居候おすすめアニメランキング 53

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの居候成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の居候おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

93.5 1 居候アニメランキング1位
小林さんちのメイドラゴン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1690)
8089人が棚に入れました
朝、会社に出ようとしたらドラゴンがいた。
茫然とする小林さんの目の前で、そのドラゴンは角あり尻尾ありのメイド服を着た美少女へと変身した。
トールと名乗るそのドラゴン娘は「今日からメイドとして働かせてください!」と申し出る。
どういうことか分からず尋ねると、昨夜酔った勢いで小林さんが家に誘っていたようだった。
「人を雇う余裕はない」と断る小林さんだったが、会社に遅刻してしまいそうな時間だと気づき―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、高橋未奈美、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

鶴の恩返しならぬ竜の恩返し? 萌えあり、神話・伝説ネタあり、ほっこり笑えるホームドラマ

ある日ある夜、お酒に酔った小林さん、前後不覚の千鳥足、足向く先は何と山、そこで会ったはドラゴンさん。つるぎ刺さった巨体見て、絆され助けたその翌日に、メイドラゴンのトールさんがやって来た。

OLでオタクで死んだ魚の目(笑)の小林さんとメイドラゴンのトールさんが織り成すの笑い多めの日常もの。

多忙で笑いのない日々を送っていた小林さんのお家に、ドラゴンだけどメイドで、天真爛漫で元気印のトールさんが住み込んで、賑やかな生活のはじまり、はじまり~というお話。寂しさの立ち込めていた小林さんちに新たな家族?の到来で赤々と火が灯った様です。

トールさんが小林さんの服を口に含んで洗濯?したり、自分のしっぽを切って食卓に出したりとギャグは概ね万人向け(笑)クトゥルー神話ネタで一部視聴者を置き去りにした「※1這いよれニャル子さん」みたいな、分かる人にしか分からない神話・伝説ネタとかも若干ありますが、あまりくどくないので気にせず楽しめると思います。酔っ払った小林さんの持ってた一升瓶に"竜殺し"とかの小ネタも笑えました。鬼殺しより遥かに強烈そう‥。

でもあれこれ知ってると面白い場面も‥。私的には1話の電話越しからトールさんに怖ろしげな支持を出すファフニールさんの声(小野大輔さん)に爆笑。彼の※生い立ちとか末路とか考えると無理もない台詞でした(笑)

大まかな印象はありがちなご主人様とメイドのお話で、トールさんが強大な力を持っている所とか、小林さん好き好き(笑)な所は、上でも引き合いに出した「這いよれニャル子さん」に良く似ていますが、女性同士のお話なのでやらしさが全然無くて、老若男女見やすいアニメになっているのではないでしょうか? 主人公に一目惚れというよりは助けてもらった恩返しという所にも好感が持てました。

ご近所さんや商店街の人たちも一緒になって物語に絡んでくる場面などもトールさんが妙に馴染んでいて何となしに顔がほころんでしまいます。ツノあるのに‥(笑)ツノは出せるけどしっぽは出せないという所はトールさんと小林さん以外の人間達との距離感を表している様でした。ツノは出せるんだ‥(笑)

2~3話
{netabare}
2話ではトールさんを慕う同じくドラゴンの幼女のカンナちゃんことカンナカムイちゃんも登場し、ホームドラマ色やほのぼの色がより強くなった印象。お父さん役の小林さんとお母さん役のトールさん、子供役のカンナちゃんとくれば、まるで仲の良い3人家族ですね(笑)

3話には、電話の声の印象ではかな~り怖そうだったけど、実の所は割と優しいファフニールさんが人間の姿で登場。いつもニコニコ穏やかなケツァルコアトル=ルコアさんも加わり、ますます賑やかな雰囲気に。
{/netabare}
4話
{netabare}
カンナちゃんが小学校に通い始めるというお話。

文房具から体操服から上履きまで、結構色々買い揃えなければなりません。ランドセル38000円もするんだ‥とか小林さんみたいに思いつつも6年間使える上等なものなら安いものですね。小林さんの僅かな動揺を見逃さず、カンナちゃん気にしてましたが、こちらもとてもリアルな描写でした。ちょっとした言葉の端でも子供はお金の話に敏感に反応する事があるものです。小林さんの方もちゃんとそれに気付いてて、言葉じゃなくて行動で「大丈夫だよ」って伝えられた様で‥こういう気遣いは大人として見習いたいものですね。

そして場面変わって小学校。おっとりだけど何でも出来ちゃうかンなちゃんはあっという間にみんなの人気者。小林さんの言いつけで、カンナちゃんの学校生活を監視するトールさんは過保護で文句たらたらなお母さん(お父さん)状態。気持ちは分かりますが、全国のお父さんお母さん真似しちゃいけませんよ? 木の枝の上に横たわったり、草むらの影から頭を出したりしながら人類批評するトールさんの図がちょっとドラゴンっぽくもあり、シュールでもあり何気に笑えました(笑)

後半はいい年した大人(ドラゴンだけど)が子供と一緒になって思いっきり(殺さない程度で)爆風ドッヂ。島本和彦先生の漫画「炎の転校生」とかから脈々と続く、ありがちで伝統的なギャグなんですがフツーに笑えました。ファフニールさんいつになく燃えてるなぁ(笑)地面えぐれたり木とか折れたり色々とメタメタになってましたが、ツノとかしっぽ隠すよりもそっちを心配した方が良いかもとか思ったり‥でもルコアさんが全部元に戻せるそうでヨカッタヨカッタ?

終幕前の子供間のマジやべぇ伝染には‥(汗)でした。子供の前で軽率な言葉は使わない様にしたいものですね。

今回も楽しいお話でした。
{/netabare}
5話
{netabare}
今回は小林さんの事をもっと知りたいトールさんのお話とファフニールさんのお家探しのお話、トールさん、人間の超能力に驚愕というお話の3つ。お約束のカンナちゃんと才川さんの「萌え~(笑)」なオマケもあちこちにありました。盛り沢山ですね。

最初のお話はトールさんが認識阻害(透明人間みたいになる事)を使って小林さんの職場見学するというもの。

人の働く姿をドラゴン視点から見下ろすトールさんでしたが、どことなく興味深げ。

でもパワハラ上司の登場でそんな心持ちも一転、小林さんを罵倒する所長の姿を見て激怒、を通り越して殺意を抱くトールさん。憎き敵を抹殺せんと‥足かけて転ばせただけ(笑)これも小林さんへの愛ゆえですね。

繰り返し同じ言葉で罵倒する人って現実にもいますけど、このアニメで描かれている様に、特に社会的地位のある程度高い年かさの人に多い気がします‥。自分よりも落ち着いていたり、優れていたりする人間に対して攻撃的になるのは、多分自分が見下されていると思い込む心の裏返しなので、怒りの燃料は主に劣等感と被害妄想、ゆえに無尽蔵、なので非常に性質が悪いのです。

所長の2度目の登場シーン、ここでもほぼ同じ問答が繰り返されトールさんのささやかな復讐あり、所長、殺されなかっただけでも幸いでした。小林さんに感謝しなければなりませんね‥パワハラの証拠録られてクビになったけど。リアルでもこういう風に因果応報が上手く機能してくれるといいんですけどね‥(汗)

それはそれとして、人に頼られ、黙々と仕事をこなす小林さんの姿を見て、トールさん、ますます小林さんの事が好きになった様子。恋する人の美点を見つけて歓喜してしまう所など女の子っぽくて可愛らしかったです(笑)

次のお話はファフニールさんのお家探しのこと‥「人類など滅ぼしてくれん」とか突発的に口走るファフニールさんですが、テレビゲームにご興味を持たれた様で(笑)街頭での呆然とした面持ちでのエアプレステ?笑かさせて頂きました。

トールさんの指示に従って人間のやり方で人間界に住む事に決めたファフニールさん、不動産屋さんに「お予算は?」って聞かれて金塊をゴトって‥流石です。いくらでも持ってますものね、この人(笑)

あれこれあって、行き着いた先はオタクモードの「ヤンス」の語尾が面白い滝谷君のアパート。快くファフニールさんを同居人として受け入れてくれました。かな~りいい人。ファフニールさん、ゲーム狂の素質が見え隠れするので滝谷君と仲良く出来そうですね(笑)良きゲーム仲間の誕生?楽しいコンビになる予感がします。

最後はトールさんがテレビで見た人間の超能力に興味を持つというお話。最初のお話の延長上にあるお話ですね。好きな人やものに関する事なら何でも知りたい!と思うのは、人でもドラゴンでも同じな様です(笑)小林さんの事を知りたい、小林さんは人間だから人間の事も知りたいという様に‥よ~く分かります。トールさんの愛と笑いに溢れたお話でした。

今回も充実した内容でした。次回もとても楽しみです。
{/netabare}
6話
{netabare}
新キャラのジョージーさんと翔太君の登場回。

OPで竹とんぼみたいにくるくる回ってるメイド姿の人がジョージーさんなんですが、才川さんのお姉さんで、メイドさんではなく、ただのメイドマニアの人でした(笑)

今回登場したジョージーさんといい、小林さんといい、女性でメイド好きの人って稀だと思いますが、漫画「エマ」の作者の森薫先生とか思い出すと、重度のメイドマニアって案外女性に多いのかもって気になります。(服着れるし)

続いてはお約束の才川さんとカンナちゃんパート。部屋で一緒にゲームとかして遊んでいただけなんですけど、事ある毎にカンナちゃんと密着してしまう才川さん大変でしたね(笑)

性差のはっきり表れる前の子供時代の方が、男女ともに心も体も中性的で、同性や異性の区別無く好きになっちゃう事が多いと思うので、描写は色々とあざとかったんですけど、わたしには割と自然で微笑ましい光景に見えました。

翔太君とルコアさんのお話では、ルコアさん、気まぐれに翔太君の作った魔法陣から現れたものだから最初は悪魔と間違えられ、結局は風貌や態度から淫魔と見なされてしまいました(汗)3話ではトールさんがファフさんの姿に注文付けてたシーンもありましたし、ルコアさん元神だし、外見の融通は利くと思うんですけど‥ルコアさんもトールさんみたいに今の自分の姿を気に入っているのかも知れませんね(笑)

このお話では"魔法使いの家系"という言葉も出てきましたが、メイドラの世界にはハリー・ポッターにあるみたいな魔法界らしき場所がある様子。トールさんの元いた世界との関連は今の所不明。

最後は滝谷君とファフさんの同居生活のお話。2人が仲良くプレイしてた対戦ゲームは「※スパイVSスパイ」(パロディですが)。レトロゲーマーとしてはチョイスが渋くてこういうの見るだけでも嬉しくなります。

でもアニメ内で頻繁に見られる、ゲーマー=ネトゲ廃人=アイドルオタクというテンプレはちょっと控えて欲しい気が‥。3つとも当てはまる人もいるにはいると思いますけど、大抵はどれか一つか二つだと思うので(笑)

ゲームは情報媒体が基板だったり光ディスクだったりするだけで、本や映画と同じで内容は千差万別。誰だって数学の問題集と芸能人のゴシップ本を一緒にしないですよね‥。当然ゲームにも色々あります。ゲーム文化の歴史はまだまだ浅いので、一般的な認知が甘いのは仕方ありませんが、こういった混同は"ゲームはゲームでしょ"という誤解を生む原因になるので、この作品に限らずきっちりと区別して欲しいと思う事はあります。

それはそれとして、ファフさん、イベントのオタ芸?練習とか食事の片付けとか案外人間の世界に馴染む為の努力もしている様で(笑)尊大な口調とは裏腹に結構健気でした。

今回も短編3つ+の構成で飽きずに楽しめました。次回にも期待。

※:VSをアンドと読む。すなわちスパイアンドスパイ。敵を倒すのは目的ではなくあくまでも手段という、アクションながら知恵比べに重点を置いた割と珍しいタイプの対戦ゲーム。罠の仕掛け合いや白兵戦などで相手を出し抜きつつ、フィールド内に隠されたアイテムを集め先に脱出するのが目的。続編とかもある。
{/netabare}
7話
{netabare}
今回は水着回、後半にコミケのお話。

海の家を見て何の気無しに口にした小林さんの言葉の端から、小林さんの家族に興味を持ち始めたトールさん。トールさんに訊かれて小林さん、自分の家族を"普通の家族"という言葉で表現。彼女の社会的立場や温厚な人柄とかを見ると、かなり恵まれた環境で育った人だという事が察せられますので、謙遜した表現というか、事実から大きく外れた表現と感じました。日本人は特に、とかく自分を普通と思いたがる癖がありますよね(汗)

作中で触れられたのは人とドラゴンの常識の違い云々の話でしたが、人同士の家族を比べてみても、それぞれの持つ常識にあれこれと違いはあるものです。国とか地方とか、環境が大きく異なれば尚更の事。どっちが恵まれているとかは一概には言えませんが、小林さんの言う普通の家族ってかな~り貴重なものなんじゃないかと思われます。出来れば"いい家族"と言って欲しかったシーンでした。

次のコミケのお話はその場にしかない一体感、ライブ感を知るトールさんのお話。このあにこれでも新しく参加する人もいれば、去って行く人もいます。代わりになる人など一人も無く、今ここにある巡り合わせはこの時だけのもの。嬉しい事も寂しい事もありますが、この場に身を置く限り、一期一会の気持ちでその時その時を大切にしたいものです‥。

オマケのカンナちゃんパートでは、夏休みの理科の宿題に昆虫採集が含まれている事(選択性ですが)とプリントに"集めた昆虫を貼ろう!"って書いてあるのに唖然。しかもバッタ、チョウ、セミの指定が‥(汗)

虫に防腐剤注射したり、ピンで刺したりするのは知ってますが、"貼る"とはこれ如何に? 昆虫の死骸をボンドとかで紙に貼っつけて提出するんでしょうか? 見るからにおぞましいプリントの束になりそうです(汗)まぁ選ぶ子供(特に女子は)少ないと思いますが‥。

カンナちゃんはと言うと、虫を貼り付ける欄に食感を擬音とかで書いただけでした(笑)貼り付けられるにしても食べられるにしても虫たちの末路は同じですね。合掌‥。

水着回の後にコミケネタと今回は2本立て、単純なギャグになりがちな舞台やテーマを扱ったお話でしたが、家族における親子の関係、人同士の繋がりについてちょっと考えさせられる、メイドラらしい、しみじみとしたお話でした。

他のアニメだと水着回を捨て回みたく思ってるブリキ男としては嬉しい誤算。

次回も楽しみです。
{/netabare}
8話
{netabare}
最初のお話はお弁当対決。

審査員役のファフさんの立ち居振る舞いが堂に入っていて、グルメマンガ張りだったのには笑えました。

お題目はサラダ、肉、デザートの三種、定番からゲテモノ!まであれこれ登場しましたが、弁当作りの経験割とあるやつとしてはトールさんのシーザーサラダは量さえ加減すれば、お弁当箱とは別の密閉容器に入れて有りだとか、小林さんのベーコンエッグは弁当にはおかしいとか思ったり‥。ベーコン使うならアスパラとかにんじんのベーコン巻き、タマゴ使うなら玉子焼きがあたりが妥当なんじゃないでしょーか? 色々と気になってしまいました。最後にヘンテコ生物食べてしまった小林さんがちょっと心配になったお話でもありました(笑)

次のお話では新キャラのエルマさんが登場。いつぞやのシーンのトールさんの台詞の中で彼女と死闘を繰り広げたと言うリヴァイアサン(レヴィアタン)がこの人の様です。中々の純朴(天然)キャラですが、何の冗談か小林さん勤めてる会社にしれっと入社しちゃいました。PC見た事も無いのに入れるSE関係の会社なんて無いと思うので魔法でも使ったんではないでしょ~か?

最後は人に求められるのに慣れていないと、どう応じて良いか分からないという小林さんのお話。愛される事に慣れていない人は愛する事も苦手だったりする事がありますが、小林さんは両親から愛されて育ったはずなのに、何でそんな風になっちゃったんでしょうね? 愛情の匙加減が分からない様です。わたしも多過ぎたり少な過ぎたり、若干そんななので、ちょっと心に痛いお話でした(汗)

最初のお話に"仲良くケンカ"というファフさんの言葉がありましたが、あれも上の話と同じで、ある程度の互いの信頼無くしては出来ない事ですから、小林さんもトールさんに甘えていると見て取れます。愛情表現にも色々とあるのです(笑)

本筋とは関係ありませんが、神と敵対しているはずのトールさんが指で十字架を作ってポーズ決めている図には大きな違和感が。何かの伏線だったりして‥。
{/netabare}
9話
{netabare}
今回は運動会のお話。

前回の小林さんの"求められる事に慣れていない"理由の一端が描かれました。

運動会に両親揃って来てくれると子供はそれは嬉しいものですが(特に低学年の子は)こういうのを見ると家族の人が誰も来てくれなかった子の事も思い出してしまいます。そういう子は大体の場合、友達の家族とかと一緒にちょっと萎縮した面持ちでお弁当を食べるのです。子供にも寄りますけど‥。そう言えばみなみけにもそんなエピソードがありましたね‥。

今回のエピソードを見ても分かる通り、愛情表現の不器用な小林さんもトールさんもカンナちゃんも、欠けたものを互いに補い合って助け合って生活している者同士。これはもう立派な家族と言う印象でした。こういう家族の形もあってもいいんじゃないかとわたしも時たま思います。現実では法律やら何やらで不可能だったり、手続きが面倒だったりするんですけどね(汗)
{/netabare}
10話
{netabare}
今回はほぼ演劇の話一本、老人ホームでボランティア上映と言うお話。

演出担当のファフさんが料理回に続いて例の感じのキャラになっていたのには若干のマンネリ感が‥。でもお約束の笑いは頂けました。ご馳走様でした(笑

上映会の話。結局出来上がったのは、童話にアニメに、老人向けという事で忠臣蔵要素を加味したごたまぜ劇でした。見ていてちょっと恥ずかしい気持ちになるのはルコアさんの衣装のせいではなく(笑)素人の作る劇というのはこのアニメで描かれている様に得てしてオリジナリティが希薄で、どこぞから借用したものの継ぎ合わせである事が多いので、それを見ている気になるからなんでしょうね。わたしも子供の頃そんな劇に参加した事がありました。まぁ劇の内容はともかく、子供が頑張っている姿を見れれば大抵の大人は満ち足りた気持ちになれるんじゃないでしょうか(笑)

オマケはクリスマスのプレゼントのお話。サンタの姿を一目でも見たいという気持ちが子供の眠気を強力に退けると言うのはよくある話ですが、例に漏れずカンナちゃんも頑張ってました(笑)

サンタの存在を疑い始めた頃、わたしも同じ様な事した事ありますが、結局の所、大人の愛と辛抱強さの前には負けてしまってました‥。幼少期を思い返した時、私は大人に関する良い思い出をあまり見つけられないのですが、愚直ながら愛情を注いでくれた人もいたのだと改めて思い出させて頂いた次第。感謝したいですね。

サンタの存在をいつまで子供に隠し通せば良いのか、そもそも隠す必要はあるのか? 疑問に思う方もいるかも知れませんが、私的にはなるだけ隠しておいた方が大人も子供も楽しめるので良いのかと(笑)ネットの普及してしまった現在では秘密を死守するのが困難でしょうけど(園児とかでもサンタ信じてなかったりして?)‥この世には不思議な事が沢山あるのだと夢中でいられる時代というのは、儚くも貴重なものだとも思いますので。
{/netabare}
11~13話
{netabare}
最終話にかけて各話レビューサボっちゃいましたので色々と端折って。

11話は年末年始の小林家の様子を描くごく普通の日常もの、12話はトールさんの過去のお話、最終13話はトールさんとそのお父さんの親子のお話という流れ。

後半にかけて小林さんの態度が若干横柄になり、トールさんの遠慮が薄くなりましたが、これはとても自然な流れで、二人の信頼が強まった事の表れと私は感じました。やはり最初の印象から遠からず、小林さんとトールさん、何となく夫婦関係みたいに見えます(笑)

最終回の中盤、トールさんを失った後の小林さんの心境もよ~く理解出来ました。人との繋がりが深ければ深いほど、その人が去ってしまった時の喪失感は強くなるものです。でもトールさんすぐに戻ってきてくれて良かったですね(笑)

最後はトールさんのお父さんと小林さん&トールさんの対決というお話。

お父様の言う秩序の話ですが、トールさんが人間界に下っても、便乗や混乱は起きないとわたしには思われました。これまでのお話にも異界からいろんな人が来て人間と仲良くやってる描写がありましたし、ドラゴンだって何人か来ていますものね。ファフさんとかルコアさんの方が影響力ありそうですし‥。そんななのでお父様が理屈を盾に無理に説得している様にも見えてしまいました。そとみは厳格で怖そうでしたけど、本当は娘が可愛くってしょうがない優しくて心配性な、割と普通なお父様だったのではないでしょーか?

小林さんがトールさんを"私のメイド"と言うシーンは今回のハイライトですね。好意を素直に受け、与える事が出来る様になった小林さんの成長が伺えました。

その後もあれこれと問答がありましたが、大まかな流れとしては、ドラゴンと人間の立場の違い(人間同士で言うと身分の違いとかに置換出来そう?)はあるものの「娘さんを私にください!」「娘はやらんっ!」な古典的なお芝居に近かった気がします。ただそこに至るまでの過程はちょっと変わったファンタジーで、概ね小林さんとトールさんのラブストーリーという体で上手くまとめた最終回だったのではないでしょうか?
{/netabare}

小林さんの同僚の一見爽やかイケメンの滝谷君も面白い。オタク話になると声の高さもテンションも異常に上がり、出っ歯が生えてメガネ着用、語尾には何故か「ヤンス」が付いてしまいます。もはや変態!もとい変身としか‥それにしてもスゴい変わり様です‥(笑)

スゴい変わり様と言えば、小林さんの酒癖の悪さはかなりのもの(汗)こちらはちょっと不快に感じる人もいるかも知れません。アニメではこういう表現が割と目立ちますが、酒飲み本性違わずという言葉がある様に、しらふでも怒りやすい人は酒を飲んでも怒りやすく、怒らない人は怒らないというのが私が経験上知っている酒飲みの性質です。酒を飲んで人格が豹変する様に見えるタイプの人はしらふの時でもぴりぴりしていて、怒りを抑えている印象を受ける事が多いのです。小林さん、多忙過ぎてストレス相当溜まってるんじゃないかな?とか余計な事考えちゃいました。明るいトールさんとかわいいカンナちゃんとの生活で心癒されて、酒癖の悪さも治るといいですね(笑)

あとちょっとした事ですが、場面が変わる時に表示される格ゲーの必殺技コマンドとか、一見ほぼ無意味なんですけど、シンプルながら気持ちを切り替えるいい演出になっていたと思います。これのおかげでだだ漏れ感が無く、快適に視聴出来る気がしました。

OP「青空のラプソディ」は溌剌としていて動きも多くて見てるだけで楽しくなってしまいますし、ED「イシュカン・コミュニケーション」もちょっぴり邪悪なドラゴン視点の歌詞が印象的。

行き場を失ったドラゴンさんたちが小林さんちに集まって、擬似家族みたいになっていく、笑かされほっこりさせられるアニメです。



最後まで見終えて

原作者のクール教信者さんが重度のおっぱい好きなそうで(笑)趣味全開の描写が毎回の様に有りましたが、男視点からでも目に余るものがありました。女性からはひんしゅく買いそう‥。おっぱいが揺れるのってオタクアニメでは定番の表現だと思いますが、メイドラのはちょっと度が過ぎる‥。よく言えば奔放に作られていると言えるし、悪く言えば節操が無い気がします(汗

全編を通して、日常ギャグ、家族ドラマとして安定した作りだったと思います。キャラ魅力も十分。登場人物の大半をうら若い女性が占めてしまうアニメよりも、このメイドラの様に、滝谷くんやファフさんみたいな男性キャラ、商店街のおじさんとか近所のおばさんみたいなモブキャラ、才川さんや翔太君みたいな子供キャラを、バランス良く登場させているアニメの方が私はずっと落ち着きます。「みなみけ」なんかでも保坂先輩とか藤岡(あえて敬称略)がいなかったら、雰囲気全然違っただろうなぁとか思い出したり(笑)

ちょっとわざとらしい演出が気になるルコアさん関連のお話が苦手でしたが、全編を通してとても楽しく視聴させて頂きました。

2期あれば是非見たいアニメです。

駄文お読み頂きどうもありがとうございました。


※1:人間の真尋君に一目ぼれしたニャル子さんこと邪神"ニャルラトホテプ"とその愉快な仲間たちが繰り広げる、アニメ、特撮、クトゥルー神話ネタ多めのラブコメ&ドタバタギャグアニメ。

※2:財産の為に弟と共謀し父を殺害、後に武力で弟も退け呪われた指輪を含む財宝を独り占め。ファフニールは元々人(もしくはドワーフ)の姿でしたが、洞窟に納めた宝を守るために竜の姿に変身し、その上に横たわりました。宝を奪われる恐れの為、毎日決まった時刻に湖に水を飲みに行き、その時の他は洞窟の外に出なかったという‥。

※:スピンオフ作品(web漫画)「小林さんちのメイドラゴン カンナの日常」も面白いですよ。ニコニコ静画(http://seiga.nicovideo.jp/manga/?track=home)で無料で読めます。(ちょっと重いのでコメントOFF推奨)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 60
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感情的な場面の積み上げ…という京アニの手法の典型例?

追記 改めて再評価してみました。破壊と悪意、自己保身や欲望があるので日常系ではないと思いますが、だからこそ面白かったと思います。ブラックユーモア的…というとちょっとオチが人情味的すぎますね。

 で、本作を見ていてちょっと思ったのが、京アニのアニメって、面白い、感動的という評価をされてもテーマの深さで評論の対象にならないですよね?ちょっと気が付いたことがあります。京アニのアニメの作成の手法についてです。

 面白そうな「場面」をしつこいくらいに積み重ねているというか…その作品のニーズに対して感情に訴えかける「場面」をこれでもか、と入れてくる感じですね。それを驚異的な作画と感情たっぷりの演技・演出で飾るので、心を強引に揺さぶってきます。

 だから感情は動かされますが、後になにも残らないのでしょう。テーマが無くモチーフと設定しかないからだと思います。逆に言えばだから普通はアニメ化の選択をしない4コマや4コマモドキのマンガ、特に評価が高くない(失礼)原作を、面白いアニメに仕上げられるのだと思います。原作改変が批判されない理由も、この辺にあるのでしょう。

 つまり原作のつまみ食いして良い意味でも悪い意味でエモい場面にどんどん変換して行く感じでしょうか。だから視聴中、視聴後感は感情が高ぶってものすごくレベルが高く感じるんですけど、後になって振り返ると「あれ?」何を得たのだろう?という感じですね。

 京アニの作品が2期になってより感情的になるのは、この動かすべき感情の「ニーズ」がはっきりするからでしょう。ですから私は京アニの2期は、1期の微妙なバランスのチューニングがずれてしまっていてほぼすべて嫌いです。

 特に「らきすた」以降かなあ…「けいおん」はこの手法が上手くいった例でしょうね。ここで、この4コマ的なマンガをアニメにする独特のアニメ制作手法を完成させた感じでしょうか。

 それ以前にフルメタのふもっふの評価が高くてセカンドレイドの人気がない理由もこれが原因でしょう。境界の彼方も深そうでいて内容が無くエモい場面とセリフばっかりですしね。原作をきっちり映像化した「氷菓」と「聲の形」が良かったですね。
 ユーフォの特に2期とヴァイオレットは更にこの感情を強引に揺さぶる手法を進化させた感じですね。


 違う話ですが、本作の小林さんですが、後半に行くにつれ、小林さんが聖女になって行くのは、ドラゴン達がボケで小林さんがツッコミに回ったからだと思います。当初は小林さんも特に対トールではボケてたんですけどね。その比率が下がってゆく気がします。話を回すためにドラゴンの種類を増やしたからこその変化でしょう。

 あとケツァルコアトルが不気味なのは目が見えないから…そして目が見えた時の目の異様さ、でしょうね。



以下 1回目のレビューです。

{netabare} 結論から言って面白いです。といっても日常系やギャグとして面白いというのではなく、価値観がまったく違うドラゴンという種族が、小林を中心とした人間との出会いで考え方に変化が起きる話としてです。また、考え方の変化も必ずしも人間の道徳をそのまま受け入れるのではなく、可能性を感じる程度でとどまることです。

 ファフニールがその意味では一番わかりやすくて、人間の文化と同居人との生活で、人間世界を破壊するデメリットを感じ同居人に対する信頼は得ますが、それでも人間そのものに対しては距離を置きいつかは決別する可能性も理解しています。ですので、ファフニールのパートはギャグにしてもどこかダークな雰囲気が漂います。

 もちろんカンナおよびカンナと才川についてが癒しパートとなります。が、才川の性格や今までの孤独を考えると、あのメイド萌えの姉の存在が少々異質に思えてきます。カンナに対する才川の異常な執着が、才川の両親との関係性の歪みの象徴に見えて少し切なくなります。

 トールそのものも人類をあからさまに信頼していませんし、人命に価値を置いていません。もちろん大量に殺戮を繰り返していたのでしょう。つまり、小林を含めたこの世界の人間は、トールがいる限り死と隣合わせにいるわけです。エルマとの対立もあります。むき出しの悪意に癒しはありません。原作がそうなのか京アニチューニングかわかりませんが、1期を見る限りギャグとして振り切れない裏の設定を強く感じました。

 小林という人物。文句を言いながらもトールやカンナを受け入れて仕方なく同居を始めるというところまではいいのですが、カンナの小学校の道具を用意するところは「こんなにいい人なんだよ」というエピソードが表面にですぎました。このチューニングが以後続いて行きます。

 小林というキャラが謎でした。マイペースで人情的ではあるのですが。我々が漠然と善と見做す価値観を物語に当て嵌めて生まれたような人物像ですね。というより、小林が本当はそうじゃないんだけど「善」とか「道徳」に縛られて、自分の本来の欲望とは違う価値判断をしているというか。だから酒を飲むと性格が変わるのかもしれません。モノローグはたっぷり見せてくれているんですけど内面が見えない人物でした。
 ひょっとしたら現代人の感覚に近いのかもしれません。善悪の判断とか行動の基準が外部の価値判断に縛られているというか。いや、なんか違いますね。そこまで不自然ではありません。カンナによる母性の発露とトールとの出会いによる成長?最終回を見るとそうかもしれません。でも、やっぱり謎でした。この辺りは2期を見終わると言葉になりそうなので追記するかもしれません。

 ケツァルコアトルと少年の部分はなぜか全く面白くありませんでした。エロが過剰というよりも、ケツァルコアトルの少年の扱いが愛情故というより玩具にしか見えないせいかもしれません。このケツァルコアトルというキャラも内面が分からず少々不気味です。いざというときに仲間になる感じもありませんし。
 あと、トールのしっぽを食べるとか舐めて奇麗にするとか、少しリョナというかグロ的な部分もあって、少し気持ちが悪くなったこともありました。

 これらを考え合わせると本作を単純にギャグとみるには「行間」にあるダークな部分や寓話的な何かが表現されすぎています。まして「日常系」にはとてもではないですが、見られませんでした。

 とはいえ、アニメ作品としては面白いです。ドラゴンと人間の価値観の違い的なストーリー部分ですね。ギャグとしてもまあまあですが、笑えたところはあまりなくほっこりもしませんでした。人情もの…でしょうかね。あとはカンナが可愛いくらいでした。どちらかといえば演出とかアニメ表現とかメタ的な視点で、アニメの出来の良さを楽しむという意味で面白かったということかもしれません。

 ただ、京アニのハルヒ、けいおん、氷菓、ユーフォの流れの超一級の作品ではなく、演出と細かいエピソードの積み重ねで何となく話を進めて行く、らきすた、日常の次くらいの流れに属する作品かなあと思いました。ただ、この2作よりはストーリー性がありますので、あるいはまったく違う系統なのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

日常の大切さを知る系アニメ

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
祝! 2期放送開始ヽ(´∀`)ノ

一言で言うと、「流石、京アニ」。

この時期は「響けユーフォニアム」など、シリアスで芸術性の高い作品が続いていた(そしてそれが大好きだった)けれど、むしろこういう日常系が、本来の京アニらしいんだよな、と、京アニの守備範囲の広さを再確認。

癒し、萌え、を求めている方は是非! 私は、残業の後に観るようにしてましたw

作画は抜くところは可愛く抜きつつ、魅せるところではガッツリ魅せてくれ、かなり良かったと思います。

あと、OP、EDはどちらも良かったです。OPは私の好きな「fhana」さん(河合荘の主題歌)。EDも可愛らしくて良い感じ。久々に、どちらも飛ばさずに全話観ました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの成功の大きな要因は、小林さんを、中性的ながらも「女性」にしたことだと思います。

話の筋的には、小林さんが男であっても成り立つものばかりです。というか、もし、萌えの方向にもっていきたいなら、「男性」の方が良いくらいです。

この作品は、「日常系」ではありますが、トールの背景には大きなシリアスがありますし、「いつか死が二人を分かつまで」という「期間限定の日常系」です。もし定義するならば、「日常の大切さを知る系」と言っても良いでしょうか(小林さんの社畜感含めw)。

そういう作風の中で求められるのは、「萌え」や「燃え」以上に「癒し」。その「癒し」を演出する上で、小林さんを女性にしたのは、必然性がありますね。

例えば最終回、トールと終焉帝の戦いに小林さんのが割って入るのだけれど、もし小林さんが男だったら、どうしたって打算的な部分が入ると思うんですよ。いわゆる、「男女間に純粋な友情が成り立つか否か」という命題的なアレですよ。

うん、やっぱりなんか違ってくると思う(終焉帝にしたって、娘が現状から逃げて男のところに転がり込んでたら、流石に最後まで許さないでしょうしw)。

トールは小林さんを愛し、小林さんもトールを愛しているけれど、その愛は、「恋愛」に属するものではなく、キリスト教における「隣人愛」に近いものだと感じました(いや、私はキリスト教徒でもなんでもないですが)。だから、この作品は「百合」ではないのかな、と(まあ、トールは怪しいですがw でもあくまで、トールは小林さんを尊敬し、敬愛していると思うのです)。

私はこのへん、「のんのんびより」に近いものを感じました。サンクチュアリ感というか、なんというか。自分的にどストライクでした(音の少なさ、台詞感のたっぷりとした間、というのも共通点ですね)♪

この作品、キャラの良さも光りました。

特に、小林さん。小林さんの良さは、1拍おくところなのかな。

ガーッと感情的になることは少なく、必ず考えてから言葉を発します。その思いやり方が実に微妙で絶妙で、「あぁ、優しい人間ってこうだよな」と思います。小林さんの言葉で、心に残ったものはいくつもありました。

例えば、第2話の「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」というのは真理をついていると思うし、第7話の「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」とかは色々考えさせられた。第8話の「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉だし、第11話の(いつも通り尻尾を食べさせられそうになり)「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことで、これ、最終回での終焉帝との問答の伏線になっていたのですね。

などなど、他にもたくさん。これだけ名言が出るアニメも珍しいです。

それだけ思慮深く、ともするとドライな小林さんが最終回に発した、(トールがもう戻らないと聞き)「マジか……」の一言は、胸に突き刺さりました。「マジか」なんて、もしかしたら日本人が一番日常的に使っているかもしれない言葉にここまで実感を込められるのは、逆に新鮮でした。

他にも、トールのドラゴンならではの思考回路や、倫理観、突拍子のない行動も笑えたし、そういう「異種間コミュニケーション」も見所のひとつでした(そこも書くと更に長くなるから割愛します)。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
衝撃の開幕(笑) かなり良い設定とテンポ。1期にひとつは必要な作風だね。私の尻尾焼き、は笑った(笑) 最後にちょいシリアス。

2話目
カンナカムイ、アイヌの神様だね。「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」ってのは、なかなか深いと思う。戦闘シーンの作画は、流石に京アニ!
ふ~ん、なんかやっぱり深みがありそう。

3話目
なんか、いいほんわかさ。「のんのんびより」「甘々と稲妻」以来だな。小林さんの枕元に、寝たまま電気消せるスイッチあった。面倒くさがりの小林さんらしく、細かい作画○。ケツァルコアトルって雄の蛇神じゃなかったっけ? 酒飲んで妹に手だしたはずだし。

4話目
文房具の進化って、計り知れないよね。余談ですが、最近個人的ヒットの文房具は、1位スタンプのり 2位ライフスタイルツール。トールの人間評がいちいち辛辣w 才川さんもなかなかナイスなキャラw

5話目
ルコア、ファフニール、それぞれが人間世界に、それぞれのペースで溶け込んでいるのが良かった。

6話目
ガチのメイドおたく(笑) ホントに刺激的で平和な世界。

7話目
水着回。小林さん、貧乳でgood(笑) 蟹食うなや(笑) 史上最も残酷な西瓜割り(笑) 「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」……深いな。コミケを観て、「訓練なしに統率とれてる」って、流石ドラゴン的思考w

8話目
いつもと少し違う作風、小林さんの「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉。新キャラ登場。OPにいたのに、ホントに「やっと」出てきたね(笑) 百合なんだけど、なんか好きな百合だ。「友達はいたけど、親友はいなかった」……響くな~。

9話目
運動会、相変わらず良い話。余談だけど、最近の学校って、運動会の選手宣誓で、「最後まで戦い抜く」じゃなくて、「最後まで競技する」って言うそうですね。

10話目
婆さんの笠、燃やしたw 爺さん達、大喜びw

11話目
お正月、いつもの尻尾ネタ。でも小林の「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことですね。良い感じ♪

12話目
どんな掃除の歌だw ここで0話に戻るんですねw 酒でグダまいて意気投合かw

13話目
小林さんの動揺。「マジか」の一言が、逆に新鮮。そして、1話目に戻る。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 78

72.8 2 居候アニメランキング2位
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (490)
1481人が棚に入れました
片思いした相手にバッサリ振られ、ヤケ酒をした帰り道、26歳のサラリーマン・吉田は路上に座り込む女子高生・沙優と出会った。べろべろに酔った吉田は、前後不覚のまま行き場のない沙優を一晩泊める。…翌朝、ふわりと美味しそうな香りに目覚めると、食卓には味噌汁が。「おはよう」「なんだお前!!なんでJKが俺ん家に!」「泊めてって言ったら泊めてくれたじゃん」「…味噌汁」「昨日“毎日味噌汁を作ってくれ~”って」「ハァ!?絶対言わねェ!!」家出をして行き場のない沙優を追い出すわけにもいかず、吉田は家事を条件に彼女の同居を認めることに…。こうして、家出女子高生とサラリーマンの微妙な距離がもどかしくもあたたかい、不思議な同居生活が始まった―。
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヤバいこれ。。とてもセンシティブでハートフルな家出少女の物語 

 
さて・・何から書いたものか。。

まず、センシティブな内容であろう事は予想してました。

ちなみに、センシティブとは・・・
(作品と直接関係ないので畳みます)
~▼{netabare}
直訳 :繊細な、敏感な
使い方:扱いに慎重さを要するコンテンツなどを形容
Twitterでの定義:
 ・写実的な暴力表現
 ・成人向けコンテンツ
 ・強姦及び性的暴行に関するコンテンツ
 ・グロテスクなコンテンツ
 ・ヘイト表現を伴う画像
{/netabare}▲~

この作品、賛否あるようですね・・
同じものを見るのでも食べるのでも、好みや観点が異なれば、評価や好き嫌いが分かれるのは当たり前ではありますが、この作品については極端な傾向があるように思います。きっと、センシティブな部分や犯罪誘導的な側面など、人によって受け入れ難いツボを含んでいるのかな、と思います。
自分は、物語としては肯定的です。

最初に作品タイトルを見て思い出しました・・
昔、家出少女が宿探しするための掲示板があるのを知り、驚いたことを。
(個人的な回想なので畳みます)
~▼{netabare}
もっとも、当時は法に触れる行為とは知らず、いい思いをする輩がいるんだ的な感覚だったと思います・・
この問題の本質、保護すべき対象を見失っていました。大いに反省しなければなりません。無知にも程がありますね。
{/netabare}▲~
今ではさすがに犯罪行為であることは承知しています。
最近ではSNSを使うんですね・・益々発覚しにくくなりゆゆしき状況かと。

そんな訳で、自分にとっては非常に興味深い題材でした。

 略称:ひげひろ
 原作:KADOKAWA系の投稿小説
 制作:Project No9
 放送:2021年春
 視聴:2021年夏 Hulu

=視聴前=

家出少女を拾う?警察に届けんとあかんでしょ・・・
お金を渡してネカフェに泊まらせるとかでもいいし。
しかるべきところに相談してもいいし。
ま、それじゃ物語にならんだろうけど。
文学性や話題性を考えれば、発想は悪くないかな。
ま、ゲスな内容じゃなければだけど。

=視聴中=

ヒロインのキャラは、めっちゃ、ストライク。
カバネリの無名に似ているような。。
妹属性も娘属性も恋人属性も感じる、稀有なケース。
声もいい。高めの声を想像してたので、最初は落ち着いた感じの声に違和感ありましたが・・好きな声優さんなので更にさらにテンションはアップw
北海道出身なら「サイカノ」みたいに「~でしょや」を使って欲しかった。。

~▼{netabare}
cv市ノ瀬加那さんはダリフラのイチゴが印象的でした。
今回のキャラは「色づく世界~」のあさぎにも似てる感じですね。
ヒロインは初かな?ようやくですね。おめでとう!

初見で惚れたと言ってもいいくらいヒロインを気に入ってしまいました。
チョロくてすみませんが、もう感情移入しまくりです。
きっとこんなコ泊めたら・・自主規制は無理でしょうね。

そんなお気に入りのヒロインが放つ、衝撃的なセリフが胸に刺さる・・
(かなりセンシティブなのでさらに畳みます)
~▼▼{netabare}
『やらせてあげるから泊めて』
『ね、やらなくていいの?』
『え?普通にやるけど』
『今までの人は・・私とHしたがったよ』
『色んな男の人の家を渡り歩いてきました・・カラダを使って』
『数日の宿のために簡単にカラダを許してました』
『男性から求められる事に少しだけ喜びを覚えるようになったり』
『前にあの人とやったの。何度も。何度も。いっぱい、いっぱいしたの』
『初めての相手の名前も覚えてない』
『一度受け入れたら後はその繰り返し』

頑張ってるなあ・・ベッドシーンまで・・
でも静止画で良かったマジで。

しかし数日で捨てられて半年間ってことは、いったい何人と・・
憧れのヒロインが意に反して寝取られる、この感覚・・

くやしさ・・?
いくら同意であるとはいえ・・
そうせざるを得ない状況に追いやった大人たちや環境がやるせない。
そういう思いは吉田に共感。

でも・・
ぶっちゃけ、こんなS級美少女と毎日・・そんな状況に妬ましさすら覚えて・・
{/netabare}▲▲~

うぐ・・これはキツい。胸が・・胃が・・ココロが・・
くるしい・・
せつない・・

●キャスト
後輩の三島ユズハ・・どんなキャラ。
イケイケかと思えば一歩引くとか。。
cv石原夏織さんは主役級もそれなりにやってますが「色づく世界~」では市ノ瀬さんと共演してましたね。
今回ED曲も担当。カラオケでの泣きシーンはグッときました。。
ユニット解散は・・触れない方がいいかな(触れとるやん)
その後のご活躍、なによりです。

上司の後藤さん・・なんてキャラww
好きな男に告られて引き延ばすとか、こんな美人で未経験とか。
(ユズハの「後藤さんはブキミです」が言い得て妙w)

バイト先の井口・・憎いけど・・でも・・いややっぱ憎い。
サユはお金なくてあまり遠くに行けないだろうから、過去の男とバッタリなんてこともあるんじゃ?とツッコもうと思ってたらすぐ出てきた。
ヤサ男なワリに「バラされたくなければ・・」でカラダを条件としないところとか変にズレてる・・というか作者の良心?

ヒロインの親友、結子・・また石見舞菜香さんとお会いできました。
泣きのセリフはもうなんとも。。(フルバを観たばかりだもんで)

●展開
花火回、フラグでなく無事に終わってホッとした・・アニメの観過ぎかな。。

終盤、風呂敷の畳み方が気になったけど、北海道について行ったこと、良識的なところに着地したことは良かった。

ただ母親を説得するくだりは、山場のワリに期待ほど盛り上がらず。
セリフがあまり響かず。
特に母親の猛省を促せずモヤモヤ。

吉田、後藤さんをフッたんかい。。サヤを待ってんじゃん。

そして高校を卒業したサヤが電柱の下に・・うぐぅ

でもさ、「今度はあなたの家に泊めてよ❤」・・・
コレはないでしょや。。
無理やりこれ差し込んだ感が満載。
{/netabare}▲~

終盤はちょっと意外性に欠けたけど、いい終幕だったかと。
(まさかEDで視聴終了してないですよねw)

友人たちが本当にいい人。
(犯罪加担者とのご意見はごもっともですがw)

展開や演出も意外とハートフル。
声や演技も相まって胸に刺さりました。。


=視聴後=

やはりセンシティブではあったかと・・

性欲というものは、古今東西、良くも悪くも歴史や社会や文化に影響を及ぼしてきたワケですが・・理屈だけでは語れない、欲情も含めた人情をうまく描いたように思います。(チョロいと言われればそれまでですが)

「下半身だけは別人」とか、「女は子宮で考える」などの言葉があるように、地位や知識や見た目がしっかりした人でも、色欲が絡むと人が変わるなんて事もあるのが世の中。
~▼{netabare}
どう考えても、サユをそのまま街に解き放つのは、自分の中ではあり得ません。

連れ帰ってしまったら・・手を出してしまい、捕まるかも。
でもサユをスルーorリリースしたら・・助けられなかったことや、矢口のような輩にいいようにされてしまうことをモンモンと考え、一生後悔するでしょう。それよりは捕まるリスクを賭してでも保護した方がいい。
そうですね・・サユのためというより自分のためかも。

でもそれは、あくまでサユの場合。
可愛いからというのももちろんあるけど、立ち直る可能性を大いに持っている。可哀想と思った時点でブレーキは効かないかも。

あ・・これはあくまで物語上の妄想ですのであしからずw
実際には、サユのような家出少女との遭遇はまず起こり得ないでしょう。
起こってしまったら?ワタシヨクワカリマセン。

てか、この物語通りの展開になったら後藤さんを選ぶかもw
でも、もし後藤さんにOKしていたら電柱の下でのラストシーンは・・
後藤ルートはなしですねw
{/netabare}▲~

いや~筆が止まらないですね。
色んな考察、妄想など全て書いたらキリがないw

これ、ただゲスな物語ではなかったですね。

それどころか、色々考えさせられるし、楽しさもある。
胸をギュッと掴まれるような切なさ、やるせなさもあるけど、
繊細な問題を重くなり過ぎずに絶妙なバランスにして慎重に物語を紡いでいる感じがします。。

う~ん・・なんか褒めすぎ?w
少なくとも冷静に観られなかったのは確かですね。

いい話じゃないですか。


それでも、やはり・・

■言いたいこと
作り話であることは重々承知。
けど吐き出さないと精神衛生上よくないのでw
~▼{netabare}
<さゆ>
 親とうまく行かないだけで生活投げやり・・ってどうよ(設定的に)。JKを拾ったらデメリットしかない?なにそのズレ感。拾った方は超ラッキー感覚だと思うが。女性にも性欲があるのはわかるけど自分を安く見過ぎでしょや。
 衝動的に家を出るのはわかるけど・・いい家のお嬢様で頭良くてこんなにカワイイのに体を使ってまで放浪続けるやつがあるかー!しかも優しいお兄さんが支援してくれてるのに絶望感て。。担任はなにしてる!(ちなみにここで北海道の実際のいじめ事件のニュースが。。)
 母親への説明でサユ「本当は自分のしてる事がイヤでイヤでたまらなかった」。きっと・・サユは、少しは相手を選んで泊まっていたんだよね?育ちはいいワケだし根っからのビッチでもないし頭も悪くないから。そうだ、そうに違いない。精神衛生上、そう思うことにしよう。。
<吉田>
 えらい。本当にサユがキミに出会えたのはまさに僥倖(ぎょうこう=偶然に得る幸福)。サユファンとしては手を出さなかったのもエライけど(ある意味、揶揄)、何よりサユを立ち直らせてくれたことは大賞賛、大感謝。
しかも犯罪行為であることを知り、危険を賭してまで。
 これが、初めからサユに魅力を感じて鉄の意志で手を出さなかったという設定だったら、どうだろう・・ギャグアニメになるかw
<結子>
 親友の前で飛び降りるってなに・・抗議や腹いせのために恨む人の目の前で、が普通じゃないかな。ここは特に設定上の無理やり感が否めなかった。
<いじめ>
 またそれ・・フルバ視聴直後なので食傷気味。
<必要とされてるのが嬉しい>
 またこれ・・もうさ、その辺のメンタル面、つまり、「アナタは生まれて来て良かったんだよ」とか、「存在していいんだよ」とかを、義務教育内でしっかり植え付けた方がいいんじゃないかな!(大真面目)
<サユの母親>
 手を上げちゃダメでしょや。。と言っても通じないんだろうな。その歪んだ性格、ヒステリー、一体あんたナニを失ったん。言わなきゃわかんないでしょや。んでもって「親はあんたしかいない」の一言だけで改心?薄いわー。バカなの?
 ま、サユの家出のきっかけだから中途半端な嫌われ役にはできないのはわかるけど。悪役ごくろうさん。
{/netabare}▲~

子供を愛せない実の親ってよく見る設定だけど、実際にもあるみたいですね。
なんだかやるせないです。親やその関係者によるDVや性犯罪も絵空事ではない現実で、感受性が強く精神的に未熟な未成年は逃げ出すのも一つの解決策であるべきですが、その最良の方法は家出ではないはず。。

■家出について(作品とは関係ない実社会の話)
(説教くさいので畳みます)
~▼{netabare}
作中でも触れてますが現実では主人公の行為は犯罪です。
羨ましいとかいい出会いだったとかいうのは、現実の世界に持ち込んではいけません。
でも、現実でも家出があるのは事実・・
つまり、それを救う必要があるのも事実。

物語としては吉田は結果的に人を救い、褒められてしかるべきと思います。
でも現実ではそんな人間がめったにいないことも、そんな人間と会える僥倖が見込めないことも、真実。

児童センターがあるように青少年の相談先もちゃんとあります。

<家出のデータ>
10代の家庭を原因とする行方不明届者はH29年で約1.5万人とのこと。
行方不明者全体の男女比から推察すると、その内女性は4500人程?
さらにその内可愛い女性は適当に見積もって1000人位?
(とある調査では自分を可愛いと思う10代女性は4割らしい)
まあ、可愛い家出少女自体は実際存在するだろう事は想像に固くないかと。

いえね・・主人公を見習いましょうとか言うつもりではないです。
むしろその逆です。
こういう娘たちを狙う輩は、実際いるんでしょうねって話です。
{/netabare}▲~

ヒロインのような娘はそれなりにいそう。
けど、主人公のような人は、めったにいないでしょう。
まして、実際には善意であっても犯罪。

で、保護対象を守る方法は既に用意されている。
ならば広く周知し運用しましょうよって話です。

大人も子供もそれを広く知っていれば、一人でもその悲劇を減らすことができるのではないかと。

この作品を機に、そういった機運が高まって欲しいものです。。

<知識として>
■16歳少女を家に泊めて逮捕・・・「善意」でも犯罪なの?
http://news.line.me/issue/oa-bengo4com/qy4h1cjnubfm

■本人の同意があっても「未成年者略取」になる? 誘拐との違いを解説
https://shinjuku.vbest.jp/columns/criminal/g_other/4472/

■都道府県警察の少年相談窓口
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/soudan.html

■厚労省、児童相談所虐待対応ダイヤル。
「いちはやく」=189(キャッチさんありがとう)

=最後に=
物語では、石川五右衛門のように犯罪者がヒーローたり得ないなんてことはないかと。

でも、現実社会ではいくら家出娘が可愛くても可哀想でも連れ帰っちゃダメ。寄り添い、相談に乗ってあげましょう。惚れたんなら立ち直ってから恋愛すればいい。家族が守ってくれないなら、社会で守る。そんな世界であってほしいですね。

なんだか熱くなってしまいました・・
それほど、自分にとって心に残る作品となりました。

【追記】
1点、視点を忘れていました。
『この作品は、家出少女の家出ハードルを下げる』のではないか・・
正直、そう思います。だから、最後のテロップはあり得ない。
ラブコメだからって「てへ」では許されない。
そこはちゃんと、大人として189紹介などのメッセージを出すべきでした。少なくともR指定はすべきかと思います。
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

未成年者誘拐事件の記録

おどろおどろしいタイトルですみません。

巷では「犯罪だ-犯罪だ-」と騒がれている本作ですが、
10話まで見たところ、
  法律以前に物語として破綻している
ので、まともに取り合うべきレベルの作品じゃないのかな、と。

法律の話はこっちに置いといて、
たぶんこの作品は、
  やさぐれた少女が信頼できる大人たちと知り合って、
  自分の足で歩き始める愛と再生の物語
みたいなものを書きたかったのではないかと思われます。

で、その目論見はものの見事に、ある種爽快なほど、外れています。

だって、一片の『リアリティ』もないんだもの。
木偶人形のようなキャラが、
常識を逸脱したご都合ストーリーの上で踊っていても、
共感とか感動とかムリ、無理だから。
{netabare}

かわいい女子高生を家に泊めたらヤるかヤらないか、という議論は、
最初から結論が『人による』に決まっているので考察から除外します。
描き方によって、どっちの方向でもリアルにも非リアルにもなるわけで。

だけどさあ……

    家出の理由ぐらい、聞けよ

ヒロインの沙優を自分の部屋に住まわせると決定するまで、
主人公が一回もそれを聞かないんです。
聞いたけど教えてくれなかったというのではなく、マジで聞いてない。

そういうの聞くのはヤボってもんよ、が江戸の粋かも知れませんが、
犯罪者から追われている可能性も、
逆に沙優が罪を犯して逃げ回っている可能性もあるわけで。

主人公は沙優を『保護』しているつもりのようですが、
何から保護しているのかは『知らん』でOK。
そういう極めてシュ-ルな哲学が物語の根幹をなしちゃってるわけです。

もちろん、そういうのは『やさしさ』ではありません。

理由がわからなければ、
  時間をかけて自分で考えさせれば解決する問題なのか
  誰かが手助けしなければ解決できない問題なのか
  どうしようもない、逃げるしか手がない問題なのか
誰にもわからないわけですから。

半年も家出を続けるほど悩み苦しんでいるのに、
その悩みを聞いてあげようともせず、
ただ寝床を提供してあげるだけで、解決は本人に丸投げ。

そんなものが『やさしさ』であろうはずがありません。


で、それが会社の同僚とか後輩とか上司とか、
つまりは状況を知った人たちに伝播して『共通認識』になります。
まったくもう、どいつもこいつも。

同僚程度ならまだしも上司は、
事前にわかってた事案で部下が逮捕されたら監督責任を免れません。
一応、沙優に理由を聞いてはいるんですが
「言いたくありません」の一言であっさり承認。いいんだそれで?

ただ、この巨乳上司さんは主人公に対して、
  前から好きだったけど『今日じゃない』という『カン』で告白を拒否。
  だけど周りに女の影がちらつきだしたら、
  焼肉屋でメシ食いながら、処女あげてもいいよ宣言。
という病的に情緒不安定な人なので、別の心配が必要かも知れません。


まあ、みんなそれなりに『いい人っぽいこと』は言うのですが、
そもそも物事の捉え方の関節はずれちゃってるので、
なにを言ってるんだおまえは、としか思えません。
{/netabare}

で、沙優のお兄さんが現れるのですが、
この人も、かなりぶっ飛んだ思考回路の持ち主です。
{netabare}
家出していた妹と半年ぶりに再会したのに、
これまでどうしていたんだ、なんて聞こうともしません。
さらに、現在進行形で縁もゆかりもない男と同棲しているのに、
  いい人そうだから
という理由で、その生活の一週間延長をOKしちゃいます。

いや、実家に連れ帰る連れ帰らないはともかく、男と同棲はダメでしょ。
相手にも迷惑だろうし、
金持ちなんだからホテルぐらいとってあげなさいよ。
{/netabare}

そして、いかれた人たちに囲まれて元気を取り戻した沙優は、
ついに家出の真相を語り始めます。
この話がまた、突っ込み所のみで形成された、すごい出来栄えなんです。
{netabare}
 私の友だちで、結子って子が周りの女子からいじめを受け始めたんです。
    [ええと……中学ならまだしも、高校で?]
 結子が言うには、私が男の子をふっちゃったのが原因で。
    [友だちなら、ふつうはそういう理由かくしますよね?]
 私がきれいでいじめにくいから、結子が代わりにいじめられて。
    [それ、真面目に言ってます?]
 二人で一緒に頑張ろうねって言ってたんですけど。
    [相手に文句も言わず、先生に相談もせず、何をがんばると?]
 それで、ついに結子が私の目の前で自殺しちゃったんです。
 いつもみたく学校の屋上で待ってくれてて、
 私のせいじゃないよって言ってくれて、そのまま飛び降りて……
    [いやいや、目の前で飛び降りって、ものすごいあてつけですよね?]
 それで、私の家にマスコミの人が押し寄せてきて。
    [いじめ加害者じゃなく、被害者の家に?]
 お母さんに、あんたが殺したんじゃないのって言われて、キレて。
    [自殺の理由が明確ですから、母親がそれ言う理由ありませんよね?]
 兄が、母親と距離とった方がいいって三十万円貸してくれたんです。
 最初はそれでホテルとか泊まってたんですけど、なくなって、
 もうなんか投げやりになっちゃって、
 最初に声かけた男についてって、その後は神待ち生活続けてました。
    [要するに、お母さんが苦手ってだけのことなんですよね?]

んで、その話を聞いていたバイト仲間が
  沙優ちゃん、頑張ってきたんだね。えらいよ。
って……いやいや、頑張らなかったからそうなったんだよね?


というわけで、関節はずれまくりで人のカタチとどめてません。
物語の内容ぶっちぎった明るく爽やかなOP・ED曲が、
あざやかにトドメ刺しています。
{/netabare}

おすすめ度としては、文句なしのEランクです。

テ-マとしては面白いし、キャラデも可愛いのですが、
それを使い回すだけの力量が作者に備わってませんでした、みたいな。
世界観、見渡す限り美しい、すてきなお花畑です。


悩み苦しみ、自分を粗末にしながら街を彷徨っている子供を見つけ、
あれこれ詮索せず、落ち着くまで泊めてあげる。
それ自体が『美しい行為』であることを、僕は否定しません。

だけどそれは、いまの日本では『犯罪行為』なんです。
{netabare}
そういうのは警察か児童相談所にもっていけ、がル-ルです。
そこできちんとした対応をしてくれる保証はありません。
大人の理屈でまるめ込まれ、
解決どころか納得すらしないまま家に連れ戻されて、
また同じことの繰り返しになることだって充分あり得ます。

そしてヤバいやつに引っ掛けられ、人生転がり落ちることもあります。

それでも、一般市民は困っている子供たちに、
100%の善意であったとしても、手を差し伸べちゃいけない。

なぜならば、それを法規制しないと悪人がのさばるからです。

法規制しないと、中高生が
「親が勉強勉強うるさい」ぐらいの理由で見知らぬ男の家を泊まり歩いても、
法的に手出しできないということになってしまいます。
そして『神まちJK』とか言われる子供たちが、
しょうもない人間たちの食い物にされているのは周知の事実です。
ロリコン親父が児童を連れまわすという犯罪も、現実に起こっています。

つまり、現在の法体系というのは、
悪意を封じるために善意も合わせて封じなければならないという、
苦しい矛盾の上に成り立っているんです。


この作品の主人公たちがそのことを理解し、
覚悟を決めて沙優をかくまっているのなら評価が全然変わります。

あるいは、なにも知らないまま沙優をかくまい続け、
逮捕されて裁判にかけられてしまうとか、
現在の法体系の矛盾を問題提議するような内容であったとしても、
映像化する意義は立派に存在したと思います。

だけど、そのどちらでもなく、
  いい人に拾われてよかったね、ちゃんちゃん
なんてお話、わざわざ映像化する意味なんてないでしょう?
{/netabare}
感動してマネしたら、逮捕されちゃうんですよ?



ここからは趣向を変えまして、
この作品のどこが、なぜ、どういう犯罪になるのかということを、
可能な限りわかりやすく解説してみたいと思います。

本編のレビューとしてはほとんど関係ないので、
ネタバレで隠しておきますから、
興味のある方だけ読んでいただければ幸いです。

法律の専門用語をあえて外していますので、
厳密にいうと「少し違う」のですが、法科の方、ごめんしてくださいね。
{netabare}

この作品の主人公が引っかかる可能性が高いのは、
  青少年健全育成条例
  未成年者略取及び誘拐罪  の二つです。

前者の方はものすごく簡単で、沙優のような未成年者を
  保護者のOKなしに、深夜に連れ出したり止めたりしたらあかん
というものです。

これはまあ、ほぼ確実にアウトですね。
ただ、つかまっても罰金だけで済む、わりと軽めの犯罪です。


問題は後者の『未成年者略取及び誘拐罪』の方です。

  ええっ? 誘拐なんかしてないじゃん、同意の上じゃん。

と感じる人が多いかも知れませんが、実はこれ、アウトなんです。


そもそも、嫌がってる人を「おりゃあっ」と無理に連れ去るのは、
誘拐じゃなくて『略取』なんです。
こっちにおいで~、と
騙したり誘惑したりして連れていくのが『誘拐』なんですね。

で、この法律は『未成年者』がアタマについてるのがミソ。
誘拐されたのが未成年者の場合には、
その監護者(親とか保護者とか)の権利も、守られているんです、

ですから、たとえ娘さんと同意していたとしても、
お母さんが「あたしゃ認めてないっ、これは誘拐よっ」
と言い出したら、誘拐になっちゃうんです。


この罪が成立する条件というのは、以下の三つです。
 ① 相手が『未成年』であることを
 ② ちゃんと『知った上』で
 ③ その子を『略取または誘拐』して自分の元におくこと

この作品を例に取ると、
最初の夜は主人公が「帰れ」と言っているのに、
沙優が強引にくっついてきていますよね。

この場合、沙優が女子高生であることは、見ればわかります。
だから①と②の条件はクリア。
ただし主人公自らが誘ったわけではないので③の条件を満たさず、
一泊目だけは、ギリギリセ-フと言えなくもないです。

ただし、二泊目以降はぜんぜん話が違います。

沙優は何も言ってないのに、主人公が「ここに住め」と言ってます。
家出して困ってる相手にそれを言うのは『誘惑』に他ならず、
③の条件をクリアして、めでたく犯罪者の仲間入りです。

作品本編では巨乳上司が「それって犯罪と紙一重よ」なんて言ってますが、
もろ、バリバリの、どこに出しても恥ずかしくない、

               りっぱな犯罪です。


この罪の刑罰は『3か月以上7年以下の懲役』と、めっちゃ重いです。

お母さんが訴えでたら、
アパートにパトカー横付けされて、その場で手錠をがちゃり。
留置場に放り込まれて、厳しい取り調べ。
家出の理由すら聞いてないのですから情状酌量の余地も少なく、
裁判で有罪判決受けて前科者、というのがふつうです。

よいこは、絶対にマネをしてはいけません。


ちなみに、この法律は『親告罪』といって、
沙優あるいはご家族などからの訴えがない限り、
逮捕されることはありません。

ただしそれは「法律的にOK」という意味では決してなく、
犯罪は犯罪なんだけど、警察が勝手に逮捕できないだけのことです。
訴えられなきゃ何してもセーフ、とは考えないでくださいね。


そして、もしも沙優とセックスしていたらどうなったか。

その場合は『未成年者略取・誘拐罪』ではなく、
わいせつ目的で誘拐したということで、
ワンランク上の『営利目的等略取・誘拐罪』になる可能性があります。
(厳密には違いますが、そう理解してください)

刑罰も『一年以上十年以下』と、さらに重くなります。

そして、この罪は『親告罪』ではありません。
家出JKひろってタダでヤれてラッキーとか思ってたら、
いきなりパクられてムショ暮らし、というのが冗談にならないんです。

ちなみに、覚せい剤を所持していた場合の刑罰も『十年以下』。

ヤれる家出JKを部屋に連れ込むっていうのは、
たとえ本人との合意があったとしても、
家の中に覚せい剤隠し持つのと同じことなんです。
{/netabare}

よいこのみんなは『神まちJK』なんか、
絶対に拾わないようにね。
万が一拾っても、手は出さない。おにいさんと約束だよ~っ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
本作は「家出した女子高生と、それを家に泊めるがエロいことはしない社会人との恋愛モノ」という、過去に例のない設定が見処。

とはいえ、これはつまり「美人で金持ちで周りの男子全員からチヤホヤされてる女の子と、それに全くなびかず正論で説教かましてくるネクラ男子のラブコメ」という、王道設定の変化球なんだと思います(皆と違い、なんでアイツだけは、、、的なw)

本作の主人公の行為は、そこに悪意や性行為がなくても「未成年者略取・誘拐罪」にあたり、それに不快感覚える方はそもそも視聴しない方が吉だと思います。

本作を視聴するのであれば、そういう違法行為がある前提で、(主人公達も自らの違法性は認識してますから)その中で悩んだり歩み寄ったりする登場人物達の成長と恋愛を楽しむというスタンスが必須だと思います。

レビューでは、「犯罪、ダメ、絶対」ではなく、もっと内面的な部分で、本作で気になった点を。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私はアニメにおいて、設定は重要視していて、その上できちんと成立していれば褒めるし、破綻していれば批判するのだけれど、本作に関しては、やや破綻しているように感じる点がある。

まず、吉田の聖人君子っぷりが気持ち悪い、、、のは一旦置いといて(笑)、

荻原沙優は、これだけお世話になっている吉田を、「自分が犯罪者にしている」ことに対してどんな気持ちなのだろうか?

バレれば(吉田が)普通に警察に捕まることは理解している。なのに、身バレのリスクが上がるだけのバイトをしたり、あまつさえ初対面(どんな人かもまだ分からない)の友達(あさみ)を連れてくるとか、軽率が過ぎる。

あれ、結城あさみが通報してたら、一撃で吉田は犯罪者。社会的に大ダメージを受けるわけで。

そこに頭が回らないほど、バカなキャラじゃないでしょ、沙優は。

「すぐに身体を求める男→ヤらしてやったから対等の関係(貸し借りなし)→警察に捕まってもそれは自分のせいじゃない」という沙優なりのロジックがあるのは分かる。

でも、吉田の場合はそのロジックの外側にいる存在なわけで。

沙優が吉田を大切に思うほど、吉田の元を去らなければならないと考えるのが自然であり、でも、吉田の元にいたい自分の恋心との葛藤がちゃんと描かれていれば、この作品の設定をきちんと活かした恋愛アニメになったんじゃないかと思うんだよね。

その点は、後藤さんに諭され、矢口に襲われかけて、少しは描かれてたけど、それだと遅いんだよな~。

つまり、順番の問題ですね。

矢口に迫られたり、兄貴が来て初めて危機感を覚えるのではなく、もっと前の段階から葛藤していて、それでもズルズルと甘い汁を吸ってしまっていた自分が嫌で。

この設定でやるなら、こういうドラマだよな~と思うんですよね。

本作の縦軸となっているのは、「沙優が自分の過去を受け入れて、未来に向かって自立する」ことなんだろうけど、本作で1番リスクを背負っているはずの吉田に対し、「まあ、吉田自身がリスクを承知で良いって言ってるんだから、良いでしょ」っていうスタンスで、彼の犯罪行為を責める奴、もしくは吉田の為になんとかして沙優を追い出そうとする奴が誰もいないことが、めちゃめちゃ不自然。

だから、沙優にとって甘すぎる世界が生まれ、沙優が自分のことばかり考えているように見えちゃうんですよね。吉田のことを考えれば、最後の思い出作りに夏祭りになんて行っている場合じゃないし。

学校への不法侵入のクダリもそう。沙優の気持ちも分かるが、吉田のことを考えるなら連れていくべきではない(セキュリティ甘いとか、誰も来ないとかは理由にならない)。

ということで、「沙優の危機感のなさ」=「沙優が自分本意である」という構図になっているのが残念。確かに沙優にも同情すべき理由はあるけれど、ただ(男や友達に)依存体質なだけじゃないかともとれる。

本作の設定ならば、沙優のワガママに吉田が振り回されるよりも、吉田のワガママに沙優が振り回される方が、自然だったと思う。

例えば、吉田が沙優の母に対して正論で説得しきるより、「沙優、結婚しよう」と、吉田がぶちあげ、母親を見限り、父親に結婚の同意をとりにいくくらいが、個人的には好きでしたね(民法上、未成年の結婚は、親権がなくても父母の片方が認めれば可能なはずなので)。

このアニメは、あまりキレイじゃないことをやっているのに、結論をキレイにまとめようとしているところがあって、だから、なんかこう違和感を感じるんだよな。

まあ、(私の案はトリッキー過ぎるので)本作のゴールとしては、しっかり大人になった沙優と吉田が結ばれる、しかないわけで。

その過程をどう魅せていくかということに対して、全ての登場人物(沙優、吉田、後藤さん、三島ちゃん、橋本)の心理描写が雑だったように感じる。

ちなみに、個人的には完全に三島ちゃん推しです。あざと可愛いくて素敵だ思うので、それも吉田の好感が下がる一因でした(笑) 
{/netabare}

【余談~本作を例にし、アニメ(創作物)における犯罪行為について考える~】
{netabare}
例えばドラクエやってモンスター殺しても動物虐待なんて言う人はいない。

バトルものなんて全部暴行罪だし、ラブコメでお風呂覗いちゃうのも完全に犯罪だ(のび太君もw)。

ただしそれは、作り手も受け手も「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」という約束事の中で遊んでいるからであり、この作品に賛否があるのは、作り手も受け手もそこが曖昧になっているからだと思う。

家出女子高生を社会人が自宅に泊める。それはリアルにあること。

そんな女子高生が「ヤッても良いよ」といっているのにヤラずに住ませ続けてあげる男がいる。それはややファンタジー。

まあ、お化け屋敷みたいなもんだね。作り手は極力リアルになるように作る。受け手は、それに全力でのっかって恐がる(楽しむ)か、あくまで作り物という枠内で俯瞰して楽しむか。

私の場合は後者のタイプだけど、前者のタイプの方は吉田の犯罪行為を許せないのだと思う。

本作の場合、なぜここまで批判を呼んだかと言うと、「真似できる犯罪だから」だと思う(悟空がカメハメ波で街を壊しても「真似したらどうする」という苦情は出ないもんねw)。

昔、ドラマでタバコを吸うシーンがあって、ある保護者から「子供が真似したらどうするんだ」というクレームが入って、それに対して、「子供に真似していいことと悪いことの違いを教えるのが親の仕事だ」と言ったコメンテーターに共感したことがある。

本作の行為は犯罪行為であり、それは絶対に許されないことだけど、単純に「真似した奴が悪いだけで、作品自体は悪くない」と思う。世の中で犯罪者が出たとき、「それはアニメの影響だ」みたいな風潮がたまにあって、1アニメファンとして腹立たしく思うことも多い。

と、は、い、え。

本作の場合、「吉田みたいな良い奴がいるかもしれない」と、年端もいかない女の子の家出のハードルを下げてしまう心配はある。

女子高生くらいになれば多少の分別はついても、中学生や、あるいは小学生ならどうだろうか。世の中にはそういう子を狙う変態もいる。

彼女らを家に泊め、セックスをしない人が0人とは言わないが、割合はかなり低いだろう。中には、トラウマになったり、望まぬ妊娠をしてしまったり、命を奪われたり。そういう危険性がある行為であることには違いはない。

「真似して良いかどうかを教えるのが親の仕事」というのは正論だし、私は誰の親でもないからただのお節介なのだけろうけれど、正論をしゃべりたくなる気持ちも分かる。

だから、このように、「低年齢でも真似しやすい犯罪行為」について、あまりに美しく描きすぎることの危険性はあると思う。対比として、沙優の友達(知り合い)とかで、同じようなことをしていて殺されてしまうようなことも、描く必要はあるように感じた。

ということで、「アニメで犯罪行為を描くこと自体は批判しない」が、「低年齢でも真似しやすい犯罪に関しては最大限の配慮をすべき」だと思います(まして今は、たくさんの子供が深夜アニメを観ているからね)。

ちなみに、同様の事例で、「家についていきたい」と言ってきた家出女子中学生を拾った男子大学生は、自室に女性の友達を呼び、2人で女子中学生の悩みごと(父親による家庭内暴力)を聞いた上で、しっかり説得し、警察と児童相談所に通報し、警察から表彰されたらしいですよ、参考までに(笑)

よって、私がこのレビュータイトルにつけようと悩んでいたのが、「ひげは剃れ。そして、女子高生は拾うな」です(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
まあ、ヤるよな、普通は。聖人君子。

2話目 ☆3
会社の後輩、可愛いよな。三島ちゃん。

3話目 ☆3
三島ちゃん、良い子(笑) 沙優は、自分の身体に興味をもってくれないことが、自分に興味をもってくれないのかと思うわけね。う~ん、あまりに良い人過ぎてな、犯罪者であっても。

4話目 ☆3
どうやってコンビニでバイト採用になったの? てか、不用意だな。

5話目 ☆3
男性経験豊富なJkと、処女のアラサーの対決か。

6話目 ☆3
いやいや、それを店長にしゃべったら、通報されて自分も逮捕されるんだから、大丈夫でしょ。ここで吉田のことを心配するのは、まあ、そうだよな。

7話目 ☆3
兄貴ね。完全にバレてる設定で動かないとね。

8話目 ☆4
超正論。三島ちゃん、切ないな~。可愛いのに。花火大会、行ってる場合か? 

9話目 ☆3
世間体しか気にしない母親なら、家庭訪問を月1回とかにしてもらい、その時だけ帰省すれば?

10話目 ☆3
う~ん、感動的な話だとは思うけど、やっぱり、順番がな。吉田にヤキモキするし。

11話目 ☆3
更に不法侵入、とか、叩かれそうだな(苦笑) ビンタの1発で驚いたのは、もっと無関心を想定したからか。

12話目 ☆2
自覚していれば良いってもんじゃない。その通り。だから、そういう母親の性格を知っているなら、沙優は吉田を家に連れてくるべきじゃないよな。母親が訴えたら、どうする? 売り言葉に買い言葉。養子縁組なら、笑える(笑) ここで、法的根拠や正論が、通じるか? 

13話目☆3
ここまできてヤッちまったら、めっちゃ笑うけどな(笑) 吉田、もういっそ気持ち悪いよな、ヘタレ過ぎて。これで、吉田が結婚せず待っていて、沙優が会いに行くの忘れてたら、めっちゃ笑うけどな(笑) もしくは、三島ちゃんや先輩と付き合っていた吉田のとこれに沙優が来て、School Days展開に(笑)  とかって、最終話なのにふざけちゃう時点で、このアニメにハマらなかったってことだよな(苦笑) 最終シーンは、結構好きだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

88.2 3 居候アニメランキング3位
エルフェンリート(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2895)
13761人が棚に入れました
側頭部の対となる二本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ミュータント、二角奇人(ディクロニウス)。彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されている。
ある日、偶発的な事故によって、研究所に隔離されていたディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、研究所からの脱走を試みる。海に飛び込む直前に頭部に銃撃を受けるものの幸い軽症で済み、彼女はそのまま海へ投げ出される。
一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年コウタは、いとこのユカと由比ヶ浜でルーシーに出会ってしまう。頭部に受けたショックでルーシー以外の人格に入れ替わり、「にゅうにゅう」としか喋ることの出来ない彼女をにゅうと名付け、コウタが住むことになる楓荘に居候することになる…。

声優・キャラクター
鈴木千尋、小林沙苗、能登麻美子、萩原えみこ、松岡由貴、細井治、中田譲治
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

エログロが先か、テーマが先か(酷評注意)

今更ながら、必須教養だと思って観てみました。
あー、これは確かにすげえわ。

これから酷評します、好きな方にはごめんなさい。
各所で深みのある名作とされ海外でも大人気な本作、後で書くように傑作たりうる可能性も一応あるのは理解できます。
しかし私には、(少なくとも表面的には)メッセージ性を免罪符に過激描写を重ねるだけの作品に思えてしまいました。
正直、高評価の意味がわかりません。
なお、このレビューを不快に感じられたなら、直接お叱りいただくか、もしくは、右下にあるピンクのハートマークついたボタンを連打してストレス解消してください(ゲス顔)。



■エログロが先か、テーマが先か

この作品の基本構造は、キャラの抱える悲劇と人間の闇とを、萌えキャラと残虐描写のギャップから生まれる強烈な刺激によって視聴者に強く印象付ける、というものです。
「エルフェンリートが好き」という方の多くが、エログロ描写は表面的なものであり、本質は人間の醜悪さや差別を描いたテーマ部分にある、とされているように思います。
実際、監督の神戸さんは、本作のテーマが差別と救済だとおっしゃったそうです。
最近の「売れりゃいいや」みたいなただの娯楽アニメもいいですが、こういった高い志で作られた作品はやはり心に残るものの質量が違いますね。

しかし私にとって、エルフェンリート視聴後に残った重たいものは、感動ではなく嫌悪感でした。
物語とテーマの描写があまりにお粗末すぎて、テーマは単にエログロを糊塗し正当化するための装置にすぎないように思われてしまいました。
要は「エログロが先か、テーマが先か」と問われれば、テーマが先と見せかけてやっぱエログロが主体なんじゃねえのか、ということです。
(5.11追記)エログロの存在が許せない、って訳ではないです。
エログロをテーマで塗り隠すような「偽善」っぽさ、みたいなのが個人的に全く受け付けなかったということです。
誤解を招く書き方してごめんなさい。(追記終)

刺激の強い表現を用いてテーマを描きたいのであれば、物語や登場人物にそれ相応の「強度」が必要だと、個人的には思っています。
「強度」は「説得力」と言い換えてもいいかもしれません。
人間、娯楽の中の刺激の強い描写にはどうしても心が動かされるものです。
作り手側は劇薬を扱う者としての倫理というか対価として、その描写を用いて示したいテーマをしっかりと描き切り、他の部分でもケチがつかないような堅牢さを持った作品を作らなければならないのではないでしょうか。
例えば、グロ描写でも有名な漫画『寄生獣』は人間の自己中心さを問う点でエルフェンリートと重なります。
一方で、より高いメッセージ性と必然的な物語展開を兼ね備えており、今でもテーマと娯楽性を両立した名作として読み継がれています。
またアニメ化もされた『GUNSLINGER GIRL』(原作大好きです)は、美少女+悲劇に洗脳、ミリタリーと、批判されない方がおかしいくらい業の深い要素の積み重ねから出発しました。
しかし、それらの題材を娯楽として消費することの気持ち悪さに自覚的で、それでも批判から逃げずに最後まで気持ち悪さを自ら提示したまま、希望をテーマとした物語を美しい結末に矛盾なく導くことに成功しています。
これらの作品において、刺激的な描写は確かに必須でしたが、あくまで一貫したテーマを描き切るための手段として過不足なく使用されていました。
というか、少なくともそう錯覚させられるくらい作品に引きずり込む力を持っています。
それはキャラの行動・心情や物語展開に無理が少なく、登場人物に感情移入できるからであり、またテーマ部分に関しても少なくない時間を割いて通り一遍ではない深い描写がなされていたからだと、私は考えます。

翻ってエルフェンリートですが、まずアニメとして普通にツッコミどころが多すぎです……。
行動原理の全く不明な主人公とか、感情の起伏が激しすぎるヒロインたちとか、アニメと言えどキャラの性格や背景設定が非現実的すぎます。
そのくせ、さっき会ったばかりの人物の気持ちを、他人が斟酌して言葉に出して説明してくれたり。
ストーリー展開も唐突で説得力が全くありません。
{netabare}感動ポイントと言われる父娘パートもテンプレ以上になってないし。
戦闘で死亡/生存するキャラも戦闘の展開も、ご都合主義という神の見えざる手が働きまくってます。
結局発現の理由も不明だし、感染云々もドン引きするくらい適当な設定。
そして、家族皆殺しの犯人を許した挙句のラストシーンの展開とか、物語としては庇いようがないくらいひどいと思うのですが……。{/netabare}
また、髪型でしか見分けのつかないキャラデザ、そのくせ崩れる人物作画や、上滑りして過剰に思えた声優さんの演技など、観ていて辛くなるポイントが多かったです。

そして、テーマ部分の描写にしても、ただグロを振りまくだけで実際は表層をなぞっただけに見えます。
テンプレートな過去回想で「人間は醜いですねー、差別が悲劇の元凶ですよねー」とかやられても、距離感を感じてしまいました。
キャラが現実離れしてるし、加害者側があまりにもクズなうえ描写も少ないしで、メッセージが示されているのは理解できても、心にまで伝わってきません。
グロ描写にはすごく力が入っているので、心理描写やいじめ・差別の陰湿さにもこだわってくれたら、それだけで説得力が格段に増すと思うのですが。
そうなっていたら実際傑作になっていたのではないかと。

良かったのは聖歌にまで上り詰めたという主題歌くらいですが、バチカンの爺さま方が聖歌の元ネタがこんなエログロアニメだと知ったら卒倒するんじゃなかろうか。
まぁでもあそこも権力闘争とか性暴力とか氾濫してるみたいだし、案外合ってるのかもしれませんね。

ということで、テーマ部分が心に響かず、物語の筋も萎える出来で、結局エログロ描写が心に残るだけという悲しい結果に……。
よって私の中では、結局テーマではなくエログロが主体のアニメ、という評価に落ち着いています。



■エルフェンリートが傑作である可能性

ここまでけなしまくってきましたが、最初に断ったように、エルフェンリートは傑作かもしれません。
観方によっては、確かに稀有な作品として称賛するほかないとも思うのです。
その「観方」、二つあると思うのですが、お薦めするのは、この作品を人間の愚かしさ・醜さをメタレベルで抉り出す作品だと捉えること(作中で提示される直接的な性悪説的表現を鑑賞することとは意味が異なります)。
過激なエログロに脊髄反射的に反応しつつ、反応してしまった自分を直視したくないがため、薄っぺらな物語に「テーマ性」を見出すことによって自己を正当化する。
その上で、次元すら隔絶した安全地帯から少女たちの悲劇に心を震わせ「感動」するのです。
悪趣味の極みじゃないですか。
それでも心は本能的に強い刺激を求め、否応なしに反応するのですから、それが人間の本質的な醜悪さと言わずしてなんと言えましょう。
事実、私もこんなに文句を垂れながら再生する手が止まらず、2日で全話視聴しました。
俗物である自覚はありますが、しかし過激描写を心がこんなに求めるとは、ほとほと自分が嫌になります。
ということで、そういった点を自覚しつつエルフェンリートを観てみれば、一シーンごとの自分の心の動き様に戦慄させられる方も多いはずです。

もし製作陣がそこまで考えてこのアニメを作られたのであれば、ここまで書いてきた文章は全部的外れです。
というか、議論のレベルがずれています。
エルフェンリートはエヴァ劇場版で庵野監督がオタク相手に試みたことをTVシリーズで人間一般レベルまで敷衍して解りやすく主張し、しかも物語の完結まで果たした傑作だと、評価せざるを得ません(私はエヴァ信者ではありませんが)。
ネットの片隅でこんな長文を垂れ流してる自分は、まさに風車に挑むドン・キホーテ、お釈迦様の掌の上の孫悟空に等しいでしょう。
ただ神戸監督自身が「テーマは差別と救済」とおっしゃったようで、私としてはやっぱりそこまで深い作品じゃないんじゃないかな、という結論に至ってしまっていますが。

ちなみに本作を傑作として楽しむもう一つの方法は、以上で書いたことすべてを理解し、その上でさらに一歩引いた視点から、超絶エログロナンセンスギャグアニメとして鑑賞する方法。
作品の物語・テーマ面での稚拙さと、そこから繰り出される高度なシュールさ、そしてエログロに本能的に興奮してしまう自分の醜悪さもすべてひっくるめ、ひきつった冷笑で笑い飛ばすのです。
もう悟り開いちゃってますよね。
もしあなたがその境地に至れるのなら、人生設計とか将来の夢に、新興宗教の開祖になるって項目を付け加えることをお勧めします。
きっと人生安泰ですよ。
責任は取りかねますが。



【個人的指標】 15点

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

グロいだけのアニメじゃない。芸術性の高さは、分かります。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
エログロとして、大変に有名な作品。ただ、エログロ苦手な剣道部も最後まで観られたので、多分大丈夫かなと思います。

頭をぼ~っとして観るのではなく、色々考えながら観るのに適したアニメだと思いますよ。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番は、事前情報があり、覚悟してたってこと。後は、「ヨスガノソラ」でエロ耐性が、「魔法少女育成計画」でグロ耐性がついたのが良かったのかな(苦笑) (エログロ苦手でも)ちゃんと完走できました。

あとはまあ、この時代にしてはかなり絵は綺麗なんでしょうが、あくまで古いアニメ。やはりグロさに耐えられる1つの要因にはなったと思います。


さて、「グロい」という外皮を剥ぎ取ると、かなりの重いテーマがたくさん詰まっている社会派のアニメですね。

「異種族間の差別」「PTSD(トラウマ)」「性暴力」「いじめ」「解離性同一障害(二重人格)」などなど。

このアニメに込められたメッセージは、人間の発達段階における「遺伝的要因」と「環境的要因」だと思います。もしくは「性善説」と「性悪質」。

「遺伝的要因」とは、その人間が生まれながらに親から引き継ぐ先天的な性質で、「環境的要因」とは、その人間が育った環境(教育)下で得た後天的な性質を指します。

例えば、同じ遺伝子をもつ一卵性双生児でも性格に違いがあるように、人の性格(性質)を決める上で、環境的要因は大きいとされています(今の研究結果では、遺伝的要因と環境的要因は、50対50程度とされています)。

今作でいくと、ディクロニウスになったり、ベクターをもっているのは100%「遺伝的要因」。極端な狂暴性をもつのは、「環境的要因」が大きいのだと思います。

例えば、「親の愛を受けていた(と本人が信じている)」ナナには極端な狂暴性がないことや、悪魔のようなルーシーにしても、イジメによって子犬が殺されたりコウタに裏切られた(と本人が思う)までは、ちゃんと人間味がありました(動物園のシーンなど)。

最も大きくそう感じるのは、「ルーシー」と「にゅう」の対比です。確かにルーシーは殺人狂というか、(研究所の職員曰く)人間を人間とも思わない悪魔、のように描かれていますが、それは初めからそうだったわけではなくて。そんな「純粋な頃」の比喩が、赤ちゃんのような「にゅう」。

人は、生まれつき悪魔なのではない。様々な不幸な境遇下においては誰しもが悪魔になる可能性をもつ(性善説)。そんなメッセージが感じられる作品でした。

それは例えば、ルーシーが殺人者になるきっかけとなった施設のいじめっ子ですらそうです。あのいじめっ子達もあくまで「児童養護施設」の子供であり、何らかの不幸な境遇下にいた子供達です(実際にルーシーもそんなことを言ってるし)。だから許されるわけではない(結局殺された)けど、それなりの理由はあったということですね。

例えば、冨野さんがガンダムで「戦争を描くことで戦争を否定した」ように、この「エルフェンリート」は、「有形無形、様々な種類の暴力を過激に描くことで、暴力を否定した」作品なんでしょうね。

幼い頃のルーシーが、「あくまで自分の意志で」「無実の人々を虐殺しまくった」ことも、(特に環境の影響を受けやすい)子供の教育に対する警鐘なのかもしれませんね。

この作品のテーマとしてはよく、「罪と贖罪、愛と赦し」なんてことがあげられるようで。まるで鎮魂歌のようなOP(これ、ラテン語の歌詞で聖書の一部を抜粋しているらしいですね)も含めて、なんかこう、(私は無宗教且つ、あまり宗教には詳しくありませんが)キリスト教圏で好まれそうなアニメって印象。このような過激な表現を「芸術」と捉える気質って、日本人にはあまりない部分だし(OPの絵がクリムトの絵画のオマージュだということからもそれはわかります)。

いや、本当に「芸術性の高いアニメ」だということは「分かります」。

でも、(好きな方も多いだろうに)本当に申し訳ないんですが、私はシンプルに言って、あまり楽しめませんでした。(名作を批評するのは勇気がいりますが)シリアスなアニメは好きな方だけど、(詳しくは各話感想にありますが)シリアスなアニメだけに、(あの助手とか)細かい矛盾点が気になってしまい、うまく入り込めませんでした。かなりご都合主義というか、ラストも「妹と父親を虐殺した相手を、よく赦せるな」とか、思ってしまいましたし。

まあ、心が狭いんですね、私って(汗)。ファンの皆さんには、美しい森を観て、その中の数本の木が枯れているだけでいちゃもんをつけるような剣道部のケツの穴の小ささを笑って頂ければ幸いです。

〔まとめ〕
◎メッセージ性の強さ
◎社会性、芸術性
△エログロ
×多くの矛盾点
{/netabare}

【余談(原作ネタバレ)】
{netabare}
このアニメ、原作とはだいぶ違うようですね、しかも結構大事なポイントで。例えば、原作では、コウタはルーシーのことを死ぬ間際まで許していないとか、他にも、自分が感じた違和感をちゃんと回収しているようです。これはまあ、原作連載中にアニメ化した作品の宿命だから、仕方がない部分だと思います。原作読むほどじゃないって方は、Wikipediaにかなり詳しく載っているんで、そちらで補完して下さいw
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
OPから乳首見えてるのと、1話目冒頭の最初のカットがちぎれた腕ってねw リアルタイム視聴してた方の衝撃は大きかっただろうな。如月のシーンは、「うわぁ…」って思った。

2話目
坂東は、殺人狂ではなく戦闘狂? 即射殺できない奴は死亡フラグw 腕もげてあれだけたって元気って(汗)

3話目
ふ~ん、なんかディクロニウスって、「レベルE」の「マクバク族(サキ王女)」みたいだな。凄いどうでも良いんだけど、ご飯とみそ汁の置く位置が逆(笑)

4話目
なかなか印象的な回。蔵間はただのクズではないのか? ナナの最期はなかなかだった。

5話目
予想以上にへビーな、まゆの過去。これ、海外で人気になったアニメでしょ? 日本人を勘違いされるんじゃ(汗) あっ、またご飯が右側だ。最初は作画ミスかなって思ったけど、続けるからにはなんか意味あるのかな? 地域性? ただの無知? ご飯が右側って、確かお葬式の時の配膳だよね。そのへん、なんか比喩的なもんかな? 考えすぎか(笑) なんか、大分ご都合主義。黒幕の息子がたまたま主人公の大学の教授って……。

6話目
説明台詞(研究内容)をペラペラ喋る謎の助手……。これで伏線になっていなければ、駄作だぞ? やはりコウタの行動って完全にエロゲの主人公じゃんw(自分的エロゲ主人公=とりあえず全方位に優しくしといて、イケそうなら何でもイっとく)

7話目
ふ~ん、ナナは生きてたのね。これはこれで好きな展開。ん? ベクターって質量の大小に影響されるような能力なの? じゃあ、戦車砲とかで勝てるじゃん。1話目の狙撃は「知覚外の攻撃」だから通用したのかと思った。腕すぽーんは、笑ったw

8話目
謎の助手、何か狙いがあるのかと思いきや、ただのバカだったの? 腕すぽーんは鉄板w いくら酷いイジメとはいえ、あそこ(犬を撲殺)までは……また日本が誤解されるかな(汗)

9話目
コウタと出会い、気を許し、裏切られ、黒いルーシーに覚醒した。核になる回だね。

10話目
仮に子宮頸がんが見つかっても、旦那に相談する前に帝王切開するかい? 今回のグロシーン(子宮から血を流しながら歩く妻)が一番ダメージあったな(汗) かなり悲しいシーンだった。

11話目
体が半分ブッ飛んでいたら即死のような気はするけどね。しかも、暫くたってたし。ラスボス登場って感じ? 作品がさらに悲劇的になっていく予感。

12話目
水に落ちるのは生きてるフラグ(笑) やっぱり、コウタが天然エロゲ主人公やっているから、この悲劇が生まれたんじゃん(苦笑)。

13話目
車椅子のラスボスって、ファイナルファイト(ゲーム)を思い出すなw う~ん、角を折られた程度で能力が発動できなくなるの? 研究所、試しておけよ(苦笑)。てか、だったらディクロニウスって、自ら角を折ることで人間として生きる道もあったということ? あるいは、生まれた時に角の除去をするとかね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

毒を帯びた密を緩やかに含むような不思議な作品

【レビューNo.39】(初回登録:2023/3/11)
コミック原作の2004年作品。全13話。
名作という噂は聞いていてずっと気にはなってたんですが、何故か2クールアニメと勘違いして
いてちょっと敬遠してたんですね。交流あるレビュアさんが強く推してたので、ようやく重い腰
を上げたって感じですね。

(OPについて)
まあ本作にを語る上でOPに触れない訳にはいけないでしょう。
クリムト絵画でキリスト教のような世界観を描きつつ、OP曲「LILIUM」は歌詞がラテン語で聖書
からの引用も多いため、海外では教会関係者の間で賛美歌のひとつとして歌われるようになったと
いう凄い話になってます(NHKで取り上げられたらしい)。そんな感じで冒頭から宗教的な世界観
を醸しだしている感じですね。
あと海外という話だと、上述事項に加えグロさ(向こうはスプラッタームービーの本場だしw)が
ウケて、日本以上に海外での評価が高い作品として知られているようです。

(世界観)
ネタバレになるがちょっとこの辺の情報がないと説明しにくいので
・「ディクロニウス」という側頭部に2本の角があり特殊能力を持つ生命が存在する世界
(人間の遺伝子の突然変異によって生まれた女性型ミュータントらしい)
 以下詳細{netabare}
・彼女たちは「ベクター」と呼ばれる見えない複数の腕を持つ。ベクターの機能は主に2つ。
 ・「ベクターウイルス」というレトロウイルスを有し、男性に接触することで感染が可能。
  このベクターウイルスに感染した男性が親になると、必ずディクロニウスの女の子が生まれる。
  (生殖機能)
 ・ベクターには有効射程距離があり(2m~個体差あり)また高周波による微振動で鋭利な切断が
  可能(人を遠隔から真っ二つに切り裂ける)。またディクロニウスには本能的に人類に対する
  殺戮衝動が埋め込まれており、3歳を過ぎた頃からベクターが発動する。(殺戮機能)
 → つまりこのまま放置すると、男性がどんどんベクターウイルスに感染しディクロニウスの女
   の子が生まれ続け、その子たちがベクターを発動し人類を殺戮し続け滅亡させてしまう。
・それを阻止するため国立生態科学研所なる機関が存在する。彼らはディクロニウスを捕獲し研究
 (能力調査やウイルスに対するワクチンの開発等)や国防と連携し彼女たちの殺戮を実施。{/netabare}
という感じで、(神の御心的な?!)種の起源や絶滅といったやはりどこか宗教観のある世界が描かれ
ています。それにしても岡本倫先生のこういう世界観の作り込みはさすがですね。

(ストーリー)
そんなディクロニウスの少女「ルーシー」が研究所から脱出するところから物語が始まる。ルーシー
は脱出の際、頭に受けた衝撃が元となって人格が分裂し、「にゅう」という別人格を有するように
なる。ルーシーは逃げのびた海岸で、大学生のコウタといとこのユカに助けられ共同生活を送ること
になる。普段は「にゅう」という何も知らない無垢な人格で過ごしているが、ルーシーを回収するた
めに送り込まれる刺客とのバトルでルーシーの人格を呼び起こすことになる。そこで彼女の幼き日の
記憶も蘇り・・・

(評 価)
・巧みな仕掛け「人格分裂」
 「極黒のブリュンヒルデ」でも感じましたが、原作者岡本倫先生はこういうギミックの使い方が
 本当に上手いなと。上述事項を見れば全編に渡って血生臭いバトルが展開されてもおかしくない
 のですが、それを抑えているのが「人格分裂」というギミックです。
 {netabare}本作では意外にも大半が「にゅう」の人格で描かれているので(ちょこちょこバトルは入りますが)
 全体的には拍子抜けする程穏やかに日々が過ぎていきます。これでグロ展開連発の大味なダーク
 ファンタジーに成り下がらず、上手くメインテーマを描きながら、この(偽り?の)平穏がいつ
 まで続くのかという緊張感を視聴者に与え物語に引き込んでいきます。{/netabare}

・もうひとつのギミック、それぞれの「記憶」
 本作にはもう一人のキーマン研究所室長の「蔵間」が登場します。彼を加えて物語の重要な部分
 はほとんど彼らの回想で綴られるというかなり特殊な構造になっています。
 {netabare}・コータ:衝撃的な事件で閉ざされてしまった過去の記憶
 ・ルーシー:普段は「にゅう」により封印されているルーシーが持つ記憶
 ・蔵間:研究所の責任者・またそれ以上の関係者としてディクロニウスと関わってきた彼の記憶
 そのためエピソードは進むものの、物語の核心はその回想という「振り戻し」で語られるので、
 率直なところテンポの悪い作品だと感じます。実際状況の進展としては、
 {netabare}「モブでない何人かのキャラが死に、コータの元に美少女が集まりプチハーレム状態になったw」{/netabare}
 位でしょうか。それに閉ざされた記憶が蘇るとき・・・こういうところでも結構引っ張ります。
 (上述の「にゅう」の人格がいつ消えるのかを含め、どこで爆弾が爆発するのか緊張感がある
  反面、なかなか爆発せず物語が静かに進行する点もテンポの悪さを感じる一因かな){/netabare}
 それでもラストを観ると何故か納得させられてしまうという、本当に不思議な作品です。
 あと記憶の話でいえばOP曲「LILIUM」も記憶のアイテムのひとつに使われ、こういうところは
 本当に抜け目がないなと感心させられます。

・「人の持つ醜悪さ」「救い」「純愛」がテーマ?!
 1話を観た感じでは「『神の御心?!』種の存亡をかけた『ディクロニウス』VS『人類』の激闘」
 というイメージがあったのですが、個人的にはざっくり下記3つがテーマなのかなっと。
 {netabare}・「人の持つ醜悪さ」
  人ならざる者への悪意・差別、弱い者が更に弱い者を叩くという人間の醜さ、また強力なる力を
  私欲のために独占せんとする人間の愚かさ
 ・「救い」
  上述醜悪な世界からの救い、過去に犯した罪(の意識)からの救済、(あと「人ならざる者として
  生まれた者」が安心して生きていける居場所という救い?)
 ・「純愛」
  コータ×ルーシー、蔵間×ディクロニウスの他種族との垣根を越えた「純愛」{/netabare}

「毒を帯びた密を緩やかに含むような不思議な作品」ってレビューのタイトルを付けたのだが・・・
{netabare}冒頭のド派手なグロ展開がウソのように物語は静かに進行し、コータやにゅう達の何気ない日常は甘い
蜜のようです。しかしそこには遺伝子レベルでの「殺戮衝動」や「人の醜悪さ」といった「毒」も存在
し、いつそれが牙を剥くのか・・・本当に微妙なバランスの上に成り立った不思議な作品だったなと。
なので、率直にいうとどう評価すべきか悩ましい作品ではありますね。期待してた爆弾がある意味不発
気味に終わり、少々肩透かしを食らった感は否めないし。
それでも岡本倫先生の作り込まれた世界観やギミックは秀逸で、「種の存亡」という壮大な世界観から
、最後にコータ×ルーシーという2人の世界へと収束されていく「純愛」への流れは確かに美しい。
なので途中に粗があったとしても、それで許してしまえるっていうのが結論ですかね。{/netabare}

作画・キャラデザは2000年代初期って感じで、感情表現も(細やかな演出ではなく)良くも悪くも分かり
やすく、ストレートな描写が多いところも時代を感じるかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

82.0 4 居候アニメランキング4位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1292)
5950人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日常×魔女アニメ 安定の面白さと、和む、癒される感じ[毎話実況レビュー2作目]

2016年春アニメ
2015年の幸腹グラフィティに引き続き今期の毎話レビュー枠
ということで、更新していきたいと思います。

はいふりか、くまみこか、この作品と、どれ見よう~
って悩んでて、好きな声優のみかしー(三上詩織さん)が出ていたので
それで視聴を決めましたw

日常ものの雰囲気がありますが、主人公の子は魔女なので
何かあるかもしれません。
シュールな笑いが起こるシーンも多く、面白いです。


第一話 6年振りの不思議
{netabare}主人公は魔女の真琴、青森に帰って来たところから話はスタート。
真琴の同級生の圭の声が棒って言われてるけど、何か感じがあっていいと思うけどなぁ。。
顔のデザインは作品にあった優しい感じ(-∀-)

真琴は高校生だったみたいで、学校に通いだします。
始業式、そこで、重大発言。

「東北地方は結構魔女多いんですよ」

何とwww
一話で2個ある見所の一つ目でした。

見所の2つ目はですね、
あの真琴がほうきにまたがって、飛ぶシーン…の、
それを目撃して目が死んでる千夏ちゃん。
1話目イチ笑ったシーンですw
こんなとこで飛んでいると他の人にも
見られてそうですが。。(´・_・

まぁでも
千夏ちゃんのおかげでこの作品が成り立ってると言っても
過言じゃないほど、千夏ちゃんは重要な子です。
冒頭での、真琴を頭イっちゃってるやばい人と勘違いするとこも
笑えますw

とまぁ、20分弱見た感想としては、
静かなようで、賑やかなようで、微妙にジブリ感のする作品でした。

EDはmiwaさんが担当で、アニメでは銀の匙以来の出会いです。

2話以降も期待したいと思います。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第二話 魔女への訪問者
{netabare}またシュールな絵から始まりましたw(何か降りてきた…)
一話でmiwaさんがED担当だと書きましたが、すみません、
OP担当だったみたいです。

マスコットキャラのたか丸くんが登場。

前半は春の訪れの話で、さっき書いた、何か降りてきた人物が
春を運ぶ運び屋さんだったようです。
……(´・_・`)ちょっと見た目が怖いなぁ
千夏ちゃんが怖がるのも分かる。
悪い人に見えるけど、根はすごくいい人でした。
ウチにも春をありがとうございます_(._.)_ 

後半はふきのとう(ばっけ)を道端で採って、家で揚げて食べる話。
作画陣の作り込みの意欲がにじみ出てました笑
ふきのとうの揚がった姿がすごく美味しそうで、
それを真琴がすごく美味しそうに食べるので、
何か食べたくなる衝動に駆られました

でも、実際は結構苦いらしいし。。
千夏たんも顔で嫌がってましたねw

EDもいい感じで今日も平和に鑑賞しました。
ほのぼの枠に入りそう。
20分見て思いましたが、今回の話のタイトルは
「春の訪れ」の方がしっくりくると思うのです。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第三話 畑講座と魔術講座
{netabare}このアニメは前半と後半に話が分かれるのかな。
今回は新キャラ登場回です。(要必見(・ω・!)

前半は魔女としての格を上げるため、真琴が畑仕事に挑戦します。
草ボーボーの状態から肥料をまいて、耕して……。
平和な時間が流れておりました。
……奴が現れるまでは、、

奴はすばしっこく、挑戦的な視線をふっかけてくる奴です。
とんねるずのみなさんの……でたまに使われるネタ
「こいよ~」
が脳裏を過ぎって一人でウケてました笑
前半のまとめは「みんな似たもの同士」、これに尽きます。

後半は千夏ちゃん「未知との遭遇」第二回!!
ということでターバンぐるぐる巻きの謎の女性が倉本家にやってきます!

あの千夏ちゃんの目が点になる表情が好きなんですよね
今後もそういう場面あるのでしょうか。。

ターバンぐるぐる巻き女の正体は、世界を放浪してる真琴の姉、茜でした。
なんでも、魔女界では有名な御方だそうで、
気さくな感じで千夏たんともすぐに打ち解けてました。
サーヴァント…じゃない、お付きの猫たちの会話も聞けますw

茜は真琴に簡単な魔法を一個教えてすぐに帰ってしまいます。
成長確認と、たまには魔法使えよっ!って言いにきたのでしょうね。
やらないと腕がなまってしまうのは僕達人間と同じみたいです。

と、以上ここまで、3話について書きましたが
今回も相変わらず平和で見ていて和んだ、しかしみかしー要素が
足りない一話となりました。
次回はみかしー(が演じてる子)の出番期待してます{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第四話 桜の中の占い師
毎回レビューの前にタイトルを書いていて、題名からも平和なアニメだな-って感じが最近しています。
{netabare}と、いうことで。 きました4話!

祭りに圭と千夏ちゃんと真琴の三人で行くシーンから話は始まりますが
今回は祭りがメインじゃないです。
祭りの部分では、圭君の以外な弱点を楽しみましょう?
「(ぐぬぬ…) 圭め……。さらっと真琴の肩に手を……羨ましいッ」

さて、ふらいんぐうぃっちは今までではですね、
1話の中で、一応前半後半の区切りがあったのですが、
今回の4話目は全体で話一話として成り立っています。

真琴の姉茜に因縁?を持つ魔女犬飼との出会いですね。

今回は今まで、というか、今年アニメの中で一笑った回でしたww

ー一年前ー
茜と祭りで飲んだ夜、ひょんなことから人間犬化してしまった犬飼。
果たして彼女は無事、人間の姿に戻ることができるのでしょうか!?

これが主題ですね。
今回は千夏ちゃん「未知との遭遇」!!って感じじゃなかったです(^_^;
あのOPで「何だこのキャラ……?」と思わせられていた
謎が解けてちょっとすっきりしたです。

でも、夜には普通の人間の姿に戻れるんですね。
日中はほぼ黒タイツ状態って……それもそれで酷ですが。。

犬飼さんは超絶美人なので最後まで必見ですよ~!

ということで4話の感想は短いですがここまで。

ふらいんぐうぃっち可愛い番付に有力者がエントリーしましたね笑
真琴、千夏ちゃん、茜、そして犬飼(人間ver){/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第五話 使い魔の活用法
{netabare}2クールじゃなければもうすぐ半分になりますね。

というわけで5話です。
使い魔の活用法、とタイトルはなっていますが
今回はタイトル離れというか、内容はものすごく平和でした。

真琴の使い魔の真っ黒ネコの「チト」回です(*^_^*)

前半はチトが散歩しながら街のスポットを探す話、
後半はそれをもとに真琴と散歩する話。

前半はチトのことが気になった千夏ちゃんが
チトを尾行するんですが、どのシーンが後半の伏線になるのか、
見ていただきたいですね。

…………書く事が、、ない。

うん、そんなわけで5話は散歩回でした。
真琴が可愛い回でもありました~{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第六話 おかしなおかし
{netabare}今回の6話は簡単にいうと「千夏ちゃんが魔女の弟子入り」
をする回です。
魔女たちの間で有名な謎のほうきあるあるに始まり
かっこいい、可愛い魔女になりたい!と言い出した千夏。

じゃあ簡単な魔法からやってみようってことで始めたのは
「お菓子に魔法をかけて遊ぶ」って魔法。

これで千夏と真琴が茜の罠にまんまと引っかかるっていう……笑
効果が反対だったら良かったのに。。

と思いつつ見ていた6話でした。
……それにしても圭って魔術に興味ないのかな……
3人が魔法使ってるときも無視してDVD見始めたし。

魔女になってから何をしてもいいってのは平和な設定ですね。{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第七話 喫茶コンクルシオ
{netabare}第七話は喫茶店に行く話がメインかと思ったら
尺的に前半の山菜採りの方がメインっぽいようです。

今回はなお(みかしー)が台詞多くて良かった。
みんなで山菜採り、木々が綺麗で小川のせせらぎが心地よい、
自然を堪能できた回でしたね。

茜昼間からビールと山菜の天ぷらで、もうおっさんですww

喫茶コンクルシオはOPの最後に出てくるアレですね。
もしかしたら現実にもあんな店ありそうなって感じが。
皆さんも廃墟を見つけた際は「二礼二拍一礼」を実戦してみてはどうでしょう。
p.s. 新キャラが登場しました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●○○○



第八話 常連の鳴き声
{netabare}今週は新しい子が登場、
椎名杏子ちゃんとそのお母さんです。
杏子ちゃんお母さんとそっくりで可愛い(*´`)
声優は井口裕香さんかなぁと思って見ていたら最後のEDで
井口裕香と書いてあったので「よしッ!」正解でした(^_^;

8話目は喫茶店のおはなしです。
コンクルシオは200年も続くあちらの世界の皆さんの交流の場なんだと。

そんなわけで人間以外にも、いろいろな人がやってきます。

カップルのてんとう虫とか (お母さん虫と会話できるってすごいw)
夜のとばりさんとか (ハンドルネームみたいで笑ったw)
狐……狐。 (こいつが今回のオチをすべて持っていった笑)

そんないろいろなお方が来店する一見カオスそうな店だけど
流れてる雰囲気はまったり。
彼らから代金は頂かす、周りの害虫駆除等をしてもらってるそうです。

今日は一番満足できた回でした。

ED後のCパートは今回はちょっと長く
茜が魔法の実験で面白いことをやっています。

キーワードは「ベトナム」と「水墨画」。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●●



第九話 明日の明日は今にある
{netabare}始まりはお母さんの絵本から。
お母さんはプロの漫画家で千夏ちゃんはその絵本をチェックしています。

お母さん「きつねさんがコンコン……」

千夏「お母さん、きつねはワンって鳴くんだよ」

…千夏ちゃん先週のあれをひきずって・・笑

(追記)
→コメントを頂きました。
先週のアレは犬ではなく、やっぱり狐であって
狐の鳴き声は犬に似ているんだよ、ということを伝えたかった。
そう考えると、僕は狐の鳴き声は知らないので
こんこんじゃなくてワンに近いのかもしれませんね笑
コメントありがとうございました_(._.)_ 

今回のタイトルはなんでしょうね。
繋がりはよく分かりませんが。

犬飼さんが久しぶりに登場して
みんなで占いをしました。

ストーンが落ちる描写が
リアルで良かった

結局、占いはあっけなく当たったというか、
唐突でしたねw{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第十話 料理合わずと蜂合わず
{netabare}いつも1週遅れていましたが、これで最新に追いつきました。

前半は圭と真琴となおとで学校の調理実習。
カレーとハンバーグって、、重い。
昼前だったら最高だけど、昼からだと辛そう。
(僕の学校は午前でした。食べてからまた昼飯w)

前半は、ただただ真琴の作った「魔女の指」が衝撃的でした(゚o゚;;
ネットで画像検索したら実際にもあるんですね…
なぜ血が付いているんだろう。。
気持ち悪っ(笑
理由が分かる方がいたらメッセお願いします~_(._.)_

さて、その翌日、後半は
みんなでりんごの蕾取り「摘花」です!

圭の解説がわかりやすく、自然の描写も良かったですね。
真琴の作った魔女の指の効力がまだ続いていましたw

もうあと2話となると、名残惜しくなってきますね。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第十一話 くじら、空を飛ぶ

すみません、遅くなったので見所だけ。。

くじらが街にやってくる!
魔女の新聞は特別!(見てみたい)
みんなでホットケーキパーティー、
美味しく食べて歴史も学ぼう!
杏子ちゃんかわいい。

では最終回にて。

満足度:●●●●●●●●○○



第十二話 魔女のローブと日々は十人十色
{netabare}ついに最終回となりました。
始まりから、終わりのムードがひしひしと伝わってきます(;_;)

真琴も箒乗りが上手になっていてチトさんからお褒めの言葉が……笑
今回はチトさんがいつになく喋りまくりでしたw

千夏ちゃんにローブを作ってあげて
犬飼さんは占いをしていて、
茜は今日も昼からかんぱーい!…酔ってる…

いつものふらいんぐうぃっちの姿がそこにはあります。

で青森が舞台ですので
最後の締めはやっぱりねぷた!(作中ではねぶただったかな…忘れました。)
(ねぷたとねぶたの違いはググりました。)

作画気合いが入っていましたね。
祭りですので犬飼さんの占いも繁盛、気合が入っています。
もちろん茜の酔っ払いっぷりも。w

みんな浴衣姿も良かった(^_^

そして真琴たちの元に訪れた
金魚たちの幻想的な風景に包まれる中、
作品は無事、幕を閉じました。

12話通して感想を書いてきましたが
1話1話感想を書いていたので、
他の春期アニメに比べると
思い入れも強く、内容もよく覚えています。

このレビューをまた見返した時に
作品のことを思い出して、くすっとなれるような
文章になっていることを祈ります。

では、僕のふらいんぐうぃっちの書き留めは
以上をもって終わりにさせて頂きます_(._.)_ 
3ヶ月の間、お付き合いいただきありがとうございました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



作品全体:●●●●●●●●●●
オススメ:超


終わり、後の楽しみ。

・2期への期待
・サウンドトラック
・原作コミック
・声優のうぉーきんぐ、さーちんぐうぃっち。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 81

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

J.Cらしさと良さ

なんとも言えない満足度を得られる素敵なアニメ。
ただの癒やしアニメではなかったことは確か。
J.Cらしい丁寧な作品作りがマッチしたアニメになっていたと思う。

※本レビューはブログ『「ふらいんぐうぃっち」の挑戦と生活実感』に多大な影響を受けております。

【注目スタッフ】
〈メインスタッフ〉
監督:桜美さん
音響監督:岩浪さん
撮影監督:大川内さん
制作:J.C.STAFF

〈演出〉
橋本敏一さん
佐山聖子さん
倉川英揚さん
二瓶勇一さん

【良かった点】
〈演出〉
・カット割り
基本的にテンポは遅い。ゆったり気味のカット割りだが、退屈ではない。
スルスルカットが流れていくシーンもある。ギャグ調の時はテンポを少し変えたり。複数人での会話シーンも多かったが、特段被写体が変わるごとにカットを割るのではなく、キャラ自体に芝居をさせて見せるシーンもあれば、上手くタイミングをとって、頻繁にカットを割るシーンもあった。
被写体を映すタイミングと切る(映し替える)タイミングが絶妙だった。
ふらいんぐうぃっちらしい落ち着く画面もここから来ているのかもしれない。

・被写体の映し方、視線誘導
制作陣の意図したチラリズムが見え隠れしていたのもこの作品の魅力。
なんてこと無いカットでキャラはなんてこと無い体制になりあたかも自然に見える腰や太腿、脚などが目についてしまう。これは確実に狙っているアングルであり、視聴者も自然に視線がそちらがわに移ってしまう。
主人公の真琴に関しては肌の露出度が少ないにもかかわらずそのチラリズムは驚異的である。太腿は完全にタイツでガードされているが、撮影処理によって質感のあるタイツに変わり、人が履いているとい実感がより強く強調されている。
お姉さんのだらしないただ寝っ転がっているポージングにも見え隠れしている胸や太腿に必然的に目が言ってしまう。何より罪なのは、このアニメは正真正銘の日常アニメで彼女達は100%健全だということだ。
制作陣、視聴者はそうではない。

・カメラと被写体との距離感
日常を切り取るには近すぎても遠すぎてもダメなんだなと。
キャラ同士の距離感も近すぎず遠すぎず。
日常を切り取る描写としては、かなり引目のロングショットで背景主体や場面説明などに用いられてもいた。

〈作画〉
・そこまで描くか
新たにカットを割らなければならないシチュエーションでも見せてくる。
徹底された日常描写のなかではこの作品だからこその作画シーンが幾つもあり、一つ一つ上げていきたいくらいだ。
日常の芝居は地味でしかもカロリーが高い。
そのため、一般的なアニメは省略できるカットは省略し、次の動作に上手く繋げていく。しかし、この作品の場合は自ら進んでわざわざ入れなくても成り立ちそうな芝居もカットを足して付け足してくる。
[例]
1,トラックの荷台から降りる千夏ちゃんの手を取るお姉さん
なんてことのない一連だが、お姉さんの大人で自然な気遣いが自然と描写されている。他のアニメも場面によってはある一連。

2,コンセントにプラグを差し込む
これは初めて見た。本当になんてことのないカットを手をアップにしてまで見せてくる。圭くんの料理への意気込みや集中力を感じるカットでもあるが、趣味っぽい気もしなくもない。

3,靴を脱ぐ・靴を手に取る・戸を閉める・立ち上がる
日常で必然的に生じる動作。ここも直前でカットを割らずに作画。
ふらいんぐうぃっちの基本スタンスが伺える。

・大人の子供の芝居の差
はっきりと差別化されている。
大人のキャラの芝居には無駄な動作が殆ど無い。言ってしまえばなんの変哲もないごく自然の芝居。
一方子供の千夏ちゃんは無駄な動作しか無い。身体で大きく芝居をする。
表情もコロコロ変わるし一つ一つの動作も可愛らしく仕上げてきている。どこかの小学生を参考にしたかのようなあるあるな仕草。
大人の芝居をさっぱり目にすることによって、より子供の動きがイキイキ見えてくる。そんな差。

・こだわりの猫
黒のシルエットはロングショットだとCGにしても違和感がない。
手描きパートでも猫らしい、動物らしい仕草などに非常に作り手のこだわりを感じた。歩く、尻尾を振る、回る、あくびをする。そんななんてことのない仕草に胸キュンするのだ。

・細かくはない、丁寧な作画
日常の芝居の描写は細かいが、芝居付け自体は細かくはない。やり過ぎだけどやりすぎてない感じ。これ以上行くと作画アニメになってしまう。
そのバランスも良かった。

〈撮影〉
・服の質感、タイツの質感、髪の質感。
監獄学園のイメージ。質感がやはり違うよなぁ。
ただ適当にグラデ処理がされているのではなく、太腿から踝にかけてだったら、より肌の質感を強める影付けになっていたり、服だったら皺に出来る影が意識されていたり。
タイツの処理は印象的。こだわり加減からスタッフに変態がいる気がしますね。今の段階ではJ.C独自のスタイル。

・撮影処理
バスの窓の水滴とか、川の水の表現とか。
窓の透け具合や反射。

・ピント調整
ボケとピン送りのタイミングも絶妙。演出的な撮影処理。

・玉ねぎアップ
J.Cらしさが詰まってる。玉ねぎここまで描かなくてもええんやで?
グラデ加減がほんと絶妙。玉ねぎにも玉ねぎらしさを忘れない。

〈脚本〉
・セリフ
良い。キャラとキャラの間のやりとりに無理がなく嘘もない。
キャラクターがしっかりしているため、セリフに違和感も感じなかったし、らしいセリフと思わせるセリフも多々あり、キャラ設定や構成の上手さも感じたり。

・会話のスピード、バランス
良い。カット割りや場面転換とも密接関係があると思うが、焦らずゆったり、でも遅くもないキャラのスピードで会話が進む心地よさ。

・聞かされていると感じるセリフが一切ない。
キャラ同士で説明的なセリフのやり取りはあるが、視聴者に向けたセリフと感じるセリフは殆ど無く、彼女達の日常を覗く傍観者に徹することが出来た。

・年相応のセリフ
ここでも差別化。子供は子供らしく、大人は大人らしく。
声優さんの演技も噛んでる。

・会話の流れにも無理がない
安心して聞ける。このあたりは原作力も感じたり。

〈音響〉
・環境音、SE
岩浪さんは派手なアクションSEなイメージがあったが、僕街でかなり印象が変わって、器用な方だと理解した。
田舎の自然で自然なSEが自然に耳に入ってくる。
全体的に抑え気味にしている印象。

・子供の演技、大人の演技
子供は子供らしさ全開に。大人は自然に。
演技指示がなかったとは思えない感じがしますね。
大人の女性陣のサバサバっとした自然な演技が個人的にはかなり好み。

・動物陣、可愛い上手い
猫:茅野愛衣さん
猫:佐倉綾音さん
鼠:小澤亜李さん
まず上手い。
しっかり猫してるし可愛らしさとかも備わっていて、これは実力がないと無理だなと。
嫌がったり嬉しがったり、少し威張ったり、あくびしたり、人間と会話したり、結構色々やってるなと。
難易度高いです。

〈音楽〉
・テンポ感
ゆったり目なシーン、少しスピーディーなシーン。お馴染みなシーン。
場面に合った楽曲。癒やし成分かなり放出している。曲だけ聞いてたら寝てしまいそうな。


・フィルスコ的なBGM
偶然?遊び心も感じる楽曲も少なくない。
雰囲気を第一にした劇伴だったように思う。
ふらいんぐうぃっちの為の楽曲。

〈美術〉
・美術の雰囲気
良い感じ。場面描写も丁寧でした。


〈キャラ〉
・ユニーク
可愛らしかったり少しお馬鹿だったり、長所も短所もバランスよく引き出していて、個性も十分あったと思う。
深い余計な設定がなかったのが大きかった。

・お姉さん相変わらず
エロい。

(OP)
・大畑さん
愛すべきは大畑さんOP。
元気が出ます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

84.4 5 居候アニメランキング5位
未確認で進行形(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2204)
11717人が棚に入れました
ごく普通の生活を送る高校生・夜ノ森小紅の16歳の誕生日。許嫁なのに影が薄い三峰白夜と、小姑なのにどう見ても幼女の三峰真白が現れた。ブリーフィング無しでいきなり始まった奇妙な同居生活。シスコンで変態な姉・夜ノ森紅緒まで加わり、事態は相当ややこしいことに。小紅の生活は普通じゃなくなった。

声優・キャラクター
照井春佳、松井恵理子、吉田有里、羽多野渉、愛美、佐倉綾音、藤田咲、角元明日香

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメは制作会社で選ぼう!

ごく普通の生活を送る高校生・夜ノ森小紅の16歳の誕生日。
許嫁なのに影が薄い三峰白夜と、小姑なのにどう見ても幼女の三峰真白が現れた。
ブリーフィング無しでいきなり始まった奇妙な同居生活。
シスコンで変態な姉・夜ノ森紅緒まで加わり、事態は相当ややこしいことに。
小紅の生活は普通じゃなくなった。

各話のサブタイトルは登場人物の話した台詞となっている。
#01「何事も最初が肝心です」
家事万能、巨乳安産型、その他はごく普通の高校生・夜ノ森小紅。
そんな小紅の16歳の誕生日。
突然訪ねてきたのは許婚・三峰白夜(影薄い)と、その妹の小姑・三峰真白(どう見ても幼女)。
なぜか始まる同居生活。
実姉・夜ノ森紅緒は今日も元気にシスコンで変態だ。
果たして小紅の生活は一変するのか、しないのか。
うまく言えないので確認してください。

#02「ロリ小姑ってのも悪くないわ」
突然許婚と小姑が現れて困惑する小紅。
許婚・白夜はさておき小姑・真白はどう見ても幼女。
なのにまさかの同級生。
展開についていけない小紅をよそに、姉・紅緒は語る。
「あるのもないのもすばらしい」。
見た目も幼女、中身も幼女な幼女高校生・真白だが、小紅と白夜に起こった昔のことを知っているような、いないような。
よくわからないので確認してください。

#03「ラブコメの波動を感じる」
体育の授業。
小紅は跳び箱が苦手。
同級生のまゆら曰く「ハンデがあるからね♪」。
そんなこんなで日曜日。
家事にいそしむ小紅。
手伝いを申し出る紅緒。
平和な休日が過ぎゆくかに思われたそのとき、突如響き渡る紅緒の絶叫。
溢れ出る真白の絶望。
禁断のBPが今明かされる。
BPについては本編で確認してください。

#04「あれはただのへんたいです」
紅緒によって明かされた過去のこと。
突然の話に小紅はショート寸前でビックリ緊急ダウン。
代わりに台所に立つ紅緒。
生み出される悪夢の数々。
小紅のありがたみを知る真白。
一方白夜は小紅に嫌われたと思い込み、逃走というより暴走。
今回の白夜はよくしゃべるとかしゃべらないとか。
実際のところは確認してください。

#05「これが経産婦だと」
和装の美女がやってきた。
どう見ても若すぎるが、真白の母・白雪らしい。
緊張する小紅。
身構える真白。
白雪の若さを前に苦悩する紅緒だが、結論的には「かなりアリ」。
そんな中、白雪の口から驚くべき話がとび出す。
混乱する小紅。
果たして語られた内容は真実なのかどうなのか。
言葉だけでは伝わらなさそうなので、その目で確認してください。

#06「そうだ、小姑でうめよう」
チョコレートを前に小紅が悩む。
白夜が悩む。
真白も悩む。
まゆらは笑う、「バレンタインっていろんな人間ドラマがあって面白いよね」。
そう、2月といえばバレンタインデー。
ネッシー。
モンゴリアン・デスワーム。
雪男。
ネッシー。
ネッシー。
ネッシー。
さて問題です、このお話でいったい何回「ネッシー」と言うでしょう。
よく聞いて確認してください。

#07「それはそれ、これはこれ」
生徒会書記、末続このは。
強烈な紅緒信者である。
その友人、大野仁子。
空気の読めない新聞部員である。
真白に嫉妬心を燃やすこのはに調査協力を申し出る仁子。
「こっそり」とか、そんな寝言は寝て言おう。
そしてなんだかこのはの言葉づか(略)真白とこのはの戦いが今始まる!
俺たちの明日はどっちだ!?
略されたところは確認してください。

#08「妹の悲しみをいやすのは、妹」
「一言でいうと、よくあることだ。ムー的な視点で言えば。」尻が大きいのは悪いことじゃない。
乳が大きいのも悪いことじゃない。
むしろいい。
それはともかく、真白とこのはの戦いはまだ続く。
ついに迎える屋上決戦。
まったく関係ない紅緒様。
いつも通りと思いきや、突然の急展開があるとかないとか。
やっぱりあるので確認してください。

#09「くつじょくです、はずかしめをうけました」
思いがけず新展開。
忠実な白夜。
小紅は否定されたらちょっとショックな自分に気づく。
目にゴミが入っただけという弁解。
それに対する紅緒の愛。
白夜も愛。
小紅のスクープを狙う仁子。
紅緒の変顔を狙う真白。
そんななか、ついにデレ期到来か。
誰のデレ期がきたのかは確認してください。

※一迅社のCMを一年ぶりに視聴。
No.12までは2014年視聴済。
No.13は2015年視聴。

#10「デレ期という単語を調べたら」
ホワイトデーをめぐって、白夜が悩む。
真白は叱咤する。
紅緒は悶絶する。
小紅は俺の嫁。
デレたらデレたなりに物語は進む。
小紅はいい子。
このはもいい子。
仁子もいい子だけど、今日も元気に暴走中。
念願の記事掲載は叶うのか。
そしてなんだか今回は、意外な人がツッコミ役に。
その切れ味を確認してください。

※一迅社のCM No.14を2015年に視聴。

#11「ハンカチを楽しんでるのよ」
ハンカチは楽しむものらしい。
先週に引き続き、白夜は悩む。
仁子はなんとUMAを目撃。
夕暮れ時でも油断は禁物です。
一方、小紅と白夜の仲に進展が。
なんとデートに出かけることに。
コブつきで。
不良の第一歩。
春休みに入ったり、新事実が発覚したり、色んな要素はあるけれど、とりあえず初デートはどこへ行ったのか。
確認するのはそこからだ。

※一迅社のCM No.15を2015年に視聴。

#12「わかってる? わかってる」
白夜と真白が姿を消した。
なくなった荷物。
途絶えた連絡。
静かな我が家。
不安と心配に苛まれる小紅だが、まゆらに背中を押されて三峰家へ。
山に分け入り、懸命に白夜と真白を探す小紅。
そこで彼女が見たものは...?
これからどうなるかはわからないけれど、冬は終わり、春が来る。
最後までどうぞ確認してください。

※一迅社のCM No.16を2015年に視聴。

【アニメキャラの魅力】とにかくずば抜けて可愛い!萌えアニメの主人公「夜ノ森小紅」の魅力とは?
『未確認で進行形』は、アニメで一気に評価を上げたタイプの作品のひとつだと思います。それゆえにアニメ化されてからの反響が大きく、アニメの続編を望む声も多いです。当然キャラクターも可愛らしい女性キャラが多く、ロリ、妹属性に目のない「紅緒」、その属性にぴったり当てはまる「真白」。そして今回ご紹介する、その中でもダントツで可愛い(と個人的に思っている)「夜ノ森小紅」。

この3人が歌い踊るOP映像は、近年稀に見る傑作だと思います。OPのイントロで流れる写真風イラストは可愛さ&色気を感じさせ、歌が始まれば小紅の豊満な胸揺れと真白と紅緒の楽しそうな(イヤイヤそうな)絡みもあり・・・。このOPだけでも魅力を最大限に発揮している3人なのです。

■妹で巨乳で微ツンデレで男口調でツインテール
小紅はとにかくたくさんの属性を持っています。紅緒の妹であること、真白曰く巨乳安産型であること、許嫁となった白夜へ対しての微ツンデレ、少し変わった丁寧な男の子よりな口調・・・。どれもキャラクターのイメージを語る上で大切な要素です。

しかし、筆者が最も驚いた属性はその口調です。漫画で読んだ時には「変わった女の子だな」というくらいの印象だったのに対して、アニメを見たとたん、その口調があまりにもマッチしており、その上今まで聞いたことの無い“萌え”を醸し出しているではありませんか。完全に撃ち抜かれました。

■次々と見せつける圧倒的な萌えボディスタイル
小紅は、真白曰く“巨乳安産型”。胸はかなり大きいです。それこそOPでぷるんぷるんするくらい。下半身の描写はあまりありませんが、全体像が見えるとその良さがわかります。可愛エロスなのです。容姿すべてが。もうたまりません。

■可愛い外見に負けない内面の愛らしさ
小紅は性格も良いのです。つまり完璧超人なのです。料理をすれば真白のお子様舌に合わせて料理をし、イベントがあるごとにあれやこれやと考え、全てのキャラクターに懸命に寄り添っています。もうここまで来ると逆に狙いすぎて嫌われかねないのですが、そこを見事にクリアしているのが「夜ノ森小紅」です。まだ観ていないという方は、ぜひご自身の目で「夜ノ森小紅」の魅力をご堪能下さい。

TVアニメ化が決定した『三者三葉』気になる放送時期が判明! アニメ制作は『未確認で進行形』を手がけた“あの”会社!
原作・荒井チェリー先生からのお祝いコメントも

「まんがタイムきらら」で最長12年の連載を誇り、そして現在も絶賛連載中の『三者三葉』。先日TVアニメ化が発表され、このたび2016年春に放送決定となりました。原作は、元気はつらつの大食い娘・小田切双葉、腹黒委員長の葉山照、元・お嬢様の西川葉子という、名前に「葉」の字がつく“三者三様”の性格の女子高生が織り成す、キュートで愉快な日常模様を描いた人気コミック。そして今回、アニメのキービジュアル第1弾、公式HP・Twitterのオープン、さらにアニメスタッフの情報が解禁となりました!

◆キービジュアル第1弾公開!

★今回解禁されたキービジュアル第1弾では、双葉・照・葉子の3人の仲の良さがよく描かれています。そしてこのビジュアルを使用したhttp://sansyasanyou.com (ティザーサイト)も本日オープン! ティザーサイトでは、原作・荒井チェリー先生からのお祝いコメントも掲載されているので、こちらも要チェックです♪

◆スタッフ情報も公開!
●アニメーション制作を務めるのは、同じく荒井チェリー先生原作の『未確認で進行形』や『ゆるゆり、ゆるゆり♪♪』で知られる動画工房。
●そして監督・木村泰大氏、キャラクターデザイン・山崎淳氏、シリーズ構成・子安秀明氏という布陣となっています。

◆TVアニメ『三者三葉』作品概要

<放送情報>
2016年春TVアニメ放送開始

<INTRODUCTION>
大食娘・小田切双葉、元お嬢様・西川葉子、腹黒委員長・葉山照の仲良し三人組に加え、クラスメートで永遠の二番手ツンツン娘・西山芹奈や、親切心からひと言多い近藤亜紗子、陰謀が大好物な葉子様の元メイド・薗部篠…、ゴーイングマイウェイな面々がマイペースに大騒ぎします!

<STAFF>
原作:荒井チェリー(芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督:木村泰大
キャラクターデザイン:山崎淳
シリーズ構成:子安秀明
アニメーション制作:動画工房

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【げそいくお氏】
2015年秋放送:「ハッカドール」
過去に関わった作品(例):「未確認で進行形」/「キルラキル」/「プラスティック・メモリーズ」

げそいくお監督……?と不思議な名前に釘付けになった方も多いはず。思わず声に出して読みたくなる名前の彼は、1987年生まれと若いながらも現在はフリーで活動をしている実力者。他にも奥居久明、ikuoといった名義でも活動中とのこと。

アニメは制作会社で選ぼう!
【動画工房】
NEW GAME!(2016)
干物妹!うまるちゃん(2015)
プラスティック・メモリーズ(2015)
月刊少女野崎くん(2014)
恋愛ラボ(2013)

視聴回数2回以上の作品
三者三葉(2016)
未確認で進行形(2014)
ゆるゆりシリーズ
ゆるゆり♪♪(2012)
ゆるゆり(2011)

「うまるーん」へのときめきが止まらない中、2015年秋は「緋弾のアリアAA」を制作している動画工房。他にも「月刊少女野崎くん」といった2期が待たれる作品が多数。……「恋愛ラボ」も期待しております。

【動画工房】大注目のアニメ制作会社、その人気の秘密とは?
昨今では、季節毎に物凄い数の新作アニメが放映されています。その際に作品をチェックする取っ掛かり的なポイントがアニメファンには色々あります。

原作漫画や小説のファンであるとか、好きな監督の新作であるとか、大ファンの声優さんが出演しているとか、そういう作品に着目するきっかけになる各要素。そうした中で、ファンにとって特に重要なポイントになっているのが、アニメ作品を作る<製作会社>です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』といったメジャー作を世に送り出した京都アニメーションや、斬新な映像表現を武器に『ひだまりスケッチ』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』をクリエイトしたシャフト、硬派な雰囲気とスピード感のあるアクションシーンに定評のあるBONESなどなど、アニメファンから熱狂的な支持を受けている人気会社が沢山あり、一種のブランドとなっています。

この会社が作っているから観てみる。この会社ならば作画も出来も期待ができる。アニメファンにとっては、製作会社ってとっても大事なものなのです。

そうした中でも、近年大きな注目を集めている人気急上昇中のアニメ制作会社が、「動画工房」です。

その美しいアニメーションでアニメファンを楽しませてくれる優れた作品をリリースし続けている動画工房。そんな動画工房の作品、その魅力を探っていきたいと思います!

■とにかく可愛い女の娘を観てください!  『未確認で進行形』
『未確認で進行形』は、女性漫画家である荒井チェリー先生の四コマ漫画を原作としたラブコメアニメ。女性しかいない夜ノ森家の次女・小紅は、16歳の誕生日に自分に許婚がいることを初めて聞かされます。そして、なし崩し的に始まる彼女の許婚、三峰白夜とその妹、真白との同居生活。突然自分に将来の夫が出来たことに戸惑いを隠せない小紅。しかも、白夜と真白には重大な秘密があり……という、ちょっとファンタジックな要素を取り入れたラブコメです。

本作の何よりの魅力は、キャラクターの可愛らしさでしょう。女の娘らしいグラマーな体型(ただし、本人的にはそれが大きなコンプレックス)の持ち主で、白夜の読めない行動に翻弄されつつも、徐々に彼との距離を縮めていく小紅。その小紅を溺愛する重度のシスコンである姉の紅緒。小紅の"小姑"として、ちっこい身体で思いっきり背伸びした行動をする真白。こうした個性豊かで可愛い女の娘が次々に登場し、動画工房の流麗なアニメーションで描かれるのです。

そして、本作の魅力はそういった"萌え"の要素だけではありません。原作漫画での女性作家らしい繊細な心理描写を動画工房はアニメ版でも見事に再現。メインヒロインである小紅のモノローグを多用した作劇やエモーションに満ちた演出の数々は、ドラマに深みを与えると共に、作品内に独特の感性を付与することに成功しています。

放送時期とシンクロした劇中の冬景色も相まって、何とも言えない情感に満ちたラブコメ作品となった『未確認で進行形』。"みでしみん"と呼ばれる熱狂的なファンも生み出した本作の人気の秘密がそこに凝縮されています。

ちなみに、本編は勿論のこと、小紅、紅緒、真白によるユニット"みかくにんぐッ! "が歌うオープニング主題歌とエンディング曲は、そのポップな曲調もあいまって素晴らしいアニソン、キャラソンとなっています。そんな楽曲の素晴らしさを見事に映像化してみせたアニメーションも、これまた凄い出来でアニメファンならば必見です!  嬉しいことに、TOHO animationの公式YouTubeアカウントでも公開されていますので、未見の方は是非ともチェックしていただきたいと思います!! 

アニソン好きライターが独断で選んだ「2014年ベストアニソン」
『未確認で進行形』の『とまどい→レシピ』
『月刊少女野崎くん』といい、この『とまどい→レシピ』がオープニング曲に使用された『未確認で進行形』といい、2014年の動画工房の勢いと制作作品のクオリティは本当に凄かったですよね。2014年、大人気のアニメーション制作会社さんです。

そんな動画工房の素晴らしいアニメーションも目を引く『未確認で進行形』の『とまどい→レシピ』も、個人的な2014年のベストアニソンから決してオミット出来ない楽曲。「ふぅふぅらったった」という抜群の語感を持つリリックから始まり、物語のストーリーや劇中でキーアイテムとなるお菓子の名称で巧みにデコレーションしたチャーミングな歌詞で突っ走る。

物語の主役である3人の女の娘、小紅、紅緒、真白ちゃんの3人組ユニットである「みかくにんぐッ!」によるヴォーカルもナイス! 何より、この歌と音がアニメーションに重なった時の高揚感が凄いんです。滑らかに動きまくるアニメーションにシンクロしたメロディとリズムは、視覚的にも聴覚的にもとにかく気持ちが良くて、ひたすらに楽しい気持ちにさせてくえます。アニメのオープニングやエンディングに使われる楽曲って、やっぱりアニメーションと一緒に観てこそおもしろいのだな、なんてことを再認識させてくれた1曲。

作曲を担当したのは、ネット発の音楽クリエイターで、ヴォーカロイド関連の楽曲を動画サイトにアップしていたというJunkyさん。Junkyさんは、エンディングの『まっしろわーるど』も制作されており、こちらもポップなメロディと、真白ちゃんのキャラクター性を凝縮した歌詞、そして、デフォルメキャラがちょこまか動きまくるアニメーションに惹きつけられる名曲です。

『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?

5位:ラブコメの波動を感じる(未確認で進行形)

2014年1月から3月にかけて放送された。全12話。
テレビアニメ化は2013年9月21日に発表され、公式サイトの開設に併せてキャストやスタッフも公表された。また、同年10月20日には制作発表番組「テレビアニメ『未確認で進行形』制作発表 〜番組内容は確認しておきます。〜」が、12月8日には特別番組特番「TVアニメ『未確認で進行形』放送まであと1ヶ月くらいSP 〜初だし情報もあるらしいけど、それが何なのかは確認しておきます。〜」が、それぞれニコニコ生放送で配信された。

2014年3月19日発売のBD / DVD第1巻にテレビ未放送の温泉編を描く新規OVA「見て。あれが私たちの泊まっている旅館よ。」を収録したり、ユニット「ひばり高校1年3組」(小紅、真白、まゆら)のオリジナル楽曲を録り下ろしたキャラクターCDを同梱するなど、全6巻のソフト販売への注力も推進されている。

2014年2月12日にはレコチョクの同年冬アニメランキングで第7位を記録したことが報じられた。同年2月26日にはアキバ総研の同年冬アニメ実力ランキングで第3位を記録したことが報じられ、同年4月10日には同サイトの同年冬アニメ満足度ランキングで第2位を記録したことが報じられた。

監督の藤原佳幸は『GJ部』の第1話を担当した彼の絵コンテを見た東宝プロデューサーの吉澤隆による依頼、キャラクターデザインの菊池愛は『GJ部』のオープニングアニメーション原画を気に入った藤原の要望を聞いた動画工房プロデューサーの鎌田肇による提案、シリーズ構成の志茂文彦はプロデューサー陣による推薦で、それぞれ起用された。

まず、藤原は原作の第1巻で小紅の身体にある幼い頃の傷跡を真白が見つける入浴シーンをそのままアニメ化すると、お色気の強い作品だと誤解されそうな懸念を持った。そのため、アニメではシチュエーションに変更が加えられ、第4話の後半で寝込んだ小紅の汗を真白が拭いてあげた際に傷跡を見つけるという展開になっている。そういった原作のエピソード整理が為された第1話は絵コンテの段階で尺を5分オーバーしたため、オープニングを最後で流すという構成になった。また、第1話は藤原が『伝説の勇者の伝説』の助監督時代に実力を見込んで今回直に依頼した、編集の平木大輔にも助けられている。

キャラクターの掛け合いの魅力を損なわずにアニメとしても成立させる点に配慮する一方、キャラクターデザインについては巨乳安産型である小紅が服の上からでも胸の大きさがわかるものの太っては見えないように藤原が配慮し、菊池もそれに応えた。また、小紅だけでなく全キャラクターのデザインに関しては輪郭部に原作にない白いハイライトが入れられたが、これは舞台を雪国にすることと作品の時間軸を放送時期に合わせることが決まったため、白が基調の背景と色の強いキャラクターのマッチングを考えてのことである。

紅緒の変態ぶりの表現など声優たちのアドリブに助けられたところは大きく、小紅役の照井春佳、紅緒役の松井恵理子、真白役の吉田有里はオーディションで選ばれたが、その際に照井は「最初から『あ、小紅がいる』」「まんま、小紅だなあ」、松井は「変態っぽく湿度がある感じに聞こえるけれど、その中に上品さもある」「小紅や学校の生徒が見ている『紅緒の素晴らしさ』のニュアンスも含まれている」、吉田は「飛び道具が来たな」「(オーディション中に真白として台詞を喋っている声と、挨拶に来てくれた時の声が変わらないため)正直、すごいな」という印象をそれぞれ藤原から持たれた。

オープニングアニメーションは、絵コンテを制作デスクの梅原翔太による下描きを元に、藤原が清書や修正を担当した。梅原は、最初の2回は完成版とは全然違う形でずっとキャラクターが踊っているような感じで描いたところ、全てボツにされたそうである。完成版は曲のイントロの長さを利用して小紅たちの本編では見られない姿が描かれているが、これは藤原の趣味によって盛られた部分が大きく、フェティッシュな絵が多くなった。

エンディングアニメーションは、絵コンテと演出を『GJ部』でもそれを担当していた武山篤が担当したが、彼は平木や美術監督の川口正明、音響効果の小山恭正などと同じく、藤原の依頼で『GJ部』から引き続いて起用された。エンディングアニメーションの絵コンテは、その可愛さから即OKとなった。

夜までみんなで╭( ・ㅂ・)وぐッ!
ニコニコ生放送各回終了後の毎週日曜22:30 - 23:30に配信していたトーク番組。アニメ終了翌週の2014年4月6日まで配信。

オープニングテーマ
「とまどい→レシピ」(第2話 - 第4話、第6話 - 第12話)
第1話ではエンディングテーマとして使用。第5話では未使用。

エンディングテーマ
「まっしろわーるど」(第2話 - 第11話)
第12話では未使用。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 46
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

このレビューを「みかくにんぐッ!」に捧ぐ!

こ、小紅が可愛い!
可愛いったらありゃしない!!
あまりの可愛さに紅緒とのシンクロ率が相当上がった。
白夜への小紅の気持ちが高まる度に、
「ラブコメの波動がする~!」と
紅緒と一緒にのたうち回っていた。
小紅には誰のものにもなって欲しくない、
でも、
小紅が初めての感情に戸惑う様子を愛でていたくもある。
で、
ど、どうすればいいんだ~!
と、のたうち回ることになる。

OPとEDの出来も良い。
共に「みかくにんぐッ!」(小紅・紅緒・真白)によるキャラソンなのだが、
楽しくて毎回飛ばさずに観てしまった。
特にOP冒頭のみかくにんぐッ!メンバーのスナップショットの高速スライドショー、
おお!とか思っている間にドンドン進んでいくから目が離せない!
え?思わず目を離してしまった?
そんなあなたのために、
「スナップショット全部解説&ランキング」(やっぴ基準)
やってみました!
なお、解説の順番はスライドショーの順番となっています。
{netabare}
こべに:正面バストアップ、白と薄紫のビキニ?左の壁に微かにもたれかかる、こぼれんばかりの胸、儚げな表情 S
ましろ:砂浜にうつ伏せバストアップを左から、水着?顎を砂浜につけ両手は顔の横、目を閉じ心もち満足げな表情 B
べにお:公園のベンチ?に座ったところを正面から、制服、右膝を立てて座り両手で右の靴下を直すしぐさ、見えそうで見えない、いくぶん挑戦的な表情 A
ましろ:草原に寝そべったところを右から、ゆったりとした黒いワンピース?に赤い靴とリボン、うつ伏せ気味に身体をくねらせ、肘で上半身を起こし、右膝を上に膝を重ねる、少し驚きに表情でこちらを見つめる B
こべに:しゃがんだところを正面から、制服に赤いマフラー・黄色い長靴、雪をつかんだ右手をカメラマンに差し伸べる、ほんのりと上気した頬、雪が嬉しくてたまらないという表情 A
こべに:左上半身を正面から、紫の下着?左ブラの肩紐に左人差し指をかけ、やや左を向き僅かにうつろげな表情 A
こべに:ベッドに左を下にして横向きに寝た顔のアップ、左手は胸のあたり、右手は顔の前、一見すると何も羽織ってないように見える、髪が少し顔にかかり恥じらいと戸惑いの表情 A
こべに:体育館に女の子座りしてるのを上から、制服、右手は後ろ、左手は足の間、不思議そうにこちらを見つめる A
こべに:動画、顔のアップを左から、制服にエプロン、手のひらについたクリームを舌で舐めとる、舐めながら目を閉じる A
べにお:バストアップを正面から、制服、メガネ、教科書を広げた自分の席に着き、机に上に両手を重ね、そこに突っ伏した姿勢から顔をあげ、重ねた手の甲に顎を乗せ、右斜め下を見るともなしに眺めやる、寂しいようなつまらないような表情 B
こべに?:口元のドアップ、僅かに開いたピンクの唇から覗く上の前歯と今まさに舌なめずりをせんと口中を蠢く舌 A
ましろ:右から全身を、明るめの赤いコートに白いマフラー、下は制服か?黄色い傘(猫のワンポイント)を手に降る雪に顔を輝かせている B
ましろ:かなり引いた全身を正面から、紺と白のボーダーのタンクトップに水色のキュロットスカート?長く続く石段に足を投げ出して座り両手とも膝の上、夏の陽光のもと暑さに閉口した表情 B
こべに:顔のドアップ、ベッドで首を右にうつ伏せ、右手は顔の前、右肩もわずかに覗き一見すると一糸纏わぬ姿、前髪が顔の大半を隠し、小さく開いた口でスヤスヤと眠る A
こべに:全身を正面やや上から、制服、学校の階段に足を延ばして腰かけ、手は太ももの上、右に鞄、うつろげな表情で視線はやや下 B
こべに:膝から上を正面から、白いワンピースに淡い黄の半袖のカーディガン、湖でオールを手にボートを漕いでいる、閉じられた膝、楽しげで満足感も覗く表情でこちらを見る A
べにお:やや左から全身、制服、畳に膝を立てて座り両手を後ろにして体重を支える、膝をくっつけた絶妙な足の角度により見えない、やや首をかしげ何か問いたげな表情 A
べにお:動画、ほぼ顔のアップ、茶のコートに紫のマフラー、公園?の水飲み場で水を飲むところを左から、右手は水飲み場の淵に軽く添え、左手で髪を抑えながら噴水状に吹き上がる水を目を閉じて、日常的な仕草に浮かぶ神々しさ A
べにお:木製のベンチに仰向けに横たわる全身を右から、制服、鞄を枕にし左膝を軽く立て両手をお腹の上で組む、目を閉じリラックスした寝顔 B
こべに:膝上の全身をやや左から、制服、線路をバックに金網に軽く身体を預けている、両手を後ろで組み心もち前傾姿勢、心からの信頼を感じさせる表情でこちらを見つめる A
ましろ:突堤に女の子座りを正面から、白いブラウスに濃紺の膝丈オーバーオール・ストライプのベレー帽と赤い蝶ネクタイがアクセント、左手に黄色い弁当箱、右手に箸、大きいおめめともっと大きなお口、そのお口にタコさんウインナーが投入される瞬間 B
こべに?:おしりより上の全身を右斜め後方やや上より、清らかな泉にて全裸で沐浴するこべに、勢いよく立ちあがったその瞬間を捉える、全身を反らし両腕を広げ首も大きく反らす、髪は直立するように真上に舞い上がる、女神の沐浴としか表現のしようがない S
ましろ:正面からのやや近いバストアップ、襟元が白い緑のワンピース?、右手に持ったポッキーを顔の左に寄せ、満面の笑み B
べにお:膝より上の全身を正面から、ショートパンツに白いパーカー・頭にはカウボーイハット、両手をポケットに突っ込み挑戦的な笑みを浮かべてこちらを眺めやる B
こべに:草地に膝を立てて座る姿を正面から、制服にローファー(茶)、どうして見えないのかわからないくらい際どいがやはり見えない、両手は後ろ首をやや左にかしげ虚ろげに目を逸らす A
ましろ:膝を抱えてしゃがんところを左から、ノースリーブの白いワンピースに赤紐のサンダル、住宅街の小径に流れる人工の小川に魅入られるましろ、夏 B
ましろ:動画、制服、腰から上を真後ろから、木立の向こうに沈みゆく太陽に渾身のダブルピースを贈りながらの垂直ジャンプ A
こべに:全身を左から、制服、書架から本をとろうと踏み台の一段目に爪先立ち、右手で身体を支え左手に本を持ち、やや驚いた表情でこちらを見つめる B
べにお:立てた左膝に寄り添うところを左からアップで、緑のビキニ?ちらりと覗く胸元、立てた膝を舐めるように突き出された舌、ややうつむき加減に無表情を装った視線を向ける A
べにお:部屋にクッションを抱いて座る姿を正面から、タンクトップの上に緩めのTシャツ?大きめのハートのYESクッションを股の間に両足で抱き、両手はクッションの上にダラリと垂らす、チュッパチャプス?を咥え不敵にこちらをにらむ B
こべに:教室の椅子に座るところをやや左から、制服、左膝を椅子の上に立てそのつま先を左手で掴む、どうしてこれで見えないんですか?背もたれのせいですか?左膝に顎を乗せややうつむき加減、視線も下に向け寂しげな表情 A
べにお:神社?の石段に腰かけたところを正面から、シャツ?の上から紫のカーディガンを羽織る、ショートパンツに薄紫のニーソックス・白い靴、足をやや開き左足を上に足首辺りで重ねる、股の間に両手をつき、フレーム外の誰かに話しかけるようにやや右を向く、楽しげな表情 B
ましろ:正面やや右から立ち姿を、制服、届いたばかりの宅配ピザをつまみ食いしているところを撮られて狼狽、1ピースを両手で持ち、チーズがトローリと口から伸びている B
べにお:顔のアップをやや右から、制服?左手を左頬に添え視線は右斜め下、何かを思い詰めたような可憐な少女を演じているフリ B
ましろ:フローリングに豪快に頭からダイブ!メイド服に赤い革靴、床に散乱するトレイ・カップ・ソーサー・右靴、ぶちまけられたコーヒー、ヘッドスライディングよろしく床に突っ伏すメイド、混乱の極み B
ましろ:全身をやや左下から、ノースリーブの白いワンピース・裸足、草原を両手を広げ大きなストライドで飛ぶように走る、その顔は楽しくて仕方ないと訴えている B
{/netabare}

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふう、大変だった。
こんな企画やめときゃよかった。

しかし、撮影者は誰なのであろうか?
かなり際どいショットもあるうえに、
3人の魅力をこれ程までにを引き出している。
白夜?
それはあるまい。
真白はともかく、
もっと深い関係にならないと小紅のあんなショットは撮れまい。
ましてや、紅緒からかような表情を引き出すなんて出来っこない。
う~ん、
篠○紀信にでも頼んだ?

 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

このアニメに出会えて良カッター!!

【感想】
やっぱりこういう作品は1クールに1つは欲しいですね。
小紅、真白、紅緒が本当に魅力的!
この3人のやり取りに癒され、天然で一途な白夜の行動にタジタジになる小紅を見てニヤニヤして、真白にニヤニヤし、紅緒様の暴挙に爆笑し、撫子のツッコミが笑いに拍車をかける。
日常のやり取りに関しては本当に満点と言ってもいいくらいかなと。
視聴し終わったあとに胸がいっぱいになるんですよ。
「あー…楽しカッター」「面白カッター」「癒されたー」ε= (´∀`)
映画とか見終わった時にたまになりませんか?
見終わったあとに溜めに溜めた溜め息が漏れるやつ。
きんモザやのんのんびよりでもおんなじ感じだったんですが、みでしもそれらに肩を並べられるくらいの出来栄えだったと思います。

作画も丁寧で、料理シーンの描写だったり、小紅の体の描写あたりは本当に気合を感じる作画でしたね。
小紅エロすぎww
BGMもかなり良かったと思うんですが、出し惜しんでる印象がありました。
BGMなしで環境音(足音や鳥の鳴き声等)だけのシーンが結構多くて、「BGMあんまり流さないなー」という印象を受けました。
悪いわけではないんですけど、スコーン作ってるときのBGMとか、めちゃめちゃいいBGMだっただけに、もっと使っても良カッターんじゃないかと。
ラジオではスコーンのBGMループでひたすら流してるのにね(笑)
そして極めつけは3人の主人公声優ですよね。
夜ノ森小紅役:照井春香(ぱるにゃす)
夜ノ森紅緒役:松井恵理子(カッター)
三峰真白役:吉田有里(ゆーきち)
はっきり言って無名、吉田さんに関してはデビュー作ですからね。
ゆるゆりの時も同じ感じでしたが、両作品を制作した動画工房は今後京アニに変わる新人声優の登竜門になるかもですね。
特に凄いのは、吉田さんは真白の声を作っているのではなく、あれが地声ということ。
金田朋子さんの後継者がまさか現れてしまうとは…
それ以上に暴走具合がとんでもないお方ですがね(笑)
それも含めて金田さんの後継者となってしまうのかどうか…
あと、「ラブコメの波動を感じる」は使い勝手が良くて、今後のニコ動のコメントで流れそうですね。
わさわさ…→パン人間か!→きん!ぱつ!→田舎なのん?イタチですよ→ラブコメの波動を感じる
みでし難民とかも発生するのかな。ていうかもう発生してるのか。

とにかくあらゆる要素から楽しめたアニメでした。
今後のみでしの展開、動画工房、声優さんの今後の活躍を期待しています。


【最後に】
ゆゆ式→きんモザ→のんのんびより
2013年に放映された日常作品は多くの視聴者を魅了し、“日常アニメ”というジャンルを強固なものとする素晴らしいアニメばかりでした。
私も日常アニメにすっかり虜にされ、2014年冬も新たな日常アニメが出ることを望んでいました。
そして桜Trickと未確認で進行形という2つのアニメに出会いました。
この2つは今までの日常アニメに比べれば少し異質ではありました。
みでしは本来であればラブコメであり、伏線もいろいろあるストーリー性をもったアニメでした。
しかしそれらを強く押しているアニメかといえばそういうわけではなく、一番押していたのはキャラ同士の日常のやり取りだったと思います。
だから、ラブコメやストーリー展開に注目していた人から見れば物足りなく感じたり、のんのんびよりのような日常物を望んでいた人からすれば、ラブコメが邪魔に感じた人も中にはいたかもしれません。
私としては、ストーリーやラブコメはオマケ、日常のやり取りを中心に楽しんで視聴した作品でした。
まぁアニメに求めているもの、楽しみたいこと、注目したいことは人それぞれなんですよ。
だからこそ色んなジャンルのアニメがあるわけで。
4月5日のニコ生一挙放送のアンケート結果、最高評価の1が97.3%ですよ!?
これは歴代4位の評価です。
それだけこのアニメが好きだった人も多かったということです。
思った以上に否定的な評価が多かった作品な気がしたので、私なりに理由を考えて書いてみました。
求めるものがそれぞれ違うから、いろんな意見が飛び交うアニメになったのかと。
色々な要素があるアニメってやっぱり展開難しいのかな。

この作品に出会えて本当に良カッターです!
カッター、カッターうるさくてすみません(笑)
詳しくは松井恵理子、カッターで検索してみてください。
「カッターで良カッター!松井恵理子です。」


【以前の感想】
{netabare}ゆゆ式→きんモザ→のんのんびより
まさかこのバトンを繋ぐことができるアニメが現れるとは思いませんでした。
今までの作品に比べれば、キャラの濃さ、展開、設定などから万人受けするとは思いませんが、私はこの作品大好きです。
今挙げた3作品よりなら、ゆるゆりとかに近い印象です。


【3話まで見ての感想】
「のんのんびよりからのバトンを繋げるアニメなんてあるわけない!」
こういう気持ちで今期アニメを見てました。
のんのんびよりからのバトンを繋げる条件、それは「すべてが面白いこと」これが私の中での条件でした。
あまりにも無茶ぶりですが、これだけハードルが上がってしまうのも仕方ないと思うんですよ。
その代わり、設定とか形態はあまり気にしてないので、このアニメは今までとは形態がかなり異なりながらも、自然に受け入れることが出来ました。

1,2話も中々面白かったのですが、3話が別格なくらい面白かったです。
1,2話で大体の設定を固め、準備万端となった3話からは本領を発揮するだけだという印象を受けました。
このアニメも私が日常アニメに求める「ずっとこのキャラたちの日常を見ていたい」状態になりそう、ていうかもうほぼなっています。

ポイントは紅緒の見せ方かなと個人的に思います。
紅緒みたいなウザキャラは諸刃の剣だと思います。
・「うぜぇwwww」
・「うぜぇ…」
同じうぜぇでも感じ方では天と地ほど違います。
いかにして心地良いウザキャラに出来るか、これがうざキャラにとってかなり重要だと思います。
これに一役買っているのは、真白と小紅、そして撫子でしょう。
このキャラたちのやり取りによって嫌なうっとおしさは解消出来てるし、紅緒がすごく良いキャラに見えてきます。
紅緒の滅茶苦茶行動が物語の起点になることが多いため、このウザイやり取りを楽しいと思えたら、この作品は最後まで楽しめると思います。

とにかく、1クール何卒宜しくお願いします。


【オマケ:気に入っていること】
・小紅の口調
丁寧語キャラに見えるけど、なんか男っぽい喋り方をするんですよね。
姉への言葉遣いは本当に合わせてあげてるだけだと分かるし、ギャップを感じてすごく新鮮なキャラに見えます。

・BGM
3話のスコーンを作ってるときのBGMはマジで神!久々に流れた瞬間に「良い!」と思うBGMを聴いた気がする。

・真白が学校に通うこと
最初は違和感ありまくりでしたが、真白が学校にいるのといないのでは作品の面白さが大分変わるだろうと3話を見て思いました。このあたりはアニメだから許されることかなと。

・真白の素直さ
紅緒をウザイと思いつつも、妹の小紅はしっかり認めている、白夜に小紅のためにもしっかりしろと促す。キャラの思考や行動もしっかりしているし、矛盾とか気にすることとか特になく、安心してこのアニメを楽しめそうです。

・声優さん
新人かな?にしてはすごくいい感じにはまっていると思うし、動画工房制作だけあって、無名だった声優陣を一期に押し上げたゆるゆりをやはり思い出します。


【4話感想】
4話を見た限りではのんのんびよりとかの流れとはやっぱり違うのかなと思いました。
別に面白くないというわけではなく、違う魅力のある作品かなと思います。
{netabare}思った以上にストーリー性が強くなってきました。
また、設定も結構手が込んでいて、伏線を結構張っているような印象を受けました。
真白と白夜、そして三峰の謎、このあたりを徐々に明らかにしていくストーリーなのかなと。
もちろん小紅と白夜の恋愛というのはありますが、もうほとんど傾いているので。
あとは、白夜の秘密を知ったときの小紅の気持ち、白夜の気持ち、そのあたりがメインになってくるストーリーなのかなと予想してみます。
謎、秘密に関しては結構伏線っぽい描写があるので、ある程度は見えるかなと。
あとは、ストーリーもそうですが、やはり楽しい日常描写をもっと見ていたいなぁという気持ちです。
ストーリーと日常、レールガンでもそうでしたがこの2つをうまく絡めて展開出来るかどうかが鍵になってくると思います。
今後の展開に期待です。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

66.0 6 居候アニメランキング6位
明日のよいち!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (668)
4069人が棚に入れました
山で父と修業をしていた少年剣士・烏丸与一。ある日、父に「このままでは、お前はこれ以上強くなる事はできぬ!」と言われ都会に出ることを決意する。新たな修業を求めて都会・浅模市(あさみがわし)に出た与一は同じ流派の斑鳩いぶきという少女に出会い、美人4姉妹が暮らす斑鳩道場に居候することになる。

声優・キャラクター
岡本信彦、佐藤利奈、戸松遥、田村ゆかり、花澤香菜、中井和哉、浅沼晋太郎

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

褌だから平気だもん♡

2009年1月-3月TV放送された。全12話。
2006年6月号から連載の漫画を元に制作されたアニメ。
※深夜枠ですが放送コードの関係上パンチラなどは無い。

あらすじ。

山で父と修業をしていた少年剣士"烏丸与一"はある日、父
に「このままでは、お前はこれ以上強くなることはできぬ!」
と言われ都会に出ることを決意する。

新たな修業を求めて都会「浅模川市」に出た与一は同じ流派の
美人4姉妹が暮らす斑鳩道場に居候することになるが・・


感想

先ず主人公が憎めない♡ 1話目で直ぐ分かる通りラキスケ等
常備の超学園ラブコメ風ナンセンス剣術バトルアクション♫

ドタバタギャグ展開も多いので、ハマると何度でも笑える♡
何だかんだで殆ど"いぶき"の勘違いや嫉妬が引き金で問題が
大きいトラブル(ラキスケ展開)になる事も多いが与一が常に
いぶきから理不尽な暴行や不遇を受けるギャグ展開が多い。

キャラデザはラブコメにあってる感じで、各キャラの個性も
可也強く、相対的なバランスも良く親しみやすかった。

鳥谷の2クール後の姿を是非視たいとか妄想もあり・・
「鷲津ビジョン」「つばさビジョン」も何処までいくか・・

各キャラの魅力の補填エピソードが終わる頃には色々と恋が
絡まって可笑しな事になってどうなの?と考える暇を与えず
一区切りの鷺ノ宮の策謀に立ち向かい、勢いがある内に終焉。
原作の状況は不明だけど2クール行けたのでは?と思った。

与一といぶきのやりとりは・・夏奈を相手にキレた春香を
彷彿とさせる雰囲気も・・あったりなかったり・・




烏丸 与一:岡本信彦:高校2年生の17歳。
浮羽神風流の達人。同門流派の斑鳩道場に居候している。
武士道を体現した性格で常に袴を着て木刀を携帯している。
礼節を重んじる。抜群な運動神経とは裏腹にかなづち。
17年間山育ちの為、可也の世間知らずで女性に免疫も皆無。
女性の色香に惑わされやすい。すぐに切腹しようとする。

斑鳩 いぶき:佐藤利奈:高校2年生の17歳。
斑鳩家の長女。流派は浮羽神風流で、斑鳩道場師範代。
ミス翼高に選ばれる等容姿も端麗成績優秀でクラス委員。
両親の都合で斑鳩家の保護者役の家事全般も熟す完璧少女。
責任感が強く明るく優しい性格だが、本当は淋しがり屋。

斑鳩 あやめ:戸松遥:高校1年生の16歳。
斑鳩家の次女。所謂・・素直になれないツンデレ少女。
家事やお化けの類が苦手。胸が小さいことを気にしている。
完璧超人の姉のいぶきに強いコンプレックスを抱いている。
クールを装ったり毒舌気味だが、本当は純情で優しい性格。

斑鳩 ちはや:田村ゆかり:中学3年生。
斑鳩家の三女。芸術家の母の血を濃く受け継いでいる。
中3にしてプロの漫画家で常に漫画の事を考えている。
与一の周辺に起こる女性トラブルを観察して楽しんでいる。
時々あやめやいぶきを煽る事もある。眼鏡っ娘で僕っ娘。

斑鳩 かごめ:花澤香菜:小学4年生。
斑鳩家の四女。泣き虫で運動オンチだが、手先は器用。
所謂ロリ巨乳であやめとは逆に胸が大きい事を気にしてる。
いつも自分を気にかけてくれるマサシのことを慕っている。
口癖は「ふええ」「ふえふえ」与一の事は「お兄ちゃん」と呼ぶ。

鷲津 涼:中井和哉:高校2年生
級友のいぶきに片思い中の元不良で与一をライバル視する。
昔ボクサーを目指していたため、拳を使った格闘が得意。
「鷲津ビジョン」という自分に都合の良い妄想モードを持つ。
「アサミガワ市最強の不良」の異名を持つ。女性に可也純情。

鳥谷 恵太:浅沼晋太郎
鷲津の友人でお調子者の糸目の男子。口癖は「マジ」で。
鷲津の喧嘩を見て彼に惚れこんだ元不良で常に一緒に居る。
初期は鷲津と同程度の体格だが話数毎に小さくなるキャラ。
不良から子供好きの癒し系キャラや小柄の男の娘に変貌。

マサシ:田村睦心
斑鳩道場門下生の1人。かごめの同級生で腕白な少年。

まさゆき:井口裕香/ひろゆき:佐藤聡美/よしお:関山美沙紀
斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの3人。

燕 つばさ:牧野由依:高校2年生の17歳。
燕弁天流次期当主。可也高い武術の腕前を持っている。
武術家としての生活にうんざりで普通の生活に憧れてる。
鷲津を少女漫画風妄想をする「つばさビジョン」を持つ。
極度の羞恥を受けると自我崩壊して殺戮マシーン化する。

鷹司 アンジェラ:生天目仁美:16歳?????
燕家侍女。グラマーでクールな女の子。常にチャイナ服。
爪状暗器を爪に装備して攻撃を行う他、隠れ蓑も使える。
非常に容姿がきれいなので芸能界からスカウトされた。
燕弁天流再興の為獅子奮迅するが本来は優しい性格。

鷺ノ宮 右京:小西克幸、幼少期:井口裕香
鷺ノ宮蒼天流当主。浮羽神風流や燕弁天流と異なり資産家。
鷺ノ宮蒼天流扇術奥義は扇で風を自在に操る"飛竜一閃"。
いぶきを許嫁と勘違いしてる。意外と妹想いな優しい性格。
与一をライバル視し、金を駆使して様々な刺客を送る。

鷺ノ宮 左近:矢作紗友里
右京の妹。ブラコン。お香や薬で相手を洗脳、幻惑する。
兄を貶しながらいちゃいちゃする変な愛情表現を見せる。
変装が得意で暗殺時には苦無を使う。兄の面倒見が良い。

鵺爪 刀十郎:山口太郎:鷺ノ宮の刺客。極度の方向音痴。

女子生徒B(叶):井口裕香:いぶきの級友で親友。

女子生徒A(ゆず):佐藤聡美:いぶきの級友で親友。

雛形 唯:たかはし智秋:翼陵高校1年生。
軽音楽部に所属。美少女で男子生徒にとてももてている。
我が侭な性格。鷺ノ宮蒼天流棍術を駆使した武道を嗜む。

羽鳥 沙綾(はどり さあや)
かごめのクラスメイト。お嬢様で鉄棒が得意。

与一の父:斧アツシ
与一の父親で、浮羽神風流当主。かなり子供じみた性格。
次回予告などのナレーションも担当している。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理想的なハーレム系作品

モロに私好みの作品で期待した以上に面白かったです。
もっと早く観れば良かったと後悔しました。
私の中ではハーレム系アニメの理想形または完成形と言っても良い出来です。
キャラデザも可愛らしくて万人受けしそうです。

ストーリーはテンプレ展開ですが観ていて安心感があります。
ハーレム系に重い話とかあまり入れて欲しくないですから。
私がハーレム系に求める要素は、可愛いヒロイン、イザという時はバシッと決めてくれる人柄の良い主人公、そしてラッキースケベなど。
この作品は私の求める要素が多すぎず少なすぎずバランスよく含まれていたので、とても楽しくてあっという間に終わってしまった感じです。
まだまだ続きが観たかったですね。

また、CVも私の好きな声優さんばかりでした。
ちょっぴりヤキモチ焼きの長女いぶきを演じた佐藤利奈さん。
ツンデレ次女あやめを演じた戸松遥さん。
メガネ&ボクっ娘の三女ちはやを演じた田村ゆかりさん。
ロリ担当?の四女かごめを演じた花澤香菜さん。
燕弁天流では、普段は天然系ながら武術の腕は超一流のつばさを演じた牧野由依さん。
燕家のクール&ビューティーな侍女、鷹司アンジェラを演じた生天目仁美さん。
男性キャラの方も岡本信彦さん、中井和哉さん、浅沼晋太郎さんなど、そうそうたるメンバーです。
キャラのイメージと声が完璧にハマっていました。
ちなみにヒロインの中で一番のお気に入りは、鷹司アンジェラです。
見た目から既に成人かと思いきや、まだ16歳だったことには驚きました。
二番目が僅差でいぶきです。

主題歌はOPとED、どちらも素敵な曲でしたが、特にmeg rockさんが歌うOP「笑顔の理由」は、お気に入りの一曲になりました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

声優さんについてオタクってみました。

山奥からやってきた世間知らずの武士によるドタバタラブコメ。
都会の道場四姉妹といろいろ・・・といったところ。
ありふれた感のあるアニメで、特徴を探すのが四苦八苦です。

個人的注目は、声優さんが豪華なことかな。
2009年冬アニメだからもう7年前。
個性派声優さんの当時の演技が楽しいです。

主人公のよいちは岡本信彦さん。
少しブレーキのかかった声が特徴的。
ブレーク前の貴重な声です。
この後、一方通行や新妻エイジなどの「いっちゃった」声で一世を風靡。
また、碓氷拓海などのイケメン声もこなすなど、多彩な才能を発揮です。

長女のいぶきはサトリナさん。
ちょっと怖いお姉さんを優しく演じられています。
この頃のサトリナさんはブレーク直後。
春香などのやさしいお姉さんはもちろんおてのもの。
美琴もある意味お姉さま、ツンデレ声もお似合です。

次女のあやめは戸松遥さん。
金髪ツンデレを勇ましく演じられています。
彼女の芸歴の初期段階だから、少々不慣れ。
この2年後のあなるが有名ですね。
私は、この3年後のアスナや雫が好きです。

三女のちはやは田村ゆかりさん。
淡々とした役どころをまろやかに演じられています。
この頃はすでに円熟期。
声質の幅は狭いですが、独特なゆかりワールドを構築されています。
我らのゆかり様は永遠に不滅なのです。

四女のかごめは花澤香菜嬢。
幼女の声がかわいいけど、この声は私の好みじゃありません。
高音の可愛さを未だものにできていません。
彼女の黒歴史的な時期なのかな。
今の声優界をしょって立つ、若い頃の彼女の声を楽しむといたしましょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

87.1 7 居候アニメランキング7位
AIR エアー(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3345)
16519人が棚に入れました
国崎往人は旅を続ける人形使い。「法術」と呼ばれる不思議な力を用いて、道行く人々に芸を見せることで生きてきた。特にあてがある旅でもないが、彼は密かに探しているものがあった。
幼い頃、母が繰り返し語ってくれた「今も空にいるという翼を持った少女」。ある夏の日、偶然立ち寄ることになった海沿いの街で、彼は1人の少女と出会う。それが全ての始まりだった…。

声優・キャラクター
小野大輔、川上とも子、岡本麻見、柚木涼香、久川綾、冬馬由美、田村ゆかり、今野宏美、西村ちなみ、神奈延年、井上喜久子
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

AIR考察論

本レビューは『Kanon』『クラナド』の一部ネタバレを含みます。その点に留意して読んで頂ければと思います。

私の数少ない趣味として、毎年夏の季節にAIRを起動し、プレイするという日課があります。高校生の頃からやっているのでかれこれ10年ぐらい続けていました。残念ながら昨年は何かと身辺が忙しかったので、遂にその不名誉な記録は途絶えてしまったのですが。今年もやりたいんですけど、多分無理だろうなあw アニメで誤魔化すとします。ファン失格ですね。

まず、AIRという作品が世に出る契機となったいきさつを紹介します。正直、今回のレビューに関係はないので、読まなくても構いません。単純に興味があればご拝読頂ければと。

■AIR 考察 ① 麻枝准と久弥直樹、『Kanon』から『AIR』へ

{netabare} この作品を作り出したのは、key所属のシナリオライター・作曲家でもあり、『Angel Beats!』でアニメ脚本家としても活躍した麻枝准です。当時、keyの看板ライターといえば、麻枝氏の他にもう1人『久弥直樹』さんという人がいました。この人は『sola』というアニメを作り出したと言えば分かる人も多いと思います。で、keyの前は麻枝さんはネクストン傘下のTacticsというブランドに所属していて、そこから、久弥直樹を含め、樋上いたる・折戸伸治といった今のkeyの中核を担うメンバーと共に現ビジュアルアーツの馬場代表に誘われて、移籍をしました。そしてkey第1弾として作り上げたのが2度のアニメ化を果たした『Kanon』なのです。この作品は所謂泣きに特化したADVという新たなジャンルを打ち出し、後に鍵っ子と呼ばれる、熱心なファンを生み出すギャルゲー史に名を残す名作となりました。

『kanon』の大成功を受けて、keyは直ちに第二作の企画・制作に入りました。所が制作途中に今までkeyの屋台骨だった久弥直樹が退社する事態に。元々久弥の才能に自分は劣っているという感情を抱いていた麻枝は、これを成功させる事で久弥の影に隠れている自分と決別する覚悟を決めたとも言われているそうです。そういう意味で『AIR』は初めて麻枝氏が自分のスタイルを注ぎ込んだ初めての作品といえるでしょう。 {/netabare}

ここから本題に入ります。

■AIR 考察 ② ONE 輝く季節より『えいえんのせかい』から
国崎住人と神尾観鈴の関係性を紐解いてみる。

{netabare}麻枝作品で共通して語られるテーマに『家族』『絆』『死』がよく挙げられます。これは私もそうだと思います。異論を唱える人もほとんどいないでしょう。『死』もしくは『消滅』によって、『家族』としてそれまで築いた『絆』を再認識すると共に、新たなステージへ旅立っていく―と展開を好みます。kanonではこの部分が若干曖昧な表現になっていますが、『AIR』ではこの部分を更に強調しているのが特徴ですね。更に『絆』という箇所に『前世の記憶・因縁』という味付けをして、作品から伝えたいメッセージとそれにおける説得力を強くもしていると思います。

麻枝氏がTactics時代に企画・制作したADVに『ONE』という作品があります。ここで同氏は『えいえんのせかい』というカテゴリーを用いて、『絆』『死(ONEでは消滅という認識が正しいかも)』を描いています。

『えいえんのせかい』とは主人公が無意識的に認識している『異世界』で、主人公とヒロインがお互いに絆を強く確かめ合った瞬間に、主人公が自分が今存在している世界から消滅してしまうという類のものです。主人公の存在自体が消滅してしまうので、残された人間も、絆が弱い順の人から主人公を段々認識出来なくなってしまいます。2人の絆をどれだけ深める事が出来たかで、ヒロインと主人公は再び巡り合う事が可能になりますが、出来なかった場合、主人公は『えいえんのせかい』から帰還する事が出来ず、ヒロインと永遠に会えなくなってしまいます。最終的に救済されるエンドもあるものの、私自身としては、麻枝氏は非常に鬱屈した感情を『えいえんのせかい』にぶつけているような気がしてなりませんでした。

これを『AIR』に当てはめてみると、ONEの主人公=国崎、ONEのヒロイン=観鈴という形が順当になるかと思います。絆を確かめ合った次の日、国崎が居なくなってしまうという展開は先程の『えいえんのせかい』に消えてしまったONEの主人公と同じ運命を辿っているようにも見えます。所が国崎は自身の存在をカラスの『ソラ』に変える事で、意識自体は消滅してしまうものの、存在自体は観鈴の側に残り続け、彼女が最期を迎える時まで見守り続ける事になります。しかし彼が国崎として観鈴に接する・感情を抱くことは最後の最後までありません。明確な描写もありません。最後まで第三者の立場として、観鈴の側にいるという約束だけを守りながら、そこに存在し続けているのです。『えいえんのせかい』=消滅する運命という流れを受け継ぎながらも、それに抗う形で、約束だけを守る事に成功した国崎の抵抗は、麻枝准自身が作り出してしまった、殻を破って、新たなステージへ飛び出すというメッセージではなかったかと思います。国崎がカラスという存在になったのは、ひとえにそういう意図も含んでいたのではないでしょうか。鳥は殻を破って、空に羽ばたく存在ではないでしょうか。そして最後に少女も白い翼を羽ばたかせ、青い空に還っていく。彼らには過酷な日々を、そして僕らには始まりを。このような台詞で締めくくられる物語の終わりは、輪廻する運命の呪縛から逃れる事が出来た2人の未来への祝辞、そして麻枝氏にとっては過去の自分の脱却に繋がるのではないかと、そう思わずにはいられません。ちなみに観鈴の『仲良くなってしまうと、泣いてしまう、そして人と距離を持ってしまう』という特性は、この『えいえんのせかい』の設定を流用したものですね。作品の中ではあくまで過去編から受け継がれてきた観鈴の因縁という形で描写されてはいますが。{/netabare}

■AIR 考察 ③ 麻枝処女作である『MOON』から神尾観鈴と神尾晴子、母と子の関係の描き方の変遷を紐解いてみる。

{netabare}『MOON』という作品をご存知でしょうか?

麻枝氏がアダルトゲーム業界に入って初めて、企画をした作品です。『ONE』よりも前の作品となります。この『MOON』という物語は、若干当時の世相を反映したものになっています。ある『FARGO』という組織と関わって、その後死亡してしまった母親の謎を解明する為に、単身組織の本拠地に乗り込む天沢郁未を軸として描かれるADVです。この作品で初めてkeyの中核を担うスタッフが集結する事から、keyの原点とも言われる作品ですが、その雰囲気は従来の作品とは違い、若干狂気に満ちた内容となっております。麻枝氏のテーマの原点でもあり、『家族』『絆』『死』を猟奇的なカラーで取り扱っています。

ここで描かれるのは天沢郁未の危うさです。母親が失踪して以降彼女は、母親と築いてきた家庭を崩壊させない為に、自身は優秀な子供として生活し、いつか母親が帰ってくるであろう場所をひたすら守り続けます。所が彼女の願いとは裏腹に、母親は家に帰ってきたものの、そのまま直ぐにこの世から去ってしまった。母親との再会を経て、失った時間を取り戻そうと夢見ていた少女への残酷な仕打ち、FARGOに復讐を誓う形で、表面上は非常に冷静に振舞うものの、やはり母親がいない悲しみを独りで背負いきる事に限界を感じていたのが、危うさにつけこまれ、危機的状況に陥るケースもありました。

天沢親子の関係性を神尾親子にそのまま当てはめる事は難しいですが、1つ間違えば、家庭が完全崩壊してしまうという環境を必死に守っている。晴子は観鈴を突き放す事で、そして観鈴も晴子となるべく腹を割っては関わらないようにする。崩壊寸前の家庭を何とか繋ぎ止めているという描写は、後の作品である『クラナド』でも岡崎朋也とその父で使われていますね。朋也が渚に『同じ屋根の下で別々に暮らしてきた、俺と親父はもう家族じゃないんだよ』と半ば自虐めいた台詞を吐く場面がありますが、同じ屋根で住んでいるという現実が、当時の岡崎親子の最後の家族としての拠り所だったのではないかと思います。

神尾親子に話を戻しますと、国崎が居た時は、互いに国崎に甘える形で家庭を維持していたわけです。所が観鈴が倒れ、国崎もいつまでもいてくれるという保障は無い。国崎が居た事で保たれていた家庭を戻すには、今動かないと、色々遅すぎる。今まで観鈴の『親』として逃げていた現実と遂に向き合い、決断しなければいけなくなった。晴子はいずれ国崎が居なくなることを予見して、家庭の崩壊を恐れ、そうした未来を見据えて、観鈴を自分の本当の娘にする、という選択をしたのではないでしょうか。

MOON.の場合は崩壊する家庭を郁未が独りで守っていた。しかしAIRでは最終的には晴子が決断したとはいえ、それまでは親子2人で互いに暗黙の了解を作り、それを守ることで家庭を維持していたという違いがあります、そして郁未が納得のいく形で母親と家庭生活を再開出来なかった事に比べ、神尾親子は過ごした時間は僅かながらも、幸せな家庭を築く事に成功しています。家族といっても『親子』という部分にテーマを置いた場合、どうしても前の2作品、『ONE』『Kanon』は弱い、と感じます。そして『AIR』で『MOON』で提示された親子の絆の答えを麻枝氏は導いたように私は思いますね。そしてこの時に得た答えが後の『クラナド』の家族像、家族という描写に繋がっていったのでははないかと、そう感じるんです。{/netabare}

■AIR 総評

{netabare}今更書くことではないのですが、AIRは『家族』ひいては『親子』のテーマを重視した作品です。ほとんどの登場人物が現在進行形であろうと、なかろうと『家族』に問題を孕んでいるという状況でそれそれ課題を抱えながらも、前に進んでいくという希望を描写している作品だと思います。

家族とは一体何なのか?親子とは一体何なのだろうか?これは人間が生きていく上で、誰しもが一度は頭に思い描く命題であり、事実、創作作品でも、昔から多く取り上げられてきたテーマだと思います。ロバート・レットフォード監督の映画で、家族愛を冷徹なまでの視線で淡々と描いた『普通の人々』という作品がありますが、血を分け合いながらも、その家庭を構成する親子は結局は人間にしか過ぎず、性格が合わないといった要因の前では誰しも簡単に冷酷になれるし、家庭を崩壊させる事が出来るといったテーマの下、ある中流家庭が緩やかに崩壊していく様を描いています。一方、小津監督の名作『東京物語』では、自分が手塩にかけて育てた子供が独立して、それぞれ自分の生活を手に入れたことをきっかけに、自身の親を省みる事をせず、結局一番優しくしてくれたのは、自分の子供ではない『他人』だったという強烈な皮肉を交えています。これを所詮は映画だ、ナンセンスだ!と受け取るのは人それぞれですが、現実世界に目を向けて見ると、親子の関係等、結局は砂上の楼閣にしか過ぎないのでは?と思わず考えさせられる事件を目にすることはないでしょうか。

映画でさえ、家族の描き方について千差万別なのですから、私達が二次元と呼んで、無意識のうちに現実との差別化を計ってしまっている、頭の何処かで非現実的だという視点を持ってしまっている『アニメ』もしくは『ゲーム』で、このテーマを取り上げるのは相当難しい事なのではないでしょうか。仮に出来たとしても、それは制作者、つまり麻枝さんの価値観の集合体にしかすぎません。その価値観を麻枝さんと全く縁のない、私達の様な視聴者が観て、感動してしまう所に、私は時々奇妙な違和感を覚えます。簡単に結論付けてしまえば、この作品で描かれている家族愛が、人間にとって一種の理想論・憧れがあるから、に落ち着くかもしれません。ですが、あまりにも出来杉である、と創作物とは分かっていても、人間こんなに心は綺麗じゃないし、晴子さんだって、いつまでも帰って来ないで、自分の幸せを求めて、邪魔な観鈴を置いていく可能性だってあるんじゃないのか?国崎もゲーム版バッドEDのように、観鈴の心の支えになる前に、見切りをつけて、また当てのない旅を続けるんじゃないか?とか時々私の様な捻くれ者は考えてしまいます。こんな都合の良い理想ばかり並べ立てられた作品で『家族』を描いたつもりなのか?と思ってしまうのです。

だからこう考えました。

創作物でありながら、その世界での現時点でのベストな方法をまた『夢』として表現した物語。理想論と分かってて、初めからそれを狙って作ったな、と思うとしっくりくるんです。この作品は『Dream』『Summer』『AIR』の3章仕立てで、物語が語られますが、『Dream』では3人のヒロインにとって、極めて理想的な未来が描かれていると思います。その中で観鈴は唯一AIR編にまで話が及びますが、彼女にとって、国崎が最後まで自分の側を離れない事、そして晴子と『本当の家族』になれる事が彼女の残された時間の中で実現できる最高の未来ではないのかと思います。そう考えると、AIRという物語は、その登場人物の現時点で実現できる最高の未来を、国崎が訪れたことによって発生した『夢』であり、その3人の結末を国崎は見届けた事で一端『AIR』は完結する。しかしそれはあくまで最高の未来を夢として具現化したに過ぎない、それを現実に出来るかどうかは、これからの君にかかっているんだよ?と、AIR最後のラストシーン、少年と少女は観鈴にそう伝えたかったのではないでしょうか。そして観鈴はそれに笑顔で手を振って答えるという図式があのシーンなのではないかと思うと、色々しっくりくるなあと思いますね。国崎が観鈴の下をもっと早く訪れていれば、また未来は変わったのかもしれませんけど。過去からの運命はそんな簡単に逃れられるものではないと考えると、『過酷な日々』はどんなに上手くいっている未来でも、防ぎようのない事実なのかもしれません。

クラナドでも『夢』で話を描いていますが、あれは逆パターンになっていますね。悪い夢を見せる事で良い現実を引き戻すというか。奇跡という単語を使ってしまったせいで悪印象に見えますが、そもそもそういう意図があったと考えると、また違った見方が出来ますね。 {/netabare}

ちょっと長くなってしまいましたが、私なりにAIRという物語について考えてみました。只、私のはあくまで推論で、これが真相という訳では勿論ありません。この考え方が、読んでくれた人のAIRを考える上での、もう一度鑑賞する上での、何らかの刺激になってくれれば幸いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

夏になるたびにAIRのことを思い出す・・・

あらすじ

人形を操る不思議な力である法術を
使うことのできる青年・国崎往人は
母から託された言葉の意味を求め
人形を操る芸を駆使して
金を稼ぎつつ旅をしていた

だが海辺の田舎町で金が尽きてしまい
困っていたそんな彼の前に
話しかけてきた一人の少女
神尾観鈴は人懐っこく無邪気に笑う

彼女との出会いをきっかけに
往人はこの町で暮らし始める

夏の情景に包まれて穏やかに流れる日々
そんな中さらに様々な少女に出会い
母に託された言葉の真意に迫り
往人は真実に近づいていく

※wiki引用


感想


夏になるとAIRが見たくなりますよね~
ヒロインの観鈴が自分と同じ
7/23が誕生日ということもあり
思い入れが強いですね~


まず最初にAIRを12話でよくまとめたと感じた
原作をやっているとどうしても24話くらいかかると思っていたので
しかし、その分駆け足気味になり
原作をやってない人にとっては
説明不足になっているとは感じた

アニメしか見てない人のために
2クールにしてゆっくりやった方が
良かったかもな~と思った


作画は京アニということで問題なく良いし
OPの鳥の詩が良いね~
理解した上で聴くと誰の事について歌っているのか
分かってさらに面白いですね

あとやっぱりBGMの夏影が良く
要所要所で物語を盛り上げてくれていた
もう曲を聴いただけで泣いてしもうようになった…
もちろん、他のBGMも良いものばかりである


Key作品だけあってストーリーも抜群に良い
神話っぽくなっていて小難しい話になっているので
やはりアニメしか知らない人は
どこかで解説を読む必要があると思う
(下に私なりの解説書いておいたので良ければ読んでください)

ストーリーはちゃんと理解できれば
ちゃんと良いものだとわかるが
理解できないと浅い物語と勘違いしてしまうと思う


全ての女の子の話が
SUMMER編の話とつながっていて
最初の話は伏線になっているのが凄かったですね


Key作品全部に言えることかもしれないが
良くも悪くも普通の恋愛アニメと違い
ボーっと見ていると展開が早くてついていけないだろう
それに奇跡が起きるのもKey作品のおなじみですね
そこが普通の恋愛アニメとの違いであり
好き嫌いが分かれる所かもしれない

絵が合わないと敬遠すること多いのも
Key作品には多いと思うが
それを補って余りあるほどストーリーが良いと思う

また、一話一話の引きが良かった
そのおかげで次が気になりどんどん引き込まれた
特に後半の演出は盛り上がり
そして、11話と最終回は後半ずっと号泣してたな

素晴らしい作品だったと思う
めちゃくちゃ泣かされた
Key作品を代表する作品だと思う
Key作品の中でもかなり好きな作品です



考察



ここからはネタバレとなるので
まだ見てない人は見ないでください
見たけどAirのことが理解出来なかった
という人のために自分なりの解釈を
追加して書きたいと思う

あくまで自分の解釈なので
絶対合ってるわけではないから
参考程度に見てください

{netabare}



観鈴は、1000年前の呪いと
翼人の転生時の記憶の継承の肉体にかかる負担により
あの様に苦しんでしまいやがて死んでしまいます。
〔観鈴が見ている夢とは翼人(神奈)の記憶です。
彼女が誰かと友達になろうとすると
観鈴が体調を崩したり、
周りの人間の体調がおかしくなるのは
1000年前の呪いの為です。〕


国崎往人は、法術を使い観鈴を救おうとします。
翼人の記憶の継承に耐えられるよう強化させ、
観鈴の命を少しだけ伸ばすことに成功します。
(その短い時間が、観鈴にとって晴子との絆を結ぶ
大切な時間となります。)

しかし、そのために力を使い果たした、
国崎往人は、その存在を維持できなくなり、
消滅しましたが観鈴を見守りたいので
カラスの『そら』として過去に転生し
観鈴の側に戻ってきます。
(往人の法術は、もともと神奈の生まれ変わりを
 救うために受け継がれてきた力です。)


その後、観鈴と晴子は、本当の親子の絆で結ばれ、
観鈴は翼人の記憶を受け継ぐことに成功します。
観鈴がすべての記憶を受け継ぎ、晴子に見守られ、
満足して人生を終えたことにより
1000年前の呪いは解除されました。


観鈴は、「神奈備命」からの転生を成功させ、
最後は、普通の人間、女の子として息を引き取ったので、
観鈴の魂の継承者は、転生の際に、苦しむことが無くなります。

観鈴が満足して人生を終えたことを見届けた、
そら(往人)は、観鈴の魂を迎えに、空に上がります。


そして過去に転生、エピローグの少年と少女になります。
少年と少女には、もう呪いはかかっていません。

少年の方にはおそらく「そら」の魂が、
少女の方には「そら」が「連れ帰った」観鈴の魂が転生したもの
と考えられます。

1000年間続いた呪いは、ここに終わったのでした。
そして、法術の影響か少年は、往人の記憶を引きついでいました。
砂浜にいる往人と観鈴がどんな運命をたどるのか知っています。

だから、
「彼らには,過酷な日々を
 そして,僕らには始まりを」
という台詞になるのです。


彼らというのは往人と観鈴のことで
僕らというのは往人と観鈴が転生した少年と少女のことだと思います。

つまり、ここで翼人に関する物語が終わったということです。
「そら」は願い通り観鈴の魂を再び地上に連れて帰り、
新しい人生を「共に」歩きだしたのではないかと思っています。

(AIRの転生は法術の影響か
 なぜか、過去に向かって行われ、時間がループ状になっています。
 往人の魂は、一度目は、往人として
 二度目は、カラスのそらとして
 三度目は、少年としてラストシーンの状況を
 見ていることになります。)


最初見た人は
二人とも生きてはいないためBADENDじゃないかと
思う人もいたかも知れませんが
そうではなく、HAPPYENDというわけでもないのですが
GOODENDという感じでしょうか

呪いは終わったので
良かったという感じです



質問で、全ての女の子の話が
SUMMER編とどう繋がっているのか分からないとあったので
解説しておきます

この女の子達の話は、原作ではDREAM編と
呼ばれているのですが
結論から言うとこの女の子達は神奈の見ている『夢』です

観鈴は転生してるから別として
佳乃や、みちるは
神奈の羽を通じて空に囚われている
神奈が経験をしているのではないかと思う

羽と関わっている、佳乃、みちる、観鈴は神奈
聖、美凪、晴子は裏葉と同じ立場になっているとも思います。
また、佳乃、みちるが経験した幸せの記憶が
神奈も羽を通して経験したことで
最終回の呪いを解く助けになったと考えられる


佳乃の様子がおかしくなるのは
羽の記憶のせいですが
では、なぜ最初に触った聖には何もないのか?
それは、羽の記憶は八雲の記憶であり
何も出来ずに母が死んでしまった記憶である

そこで、自分が生まれる事で
母が死んでしまったと思って負い目を感じていた
佳乃の方とシンクロしてしまい取り付かれたのだと思う

佳乃は神奈と同じで空にいくことで
住人や聖など大事な人を救おうとしてます
ですが、佳乃は神奈とは違い空から帰ってきて
住人達や町の人と暮らそうとする

これは神奈が選ぶ事のできなかった未来
これにより、叶わなかった神奈の夢が叶えられ
結果として神奈の願いが果たされるということです

また、白穂のエピソードは
負い目や罪の意識を佳乃に克服させるためのものである
佳乃は母親の愛を知り自分を責めるのをやめて
空から帰ってくるというわけです


次に、美凪の方ですが
美凪は裏葉の立場として考えると
みちるは空に行きいなくなってしまった神奈
そして、美凪母は裏葉達の子供、子孫ということでしょうか

現実で、裏葉は神奈を救うため
自分達が神奈のことを忘れて
幸せになる道もありましたが
それを捨てて、子孫に希望を託しました

しかし、これは子孫にも
自分達と同じ苦しみを背負わせる事と
同義です

かといって、裏葉にも
迷いが無かったわけではないと思います
子供にも幸せになってほしいという思いもあったと思います
住人の母さんも住人が幸せになるような道を
用意していましたので…


神奈は最後自分のことは忘れ
二人には幸せになって欲しいと
願っていました

美凪はみちると母のどちらと過ごすのか
葛藤していましたが
最終的に母と過ごしましたね

つまり、これは裏葉が
神奈を忘れて家族と幸せに過ごした
無かった未来なのです

また、美凪や住人と遊んだことも
神奈には出来なかった
幸せな記憶なのでしょう

これらにより、神奈の願いが
またしても叶ったというわけです


以上の説明で
DREAM編がSUMMERと繋がっていることが分かったでしょうか?
他の女の子の話は必要なかったと思っている人がいますが
この二人を幸せにしたことで
神奈も『夢』の中ですが救われ
結果として観鈴も救われるということです


{/netabare}
長くなりましたがこういうことです
これで理解してくれると良いのですがw

これで理解して見直すと
もっとAirが面白く感じるかもしれませんね!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 170
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その思いは、あの日から変わらず... いつまでも同じ夢を見る。

【更新履歴】
■文章訂正 7/20
■文章訂正 8/11 【紹介文とキャラクターデザインの文章を訂正】

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原作は美少女ゲームらしいです。

淡い感動物。
ファンタジー的な壮大な世界観が特徴的な作品です。

CLANNADが好きなので、「AIR」に興味を持ち、視聴してみました。
「key作品」特有の詩的な雰囲気を上手に醸し出せており、観ているだけで幻想的な気分になりました。どこかの絵本....いえ、絵画でしょうか....。そういう芸術的な物を観ているような気分になりました。

空を見上げる少女の虚ろな瞳は、とても可憐で、か弱く、そして本の少しだけ麗らかな印象を与えています。私はその少女を遠くから見守っているのでしょうか....。この作品を観ている感覚はそれに近いんですよね。

前半は、描写不足の部分が多く、キャラクターに感情移入出来なかったことから、あまり面白く感じませんでした。
しかし、後半から(第7話)盛り上がり、胸が一杯になる感動を覚え、そのまま絵本の中に吸い込まれるように、物語に引き込まれました。

ただ何人か描写不足のキャラがいて、少しだけ感情移入出来ない部分がありました。

しかしながら、住人や観鈴の掘り下げはできており、この二人を中心にした物語として見るなら、描写不足の点はあまり気にならないかもしれません。

後半と前半は繋がっており、後半で明らかになった物語は、前半で重要な部分です。そのため、後半を見ないと前半が理解しにくいです。

キャラデザは大きな目が特徴的ですが、この目はAIRの世界がファンタジーであることを示すためのものです。

人によって好みは分かれるとは思いますが、あのキャラデザあってのAIRです。
万が一、実写で描かれたとしたなら、ファンタジーなのか、リアルの世界なのか、かなり分かりにくくなったでしょう。
視聴者が、アニメ世界だと認識できるようにAIRのキャラクターの目は大きいのです。

この作品は、こういった世界観のシンボライズが上手く、キャラクターや物、台詞、歌、などを使って、ファンタジーであることを徹底的に表現しています。

テーマは家族の再生。キャラクターデザインとは違い、かなり重い内容に驚きました。
前半で描かれたエピソードは描写不足であまり感動できませんでしたが、後半は涙が溢れなそうほど、感動しました。
夏の太陽に照らされた儚げな花を観るような感覚。その花は凄く可憐で、心を寸鉄で裂かれるような感覚に襲われました。

音楽は、かなり幻想的で、心に訴えかけるものが強い歌詞でした。
特に鳥の詩の歌詞が素晴らしく、アニメの無いようにマッチしているだけでなく、その歌詞だけで感情が揺さぶられるほど、歌詞の表現の仕方が上手いです。
キャラは、変わった子が多いなぁと感じましたが、少しづつ慣れていきました。人によって苦手意識を持つ場合もあるので、幼く子供っぽいキャラクターが苦手な人はやめた方が良いでしょうね。




■家族の再生
{netabare}
観鈴と晴子の関係が徐々に普通の親子の関係になっていく。
この過程で描かれているのが、『家族の再生』です。
最初は、観鈴に対して距離をとっていた晴子が、住人が観鈴と出会ってから、徐々に観鈴と向き合うようになります。
最終的に、晴子は観鈴を自分の子供としてちゃんと受け入れようという覚悟を決めます。
また、11話で記憶を無くした観鈴が、お父さんに連れられて行くときに、記憶を思い出して、『お母さん』と晴子のことを呼ぶシーンで、『家族の再生』が強く描かれています。
イメージするなら、絵画で描き忘れられた人物を描き足すようなそんなイメージです。失われた何かを取り戻すようなとても感情が揺さぶられるテーマでした。

{/netabare}



■プレイヤーは父親になれない
{netabare}
ゲームのAIRになります。
元々ギャルゲーというのは、プレイヤーが父親になる、そのヒロインの彼氏になるというのが趣旨の内容です。
しかしながら、AIRでは、プレイヤーは父親になれません。
AIRでは、メインヒロインの観鈴のことを強く思うものの、壊れていく観鈴の事を見守っていくしかことしかできないのです。
これは、『君たちは父親にはなれない』というメッセージにもとれ、ギャルゲーというジャンルを根本的に否定するような内容に受け取れます。
それほどAIRというのは、ギリギリギャルゲーに収まるか収まらないかという境界線に位置する作品なのです。

{/netabare}

■翼人という壮大な設定(あくまで私の解釈です)
{netabare}
作中で登場する翼人というのは、かなりファンタジーチックな設定で、何代にも渡って、自分の経験した記憶を受け継いでいく翼の生えた人間と考えれば、分かりやすいです。

①親から子へ、記憶を受け継がせる
②そのうち、記憶が人間には収まらない量になっていく
③神奈と観鈴の関係

まぁ翼人設定に関しては、これだけ覚えとけば大丈夫です。

羽はその受け継がれた記憶で出来ており、もちろん、その記憶によって、自我が無くなる影響もありません。
自分自身が個人だということをしっかり認識できます。

作品を理解する上で

観鈴は翼人。
夢とは神奈の夢(悪夢)のこと。
住人は柳也の子孫。

↑これは基本的なことです。覚えてください。

神奈は観鈴ではありませんが 神奈が空にいて、観鈴がその記憶を受け取ってる存在と考える。

観鈴は神奈が転生した存在であるが、神奈の記憶は空に残り、観鈴は神奈の魂の上に新しい記憶が上書きされていると考えます。それで、翼人の記憶を受け取るために、観鈴は毎日睡眠時間中に記憶を受け取っています。

SUMMER編で、明らかになりましたが、神奈が僧達にかけられた呪いにより、柳也を失うという悪夢を見続けます。
それが観鈴の中に流れ込むたびに、観鈴は悪夢を見て、苦しむというわけです。

作中で言及されていた「翼人は人という器に収まらない」というのは、翼人の記憶が人の頭に収まらないという意味で、神奈が転生したとしても、転生した後は、翼人の記憶を全て受け取れずい大人になる前に必ず死んでしまいます。
羽から記憶が漏れ出し、それが頭の方へ行き、記憶が漏れ出し悲鳴を上げる...。
その為、観鈴が神奈の記憶を受け取る(夢を見る)度に、体が苦しくなったり、調子が悪くなったりします。
それに悪夢の記憶まであるのですから、尚更苦しいわけです。
そして、7話でもう記憶を受け取れない状態になり、観鈴の調子が急激に悪くなります。

7話で観鈴が救われたのは、柳也の代から住人の代まで受け継がれてきた人形が救われた理由の鍵を握っています。
柳也の子孫は、住人の代まで、神奈が転生した少女に会っていると考えます。
そうして、毎回救えなかったことを悔み、自分の魂を人形に埋め込むということをしてきました。
人形にこめられていた沢山の魂が、観鈴が受け取れる記憶の量を多くした。
それによって、観鈴は生き延びることが出来ました。

第11話で記憶が漏れ出したのは、予想にしか過ぎませんが、一気に記憶を受け取った為に対応しきれなかったのでしょう。
それで対応できるようになり、記憶が戻りました。
翼人の記憶を全て受け取れるようなった観鈴(神奈)は転生するために
「もうゴールしていいよね」と言い、死にました。

これで完全に転生出来るようになった観鈴(神奈)は、住人とともに、少し前に転生。
そうして、最後の二人の少年少女戻り、「彼らには過酷な日々を、そして、僕らには始まりを。」と言い、二人はどこかへ旅立っていった。



かなり壮大な設定です(笑)

AIRの批判される点としては、1クールだけのアニメでは、これを全て理解するのは難しいという点です。
そういう意味では1クールでは足りなかったでしょう。
{/netabare}

■総評

『CLANND』よりオタクに対して批判的な内容でしたが、明確に「ファンタジー作品」だということを示してくれているので、『CLANND』よりは「ファンタジー作品」だということが分かりやすいかったでしょう。
(例えばSUMMER編で翼人のことに触れられていたりだとか)
そういった意味では、AIRの方が優れています。
しかし、どう考えても1クールで収まりきれる内容ではなかったので、原作と比べる少し劣っています。
それに、前半のエピソードが描写不足で、薄っぺらく感じるので、そこはマイナス要素です。

観鈴と住人や『家族の再生』だけ見てみると綺麗に描けているので、そこだけを見るならば、かなり高評価です。
前半のエピソードも、感動させるのが目的でなく、翼人についての伏線を張ったり、観鈴や住人を掘り下げるためだったとしたら、描写不足が多いところも目を瞑れるかもしれません。
それでも、前半のチープだと思われた展開があるので、マイナスをつけておきます。

『家族の再生』についてはかなり感動できたので、世間一般の評価と折り合いをつけてこの評価です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

74.5 8 居候アニメランキング8位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (418)
1708人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最近和氣あず未活躍してますね

かなりの癒しアニメだったのでは?原作は未読。

あれだけ至れり尽くせりだと仕事の疲れも吹っ飛びそう。疲れているときに見ると良いアニメ。現代人は疲れている人が多いからアニメ化されたのだろう。甘えるのも甘えられるのも癒しになるよなあ。

仕事で疲れ切っている主人公がひたすら癒されるだけではなく、{netabare}長期間生きている故に出会っても悲しい別れを必ず経験する仙狐さんの多少の葛藤もある。{/netabare}それにしても、相手の幸せが自分の幸せっていうのは凄く素敵。

声優好きだなあ。特に和氣あず未の声がぴったり。うゆんとか言うのもなんか好き。癒される。

スーパー仙狐さんタイムでは主人公になり切れる。多分。

OP
今宵mofumofu!! 歌 仙狐(和氣あず未)、シロ(内田真礼)
ED
もっふもふ DE よいのじゃよ 歌 仙狐(和氣あず未)
もふもふが頭から離れない


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 存分に甘やかしてくれよう
ブラックな会社に勤め、疲労困憊の日々を過ごすサラリーマンの中野くん。ある日、残業の末疲れ果てて帰宅すると、何故か消したはずの部屋に明かりが。不思議に思いながら開いた扉の先にいたのは、温かい料理を作る狐耳と尻尾姿の少女でした。「仙狐」と名乗り、自らを800歳の神使の狐と高らかに謳う少女の出現に混乱を隠しきれない中野くん。仙狐さんは中野くんのことをお世話しに来た、と言うのですが……。

2. 恥ずかしがらずともよいよい
翌朝、部屋で仙狐さんの姿を見て、昨晩の出来事が夢ではなかったと理解する中野くん。昨晩遅くに帰宅したにも関わらず、朝食を食べることもなく慌てて出勤していく中野くんの姿を見送った仙狐さんは、帰宅後の彼を存分に甘やかそうと決意します。手始めに一人暮らしですっかり汚れた部屋の掃除に洗濯、料理と、慣れた手付きで家事をこなし始めるのでした。

3. おぬしが幸せならそれでよい
とある休日、仲良くゲームで遊んでいた中野くんと仙狐さん。対戦ゲームで見事勝利した中野くんが、仙狐さんに尻尾をモフモフさせてもらうべく迫っていた瞬間、玄関から女性の怒鳴り声が!そこに立っていたのは隣に住んでいる大学生兼漫画家の高円寺さん。男性の一人暮らしだと思っていた部屋で、幼女に迫(っているように見え)る中野くんの姿を目撃した高円寺さんは……。

4. なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?
いつにも増してボロボロな姿で帰宅した中野くん。翌日は日曜日、ゆっくりと休むことをすすめる仙狐さんですが、なんと中野くん、日曜日も働かなければならないと言うではありませんか!いつか倒れてしまうのではと気が気でない仙狐さん、せめて気持ち良く良く目覚められるようにと、翌朝中野くんを起こしてあげると申し出るのですが……。

5. しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?
突然始まった仙狐さんとの共同生活という非日常にも、ようやく慣れてきた中野くん。その日も仕事を終えて仙狐さんが待つ家に帰ってくると、そこにはもう一匹、我が家のようにくつろぐ見知らぬ狐娘の姿が…!純白の耳と尻尾を持ち、仙狐さんと同じ神使の狐だというその狐は「シロ」と名乗り、続けて堂々と中野くんに宣言します。「特別にシロの頭を撫でさせてあげるわ!!」

6. もふりたいだけじゃろ、おぬし
さも当然のように、休日の中野くん宅へ颯爽と登場するシロ。以前、中野くんに尻尾をモフられそうになったことも忘れ、どうやら再び甘やかされにやってきたようです。そんなシロに、中野くんは部屋にあるゲームで遊ぶことを勧めます。仙狐さんが苦戦したチュートリアルを難なくこなし次々とクリアしていくシロ、遂には仙狐さんの手作りおはぎを賭けて中野くんにゲーム勝負を挑みます。果たして勝負の行方はいかに…!

7. おぬし、別のキツネの匂いがするのう
仙狐さんとの晩御飯を終え、食器を下げようと立ち上がった中野くんに衝撃が走る!日々の運動不足と会社での慣れない肉体作業によってすっかり腰を痛めてしまった中野くん。そんな彼の体の凝りをほぐさねばと意気込む仙狐さんの、すっと足を差し出しながら放たれた一言に中野くんは我が耳を疑うのでした。「わらわが踏んでやるのじゃ!」

8. わらわが忘れさせてやろう!
季節は夏! しかし中野くんに与えられた夏季休暇はたったの1日だけ…。遠出もできないからと家で休もうとしていた中野くんと仙狐さんの元へ、いつもながらに突如現れるシロ。「さっさと出かける準備をしなさい!」と急かされ、連れてこられた先で中野くんと仙狐さん、そして高円寺さんが目にしたのは…燦々と輝く太陽、晴れ渡る空、そして一面に広がる美しい海でした!

9. こうすれば恥ずかしくないじゃろ
夏も過ぎた頃のとある朝、テレビの料理特集を見てヨダレをすする中野くん。我に返り慌ただしく会社に出かける姿を見送りながら、仙狐さんは中野くんが夢中になっていた料理…グラタンを作ってあげたいと考えます。しかし、和食ならばなんでもお任せの仙狐さんも、洋食にはあまり自信がない模様。そこで隣の高円寺さん(&シロ)と相談して、一緒に料理することに!中野くんのため、美味しいグラタンを作れるでしょうか…?

10. たまには童心に返るのもよいじゃろ?
しんと静まり返った早朝、カーテンを開けるとそこには一面に広がる雪景色が!こんな大雪では会社に行けるわけがない!と止める仙狐さんを尻目に、いつもどおり出勤しようとする中野くん。行く行かせないの押し問答のさなか、やっと会社からお休みの連絡が届きます。するとさっきまで出かけるのを止めていた仙狐さんが中野くんの手を引き、外に連れ出すのでした。「せっかくじゃし、雪遊びでもするかの!」

11. 今夜は少し荒れそうじゃの
仕事から帰った中野くんが自宅の扉を開けると、そこには割烹着姿で三つ指ついて出迎える仙狐さんの姿が! 何事かと驚く彼の目に入ったのは、暖簾に書かれた「居酒屋 仙狐」の文字でした。多種多様に取り揃えられたお酒と旬の素材を肴に堪能し、いつもより酔いが進んだ中野くんから思わず漏れる本音。そんな彼の心を、仙狐さんが優しく解きほぐします。

12. それでも、あやつを……
会社からの連絡で予定を早めに切り上げ、帰省から戻ってきた中野くん。帰ってきた彼を待っていたのは、預けた携帯電話だけを残し仙狐さんがいなくなった、空っぽの部屋でした。「良くないことが起きるかもしれない--」、という夜空の言葉が頭をよぎり、必死に仙狐さんを探す中野くんですが……。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

存分に甘やかしてくれよう!

この作品の原作は未読です。
ですが、ヒロイン役を演じるのが和氣さん、それにまややん、あやねる、キタエリという声優陣…
これを知った時点で私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。
完走して思ったこと…きらら枠じゃありませんでしたが、今期一番の癒し枠でした。


日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた
神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、選択、特別サービス(?)で
めいっぱい”お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、
お世話系甘やかしコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

果たして中野の会社は本当にブラックなんでしょうか…?
確かに帰りはコンスタントに遅いみたいですし、休みも満足に取れていないようなので、厚生労働省の通達は遵守出来ていないのかもしれません。
でもその最たる原因は、同僚にあるんじゃないかと…

中野に泣きを入れてくる同僚…
そしてその頼みを断れない中野と大体パターンは決まっています。
でも不思議なのは中野が遅くまで頑張っている姿は何度も見ましたが、あの泣きついた同僚が夜な夜な必死に仕事している姿って見たことあったかな…?
まさか泣きつくまでか同僚の仕事だったり…?
実はこの会社をブラック企業に仕立て上げている影の立役者だったりして…^^;

そりゃ、いくら性格が優しくてもストレス堪りますよね。
厚生労働省の通達が出る前は、ブラック企業なんて星の数ほどあったのではないでしょうか。
寧ろ、私が新入社員の頃はそれが普通でしたけどね。

確かに仕事はキツかったと思います。
でもそれと同時に、色んな仕事が覚えられたのも事実です。
私らの様な「モノづくり屋」は、常に改善改良を考え実践し続けるのが自身の存在意義です。
そんな仕事を続ける上で、絶対に欠かせないのが知識と経験です。

若い頃、一生懸命叩き込んで貰ったお陰で今があると思うと、逆に感謝しなければなりませんね。
ですが、仕事をする絶対的時間が目減りすると、その分経験値を稼ぐことができなくなります。
日本の将来にとって何が良いのか今は分かりません。
だから、メリハリ…濃淡…軽重をこれまで以上に付ける必要がありますし、時と場合によってはしんどくても踏ん張らないといけない場面に遭遇するのは、きっと一度や二度じゃないと思います。

今、会社の中核として担っている人たちは、誰もがそんな荒波に揉まれながらもここまで頑張ってきました。
それなのに、どうして私のところには仙狐さんが来てくれなかったんだろう…なんて思ってしまいましたよ^^;

公式HPのINTRODUCTIONに「幼女」と記載されるくらいなので、姿かたちは決して大きくはありません。
それでも存在感、安心感、充実感…そういった系統の潤いオーラがホント凄いんですよ。
私も仙狐さんに甘えたいし、癒されたいと思いましたね。

いい年したオッサンが甘えたいとか癒されたいとか気持ち悪いわっ…
なんて声が聞こえてきそうですが、オッサンになると本当に疲れが中々抜けてくれないんですよ。
疲労感が身体に纏わりついている感じが無くならない…とでも言うのでしょうか。
それに、立場の変化によって責任も重くなりますしね…
だから時には甘えたくなったり、癒されたいと思うものなんです。
きっと、その年齢と立場になれば実感できると思いますよ。

しかし、仙狐の尻尾…凄いフワフワでしたね。
これまで、尻尾にはあまり興味はありませんでしたが、あの仙狐さんの尻尾はモフモフしてみたいと思ってしまいました^^;

神使の狐といえば、まややんの演じたシロも可愛かったですね~
公式HPのキャラクター紹介によると、純白の尾は純血の証なんだそうです。
神通力が使えるのも純血だったからみたいです。

でも…やっぱり私は仙狐さん派かな?
公式HPのキャラ紹介欄に書かれた一言は「もっともっと甘えさせてやるからの! 楽しみにしておれ!」には敵いませんよね。
しかし、仙狐さんの「うゆん…!」は、暫く頭にこびり付いて離れないでしょうね。
そんな仙狐さんに甘やかされたい方は、是非本編をご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、仙狐とシロによる「今宵mofumofu!!」
エンディングテーマは、仙狐の「もっふもふ DE よいのじゃよ」
あ、これは甲乙付け難いヤツだ…
曲調はオープニングの方が好みなのですが、エンディングの優しいラップも意外と破壊力高いんですよね。

1クール全12話の物語でした。
今期は癒し系の作品が少なかったので、今期唯一の癒し枠として助けて貰いました。
原作はまだ連載が続いているようです。
もし2期を制作するなら絶対視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

79.3 9 居候アニメランキング9位
ウィッチクラフトワークス(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1456)
8752人が棚に入れました
平凡なスクールライフを送る男子高校生・多華宮仄と、文武両道、容姿端麗で絶大な人気を誇る学園のマドンナ・火々里綾火。クラスメイトながら住む世界が違うふたりであったが、仄に隠されたある秘密から、主従関係を結ぶことになる。仄は姫として、綾火は彼を護る炎の魔女として――。仄の「白いアレ」を巡り繰り広げられる、魔法少女たちの可憐で壮大なバトルの火蓋が今、切って落とされる!

声優・キャラクター
小林裕介、瀬戸麻沙美、茅野愛衣、川澄綾子、釘宮理恵、井澤詩織、夏川椎菜、麻倉もも、日岡なつみ、飯田友子、大原さやか、大地葉、阿澄佳奈、又吉愛、白石真梨、黒田友佳、平野綾
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もっと気楽に見なよー

ファンタジーを主軸としたドタバタコメディ。

主人公は”白いアレ”を持っているだけの凡人以下の天然良い人キャラであり、周りのぶっ飛んだ個性豊かなキャラで笑いをとっていくスタイルだと思います。

登場人物が増えていく中盤がコメディとして楽しめるはずです。
4話を見て面白いと感じたのであれば、6話は必見です。

ストーリーが進むにつれイメージが変わってくると思います。

ちなみに終盤に向けて、謎だった部分を少しずつ明らかにしていくようなシリアスな展開になります。
物語としてはそれで良いんじゃないかなと思います。

王道バトルもの?
ヒロインの強さがチート級なので基本戦闘シーンはあっさりしてます。4話で妹がプロレスしてますが、原作ではワンパンです。終盤は苦戦する展開はありますが・・・

ラブコメ?
塔の魔女は主人公の中の”白いアレ”を狙っているだけであり、ヒロインと妹が取り合う程度です。そもそもヒロインが無表情なので恋愛感情を持っているのかどうか謎。使命感で守っている感じ。

学園もの?
と言うよりは日常系だと思います。ただそこに工房があるだけです。授業,部活,行事等で何かしらのストーリーが展開される要素は少ないです。

個人的には妹が一番面白いキャラだと思います。
おそらく6巻までの内容となるので少し残念です。
声優としてはケモミミこと倉石たんぽぽ(CV:井澤詩織さん)は癖になる声ではまり役だと思います。

1話~8話おさらい
{netabare}1話
多華宮君が塔の魔女ケモミミとエンカウントし、姫様が助けに入る。
隠す必要がなくなったので、姫様の密着始まる。KMM団全員集合。

2話
KMM団相手に姫様が圧倒的な戦力差を見せつける。多華宮君の弟子入り志願とその準備。
黒幕存在の予感。塔の魔女星組とエンカウント。これからの危険諭す。
一方、お祭り大好きくぎゅノワール様が町にやってきて、工房長に挨拶。

3話
くぎゅノワール様とエンカウント。白いアレの封印を解くキーアイテムを貰う。
弟子として修行開始。ローブと箒の使い方を覚える。

4話
Q.姫様がいない時は誰が守ってくれているのか?
A.妹登場。ぬいぐるみプロレスで遊びだす。

5話
姫様との同棲生活が始まろうとした矢先、脱走したメデューサ様とエンカウント。
絶体絶命のピンチに陥り、キーアイテムを使用。白い能登さん召喚。

6話
ジョジョ先生に白い能登さん事件がバレる。その秘密が工房長にバレるとヤバいと諭される。
それを知った妹が多華宮君を守る?為に拉致する。茶番は姫様の圧勝で終わる。

7話
KMM団のせいで姫様が理事長と戦う事になりあっさり敗北。
工房長は拷問を楽しむ為にメデューサ様をお持ち帰り。
刺青の姉妹がナイスタイミングで回収しに現れ、秘密はバレずに助かる。

8話
姫様とその付き人の昔話と言う夢を見た。
姫様による多華宮君の地位を確立させる為の根回しにより、学園が世紀末化する。
この日はくぎゅノワール様が一日理事長を務め、カオスを楽しむ。

9話
黒幕登場
{/netabare}

6話を見終えて
{netabare}空中戦は迫力があったのですが、コメディとしては漫画の方が好きです。原作を読んでない方もこの6話でヒロインと妹のキャラの異常性に気付いたはずです。7話以降もコメディとして楽しめると思います。キャラとしては妹の師匠の登場が楽しみです。師匠だと分かるのは終盤ですが・・・{/netabare}

7話を見終えて
{netabare}やっぱり、コメディとしては漫画の方が好きです。アニメはこれはこれでテンポが良くて悪くないと思います。来週はヒロインの過去回で、脇役としては1話で主人公に理不尽な制裁を行っていた親衛隊のリーダーと元副生徒会長の副副生徒会長がどんなキャラなのかが分かるはずです。あと主人公の決闘編もあるのかな?{/netabare}

8話を見終えて
{netabare}原作ではあった台詞等が大幅にカットされてますが、それでアニメとしては上手くまとめていたと思います。熊殺しさんの迫力はイマイチでした。漫画では額の傷から血を流しながら凄まじい形相になります。ちなみに最後に元生徒会長が説明していますが、決闘の結末は根回しのイレギュラーな展開なので、ケモミミを囮に姫様の不意打ちが炸裂しています。そのシーンで察しの良い方は気付いているとは思いますが、熊殺しさんの正体は・・・来週かな?そして、ガチで白いアレを取りに来る魔女が現れます。{/netabare}

9話を見終えて
{netabare}原作の3話分を1話に詰め込んだせいか、かなりカットされた場面があります。残りの話もそんな感じになりそうです。来週からはシリアスな感じになりますが、KMM団や姫様が普段通りそれなりにやらかしてくれるはずです。{/netabare}

10,11話を見終えて
{netabare}ここでまたオリジナルのぬいぐるみ戦を入れてくるとは思わなかった。残りの話が多くてギュウギュウなはずなんだけど・・・。残り2話だけど、+1話かオリジナル展開があるのかな?最後は丁寧に仕上げたいが為に余裕を持たせたのかな?スイッチを押されてバッドエンド。それを救うのは?そして、その代償とは?{/netabare}

最終回を見終えて
{netabare}原作にはなかったオリジナル展開?が加えられてました。最後はKMM団が再登場して、姫様に返り討ちEDになってましたが、原作ではメデューサ様に拉致られた後、KMM団再結成されるまでにたんぽぽの多華宮家ペット生活が描かれています。アニメの終わり方を見る限り、何話か省いて2期が始まるか、また1話目から作り直されるかのどちらかかな?どちらにしろ2期は何年も先の話になると思います。残念ですが2期の期待はしない方がいいかも・・・{/netabare}

私は主人公みたいなキャラ嫌いじゃないですね。天然で良い人で恋愛には奥手なところはブレない。草食系なところは情けないですが、主人公キャラとしては寧ろありきたりではない。人間味のある主人公とロボットみたいな姫様、結構相性良いと思うよ。最後まで姫様に守って貰う系なのか?それとも、立場が逆転しちゃうのか?少しずつ超人化していく主人公の今後の展開が楽しみになってきます。

続きは原作でね・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

コマキノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

バトル系コメディーアニメの【隠れた名作】

かなりの長文になります
アニメの細かな内容については極力抑えました

【前置き】
J.C.STAFFの作るアニメは数々の名作タイトルが並びつつも、あまりに酷い原作レ○プに悶えた「夢喰いメリー」以来どうにも拒否反応が出てしまい、当時はさっぱり見る気になれませんでした。
そんなJ.C.を見直すきっかけとなった作品がコレ
バトル系コメディーアニメとしては【名作】と呼んで疑いません(パチスロは糞台)

レビューの前に私事(というか蛇足)ですが、私は基本的にいかにも典型的な「ラノベ!」といった作風のものが好きではありません。ラノベ主人公特有の寒いノリに可愛らしい女の子を数人添えてどこか見たことのあるようなストーリー。3話あたりで付いて行けなくなってしまいます
しかしラノベ的なノリを含みつつもそんな概念を払拭してしまうほどの魅力が、このアニメにはあります


【あらすじや登場人物をざっくり説明】

主人公の多華宮仄はどこにでもいる平凡な男子高校生というお決まりのアレ。しかし彼の体内には白姫と呼ばれる魔女が封印されており、その強大な力を手に入れようと彼のもとに次々と魔の手が襲いかかります。
温厚で正義感の強い性格ですが魔法の使えない一般市民であるため本作では弱小ポジション
本作のお姫様系主人公

ヒロインは仄のクラスメイトで学園のマドンナの火ヶ里綾火。
彼女は仄を愛して止まない炎を操る魔女であり、本作では仄の内に眠る白姫の力を利用することで最強クラスの戦闘力を保持し、仄を魔の手から守ります
全ては仄のため。仄Love。クールで常に真顔
本作の王子様系ヒロイン

この作品の世界には工房の魔女と塔の魔女という2つの魔女の派閥が存在し、綾火は前者に属します。仄以外の登場人物のほとんどはこのどちらかに属する魔女です。が、数が多すぎるためここでの細かな紹介は割愛します

主に仄の内に眠る白姫の力を奪いに迫る塔の魔女の手から仄を守るため、綾火が返り討ちにするというものがストーリーの大部分を占めます


【コメディー要素とシリアス要素の飽和】
ここが一番長いです。
この作品に登場する魔女たちはそれぞれが強烈な個性を持っており、良い意味で常識がありません。(恋愛)コメディー要素はほとんどがギャグであり、ヒロイン共々ぶっ飛んでいます
特に主人公とヒロインの掛け合いは、他噛ませキャラの存在も相まって非常に見応えのあるものになっています

しかし、バトルになると話は別
バトルシーンは誰か死んでしまうのではないかと思ってしまうほど迫力満点であり、シリアスなシーンも多々見られます。正直殺し合いに近いです。

ただ、ウィッチクラフトワークスというアニメには、滅裂なバトルが初回から最終回まで続こうとも誰一人として死人は愚か怪我人も出ないし、誰一人として不幸せな結末を辿ったキャラもいません。町が滅茶滅茶になろうとも魔法の力で元通りという有り様

それでも彼女らはごっこ遊びをしているのではなく、ホンマもんの闘争をしています。ただホンマもんの闘争をしつつも、どことなく悲惨な結末にならない【安心感】や最後まで安心して見られる事への作品に対する【信頼感】が本作には存在するのです

まとめると、誰も死なないという安心感や信頼感とその気持ちを持ってもなおのめり込める白熱したバトルシーンやシリアスシーン、そしてバトルの合間合間に差し込まれるコメディー要素。
これらが【黄金比的バランス】で飽和しているが故に、どんなにハチャメチャな展開になろうと最初から最後まで気持ち良く視聴でき、見る者に飽きや不快感を与えないのです。
このアニメの最大の魅力はそこにあります


【ストーリーの纏まりと奥深い世界観】
詳しい内容はここでは割愛しますが、これも重要。
この作品は最初から最後まで、ストーリー、演出、作画と非常に丁寧に作り込まれている印象を受けました

ストーリー展開はやや早めですが、最後まで非常によく纏まっており、悪い意味で気になった点はほぼありませんでした。
原作漫画を読めば、この作品は世界観やキャラクター設定が非常に奥深く、年密に組まれていることが伺えます。アニメでも視聴者に考察を迫られるシーンが幾つも見え隠れしますが、豊富な設定が考察の価値を高めているようにも思えました


【総評】
コメディー要素とシリアス要素の見事な飽和、また悲惨な結末になることはないという安心感に浸ることで最後まで満足して見ることができます
そして非常に丁寧なストーリー設計と豊富な世界観やキャラ設定、高度な演出と作画も合間見え、非常にレベルの高い作品であると評価しています。
私の最もオススメするアニメの内の1本です。暇潰しにどうぞ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「私が多華宮君を守るから。多華宮君は私のお姫様だから。」

タイトルに”ウィッチ”がついていることからも想像できるように、

魔女さんがメインのお話です。

主人公の男の子がそれはそれは見事なヒロインなので、

男キャラに男らしさを求めている人は気を付けてくださいね(笑)

全12話です。


● ストーリー
何の特徴もない、真面目で平凡な高校生・多華宮仄(たかみや ほのか)。

突然校舎が空から降ってきて…!

それを助けてくれたのは、学校一の有名人・火々里綾火(かがり あやか)。

彼女は”炎の魔女”であり、多華宮君を守る使命があるという。

秘密の力を持っている多華宮君を魔女たちが取り合う、ファンタジー作品。


ストーリーのテンポは独特でした。

多華宮君を守るという点では、真面目でシリアスなストーリー。

なのですが、合間で挟まるのは
緊張感のないキャラ達によるお笑いパート。

急に挟まれる力の抜ける笑いパートによって、見事にテンポがずらされるw

まるでシリアスとギャグの不協和音だと思いながら観ていました。

このテンポ、はまる人には「新しい!」となるだろうし、

テンポのずれを不快に思う人には「邪魔!」となるでしょうね。

私はシリアスとギャグ、どっちつかずな印象を受けました。

シリアスなストーリーは真剣に観たいし、
ゆるい話は力を抜いて楽しみたいので^^;


また、
魔女に襲われる

多華宮君が守られる

火々里さんがピンチになる

多華宮君がべそをかく

ピンチを乗り越える

という似たストーリー展開が多いです。

いや、ちょっとずつ多華宮君や火々里さんの秘密が
明らかになる点では進展があるんですけどね。

シリアスパートについて言えば、

ラストのウィークエンド編が楽しめたぐらいで、

他のバトルシーンについては早々に飽きてしまいました^^;

火々里さん強すぎるから見せ場は一瞬で終わるしなww


● キャラクター
主人公、多華宮君。

男の子なんだけど、見事なヒロインキャラです(笑)

そんなかわいすぎる多華宮君に私はもうメロメロ。

・お姫様だっこ(される側)が似合いすぎる。か、かわいい…。
・つっこんでいるのか、ボケているのか。切れ味の鈍いつっこみがたまらんw
・と思ったら、「んなわけねーだろ!」とつっこまずにはいられない
 本気の天然ボケww
・ペンギンが大好き。部屋はペンギングッズだらけ。何これ萌えるww
・純情。恥じらうところがかわいすぎる。
 観ているこっちが興奮してしまうww
・いい息子、いいお兄ちゃん。
 妹の暴走に対する「お兄ちゃん怒るよ。」のセリフは破壊力抜群でした。
 このセリフで私の中の未知なる扉が2つほど開かれました…。

箇条書きにしただけでこんなにもw

妹の霞(かすみ)ちゃんも大好きでした♪

私が火々里さんや周囲に言いたい文句を霞ちゃんが全部言ってくれましたww


日常・ギャグパートの多華宮君は最高でしたが、

シリアスパートの多華宮君についてはいまひとつ好きになれませんでした。


守りたいものがあるのに、力がないから何もできない。

そんな無力さがたまらなく悔しくて、守りたいものを守れる力が欲しくて、
私は今の仕事を選びました。

力がないのに何もかもきれいに守ろうなんて無理がある。

自分の力と守れるものをちゃんと把握しなさい、

自分があれこれしようとするんじゃなくて、

自分にできること、1番守りたいものを考えるところから始めなさいって
真面目に説教したくなりましたw

でもなんだかんだ、
うまく守れちゃうところに複雑な気持ちを持ってしまったりね。


とりあえず、多華宮君の魅力に(*´Д`)ハァハァするなら、日常パートがベスト。笑

多華宮君、将来はペンギンを飼いたいそうですが、
ペンギンに似ていると言われる私を飼うのはいかが(ry


● 音楽

【 OP「divine intervention」/fhána 】

この曲大好き♪お気に入りです♪

fhánaは今気になっているグループですし^^

それに歌詞がいい!この作品にぴったり♪

「身を焦がし 君のため戦おう」のフレーズは
現在私のスローガンとなっております。笑


【 ED「ウィッチ☆アクティビティ」/KMM団(作中に登場する5人組) 】

曲も悪くないですが、なんせアニメーションがインパクトあったww

まさかの拷問コレクションww


● まとめ
ギャグとシリアスの不協和音が独特な作品でした。

特別おもしろかったわけではないけれど、

それなりには楽しめた作品でした。

私は多華宮君に出会えたので満足していますww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44

68.2 10 居候アニメランキング10位
もののがたり(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (142)
421人が棚に入れました
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー 塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。 塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。 千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。 過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。 祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。 人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

主人公は魅力的だったが、構成に少々疑問 →やっぱり2期ありきだったか・・・

【レビューNo.46】(初回登録:2023/3/28)
コミック原作の2023年作品。全12話

(ストーリー)
付喪神が存在し、その付喪神と対話し、常世へ還すことを生業する「塞眼」が存在する世界。
塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主「岐兵馬」は兄・姉を付喪神に殺されたため、対話どころか
憎しみをもって力ずくで付喪神を封殺していた。それを見かねた祖父「造兵」は、京都で暮らす
長月家に兵馬を預けることを決意。当主・長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲
している稀有な存在。(その環境下で付喪神への偏見を改めさせることが目的)
しかし兵馬の考えがすぐに改まるわけもなく、初日から付喪神たちと衝突してしまう。

(評 価)
・主人公は魅力的に描かれていた
 正直よくある「妖バトルモノ」だろうと思い、即切りするつもりだったのですが、意外と兵馬
 という人物が面白かったので、継続視聴することに。
 この手の主人公にしてはかなり人間臭さが滲み出ていて、長所・短所を含め愛すべきキャラって
 感じですかね。
 ・正義感はとても強いが、一方的な思い込みが強く融通が利かない。
  (最初は付喪神への嫌悪感を隠すそぶりもなかった)
 ・愚直で生真面目すぎてお堅くやはり融通が利かない。
 ・悪気はないが(経験不足から)女性に対するデリカシーがない言動をしてしまう。
  それに恋愛に奥手というか、そもそも経験がないから、対処法を持ち合わせていない。
 (この辺りある意味どこかズレたところがあり、それが味となってギャグにもなっている)
 ・それでいて自分の誤りを素直に認める謙虚さ・潔さを持ち合わせている。
 ・理解を示した相手には礼を尽くし、相手のことを知ろうと努力する。
 ・自分の未熟さをわきまえており。常に鍛錬を怠らない。(かなりストイック)
 ・「塞眼」としての強さも強すぎず、弱すぎず丁度いい。(なので仲間との共闘も映える)
 およそ令和の時代に似つかわしくない、愚直で妙に肩に力が入った主人公が、この作品の味と
 なり上手く機能してるという印象ですね。

・やはり2期ありきの構成だった
 ・なので前半は面白いです。憎むべき付喪神と人間が共棲していることが理解できず、反目し
  たり、実際の彼らを観察し、自分に非があるのかも譲歩し始めたり、特に4話では
  {netabare}「実は兵馬は、ぼたんの『婿候補』として見極められていた!」{/netabare}
  という特大爆弾が投げ込まれ、「何や、このまさかの面白展開はwww」という感じで、今後
  に期待大でしたが・・・
 ・その後、京都塞眼「門守家」や(強力な力をもつ付喪神)「大具足・挂」の存在や長月家の秘密
  等「もののがたり」という作品の全体像は見えてくるのですが、終わってみると
  {netabare}・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
   → ほとんど情報なし
  ・4話での大技・ぼたんとの恋愛模様
   → 両人とも保留でほとんど進展なし
  ・兵馬の人間としての成長
   → 前半からの進展なし{/netabare}
  ってことで、作品紹介を観ている感が強く、アニメ作品として「爪痕が残らない」という印象
  なんですよね。六人の付喪神や主要人物はそれなりにキャラ立ちしており、大きなバトルシー
  ンもあり悪くはないのですが、物語に芯が通ってない感じで何か締まらないというか・・・
 ・強いて言えば、{netabare}過去のトラウマで人間不信となっているぼたんに、兵馬が
  「自分を信じてみてはどうか、自分はぼたんを守り通す」
  と誓いを立てて終わるラストは評価したいのですが、ただこれも「恋愛感0」って感じなんで、
  こちらが期待してるものとはちょっと違うかなっと(笑){/netabare}
 ・全体的に後半は尺の使い方やテンポ等「?」と感じるところが多く、「2期の予定があるのか?」
  と勘繰るレベルだったのですが・・・
  → やっぱり2期ありました!!7月予定だそうです。なので後半はある意味2期に向けての仕込み
    的な要素が強かったようですね。

個人的にはスッキリしました。ということで総合的な評価は2期に持ち越しですね。
コロナ禍以降、スケジュール確保等でこういう分割形式にせざるを得ない事情は理解できますが、これ
ってホントレビュア泣かせですよね。1期の正当な評価が難しいなっと。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

付喪神に奪われた少年。付喪神に救われた少女。三者交わる一つ屋根の下、縁を紡ぐ付喪ノ語り

この作品の原作は未読です。
付喪神を題材にした作品は、これまで面白い作品があったことから、視聴を楽しみにしていた作品です。
でも、あまり詳しいことは知らずに視聴を始めたところ、みゆきちが出演していてビックリしたのを覚えています。

最近、アニメの作品でみゆきちボイスを聴く機会が減っている気がします。
とは言え「報道ステーション」ではいつも聴いていますけれど^^


歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となる──
塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業──“塞眼”。

塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、
岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。

千年の都、京都で暮らす
長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として
愛する六人の付喪神と共棲する。

過去に囚われ、力ずくで付喪神を
封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は
「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。

祖父が出す条件は今一度、
付喪神を見極めるために
居候として長月家で家族と共に過ごすこと。

付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。
二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。

人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

視聴を楽しみにしていたものの、主人公である岐兵馬の設定には少し思うところがありました。
あらすじにも記載されていますが、岐兵馬は大切な人を奪われ付喪神を憎んでいます。

付喪神が憎悪の対象であるのは理解できます。
ですが、全ての付喪神が対象になるのは、少々やり過ぎ感が否めませんでした。
何故なら、例えば人間だって様々です。
自分を傷付ける人に対して嫌悪感を抱くのは仕方ないと思いますが、これで人類全部を憎みますか…と問われたら、答えは「No」だと思うんです。
だって、その全部には自分の家族や恋人だって含まれるんですよ。

付喪神に対して行き過ぎで頑な気持ちがあったから、以降の物語が成り立っているのは分かりますが、最初、岐兵馬が物凄く凶器な人に見えて仕方ありませんでした。
誰かれ構わず噛みつくのはお門違いだと…

一方、本作のヒロインである付喪神に救われた長月ぼたんについては、正直分からない点が多く残されています。

そして、ぼたんと生活を共にする6人の付喪神はムッチャ個性的で表情豊かです。
この付喪神は6対で一つの道具なんです。
どの様な道具なのかは、是非本編のエンディングの映像を見て頂ければと思います。

これはきっといつしか訪れる未来…
そして6対の付喪神の本懐でもあると思うんです。
実際、こんな状況になったら、6対の付喪神はどの様な表情や言動があるんだろう…
思わず想像してしまいます。
みゆきちの優しい声がする、きっと涙無しには見れないシーンになりそうです^^;

最初、岐兵馬と長月ぼたんの立ち位置は真逆でした。
でも、一緒に生活する6人の付喪神のお陰なのでしょう…
最終話で信じられない台詞を聴くことになったのですから。

予兆はありました。
でもまさか、ここまで近づくとは思ってもいませんでした。
だから、その信じられない台詞が聴けてとっても嬉しく思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ARCANA PROJECTさんによる「恋衣」
エンディングテーマは、TRUEさんによる「rebind」
どちらもお気に入りの楽曲で通勤時のヘビロテしていました。

wikiをチラ見して気付いたのが、オープニングテーマの作詞をしたのが安藤紗々さんということです。
安藤さんは「アサルトリリィ BOUQUET」のED曲である「Edel Lilie」、そして「アサルトリリィ Lust Bullet」の2周年テーマ曲である「トウメイダイアリー」の作詞も手掛けられていらっしゃるんです。
ゲーム内で繰り返し流れるので沢山聴かせていただきましたが、歌詞がメッチャ良きなんですよ。

1クール全12話の物語でした。
ですが、早々に第2クールの放送が発表されましたね。
今年の夏アニメで続きが視聴できるそうです。
ということは、あと2ヶ月弱…余裕で待てるじゃありませんか。
しっかり堪能させて頂きました。
続きの視聴が楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いつものジャンプ...。

{netabare}
現世にやってきた異能の敵付喪神を仲間たちと共に打破していく話。
まあ、ジャンプの戦闘系作品の典型的な設定。
大した目的も目標もないから視聴のモチベーションが。
敵の設定が独特とか、戦闘形式が特殊とか、そういった個性も一切ない作品で、無難なものを作りました感しかない。
裏を返せば、良い要素もない代わりに悪い要素もこれといってないから低評価にする気はないけれど。

強いて言うなら、戦闘アニメのような設定にも関わらず、ラブコメ要素に力を入れているのはこの作品の強みかな。
後半からは戦闘と言うよりも恋愛要素中心。
ただ、自分としてはそこよりも話を面白くしてほしかった感は強い。
特に紆余曲折もなく、普通に近しい関係性になっていてちょっと拍子抜け。

キャラに関しては、ぼたんは幼いながら色々と覚悟を決めているのが好感持てて好きだった。
兵馬は付喪神に対してはかなりの過激派で見応えがあったけど、良い付喪神達にも喧嘩腰だったのは最初の数話だけで、ちょっとすごした後はすぐに考えを改めてしまってあっさり感を感じた。
でも、戦闘経験を積んだ事による、過去の出来事に対する考え方の変容は良かったかな。
兄と姉を殺されてしまったことで付喪神(やその関係者)を恨むのではなく、自分の実力不足を悔いるようになっていたのはかっこよかった。
その他のキャラ達、主に味方付喪神達の存在感はかなり薄かったかなぁ。
物語上における役割があまりなかったし、主人公のお供的なポジションで落ち着いてしまっている感がある。

作画は悪くないけど、主人公のキャラデザがエレンにしか見えなかった。
ED曲は名曲。
まさかの分割2クールだけど、夏には内容忘れてるだろうなぁ。
特にぼたん周りの細かな設定。

私的評価:46点
ベスト回:12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
呪術廻戦もどき? 付喪神別に悪い奴とは限らんのな。取り消せよ!
主人公の武器が独特なことしか目新しさがないw

2話 ☆7
偉そうな主人公。早速共闘か。戦闘あっさり。
いきなりギャグになるのやめろ。
主人公が好きになれないけど他はいいかも。

3話 ☆5
しょうもない少年漫画の流れに。俺もこの主人公嫌い。
人を襲わない付喪神(大嘘) 百合の波動を感じる。
結局狂人かよこいつ。

4話 ☆7
前回の話か? 全員の署名ってそういうw ざっこ。ラブコメか?

5話 ☆6
擬似家族での兵馬の感情の変化はこの作品のテーマでもあるのかな?
札効果ないじゃん。こいつら悪人ではないの?
人に危害を加えない付喪神とは。

6話 ☆7
あやかしトライアングルか?
稀人宿ってるのはわかったけど、それがなんで付喪神に必要とされてる理由に繋がるの?
付喪神って既に稀人持ってるだろうになんでまだ必要なの?
はよ付き合え。

7話 ☆5
前回のやつか。話せるなら最初から普通に聞けよ。
長月にやどる稀人は特異性があるのか。一瞬で考えま逆になってて草。
牡丹のおかげか? これが本土を生き抜いた人の実力ですかw

8話 ☆5
普通に勝ってて草。名前呼びテンプレ。

9話 ☆5
こいつ内通者か? 暴力団かな。このアニメ地味に主人公強いよな。

10話 ☆5
倍返しだ。このじじいやっぱ敵なんか?
まとめて半額ってそれ実質一個無料じゃん。めっちゃコメディ回だな。
付喪神も酔うんか。

11話 ☆5
自分でモデルやっとるんかw 付喪神製w 強そう。

12話 ☆8
茶番かよw
から傘に関わりのあるボタンを憎むのではなく自分の力不足を憎むのはかっこいいな。結局から傘はどうなんだ。実質的に振られて終わりかよ。
自分を信じるというのはそうかもな。

曲評価(好み)
OP「恋衣」☆7
ED「rebind」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

73.7 11 居候アニメランキング11位
邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
915人が棚に入れました
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

心地良い停滞

【物語 3.5点】
ぶっ飛んだ設定&バイオレンスのインパクトで先制した1期→
お約束がパターン化した2期の安定感?
という無難な続編ギャグアニメ。

ネット上の視聴者の反応はバッチリ見ているぞ!
と言わんばかりの“場外戦”ネタに各種オマージュ要素も多く、
強固なファン層である“邪教徒”の繋ぎ止めで、
命脈を保って来た本シリーズの性が表れている。

例えば一話冒頭の、{netabare}邪神ちゃんとゆりねの出会いの詳細を描いたエピソードは、
いやw2期で今更やるなら、1期一話でやらずに、
どうしていきなり肉パーティーやったんだよw{/netabare}
というファンのツッコミ待ちの導入w


【作画 3.5点】
奇妙に安定。

AmazonPrimeVideo独占一挙先行配信→TVでは一話ずつ放送。
という最近ちらほら目にするようになったオンエア形態。
クール途中でスケジュールが滞る心配もなく、
可も無く不可も無い作画が安定供給。

ギャグアニメにはしばしば、何でそこを無駄に描き込むのか(笑)
というパターンがあるが、本作はそれを数発仕掛けるだけのソースを確保。

例えば、{netabare}邪神ちゃんがパイ投げチャレンジする展開で、
巡った世界各国の背景を用意するとか。{/netabare}


私のツボ:毎度、堕落した邪神ちゃんをバラすことになる、
ゆりねの待ってました♪と言わんばかりの不適な笑みを湛えた表情。
何だかんだ拷問、楽しんでますよねw


【キャラ 4.0点】
邪神ちゃん、別に魔界に帰れなくてもいいんじゃない?
ドロップキック無理に決めなくても、
生活費つぎ込んだパチンコで負けて、
ゆりねに折檻される方が邪神ちゃんらしいよ。
(実際、ドロップキックしないことが自虐ギャグ?になる程w)

そんな感じで人間界が本来の居場所じゃないはずの
天界&魔界の各キャラが日常のぬるま湯に沈没w


2期では中国からキョンシー姉妹が漂着し、
もう一つの主要配信サイトである中国・ビリビリ動画の“邪教徒”にも訴求。
人間になりたかったり、パンダやめたかったりするらしいが、
大丈夫、邪神ちゃん界隈でダラけていれば、
そんな目的などすぐに形骸化するさw


さらには、人間界で暮らす羽目になった新たな天使も新規追加。
ただ、いくらなんでも……{netabare} 天使の輪は脆すぎるのでリコールすべきだと思うw{/netabare}


【声優 3.5点】
主要キャストが進捗を見せキャラに馴染んで行く中、
本作は引き続きゲスト声優でも制作費を無駄遣いw

アパート管理人に島本 須美さん演じる大物管理人?を招聘してみたり、
キャスト采配でもギャグ魂を見せるw


【音楽 3.5点】
劇伴は1期準拠。

音程外し気味のほのぼの日常系リコーダー曲を
敢えて邪神ちゃん解体シーンに起用する等、
音響の采配も相変わらずw

OPはhalcaさんの「時としてバイオレンス」
裏切りと拷問を繰り返す、邪神ちゃん&ゆりねの腐れ縁を表現した良曲。
(halcaさん、『かぐや様』2期じゃなく、どうしてここにw)
ただ、本作は、アニメEDばかり続いた彼女にとって、
悲願のアニメOP曲とのこと。祝福しましょう♪

EDはZAMB(ザム)「Love Satisfaction」
アニソンのヘビメタカバーを生業としてきたバンドが手がける初のオリジナルアニソン。

今後もパンチ力を磨いて、アニソンでスピードメタル、また、かまして欲しいです♪

ED映像も無駄に力入ってますw


その他、ぽぽろんは先輩とは段違いの天使の歌声を響かせ、
邪神ちゃんも、唐突に、歌謡曲(しかもフル歌唱w)で、のど自慢を披露w


【感想】
アマプラで全12話感想済。
先日、実質“本編”最終回である10話の放送が終了したとのことで。

この後、11話は、振り返りの“特別編”(“総集編”じゃないんだあくまでも)を挟んで、
12話のSP回は……{netabare}邪神ちゃん役・鈴木 愛奈さんの出身地・北海道千歳市の
“ふるさと納税”企画により実現した、観光誘致も兼ねた追加エピソード。
アマプラ配信開始当時は新型コロナ緊急事態の真っ只中で、
“聖地巡礼”効果も望めない惨状だっただけに、
日本の観光がピンチから脱却を図ろうとする{/netabare}
今こそアマプラ独占ではなくTVでも放送して欲しいエピソードなのですが……。

追記:……などと悶々としていた所、12話TVでも放送との情報を頂きました♪
ここまで視聴してきた方には、10話、11話で終わった?
と切らずに、是非、SP回まで完走して欲しいと願います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

帰ってきた邪神ちゃん!

まさかの2期ですの!じゃしドロ!←そんな風に略すのアンタだけよ。
何気に1期は大好きなアニメでした。
お世辞にもクオリティが高いとは言えないし、内容も人を選ぶ系だったけど、中毒性が半端なくて気づいたら邪神ちゃんロスになってた記憶。
アニメ続編はあり得ないと思ってら仰天の2期制作発表ですよ。
しかも見るからに作画の質が前期に比べて上がってます!

本作の2期制作には事情があって、1期終了後に制作側からファンに向けてクラウドファンディングで製作費用を募ったり、ふるさと納税を活用して1.8憶の寄付を達成したりと、様々な工夫を行って執念の2期制作にこぎつけたとのことで。
それだけアニメスタッフからもファンからも愛されたシリーズってことでしょう。
3期制作する予定があったら、またふるさと納税キャンペーンをやってほしいな。
本当はBlu-rayの購入が一番なんだろうけどやはり金銭的に円盤揃えるのはキツいです。

さて、内容にもちょっとは触れておきますと、1期の頃からシュールなバイオレンスギャグがツボでしたが、今期も同様の面白さがありました。
相変わらずパロネタは豊富ですが、元ネタが古かったり、マニアック過ぎだったり分からないことが多々ありましたが、この作品は勢いが全てだと思いますので冷静に考えちゃダメです。
深く考えると「え、そのネタどこが面白いの?」ってなるので、しょーもないこと言ってるな~くらいに受け入れるのが吉。

キャラは1期以上に増えますが、どの子も良いキャラしてるけど 居ても居なくても問題ないといった感じで…(ぺこらは不可欠なので除く)
「居ない方が良い」ではなく「居ても良い」というのがポイント。
基本的には主人公の邪神ちゃんと花園ゆりねが作品の魅力の大部分を占めております。
邪神ちゃんはパチンカスのイキリ悪魔だけど、ちゃんとしっぺ返しを食らうのが面白いですね。また、蛇の妖怪に似てると言われて長々と落ち込んだり、仲間が魔界に帰ってしまって寂しがったりする一面も好きです。
ゆりねは最初はクールなキャラだった気がするけれど2期になってから性格が少し変わったような…?前から邪神ちゃんの寒いギャグで吹き出すくらいは度々あったけど、今期はいつまでもゲラゲラツボってるのが可愛かったです。
怒ると邪神ちゃんを切り刻む癖も少なくなったかなと思ったけど、何話かで二枚おろしにしちゃってのには笑えました。真っ二つになる主人公なんて普通のアニメじゃあり得ません。このアニメくらいじゃね?
ゆりね役の声優さんは、何年も昔のアニメ"六畳間の侵略者"のレイボーゆりか(だっけ?)の印象が強くて、当時はこの変な声では生き残るの厳しいだろうなと感じていましたが、本作で当たり役を引けて良かったと思います。

終わりに1クール楽しい時間を提供してくれた邪神ちゃんアニメスタッフに感謝。
繰り返しになりますが確実に人を選ぶ作品であるとは思います。
自分はたまたまハマれましたが、万人受けではなく一定のファン向けアニメなことは1期放送時から相変わらずです。
余談ながら本作はAmazonのプライムビデオで春アニメ開始と同時に全話配信の形をとっていたため、一気見することも可能でしたが、このタイプのアニメは週間で視聴する方が適してると思ったのでテレビ放送で見ました。
願わくば1クールと言わず、このままずっと毎週視聴を続けたいものです。
邪神教徒の皆さま、3期制作のために今後も寄付を宜しくお願いします!笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イキリアクマ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


ひとりの少女と悪魔「邪神ちゃん」が繰り広げる
ちょっと危険な同居生活コメディ!

魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、
ある日突然人間界に召喚されてしまう。
彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす
ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。
「邪神ちゃん」を召還したものの
彼女?を魔界に帰す方法がわからない。
仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、
「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。
そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

邪神ちゃんとゆりねの日常を描いた潔いほどオマージュ色丸出しの作品です。
私は原作未読なので分かりませんが、原作もこんな感じでオマ-ジュ満載なんでしょうか?

一方で情報量の多い作品だったとも言えると思います。
例えば、今期の放送を視聴しなかったら私は「邪神ちゃんねる」の存在には気付かなかったでしょう。

そして本編でもちょいちょい出てきましたが「邪神ちゃんが何回ドロップキックをしたか数えよう!」という企画も並行して開催されていましたよね。
正解者の中から抽選で5名さまにキャストサイン入り台本をプレゼントして貰えるんだそうです。

しかも「何度もチェックするためにAmazon Prime Videoをご活用下さい」ともニュースに書かれているので、これだけ見たら「数えようかな~」という気になりますよね。

ところがですよ…ポイントは本編映像に「千歳編」が含まれているところなんです。
千歳編とは、邪神ちゃん役の鈴木愛奈が北海道の千歳市出身であることから、千歳市が市のPRのために故郷納税を募集して制作が決まったテレビ未放送のスペシャルエピソードなんです。

ふるさと納税を調べてみると、30,000円からの納税で円盤が返礼品になるとの事でした。
「これじゃ見れないじゃない…」
と思ってAmazon Prime Videoをチェックしてみたら、12話として千歳編が視聴できるではありませんか!
まさか返礼品じゃない方法で視聴できるとは…!
これでドロップキックの回数を数えるのに死角は無くなりました。

そしてレビューを書く上で是非とも触れておきたいのが「この作品はタイトル詐欺かどうか?」という点です。
本編でも触れていましたがどうでしょう…
確かに本編では殆どドロップキック姿を見かけなかったような…
ですが、オープニングで毎回見ているので正直あまり気にならないんですよね^^;
もしかすると次の機会があるかもしれないので、そちらを楽しみにしていたいと思います。

オープニングテーマは、halcaさんの「時としてバイオレンス」
エンディングテーマは、ZAMBさんの「Love Satisfaction」
因みに千歳編のエンディングテーマは、邪神ちゃんとリエールによる「CHI☆TO☆SE愛歌」でした。
ノリノリのオープニングが個人的には大好きでした。

1クール全12話の物語でした。
頭を空っぽにして視聴できる貴重な作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

67.4 12 居候アニメランキング12位
吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
600人が棚に入れました
週刊少年チャンピオンにて絶賛連載中のハイテンション吸血鬼ギャグ漫画「吸血鬼すぐ死ぬ」が、ついに2021年TVアニメ化!

埼玉県伊奈架町の郊外に不死身と恐れられる吸血鬼が棲むという城があった。その城へ行って帰ってこない子どもを助けるために雇われた吸血鬼退治人ロナルドは城へと向かったが、そこにいたのは確かに不死身ではあるものの、すぐに死んで灰になるザコ吸血鬼ドラルクであった。子供も別にドラルクに捕えられていたわけではなく、城で遊んでいただけだった。

ちょっとした不注意からロナルドが城を破壊してしまい、住居を失ったドラルクは新横浜にあるロナルドの事務所に転がり込んで同居することになる。なりゆきから、ドラルクとロナルドはコンビを組んで、露出狂の吸血鬼の事件を解決しようとしたり、ロナルドの自伝小説原稿を取り立てにくる吸血鬼よりも恐ろしい編集者と対峙したり、クソゲーをプレイしレビュー記事を執筆したりすることになる

声優・キャラクター
福山潤、古川慎

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハンターとすぐ死ぬ吸血鬼のでこぼこコンビが、クセの強い吸血鬼たちに振り回されるコメディ♪

2015年から連載中の漫画が原作の作品。

福山潤さんが主題歌を歌うということで知り、
そこから興味を持ちました。

内容はそこまで期待していなかったのですが、
予想以上にハマり、好きになりましたw

下ネタ系の作品は好みではないけれど、
この作品はくだらなすぎて楽しめました。笑

全12話です。


● ストーリー
人から恐れられる吸血鬼が住む城。

その城へ行って帰ってこないという子どもを助けるために、
吸血鬼ハンターのロナルドは城へ向かう。

城に住んでいたのは、
吸血鬼のドラルク。

ドラルクは、ちょっとしたことですぐに死んで灰になってしまう吸血鬼だった。

城を失ったドラルクは、ロナルドの事務所に住み込み、家事をしたり仕事に同行したり、

町に現れるクセの強い吸血鬼たちに手を焼きながらも、
仲間たちと共に楽しく過ごす。


1話が3つぐらいのショートエピソードで構成されています。

そのため、ギャグ中心の内容でもいろんなネタを楽しめて、
飽きずに最後まで楽しめました♪

吸血鬼ドラルクと吸血鬼ハンター・ロナルドのコンビ。

口げんかの絶えない二人ですが、
なんだかんだいいコンビです。

びっくりしただけで死んで灰になってしまう、
弱いドラルクだけが笑いどころなのかと思いきや、

それだけじゃない楽しさがありました^^

全体的に下ネタがかなり多めですが、
くだらなくて逆に好きww

ドラルク以外の吸血鬼たちのクセが強すぎるんよ。笑

“吸血鬼Y談おじさん”“吸血鬼野球拳大好き”とか、

よくまあこれだけくだらないバリエーションが思いつくなと、
その発想に完敗でしたww


● キャラクター&声優
吸血鬼や吸血鬼ハンターなど、
たくさんのキャラが登場します。

複数回登場するキャラも多いし、
少しずつスポットライトが当たるし、
キャラを覚えることに苦労はしませんでした。

みんな個性強すぎるしねww


ドラルク(cv.福山潤)は、
すぐに死んで灰になってしまう弱すぎる吸血鬼。

マイペースに行動するところも、
ロナルドや他のキャラをからかってみるお茶目なところも、
楽しくて、好きなキャラでした。

使い魔であるアルマジロのジョンが可愛すぎた(*´Д`)
ドラルクが死ぬたびに泣いてるのも可愛い(*´Д`)

ハロウィンの時のメロンパン仮装に悶え死ぬかと思いました。

11話のジョンのエピソードには泣かされました(´;ω;`)
まさかこの作品で泣くことになるなんて(´;ω;`)


ロナルド(cv.古川慎)は、
ドラルクの同居をすごく嫌がりながらもやむを得ず一緒に暮らす、
なんだかんだお人好しなハンター。

ちゃんとした腕を持っているけど、
どこか残念なところが可愛い。笑

基本的にツッコミ役。
吸血鬼たちに振り回され、怒る姿がもはや定番w


他にも面白いキャラがたくさんいて…。

私の一番のお気に入りはジョンですが、
ドラルクのおじいさまも好きでした。笑


そしてこの作品の大きな特徴が、
大物声優さんがたくさん登場するということ。

吸血鬼役に大物声優さんが次々と登場し、
毎回びっくりしていました。皆さんいい声すぎる。

リアルタイム放送時には、
あのキャラはどの大物声優が!?という予想で盛り上がったそうで^^


● 音楽
【 OP「DIES IN NO TIME」/ 福山潤 】

おしゃれでかっこいい&楽しいOPです♪

ドラルクとロナルド、
二人のダンスがいい^^

登場キャラもかっこよく演出されてますが、実際に登場してみればどのキャラも全然かっこよくないじゃないかと、裏切られた気分でしたww


【 ED「Strangers」/ TRD 】

TRD(トラッド)は、
近藤孝行さんと小野大輔さんのユニットだそうです。

普通にいい曲だな~と聞いていました。

このED、一度は見ておくことをおすすめします。

まさか仕掛けが隠されていたなんて…。
(本編のどこかで明かされます)


● まとめ
楽しめたらいいな~と軽い気持ちで見始めたのに、
すっかりハマって、しっかり楽しみました♪

これぐらいくだらないものならば、
下ネタ系の作品も楽しめることがわかりました。笑
私の下ネタレベルは小学生並みなんだなww

吸血鬼とハンターという立場ですが、
殺し殺されという残虐なシーンは一切なく、
むしろみんな仲良いいよね?という平和さもいい雰囲気でした♪

ちなみに次回予告だけは毎回シリアスで、
そこだけ見たら誤解される作品なのでご注意を。

私も「次はちょっと真面目な感じ?」と騙され続けました。笑

原作は2022年4月現在で20巻出ているんですね。
ということはストックも十分?

2期があれば嬉しいな^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二発屋

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
シンプルなギャグアニメです。ギャグは動きが出しにくいので、アニメだと難しいジャンルの1つだと思いますが、本作は結構笑えました。

ギャグの種類としては、ナンセンス系。「ボンボン」や「コロコロ」みたいなしょうもないネタが多くて、中盤までやや退屈さもありますが、中盤以降、しょうもなさ過ぎて逆に笑える感じがありますw

オススメは、もし途中で飽きたら、7話を観て、合わなければ切る感じかな。6話から盛り上がり、7話をピークに、以降は安定して笑えましたね♪

レビューには、レビュータイトルの由来を。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
二発屋、というのは、有吉弘行さんにつけられた敬称です。

まず猿岩石のヒッチハイクで一発屋。その後、実力の低さから10年以上低迷。

そして、雨トーークの「おしゃクソ事変」で再ブレイク。以降、日本屈指の売れっ子芸人にまで登り詰める。

この過程を指して、「二発屋」と呼ばれました(ちなみに、私は有吉さん大好きで、怒り新党めっちゃ観てたから、夏目ちゃんとの結婚は、芸能人の結婚史上一番嬉しかったどすね。あと、一般的には有吉さんは雨トーークで再ブレイクですが、本当はその間に出た内村プロデューヌがめちゃくちゃ面白くて、そこでしっかり実力をつけてたんだよね)。

本作は、出だしは良かったと思う。「スナ~」は、2021屈指のアニメ名言だと思うし、すぐ死ぬネタはシンプルに笑えましたね。

が、それも2話まで。「すぐ死ぬネタ」だけではすぐに飽きがくる。

大抵の一発屋芸人さんは、いくら飽きられても一芸にすがるか、他のネタにチャレンジする迷走期を経ても最初の一芸に勝てず、ここで消えていく。

本作もそうで、3~5話は、死に方に変化をつけたり、新キャラを出したりしながら笑えるところを探っていた(迷走期)感じがした。

んで、6話のポールダンサーできっかけを掴み、7話のド下ネタで大ブレイク。以降は、下ネタを基本としながら、2人のケンカネタやキャラいじりでクオリティを維持した。

原作がどうなっているか分からないが、ギャグアニメはキャラクターがしゃべり始めると長続きする気がする。本作は、そのレベルまであと一歩というところかな(workingなんかは、キャラがしゃべるようになった代表格だと思う)。

勿論、ギャグは「合う合わない」があるので、私とは真逆の感想を持つ方もいるだろうけど、たまにはこういう、何にも考えないでただ笑うアニメも、大事だと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ギャグアニメ? バディ系? オサレOP。スナ~(笑) ファブリーズで死ぬ(笑) 胃がビックリ(笑) 

2話目 ☆3
ゼンラニウム(笑) ここまでバカみたいだと、逆に少し笑えたw ラブコメ要素か。

3話目 ☆3
ワンパターンの中にも、なんとか変化をつけようと頑張ってる感じは伝わる。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆4
ポールダンサー(笑) 久々にちょっと面白かった(笑)

7話目 ☆4
裸にはカーディガンを着せたい(笑) チンチンしか言えない(笑) マスターレベル高いw 釈迦でも迷わずぶち殺すぞ(笑)

8話目 ☆3
前半は面白かったが、後半は、やや眠かった。

9話目 ☆4
認知しろ(笑) マジロ回。辻斬りさん、いいね!

10話目 ☆4
お、御大(笑)

11話目 ☆4


12話目 ☆4
必死(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

下ネタ多めのギャグアニメ

作品名通りすぐ死ぬ吸血鬼と吸血鬼ハンターの日常を描いたギャグ作品。

{netabare}
女向け作品だったけど、自分は女向け作品も普通に見られるのでこの作品も楽しめました。
ギャグは正直好みが別れそう、というか感想が否だらけだけど自分的には面白かった。
コロコロコミックみたいなギャグと書いてる人がいるけど、まさにその通りだと思う。
シリアスそうな雰囲気での平和な作品というのが好きなので、この作品も良かったです。

キャラが全員個性的(大体下品だけどw)で、その独特なキャラ同士の絡みを楽しめました。
下ネタ多めで少し苦手な部分もありましたが、なんか結構攻めた感じの下ネタが多くてところどころその部分も言うて楽しめた気がする。

ギャグ回として面白かったのはビンゴの回とその手前と最終回の5本勝負の花しかな。
それと、11話のジョンの話は普通に良く出来てた。
あそこでED映像につながるのはほんとに良かったと思う。

楽しめる人は楽しめる作品だと思います。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
最近吸血鬼もの多いなー。
面白いけどこれ1クール持つか? 
吸血鬼普通に噛もうとするなw

2話 ☆7
副業もやってるのかよw
主人公のムダ毛書いてるアニメ初めて見た。
ノリがつかれるギャグだなw
ジョン可愛い。

3話 ☆9
ポンコツ女かわいい、もっと出して。
ツイスターゲームってどうやっても面白いなw
最後だけ独特なゲーム。斬新なイカサマ。

4話 ☆8
放送よく通ったなw 下ネタ回か。
所々寒いとは感じるけど勢いで面白く感じるなこのアニメ。
Gかな。ガチ勢じゃん
そりゃきついわなこんな母親w

5話 ☆8
前半面白かったけど猫パートびみょい。
吸血鬼雑魚しかおらんやんw
ハイレグw

6話 ☆10
勘違いでデブに追われるのかよw
血いっぱい持ってそうじゃんデブ。
これギャグじゃないんかよw
ポールダンスの下り面白かった。
なんでムダ毛作画あるんだよw 

7話 ☆7
ちょっとこの下ネタは面白くない。
縁日の金魚確かにすぐ死ぬなw 

8話 ☆9
ジョンかわいい。SUICAもっとるやんw
ガチ誘拐...。
うーん、こいつが助ける流れは強引かな。
ちょっとだけ感動したわw
 
9話 ☆6
また下ネタかw こいつ再登場するのかw
プレッシャーかかりそう。
負けろや 実在の人物出してくるのやめろw 
今回は下ネタが多すぎたか。

10話 ☆5
ロリかわいい。うーん下ネタがさすがに多い。
微妙になってきた。

11話 ☆10
マジで下ネタいらんわ。
けどショットの言いたいことはわかるw
後半普通にいい話。EDこれは卑怯。

12話 ☆9
かわいい。女の前でそういうこと言うなw
かわいい。シャミ子が悪いんだよ
5歳児w ムテキングで見た 

曲評価(好み)
OP「DIES IN TO TIME」☆7.5
ED「Stranger」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

85.7 13 居候アニメランキング13位
中二病でも恋がしたい!戀(REN)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (2680)
15653人が棚に入れました
色々な事情が重なり、一緒に暮らすことになった勇太と六花。
付き合い始めた二人にとってはどきどきな内緒の同棲!
なはずが…
普通の女の子とも付き合ったことのない勇太には、中二病の彼女はハードルが高すぎた!?
恋愛をどう進めていけばいいか悩む勇太。そして1つ学年が上がってパワーアップした丹生谷、くみん、凸守たち。
さらには十花に六花との同棲がばれて……
またまたドタバタな生活が始まる!

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

経験値を溜めて恋から戀へ進化…まではしてないな。

現役中二病感者:六花と元中二病感者:勇太の恋の行方と
それを優しく見守る仲間達の日常コメディ。

特に意識してたつもりはなかったけど、OP聞いたら意外とワクワクしていました。
結構楽しみにしてたみたいです。(^_^;)

一期終了時と恋の距離は変わらずですが環境が激変し二人きりのほぼ同棲生活がスタート。
「今更、父の仕事の都合」や「祖父が誤って退去手続き」等強引過ぎるだろっ!
とは思ってしまいますがご愛敬。
1話分くらい勇太の家族の物語も観たかった気もしていたので残念さも少々。
その分二人の淡い恋の物語が色濃く味わえる内容になってくれると思うので
期待して観たいと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
同棲という大きな設定変化がどう生かされていくんでしょうか?
強引に変えたのですから親が居ては少々ヤボったくなるエピソードが待っていそうです。
一話では設定固めでストーリーはこれからという感じでした。
…ので、感想の代わりに各キャラの見所を少々。

淑女モードの森夏…その内めんどくさくなって元に戻りそうな気がする。
なんだかんだで面倒見の良い彼女の優しさが好きなので
今期もそういう所が観られると嬉しいです。

一色君は相変わらずモテたい魂が空回り。
また坊主フラグが立ってしまいましたし彼の恋は進むどころか始まりが見えない。

凸守は遂に高校生デビュー!
寂しがり屋の彼女にも今期はよい想いをさせてあげて欲しいです。
森夏との師弟愛(?)のエピソードもまた増えそうです。

相変わらずのマイペース癒し系のくみん先輩は受験勉強よりお笑い道…
実は一番心配なのは彼女かも。

十花さんは保護者的立場で苦労も多そう…
彼女の目線や心理でも物語が観られればストーリーが深く感じられるかも?
でもでも!勇太の妹がいれば同棲OKはアリなんですか!?

そして共同生活が始まる六花と勇太。
お互い不器用ながら相手を大切に想う気持ちをどう伝えるのかが見所ですね。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
森夏はしれっと髪型が元通りに。やっぱめんど臭くなったんでしょう。
自分で気づいてない様だけど対戦格闘の動きしちゃうのは中二病ですよー。

手つなぎデートは初々しくて可愛らしく中二病の思考や言動も上手く取り入れられ
二人ならではの自然なデートが微笑ましかったです。

一色の存在はかんなぎさん以下に…坊主も復活で南無。

そして新たな中二病患者が。
クミンは買いませんでしたが恋の方には刺激がありそうです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
六花は中二が悪化してますね。観る分には楽しいけど勇太は大変そう。

六花以外も中二色が強くなっている中、そこに中二師匠・七宮が加わり
かなり濃くなっている気がします。…いや確実に濃くなってます。
二期ではこの子が色々と巻き起こしてくれそうです。

恋愛的にはジェラシー要素がプラスされちょっとハラハラさせてくれます。
ちょっと不満&不安顔の六花も可愛くこういう細やかな表情は流石京アニクオリティーです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
ついにモリサマーが本物だと分かり凸守との関係に進展が!
…っと思ったんだけど結局は元通りの関係に戻ってしまいましたね。
でもまぁくみんの言う通りこちらの方が落ち着きますし
いつまでもマスターのサーバントで居て欲しいのでこれでハッピーエンドですかね。
深読みすると本当はもう凸守は森夏の正体に気付いた上で元通りに接しているのかな…
っとも考えられますが今はそんな事考えず楽しんだ方がお得かな。
何れにせよ森夏と凸守の優しく可愛い良い所が観られた今話でした。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
くみん先輩を中心とした昼寝回。
「極東魔術昼寝結社の夏」も無茶苦茶な同好会ですが
この学校の同好会って他もろくでもなさそうですね。

中二病がひどいのも困り物ですが一日中眠そうなのもかなりマズいです。社会的に。
でも六花達の居場所を嗅ぎ付けたり結構鋭い所も有るので
上手く生きて行けているのでしょう。

昼寝と中二病バトルの融合は作画の良さもあり楽しめました。
勝敗とかルールとか良く分かりませんが
くみんのこの場所を守りたいという気持ちが勝利を引き寄せたのでしょう。

完全にサイドストーリーで本編進んでいませんが
くみんが六花達の理解者である事が微笑ましく寝顔が可愛く癒されました。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
暗視ゴーグルでテンション上がるのは分からなくもないけど、
かな~りお気に入りでしたね。

修学旅行が始まり恋の歯車も動き出してきました。
なんとも初々しいほっぺにチューでした。
相変わらず六花の仕草が可愛らしく優しさ溢れる勇太も健在でした。
一方、森夏は溢れる中二病が止められなかったみたいですが…。
もう過去バレしてるし、周りの友達もそうゆうのに寛容なんだから
無理に否定しなくても良さそうなものですが。

次回は二人だけの思い出が出来そうです。
6/12って誕生日なのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
二人きりの時間かと思えば、智音とバッタリ遭遇。
気兼ね無く接する勇太と智音を眺める形となってしまった六花。
積み重ねた時間にまだ差があって六花が切なく辛くなってしまいましたね。
コインについて【ちょっと考察】{netabare}
智音の持つコインには大切な思いが込められ
(1話でノートから落ちた)メモにはその事が書かれていたんでしょうか。
六花の「勇太は契約の事忘れている」という台詞はこちらにも掛かっていそうです。
サヨナラを言わなかったりしているので
再会とか一緒にいるというおまじないが掛かっているのですかね?
上の階に越して来たり、遠く鹿児島で出会ったりするのは偶然ではなく
『中二病の想いの力』なのかも知れません。
智音が魔法魔王少女であるかぎり勇者と共に居られる
という事になっているのではないでしょうか。
{/netabare}
今回は上手く仲直りが出来てお互いの距離が縮まる結果になってまずは良かったです。
六花には笑っていて欲しいですしね。

ただ、この先も色々と恋の波乱はありそうですし
中二病と現実、どう折り合いを付けていくのかも問われていきそうです。
そして本当に偽モリサマーが現れてしまいこちらの方も気になります。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
森夏の古傷をエグる様な新モリサマー登場。
中二病バトルで信頼を得るって展開はこの作品ならではのノリなので乗っかって楽しみました。
上辺の凸守を愛するモリサマーに対し
等身大の自分を見てくれているモリサマーの方に心は傾いた様ですね。
何だかんだで互いを理解しがっちりと友情が伺えました。

…んでも、結局偽サマーは誰で何処からマビノギオン学んだとか詳細は謎なのかな?
やや消化不良な点はあるのでまた出て…来なさそうだな。(^_^;)
キルラキルと対極な小清水さんが聴けたのは良かったですが。

後、ついに一色くん登場せずでした。
二期ではぞんざいに扱って笑いの種なんですがバカでも優しい面がまた観たいです。
二期中に一度くらい照明を当ててあげて~!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
現実の恋が膨らみ中二病の力が隅へと追いやられる六花。

確かに現実の恋なら中二病の力を失うかも知れないけど
勇太とは特別でオンリーワンな関係を築けると確信し復活を果たしました。
絶対的な「この人となら」と思える恋、
互いを理解し受け入れ信じ合える二人の関係が眩しく感じました。

智音は恋も中二病も捨てない選択をした六花を見て
「あの時、恋しても良かったのか?」と
自身の選択の後悔と共に恋心が再燃してしまった様子…。
でも、前半ならいざ知らずここまで来ると既に付け入る隙がないですよね…
失恋の道しか見えず恋心を押し殺したとしても告白しても傷つくのは智音の気が。
傷つくのも青春かも知れないけど可能性が無い恋を観せられるのはちょっと辛いかも。

六花が力を失いかけていた事や取り戻していた事と
勇太が気づかなかったハズの事をナレーションしていて振り返っている感じだから
やはり色々と告白され想いをブツケられる流れになるのかな。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
出口どころか入口すら無い智音の恋。
感情豊かな表現は流石京アニの真骨頂。
でも後付け設定のキャラなのであまり感情移入出来てなかった模様。
可哀想にと思いつつグッと切なくならなかったな…。
続きは次回に跨いだけど
ちゃんと告白してちゃんとフられないと諦めきれないんじゃないかな?
{/netabare}

※11話感想{netabare}
智音は中二病なりのやり方で正面から告白してフられるのかと思ってたけど、
暗に恋心が伝わった後に暗炎竜と戦い吹っ切れる形でした。
誰も余り傷つかない決着となり良かったような気もするし
これで吹っ切れるものなのか?とも思ってしまいました。
ただ六花と勇太の愛情の深さを目の当たりにしたら
叶わないし幸せになって欲しいとも思うでしょうからその辺りがケジメに繋がったのだと思います。

六花と勇太の愛情エピソードや智音を気遣う森夏などなど
今回は良いシーンが多くちょっと感動してしまいました。
六花と勇太は本当に良いパートナーになってますね。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
最終回はちょっぴり胸キュンな暖かい終わり方でした。
上級契約(キス)出来なかったのはこの作品らしいと言えばらしいけど、
しちゃった方が締まったと思います。
精神的な繋がりは更に強まってるし、二人の恋愛の形に口出すのも差し出がましいけど
恋の成長や進化を観せた作品の区切りとしては必要だったかなとは思います。
不満と言う程ではないけど、ここまで引っ張って「しない」となるとハードル上げ過ぎてます。

この調子だと三期もありそうな気配なので気長に待ってみます。
{/netabare}

【総評】
中二病を前向きに楽しく描いていますし、また丁寧に作られているので安心して楽しめました。
恋の初々しい表情や仕草その他の機微に至るまで京アニ作画と相性が良く引き立っていました。
ストーリーとしても中二病を活かしたやりとりが絡み良く出来たラブコメに仕上がっています。

ただ「安心」って裏を返すと「無難」でもあるので
驚きやハラハラする展開にはなっていなかったです。
10話のみ話を次回に引きましたが他は1話完結しているので喧嘩やトラブルがあっても
すぐに解決で良かった良かったとなっていますので、
1期のように「どうなっちゃうんだろう?」と言う引きは弱まってしまっていました。
2期全体を通して冒険はせずファンに寄せてきた印象もあります。

智音に関しては掘り下げも甘くエピソードも不足しキャラが弱く感じました。
普通の作品なら面白いキャラかも知れませんが
中二病が当たり前で個性的なキャラが多いこの作品の中では平凡。
後半の展開になる前にもう一押しして他メンバーと対等に感情移入できる存在になっていれば
一気に面白味が増したと思います。
また、いかにもな後付けなので中学の頃の勇太のストイックな筈の設定も
壊してしまっていて残念です。
もう少し上手く加われ無かったものでしょうかね。

それと一色の不遇さはちょっと気の毒に感じました彼の優しさが伝わる
エピソードもちょっとは入っていて欲しかったかな。

ともあれ、全体的にはみんなの暖かさの伝わる納得の出来ですし
毎週楽しませてくれたこの作品が終わってしまい寂しく感じています。
また暫くしたら続きが観られることを期待しています。

コメディ強めですがラブコメとして楽しく観られる良い作品でオススメできます。
無論、1期観ていて楽しめた人は引き続き楽しめると思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 59
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

涙で滲むED

原作知らず。1期視聴済み。

痛々しい子たちが、少しずつ変わりゆく自分と向き合う、素敵で切ない恋の物語。

1期のような大きなストーリーはありません。その分深い物語が展開されたと感じています。1期をみたなら、できればオープンな心で観てほしい珠玉の一作と思います。

作画は一期同様でデザイン、アニメーションともにこの上ない出来。工夫された構図も楽しいし、相変わらず「仕草で語る」アニメーションは健在。声の演技はいまさら何かを言う必要がなく、新キャラも「必要十分にうざい(賞賛)」。

作品全体の構成はおおざっぱに切れば、序盤=単発日常もの+終盤に向けてのSetup、6話から後半=物語の本流という形になっています。キャラ配置的には、一色君の完全なMOB化、凸守がサイドストーリー担当としての役割が濃くなるなど、若干の違いはありますが、基本的には必要なピースを必要な場所にうまく配置していると思います。

なんなんでしょうかね、アイディアと技術を詰められるだけ詰め込んだこのOP映像は。見入ってしまいます。EDはEDで、こちらも女性陣の魅力にあふれています。OP/ED曲もよいですし、劇伴も繊細に作られていて、見事と思いました。

以下、個人的見解・感想{netabare}

1期に対する2期の位置づけをどう捉えるかで、評価が分かれると思う。僕はこの2期を「1期の物語を前提とした、でも独立な、並行する2つの恋の物語」と解釈した。なので、1期と2期のどっちが良いか悪いかを比較する気がおきない。

独立の物語として受け入れた分、六花も七宮も等しくヒロインであると思っている。だからこそ、相反するものと知りながらも、六花の恋も七宮の恋も叶ってほしいと思わざるを得なかった。

全て勇太の不始末という見方もある。それはそれでその通りだけど。。。これに尽きるかも。

――抑えきれない感情の発露(11話ED中の僕)
{netabare}ばか(グス)。お前。。
自分に素直になっていいのに(エグッ)
。。。なれよぉぉお(ワーン)

最初はしっとりと、次第に抑えられなくなって、最後は普通に泣いてました。
暗炎龍との戦いを何とかこらえきったと思っていたのに、とんでもない締め方しやがって・・・くそぅ。ばかゆーた。

七宮が闘ったのは、気付いていたけど気付けなかった恋心・憧れの象徴。吹っ切るため、「ただの魔法魔王少女」な自分であるために、恋になる前のユーシャとの関係を願って。そして勝った。はずだった。

だのに、ユーシャは自分すらも気付いていなかった連環天則の真実を指摘してしまう。自分をわかってくれるユーシャ。同じ恋がまた巡ってくる環の中にいる自分自身。魔法魔王少女はユーシャが認めてくれた魔法魔王少女であり続けるために、自らのルールに則りその環を断ち切る。バイバイ。

もちろん、全てが語られているわけではないので、僕の理解が間違っている部分も大きいでしょう。でも、僕は7~11話をこう受け取りました。そう理解しちゃったんだもん、泣くしかねーわこんなもん。

ほんと、ばかゆーた。{/netabare}


――ビデオテープなら擦り切れる
{netabare}第6話の終盤、ゆーたの頬にキスした後、ひょこひょこ後ずさりする六花がもう。もぅ・・・・。もーーーーー。なにあれ。なんなのあれ。{/netabare}

――12話の構成・最終話の位置づけ
{netabare}正直なところ、12話構成はすこし長かったと思います。あいだの1話分くらい。

最終話の見所(不評も含めて)は人それぞれとおもうけど、僕としては六花が七宮の闘いの意味を理解し、その思いをわかった上で「上級契約」を望んだという描写にぐっと来た。もちろん六花はかわいらしい。悶えるわ。脈絡も何にもないディープキスよりも、この2人の頬キスの方が遙かに悶える。苦しい。並行していた恋の物語を1つにあわせ、ちゃんと物語を閉じた。良かったと思う。

一色くん、お幸せに。

にしても、モリサマたちが想像した「上級契約」をキメラがしてたとはね。海の家だろうかね(笑)。動物たちの求愛行動には吹いた。{/netabare}

{netabare}{netabare}{netabare}京アニ、エスキモーキス好きよね。六花と七宮の間で交わされたエスキモーキス(鼻ぽち)も良かったなぁ・・・・鼻ぽちは出来る相手がいるなら、してみた方がいい。彼氏彼女、奥さん旦那さんでも、親子でも。{/netabare}{/netabare}{/netabare}

{/netabare}


[2020/06/29 v1]
[2020/06/30 ちょっと修正]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

勇太の闇の炎に抱かれたい!! …消えたくはないけどネ。

ここでは、1期と2期のレビューをまとめて書くことにする。
とは言っても、1期と2期では特にストーリー面において評価がかなり異なる。
他作品においても言えることだが、続編が初期版を上回るか、あるいは同等の評価を得ることの難しさを改めて感じた作品だった。

「中二病でも恋がしたい!」というキャッチーなタイトル、そして過去に患っていた中二病を黒歴史として封印し「普通に」高校デビューを果たしたい男子と、絶賛中二病罹患中の女子という組み合わせという時点で、かなり強力なツカミだ。
しかし、それは裏を返せばスタートダッシュこそ良くても、序盤の新鮮さを維持できずに徐々に失速していくスタイルになりかねない、という危険性を秘めている。

そのリスクをうまく回避し、最後まで瑞々しさを失わずにストーリーを描き切った1期は素晴らしかった。
勇太と六花が少しずつ互いに惹かれあい、恋に落ちていく様子は、演出や脚本等による「見せ方」が秀逸で、初恋の甘酸っぱさや初々しさが嫌味なく描かれていて非常に好感が持てた。
おせっかいな周囲のキャラクターの存在も、場合によっては出しゃばり感がうざったく感じることもあるが、この作品の1期に限って言えば、恋愛に不器用な主人公達を上手くアシストしていたという印象。
また1期における重要なキーとなる、六花が頻繁に口にする「不可視境界線」が真に意味するものが徐々に明らかになっていく辺りのシーンなどは特に、ドラマチックに心情に訴えかけてくるものがあった。

そのような感じでハッピーエンドで幕を閉じた1期に続く2期、当然ハードルは上がる。
既に恋人関係になった2人のイチャイチャ映像を延々ワンクールやるわけにはいかない。となると当然、2人の絆を試すような危機が訪れるのは見る前から容易に想像がつくわけで。
新キャラ・七宮が登場し、OP映像で派手に六花とバトルを繰り広げている様子から、2期では彼女が大暴れするのかと思ったが、期待した程の「活躍」はなし。
時々サブキャラクター達の単話モノのエピソードを挟みつつ、ドタバタラブコメに落ち着いてしまった感で終わったのは残念である。
1期における「不可視境界線」と同じく、2期では「暗炎竜」という中二ワードが暗喩的に出てくるが、これのネタ明かしも1期に比べると弱かった。
終盤は正直11話を最終話としても良かったのではないかと感じたが、あと残り1話で何をやる…?あ、そうか「アレ」がまだだな…と思っていたら、その通りの内容だったので、ここは予想を裏切って欲しかった。

恋人ができると、よく「リア充」などと揶揄されることがある。この作品でも「恋愛=リアル」であるが故に、独自の妄想世界に浸る「中二病」とは本来相容れないもの(両立できないもの)という考え方がある。
その辺りの矛盾と、その矛盾に葛藤する六花や七宮の描写は良かった点か。

作画に関しては文句のつけようがなく★5である。
特に、中二病全開のバトルシーン(妄想)の描き方が、完全にそこいらのファンタジー系バトルアニメのそれを凌駕している。日常系ラブコメ作品にはもったいないくらいの壮大さと美しさ、お見事!

確かに中二病は痛い。リアルを否定し、自分の思い描いたファンタジックな世界に自身を閉じ込めて悦に入るシンドロームだ。
しかし私は思う。この作品の中で実は最もリアルに程遠い存在、それは主人公の「勇太」ではないかと。
考えてもみて欲しい。彼にとって封印したい筈の過去の中二病設定を無理矢理掘り起こそうとする六花は、本来なら避けたい相手ではないのか。
なのに勇太は出会いの段階から既に、呆れつつではあるにせよ六花の中二病にキチンと付き合っている。
そして恋人になる前も、なった後も、彼は六花の突飛な言動にまるで保護者のような目線で相手をし続けている。高校生にして、なんて器の大きな男だろう。
さらに妹たちや母親にも優しく、進学校に通っているということは、勉強もデキる。家事全般もこなせる。あの料理スキルの高さ、私がお婿さんに欲しいくらいである。

なかなかここまで良スペックな男性とは出会えないものだ。六花が羨ましい。ああ、どこかに勇太落ちてないかなー…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

84.4 14 居候アニメランキング14位
瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2400)
13727人が棚に入れました
ごく平凡な中学生、満潮永澄の平穏な毎日は、とある夏の出来事を境に、音を立てて崩れ去っていった。帰省していた瀬戸内のビーチで溺れてしまった永澄を助けたのは、なんと人魚の女の子、瀬戸燦!しかも、人魚の世界は、「渡世の仁義」を重んじる仁侠の世界だった上、人間に姿を見られれば、その人間か自分のどちらかが死ななければならないという掟が存在した。最後に残された回避手段は、「人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という方法のみ!
「どちらかが死ぬか、人魚の身内となるか」そんな究極の選択を迫られた永澄が出した結論は燦との結婚だった!永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディ。

声優・キャラクター
桃井はるこ、水島大宙、野川さくら、三宅健太、鍋井まき子、村瀬克輝、桑谷夏子、子安武人、伊丸岡篤、並木のり子、松島栄利子、森永理科、力丸乃りこ、矢部雅史、小野大輔、山﨑バニラ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人魚」と書いて「にんきょう」と

読ませます。

1年ぶりに自分のレビュー読んでてなんか変えたくなったので変えます。まあ一番好きな作品だし、僕の出身が香川県の瀬戸内海にあって親近感湧くし、それであって面白いからちょこっと多めに書いてやろうと思っただけです。
一生懸命書きましたが、ボキャ貧なので許してください。

物語は人魚の姿のヒロインを見てしまった主人公はなんかヤバい掟の関係上、結婚することになり、前途多難な人生を歩み、最終的に人間をやめちゃったお話です。

■ジャンル、物語としての感想
 ジャンルはハートフルラブコメバトル人魚アニメ、まあ言わばJUMP系統のジャンルをギャグで捻じ伏せたようなアニメ。話の進め方は〇魂のようにギャグとシリアスを合わせたような展開に近いですが、言うほど暗さや重さという意味でのシリアス要素があるわけでもなく、話数で比較してもギャグ:シリアス=8:2的な感じで仕上がってます。まあこの緩急の良さが僕が楽しんで一番視聴し続けられる理由かも。
 この作品なんでもありのごった煮アニメなんですが、一番面白いのはやはりこの作品の本筋であろうギャグが面白い。人魚ギャグ、ヤ〇ザギャグ、ホ〇ギャグ、超人ギャグ、ギャルゲーギャグ、謙虚さや恥じらいを見せない堂々としたパロディ...etcネタの引き出しが多すぎるギャグが武器と言っても過言ではないですね(ってか逆に引き出しの少ないギャグ漫画はつまらn・・・)。視聴者を置いてけぼりにさせすぎず、かといって身近なものにさせすぎず、と言ったケとハレの絶妙なバランスはフルメタに似ていて、とても好きです。突然ボソッと出るギャグより、オチをしっかりと用意して、それを視聴者の斜め上の結果を出してくるギャグが面白いのもこの作品の強みだと思います。

■声優の感想
 主人公の声優は当時まだそんなに人気が無かった頃の大宙さんだけど、脇役の声優は当時では滅茶苦茶豪華でした。下積みと言っちゃ前作のアニメに失礼だが、大宙さんの演技は多方面なギャグを飛ばしてくるこの作品をカバーできる力があります。政さんや瀬戸さんの母なんて、声優さんの経験あんまりないのに、演技上手いし、滅茶苦茶キャラとマッチしてるところもあって、違和感がありません。他の声優さんたちもベテランの方が結構いるので、安定して笑ったり感動したりできます(普通に芝居するにも、ギャグを芝居するにも、声優さんの力量次第なところもあるから、結構重要なキーパーソンだったりするため)。

■キャラの感想
 これは一人一人に対して感想を書きますと言いたいところだけど、一人ひとり書いてたらキリがないので何人かの感想書きます。
・満潮永澄:ハーレムアニメの主人公特有のナヨナヨした容姿だが、性格は男前+パッション(なところもチョコチョコある)というギャップのある主人公は結構好き。弄られ役担当で度々人間として扱われないギャグが面白い。
・満潮家:息子を生ゴミのように扱うのが面白い。
・瀬戸燦:メインヒロイン。THE任侠。こういう子がいたらなあと思うことがしばしばあった。ヒロイン中ボケとツッコミ両方できるガチ両刀系ヒロイン。
・瀬戸家:親ばか馬鹿オヤジやサイコ鮫や下衆な貝殻や魚3兄弟、常識人風ヤクザとキチ〇イオールスターズな家族。肩書は悪そうだが内容見れば爆笑物です。
・江戸前留奈:サブヒロイン。嫌いでもないけど正直あまり好きじゃない。
・江戸前家:open your mind.
・不知火明乃:サブヒロイン。そのガードがお固く、素直になれない性格(俗に言うツンデレ)に、心底心を打たれていた時期も私にもありました。
・銭形巡:僕にも社会♂のルール教えてください。
・三河海:金に物を言わせたり、とんでもない勘違いで日本中に生き恥を晒す男だが、燦ちゃんをずっと一途なところは結構好き。
・猿飛秀吉:永澄の悪友。憎めない存在。クラスに一人や二人はいるね。
・委員長:名前が思い出せない。

■作画の感想
 常時安定しているのに、ギャグシーンではいきなりヌルヌル動かしてみたり、逆に小学生低学年が描いたかのようなチープな作画(演出としての作画であり、作画崩壊というわけではない)にしてみたりなど、幅広く、緩急のあるアニメーションになっています。
 漫画版もある意味めちゃくちゃ変わりましたしね・・・w
■音楽の感想
 この作品のOP「Romantic summer 」はベンチャーズも驚きの顔を隠せないようなメロディで突っ切るのかと思えば、ED「明日への光」は中学高校の卒業式で流れてもおかしくないお涙頂戴な歌で余韻に浸らせてくれます。それだけに留まらず、キャッチ―なメロディで頭から離れないED2「Dan Dan Dan」やOVA OP1「絶対乙女」やova op2「天使爛漫 Love power」などもあれば、他にもキタリエが熱い歌歌ったり、モモーイがテクノったり歌のジャンルも何でもあり!なところがさすがです。

■最後に
 「この作品は何でもあり」という印象を受けているかもしれませんが、物語やギャグの起承転結が丁寧なので、スッキリしています。フルメタのようなギャグが好きな人には是非見てほしい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハイテンションなドタバタ、上質ラブコメディ

[文量→大盛り・内容→考察系]

「すもももももも 地上最強の嫁」「うる星やつら」が好きな方は合うかもしれません♪

原作読破済み。これは、アニメが原作を超えている印象♪

【総括】
ラブもコメも高いレベルで両立しています。

コメの部分は、関東芸人さんのようなオシャレな笑いではなく、関西芸人さんのようなコテコテな笑いで積極的に攻めてきます(笑) 主人公のツッコミも負けていません。

ラブの部分は、ダブルヒロインの基本(回ごとにヒロインの好感度が一進一退)をおさえつつ、ポイントでは純愛を貫いていて、かなり萌え度は高いです。

アニメをあまりたくさん観ていない方には特に、導入として観てほしいアニメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
登場人物はいずれも鯉、いや、濃い方ばりです(笑)

個人的に一番印象に残っているのは、ルナパパ(シュワちゃん)とエラ呼吸三兄弟(顔面魚やんw)。このアニメを象徴するような無茶苦茶なキャラです(笑)

本当に見所の多いアニメで、上記のダブルヒロイン以外でも沢山の見所が。例えば、燦の天然っぷりや、人間社会に微妙に溶け込んでいないところの萌え。そんな中、次第に深まっていく女の友情。瀬戸内組の、特にシャーク藤代さんや巻と永澄の命がけの勝負w 政の男気や永澄とのBL展開w 豪三郎の極度の親バカっぷり。明乃の隙のある可愛さ。三河海のやられっぷり(笑) 他にも書けばキリがないです。その中でも個人的に好きだったのは、燦と巡の絡み。任侠である燦が、お巡りさんや猫を怖がっている姿は可愛かったです♪

と、これを観ても分かるよう、「色んなキャラが、色んなキャラと繋がっている」のが、本作の優れた点のひとつです。

ドタバタ系の学園コメディでは、毎話、毎シリーズごとにトラブルメーカーが必要になり、サブキャラが増えていく傾向にありますが、そのサブキャラを使い捨てにせず、(登場回数や濃度の減少はあれど)極力生かしていこうという姿勢に、制作陣(特に原作者)の「愛」を感じます。こういう(サブキャラを大切にする)作品って、名作になり得ますよね。例えば「ハヤテのごとく」や「スクールランブル」にも似た傾向が見られ、やはりどちらも優秀な作品かと思います。

また、本筋である、永澄と燦の恋愛に関しても、「二人がしっかり成長し、歩み寄っている」のが好印象です。

「うる星やつら」から連なる「押し掛け女房モノ」の良さは、1話目からメインヒロインが確定し、色々浮気をしたりハーレム要素(その都度見せるメインヒロインの嫉妬)はありながらも、結局は本妻に落ち着くだろうという安心感にあると思います(諸星あたる なんか、正にそう)。

しかし、一方で、ある意味ゴール地点から第1話が始まるため、ワクワク感やドキドキ感を演出しにくい部分があります。

ここで生きてくるのが、燦の「任侠」という設定。燦が永澄との結婚を決めたのは、「人助けの延長線上にある、任侠としての筋を通すという責任感」がきっかけ。「責任感」だから、婚約はするものの、永澄との恋愛感情がそこまで強くなく、作品を通して徐々に深まる真の恋愛感情を描くことに成功しました。また、押し掛け女房のきっかけが、(よくありがちな)「宿命」のように、「ヒロインが初めは嫌々だった」のではなく、(すもものように)「子作り」という(ある意味)「打算」に起因したものではないことも、本作の爽やかさを支えていると思います(まあ、任侠が爽やかというのも変ですがw)。

一方永澄も、最初はハーレム主人公らしいヘタレで、燦に対しても「命を救ってくれた恩」が優先していましたが、徐々に燦の人間性(人魚性?w)に惹かれ、燦に見合う「侠」になるため、男気を磨いていく過程が描かれていました。ラストのアニオリ展開(バトルモノ)は、(少々力業でしたが)胸熱でした。

このように、「人間界に順応していく、燦」「男気を磨いていく、永澄」「次第に本物に変わっていく、夫婦の間柄」と、キチッと成長を描けていたのは、実に王道でした。

このアニメ、「ギャグが合わない」以外は、きっと楽しめる作りになっています。これほど詰め込んだのにバランスを失わなかった制作陣に、拍手!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2クールも必要ない!ラブ抜きラブコメ(進展無し)はダレトク作品?

【あにこれランキングTOP300マラソンキャンペーン】
コメディネタの薄さを演者と丁寧な絵でカバー!でも設定活かさずラブコメ活かさず何も活きず2クール!!!
これはネタなのか?


いやー、長すぎ。本当に長すぎ。
物語はほぼ1話簡潔型のギャグコメディ系作品。本来主軸となるべき恋物語の要素は最後の最後までペラッペラでギャグにハマらなければラジオにすらならない作品。
4話ぐらいから17話まですんごい退屈でしたね。長いスパンのものなのにキャラクターの掘り下げも浅く人魚の設定もあって無いような味気無さ。5話ぐらいからTVで流しながらスマホでYouTubeで色々な動画を漁る始末。最終2話も「だろうねー」な展開で特に語るほどのものもない。


絵は丁寧に描かれており終始安定した作画なのだがそれだけ。
声優さんの熱演や声芸は力の入ったもので良かった。特にキタエリ良いやん!でもそれだけ。うん、それだけな作品。
ギャグが寒い。ノリ的には「バカテス」みたいな感じで若年層向けなテンポやネタがまぁ引っ掛かりなさ過ぎてビックリするレベル。視聴しながら虚しくなりましたね。



って事で最近アニメも不作で暇なんです。そんな中、動画コンテンツのトップをひた走るYouTube。売れなくなった芸能人もYouTubeへの転向をし始め今ではお金の臭いに敏感な怪しい大人に溢れています。
更には3DのキャラクターをVRゴーグルやモーションキャプチャーを使用し操作しながら配信するバーチャルYouTuber(以降VTuber)がゴロゴロ溢れています。演者のビジュアル要素が必要なく匿名性を保てるのと生身の人間のもつ「生々しさ」が緩和される傾向が強くこれからも増えるだろう。
そこで最近よく見るVTuberを少しご紹介します。

【キズナアイ】
VTuberの始祖とも言われておりムーブメントのパイオニア。番組登録者数は日本のTOPYouTuberにも肩を並べるがゲーム下手、歌下手、ネタ小並みで面白味に欠けており動画の中味に見応えがなく再生数はすこぶる低い。中の人が声優の割りに声の表情がない(下手)。始祖という以外何も無い。

【輝夜月(カグヤルナ)】
首締めハム太郎の異名を持つ声芸系YouTuber。多彩な声色を持ちネタは豊富で良編集も相まって面白い。短めな動画も多く気軽に見易いが最近調子に乗り始めて動画投稿頻度が下がる。

【ミライアカリ】
オタク用語、下ネタ大好きライトビ◯チ風VTuber。声による演技はそれなりで編集で上手く隠れているがライブ配信では嘘臭さが光る。歌が上手いが動画は当たり外れが大きくある。少し食傷気味感は否めない。

【ヨメミ】
「エイレーン」というゆっくり系YouTuberの正統派後継者。FPS系ゲームが得意で本人の語彙力の無さも相まってアホカワスカッシュみたいな感じ。VTuberなのに「やってみた」系動画も多く、下手な事言わないように頑張ってるがアホなのでまともに表現できない姿が健気で好感を持てる。

【田中ヒメ&鈴木ヒナ】
当初は田中ヒメ単独だったが、少し遅れて鈴木ヒナが合流し「ヒメヒナチャンネル」となった。田中ヒメは声芸に長けており、アホ。鈴木ヒナは冷静沈着なキャラでヒメに突っ込みを入れているがアホ。歌が抜群に上手く歌動画以外も良編集でかなり面白い。最近イチオシのVTuber。

【ポン子】
Weathernewsで7年前から存在するアンドロイド。正式名は「ウェザーロイド Airi」なのだがバグや欠陥が多くファンの間では「ポン子」で周知されている。「中の人」がハッキリ出てしまう放送事故があったのだが未だにしらを切り続けており更にはネタにしている図太さがある。
毎週木曜日は「フル充電」と称し中の人がその他は「省エネモード」と称しゆっくりちゃんでライブ配信をしている。
ウェザーロイドらしく天気ネタは多彩で更に他のネタも工夫が凝らされており思わずクスリとさせられる。毎日見てます。
「10分で分かるポン子」
https://youtu.be/ptqD2mLXUTY

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

77.0 15 居候アニメランキング15位
セキレイ(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1214)
8040人が棚に入れました
2020年、新東帝都に聳え立つ超巨大企業M・B・Iのビル頂上で、一人の男が高らかに鶺鴒計画の発動を宣言した。放たれた108羽のセキレイは、葦牙と共に最後の生き残りを掛けて闘い合うのだ、と…。
主人公・佐橋皆人は2浪決定の日、謎の美少女・結と出会う。この出会いが、平凡でさえない男・皆人の運命を大きく変えていくことになる…。

声優・キャラクター
立花慎之介、早見沙織、井上麻里奈、花澤香菜、遠藤綾、大原さやか、甲斐田ゆき、小西克幸、甲斐田裕子、根谷美智子、生天目仁美、朴璐美、福山潤、関俊彦、阿澄佳奈、石塚さより、小林ゆう、矢作紗友里
ネタバレ

くあれ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

空から女の子が降ってくるテンプレでハーレム

あらすじはあにこれ参照。

物語はテンプレなハーレム作品だけど、今回の目的は声優さんの演技や演出、画のクオリティ等の別視点で注目して視聴した。後半からの展開で後が読みやすい話が多かったが自然と引き込まれた。もしかしたらこの作品の見どころである、『恋』や『絆』といった要素に移入したのかも。

【第壱羽 セキレイ】
{netabare} 空から女の子が降ってくるというありきたりな展開から始まり流れる。ただし世の設定としては一風変わった感じ。M・B・Iっていうトップ企業がなにか企んでる様子です。主人公である佐橋皆人は二浪していてアパートを借りていたが追い出された(理由は省略)。さて一体どうなる {/netabare}
【第弐羽 新屋ノ扉】
{netabare} 住むところもなくなって苦行の道を行くかと思ったが、予想がはずれすぐ見つかり出雲荘というところに住むことになった模様。同じく二人…?ほど住居者がいる様子だが全員ワケありみたいだ。というより全員ワケあり?いや出雲荘全体がなにかありそうな予感。
幼女の夢を主人公がみるという伏線も出てきた。 {/netabare}
【第参羽 緑ノ少女】
{netabare} 壱羽で出会った敵?のセキレイの葦牙の男とバイト先で出会うという急展開。戦闘が始まるかと思ったがフレンドリーなタイプのようであっさり打ち解ける。前話で伏線となっていた幼女とは、その男の先導もあり会うことが出来た。途中邪魔が入ったりしたけど、一件落着だ。マスクつけた男出てきたけど、あの人って…あの人だよな。 {/netabare}
【第四羽 出雲荘奇談】
{netabare} ここで二羽目のセキレイを羽化させたんだね。ここで察することができるんだけど、キービジュアルみてもやっぱりそうだよね。これって何羽か羽化させてハーレム築くんだよね。羨ましいわ。話は変わるけど出雲荘でアレが出るらしいってのが今回のお話。もちろんアレってのはセキレイだよね。うん。さてどうなることやら。と思ったら案外三羽目のセキレイにも好意を抱かれて羽化させた模様。というかこれ、セキレイ側は自分の葦牙様(運命の人的な)が分かるようだね。 {/netabare}
【第伍羽 水ノ鶺鴒】 【第六羽 出雲荘花軍】
{netabare} ほう、井上麻里奈さん演じるキャラ月海が登場。シングルナンバーといういかにも強そうなキャラである。戦力面ではこの月海と結がカバーするのかな。クーちゃんと松(三羽目のセキレイ)は戦闘向きではなさそうだし。羽化させるまでの道程で戦闘があったりしたけど、流れがテンプレだったので、あまり心には刺さらなかったかな。月海の羽化にも成功したのでこれで五羽目のセキレイが仲間になりました。 {/netabare}
【第七羽 黒ノ鶺鴒】
{netabare} ハーレムアニメあるあるの主人公争奪合戦。ただただ羨ましい。そして皆人を取り合う中でクーちゃんの表情や声がすごく可愛い。ここ共感してくれるひといるかな?一方では、今後の敵になりそうなキャラが出雲荘に訪れてきた模様。鴉羽というキャラ。見た感じシングルナンバーだなこれ。そしてまさかの大家さんもセキレイ説が出てきた。これは面白くなってきたな {/netabare}
【第八羽 閉じた帝都】
{netabare} どうやら月海が羽化したことがきっかけでM・B・Iの計画が第弐段階へ入ったようで、セキレイ同士のバトルロワイヤルが始まってしまった。中には戦いたくないというセキレイと葦牙が帝都から脱出しようと試みているようだが、帝都はすでに封鎖されてしまっている模様。一方では、バトルロワイヤルに勝利してもそのまま名乗り出ず立ち去ってしまう包帯のセキレイが出た。強かったし、シングルナンバーかな? {/netabare}
【第九羽 比礼ト風】
{netabare} 最弱のセキレイ久能というキャラが出てきたんだけど、包帯のセキレイのターゲットにされて大ピンチになった。けれど、ちょうど結と月海がその不届き者を成敗するという名目で包帯のセキレイと相対することに。ただでさえ混乱する場面で、まさかの新たなセキレイ登場。風花というらしい。どうやらこのセキレイシングルナンバーのNo.03。もうやばそう。月海と結ではキツいなこれ。さてどうなる。 {/netabare}
【第十羽 脱出前夜】
{netabare} 久能とその葦牙ハルカと打ち解けた皆人は脱出の手伝いをすることにしたようでいろいろ作戦を練っていたんだけど、どうやら脱出を阻む懲罰部隊というのがM・B・Iにいるらしい。全員シングルナンバーかな?ヤバそう。成功するのかね。まぁするんだろうけど、どうやってするのか期待だね {/netabare}
【第十一羽 鶺鴒紋消失】
{netabare} 脱出計画は順調に進むと思いきやあと少しのところで懲罰部隊が阻止に入ってきた。シングルナンバーかと思ったけど3桁だった。けど戦闘力は桁外れだった。強すぎる。月海が計画に乗り気じゃなくて今回の作戦に参戦していないのもあって結一人と懲罰部隊の二人、人数的にも戦力的にも圧倒的に不利な状況。これはどうなるか見もの。 {/netabare}
【最終話 緑ノ鶺鴒】
{netabare} 遅れて月海が参戦してきたけど、結はもう戦闘不能状態で鶺鴒紋が消えてしまった。月海も戦闘に参加したけど、タイミングも悪く大ピンチと思われたが、まさかの結の鶺鴒紋が復活して、人格が変わったようにNo.08とか言い出したぞ。お前80代だったでしょ。いつの間にかシングルナンバーに。よく分からないまま困惑してたら懲罰部隊二人をあっけなく排除。某アニメのR団のように飛ばされた。結は人格が元に?戻って事は一件落着した感じ。
二期もあるみたいだから詳しいことはそこで描かれるのかな。観てみます。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あ~ 私も葦牙になりたいな~ あんな美少女のパートナーになりたいな~ 本当になりたいな~ 憧れてしまうな~

この作品の世界観

年は2020年、そしてキャラクターたちが暮らしている新東帝都には超巨大企業M・B・Iっと言う会社が設立されていました。そして、ある日そのビルの屋上である一人の男がある計画を発動させました。そう。その計画が「鶺鴒(せきれい)計画」でした。その計画は108羽の「セキレイ」と呼ばれる戦士を新東帝都に放たれ、葦牙(あしかび)っと呼ばれるセキレイのパートナーたちが友に戦いあい、最後に1羽残るまで戦うっと言う話です。

ストーリー

主人公の佐橋 皆人は都会に憧れて和歌山の実家から上京。新東帝都大学合格を目指していましたが、二度目の試験も失格してしまい、二浪決定の日々を送る事になりました。けれど、そんなどん底な日々を迎えるために家に帰る途中、あるキョ乳の少女と出会いました。そう。その少女こそセキレイNo.88の結 でした。 この瞬間から皆人は鶺鴒計画の一員になっていたのであった。

私の感想。

すごいハーレム物語ですね~ かなり好きですよ~こういう古典的なハーレム物語。しかし、古典的なハーレムっと言ってもかなり新しいような前からあったような話です。(まあ、前からあったらやばいですがww)

この作品は初めて見た時はかなり衝撃的した。初めてこの作品を見た頃は私はアニメを見はじめたばかりのときだったのです。その時は戦い系の作品は男子だけが戦うのだと私はずっと思っていましたから。けれどこの作品を見てから私が思った事は女性キャラのほうが本当はだいたい強いって事です。なので私はかなり驚きましたが、しだいにこの方式が振るうの事だと知って、うれしかったです。(意味が分かりにくい。)

この作品に出てくるキャラクターの事を話たいと私は思います。まず始めにこの作品のヒロイン全員かなり魅力的で最高です。どこが魅力的かって? それはもちろん胸ですよ。ほぼ全員「ボイン」ではなくもうあれは「ドカン」ですよ。あんなでかいのリアルにあまりってかほとんどいませんよ。まあ、私は貧乳好きですから、はぁはぁしませんがww

おっと、胸の事を離してしまいましたねww え~私がこの作品で一番好きなキャラクターは草野です。あんなに小さくてロリっこなのにあんなに強いなんて思いもしませんでしたよ。だから私は好きなんですがww 特に起こっている時が好きです。なんと言いますか・・・ 微笑ましいです。 見ているとついニヤニヤしてしまいます。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品の主人公は二浪していますが、本当はそれほど馬鹿ではありません。彼は小学、中学ともに学年トップを取っていますして、そして、高校はかなり優秀な高校に通っていました。けれど、彼はかなりのへたれなのです。だから二浪もしてしまったのでしょう・・・

オープニング

「セキレイ」
カラオケで歌うと最高です。まずこれだけは言いたかったのです。 この曲はカラオケのためにあるような感じです。

まあ、歌詞がいいって言うよりもリズムが最高なのです。最高です。私大好きです。

でもかなりネタバレが入っています。最後まで見た私言えますが、最終回のネタバレがかなり多いいです。相当多いいです。けれど、初めて見る人にはなんだかまったくわからないようになっているので私が思うに大丈夫だと思います。(思うダブってる。)

エンディング

「Dear sweet heart」
リズムいいですよね~ ってかはじめ何を言っているんだろう・・・ かなり気になりますね~

ヒロインの関係を描かれていると私は思います。ってか皆人なんかかわいそう。いろいろひどい目にあっていて・・・

「きみを想うとき」
最終回にふさわしいエンディングだと私は思いますね~ 最高です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

おっぱいアニメと侮るなかれ

<2019/8/19 追記>
録画消し忘れて毎週予約したままにしてたら2期まで録画されてました。

で、なんとなく勿体無くなって続きをちょっと見てみたら最後まで観てしまい・・・あれ?案外面白い。

主人公以外のキャラクターは敵味方問わず個性も花もあり、設定も変でなかなか興味深い。
前も書きましたが言葉のセンスは割と好み。
さらに1期のOPEDは病みつきになる感じ。

そして、
バリエーション豊富で熱く盛り上がるバトルと少しホロッとくる展開などストーリーも◯。


惜しむらくはやはりマイナス要素が大きいこと。
おっぱい出してもやらしくないから、
エロを求める不健全な男の子の興味はさほど惹けず、
女子からは「やらしい」と見向きされず
(そうじゃない人もいるかもですが)
つまり、おっぱい丸出し損
ホント意味わかんないよ。

ハーレムも要らねえ・・・は自分がハーレム苦手なだけなんでしょうけどでもやっぱ邪魔だったかな

あと、「巨乳」「百合」「ロリ」「腐女子」といろいろGeekな要素が詰め込まれてるのもマイナスな気が・・・一つでも厳しいのに全部許せる人なんてなかなかいないでしょ 笑

まあでも、シビアに見えて肩の力が変な抜け方してる辺りは独特でそこは好みでしょうか。

完走した割に評点低めですがそれは魅力とマイナス要素が相殺したため。

イロモノの類でもいろんな装飾取り除いてストーリー楽しめる人にはオススメできるかも。

なんか中途半端なとこで終わってますがその先が気になるところですね。

ところでこれ、作者は女性なんですねぇ。
なるほどという気もします。

<2019/8/11 初投稿>
原作未読
今日、ATXで一挙放送やってたので5話くらいまで観ました。

本作はいわゆる異能なおっぱいハーレムアニメで自分の守備範囲外なんですが。
たまにはこういう作品のレビューも書いてみないと栄養が偏っちゃうしね(意味不明 笑)

というわけでレビューです。

おっぱいハーレムと書きましたが何から何までいろいろ丸出しでいやらしさは全く感じませんでした。
ヌーディスト・ビーチを眺めてるような丸出し感。

更にストーリーも軽い。
羽毛のような軽さのフェザー級。
もしかしたら後々重くなるのかもしれませんが

女の子たちは「セキレイ」と呼ばれる{netabare} 謎の力を持った超人{/netabare} で、「葦牙(あしかび)」はセキレイのパートナー(♂)
セキレイは葦牙と{netabare} 契りを結ぶ(つまりチュー)ことで真の力を発揮する{/netabare} そうです。
このセキレイと葦牙の関係性の設定もハーレムのためって感じで、なんだかなぁ

つまり、なんだかよくわかりませんでした。

というわけで5話で挫折

ただいくつか気に入った点などもあり、だから5話まで見られたし、レビュー書いてみたいという気にもなったのです。

それらを挙げると

・OP曲とED曲が秀逸。
OPはサクラ大戦のそれのような高揚感湧き上がるアニメらしい良曲。
EDもOPとは違った意味でアニメらしい中毒性があります。
これで5話までもったようなもんです。

・セキレイがその力を発揮するときの、背中に光の羽が生える様がきれい

・「セキレイ」とか「葦牙(あしかび)」という語感が結構好き。
葦牙ってなんだろ?と思って調べたら「植物の葦(アシ)の新芽」だそうです。
「シドニアの騎士」に登場したのは「カビ刺し」でしたっけ?
こういうのなんか和風っぽくて良いですね。

と列挙してみると・・・やっぱ弱いですね。
自分はやはりハーレム系苦手なんだと思いました。

ところで声優陣。
ヒロインの結(むすび)役の早見沙織を始め、花澤香菜、井上麻里奈、遠藤綾と凄いですね。
こんな売れっ子でもこういう作品に出演するんだ、とびっくり。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

71.0 16 居候アニメランキング16位
繰繰れ!コックリさん(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (924)
4856人が棚に入れました
コックリさん
 コックリさん
  おいでください……

それは禁じられた遊戯(あそび)
けっして一人でやってはいけない
コックリさんがやってきて
あなたに取り憑いてしまうから―――

自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん”を呼び出した!
しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神”とダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?
デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンな3匹のアニマルが織りなす、非日常系モフモフコメディ‼
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

市松人形と毛も耳男・犬・穀潰しの寂しがり屋敷 ⑩おいでませ ~追記、会議は終了したような気がします~

(会議の続きをのぞいては2014.12.28 19:55)

コックリさんの嘆き{netabare}
と思わせてオレの嘆き、をコックリさんボイスの嘆きでお聞きください。

「なんでオレの歌がENDじゃないんだよ~~~!
 割と落ち着いたリズムのディスコミュージックだろ~

 そりゃ、ロザ○ン2とかOPでやってるのもあったよ
 けどぉ、この作品は心温まるギャグアニメだろ?
 オレはこひなをはじめ、みんなに幸せな気分を味わって欲しかったんだよ~

 終わりよければ全て良し、オレの歌なら全てまるっと収まる
 いや、別にえんでぃんぐテーマが悪いってわけじゃなくて、
 こう、幸せな気分でい続けて欲しんだよ

 そうだな、こひなや、こひな?あとは、こひなに幸せでいて欲しいんだ
 ちょっとぐらい変わってたって良い
 明日を楽しみにできるような、そんな日々を送って欲しいだけなんだ

 そのためには、あれだ
 ごほん、やっぱり、この超美形な物の怪であるこのオレが、
 最後、送り届けるのがいいと思うんだ
 みんな幸せになる
 そして、オレも幸せになる☆
 万事丸く収まる

 最高だ♪」
{/netabare}

いつもサンデーナイトフィーバーでふぃばりたかったw

今期の癒しだったのに、これから何に癒してもらえばいいのか。





さて、コックリさんが最終回を迎えて一週間。
何を書こうか悩んだあげく、とりあえず言いたいことは言ったので、
他の下書きは削除。

結局思いつかなかったので、ノリで書きます。

おもろかった~☆☆☆☆☆

コックリさん、この作品だけのいいところは、
キャラです。
あと、ところどころ古風なネタが使われているトコええ♪

もはやそれだけです。

ギャグやパロの好き嫌いが分かれそうな作品です。
雑誌の垣根を越えたパロ具合はあっぱれw
テンポが淡々としていて、すごい心地よかった。

ということで、どうキャラを好きなのかでも語るか。

市松こひな、
カプ麺中毒っぷりがおもしろい所と思われがちだが、
感情豊かな人間だよね。かわええし、将来が楽しみです♪

コックリさん、
主夫で心配性なところがやっぱええ☆
{netabare}女の呪い回は試されましたw※
髪の毛回も良かったw アンチエイジングネタも豊富wwwww
{/netabare}モフモフとしてかわええ♪

犬神さん、
ストーカー、妄信的な溺愛っぷりも素晴らしい。
{netabare}女番犬神さん、ありです。※{/netabare}
逞しいです。

信楽、
屑とイイ人のギャップがええ。女好きっぷりが逞しい。
イイ人ver.だけならテライケ麺♪

ジメ子さん、
方向が変な{netabare}ツンデレ。{/netabare}

猫神、じゃなくてタマ、
かわええ♪ 犬神さんとは方向が違う危うさもステキ☆
猫語かわええ♪

ナレーター、
うまい!!!!!

以上。

・・・うん?
※これから会議が行われます、長くなります※
{netabare}
HKB31 第1回会議 「女番コックリさんはありか」
出席者
H=変態だが男はなし、K=かわいいは正義、B=馬鹿

H「番であってるのか?ver.なら良かったか」
B「何でもええやん」

H「まず先に簡単な問題から済ませよう、犬神は、ありだ」
K「ありに決まってるだろ!男じゃない!!」
B「かわええ♪」

H「では、コックリさん(女)についてだ」
K「ありでしょ」
B「女狐め!」

続き





・・・HKB「うん?」

ドン!!! ガシャン!!!! パララララ・・・





A「制圧した、ゴミは片づけた」
B「オレの名を騙るたぁ、ふてーやローだ!」
C「いくか」

<ABC会議 じゅっかいめぐらい>
A=エース気取り、 B=バカ、 C=ちゃっかりん♪

A「かなり時間が過ぎて何を話していたかうろ覚えだが、あれだな」
B「ああ、ありか、なしか、それだけだ」
C「建前上はなしだ」

A「心の赴くままに、それを貫く、それが答えだ!」
B「考えるな、感じるのだ!!」
C「アレがあるかないかでいいのか・・・」

A「正直どう思った?」
B「アリだ!」
C「男ver.の記憶がなければな」
B「うっせー!!」

A「そうだ、そこが大事だ」
B「かわいいは正義!」
C「らんまがアリかナシにも繋がるな」

A「正直、内容を無視して鼻っから女だったら何も問題なかった」
B「かわいければ問題ない!」
C「アリかナシか・・・」

A「考えたくはないのだが、今まで気に入ったキャラにアレがある、あったと思うと厳しいな」
B「そんなの考えねぇ!!!!!」
C「・・・会議やめようか?」

ごにょごにょ

ABC「どうする?始めたからには終わらせないとな。そんなの関係ない!ああ、からくりサーカスで学んだことだ、見届けなければ。けどぶっちゃけどーよ?アリだ!!おまえは黙れ。どうすっかなぁ、かわいいは正義とか言うゴミみたいな言葉があるよな。女は正義!おまえは黙れ。かわいい女の子は正義だよな??・・・あんまり考えすぎるとヤバいからやめようぜ。ああ、戦略的撤退も必要だ。逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!!逃げないからダッシュする!!!!!」

ごほん

A「決まったな」
B「100%女が好きだ!!!」
C「ああ、走るか」

A「答えがないから国語が好きだ!」
B「答えが一つだから数学が好きだ!! 0点でも!!!」
C「答えは君の中にある!!!!」








・・・だっしゅだーっしゅだしゅ
きーっくえーんどだしゅ
いつかきめるぜえろえろしゅーと~
そのときの~
おんなが~
すーぱーひろいんだ~




{/netabare}




一話観た感想→{netabare}

『市松人形とケモ耳男の寂しがり屋敷 ⑩1話感想おいでませ』
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0


バンブーブレードのたまちゃん ARIAのアリス などなど
の声が好きな人が吸い寄せられる作品

開始直後 OPテロップが流れているときの風景と色使いを見て最後まで観る
とマイソウル(亡霊、あるいは知らないどなたか)に誓った。

とりあえず1話はちびっ子とケモノ耳のイケメンの出会いとじゃれ合い。

市松こひなは自称人形、エネルギーは・・・
一応コックリさんは狐の物の怪らしい。

EDは女性向けの刺激臭をスンと香らせるが
あれは作者が好きな皮を被らせ それにあった色っぽい声を乗せただけの
ギャグやコメディーや日常が好きな同類のバカを呼び集めるお祭りだ。



{netabare}ルドルフとイッパイアッテナ{/netabare}を思い出した。あの絵よかたな。
二度と使われるネタじゃないけど。

作品の雰囲気を醸し出そうとした感想は最初のnetabareの上まで。

いつも思う。調理、料理の描写がステキな作品はイイ作品だと。
お腹空いた。→脱線{netabare}
コックリさんでも幽霊でも悪魔でもいいから、
ホウレンソウと卵(+5品目ぐらいのお野菜)が入った鍋焼きうどん作ってくれないかな。
うどんをお箸でもったら切れそうなぐらいの煮込み具合で。

卵粥でもいい。
できればなんかで出汁取って。油っぽくないやつで。魚介類がいい。

卵は3つぐらいがいい。1つはかき玉、2つは完熟の直前ぐらいで。
生は胃腸に良くないが、半熟のとろとろ感も楽しみたい。

その2つがダメなら、白いご飯と豆腐がたっぷり入ったお味噌汁と納豆とお漬物かおひたしでもいい。
お味噌汁の具は豆腐、ネギ、ワカメがベストだが、豆腐が入っていれば文句を言わない。

体に優しそうなたんぱく質がほしい。
ビタミンもほしい。

薬などに頼らずも体調が良くなる栄養を美味しく取りたい。{/netabare}

静のシュールギャグホームコメディかな。
ところどころバイオレンスw
小女とイケメンの親子(風)をたんたんと楽しめる人ならいいんじゃないかな。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

にょたショタけも化がテンコ盛り

 全12話 ※原作未読

にょたショタけも化どんとこいなドタバタコメディーでした。
安定した面白さだったけど、何がしかの地雷がある人には向かないかも。
ひとりぼっちの女の子が美形の妖にとり憑かれて溺愛されるとか、設定だけ見ればかなり美味しい。
でもたまーにシリアスに片足つっこみかけても、即効ギャグ路線に戻っちゃう。
まぁそういうライトな感じがぐぐコクの魅力なんだけど。
広橋さんや小野Dはじめ、声優陣も良い仕事してました。
こひなのカプメン愛にはすごくシンパシーを感じて、このアニメ観るたびカップ麺食べたくなってた。
ペヤングの件は誠に残念でせう。

 * * *

第1話 人形少女・ミーツ・コックリさん!
 {netabare} ぼっち少女の市松こひなと、彼女が呼び出したコックリさん(狐のもののけ)。「人形だから心がない」「ビバ添加物」と言ってはばからないこひなを放っておけず、コックリさんは彼女と暮らし、見守ることにする。広橋さんと小野Dの演技はハマってるし、ギャグのテンポも悪くない。けどBGMが微妙…! {/netabare}

第2話 爽やか笑顔は真人間への第一歩!
 {netabare} 笑おうとするとなぜか顔のパーツがズレて福笑い状態になるこひな。「笑えない子は嫌われる」と聞き、コックリさんに嫌われてしまうかもと心配になるこひな愛おしい…。Bパートで新キャラ登場、こひなのストーカー・狗神。あれコレこひな逆ハーじゃねと思ったけど、狗神の女体化でラブ要素は諦めた。 {/netabare}

第3話 狗神ステイハウス!
 {netabare} 変態さんな狗神を、犬の教本を使って躾けようとするこひな。けど3日で飽きて結局オカン(コックリさん)に散歩を押しつける。そして狗神が来てからストレスに悩まされるコックリさんは胃薬常用、はては狐形態時のモフモフに10円禿が…。こひなのやきそばカップ麺に対する愛にはシンパシーを感じる。 {/netabare}

第4話 気になるアイツはSF系!
 {netabare} 化け狸の信楽が市松家3人目の居候に。自身が取り憑いて潰してしまった家の子を養護施設に預けているが、施設への寄付はコックリさんから借りたお金という、いろいろ残念なニート。こひなの代から市松家は“憑きもの筋”になったというコックリさんの説明に、思わず厨二心が疼いてしまったよ…。 {/netabare}

第5話 机のお花はメッセージ!
 {netabare} 前話でこひなの教室の机に菊の花が飾られてたのが気になっていたのだけど、今回はそのイジメの犯人・じめ子さんが登場。でもその本当の意図は、こひなと友達になるキッカケを掴みたいがための、じみ子なりのメッセージだった。Bパートでは、コックリさんと狗神が転校生としてこひなのクラスメイトに。 {/netabare}

第6話 こひなと一つ目と信楽!
 {netabare} コックリさんたちと居ることで霊感が上がったこひなは、妖が見えるように。こひなに懐いてきた一つ目の妖を内緒で世話するようになるが、妖は所詮人と交わるものではなく、こひなの寝込みを襲おうとするのを信楽が阻止する。こひなを守るために片目に傷を負った信楽おじさん、珍しく格好良かったよ! {/netabare}

第7話 猫神タマの一目惚れ!
 {netabare} 人形マニアの猫神・タマに連れ去られてしまったこひな。逃げるための作り話とはいえ「お母さんが会いに来てましたよ。ただし…三味線になってな!」はなかなか怖い冗談だな…。Bパートでは、市松家の呪いの倉にあった箱を開けてしまったコックリさんが女体化。この作品にょたとけも化が本当好きだね。 {/netabare}

第8話 コックリさんの湯けむり秘湯めぐり!
 {netabare} 信楽がくじ引きで当てた温泉旅行先に女体化の呪いを解く秘湯があると聞き、皆で温泉旅行へ。しかし秘湯はどれもハズレ。落ち込んでいるのを隠し強がるコックリさんを、信楽は本気で落としにかかる。キスした瞬間呪いは解けたけど、なんか普通にこの2人のノマカプ楽しかった。てか信楽、刺青あるのね。 {/netabare}

第9話 悩み多きト・シ・ゴ・ロ!
 {netabare} 抜け毛が気になるコックリさんのAパート。小野Dがイキイキとしててとても楽しかった。「アルシンドになっちゃうヨー」。Bパートでは暇を持て余した狗神が、皆にかまってもらうために家出。でも誰も探してくれなくてシンミリ狗神。ぐぐコクキャラの中で1番懐が深いのって案外信楽おじさんだと思う。 {/netabare}

第10話 紅葉待ちぼうけの日々!
 {netabare} 季節外れの紅葉の木の下で人を待つ少女・紅葉(くれは)。待ち人を探してほしいと頼まれたコックリさんたちは、山の神・天狗に助言を求める。そこで分かったのは、彼女も待ち人もとうに亡くなった人物だということで…。珍しく切ない感じ。「天狗のショタ好きは日本の公式設定じゃ!」には笑った。 {/netabare}

第11話 大人ドロップアウトでコスプレイ!
 {netabare} 変若ち水を飲んだ狗神と信楽が幼児化。2人を世話するうちに育児ノイローゼになったコックリさんもヤケクソになって退児化。本当こういうネタ好きね。助っ人で来たタマによって女装コスさせられたコックリさんにドン引きしつつ、幼児退行化で記憶なくした彼を寂しげに見上げるこひなが切なくてキュン。 {/netabare}

第12話(最終話) DESTINY!
 {netabare} 疎遠な娘とせめて1日だけクリスマスを一緒に過ごしたいと言うおじさんと出会ったコックリさんとこひな。クリスマスパーティを開いて親子の仲を取り持つが、実はおじさんは既に亡き人だった…というちょっとシンミリAパート。ラストは皆で初詣。シンミリと見せつつ最後まで賑やかなぐぐコクでした。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シュールでほのぼのな物の怪コメディー。後半意外にハートフル

小学生の電波系ぼっち少女こひなと、こひなの周りに集まったコックリさんら物の怪たちの愉快なコメディー。
自分を人形と称し「かぷめん(カップ麺の事)」をこよなく愛するこひな中心にユニークなキャラクターがドタバタコメディーを繰り広げる。
基本ユルーいギャグコメディーで時にシュールな感じ、しかし時折り意外にハートフルな話あったり、侮れない良作。

かなり独特のシュールな雰囲気と、大きなストーリーの無いユルい作風なので、やや好みが割れそうです。
構図は「女性向けの逆ハーレム」とも取れるが男性視聴者が観ても楽しめそう。
比較的広範な方々にオススメ出来る、良質なコメディー作品です。


{netabare}『物語』
キャラクタードラマなので、強烈な個性のあるキャラクターが増えていく程に面白くなっていく。
ギャグの一つ一つは抜きん出て笑える程ではないが、終始安定してクスリと笑えました。
コックリさんが女体化したりと(男性向けの)萌えも完備♪

冷静に見ると「女子小学生一人に対して大の大人達が集う、逆ハーレム」という結構ヤバイ構図。
オカン気質なコックリさんなんて、この手の少女漫画寄り作品の定番…
という構図なのだが、市松こひなのあまりにもユニーク過ぎるキャラクターの為か、ソレを感じさせなかったのが凄い。

本作は「冷静に見ると結構ヤバイ」危うさが見え隠れしてます。
こひなの境遇とか、一歩間違えばシャレにならん鬱設定とも思えるが。
…とにかく楽しい。非日常的なのに日常的な存在のコックリさん達のドタバタな日常によって、シュールさとハートフルさが合わさり、とにかく終始楽しい雰囲気が崩れなかったです。

基本呑気だが、ニート狸の信楽がこひなに知られぬように悪霊?始末する話で少しドキっとした。
コメディーだけど物の怪作品でもあると思い出させてくれ、若干のスパイスになったエピソードだった。

その後もユルーくかつシュールなコメディー繰り返しつつ、後半には思わぬハーフルでホロリと来るエピソードが2回控えていてビックリ。
恋人をいつまでも待ち続ける幽霊少女の話は、幻想的で美しい恋愛話で非常に良かった。
最終話も少しホロリとさせるハートフルな良エピソード、本作全般の評価好意的になりました。
それでも過度にお涙頂戴では無く、基本はシュールギャグな雰囲気を崩さないのも良い感じ。

総じて
独特のシュールさを持ったユルめのギャグコメディー
抜きん出てはいないが安定感あり
少しホロリとさせるハートフルもあって侮れない
基本的に安定して楽しめた、良質なコメディー作品でした。
キャラクタードラマなので、キャラクターに魅力を感じるか否か、かも。


『作画』
こひながほぼ常にディフォルメされているが、可愛い。
稀に作画解放された際の美少女っぷりは半端無いです!
コックリさんらのキャラ作画は普通に良い方。温泉女体化はかなりの美人♪
本作の作画評価では、背景にも注目。
こひなの家や、紅葉の描写など、物の怪ファンタジーとしても世界観に引き込んでくれる良作画な点を評価。

『声優』
極めてユニークな市松こひなを広橋涼さんが好演。
コックリさんの小野大輔さん、狗神の櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、信楽の 中田譲治さん等々、主要キャストのハマリ役の度合いが非常に高い。
極めて個性派揃いの掛け合い、キャストの好演が大きいです。
女体化コックリさんの白石涼子さんは綾崎ハーマイオニーを彷彿としましたw

ベテランの中田譲治さんは信楽が幼児化した際、まさかの少年声!
わ、若い!?声優さんって凄いと思った…。(中田さんに驚いたのが4.5点評価の理由)

『音楽』
OP「Welcome!!DISCOけもけもけ」が極めて印象的でアメージング♪
耳にこびりついて離れない楽しい曲ながら、きちんとキャラ紹介や作風象徴した良主題歌です。
BGMも基本ユルめで時折りハートフルさもしっかり出ていて良質。

『キャラ』
極めて個性派なキャラクタードラマなので、キャラ評価が本作の評価同然。
市松こひなは無感情な人形…と見せて実は年相応の女の子らしいいじらしさも垣間見えたり、非常に可愛い。
あらゆる不条理やネガティブを全く感じさせないのは、間違い無くこひなのキャラのお陰だろう。
本作の独特の作風は市松こひなを抜きにしては成立しない、その意味で外せない主人公です。

コックリさんの男性オカンキャラは女性向けハーレム作品の定番ながら、その苦労症っぷりが本作のコメディーを牽引。
狗神のウザさや信楽の胡散臭いニートっぷり等々、女子小学生の周囲に居て良い大人じゃない!
…なのに次第に異和感感じ無くなっていくのは彼らのユニークさ故かも。
信楽はこひなに内緒で悪霊始末したり、時に渋い大人の魅力もあった(ほんと、稀にだが)

どう見ても宇宙人な山本くん(立ち位置的にはクロマティ高校のメカ沢君に似ている)や、ツンデレなジメ子さん、ある意味ヤンデレな猫妖怪タマなど、回が進む程に面白いキャラ増加。
…4.5かちょっと迷うところ。
個性やインパクトはバツグンだけど、抜きん出て好きなキャラは居ないので。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 38

69.1 17 居候アニメランキング17位
キミキス pure rouge(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (702)
4232人が棚に入れました
高校2年への進学を控えた春休み。光一は、友達の一輝達との撮影会をすっかり忘れて、家で一人くつろいでいた。
そこに突然鳴り響くインターホン。玄関を覗いてみると、そこには見知らぬ美少女が…。
我が者顔で家に上がりシャワーを浴び始めた彼女は、何と2年ぶりにフランスから帰ってきた幼馴染みの摩央姉ちゃんこと水澤摩央だった。ビン底眼鏡で受験の鬼だった摩央しか知らない光一は、その変貌ぶりに唖然とする。

声優・キャラクター
日野聡、水島大宙、小清水亜美、水橋かおり、池澤春菜、広橋涼、田中理恵、能登麻美子、野川さくら、中原麻衣、川澄綾子、櫻井孝宏、福山潤

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

恋愛に始まりなんて関係ない

原作:ゲーム 未プレイ

学園恋愛物

全25話(TV放送:全24話)

以前、TV放送をリアルタイムで見てたんだけど、もう 忘れかけてたので
2周目をDVDで一気視聴。


紹介系レビュー

良作!

あれ、こんなにガチ恋愛ものだったっけ?ってくらい真面目な恋愛ものだった。
(完全に忘れてた^^;)

キャラは結構な数がいますが、皆、いい子達ばかりで、可愛いです。
声優さんも有名な方達ばかりで演技は上手。
どのキャラもみんな魅力的でした。


大きく分けると2つの恋模様を描いてて
主人公の光一と両想いの結美、光一の幼馴染の摩央お姉ちゃん、摩央を想う栄二の4人の恋愛と
光一の親友、一輝と、IQ190の天才不思議少女 二見 瑛理子、サッカー少女 咲野 明日夏の3角関係

どちらの恋愛も最後は誰かとハッピーEDを迎える訳だけど、選ばれなかった子の事を思うと切なくて仕方がなかった。

自分としては、どちらも 選ばれなかった方の子のが良かったので、余計辛かったな・・・

泣ける程の恋愛ものじゃなかったけど、それぞれのキャラの心情がちゃんと表してて、しっかりと感情移入できたから、見てて切ない気持ちにさせられました。

似たような物だと、アマガミかな?
でも、アマガミは失恋する所は描かれてないから、そこは違うけどね^^;
アマガミは、話が各ヒロインと恋愛してリセットされるけど、これはリセットされないver.って感じ。

甘いかもだけど、自分的には、キャラにキュンとして凄く感情移入できたので楽しめました。
2周目でしたが、話し忘れてた事もあって良かったです。

ありがちなハーレム物ではなく、真面目なガチ恋愛ものなので、それらが好きな人にはおススメです。



余談
当時は、まだ声優さんには興味なかったので気づかなかったんだけど、この作品、結構 声優さん豪華でした!
個人的には好きな声優さん達ばかりだったので、2周目は声聴くだけでも楽しめました。
特に、水橋さん、広橋さん、能登さんの声聴くだけで嬉しかったです!(@´ー`@) ♪


真田 光一CV:日野聡
相原 一輝CV:水島大宙
甲斐 栄二CV:櫻井孝宏
柊 明良CV:福山潤

水澤 摩央CV:池澤春菜
星乃 結美CV:小清水亜美
二見 瑛理子CV:田中理恵
咲野 明日夏CV:広橋涼
里仲 なるみCV:水橋かおり
相原 菜々CV:野川さくら
祇条 深月CV:能登麻美子
栗生 恵CV:中原麻衣
川田 知子CV:川澄綾子

好きな声優さん目当てに見るのもアリですねw (@≧Д≦@)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42
ネタバレ

kids さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

揺れる恋心・・・あなたはこの結末をどう受け止めますか?

アマガミSSと同様にして恋愛ゲームが原作です。原作はプレイ動画で4割くらい拝見させていただきました。アマガミSSはゲームの要素がとても色濃く感じられましたが、キミキスはシンプルに恋愛モノとして楽しめる作品でした。


ストーリーについて
ストーリーは主に恋愛での三角関係が描かれています。そして先程も書いたとおり、かなり意外な結末で終わるのが特徴です。あまり詳しいことはここには書きませんが、恋愛アニメとしてはあまり受け入れたくない結末だったと思います。この作品の評判があまり良くないのは、原作ファンとしてはアニメでのオリジナル要素が多かったことと、この結末が主な要因だと感じました。ただ、作中での登場人物たちの心理描写はとても巧みで、少なくとも作中の誰か一人にはとても感情移入できるのではないかなと思います。それから結末についてですが、これは観る側の予想を裏切りたかったというのと、よりリアルな恋愛を描きたかったという理由、それから星乃さんの一途な真田くんへの想いを強調したかったという意図があったのかなと思いました。皆さんはどう思いますか?


登場人物について
この作品では以下のような構図で話が進みます
{netabare}
真田光一 ⇔ 星乃結美

|(幼なじみ)
 
水澤摩央 ← 甲斐栄二


相原一輝 → 二見瑛理子

|(同じ部活)

咲野明日夏
{/netabare}
個人的には主人公が真田くんと水澤さんの二人だったなと思います。原作でメインヒロインだった星乃さんがこの作品では一番可愛らしいキャラクターでした。人と話すのが苦手ではあるが、 {netabare}真田くんのことをずっと好きで・・・ {/netabare}こんな人が彼女になったら絶対手放したくないです(笑)
あとオススメキャラは咲野さんです。サッカー少女なんですが、本当にサッカーに真剣に取り組んでいてとても好感が持てました。終盤に近づくにつれて恋愛要素も出てきてとても女の子らしくて可愛いキャラだなと感じました。


その他
声優陣がとっても豪華です。
星乃結美を小清水亜美さんが、咲野明日夏を広橋涼さんが、柊明良を福山潤さんが演じています。

OP曲が個人的に好みでした。このアニメの雰囲気にとても合っていたと思います。


誰でも気に入る作品だとは思いませんが、登場人物に感情移入できればとても楽しめる作品です。ぜひ一度御覧ください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

不器用すぎる恋愛

ギャルゲ原作の恋愛アニメ。「ハチクロ」「のだめ」のカサヰケンイチ監督
高校二年生の真田光一と相原一輝、二人の主人公を中心とした恋愛を同時並行して描いた青春群像劇。
原作ファンには頗る評判が悪い作品ではありますが、恋愛アニメとしてはそこそこ良かったです。

・光る心理描写
ストーリー自体ありきたりな恋愛模様を描いたものではあるが、心理描写が非常に丁寧。特に女性キャラの心情の変遷は丹念に描かれていると思います。いざ好きな異性と交際してみたものの、他の異性が気になったり不安になったり・・・そんな不器用な恋愛を描いてあります。ただ2クールまるまるそんな感じなので、結構後半から苦しくなります(笑)

・もっと喧嘩しろよ
基本的にキャラがみんな良い子ちゃんばっかりなんですよねぇ。いや別にそれで良いんですけど、感情を押し殺すような後半の展開は焦れったくてしょうがない。こやつらときたらお互いを気遣ってばかりであまり衝突しないんですよ。同時進行している恋愛もクロスしていかないし、このアニメには衝突が少ない、ゆえに強く友情を感じられる場面があまりなかった。とてつもなく繊細なアニメである。

・不評のラストについて
まぁ確かに色々問題はあると思うんですが、主人公の選択の正当性を視聴者に訴える必要性は必ずしも無いと思います。やっぱりアッチのが好きだったわ・・・ゴメン!で十分です(笑)それは冗談としても、本作のような恋愛ドラマがあっても別に構わないし、そこまで不自然には感じなかったですね。今一つ押しが弱いという気はしましたが。

・総評
イベントが少なく内容に物足りなさを感じる反面、優れた心理描写で恋愛ドラマを見せてくれた作品。
好評の「アマガミ」は全く肌に合わなかったが、これは不満はあれど十分見れた。
ギャルゲアニメの視聴層が何を望んでいるのかよく分かったのも収穫、アマガミ>キミキスという大方の評価は理解はするがちょっと切なくもなった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

66.6 18 居候アニメランキング18位
君のいる町(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (678)
3731人が棚に入れました
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。そして、見つけた本当の気持ちとは?。東京と広島を舞台に、残酷な運命に翻弄され、友情と恋愛の狭間でもがきながらも、本当の恋を見つめ続ける男女を描いた、甘く、苦い青春ラブストーリー。

声優・キャラクター
細谷佳正、中島愛、佐倉綾音、小野大輔、増田俊樹、タカオユキ、高野菜々、藤田咲、遠藤綾、たかはし智秋、矢作紗友里
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

期待はずれ(最終話まで

□関連リンク
アニメ公式 http://www.kiminoirumachi.com/
公式トゥイッター https://twitter.com/anime_kimimachi


あらすじ

広島県の田舎町で春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってきた。青大はクラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていく一方、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気にかかる存在となっていく。


○総評
スクイズ展開期待してまったが単なる恋愛物語だった。しかもかなり現実的でもあるしリアルな行動でもある感じは評価出来るんだけどアニメでこういうのは需要無いと思う。昼ドラでも見てたほうが面白い気がする。
主人公はあっちこっち浮気的な感じだが割りと誠実でSEXしちゃうような展開は無いので割りと誠実だと思う。ってか個人的に凄い共感できるような感じはあったので。
まぁニコニコとかじゃ叩かれ気味だけど割りと王道の青春ラブストーリーでした。


各話感想
{netabare}1話
事前情報はあらすじだけ。
なんか男の作画が変。OPなんで胸の水着着てないのか?
部屋きったねぇーーー。最悪な姉貴だな。
たまに目が気持ち悪い時がある。
広島訛りなのか。
君の望む永遠みたいになるのかなぁ…
なんか作画が安定しない印象だなぁ目が時々変にタレ目になるきがする。
うーん1話はあらすじだけだったなぁ。
EDなんで実写使ってんだろう。なんか世界の中心で、愛をさけぶを思い出した。
これからの展開に期待。期待値6/10。


2話
主人公ストーカーなのか?エヴァ?エバ?
謎の妹が君望のアカネっぽい。
エバユズキ。お茶こぼしてるw無重力みかんw
エバうざキャラなのか。ビッチ臭しかしない。
なんかエロアニメ臭がしてきた。
いちいち止め絵が気になる。
ひっぱたくシーンなんで書かないのか。
なんか色々おかしい。声とか絵とか音楽とか。


3話
アルト君がいないと何も出来ない…
あれ?あっそうかエバと同居してんだっけ。
トマトうまいじゃねぇか。トマJ最高!
疲れてるだけかと思いきや倒れた主人公。
エロ本別に隠さなくてもいいだろ。
兎に角好きだからキスしたんですねわかります。この手よく使うわw
なんで切れてんだよ意味不。え?逆切れはおまえのほうだろ?
なんなんだこのアニメ…何回か見なおしても良くわからん。
軽いノリでキスしたのと東京に行ってた間に何があったかわからない不安でイライラしたのかってのはなんとなくわかるが…
なんというあざとい女。
は?遅いのよ?
ハルトくんがいないと何にも出来ないもん?あざといわ。
回想終了。
この妹うざいわー。姉妹の髪の色くらい揃えろや。
女子校の学園祭はそりゃー行きたいさ。問答無用で行きたいさ。
高校時代女子校の学園祭チケット手に入れるのに必至だったっけ。
だけどハルトは別の理由がありそうだな。
なんなんだこの減点する女うぜー。
まぁされたら嫌なことを何も言わない子よりは全然いいけど。
お化け屋敷デートは最高だよね!
おっぱい揉み放題ってより自分からくっつけてくる所が堪らない。
まっ定番ですよね。
ユズキ…
あ…れ…?そういう展開!?なんだと!?
付き合ってる人がいるだと?嘘なんだろうけど嘘とも思えないから困る…
あぁ先がメッチャ気になる。


4話
えっ下着で寝てる女の下で寝袋で寝てるのか?ってか下着女誰よ。姉貴?
ナゴシは主人公に惚れてるのか?
3Pだと!?っだよバイクかよww
完全にストーカー男ですね。未練たらたらだな。
俺だったら他の男と付き合ったらもういらんけどなぁ。
風間は親友なのか。
なんだ料理長になりたかったのか。
なんで倒れた?貧血かよw
アスカも主人公が気になってるのか?
まぁひどいと言えばひどいがビッチ体質なんじゃね?
言い換えると惚れっぽいもしくは遠距離には耐えれなかったんじゃね。
走ってるシーンから扉開けるまでのシーン使い回しだろこれ。
はいはいエヴァ登場。大体読めていたさ。
はじめましてwwうぜええwハッキリ言えよ糞女。後々もつれる可能性高いのにここで嘘付くのは糞だな。
まっハッキリしちゃったら物語としてつまらないから突っ込んでもしょうがないけど。
まぁ諦めるわな普通。ってか嘘付き女だし親友と付き合ってりゃどうでもよくなるわ。
ってか親友とも距離を取りたくなるな。
エヴァからしたら良い男見つけたからってなるんだろうが、悪く言えば尻軽女だよな。
信用がなさすぎる。まぁリアルでもこんなもんだが。俺も大差無いな。
やる分にはいいがやられるとたまったもんじゃないよな。
ただ別れてから新しいやつに乗り換えるだけマシか。いやその辺も怪しいよなぁ…


5話
過去回想か。
ん?これは付き合ってた頃の話か?一緒に暮らしてた時の話か。
ってか神崎は何者なんだっけ。あっそうか神崎は好きな相手だっけなんだっけ。OVAであったっけ。
片思いしてるんだってどうしてそうなったww意味不w
エヴァどいてどいてって意味不明なこけ方だな。ブレーキでも壊れたならわかるがわけわからん。あざといな。
作画がひどいww
え?エバから告白してたのか?なんだエバから好きになってわかれたのかよひっでぇやろうだなこいつw
えっ写真の誰なんだ?なんだエバだったのかよ。
山と田んぼばっかで泣くのかよw謎の田舎ディスw
なんというマイナースポット。
なんだ祭りの一日しか会ってないのか。そりゃ忘れるわな。
ロリエバ可愛いがだが将来…
そして現代か。付き合えなくなったとかただの尻軽だろ。
えっEDなんで脱いでるのwエロゲかよw


6話
カッターキタ━(゚∀゚)━!ナイスボート展開来るのか!?
ショートカット誰かと思ったらエバだったのか。
妹と何があったんだ?
エバ絶対話盛ってるだろこれw
1年で死ぬ病気?病気で同情誘ってんのか?そして釣られましたと。
秘密にしておいて欲しいの?なんだそれ。
まぁ間違いなく親友ではいられないわな。
主人公クズってるww別れてるのに何を言ってんだw
エバの気持ち無視して勝手に話進めんなw色々カオスw
バットで殴りつけるのかと思ったww
胸当ててんのかよ。こいつも主人公狙いなのか?
病室の空気ww色々ひどいw
卵焼き1個しか残ってないってどういう事w
笑った顔見たっけ?過去の話か?
エバちょろすぎワロタww
なんというフラフラした気持ちの女だ。
あら?そういやカッターなんだったんだ…
ざっくり刺されちゃうような展開期待してたんだけどなぁ。


7話
助かるかもしれないだと!?で、誰よこの女…
いきなりひっぱたくだと…?人殺しだと?
なんだ恭介モテモテなのか?キヨミ。一体何者なんだ…
なる程おささなじみなのか。やっぱ恭介が好きなのか。
まぁ実際これは無くは無い主人公の選択だと思う。
親友だからこそ嘘を付きたくないし本音を言い合いたいってのもわからなくもない。
「ユズキのパンツ拝めてよかったじゃん霧島。」
ユズキ完全にビッチだなぁ…死なねぇかなぁ…なんなんだろうなぁこういう他の男とのエロ話する女って死んでくれねぇかなぁ…
自分の女とか好きな女にこんな話されたら別れることを考えるけどなぁ真面目に。
恭介もう学校来ていいのか。なんだエバの笑顔が気に入ったのか。
ダメだ感覚が違いすぎるなこの作者と。
手術終わるまで手を出さないとか誰が信用すんだよ。
結局手術したのか…10時間の手術ってどんな手術したんだよ。
脳神経外科でもあるまいし。
なんで傘をおいて行ったんだ?誰か死んだ場所なのか?
ちょw工エエェェ(´д`)ェェエエ工
いきなり死んだし…なんだこの糞展開ww糞すぎて笑えるww
アスカけろっとしてんのかと思いきやそういう事か…(´;ω;`)ブワッ
手術失敗か。
エバ抜け抜けと呼び出してるんじゃねぇよ。
「もう会うことも無いのかな?」
うぜぇなんで疑問形なんだ?これ明らかにそんな事無いって言わせたいセリフだよな。
マジでうぜぇ。
自分からは言わないけど全て相手に言わせる卑怯極まりないタイプの奴だわ。
本当にこういうタイプ嫌いだわ。死んでくれねぇかなぁ…
おい最後の裸のアスカはどういう事だってばよ!

あぁもうなんかこのアニメ見てるとイライラしてしょうがないがスクイズばりのスッキリ演出を期待してしまう…
昔女に浮気されたせいもあってかもうホントこういうエバみたいな奴ムカつくわ。
とかなんとか言って自分も好きな人出来たから別れてとはやった事あるからなんとも歯がゆい…
恋愛なんて糞食らえだなぁほんとうに。


8話
なんでキスしたwwwこれはひどい展開wいいでしょ別にっておいw押し倒したくなっちゃうだろw
アスカと突き合っていただと?また回想話なのか?
ハルト出てくる女と片っ端から付き合ってるのかよ。
告白されて付き合ったのか。
リンちゃんってエバの妹だっけ?カッターはなんだったんだ?
せめて髪の色くらい統一して欲しいなぁ。
姉だなんて思ってませんだと?何故なんだその理由は明かされるのか?
あら?裸で切れるとかアスカとはまだHしてなかったのか?
合コンの頭数合わせに行っておいでと言う奴は信用出来ない。
大体浮気してるだろそういうやつw
あれ?時系列的にもうあいつは死んだからフリーなのか?
合コンなんか初めてなんだからとか超嘘だろww誰がそれ信じるんだよw
リンは種違いかなんかなのかな?ようわからんな。
彼女いるのにメアド変えたのとか伝えてくるとかあざとすぎる。寝とる気満々だなこいつw
アスカパンツ丸出しアングルどうなんですかこれwwまぁ全裸だったし問題ないかw
うわうわリンなんでばらしたしwどういう腹なのかわからん奴だな。
まぁ普通は合コンでエバ(元カノ)に会ったからって言わないわな。そもそも合コン行かないだろっていう。
リンも主人公好きなのか?姉への嫉妬なのか?わけがわからない。NTR属性なのか?
猛烈にうざったい女だなこいつ。煽ってくるなぁこいつw
全力で釣られやがった主人公w話し的には盛り上がるなw
リアルでいたらぶん殴ってるけど。


9話
リンと遊園地だと?なんで行ってくればってなるんだよwおかしいだろw
うわっエバかよwリンの策略か?まぁそうなるよね。
どうするもなにもねぇだろ。
でたーーwハルト浮気発症wそしてエバも寝取り属性w
「まぁそうなちゃいますよねー」リン見てたのかよ…
何がしたいんだほんと。くっつけたいのか?
アスカと別れさせたいのか?わけがわからん。
うっぜぇなこいつ。完全に営業妨害だな。
ハルトになんか恨みでもあんのか?
エバの事は言わないんだな。
まぁ寝落ちですよねやっぱり。エロ展開無いのかなこのアニメ。
人の携帯勝手に出た感じか?誰からだったんだろう。
あっリンからだったくさいなこれ。
旅行行くのか。
うわー今度は仕事場にエバかよw寝取る気満々すぎるw
え?ハルトの実家に挨拶?は?脇から固めてくるタイプなのか。
うわー彼女と旅行かエバと実家か悩むんだろうなぁこれw
パンチラw
ヘルニアの手術はヤバイ。旅行中止かよw
悩みもせずにエバと実家コース決定だなこれww
おいアスカから実家帰り勧めるのかよw
お?エロ展開来るのか?姉キャンセルかよww
割りと純粋な付き合いなんだな。
えっなんでエバへの昔のプレゼントなんかもってんだよ。
捨てろよクズw俺なら別れたら即刻全部処分するけどな。
うーん期待したほど面白くなかったなぁこのアニメ。なんかダイジェスト見てる感じがする。


10話
種も仕込んだんだし?ヤッたって事かw
帰ってきたらHフラグキタ━(゚∀゚)━!しかし地元に帰ってまたエヴァに乗り換えると。
うわうわエヴァにプレゼント結局上げるのかよwクソすぎるw
安定のクズ主人公wケリを付けるとか何言ってんだよw未練たらたらすぎんだろw
9日にばったり会うんですねわかります。
神埼がアスカと見分けが付かない。どうして両方同じ髪の色なんだか。
はい。エヴァの話wそして回想w
今はしてなくても浮気これからする気満々だろwwもうエヴァの事しか考えてないなこいつw
うわー展開がベタだなぁーwやっぱりいたかwそしてしっかりネックレス付けてるとw
「私も前に進むことにしたの。ハルトくんと一緒にね。友達として」ぜってぇ嘘だ友達とか思ってねぇだろw
そもそも元カノ元カレで友達はあり得ねーよ。セフレ目的か戻る目的しかないだろ。
回想多いなしっかし。
出たなうっざい女wこいつなんなんだよまじで。
っつうかなんでエヴァ姉妹まで家に呼んでるんだよ。
タカヒさんみたいにすぐに口説いてこない人が好みですwwしねよww
死んでから何年経ってるんだっけこれ。
元カレとしてじゃねぇよw何元カレ風吹かせてんだよw未練たらたらすぎ。
おつまみ買いに行ってただけとかもうねぇ誰が見ても浮気だろ。
言いたかった事?次回浮気回かw
これじゃその辺のドラマ並であんま面白くないな。
アニメなんだからスクールデイズばりにぶっとんで欲しいのになぁ。


11話
ん?言いたいことってなんだったんだ?話飛んでる?
なんで祭りでデートしてるんだ?あら?なんかわけがわからない。
なんで二人でまったりしてるんだ?花火二人だけで行こうよとかどんだけNTR属性なんだw
さっきの縁側の話は祭りの前の話なのか。時系列がわけわらんw
ホントに何をしとるんじゃww意味がわからないよw
ってかデートしてる時点で浮気だよ浮気。
なんで泣いてるの?勝手な妄想でハルトしゃべんな。
えっと…好きですっておまw寝取り女こええなぁ。っつうか自己中女だな。
ってあれ?寝取る気ではないのに好きですっておかしいだろ。
ネックレス投げる位ならこっそり捨てろよ会わずに。なんなんだこいつ。
わけがわからないよ。実に不誠実な二人ですね。
ネックレス拾いに行ってるしwなんなんだこいつらw
なんで抱きとめてんだよwwどっちもクズすぎるwってかエヴァにはめられたともとれるなw
そしてこのタイミングでの彼女の電話w別にうちおるけどww
あざてぇ女だなエヴァ。なんとも予定調和。
くっそ何やっとんじゃじゃねぇよww意味不w
フッラフラふっらふらしやがって。何その手の絡みw
なんか良くある妻とは別れるからちゃんと決めるからっていう男みたいだな。
アスカww「ウソつき。」修羅場か。


12話
ニコニコのコメント荒れてるなぁw
あれ?そういや妹ちゃんが無駄に絡んでくる理由がさっぱり不明だったな。
「クズって感じで」全員クズしかいねぇだろおまえも含めてww
あっ死んじゃった奴は良い奴だったか。
アスカ振ったか。クズとは言われるが二股するよりは100万倍ましだけどなぁこれ。ある意味誠実。
かなり現実的な感じでもある流れだけどアスカ可哀想だな。
あれ?アカリちゃんってだれだっけ。
まぁ間違いなく寝とってるしな。いや寝てないかまだw作中では無いからわからんがw
良いのかーい!ナンテドラマチックナンダー!
え?事後?どういう事?何これ?売春婦?ってか誰?
妹一々うぜぇな。っつうかいつまでもかまってる主人公の気持ちがさっぱりわからない。
なんで全裸待機wwギャグかよw
引っ越しとか同棲フラグか。何故止め絵ww
「ゆずきちゃんとダメに成ったら戻ってきて」
アスカ都合のいい女になっちまった…これはショックだなぁ…
まぁ別れ際にというかケリをつけるのに最後にキスってのは実際同じ体験したことあるから実に色々昔の過去を思い出してしまった…
アスカに感情移入するといくらか感動するけど、ハルト視点だと俺達の戦いはこれからだENDでしかない。
ってかこれが最終回でいいのかよw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 43
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ストーカー乙(※但しイケメンに限る)

ラブコメ王の異名をとる瀬尾公治氏の「週刊少年マガジン」連載マンガが原作ですが、TVシリーズ及びODA2(※TVシリーズの前日譚&後日譚)のシリーズ構成を吉田玲子氏が担当しています。
そのせいか、よく考えるとかなりドロドロなシナリオのはずなのに、割とスッキリと見れてしまう、という不思議な視聴経験が出来て、以前視聴し終えた同原作者の『風夏』(※個人評価 ☆ 3.7)に比べると個人評価がずっと高くなりました。

相当に強引で都合が良過ぎる展開なのに・・・多分、一瞬一瞬のキャラの表情の描き出しが確り決まっていたのかも?知れませんね。
とくに考察するほどの作品ではありませんが、例えば岡田磨理氏シナリオ担当のドロドロ系ラブコメをひと通り見終わって、次は何を見るか迷っている人は、一度試しに見てみると良い作品かも。
因みにODA2の第2話まで見るとちゃんと完結しています(※原作マンガ通り)。


◆作品別評価

(1) TVシリーズ ★ 4.1   (計12話) ※2013年
(2) ODA1    ☆ 3.9   (計2話) ※2012年
(3) ODA2    ☆ 3.9   (計2話) ※2014年
-------------------------------------------------
  総合     ★ 4.0   (全16話)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         山内重保
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子・國澤真理子・国井桂・村上桃子
キャラクターデザイン 西位輝実
音楽         奥慶一
アニメーション制作  GONZO{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== 君のいる町 (TVシリーズ) (2013年7-9月) =============

 - - - - - OP「センチメンタルラブ」、ED「君のいる町」 - - - - -
{netabare}
第1話 追いかけて ☆ 桐島青大(はると)の上京、御島明日香・風間恭介との出遭い、高校転入(2年の秋学期) ※主人公はストーカー??
第2話 桜の咲く頃 ★ 枝葉の妹(凜)の忠告、広島での枝葉柚希(ゆずき)との出遭い・交流 ※パンチラ&お風呂シーン多め・・・
第3話 突然、バタンチュー ☆ 続き(不意のキス)、響桜女子高学園祭(夏越との成り行きデート、柚希との再会・拒絶)
第4話 あいさつ ★ 風間との交流・人事不省・病室の出来事(青大の本心、風間の彼女)、元カノ奪還作戦の諦め、柚希の嘘?
第5話 宣戦布告。 ★ 子供時代の柚希と青大の出遭い(小3の夏祭り・花火)
第6話 オレの本心。 ★ 中学時代の柚希と風間の交流、余命1年(風間)、病室での宣戦布告{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Dear friend」 - - - - - - - -
{netabare}
第7話 ねがい。 ☆ もう一人の片想い(清美)、風間の手術決意・死亡、別れの言葉(柚希)
第8話 再会の夜に ★ 大学生になった青大&恋人(明日香)、柚希との再会、凜の横槍・挑発
第9話 デートするか。 ★ 柚希との仕組まれデート、明日香との沖縄旅行の中止、姉の闖入
第10話 キレイな花 ★ 明日香の帰省、2年越しの誕生日プレゼント、高校時代の青大の柚希への遠距離交際申込、広島での再会
第11話 告白。 ★ 10年ぶりの夏祭り、明日香からの電話 ※ラストは上手い○{/netabare}

 - - OP(変わらず)、ED「君のいる町~Answer Songs ver.~」 - -
{netabare}
第12話 君のいる町 ★ 青大の決断、柚希とのより戻し、明日香とのお別れ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


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◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      瀬尾公治(『週刊少年マガジン』2008-2014年連載)
監督         小林寛
脚本         村上桃子
キャラクターデザイン 茶山隆介
音楽         紗希
アニメーション制作  タツノコプロ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第1期) (2012年3-6月) ============

第1話 黄昏交差点1 ★ {netabare}神咲七海と青大の偽恋人演技、終わってしまう恋(柚希){/netabare}
第2話 黄昏交差点2 ☆ {netabare}就学旅行での上京、柚希と青大の再会{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

ED 「黄昏交差点」


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◆制作情報

※TVシリーズと同じ(脚本=吉田玲子)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 君のいる町 (ODA) (第2期) (2014年1/3月) ============

第1話 ウチがきた町 ☆ {netabare}加賀月(かが・あかり)と青大の子供時代のエピソード ※約28分{/netabare}
第2話 約束の場所で ★ {netabare}原作マンガ最終回をアニメ化(国語教師になった柚希、凜の青大への恋心、ラストは桐島食堂)、約29分{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

OP 「センチメンタルラブ」
ED 「ここにいるよ」(第1話)、「虹色カレンダー」(第2話)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このマンガのアニメ化リスクはどのくらいになるんだろう…

とうとう始まってしまいましたね。
色んな意味で期待しながら視聴しようと思います。


以下原作についてとアニメの際に期待したいことです。
酷評なので、アニメからの人と原作ファンの人は開かない方がいいと思います。
{netabare}「ラノベと言えば、インパクトのある設定に、インパクトのあるキャラクターが売りですよね。現実ではあり得ないであろうことが普通に起こるにも関わらず、私たちと同じ普通の家に住んで、普通の学校に通っていることがほとんどです。それゆえに、現実と非現実のバランスが非常に難しく、設定がよく分からなくなったり、キャラクターの性格が破綻することもあったりなかったりです。」

これは私が俺妹のレビューで書いたことです。
君のいる町はまさに上に書いたようなことが起こっている物語です。
ラノベではありません。そして、別に設定がぶっ飛んでいるわけでもないし、すごいインパクトのあるキャラがそろっているわけでもない、それなのに物語とキャラが崩壊しているんです。

正直言ってみてられないです。本当にひどいです。キャラクターは原作者に好きなように動かされ、今までの設定、性格は完全に無視、ただ今やりたいこと急展開ばかりを優先、いらないカットやサービスシーンは多いくせに大事なところやキャラの心情描写は全くしない、この原作を本当にアニメにしていいのか心配でなりません。

なぜ人気があるのか?
推測でしかありませんが、細かいこと(というにはあまりにも見過ごせないことが多いですが)を気にしない、今起こっていることを楽しめる読者にウケている、超展開を望む読者がいるとかでしょうかねぇ。なんというか作者に騙されているだけのような気もするんですよ。原作ファンに矛盾点や物語のつながりについて問い詰めたら絶対言い返せないと思うんですけども。

正直、登場人物はひどい行動もとりますが、それ単体で見ればそこまで酷評はしないと思うんです。ただ、前後関係があまりにもつながらないし、登場人物が心から思って撮った行動に全く見えないから酷評につながるので。

なので、今回アニメに求めたいのは、いかにして前後の矛盾をなくして展開できるか、登場人物の心情描写をしっかりするかというところです。東京編からやってるだけに、どう構成していくのか注目です。
これをしない限りただのひどいアニメで終わると思います。
原作ファンが擁護に周っても、叩かれるのは目に見えてます。実際ニコ動のコメントでは既にそうなってますし。

・大事なのは絵じゃなくて内容だから←内容が一番問題だろwww
・原作は神マンガだから←他の神マンガに謝れwww
というようなコメントのやり取りが既に見られてます。しかも「何言ってんだよ!」みたいな感じではなく「お前本気で言ってんのか?ww」くらいの違いがあるんですよね。
本当にアニメ化して良かったのかと思っています。

あとアニメ化で不安なところをいくつか述べると
・原作ファンが叩かれる
・原作ファンが言い返せなくて、本当はこの物語おかしいんじゃね?という感じになってファンが減る
・アニメスタッフが叩かれる
・タイアップしている広島県庄原が叩かれる
・声優の黒歴史が刻まれる

盛大に爆発するのも少し期待してますが、不安点を述べるとやっぱ色々と心配です。原作者はどうでもいいですが。

このアニメがどんな感じになるかは、広島の描写を見れば大体分かると思います。1話目からすでに作画がやばめですが、広島の背景作画とかにどれだけスタッフの愛がつまっているのかが伺えるのではと思います。タイアップだったり、町をあげているという事情もありますし。
もしそれがダメだったら、物語もきついかなと予想しています。


あとはオマケで
なぜこの原作を読んでいるか理由を述べると、ある人のレビューが面白いからなんです。
丈・獅子丸http://joeshishimaru.jugem.jp/
この人のレビューが面白いから我慢してみていたんです。しかし、最近はこの人もあらすじと一言感想だけになったため、私も飛ばし読み程度にしか読んでません。
まぁ当然ですよね。物語が進まずにひたすらイチャイチャ描写しか載せてないわけですから(笑)

あと、一番ひどいと思った描写
{netabare}青人「心配せんでも‥ 絶対 離さんわ‥」(柚希に対して)
          ↓次の回
青人「でも明日香の顔 見た瞬間 死んでもそんなことできんて思った」
          ↓次の回
青人「ゴメン‥‥ 好きな子ができた‥‥ ‥‥オレと別れてくれ‥‥」
          ↓次の回
青人「よく考えた答え 変えるつもりもないし間違ってるとも思わない」{/netabare}
本人の心情が全く理解できません。もはや操り人形です。
思っていることと口に出すこと、行動って噛み合わないことはありますが、にしても主人公がどれだけヒロインのことが好きなのか全く分からないです。重要なところが抜け落ちてると思います。
このあたりは恐らくアニメでやると思うので、どうやって心情描写をするのかは見たいかなと思っています。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

83.6 19 居候アニメランキング19位
小林さんちのメイドラゴンS(第2期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (554)
2056人が棚に入れました
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、髙橋ミナミ、嶺内ともみ、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

さすがですわ

あれから4年以上経過しているとは。
なんだか色々忘れていた。

今作からイルルというロリ爆乳が登場。
なかなかがっつりな導入であった。

小林さんの懐の広さは安定。話の内容も安定。
気づけば見終わっていた。
体にすっと入って来る。個人的今期覇権アニメ。
それぞれのキャラクターの心理描写を丁寧にしていて素晴らしい。

ルコアさんの翔太君愛は相変わらずすごい。良い動きしてるわ。

小林さんのデレが可愛かった。浴衣着てくれても良かったかも。
ウエディングドレスは良かった。
オチが凄まじいな。ちょっとそれだけは疑問符。
そのほかはベタ褒めしかできん。


OP
愛のシュプリーム! fhána
ED
めいど・うぃず・どらごんず︎❤︎ スーパーちょろゴンず トール(桑原由気)、カンナ(長縄まりあ)、エルマ(高田憂希)、ルコア(髙橋ミナミ)、イルル(嶺内ともみ)
イシュカン♡リレーションシップ トール(桑原由気)
fhánaはいつも素敵な楽曲を提供してくれる。愛のシュプリーム!は今までのfhána楽曲と一味変わってる。ラップ?みたいな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる-。


1. 第1話 新たなるドラゴン、イルル!(またよろしくお願いします)
自称究極のメイドであるトールは、今度オープンする新しいメイド喫茶にライバル心を燃やし殴り込みに行く。しかし戻ってきたトールは「なんか働くことになりました」と言い出した。そんな変わらない毎日を送っていたある日、ニュースで小林さんと出逢った山が何者かに破壊されていることを知る。

2. 第2話 イケメン、小林!(いろんな意味で)
イルルを退けた小林さんだったが、その代償に魔法で「アレ」を股間に付けられてしまう。すると普段は何とも思っていなかったトールやカンナが違って見え始め、次第に小林さんは悶々し始めていく。

3. 第3話 課外活動(もちろん普通じゃありません)
小林さんちに遊びに来た才川。しかし見知らぬ女の子(イルル)が……。一緒に遊ぼうと誘うも、イルルは冷たく避けていく。そこに偶然訪れたルコアは、避けようとするイルルの気持ちに気付き、助け船を出そうと計らう。

4. 第4話 郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)
美しいコード配列に感嘆する小林さんと滝谷。なんとそれを書いたのはエルマだった。ついに一人前の戦力になったと小林さんは大喜び。小林さんは会社の「柱」としてもっとたくさんの仕事を抱えているそうだ。しかしその話を聞いた途端、エルマは急に怒りだす。

5. 第5話 君と一緒に(まあ気が合えばですが)
商店街で会うなりいがみ合うトールとエルマ。いつもの光景に呆れ気味の小林さんだが、出会った当初はそうではなかったと言う。犬猿の仲の二人の出会いは、遡ること遥か昔。あちらの世界でトールが一人旅をしている時のことだった……。

6. 第6話 合縁奇縁(片方はドラゴンです)
毎日ルコアの奔放な接触アプローチに悩まされている翔太。本来なら自分が主人のはずなのに……。一人前の魔法使いを目指す身として、主導権を取り戻さなければ、と一念発起する。そこで翔太は、ルコアの弱点を探り始めるのだった。

7. 第7話 一般常識(みんなずれてます)
夜闇が支配する路地裏に、怪しい人物が2人。不穏な空気を醸し、何やら密談を交わしている。「なんだい?こんなところに呼び出して」--2本角の痴女が言う。「お前の力を貸せ」--執事服の陰鬱男が返す。最凶最悪のタッグが今、動き出す--。

8. 第8話 世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)
何やら部屋に籠り始める翔太。父の日のプレゼントとして魔術道具を制作するため、難しい魔術書を読み漁っていた。その難易度が高いため手伝おうと名乗り出るルコアだったが、自分一人の力でやり遂げたい、と断られてしまう。だがやはり制作は失敗続きで……。

9. 第9話 いろいろワケがありまして(エルマざんまいです)
待遇改善を要求する--!それはエルマの一言から始まった。小林さんたちの勤める会社は、極めて“黒”に近い。そこにエルマがようやくおかしいと気付き、旗を掲げたのだ。改善などどうせ無理だろうと高を括っていた小林さんだったが、ドラゴンのバイタリティは予想を遥か上回っていて……。

10. カンナの夏休み(二か国語放送です!?)
小林さんと喧嘩した勢いで家出をしてしまったカンナ。帰りたくないからと太陽のある明るい方向へと大海原を飛んでいく。その時、たまたま見つけた陸地へと降り立ったカンナだったが、なんとそこは決して眠らない街・ニューヨークだった。

11. プレミアムシート(特別料金はかかりません)
本格的に腰を痛めて来た小林さん。改善しようと健康グッズを買い漁るが、それらはほとんど使われないまま……。業を煮やしたトールがしっぽ肉を食べさせようとするも、あえなく拒絶。トールは、小林さんが求める「一般的な治療法」を探し始める。

12. 生生流転(でも立ち止まるのもありですかね)
いつも通りの朝。いつも通りのドラゴン娘たち。何一つ不満のない、かけがえのない平凡な日常。だが小林さんの中には、終焉帝の話を聞いてから、ほんの少しだけ重い何かが転がっていた。でもそれが何か判然としない。もやもやとする中、待ちに待った夏祭りが始まる--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

肩の力を抜いて笑って観たい

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「流石、京アニ」と言えるハイクオリティな日常系アニメ。

レビューでは、本作で好きだった部分と、本作が作られたことの意味を、自分なりに書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本シリーズは、「1つ深い日常系」の、とても素敵な作品である。

1期は☆5(神作)、2期は☆4(高評価)。1期よりやや評価を下げたのは、各キャラの掘り下げの要素が強くなり、深みがあるセリフ(トールと小林さんの関わり)がやや減ったからである。

例えば本作なら、

1話目「違いを楽しみ、楽しみが続けば種を好む、尊敬には信頼が加わり、絆を生み出していく」

7話目「眠りは同調圧力」

なんかが好きで、こういうのがたくさんあった方が、個人的にはより好みだった。

とはいえ、単純に楽しい話はいっぱいあって。

10話目の「カンナNY編」は☆5をつけた。たった1話にかけるほどの熱意や労力じゃないでしょと思えるクオリティに、「これぞ京アニクオリティ」と思った。

本作で最も良かったのは、エルマのキャラが深まったことだと思う。過去話や仕事話、仲直り含めて、実質、エルマが本作の主人公だと思う(カンナも主人公級の活躍でしたね。自由研究の話は可愛かったな~)。

まあ、シリーズ構成の大きな流れとして、2期でサブキャラを深めていくのは王道なので、「少し落ち着いた2期」というだけで、物語の面白さは減衰していないと思いたい。ラストは、もしかしたらアニオリかな?と思わせるような、ドタバタ大団円で、非常に読後感が良い。全話見終わって、楽しかった記憶しかない。

さて。

とはいえ本作を語る時、どうしてもあの痛ましい事件を考えなければなりません。

私も1アニメファンとして、心が痛み、今でも忘れられないし、忘れてはいけないことだと思っていますが、本作を通して、京アニも前に進んでいるのだから、自分自身もいつまでも暗い気持ちで作品を観ては失礼だとも思いました。

本作のOPは、事件の前に決まっていたらしいのですが、あの明るい曲をそのまま使ったことの意味、シリーズ監督のクレジット、又、あの事件後に作られた歌の後半部分の讃美歌からも、京アニの思いは伝わります(この辺はReiさんが思いのある素敵なレビューを書いてくれているので、そちらに)。

レビュータイトルを「肩の力を抜いて笑って観たい」としたのはその辺が理由で、本来はそういう作品を作っているわけだから、忘れちゃいけないけれど、囚われても良くないと思うので、そこは、京アニとファンが、時間をかけてでも一緒に乗り越えていかなければならないことなのかなと思います。

ということで、私としても色々な思いがあるし、頭では分かっていてもまだ簡単には割りきれませんが、レビューの中にあえてあの事件のことを書くのは、(それが正しいのか間違っているのかは分かりませんが)このレビューで終わりにしようかなと、今はそういう気持ちです。

最後に、あの事件でお亡くなりになられた全ての方のご冥福をお祈りし、現在なお戦っているご遺族の方やリハビリ中の方、制作に関わったスタッフ全ての方に対し、心からの応援を込めて、レビューを閉じさせて頂きたいと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
燃え燃え(笑) 途中のCMのクオリティ、高いな~。もはやドラゴン語はスルー(笑) あんなに可愛くされたら(笑) 「違いを楽しみ、楽しみが続けば種を好む、尊敬には信頼が加わり、絆を生み出していく」。

2話目 ☆4
まあ、トールなら、そうくるだろうな(笑) チャンスを生かすトールです(笑) メイド服脱がれて冷める小林(笑) いやCM、やっぱすげえな。小林さんが防犯ブザー持ってる意外さ。私に騙される?って、イケメンか(笑) トールガチ切れ。キモ(笑) 繁殖、したい(笑)

3話目 ☆4
なるほど、コスプレがしたかっただけ。逆に深い気がする。カンナの趣味が可愛すぎる件(笑) ここで特殊ED。 

4話目 ☆4
調和勢、面倒くさい(笑) やたら哲学的な遊園地(笑)

5話目 ☆4
お互いの内面が分かる程近づき、認められない部分ではぶつかる。エルマも消す(笑) 

6話目 ☆3
ルコアとファフニールの話。才川、死んだ(笑) CG(笑)

7話目 ☆4
グラム88円(笑) 眠りは同調圧力。久々の哲学的な会話。本当に、CM良いよな。

8話目 ☆4
まあ、父親だよな、小林さんは(笑) 珍しく、小林さんのサービスシーン(笑) ネコバヤシ(笑)

9話目 ☆4
エルマ、良いキャラだよな。素敵な仲直り。

10話目 ☆5
NY編、間違いなく楽しいな。ただ、楽しいな。驚き方が、外人w 小林さんと同じことを。巻き戻したら、ホントに居たわ(笑) さりげないシーンの作画がめちゃくちゃ良いのが、流石京アニだよな。小さな美しい世界を丁寧に描く。 


11話目 ☆3
トールの過去話。最初は皆、個人の意思。

12話目 ☆4
納豆は、破壊と創造(笑) 小林さんのデレ(笑) 花火の煙までちゃんと表現するのがな、流石だよな。なんとなく、アニオリっぽいラスト? 今は死別することを考えなくて良いんじゃない? と同じ意味だよな。結婚式、、、小林すん、ウェディングドレス、似合わない(笑) ここで一期OP。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1期と比べると落ちるかな

2017冬放送のメイドラの続編。

{netabare}
率直に言うと、メイドラってこんなにつまらなかったっけ?ってなってしまった。
星3.0を付けている通り、一期と比較しているだけで、一定以上の面白さがあるのは確かなんだが...

たぶん変なシリアスが多かったことが原因かな。
正直シリアス要素に限って言えば全部つまらなかった。
というか、メイドラで良かったシリアスが思い浮かばない、一期の最終話もかなり酷かった覚えがある。
シリアスになると、小林のキャラがきつく感じる。
謎に説教臭いし。
こういうコメディ系アニメに入るシリアス、好きな人もいるんだろうけど自分は嫌いかな。
少しぐらいならまだいいけど、これはあまりに多すぎたし無駄にギスギスだし。

まあ、最初にも書いた通り安定してコメディ要素は安定して面白いので決してつまらない作品ではないんですが。
特に10話のカンナ回は神回だった。ああいうのでいいんだよという感想。
自分は正直メイドラの面白さの7割はカンナだと思っているので。
アメリカのあの金髪の子の登場があれ以降なかったのはちょっと悲しかったけど。
2期要素で言うと、イルルと駄菓子屋の絡みが面白かった。
面白かっただけにあんまりあの駄菓子屋の人が出てこなかったのは残念。

作画も良かった。色々あって作画落ちないか心配だったけど、一期から落ちないどころか上がってるような気もして素晴らしかったと思う。
ただ、正直に言うと、作画はいいけど京アニは嫌い。
押しつけがましいというか、「俺ら作画すごいだろ?」って見せつけてきている感をかなり感じてしまう、例えば9話の戦闘はまさにそれ。

OPとEDは自分が特殊なのかもしれませんが、個人的にはかなり微妙でした。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 7/10
作画わかりやすくなったな。
OP微妙すぎる...。酷い、なんだこれ...
サビが微妙だったらミュートしてたかもしれない。
個性的ってレベルじゃないなw
削り取られたような(直球)
やっぱり一期の最終回のじじい正論だったじゃん
エルマちょろすぎるw
えw 謎展開。
ED一瞬ブレンドSかと思った。
いや、EDもかなり微妙だなぁ。

2話 8/10
謎展開すぎるw ちょっときつい。
いや、ドラゴン相手に何でそう簡単に逃げられる。
シャフト感ある演出。

3話 7/10
メイド服似合ってねえ。 謎に一期OP

4話 6/10
人柱かよ
何か2期シリアスよりになってる気がする
真面目な話とか本当に要らない。
ただ雰囲気壊してるだけで、シリアス展開全然いい話でもないし。
私服あってねえ。
遊園地は1話かけてやってほしかった。 

5話 6/10
トールが人間を見下してるところ見ても面白い風に感じない。
シリアスつまんねえ。
ほんとイキってるトール見ても面白く感じんわ。
コメディアニメなのにここぞとばかりに作画を見せつけてくる京アニの癖嫌い。
カンナが出てくれるだけでめっちゃ面白く感じる。
男との絡み面白い。
駄菓子パートはめっちゃ面白かった。
トールとイルマの過去話いらない。 

6話 5/10
どこから出てきたんだあの謎カメラ。
ほんとにつまらないシリアス多いなぁ。
才川のノリは正直きつい。
それでもカンナパートはやっぱりいい。

7話 8/10
バズるとかいう言葉使う小学生嫌だなw
やっぱメイドラの面白さの7割はカンナだな。

8話 4/10
こんなシリアス方向に走るアニメだったっけこれ。
何で住所もらえるんだよw 前半も後半もコメディ要素がすくないなぁ。
しかもそんないい話だとは思えない。

9話 5/10
今回は面白そう。結局この会社はブラックなのかよw
え、会社の話あれで終わり?
小学生が一人でレンタルってレベル高いなw
翔太君千里眼防げるの強い
いや、翔太君そんな魔法沢山使えるんかよw
???戦闘いらねえよ。
何で今更元の世界に帰るとかそういう話。
普通に仲良くしてるじゃん。
京アニほんと嫌いだわ。
変な描写無理やり挟んで作画見せつけたり「俺らイカしてるだろ??」感出してくるの、OPもそんな感じがしてきつい。
前半めっちゃ面白かったのに後半で冷めたわ。

10話 10/10
日本円分かってくれるのかw
金髪の子また登場してくれないかなぁ。
こういう話でいいんだよ。 

11話 6/10
意味わからん会話だなw
なんで父と仲良くなってるの?
このおっさん何しにきたんだ、ほんといらんわ。
カンナはかわいい。

12話 6/10
イルルと駄菓子屋の人の絡みもっと増やしてほしかったなぁ。
この大団円パート好き。
2期と違って1期のOPはいいな。
{/netabare}

曲20段階評価
OP「愛のシュプリーム!」1.5/10
ED「めいど・うぃず・どらごんず♡」4/10 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

60.5 20 居候アニメランキング20位
ぶらどらぶ VLAD LOVE(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (94)
277人が棚に入れました
重度の献血マニアの女子高生・絆播 貢(ばんば みつぐ)。足繁く献血車に通っては、看護師に邪険に扱われる日々……。そんなある日、献血車で外人(?)の美少女と遭遇する。青白く今にも倒れそうな彼女は、血を抜かれそうになった瞬間、豹変し献血車を破壊!貢は、意識を失った少女を、なんとなくの勢いで保護し家に連れ帰ることに……。

声優・キャラクター
佐倉綾音、日高里菜、朴璐美、早見沙織、日笠陽子、小林ゆう、高槻かなこ、三宅健太、石川界人、綿貫竜之介、木内太郎、岩崎ひろし、中田譲治
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【辛口コメント】チーム押井の暴走“採血鬼”ギャグアニメ♪

【物語 2.0点】
やりたい放題。視聴者とキャッチボールする気なし!?(笑)

ネット動画配信という解放区。ポリコレなど、アウトオブ眼中w

献血マニアの女子高生と吸血鬼とのガールミーツガール。
活動を支えるための献血部及び夜間部という枠組み確立の他は
押井 守総監督、西村 純二監督らスタッフたちの昭和の“オタク”趣味の開陳に尺が費やされる。

無礼講とばかりに撒き散らされたネタが、
シナリオとして調理されずに、生煮えのままぶつけられる感。
しかも一定以上のコアな高年齢層以外はキャッチ困難という厳しさw

私も前半は9割方ネタが分らずw
後半に入ると、さながら“汚い映像研”の如き、作中作品の創作回も挟まれる。
マキ監督を通じた往年の映画ネタ(トリュフォー監督作品等とのこと)や
漫画のオマージュ回({netabare}つげ 義春氏{/netabare}とのこと)など、
私の生まれる前のネタがお風呂回、水着回そっちのけで容赦なく投げつけられ、
私は為す術なく、ほぼ全球捕逸(パスボール)w
辛うじて掴めたのは最後の{netabare}『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』{/netabare}くらいw

表現者が自由にやれることが
万人にとって必ずしも面白いわけじゃないと思い知った全12話でした。

我こそは!とのハイレベル“オタク”の方の挑戦お待ちしておりますw


【作画 3.5点】
アニメーション制作・Drive

背景美術は、ぼかしが特徴的なフォトリアル風でホラーシーンもカバー。
むしろ実写も入り、時折、東京の夜景をバックに吸血鬼がフライハイする。

(結局、東京上空で爆撃機(ハンドレページ・ヴィクターとのこと)と
サラマンダーのドッグファイトやりたかっただけでは?という疑惑w)

平成の表現萎縮でスッカリ姿を消した、回転往復ビンタが乱発。
ギャグのオチは概ね建屋の爆散、倒壊w
“自主規制”がガードするとは言え、
“学園のマドンナ”等、昭和の価値観に基づいた露出描写もある。

雲の上から現代人がふるい落とされようが関係ありませんw


【キャラ 3.5点】
メインヒロインの吸血鬼・マイ。
吸血鬼伝説や関連エンタメの歴史を総ざらいした上で、
奥深いヴァンパイア理解に基づいたキャラ造形を……
と行きたい所ですが、こちらもキャラ立ちより、ウンチク披露が優先された感w
とは言え、濃厚な押し入れヒロインは、懐古には訴求。

その他、ヒロインに百合百合しく、バンバン血ィを貢ぐ、女子高生主人公・絆播貢(ばんばみつぐ)
(※血ではなく“血ィ”でなければならぬらしいw)
一斗缶で制裁する女風紀委員長など、
レトロな個性派がごった返す闇鍋感w

だが真打は、アンモラル保健医で血液研究者の血祭血比呂。
生徒への暴力的なツッコミ。方々の方言が混血する粗暴な言葉遣い。
EDアニメの左半分を占拠する彼女の強烈な生き様を受け入れることが、本作完走の絶対条件かw


【声優 4.0点】
ヒロイン吸血鬼・マイ役の日高 里菜さん。
吸血した血ィの主を反映して性格が豹変する
という無茶振りを器用にこなし混迷に拍車w

明るくアブナイ百合ボイスには実績がある貢役の佐倉 綾音さん。
ドスの効いたオトナボイスで生徒とシナリオを引きずり回す血比呂先生役の朴 璐美さん。
暴走監督ボイスで現場を逼迫させるマキ役の早見 沙織さん。

さらには、貢のとーちゃんに{netabare}中田 譲治さん。{/netabare}
など脇に至るまで非凡な声優たちが競演♪

ですが、このカオスに、この豪華声優陣。
申し訳ないですが、私は、正直、勿体ないという感想が先に立ちますw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は川井 憲次氏。
お馴染みの疾走感溢れるストリングスと勇壮な混声コーラスが、
ギャグと人情を無駄に格調高く盛り上げる。
氏は割と真面目?と安心した矢先、
カオスな献血歌謡曲「血ィがS.O.S」を冨永 みーなさんに歌わせ昭和へ逆走w
助けて欲しいのは視聴者の方ですw


OP主題歌はマイver.がLOBEBITES「Winds Of Transylvania」
海外でも活躍するガールズ・メタルバンドが放つ刺激的なロック。

貢ver.がBlooDyeの「Where you are」で百合への想いを探求。
高槻 かなこさんのピュアボイスが未来ずら♪


ED主題歌はalan&Ayasa「赤い雨」
映画『レッドクリフ』主題歌等のチベット族アーティスト・alanさんが参加した妖艶なバラード。


音楽も世界配信に向けて一級品が揃うゴージャスさ。
もはや勿体ないwとツッコむことも本作の嗜み方かw


【感想】
作中劇に寄せられたハチャメチャで最高だったぜ~!
との歓声が象徴するカオスなギャグアニメでしたw

アニメーターも平生は好き勝手にやっているようで、
多くの視聴者が受け取れるように配慮して制作して下さっているのだな。
と本作のストレス発散ぶりを見て、逆に痛感しましたw




【第一話ー特別編ー無料配信版・感想】
長くなるので折りたたみw

{netabare}
一話あらすじ

{netabare}超レア血液型“キメラ型”故に、献血しても有用性がないにも関わらず、
採血制限を待ち切れず献血バスに押しかける程の献血マニアの女子高生主人公。

バンパイアのクセに、人間に噛み付き新たな吸血鬼を生み出すのを躊躇する“美少女”吸血鬼。

血に飢えた吸血鬼が献血バスに乗り込み採血されそうになり車両を破壊する現場に
出くわした献血マニア少女の家に吸血鬼が転がり込み奇妙な同棲生活がスタート……。

採血により吸血鬼の“彼女”を養うため、
稀少血液収集研究家でもある保健美熟女医の忠言により、
主人公は“採血部”を立ち上げることになるのだが……。
{/netabare}

……などと言う、見ているだけで頭痛と貧血に襲われるw
押井守総監督(原作・脚本・一部絵コンテ等)の10年構想のオリジナル連続・吸血鬼ギャグアニメ(全12話予定)


テンポは良好(暴走とも言うw)
が、率直に言って私にとってはギャグは滑り気味に感じ、一笑も出来ませんでした。
ただ、パワハラと抗議されながら、全力出血往復ビンタでツッコむ
古のギャグスタイルを、時代の壁をぶち破って、
現代に押し売りしようとする破れかぶれ感は嫌いじゃありませんw

よって物語評点は基準点割れからのスタートになりますが、
変なアニメだな~wと感じつつも、
川井 憲次氏のBGMやCV.朴 璐美さんの方言罵声など、
興味は持続しており、
取り敢えず、主要キャラが出揃うまでは、
押井総監督とタッグを組んだ西村 純二監督と私との相性も信じて、
何とか食らい付いて行きたいと思います♪


ところで、次話の配信及び放送は何時でしょうか?
4話迄の先行上映イベントは決まっているそうですが……。

ん?未だTV放送もするか、配信でいくか、決まっていない?
どんだけフリーダムな企画なのでしょうかw

形態未定、放送時期未定で据え置いている、あにこれスタッフさんを、
あまり困らせないで下さいなw

※後日、2/14バレンタインデーに前半6話まで一挙配信。
3/14ホワイトデーに後半6話を一挙配信。
結局ギリギリ2020年秋シーズンのネット動画アニメとして分類は決着した模様。

この形態……視聴し辛い(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

オ○ニーを見せられる幸福。○ナニーを見せられる不幸。

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
「パトレイバー」「うる星やつら」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「イノセンス」「スカイ・クロラ」で監督を務めた、押井守さんが、原作・総監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテを務めた意欲作。

ただ、基本的に古くさいギャグアニメであり、演出面での目新しさはあるものの、終始笑えなかったことが事実。

ちりばめられた(らしい)昔の映画のオマージュや、押井さん独特の感性を楽しみたい、一部コアな層にはウケるかもしれないが、一般ウケはしないだろうなという作品です。

レビューでは、YouTubeで見た押井監督のインタビュー等を引用した、(私の)下品なレビュータイトルに込めた思いなどを(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
以下、オナニー=自己満足、と読んでいただきたい。

「旅猿」という番組があるが、東野幸治さんと岡村隆史さんが、初期はバックパッカーのような旅をしていて面白かったが、途中からスパ行ったりステーキ食ったりする芸能人旅行に変わった。その時彼らが必ず言うのは、「ここだけ見るんやなく、色々(若い時の苦労が)あってのこれですからね」ということ。そして、若い時にした、大変な仕事の内容を自慢していく。

勿論、彼らの言っていることは事実で、ようは、「信頼と実績」。それがあるから、公共の電波でオナニーすることが許される。

それが、「オナニーを見せられる(見せることができる)幸福」。

ただまあ、視聴者からすれば、「昔苦労したとか知らんがな」だし、「初期の方が面白かった」には違いない。演者がやりたいことと、視聴者が見たいもののズレ。

それが、「オナニーを見せられる(見せつけられる)不幸せ」。

「パトレイバー」はお気に入り棚であり、押井監督ががっつり手掛けた作品として、期待していた。

その結果は、総括に書いた通り、かなり残念な仕上がりになっている。色々考察するまでもなく、シンプルに面白くなかった。

が、YouTubeで押井監督のインタビューを見ると、ウケようとして作っているのではなく、作っていたスタッフにはウケていたから満足(作っている間は楽しめたから満足)的なことを言っていた。

それを聞いて、半分ホッとし、半分ガッカリした。

ホッとした半分は、この作品が(大衆的な意味合いにおいて)面白くないことをちゃんと理解していたこと。もしこれを、「ウケるだろう」として作っていたのならば、流石に感性がずれまくりで、今後はもう観ないレベルだった。

ガッカリした半分は、商業作品にも関わらず、「内輪ウケすればそれで良い」ということをオープンにしゃべっちゃうこと。例えばM1優勝した漫才コンビが、「相方を笑かそうと思ってネタ作りました」と言うのと、M1一回戦負けのコンビがそれを言うのは、意味が変わってくると思う。

つまり、めっちゃ面白かったり、ヒットしたりしていないのに、内輪ウケであることを明かしちゃう、格好悪さというかね。

本作は、間違いなくオナニー(自己満足)作品。

私は別に、オナニー作品自体を悪いとは思っていたない。むしろ、本来の芸術作品はそういうエゴイスティックなものだと思っている。川端康成だって、小説を書くのは自己表現であると同時に自己救済の手段でもあった。

ただ、問題はそのオナニーが、人を惹き付けるオナニーにのか、人を引かせるオナニーなのかの違いだ。

例えば、前クールに終わった、谷口悟朗(プラネテス・コードギアスの)監督の「バック・アロー」も明らかにオナニー作品だったけど、ちゃんと面白かった。

ここからは想像によるが、アニメ制作に関わっていて、「原作・総監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテ」を任せてもらえる作品を作れるなんて、「冥利」に尽きるというか、大きな「夢」なんじゃないかと思う。

もし自分がその立場だったら、(作品のクオリティは別にしても)自分が本当に作りたいものを、これまで培ってきたノウハウや人脈の全てを費やして、自らの集大成として作るだろう。

そういう「熱さ」みたいなものが、本作からは伝わってこなかった。むしろ、そういう状況を「軽く裏切れる」ことを楽しんでいるような節を、少なくとも私は感じてしまった。

端的に言えば、「ガッカリした」のだ。「これが押井監督が本当に作りたかったものなのか?」と。

勿論、本作はかなりピーキーな作品なので、これをめっちゃ面白いと思う人もいると思う。また、バック・アローのように、後半から面白くなる可能性もあるとは思う。

ただ、私自身の中で、押井監督への(評価というより)気持ちが、著しく低下したことは、否めない。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

昭和は遠くなりにけり

2021/08/29 投稿
2021/08/29 加筆・評価下方修正
2021/09/05 「状態」訂正(「今見てる」のままでした)と加筆
2021/09/23 一部補足説明追加


まずは,立ち位置をはっきりさせておきますが,

我輩は「押井信者」である。

という前提でこの文章を読んでいただけるとありがたい。


令和初でスカイクロラ以来の押井アニメ
30何年かぶりの押井守のシリーズ物とかなんとかかんとか・・・

原作・総監督・シリーズ構成 押井守
監督 西村純二

これは,見なければなりますまい(笑)



1話アバン冒頭の俯瞰での東京(?)の夜景を見て期待が高まります。(どうやら「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」を意識した物のようです。)※「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」の説明は12話の作中に有り!

OP「Where you are」Ver.(奇数話のOPはこっち)は映像的にすごくみずみずしく,スタイリッシュ!血比呂先生が苗木を背負って歩くシーンの映像的な美しさはなんとも言えません!!曲も悪くは無いです。これが新しい押井アニメか!って感じです。
なおOP「Winds of Transylvania」Ver.(偶数話)主要女性キャラによるヘビメタバンドによる演奏がメイン。ありきたりかな・・・曲もアニメーションもあんまり好みではありません。(文化祭回でのステージ演奏的な使い方なら評価は違ったかも知れません。)

背景美術が独特でいい味出しています。
「物語シリーズ」の戦場ヶ原家的な感じです。
個人的には餃子の将軍の外観が一押しw


さて,褒めるのはこんな所でしょうか^^;

この作品で最も強く感じたのは,セリフの言い回しの古くささです。
血比呂先生に代表される,謎のえせ方言(うる星やつらのサクラさん的な台詞回し)
「○○じゃと,ゆうとろうが!!」など諸星あたる的な台詞回し・・・
いわゆる,押井守的な台詞回しですね。うる星やつらのキャラクターであればなんとなくそれでいいのですが,本作のキャラクターに言わせるととたんに何というか古くささが際立ちます。遠い昭和の時代からタイムスリップしてきたキャラクターに感じられるというか・・・とにかくそんな感じです。
※シュタインズゲートで牧瀬紅莉栖が「○○と,ゆうとろうが!!」って言っていますね(アニメ版かゲーム版か無印かゼロかゲームのダーリンかフェのグラムかごちゃごちゃになっていますが,どれか1つ以上で確実に言っています。)気になったから記憶があるのかも知れないけど,それほど気にならなかったw

輸血マニア&献血部・・・
立喰師という言葉を聞いたときと同じ居心地の悪さみたいなものを感じます。こう言う設定を作品の中心に据えてくる・・・悪い意味で,押井守ですね・・・

以下押井守との世代的な違いあるいは地域的な違いかも知れませんが言葉の使い方に違和感を覚える物
保険医:自分のイメージでは養護教諭,保健(室)の先生,養護の先生など
夜学:定時制?夜学というと大学のイメージ?
血ぃ:なぜ「血」ではだめなの?聞くたびに違和感が・・・

他にも
往復びんたバシバシとか
突然や夜学設立,全教科養護教諭一人で担当とかいろいろ気になってイマイチ楽しめません。

「おたかさん」「青島幸男」などのうんちくコーナー
知っている層には必要ないし,知らない層は興味が無いし必要も無い。いったい誰に向けているの?
あ!でも,映画のうんちくはちょっと興味を持って見ましたwそれで「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」の冒頭部分を見て,1話アバンの意味が分かったりしました。

6話の文化祭,7話の自主製作映画撮影などは学園物としては悪くは無いです。9話は{netabare}うる星やつら 第76話「決死の亜空間アルバイト」のリメイクですが,うる星やつらの方が元作(造語です、原作とはちょっと違う気がするのであえてこう書きました。もとさくと読んで下さいました)であるつげ義春の「ねじ式」の不思議な雰囲気を良く現れている{/netabare}ような気がします。

個人的な評価としては,令和初の押井アニメは「Where you are」Ver.のOPと背景くらいしか見所が無い残念な作品という気がします。
期待が大きかった分,がっかりも大きかったように思います^^;
「好き勝手にやらせてダメだった押井作品」の括りに入ってくる作品の一つだと思います。

ヒロインがバンパイアのアニメにはあたりが多いのですが,この作品はどちらかというと貢がヒロインですかね?

再度,我が輩は「押井信者」です。
結構好意的に見てこの評価ですが,押井原理主義者からたたかれそうな気が・・・^^;

そして「ルパン三世PART6で押井守がゲストで脚本担当」というニュースを聞いて性懲りも無く期待していたりします^^;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

80.6 21 居候アニメランキング21位
侵略!イカ娘(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2044)
9972人が棚に入れました
海洋汚染を続けてきた人類を侵略するために地上にやってきたイカ娘。しかし最初の拠点として目をつけた海の家すら制圧できず、挙句にそこで働かされるはめに。果たしてイカ娘が人類侵略を達成する日は来るのだろうか。

声優・キャラクター
金元寿子、藤村歩、田中理恵、大谷美貴、伊藤かな恵、中村悠一、榎あづさ、生天目仁美、小山力也、川澄綾子、菊池こころ

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Q質問 A解答 T突っ込み

Q1、このアニメを見て思ったことをいってください

A1、侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!イカ娘!

T1、ごめん質問した俺が馬鹿だった。しかも侵略の部分6回だしw

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、最後にこのアニメはお勧めですか?

A2、神アニメ!!!!

t2、さっきの事まるで忘れてるしw
  皆さん最後まで見てくれてありがとうございます^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
ディオメディア
【CV】
イカ娘 - 金元寿子
相沢千鶴 - 田中理恵
相沢栄子 - 藤村歩
相沢たける - 大谷美貴
長月早苗 - 伊藤かな恵
斉藤渚 - 榎あづさ
嵐山悟郎 - 中村悠一
シンディー・キャンベル - 生天目仁美(日本語)/国分絵麻(英語)
紗倉清美 - 菊池こころ
南風の店長 - 小山力也
常田鮎美 - 川澄綾子
{netabare}
※時は西暦2007年。科学の発展により人類は大きな進歩を遂げ、人々の暮らしは豊かなものとなっていった。しかしその反面、人間達は環境を顧みずに私利私欲のため平気で海を汚すようになってしまう。その頃、汚染されつつある海の水面下では恐怖の侵略者が人類を滅ぼさんとひっそりと蠢いていた…。

その名も海の使者イカ娘。
(アンサイクロペディア「侵略!イカ娘」より抜粋)

うん、こう言われるとシリアスに見えるなw実際の中身はコメディっす。
イカちゃんは「侵略」より「人畜無害」(※但しエビ以外に限る)って言葉の方が似合うと思うよ。
つか、侵略拠点として選んだのが「海の家れもん」な時点で間違いでしたね、イカちゃん。千鶴さんの存在がチートですもんw

海の家が舞台なだけあって、アニメ内の季節は夏一色です。サザエさん方式なのでどんだけ時間が経っても登場人物はトシをとりません。あしからず。

気楽に見れるギャグアニメとしてはオススメですよー。
ひんぬー属性な人とか気に入るんじゃなイカ?(あれ?魚介類なイカなのに乳があるだと??)
君もイカ萌え…してみなイカ?
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人、もしくは『海の家れもん』関係者しか見てはいけない。
{netabare}
緊急街頭アンケート
『みんな大好きイカ娘さんに一言お願いします』


「イカはイカしている。俺にはイカの形状が神なのさ。」 {netabare}イカルゴさん(HUNTER×HUNTER){/netabare}

「侵略するのは我々であります!イカじゃないのであります!!」 {netabare} ケロロ軍曹さん(ケロロ軍曹){/netabare}

「物を壊して、そこでバイトして借金返済…他人事とは思えないです。」 {netabare} 藤岡ハルヒさん(桜蘭高校ホスト部){/netabare}

「あら、あなたも髪が動くのね。」 {netabare} ヒロさん(ひだまりスケッチ){/netabare}

「吐血キャラと聞きまして」 {netabare} ハイアットさん(エクセルサーガ){/netabare}

「やっぱり運命の出会いだったのね!{netabare} だって、私の中の人”イ”とう”カ”なえさんだもん」 長月早苗さん(侵略!イカ娘){/netabare}

「…なんだって?{netabare} イカ?知り合いに”肉”はいるけど”イカ”はいないな。」 羽瀬川小鷹さん(僕は友達が少ない){/netabare}

「{netabare} た…助けてくれ!食べないでくれ!!俺は人間国宝だぞ!!!」 市川「エビ」蔵さん(酔うと人間国宝に変化する人){/netabare}

「{netabare}外見上の年齢は13~14歳?ならいいや。」 長谷川昴さん(小学生は最高だぜ!な人){/netabare}



この先は、ただの思いつきで気まぐれに書いたものなので〆ておきます。
有名なコピペの改変なんですが…書いたの深夜なんで、ヒドぃ出来だな。。。orz
{netabare}
【とあるファミレスの風景】

店員  「ご注文はお決まりですか?」
ぼく  「あ、もう少し待ってください。迷ってるんで。」
店員  「はい。」
ぼく  「ちなみにオススメはありますか?」
店員  「只今ランチのお時間でして、ハンバーグセットなどが人気ありますよ。」
ぼく  「いいですね。それにしようかな…ソースとか選べるの?」
店員  「はい。もちろん。それでは…以下のランチメニューからお選びください。」
ぼく  「えっ」
店員  「えっ」
ぼく  「イカなんですか?」
店員  「はい。ランチでご提供できるメニューは、以下になります。」
ぼく  「えっ」
店員  「そしてランチですと、セットで以下のドリンクをお選びできます。」
ぼく  「イカのドリンク…なにそれこわい。」
店員  「えっ」
ぼく  「それでは、通常のメニューもありますか?」
店員  「はい。通常のメニューですと…以下からお選びください。」
ぼく  「えっ」
店員  「えっ」
ぼく  「イカ以外はダメなんですか?」
店員  「只今のお時間、ディナーメニューは扱っておりませんので以下のメニューのみになります。」
ぼく  「なにそれひどい。」
店員  「えっ」
ぼく  「わかりました。じゃあ…決めました。」
店員  「それでは、ご注文はイカがなさいますか??」
ぼく  「えっ」
店員  「えっ」
ぼく  「イカって喋れるんですか?」
店員  「えっ」
ぼく  「えっ」

イカ娘 「じゃあ、私が注文するでゲソ!」
店員  「えっ」
ぼく  「えっ」
イカ娘 「えっ」
{/netabare}
…あまりにイカ連呼しすぎてゲシュタルト崩壊おこしたとか言えないwww
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

早苗ちゃんにココロ奪われてしまいました

原作はちょっとだけ既読で視聴しました

イカ娘
ちょーカワイイですね

この作品
ストーリーより
ほとんど
イカちゃんを見るだけの視聴になってました

頭にはいつもイカのヒレみたいなお帽子?
っていうか頭そのもの?

髪の毛は触手?になってて
伸びたり
物をつかんだり
なんだこりゃ~

おしゃべりはいつも
語尾に
「~ゲソ」とか
「~イカ」なんてつけたりして

イカの擬人化っていうより
単に女の子のイカコスプレだよぉ^^


舞台は湘南?
海の家「れもん」です

海洋汚染から海をまもるため
地上を侵略する(しようとする)イカちゃんが活躍するお話です

{netabare}侵略?
出来てません
{netabare}「イカちゃん大好き」の
早苗ちゃん{/netabare}に侵略されそうです{/netabare}

{netabare}活躍?
奉仕活動してます(海岸で清掃活動)
そして
「れもん」でバイトしてます{/netabare}

それでも
イカちゃんは日々
地上を侵略しようとがんばってます

ストーリーは
ほのぼの
そして笑い
最後はちょっと涙でした


しかし
そんなかわいいイカちゃんの
残像さえも脳内に残らないくらいの
衝撃をうけたのが

{netabare}第5話{/netabare}

卒倒しました
鼻血がでました
首の後ろをトントンしてしまいました

{netabare}{netabare}「イカちゃん大好き」の
早苗ちゃん{/netabare}みたいに
桃源郷に旅立ってしまいました{/netabare}


何なんだこの生物は

{netabare}ミニイカ娘・・・!?{/netabare}

なんてこった~
かわいい
かわいすぎる

{netabare}フィギュア?
指人形?

こりゃもう
いろいろなグッズが出せそうだぁ{/netabare}

{netabare}ミニイカ娘釣り
はたまた
ミニイカ娘"型抜き"

そんな遊びが流行りそうなくらいの
キャラ属性だぁ(まったく意味がわからん){/netabare}

{netabare}「"ミニイカ娘"一個ちょーだい」
って
思わす露天商のおやじに言ってしまいそうだぁ{/netabare}

もう
{netabare}{netabare}「イカちゃん大好き」の
早苗ちゃん{/netabare}みたいに妄想しっぱなしでした{/netabare}

なんだか
ほんのちょっとだけ

{netabare}「イカちゃん大好き」の
早苗ちゃん{/netabare}の気持ちが分かったような気がしました

っていうか
そんな
{netabare}「イカちゃん大好き」の
早苗ちゃん{/netabare}がと~ってもカワイィ~
って
最後は早苗ちゃんにココロ奪われてしまいました^^


余談で
{netabare}イカちゃんのことがいろいろ知りたくてネットでググってたら
レースでフェラーリのチームとコラボしているという記事を発見しました

最近
車に興味を持ち始めた私

でもサーキットで走るのも
まだ時期尚早だと思い
レースの模様をニコニコ動画で見ることにしました

ノリノリ気分で動画を拝見したのですが
イカちゃんのかわいいお顔がラッピングされたフェラーリに集中できないくらい
実況のアナウンサーさんと解説さんのやりとりが凄まじかったので
思わすこちらのレビューに書いてしまいました

(ア:アナウンサーさん 解:解説さん)

まずは
レースの序盤

ア:「ちなみに、イカ娘というのは結構人気のある
  アニメのキャラクターだそうです。知ってました?」

アナウンサーさんの突然の無茶振りに慌てる解説さん
解:「はっ?あの~(汗)
  このレースのスポンサーになってから知りました(汗)」

ア:「私もそれで初めて勉強しましたけれどもww」

空気の読めないアナウンサーさんに押され気味の解説さん
解:「最初にフェラーリに"イカ娘?????"って、
  クエスチョンマークが4つも5つも付きましたけど(汗)
  今こうやって見ると、完全に見慣れましたよね(汗)
  この~、サイドのグラフィックもイカの足の~(汗)
  髪の毛がイカの足になっているパターンがですね~(汗)
  バ~っとこの~、日章旗みたいにデザインされてて(汗)
  なかなか車綺麗ですからね~(汗)」

もう
半分なに言ってるのか分かりません

さらにアナウンサーさんの軽妙な実況トークが続きます
ア:「これはちょっと抜かれたんじゃなイカ~、イカ娘!」

これ
絶対ウケ狙ってるよぉ^^

さらに解説さんもノってきました
ア:「イカ来ましたよ~!」
解:「これで簡単にイカに抜かれてしまうでしょうから!」

もうイカちゃん
ただの"イカ"です

解:「あれ?イカ娘抜かれてないんですか?」
ア:「いや、イカが抜いたんです!」
解:「あ、イカが抜いたんですね!」

これ文章だけ読んでるとなんかヘン

そして
最後の表彰台のシーンで
ア:「イカ娘フェラーリと初音ミクが表彰台ですよ」

またまたアナウンサーさんの無茶振り
めげずに解説さん
解:「ついに新しい時代が・・・(汗)
  やってきた感じですね(汗)」

新しい時代を切り開くのはあなた達ですよ^^{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

80.0 22 居候アニメランキング22位
火垂るの墓(アニメ映画)

1988年4月16日
★★★★☆ 3.8 (840)
5518人が棚に入れました
1945年(昭和20年)9月21日、清太は省線三ノ宮駅構内で衰弱死した。清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中には節子の小さな骨片が入っていた。駅員がドロップ缶を見つけ、無造作に草むらへ放り投げる。地面に落ちた缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりに蛍がひとしきり飛び交い、やがて静まる。太平洋戦争末期、兵庫県武庫郡御影町に住んでいた4歳の節子とその兄である14歳の清太は6月5日の神戸大空襲で母も家も失い、父の従兄弟の未亡人である西宮市の親戚の家に身を寄せることになる。当初は共同生活はうまくいっていたが、戦争が進むにつれて諍いが絶えなくなる。そのため2人の兄妹は家を出ることを決心し、近くの池のほとりにある防空壕の中で暮らし始めるが、配給は途切れがちになり、情報や近所付き合いもないために思うように食料が得られず、節子は徐々に栄養失調で弱っていく。

声優・キャラクター
辰巳努、白石綾乃、志乃原良子、山口朱美
ネタバレ

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦争の悲しみを疑似体験できる映画

❏高畑勲と宮崎駿

高畑勲監督は宮崎駿監督と違って説教臭くて理屈っぽい
映画が多く、他の作品はそれほど好きじゃないのだが、
この作品は説教や理屈という感じは全くない。

宮崎氏はアニメ監督だけあって、脚本やセリフだけに頼らず
絵(映像)で伝えようという意気込みと熱意がどの作品も
ひしひしと伝わってくるのだが、高畑氏の作品はどうしても
絵よりもセリフや言葉で伝えようとする感じを受けてしまう。
しかし、この「火垂るの墓」は絵でも伝わってくるものがあった。


❏総評

戦時下の理不尽な運命に翻弄された2人の不幸な兄弟の
生き様が、切々と描かれており、視聴者はそれをただただ
受け入れるしかない映画。それはまるで戦時下の不幸な
感情を疑似体験してるかのような非常につらいものである。
(人生経験、年齢、世代によって人それぞれだと思うが…)

昔見たときはあまり感情移入できずに、
「辛気臭くて悲しい映画だなぁ」でオシマイだったが、
今見たら色々想うところがあり涙が止まらなかった。


❏ネタバレレビュー

以下、ネタバレレビュー
{netabare}
清太と親戚の叔母さんの関係がギクシャクしだしたのが
不幸の始まりだが、私的にはどちらも責められない。

清太はお兄さんに見えてまだ14歳だし、親しくない叔母さんに
あれだけ嫌味を言われたら、出てくしかなかったんだと思う。
妹と自分の命を最優先に考え、プライドを捨てて叔母さんに
ゴマを擦りながら、うまくやってくような処世術は14歳の子には
まだまだ難しいのではないだろうか。むしろ思春期で自我が出始める
時期なので自分一人で全部しょいこんでしまって
裏目に出ちゃったのでしょう。

親戚の叔母さんに関しては言い方が少々キツメだったが、
言ってることは全て正論だ。運良く、叔母さんの性格が
穏やかで懐が深い人間性だったら清太をやさしく導いていく
ことも可能だったのかもしれないが、戦時中の余裕が無い中で
そこまで悠長な事ができるような人は、そう居ないのではないだろうか。

だからこれは誰が悪いとかっていうよりも
戦争は人間をこのように不幸にする理不尽なものなのだ
というのが私の感想。

節子はまだ4歳で、色々とわがままを言いたい盛りだろうし、
お母さんにもまだまだ甘えたかったはずなのに、作中では
わがままも言わずに、健気にお兄ちゃんと2人で生きてる様が
描かれていて泣かずにはいられなかった。

フィクションなのはわかっているが、
節子が死ぬのはどうにもやりきれない。

人生は時に理不尽なものだが、
幼い子がこのように死んでいくのは正直きつい。(泣)

(無理だけど)作品の世界に入っていってご飯を食べさせて
医者につれてってあげたい気持ちでいっぱいだった。
{/netabare}


❏戦争と飢餓

原作は事実を元に脚色したフィクションだが、
実際このような話や、もっと悲惨で壮絶な話は
当時いくらでもあったのではないかと思う。
だとすれば、なんか心が痛む。
(靖国神社にお参りに行こうかな。)

ちなみに我々日本人にとっては随分昔の話だが
世界中では現在進行形で同じような目に会ってる子が
たくさんいるんだよね。

イスラエル周辺、中東、ロシア国境沿い、アフリカ等
戦争や内戦で多くの子供達が死んでいってるし、
第三世界では戦争に関係なく飢餓で多くの子供が死んでいる。

でも今すぐ自分でどうにもならないし、どうにもできないけどね。
日本を含む先進国は幸せだね。ただ今の平和を満喫したい。とそう思う。

一個人で戦争は避けることはできないけど、
いざ戦争や災害になった時に、彼らのような子供達を
助ける事ができるような力を持った人間になりたい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

暗く救われない物語

世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:9
キャラクター:4
情感:6
合計:29

終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽き…。
(Amazonより)

先の戦争を市民の視点から描いたアニメ映画として「この世界の片隅で」と比較されていたり、外国人のLive Reactionでもいくつか見たことと、ちょうど8月ということもあり、この機会に視聴してみました。

冒頭から、{netabare}主人公兄妹(清太と節子)が死んでしまうことがわかり、開始早々、戦争末期の本土空襲を受けて母親が死亡。父親は出征中という状況でしたが、その後、艦隊とともに沈んでしまった模様。兄妹はおばの家に世話になりますが、生活が苦しくなるにつれ、ぞんざいな扱いを受けることとなり、兄弟は他にあてもなくその家を出て防空壕で自活を始め、栄養失調による病気で亡くなるという、何とも暗く救われない話です。{/netabare}

しかしながら、敵国に関するエピソードはほとんどなく、直接の反戦的表現はありません。淡々と、苦しい生活を営む人間を描いています(この点、リアリティが高く感じられます)。

外国人のLive Reactionで泣いたり絶賛している人を見て、感動する前提の心持ちで視聴したのがいけなかったのかもしれませんが、終わりまで大きな感動の波は訪れなかったです。

{netabare}冷たい視点かもしれませんが、私はこの兄妹の年で家を出て自然の中で生活することの難しさを痛感しました。おばの態度は確かに悪いものですが、おばの理性に基づく言動の範囲であり、清太は自分のプライドのために、節子(結局自分も)を犠牲にしてしまったのではないか、と。おばの家の仕事の手伝いをするとか、何か食べ物を探してくるとか、家計の足しになる努力はできなかったのでしょうか。住まわせてもらえることの感謝を、伝えなかったのでしょうか。清太も小さいので、そこまで考えが及ばないというのもリアルと受け取れますが、節子のために、おばとうまくやってほしかった(作品としては、そこまでやって駄目だったというシーンを入れてほしかった)と、思ってしまうのでした。

清太らは何も悪いこともしていないのに理不尽な環境に陥り、やるせない気持ちになったと思います。そういう状況で、腐らない気持ちを持つことができるか、自分に置き換えると自信はないのですが、自分のプライドを守ろうとした結果、他人の畑を荒らし、捕まれば妹の病気のせいにする、弱く醜い人間となってしまい、結末も完全なバッドエンドとなってしまったのは非常に重いですね。

他者への隣人愛は、衣食住の環境が整ってはじめて与えることができるものであり、自分が生きるのに精一杯という場合にはなかなか難しい、ゆえに、人々の基本的生活を窮地に陥れる戦争はいけないものだというメッセージでしょうか。言外に教訓が盛り込まれた作品だと思いました。{/netabare}

無論、希望があり、主人公らに親しみを持てる「この世界の片隅に」のほうが好きですね。

北朝鮮と米国の緊張関係が続いており、いつ、私たちもこのような事態に巻き込まれるかわかりませんが、どんな状況に追い込まれようとも、死ぬまで精神を腐らせずに生きたいと願うばかりです。

(参考評価:3.6)
(2017.8視聴)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

一度は見ておきたいと思わせる名作アニメだが、普通ならば二度目を見る必要はないし、見たいと思うことになる筈もないだろうと思われる作品で、

ひとことで言えば、高畑勲氏の、世間的に最も知られた、という意味での名作にして、最大の失敗作。

私自身が原作の野坂昭如氏の著作のファンであったこともあり、
こういう形で映像化されたことが悔しくてならない。
野坂氏は、はじめ映像化を拒んでいたが、
鈴木プロデューサーから、おそらくは近藤喜文氏の手になる、戦時中の野菜畑になる胡瓜の花のデッサンを見せられて、
そのあまりの見事さに涙が止まらなくなり、結局、映画化を了承したと、自身のエッセーでつづっていたが、
このような主観要素で充ちた作品になるとは思ってもいなかっただろうし、
自身の体験に基づいた小説の映像化作品であるならば、これを否定することは野坂氏本人には出来ないだろう。

が、一読者としては、
同じエピソードではあっても、
野坂氏独特の、饒舌で濃密にして洒脱な関西弁の文章があってこそ、
そして {netabare}兄妹二人それぞれの死という悲劇さえもさらりとした戯作に化けさせてしまう語り口の上手さがあってこそ、読んで面白い、成功した小説であったので、
野坂氏の弾むような文体を失ったうえに、亡霊と化した清太と節子を再三再四に亘って登場させては、まったく異質な作品になってしまったと、残念だがそう断じるほか、ない。{/netabare}

これは反戦思想のプロパガンダと被害者意識の押し付けであり、見ていて嫌悪感しか感じられない。
つまるところ高畑氏は、自らの思想を観客に押し付けることしかできていない。

最終盤のワンカット、 {netabare}繁栄する神戸の街並みが一瞬うつるが、勿論この映画のつくられたほんの7年後、神戸は大震災によって壊滅的な打撃を受けることになる。
結果論に過ぎないが、悲劇は人災だけではないという厳然たる事実を、無視したからこそ作れた、人の営みに対する攻撃精神に満ちた作品なのだ。{/netabare}


物語について言うと、
一般に、叔母の家を出奔する清太の選択肢を非難する意見が、映画公開当時から多かったが、
{netabare}私が、見ていていちばん嫌だったのが節子の、幼児特有の身勝手さ加減。

実は原作では、叔母の厭らしさを上手に笑い話めいて書いていて、
兄妹で出奔し、二人で横穴暮らしをすることを選ぶとき、
この兄妹の気持ちは、それまでの、叔母からの嫌味やしがらみから逃れることに成功した、解放感・至福感に満ちていた。
映画ではその部分も含めて、楽しい、とか、嬉しい、とかの描き方が弱いから、観客は、清太にも節子にも感情移入が出来ない。

辛い苦しい暑い痒い痛い腹が減った居心地が悪い、の連綿たる繰り返し。

おまけに節子を救われるすべなき、最大の被害者として描くから余計に気持ちが悪い。{/netabare}

これは脚本の非力以外の何物でもない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

71.1 23 居候アニメランキング23位
三者三葉(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (604)
2858人が棚に入れました
元気で食いしん坊の小田切双葉、天使のような悪魔の委員長の葉山照、凋落した元・お嬢様の西川葉子という、名前に「葉」の字がつく“三者三様”の性格の女子高生が織り成すキュートで愉快な日常模様が描かれる。

声優・キャラクター
和久井優、金澤まい、今村彩夏、Machico、鈴木愛奈、桃河りか、赤羽根健治、西明日香、渡辺はるか、夏野菜緒、桑山琴音、田中ちえ美
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

貧乏系お嬢様かわいい、でも主役は3人!

あらすじは公式サイトをみてね。

第1話良かったです!コミカルな百合アニメなので、視聴継続できそう!

1話感想
{netabare}
没落貧乏なパンの耳系マヨ好きお嬢様、西川 葉子がとてもかわいい。1話はそれで視聴者の心にグッときますね。
葉子のかわいい所は語りつくせないほど1話に詰まってます。(以下私の熱い(キモい)葉子押しがしばらく続きます)

没落してもですわ口調で友達付き合いがわからないのがかわいい!
双葉にパンの耳の調理方法を聞いて、テンションが上がるのがかわいい!
次の日ウキウキで作ってきたパンの耳の砂糖揚げ(黒コゲ)をもって(この時点でかわいい)いつもの双葉達とお昼を食べる場所で双葉達がいなくて、強がってがっかりする所もかわいい!
双葉に声をかけられるだけで、とたんに眩しい笑顔になるのがかわいい!
パンの耳のコスパに感動しているのほんとかわいい!
山Gのバイト先の廃棄(ホントはもっていっちゃ駄目ですよ!)をうれしさを隠し切れないのがかわいい!
没落して以降お嬢様気分が抜けなくて友達が出来なかった反動か、双葉達の反応を期待して、頑張る姿がかわいい!


・・・とまあ葉子のかわいさを上げたらきりが無いわけですが、このアニメは葉子、照、双葉の3人が主役のアニメです。なんか葉子に凄く重きを置いた一話でしたね。今後はバランスよく3人を掘り下げていってくれるのかなと思ってます。

双葉もかわいいですよね~女子力低い系女子。パン一斤を「色々めんどくさいから」という理由で丸かじりするのは女子力低いですね~。色々葉子様をフォローしたり、何も入ってないおにぎりを率先して食べたり、良い子です。

照・・・かわいいんだけど黒い。唐突にスピードワゴンの「ゲ○以下の匂いがぷんぷんするぜー!」という言葉が思い出しました。いや、きっと根は良い人で良い匂いはするでしょう。ちょっと気取ってから素がでるのがかわいいです。

山G、女の子のお風呂についていくとか凄い変態の香りがするよ!悪気はないんだろうけど!山Gのストーカー芸と泣き芸最高だよ!

教科書を渡せず葉子様が申し訳なさそうにするのは、双葉達を少ない友達として意識して、嫌われたくないと思っている現われですね。

今期の最高のコメディ百合アニメですね!毎週の一番の楽しみになりました!
{/netabare}

2話感想
{netabare}
葉山照回でしたね。
葉山姉妹のやりとりから、照の人間性や姉に対する姉妹愛が伝わってきて良かったです。照を敵視しているピンク髪の女の子、今回完全にヒナギクに見えました。

やはり、今回も葉子視点が多いですね。原作もそうなのかな?

特売のマヨネーズを勝ち取り喜ぶ葉子。かわいい。そして目を覆う双葉達、面白い。

次は双葉ですね~ここまでハートフルな話が続いているので、双葉回もハートフルな話を期待してます。
{/netabare}

3・4話感想【4話感動回】
{netabare}
3話は西川家のメイドさん登場回。双葉回じゃなくて少しガッカリしましたが、コメディ路線のキャラが増えたのと、このメイドさんも葉子様の事を心配してるんだなあと思えるシーン(体育で葉子様がぼっちになっている所をみてクラスで浮いていることに気付き、双葉達が唯一の友達であることを悟る。そして、昼食の際に葉子様をよろしくお願いしますと双葉達にいう)もあり良回でした。

4話は双葉への認識を改めさせられた回です。そして今回も葉子様が超可愛い。制作の葉子様愛が溢れすぎている・・・
ハンバーガー屋で双葉が葉子様の両親の話を聞くのは、勇気あるなあと思います。双葉は行動に反して意外と賢い子ですし、無意識じゃなく意識的にもっと葉子様をわかりたいと思って勇気を出して気を使いながら聞いていると思います。それだけ双葉は葉子様ともっと仲良くなりたいんだなあと思うと、ちょっとウルっときます。それにさらっと答える葉子様も双葉達に心を開いて、自然な友達付き合いが出来ているのが、成長したなあと思えます。

今回肉をもらった葉子様の可愛さは必見です。あのシーンの可愛さは制作の愛があふれすぎていて、このアニメへの本気度が伝わってきます。

また、幼少期の3人の映像も可愛いですね!どの子も可愛いんですが双葉の幼少期の良く食べる子供っていうのが可愛かった。やまGの子供時代も可愛い。

さらに、4話は双葉への認識を改める回でした。食べるだけじゃなく、料理が上手いということを実践して証明する双葉。女子力が低いと1話レビュー時点で書きましたが、これは間違いでした。女子力高い!いや嫁力が高いのか?双葉可愛すぎるぞ!

最後に3人で双葉の作ったご飯を食べるシーンがあるのですが、美味しそうなのはもちろんなのですが、3人も可愛いし、「家で誰かと食事するのは本当に久しぶりですから」という葉子様の寂しさが過ぎ去った言葉、
3人で一緒に食べることが本当に美味しい理由なんだという事が伝わってきて凄く良かったです。最後に冗談を言って笑いあうシーンがこの3人が幸せということを感じて、嬉しく感じてきます。

4話、凄すぎました。少し画がいつもと違う感じがまた良かったです。ハンバーガー屋の夕暮れの陰影の使い方が凄く好きです。色々良い場面がありすぎて語りつくせない(笑)コメディシーンでの人物のデフォルメや顔の変化が細かくて凄すぎる。

西山ちゃんと照の猫パートも可愛いし、猫はいつもどおりぬるぬる動きますね。

山Gはストーカーといわれると傷ついていましたが、報われることがあるのだろうか・・・いやストーカーですけどね。

四話の最後の食事シーンの印象的な「夕焼け」と「鳩」が四話冒頭の葉子の幼少時代の友達とのお茶会シーンにも出てきているということは、どちらも葉子様にとっての幸せな思い出ということを示してるんじゃないかな。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
照のライバル?猫好き西山さんが可愛い回。西山さんはツンデレ、プライド高い、そしてちょろい。西山さんのメイド服はかなり趣味入ってますねえ・・・ピンクが基調のメイド服とか現実には存在しませんよ、多分(笑)あと、西山さんの友達、近藤さんのケーキを食べるシーンかわいいですねえ。このアニメの貴重な黒髪っ子ですよ。

回を増していくごとに双葉が良い女であることがわかっていきますね~。髪を後ろでまとめて、出来る女性店員風ファッションが良く似合う・・・。葉山ちゃんの家に遊びに来た時は小学生かと思いましたが(笑)そのギャップが最高に魅力的ですね。
{/netabare}

6話~12話感想
{netabare}
6話
日常回。少しお嬢様気分が抜けてないなあと葉子様のワガママっぷりを見て思いますね。
7話
葉子様と青髪の子が体育で組んでいるのを照と双葉が見ているシーンは、
気にかけていたんだなと、裏で友情を見たようで少し嬉しい。
8話
近藤さん多め回。西川ちゃんと近藤さんの友情回かな。腐れ縁みたいな感じでいいですね。
9話
文化祭回。陰の無い楽しい回でしたね。
10話
何気ない日常回。パジャマパーティでお泊り会。何気ない日常が葉子様にとってかけがいが無いものですね。
11話
バレンタイン回。よかったな山G・・・。葉子様に執着して勝手に奉公してるとはいえ、ちょっと報われてほしかったので良かったです。
12話
葉子様にとって自分の家に行ってきますと言う意味は、その場所に自分の日常がある事を無自覚に理解してるからだろうなあ。・・・って園部の夢か!
バイトで昔の友人に会っても今の状況を受け入ている葉子様は成長しましたね。
そして3人の日常は終わらない・・・エンド。良いアニメでした。

{/netabare}

総評
{netabare}
作画:常に安定して綺麗。毎週楽しみでした。
キャラ:どの子も可愛い。全員をなるべく均等に掘り下げたのはよかったです。
音楽:OPEDどちらも良かったが、挿入される日常的なBGMが良い。
声優:新人さんばかりでしたが、ストレス無く視聴できました。
物語:最初の1~4話は葉子様の友人関係へのなれない感があり、成長を感じられた素晴らしい回でした。それ以降は何もない日常回が多かったです。もう少し情感があったほうが良かったかな・・・

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 58

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

♪さぁ見てらっしゃい 三つ葉の お出ましだ!(いぇ〜い♪)

この作品の原作は未読ですが、けいおんやゆゆ式といった萌え4コマ専門誌である「まんがタイムきらら」で連載されている作品と知り視聴を決めました。

この作品の原作はちょっと凄いです・・・何が凄いかというと連載期間です。
実は2003年の2月から現在に至るまで一部諸事情により休載した期間もあったようですが、連載を続けており、2016年現在で連載期間が最も長い作品なのだそうです。

何事も継続させるって難しい事だと思いますが、連載を13年も続けているとキャラに対する愛着も半端ないんだと思います。

そんな長期連載を続けている作者は荒井チェリー先生で、あのハイパー萌えキャラ真白たんや荒っぽい口調と見た目にギャップを感じる小紅ちゃんが登場する「未確認で進行形」の作者でもあるそうです。
言われてみれば、お互いのキャラに同類の臭いが感じられる気もします。

この物語は、タイトル通り性格やこれまで育ってきた環境がまるで異なる女子高校生の3人がふとした事から仲良くなり、日常ライフをきゃっきゃうふふしながら友情を深めていく・・・という感じです。

個性溢れる主要登場人物は、以下の高校1年生の3人組みです。

小田切 双葉(CV:金澤まいさん):数々の大食い記録保持者で出禁になった店もあるとか・・・そして、どれだけ食べても太らないという羨ましい体質の持ち主でもあります。

葉山 照(CV:今村彩夏さん):眼鏡と金髪の三つ編みが似合うクラス委員長ですが、「腹黒委員長」の異名を持つだけあって、見た目と中身のギャップが大きい女の子です。
でも仲良し3人組の間では、腹黒さは影を潜めています。

西川 葉子(CV:和久井優さん):元々は家にメイドのいる超お嬢様でしたが、父親の会社が倒産してこれまでとは真逆・・・優雅とは程遠い貧乏生活を余儀なくされている女の子です・

この様に何もかもが違う3人だからこそ、仲良くなれたのかもしれません。
でもこの作品にはこの3人のきゃっきゃうふふを増幅させる装置的存在が、タイムリーに登場して3人の魅力に拍車をかけているんです。

山路 充嗣(CV:赤羽根健治さん):元西川家の使用人で、葉子様の周囲に神出鬼没して差し入れをするなど、褒めて貰えるために涙ぐましいまでに努力・・・と思いきや、本人にとっては葉子を敬う事が自分の信条なので、これは努力でも何でもないそうです。

薗部 篠(CV:桃河りかさん):元西川家のメイドで、現在は洋菓子店の店長をしています。
元メイドだけあって家事全般のスキルの高さが伺えます。

この他にも葉山のお姉さんや、葉山に敵意むき出しのクラスメイトなども登場するのですが、主軸は3人組み+元西川家の関係者二人組です。

3人で過ごす時間を大切にすると共に、一人で踏み出すのが不安な第1歩を3人で一緒に踏み出したり・・・相手に気兼ねなどはしていないのですが、自然とそういう事ができちゃう3人組みで・・・ちょっと羨ましくも思える仲の良さでした。

声優さんも新人さんを積極的に起用されたみたいですね。
3人の中ではアブソリュートや櫻子さんに出演された今村彩夏しか知りませんでした。
今では放送されるアニメの本数が多いので新人の起用されるチャンスも広がっているのでは・・・と思ってしまいますが、声優さんになりたい人も相当増えているようなので、役を掴むという点においては、厳しさはむしろ増しているようにも思います。
それに最近の声優さんはメディアに露出する機会も多く、歌ったり踊ったりという声優さん本来のスキル以外も求められるようですので・・・

でも、第1線で活躍された方々は、皆んなその難関を突破してきているんですよね。
勿論、実力だけではなく運も必要な仕事ですが、頑張って欲しいと思います。

オープニングテーマは「クローバー♣かくめーしょん」
エンディングテーマは「ぐーちょきパレード」
どちらも、とりぷる♣ふぃーりんぐ[西川葉子(和久井優)、小田切双葉(金澤まい)、葉山照(今村彩夏)]が歌っています。
このまえカラオケでエンディングを歌ったので、今度はオープニングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール全12話の作品でした。原作のストックはきっと十分あると思うので、続編の有無は円盤の売れ行き次第・・・という事になるのでしょうか^^?
やっぱりきらら系の作品の持つ癒しパワーは格別ですね^^
この作品もしっかり堪能させて頂きました^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ホンモノの「日常系」?(動画工房の本気)

※実はあにこれで視聴途中でアニメのレビューを書き始めたのは、本作が初めてです…。

原作未読です。
→ 読み始めました。いま3巻目くらい。(2016/6/15)
→ 6/18くらいに読み終わりました。既刊12巻。(2016/6/28)

多くの「日常系」といわれるアニメで私がいつも思うことは、「そんな日常は無い!」というところなのだが本作はそういうツッコミを入れずに観られている。
(ちなみに他にそんな気持ちで観られる他作品としては『のんのんびより』シリーズ。あ、『恋愛ラボ』あたりもそうかな?)

変に百合百合しくなくこの三人は本当に普通の友達なんだな、とリアルに感じられるのも本作の特徴だと思います。
(好みとして特に「百合が悪い」というわけではないのですが。あるいはこちらが本来の意味での「百合」?)

まあ、キャラのかわいさはファンタジーですけど、アニメだからね…。

キャラクターは女子高生ですが、ちゃんとオチを付けようとしている点に好感が持てます。特に葉子様さま絡みでときどきぶっとんだ描写もなくはないですが、そこはまあ、ギャグだからね…。

…ということでおそらく完走するでしょう。面白いので原作も買うかも。
→ 買い始めました。(2016/6/15)
→ 6/17には全巻揃えました。視聴の方も無事完走。(2016/6/28)

あと、OP/EDともにグッドです!

以下、追記:(2016/6/15)
原作を読み始めて、薗部さんが原作で出てくるのはかなり後だということがわかりました。原作では辻兄妹の方が先に登場するんですね。アニメ的には早めに出して正解だったかも。

あと、原作者も書いているんですけど双葉は大食い以外は意外と普通の人ですよね。基本は双葉のツッコミで話が回っているようなところがあります。双葉もボケるときがありますが、そのときには葉山ちゃんがツッコんでくれます。

全話観終わっての追記:(2016/6/28)
全話通して観た結果、全12巻から満遍なく原作が採用されていることがわかりました。アニメ中では、各エピソードは春から始まる通年で1年間の時系列に並べられています。

原作は13年におよぶ連載なので、その話数の季節に合わせたエピソード、あるいは季節を考慮しなくてよいエピソードが様々な巻から採用されていることになります。

複数のエピソードをつなげて1話を構成していますが、つなげ方は原作で連続のエピソードとは限らずこれはシリーズ構成や脚本がうまく処理したと思います。

★物語の評価を4 → 4.5に上げます。上記の作品構成に対する評価アップです。

★作画の評価を4 → 4.5に上げます。「マンガの絵が動く」という観点で、本作の作画はかなり良いと思います。ネコとか、絵的にマンガなんですがその動きは大変素晴らしいですし、コミカルなシーンの描写もマンガ的に実に良く描けていると思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41

60.7 24 居候アニメランキング24位
猫神やおよろず(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (337)
1763人が棚に入れました
かわいい店主・柚子が営む古美術店・八百万堂。ソコの居候、猫神の繭を訪ねて、美少女たちが引きも切らずに…♪ 天界で起こった小さな事件が、繭を巻き込み、意外な展開に!? 美少女たっぷり、ご町内神さまコメディ!!

声優・キャラクター
戸松遥、堀江由衣、茅野愛衣、竹達彩奈、MAKO、三瓶由布子、豊崎愛生

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

可愛い神様達のC=(^◇^ ; ホッ!っとする物語ですね♪

■「猫神やおよろず」ってどんなアニメなの?
とりあえずタイトルから読み取りましょうね♪
「やおよろず」を漢字で書くと「八百万」となるのですけど、800万の神様が居る訳ではなく、数が多いことの例えなのですね!
ということで、この作品は、主人公で猫神様の繭ちゃんと、その他沢山の神様が人間界のとある町の万屋こと、「八百万堂」を中心に描かれる神様系コメディなのです♪
 
ずばり、キャラがとっても可愛く描かれていて、しかも豪華な声優さんをキャスティングしているので、キャラ萌えアニメであることは間違いないのですよ♪
 
■メインキャラの豪華な声優陣をチェックしてみましょうね(*^-^)
・繭<mayu>[声:戸松遥]◇代表作◇あの花・・・安城鳴子<あなる>、他
  忘れられた物と記憶を守護する猫神。
  かなりのトラブルメーカーだけど、皆に好かれる人気者。
 
・古宮柚子<komiya yuzu>[声:堀江由衣]◇代表作◇化物語・・・羽川翼、他
  万屋「八百万堂」の若女将。
  ぎりぎりの家計をやり繰りしているので、繭の無駄使いには結構強気です♪
 
・正倉院笹鳴<shosouin sasana>[声:茅野愛衣]◇代表作◇あの花・・・本間芽衣子<めんま>
  繭とは幼馴染の猫神で、しかも女の子通しなのに許婚という関係。
  そんな繭との関係もまんざらではない様子♪
 
・メイ子<meiko>[声:竹達彩奈]◇代表作◇けいおん!・・・中野梓<あずにゃん>
  大黒天の孫娘。笹鳴のライバル!「打ち出の小槌」を振り回しちゃうツンデレ担当です♪
 
・芳乃<yoshino>[声:MAKO]◇代表作◇かみちゅ!・・・一橋ゆりえ
  春を司る桜神の少女。秘伝の灰で桜を咲かせちゃいます。
 
・しゃも<shamo>[声:豊崎愛生]◇代表作◇けいおん!・・・平沢唯
  貧乏神。子供なので、胸もかなりの貧乏っぷりです♪
  でも、肩書きは財物部一級査察官なので、実はとっても偉い神様なのです♪
 
・ゴン太<gonta>[声:三瓶由布子]◇代表作◇交響詩篇エウレカセブン・・・レントン
  稲荷神の少年。ひそかに柚子の事を想っているけど、空回りばかりしちゃってます♪
 
改めて見てみると、すごい豪華な声優陣ですね♪
ちょっとこんな想像をしてみてください。。。o(゚^ ゚)ウーン
『あの花』コンビの「めんま」と「あなる」が猫神を演じてるのですよ♪
『けいおん!』の先輩後輩の「ゆいちゃん」と「あずにゃん」が貧乏神と大黒天の孫娘を演じてるのですよ♪
『かみちゅ!』のゆりえが、ここでも桜神を演じてるのですよ♪
『化物語』の羽川さんが何でも屋の若女将ですよ♪
『エウレカセブン』のレントンが稲荷神でここでもダメダメっぷりを発揮してるのですよ♪
 
なんとなく、楽しくなってきちゃいますね!!
 
 
■OP/ED曲はどうなんでしょう(〟-_・)ン?
【神サマといっしょ】OP曲
なかなかノリの良いアップテンポな曲です!
「しゃんしゃんしゃん」と耳に残るフレーズもあり、作品に良くあった聞いてて楽しい気持ちにさせてくれるような曲ですよ♪
 
【虹 ~Ver.8000000~】ED曲
なんと「電気グルーヴ」の曲をカヴァー&アレンジした曲なのですね♪
テクノポップの爽快感を感じられるアップテンポな曲はさすが「電気グルーヴ」ですね♪
 
 
■前半までの感想
ドタバタコメディーがメインの中でたまにジーンとなるようなシリアス回があったりしましたね♪
ずば抜けて何かが良いって言うわけでは何のですけど、全体的なバランスは良いので、好きなキャラに萌えるのも良いと思います♪
ちょっとだけ、C=(^◇^ ; ホッ! っとしたい時に「猫神やおよろず」でほのぼの感を味わえればいいなっていうスタンスで今後も観て行こうと思わせる作品ですね♪
 
 
■総評
予想通りC=(^◇^ ; ホッ!とできる作品で最後まで楽しく視聴できました♪
概ねキャラが出揃った中盤から後半にかけてはかなり面白くなってきましたね(*^-^)
八百万堂に自然と集まってくる仲間達を見ているとまさにこの言葉がぴったりなのです♪
 
【桃李物言わざれども下自ら蹊を成す】(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)
桃やすももは何も言わないけれど、美しい花を咲かせそれを慕い、熟した実を求めて人々が集まるので、木の下には自然と小道ができるって言う意味なのですよ♪
成蹊大学の名前の由来にもなっているので有名ですよね(o^∇^o)ノ
 
一緒に働いたり、遊んだり、怒られたり、バカな事をしてばっかりの仲間だけど、一緒に過ごすことで芽生えてくる居心地の良さや、仲間といる事の温か味を感じさせてくれるアニメだったのです♪
少し肩の力を抜いて、(´▽`) ほっとしたい時に視聴すると癒されるような気がします♪
 
最後に、この作品のMVPキャラは繭さまだと思うのですけど、自分の意思とは反対に色んなキャラの引き立て役になってくれていたゴン太は影のMVPでしたよw
 
 
2011.08.28・第一の手記
2011.10.18・第二の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

我は猫神

神神神アニメその3です


今期の空気アニメ枠ですね、心穏やかに見れるアニメです
あまりの穏やかさに気付けばいつの間にか寝ています
良い部分もあるんですが、イマイチ目立たないんですよねぇ、なんだかなぁ
こんな嫋やかな雰囲気の日常系神様アニメなんですけど、4話の獏の話と9話の猫の話はやたら暗かったですね
何故性懲りもなく日常系に鬱回を入れてしまうのか
味と言えば味なんですけどねぇ、子守歌として今作を見に来てる私としては、寝づらくて、違うんじゃないのと思う気持ちはありました

原作のFLIPFLOPsのお二人は、東方二次創作の同人作家として有名なんですね
つか、チャンピオンREDいちごにエロじゃない漫画があったんですね、知りませんでした
監督桜井弘明氏、脚本待田堂子女史、キャラデザ・総作監渡辺敦子女史ら、「GA 芸術科アートデザインクラス」スタッフが集結して制作にあたり、丁寧な作品に仕上がっています
ねんどろいど頭身のキャラクターなんで、萌えというよりも、むしろ可愛いという言葉が適切な、健全なアニメですね
タイトルに「神」という文字の入る三作、今作と「神ドル」と「神メモ」合わせて、巷では三爆神などと揶揄され、AAが作られるまでになってますが
何かあるんでしょうかねぇ、いやでも神と名の付くアニメでも売れてるのは売れてますし
その意味で、次期の「ファイブレイン 神のパズル」の売上動向が気になるところです

今作繭役で出演している戸松遥さんですが、戸松さんで神様といえば「かんなぎ」のナギ様
設定もそうですし台詞の感じもほとんど同じで、目を瞑って聞いたら聞き紛うんじゃないかと思うほど似てる箇所が多いですね
笹鳴役には茅野愛依さん、何気に神神神アニメ全てに出演しているんですよね、「神ドル」では日々乃さん、「神メモ」では彩夏
どんなキャラであっても違和感なく演じられそうな万能型の声優さんだと思います、透き通ってて聴いてて癒されます
最後にちょろっと出て来た天音の声は伊藤かな恵ちゃんがあててます
もっと早くから出て欲しかった気もしますが、OPにもいないんで出すつもりなかったのを変更したんでしょうかね
声優については豪華でした、今噂のスフィア声優が全員参加してます、竹達さんもいます

「神サマといっしょ/繭&柚子」かなり良さげなOPですね
木が育ってく映像と共に流れる曲の入りからビビッとくるわけですが
お花見、海水浴、花火、味覚狩り、雪遊び、お正月と、繭様たちの春夏秋冬を一望できるアニメーション(ライブシーンは設定的に何か浮いてますが、音楽の秋を表現しているのでしょうかね)
細部に注目してみると色々な仕掛けがあり、それだけでストーリーとして成り立っているかのような、何度見ても楽しく思える仕様がなされ
最後は繭様の好きなゲーム世界のドット絵を皆が歩いて終わり、作品をよく理解しているなぁと感心する映像が出来上がってます
柚子が御雑煮を運んでくるカットとか、軽く感動を覚えるんですが、溢れんばかりの愛が伝わってくる素晴らしいOPだと思います
EDに関しても、「Oh My God♥」、7話の「やおよろず音頭」どちらも、センスのいいEDだと思います

繭様の揉み上げが、そろばんの珠にしか見えないんですよね
ついついはじきたくなっちゃいますw
終盤のツクヨミとの騒動で、繭様の髪が伸びたことがありましたが、あれは一体どういう原理だったのでしょうかね、謎です
えーキャラについては、芳乃ちゃんが可愛いと思います
ピンク髪ですし、すごい性的な服着てますし、MAKOさんの声もエロさ増し増しで、ビンビンでした


まぁ今シーズンの3つの神様アニメを見てきたわけですが
一応神がちゃんと登場するのは今作だけなんですよね
三作それぞれ、全く違った神の描き方をしていて、それを比べながら見るのも面白いかもしれませんね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

レッツ神様萌え、否、声優萌えか(60点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:60点
アニメ系統:日常系コメディ

猫神「繭」と神界の仲間達がおくる、ご町内神様コメディ。
ということで、可愛い神様達によるドタバタコメディ。

結構ゆるいので、日常系が苦手な人はきついと思う。
私もきつかったが、何とか完走した。
でも、日常系好きな方なら結構楽しめるのではないかとは思う。

作中でてくる神様達が非常に可愛く個性もあり
お気に入りの神様を見つければかなりいけるかとは思う。
ただ、ちょっとキャラ数が1クールにしては多い気がした。
そのため、キャラが生かしきれず、私はお気に入りを見つけることは出来なかった。

そんなキャラを演じる声優が恐ろしく豪華。
(個人的にはドラマCDの声優の方が好きだが)
戸松さん、堀江さん、MAKOさん、茅野さん、竹達さん、三瓶さん、豊崎さん
となんじゃこりゃってぐらい豪華。
そんな声優さん達のからみを観れるのはある意味すごいアニメかもしれない。

兎に角、家族でも安心して観れるクオリティではあると思う。
日常系好きな方はどうぞご覧あれ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

繭は釘宮さんのままにして欲しかった。


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以下、毎話後の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
神様とのゆるーい日常系かな。
神様なのに日常とかいう突っ込みは無しでw

なかなか神様達が可愛い。
これは神様に萌えれるかが分かれ目な気がする。
色々な神様が出てくるようなので
萌えれる神様が出てくれば視聴できそう。
2話に出てくる神様に期待が膨らむw
そうピンク髪のあの子だw

2話視聴。
ピンクツインテ神「芳乃」でたw
これはどこかの誰かの反応が楽しみだわ。
しかし、このアニメの声優陣だが
ドラマCDの時の豪華さがうらやましいw
釘宮さんに千和さんに沢城さんなんて俺得なw
アニメも十分豪華なんですけどね。
さあ皆様もレッツ神様萌えw

3話視聴。
漫画の方が面白そうなんだがw
その漫画をアニメにしてくれ。
話の内容は相変わらずのほのぼの日常。
笑いをはさみつつ、最後にちょっとだけいい話だった。
来週もぼーと観ることにする。

4話視聴。
夢くいバクの話。
相変わらずゆるい話だが
ちょっといい話だった。
毎話こんな感じなのかな。

5話視聴。
温泉&水着回。
神さまでも水着回はやるのかw
そして、あわれごんた。。。
おまえはよくやった。
安らかに眠れw

6話視聴。
ゆず回。
何か今までと違って、ちょっとシリアス風味でいい話だったんだがw
ほのぼの日常だけじゃないんだね。
今週は結構面白かった。
来週はまた日常かね。

7話視聴。
お祭り&怪談。
相変わらずほのぼのしてる。
個人的には結構退屈になってきてる。
でも、がんばって観るよ。

8話視聴。
ポロリ回。
ポロリ、ポロリ、ポロリw
konozamawwwwwwwwwwwwwwwww
なんというネタw

9話視聴。
不意打ちのいい話。
ちょっと感動してしまったじゃないか。

10話視聴。
新キャラ登場。
ちょっとキャラが多すぎるなあ。
1クールでこれだけキャラが出てくると
キャラの特徴を出すが難しい気がする。

11話視聴。
まゆが結婚?!
来週で終わりだがどんな結末になるのか。
結婚は絶対ないとは思うがw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

61.5 25 居候アニメランキング25位
君のいる町(OVA)

2012年3月16日
★★★★☆ 3.5 (171)
952人が棚に入れました
広島県の田舎町で春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってきた。青大はクラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていく一方、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気にかかる存在となっていく。

シン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

黄昏交差点

君のいる町のOADです。マガジンを購読されている方や涼風や本コミックをお持ちの方は少しチェックして欲しい作品です。初見の方は回想シーンの多さと作りを考えるとあまりオススメできません。涼風のアニメが好きな人は作っている所は違いますが漫画への導入としての視聴をオススメします。

物語ですが主人公の桐島晴大が修学旅行で東京に行き遠距離恋愛中の彼女である枝葉柚希に会いに行く話です。話の時間自体は大きく流れませんがコミックを持っている人向けなので回想が走ったり大まかなので原作を読み直してからの視聴をオススメします。

声優ですが中の人の無理やりの方言が少し気になりました。有名な声優さんが声を当ててますが周りに広島人がいる人はしっくりこず原作とのイメージとの距離を感じるかもしれません。

キャラについては原作のイメージとかなりかけ離れてました。晴大のがむしゃら感や枝葉の元気の良さや天然感があまり出ていない印象でした。初見の人が漫画を読むと逆にギャップに惹かれるかも知れません。

作画についてですがタツノコプロさんの作画を見ててそこまで異変は感じませんでしたが少し東京の町が古く感じました。

音楽はかなり落ち着きめの選曲だったと思います。晴大の絶望感を押してるのか焦っている感じをあまり感じなかったのでもう少しキツめの曲でも良かったのでは?と思いました。

瀬尾公治さん(原作者)のファンなので少し厳し目のレビューになってしまいました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ほんの1分でも逢いたいという気持ち

2話構成の短編アニメ。原作は未読だが瀬尾公治氏の漫画作品。
元々の舞台が広島らしく、主人公・桐島青大(はると)は広島弁。
しかしこの作品の主な舞台は修学旅行先である東京。

原作とはいろいろ、設定なども違うようで。

以前は広島にいたものの、今は東京に住む彼女・枝葉柚希(ゆずき)との
恋模様を、いくつかのエピソードを交えつつ
つかの間の逢瀬を描くストーリー。

台詞なしの回想フラッシュシーンや、
別の場所で2人が交互に言うモノローグから、
だいたいのことは察することができるけれど、
原作を知らない者にとっては、遠距離恋愛モノという印象。

そんなこともあり、演出法も含めて、
新海誠監督の作品と重なるものを少し感じながら観ていた。

大きな感動も、泣きたくなるようなせつなさもほとんどなく
観る人によっては物足りなさを感じる場合もありそうだったが
主人公とヒロインの等身大の青春の1ページを
比較的淡々と描くことで、リアリティは感じさせていた気がする。

冒頭の雪景色をはじめ、東京のあちこちの風景も
とても美しく描かれているし、音楽もきれいだった。

個人的には、新宿の南口側階段下の山手線のホームが
無性に懐かしくて、しかも自分がかつて毎日立っていた位置に
彼らも立っていた・・っていう、
他人からみたらどうでもいいいようなシーンで身を乗り出していた(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

王道をいく、遠距離恋愛アニメ(小品)

現在放映中のTVアニメとは別視点ではないかと思います。

事前情報

広島県北東部の庄原市の協力クレジットがあるので、そうとうのいなかです。本作では新幹線の駅に乗るまででもかなり時間が掛かりますので、地理に疎い方には、その田舎ぶりがなかなかわからないかもしれません。

本論

とにかく、恋愛モノの王道をいっています。原作が長いらしいのですが遠距離恋愛の部分にフォーカスし、小一時間の作品が作られています。つまり、お互いにつきあいだした以降に、遠距離になってしまうパターンですね。すれ違い、寂しさ。

{netabare}
電話で声は聞ける、メールもリアルタイムで届くという世代の遠距離恋愛とはいっても話を面白くするために、携帯を忘れさせたりしているのは作り手側がちょっとずるいかなと。(^0^)
{/netabare}
   ***
誰にでも勧めるかと言われると私は強くはすすめはしません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
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