津波で戦闘なおすすめアニメランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の津波で戦闘なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.9 1 津波で戦闘なアニメランキング1位
未来少年コナン(TVアニメ動画)

1978年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (444)
2294人が棚に入れました
2008年、核兵器をはるかに上回る威力の「超磁力兵器」による最終戦争が勃発。人類は大半が死滅し、それまで築かれてきた高度な文明の多くが失われてしまった。地形は大きく変化し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。戦争から20年、コナンは「おじい」と二人、のこされ島と呼ばれる小さな島で平穏に暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが漂着する。ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれそうになり、隙を見て船から逃げ出していた。インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市だが、塔を維持するためのエネルギーが乏しかった。そこで、太陽エネルギーのシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。しかしラオが見つからないため、ラオとテレパシーで会話できるという孫娘のラナを狙ったのだ。コナンの奮闘空しく、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため、そしてまだ見ぬ人々に出会うために島から旅立つ。やがて、多くの仲間を得て、世界征服を目論むレプカに立ち向かうことになる。

声優・キャラクター
小原乃梨子、信澤三惠子、青木和代、山内雅人、永井一郎、吉田理保子、家弓家正、神山卓三、増岡弘、池田勝、若本規夫、水鳥鐵夫、石丸博也、つかせのりこ、宮内幸平、田中秀幸、伊武雅刀

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正義感あふれる少年の物語

内容はある孤島におじいさんと2人暮らしていたコナンの元へラナという少女が悪い組織から逃げてきます。コナンがかくまってましたが健闘むなしくラナは再び連れて行かれ、おじいさんも死んでしまいます。それからコナンはこの島から旅立つことを決心します。

コナンがとてもかっこよく、数多くいる男性キャラの中でもかなり好きな方です。腹が煮えたぎるほど憎い相手ですら、助けてしまおうとするコナンの姿勢が全然あざとく無いためすごくかっこいいです。コナンは人を惹きつける能力が高く敵すらの心まで動かします!道中で会う仲間達もユニークでコナンのサポートをしてくれます^ ^。作画もあの作画だからこそキャラがよくいきているとおもいます。

あんなに小さな背中に大きなものを背負っているコナンを皆さんにも見て欲しいです。この作品は本当に本当におススメしたいと思います。(^^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今観ても色あせることのない名作

宮崎駿初監督作品。
1970年代を代表する名作だと思います。

最終戦争の20年後の世界が舞台。
陸地の大部分が沈み、人類は島々で細々と暮らしています。
主人公はコナン、残され島におじいとともに暮らす元気いっぱいの野生児です。
この島に、少女が流れ着くところから物語は始まります。
少女の名はラナ。
ある理由で逃亡中の身です。
このアニメは、勇敢で強靭な身体機能を持つコナンとやさしく意思の強いラナの冒険ファンタジーです。

宮崎駿監督の原点といいましょうか。
躍動感と人間賛歌はその後のジブリファンタジー作品に通じるものがあります。

さて、印象に残った場面を紹介しましょう。

<6話ダイスの反逆、冒頭のシーン>
{netabare}放送当時、この回をたまたま視聴。
ラナを思うコナンの行動力、ラナのコナンへの信頼感が新鮮でした。
そして、三角塔からラナを抱えて飛び降りるコナン。
驚愕しました。
ここで引き込まれ、全視聴。
6話から見ても魅力溢れる作品ですよ。{/netabare}

<8話逃亡、Bパート冒頭のシーン>
{netabare}海中のコナンにラナが口うつしで空気を供給。
再び海面に上がりコナンのもとに向かうが、力尽きるラナ。
コナンが全力で手錠を破壊し、ラナを抱き海面上へジャンプ。
二人の絆の強さを象徴するシーンです。
当時、口づけシーンをNHKで放送するか問題になったそうです。
宮崎駿監督の英断に感謝です。{/netabare}

<第24話ギガント>
{netabare}太陽エネルギーの供給により復活した空飛ぶ要塞ギガント。
それにファルコで突入する、コナン・ラナ・ジムシー・ダイス・モンスリー。
その後、コナンとラナの別れのシーン。
ここでもまた二人の強い絆を感じました。
その後、ギガントで大暴れするコナンたち。
手に汗握る活劇の連続です。

ちなみにこの頃からモンスリーはツンデレ化。
元祖ツンデレとして、「バカねぇ!」は有名かな。
ツンデレ好きは必見であることを追記しておこう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ただ今、絶賛再放送中!

<2020/5/4 初投稿>
私の世代はやはりコナンと言えば本作!
宮崎駿の初期の名作です。

世界を滅ぼすような大戦争から数十年後のとある島から物語は始まります。

主人公のコナンは天衣無縫で超絶身体能力を持つ野生児
ラナは優しくも芯の強い宮崎ヒロインの原型
少年少女、二人のボーイミーツガールなSF冒険譚です。

名作と名高く、コアなファンも多いと聞く本作、なんと今日からNHKで再放送が始まりました。
キングダム三期の放送がコロナ禍で中断となり、その代わりにということで。
しかも、OP、ED、アイキャッチいずれもフルバージョン!
(本作は1話28分くらいあって長いのでこれまでの再放送ではこれらが大概カットされてます)

狙ってそうしたかどうかはわかりませんがいずれにせよNHKのファインプレー!

シナリオも物語もキャラクターの動きや魅力も演出もいずれも質の高い本作品は、「天空の城ラピュタ」が好きであれば超高確率でハマると思われます。
当てはまる未見の方にはご視聴お勧めします。。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

71.7 2 津波で戦闘なアニメランキング2位
風立ちぬ(アニメ映画)

2013年7月20日
★★★★☆ 3.8 (812)
4278人が棚に入れました
かつて、日本で戦争があった。大正から昭和へ、1920年代の日本は、不景気と貧乏、病気、そして大震災と、まことに生きるのに辛い時代だった。そして、日本は戦争へ突入していった。当時の若者たちは、そんな時代をどう生きたのか?イタリアのカプローニへの時空を超えた尊敬と友情、後に神話と化した零戦の誕生、薄幸の少女菜穂子との出会いと別れ。この映画は、実在の人物、堀越二郎の半生を描く──。堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて。生きねば。

声優・キャラクター
庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

引退作品、主題歌「ひこうき雲」

最初の雰囲気は「火垂るの墓」と似てる気がする...
そして、ただ淡々と展開していった
主人公の成長を伴って、なんか心がギュっとなった・・・
私の文章力では、ちょっと上手く言えません。
一言では表せませんが、あえて言うなら、
宮崎駿の集大成とも言えるふさわしい引退作品だと思います。

主題歌「ひこうき雲」 作詞・作曲・歌 - 荒井由実  映画の内容とはぴったりで感動で素晴らしい歌です!!
聞いてて泣きそうになる......

投稿 : 2024/05/11
♥ : 91

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

純粋に、エンタメとして楽しみたい方には向いていないかも。(引退会見後所見加筆)

■10年というマジックナンバー

作中登場する飛行機設計家イタリアのカプローニが口にする「10年」というマジックナンバー、何度か登場しましたが、まさにそれは、原作、脚本、監督の宮崎氏自身へのメッセージなのかなと思います。(本人が書いてるわけですけど)。

もの作りなりに情熱を傾けることのできる期間を10年としているとしたら、ある程度あたっているのではないか、と。これに関しては若すぎる時期には理解が難しい話かもしれません。


■総評:業界関係者の評価が高すぎる気がして気持ち悪い

さて、作品世界にもっとも重要な脚本にひねりがなく予定調和的に進む物語に退屈してしまいました。これジブリなの? 私が観たかったのは別モノだったのでしょう。私はエンタメを味わいたかったのですから。

120分という長さですが、途中とろくさく感じてしまい、睡眠不足なら寝てしまうところでした。

わたしのほうにも問題があって、「ジブリ」だと期待しすぎて観に行ってしまったせいかもしれません。中心素材につかわれている堀辰雄にしても私は好物なんですけどね。絵画でいえばフランス印象派のノリでしたし。特に、土手のシーンです。

1)CGの融合のさせ方は、昨今の低予算の深夜アニメのほうが上ではないか。
2)撮影・デジタル処理なども昨今の低予算の深夜アニメのほうが上ではないか。
3)妙な思い入れで、本職じゃないひとを声優にしてもひとり浮くだけで、昨今の低予算アニメのほうが上ではないか。

3)については、結果的な印象です。エヴァの監督さんがよかったとはまったく、すこしも、ちっとも思いません。

■蛇足

リアルな親しい友達にすすめるか? やめとけ。です。^-^;
この作品にひとり1800円は高い。

※私は宮崎アニメを観に行っているわけではなく、物語として完成している作品が比率的に多いジブリを期待しているのであって、深読みしても仕方ないです、という立場。

※もしかして25%位編集を工夫して尺を削ればよかったのかとも思いましたが、それだけでは解決しそうにないでしょうね。

■問題点

そのうち。と思いましたが、夏休みを選んで公開開始なわけで、商業的な色合いが濃いことは誰にも否定できない。いろいろ後付けな理由を付けていっても仕方がない。ジブリの作品の質のピークは20世紀で終わった、という個人的な思いを一層強くさせる一作でありました。

観なかったことにしてもいいくらい。実直にいって、宮崎氏のおわりを感じました。ジブリがひとつのベンチマークだった時代は完全に終わったという印象。別に、宮崎哲学を知りたいわけではないので。

■追記 引退会見後

それにしてもまだ元気そうなので、上記の酷評にかかわらず、まだ作品は作ってほしかった気がしています。劇場に足を運ばせる力のある作品はまだまだ作ってもらえそうだから。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 70

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

チェリー

ジブリ作品。


第二次世界大戦で猛威をふるった零戦。
その設計者である、堀越二郎を主役とした物語です。


ええと、この作品、エンタメ性はかなり低いです。
娯楽映画というより、ドキュメンタリーを見ているような感じ。
主人公の苦悩や葛藤も描かれず、「何があったか」をひたすら追いかける。

しかし、ドキュメンタリータッチだからといって、実在の人物をそのまま描いているわけではありません。
人物像、出来事などはフィクションです。


物語は、飛行機にあこがれる少年時代からはじまります。
そして、大学、就職、結婚という人生の分岐点を中心に、堀越二郎の半生を描いています。

この映画は、現実のイベントを夢の世界で繋いで作られています。
少年時代→夢の世界→大学時代→夢の世界→……といった感じです。
また、各時代にも夢の世界が含まれているため、場面切り替えが忙しいです。
いつの間にか何年も経っていたなんてことはザラ。

後半はラブロマンスですが、恋に落ちる過程もあやふやなものです。
そこは察してくださいと言わんばかりの省略っぷり。
想像力が強い大人向けの映画なのは間違いないです。



堀越二郎の声を当てているのは、エヴァンゲリオンで有名なアニメ監督の庵野秀明氏。
ジブリで俳優を起用するのは普通ですが、畑違いを主役に抜擢。
やっぱりというか、見事なまでの棒演技です。
まあ、棒演技はそのうち慣れるし、「素人ならではの味がある」というとらえ方もできます。

ただ、どうにも「素人が台本を読まされています」みたいな抑揚が気になりました。
それに加えて、ほかの人物は普通に俳優を使っています。
主人公だけがやたらと浮いて聞こえるんですよね。
見た目と声が合ってないし。。。


そこを除けば、なかなか見れる映画でした。
たしかに、テーマ性は排除されていますし、物語も起伏がありません。
ですが、アニメーションの質はさすが宮崎作品です。
動きも自然ですし、安定感があります。

出てくるキャラクターも魅力的でした。
特に、二郎の上司である黒川。
単に厳しいように見えて、世話焼きで部下思い。
「風立ちぬ」の中で一番好きですね。


そして、宮崎駿監督の「純粋な飛行機へのあこがれ」が全面に押し出されていて、好印象でした。
見ていて恥ずかしくなるような恋愛描写に関してもしかり。
今までのジブリ作品との違いを探しながら見るとおもしろいです。
「宮崎駿の作りたかった世界」の輪郭が見えてきます。

堀越二郎と自分を重ね合わせている、と考えるのが自然なのかもしれないですね。
作中のたばこの銘柄が「チェリー」なのも偶然ではないはずですし。


「人にオススメできるか」と言われれば「うーん」となりますが、個人的には70点くらいの作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58

67.9 3 津波で戦闘なアニメランキング3位
岬のマヨイガ(アニメ映画)

2021年8月27日
★★★★☆ 3.5 (40)
131人が棚に入れました
居場所を失った17歳の少女。彼女が辿り着いたのは、どこか懐かしさと共に温かみを感じさせる、海の見える古民家“マヨイガ"だった。それは、“訪れた人をもてなす家"という、岩手県に伝わるふしぎな伝説。血のつながりがない新しい家族たちとの、ふしぎだけどあたたかい共同生活が、新しい居場所“岬のマヨイガ"でいま始まる――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心がざわつく優れた映画だと思います。青少年へのメッセージかな?

 他人が集まることで家族となる疑似家族ものの一種ではあります。東日本大震災の後の復興の一面を切り取ったような話でもあります。さらに、あらすじ通りではない部分もあるので、ネタバレとしておきますが、{netabare} 妖怪大戦争もの{/netabare}でもあります。

 これらがご都合主義的に組み合わさって、比較的派手な絵もなく音楽の無い場面も多く淡々と話が進みますので、退屈する人はするでしょう。

 ですが、この2人の少女が不幸を背負った原因を考えたときに、果たしてそんな単純な話なのか?と気が付きます。震災という大きな大きな不幸と、家族に起こった世間から見たら個人的な不幸。そのどちらも人々にとっては逃げ出したい現実になります。

 その中で自分は誰といたい、どうしたいという気持ちと向き合いましょうと。そして、誰を守りたい、どこで暮らしたいと言えるようになると、不幸から脱するきっかけと新しい何かがみえてくるよ、という風に見えました。

 この3人を助けてくれるのはなんといっても {netabare} 土着の妖怪 {/netabare}たちです。つまり、土地であり共同体です。これは人間も一緒でした。人間は弱いので、辛いもう離れたいと思う気持ちが出てきます。それが地域を滅ぼすことになるという事だと思います。

 本作については、見て欲しい対象年齢を少し低めにしていると思います。それは不幸な現実とどう向き合うか、ということを分かりやすく伝えたいからなのかなあ、と思います。
 震災の不幸も初めは少々デオドランドして、見やすくしすぎでは?と思いました。が、震災の不幸をクローズアップしすぎないように、そしてそこの嫌悪感恐怖感で映画が伝えたい「不幸」の本質を見失わないようにするためかなあと思いました。
 そして、なぜそうしたのかを考えると、逃げる=自殺とか考えてしまう少年青年に対する何かなのかなあ、という気がしました。

 とはいえ、大の大人が見ても、見ている途中で心がざわめく映画ですし、視聴後感はハッピーエンドではありますがこれからもいろんな不幸が起きるけど、戻るべき場所、共同体があるから頑張れるんだ、という風に見えました。

 なお、初めの狛犬のシーンはここでは述べませんが2つの見方ができますね。
 そして、飼われるのが三毛猫です。必ずメスですからあの家には女性しかいません。つまり巫女という風にも取れましたね。

 アニメーションとしての技術的なところは、超一流ではないかもしれません。評価点が平凡なのもそのせいです。が、作品としては、脚本とメッセージ、演出などで良くここまで仕上げたなあという印象でした。青少年向けという前提でいえば、100点中88点くらいつけてもいいかもしれません。

 ということで、隠れた名作だと思います。1回しか見ていないので、もうちょっといろいろあるかもしれませんが、1回集中して見たのでかなり疲労感があります。つまり、出来が良いということです。
 刺激とキャラ萌えを期待すると退屈かもしれませんが、視聴中そして見終わったあと、心が動く映画です。いい映画でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

古いけど色々と良い家じゃん

見に行くか、見逃すかを悩んだ作品です。
でも、せっかくなら見に行こう!と見て来ました。
最初は岬の上にある家が頭上から映し出されるシーンの私の感想は。

森と草ばっかり、景色めちゃ綺麗じゃん、絶壁じゃん落ちたら死ぬ、家の庭めちゃデカいじゃんでしたw

私はユイとひよりは姉妹かと思って居たら違うのですね。
元々は他人同士だった2人をお婆ちゃんが引き取りマヨイガで生活する事になります。

ひよりは両親を居眠り運転の車に衝突され失ってしまいます。
きっと、それが原因?で喋れないのだと思いますが、その辺の説明がなくて……多分。

ユイは両親が離婚して父と二人暮しです。
父は、母が出ていったのはユイのせいだと言います。
挙句の果てに、ユイが用意していたご飯を、いきなりキレだして机から弾き飛ばすし。
自分が辛く当たるのは、全てはお前の為だ!と言う始末……

明らかに、奥さんが出てったのは貴方のせいですよ。って思いました。

作中で私が良いシーンだと思ったのは、ラストのユイが偽物の父に無理やり連れていかれそうになるシーンです。
ユイは父が怖くて何も出来なくて何も言えなくて……ひよりも助けようとするけど何も出来なくて……

でも、ひよりにとって、お婆ちゃんとユイと3人は家族だから、新しい家族を二度と絶対失いたくないから、彼女は声を出す!
両親を失って無くした声だけど、姉を失わない為に出した声……血なんて繋がってなくても、出会って数日でも間違えなく家族で大切だから、守りたいって気持ちから出た声。


後は、お婆ちゃんのピンチに駆け着けた、ひよりが、お婆ちゃんの「自分に出来ることを」って言葉から考えて行動したシーンが凄く良かったです。

さて、作品としては面白いと思います。
原作はもしかしたら面白いかもしれません。
でも、映画で見たら……設定がイマイチ理解しにくかったり視聴者側が想像で補わないとならない点が多すぎる気がします。

キャラの心情のヒントが少なすぎて感情移入が出来にくく、最後まで見ても消化不良って感じが残ってしまいます。
うーん、面白くはなくはないですが……普通くらいかな……

声優さんも余り上手くはないかな?
なるほど、ゲスト声優さんですか……
私はアニメでは物語が1番楽しめるポイントで物語が良かったり、キャラに感情移入しやすければ、あまりも酷くない限りは言わないのですが、物語も中途半端と感じる部分もあり。
そちらが更に浮き彫りになって感じたりもしました。

声優さんで言うと、座敷わらし役で、ナナニジの藤間さくら役をしてる天城サリーさんが出てます。
私のアイコンもナナニジの佐藤麗華ですが、ナナニジのアニメはともかく、ナナニジの音楽も聞くし、計算中も見てて好きなので、その辺も楽しみにしてましたが、セリフ少なっ!w(*꒪꒫꒪)

作中には、座敷わらし以外にもカッパや雪女など妖が沢山出てきます。
実は、私は妖怪が割と好きです。
理由としては父が妖怪などが好きで小さい頃から、妖怪番組やら本やらを見て育ちました。

だから、その辺も気にしてましたが、あれだけ妖怪居て殆ど山火事を消す方に回って出番と言う出番もなくw

面白いのは面白いとは思うし作品のメッセージ性も伝わりはしましたが、オススメしますか?となれば話は変わってくるかな?とは思ってしまいます。
好きな人は好きになれそうな作品かな?と思います。

お婆ちゃんの昔話の語りは面白いしわかりやすかったと思います。
作風をガラリと変えてくるのもいいですねꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

あっ、冒頭の山道の作りもすごく良かったです。
私の母方の実家がド田舎なのですが、山道の再現が凄く良かったです。
後は、落ち葉や枯れ草の種類や葉の色や道の色もリアルで上手く再現してるなぁ〜って少し懐かしい気持ちになりました(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夏休みの妖怪映画

妖怪ウォッチが下火になってきたはずが、まさかの妖怪映画バブルが到来しましたねえ。
震災後の岩手が舞台という事で、どんな闇の深い映画なんだろうと気構えていましたが、心配していたような事はなく、10歳未満でも安心して楽しめる物語になっていました。良かった。
だからそうだとは限らないのですが、緊迫感は薄めです。大人が見るにはやや退屈に感じる場面がありました。
じゃあ、面白く無いの?
いえ、そうではありません。流石のデイビッドと思えるだけの作画良さがありました。
(マヨイガのCGはもう一歩踏みこんで欲しかったですが)
作画で楽しめるオタクならそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6
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