必殺技でモンスターなおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの必殺技でモンスターな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月08日の時点で一番の必殺技でモンスターなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.3 1 必殺技でモンスターなアニメランキング1位
ポンコツクエスト~魔王と派遣の魔物たち~(Webアニメ)

2013年9月23日
★★★★☆ 3.9 (65)
187人が棚に入れました
魔王に仕えるポンコツな魔物「カク」と「イムラ」の、グダグダな日常を描いたコメディアニメ(全19章)。

魔王様に言われるがまま、さまざまな場所に派遣社員の様に飛ばされる二人。その度文句を言ったり、ケンカしたり…。
RPGのようなファンタジーの世界で、現代人のようなグチをこぼす彼らは、果たして立派な魔物になれるのか!?

監督脚本は「ヤイヤイ森のコミー」の松本慶祐。プロデュースは「かよえ!チュー学」などの会話劇アニメを得意とし、様々なキャラクターコンテンツを手がけるPie in the sky。
(公式サイトより)

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ポンコツな魔王軍下っ端たちが、魔王様に派遣されてクエストに出るとこうなる

もともとはyoutubeで配信されていたwebアニメ。

現在はサイトやyoutubeで、
期間限定&数話限定で配信中。TV放送もやっています。

現在(2019年9月)は第5シーズンまで放送されていて、
第6シーズンは2019年10月より放送予定です^^

普段は見終わった作品のレビューしか書いていないのですが、

この作品はまだまだ続きそうなので、
一度区切りとしてレビュー書いておこうかなと。

1話が4分なので、
手軽に観れます♪

第5シーズンまでは、全60話です。


● ストーリー
緑のスライム・イムラ。
角のはえた魔物・カク。

魔王軍に所属する彼らは、
勇者を倒すために与えられた仕事に取り組む。

魔王さまの命令でいろいろな場所に行ったり、
いろいろな魔物に会ったり、
時には勇者と戦闘になったり。

弱い二人だけど、
彼らなりに一生懸命?仕事してます。


全編コメディです。
ボケとツッコミの応酬です。

二人の漫才のようだったり、
他のキャラも巻き込んだコントのようだったり、
形態は様々です。

ボケ・ツッコミ役は回によって変わります。

基本はイムラさんがツッコミで、
カクさんがボケなことが多いですけど。

テンポがよくて
思わず吹き出してしまう笑いも多いですw

逆にウケを狙いすぎてイマイチな回もありますけどw

すごいのは、脚本・作画・声優まで、
ほぼ一人で作っているということ。

いろんなキャラがいてゲスト声優さんも登場しますが、
ほぼすべてのキャラを一人で演じているのがいまだに信じられないw

絵は大きく動きはありませんが、
細かく表情も動いていたり、違和感は全然ありません。

むしろ可愛い♪


≪ RPGな世界観 ≫

魔王軍所属の下っ端ということで、
RPGな世界観です。

死んでしまうこともあるけど、
すぐ生き返れますw

面白いのは、
彼らが弱い下っ端ということですねw

「もし勇者と戦ったら」のシュミレーションから、
「伝説の剣を固定する仕事」「勇者を探す仕事」など、
そんな仕事もあるんかいというところがすでに笑えます。笑

終始のほほんとしていますw
だから、時々戦闘になると緊迫感(常にピンチ)があって、またいいのです♪


● キャラクター
スライムのイムラさん。

可愛い見た目に反して、
結構毒舌ww

でもこの作品の中の常識キャラでもあります。

スライムだから弱いけど、
キャラの個性は強い!!

属性変化や知り合いのスライムたちなど、

彼の秘密が明かされれば明かされるほど、
目の離せなくなるキャラでしたw

初期のころから“爆笑問題の田中さん”なイメージのキャラです。笑


角のある魔物のカクさん。

魔王軍をブラック企業と呼び、
とにかく自分の欲に忠実な男ww

それで痛い目を何度見ても懲りないやつですw

イムラさんと二人の時はボケの立ち位置ですが、
他のキャラが登場すると冷静なツッコミ役にもなっています。

普段は変に強気な彼が、
ピンチな時に泣きながらまくし立てているのが面白かわいいですw


他にも個性的なキャラがたくさん…。

私のお気に入りはイムラの知り合いのスライムたちでしたw
彼らの種類や活躍をもっと見たいw


● まとめ
短い時間の中に笑いとやり取りがぎゅっと詰め込まれていて、
毎話楽しめました♪

1話完結の話が多いので公開中のものだけでも楽しめますが、

話と話は関連していたりするので(特に第5シーズン)、
無料で公開されているもの以外も視聴することをおすすめします^^

これからも彼らがどんなお笑いを…じゃなかった、
どんなお仕事をするのか楽しみです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

2022/4/1夜9:54から東京MXで放送開始!

<2022/3/31 追記>
宣伝です。
地上波でポンクエの放送が始まるそうです!
2022/4/1夜9:54から東京MXで
第25話から放送するそうですよ。
なんか嬉しい♪♪♪


<2021/10/13 追記>
今夜10/13(水)23:54〜BS211でシーズン7放送開始ですよ!
いつものパターンなら翌日にはYouTubeにも UPされます。
以上、宣伝でした。。

<2021/6/1 追記>
ニュースだよ。
シーズン7が始まるよ。
今秋だそうです。
某レビュアーさん、ナイスな情報ありがとう!!

<2019/11/16 追記>
6期 第2話
「カッターで採血」笑
狂ってるなー 笑
当たり外れでかい作品だけど本話は当たりでした。

<2019/10/7 追記>
さあ今週から6期が始まるザマスよ♪
という番宣でした

<2018/10/2追記>
今月はポンクエ推進月間と自分の心の中で決めたので追加レビューです。

軽く笑えます!
1話3〜4分とお手すきの時に気軽に見れます。
YouTubeで結構見れます。

みなさん、まだの方は是非是非見てね♪
(関係者じゃありません)

<2017/9頃初投稿>

ドラクエ風の世界で、魔王様に派遣契約で雇われた低級モンスターたちの日常。

非常によくできた1話3分のショートコント。
お気に入りです。

これ、脚本、演出、作画、音楽、声優全部 を一人の人がやってるんですよね。
だから月に一作。
だからセリフの掛け合いも抜群にリズムが良い。
ツッコミの被せ方も。

ちなみにお気に入りのゲストキャラは
ヤブキさん
タツカワさん
ニシキノさん
ニシノマコ
ミツイ
ツチダ

<2018/2/12追記>
なんとなく主要キャラを紹介しておきます。

カク:主役。ピンクで二本のツノがある。二足歩行。ボケ担当。性格はゴミクズ野郎。

イムラ:もう一人の主役。ブルーのスライム。ツッコミ担当。性格は割と真面目。手足がないのでなんらかの作業の時は役立たず。

ミツイ:準レギュラー。蝙蝠のような羽と足を持つ三つ目。黄色い。めんどくさくてクズな性格。嫌われ者。ニックネームは「クソ眼鏡」

クロヌマ:準レギュラー。黒魔術が使えて見た目も黒い。ふわふわ浮いてる。性格は大人しくて至って真面目。声が高い。「ヒョード!」

ツチダ:準レギュラー。茶色のモフモフ。豪腕でハンマー振り回す。マイペース。口癖は「ハンマー」。女性人気高し。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 70
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

魔王有限会社の派遣社員の奮闘記?

イムラとカクの魔物コンビが魔王有限会社の派遣社員として、様々なお仕事をこなしていくお話(-_-)
他にも仲間として三つ目のミツイ、ハンマーのツチダ、魔法使いのクロヌマなどがいます。

1話4分くらいのショートアニメなんですが、キャラのブラック風味なボケとツッコミがとても面白くてそれぞれのキャラもそれぞれ特徴があってキャラが立っています。

主人公のカクの毒舌にイムラのとぼけた冷静なつっこみが良いです。
武器屋のヤブキ爺や魔法使いのニシノ婆、あとドラゴン爺とか、お年寄りネタが意外と多いかも。
ニシノ婆登場回のねるねるとか言ってたの聞いて、某練って美味しい菓子を思い出しましたw

勇者が昔のゲームキャラみたいな感じで、とても強くてイムラたちは全く敵わないんだけど、{netabare}魔王が必殺技とか言ってママの掃除機攻撃とかでセーブデータが消えて勇者を倒したのは笑った。
{/netabare}
びっくりしたのは脚本、作画、編集、そしてすべてのキャラの声を松本慶祐さんという方が1人でやっているということです!凄過ぎます。

姉妹品としてヴィンランドサガのパロディのポンコツランドサガも良かったらどうぞ。

10月からなんとシーズン6が始まるみたいですね。こうなったら100話目指して頑張ってもらいたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

68.5 2 必殺技でモンスターなアニメランキング2位
精霊使いの剣舞(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (826)
5709人が棚に入れました
清らかな乙女にのみ許された特権――精霊契約。ここアレイシア精霊学院では、精霊使いとして訓練を積んできた貴族の令嬢たちが集められ、エリート教育を受けていた。少年カミトは、ふとした事故から学院生の少女・クレアの水浴びを覗き、さらに彼女が求めていた精霊と代わりに契約してしまう。そう、カミトはこの世界ではありえない、男の精霊使いだったのだ!「あ、あんた……あたしの精霊、奪った責任とりなさいよね!」「は?」「あんたがあたしの契約精霊になりなさいっ!」箱入りお嬢様たちの学園に放り込まれたカミトの運命は!? 刻印輝くエレメンタル・ファンタジー!

声優・キャラクター
古川慎、木戸衣吹、優木かな、石上静香、大西沙織、加隈亜衣、田中真奈美、中原麻衣、松岡禎丞、日笠陽子
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最終話まで鑑賞済。再採点&総評も~。第1稿。

原作小説やコミックは未読です。

採点について-----
{netabare}
●物語●
アニメで放送された部分というのは、『ブレイドダンス』本戦ではなかったんですよね? タイトルになっているのに描写が無いというのは・・・『ラブライブ』以来でしょうか?w

この先の物語を見てみたいとは思います。
レスティア自身や彼女の目的、校長の目的、ブレイドダンス等々、描けていない部分は山のようにあることと思いますので。

●キャラ●
中盤まではキャラが薄めかな?と思っていましたが、クレア&エスト以外も出番を得ることによって、掴めてきたかな?と。ので点数up。唯一常識人ぽいリンスレットが、そんな中で影が薄かったようにも感じました。

お気に入りはエストとエリス。
エリスの終盤でのデレデレぷりにはニヤニヤさせて頂きました。
クレアは・・・炸裂するジェラシーが面倒臭かったので、損をしているかと。あまり素直でもないですしw

エストの羞恥心は何処がボーダーなんでしょうね?w

●声優●
名前は存知上げている方々なのですが・・・ヒロイン達にイマイチ味が無いといいますか。むしろ校長(?)や担任教諭の方が目立ったような。

●作画●
録画質の影響もありましょうが、悪い印象は無いですね。
画期的に綺麗とかいうことも無いですが。

アイキャッチが無駄に気合はいってるな~と。
大抵『脚元』『顔』という組み合わせでしたが、『全身』も見てみたかったですね。

●音楽●
ED曲が、今期お気に入りの1つになっています。
何処か民族的な楽器(調べるとバグパイプの模様)を使いつつ、テンポの良い合いの手が耳に残る曲だったと思います。
{/netabare}


12話まで鑑賞後-----
{netabare}
序盤はサービス要素少なくなりそうかな?と思っておりましたが・・・話が進むにつれて、そんなことは無くなりましたw
エストは・・・分かっててやってるの?w 微塵も悪意は無いの?w

終盤はエリスと彼女の姉とのお話メインだったように思います。

まずはエリスのデレデレっぷり。決して否定したいわけではないのですが、そもそも彼女の目標は姉と「レン・アッシュベル」だったのだと思いましたが・・・いつの間にやらカミトにデレていると。免疫が無いのか、彼女がチョロいだけなのか?w
おかげか、アニメ全12話を見た限りではエリスが正ヒロインにしかw

11話ラスト付近で、街に現れた精霊(?)をエリスの姉が一掃するシーンがありましたが・・・あれはやりすぎでは? どう見ても被害状況を大きくしたのは彼女のように見えました。
「力」は求心力になるとは思いますが、(理由・原因はあれど)制御しきれていないのでは、ただの厄介者だと思えます。あれで騎士団長だった(解任されてはいるようだが)というのは正直納得できないですね。

呪装刻印を密売(?)していた緑髪さんは・・・結局何だったのだろう? レスティアに唆されただけなのか、彼女なりの目的があったのか。
{/netabare}
8話まで鑑賞後-----
{netabare}
久々のレビュー更新がコレなのは、どうなの?と自問自答気味ですが・・・。

皇女様(?)が正式に加入(?)したように感じられるまでに、結構な話数を要しているというのは・・・ゆっくりしているのか、時間かけすぎなのか。原作通りなのか、引き延ばされてるいるのか。

現在2回目を各話観直してるのですが、今でもヒロインの名前が覚え切れていませんw クレアとエストと・・・うん、1ヶ月前と成長が無いw

自称魔王の後継者さんと、主人公の元パートナー、それぞれの立ち位置も分かるような分からないような。特に元パートナーの闇精霊(?)さんとは、過去に何があったのかサッパリ説明無いので。

主人公の『本気』も何処からなのかイマイチ。

何だかんだで視聴し続けてますので、ラストまではいけると思いますが・・・正直12話まで(と仮定して)で続きを観たいか?と訊かれると、何とも答えに困る作品だとは思います。

ED曲は個人的に良い感じ。
若干詞のテンポの悪い部分があるように感じますが、曲は悪くないと思います。正直今クールで気に入る曲が少なかったので、助かりました。
{/netabare}
4話まで鑑賞後-----
{netabare}
『よくある(と書くのは失礼ですが)ハーレム物ラノベ』というのが、今のところの印象。似た系統の作品の中ではインパクトが薄めなのか、キャラの名前が未だに覚えられないです。

メインヒロインと思しき赤髪娘と剣精霊は何となく認識しましたが、他のヒロインsがとにかく記憶に残らない。というか彼女らが何故に主人公に興味を抱いているのか、全く説明が無い(ように思う)ので尚更。

インパクト薄めですが、前クールの某『竜騎士』ほどエロ要素(?)を前面に出して無いように思えるので、何とか視聴できてるのかな?とも思えます。

物語や設定に対する説明もあまり無いので、本当に手探りな状態で観ております。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

美少女精霊使いの中に男ひとり!?

この作品は原作未読ですが、MF文庫Jの5大タイトルの第4作目に相当する作品ということは知っていました。

これまで、「魔法戦争」「ノーゲーム・ノーライフ」「星刻の竜騎士」が放送されてきました。
この3作に関する皆さまの評価は様々でしたが、私はどの先品も嫌いじゃありませんでした・・・
というより、むしろ私にとってこういう系統の作品ってストライク・・・なんですよね^^;

登場するヒロインの女の子たちは、殆ど可愛らしい娘ばっかりだし・・・
主人公のハーレム系も「羨ましい・・・」と思いながらも楽しめますし・・・
ツンデレさんや語尾の特徴もその作品の個性と思えばあまり気になりませんし・・・

これだけたくさんの作品が蔓延すると、設定が似ている作品が出てきてもおかしくはないと思います。
むしろ、個性としてその作品の中でどれだけその設定を活かせるかがポイントだと思っています。

なので、今回の4作目にも密かに期待していました(//∇//)
第4作目は、タイトルにも記載しましたがたくさんの女の子に囲まれる男子の設定って・・・
イチ○君が一瞬頭の中をよぎりましたが、気にせず視聴に臨むことに・・・^^;

物語は、精霊と契約を結びその力を扱えるものたちのことを、人々は精霊使いと呼んでいました。
この精霊使いのちからは清らかな乙女にのみ許された特権・・・なのですが、この作品の主人公であるカゼハヤ・カミトは、男性ながらも精霊と契約できてしまう特殊な力を持っていました。
そして、精霊使いの力を持っているが故に女性ばかりが在学するアレイシア精霊学院に入学することになり・・・物語が動いていきます^^

しかし・・・相変わらず(?)この手の作品に登場する女の子って、可愛い子ばかりですね^^;
今回のヒロイン達の可愛らしさも抜群です(//∇//)

クレア・ルージュ:炎の精霊使いでツンデレ^^;
フィアナ・レイ・オルデシア:精霊魔装使いでちょっぴり大胆・・・?
エリス・ファーレンガルト:風の精霊使いで風紀を守る騎士団の団長さん
リンスレット・ローレンフロスト:氷の精霊使いで名門貴族のご出身

この4人がヒロインとして活躍するのですが、主人公カミト君の周りの女の子はこれだけではありません・・・

エストという少女・・・カミトの命によって剣に姿を変える剣精霊も、常にカミトと一緒にいる女の子なのです^^;

この5人もの美少女をカミト君は相手にしていくわけですが・・・
この手の作品で主人公がモテるのは、最強だから・・・?
それとも格好良いから・・・?
それとも種の保存の観点から・・・?
などという理由は途中からどうでもいいや・・・と思えるくらい、キャッキャウフフを堪能させて貰いました(//∇//)

この手の作品ではよくあることですが、物語の中で主人公は「誤解だ・・・」という台詞を何度も口にします・・・その台詞に途中から全く重みを感じなくなったのは私だけでしょうか・・・^^;?

この作品は1クール12話で構成されているのですが・・・
強いてこの作品・・・いえ、この5大タイトルとしてアニメ化された作品に共通していることなのですが・・・
これまっで放送されてきた作品は、どれも物語の序盤で終わっています。
それに、今回のこの作品においては、原作のストックが相当残っています。
これらを勘案すると、どうしても販促意識の高さが気になってしまいます^^;

ここで物語が終わってしまったら・・・やはり物足りなさを感じてしまいます。
続きは文庫本を・・・も分からなくはありませんが、これだけの作品を見てしまうと続きもアニメで見たくなります。それに、アニメで完結してもその作品が好きな人は、きっと原作にも手を出すと思うんですよね。

5大タイトルの2期決定・・・という事にでもなったら嬉しいけれど、難しいのかなぁ・・・^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

sukepa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

満足度50点くらい

なんだこのアニメ…

何が駄目かって、
"とりあえずシナリオ"
ライターがとにかく悪い。 とりあえず
"もっと設定を上手く煮込め"
具体的に
"地味に最強設定ある主人公の、最強という設定を全く使ってない"
最強ではないか。でももっと上手く使えとは思った。 あとこのどっかで見たようなシナリオや設定をやめて欲しい。なんと言うか、特徴が無いんだよね。他の作品に見劣りする1つの要因は多分コレ。
スタンダードな内容の癖に秀でたものが無いからつまらないし、感情移入も出来ない。

あと、"絵を何とかしてくれorz"
本当に、個人的にこの絵は受け付られない。 ラノベの方はそこそこまとまってるんだけど、それがアニメになっ て崩れた。このアニメをライトにしてる要因の1つ

あと、 "このヒロインマジでうざい" こんなテンプレなツンデレを全面に押し出した牡丹は本当に大嫌 い。 で、この作者の悪いところがヒロインを掘り下げない(好きになる ようなシナリオがない)。

と、こんな印象を持ちましたが、それ以外はまぁまぁ…そこそこ… 見れたかな?
"それ以外ってなんだ?"

例えばこれがこのアニメ(原作じゃなくアニメ)の持ち味なんだけ ど、BGMがガチ。 絵とかシナリオとかさすが原作ライトノベルだなwwってくらいラ イトなのにBGMは、BGMだけは私を熱くしました。

だって"なんか浮いてるんだもの" これは一回見ればわかります。一話でも良いんで見てみてください。 シナリオで引き込まれずにBGMで引き込まれます。このBGMなんか魔力持ってる。

BGMって演出としてとても重要なポイントなんだけど、 このBGM によって話の谷(戦闘シーンや物語の本質が語られるところ)の盛り 上がり方が異常です。 はっきり言って演出だけなら今期アニメ上位。

ライトなシナリオとイラストによってすぐ冷めるんです

まぁでも、 ライトなシナリオとイラストによってすぐ冷めるんです よ。なんか無駄に体力使うんですよ。
なんか無駄に体力使うんですよ。

そしてこのBGM、

"なんかずっと流れてるんですよね!?"

ずっとかどうかはわからないけど常にBGM流れてた印象がある。 で、どれも中々良いものだから、

"何が重要かさっぱりわからん…"

なんと言うか、勉強で例えると

"教科書が黄色で埋まっとる(/´△`\) どれも重要なのはわかるけど、

"さっぱりわからん"

みたいな残念さ。

満足度評価について
●物語
なんか終始軽い感じで話が始まって、まとまり無いままズルズル話が進むって感じです。
見る価値は無い。

●作画
この画風嫌いなんで個人的にはアウト。

●声優
好きな声優は居ない。

●音楽
前述した通り"ガチ"です。
これは見た方が解って頂けると思います。

"見る気が起こればの話ですがww"

●キャラ
スタンダードなツンデレって嫌いなんですよね。それがメインヒロイン。
これ以上言うと作者への愚痴になるので省略。まぁでも読者を引き込むことが出来るキャラを作るのは良作や名作にするための"最低条件"だと思います。
"特筆するべきキャラはこのアニメに居ない"

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

79.8 3 必殺技でモンスターなアニメランキング3位
ドラゴンボール(TVアニメ動画)

1986年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (807)
4866人が棚に入れました
山奥で1人くらしていた少年、孫悟空の前に突然ブルマという女の子が現れた。ブルマは7個揃えると願いがかなうというドラゴンボールを求めてやってきたのだ。悟空のじいちゃんが遺した珠がまさにそのドラゴンボールであったことから二人の不思議な旅が始まった。

声優・キャラクター
野沢雅子、鶴ひろみ、古谷徹、龍田直樹、渡辺菜生子、千葉繁、玄田哲章、山田栄子、宮内幸平、鈴置洋孝、田中真弓、青野武、郷里大輔、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

DVD化に伴い『Z』などとの差別化のため、公式ホームページなどでは『元祖ドラゴンボール』や、略称として『元祖』とも表記されている。

あなたが思う「最強のジャンプマンガ」は? 強豪ひしめく中、第1位はやはり…!?
昨今では多くのマンガ誌が存在し、年代や性別、好みによってそれらを取捨選択するでしょう。しかしその全員がその存在を知っているといっても過言ではない、『週刊少年ジャンプ』。学校でも毎週の話題のひとつになっているのではないでしょうか。

30代の筆者としては、週刊少年ジャンプから『ドラゴンボール』と『幽遊白書』と『スラムダンク』の連載が終わる時のジャンプのその後を勝手ながら心配したものですが、気がつけばこの年になるまで読み続けているということは変わらぬ魅力を持つマンガが掲載されている証明なのでしょう。

世代に合わせて名作を生み続けるジャンプマンガ。あなたの最強ジャンプマンガは何でしょうか?

モッコリvsパフパフ!?アニメファンが選ぶ「もっともスケベな男性アニメキャラクター」
第2位に選ばれたのは、秘宝「ドラゴンボール」と、主人公「孫悟空(そんごくう)」を中心に展開する「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』から、孫悟空の師匠である「亀仙人(武天老師)」。禿頭にサングラスをかけた老人で、背負った大きな亀の甲羅がトレードマーク。「ぴちぴちギャル」が大好きで、悟空・クリリンへの修行の条件にも「ぴちぴちギャル」を連れくることを求めたほどである。彼の言った「パフパフ」という言葉を、誰でも一度くらいは耳にしたことがあるのではないだろうか?

名作アニメの“第一話”、覚えている?
子どもの頃に夢中になって見たアニメを今でも覚えているという人はたくさんいるだろう。そうした数あるアニメ作品の中でも、『週刊少年ジャンプ』(集英社)発の作品は、「ど根性ガエル」「ドラゴンボール」「スラムダンク」「幽遊白書」などなど、少年・少女問わずたくさんの人たちをテレビ画面に釘付けにしてきた。

「Z」「GT」と合わせて約11年間放送された全世界的人気アニメ「ドラゴンボール」。その原点がこちら。孫悟空とブルマの出会いの、とぼけたやり取りと大アクションが楽しいが、この第一話で「ドラゴンボール」の説明をしてくれていたのは、意外にもあの悪党3人組だった!?

『ドラゴンボール』 (DRAGON BALL) は、鳥山明の同名の漫画『ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ。1986年2月26日から1989年4月19日までフジテレビ系で放送された。全153話で番組としては終了するが、ストーリーはそのまま後続番組『ドラゴンボールZ』に続く。

原作のうち、連載開始から第23回天下一武道会までの部分のアニメ化に当たる。シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に挌闘路線へとシフトしていく。

基本的には原作漫画をそのまま踏襲しているが、一部アニメのみのオリジナルエピソードや設定もある。これは、原作がまだ週刊連載中にアニメ化され、原作をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず原作の連載にすぐに追いついてしまうことを防ぐため、アニメスタッフがオリジナルの話を入れて調節したためである。これらのアニメのみのオリジナルエピソードに原作者の鳥山明は基本的に関わっていない。

後の『ドラゴンボールZ』と比較してアニメオリジナルの冒険ストーリーを多く描いており、第22回天下一武道会前の孫悟空の修行の旅、神様の下での修行などの他、第23回天下一武道会終了後には5話に渡って悟空とチチをメインとした冒険ストーリーが描かれている。鳥山は「正直いうと始めの頃のアニメは、なんとなくどこかにDr.スランプ的な優しさというか、ちょっと甘さを引きずっていて、あまり好きではなかった覚えがあるが、昔のほうがかわいくてスキって人もけっこう多いみたいですね」と語っている。また鳥山は「アニメ化の際、スタッフに全てお任せするつもりだったので、特に要望は無かった。ただしばらくして、健全な方向に行き過ぎていると感じて、その時だけは注意させていただきました」、「僕はあまり口は出さないほうで、最初は要望は無かったが、実際に放送を観た時に、もう少しメルヘンチックにしたかったので、その部分は言ったことがある」、「カラフルすぎてアラレちゃんの色味を引きずりすぎているかなという話をした」と語っている。

「アラレフィーバー」を起こした前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べると関連商品は不振に終わり、放映途中でバンダイは「(ドラゴンボールの)マーチャンはおしまい」と述べている。当時の東映動画も同時期では『聖闘士星矢』の方が商品化収入が大きいと語っている。ただしファミコンソフトのみは売れた。

平均視聴率は21.2%(関東地区)、最高視聴率は 29.5%(関東地区)。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんらかの節目

言わずもがなの王道バトルの殿堂
すでに本作は世間的にはアーカイブ化されてて
ココが元ネタだったんだぁ、なんてこともありそうで
それを驚く若人も実際にいるかも知れない
でも
この作品、Zじゃない

世にいうDBのイメージはZ以後のことを指して言ってるんじゃないかな
アニメで云うところのこの無印は
むしろ牧歌的な冒険少年マンガであり
バトル・戦うといっても
極めて『タヒ』という概念が希薄で
いや、厳密に言うと『タヒ』は存在してるんだけど
『タヒ』に至るまでのコ○スという概念がほぼない
(あるとしたら作者自身もその存在を忘れていた桃白白ぐらい)
だって
例え刀で切りつけたり、銃で撃たれたりしても血は出ないし
盛大に鼻血を出したとしても
けっして出血多量で絶命することが無い世界なんだ
それ故、
ピッコロ編への突入の狼煙となったのクリリンのタヒ
これがものすごく衝撃的で
当時「(;゚д゚)えっ!?」ってなって
何かの間違いじゃないかって冷静に理解できていなかった

まぁこれが不動の人気作へと導く入り口で
世界的な化け物コンテンツになっていく兆しだったような気もするんだけど
それはそれで良くて
それ以前の世界観もすごく好きだったんだよなぁ


と同時に
この作品は、当時の子ども達にとって貴重な
ライトなお色気も提供してくれていた
この手って最近じゃ少なったんじゃないかな
だって、ちょっと検索かければ
簡単に度を越えたエロスがすぐに見つかるんだから
まだこれは健全な範疇に留まっている

その対象のほぼすべてをブルマが請け負ってて
今となっては
えっ、あのブルマが!?ってなると思うかもしれないけど
開始当初は15,6才の設定だったはずだから
当時としたら、まぁ問題ないだろう(?)

そんな彼女も
年月を重ね、母となり、今じゃおばさん設定なんだから
その作品の息の長さ、歴史に感服してしまう
ここまで来ると冒険マンガが
いつの間にか大河ドラマの様相にも思える
加えて
中の人も早逝されてしまったのが凄くショックで
なんとなく自分の中でのドラゴンボールは
終わったんだなぁって気持ちになっている
それがとても寂しく、
自分にとって永遠の少年マンガであり続けられなかった、
単に年を重ねて大人になったとは割り切れない
いや、割り切りたくないって
それくらい大きな存在と気付きました


べつに読まなくてよい追記
{netabare}なんとなく200レビューを節目で、
このアカウントでの継続していくのを躊躇してて
新しいレビューを書くの止めてて
別に退会して、これまでのレビューを消す程じゃないけど
レビュー書きたくなったら別アカにして
ちょっと違ったスタイルで書こうかなくらいに思ってた
でもよく考えたら
そんなに頭固くして扱うもんじゃないって思い直して
じゃあ、201レビューはどれにしようかなってなると
逆に悩みだして
自分の中でエポックな作品は…ってなって
結論としてドラゴンボールにしました

あにこれ的には
攻殻SACかよりもいかな?って感じだけど
どっちも先にレビュー書いちゃってて
書いた当時のそのままの印象は残しておきたかったので
どうせなら好きな作品でって思ったら、
お気に入りに入れてた作品はたいていレビュー書いてるし

決まるまでの自己内対話が無駄に長かった(笑)

ちなみにコードギアスもあにこれらしい作品だけど
個人的にはそれほど良いとは思っていない!
ついでに今、総合順位見たら
バイオレットエヴァーガーデンが1位でこのすばが2位なのね
なんとなく古株にはあまり納得してもらえそうもない感じだね
そもそも今のトップページは未だに慣れないねw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラゴンボール

スカパーアニマックスで再視聴

{netabare} 小学生の時アニマックスで18時から放送されていて
ドラゴンボールを観るために必ず日が暮れるまでに帰って観ていた。
学校帰りに友達と遊んで帰る口実が、
親が呼んでいるからとか、遅くなると怒られるから・・ではなく
「これからドラゴンボール観るから!じゃあな!」だったので、
友達が「私とドラゴンボールどっちが好きなの?!」と怒りながら聞いてきて、
迷わず「ドラゴンボール!」と答えた幼き日を思い出します。 {/netabare}

前に久しぶりに会った友達と「桃白白ごっこをしよう!」という
話になり10年前に観たきりで内容が思い出せず
(゚д゚)ぽかーん としてたら
「もう一度・・伝説を見直すがよい」と言われたので
素直に全153話観直しました。

153話・・小さい頃はそうでもなかったですが
今見直すととても長い・・
仕事やゲームをこなしながら他のアニメ観てたら
結局全部観るまで10ヶ月かかった・・(;゚Д゚)!

{netabare}何が長いって80年代や90年代のアニメってニュービーにも優しいように
一話一話丁寧なあらすじが付いている場合があるので
(YAWARA!や北斗の拳等)
ドラゴンボールの場合最初のあらすじとCM、最後のナレーション飛ばすと
大体・・15-20分くらいかな。
確か当時連載と一緒に放送していたらしいので
展開は比較的ゆっくり(多少引き伸ばし感もある)
だけど作者独特のユニークなキャラクターや冒険たっぷりで
ドラゴンボールが海や国境を越えていつまでも愛されている理由がちょっとわかる {/netabare}

簡単に各話のテーマを4つに分けると、
1;出会い編(ブルマやヤムチャ達と出会う)修行編、天下一武道会編一回目
2:レッドリボン軍編 悟空単独修行編(79-83話はアニメオリジナル)
天下一武道会編二回目
3;ピッコロ大魔王登場編 神殿修行編(127-132はアニメオリジナル)
天下一武道会三回目
4;トラブル続きの結婚式編(アニメオリジナル)

先生ラブコメ・・お嫌いなんですね(震え声) {netabare}
最初悟空とブルマがくっつくかと思ったら
(悟空とブルマを恋愛させろという指示出てたらしいし)
悟空とチチの結婚をあっさりと書いていた・・!
(・・これはこれで面白い・・(笑)
悟空を追いかけて天下一武道会に出場し戦うチチが一途で可愛いしw)

鳥山先生、他にドクタースランプも有名だけど、
ドラクエのキャラデザやモンスターのデザインもしていて
日本人に馴染みの深いマンガ家な気がする・・{/netabare}

ただの感想{netabare}
とても長かったけど・・面白かった!
特にレッドリボン軍編の桃白白様のクレイジーな・・いや、勇姿に釘付けになりました。
まさかその後の天下一武道会でもパワーアップした姿をお目にかかれるとは・・大変嬉しゅうございました。

個人的にお気に入りキャラは本当は桃白白ではなく(おいw)
「天津飯」 最初は悪っぽかったけど光に目覚めて
悟空の仲間入りしたキャラ。普段は凛々しい硬派だけど
天下一武道会で突然公開処刑した排球拳・・あれにより
ランチが天津飯に惚れたようだけど私も惚れちゃいました(笑)
鳥山先生・・このギャップはずるいです(*´ω`*)
「排球拳いくわよーーーっ!!」「はあーーーい♡」 {/netabare}

とりあえず、全153話見終わったので
安心して友達と桃白白ごっこが出来そうです。
(もちろん私は石柱の役です。)

今度はドラゴンボールZの方も内容をだいぶ忘れてしまっているので
アニマックスで放送してくれるなら次回はこちらも観たいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 55

76.1 4 必殺技でモンスターなアニメランキング4位
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2nd(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (501)
2313人が棚に入れました
「最終負荷実験」という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ「人界」軍と闇の軍勢の戦争。戦局は、「光の巫女」アリスの奪取をもくろむ「ダークテリトリー」軍ガブリエル一派と、アンダーワールドを守ろうとする「人界」軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の奥深くで眠り続ける中、「闇神ベクタ」ことガブリエルは、現実世界から幾万もの米国プレイヤーたちをログインさせ、「人界」軍の一挙殲滅を狙う。対するアスナたちは、アンダーワールド創世の神の名を冠する3つのスーパーアカウントで抗戦する。この大戦の行く末は、今は深く眠る一人の少年――「黒の剣士」が握っている。「アリシゼーション」編 、ここに完結!

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

眠り姫キリトは再び黒の剣士として剣を手に取る

さて、盛り上がりをみせる後半
キリトとアスナを助けて欲しいとユイが繋いでくれた希望で集まるキリト勢力がバンバン集まる総力戦が始まります。

クラインの「待たせたな」から始まる反撃への狼煙にアスナだけではなく視聴者も上がる⤴︎ ⤴︎
見せ場としてはやはり多い。

ベクターvsベルクーリ
この戦いはね……人界人のスーパーアカウントベクターに英雄ベルクーリは引き分けます。
正直、ここまで健闘するとは思いませんでした。
背負うものや護りたい人や助けたい人がいる人は強いですね。

シノンの説得も良かったですね。
アリスの気持ちも解るか……ユージオを失い、アドミニストレータに利用された事を知り、キリトが精神崩壊、戦場で失われる命、自分がこの戦争の1つの引金になっている。
沢山の気持ちを抱えて精一杯だった。
そして、師匠ベルクーリの死が彼女の気持ちを爆発させた。
ベルクーリは生き返らないのに、ベクターは再び舞い戻るなんてね……理不尽だよ。

けど、シノンの言う事はもっともだよね
ベルクーリの作ってくれた時間を無駄にしちゃいけないし、アリスは「茶番ではないですか」と言うけど、シノンの言うアスナを含めキリトが傷ついてまで守ろうとした世界、彼がそこまでする理由に「なんで?」って気持ちを持ってるのも解る。

例えばアスナはキリトを救い、アリスを目的地まで送り届けるだけが目的だった。
けど、相手が自分と同じでリアルワールドの世界の人間である事や、ここで生きようとする人の気持ちやキリトが守りたかったものが本物だと感じたから力を貸してくれたんじゃない?かな。
キリトの気持ちもアスナが感じた気持ちが本物だから沢山の人も駆けつけてくれた。

リーファをみた時に私は「まったくこの兄妹はw」と思いましたwww
そう言えばキリトもフェアリーダンスでログインしてきた時に着地に失敗してたなぁーってw

ただ、リーファだけ恥ずかしめられたり、グロい傷を追ったりと可哀想になるんだけどリーファの扱い可哀想じゃない?
この世界ってリズの想定では「痛覚はダイレクトに感知する」って話してませんでしたか?
眼が痛々しい( ᵕ̩̩ ᵕ )

ただ、リーファのこの世界の事情を解るまで、この世界の人を傷つけないって気持ちは優しいね。
キリトも優しいけどやっぱり似た者兄妹ですよ。


アスナはクラインを軽くディスってるw
アスナの「いつものクラインさんのくだらないギャグ」のセリフが笑ってしまうけど気を張っていたからこうしたクスッと笑えるシーンいいよね。

中韓国プレイヤーが意外に理解者で話が解る人達だった。
結構冷静だし偽動画や情報にも違和感を持ったり、しっかりシュウメイの声が届く人が居て良かったです。

プウが無抵抗なキリトを痛ぶるシーンは最低だね……何も出来ない無抵抗な人への暴力程反吐が出るものはないよね。


エイジ&ユナ登場
これは当時も私は気分が上がりました。
オーディナルスケールのオリジナルキャラクターの2人なんですが、劇場版を知っている人は敵だったエイジがあの戦いを得て何を感じ何を思ったのかその答えになっている気がします。

劇場版では関係ない人を自分勝手に傷つけていた彼が今作は守側につく。
前の垢はチートだから次は新しく作りレベルを上げた垢なんでしょうね。
次は守側として彼はだ立ち上がる。


アスナvsプウはアスナの演出は良かったですね。
戦闘の臨場や迫力よりも演出が素敵でユウキと共に戦う演出は良かったですね。
しっかりユウキの意思が証明としてアスナとの会話で演出されたりとかっこよかったですね。
このSAOの命を失われてもキリトとアスナの相棒のユウキやユージオが2人に寄り添う描写にキャラ愛を感じる


キリトの復活は、これは痛々しい。
自分の心臓抉っていくのはね…………
まぁ、キリトも沢山の事があったからね……
けど、最後は「俺が死ねば良かったんだ」って結論になるんだね。
結構、ネガティブだったキリト君。

私はこのエピソードを見て気付いた事がありました。
それはキリトは英雄なんて呼ばれたりするけれど本当は…英雄ではなく…本当は…

それはキリトの精神世界お話。
恐らく彼が一番悔やんで悲しんで永遠に忘れる事の出来ない少女「サチ」キリトがSAO時代に彼女を失ってクリスマスイベントのボスサンタを倒すまでに原作にひたすらレベルを上げると言う話がありました。
サチを救いたい一心で力を付けたキリト、彼の強さには誰かを救いたい気持ちやら罪悪感などが入り乱れている。

そして失われて行く命を思い出す、自分がしてきた戦いの中で奪われ奪った命
そんな中で彼は涙を流し苦しむ……
そして、自分が死ぬべきだと自分を傷付け始める…目の前にアスナ達が現れても先に進めないキリト…それだけに自分が許せなくて許されなくて…

このシーンを見て私はキリトは英雄なんて言われてるけど、ただの高校生の男の子なんだと感じました。
どれだけ強くても、どれだけ救えても彼は英雄である前に普通の少年なのです。
だから、誰かを失うたびに傷ついてそれでも必至に踏ん張って仲間に支えられてここまで歩いてきたんだと感じました。

でも、そこに彼の親友とも呼べるパートナー…ユージオ…彼がキリトを救い出してくれる。
思い出と気持ちは永遠に繋がり続けるから。
そして、彼は歩き出す。
次に進む為に…彼は目覚める。
キリトの原動力は周りの支えだと思います。
1人だと心が壊れてしまう。
それでも歩み出せたのはやっぱりユージオやアスナを始めとする仲間達。
そして彼は守る為に剣を取る。

ロニエがキリトの元に訪れる人達をみて「女の人ばかり……」ってセリフがありますが、ユージオ先輩もいるよ。って教えてあげたくなるシーンですw


キリトvsプー

これはね。
キリトの勝利と言うよりキリトとユージオですね。
キリトもユージオもホントにいい所だけ持っていくよねww
クラインにも言われてましたけどww
後、キリト君の垢ってスーパーアカウントじゃないのにめちゃくちゃ強いよねww

キリトvsガブリエル

コレはあまり盛り上がらなかった気がするww
思ったよりもかなりかなり呆気ない気がしましたね。
ゲームも最新作でボスとして登場するんだけど余裕で倒せちゃいました。
アニメでもアドミニストレータの方がまだいい戦いしてた気がしますww
あっ、アドミニストレータ……最後にキリトに力を貸したみたいな感じで居たけどさ……最後の最後までキリトと敵対してたのにwww

アンダーワールドで200年暮らすキリトとアスナですが、アスナが泣くキリトの前でサプライズで登場する。
誰も居ないと見せかけて隠れていたアスナは演出に拘ってますね。
物陰から泣くキリトを観察していたのかと妄想したらアスナさん策士www
キリトの好感度が限界突破しますね。

「君と一緒なら200年なんてあっという間にだよ」
ってセリフがあるけど何か解る。
時間って普通に早く進む気がします。
私は中二くらいまで1年間はすごく長いと感じていて中二の大晦日の日の「365日が1年間って事は365回寝たらまた年末がくるんだなぁ〜」って考え初めてから1年間が物凄く早く感じてしまって……
……この事実に気づいた事に後悔しましたね。

けど、普通に1年間も早いし、大切な人といる数時間って早いじゃないですか。
充実した時間ですね。
友達や恋人や家族とかだからアスナとキリトは更に早く感じる気がしますね。

で、やっぱり凄いなぁ〜と感じるのがアスナとキリトの愛ですよ。
200年……200年経っても変わらぬ愛ですよ!
200年も一緒にいたらマンネリ化してお互いに気持ちも落ち着いて下手したら覚めると思うけど冷めないのなら本物の愛ですよね。

キリト「アンダーワールドでの200年の記憶を消してくれ」にアスナと不仲になったとかリアルな事情があったら嫌だなぁwwww
この2人はずっと仲良くして欲しいよねw

アリス、リアルワールドに登場する話は2026年8月1日なんですよね。
つまり、私達の世界でも3年後にアリスが来ると思っていたのですが2022年の11月6日にナーヴギアが出来てるはずなのに私達の世界にナーヴギアすらないので無理ですねww

2023年はやっとPS5が店舗販売が当たり前になったレベルの私達の世界ではまだキリト達の世界に追いつけませんねww

昔、噂で二十二世紀までにドラえもんを作るのを目標にしてるとか聞いた気がします。
その話が生きているのか、そもそも本当なのか解らないけどww

なら、2026年までにアリス誕生も目指して欲しいですねww
Vivyならどうかな?2056年でしたっけ?

話がそれてきました……ごめんなさい

キリトの200年生きた人格のコピーは何か怖いなぁ……キリトだから悪いことにならないとは思うけど声のトーンが怖いし、アンダーワールドの為に生きる事を選んだキリトの決意が逆を言えばアンダーワールドの為なら何だってするって取り方も出来るから少し怖くも感じるんですよね。


キリトのユージオとの記憶を消してもらわなかった事を後悔してましたが、多分消さなくて良かったよね。
確かに、忘れるってのは便利だと思う。
嫌な事は忘れたいし、忘れたら悲しまなくていいとは思うけど、忘れるってのは自分の心の中から、その人の存在を消しちゃう事になるし、そんな事をしても死者の死はなくならない。
辛くても悲しくても……それを無かった事にしちゃいけないし、もしかしたら消した事を後悔する日がくるかもしれないから。

コレは生きてる側の勝手な気持ちの押し付けなんだけど、誰かの死を忘れたくて記憶を消してたら悲しいと思う。
だって、その人と過した時間も気持ちも忘れて無かった事にしちゃったらユージオが可哀想だよ。
その苦しみもきっと自分とその人が生きた証だと思う。
それが解っているからキリトは消さなかったんじゃないかな?と思います。

アリスがあるメールを受信しキリトがアリスを連れてアンダーワールドに戻る手がかりを掴みます。
キリトの「その時はアスナも一緒にいいかな?」と質問するとアリスは怪訝な顔をするも許可をします。

アスナに黙ってアンダーワールドに行くと後々アスナが怖いからねww
これ以上、アスナに心配掛けたら黒の剣士を一撃で貫くマザーズロザリオがクリティカルヒットする勢いですからね。
ユージオも助けてくれなさそうww

私がアスナの立場なら多分置いていったらブチ切れるし、キリトの立場なら怖くて黙っては行けないwww

再び戻ったアンダーワールドはSF世界です。
宇宙空間で飛行船が出てきてモンスターを撃破するよく解らない世界ww
若干、ゴッドイーターとかのイメージが浮かんだけど……SAOって元々こんなのよね。
対人戦が続いてたから忘れがちになりましたが……
……


さて、久々に見返したSAOは面白かったです。
SAOのラストの最後は最後の様な締め方をされて居ましたね。
でも、昔何かで書いてあったけどSAOは原作のラストまでアニメさせたいって監督が話してたって聞いたのですが、どうなのでしょうか?
割と、シャナ、とらドラ、ストブラ、俺妹、など電撃文庫作品ってラストまで描かれるくらい人気作品は多いし、SAOも電撃文庫が誇る人気作品ですからね。
SAO、86、禁書目録の3作品は私は電撃文庫では大好きな作品だから是非、続編をして欲しい。

SAOに関しては……ね?
こんな意味深な終わり方をしちゃって、まぁ〜
まぁ〜まぁ〜こんな視聴者を生殺しにさせちゃってww罪な終わり方ですよww

原作を読めよと思われるかもしれませんが、文字だけの本を読むのは苦手なんですww
え?www

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

Underworldの開発目的は何処へ?

 「てめぇらの血は何色だーーっ」 

今は亡き塩沢兼人さんの名演から早30年

 「魂の色は何色ですか?」

生まれたところや皮膚や目の色ではなく、はたまた人間か人工フラクトライトも関係なく、個々人の在り方が大事だろうよ!と普遍的なテーマを投げかける…はずだった名作になり損ねた大作。寸評だとそうなっちゃいますね。
放送開始前の期待はこういったところでした。↓

・あのSAOの集大成
・アリシゼーション壮大だぜ!の原作既読組の声
・4クールと力の入れようがすごいな
・むしろその尺で収まるのか?

『Ⅱ』も『GGO』も楽しんだ私は期待しかありませんでしたが、『アインクラッド』を頂点に下り坂と捉える一定数のファンですら軒並み期待をもって迎えられた『アリシゼーション』でした。
どうでもいい細かいこと言っとくと、今回のUW第2部期間のCMで新章「ユナイタルリング」の存在を知り「え!?アリシゼーション最後じゃなかったっけ?」とやや興ざめした情報弱者の私です。
“これが最後”のプレミアム感が消えた瞬間でした。

『アリシゼーション』24話と『Underworld』第1部12話を通じて大絶賛とはいかず、様子見でこの最終章全11話に突入した視聴者が多い情勢でもありました。

技術的なのはようわからんので他の方の読んでください。
自分の考えるSAOの魅力は以下2つ。その予実がどうだったかを残しときます。


【SAOの魅力①】様式美と化したキャラクター

“ハーレム”“俺TUEEE”の代名詞的なところがあって、純粋に楽しむファンはもちろんのこと、「またかよ」と苦笑しながら楽しんじゃう“文句言いながらワイドショー観てる”ようなニーズも相当数いる作品。私個人はあまり重きを置いてないですけど、この文脈で語られることが多いため“お約束”の出来が作品評価に直結するといっても過言ではありません。
脇役も脇役然としておらず、脇役で複数話回せるくらいの実力者揃いだったりもしますね。リーファちゃんをAパートの4分の1くらいだけ見せ場を作って次に移るみたいな贅沢な使い方ができてしまう。

⇒結果

やることやるってこと以上に大盤振る舞いしてたと思う。リソースを過剰投入していて、おかげで後述の“魅力②”に割く時間がなくなった。もしくは中途半端にせずにバッサリ切ってバトルに全フリしたとも考えられる。これは逆効果で途中から飽きちゃいました。

{netabare}スターバーストストリームは一回こっきり。譲れない線みたいなのはあるらしい。{/netabare}

困った時の○○を連発したら、ありがたみがなくなるよねって至極真っ当な感覚だと思われ、
キリト→{netabare}ピンチでユージオ。そして撃破の繰り返し。もはや正妻としての安定感すらあるほど。{/netabare}
アスナ→{netabare}2回以上ユウキ使うのはちょっと。しかも得意の連撃ではなく一撃必殺的な締めだったような…{/netabare}

集大成らしく過去キャラ絡ませる展開は劇場版のようでもありました。胸アツなやつも1つありましたよ。でもどうなんでしょうね。メインストーリーに絡むキャラじゃないとこういうのってカンフル剤以上の効果を期待できないものです。せいぜい離したところでスポット投入。どうしても本作は劇薬を複数回投与して本体が弱っちゃった感が否めません。

{netabare}それでも1か所。#17エイジとユナ降臨は胸アツでした。SAOサーバーからのアクセスだからこそできた共演。なによりチートな悪手だった『オーディナルスケール』の彼ではなく、しがない“血盟騎士団のノーチラス”として勇気を振り絞ったのがエライ。そこで想い人ユナからのパフ(バイキルトみたいなもの)サポートがかかっての生前果たせなかった共同作業。まさに魂の色はなにか?の問いに胸を張って答えられるだろう彼の立ち居振る舞いに心が震えました。{/netabare}


【SAOの魅力②】ありえそうな科学技術

後述の魅力②です。私にとっての本丸。
“VRMMO”って面白そうだしありえそう。そんな近未来を想像できるSF設定が良いです。『Ⅰ』『Ⅱ』そして『アリシゼーション』と都度かたちを変えながら、といいますか茅場晶彦の残した“種”をベースに毎回違ったテーマを我々に提供してくれることを楽しみにしてた感じです。茅場が大量殺人を犯した狂人というのも設定に深みをもたらしてますしね。

そしてこの『アリシゼーション』です。これまで以上に仮想と現実の垣根が取り払われてきたこと。そのことで現実国家の関係にも影響を及ぼしてきたこと。一気に風呂敷を拡げてきたことにワクワクしました。詳細は過去の『アリシ24話』『UW第1部12話』のレビューに書いてるので余力あればそちらまで。このシリーズを捉える基本的な考え方になるので迷子になった時はそこに立ち返ることにしてます。
そんな楽しみしていた風呂敷の畳み方についてほぼゼロ回答。うーん…正直しんどい。

⇒結果

↓一応回答らしきもの
{netabare}人間も人工フラクトライトも一緒だよ…です。{/netabare}

{netabare}米軍の特殊部隊?に急襲作戦すらさせておいて、軍事利用はおろか民生利用に関する未来予想図の回答がゼロ。私が先のレビューで危惧していた世界線“無かったことにエンド”でした。魂の色が濁らなければOKというのだけだと物足りなさが残ります。浅い。{/netabare}



とどのつまり、楽しみにしていた【魅力②】はゼロ回答。それほど重きを置いてない【魅力①】は過剰サービスだったということです。
尺が足りないって意見が出てきそうな締め方ではあったのですが自分はバランスの問題かなと捉えてます。シリーズものの強みは作品のなにがウケていたか強みをあらかじめ分かっていることが挙げられるでしょう。目の前に原作があって、予算やら製作側の供給能力その他を考慮しながら決められた尺で視聴者が喜びそうなポイントをおさえた取捨選択をしていく。それが下手くそでした。
パワプロのサクセスモードで広島菊池選手みたいな守備職人を作成しようとして守備にパラメータ全フリしたものの、肩が弱くてゲッツーできなかったり足が遅くてかえって守備範囲狭くなったりと

 結局何したかったんだろうね~

と突っ込み待ち作品と化しました。画や音は低水準ではないし、オールドファンが喜びそうな仕掛けもあるためポッと出の凡庸な作品よりはマシ。でもほんとそれだけ。誠に残念です。




※ネタバレ所感

■【魅力②】作品からの回答

ゼロ回答としたのは先述の通りです。

{netabare}作品用語“ボトムアップ型AI”すなわち“自身で考える意思を持った人工知能”は軍用/民生用問わず用途は無限です。一例で軍事だったら無人機に搭載するすることを真っ先に考えるでしょう。民生用だったら小規模なUnderworldを作ってテストマーケティングに代わるシミュレーション利用でしょうか。地域限定させ卸や流通に頭下げて試作品置いてもらうコストを考えれば時間/費用どちらも短縮できそうです。クラウド利用して各国の企業にSaaSでサービス提供すれば独占状態ぼろ儲けでしょう。

しかし物語ではこれらの可能性には触れず。最後は“Underworldを守る”と手段が目的化しちゃいます。たしかにUWに住まう者は人間と遜色ない存在として全編通して描かれてきました。そしてそこに生きる人たちの環境そのものが消されようとしている。それはUWの中で生きてる人工フラクトライト達の死を意味してます。そうはさせじと彼らを消す理由を取り除くために考案されたのが“人権を認める”ということでした。そうなると消去は非人道的行為になりますからね。

申し訳程度に抑止力への言及もあるにはありました。“ウォーポテンシャル”そのまんま戦争を遂行出来る能力の意味を指しますが、“世界で唯一AIを軍事転用できる可能性のある”国のポジションを得たとのこと。たしかに間違ってはいませんね。


 アリスも人間と変わらんからみんなで仲良く生きていこうよ


これで納得できるならOKってことです。{/netabare}
ただこれだと全俺からのツッコミ必至で

{netabare}軍事利用も産業利用もしないんだったらなんのために?
税金使ってまで維持運用する必要ある?
原発あるから核抑止力働いてると強弁するのに近いよ?{/netabare}

という至極真っ当なものから

{netabare}重村教授(劇場版)、茅場(アインクラッド)、須郷(フェアリーダンス)と問題ばかり起こしてる研究室の一員だった神代凛子で記者会見するのは逆効果じゃないか?
世間一般の人にとっては新手のバーチャルアイドルデビュー会見となんら変わらんと思われる。{/netabare}

いらぬ心配まで焼きたくなります。やや整合性なんぞ怪しくてもワクワクする未来が見たかった。


■別れた世界線

2012年~2016年。4年越しで原作は刊行されてるようですね。
時代背景の写し鏡みたいなところは強く感じました。

A儲かるし中国との関係大事。いざとなったらドル締めりゃいいので楽勝
B韓国もセットで考えればいいし浮上の芽なさそうな日本はスルーでよくね?
C厳罰ないからどんどん機密情報持ってきな
D沖縄は国内分断の震源として使えるし北海道もいい感じ
E日本人同士やりあわせときゃコントロールしやすい

主語は米国だったり中国だったり、今は違ったりそのままだったりしますがAtoEは当時の情勢です。
米国にとって日本は対中国の防波堤ぐらいになればいいやというのが特に第1期オバマ政権(2009年~2013年)の頃は顕著でした。

{netabare}米中韓3か国同盟で日本を攻撃(AとB)し、柳井がさくっと機密を米NSCに持っていき(C)、PoHヴァサゴが手を下さずとも同士討ちさせときゃいいや(DとE){/netabare}

冗談でもなくこんな世界でしたよ。ご存知2020年の日本を取り巻く環境は違います。AとBは劇的に変化したところかも。基軸通貨握ってるからと高をくくってたのが本格的にヤバいと気づいたのが2015年。あちらさんの基本政策が変わりました。日本も賛否はあれどCにメスいれたり、DとEはそのままだったりと変わるものは変わってきてます。

“今”だけをみると見落としますが、時系列での積み上げで見えてくる部分はあるのです。


作品自体の評価は低くしましたけど、たった10年もしない少し前の日本の置かれた情勢が色濃く出てたなぁと時代の切り取り加減のリアリティという意味では価値あるのかもしれません。
裏を返せばこうしている間も時代は変化してるわけですしね。


昭和日本の「血は何色だ?」と令和日本の「魂は何色ですか?」の本質の部分は一緒です。
それでも微妙に変化しているものがある。

{netabare}もしかすると、茅場憑依のニエモンが“我が人生に一片の悔いなし”ポーズで事切れてたのもそんなことが言いたかったのかもしれませんね(遠い目){/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 

-------

2020.09.20 初稿
2020.11.12 タイトル修正
2021.08.04 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 61
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

やっと復活キリト君

復活までが長かった~。
それまでキリト君のお友達が続々とゲームに入場して奮闘するも負けそうな状態が続く。

復活して早々にチート級の能力発揮とはさすがです。
あんなに苦戦してたのに、一気に解決しちゃって今までのは何だったんだ?という気持ちに。
正直、惰性で見ていた感は否めない。
{netabare}いきなり茅場晶彦の思考というか意識がインプットされたロボットが出るし、ゲーム内に侵略してきた相手がいつの間にか無残な死に方してるし、もう分からない。{/netabare}

ラスト2話に現実世界に戻るもアンダーワールドに戻っていきなり宇宙空間で繰り広げられる謎のバトルに参戦。
あれは記憶のコピーだから一応一段落ついているということだろうか。
正直、現実世界でもないし、隔絶されたアンダーワールドを守る必要ってあるのかなあ?
原作を読んでいないので、知らないです。アリスはもう出ないのかな?4クールかけた壮大な物語だっただけに少し切ない感じもする。


OP
ANIMA ReoNa
ED
I will... 藍井エイル
挿入歌
longing ユナ(神田沙也加)
ANIMAって魂って意味らしい。ReoNaさんの歌声って独特で凄みがある。
藍井エイルさんはSAOに欠かせない存在。今回も素敵な楽曲をありがとう。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ
#12.5 レミニセンス
最高司祭・アドミニストレータとの激戦の後、言葉と感情を失ったキリトを連れて故郷のルーリッド村に身を寄せるアリス。戦う目的を見失い、思い悩みながら暮らす日々の中で、彼女がなした決意とは……。そして、始まる《ダークテリトリー》軍との大戦。アスナはキリトを救うためスーパーアカウント《創世神ステイシア》としてログインし、《人界》軍と共に戦うことに。しかし、その戦いは熾烈を極め、身も心も消耗し絶体絶命のピンチに陥る。そんな彼女を救ったものとは……。

#13 アンダーワールド大戦
スーパーアカウント《太陽神ソルス》でログインしたシノン。彼女は、米国人プレイヤー軍に包囲されたアスナたちを間一髪で救援した。ソルス・アカウントの固有アビリティ《無制限飛行》を使い、ベクタにさらわれたアリスを追う。一方、《地神テラリア》のスーパーアカウントでログインしたリーファも《アンダーワールド》へと降り立つ。

#14 無限の果て
押し寄せる米国人プレイヤー軍に対し、少数ながらも勇猛に戦う《人界》軍とアスナ。だが絶望的な戦力差を覆すことは叶わず、《人界》軍の兵士たちは次々と倒れていく。満身創痍となったアスナもいつ倒れてもおかしくない状況だった。アスナが状況の打破を狙い、決死の覚悟をしたそのとき、《ALO》からの援軍を率いてログインしてくるリズベットの姿を目撃する。

#15 扇動
アリスを連れ去ったベクタを追うベルクーリ。そして長い死闘の末、ベルクーリは秘剣・裏斬を繰り出し、ついにベクタを討ち倒す。だが、深手を負っていたベルクーリもまた、アリスの胸の中で息絶えてしまう。アリスは彼の死に胸を痛めつつも、《果ての祭壇》へと向かうことを決意する。

#16 コード871
《ラース》の中の裏切り者は、柳井という研究員だった。かつて須郷伸幸の元で働いていた彼は《ラース》に潜入し、アメリカ国家安全保障局に情報を流していたのだった。柳井はキリト復活を試みる比嘉に銃を突きつけ、覚醒オペレーションを妨害しようとする。一方《アンダーワールド》では、《ソルス》シノンが、再ログインしたベクタことガブリエルと対峙していた……。

#17 悪魔の子
《ALO》増援軍による攻勢も息切れし、ついにアスナたちはヴァサゴと中国人・韓国人プレイヤー軍に敗北してしまう。廃人状態のキリトを見つけ出したヴァサゴは、車いすを蹴り倒して挑発するが、キリトの意識は戻らない。その状況に激怒したクラインはヴァサゴにつかみかかるが、敵プレイヤーに押さえつけられてしまう。クラインをせせら笑いながら《友切包丁》を振り下ろそうとするヴァサゴ。そのとき、思わぬ人物が現れる。

#18 記憶
かつてのキリトの仇敵だったエイジの善戦も虚しく、ヴァサゴに敗れる。《アンダーワールド》のはるか南では、シノンがガブリエルに重傷を負わせはしたものの、力尽きる。《アンダーワールド》中央部で死闘を繰り広げるリーファは、米国人プレイヤー軍を全滅させたあと倒れてしまう。そしてアスナは絶望的な状況下で、地面に横たわるキリトを見つめ……。誰もが彼に最後の望みを託す。しかし《黒の剣士》は、いまだ夢の中を彷徨い続けていた。

#19 覚醒
《アインクラッド》の悪夢から抜け出し、ついにキリトが意識を取り戻す。右手に《夜空の剣》、左手に折れた《青薔薇の剣》を握るキリトは、死者のリソースを吸収し巨大化した《友切包丁》を持つヴァサゴと対峙する。憎悪の心意を増幅させるヴァサゴの剣撃に、キリトはじりじりと押し込まれていく。そして《友切包丁》がキリトの身体を両断しようと迫ったそのとき、金色に輝く手が《夜空の剣》に添えられる。

#20 夜空の剣
アリスとともに、フラクトライトをイジェクトするためのコンソール《ワールド・エンド・オールター》--《果ての祭壇》へと向かうアスナ。キリトは2人がその場所へたどり着くまでの時間を稼ぐため、虚無と漆黒の化身となったガブリエルと対峙する。限界加速フェーズが始まるまでにガブリエルを倒し現実世界に戻らなければ、キリトはその後200年もの間を《アンダーワールド》で過ごすことになる。焦る気持ちを抑えながら、奇怪な姿へと変貌したガブリエルと剣を交える。

#21 時の彼方
ついに限界加速フェーズが始まった。アリスは《アンダーワールド》からのログアウトに成功する。しかし、キリトはガブリエルを倒したものの、ログアウトには間に合わず、《アンダーワールド》に取り残される。絶望するキリトの前に、自らの意思でここに残ることを選択したアスナが現れた。現実世界では比嘉と菊岡が緊急加速フェーズを解除するため、ケーブルダクト下層に赴きSTLをシャットダウンしようとするが……。

#22 アリス
アメリカ国家安全保障局が裏で糸を引く、《ラース襲撃事件》は終わりを告げた。新たに発足した海洋資源探査研究機構の代表に就任した凛子は、アリスを真正人工汎用知能として世間へ公表する。集まった記者たちの質問に答えていくアリス。そして、シノンやリーファたちはダイシーカフェでその映像を見ていたが、しかしそこにはキリトとアスナの姿はなかった……。

#23 ニューワールド
凛子から和人へ、アリスが失踪したと連絡が入る。焦る和人はラース六本木支部へと向かおうとするが、家を出ようとした矢先に玄関のインターホンが鳴る。慌ててドアを開けると、ひとつの大きな段ボールをもった配達員。段ボールの送り状には「海洋資源探査研究機構」と明朝体でタイプされ、宛先欄には和人の住所と氏名がぎこちない筆跡で記されていた。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

71.5 5 必殺技でモンスターなアニメランキング5位
魔王様、リトライ!(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (507)
1882人が棚に入れました
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!

声優・キャラクター
津田健次郎、高尾奏音、石原夏織、戸松遥、豊崎愛生、佐藤利奈、生天目仁美、徳井青空、森久保祥太郎、久保ユリカ、荒浪和沙、木下鈴奈、桜咲千依、M・A・O
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

こういうの大好き(笑)。。。だけど「おもしろい」ってなんなんだろうね。

[2019/09/26 v1]
[2019/09/27 v2おもに誤字脱字修正]
原作知らず
→アニメ四話視聴段階で思うところあってweb版読み始める
→アニメ八話あたりでweb版読了
→最終話まで視聴

僕としてはかなり楽しめました。
いや、そんなんじゃない。僕これ大好き。

概要は省略。
異世界もの、なろうものに飽きた方にこそ、チャレンジしていただきたい作品。満足できるかは保証できません。そもそも「チャレンジ」していただきたいという時点でお察し下さい。

==以下感想

新しい販促モデルかな?
原作が知りたくなって手を出したのは初めて。転スラも似たような経緯を辿ったが、これは正月休みが暇すぎたから。転スラと違い、原作読み終えても本作に対する視聴意欲は変わらず。尺の違いもあるので一概には言えないが、それなり以上に本作に魅力を感じていたのは確か。

ラストの全員(?)でのシャウトにはうっすら感動すら憶えた。笑ったけど。

作画はチープ、アクションしょぼい、物語も異世界テンプレもりもり、シナリオ手抜き(後述)、CV陣豪華なわりには演出微妙(とか言いながら、津田さん緑川さん以外良くわからない素人です、すみません)、なにが良いのか、この作品。

だというのに、毎回めちゃくちゃ楽しみで、dアニメでの配信時間が待ち遠しかったこの作品。なんだよトキメキどっか行け。恋かよ。


続け!!

俺は観る!


長くなっちゃったので畳んでおきます。

===で、その魅力とは。。。なんだろう?===

==物語・人物像
{netabare}
主人公である魔王兼長官・九内=ゲームクリエイター・大野の人物造形(内面)がよかったのは、多分そう。
基本オッサン、たまにいい人、たまにカッコいいひと。軸ぶれなく、飄々と異世界での活動をこなしていく感じはよかった。その結果が何故にスパリゾートなのかいまいち良くわからないんですけどね。ただ、そこに行くまでの分岐点ではその都度リーズナブルな判断をしていたような、そうでもないような。まぁ、アクに温泉見せてやるってのは最初からあったけど。

異世界テンプレを盛りに盛ってはいるものの、それを一歩引いた、俯瞰的な立ち位置から茶化しに懸かる九内の言動とお話の構成は、他の「本気で異世界(しようとして転けてる)」作品達とは違う視点をこちらに与え得る。必ずとは行かないが、視聴するこちらも一歩ひいて観られるようになるし、結果、チープでも馬鹿げていてもイライラせずに済む。

そこに無理矢理感満載で捩じ込まれる時代を感じさせる小ネタ(ヨガ殴り、やらせはせん、ノマノマの女将、など)が、さらに観る側の肩の力をぬいていく。主人公や物語との共感を無理強いする(けど共感できない)「本気で異世界もの()」とは真逆。まさに作中の温泉のような機能を持ったのかも。あげく、終わり間際での爆弾投下(白い三連星+白い彗星)。。。続きが観たくならないわけがない?

九内・大野の分身的な存在、零が必要な理由は少なくともアニメでは良くわからない。が、あれはあれでまぁよかったのかも。実際、この零が何なのかが全くわからなくて、でも知りたくて、そのために原作に手を出した感じはする(あ、やっぱ恋かも)。

一応補足すると、4話時点での「むちゃくちゃ感」に対して原作との比較をしてみたくなったのが原作に手を出したきっかけ。
{/netabare}

==劇判
{netabare}
これは、狙っている。きっと狙っている。浮ついたカッコいい感にあふれた戦闘曲&CM入りあけ曲、いかにも意味ありげな雰囲気を醸すエコー強すぎピアノ曲、無駄に清々しいほのぼのシーンの曲、そして、完全脱力・リコーダー。

ギャグパートで流れるリコーダー曲、これは天才の仕業と思う。
{/netabare}

======酷評に酷評を重ねた絵・作画
実は、僕としてはけっこう好意的に見ている

{netabare}
ここまで「斜に構えた異世界もの」というスタンスを見せられると、自覚を伴うひねくれ者である僕としても斜に構えざるを得ない。その姿勢が行き着く先は「この酷さ、狙ってる?」。もしも本当に狙ったものだったとしたら、制作側は大勝利だ。

とはいえ。

--作画(静止画として)
知った風な口をきいて申し訳ないが、単純にデッサン力がないのではないか、と。その証左というわけではないが、話が進むにつれてなんかうまくなってきているような、安定してきたような印象を持っている。特に九内。OP内の九内と最終話の九内、かなり違う気がする。最終話のアクなど、別人のかわいらしさだった(要は、制作を通して上達してない?)。町並みのパース狂いと前景・背景間のミスマッチは一貫してたように思う。

--動画として
その一方、動画としてみた本作品は「味わい深い」と感じている。おそらく、意図したチープ感とそうせざるを得なかったチープ感の両方があるのだと思う。止め絵多用の戦闘シーンは昨今の異世界ものへの表敬と見れなくもない(あくまで個人的な感想です)。

ところが本作、妙なところがリッチというか、丁寧な感じを受ける。主に女性の所作だけど。作画はやはり変なのだが、なにか「表現したいものがある!」と言う熱量のようなものを感じる。

・全力で視聴者をわらかしにかかる九内ダッシュ
・フィルタのサイズ間違ってない?な急激なブラー付加による遠近表現
など、ちょっと首を傾げたくなるものあれば、

・妙に丁寧な描写で九内からブレザーを受け取りに近づくルナ
・それぞれフェーズがずれている犬ころ共(周期は同一っぽいし、攻撃ヒット後は完全同一だけど)
・膝の砂を払う悠
・ぐるっと回るように走るアク(以上4話)
・ダイナミックカメラっぽい回転(10話、田原-悠の対話。CGとは思えない・・出来栄えホメテナイ)
・ローブに透けるユキカゼの尻と脚(11話。ただ、ローブは裏地もあるから透けないような)
など、敢闘精神を感じるものがある。

最終話の九内-ホワイト対話シーンは、この妙な丁寧さにあふれていたと思う。
・小さく揺れ続ける風呂桶With酒(たまにピタッと静止する)
・おしり後ろのタオルを押さえながら湯につかるホワイトx2回(これは驚いた。実体験or注意深い観察が必要。女性スタッフかな?)
・震えるホワイトの肩
ぶっちゃけ、ホワイトがらみだけ丁寧な感じはする。

うん。なんか、無理矢理に「いいところ」をほじりだしてる感じが自分でもする。かぐやさま理論で行けばこれやっぱり恋だね(笑)。
{/netabare}

======web原作を読んでわかったこと
{netabare}
基本的に原作との比較をしたことがないし好まないのだが、今回は仕方ないかな。

-web原作・アニメ比較-
本作は、多少の省略はあるものの、ほぼweb原作のまま。web原作の残り一割程度を残すところまででアニメ12話終了。WEB原作も「完結」とは至らず、単にそのタイミングで商用へと移行した模様。

お話の展開、キャラクターの味付けもほぼそのまま(山賊が上司に似ているってのはなかったし、web作でのルナはもう少しとがってる感じがする。省略されたキャラもちらほら)。なので、世界観がガッチャガチャなのは、原作由来ともいえる。

-脚本・シナリオとweb原作-
で、キャラクターの台詞もほぼそのまま。終盤は多少追加台詞があったものの、「」の中がほぼそのままアニメ作中の台詞。九内の思考やら状況説明などがかなり地の文に書かれていても「」の中だけほぼそのまま(アニメ内での追加説明とか特になし)。特に序盤はこれが顕著。

脚本・シナリオ、手を抜きすぎ。これでは分かるものも分からない。

4話の謎会話(九内-悠の「てんい=天意・転移」会話)も字で読めば分かりようもあるが、台詞オンリーではどうにもならない。吠えたエビフライも、読む限りは納得できるのだが・・・アニメのアレじゃぁただの発狂ですわ。

web作では結構折に触れて説明されている「帝国」や「インフィニティゲーム」の説明はほぼカット(次回予告で仄めかす、CMアイキャッチに仄めかす程度)。世界観共有できなきゃ、楽しむポイント分からなくなるでしょう・・・零の存在意義とか、無理ですよ(だと言うのに、これだけ楽しめた不思議)。web版の段階で既に結構練られた世界観、物語が感じられる描写がかなりあるのだが。。。アニメでは完全に無視されている。アニメ製作陣の読解力の問題か、尺に合わせるための構成力の問題か。いずれにせよ、アニメはパロディのみ路線に全振りしてしまった(だというのに略)。

演出もweb版を読んでしまった後だと、声優に任せたというか丸投げしたかのような無法地帯ぶりを感じた。ここは、もう少しどうにか出来たんじゃないかなぁ・・・
{/netabare}


結局のところよく分からない。
「おもしろい」ってなんなんだろう。難しい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

三文芝居

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
最初はタイトルで、「はたらく魔王様!」みたいなアニメかと期待していたのに、違いましたね。

ゴリゴリの異世界転生&無双系。

作画も良くないし、キャラもありきたりで、超絶ご都合主義。数多ある類似作品との差別化も出来てないし、展開も安易で、「展開を考える」ということすら放棄しているイメージを持ちました。

他の方のレビューで、「異世界転生のパロディギャグアニメ」というのを読んで、確かにそれなら、観られるかもと、ちょっと評価を上げていいかな?と思うこともあったけど、、、やっぱり、ダメでした。自分の感覚的に、☆1(観て損。不愉快)です。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(5話まで)】
{netabare}
レビュータイトルですが、別に声優さんの演技を揶揄しているわけではなく、脚本として、用意された台詞がイチイチ説明くさく、安っぽいなと。

原作由来かアニメ化に際してかは分からないけど、中学生が考えたような台詞回しでした。

九内伯斗を演じた津田さん。好きな声優さんの一人なんですが、本作に関しては、津田さんの素敵な声が裏目ってる印象でした。九内伯斗の台詞がいちいちダサいのに、声だけは抜群に格好良いので、キャラのダサさが際立ってしまったというか。本当に、津田さんの無駄遣いって感じがしました。

本作、展開もキャラクターも、全てが「安易」。

キャラデザも、「どっかで観たことある」人ばかりだし、キャラの名前も、いちいちダサい。てか、イタイ。一応、「ゲームの中の世界」という設定だから、二次創作的な要素を持たせているんだろうけど、やっぱりそこはかとないダサさは漂うわけで。

展開も、とりあえず困ったら課金アイテム。安易。便利アイテムは、トラブルが起きる前に(違う用途として)出しといて、「え? ここであのアイテムをこう使うんだ!」なら良いけど、視聴者に対して、「こんなアイテムがあります」と事前に提示せず、「実はこんなアイテムがありました」だから、ご都合主義だと言われるのです。

なろう原作だと知らなくても、「なろうだろう」と思う作品。

ていうか、本当に中学生が考えたんじゃないのか?と疑ってしまいそうなレベル。

多分、「ダサ格好良い」みたいに、「わざと狙って外してる」んだと思います。が、ダサ格好良いは、普通に格好良くできる人があえて崩すから、ダサ格好良いんであって、はじめからダサい人が崩したら、よりダサくなるだけです。

イケメン外人モデルなら、白ティーにジーパンでハイウエストにしても、「逆にオシャレ」と言われるかもしれませんが、同じ事をメタボのオッサンがやたら、、、ってことです。身の程は知らないと。

本作もそうで、きちんと作れば格好良い作品を作れる力量があった上で、ギャグテイストを入れ、テンプレをメタネタ的に入れている(崩す)なら良いんだけど、とてもそうとは思えません。

私の評価では、「ただつまらない」(クオリティが低い)だけなら、☆2どまりで、☆1には「不愉快」という要素が入ります。

多分私は、本作の「ただのゴリゴリの異世界転生なろう系なのに、なんかひと味違う感を出そうとして格好つけて崩しているところが嫌」なんだろうと思います。

不良があえて勉強しないでテストで低い点をとって自慢している様というか、草野球で、普通に打っても三振する確率高いのに、あえて「駒田」とか言って、プロのモノマネしながら三振してヘラヘラしながらベンチに戻ってくる様というか。

マイナスで誤魔化すなよという感じ。必死に頑張って、結果的に20点だった、三振してしまったなら、憎めないんだけどね。

勿論、これは私の個人的な感じ方であって、それが万人に共通するとは、思っていませんが。悪しからずm(._.)m
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
な~んだ、異世界無双系か。なろうかな? タイトルみて、「はたらく魔王さま!」みたいなアニメかなと思ったのに。なんか、説明台詞がイチイチ説明くさいな。異世界転生系の中でも低クオリティな気がする。

なんかすごいアイテムを気軽にゲット。

2話目 ☆1
ギャグがスベっている。作画がショボい。おしりペンペンか。不愉快しかないな。

3話目 ☆2
とりあえず飽きられる前に新しい女性キャラを出して、どんどんハーレム化か。チートをさらにチートにして、楽しいか? 国の守り神レベルが命を賭けてようやく封印できたエリゴールを片手間で瞬殺した男が、別の強者になって、どうする。

4話目 ☆1
ツマランナ、下手な下ネタぶちこまれてもな。マジで、誰にでも思い付くことを、さも、「やってやったぜ!」感を出されてもな。

5話目 ☆1
とりあえず、困ったら課金アイテム。安易。便利アイテムは、トラブルが起きる前に(違う用途として)出しといて、「え? ここであのアイテムをこう使うんだ!」なら良いけど、視聴者に対して、「こんなアイテムがあります」と事前に提示せず、「実はこんなアイテムがありました」だから、ご都合主義だと言われるのです。

今後、良くなる要素が見当たらないので、ここまでですね。

6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

津田健次郎の声とかちょいちょい挟んでくる心の声は面白いとは思うんだけど、ストーリーの構成か話の内容なのかあまり入ってこない。

魔王で俺つええなところあるけど、前面に押し出してくる感じはないし、凄いハーレムな感じにいつの間にかなっていくところがよくわからない。とか言いつつも2期あったら見るつもり。続けっていう終わり方は少し気になる。
勇者がまさかあれ?っていう感じだったし。

女性キャラクターが比較的高身長な気がするのは自分だけだろうか?
原作者が背が高い女性が好きなんだろうか。そんなことは正直どうでもいいか。しょーもない疑問やった。


OP
TEMPEST 歌 石原夏織
ED
NEW 歌 東城陽奏

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
見た目は魔王、中身は一般人の勘違い系ファンタジー!大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!


1. 魔王降臨
普通の会社員、大野 晶は自らが運営するゲームのキャラ、魔王「九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまった。予想外の事態に混乱していたところ、悪魔への生贄にされた少女、アクと出会い親交を深める。彼女の案内で願いの祠へと向かうのだが---。

2. 金色のルナ
魔王が現れたという噂を聞いた「三聖女」の一人、ルナ・エレガントが魔王討伐に乗り出していた。野営を終え再び神都へ向かう九内とアクの前に、山賊が現れ行く手を阻む。そこにルナが率いる部隊も合流してしまい乱戦となるも、九内はルナを捕まえ---

3. キラー・クイーン
ヤホーの街に着いた九内とアク。ふたりを追いかけてきたルナに、九内は智天使について尋ねるが、力尽きて消滅したという。その頃「三聖女」の次女、キラー・クイーンがヤホーの街に向かっていたが、そこでは三聖女を亡き者とするため、サタニストたちが暗躍していた---。

4. 桐野 悠
「霧雨 零」へとキャラクターチェンジすることで、サタニストたちを退ける事に成功した九内。新たにルナを加え再び神都へ向かう魔王一行は、大量のサンドウルフに追われるミカンとユキカゼに遭遇。群れを蹴散らした九内は、溜まったスキルポイントを使い側近を召喚する---。

5. 容赦なき侵略
神都へと向かう途中、ルナの領地を通りかかった魔王一行は、この村に魔王の拠点を作ることに決める。水脈が枯れ、痩せ細った大地をどうにかする為、“バニー”のモモとキョンに話を聞くことに。一方、サタニストたちは神都を滅ぼす計画を企てていた---。

6. 神都動乱
神都に到着しレストランで食事を楽しんでいた一行に、社交界の中心人物、マダム・エビフライが声をかけてきた。一同の歓談中、錯乱したボーイのサタニストの襲撃を告げる叫びに、九内は晩餐の余興にと、サタニストの対処へ向かう---。

7. 乾坤一擲
サタニストが召喚した悪魔を、いとも簡単に撃破する九内。一方レストランに残ったルナを狙い、暗殺者が忍び寄っていた。各所で起こるサタニストたちの襲撃にクイーンをはじめS級冒険者のミンクたちが応戦する。しかし、聖城前で上級悪魔の召喚を許してしまい---!?

8. 魔王の躍動
九内は聖城にて三聖女の長女「エンジェル・ホワイト」と対面し書庫の閲覧の許可をもらう。熾天使について書かれている本を読むが、要領を得ない。一人街を歩く九内の前に、零がオルイットから助けた少女トロンが現れて---。

9. 踊る詐欺師と大金貨
側近の一人「田原 勇」を召喚した九内はこの世界の説明と共に、ラビの村の運営をするように求める。その後、九内はマダムを迎えるため、ヤホーの街へ繰り出し人気服飾店を訪れた。店員の勢いに気圧されながらも、とある服を注文する---。

10. マダム、咆える
ルナは、幼い頃一緒に行動していた亜人の子の夢を見ていたが、九内からマダムの到着を告げられ、急いでマダムを迎える準備にかかる。ルナの案内の元、マダムは温泉を堪能。身体の汚れを落とし、炭酸泉、ハーブ風呂と巡り塩サウナに到達した時マダムの感情は爆発する---。

11. ユキカゼ、襲来
一人神都に向かい羽を伸ばす九内。北方の迷宮について調べるため、冒険者ギルドに向かう途中でミカンとユキカゼに遭遇する。なぜか九内のことを気に入って「私が迷宮について教える」と言って聞かないユキカゼと共に酒場へ向かうことに---。

12. 白天使と魔王様
ラビの村でルナに言われるがままに温泉へと案内されたが不注意で男湯に入ってしまったホワイトは、露天風呂で九内と鉢合わせる。動揺を隠せないホワイトとは裏腹に落ち着き払った態度で話を進める九内であった---。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

61.2 6 必殺技でモンスターなアニメランキング6位
インフィニット・デンドログラム(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (218)
861人が棚に入れました
2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限"のパターンの進化を辿る独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMOが発売された。それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていたは瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていたを始めるのだった──。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、大野柚布子、日野聡、小市眞琴、高田憂希、村瀬歩、小倉唯、日笠陽子、悠木碧、春瀬なつみ、井澤詩織、鈴村健一、東山奈央
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

コンマ数%の可能性に俺は賭ける (棒)

原作未読


動機は強いて挙げればVRMMO。特段強いプッシュ材料もなくとりあえず録画したやつ。『SAO』となるかそれとも『七星のスバル』となるか?

結果はもちろん二匹目のドジョウはなかなかいないよね、ということに。
目的は自分で作れ!中で何やってもいい!と自由度かなり高めの仮想世界が舞台。制約の無さは気を緩めればすぐ迷子となるリスクと隣り合わせです。プレイヤーにもアニメ製作陣にも。


 ルールは無い=カオス


なのです。案の定何をやりたいのかさっぱりわからんちんな作品になったと少なくとも私の目には映りました。基本設定自体をミスったのか、フリーダムな仮想世界を乗りこなせてないのは明らかでした。
そんな中で何を楽しみに完走したのかっていうと正直言葉に詰まります。不快なキャラとイタいキャラなら前者のいない作品。ご都合主義も「流せる」なのか「許せん」なのか、これは前者寄りかな。
B級コレクターな観点だとちょっとありかも

 {netabare}小数点の彼方に
 かならずある希望
          byあおちゃんのOP{/netabare}

ほんのわずかな可能性を繋ぎ合わせて大事を成す。そういうことをやりたいんだろうなとキャラのセリフやOPの歌詞からは伝わってきます。
が、そのようにはさっぱり見えません。言ってることとやってることが繋がらないのです。そんなちぐはぐさを生暖かく見守る楽しみみたいなのはあったかもしれません。


小説が元ネタのアニメって数多くありますが、セリフ回しをそのまま持ってきたかのようにキャラに全部説明させようとする悪例でもありました。
アニメなんだからある程度、セリフ外の作画描写で説明してほしかったです。
うーん、、、イマイチでした。



※ネタバレ雑談

■この職業は凄い

書き忘れてました(^_^;) 主役はレイ・スターリング/椋鳥玲二(CV斉藤壮馬)。パートナーの擬人化武器ちゃんがネメシス(CV大野柚布子)です。武器って!?そのへんの設定には本レビューで触れてませんでしたが、まあプレイヤー一名につき一体いたりいなかったりするパートナーみたいなものです。
その主人公と仲良くなるのがルーク・ホームズ(CV小市眞琴)とバビロン(CV高田憂希)のコンビ。高田さんは私の場合『やがて君になる』の小糸侑役以来ですね。レアです。

{netabare}でルークの職業が“女衒”これでピンプ(pimp)と読ませてましたが、和式では“ぜげん”ですよね。パートナーのバビロンは淫魔{R18}です。ルークが未成年のため限定モードらしいですが、18歳超えるとあんなこともこんなこともできるとのこと。{/netabare}

{netabare}それにしても女衒という単語は穏やかではありません。辞書引けば一発でしょうが要は今でいうところの“キャッチ”です。こんな美少年に似つかわしくない(笑){/netabare}


以下ガチ雑談↓読まんでいい

{netabare}女衒という単語を後にも先にも意識したのは慰安婦にまつわる朝日新聞記事となります。悪徳女衒が跋扈し軍の威信にも響くからしっかり取り締まれとした戦中の新聞記事を引っ張ってきて「慰安婦!軍の関与!」と大々キャンペーンを張ったやつ。今のようなネットの時代なら総ツッコミでしょうが、あたかも軍が強制連行したかのようなフェイクニュースをよりによって宮沢首相(当時)の訪韓直前にぶちまけその後はみなさまご存じの通り。

韓国内で怒り沸騰→宮澤首相謝罪→しばらく両国間でざわつく→内閣退陣の時に河野談話→謝罪を錦の御旗に国連や各国でロビー活動。みたいな流れ。

河野談話の瑕疵について第二次安倍政権で国会で明らかにされましたが朝日は強く抵抗してましたなぁ。なんでだろう…(棒)。

長年の韓国と一部日本人のロビー活動が功を奏し、国連人権委員会で慰安婦に疑義を申し立てようものなら白い目。既成事実化して久しいです。日本人としては忸怩たる思いですが、少しずつ押し返していくべきかと。少なくとも戸塚悦朗、植村隆、福島瑞穂。このあたりはおさえておくべき人物名でしょう。

なお、いま沈静化してるかのような慰安婦問題よりも、ホットであり取り上げたいネタは、『国連なんて働きかけりゃなんとかなる』って事実でしょうか。一部の保守的なもしくはリベラルな日本人しか認知してなかったであろう国連ならびに国連機関のぐだぐだっぷり。コロナ禍で浮き彫りになったのはWHOの体たらくでした。ノンポリ層にもわかりやすくしょぼさが伝わってきました。これ大事っす。国連が白と言ったら白なんでしょと思ってたのは日本国民くらいでしたので、印籠のような使われ方をしていた『国連』に対して疑問符をつけるきっかけに今回の事案はなったんではないでしょうか。


いつも通り脱線しました。“女衒”って悪徳なイメージしかなかったので本作での描かれ方は違和感ありでございました。{/netabare}



■そのルークくんの示唆に富む一言

{netabare}「やってきたことだけ並べて考えればこの先もっとロクでもないことを用意しているのは確実です。僕でなくともそう考えますよ」{/netabare}

{netabare}言動よりも行動で判断。これ真なり。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.19 初稿
2020.10.17 タイトル修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37

Nine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

(アニメ化が)人類には早過ぎた作品

原作を追い続けて4年が経とうとします。
ケータイ小説はそれなりに読んだと思います。
他の方が陳腐に思われた点に別の視点を付けられたら幸いです。

小説というものは言い訳の連続です。
この言い訳を愉しむこともまた小説を読む愉しみと言えましょう。

Who done it?
How done it?
Why done it?
推理小説で問われるこの命題たちを中心に見ていきましょう。

「誰がした(する)のか?」
「SAO」に代表される様に「ゲームの世界」だからこそ、私たちと同じようなありふれた人物が主人公たりうるのだ、と言えるでしょう。この点は特に目新しいものではありません。

「どのようにした(する)のか?」
本作の特徴的な点の一つです。
それぞれのプレイヤーに「ユニークスキル」があるからこそジャイアントキリングがありえるのだ、と言い訳しています。
ではどのようにしてそのスキルを獲得するのか?それは全プレイヤー等しく個々人の性格、背景、状況に基づいて自動的に設定されるのだ。だからこそ特別なアイテムが無くとも都合の良い局面で都合の良い能力を得られるのだ。
この「性格、背景、状況に基づいて」という言い訳はありきたり(=納得しやすい)ながらも新しいと感じました。
主人公兄の無双状態についてもしっかりと欠点が存在しています。ただアニメ本編ではここまで進まなかった以上、誰に文句を言っても仕方がありません。


そしてこれが後述の事件へと繋がるのです。


「なぜした(する)のか?」
これがある意味最も特徴的な点の一つでしょう。
このゲームのデスペナルティは「24hrsのプレイ禁止」。
でありながらも完璧に構成されたゲーム内の世界。
だからこそプレイヤーには2つの考え方が発生します。
ここは所詮ゲームの世界だとする「遊戯派」
対してこれは現実世界に等しいとする「世界派」
SAOをご覧になった方であれば第1期前半と第2期後半におけるフロアボス攻略へのプレイヤーの考え方の違いを思い浮かべていただけるとイメージしやすいかと思います。
そしてこの2つの考え方について原作者の方はかなり注意して描かれています。

ですがアニメ本編内に登場した遊戯派(として明確に描かれたキャラクター)はほぼ一瞬で消滅した王都封鎖のPKたちくらいでしょう。文章なら兎も角アニメの中でこの説明を入れるのは困難という他ありません。本編において分かりやすい遊戯派として描かれる人物が登場するのはもっと後です。脚本家の方にもう少し頑張りようがあるとは思えますが、酷な話でしょう。

これらを頭に留めた上で第一話を見てください。
ざっと見た感じでほとんど触れられていない問題点があったと思います。
主人公が手の甲に何かを言っている間、敵モンスターは何をしていたのか?
それは大した問題ではありません。そこだけデミドラグワームの動きをゆっくりにしておけばマシにはなったでしょう。
では何が問題だったのか?
そう「ユニークスキル」についてです。
ユニークスキルがジャイアントキリングの言い訳である以上、それをどうにか分かりやすく表現しなければなりません。この第一話で主人公がした攻撃は向かってくる敵に武器を「当てただけ」。それは原作通りです。アニメーターの方々も苦心されたのでしょう、動きをつけようにも主人公は動いていないのですから。主人公を劇的に見せようにも見せようがない。ならどうするか?

そこで出た答えが「右から左に流れる明朝体ポップ」。

もうちょっと何かなかったのでしょうか。具体的には「イナズマイレブン」みたいな。
製作陣も締まらないと気づいたのか途中からスキル名を表示しないようになりました。
こうなってくるとごく普通でありきたりの作品で終わったと感じました。
マイナススタートな分、中の下といったところでしょうか。

原作通りの展開にした結果、この作品のユニーク性が埋もれてしまった。
これをアニメ化が人類には早過ぎた作品と言わずして何と言うのでしょうか?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これから始まるのは≪無限≫の可能性…。

この作品の原作は未読です。
視聴のきっかけは、友人から勧められたのと、起用されている声優さん、そしてオープニングにビックリしたから…
オープニングは碧ちゃんが歌っているのですが、とても碧ちゃんが歌っているとは思えなかったからです。
元々演技の幅の広い声優さんだとは思っていましたが「まさか、ここまで…」と思ってしまいました。
碧ちゃん…やっぱり凄い!


2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限”のパターンの進化を辿る
独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が発売された。

それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていた
<Infinite Dendrogram>は瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。

大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、
かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を始めるのだった──。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

取敢えず完走はしましたが…
イマイチ頭に内容が入っていないのは気のせいでしょうか…^^;?
大野さん、碧ちゃん、唯ちゃん、うっちー、日笠さんたちが演じたキャラは満喫しました。

もしかすると、このゲーム自体のことが良く分かっていないのかもしれません。
マスターと、ティアンの違いは分かりましたけれど、クランとか出てくると途端に頭の中に???が…^^;
難しい用語が多い上、登場するキャラも多い…しかも二つ名まで出てくるのですから覚えることが盛り沢山なんですよね。

流し見したつもりはないんですが、特に用語と名前は頭に入らなかったかな…
こういうのをパッと見ただけで理解できるような頭脳を持っていたら良かったんですけどね^^;
だから結局、流れに飲まれながら完走したような感じになっちゃったんだろうな…

それと設定にもついていけなかった部分があったと思います。
例えば松岡さんが演じていたキャラ…現実では女性で、姉妹共々ゲームをプレイしていたのを知ったのは最終回を視聴した時です。
時折松岡さんの喋り方に違和感を感じながら視聴していましたが、まさか女性だったとは思いませんでしたよ。
きっとこれまでもその片鱗はあったんでしょうけれど、私はそれに気付くことはできませんでした。

設定についていけなかったと思ったのは、最終話でシュウ、フィガロ、迅羽の3人で慰労会をしていた時の彼らの会話…
ちょっと何言っているのか、半分くらいしか分からなかったんですけど^^;

ホビージャパン50周年記念アニメ化作品として制作されたそうなので、相応の気合が入っている作品だったんでしょうけれど、少し消化不良気味で完走してしまったのが少し残念です。

オープニングテーマは、碧ちゃんの「Unbreakable」
エンディングテーマは、うっちーの「Reverb」
先述しましたが、オープニングにはビックリさせて貰いました。
もちろん、どちらも通勤中に聴かせて貰っています。

1クール全13話の物語でした。
完走した後にwikiをチラ見した時に知ったのですが、webアニメで「なぜなにデンドログラム」という番組がYouTubeで配信されていたそうです。
世界観の解説や本編の補足をしていたんだそうです。
これは公式HPのMOVIE欄でも視聴できたのをたった今知りました。
全20話も配信されていましたよ。
これを本編の視聴に合わせて見たら、もっと理解が深まったかもしれません。
こういう情報ってどうしたら知ることができるんだろう…
やっぱり視聴する作品の公式HPは予めチェックしなきゃ駄目なのかな…?

物語的にはまだまだ続きそうな感じなので、続編の制作が決まったら、「なぜなにデンドログラム」と合わせてもう一度復習してみようかな…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

72.3 7 必殺技でモンスターなアニメランキング7位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
550人が棚に入れました
かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した―― 時は流れ…。魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命…再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まるー!

声優・キャラクター
種﨑敦美、豊永利行、小松未可子、早見沙織、櫻井孝宏、梶裕貴、緒方賢一、降幡愛、関智一、前野智昭、奈良徹、子安武人、岩田光央、速水奨、土師孝也
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

リメイク作品

30年ぶりのリメイクとのことなので、
放送時間を鑑みて若年層をソシャゲのドラクエに取り込みたいのかな?

お金かけて丁寧に作っている印象。

97話~100話
{netabare}
ゴメちゃんの正体判明からのダイの超本気モードで決着。
主人公が最後に消息不明で終わるのも珍しい作品だった。

まぁ、アバン先生の中の人が最後の最後で交代しなくてよかったとも…
{/netabare}

96話
{netabare}
バーンと魔界を二分していたヴェルザー登場(声だけ)
中の人的にも、かなりの強キャラ感が。

キルは、ヴェルザーからの刺客だったことも判明。
ヴェルザー戦は無さそうだけど、あったら、あと1年続きそう。

地上が無事で、奮起するポップ、そして、ポップに触発されるダイ。
次回で決着付く?
{/netabare}

93話~95話
{netabare}
バーンとの最終決戦。

ダイとポップのコンビが熱い!
ポップ、もはや主人公では?と。

逆転の再一手が次回に出てくる?
{/netabare}

92話
{netabare}
ミストバーン戦、あっけない結末だった。
ヒュンケルの先読み勝ちではあるけど。

勝てる気がしないダイとの力量差だけど、
どうやって勝つのだろう?
{/netabare}

90話~91話
{netabare}
アバン vs キルバーンの戦いの結果は結構あっさり描いていたのは意外。

ミストバーンの正体は、身体は若い時のバーンで、
魔物ミストが借り受けている感じ。
次回、真バーンが登場するから、ミストバーン戦に決着付くのかな?
{/netabare}

89話
{netabare}
老師が作ったチャンスも、ミストバーンの前には・・・

次回のバーン関連の真相?のが気になるなー
{/netabare}

88話
{netabare}
ミストバーンが、バーンより強いとは・・・
バーン何かしらの契約関係がある?

老師の言っている事だと、ミストバーン死体ってこと?
次回に期待。
{/netabare}

87話
{netabare}
ミストバーン、ヒムにボコられる。
そして、バーンもダイに追い詰められ・・・

次回予告のミストバーンが不気味なのだけど、
バーンの分身体とかで、バーンと合体するとか?
{/netabare}

86話
{netabare}
ダイとバンは力的に拮抗しているとバーンが言う。

その頃、アバンとキルバーンの戦いにも変化が・・・
キルバーン、かなり姑息だなー
{/netabare}

84話~85話
{netabare}
ラーハルト、ポップ、マァム達の元にヒュンケル達が合流。

ダイは、父から受け継いだ紋章が覚醒し、最終決戦ギリギリで
パワーアップ?
{/netabare}

83話
{netabare}
ラーハルトが、バランの遺言に従いダイの配下に。

バーンの元へは、ダイ、ゴメチャン、レオナ

ミストバーンは、ラーハルト、ポップ、マァムで、
ポップから見ると、ヒュンケル系と共に戦うのは宿命なのかな?
{/netabare}

82話
{netabare}
ミストバーン vs ダイ達

ダイとレオナを先に行かせようとする
ポップとマァムだけど、ミストバーンに手も足も出ず、
絶体絶命のピンチにラーハルト登場。

次回、ミストバーン vs ポップ、マァム、ラーハルト?
{/netabare}

81話
{netabare}
キルバーン vs アバン

ヒュンケルは、死亡した演出にはなってなかったから、
また、生きている定期。
{/netabare}

80話
{netabare}
キング・・・玄田さんの無駄遣い
でも、ノリノリだったねw

ラーハルトは、バランの遺志を継ぎ、
ダイ(ディーノ)の配下になるのかな?
{/netabare}

78話~79話
{netabare}
まさかの復活のヒム。

ヒュンケル vs ヒム

ヒュンケルが勝ったけど、
今度は、キング率いるオリハルコン軍団が・・・
誰が助けに来るのかな?
{/netabare}

77話
{netabare}
ノヴァの覚悟を買い、ロンベルクが自分専用剣を召喚し、
ザボエラを倒すも、両腕が数百年回復しない状態に…

ロンベルクの考えやもどかしさに共感したノヴァが、
弟子入りする流れに。

ノヴァの精神的成長回だった。
{/netabare}

76話
{netabare}
ザボエラが、ミストバーンにポイ捨てされるのは分かる。

それより、アバンがレオナに託したアイテムと、
その覚悟の方が気になるかな。
キルバーンを倒しに行く感じ?
{/netabare}

75話
{netabare}
アバンとヒュンケルの阿吽の呼吸は、
流石、一番弟子ヒュンケルって感じでよかった!

アバンは破邪マスターになったってことだとすると、
勇者から術師にジョブチェンジした感じ?
{/netabare}

74話
{netabare}
アバンが生き延びれた理由は分かった!

ヒュンケルが言う「あんたは弱い」は、
身代わりアイテム使用したけど、レベル1に戻りました!
ってオチ?
{/netabare}

73話
{netabare}
ハドラー、最期に善人に変わる。

アバンの復活!!
あそこから、どうやって生き延びたの?
{/netabare}

71話~72話
{netabare}
ダイ vs ハドラー

決着は着いたけど、今度は、
隙を狙っていたキルバーンの策にハマり、
脱出できないダイ、ポップ。

ポップの探知能力は異常。
{/netabare}

68話~70話
{netabare}
マァム、ヒュンケル、ポップ vs ハドラー親衛騎団

マァム、ヒュンケルの戦いはさらりと流して、
ポップにフォーカスを当てるような作りになっている。

そして、ポップも無事に親衛騎団を倒し、
あらためてマァムに告白。
弟のような存在と言われた時点で、脈はなさそう…

ヒュンケルモテるなぁ。
{/netabare}

66話~67話
{netabare}
ポップの「アバンのしるし」は、やはり光らず、
そこに目を付けたザボエラが、攻撃をすると、
それを見ていたメルルが、ポップを助けに入り瀕死の重傷になる。

レオナが、メルルは、ポップの事が好きと言ってしまったのは、
「え、それ本人が言わないと!」と思ったけど、
そこで、ポップが「マァムが好きだー!」と言って、
「アバンのしるし」が光る。
賢者ポップ爆誕!もう、隠れ主人公。

ポップの「アバンのしるし」は、勇気とのレオナの見立てだけど、
ダイは、何になるんだろうね?

このポップ、マァム、メルルの三角関係はどうなるのだろう?
{/netabare}

65話
{netabare}
ヒュンケル、ミストバーンを利用してパワーアップに成功。
そして、「アバンのしるし」も光る。

ポップは、無色ってオチ???
{/netabare}

64話
{netabare}
ヒュンケル、クロコダイン救出前夜に、
ヒュンケルを巡る恋のバトルでしたー

ポップ、「アバンのしるし」、光るといいね。
{/netabare}

62話~63話
{netabare}
レオナ達は、魔法奪取の為、ダンジョンへ。

ダイは、ノヴァと修行。
ポップは、「アバンのしるし」が光らず、
苦悩しながら、自分を極限まで追い込む修行と、
それぞれの成長回。

魔法奪取、新必殺技完成の中、それぞれの中での葛藤が!
今度は精神的成長回?
{/netabare}

61話
{netabare}
アバン先生、学者の家系だったと判明。
しかも、強さをひた隠し、来る日に備えていたとか有能過ぎる。

フローラの若い頃がレオナなのは、まぁ仕方ないけど、
最期のシーンは、アバンとフローラ婚約確定演出でいいのかな?
{/netabare}

60話
{netabare}
成長したポップが、ダイと話し、再び戦う意志を取り戻させる回。

あとは、フローラから、レオナに、5人目のアバンの使徒になって欲しいと、
頼み、試練に向かうレオナだけど、次回は、アバンの過去回になりそうな予告だった。

ポップ、裏主人公としての成長著しいのは、なんか嬉しい。
{/netabare}

59話
{netabare}
55話で登場した謎の騎士の正体が分かった回。

アバンが住んでいた国の女王フローラだった。
ポップとマァムは、無事、レオナ達に救出されるも、
ダイはマザードラゴンに死亡したと告げられるも、
バランが登場し、死んだドラゴンの騎士は自分であり、
息子にチャンスを与えて欲しいと…

バラン、完全に父親モード。
その願いが叶い、ダイは生き返ることに…

ダイがバーン恐怖症みたいな次回絵が見えたけど、
助言者とか現れるのかな?
{/netabare}

57話~58話
{netabare}
バーンが、ダイを舐めすぎて反撃に遭い少し本気を出す。

圧倒されるダイ達。
ここでもうお終いか?と思ったら、
まさかのハドラー参戦で、ひとまず、ダイ達の命は助かった感じ。

次回から、ダイ&それぞれのメンバーの修行回?
{/netabare}

56話
{netabare}
バランの死。
そして、バーンとの決戦へ。

前回の謎の女騎士?というか、レオナ達は出てこなかったな…

ハドラーが消滅してしまったのかが気になる。
{/netabare}

55話
{netabare}
ミストバーンの正体が見れた回。
バーンの息子?若い時のクローンかなにか?

そして、後半、謎の女騎士?がレオナ達を助けに登場。

次回、バラン、ハドラーの生死とこの謎の女騎士?の正体が分かる
のだろうけど、謎の女騎士?が誰なのか気になるな。

アバンパーティーの元メンバー?
{/netabare}

54話
{netabare}
キルバーン、やはり生きていたのね…
上手くハドラーに気付かせず、更に焚きつけるとは。

バランは、ようやく人間ぽくなってきたけど、
死亡フラグ立てたっぽいので、ハドラー戦でリタイヤかな?
{/netabare}

53話
{netabare}
ハドラー vs ダイ&バラン

ハドラーに埋め込まれてる危険なモノを
起動させず、どうやって親子で倒すのだろう???
{/netabare}

52話
{netabare}
ダイよりも主人公すぎるヒュンケル。

エイミ→ヒュンケル←マァム←ポップ←メルル
な図。

油断したバランが次回どうなるのかなー
{/netabare}

51話
{netabare}
放送1年で、新OP/EDに変更。

ヒュンケル vs バランの一騎打ちに水を差したアルビナス。
ヒュンケルは、アルビナスの撃退を優先し、バランの一撃を喰らい、
2度と戦えない身体に…

ヒュンケルの心意気を真摯に受け取ったバランは、
クロコダインの意を汲み、ダイ立ちと共闘することに。

次回は胸熱回になりそうな予感。
{/netabare}

50話
{netabare}
案の定、1体が仲間をかばい生き残っていた。
ハドラー親衛騎団に、メドローアは使えなくなってしまった。

一方、チウは、功を焦って、魔大陸に先乗りしたけど、
フェンブレンに見つかり、攻撃を受けていた所に、
バランが登場して終わり。

バランが、どのように考え方が変わったのか次回期待。
{/netabare}

49話
{netabare}
ポップのやったぜがフラグの様な気がする…
ポーン達生きていそう。
{/netabare}

48話
{netabare}
北の勇者ノヴァの出番終了。

ヒュンケル、いつも美味しい所(主人公的登場)で登場し過ぎ!
ポップがやっかむのも分かる気がする。
{/netabare}

47話
{netabare}
キルバーン弱すぎる…それとも、奥の手でも隠しているのかな?

そして、北の勇者ノヴァという新キャラ登場。
中の人的に、まともなキャラではなさそうな予感…
{/netabare}

46話
{netabare}
修業回。
ポップは、やはり裏主人公だね。

バーンがキルバーンにバラン暗殺依頼を。
次回は、キルバーンvsバラン???
{/netabare}

42話~45話
{netabare}
vsミストバーン&キルバーンではなく、
ハドラーとダイの正々堂々の一騎打ちとなった。
ダイの方が消耗している状態だから不利だよね。

勝負は引き分けになったけど、ハドラーが魔王ではなく、
ダイの好敵手に変わった気がする。

ザボエラは・・・小物感丸出しだったね。
{/netabare}

38話~41話
{netabare}
世界会議が行われる中、世界最強の剣を求め、
ポップの生まれ育った村へ…

そこで、ちょっと変わった魔族の名工ロンベルクに
世界最強の剣を作ってもらう事になる。

途中から、ミストバーンの襲撃があり、ヒュンケル登場。
いつも、いいタイミングで出てくるなぁ・・・
ポップとの落差。

41話で、ダイ専用剣完成。
ミストバーンは、ヒュンケルの見知った元人間???
次回、キルバーンも参戦し、戦闘激化必須!?
{/netabare}

34話~37話
{netabare}
優勝賞品「破邪の剣」を求め武道大会へ…
エントリー時間に間に合わず、途方に暮れるダイとポップ。

そこに、本物マァム登場。
超魔生物ザムザと戦うも、苦戦し、
ダイの一撃でなんとか撃破。

次回予告が無かったど、ザボエラが完成形の超魔生物を
連れてくる?
{/netabare}

33話
{netabare}
ハドラーさん、もう雑魚キャラ化してしまう。

13話(約2ヶ月と1週)ぶりのマァム(偽)出演。
{/netabare}

32話
{netabare}
死んでいる状態のポップから奇跡の援護射撃が、
バランを襲い、その怯んだ瞬間にダイがフィニッシュし、
バラン戦終了。

人間の心を取り戻したバランが、ポップを生き返らせる。
次回から、ハドラー戦だけど、バランは中立になるのかな?
{/netabare}

31話
{netabare}
実況解説ヒュンケル。
丁寧な解説ありがとうございます。
壮大な親子喧嘩は、まだ終わらない模様。

レオナにより、ポップに復活の呪文が試されているから、
生き返る???
{/netabare}

30話
{netabare}
ポップ、決死の攻撃もバランには効かず…
しかし、ダイの記憶は戻り、父子の壮絶な戦いへと。

ポップは主要キャラだから、奇跡の復活になるのは、
テンプレ的なアレだろうけど、今回、バトルシーン力入っていたなぁ。
(次回も相当だろうけど)
{/netabare}

28話~29話
{netabare}
バランとソアラ(ダイの母)の話はよく見るような感じだったけど、
陸戦騎ラーハルト、まさかの忠臣だったとは…

バラン、竜の騎士を辞めて最終形態に変身。
誰も勝てない状況になったけど、ダイがキーになるんだよね?
{/netabare}

26話~27話
{netabare}
竜騎衆 vs ポップ

ポップの成長が凄く、サブ主人公ポジション獲るかと思ったら、
絶妙な所で、ヒュンケルが参戦。
美味しい所を持っていくなぁヒュンケル。

竜騎衆2体は、あっさりと、ポップとヒュンケルに倒されるも、
陸戦騎ラーハルトはヒュンケルを圧倒する。

中の人的に、もっと、ラスボスないし、超強キャラで出演するかと
思ったけど、陸戦騎ラーハルトは、今後も生き残るキャラなのかな?
{/netabare}

25話
{netabare}
バラン、自分の息子の記憶を奪い、
直属の部下達を召喚する。

ダイの記憶は戻るのか?
バランがダイを確保するのが先か気になるー
{/netabare}

24話
{netabare}
ハドラー、小物過ぎる…

バランにダイが息子だとバレないようにしていたとは…
ダイ母の回想絵が出たけど、どこかのお姫様か巫女みたいな感じだったね。

クロコダインも参戦してきたけど、バランに勝てる気がしない。
{/netabare}

22話~23話
{netabare}
ダイがモンスターを倒し、みんなを救ったのだけど、
あまりの強さに、子供に「怖い」と言われる。
周りにいた大人たちも同様に強さに恐怖している。

そこに、占い師の婆さんと孫が、祖国の伝承にある
ダイの紋章がドラゴンナイトでは?ということで、
自身の正体を知るべく、テラン王国へと向かう。

ドラゴンナイトしか入れない神殿で水晶に問いかけていると、
そこにバラン登場!
もう、バランさん、ダイの父親確定だね。

どうして生き別れになったかを早く見たいなぁ。
{/netabare}

21話
{netabare}
レオナとデパートへの買い物回

買い物途中に、ドラゴンの群れが現れ戦うことに。
占い師の婆さんと孫が、ダイの正体について次回語るらしい。
{/netabare}

20話
{netabare}
マァムの武闘家への転職修行へ旅立つ回
ポップ、チキンの為、告白出来ず…
転職完了まで、何話お休みなのだろう?

ハドラーに騙されたみたいなこといってたけど、
バランって、ダイの父親なのかな?
{/netabare}

19話
{netabare}
フレイザード、ハドラーに作られた魔物で、まだ1歳児だったw

ダイの空裂斬で敗れたと思いきや、次回、復活する模様。
{/netabare}

18話
{netabare}
ヒュンケルに助けられたクロコダインが、
借りを返して、ヒュンケルは死なずに済んだの説明からの
ヒュンケル vs ハドラー

仮にも元魔王が死んだふり作戦でヒュンケルを倒すとか、
どうなの?と思ったけど、闘気を使いハドラーを倒す。

次回から、フレイザードみたいだし、今度こそ倒したでOK?
{/netabare}

17話
{netabare}
ハドラー率いる魔王軍vsダイ達。
バランは、除け者にされていたから、ハドラーより強い?

窮地に陥ったダイ達に、クロコダインとヒュンケルが助太刀参戦!
これで、なんとか撃退できる?
{/netabare}

16話
{netabare}
マトリフオジサン、セクハラ爺さんだけど、
アバン一行メンバーだった100歳のいい人だった。

ポップに修行をつけ、ダイに指示を出し修行をさせて、
氷炎将軍フレイザードと戦う為のサポートをしてくれた。

ポップは大魔導士になるフラグが立った?
{/netabare}

14話~15話
{netabare}
vs 氷炎将軍フレイザード
魔法封じや相手の力を1/5に減らせる結界など、
力押し一辺倒ではないので強いし、
レオナを人質にとるのは地味に賢い。

全滅の危機を回避する為、暴走するダイを
背後から殴るマァム、ナイス判断。

逃げおおせた先で助けてくれたのは、マァムの知り合い?の
マトリフオジサンとは、アバン一行のメンバー?
{/netabare}

11話~13話
{netabare}
不死騎団長ヒュンケルとの2回戦目。

育ての父(モンスター)は、アバンではなく、
ハドラーに殺された真実が…

自力ではヒュンケルの方がまだ、ダイより強いのだろうけど、
ダイの特殊能力のお陰で勝てた印象。

ヒュンケルがマァムを「まるで聖母だ」(心の声)には、
持ち上げ過ぎかと。
{/netabare}

8話~10話
{netabare}
獣王クロコダインとの決戦。
臆病者ポップの活躍により勝利。

次の魔王軍からの刺客は、アバンの使徒長兄ヒュンケル。
勝てる気がしないのだけど…
{/netabare}

6話~7話
{netabare}
獣王クロコダインとの第一回戦。
マァムの参戦でなんとか撃退。

マァムの両親って、アバンと共に戦った戦士と僧侶って、
超良血統じゃない?
{/netabare}

1話~5話
{netabare}
主人公のダイが、勇者の家庭教師を自称する人物
勇者アバンとの出会いと別れ。

7日間で終了する修行過程の3日目で強制終了だから、
半人前勇者かな?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

🏅全100話。勇者伝説の金字塔、堂々完結。

原作漫画は旧作アニメ版視聴後、完結までのアニメ化はないと諦めて購読。

【物語 5.0点】
あらすじは、勇者が大魔王を倒す。以上。

陳腐と思われる方もいるでしょうが、私はむしろ逆。
世の中、魔王は倒したけれど云々、魔王倒すの飽きたから云々……。
傍流シナリオばかりでウンザリしていた所へ始まったこの企画は待望。
あの『ダイの大冒険』が誰も歩まなくなった王道を再び驀進してくれる。
放送前キービジュアルで石碑に刺さった剣のビジュアルからは、
旧作アニメではなし得なかった完結を本気で決意してくれている。

私は放送前から終了まで興奮しっぱなし。
2年間、楽しい週末を過ごさせて頂き、本当に感謝しかありません。


全体構成はほぼ息継ぎなく大魔王軍との連戦が続く(作中時間でわずか数ヶ月)
特に全100話の内、3分の1はラストダンジョンでの最終決戦(作中時間で最後の1日)
最後の1クール超は大魔王バーン戦という極端なバトル偏重。

では、バトルばかりで内容がないのか?といえばそんなことは全く無く、
人間は勇者が守るに値するのか?人間の愛は奇跡を起こすのか?
バトルで突っ走りつつ、作品愛溢れるスタッフが、
原作全体を俯瞰する中で、重要な伏線となるシーンは演出を強化して王道テーマを補強していく。
数十話かけて積み重ねてきた主題がぶつけられるファイナルバトルは物語としても圧巻でした。

王道を語るには、相応の長尺と熱量が必須。納得の全100話でした。


中盤、ダイが竜騎士として覚醒後は、空中肉弾戦も増え、
『ドラクエ』というより『ドラゴンボール』かよ(笑)って感じでしたが、
終盤、多段階に変身するラスボスとの長時間の連戦、
ラスボスあるあるな、同一ターン複数回行動を体現した{netabare}“天地魔闘の構え”{/netabare}
バロメーターを補強する(※核心的ネタバレ){netabare}LUC値上昇レアアイテムとしてのゴメちゃん{/netabare}
など、終わってみれば割りとRPGだったなとの余韻も残りました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

往年の同スタジオのジャンプ原作バトルアニメと言えば、
戦闘で手描き作画が完全燃焼→後は野となれ山となれ。大乱調が定番でしたがw
キャラの高速移動や、崩落或いは攻撃してくるダンジョン、巨大ボスなど、
適宜CGで下支えすることで2年100話のマラソンを完走。
そりゃ手描きで表現してくれるに越したことはありませんが、
人物が原型を留めなくなる位だったら、平凡でもCGの方がマシです。

近年は作品間のCGソース、環境共有も進んでいるのでしょうか?
作品の安定のためには良い傾向だと思います。
だからこそ放送延期をもたらしたランサムウェア等、ウイルス対策は厳重にお願い致します。
(勇者の快進撃を止めたのは大魔王ではなくハッカーだったとかシャレになりません)


表現自粛ムードがはびこる昨今のトレンドにもれず、
本作もまた原作からのエロ、リョナ自主規制もありました。
ただ私は原作コミック読んでいる際、テーマの核心部分に踏み込むタイミングで、
エロにかき消される面も感じていてw
例えば、上記でも述べた終盤の(※核心的ネタバレ){netabare}ゴメちゃんの正体についても、
あの奇跡も“神の涙”によるものだったのか!との感動より、レオナ姫の乳首ばかりが気になってw{/netabare}
適度にエロを隠すことにより、テーマに集中できたという面では良かったと思います。

それでもマァムの生脚を黒タイツで隠すなんて邪道との異論があることは認めますw
ただ、私は、10年後、このアニメで黒タイツフェチに目覚めました
と思い出を語る元・青少年たちが多数出現することを予言しておきますw


【キャラ 5.0点】
漫画編集者から戦力外通告される程の“凡人”→勇者の名コンビに大化けしたポップ。
脇が甘い&セコい元・魔王→熱い魂を持った漢の中の漢に覚醒したハドラー。
両鼻垂れキャラの急成長という『ダイ大』の核心を表現し切った時点で高得点。

死んだはずのアイツが復活!もバトル物の典型ですが、扱いを誤れば茶番に転落する諸刃の剣。
そこを勇者に出逢った人々は皆その熱に押されて、勇敢な仲間になるという熱量で押し切る。

ダイとレオナ姫のボーイミーツガールだけでなく、
ポップ、マァム、ヒュンケルの三角関係を軸にした恋愛模様も愛の奇跡を彩る良いスパイス。
私は{netabare}先の魔王戦から続くフローラ姫とアバン{/netabare}かな。
勇者は目を離すと何処でも行ってしまうので、もう離さないように。


【声優 4.5点】
脇に至るまで高ランクなキャストを配する声優業界総力戦。

噛ませ犬ポジションで北の勇者・ノヴァ役の岡本 信彦さんを一話で消費する豪華さ。
(但しノヴァは終盤カッコいいところを見せてくれましたが)
ハドラー親衛騎団も、ヒム役・三木 眞一郎さん、アルビナス役・田村ゆかりさんなど、
断じてチェスの捨て駒じゃない力の入ったキャスティングで勇者たちと対峙。
{netabare}ブロック役の川島 得愛さん{/netabare}に至っては本当に一言しかセリフがありませんでしたw

ラスボス役には私の期待&予想通り{netabare}ミストバーン役の子安 武人さんを、真・大魔王バーン役にスライドさせて来ました。
魔界一と称される実力と長寿故の傲慢なテラ子安ぶり。これもまた伝説です。{/netabare}


勇者ダイ役を演じた2年間、他作品での充実ぶりも著しい種崎 敦美さん。
その他、ポップ役の豊永 利行さんらは、
放送前から、他の現場に行くと、周りの声優さんから、
『ダイの大冒険』やるのか?といった感じで激励されたのだとか。
声優業界にとっても本作は待望であり、
悲願成就のために選ばれたキャスト陣が熱演したことが伝わるエピソードです。


【音楽 4.5点】
劇伴担当の林 ゆうき氏。
明快なシンフォニック・ロックで伝説を盛り上げる。
「竜の騎士」と「勇者たちの力」の両バトルBGMがメインフレーズの双璧を成しましたが、
私が評価したいのは全99回を完投した「次回予告」
アバン役の櫻井 孝宏さんを起用した分かっているナレーションと合わせて冒険心を持続させた。
これもまた100話マラソン完走の原動力でした。

若手男性アーティストフェスの様相を呈した主題歌群。
ここも安直なタイアップではなく、
監督オーダーにより、放送部分のテーマを汲んだ歌詞世界が展開。

劣等感を振り払い立ち上がるXIIX(テントゥエンティ)の2ndED「アカシ」
ラストバトル前に花開いた恋愛要素を斟酌したハンブレッダーズの3rdED「名前」
達観した勇者の境地に寄り添い作品を締めくくったミテイノハナシの4thED「飛ぶ鳥は」
など歌もまた愛をもって作品に寄り添い続けてくれました。




【32話迄の評価・感想】抜群の手応え♪このまま勇者と人間を問い続けて突き抜けて欲しいです。

{netabare}
節目のバラン戦を終えて。

【物語 4.5点】
物語最終盤のテーマ完遂を視野に、熱の籠もったシナリオを展開。

数千年生きる大魔王や魔族に比して人間は矮小な生き物。
心の弱さから悪事を働いたり、卑屈に長い物に巻かれたりもする。
そんな人間など果たして助ける価値があるのか?
いや、それでも人間の心には奇跡を起こす可能性が秘められている。
俺は人間を信じる。

作品愛溢れるスタッフたちが、
原作連載を通じて完成されていった人間と勇者に関するテーマを咀嚼した上で、
物語を再構成しているという手応えが、序盤から場面ごとにヒシヒシと感じられる。


既に完結済コミックの再アニメ化とあって、原作ストックを気にせず、
テンポは旧作比約1.5倍とペースアップ。

そのため序盤のコミカルシーン等を中心に飛ばされた描写もあるが、
それ以上に原作を理解してくれているという感謝の方が大きいです。

{netabare}一部に例えばマトリフ師匠のセクハラがマイルドになった等の批判もあるそうですが、
私はマァムへのおさわりを自重したことを悔恨するより、
かつて世界を救ってくれた勇者たちを掌返して冷遇する
人間への恨み言を押えてくれた事を評価したいです。{/netabare}


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

魔法や必殺技のエフェクト、一部人物作画だけでなく背景等にもCGを交え、
決してソースが無尽蔵ではない手描き部分を下支えし、
長期放送マラソンでも底割れしない安定度を確保。

もっと手描き感が欲しいとの要望は残るが、
CGならではの高速カメラワークを生かした、
フィールドを広く使ったバトル動画の熱量の方が上回る。

バラン戦など『ドラゴンクエスト』というより、むしろ『ドラゴンボール』かw
って位の超絶空中肉弾戦だが、
吹き飛ぶ大地も含めて、東映アニメが追求して来た
バトルシーンにおける手描きとCG融合の一つの到達点。


【キャラ 4.5点】
「男子三日会わざれば刮目して見よ」

大魔王戦まで{netabare}僅か3ヶ月余り{/netabare}の超短期間で劇的な成長を遂げていく勇者たち。

勇者ダイも出自に関する過酷な現実等を知りつつも、人間を守る信念を貫く、
驚異的な成長曲線を見せる。

そして、やはりポップの敵前逃亡するヘタレぶり→命懸けで仲間を守る。
底入れからの上昇カーブは期待通りの熱さ。


{netabare}クロコダイン、ヒュンケル{/netabare}と、
ダイを台風の目に、悪ですら改心して仲間が増える王道パターンも良好♪

魔王こと魔軍司令ハドラーもここまでは、
アバンに虚を突かれ、大魔王バーン様にドヤされるハナ垂れ三流魔王ぶりですがw
ポンコツからの上昇という意味ではポップと双璧を成すカッコいいキャラなので、
今後の再現に期待したいです♪


それにしてもバーン様が本格始動しない段階で既にこの熱さ。
ヤバいな……。


【声優 4.5点】
主人公ダイ役の種﨑 敦美さん。
私にとっては熱血少年ボイスの印象は少なかった方でしたが、
「主人公役はその作品をいちばん愛していないといけない」
との作品愛高めのスタッフ・キャスト陣の中でも、
さらに突出した信念で勇者を熱演♪

マァム役の小松 未可子さん。男勝り⇔母性愛
レオナ姫役の早見 沙織さん。オテンバ姫⇔カリスマ性
ポップ役の豊永 利行さんと合わせて、
主要キャストも振れ幅が大きい役柄を好演。

あまり間を取らない脚本で、キャストの感情表現に寄る場面も多々あるが、
作品理解に基づいた、切り替えもお見事。


対する魔王軍もクロコダイン役の前野 智昭さん、ヒュンケル役の梶 裕貴さん、
フレイザード役の奈良 徹さん、バラン役の速水 奨さん……。
と幹部を一役一役、錚々たるキャストが演じる重厚さ。

特に前野さんのクロコダインは発声原理不明な唸り声が獣王の生き様にマッチ。
先日の{netabare}「ギガブレイクでこい……!!」{/netabare}もシビれました♪


その他、バラン配下の陸戦騎ラーハルト役に石田 彰さん。
占い師少女メルル役に小原 好美さん。
と脇に至るまで一線級を起用する業界総力戦の様相。


今後、面白そうなのはミストバーン役に子安 武人さんが配されていること。
滅多に喋らない設定の魔王軍幹部に子安さんとか、
後々、テラ子安で独演させる気満々でしょwって感じでソワソワします。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林 ゆうき氏。
テンポ重視の流れで作品を熱くするには、
BGMも前面に出張って感情を揺さぶる瞬発力が求められるが、
オーケストラに、軽快なドラムを融合させた音楽は攻撃力抜群♪
特に作曲者自身もお気に入りだと言う「竜の騎士」は、
私も反撃の狼煙を上げる際にチョイスする逸品♪


OP主題歌がマカロニえんぴつ「生きるをする」
同バンドは1stEDの「mother」も担当。
2ndEDはXIIX(テントゥエンティ)「アカシ」
いずれも歌詞に散りばめられた挫折と成長の要素が、
冒険が進むに連れ、徐々に染み込んで、温まってくる佳作。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

勇気のありか

【紹介】
全100話の大作アニメ
旧作も原作も見たことも聞いたこともなくて、最初はリメイクってことも知らずに見てました
90年代アニメのリメイクだそうですが、旧作は話が途中で終わっていたみたいなので完結まで描くのは初ということでしょうか?

【感想】
最高に面白かったです!
長いけど最初から最後まで高クオリティで無駄なシーンとかなくて、デザインは古いのに戦闘シーンや名言名場面の演出がいちいちすごくカッコよくて
原作旧作知らなくても製作スタッフの「最高の作品を作るぞ」っていう熱い気持ちが伝わってきました
素晴らしい作品をありがとうございました!!

旅先で出会う町の人々も敵の幹部もいらないキャラクターなんていなくて、みんなが勇者の物語に必要なキャラクターでした
魔王と戦う力がない人でもそれぞれが自分にできることをやろうとする姿が単純だけどいいなと思って
仲間がどれだけ多くなっても結局一人で戦ってるイメージが強いバトルアニメが多いなか、一人じゃなくてみんなが同じ方向を向いて戦ってる感じが好き

長くて見るのたいへんですが前向きな熱い気持ちにさせてくれる良いアニメです

【作画と声優】 {netabare}
戦闘シーンも日常シーンも全体的にクオリティ高かったけど、特にバラン戦の気合の入った作画が凄かったですし
特に敵役の豪華声優陣の名演も光りました
{/netabare}
【シナリオ】 {netabare}
強大な魔王軍にたった一人で立ち向かう伝説の勇者の物語じゃなくて
大事な仲間達や冒険の途中でお世話になった人たちなど人々の力をすべて結集させて魔王軍と人類の総力戦をしていく展開が熱い

ダイとポップの友情や宿敵との共闘、使命を果たすために命がけで困難に立ち向かうダイの姿と、
ぽんこつ魔法使い見習いから世界を救う大魔導士に成長していくポップという二人の主人公の物語がとても良かった
{/netabare}
【ぽんこつ魔法使いポップの冒険】 {netabare}
ポップはずっと賢者に憧れていて、賢者と呼ばれることが彼の目標だったけど修行はさぼるし怖いことや困難なことから逃げ出すぽんこつ魔法使いでした
でも師匠マトリフは賢者っていう響きが偉そうで好きじゃないので大魔導士と名乗っていて、他の賢者とは違って大魔導士という呼称にこだわっていました

それが味方のピンチの場面で普通の魔法使いには使えない回復呪文を使います
攻撃呪文と回復呪文の両方を使える者を「賢者」と呼ぶそうで、回復呪文を使う姿を見た敵が
「君はまさか、賢者?!」と驚くと
「俺は賢者じゃない! 俺を呼ぶなら大魔導士とでも呼んでくれ」と否定したポップ

師匠の技(呪文)だけでなくその意思を受け継ぐっていう強い意志が表れていてポップの成長を象徴する言葉でとても感動しました
もう手を伸ばしても届かない「憧れ」じゃなくて自分の中に根付いた「使命」
それを自覚したからこその覚醒で、回復呪文を使えるようになった

賢者は他にもいるけど、大魔導士はこの世で2人しかいない
師匠マトリフと、その弟子ポップ・・・
勇者ダイを全力で支えるというこの世で自分にしかできない使命を果たすと強く決意したからこその「大魔導士」なのだと思います

とてもいいエピソードでした
{/netabare}
【名言】 {netabare}
何度も絶望しては仲間の力強い言葉に励まされることが多いので印象に残る力強い言葉がいっぱいでてきます
ちょっとくどくて説教臭くて暑苦しいとこあるけど、こういう熱いノリ好きです
好きな言葉多いですが特に好きな言葉はダイでもポップでもなく、一般人代表のまぞっほの言葉でした

「勇者とは勇気ある者!そして真の勇気とは打算なきもの!!
相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃない!!
早く行け、胸に勇気のかけらが一粒でも残っているうちに!!」

最終回か!!?

こんなの、最終決戦前にライバルが瀕死の重傷負いながら主人公の背中押すために言うセリフじゃない?

ぽんこつ魔法使いのくせにずるい

でも挫折を味わった弱い人だからこそ、その言葉に重みがあって共感できるのかも
強い人間には、弱い人間の気持ちなんてわからないですから
まぞっほがいなければ、ポップはそのまま逃げてしまって世界は救えなかったかもしれません
{/netabare}
【モンスターがいっぱいでてきてかわいい】 {netabare}
モンスターが大集結しているシーンの絵すごく好き
こんなにモンスターがバリエーション豊かなアニメ初めて見たかも

スライムや動物系モンスターの可愛さは癒し!
凶悪なモンスターでもどこか親しみがわくデザインで、さすが鳥山先生って思いました
{/netabare}
【キャラクター】 {netabare}
特に好きなキャラクターはダイ、ポップ、レオナ、ヒュンケル、クロコダイン、アバン先生

ポップはダイやマァムから勇気もらってだんだん良い男になっていく第二の主人公
ちょっと騒々しいけど、恐れを知らないダイより人間味があって好き

一番好きなのはヒュンケル、最初からカッコいいキャラクターだったけどどんどん好きになりました
ダイの大冒険の説教臭くて熱いセリフが一番語っててカッコいいと思うのはヒュンケルでした
冷酷な感じだったのに、ダイ達に感化されて熱いセリフを語るようになると、やっと分かり合えた感じがして嬉しかった
直接話してるときは冷たいんだけど、本人が聞いてないときに恥ずかしくなるようなセリフ言ってて見事なツンデレっぷりにやられました!

レオナは普通の女の子らしい感覚にダイの役に立ちたくて陰で努力するところ、民を信じ民を守りたいと願う王族らしい誇り高さ、物怖じせずに言いたいことをストレートに言える強さが魅力的!
頑張るお姫様がけなげでずっと応援していました

最初は頼りないところも多かったダイや仲間達が頼もしくなっていきました
ダイの心の強さが際立っているけど、彼は一人では戦えなくて、ダイが色々な人に助けてもらうたびに胸が熱くなる
苦楽を共にした仲間の言葉、かつて死闘を繰り広げたライバルの背中が心強くて、仲間の言葉に背中を押されて命がけで戦うダイが勇者って感じでとてもよかった
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

63.2 8 必殺技でモンスターなアニメランキング8位
フレッシュプリキュア!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (99)
447人が棚に入れました
数多くあるパラレルワールドの一つである管理国家ラビリンス。そこは国民の全てが国によって管理された夢も希望もない世界である。その総統メビウスは、全てのパラレルワールドの征服を目論み、それを達成するために必要な無限メモリー「インフィニティ」を手に入れるべく配下の幹部を四つ葉町へと送り込んだ。

ラビリンスと同じく、パラレルワールドの一つである妖精たちの住まう国・スウィーツ王国の長老はいち早くメビウスの目論見を察知する。メビウスの目論見を阻止するため、長老は伝説の戦士プリキュアに全てを託すことにした。長老がプリキュアの森で祈りを捧げ、プリキュアへと変身する力を与える妖精「ピックルン」の封印を解くと、目覚めた4体のピックルンはプリキュアを探し求め、次元を越えて四つ葉町へと飛び立っていく。

声優・キャラクター
沖佳苗、喜多村英梨、中川亜紀子、小松由佳、こおろぎさとみ、松野太紀、前田健

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

Doki Doki ☆ π パイン

今ではシリーズおなじみとなった、CGによるエンディングアニメーションのダンスが初めて採用された作品です。

確かに今見ると、所々カクカクしています。しかし、充分すぎるくらいカワイイです。
当時の業界内での驚き具合を想像するとともに、CG技術の発達の早さに改めて驚かされます。毎回言ってますが。
後期のエンディングでは、最初にプリキュアたちがロボットダンスをしているという、自虐だか何だかわからない感じもジワジワきます。前期・後期ともに、しっとりめの曲調も◎です。

現時点での最新作「HUGっと!プリキュア」が放送されるにあたって、"これまでのシリーズと違い、(妖精などではなく)本当の人間の子育てをする"という触れ込みを見かけたことがありました。

その言葉の通り、今作では妖精であるシフォンを通して"疑似子育て"が行われます。
とは言っても、発生するトラブルはかなりリアルで緊迫感もありました。

それにしても、こおろぎさとみさんの赤ちゃんボイスは神がかってますね。最高にカワイイですよ、シフォンは。

レビューのタイトルの割に、今作で一番好きなプリキュアはキュアベリーです。
キタエリさんの声が、現在のような"少し鼻にかかった感じ"を確立する前の演技を楽しむことができます。
回を追うごとに、演技力が高まっていく様も感じることができました。

とか言っておきながら、キュアパインも捨てがたいことは間違いありません。特に変身後、名前を名乗るときの"パイン"の発音の仕方は最高にカワイイので必聴です。

あと聴き所は、ナケワメーケがやられたときに発する
「シュワシュワ~」という謎の断末魔です。何度聞いても笑ってしまいます。

今作で最も驚いた点は、カオルちゃんを演じる前田健さんの演技力の高さです。めちゃくちゃ上手いじゃないですか!
最初、プロの声優かと思いましたよ。この後、声優としてキャリアを重ねていたら、結構面白いことになったかもしれませんね(亡くなってしまいましたが・・・)。
今作から数作担当することになった、エンディングの振り付けも
近年の振り付けと違って、非常にシンプルで魅力的だなと思いました。

プリキュアの技で一番カッコ良かったのは、やはりラッキークローバー・グランドフィナーレでしょう。
完全にゴレンジャーハリケーンです。同じ東映だから、まあ良いか(笑)
調べてみると、放送当時から言われていたみたいですね。でもカッコいい!
全員がクラウチングスタートするカットでテンション爆上げです。パインがハピネスリーフをキャッチする作画だけ、異常に気合が入っているのもポイントです。




P.S.胸のマークが、車の高齢者マークに似ているような気が一瞬しました

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

nk225 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

朝日放送 (ABC) の吉田健一郎プロデューサーは「大人が見てもグッと来る番組を目指している」と語っている。

「プリキュアシリーズ」の第6作目であり、前々作『Yes!プリキュア5』および前作『Yes!プリキュア5GoGo!』から世界観やキャラクターを一新した歴代のプリキュアとしては4代目となる作品である。初期メンバーは3人となっており、中盤で新たなメンバーが1人追加される。6年目を迎えたことを機に、プリキュアシリーズの生みの親である鷲尾天を初めとしたスタッフも一新され、タイトルどおりフレッシュで新しいプリキュアとなる。のちに鷲尾はプロデューサーを交代した理由として「『プリキュア』というシリーズを続けるうえで一人の人間が居座り続けるのは良くないと思った」ということを挙げている。字幕の色は全員赤。
これまでのプリキュアシリーズのおもな視聴者層は4歳から6歳までの女児達だったが、彼女達は幼稚園・保育園の卒園とともにプリキュアも卒業してしまい、いわゆる「月9」などに流れてしまっていたという。そのため、本作品では幅広い年齢層にも楽しんでもらえるように、キャラクターの頭身を上げ、ストーリー性を重視し「4人目のプリキュア」や「インフィニティ」といった謎をちりばめることで年間を通して秘密に迫っていくという仕掛けになっている。また、女の子が好きな要素を全て盛り込むべく事前に視聴者アンケートを取って、その結果を踏まえた上でとくに関心の高かったダンス・ファッション・恋愛要素などを組み入れており、朝日放送 (ABC) の吉田健一郎プロデューサーは「大人が見てもグッと来る番組を目指している」と語っている。また、昨年と同様にお笑い芸人が本人役で本編にゲスト出演(本作品ではオードリー)する試みが実施された。
本作品での敵は従来のシリーズのような「人間体を仮の姿とする怪物」ではなく、純粋な「人間」たちである。その上で、彼らをひとくくりの「悪」として描くのではなく、個々の内面を掘り下げてしっかりとした性格付けがなされている。このように敵キャラクターを作りこんだ理由には、番組のテーマである「本当の幸せ」と関係があり、「プリキュアたちと同じ人間でありながら国家にすべてを管理されている彼らは本当に幸せなのか、そういったことを考えてもらいたい」という意図がある。
本作品では、それまでプリキュアシリーズの音楽を一貫して担当してきた佐藤直紀に代わり高梨康治が音楽製作を担当している。梅澤プロデューサーの「今までのシリーズとは全く違うものにしたい」という意向と、ポスターに書かれていた本作品の変身時の掛け声である「ビートアップ」という言葉を見て「ビートアップならロックンロールでも良いだろう」と考えた高梨の判断により、打ち込みとロック・サウンドが主体のものとなる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

hikonoir さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

家畜人ヤプー

もうだいぶ前に観終わっていたのだが、最近というかたまに思い出すのがヤプーなのだ。

「家畜人ヤプー」を知らない人のために少し説明しよう。端的に言うと変態小説です。詳しくは検索してください。重要なのは、その変態小説を漫画化しているということ。石森章太郎氏によるすばらしい作画が、暗い陰鬱で卑猥な小説を、神々しいまでの気品に満ちた作品に高めている。自分は小説より先に漫画に親しんだほうだが、実際読んでみると、なるほど三島由紀夫や渋沢龍彦が絶賛したのもうなづける。

それで、…この「家畜人ヤプー」とプリキュアを繋ぐキーワードはというと…。邪推、と言われるかもしれない。そのタメライが今までコメントしなかった理由だ。んん…だけど、しかし、どう考えてもアニメ業界の製作者が知らない訳がない。だって、東映動画は石森章太郎の「サイボーグ009」を制作しているじゃないか。その同氏が漫画化して話題になった「家畜人ヤプー」を。「家畜人ヤプー」はSF作品でもある。未来の管理社会は白人女性が支配。その下に黒人、その下に…。で、その未来社会を「イース」という。

さすがに、同じ名前はまずいので「ラビリンス」になってる。だが、せつなが「イース」なのだ。やっぱり連想してしまう。それに変身後のあのファッション。…んん、なかなかコメントしずらい。

子供向けのアニメに「何を、そんなバカな…」と叱責されそうだが、インフィニティ、トリニティ、クライン等かなり象徴的な言葉がでてくる。なぜ、そのような小難しい言葉を使う?トリニティなど、トリオ=3の派生語で三位一体のことだ。つまり父と子と聖霊なのだ。

言葉の裏に繋がりはないまでも、作品を少し印象深いものにしている、一つの要素になっている。と、まぁいろいろ書いたが何のことはない、ウェスター、サウラーと一緒にただ「東」という意味で、「東せつな」が彼女の名前。「イースタン」「イースター」「イースラー」「エスター」等、避けようとすれば何とでもなると思うが…。何でわざわざ「イース」なの?じゃ、「北」は?

たぶん、こんなことを考える人は自分くらいでしょう。「家畜人ヤプー」の未来社会を「イース」というのも「東」をイメージしたものと思う。なぜなら、「ヤプー」は世界の「東」に住む日本人なのだから。


あの、こんだけプリキュアみているので自分でも、それっぽい作品を描いてるところです。よかったら読んでください。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

63.4 9 必殺技でモンスターなアニメランキング9位
BASTARD!!―暗黒の破壊神―[NETFLIX](TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (61)
216人が棚に入れました
近代文明の崩壊から400年後、世界は魔法と剣が支配する混沌の中にあった。 破壊神アンスラサクスの復活を目論む闇の反逆軍団は、その圧倒的な魔力を持つ四天王を中心に、世界を支配するべく、勢力を広げ続けていた。 そんな中、中央メタリオン大陸にあるメタ=リカーナ王国は魔導師率いる闇の反逆軍団に襲撃される。 王国を救うため、大神官の娘ティア・ノート・ヨーコは一つの決断を迫られる。 それは幼なじみの少年ルーシェ・レンレンの内に封じ込められている、かつて世界支配をもくろんだ古の大魔法使いを復活させること。 そして、その封印を解くことができるのは処女による接吻のみ――。 差し迫った危機にヨーコが意を決してルーシェと唇を重ねた瞬間、黒く強大な妖気が周囲に満ちていく。 最強にして最狂、超絶美形主人公、伝説の魔法使いダーク・シュナイダーが今、復活を遂げる!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ワンパターン

{netabare}
古い作品のネトフリリメイクという最近よくあるパターン。
そして、これも含めてどれも面白くない。
地上波放映で視聴。

何がつまらないかと言われると内容がワンパターンということに尽きる。
大きな目的もなく、話に工夫もなく、毎回強そうな敵が現れてはその敵と数話かけてグダグダと戦っているだけ。
倒しきったと思ったら、実はまだ倒せてないみたいな展開何回やるんだよって・・・。
序盤はまだ比較的サクサクだったけど後半の尺稼ぎは本当に酷い。
その上、ほぼほぼダークシュナイダー1人で戦っていて他のキャラは空気なため違う敵と戦っていても同じシーンにしか見えない。
活躍あると思っても結局噛ませで終わるって言うね。
画面色も常に暗めで本当に見ていて飽きる。

何かしら戦闘以外の要素があればまだ良かったかもしれないけど、本当にこのアニメは戦闘以外何もなかったので退屈。エログロもイマイチ振り切れてない。

ダークシュナイダーというキャラも最初は悪役っぽい感じだったけど、2話ぐらいの時点で既に実質的に正義の味方で何も面白くない。
良かったのはコルレのOPと知らない歌手のEDぐらい。

私的ベスト回:9話
私的評価:30点

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
転生モノ? デカすぎんだろ。とりまヒロイン可愛すぎる。
CMでネタバレするな。乳首立ってて草エロゲかよw coldrain聞かせて。

3話 ☆7
この曲を待ってた。2話見逃したけど、見ててもよく分からん説明w
マジでエロアニメ。ビンタする勇気。

4話 ☆6
エロ漫画に居そうなスライム草。見えてる。これ放送よく出来たな。
これエロアニメかよ。エロ以外内容なくて草。

5話 ☆6
解説長いな。どうせダークシュナイザーには無効。
急にギャグやめろ。膜ww 結局こいつ何がしたかったん。

6話 ☆6
こいつハニートラップにすぐやられそう。
ちゃんと計画にヤることはめり込まれてて草。
敵さんなんでこんなに服装えっちなん? ドクタストーン。
またすぐに堕ちそう。

7話 ☆6
レズか? 確かに女がどうこう言ってる時点で気にしてるなw
NTR展開。くっ殺。ノンケに目覚めてしまった。

8話 ☆7
ヨーコそのこと知らんのか? 寝ている時だけなのか。
絶対に効かんだろw

9話 ☆7
声帯は同じなのに声が違う。典型的子安。死んでて草。
十字架は聞かないのに太陽は効くのかよw
ダークシュナイダーハーレムしてないのなんだかんだ良い奴。

10話 ☆6
生き血分けるだけだとあかんのか。はよとどめ刺さんから。

11話 ☆6
急にいちゃつき出すなw とうとう怒る。こいつヨーコが本命なのかw
自信過剰だなw 死ぬのか?

12話 ☆6
ハーフエルフ差別のテンプレってバスタードの時代からあるのかよw
ロリはまずいですよ! イキかけてて草。お前やろやったのw グロ

14話 ☆7
死んだままかよ。こいつら誰? 手の動きが面白い。何で復活したのか。
邪神となにか関係ある? だからダークシュナイダーも力を得るのか。

15話 ☆5
ピー音。ダークシュナイダー強すぎだろ。
こいつがしょうもないコスしてるのギャップあるな。

16話 ☆5
連動してんのか?w 大した話がないからワンパ感強いのがなぁ。

17話 ☆6
隙あらばエロ。強そう。そこはダークシュナイダーの言うこと聞いとけ。

18話 ☆7
それ普通に生きてるじゃんw 四天王(笑) 負けとるやん。
このアニメ重そうな雰囲気してるのに誰も死なんよな。強い(確信)
やっぱり生きてるw

19話 ☆5
ヨーコ堂々としてるな。解説ありがとう。普通に耐えそう。

20話 ☆5
それが有り得るかも。
結局他キャラが活躍することはなくダークシュナイダー無双で終わるのね。急にギャグになるのやめろ。

21話 ☆2
このアニメメインの話もないし戦闘もワンパだしまじで退屈だな。
再生ボタンじゃん。唐突なメタネタ滑りすぎでは。虚無。
死んだと思わせてのパターン何回やるの…。

22話 ☆2
飽きたわくど過ぎ。戦闘以外に内容がないのにその戦闘がつまらない。
同じような展開何回やるねん…。
ダークシュナイダーの話ばっかでほんとつまらん。

24話 ☆2
1話見逃したけどまだ戦ってて草。何話こいつと戦ってんだよw
戦えは無茶。ほんとつまらんな。コルレのOPだけだわw
終わりと思ったらまだ半分だった。またなんか復活してて草。
しつこすぎる。

OP「BLOODY POWER FAME」☆9
ED「Blessless」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

18歳以上向け?いや、この程度のエロは少年向けでしょう。

 今のいままで異世界転生だと思っていました。冒頭のヨーコの服装と周囲の雰囲気の違いを見たら誰でもそう思いますよね?本作で初めて未来の話って知りました。

 後の絵のうまさからは想像できませんが、初めのころは、コミック版はストーリーもセリフもコマ割りも絵もものすごくゴチャゴチャしていました。それがアニメ版になってかなり見やすくなって理解しやすくなりました。

 コミック版の初めの方の絵柄は「きまぐれオレンジロード」の系譜の可愛い子ちゃんですね。髪型にボリュームがあって乱れている感じ。
 古臭くはありますが、絵柄ではコミック版の方が妙にエロかった記憶があります。特にあの繋がれてスライムのシーンとか、乳揉みのシーン。アニメ版は気合いは入っているのは伝わりますが、若干萌え要素が入っているせいか、ちょっとマイルドな感じです。背徳感が足りない?

 で、本作を見て思うのは異世界転生ものとかが内容がない、と言われますが、本作も内容ないですね。内容のなさでいえば今のなろうのどの作品よりも上です。俺TUEEEしながら、乳を揉んで太ももを見せるだけの作品です。

 ただ、それがいいんですけどね。本作から伝わってくるのは少年の夢=力の拡張と可愛い女の子とのエロ。しかもみんな処女というこの妄想力がすごかった。つまりエロスとタナトスですね。
 創作物を作り出すモチベーションというのは、このエロに対する欲望と破壊衝動という、精神分析でいうところの無意識の中「エス」(リビドーと死の欲求)です。
 それを作者の「個」のフィルターを通じて表に出てくるのが創作物になると思います。
 ですので、性表現や美少女表現が創作物のモチベーションにとってどれだけ大事かを規制を叫ぶ人には良く考えて欲しいです。

 本作はこの衝動がダイレクトに表れているので、内容が無くても少年はワクワクするんだと思いますし、人気があるんだと思います。

 ただし、です。少年の時はいいですけど、大人になるとちょっと辛い。エロがあるのでまだ「スプリガン」よりも見てられます。バトルシーンも現実感がなくファンタジーなので違和感はあまりありません。ただ、内容が無さすぎです。
 本作を見て、懐かしいので1回見られたことは見られましたが、途中から戦闘シーンとエロいシーン以外はポチポチとばしてました。



 総評です。アニメについては、作画は奇麗ですし、話も整理されて見やすかったです。ただ、見やすいが故に引っかかりが無い感じもありました。ゴチャゴチャしているからこそのエロさがちょっと物足りなかったかなあ。

 さすがサブスクオリジナル。4話からいいですね。スライムとか乳揉みとかちゃんとやってましたね。妄想丸出しの美少女がエロい衣装を着てエロい目にあうという本来の主旨をちゃんと再現していました。

 ただ内容無さすぎで、やっぱり辛いです。多分ですけど話は整理されていますがほぼ原作準拠ですよね。ただ、内容は少年向け。エロさも少年なら何かの衝動を突き動かしそうですけど、さすがに大人にとっては見て「お、なかなか」程度のエロです。

 それにも関わらず、エロいのと暴力でレーティングがネトフリの大人向け、つまり18歳以上?いや18歳以上のニーズじゃないから。
 18歳以上向けじゃなくて、こういう衝動を刺激するアニメこそ少年に見せろと言いたい作品でした。

 あと、声優さんなんですけど、楠木ともりと東山奈央さんがアニメの演技をしたときの声質がかなり似ている気がしました。なんで、この2人をヒロイン、サブヒロインに当てたのでしょうか?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

そうか・・・、だいぶ時も過ぎたし、私も老いたか・・・。

さて、某岡田斗司夫氏が某ようつべにて「ネット○リックスのアニメはなぜ、つまらないのか」と言う解説をしている動画があったりする。

個人的には「なるほどー」と納得しきりだったのだが、この機会に実感するとは思わなかった。
幸いにも機会を得て観させてもらったのだけれども・・・。


なるほどねー、と思った。


ある意味、伝説的な作品(いろいろな意味で)、かつ私自身も好きだった、思い入れのある作品だったので、視聴したときの自身の所感に戸惑ってしまった。
(ちな、前作アニメ版もみております・・・。こちらもシュナイダーの声がね・・・的な感想とイマイチ感を記憶しています)


曰く・・・、
淡々とストーリーを追ってしまったんだよねぇ。
作画もきれいで、お金が投入されている気配はプンプン、原作にも割と忠実な方と評価できる作りで、キャラクタも大方は頭に入っている。本来なら、感動や、待ちに待った感、ワクワクがあっても良いはずなのに・・・。


そして、原作どおりのギャグやツッコミ、そしてエロ要素にもどちらかと言うと、テンポの悪さや時代感の違い(これは仕方ないね)、なんなら、ダサダサ感を感じてしまった。
恐らく・・・、これは作品は全く悪くなく、当方の感覚が変わってしまったのかなぁ、と少し残念に思った。


もう一度言いますが、この作品は漫画で単発から始まり、連載され始めた時から挑戦的な絵柄、魔法から小道具、モンスター、敵のイメージまで、私のイメージするファンタジー世界のイメージにフィットする世界観、各キャラの個性含めて、大好きな作品だったんです。

萩原氏の筆が遅くなり、季刊ジャンプ(当時は増刊ジャンプとして、スプリングジャンプ、サマージャンプ、オータムジャンプ、ウィンタージャンプが発行されており、読切作品や新人漫画家のデビュー作的なものがたくさん載っていたのです、ここから出てきた作家さん、一発屋さんなどなど多彩でした。ほとんどの号数購入して保管していたのですが、いつの間にか無くなってしまいました・・・、本当に残念。このジャンプの情報ってあまりないんですよねぇ。読切作品でスゴイお気に入りの作品もあったんですが)、そして、点々と掲載雑誌を変えていき、作品発表タイミングがブレていく中でも追いかけていた作品でした。
途中、萩原氏の大暴走や、いよいよ描くのに飽きてきたのか?ストーリー展開が思いつかなくなったのか?等々いろいろと心配になったこともありましたけどねw。


そんな作品が、やっとしっかりアニメ化されたのに・・・。







たぶん、私はこの作品フラットに評価出来ていないと思います。
自分の感覚の変化に軽くショックを受けていますwww。


そして、他の皆さんはどう思っているのかな・・・と他の方のレビューをじっくり読んでみました。
やはり、(ギャグや表現方法等について)時代的に合っていないと評される方も多数おられましたが、「やっと、観れる」と感動しておられる方や、おもしろかったと評されている方もおられました。

そして、私はポツリとささやくのです。
「私もワクワクして、おもしろく観たかったなぁ」と。

時間がたち過ぎたのが悪いのか、私の感覚の変化が悪いのか、はたまた仕方のないことなのか。





評価はすべて3とし、私的にシュナイダーの声が好きでは無かった、と言う感覚的な評価で声優を2.5(八つ当たりですわw)としました。
悪しからず。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

61.5 10 必殺技でモンスターなアニメランキング10位
超電磁ロボ コン・バトラーV(TVアニメ動画)

1976年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (41)
160人が棚に入れました
東映テレビ部の企画制作によるロボットアニメ第一弾。アニメ映像の実製作は、現在のサンライズの前身・創映社。古代に地球に飛来し、好機を狙っていたキャンベル星人が、悠久の時を経て侵略活動を開始した。科学機関・南原コネクションの南原博士は、合体戦闘巨大ロボのコン・バトラーVを建造。孫娘ちずるを含む5人の少年少女に人類防衛の使命を託す。戦いの中で南原博士を失ったコン・バトラーチームは、なおも侵略者勢と戦う。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、キートン山田、たてかべ和也、上田みゆき、千々松幸子、納谷悟朗、富田耕生、野沢雅子、市川治、つかせのりこ、緒方賢一

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長浜ロマン3部作開幕 5機合体コンバトラーⅤ

東映アニメ事業部の初作品で制作は創映社が行った

原作 八手三郎(いわゆる東映の社員達) 監督 長浜忠夫 キャラデザ 安彦良和 脚本 辻真先他

勇者ライディーンで冨野氏から監督を受け継いだ長浜氏はライディーンの続編を望むが、局側の都合で新作制作となり、スケジュールがひっ迫した
長浜氏はライディーンの制作を招集し短期間で新作の放送にこぎつけたが、冨野氏の動向は分からない

20世紀ロボットアニメは玩具販促が最優先であり、物語性を重視したい制作陣との調整は監督の仕事だった
後に冨野氏は長浜氏のやり方に大きな影響を受けたと語っている

ガルーダ編26話ジャネラ編24話の計50話完走の成功作となった

5機合体ロボコンバトラーと言うことで5人の操縦士がメインとなるストーリーだが、影響力の強さでは紅一点の南原ちずる(上田みゆき)が突出する
現代にも通ずるお嬢様萌えキャラの初の完成型 性格はゆとり気味
もうOPですでにパンチラ パンチラしなきゃ戦闘機に乗れないという定め
安彦の女性キャラでも最高峰かもしれないほど

このロボットの兵器は種類が異常に多くスパロボでも使い切れないほど
最終兵器はおなじみ「超電磁スピン」

玩具販促アニメに大人が夢中になるなどと言うことは、当時はほとんどなかったし、完全に子供向け作品のようだけど、自分は大人になってから全話再視聴し十分に楽しめた
毎回ロボット登場⇒超電磁スピンで倒すの、ロボット戦闘日常アニメから、前半後半それぞれのラストへ向かって少しドラマがあるという長浜流の作品の基本形となった

超電磁ロボコンバトラーⅤ、超電磁マシーンボルテスⅤ、闘将ダイモス
の長浜ロマン3部作は、21世紀ガンダムに続くロボットアニメの大きな潮流を作った歴史的作品群であると考えている

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメの遺伝子

まだ「長浜ロボット」等と言う言葉さえなかった頃。
必死になって見ていた。

何故、敵が地球を攻めるのか?
その理由を調べようともせずに、、、
当事は水戸黄門のように、超電磁タツマキが出れば
いよいよ終わりの準備をし、
超電磁ズピンを待ったもの、、。
今見れば当然荒唐無稽だが、それを馬鹿にする気も、
当時の自分を卑下する気も無い。
こうやって培って来た歴史が、
現在日本が世界に誇るアニメの遺伝子を形作っていると確信している。

そう言えばガルーダの青い肌が当時怖かったが、
それよりいきなり顔から赤い鳥が飛び出すのがもっと怖かった。
ただ彼らが●●●●だと知ったときは少なからずショックだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本当に合体できるロボ

「ゲッターロボ」のアニメ的合体ではなく、玩具になってもちゃんと合体出来る最初のロボットアニメ。
5台の各種マシーンが合体して巨大ロボになるフォーマットはスーパー戦隊でも引用されていく。
創映社から日本サンライズに改名する間際の作品で、のちのロボットアニメに引き継がれて行くフォーマットもほぼ確定し、サンライズのロボットアニメ黄金期を迎える。
このころのアニメは多少スポンサーの意向は入っていても、オタクに媚びるところが少なく、現代版にリメイク出来る骨子があると思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

53.8 11 必殺技でモンスターなアニメランキング11位
まじかるカナン(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (24)
129人が棚に入れました
Teriosから発売されたWindows用アダルトゲーム『SeptemCharm まじかるカナン』を原作としたTVアニメ。ただし、18禁シーンはカットされ、一部設定も変更されている。2005年1月から3月まで全13話が放映された。柊ちはやは、少々幼く見えるが、明るく元気が取り柄の女子高生。ある日、彼女が更衣室にいると、傷ついた小動物が忍び込んでいるのを見つける。どこか懐かしい何かをその小動物に感じたちはやは、家まで連れて帰り手当てをしてやるのだった。最初はグッタリしていたかと思うと、突如家を飛び出していく。そんな小動物をおいかけていくと、そこには化け物が! 小動物が化け物に襲いかかろうとするので、ちはやが止めようとしたところ、小動物の首のヘキサグラムが激しく点滅し、スティックが飛び出す。そしてスティックをちはやが手にすると、光が彼女を包み、魔法戦士カーマインに変身!! 「種」の恐怖から人々を守る戦いが始まった。

声優・キャラクター
広橋涼、水樹奈々、宮崎羽衣、菅沼久義、水島大宙、ひと美、安井邦彦、たかはし智秋、河杉貴志、石塚さより、小林優子、伊月ゆい、石毛佐和、茂呂田かおる、伊藤美紀、田中秀幸、鈴置洋孝
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2000年代《魔法少女》アニメの忘れもの

もともと、女の子はヒラヒラのフリルのついた衣装に変身して小動物をお供に侍(はべ)らせる《魔法少女アニメ》、男の子はロボットとか戦艦とか拳銃とか刀剣とかをぶつけ合う《バトル系アニメ》を好んで観るもの、という厳然とした区分けがあったはずですが、1990年代の前半~半ば過ぎにかけて長期放送された『美少女戦士セーラームーン』(シリーズ5作)に男の子(小・中学生)までが喰いついて空前のブームとなり、そして1990年代終わり~2000年初めにかけて放送された『カードキャプターさくら』は、男の子どころか高校生以上のレッキとした青少年視聴者まで巻き込んでの大人気作となった結果、その後の彼らの需要を当て込んだのか?西暦2000年代には、専ら《男性視聴者向け》の「魔法少女アニメ」という新たなジャンルの作品が制作され始めたそうです。

その中には、アニメより先行して制作/販売された、いわゆる18禁ゲーム(エロゲー)を原作とした作品もあり、私がレビューを書いたものを挙げると・・・

(1) 『魔法少女リリカルなのは』 (2004年(1期)、2005年(2期)、2007年(3期)) ※個人評価 ★ 4.1
(2) 『ななついろ★ドロップス』 (2007年) ※個人評価 ☆ 3.7

・・・この2本は、シナリオがまずまず面白くて、濃淡の差はあれ感動もでき、とくに『なのは』に至っては、西暦2010年代に入ってから劇場版にアップグレードして1-2期をリメイクし、最近も新作が公開されるなど、西暦2000年代開始の《男性視聴者向け》魔法少女アニメとしては、現在まで続く唯一の人気シリーズとなっています(*1)。

逆にいうと『なのは』以外の作品は、余り人気が出なかった=面白くなかった、ということになるかと思いますが、その中でも私が視聴してみて、個人的にちょっと印象的だった作品として、本作『まじかるカナン』(2005年)を挙げておきます。

(*1) この他に2007年に始まった『ストライクウィッチーズ』を第1作とする「ワールドウィッチーズ・シリーズ」も現在まで人気が続いていますが、こちらは《魔法少女》ではなく《魔法使い》ないし《魔女(ウィッチ)》という扱いなので、ここでは除外します。

※以下、作品説明


◆放送当時、“劣化なのは”と呼ばれた作品ですが、『なのは』より良い部分もあります。

本作は、放送当時、同じくエロゲー原作で前年(2004年)に放送されて人気を博した『魔法少女リリカルなのは』(※ただしゲーム・シナリオそのもののアニメ化ではなくスピンオフ企画)との比較から、“劣化なのは”と呼ばれたそうですが、作画に限っていえば、しばしば絵崩れを起こしてしまう『なのは』よりもずっと良好と思いますし、メイン・ヒロインの変身後のキャラ・デザやコスチュームも、『なのは』よりも可愛いくて格好良いと思います。

ただ、本作の場合、残念ながらシナリオが致命的に面白くなかった・・・。
一応、中盤まで(※第9話まで)に色々な伏線を張って、終盤(第10話「真実」以降)に話が大きく動き出すのですが・・・発想貧困というか月並みな展開過ぎるというか・・・
もし本作が、『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1995年、全51話)みたいに視聴者にヒロインたちへの思い入れをセッセと刷り込む十分な尺のある作品だったら、終盤の伏線回収が例え月並みであっても、視聴者はちゃんと話に乗って来てくれるはずですが、そこは1年間4クールが基本のマジホンの(=本来の少女向けの)《魔法少女アニメ》と違って、1クールが基本の《男性向け魔法少女アニメ》の悲しさ・・・人気を得るには、それなりにシナリオに工夫を凝らしてくれないと・・・。

《まとめ》
『なのは』、『ななついろ★ドロップス』を視聴済みで、2000年代の《魔法少女》アニメをもう少し色々見たい!という方にお勧めできる作品です。
あと、キャラデザやコスチュームが割とCLAMPっぽい(※制作側がワザとそうしたらしい)ので、『CCさくら』、『ツバサ』が好きな人にも少しだけお薦めできるかも知れません。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
確かに、展開は『なのは』に似ている。
但し、キャラデザは『なのは』よりもずっとCLAMPっぽく、ヒロインたちの通う高校の制服もどことなく『CCさくら』っぽい印象。
・第5話視聴終了時点
種人間との戦闘のない日常回だが、エヴァーグリーンの過去の大事件とファミレスへの謎の来訪者が描かれて、次回以降の展開に興味が湧いてくる回。
・第7話視聴終了時点
魔法戦士になるとき、自分の理想の姿に変身する・・・という仕様なんだね。
なるほどなるほど(内気なさやかが高飛車なセルリアンブルーに、子供体系のちはやが凛々しいカーマインにそれぞれ変身)。
・第9話視聴終了時点
ちはやちゃん母子家庭だったんだね。それにしても父親の写真が一枚もない、というのは不審だな(わざとらしい?)
・第12話視聴終了時点
大詰めで、敵の姦計にかかったヒロインが闇落ち(黒い翼付き)→お相手の少年が命懸けの救助を敢行!・・・という流れへ。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム      テリオス(1998年12月発売)
監督           阿部雅司
シリーズ構成・脚本  山田光洋
キャラクターデザイン 横田守(原案)、渡辺明夫、山田正樹、河野悦隆
音楽           岡崎雄二郎
アニメーション制作  AIC. A.S.T.A.{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== まじかるカナン (2005年1-3月) =============
{netabare}
第1話 魔法戦士カーマイン登場! ★ 種盗難(エヴァーグリーン)、柊ちはや&ナツキの出遭い、ちはや変身・種人間浄化、ナツキ人体化
第2話 謎の転校生 ☆ ちはやの困惑、小嶋絵美転入、種人間化した教頭先生の浄化、新たな魔法戦士?
第3話 ちはやの恋の物語? ★ 無神経なナツキ、秋葉原デート(勘違い少年・鈴原君)、種化オタク少年浄化、カレンデュラ暗躍
第4話 魔法戦士セルリアンブルー ☆ お泊り勉強会(水城さやか)、高飛車戦士登場、エヴァーグリーンの状況、ナツキの兄ハヅナ登場
第5話 エンジェルキッスの休日 ☆ ナツキのバイト開始、ファミレスへの来訪者、15年前の事件(ベルガモット幽閉・逃亡)
第6話 ナツキ危機一髪! ☆ 城之内先生の赴任、カレンデュラのナツキ拿捕、種のクローン、謎の救援者の忠告
第7話 ハヅナ ☆ 病床のナツキ、エヴァーグリーンの花、新型の種人間(セルリアンブルーとの協力)、ハヅキ&さやかとの対面
第8話 フェンネル ☆ 理事長来校、セプティムとの方針対立、フェンネル登場
第9話 セプティム ★ 食人植物型種人間来襲、ベルガモットの娘?、、絵美と城之内の謎の仲
第10話 真実 ☆ 母の打ち明け(父の生存)、ベルガモットの罪(人の娘との恋と結婚)、アリーナの戦い
第11話 カレンデュラ ☆ カレンデュラ消滅、セプティムの打ち明け(城之内の正体)
第12話 闇の世界 ☆ フェンネルの世界破滅計画、囚われたカーマイン、セプティム消滅、カーマイン闇落ち 
第13話 永遠の大樹 ☆ 女王ツユハの託し事、カーマイン浄化、ナツキ消滅?、フェンネル撃破・浄化、父との再会・別れ、後日譚{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「マジカルちょーだいっ」
ED 「コイゴコロ」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

奥深い設定を組み込んだ異色の魔法少女?

アダルトゲーム会社‘テリオス’デビュー作のアニメ化。魔法少女モノ。
先に原作に忠実なアダルトアニメ版が作られて、その後色々設定を改変してこのアニメが作られた経緯があります。

ちなみに、今年2014年実に16年ぶりにまじかるカナンの続編が出るみたいです。18歳未満の方はダメです。
http://www.terios-soft.net/canan2/


あらすじ
{netabare}
私立銘鳳学園に通う女子高生の柊ちはやは、ある日学校で不思議な小動物に出会う。
ぐったりしていて元気が無かったので家に連れ帰って看病してやると、元気を取り戻し表へ飛び出して行った。


急いで小動物の後を追いかけると化け物に遭遇する。逃げ惑うちはや達だったがビルの屋上まで追い詰められる。
間一髪というところで、小動物が発光しちはやは変身する。変身したちはやは魔法パワーで敵を撃退し、事なきを得る。


先ほどの小動物が青年になって姿を現した。名をナツキと言い、魔力が不足すると人間の姿を保てず小動物になってしまうらしい。
ナツキは魔法の国から人間の欲望に取りつき化け物にしてしまう‘種’を回収するためにやってきた。ちはやが倒した化け物がその‘種人間’である。
ちはやに‘魔法戦士カーマイン’に変身してこれからも種人間と戦ってほしいと頼むナツキ。
ちはやのこれからの運命は?
{/netabare}



1クールにしてはちょっと設定を詰め込み過ぎなんですよね。どうせ原作から改変するならもっと単純なお話にすれば良かったと思います。

最初はひたすらちはやが現れる敵をばったばったなぎ倒す展開で、ワンパターンながら爽快でした。
人間の欲が化け物を生み、襲い掛かってくるという王道的な設定に加えて、後から現れる魔法戦士が実は意外にも身近な人間だった・・・という辺りまでは分かりやすくて実に面白かったです。
前半はまさに魔法少女!って勢いで楽しかったです。


ところが、後半から人間界と魔法界と闇の世界?の三つ巴の争いになってきてから話が複雑になってきました。
要はどの世界にもちはやが関わってくるわけなんですが、前半ほとんど言及がなかった設定が後から後から出てくるのはちょっと・・・という感じです。
これは最近の作品にも見られますが、コミカルな雰囲気と一変してシリアスというのもバランスが悪いです。




後は、魔法少女の設定について。

変身する際裸になってコスチュームが変わるという、これも王道的設定です。魔法を放つ際に使うスティック?もデザインセンス良いです。
ただ、魔法が地味かな・・と。呪文の詠唱とかはなしで普通に光線が出るだけなので、戦闘もすごく地味です。
変身後の服も魔法少女というよりは、怪しげなメイドカフェの制服のようなデザインであまり可愛いとは言えない感じです。

あと何故変身すると成長してしまうのか・・・。ちはやちゃんがそのまま戦うのが可愛いのに。
理由は多分ソフ倫的なアレだと思います。戦闘の中で触手に捕まったり服が溶かされたり原作を思わせる描写が残っていたので、元の体型だとアウト・・ですね。

魔法少女モノなのに魔法少女の設定がいただけないものだらけです。


原作が1998年発売と古いのでリファインしても古臭さを感じてしまうのも欠点・・・でしょうか。
制服のデザインがちょっと古いです。時代錯誤ですね、好きですけど。
ところどころ使われるリアクションとかSEも懐かしい感じがします。
人によっては古臭くて見てられないかもしれません。


作画も正直悪いです。ガタガタで安定しません。
AIC A.S.T.A.は「そらのおとしもの」の頃には綺麗な作画だったので、成長したんだなあ・・と感慨深いです。



ここまでダメ出しばっかりしてしまいましたが、最後まで見続けられただけの魅力もちゃんとあります!

ズバリ、ヒロインの柊ちはやちゃんがめちゃくちゃ可愛い。

~ちはやちゃんの可愛いところ~

・高校二年生に見えない幼児体型で、天真爛漫な僕っ子。
どう見ても中学生くらい、しかも一人称が「ボク」ってこの時点でかなり可愛いです。

・アホ毛が一本と八重歯が一本生えている。
よくある萌え設定ですがツボを押さえています。この両方を兼ね備えているのは贅沢です。

・学校の制服、実家のファミレスの制服がよく似合ってる。
学校の制服は後ろにでっかいリボンが付いていて、他の子は似合わないけど奇跡的にちはやちゃんは似合ってます。
実家のお手伝いをする際にたまに着るファミレス服も可愛いです。

・声優が広橋涼さん。
これもかなり大きい。個人的にベストマッチです。ボーイッシュな女の子と広橋さんって親和性が高いです。
普段の可愛い演技から12~13話(最終話)にかけての悲痛な叫びの演技まで、見事な演じようでした。


ちはやちゃんの可愛さに連動して、主題歌も最高です。

OP「マジカルちょーだいっ」歌:宮崎羽衣さん
みなみけ、WORKING!!的なとっても可愛いOPです。ちびキャラがいっぱい出てきて、キャラの仕草も可愛い。ちはやちゃんが腰に手を当てて怒ったようなポーズが特にグッドです。

ED「コイゴコロ」歌:徳永愛さん
徳永さんの歌声が好きです。それから、ちはやちゃんの不思議な踊りですね。腕と脚をブンブン振り回しながら動くさまがとても可愛いです。



まとめると、元のアダルトゲームの設定を無理に改変したときに面白さも半減してしまったような印象を持ちました。
先に世に出た「魔法少女リリカルなのは」は類稀なる例で、本来アダルトはアダルトが本領だと思います。
ただ、メリットとしてキャラデザが可愛くなったおかげでちはやちゃんも可愛くなったこと。声優が広橋涼さんになったことです。

柊ちはやちゃんの姿を見て、声を聴いてピンと来た方は一見の価値ありです。魔法少女を期待して見ると肩透かしを食らいます(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

渡辺明夫氏のキャラデザは良かった。

原作エロゲの魔法少女アニメ。

魔法の国から盗まれた種を取り戻す為にやってきた少年が、パートナーとなる少女を見つけて魔法少女にしてという王道の流れですが、シリーズ構成を起承転結でいうと、まず起がダメダメです。
特にカット割りが最低。
低予算で請負ったとしても、モブはある程度動かそうよ。静止画って引く。
通常攻撃なら詠唱無しでもいいけど、最大の技の時は呪文を唱えて欲しかったし。
承、転は盛り返していたが、脚本がイマイチなので結が駆け足すぎて弱い!
OPがすごくテンポが良かったので、OPの演出、絵コンテ担当者が全編演出した方が良かったんじゃね?である。

唯一良かったのは、カードキャプターさくらを渡辺明夫氏が描くとこうなる!って感じのキャラデザだろう。ナースウィッチ小麦ちゃんにも見えてしまうが、萌えでした(^^)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

60.8 12 必殺技でモンスターなアニメランキング12位
フューチャーカード バディファイト(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (19)
105人が棚に入れました
 『フューチャーカード バディファイト』は、「バディ」と呼ばれるモンスターと契約し、タッグを組むことで戦っていくトレーディングカードゲームを題材としたテレビアニメ。親しみやすいルールのうえ、アニメとの連動を第一に考えた高い演出性とファイターとモンスターのチーム性が表現された従来のTCGにないカードファイトが展開する。

声優・キャラクター
水野麻里絵、大畑伸太郎、斉藤壮馬、安元洋貴、森嶋秀太、佐々木未来、橘田いずみ、徳井青空、愛美、大塚周夫、川原慶久、七緒はるひ、三森すずこ、木内秀信

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

2015年4月11日からは第2期『フューチャーカード バディファイト100』として放送

次回予告後はミニコーナーがあり、本編で登場したカードの解説をしている。第1話 - 第24話までは奈々菜パル子、第25話からは「タスク・牙王の今日のカード」として解説。ただし、プレゼントコーナー(バディコールキャンペーン)がある時は差し替えになる。

2014年8月16日にテレビ東京で特別番組『アニメ「バディファイト」真夏の激熱SP!! ふなっしーVSオカダ・カズチカ』が放送され、番組内でアニメの総集編や必殺技、想い出の名ファイトなどが紹介された。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆カードゲームアニメ

主人公の牙王くんが可愛いくてカッコいいです。

プシロードのキッズ向けの作品。


アニメーション制作/OLM、XEBEC


製作-テレビ愛知、電通、OLM

2014.1.4- テレビ東京

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

tjxfV58923 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

とにかくのぼるくんがヤバい( *´艸`)

のぼるくんはバディファイトでのキャラクターです
ツンデレヤバス( *´艸`)
まぁ一回見ればわかりますよ!!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
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