本で超能力なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの本で超能力な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の本で超能力なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.7 1 本で超能力なアニメランキング1位
R.O.D READ OR DIE - リードオアダイ(OVA)

2001年5月23日
★★★★☆ 3.9 (459)
2054人が棚に入れました
読子・リードマンは、神田神保町で非常勤講師の仕事をしながら読書三昧の自堕落な生活を送っている活字中毒のビブリオ・マニア(蔵書狂)であるが、同時に大英図書館特殊工作部に所属し『ザ・ペーパー』と言うコードネームを持つエージェントである。\nある日、アメリカ議会図書館が何者かに襲撃され、大量の稀覯本が盗まれる事件が発生した。犯人が「偉人」と名乗る正体不明の異能者であるという事態を重く見た大英図書館特殊工作部は、読子に稀覯本奪回作戦を命令する。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

短いが、作画・ストーリーともに完成度の高い紙アクションアニメ!

原作未読。

活字中毒だが、紙を自由に操る能力を持つ、読子・リードマン(よみこりーどまん)。
彼女がある一冊の本を手にしたところ、正体不明の何者かに襲撃を受けてしまう。
その本を巡って、世界を巻き込んだ戦いが始まる。


アクション・バトルアニメ。
一部では称賛の意味をこめて「紙アニメ」と呼ばれているとかなんとか。

見所は、アクションそのものですね。
人物の動き、動物の動き、物の動き、どれも丁寧、かつ、スタイリッシュです。
細かいしぐさから、アクロバティックな格闘まで、手抜き無く描かれているのが特徴。

また、主人公の読子さんは、ドジッ子、眼鏡、三つ編みという3属性をマスターしているキャラ。
しかし、一度紙を使わせるとかっこいいんだなこれが( ゚д゚)!

10年以上前の作品ですが、古くささを感じさせることなく、十分に魅せてくれました。
{netabare}
・読子とリリエンタールの戦い
・三蔵法師と潜水艦の戦い
・ナンシーvsクローンナンシー
・読子と平賀源内のチャンバラ

かっこよかったですねー!
どれも垂涎ものでした。
{/netabare}


ストーリーは、3話という短さ。
しかし、しっかりと伏線を張り、視聴者を騙すテクニックがふんだんに盛り込まれています。

設定も独特で楽しいですね。
短いので詳しくは話せませんが、敵は「偉人」と名乗っています。
これが何を意味するかは……。

そして、ユーモアも効いたやりとりに、熱いストーリー展開。
「うーん、ウマイな!」と何度うなったことか。
何気ないやりとりが、あとで大事な意味をもってくるので、視聴の際はお見逃しなく!

また、命がけの戦いなのに、笑ってしまうシーンもしばしば。
{netabare}
・リリエンタール「しねええええええ……しぬうううううう!!」
・大英図書館スタッフ「北朝鮮からの返信が届かない……あ、今来た」
・大統領「核だ! まだ核攻撃がある!!」SP「取り押さえろ」→大統領失禁(実は1話目でも……)
{/netabare}
ブラックユーモアが効いてますねー。

続き物の原作が元になっているので、全てが解決するわけではありません。
しかし、世界観の紹介から、1つのエピソードを完結させるまでの流れとしては、とても綺麗にまとまっている作品です。

3話合わせてもおよそ100分。
能力バトルもの好きで、短くて楽しめる作品を探している方にかなりオススメです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

読子・リードマンがいい!!日常のダメっぷりが好き。(≧∇≦)/

本を愛し、紙を自在に操って闘う紙使いの活躍を描く「文系アクション」。
Read or dieは直訳すると「読むか死ぬか」、
すなわち「読まなければ死ぬ」「読まずに死ねるか!」という意味。(Wikipedia)

OPがスパイアクションを思わせるような
ちょっと懐かしい感じで好きです。

主人公の読子・リードマンの重度のビブリオマニア(愛書狂)や
敵が覚えのある偉人たちだったりと設定が面白い!!

私は、やっぱりバトルには反応が薄いようです。
紙使いが印象的。
日常のダメっぷりが好きです!
楽しめました!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『紙で戦う』 ビブリオマニア

あらすじは飛ばして感想。OVA作品で全3話です。

ストーリーはベタながらも飽きない展開で、スピード感があり、
テンポ良く進んでいくので見やすかったです。

それに、古い作品なんですが、意外に絵や動きもしっかりしてるし、
なによりBGMを含め音楽がすごく良かったです!!

紙を武器にして戦かったり、紙を自在に扱える能力を活かした色んな使い方は
見てて面白いし、敵の偉人達もその偉業にちなんだ能力を持っていて、
それらを使って攻撃してくるって設定も良かったと思います。

ただ、平賀源内やファーブルがすぐ分らない人は、歴史が苦手な事あらわになります!!
まぁ 自分もその中の一人で「だれだっけ!?」ってすぐ調べてましたが...w

とりあえず、全3話と短いながら全体的に良く出来ていて結構楽しめた作品です!!
続編として、TV版があるので気になる方は見てみてくださいねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

63.1 2 本で超能力なアニメランキング2位
戦う司書 The Book of Bantorra(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (262)
1642人が棚に入れました
人の魂が結晶化した「本」に触れるとその人の生前の記憶の全てを知ることができるため、地中から掘り出された「本」は、過去神・バントーラの作った「神立バントーラ図書館」に収蔵されていた。それを管理する、常人を超える戦闘力と知識を持つ「武装司書」たち。
世界最強の武装司書・ハミュッツ=メセタを頂点に、武装司書たちは世界の調停機関、警察機構として機能していた。しかし、一見平和に見える世界の裏側で、ある闇の組織が動き出す。それは、「天国」に導かれることを最上とし、そのためには一切の欲望を肯定する「神溺教団」――。
武装司書に戦いを仕掛ける、彼らの目的とはいったい…。

声優・キャラクター
朴璐美、大川透、沢城みゆき、戸松遥、中村悠一、石田彰、竹口安芸子、三宅健太、広橋涼、入野自由、川澄綾子、大木民夫、置鮎龍太郎、納谷六朗、野島裕史、野島健児、小西克幸、佐藤利奈、釘宮理恵、野中藍、能登麻美子、櫻井孝宏

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

テーマは、『幸福』というより『愛』なのかもですw

あらすじとしては、「人間が死ぬと、その魂は『本』になる」という
世界を舞台にしたファンタジー作品。
そしてその本を守る為に戦う武装司書達のお話。全27話です。

ストーリーや設定、キャラも良いし、かなり良い感じのアニメだと思いますが、
物語が色々と入り組んでいるので、最初の方は少し理解し難いかも。
まぁ、見てると『あ~そうだったんだ』ってだんだん理解出来てきますw

ただ、人がよく死ぬし、残酷、無慈悲、報われないってのもあるので、
明るい作品が好きな人にはダメかもしれない...


内容としては、序盤から盛り上がるし、謎多いけど伏線をきちんと
回収してるので見応えありましたねww
大きな矛盾も無くて、最終話もキレイに終わってますし、
話もまとまってて良かったと思います。

2回以上見ると、武装司書に神溺教団、楽園管理者に天国。
いろんな立場から見れます。

そういうのも面白いと思いますw

とりあえず、好き嫌いはありそうですが、自分は大好きなアニメなので、
見てない人にはお試しでも一度見て欲しい作品ですw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

腰の据わったハードボイルドファンタジー

<2017/10/31初投稿>
観たのは数年前。
知人に「図書館戦争好きなら絶対ハマるよー!観てみー!」と言われたのがきっかけです。

1話目観て「図書館戦争と似ても似つかねー!でもこれはこれで好き!」
最後まで一気見でした。

舞台はダークな雰囲気のちょっと不思議な異世界。
人間は死ぬとその魂は本となり、図書館に収められます。
魂、つまり生前の記憶の全て。

よく考えたら嫌な世界ですね。
「トイレで大をしたら紙がなくて◯◯で拭いた」みたいな思い出も書かれちゃうんでしょうか。
もし自分がその世界に生まれたら遺言は「自分の本を探し出して燃やしてくれ」に決まりです。

物語は図書館館長代行ハミュッツ・メセタ、通称ハミを軸とした群像劇。
謎に満ちたハードボイルド異能バトルです。
バトルシーンがかっこ良いですね。
異能なんですが妙な現実感あります。
そして渋い。

登場人物たくさん出てきますが、やはり白眉は作中「世界最強」と言われるハミさん♪

ハミは一言で言えば"エロかっこ強い!"
「峰不二子のような妖艶さ」と
「ブラックラグーンのバラライカのようなカッコよさ」
そして「血界戦線のクラウスのよな冗談みたいな強さ」を持ち合わせてます。
なんだかんだ物語の中心の人です。

少しストーリーわかりづらいところもありますが、こういうトーンがお好きな方にはお勧めしたい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

死してなお、本となる

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
バトルものの、ラノベ原作らしいアニメ。専門用語の連打と、アニメではフォローしきれないほどの設定。作品としての良さはかなりあると思いますが、難解なために観る人を選ぶと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
やはり、ハミュッツ=メセタの魅力でしょうか。

本作は主人公最強系でしょうが、ここまで「良い人じゃない」ことをちゃんと徹底したのも、珍しいのではないでしょうか。彼女の歪みを、私は興味深く観ることができました。
{/netabare}

【余談~ 死後に恥ずかしい日記w ~】
{netabare}
本作は、「自分の人生が、死後に本になる」という特殊な設定があります。イムラさんのレビューに「自分の恥ずかしいことが本になったら嫌だ(笑)」という主旨のことが書かれて、ちょっと思い出したのは、「一握の砂」で知られる歌人、我が岩手の誇り、「石川啄木」です。(以下、大学の教授から聞いた話です)

啄木は生前、奥さんにこんなことを言いました。

「この本には、自分の創作のアイディアが書いてある。他の人にアイディアを盗まれないようにローマ字で書いてあるが、もし自分が死んだら、(他の人には真似されたくないから)燃やしてくれ」

啄木が肺結核で亡くなった後、奥さんは本を燃やそうと思います。しかし、自分はローマ字を読めないけど、愛する夫が遺した本はやはり燃やせないと、その本を大切に保管します。

時は流れ、啄木記念館を作るとき、その本が調べられました。そこで分かったことは、その本が実は啄木の日記、それも、赤裸々な「浮気日記」だったということ。

その本は今でも啄木記念館に展示されています。

まさに、「死後の辱しめ」w このアニメの世界観だと、きっとこんな悲劇、喜劇が多発するんでしょうね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16
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