がみられるので、R-15指定された。

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、小山力也、大塚明夫、西村知道、田中正彦、浪川大輔、大塚芳忠、篠原恵美、沢城みゆき、木村郁絵、能登麻美子
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

The Second Raid

フルメタル・パニック『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したもので、
第1話から第4話は、原作には無いエピソード。東京と香港が舞台。
全13話。R-15指定相当の描写あります。3話から早速残酷なシーンがあります。

・・ですが、個人的にアニメ3作品の中でも今作TSRが一番好きです。
「フルメタル・パニック∑」や
「フルメタル・パニックふもっふ」の雰囲気と違い、
重めの話と濃い心理描写が魅力でシリアスで濃密な作品です。

観ている間キャラに感情移入しすぎて多少暗い気持ちになりましたが、
逆に最終回の爽快っぷりがたまりません。

感想;{netabare}
個人的に特に忘れられないエピソード
第5話「うるわしきシチリア」
東洋人の美女の正体・・(;゚Д゚)!

第8話「ジャングル・グルーブ」
宗介に感情的になり声を荒げるテッサ
上官としては失格ですが・・切ない。そして可愛い・・!

第9話「彼女の問題」
一番印象が深い回
この回で一気にかなめの強さと脆さの虜になった
「獲物を前に舌なめずりは三流のすることだ」という宗介がシュールだなぁ
家に居るのさえ危険を感じ、
(おっさんを仕留めてw)ホテルに行って服を脱いでから
ほぼ半裸状態で銃を持って戦うかなめカッコよすぎる・・!
雨の似合う女だとかいきなりポエムな発言する
テッサの(痛い)兄のレナード・テスタロッサがファーストキス奪うとか
ひどい、ひどすぎるよ!
雨の中泣きながら拭うかなめが切ない。

最終回
ゲイツ様「もみあげがちょっと短かったかな・・」
まさかの敗因もみあげ・・。
ラストのテッサの喜び様とかなめと宗介の何気ない感じがとても良かった。{/netabare}

聖地巡礼
舞台は京王線沿線
とりあえず「調布駅」と
作中では泉川駅になってる「仙川駅」に降りてみて
陣代(神代)高校へ行って見ました。
リアルタイムではありませんでしたが
観ていた時学生だったので学校帰りに制服のまま巡礼です☆

高校も一文字違うだけで劇中のままで
制服でチラッと見に行っただけなので特に怪しまれませんでした(笑)
駅もアニメに出てたそのままの感じでちょっと感動!
続きアニメ出ないかな・・と思っても難しそうだけど、
物語の舞台が実際に見たい!と思うほど視聴当時ハマったので
今でもフルメタ大好きです(*´ω`*)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

重厚シリアスだが隠れた名作(だと思う)。

原作未読です。
無印・ふもっふとともに、当時リアルタイムで見ていた
のですが、このTSRはかなりのお気に入りでした。
この度、十何年ぶりの新作解禁ということで、
設定の復習を兼ねて再視聴。

現在放送されている4期もシリアス路線ですが、
このTSRも負けず劣らず、シリアス路線まっしぐらです。
とにかく重いし、すこしグロイ。
しかし、主人公の宗介の葛藤、ヒロインたちの成長を
無駄なく描き切っているので、
とても密度の濃い1クールとなっています。
作画も京アニなので、とても10年以上前に製作されたもの
とは思えないクオリティです。

また、他のアニメをそれなりに見てきて感じたことは、
結構演出が独特であるということ。
宗介たちが無言のまま時間が過ぎるシーンなどがあり、
映画的な演出だと思っていたら、ヤマカン演出なんですね。
6話みたいな演出がもっとアニメに普及してもいいなと
感じました。

あにこれでは評価があまり高くないのですが、
個人的には隠れた名作だと思いますよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

Smog さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一気に向上した作画に注目。シリアス寄りにシフトしたフルメタ3期。

ライトノベル原作。
全13話。原作未読。
3期のみのレビューです。

アーム・スレイブというロボ兵器が存在する世界を描いたSFロボバトル&コメディ作品。
1期はシリアスとコメディが半々、2期はコメディ100%でした。
3期はシリアスとコメディですが、シリアス寄りの仕上がりです。

一番の見所は、作画でしょう。
この作品は2期から京アニが制作を担当しています。
2期は1期からそれほど作画が向上したという印象はありませんでした。
しかし3期は、衝撃を受けるほど劇的に向上していました。
3期は2期から2年後に放映されたのですが、2年間でこんなにも変わるものなのかと思ったほどです。
特に、1期2期でもの足りなかったバトルシーンの迫力は一見の価値ありだと思います。

ストーリーについて、前半は引き込まれる内容でした。
前半は、設定をうまく活かした展開、登場人物の心理描写、バトルのかけひき、とてもよく練られていて引き込まれました。
1期のシリアスパートでご都合主義が目立ちすぎていただけに、感動もひとしおでした。
ところが残念なことに、終盤に唖然とするようなご都合主義が展開されました。
新キャラの存在価値がいまいちよくわからないとか、ちょい役で出たキャラがおいしいところを全部持っていったりとか、尺の関係なのか、描写不足がとても目立っていました。
実は語られていない裏設定があるのかもしれませんが、作中でもっと丁寧に描写して欲しかったです。
ご都合主義も誰かの陰謀によるものだとか、ちょっとした裏設定の存在があればもっとおもしろくなると感じましたので、原作ではどうなっているのかなぁと気になるストーリーではありました。

音楽について、特筆すべき点はありません。
1期2期同様、違和感はありませんでした。

声優さんについて、1期2期から引き続き安定の布陣でした。
3期はゆかなさんのサブヒロインの演技がすばらしかったです。
1期2期からかわいいキャラだなぁとは思っていましたが、3期で見事にハマりました。

くり返しになりますが、前半がとても良かっただけに、後半の展開がとても残念でした。
ただ、作画とゆかなさん演じるサブヒロインの魅力を楽しむという目的だけでも、視聴する価値はあると思います。

ロボやバトルが好きな方、1期2期を見て楽しめた方にオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

78.2 4 潜水艦でツンデレなアニメランキング4位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (580)
3127人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ブルーウォーター』はアニメOPの金字塔

2018.07.26記


現在ではおそらくもう作られないであろう要素がてんこ盛りの古典。最近のアニメとは違った風に吹かれてみたいと思ったなら手を出すのは一興です。

個人的には思い入れの深い作品です。リアタイで衝撃を受け、2012年の地上波再放送と20年ぶりの視聴でも普通に完走できました。思い出補正があったとしても、作品に魅力がなければ無理だった話でしょう。

とかく「エヴァ前夜」的文脈で語られがちな作品であり、たしかにファンが目を細める描写もありますが、ジョジョ以前のバオー来訪者や、幽々白書以前のてんで性悪キューピッドのような扱いでは決してなく、独立した作品として白眉ものの出来かと思います。

同様に「ラピュタ」の亜種という側面も、出自を考慮すればそれも納得するわけで、決して劣化コピーではありません。


【物語】
大筋は、ブルーウォーターという宝石を巡って繰り広げられる冒険奇譚といったところでしょうか。海洋を舞台にした冒険活劇と言い切れないのは長丁場の作品の最終盤でこれまでの伏線を回収し一気に哲学的、宗教的昇華をみせるからかもしれません。
前半ラピュタの後半エヴァとは言いえて妙とは思うものの、できれば先入観を廃してフラットな視点で作品に向き合えるといいんでしょうね。

30年前の作品とは思えないほど今でも使える数々の仕掛けとそれでも少し埃を被った古典の味わいと両方を堪能できるハイブリッドアニメです。


【キャラ】
主役はナディアとおそらくジャンもそうなのかな。彼ら彼女らを中心に、グランディス一味(グランディス、サンソン、ハンソン)、マリー、キング、ネモ船長、エレクトラさんなど個々にファンがいるほどの魅力的なキャラ達が脇を固めます。敵役{netabare}ガーゴイル{/netabare}も充分憎たらしい役回りを担ってくれてます。彼らの掛け合いの中にも心揺さぶられる明言が多い。

ヒロインのナディアは今でいうところの「ツンデレ」。だがしかしそこは30年前。PDCAサイクルを経てある意味様式美と化した現在のテンプレには該当しません。水戸黄門ばりの様式美を期待してると裏切られたと感じるかもしれないし、逆手にとってとても新鮮と感じるかもしれません。
当時、雑誌アニメージュの人気投票において、マンガ連載中という地の利を活かし数年王座を守っていたナウシカからトップを初めて奪ったのがたしかナディアだったと記憶してます。そしてしばらく1位2位をこの二人で争ってたような。それだけ魅力あるヒロインだったんですね。


【声優】※評価というより思い出話
ジャン役日高のり子さん。浅倉南の爪痕が生々しい当時に少年役とはびっくらこいた記憶があります。
ナディア役鷹森淑乃さん。正直これ以外存じ上げないのですが、最近は進撃の巨人エレンのお母さん役で安否を確認できました。お元気そうで何よりです。{netabare}ネモ船長に「生きろ」と言われた後、一世代を経て今度はエレンに「生きるのよ」と。命のバトンを繋げております。 {/netabare}
{netabare}少しだけ演技に言及すると、フェイトさんの最期とか、「裏切りのエレクトラ」回のエレクトラさんとか演技で魂震えてたような気がする。{/netabare}
それと、マリー役水谷優子さんですね。同時期に放送開始したちびまるこのおねえちゃん役と声全然違ってたものですから、私が「声優ってすげーな」と思った最初の声優さんだったと記憶してます。つくづくもうお声が聞けないのは残念でなりません。

それでレビューを書くにあたりあらためてキャストを見ると、当時人気だったり実力のある方たちで固めていたようですね。どうりで感情移入しやすかったわけだ。


【作画】
メカやキャラデザは素晴らしく、物語中盤の作画崩壊?については他の方のレビューにもあるとおりなので特にここでは詳しく言及しません。
今でも鑑賞に耐えうる作画といいますか、30年後の今のクールでもナディア未満の作画はけっこうあることを考えれば上出来じゃないでしょうか。
特筆すべきは、海だし宝石の名前だしと青色を基調とした絵が多い作品における青の表現でしょうか。OPアニメーションの色合いなんて味わい深いものですよ。
{netabare}「島編」のカオス作画だって、当時における「外注することの対価としてどういった代償を払ったか?」ですとか、はたまた「今ではマシになった韓国からの納品物がいかばかりのものだったか?」と歴史遺産であるとの見方をもって楽しむと・・・いやムリか・・・
でもこれ勢いでNHKのゴールデンタイムで流してたわけですから、イケイケドンドンのバブル時代ならではだったからなのかもしれません。{/netabare}


【音楽】
OPED 森川美穂さんのシングル買いました。サントラだって買いました。
鷲巣さんの劇伴、今でもたまにバラエティで使われたりしてます。印象的な曲が多かった。
OPブルーウォーターのイントロが流れた時、「1週間お待たせ!いざ開幕!」のワクワク感は当時たまりませんでした。突き抜ける高温&ビブラートは心地よく、EDのロッカバラード的な曲調に静かに余韻に浸ったものです。
森川さんについてはバブル全盛期の見た目上等!の世相の中で、ボーカル一本で勝負するぜという潔さに痺れて憧れてましたね。確か自分で作詞作曲はやらずにいただいた曲をボーカリストとしてどう向き合うかに必死です的なインタビューを読んだ気がします。間違ってたらごめん。



■閑話休題 ※そこそこネタバレします
{netabare}
放送年度が1990年。前年にパリ万博100周年、フランス革命200周年とことフランスに焦点が当たった翌年に放送されたアニメです。物語の舞台設定は1889年、まさに万博開催中のパリにて興行中だったサーカス団の花形少女ナディアが事件に巻き込まれるところからスタートします。同じく巻き込まれてしまったジャンと一緒に、ブルーウォーターを狙うグランディス一味からの手に汗握る逃避行。ガキンチョだった自分がワクワクしないわけがないのであります。

私は1986年のラピュタに感動して冒険ものが好きになり、そうこうしてNEXTラピュタが登場するのを待ってたきらいがあったと思うのですが、ラピュタ以降でやっと心震える冒険ものに出会った気がしたのがナディアでした。NHKではこの数年前に「心っに冒険をぉ~」とのりピーが歌ってたアニメもあるにはあったのですが、実際のところ「冒険」感は控えめでした。やっとです。

放送の数か月前にはドラクエⅣが発売し、ミネアとマーニャというエキゾチックな女の子も魅力的だなと思ってた矢先に、ヘソ出し褐色の少女が主役のアニメに出会ってしまったのが運のつきでしたね。

世間一般の評価の一面として視聴率は悪かったと思います。18:00か19:00のゴールデンの時間で5%いったかいかなかったくらい。今よりもっと多くの人がTVを観てた時代、これは致命的に悪い数字です。
ナディアを機に購入し始めたアニメージュでの凄い盛り上がりとは対照的にクラスの友達に話を振ってもあまり観てるやつがおらず反応が薄いという状態。これまで北斗の拳やキン肉マンでは一緒に盛り上がれてたのに、と断絶を感じた瞬間でした。
{/netabare}


NHKという制約があったものの、丸々1年間の猶予期間を与えられた庵野秀明監督を筆頭とする当時のGAINAXの面々が思いっきり好きなことをやったらこんなん出来ました、という傑作です。


-----
2019.01.17追記
《配点を修正》


思い出補正しときます

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いとしのナディア

アニマックスで視聴。
以前エヴァ好きの兄に熱烈に勧められ1話視聴したけれど、
何故か1話だけ観て満足してしまいそれっきりだった。
スカパーでHDリマスター版が放送されたので、録画して少しずつ観ました。

色んなアニメとの関連性やオマージュを見つけるとワクワクしました!
夢と冒険と格好良いノーチラス号やメカ・・それにキュートな女の子(?)キャラ。男のロマンたっぷりで男の子が好きそうな感じのアニメですね!
キャラクター1人1人の個性や生い立ちが強烈で心に残っています。

<私の中で好きなキャラのグランディス嬢>
{netabare} 最初はイマイチ物語に入り込めなくて、私は11話辺りからハマりました。
ネモ船長に恋するグランディスちゃんが可愛すぎます・・!
特に彼女、本当に苦労しているんですよね。過去の回想シーンで思わず感情移入しました。
普段はまさに姐さん!って感じがネモ船長の前では恋する乙女に変わるところツボです。
特に、エレクトラさんとの恋愛バトルやネモ船長が「チョウチンアンコウのグランディス風ラブコール」を見た時の表情が忘れられない(笑){/netabare}

<ジャンとナディア>{netabare}
ジャンはメカの天才ではあるけれど、意外と不器用で嘘をつけないほどの正直者。
ナディアは感情の起伏が激しく、気難しいところがあり、しかも頑固で意地っ張り。
普通「可愛げがないなぁ」で終わってしまいますが、
一目惚れを一途に貫き通したジャンに拍手を送りたい。

島編での二人の初めてのキスシーンが非常になめらかで自然だったのでドキドキしてしまいました・・っ
ナディアがジャンにキスした後、明らかジャンを異性と意識して優しくなったりデレてみたり、「これがツンデレの魔力か・・」と思わずナディアを可愛いと思ってしまいました。
ジャンがその前のファーストキスを覚えてなかったという事でナディアは相当怒ったんでしょうね。
そしてアフリカ編で他の男の子に一目惚れしたけれど失恋して、ジャンの想いに改めて気づく流れがリアルな恋愛らしいと思いました。{/netabare}

<アフリカ編>
島編は作画崩壊酷かったですが、ドタバタっぽさやナディアのデレが見れたのでそこそこ楽しめました。
ですが、アフリカ編の34話が許せなかった。
キャラソンと謎のMVと尺稼ぎ。作画外注のせいですね・・これはひどい。
全自動ウクレレ演奏機を私は忘れない。

まさに、この気持ちをわかりやすく表現したら・・
この間電車に乗って、向かいの座席に座る女性が「綺麗だな」とチラッと眺めたら目の前で凄い表情で携帯見ながら鼻に指をinしてTreasure Hunt始めたのを見てしまった衝撃的な気持ちと(見てはいけないものを見てしまった)

小さい頃好きで買ってたパンケーキを久しぶりに買い、添えてあるマーガリンの成分を見たら上の方に「シリコン」と書いてあって「今までシリコン食べてたのか」と言う気持ちが入り混じったような残念な気持ちです。
忙しい母もナディアにハマったので、島編の一部とアフリカ編ほぼ削って(34話なんてなかった)見せることにしました。

<最終回>{netabare}
最終回のストーリーと作画の気合いが凄かったですw
ネオ皇帝の最後は衝撃的だった。ナディアの心にも深く残ってしまったんだろう。
ジャンの死に方が音もなく、くたっと・・あっけなくて。
しかも受け身を取らずに打ち方が悪くて、頭から大量の血で床が染まる描写が無意識に残ってます。
他に死の描写で気になったのは、死の恐怖に耐えきれなくなって泣き叫びながら死んでいったフェイトさん。
フェイトって英語でFate=運命、宿命と言う意味を改めて感じさせられました。
ネオ皇帝にジャン(ジャンは生き返ったけど)フェイトさん。皆、綺麗な最期ではなくて生々しいのは庵野さんがコメントしているように
「死を美化することへのアンチテーゼと、ジャンに科学は万能でなく物事に二面性があることを知って欲しかった」らしい。
物語に生と死のリアルさが出ているのはこのせいだろうか。

さて、あの時ブルーウォーターをネモ船長に使いたい所、ナディアにジャンを生き返らせるように進めるなんてエレクトラさんは成長しましたね。
中盤でネモ船長に激情をぶつけてた時とは明らかに違う。

今更気づきましたが、ネモ船長髪伸びるの早いですね。
キャプテンハーロックにどこか似ているような・・?気のせいか。

ネモ船長の最期の時、エレクトラさんがお腹さすってて、
「この二人付き合ってたんだ!・・この描写、NHKやるなぁ・・。」と思いました。その瞬間のグランディスの表情がまた・・。

一番驚いたのが、サンソン×マリー。
23歳差でしかもデキ婚なんだぜ・・ウィキペディアを見ると「美しく成長したマリーの初恋と、マリーに惹かれるサンソンの苦しみを描く物語」を描く書籍の「ふしぎの森のマリー」があるらしい!みたい!!

サンソンは初登場時「気障なキャラだな」と思ってたら、
グランディスへの片思いとネモ船長への嫉妬。実は怪力で力が強くて、信念も格好良いと気づいて、後から惚れ惚れしました。
この二人は超絶幸せになって欲しいですね!好きなカプです!
最期のEDに繫がる描写と演出に思わず笑顔になってしまいました!{/netabare}

ふしぎ海のナディアは、今観ても新鮮でロマンたっぷりの作品でした!
(ただしアフリカ編を除く)
ノーチラス号での「その人の役割」「人との関わり方」を作中で表現していて、子供の役割と大人の役割について考えさせられました。
ジャンやナディアの思春期特有の気持ち、不安定さもいつしか愛おしく感じて、
主役二人の年代の頃の気持ちを思い出しながら、楽しく視聴できました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

1990年代の代表作。今の話題作と比較して見るという楽しみ方ができる作品。

SF小説が原案。
全39話。原案未読です。

19世紀後半のヨーロッパが舞台のSF作品。
過去の代表作として興味を持ったので視聴しました。
元はNHKと宮崎駿が企画したものとして有名ですね。
ラピュタと設定や世界観が似ているのはそのためだそうです。

一番の見所は、序盤と終盤のストーリーでしょう。
序盤と終盤は、「この先どうなっちゃうんだろう」という引きの強さが素晴らしかったです。
人の死について切なく扱っているところにも好感を覚えました。
序盤と終盤のシリアスパートは今の作品と比べて遜色はなく、一見の価値有りだと思います。

中盤はゆるい雰囲気やギャグパートが中心でした。
良く言えば序盤の暗い雰囲気を和らげ終盤に向けて息抜きができる展開、悪く言えば中だるみ感が目立ってしまった展開という印象でした。
メインの登場人物に感情移入させるための内容だったのでしょうが、今からするとちょっとあざとい感じがしました。

音楽について、OP/EDが印象的でした。
言わずと知れた名曲ですので、懐かしくてついつい毎話聴いてしまいました。
作品をきちんと見たのは初めてだったのですが、当時耳にすることも多かったので記憶の片隅に残っていたのでしょうね。

作画について、22年前の作品ならではの味わいがありました。
セル画による作画のなつかしさが楽しめました。

今となってはご都合主義な設定や展開が多々あり、ありがちと感じる部分もたくさんあると思います。
しかし、1990年当時にかなりの人気があったということを考慮し、今の人気作と比較して楽しむことができる作品だと思いました。
例えば、律儀に毎話30秒以上時間をとって、あらすじナレーションを入れる丁寧な作りは、1990年ならではの演出でしょう。
過去作はこういった楽しみ方ができるのも魅力ですね。

2012年4月からNHKでデジタルリマスター版が放映されています。
ちょうどクライマックスに入るところのようです(2012年11月26日現在)。
毎話、丁寧なあらすじナレーションがありますので、途中から見ても楽しめると思います。
気になる方はご覧になってはいかがでしょうか。

ナディアという単語が少しでも気になった方、過去の話題作が気になる方にオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

61.6 5 潜水艦でツンデレなアニメランキング5位
絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (80)
629人が棚に入れました
人の住まう土地で無い火星では、ほとんどの人は、広大な海の中の潜水艦で暮らす。その巨大な海を構成する火星の水は、エネルギー源である。その水を巡って地球を巻き込んだ銀河大戦が起こり、終わり、空前の大不況の真っ只中で物語は始まる。
うっかり火星海賊『夜明けの船』のクルーたちと行動を共にする事になったグラムリバーと、グラムと幼馴染で軍人のベスの戦いと愛の物語。

声優・キャラクター
関智一、桑島法子、山野井仁、山崎たくみ、一城みゆ希、阪口大助、折笠富美子、家中宏、中嶋聡彦、兵藤まこ、梁田清之、村田秋乃、堀江由衣、高島雅羅、長嶝高士、村井かずさ、藤原啓治、稲田徹、矢島晶子

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こんな火星だったら行きたいよ

火星を舞台にした冒険活劇でSF・ロボット・恋愛というよくあるストーリーでキャラのノリとかが古き良きアニメ。「シリアス入れなきゃダメ」みたいな昨今の窮屈さがなくて全体的に活き活きした印象です。

ロボットバトルもいい意味であっさりかっこよく、恋愛模様も清々しい感じで好感が持てます。
主人公は誠実でいいやつ。ヒロインはツンデレの一途さん。他のキャラもみんな"気のいい"やつらで見ていてホッとできます。
バトルの迫力とかストーリーの超展開はありませんが、ちゃんとキャラクターを描けているし純粋なワクワク感とか潜水艦で戦うかっこよさがいいなと思います。

作画はテレビサイズだけ目をつぶればけっこう高水準でしょう。
CGで圧倒するのがいいってことでもないので温かみとか親しみやすさも大事ですね。
アドベンチャーの雰囲気と合っているしボンズクオリティありがとうです。

タイトルを覚えにくいのが欠点かなw
ストーリーと関係あるようなないようなタイトルなのでもっと短くてもよかったかも知れません。

深く考えなくても楽しめる冒険ものはやっぱり面白いと思います。
こういうアニメも残っていければ嬉しいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

雰囲気の良いアニメ

お宝を求める潜水艦(夜明けの船)その個性ある
海賊仲間(家族)と関さん、桑島さんの愛の物語

好きな結末でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

お金は大事だよね~

氷と海に覆われている火星
人は巨大な潜水艦・移動可能な「都市船」に住んでいる
主人公・グラム・リバーは
都市船アデナのダウンタウンに暮らすフリーターだったが
海賊船「夜明けの船」にアデナ襲撃され
巻き込まれ海に投げ出されたがのグラムのペンダントが輝き
現れたラウンドバックラー「希望号」に乗る
夜明けの船にスカウトされ行動を共にすることになったグラムと
幼馴染で軍人のベステモーナ・ローレンとの戦い・恋愛・世界の物語


~感想~
ベースになっているのは原作ゲーム
火星を舞台にし、潜水艦と水中仕様の搭乗型ロボットでの戦闘

普段観るロボットアニメとは一味違うバトル感に
テンポのいいギャグとヒューマンドラマがあります
愛する人・仲間を守るため・人々が火星を主軸にし
キャラクターも個性豊かです
グラムの「なんとかなるさ」とゆるい性格感はありますが
芯はしっかりしており、いざっていうときとてもかっこよかったです
エノラの性格は難ありと思ったが
後半は世間を知ってが少しおとなしくなってよかったです

内容自体も海賊と政府軍・地球政府と火星政府など
水面下の対立もありなかなか深い設定です

悪い点あげれば山場が少なくて
話もシリアスになりきれないところです
べスが死んだと思ったグラムの立ち直りの早さに驚きました
あとなぜ火星が水に覆われいるのかなどの説明がなく疑問がありました

水中ロボットアニメに興味がわかなかったけど新鮮で面白かったです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

55.1 6 潜水艦でツンデレなアニメランキング6位
タクティカルロア(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (53)
390人が棚に入れました
西太平洋に巨大な停滞性台風が発生した。その名は「グランドロア」。その台風はアジア各国に甚大な被害をもたらし、様々な影響を与えた。その自然災害を「ケースオメガ」と呼ぶようになったのだ。

それから約半世紀近くのこと。復興を成し遂げて、海洋航路の重要性が再認識されるようになった。しかし海洋時代に暗躍するかの如く、テロリストグループ・所謂海賊が目立つようになった。それに対応するため、民間自衛機関を組織することになったのだ。本作はそれら民間自衛機関の1つであるharu-nico警備保障に所属する、女性のみをクルーとした護衛艦「パスカルメイジ」、そしてそのクルー達の日々の戦いの物語である。

声優・キャラクター
中原麻衣、菅沼久義、高橋美佳子、植田佳奈、小林由美子、比嘉久美子、新井里美、皆川純子、三宅華也、夏樹リオ、乃村健次、中村大樹、中尾衣里、樋口あかり、緒乃冬華、小野涼子、日笠山亜美、辻親八、佐藤利奈、渡辺明乃、門脇舞以、柚木涼香、鈴木菜穂子、小林希唯、織田圭祐、能登麻美子

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ラスボス戦は水平線の彼方へ

~世界観~
消えることなく西太平洋上に停滞し続ける巨大な台風。
これにより世界の気候が大きく変化。
海洋航路の重要性が再確認され、訪れる第二次大航海時代。
世界の様相は混沌としていく――。

世界観に惹かれ視聴しました。



女だけの護衛艦「パスカルメイジ」。
そこに主人公(男)が派遣される準ハーレムもの。
しかし、艦隊の海上戦はけっこうな迫力があり、それに加えて残酷な描写もあったりと意外に油断ならない作品です。


内容は、戦闘×恋愛だった印象。
ハーレム的な男女の割合ではありますが、実質ヒロインとなるのは約2名。
血の繋がらない姉・七波とツンデレボクっ娘・翼。
男主人公は気弱なので、他の女子クルーたちからはかわれるのが常でした。


中盤から恋愛色強めに。
デレデレ翼ちゃんが可愛らしい。
なな姉もクールな魅力。実はオトメってのも大変良い。
正妻争いは必見かもです。



感想。

官職おっさんたちの会議、艦隊の統制など、
軍事的な面からみてもわりと楽しかったです。
それに、パスカルメイジを煙たく思うおっさんの行動が何だか面白い。
お決まりとそうでない物語の進め方も気に入っています。
そんなわけで本サイトでの評価はイマイチですけど、私は好きな作品ですね。

そして最近私は新井里美声に敏感です。
いやはや本作でも存在感ばっちしでした。



OP「たったひとつだけ」 歌-yozuca*
ED「モノクローム」 歌-中原麻衣

yozuca*さんのOPは毎回楽しみでした。


--------------------------


戦闘と恋愛どちらに重きを起きたいのか分かりかねるバランスの悪さ、アクション以外の漂う低予算感、これからという中途半端なところでエンディングを迎える構成の粗さなど、一つの作品としての作りの甘さはひしひしと肌に感じました。


しかし、これらのことを考慮してでも私は好きだと言える作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

昔ながらのB級作品だが、戦闘は見物。

男の主人公が、女ばっかりの戦艦に乗り込んでワイワイしながら強力な敵達とバトルするお話です。

他のハーレム系作品と比べると、女の子たちはあまり可愛くありません。
ですが、潜水艦とのバトルや砲撃戦などの戦闘シーンは結構カッコ良かった気がします。

ご都合主義ではなく、残酷な描写も有ったのでB級作品の中では気に入ってる方です。
ちなみに製作会社はガールズ&パンツァーを作ったアクタスさんです。会社関連の話題が好きな方は観てみても良いかも知れません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

稀にみる存在感ゼロの主人公

近未来の洋上艦のバトル!
もうね、OP見て胸躍らせましたよ。メッチャ好み。
期待どうり戦闘シーンは対艦ミサイルが飛び交いカッコよくもストイック。
設定も面白いし、シナリオも悪くない。


でも、全体を通してグダグダでした。
流行ってるモノは何でも手を付けてやれって感じで、コメディ入れたり、微エロ入れたり、恋愛入れたり・・・それの全部がハンパで薄っぺら。
後半、展開がシリアスになってからは一本筋が通りましたが時既に遅しでした。


女性キャラは個性があってそれなりに魅力的なんですが・・・
主人公が本っっ当に何の役にも立っていない空気。ただ居るだけ。こんなに無個性で魅力のない主人公は見たことありません。
だから恋愛話も全然感情移入できませんでした。
「なんでこんな奴がぁ?」ってな感じで醒めまくり。


ちゃんと拘りをもって丁寧に作れば面白くなっただろう題材だけに残念の極みです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5
ページの先頭へ