東映アニメーションおすすめアニメランキング 57

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの東映アニメーション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月20日の時点で一番の東映アニメーションおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 東映アニメーションアニメランキング1位
正解するカド(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (572)
2458人が棚に入れました
羽田空港上空に突如、正体不明の巨大な立方体が出現する。そこに出発予定だった飛行機が取り込まれてしまう。偶然その飛行機に乗りあわせていた外務省の外交官が、立方体の中でヤハクイザシュクナと呼ばれる正体不明の人?と出会い、日本政府と交渉をはじめるが、、、。

スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。

声優・キャラクター
三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬、赤羽根健治、伊藤静、釘宮理恵、中博史、斎藤志郎、菊池正美、桐本拓哉、菅沼久義、阪口大助、後藤哲夫、小山剛志、半田裕典、甲斐田裕子、白石涼子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真の道(正解)を見つけた、異方と人類

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
近年観ることがめっきり減った、本格派のSF作品。しかも、アニオリ作品のため、リアルタイム視聴ならネタバレがなく、かなり楽しめました。絵はCGの利点がよく活かされ、かなり綺麗な出来に。ストーリーは重厚で、様々なことを考えさせられます。

色々賛否あるでしょうが、私はわりと好きでした。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヤハクイザシュニナ(異方存在)が求めた、「処理しきれないだけの情報」とはつまり、「主観」だったのかな、と。異方存在はどこまでも客観的で、人類は結局主観的です。主観とは、心であり感情であり経験です。ヤハクイザシュニナも、最後は「愛(主観)」を手に入れていました。

異方が去り、人類にもたらされたものは全てリセットされた、ではなくて、「進化へのモチベーション」が残ったというのは、かなり面白い結末だったと思います。

さて、作品全体を振り返ると、1話目~8話目までは、多分、シリアス好き、SF好きなら多くの人が賞賛する展開でしょう。9話目を境に評価が分かれるかと。もっとも、否定的な意見が多数派のようですが。

私は後半も楽しく観られました。色々言いたいことは分かりますし、私も、序盤~中盤の方が楽しめたのは事実です。でもじゃあ、「他にどんなラストにするの?」と問われればこれ以上は思い付かないし、「それとも、最後話まで異方の目的などには触れず、ただただ人類のリアルを描いていれば良かったか」と言われれば、それはそれで批判されていたでしょうし(オチなしで)。

序盤~中盤は、人類の愚かさというか、ありのままを描いていました。実際にワムが提供されたら、世界はどうなるのかな? という想像をさせてくれました。めっちゃ良かったです。ただ、あくまでそれは演出の1つであって、作品の本筋ではありません。作品を作品として完結させるとき、9話目以降の展開も必要だったと思います。そして、おそらく作者が描きたいのも、本当は9話目以降だったはず。

つまりはまあ、前座(社会検証)が大トリ(SF)を食ってしまい、爆笑をかっさらった故の悲劇という感じですかね。これは、前座の芸を素直に誉めるべきであって、大トリを貶めるのは、ちと可哀想かなという気もします。

ただ、ひとつだけ不満を言わせてもらえれば、「それでもやっぱり真道は死ななくて良かったのでは?」ということです。だって、サイヤ人理論(地球人との混血により強くなる)により、ヤハクイザシュニナを圧倒した真道幸花がいれば、力ずくで異方を排除できただろうし、彼女の存在だけで、「ヤハクイザシュニナをビックリさせる」という目的は充分に達成できただろうから、死ぬ意味はないです。(安っぽくはなるけど)瀕死か、幸花によって復活しても良かった気もします。

もし、真道が死ぬことに価値を見いだすのであれば、それは、ヤハクイザシュニナ(友達)に「愛」や「悲しみ」(感情)を教えるということだと思います。であるならば、例えば、「真道の死によって感情(人類の力・主観)を得たヤハクイザシュニナは、異方存在より更に高次元の存在へと進化し、自らが新たな特異点となったため、人類を異方に連れ去る必要がなくなり、地球が救われた(ヤハクイザシュニナは異方に帰った)」とかの方が納得がいきます。

やはり、真道が死ぬメリットは少なく、ただ、「なんか作品のラストを芸術的(悲劇的・印象的)にしたい」という、制作の意図によって殺されたのではないかなと、そんな邪推をしてしまいます。ラストの展開は概ね好きでしたが、その一点だけ、気になりました(交渉官なんだから、交渉で解決してほしいという思いもありましたし)。

私は、アニメであっても、人が死ぬのは嫌いです。そして、もし死ぬのなら、「意味のある死」を与えてあげて欲しいな、と思っています。

まあ、結果、今一番記憶に残っているのは、栗Tシャツだったりはするのですが(笑) なにげに、萌え要素も高い、謎の良アニメでしたねw
{/netabare}

【余談 ~真道とは、真の道。道の文化論~】
{netabare}
「我々(人類も宇宙も異方ですら)は、皆、途中(発展途上)」というのは、この作品の大きなテーマですね。

昔、文化論を研究している教授の講義で聞きましたが、これは、剣道を含めた、「道」(柔道・弓道・華道・茶道など)の文化と共通しています。

武道など、「道」の精神性の特徴は、「自分はいつまでも、未熟者」「常に道中にある」「完成はない」という部分にあり、それが、日本人の謙虚さや向上心、他の文化から学ぼうという寛容さの根元になっている、という趣旨の講義でした。

「真道」という名字は、そういう意味で、「自分を途中だと思うことが、真の正解」だということを暗に言っているのかもしれませんね。

そして、そんな日本人の精神性に無意識に惹かれたからこそ、ヤハクイザシュニナは、日本にカドを出現させたのかもしれませんね。
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも本論)】
{netabare}
1話目
{netabare}
人物にはやや違和感があるものの、「カド」の感じを出すにはCGは良いでしょうね。政治家のスピーディー且つ良心的で適切な行動に、違和感w カドの角の上に立つの、超怖そうw 首相のキャラデザ、小渕さんっぽくない?
{/netabare}

2話目
{netabare}
超科学と、まともな交渉ができるだろうか。人質をとったのは、意図的なのか、偶然を活かしただけなのか。海外の国(特にアメリカ)との調整に、えらい手間取りそう。カドに触った瞬間に生体情報を読み取られ、それに類似した個体を精製、とかそんな感じ? なんか、「ライディーン」って感じ?
{/netabare}

3話目
{netabare}
ハルヒなら喜びそうな展開だな。自然現象を相手にするとは、うまい表現だな。ある程度共通する概念や価値観がないと、交渉は難しい。心の安定、確かに日本は最低生活水準が高いし、良くも悪くも画一的で良心的な考え方をする人が多いとは思う。なんか、「ただより高いものはない」展開になりそう。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、アメリカ含め、中東もロシアも中国も、絶対に黙っていないよね。使いすぎれば毒、ね。飛行機の中に1ヶ月は、気が狂うな。いくら国連でも、ここまでスピーディーに制裁決議できるかね。世界に落とす爆弾……次が気になりますね。
{/netabare}

5話目
{netabare}
何の制裁? という疑問を抱くような展開にし、世界の仕組みの理不尽さを表現している。マッドサイエンティストはSFでの必須ですな。道具はただの道具、問題は使う側。人類皆で考える。とことん綺麗事と正論の積み重ね。これは、爆弾だな~。ワムの拡散により、価値のあるものを無価値にする。需要に対して供給過多になれば価値は暴落するわけですから、資本主義を逆手にとったわけですね。ただ問題は、「ワムの供給が無限である」という根拠ですね。例えばワムの存在が前提になった上で全てのインフラを整えても、ワム依存になるだけで、ヤハクィザシュナが、「ワム没シュート♪」って言ったら、全ての秩序が再度壊れるわけで。人類がどこまで異方に依存し裏切られるか? なんて展開にならなければ良いけど。
{/netabare}

6話目
{netabare}
今回は正直微妙。カドの移動にたくさん尺を使ったけど、映像美はもう分かったからという感じ。それに、あの移動方法は、「カドの一部は接地」という条件で、私でもすぐに思い付いたけど、それをヤハクイザシュ二ナが即座に提案しないことに、違和感を感じた。カド接地時にドーンとしてたけど、カドって、質量あるのかな? 眠らない人間か。なんか、ヤハクィザシュ二ナの目的って、人類を異邦存在に作り替えることかな? 新堂母の「寂しくないのかな」が伏線になって。
{/netabare}

6.5話目(ちょっと考察)
{netabare}
総集編をやること自体は、決して褒められたことではないけれど、こういう「アニオリ」で「謎解き(考察)」の要素が強い作品なら一定の価値があるかも(最近なら、「けものフレンズ」とか、そういうアニメ)。基本的に、「総集編に残す」ということは、「今後の展開に関わる」重要なシーンだという確率が高いし、今になって気づけることも多い。例えば、ワム初登場時にヤハクィザシュニナが、「これは異方から電力を取り出す装置だ」と説明した時、他の人はポカーンとしているなか、品輪博士だけがノータイムで、「それってヤバくないですか!?」と反応できてることは、彼女の有能さを物語っている。細かいとこを観られるのは、「こういうアニメなら」良いよね。

次週予告、「私達」には、異方も含まれるのかな? 「カドケーキ」(笑)
{/netabare}

7話目
{netabare}
眠れない、でなくて、眠らないこともできる、ならホントにデメリットが少ないな。少なくとも、経済活動は盛んになるね。多次元世界? そこに干渉できるのが異方なの? だとすれば、寝てるだけの人生の自分もいるということ? 発展と幸福。これに関しては、「世界一貧しい大統領」として有名な、ウルグアイの「ホセ・ムヒカ」元大統領の演説が有名ですね♪ 多分、皆が不安なのは、異方側のメリットが示されていないからですね。まあ、根本的な概念が違いすぎるから、メリットデメリットで動くとは限らないけれど、やはり、人間って自分の尺度でしか相手をはかれないから。
{/netabare}

8話目
{netabare}
報道の自由と責任。最後は個人の判断。まあ、正論と言えば正論だけど、それは例えば、「リスクを説明すれば、危険ドラッグを流通させても良い。後は使う人の自己責任でしょ」と言っていることにはならないでしょうか、極論を言えば。そもそも、サンサンの効果やリスクは、異方側の一方的な説明と、たった3人の感覚というだけのもので、何の検証もされてないのに、「個人の判断」に委ねて良いのだろうか。判断の為の材料は本当に提示できているのだろうか。

テレビ番組風の構成はおもしろい。ちょっとだけ、「呪いのビデオ」感が出ていて、リアル視聴者の我々にも「番組を観ない」という選択肢が提示されているようだった。でも、生放送って、途中(サンサ登場)から見始めた人に対しては、どう責任をとるのだろう?

ヤハクィザシュニナから提示される四つ目は何かな? 「話さなくて良い」かな? 「真道と話したい」という、ヤハクィザシュニナの怪しい表情からも、ニュータイプ的な能力(テレパシー・相互理解)とみたw

もしかしたら、次回予告の「お前は神なのか?」から、生命創造的なこと、例えば「不老不死」「記憶を保有したままの転生」「クローン体の複製(と記憶の共有)」なんかかもしれないけれど、そうすると、サンサ(睡眠不要)の価値が薄れるから、それは無いかな。サンサはあくまで、「人間の時間が有限である」という視点に立った時にメリットがあるわけで、そこが無限にあるのなら、必要のない技術なわけだからね。

しっかし、栗Tシャツは笑えたし、萌えたw かなり硬派なSFをやっているのに、隙間隙間に萌えをぶち込んでくるのが良いですね♪
{/netabare}

9話目
{netabare}
違った~w 質量制御、ね。まあでも、こうやって、予想して発信し、外れるのもまた、アニオリ作品の適時レビューの楽しみ(笑) ここで初めて、異方側のメリットが提示されましたね。なんか少し安心したような、がっかりしたような。底が見えたというか。え~、超展開(汗) なんか急にファンタジーというか、安っぽくなったな。つまりはまあ、異方存在はSimCityで遊んでたわけですね、オートモードにして。
{/netabare}

10話目
{netabare}
前半のバトル&説明は、あんなにいらないな~。沙羅花が、「人類の母」的なポジションじゃなく、「人類のファン」というポジションなのは、なかなかに新しく、良い設定だった。沙羅花が、あざとく萌えさせにくるw 真道VS真道、になりそうな展開。これ、ヤハクイザシュニナが、デレるかどうかになりそうだな。
{/netabare}

11話目
{netabare}
なぜ品輪博士の拉致を、わざわざヤハクイザシュニナの前でやったのかな? ヤハクイザシュニナが、だんたん真道にデレてきたなw あれ? 私は「月がきれい」を観てたんだっけ?(笑) この短期間で、人造フレゴニクスだと? 人類の凄さと怖さですね。交渉の基本は、相手に得をさせること。ヤハクイザシュニナをびっくりさせてやる、という真道の視点は温かくて良いね!
{/netabare}

12話目
{netabare}
つまり、異方とは客観であり、人類とは主観である、ということかな。ヤハクイザシュニナが、デレてる(BL)w まあ、通用しないでしょうね、品輪博士の拉致を、ヤハクイザシュニナが笑って見てたから。人造フレゴニクス以上の手段を用意しているとは思ったけど、なかなかに面白い展開だった。サイヤ人の理論ですねw なるほど、異方が残したもの、人類の進化のモチベーションだね。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 57
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話 結局、正解はなんだったんだ?

今期のオリジナルでは一番期待している作品。映画や海外ドラマとまでは言わないが、つづきが気になるものを作ってほしい。


第1話 交渉する話かな
{netabare}
だれが主人公かわからなかったけど、たぶん、飛行機に乗っていた外務省の男だろう。凄腕の交渉官という設定なので、謎の存在と交渉して、地球を救うみたいな話かな。

”カド”は、立方体の名前らしい。このカドが謎の中心になるんだろう。このなかから人らしき者が出てきたときは、ちょっと冷めた。ありふれている感じがした。

作画は全部CGかな。キャラの動きが不自然なのであまり好きではないけど、ストーリーがメインなので気にしない。

いろいろ予想したくなるけど、材料が乏しい。気になるのはタイトル。交渉官が正解を出すならわかるけど、カドになっているのが謎。

少ないデータを頼りに予想してみた。
ネゴシエイターみたいな、かけひきがストーリーのメインになる。カドは地球を滅ぼす存在。これはありそう。人工知能のようなもので、地球についてわからないことを交渉官に尋ねてくる。カドが正解、つまり、地球を滅ぼさずに済むと結論づけるまでの話……第1話を見たところでは、こんなところ。
{/netabare}

第2話 過度な期待を持たなほうが正解かも
{netabare}
期待はしてもいいが、過度な期待はしないほうがいいかも。楽園追放を見てから考えを改めた。作画技術は上がっているけど、ストーリーは後退している気がした。

気になった点を挙げてみる。
まず、カド。ヤハクィザシュニナのような名称でないのは不自然。例えば、クワードゥみたいな感じ。立方体の概念がなかった時代にも出現して、カド(角)と呼ばれたとか。
ただ、人類の進化や文明の発展に寄与したみたいな設定はありふれているので、やめてほしい。

それから、カドにはコピー機能がある。真道が機内から出てきてヤハクィザシュニナが現れたから、真道に関係ある人物と似ている可能性はある。
真道が頭を抱えていたシーンは、大量の情報を頭に叩き込まれたか、もしくはその逆かな。

問題は謎の部分。たぶん、明らかになるのは終盤。真道はカドがなにをするのかわかっている節がある。真道が主人公だと、アンフェアな気もする。かけひきを主軸にするなら、謎は序盤で明らかにしたほうが面白くなると思う。
{/netabare}

第3話 つづきが気にならない
{netabare}
早く次回が見たい気持ちにならない。緊迫感がないせいかな。謎で固めすぎてるのもある。謎の真相→アニメの評価になるので、よっぽど面白い展開を用意してなければ、また低評価のオリジナルアニメになるだろう。

高次元(正確には違うが)の物って、人類では理解不能だと思う。理解できる物が出てきたのが不自然。ほかのアニメでも、ときどき、高次元って言葉が出てくるが、流行っているのか?
あのタマタマを巡って各国が争いながら、正しい使い道(正解)を導き出すっていう展開は、ありふれているかな。
そもそも正解を出すのが人類なら、カド=人類ってことになる。
{/netabare}

第4話 すごいぞ日本みたいになるのか?
{netabare}
各国が欲しがるタマタマを、日本が退けていく展開になるのかな、って思った。そこそこ面白いけど、進むのが遅いので、あきてしまいそう。

気になった点がひとつ。
タマタマを国連の管理下に置こうと各国が考えるのがおかしい。得たいの知れないカドから出てきたものを、なぜ便利な物として捉えてしまうのか。これでは登場人物たちがカドを信用していることになり、設定が矛盾してしまう。

「とりあえず、日本に置いててよ」となるのが正しいと思う。さらに、日本から出さないように厳戒態勢を敷く。使用してみて、日本が無事だったら、うちらも使ってみるかって、なるんじゃない。
カドが得体のしれない物であることを、もう少しきちんと描くべきだと思う。
{/netabare}

第5話 正解するかどうかの話ではない気がする
{netabare}
人類はワムを正しく利用できるか、それとも……みたいなアニメになってるけど、違う気がしてならない。理由は、アニメにするほどの内容ではないから。ワムをうまく使えるかそうでないかの結末で、面白いとは思えない。だから、ワムはブラフか伏線の気がする。

あと気になるのは、主役は交渉官なのに、ほとんど交渉していない。ヤハクは難題を出してはくるけど、交渉とは違う。

予想してみたいけど、データが少ない。品輪彼方(cvが釘宮さんのキャラ)のところに運んだのは、ただの鉄の玉なんだろう。それが簡単にワムになることをつきとめたのかな。総理に見せたのはその逆で、鉄の玉に戻るところ。

注目点はワムではなくカドだと思う。タイトルにもなってるから。カドは無線LANの親機みたいなもので、カドがあるから人類も異方とつながる、とか。
{/netabare}

第6話 眠くなった
{netabare}
カドを転がすだけの話。あんな単調なシーンを見せられたら眠くなるわ。
最後のセリフのとき、「寝てたよ」と突っ込みたくなった。

CG技術は上がってるけど、それを見せるばかりで、ストーリーがおろそかになってないだろうか。
キャラ同士のからみがあって、感動作や傑作は生まれると思う。このアニメは謎(カドやワム)に重きを置きすぎている。ラストで驚かせるのだろうが、それまでの過程をもう少し工夫するとか、キャラ同士のからみをもっと増やしたほうがいい。
{/netabare}

第7話 ひも理論かな?
{netabare}
今回見てて浮かんだのは、ひも理論。詳しくは知らない。
世界は10次元以上でできていて、我々がいる次元からは他の次元は認識できない。紙を広げると2次元だけど、丸めると3次元になるように、形を変えることで他の次元を認識できるとか、そんな感じでいいのかな(適当)。
人間が認識できない次元を認識させていく、そんなアニメかなって思った。

あとは、唯一?のヒロインのごくわずかな色っぽいシーンがあったくらい。さほどストーリーは進んでいない。取材班が来なくても、結局、映像で見せるしかないだろって、突っ込んだ。
{/netabare}

第8話 タイトルがオチ?
{netabare}
沙羅花のファッションセンスは人類のものではないね。きっと沙羅花は異方からきたんだよ(笑)。
すでに異方存在が紛れているという展開もありかなって、沙羅花の服を見ながら思った。

タイトルがオチになってそうな気はする。人類に正解を出させているのに、タイトルはカド。人類=カドだとすると、カドが人類を集約した物体になるのか。それも変な気がするなあ……。
{/netabare}

第9話 予想通り(笑)
{netabare}
やっぱり沙羅花のファッションセンスは人類のものではなかった。感性の違いをあのTシャツで示したんだろう。わかりにくい伏線だった。

宇宙の初期設定(だったかな?)あたりの説明をしているときは、SF風でよかった。目的が情報集めなのはイマイチ。ネットの時代に考えつきそうなオチだった。人工知能を搭載した宇宙船でも飛ばしておけば情報を集められそう。

硬派なSFアニメと見ていたけど、沙羅花が変身して突っ込んで、低次元なバトルアニメになりそう。沙羅花は人類の生活に感化された、みたいな展開なんだろうけどベタすぎる。人類を利用してなにかを集めるというのも、某魔法少女アニメのほうがいい。
{/netabare}

第10話 トワノサキワ'とは?
{netabare}
冒頭部分の説明。
まず、I-年は、インフレーションのIかな。ビッグバンのまえだから、描きようがない。
そのあと、暗くなってから光るのがビッグバン。
ビッグバンから38万年後に”宇宙の晴れ上がり”。
7億年後に最初の銀河ができて、92億年後に太陽系ができる。98億年後の特異点は生命のことかな。
以上、ネットで調べただけなので正確かわからない。

『トワノサキワ'』は、異方存在の便宜上の名前のように思えた。
ビッグバンになるまで、”ワ”と”キ”しかいない。"ワ"は、沙羅花で、"キ"は、ザシュニナか?
よく見ると、菱形と輪っからしきものがある。指輪をはめていたところからも"ワ"が沙羅花だろう。
"ワ"と"キ"が、自他を意識するみたいな会話があり、六つの物体が突入?していく。これが『トワノサキワ'』か?
解析したところで、それがなに、って感じなんだけど。

沙羅花は魔法少女なのか。変身が解けたら裸になるなんて、だんだんひどくなっていく、このアニメ。
真道がいなくなって、ザシュニナが寂しいみたいになっていたような……。
沙羅花の指輪が異方との境界で、ザシュニナはカド。そうなると、正解するのは、ザシュニナの可能性もある。
あと、カドは変形するような気がする。
{/netabare}

第11話 視聴者を驚かせてほしい
{netabare}
カドが巨大化するのは許容範囲だろう。もう少し驚かせてほしかった。
沙羅花が魔法少女になるまでは面白かった。まだ総評には早いけど……。
なぜバトル展開にしたのか、いまだに疑問。

物理学者の品輪彼方だけは進んで異方に行きそう。名前からしてそんな感じもするし。
あとは、タイトルの意味がどういうオチなのか、それが楽しみではある。
{/netabare}

最終話 結局、正解はなんだったんだ?
{netabare}
驚いたけど、めちゃくちゃ。
下町の工場で作ってくれたものはなんだったんだ。こっそり子作りしてそっちが正解なんて……。
異方の力が遺伝されるのもご都合主義と言いたくなる。
沙羅花が魔法少女になった時点で、なんでもありだったから、面白い一発芸を見たって感じ。

タイトルについて考えてみる。
英語では、KADO: The Right Answerとなっている。訳すと、カド:正解となる。カドが正解を出すとはなっていない。
:の記号を=と考えれば、カド=正解。カドの目的が正解と取れなくもない。つまり、人類を異方に連れて行くこと。これがタイトルの意味と解釈して、モヤッとした気分を解消した。どうせなら星界のカドってするほうがかっこよかった。


総評
沙羅花が魔法少女になるまではSFしててよかった。それ以降はアニメらしい展開。つまらないというより、もったいない。せっかくの設定を生かせなかった。
沙羅花は異方のものに異を唱えていたから、人類としては異質な存在になっていた。それを異方存在にしたために、普通になってしまった。人類だからこそ、変なTシャツを着ていて面白かったんだと思う。

伏線を張っていないので驚かせても一発芸で終わり、印象に残らない。最初からもう一度見るという気持ちにもなれない。第3話で沙羅花が子作りを考えていた伏線があったら、評価は変わっただろう。アニメが始まった時点で結末を考えていなかった、そんな気すらした。

視聴者を驚かせはしたが、楽しませるという点では正解は出せなかったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この名作なりうる雰囲気を堪能せよ。。。(!)

敢えてコメントはネタバレで隠します。
でも是非観てほしい作品。感想お待ちしております。

{netabare} いわゆるズッコケ作品です!!すごいよこの終盤のギャップ!!
序盤、OP、ED超合格点。 終盤残念。。

最後まで観て。
まずは是非2期又は劇場版の終結でやって欲しかったと思います。
1期で終わらせるのに強引な感じが見えました。
いろいろあると思いますがオリジナルアニメだし2期構成なら、じっくりとまた、違う結末を迎えたのではないでしょうか。。。

後半のザシュニアは人間の感情を出しているところに違和感。
最後まで興味がない表情で行くほうがザシュニアらしいのでは。
あとは後半の"いきなり"尽くし。
沙羅花が異方であることもいきなり
異方対決もいきなり
真道が亡くなるのは理解できるけど、
切り札の娘もいきなり登場
そしてあっという間にザシュニアとやっつけちゃいました。
序盤の物語のスピードは非常に観てて心地よかったですが
後半は猛スピード!
設定世界の中ですが、ここまで世界を巻き込んでおいて
なかったことにもできるわけないでしょう
全て話数の足りなさから生じていると思いたいです。。。。。

以下、序盤レビュー


あらすじは述べません。
1話目からのインパクト。4話まで来てもとても良い流れです。
0話も見ごたえアリ。
ここまできて、このアニメかなり期待値高いです。
他に類似なく、先が気になるアニメ。
1クールでも、是非素晴らしい完結を期待します。
久しぶり「名作の予感」 裏切らないで欲しいです。


ひきつづき毎週楽しみに観ていますが、心配点。
6.5話の前半の振返り。 {netabare}こんなことやってて収束できるのかなぁ{/netabare}
7話「サンサ」。{netabare}また大きな風呂敷。回収できるのかなぁ{/netabare}
でも、久しぶり「名作の予感」は引き続き感じております。
 裏切らないで欲しいです。
「ヤハクィザシュニナ」「ノヴォ」「ワム」「ロトワ」「ナノカ」「テトロク」「エクワリ」「サンサ」
言葉の関連はあるのでしょうか。最後に判るかな。{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 55

76.1 2 東映アニメーションアニメランキング2位
楽園追放 -Expelled from Paradise-(アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 4.0 (887)
4649人が棚に入れました
われわれはどこから来たのか われわれは何者か

われわれはどこへ行くのか――。

地球はナノハザードにより廃墟と化した。

その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界ディーヴァに生きていた。

電脳世界に住む捜査官アンジェラは、

闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。

そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

重力では好奇心には勝てない

オーソドックスな王道SF作品。

人口爆発と資源問題、
地上はナノハザードにより廃墟と化した。
地上を捨てた大半の人類は、
電脳空間ディーヴァに移行し、
恒久の平和を手に入れる。
{netabare}そのディーヴァに地上からの不正アクセス。
目的正体不明のフロンティアセッター。
不安に駆られるサイバースペースの住人。{/netabare}
捜査官アンジェラは地上に降り立ち、
世界の謎に迫ろうとしている。

世界観の作り込みとシナリオが、
上手にまとまっていて好感が持てる。
大切なのは物語なのでしょう。

相反する2つの価値観、
{netabare}進化の次のステージに進むこと。
肉体の檻の中で生きていくこと。{/netabare}
管理され制限された精神世界と、
空腹に疲弊し、病気になる地上の重たい肉体。

そう言えば草薙少佐も、人が人足り得るのは、
好奇心あってこそだと言っていましたね。

銀河の果てまで、旅立とう。
勇敢なるその一歩が新しい歴史を作るのだ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 66

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

3DCGの進化と可能性・・・でも結局はアンジェラタンの尻!

2014年11月公開のアニメ映画。
監督は水島精二氏、脚本は虚淵玄氏、
劇場用フル3DCGアニメーション。

もし、あなたがアニメ評論家ならば
本作は絶対に視聴しなければならない作品でしょうw
というのも「3DCGの進化と可能性」というのは
現在必ずと言ってもいい程アニメ評論の俎上に乗せられるホットトピックだからです。
従って3DCGアニメーションの「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」の
視聴もマストですw いや、アニメ評論家ならではですけどねw

2014年現在今まさにアニメ業界は大きな変革期を迎えており、
私たち視聴者はその渦中を目の当たりにしている最中なのかもしれません。
それだけ3DCGの進化は著しいということなのでしょう。

もし本作のあるべきレビューなるものが存在するならば、
本作に照らし合わせて3DCGの技術論を語っていくというものなのでしょうが、
無論私にそのような知識はございませんw
なので、ここでは水島精二監督の言葉を引用したいと思います。

「いままでの現場だと、リスク回避のため2Dのアニメーターが
レイアウトとラフモーションを作り、
それを元に3DCGアニメーターが作業をするという手法を取っていた。
しかし、それだと3DCGアニメーターの実力も分からないので、2Dアニメーターを介さず、
直接3DCGアニメーターに画づくりをしてもらうことを提案した」

また、水島精二監督は本作の制作を通して確かな手応えを感じたのか
このような言葉も残しています。

「キャラクターの表情や表現も向上していて、
 今回の制作を通じて、3DCGで萌えアニメが作れる確信を得た」

新時代の到来を期待せずにはいられないお言葉です。

これは3DCGが2Dを駆逐するということではなく、
水島精二監督も相補的な関係を望まれているようです。
両者が相互に刺激を与え合うことによって、
作業の効率化、優秀な人材の確保、
そしてより質の高い作品の提供という循環が理想的なのでしょうね。

さて、このような予備知識を得てしまうと視聴前のハードルというのは
かなり高めに設定されてしまいますが、製作陣もそれは望む所なのかもしれません。

というわけで簡単なあらすじを(知っている方は飛ばしてください)。

西暦2400年、地上は荒廃化している中、
人類の98%は肉体を捨て自らをデータ化し、
電脳世界「ディーヴァ」で豊かな生活を謳歌していた。
ある時「ディーヴァ」へ地上からハッキングを受けるという事件が起こり、
ディーヴァ捜査官アンジェラ(CV:釘宮理恵)は
生身の体(マテリアルボディ)を纏い地上へと降り立つ。
地上調査員ディンゴ(CV:三木眞一郎)と共に地上のどこかに身を潜めている
ハッカー「フロンティア・セッター」を追っていくという話です。

で、感想なんですけど、あらすじを読んでもらえば分かるように
どこかで聞いたことがあるような話ですし、
最後まで観ても特段語るようなことはございませんw 
飽きずに最後まで楽しめましたけど「まぁおもしろかったです」で感想は終了ですw

ストーリー自体は凡庸かもしれませんけど見所は結構あります。

ディンゴ役の三木眞一郎さんは物語シリーズで貝木泥舟役を演じておられますが、
非常に人間味溢れるところなんかは貝木泥舟に通じるものがありますw
そんなディンゴとアンジェラ(くぎゅうううううう)のやり取りなんて
ニヤニヤしながら観てましたw
「か、勘違いしないでよね。別にあんたのことを認めた訳じゃないんだからね!(赤面)」
こんな台詞は多分なかったような気がしますが、まぁくぎゅってましたねw

人間味溢れると言えば自我を持った人口知能(CV:神谷浩史)なんてのも居て、
この辺りは「翠星のガルガンティア」を彷彿とさせます。
テーマも似通ったところがありますね。

利便性を享受するも実質的には電脳世界の運営に支配されながら生きていくのと
不便性を伴いながらも自らの生き方を自分で決めることができる地上での生活とでは
どちらが真に豊かなのか?
あるいは合理性、効率性のみを追求する人間と
遊びの心を持ち合わせている人口知能とではどちらが人らしいのか?
とかそんなテーマを投げかけてはきますが、
私感としてはあくまでエンタメの範囲内です。
特に哲学的な重厚な作品という印象は受けませんでした。
製作陣もライトなSFということは意識されていたようですけど、
その通りの作りになっていると思います。気軽に観れると思いますよ。

そしてやはり本作の注目ポイントはセルルックのフル3DCGアニメーション映画ということで、
キャラの表情などがどれだけ自然な出来なのかということになりますが、
これはかなり高いレベルで仕上がっていると思います。
前知識なしで視聴すればもしかしたら3DCGということに気付かないレベル
・・・というのは流石に言い過ぎかもですが、私がブヒるには十分でしたw
それでも気になる箇所というのは存在しましたし、
激情だったり鬼気迫る表情ということで言えば線がちょっと軽いですね。
「キルラキル」なんかは情念のこもったGペンタッチの線で迫力満点だったのですが、
まぁそれは極端な例とはいえ、あっさりし過ぎて迫力不足な点は否めませんでした。

戦闘シーンも爆発だったり構図やアングルはさすがに3DCGという出来なのですが、
建物が若干ジオラマっぽいなとか細かい所を観ていけば
まだまだ課題は残っているのかもしれませんね。

しかし、一番の見所はアンジェラタンの揺れる乳に、尻!尻!尻!尻!(尻の4カード)ですw
真面目なテーマを扱っているだけにこういう露骨なサービスカットが
必要なのかどうかは疑問符がつくところなんですが、
これも技術の進化を示す為には必要なことなのかもしれませんw

長々とした文章になってしまいましたが、
私が本作で最も印象に残っているのは結局「アンジェラタンの尻」ですw

とはいえ、「3DCGの進化と可能性」という観点で言えば
後々まで語られるであろうエポックメーキングな作品ということになるでしょう。
もしかしたら本作を劇場で観たという歴史の証人になれるチャンスかもしれませんよw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 64

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

色々な意味で魅力的なヒロイン

陳腐な表現だけど、すごいアニメを観ました。
これこそ、次世代アニメっていう奴?
専門的なことはわからないけど、CGが動くこと動くこと。
そして、メッセージ性が強烈で、シンプルなストーリー。
さらに、ヒロインアンジェラの露出度の高い臀部・・・
思う存分、楽しませてもらいました。

ヒロインの声が釘宮理恵さんということで、視聴を決定。
ツンモードのヒロインはまさに適役ですね。
その上、ややロリ容姿とナイスボディーに露出度の高いコスチューム。
私、ヒロインにメロメロになりました。
また、主人公ディンゴの声が良いですね。
三木さんの落ち着いた柔らかい声。
声に確固たる自信が満ち満ちています。
こちらはちょっとだけメロッとなりました。

内容と言えば、近未来にありそうなリアル物語。
人間の本当の幸福とは?を考えさせてくれます。
ヒロインが最終的に見せた、
使命感に満ちた表情、鬼気迫る真剣な表情、それにバカ話に笑い転げる表情が、
その答えでしょう。

釘宮さんの声がきっかけだったとは言え、収穫の多い作品でした。
こんなアニメ映画がもっと増えればいいですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43

69.5 3 東映アニメーションアニメランキング3位
ラブコン(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (431)
2510人が棚に入れました
舞台は大阪の高校、舞戸学園。
主人公の小泉リサ(身長172cm)と大谷敦士(身長156.2cm)は、入学当初からの犬猿の仲。その身長差が傍目に愉快なことと口げんかがまるで漫才のようであることから、不本意ながらも学園のオール阪神・巨人として有名だった。
会えばけんかばかりだったリサと大谷だが、これ以上ないほど性格や音楽の趣味が合うことが判明し、またお互いが身長という同じコンプレックスを抱いていることにも気づく。それと同時にリサは、大谷が持つさりげない優しさや男らしさにも気づき、だんだん惹かれていくことになる。
自分にとって最高の相手である大谷、ただ一点、身長を除いては…。

声優・キャラクター
岡村明美、永田彬、東さおり、徳山靖彦、こじまかずこ、津田健次郎、小野坂昌也、瀧本富士子、諏訪部順一、松岡由貴、荒木香恵

ふきゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とにかく面白い!

本当に面白い。とにかく笑わせられます、色んな意味で←


原作が少女漫画なだけあって恋愛的展開GOOD!!
舞台は大阪で小泉&大谷組の漫才は本当に笑わせてくれるので尚GOOD!!


でっかい小泉とチビの大谷。
息ピッタリで揃う度に
漫才のような喧嘩をするところから周囲に
オール阪神・巨人なんて呼ばれる犬猿の仲の2人。
そんな2人がどんな風に結ばれていくのかが見所です!!


声優陣はおなじみベテランの岡本明美さんと
よしもと所属の永田彬さんを筆頭に
男性陣では津田さん、小野坂さん、諏訪部さん、
女性陣では瀧本富士子さん、松岡由貴さん
など知っている方は知っている方々が出演されております!

OP&EDはヘイジャンの皆さんですね!
うん、あってたんじゃないかな。
個人的にはジャニ曲使うなら
関ジャニの方がよりよかったのではないかと。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラブコメを観るようになったきっかけ的作品

原作は中原アヤによる少女漫画だが、ベタベタラブラブなシーンが
ほとんどないので男性が観ても楽しめると思う。

まず、大阪の高校が舞台なので全編通して関西弁。
そこがまた、ストーリー展開のテンポと相まって、
ギャグのボケ&ツッコミも、なかなかのもの。

主人公は小泉リサ(身長172cm)と大谷敦士(身長156.2cm)
ラブリーコンプレックスを略して「ラブコン」というタイトルなのだが
この身長もコンプレックスのようで、そのあたりも含んでいるのかも。
入学当初から犬猿の仲であるこの2人が、様々な出来事を通して変化していく物語。

「キュン死に」や「キモ死に」「ソック」など数々の迷言も飛び出し、
まねして使いたくなるほど。っていうか当時使ってたし(笑)

テンション高めのシーンはありながら、ギャグもほどほどで
時々ほろっとくるエピソードもあったりと、
入り組んだ物語ではないから、気楽に楽しく観れる。
そして底抜けに明るい気持ちになれる、面白い作品だった。
この作品を観たことで、それまで興味があまりなかったラブコメを
観るようになったので、そういう意味では個人的に記念すべき作品なのだ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

距離感

アニマックスで視聴。アニメは全24話。
別冊マーガレット連載。
ジャンル;学園、ラブコメ
{netabare}身長のコンプレックスを抱えた二人の三年間の学園生活と、
友情と恋愛の狭間に揺れる関係がもどかしいラブコメ。
男女の友情はありなのか・・なしなのか。
くっつきそうで中々くっつかない二人の距離感が
ちょっと考えさせられる。{/netabare}

アニメにはちょっと珍しく登場人物ほぼ関西弁で新鮮。
私的には特に違和感は感じなかった。
ラブコメということもあり、爆笑というよりは
微笑ましくてついクスッと笑えるという感じかな。

胸キュンするような片思いしたことのある子には
キュン死しちゃうような悶えるシーンや
思わず共感するシーンが多いです。
(実際私も観ながら、「あるある!」と言うような共感や
胸キュン×悶えるシーンありました(笑))
ラブコメ好きや少女漫画好きには是非オススメしたいですね。
OPやEDに「テゴマス」や 「Hey! Say! 7」の楽曲が使われていて懐かしいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 35

61.5 4 東映アニメーションアニメランキング4位
タイガーマスクW(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (61)
166人が棚に入れました
東映アニメーションの60周年企画で、1969年に放送されたアニメ「タイガーマスク」のその後の世界を描くものとなる。

声優・キャラクター
八代拓、梅原裕一郎、三森すずこ、森田成一、鈴村健一、田中亮一、草尾毅、橘田いずみ、岸尾だいすけ、てらそままさき、柴田秀勝、小林ゆう、島田敏、福山潤、内匠靖明、竹本英史、千葉千恵巳、真壁刀義
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

老舗制作会社とベテランスタッフの底力を感じられる良作

2016年10月~2017年6月放送。全38話。

子どもの頃からプロレスを見ていたという知人に勧められて途中から視聴開始。私はプロレスは全く知らずタイガーマスクという作品にもはじめて触れましたが、ストーリーもプロレスシーンも、この作品のみでも充分楽しめるものになっていたと思います。

老舗制作会社とベテランのメインスタッフの底力を感じられる作品で、絵柄・演出・雰囲気は少しレトロ。地味ですが好きな人は好きだと思います。

本筋はシリアスですが、3クールの長い話数の中で息抜き回やギャグ回もありバラエティに富んだ楽しさがありました。
全体的に堅実さや細やかさ、描写の積み重ねの巧みさが感じられたのは監督の小村さんのおかげでしょうか。個人的にはプリキュアSSに同じ印象を持っています。
虎の穴などの設定は非現実的で突っ込みどころはあるものの、ストーリー面では千葉克彦さんのベテランらしい王道で堅実な脚本・シリーズ構成が光りました。
全体通して各キャラクターのプロレスに対する想いが描かれたのが特に良かったです。

プロレスシーンはコンテ・演出・作画で個性が顕著に出ていて、それぞれの回で違う魅力がありました。
組み合うまでの過程や必殺技を仕掛ける前の攻防もきちんと演出し、上手くアニメ的な見せ方に落とし込んでいました。何をしたのか見てわかるバトルが好きなので凄く良かったです。
羽山淳一さんはじめ作画スタッフに見慣れた名前が多く、ベテランアニメーターの地力を改めて感じました。
マットの音もリアルで音響にこだわっていたように感じます。

難点は見ていて痛そうなこと。…格闘技とかってリアルだと痛そうでつらいのでやっぱりアニメで見るのがいいなw


【テーマについて】
{netabare}
初代は死人が何人も出るようなハードな展開だったようですが、本作はプロレスの楽しさやプロレスに対する情熱に帰結する物語となっています。

ナオトは何人ものレスラーとの交流で、タクマは再起不能になりかねないほどの大怪我を乗り越えることで、プロレスが好きという気持ちを取り戻す描写があるため復讐劇のみで終わらなかった所が特に良かったです。
復讐を描くだけならタクマがオーディンと仲良くなることもなかったでしょうし、ナオトがプロレスラーになった背景をああいった設定にはしなかったはずです。
ナオトもタクマもGWMに一時期所属していたからこそ、自分の気持ちを客観視できたのかも。

タイガーが13話でイエローデビルの覆面を剥ぎ取ったのは復讐心からです。けれども最後のザ・サード戦でマスクに手をかけなかったのは、復讐心のみで戦ったわけではなく目指すプロレスの在り方の違いや信念のぶつかり合いになっていたからだと感じました。


もう一つ一貫して描かれたのがマスクマンの誇りです。
本編の中で「マスクの中身が変わるのはよくあること」とミスXは幾度か口にしています。
現実ではマスクは覆面レスラーのアイデンティティーなのだそうで、それを逆手に取り、ナオトとタクマが二人ともタイガーマスクWとして同じ信念を共有して新たなタイガーとなる展開はとても良かったです。
ナオト自身も、マスクを失った時には「ザ・サードとはタイガーマスクとして戦いたかった」という趣旨の発言をしているので、ずっとタイガーマスクとしての誇りも持っていたと思います。

それに対して逆の描写をされたのがケビンです。
彼は運営の都合で幾度かマスクを変えたために、マスクマンとしてのプライドやアイデンティティーを持つことが出来なかった。最後にリングの上でマスクを脱ぎ捨てたのは無理もなかったのではないでしょうか。(あのシーン描写としてはレスラーとしてリングで向き合ったタクマに対する「俺はお前の友達だ」という主張なんでしょうけど。)
{/netabare}

【キャラクターについて】
{netabare}
主人公二人もそうですが、落ち着いた等身大のキャラクターが多くて感情移入もしやすくとても見やすかったです。脚本家が違ってもキャラクターがぶれることがありませんでした。

若松龍は新日勢で唯一のオリジナルキャラクターで、演出のためにレスラーとしては噛ませになることが多く、恋にも全く脈がなくてちょっと可哀想だったかな。ケビンにも言えることですが、この二人はナオトやタクマとの人間ドラマでこそ輝くよう作られていました。
メタ的には新日の実在レスラーキャラや過去作のオマージュキャラをあまり粗末に扱うことは出来ない以上、仕方ない面もありましたね。

ふくわらマスクは本当に良いキャラクターでした。観客を楽しませることを矜持とし、勝っても負けても愛されるレスラーはこの作品には必要で、それが虎の穴出身の実力者であったのもテーマに合致していて良かったと思います。
{/netabare}

【最終話と女性キャラについて】
{netabare}
本編終了後のスペシャルステージみたいな内容ながら、本作で積み重ねてきたことがこの回でコンパクトに描写されています。レスラー、主催者、医療従事者、記者それぞれの「プロレスが好き」という気持ちをしっかり描いた楽しい回になっています。

本作で一番応援していた春奈が恋もプロレスもいい方向に向かいそうなのが本当に良かったです。…是非ともお母さんとおじさんに許しをもらう続編とか見たいですね。作画や演出が一番今風だったし、こんな感じの楽しい話をもう一話だけ見たいw

最終話迎えたらミスXが一番好きな女性キャラになってましたw 中間管理職の苦労を見せはじめたあたりからこの人なんか可愛くない?ってw
見直して思ったのは、GWMで若手選手を育てる中で実現したいプロレスの形が変わったのだろうということ。ショーの運営や、タイガー・ザ・ダーク(タクマ)のプロモーションに試行錯誤していると感じるシーンが時折あったりもして、ドライな表情に隠していても、プロレスに対する情熱があったのだと素直に思えました。本当に美味しいキャラでしたね。

医療従事者として複雑な思いを抱えながらも、ルリ子がリングドクターを続けているのが個人的には嬉しかったです。
ナオトは「誰かに生きる力を与えるようなレスラーになりたい」という最初の夢をこういう形で叶えたんですね。ルリ子にとってナオトは恋愛対象ではなかったけれど、タイガーマスクは間違いなくヒーローでした。

来間さんはタクマとルリ子がいい感じになってるのがわかってから乙女な描写が減ってしまったのが少し残念だったかもw でも記者としての情熱は失わずに頑張っているのが良かったですね。解説席に座れるって相当詳しいんだなあ…

最終話ゲストキャラのマザーデビルも渋くて好きです。場を盛り上げるために会見時からヒールを演じたり、スプリンガーとの試合でも観客が盛り上がっていないと思えば勝利が確実だった絞め技から大技の連発に切り替えるなど、ベテランレスラーとしてとても格好良かったです。
{/netabare}


本作を気に入った人には公式サイトの濃いインタビュー記事もぜひ読んでほしいですね。
関わった人たちのこだわりも感じられますし、実在のレスラーとアニメ内の同名キャラクターは違うということもきちんとアピールしています。個人的にはそういうフォローがあると安心して見られるのでとても有難かったです。
プロレスファンからは割と好意的に受け入れられているようですし、私はプロレスには詳しくはないけれど、スポーツや競技へのリスペクトに近いものは感じたのでとても好きですね。
(2017.7.20)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんと、このアニメは3クールです。いろいろ考察します。

このアニメの音楽は良いです。さすがはキュアメタル、最高のアニメ音楽職人これは見事です。見事な主題歌のアレンジ、
バトル音楽の激しさ和太鼓のように聞こえる響きなどなかなかです。
昔作られた主題歌のアレンジですが、それだけでしびれます。挿入曲もまあまあですね。

作品自体はなかなかストーリーは面白く、
三森すず子さんのヒロインもかわいく魅力的。
小林ゆうさんの色っぽい敵女性幹部も魅力的。
キャラは実在のキャラも含めてみんな魅力的です。
ふくわらマスクというキャラも良いです。
初登場の時はあまり注目してませんでしたがダークホースでした。
ギャグ系プロレスラーという設定ですが、それだけではなく実力も人情柄も頭の良さも
タイガーマスクさんの良き理解者、相談相手になっています。高岡拳太郎さんのポジションちょっと食ってますね。

様々なガチンコのプロレス試合は楽しいです。本当のプロレスについては下記の「蛇足のプロレス豆知識」ですからね・・・
取りざたされてるアイドル回のアイドル自体は好きになれなかったですが、魅力的な架空レスラー、ゴリラー・ジェット・シンと、今時、てよだわ口調のモブの「プロレス女子」たちが可愛かったのでヨシとします。
14話もギャグ回で良かったです。

なお、この作品はアニメ盤タイガーマスクの続編であり、
漫画盤タイガーマスク(最終回で主人公が死ぬ)→タイガーマスク二世の続編ではないという事に注意してください。
初代タイガーマスク伊達直人が存命している可能性もあります。

*この作品が全38話の3クール作品だと知っての雑記と考察を長文でつらつらと書きます。
これはこの作品に限った事ではなく、最近のアニメ全体についてですが、「最近、アニメに対してせっかちな人が多すぎる」と思います。
最近のアニメは1クール主流ですが、たかだかそんな短い話しでも「展開が遅い」だの「中だるみする」だの文句を言う人が多すぎます。
そして2クール作品だと「長すぎる、1クールにまとめるべき」みたいな意見が出ます。
昔のアニメは基本的には4クール(一年)でしたし、ヒット作品や原作が長い作品だと二年以上やるなんてゴロゴロありました。ちなみに初代タイガーマスクは105話ありました。
最近のアニメ視聴はたかだか一話や二話。たわいない話しや息抜き回があったくらいで騒ぎになり批判の嵐で「切る」とか言い出す人がいますよね?
なんだか、最近は「1クールアニメが基本」になってる人も多いようです。
長期アニメというものは確かに作品のまとまりは悪くなり矛盾も出てくる「ジャンプ漫画の法則」が発動しますが
私は好きなキャラや作品が少しでも長く続くのは好きなので、長期アニメ肯定派です。
それに長期アニメなら多少、出来の悪い回や宣伝回があっても、まあそれはそれで許容できます。
また、この作品は新日本プロレスとその親会社のブシロードがスポンサーであり、いわば「新日販促アニメ」ですが多いに結構だと思います。スポンサーあってのアニメだと私は思いますから。
こういうアニメはむしろ増えて欲しいと思ってます。

ちなみにSWS設立騒動で多くのファンやプロレスマスコミが親会社のメガネスーパーを非難しましたが、故橋本真也選手は「プロレスに大量の金を出してれるスポンサーはありがたいものだ」と擁護したそうです。
あの、宮崎駿監督ですら、「私の作品は芸術ではなく娯楽だ」と言ってますし、宣伝アニメや販促アニメ、実在の人物タイアップは大いに結構だと思います。
批判を受けたB級アイドルタイアップ回も今ではまあ「長丁場の作品だとこういう回もたまにはあっても良いかな」と今では思ってます。

23話のウォーゲーム開幕といい、19、20話のヘルインザホールといい、
この作品の強みは実際のプロレスでは実現不可能であろう仕掛けがある点です。
ヘルインザホールのような人が死にかねない地下試合は実際は刑法に触れるのでできないですし。
ウォーゲームはどう考えてもあのピラミッド型の特殊リングの建造費、設置費が高くつきすぎて実現不可能です。
しかし、そこが面白いです。

それにしても虎の穴も随分、まともな組織になった感があります。
ヘルインザホールやは地下送りはともかく、表向きのプロレスはフェアにやってます。
なんだか、この作品は「ミスXのプロレス経営奮闘記」という感じですね。
主役サイドの物語よりそっちの方がなんだかおもしろいです。

追加
最後の方まで見てみて、この作品でちょっと苦しかった事は「敵サイドの強さを示すやられキャラ」をあまり作れなかった事ですね。
普通のこの手のアニメでは主人公に敵対するキャラの強さを示すために脇のキャラがゴミクズのようにボコボコにやられて強さを示すのですが、
ブシロードの子会社の新日本ブロレス主力のオカダ、棚橋、真壁らをそんなふうに扱う事も出来ず(オリキャラの若松くらいでしたね)、
ラスボスのタイガーザグレートサードも途中で微妙に苦戦する描写があったりして「想像を絶する超強敵」と言えない感じでした。
全話を通して敵対していた敵幹部のミスXも最後は良い人みたいな扱いでしたし。

まあ、全般的に楽しく面白いアニメでした。
初代の悲壮さ壮絶さを求めていた人たちは失望したかもしれませんが、全般的には楽しく面白かったです。
ていうか、いくらなんでも「人が死ぬようなプロレス」は現代向きではないと思います。
ジャイアント馬場さんの言う「明るく楽しいプロレス」とまではいかないまでも、楽しい作品ではありましたし、それで良かったと思います。

蛇足のプロレス豆知識(プロレスに幻滅したくない人は読まないで)
{netabare}実は現実のプロレスというものはごく稀に発生するアクシデントやブック破りを除いては真剣勝負ではなく、ブック(事前の勝ち負けの約束の意味)やシナリオ、「相手にケガをさせないようにする」「相手の技を受ける」といった約束事が存在する「ショー」です。
「セメントマッチ」と銘打った真剣勝負とされている試合も実際は興行文句であり真剣勝負ではないと思われます。
勿論、痛み苦しみは激しく、必死にトレーニングして技の練習したり体を鍛えたり「真剣」にやらないと死傷したりするという意味では「真剣」ですが格闘技ではありません。もっともアニメ「タイガーマスク」は真剣勝負でしょうけど、ただ13話の女子プロレスは現実のプロレスと同じショーだったみたいです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチコピーは、「最強の虎は 俺かお前か」

この作品はオリジナルアニメ作品だったようですね。
何でも東映アニメーション創立60周年記念企画の一環として制作されたとか…
昭和44年から46年まで放送された第1作目のタイガーマスクの続編だったようですが、流石にそこまで昔の作品はチェックできませんでした。

でもタイガーマスクというプロレスラーの名前くらいだったらきっと聞いたことのない人はいないんじゃないか…というほど、メジャーなプロレスラーだと思います。
私は初代タイガーマスクだった佐山聡さんの試合は見たことはありませんでしたが、2代目だった三沢光晴さんの試合はタイガーのマスクを脱いだ後も試合を1990年代前半まで拝見していました。
タイガードライバーやタイガースープレックスなどの技を惚れ惚れしながら見ていた覚えがあります。
三沢さんの早すぎた最後がただ残念でなりません。

だからテレビアニメで現代にタイガーマスクが蘇ると知り嬉しい気持ちになりました。
もちろん、即視聴決定です。

この物語は日本の若きプロレスラー2人が虎としてリングに旋風を巻き起こすまでを描いた作品になっています。
物語は、プロレスの中堅団体である「ジパングプロレス」に海外プロレス界でも有名な「GWM」を興行に招聘するのですが、メインイベントでGWMのレスラー「イエローデビル」が「ジパングプロレス」の代表選手である藤井大助に対し不必要なまでの攻撃を浴びせて再起不能にまで追い込んだところから始まります。

この件が引き金となって団体は解散に追い込まれてしまったのです。
取り残されたのは藤井大助の息子である「藤井タクマ」と新人レスラー「東ナオト」の二人だけ…
そしてその二人もやがて姿を消してしまいます。

やがて数年の月日が経ったある日の事…GWMが再び日本にやってきたその時、突如タイガーマスクが現れGWMのレスラーを瞬殺したのです。

そのタイガーマスクは、初代タイガーマスクから「虎の遺産」を受け継ぎ、富士の裾野にある秘密の道場で自らを鍛えなおしたナオトだったのです。
ナオトがタイガーマスクとしてリングに上がったのは、これまで受けた恩義に報いるため…

その頃、GWM所属のレスラーにも虎の名を持つ覆面レスラーが現れたのです。
その名はタイガー・ザ・ダーク…かつての「藤井タクマ」でした。
彼がGWMから参戦を図ったのは、父の無念を晴らすため…

お互いの虎が誰かも分からない…
この数年の間に過酷な修行で肉体を鍛え続けてきたので、もはや昔の面影はありません。
立場の違うお互いは、お互いの道を目標に向かって歩み続けるのでしょう…
こうして2人の虎の物語が動いていきます。

振り返ってみると全38話…この道のりは決して平坦ではありませんでした。
二人とも明確な目標を持っています…
それにその目標を掴み取るだけの修行もしてきた…

だけど遠いんです…
どれだけ頑張ってもイエローデビルに手が届かないんです。

ずっと目標に向かって最短距離を突っ走ってきました。
ですが、結果としてそれが回り道をする結果になるとは予想もできませんでしたけれど…
でも一つだけ分かることが…
実際に相手を目の前にすると、気持ちが昂って我を忘れて本来の自分ではいられなくなる、ということです。

二人にとってこれまで走ってきた道は決して良い事ばかりではありませんでした。
数えきれないほどの身体と心の痛みが二人に容赦なく襲い掛かります。
良かれと思った選択肢が大きく間違っていたこともありました。
それでも歩みを止めない二人には大きな勇気を貰った様な気がします。

でも、この作品はこんな男臭い物語ではありません。
ここぞという時に三森さん演じる高岡春奈と、千葉千恵巳さん演じる山科ルリコが良い働きをしてくれるのです。

二人とも立ち位置は抜群でした。
タイガーマスクのエージェントとして振る舞う春奈ちゃんにはもう一つの顔があったり、ルリコちゃんに至っては揺れる乙女心がしっかり描かれていたり…
只でさえ男臭いプロレスである上、実名で登場するプロレスラーの一部は声の吹き替えも本人が行うという極めて濃厚な作品だったので、二人の華はなくてはならない存在だったと思います。

二人の虎は本懐を遂げることができたのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

3クール全38話の物語でした。
私は視聴できませんでしたが、実際のプロレス中継番組ともコラボしていたようです。
中でもかつて「タイガーマスク2世」が放送されたときに現実のレスラーとして「タイガーマスク」が登場したように、今回も「タイガーマスクW」を名乗るレスラーが新日本プロレスの興行に登場してくれたようです。
こういう企画…大好きです。

そして物語の方ですが…今度は「スプリンガー」を主役に展開していくのでしょうか。
そんな続編があるなら絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

62.8 5 東映アニメーションアニメランキング5位
ポッピンQ(アニメ映画)

2016年12月23日
★★★★☆ 3.6 (81)
568人が棚に入れました
通過点でしか無いと思っていた卒業式を目前に控え、中学3年製の伊純は前に進めずにいた。
そんな時、海で、美しく輝く"時のカケラ"を拾った伊純は、不思議な世界"時の谷"へと迷い込む。
そこで、同い年の、蒼、小夏、あさひ、"時の谷"に住み、"世界の時間"運営を司るポッピン族と出会う。
"時の谷"と"世界の時間"が今まさに崩壊の危機に瀕していた。
危機を脱するには、伊純たちの持つ"時のカケラ"を集め、心技体を一致させたダンスを踊るしかないという。
迫り来る危機と、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たち。
そんな中、ダンス経験者の沙紀が現れるが…。
"時のカケラ"に導かれた5人はダンスで世界を救えるのか?
そして、無事に卒業できるのか?

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、井澤詩織、種﨑敦美、小澤亜李、黒沢ともよ、田上真里奈、石原夏織、本渡楓、M・A・O、新井里美、石塚運昇、山崎エリイ、田所あずさ、戸田めぐみ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

実は卒業後も時を進め生き長らえていた東映アニメ60周年記念映画

あらすじ

{netabare}卒業を間近に控えた中三少女5人。
各々、葛藤を抱え、前向きに時を進められずにいる。

そんな折、異世界「時の谷」に召喚された5人。
時間がつつがなく流れるよう管理する役割を担っていた「ポッピン族」が暮らす「時の谷」は、
時を進めたくない邪悪な意志に脅かされていた。

彼女たちは「時のカケラ」を集め、「ダンス」を踊ることで、
世界と時間の危機を救おうと、ポッピン族のダンスレッスンを受け始めるが……。{/netabare}


【物語 2.5点】
欲張り過ぎ。

映画一本に中三少女5人の青春の一頁を描くだけでも忙しいのに、
本作はさらに異世界トラベル物でもあり、
変身バトルヒロイン物でもあり、美少女ダンスアニメでもあり……。

到底、収まり切るはずもなく、説明不足、掘り下げ不足が多発。

極め付けは、最後、{netabare}この中三編はプロローグに過ぎない!高校生編こそが本編!
と言わんばかりに予告編風の映像で締めくくったこと。
中学卒業で締めくくれば、まだ割と綺麗にまとまったものを……。
俺たちの戦いはこれからだENDも華麗に決まり困惑が拡大。{/netabare}

ただ、5人の中で主人公格であるヒロインについては、
女の子が異世界の旅を経て、青春の時を前に進める勇気を獲得し、
いつの間にか急成長する。
などジュブナイルとして要点は押さえており、筋は通っている。


【作画 4.0点】
キャラクター原案・黒星紅白氏といえば大抵、
可愛い顔して、嘘つきはスパイの始まりとか、
眠たそうな瞳で、無慈悲に狙撃とか、ギャップを狙った起用が印象的。

その点、本作の世界観とそれに合わせた作画構成は
可愛らしい氏のキャラデザにベストマッチ。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


本作監督は劇場版『プリキュア』シリーズ等でCGを担当して来た宮原 直樹氏。
本作のダンスシーンには、東映CG作画の成果が体現。

特にヒロインたちの変身前のダンスレッスン衣装は、
露出もない着ぐるみ同然のフワフワ、モフモフであり、
ダブダブズボンがダンシングして揺らめくCG動画はかなりのハイレベル。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


【キャラ 3.5点】
良質な素材を提供するも、料理は生煮え。

ただ、5人のヒロインは主人公格の陸上短距離走を始め、特技により性格付けがされており、
そのキャラクター性は歴代のプリキュア等と比較しても遜色がなく、可能性は十分。

各ヒロインのエピソードをもっと掘り下げれば、
彼女たちのその後を描けば、『ポッピンQ』は化けるはず。
と願望する鑑賞者も少数ながら獲得。

そのことが後のコンテンツ展開へ繋がっていく。


【声優 4.0点】
豪華。例えばヒロイン役の5人だけ見ても、
瀬戸麻 沙美さん、井澤 詩織さん、種﨑 敦美さん、小澤 亜季さん、黒沢ともよさん。
各々のマスコットポジションのポッピン族の「同位体」役にも、
実力派や若手のホープを起用。

さらに、ラスボス役には{netabare}斎藤千和さん。
時間の法則という世界の理の改変を企むには打って付けの配役。{/netabare}

いきなり感情を振り切る無茶振りも散見された本作だが、
この布陣なら対応した上、見所のあるシーンも演出可能。


【音楽 4.0点】
上記の豪華声優陣が二次元ダンスユニットをやる!
これだけでも注目に値したはずだが、5人のヒロイン役が歌ったのはEDだけ。

ダンスシーンでは他のユニットの歌に合わせて踊るだけ。
どうせならヒロインにも中の人にも歌ってもらって、2.5次元ライブまでやってよ~。
(ここでも需要と供給のミスマッチ要素がw)

楽曲や劇伴自体は良好。EDも{netabare}卒業ソング{/netabare}として優良。


【感想】
もしも、日本で深夜アニメが発展せず、萌えもエログロもなく、
『プリキュア』のような女児向けテイストのアニメが発達して、
ティーン以上の年齢層向けでも主流になったら、
こういう作品が数多く生み出されたのかも?との感想がまず残りました。

そういう点からも、本作は本来、
東映CG作画の『プリキュア』以外での活用模索も含めて、
トレンドからは外れた所で、実験的なことを色々やってみる映画。
理解のある方だけに口コミで語り継がれる類の作品だったのだと思います。


だから、2016年末。『君の名は。』などアニメ作品が映画界を席巻した伝説の年を、
『ポッピンQ』が締めくくる!とばかりに、東映アニメ―ションが60周年記念と銘打って
本作を年末年始興行の目玉に祭り上げ、
ミスマッチな宣伝、大規模上映を繰り広げた挙げ句、大コケした件は、
作品云々以上に、プロデュースの失敗だったのだと思います。

(大体、『ポッピンQ』という作品名の映画が興行収入・ウン億円の大ヒット!とか、
普通は想像すらできませんってw)


年末公開の本作でしたが、作中設定は中学卒業式前とのことで、
私も冬休みシーズンが終わって、卒業ムードも漂い始めた頃に、
骨でも拾いにいってみるか……とか思っていましたが、
近所の映画館では三週間で上映終了したため劇場鑑賞は叶いませんでしたw


そのまま私は本作の存在自体を忘れていたのですが、
昨年暮れ、『ポッピンQ』が続編小説制作のためのクラウドファンディング“project19"
を目標金額の五倍を集めて成功させたというニュースで
『ポッピンQ』未だ健在を知り驚愕し、レンタル鑑賞するに至りました。

次のプロジェクト“project20”では映像作品も含めた計画も検討されているとか……。
内容次第で、私もクラウドファンディング出資してみようかな。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 29
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

興行的には散々みたいだけど思いのほか悪くなかった

新春!開運!ポッピンの集いに行ってきました
2017年初アニメ映画
2017年初声優イベントになりました

黒星紅白原案のキャラをプリキュアチームが動かすと聞いたら
これは見ないわけにはいかないな
という気ではいたのですが
封切り初日舞台挨拶が金曜日だったため見に行けず
今回のイベント付き上映に行く運びとなりました

しかしなんだかずいぶんと興行が芳しくないようで・・・
でも駄作だとかつまらないという話が聞こえてくるわけではない様子
そもそも誰も見に行ってないから口コミが少なく
見た人の感想も絶賛も酷評もしていない感じですね

ストーリー全体としてはそんなに悪くなかったと思うのですが
全体的に詰め込み過ぎて展開が急すぎたり
いろいろ説明が足りなかったり
まるで見たことのない作品の総集編映画を見に来たかのような
はっきり言うと雑な印象を受けました

いろいろな要素をぎゅっと詰め込んで
ジェットコースターのように勢いだけで押し切るのも
映像制作においては一つの手法ではあるのですが
メインテーマが思春期の心理的葛藤なので
急ぎ足の展開とは素材の相性が悪かったように思います

主人公の伊澄だけはある程度尺を取って描写されてたわけですが
他のメンバーに関しては大した描写もなく
いつの間にか問題が解決していたような印象
TVシリーズか何かでもっと丁寧に時間をかけてやった方が
もっと面白くなったように思います

ED後のアニメーションに関しては
まさに予告編といったような感じで
全編通して一番ワクワクする映像でした
続編があるならぜひ見たいと思わされた反面
そこが一番魅力的っていうのは
一本の映画としてどうなんだ?という気もします

映像面は十分に満足のいくものだったと思います
キノの頃からの黒星紅白ファンとしては
郵便屋さんや秘密結社のアニメより
ずっと黒星紅白の魅力を引き出せていたと思いますし
ダンスシーンもなかなかよくできていました
もともとその方面には定評のあるプリキュアチームですから
そこがダメならどこを見るんだ?って感じではありますが

音楽もなかなか悪くなかったです
先週までSHOWBYROCKとコラボしてて
アプリ内でED以外の3つのヴォーカル曲が叩けました
その時は特に思い入れもなかったのですが
映画を見て楽曲に親しみを覚えたときには
もうコラボが終わってて叩けない悲しみ・・・

声優は若手の有望株を中心に
かなりいいチョイスだったと思います
ポコン役の田上真里奈だけは聞いたことがありませんでしたが
チェンクロのイメージソング歌ってたTrefleの一人だったようです
割と聞きやすい少年役だったので
今後要注目かもしれません

さて、この映画はいったいどこに問題があったのでしょうか?
ファミリー向けをベースにして
そこに大友向けの要素をいろいろぶち込んだ結果
どちらの層に対しても訴求力が足りなくなってしまった印象
そしてどんな層に対して発信しているのか
いまいちわかりにくいタイトルやCM等
マーケティング面での失敗が大きいように思います

ハリウッド映画などでは予告編の試写会のようなものを設けて
何通りかの予告編を作ってどういう層にどういう広告が受けるのか
実際にテストして流す広告を決めるそうです
予告編だけでなく本編も試写会の評価を見て
ラストを作り直すことさえあると聞きます

それに対して日本の試写会はただの先行上映会です
様々なメディアが双方向化し
発信者と受信者の境界があいまいになっている現代社会において
旧態依然としたプロデューサーの直感に頼った広告戦略というのは
もはや限界に達しているということに気が付くのはいつなんでしょうか?
作品自体のクオリティはそこまで低くないのに
興行がまったく振るわないのは
作り手ではなく売り手に責任があるように思います

映画館がガラガラみたいな情報ばかりはいってきますが
決して駄作ではないと思いますので
ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います
ED後が本編なんて言われている程に
可能性を感じる予告編だったので
あれが企画倒れになるのだけは阻止したいところです

おまけ(終演後トークイベントでの監督質疑応答)
{netabare}

Q:ポッピン族は楽器とかを使わないの?
  ダンスシーンでかかってる音楽とかはどうなってるの?

A:楽器はちゃんとあって設定とかもあったんですけど・・・
  襲撃されて移動中だから持ってこれなかったんですよ

(プロデューサーから補足があって、時間と予算の関係で入れられなかったそうですw)

Q:ポッピン族には年齢とかあるのですか?

A:年齢のようなものはありますが
  見た目の変化とかはありません

Q:でも長老とかは・・・

A:あれは衣装です
  そういう服に入ってるだけです

Q:レミィには同位体はいないの?

A:もちろんいます

Q:それは作中に出てきていますか?

A:それはまだお答えできません

Q:ED後映像の金髪少女はだれ?新キャラ?

(濁そうとしたところをキャストから質問攻めにあった結果白状)

A:はい・・・レミィです

Q:ED後映像の舞台は原宿ですよね?ロケハンとかいったんですか?
  行列のできる人気店っぽいものが映ってましたが並んだんですか?

A:はい、原宿です
  原宿らしいおしゃれな感じを出そうとして
  某有名店に行きついてたんですが
  自分は行列を遠巻きに眺めるしかできませんでした
  結局、開店前に女性スタッフに撮影してきてもらいました

こういうのをいろいろ聞けるのがトークイベント付き上映の醍醐味ですw{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26

kenji さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

流行らなかったのが惜しい作品

神作画の神アニメだと思います

卒業前に違う学校の5人それぞれの気持ちが揺らぎます。
そんな5人がダンスを通じて成長していく映画です。

物語は自分が中学3年で、とても主人公との気持ちの面での共通点があったのかもしれませんが、とても感情移入できて号泣しました。ただ、個人的にあの膨大なストーリーを2時間弱で納めてしまうのは、もったいない気がしました。2クールのアニメしてもよいくらいだと思います。

そして、3Dのダンスアニメーションがとても気に入りました。
冒頭の20分弱公式youtubeで見られるので、そちらを見てもらえればわかると思います。
 
とてもお金がかかっているぶん、とても面白い作品でした。
ただ、当方のほうの宣伝不足だったのかなと思います。



(ネタバレ?注意
映画最後のシーンで次回作と思われるシーンがありました。
ストーリー途中で出てくる謎の少年もいまだ不明なままです。
次回作があるのかはわかりませんが、楽しみにしています。
(わからない理由はry

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

64.9 6 東映アニメーションアニメランキング6位
京騒戯画(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (338)
2442人が棚に入れました
京都であって京都でない。

独自の発展を遂げた箱庭のような空間、「鏡都」。

ひょんなことからそんな世界に迷い込んでしまった女の子・コト。

謎の坊主に出会ったり、メカオタクの女の子に追いかけられたりと
波乱万丈の日々をけっこう楽しんじゃったりもしていた彼女だが、
知らぬところである計画が動き出しつつあった・・・。

妖怪と人間が入り交じった不思議な街で、今、祭りが始まる!

声優・キャラクター
釘宮理恵、鈴村健一、久川綾、石田彰、中原茂、喜多村英梨、斎藤千和、竹本英史、日髙のり子、白石涼子、矢尾一樹
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

そういうのが、愛だよ

Web版の存在もそろそろ忘れかけてきた頃にやってきたTV版
Web版のトレイラーに有った映像を柱に大幅にボリュームアップされていますが
大体映像として目を引くようなシーンは
それ予告編で見たなぁというようなところが中心で
真新しい驚きは少なかったように思います
ストーリーの説明量は予告編からだいぶ追加されているのに
何がしたいのか何が伝えたいのかという肝心な部分は
むしろより一層わかりにくくなっている始末
「かつて、幾つかの星々が存在し
人と神の境が曖昧だった頃
これは、とある一家を巡る愛と再生の物語である。」
というオープニングのナレーションも全く理解の助けになりません

早いうちに視聴者の心をつかんでおかないと
最後まで見てもらう事さえなく終わってしまうのが
昨今のアニメ事情であることを鑑みれば
この作りは問題があったのではないかと思います

序盤のストーリーは謎に満ちておりそれが終盤に明かされるという流れは
うまく使えばその謎自体がストーリーを牽引してくれるものですが
いったい何が謎なのかすら理解しがたいという状態では
視聴者を繋ぎ止めておくどころか脱落者を増やすだけでしょう
私もちょうど忙しい時期だったのもあって6話で断念しました




下手するとそこで私の中の京騒戯画は終わっていたかもしれなかったのですが
時間に余裕ができたので残り数話を視聴してみると
怒涛のラスト3話でおおよその謎は解決し
同時に作品コンセプトが明確に打ち出されていました
最後まで見終わった上でもう一度最初から見直してみると
色々とまた違ったものが見えてきました
これはまさにOPナレーションどおりの
「とある一家を巡る愛と再生の物語」だったわけです

以下多分にネタバレを含むので視聴済みで時間のある方だけどうぞ

{netabare}
近年日本では核家族化・少子化・未婚化と
「家」というものの概念が大きく変化しています
さらには隣人関係も希薄になってきていて
都会のマンションなどでは隣に住む人の顔を見たことが無い
なんて話もそう珍しいものではなくなっています
その結果、自分の子供以外の子育てに参加する機会などは
ほとんど無くなってしまいました

このアニメと同時期に放送していた「のんのんびより」では
「駄菓子屋」がまだ幼かったれんげのベビーシッターになる話がありましたが
ああいったような経験をする機会は私が子供の頃はまだそれなりに残っていましたが
最近はもうめっきり聞かなくなっています

もっと昔に遡れば義務教育が普及する以前
子供も貴重な労働力と考えられていた時代では
子守りは子供の重要な仕事の一つでした
実の兄弟であったり、親戚や近所の子供であったり
手伝いという形で育児の練習の機会が与えられていた
というか義務付けられていたわけです

そして、たとえ実際に子育てに参加しなかったとしても
家族が多く近所付き合いが活発だった時代は
自分以外に対する育児を第三者として客観的に観察する機会が
今よりもずっと多くありました

そもそも旧来の日本の社会において子育てというものは
二人(場合によっては一人)だけでするものではなく
もちろん両親が子育ての主役なのは当然として
祖父母や兄弟、叔父叔母、近所の隣人までコミュニティ全体で
少しずつ負担しながら行っていくものでした
だからこそ結婚し、子供を作り、家を構えるということは
両人だけの問題ではなかったため
周囲の了解なしでは結婚することも子供を作ることも許されなかったわけです

欧米的な個人主義の広まりとともに
結婚も育児もコミュニティのものからプライベートなものに変化し
生活の単位がどんどん小さくなっていきました
核家族で一人っ子近所付き合いも希薄ともなれば
自分と親の関係が自分の知る唯一のリアルな親子関係の形となり
しかも、自分自身のこととなれば
その親子関係を客観的に育児の手本として認識することはとても困難です
育児の練習の機会が消え、周囲のサポートも受けにくくなったとあれば
子育てが上手くいかないケースが増えるのは当然でしょう
 
さて、話をアニメに戻しましょう

稲荷は創造神(以下祖父)の二男坊でしたが
作った世界に興味を失った祖父はその力を息子たちに預けて雲隠れ
これって一種のネグレクトですよね
よく子は親を見て育つなどと言いますが
祖父は自分の責務を投げ出して失踪し
その息子の稲荷は自分の力をコトと薬師丸に渡して消えることを望み
薬師丸は会ったばかりの生き別れの妹に自分を殺してほしいと願う
親子三代にわたる逃避癖の連鎖は
なんだかんだでこいつらは似た者同士なんだなぁと思わせるものがあります

自分は親に捨てられたと感じていた稲荷が
家族の絆に憧れるのは自然な流れだったでしょう
そうして家長である兄には内緒で鏡都という「家」を作り
そこで歪な家族ごっこをやっていたわけです
周囲の承認もなく、外の世界から隔絶されたところに作られた自分たちだけの世界
これは現代の家庭のプライベートな側面の象徴ですね

でも、自分の「家」を作ったものの父親は失踪し、兄を除けば身寄りのない稲荷には
子供を育て家族を作るための手本にすべき存在が全くありません
だから彼には家族への愛を表現する方法が良くわからなかった
死にかけているところを拾ってきた最初の子供、薬師丸
稲荷は彼に不死の命を与え、兄姉を与え、自分の名を与え、創造の力を与え・・・
稲荷の薬師丸に対する愛情表現はモノを与えること
しかし、自らの死を望む薬師丸を救うことはできませんでした

だから、次の子供コトに対しては
愛をモノのかたちで与えるのではなく
言葉にして伝えることを選びました
しかし、それがただの孤独の裏返しに過ぎないことを
コトにはしっかりと見抜かれており
逆に愛とは何かを自分の娘に諭されることになります

物語は一家が絆を取り戻すと同時に
世界を拒絶し、世界に拒絶されていた「家」が
世界に承認され世界と共存することを選んで大団円を迎えます
親子関係がそのまま世界の命運に直結するあたりは
一昔前にはやったセカイ系の流れを汲んだ作品ともいえますね

この作品の致命的な失敗点はテレビアニメシリーズという土俵を選んだことでしょう
TVシリーズは一話一話が勝負なので
毎週視聴者に来週も観たいと思わせる必要があります
ラストまで見ないと良さがわからない作品はTVシリーズとしては欠陥品です
もし、この作品をもう少し見せ場を中心に圧縮して劇場公開していたならば
これほど低評価に甘んじることは無かったと思います
もっとも内容的に商業的な成功には結局縁遠かった気もしますけど

おまけ1{netabare}

次女とは女の子の中で2番目、三男とは男の子の中で3番目という意味であり
本来ならそれぞれ長女、次男であるべきです
視聴中は何か意味があってわざとそうしているに違いないと思っていましたが
最後まで見ても特にそれらしい理由は見当たらず
まさか普通に間違えてるんだろうか?{/netabare}

おまけ2{netabare}

古都とコトの母娘の会話
コトの目は母と同じ「赤い瞳」
母が手で示す幼いコトのサイズ・・・
生まれたときのコトは人間の姿ではなかったのかな?
ひょっとして母同様ウサギの姿をしていた?
となると漢字だらけの主要人物の中で
ずっとカタカナで表記されていた彼女の本来の名前は
コト=「子兎」なのかもなぁなんて思ったり{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 30

fluid さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

物語に入り込みにくいのではなく、入り込む中身が無い作品

子供向けの作品、大人には厳しい作品です。

・絵が綺麗で世界観もすごいのですが、中身が全く無い
・物語というよりは、動く絵画やフォトフレームのような作品

■演出
脈絡なくシーンが切り替わっていくため、プロモーションやCMとの区別が付かないような感覚が最終話まで続きます。
これはとても物語(アニメ)とよべる作品ではないですね。
物語を見せる気配はなく、すごそうな設定や世界観を絵で表現しただけの作品と言った方がしっくりきます。

絵に引きつけられて意味を期待するとすごくがっかりするので注意です。
なんでこういうシーンを見せられ続けたのかという説明もなければ落ちも付きませんので。
必然性があってそういうシーンに切り替わったと推測するのが自然ですが、この作品はなぜか視聴者を無視して脈絡なく展開していきます。


■視聴者を物語に引き込む導入が無い
一般的な物語では、読み手を物語に引き込むための手法がとられます。
キャラクターの生い立ちや、何を考え何をしたいのかとか、
周りの人との関係性、出会いなどを見せることで視聴者を物語に共感させるわけですね。

この作品には一切そのようなシーンが無いため、最終話まで見続けてもまったく共感できませんでした。
例えるなら、となりに相席した他人の武勇伝や苦労話、悩みなどが聞こえてきても何とも思わないですよね。それと同じ感覚です。
迫力あるシーンを見せられ続けてもそれが何?となってしまうわけです。

謎めいた不思議な世界観を見せることで視聴者を引き込む手法はありですが、、、
それは人物設定などをしっかり視聴者に認識させる土台(導入・共感)があってこそ引き立つものであって、、、


■感想
アニメは500タイトルは見てますがここまで視聴者を無視した作品は初めてかもしれません。
アニメは見せられ努力して理解するものではなく、見たい買いたいと思わせる引きをいかに作り出せるかがプロの仕事なのではないでしょうか?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

意味が分からないのも魅力の一つ

京都に似た世界、鏡都を舞台にした少し変わった家族の物語。
全13話ですが、本編は全10話です。

なんだか評価が難しい作品ですねw

世界観や雰囲気、絵柄に音楽、ノリに勢い、意味不明な部分も含め、
自分は大好きなんですが、ストーリーが面白かったのかと
聞かれると少し困ってしまう...

正直なトコロ、ストーリー自体はそれなりだったと思います。

少しわかりづらい話だとは思うけど、しっかり見てれば理解出来るし、
疑問などもあまり残らないので、決して悪くはないのだけど、
単純にストーリーとしての面白さは足りてない気がする。

他は良いのに、なんかもったいないな~って思ったりしました。

それに、最終話もキレイに終わっていましたが、なんだか少し
あっさりしすぎな感じがして、物足りなさは残りましたね。
もうちょっと意外性とか欲しかったかな。

まぁ見る前から色んな人の感想を見てたので、ちょっと期待しすぎてた
のかもしれませんねww


とはいっても、全体的に見てみれば、それなり楽しめたし
良い作品だとは思うので、興味のある人にはオススメですw

ただ、好みはハッキリ分かれると思うので合わないと思ったら、
早めに切ったほうが無難かもしれません。


あと最後に、他にもレビューで書かかれてる方がいましたが、第0話の「予習篇」は
最初に見てもよく分からないですし、大筋のストーリーが見えてしまうので、
これから見る人は最後に見たほうが良いと思います!!

少なくとも、自分は最後に見て正解だったと思いましたw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

67.8 7 東映アニメーションアニメランキング7位
ゲゲゲの鬼太郎 [第6作-2018](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (90)
324人が棚に入れました
アニメ化50周年を記念して制作される。

21世紀も20年近くが経ち人々が妖怪の存在を忘れた現代。
科学では解明が出来ない現象が頻発、流言飛語が飛び交い大人たちは右往左往するばかり。
そんな状況をなんとかしようと妖怪ポストに手紙を書いた13歳の少女・まなの前に
カランコロンと下駄の音を響かせてゲゲゲの鬼太郎がやってきた…。

声優・キャラクター
沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫、庄司宇芽香、藤井ゆきよ、田中真弓、島田敏、山口勝平
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これは面白い! 今一番、面白いアニメだと思います。

現代の社会問題や風刺をふんだんに要素に盛り込み、スマホを操る今風のアニメ美少女の猫娘やヒロインの少女の犬山マナちゃんや依頼者と全く新しい鬼太郎です。

3話の五輪批判(ただし、まずいのか五輪とは明言してないが)は印象的でした。
皮肉なのはスマホ歩きをしていた小学生が巨大競技場を建設している横で
「こんなの作るくらいならもっと金を使う事があるだろう」とか言ってた事です。
そして、奇遇なもので三話のあとで西日本大水害が起こってしまったんですよね。
東京五輪なんかの準備をしている資金と労力があるくらいなら、北陸大雪、熊本地震、大阪北部地震、猛暑など日本で立て続けに起こっている天災に投じてもらいたいものですね。

そして、この作品は地獄少女が好きな方にも合っている作品だと思います。
少しだけ地獄少女と雰囲気が似ています。
14話に出てきた妖怪も閻魔あいと妖怪になったいきさつがそっくりです。
ちなみにこの回で一時的に体を取り戻した目玉おやじの声がドラゴンボールの孫悟空そっくり、目玉おやじの声優が悟空の人で砂かけババアの声優がルフィですしね。
さらに17話に出てきた妖怪が追っていた「姫様」の横顔が閻魔あいにそっくりだでした。
15話が予想の斜め上を行く展開に神作だと話題になってましたが 、17話もかなりの神作でした、最後の方は感動しました。
17話の妖怪の物語って地獄少女の輪入道の生き様にも似ている気がします。
ちなみに13話のゲスト妖怪は輪入道だったりします(勿論、地獄少女の輪入道とは別個体ですが)
この話しも「一番醜悪なのは人間」という事で考えさせられる話しでした。

地獄少女好きの人には全話見るだけの価値はあると思います。

追加① この作品でちょっと気になる事をひとつ。字幕の女性キャラの一人称がなとが正確ではありません。
例えば女性キャラがどう聞いても「わたし」と発声しているのに字幕では「あたし」と表記されている部分などがやたら多いです。
アニメの字幕はなんだか、結構、いい加減な傾向があり、声優の発声を正しく記してない部分ってありますね。

追加② ネットで検索していると「ゲゲゲの鬼太郎をダシにして五輪反対を訴えるなんてケシカラン、もし水木しげる先生がこの話しを視たらどう思うんだ!?」
とかいうレビューがありました。

いえ、元々、水木しげる先生は太平洋戦争で出征させられて片腕を失う重傷を負ったりして、
元々、政治的・思想的な方で漫画でも反戦漫画など非常に思想的な作品を描かれる方です。
ゲゲゲの鬼太郎に関しても「子供たちのための痛快な漫画」などではなく、元々、思想的です。
さらに言うと水木氏は妖怪研究家であり「妖怪は日本の妖精である」とも言って妖怪の存在を信じています。

あと、水木先生の描かれた反戦的な漫画でチハ戦車を「こんなブリキのオモチャのような戦車を作った人はおれたちに謝って欲しいよ」と悲壮感たっぷりに兵士が発言しているくだりがあり、
チハ戦車や突撃する日本兵ををギャグにしているような愉快痛快なアニメのガルパンとは大違いです。

追加③
このアニメはコミカル話しも多いですが、反面、ハードな所があり、とても子供たちに見せられるような内容ではない描写がたくさんあります。
悪い人間が多数の難民たちを無理矢理、外国から船で連れてきて、彼らを妖怪を利用してダイヤモンドにしようとするためにコンテナに詰め込もうとする際に逃げだした難民に背中からピストルで発砲し難民はぶっ倒れます。
そして言ったセリフが「馬鹿野郎、この弾丸一発でお前らを何人買えると思ってるんだ」です。
凄い発言ですよね?

そして、このアニメの深みを高める部分として、この時間帯のアニメでは珍しく、敵対した妖怪を倒す(殺す)事があります。
それが例え「かわいそうな妖怪」であったとしてもです(これは復活しない性質の一部の妖怪の話しだけで全ての妖怪には当てはまりませんでした)。

追加④
この作品の挿入曲の曲調がどこかで聞いた事あるなと思ったら、
最高のアニメ音楽職人、キュアメタルこと高梨康治さんの担当だったんですね。
この人、仕事しすぎですね、
この人のツイッターを見に行ったら「一カ月で百曲収録した」とか凄い事言ってます。

追加⑤
ところで、あの、「名無し」という黒幕っぽい妖怪(?)ですが、もしも六期のラスボスではないとすると、あの妖怪と決着をつけたあと、物語が終わるのかまた新展開になるのかまだわかりません。
どうなるんでしょうね?
ゲゲゲの鬼太郎は今、六期ですが、ゲゲゲの鬼太郎五期は三年くらいやったし前番組のドラゴンボール超も三年くらいしたので、この六期も三年くらいやるのかもしれません。
少なくとも一年はやると思います。
最近の1クール、2クールが主体のアニメとは違うロングラン作品なので、そこを踏まえて慌てず騒がずにサザエさんやちびまる子ちゃんや地獄少女を視るようにゆったりと構えて視るのが正解の作品だと思います。
私も一話、一話の展開に興奮しすぎました。
まあ、元々、私はそういう主義ですし、アニメを視る時に「早く終わらないかな?」なんて思いながら見るのは良くないと思います。
アニメは一話、一話、楽しむために視るものであって、完走したりコンプリートするために視るものではありませんしね。

第20話について
これまた、教育的・思想的な内容の話しでした。
「日本で昔起きた戦争」というのを「日本がアメリカに一方的に攻められた戦争」と誤解していた、まなちゃんに間違いを正すシーンがあります。
太平洋戦争(大東亜戦争)で真珠湾陰謀説とか「日本はアメリカに嵌められた」とか主張している右寄りの人には抗議したくなる内容だったかもしれませんね。
とはいえ、遠い南洋の島で戦死していった英霊たちに感謝する部分、彼ら兵士達にも人生があったというような描写もあり、単なる左翼思想だけの話しではなかったのは良かったです。

21話がなんだか、明らかに子供向けの善悪がはっきりしたお涙頂戴的な話しでイマイチでした(あくまで大人の私の意見であり、こういう子供向けの話しもロングラン作品ではちょくちょく必要なのは理解できる)が
22話はやたらハードな話しでした。
鬼太郎が間接的かつやむおえなかったとはいえ人を殺してますし、他にも妖怪が暴れ回った事で人が死んでます。

それと気になったのが、今回の話しで暴れる妖怪(牛鬼)を封じた神様であるカルラ様(迦楼羅天)が
やたらと人々に科学的、生物学的な説明をしていたのが印象的でした。「気体」がどうだの「細胞を変化させ」だの・・・
相手が現代人たちだから、こういう説明をした方が良かったと判断したのでしょうか?
もしも、昔の人相手なら「禁忌」とか「神の戒め」とか神秘的・神事的・宗教的なものの言い方をして人々を畏怖させていたでしょうね。
でも、それだったら「元通り岩に妖怪を封印する」みたいな、原始的な方法で妖怪を封じるのではなく、
もっと科学的機関に預けて厳重に保管させた方が良いのにと思いました。
そうしないと、またどこかのバカが封印を解くと思います。

現実に11、12話で日本はタヌキ妖怪軍団に支配されかける程の危機を迎えたのですから、それなりの予算を投入して対妖怪特務機関でも作って、
戦いを鬼太郎一味にまかせたりせずに対妖怪戦闘部隊を作ったり、倒した妖怪の厳重な封印管理を行ったりするべきだと思いました。
まあ、そこまで現実的に考察するのも無粋なのかもしれませんが・・・

追加考察 タヌキ妖怪軍団の話しって思えば、ジブリ作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」のダークバージョンみたいな話しでしたね。

25話について
久しぶりで可愛いマナちゃんを堪能できました。
それでこの話しをなんだか「地獄少女のパクリだ」とか言う意見が多いですね。私は地獄少女の大ファンではありますが、
地獄少女のプロット自体が実はゲゲゲと必殺仕事人を参考にしたものです。
ちなみにゲゲゲの鬼太郎4期第35話『鬼太郎の地獄流し』脚本:島田満1996.9.8は2005年放映の地獄少女より九年も前の話し。原作に至っては数十年前の話しです。
中には地獄少女の「人を呪わば穴二つ」を地獄少女のオリジナルだと思っている人も居るようでした。
その言葉は日本で昔からあった諺です。

27話
バックベアードを首領とする西洋妖怪軍団との戦いという新章突入です。
魅力的な新美少女キャラも登場し期待度抜群です。
しかも、この新章にはあの「名無し」も噛んでいるようです。
それと今回の話しはマレーシアから逃げてきた難民妖怪たちとの軋轢が問題になっていて、そこが恒例の社会風刺になっていました。
西洋妖怪の強キャラたちに全滅させられたようですが・・・

ゲゲゲの世界観について解説
アニメ鬼太郎は現在、六期まであり、他に「墓場鬼太郎」がありますが、 全て、それぞれパラレルだって事は製作者たちが明言してました(訂正、一期と二期だけは直接の続編として続いてました)。
三期のヒロインのユメコちゃんの四期への続投問題でスタッフが審議した時、別世界の鬼太郎を描くべきとか言って、続投させなかったのもその一つです。
ちなみに原典の筈の漫画盤ですら、掲載誌によっていろいろパラレルがあるようです。
バッグベアードもぬらりひょんも鬼太郎一味の「長年の宿敵」などではなく、掲載誌や各期のアニメごとに初顔合わせの敵でしょう。

ですので。ゲゲゲ六期は基本的に独立した物語で「過去期のアニメ盤ゲゲゲではこうだった」とか「原作ではこうだった」という意見はあまり意味がないようです。
過去作はどうだったとかではなく、新しく創られた最新作の鬼太郎だと割り切って楽しむのが一番、良い楽しみ方だと私は思います。

今季の鬼太郎は数話の特別(不穏)な話しを除いては基本的に鬼太郎は「正義のヒーロー」「人間の味方」です。
その動機は「過去に"ミズキ"という人物」に助けてもらったからだそうですが、
「墓場鬼太郎」派の人は今の六期鬼太郎が好みでない人はいるようですね。
墓場は鬼太郎は不気味なスレた性格で「人間・正義の味方」ではなくホラー色が強かったですから。
加えて言うと、六期鬼太郎は前にしていたドラゴンボール超のノリが垣間見えますね。スタッフもほぼ同じなのでしょう。
上にも書きましたが、14話の目玉親父はほとんどDBの孫悟空で「身勝手の極意」のような動きをし、幽遊白書の霊丸のような攻撃をしてました。

34話
久しぶりの社会風刺ネタ
{netabare}ねずみ男が先頭に立って「アニエスの即刻、国外退去を求める」「アニエスが居るから日本が西洋妖怪に攻撃されるんだ」と・・・
それを庇った鬼太郎に対してもねずみ男は「鬼太郎、お前、俺たちとアニエス、どっちが大切なんだ?」と鋭い問いかけをして鬼太郎を追い込みます。

鬼太郎は、はっきりとは返答しませんが、「その質問に答えを出してはいけないと思うんだ」と眼玉親父に言います。
アニエスも鬼太郎に「なぜ、私を助けてくれたの?」の回答
にもはっきりと返事はしませんが、FF9の名言の「誰か助けるのに理由なんてものがいるのかい?」が鬼太郎の心情なのかもしれません。 {/netabare}

35、36話
いよいよ、西洋妖怪篇が佳境に入ってきました。
日本妖怪たちに石を投げられるアリエスを庇った猫娘がアリエスに「頼れる時には誰かを頼りな」と諭す所はカッコイイです。ワンピースのルフィの名言を彷彿とさせます。
ブリガドン計画の内容も明かされました。
バッグベアードが今までのシリーズにないほどの外道に描かれています。
何かと暗躍する「名無し」の動向に気になります。

それにしても、今回の鬼太郎はえらく作画が気合入ってますね。
前作の「ドラゴンボール超」の神作画をそのまま、引き継いでいる感じです。
ただ、平常回ではあんまり、その神作画の素晴らしさを体感出来なかったのですが、シリアスな展開が深まっていくとどんどん映えてくる感じです。

* ただし、不安要素として主演で鬼太郎役をうまくこなしていた沢城みゆきさんの産休問題ですね。収録分が終わったらどうするんでしょうね?

西洋妖怪編終了。
バックベアードが第二形態としてムキムキマンになって戦ったのはオドロキました。
美少女魔女アリエスともお別れ。
いずれは再登場しそうな気がします。特に名無しとの戦いの時には駆けつけてくれる筈です。

それで、38話で、また平常回に戻りました。
しかし平穏な日常どころか、その平常回第一回の露骨に凶悪犯罪要素があり世相的な悪の話しでした。
ねずみ男が死体喰いの妖怪と結託しての新商売というか犯罪行為・・・
病気で死んだ母親の死体を死体喰いの妖怪に食わせて年金詐欺、交通事故を起こして轢き殺した死体、つい女性が旦那の頭を殴ってつい殺してしまった死体なども依頼されて同様に処理。
ねずみ男は「俺には金(依頼料)、死体喰い妖怪は死体が喰え、依頼者には利益、三者全員が得するウィンウィンウィン」とはしゃいでましたが、
とても子供向けアニメとは思えない。あんまりな凶悪犯罪描写・・・・
ある意味、バックベアード以上に悪質な行為に唖然としました。

43話
滅茶苦茶、重い話しです。ていうか西洋妖怪編、終わってからやたらダークな話しが多いです。
今回の話しはアニメ鬼太郎史上でも最高級のダーク話しです(ちなみに話し自体は原作にあったが大幅なリメイクを加えてます)
{netabare}人が死にます。
そして今回は鬼太郎が人を殺します。そしてその娘に「私はあなたを許さない、絶対」と言われます。
この娘もいくら愛する父親のためとはいえ正気ではなくなっています。吸血妖怪になってしまった父親のために自殺サイトで志願者を募集するのですから。
おそらく、彼女はいずれは妖怪化して鬼太郎を襲う気がします。以降に引きずる話しです。{/netabare}
それと今回の話し、どう見ても某〇〇〇〇細胞の事件に着想得てますね。

45話
今回もダークな話しでした。 {netabare}
ラスト近くになって急に雲行きが怪しくなる嫌な話しです。
正直、怖かった。いや「妖怪が出てくる」とかとは別の意味で怖い話しです。
鬼太郎は自ら人を殺す事は本当にやむおえない時だけで稀ですが、見殺しにする事は結構ありますね。
もっとも。今回は対象人物が警察に自首してれば助けてたでしょうけど。{/netabare}

46話
この話しの感想ですが、やたらと敵が強かったです。鬼太郎一味壊滅寸前。西洋妖怪軍団より強かったのではないだろうか? 予想外の事態 {netabare}まなの不完全五芒星覚醒{/netabare}がなければ鬼太郎一味が負けてたです。これだけ鬼太郎一味を苦戦させた妖怪も珍しいです。

47-49話
名無しとの決戦話しです。しかし・・・{netabare}約一年間、引きずってきたボスとしてはちょっと呆気なさすぎですね。むしろ名無しとの決戦の前振りの猫娘とマナと鬼太郎の葛藤劇が良かったですね。
マナの母親をうっかり殺してしまったと思い込む猫娘とマナ,五芒星の力が暴走して猫娘を殺してしまうマナ、鬼太郎の事と次第によってはマナを殺さんばかりの怒りを示す鬼太郎・・・とかなりハードな展開でした。
これらの話しは名無しの話しというよりマナちゃんの宿命とご先祖様の話しが主題なのかもしれません。
それにしてもマナちゃんは近年のアニメでも屈指の可愛いヒロインですね。外見的にも性格的にも・・・最後に名無しに名前を付けて成仏させてやる所は良かったです。しかし名無し、簡単にやられすぎ・・・
今までの日常回の敵や中ボスでも、もっと鬼太郎一味を苦しめた妖怪は多数います。46話の雛人形とか・・・
気になるのはあの世から連れ帰った猫娘の処置はこれからどうなるんでしょうね? またお姉さんに戻るのかあの幼女の姿のままなのか・・・{/netabare}
それにしても、マナちゃんは可愛い、私が見てきたアニメ美少女でもトップクラスの美少女キャラです。

新情報
四月以降も鬼太郎、続くようです。
もう、名無しで引っ張るのも難しいと思いますので、
名無しとの決着が付いたあとのボスは月並みですがぬらりひょん?

50話
新展開、鵺を始めとする地獄四将という新たな強敵たちと戦いへと突入です。
しかし、特筆すべきは敵より味方です。
新キャラクターの鬼道集という組織に属する石動零(いするぎれい)CVは神谷浩史さん。
もはや鬼太郎ワールドの雰囲気のキャラとは全く違うキャラです。
このキャラは「邪鬼眼」というか「菊池秀行の世界」というか「アララギ先輩」というか・・・悪く言えば厨二病の妖怪ハンターのキャラが加わります。彼が出てくるシーンは違うアニメになってるぞ・・・
EDもまるで「幽遊白書」のようなEDに変わりましたし。
鬼太郎と対する敵は同じなのですが、彼はいわば「悪・即・斬」のような考え方で、人に害をなした妖怪は降伏しようと許さず、取り込んで自らを強化します。
「鬼神の腕」とか言ってるのは「ぬーべー」を彷彿とさせますね。

なんだか「ゲゲゲの鬼太郎」という定番作品を利用して凄い傑作アニメ作品を作ろうという制作側の意気込みが感じられます。
ただ、このアニメ、子供対策なのか箸休めのためなのか、ちょくちょく、幼稚な話、子供騙し的な話、たわいのない話も織り交ぜているのですが・・・そういうのが気に入らない人もいるかもしれません。
しかし、前にも書いた通り何年も続くロングラン作品にはそういう回も必要なのです。

鬼太郎の「正義」について
{netabare}50話での石動零との対立でも思ったのですが、鬼太郎自身、決して「盲目的な人間の味方」ではなく、独特な立ち位置の部分があります。
それは墓場鬼太郎のひねくれた鬼太郎とも違います。
彼は弱い妖怪を虐待したり、犯罪行為を行った人間の味方では決してありません。
そういう人間は懲らしめたり脅したり警察に自首を薦めたりします。
33話では「娘が幼い頃、妖怪と契約して繁栄と引き換えに将来、娘を嫁として差し出す」と約束した件で娘を助けるように懇願する父親に対して「そういう約束があるのなら守るべきだ」とつっぱねます。
そして、前にも言ったように猫娘を力が暴走して殺してしまったまなに対して「事情次第では殺す」ほどの怒りを燃やします。
要するに人間だろうと妖怪だろうと、固定的に何かの味方とか、何かを敵として動いているのではなく、
状況と事情を調査し思考したうえでの彼なりの「正義」で動いているのです。 {/netabare}
やはり結構、深い作品です。

51話
ついに「元号変更ネタ」
というか、ひょっとするとあらゆるアニメの中で初めて元号変更ネタを使ったアニメかも。
それとちょっと気になったのは「鬼道衆」というのが出てきたけど、これって東京魔人学園にも出てきた設定ですね。
別物でしょうけど・・・
{netabare}思ったより早く大きな猫娘復活です。{/netabare}

ていうか、今期の鬼太郎、バトルアニメの要素がやたら強いです。
さすがにドラゴンボール超の後番組ですね・・・

52話
今回は石動零も登場せず、上記に書いた箸休めのための子供たちへの教訓的な話し。どこかで聞いたようなストーリーですし、大人が見たらイマイチな回かも。
{netabare} 「早起きしなくても良い、勉強しなくても良い、お手伝いしなくてもいい、お母さんがうるさい」。
だからといって、それから逃避して自分に都合の良い世界に行ってはいけませんというような話。
最後は予想通り「お母さんがうるさいのは子供を思ってのためと感涙の再会」{/netabare}
まあ、こういう話しも嫌いではないですが。

*訂正 対象年齢層も低くどこかで聞いたような類型話しではありましたが、今思うと適度に面白かったです。

53話
ぬ!? 子供っぽい話し、二連発!!

54話
30年前の話しですが、鬼太郎が人を殺してますね。それともあの父親を殺したのは泥田坊なのでしょうか?
やや深めの話しです。人と妖怪がどうしても共存できない場合、鬼太郎は仕方なく妖怪を倒してしまいます。

55話
たわいのないギャグ話しでした。

鬼太郎、52~55話で急に日常回になってます。
いや、別に必ずしも日常回が悪いというわけではなく、今まで多くの傑作日常回を生み出してきた六期鬼太郎にしては、正直、52話以降の日常回は出来がイマイチな気がします。
どうやら鬼太郎役の沢城みゆきさんが産休したので、今は事前に撮り溜めした日常回の放映を続けているようです。
これから、当面、そうなるようですね。
新シリーズの地獄四将篇が非常に面白そうだっただけに中断は正直、残念です。

56話
地獄四将篇はひとまず中断のようです。
まあ、また面白くなってきました。
{netabare}石動零もようやく、再登場し西洋妖怪たちが再び襲来、バッグベアード復活をもくらむ彼らとの闘いという展開になるようです。 {/netabare}

*ちょっと考察
うーん・・・・・皮肉にも私があまりの面白さに感銘を受けてオール5に評点を上げてから何だかイマイチというか迷走してきましたね。
推測ですが沢城みゆきさんの産休問題もあるんでしょうが、
ゲゲゲ自体が三月いっぱいで終わるかどうか議論があって、続投が急に決まってしまい迷走してるのかもしれません。
確かに名無しとの決着が着いた段階で終わってたら綺麗にまとまってましたね。
それでも52話までは文句なく面白かったんですけどね。
それと「地獄四将篇」というのは一人目の鵺が倒された時点で終了でもうやらないのかもしれませんね。

63話
今の鬼太郎六期は「地獄四将と鬼道衆・石動零」「バッグベアード復活をもくらむ西洋妖怪残党」といったメインストーリーをちょくちょく交えながら、単発回主体という感じで。少々、話しの流れが読みにくくなってる中、今回はまあまあ面白かったです。

基本的には七夕回でしたが、魅力的なゲストヒロインたる笹の精・星華とぬりかべとの淡い恋模様、相変わらず金儲けと土地開発が目的のねずみ男と人間の陰謀。
そして {netabare}ねずみ男を騙して操るタヌキのような凶悪な妖怪、あしまがり、なんだか、鬼太郎ってタヌキがやたら悪役として登場しますね、なかなか強い妖怪で鬼太郎たちを結構、苦戦させます。 {/netabare}
善悪がはっきりした。ありがちな話しとも言えない事もないですが、こういう奇をてらってない話しも楽しくて良いです。
EDもシリアスなものから、やたらとノーテンキなものに変更されました。コメディ主体に路線変更のつもりでしょうか?
それにしても、星華の声優が{netabare}ひーちゃん{/netabare}だったのも驚きました。

64話
地獄少女にでも出てきそうなハードな話し。
「地方権力者に牛耳られた町」というのは「野生の証明」以来、ちょくちょくある話しですね。

65話
最高クラスのおふざけ回、鳥取、鳥取と鳥取愛布教の話しです。

66話
これは何と言ったら良いのか・・・{netabare}ハッピーエンドかと思いきや、ドンデン返しの残酷な結末に驚かされます。
本当にこの結末で良かったのか・・・特にマナは相当にショックを受けてました。
それと鬼太郎はこうなってしまうという事を察していたのに止めようとしないのがなんとも・・・「本当に良いのか?」くらいの一言くらいあっても良いと思います。{/netabare}、今季の鬼太郎はつくづく深いです。

67話
ギャグ回、面白かったです。
ラインだかフェイスブックもどきだかのサイトで「いいね」を貰う事に狂って暴走してしまう女性の物語です。
しかし、配役された嶋村侑さんも酷いキャラを演じたものですね。この人は演技の幅が広い。

68話
地獄流しの話、てっきりハードな話しかとおもったら、{netabare}子供向きの教育回、悪い事はしてはいけない、反省する事が大切、人は誰しも一人で生きているわけではないなど、良い要素が盛り込まれてます。ラストもすがすがしいハッピーエンドです。{/netabare}

74話、75話
地獄四将最強の玉藻の前(九尾の狐)との対決、強かったです・・・
戦闘力も高かったが頭もキレる妖怪で鬼太郎一味、石動零を苦しめます。
そして地獄と現世の境を破壊しかけて日本をいやこの世を未曾有の危機に陥れます。
{netabare}幸い、猫娘&まな&アニエス姉妹のヒロイン陣、鬼太郎ファミリー、地獄四将の一人の伊吹丸の助太刀もあり、倒すことができました。そして次週からはついに鬼太郎究極の宿敵たるあの妖怪との闘いを描く新章がはじまります。{/netabare}

あと、思ったんですけど、あの日本の女性総理、無能で情けないの一言に尽きる。
普通、こういうフィクション作品で女性指導者が出てくると大概はキレものなのですが、まるで女性の欠点を凝縮したような無能な指導者で、こんな人が日本の首相なので鬼太郎たちの苦労もことさら辛くなっているのでしょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 41
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東京ゲゲゲイのYouTube動画「ゲゲゲイの鬼太郎」もオススメ

<2020/5/2 追記>
全話見終わりました。
丸②年!全97話!
かなり面白かったですよ。
勧善懲悪だったり、
人間社会へのアイロニーだったり、
愛だの恋だの平和だのだったり、
純粋に妖怪楽しむ話もあったり
飽きさせませんでした。
本シリーズは鬼太郎、目玉おやじ初めて声優を一新してましたが良い感じにハマってて気にならなかったし。
やはり鬼太郎は永遠。

ところで話は変わりますが、
ダンスグループ「東京ゲゲゲイ」のYouTube動画「ゲゲゲイの鬼太郎」というものがありまして。
鬼太郎好きの方には是非一度ご覧いただきたい。

そしてもしこの動画にハマったら椎名林檎「公然の秘密」PVもおすすめします。
後ろのダンサー二人が凄いです!
向かって右側が東京ゲゲゲイのリーダーなのですが、左側の女性ダンサーともどもごっついカッコイイです。

<2019/12/7 追記>
第84話「外国人労働者チンさん」
この南方妖怪チンさんがマッパで、本名が放送禁止用語?
ということで馬鹿馬鹿しいシモネタ回でした。
一応外国人労働者問題をチクリとはしてますが基本はシモネタ。

秀逸なのはこの「チンさん」の声優。
杉田智和!
まさかというかやっぱりというか笑
アフレコでチンさんの本名を連呼する杉田智和

<2019/9/29 追記>
第73話 ヤマタノオロチ回
子供の頃、この話がめちゃくちゃ怖かったんですが、その恐怖の根源の部分が6期バージョンではかなり軽くなってます。
これなら子供が見ても怖くない。
自分にとっては物足りないですが。

第74、75話 玉藻前≡九尾

白面の者というかナルトの中のアレです。
白面に比べると可愛らしいですけど。
白面先輩が怖すぎるだけかも。

お話はすっきりうまくまとまってました。
古谷徹を宿し旅に出る神谷浩史とかシュールだな、と思ったり。

これで長かった四大妖怪編も終わり、次回からはついにあの「知らんうちに人ん家に上がり込んで気がついたら一緒に飯食ってる『冴えない彼女の育て方の加藤恵』のような図々しさがウリのアイツがやってくるそうですよ。
多分、孫じゃない方だと思います。

<2019/9/8 追記>
第72話 妖怪いやみ

確かこの妖怪って原作や昔のアニメでも出てましたね。
鬼太郎の「じゅて〜む」はなんとなく覚えてます。

インパクト強いんですけど、今回はめちゃくちゃ面白かった。
6期の鬼太郎の中でも指折りじゃないでしょうか。

一年以上見ていて美形猫娘にも慣れたこともあり、猫娘がカッコ良いです。
心象風景の描写も◎。

鬼太郎に興味あって6期観てない方はこの話だけでもお勧めしますよ。

そして次回予告。
「ヤマタノオロチ」回ですか。
小さい頃、多分二期かな。
これ観てものすごく怖かったこと覚えてます。

<2019/6/8追記>
3週前の56話は吸血鬼エリート
先週の58話は半魚人とカマボコ

前者のエリート、私はアニメで見たのは初めてですが、原作で読んだ記憶があって、水木しげるキャラの中でもかなり個性的。
シティボーイズのきたろうさんにちょっと似てて本当にこういう人いそうな感じ。

本作でもこのエリートさん、ギター弾くんですけど弾いてる絵面も曲も妙に頭に残ってクセになる。
お話はよく覚えてませんでしたが、アニメのストーリーはオリジナル要素が強いような気がします。
でも面白かったですよ。
中尾隆聖さんの声がぴったりハマってる。
さすがはフリーザ様。

後者のカマボコは、子供の頃、おそらくアニメ版第2期で見た記憶があります。
こちらはストーリーは大体覚えていて、6期のアニメも概ね同じかな。
あらすじが、
{netabare} 鬼太郎は半魚人に大王イカに変えられ、木っ端微塵に爆破され、大量のカマボコにされ、売り飛ばされます。目玉おやじたちはそのカマボコを買い集め鬼太郎を蘇生。{/netabare}
とシュール。
なぜこうなる?という超展開です。
ただ昔見たとき、なんか怖かったんですよね。
自分が幼かったからでしょうけど。
その怖がった自分を思い出しながら懐かしく楽しみました。

<2019/3/25追記>
48話観ました。
予想外にハード

レビュータイトルは嘘です。
いや、まんざら嘘でもないか。
これまでは爽やかだったり心あったまったりする話も多かったし。

ところがですよ。
最初の頃からネタ振りされ続けてきた「カオナシ」じゃなくて「名無し」さんが先週ぐらいから話の中心になってきてます。

で、これが重い。

あれ?今は深夜かな?
と錯覚するくらいには。

どう話が転がっていくのか来週が楽しみです。


なんだかんだでほぼ1年観てきました。
総論としては意外と面白い。
最初↓のレビューでも同じこと書いてましたね 笑

でも本当に面白いと思ってます。
だってなんだかんだで1年間毎週見てたもの。
録画だけど。

嫌味にならないくらいの、ちょっとしたスパイスという感じでダークさが振りかけられてます。

いろんな面で良い塩梅。

6期でこの面白さ。
やっぱ鬼太郎って永遠だな。

<2018/4/1初投稿>
※視聴中なので評価はデフォルトの3です

6作目なんですね。
ここ何作かはほとんど観てなくて興味もなかったのですが、たまたま今作の1話を見るともなしに見てしまいました。

意外と面白い。
日曜朝、ONE PIECEの前の時間なので純粋に子供向けかと思ったら案外そうでもない。

スマホが普及してたりユーチューバーが出てきたりの現代が舞台。

お話は昔の鬼太郎に寄せてる感じ。
もちろん墓場鬼太郎までは行かないけど、それでも少しだけダークな雰囲気が漂ってます。

絵は綺麗ながらも少し影があります。
キャラクターの造形も然り。

鬼太郎はヒーロー的に闘いますが、熱量は少なくクール。
目玉おやじが解説担当なのはいつものこととして。
ヒロインの女の子は必要なんかな?とか思いましたが、いないとたぶんこれからのお話に深みがなくなっちゃうんでしょうね、という感じ。

今回の鬼太郎の世界では人間には妖怪が見えない。
妖怪の存在を信じ始めると見えてくる。

鬼太郎に夏目友人帳や地獄少女とか少しまぶしたような印象を受けました。

これからネズミ男や猫娘、子泣き爺や砂かけ婆などの常連が出てきてどういう感じになるか、2話目以降が少し楽しみです。

最後にちょっとびっくりポイント
○目玉おやじが野沢雅子。感慨深いですね
○鬼太郎が霊ガンみたいのぶっ放してました

投稿 : 2024/05/18
♥ : 35

終了 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

放送法4条違反の犯罪アニメ

安倍政権批判をやっているが、現政権を批判するアニメを放送する行為は以下の法に抵触する。
このような犯罪が野放しになっているのは法治国家として嘆かわしいことだ。

第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

そうならないように現政権の首相を出すのは避けたりするものだが(「アイドル事変」は小泉元総理もどきを出している)、鬼太郎の制作者は日本の法令を知らない支那人か朝鮮人なのだろう。以前TBSの支那人プロデューサーが逮捕されたこともあったしね。

少し前にも日本が過去に東南アジアの人たちに迷惑をかけたとか(迷惑?植民地支配からの開放ならしたが?)捏造自虐左翼史観に基づいた意味不明な話を放送していたが、鬼太郎の制作者を早急に更迭すべきだろう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

63.7 8 東映アニメーションアニメランキング8位
Go!プリンセスプリキュア(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (76)
324人が棚に入れました
ごきげんよう!わたし、春野はるか!『ノーブル学園』に通う中学1年生!!わたしには大切な夢があるんだ。それはズバリ「プリンセスになること」!!大好きな絵本に出てくるプリンセス…そんなステキな人に絶対なりたいの!昔『カナタ』という男の子とも、夢はあきらめないって約束したんだ。新しい生活、がんばっちゃうぞ~~! と思っていたら、人々の夢を「扉」の中に閉ざし絶望に染めてしまう悪いやつらが目の前に現れて……!!『プリンセスパフューム』と、『カナタ』にもらってお守りにしていた『ドレスアップキー』で、わたし、なんと『プリンセスプリキュア』に変身しちゃった!!「つよさ・やさしさ・美しさ」をかねそなえた真のプリンセスとなり世界を救うこと…それが『プリンセスプリキュア』の使命なんだって。夢のためにも、みんなを守るためにも悪いやつらに閉ざされた夢の扉はわたしが開いてみせる!!

声優・キャラクター
嶋村侑、浅野真澄、山村響、東山奈央、古城門志帆

TDD さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

プリキュア史上最高傑作

プリキュアファンの間では最高傑作がどれかというのは絶えず議論になりますが、私は比較的新しい作品ですが敢えて本作、Goプリンセスプリキュア(Goプリ、ゴープリ)を推したい


全プリキュアの中でトップクラスの完成度(物語、作画、キャラ、声優、音楽全ての安定感という意味で)

戦闘シーンの作画の良さ、躍動が頭一つも二つも抜けてる

序盤から中盤、終盤まで絶えず夢を目指すというテーマを貫き通した点も非常に素晴らしい

キャラもかなり可愛い目だし、成長ってのも後付けとか帳尻合わせじゃなく段階的に説得力をもって進んでいくから、いつの間にか心の底から応援してしまうwwww

辛い事と向き合い続け、それでも前を向き、理想を追い続け、笑顔を忘れない彼女達には毎回勇気づけられる

プリキュアとか見た事無い人はこれかスマイルから観て欲しい
絶対楽しめる

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

夢を追い求めることは理想の自分を追い求めることでもある

2015年2月~2016年1月放送のTVアニメ。プリキュアシリーズの12作目。
遅まきながら、録画をやっと全部視聴できました。
全キャラに描写の偏りもなく、設定や世界観もテーマに綺麗にリンクしていて最初から最後まで素晴らしかったです。

プリキュアのデザインも良かったですし、作画は不安定な時もありましたがいつも可愛らしく、大切な回にはしっかり力を入れていたので安心して見ていられました。欲を言えばイルカなどの動物がもう少しリアルなら良かったかも。
声優さんの演技もそれぞれ素晴らしかったです。クローズにベテランの真殿さんという配役は最後まで見てなるほどと思わされました。

途中からOPが2番に変わりますが、Aメロの歌詞に抵抗があったなあと…それなりに注目して見ていたのでちょっと気になりました。
まあストーリーには影響しない部分なのですが。

テーマは夢そのものではなくて夢を叶えること、理想の自分を追い求めること、そのためにどう行動するかということだったと思います。
子ども向けなので厳しい描かれ方ではないものの、長期的な目標を持ってそれを叶えるために今何をするかという描写が多く、その点は結構現実感がありました。
夢を叶えて終わりではないところも好印象でした。

【4人の夢への向き合い方】{netabare}
きららは夢(目標)がはっきりしていて、時には避けられない失敗をどうフォローするか、そして一つの夢を叶えたら次はどんな夢を描くか、という現実的かつプロ意識を感じる描写が一貫していて素晴らしかったです。

トワは自分の過去を払拭し、責任を自覚し自分の願いと真剣に向き合う姿が印象的でしたし、みなみは真剣な思いから夢が変わることもあるという描き方はリアルでしたし優しい展開で良かったと思います。

はるかには少し驚かされました。
プリンセスになりたいという夢は夢なのか?とは最初から思っていましたが、理想の自分になる、つまり「人間性の追求」だとは思いませんでした。
これは最も身近で最も難しい目標です。作中で語られた通り、命を終える時まで叶えられたかわからないものをフローラは追い求めることになります。
作中でもレッスンを続ける姿が最後までコンスタントに描かれ、辛いバトルを乗り越える描写も多く、精神的な成長にも説得力があり素晴らしかったと思います。


ちなみにプリンセス4人の中ではみなみが一番好きですね。
はるかに対する厳しさが優しさとして序盤と最終話に描かれたのが凄く好きで、「失敗しても良いから、思うとおりにやってみなさい」と言ってあげられるのは格好良いと思います。一人だけ年上っていう設定が効いてて素敵!自分の悩みが解決したら本来のみなみに戻りましたね。
変身シーンもヴィーナスや人魚姫などのモチーフの取り方も効果的で綺麗で一番好きです。マーメイドラインのドレスはこういう作品でメインで扱われることは少ないので地味に嬉しかったり。
{/netabare}

【男性キャラ】{netabare}
男性キャラクターの役割と活躍のさせ方は素晴らしかったです。

カナタは扱いの難しい立ち位置だったと思います。
戦える男性キャラは戦わないと「女の子に戦わせるなよ!」と思うし、戦えばプリキュアの活躍の妨げになるしで批判の対象になりやすいのですが、カナタはそういうストレスが一切ありませんでした。状況の変化にあわせて立ち位置を柔軟に変え、恋愛面でも最初からはるかのお相手役で一貫していてよく考えられていたと思います。
ラストで国王夫妻とトワの再会にはるかの隣で号泣してるのが和むと同時に、カナタ自身の苦労も偲ばれて良いですね。

クローズははるかに対して酷い事をし続けていましたが、倒して終わりというのはなんだか胸が痛いなと思っていて、最後どうなるかとひやひやしていましたが、良い落としどころが用意されていて感心させられました。
はるかが夢に向かう上で乗り越えるべき具体的なハードルを一身に背負いすぎw

あと、本作のMVPはある意味シャットじゃないですかねw
シャットというキャラクターのおかげで、美しさは内面から来るものと明示されたのは一番評価すべき点ではないかと思います。
衣装やキャラクターの美しさが必須となるこういう作品でそこを曖昧にすると、テーマが誤解されかねません。
コメディリリーフとしても、絶望の中から生まれて夢を追い求めるキャラクターとしても、テーマの一翼を担う存在としても存在感を維持していました。{/netabare}


【テーマについて】{netabare}
夢を叶える学園という無茶にも感じる設定が、ラストで自分の力で絶望の檻を壊すシーンで説得力になっているのは良かったと思います。ノーブル学園の先生と生徒は常に自分の夢と目標に向き合っていて、プリキュアを助けたいと願う流れも自然でした。
その代表としてゆいの立場や頑張りもしっかり描かれましたし、何度も絶望の檻に閉じ込められるうちにどんどん強くなっていって、最後の活躍ぶりは頼もしかったです。

そして絶望を消し去って終わるのではなく、夢と絶望を裏表としたことでより深い作品となったと感じます。
以前のプリンセスに会い、ディスダークとの決着を託されたのはこのエンドのためか!と唸らされました。
序盤でクローズを一度倒したことやその後の敵幹部の顛末を見ていて、敵の扱い方のバランスが悪いと感じていたのですが、ラストでそのモヤモヤが完全に払拭されました。良く考えられていると思います。
ラストのフローラの「ごきげんよう」は、“さようなら”ではなく“またお会いしましょう”なのですね。クローズを倒した時とは違い、笑顔でお辞儀するフローラはとても素敵でした。
{/netabare}

キャラクターのことばっかり書いている気がしますがw
テーマにキャラクター、ストーリーがしっかりリンクしている証拠だと思います。
色んな年代の人にお勧めできる名作です。(2016.8.4)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

ACやざわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

シリーズ最高傑作

序盤中盤終盤、隙がない。
文句なしにシリーズ最高傑作だろう。

夢というものは時に残酷であり、そーゆうものとも向き合いつつ進まなくてはならない。
きれいごとだけでは終わらない、厳しいけどそれが現実。

子供だけではなく、間違いなく大人が見ても楽しめる。
登場キャラは無駄にせず、広げた風呂敷を見事にたたむ。
いやー、なんもいえません。終わってしまって心ポッカリ、Goプリロスですわ
次回作も期待。








以下過去コメ

プリキュアシリーズ10作目(通算12作目)
今回はかなり気合が入っているようだ

プリンセスプリキュアってネーミングが少し気になった
前作に似たようなのがいただけに

まだ始まったばかりで内容はなんとも言えないがいまのところ期待できそうだ
キャラも魅力的で、なによりも作画!気合入ってるね
今後に期待

プリキュアシリーズが好きな人は1年楽しめそう
それ以外の人でも戦隊バトルものが好きな人にはぜひ

きららちゃんがかわいい

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

75.3 9 東映アニメーションアニメランキング9位
金色のガッシュベル!!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (539)
3383人が棚に入れました
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。
ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。
次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、大谷育江、秋谷智子、前田愛、釘宮理恵、折笠富美子、小嶋一成、高橋広樹、菊池正美、こおろぎさとみ、置鮎龍太郎、山崎和佳奈、山田きのこ、桑島法子

めいろ* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お前に清麿の何がわかる

今の年代の方がどれだけ本作品を認知しているかどうか、それこそ僕の認知が及んでいない訳ですが、大衆作品の中から3つ好きな作品を選べと言われたら、必ず本作品を選ぶでしょう。

僕の世代から言わせてもらうと、本作品を見たことが無い人なんてまずいないと思っているのですが、もし、本作品を見たことが無い人がいるのであれば、それが衝撃的だと感じる程の事であります。


大衆作品と言うのは、対象となる年齢幅が広い作品に限られてそういったジャンルになるのだと思います。
しかしながら、大衆作品とは言っても、犬夜叉なんかはある年齢層の人間が真剣に見ると実に深い作品です。そんな作品も大衆向けに属してしまう事を僕は非常に勿体無いと感じるのです。

これはジブリでも言えることでしょう。
と言うのは、何だかその作品の本質は棚にあげられがちだという印象を僕は持っているのですが、これが一般的な印象と相違があれば申し訳ありません。


本作品を僕はもっと子供の頃に見ました。

その本質をきっと理解していないだろう子供の頃の僕が本作品を見て、毎週のようにボロボロと泣いたのです。

結婚して、子供もできた現在の僕が本作品をもう一度見返して、またしても良い大人がボロボロと泣いたのです。

突然ですが、題名に回帰します。


「お前に清麿の何がわかる」


というのは、ガッシュベルの放った台詞です。
主人公の清麿の想いを踏みにじった人間に対して、ガッシュベルがそれを言ったのです。

本作品の大きな特徴として、仲間を想う気持ちの強さが他作品と比べても尋常じゃなく大きい作品です。

誰かが傷ついている時は、身を呈しても、蔑まれたって、どんな事があっても必ず助ける。そういう強い想いです。

本作品には、そういった正義感について作者の想いがとても思い切りよく乗った作品だったと思います。

誰だって最初は弱くて、上手くいかない時もあるけれど、絶対に侵害してはいけないところを踏みにじられた時、果たしてそれを諦めることができるでしょうか。

これだけ強い想いで人間を想う事ができる世界がもしどこかにあるのなら、それこそ金色に輝く素敵な世界なんだと思います。


人間が持つべき根本的な想いを、大人になると忘れがちです。

だからこそ、今見るべきなんです。
本作品を当時と違った視点で、その本質を僕たちは今、感じるべきなんだと思うのです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐな意志と強き思いはやさしさから生まれる

電撃を吐く子どもと分厚い赤い本でおなじみの『金色のガッシュ!!』
すっごい好きです。なのでその良さについてだらだらと書いていきたいと思います。

天才が故に孤独を強いられてしまった中学二年生の高峰清麿。
そんな息子の状況を見たイギリスの大学教授である父から送られてきたのがガッシュだった。
バカみたいに正直でまっすぐなガッシュが清麿の卑屈になり深く埋まってしまった優しさを
泥まみれになりながらも心の中から掘り出す、友情を力強く語る情熱的な一話から始まり
多くの悲しみと苦しみと悪に立ち向かう小さな戦士たちの物語です。

100人の魔物の子どもの中から魔界の王を決める戦いに参加しながらお話は進んでいきます。
自分が許せない物事に関してはとことん前へ前へと突き進むガッシュやその仲間たちはかっこいいです。
でもまだまだ子どもな彼らにとってはキツイこともたくさんあるし、たくさん泣いてしまいます。
この作品の良いところはその涙を流しつつも、さらにはそれをもバネとし恐いものへ立ち向かっていく姿にあります。
グッときてしまうこともしばしば。
魔物は自分の本を燃やされてしまうと魔界へ帰ってしまうのですが、
そのパートナーとの別れも感動的だから涙腺の緩い僕は忙しかったですw

アニメは原作と違うところはすべて飛ばして観たのでそっちの方はわかりませんが
好きなキャラはガッシュ、ティオ、コルル、ダニー、レイラ、バリー、ロデュウ、ウォンレイ、フォルゴレです。

ガッシュ、ティオはもちろん好きです。
コルルに物語の中で非常に重要な役目を持たせたのはすごく良かったです。
彼女の思いがガッシュの意志となりちゃんと生き続け、振り返る度に不憫な目にあった彼女を思い出す構成は素晴らしいです。
ダニーはいいですね!ホント好きです。別れ際のじじいもキザだねえ!かっこいい!
レイラは単に可愛かったのもありますが、恐怖の中でも信念を突き通そうというその姿に感動しました。
バリー、ロデュウはあの別れのシーンにグッときてしまいました。いや、ホントはグッとどころかムチャクチャ泣きましたがw
バリーの読者への裏切りとも呼べる自己犠牲の行為とグスタフとの別れはとても涙を我慢できませんでた。
敵ながらロデュウも◎。強引にチータを引きずり回していたかと思えばすごく彼女のことを考え、励ます彼のギャップにやられました。
彼はやっと最後に自分を取り戻せましたね。よかった、よかった。
ビジュアルが一番かっこいいウォンレイとリイェンの関係は出番こそ少なかったけれどなかなか泣かせてくれました。
フォルゴレの病院コンサートは良かったです。あの背中は忘れられない。


今作の主人公は「こども」でした。
彼らは数多の作品で愚直なまでのまっすぐさと純真な心で、
成長するにつれて社会やルールに縛られ大事なものが見えなくなってしまった
「こども」ではない人々の心を洗い流し、今一度大事なものはなにか問いかけてくれています。
また、大きなところではピーターパンは幻想の国で永遠に生き続け、星の王子さまは希望を残し夭折しました。
そうやって彼らが社会の外れで存在することはわれわれにとって救いにも似た思いを馳せる場所であると思います。
杜にあるほこらのように、深海に生きる生物のように、地の底を這う地底人のように、
また『ハチクロ』の観覧車のように、腐海のように、ラピュタのように、はたまた全知全能の神のように。
それはどこにもないようで、われわれのすぐそばにあるとても尊いものです。

この作品はいつ観ても笑えますし、微弱ながらも励まされます。
アニメだと大谷育江さんのガッシュの声が聞けるのでなおのことです。
あの声は普段は王様口調と相まってすごくかわいいし、シリアスな部分でもとっても映える声です。

とっても好きな作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

熱血好きが自信を持ってオススメする萌えならぬ燃えアニメ

原作は週刊少年サンデーで連載されて、2度の映画化も行われた人気作です!

一般的にも人気のある作品だと思います。


ジャンルは王道バトルもので、100年に1度、魔界の子供100人が人間界に送られて魔界の王様を決める為の戦いをする物語です。

王道ものでは1番熱くて感動できる作品だと自負しています。


あとギャグのセンスもピカいちです。

ほんとにほんとにオススメなんですけど、アニメだとやっぱし長いと思うんです。

しかも物語後半でいきなりガッシュの声優が変わったりして違和感が尋常じゃないです。


しかも終わり方もよくわかんないんですよね…

やっぱこの作品は漫画で読んだ本がいいのかも知れませんね。

終わり方がよく出来すぎていて感動が止まらなかったです。
今でも思い出しただけで涙腺が緩んじゃいます…

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

66.5 10 東映アニメーションアニメランキング10位
明日のナージャ(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (146)
1143人が棚に入れました
1900年初頭のイギリス、ロンドン近郊のアップルフィールド孤児院で育った少女ナージャは、13歳の誕生日を迎えようとする頃に母親が生きていることを知らされ、母が初めての舞踏会で身に着けたドレスと、家紋の入ったブローチを譲り受ける。孤児院を飛び出したナージャは、踊り子として旅芸人のダンデライオン一座に加わる。旅の途中でナージャは彼女のブローチを付け狙う2人組の探偵ロッソとビアンコ、ナージャが「星の瞳のナイト」と名付けたハーコート侯爵家の令息フランシス、そして世間を騒がせている仮面の怪盗黒バラと遭遇する…。


声優・キャラクター
小清水亜美、一条和矢、山崎たくみ、折笠富美子、岸尾だいすけ、木内レイコ、大谷育江、京田尚子、斎賀みつき、小栗雄介、津田健次郎、甲斐田ゆき、鈴村健一、堀川りょう、山本耕史、矢薙直樹、橘U子、安原麗子、関智一、二又一成、乃村健次、小嶋一成

なすB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

おもしろいけど子供向けじゃない

20世紀のヨーロッパが舞台の作品です。
主人公のナージャは孤児院で育ち13歳の誕生日に実の母親の存在を知らされます。
その後ある理由で追われる身になったナージャは
旅芸人の一座と共にヨーロッパ各国を旅します。

…という話なんですが
ここだけとりだすと母を訪ねて三千里とかそういう感じの話のようですが
一応主軸は母親探しなんですが
もう一つの軸としてナージャの恋模様があります。

OPで数々の男性からバラを向けられ
色々な方とダンスをすることからもそれはわかると思います。
13歳は当時のヨーロッパでは立派なレディだそうで
ナージャは美少女なのもあって各所でモテまくり…なんですが
OPに登場する全員から好意を寄せられる訳ではありません。
個人的にそこはかなり残念でした。

物語についてですが
ドタバタコメディのような回もありますが
ホセやローズマリーの回等はかなり毒々しいです。
特に終盤まで関わってくるローズマリーですが
こっちの胸くそが悪くなるくらいかなり嫌なキャラでした。

それともう散々言われていることなんですが
本当になんで朝アニメでやったのか理解できません。
シナリオが結構きちんと練られているので
企画の段階で朝向きじゃないって気付きそうなんですが…。
最初見た時は夕方のNHKアニメかと思いました。

朝アニメで「一応」女児向けなので
ナージャの服やブローチ、オルゴールや傘等はバンダイっぽいデザインで
世界観からするとかなり浮いています。

あとラストは個人的に微妙でした。
これまで散々引っ張ってきた母親探しで
たくさんの苦悩を乗り越えてきたハズなのに
あっさりそっちの道を選んじゃうの!?って拍子抜けでした。
なんか尺の都合でまとめて、アフターストーリーもありません、みたいに見えました。

そこ以外は全体を通してかなりおもしろく視聴できました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

pixie さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

文句のつけるところが見当たらない。神アニメ。もっと評価されるべき

音楽は随所で評価されて証明されています。
声優人もとても豪華。キャラにぴったりの起用。
作画もよくキャラの表情が分かりやすいです。
ただ遠めにキャラを見たときの立ち姿が手抜きかも・・・。

作品の物語は母を訪ねて三千里の女の子版的な・・・
ただ評価されない理由としては日曜の朝にやっている
アニメとしては後半が少し重過ぎるのかと・・・。
あとナージャが軽く自己中心的でビッチという人もいますね。

見て損はしないアニメだと僕は思います。
見るときはWikiとか見ないでくださいね。
ネタバレしてから見ると面白くなくなりますからね^^

(追記)ドラマCDも聞いて完結です!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

紳士がいっぱい

ドラマ性を重要視し人気をはくしたおジャ魔女どれみ、そしてアクションを取り入れ新しい魔法少女の形を形成したプリキュアシリーズ、その間の1年に放送されくしくも緩衝剤となってしまった名作があることを私達は忘れてはいけない。


舞台は20世紀初頭のヨーロッパ
親を知らず、孤児院で生活していたヒロインのナージャの元へある日、母が使用していた日記帳と舞踏会のドレス、届母親が生きているかもしれないという趣旨の手紙が届けられる。
母の存在に胸躍らせられるナージャであったが、その晩、孤児院が火事に見舞われ、更には不審な二人の男に襲撃を受ける事案が発生。行き場を失ってしまう。
旅芸人の一座に拾われたナージャはヨーロッパ諸国を旅しながら母を探していく。


親友であったローズマリーが、ナージャに成り代わり貴族のご令嬢になりナージャに迫るさまはとても女児向けとは思えないディープな雰囲気。

対象年齢が高いことはナージャを取り巻く男性キャラの年齢が13~20代と高いことからもうかがえる。

個人的に好きなのは新聞記者のハービー
ツダケンの落ち着いた色ボイスと、キャラのくたびれた容姿が最高です。それでいてピンチの時に頼りになる、良い兄貴キャラです。
(推定年齢25)

考古学を学ぶ大学生、クリスチャン
ナージャに一目ぼれするが、なかなか告白することができない奥手な青年。
ドジなところや、ナージャを思う一途さが可愛いです。
(推定年齢19)

天才ピアニスト、ジョン
ピアニストとして活躍するために上京してきたが、スランプに陥り芸術家の集まるコミュニティにやってきたナージャにあたる。しかし、ナージャの演技をみたのち謝罪し、ナージャを一目置くように。ただのツンデレであった。
(推定年齢20)

その他にも貴族のお坊ちゃまや、アーティスト諸君、若い企業家などより取り見取り。
いい年したお兄さんたちが、14歳の女の子に言い寄る訳ですよ
ロリコン最高

もちろんナージャと同じくらいの少年もいますが、相手にされていないのが不憫ですね。


声優に関しては、若干評価低めです。
ナージャを担当されたのは今作で主演デビューした小清水亜美さん。
序盤は若干違和感を感じるのですが、後半ではナチュラルな演技になっていました。
また、吟遊詩人のラファエロを担当された山本耕史さんが…残念でしたね。
その他大勢の方たちは落ち着いていて、今見るとかなり豪華な顔ぶれになっていると思います。


作画は、あまり良いとは言えないです。
背景はストロークがかったような感じで良い雰囲気が出ているのですが、
キャラの絵柄が1世代前の少女漫画みたいな絵柄ですし、顔が崩れてイケメンを損ねているシーンもちらほら。
女の子は安定してるんですけどね。イケメンに恨みでもあるかのようです。


音楽
OP「ナージャ!!」
歌は本田美奈子さん。
抜群の歌唱力に澄み切った歌声、高らかに歌い上げるサビが美しいです。
OP映像の「いつかまた 出会える人たちに 手をふりながら 時には ブルーになる日もあるけど」
のところが好きです。
階段を上り下りしてジャンプ→イケメン集合絵→海の底へドボン→黒バラがナージャを拾い上げてフランシスと交互に入れ替わる場面展開を、上手につなげていることも凄いと思うし、歌声も時にはから暗くなっていることを画面でも上手く表現していて完成されたOPだと思います。

一方、EDの「けせら・せら」は意味のない語呂合わせの歌詞で、とても良く頭に残るし安心しますね。

また、作中で登場する曲も地域の特色の出る曲を使用しており、雰囲気作りに何役もかっている印象です。



リアルタイムで見て以来、何度も見返したいと思っていたのですが、DVD BOX発売を機に再視聴しました。
全50話とボリュームはありますが、今見ても面白く時間を忘れて観てしまう魅力があります。それは単にイケメンが多いからと言うだけでなく、物語のハラハラドキドキ感を味わっていえることです。
人にお勧めしやすい内容ではありませんが、日アサに存在した作品の一つとして、より多くの人に知っていただきたい名作だと私は思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

62.9 11 東映アニメーションアニメランキング11位
ドキドキ!プリキュア(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (135)
650人が棚に入れました
相田マナは、大貝第一中学校の2年生。
先生たちからも信頼される、しっかり者の生徒会長です。
社会科見学で訪れたクローバータワーでも、ケンカを仲裁したり、落とし物を届けたり、バスに酔った友達の看護をしたりと大忙し!

やっと展望台へ行く列に並んだその時、「ジコチュー!」と叫ぶ巨大な怪物が現れて辺りは大混乱!!
景色を独り占めしようと暴れる怪物の前に思わず飛び出したマナは、トランプ王国からやってきた妖精シャルルと、不思議なアクセサリー“キュアラビーズ”の力で、キュアハートに変身!

いつもマナを助けてくれる親友・六花、幼なじみのお嬢様・ありすたちが愛を忘れた“ジコチュー”たちを浄化していきます!

10作目の“プリキュア”は、愛と勇気と秘密に満ちた、ドキドキの物語。
日本中に届け!キュンキュン!!
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

何故そこで愛ッ!? 一つの正義(悪)が掲げられし時、強すぎた少女達の「」劇が始まった・・・ 特にありすが幼く燃えた4話・・・「運が悪かったんだよ、お前等は」

10年間、1つの世界(シマ)を巡ってプリキュアと悪役達は手を変え品を変え争い続けてきた(東城会と近江連合みたいな感覚で)

これで34人のエントロピーが凌駕されました。ヘタしたらAKB48まで行ったりしてwwww

緒言 OPは犬吠埼樹(黄前久美子)が歌ってる
{netabare}今度は世界を乗っ取りたいことよりも「自分のこと」や「表に吐き出したい欲望」しか考えていない生物兵器をけしかけてきたか
深夜成分が滲み出していやがるから気に食わねえ、欲望なんて表にさらけ出す必要はない、松永さんみたいに感情を表に出さず、行動で少しずつ周りに吐き出していればいい

でも俺はゴールデンでは戦闘とギャグぐらいしか評価しないからね。まあ「相手のことを考える」ことも現実においても深夜アニメにおいても必要な成分だしな
やはりプリキュアを「萌えアニメ」としてではなく「戦闘アニメ」として認めて貰いたいと考えています
我々が見えていない部分で人のことを思っていればそれでいいのです

声優分かりました、脳内変換しておきます
マナ=マージョリードー「灼眼のシャナシリーズ」か関羽雲長「一騎当千シリーズ」
六花=琴吹紬「けいおん!」か魔乳千房「魔乳秘剣帖」
ありす=西住みほ「ガールズ&パンツァー」
まこぴー=アラタ・ナル「アクエリオンAO」
ちょ待っ!マージョリーさんもそうだけどムギちゃんに西住殿が参戦だと!?
2013年も豪華な風を吹かしやすぜ!!
来年は誰がプリキュアになるのだろう
プリキュアに変わるアニメが始まるのだろうか{/netabare}

最初の関ヶ原まで
{netabare}初回 正義が掲げられ、(心が)最強主人公現る
{netabare}平和だった王国
そこに一つの悪の誇り=正義は掲げられた。それは小さいものなのか、大きいものなのか
その正義を前にして(世界を)マモレナカッタ...⇒孤独の戦へ
そこに(心が)最強主人公が現れた。これが「」劇の始まりだった...
ハトプリと同じ感覚で生物兵器の召喚だったな
珍しく生物兵器(ジコチュー)と話してたな
この世界では和解や説得は通用しないのを忘れたかい?

おまけに皆来ているし(西住殿!魔獣は飼えませんよ!)
おいおい、イーラがルフィかよ!?(ワンピースや乱太郎もあるのに仕事大丈夫?無理しちゃあアカンよ!)
マーモはベヨネッタ
ベールは「龍が如くシリーズ」の伊達真です
キサンらは何を持ってるんだ?
ジョーカーみたいにまたなーんも持ってないのか!?
これで何も持ってなかったら怒るぞ!

ライダーっぽく変身はできませんよ!マージョリーさん!
これで「出陣」は完了ですね
登場時の肩書きとして
ムギちゃんは「行動」、西住殿は「起動」が似合いそう{/netabare}

4話 運が悪かったんだよ、お前らは...
{netabare}起動しなかったのは訳ありのようだった、万能すぎる力の誇示が怖かったんだ
目立つとか、出しゃばりとか人を庇う理由なぞどうだっていい(正義を捨てた場合どうなるのだろう)
そんなものは深夜だったら皆無になるからな
力(刀と盾)は守るためにあるか...それも一理あるかもな
それを理解し西住殿は無事に起動してくれた
(金持ちは桃華さんと同じく万能ですね、隠蔽工作もバッチシだしwww)
それとiPodが相手なら電池切れを待てばよかったけどラジカセが相手ならコード抜けばいいんでね!?
小さい頃のありすが完全に桐生さんに見えてしまったwww
「運が悪かったんだよ …お前等は」
1話中で2度も魔獣を召喚できるのはこれまで無かったな{/netabare}

11話 スマプリの5人&咲「!?何で負けないの!?」差別される戦士
{netabare}「うわあ、気持ち悪いデザインだな...」の初登場
戦闘はともかく、ソフトの試合結果が納得いかなくて「ふざけるな」って思ってしまった
いくらやっているのが第三者でも、あそこは打たれて負けるのがパターンじゃないのか?って思った。努力しても無意味なこともありえるから
己の力も信じるのもいいけど、困ったら皆で立ち向かい苦痛を分け与えるべきです
スマプリの5人は負けたのに...えこひいきだ!
咲も負けたはずなのに...こっちもえこひいきだ!!
負けても得られるものはあるのに...別な愛情があるのに...常に勝ち続けることはないのに...
プリキュアって勝ち組と負け組に別れるのが痛々しいと思うから止めて貰いたかった{/netabare}

12話 強さとは?可愛いは弱さか?
{netabare}「ああ、先週と引けを取らず今週も気持ち悪いデザインだな...」
確かに動物の中で象は強いからね、じゃあライオン・恐竜等の肉食系だったらどうだっただろう
見た目が「可愛い」ちゅうのは裏を返したら「弱い」というイメージだろう
しかし可愛い=弱いんじゃないの?と考えてはいけない

強くなりたいんなら、主人公orラスボスの器を持っていなくても自らができることをやればそれでいい。自らの強さの限界へと行ってみるのもまたいい
短い時間で強くはなれないからな、どう足掻いても
ちょ!?新キャラの声、軍曹さんだ!!
ついにプリキュアを侵略に来ましたか...{/netabare}

15話 ガマ星雲特殊先行工作部隊隊長 出動
{netabare}軍曹さん(レジーナ)が出動した!
「連邦軍の緑色の奴だ!」
欲望が無くても魔獣召喚できるなんて、奴はできるぞ!
強化技でトドメでした。
次も軍曹さんが暴れますよ!
人間は元々自己中心的な生物だと思っているがそこに愛を混ぜたら?
でもそうならないと生きていけないから
生き様は自分で決めるものだから{/netabare}

16話 友達だからこそ顔パン、でもこの世界では絶対不可能
{netabare}いきなり3人組のコントから始まった件www
んでもってソードさん!いきなり出会って早々変身ってwww殴るのは流石に早いから待って待って!

そりゃあ軍曹さんだってケロン軍の命令でペコポン侵略に来たけど日向家の愛情(正確には夏美の戦闘力)に阻まれて侵略せずに原作も続いているって話だ
うーん、蛇女の悪忍とも似てる部分もあるかもしれない、この世界には根っからの悪はいない、多分悪としての誇りだろう
貴女は「大勢の友達は必要ない、1人で構わない」って思っているのだろう。それだとしても困難にぶつかるのは変わらずだ。その重みを分け与えればいいものを
『友達だからこそ悪行を止める』、理由はそれだけでいい
何でドリギャスって顔パンか顔ビンタしないんだ!?したら面白いのにwww
笑顔って時折人を騙す盾になることもありえるからな
とりあえずクリスタルを回収しましょう{/netabare}

19話 奥州独眼竜か...へっへっちょいと遊んでいくかい!?
{netabare}卑怯なやり方は...前シーズンを見よう、この世界どうせフェアじゃないしwwwたまにはフェアでやろうよ!
最初はPK(日本代表W杯出場決定記念か!?)
次はボウリング(ピースさん呼ぼうか!?)
最後はドッジボールでしたが相手側が自滅...面白くねえなあ...
クリスタル5つ揃えたらどっか飛んでった{/netabare}

22話 窮地の関ヶ原(絶望顔無し) 撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!!
{netabare}ああ、軍曹さん...ラスボスに欲を植えつけられて元通りか...だがこれでなければ面白くもなんともない、最後でアンタをぶっ飛ばして家中掃除させてやるから覚悟しな!それともガンプラ与えて無力にさせようか!?

戦士が偽物だろうが本物だろうがどっちでも構わねえよ、正義なんて無いから
矢は撃てなかったハートさん...やっぱ慈悲有りか...時には非情になる必要もあるが...覚悟が足りない...!!
プリキュアってみーんな非情がないんだよね
アンジュリーゼ様だったら撃ってますけどwwwwww

トドメの時にやっと来たか...また父親の現金が犠牲になる...ちゃんと最後の最後で来るからもうちょっと早く出てきてもいいくらいだ
でも次でエースさんの正体分かるかも
今日は関ヶ原の前哨でした、次も続きます
シャナの攻撃エフェクト、パッションさんと一致だな
流石にネタが切れてきたな、今後大丈夫か!?{/netabare}

23話 You は SHOOK!!シャナ無双はーじまーるよー&疑問に思う神回
{netabare}タイトルの愛をとりもどせって北斗の拳じゃないんだから!!まあ似てるからいいけどwww
軍曹さん、憎しみでは勝てないことを後で理解させてもらうからな。100発殴るのは後回しだ。何を隠そう憎しみをもっていいのは...

あれは無双転生!?それともDBの瞬間移動!?
レイ「俺の動きは人間では捉えることはできん」
ぶりぶりざえもん「どこを見ている、止まって見えるぞ」

なんでマーモ達援護しないんだ?まあ1on1なら手出しは駄目だからなあ
エースさんを見たときの軍曹さんの反応
心がムカムカするということは...

エースさんの言い分は、故にケンシロウになれってことじゃん。泣いてても前には進めないってことは分かるし、止まるわけにはいかないんだ。ここで悲しみを背負うにはまだ早い。最後で悲しみを背負えばいいんだから。それが力になるならな
強さこそが愛なら他に何もいらんって言うことだな
でも口紅塗ってからのビームは好きになれん...

そうか、アイちゃんを介して変身してたのか
エースさんの正体こちら側では分かりました
マナ達にもすぐバレました、あっさり~~
これでマージョリーさんとシャナのコンビ結成や!

しかし、この回は疑問に思った
たかだかまこぴーのサインが欲しいだけってことで魔獣にすることがおかしいって考えた。たった数秒で済むことなのに・・・
これも一つの愛じゃないのか?アイドルを偶像崇拝することは自己中なことだろうか?大人になればそうなってしまうんだから他の案は無かったのだろうか?

ジコチューサイドの新参
リーヴァ=エスカルゴン閣下(星のカービィ)
グーラ=丸井草次郎(みつどもえ、いつも逮捕される親父)
奴らはコンビでもソロでも行動する模様
一度で2体も魔獣を召喚できるのが強み
関ヶ原の戦いのクオリティですが、本当に前と比べてガタ落ちしてしまいました。低迷かも...{/netabare}{/netabare}

たまには世界設定という理を破壊してみたら面白い
「プリキュアだっていうことは他の人に言っちゃいけない」とか「悪と戦う」とかっちゅう設定を破壊するべきだと思う
フェイトみたいな別の魔法少女を呼んでくれないかな...
戦うことはお話をすることだから...まどマギみたいに殻に閉じこもった世界を作っても構わないんじゃあ

{netabare}24話 歌うとは
{netabare}まこぴーから歌を貰ったらなーんも残らんぞ...なにか不利益なものでもいいから贈らないと
えーと、信念でも贈ろうか?
直向きに継続することも愛であり、与えるものでもあるか...それでも裏を返せるとは思うが
迷うことで愛を失うのか?
だが現実において歌うことの強さは奈々さんが一番上だ!!
その地位を奪わないでくれないか!!{/netabare}

25話 ツッコミ回 六花のツッコミも冴え渡る~
{netabare}いきなりの出落ちならぬ出魔獣ならぬ出ジコチューですwww
また西住殿とじいちゃんの話です。自分の執念を貫けばいいのです
おい、じいちゃんが変身したぜ!?それとラブリンクもwwwwwwそれと甲冑騎士にもなっちまったぜwwwww
うわあ...マーモがトランスしちまった...センスわる...
愛は盾でもあり剣でもある。それがこの世界の言い分か
だが「閃乱カグラ」みたいに力にはなるのか?そこに愛は含むのか?
人工コミューンか、量産しないのかな...{/netabare}

26話 悪に咲く愛情
{netabare}そういやあ蛇女の面々も愛を持ってたはず、同性愛的なものでwwwこれはギャグでいいですwww
イーラ(ルフィ)が記憶喪失しやがった...で六花が看病することに
例え敵だろうと無抵抗な奴を殺められるか?非情になる必要があるのだろうか?
あ、雨...(これはフレプリのオマージュ...!)
自分を信じて後悔しないことか
後悔と言ってもそれを直すことはタイムマシンが無いと不可能
じゃあどうすれば後悔が無くなるのか?正しいことを選べばいいのか?ちょっと哲学を含んでるな。{/netabare}

30話 俺はお前を超えていく!!
{netabare}レジーナに会うためにも嘗て1万年前の妖精の力を超えていけ・・・
そして新世界を拓け・・・{/netabare}

31話 悪役が貰わないといけないもの「不屈」 まさかの放置プレイ実行 折れろ!!何故折れない!?
{netabare}おいおい、魔獣製造装置があるんなら最初から使えよっていいたくはなるけど...
寝ている場合は何ともないが起きたらすぐさま魔獣になるよう種を植え付けるなんて、奴らの科学力ホント凄いな
でも、奴らはまだまだ甘い。止めを刺す瞬間を完全に見誤ってやがる
前シーズンではグレーゾーンがトドメを刺そうとしたが...
今シーズンでは放置プレイだと...?指を咥えて見ているだけか?足掻けよ、折れずに足掻け
フンッ!!頬を叩いた...
貴女は折れる訳にはいかねえ、さっき泣いたのは嘘だっ!!足掻いてから泣くのが正しいから...愚かな分人間には不屈の心がある
やっぱり「不屈」を貰わないと悪役は勝てるはずがない
でもあの二人はカワリーノさんやジョーカーみたいに狼狽しなかった。精神力の強さを認めるべきだ

ああすまないね、エスカルゴン閣下(リーヴァ)と丸井さん(グーラ)
お二方はここで退場だ、次からはベール(伊達さん)が参ります
「龍が如くシリーズ」の元刑事でも輝けるんだよ...
このオマージュは多くの犠牲を生んだプリ5...残っている全てのオマージュをやったらどうなるのだろう、この世界は...{/netabare}

32話 今シーズン分析回なさそ、性悪説をプリキュアに取り入れたらどうなるのだろう?
{netabare}スマプリでもあった文化祭です。前シーズンではみゆき(宮藤さん)の本気回で俺にとっては哲学的分析回でした
何年過ぎたとしても全ての言い分は裏を返せられることを忘れないで貰いたい

お前らは会長いないとなーーーんもできないのか!!笑わせるなよ全く!!
それでもこれまでの被害者達が一丸となって問題解決に取り組んでやがる。それでいいのです{/netabare}

34話 感情が乏しくても-は付き纏う
{netabare}まーた出ジコチューwww悪役側もそうだけど何でトドメ刺さないのwwww
赤ちゃんって生まれつき持つ感情は笑うことと泣くことしかできない。泣くときは何かを欲しているサインである。言葉を話すことができるようになれば、多種多様に欲望を欲すことができるのである。
つまり欲望は生まれた頃から持ち始め、死ぬまで付き纏うのである。だが寝たきりの高齢者って欲望があるのだろうか?
泣くことが全て-だとは限らない、それだけです
今日はバイクか、さっさと免許取りなwwwちゃんとメットかぶってたからいいけどwww
桐生さん「タクシードライバー舐めてると怪我するぜ!!」
女王様、そろそろ目ぇ覚ましてくんないかな...{/netabare}

36話 ヒーロー=偶像 何処探してもいない 恋の終着点は...
{netabare}今日も今日とてデバイス(妖精)は人に変わります
尚、変わっている間は闇の気配をサーチできない
何を隠そう、ヒーローは何処を探してもいませんよ...
子供は分かってくれないよね...
それと恋の終着点は俺にとって{netabare}18禁に繋がる{/netabare}と思います

そういえばスタフィーも4の時にブチ切れたっけwww話も面白かったです
普通人に恋を植えつけられたら恐ろしくなるからねwwwそれだけ素直になれるから{/netabare}

37話 好き嫌いは人に付き纏うもの 苦しみ足掻けば幸せが来る
{netabare}俺が嫌いなのは溶けるチーズ等ゆえピザが嫌いです。それと奈良漬け
しんちゃんはピーマンが駄目です
そういえばブラックさんは玉ねぎが駄目だったような(これは放送後から問題となり、今後規制されました。mktnのシャワーもです。これはしずかちゃんを彷彿とさせますが規制は規制です)

うわあ、今日は甘々しいデザインだ...見てるだけで糖尿病になりそうwwww偏食になったら後が怖いんだよ...
子供に対して病気に関しての恐怖を理解させるべきだと思います。やっぱ知力は必要だ

悪い、人参食ってる場合じゃなかった
今日で奴が目を覚ましやがった。帰ってこいよ
今度こそ家中掃除させてやる...{/netabare}

38話 テーレッテー&お前はもう...
{netabare}アイちゃん誘い出すために、なんで指人形なんだ!?wwwwwwどこをどう突っ込んだらいいんだwww
おまわりさーん、怪しいもじもじくんがwwwwww絶対バレるからwwwwwww
いくら暴れても世界を乗っ取るためにも我慢だ...
赤ん坊だろうと周りを理解していく
それを忘れるな、前のネタも伏線だった

ちょ!?ベール(伊達さん)があたたたたたたた...をwwwwww
でも皆の活殺(ストレートフラッシュ)に勝てなかったwwwww活殺には活殺をぶつけようよ...
いくら強化リンクを張っても、そんなヤワな体で北斗神拳を名乗るには100年早いわwwwwwww強化リングも壊された
無事にテーレッテーwwwww今日は動いとったな~

軍曹さんがやっと回復したか、3か月は待ったぞ
今からお前に絶望(欲を無くす)を味わらせてやろう
ラオウ「何処からでもかかってくるがいい!!」{/netabare}

39話 北斗飛衛拳!!南斗獄屠拳!!のクロスをあの2人がやってくれないかなwwww
{netabare}貴様に会うために地獄の底から這いあがってきた...!!
わざわざ殺されるためにか?
三種の神器の一つ槍は王国に
めんど臭いけど取りに行くか...
そして再会...待ってたぜ...お前をもう一度地獄へ突き落してやる...!!
槍を抜いたのは奴だった
(話を面白くするため)ひとまず撤退するか
これで残る神器は一つ、これを巡りシマ争いは佳境に入る...{/netabare}

40話 君に歌うよ~♪ 何でつぼみは歌わなかったのだろう(涙)
響「翼さんも何でこの世界で歌わなかったのですか?」
翼「...放送上の都合だ、致し方ない」
クリス「まあ今後に期待するぜ、先輩」
{netabare}急に歌うよ~wwwwwwもうこれゴールデン版のシンフォギアじゃんwwwwww
奴の心は揺らいだ...それだけです。もっと揺らがないと奴は壊れないな
というか歌いながらフィールドを歩いてたしwww
最後の強化リンクも完了したな、でも槍は奪えずじまいだった
それと魔獣がAKB商法で攻撃してた件wwwwwwwwwこっちが笑えるわ{/netabare}

41話 四葉家=西澤家でいいよwwww
{netabare}またしても前半で会った被害者達と会うことになるとはな、今日も魔獣召喚早くね!?
で、宇宙へ西住殿一人で行ってきまーすwww流石に成層圏や宇宙までは闇を感じ取れないか、そこまで万能ではない妖精だった
だが、全員来ました。
とにかく花だろうと全てを守ればそれでいいのです
宇宙に行ったのってハトプリ以来だな
軍曹さん、貴女の欲望は何時まで持つか...{/netabare}

42話 暴かれる家族関係
{netabare}ふええ、エースさんって養子だったんだな、泣くんだったらラスボス倒してから泣けよ
そして軍曹さんはルフィと強引に同行することにwwwこいつらはスイーツ食い過ぎたら糖尿病になることを知らんのか、病気のことは絡ませないんだなこの世界って
同時にごまかすのも大変だな...
おい、ルフィ、今日何しに来たwwww何もしてねえじゃんwwwwwアンタはグランドラインの新世界で暴れてなwww
つーかちゃんとスイーツ食えたのか?{/netabare}

43話 魔法少女の常識⇒(必要以上の)第三者に正体を知らせないこと
そういえばまどかも響も変身した姿を多くの人に見せてはいなかったよね
{netabare}そうか、エースさんは宇宙からやってきて、ばあちゃんが王女様の言葉を聞いたんだな。同時に出会ったのが竹林だなんて
まるで高畑勲さんの「かぐや姫の物語」じゃねーかwww
こちらの世界の彼女は罪と罰を背負っている...じゃあエースさんはどうだろう。とりあえず人の話を最後まで聞かないと...
同時に自分の意志をぶつけてこい
絵画も一つの愛だ、消去されても作成者の思いが伝わる。音楽でも言い切れるだろう{/netabare}

44話 リンクする心
{netabare}あのなあ、分離させても意味ねえよwww
そして騙すのも騙されるのも両方悪いからwww
何気に変身がカットされていました。ちょっと嬉しかった
ついにレジーナの欲望が潰え、目に光を取り戻した...
だがそれはイン・ザ・ファイナルの狼煙に過ぎなかったのだ
さあ、始めようどっちが最後まで立ってられるかのファイナルファイトだ!!{/netabare}

45話 VVVの如く世界を暴く
{netabare}トランプ王国って何なんだろう、壊してまで暴くのか
あの固まった女王様は嘘だった
そしてシャナと軍曹さんは向かい合う...
戦の果てに分かったこと、あの二人はrightとshadowの関係だった。つまり二人は一つだ
目を覚ますがいいラスボスよ...{/netabare}{/netabare}

46話 新年 あけまして関ヶ原
{netabare}国王
貴方が王女を救いたいが故に大昔の闇を解き放った。それだけが今回の件の始まりだったんだ。王女を選ぶか国民を選ぶかで迷った挙句、闇を纏いラスボスとなった。
じゃあこの闇に意思はあるのだろうか...
世界を破壊し2人きりになってもそれで十分か?それで悲しみを背負って楽しいか?

じゃあ始めよう
「愛などいらぬ!!」か?それとも?{/netabare}

47話 関ヶ原前半 愛は力となるか?
{netabare}そうか、恐怖を植えつけることで「自分だけ助かりたい」という気持ちを植えつけて魔獣化させていたのか

これはなのフェイの如く「お話をするための」関ヶ原だ。嘗ての関ヶ原の威厳は無い...殴り合わないのは時代の変化なのだろうか
愛情を植えつけられれば人は足掻けるはずだ。
ああそうだ、タワーは犠牲となったのだ...

ついに愛情を得たレジーナ
同時にラスボスも...と思いきや、まだサウザー様の心を捨てることは無かった。
鉄拳一閃!!
終わるのはまだ早い...もう少し足掻いて貰おうか{/netabare}

48話 関ヶ原後半 2013年の巨人効果はここでも発揮される
{netabare}鉄拳はずれてしまった。仕方ないか...
ここでやっと正体の告白か、合いも変わらず気づくの遅せえ、これも定番だからな
口から入るには?巨人を使え。それだけですwwwアイツが巨人になりやがったwwwwww街大丈夫か!?まあ戦が終われば直るんで...

途中から援軍阻止のために別れるのはビビッドレッドと同じ路線だな
本当のキラは細胞だった。家族や友達の愛を利用していた人の裏側を垣間見える輩だった。
友達や家族がいるから戦えるんだ。じゃあ深夜ではどうだろうか
愛の一撃で終わった...

いやまだだ、まだ終わらんぞ...
ロケット団の如く飛ばされたかと思ったベール(伊達さん)
やはり貴方が真のラスボスか...細胞を食いやがった。
これでケリがつく...{/netabare}

49話 The battle for the LOVE 何故そこで愛ッ!?
{netabare}ラスボスがまさかのビル投擲wwwwwワルプルちゃんじゃないから!!wwwwwwwwww
なあラスボスよ自己中心的になってもいいけど一人ぼっちだったら意味が無いんだ。
どう足掻こうと愛は必要なんだ。
それを忘れるんじゃねえ
また宇宙へGo!そっからビーム斬りながら延髄切り一閃!!
流石にやり過ぎやwww

マナは闇を纏うことはなかった。いや、纏えなかった
彼女はやはり「心に関しては」最強だった
私の心を折らせることは不可能よ!我儘な心を持ってたとしても、友達がいたからこそ戦えた世界なのかもな。
最後はやっぱり活殺でした。たまには殴ってトドメを刺しても良かったんじゃあ...前シーズンも活殺だったので...

これでシマは守られた
王女はいなくなっても心では生き続けるから...アイちゃんとエースさんとレジーナがいるから...
王国と地球はラスボスが開けた穴で自由に行き来できるようになった。
共に生き、輝かしい未来が待ってるはずだろう。
無論ベールは鼠になったが生存していた。それだけでも良かった。彼らは1万年眠った後、立ちはだかることだろう。
どう足掻こうと悪から逃れられないことも忘れるな。{/netabare}

総評と意見
{netabare}今回のテーマは人の愛ではなく「献身の愛」
これはCEROで例えるとAだと考えられる
しかしB以上だと愛が曖昧になり、同性愛も絡んできます。その他に
●キス(ヴァルキリードライブ)
●抱擁(まどマギ)
●下着の露出(閃乱カグラ)
●水着・コスチューム(初音ミクや各々の深夜アニメ)
●裸体(ベヨネッタや風呂ネタ)
●性的なものを想起させる表現(龍が如く)
など多くの性的刺激・興奮が表現として絡んでくるため、本当の愛がどれなのかが分からなくなる可能性が高くなります。

感謝を捧げるAの愛
感謝などは人それぞれだが性表現もろもろに染まるB以上の愛
どっちを尊重し信じるかは貴方次第です。
どの道この道
愛であろうと、心の持ちようだろうと「正しいことは自分で決めろ」
どうせ悪は正義の裏なんだから、二つの正義がぶつかっているんだから
ほぼ、戦う意味が無いようなもんだ
それがシンフォギアAXZで分かる

AとDってそう簡単に繋げられないんだよね、表現のレベルが高いから

それとジコチューは別な言い方で
『自分自身が唱える正義』なのかもしれない
例え魔獣にされようとも意志を持ち、「自らの正義」を貫き通せばプリキュアに勝ってたかもしれない

以下はニコ百科の「ジコチュー」の記事から抜粋
信号無視したとしても自分に害や事故が起こらなかったらジコチューと言い切れるか?(2話)
10話ではアイドル崇拝の無意味を理解していたら?
15~17話では、人は時折相手の意思に反することもあるかも
夢や願いはジコチューを生む材料なのか?(18話)

全がら全部のジコチューに裏が取れたら
戦う意味がなくなると思うけど
愛は使い捨ての武器になることも忘れるな、人に利用されることも愛じゃねえ...自らの意志を貫くことも愛だ{/netabare}

BS11で再視聴と敗因
{netabare}アイちゃん・レジーナ・エースさん
この3人が王女様だと分かればそこまでに至るヒントを探るのも面白い
だってアイちゃんはレジーナを見て笑ってたんだから
基本赤ん坊は初見の人だと泣くのが基本だから

そしてレジーナの0距離ビームをいなしたハートさんに対して
「勝てる気がしねえ」って思ったのは皆だろう
回れ右してすぐに帰るか、白旗揚げて降参しな

まず、喧嘩を売る相手を間違えたようなもん
前作勝ち逃げしたジョーカーをここに呼ぶべきだった
だってハイスペックな5人だから外道の実力なら互角に戦えたはずなのに...
そんでジコチュー達がスマプリ世界へ赴けば更に面白くなったのではないかと考える{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 36

shanpon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

前作とは正反対のエリートチーム。

2番目に見たプリキュア。
スマイルはれいか以外の4人は勉強が苦手という設定でしたが、今回は主人公が文武両道の生徒会長、その幼馴染が生徒会書記であり、全国模試10位圏内の秀才少女、また、超一流財閥のお嬢様、老若男女に人気のスーパーアイドル、そして、その4人をまとめあげる実力を持つ小学生というエリート集団となっています。

正直5人ともすごすぎてちょっと堅い感じのプリキュアになるのかと思いましたが、やはり明るく楽しい作品となっていました!

トランプをモチーフにしているというのは斬新でした。

スマイルはほのぼのとしており可愛らしい感じの5人組でしたが、このチームはいい意味で正反対。全体的に女児向けアニメというよりも少年漫画を思わせるような熱いストーリー展開で、今思えば可愛いというよりもとてもかっこいいチームでした。

全員エリート設定というのはプリキュアファンの人ならまず絶対驚くと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

キュア釘宮ここにあり。

釘宮目的で見始めました。

釘宮演じるキュアエースには、
「愛の切り札キュアエース!」
「美しさは、強さの証。」
「エースショット、バキューン!」
等、心に残るフレーズが多かったです。

そして、最大の特徴は、ロリ声とババア声の釘宮両方が楽しめること。
釘宮病の皆さんにはおすすめのアニメです。

あと、キュアハート演じる、生天目さんの声もよい!
生天目さんの演じたキャラの中で、最も幼女声でした。
プリキュアにかけた強い思いが感じられ、見ていてほっこりしましたw

ストーリーは可もなく不可もなく。
やっぱり子供向けですしね。
ただ、作画や戦闘シーンはよく頑張っていたと思います。
キャラも可愛いですし、まぁ、大人が見ても楽しめるかとw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

64.2 12 東映アニメーションアニメランキング12位
魔法つかいプリキュア!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (75)
287人が棚に入れました
もうすぐ中学二年生になる「朝日奈みらい」は、
春休みのある夜、空から謎の物体が近くの公園に落ちていくところを発見します。
「もしかして魔法つかいかも! 」と期待に胸をふくらませるみらいは、
翌朝、ワクワクしながら、幼い頃からずっとかわいがっているクマのぬいぐるみ「モフルン」と一緒に公園に向かいます。
するとそこで目にしたのは…ほうきにまたがって宙に浮く女の子…!
リコと名乗るその女の子は、なんと魔法つかい! !
みらいは、魔法つかいに興味津々でリコを質問攻めに。
リコは“ある物"を探しにみらいの住む世界にやってきたらしいのです。
さらに、よく見ると二人は同じペンダントをつけていて…
そんな中、闇の魔法つかい・ドクロクシーの仲間・バッティが二人の前に現れます!
「リンクルストーン・エメラルド」を渡せとリコに迫りますが、
どうやらリコも、「リンクルストーン・エメラルド」を探しているらしくて…
バッティの闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに追い詰められたその時…
みらいとリコ、そしてモフルンが手をつなぎ、魔法の言葉『キュアップ・ラパパ! 』ととなえると、ペンダントが光輝きます。
そして、伝説の魔法つかい「プリキュア」が誕生するのです…! ! !

声優・キャラクター
高橋李依、堀江由衣、齋藤彩夏、早見沙織
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【評価辛目】プリキュアは魔法つかいではなく、やはりプリキュアだった

直接打撃系美少女戦士のプリキュアと間接遠距離系の魔法つかい。
相性が悪そうな要素は混ざり合うのか?
それを再三気にしつつ、モフルン&はーちゃんによる和みを頼みに完走。

魔法属性っぽい三形態の変身、必殺技など、
一定のコラボ成果は見せてくれましたが、
総じて、プリキュアと魔法の折り合いはあまりつかなかった印象。

スタッフの方々も想像以上の水と油にビックリされたのではないでしょうか?
『プリキュア』シリーズは元来、始めからガチガチに設定等は固めない。
一年4クール試行錯誤を繰り返しながら、作品のテーマを完成に近付けていく傾向。
普段はそれでいいのですが、プリキュアと魔法で一年行くなら、
もっと最初から設定を固めていく方が良かったと思います。

後半少し落ち着いたのか、好エピソードが2,3散見されました。
特に{netabare}チクルン{/netabare}の話などは良かったと思います。

ただ、これもプリキュアと魔法を絡めたから出来たシナリオというより、
魔法に入れ込み過ぎてやや体勢が崩れかかったプリキュアを、
愛とか友情とかシリーズ伝統のホームグラウンドで立て直したからこそ、
組み上げることが出来たプロットといった感じ。

一方で敵の存在意義はブレ続けた魔法の立ち位置に引きずられ定まらず。
後半に入っても{netabare}これは魔法ではなく「ムホウ」だと言ってみたり、
終盤に至っては「終わりなき混沌」と主張してみたりと{/netabare}
終始混沌を極めた印象。


魔法に弾き返されて、プリキュアとして何が原点か確認できたことは好材料だったとは思いますが……。

ついでに驚いたのは最終回にて、
{netabare} プリキュアたちが魔法を差し置いてスイーツこそワクワクと時めき、
スイーツをテーマにした次回作『キラキラ☆プリキュアアラモード』への
バトンタッチが次作のパティシエ志望の主人公も交えて行われたこと。

個人的に途中から本作が魔法に見切りをつけ、
プリキュアが魔法の次につるむ要素を模索していた疑惑が浮上w

そう言えば、いちごメロンパンだの冷凍みかんだの、
食い物が絡む話ではやたらシナリオが生き生き走っていた気がしますし、
後期エンディングでは「アラアラアラ・モード♪」とか踊ってましたしw

後半入った辺りでもう既にこのプリキュアは
スイーツに浮気していたのかもしれません。{/netabare}



【評価辛目】(前半折り返し感想)プリキュアに魔法はかかるのか?
{netabare}
……いや、苦労してますねぇ(苦笑)

プリキュアも変身ヒロイン。広義の魔法少女とも言えますが、
実は格闘、武闘派ヒロイン・プリキュアと遠距離攻撃が主体の魔法使いはあまり相性がよくありませんw

水と油をどう混ぜるか?そこが私の興味でもありましたが、
最初は魔法使いたいのか、蹴り飛ばしたいのか、戦闘スタイルすら定まらず、浮き足立った印象w
ただ最近は徐々に多彩な魔法効果を織り交ぜたバトルシーンを実現しつつあり、今後に期待したいです。


加えて、魔法界の予言や野望を厄介事の軸に据え、
人間界(ナシマホウ界)と魔法界を行ったり来たりする設定。
魔法界にアウェー感が残るうちに人間が守る対象として意識させる誘導が上手く行かなかった印象。


本作のテーマは大切なのは世界制覇の野望とか、それを阻止する伝説の戦士とかじゃない。
魔法もそんな大仰なことに濫用するもんじゃない。
身近な人、物を守りたい、幸せにしたい。魔法ってそういう物に使ってこそ素敵なものでしょう?

恐らくはこんな感じでテーマは定まっているはず。
ですが、前半は世界観等の構築に悪戦苦闘するのに精一杯。
さらに、元々、シリーズ通じて、とって付けた感がある毎回の敵登場が混迷に拍車。
テーマの伝達以前に表現すらままならなかった印象でした。


私としてはこういう四苦八苦を見るのも楽しみだったので問題ありませんが、
こんなオタクな視聴をしてくれるのはきっと私のような“大きなおともだち”くらいw
子供はつまらないと思ったら見ない。
大人の迷いが子供にも伝わったのか視聴率も大変苦戦しているとか……。

個人的には魔法を無闇に使ったらダメ。ナシマホウ界で魔法の使用が見つかったらダメ。
などと某ホグワーツみたいなケチなことは言わず、
無邪気に魔法を濫用することで、まず視聴してもらうべきお子様にもっと魔法の魅力を伝えることから、
立て直して欲しいプリキュア作品です。


以下、声優オタな“大きなおともだち”の戯言w

キュアマジカル役で堀江由衣さんがついにプリキュア声優!というのが私の注目点でしたが、
加えて相棒のキュアミラクル役の高橋李依さんも気になる存在に。
高橋さんと言えば、最近だと『このすば!』の爆裂魔法しか愛せない例のあの方の印象が強烈w

ミラクルが炎属性のスタイルに変身した時は、毎回、周囲が爆裂しないか心配でしたが、
魔法学校も今のところ爆裂したりせず無事ですwよかったw

さらに{netabare} “三人目”のキュアフェリーチェ役の早見沙織さんは、
最近だと『無彩限のファント・ムワールド』のカービィ……じゃなくw和泉玲奈が印象的。
何か凄いパワーを秘めていそうなので、周囲の人や物が何でも吸い込まれないように祈りたいと思いますw {/netabare}{/netabare}


【一話感想】『魔法使いサリー』から50年……魔法界にも色々ありましたw

{netabare}長くなるので折りたたみw

プリキュアシリーズ第13弾にして、突如プリキュアは伝説の戦士ではなく、
魔法使いだったと認識を改めた?
東映動画60年、『魔法使いサリー』から50年の節目に制作された本作。

手を繋いでふたりで変身など、初代プリキュアへのオマージュ、原点回帰も感じられた初回。

ふたりのプリキュアの再定義だけでなく、
魔法使いを再考する探究心も感じる滑り出しでした。

例えば、{netabare} 齢13歳で箒に乗って人間界にやってきた魔女娘さんとか、
駅の隠された入り口から魔法学校へ旅立つとか……。 {/netabare}

この数十年で蓄積された諸作品で描かれた魔法使いの経験を、
プリキュアに追体験させて、プリキュアにとっての魔法使いの立ち位置を模索する……。
作品、プリキュア、魔法、魔法使い……。
様々なアイデンティティ模索アニメにもなりそうな予感です。

主人公の願いが叶って{netabare}クマのぬいぐるみがしゃべった瞬間は、
有吉さんの吹き替えの幻聴がして、ちょっとだけ嫌な予感がw
でもこの娘は変身したら大人になるけど、中身は純朴すぎる中学二年生のままなので、
中年になってクマと一緒にグレる心配は、ひとまずはなさそう?ですw{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 25

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

プリキュアにわかですが、面白かったです。

2017/1/22は「プリキュアの闘い」の意味では実質的には最終回かと思われます。最終回の50話はエピローグ的なエピソードですが、これはこれでやっぱり「最終回」である気もしますが。

まともに観たプリキュア過去作品は初代のみの、プリキュアにわかな私なのが普通観ないプリキュアを観たのは、主人公に高橋李依さんがキャスティングされていたから。

で、初回から実際に観ていて「最近のプリキュアは○○なんだよ」と伝え聞くのとはかなり様子が違って驚きました。

途中フェリーチェの登場はあったもののミラクルとマジカルの二人のペアは変わらないままだし、揃わないと単独で必殺技っぽいものは出せないし、ということで初代っぽいテイストを感じて懐かしかったです。

一方で二人が複数のフォーム(ダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズ)に変身してそれぞれのフォームで能力や必殺技が違うとかは新しく感じました。

総じて楽しかったです。あと、ネタばれはしませんが実質的最終回の49回はストーリーや演出的にサプライズでした!

ドクロクシー様の部下たちは敵でしたがけっこう好きでしたし、こう言うと語弊はありますがなんというか「話の通じる奴ら」でした。対してデウスマストの眷属はあんまり好きじゃなかったです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチコピーは、「魔法のことば『キュアップ♡ラパパ!』でふたつの世界がいまつながる!」。

本格的にアニメの視聴を始めて4年と10か月…まさかプリキュアのレビューを書く日が来ようとは夢にも思っていなかったのが正直なところです。
日曜日の朝アニメ…明らかに女児向け作品である事も分かってはいるんですが、見始めるとこれが中々面白いんです。
気が付いたら全50話…完走していました。

この物語の主人公は、中学1年生の朝日奈みらい…彼女は春休みの夜に魔法使いの十六夜リコと運命的な出会いを果たします。
この二人の出会いは本当に奇跡的…だって二人とも伝説の魔法使いであるプリキュアだったのですから…
そして物語の中盤でもう一人のプリキュアが登場して物語が動いていきます。

私はプリキュアシリーズを始めてちゃんと見たのでこれまでの事は良く分かりませんが、この作品は通算13作目で11代目のプリキュアなんだそうです(wikiより)。
そして敵との戦い方も序盤はパンチ、キックの応酬…そしてある程度苦戦したところで伝家の宝刀である魔法が炸裂…という既定路線に乗っています。

でも敵との戦いはある程度パターン化されているので、大人から見た面白さ…という点では今一つかもしれませんが、この作品の良いところは大きく二つ…

一つ目は人と人の出会い、触れ合いや心に思い描く夢や願いを物凄く大切にしている事…
そしてもう一つはプリキュアを演じている声優さんが抜群である…という事です。

生まれた世界も場所も違うプリキュアのみんな…
ずっと一緒に居たい…と思ってもそれが永遠に続く訳ではなく、いつか必ず別れは訪れます。
だから一緒に過ごす時間をとても大切にしているのがビンビンに伝わってくるんです。
時には目頭が熱くなる事さえあったほど…

そして二つ目は声優さん、高橋李依さん、堀江由衣さんにはやみんと、深夜アニメにも引けを取らない豪華な顔ぶれが取り揃えられているんです。
この声優陣だけでおなか一杯になってしまいそうです。
もちろん女児向けアニメであるため、大の大人にお勧めするのは難しいかと思いますが、好きな声優さんが出演されているならチェックしても良い作品だと思いました。

オープニングテーマは、北川理恵さんの「Dokkin♢魔法つかいプリキュア!」と「Dokkin♢魔法つかいプリキュア! Part2」
エンディングテーマは、プリキュアによる「CURE UP↑RA♡PA☆PA!〜ほほえみになる魔法〜」と「魔法アラ・ドーモ!」

色んなジャンルの作品がアニメ化されていますが、日曜朝8時台のアニメは見ていて心が温かく…優しくなれる作品だと思います。
1年間50話かけて放送された作品なので、登場人物の心理描写も丁寧ですし、物語もしっまり纏めあげられていたのは好印象でした。
そしてこの作品を完走して、この手のジャンルの作品でも十分に視聴できる事が良く分かりました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

68.7 13 東映アニメーションアニメランキング13位
HUGっと!プリキュア(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (50)
184人が棚に入れました
超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。
前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。

でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。

そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。

はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。
ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。
これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。
みんなの未来、そしてはぐたん。

大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開あけます。

声優・キャラクター
引坂理絵、本泉莉奈、小倉唯、田村奈央、田村ゆかり、多田このみ、野田順子

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ブタがいた教室

初めてリアルタイムで視聴したプリキュアです(とは言っても録画ですが・・・)。

とにかく、放送前の話題がすさまじかったです。政治的な意味で。

僕自身も例に漏れず、多大な期待を視聴前から持っていました。
マタハラだったり、ベビーカーに冷たい社会に鉄槌を下す作品になるに違いない!と。



意外にも、佐藤順一監督がプリキュアを担当するのは初めてのようです。
サトジュン監督の過去作から考えれば当然ですが、めちゃくちゃストーリーに影響を与えていることは間違いないでしょう。

「楽器が剣になるのではなく、剣が楽器になるほうが女の子は喜びますよ」(アニメージュ2018年6月号より)
とか、監督の経験が今作に与えている深みは、人々に末永く影響を与え続けるのでしょう。



最推しプリキュアはキュアアンジュです!

僕のアイコンから考えたら総ツッコミが来そうですが(笑)好きなキャラクターは、CVだけでは選ばない主義なので。

キュアピースだったり、古くはセーラーマーキュリーにも通ずる"おっさんホイホイ"系のプリキュアです。僕らは「SSSS.GRIDMAN」の内海将のように、現実世界に帰ることはできません。
「さあやだったら僕の気持ちを分かってくれるかもしれない」という超絶気持ち悪い幻想を、一生抱き続けているのです。



他のキャラクターでは、輝木ほまれに衝撃を受けました。例によって、視聴前にあまり情報を入れない主義の僕は、小倉唯さんがプリキュアの声を担当していることは知っていたのですが、どのプリキュアかまでは把握していませんでした。

エンドロールを見てびっくりしましたよ。声低っ!
これが出来るのが一流の声優なのですね。ただ顔がカワイイだけの他の声優とは決定的に違うポイントです。

クライアス社に、明らかに芸人をモチーフにしたキャラクターがいる中、ジンジンとタクミをマジ芸人(小島よしおさんと山田ルイ53世さん)が担当しているというのも興味深かったです。
しかし、山田ルイ53世さんが心なしか演技下手になってないか・・・?ただ"口を開くとあまり賢くない感じ"というスタッフの意図は、完全に達成されていることは間違いありません(笑)



今作に描かれているメッセージは強烈です。

保育園+コミュニティ内で子育てをする、ダイバーシティなど、一緒に見ているであろう大人たちの心に深く刺さってくれていることを願わずにはいられないエピソードが満載でした。

子供たちにも、なんらかの強烈な印象を与えていてくれたら嬉しいですね。今作を見た子供たちが大人になったときに、ダイバーシティを担う社会の中心になってもらいたいものです。(そのころに日本が滅んでなければいいけどw)





年をとるたびに世界が色あせていき、何者にもなれなかった僕らは、有名人とかにクソリプを送ったりして留飲を下げる毎日を過ごしています。そんな僕らのトゲパワワを、プリキュアたちは癒そうとしてくれています。

つくづくプリキュアは、僕らのために戦ってくれているんだなぁと痛感した作品でした。





P.S.こんなにカロリーの高い作品を見終わっても、その余韻に浸る間もなく次のプリキュアが始まるのすごい(^-^;

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

shanpon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

子育てをテーマとしたプリキュア。プリキュアとしてはかなり王道!

僕にとって7番目のプリキュアとなる今作品ですが、まずキャラデザが大当たりです。なぜなら、僕の一番好きなスマイルプリキュアと同じ川村敏江さんだからです!作画に関しては当然文句のつけようがありません。音楽も前作に引き続き林ゆうきさん!シリーズの要である肉弾戦も復活!いいことづくめですね。現在は3人ですが話が進むにつれて人数が増えるのを期待しています。追記 5人に増えました! 現在ではルールーを推しております!

更に追記!見終わりました!やはり今回もプリキュアたちが大人になって完結でしたが、ゴープリから続いているこの演出の中で一番はぐプリがロス感がやばかったです。゚(;_;) ブルーレイ全部揃えるつもりです!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オドロキの結末

赤ちゃんや育児を主題としたプリキュア。
落合福嗣さんがマスコットキャラで見事な演技を見せてくれました。

しかし、なんといっても特筆すべきは敵組織解散後の衝撃の結末。
大人になった主人公のハナちゃんが{netabare}妊娠・出産するのですから、お相手はラスボスの社長さんらしいです。ただ出産シーンがあまりにハナちゃんは苦しそうで痛々しくて女児はひくかもしれません。ひょっとするとこの作品は少子化問題を憂いて作られたのかもしれませんが、これでは逆効果です・・・それとこの作品のラストを見てMAJOR!のラストに似ているなと思いました。{/netabare}

この作品のもう一つの魅力として、この作品は「元祖二人はプリキュア」をはじめとして、いろんな過去作のプリキュアが登場する事です。
ハナちゃんは前作のプリキュアアラモードの主役のいちかちゃんとも大の仲良しです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

60.4 14 東映アニメーションアニメランキング14位
トリコ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (243)
1222人が棚に入れました
「食」をテーマとした異色のバトル漫画。美食が世界的流行となっている「グルメ時代」。世界中に未知の食材が溢れ、1つの食材に億単位の大金が動くことも珍しくない。そんなグルメ時代の中、未開の味を探求する「美食屋」トリコが、様々な食材を求めて世界中を冒険する。狙いの多くは猛獣や秘境にのみ存在するため捕獲が困難でありそれらを巡って激しい闘いが行われる。

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、朴璐美、櫻井孝宏、岩田光央、水樹奈々、田野アサミ

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ガッツ!!!w(゚o゚*)w ガツガッツ!!w(゚o゚*)w

~あらすじ~
美食屋同士の熱いバトル!!!

ジャンプの人気漫画だけありながら、
バトルシーンが激しくて格好いいです!

トリコ(主人公)は絵が個性的でみんな男前な顔立ちをしています。

話の内容は、食べ物を争ったバトルという新しい発想が面白かったです。

「捕獲レベル」という、
モンスターの戦闘レベル付けられていて、
どんな敵が強いのかわかりやすかったです。

「トリコ」は、元々強いのにもっと強くなり
最初との時とは強さが全然違う位強くなります!
ドラゴンボールに似てますw

食べ物を食べてるときの姿は、とてもリアルで自分も食べたくなってきます

トリコの仲間たちの敵の「美食會」の美食屋は、とても強くて、
トリコは「美食會」とも戦いながら旅を続けていきます。

是非見てください( ̄∇+ ̄)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

shanpon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作と違う部分有り。

全話視聴しました。
フジテレビで東映アニメーションの組み合わせだったのでワンピース並の作品になると期待していましたが、3年で終わってしまいました…。
バトルは話が続くごとに迫力を増してきましたが、流血描写は最初から解禁してほしかったかな…。

また、このアニメは男性キャラが非常に多いです。男性キャラはかっこいいのですが、女性キャラが少なすぎるし、出てきても正直あまり可愛くはないです。

ただ、話の内容はとにかく王道であるため、キャラをあまり気にしないのでしたらおすすめします!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

いただきます

視聴中

2クールくらいで原作に追いつくので

サクッと終わらせる感じかな

相変わらずこの時間のアニメはOP・EDとCM除くと

本編短すぎる。

視聴完了

全部で148話でした。丸々三年やっていたのか…

原作に追いつくので終わった形ですね。途中のオリジナルも微妙だったし。最終回の締め方もこれまた中途半端だったし。

それにしても序盤から最後まで作画の質は上がりませんでしたね。バトルアニメなのに戦闘シーンで動かないのは致命的かと。

「食」のテーマもバトルに比重が行ってしまうとぼやけてしまうのが残念だなぁ。

原作で十分だったと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

56.5 15 東映アニメーションアニメランキング15位
美少女戦士セーラームーン Crystal(クリスタル)(Webアニメ)

2014年7月1日
★★★★☆ 3.1 (173)
831人が棚に入れました
原作:武内直子、監督:境宗久、シリーズ構成:小林雄次、、ももいろクローバーZ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポよくあっさりしたリメイク。

名作の「美少女戦士セーラームーン」を
ギュッと濃縮して26話であっさり観られる。

テンポが良くて話もスムーズ。
1部:ダーク・キングダム編と
2部;ブラックムーン編が味わえます。
視聴中「話が進まない!」等のストレスは皆無。

作画は比較的綺麗な気がする。
セーラー戦士のお顔がシャープで鋭い(刺されたら痛そう)AGO(顎)と
小顔×大きな瞳で女の子の憧れと象徴そのもので「コレジャナイ感」が出てるけど気にしない(適当)

私が生まれた頃のアニメなので、セーラームーンのアニメ自体そこそこ観ていましたが全部は見ていなくて一部分のみだったので話自体よく知りませんでした。

母と兄がファンだったらしく、家を探すとレア?なセーラームーンの着せ替えのお人形(危うく、おままごとよりゲームや外遊びが好きだった小さい頃の私の悪戯の餌食になるところだった)やコミックスが出てきます。

深く観たいならリメイク前のを。
あっさり大まかでも良いから観たい方や
懐かしいものを新しくリメイクしたものが観たい方はオススメです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマチック&ロマンチックを具現化した、望外の「原作準拠」リメイク良作

お待たせしました。
みんな大好き“美少女戦士”アニメの紹介レビューです。

といっても、旧作の方は全5期200話もある大長編で、制作時期の古さ(1992年3月~1997年2月)から来る作画・演出の陳腐化に加えて、当作が空前の大人気作となってしまったことから来る追加に次ぐ追加エピソードの嵐で、まるで「過食症でブヨブヨに太ってしまった(もと)美少女(※ただし素材は抜群に良い)・・・」みたいな様相を呈してしまっていて、当作の名高さに惹き寄せられて、「さぁ、これから『セーラームーン』とやらを視聴してみようか・・・」と意気込む熱意溢れる方々に、旧作を素の状態で紹介するのは、いたたまれない気持ちになってしまいます。

・・・と、そう思っていたら、「需要あるところに供給あり」なのか、既に2014年から2016年にかけて、本シリーズの最初から、その“肝(きも)”である第3期(デス・バスターズ編)までが、確りと現代のアニメ技術でリメイク(再制作)されているではありませんか!

いやぁ本当に日本(このくに)に生まれて良かった・・・。

ここでわざわざ、レビュー・タイトルに「原作準拠」と表記しているのは理由があって、旧作アニメの方は、必ずしも「原作マンガ」に忠実な作品ではない(かといって原作からかけ離れた作品という訳でもない)・・・という、ちょっと微妙な関係にあり、もう少し詳しく書くと・・・

(1) 原作マンガの雑誌連載期間は、1992年2月-1997年3月
(2) 旧作アニメのTV放送期間は、1992年3月-1997年2月
(3) ということで、原作マンガと旧作アニメとが、ほぼ同時進行しており、アニメの方は原作者(武内直子氏)から事前に提供されていた原作マンガの設定(世界観や人物設定など)やプロット(具体的に作品として描かれる以前の粗いシナリオ原案)をなるべく尊重しつつも、独自の追加設定や追加エピソード、さらには改変設定・改変エピソードまでをアニメ化に際して大量に導入している。
(4) 中には、原作マンガの設定やプロットが固まる迄の繋ぎとして、完全アニメ・オリジナルで企画・制作されたパート(第2期(セーラームーンR)序盤の「魔界樹編」と第5期(セーラースターズ)序盤の「ネヘレニア復活編」)まである。
(5) その結果、旧作アニメは、原作マンガの世界観やシナリオを大筋ではちゃんと受け継いでいるものの、余りにも当時のアニメ制作者やスポンサーの商業上の打算に都合よく利用されて、現代の目から見て、既に陳腐化してしまい改めて観るだけの作品価値を毀損してしまっているパートが多くなり過ぎている。

※具体的にいうと、
<1> 第1期の場合、原作に準拠した新作ならば14話で収まるところを、旧作アニメでは延々46話にわたって制作・放送されていた。
<2> 第2期の場合、同じく新作では12話で収まるところを、旧作アニメでは延々43話にわたって制作・放送されていた。
<3> 第3期の場合、同じく新作では13話で収まるところを、旧作アニメでは延々38話にわたって制作・放送されていた。

・・・ということで、新作の方は、旧作アニメの最大の問題点である「シナリオの本筋に全然関係ない膨大な水増しエピソード」をゴッソリ削り落とし、なおかつ旧作にあった原作マンガからの改変設定・改変エピソードも綺麗さっぱりリセットして、その結果、旧作では第1-3期併せて127話もあったところを、原作に忠実なスリムでリーンなシナリオの作品に仕上げることで、第1-3期併せて39話の作品へと比較的視聴負荷のかからないものに生まれ変わりました(※ 39/127=約30% にサイズダウン)。

いやぁ本当に良かった。

・・・そう思って、本サイトでのこの新作アニメの評判をチラっと確認してみたら、あれれ???散々な評判ではありませんか。なぜこうなった???

この新作、何が評判悪かったのか?というと、一言でいってCGで制作されたらしいヒロイン(月野うさぎ)の変身後の決めポーズの「コレジャナイ」感が強すぎたのです。
旧作の決めポーズの「可愛い格好いい」感が全然でていない、というか、いかにもCGっぽい不気味で無機質な表情でビシッと決められてもなぁ・・・。
※この大失策には制作側も遅ればせながら気付いたようで、シーズンⅢからは、ナチュラルな手書き?っぽい決めポーズに改められています。

それ以外の、この新作への悪評については、もともとのファンの度を超えた旧作贔屓の産物と思って無視すれば十分です。(※そういう人に限って、過度の思い出補正により、旧作の方には4点以上の高評価をつけ、新作の方には3点台の低評価をつけていますが、そういう人は、もともと好きだった旧作の方をこれからもずっと楽しんでもらえればいいのです。)

・・・ということで、これからこの新作アニメの視聴を開始しようと思っている方に、一言だけアドバイス。

CGによる変身パートについては「諦めて下さい」。

あらかじめ、そこだけ諦めておけば、視聴を始めてから失望してしまうことは余りありません。
なんせ、世界観やキャラ設定は、今後このジャンルでは二度と出てこないと思われるほど優秀(※一例として、「セーラー戦士(Sailor Guardian)」が、そのまま「太陽系の守護者(Solar Guardian)」に音便変化しており、それぞれの守護星に応じた能力を確り保持していること等)、かつ、シナリオも飽きる暇がないほどドラマチックな展開の連続で最後まで一気に突き進んでしまいますから。

ももいろクローバーZが歌うOP「MOON PRIDE」も、聴き慣れてくると旧作OP「ムーンライト伝説」に勝るとも劣らない名曲に思えてくるから不思議です。
因みに、この「MOON PRIDE(※直訳すると「月の誇り」)」という印象的なフレーズは、第1期(ダーク・キングダム編)終盤の山場で{netabare}ヒロインが決意を固める流れ{/netabare}に深く関わってくるので、アニメ本編の視聴を始める前に、このOPのミュージック・クリップを何度か視聴して、本作のノリとテーマ(※それから、おまけとして問題のCGの出来具合)に、あらかじめ見当をつけておくのがお薦めです。

ゴメンね、素直じゃなくて。

※以下、期別の内容紹介。


◆第1期(ダーク・キングダム編)

 ⇒ ドラマチック&ロマンチックな堂々の王道展開を楽しもう!

旧作アニメだと、屋上の月型のマークがデカ過ぎて気付きにくかったのですが、新作では、少女たちがセーラー戦士に目覚める時に、その瞳に一瞬映る白銀色に輝く王宮(ムーン・キャッスル)の姿が、フランスの首都パリに実在する「サクレ・クール(聖なる心)寺院」(※パリのモンマルトルの丘に立つネオ・ビザンティン様式のカトリック寺院)の姿を模したもの、とハッキリわかります。
※因みに、シルバー・ミレニアム(銀色の千年王国)の首都の全体像は、同じフランスにある複合修道院施設島「モン・サン・ミッシェル」を模した形に描かれています。

太古の時代の{netabare}月のプリンセスと地球のプリンスの許されざる恋が招いた悲劇と転生の物語、プリンセスの守護戦士とプリンスの守護騎士たちの因縁、そして繰り返される悲劇{/netabare}・・・まるで、西洋の《古典悲劇》の型を踏襲したかのような見事な構成に魅せられる!
よく見ると本作は、各話が、ACT.~ つまり「第~幕」と表記されており、本作が「演劇」を模した(=つまり劇的 dramatic な=波乱に富んだ)シリーズ構成を意識的に行っていること、が明示されています(※原作マンガ(完全版)の各話構成とも完全に一致)

でも、本作が重苦しい作品なのか、というと全然そうではなくて、ヒロイン(月野うさぎ)が「アホの子」だけに抜群の見易さ!

そして終盤の第12話のラストシーンで、本作の視聴開始直後からずっと気になっていた、OP 「MOON PRIDE」の最初の小節{netabare}「MOON PRIDE 貴方の、力になりたい・・・」という言葉が見事に回収{/netabare}される!
これで本作への好感度がさらに上がってしまい、様式美溢れるこの第1期への個人評価は ★★ 4.5 とかなり高くなりました。


◆第2期(ブラック・ムーン編)

 ⇒ 途中から明かされるトンデモ設定を逆に楽しもう!

第2期は第1期に比較すると、さまざまな点で設定矛盾が目立って、どうしても個人評価は ☆ 3.8 と低くなってしまいますが、それでも途中から明かされる稀に見るトンデモ設定に思わず笑ってしまいました。

それにしても、ちびうさを small lady (背の低いレディ)と呼んでいるのは何か変・・・そこは petite lady (幼いレディ)だろ普通、と思っていたら、{netabare}彼女の実年齢が900歳以上{/netabare}って・・・それじゃ small lady で仕方ないのかな?


◆第3期(デス・バスターズ編)

 ⇒ 本作唯一の《神回》を含む超展開!迫りくる世界の終焉に戦慄すべし!

SeasonⅢ(第3期)は、思い切ってキャラクター・デザインが今風に変更され(※キャラデザ担当の高橋晃氏は、スイプリ&ドキプリのキャラデザを本作以前に担当)、第1-2期ではCGの違和感の大きかった変身シーンが滑らかな手書きに改められています。
なお、音楽は何故か1-2期に比べてインパクトがない印象ですが、それでも聴き続けると次第に耳に馴染んでくる良曲だと思いました。

「セーラームーン」シリーズの中でも白眉といえるこの期の個人評価は、★ 4.3 とやはり高くなりました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター 境宗久(第1-2期)、今千秋(第3期)
シリーズ構成      小林雄次
キャラクターデザイン 佐光幸恵(第1-2期)、高橋晃(第3期)
音楽           高梨康治
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期(ダーク・キングダム編) (14話) ★★ 4.5
(2) 第2期(ブラック・ムーン編)   (12話) ☆   3.8
(3) 第3期(デス・バスターズ編)  (13話) ★   4.3
------------------------------------------------------
  総合評価            (計39話) ★   4.3


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

== 美少女戦士セーラームーンCrystal (第1-2期) (2014年4月-2015年6月) ==

 ------------- ダーク・キングダム編 -------------
{netabare}
Act.1 うさぎ -SAILOR MOON- ★ 宝石店事件 ※CGパートは微妙だが展開の速さは◎
Act.2 亜美 -SAILOR MERCURY- ★ 天才少女、クリスタルゼミナール事件
Act.3 レイ -SAILOR MARS- ★ 火川神社の巫女、魔の6時のバス事件
Act.4 Masquerade -仮面舞踏会- ★★ D国大使館騒動
Act.5 まこと -SAILOR JUPITER- ★ 怪力失恋転校生、ブライダルショップ事件
Act.6 タキシード仮面 -TUXEDO MASK- ★ 幻の銀水晶捜し強制事件、セーラーVの影、うさぎ&衛双方身バレ
Act.7 地場衛 -TUXEDO MASK- ★ 衛の過去と目的、洗脳DVD事件、セーラーV見参
Act.8 美奈子 -SAILOR V- ★ 月のプリンセス?、美奈子おびき出し、東京タワーの戦い、衛被弾
Act.9 セレニティ -PRINCESS- ★★ 続き、前世の記憶回復、封印解除(幻の銀水晶出現)、衛奪わる
Act.10 MOON -月- ★ シルバーミレニアムの廃墟と聖剣、クイン・セレニティのメッセージ、四天王とセーラー戦士たちの前世
Act.11 再会 -ENDYMION- ★ 黒エンディミオン(遠藤君)接近、地下指令室の戦い
Act.12 敵 -QUEEN METARIA- ★★ 続き、クイン・ベリルの最期、北極圏へ、プリンセスの誇りと自信
Act.13 決戦 -REINCARNATION- ☆ クイン・メタリア強大化、二つの奇跡、幻の銀水晶の力解放
Act.14 終結そして始まり -PETITE ÉTRANGÉRE- ★ クイン・メタリア撃滅、月の王宮再生、ちびうさ登場 ※ラスト新展開{/netabare}

 -------------- ブラック・ムーン編 ---------------
{netabare}
Act.15 侵入 -SAILOR MARS- ★ 新たな敵、妖の四姉妹来襲(コーアン)、レイ囚わる(紅のルベウス)
Act.16 誘拐 -SAILOR MERCURY- ☆ 邪黒水晶とブラック・ムーン、亜美vs.ベルチェ、亜美囚わる
Act.17 秘密 -SAILOR JUPITER- ☆ まことvs.ペッツ、まこと囚わる
Act.18 侵略 -SAILOR VENUS- ☆ 美奈子vs.カラベラス、過去と未来の幻の銀水晶、ちびうさの願い
Act.19 タイム・ワープ -SAILOR PLUTO- ★ 30世紀へ、時空の番人(セーラープルート)、クリスタル・パレス到着
Act.20 クリスタル・トーキョー -KING ENDYMION- ★ 続き ※結構なトンデモ設定で笑
Act.21 錯綜 -NEMESIS- ★ 暗黒惑星に囚われたうさぎ、プリンス・デマンドの望み、ちびうさ闇堕ち
Act.22 思惑 -NEMESIS- ★ 幻の銀水晶のパワー解放、ブラックムーン城崩壊・脱出 ※面白いのだがシナリオの整合性のなさが鼻につく点は×
Act.23 暗躍 -WISEMAN- ★ 暗黒城の主、暗黒の女王来襲 ※同上×
Act.24 攻撃 -BLACK LADY- ☆ 黒エンディミオン再び、ラスボス来襲、プリンス・デマンド暴走 ※面白いけど展開が色々と雑な点は×
Act.25 対決 -DEATH PHANTOM- ★ 時間停止(プルート禁忌違反)、ちびうさ復活・セーラー戦士化、プリンス・デマンド死亡、デス・ファントムの怨念
Act.26 再生 -NEVER ENDING- ★ ネオクイン・セレニティの目覚め、ちびうさとの共闘(ラスボス殲滅)、未来の自分との別れ、ちびうさ再来訪{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「MOON PRIDE」
ED 「月虹」


=== 美少女戦士セーラームーンCrystal SeasonⅢ (第3期) (2016年4-6月) ===

 -------------- デス・バスターズ編 --------------
{netabare}
  ^^^^^^^^^^^ OP「ニュームーンに恋して」、ED「eternal eternity」 ^^^^^^^^^^

Act.27 無限1 予感・前編 ★ 天才レーサー&天才ヴァイオリニスト接近、無限学園生徒の先祖返り ※様式美を感じる変身シーンは◎
 ”   無限1 予感・後編 ★ 無限学園潜入、ウィッチーズ5来襲、土萌研究所の少女、謎のセーラー戦士たち
Act.28 無限2 波紋 ☆ 学園の怪集会、ユージアル撃破、謎のセーラー戦士の警告
Act.29 無限3 2人 NEW SOLDIERS ★ ちびうさ&ほたるの友情、学園の怪コンサート、ミメット撃破、ネプチューン&ウラヌス名乗り

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「乙女のススメ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Act.30 無限4 SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる ★ 破滅の神の夢、亜美の体験入学、ビリユイ撃破
Act.31 無限5 SAILOR PLUTO 冥王せつな ★ 土萌研究所訪問、植物園の罠、プルート転生、テルル撃破
Act.32 無限6 3戦士 ★ 外部惑星3戦士の使命と目的、タウ星系からの侵入者、ほたるの体の秘密、シプリン来襲
Act.33 無限7 変身 SUPER SAILOR MOON ★★ 聖杯の力解放(スーパーセーラームーン覚醒)、シプリン姉妹撃破、滅びの戦士(セーラーサターン)覚醒の悪夢、ミストレス9覚醒

  ^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「永遠だけが二人を架ける」 ^^^^^^^^^^^

Act.34 無限8 「無限迷宮」1 ☆ ちびうさ心停止、無限学園突入と罠、マグス・カオリナイト撃破
Act.35 無限9 「無限迷宮」2 ★ 師(マスター)ファラオ90の野望、ダイモン化実験、土萌教授撃破、ミストレス9再出現
Act.36 無限10 無限大―上空 ★ ほたるの戦い・魂消滅、ちびうさ甦生、スーパーセーラーチビムーン覚醒
Act.37 無限11 無限大―審判 ★★★ ミストレス9撃破、師ファラオ90実体化・タウ星系接近、セーラームーン単騎突撃、サーラーサターン覚醒
Act.38 無限12 無限大―旅立ち ★ 沈黙の大鉈(世界の終焉の危機)、うさぎ一瞬メシア化、ほたる転生、後日譚(高校進学、ラスト新展開へ) ※ED「eternal eternity」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆(※参考)続編情報

昨年6/30に、第4期(デッド・ムーン編)が、劇場版(前・後編)として制作されることが公式サイトで発表されています。
シリーズディレクター(監督)は第3期と同じ今千秋氏。公開時期は未定。

(2018.12.14)旧作レビューをUP

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

2015夏アニメの方が、好きなのだ!

 前作とうさぎを一話だけで比べると、同じ声優さんでも違うです。どんな声優さんでも、いきなり最初からうまい人は、少ないんだなぁです。

 2話、3話と仲間が、駆け足で出てきているです。放送時間にかぎりがあるのだろうか?です。

 作画は、目とか少女漫画の独特さを思わせる感じがするです。

 ん・・・です。

               2015 5.5 「一話は、前作のリメイク」

何だかんだ見てます。まもちゃんさらわれちゃったよです。
                2015 6.7?「月に王国ってあるの?」

 2015夏アニメや以前からの映画鑑賞などの方が私には面白く、多忙のためそれを削ってまで、見ようという気がこのアニメに無くなったです。

 宇宙兄弟に例えると南波日々人ら宇宙飛行士が、苦労してやっと月に行けたのに、一瞬で行ってしまう、うさぎ達。宇宙服の一部が破損して、日々人ですら命拾いしPDというのになった。ここでの月が、酸素なしの無重力環境でない。おかしいです。

 以前のセーラームーンと並行してみていたが、私には作画とかにどうしても好感持てない!です。クリスタルでないのほうが、見やすいです。クイーンメタリアだか、倒しても終わらない!新展開になったです。あきるというか、これ以上は・・・です。今年の夏アニメのほうが、私は好きです!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

61.7 16 東映アニメーションアニメランキング16位
Yes!プリキュア5(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (97)
544人が棚に入れました
夢原のぞみは、サンクルミエール学園に通う中学2年生。ある日、図書館でドリームコレットを見つけたのぞみは、パルミエ王国の住人・ココと出会う。
悪の集団ナイトメアを倒し王国を甦らせるため、ココはどんな願いも1つだけ叶える力を持つドリームコレットを探していた。ただし、願いを叶える為には、ピンキーという妖精を55匹探すのが条件であった。
のぞみ達は仲間4人を加え、ドリームコレットを狙うナイトメアと戦うことになる。

声優・キャラクター
三瓶由布子、竹内順子、前田愛、永野愛、伊瀬茉莉也、草尾毅、入野自由、仙台エリ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

華麗に羽ばたく五つの心

ヒーロー戦隊のような5人組になって、
失敗するのではないかとかなり不安でした。
人数が増えたことで、戦いのシーンでは、どうしても一人ひとりの個性が上手く現れていないのですが、
5人の性格や将来の夢、必殺技などには拘りが見えます。
個性がしっかりと描かれていて、良かったです。
敵の組織にサラリーマンのような序列があるのが面白かったです。
敵の幹部も、一人ひとりに強い個性があって良かったです。
その性格も、主役の5人とは対照的で、陰鬱としていて、光と影のような関係が描かれていて、良いと思いました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あざとイエローの生態調査

あざとイエローとは、ネットスラングの一種である「あざとい」が、黄色をパーソナルカラーとするキャラクターにかかっている様子をあらわす。

三行で概要
やべぇ黄色い子かわいい!!よし結婚しよう!!(`・ω・´)
→でもあの可愛さは制作者の意図…制作者あざとい(´・ω・`)
→あざといなさすが黄色あざとい

詳しい概要
『あざとい』が今の意味を持つに至った経緯のひとつとして、Yes!プリキュア5の主人公の一人である春日野うららの扱いがよく挙げられる。

この作品以前は基本的に二人組であったプリキュアが今作から5人に増加、それに伴い各人がパーソナルカラーを持つこととなる。その際に黄色いプリキュアである春日野うらら=キュアレモネードは、5人の主人公の中で特に女の子の「かわいらしさ、可愛げ」の表現を担当する役回りとしてキャラクター造型がなされることとなった。

以降のプリキュア作品でも、『黄色=かわいさ担当』の図式はある種のお約束として継承されるようになる。
それに伴い、「スタッフの仕掛けてきた『黄色キャラの可愛さ』にやられた」ことに対する視聴者側の自覚は蓄積・増加していくこととなり、それを「あざとい」と表現する風潮も、少しずつではあるが確実に浸透していくようになった。

そうした風潮がだんだん年月をかけて煮詰まり、現在ではプリキュアシリーズ以外の他作品でも『黄色はかわいい』という直接的なイコールで結ぶことが制作スタッフ・視聴者の間である種の共通認識となっているのではないかと思えるほど、可愛い黄色キャラが増加しつつある。

また、Yes!プリキュア5放送以前に誕生している様々な作品の可愛らしい黄色いキャラクターが、この認識の浸透をきっかけに再発掘・再認識される事例もまれに発生するようになった。
こうした流れから、あざとイエローという言葉は生まれたのである。
http://dic.nicovideo.jp/a/あざとイエロー

■視覚効果とイメージ
二宮和也、ローラ、玉井詩織、錦戸亮、香取慎吾、鈴木奈々、明石家さんま、ビートたけし、ダンディ坂野、上地雄輔、玉森裕太

この芸能人はイメージカラーアンケートで黄色(イエロー)の票が集まった人達です。この中のジャニーズのメンバーは担当カラーで票が入ってるようですが、その他のメンバーを見てみると元気さと面白さ、性格が明るい人が多い。そして女性に注目すると、ベッキーとローラなどハーフの人がいる。瞳の色だったり、底抜けな明るさだったり、そんな黄色っぽさ、ブロンドに対する憧れwみたいなものを感じる。

■黄色の性質
膨張色、進出色、温暖色、興奮色、軽量色のイメージ効果を持っています。

「黄色は有彩色の中で一番明るい色です。」光や太陽のイメージが浮かびます。見ているだけで心を弾ませ楽しい気分にさせてくれるのでコミュニケーションを円滑にしてくれます。知性を刺激し行動を活性化してくれます。昼夜問わず認識しやすいので注意の色として使われます。

黄の性格・キャラクター黄のイメージからなる性格は次のようなものがあります。黄が好きな人の性格もこのような傾向があります。

明るい、フレンドリー、マイペース、ユーモアがある、好奇心旺盛、知識欲が強い、無邪気、お調子者、周りの状況を考えない、毒舌家、知ったかぶり、無神経、悪ふざけする、イメージリーダー、自己中心的、浪費が多い、子供っぽい、頭の回転が速い、おしゃべり、寂しがり屋、批評家、冒険好き
http://iro-color.com/episode/about-color/yellow.html

何というかフレンドリーで天邪鬼な感じですかねw
色の効果としても一番目立つ色でありながら、軽量色でもあって重たく感じない。大体目立つと重いというか嫌味が残ったりなんらかの形で軽くは感じないと思われますが、イエローは軽さを伴った色みたいです。

例えば笑点の喜久蔵さんは多分一番突飛で目立つはずが軽量さも併せ持ってる感じですかね。あざとく見えても許せちゃう、そんな雰囲気があざとイエローなのかもしれませぬw本作の事に触れてないので一言、シリーズ初の5人組でっす。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 25

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やりたいこと見つけました(70点)

プリキュアシリーズ4作目。
全49話。

個人的満足点:70点
アニメ系統:女児向け美少女戦士物

本作はプリキュアシリーズ初となる5人組み。
そして、単独変身が可能となっている。
また、それぞれのプリキュアが属性をもっていて
それぞれの属性に応じた単独の必殺技を繰り出す。
今までのプリキュアとはかなり路線変更されてる。

また、相棒のマスコットキャラが2匹登場するのだが
2匹とも雄で人間に変身する上に超イケメンw
恐らく、子供と一緒に見ているママ達を虜にするために
採用されたのではと、個人的に考えているw
おっさんは仕方ないので5人の中からお気に入りを見つけて欲しいw

物語りも今までのプリキュアなら1話で変身してという展開だが
本作の序盤は仲間を集めていく話からはじまる。
そのため、集める過程もなかなか面白くまずまずの滑り出しを見せる。
各話もそれぞれのキャラにスポットがあたっていくので
結構飽きにくい作りかと思う。

また、主人公のぞみとココの恋模様にも注目。
主人公とマスコットキャラという今までではありえない
組み合わせに注目していただきたい。

そして、もう一組あったの忘れてた。
ナッツとこまちの2人の恋模様にも注目していただきたい。
プリキュア初の2組の恋模様である。

声優陣もなかなか豪華で特にキュアレモネード(黄色いのね)
の中の人は伊瀬茉莉也さんで2011年は
相当数のキャラを演じているので
あにこれの方々にもなじみは深いだろう。
また、ココの中の人は桜木花道=トランクスなので脳内で
トランクスなどに変換してみるのも面白いw

個人的には女児向けとはいえ結構面白かったかな。


とまあ、どうでもいいようなレビューを書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

おっさんは、キャラ萌えすることに「決定ぇぇ」

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

72.7 17 東映アニメーションアニメランキング17位
映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(アニメ映画)

2018年10月27日
★★★★☆ 4.0 (21)
84人が棚に入れました
な・な・なんと! プリキュアオールスターズがちっちゃくなっちゃった!それは【プリキュアの想い出】をねらうミデンのしわざ!想い出をうばわれると、これまでのことをぜ~んぶわすれちゃうみたい! ?しかも残ったプリキュアは『HUGっと! プリキュア』と『ふたりはプリキュア』だけで……大ピンチ! !こうしちゃいられない! みんなで力を合わせて、キラキラ大切な想い出を取り返しにいこう! !

声優・キャラクター
引坂理絵、本泉莉奈、小倉唯、田村奈央、田村ゆかり、本名陽子、ゆかな、宮野真守、山本美月

takato さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

オールスターエンタメと革新的CGと悪人正機説の三位一体。「痛みを知らぬ者に真の祈りは生まれません」。

 私が何故プリキュアおじさんになったか?。結論から申し上げるなら、人生最高のアニメ映画が本作だからなのです。人生最高の作品、となると単に優れた作品というわけじゃなく個人的に重要なサムシングがあるもの。本作が私にとって特別なのは、その予期せぬ出会いの驚きという面が大きいのです。油断していたボンクラな私にキュアエールことハナの愛は深く深く私の心を洗い清め、見事にプリキュアおじさんに入信することとなったのです。


 本作の飛び抜けている点を列挙すると沢山あります。


 75分しかないのに3つくらいクライマックスがある上に、応援演出を単なるお約束じゃない使い方で見せてくれる脚本の妙とか。オールスターのバトルをゴチャゴチャさせずに美しくかつ格好良く表現し、後半のほぼを全編手描きの最高峰にも匹敵しているクオリティーで表現しているCGの驚異的なレベルとか。林さんが担当された音楽が最高すぎる(特にオールスターメドレーの部分)等々。



 そんな中でも私が一番痺れたのは、そのテーマ性でした。エンタメとして面白いだけでは良い歳こいた男を号泣はさせられないもの。この物語は、前半まではキュアエールことハナの成長が主眼ですが、後半は本作の敵キャラである宮野さん演じるミデンの救済が主眼になります。


 敵キャラが単なる悪いやつではなく、現実の苦しみを象徴しているキャラではないと深味は出ない。本作のミデンほどにその痛みが痛切に私に刺さり、同時に現代に普遍性を感じさせられるキャラはそういない!。ミデン。それは誰からも省みられない孤独で、幸福な記憶なんて一つもない存在。だから、他人の幸せな記憶を収集して現実逃避しているが決して満たされない空虚…。


 これはオタクの、いや現代に生きる疎外と孤独に震える人々そのものではないか!、っとその正体がわかった瞬間に目を開かれ、もはや本作は私にとって単なる「お話」ではなくなったのです。これは私に、いや私達に向けられている物語だ!。ミデンの姿がてるてる坊主を思わせるのも、大きく見えるが中身は空っぽというメタファーになっているし、クライマックスの世界と対比になっているのも凄い。


 そして、最初から割りと恵まれていて痛切な痛みを知らないプリキュア達には彼を倒そうとするが、ハナだけは彼の孤独と痛みに共感して救おうとする。


 何故なら彼女は、小学校時代に無茶苦茶いじめられて不登校になった過去がある、中学生デビュープリキュアだからなのだ。言うなれば「おジャ魔女どれみ」の長門さんがプリキュアに変身した姿なのである(長門さんを知らない方はドおジャ魔女の3期と4期をご覧ください)。


 彼女だけがミデンの痛みと孤独に共感できる。何故なら彼女もそれを心から共感できるから。彼女のエールは傷ついた事のない人間の呑気な応援ではない。傷ついても前に進んだ者の真の応援なのだ。「悲観主義は気分の問題、楽観主義は意志の問題」という言葉があるが、彼女は困難な現実を知っていても、それでも信じる、それでも願い続ける。それ故に彼女の勇姿は私の胸を打つものだあったのです。


「なんでもできる、なんでもなれる」


 エールのいつも決め台詞が、ここでは全く違った響きに感じられる。声のトーンもいつもと違い、ここでは単なるお約束の決め台詞ではなく、絞り出すような祈りと願いの言葉になっている。


 プリキュアにおじさんになるということは、単に彼女らの物語を観客として眺めてるだけではない。彼女らの体現している理想や生き様を心に固く懐いて共に生きていくこと、正にプリキュアという神と共にあるように生きていくこと!と本作で私は開眼したのです。



 更に後半はほぼCG、決めカットだけ手描きという表現になるのですが、これが日本CG界では「宝石の国」以外では達成できていない高みに至っているのも凄い!。元々プリキュアは回を重ねる毎に宝石のような綺羅綺羅な色彩を多用するようになっていたし、edでCGダンスシーンをやるのが恒例になっていたから題材として非常に向いていたというのもあるででしょう。


 しかし、本作のCGは柔らかい表情の表現まで驚異的なレベルに至っている。なんでこんな凄い技術があるんだ?と不思議なレベルで、このCG表現の革新だけでも見る価値充分です。あと、「ハイキュー」などで最高の仕事をされている林さんの音楽が至高なのも素晴らしい。


 総合すると、本作はビジュアル◎、音楽◎、脚本◎、テーマ性◎、と私には完璧という域を超えた究極的な一本と言えます。しかも、これだけのことを75分くらしかないプログラムピクチャーの中でやっているという奇跡!。今後優れた作品は出るでしょうが、この完成度に思わぬ出会いをするのをリアルタイムで体験できることはそうないように思える。プリキュアシリーズ全体は今後どうなるかわかりませんが、本作を見ちゃうとまだまだ期待せざるをえません!(幾原監督に一層やらせてくれないかなぁ)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ファンになって日は浅いですが

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:Yes!プリキュア5
半分:フレッシュプリキュア!
完走:スイートプリキュア♪
完走:スマイルプリキュア!
8割:ドキドキ!プリキュア
序盤:ハピネスチャージプリキュア!
序盤:Go!プリンセスプリキュア
完走:魔法つかいプリキュア!

他は未視聴





ついに劇場にプリキュアを見に行ってしまいました。
でも「土日に行って、席が子供たちでいっぱいだったら肩身が狭いだろう」と思ってわざわざ平日に行きました。

幸いにも(?)客席は数家族でした。
しかし、誰もミラクルライトを振らない(^▽^;)
これが結構さみしくて、次回プリキュアの映画を見に行くときは、
恥を忍んででも子供たちがたくさんいる日に行こうかなという気持ちになりました(笑)



作品のクオリティですが、素晴らしかったです。セルルックCGが。
物語の後半から多分フルCGになるのですが、なぜ"多分"と書いたかというと、たまに手書きのカットがあったような気がしたのです。でも、それくらいセルルックCGのクオリティが向上していることは間違いありません!
「HUGっと!プリキュア」のエンディングを見ていても度肝を抜かれましたが、近い将来テレビシリーズのプリキュアが全編(あるいは変身後のみ)フルCGになっても違和感ないかもしれません(異論は認めます)。

中盤やけに重苦しい展開だったり、観客に歴代の好きなプリキュアの名前を言わせようとしたりと「完全におっさん向けやんけ(笑)!」な展開は少し複雑な気持ちでしたが、まあ泣きましたよね。

ほんの少しだとしても、全てのプリキュアにセリフがある!
プリキュアたちが、シリーズごとに必殺技を繰り出すシーンのカタルシスは半端なかったです。
今作のテーマは、プリキュア15周年ということもあって『思い出』なのですが、クライマックスにプリキュアたちが思い出について各々述べるシーンは、卒業式の訓示っぽくて涙ちょちょぎれました。

上映時間の関係上、難しかったのでしょうが、ベビープリキュアの可愛さはもっと押し出してもよかった気がします。
何とももったいない。アムールだけ異常におとなしいのは最高でしたが(笑)。

宮野真守さんの演技も安定の素晴らしさでしたし、エンディングのダンスは永久保存ものだったりと、
劇場に足を運んだかいのある作品でした。他の劇場作品も、随時見ていきたいです。




P.S.あとモフルンが最高でした(^_^)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

プリキュア・メモリ

貴方の好きなプリキュアは誰ですか?
2タイトル以上好きなプリキュアがある人におすすめしたい映画でした。
総勢55人のプリキュアすべてにセリフがあり、活躍してくれます。

もっとも、尺の都合上キャラによってはセリフがわずかしかないということもあるのですが、「あなたの好きなプリキュアは?」と問われ、「キュアハニー!!あっでも、トゥインクルも好きだし、ムーンライトも…選べないよお!」と思い巡らす記憶、このキャラはこんな可愛さがある、そしてこのキャラは・・・と考えるうちに、画面で活躍している以上の頭に蓄積された活躍が重なって、シリーズ終了から5年以上経っているのに、しゃべって、活躍していることがとても貴重なことに思えてきて、胸が熱くなりました。

大きなお友達は心の中で絶叫できる、静かな体験型の映画が私の中で構築されました。

ああ、ミラクルライトを振り回して好きなプリキュアの名前を大きな声で叫べたら、さぞかし気持ちが良いだろうな・・・
いっそ20歳くらい若返りたい。

まあ、今までの思い出を奪われるミデンの能力はご遠慮願いたいですけどね。

この映画の為に全キャラ起こしたと言われるちびキャラたち。折角なのでもうちょっと見ていたかったかも。

ドラマパートでは幼児化したルールーちゃんが一番かわいかったです。
幼児化したさあやとほまれ、えみるに翻弄されるはなのドタバタはちょっと面白かったけど、コメディだけでは終わらないのがはぐプリでしたね。
途中で心が折れて泣き出しちゃうはなをなぎさは擁護して「だってまだ中学生なんだよ。」と発言しましたね。でも大人でも泣きたいときはいくらでもありますよ。辛いとき助けてくれる人はいない様に思えるかもしれないけど、役場や病院の先生に相談してみましょう。すぐ解決にはならないかもしれませんが、出来るだけいろんな人に相談を聞いてもらうと、解決の糸口が見つかりやすくなりますよ。
なぎさは初代の重圧から、達観した思考をもってしまったのかもしれないけれど、もっと子供っぽさを持っていてもいいのかなと思います。
なぎさが子供らしさを得られる社会に、これからのプリキュアはなっていってほしいですね。

見せ方において、やや不満が残ったのは、説明過剰でテンポが崩れてしまっていたことです。
本作は、かなり映像の情報量が多かったので、省略してもいけた気がします。その分見せ場に多く時間をとってもらえると私は嬉しかったです。

そんな本作の映像ですが、前半ドラマ多めパートは手書き作画で、後半オールスターズはCGでという住み分けになっています。
お互いの質感を合わせるために、なんと手書き作画の処理をCGに似せるという試みを行っていました。

すごいよ!流石スーパーモデラー出身の宮本さんだ!

そして、大量のキャラを生成し、動かす、先鋭の東映デジタル部の技術力の高さ。いつも驚かされます。
いや、ほんと、日本で一番すごいCGアニメを見たかったら、プリキュアを見ろっていつも思います。

さて、そんな本作ですが、ターゲット層である幼児に受けるかは疑問です。
年齢的に過去のプリキュアはそんなに知らないでしょうし、ママ目線でのプリキュアって需要あるのでしょうか。フィルムカメラとかってちっちゃい子分かります?
敵が怖くないのは一応意識してるのかなと思いますが、ちびキャラで結構楽しめたりするのかな。高校生くらいまではちっちゃい子の気持ちがまだわかってたような気もしますが、いつの間にか忘れちゃうものですね。
大好きだったアニメとか、大切なことを忘れていることがあり、時々情けなくなるのですが、そんな状況の中で、過去を思い出させるきっかけになった本作はとても有り難い存在でした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

83.7 18 東映アニメーションアニメランキング18位
デジモンアドベンチャー(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (985)
5727人が棚に入れました
1999年8月1日。サマーキャンプに来ていた小学生の八神 太一、石田 ヤマト、武之内 空、泉 光子郎、太刀川 ミミ、城戸 丈、高石 タケルの7人は突然の大雪を、他の子供達から離れて祠に隠れてやり過ごしていた。
そこに日本で発生するはずのないオーロラを目撃、さらに謎の機械が降り注いだ。7人の子供達はその機械の謎の力で発生した大瀑布に吸い込まれ、気がつくと未知の場所にたどり着き、そこで自分達を待っていたと言う「デジタルモンスター」と名乗る謎の生物達と出会う。
そして子供達とパートナーデジモン達の、長くて短いひと夏の冒険が始まった。

声優・キャラクター
藤田淑子、風間勇刀、水谷優子、天神有海、前田愛、菊池正美、小西寛子、荒木香恵、平田広明、坂本千夏、山口眞弓、重松花鳥、櫻井孝宏、山田きのこ、竹内順子、松本美和、徳光由禾

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

懐かしくて・・・

2000年放送の「デジモン」シリーズの初作にして、恐らくシリーズ最高傑作。


映画を加えてレビューしていきます。


劇場版は2作あり、一応見る順番としては
『劇場版デジモンアドベンチャー』
→『デジモンアドベンチャー』
 →『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』

劇場版デジモンアドベンチャーは見なくても問題はないが、アニメにおいて多少分からない部分が出てしまうので、この作品を見るなら先に見たほうがいいと思う。上映時間もアニメ1話と変わらない程度だし。

テレビアニメにおいては話・音楽・各キャラとかなり上出来。今振り返れば、人生で初めて熱中し、アニメにはまるきっかけとなった原因のアニメの1つであった(このころはまだ園児だったが、ポケモンとかよりも断然この作品がよかった)。
ストーリーとしては、サマーキャンプに行っていた主人公たちが最近多い異常気象に見舞われ、機会(デジヴァイス)が降ってきたと思ったら飛沫に飲み込まれ、デジタルワールドに(強制的に)導かれる。
そこで、パートナーのデジモンと出会い、さまざまな冒険をしながら悪デジモンを倒していく。といった感じ?
おおよそ3度ほど見てしまっていているが、最後のシーンは(感情移入しすぎているせいか)なかなかに感動できる。

音楽は特に和田光司のOP「Butter-Fly」がいい。
作画は2000年のアニメにしては上出来だと思う。


一応シメの映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』は、デジタルワールドに平穏をもたらし帰ってきた後の夏、突然現れた新種のデジモンによって新たな脅威がもたらされていようとしていたので、太一・光子郎から始まり、ヤマト・タケルも加わって立ち向かう話。
かなりの良作だったと思う。
個人的には文句なしの満点!!
売り上げは21億円に達していて「デジモン」シリーズ2位。


次作の『デジモンアドベンチャー02』に話は繋がっているが、それ以降は特に繋がりがない。

記憶に残るすばらしいアニメだった。
 個人的神アニ。
54話と話は長いので、ホントに暇な人なら見てみてください。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

アリア社長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今、冒険が進化する・・・!

子供の頃リアルタイムで見たこのアニメを、大人になってもう一度視聴。
改めてよく出来てるアニメだと実感。

【このアニメの見所】
このアニメの面白さは冒険のワクワク感と、その冒険の中で繰り広げられる人間(デジモン)ドラマにあると思います。

異世界(デジタルワールド)に飛ばされた子供たちは、謎のモンスター(デジタルモンスター)と出会い、共に旅をすることに・・・

「何故自分たちはデジタルワールドに飛ばされたのか?」

襲い来る強敵たち、デジタルワールドの謎、自分たちが選ばれた理由、果たすべき使命、幾つもの試練。
様々な出会い、そして別れ。
決裂と和解を繰り返した先にある仲間との真の絆。
冒険を通じての成長、その果てのデジモン進化。

このアニメはたくさんの人間(デジモン)ドラマに溢れてます。
そこに笑い、涙し、胸が熱くなります。

あと特筆すべき点は音楽が最高!
OP「Butterfly」も名曲ですが、進化時に流れる挿入歌「brave heart」で毎話テンションMAXに!

子供向けアニメとはいえ、普遍的な面白さがあります。
思い出補正を抜きにしても超名作。

またこのアニメの映画『デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム』は傑作。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

スパ砲 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

このアニメで物語を知った

このアニメで物語を知った。

いままでアニメを観て「考える」ということをしなかった小学5年生の俺に、考えることを教えてくれた。
習い事で忙しかったけど、木曜の夕方に時差ネットされるこの番組の放送が楽しみで楽しみで仕方がなかった。
「アニメで考える」ことの面白みを知った人間はアニメファンになる資格を持つ。
かつてオールド・ファンが『機動戦士ガンダム』はじめ日本サンライズ作品で考えることを知ったように。

物語を通して、考えることを知った。

このアニメはファーストガンダムの再来だ。
群像劇であること。
デジモンが容赦なく死ぬこと。
細田守はじめ90年代アニメの良いとこどりであることは、70年代の集大成であったガンダムと重なる部分がある。

エヴァみたいなアニメが流行ったクソみたいな90年代に蹴りをつけたんだ。
そして、太一たちは2000年代に向かっていく。
行って帰りし物語。
最終回の見事さは反則だ!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

66.2 19 東映アニメーションアニメランキング19位
キラキラ☆プリキュアアラモード(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (40)
167人が棚に入れました
私、宇佐美いちか!スイーツが大大大好きな中学2年生!
海外で働くお母さんが帰ってくるときいて、
お母さんのためにショートケーキ作りに挑戦中♪
…だったんだけど
「おなか、ぺっこぺこペコ~~~!」
「ペコリン」っていう妖精が突然空から降ってきた!!
いやぁ~~これは驚くでしょ!!でもそれだけじゃないんだ!
クリーム爆発にケーキ泥棒…街でもふしぎな事件がいっぱい起こってて……!
しかも犯人はこれまたヘンテコな怪物!?
スイーツに宿るエネルギー「キラキラル」を抜き取って、
次から次へとスイーツを真っ黒に変えてしまったの!!
もちろん私のショートケーキはそうはさせない。
だって、お母さんへの「大好き」がつまった大切なものだから……。
宇佐美いちか特製!うさぎショートケーキを完成させたその時――!!
私、伝説のパティシエ・プリキュアになっちゃった~~~!?
こうなったら!この宇佐美いちか改め「キュアホイップ」が
想いがつまった大事なスイーツ……守ってみせる!!!

声優・キャラクター
美山加恋、福原遥、村中知、藤田咲、森なな子、かないみか
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

プリキュアの自由度を高める実験的なレシピ

レッツ・ラ・まぜまぜ♪するのは変身時だけじゃない。
アニマル&スイーツという基本設定に、
実写スイーツなどの思い切った作画構成、
敢えてシリーズ伝統の肉弾戦に頼らないバトルシーン、
宝塚出身キャスト演じる男役じみたプリキュア戦士などを
次々と放り込んでレッツ・ラ・まぜまぜ♪

プリキュアかくあるべきという固定観念を一度外して、
違った物を生み出してみようという野心も感じられた『プリキュア』でした。

「キラパティショップ」を移動可能店舗にする。
放課後、勉学はソコソコにお菓子作りに勤しんでいても、
親や学校がやかましく言わない、気にしないw
など、色々と実験的な表現を自由気ままに繰り広げても
リアリティと衝突して作品全体が瓦解しないように、
ボカす所はボカす工夫が成されていたと思います。

(いや……でも、ひと月近く「キラパティ」に入り浸ったりして、
ろくに登校シーンがない回が続いた時は流石に心配になりましたがw)

それが、各プリキュア戦士の個別キャラ回では、
サブキャラへの展開の妙と相まって、上手く機能することが多く、
楽しくキャラへの愛を深めることができました。

反面、メインストーリーについては、
お菓子作りと、プリキュア王道シナリオとの絡みも含めて、
今ひとつ混ざり切らなかった印象。

ラスボスの正体、思惑などをより早期に明確化するなど、
骨格となる部分はあまり混ぜる余地は残さず、
さっさと焼き固めてしまった方がよかったかもしれません。

むしろ個人的にはメインストーリーよりも、
あと二巡くらい各キャラ回を観たかったです。


好きなキャラはキュアマカロン/琴爪ゆかり。
猫っぽい出で立ち同様、気まぐれな性格で、
つかみ所の無いセレブなのかな?と思わせておいて、
繊細で傷つきやすい部分をこぼれ落してみる……。
という私の弱いコースをどんどん突いてくるw
良い意味で困ったプリキュア戦士でしたw

と言うより、唐突に猫みたいに手を丸めて「ニャーオ」とか言わないで。悩殺されるからw


総じて『プリキュア』シリーズの表現の幅を広げる有意義な実験だったとは思います。

ただ、まぜまぜした物をぶつけて攻撃する、
クネクネした戦闘には最後まで慣れませんでしたがw
次作では、また肉弾戦に回帰する方針とのこと。

思えば、元々、女の子だって殴る蹴るしたっていいじゃない?
と従来の変身ヒロイン物の慣例をぶち壊して、
ブームを巻き起こした『プリキュア』シリーズ。

今作で増えたであろう表現の引き出しが、
今後の自由なアニメ制作にも生かされることを願っています。


付記:主題歌について

主題歌はOP、ED共に好きですが、私が感慨を覚えるのは、
ED担当歌手・宮本佳那子さん。

元々『プリキュア』シリーズ楽曲のコーラス部隊でも活動していて、
そこから『プリキュア5』のEDテーマでソロデビュー。
さらに後年『ドキドキ!プリキュア』でアイドル兼任プリキュア戦士・キュアソード/剣崎真琴役に抜擢。
キャラクターソングのミニアルバムもリリース。

その後、しばらくして体調不良で休養というニュースが流れ心配していましたが、
本作主題歌で久々に、相変わらずビブラートを入れない、
彼女のパワフルで真っ直ぐなボーカルを聴けて嬉しかったです♪

やっぱり“まこぴー”はいいですなぁ~♪

プリキュア声優と言うと、
近年は女性声優のキャリアの一到達点としてニュースになることも多いですが、
本作の女優・美山加恋さんや元『クッキンアイドル』のプリキュア戦士役への起用。
さらには宮本佳那子さんのような『プリキュア』シリーズの“叩き上げ”もいる。

プリキュア声優もこうして見ていくと奥が深いですね。



【前半折り返し感想】作画も設定もレッツ・ラ・まぜまぜ!

(書いている内容は上記と結構被る?長文)
{netabare}
放送開始前、私が抱いていた期待より面白く、毎回視聴が楽しみな『プリキュア』です。
設定等の自由度が高く、思う存分、実験的なシナリオを展開しても崩れない、
世界観の柔軟性が作品の魅力を引き出していると思います。


『プリキュア』とスイーツ、パティシエ、アニマル等のコラボを目指した本作。
軸になる設定、基本構成は結構ブレますw
例えば{netabare}「キラキラル」は当初スイーツに宿るものと強調されていたのが、
心にも宿るものと調整されるなど。{/netabare}


元来『プリキュア』は4クールの長丁場の中で、試行錯誤が行われるシリーズ。
その上、他の要素と絡めばブレて当たり前。
無理にブレを抑えようとして破綻するより、ブレても楽しさが損なわれない。
むしろ色々かき回しても楽しいアニメを……。
というスタッフたちの意志が感じられる自由な世界観設定。
この世界はこうだから、シナリオはこうでなくてはならない。
といった脚本の義務感が極力排除されていると思います。

特に英断だと感じたのは、
{netabare}プリキュアたちのスイーツ工房「キラキラパティスリー」を移動可能店舗にしたこと。
これによりシナリオが場所、移動距離の制約から、かなり解放されました。{/netabare}


フリーダムな制作方針は作画や戦闘シーンにも伝播。

一話の実写スイーツ動画乱入には驚愕しましたがw
本作にはプリクラ風の平面的な構図など、
リアリティより見ていて楽しい作画の追及が感じられます。


戦闘シーンではプリキュアたちが泡立て器の如く
まぜまぜしたクネクネした物体を放って敵にアタック♪

最初観た時、私は肉弾戦に訴えなければ『プリキュア』じゃないw
と眉をひそめましたが、後でむしろ私が誤解していたことに気が付きました。

女の子が殴ったり蹴ったりするのが『プリキュア』なのではない。
女の子が殴ったり蹴ったり何をしてもOKなのが『プリキュア』
ヒロインかくあるべしという制約に縛られることなく、
自由な戦闘シーンを描いていいのが『プリキュア』
というある種の原点回帰の姿勢が、あのクネクネした攻撃手段を生み出したのだと思います。
とは言え必殺技バンクでまぜまぜしている絵はシュールで、私は未だに慣れませんがw


キャラクターも良好。

『プリキュア』も不調時は、プリキュア戦士が一通り出揃ったら、シナリオが停滞し始め、
新作玩具販促も絡めた新必殺技に辛うじて倒れ込むw
といったキャラクターの息切れが顕著。

けど、本作には各メインキャラに掘り下げて明らかになる裏設定が仕込まれていて、
各キャラ回でも二枚腰を発揮する、なかなかのタフネス振り。
さらには、各プリキュア戦士を彩るサブキャラクタ-にも良キャラが勢揃い。
メインキャラのフィーチャーに、サブキャラへの展開も絡めた、プロットに躍動感があります。

個人的にはメインストーリーもさることながら、
あと二周くらい各メインキャラ回も楽しみたい。
後半も期待したい『プリキュア』です♪{/netabare}





【一話感想】衝撃の実写スイーツ乱入!お菓子はプリキュアを救えるのか?

{netabare}視聴率低落に歯止めがかからない近年のプリキュア。
特に最近は地盤であるはずの低年齢層の支持固めにも苦慮している様子。

その起爆剤として今年プリキュアが選んだのはスイーツ。
パティシエ要素とのコラボレーションにより、
従来のファンからだけでなく、甘い物やお菓子作りに目がない女児からも
支持取り付けを狙う一挙両得に動いた模様。

ただやや作画の安定感に欠ける東映アニメーション。
繊細さが問われる美味しそうなお菓子の作画を
一年間描き続けることができるのか?
焼き菓子の膨らみなど結構難易度が高いぞ……!

そんな私の杞憂は実写スイーツ製造動画の導入という
まさかの大なたにより切り払われましたw

変顔がやたら多いのも今作の持ち味ですが、
初めて実写で膨らむケーキ映像を目撃した時は、
驚愕のあまり私も変顔になってしまいましたw


課題は待ち時間でしょうか。
ヒロインの口上、変身、必殺技バンクと、
敵キャラの待機時間がただでさえ長いシリーズなのに、
本作ではそこにスイーツ調理時間も加わり、さらに長期化w

プリキュアの敵は優しいから待ってくれるとして、
テンポを気にする視聴者を懐柔するには、
相応の魅力を持ったお菓子作りが不可欠だと思われます。

またスイーツ絡みのプリキュア設定だからなのか、
主人公によるホイップらしきクネクネと粘性多めの攻撃が、
少しらしくないなとも感じました。

ネバネバに揉まれて苦しむのはどちらかと言うと変身ヒロインの十八番。
敵がプリキュアにドロドロやられるのは
個人的にややシュールな絵に感じました。

数多ある料理漫画・アニメ同様、
本作もまた敵のリアクションが成否の鍵を握っているのかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まあ、プリキュアとしては水準策ですね。

しばらくプリキュアの情熱は減退していましたが
これはなかなか面白いです。

実写パートや今時の黒電話、
変身モーションはおろかケーキができるまで待ってくれる
律儀な敵など笑わせてもらいました。

*アニメや特撮にありがちな疑問の「なぜ、敵は変身ヒーローヒロインたちが時間をかけて変身完了するまで襲い掛からずに待っていてくれるのだろう?」
という疑問ですが、この作品の敵は「それなりに時間がかかるケーキを作って完成するまでわざわざ待ってくれます」
敵対している相手の目の前で呑気にケーキ作りを始めるプリキュアたちもなんですが、それをケーキ完成まで待ってくれる敵も律儀ですね。
合理的に理由を考えると敵たちはプリキュアが完成させたケーキを食べたい(つまり、より優れたキラキラルを奪う)ので待っているんでしょうね。

変身するたびにケーキを作っているのは最初の方だけで、
あとはまあ普通のプリキュアでしたね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

shanpon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スイーツとアニマルのダブルモチーフ。

僕にとって6番目となるプリキュア。スマイル以来の5人スタートであるため当然テンションマックスでした。モチーフはなんと、スイーツとアニマルという2つのモチーフです。…ただ、声優さんの選出は今回は少し予想外な選出でしたが…。そして音楽はあのヒロアカやハイキュー!!でお馴染みの林ゆうきさんです!BGMに関しては期待度大ですね!5人チームですが、果たしてスマイルを超えられるのか…。ちなみに今回の推しキュアはショコラです!
最近6人目のパルフェが加わりました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

68.9 20 東映アニメーションアニメランキング20位
スター☆トゥインクルプリキュア(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (50)
146人が棚に入れました
わたし、《星奈ほしなひかる》!宇宙と星座がだ~いすきな中学2年生。星空を観察しながらノートに星座を描いていたらとつぜん謎の生物《フワ》がワープしてきたのっ!それから、空からロケットが落ちてきて、宇宙人の《ララ》と《プルンス》までやってきた!…あなたたち、ホンモノの宇宙人!?キラやば~っ☆地球から遠くとおく離れた《星空界ほしぞらかい》の中心部にある聖域《スターパレス》では《12星座のスタープリンセスたち》が全宇宙の均衡を保っていたらしいのだけど…あるとき何者かに襲われて、プリンセスたちは《12本のプリンセススターカラーペン》になって宇宙に散らばってしまったの!このままじゃ星が消えて、地球も宇宙も、闇に飲み込まれちゃう…!『星々の輝きが失われし時、トゥインクルブックと共に現る戦士プリキュアが再びの輝きを取り戻す』ララ達は宇宙に古くから伝わる伝説を頼りにプリンセスが最後に生み出した希望・フワと一緒に《伝説の戦士・プリキュア》を探していたんだって。そこへ宇宙の支配を目論むノットレイダーがフワを狙って襲いかかってきて…「フワを助けたい!」そう強く思った瞬間、《トゥインクルブック》から《スターカラーペンダント》と《変身スターカラーペン》が現れて、わたし、プリキュアに変身しちゃった!?宇宙に散らばったプリンセススターカラーペンを集めて、スタープリンセス復活の鍵となるフワを育てなきゃ!よーしっ、地球を飛び出して宇宙へ出発だーっ☆

声優・キャラクター
成瀬瑛美、小原好美、安野希世乃、小松未可子、木野日菜、吉野裕行

十万億の微笑み さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

世に二つとないズタボロ作品。全くの倫理破綻。※随時追記

結論から言えば最低最悪です。
※字数制限のため日時の古い追記は新規と入れ替え&各項目に要約して追加。


×キャラクター
・羽衣ララ
 先にプリキュアになられただけでひかるに直接お門違いの不満をぶつけても(逃げる事しかしてないくせに烏滸がましい)
情報を足で稼ごうというひかるに対して分析をただ待つという対案になってない意味不案を持ち出して発狂しても(並行してロケット修理ぐらいしろ)
ロケットの中に入ってきただけに過ぎない仲間達を追い出しても、宇宙の危機は承知でロケットの修理をサボって遊んでた自分を棚に上げて八つ当たりしても、
AIに介護されてる癖に他人に訊く事すらせず水入ったバケツひっくり返して涙目敗走しても(相手は謝ってる)、全く悪びれもしなければ謝らないってよくこんな不良品をゴリ押そうと思ったな。

 殊第二話に関しては、嫉妬をひかる本人にぶつける陰湿さを発揮してて悪い意味でギャップがすごかったですね。
二話以外では、大人しいけど根は明るいみたいな人好きするタイプに見えましたが、そんなことは無かったみたいです。
伝説のプリキュアが目の前に現れたなら、興奮冷めやらないし変身する方法を探るのが普通でしょうし、
悩むにしてももっとノットレイダーと戦う力が欲しい、故郷を救いたいといった切実さがあればいいのにただの醜いやっかみ。
自分が落ちたからって試験に受かった人に噛みついてるぐらいノリが軽いしみっともない。
いっちょ前に文句言うくせに自分は何の努力もしなくて提案も論外とかストレートにどうしようもないク×なだけ。
あまりにもダメダメすぎてオレスキーには大層気に入られるレベルのアレですね。
 こんな嫌わせたいとしか思えない描写にもかかわらずバンク等ではぶりっ子させてるのが痛いです。いかにも作ってる感じで臭い。
端的に言って生理的嫌悪感しかないです。キュアピースに迫るだか超えるだか世迷い言のたまってた節穴さんたちまじドンまい☆ける。

 贔屓するからにはスペックを盛ったり描写を拘ると思ったのですが、頼らないと決めた翌日に結局縋るほどAI無しじゃ不能も不能。
二桁の計算も自力で出来ないほど能無しってAIが壊れた時どうするんですかね。百億光年の孤独を抱えて船内で黒い幕を閉じるか
どこかに不時着したとしてもコミュ力も無いんだから客死確定では?流刑に処された罪人かというくらい無理無謀無明ですね。
 また、敬語は使わない方が効率的と得意気に抜かしてからの「お邪魔してます」「ごめん」「ありがとう」(全て遼じいへの言葉)に加えて
AIにはしっかり敬語を使わせる出鱈目っぷり。ずぶの素人でもお気に入りキャラぐらいはきちんとお世話するのに。やる気、無し!w
モップを渡されてバケツの水ぶちまけるってのも本当に地頭悪すぎですね。びちゃびちゃのままやるならまだしもどんなけパーなの。
 ちゃん付けで怒ってた癖に激寒呼称のルンちゃんには無反応なのもすごく杜撰です。呼び方ごときで一話丸々使ったのに無に帰すなよ。
韓国人をニダちゃんと呼ぶのと同じで名前にちゃん付けよりかなり失礼だと思うんですけど。頭サマーン星人ヤバすぎ。
 周りからもヨイショされるかと思えば、学校に来たかった理由を尋ねられて「地球の文明に興味を持ったから」と答えるも嘘八百だと弾丸看破され
なんともダサすぎる本音「楽しそうだったから」を吐き出させられる有り様。ケンネル星でも「あんな挨拶嫌」と蔑んでましたし全く無礼で下品で幼稚ですね。
尊重する気はさらさらなくて映画や漫画を下らないだの何だの切り捨ててたノットレイダーと違いはあるのでしょうか?
レインボー星に来て犠牲者はただの数じゃないとか言ってましたけど、他所の星を学ぶ気も無ければ敬意を払う気もない奴が何言ってんだって話です。
えれな回同様他なら誰でも良かったのに致命的なるミスチョイスを二度も致しますか。悪臭放つ媚びバンクで力尽きてしまったみたいですね。

 挙句の果てには、、本を逆さまに持つ描写をまた引っ張り出す引き出しの少なさ。バカかわいいと騒がれたかったのでしょうが
漫画の見方も分からないって洒落にならないですよ。文字はおろか人物や風景の上下も判らないって、どうすればそうなる?
おそらく文字しか書いてなかった本を上下逆さまに持ってた頃より明らか退化してる。全身羽衣ララって損なのー?←損なんだよっ!


・ブルーキャット
 義賊のつもりらしいが悪人とは言い難い金持ちたちから盗るのは普通に手癖が悪くて薄汚い泥棒ですね。せめてノットレイダーだけ狙えよ。
再登場させてまでドラムスを悪い奴に仕立て上げようとしてましたが、初回の「タカビーだけど根はイイ奴」の印象は突き崩せず終い。悪足掻き。
同じドラ息子でも時代劇でよくやっつけられる、街に繰り出しては人ぶん殴ったり店荒らしてるような悪代官のそれの足元にも及ばないです。
そういう、法で裁けない悪党を成敗するダークヒーローだからこそ義賊は魅力ですがポイントを全く押さえてないのが涙を誘います。
 そのドラムスとの勝負はあくまで互いのペンを賭けるのが条件でしたのに他の宝に手を出して恥ずかしくないのでしょうか。
ドラムスは自ら宝を破壊し始めた時でもペンを渡さないとは言ってないのに一方的にルールに背いてます。激昂して周りが見えなくなってる人より分別が無い。
オークションの品を盗まれたり宝に手を付けられたからゲス化し、怒り狂ってしまったと考えると整合性が取れるのですがそういうことですか?
自分の都合で他人様を苦しめ狂わせてしまう犯罪者、罪深いことですね。

 プリキュアも正義のヒロインなのにこんな犯罪者に手を貸すなんてどうかしてます。何故、助けた人に見返りを求めてそれを盗人にくれてやる必要があるのでしょうか。
目的によって手段を正当化出来るとするなら寄付さえすればその辺の人間からスッても強盗しても可という事になるのに愚かしや。
故郷のレインボー星を石化して強奪した宝を売り払った仇敵アイワーンと同じことやってる泥棒もそいつを助けるプリキュアもくそダサいです。
弱者を盾にしないだけアイワーンの方が見てて気持ちーねー!敵に見劣りしてる正義の味方ってなんなんでしょうね、ア×なんでしょうね。
8話だかでどんな理由でも人の物を取ろうとすることは外道と同じとか描いてましたけど、轢き潰されて全くの無駄と相成りました。南無。

 他所で見かけた批判「アイドルならチャリティー活動しろ」は大変俗な言い方ですが正論としか言いようがないです。
セコセココソコソ盗むよりよほど金が集まってくるし法に触れず啓発にも繋がりますからね。
1人でも多くの人が他人を労わる気持ちを育めばそれだけ世の中良くなることは間違いないです。
そんな体たらくで義賊を気取ったところでただの言い訳、自分の盗みを弱者のせいにしてるのと同じ。卑劣。
付け加えればマオの姿でドラムスに接触すれば難なく入手できたんでは?バレてないしすぐデレデレするんだから余裕でしょう。
展開の為の展開をやったばかりに二重三重にやらかす大馬鹿マジック。CrazyGonnaCrazy.

 同じ東映でも極悪非道のギャングから盗品を取り返してるだけでも本人たちは盗人と自覚していて
もう一方の主人公側も呉越同舟で共闘はしても犯罪者だという認識は変わらなかった戦隊をやったばかりでこれか。
長年勧善懲悪のヒーローものを取り扱ってきたからには倫理観はしっかりしてるのかと、思ってた。

 更には本来の姿は耳や尻尾だけでなく肌や鼻も特徴的なのにプリキュアに変身すると
耳と尻尾だけがあるブルーキャットを基にしたデザインのキュアコスモになるのが終わってます。
ありのままの姿を受け入れるのが多様性なのにこの様は何なのでしょうか。個性を奪い去って何が多様性ですか。差別でしょう。
この点でもモノアイでも肌が浅黒くても手を加えず受容するノットレイダーに完全に劣ってます。

 出て日が浅いある意味期待のルーキーは紛う事なき犯罪に走ったことでチキチキク×キャラ猛レースのトップ独走中❢❢❢
ゲストも主役のプリキュアも食って心を闇に蝕ませたり、口では否定しながら犯罪幇助させる勢いには目を見張るばかり。
こんな汚らわしい犯罪者に多様性を象徴する虹色を使う、これほどこのアニメのズレっぷりを象徴するものは無いですね。
敢えて書けば犯罪は多様性でも容れられないですよ?他人の権利を侵害する行為が認められるわけないだろ・・・。寛容のパラドックスも存じないらしい。
虹=多様性のイメージを培ってきた人々への嫌がらせ超えてガチアンチ行為に他ならないですね。
最早このアニメをぶっ壊してくれることしか望んでなかったとはいえこの働きは想像以上のもの。やば。


・香久矢まどか
 強硬派の娘にしたくせに少しずつ誤解を氷解させるわけでもなくあっさり懐柔されるしょうもなさ。
自ら触れたこともないのに親の教育で偏見を持ってるキャラというのは多様性を描くにあたって大事ではないのですか?
誰しも知らないものを恐れたり善からぬ偏見を抱いてるものですが、自ら確かめて誤りと認める事が共生社会への一歩ですからね、ヘラパンニ…。
 連チャンでメイン回ぶっ込まれても父親の傀儡から抜け出す気配は微塵もなく、それどころかより深刻らしい事が見て取れました。
弓道は自分と向き合う競技だと言われて、オヤジにベッタリの自らを省みなかったのでしょうか。疑いすら持たないって末期でないの。
中学生になってもあれしろこれしろと命令するばかりで個人として見ない親をパパパパパパパパ慕うって、何を見せられてる?
夢の途中で気が付けば知らぬ間に随分もう娘に避けられ距離置かれるようになった冴えないおっさんが自らを慰めているかのようだ。

 取り敢えず何をするにも他所の星行っても父親の影ばかり追うdaddyのdolly、しかし誘われれば思いを裏切りサボる半端者。
常識がズレてるとか陰ではだらしないといった真面目・金持ちのテンプレ味付けさえも無いとここまでつまらないのか。
映画ポスターにも表れてる様にひかるとララ×スが中心で、まどかはえれなと併せてトロフィーワイフもといトロフィーフレンドであることが存在意義みたいですね。

 いいとこのお嬢キャラでも一休さんの露姫は家の都合に猛反発するほど自立してて好感が持てます。
べしゃりも上手いし親や暴漢にも怖気づかない胆も据わってるし付け届けのような不正義には丸太落としで阻止。
暴れるだけでなくて仲間と安楽を分かち合ったり艱難には心を痛める人情をきちんと持ち合わせてるから格好いいです。
およそ半世紀前のアニメが婦女子の自立を描いてる一方で、こっちは多様性テーマで親のパペット?ちょっと何やってかわかんない。


・星奈ひかる
 こんなアニメの主人公だというのに意外にもマシな方に入るキャラクター、だった。
まどかを無理矢理連れ回して習い事をサボらせたこと以外はそんなに思うところは無かったのですが、ドラムスに助けた恩を売って
あろうことかブルーキャットに宝を差し出させるという、まさに盗人に追い銭のような真似をさせたことに引きました。

 一休さんにも助けてやった見返りを桔梗屋に求めて、さよ坊含めた寺の者から一時的に総スカン食らった話がありましたけど
桔梗屋に謝礼分の物資を直接貧しい人たちへ配らせてたから腑に落ちました。人助けするにもお金は必要ですし、貧困を目の当たりにさせるのも大事なことです。
だいたいこういう星って郊外はスラム街と決まってんですから、強請るにしたってそういう人たちへ自ら配給させれば面子が保てたのに、
本当に配ってるのかわからない奴に一任するって頭イッてんじゃないですか、盗品売り捌いてるような奴を肯定するって。
同じ会社が製作したオリジナルアニメとは思えないぐらい差がドイヒー。かつての気配り見る影もなく。

 ついでに、過酷な環境でも良さがあるとか無神経抜かしてノットレイダーから尤もな怒りを買ってましたが
増税も楽しからずやとかなんとかの広告出して炎上した豊田商事もとい某自動車メーカーを思い出しますね。


・天宮えれな
 問題児や犯罪者といった頭キラヤバ揃いのプリキュアの中では一番まとも。その代わり出番とトレードオフで(メイン回の筈なのに変な触角の虫けらに割り込まれるほど)
それに伴い、周りがろくでもないことをやらかしても止めなかったり乗っかる共犯に仕立て上げられてます。明日を得る代わりに冷や飯とは実に気の毒なことです。
主にあの田吾作星人のヒステリーを注意しないもんだから周りも同時に評価下がりますよね。クラスメイトや桜子はきちんと注意してた分余計に呆れる。
特に、せっかくドラムスとの諍いをペンだけで収めようとしたのに後ろから↑の強請り集りに撃たれたのは、熱く切なくて・・・。

・フワ
  喃語から急にペラペラ喋り出して気味が悪い、正義感に共鳴するでもなく自分を守るという都合がよい意思にだけ反応して力を与えてるのが気持ち悪い。
ブルーキャットに対していいにおいいいにおいとやたら言うのも普通に引きますね。一回だけでも危うい発言を何度もって完全にやべー奴。
ヒロインたちにセクハラかましながらもばぶばぶよちよちされたいおじさんが宿ってるだろ、これ。やべー奴。

・プルンス
 えれなと同じく脚本によって無礼者にされたり、盗人にそそのかされて言を曲げるなど問題も見られるものの、基本は正常で
何も努力してないくせに力だけ欲しがる戯けた陰キャに当てつけるように拳を振るいノットレイダーと戦うなどまともな武類。
ケンネル星でスターカラーペンを渡すようしつこく求めた時はあたかも悪者のように扱われてしまったが
17話での新基準によりそんなに間違ってなかったことになった(つべこべ言わず盗む・強奪するのが正解☆

・AI
 休憩も挟まず酷使するだけで作業効率を口にしてるとんだ欠陥品。地球の科学に明らか劣ってる。ちゃんと進んでる異星人が廃棄したヴィンテージものの粗悪品なのでは?
兎も角AIがあるからと勉強もせず何でも委ねてると何にもできないサマーン星人のように堕してしまうと、来るべきAI社会に警鐘を鳴らしている社会派描写と言える。

・遼じい
 劇中唯一の癒やしキャラクター。ゴミ溜めの鶴。箱の底の希望。
相対評価抜きに真人間なのだが、善意に付け込まれてプリキュアどもにまるで無人かのように挨拶も何も無く
天文台にズカズカと汚い足で奥に上がり込まれるという、まともな奴ほどFeel so badな悲劇に遭った。
脚本のせいだけど破落戸のgo-getterならいざ知らずちゃんと身分を明かした公務員相手に、お願いされてないのにとぼけるのは不自然すぎ。

・ノットレイダー
 倫理が破綻している作品でもちゃんと悪役として悪役やってるだけで正常。
特定個人の私兵として働いている点はホコリ玉の手下どもと同じで一見ギスギスしてる様ではあるが、
誰かさんたちとは異なり気兼ねなく文句を言い合いもすればきちんと褒めたりと肝胆相照らしてる連中。
三人で制御するノットリガーを練習も無しに最初から息ピッタリで動かしたのも全く説得力があったくらい。

・カッパード
 過酷な環境に生きる者たちに上から目線で配慮に欠ける失言をしたひかるに正当な怒りをぶつけた戦士。
宝物庫の場所も探り当てられない怪盗を尻目にバルコニーから穏やかに侵入したばかりか
ペンにしか興味を示さないが故に泥棒に便宜を図って金品を無心した犯罪幇助人たちとは違って紳士に見えた。

・テンジョウ
 出始めたころは陣形を組んだり目くらましをするなどの戦法を駆使していたが早くもネタが尽きたのか
手下をあっけなく蹴散らされてすぐ逃げたり人間をダサいノットレイにして巨大化させるだけの雑キャラになった。
妖怪がモチーフなのだからノットリガーとは別の怪物、何とか入道にでも変化させればまだいいがその程度の芸も無いらしい。

・アイワーン
 知性派のつもりらしいがAIに介護されてて実の伴わないトンマエイリアンとは異なり、一人でも根気強くペンを探しつつレーダーの精度を反省する学者肌な面を見せたり
バケニャーンに諫められてもヒステリーを起こさず失敗すれば気まずそうに強がるという愛嬌もあるので正に対極に居るキャラと言える。
ピンチに陥っても石化した人間からノットリガーを生成する可能性に賭けた点も、チェーンスモーカーのごとくペンを使い捨てる集団に見習わせたい姿勢。

・バケニャーン(ブルーキャット)
 上に書いた通りアイワーンとの掛け合いは一種の清涼剤だったのだが大変残念な結末(ブルーキャットの変装)に。
自分の星を滅ぼした組織に入り込んでいるという設定は有名どころで言えばジュウオウジャーのクバルと似ているが
組織の重役を担っている発明家付きの執事を任される割には相応の働きを見せてないので都合展開にしか感じない。
二心を抱くキャラは人一倍忠義を見せて疑心を抱かせないように勉めるのが定石では?少なくとも何かしらの実力ぐらいは見せておけという話である。
変装できるから入り込めてましたではあまりにも安い設定でお粗末としか言いようがない。レンタルおじさんか。

・ガルオウガ
 出番は少ないが逆切れヒステリー星人とは違い怒鳴るなどの失敗続きの部下にパワハラは全く働かないどころか
周りから侮られている子供のアイワーンの実力を認めを幹部に据えるなど度量が窺えるリーダーである。

・ケンネル星の住民
 プリキュアをノットレイダーと同じだと早々に見抜き喝破した予言の民。
ペンを取ろうとする態度を非難してのことに過ぎなかったのだが、あろうことか
人の物を奪う泥棒に手を貸しプリキュアとして迎え入れてしまったため現実のものとなったのであった。

・ドラムス
 初登場した時はマオに頼まれてプリキュアをオークション会場に入れてやったり
面子を保つ為とはいえまどかを称えてペンを譲るなど悪どさの欠片も見えなかったのだが
脚本都合でその二話後には生身の人間を閉じ込めて危害を加えるという、ノットレイダーでもしない悪行に走らされた悲劇の人。
自分が競り落とした宝を盗られっぱなしになっただけでなく、宝物庫の品々さえもプリキュアに強請られ譲らされた悲運の人。

・レインボー星の住民
変化の能力を人々に恐れられレインボー星に流れ着いた流浪の民。
石化を逃れ生き残った同胞のブルーキャットことユニに変化の能力を悪用され
仇であるアイワーンと同じ犯罪を働かれている。要は死体蹴りをされている哀れな人たち。
こうして二重にダサくて罪深いことが浮き彫りになったのであった。


×勢力
・捜査局
 まどかの父が長官を務める捜査局は協力する立場に押し込めないと詰むとはいえ、そうなるにしても振り回し方が酷いですね。
無許可でデカい飛翔体飛ばしたり爆破したりと、人々を不安に駆らせるテロ行為に及んでる映画監督ごときに外交問題ガーと
植民地根性丸出しの発言をしたかと思えば、首相の鶴の一声を聞くや否やヘラヘラと胡麻擦りに走る木っ端役人ムーブが本当にド酷い。
高名な映画監督が鬱蒼と生い茂る夜なのに独りでカメラ片手に彷徨ってておかしく思わないのでしょうかね?
限りなくルックスライク自分を有名監督だと思い込んでいる精神異×者が官憲に通じてしまうおっそろしい世界。
親の側が小学生相手レベルの嘘に騙されて誘拐されたり孤児院なのに里親の審査をまともにしてなかったどっかのチャージマン並みです。
こんなみんな純粋で人を疑う事をしらないアンパンマンのノリ持ち込むなら最初からそんな組織出すなよという話です。
ご覧の有様にもかかわらず16話になって実は不本意だった、まだ疑ってるヅラしてましたが今更何を言ってるのかと。もうとっくの昔に終わってるんだよ。

・宇宙星空連合
 宇宙星空連合に至っては捜査局よりもドベです。スターパレスが壊滅して全宇宙存亡の危機だというのに自称職員は映画撮影なんかに興じてます。
それでもララ×スの不法滞在を咎めて強制送還をするかと思えば、演技が良かったとかいう謎理由で急遽独断で取り消し。いい歳こいて心配になるくらい権力描写がめっちゃくちゃ。
そんなペーパーユニオンにゼニ―星やレインボー星が非加盟などとわざわざ説明されてましたが、この人は野鳥の会に入ってませんと紹介されるぐらい何も伝わりません。でっていう。
 この宇宙星空連合の扱いには本当に驚きましたね。プリキュアを支援する組織が出てきて舞台設定も掘り下げてくれるだろうと思っていたのですが、その真逆。
星空界の、恐らく、最大の組織が、町内の異変は嗅ぎ付けてる、地球の一国の一組織未満の認識って、ほんまに?
あまりにも不自然すぎて騙りなんじゃないかとまだ疑ってます。そういうアニメだと思い知らされてもさすがに捨てるに捨てられない。
スターパレスはどっかのバイストン・ウェルみたいに常人には知る由もない異世界なのかとも思いましたが、例の×ス(のAI)でも異変を感知できたくさいのでそれは無いか。
せめてスタープリンセスが色々語ってくれたりサポートしてくれれば結果オーライなのですが終わり際にお礼台詞言う些末な出番だけ。
自ら大枚叩いて新たなペンを入手してくれたドラムスや、届けに来てくれるノットレイダーの方がよっぽど協力的と言えますね。


×アイテム
・スターカラーペン
 敵も味方もしこしこ集めてますが劇中での描写が完全に失敗してる。
全宇宙を守護するスタープリンセスの力が宿ってるとの謳い文句なのに敵はちょい強めの怪人や怪物をつくれるだけに止まり
プリキュアに至っては新技を獲得するでもなく、易しめの間違い探し程度にしか必殺技が変化せずセーフティロックでも掛かってるのかという程に貧弱。
倒すとドロップする形式ならまだしも戦闘中に手から落っことしたり盗まれる接待プレイをかます敵さんも敵さんなら、
誰が言ったかそのお届けデリバリーに頼ってばかりで、今ある力を使って状況を打開できないプリキュアも情けない限り。
差別化出来てないからそうなるとはいえ、ペンが即死蔵化するのが頂けないですね。最近の特撮より大分アイテム数が少ないのにどんだけ活かさんの。
その回で手に入れてすぐ使うのがルーチンなのでブルーキャットが手渡す流れも全く盛り上がりません。渡す奴が違うだけで販促ありきの激流に流されただけ。
 こういう変身ヒロインものの乙女座♍と来たなら大正義扱いで断トツの力かと思ったのですが例に漏れず手抜きバンクでガッカリ。
ところがどっこいどっこいどっこいのどんぐり性能にもかかわらず入手回が入手回(犯罪幇助)なだけに悪い意味では印象に残るのでした。 
 それからバンク飛ばして見てるから忘れましたけどサザンクロスアタックだかで使うあのぶっとい蝋燭はただでさえアレな戦闘をさらにつまらなくしてますしダサいですね。
百均とかド田舎の生協の菓子コーナー隣接の玩具棚で売ってるなんちゃって魔女っ子ステッキの方が洒落てる。


×ストーリー
 普通ならペンが敵の手に集まると一巻の終わりぐらいに止めておくものですが、三話の時点で既に予断を許さない状況で
さっさとスタープリンセスをみんな復活させないと宇宙滅亡というタイムリミットが課せられてます。何クールアニメの設定だよ。
というか、こんな状況にもかかわらず学校に闖入して遊びくさっといたくせに急に使命感生やして発狂した例のゴミ×キーが、
まるでホームラン級のバカで白痴でノータリンみたいじゃん!事実か。こりゃいっかw

 異星に行く回はゲストの面々に尺が割かれたり風景など色々違う分マシと言えるのですが、
日常回はすごくつまらないです。ゲストが藪から棒に突っかかって来たりしていちいち衝突起こしてめんどくさいです。
その都度ジメジメさせないとお話書けないのか?とにかく暗くすれば重たいとか、メッセージ性が強いとか勘違いしてるみたいね。
間違いなく深夜帯ならエログロ鬱を盛って大人向けぶるタイプ。子供は勿論、大人の方も向いてない事には決して気付かない類。
 習い事を勝手に決めて自分の理想を押し付けてくる父親、心理攻撃をしてくるスポーツマンシップの欠片も無いぼっち選手
苦手ジャンルだとわかってて描かせようとする漫画編集など明らか言動に問題抱えてる「敵」を設定しないと描けないんですね。
つまんなくてもいいので大会に向けて一緒に特訓とか結婚式のお手伝いといった明るい話にしてほしいです。
 そういう「敵」を出すのは見逃すとしても、何故そうなったのかという説明がない上に勝手に改心するので意味がわかりません。
一方の描写だけで済ませようとするなんて大した多様性ですわ。まさかまどか父も反エイリアンになった経緯描かない気じゃないよね。

 細かいところで言えばロケットの扱いも大分無理があります。劇中時間は不明ですが数話経ってるにもかかわらず
ロケットが白昼堂々飛んでも住民は映画撮影だと未だに思ってます。仮にも有名な監督がロケしてれば間近で観に行こう撮りに行こうとする人は出てくるでしょう。
それ以前に山に落下した時点で明らかに人が集ってきてバレるでしょう。カプセル設定なんか生やしたところで遅すぎ。
ただでさえバズ欲しさに自らの迷惑行為でも撮ってネットに上げる人種がいる時代なのに全く世相反映してません。人間舐めすぎですね。
最初から誰にもバレてないことにした方が遥かに賢かったのに要らんことして。これ本当に大人がつくってるの?
 及び、ロケットの部品をどうやって調達したのかについて説明なしなのは無理がありますね。中学生がどうやって揃えるんですか?
大人連中なら余程高価でない限りいざしらず子供があんだけ買い揃えられますかね。まどかは親の玩具だから自由にお金使え無さそうですけど。

 ブルーキャットの正体バレも問題です。プリキュアに自らの正体を明かす意味が無いのは勿論
屋根の上で変装を解こうものなら監視カメラどころか監視衛星に映るのではないでしょうか。
無法地帯とはいえ高級リゾート地ですからセキュリティーは万全でしょう。即時配信され星空界全域を揺るがしそうなものですが何故かバレてません。
他にも変身が解けて生身なのにノットレイダーが怯むくらいの噴射圧でロケットが間近に着陸(光線銃を撃って落とそうとしないのも謎)
ドラムスの屋敷に閉じ込められた時に至ってはカメラでバッチシ見張られてるにもかかわらずマオの変装にノーコメントで終わるなどグッダグダ。

 前の話と繋がってない展開もいくつかあるのもそれはそれは致命的。
上に書いた通りララの見苦しい自己矛盾ヒステリー(サボリ・ちゃん付けなど)もそうなのですが、
プリキュアがドラムスを強請りブルーキャットに宝を渡させて幕を閉じた衝撃の17話の2話後で
奴のアジトでその時接収させた宝の山を見たまどかが「ブルーキャットが奪ったの!?」と驚く場面があります。
施せば犯罪に走ってもいいという立場を取るなら取るで貫けばいいのに尻尾きりに走ったみたいですごく印象悪いです。
倫理も義理も欠いてる主人公勢って一体全体何があんねんこいつら。目を疑うほどの行き当たりばったり。
憶測にすぎませんが、いくら何でも一時共闘するだけで金目の物をくれさせてやる展開では無かったのでしょうが、
「仲間にするんだからもっと距離近づけよう」みたいな安易な考えで変更した為に浮いてしまった台詞の気がしてなりません。
 道を踏み外した結果倫理もストーリーも破綻してしまうなんて、やっぱり、人間正直に生きるのが一番ですね。


×戦闘
 華のない必殺技さえもろくに駆使せず、かと言ってバンク無しでがんばる訳でもなく敵とちょっとじゃれ合うばかりの手抜きバトルが毎度お馴染み。
おニューのペンが出る時はあっさり手に入れマイナーチェンジ版必殺技使って終わり。色んな技で敵を蹴散らして爽快だった他のプリキュアが恋しい。
サザンクロス回後はそればっかり使う止めで終わり。ここまで酷い使い捨てアニメは見たことが無いですね。話もキャラもダメなら描写も駄目、聳え立つ×ソ。
その中でも19話は特につまらないものでしたね。仮にも幹部相手なのに一人ずつ銃のビーム受けるだけ。
太刀打ちできないくらい強いから幹部は狙いにいかないという体なのにこれでは茶番です。大事なペンをすぐ落としたり盗られるようなドジばかりとはいえ余計格落ち。
アイワーンだけノットレイを連れてこない謎縛りが悪い方向に炸裂しましたが、最初からしょぼくするだけで無意味でしたね。
他のプリキュアは仲間が雑魚を蹴散らしてる間に、一人二人で怪物と互角以上に戦うのに束にならないと戦えないって・・・ザコすぎだろ・・・。


×テーマ
『多様性』
・注意されない及び謝らないなどの特定キャラ贔屓(平等とは程遠い)
・ヒスパニック系のステレオタイプど真ん中『大家族で社交的な陽キャ』のえれな
(マイノリティを非の打ち所がないような聖人にするのは敬遠してるのと同じ。差別)
・人間に寄せた容姿にされる犯罪者キュアコスモ(多様性の枠外及び否定)
・父親や周りに流されるだけの人形のまどか(女性の自立・児童の人権尊重は無し)
・没個性の変身動機「ホコリ玉を守る」(モノトーン)
こんなんで何が多様性・価値観の違いだよ。気が違ってんじゃないのか?
何よりも悍ましいのは犯罪者のことは全く非難しないどころかあたかも多様性の一つとして描いてるのに
まどかで見られるように女性は尊重してない事。近頃問題になってるパンプス強要も当然のものとしそう。恥を知るべき。
 多様性を描きたいなら母子家庭やその陰に隠れがちな父子家庭・施設入所児童、力仕事してる女の人や主夫を登場させたり
異なる人種信仰国籍etc.同士で遊んだりしてる場面をごくごく自然に出すだけでいいのですが
逆に弓道大会の委員長が爺さん、編集長がおっさんという定番の属性なところにダメさが出てますね。
「偉い人=年食った男」の凝り固まったイメージをなぞって何の意味があるのでしょうか?何も考えて無いべ。
流行りだかに乗って多様性を騙る前にキング牧師の演説でも百篇読んだ方がいいと思います。
母親が長距離トラック運転手な上に女任せにしないで家事をする誠司を出してたハピチャの足元にも及ばない。

『宇宙』
 星空界とかいう異世界を旅する為の乗り物がロケットというだけで別に宇宙は関係ないですね。
モノホンの宇宙に行ったのは初回とサザンクロスがどうとか言ってた8話?ぐらいですか?
星座も結局は地上から観測するものなので宇宙要素は薄いです。これでも星空界の色んな星を巡ってればまだいいんですが
ペンを探す為に降り立つだけで現地人と全く交流しないドライな日帰りツアーなんで。利害が絡まないと他者とは関わらないって悲しいですね。


×倫理観
 最大の問題である犯罪幇助は既述の通りなのでここでは触れませんが17話のドラムスに対して特別言うことがあるのではないでしょうか。
プルンスが居なければ死んでる高さから落とし、手下に襲わせてきても、「悪い人じゃないから変身して戦えない」などと何故渋るのでしょう。
プルンスが実際レーザーに少し焼かれてしまった事に何も感じないのでしょうか?無力化・武装解除ぐらい何だってんだよ。
仮にも正義を気取るヒロインたちなら人を傷つけようとする行為には怒って然るべきだと思います。
 また、スターカラーペンを渡していただけるよういちいちお願いするのもズレてます。
相手は知らない事とはいえスタープリンセスが宿ってる以上は拉致監禁してるのと同じですからね。他人の生命・身体を侵害する自由はありません。
通告して、返さなければ非難する手順を踏まないからだらしなく見えます。守るべきものは何?


 そんなに沢山アニメは見てないですけど他に類を見ないくらい酷い創作と言わざるを得ません。
あまり炎上してないのはプリキュアブランドに守護られてるだけで、それが無ければ何とは言わないが
ク〇アニメの代名詞としてあちこちで引き合いに出されるあれやこれやと同じカテゴリーに入れられてることでしょうね。
或いは事はもっと単純で言うほど見てる人が居ないのか。
 もうこんな臭い作品を平気で世に送る病膏肓デビュースタッフには到底期待できませんし、
犯罪肯定集団のスタプリが先輩面して出るなんて想像するだに具合が悪くなるので、プリキュアの新シリーズはもぉマヂ無理。。絶対見なぃ。。。
 願わくばこんだけ酷くて目も当てられないものはこれっきりにしてほしい。
スタプリの前にスタプリなく、スタプリの後にスタプリなし。是非そうしてくれ。



※9/15
×32話
「奪うなんておかしい」とガルオウガを咎めた結果、泥棒が言うなと正論で返されたユニが何とも惨め。敵に説教されたりクリティカルヒット打たれるの何回目だ?
痛い所を突いてくるなどと強がっていたが、弱味を自覚しているなら償いぐらいしたらどうなのか。悪いところがあると分かってて誤魔化す事しか出来ないとはか、ブライブサンシャインのパクリ騒動のスタッフかよ。
スタープリンセスが全員揃ってもフワが進化しただけで終わるとは何とも甲斐のないことである。せめてレインボー星ぐらいは復活させられないのか?
自分の一族の為だけに戦ってきたユニが自分の気持ちでプリキュアとしてみんなを守りたいという成長を見せてもいい頃だし、
力が100パーまでは戻ってないとはいえ、たかがダークペン一本が暴走して起こった惨劇程度も元に戻せないとは、本当に宇宙の守護者なのかこいつらは。
そのフワについて言えばフワを守るフワを守るとお題目唱えるプリキュアがカルトくさくて気持ち悪い。つくづく、ダークネストダークネスト崇めてる敵との違いがわからない。
更にガルオウガ二戦目なのにあの厄介なテレポート対策を取っておらず、バラバラに戦って各個ぶちのめされる酷い有様。素人で構成された烏合の衆か?
間髪入れずに複数で攻撃したり必殺技もちゃんと叩きこんでいた前回の方が上手く立ち回れていたレベルである。
早く始めて長めに時間をかけた戦闘だというのに無駄話をしては一匹一匹殴るの繰り返しでテンポが悪すぎる。まあバトル前にフワだと気付かないくだらないギャグを入れて水を差していたので、こんな様だろうな。
無駄に続いた宇宙星空連合との一件も引っ張ったくせに容易く引き下がってトゥインクルイマジネーションとやらの情報があれば伝えるというオチ。自由に航行できるよう許可証を発行するぐらいしたらどうなのか?
参加にこだわる理由があったのではないかと思っていたが何も無かった。脚本が飽きたから以外の理由が思いつかない。
ついでに「フワより自分が上だと思ったことは無い」とかのたまってたゴ×ルキーであったが、卑下するような発言をしている奴が言っても全く噓臭いとしか言いようがない。連合をあたかも使い倒してくる組織かのようにネガキャンしていたことといい、上下関係を設定したがるク×なのだから仮に下だとは思っていなくても上だとは思っているのだろうな。ひどく卑しい虫けらである。

※9/22
×33話
戦闘で既に役立ったにもかかわらず唐突に役に立ちたい役に立ちたいとヒステリーを起こし始めたのが謎とはいえ、
フワばかり責められているのはどうなのか。休み明けてから課題やってるバカ二匹はどうなんだ?
効率効率うるさい虫けらは予定を立ててやっていたとか言ってたが終わってないなら無意味なのだが。
上に書いた通りてめえが遊んでた癖に宇宙の危機だとヒスってた頃から全く進歩の見えない要領の悪さである。
ユニもロケットの中で腐ってるだけだったのが何ともだらしない。辺りを探るくらいのことはしたらどうなのか。
人手が増えたはずなのだが同じく手がかりの無かった第3話以下の探索描写でまさしく呆れ果てた。肉でも焼いてろ。
フワ関連でさらに言えばカッパードは何故捕まえなかったのか。捕獲命令が出ているのにご丁寧に何故ぶっとばして返してやったのか。今までの接待プレイがかわいく見える雑さ。
そしてまた雑魚殲滅に苦戦して何故かまたペンを使うことなく通常技ばっかり撃って新技撃って終わり。

※9/29
×34話
ポケモンのドレディアをキモくしたようなゲストに地球を案内する話なのだが、視察員で無かったということが発覚したのは後のこととはいえ、エイリアンが地球に滞在するのはご法度では無かったのか?直ちに連合が保護して航行禁止にすべき案件だろう。
強制送還の話を数話前にわざわざ蒸し返したばかりなのにこの体たらくなのだから正しく呆れ果てた。
そもそもプリキュアが案内する必要などどこにもないだろう。その力やペンの解析をして今後に役立てるという話でもあるまいし視察など勝手にやればいい事。
更に言えばアブラハムはトッパーが直々に命じて左遷となったはずなのに何故地球に居るのか。
正確には照明が並ぶスタジオらしきところに居たのだが異星だとしてもまだ何かの撮影をやって居られて、普通にサボる奴まで出るとはどれだけ無能の集まりなのか。
戦闘もとうとう雑魚が見てるだけで怪人任せでろくたらダメージも与えてないのに必殺技撃って終わり。
これが最終四クール目間近の話か。

※10/06
×35話
宇宙人を呼んで学校のみんなで案内するとかいう謎のプレゼンが行われていたが、再び航行禁止設定をシカトする暴挙に出るとはまさか思わず。
バカすぎて話にならないがそれは見逃すとしてもワープするのに連合の宇宙船で10年はかかるという設定は何処行ったのか。フワにやらせるのか?すっかり便利道具扱いだな。
そしてまどかを模倣しようとするひかるが反省して一転して対立候補の桜子の応援に回るのが意味不明。真似事がダメだと断じるのはいかがなものか。他人にも関わる問題な以上、先任者の良いところは受け継ぐのは良いことだろうし、そんなあっさりと引けるほどの熱意なら端から出るな。
身も蓋もないことを言ってしまえば泥棒に加担して罪も清算させない様な倫理の欠片も無い奴が立候補するなと言う話だが。まどかも他人の都合も考えられないこんなのを推薦するな。
戦闘中に出た「知りたいし知ってほしい」という台詞も何とも軽い。ペン欲しさで接触しかしてないくせに何を言っているのか。
まあ、タカビーに見えるが学校をより良くしようと目安箱で生徒たちから少しでも沢山の意見を拾って、膝を突き合わせて語り合うことも考えてる実直で健気な桜子が見られただけこの回はマシであった。くだらない絵空事に感けてトゥインクルイマジネーション探しを投げ出しているプリキュアもこの真摯さを見て大いに反省すべきであろう。虫けら含む他人に注意出来る姿勢もな。

※10/13
×36話
反省してるかはともかくプリキュアになった以上はもう犯罪に手を染めないだろう。そんな見通しは甘かった。全員で犯罪を働いた。最後も怪盗は続けるけど悲しませないとかいう改心らしき告白を聞いて納得する意味不明なオチ。
マフィアが存外話が通じると分かったり、警察も泥棒も相手を騙してるから同じだという屁理屈で黙らせる幼稚な場面もあり、考えたくないほどドベドベ。戦闘も前回に引き続きノットレイ棒立ち見守りと言う糞仕様。
倫理破綻とタイトルに冠していたが、ここまでトチ狂っているとはまさか思わなかった。
本当にこれ程ズタボロな作品は存在するのだろうか。

※10/20
×37話
コソコソと人気のない所でばかり襲ってきたノットレイダーが初めて街中で戦闘を挑んできたにもかかわらず、住民を避難させないで茶番で応じるのが意味不明。宇宙人の存在が知られると不味いなんて設定もう無きに等しいだろう。地球は滞在禁止だというのにサボローを連れ回した話をもう忘れたのか。その後も地球に他のエイリアンを呼び込むとか言っていたが?
ただ居るだけで地球にも他所にも特に興味を示していないどころかマウントを取りたがる虫けらが「地球に興味を持った」とほざいたことといい、独りで好き勝手やってるユニが祭りに進んで参加したことといい、設定と描写がいい加減すぎる。
そしてコスプレにさえUMAを絡めてきて何とも飽き飽き。色んな格好をするのが醍醐味じゃないのか。引き出しが少ないとは正にこのこと。
「素の姿で堂々居られるのが良い」とか言っていたユニぐらいか、面白かったのは。耳と尻尾を露出していいのにロケットでも何処でも変身しても獣人姿で居る事を許されず整形を強要されているクソ演出への熱い批判と言える。

※10/27
×38話
ハッケニャーンの姿をパクっていたというのが驚き。他人の姿でテロ組織に属するなど到底許されない事では無い。連合にはテロリストの一人として指名手配され賞金首になり、ノットレイダーにも裏切り者との関与が疑われて付け狙われかねないだろう。ここにきて別の罪が増えるとは思いもよらなかった。自分に代わって見てこいなどと言われてどう曲解すればこんな暴挙に出られるのか。
そしてレインボー星を滅ぼしたアイワーンに謝罪する意味もわからない。ただの因果応報だろう。こんなもので罪悪感覚えるなら窃盗をドラムス他に詫びるのが先だろう。
更に身も蓋もないことを言えば裏切り者とも何とも思われていない様なのだから、ノットレイダーに戻ろうと思えば戻れるはずだが?これで永久追放ものなら失態ばかりの他の連中はどうなる。
今に始まった事ではないがいくら何でも積み重ねとやりたい描写がまるで噛み合ってない。

※11/10
×39話
率直に言ってこんなえれなの過去エピソードは弟が出てきた時にまとめられただろ。
ユニが理不尽な整形をされていたり犯罪に手を染めてる状況で、違いは良いだの何だのとほざかれても時既に時間切れ。全く説得力が無い。笑顔で居る事に拘ってるから犯罪も何も注意出来ないのだろうな。
テンジョウの潜入ももっと早くからやって居ればいろいろ掘り下げられたのに全く空費も空費。鉱脈を少しも掘らずに捨てる脅威の無能采配。
戦闘も雑魚を放置するのを止めたかと思ったら吹っ飛ばす一枚絵を入れるだけで終わるという何とも手抜き感あふれるものだった。

※11/17
×40話
2クールもほったらかされていたまどか父が急にしゃしゃり出すのも不自然だが尻尾を掴むと言いに来たり無理筋。異星人は危険だと思っているのなら刺激しないだろ。追い詰められて暴走するとは考えないのか?
そしてクラスメイトとの絆描写もペラペラ。積み重ねがまるで無い。それもそのはず学校回自体ろくにやらずほぼ放置されていたのだから。
それでも誰か一人ぐらいは噂を否定したり、直接その目で確かめた訳でもないのに疑うのはどうかと疑問を呈したりしてもいいだろうが、流言飛語であっさり手のひら返して、相手が虫けらとはいえ集団イジメに走るとは何ともはしたない。
途中で差し込まれた字の勉強をしただの本がどうだのって話も薄っぺら。練習も何も描かずいつの間にか読めるようになっただけ・読むようになっただけ。捏造に等しい。
また、正体バレの回なのに目の前で変身する必要性が全く感じられなかった。変身してから現れても全く問題ないシチュエーションでこれとかいくらなんでも雑すぎるではないか。
アブラハムも何故地球に居るのか?追放されたと思うが宇宙の存亡が懸かっているのに報告を怠った罪はこんなに軽いのか。
戦闘はただただ冗長にバリアー張ってただけの安定の雑さだったのだが、その後に「異星人じゃなくてクラスメイト」とかいう爆弾発言が飛び出した。普通は異星人でも何でもクラスメイトであることに変わりはないと言うべきところだろあず、異星人であることは問題だから目を背けるらしい。そうやって覆ったって全く意味が無いというか覆うことこそ問題なのだがわからないようである。

※11/24
×41話
まどかが賛美される意味がわからない。会長として何かやった描写なんて何も無かっただろ。選挙の時だけかと思ったがまた空虚な称賛をやるのか。
あたかもまどかがプリキュアとしての活動を通じて父に意見出来るだけ成長したかのような描写だが、
当時ブルーキャットのユニの犯罪行為をきちっと否定していた昔の方がよっぽどまともだったのだが。
今となっては盗みに反対するかと聞かれて「良いとは言えません」にまで後退し、犯罪行為に手を染めていて目も当てられない。
戦闘はレインボー星回を除く今までの話と比較にならないぐらい動いてはいたが動いていただけでひたすら背後の取り合いで雑、射撃ばかりで雑、何と言っても他の連中がずっと床ゴロしてただけなのが雑。3回目なのに弱すぎだろいくらなんでも。
しかもまどか父が反異星人の態度をとっていた理由がただ命令されたから、とは何とも驚いた。何かしらの伏線かと思ったのだがこんな打ち棄てるか普通。

※12/1
×42話 
端的に言って3話前の焼き直し。急に笑顔笑顔と言い出してひたすらしつこい。
義務的に行ってると勘違いして悩んでるとわかったのなら話し合えばいいだろうとしか言いようがない。そのぐらい話が薄っぺらい。こんな内容をまだ続けるのか。

※12/8
×43話
他と違うことを勝手に意識してただけで結局自己解決出来たえれなと、周りから嘲られてたらしいテンジョウを一緒くたにするのが無理筋。
自分自身の問題と周りの問題は全く別物。レイヤーが違う。
そもそもテンジョウの被害妄想にしか見えない。鼻が低いと見向きもされないというが、プルンスが変な同情を一人にされていただけでは根拠薄弱にも程がある。上から目線というのもトッパー直々に来訪されたことを誇ってただけで違うだろ。褐色肌だから雑にまとめたとしか思えないぐらいいい加減すぎる。
今回も笑顔笑顔としつこかったが、「みんなの笑顔」で流れた回想が身内だけで何ともお寒い。星空界の連中は全く関係ないと?どんだけ積み重ねてないか自白してるも同様である。
戦闘はまた主役以外は雑に転がされていただけ。工夫が無い。

※12/15
×44話
サンター星人とか言うのが出てきたがまたしても連合が対応を丸投げするワンパターンっぷり。お前が保護して強制送還しろよ。
空で戦う意味がわからない。飛べもしないくせに何故不利なシチュエーションで戦うのか、普通にワープして地上で迎撃すればいいだろう。
お蔭で連携も取れずひたすらグッダグダで、間接的とはいえラスボスが出張ってきたというのに強さがまるで伝わらず仕舞い。これはこのクソアニメの中でも指折りの酷さ。幹部戦直後とは思えないな。
また、相変わらずユニだけペンを持たされない差別を露呈する始末。
ララカスも一般人が居るのにバリアーを張らないで落とされるとはどうしようもなさであった。

※12/22
×45話
カッパードとの暫定最終戦であったがノットリガー化も何もせずいつも通り武器が変わっただけで何ともショボイ。盛り上げようとする気概が一ミリも無い。数の不利を容易く覆して腐っても幹部というところを見せつけた他の面子に対し、独りで居る所に奇襲をかけて優位に立っていただけ。他の奴が駆け付けても全く描かれない雑魚との戦いで分散させて、無駄話をダラダラと棒立ちで続けていただけ。せめて打ちあいをしつつ話せばいいものを、あまりにもくだらない。
また、ユニがロケットに住むことにしたそうだが今やるような話か?何のきっかけも無く「じゃあ今までどこに居たんだよ」という疑問を沸かせる不自然な描写を入れて何がしたいのか。
周りに後れを取っているなどというお手軽な悩みも急に生えてきてその話のうちに解決するしダメすぎる。

※1/5
×46話
最終決戦の前哨戦なのだがあまりにもお粗末。何を艦隊戦なんか始めているのか?他の奴は敵と戦う力が無い体のシリーズなのに外野が入ってくるのはタブーだろう。言わばポケモンバトルにトレーナーが参戦した様なもの。しかも伝説級相手に意外と戦えているという。
今までちまちま戦ってたプリキュアもノットレイダーも著しく格が下がったと言わざるを得ないナンセンスさ。事実、プリキュアは蚊帳の外も同然であった。
そしてひかるが割り込んできて立ち止まるノットレイダーが都合展開も都合展開。仲間なら犯罪も手伝ってしまうようなクズが止められる訳が無いだろう。
他人、それも相対してた相手の心を動かすなら相応の公平さ・誠実さを見せなければ無理筋だろう。迂闊に射線上に出てきたバカとして処理されるとしか思えない。
同じ宇宙の仲間などとほざいていたがドラムスを苦しめた奴なので全く説得力がない。ノットレイダーの方がまだ大人しい。
ダークネストについても正体バレが雑。同じスタープリンセスなのに全く伏線が無いまま来て、強さも力の無いスタープリンセスを13タテしてプルンスぶっ飛ばした程度で微妙。合体技も跳ね返したのか他に逸れたのかわかんねーし。
アイワーンが火星に来たのも全く感動できない。何故ピンポイントにスターパレスで待ち構えていたのかとしか思えない。悪くないのに卑屈に謝って和解って気持ち悪。

※1/12
×47話
最終決戦で呉越同舟だというのに全く盛り上がらない。
ノットレイダーが弱くて不誠実なプリキュア連中に心を許す要素が無い。
やはり敵も主人公側を好敵手として意識しているからこそ共闘は盛り上がるものだろう。助けられたってだけで馴れ合うとか雑すぎ。
そして決戦も前回から更にショボくなった。連合なのに戦艦ごときもすぐ補充できず一隻だけという様。ダークネストもダークネストで鎧も何もつけてないノットレイダーごときにオプションを押さえ込まれるとは何ともダサい。スタープリンセスがエンチャントしてるぐらいの説明はしろよ。
力の半分が半分がとせこい話で戦えない理由付けをしていたが普通に戦わせろ。
そしてフワの自爆を受けてもダークネストは元気そうだったがあれだけ虐待していればそうなるだろうとしか。
目の前でララカスが八つ当たりしたり、寝かしつけなかったり、好きなだけ食わせたり、犯罪にも駆り出せば歪んだイマジネーションの塊だろ。
スタープリンセスがダークネストの正体を伏せていたのはこうやって悪にすぐ同情して取り込まれるからとしか思えなかった。
少し戦っただけで怒涛の説明展開だったのでプリキュアの出る幕が無くただ出たワードをリピートしていたところだけは笑えた。

※1/19
×48話
上記の通り虐待していたフワが自爆したところで案の定無傷のダークネスト。糞描写の説得力だけはいつもながら凄い。
長ったるくお歌を歌っただけでまた変身できるようになって戦うのだが、最終決戦にもかかわらずまどかのトゥインクルイマジネーション回の様に作画のクオリティを落としたもの。こうしないと動かせないのか?
戦いを経てもダークネストはピンピンしていて改心もせず侵攻予告だけして何処かへと行ったのみ。犯罪に手を染めるような歪んだ連中じゃ浄化できないか。
ノットレイダーやユニの不幸に関して重い責任のある筈の連合さえ誰からも責められることなく社会構造はそのままだからダークネストの再起は約束されている様なものだろう。一時撤退しただけとしか思えない。後日談の次回が残っているが一年間やってきて火種を残して終わるとは何ともクソアニメらしい半端な終わり方。
復活させたフワは力も記憶も無く、プリキュアも力を失い離れ離れとなり、スタープリンセスも力が戻っていない中でこれだから勝ち逃げも同然。
自らの復活を予言するラスボスは珍しくないがそれでも消滅・封印には追い遣っているし、悪人を成敗・更生させて少しでも世の中を良くしているのが大きな違い。主人公サイドが悪事に手を染めるこれとは似ても似つかない。
また、レインボー星が未だに復活しないのも理解しがたい。宇宙が戻る奇跡展開までやっといて全く前進しないのかよ。今回やらないでどうする。盗っ人に明日は来ないのか?
そしてお別れ展開が始まるがそこまでの経緯がとにもかくにも雑。ダークネストが何故かくれた腕輪を使ってガルオウガがワープさせてくれるって何?
闇の力で次元が歪んで行き来出来なくなった方がとにかくマシだろう。こんな不自然をやらかしてまでやるようなものか。
去り際のララカスのカタコト台詞も寒い。字を勉強したという設定は何処行った?勉強してこのレベルかよ。それと同時に誰もサマーン語を習ってないという興味の無さが浮き彫りになっただけだった。

※1/26
×49話
ついに終わり。えれな以外の地球組の将来は都合すぎるし、レインボー星の復活も雑。自虐も甚だしい夢オチまで繰り出してきてこのクソアニメらしい最終回だった。ワープしようと思えばできるのだから連合の職員になればいいだろうに。会いたいと言っても所詮その程度か。また距離感が出ただけ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夢を信じるほど強い人間ならば…。魔法使いプリキュアの49話と比べると興味深い。

「夢を信じるほど強い人間ならば、どんな夢でも意志の力で創造に変えることができる」


正直本作は途中まで見て、映画も見たけどそこまでバリバリにノレなかったので終わってから肝心の終盤だけ見ればいいや、と保留していました。しかし、なんと、私は愚かだったことか!。終盤の盛り上がりといい、ラストの切れ味といい、歴代でもトップクラスかも。


アイワーンだけでも100点、敵を単なる悪役にしない上手さは本作でも活きている。敵幹部たちは地についてるとこあったが、ラスボスはサノス的なちょっと抽象的な存在になっちゃったのは勿体無い気もしたが。


本作のテーマは色々考えられるが、最後まで見れば私にはイマジネ~ションに尽きると言いたい。想像力とは空想で現実逃避することじゃない、未来を創る力なんだ!ということがこの最終回Bパートほど頭ではなく心で感じられたことはない。


想像力と不撓不屈の意志が結びついた時、想像は新たな現実の創造に変わる。この意志の不条理なほどの錬金術がここにいきいきと描かれている!単に抽象的な思考だけでは宙に浮いた言葉に過ぎないが、物語として見事に描けば真実になる。


あと、林ゆうきさんの音楽が神がかってる!。アラモードからのプリキュアの素晴らしさはかなり音楽の力が大きい。


最期のきらヤバッ…に込められた万感の想い、幾千の星々のようなその輝き。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14
ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

楽しすぎた

歌いながら変身するとか・・・天才か!?

考えた人に国民栄誉賞を上げるべきです!



最初はキュアミルキー激推しでしたが、最終的にはキュアソレイユにハートを射抜かれました。



P.S.柳川あかりプロデューサーの今後にめちゃくちゃ期待しています!{netabare}プリキュアシリーズは近いうちに終了して、柳川P主導の新しいニチアサシリーズが始まるのでは{/netabare}と勝手に予想しているほどです(笑)。彼女が東映アニメーションの役員や社長になっても面白いかもしれません。少なくとも、関弘美さんの後継者であることは間違いありません!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

75.4 21 東映アニメーションアニメランキング21位
モノノ怪(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (844)
4368人が棚に入れました
“モノノ怪”を斬ることができる退魔の剣を携えて諸国を巡る薬売りの男がいる。
彼が呼ぶのか、剣が呼ぶのか、薬売りの前には次々と妖異が現れる。
“モノノ怪”を成すのは、人の因果と縁(えにし)。人の情念や怨念があやかしに取りついたとき、“モノノ怪”となる。 こうして彼の行く所、様々な“この世のあはれ”が浮かんで消える……。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、田中理恵、藤田淑子、塩屋浩三、竹本英史、沼田祐介、日比愛子

awachan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

カラフルさって実は奇妙なのだね

絵と色彩が奇抜なので、勢いのアニメかと思いきや
細部まで練られている物語演出がおもしろく、引き
込まれやすい。
これは怪との戦いではなく人と人との戦いなのかも。

一見ごちゃごちゃしてそうで実はまとまった
色彩の世界がとても奇妙さを際立てている。

3話構成でひとつの事件が進んでいく。
3話に1回、水戸黄門のように決めシーンがある。
オムニバスアニメ怪ayakashiの「化猫」の続編という形。
ちなみに「化猫」も良い作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

飛びぬけた表現力が生んだ傑作!個人的にノイタミナの代表作!

最近あの花でさらに評価が高まっているノイタミナの作品。この作品がきっかけで私はノイタミナの作品をよく見るようになりました。


まず最初に、この作品はホラーと銘打っていますが、純粋に私たちがイメージするような、ホラー的な怖さを感じさせるようなものではないです。


世界観が独特だとか、万人受けしないとかいう評価はよく耳にしますが、これほどその表現がしっくりくる作品もないと思います。おそらく観る人によって、作品の感じ方が真っ二つに割れると思います。



おおまかな内容としては、、、そう、アヤカシものなのですが、正直、文章で表現するのが非常に難しい^^;純粋にアヤカシの怖さを表現しているというよりは、アヤカシを通じて、人の業、内面の恐ろしさと醜さを表現しているのではないか、、という自分なりの解釈でした。
抽象的な表現が非常に多いので、かなり難しかったですw
何度か観てわかることも多いです。



ただ、エピソードごとにきっちりと分かれているので、そこについてはわかりやすく、様々な問題を投影している部分があります。堕胎、シングルマザー、女性差別等が取り上げられているんですかね。


そして前述した世界観ですが、圧倒的です。他には絶対にない表現力だと思います。映像美とでも言いますか、、和紙のテクスチャ、鮮やかな色彩の映像、音楽、作画等含めて、他の作品とは一線を画していると思います。たぶん普通のアニメ絵だったらこの世界観は表現できなかったのではないかなーと。これぞ日本のアニメ!和!というような主張が全面に出ていました。


ここらへんがたぶん万人に受け入れられるか、そうでないかの大きな部分だと思います。自分は見ていて、すごくキレイだと思い、ひきこまれましたが、これらを気持ち悪いと感じる方も大勢いると思います。


ダラダラと分かりにくく語ってきましたが、前述のとおり評価はやはり分かれると思います。そう、真っ二つかってくらいに。でも、他のアニメとは確実に趣向が異なるものなので、まずはこの世界観に足を踏み入れることをオススメします。そこから判断してみてください!日本がセカイに誇れるアニメのひとつだと私は思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 38

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

千代紙の賑やかさを懐紙が吸い取ったような、斬新で乾いた怪談オムニバス

ステンドグラスの入った大きな扉、柄に柄を合わせた天井の模様。
浮世絵と千代紙でコラージュしたような色彩と、
大正浪漫を随所に感じるインテリア、建物、服装、配色。
和紙のようなどこか乾いた感じの風合いと香りが、
ほの暗く湿った日本古来の怪談に侵食された・・そんな感覚。

とにかく美術が斬新で素晴らしかった。
日本の文化を、これまた日本らしい怪談話に絡めて
じわじわとした恐怖感を煽りつつ、惹きつけてくる。

そしてさまざまな登場人物の中、主人公である薬売りの男が
なんとも粋な感じでカッコイイ。
櫻井孝弘さん演じる彼の声が見事にマッチ。
ややもすると飽きが来てしまいそうになる怪談オムニバスの
全12話を、彼の魅力で引っ張ってくれたと言っても
過言ではないような気がするほどだ。

ほとんどが室内だったが、10~12話の「化け猫編」は
列車の中でのシーンが多い。
時折、線路や駅などの外のシーンが描かれ、
やっと呼吸を許されたような開放感を味わう。

そんなわけで、観る人を選ぶ演出であることは確かだが、
個人的にはとても好きで、趣味に合う1本だった。
こういう作品って、今までありそうで意外となかったのが不思議。
怪談にまつわる人の愚かさ、醜さ、悲しさを
アニメならではの映像でうまく表現されていたのも素敵。
それに何より、古さを感じさせない。
たぶんこれから10年経っても、それは変わらない気がする。

人の強い怨念を食らう怪(あやかし)、それこそがモノノ怪。
薬売りはその怪から、人間が生んだ怨念や情念、憎悪を
断ち斬る術を持っているという、これもまたひとつの薬のようで。
そのあたりも面白い。

この作品は、怪談の怖さを味わうことより、
アート的なこの演出を楽しむために作られたのだということは
間違いないだろう。

おそらく、時間を経てまたもう一度観直したら、
違う何かに気づけそうな気がする。
そんな余韻を残す傑作だった。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 70

63.3 22 東映アニメーションアニメランキング22位
京騒戯画(Webアニメ)

2011年12月10日
★★★★☆ 3.6 (407)
1960人が棚に入れました
京騒戯画はネット配信アニメ。『不思議の国のアリス』をモチーフとして、街のイメージを京都、世界観を国宝として高山寺に伝わる『鳥獣人物戯画』の3つの要素を融合した作品です。ストーリーは「鏡の都キョウトに現実の世界から入ってしまったコトちゃんが、現実の世界に戻るために活動する話となっていますが、アクションあり、ドタバタのコメディありの作品になる予定です

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

待ってました!の痛快カオスティックワンダーランド!(ようつべ、ニコ動で1期、2期とも無料で観れます!)

若干26歳、松本理恵監督が送る待望のオリジナルアニメーション作品!
商業アニメ作品で彼女より若い監督とか少なくともオイラは知りましぇーん^q^
天才です、これはいわゆる(キリッ










妖怪と人間がアッタリまえに暮らしている京都っぽい街並みの異世界、その名も【鏡都】を舞台にハスキーくぎゅう演じるリボンがよく似合う制服少女『コトちゃん』が所狭しと暴れまわるぅ~!!!!!
笹さんのレビュやひげさんのレビュにもありますよう、森見登美彦っぽいとか、ガイナっぽいなってカオスな第一印象を受けます


初キャラデザとなった林祐己を筆頭に優秀なスタッフが集結
いくらなんでも作画クオリティが高過ぎwちょっとビビるwこの先本当に続くのだろうかw










なんらかの理由で鏡都から「家に帰る」方法を探しているコトちゃんと弟たち


彼女達を世話する優しくも厳しい生臭坊主の『明恵』(ただしイケメンに限るっ!


さらに見た目フリフリドレスでセレブな貴婦人なのにその正体は鬼(?)で妖怪の軍勢を従えている『八瀬』
住職なのに大仏型ロボットとメカヲタ少女など科学的な軍勢を従えた『鞍馬』


彼らは明恵と兄姉関係にあるようで、コトちゃんを利用して【とある事】を企てているようですが・・・・・・










いやー><
期待値を遥かに上回る出来の作品!
だって林祐己ですよ!?w
可愛いいいいいじゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁ!!!!!!
今後一体どんなお話が始まるのか!
PCモニターの前でwktk全裸待機しておりまするっ(キリッ


やっぱくぎゅうのハスキーボイスはどんな高級料理にも勝る究極のメニューだーっ!
軽く白飯三杯はイケルな!











今夏からスタートした第2期では1話10分ほどで各キャラクターにスポットを当てたお話を展開するようです
投げっぱだった1期から各キャラを掘り下げる方向へと路線変更したようで、少々説明臭くなってしまったのが個人的には残念でなりません><
監督もお若いことですし、ニコ動文化に浸った一部の輩の言うことなど気にせず、もっと独創性を見せて欲しいところですよ










しかしまあ;バンプレストとのコラボはいいんですけど一番くじの一般販売は未定とかホントにヤル気あるのかお><;
それときゅんキャラが2600円っておまw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 35

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

待っていた第2弾をようやく視聴

ネット配信のこのアニメ作品、
不思議の国のアリス、鳥獣人物戯画、そして京都をモチーフに
作られているらしいと聞き、これはぜひ観なくては!と
期待を大に、まずは第1話を視聴。
ちなみに今後も、何話かに渡って?更新されるらしい。

始まって早々、感じたのは静と動のコントラストが鮮やかということ。
原色に彩られたポップな色彩は大正時代っぽいレトロ感もあり、
静寂感のある京都の風景が絶妙にマッチ。
そしてスピード感のある人物達の動きとカメラワークは
まるで万華鏡を手早く回転させているような感覚で、
彼らのハイテンションぶりに目が回りそうだった。
しかも、セリフの言葉遊びもなかなか秀逸。面白い。

きっと何度も観直せば、画面の隅っこや様々なところに
伏線めいた情報もたくさん仕掛けられていそう。

短いカットの中、登場人物をぱっぱと紹介していく。
制服を着た元気いっぱいの女の子 コト。
彼女と行動をともにするやんちゃな感じの双子 阿と吽。
仕事を抜け出して女の人と逢引している色男の僧侶 明恵。
この明恵は、コトや阿吽たちの面倒を見ている親代わりのようで。
そのほかにも、何かの研究室なのか白衣を着たショーコや男性。
腹黒そうで何か大きなギャップを感じさせる住職 鞍馬。
お城のようなお屋敷に住み、レトロなドレスを着た女性 八瀬。
そして、コトとの再会を嬉しそうにしていた謎のコト様。

彼らを見ただけでも、これから何が起きるのかワクワクしてくる。

wikiの情報どおり、舞台は京都らしい街並みや風景。
でもそこは外界から隔離されて時間が止まった京都=鏡都。
人間と妖怪が混沌となった世界でせめぎあう3つの勢力というのは、
おそらく登場人物の中の3人、明恵、八瀬、鞍馬だろうね。
この3人がどうやら「3人会議」なるものを企ている様子。
コトの知らないところで動き出しつつある計画とは何なのだろう。

そしてバースデーケーキに書かれた「コト」とは
鏡都に戻ってきたというコト様なのか。
コトを見てうれしそうに抱きしめていたコト様。
二人のコトの因果関係も気になるところ。

また、アリスの一部をモチーフにしているなら、
自分達の家に帰れなくなったコトと阿吽たちが
追いかけようと話していた黒いうさぎも、
今後何らかの鍵を握っていそう。

ってことは・・・ますます、置いてけぼりを食らわないよう、
しっかり注目していかないとw

とりあえず、つかみはOK~!の第1弾だった。
----------------------------------------
そして、数日前に第2弾を視聴した。

第2弾は3話構成になっており、コト、ショーコ、八瀬を
それぞれの話で主人公にして展開。
EDもまた、3話それぞれ違っていてなかなか良かった。
中でも個人的に気に入ったのは2話。
10分以内の短さなのに見応えがあった。

早くも次回作が待ち遠しい。
あんまり待たされると忘れてしまいそうだよ~

投稿 : 2024/05/18
♥ : 53
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我は後世たすからんと云ふ者にあらず。ただ現世に先づあるべきやうにあらんと云ふ者なり

2011年~2012年にWebアニメとして発表されたものに肉付けしてテレビアニメ化した作品。

全10話を通して見ただけでは、ん~・・・よくわからん。でも雰囲気だけは何となく気に入った、というのが率直な感想でした。放送自体は予習編、聖地巡礼(?)編、復習編を加えて13回の放送だったのですが、そういうのを全部見てもやっぱりよくわからん。放送がすべて終わってから、録画もう一度を最初から見直して、やっとぼんやり内容がわかってきた、というのが正直のところです。難解です。

なぜこの作品はこんなにも難解なのでしょうか? 絵は親しみやすく、原色系のファンタジックな画面も美しく、引きは十分なのに・・・

一番の理由は、お話しの構成が時系列、空間系列(て言う言葉ってあるの?)になっていないことだと思います。もう少しわかりやすく言うと、過去と現在、京都と鏡都が、ランダムに出てくるということです。また、同じ出来事を別の登場人物の視点で何度か描きなおしている、というところにも原因があるかと思います。代表的な例で言えば{netabare}親子の別れのところ。ここらへんは明恵上人、鞍馬、八瀬、薬師丸のそれぞれの視点で何度か描かれます。視点が違うので、似て否なるものです。{/netabare}

もう一つの原因は名前の混乱。別の人物に同じ名前がついている。さらには、同じ人物に別の名前がついている。具体的には{netabare}明恵上人の息子である薬師丸が父と同じ明恵と呼ばれる。古都の娘は母親の名と同じ音のコトである。さらに、明恵上人は現代の京都では稲荷と呼ばれている。{/netabare}視聴中の混乱を避けるために、公式Webサイト等の登場人物の説明なんかを参照しながら見ることをお勧めします。

これらの点が、この作品を難解にしている原因ですが、同時に作品の表現上の特徴でもあり、製作者側が一定の効果を狙ってやったものと思われます。なので視聴者側で、それらをじゅうぶんに理解したうえで視聴する必要があります。そうすれば、お話の内容が結構すんなり頭に入って来るようになります。

だいたい、予習編、復習編なんかがあること自体、製作者側もこの作品が難解であることを認識している証拠ですよね。

1回通して見て分からなかった方は、そのへんに注意しながらもう一回最初から見直してみてください。そうすると、この作品の本来の良さに触れることができるようになると思います。

ちなみに、Webアニメとして発表されたものは、テレビアニメ版よりもさらに断片的であるため、テレビ編よりも難解(というか、これで分かるほうが変?)です。これを見てもほとんど理解の助けにはなりません。

ジャンルはアクションファンタジー。SFの要素もあります。歴史の要素や昭和ノスタルジー的要素もあります。主人公明恵(みょうえ)は、絵に描いたものを現実化する能力があり、それゆえに都に住む人々から気味悪がられている、という設定ではじまります。

ちなみに明恵とは、京都の栂尾(「とがのお」と読みます。紅葉の名所、高尾です。)の高山寺というお寺を開いた、実在した歴史上の人物をモデルにしています。高山寺は、日本の漫画文化のルーツとも言われる鳥獣戯画で有名です。

明恵の5人の家族は、ある事情により一緒に住むことができなくなり、明恵、古都は3人の子、薬師丸、鞍馬、八瀬を置いて鏡都を出て行きます。「いつか必ず始まりと終わりを連れてここに帰ってくるよ。」と言い残して。
その後、数百年をかけて家族が復活するまでのお話しです。神や仏や並行世界が登場する、かなり壮大なお話になります。

この作品のテーマは、ひとことで言えば家族の再生です。そのテーマを、時系列、空間系列シャッフルの手法を駆使して、派手なアクションと原色系の幻想的な絵を使って、まるで万華鏡のように見せてくれます。詳しくは、ここで私がごちゃごちゃ説明するより、作品を見て感じてください。

参考までに、私が心に残った台詞。まず、コトの言葉。
{netabare}いつも一緒に夕日見たよね、ご飯たべたよね。そういうのが愛だよ。
つまんないことで喧嘩したり、くだらないことで笑ったり、いつもより5分早く帰ってきたりする、そういうのが愛だよ。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり、いつも一緒にしてくれたよね。そういうのが愛だよ。{/netabare}

明恵上人の父(コトの祖父)の言葉。
{netabare}いるだけじゃいかんのか? 理由としちゃそれで十分さ。{/netabare}

ところで、現代の京都の場面では、登場人物がスマホを使ったりしているのですが、一方で、町には市電が走っていたり、蒸気機関車が走っていたり、昭和30年代の京都の雰囲気を楽しむことができます。

音楽も秀逸です。OPの「ココ」もGoodですが、EDの「疾走銀河」の雰囲気はわたし的にとっても好みです。BGMもすばらしい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

59.4 23 東映アニメーションアニメランキング23位
劇場版CLANNAD-クラナド(アニメ映画)

2007年9月15日
★★★★☆ 3.3 (450)
1928人が棚に入れました
父親との間に問題を抱えた不良少年・岡崎朋也は、学校まで続く桜咲き乱れる坂道の下で立ち止まっている少女・古河渚と出逢う。
やがて二人は、廃部になってしまった演劇部を再建しようと奮闘していく中で惹かれあっていく…。

だんちょー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

これは冒涜です(#゚Д゚)

まず始めにものすごい批判レビューなので、劇場版ファンはここで閉じていただきい。









京アニのTV版を見て原作ゲームを終わらせてから劇場版がある事を知り視聴。

はっきり言って駄作もいいとこです。原作をどう解釈したんでしょうか?あまりにも原作ゲームともかけ離れてるストーリー。オリジナル展開にする事に異論はありません。っが稚拙すぎる。これではCLANNADの名前を付けてはいけない気がする。

そしてかなり省かれてるキャラ。最低でもことみ・風子がいないと成り立たないストーリーなのに、放映時間の短い劇場公開にあたり排除したのでしょうか?それにしては終盤の持っていきかたが強引すぎる。感情移入もできません。

そして作画。もう上のサムネみればわかりますよね。誰ですか?これ・・・ あきらかに違いすぎます。

はっきり言って2時間程度ではCLANNADは描けないです。いろんなキャラが絡み合って作る素晴らしいストーリーが台無し。

見る価値ナシです。これ見た時間返してください。

CLANNADが面白いと言われて、この作品を見られてしまうとショックです。CLANNADが大好きだからこそ・・・

長いですが必ず『京都アニメーション版』を見ていただきたい。

東映・・・ 嫌いになりそうだ・・・

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

アニヲタDX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

本編を全部見た人にとっては少し残念かも・・・

内容としては、1期のCLANND全23話+αの内容になっています。

ではまずストーリをざっと紹介...。
今回は劇場版なので、すごく簡単に説明していきます。


〜ストーリー〜

不良少年・岡崎朋也と、真面目でお人好しな性格の古河渚が本作の主役。
ある日の通学路、いつも通り学校へ登校していた朋也は、学校まで続く桜咲き乱れる坂道の下で立ち止まっている少女・渚と出会う。
やがて二人は、演劇部再建するために行動を共にするようになる。
二人はお互いにないところを補っていき、いつしか惹かれ合っていく・・・。

二人がこの後どうなっていくかは、映画を見てのお楽しみ^^


〜感想〜

ストレートに感想を言うと、23話+αを2時間程の映画にまとめたことにより、詰め込みすぎて内容がかなり薄くなったなぁと思いました。
あと自分が一番許せないことは、見た人はわかると思いますが、最後の終わり方が・・・
渚をあんな目に遭わせるのは悲しすぎるだろ!!っと 涙
まぁここは、2期で改善されましたが・・・でも映画の終わり方としてはちょっと残念かな...。

まだ見たことなくてこのレビューを見た方、自分はなんか今回は悪いように書いてしまいましたが、全然悪いものではないです。
↑一応訂正しときます。
これも、TV放送のCLANNADがとても良いものだからこそですから 汗
まだTV放送版のCLANNADも見たことない人でTV放送版のアニメを見てみたいけど1期と2期合わせると50話程あるからまだ見るのをためらっている人!
どんな話なのか流れを掴んでから見たい人には、この『劇場版CLANND』はおすすめなのでぜひ見て、TV放送のCLANNDも見てください。

ではではこの辺で・・・。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アフターストーリーが良かった分いろいろと賛否両論があるけど、普通に良かった部分もあった

京都アニメーションさんのCLANNADが好きな人に言いたい。この作品を見る際は、CLANNAD~アフターストーリー~を見た後には見ないほうがお勧めです。
何故なら、このアニメが酷いと思ってしまうからです。
「最近CLANNADを見ていない」という感じの時に見ることを是非お勧め致します。

●視聴しようと思ったきっかけ
{netabare}
CLANNADシリーズは私もKeyの中でも特に好きな作品でした。それは一言でいえば一番感動をした作品だからです。ただ、それだけという訳ではありません。
実はこの作品に合うかどうか分からず、ずっと渚みたいに坂を登れない感じで前に進むことが出来ませんでした。

それは何故かというと、今回は東映アニメーションさんが制作だからです。と言いたいがそうではありません。どうしてもこの作品は「劇場版は酷い」「見ない方がいい」とマイナス評価の評価を受けることが多い作品だったことを知っていたこともあり、中々視聴までに至りませんでした。しかし、見ていないのに勝手に駄作だとは言いたくないので、この目で確かめようと思い視聴をして見ました。
{/netabare}

●評価するべきところ
{netabare}
CLANNADを久しぶりに見ましたが、これはこれで良いところが沢山ありました。実はこの作品は1期と2期の智哉と渚の関係をメインに描いていて、総集編という感じです。でも、嬉しいこともあったのです。それは、原作OP「メグメル」の採用です。「えっ?」と思った人もいるかもしれません。実はCLANNAD1期を見た人は、「それがどうしたのか?」と思うかな。

そもそも「メグメル」は原作のCLANNADからあり、アニメで流れているのは「メグメルのremix」です。原作はプレイしたことはないのですが、実際にKeyの作品のOPを見たときにまさかアニメはremixだったなんてと思っちゃいましたw。
今回は、原曲のメグメルなのでじっくりと聞いて見てください。

この作品の最大の魅力は、過去編です。過去編では、智哉たちが学生時代にどういう人だったのか、お世話になった父の過去、そしてバスケが出来なくなってしまったときのこと。そして、父親との距離が離れた描写があることです。これはアニメファンから凄く新鮮で、少し謎な部分があったので、実際はこんな感じで本編に入れたかったという気持ちが凄く伝わった感じがします。
{/netabare}

●感想
{netabare}
ストーリー構成 ★4.0
{netabare}
正直なことを言うと、アフターストーリーや学生時代と比べると、価値は低いです。でも、そもそものクオリティが良いのでそれでも良いかなというところです。しかし、何故京都アニメーションが制作しなかったのか少し疑問ですが、京都アニメーションさんと東映アニメーションさんは恐らく得意先という感じで受け取れるかな。前にも【Kanon】でもこのような感じにはなったので、それで得意先となり、東映さんでもやってみたいという感じに来たのかなと自分なりに考えおります。ストーリー構成としては先ほど上記にあげた通り、1期と2期の総集編 + αという感じでした。内容は総集編でも、意外と物語は変化しているところもあれば、大幅カットしたり、キャラの人数を減らしたりもしていました。例でいえば、風子ちゃんですね。まだいるけど、それいうと見ないという方も居そうなので、自重します。
何だろう同じっぽいんだけど、制作会社が変化するだけこんなにも変化してしまうのだともわかりました。
{/netabare}
作画 ★4.0
{netabare}
おそらく、ここがこの作品で受け入れることが出来ない人が多い部分なのではないでしょうか?私は、最近CLANNAD視聴しておらず、久しぶり見た感じだったので良かったのですが、実際にアフターストーリーから見ると制作会社が変化したことで、もう少し原作に近づいたキャラのデザインになっているのが直ぐに分かります。作画で見る見ないがはっきりしてしまう部分なので、これは仕方がないことだと思っています。だからこそ、2期が終えてから直にはこの作品は見ないで欲しいと思っています。絶対に2期のキャラデザインに慣れていて、絶対に受け入れることが出来ないと思うので
{/netabare}
声優 ★3.0
{netabare}
今回はすいません。本当は高くしたいけど、私はどうしても京都アニメーションさんの声優さんたちのクオリティを知っているからこそ、CVが変化してしまうというのは、難しいところ。途中で変化してしまうよりかは全然良いのですが、智哉は出来れば変えて欲しくなかった。あれがいいんだよ。と言いたい。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

66.1 24 東映アニメーションアニメランキング24位
デジモンアドベンチャー02(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1770人が棚に入れました
太一達の冒険から3年後の2002年。デジタルワールドはデジモンカイザーと名乗る少年に支配されていた。デジモンカイザーは進化を抑えるダークタワー、デジモンを操るイービルリングを使い、デジモン達を混乱に陥れていた。
一方、お台場に引っ越したタケルは転校先の小学校の校庭で太一と似た少年と出会う。編入先のクラスでかつての仲間・ヒカリとも再会し、更に校庭で出会った少年・大輔とも知り合うが、何と大輔は新たなデジヴァイスを受け取り、新たな選ばれし子供へとなった。
一方デジタルワールドで太一がピンチに陥っていることを知り、大輔達はデジタルワールドへと向かう。そこで大輔は勇気のデジメンタルを引っこ抜く事で、自身のパートナー・ブイモンを目覚めさせる。更にデジメンタルを使いブイモンをフレイドラモンへとアーマー進化させ、操られていたモノクロモンのイービルリングを破壊、解放させた。そして大輔は太一からゴーグルを受け継ぎ、選ばれし子供として戦うことを誓う。
更に新たな仲間、京&ホークモン、伊織&アルマジモン、そして再び選ばれたタケル&パタモン・ヒカリ&テイルモンと共に、デジモンカイザー・一乗寺賢との戦いが始まった。

声優・キャラクター
木内レイコ、野田順子、夏樹リオ、遠近孝一、浦和めぐみ、山本泰輔、松本美和、荒木香恵、徳光由禾、朴璐美、高橋直純

pixie さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

無印の良いところをちゃんと引き継いでいる作品です。

音楽のよさは言うまでもありませんね。
デジモン自体は無印に比べ少しダサくなっている感じです。
ただしストーリーは無印に比べさらに濃くなっていますし、
キャラの心情表現もうまくなっています。

ただし無印のキャラ(太一たち)の成長後が登場するので
無印を見ていない人は入り込みにくいかも・・・。
まぁそんな人は居ないと思いますが。笑

あと、無印映画からの伏線や映画への伏線が上手にありました。そこは評価できるところかと。
結局のところ総評で言うと初代の劣化という感じもしますが・・・。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

正統後継作品

前作からの後継作品となっていて、世界観・ストーリー・キャラなど全てが引き継がれています。
きちんと先輩・後輩としての繋がりが描かれているのが良いですね。
OPは個人的にはイマイチでしたが、進化曲はとても良かったと思います。
ただ進化の演出の方は、ちょっと不満。前作みたいに、”アグモン進化~→グレイモン”くらいシンプルなものでちょうど良かったです。

前作には及びませんが、十分楽しめました。
今の子は、デジモンというとクロスウォーズとかになるのかな?少し寂しいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

音にゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

デジモンアドベンチャーに新キャラが登場して、面白くあるかと思ったけど。個人的に、デジモンアドベンチャーのほうが、見ごたえがあった。
まず、新キャラの設定が、どうだっていい。それに、1期よりも話が、単調でつまらないし、ありきたり感がした。
いろんな進化のバリエーションを、増やしてきたが、よく、これまで、その進化の方法見つからなかったなと、突っ込みたいくらいの新しい進化法だった。
けどまあ、1期のメンツのその後とかもあって、まあ、普通に面白かった。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

64.3 25 東映アニメーションアニメランキング25位
貧乏姉妹物語(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (249)
1454人が棚に入れました
「月刊サンデーGX」にて連載、かずといずみの癒し系コミック『貧乏姉妹物語』のテレビアニメシリーズ。父はギャンブルで借金を作って蒸発、母とは死別。そんな困難の中、まだ中学生と小学生のふたりっきりの姉妹“きょう”と“あす”が織り成す様々な出来事や日常を、季節を追って描いたハートフル・ストーリー。第1話「浴衣と花火とりんご飴の日」、

声優・キャラクター
坂本真綾、金田朋子、進藤尚美、小桜エツコ、麦人、平松晶子

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お金では得られない幸せってありますよね。それって何処にあって、どんな事なんでしょうね?

2006年の作品です。”かずといずみ”さんの漫画作品が原作になります。


私、この作品で初めての体験をしました。だってオープニング始まって直ぐのナレーション時点で・・・・既に泣いてしまったのですから(笑)。これはあの泣きアニメの代表格みたいな”クラナド”でさえ体験しなかった初めての体験。あちゃ~、やってしまったか・・・って感じですね。


最初はね、なんだよ泣かせる気マンマンのお涙頂戴アニメかよ~って思いましたよ。だってベタベタに泣かせ所満載の設定なんですもの!でもね、全部を観終わって、あぁそう言う事じゃないんだな。そんな意図で作られた作品じゃないんだなって凄く強く感じました。なのでレビューを書いて、この思いを伝えたいなって思いました。

そんな訳で、以下例によって長~いレビューとなりますが、お付き合いをいただけますと幸いです^^


お話は10話で完結。割とお手軽にご覧いただけると思います。貴方のお時間が空いた時、ちょっとした隙間にご覧になってみてはいかがですか? きっと優しい気持ちになれると思いますヨ。


物語の主人公はお姉さんの”山田 きょう”さん15才(中学3年生)と、妹で9才(小学3年生)の”山田 あす”さんの仲良し姉妹。この2人の姉妹、可愛そう(本当は上から目線なので使いたくない言葉;)な事にとっても貧乏なんです。だって父さんはギャンブルで借金を作り、2人を置いて失踪。お母さんは病気で亡くなってしまっているんです・・・。だから2人の姉妹には両親が居ないの。
中学生のお姉ちゃんの”きょう”ちゃんが新聞配達や家庭教師のアルバイトを一生懸命こなし、節約に節約を重ねて、なんとか2人の姉妹は生活しています。2人でね、アパートを借りて暮らしているんです。ちょっと信じられない事ですよね。


2人は貧乏だから、ご飯にしたって普通のお肉がものすごいごちそうなの。100gで88円の特売品のお肉が高級品なんだって! 1本10円の大根、特売のほうれんそう。そういうものを一生懸命探して、時には雨の中、隣の町のスーパーまでだって走ってお買い物をして、お金を節約しています。

お姉ちゃんの”きょう”さんはとってもがんばり屋さん。おかあさんが亡くなる時、妹の”あす”さんを守ってね”ってお願いされたの。”きょう”さんは毎朝学校に行く前には早起きをして新聞配達、学校が終わってからも夕刊の配達と家庭教師のアルバイト。一生懸命働いて、けなげに家庭を支えます。そして未だ小さい妹の”あす”さんのお母さんになってあげたいって思っているの。自分だってまだ中学生だよ?だけど妹の為に精一杯背伸びして、強がって生きているの。
”あす”さんはそんなお姉ちゃんが大好き。まだ9才でアルバイトは出来ないから、ご飯の支度やお洗濯、お買い物をして家庭を助けます。9才の遊びたい盛りの女の子が、毎朝早くに起きてご飯を作るんだよ。学校の帰りも遊びに行く訳じゃなく、いつも一生懸命働いてくれているお姉ちゃんの為に急いで家に帰って夕飯を作ります。
こうして2人の姉妹は助け合って、2人で力を合わせて生活しているの。


私ね、貧乏って、お金が無い事って、とっても不幸せな事なのかなって思っています。だって欲しいものも買えないし、おいしいものも食べられないんだから・・・。

でもね、この物語の姉妹は貧乏を恨んでいません。お金がないからって決して惨めな気持ちで落ち込んだり、人を羨んだりはしないの。
だって彼女達はお金では買えない幸せをもっているんですもの! 

それは”姉妹の絆”。とっても堅い姉妹の絆であり、姉妹の愛。お互いがお互いを必要とし、信じ合って助け合って生きているの。お互いが元気で生きていける。2人がいつでも一緒に居られる・・・。それだけで2人は幸せなの。だから、それ以上に大切な物や、欲しいものなんか無いって思っているの。どんなに貧乏でも、決して不幸せじゃないんだよね、彼女達は・・・。


この物語は、姉妹の日常を通して”お金じゃ買えない幸せ”を教えてくれます。お金が有る事も確かに幸せ・・・。どんなに綺麗事を言ってみたところで、やっぱりお金が無くちゃどうにもならない事も(悲しいけど)事実。

でもね、お金じゃ買えない幸せがあるのもやっぱり事実。どんなお金持ちがどれだけお金を積んでも、決して買えない幸せは存在する。その幸せが、この物語の姉妹にとっては”姉妹愛”でした。


物語のラストでね、またしても私は号泣しちゃいましたヨ(笑) オープニングで泣いた時は”ベタベタの展開に引っ掛かって泣かされちゃった”って思ったのだけど、ラストでは素直に泣いちゃったかな。だって2人の姉妹がとっても愛おしく思えたんですもの。もう”泣かされてる”って感じはしませんでした。


幸いな事?に私はお金ではあんまり不自由はした事がありません。でも、毎日が満たされているかって言うと、自信をもってそうだとは断言出来ません。やっぱり何かが欠けてるっていうのかな・・・。いつも満たされない気持ちを抱えている・・・。

私にとって、お金じゃ買えない幸せってなんだろうな・・・。そして、それは何処にあるんだろうな。この作品を観て、そんな事を改めて考えてしまいました。











投稿 : 2024/05/18
♥ : 26

- JIN - さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やさしい気持ちを取り戻す隠れた名作

この作品見てない方に強くオススメしたい作品です
両親がなくお金もない、たった姉妹二人っきりの日常が明るく清らかに
描かれており、見た者に明日への活力とさわやかな涙を与えてくれます
これから見る人へアドバイスです
全10話、すべて1話完結で構成されて、順不同でもまずまず楽しめます
また1話目で本作の特徴が網羅されているのでそれで好みに合うか
ご判断されると良いと思います
.
世知辛い社会で生きているおっさんには号泣でしたよw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

貧乏だけど心豊かで明るい姉妹の物語・・・感動しました^^;

母は、あすが生まれた年に天国に行ってしまった・・・
父は、ギャンブルで借金を作って蒸発・・・
そして、私達は取り残された
築40年、風呂無し1Kのボロアパート・・・これが私達の住む家
でも、春になると・・・

静かで優しいピアノの旋律にをバックに、このくだりから全10話の物語が始まります・・・

この物語は、「山田きょう」中学3年(15歳)のお姉ちゃんと「山田あす」小学3年(9歳)の妹が、手を取り合って一生懸命生きていくお話です。

親の資産や親戚からの仕送りがあるわけではなく、唯一の収入源はお姉ちゃんの新聞配達だけ・・・
きっと、どれほど生計が苦しいか想像できると思います・・・
もしかしたら、自分の生い立ちを負い目に脇道にそれてしまう・・・そんな事があってもおかしく無いと思います。

でも、彼女達は見ていて気持ちが良くなる程真っ直ぐなのです・・・
お互いがお互いを大好きで・・・お互いを必要としていて・・・お互いに感謝する・・・いつもそんな気持ちで接しているから、心まで折れる事なく豊かでいられる・・・だから真っ直ぐでいられるんだ・・・こんな事をこの姉妹から教えて貰いました^^

でも、お互いを思いやるだけでは、人生の荒波は乗り切れません・・・彼女達にも試練が待ち受けています・・・ですが、壁を乗り越える度に、生きていく上で大切な事、今の自分に足りない物に少しずつ気付き、成長していくのです・・・

そんな彼女達の心からの笑顔と、決して気負わない強さを見ていると、本当に温かい気持ちになれます・・・そして作品を通して登場人物の優しさを知る事ができます・・・

この作品は全10話と短いのですが、1話目からいきなり感動する展開が待っているので、ご覧になる場合はティッシュを用意してから視聴することをお薦めします^^

また、良い作品に巡り合うことができました♪

投稿 : 2024/05/18
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