学園で幼馴染なおすすめアニメランキング 228

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの学園で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番の学園で幼馴染なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.1 1 学園で幼馴染なアニメランキング1位
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (360)
1557人が棚に入れました
2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されて以来絶大な人気を誇る“なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。理不尽な孫の手の著による本作は、多くの作品が生み出されている「異世界転生系ラノベ」「なろう系小説」のまさに先駆者的作品であり、幅広いファンを獲得している当ジャンルの代表作。働きもせず他人と関わりもせず、ただ部屋に引きこもってゲームやネットに明け暮れるだけの34歳のニート男が、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生!少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー。


声優・キャラクター
ルーデウス・グレイラット:内山夕実
前世の男:杉田智和
フィッツ:茅野愛衣
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

【ネフィリム】の【生存戦略】

●一見するとスピンオフみたいな今期?

もちろん主人公は登場しますが、わざわざ「エピソード0」みたいな
スピンオフの展開を噛ませてくるのにはどのような意味があるのでしょうか?

本作のアンチである当方には{netabare}「シルフィ」{/netabare}なる耳長キャラには印象が皆無な状態でありまして
正直このキャラが前期で登場したかどうかも記憶があやふやであったりします。

前期では作画を含めかなりの高評価を得た本作でありますが、{netabare}この耳長キャラを
全面的に押し出したような展開には微妙なものを感じた人も少なくはなく、
恐らくは前期と比べると評価の方もかなり厳しいものとなるような気がいたします。

特に今期は、一般的に見て面白いと言える要素はほぼ無く、どちらかというと
マニア向け作品の傾向が強く、例えば円盤が普通に売れない現代にも拘らず
円盤の売り上げで奮闘してる「鬼舞い」に似たものを感じます。

熱狂的なファンには好評であるようですが、そうではない人からしてみると
高評価のポイントが今一つ見えないわけであります。{/netabare}

個人的意見では9話「白い仮面」こそが本作の本筋に繋がる展開でありまして
もっとそちらの描写に尺を割くべきであると考えるわけですが、{netabare}フィギュアやら
獣人族やら阿修羅男爵?やら、一見すると脇道それ過ぎでどうでもいいような話が
多かったような印象を受けてしまいました。

もちろん、裏設定的に考えれば耳長族のヒロインとの絡みに意味があると
解釈も成り立ち、アホ毛同士は結ばれるというのも鉄板法則と言えるのでありますが、
一般論として言えば、{/netabare}特に今期は第三者にお奨めできるほどの作品ではなかったように思います。

主人公のキャラ設定等には当然意味があるのですが、理解はできても面倒くさいと言いますか
{netabare}「ルー」+「デウス」という主人公の名前由来が【ケルト文化】であるように
ケルト、フェニキア、アングロサクソン、等々混血種族の文化的なバイアス負荷が
かかり過ぎているため車酔いにも似た感覚を覚えてしまいます。{/netabare}

「異世界行ったら本気出す」のタイトル回収のために今期の展開は必要不可欠であったと
考えられるわけですが、そのために各種の設定に「諸刃の剣」が仕込まれてしまうのが
本作の致命的な欠陥であると言えるのかもしれません。

{netabare}主人公は中身がおっさんの変態的なエロ人格者でありますが、
「異世界行ったら子作りに本気を出す」のが本作のテーマである以上
エロくなければ話が成り立たなくなるというわけであります。

結論から言いますと色々な種族と交わり「混血種」を作り出し種族を繁栄させるのが
「彼ら」=【ネフィリムの眷属の生存戦略】であります。

耳長ヒロイン=「シルフィ」の名前の元ネタは「風の妖精シルフ」でありまして
妖精とは【妖魔族】であり、【魔族】ということになります。

魔族の頂点に君臨するのは【魔王=サタン】でありまして、【堕天使ルシファー】であります。

【堕天使】とは人間の女を孕ませる衝動が抑えきれずにこの世に堕天した
【堕落の天使】でありまして、その特性は【エロ】ということになります。

【堕天使】と「人間の女」から生まれたハイブリットを【ネフィリム】と言いますが、
【ネフィリム】の第一世代は【巨人族】であり【鬼族】であるとも言われています。

【鬼族】は【ネフィリムの眷属】でありますので、頭に【角】が生えておりまして
その【角】は【堕天使】の遺伝子に由来するわけであります。

【堕天使】の血が濃い【ネフィリム】はノアの大洪水でほぼ壊滅しまして
現在に生き残った【ネフィリムの眷属】は混血化が進んだ影響もあり、人間化しておりまして
見た目では人間種と区別が不能な状態であったりするようです。

「名家」や「名だたる英雄」こそが【ネフィリムの眷属】のでありまして
例えば【オリンピアの祭典】では【黄金の魂を持つ勇者】を讃えるわけですが
【黄金の魂を持つ勇者】は後の【王家】となり、故に「王侯貴族」は【ネフィリムの眷属】
であるということになります。

「天皇すり替え説」という奇説もありますが、もしも今の天皇に「異能」の類があるとしたら
恐らくは【ネフィリムの眷属】ということになるのでしょう。

もしも「天皇すり替え説」が真だとすると本物の帝は【八咫烏】ということになるでしょう。

通常の人間には魔法の類は使えないのでありますが、【シャーマン】であった【卑弥呼】には
【呪術】などの異能が使えたようでありまして、だからこそ「邪馬台国の女王」に
なれたわけであります。

通常の人間とは違う【ネフィリムの眷属】を表すために頭に「アホ毛」を描くわけですが
その元ネタが「ゲゲゲの【鬼】太郎」の「妖怪アンテナ」であるように
「鬼の魂」を有する【ネフィリムの眷属】には【角】が生えていて然るべきというわけであります。

何度も繰り返される【人狼ブーム】についての詳細は「生首女」の方で書くつもりですが
【獣人族】、「ウェアウルフ」の類の元ネタが何なのかと言えば、神話であり古代宗教
でありまして、【人狼】に限らず亜人種の類は古代宗教の神々である故に
アニメなどでは当たり前のようにごり押しされるわけであります。

「おおかみかくし」という作品がありますが、タイトルが何故「ひらがな」表記
なのかと言えば、ダブルミーニングが仕込まれているからでありまして
「おおかみ」は「狼」であり=「大神」というわけであります。

【獣】の種族である「もののけ姫」の名は「サン」でありますが
「サン」=「sun」は「太陽」であり、従いまして太陽神「天照大神」を暗示しています。

「天照大神」は「あまてらすおおみかみ」ですが
「あまてらす【おおかみ】」とも読んだりもします。

「狼の神」と言えば【アヌビス】であり、【フェンリル】でありまして
【フェンリル】に似たものに【エンリル】というのがいまして
この【エンリル】と【エンキ】兄妹が神社にいる「狛犬」の元ネタであると言われています。

【エンリル】のことを「アッカド語」では「ベール」とも言いまして
「ベール」が転じて【ベル】となり【バアル】となるわけであります。

「狛犬」には「角」が生えていますが、【エンリル】にも「角」が生えており
【フェニキア人】の神=【鬼神バアル】そして【ケルト人】の鬼神も同様であります。

【ケルトの鬼神】その名を【ベル】と言いまして、
「ジングルベル♪ジングルベル♪鈴が成る♪」の【ベル】=「鐘」が教会やお寺に
当たり前のようにあるのは【ベル】が「神の名」を意味するからなのであります。

「12月25日」は何の日でしょうか?
「イエス・キリスト」とは全く関係ありません。
この日のルーツは【ベル】と【バアル】と【ニムロド】の物語に由来しますが
詳細については長くなるため今回は割愛いたします。

要するに【ローマカトリック教会】は謎の宗教儀式を世界に拡散しているのであります。

アホ毛の耳長族エロ女=エリナリーゼ・【ドラゴン】ロード
一見するとどうでもいいキャラのようでありますが、
「異世界行ったら子作りに本気を出す」というのが本作の主題でありますので
このエロ女キャラも伏線的な意味合いが込められているというわけでありまして
本作【8】話でそれとなく描写された決闘=求婚の儀式につながるわけであります。
獣人族の発情期が「収穫祭」と重なるわけですが、そもそも収穫祭というのは
地母神信仰に基づく宗教儀式でありまして、実りをもたらす地母神=【豊穣の女神】に
感謝の意を示す祭典であります。

豊穣の女神には様々な名があり、【イナンナ、フレア、ヴィーナス】などがありますが
これらは【金星の女神】であり、よって【8芒星】=【イナンナスター】で
暗示されるわけであります。

【金星の女神】は「エロエロ」の女神でありまして、なのでそのエロ属性を持つ
エリナリーゼがクローズアップされ、獣人族の求婚儀式に繋がるわけであります。

「イースター」は春に行われる復活祭という祭典ですが、元ネタは
【イシター】=【イシュタル、アシュタルト、イシス】という女神の名が由来でありまして
復活祭というのは大嘘であり、実は古代から伝わる女神信仰の儀式を単に
リメイクしただけだったりします。

「天空の城ラピュタ」の「シータ」もこの女神の名が由来と言われています。

本来の【イースター】では女神に多産を祈願する意味合いがありまして
そういうことで女神信仰を暗示する「収穫祭」と「子作り」が繋がるわけであります。

エリナリーゼ・【ドラゴン】ロードの【ドラゴン】と言えば【竜】でありまして
オルステッドも【竜神】ということで同じキーワードで繋がります。

【龍】も【竜」も同じわけでありまして、【竜】とは年老いた【蛇】が変化したものと言われています。

【蛇】と言えば「アダムとエバ」を誘惑して【禁断の果実】を食べさせた【サタン】でありまして
【光の天使ルシファー】であります。

【明けの明星】のことをラテン語で【ルシフェル】と言いますが
【明けの明星】は【金星】でありますので「エロエロの女神」と【堕天使ルシファー】は
等号で結ばれ、【女神アシュタルト】が【鬼神バアル】の妻であることから
【堕天使】と【鬼神族】が同じ種族であるのが見えてくるのであります。

そしてバーディガーディは阿修羅であり、カーリー、ドゥルガー、
へカントケイル(百手巨人)と一致します。

阿修羅は【鬼族】であり、へカントケイルは【巨人族】でありますので
バーディガーディ=魔王は【ネフィリムの眷属】ということになります。

【エリス】にもアホ毛が生えていまして、故に【ネフィリムの眷属】と言えるわけですが
名前がギリシア神話の不和と争いの女神でありまして、新型567変異株の名前とも一致します。

ギリシア神話の女神と言えばエロいのが当然でありまして、しかも
先代の最高神【クロノス】が【ティターンズ】=【巨神族】であることから
【エリス】なる女神も【ネフィリムの眷属】であることが確定します。

「白い仮面」の転生者が登場するわけですが、「仮面」と言えば【マスカレード】でありまして
貴族文化の【仮面舞踏会】を意味するわけであります。

【マスカレード】の発祥の地は【ヴェネツィア】でありまして、ここを拠点に
活動していたのが【ヴェネツィアの黒い貴族】であります。

「黒い貴族」と言われる理由は肌の色がスレッタ・マーキュリーのように浅黒い感じだった
からでありまして、中東から来た種族であると言われています。

「黒い貴族」は「ユダヤ人」であるという説もあるのですが、商業や金融業に向いているのは
どう考えても【フェニキア人】でありまして、しかも【マスカレード】はかなり
いかがわしい宗教儀式でありますので、ユダヤの思想とは全く接点がないことからしても
黒い貴族の正体が判明するわけであります。

【マスカレード】とは乱交パーティー的なものであるようでして、
その詳しい内容については「ベルセルク」の原作に詳しく描写されています。

ざっくり言えばダークギャザリング的な黒ミサでありまして、
「ベルセルク」ではドラッグを吸引した上で行われていました。

ヴェネツィア発祥の【マスカレード】の秘密について命がけで暴露しようと試みたのが
今は亡き「スタンリー・キューブリック」監督でありまして、その作品が
「アイズ・ワイド・シャット」であります。

そして【マスカレード】と全く同じような仮装するのが
「ハロウィンパーティー」の元ネタとなった【ケルト人】の【サウィン祭】であります。

悪霊からの攻撃を回避するために悪霊と同じ格好をしたのが仮装パーティーのルーツ
であるようですが要するにコスプレの起源も【ドルイド教】の宗教儀式にある
ということになるわけであります。

悪霊は【ケルト人】にとっての神に匹敵するため、これに生贄を捧げるわけですが
「ガリア戦記」に記されていたように彼らは「人間」を供物として捧げる
【人身御供】を行っていたと言われています。

【ドルイド教】の【サウィン祭】は【ハロウィン】に継承され、大変残念な話でありますが
【人身御供】の儀式も現在進行形で続いているわけであります。

元「サタニスト」であり現在は「クリスチャン」へと転じた「ジョン・ラミネス」の証言によれば
【ハロウィン】では人間の子供を生贄に捧げる儀式を行っているということでありまして
熱狂的な信者の信仰心というものがいかに恐ろしいかを物語るわけであります。

奴隷は【人身売買】と繋がりまして、個人的見解では【人身売買】と彼らの宗教儀式も
繋がると予想しています。

本作では【人身売買】と「ダークギャザリング」が繋がる描写はなかったようですが
【呪術文化】ではドラッグを用いた「儀式」を積極的に行っており、最終的に
主人公のEDを回復させたのもなにかしら薬物であることから、「ベルセルク」で
描写されていたドラッグを用いた性的儀式に通じる要素があると見ることができるわけであります。

「ドラッグパーティ」は芸能界にも普及しており広末涼子やキムタク、酒井法子、
ジャニーズなどがその関係者であるとして名が挙がっています。

現在進行形で騒がれているジャニーズの問題は、ある種の【人身売買】案件でありまして
大規模な人身売買マーケットの起源が何処なのかと言えば恐らくは【古代バビロン】でありますが
それが現在の形に整備されたのが【英国東インド会社】設立の時なのでしょう。

ドラッグとは【呪術文化】の宗教儀式には必須のものでありまして
【偶像崇拝】とは【呪術文化】特有の形態であります。

【呪術文化】では【人身御供】が当たり前のように行われるため人命が軽視され
【人身売買】も気軽に実施されるわけであります。

本作だけの話ではありませんが、人身売買案件を当たり前のように描写するのは
【呪術文化】の思想が背景にあるからであると考えられます。{/netabare}

フィクションなんだから表現の自由を尊重すべきだろうという意見もあるかもしれませんが
主人公の倫理観があまりに破綻し過ぎて話になりません。

倫理観が破綻した性犯罪者みたいな主人公に感情移入できるのかと言えば
それは無理というのが結論であります。

銀魂の銀さんの生き様と本作の主人公を比べると同じおっさんでも
ここまで差があるのには愕然とするしかありません。

年取ったおっさんほど清く正しく美しく生きるべきであるというのが個人的意見であります。


●「ルー」+「デウス」が示す【ケルト人】の信仰

正直ぱっと見は意味不明な変態的フィギュア回であります。
わざわざ{netabare}奴隷{/netabare}を購入してまで行おうとする壮大なるフィギュア構想・・・
更にフィギアに関するただならぬ彼らの拘りから今回事件が起こります。

正tお直当方としてはフィギュアマニアの気持ちは理解できませんので、非常に冷めた目でフィギュア回を
見送るつもりでおりましたが、 {netabare}主人公の「例の下着」に対する異様なまでの信仰心を見て
フィギアの意味するところが見えて参りました。

「フィギュア」は【偶像崇拝】のシンボルでありまして
「例の下着」も同じく【偶像崇拝】を示しているというわけであります。

【ケルト人】は【鬼神】を崇め奉るという意味では【フェニキア人】と一致します。

お宝フィギュアを破壊し侮辱した獣人2匹を拘束し顔に「呪文」の類を書き記します。
「偶像」を侮辱した2匹を断罪する【生贄の儀式】を実施したわけであります。

【生贄の儀式】では「家畜(ゴイム)」が供物として捧げられます。
半人半獣の獣人族ですので【人身御供】の意味合いが秘められているとも考えられます。

主人公は拘束した獣人に対して体を触るというエロ行為に及びますが、
このエロ行為も【偶像崇拝】の儀式を示しているのだと解釈できます。

「刺青」、【偶像崇拝】、【生贄の儀式】や「性的な儀式」
これらはすべて【呪術文化】と密接な関係があり
【ケルト人】や【フェニキア人】に繋がります。

獣人族に辱めを与える儀式を【フリーメイソン】を暗示する「魔法大学」内で
敢えて行うことに特別な意味があったという話であります。

【フェニキア人】がもたらした「黒魔術【カバラ】」と【ケルト人】の【ドルイド教】が
融合され混血の種族が誕生した真実を暗示しているように思えて仕方がありません。

【アシュケナユダヤ人】が褐色の肌ではなく白人種であるのが世界最大のミステリーでありますが
【ケルト人】と融合したと考えれば合点のいく話であります。

「ユダヤ人」とは人種に関係なく「ユダヤ教」を信じている信徒のことでありますが
「バビロン捕囚」以降の「ユダヤ教」は、パリサイ派のラビ(司祭)によって取り込まれた
【バビロニアタルムード】の影響を受け異質なものに変えられてしまいます。

「魔法大学」の元ネタである【フリーメイソン】で研究されていた【黒魔術】のことを
「ユダヤ神秘思想」【カバラ】というのもパリサイ派による宗教改変が関係している
というように推測できます。

「ユダヤ人」という人種が確実に存在していたのは【ソロモン王】以前のことであり
それ以降に発生した「ディアスポラ(=離散)」以降は「ユダヤ教」や「ユダヤ人」という概念は
曖昧になり、今ではどういうわけか180度違う意味合いのものとなったようであります。

【バビロニアタルムード】を信仰するものが「ユダヤ人」であるなら、【フェニキア人】や
【ケルト人】も「ユダヤ人」ということになり、「ルー」+「デウス」という名の
【偶像崇拝】信者も「ユダヤ人」ということになります。

日本のアニメの主人公やヒロインが白人であるパターンが多いのも、
【アシュケナユダヤ人】=【アシュケナジー】が世界の勝ち組であることを
暗示しているからなのかもしれません。

混血種を続々と生み出し彼らの子孫を繁栄させることが彼らの【生存戦略】でありまして
そして「グレートファミリー」による世界支配の構想が実現するわけであります。

【ケルト】の神の名を持つ主人公は魔法大学で【カバラ】の真理を会得し
恐らく「グレートファミリー」の眷属になるのでしょう。

「エリートになりたきゃ楽しちゃだめだよ心臓どくどくマヤマヤポン」であります。{/netabare}


●やはり本作は今期人気アニメの筆頭格か?

例えアンチの糞レビューでもそれなりの方々に読んでもらえることは有難いことでありまして
ただ作品を貶すだけではなく、わざわざ読んでくれる人に伝わるものを書くべしと
思うに至るわけであります。

「魔法大学」なるものが登場しますが、もちろん元ネタは「ハリーポッター」でもお馴染みの
「魔法学校」の類でありまして、【フリーメイソン】であります。

現在の【フリーメイソン】はただの社交クラブ化しておりまして、由緒正しき「古代メイソン」とは
まるで違うものになってしまいましたが、本来の「メイソン」は【黒魔術】研究機関でありました。

{netabare}「古代メイソン」で研究していた【黒魔術】のことを(「ユダヤ神秘思想」)【カバラ】と言いますが
「ユダヤ教」を信じてる「ユダヤ人」が【黒魔術】に精通している?という発想はそもそも
ズレておりまして、矛盾しているのでございます。

「ユダヤ人」と言えば「創造主ヤハウェ」に選ばれた「選民」でありまして
創造主との契約により選民性と創造主による特別な庇護を賜ったのであります。

父なる「創造主」は、生み出した子どもたち=「ユダヤ人」に対して律法=戒律を介して
「やるべきではないこと」を教えるわけであります。

純血の種族ユダヤ人が最もやるべきでないことと言えば、「異教徒」に関わり
「異教徒」の思想や文化に染まることでありまして、【偶像崇拝】とはまさに
創造主が最も忌み嫌うユダヤ人の最大タブーでありました。

【黒魔術】とは【呪術】とほぼ同じ種類のものでありまして、【呪術文化】で有名なのは
【古代エジプト】や【古代バビロン】でありますが、これらの【呪術文明】がユダヤ人に悪影響を
及ぼすということで、創造主はユダヤ人保護の名目で【呪術文化】の国々に災いをもたらし
容赦なく次々にこれをぶっ壊すのでありました。

創造主はユダヤ人に安住の地として「カナン」を与えるのですが、そこに住んでいた
先住民=【カナーン人】については聖絶=殲滅してよしとユダヤ人に指示するのであります。

捕虜としたり奴隷として生かす選択肢など全くなく皆殺しの一択なのは、子どもたちに
与える悪影響の芽を完全に摘んでしまおうという創造主の親心の現れでありました。

【カナーン人】は【アモリ人】と同じ血族であり、【呪術文化バビロン】の眷属であります。

【カナーン人】は【モレク神】を信仰しており、
【モレク神】を崇め奉る【偶像崇拝】の儀式にご執心でありました。

【鬼神】をかたどる【モレクの偶像】の下腹の当たりには炉が備え付けられておりまして
そこで火を焚くことができるわけであります。

【モレクの儀式】の際には「ドラム」をガンガン叩いて盛り上げて火を焚いて、そうして
【モレクの像】の火の中に子供を生きたまま投げ入れて【モレク神】に供物を捧げるわけであります。

かなり残酷な【生贄の儀式】でありますが、【等価交換の原則】により「※願い事」が
何でも叶うと言われるこの【偶像崇拝】の儀式に自分の子どもたち=ユダヤ人が嵌ることを
嫌う創造主は【カナーン人】に対して容赦することはなかったのであります。

【古代エジプト文明】は「ユダヤの預言者モーセ」を支援するために発動した
創造主の災いにより衰退し、そして滅び去りました。

【バビロンの王国】も(自分の子どもたちのために)それを望んだ創造主の預言通りに崩壊しました。

選ばれた民=ユダヤ人に対抗する勢力=【バビロン】の血族
最後に残ったのは【フェニキア人】であります。

「ノアの大洪水」、「ソドム」と「ゴモラ」、「バベルの塔」の計画も
勝つのは常にユダヤ人でありましたが、【フェニキア人】の「生存戦略」が功を奏し
「ユダヤ人の選民性」を覆すことに成功するわけであります。

ユダヤ人には創造主の鉄壁なる庇護があるため、まともにやり合っても勝てる見込みがないと
考えた【フェニキア人】は、ユダヤ最強と謳われる【ソロモン王】を懐柔する計略を企て
そしてユダヤ人を異教徒文化に染め上げて【堕落】させることに成功したのでありました。

「イスラエルの国旗」にも記される【✡】=【六芒星】は「ダビデの星」とも
【ソロモンの星】とも言われます。

【✡】を神として崇めたり、神聖視することは【偶像崇拝】と同じ意味があり
「ユダヤ人のタブー」であるはずなのですが、【✡】のことをどういうわけか
【ソロモンの星】と呼ぶのであります。

【ソロモン王】は預言の警告を無視して、【フェニキア】のティルス王である【ヒラム】と関わり
【666】タラントの報酬を得たと言われています。

【6】つの頂点、【6つ】の三角形、内部に【6】角形で構成される
【✡】は【666】を表していると言われます。

ユダヤの【ソロモン王】が【666】=【獣の刻印】を受けたことにより
ユダヤ人の「選民性」は失われます。

【フェニキア人】と交流を持ち異教徒の文化に毒された【ソロモン王】は拝金主義者となり
異教徒の宗教の影響が鮮明に表れた【ソロモン神殿】を建設するのであります。

そしてこの【ソロモン神殿】建設に関わる重要人物が、
【フェニキア人】のカリスマ石工職人の【ヒラム・アビフ】であります。

【ヒラム・アビフ】には高度な建築学の知識があっただけでなく神秘主義的な秘術に精通しており
恐らくそれが【錬金術】と呼ばれるものであります。

石工職人と言えば【バベルの塔】や【ピラミッド】を建設したのも彼らの仕事であると
言われていまして、数学や幾何学やなどに精通していただけでなく、
どうやら【錬金術】の知識もあったようであります。

【錬金術】とはほぼ魔法と同じようなものでありますので、
【黒魔術】であるとも解釈できるわけであります。

【ソロモン神殿】には【ボアズ】と【ヤキン】の柱がありまして、これと同じものが
現在の【フリーメイソン】のロッジにもシンボルとして設置されております。

【古代メイソン】で研究されていた【黒魔術】のことを「ユダヤ神秘思想【カバラ】」
と言うのですが、【ソロモン王】の堕落と【ソロモン神殿】の建設の逸話は
ユダヤ人的には災いをもたらす駄目駄目なNG行為の事例ということになります。

更に言えば黒魔術の【カバラ】にしても【フリーメイソン】にしても、そのルーツは
ユダヤ人ではなく敵対していた【フェニキア人】にあったと考えるのが妥当でしょう

「魔法大学」の元ネタは【フリーメイソン】であり黒魔術=【カバラ】であるのですが
そもそも【カバラ】と「ユダヤの思想」には明確な関係性などあるはずもなく
【黒魔術】や【呪術】なら【バビロン】の種族に繋がると見るのが自然と言えます。

【黒魔術】の元ネタとして一つに【カバラ】というものがありますが、
もう一つは【ケルト人】の宗教である【ドルイド教】の神官=ドルイドの秘術であります。

【錬金術】と言えば【古代メイソン】の石工職人との関係性が強いと言えますが
一般的な「魔法」と言うなら【ドルイド】の呪術の類というように区分できるのかもしれません。

純血の人間には魔法は使えません。

魔法が使える種族がもしいるとしたら?それはそもそも純粋な人間でない何かの混血か?
特別な【禁断の秘術】をどこかで得たということになるでしょう。

【呪術文化のシャーマン】はドラッグを服用してトランス状態になり
神々や悪霊の類と【チャネリング】します。

所謂「神降ろしの儀式」でありまして、例えば【鬼神バアル】などから啓示を受け
特別な「知恵」を賜るわけであります。

人類に【禁断の知識】を与えたのは【鬼神】であり、【ネフィリム】であり、
【堕天使】であるわけであります。

【呪術文化】に毒されたものたちは【堕天使】の種族であり【ネフィリム】の眷属であります。

「知恵」を得て「目」が開け「明るく」なることを【啓蒙】と言うわけですが、それは
【プロビデンスの目】を得たということでありまして、「光の祝福を受けた」
ということを意味します。

【イルミナティ】とは「光の祝福を受けた」者でありまして、教科書に載ってる
【啓蒙思想家】とは【イルミナティ】のことでありまして、
「フランス革命」を引き起こしたのも【イルミナティ】であります。

「光をもたらすもの」は「エデン」にいた「蛇」でありまして、
アダムとエバに【禁断の果実】を食べさせた【光の天使ルシファー】であります。

【ルシファー】は【堕天使】であり、【デーモン族】の悪魔であるので
頭に【角】が生えているわけであります。 {/netabare}

【堕天使】は人間の女に欲情し女を孕ませるため地上に降りたということで
その性質はエロで満ちております。

本作の主人公並びにエロエルフの女が「アホ毛」ホルダーであるのは
【堕天使】の血族=【ネフィリム】であることを示しています。

「アホ毛」は【鬼の角】を表し、その種族の血統を示すのであります。

「アホ毛」ホルダーは特別な知恵や能力を持っている一方で、【堕天使】のエロエロの特性も
継承しているという表現でありまして、「アホ毛」ホルダーの性格はエロでも
あったりするということであります。



「無職転生」には残念ながら悪い印象しかありません。

今期の0~2話くらいまでは主人公が大人しくしていたのでまだマシだったのですが
やはりこの作品特有の脂っこい感じのエロネタ、エロ表現が炸裂しまして
それを見るとゲンナリするわけであります。

嫌なら見なければいいというのは正論でありますが、{netabare} 何故この作品がここまで評価されているのか
気になり、分析してみたいということで視聴継続しているわけであります。

結論から言えば、前期にしても今期にしても大して面白くもなく、主人公のキャラ設定にクセが
ありすぎて、感情移入することができず、このやり過ぎ設定には多くの疑問が残ります。{/netabare}

「Re:ゼロから始める異世界生活」と本作を比べてみれば一目瞭然でありまして
人気もあり実力もありキャラ設定も機能している「Re:ゼロ」に対して本作は
{netabare}あらゆる面で劣っているわけであります。{/netabare}

前期の作画が良かったと意見については理解はできますが、物語のレベルは
せいぜい「3」がいいところで、{netabare}そこにマニアックなフィギアネタとか下ネタ
エロネタなどなどの要素を減点したら、最悪「1」にもなり得ると個人的には考えております。

一番ひどいのは主人公のキャラ設定でありまして、エロゲーマニア程度なら許容できますが
猥褻性犯罪行為を犯す主人公というのはかなり厳しく、例え原作がそうだったとして
アニメ化するなら自主規制した方が良かったのではないかと思えて仕方ありません。

成長物語を描こうとしているのはなんとなく理解できますが、その点についても
「Re:ゼロ」比べると全く描けていないと言わざるを得ません。{/netabare}

「ルーデウス」という名は「ルー」+「デウス」という形で構成されています。
「デウス」は「神」を意味します。
「ルー」は【ケルト神話】の「太陽神」=「光の神」であります。

主人公が【ケルト人】の神の名を持つことが重要なポイントでありまして
このことが極端なキャラ設定の秘密に関係するとも考えられます。

{netabare}【ケルト人】と言えば【ドルイド教】という宗教でありますが、今ではいつの間にか
日本でも祝われている【ハロウィン】は【ドルイド教】由来の宗教行事であります。

11月1日の【サウィン祭】の前夜祭に当たるのが【ハロウィン】であります。

【ケルト人】は【フェニキア人】とよく似たところがあり、宗教儀式として
【人身御供】を行います。

所謂【生贄の儀式】でありまして、【ウィッカーマン】という木でできた巨大な人型の檻に
人間を閉じ込め火を放ち焼いて供物を捧げるわけであります。

「ベルセルク」では黒ミサ的な儀式の描写が詳しく示されていますが、どうやら
【ケルト人】や他の種族の実際にあった儀式を参考にしているようでありまして
非常にリアリティがあったわけであります。

【人身御供】に最も好ましいのは「子供」でありまして、そもそも「子供」には
「供物」の意味合いがあったと言われています。

「祇園祭」でも子供を生贄に捧げる【人身御供】が行われていたとのことであります。

【フェニキア人】か【ケルト人】か他の民族かは定かではありませんが、子供を
性的凌辱する儀式の類があるようでありまして、「ベルセルク」で性的な儀式の
描写があったのと関係してくるのであろうと考えられるわけであります。

児童人身売買を暴く大ヒット映画「サウンド・オブ・フリーダム」は現実世界のタブーに
触れていまして、【グローバルエリート】たちが「ペドフェリア」であり人身売買に
深く関わっているというネットの噂話を補完する内容が描かれています。

「ペドフェリア」とは「小児性愛」と訳されますが、「ロリコン」よりも
変態性癖が強いニュアンスが含まれる言葉であります。

因みに当方が「鬼舞い」アンチな理由は「ペドフェリア」と関係する
【ジェフリーエプスタイン事件】を知ったからでありまして、ジャニーズの件も含め
現実世界の酷い有様を目の当たりにしたことにより、ロリコン変態は誉め言葉であるという
冗談めいたご意見には全く以て理解不能という立ち位置なったというのがあります。

【ケルト】の神の名を持つ主人公が「アホ毛」ホルダーであり、猥褻性犯罪を行う
「ペドフェリア」であるのが設定であるとするならば、そこから導かれる結論はやはり
【グノーシス主義】的な宗教思想というのものが作品の背景にあるということなのでありましょう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャプテンE.D.

世の中、たいていのことには『良い点』と『悪い点』が混在いたします。
禍福は糾える縄の如し、とはよく言ったもの。
EDのもつ最大の良点は『腹上死する危険性がなくなる』ところかと。

死というものは万人に等しく訪れますが、
その価値は、ほんとそれぞれ。
欧米では『友のための死が最も尊い』とか言われます。

  腹上死というのはたぶん、
  その対極に位置する存在ではあるまいかと。

もちろん『性欲はオレの友だ』と言い張ることもできるにはできます。
キャプツバ的に『リビドーはトモダチだよ』と爽やかに言うこともできます。
ほんとできるっちゃできるんですが、
それはあくまでも『言論の自由』というケンポ-上の話であり、
うんうんそうだね、と言ってくれるヒトは、
早くその話題を終わらせたいから相づち打ってることをお忘れなく。

  実際の話、そういう大往生をしてしまうと、
  残されたご遺族の心境もけっこうフクザツでありましょうし、
  弔辞の書き方にも困ってしまいます。
  さらに、お葬式の雰囲気も微妙なものになってしまいかねませんので、
  オトコがなるべく避けたい往生の仕方の一つと言えるでしょう。

  その心配がゼロになる、というのですから、
  EDというのもなかなか捨てたものではないのかも知れません。
  (自分がなるのはゼッタイごめんですが)


さて、本作『無職転生Ⅱ』第一ク-ルは、
エリスに去られて自己憐憫をこじらせたルーデウスがEDになり、
魔法大学でシルフィと再会してそれを克服するまでを描いたおハナシです。
完全に前作『無職転生』の続きなので、
まだ見ておられない方はまるっとおいてけぼりですね。

今ク-ルはこれまでの血わき肉踊る異世界冒険譚とは趣を異にし、
どちらかと言うとせせこましい、
ぶっちゃけ半日常系みたいな話がちくちく紡がれていきます。

とは言っても、話のすすめ方がザツ、ということはありません。

0話まるっと使ってシルフィが魔法大学に入った経緯を説明してから、
1~4話がいわゆる『泥沼編』。
大切な放送期間まるまる一か月をかけて、
ルディ(ルーデウス)の見事な自己憐憫っぷりからのED発覚、
そして魔法大学入学までを描きます。

  これを『しっかりと経緯や心情を描いている』と評価するか、
  あるいは『展開が遅くてまだるっこしい』と考えるかは人それぞれ。
  きちんと物語を描きたいカントクの意図はわかりますが、
  昨今はやりの『なぜもへったくれもない』展開になじんだ方々は、
  早よシルフィだせやゴラァ、と思うかも知れません。

  まあ実際、
  そんなに面白い・引き込まれるエピソードでもないし、
  鬱モードに入ったルディがうっとうしいし、
  プロットヒロインのサラがええとこなしでかわいそうなので、
  半分の尺でもよかったかな、とは思うところ。

そして5話からがラノア魔法大学編。

基本的に『魔法学校』という舞台設定は、
おなかいっぱいというか、創造力のないラノベ作家が選ぶド定番であります。
あまりにも亜種が多すぎてよくわかんないほどなんですが、
本作は草分け的存在なので、
発表当時はまだ鮮度が残っていたかも知れませぬ。

ただし、ルディが魔法大学に入学した目的が
向学心のためとか祖国のためとか憧れの師匠に追いつきたいためとか、
そういう内面的かつふわっとしたものではなく、
  EDの治療法を探すため
という『はっきりしていて切実』なものなので、サベツ化は充分かと。
てか、ぶっ飛んでいて好きかもです。

で、ここからはおハナシの趣がガラリと変わり、
けっこう既視感の強い、下ネタおおめの異世界学園ラブコメふうとなります。
旧キャラに加えて新キャラもけっこう出てきます。
{netabare}
  ロキシーがパンツしか登場しないため、
  萌えという絶対領域はシルフィがほとんど一人でカバ-いたしております。
  ドワーフっ子のジュリエットもかわいいっちゃかわいいのですが、
  萌えとしては、上級者向けではあるまいかと。
  ケモナ-さん向けにもふたりご用意しておりますが、扱いがリョナ。

  ナナホシという、
  今後の物語展開でキーパ-ソンになりそうな娘も再登場しますが、
  今ク-ルで何かが大きく動くわけではありません。

  ヒトガミとルディの前世姿の登場も、泥沼編の一回こっきり。
  ルディがこまめに肉体を鍛え、
  ふつうのファンタジーヒ-ロ-っぽく、かっこよくなっていきます。

  つまるところ、
  小さなプロットがけっこうあるものの、何をやっても物語の主たる関心が、
    シルフィがいつ身バレするのか
    ルディがどんなふうにEDを克服するのか
  の二点に帰結してしまうという、
  わりとミもフタもない展開のク-ルだったりするわけです。{/netabare}


それじゃつまんないんですかと問われると、
決してそんなことはなく、
熱狂するような感じじゃありませんが、ふつうに楽しく見られます。

個々のキャラの心情もしっかりと繊細に描かれていますし、
『萌え』『笑い』『シリアス』『業』『バトル』
みたいなものがきちんと、しかもほどよく配合されておりまして、
  ヨ-グルトがけグラノーラ、オレンジジュースつき
みたいな、バランスの良い朝食的仕上がりなのではあるまいかと。

  ただし『ED』というクセの強いシードが含まれているため、
  とりわけ女性の視聴者さんにおかれましては、
    えっと……笑ったらいいんですか?
    それとも同情した方がいいのかしら?
  などと、咀嚼に困惑される場合もあろうかと存じまず。

  どうぞ笑ってやってくださいまし。
  そもそもルディの未熟な自己憐憫が原因ですから自業自得ですし、
  同情なんかされたらそれこそいたたまれませんから。


拙的な本作のおススメ度は、
前期を視聴済みという前提でAランクです。
(てか、第二ク-ルから見はじめる人ってあんまいないよね)

前期みたく、
エンタメ性を存分に発揮しながらも『人間の業』に深くえぐり込む、
というキレッキレ感はあまりありません。
もちろん、ヒトガミやナナホシとの会話などで片鱗は見せるのですが、
通して視聴すると、
やっぱ下ネタおおめの異世界学園ラブコメみたいな印象かと。

  なんでそうなるのかとと言うと、
  物語全体の印象というかインパクトを、
  シルフィ(茅野さん)が全部もってっちゃってるんですよね。
  ひさびさの茅野さん無双でありまする。
   {netabare}
  とりわけラスト二話、
  シルフィの身バレとED完治が同時ではなく別プロットになり、
  茅野さんがそれぞれのプロットで披露したお芝居、
  ゴジョ-先生もまっつぁおの領域展開が、インパクトやばいレベルです。
  
  ふつうのアニメだったら、
  身バレでソッコ-完治、愛はEDを救う、みたくなると思うんですよね。
  だけど本作では、
  『それはそれ、EDはED』
  ということで仕切り直し。キビしいです。

  え~~、やっぱあっちとそっちって違うもんなんですか?
  とか女性の方から聞かれても、なったことないからわかりませぬ。

    ほんとわかんないんですが、
    何となくわかるような気がするかも、
    というのがこっち側の大半の意見なんじゃないかしら。

  でまあ結局、ふたりでクスリ飲んでキメ〇ク、という
  かなり身もフタもない解決方法に至っちゃうわけでありまして、
  まさにディ-プインパクト。ぜひもなし。{/netabare}


作画は、相変わらずの高水準ですね。

ただ、前期に比べると粗くなったという声もあり、
そう言われると確かに、
ロングやモブの描き方がザツだとか仕上げがちょっとアレかなあとか、
前期になかった「ん?」は感じますが、
それでも他社との比較論で言うならけっこうなお点前ではあるまいかと。

  今ク-ルから監督が、
  前期まで副監督を務めていた平野宏樹さんに変わっております。
  また、成長したキャラを描くにあたり、
  キャラデの担当者も前期とは違う方になっており、
  そのへんの影響は、やっぱあるでしょうね。


役者さんは、キャラ替えもなく、全員ハイレベルです。

特にルディ役の内山夕実さん。
前期からルディの年齢が変わって肉体的に成長していますし、
おまけにEDという女性には理解がムズカシイ役どころなんですが、
うまく咀嚼して『青年ルディ』を創り上げています。

その他、今期からは新キャラで
上田麗奈さん(アリエル役)や若山詩音さん(ナナホシ役)など、
旬の実力派役者さんも参加していて百花繚乱。
プロットヒロインのサラを演じた白石晴香さんも、
けっこうアシリパ入ってたけれど頑張っておられました。

ただ、そんな中においても、
インパクトという観点においては、
すでに述べたように茅野愛衣さん(シルフィ役)が無双状態かと。

茅野さんって、
最近はご自身のyoutubeでお酒ばっか飲んでるイメ-ジなんですが、
もともと卓越した演技力をお持ちの方なんですよね。

  彼女のお芝居で拙が「マジすげえ」と思わされるのは、
  セリフの『硬度』と『温度』の使いわけです。
  これはもう、天性のものと呼んでいいんじゃないかしら。
   {netabare}
  本作でも物語冒頭、アスラ王国に飛ばされてきてすぐのときは、
  ガチガチに緊張した、バリカタの声ですね。
  それから『無言のフィッツ』として新生活になじんでくると、
  緊張がややほぐれて声の硬度が一段階さがります。
  (それでも初対面の相手と話すときは硬度かために)

  そして、フィッツとしてルディと会話している時には、
  リラックスできるのか、
  まったく同じ話し方なのに声のトーンはやわらかくおだやかに。

  こうした同じ話し方での『声の硬度』の使いわけ、
  『バリカタ』『かため』『ふつう』が自然にできてるんですよね。
  あの『氷菓』伊原摩耶花役でも披露してましたが、
  なかなかマネできない、ものすごい技術だと拙は思います。
  (たぶん、鳴らす場所や緊張させる筋肉を微妙に変えてるんでしょうね)

  で、それに加えて『声温度』の上げ下げができるんです、この方は。

  ナナホシとの会話などでは、声温度かなり低め。
  ルディとの会話でも、
  感情の起伏に伴って面白いぐらい上がったり下がったりいたします。

  そして、今ク-ルで最大の見せ場は、やっぱ最終話。
  ド-ピングの前後で声温度爆上り。
  その温度のまま究極の最終奥義、オトコ殺しの頂上セリフが炸裂します。

    どうぞお召し上がりください。

  これはあかん。
  わりと身持ちのかたい僕ではありますが、耳元でこれは殺られる。
  まさにアルテマウェポン。奥さんほんとごめんなさい。

  というか、マジなハナシ茅野さんって、
  『声バリカタ冷え冷えで』とか『声やわ激アツで』とか、
  どんなオーダ-にも応えられるすごい役者さんだと思う次第であります。
{/netabare}

音楽は、
劇伴は前期と同じく藤澤慶昌さん。
古楽器を駆使した安定した音作りで、世界観もドンピです。

OP/EDは、
前期は大原ゆいこさんが全部やってたんですが、
今ク-ルのOPはLONGMANさんが担当。
わりといいんじゃないかしら、世界観にもハマってますし。

あと、最終話のEDは大原さんの曲を茅野さんが歌唱しております。
ただし、セリフにかぶせてBGM的に使っちゃったので、
印象としてはかなり薄めかと。
(拙は初見のとき気がつきませんでした。お恥ずかしい)



いずれにいたしましても、
見て損をするようなアニメでは決してありません。
他の『なろう系』を見るぐらいならぜひこっちを、という感じかと。

ただ、前期については、
 『異世界転生もののハイエンドモデル』
と評価させていただいたのですが、
今ク-ルについては、さすがにそこまで言えませぬ。

既に述べたことだけど本作品の通奏的なテ-マは
  『人間の業と再生』
みたいなモノだと拙は愚考しているわけです。

そこんところ今ク-ルは、かなり薄味になっちゃってるんですよね。

そして『テ-マ』ではなく『ギミック』の一つである、
ルディのEDが前に出すぎちゃったことで、
なにがしたいのかイマイチわかりづらいク-ルになっちゃったなあ、と。
{netabare}

  もちろん、ルディがEDになったのって、
  エリスの真意をはかりきれないルディの『未熟さ』と、
  それがゆえの自己憐憫をこじらせちゃったのが原因であります。

  前世で死んだのが34歳だから通算年齢ほぼ50歳、
  ええ歳こいたおっさんがそんなんでええんか、自業自得やんかジブン、
  という意味では『業のなせるワザ』と言えなくもありません。

  ただ、その乗り越え方が、
  なんか頑張ってジブンの弱さを克服した、みたくリッパなものではなく、
    クスリでキメたらうまくいったぜキャホホイ
  という、リアルではあるけれどドラマ性のかけらもないものでして、
  え……あ……よかったね、としか言いようがありませぬ。

  人間の未熟さとか腐った性根というものはカンタンに治んないですよ、
  という背骨の部分は前期から一貫しているのですが、
  だからといってこの展開で、
    何かカンド-したり学んだりしろ、
  なんていうのは、さすがにムリ筋に過ぎるかと。{/netabare}


とはいえ、ルディくんの冒険譚は、まだまだ道半ば。
見てくれがいっぱしの青年になったとしても、
いきなり中身までリッパになられては、お話が回せません。

第二ク-ルは来年四月からとの由、
  とりあえず性的に充足したルディくんにどんな冒険が待っているのか、
  おパンツ以外のロキシーの姿は拝めるのか、
  ヒトガミやフィットア領転移事件の謎は明かされるのか、
  いいかげん下ネタを卒業してドラマにシフトしてくれるのか、
いろいろと興味の尽きないところであります。

今ク-ルはちょっとまあアレな感じでナニな出来ばえでしたが、
それでも面白いっちゃ面白いし、
物語自体はよく練られていてすごく興味深いものなので、
次ク-ルを楽しみに待ちたいと思います。

  あと、レビュータイトルがアレなので、
  某所からクレームが入り、
  BANされたらごめんしておくんなまし。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

失意のルーデウス…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
そう言えば原作は完結しているんですよね。
メッチャ原作の気になる作品ですが、時間が無くて手に取ることが出来ないのが分かり切っています。

時間を捻出するには…
もう宝くじを買って一攫千金を狙うか、仕事を定年退職した年金生活の老後の2択しか頭に浮かびません。
しかし、私たちが老後になった時って、年金ってどれだけ貰えるんでしょうね…^^;
その前に何歳まで働かなければならないのか、さっぱり見当が付きません。

さて、そんなお先真っ暗な状況はルーデウスも一緒…
ルディに課せられた精神的苦痛が、肉体にまで影響を及ぼすようになってきました。
きっとこの辛さは体現した人にしか分からないと思います。

ルディはこの経験を経て、これまで以上に人に優しくなるのではないでしょうか。
そうあって欲しいと期待しています。


「俺は、この異世界で本気だす!」
34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。
両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。

目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!
ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓うー!

ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼馴染、凶暴ツンデレお嬢様、
そのほかの様々な人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。

新しい人生が動き出す!
「人生やり直し」ファンタジー、開幕!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

公式サイトのINTRODUCTIONやSTORYを見ても殆ど物語の内容に触れられていません。
これは切り売りせずとも視聴者を納得・満足させられるクオリティであることを作り手の皆さんが自負している何よりの証だと思います。

こういう潔さって個人的には嫌いじゃありません。
寧ろこの作品「らしさ」を感じる気がします。

TVアニメ第1期ではロキシー師匠とエリスにスポットが当てられて物語が展開してきましたが、今回はまさにシルフィ回でしたね。

これまでルディは過酷な旅路を強いられてきました。
エリスに対する心情の変化も、あまりにも過酷過ぎた帰途の日々であったことも拍車をかけていると思います。

誰もが等しく刻まれる時間を生きてきたシルフィも、やっぱり大変だったと思います。
シルフィは元々引っ込み思案な性格なんです。
それが強制的に独りぼっちで生きていかなければならない選択を突き付けられたんです。
心を許せる人が居ないって、物凄く寂しいと思うんです。
でも、シルフィは見事その壁を乗り越えました。

そんな頑張り屋さんなシルフィも大好物ではあるのですが、個人的にはルディと接点を持った以降のシルフィの方が大好きです。
故あって身分を明かす事は出来ませんでしたが、サングラスの色味を通して時折覗くシルフィの瞳が兎にも角にもヤバい…

見た目だけでもシルフィは十分可愛いのに、演者がかやのんってどれだけ…
もう言葉になりません。
かやのんがシルフィの魅力を限界まで引き出してくれたからでしょう。
終盤は何度も萌え死にそうになりましたよ。
特に「なに…ルディ?」の台詞には電撃が流れました。
流石かやのん…
最高のシルフィを見せて頂きありがとうございます!

これから物語がどの様に動いていくかが楽しみで仕方ありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、LONGMANさんによる「spiral」
エンディングテーマは、大原ゆい子さんによる「ムスビメ」

1クール全13話の物語でした。
今、視聴順序がメチャクチャなのでBEST10が何時作れるかは自分でも分かりませんが、間違いなくBEST10のトップクラスに入る内容だったと思っています。
第2クールは2024年の4月から放送される予定です。
あと半年…きっとあっという間だと思います。
第2クール、メッチャ期待しています!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

87.2 2 学園で幼馴染なアニメランキング2位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (795)
3292人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1話だけ観て勘違いしないでね!

1話だけ観れば、90年代の懐かしのゲーム画面がリアルに再現され、当時、数々の登場ゲームにハマった中高年が主に楽しめる作品?と思うかもしれません。
確かにそこも楽しめますが、この作品の真の見どころは、コメディタッチではあるものの結構本格的な恋物語にあります。
ゲームで繋がる登場人物たちですが、恋愛ドラマのポイントであるキャラの魅力と好きになっていく過程や理由がしっかりと描かれ、恋愛物がお好きなら年配者から若い方までしっかりと見応えを感じれると思います。

既読の原作で一番秀逸なのは、まるで無声映画に出てくるような言葉を発さないサイレントヒロイン「大野アキラ」の描写。
アニメ1話では暴力的で高慢チキな天才ゲーマーに見えるお嬢様ですが実は・・・
しゃべれない訳ではなさそうな彼女の心の声は、主人公「矢口ハルオ」の字幕がわりの代弁と彼女の表情仕草で読者に伝えるんですが、それが何ともいじらしく映るんです。このユニークなヒロイン描写だけでも一見の価値があります。

また主人公ハルオも、最初はただのゲームバカの小学生に見えますが、自分自身とヒロイン達と向き合う事で着実に成長していく姿が描かれ好感が持てます。

あとから登場のもう1人のヒロイン「日高コハル」。アキラとは対照的な庶民派の娘ですが、これまた一途でいじらしい!

この3人で繰り広げるゲームより熱く切ない恋のバトルが見ものです!

灰汁の強い絵柄で受け付けられないのは仕方ないですが、暴力的なところはこの作品のギャグテイストなので軽く受け流してくださいね。観てるうちにハルオへの愛情表現に見えてきますから♪(毎度のじいやの車轢きもね♪)

既に4年以上前にアニメ化発表までされた原作漫画ですが、発表直後のゲーム会社からの著作権侵害訴訟により一時は原作の出版差し止め、連載再開の目処もたたない状況が続き、和解まで2年ほどかかりました。
この件は出版社だけでなく作者の押切蓮介氏も著作権に関する認識の甘さがあったのかもしれませんが、氏の心のダメージはハンパなく相当落ち込まれたようです(同氏の単刊「HaHa」参照)。
氏の執筆意欲喪失を危ぶみましたが、よくぞ奮起し続きを再描してくれたものです。
原作のファンである自分はそれだけでも嬉しかったのですがアニメ化まで叶いました。
アニメ1話を観て、原作の持つ独特な絵柄とレトロな世界観の再現率の高さに驚きつつ期待大になりました。
おそらくアニメの制作スタッフも、過去の不幸を払拭すべく並々ならぬ意欲を注いでるものと感じた次第です。
原作漫画、アニメ共に最後まで完成度の高さを願っています。
以上2018/7/17記

《最終話視聴後の感想》

うわ~、えらいところで終わりましたね~(汗)
原作既読者としては、アニメのペース配分からこのクールの閉め方は途中である程度予想出来ましたが、アニメしかご覧になってない方には、物凄い寸止め感でストレスが溜まるかも・・・
しかしながら今クールのアニメとしての出来映えは素晴らしかった!!
アニメ制作スタッフの原作への愛情を感じ、原作ファンとして大満足です。
原作continue版(休載前の初版漫画を僅かだけ改変しオマケエピソードが付録追加されてます)のシナリオに忠実に沿いながらも、各話の構成や演出が見事で、先のストーリーを知ってても毎週続きが楽しみで仕方ありませんでした。

《ストーリー》
{netabare}
原作漫画全10巻(最終巻は来年3月刊行予定)のうち4巻までのエピソードを丁寧に再現しており、アニメの脚本は手を加える必要がなかったのではと思えるほどです。
ゲーム好きの原作者押切先生の妄執と呼べるような「ゲーム好きの可愛い女の子」との交流は、多くのゲーム好き少年の憧れのシチュエーション。
懐かしいゲームを巧妙に絡めながら登場人物達の出会いから恋への進展をコミカルかつドラマチックにテンポよく見せてくれました。

《作画》

ゲームセンター内のゲーム機とゲーム画面を再現するために採用した全編3D映像。
技術的な事は詳しくありませんがメイキング動画を見ると、かなり手間が掛かっているそうで作画の効率化にはなっていないとの事。
人物は、動きこそ3D特有のぎこちなさを感じますが、原作よりマイルドなキャラ画は初見の方も受け入れやすく、細やかな表情や仕草はしっかりと感情表現ができていて、特に大野アキラの心情は原作より分かりやすく伝えてくれました。
(でも原作のヒロイン画は繊細な目元のタッチと肉感のあるラインが独特で魅力的です!)

背景は、ゲームセンターや駄菓子屋内の実写と変わらないリアルでレトロな雰囲気を再現し、ドット画のゲームキャラが登場人物に寄り添うさまはアニメならではの親和性で違和感無く馴染み、淡い夕景や夜景も情感たっぷりで登場人物と視聴者双方をヒートアップしてくれました。

視聴者の体感した現実とアニメという虚構を絶妙に融合させる事でレトロなノスタルジーに浸れる見事な映像化だったと思います。

《キャラ》

二人のヒロインを全く違う手法で描く事で魅力を引き出し合う相乗効果は原作者の妙案ですが、アニメではそれが際立っていました。

「矢口ハルオ」

ゲームバカなのに二人のヒロインから想いを寄せられる羨ましさですが、ママの育て方がイイのか優しい気配りができて納得の好感度。
アニメでは細かな気の利く所作を加え、さらにイケメンに見えました。
(2話のメンチカツや7話のミルクティのシーンなど。)
そう言ったヒロイン達の前でさりげなく見せる優しさは、好かれようと意識してやってないのがいいんですよね。
しかしイケメンぶりを自ら発揮するのはアキラに対してだけです。
原作者がファンブックの中で「アキラがいるから(コハルと)無意識に距離を置いている。ハルオは女たらしではないから。コハルの事はどこか突き放している。」と述べられてるとおり、基本、アキラにゾッコンでまったくブレない。
同級生女子のゲームプレイに魅せられた以上に、学校での劣等感を忘れさせて欲しい自分と家庭で抑圧され逃げ場を求めているアキラが、互いにゲームだけを心の拠り所としている共通点に強烈なシンパシーを感じてしまう。
だから、アキラの為だけに自ら行動を起こし、アキラの為だけに自分を変える努力をする。
この優柔不断のなさがハーレム主人公とは違う魅力を出してるんです。

「大野アキラ」

天才ゲーマー、才色兼備、財閥御令嬢とフィクションならではファンタジー設定は少年漫画らしいヒロイン 。

親から才能を嘱望され過密な英才教育を受けるアキラは寡黙ゆえにストレスを溜め込みやすい。
そんな中、見つけた唯一の息抜きがゲームセンターのアーケードゲーム。
帰宅前のわずかな時間だけが、周囲からの押し付けられた自分を壊して、望む自分になれる彼女にとっての放課後ディストラクション。
その時間さえも危うくなり増える重圧に押し潰されそうになってしまう。
そんな時に逃げ場所になってやると言ってくれたのがハルオ。
その時から彼女にとってゲーム以上にハルオが救いの王子様になります。
ペロペロキャンディをよくほおばるのは彼から初めてもらったお菓子だからであり、初めてもらったプレゼントのオモチャの指輪を肌身離さず持つ事でつらさを我慢します。
この一連のリアクションはアキラのハルオへの一途さをよく表し、川原でのケンカ時やベッドの中で指輪を握りしめるアニメのオリジナル描写は小粋な演出でした!

また、しゃべらない彼女からの意思表示をゲームプレイで表現させるのは作品ならではの面白さで、ハルオとのファイナルファイトでは嬉しさや苛立ちが、コハルと初対面時のバスケやガンシューティングでは動揺と熱意がコミカルに伝わります。
そして無口な分、直接感情を露出した時のインパクトが凄い。
1話からの普段の暴力チックな感情表現はコメディタッチにする事でアキラを重く見せないようにしてるんですが、3話の空港でのハルオの見送りに号泣するアキラの感情爆発は、原作でも最初に心を掴まれる屈指の名シーン。
アニメで初めて聞く彼女のハッキリとした声は原作以上に痛切に私の心に響きました!
また9話で、自分と同じ高校を目指してくれると知った時のハルオの手を握りしめるシーンも、押さえきれない嬉しさがしみじみと伝わり、しとやかな情緒を醸す見事な描写でした!

「日高コハル」

話しかけもモノローグも多く、
「それでもこの気持ちは曲げたくない。」
「勝ち続ける事で私に関心を持ってくれるのであれば、私は絶対に負けない!」
ハルオへの募る想いが痛いほど伝わる描き方はまさに少女漫画の主人公。

狭い視野で漫然と生きてきた自分に、殻から飛び出し自由な空気を感じる醍醐味を伝えてくれるハルオにたちまち虜になってしまう。
受動的だった女の子が恋をすることで能動的になり見た目も垢抜けていく。
アキラと違い明らかな成長が見えるのもコハルの魅力です。
ハルオとアキラが惹かれ合っている事に気付いても、二人のはっきりしない態度に諦めきれないのは仕方ない。
そんな二人への遠慮がちな接し方もいじらしく、アキラを貶めるような事をせず自分を磨く事でハルオを振り向かせようとする真っ直ぐなひた向きさは、嫌味を全く感じさせない誠実なイイ娘です。
でもハルオは微塵もブレず全くコハルに見向きもしてくれない・・・
コハルにとってハルオを落とすのは、攻略ルート皆無の無理ゲーなんですよね。
そんな勝ち目のない恋のゲームに果敢に挑む姿が健気で、観てるコッチは不憫で不憫で仕方ない~( ´△`)
こんな設定にした原作者は何て罪作りなんだ~~(`Δ´)
私は、アキラの笑顔も見たいけど最後までコハルも応援しちゃいます!

《声優さん》

主演の3人の方は私、存じ上げない方ばかりでしたがそつなく演じられてたと思います。
中でも広瀬ゆうきさんの声は原作のコハルの魅力を数倍増しにしてたのでは?
ラストの涙まじりの告白は熱かった!
(ひきかえ、アキラ役の鈴代紗弓さんは折角射止めたメインヒロイン役なのに演技をあまり披露できないのがコハルより不憫~)

サブではハルオのママ役の新井里見さんが個性の光る名演技でした!

《音楽》

8ビット音でしょうか?ゲームらしい音を取り入れたOP曲は作品にマッチしてました。
(でも曲より背景画が毎度気になってました~コハルが不憫で・・)

やくしまるえつこさんのEDは毎話の引きとの合わせ方が絶妙で切ない余韻が堪りません。
(特に11話は上手い!)

劇判曲もバッチリで非の打ち所はありません。

《最後に》

先日、最終話が掲載された原作漫画ですが、コハルの告白以降テンポはやや減速感を感じるものの、切ないシーンはまだまだ訪れます。
アニメの続きは配信とOVAってのは個人的にビミョーですが、制作してくれるのは嬉しい限り。
このクオリティならお布施も厭いません~(^^;{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 100
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分で生き方を選ばなければ、自分が想像できないところに行き着くことができる。 byマツコ・デラックス

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
遅ればせながら視聴。当時はスルーしたんだけど、あにこれで高評価の嵐。いつか観たいと思っていたが、

あー、これ、当時を知るおっさん(40代)にはたまらんわな、高評価には頷ける。

本作の魅力は、90年代の小学生の雰囲気を忠実に再現しつつも、ラブコメの波動をきちんと感じさせること。懐ゲーのネタに共感し、挟み込まれるギャグに笑い、可愛らしい恋愛にニヤリとする良作。

古くも新しい作品。

私はこのアニメの世界より、やや下の世代なので、懐かしいような、少し、憧れのような。

レビューでは、実体験を踏まえながら、本作で感じた、今の若者に伝えたいことを。やや懐古レビューですが。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
実は私は、スト2にはそこまでハマっていない。一応、スーファミとソフトは家にあってやってはいたが。

私がまずハマったのは、「餓狼伝説」だ。テリーとアンディ、ジョーを使っていた。一番得意なのはジョーだったかな。

次いで、「龍虎の拳」。最初はキングを使っていたのだが、例の「ブラジャー見せ」で女と分かり、使うのをやめた。なんか、小学生当時の私は、男が女性キャラを使うのを恥ずかしいと思ってたんだよね(笑)

ただ、龍虎にはそんなに長期間ハマらなかった。すぐに「サムライスピリッツ」にハマったからだ。当時、剣道に一生懸命だったこともあり、サムスピはかなりやった。特に千両狂死郎。後先忘れたが、幽々白書の飛影とか、ああいうキャラ好きなんだよね(笑)

そして、その後永きに渡ってハマり続ける、「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」が登場。あれは衝撃だったな~。だって、これまで自分が好きで使ってたキャラクター達が、ゲームの枠を超えて対戦、共闘できるなんて、胸熱でしかなかった。

使っていたキャラは「キム・カッファン」「ラルフ・ジョーンズ」「レオナ」「八神庵」「草薙京」等、他にも多数。当時、KOFはノベライズ版がよく出ていて、私の場合「小説好き」「設定好き」なので、「強い、弱い」以上に、キャラの背景から「好き」なキャラを選んでいた気がする。特に、ブラジルチームが好きで、ハイデルンがたまに見せる親バカっぽさと、レオナの塩対応、ラルフとクラークのフォローが絶妙で。投げキャラ苦手だから使いこなせなかったけど、技やキャラの格好よさなら、七枷社が好きだった。

さて、ここまでの感想で、多少ゲームを知っていれば、私が、「カプコン」ではなく「ネオジオ(SNK)」のゲームばかりやっていることにお気づきと思います。それはなぜか?

うちの(クソ田舎)町の、近所に1台(1対)だけあったアーケードゲーム機が、ネオジオだっただけのこと(笑)

さて、本作で感じたことの1つが「制限下で楽しめない奴は、自由下では本質的に楽しめていない」ということだ。

私がKOFにハマったのは、内的動機付けがあったからではなく、外的要因が大きい。もし、カプコンのゲームを、もっといえば、ゲーム以外のありとあらゆることを楽しめる環境にあったら、きっとKOFをこんなに好きになれなかっただろうと思うと、「不自由」に感謝したい気持ちにもなる。

先日、「マツコ会議」で、マツコ・デラックスさんが、若くして成功したYouTuberさん達に、こんなことを言っていた。

「皆さんは、自分の意思で、自分のやりたいことをきちんと突き詰めて成功されていて、とっても素晴らしいと思うの。でも、私はどちらかというと、自分のやりたいことが出来ないで、周りに流されてきた弱い人間だからね、また別のことを感じていて。それは、周りに流されて、興味も全然ないようなことをやっていると、当たり前に生きていては絶対に見られない景色を見られるということもあるということ。だって、自分が好きなことばかりやっていると、自分が好きな世界しか見られないじゃない。だからね、今の若い子にはね、自分がやりたいことをできなかったら、自分らしい人生を生きられなかった、それで人生終わりとか全部ダメなんだとは思ってほしくないのね。逆側にはね、それはそれでちゃんと面白い世界もあると思うのね。」

今回、レビュータイトルに使わせてもらった言葉だ。なるほど、良い言葉だと思った。

以下、オジサンによる懐古的な呟きです(笑)

私達の世代は、ゲームにしても音楽にしてもアニメにしても、選べるパイが少なかった故に、わりと共通言語として同じものにハマっていた。また、変化が少なく、1つのゲームを長期間遊ぶ習慣もあった。

今の子を観ていると、まず、経済的な制限がない(と思い込んでいる)。スマホゲームの大半は、無課金でそこそこ遊べる仕様になっている(とはいえ、スマホの基本料金やWi-Fiの料金含めれば、自分達が小中学生の時の小遣いを軽く超えているけどね)。

それに、新しいゲームはいくらでもあり、飽きたら違うゲームをやれば良い。

自分達の時(スーファミとか)は、ゲームソフトを買ってもらえるのは、誕生日とクリスマスの年2回。あとは、小遣いを貯めて、数ヵ月に1つ。当然、何を買うかは吟味するし、買った以上は遊び尽くす。たまに、「早くクリアしたくないから、あえて1日1時間」とかにしてたしね(笑) 

それに、当時はネットなんてなかったから、どんなゲームが面白いかという情報は圧倒的に不足していた。立ち読みでファミ通読んで必死に覚えたけど、それでもクソゲーをつかむことはあって、大事な小遣いを失った悲しみと言ったら(でも、買ったからには一応最後までやって、なんだかんだ、クソゲーなりに愛着わいちゃたりねw)

このような煩わしさのない、現在のスマホゲームの環境下において、じゃあどんなゲームを選ぶかと言われれば、そりゃ、「好きなゲーム」「良いゲーム」ばかりになるだろう。自分に合わなければ、即座にアンインストールだ。

でも、それじゃあ、いつまでも自分は、自分のままで、自分以上、あるいは、自分以外にはなれない。

以前、林先生が、高学歴ニートに説教する番組があった。その中で、早稲田卒業のあるニートが、「好きなこと以外仕事にしたくない」と言うのに対し、「まず、好きというのは、外的要因が大きい。もし君は、ゲームが開発されてない世界に生きていたら、ゲームが好きになれたかな? 結局人間は、自分が出会ったモノから好きなものを選んでいるに過ぎない。だから、今はまだ出会っていないモノも、突き詰めることで好きになれるかもしれない」と言っていた(この人は個人的に好きになれないが、たまに良いことは言う)。

マツコさんと林先生が言っているのはつまり、「自分の可能性に蓋をするな」ということだろう。

私達の世代は、選択肢が少ないからこそ、新しいものにだったら何でも飛び付く習性、つまり、「餓え」があった。現在は、自分の好きなものだけ味わっても食べきれないほど、選択肢に溢れている時代。人はバイキングでは好きなものしか手に取らない。YouTubeを観れば勝手にオススメ動画をあげてきやがる。

60、70になっても好きなモノは増えるのに、「個性」という聞こえの良い言葉に惑わされ、「私はこういう人間だ」と決め付けてほしくない。特に若い人には。

本作のノスタルジーに当てられ、若者から嫌われそうなことばかり書いてしまったが、昔だって、昔なりに良い時代だったんだよという、負け惜しみです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ゲーセンの情景描写、少年の心情描写、よく出来ている。待ちガイル、懐かしい(笑)

2話目 ☆4
FF4(笑) 氷枕(笑) お母さんの隙間覗き、久々に声だして笑ったわw ホラーだろ(笑) PCエンジン、桃太郎RPGやったな~。あと、ビーボールとか(笑) ジャーマンからコブラ(笑) 都市伝説。ノスタルジーで、ラブコメ。

3話目 ☆4
デート。ラブコメの波動。パチンコ中毒(笑) そうそう、ゲーム知らない女子はキャラの見た目に突っ込むんだよね(笑)

4話目 ☆3
ラブコメ全振りはなんか違うと思うが、まあ、負けヒロインだろうね(笑)

5話目 ☆4
分かる(笑) 私もソニックブームは、「カニプーン」に聞こえていた(笑) サムスピ、懐かしいな~。陰険(笑)

6話目 ☆4
ガイルに必殺技追加なし(笑) ただだだ性格が悪い(笑) ネットがない世界だからな。大野さんの嫉妬心(笑) 

7話目 ☆4
貸してくれ(笑) ファイターズヒストリーダイナマイト、ワールドヒーローズ、懐かしいな(笑) 目の上のたんこぶ(笑) 

8話目 ☆5
ここでテストに結びつけるのはよい。マウント取られながら、ボコられる男子(笑) ラブコメとして、かなり優秀だし、お風呂セットからペアルックの伏線回収が素晴らしい。

9話目 ☆4
サターン派、、、負け組確定じゃないか(笑) ヴァンパイアは確かに、衝撃だったよな。まあ、この作品なら不合格はありえるよな。

10話目 ☆4
にしても、ユルいわりに展開早いよな。そして、KOFは、ユリがリョウを倒すだけか。まあ、「出藍の誉れ」の比喩かな。

11話目 ☆4
ロードの長さ(笑)  そこでサラッと負け、サラッと飯に誘うのが、イケメンだな~(笑)

12話目 ☆4
ちょっと新婚(笑) 二期は、三角関係かな。初代PSのスタート画面、懐かしいな。キング、俺も使っていたな~。サターンでフルスイングは、効くよな(笑) 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

88.6 3 学園で幼馴染なアニメランキング3位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (483)
2422人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冴えまくり彼女に萌えそびれた私

ついにここまでやってきた!

1期2期を経て堂々完結の劇場版。fine(フィーネ)と言ってる以上終わるもんは終わるのです。
完パケしてるためこれからの方はパッケージで視聴検討されたらよいシリーズものかと思います。

 冴えないヒロインは育ったのでしょうか?

完結編で求められるはこの一点。恐らくダブルミーニングで

1.加藤恵の魅力はさらに増すだろうか?
2.渾身のギャルゲーは完成するだろうか?

しっかり育っての大団円だったと思いますが、どうなるかはもちろん自分の目で確かめて下さいね。


“お約束”を登場人物使ってとことんコケにしながらその“お約束”をありったけ投入し
“オタク”をさんざんをこき下ろしながらもその“オタク”へ注ぐ視線がこのうえなく温かい。
そして加藤恵という唯一無二ヒロインが異彩を放っている作品です。一言で言えば尖ってる。

いったんラブコメとラベリングし経過を辿ればこんな感じでもありました。
1期→ラブ2:コメ8
2期→ラブ5:コメ5
これが劇場版では

 劇場版→ラブ8:コメ2

くらいでしょうか。これまでを踏まえた流れに無理はないしきちっとラブはキュン死不可避でしょう。
なのでTVシリーズからのファンは迷う必要ありません。迷わず行けよ!行けばわかるさ!

ちなみに私はさほどこの劇場版では踊れませんでした。尖っておらず只のめちゃくちゃきゅんきゅんするラブストーリーだったことが理由。

自分の過去レビュー読み返してもみました。どうやらこの作品にはラブtheオンリーを期待してなかったみたいです。己の心の姿勢の問題。
過去の私の評価は1期(3.7)2期(4.1)です。面白いかどうかの分岐は4.0。つまらないかどうかの分岐は3.5として、クリエイターの産みの苦しみとラブコメが調和した2期を高く評価しました。なおシリーズ通して加藤恵に萌えてはいません。
唯一無二ヒロインについては『擬似三次元女子』と評し1期レビューにまとめております。平たく言えば現実には存在しないリアリティ無き女子です。存在に現実味がないため“ラブ”が深いところに刺さらない。響かない。
作品の柱ギャルゲ作りも産みの苦しみはどこかに消え作業ゲーになってました。障害はトモヤくんのサボりですもんね。これは比重をラブに置いた結果ですから仕方がありません。


あくまで私の心の姿勢の問題ですからね。シリーズの流れを逸脱しない自然な展開。劇場版ならではのグラフィック。きちっとタイトルを回収しながらの大団円。本来なら減点要素はない。どれも及第点だったけど自分には引っ掛かりの薄い佳作でした。



※ネタバレ所感

■遅らばせながら…

気づいたこともありました。遅せーよ!

{netabare}ストーリー展開がそもそもギャルゲーだったんですね。
加藤恵を模したヒロインでゲーム作ってるのに、お約束やフラグのギミックで遊んでいるって指摘してたのに、すこーんとこの観点が抜けておりました。

振り返ればエリリルートや詩羽先輩ルートを経てからのメインルートが劇場版の位置づけでした。
ギャルゲと思って1期から振り返ることは意義があるように思えます。{/netabare}


■高校生のスケジュール管理

納期より大事なものはあるっ!→いやそんなもんねーよ!
自由すぎるトップに翻弄されてた加藤恵が工程管理表を手にしていたのに驚いた。有能ですねこの子。

{netabare}項目を大中小分類に分けていて、分量(カット/差分)、月での区割り(上旬中旬下旬)のシンプルなやつ。

ええ一時停止してガン見しました。高校生にしてゴールから逆算して考える発想があることに驚き。
それでも人生の先輩ヅラしておせっかいを焼きたくなりましてちょっと失礼…

 {netabare}追加したほうがいい項目 → 担当者、予実、マイルストーンいやクリティカルパスかしら
 修正したほうがいい項目 → 区割りを日単位{/netabare}

自由人を縛れるかはまた別の話っす。{/netabare}


■エモかったとこ

もっとも胸を締めつけられたのはここ

{netabare}エリリが「トモヤがいても描ける」と淋しそうに目線を落としたところ

想い人との関係が深まるのと反比例しイラストが描けなくなってったエリリでした。クリエイター魂を優先し袂を分かった2期のクライマックス。整理すればエリリルートの終焉。
それが今は描ける。ちょっとしたボタンの掛け違いで別れる関係もある。今だったら素直に飛びこめるのに、でも今の自分があるのはあの時の別れがあったから。このジレンマがたまりませんでした。{/netabare}


■紅坂朱音(CV生天目仁美)のお仕事

ほんとにトモヤの…ひいては作品の魅力はこれでした。

{netabare}「クソみてぇなキモヲタの妄想を垂れ流せるのがお前の強みなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「鳥肌が立って恥ずかしくなって目を背けたくなって…」
「それでも読めちまうのがお前のクソシナリオなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「真のキモヲタは絶対お前についてくる」
「今は上手くなろうとするな」
「キモいまま突き進め」
「てめぇの妄想をそのまま垂れ流せ」{/netabare}

S.ジョブズの劣化版みたいなキモヲタ主人公のキモイ情熱をもっと見たかったのでした。
でもそれを望むのは酷なのかも。ヒロインと一緒に陰キャの代表選手みたいなキモヲタも人間的に成長したものと思うようにしました。

末永く爆は…いやなんでもありません。



※閑話休題

なんだったんだろう?

{netabare}題字協力 松岡禎丞 茅野愛衣{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.28 初稿
2021.08.26 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 49
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うん。。ヒロインもいいしエピソードも楽しい。ラブコメの名作と言っていいんじゃないかな。

 
終わったと思った『冴えカノ』の続編で劇場版。
fine(フィーネ)はイタリア語でendの意味。
DVDレンタルで視聴。

う~ん、TV版のラストをよく覚えていない・・
ま、いいかw

■エピソード

そっか、blessing softwareのメンバが刷新されたんだっけ。

~{netabare}
出だしは『icy tail』のバンド演奏・・
色んな要素を盛り込んでますね。
ガールズバンドものは好きだからいいけど。
その部分のエピソードが薄いのは仕方ないか。

2期での大ごとである、詩羽と倫也のキス・・
ドラマチックな展開でズルズル引きずるかと思ったら、
居酒屋で加藤がいるの目の前で、露呈。
しかも、あっさりコメディタッチでw
なんかドロドロしなくて個人的にはホッとしました。
ラブコメはこうでなくっちゃw

それなのに倫也にサンドイッチを作る加藤・・
それを食べ残す倫也も、おいおい、と思ったけど、その食べかけのサンドイッチを食う加藤。
せめてもの関節キッスと、詩羽にはできないことを密かにすることで自分の留飲下げる行為ってことかなw

オタクとはいえ倫也のヘタレ加減に辟易。

紅坂の入院によりマルズのゲーム製作が頓挫・・
倫也が交渉・・いいねこの先が読めない裏切り展開。

エリリと詩羽を助ける倫也・・
加藤、そこはスネるんだ。へー。
キスは流した風に見えて、実は不満がたまってたのかな。

加藤が倫也を呼んだセリフが無音・・
どう呼んだのか。「安芸クン」?「倫也クン」?
この口の動きはきっと・・

物語開始から1時間14分・・
blessing softwareに戻る倫也を送り出したエリリと詩羽。
と、突然、画面がブラックアウトしエリリと詩羽が倫也に助けを求めるかどうかを話し合うシーンに逆戻り。
え・・・タイムリープ?別ルート?ラブコメでこれは新鮮w

いや・・
違う・・のか。
これは、触れられなかった二人の会話。
倫也をメインヒロインルートへ戻してやろうという。
手法としては珍しくないけど、ジーンときた。

家の前で加藤と再会する倫也・・
住宅街の路地。憤懣やるかたない加藤。
 倫也:『それに、安芸クンに戻ってない』
・・やっぱそうか。
 加藤:『これだけ怒っているのに、他人行儀な怒り方、できないよ』
・・名ゼリフ。
遂に告白。
 加藤:『合格、だよ』

次は加藤の回想シーン・・
これまでのモヤモヤした気持ちも一気に解消する、
ヒロインの待ち望んだイベント。
 加藤:『違わないよ、倫也クン』・・
    『私の、望んだとおりだよ』
 二人:『いっせーの・・』
うん、ラブコメはこうでなくっちゃw

ええと、残り15分あるのにエンドロール・・・
そこに小田和正の『ラブストーリーは突然に』の文字が。
え?使ったっけ?

エンドロール後にエピソード・・・
なんだこれ・・
加藤は夢を追う倫也が好きだったの?
詩羽と再会・・

きた!『ラブストーリーは突然に』
・・そういうことかww

詩羽ルートは自分も望むところなので劇中での宣伝なのは残念ではある。

エリリや詩羽以外、例えば美智留や出海などの悲哀も、もう少しあっても良かったけど、ドロドロし過ぎず明るい作風とメインヒロイン推しを貫いた姿勢は好感が持てました。

モヤっと書きましたが、{netabare}俺ガイル{/netabare}と比べてしまってますw・・いい悪いではなくて。

それにしても・・
{/netabare}~

うう・・か、加藤、かわええw

展開とかセリフとか、やっぱ一味違う。

終わり方も自分好みで良かったw

やっぱラブコメはこうでなくちゃww
(しつこいですがw)

★エンドロールの後もお見逃しなく ^^


 原作:ラノベ
 キャラデザ:高瀬智章
  FGOも担当。原画や作画監督はTo LOVEる、
  WORKING、SAO、化物語なども。
 制作:CloverWorks
    A-1 Picturesの血統だけあって安定。
 封切:2019年秋
 視聴:2020年秋 レンタル

■キャスト
~{netabare}
松岡禎丞(倫也)
 さすがに演技は安定。
 ちょっとキリト感を感じてしまったけど
 視聴の邪魔になる程ではなかったかな。

安野希世乃(加藤 恵)
 別のレビューやBEST10でも触れていますが、
 かくしごと(ラスナ)も良かったし、今回も
 正統派ヒロインを堪能させていただきました ^^

大西沙織(澤村・スペンサー・英梨々)
 ダンまち(ヴァレンなにがし)とは
 違ったキャラも楽しませていただきました ^^

茅野愛衣(霞ヶ丘 詩羽)
 かやのん、もうホントにマジ天使 ><

矢作紗友里(氷堂 美智留)
 元気っ娘といえば矢作さん、的なw
 ハマリ役かと。

赤﨑千夏(波島 出海)
 段々メインヒロインが増えてきていますねー。
 今回も別ルートがあってもいいキャラかと。
 外伝求ムw

生天目仁美(紅坂 朱音)
 パワフルなキャラはさすが。
 一騎当千(関羽)、俺妹(沙織)、
 このすば(ちょむすけ)、
 宝石の国(スフェン)、
 エグゼロス(ニョタイカ蟲)・・・
 結構お世話になってます ^^;
{/netabare}~

冴えカノも、これにて終幕・・か。

シリーズ通して、名作と言っても過言ではないかと
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

誰もが悶絶するヒロインの描きかた

映画館でこんなに顔が火照った事はない!
萌えて悶え過ぎて顔がゆでダコのようになりました。

ヒロイン「加藤 恵」が可愛すぎる♪♪♪

ここまで徹底したあざとい可愛さは見事と言うしかない!

主人公が力説する「オタクにとっての理想的なヒロイン」

私も含めた2次元オタク男性が萌えて悶えて魅せられる「恋する女の子キャラ」を描き上げる為に構築されたアニメシリーズの最終章であり最高潮の仕上がり。

テレビドラマ2クールで、クリエーターとしての才能と尖った個性を持つヒロイン達を魅力的に描きつつ、唯一目立った才能が無い普通の女の子でありながら、抑えてきた感情のインパクトある露出によって存在感を示したメインヒロイン。
その彼女の清楚で可憐な魅力が劇場の大スクリーンで満開に花開きます。

本シリーズの脚本構成を担当されたのは丸戸史明氏。
恋愛物としては、同じ丸戸シナリオで個人的に傑作だと思う「WHITE ALBUM 2」に比べると、主人公の(CV松岡さんのイメージも手伝って)ハーレム的ご都合感は拭えませんが、ヒロイン達が主人公を好きになる要素は俺Tueee系より断然説得力があり、丸戸氏がゲームシナリオ作家として培ってきたノウハウを活かすゲーム仕立てのプロットで、ヒロイン達の切ない恋の進退をドラマチックに纏め上げてます。
(ちなみに丸戸氏のギャルゲーが原作の「WHITE ALBUM 2」は、楽曲を織り込んだストーリーと演出、中盤の盛り上げや鳥肌物のラストの脚本構成も合わせ1クールの恋愛アニメの中では神懸かった出来映えです!)

加えて、ゲーム作りに纏わる主人公やヒロイン達の言動には、ゲームシナリオ作家として歩んできた丸戸氏のクリエーターとしての情熱が伝わり見応えがあります。
{netabare}(倫也の書いたゲームシナリオを紅坂が豪快に笑い飛ばすとこなんて、青臭い頃の自分を振り返りつつ自分の道程を肯定的に受け止めている様でクリエーターとしての矜持を感じる。){/netabare}

また、登場人物にゲームシナリオを演じさせる様な客観的なセリフは、丸戸氏ならではの視聴者へ寄り添う遊び心があってユニークでした。

《作画》

テレビ版から背景も含め綺麗な作画で、挟まれるパステルチックなカットもお洒落。
そして本シリーズでは何と言っても、アイラインのカラーが特徴の女子キャラの描写に力が入ってます。
弾力感が伝わる肉感的な体のライン、あざと過ぎる可愛い仕草やエロいポーズをふんだんに描く事で萌えに徹してます。
かがんで見せるたわわな胸の谷間、テーブル下で絡み合う脚線美・・フェチなアングルも堪りません。
アニメと無縁の女性に鑑賞させたらセクハラになります♪

《音楽》

春奈るなさんの主題歌を初め、声優さん達の劇中歌も多く、ヒロイン達の恋心を盛り上げてます。
エンドロールの挿入歌に「ラブ・ストーリーは突然に」とあり、いつ流れた?と思ったら・・・オッサン世代へのサービス♪

《特筆声優さん》

今回の劇場版ではメインヒロイン役、安野希世乃さんの透明感のあるクリスタルボイスにキュンキュンさせられました。
安野さんは歌も上手いですね。今作の挿入歌も良かったし先日まで放送の「ソウナンですか?」のEDも好き♪

《キャラ》

よく泣く主人公は、女々しく感じ好きになれませんでした(同じオタクとしての妬みか^^;)が、ヒロイン達には制作スタッフの思惑どおりブヒブヒと鳴かせていただけました。

以下は萌えブタのネタバレ鳴き(見苦しいのでお許しを)
{netabare}
スカイプでの会話で「とっくにフラグは立ってる」(2期終盤の坂道での二人を見てる視聴者への完全表明)にまず、
ブヒー♪

ホームでただの手つなぎから恋人つなぎに!
ブヒブヒブヒー

誕生日デートの約束に「どうなっても、し~らないよ~♪」
ブヒブヒー

名前呼びを指摘されて
「それのどこが悪いの!」
倫也以外にも♭じゃない態度露出で、
ブヒブヒブヒー

2人の初めてのキスシーン
「タイミングがずれただけだよ」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー
「「いっせーの!」」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒーヒーヒーヒーヒー

「私の事、好きだった~?!!」のエリリにも、ブヒブヒブヒブヒブヒー(泣)
(ちなみに1期では私、エリリ推しでした(^^;) エリリと詩羽先輩の、二人が居たからこその恋の引き際も、切なくも素晴らしい魅せ方でした!)

ラストのエンディング曲中
「あなたが望むメインヒロインになれたかな?」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ悶絶ー

正直オマケパートは折角の余韻が冷める蛇足だと感じましたが、クールダウンしたのは良かったかも知れません。
あのまま直ぐ映画館を出てたらどんな顔をしてたやら
(*^^*)

「回収しとくね♪」のキスにも
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

68.5 4 学園で幼馴染なアニメランキング4位
ラブライブ!スーパースター!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (269)
545人が棚に入れました
私立結ヶ丘女子高等学校、
表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。

歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、
澁谷かのんを中心とした5人の少女たちは"スクールアイドル"と出会う。

私、やっぱり歌が好き! 歌でなにかを……叶えたい!!

まだ小さな星たちの、大きな想いが重なっていく――。

全てが真っ白で、無限の可能性を持つ彼女たちとの「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。
はばたけ!私たちのラブライブ!

声優・キャラクター
伊達さゆり、Liyuu、岬なこ、ペイトン尚未、青山なぎさ
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

結構好きだった

NHK Eテレで放送

今作ではLiella!というグループのようだ。
人数は今までのシリーズより少ない5人。
このくらいの人数も良い
若手声優さんの登竜門的な役割もあるのだろうか?

シンプルで見やすかったと思う

主人公の澁谷かのんは伊達さゆり
極度のあがり症で音楽科落ちるし、人前で歌えないのを見事に克服していく姿は素敵。
唐可可はLiyuu。以前何かで名前を見かけた気がする
タン クゥクゥと読むらしい
スクールアイドル活動発起人。体力ないけど睡眠学習できる凄い子。{netabare}結果を出せなければ帰国をするらしい{/netabare}
すみれとは水と油と見せかけて仲良し
嵐千砂都は岬なこ
かのんの幼馴染
ダンス優勝して悔いなく普通科へと転科してアイドルに専念
平安名すみれはペイトン尚未
ショービジネス笑。神社の娘がスカウト待ちでうろつくの不思議な気持ちギャラクシーが口癖 グソクムシや!!
実際にセンターにされると逃げようとするのは分からんでもない。応援したくなるキャラ
あえての生徒会長もありだと思うのだが
葉月恋は青山なぎさ
結ヶ丘創設者の娘。
広い一軒家で暮らし。家族は亡くなった母を除いて父がいるが、海外に住んでいる。メイドと大型犬のチビと暮らしている。
亡き母の一件で母はスクールアイドル活動に後悔しているとの考えからめスクールアイドルには否定的だった。母が残した手紙を見て真意を知り、わだかまりは解ける。

すみれちゃんのキャラクターが若干、善子と被る気がするんだよなあ。もしかして意識している?

ライバルのサニーパッションは東京の離島・神津島のようだ。行ってみたいなあ。より遠い小笠原諸島には行ったことあるけど。あそこは良いところだけど、住むのは大変そう。神津島のほうが少し近いから良いかも?


OP
START!! True dreams Liella!
ED
未来は風のように 毎回キャラクター変えて
挿入歌
未来予報ハレルヤ! Liella!
Tiny Stars 澁谷かのん(伊達さゆり)、唐可可(Liyuu)
常夏☆サンシャイン 澁谷かのん(伊達さゆり)、唐可可(Liyuu)、嵐千砂都(岬なこ)、平安名すみれ(ペイトン尚未)
Wish Song Liella!
Dreaming Energy Liella!
ノンフィクション!! Liella!
私のSymphony〜澁谷かのんVer.〜 澁谷かのん(伊達さゆり)
Starlight Prologue Liella!
畑亜貴作詞じゃない!!という驚きあり。宮嶋淳子さん


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
私立結ヶ丘女子高等学校、表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、澁谷かのんを中心とした5人の少女たちは“スクールアイドル”と出会う。 私、やっぱり歌が好き! 歌でなにかを……叶えたい!! まだ小さな星たちの、大きな想いが重なっていく--。全てが真っ白で、無限の可能性を持つ彼女たちとの「みんなで叶える物語」(スクールアイドルプロジェクト)。はばたけ! 私たちのラブライブ!


第1話 まだ名もないキモチ
東京の表参道・原宿・青山、3つの街の狭間に設立された新設校、「結ヶ丘女子高等学校」の音楽科を受験した、澁谷かのん。だが歌唱の実技試験で失敗。同学校の普通科に入学した。そんなかのんの目の前に突然、上海から来た少女、唐可可が現れる。かのんと同じく結ヶ丘の普通科に入学した彼女は、かのんと一緒にスクールアイドルを始めたいという。断るかのんだが、可可の情熱を前に部員集めを手伝うことになった。

第2話 スクールアイドル禁止!?
やっぱり歌が好きだ!という自分の気持ちに気付いたかのんは、スクールアイドルになることを決心する。しかし音楽科の葉月恋は、スクールアイドルは結ヶ丘に必要ないと、部の申請書すら受け取ってくれない。かのんは恋の弱点を握ろうと、音楽科の生徒であり幼馴染の嵐千砂都に協力してもらい情報を集める。しかし弱点どころか、恋を頼りにしている生徒は多い。そんな時、かのん達は急遽、理事長に呼び出され--。

第3話 クーカー
スクールアイドル活動を続けるには、地元の代々木スクールアイドルフェスで1位を取らなければならない。千砂都と可可は、人前で歌えないかのんが歌えるようになるよう、あれこれ試すが、結果は出ない。落ち込むかのんに可可は、今回のライブは自分一人で歌うから、一緒にステージに立ってと、笑顔で励ます。そんな中、かのんたちが出るイベントに、全国屈指の強豪グループ「サニーパッション」が参戦する知らせが入ったのだった。

第4話 街角ギャラクシー☆彡
代々木スクールアイドルフェスで、惜しくも1位を逃した「クーカー」。しかし、新人特別賞を受賞してSNSのフォロワーも増え、理事長からスクールアイドル活動の継続を許可される。しかし、恋の表情は不満げだ。一方、クーカーをきっかけにスクールアイドルに興味を持った平安名すみれは、今度こそショウビジネス界で主役を飾るべく、スクールアイドル同好会に加入する。しかし、センターを誰にするかという話になり--。

第5話 パッションアイランド
新たにすみれをメンバーに加え、3人になった結ヶ丘スクールアイドル同好会。季節は夏。猛暑でバテバテになってしまい、かのんの家で休憩しているみんなの元に、訪問者が訪れる。それはなんと、サニーパッションの柊摩央と聖澤悠奈だった。二人はかのんたちを、サニーパッションの地元、神津島で行うスクールアイドルライブのゲストに呼びたいと誘う。喜ぶ3人だったが、ダンス大会を控えている千砂都は、どこか複雑な様子で--。

第6話 夢見ていた
神津島でのライブに向けて、サニーパッションの二人とトレーニングに励むかのんたち。時を同じくして、結ヶ丘のレッスン室では、千砂都がダンス大会に向けて猛特訓中だ。その様子を恋が伺う。が、恋は、ふと目にした千砂都の鞄から覗く退学届を見つけてしまう。その夜、電話で話すかのんと千砂都。しかし、二人の会話はどこか、よそよそしく--。

第7話 決戦!生徒会長選
神津島でのライブを無事に終え、千砂都を入れて4人になったスクールアイドル同好会。気持ちを新たに新学期を迎える一同だったが、生徒会の発足に伴い、生徒会長選挙が行われることを知る。もし恋が生徒会長になってしまったら、スクールアイドル活動に影響が出るかもしれない。みんなは恋の対抗馬として、かのんを立候補させようとする。一方かのんは、恋がなぜスクールアイドルを嫌うのか気になっていた--。

第8話 結ばれる想い
亡き母親の残した結ヶ丘を一人で背負っていた恋。このことは口外しないようにと、恋はかのんたちに口止めする。しかし、学校のみんなはそんな事情を知る由もなく、学園祭を音楽科だけで行うと宣言した恋に猛反発している。かのんは恋に、全校集会でみんなで一緒に学園祭を行うと訂正しよう、と提案するが、恋にはまだ悩みがあるようだった。その理由は--。

第9話 君たちの名は?
恋を入れて5人になったスクールアイドル部。音楽科と普通科の垣根もなくなり、学校のみんなは仲良く過ごしていた。そんな中、ついにラブライブ!の開催が発表される。決勝の会場は神宮競技場という大舞台だ。予選突破すら狭き門だと理解した上で、ラブライブ!のエントリーを決める結ヶ丘スクールアイドル部。しかし、そのエントリー画面には、グループ名の入力欄があって--。

第10話 チェケラッ!!
グループ名が「Liella!」に決まり、ラブライブ!にエントリーした5人。地区予選の説明会では、各地区ごとに設けられた課題を盛り込んで、パフォーマンスを行うルールが発表される。結ヶ丘の地区の課題は、ラップだった。ラップにいまいちピンとこないLiella!だったが、すみれは即興でラップを披露する。これならいけるかもと、かのんはすみれをセンターにするのだが--。

第11話 もう一度、あの場所で
ラブライブ!地区予選のステージで、その存在感を見せつけたLiella!は、無事予選を突破した。そんな時、かのんと千砂都の母校の小学校から、ぜひ「Liella!」に歌ってほしいという依頼がくる。承諾するも、気が重いかのん。その小学校のステージは、かつて、かのんが人前で歌えなくなるきっかけとなった最初の事件が起きたステージだったのだ。当時のかのんを知る千砂都は、改めてそのことをみんなに伝える--。

第12話 ラブライブ!スーパースター!!
2位でも十分頑張った
まだ1年生だからな
みんな協力してくれて町の人も場所を貸してくれて

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

🏅星結いのスクールアイドル⭐

【物語 4.0点】
『ラブライブ!』シリーズでは初めて、企画当初からアニメ化が決まっていた『スーパースター!!』
従来作では先行する雑誌連載企画、ライブイベント、ゲーム等にアニメが規定される形だったのでどうしても窮屈さがありました。

9人を1期目で総出演させて押し込む。
『ニジガク』を除けば「ラブライブ!」出場ありきで、
大会スケジュールにシナリオが追われる。

加えて3年生メンバーにはあと1年で卒業してしまうという制約があり、
過去作では先輩いなくなる前に結果を!という圧力にも追われ、
年に二度「ラブライブ!」が開催されたり、
劇場版では卒業間際の3年生をどこまで引っ張れるか限界チャレンジで構成に苦慮したり。

『スーパースター!!』では舞台を新設の結ヶ丘女子高等学校に置き、
1期では新1年生5人を登場させ、上海での過去等が持ち越された唐可可(タンクゥクゥ)を除けば、各人個別エピソードでじっくりと掘り下げる。
この設定なら、1期メンバー卒業まで、作品内時間で3年間のシナリオ展開が可能。
無印、『サンシャイン!!』以来の構成・花田 十輝氏も束縛されずに脚本できます。
大会、学校の危機、{netabare}ダイオウグソクムシw{/netabare}といった要素にも圧迫されることなく、足場を固めた上で、しっかりと迎えに行ける。
1年目で挫折しても来年の糧にすれば良いという青春アニメの当たり前を使えるのは本当に大きいです。


物語は各々メンバーのスタートダッシュ回がメイン。
展開には時折、強引さというより、こんなに凄い才能持ってるんだから、あとは自信を持って踏み出すだけなのに、何でこんなこじれちゃってるの?
という疑問は感じました。
折り合うには、強すぎる想いやトラウマは、過去や現状の認識をも歪めてしまう。
という着想が必要なのだとは思います。
ただ、この辺りは視聴者自身の人生経験も影響するかと思います。
実際、かのん、すみれ回については、私も認識が歪むくらい自己嫌悪したことはあるので共感、感動しましたが、
恋、千砂都については、私は認識が歪むほど人を想ったことはないので、最初見た時はちょっと戸惑いました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

キャラクターデザイン・斎藤 敦史氏。
以前、アニメ映画版『BLACKFOX』にて、動くと楽しそうなデザインをされる方だなぁ~と惹き付けられました。
今回は総作画監督の一人として作画にも参加。
動かす所は動かして楽しませるアニメーションの醍醐味を、
氏のデザインで、『ラブライブ!』で堪能できたのが、
まず、とても嬉しかったです。


CGとアニメーションの融合という『ラブライブ!』の基本コンセプトもさらに追求。
特にスカートは、一体ボーン何個入れてるんだ?ってくらい滑らかな動き。
“交差点 はしゃぐ風スカートひらり踊る”
スカートは乙女の武器なのであります。


【キャラ 4.5点】
オレンジ髪の主人公が圧倒的な陽性、突破力でメンバーを引っ張る『ラブライブ!』
が、今回の澁谷かのんは、人前で歌えなくなるトラウマを抱え、好きな歌を皆に届ける夢への挑戦もしぶりがち。

代わってシナリオに火を付けるのは、上海からスクールアイドルやるために来日した唐可可。
ちょっとウザい位のテンションで、かのんをスクールアイドルに引きずり込む敢闘賞。

かのんの幼馴染でダンス属性の嵐千沙都こと、ちーちゃん。
結ヶ丘が百合ヶ丘になったんじゃないか?って位の嵐が巻き起こるw

ショウビジネス(※発音はショーではない)の世界で活動経験がある平安名すみれ。
頑張っても、脇役続きだったトラウマを虚勢を張って誤魔化す。
彼女の覚醒回がマイベスト、かつ私の推し。

スクールアイドルなんて認められない系の理事長の娘・葉月 恋。
おかたく見えて、接近するとポンコツなのも定番。
{netabare}会長、それはラップではなく俳句ですw{/netabare}

5人じゃ寂しくない?と思うかもしれませんが、その分、可可が3倍騒ぐので問題ありませんw
さらに可可←→すみれの犬猿のカップリング成立後はさらにやかましさが倍増するので、実質9人分の賑やかさですw


【声優 3.5点】
澁谷かのん役・伊達 さゆりさん……一般公募枠で抜擢された、スバラシイコエノヒト。ライブではサプライズでギター弾き語りを披露するなど才能豊かな逸材。生放送等でも進行役を務めることが多いが、かのん同様、自己肯定感低めなのでハラハラすることも。

唐可可(タンクゥクゥ)役・Liyuuさん……可可と同じく騒々しい上海人で人気コスプレイヤー。実は「〇〇あるよ~」とはそんなに言わない中国人の日本語も中国語もネイティブに再現。μ'sのライブのために来日したりする筋金入りのラブライバーでもある。

平安名すみれ役・ペイトン 尚未さん……すみれ同様、芸能活動で挫折経験もある日米ハーフ。中の人とキャラの半生の一致率が特に高い。自己肯定感低めなのもキャラ同様で、生放送等でも突然自信を無くしたりして焦ります。

葉月恋役・青山 なぎささん……一般公募オーディションのもう一人の合格者。素晴らしい裏声の持ち主。『めざましテレビ』の「イマドキガール」に選出される程の美人さんではあるが、生放送等では全体的にノリがおかしい“お笑いマシーン”w

嵐千沙都役・岬 なこ……ちーちゃん同様、まん丸い顔立ちが特徴で、ダンスも得意な関西人。生放送等ではツッコミ担当で、ボケる中国人やお笑いマシーンから、さゆりんを守る役。


以上のメインキャスト5人でシンクロ率も上々。
が、{netabare}スクールアイドル取締警察の寸劇{/netabare}など、
声優スキルの有無を問わず、リアクション千本ノックを浴びせる音響方針。
それに、たどたどしいボイスで食らい付く新人という図式も『ラブライブ!』の伝統。
完結したら1期に戻って初々しい演技を再見して、キャストの成長を確認するのも『ラブライブ!』の醍醐味です。


一方で、動物声優・麦穂 あんなさんは勝手知ったる大型犬に加え、
ふくろうも演じるチャレンジ精神で、貫禄のシリーズ皆勤継続。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は藤澤 慶昌氏。
金管とストリングスで始まりのトキメキを後押しする『ラブライブ!』伝統の明快なサウンド。
かのんが弾き語りもするからなのか、メインテーマの「Main Thema of LoveLive! Superstar!!」では、アコースティックギターもアレンジして高揚感を演出する。

OP主題歌はLiella!「START!! True dreams」
ピアノ→ギターの二段ロケット式の間奏で、夢の始まりを告げる典型的な『ラブライブ!』OP。

ED主題歌は「未来は風のように」
各キャラ回のソロ歌唱にも対応し、夢を諦めない決意を語る、こちらも典型的な『ラブライブ!』EDバラード。


挿入歌で光るのは宮嶋 淳子氏の歌詞。
深いシナリオ理解に基づき練り上げられたフレーズがジワジワと心に喰い込んで来ます。
それを特に感じたのは「Wish Song」や「ノンフィクション!!」
「ノンフィクション!!」はラップ曲でもありMV共々、新境地を感じます。

とは言え、メンバー5人だからなのか、音楽の力で突き抜けるにはパワー不足も感じていた1期。
これについては2期を前に、新メンバー4人追加が発表され、パンチ力アップに期待がかかります。
(ラブライバー界隈では3年目で12人に増殖する十二星座説が有力視されてるようで。
キャラ誕生日が星座別にバラけているから云々とかよく見つけるなと感心しますw)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

平均値ならラブライブ史上最高傑作

2期ありきのシリーズに総評書くか迷ったけど、程々にレビューすることあるので書きます。
先ずもって、上記タイトルの通り"スーパースター"、非常に良かったと思います。
良いところ悪いところありますけど、全部引っくるめた平均点なら、無印・サンシャインと比較してもベストだったのではないでしょうか。
もちろん当時のハマリ度や第一作というアドバンテージを考えるなら無印ですけど、仮に同時期に同じ感性で見たとするならば本作を上位に位置づけると思います。

最初に良かったのはやっぱりメンバーが5人だったことですね。
少数精鋭という言葉もありますけど、あれだけハマった無印1期に関しても、実は一番おもしろかった瞬間は序盤、穂乃果・海未・ことりの3人でスタートダッシュ(だっけ?)を歌ったシーンだった気がするんですよ。
とは言え、さすがに3人だと少なすぎるので、5人というのは丁度良かったです。
9人もいると魅力が分散されてしまうし、メンバー集めにシナリオの大半を使うというデメリットが生じてしまいますから。

さて、そのメンバー5人についてですが、性格のみ考慮するなら、旧作に比べ全員やや普通の女の子です。
この点を没個性と感じてしまった視聴者も中にはいたかと思いますが、個人的にはむしろ肯定的に受け取れました。
中二病キャラだったり、語尾に「ずら」や「ですわ」を言わせたりする闇雲なキャラ付けは余計なことで、少女たちの青春や王道アイドル物を表現するなら普通の子を題材にした方が絶対輝くと思うんです。

特に主人公について、無印・サンシャインはどちらも明るく無鉄砲な性格で、はっきり言ってしまえば名前が違うだけでほぼ同じキャラでした。
しかし本作の 澁谷かのん という主人公は、暗いとまでは言わないけれど、どちらかと言えば内気で大人びている性格です。
最初から挫折を経験してるだけあって、今までのような無鉄砲な側面は皆無であり、最初から最後まで慎重派の人間味あふれる少女でした。
これはラブライブでありながら過去作との差別化を図れる点で大きな意義がありました。
また、彼女は内気な性格ながら、友達思いで人の気持ちになって物事を考えられる一面もあり、主人公としての素養もバッチリでした。

そして特筆しなければならないのは、唐 可可(タン・クゥクゥ)ちゃんというシリーズ初の、いや国内アイドルアニメとして初!?の中国人設定です。
声優さんは本当に中国出身の方が演じてるので、「カノンサン!ククとイショにスクルアイドルやりまショウ!」みたいな独特な雰囲気がある喋り方。
しかも全然棒読みではなく日本語もお上手、なおかつ外国人特有の味のある発音が表現出来ていて文句なし。興奮すると中国語で喋ってしまうところも可愛らしいです。
クゥクゥちゃんというキャラクターを生み出せたことについては、もう素晴らしいとしか言いようがなく、飽きはじめていたラブライブシリーズを第1話で引戻してくれるインパクトがありました。

ここまでキャラクターについてだけでパーフェクトなレビューになってしまいましたが、残念な点がなかったわけではありません。
たとえば第8話の恋が加入する回のストーリーに関し、あまりに納得できない部分が多々あったことです。
恋の母親がなぜスクールアイドルの思い出を封印していたのか、そしてそれだけで恋がスクールアイドルを敵視し、文化祭を音楽科中心で行う決意に至ったのかの過程があまりに不十分でした。
また、とりあえず母親を故人にしとけば感動ストーリーになるという浅はかな脚本に不快感を感じました。

あとは平安名すみれの扱いです。
「ギャラクシー」や「ショウビジネス」という口癖から5人の中ではもっとも性格が特異だったとはいえ、周囲から異常なほどダメキャラ(グソクムシ)に扱われるには説得力がなかったです。
なんだかんだで常識人だし、勉強も料理も出来る器用さも持ち、幼い頃から芸能界にも足を踏み入れている、これで理由もなく低スペ扱いはあまりに不当に感じました。
「あの子がセンターじゃちょっと…」なんて陰口を言われたのは可哀想だったし、他4人がセンター交代を本人不在の場で議論する会話もどうかと。
まぁ、そこからクゥクゥ×ギャラクシーのカップリングが完成する展開は最高でしたけどね。

以上。これはもう今作というよりラブライブシリーズ全体に言えることですが、シナリオが大雑把で説得力に欠ける部分が見受けられることが少しだけ残念でした。
また、自分が利点として挙げた「少数精鋭」「普通の女の子たち」のキャラクター部分も、人によっては物足りなさを感じてしまったかもしれません。

レビューが予想以上に長くなったので、そろそろ打ち切りますけど、最終回はまだまだ序章という形で終了してしまったことから必ずや続編はあるでしょう。
今作の評価を付けるにはまだ時期尚早なのかもしれません。
曲については、正直ラブライブシリーズは個人的な旬は過ぎており、楽曲をちゃんと聞いてるわけではありませんが、OPとED、最終回の挿入歌を聞く限りLiellaの歌唱レベルは高いと思います。
NHKゴールデンタイムでの放送だけあって作画もライブ演出含め歴代随一でした。
てなわけで、トータルでシリーズ最高傑作であるということを最後にもう一度述べてレビューを締めます。


PS.もしかして2期、後輩入ってメンバー増えたりするんかな?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

92.6 5 学園で幼馴染なアニメランキング5位
コードギアス 反逆のルルーシュ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (10483)
37486人が棚に入れました
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、白鳥哲、井上喜久子、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、田中一成、新井里美、高田裕司、真殿光昭、飛田展男、若本規夫、皆川純子、南央美
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中だるみしない面白さ!

1話の感想 ★★★★ 4.0
力を得る
{netabare}
観たいと観たいと思いつつも手が出なかったが、ようやく観ることにした。
洗脳する能力なのかな?
あと、主人公は天才と…
出だしはまぁまぁ。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュの第1歩
{netabare}
この作品の主人公は知将タイプか。
高圧的な態度に頭がいい…
なるほど、厨二アニメと言われるのは分かる。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
学園でのひととき
{netabare}
恐らくこのミスが後々、尾を引くことになるんだろう。
今回はうまく躱せたけれども…
妹もルルーシュの弱点になりそう。{/netabare}

4話の感想 ★★★☆ 3.5
ゼロの登場
{netabare}
仮面ダサッ!?
あの格好はないだろう…
何か痛々しくなってきたな…
スザクは主人公しすぎだ。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
スザクの解放
{netabare}
スザクはいい奴すぎてなんか嫌いだ。
ユフィも何か嫌だ。
やっぱり、主人公の方が面白い。
そう思ってしまう私も、厨二病なのだろうか…{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
スザクが学校に馴染む?
{netabare}

今回は学園の話だった。
スザクが一応学校に馴染んだのかな〜?
でも、まだまだシコリが残っていそう。
そろそほ主人公活躍して欲しいな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュ、初の敗北
{netabare}
1度ツマづいて立ち上がる者は大概強い。
ルルーシュは強くなるぞ。{/netabare}

8話の感想 ★★★★☆ 4.5
黒の騎士団
{netabare}
なんと甘美な謳い文句!
あと、もう一押し二押しで大衆は味方に付くな。
媚を売るということではないが、大衆を味方につけた方が結果的に強くなるよな。{/netabare}

9話の感想 ★★★☆ 3.5
着々と広まる
{netabare}
やはり黒の騎士団は市民からの信頼を得たか。
今回はカレンの心情変化の話だった。
これで本気で変えようとする人物がルルーシュ含め2人になった。{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
反撃ののろし
{netabare}
いよいよ開戦!
ようやく、ルルーシュの元にしっかりした組織が。
ランスロットが次回現れると思われるががどうなる?{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
ランスロット登場
{netabare}
やっと、ナイトメアの技術力が追いついた。
圧倒的だと面白くないしな。
ルルーシュの圧倒的な勝利を早く見てみたい。{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
京都の手助け
{netabare}
初めてゼロとして姿を見せた。
これでゼロとルルーシュは繋がってしまった。
敵のシルバーの髪の軍人は少しづつ真実に近づきつつあるな。
{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
ゼロの葛藤
{netabare}
やはりシャーリーの件が響いているか。
ルルーシュは義理を捨てられるのか…{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
シャーリーの答え
{netabare}
大切な人との縁を切ったか。
これでゼロとして良かったけど、ルルーシュとしては悲しいね…
新たな人物マオに、ゼロをしる軍人。
この2人がキーとなりそうだ。{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
マオとの決着
{netabare}
マオ、死ぬの早ッ!?
結構前からチラチラ出てきたのにあっさり死んじゃったよ…
ギアスにも当たり外れがあるよね。
マオのは強いがハズレだ。{/netabare}

16話の感想 ★★★☆ 3.5
ナナリーが捕まった
{netabare}
スザクの闇が明らかに。
そりゃ父殺しはトラウマだろうね…
そして、しぶとかったマオ。
まだ、生きていたのか!?{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュの計画が…
{netabare}
本来はスザクをナナリーの護衛役にしたかったんだろうが、それは出来なくなってしまった。
これから、ルルーシュはスザクの事で悩むことになるのだろうか…{/netabare}

18話の感想 ★★★☆ 3.5
ゼロの危機
{netabare}
途中までいい感じだったのに、甘さが出たか。
問答無用で捕虜にしていたら楽だったのに。
しかし、その甘さがまだ人間である故なのかもな。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
ルルーシュとスザクの考えの違い
{netabare}
スザクの言い分は正しいし、シコリも残らずに済むのだろうが、但しそれにはとてつもない精力と時間がかかるだろう。
感情的にはゼロに従いたくなってしまう。
スザクはよくある正義の味方の典型なのに、行き過ぎな自己肯定がない。
やはり、何故かスザクは気に入らない。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
初の共同戦線
{netabare}
前回の遺跡が何かありそう。
そして、初の共闘。
これが最初で最後になりそうな予感。
それにしても、ゼロが奪ったナイトメア、ゼロにぴったり過ぎじゃない?
特に見た目が。{/netabare}

21話の感想 ★★★ 3.0
皇女殿下の宣誓
{netabare}
前半の賑やかなシーンとは裏腹に、後半に重要なシーンをぶっ込んできたな。
てか、それよりも黒の騎士団の副官のあの男!
何であんな奴が一番綺麗なあの人の彼氏みたいになってるんだよ!
許せん!{/netabare}

22話の感想 ★★★★☆ 4.5
ゼロの決断はいかに
{netabare}
まさかまさかの展開!?
手を組むのかと思いきやそうは問屋が卸さない。
物語の強制力と言うべきジャストなタイミングでギアスが暴走。
見た目はイカスがもう普通の生活がおくれなくなってしまった。{/netabare}

23話の感想 ★★★★☆ 4.5
心を捨てる覚悟
{netabare}
感動のシーンなのかもしれないが、スザク嫌いすぎて何とも思わなかった。
皇女殿下も嫌いだから特に…
私も厨二病の素質ありだな(笑)
ルルーシュはギアスによって、全てが変わってしまった。
いや、染められてしまった。
もう正義の味方ではなくなってしまった。
それに、何だかあの眼鏡っ子にルルーシュ殺されそう…{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
開戦!!
{netabare}
ルルーシュの真の敵は全員が全員友達とは泣けるな…
まだ、甘いのかもな。
そして、最後のナナリーの元に現れたアイツは何者!?{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
ナナリーがまたしても攫われた
{netabare}
遂に正体がバレてしまった。
これから黒の騎士団はどうなってしまうのか。
ナナリーやC.C.は無事なのか。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

討っていいのは、討たれる覚悟のある奴だけだ!(・ー*)ヽ

妹の未来と母親の復唱の為にいかなる手段を使っても戦う。
世界の1/3を持つ大国神聖ブリタニア帝国に対しての反逆遂行が物語。
主人公が悪側にいる珍しいアニメとなっていて悪側からの考え方や正義もわかる。
舞台はブリタニアに制圧された日本(イレブン)となる。

CLAMPのキャラデザは素晴らしい!
どのキャラも魅力的で可愛く、男キャラはカッコいい。
独特で繊細なキャラデザイン。
髪の毛、眼、体型はCLAMPらしさがとても出ていて素敵すぎる。
入浴シーンとかも とても エロイ。女性の体がとても魅力的。

やばい、この中2感はやばい
かっこいい!
下克上っていう言葉はこのアニメの為にあるんじゃないかなって思わされた!
やるなら戦争だ!民間人を巻き込むな!覚悟を決めろ!正義を行え!
素晴らしい、このセリフは。

ルルーシュ
言わずとしれた主人公。
絶対遵守の力 ギアス を持ち、仮面を被りゼロとして黒の騎士団を率いる。
とにかくタイリッシュでかっこいい。
戦場をチェスに様に華麗に操り、勝利に導く。
妹の為に戦う姿はとても美しい。
ギアスの使い方も巧いし、頭もいいし、優しいし。
ここまで絶対的な主人公って中々いない気がする。

枢木スザク
主人公の親友にして宿敵。
日本最後の首相 枢木ゲンブの息子。
腐敗したブリタニアを中から変える為に戦い続けることが信念。
ラインニングの機体性能も然ることながら、操作技術もまさにエースの冠に相応しい。

C.C.
他人にギアスを発現させる能力を持つ、不老不死の少女。
うん。
好き過ぎるルックス、声、話し方、髪の色。
我侭で可愛く、ミステリアスで色気もある。
ピザ好きなとこもいい、自分もピザ好きだからこれだけでポイント荒稼ぎですわ。

紅月カレン
黒の騎士団のエース。
ナイトメアの操作技術は作品随一で紅蓮弐式を完璧に操る。
学園での設定も面白く、実際とのギャップも激しい。この猫かぶりめ!w
そして色んな場面でサービスをしてくれる、本当にありがとうございます。

すべてのキャラクターに自分の確固たる正義がありそれに順ずる姿がとても凛々しい。
それがとてもカッコいい、そんな姿を見せられるとゾクゾクする。

メカニックデザイン
うんうん。
シンプルで動きやすそうで好きなデザイン。
見た目もスタイリッシュで良い感じだね!

キャラクターの心理表現や表情がとてもうまい。
これによって作品にうまく入り込むことが出来る。
喜怒哀楽、よく人間観察をしていて、魅力的な表情をする。

作画クオリティがめちゃくちゃ高い!
もう古いアニメに入るのに、凄いきれいな作画。
アニメーションもとても綺麗に動いて、荒いとこが全然見当たらないのが素直に凄い。
背景も世界観を巧く描いていて、硬質で冷たい雰囲気の戦場やにぎやかなで楽しげな学校もうまく描かれている。
特にブリタニアとイレブンの差を的確に描いているのがとても印象的だった。
これならイレブンの方は反感を持って戦うだろう、心理描写もとても素晴らしい。

コメディ・日常パートも面白い!
シリアス部分とのいいギャップが生まれている。
こういうの挟んでくれると見ていて、ほっこりするしシリアス部分にすっと入っていける。

本当にチェスの様な頭脳戦。
戦場の魅せ方がめちゃくちゃ面白い。
お互いの駆け引き、戦略が とてもわかりやすい。
みていてワクワクする、本当に面白い。
シュミレーションゲーム好きな自分もニンマリ。

次回へのもって往き方がめちゃくちゃうまい。
素晴らしい後への引き方。
次は次はとどんどん引きこまれていく。

2クール目から新しい展開も増えて物語が深まっていく。
依存のキャラクターも魅力がどんどん増していく。

宿敵が無二の親友と気づいた時、どんな顔でどんなことを思うだろう。
何も考えられなくなる。
ルルーシュの心情は実に 真 だった。
その二人が目的を同じくして共闘するのはとてもよかった。
ここのBGMも相まって気持ちの高揚は凄かった。

戦争というありふれたテーマを主体にしていながらも、それにメカニックバトルの面白さやキャラクター描写の深さも加えて素晴らしく面白い作品に仕上がっていた。
ルルーシュは正義感で熱いといったありふれた主人公像ではなく、アンチヒーローとしてダークな部分もしっかりと描きながらも 悪だが正しい と視聴者に思わす力がある。
巻き込まれた主人公はいるだろうけど、自分から戦争をしかけて主導するのも面白い。
物語に入り込むのにこれほど素晴らしい主人公は無く、自分だったらこうできただろうか?と色々考えながら見ることができた。

ユーフェミア皇女
この子は純粋すぎるキャラクターとして描かれていた。
理屈や常識に囚われていない柔軟な発想と大胆な行動力を持っていて、さらに感もするどい。
それ故に本当の意味でルルーシュに勝つ事が出来たし、その真っ白な心はとても眩しく凛々しかった。

{netabare}ルルーシュのギアスの暴走によって 日本人を殺す ことを強いられてしまった。
そしてルルーシュ自らの手で撃たれ、スザクに見守られて息を引き取った。
この出来事が反逆のルルーシュをアニメとして最高傑作1つに上らせたんだろう。
鳥肌が立つくらい衝撃の展開、ユーフェミアの狂った表情、ルルーシュの自責、スザクと最後の会話
素晴らし過ぎる演出でもうずっと泣いちゃいましたよ。
これがこのアニメのターニングポイントとなってルルーシュとスザクに決定的な溝とルルーシュには消えない罪を植えつけた。{/netabare}

{netabare}ブリタニアとイレブンの全面戦争。
スケールの広がり続ける物語。
新たな敵の存在。
母親殺しの犯人は誰なのか?
ナナリーをさらった目的は?
スザクとルルーシュの銃弾の結末は?
{/netabare}
そして・・・伏線も盛り上げも最高の引きで2期へと物語は繋がれた。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

SuFDN10231 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

コー​​ドGeass-反逆のルルーシュには間違いなく私のお気に入りの一つではありません、まだ私は、その複雑さの検討が最も困難を発見しました。

ストーリー

ファン「第一印象:ガンダム+ Deathnote =コードギアス。その意見は正常であったと何とか正しいかもしれないが、それは間違いなく許容できる結論ではありません。物語はメカ、学校生活と壮大なメロドラマの美しいミックスです。コー​​ドギアスは、いくつかの馴染みの要素を有していてもよく、いくつかは、「ああ、私はこのタイプを知っている」と思うかもしれないが、1は、プロットに吸収されるときに、彼/彼女は驚くべきねじれを持つ非常にユニークなアニメを見つけます:

このシリーズで私が見つけるユニークなもの、その分類するのは非常に難しい:外面にはメカと呼ばれますが、ロボットとそのパイロットの努力は、主にストーリーの進行状況を作るものではありません、彼らはゲームだけのプレイヤーがありませんルール。 CGはエキサイティングなアクションシーンを持っているが、本当に私を興奮するものは以下のとおりです。良いか悪い男は本当にあると多くの謎が一つずつまたはさらなるを明らかにしている心理的、戦術の衝突、キャラクターの成長や選択や他のキャラクターとの相互作用、当惑。

物語はまだフルーツサラダのような皮肉がたくさんあり​​ます。それは属性をたくさん持っているものの、良好な完全に、まだ識別可能な異なる成分や味は、物語は非常によく一点に焦点を当てています。 、現実的な実用的なが、暗いと個人的な目標と理想と正義のが、利己的と偽善的なビューの戦い。これらの脳ポップの考えでは、ユーモア、皮肉と十代のドラマが政治や人種紛争と一​​緒に追加されます。ここヒューマニズムは、すべての悲劇と苦悩の中に成長しているすべての側面でのおいしい成分が存在します。

アート
技術的には、アニメーションは超一貫性、高精細、鮮やかです。マシンはとてもクールで、爆発のような効果は、火花や水の動きは満足しています。

クランプは、アニメーションを設計する素晴らしい仕事をしました。 1が薄い文字やかわいい男の子が好きではない場合でも、アニメーションはあまりにも満足しない場合があります。

アートだけでなく、アニメーションは、私の意見では、このシリーズの革新的です。古典と現代の概念も使用されています。このシリーズの顕著な一つのことは、服装です。彼らは、ポストモダンなヨーロッパは、まだ(日本の好みに)「アニメ」ファッションにパイロットスーツ、均一な(軍事、学校での両方)とカジュアルに操作インスピレーションを得ています。最初に(実際には善玉である)すぎないように言及手下 '"悪"が、クールな外観、私は "吸血鬼岬」と「マスク」は、古典的な悪と神秘的な外観を示すちょっと役立たずであると考えますが、私は最終的にそれを追加しました



私はいくつかの曲が好きなのに、私は「色」を除いて開口部とエンディングテーマに感銘を受けていませんでした。時には彼らは、気分を破壊したり、私を困らせます。それにもかかわらず、バックグラウンドミュージックは、まだ右の気分を与える:挿入歌がうまく配置され、思い出に残るされています。

キャラクター

文字が強く愛とhaterd両方を鼓舞。いくつかは普通であるが、いくつかは非常にユニークです。あまりにも多くの複雑な文字は、プロットが混乱し、焦点の合っていないようになりますので、それ組成物が有用です。 1ではないすべての文字が例外的であると言うことができますが、それらの相互作用は、ねじれや開発に満ちています! CGはよくアニメのキャラクターの一部のはるかに複雑な新しい味を特色にしました:

ジム・クラスが必要めちゃくちゃスマートで格好良いです、暗い、byronic主人公
英雄の概念の最大嘲笑の良い、親切な男
おそらく任意の文字よりも多くのことを知っていると理解して神秘的な、セクシーな緑の髪のリードヒロイン

自分のキャラクターシリーズが進行し、彼らは細心の注意を払って、彼らが主役とシリーズのアンタゴニスト、両方のヒーローとアンチヒーローや悪役と抗​​悪役の両方の両方であることをように設計されているよう深まります。

テーマについては、私は個人的に彼らは表面上のアクションとスリルだと思い、まだ深いダウン、それは戻って簡単な人間の欲望、野心、欲求不満や意見に骨を抜かれています。それにもかかわらず、このシリーズは間違いなく普通の視聴者にも話を理解できないだろうという海のように深いように深く、憂鬱ではないではないと私はそれが両方のユーモア、ドラマや悲劇にすごみが含まれていることを発見しました。

楽しさ、個人的な応答と全体:


私は本当に、このいずれかを楽しんで、非常に中毒性と謎の多くを提供しています。私は非常に好感の持てる特にルルーシュ主人公メインキャラクターを見つけました。私はそれは本当にクールな発見しました。
コー​​ドギアス反逆のルルーシュR2:また、全体としてこの話は、それが直接の続編を持って、まだ終了していません。

それはストーリーと視覚的解釈が物議を醸すと暴力的なたくさんのことを示しており、質問はお答えできない場合がありますので、私は小学生にこのアニメをお勧めしません "道徳的な教訓は何を?」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

92.9 6 学園で幼馴染なアニメランキング6位
コードギアス 反逆のルルーシュ R2(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.4 (10665)
36033人が棚に入れました
ブリタニアの皇子として生まれながらも、ブリタニア帝国に復讐を誓い、反帝国組織「黒の騎士団」のリーダー“ゼロ”として覇道を歩もうとするルルーシュ。元日本首相の息子でありながら、ブリタニア軍に所属し、正直さと公平さを捨てることなく正道を歩もうとするスザク。二人の歩みが超大国ブリタニア帝国、そして世界を震撼させる!
対峙したルルーシュとスザク、そして響く銃声…あれから1年、ルルーシュとスザクは生きていた。スザクは帝国直属の騎士のひとりになっており、ルルーシュは以前と変わらず学園に通っていた。ただし、弟のロロ・ランペルージと一緒に…!
彼らに何が起きたのか、何が起きていくのか…。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、水島大宙、小清水亜美、緑川光、保志総一朗、後藤邑子、大原さやか、折笠富美子、杉山紀彰、渡辺明乃、真殿光昭、田中一成、高田裕司、二又一成、島香裕、私市淳、中田譲治、倉田雅世、新井里美、若本規夫、名塚佳織、千葉紗子、幸野善之、松元環季
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界で一番面白い 《少年(学生)の物語》

※1-2期・OVAを併せた感想・レビューです。

◆内容要約

※以下の2つのナレーションが本作の内容を要約していると思います。

{netabare}「心の誓いは嘘を吐かない。
ルルーシュ・ランペルージの誓いとは、母の仇を討ち、妹ナナリーの幸せに過ごせる世界を作ること。
そのために、彼はギアスを手に入れた。
そのために、彼はゼロとなり行動を起こした。
少なくとも、それが当時のルル-シュの真実であった。」{/netabare}
(R2-TURN8冒頭のナレーション)

{netabare}「ブリタニアの少年ルルーシュは二つの道をもっている。
ひとつは母の仇(かたき)を捜す過去への道。
もうひとつは妹ナナリーが幸せに過ごせる場所を作るための未来への道。
ルルーシュが過去と未来を見据えたとき、彼だけが選べる現在の道は、世界の破壊か、世界の構築か。」{/netabare}
(R1-STAGE17冒頭のナレーション)


◆シリーズ別評価

第1期(25話)  ★★ 優 4.9 (98点相当)
第2期(25話)  ★★ 優 4.5 (90点相当)
OVA  (1話)  ★  良 4.0 (80点相当)
----------------------------------------------
総合       ★★ 優 4.7 (94点相当)

※第2期(R2)は、第1期(R1)と比べると幾分シナリオの大味さが気になるので点数を下げています(それでも★★評価)
※OVAは「ナナリー in ワンダーランド」 (2012年7月)。
※なお、「コードギアス外伝 亡国のアキト」(劇場版全5章)は別途一括評価予定。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


==== コードギアス 反逆のルルーシュ R1 (2006年10月-2007年3月、7月(24-25話)) ====

{netabare} - - - - - - - OP「COLORS」、ED「勇侠青春謳」 - - - - - - -

STAGE 1 魔神が生まれた日 ★ 皇歴2010年の日本、皇歴2017年のエリア11、シンジュク事変、ギアス契約 
STAGE 2 覚醒の白き騎士 ★★★ 続き、嚮導兵器ランスロット出撃、第3皇子クロヴィス
STAGE 3 偽りのクラスメイト ★ ルルーシュの行動動機(亡き母の復讐、妹ナナリーの幸福)、カレンの生徒会参加
STAGE 4 その名はゼロ ★★ 冤罪のスザク救出、相容れないルルーシュとスザクの考え方
STAGE 5 皇女と魔女 ★★ C.C.再登場、第3皇女ユーフェミアとスザクの出遭い、第2皇女コーネリア着任
STAGE 6 奪われた仮面 ☆ スザク転入、学園内の仮面騒動、ルルーシュの敵(シャルル皇帝)
STAGE 7 コーネリアを撃て ★ 母の死(皇暦2009年)、C.C.の謎会話、サイタマゲットー包囲戦(組織の力に敗北)
STAGE 8 黒の騎士団 ★★ 日本解放戦線ホテル占拠、ランスロット突入、ユフィとゼロの会話、組織の力の獲得
STAGE 9 リフレイン ☆ 黒の騎士団の民衆人気、カレンの家庭事情
STAGE 10 紅蓮舞う ★★ 日本解放戦線ナリタ本拠地包囲、黒の騎士団の奇襲 
STAGE 11 ナリタ攻防戦 ★★ 続き、ランスロットの救援、C.C.の真名 ※戦術ものとして◎
STAGE 12 キョウトからの使者 ★ キョウト六家・桐原との対面、シャーリーの父の死

- - - - - - - OP「解読不能」、ED「モザイクカケラ」 - - - - - -

STAGE 13 シャーリーと銃口 ★ ルルーシュ&カレンの迷いと覚悟、港湾の囮作戦
STAGE 14 ギアス対ギアス ★★ シャーリーの動揺、マオの策略、ルル忘却
STAGE 15 喝采のマオ ☆ ギアス暴走(STAGE22の伏線)
STAGE 16 囚われのナナリー ★ ルルーシュ&スザクの共同作戦、スザクの秘密
STAGE 17 騎士 ★★ 藤堂奪取作戦、白兜のパイロット(スザク身ばれ)、ユフィの騎士選び
STAGE 18 枢木スザクに命じる ★★ 騎士任命式、式根島、ランスロット捕獲作戦、非情の宰相(第2皇子シュナイゼル) 
STAGE 19 神の島 ★ 神根島、ユフィとルルーシュ再会、カレン身ばれ、ガウェイン強奪 ※但し神根島移動の説明なしは× 
STAGE 20 キュウシュウ戦役 ★★ 中華連邦傀儡「新日本」フクオカ司令部急襲、ユフィ告白、ゼロ&スザク共同作戦
STAGE 21 学園祭宣言! ★ ユフィ&ナナリー再会、行政特区「日本」建設宣言 ※日常回として○
STAGE 22 血染めのユフィ ★★★ 行政特区「日本」発足式典、ギアス暴走、神楽耶登場、日本人殺戮命令
STAGE 23 せめて哀しみとともに ★★★ ユフィ死亡、合衆国日本建国宣言、V.V.登場、トウキョウ租界攻略戦開始(Black Rebellion)

- - - - - - - OP「瞳ノ翼」、ED「モザイクカケラ」 - - - - - - -

STAGE 24 崩落のステージ ★★ 続き、政庁屋上庭園の戦い(対コーネリア)、ナナリー誘拐
STAGE 25 ゼロ ★★ 続き、ルルーシュ戦場放棄、再び神根島へ、ゼロの正体{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)3、★★(優秀回)11、★(良回)8、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.9


※R2のTURN1~4が、R1のSTAGE1~4を意識的にトレースした内容となっている点にも注目。


============== コードギアス 反逆のルルーシュ R2 (2008年4-9月) ===========

{netabare} - - - - - - - - OP「O2」、ED「シアワセネイロ」 - - - - - - - -

TURN 1 魔神が目覚める日 ★ 一年後(皇歴2018年)、ゼロ奪還作戦、ゼロ復活
TURN 2 日本独立計画 ★ 皇帝のギアス(記憶書換)、ヴィンセント(ロロ搭乗)、カラレス総督死亡
TURN 3 囚われの学園 ★ 中華連邦総領事館立て籠もり、シャーリーとのワイン選び、偽りの弟のギアス
TURN 4 逆襲の処刑台 ★ 黒の騎士団団員救出作戦、星刻(シンクー)の狙い、ロロ攻略
TURN 5 ナイト オブ ラウンズ ★★ 黒の騎士団再出発、スザク復学、ジノ&アーニャ来援、ヴィレッタ攻略、スザクの罠
TURN 6 太平洋奇襲作戦 ★★★ ナナリー奪還作戦、ナナリーの望む世界 ※TURN1~4までの微妙さを払拭する面白さ
TURN 7 棄てられた仮面 ★ 行政特区「日本」再建声明、心が折れたルルーシュ、立ち直り、海上臨検・戦闘
TURN 8 百万のキセキ ★★ ゼロ追放の確約、設立式典、スザクの判断、百万人の退去 
TURN 9 朱禁城の花嫁 ★ 蓬莱島貸与、策士シュナイゼルとの手合わせ、婚礼場への乱入
TURN 10 神虎輝く刻 ★★ 花嫁強奪、ゼロvs.星刻知略戦、撤退、天帝八十八陵篭城戦
TURN 11 想いの力 ★★ 続き、戦術vs.戦略、星刻との盟約、ギアス教団探索
TURN 12 ラブアタック! ★ キューピットの日、ミレイ卒業、ギアスキャンセラー ※コメディ回として○

- - - - - OP「WORLD END」、ED「わが﨟たし悪の華」 - - - - -

TURN 13 過去からの刺客 ★ 「神を殺す」計画、ジェレミア卿の目的、シャーリー死亡
TURN 14 ギアス狩り ☆ ギアス教団本部襲撃、V.V.出撃、アーカーシャの剣
TURN 15 Cの世界 ★ 皇帝シャルルとの対決、V.V.死亡、C.C.の過去と願い、フレイア完成
TURN 16 超合集国決議第壱號 ★ 日本解放決議、シャルル復活、スザクへの依頼
TURN 17 土の味 ★ 枢木神社での対面、日本解放作戦開始、トウキョウ租界強襲
TURN 18 第二次東京決戦 ★★ ナナリー救出指令、カレン戦場復帰、ギアスの呪い(フレイア弾頭発射)
TURN 19 裏切り ★ 一時停戦、ゼロの正体暴露、黒の騎士団の動揺、ゼロへの反旗、ロロ死亡
TURN 20 皇帝失格 ★ 閃光のマリアンヌ復活、シュナイゼルの皇位簒奪決意、みたび神根島へ
TURN 21 ラグナレクの接続 ★★ 続き、Cの世界=集合無意識=神、シャルル&マリアンヌの最期、一ヶ月後の帝都
TURN 22 皇帝ルルーシュ × Zero Requiem計画、超合集国会議、シュナイゼルの挑戦 ※ナナリー生存は都合良過ぎ×
TURN 23 シュナイゼルの仮面 ★★ ルルーシュvs.シュナイゼル最終決戦
TURN 24 ダモクレスの空 ★ 続き、ナナリーとの対面
TURN 25 Re; ★★ 続き、世界制覇、ルルーシュの最期、後日譚{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)8、★(良回)14、☆(並回)1、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.5


=== コードギアス 反逆のルルーシュ OVA ナナリー in ワンダーランド (2012年7月) ===

全1話 ★ 4.0 ※各キャラクターの特徴を上手く描き出したコメディ


◆総評

これは単に私の個人的な印象ですが、本作の主人公ルルーシュって、19世紀フランスの大作家スタンダール著『赤と黒』の主人公ジュリアン・ソレルとイメージがダブるんです。
で、はっきりいって、本作は『赤と黒』よりずっと面白い。
(※因みにスタンダールは、この『赤と黒』か、もうひとつの代表作『パルムの僧院』が、世界の十大小説を選定ときに必ず選ばれる近代文学史上の超ビッグネームです)

レビュータイトルに「少年(学生)の物語」と書いていますが、別にアニメ作品に限らず、ルルーシュみたいな「少年ないし青年の物語」として私が別格で面白いと思っているのが、

・スタンダール『赤と黒』
・バルザック『ゴリオ爺さん』
・フローベール『感情教育』

という、いずれ劣らず有名な3本のフランス近代小説なのですが、本作『コードギアス』は、この3本よりも面白かった。
私が本作を初めて視聴した後、さっさと小説を捨ててアニメに走ってしまった訳ですね。

一部で「中二病アニメ」と呼ばれている本作ですが、今回は私のレビューまで中二病っぽくなってしまいました笑。

本作のより纏まった内容考察・感想は、R1のレビューの方に書こうと思っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ストーリー、キャラクターの思想・概念の変化に関する問題について。そして、それらを凌駕するストーリー進行の真実(?)

ふ、不覚にも感動してしまいました(;´∀`)!!
こういうタイプの作品には免疫があると言いますか、論理や思想で物語を展開させるストーリー内から矛盾点を見出して客観的に評価するというのが自分の得意分野だったのですがこの作品は特別だったようです。

まぁ色々ツッコム点は見出しましたが(↓)それは後半で話ます。それよりもこの作品の良い点を上げて行きましょう。

まず、ストーリー展開ですね。そのあまりの早さに時々着いて行くのが大変なくらいでした。
このストーリー展開の早さについても後ほど話ますが、これこそこのアニメを視聴者を感動かつ熱くさせるもっとも大きな要因になっていると思います。

次にキャラ。
これは色々ツッコムところがありました。あまりに展開が壮大で、個人単位で描かれていたのは極一部のキャラだけになっていましたね。まぁこれは仕方が無い事でもあります。
個人的にはジェレミー卿が一番好きでした。作品内で忠誠というもっとも常識っぽい大義名分で戦闘を続ける様は一期より格段にカッコよく、また作品唯一の鎮静剤にも感じられました。

さて次は作画、音楽、声優を一気に説明を・・・したいところなんですが、何分他に書きたいことが一杯あるので控えさせてもらいます。まぁ特別秀でたところは無かったかと。声優はキャスト配分については合格点だということだけは書かして貰いますが。


さぁ、いよいよ私の時間がやって来ました。
まず最初にアニメの流れをさらっと洗いたいと思います。っとことでここからネタバレです!

↓ルルーシュの記憶回復
↓黒の騎士団復活
↓ナナリーが行政特区日本建設決定
↓黒の騎士団、一時的に中華連邦と合併
↓ブリタニア、中華連邦と政略結婚
↓中華連邦の一部内乱
↓内乱組み、黒の騎士団の乱入により、ブリタニア&中華連邦に利用される
↓戦争勃発、結果黒の騎士団中華連邦統治
↓ルルーシュ、ギアス嚮団を奇襲、V2殺傷
↓シャルル皇帝の思想、能力が明らかになる
↓超合衆国設立
↓超合衆国vs神聖ブリタニア王国→引き分け(フレイヤ)
↓黒の騎士団内部分裂
↓シャルル皇帝vsルルーシュ
↓ルルーシュ皇帝誕生→独裁政治開始→既得権益の排除
↓シュナイゼルvsルルーシュ
↓ルルーシュが武力による世界征服(民衆の憎悪を一点に集める)
↓新たなゼロ、ルルーシュ皇帝殺害
↓世界は平和

いや~ホントこれだけの内容を良く2クールに入れたもんだw
そして注目すべきは一連の出来事が綺麗に関連しているように見えることです。しかし、辻褄が合っているように見えるのは眼の錯覚です( ー`дー´)キリッ
まぁここまで極論言うつもりはありませんが、何点かは考えれば納得いかない点がある。

まぁ初めにルルーシュの記憶が戻ること。シャルル皇帝はルルーシュがC2の死に関与する為ルルーシュを殺すことが出来なかったのは事実。分からないのはなぜあのタイミングだったのか。記憶を戻すなら早ければ早いほど良い筈。なんせ日々日本の勢力は縮まっているのだから。

次に最後の終わり。本当に民衆の憎悪であるルルーシュ皇帝が希望の象徴であるゼロに殺されれば世界は平和になるのか?これはなかなか難しい問題だと思います。なにせ世界の情勢というものが日本とブリタニア以外ほとんど描かれていなかったから。しかし、もし私がEU側の人間ならば、ブリタニア皇帝死亡と共に超合衆国に独立を申し出ることを考えるだでしょうね。超合衆国の一部になるということは自国の意見を通すのに世界各国の3分の2もの賛成を得なければ可決されないことを意味します。なにせ民主主義ですから。

他にも語りたいことはあるんですが、この話に付いてはここら辺で切り上げます。

さらに話の中に存在した出来事だけでなくキャラが持っている思想や概念といったものがコロコロ変わったのもこの作品の問題点ではありましたね。

ルルーシュ
↓ナナリーの為に平和で平等な世界を作る
↓自分にとって大切なものを守る為に世界を作る
↓手段を選ばず己の道を突き進める(覇道)

スザク
↓ナイトオブラウンズで一番になり、日本を再構築
↓ナナリーの掲げる行政特区日本に賛同
↓手段を選ばず己の道を突き進める

ナナリー
↓合法なやり方で日本再構築
↓兄を救う為ならなんでもやる

シャルル皇帝
↓偽りを捨て己が思うままに正直に生きるべき

まぁ主要な考え方はこんなものですかね。
気付いている人もいるかも知れませんが、スザクやルルーシュからは話半ばで持っていた臨機応変に嘘と真実を使いわける効率主義とでも言える思想については書いていません。というかここで書いています。これについてはあまり触れたくないので。

さて、上の様に色々な主義、思想が存在した今作品ですが、初期段階で各キャラが持っている概念では誰一人この世界を改変することは無理でしょう。
ルルーシュの功利主義でも、スザクの理想論でも無理です。
ルルーシュの場合は他人に対しては良い成果を出せますが、そこに大切な人物が関与してくると急に弱くなる。
スザクの場合、ラウンド1になってエリア11を手に入れたところで国民意識を改変することは不可能に近い。良い例がアメリカの黒人差別。上が急に法律や条例を出したところで、国民一人ひとりの固定観念を変えなければ差別や不平等といったものは消えない。
この意見はナナリーにも適応します。
シャルル皇帝の掲げる思想は正直言って、論外ですねw
例えば現代社会でその思想を取り入れると個人のプライバシーどころか国家機密まで露呈します。CIAなどの諜報組織はその存在意味を無くし、露呈された事実は確実に内乱または国際戦争に各国を陥れるでしょう。

じゃ、話の後半シャルルやスザクが掲げた思想が一番正しいのか?
これも正直答えられない質問ですね。
功利主義者は正解と、道徳主義者は不正解と応えるのがオチです。

しかし、このアニメが伝えたかったものを考えると少し見えて来る物はあるかもしれません。
アニメの終盤で各キャラのシュートカットが色々出てきていましたが、アメリカの映画でもある様に、そのちょっとしたカット場面に映画そのものの答えが隠れていたりします。
まぁ、今作品ではC2が明確に「人は犠牲や代償を払い発展を続けてきた」というテーマを上げています。
シャルルは過去に、シュナイゼルは現在に、ルルーシュは未来に重きを置いたのでしょう。今作品ではたまたま答えが未来だっただけの話。そもそも哲学に答えなどないのだから。
個人的にはシャルル思想は無いですけどねw
だから今作品内ではスザクとルルーシュが取った行動は正解ということになります。
ここで出てくるのが先ほど述べたシュートカット。苦難を乗り越えて来たキャラクター達ですが、ほぼ、というか全員が笑顔だったと思います。この笑顔が何よりの証拠でしょうね。

話はそれますが三つの論理を今の日本に照らし合わせるとシュナイゼルですかね。保守派傾向を強い日本は短期的利益を見つめ、現状維持という手段をとっているような気がします。

話を戻します。
全25話でこれだけキャラクターの思想や概念が変わったアニメは初めてでした。
これだけコロコロ変わられると、やはり見てる側もキツイ(;^ω^)
これらのストーリー問題とキャラの問題をカバーしているのが超スピーディー展開です。まぁ要は勢いで押す!ってことです。
まぁ確かに勢いで乗り越えようとして失敗している作品は沢山あります(一番うしろの大魔王とか)。ではなぜこの作品は成功したのか。
明らかに要因になっているのはキャラクターの死と次々に出される高性能ナイトメアでしょうねw
SF物で王道になっているキャラクターの死はありきたりと言っても確実にストーリーに緊迫感を与えることが出来ます。特に今回のような、ベースは生徒会みたいな日常系パターンでは。
さらに新型の機体。かっこいいし、バトルで性能が上がってることが一目瞭然ってのはやはり注目に値しますよね。

こういう風に書いてると、この作品は一回以上見ないほうがいいかもしれませんね。
内容が少し複雑なだけに気にしだすと色々見えてくるものがある。というか私はギアスが結局どこが発生源なのか理解できませんでしたΣ(゚д゚lll)ガーン

終盤は少し展開が読めてしまいますが、序盤などの勢いは凄まじく、一期はこの作品の土台でしたか無かったということがシミジミ感じられた傑作でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44
ネタバレ

ぽこやん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

世界を壊し、世界を造る。全ての憎しみは自分の元へ・・・

まず、ここまでの練りこまれた世界観とストーリーは圧巻の一言。

第一期よりの続編となりますが、内容の濃さが違いすぎる・・・

一見はSFロボットアニメ、が、このアニメの本質はロボットの単純なバトルなどではありません。

「世界の為に、最強の敵を倒す」

そんな内容のアニメはいくらでもありますが、

「世界の為に悪を演じ、愛する人、仲間、友達に対して仮面を被り、世界を救う、そして造る」

この表現が正しいかどうかはわかりませんが、主人公・ルルーシュの信念、強さ、決意、行動・・・全てが心を打ちます。

息をつかせない展開と、素晴らしいストーリー構成が、いつまでも印象に残りますね。
ここまでの世界観の表現は、他の作品とは比になりません。

「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」

主人公ルルーシュの全てを表現する言葉ですね。

「俺は世界を壊し、世界を、造る・・・」

それが実現された時、自分は涙が止まりませんでした。

それではレビューに移ります。

{netabare}先に書いたとおり、この作品は前作よりの続編になります。
前作の最終話が「?」な形で終わっていたので、始まった時点では、自分の中での評価は低かったのですが・・・

今作を見終わった時、前作の全ての布石がつながり、終わり方にも納得ができました。

主人公は・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、元神聖ブリタニア帝国第11皇子。
普通の学生として、妹とともに暮らす、頭の良い男子生徒といった設定。

なぜ一国の王子が学生として暮らしているのかは、前作参照ですね。

少し前作の話をしておくと、C.C(シーツー)という謎の少女と出会い、ギアスという異能の力を手に入れ、仮面の男「ゼロ」を名乗り祖国に反逆する。

ゼロの元にはいつしかブリタニア帝国に反逆する人々が集まり、黒の騎士団という反ブリタニア勢力が出来上がっていく、といった話。

正直前作の流れは、ありがちな話ではあるかなぁという印象。

ギアスという異能はこのアニメに必須なものではあるのですが、主人公ルルーシュ以外にも様々なギアスは存在します。

ルルーシュのギアスは「絶対尊守」。
どんな相手にでも、いかなる命令にも従わせることができる能力。
ただし、一度ギアスにかかった相手を、再度ギアスの力で従わせることはできない。
ギアスを使うには、直接相手の目をければならないなどの制約も存在します。
ギアスにかかった人間は、その前後の記憶がなくなる、これは最終話への布石になります。

ストーリー上、様々な起点や転機、見どころはありますが、やはり一番は最終話でしょう。

最終話「Re;」
前作の最終話は「ゼロ」だったので、もしかしたらそれに向けられたものなのかも知れません。

まずルルーシュが世界を変えようと思った当初の目的は、妹であるナナリーのためでした。
物語が進むにつれ目的は変わっていくのですが、やはりルルーシュの根本にはこの思いがあったのだと思います。

しかし今作では、守るべきはずのナナリーは、ルルーシュの敵となります。

ブリタニア帝国は世界を手に入れるため、「ダモクレス」という兵器を手にするのですが、このシステムを使うには「フレイヤの鍵」が必要になります。

ナナリーは最終的にフレイヤの鍵を手にし、自らの意志でそれを発動させます。
ここだけ聞いていると、ナナリーは悪人になったの?となりますが、そうではありません。

共に世界を変えたい、と思った二人の、辿り着いた結果が違っただけなのです。

最終話のルルーシュとナナリーの会話で、
「それは卑劣なのです。人の心をねじ曲げ、尊厳を踏みにじるギアスは」
「ではダモクレスはどうだ? 強制的に人を従わせる、卑劣なシステムではないのか?」
「……ダモクレスは、憎しみの象徴になります」
「……っ!」
「憎しみは、ここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」
ここでルルーシュは気付きます、ナナリーも同じなのだと。

そして全てを悟ったルルーシュは、
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる! ダモクレスの鍵を渡せ!」
最愛の妹に、ギアスをかけます。

ナナリーの正義の在り方は少し疑問がありましたが、正義というよりは、やはり兄であるルルーシュを救いたかったのではないでしょうか。
最終話に至るまでに、ルルーシュはすでに世界の敵となっていますから。

ルルーシュも同じなのでしょう、同じ覚悟を持った妹に全てを背負わせるのならば、妹にギアスをかけ、自分が憎しみの象徴となる・・・

ギアスにかかった状態のナナリーにルルーシュがかけた言葉、言葉が伝わらない時だからこそ伝えた言葉。

「ナナリー、お前はもう立派に自分の考えで生きている。
 だからこそ俺も、俺の道を進むことができる。
 ……ありがとう、愛してる、ナナリー」

これは印象的でしたね・・・。

そして我に返ったナナリーに背を向け、ダモクレスの鍵を手に、ルルーシュは妹から離れて行きます。

全てを背負った背中、ナナリーはルルーシュを罵りますが、兄に止まって欲しかったからこそ、なのだと思います。

そして最終局面。

ルルーシュの目的は「ゼロレクイエム」という言葉で表現されています。

「我が覇道を阻む者は最早存在しない。
 そう、今日この日、この瞬間を以て、世界は我が手に落ちた!
 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。
 世界よ、我に従え!」
世界はルルーシュのものとなったのですね。

では、なんの為にルルーシュは世界を手に入れたのか?
そう、世界を壊し、世界を造る為です。

前作では敵であった、親友である枢木 スザク(くるるぎ スザク)と共に、ルルーシュが計画した方法。

仮面の男である「ゼロ」をスザクが演じ、憎しみの象徴となった自分を殺させる、それによって世界から憎しみの連鎖を断ち切る。
そして世界は軍事力ではない方法で、明日を迎えることができる、そう考えたのですね。

人々にギアスという呪いをかけた代償として、ルルーシュは世界のために自らの命を断つという選択をしたわけです。

そしてスザクの剣はルルーシュを貫き、仮面の中でスザクは涙を流します。

このあたりで二人の会話があるのですが、これは是非本作で見て頂きたいですね。

そして最後に。

ナナリーには人の手に触れると、その人物の記憶が流れ込む・・・という体質があります。
剣を引きぬかれたルルーシュは倒れ、ナナリーの元に滑り落ちます(ここあたりの描写は、本作でどうぞ)。

ナナリーはルルーシュの本心をまだ知りません、最愛の兄が死ぬ瞬間まで、それを知ることはなかったのです。
そっと呼びかけても答えない兄の手をそっと握ったナナリーに、一連の記憶が流れ込んで・・・

この辺りの描写は見事の一言、そして声優さんの演技も素晴らしい、ナナリーがルルーシュに対してかけた言葉、鳴き声、ここで涙が出ました。

練りこまれ構成されたラスト、そこに至るまでの脚本、前作よりの流れや人間関係、神アニメといわれる所以はここにあります。
{/netabare}

このアニメは100%完璧なのか?といわれれば、もちろん疑問が残ることもあります。

ですがそれを「まぁいいか」と捨てるのではなく、逆に考えてしまうのは、やはり脚本が本当に素晴らしいからこそ・・・ではないでしょうか。

すべてにおいて良い部分と悪い部分、それは当然に存在するもので、更には別々に判断するべきものであり、コードギアスの場合は、自分の中で評価するべき点のほうが多かった・・・というだけの話です。

相殺されたわけではなく、全体的な判断として「良作」だと感じました。

いやー長くなってしまいましたが、本当にいい脚本のアニメと出会いました。
是非ご覧になってみて下さい。

それではまた、どこかのレビューで!

あ、そうそう。
この作品、TV版とDVD版で、本当に細かな描写変更が多数あります、キャラの表情であったり、色々です。

全部探せたら凄いですねw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

90.5 7 学園で幼馴染なアニメランキング7位
凪のあすから(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (6453)
25533人が棚に入れました
海と地上、そのどちらにも人が暮らす世界。中学が廃校になり、幼なじみと共に地上の学校へ通うことになった海村の少年・先島光が転校初日目撃したのは、大切に守ってきた少女まなかが、地上の少年と特別な出会いをした瞬間だった。

声優・キャラクター
花江夏樹、花澤香菜、茅野愛衣、逢坂良太、石川界人、小松未可子、石原夏織、名塚佳織、天田益男、間島淳司、清川元夢、鳥海浩輔
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

溢れ出る感情の波に幾度も心をかき乱されてしまう、感銘も感動も大きいが視聴に難儀する《名作》

(2019年3月) 制作情報等を追記

◆感情描写の濃度が桁外れに高い作品

私は、恋愛などの感情描写系アニメを視聴するときは、作品中に不意に差し込まれる微妙な心情変化を見逃さないようになるべく集中して視聴するようにしているのですが、本作の場合、多数の登場キャラたちのどんな目線の動きにも手足の仕草にも確りと意味が込められていて、そうした一つひとつの挙動に暗示される各キャラの感情推移を読み取るのに視聴中ずっと頭をフル回転させている状態が続きました。
そのため1話視聴する毎に物凄く疲れて、暫く頭を休ませてから次の話に行く、ということの繰り返しで、これまで本作を余裕を持って視聴できていなかったのですが、3周目を終えた時点で漸(ようや)く、そうした感情を読み取る作業を自分が納得いく程度に終えることができた感じを持てました。
そして念を入れて行った4周目の視聴で、やっと余裕をもって本作全体を楽しめ、かつ自然な感じで感動もできたように思ったので、それに合わせて本作の評価を ★ 4.3 → ★★ 4.7に大幅に引き上げました。
(※1~3周目も視聴中に感動はしていましたが、果たしてその自分の感動が辻褄の合った納得のいくものなのか確証がもてずに警戒しており、本作の総合評価を ★ 4.1~4.3と低めに据え置いていました)
だいぶ苦戦しましたが、頑張って繰り返し視聴して良かったと思いました。

◆起/承/転/結のはっきりしたシナリオ構成

本作は、純粋な日常系の恋愛作品ではなく、①ファンタジー設定と②セカイ系設定を上手く組み込んだ変則的な恋愛感情描写系作品ですが、よく見るとシナリオ構成の基本に忠実に、全26話を以下のように、【起】【承】【転】【結】に上手に振り分けていることが見て取れます(※詳しくは◆各話タイトル&評価へ)。

【起】第1~7話(計7話) {netabare}海村とウロコ様の存在というファンタジー設定が示される{/netabare}
【承】第8~13話(計6話){netabare}地上の異変と海村の冬眠・人の滅びの予告というセカイ系設定が示される{/netabare}
【転】第14~20話(計7話){netabare}5年後の世界に切り替わり海村の3人の冬眠からの目覚めが描かれる{/netabare}
【結】第21~26話(計6話){netabare}登場人物たちの錯綜した恋愛状況が世界の命運と連動しつつ収束していく{/netabare}

◆作品テーマ

ひとことでいえば、{netabare}恋愛感情をもつがゆえの苦悩とその最終的な肯定{/netabare}、を描き尽くすことにあると思います。
この作品テーマは、第5話(あのねウミウシ)での美海と光の会話によく現われます。
{netabare}
美海「もう、あんな悲しいお腹になるのは嫌だ。大好きにならなければ、あんなに苦しくならない。だから、だから美海・・・」
光「大好きにならなければ、好きにならなければ、辛くならない。確かに、そうかも知れねぇな。」
美海「え?」
光「なんか俺も人のこと言えねぇ。好きとか、なんないほうが、やっぱ楽なのかも知れねぇと、思う。だけどよ、誰かを好きになるの駄目だって、無駄だって思いたくねぇ。」{/netabare}

→この会話は最終話で見事に回収されます。

※なお、本作で最終的に肯定される「恋愛感情」とは具体的にどのようなものか?をさらに一歩踏み込んで考察すると本作を一層深く楽しめるようになるのではないか、と思います(※その点、◆本作品に描かれた恋心(恋愛心理)の整理へ)。


◆制作情報
{netabare}
原作         Project-118
監督         篠原俊哉
シリーズ構成     岡田麿里
脚本         岡田麿里(12)、横手美智子(4)、吉野弘幸(4)、和場明子(3)、根元歳三(2)、西村ジュンジ(1)
キャラクターデザイン ブリキ(原案)、石井百合子
音楽         出羽良彰
アニメーション制作  P.A.WORKS{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

======================= 凪のあすから(2013年10月-2014年3月) ====================

~~~~~~~~~~~~~~ OP「lull〜そして僕らは〜」、ED「アクアテラリウム」 ~~~~~~~~~~~~~~
     ※ まなか・ちさき・光・要・紡(中学2年)、美海・さゆ(小学3年)
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 【起】 第1~7話は、{netabare}海村の4人が陸村の中学に転入したことを切っ掛けとして、彼ら内部や彼らと陸村の人たちとの間に発生する心の揺れ動きを描出{/netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}第1話 海と大地のまんなかに ★ 海村の4人の転校初日、まなか・紡の出逢い
第2話 ひやっこい薄膜 ☆ 美海・光、さゆ・要の出逢い、あかりの恋愛事情
第3話 海のいいつたえ ☆ 海村の掟、あかりの男の事情、紡と海村の4人が打解ける
第4話 友達なんだから ★ お女子様の破損事件、さゆの要への思慕の始まり
第5話 あのねウミウシ ★★ ちさきの想いを知ってしまう紡・まなか、美海家出・光への思慕の始まり
第6話 巴日のむこう ★ 光・紡の水泳競争、ちさき・まなかの喧嘩~仲直り
第7話 おふねひきゆれて ☆ 海村と陸村の対立、あかり海村から離れ地上へ{/netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 【承】 第8~13話は、{netabare}地上の異変~海村の冬眠決定を契機とした海村の4人や陸村の人たちの決断・行動を描出{/netabare}
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{netabare}第8話 たゆたう想いのさき ☆ 美海・光・紡・まなか・ちさき町へ(プレゼント探し)
第9話 知らないぬくもり ★ 地上の異変、紡→ちさき「今のあんた嫌いじゃない」、廃校でハグ(光→まなか)
第10話 ぬくみ雪ふるふる ★★ 冬眠の準備、まなかの想いはウミウシへ、要の告白
第11話 変わりゆくとき ☆ お船引き決定~準備、あかりの決断(結婚・お女子様に)、ちさきの決断(光へ)
第12話 優しくなりたい ★★★ 廃校での告白(光→まなか、ちさき→光)、第1話のリフレイン(まなか・紡)
第13話 届かぬゆびさき ★★ 冬眠、お船引き、お女子様(あかり→まなか){/netabare}
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「ebb and flow」、ED「三つ葉の結びめ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ※ まなか・光・要・美海・さゆ(中学2年)、ちさき(看護学校1年)、紡(大学1年)
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 【転】 第14~20話は、{netabare}5年後の海村の3人の目覚め、彼らと地上に残された人たちの戸惑いを描出{/netabare}
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{netabare}第14話 約束の日 ★ 5年後の世界(主にちさき・美海の視点から)、光の目覚め
第15話 笑顔の守り人 ★ 光・ちさき再会、美海の光への思慕、紡→ちさきへの希望表明
第16話 遠い波のささやき ★★ 光とのデート(美海・さゆ喧嘩)、美海にエナ、要の目覚め
第17話 ビョーキなふたり ☆ 要・ちさと再会、さゆ・要再会、海村へ(美海・光・要) 
第18話 シオシシオ ☆ 冬眠中の海村の様子、まなか発見~救出
第19話 まいごの迷子の… ★ 大人になった事に気付くちさきと、紡・要の彼女への想い
第20話 ねむりひめ ★ まなかの目覚め(必死に手を尽くす光と揺れる美海の心){/netabare}
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 【結】 第21~26話は、{netabare}海神様とお女子様の伝承をリンクさせつつ、登場人物たちのそれぞれの想いの着地点を描出{/netabare}
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{netabare}第21話 水底よりの使い ☆ OP映像マイナー変更。まなかの異変、ちさきと光たちとの距離・紡との距離
第22話 失くしたもの ★ ウロコ様探し、まなかの失ったもの(人を好きになる心)
第23話 この気持ちは誰のもの ☆ ウミウシの石、紡・光の殴り合い、紡の想いがちさきに伝わる(紡にエナ、海村へ)
第24話 デトリタス ★★★ お船引き再び、ちさきの本心(要へ)、さゆ→要へ告白・完結
第25話 好きは、海と似ている。 ★★ まなかの本心(美海・紡へ)、紡・ちさき完結、美海失恋、お船ひき
第26話 海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~ ★ 美海の心を知る光・お女子様の心を知る海神様、光・まなか完結、ぬくみ雪やむ{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)5、★(良回)10、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.7


※このように本作は前半のラスト2話(第12-13話)・後半のラスト3話(第24-26話)にそれぞれクライマックスが来るように巧みに構成されていますが、その他の回も万遍なく楽しめる平均点の高い作品となっています。
(前半が詰らなくて後半がグンと面白くなく『とらドラ!』とは好対照)


◆本作品に描かれた恋心(恋愛心理)の整理

私たちがラブストーリーを批評する場合、「きゅんきゅんする」「甘酸っぱい」「純情」というのは常套句ですが、そうした感覚的で曖昧な表現だけでは、恋心(恋愛心理)の分類としては舌足らずであり不明確だと思うし、また本作に描かれた恋を「青臭い」の一言で切り捨てるのはいかにも粗雑な感想だと思います(※もし「青臭い」と断言するならば、どこがどう青臭くて、それとの対比で「青臭くない」恋とはどんなものなのか?が具体的に示されないと説得力に欠けます)。

そこで、ここでは本作に描かれた恋愛模様をより具体的に考察するために、以下の分類を用います。

{netabare}<1> 出逢い方による分類

①幼馴染型 → 海村の4人の場合(光・要×まなか・ちさきの関係)
②ボーイ・ミーツ・ガール型 → 陸村と海村の出身者の間の場合(紡とまなか・ちさきの関係)
③年上への憧れ型 → 陸村の小学生と海村出身の中学生の場合(美海・さゆ×光・要の関係)

<2> 恋の回数による分類

①初恋 → この作品の大部分の恋
②2回目以降の恋 → 無意識のうちに進行してしまうちさきの紡への恋
③その他(既婚者との恋など) → あかりの美海の父への恋

<3> 恋愛感情の内容による分類

①趣味的恋愛感情(※相手の好意の獲得を目的とした駆引き的な恋であり、恋に恋して恋を自覚的に楽しんでいる状態)
②虚栄的恋愛感情(※ブランド品を見せびらかすように恋人を持ちたがること、また人の恋路に嫉妬して燃え上がる恋)
③肉体的恋愛感情
④情熱的恋愛感情(※説明が難しいが、本作で描かれるほぼ全ての恋愛感情はこれに当てはまる){/netabare}

このように本作は、都会から遠いファンタジックな小村(海村も陸村も)で生まれ育ち、世の波風にまだ汚されていない中学2年(13~14歳)の少年少女の初恋という設定に基づき、全26話を通して、①~③の要素をほぼ排除して、④情熱的恋愛感情の描出一本槍で突っ走るという、ラブストーリーとしては些(いささ)か稀な作品となっています。

また、本作で描かれる心理関係のほとんどが、幼馴染の間か、さもなくば年上への憧れとして発生していることも、彼らの④情熱的な恋愛感情に説得力を持たせています。

《一般的な恋愛作品との違い》

これがもし高校生以上の関係で、かつボーイ・ミーツ・ガール型の出逢いだったなら、いきなりの④情熱的恋愛感情の発生には余り説得力がなかったことでしょう。
例えば、あにこれでも高評価の恋愛アニメの代表格『とらドラ!』は、
{netabare}
(1)序盤から中盤にかけて、ヒロイン大河の北村君への恋のときめきや躊躇いを繰り返し描き出していますが、そうした大河の恋心は、実は「駆引きを通して相手の好意を獲得することを目的とする恋」つまり①趣味的な恋愛感情であって、
(2)第16話(すみれさん乱闘事件)を機に大河は自分の恋心の浅はかさを悟らざるを得ず、そして、
(3)第19話で、大河はとうとう自分の本当の恋心は北村君ではなく竜児にあることを自覚するに至り、なおかつ、この自らの恋の成就を目指すのではなく、これを秘匿し押し殺して竜児の恋の成就を密かに支援する側に廻ることを決意する、
{/netabare}
・・・という流れになっていますが、このように大河の恋心が、①趣味的な恋愛感情から、④情熱的な恋愛感情に移行してしまうストーリー展開の巧みさに『とらドラ!』の凄みがあって、それがこの作品が高評価を取っている本当の理由と私は考えています。

この『とらドラ!』の例のように、優れた恋愛作品というのは、アニメ・実写あるいは小説といった表現媒体に関係なく、

(1)①趣味的な恋愛感情、②虚栄的な恋愛感情、あるいは、専ら④肉体的な恋愛感情からスタートした心理的関係が、
(2)いつの間にか、④情熱的な恋愛感情に転換してしまい、本人の意思では簡単に逃れられなくなっている様

・・・を説得力をもって描き出している作品であるのが一般的だと思います。

※因みに、そのような説得力を持ったアニメ作品は、実は結構少ないと私は思っており、例えば、あにこれで「恋愛タグ」に高いポイントがついている作品であっても、その内容をよく見ると、①趣味的恋愛や②虚栄的恋愛の範囲内で終始していて、④情熱恋愛への転換を描くに至っていないものが幾つもあると思います(例えば、『CLANNAD』、『初恋限定』)。

《本作視聴の難儀さの理由と魅力》

そうした一般的な恋愛作品との比較から、本作はやはり、
{netabare}
(1)海村という閉鎖的な環境で自然に芽生えた幼馴染同士の恋という設定、また、
(2)小学3年生の少女の5歳年上の少年への憧れと、少年の5年間の冬眠状態~解除により、本来は恋愛が成立しないはずの関係が“成立し得る関係”に転換してしまう、という現実世界では在り得ない特殊設定
{/netabare}
を巧みに用いて、序盤から終盤まで一貫して、④情熱的な恋愛感情の進行過程の描出だけでストーリーを展開している点で、恋愛作品として特殊であって、

(1)その④情熱恋愛一本槍という特徴から、本作に独特の息詰まるようなナーバスさが発生し(※注釈)、
(2)その結果、私たちは毎話のように視聴に難儀してしまう羽目に陥るのですが、
(3)そのナーバスさ・難儀さは私たちにとって、懐かしくまた切ない感覚を伴ったものでもあって、
(4)結局のところ本作の最大の魅力は、そうした感覚を私たちに思いがけず(かつ繰り返し)惹起させてしまう点にある、

・・・と私は結論づけたいと思います。

(※注釈)もし本作に、①趣味的・②虚栄的・③肉体的な恋愛感情が一定量混在していれば、他作品によくあるように、それらが適度に陽気な冗談や下ネタやおふざけを作品中に呼び込んでいたはずです。

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◆(参考)過去に書いた感想・レビュー

※前述のとおり、私は3周目までは「自分が安易に感動させられてしまうこと」への警戒から本作に対して相当に身構えていて、本作から自分が受ける感動の性質を慎重に見究めようという批判先行の視聴姿勢を取っていました。
以下はその当時の感想・レビューの一部です。

2015.3.10 三回目視聴を完了。
各話評価を追記。総合評価を4.1→4.3に改訂。
1クールに上手く圧縮されていたなら私も本作を名作(総合評価4.5以上)と評価していたと思います。
ですが、2クールはちょっとやり過ぎ感あり(稀に見る美酒も味わい過ぎると食傷気味になってしまう感じ)。
そういう意味では、かなり残念な作品でした。

2014.7.19 二回目視聴を完了。
全体に遊びとかギャグ要素が非常に少なく、重く沈鬱な印象。
この作品は毎話毎話、ほんの一瞬のカットに感情の微妙な変化や発露を盛り込んでくるので、安直な気分で流し見するわけにはいかず、全26話を通しで視聴するのに今回もかなり時間がかかってしまいました。

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※以下は第1回目視聴直後の感想・レビューです。

《岡田シナリオのメタ分析》

{netabare}★岡田シナリオの基本パターン

このアニメのシナリオ構成・脚本を担当した岡田磨理という方のシナリオは、表面的には色々ヴァリエーションを取りながらも、大雑把にいえば、

==========
A子はB男が心底好きだ。
だがB男は、A子の親友のC子の方に恋をしており、A子にはそのことがよくわかる。
A子も親友のC子が大好きで、彼女の美点を沢山知っている。



A子は、自分がB男に恋しているのと同じように、B男もC子に恋をする権利があると考える。
A子は、B男の恋心を捕らえている親友のC子を羨ましく思い、そしてそのようにC子に嫉妬している自分の心に気づいて、自分を浅ましく醜いと思う。
A子は、B男のC子への恋が実ることが、自分が恋をしているB男にとって一番幸福なことだと思い込む。
こうしてA子は、自分の恋心を押し殺して、B男のC子への恋を実らせるために密かに行動を始める。



ところがC子は、ずっと以前から親友のA子がB男に激しく恋していることを知っており、A子のB男への恋を実らせるために、B男に対して無関心を装うどころか、B男ではなく全然関係ないD男に恋している振りまでして、B男の自分への恋心を挫こうとしている。
実はC子も本当はB男を恋しているのだが、親友A子の恋心を犠牲にしてB男の恋心を受け入れようと時折考える自分の心を醜く浅ましく思い、許せないでいる。



一方、B男は・・・
また、D男は・・・
==========

という複数の男女の恋心が錯綜しループして、それぞれの善意と誤解から軋みと混乱と和解とが繰り返され、こうしたカオス的状況の中から次第に着地点が現われてくる、というパターンを、凡そ踏襲しているように見える。

この「凪のあすから」という作品も、これでもかと畳み掛けるような感じで、こうしたパターンが集積して出来上がっているように見える。

さすがにここまでくると、ちょっと食傷気味で、私の個人的評価は低くしてしまいましたが、でも、やっぱり実際視聴してみたら、相変わらず面白いんだよね、これが。

逆に言うと、なぜ岡田磨理さん以外のシナリオライターが、こうしたワンパターンながら安定的に私たちの心を揺さぶるようなシナリオ・脚本を書けないのか?ということの方が疑問なくらいです。

★岡田シナリオとその他の人のシナリオの違いとは何か?

一言でいえば、登場人物たちが、根本的な部分で、自分の恋心の成就を望むか否か、の違いではないか。

上にも書いたとおり、岡田シナリオの登場人物たちは、

①自分は誰かに激しく恋しながらも、
②自分の恋の対象者は、自分と同じくらいの強さで別の誰かを恋する権利を持っており、あるいは、
③自分とは別の誰かも、自分と同じくらい自分の恋の対象者に強く恋する権利を持っている、

ということに何時も気づいて、結局

④自分の恋心を押し殺して、自分の恋の対象者の恋を成就させることが正しい、という結論に達し、
⑤そのために密かな行動に出て、かつその行動を決して誰かに悟られまいとする、

という行動パターンを踏襲する(しかも一方ではなくほぼ全員が)。

要するに、岡田シナリオの登場人物たちは、他の、言ってみれば趣味的な恋愛感情のやり取りをしている作品の登場人物とは全然違って、アニメ作品でありながら、かなりリアルな情熱恋愛的な行動パターンを取っている、ということになり、そこから岡田シナリオの独特の迫力が生まれるのではないかと考えます。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 161
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

全てにおいて丁寧に描かれた、恋愛アニメの傑作

2013年10月より放送。
全26話。


【前置き】

冒頭部分を見ていた時は、まさか今現在のような高評価を出せる作品に発展するとは思いもしませんでした。
本作は、恐らく視聴した誰もが仰るでしょうが、後半からが本番と言わんばかりの尻上がりの面白さを見せる、大器晩成型のシナリオでしたので。


アニメーション制作は、安定と信頼のP.A.WORKS。
「true tears」から始まり、「Angel Beats!」「花咲くいろは」「Another」「TARI TARI」「有頂天家族」等、今現在では、またオリジナルで「グラスリップ」も放送されていますね。
ただ、特にオリジナルの作品に関しては「true tears」以降、個人的にいつもホームランを打つような感じではなく、どこか惜しい佳作止まりな感じがしていました。

しかし、本作は違いました。
ファンタジーを織り交ぜながらも、ラブコメとは全く違うガチの恋愛作品として、人気作「true tears」を越えたかも…とさえ思わせてくれる出来でした。



【あらすじ】

舞台は、かつて全ての人間達が海の中で普通に呼吸し、生活を営んでいた世界。
ただ、ある時を境に陸に上がって生きる人達が現れはじめ、やがて人は海と陸に分かれ深く関わることを避け生活するようになっていました。

物語は、汐鹿生(しおししお)と呼ばれる海底の村に住む4人の少年少女達が、その村の中学校の廃校をきっかけに地上の小さな港町の中学校に転入するところから始まります。

ただ1つ、その汐鹿生の村には破ってはいけない掟がありました。
それは、海の人間と陸の人間とが…恋をして結ばれること……。



【前半は、後半への壮大な前振り】
{netabare}
あらすじだけ聞くと、よく聞く可愛らしいお伽話のようにも聞こえます。
実際、当初は海中にある村の世界観やオープニングの雰囲気からも、ファンタジー要素を全面に押し出した作品に思えました。

しかし蓋を開ければ、その世界観を丁寧に説明しつつも、7人の少年少女のいじらしい恋愛模様を生々しく描いた作品でした。

冒頭は、話数に余裕があるが故のその丁寧な解説が少々退屈に感じる節もありましたが、今思えばそれは壮大な後半へ繋がる前振り。
今思えば、存分に描いて下さって本当に良かったと思っています。

ただ、オリジナル作品故にどうしても先を予見出来ず、この冒頭で切ってしまった人も放送当時はやっぱり多かったようですね…。
「3話程度では本筋がまだ見えてこない」という点は、本作の難点でもあるでしょう。


私的に、視聴を継続出来た理由として、その丁寧に描かれたシナリオ以上に丁寧に彩られた、安定と信頼のP.A.WORKS(←何度でも言いたい。)の、作画の存在が大きかったですね。

中でも、海底にあるの村の汐鹿生は綺麗でした。
塩が粉雪のように降り積もり細かくキラキラと輝いた町並みは、とても幻想的でした。

水面では泡の一つ一つから、海面では船の揺らぎ方一つ見ても、海の演出は特に目を見張るシーンが多かったです。
作画だけでも見たくなる、安定と信頼のP.A.WORKS。(←はい、だから何度でも言います。)



本作の前半最後の山場。
海の村の人は、いつ覚めるか分からない冬眠に入ってしまいます。

仲違いしていた地上と海の関係が少しずつ緩和され始めていた中の、突然の冬眠勧告。
その冬眠を受け入れられる人もいれば、受け入れられない人もいました。

この冬眠は、いつ覚めるかも全く分からないようでしたので、実際不安に感じるのも当然でしょうね。
特に、自分だけ目が覚めるのが遅かったら…。。
周りだけ成長している中、自分だけ起きた時取り残されていたら…。。


この『冬眠』という要素が放つシナリオの盛り上がり方は、作中でも随一でした。
想像したら、やっぱり恐ろしいですしね。

大好きな人が自分の知らない間に成長していて、自分だけ眠り続け取り残されるかもしれない恐怖。
……いや、そもそも…、もしかしたら一生目覚めないかもしれない。


当初は互いに歩み寄り始めた地上と海の展開から、「これ2クールもして後何するの?」なんて思っていましたが、こういうことだったんですね。

シナリオ構成は、「true tears」「とらドラ!」「あの花」も担当された、岡田麿里さん。
この御方は、やっぱり見せ方が上手ですね。
{/netabare}



【時を進めた者と、そうでない者】
{netabare}
そして、その本番の2クール目。
前半とは打って変わり、かなり切なげな雰囲気のモノローグも入る新オープニングは、まさに本番開始という感じがしました。

5年の歳月が流れた同舞台で、海中で冬眠についた者、地上で5年の時を過ごし成長した者の物語。
主人公を始め、冬眠から目覚めた者が少しずつ地上に姿を表し、再び止まっていた恋愛模様が動き出します。


後半冒頭では、海の人間でありながら冬眠に入ることが出来なかった、「比良平ちさき」のエピソードには胸が苦しくなりましたね。

5年前の、中学生だった自分はもういない。
大好きな相手はその中学生のまま地上に戻ってきたのに、自分は大人になってしまっている。

それでも、やっぱり会えば好きな気持ちは蘇ってきてしまいます。

「あの…私……、変わっちゃってゴメン…。」

そういうちさきに対し、その大好きな人は、見た目にとらわれず

「オマエ、全然変わんなくて安心した!!」

と言ってくれるんですよね。
ちさきは、嬉しくて涙しながら

「アンタに言われたくないわよ!」

っと、くいかかっていましたね。
……うん、コレはごもっとも。

した人は勿論、端から見ている側さえも世界観を大きく変えてしまう「冬眠」の恐ろしさが描写される中で、ここは大好きなシーンでした。


そして、5年前に恋をしていながらも、年齢差があって想いを伝えられなかった、小学生の女の子2人組、「美海(みうな)」と「さゆ」。

彼女達の視点から言えば、当時大好きだった中学生の男の子が突然いなくなってしまったワケでしたが、自分達が同じ年齢の中学生になった今、当時の年齢のまま戻ってきたというワケですね。

前半は、ハッキリ言って

「この小学生達の恋愛模様、こんな念入りにいる?」

と思ってしまい、蛇足や尺稼ぎにすら思え、少々退屈だとさえ感じていました。
(いや勿論、小学生は最高だぜよ?)

しかし、こういうエピソードに発展する為の伏線だったんですね。
これまた上手いですね、やられました。


この後半は、毎回少しずつ冬眠から目覚めてくるキャラが出て恋愛模様が入り乱れていくので、全く退屈しないどころか非常に毎話盛り上がって楽しめました。
小出しにされる焦れったさは多少感じましたが、決して尺稼ぎ感はなく、それぞれ進展する恋愛模様を丁寧に描いてくれていました。
これもまた、全26話のという話数の強みですね。

小学生から中学生になった2人。
中学生から大学生になった2人。
そして、中学生のままの3人。

それぞれの視点から描かれる5年を経ての恋愛模様は、それぞれの昔のエピソードが序盤で丁寧に描かれていたからこそ、感情移入しちゃうんですよね。
正直な話、要所要所で私は泣かされっぱなしでした。
{/netabare}



【要君から見る、凪のあすから】
{netabare}
さてここからは、後半から個人的に一番好きになって注目していた、海の人間の中でも物静かで空気の読める大人っぽさが魅力の

『伊佐木 要(いさき かなめ)』

を通して、作中の魅力的なシーンを、熱く語っていきたいと思います。


当初から同じ海の人間の ちさきが大好きで、でも彼女の気持ちが自分に向いていないことに昔から勘付いているので、中学生ながら基本的に傍観者でいた男の子。

しかし冬眠前に、その先行きの不安もあり、ちさきの家族にも公表するカタチで堂々と、

『ボク、ちさきのことが好きなんだよね、かなり前から。』

と、いつもの笑顔で告白。
しかしちさきが地上に残ってしまった中…自分だけが冬眠に入ってしまい、目覚めたらその大好きな ちさきは大人になっていたワケですね。


世界が変わっても

「変わらないものもある。

 変わるわけ……ない。」

と、自身の ちさきへの想いを再確認する要。

ただ、これまでは同じ年齢同士なので、その達観した物言いや立ち振る舞いにも余裕があった(ように見えた)のですが、流石に本物の大人相手にはその余裕も通用しないんですよね。
しかもその恋敵は、ちさきと5年を共に過ごした…非の打ち所なしのこれまた超絶イケメン紡(つむぐ)なのですから。

「大人だね…、ちさきは…。」

そう言いながらも、精一杯に顔色を変えず立ち去り、「クソッ!」と襖越しに言うしかない要。

今までにない余裕の無さ、それ故の焦りがリアルに描写され人間味が出てきて、私は後半からグンと好感が湧いてきました。

「ちさきが光とうまくいかなくても、次は僕じゃなく紡だってわかってたから。」

と、昔からの友達とはいえ、大人を相手に精一杯達観して喋るその仕草は、もぅたまらないぐらい いじらしかったです。



結局、本人の言う通り勝ち目のない恋だったのかもしれません。

でも、そんな要のことをずっと好きでいてくれた…、自分と同じく5年経っても変わらない想いをブツけてくれた女の子、さゆがいたんですね。

前半では、小学生が憧れのお兄さんへ抱く淡い恋のように描かれていた、さゆの恋。
それが、遂に一つの形となり本人の元へ、『不器用ながらも』思いっきりブツけられたのでした。


『ずっと…ずっと見てたよ……。

 私、アンタのことずっと見てた、ずっと待ってたんだからっ!!

 アンタがいるから、だから頑張ろうって…。

 アンタに釣り合いが取れるように、アンタに子供扱いされないように、

 アンタにちゃんと…、女の子として見てもらえるようにっ!!

 アンタがいない間も、アンタはここ(心)にいた。
 
 ちゃんと…、この真ん中にいたっ!!!』


この告白で、これまでずっと大人ぶっていた要が、冬眠から覚めても家族がいなくて寂しかった本音を、初めて吐露しました。
誰も自分を待ってくれていなかったんじゃないか…、と。

ただ、ずっと想って待っていてくれた さゆの気持ちを知り、救われたかのような嬉し涙を見せるのでした。


要「これからちゃんと見てみる。ちっちゃな女の子じゃなくて、同じ年の一人の女の子として。」


さゆ「上から目線だよね。」


こういう憎まれ口も、さゆらしくて良いですね。
振り返れば、告白中も「アンタ」って7回も言ってるしww


「あの頃はさ、遠くから見てるだけだった。一緒にいるけど、すっごく遠くて……。」

5年前を振り返りそう言っていた さゆが、中学生になって見せた要への5年越しのド直球アタック。
ココは個人的に、作中でもクライマックス以上に大好きなシーンとなりました。



話はそれますが、さゆを演じた石原夏織さんは「あの夏で待ってる」の谷川柑菜や「変態王子と笑わない猫。」小豆梓などを始め、恋愛的に報われない負け確定ヒロインを演じることが多く、今回もそうなんだろうな…と勝手に思っていました。
いやはや思いの他、大健闘でしたね。

今作では、いつも以上に良い演技も見せてくれましたし。
上記のシーンの他にも、第22話で光とブツかった時の、あの可愛らしくもドスの利いた

「おいタコスケ!!、ゥルェディイ(レディー)を突き飛ばしといてそのままかよ!!!」

も、とても印象的でした…、あぁ…中学生ってコワイ…。。。
やっぱり、小学生は最k(ry

2014年は、あまりアニメ担当数はふるいませんが、好きな声なので今後の活躍に期待したいです。



最後は、全員が見事なカップリングとは行かずとも、良い着地点を見せてくれたかなと思います。
変に話をぼかしたり、続編を匂わす描写が無いのも良いですね。

ただ、7人というのは奇数なワケで……、やっぱりそういうことになりますからね…。
(ちょぉっとは救いの目も見えましたケド。)
最後にもう一捻り欲しかった気もしましたが、これは大好きな作品故の小さなクレームです。


エンディングでは、エンドテロップとともに最初のファンタジー色の強いオープニング「lull~そして僕らは~」の別バージョンを存分に流し、キャラクター達の最後が海と地上でぞれぞれ、最後まで丁寧に描かれておりました。
この世界観と主要キャラ皆に好感が湧いたからこそ、120%楽しめたエンディングでしたね。

見終えた時「とても良い作品を見たなぁ…。」と非常に後味も良かったので、今でもとても好感触な印象で記憶に残り続けているのでしょうね。
{/netabare}



【総評】

序盤で切ってしまうには非っ常に惜しい、是非とも後半の盛り上がりを見て判断して欲しい作品です。


短気ながらド直球な男らしさが光る、ひー君。

無邪気で屈託ない笑顔を見せてくれる、まなか。

団地妻のような妖艶な色気を見せる、ちさき。(昼下がりの、じゃないよ。)

大人びたクールガイながらイクところはイク、要。

「海」という一言で全てを伝えることが出来る水陸両用イケメン、紡。

一番女の子らしく いじらしい気持ちが描かれる、美海。

ちんちくりんだった小学生から一転し、最後は女を見せた。さゆ。


世界観も、このキャラクター達も、シナリオ展開も、そしてそれを彩る作画も含めて。
私は半年間(特に後半3ヶ月)、大いに楽しませてもらいました。

『海と大地のあいだで揺れる 青の御伽話(ファンタジー)』と題されていた本作。

それは、想像していたよりもずっと重く、そしてなにより全てが丁寧に描かれた傑作だと、私は感じました。

またひとつ、大好きな作品に出会えました。


長々と読んでいただき、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『伊佐木 要』声 - 逢坂良太さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『潮留 美海』声 - 小松未可子さん

※※※
以降は、視聴済の方向けに書かれた、ただの私の妄想なので〆ます。
{netabare}
さて、本作のように世界観や物語が魅力的な作品に出会うと誰しも、

「一度でいいから作品の中に入ってみたいっ!!」

と、妄想してしまいますよね?


………ねっ!!!


というわけで、もし

【「私」が、この世界の8人目として、同じ年齢で恋愛模様に加わっていた場合】

を想定して、この綺麗な物語の展開を、更に味付けしてみました。



■第0話■
ひー君達が後に転入するクラスの隅に、「私」登場。



■第1話■
ひー君達、汐鹿生の4人が転入。
「私」まなかの屈託の無い笑みを見て、「この子は俺に惚れている!!」と勘違いする。



■第9話■
クラス皆で、おじょし様を作っている際に「私」、小学生の美海を見かけ何かに目覚める。

以降、「俺には、まなか がいるのに…」という、不必要な葛藤が毎晩続く。



■第13話■
葛藤で睡眠不足ののまま迎えた、おふねひき当日。
「私」荒れた海の中、人知れず海に落ちる。
(当然、エナが発動することはない。)

汐鹿生の村人が冬眠に入る中、一人永眠に入る。



■第13話と第14話の間■
偶然にも、紡が海へ出していた定置網に、最早原型を留めていない「私」が引っかかる。

紡、顔色一つ変えず無言で、手荒に海に返す。



………というわけで。。


どう想像しても「私」は、後半に駒を進めることが出来ませんでした。

私がいれば、男4女4で綺麗に恋愛模様もまとまっていた(に違いない!!)でしょうに…。

ゴメンよ美海……。。。


こんな綺麗な世界に『どざえもん』を出してしまうことになり、誠に申し訳ありませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 76
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懐かしい匂いがした

最初はただの絵本を手にする気分でした。
かなりファンタジーチックで最初は淡い恋愛感情を描く恋愛物だと思っており、そこまで期待はしてませんでした。
ですが、確かに絵本のようなおとぎ話だったものの、今まで読んできた絵本よりもとんでもなく素晴らしい絵本でした。

淡い恋愛物のふりをしたドロドロの恋愛物です。

人間が海の中に住んでいるというファンタジーな世界観。
この世界観を存分に活かした展開が本作品の魅力です。

キャラクターデザインは、
『僕は友達が少ない』や『電波女の青春男』の挿絵や表紙を手掛けたブリキさん。

シリーズ構成は、花咲いろはやとらドラの岡田麿里さん。

前半は淡い子供の恋愛物語、三角関係、海の人間と陸の人間の関係、などを中心にお話が進んでいきます。
ドロドロした人間関係を描いたお話で、とても岡田麿里さんらしいドラマチックな脚本でした。

前半は正直キャラクターの精神年齢が子供だったりするので、キャラクターに共感出来ずに、だるくてつまらない印象を受けるかもしれません。
暴言や喧嘩、恋愛の考え方もかなり子供っぽいです。
前半も良い感じのラブコメで楽しめたという人もいるので、前半は評価が分かれます。

この作品は前半で張った伏線を一気に回収する中盤から見所で、後半に進むにつれ一気に面白くなります。
また、大人が共感出来るようなシーン{netabare}(例えばちさとと紡が大人になったり) {/netabare}もあるため、ここから一気に大衆向けの作品に化けます。

また子供っぽいと思ったキャラクターも徐々に成長していき、大人になっていきます。
これが本作の魅力です。キャラクターの子供の時代を描くことにより成長した時、さらに感情移入が出来るようにしています。

この後半の展開は前半に張った伏線が無ければ、描写が足りずに感情移入が出来にくかったでしょう。
前半の甘いラブコメがあるからこそ、後半の壮大な世界観を描けるのです。

終盤になるにつれて、世界観の壮大さが強調されていきます。前半は、小さな恋愛物語を使って若年層の共感を呼び、そのあと徐々に前半に張った伏線を回収しながら設定を活かした壮大な話を描く。

本当に計算されている作品だと思います。
説明しなくても分かるシーンは、視覚のみ情報で理解できます。また陸と海との関係で、感情的になるところは、対立は中々終わらないということの、少し説得力が増えて良かったかなぁっと思いました。
ネタバレ有りのところでも書きますが、勢い任せの展開は、視聴者の感情を高揚させるためのテクニックであり、テクニックに現実世界のような心理を求めるのは、的外れもいいところです。この作品は、とてもそれに優れていて、とにかく感情を高ぶる良いシーンが多いです。
なので、私は視聴者の感情を高揚させることが本当に計算されているな、と感じました。(どういう風に感じたかはネタバレ有りのレビューで語ります)


深いテーマ性も物語を楽しむ上での醍醐味なので、ぜひぜひ考えてください。


↓以下ネタバレの長文。かなり書いてます。。。すいません。


{netabare}

■まなかが紡のことを好きだと思わせるミスリード
前半は、まなかが紡のことを好きだと思わせる徹底的なミスリードが行われています。
まなかが紡に釣り上げられるシーン、まなかが赤面して教室から出て行くシーンや、紡がまなかを助けるシーンなどなど。
例を上げればキリがありません。

1話目で、
紡「綺麗だ」
まなか「え、あ、なんだ魚のことか・・・」
紡「あんたも」

なんて台詞を入れているんですから、まなかは紡と結ばれるのかな、と思っちゃったりしました(笑)
完全に製作者の意図に騙されましたね(笑)

最終的にまなかは紡ではなくて光が好きだということは分かります。
その展開を視聴者に読ませないために、わざわざあんなフラグを作ったんですね。


■海の人間と陸の人間の対立
学校のシーンやおふねひきの件で揉める件で強調されています。

学校のシーンでは、通ってきた中学が廃校になったため転校してきた光たちに対して、陸の子供たちは、からかったり馬鹿にしたりしました。
海の人間と陸の人間の関係について数話を使って、上手く描写していたなと感じます。

また中盤のシーンでもその対立は描かれています。
おふねひきの件で、光のお父さんを含んだ海の人間と陸の人間が口論から喧嘩に発展するシーン。

結局、どちらが悪いのか分からないですけど、とりあえず凄く対立しているんだな、ということが分かりました。


その対立も、海の人たちが冬眠することで、陸の人たちが海の人たちに支えられていることに気づいて、また海の人たちも冬眠する前はなんだか寂しげな表情をしていました。

お互い憎んでいたけれど、お互い支えあっていたり、お互いいなければ分からないことがあったと気づきました。

■要
告白するというのは自分を納得させるため。
要は、冬眠の前に、ちさきに告白したり、光に、まなかに告白するように迫ったり、突然理解できないような行動を取ります。

しかし、全て告白するというのは自分を納得させるためだ、という要の自論に基づく行動なら納得がいきます。


相手に気持ちを伝えないということは、自分の気持ちに嘘をついたまま過ごすということ。
例え、相手の事を大好きでも、自分の気持ちに嘘ついてしまっては、なんだか心の仲が落ち着かない感じになってしまうかもしれません。
だから自分を満足させるために告白するんだ、というのが要の自論です。


その考えは告白すると人間関係にひびが入るかもしれないから嫌だ、というちさきやまなかに否定されてしまうのですが...

まぁこのあたりの価値観の押し付け合いは、子供っぽいなぁと思わせるシーンでした。

■変わらないもの

冬眠から覚めた光は、変わった街を目にして、変わらない自分と比較してなんだか途方に暮れます。

「自分はつい前まで、おふねひきをしていたのに、いきなり街が変わって、美海も大きくなって、もう何がなんだか分からない。
これ以上、変わったものを見てしまったら、俺は耐えられないかもしれない。
だからちさきには会いたくない。
もっと変わったものを見ちまったら、もうおかしくなりそうで見たくない。」

そう思っていた矢先にたまたま成長したちさきに会います。


「あぁなんだ
変わらないものもあるんだ」


5年間という空白は大きかった。
けど、5年間立っても変わらないものはある。
どれだけ変わろうとも、変わらないものは絶対存在するんだ。

そういうことを思わせるシーンでした。


■変わるもの

光達が冬眠している間に、ちさきと紡は二人で三人が目覚めるまでゆっくり時間を過ごします。

ちさきは、もしも光達が帰ってきたら、自分が光を好きでなければ、光達がなんだか遠い存在になるような気がするので、光のことを想い続けます。
自分が光の気持ちを無くしてしまえば、戻ってきたみんなは自分の変化に気づき、複雑な心境になるからでしょうね。


光達が戻ってきてから、ちさきは徐々に自分の好きという気持ちが紡に移っている事に気づきます。

分かっていてても認めたくないちさき。
そう、それを認めてしまったら、みんなを複雑な心境にさせてしまうかもしれない。

だから、認めたくない。


元々、ちさきは変わるのが嫌だから、告白して自分自身を満足させている要の考えには同調していませんでした。
今の関係が壊れるのが嫌だから、光に告白しませんでしたし、要が告白したほうが良いと勧めても、拒否しました。

そういった考えだから五年立っても人間関係が壊れるのが嫌で、光の事を想い続けたままでいます。



要はそんなちさきを見て、おふねひきの事を思い出します。

あの時、自分が紡を救わなければ、自分はちさきと一緒に入れたのではないか。
そうしていれば、ちさきが今好きな相手は紡ではなく自分だったのかもしれない。

でも、自分が紡を救わなかったら、確実に紡が死んでいた。


けど、最初からちさきは紡の事を気になっていた。
自分が紡を救わなくて、誰かが紡が救っていたとしても、結局、ちさきは紡の事を好きになっていただろう。


だって 人の気持ちは変わるものだから


どれだけ変わらない事があっても人間関係は何年もすれば変わるもの。
人の気持ちは移り変わるもの。



ちさきは紡の事を好きだって認めたくない。


けど、人の気持ちが変わるという事を知る。


だから気持ちが変わるという事を受け入れて、紡のことを受け入れる。



やっぱり時間が変われば人間関係が変化するんものなのだなぁっというのを感じたシーンでした。






■美海
今思い返すと、光と美海を5歳差にしていたり、美海が光に助けられたシーンを描いたりしたのは、全てはラストのためだったんだなぁ、と感じます。

まなかさんも好きだけど、自分も光が好きだから、まなかさんとは恋敵になってしまう。
そういう複雑な状況になり、精神的に追い詰められます。

さらに、光と同い年になった事で、いつも遠くから見ていた光と傍で一緒に学校に行けるという事に喜びます。

ですが、その考えも光の「これ以上、変わったものを見たくない」という発言を受け、「私馬鹿だった」と自らの考えを否定しています。

良いことがあった、と思ったら、すぐ嫌なことがある。
美海の人間関係は複雑で嫌な感じですね(笑)

そんな美海の出した答えとは?


■好きになってもいいんだよ
これを伝えたかったのかな?
これだけドロドロした恋愛物語を見せられてきて、「好きにならなければいい」、と一瞬でも思えるシーンがありました。
しかし、それらのシーンは全てこのテーマを伝えるためだったのですかね。

美海の出した答えでもあります。


製作者の主観的なメッセージ。
もしも、相手を好きになったら、それなりに苦しいことや辛いことが待っています。
場合によっては相手と結ばれるのは、難しい場合もあります。
けれど、好きという気持ちを無くしてしまえば、そもそも好きから生まれる味わい深い感情を得られないので、多少損していることになります。
そういう寂しい人生は嫌だな、そういう好きを感じない人生は嫌だな、という少し子供っぽくもとれるメッセージ。

それを14歳の美海を使って、最終話で伝えています。
誰かを好きになるというのは、海神様とおじょしさまのエピソードのようにとても素晴らしいことなんだよ。
好きにならなきゃこういう感情を味わえないんだよ。
だから私は嫌だな。
誰かを好きになった気持ちを忘れたくはないな。
例え叶わない恋でも、この感情がただの感情になるのは嫌だな。
だから、好きになっていいんだよ。
光も海神様も。
もっと素直になっていいんだよ。

ということを、主観的なメッセージであるもののしっかり伝えています。






子供っぽくても、子供っぽいからこそ、枯れた心には良いメッセージになりました。

好きという感情がどれだけ味わい深い感情かを再認識させてくれる。

とても良い作品でした。


あ、あともう一つだけ。
好きな気持ちは人間を変えてしまうことがあります。


例えば、作中の中で、
光はまなかを救うために、何回も海の中に潜りましたし、
美海は光を庇いましたし、
人間を突然本気にさせたり感情的にさせたりします。


光は美海を別のベクトルでしたが好きでしたが、ベクトルは違えど、最後のシーンで必死で助け出そうとしました。






どういうことかというと、


人の強い想いは時にとんでもない奇跡を起こすことがある。




これだと思うんですよね。


好きだということは相手を強く思うこと。
強く思うというのは人間のやる気が湧く要因になるということ。
やる気というのは、人間が行動するというためのエネルギーになる。

行動するというのは、時にその行動する量により周りに影響を与えることがある。
周りに影響を与えるということは、大いなる流れを変える可能性がある。



一つの大きな想いが、大きな行動を生み出して、大きな流れを変える可能性があるということです。


明治維新であれ、フランス革命であれ、大きな想いが無ければ大きな行動は生み出せませんでした。


何か大きな行動を起こそうと思うとそれなりのやる気が必要です。

やる気の源になるのは感情です。強く思う事です。


好きだと強く願えば、その好きのエネルギーが世界を変える原動力になるかもしれません。
その好きがやる気になって、世界を動かすやる気の一つになるかもしれません。


可能性が低くてもゼロではありません。


だから私は好きな気持ちは、時として人間を変えてしまうということがあり、その時に生まれた強い感情が世界を変えてしまうこともあるのだと考えます。


例え小さな変化だったとしても、その小さな変化が大きな流れを変えてしまうことがあるのだと考えます。








『海神様、まっこと面白いですなぁ人間と言うものは』


『傷ついて答えはなくても、それでもひたすら足掻き夢を見て』



『その想いが大いなる流れを変えるやもしれん』






『ぬくみ雪が止みましたな』


byうろこ様



{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 50

85.4 8 学園で幼馴染なアニメランキング8位
アクセルワールド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (3711)
20008人が棚に入れました
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。

声優・キャラクター
三澤紗千香、梶裕貴、豊崎愛生、浅沼晋太郎、戸松遥、鈴村健一

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

『加速世界』側の凝った設定とバトルシーンは秀逸で続編を希望したいが、『現実世界』側に関しては……【総合評価:71点】

2012年春から夏に全24話放送され、OVAも2話発表された作品。

原作は全く読んだこと無いんですが、SAOと共にアニメ化決定から期待を寄せていた作品

携帯端末である『ニューロリンカー』を用いて仮想ネットワークが普及。
そのアプリケーションであり、思考を千倍に加速させる『ブレイン・バースト』
現実世界では理不尽な現実世界から目を背けている太ったいじめられっ子で本作の主人公、有田春雪が『ブレイン・バースト』のプレイヤー、『バーストリンカー』となり、『加速世界』を通して成長して行ったりするってな物語です。

物語は正に王道のバトルアニメ、その肝でもある戦闘シーンも見応えがありましたね。
恐怖や欲望、強迫観念がアバターの姿形として具現化するという発想は非常に良いなと思いましたね。
正直言いますと、自分は最初『加速世界』でのアバター全般がどうも微妙だなと思っていましたが、まぁ回が進むにつれ、その違和感も無くなって来ました。

アバターではなく現実世界でのキャラクターのデザインは、若干輪郭に違和感を感じます。
まぁ、そこを除けばまぁ上々、主人公のあのフォルムは正直ネタですよねww

音楽に関しても2クールでOP、ED共に2種類あります。
OPは作品のイメージに合った楽曲だと思いますし、映像面も実に良かったですね。
特に2クール目のOP「Burst The Gravity」 が映像面を含めて一番気に入っております。


そして、物語に関しては、やはりかなり練られていて奥深い設定が印象的
ですが、個人的な印象としては、どうにも凝った奥深い設定の割りにそれが活きていない印象を受けます。
まぁ、凝った設定故に2クールを用いてもまだまだその面白さの本領発揮に至っていないと言った方が適切かもしれませんね。
物語的には24話を費やしてもまだまだ序盤、今までの伏線などが回収されていく続編があってこそ活きてくる作品の様にも思えます。
王道のバトル展開、凝った設定、それらは続編があれば活きてくるだろうし高評価です。


『加速世界』側は高評価ながら、自分としては『現実世界』側での登場人物には全く共感が持てませんでした。
単純に、『加速世界』側でのみとなれば違和感を感じないのですが、一度『現実世界』側として登場人物たちが描かれると共感が持てません。

特筆すべきは主人公、太ったいじめられっ子、その設定は問題ないとしても、あまりにも『加速世界』を心の拠り所にし、現実以上に『加速世界』に重きを置いている姿勢に問題がある気がします……

現実世界では天と地ほどの差があるヒロインの黒雪姫に必要とされ、『加速世界』で唯一の飛行アビリティまで発現させる
現実世界で苛められ、劣等感を感じていると言うのは分かります、そんな中で彼の存在を肯定してくれる『加速世界』は確かに魅力的

ですが、所詮、ゲームでの事です!!
にも関らず、『加速世界』で劣等感を克服したんだよ、見たいな空気を醸し出されても共感できませんね。
現実世界に置いて確かに『ブレインバースト』で加速が出来る様になったかも知れませんが、別にそれを利用して世間の評価を変えたわけでもない。
加速を使って世間から高い評価を得る事を作中では悪事の様に描かれていました、現に敵キャラの能美はやっていた事ですね。
ですが、正直、自分としては現実世界でのメリットを求め、『ブレインバースト』をその為の手段として利用、それのメリットを維持する為に人を陥れていた能美の方がよっぽど理解できちゃいます。

現実世界で加速を使わないとなると、『ブレインバースト』ってただのゲームです。
そして、現実世界で加速を私欲に使わない春雪達は言ってしまえばただのゲームオタク、しかも現実世界よりもゲームに執着するかなり重度な……
そして、同じく重度なゲームオタクでしかない周囲の登場人物の中で、自信を着けて加速世界での有能さを現実世界に引き摺る様は、単純にゲームと現実の境が曖昧になりつつある深刻な状態になっているだけで苦笑しかできません。
好意的な見方をすれば、卑屈な性格だったが自信を得て、ポジティブになっていると、成長している風に捕らえる事も出来るのでしょうが、自分には無理です。
とまぁ、こんな感じに主人公の『ブレインバースト』に執着する様を捉えてしまいました。

非常に偏屈な捉え方をしたレビューとなってしまい、不快に感じる方も居たかもしれません。
ですが、この作品は『加速世界』側を楽しんでなんぼな作品だと思いますし、『現実世界』側を無視すれば、自分としては十分に楽しめたとも思っています。
最初に述べたように『加速世界』側に関しては、その凝った設定と王道のバトルアニメとしての展開は続編を希望する程に評価しております。
続編が出れば凝った設定もより活きてくる展開になるでしょうし、バトルアニメとしても順当に盛り上がって行く事でしょう。
ですので、この作品を総評すれば非常に良かったと思いますので、未視聴の方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 83
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鳥は天高く気高く舞う

序盤 w

中盤 ええと

終盤 うん

この話はデバイスが進化した2047年の話
ジャンルはバトル・ハーレム・主人公最強・恋愛
SAOの原作者と同じ方です。個人的にSAOが嫌いな方に入っているので、本作もまるで期待してなかったのですが。
まぁつらい。序盤の苦痛さと言ったらこの上ない。主人公が生理的に無理。さすがにアレはやりすぎ。変に忠実になぞろうとしてもただの豆タンクになるだけだから、やりすぎくらいにして愛嬌を持たせる作戦なのかもしれないけど、正直無理。こんなのを異性として好きになる、という感情がまるで分からん。ペットくらいならまだしも。
内容です。序盤は本当にきつい。うだうだと主人公が巻き込まれていく情けのない姿を延々と見せられてるだけ。ただただ主人公が気に食わない。
そしてあまりにも主人公に都合がよすぎる。運命というか感情というかが簡単に扱われすぎでしょ。
中盤では物語の盛り上がりを見せるのですが、正直何も面白くない。展開もありふれたものであり、戦隊モノを見てるかのような稚拙で退屈しかしないものでした。
終盤はわりと、って感じでした。まぁ慣れてきてしまったというのもあるんでしょうが、やはりここでもご都合が良すぎます。アホみたいな茶番に人生をかけたかのようなお遊戯をして、なんなん?死ぬん?君ら。

遊び感覚で始めたゲームが現実に影響を及ぼす系はよくあるジャンルです。もう使い古され続けました。人間の限界を問い詰めるならまだしも、本作では一回負けたぐらいでは正直どうってことはない。強いていうなら戦闘挑戦回数が減る程度。ゼロになったらお終いだけど死ぬわけじゃない。それだけ。仲間のためとか先輩のためとかほざいてるけど要は自分が活躍したい自己承認欲求を正当化しようとする醜すぎる行為。見てて腹立たしい。
果たして共感してくれるアホは存在するのか。しかし、案外本作を高評価する方が少なくなく驚いています。しかし、その評価内容を見てると設定に着目しているそうです。まぁ設定だけを楽しむならダイジェストだけでいいです。

テーマは非常に微妙です。加速という曖昧な言葉を使って、扱うテーマの幅を広げ、全話に含みをもたせているという雑さ。稚拙すぎる。
鳥が出てくるシーンは良かったですよ。高みを目指すということは自分を認め自分を否定し、自分を作ることです。そのどれかがなければ成長はしないし、理想は実現しない。途中で{netabare}意思が具現化する{/netabare}とかいういらない要素が出てきますが、これが本作のテーマだと思います。思考・意思がすべてを占めるという具体的な事象を作ることで、意思の重さを知らしめるという発送があるのでしょうが…何分惰性で物語があるため軸がブレブレで今私が言ったものも予想でしかなく大分飛躍したものです。結局は何も面白くはない、ということです。

キャラの好感度は低いです。登場人物全員に対して共感が持てなく、アホみたいな茶番を延々と(二回目)
最初はちーちゃんも後半になるにつれてうざくなってきます。もう無理。でも私は最後まで見ました。何が私をそこまで見させたか。作画です。サンライズさんの迫力のある戦闘シーンは見てて心地の良いものです。そしてサンライズだけあって機械系のかっこよさは素晴らしかったです。情緒のある背景も臨場感あふれるステージもとても良かったと思います。そしてキャラデザ。かわいい。かっこいい。出てくるキャラの特徴を表現したかのようなよく作り込まれたものでした。ただそれ故に心境の変化がキャラデザに影響を及ぼすのはちょっとびっくりします。

要は脳を空っぽにして「サンライズすごーい」て言えば楽しめるのかな(?)

監督は小原正和さん。
シリーズ構成は吉野弘幸さん。マクロスFやギルティクラウンなどをされた方ですね
キャラデザは愛敬由紀子さん。初のキャラデザだそうです
劇伴は大嶋啓之さんとonokenさんとMintJamさん。
アニメ制作はサンライズさん。ガンダム

作画は良かったです。戦闘シーンに迫力があり、臨場感がすごかったです。
op1は井上秋緒さん作詞、浅倉大介さん作編曲、May'nさん歌唱の「Chase the world」
op2は黒崎真音さんとmotsuさん作詞、八木沼悟志さん作編曲、ALTIMAさん歌唱の「Burst The Gravity」
ed1はKOTOKOさん作詞歌唱、八木沼悟志さん作編曲の「→unfinished→」
ed2は分島花音さん作詞、takuyaさん作曲、千葉"naotyu-"直樹さん編曲、三澤紗千香さん歌唱の「ユナイト」
声優さんは良かったです。

総合評価 サンライズすごーい

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

設定、世界観が面白いです。

原作は読んでません。

観終わった感想
{netabare}
終わっちゃった・・・
もっと観たかった・・・

ラストバトルで
黒雪姫先輩キターーーーーーーーー\(^o^)/ 
15時間もかけ沖縄から馬に乗ってくるなんて!
白馬の王子ならぬ、黒馬の姫でしたね~ ^^

能美に勝つ瞬間!
また千百合が能美を回復させて・・・
あーーーもーー何でまたーーー
って思ったら、能美の翼が消えて・・・
千百合のデュエルアバターであるライム・ベルの必殺技『シトロン・コール』は、回復ではなく、時間の巻き戻しらしく、能美がハルの翼を取る前まで戻したみたい。(レベルとかの経験値はどうなるんだろう?)

あぁ・・・そういう事だったんだね・・・
チユ、ムカつくなんて言ってゴメンね。
でも、能美にバレないよう教えて欲しかった。

能美は、バトルに負けたら加速世界の記憶を忘れてしまっていて、毒気のない可愛い子になってて、ちょっとビックリ。
能美にしたら、この加速世界は知らなかった方が良かったのかな・・・

最後、ハルと黒雪姫先輩がいい感じでしたが・・・(ニヤニヤ)
できれば、ハルがちゃんと正式に付き合おうみたいなセルフを言って欲しかったな~ って思いました。
^^

もし、黒雪姫先輩が、この加速世界の記憶を無くしてしまったら・・・
前と変わらずハルの事好きでいてあげれるのかな?
そうであって欲しいと思いました・・・・・・

とっても面白かったです。

是非2期やって欲しいです。
{/netabare}

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「20話 支配」の感想
{netabare}
あ~能美ムカつく! マジムカつく!!
ぶっ飛ばしてやりたい!!!(心の叫び)

いいキャラしてるよね!
バトルものの作品って、こう言うキャラがいると面白くなるよな~。

それに、千百合もムカつく!
なに能美回復させてんだよ~!
なにか理由があるのだろうけど・・・
「もう、やめて~」って叫んでたけど、なんか悲劇のヒロイン気取りでイラってした。
タクムが可愛そう! 二人の気持ちも知らないで・・・

千百合にイラってするのって自分だけかな?
{/netabare}


次回が楽しみです。^^

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

作品は、学園恋愛ちょいハーレムバトルファンタジー。
ゲームの世界での対人格闘戦もので、見てて面白いです。

リアルの主人公は、小太りでいじめられっこ。
だけど、ゲームの世界では唯一の飛行型デュエルアバターで、速さと飛行が武器。
この後どんどん早く、強くなるであろうキャラで、期待させられます。

{netabare}

15話では、能美に翼を取られてしまい、見ててショックでした。
って言うか、何かの特殊能力があると注意して戦えよ!って思いましたが、そう言う話の設定なので、そんな事言っても仕方がないのだけれど・・・。
なんか主人公は思い込みが激しいし、馬鹿だし、もっと頭使って用心深くバトルして欲しい。
性格も、卑屈過ぎるし、ネガティブ。(だからイジメられる)
見ててたまにイラってします。
キャラ的には、嫌いまでいかないが、好きではないです。

ヒロインの黒雪姫は、美人で黒髪ロングのクーデレ系。
ヤキモチ焼きで可愛いですね。

幼馴染の千百合は、世話焼きキャラ。
タクムと付き合ってるのに、主人公が気になるみたいで・・・
それって何か二股みたいで、見ててイラってする。
タクムが可愛そう!って思います。

アクア・カレント
綺麗で可愛いめがねの無表情系キャラ。(ハーレムアニメでは必ずいる喜怒哀楽の乏しいキャラ)

上月 由仁子 / スカーレット・レイン 
小学6年生の妹ツンデレキャラ。見た目は可愛いが、性格は男勝りで、物事をハッキリ言う。
ブレインバーストの世界により、精神年齢は高校生以上か?

倉崎 楓子 / スカイ・レイカー 
リアルでは、美人なお姉さん系の高校生。
性格は、優しくおしとやかかな?
{/netabare}



嫌いじゃないけど・・・なんだかんだでよくあるハーレムものですね。
そう考えるとソードアート・オンラインの方が、ゲームで死ねば現実でも死んでしまうので、シリアス&スリリングな分、面白いかな。
それでも毎週見るのが楽しみな作品。

今後の展開が気になります!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 54

91.1 9 学園で幼馴染なアニメランキング9位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4127)
18770人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

まさしく王道スポーツアニメ(最終回

1期25話。2期25話。

●関連URL
・TVアニメ公式:http://www.ntv.co.jp/chihayafuru
・原作漫画公式:http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000003555 (※試し読み有)
・公式Twitter:http://twitter.com/chihaya_anime


かるたで青春物語なのかな?
作画が少女漫画っぽい感じだけど特に気にならない。
カルタはルールすら覚えてないけど色んな人のレビューで面白いとか感動するってあったので見てみました。


最高ですねこういうアニメ。
感動もするし笑いもあるしスポーツアニメらしい王道の作品です。
ラブコメ要素もバランス良く盛り込まれてて素晴らしく良い作品でした。
2期もあるのでまた見たいと思います。

ガンバリスト駿とかヒカルの碁とかスラムダンクが好きな人にお勧めです。
老若男女誰にでもお勧め出来る素晴らしい作品でした。


各話感想
{netabare}1話
あやせさん!美人設定なのか。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
皆の前で脱ぐとかどうなってんだ。無駄美人ww
陸上部は出会い系wwどんな偏見持ってんだよw
サッカー部とかならわからんでもないが。
しっかしかるたってどうやってやるんだっけなぁ。
オカリンキタ――(゚∀゚)――!!
なんだイチャイチャしやがってw
そんな好きじゃないんだけどっておいww
フォローになってねぇよ。
アラタって誰。アラタが好きなの?タイチが好きなの?
なんか浮ついてるな。
三年前?って事は中学生だったのか。高校生かと思った。
眼鏡がアラタって奴なのか。これはひどいいじめだな。
え?小学生が働いてるのか?合法なのか?
アラタもう惚れてるのか? グランプリの子w
百人一首って最上川~の奴だっけ?
あっ新聞配達バラしやがった…
小学生の給食って班になって食べさせられてたなぁ。
タイチ嫉妬だな。
おねぇちゃんが日本一になるのが夢っておかしいな。
テープなんてあるのか。急にやる気スイッチ入っちゃったな。
えええええwカード刺さってるw
なんだこのカルタ超人ww ちょw全部ばらまいたw
眼鏡は福井弁なのかな?なるほど世界一か…
おぉーーそうなのか!タイトルの伏線回収感動した!
アラタの情熱に感化されたのね。


2話
早速いじめか。
おっこれでカルタに乗っかって来るわけか。
タイチ嫉妬しすぎw
早すぎ飛ばしすぎww タイチの親厳しすぎ。なんでも勝たないとってw
買収か?うわうわうわそういう事かw
この辺で拭いてもいいよってどうなってんだw
あっ眼鏡ぱくりやがった。ひっでぇ。どんだけ目悪いんだよw
タイチクズすぎ。 目が0.03でもいけるのか。
暗記すげぇ。 クズタイチまじくそだな。
ええええw 何その展開!!
は行とな行だけなのかww まわりの札は吹き飛ばしてもいいのか。
せけぇww おぉーーーちはやふるktkr!!
あれは名人ww アレ呼ばわりw 母ひでぇ…。姉貴もクズww
タイチの親もクズ。クズばっかしか出てこねぇな。
エアカルタww 熱心すぎるだろ!
結局眼鏡何処行ったんだよ。見えなさすぎるw
やっぱりてめぇーか。卑怯なカルタが突き刺さったww
エンドロールの縦書は珍しい。


3話
タイチもカルタやるのね。なんという空気の読めない子ww
先生ww熱すぎるww
スネオみたいな奴だなヒョロ君w
暗記時間なんてあるのか。うわうわこれはキツイ。
なんとそんな小技があるのかすげぇ。ややこしいなぁ。
相変わらずはええな。え?見方のも取れるのねw
チーム戦の意味があんまり無いww
ヒョロ君( ゚д゚)ポカーン
なる程チーム戦はそういう事が可能なのか。
先生のおでこに大ヒットwww
メラメラメラ!!アラタそんなすげぇやつだったのか。
良い先生だなぁ~。
3人ともいつの間にか仲良しだな。
バラバラになっちゃうのか。
ジワジワ目に来る…(;_:)先生良い人すぎる。
TシャツのOVERっておいww重量OVERってかw
開かずの踏切w
置いてけぼりにしてっておまえが勝手にやめたんだろ。自己中すぎる。
なんだ負けたのか…
「もっと三人でカルタしたかった」ここ泣いた。゚(゚´Д`゚)゚。
アラタ…(´;ω;`)ブワッ
泣き回だった。メッチャ泣ける。


4話
カルタの大会で会おうか…。なんともスケール大きな話だ。
あれ?高校生?中学生?
タイチの彼女か。
ちょw先生wwまつげ君ってタイチの事だったのかw
今度は中学の回想か。さっきのが高校生か。
チョコレートサインってなんだよw
臨時休業w まぁお約束ですね。高いチョコになるのかw
味わってねぇww ひょえぇー大会過酷すぎる… 白目やめろw
タイチ優しいなのリアクションが完全にオカリンw
フェイント!やりよる。フェイントじゃなかったのかw
何故ちはやふるの事知っているんだ。
敵陣に送る?攻めカルタ?ルールがわからん。
ちはやふるだけは取られて欲しく無いなこれから先も。
タイチとイチャイチャww
彼女いたのになんで抱きついてんだよ。寝とる気か。
嫌な予感しかしないなアラタ…
急に電話してこれは無いよな。相変わらずKYは直ってないのか。
どんだけ頭の中がお花畑なんだよちはやは…全然成長してないのな。


5話
まさか福井まで押しかけに行くのかよ。これは… 波乱の予感。
股下ならって身長そんな高いのかよ。
原田先生ww 
「恋はそいつといても楽しく無いって事だよ」
間接的に告白しやがった。彼女いんだろうが…
なんて浮気症なタイチ。やっぱりクズだったか。
アラタ相変わらずバイトしてんだな。
うおっそういやちはや身長たっかいなw
手をつなぐフラグが!フラグクラッシャーアラタww
相変わらず涙目タイチw
え?何故東京土産上げたしw
えー偶然俺も173だわwww いや真面目に同じだ。
いちいち空気を読まない子だな。これは業と読んで無いんだろうな。
お節介すぎる。アラタからしたらいい迷惑だな。ほらキレちゃった。
なんというわがまま女。タイチかっけぇー!
あら?お隣さん彼女なのかな?まぁ概ね想像通りだな。
ちはやどんだけアラタ信者になってんだよww吹いちゃったじゃねぇかw
会えなければ会えないほど神格化すんなしw完全に信者w
勝手にアラタ教信者になってやがるwもういい場面が台無しだよw
うおっ熱い流れになった!新幹線は窓開かないんだっけ。
タイチ嫉妬乙wwまったくタイチはいつも涙目だな。カルタ部結成。
おぉこれで1話に戻る感じかな?良く出来てんなぁこのアニメ面白い。


6話
まるで柔道部だな畳運ぶとかw 無駄部w 畳結構重たいからなぁ~。
ティーン!カルタ飛ばしすぎw 1組三畳ってとこか。
馬鹿www まぁワンパターンって感じか。
地面に正座すんなw ちはやより超詳しいなこの子。 まぁ袴履いた方が様になるよな。
いいねぇ俺も着物好きだよ。お?モデルをちはやがやる流れか。
そしてその代わりに入って下さいとなりそうな予感。
あれ?ちはやがネクタイでカナちゃんリボンだな。どういう事なの。
ちはやふる奥が深いな。まぁ解釈なんて人それぞれだもんなぁ。
アニメのレビューもこういう色んな解釈があるから面白い。
やっぱりこの流れだなww なんとも読みやすい話の流れ。


7話
だから白目ww 目閉じてやれよw 反射神経って事か。
どっかの大会で着物着ることになりそうだないつかw明らかにフラグ。
アラタかるたやってるのかねぇー。机くんww
まーた眼鏡いじめかよ。トレードとか糞MOBうぜーw
むむっこれはタイチと勉強もしくはカルタ対決の流れと見た。
そして負けたら入りますだろうな。
机ごと持ってきたwww はいタイチで食いついたーw
ホント流れが読みやすいアニメだ。裏返しとかトランプかよw
札をずらすとか上手だな。ちはやの欠点は記憶力だったのか。
タイチ自己PRタイム。大成功だな。おい机逃げんな。
話の中に入れないんじゃなくて入らないんだろ。
対決はしなかったか。青春だなー熱いねー。
机離れ出来たようですね。


8話
すっかり馴染んでるな。袴が似合うだけで誘うなw正月だけはやってるのかw
50円やっす。うおっまさかの肉まんくん同じ学校だったのか!
送り札が良くわからん。そのスカートの丈で馬乗りとかキチガイ沙汰すぎる。
西田って名前だったのか。百人一首考えながらテニスしてんのかよw
テニスが可哀想ってどんな理論だよww
西田はどういう風に入るんだろうなぁ。テニスに挫折して入りそうな予感。
チキン戦法で簡単に釣られやがった。西田相変わらずつええな。
Tシャツの大皿ww西田プレッシャーに弱いのか?
なる程同時に取れないようにしたのか(適当
次の詩?どういうこっちゃ。チート性能って事でいいのかな?
西田が勝ったのか。あっテニス部コーチにバレた。強制参加w
あっという間に人数揃ったなw


9話
部長なんで駄目なんだ?キャプテンってなんだよ。え?部長のが偉いだろ。
一々わがままな女だなぁ。
西田今日は特盛Tシャツかwこいつの着るTシャツ毎回見所だな。
合宿やるのか。タイチの自宅かよw タイチ彼女どうしたんだ?別れたのか?
ホントちはやKY。今日は西田大盛りかw
ちはやうぜぇー。勝手に人んち嗅ぎ回んな。色々駄目すぎるなちはや。
ちはや耳いいなw ミセスプレッシャー?
え?何が起きた?カナちゃん寝ぼけてるのか?
むむ。誕生日だったのか!キャプテンネタはミスリードだったかうまいな。
タイチ何があったんだ。アラタか。顔変だろww


10話
袴フラグ回収早かったなぁ。次は着物だな。
返事来ないのにメール送ってるとかストーカーかよ。
ヒョロ君とこつええな。なんで裸足で出歩いてんだ。
カナちゃん素晴らしく大和撫子だな。実に良い子だ。
うおやきそばパン懐かしい急に食べたくなってきた。
コマノの相手のTシャツ熱!コマノどんどん追い込まれていくなこれ。
まぁそうなるよな。
タイミングよく団結してる相手が出てきたな。
あっ遂にちはやふる取れなかったか。終わったな。
タイチ部長らしくなってきた。なんか感動した。
タイチと西田手を握るなキモいww今の描写いらんだろw
ってか女の人が作ってるのかな?このアニメ。
カナちゃんマジ天使。グッときたわ。
( ;∀;) イイハナシダナー ちはやは酔っぱらいかよ。


11話
なる程いい作戦だ。
ごめんなさいじゃないと嫌だって…プレッシャーかけてくるねぇ。
猫何してんだw 49件ww 完全にストーカーww
いきなり全滅か。さすがに強いのね。コマノやるじゃん。
読者の癖が関係あるのか。西田頑張れよ。
コマノみたいなトラブル多そうだなこの競技。
西田の伸身側方宙返りカルタすげええw
タイチTUEE!おっ西田やるじゃねぇか後1勝!
キタ――(゚∀゚)――!!ちはやぶるぅー!
だからなんで寝るんだよww 悟空かよww


12話
東京都予選だったのか。つまり次が本戦なのか。こりゃ厳しそうだなぁ…
ヒョロ君ww 以外と熱いやつだったんだな。あっ最後だったのか。
おねぇちゃん芸能人かよ無いわー。何こいつらクズ親クズ姉すぎてワロエナイ。
おめぇもか女帝よ!おい柴田先生もクズかよwwどいつもこいつもクズしかでねぇなw
うわー下から5位とかマジ終わってる…適当にやってもそりゃないわ。
頭のいいやつの方がカルタ強いんじゃなかったのかよ。説得力にかけちゃったな。
ヒョロ君良い奴だな。タイチかっこいいじゃん。で、彼女どうしたの?別れたの?
おっ!親やるじゃんw いつの間にスクラップしてたんだよ!
泣かせやがて。しんみりきちゃったじゃねぇか( ;∀;)
カナちゃんやるじゃん。
女帝のハートを射止めたか!w 女帝自分の手柄にする気だろこれww
出たーwwwなんて汚い大人なんだw まぁ結果往来だろうけど腑に落ちないぞ。


13話
うわぁ気づいたらもう13話じゃねぇか。見始めると止まらない…
何者だ!?ライバル登場か?
恋愛成分が足りなくなってきた気がする。アラタいつ出てくるんだ。
ちはやどうした。おっいいタイミングでアラタきたこれw
欲しいタイミングでアラタ来るなぁこのアニメ。すげぇ。
アドバイスのメールでも送るのかな?ただ単に出ただけなのかな。
うおっまさか見に来たんじゃ…!!!
あぁ認知症なのか…うちのばあさんは脳溢血で記憶飛んじゃったっけ。
アラタやっちまったな。荒れてきたようだ。じいちゃん記憶が混同してんだなぁ。
キタ――(゚∀゚)――!!ピンポイントのタイミングで来やがった。
なんだこのアニメすげぇな。タイチ…大人になったな。
せっかくアラタ来たのにこれは目が覚める前にアラタ帰っちゃういや予感ががが
しなくてよかった。
おいアラタが来てるのにやっぱりカルタしか見えてないのね。
おぉ綿谷先生のカルタにそっくりだからね。の流れ良いなぁ。
そして遂にアラタがカルタ復帰来るか。
アラタの記憶は残ってたか。来てたのーえー覚えてなーいみたいな流れになるかと思ったw


14話
アラタはA級なのか?タイチの復讐劇始まる予感。
ちはっやっふるおも~い♪
若宮どうせこの間すれ違ったやつだろ。ほらきたww
しっかり抑えてるなこのアニメは。王道の流れ。なんて分かりやすいんだ。
これ隣の人のカードと混ざったらどうすんだよww
北央ボロ負けとかどうなってんだ。クイーンチーターかw(゚∀゚)キタコレ!!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
どんな瞬発力だよ!!w 西田はカナちゃん狙いかよw
ちはやポーカーフェイス出来ないのかよw クイーン強すぎだろ。
え?Tシャツktkr!そうかTシャツ伏線ここで回収なのかww
すげぇまさかの伏線だったんだなw
囲い手なんて技もあんのかなかなか下劣な手だな。孤高のクイーンか。
アラタ… 須藤さんの真似w 防戦じゃ駄目なのか。
まぁこれは確かに俺も貰わずにいるタイプだなぁ。正々堂々としたいしなぁ。
キタ――(゚∀゚)――!!ちはやふるーーーーー!熱い熱い流れが熱いぞ!


15話
だーめだこのアニメ辞め時がわからん。止まらん助けて(・・;)
クイーンがガッツリ釣られクマー(・(ェ)・)
どっちだ。やっぱ負けたか… 20枚差だと!?どんだけ凄いのかわからんが凄そうだ。
ライバルktkr!w スノー丸でムネキュンwww どういう事ww
なんか仲良くなりそうな予感w Tシャツの後どうなったんだよ。
熱いな。熱くイメトレ中だな。
タイチ決勝戦きたか。疲れると忘れるほうが難しいのか…
疲れる位の方が力が抜けて丁度よかったりするけどなぁ。
仕事でもゲームでも疲れ気味の方が捗って神プレイになったりする件。
頭が働かない分反射的に動けるから効率良くなるんだけどな。
まぁ慣れてるものに限るんだろうけど。
タイチ…駄目だったか。準優勝って素直に喜べないよなぁ。
おまえらwwwどんだけガッカリしてんだww
西田今日はNARUTOのTシャツだってばよ!w
女帝本気になってきたな。皆もだいぶ成長してきたようだ。
西田今日は大盛なんだなwもっとバリエーション増やしてもいいのよ?w
だから悟空じゃねぇんだからすぐ寝るなw
顔に寝てた後付いてるぞw頬片方だけ赤くしやがって。可愛いじゃないかw
アラタやっと復帰したか。長かったな。
アラタとクイーンなんか接点ありそうなカットだったなぁ。伏線だなきっと。
あぁもう見過ぎた止まらない。ここらで一回止めよう。


116話
どうやら総集編のようで。
って思ったら何だ何だ全然違うじゃないか!テンポの良いギャグアニメになってやがるww
11万5千円とかどうなってんだよw
ってやっぱ総集編なのかな?
おまけ+総集編って所かw なかなか面白いなぁ。
肉まんのTシャツやっぱネタになってたのかww西田のねぇちゃんww
カルタばかwwひどい扱いだなw
なんでかなちゃんと付き合うんだよww


17話
体育祭!なんでカルタ握って走るんだよwwあぁ部活ごとの象徴的な物をバトンにしてんのね。
かなちゃんの大きな大きなおっぱいがー!w
西田はえええwさすが元テニス部!w
新入部員無しか。
いろんな大会出るのかこれから。緊張感がましてきたな。
あっタイチさらっと別れようっておいおいおい!
やっぱまだ彼女いたんだな。別れ待ちだったんだろうな。
まぁ筋トレは3ヶ月続けないと大した効果出ないからな。
っと元筋トレ部もとい元器械体操部が言ってみる。
タイチなかなかじれったいな。でも凄いわかる。
西田もおったんかーい!w
ヒョロ君もちゃっかり後ろにいやがったww
え?早く取るのを止めなさい?どういう事?
A級の壁は高かったのか…
なる程精度の問題か。8.87秒w
眼鏡素晴らしく良い分析力だ。
年代200年!そりゃ壮大だw かなちゃんさすがの百人一首マニアw
図書室で女帝の心をばっちり掴んだな!


18話
大江さんのお母さん浮気症すぎんだろ。笑えない。
いよいよA級進級か!?
BBAいくつだよwwかわいくねぇよww
お手つきか。まーたお手つきかよw
精度悪すぎるな。ラッキ!ラッキ!ラッキィ!BBAやるじゃんw
空札って無い札の事なのかな?
「次こそ動きたい」すげーわかるぞその気持ち。
サバゲーなんかだと突っ込んじゃうタイプなんですよ。
じれったくなっちゃうよね!
「つまらないわねぇ」なん…だと…。
「札とだけ戦ってるみたい」的確な指摘だな。
いやいやいやBBAキモいってww
ちはややっと気付いたのか!w
6枚差で負けたか…
カルタ界のアイドルっておいおいおいw言われてないってツッコミがw
なっなんだと!?タイチvs肉まんとかなちゃんvs眼鏡!
そしてかなちゃんは可愛いからな!w
かなちゃんマジ天使w結婚したい広報ナンバーワンだな。
袴補正すげぇ。でもわかるなぁこういうの。
かなでは美人じゃないのか…どうみても美人なんですけど。
いや美人ってよりは可愛い部類に分類される感じか。
机の分析力は相変わらず凄い。実に深い。かなちゃんすげぇー!


19話
タイチと西田どうなる…。ちはやみてねぇーw
机お手つき2回。かなちゃん0。
机追い込まれてきたな。一字決まりやっちまったな。
うわうわ眼鏡卑怯だな。しかし慣れ合わない所が素晴らしく評価出来る。
かなちゃんちはやふるきたか。
かなちゃんおめでとう!メッチャぐっときたよ(´;ω;`)
運命線… なんだこの賭け札は… 緊張感がやばい。
タイチ…(;_;)よくやったよ…
「よかったな。運が良くて。」捨て台詞…気持ちはわかるがカッコ悪い。
あっ。ちはや最悪な場所に出くわしたなww
おいちはやなんでダイチ抱き寄せてんだよ。
相変わらずラブコメ要素は浮気症だな。


20話
下から学年5位…ザンネンすぎてどうにも擁護できん。
Σ(゚Д゚;エーッ!大会出れないのかい!w
机くんが先生wwコマノ先生頼んだぞ!
タイチ何処までいけるのか…
アラタやっとキタ――(゚∀゚)――!!
「タイチはA級で出ると思ってたんや」あっ、やっちまったな。
タイチ負けたのか… アラタのこと伝えるとか良い奴すぎるだろ。
タイチの立場が… あぁもうくっそ。色々イライラする。
アラタ本当に都合いい時ばっかしか出てこなくてすぐいなくなるな。
「ヤリたい事を思いっきりやる為にはヤリたくない事を思いっきりやるべきだ」
名言だな。
女帝完全に味方になってる。
タイチ昇級来るか!?男だな。まぁ若いうちはこういうもんだね。



21話
西田w ちはやレベルアップしてきたか。
相変わらず悟空みたいにすぐ寝んなw
タイチの記憶力がやばすぎる。タイチもレベルアップの兆し。
女帝そんな事大声で叫ぶなww ちはや気合入ったな。
おいでこちゃn!NO THANK YOU
リアルでこういう大会場あるのかな?音が大事って…
エアコン位は入れるだろ普通。
かるた界の派閥。
スドウ変なこと吹き込むなw頭のなかがいつだか流行ったあれみたいにw
坊主にのせられんなあああ!なんて馬鹿なんだ。
小6で天才リリカってどういう事!?こんなすげぇ奴リアルでもいるの?
「取ってるけど遅いじゃん」誰かスルースキルをちはやに!!
なる程自分を重ねてるわけか。自分の手だから読めるんだな。
都合の良い相手だったなw
これだからこういう王道アニメはスッキリして面白い!
なんでチョコレートって叫んだんだw
終わってからそういや食べるんだったな。
ムラオさん…「追いつかれる前に名人にならんとなぁ~」
あんな事言ってたのに。感慨深いな。


22話
エッー!山本ゆみさん!?誰よ。元クイーンだとおおお!?ピンチすぎる。
卑屈だな山本。
クイーンになってインタビューで先生の名前呼ばれたらそりゃぁ嬉しいだろうなぁ。
熱いぜ先生!
西田やっぱ負けたのかw駄目すぎるw
精度を極めてきたちはやが遂に速度と精度の融合か!熱い!
山本卑屈すぎる。
まぁ現実は不公平と理不尽の連続だからね。
努力で追いつけるのは経験値だからな。
カナちゃん、恋に恋してないか…?
暑さでちはやがボケてきた。
北野さんGJすぎるww
ちはやのモチベアップかと思いきやまさかの色んな人がモチベアップ!w
すげぇ熱い流れ!
うわ~山本つっかかってきた。どうすんだこれ。
この競技の一番あやふやな所付いてきた。
アメリカ人がこの競技に参加したら日本人いなくなるな。
「ほらぁここ当たったし」じゃねぇよ。小学生かよ。
きったねぇな。本当にきったない。完全にクレーマーだな。


23話
何がゆーみんだ… ちはや凹んだな。
クローゼットに立てこもるなww いや引きこもるなw
うわー坊主の約束あったんだっけ。忘れてた。
ハラダ先生かっけぇ!
困った時のアラタだな。ちはや壁ドンならぬ扉どんどんすんなw
タイチだいぶ成長したな。
ちはや切り替え早いな。タイチちはやに惚れすぎだよ…
先生かっけぇーって覚えてないんかーい!
勝者:ツボグチヒロシ。ヤマモトユミ。
「マジかわうぃーね」
初告白wwちはやチョロインすぎんだろ。アホすぎる…
タイチなんで止めねぇんだよ。この馬鹿もんが。まぁ付き合ってないしな。
着信拒否とか俺と同じ電車とか何そのツンデレ。タイチかっけぇじゃん。
ムラオさん…やさぐれちまったのね…
和装での試合っそういう事か!袴ktkr!
東代表vs西代表。まるで関が原の戦いだ。
タケムラ君と山本が勝利か。
先生… ここヤバイ(´;ω;`)ブワッ 本当に泣ける。
しかしこのアニメ、ゆっくり泣かせてくれないんだよなぁ…
たまにはゆっくり泣かせるシーン作ってくれてもいいのにな。
12月24日クリスマスPTかい。タイチとか部活とのイベント無いのか。
まさかのちはやがちやほやされてる…
なんだよ無駄美人じゃなかったのかよ。
同じような事言われてたからすげぇ共感してたのに…
ただの美人扱いになっちゃうのか?
「ここにいたらいいのにって思う人はもう家族なんだって」それはない。
アラタに電話ktkr!アラタがここにいて欲しかったのか…
恋心に気づかない主人公ェ…なんて自己中なんだ。


24話
なんでタイチの家に押しかけたwタイチの扱いひどすぎる。
お母様怖いですよナンカオーラデテマスヨ…。
部屋か…心がだいぶ開かれたんだな。
お母様コワイデスコワイデスコワイデスコワイデス。
42型がでかいだと?うち32型2万だったぞ?
原作出てた時は高かったのかな?まるで高級品みたいな扱いが謎。
クイーン誰だよww 意味わからんw どうしてこうなったw
まさかの100万は下らない着物。アイスのレアアイテムってなんだよ。
アイスで太るとかあり得ねぇ。意味がわからねぇ。
山本六段だったのか。
クイーンの母親糞すぎる。離婚してるわ子供に当たるわ最悪だな。
身勝手な親だ。本当に適当に皆親になっていくよね。
子供出来たから結婚しよう。子供出来てから将来を考えよう。
先に将来像を考えない人が多いよね。
取り敢えずHすればいいと思う奴ばっかだよね。処女性大事にして欲しいわ。
クイーンも汚い山本もどっちも応援したくなる流れいいなぁ。
山本負けたか。先生…泣ける(;_;)だから余韻に浸らせてくれw
おぉー!名人戦ktkr!スオウ名人どんだけ強いんだろ。
まさかの留年?なんで?かるた馬鹿なの?
スオウになる方が近いだと?どういう事!?
1字決まりは一般的にむすめひさほせの7枚ですが、28枚?どういう事?


25話(1期最終回)
聞き取りか。感じが悪いのに感じが良いだと?w
キョコたんってなんだよおいw BBA専かよw 声マニアかww
声優ヲタなら強くなれそうだな。
俺はアニメのラジオですら声が聞き分けられない事が多いな。
スオウあっさり勝ったか。
「名人にもクイーンにも師がおらん。師を持たない人間には師になれない。」
名言だ。
「あやせにも20枚!」一字決まりがあるだと!?
困った時のアラタ。完全にタイチの親友だなアラタ。
ちはや変顔好きだなwなんかその辺が可愛いけどw
「音の一歩先がわかる札」
ちはやちょっと色々恋愛に疎すぎる設定じゃないか?
まぁ高校生ならこれ位の子いるけどさ。今時貴重品ですよ。
寧ろ今のほうが多いのかも?おっさんにはわからん。
ちはや、苦手な暗記を頑張ってるのか。
カナちゃん専任読手になりたかったのか。
A級選手じゃないとなれないんだよ!
A級選手じゃないとなれないんだよ!
A級選手ジャナイトナレナインダヨ!A級選手ジャナイトナレナインダヨ!
○四段(A級)以上であること
○A級公認読手として5年以上の経験があること(A級公認読手にもいろいろ条件がある)
ふむつまりカナちゃんならなれそうだな。頑張れ!w
タイチの大幅レベルアップktkr!
何故ダディーベアなんだw 集中力10%減ww スドウに見習ったのかよw
読手はこんなルールリアルであるの?それとも暗黙の了解なの?
女帝やるじゃんか。完全に味方だな。こういう先生一回味方に付けると最強だな。
来年新入部員が5人だと!?それはキツイだろ…っておい女帝のるなw
「頑張って下さい。(;△;)」何その顔文字親近感湧いちゃうじゃん(・・;)
いやカナちゃんなんで部費3万円に食いついたww
Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!ここで1話に戻るか!1話の伏線回収ktkr!!!
無駄美人キタ――(゚∀゚)――!!やっばいメッチャクチャ鳥肌立った!!
なんだこのアニメ単なる神アニメだったのか。
そこんとこもう一枚張っときなさい!
ねぇかるたしよっ!
おい。かんちセックスしよっ的なノリやめれw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36
ネタバレ

ウル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

かるたを通じての青春ドラマ

正直あらすじを見た感じはかるたでそんなに面白くなるなかなと疑っていました。

けど、見事にかるたを通じての青春ドラマに仕上がってます!

一言で言うならめちゃくちゃ面白い!

過去の出来事から現在まで心境や環境の変化が丁寧に描写されていて主要人物に共感できます!

普段、恋愛系を見ない人も楽しく見られる作品になってると思います。

なので、何を見るか迷ってる人は試しに見てみるのをオススメします!

かなり熱い展開が続きます!

ここからは少し長いレビューになるので時間のある方はお付き合いください!

お時間がない方は、まとめだけでも読んでいただいたらなと思います。

過去編では「1話〜5話」


{netabare}
3人の微妙な距離感からどんどん仲良くなってかるたにハマっていく過程がよかったです。
王道ですね。

千早がお姉さんの夢から自分がかるたでクイーンになると決めたところいいですね。
誰かの夢に乗っかるのではなく、自分で夢をつかみ取るに変わる瞬間です。

太一も、ずっと千早が好きでヤキモキしてる気持ちもわかります。
ただ、かるたの対戦のとき卑怯な手を使ってしまいましたが、気持ちはわからなくもないです。
絶対にしちゃいけませんけどね。

新は千早と出会ってもある意味ブレないです。かるたでは絶対に負けたくないという表情が表に出てきて人間味がでてくるのがいいですね。
放課後も練習してましたし。{/netabare}


現代「4〜5話」


{netabare}
千早がずっとA級になるのを頑張ってる姿や、かるたを好きになったきっかけになった新の心境の変化にショックを受ける描写。
会いに来なければよかったのかなと思う千早にはすごく共感できました。
優しくて、真っ直ぐな性格がいい意味で変わらないのがいいですよね。
あとずっとかるた中心の性格も少年スポーツ漫画の主人公みたい!



太一が千早のことが好きで、けど自分のことは見ていなくて、それに苛ついたり、傷付いたりしても一緒にいたい気持ち。
自分の「青春全部掛けても新には勝てない」ってなっちゃう気持ち。
共感出来ます。
ある意味1番人間味があるキャラクターです。
けど先生にそれは「青春全部かけたって強くなれない?まつげくん、かけてから言いなさい」ってセリフも好きです。


新がほんとは二人が会いに来てくれて嬉しかった描写もベタですがすごくいいですね。 {/netabare}


6話


{netabare}
かなちゃんと机くんと肉まん君の登場です。
この3人も部活のモブキャラとかではなく心理描写もしっかり描けていて、全員に共感出来ます。
心理的も肉体的にも成長していきます。
特に机くんは登場人物の中で一番成長しているんじゃなかなと思います。

かなちゃんはかるたが大好きで最初は和服が着られるから入りたいっていう普通のキャラクターです。
けど、誰よりもかるたの詩が好きで
主人公にかるたの詩の意味や背景を教えてくれます。
これをきっかけにちはやには札に風景や色が見えるようになります。
「かなちゃんは、かるたと友達だよ」ってセリフを聞いて和服のモデル兼、試合のときは和服を着るという条件でかるた部に入部します。 {/netabare}


7話


{netabare}
太一が、自分がちはやの練習相手にならない…新だったらと思う気持ちは見ていて、いい意味でもやもやします。

机くんはクラスからもバカにされていて、最初はかるた部にも全く興味ありませんでした。
ちはやに無理矢理連れてこられて、人数合わせの為に呼ばれたと思ってる。
あんなに頑張っているのに勉強ですら、太一には勝てないのをすごく気にしてる。
才能の差は感じていて、いじけている机くんには共感しちゃいます。
そして机くんの無理難題にも答えるちはやと太一!
熱いです!
裏返しのかるたで、太一の心理描写がすごく好きです!
「俺は名人目指してるわけじゃないから勝てなくてもいいんだとけど…そんな訳あるか…目の前にいるのは俺だろ!」
このセリフがめっちゃいいです。

この話のラストのシーン…机くんと太一のやり取りも熱すぎる!
「なんで…あんなやつがいるんだろう…いい友達もいて力もあって、1位に…1位になるんだ!勝つんだ!けどわかってる、1位になったってあの輪の中には入れない…」
「出来るわけないよ、かるたなんかそんな才能なんてないよ!僕はお前とは違う!僕は勉強しか、机しか居場所がないんだよ」
このセリフを聞いて、太一は母親から勝てる勝負だけしなさいと言われたことや、青春全てかけたって新には勝てないって言ったこと思い出すのもいいですよね!

「かるたの才能なんて俺だって持ってねぇ!キツイけどやってんだ!負けるけどやってんだ!だって勝てたとき、どんだけ嬉しいか!」
「でも俺は仲間にするなら、かるたの天才より、畳の上で努力し続けられる奴がいい!」

このときの二人の心理描写がすごくいいです!{/netabare}


8話


{netabare}
肉まんくん登場回!
まさか子供時代に会ってた子だとは思いませんでした(笑)
新に子供時代にボコボコにやられて心が折れてしまった肉まんくん。
かるたの代わりにテニスをしていますが、テニスはかるたのかわりにはならないのに気付いた肉まんの心理描写はよかったですね!
ちはやとの勝負でどんどん自分の気持ちに気がついていく!
熱い! {/netabare}


9話


{netabare}
メンバーが5人集まって正式に部活を認められるかるた部!
初心者相手でも一切手を脱がない、ちはやは少年漫画の主人公みたいです!
近江神宮を目指すのを目標にする、ちはやは、より手を抜けないですよね。
みんなとチームになりたい、ちはやの気持ちは真っ直ぐで見ていて気持ちいいです。
かなちゃんが、初めて札を取るシーンも少しずつ前に進んでるのがわかっていいですね。
太一の家での合宿では、みんなのことを追い込み過ぎになるところを、太一が止めるのがいいですよね。
回りをよく見てます。
反省するちはやと、誕生日のケーキをみんなで食べるところいいですね。
青春してるって感じします。
ラストシーンで新からのメールもいいですね。 {/netabare}

10話


{netabare}
着物を着ての初めての公式戦!
ヒョロくんがいてるとは(笑)
机くんが一人勝てないでいて、焦っている心理描写いいです。
いじけすぎてしまうのは褒められるシーンではないですが、気持ちはわかります。
机くんいなくなって4人で戦うのですが声が出ていない。
チームになっていないので、実力的には勝っていても押されてしまいます。
声を出さないで強いチームなどはいないってセリフはどのジャンルでも当てはまりますね!
ここでの太一の心理描写もいい。
みんなの頭に手をやって声をかける、太一はちはや以上に主人公してます。

あと、机くんがみんな頑張っているところを見て奮起するところもいいです。
かなちゃんと机くんのやり取りもすごくいいですよね!
みんなに謝って、みんなも机くんを必要とするシーンいい。
かなちゃんの初勝利もおめでとうって言えましたし。
ここから机くんが情けない姿をあまり見せなくなるのがいい。
絶対評価では机くんは人間的にまだまだかもしれませんが、相対評価な一番成長していると思います。 {/netabare}

11話


{netabare}
この話ではチームとしての順番を考えて勝負に挑みます。
太一と先生のやり取りかなりいいです。
先生の「ここにいるのは別の君じゃないか」ってセリフ見てる人ならわかりますよね。
相手チームに押されますが、声を掛け合って前の試合とは雰囲気が違うのがいいです。
肉まんくんが昔のこと、今と比べて「俺何やってたんだろう」ってセリフもいいですね。
机くんが1枚の札を諦めないところを見て、肉まんくんも奮起するとこもいいです。
太一と、ちはやの対戦も熱いです! {/netabare}


12話


{netabare}
優勝して近江神宮に行けるのが決まる回!
ひょろくんのトロフィーをもって「来年は絶対に取り返す」って泣くシーンは気持ちがよくわかります。
熱いですよね。
太一の家にデータを持っていくシーンもいいです。

ちはやは家族でお姉ちゃんアルバムはいっぱいあるのにちはやの分が、ないシーンは悲しくなります。
ちはやだから、ここまで真っ直ぐで、ひねくれないでいれたのかなと思いました。
先生にもかるた部が軽く見られているのを感じるシーンもいいです。
机くんが成績に振り回されなくなった成長を見せてくれるのも嬉しいですね。

かなちゃん、机くん、肉まんくんもかるた会に入ってみんな成長していくのもいい。

ちはやが追い込まれたら、太一が気付いて手を差し伸べてくれるシーンもいいです。
昨日の敵は明日の友です。

先生がかるた部の部活見て、軽く見ていたのを改めるシーンもいい。
どんな部活でも、どんなことでも真剣で努力している人達はカッコいいです。{/netabare}


13話


{netabare}
チームが一つになって
「みんながいたからここまでこれた」
「勝ち上がるんだ、みんなで」ってセリフは暑いですね。
試合が始まって、ちはやの調子が悪い…

そして新の過去編
一言で言うなら重いです。
この過去のお話を見てたから、新の印象がすごく変わりました。
そりゃ、かるた辞めちゃいますよね。
かるたの神だと思ってるぐらいの、おじいちゃんが認知症になってかるたのことを忘れちゃうところや、クラスメイトが先に進んで取り残されそう、おじいちゃんの最後のやり取り、大会に行きたい…けどじいちゃんか…ここの気持ちがすごくわかります。

ちはやは倒れて、優勝は出来なかったのですが、ちはやにおんぶに抱っこ状態のチームがちはや抜きである程度勝ててるのが地味にいいところです。

ラストの「次は試合で」
熱い!! {/netabare}


14話


{netabare}
個人戦のお話。
ちはやがクイーンとの勝負。
ここは語ることは難しいですが、いい勝負でした。 {/netabare}

15話


{netabare}
負けて悔しがるちはやの気持ちは共感出来ます。
何より、その姿を見て奮起する太一がカッコいいです。
「負けながら、泣きながら、前に進めることが出来るかな」ってセリフは主人公のよう。
太一が負けて、みんなが泣いて悔しがるシーン、肉まんくんの「悔しいよな、準優勝が1番悔しい」
このセリフは肉まんくんが言うからより、心に響きます。
このあとの、太一が「泣くな、俺はまだ泣いていいほど、かけてない…悔しいだけでいい」ってセリフもすごく好きです。 {/netabare}


16話


{netabare}
総集編+ギャグ4コマみたいな回です。
なのに、結構面白かったです(笑)
かなちゃんモテ過ぎ(笑) {/netabare}


17話


{netabare}
机くんが自分の体型が細いのを気にしてるシーン…かなちゃんは折れないのがすごいと思います。
机くんは折れそうになりそうでも折れないところがいい。

電車でのちはやと太一のやり取りいいですよね。
太一の気持ちがすごく共感出来ます。
好きな人と二人きりになりたいのは当然だと思います。

大会で、太一と肉まんくんが大会でばったり出会うの面白かったです(笑)

机くんのデータを取ってちはやに説明するところもいいです。
机くんがどんどん成長してるのがいい。
そして、そのやり取りの中でみんな成長するのもいい。
かなちゃんは札がカラフルに見えている。
みんなが実力差あれど個性があっていいです。{/netabare}


18話


{netabare}
ちはやが弱点が露呈してしまう回。
ピンクの人もクイーン諦めてないのがいいです。

そして、部員同士の決勝戦が熱い!!
ひょろくんの「勝っていったやつから、盗めるところがあれば盗んでいく」っていう姿勢がいい。
ひょろくんもカッコいいんですよね!

かなちゃんと机くんの対戦は1番好きです。
お互いがお互いのこと知っていて、弱点や、強みがわかる。
手に汗握ます。{/netabare}


19話


{netabare}
対戦の続きです。

机くんの心理描写が熱いですね。
かなちゃんの心理描写も、もっとあればいいなのになと思ったりもしました。
勝負はかなちゃんの勝ちで終わりますが、机くんが笑顔で「かなちゃんおめでとう」って言えるシーンがめっちゃいいです。
昔の、机くんじゃ有り得ないことです。
精神的にも肉体的にも成長したんだなとわかるシーンです。

そして、太一と肉まんくんの戦い。
ここも熱い!
両者の心理描写がいい。
この勝負は肉まんが勝って、大会終わってからの太一と肉まんくんのやり取りがいいですよね。

「よかったな。運が良くって」って言ってしまう、自分に苛立つ太一…心理描写がすごくいいです。
「キツイな、一生懸命って。言い訳がきかねぇよ」ってセリフもめっちゃいいです。

太一が謝って、肉まんくんが太一が部長で良かったって言うシーン…ここでちはやが地味に聞いてるのが笑えます(笑)

車の中で机くん、肉まんくんを名前で呼ぼうとしてるところもいい(笑)
チームの雰囲気もすごくよくなってます。 {/netabare}


20話


{netabare}
負けた、太一の気持ちと新がかるたに戻ってきて嬉しい気持ち…新の番号とアドレス、ここのシーンめっちゃいいです。
アドレスの紙を自分で渡せっていうシーンも好きです。

太一が、どれだけの気持ちでかるたに望んでるか…これだけかるたに打ち込んでいても、テスト学年1位…1位じゃないとかるた部辞めさせられるからって…どれだけ努力しているかわかるいいシーンです。

机くんが「やりたい事を思いっきりやる為には、やりたくない事も、思いっきりやらなきゃいけないだ」ってセリフもめっちゃ好きです。
心に響きますね。

先生と太一のやり取りいい。
昇級の話を先生から持ちかけられるが、太一は「A級になるより、逃げないやつになりたい」って言える太一カッコよすぎる。 {/netabare}


21話


{netabare}
負けたら、丸坊主にするって約束には笑いました(笑)
ちはやが成長して、対戦相手の女の子を助けるシーンもいいですね。
新は憧れていた、先輩が心折れているところを目の当たりにする。
新は環境があまりよくないのに、頑張ってる。
太一のメールの内容もいい。
打ち直して「俺も東日本代表を目指すから、新は西日本代表になれ」って送るってのがいい。
熱くなります。{/netabare}


22話


{netabare}
前クイーンとの対戦。
前クイーンの心理描写や、期待が重くて、期待があるからやれるっていう描写がいいですよね。
努力の天才はどの作品でもそうですが、すごく共感出来ます。 {/netabare}


23話


{netabare}
先生がカッコいい(笑)
ここのちはやと太一の恋愛描写もいいアクセントになってますよね。
新は先輩とのやり取りもいいですね。
各自、クリスマスを過ごすのも、地味にいいシーンですね。
新に電話かけるちはやもいい。 {/netabare}


24話


{netabare}
太一ママと、ちはやのやり取りが地味に笑えます(笑)
クイーンと名人を見て、圧倒的な実力差を感じるいいシーンです。

また、クイーンの過去のお話もよかったです。
{/netabare}


25話


{netabare}
かなちゃんの将来の目標が出来る回です。
かるた部に新入部員が5人入らなければ、移動になっちゃうところで終わっちゃいます。
女帝が守っててくれているのがいい。
そして、2年生…{/netabare}


まとめ

内容は青春スポ根+恋愛です。
ですが、恋愛系のアニメが苦手な方も個人的にオススメ出来ます。

キャラクターの心理描写や成長が上手く表現出来ていまし、
物語自体も面白しくて、恋愛表現は以外にも、少ないですが、少ししかないのに、印象に残り、普通のスポーツアニメではない、いいアクセントになってます。
かと言って、スポ根部分が弱いってことはなく、とても熱くなるシーンが数多くあり、登場人物も魅力的で、誰か一人でも共感出来るのではないかなと思います。

個人的に男性陣のキャラクターの心理描写がすごく共感でき、感動しました。
太一が主人公でもいいのではと思っちゃいます(笑)

多分2期は恋愛描写は増えるのだろうなと思います。
今からすごく楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 123

89.6 10 学園で幼馴染なアニメランキング10位
ちはやふる2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (2230)
11584人が棚に入れました
春。瑞沢高校のかるた部5人は新入部員の獲得に励んでいた。しかし、入部届けを出しに来たのは太一目当てのかるた初心者の女子ばかり、中でも花野菫は太一に積極的な様子。千早はかるた強豪校になるためと言い放ち、自ら教育係をかってでる。(第一話)

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、入野自由、潘めぐみ
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

田子の浦に うち出てて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

※平均満足度は全話放送してから評価します

原作最新刊まで積読済み。(原作から大ファンです^^)

これまた、2クールで放送らしいですね!
嬉しい嬉しい。。

本当に2期ありがたいです。。

リアルタイムで見たかったのですが放送されない地域に私は住んでいるので、
配信されているもので視聴という形になりそうです;;

見れるだけ幸せですよね^^;

個人的に新が大好きすぎるんで、太一も好きですが、{netabare}新と千早が結ばれるの{/netabare}を願っていますw
黒髪メガネほど、私の理想はいません。
edの新の格好なんかかっこよすぎて毎回やられますよ。

~15話「たごのうらに」~
「田子の浦に うち出てて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」
意味;田子の浦の海岸に出てみると、雪をかぶった真っ白な富士の山が見事に見えるが、その高い峰には、今しきりに雪がふり続けている。(あぁ、なんと素晴らしい景色なのだろう。)

{netabare}しのぶちゃんええなぁ。
あの孤独感・・

やはり、なにか欠点というか、
「独り」を感じさせるキャラって、応援したくなるんですよね。

それは新も一緒で。
だからといって2人とも本当はいい子^^

なので好きになるんですよね。

試合はとうとう富士崎です。
山ちゃ~ん!w
山城理音ちゃんも、好きなキャラの一人なので、
やっと!という感じで嬉しいです♪{/netabare}

今回は季節の歌!
百人一首って恋の歌が多いんですよね、
なので季節の歌が好きだったりします。

「たごのうらに」はリズムが好きで、
私が好きな歌の一つですね~


~14話「ものやおもふと ひとのとふまで」~
「忍ぶれど 色に出てにけり わが恋は 物や思ふど 人の問ふまで」
意味;人に知られまいと恋をしている思いを隠していたけれど、とうとう隠しきれずに顔色に出てしまったことだ、何か物思いをしているのではと、人が尋ねるほどまでに。

{netabare}我慢するんだ私・・イライラを抑えろ!
ってことでかなりイライラしちゃった回でした。

まず、個人的な意見だけど明石第一女子が負けたこと。
そして一番イラッと来たのが太一の行動なんですよね~

千早の手を触ったことです。
好きな女子といっても普通手触ります?
あんなにベタベタしすぎてるのに新が羨ましいって欲張りすぎんだよ、おい。

少し言いすぎましたが本当に2期に入ってから
どんどんどんどん太一と千早の好感度が本当に下がっていく一方なんです。

唯一の助けというとめぐむちゃんと千早の試合では
めぐむちゃんが勝ったことでしょうか。

少し原作を読んで気分を落ち着けましょうかねw
批評だけど、原作を読んでて愛があるからこそなんです、許してください。

今回はしのぶちゃんの歌でもある恋の歌ですね。
しのぶちゃんっていいですよね。
悪そうに見えて本当はすごくいい子で応援したくなります。
千早や太一とは逆に、2期に入って好感度上がってるキャラですねw{/netabare}


~13話「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」~
「住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ」
意味;住の江の岸に打ち寄せる波のように(いつもあなたに会いたいのだが)、どうして夜の夢の中でさえ、あなたは人目をはばかって会ってはくれないのだろう。

{netabare}今回の話を見て改めて思いました。
漫画だと自分のペースで早く進みたい時は進めてゆっくり進みたい時はゆっくり読んで・・ですが、
アニメだとそういうわけには行かず、自分のペースで次の展開へ進めないのでちょっと嫌ですね。

私はめぐむちゃんとの試合はすぐに読みましたが、
アニメ版だと3話に分けてやるので。。

それに原作の時より千早たちの方が味方につけてる感があるし。
ちはやふるの魅力は味方や敵や関係なしに
どちらとも応援したくなるというものなんですが。

自分の場合、めぐむちゃんと重なる点があるし
千早みたいな天才がたは少し苦手で・・
なのでめぐむちゃんを応援してますw

でもだからといって私も才能がない努力タイプだけど
太一みたいな人もあんまり好きじゃなくて。

結局なんと言えばいいかわからないけど、
もう1度言いますととにかくめぐむちゃんを応援します、はいw

仲間に支えられるっていいですね^^

今回の歌「すみのえの」、私が好きな歌の一つなので嬉しいです!{/netabare}


~12話「みそぎぞなつの しるしなりける」~
「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」
意味;風がそよそよとならの葉を吹きわたるこの奈良の小川の夕方は、(もうすっかりと秋のような気配だが)川辺のみそぎはらいを見ると、まだ夏であるのだなぁ。

{netabare}とうとうこの試合が来ました。
新キャラの声がたくさんあってこれからが気になるところですね。

めぐむの声が原作ファンの私から見たら、
少し意外な声でしたね。

もっと暗めな大人っぽいしのぶちゃんみたいな声かと思っていました。
だけどそれとは違う明るめな子供っぽい声でした。

あれでしょうか天然というところからかな?
まぁ、これはこれでいいと思います^^

次回にもめぐむとの試合続きます。
そしてそしてもうすぐ決勝戦!

今回の話のうたはかなちゃんが言った「風そよぐ」でしたね。
ちなみに、歌の意味の禊祓(みそぎはらい)とは
禊と祓を合わせた用語で
ともに神道において禁忌とされる罪や汚れを除去して心身を清める行為です。{/netabare}


~11話「さしもしらじな もゆるおもいを」~
「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆる思いを」
意味;これほどあなたを思っているということさえ打ち明けることができずにいるのですから、ましてや伊吹山のさしも草が燃えるように、私の思いもこんなに激しく燃えているとは、あなたは知らないことでしょう。

{netabare}京都の学校の時の試合の読み手さん、
声優さんがしてるから上手じゃないなと思い込んでたら、
EDの時かるた会の人が読んでいると知りました。

なんだか申し訳ないですね^^;
声優じゃなくてもアニメの中で声の出演があるんだなと知り、びっくりしました。

今回は本当に机くんがかっこよかった。
菫ちゃんのデータからあんなにも分かるなんてさすがといったところでしょうか。

奏ちゃん絶対惚れますよね、
かるた部のみんなもてそうな人ばかりだ・・顔だけで判断しちゃダメだね。。;

そしてそしてついに恵ちゃんとの対戦の時が来ました!
次回が楽しみだなぁ^^{/netabare}


~10話「むらさめの」~
「村雨の 霧もまだひぬ まきの葉に 霧立のぼる 秋の夕暮れ」
意味;あわただしく通り過ぎたにわか雨が残した露もまだ乾ききらないのに、槇の葉にはもう露が立ちのぼっていく秋の夕暮れである。(なんとももの寂しいことではないか)

{netabare}かるたは確かに暗記の得意な人に向いてるのかもしれない。
だけど、かるたは暗記だけじゃ・頭だけじゃできない競技。
耳とからだもあってこその競技。

太一も昔そうだったけど、みんなに体があるってことを教えてもらった。
そうだよね。

また、新としのぶちゃんのお話もありました。
頭一緒に下げていたところを見て、新は大事なライバルなんでしょう。

しのぶちゃんは、自分だけしか見てないようで、意外に周りを見てます。
そういうところに私は魅力を感じてひかれます^^

その時のことを菫は話そうとしましたが、
途中で太一が止めました。

試合の最初に新が来てるから「もっと頑張る」って言ってたのに
なんで新のことを話すと集中しなくなるって思うんだろう。

太一って本当に千早と新を引き離そうとしてる。
気づいてないと思うけど、きっと嫉妬も入ってるんだろうね。

それにしても、かなちゃんの札の取り方・覚えた方は独特です。
例えば、女性の歌は残り○枚・この人が歌ったのはこことここにある。。
相手も苦戦しそうです;

その時のシーンに、右近の歌や意味も出てきて嬉しかったですw

今回の歌の季節は秋ですが、雨ということで「むらさめの」になったんでしょうね、たぶん。{/netabare}


~9話「わたのはら」~
「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣り舟」
意味;はるか大海原を多くの島々目指して漕ぎ出して行ったと、都にいる親しい人に告げてくれないか、そこの釣船の漁夫よ。

{netabare}「わたのはら」ということで今回は新くんのお話です。

知り合いを助けるため、ほかの学校のメンバーになりすまし団体戦に出場しました・・が
最後には不正ということで出場停止になるかもしれないと言われます・・

新って自分の信念はちゃんと持っているけど、
お人よしというか優しいですよね。

そういうところにもキャラとしてひかれます^^

また、出場停止と言われましたが
団体戦に出て昔のことを思い出し、いい経験になったと思うんですよね。
団体戦なんてとまわりは言うけれど、
それもそれでいいものじゃないでしょうか。

あの頃の気持ちを忘れずにいて欲しいですね。

久しぶりに新新!の回だったので、新ファンとしては嬉しいです♪
相変わらずイケメンすぎて眩しいよ・・w{/netabare}


~8話「みかさのやまに いでしつきかも」~
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」
意味;大空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ているが、あの月はきっと故郷である春日の三笠の山に出た月と同じ月だろう。

{netabare}今回のお話原作から大好きだったのでアニメで再登場してくれて嬉しいです^^
思わず、涙も出ましたw

黒人さんは可愛かったり、女の人は恋の歌が好きだったり、
肉まんくんの対戦相手の人は感じが良かったり。。

みんな日本で育って普通にかるたを好きになって。。
千早たちと同じかるたバカなんです^^

こうやって、試合で交流したり高め合ったりできるんだなぁって思いました。
かるたってやっぱりいいなぁって思いますね。

それから、試合終わったあとに千早たちが英語で「またいっしょにかるたをしよう」。
涙が止まりませんでした。

最後は新としのぶちゃんが再会。
これからどうなるこやらやら・・

・・それにしても、新の福井弁いいわぁw{/netabare}


~7話「しるもしらぬも あふさかのせき」~
「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」
意味;これがあの有名な、下って行く人も都へ帰る人も、ここで別れてはまたここで会い、知っている人も知らない人も、またここで出会うという逢坂の関なのだなぁ。

{netabare}お姉ちゃん久しぶりに登場!
ちはやの姉ってひどいこといつも言うけど、
なにげに優しいですよね^^

人の言うことなんて気にせずに、
お姉ちゃんもお仕事頑張って欲しいですね!

また、相変わらず太一の思いは届かないようです。。

太一も悪い時に遭遇しちゃって・・
太一好きなんですけど・・やはり新とがいいなw

すみれちゃんは相変わらず腹黒くて、太一大好き女子でした。
メイクをしていない菫はイメージがかなり変わりますよね。

だけど、原作のメイクなし菫よりアニメの方が可愛いくなってましたw
これなら普通に可愛い女の子だと思いますよ^^

そういえば、吹奏楽部に上の階の部屋を譲った時に、
お礼として校歌演奏してる時ありましたよね。
私は元吹部で途中でやめちゃった人ですが、
今でも吹奏楽が好きだったりするので、
あのシーンは毎回見るたび「部活最初の頃は楽しかったな。。」なんて少し涙が出てしまいます。

もう一度楽器を吹きたいものです^^;

今回の一首は、新とのことでしょうか。
全国大会が開かれるこの近江神宮でまた会える、という解釈だと思いますw{/netabare}


~6話「たつたのかわの にしきなりけり」~
「あらし吹く 三室の山の もみじ葉は 竜田の川の 錦なりけり」
意味;嵐が吹き散らした三室の山の紅葉の葉が、龍田川に一面に散っているが、まるで錦の織物のように美しいではないか。

{netabare}どっちもいい人ばかりでかるたが好きで頑張ってきた人達だから、
「みんながんばれ!」って思いながら応援してましたw

結局は北央が団体戦の作戦、札分けで勝ちましたが、納得のいかない勝ち方だったようです。。
須藤さんは「東京で一番になれないなら全国で一番になれ」と。

やっぱり、須藤さんはかっこいいなぁ。
意地悪で怖いけど、こういう時みんなを引っ張っていてすごいなぁと思います。

続き知ってる人だけ↓
{netabare}私は全国大会の結果もしってるわけなので、結果のこと考えると北央にもっと勝ってほしいわけなんですよ・・
だから、正直言うと北央の方も応援したいというか。。
いつの間にか、みずさわより北央を応援したくなる私でした^^;{/netabare}

北央最高!最後出てきた新のネクタイ姿最高!w{/netabare}


~5話「なほあまりある むかしなりけり」~
「ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」
意味;御所の古びた斬端のしのぶ草を見るにつけ、昔が懐かしく思われて、いくら偲んでも偲びきれないことだ。

{netabare}手抜きたくなるよね・・うんうん。
少し、あまかす君の気持ちがわかりますよ。
それに、もう優勝は決まっているし、最小限のチカラで勝てればいいと。

でも、ヒョロくんはわざとオーダーはガチの勝負になるようにしました。
その時言った「東京で一番強いのは北央学園、なによりそれを俺が見たいんだ!」・・

このシーンでヒョロ君かっこいいなと思い、ヒョロ君を応援したくなったのを覚えてます^^
私が今まで見た中では一番のヒョロ君名言だと。。w

北央学園は敵だけど、やっぱり応援したくなる学校の一つなんですよ・・
早くヒョロ君にはA級になってほしいですね;;

それにしても、須藤先輩のあのオーラは怖いなぁ・・
あぁ、でもかっこいい!
登場した瞬間一瞬にやけました・・ニヤニヤ{/netabare}

少し涙が出てくる青春青春で眩しい回でした^^


~4話「ひとにはつげよ あまのつりぶね」~
「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出ぬと 人には告げよ 海人の釣り舟」
意味;はるか大海原を多くの島々目指して漕ぎ出して行ったと、都にいる親しい人に告げてくれないか、そこの釣船の漁夫よ。

{netabare}太一は、自分には運ではなく実力がないんだと重い自分を責め込みました。ただ、運がないだけなのに。
そのせいか、努力に嘲笑われ才能がないんだと思ってしまう。

少し、わかるかもしれません。
私は太一みたいに努力家なわけではないんですが、
なにもかもができなくて、出来る人に馬鹿にされくじけそうになった時ありました。
本当に、自分には才能がないんだと思うんですよね。。

でも、きっと努力は報われると思います。
というより才能があったとしても努力って大事ですよね、努力があるから伸びるものだし。
太一頑張れ!

「団体戦は個人戦、個人戦は団体戦」。。
私が好きな原田先生の言葉の一つがやっと出てきて嬉しかったです^^
原田先生は本当に深いこと言いますね~。
こんな先生に私もであってみたいですよ!

・・それにしても、新のケータイピンクだとは知ってましたが、
待ち受け画面見て思いました。。それ女子もんじゃないですか!?{/netabare}


~3話「つくばねの」~
「筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる」
意味;筑波山の峯から流れてくるみなの川も、(最初は小さなせせらぎほどだが)やがては深い淵をつくるように、私の恋もしだいに積もり、今では淵のように深いものとなってしまった。

{netabare}すごくわかります、対戦相手が強いとかなり焦りますよね。
だけど、となりには対戦相手よりも強い先輩たちがいるからがんばれたんですよね。

先輩がいるからこそ頑張れて、後輩がいるからこそ頑張れる。
団体戦を見てるとすごく伝わってきました。
筑波くんと一緒に私も涙出ちゃいましたよ!

また、最後にしのぶちゃんも出てきました。
新が戻ってきたことによって、しのぶちゃんや千早たちかるた部はますます熱くなりそうです。

予選はまだ始まったばかり!{/netabare}

歌は恋の歌だったんですね、初めて知りました^^


~2話「こひすてふ」~
「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」
意味:わたしが恋をしているという噂が、もう世間の人たちの間には広まってしまったようだ。人には知られないよう、密かに思いはじめたばかりなのに。

{netabare}後輩の世話はかなりめんどくさいみたいですね^^;
でも、かるたに興味を持ってくれる人が増えていくのはみんな嬉しいみたいです。

これで、かるた部は新しく2人が入って7人に増えました!
さらに騒がしくなりそうですねw

その新入部員の一人、菫はかるたではなく真島を狙って入ったみたいです。
で、ついうっかりみんなの前でそれを言ってしまいました。
歌はそのことを表現したものでしょうね。

私も好きな人がいたことありますが、いつもバレて終わっちゃうって感じでした^^;

でも、菫は奏ちゃんの説得の上で前に進むことができたようです。
頑張れ菫ちゃん!w{/netabare}


~1話「はなのいろは」~
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
意味:美しかった花(桜)の色はむなしく色あせてしまったのですね。むなしく世を過ごしている間に自分の顔かたちも衰えてしまった。

{netabare}1期の続きで2期は、高校2年生になるところから始まりました^^

後輩もでき、楽しくなると思いきや、すれ違いが生じましたね。
でも、千早のかるた好きの思いで解決したようです。

それに、千早が太一に言った一言で太一も動きだしましたよ!
あのシーンでも太一の千早への思いを感じました。
(がんばれ太一!・・だけど、私は新なんですw)

千早って強欲なところがあるけど、このまっすぐなかるた好きでみんな救われてるんですよね、私も見てて勇気づけられます。

これから、より騒がしい日々になりそうですw

句は、すみれちゃんが共感していた恋の歌です。
私もこの歌を知った時にたしかにそうだなぁと感じました^^{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もう無駄美人とは言わせねーよ

競技かるたに情熱を注ぐ瑞沢高校のかるた部の物語。

帰ってきましたね「ちはやふる」
笑いあり涙あり、みんなの懸命な姿がまた観られるのがうれしいです。

OPを観て聴いた時にすぐ私はこの作品が好きなことを再確認しました。
上品だけど情熱が伝わる良いOPでした。
EDも一期の雰囲気を壊さず四季Ver.みたいで良かったです。

※1話感想{netabare}
一期終盤の頑張る姿を見て、もう「無駄美人」とは言わせない!
…って思ってたんですが、いきなりやってくれましたね千早ちゃん。
なんですか!あいかわらずのダッサイトレーナーは!
あのキャラ、トラなのかクマなのか未だに判りませんがとにかく酷いセンス。
やっぱり今期も無駄美人ですね…。

ストーリーは新入部員勧誘からスタート。
軍師の奏ちゃんの策略により20人もの部員をGET。
だけど不純な動機でやる気も薄いと来ましたか。
競技かるたを見せた時みんなポカンと目が点に…
何だか観ててこちらが悔しい気持ちになりました。
それでもきっと千早の熱意が伝わる時が来るでしょう。

今までのメンバーもかるたへの情熱がますます熱を帯びていました。
それ故の不協和音が起こると思ったら今回は千早のパワーで粉砕してくれましたね。
これからそういう部分も少しずつ出てくるかも知れないけど乗り越えて欲しいです。
肉まんくんの声、そういえばスケアクロウだとか、少し邪念も入りましたが基本的には集中して楽しめました。

新入部員の菫ちゃんがいろんな面で台風の目になりそうな今期。
楽しみの広がる第一話でした。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
結局残った部員は2人。
2人「しか」って思ったんですが、ちはやは2人「も」って言ってましたね。
何はともあれ癖のある2人が入ってくれて盛り上がりそう。
下の句カルタなんてあるんですね初めて知りました。
舌出して笑うの怖いですけど少し素質の有りそうな筑波くん。
菫ちゃんは恋に恋する乙女と言う感じですが彼女なりにかるたに興味を持ってくれた様で少し嬉しくなりました。

かるたへの情熱が伝わっていくのは時間の問題ですかね。
熱く爽やかな気持ちにさせてくれた2話目でした。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
馬子にも衣装って言ったら失礼なんだけど、女の子の袴姿は凛としていいよね。

3話目にして軽く感動ポイントが幾つかありました。
机くんは過去の経験を生かしてホント先輩らしくカッコイイです。
筑波くんもプライドを保とうと必死になって…
負けてしまったけど懸命な姿はやっぱりカッコ良かった。
演出なんかも巧いんだけど、
懸命な姿を描くのに、かるたという題材も適しているのかな。

団体戦としては順調な滑り出し。
新くんの方も気になるし次回がまた楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
二つの意味で「あつい」戦いでした。
呪いの子なかなか面白くて笑えました。^^
かるたという渋い題材ながら敵も味方も個性的で飽きませんねこのアニメ。
自然な範囲でも笑いや感動を生み出してくれているこの作品は良作です。
(今期の他アニメにも見習ってもらいたいです。)

次はライバル北央戦ですね。がんばれー。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
また今回も笑えて熱いバトルでした。団体戦っていいですね。
ひょろくんの心意気には敵ながら感心させられます。
実力伯仲の決戦となりましたが、集中力を欠いた肉まん君は脱落。
姉さんには笑わせて貰いました。
どっちも頑張って欲しい気持ちもありますが、瑞沢がんばれー。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
本当に大接戦でした。
そのギリギリの戦いの中、ちはやは覚醒しつつあるようです。
もの凄い集中力で挑みましたが、惜しくも敗戦。
団体戦としても僅差で負けてしまいました最後は経験の差が出たようです。
北央も勝った気がしない戦いだった様でこれからも良いライバルになりそう。

一生懸命やれて力も出し切ってかるたの楽しさを知って気持ちよく負けました。
でもそれ以上に悔しい気持ちももの凄く伝わる今回のお話でした。
気持ちは新入部員にも伝わったみたいです。

何度も書いてしまいますが気持ちの伝え方や演出が本当に素晴らしい作品です。
またがんばれー。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
かるた部の外からの応援の話でした。
応援する方もされる方も元気を貰えるんだなーっと改めて思えました。

恋模様も色々と切なさが見えてきました。
この行く末も見守りたいです。

菫ちゃんはイジられキャラですな…スッピンは笑っちゃいけない気がしましたが、
つい笑ってしまいました。

いよいよ全国大会、がんばってねー。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
競技かるたってこんなにも爽やかなスポーツなんでしょうか。

初々しい初戦の相手に改めて初心が蘇ってきたみたいです。
敗者にもエールを贈る爽やかで良い話でした。
英語で書く必要は無かったと思うけどね。
実際の競技もこういうやり取りがあったら頑張れるかも。
実力差がないと嫌味に見えちゃうかもしれないけど。
机くんの為にも予選突破がんばってー。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
前半は団体戦がバカにされていた感じで何か悔しい気持ちでしたが、
後半に素晴らしさを伝えてくれて嬉しかった。
‥んですが、新ピーンチでハラハラです。
確かにありゃ不正だけども大岡裁きをお願いします。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今度は高校生クイズ王との対戦でした。
いやいやキャラクター豊富です。
野球アニメだとテニスや柔道なんかから転向して活躍するパターンがあるけど、
かるたでもそう言うのがあったかと感心させられました。
クイズ王の人たちもかるたに真剣に向き合っているのが分かり、
ちはやふるらしい演出で今回も爽やかな感動を味わえました。
次回も楽しみですが机君のモチベーションが低いのかな?
ちょっと気になります。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
かるた部の仲間意識や絆を再確認できた回でした。

偵察も甘く見られないですね、そんなに疲労するとは。
勝ち上がるために最善を尽くす姿が格好悪いようで格好良かったです。
明石強そうですね、ちはやが勝てるかが鍵みたいです。
ヒョロ君との会話で北央に負けフラグが立った気もしましたが、こちらも応援しています。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
恵夢たん、つえーです。
性格に難ありですが魅力ある人ですね。天然どS嫌いじゃないです。
彼女にもかるたでのドラマがありました。
惹かれるものもありますがやはりちはやに勝って欲しいです。
出だしは完全に持って行かれましたが流れが変わってきた様子。
クイーンへの挑戦資格も懸かっているような対戦なので負けられないです。がんばって。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
北央戦以来の大激戦になっていますね。
お互いに実力を余すところ無く出し合っている感じがします。
才能のある者もない者も積み重ねた努力が心を惹きつけます。
こういう努力の跡が感動を生むのだなと再認識させられています。
恵夢たんも本気の本気が目覚めてきました。
明石の監督さん泣きすぎですけどね。
ともかくみんながんばってね。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
大熱戦に終止符が付きましたが千早も恵夢たんもどちらも悔しい勝利になりました。
切磋琢磨して二人ともなんとかあの詩暢ちゃんに近づいて欲しいです。

団体戦の試合は瑞沢の実力者上位二人が負けてしまいましたがカバーしあって勝利できました。
机くんはああ見えて度胸があります。
肉まん君は女子に弱い所を見せ菫ちゃんにも見下されつつあります。(^_^;)

それにしても両校とも本当にもよく戦いました。
観ているこちらも思わず力んでしまう素晴らしい戦いでした。

決勝は熱戦連戦で疲れてしまった奏ちゃんに代わり筑波くんが出るようです。
負け枠になれない戦いですからがんばれよー。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
決勝戦の相手富士崎も個性的なメンバー揃いです。
鉄の女監督を筆頭に思わずニヤケてしまうメンバーばかり。
主将、その手つきは止めときなさいって!

奏ちゃんはケガみたいだけど代わりの筑波君には頑張って欲しい。
チーム総合力としては相手の方が上みたいだけど
ミ・ズ・サ・ワ・ファイト!
詩暢ちゃんも見に来てるぞー。
{/netabare}

※ここで総集編
小ネタが楽しくて、もうちょい見たかった…。

※16話感想{netabare}
いよいよ決勝戦だけど富士崎は流石に強い…。
みんな苦戦していてちはやは人差し指負傷。
でも一皮剥けるキッカケになるかも知れない。
闘志がメラメラして来て来週から反撃だ!がんばれ!
{/netabare}

※17話感想{netabare}
詩暢ちゃんが孤高になっていく道を少しだけ見せてもらいました。
ちはやの様に仲間と共に歩む道があれば、
詩暢ちゃんの様に慣れ合わず突き詰める求道もとても尊敬でき憧れます。
本当にこの作品は魅力有るキャラが多いですね。

試合の方は二敗し追い詰められましたが最後まで諦めていません。
次回はいよいよケリが付きそうで楽しみです。
がんばれ瑞沢。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
ハラハラしながら応援していましたがやっと歓喜の時がきましたね。
最後は気持ちの差で勝利を引き寄せてくれました。
今まで戦ってきた相手チームも素晴らしかったのでその頂点ですから感激も大きいです。
みんなこの瞬間の為にがんばってましたからね。本当におめでとう。

チーム戦の素晴らしさが良く伝わってきましたが
詩暢ちゃんはどう思ったのか反応が気になります。
あと三位はどうなったのかな?
次回からは個人戦も始まるのでしょうか。楽しみです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
団体戦で勝ったんだから、謎の剥離骨折(?)という怪我をおして出る
個人戦で勝てなくても仕方ない。
…っと思いつつもやはり簡単に負けては欲しくないですね。
言い訳できない勝負も見たいので途中で治ってくれないかな?
実はトゲが刺さってただけとか。

一時的ながらサウスポー転向と言うことでMAJORと被ります。
元々MAJORやYAWARAの様な本格一流スポ根の匂いがする作品でもありましたが。

それにしてもなんだか団体戦の地位の低さが悔しいですね。
実際の競技カルタもそうなんでしょうかね?
しのぶちゃんも登場し、団体戦とレベルの違うところが見られるのでしょうか。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
ミラー配置で左手で勝利しました。
「札を取る感覚」ってそういうものなのですかね?
実際かるたやって、相当なレベルにならないと理解できない気がします。
(私には一生解りそうもない…)
サウスポーの気持ちや動きも分かったのは大きな収穫で
次の詩暢ちゃんとの対戦が楽しみですね。
右手の封印を解き放つときが来ました。

肉まんくんは悔しい敗戦。やはり新が上手でしたね。
悔しくても男は人前で泣いて欲しくはないけれど、
(トイレとかで泣いて欲しかった。)
泣ける人は嫌いではないしきっとまだ強くなれると思います。
肉まんくんお疲れさまでした。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
怪我の有無関係なしに詩暢ちゃんの方が上手でした。
でもやはり怪我なしでの対戦が観たかった!
あの詩暢ちゃんがちはやの事は認識して友情の芽生えが見られて良い話でした。
手加減しないかるたは間違いではないはず。
次の対戦がすごく楽しみだけど三期になっちゃいそうかなー。残念。

次回は太一。これまた楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
二期に入り嫉妬が表に出すぎたりとあまり印象が良くなかった太一ですが、
今回は頑張ってくれました。

試合でもちはやを気遣い集中が乱れる場面がありましたが、
徐々に「勝つ」かるたができて気負いが無くなっていました。
本来A級でも良い実力。
妙な優しさや過敏に気遣う精神が空回りしていたんでしょうね、
一皮むけてまた伸びるてちはややライバル達との差を埋めて欲しいです。
キョロくんもスグに追いかけて来ると思いますしね。

試合後楽しみな対戦が残っていても
まずは太一の事を一番に考えて喜べるちはやはいい子ですねー。
今までの苦労や努力を分かっていてくれる仲間の存在って
とても有り難く何よりの財産だと思うので(恋愛とか抜きにしても)大切にして欲しいてす。

次回はA級決勝に決着が付きそう。
新も好きだし新が勝った方が話は盛り上がるのでしょうが、
やや詩暢ちゃん持ちで応援しちゃっています。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
まるで水の中という表現がピッタリの息詰まる決勝戦。
最高峰の戦いに見入ってしまいあっと言う間に30分経っていました。
新が勝ち今後は彼に期待や重圧なんかも掛かってくるんでしょうね。
この戦いを見たちはやの更なる成長や太一のA級での戦いなど、
まだまだ先を観ていたいのですが次週で暫くはお別れ。
毎回爽やかな感動が感じられる良い作品でした。
次回の締めは噛みしめて観ようと思います。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
ちはやの怪我は怪我というより病でした。
繊細で競技なので指の重さが変わったらしばらく感覚に違和感が出るかも知れないです。
でも強くなりたいという純粋で強い思いがあるのできっと大丈夫!

次回は富士崎合宿編みたいです。
恋模様の方もどうなるのか気になります!
…って、いつまで待つ事になるんでしょうか!?
三期が待ち遠しいです。
{/netabare}

【総評】
大好きな作品が終わってしまいました…。
どれを取っても隙のない素晴らしい作品でした。
団体戦が主軸でチームプレイの良さや絆を強く感じさせてくれ、
どのチームどの人も一生懸命に打ち込む姿が見て取れ
ほぼ毎回軽く爽やかな感動を与えてくれました。

いずれ来る三期をじっと待っています。

かるたに興味のない人も楽しめます。
どなた様にも強くお勧めしたい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 58
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1期よりも熱くて面白い!太一が可哀想すぎて辛いから、報われて欲しい…

1話の感想 ★★★★ 4.0
新入部員
{netabare}
太一、かっけーーー!!!!
めちゃくちゃかっけーー!!
あんなセリフ言ってみたいわ!!
でも、あれはイケメンだけが許される余裕だな。{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0

{netabare}
女子高生が来たな。
爪を切ったのは英断だと思う。
男って長い爪嫌いな奴多いと思うし。
{/netabare}

3話の感想 ★★★☆ 3.5
団体戦予選
{netabare}
筑波、きもちわりぃww
いいキャラしてるわ。
ただ、少しせこいが。
今年はいいところまでいけるんじゃないか??{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
不運な太一
{netabare}
太一って本当についていないな。
でも、めちゃくちゃモテるからチャラだな。
タオルがあんなにも飛んでくるなんて……
普通なら汗だくのやつにタオルなんか渡さんぞ!?{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
決勝戦
{netabare}
ひょろくん、かっこいいじゃん。
ざ・青春だな。
これも全国大会出場が決まっていたからできたことだな。
肉まん君が負けたのが意外。
心を惑わせレナければ勝ててたのかな?{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
カード分け
{netabare}
流石、強豪校。
きっちりしてるな~
おそらく、今回の敗因はキャプテンの千早が気づけなかったことだろうな。
もし、太一があの位置に座っていたならまた話は変わっていただろう。
そして、最後の新!
かっこよすぎるだろう!!
千早の心を動かすのはやはり新なんだな。
太一、かわいそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★☆ 3.5
全国大会へむけて
{netabare}
千早はあまり構って貰えてないと思ってるのかも知れないけど、親にとってはそうではないんだろうな。
吹部の演奏は普通に感動しそう。
最後の電話がなんで太一じゃないんだろな。
胸が痛いよ……{/netabare}

8話の感想 ★★★ 3.0
団体戦 1回戦
{netabare}
色物とあたったな~
でも、相手からしたら別に普通なのにな。
在日の人たちは良い意味でも悪い意味でも見た目が外国人だからな。{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
新の到着
{netabare}
千早、新、新とうるさいねん!!
太一の気持ちをもう少し考えてあげて!!
太一は千早のためにかるたしてると言っても、おかしくないのに……
新はやっぱり、強かった。{/netabare}

10話の感想 ★★★ 3.0
2回戦
{netabare}
またしても色物!!
エリート校はやっぱりエリートだったけど、圧倒的な努力の前に敗れる。
やるやん!!
でも、エリート校も本気だったのは凄くぐっときた。{/netabare}

11話の感想 ★★★☆ 3.5
勝ちと仲間
{netabare}
肉まん君の思いもわかる。
けど、机君の気持ちもわかる。
どっちも正解なんだろうな。
でも、準決勝が2年メンバーでよかった。{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
西日本代表
{netabare}
めぐむちゃん、すごくきれいってなわけではないけど、こういうタイプが一番モテる。
主役ではないのにかなりクローズアップされていたな。
今後も敵として出てくる感じかな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
明石第一女子高校
{netabare}
めぐむちゃん、性格悪っ!!
モテる女子って性格悪い人多い気がする(気のせい
それに意外とめぐむ以外も強い。{/netabare}

14話の感想 ★★★★★ 5.0
決着
{netabare}
机君!!!!!!!!!
感動した!!!
メンタルがすさまじいな!!
今回は見てるこっちもドキドキすることが多かった。
肉まん君はここんとこ負けてばっかやぞ!!
次こそは勝つんだぞ!!!!
本当によかった。{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
決勝へ向けて
{netabare}
女王は新へのライバル心がすごいな。
おそらく敵として認めてるの新だけなんだろうな。
新も律儀だな~~{/netabare}

16話の感想 ★★★ 3.0
総集編
{netabare}
2期の総集編+小ネタ。
かなちゃんの眉毛三本ってどんだけ。
{/netabare}

17話の感想 ★★★★☆ 4.5
山城理音
{netabare}
やっちゃったな。
靭帯か神経かな。
突き指よりもひどいね。
これが今後に響かないといいけど……
でも、そのおかげでみんなにも熱が入った。
逆襲のときだぞ!!{/netabare}

18話の感想 ★★★★☆ 4.5
諦めない
{netabare}
机君の次に、筑波も敗退。
残ってるのは負け続きの肉まん君、指をやってしまった千早、そして5枚差が減らない太一。
これは負けてしまうのかな?
それとも、優勝を勝ち取る頃ができるのか?
今年勝って、来年に個人戦で優勝がいいな。{/netabare}

19話の感想 ★★★★★ 5.0
男の意地
{netabare}
やべぇ!!!!
やりやがった!!!
太一がついに運命に打ち勝った!!!
これも勝利の女神・千早様のおかげかな。
流石主人公!!
運命戦で勝ったら、震えるだろうな。{/netabare}

20話の感想 ★★★ 3.0
個人戦へ向けて
{netabare}
新にとっては千早は幼馴染みの一人なのかな?
好きな気持ちはあるけど、太一よりもガツガツしてないよな。
これぞ草食系なのかな?
まぁ、私は太一の方が断然好きだけどな!!{/netabare}

21話の感想 ★★★ 3.0
個人戦
{netabare}
逆手ででも出来るとかどんだけ。
これはあり得ないわ~~
新はやっぱり強かった。
圧倒的だな。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
女王へのリベンジ
{netabare}
指のハンデがあったとしても、2枚しか取れなかったんか。
やっぱり、女王は強い。
でも、来年には勝つんだろうな……
太一、めっちゃ調子いいやん!!
いよいよA級に上がれるのかな?{/netabare}

23話の感想 ★★★★☆ 4.5
太一の決勝戦
{netabare}
太一!!!!!
今までの努力がやっと身を結んだな……
しかし、その喜びよりも先に千早のためか。
こんなに思われているのに、新の方がいいんか!!
最後の千早が泣いてるシーンは感動した。
少し千早の印象がマシになった。
{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
新 vs 女王
{netabare}
新、強すぎる。
やっぱり、サラブレットは違うな。
しかし、水の中にいるような描写か。
「りゅおうのおしごと」でも天才を宇宙人と表現してたけど、こういう頭の使うスポーツではみんなそう感じるんだろうか。
{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
短歌作り
{netabare}
やっぱり、千早は新のことが好きやったんか。
憧れとか尊敬の方が強いと思ってたのに。
太一が可哀想……
なんで太一はこんなに努力してるのに報われないんだ……
太一……。昔はあんなんだったけど、今のお前は最高にかっこいいぞ!!
もう千早のことは忘れてもっといい女を見つけてくれ。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

71.1 11 学園で幼馴染なアニメランキング11位
フォーチュン アテリアル-赤い約束-[FORTUNE ARTERIAL](TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (813)
4744人が棚に入れました
海上交通の要である珠津島(たまつしま)。そこには桜の名所・珠津山や枯れない池と伝えられている千年泉がある。主人公の支倉孝平はそんな珠津島にある6年制・全寮制の英国パブリックスクール風名門校「修智館学院」(しゅうちかんがくいん)に転校してくるのだが、そこには吸血鬼がいた……。

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

手をつなぎましょう!

7年ぶりに人里離れた島に戻ってきた支倉 孝平(はせくら こうへい)は
島にある全寮制で英国風の高校に転入する
登校初日、そんな彼を出迎えたのは、容姿端麗な美少女
生徒会副会長 千堂 瑛里華(せんどう えりか)だった
孝平に手を差し出す 瑛里華だが、その瞬間、不思議な感覚が彼女を襲うのだった。
コメディ少なめな一風変わった青春パンパイアラブコメディ

本作は、吸血鬼の一般的な定義が他の作品と比べて大きく異なります。
超人的な力、血を飲む、不死、以上3点以外は基本人間と同じ
十字架、聖水、日の光、ニンニク等の基本アイテムは弱点ではありません
この基本設定に少々説明不足な点があるので
「なぜ瑛里華は直接の吸血を拒むのか」という点が脆弱になっています。
解釈してみましょう
物語内で語られるセリフで好意的に読み取ると
瑛里華は何百年も生きている生徒会長のお兄さんと違い
孝平と同じ年齢であると説明されています。
瑛里華はパック入りの血液は食していても、まだ本物の人間から血を吸った事がない
つまり瑛里華は吸血鬼として生まれて約16年間、人間社会で暮らし
人間と基本変わらない暮らしを送っていた
要するに、人間に肩入れし過ぎ、感情移入し過ぎ、直接の吸血を嫌悪しているわけです。
簡単に言うと「ベジタリアン」的な考えなんでしょうね
ベジタリアンの人を何人か知ってますが
本当に肉を食べる事を嫌悪してますから・・・
回想シーンで子供のころの瑛里華が出てきたのには驚きましたが・・・
これは眷属(けんぞく)を作った時点で成長が止まるといった事なのか否かは不明
お兄さんは100歳を優に超えるって言ってるし、お母さんはメチャメチャ若そうだし・・・

物語は語りべである孝平くんを中心に描かれていきますが
ある時期から瑛里華が中心的な物語へと展開していきます。

とにかく爽やかな作品、ドロドロ、妬み、ヒガミ、嫉妬など無縁です。
つまり男の子の取り合いが無いのです。
これじゃラブコメが成立しなさそうですが
頑ななまでに、これらの要素を廃しています。
だからといって、物語に起伏が無いわけでなく
キチンと別の要素で起伏を成立させています。
この結果、物語がとびきり明るく爽やかになっており
いわゆる「良いとこ取り」という感じになっていて
素晴らしい気持ち良さです。

本作のテーマはコレ!!
「この手が見える?・・・じっと見ていると寂しそうに見えない?・・・
あなたの手がそう見えるなら・・・私と手をつなぎましょう・・・きっと温かいし寂しくない!」
始業式での瑛里華の生徒会副会長としての挨拶です。
全編を貫く、このテーマ「手と手をつなぐ」つまり「絆」ですね
これが、吸血鬼という興味本位な設定を少々ないがしろにしても
しっかり描かれます。
だから、なお更のこと気持ちいい
後半を盛り上げる瑛里華と孝平のラブストーリーも
この基盤あってこその説得力で切なく愛おしい

一人ぼっちで落ち込んだ時に元気になれる勇気が持てる
そんな前向き思考青春アニメです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

序盤は静か・・・でも中盤以降、一気に盛り上がる作品でした^^

恋愛アドベンチャーゲームが原作の作品です。
「FORTUNE ARTERIAL」と「赤い約束」って、どういう意味で繋がっているんだろう・・・?
こんな疑問が視聴前に湧きましたが、原作がゲームの場合、可愛い女の子がたくさん登場する作品が多いので、まずは視聴を始めてみました・・・^^

物語の舞台は、6年制の全寮制の修智館学院。この学院に父親の仕事の都合で転校を繰り返してきた主人公の支倉 孝平(はせくら こうへい)が編入するところから物語が始まります。

確かに、美少女ゲームだけあって可愛らしい女の子が次から次へと登場します♪ 主人公もモテモテ系のキャラで、学校行事に勤しむ姿なんかは、とても好印象です。
でも、中盤までストーリーの盛り上がり・・・というか展開が少々つるぺたな感じなのです^^;

まさか、このまま・・・(゚o゚;;

な〜んて事はありませんでした^^;
物語は後半に入ると、大きく揺れ動きます。
そして、苦しい選択を目の当たりにする事になるのです・・・

叶えたい夢があります・・・
大切な仲間との時間を大事にしたいという思いがあります・・・
でも、そのために「ごく当たり前に訪れる生理的欲求」を抑制しなきゃいけないとしたら・・・どこまで夢や思いを貫き通せるでしょうか・・・?

夢や希望と・・・睡眠欲や食欲といった生理的要求とは、身体の求める次元が異なるので、本来同じ土俵で対峙させてはいけないと思うのですが・・・ひたすら耐え抜く姿には胸が熱くなりました^^;
少なくても、私には真似できないです・・・^^;

終盤に差し掛かると、視聴前に謎だった「ARTERIAL」「赤い約束」の伏線が回収され・・・少し含みを残した形で作品はフィナーレを迎えます^^
エンディングには賛否両論あるかと思いますが、この形で終わったからこそ、「FORTUNE」の伏線が回収できたのでは・・・と思っています。

1クール12話の作品なので、あまり時間を要さない上、美少女ゲーム原作ならではの女の子がたくさん視聴できた作品でした^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

デューク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

歌謡曲なタイトル曲が耳に残る、自分変革ハーレム。

本来なら5ルートあるであろうストーリーをうまく1つにまとめてあります。
学校行事に絡められているのでわかりやすくイベントが発生し、その都度主人公は成長していきます。
定番ですね。なのですが・・・
お話が進むにつれて攻略選択肢が消えていくのですが、その過程での主人公の一言一言に「相手が傷ついたのでは?」と心配になりました。
登場する女の子達は、皆思いやりがあって優しい子ばかりです。
彼女達の優しい気持ちのおかげで主人公は自己変革し、積極的に人のためになろうとするのですが、その果てに出てくる言葉や行動がちょっと配慮に欠けドライ過ぎるかなと思いました。
まあ、誰も「好き」という気持ちを出さないですからね・・・

さて、肝心のヒロインですが、普段の僕なら銀髪ツインテの白ちゃんにいっちゃいそうなものですが、この白ちゃんは厳しい兄のせいで見せ場を消されていました。
ハルナちゃんも可愛いし、キリハも美少女なんですが、やはり副会長ことエリカちゃんがとても可愛かったです。
というか一番そばにいてあげたくなる感じです。
このエリカちゃんの為なら喜んで眷属になるのになぁと思いました。
いつでもちうちうさせてあげます!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

81.4 12 学園で幼馴染なアニメランキング12位
ちはやふる3(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (341)
1643人が棚に入れました
クイーンになる夢も、将来の夢も諦めたくない! この一瞬に一生を懸ける―――――高校2年生の夏、新入部員と共に全国大会へ出場した千早たち瑞沢高校かるた部。団体戦では常勝校・富士崎高校を破り瑞沢高校が念願の初優勝、個人戦ではB級が太一、そしてA級では新が優勝を果たす。千早は団体戦で負傷した右指の手術も無事成功し、太一と共に富士崎高校の夏合宿に参加する。顧問の桜沢先生によるスパルタな指導にもめげず、名人・クイーン戦に照準を合わせ練習に励んでいた矢先、出場が危ぶまれるある事実を知ることに……一方、チームを持つことでかるたへの可能性が広がることが知った新は、かるた部創設に向け動き出していた。新たなるライバルの登場、これからの進路、クイーンになる夢……等身大の高校生によるひたむきでまっすぐな想いと情熱が溢れ出す第3期が開幕!

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、潘めぐみ、入野自由、坂本真綾
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

普通どこかでダレてくるもんですよ

原作既読 1期2期視聴済み

『アニメ3期決定!』

1期放送が2011年。2期2013年。ざっくり7年ぶりなわけであります。
この吉報は多くのファンから歓迎の意をもって迎えられました。自分も高揚感がハンパなかったっす。
聞けば、実写映画ヒットとメディアミックスでの収益化。福井での細く長いファンのバックアップ。単純に「原作のストックが…」というわけにはいきません。商売面でも企画を通すだけの材料が揃っての3期ということで大げさでもなく奇跡的な続編となりました。ひとえに感謝感謝です。
なお、どんな内容でどんなキャラがいてみたいな説明はばっさりカットであいすみません。
競技かるたに取り組む高校生らの奮闘記です。

 {netabare}方言指導 安済知佳{/netabare}

アニメに限らず映画『上の句』『下の句』『結び』もなんですかね。名も知れた華のある声優さんが裏方に回り後方から支援にあたる。細谷さんのセリフ部分を録音して毎度提供してたりしたんだとか。
福井南雲会と藤岡東高校。そこに確かな“福井”があった裏に福井人あり。
起用の経緯までは存じ上げませんが、このクレジットから役職や知名度に関係なく「良い作品作るぞーっ!」という熱のようなものが伝わってきます。
作品そのものも以前と変わらぬ熱量をもった安定の名作でした。

 ・質の高い原作
 ・継続したスタッフ
 ・変わらぬモノづくり

正直これ以外ではパッとしない『99RadioService』の継続起用もそうだし、2クールものでの楽曲使用では一般的な手法。1クールで曲交替をせずに2クール通して同じ楽曲を使い続けるやり方も1期2期そしてこの3期も変わることはありません。
1期から9年経過してるわけです。
キャストだってキャリアを重ね現在、皆一線級の活躍をされてます。監督さんはじめクリエイターさんだってそう。9年の蓄積を糧に色気を出したくなるのが本音でしょうに見事なまでにそのまんま。継続は力なりを実践されてますね。古典に向き合う上での“型”や“作法”を大事にしてるともいえます。

 {netabare}“作品制作の熱量”{/netabare}

 {netabare}“変えない勇気”{/netabare}

1期からの視聴者は変わらぬ様式美を堪能できます。
原作の信頼とそれを活かす勝利の方程式を知り尽くしたスタッフが仕上げる逸品にハズレはなしです。


 とかいって実は3期ってマンネリなん?


これがまた違うんですな。同じことやってても現状維持も覚束なくて“劣化”と捉えられることも少なくないシリーズもの。
瑞沢高校の面々。間違いなく本作の中枢を担う高校生たち使ってきっちりと掻き回してくれます。ざわつきの原因はしっかり1期からの流れを汲むもので納得感もある。本作の源泉、ちはや・太一・新のかるたを通じた三角関係のことです。
そしてこの三人が作品の根として、瑞沢高校かるた部を例に、同級の机くん・肉まんくんは第二波。1期25話で定評を得てからの第三波で筑波くん・花野菫。登場順で分けられると思うのですが…
想像してみてください。人気作であればあるほど通常は一→二→三と後続のキャラになるにつれ思い入れは浅くなってきます。『SLAM DUNK』みっちーやリョータ『俺ガイル』いろはすのように後から出てきてきっちり中枢に入り込んでくる事例は複数あるものの、けっこう難しい作業なはずです。
そんな『ちはやふる』3期は花野菫のターン。{netabare}この一年間過ごしたかるた部での時間が彼女を人間的に成長させました。“人間的に”です。未だ見ぬ4期ではかるた的な覚醒にも余地を残してたりします。筑波くんは変わらず筑波くん(笑){/netabare}


安定感のみならず、本流でしっかり動きをつけてきたわけでマンネリとも無縁な良作といって差し支えなく、これまで1期2期と視聴されてきた層が視聴を躊躇う理由は皆無と思われます。
ここまでで失速らしい失速も感じませんのでご新規さんも1期25話ずつとボリューミーではありますがこれらを安心材料とみてぜひこの世界に飛び込んできてくれたら嬉しいですね。お待ちしてます。



※ネタバレ所感

■この作品の恐ろしいところ

1.{netabare}もの凄く高いレベルで安定{/netabare}

これまで上のほうで書いてきたやつです。引退間際のイチローだって並の選手と比べれば高いパフォーマンスを残してたのにどうしても比較対象がイチローとなってしまうくらいには我々もマヒしてる。
ここではジョージ・シスラーの年間安打記録を更新した頃と変わらぬパフォーマンスを数年後も保っていて「いやー、良いシーズンだったね」と日常を楽しんでるのに似てるくらい普通の出来事。それでいて「内野安打減ったのは年齢じゃね?」とか無責任に放言してたりもする。
キープするための努力は確実にある。振り子足の幅が狭くなったことやサイズアップといったマイナーチェンジは言われてみないと気づかないレベルなんです。
 

2.{netabare}じじいと子持ちママを主役に!{/netabare}

まさにこの選択をできてしまうのが『ちはやふる』という作品の凄みだと心の底から思います。このレビューで一番訴えたいこと。
高校選手権の比重の高かったこれまでのシリーズからその上流工程、名人戦クィーン戦に重きを置いた3期でした。そして各々絶対王者に挑む挑戦者にこの人選。あり得ない(褒め言葉)。

{netabare}原田秀雄(CV三宅健太)猪熊遥(CV坂本真綾)両名のことです。
片や爺さん。初の名人戦。元々ナイス脇役の原田先生を無理に表舞台に乗せたところでという不安。
片や出戻り。3期初登場の元クィーン。坂本真綾さんで話題作り。はいはい分かりますとノーマーク。

ひとつ冷静になって、爺さんと出戻り以外の選択肢はなかったか?
例えば名人対綿谷新にしとけば新VS太一を活かした展開に容易に繋げられます。強い男子は他にもいます。須郷みたいな若手でも坪口(白波会)や村尾(南雲会)みたいな中堅どころでも不思議はありません。
そんな男子と比べて女子側。こちら対クィーンは新キャラで穏当だった気もします。めぐむたんやまさかの桜沢先生も選択肢としてはなくはないんですけどね。
挑戦者確定で思ったこと。原田先生は想定外。猪熊さんは桜沢先生との絡みも楽しく、とはいえ両名ともかませ犬ポジションを大きく逸脱しないだろうくらいで構えてました。

結果、

 {netabare}誰ぞ二人をかませ犬と誹ることができようか?{/netabare}

周防名人にとって初めて本気で闘わないと勝てない相手だったのが原田先生。
詩暢ちゃんにとって自分以上に札に好かれてるかもと思わせしめた相手だったのが猪熊元クィーン。
鉄面皮と言ってよい圧倒的な個性持ちだった二人の心をぐらつかせる激戦は本作のクライマックスだったと思います。それでいて、千早・新・太一ら若人の物語ともがっつり繋がっているというね。{/netabare}


あと超絶に好きだった猪熊さんのこの台詞。

{netabare}「やっぱりお腹の子、女の子だと思う。お願いしたのよ。男の子でもいいから勝たせてくださいって」

母になると○○ちゃんママの呼称を受け入れて折り合いをつけてく過程が生じます。この子には自分が必要だと思う母性の発動で徐々に消えてく個性や本人の意思。要は諦める作業です。
そんなして一度切り替えたスィッチを再度切り替えるのは旦那の協力があっても困難極まりないことでしょう。復帰するにしても自分なりのルールを決めて。とても納得感がある心の動きです。
そんな思いをして復帰して、マイルールをしっかり守って、でもやっぱり限界はあって子供にも負担をかけて、とクィーン戦を前にして無理がたたってるのも見え隠れしてきた猪熊遥。思い出できたからと気持ちが切れてもおかしくありません。彼女にとってあくまで日常は普段の家庭生活なんです。
そんな彼女がクィーンへの執着を示した精一杯の願い事が上のセリフ。男子三人はマジたいへん。ガキンチョの叫ぶ「一生のお願い!」とは比べ物にならない重みがあります。イマイチ理解できてなさそうな未婚の桜沢先生の表情もいい。{/netabare}



■名人戦クィーン戦に向けて

・名人戦
対立構図や対比がシンプル。
周防名人に新と太一が絡むのでまだ読めないところはある。

{netabare}「青春全部かけてから言いなさい」
を地でいき、かるたに人生を賭けた男と、かるたにしか人生を見いだせなかった男の対比だったのが原田VS周防でした。
全部かけて運命の女神は微笑んだか?運命戦の結末が一つの答えでした。
それでも試合後の清々しい先生の表情が素晴らしい。{/netabare}

{netabare}未来の挑戦者/太一と新はそれこそ一つに絞れないほど多くの場面で、行動言動の比較があったり、同じだったりしてました。その中で一つだけ印象的な場面を挙げると、周防名人のインタビュー場面。
名人を引き留めた新と名人の引退を望んだ太一がどうしようもなく二人らしい。
「真島 おめぇ 卑怯なやつやのー」
引退を望んでることが卑怯とはならないでしょうが、名人につっかかる新を目の当たりにして思うところがあったんだろうなとみられる後の展開です。
卑怯な奴である自分を克服するストーリーが太一自身には必要ですからね。{/netabare}

・クィーン戦
けっこう同じもの同士。

{netabare}若宮詩暢と綾瀬千早に絞られたと思われる。{/netabare}




そもそも最初のアニメ化の時点で紆余曲折があったものらしい。曰く、“売れなそうな商品”。
「セールス的な期待値は低いがアニメ化する意義ある作品」と関係者が企画を通し結果ヒット。

その後、ペイできる実写版がもう完結したし、3期をやる旨味がほぼほぼ無かったろうところをアニメ続編実現にこぎつけたことが至極ありがたい話です。
4期やってくれるかな!?根拠なく全幅の信頼をこの関係スタッフに置いときます。宜しくね!


最後に原田先生役での石塚運昇さんと宮内先生役での藤田淑子さんの訃報に際しあらためましてご冥福をお祈り申し上げます。
後任を見事に務めた三宅健太さん鳳芳野さんお疲れ様でした。



視聴時期:2019年10月~2020年3月 リアタイ

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2020.05.06
《配点を修正》-0.1


2020.03.30 初稿
2020.05.06 配点修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 54
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

時は流れゆく、波は砕け散る

アニメーション制作:マッドハウス
監督:浅香守生、シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:濱田邦彦、
音楽:山下康介、原作:末次由紀

2008年に講談社の少女漫画雑誌
『BE LOVE』で連載を開始して10年以上。
現在では、コミックスが45巻まで刊行され、
累計発行部数は2500万部を超える。
その影響力は、全国に伝播し、
かるた競技人口を大幅に押し上げた。

私は2期が始まるタイミングで
アニメ1期の再放送を視聴し、
物語世界の虜になった。
2期の放送終了時には諸々の理由で、
アニメ化が当分は難しいことが確定していたため、
コミックスを全巻購入。現在も追いかけている。
ちなみに実写映画は未視聴。
映画ヒットの恩恵もあってアニメ化につながったので、
実写化が宣伝として大いに役立った好例だ。

綾瀬千早、綿谷新、真島太一という
幼馴染の3人が物語の中心。
それに加えて部活のメンバーや
ライバル、先生、主人公たちの家族までを
深く掘り下げて描写しているのが最大の特徴だ。
まさに、微に入り細を穿つという言葉が当てはまる。
もちろん、競技かるたの魅力も
余すところなく表現しており、
ポイントを分かりやすく解説。
勝負の分かれ目における思考法や作戦、
必殺技?までを描くことで、
地味と思われていた競技を魅力的に見せている。

3期における最大の見どころは、
これまで楽しく過ごしてきた日々や関係性も
永遠には続かないことを
多くのキャラクターが自覚することだろう。
特に3人の関係性はモラトリアムの状態が
長年続いていたが、決着をつけなければ
ならない時期が迫っていた。
作者がこの物語世界を終わりに向けて
動かし始めたことがはっきりと感じられる3期だった。

競技かるたによってつながった幼馴染3人は、
それぞれに競技に打ち込む理由がある。
千早は競技かるたに対する一途な気持ち。
強さを渇望し、遠くにいる好きな人を近くに感じながら、
クイーンの座を目指している。
新は永世名人の祖父の才能を受け継ぎ、
幼少から積み重ねた努力によって
祖父が辿った道を歩んでいる。
太一は、かるたとの決別を常に意識しながらも、
複雑な想いを胸に抱いて競技を続けている。
才能の面でふたりより大きく後れを取る太一だったが
競技かるた特有の「感じ」とは別方向の
記憶力と洞察力に磨きをかけて覚醒し、
千早を脅かすほどの実力を発揮する。

原田先生の活躍や猪熊遥の登場が、
このクールのもうひとつの大きな見どころ。
両者は膝の痛みや母乳の出る体を抱えた状態で、
年月がもたらす残酷さを何度も味わいながら
懸命に戦っていく。
原田先生は、千早と太一に対して、
いつも含蓄ある言葉を投げかけてくれる存在。
その戦いぶりに、特に太一は心を動かされる。

人は時間経過の必然として変わっていく。
高校卒業後の進路はもちろん、
3人の関係性も、ずっと同じではいられない。

太一は、小学生のとき
千早が好意を持っていた新にかるたで勝利するために
新の眼鏡を隠すという行動に出てしまう。
そのときの自身の暗い感情とずっと対峙しながら、
千早や新のような真っ直ぐな生き方を目指した。
そして、仲間とともに競技かるたに青春をかけてきた。
「青春全部懸けたって、新より強くはなれない」と
思っていた太一は「懸けてから言いなさい」と
原田先生から窘められる。
この言葉が、ずっと太一の心の奥にある。
千早のことが大好きで、ずっと一緒にいたい気持ち。
太一にとってのかるたを続ける理由。
それは千早の存在だけだと思い込んでいる。

{netabare}告白の前に開催された太一杯。{/netabare}
原作を読んでいたときは、
あまり必要のないエピソードだと感じていたが、
アニメで改めて観ると、
ある意味、このクールでいちばん重要な話だと感じた。
ここで行われた源平戦が3人の原点。
競技かるたが人生を豊かにしてくれるのだ。

{netabare}そして、太一の退部後にその気持ちに対して
千早が想う源重之の歌。
「風をいたみ 岩うつ浪(なみ)の おのれのみ
砕けてものを 思ふものかな}
(風が強くて波が岩に向けて砕け散るように、
私だけが心が砕けんばかりに、
あなたを思い悩んでいる)
「私が岩だったんです。岩で粉々に砕いていたんです。
太一の気持ちを。ずっと、ずっと」と
千早は言葉を絞り出す。
千早は太一のこれまでの気持ちを深く想像していた。{/netabare}

太一の行動と決断は、どのような結果をもたらすのか。
かるたを好きな人々の感情と
仲間に対する想いを掬い上げながら、
物語はいよいよ終盤に向かっていく。

3人の関係性の変化とともに、
クイーン・若宮詩暢と名人・周防久志の
生き方にもスポットが当たる。
新は、競技かるたに対しての深い理解を求めて、
千早や太一から1年遅れでチーム作りを始める。
競技かるたがもたらしてくれた大切なもの。
それはどんな形となって現れるのだろう。

感情が解き放たれるクライマックスが近い。
(2020年4月25日初投稿)

15年の連載を終えた原作
(2023年4月2日追記)

{netabare}昨年末に最終巻の50巻が発売され、
完結を迎えた『ちはやふる』。
実は読了したのは、つい最近のことだった。
最終巻のコミックスは購入していたのだが、
ずっと放置して、読めずにいたのだった。
それは終了するのが名残惜しいというよりも、
終わり方については、おおよそ想像ができていたので、
敢えてすぐに読まなくてもいいだろうという思いだった。
もちろん、そこには終わってしまう一抹の寂しさもあったのだが。

そして読了したあと、
納得できる部分も多かったし、驚かされることもあった。
改めて末次由紀氏の温かさに触れたような気にもなった。
この作品は、小倉百人一首のかるたを広く全国に広めて、
競技人口を増やすことに大きく貢献した。
また、読み手やトップの競技者、競技かるたを楽しむ
多くの人々の想いにもスポットを当てた。
競技に対する深い理解も作品のなかで表現した。
最終回を迎えるにあたり、作者が思っていたことは、
おそらく競技かるたとそれに関わる人々に対する
「感謝」だったのだろう。
いや、ある意味、当然のことかもしれないが、
15年間の連載を通して、マイナーな競技かるたに
関わった作者は、コミックスの登場人物のような人々と
ずっと交流してきたのだろうという気がした。
私がちはやふるを読んでいて、いつも感じていたのは、
登場人物たちの圧倒的なリアリティとそこにある深い理解だった。
どのキャラクターも、まるでそこにいるように、
楽しんだり、悩んだり、苦しんだり、そして仲間たちと
喜びを共有していた。
私にとっては、それは奇跡のようにも思えた。
人の気持ちに寄り添うというのは、
こんなにも辛いものなのだと思いもした。

そんなことを含めての最終盤。

作者が行き着いたもの、
選んだもの。

それが凝縮されているように感じた。
長年にわたる競技かるたの世界との関わりで
着地したところは、深い感動を与えてくれた。
ぜひ、アニメで最後まで表現して欲しいと願う。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 66
ネタバレ

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

風をいたみ…

ちはやふる!
面白きですね(^^)

三期では恋愛模様に大きな変化が生じています。

個人的には全国大会の団体戦のような内容が1番好きなのですが、今回は登場人物の心情メインな感じでしたのでハラハラを楽しめました。

{netabare}
今期の見所は、やはり3人の恋愛模様!
自分は新推しですが、それとは関係なく、益々太一に対して苛立ちを覚えてしまったw

太一と新、どちらも千早に恋心があり、なんと2人とも千早に告白しております。

最初に新、そして太一。

千早は一体どちらを選ぶのか、太一に対しては、はっきりと「ゴメン」と言っています。

コレは『同じ気持ちになれない』の「ゴメン」なのか、『今まで気づかなくて』の「ゴメン」なのか、『すぐに答えが出せない』の「ゴメン」なのか、、、

しかし、新に「好きや」と言われた時の態度とは明らかに違っていました。

新に対しては放心、高揚、照れ。
太一に対しては動揺、「ゴメン」と即答。

『風をいたみ』のくだりからも、太一はフラれたと見るのが妥当でしょう。
まさに、千早フるですね。
(本当にすみません。)

しかし、新に「好き」と言われて喜んだ事=恋心とは決まっていません。

カルタの神様みたいに思っていて、尊敬する、追いつきたいと思っている人に言われて、単純に嬉しかっただけというベタな可能性もありますし。

さて、物語は千早達が高校三年となり、新たな部員を迎えようとしていた時、千早にフラれ、試験で一位を逃した太一はカルタ部を退部してしまいます。

新歓を抜け出し太一を追いかけ、太一がカルタ部を辞めるのは嫌だと泣く千早。

太一は千早にキスをした後、「お前は俺が石で出来てるとでも思ってんのか?」「やれねぇよ、カルタ」「今、100枚全部が真っ黒に見えんだよ」と告げます。

ここで登場する百人一首。
『風をいたみ 岩をうつ波の おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな』

『風が激しくて、岩に打ち当たる波が自分だけ砕け散るように、私だけが心を砕けんばかりに貴方を想い悩んでいる』

そんな太一の気持ちを知り、千早もカルタが取れなくなり、カルタ部を去る事となります。

太一くん。キミは何をしているのか。

気持ちは分かる。

ずっと好きだった子に告白したが「ゴメン」と即答され、退部したが追いかけられて辞めないで欲しいと言われても、自分は感情のある人間だと言いたい気持ちは分かるよ!!

でも、やっぱり色々と自分勝手すぎる気がする。

告白するならもっと早く、もしくはもっと遅くじゃないのか。

告白するって事は2人の関係はどうしても変わるという事。

受け入れられると思っていたわけじゃないでしょう。
むしろ勝算は低いと分かっていたはず。
気持ちが盛り上がってしまったのはしょうがないにしても、それなら相手の気持ちも考えるべきなんじゃないかと。

撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだという名言があるように、
告っていいのはフラれる覚悟のある奴だけだ。

札が黒く見える、カルタ出来ないと言いつつもラストでは周防名人と一緒にいる太一くん。
まさか、自分はカルタしてる?

好きだと想い続けていた人が、笑顔が好きだと伝えた相手が、涙を流し、あんなに大好きだったカルタ出来なくなってるよ?

てか、何キスしちゃってんの?
フラれた相手に?
最後の思い出のつもり?
自分の中で好感度が爆下がりしました。

一方、新は、

名人戦では5連覇し、引退すると公言していた周防さんに対し、自分が倒しに行くから名人でいてくれと情熱を見せ。

学校ではチームを作るために各学年の全クラスを周り部員を集め。

千早と太一が退部したと聞いた時、2人の事を同時に心配して、2人に対して『かるた部作ったよ、近江神宮で会おう』とメールし『千早と太一に貰ったものを返す』と誓う。

新カッコいい!

結局太一はカルタや部員の皆ではなく、千早だけが目的みたいになってしまっていて、変な立場になってるのが残念だと思いました。

一途に思い続け、カルタ頑張っていけば好感度もいつか上がってワンチャンあるとか思っていたのですがw

まぁ自由奔放な千早に振り回されながらもずっと好きでい続け、結局フラれるし、不憫といえば不憫。

しかし、イケメン、モテ男、家が金持ち、勉強ができて、適当な彼女と付き合ってたりした太一は、一般的には不憫どころか、ただのリア充ですよねw

むしろ、菫ちゃんの方がよっぽど不憫だと思います。
てか三期での菫ちゃんは好感度爆上がりです!

好きな人に好きな人がいるのを分かっていて、自分が不利になると分かっていても、相手の気持ちを察し、相手の気持ちを尊重し、相手の為を思っての言動ができる。

菫の花言葉にピッタリな女の子ですね(^^)

でも太一は千早の為ではあるが、結局は自分の為の行動ばかりなんですよね。

太一が自分の友達なら、彼の行為はただのエゴだと殴ってやりたい所です。

作者様は太一をどうしたいのでしょうか。

新が東京の大学に来て、千早との距離が近くなり、太一が離れて、高校時代と逆の立場になる事で
『離れて気付いた』
『新への気持ちは尊敬や憧れ』
『太一はずっとそばにいてくれて、ずっとそばにいたい存在』
又は、『3人はずっと友達』
みたいなベタ展開は流石に無いですよね?

でも新とくっつく事になったとしたら、太一のキスは最悪の行為だと思うんですよねぇ。

キスシーンを見ると、ギリ唇では無く、唇に超近い所に見えますが、、、
(いや、イッちゃってるのかこれ??)

兎にも角にも、キスされたヒロインに変わりなし。
純粋な新とくっつくなら清いままでいて欲しかった。

今後、太一は結局戻ってきて、3人の関係にも決着がつくのでしょう。

キスもあったし、なんだかんだ結局最後は千早×太一エンドになるかもですが、
個人的には千早×新、太一×菫ちゃんエンドを期待しております。

菫ちゃん、色々とフラグをぶっ立てまくってましたからねw

色恋も良いですが、
千早vs詩暢ちゃんのクイーン戦が早く見たいものです。
{/netabare}

さて、関係性が大きく変わってきた『ちはやふる3』

どうしようもなく中途半端な所で終わってしまっていて、先が気になるなんてもんじゃありませんね。

原作未読な自分としては、是非『ちはやふる4』に期待したいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

68.5 13 学園で幼馴染なアニメランキング13位
精霊幻想記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (296)
953人が棚に入れました
前世と現世が交錯――二つの記憶を持つ少年が運命に立ち向かう!!幼い頃、母を殺され孤児となったリオはスラム街で必死に生きていた。ある日、幼馴染との再会を夢見て事故死した《天川春人の記憶》と《強大な魔力》がリオの中で覚醒し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。さらに、偶然出くわした王女誘拐事件の解決に貢献したことで、貴族の子女が集う名門学院に入学することに……。階級社会の最底辺から這い上がるリオは、出会いと別れを重ねながら過酷な運命を打ち砕いてゆく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、諏訪彩花、藤田茜、桑原由気、楠木ともり、原田彩楓、鈴代紗弓、本渡楓、金子彩花、浜田賢二、田丸篤志、遊佐浩二、東山奈央、新田ひより、首藤志奈、西明日香
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハルトリオの紡ぐ縁

(2021.4.24初投稿, 2021.9.21更新)

◎ 1クール全12話

 2021年夏クールのアニメは、個人的にお気に入りのラノベ原作のファンタジー作品は、本作以外、「現国」「ツキミチ」「はめふら2期」「転スラ2期第2部」と盛りだくさんで非常に楽しみだった。

 中でも本作はかなり期待。それで放送前からオール4.5から評価スタート。以下ご覧のように長文レビューに。しかし、残念ながら徐々に評価は下がる結果になってしまった。もし原作ファンでなければ途中で視聴中断したかもしれない。

 不満の理由等は以下の各話レビューに書いたので、お時間とご興味があればご一読下さい。

以下、放送前投稿 (2021.9.21改訂)
{netabare}
❬原作について❭
{netabare}
 原作は、2014年2月より『小説家になろう』に連載されていたが、2020年10月に取り下げられ削除された。

 筆者の北山結莉(ゆうり)氏は男性。本作の主人公は女性の多くが憧れる、ヒロインを救う白馬の王子成分が強く、作品に少女漫画のテイストが感じられるのと、ペンネームを「ゆり」と読み間違えられることもあり、女性と誤解されることが多々あるようだ。

 書籍14巻末の筆者あとがきによると、筆者は物語の結末まで既に構想済みで、14巻末で、構想した物語の中盤にようやく片足を踏み込んだ状態。つまり順調に続けば、完結まで30巻超えもあり得る長編構想らしい。

 私はアニメ化発表を機に作品の存在を知り、2020年11月末より書籍で読み始めた。なろう版は作品の存在を知った時点で既に削除済みだったので未読。

 異世界転生&召喚(アニメで召喚者が出てくるのは後半)もので、主人公モテモテのハーレム系の厨二病のネタになりそうな英雄譚。よくある王道の物語故に原作者とのセンスが合う合わないで評価は真っ二つかもしれない。

 私にとっては、主人公とその取り巻くキャラクター達の好感度が高く感情移入出来るケースが非常に多い。またし敵役と悪役がいい感じに配置されて効果的にドラマを盛り上げてくれるので時間を忘れて没入出来るほどに嵌まった。
{/netabare}
❬主人公について❭
{netabare}
 主人公のリオは王道のイケメンのバトル最強系。

 リオは当初、不幸な境遇から這い上がることに必死でささくれ立った尖った性格だった。しかし恩師でもあるヒロインの一人との出逢いとその後の物語が秀逸。誠実で思慮深く優しい人柄へと成長する様が心地よい。

 リオは両親の復讐という明確な目標があり内に秘めたダークサイドが時折顔を覗かせる陰キャラ。はしゃぐことはまず無い。ゆえにシリアス寄りな作風で全体的にコメディ成分もほぼ皆無。しかし、それが逆に最近の単なる俺TUEEE異世界ファンタジーとは一味違い物語に深みを与えてくれると思う。

 主人公が出逢うヒロインたちを救い当然の如く彼女たちの多くに惚れられ徐々に深い絆を築く。それを読んでいて納得出来るのは、主人公が天より与えられた異能の才に胡座をかかず、日々の鍛練欠かさず実力磨く秀才タイプだから。

 彼は「はめふら」の主人公同様に転生時は前世の記憶は全く無く、ある年齢で前世の記憶がいきなり覚醒する。そこから前世と今生の生き様の葛藤などもあるのも興味深い。

 またこの異世界には彼以外も現代日本からの転生者や召喚者がいる。中には勇者になる者もいる。彼に縁ある者もいる。その出逢いはいいことばかりではなくトラブルの元になることも多いが、それらは物語にさらなる深みを与えてくれて面白い。

 またこの作品独自な異世界設定として精霊術の存在がある。それは折に触れ周りの常識を打ち破る快感を与えてくれる。
{/netabare}
❬アニメについて❭
{netabare}
 本作は、2020年11月27日に発表されたティザーPVで本作のアニメ化が主要キャストと共に告知。次に2021年4月16日発表のPV第1弾で、2021年夏クールの放送決定を告知。

 5月25日からは、HJ文庫のYouTubeチャンネルで、2分弱のミニアニメ企画『精霊幻想記』セリア先生のわくわくまじかる教室が毎週配信されるようになった。番宣の予算が潤沢なようで何より。

 続く6月11日発表のPV第2弾では、7月5日の深夜2時から放送のテレビ東京を皮切りに放送スタートと明示された。

 原作ファンなので期待を込めて本作のアニメ評価を放送前でもオール4.5にした。実際の放送後の満足度で必要があれば調整する。

https://ln-news.com/articles/66751
 以上、2017年12月29日公開、原作者の小説最新9巻&コミックス第1巻発売記念インタビューによると、

「ライトノベルの構成としてはかなり珍しい作りになっていると思っていて、第1巻から第3巻が『精霊幻想記』という物語のプロローグにあたり、第4巻から第5巻にかけて物語は大きく動き出すことになります。そこからどんどん盛り上がっていく作品だと思っているので、まずはぜひ第5巻まで読んでいただきたいです!」とのこと。

 本作のアニメの尺は2021年6月時点では不明。出来れば原作者の意を汲んで原作の良さを壊さないよう5巻末迄描くために2クール欲しい。さらに理想を言えば二期三期と続いて物語の長期に渡る一大テーマが完結する15巻迄は丁寧に描いてもらいたい。

 業界歴40年以上のベテランのヤマサキオサム氏による監督&シリーズ構成、主要キャストはキャリア豊富な人気の実力者揃い、と非常に期待している。

 7月アニメ放送開始後、本作は1クール全12話と判明した。構成と脚本上で原作からの下手な省略が無いことは祈りたい。
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❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}       (2021年 テレビ東京 初放送日時)
第1章 (ラノベ第1巻「偽りの王国」より)
✴️第1話「前世の記憶」(7月6日 2:00 - 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 日本の現代。20歳の天川春人はバス通学で大学に通う学生。ある日、春人の乗るバスは突然暴走し、遮断中の踏切に突入、電車との激突で大破。その日のバスの乗客は春人以外は、小学生女児1名、高校生女子1名。全員命を落とした。

 異世界、ベルトラム王国 王都ベルトラント 神聖暦991年。孤児の7歳のリオは、スラムで犯罪者達の下働きで辛うじて生きていた。ある日、リオは高熱で生死の境をさ迷っていた時、目を覚ますと、突然自分の中に天川春人の記憶が流入。二人の記憶が同時に存在するようになった。その後、間もなくリオには新たな出逢いが。それは誘拐された王族を探索中の王侯貴族たちだった。

 運命は予想外の方向で動き出す。リオの中の春人の因果と共に大きな変化が突然に。

〈日本バイバイ、異世界ハラハラ〉

 堅実でとてもいい出だし。特に物語の始まりの、セリアとの重要な出逢いを申し分なく描けていた。この作品の主人公は陰が強いが白馬の王子様成分が強く、多くの女性ファン獲得が成功の大きな鍵を握ると考える。そのために主人公リオとセリアを筆頭とするヒロインたちとの人間ドラマを如何に魅力的に描けるかが重要に思う。その視点から、原作をアニメに落とし込む上で内容を巧く整理出来た印象。1話の短い時間で大まかでも主人公の因果、これからの主人公リオとキャラ達の人間関係の行く末が伝わったと思えた。

〈今期、現在リアルタイム視聴中のアニメでは個人的にトップクラス〉

 放送前のミニアニメ製作による番宣の力の入れようから察していたが、たまたま同期放送の「現国」と比べてしまうとこちらの方が予算が潤沢でアニメとしての質も上に感じた。

 特に作画。光と影の描写、色彩色調のぼかしが美しい。厳しい現実も夢の中のようで、精霊幻想記というタイトルと世界観にピッタリ。人物キャラも作品に相応しく、どこか幻想的な優しいフォルム。動画の動きも申し分ない。このままのクオリティ維持なら最終話で作画評価は5.0にする積もりだ(ったが、3話からそれは作品タイトル通りの幻想に終わった)。

 OPにはキャラの転生上のネタバレあったが、ストーリー上あえて隠す必要もないと思うのでむしろ親切と思った。
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✴️第2話「王立学院」(7月13日 2:00- 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 リオは第二王女フローラを誘拐犯から救った恩賞として、ベルトラム王立学院初等科に学費免除の特待生として1年次に編入、その間の衣食住も国が全面援助の学院の寮生活が始まった。

 そして5年が経ちリオは12歳になった。初等科6年生となったリオは、卒業まであと1年足らず。リオと5歳年上のセリアはこの間、生徒と教師として親密かつ良好な関係で、二人は固い信頼で結ばれていた。そしてセリアは、聡明のみならず優しいリオを、異性として意識し始めていた。一方リオはセリアを恋愛対象としてではなく、スラムから救ってくれた一生の恩人として大切に思っていた。

 リオは、王侯貴族に対する嫌悪感でセリア以外は誰とも心を開かず、寡黙で常に周りと距離を置く。彼は5年前から変わらず春人の記憶と共にあった。勤勉で真面目な彼は、入学以来の不断の努力、日本の春人の大学レベルの教養と、古武術の師範の祖父から学んだ剣術のセンス、さらには覚醒した精霊術の才能により、めきめき学院で文武両道で頭角を表す。そして周りからは、憧れと嫉妬の対象にされていた。

〈リオはキラキラ、セリアメロメロ〉

 今回はセリアの可愛さを愛でる回。セリアの優しさと過ごす5年間の学院生活で、沈着冷静で思慮深い性格となったリオが主人公オーラ出まくり。本作の出来は原作ファンの自分には今のところ申し分なく、原作からのカット部分も気にならず、1話と2話で平均95点の満足度。このまま最終話まで駆け抜けていただきたい。
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✴️第3話「偽りの王国」(7月20日 2:10 - 2:40) 作画4.5→4.0
{netabare}
 今回でラノベ第1巻 (漫画第3巻収録の第12話)迄の内容が終了。

 第1章(第1-3話)の平均総合満足度は85点。今回、作画レベルが明らかに落ちた。バトルが今までで一番多く粗が見えやすい、ということもあるが残念だ。

〈あらすじ〉

 学院でリオは相変わらずセリア以外には面従腹背で、事なかれ主義を基本としていた。そんなある日、初等科5年生と6年生合同の野外演習があり、そこに初めてリオと授業を共にするフローラ王女もいた。そこで魔物の襲撃から派生したトラブルからフローラを再び救うリオ。だがフローラの危機を作り出した責任もリオに押し付けられてしまう。

 リオは冤罪により拘束されぬよう不本意ながらも卒業を待たず学院から出奔する。セリアだけに別れを告げた後、彼のルーツとなるヤグモ地方を目指し旅立った。

〈話サクサク、変化イロイロ〉

 テンポよく話は進み今回で学院編終了。原作の該当部位には無駄な贅肉はあまり無いと思うが、それでも贅肉を無理に削ぎ落としガリガリに痩せ過ぎる一歩手前のダイエットをした感じ。限られた尺に原作を落とし込む脚本家の苦労が偲ばれる。

 その結果としてリオとセリアの別れは原作より湿っぽくならなくなったが、個人的にはもう少しエモさが欲しい。原作の二人の会話のフルバージョンが好きだ。アニメでごっそりカットされたフローラの非力だが健気にリオを守ろうとする件も捨てがたい。ただEDにそのエモさを補うための多少の工夫があったのは救い。

 EDは今回特殊。前回迄のリオとセリアの絡みシーンで二人にとって一番大切なひとときを強調した。それは第一章終了の宣告であると同時に二人の別れの情感を補う意図があると思われる。二人の絆は作品にとても重要だから。

 リオとセリアの絡みは本編では今回で一旦終了したが、ミニアニメではまだしばらく続きそう。火曜日更新のYouTubeが楽しみ。

 黒幕として暗躍するレイスだがリオの実力把握のために強力なミノタウルスをけしかけた。そしてリオは魔術でなく世間ではマイナーな存在の精霊術で魔力を発動していること、リオの風貌から王国に住む者には未知のはずのヤグモ地方の血筋であることを看破した。この悪役は知識が豊富で観察眼も優秀で侮れなく、その余裕に底知れぬ実力を感じる。
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第2章 (ラノベ第2巻「精霊の祝福」より)
✴️第4話「暗殺者の少女」(7月27日 2:10 - 2:40) 作画4.0→3.5
{netabare}
 今回の総合満足度75点。作画が強烈に足を引っ張ったのが残念。人物の表情や仕草の作画は比較的こだわりが感じられてまだいい。しかしそれ以外、特に激しい動きあるシーンがギクシャクして安っぽいのは前回と変わらなかった。

 ただし、原作から色々改変と省略あったが、アニメの話としてはすっきりまとまって脚本上はわりと好印象。そのため物語評価のみなら90点の満足度だった。 

 今回、リオが学院から逃走し王国から出る前の件、原作ではアマンドで一泊したがその宿屋での件、ラティーファと一緒になってからの道中で亜竜たちとの遭遇戦の件(静止画1カットのみはあった)などは丸々カット。またアニメだと説明がないのでわからないが、今回の最初と最後では2カ月半ほど時が経っている。テンポ良すぎで少し寂しいが尺の制限で仕方ないだろう。

〈あらすじ〉

 神聖暦996年の夏 リオ12歳

 リオは魔力で身体強化した徒歩移動で逃亡後僅か3日で隣国のガルアーク王国のクレティア公爵領内の交易都市アマンドにたどり着いた。そこに自身の指名手配がまだ無いことを確認後、偶然目にしたスープパスタを街の露店で味わう。名実共なパスタ、懐かしい味、この異世界には自分と同じ転生者が他にもいるのではないかと推測するリオ。

 パスタを気に入ったリオは、その乾麺を旅の保存食として購入するためリッカ商会に赴く。その時店舗には公爵家の令嬢リーゼロッテが従業員を装いお忍びで店舗を視察していた。彼女はアマンドの代官であり商会の会頭でもあり、さらにはパスタを開発した才女でもあった。

 奇遇にもリーゼロッテがリオの接客係となる。リオはその正体を知らないままパスタ以外も旅で当面必要なもの一式を商会で購入した。そして商会にセリアへの手紙を預けた。

 その後、街を早々に出立したリオにユグノー公爵家から差し向けられた一人の暗殺者が襲う。刺客は獣人の少女で、無力化して拘束するとラティーファと名乗る。

 ラティーファには隷属の首輪が嵌められていた。その首輪を外し隷属の呪縛を解除、戦意消滅を確認して彼女を解放するリオ。だがまだ幼い彼女にとって自由にはなったが行く当ても無く途方に暮れるしかない。彼女はリオを頼りに旅を共にする以外の選択肢はなかった。

〈会頭キレキレ、獣人モフモフ〉

 今回、物語の表舞台にヒロイン二名追加。一方は日本からの転生疑惑濃厚の貴族リーゼロッテ。もう一方は、日本人、遠藤涼音の記憶を持つと明示された奴隷のラティーファ。

 ラティーファ可愛い。アニメらしいあざとい台詞がよく嵌まり、リオが父性本能で彼女を保護する流れが自然。戦闘で勝って天然に負ける。"お兄ちゃん"ある意味必殺のキーワードでリオを懐柔。初対面は物騒でも最後はリオの優しさ全開。平和で実に微笑ましい。

 学院から離れ自由になったリオはのびのびと己が道を切り開く。原作も物語はこれからが本番。新たな出逢いがもたらす物語の行く末、アニメでも非常に楽しみだ。

 ところでリオの旅はフローラ誘拐からの奪還時の恩賞金が資金源。(ラノベ原作によると金貨100枚) アニメでそこらの経緯をカットするのはいいが、短いリオの独白でもいいから説明ないと学院を離れてもお金に全く不自由しないリオに引っ掛かりを覚える視聴者もいそう。今回そこだけは脚本に不満を感じた。

 アニメ前回、セリアとリオの別れの会話から原作にあるお金の心配するセリアとそれに答えるリオの台詞をカットしたのでなおさら。
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✴️第5話「精霊の森」(8月3日 2:10 - 2:40) 物語4.5→4.0
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 今回の総合満足度68点。話の端折り具合が原作より必要以上に情緒を欠く結果になってる感。原作未読なら主人公周りの環境が変化に富む点などは面白いかもしれない。原作の販促としては平均レベルの出来か。

 特に今回なぜそう感じたか。思うに第1章はセリア、前回はラティーファがアニメでも魅力的なキャラとして注目に値した。ところが今回はヒロイン枠に入り得る新キャラが一気に4人増えた。そのために今回はそこにラティーファは埋没。

 人数増えた分だけキャラの描写もそれなりに増やすべきだが尺は短い。また長老達やドリュアスなどもリオにとって大切な存在になる故に、扱いを軽んじるべきではないと思うがそうなるとさらに尺が足りない。

 ゆえにアニメの原作ダイジェスト感の増大と共に、情緒欠く印象も濃くなった。

〈あらすじ〉

 リオとラティーファがたどり着いた場所は精霊の民の里。エルフ、ドワーフ、獣人が共生する社会。住民全員は何らかの精霊と契約し精霊術が当たり前に使える。また強固な結界に守られた彼らは、人間族と全く交流することなくひっそりと暮らしていた。

 そこで里の世界樹に宿る人型精霊のドリュアスから、リオは規格外のマナ(魔力)を持つこと、体内には高位の人型精霊が眠っていることを知らされた。精霊術の潜在能力が人間としてあり得ないリオ。里の長老たちに聖人認定される。そしてリオの人柄と、同胞であるラティーファ救出の功績もあり、大歓迎で里に受け入れられることになった。

 リオとラティーファは一軒家を与えられることに。そこでリオは里に腰を落ち着けて師の下、精霊術の修行を始める。ヤグモ地方への旅は一時中断。しばしの休息のような穏やかで平和な日々が訪れた。

〈新居ワクワク、リオはモテモテ〉

 アニメでのリオの家は漫画でのデザインよりいい。解放感あって見晴らしも良さそうで住むに快適そう。そこで4人ものヒロインと同居とは、うらやましいような、かなり気を使いそうで面倒くさいような。

 情緒安定して思慮深く真面目なリオは、聖人扱いでモテモテになっても色ボケ展開が無い所がいい。
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✴️第6話「祭りの夜」(8月10日 2:00 - 2:30) 物語4.0→3.5 作画3.5→3.0
{netabare}
 第2章(第4-6話)の平均総合満足度は68点。今回も原作未読ならもっと楽しめたかもしれない。まとめ方はなかなか上手い。

 かなり薄味の塩ラーメンと言った感。汁の透明度が高く水っぽいが、意外にも出汁は効いてて食べられないほど不味くはない。麺の茹で具合もいい。が、刺激を求め後入れ調味料を沢山入れたくなってしまう。ただ、レイスと見習い傭兵の件は、風味落とさず添加物カットに成功した感。これはこれでいい。さらにセリアをCパートで僅かでも登場させたのもいい。思いがけないサービスでラーメンに味付き玉子のトッピングが加わった感じ。淡白な味にいい感じのアクセントが付いた。(劇中のワイバーンの卵だといただけないが)

〈あらすじ〉

 リオとラティーファが里に腰を落ち着けて1年が経った祭りの夜。盟友として里の民と強固な信頼関係を築いたリオは、ヤグモ地方への旅立ちの意志を固めていた。

 しかしその夜、レイスの悪巧みが原因のワイバーン急襲で里は危機的状況に追い込まれ祭りは中止に。ワイバーンは里の戦力では全く歯が立たなく危機的状況に陥るものの、精霊術を完璧にマスターしたリオにはワイバーンごときは災禍とならず。ただ一人、驚くべき戦闘力でワイバーンを屠るリオは一躍里の英雄となった。

 そしてラティーファの理解も得て、多くの名残惜しい別れの後リオは精霊術による飛行術で一人ヤグモの地を目指した。

〈里はほどほど、旅にそろそろ〉

 第2章のまとめ具合で制作委員会はこのアニメを長期シリーズにする気はないと宣言された気がした。同じなろう系でも大河ドラマとして成立させようと意欲漲る『無職転生』と対照的で非常に残念。

 ここまで一貫してラノベ1巻分をアニメ3話でまとめる構成。

 第1章は人間関係にマイナス多い。リオは虐げられ視てて嫌な展開も多かったから3話でまとめるのはまだ許容できる。

 第2章は人間関係にプラス多い。リオの盟友がたくさん増える物語をたかが3話に収めるのはいかがなものか。

 シリアスな物語においては物語を簡略した分を特定のキャラ萌え(今のところはセリア、ラティーファ)で補おうとしてもいずれ限界がくるだろう。緩い日常系とは訳が違う。

 ここまで視て本作はキャラ間の関係構築の積み重ねがセリア以外はあまりに乏しい。

 エピソード(思い出)不足=情緒不足。

 結果、1年間生活を共にしたキャラたちの別れの名残惜しさが感じにくい。私は原作からのエピソードの脳内補完がないと感情移入出来ない事態に陥った。

 せめてあと1話あったら、今回はリオが颯爽と現れる直前のハラハラドキドキの引きで終わって次回の"英雄誕生の瞬間"は盛り上がり、"ラティーファとリオのより強固になる絆"を過不足なく演出できたものを。ラティーファとリオの別れ前の会話も情緒マシマシで原作に劣らない味わいが生まれたと思う。

 長老アースラとラティーファが祖母と孫という設定もアニメで表に出せかも。ラティーファの同世代の友達となる銀狼獣人サラの妹ベラと獅子獣人のアルスランもアニメで登場出来たかも。訓練で培われるリオと4名のヒロインとの関係性の深化も描けたかもしれない。

 ああっ、タラレバがどんどん増えゆく。そんなもの今後も増え続けるのは勘弁して欲しい。が、この流れの感じでは無理とみた。

 第3章(巻)は今まで以上に情緒豊かな物語。それもアニメ3話程度でまとめる可能性は高くかなり不安。今回、物語評価を下げるが第3章を4話でまとめてくれるなら評価はまた上げたい。

〈作画について〉

 今回のワイバーンとリオの戦闘が製作会社の作画の試金石と思っていた。リオが初めてヒーローとして周りから認識され、以降は出逢う人々の多くから恩人として尊敬され続けるようになる重要なターニングポイント。だからこのシーンの作画はスタッフの総力戦で取り組むと予想した。

 結果、また作画評価を下げた。頑張りは感じられるものの贔屓目でまあまあのレベル。相変わらず人物の動作は直線的でロボット的でぎこちない。行動の予備動作も足りない。しなやかでなめらかな迫力ある動きは苦手。おそらくこれ以上のクオリティは望んでも無理。楽しみは減りゆくのみか。
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第3章 (ラノベ第3巻「決別の鎮魂歌」第4巻「悠久の君」より)
✴️第7話「約束の地」(8月17日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 総合満足度75点。いきなり異文化の別世界に転移したかの展開。穏やかに稲穂たなびく和の世界観はとても落ち着く。夢の中のようなふわっとした背景美術がいい。

〈あらすじ〉

 神聖暦998年の秋 リオ14歳

 リオはヤグモの方々を巡り両親の手がかりを探しカラスキ王国にたどり着く。安土桃山時代の日本のような国。そこは魔法ではなく精霊術が普及していた。

 リオはその国内のとある村に到着。そこの巷で最も顔が広いと評判の村長の家を訪ねるリオ。だがなんと驚いたことにその村長ユバはリオの父方の祖母だった。

 ユバ曰く、リオの両親は訳あって内密に国を出たという。その時、帰れる見込みは無く事情を知る一部の者で建てた二人の墓があるそう。しかし二人が国を出た理由は自分からは教えられないという。

 ユバは孫のリオを大歓迎。結果としてリオは村で働き、ユバと一つ屋根の下で生活することになった。他にも家族はもう一人でその名はルリ。彼女はリオの父の兄の娘にあたる従姉で一つ年上の15歳だった。

 リオは昼間は猟師業、午後からは農作業の手伝いをするようになる。仕事は優秀で村の生活向上のために非常に協力的。料理も得意。リオは高度な精霊術で風呂小屋や石鹸を作ったりなど村の生活改善に大きく貢献する。そしてリオはユバたちからとても頼りにされるようになった。

 そんなある日、乱暴者として嫌われる隣村の村長の息子ゴンが交易途中で村に立ち寄る。さっそくルリの親友サヨの兄シンと諍いを起こし村中に警戒されるゴン。

 その夜、ゴンとその取り巻きはユバ宅に侵入しルリの部屋に夜這いに押し入る。そこには泊まりに来ていた親友のサヨも寝ていた。二人とも手篭めにしようとするゴンたち。が、リオの防犯のための結界が反応。リオの介入により未然に犯罪を防ぐことができた。

 ゴンに母の仇敵の面影を重ねるリオ。心の封印が解かれたかのようにどす黒い怒りで我を忘れゴンを半殺しにする。

 リオは今までは天川春人の人格に引きずられ甘かった己を恥じる。そして母の敵への復讐こそ本来の自分に相応しいと気付く。

 リオは弱い自分と決別して復讐の鬼となる覚悟を固めた。

〈ゴンにイライラ、怒りでボコボコ〉

 相変わらずのダイジェスト感丸出しがマイナス。今章も急ぎ足で淡々と話が進むのか。今回はゴンたちがユバ宅に忍び込む直前で次回に引くのが王道で理想的なのだが...。この感じではやはり3話以内で今章も終りそうで残念。

 原作小説によると、精霊の民の里からヤグモ地方の端迄、飛行術なら一週間足らずだが身体強化の徒歩で数ヶ月かかる遠方。しかもヤグモは大小三十以上もの国々が存在する広さ。あてもないリオは都市や村を順番にひとつずつしらみ潰しの地道な聞き込み調査の日々。数ヶ月が経過してようやくたどり着いたのが今回登場のカラスキ王国のとある村という状況。

 アニメではリオは冒頭にいきなり村に現れ、以上の苦労は一言説明で済ませた。これではユバにたどり着くまでの苦労がアニメではいまいち伝わらない。リオが長旅で和食にすっかり馴染みきってるのも時間経過が伝わらないから唐突な印象でしっくりこない。

 たた今回は、その落ち着きに風格も感じられる村長ユバ、粗忽だが好奇心旺盛で性格明るい社交的なルリ、ルリの親友で乙女の奥ゆかしさが輝く内気なサヨ、リオを妬むが妹サヨを大切に思う根の優しい兄シン。

 以上の4名の新キャラの演技演出がとても良い。人物作画も好感度高い。特にサヨは地味だが個人的に大好きなキャラなので次回もどう描かれるか楽しみだ。
{/netabare}
✴️第8話「王家の系譜」(8月24日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 総合満足度65点。今回のダイジェスト感は前回以上。バトルの作画が相変わらずショボいのも痛い。ゆえにアニメ評価は相変わらず厳しい。

〈あらすじ〉

 リオは護衛として村の年貢の運搬兼交易隊に同行し、数日後初めてカラスキ王国の王都を訪れた。そしてサヨと二人きりになっての必要な買い出しの最中、身分の高そうな一人の少女の誘拐事件に遭遇する。リオは即座に犯人を無力化し少女を救うが、面倒事は勘弁と事後を少女の護衛役に託し、名も告げず立ち去った。

 その夕方、宿屋に戻るリオとサヨ。すると村の担当役人ハヤテとその両親で王国随一の臣下サガ·ゴウキとその妻カヨコがリオの前に現れる。そして彼らから両親の秘密を聞かされる。リオの母アヤメは王族だった。そして父ゼンは母の元護衛役だった。

 リオは翌日、祖父母である王と王妃に謁見して母の死の事実を祖父母に告げる。そして仇敵である冒険者ルシウスを討ち取る意志を伝える。

 王はその意志を尊重しゴウキの下での修行をリオに勧め、その手始めにゴウキとリオの手合わせが関係者に見守られながら行われた。しかし王国随一の武人ゴウキに難なく勝利するリオ。リオの実力は認められ、いつでも旅立てる状況になった。

 村に戻るとリオは両親の墓前で誓う。敵討ちという醜い自分を受け入れ、逃げずに前向きに生きると。

〈イベントぎゅうぎゅう、展開バタバタ〉

 簪のプレゼントといったサヨのリオへの想い深まるエピソードを忠実に再現したのはよかった。漫画になかったリオの初カムタン(異世界ラーメン)シーンも新鮮でよかった。武士道精神溢れるカラスキ王国の再現度は高い。サヨやコモモは可愛い。人物の表情作画や声優達の演技も感情豊かで申し分ない。

 とは言うものの尺が短か過ぎる。犯罪者ゴンの処遇、リオとサヨの王都デート、コモモ救出、リオとゴウキとの出会い、リオの両親の謎の解明、リオの母アヤメの死の真実と仇敵情報、リオ仇討ちの決意表明、リオとゴウキとの手合わせ。まとめ方は絶妙だが、これだけ盛りだくさんの内容をアニメで1話に収めるのはどうかと思う。

 アニメディア2021年7月号に掲載された監督インタビューによると、原作サイドからアニメは今期内でセリアとリオのドラマにひと区切りつけて欲しいという要望があったそう。そのため監督はアニメ構成には相当苦労されたらしい。急ぎ足の現状はその弊害。ただ、物語を圧縮しても原作の持ち味を大切に残そうというシリーズ構成も担う監督の努力は感じられる。その点は素晴らしい。今回も原作未読ならそれほど気にならなかったかもしれない。

 原作では、王族との繋がりなど何も知らないままリオは一度村に戻っている。そこにユバからの手紙を読んだゴウキとその妻カヨコが村を訪れ、リオと面談してリオの人柄を見極める。そして王との謁見のためリオはゴウキ達と共に再度王都に、という流れ。ゴウキの娘コモモ救出の恩人がリオと判明するのもその時。

 以上の原作のプロットと比べ、アニメのプロットはあらすじに書いた通りで大幅な改変あり。おかげで時間短縮に成功して効率的ではある。しかし初対面同士の信頼は段階踏んで深めることも大切で、王との謁見まで時間を掛ける原作の流れの方が自然だろう。

 ラノベ第3巻は、堪え忍ぶ心、忠義の心、惻隠の情など、原作の中でも日本的情緒の豊かさで心の琴線に触れること多く原作がより好きになった。

 原作ファンとしては現状とても残念に思う。今回の流れで次回で第3巻相当の3章が終わるのは間違いない。第3巻に対しては少なくともアニメ4話分の尺が欲しい。もっと原作の持つ情感ゆたかで緩やかな流れを味わいたかった。
{/netabare}
✴️第9話「それぞれの決意」(8月31日 2:05 - 2:35) 物語3.5→3.0
{netabare}
 総合満足度60点。今期中のセリア再登場のため、急ぎ足は止まらないどころか加速中。今回の後半三分の一からラノベ第4巻の内容に突入。話が大味でさらにつまらなくなった。尺相応に原作からの改変あったが、特にCパートはかなり大胆だった。こうなることは監督インタビューからある程度予想出来ていて驚きはない。もはや諦観の境地。物語評価は今回で下げ止まりにする。

〈あらすじ〉

 ユバとリオはルリに、リオが王族でルリとは従姉弟だと伝えた。そしてリオは二人に来年の秋の収穫祭後に村から去ると伝える。リオの素性は村では三人だけの秘密。そして翌日からはいつもと変わらない村の日常に戻っていった。

 翌年の田植えの時期、リオはサヨに年内に村を去ることを伝えた。サヨはリオに心底惚れていてそれに衝撃を受ける。そしてリオに付いて行けるようにと必死に残された期間に体を鍛え精霊術のレベルを上げようとする。半年後、サヨはリオに想いを伝えリオとの同行を切望した。リオのこれから進む道は仇討ちという人殺しの道。リオはサヨの想いには応えられないと同行をはっきり断った。

 神聖暦999年の晩秋。15歳になったリオは村から旅立ち精霊の民の里に帰郷する。久しぶりに旧交を暖めるリオとラティーファたち。そんなある朝、リオは目覚めると全裸の美女が隣で寝ていた。

〈サヨはさめざめ、心しくしく〉

 サヨの告白が今回の山場。リオに付いて行きたい一心で精霊術の修行に打ち込むサヨが健気でいじらしい。不憫な妹のためリオに土下座してでもサヨの同行を頼み込む、不器用だが優しい兄シン。切ないが大好きなシーン。ここをアニメで取り上げてくれたことは感謝。

 しかし、ゴウキとカヨコ率いる家臣団がリオの仇討ちを共に果たそうと随行しようとする件はアニメではカット。コモモの村に滞在の件も画だけで表現。コモモはラティーファとは違うタイプの可愛いいキャラゆえ、アニメでろくに描かなかったのは実にもったいない。原作3巻後半で村でリオを取り巻く二人のヒロイン。コモモは陽でサヨは陰となり彩り豊かな話だったがアニメでは片手落ちになった。

 また、原作でリオの中で眠っていた精霊が目覚めるのはリオが里を旅立った後のこと。Cパート、ここは今回一番原作から改変された部分と言えそう。原作で精霊と初めて遭遇するキャラはラティーファたちではない。次回からは原作からかなりアレンジされるのは間違いないだろう。

 原作と比べアニメは回を追う毎に不満蓄積中だが、どういう形で最終話を迎えるかは興味ある。しっかり最後まで見届けようと思う。
{/netabare}

第4章 (ラノベ第4巻、第5巻「白銀の花嫁」より)
✴️第10話「精霊の目覚め」(9月7日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 今回の満足度70点。今回から最終話迄、描くポイントが明確なのは悪くない。次回への引きもいい。

 アニメは第4巻全部と第5巻の第2章迄の内容から必要最低限だけピックアップ。そして後半の残り6分程から第5巻の第3章の内容へ。つまり今回で第5巻の前半分迄の描写終了。

 この流れで予想すると、今期は第5巻の最後まで描くのだろう。前回と今回のカットされた所の大半は、物語上必要不可欠。ゆえにもしアニメに二期があるなら、その時に形を変えてでもある程度復活すると思われる。

〈あらすじ〉

 リオの隣りで眠っていた美女は、彼の契約精霊が実体化した姿だった。リオは彼女をアイシアと名付け、里の長老たちや里の大樹に宿る精霊ドリュアスに引き合わせる。そこでアイシアは常識外の実力を持つことが判明。リオの力の凄さは彼女の守護が原因だった。

 その後リオは、里から旅立つ前にラティーファと二人きりでじっくり話す機会があり、そこで初めて前世の天川春人と彼女は同じバスの乗客だったと知る。

 神聖暦1,000年、リオはセリアに再会するために、アイシアを伴い4年ぶりにベルトラント王国の王都に戻る。しかしその夜、セリアの研究室を訪ねるとそこはもぬけの殻だった。

〈アイシアふわふわ、セリアぎりぎり〉

 いつもふわふわして神出鬼没を特技の一つとするアイシアはリオの最高の相棒で頼もしい。セリアも21歳で適齢期とは言え、よりによって婚約者がリオを嘗て拷問した貴族。運命は意地悪で残酷だ。だが今のリオにはだれにも負けない力がある。

 ここからの展開は王道中の王道。ヒロインの尊厳に関わる最大のピンチを救う白馬の王子様の物語で原作で非常に盛り上がる所。ゆえにアニメに対して、原作者がここを確実に描かせたい気持ちは非常に解る。

 だが2クール目にこの部分を持って来るべきだった。本作がアニメ企画段階で1クールしか約束されてなかったなら、アニメ化は焦らないで見送るべき、と今回改めてそう思った。

 もし2期があって続きがあるとしても、原作ファンの多くにとっては、今期のスカスカさは許し難いと思う。

 演出上で滲み出る手腕から、シリーズ構成も兼ねるヤマサキオサム監督は非常に優秀と思う。原作側の拘り抜きで、構成をすべて監督にお任せだったらどんな出来だったろう。返す返すも残念だ。
{/netabare}
✴️第11話「白銀の花嫁」(9月14日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 ほぼ会話劇で終始してアクションシーンが無かったのが幸いして、今回の満足度80点。今回は脚本と演出、声優演技のバランスが絶妙。作画は、動作はいまいちだがキャラの表情は秀逸。

 特にセリア、細やかに心情を伝えてくれて深く感情移入出来た。結果として、今回でセリアは本作のメインヒロインとしての座を不動とした感があった。

〈あらすじ〉

 リオはアイシアの協力で現状を認識する。セリアは政略結婚の危機真っ只中。婚約者はよりによって、嘗て己が手柄のため、リオを拷問して王女フローラの誘拐犯人に仕立てようとした男、侯爵家のシャルル・アルボーだった。

 そしてセリアとの再会は、アイシアが見つけた彼女の滞在先に侵入することで人知れず成功した。しかし、まだセリアの結婚に対する真意を十分に掴めないリオは思い切った事は何も出来ない。そこには、リオには親の仇討ちという最大の目標があることも大きい。

 リオとの再会後、依然精神的に追い詰められたままのセリア。作り笑顔で己の義務に忠実であろうとする。果たしてセリアのピンチを食い止めることがリオに出来るのだろうか。

〈リオはこそこそ、セリアぼろぼろ〉

 リオとアイシアのコンビは天下無敵。アイシアの諜報の活躍無くして、こんな短期でリオが必要な情報も得られることはないだろう。

 一方、貴族としての本分をわきまえ、意に沿わぬ結婚も自分を殺してでも受け入れようとするセリア。リオが訪れて嬉しい状況でも、悲しい現実の渦中の彼女。必死に笑顔を保とうとする彼女が不憫で切ない。誰が視てもセリアは不幸のヒロイン。次回、救われないと視聴者も浮かばれないだろう。

 次回の最終話は、王道のヒロイン救出劇になるのは誰でも予想出来ると思う。ただ脚本と声優演技はともかく、アクション作画が弱点の作品ゆえ、過剰な期待はしない方がいいかもしれない。
{/netabare}
✴️第12話 (終)「運命の再会」(9月21日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 最終話は、ラノベ第5巻第5章と第6章を描いて終了後(第5巻のエピローグは除く)、ED直前とCパートで第4巻第2章から第3章を基にアニメオリジナル構成で描かれた。

〈あらすじ〉

 リオは、シャルルとセリアの結婚パレードの途上でその馬車に突入。シャルルを踏みつけ、セリアと念話で合意の上で彼女を掻っ攫った。逃亡の途中、セリアはアイシアに託し、自らを囮として追手を引き付けるリオ。数百単位のベルトラム王国軍の大部隊を振り払い、近衛騎士団団長にして王国最強と名高い『王の剣』アルフレッド=エマールの攻撃をかわす。そして王都からの脱出に成功した。

 王都郊外にたどり着き、アイシアとセリアに合流したリオ。しかしその時、東西南北のあらゆる方角で、六本の様々な色の眩い光柱が舞い上がった。その先に待つもの、それはリオと言うより、天川春人にとっての運命の再会だった。

〈セリアにこにこ、続きあるある?〉

 今回の満足度70点。最終話は脚本のまとめ方と声優の演技はそつなく、セリアがヒロインとして非常に魅力的だったのは救い。アクションシーンの作画は、一部を除き思った通りのチープさで残念。

 ここで終わると実に中途半端。これで2期が無かったら大ブーイングだ。

 本作の最終話終了時点では、円盤の予約はパッとしないようだが、原作の売り上げの伸び(累計発行部数200万部突破間近)と国内外のアニメ配信状況は好調のようだから、2期実現の可能性はかなり高いだろう。

 仮にアニメに2期があればまた視聴するつもりだ。ただ今期、ここまで原作を簡略化した以上、2期を楽しみに待つことはないだろう。
{/netabare}

❰全話視聴後の感想❱
{netabare}
 全話の個人的評価は65点。ヒロインが多く、主要舞台も3箇所あったゆえに、人間関係の構築を丁寧に描きれない点に不満が多い。セリアだけがヒロインとしての魅力が必要十分に描かれたものの、アイーシャ他精霊の民のヒロインたち、サヨ、コモモ等、描写に割く尺が圧倒的に足りない。

 リオの人間としての魅力アップには、出逢うキャラとじっくり交流して人柄を滲み出す時間が必要。そのために原作の描く範囲をもっと狭めるべき。また、バトルの作画がチープなのも、リオの強さも安っぽくなり、彼の魅力がいまいち伝わらなくなった。

 書籍第4巻と第5巻の話の順番を入れ換えた工夫は悪くない。だだ簡略化せず、腰を落ち着けて第1期は全12話を各巻を最低4話で3巻迄丁寧に、話の切りのいいところ迄描いた方が、視聴者にとって続きが気になり、アニメ2期の期待が高まり、原作抜きでも人気タイトルになり得た気がする。

 2021年4月で書籍既刊19巻とコミカライズ既刊6巻で、シリーズ累計発行部数130万部達成。アニメ放送直前の2021年6月時点では160万部突破。さらにアニメが終わる9月には、書籍第20巻とコミカライズ第7巻も刊行されており、累計発売も190万部に到達した。

 以上から、アニメは原作販促での効果はあったかもしれない。だが、一般的に軽薄なろうテンプレとみなされがちな作品になってしまった印象は拭えない。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

4話までの感想{netabare}
原作未読、なんか色々と不思議。
最初制作はMAHO-FILMかと思ったw
絵の雰囲気が“うちの娘のためならは~”や“神達に拾われた~”っぽく感じだので。
作画はそこまで悪くないのだけどどことなくぎこちなく、そんな中ヒロインの顔だけは意地でもクオリティを死守してる様が、柳瀬雄之が血ヘド吐きながら手直し頑張ってるのかなー?と予感させる。
が、実際は全然MAHOとは関係なくトムスだった模様、いや実質はトムスじゃなくてワオワールド(“アニメガタリズ”やったとこみたい)ちゃう?
てっきりキャラデザは出口花穂だと思い込んでたよ、違いがワカランw
というか1話は凄い頑張ってたんだ、1話は。
正直本編よりOPの方がヘボくて「そんなことある?」と驚いたが、3話にして力尽きたかOP相応のクオリティになってひと安心と言って良いやら悪いやら…。

絵についてはそんな感じで内容の方、といいつつまたOPの話になっちゃうけど…これが心証悪い。
OP最後女性キャラがドドドと出てくるのが「うわぁ」と声を出さずにいられない。
転生モノとしては最近めっきり数の減った「元の世界に未練がある」タイプで(“聖女の魔力は~”のアイラとか居るので全く無い訳ではないが)ほんのちょっとは感心した…いや、したいところなんだけどOPが邪魔をする。
あれだ、スラム時代に一緒にパンを盗んだ同世代の男友人とか居ないのが残念なのかも、そういうのが居ればOPも「女の子まみれ」みたいなことになならなかったんじゃない?
元の世界に未練はあってもスラム時代には未練が無いのは、結局バーターにかけられたみたいであんまり深みを感じない。

ってところでの4話、刺客として襲ってきた新キャラのラティーファがよく分からん。
転生したの、いつ?
主人公と同じ時期なら──毒針使ったりそれなりの戦闘を繰り広げてたし、首輪つけられてずっと戦闘訓練させられてた…と思うのだけど、それにしちゃあメンタルが弱い・幼い。
見た目に関しては獣人の成長速度を知らんのでナントモ。
訓練だけでなく実際にコロコロしたことあんの?
よっぽどの手練れでなきゃ単身で追跡なんて…クライアントは結構貧乏?
ってかリオは生死不明じゃないんだ。
死体が見つかってないとはいえモンスターがうろつく世界でしょ?生存を確信したのは何でだろう。
指令としては「もし生きてたら殺せ」であって、帰還しないのは生存を明らかにすることになってヤバいと思ったのだが…最初から生存を確信されてるならいいの…か?
いやそうであるならセリアも疑われない?セリア宛の手紙なんて検閲対象でしょー。

今後その件に触れるならいいけど、現状な~んか雑さを感じる。
王女誘拐事件も5年間進展無いのん?{/netabare}

5話感想{netabare}
最初誤解を元に襲われて「またかよ!」と思ったが、いや、ひょっとしてこれは誤解が解けた後で人間と亜人とで素直に謝れる/謝れないの違いを描いた…のか?
その国や地域のトップに貸しを作るには体の良い展開だなぁと思わなくもないが…。
負けることで「そこらのなろうのチート系とは違うんだZE」アピールだとしたらちょっと志が低い。
ま、まぁ、いつもこんな感じで誤解されて襲われるのなら、ラティーファが転生者と思ってもおいそれと尋ねたりしない慎重さへの説得力にはなる、か?
というか身の上は尋ねられないの?
ラティーファが帰って来ないことで第二第三の刺客が放たれるんじゃないか?と思ってた私としては、リオがのほほんと逗留生活をしてるシーンが気が気でならなかった。
せめて追跡は断ち切ったとか、人間の手先ならここには来れないだろうとか語って欲しかった。
欲を言えば「私が居るとどんな災いをもたらすか分からない」と、それが叶わないとしても滞在を断る素振りをして欲しかった。
後で村が襲われて「お前が来なければ平和でいられたのに」と責められそうで…無いとは思うけどね、丁重にもてなされればされるほどそう予感してしまい安心して見れない。
なんかリオが「今自分の置かれてる立場」を気にしなさすぎというか、他のなろうでよくある自発的でない感じ、こっちから何かしようと思わなくても周囲がお膳立てしてくれる感じ。{/netabare}

6話感想{netabare}
まてい、ちゃんと前回の最後の方覚えてる?
ワイバーンの巣から卵奪ったらワイバーンが追ってきた、ってところで終わったんよ?
それを踏まえての6話冒頭、「リオ殿が里に来て1年──」とか言い出したので、ワイバーンの巣を襲った出来事からも1年経ったんだと思っちゃったよw
コイツら卵抱えて1年間逃げ続けてた?ってね。
よく見りゃ5話の祭の段階で1年経ってると分かるけど、だったら5話中に「リオ殿が里に来て1年──」と言えよと、何故6話に引っ張った?
もしくは卵を奪うシーンを「リオ殿が里に来て1年──」と言わせた後にするべきだったんじゃないかなー?
「リオ達が里で平和に暮らしてる裏で不穏な動きが起きている」というのを見せたくて卵を奪うシーンを5話に入れたんだろう、それは分かる。
が、紛らわしくすることで何か演出的な効果があるでもなく、単に気が利いてないだけな気が…。
細かいことかも知れないけど、こういう部分までちゃんと気を配ってるかどうかが脚本の良し悪しに繋がるんじゃないかなー、と思ったり。

なにより、ラティーファを刺客に送ったのに戻ってこないことでスティアードは次にどんな手に出る?を期待してた自分としては、何事も無く1年経っちゃったのが肩透かしでして…。
今後暗躍っぷりが描かれるのかも知れないが、前回の感想でも書いたけどそもそもそっちに気を向けないリオ達が不思議でならない。
いつかスティアードと対峙する──ケリを付けてくれないとスッキリしないので──とは思うのだけど、大丈夫かね?

視聴者の興味の向かせ方がズレてるというか…私の方がズレてるのか?
ボケっと見てても「何か大事なことを忘れてる気がする」って感じるんじゃないかなー?
王女誘拐の件も6年間遅々として進んでないということだろうか。
冤罪だろうが犯人をデッチ上げて処罰しなけりゃ威信に係わるって話じゃなかったのか?{/netabare}

8話までの感想{netabare}
ほげええええ、顔面ヘッドスライディングした気分。
主人公が王家の血筋って…あれぇ?何故だ?何故かすっごくガッカリ。
それが悪いってことじゃないハズなのに、何で私はこんなにもガッカリに感じるんだろう。
とにかく直感で「そりゃないよー」という気持ちが湧き上がった。

今までそんなこと匂わす伏線らしきものが無かったからか?
王家を示す短刀を親の形見として持ってるとか、一族だけに遺伝するアザがあるとか、なんかあったっけ?
パスタ屋のロッテとか、回収がずーっと先と思われる伏線なんて張ってる場合じゃないだろー。
天涯孤独の身から人情とチート能力で仲間を増やしてのし上がってく話だと思ったら、本人の努力とは関係無しにデカい後ろ盾が突如生えたような…。
転生者で女神だか精霊の加護を受けてるだけでもアレなのに、突然ドエラい設定が降って湧いた様に感じて…この唐突感がガッカリの原因かなぁ?
ついでに母親の仇も唐突だし、両親が駆け落ちする原因となったロクレン王国とやらの蟠(わだかま)りはどうなった?これから?

なによりブラックワイバーン製の衣装がヤグモ背景と合ってなくてキモい。
人攫いを倒した後「面倒ごとは避けたい」とその場を去るとか、目立たない様にする努力を一切してないヤツが言うことか?
交易が盛んで色んな人種や民族衣装が町に溢れてるならまだしも、作中見る限りそうじゃないし、キモいって。
小説じゃ気にならなかったのかも知れないが、アニメでやるとヘンテコこの上ないのでもうちょっと考えてくれよー。
そろそろ切ろうかと思ってるんだけど、早くこの地を去ってくれないかな。{/netabare}

9話感想{netabare}
前回王族の血統と聞いてガッカリした話の続きになるけど、「果たしてその設定によってリオにデメリットはあるの?」に対し「いいえメリットしかありません」がアカンのだろう。
逆に、もしデメリット──本人は一切関与してないのに一族を恨んでるヤツが居てそいつから命を狙われるとか──があるならまだ見れるかなぁと思いつつ9話に臨んだら…。
どうやら無いっぽい。
いやいや、血筋絡みでの面倒ごと起きんのかーい!
ロクレン王国(両親が駆け落ちすることになった原因)は本気でスルー?もう過去の話?
ルシウス(親父の冒険仲間、母親の仇)が変貌したのはそこからの差し金って可能性を…疑わないの?
というか、前回の人攫い未遂の話はどうなったん?背後に陰謀が絡んでる…とかじゃないの?
何事も無く安穏と1年過ごしちゃったよ…ゴンは出所したん?

1話の王女誘拐が一番印象強いけど、それ以外だってトラブルに対して表面的な対処はするけど根本はなにも解決してないエピソードばかりが続く。
他の方が書いてらっしゃる「全てが中途半端のつまみ食い」、正にその通り。
最後に全ての事件が巨大な黒幕に集約するって展開なのだろうか?
そうでないと困るんだけど、それにしたって中途半端が過ぎて忘れ物が溜まる一方。
深く掘り下げることなく次の出来事へ移ってしまうため、関心を維持しづらい。


話もそうだけど、絵もちょっと…。
1年逗留したカスラギから旅立つってシーンで…なンだその軽装は!?
ああああ!!!!
結構許せない、“チート薬師”より、“D-CIDE”の龍平よりイラっと来たかも。
お土産どっさり持たされるんじゃないの?実は嫌われてた?
折角日本風の地域を出したんだから三度笠と道中合羽くらい羽織ったっていいじゃない!ってかそうしろよ!!
数ヶ月海外旅行して帰ってきたら向こうの服着てたりしない?カスラギに行った形跡を残したくないのか?浮気相手の家感覚?
ちょっと近くのコンビニに買い物行く感じにしか見えなくて、もう当分戻ってくることのない決意や雰囲気なんてあったもんじゃない。
この絵ヅラでサヨとの別れをしおらしく描いたところで嘘臭くてうすら寒いだけだって。

と思ったら次の場面でビュンと空を飛んであっという間に精霊の民の里へ到着。
あっ、ホントに近所だったんだ、徒歩10分飛行30秒って感じ?(嫌味)
旅情も哀愁もへったくれも無いな、両方の村を毎日行き来すりゃいいじゃん。
それでいて持ち運べる家をリクエストって…だからさぁ「そういうのがあったらいいな」と必要性を感じる出来事を見せてないので多くを望む業突張りにしか感じないって。
雷雨の中飛び続けるとか、寒さに丸まりながら野宿するとか、長旅感をあらわす時間経過のシーンをなぜ入れなかった?
旅の装備を考えたくなかったのかなぁ…前回町中で目立たない衣装を描かなかった件といい、作画は結構一杯一杯なんだろうか?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大失速

なろうのテンプレアニメ。
前半はめっちゃ好きだったんだが、4話以降ぐらいからだんだんと興味を失っていき...

{netabare}
なんというか、酷いって感想よりもなんでこうなるかなぁって感じがして少し悲しい。
前半のセリア先生パートあたりは面白かっただけに。
個人的に今期No.1ヒロインはセリア先生でした。
2,3話の主人公とのやり取りは本当に良かったし、最初は先生がリオを気に掛けるという構図からだんだんと逆になっていくのも見ていて良かった。
3話でセリア先生を退場させたのが完全な間違い。

4話から10話ぐらいにかけては本当に酷い。
行く先々でヒロインが出てきて、キャラデザはかわいいんだが、掘り下げがなさ過ぎて全く何も感じない。
年数もすぐ経過して、すぐに別の場所に行くしキャラ、場所に何の感情もわかない。
そもそもヒロインは普通に先生だけでいいはずなのに、なんでこうハーレムにしちゃうかなぁという感想。
旅をしては現地妻を作って別のところに行っての繰り返し。
絶対にセリア先生との二人旅アニメにした方が面白かったと思う。

10~11話で少し取り返したんだが、最終回も酷すぎる。
ニセコイとやっていることが同じ。
あそこでセリア先生を攫ってセリア先生と結婚して終わりだったらたぶん評価あと星1ぐらいは上げてた。
まあ中途半端な終わり方をしたから結局どうなったかはわからないけど、何の前触れもなかったのでハーレム要因に加えるだけなんだろうなと。
それならあの金髪と変わらないじゃんと思った。
あの金髪、先生が攫われそうなとき結構心配してくれてたし。
最終回になって主人公が嫌いになってしまった。

まあ、最終回でサイコパス感が出てしまったと言え、そこまでの話での主人公の印象は良かったかな。
ぼくリメ、東リベ、転スラみたいに中身大人なのに子供のように見えるアニメが多い中で、このアニメは転生前(とは言っても高校生?)の年齢相応に見えた。

キャラ以外で言うと、ストーリーも前半はいかにもなろうという感じだったんだが、正直言うほど嫌いではないからまあまあ良かった。
テンプレだけど、キャラ魅力があったから普通に楽しめたといった感じ。
ただ、中盤はわけのわからないキャラが急に現れた敵と戦う展開が多くてあんまり楽しめなかったかな。
ラティーファの前世の掘り下げも薄くて、これなら前世要素いる?ってなってしまった。

それと、ルリの声がすごく耳が痛くなるような声だったんだが、声優が下手なのか?

ほんとに作りようによってはもっと面白くなったであろう惜しい作品。
OPとEDも両方良かったです。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 3/10
おさまけか?
いつもの始まり方。なろうタウン。
OPの剣振る所ダサすぎて笑った。
前世の記憶と今の記憶どっちが正しいか葛藤してるところは良い。
ヒロインはめっちゃ可愛い全員。
特にあの銀髪の子は今期で一番かわいいかもしれない。
いや特に何も情報渡してないのになんであんなに銀貨もらえるんだよw
なんかご都合的に魔力の使い方を教えてもらえるw
久々の王道ゴミなろうって感じで一週回って面白かった。
ほんとヒロインめっちゃかわいい。
いや助けたなら今ちゃんと話せよ
なんで混乱させそうなことを言ってわざわざ連行されるんだよ。
普通に現場で転がってる誘拐犯を見せればいいじゃん。
バカしかいない。ほんとのこと話せよw
この王女たち自分がやばそうな奴に突き出しといてなんで被害者面...。いきなり王と謁見ww
ヒロインほんと可愛いし不快感はない。
もうこういうなろう系は一週回って楽しめるようになってしまった。
ED結構いい

2話 10/10
ほんとヒロインかわいい。
なんで差別される可能性あるのに学校に入れるんだよw
行かせる意味もないし。
キャラは全員可愛い。ほんとに。
12歳とか最高か?
まあ知識あってもイキらないのはいい。
このアニメ作画結構いいという。背景やたら頑張ってるし。
こういう系の作品主人公が都合よくみんな転生前に剣道やってるのなんなの?w
思ったより悪くないなこのアニメ。
ヒロイン補正大きいかもしれないけど。
転生前設定も結構生きてるのもいい。
ロリかわ。主人公がちゃんと中身大学生って感じがするのもいい。
年数経過しちゃった。17歳か。 
大人は結構差別しないのね。
戦闘あっさり 恋愛要素もあるのかな。
 
3話 10/10
一切ありません(大嘘) 強い魔物がいないとかいう分かりやすいフラグ。
魔法使えるじゃんw
さすおに系アニメか。フローラもかわいい。
ええ 先生もうでないの?
ついていってほしかった。
 
4話 5/10
なろうタウン
なんでスープパスタあるんだよw
ああ、他にもいるのか転生者。
親がどっちの親を言ってるのか分かりにくい。
主人公そこまで最強じゃない?
女の子に厳しい。都合がいい能力。
この子転生者なのか
謎リョナ 転生者なのに何でこんなカタコト
イキリ演出きつい。主人公ちょろw
このアニメの目的が分からん。
先生ちょっと出てくれるの嬉しい。
寝言で気づくって展開は書き方が下手。
東京言ってるんだから追及しろや 

5話 6/10
異世界語の下り痛いからいらない。
安定の頭の悪いMOB。
意外と主人公弱いのか?
当然のようなハーレム。
ほんとキャラめっちゃいい。なんだこのおっさん!?

6話 2/10
1年経過したw
旅立つ必要あるの?
ってか、ラティーファの伏線回収はなし
里で暮らしてるシーンが少なすぎて感情が置いてけぼり。
どうでもいいキャラの戦闘ばかり見せられてもなぁ。
主人公いつの間にこんなに強く。
ハーレムしだしたのがマイナスになってきてるのかなぁ。
ええ...実際の兄だと認識せずにこの子の話一端終わるの?
出た、四次元ポケットw 笑うわ。
序盤大好きだったけどさすがに酷くなってきた。
キャラに魅力がそんななかったのが2~3話との違いかな?
2~3話は先生とのやり取りが多かったのが良かった。
20秒ぐらいのCパートが一番面白い。

7話 3/10
ヒロインが出てきすぎだなぁ。
最初は先生だけだったから面白かったのに。
このださい服なんなんだ。旅アニメかな?
声優下手だな。
あーいつもの展開。
これ声優下手って言うか声入れてるマイクおかしいんじゃないのか?
即落ち2コマ。いややりすぎだろw 笑ったわ。
会ったばかりのヒロインが襲われたぐらいで殺そうとすんなや。
復讐とは。ほんとにつまらなくなってきた。

8話 2/10
ダメだ、ヒロインに魅力がなさすぎる。
キャラデザは好みなのに。
これが先生だったならかなり評価してたんだけど。
日本文化要素いらんなぁ。
なんで主人公は殺されなかったの??
これ前世要素いるか?
この世界の記憶だけでいいじゃん。

9話 4/10
ルリの声ほんと耳が痛い。
もう出ていくのか、展開が早すぎるしこれといった展開もないせいで何も思い入れがない。
何で連れてかないんだ?
ハーレムものじゃないのかこれ?
先生一筋ってこと? 本拠地はこの村なんか。
最後きついわw 

10話 7/10
精霊の子かわいい。
何で一緒に風呂入るんだよw
きついなあ。ラティーファ赤の他人なのかよ。
出た、なろう便利アイテム。これ何年経過してるんだ。
結婚式阻止するのはいいけど、主人公がちゃんと結婚するんだよね?
ニセコイはやめてほしい。

11話 9/10
髪型変わったか?
ほんと先生が出ると面白いの草
主人公普通に先生と旅しろよ。Cパート良かった。

12話 3/10
えぇ...。何の確証があってこの展開なんだよ。
主人公が急にきつくなった。
せめて普通に話し合いぐらいしてやれよ。
意思を確認したいだけでここまでやる必要あったか?
もうほぼ阻止してるようなもんだろw 
主人公をもっと先生への執着心の強い人間っぽくしてくれたらこの展開でもよかったんだが。
駄目だ、ギャグアニメだわこれ。
なんで「あんたの結婚相手を公衆の面前で攫う!」って言って攫うんだよw 
金髪なんかちょっと不憫だわ。
こいつ変態と思ってたけどふつうに先生愛してそうじゃんw
何でこんなキャラにした。作画が。
いや、マジで主人公サイコパスだろ。
正常な行動をしてる善人らが主人公に蹂躙される展開。
意外と作画頑張ってる。
こいつも前世関係あるの?
日本語演出だけのための異世界語下りいらないって。
は?これ結局セリア先生、金髪の元にいてもこいつの元にいても待遇変わらないじゃん。
てか2期ないのかよw スマホ太郎を思い出す終わり方だ。
{/netabare}

曲20段階評価
OP「New story」8.0/10
ED「Elder Flower」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

76.0 14 学園で幼馴染なアニメランキング14位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (279)
693人が棚に入れました
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。届け!ときめき――。いままた夢を、追いかけていこう!

声優・キャラクター
矢野妃菜喜、大西亜玖璃、相良茉優、前田佳織里、久保田未夢、村上奈津実、鬼頭明里、楠木ともり、指出毬亜、田中ちえ美、小泉萌香
ネタバレ

くらま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アイドルキャラよりかわいいキャラが反則

ラブライブは少し前の再放送サンシャインから見始めました。

>はじめにまとめ
{netabare}アニメ版しか知らずに観てます。
キャラデザインは虹ヶ咲の方が好みかも。
というかラブライブはキャラデザインがあまり好みではなくて対象外とした記憶。
ただ虹ヶ咲もゲームやら雑誌やらは従来通りのキャラデザインが採用されている模様。
このデザインの虹ヶ咲キャラは誰が誰だか前キャラと区別が付きません。

人間恐ろしいもので、再放送2クール視聴で慣らした前キャラデザでしたが、すんなりと受け入れた虹ヶ咲キャラに基準が戻ってしまい、やはり前デザインには違和感が…

作品ですがアイドルグループではなくアイドル毎のソロ活動、ということで珍しいタイプなのではないでしょうか。

一般的作品の対抗グループに相当するのがチームメイト。
キャラ毎の曲調、テーマでお気に入りを選択出来るのは視聴者参加型のある意味で新しいカタチかも知れませんね。

ソロ活動とは言えあくまで同好会。
意見の違いによる解散騒動こそあれ、それぞれが敵対する話しではではないので気軽に見れます。{/netabare}

アイドル9人と一人の物語だそうで、一人はアイドルではなく、ゲームプレイヤーに相当するキャラによるプロデューサー的な立ち位置とのこと。
この高咲侑ちゃん、かわいいです。
個人的には一番お気に入りです。

>虹ヶ咲(終わりに)まとめ(21/1/13追記)
{netabare}一言で云うと良作。
アイドルモノとして敬遠されている方は学園モノ、若しくは部活動モノとしても面白い作品なので是非観て頂きたい作品です。
基本的に一話完結型でテンポ良いです。
嫌味なキャラも居ないですし。

{netabare}EDOP(OPは二話から)も出だしで心奪われました。
まあ好みではありますが。
それぞれの詩も観る前と観終わった後ではまた違った印象、というか、あ〜あのシーンかな、あの時の心情かな、と感慨深くなったりとか。

本作、主役のアイドル達がとにかくかわいいに尽きます。
各パート回が一話完結ながら丁寧に、しかしテンポ良く描かれており、その以前以後における担当回以外での掛け合いなどを通じて回を追う毎に魅力的なキャラクターになっていきます。
また、特に後半ですがいわゆるモブキャラ(というには勿体無いファンモブ)の影響も大きく、このアイドル達の魅力を描くのに一役も二役も買っています。

そんな中、アイドルアニメにおいて非アイドル主人公として生まれた異質な存在、高咲侑ちゃん。

アニメ化によるオリキャラ主人公作品は他にもみられますが、本作においては原作キャラを喰わない、そして喰われないバランスの良さがあります。
コンテンツとしてはやはり9人のアイドルが主役であるべき作品。
そもそも本作はアニメ化の企画が無かったとの事。
アニメ以前のコンテンツで作り上げられたキャラ像に対して、非アイドル型オリキャラがガンガン引っ張って行くと原作アイドルの(設定はよく知りませんが)世界観を壊しかねません。

侑ちゃんのコンセプトは『あなた』として生まれたのだそう。
ゲームでいうとプレイヤーキャラ、いちファンのアバター的存在なのだとか。

彼女をロールプレイキャラとするか俯瞰キャラとして見るかで違うかもですが、アイドルとの掛け合いもあくまで提案するまでに留めたキャラ。
もちろんフェス開催という大きな提案はありますが、いわゆるアニメ主人公として目立った活躍では決してありません。
だが、それが良い。

悩み葛藤し、ライバルであり仲間達と小さくて大きな一歩を踏み出すアイドル達。
そこに存在する侑ちゃんの距離感(左手は添えるだけ)。

恐らくですが侑ちゃんがいなければ他の誰かがその役割りを担うのでしょう。
2話、3話や9話の果林さん、愛さんちゃん回のエマちゃん、しずくちゃん回のかすみん…etc

この様にパターン化せず、主人公に無理矢理役割を持たせず、かつ原作のアイドル像を尊重し魅力を引き出す演出。

劇中でもありましたがファンの想いや願いも全て叶えたい。
侑ちゃんはその概念を視覚化した存在なのではないかと。
その存在が本作が良作と思えるポイントの一つだと思っています。{/netabare}

惜しむらくはアニメ虹ヶ咲以外で、侑ちゃんが存在しない事でしょうかね、、、。{/netabare}

◆13話(最終話)
{netabare}最終話、結論からしますと当方お気に入りのシリーズ最きゃわアイドルの藤黄赤髪娘さんはセリフ無し静止画(ちょい動きあり)5カットのみでしたね。
ただ、ここで残念がるのは素人。
当方ほどの玄人になりますとこう考えます。
静止画はアニメーターに優しいですし、声が無いと言うことは自身お気に入りの中の人で妄想出来るのでむしろ誉れ。
未練など微塵もございません。
さすがです当方。
以上

って訳にもいかないので視聴感想おば。
ストーリー的には愛さんちゃん回で各位が発言した『やりたいライブ』が回収され、仲良しペアで絡んだりと演出も◎。
東雲、藤黄はワンカットのみ。
良いんです、主役は虹ヶ咲ですので。
・・・一言だけ。
しかし藤黄に至っては貴重なワンカットの中、何故か赤髪娘を除いて描くという暴挙に、そんな人数居ないし遠目なので入れてくれてもいいじゃん(いいじゃん)。
おぉっと、興奮してしまいました、未練がましいですね、深呼吸して落ち着きましょう。
省エネ、働改、虹ヶ咲。

ふぅ、ポジション的に映らない箇所だったのでしょう。
今後のために矛盾の無い細かい演出、さすがです。

先週が実質的最終回で今回がエピローグ的、、、にもいかずにちょっとしたアクシデントも。
普段強く明るく前向きな侑ちゃんですが、自身の境遇とフェス成功を験担ぎとした背景も相まって、意外にも少し弱気になってしまいます。

しばらくして雨が上がり、最後の催しが。
同好会メンバーから落ち込む侑ちゃんに対してエールが送られます。

---
個別パートにおける練習時の盛り立てや、フェス開催といった目標の明示化などアイドルメンバーを鼓舞する役割の侑ちゃん。

原作はアイドルが主役。
アニメ化で『あなた』として、主人公役としての立ち位置ですが、単に物語を中心になって回すのではなく、あくまで主役はアイドル。
侑ちゃんは決断を与える切っ掛けまでで、決定自体はメンバーなんですよね。
全話通してこういった距離感、いわゆる狂言回し的立ち位置で脚本が描かれているので煩くないんですよね。
---

合宿時や今回冒頭でも伺えましたが、個性あふれる同好会メンバーからしても特別な存在であったのだな、と改めて。

マネージャーとしてではなく、客席で見て欲しい、と歩夢。
アイドルはファンに見て貰ってナンボの世界です。
ライブは客席で見てこそ。
これまで応援してくれた侑ちゃんに対して最高の感謝でしょうね。

感謝といえば侑ちゃんのヘソだしカット。
ク●ダ●い水着含め水着という約束された見えるヘソではなく、丁シャツから覗くヘソは別モノですからね、ありがとうございます。

こほん・・・これだけだと変態の言い分でしか無いので、真面目な話しをしますと、こう、ライブの、そう、ライブの高揚感がですね、描かれてますよね。
ライブが盛り上がった描写をシャツがめくれた一枚絵で表現するとか天才の所業。

そういえば最後の演目前の全員集合。
藤黄はメンバーが増えてた?感じでしたね。確かに見た事ない子達のワンカットがちょいちょい。
今までそんなに居たかしら?
まあ4人って少ないな〜とは思ってたのですが(聖雪の二倍ですが)。
果林さん回の時は選抜メンバーだったのかな?
(※9話ではなく10話を見返したらぷりずん内での動画検索時に人数映ってましたので省エネでした)

あとよ〜く見たら、元々の4人のウチ、一人だけ絵が小さいのはなんでだぜ?こんなの作監のさじ加減じゃないですか、どうなってるんですかね。
・・・oh...sorry、未練がましいですね、coolにいきましょう。

東雲は黒短髪娘と特に桃色長髪娘は一人だけタイツ?がかわいい。
ちなみに黒短髪娘はライブ時に何故か白衣でマジ天使。

侑ちゃん。
音楽科への転科試験、がんばってね。

ところでノート?あれは回収ありましたかね?見逃したかな?
二期への伏線ですかね、楽しみですね。

エンドカードは女子無駄でした。
侑ちゃんも仲間に入れてくださりありがとうございます。{/netabare}

◆12話
{netabare}一話からの続き、これまでの伏線回収とでも言いましょうか、歩夢ちゃんと侑ちゃん達、二人の物語の完結篇でしたね。

ここ最近は歩夢の言動がホラーでしたが、自身の侑ちゃんに対する想いが変わってしまう事への恐れでした。
侑ちゃんはせつ菜をはじめ、メンバーを見る様になってしまったのではないか?
自身は侑ちゃんの事が一番じゃなきゃダメなんだ、なのにアイドル活躍が楽しくてファンの子達も気になっていて、と。

侑ちゃんってドルオタ、せつ菜推しではありますが、歩夢ちゃんの事はアイドル以前に幼なじみ・親友としてかわいいかわいいって常に言ってましたからね。
そもそも歩夢に対する扱いは別格だったものと伺えます。
侑ちゃんからしたら歩夢の不安が青天の霹靂だったでしょうね。
音楽の事を歩夢に伝えられなかった理由も、アイドルを真剣に始めた歩夢に対して、自身のまだ拙い音楽技術で会話するのははばかられるのもわかります。

歩夢ちゃんもファンの子達の想いも受け、侑ちゃんのためにアイドルをやるのではなく、侑ちゃんも含めたファンのため、自分のためのアイドルを決意する事が出来ましたね。
これにてようやく
『アイドル同好会メンバー』
が揃った、というところでしょう。
めでたしめでたし。

今回、各メンバーとファン校生達の交流が垣間見え微笑ましい光景でしたね。
前回頃からワンショット、ワンカット程度でしたが作中に描かれていない時間で交流とかしてたのでしょうね。
ああいった他愛のない描写は結構好きです。
脇役を大事に使う演出はメインを引き立てますし、何よりこの後出るであろう背景に(物理的な意味も含め)活きますからね。

しかし、やはりかすみんはポジション優遇されてますね。
ファンからの声掛け、メンバー抜ける、、、出ました黄金パターン。
あー、これかすみんだけ残るコースだな、、、
むしろ最後まで残れ(笑)、
残ったwww
とか様式美、もはや名人芸の領域。
かすみん以外でコレやられると少しの間でも不安になり笑えないですからね。
歩夢が残った時は不安がヤバくてヤバかった。語彙力の低下。
さすかす。

みんなどの様な演出になるのかな。
高校生なのに大道具さん、プロの美術スタッフさんバリの会場になるんだろうな〜、凄くて凄いんだろうな〜。語彙力の低以下略。

個人的には中川氏が炎の演出とか爆発的な演出とかで国家権力の御用にならないか心配ですね。
あのポンコツ(褒め言葉)『言うだけはタダ』とか思って好き勝手に提案しかねないですから。
言うのも紫色の謎の何かを料理として人様に提供するのも法律の範囲で許される前提なのでね。
氏には気を付けて欲しいものです。

侑ちゃん、フェスティバル開催に向けてがんばってましたね。
音楽関係の活躍も気になるところですが、次回最終回。。。

当方としては恐らくシリーズ最きゃわキャラであろう、藤黄赤髪娘(色が多くて何色かわからんな)の出番は如何に?!
がもっぱら気になるところです{/netabare}

◆11話
{netabare}冒頭、早速かわいい侑ちゃんの出番。
生徒会役員共に向けたアイドルフェス開催の申請。
がんばって考えたんだろうな、かわい過ぎる。
上座に鎮座してますポンコツ(褒め言葉)が申請記アバンゲリオンしてますが全くの役立たず(褒め言葉)で切ない。せつ菜だけに。
副生徒会長は有能そうな雰囲気。

フェス開催に向けて学園も賑やかに動き出します。
一年生組もちょこちょこ登場、ホントいい子達。
愛さんちゃんオタも居ますね、わかってらっしゃる。
ところでクッキー(物販)のクオリティがヤバイですね☆

彼方ちゃんオタと思われるバスケ部の女子部員がかわいい。
女子って書いたけど野郎がいない終末世界なので部員でいいのかな?

遥ちゃんや果林さんオタも登場し、フェスに向けて他校の好敵手(ライバル)も動き出しました。
果林さんがsexy過ぎて女子高生をイチコロに。
女子高生って書いたけど男が居ないポストアポカリプスなので高校生で以下略

いやー、いい話だった。
はやくフェスみたいなー。
これから少しずつ開催に向けた壁とか出てくるんだろうなー。
でもアイドルや街やファン達とで一丸となって開催に漕ぎ着けるんだろうなー。
この地域フェスが全国的な話題となってラブライブ!
的な感じかなー。
楽ーしーみー。
















触れぬなら、触れねばならぬホトトギス。

先週、推しのポンコツからラッキーすけべ(られじゃない方)を受けた古達との情事。
悪夢ちゃんに見られた件、覚えているだろうか。
先週の事が無かったかの様に進むストーリー。
んな訳にはいかず、、、
目を背けてはならない悪夢ちゃん案件。

推しのポンコツと悪夢ちゃんのツーショット。
もう怖い。
仇(ライバル)より聞かされる知らない情報。。。
下手なホラーより怖い。
ポンコツ逃げれwヤバいw

正にラブライブ(愛に生きてます)!だね!
ってそういう事?
重いな。。。想いだけに?

侑ちゃんに呼ばれてお家に。
隣に住んでるのに久しぶりの訪問なんですと。(危険が危ないのを察知してた説)
話すやいなや憎き仇から聞かされた音楽関係の証拠品の発見で[SAN値1]に。
侑ちゃんに這い寄る混沌。
続く。{/netabare}

◆10話目
{netabare}合宿!
ただし学園で!
同好会とはいえ、顧問の先生とか居なくて良いのだろうか、、、?
それとも生徒会長のポンコツっぷりがバレて無いから?

かすみんさぁ、、、。
ガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

中川さん宅は普段から何を召し上がってらっしゃるのだろうか。。。
こちらもガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

観てる側としては気にしない様にしていた闇【歩夢(ナイトメア)】
伏線回収の始まり始まり、、、怖い。

水着!
愛さんちゃんのかわいくて、見過ぎちゃいました、水着だけに?

本作、世界の秘密が判明?!と、
侑ちゃんの物語開始!と思って良いよね?

ところで今話を語るに避けて通れないアレ、、、。
侑ちゃんの水着がダ、もとい独特の意匠でダ、個性的ですね。
アイドル水着として唯一の無二。

酒で例えると『獺祭』的な。
この銘柄は一つしかないのでは?的な。

そんなダザイン水着を着る侑ちゃんもかわいい。{/netabare}

◆九話目
{netabare}待ってました朝香果林さんの物語。

果林さんとかすみんとの絡みは相変わらず面白いですね。
エマちゃん回でもありましたが、果林さんは自分の弱さを知っています。
クールを装った強がりからの弱さに気付く、などというありがちストーリーではなく、弱さを理解してそれでも同好会の今後を導かせる強さがあります。

方向音痴というまさかのポンコツ感があざと過ぎます。ところで迷子になった時、海外留学生のエマちゃんに頼るのはかわいそうなのでやめてあげて?
生徒会長のオタクっぷりにドン引き、、、しない広い心の持ち主。
さすがです果林さん。

モデルという仕事を鼻にかけることもなく、ソロアイドルとしては先輩であり、かつ自身を自覚しつつのある他の部員を尊敬してのライバル視。
プロとして活躍し、かつ三年生として同好会の精神的支柱と言っても過言ではない存在。
こんな先輩いたら後輩ちゃんなんてTOKIMEKI走るしかない。
正直、ここまで好感の持てるキャラになるとは思いませんでした。
何を隠そう放送前のMy人気投票で一位になったお気に入りキャラでしたがこれは応援せざるを得ません。
さすがです果林さん。

侑ちゃん、、、控えめな出番でしたが『ヘイヘイヘイ果林さんビビってる』のパート、同好会メンバーとの掛け合いについて同じソロアイドルとしていずれステージに立つキャラ達(声掛け)と、あくまでも応援する立場(客席からの応援)として差別化を計った脚本は細かいな、と思いました。
しかし、ここでも相変わらずかすみんの凄さを見せつけられました。

それはそうと綾小路女史、果林さんの敵かと思ったら、単なる果林オタでしたね。
ちなみに藤黄学園の赤髪の子が今作、いやラブライブのアイドルとして一番かわいいです。

さて、果林さん歌パート。
間のCMで流れた曲(Fire Bird)がカッコ良かったのですがこれではなかったです。
新曲なのかと調べたところ収録アルバムは発売済っぽいので即ポチッとな。
まんまと運営の思う壺に。

同好会の仲間(ライバル)、東雲学園、藤黄学園、非アイドルファン、とライバル達の明確化。

朝香果林さんの物語。
と、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の始まり物語でもありました。

次回は夏、合宿!
いうまでも無く、夏、合宿といえば宿題をみんなでやる回ですかね楽しみですね。{/netabare}

■八話目
{netabare}今回は演劇部兼任のさ、桜坂しずくちゃんの物語。
そういえば昔、お、桜坂消防隊というゲームがありましてね、関係無いですが。
少し影が薄いな、感じていたキャラですが演劇部でも役割を演じ、アイドル活動もアイドル役を演じるロールプレイヤーの面がそうさせていたのかもしれません。
一年生達の物語でもあり、同好会におけるかすみん偉大さを改めて感じざるを得ない回ではないでしょうか。
(普段のポンコツ(褒め言葉)っぷりも今回の話しを回すのに自然に活かされます。脚本凄くない?)

演劇部部長さんがセクシーでしたが名前がありませんでした、残念。
部長さんも有能キャラと思われ、恐らくアイドル活動におけるロールプレイはマイナスになるのを危惧して、、、え?この演目の脚本ってもしかしてしずくちゃん専用に書き上げた??
しずくちゃんの曲、衣装は白黒ツートンで役者とアイドル(本音)をイメージしたのでしょうか、いわゆるイメージカラーとして意外に思えました。
役者イメージのワンカットが一瞬流れるのですが各衣装がかわいかったです。

藤黄学園の制服に既視感が、、、エヴァですかね、コップのフチ子かな。
藤黄学園の二人組はネームドキャラでしたのでライバルアイドルでしょうか、活動規模が気になりますね。(スポーツ漫画でよくある全国レベルの学校からの偵察でしょうか?)
最後のクローズアップは果林さんを知ってる風?それとも単なる次回予告?

侑ちゃん、、、出番が、、、少ないのに冒頭の写真撮影で楽しそうに単なるドルオタしてるのかわいい。
{/netabare}

■7話目
{netabare}近江彼方ちゃんと妹のはるかちゃんの物語。
アルバイトや家事、アイドル活動、、、と普段からのノンレム睡眠レム睡眠描写の謎が解明ししました。
妹さんも別の学校でアイドルをしてましたが、不快で不要な敵対的(かすみんを除く)要素や大きな事件もなく解決。

…訂正
事件ではないが高校生の生き様として中々と厳しい生活の彼方ちゃん。
いろいろありましたがしかし想いはリスク無しの賢者の贈り物よろしく見事、安眠を勝ち取れた事でしょう。

妹ちゃん達のアイドルの娘達も良い子でした。
歌のシーン無かったのでライバルチーム展開は今回無しかな?
そもそも9人対抗ですしね。

今回は外部との調整毎がありマネージャー活動を要すためでしょう、高咲侑ちゃんの出番が多くアタクシご満悦。
書き忘れてましたが2話目くらいでアイドル目指して無い宣言してますし、OP、ED共に不参加なんですよね。
が、マネージャー活動メイン、という事は各回メンバーとのやり取りや、ラブライブの大会?とか調整毎とかでの出番が多くなるのでは?と、今後の活躍を期待する話でもありました。
妹ちゃんのアイドルグループの話しでやたら饒舌になり歩夢ちゃんにアイドルオタクっぷりを突っ込まれる侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■六話目
{netabare}ぼっ、もとい、ロンリーウルフの天王寺璃奈ちゃんの物語。
愛さんちゃんの存在が眩し過ぎて眩しい。
友達も増えて良かったね。
MC練習パートで歩夢ちゃんの応援している高咲侑ちゃんがとてつもなくかわいい。{/netabare}

■五話目
{netabare}生卵ご飯のスイスガール、エマちゃんと仲良し熟女先輩との物語。
朝香果林さんの物語を動かすためのエマちゃんのキャラ設定はやり易い。
早くも果林さん加入し、これにて全員集結のテンポの良さよ。(え?まだ入ってなかったの?)
高咲侑ちゃんの出番増やして欲しいけどこのくらいの関わりだから嫌みなく邪魔しない侑ちゃんホントかわいい。{/netabare}

■四話目
{netabare}スーパー生徒の宮下愛ちゃんの物語。
自分の事を『愛さん』って呼ぶのかわいい。
呼び捨てより『さん』が付くだけでここまで印象が変わるとは。
愛さんちゃんが同じクラスに居たら話しかけでくれて勘違いしそう、って何言ってんだろキモいな。
キャラソン◎、むっちゃ元気。
あんまり出番無かったけど高咲侑ちゃんがかわいいのが止まらない。
笑いのレベルが赤ちゃんな侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■三話目
{netabare}優木せつ菜ちゃんの物語。
学園モノといえばあの役職ですね。
面倒な事なくテンポ良く進みますね。
アイドル好きなグイグイ高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

■二話目
{netabare}アイドルに真剣な中須かすみちゃんの物語。
見た目と言動とは裏腹に先輩も立てる、言葉使いも丁寧で好感持てるキャラ。
人妻感が半端無い熟女先輩の熟女感がヤバい。{/netabare}

■一話目
{netabare}ピンクな感じのセンターっぽい女の子、上原歩夢ちゃんと幼なじみの高咲侑ちゃんとの物語。
優木せつ菜ちゃんがエース的な存在?
全員顔見せしたのかな?
各話個別掘り下げからの曲紹介の王道パターンですかな。
今回は何気に歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの二曲聞けるのでお得。
エンディングの絵がかわいいですね。

寝起きでツインテを解いたレア髪型な高咲侑ちゃん。
部室棟のアイドル同好会に行きたくてモジモジしてる高咲侑ちゃんがかわいい。
一緒にアイドル目指すのかな、高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こ、これは!。。MVのようなライブシーンがイイ

 
ふむ、人気シリーズの第3期ですね。。
シリーズの中でも、1期のμ's、2期のAqours、その両方、はたまたそれ以外のアイドルグループなど、それぞれを推すファン入り乱れてネットを騒がせてもいたシリーズ作品。

さて3期はどんなアイドルを見せてくれるのでしょう。
どんなグループにしても、また比較され、あっちがいいだのこっちがいいだの騒がれる事になるんでしょうか。。

だとしても自分は2期で終わっていいとは思わないですね。
ベタでもなんでも、夢を追う物語は胸を熱くさせてくれますし。

とはいえ好みの度合いに応じて作品への満足度も違ってくるのは仕方がないワケですが・・
自分はJKはキライじゃないしアイドル系もいけます。
(あ、アニメの話ですw)
ってか、ラブライブ新作・・待ってました!!w
(ちなみに自分はなんでもアリ、つまりμ'sもAqoursも好きですw)


 原作:漫画や小説やゲームを含めた
    オールメディアPJによるオリジナル作品
 制作:サンライズ
 キャラデザ:横田拓己
 放送:2020年秋(全13話)
 視聴:2020年冬(dアニメ)

■キャラ/キャスト
キャラはアイドルものの生命線ですが、さすが悪くない・・・
定番感、既視感はもう仕方ないw
困り顔、驚き顔、そして笑顔、いろいろな表情・・
活き活きしていてわざとらしくもなく、感情も伝わってきていいんじゃないかな。安定感というか安心感あり。

でも髪型と服装を同じにしたら区別つかないような・・
あ、そこは触れたらダメかw

ゲームで主観となるプレイヤーを、アニメの登場人物に設定していて、これは新しい試みじゃないかな・・

cv陣を見て愕然・・(大げさ
ねずこ、レンちゃんが歌うw
そしてメイプルは・・

キャスト(自分用メモ)
~{netabare}
<あなた>
高咲侑(たかさき ゆう)/矢妃野菜喜
 上原歩夢の幼馴染であり主人公。
 気のせいか男性っぽいかも。

<メンバー>(ICはイメージカラー)
★★☆上原歩夢/大西亜玖璃
IC :ライトピンク
挿入歌:「Dream with You」(第1話)♪
挿入歌:「Awakening Promise」(第12話)♪♪
 「あなた」の幼馴染である2年生。
 赤髪ダンゴヘアー。
 ヒロインらしいルックスがいい。

★★☆中須かすみ/相良茉優
IC :パステルイエロー
挿入歌:「Poppin' Up!」(第2話)♪♪♪
 歌シーンかわゆすw曲もイイ。
 いたずら好きで可愛いものが好きな1年生。
 パステルイエローのボブ。
 妹属性っぽくて元気があるのがいい。

★★★優木せつ菜/楠木ともり
IC :スカーレット
挿入歌:「CHASE!」(第1話)♪
挿入歌:「DIVE!」(第3話)♪♪♪
 歌シーンかっけーw
 冒頭、謎のスクールアイドルとして登場。
 黒髪ロングヘアー。
 実は生徒会長。
 いわゆるエース?花があっていい。
 cv楠木さんは・・
 第13回声優アワードで新人女優賞を受賞。
 ガンゲイルのレンちゃんは好演でした。
 他にもデカダンス(ナツメ)、魔女の旅々(セレナ)
 なんかも好印象。

★★☆宮下愛/村上奈津実
IC :超オレンジ
挿入歌:「サイコーハート」(第4話)♪
 誰とでも友達になれる陽気な2年生。
 金髪セミロング。。
 ナイスなノリとボディでギャル系もいい。
 (アニメの話w)

★☆☆エマ・ヴェルデ:指出毬亜
IC :ライトグリーン
挿入歌:「La Bella Patria」(第5話)♪
 スイスからやってきた3年生。
 ブラウンの三つ編みヘアー。
 出ましたガイジン系。
 サクラ大戦の織姫系かと持ったら
 カタコトな日本語じゃないw
 てことは李紅蘭枠かなw
 キャラ薄かったけどハイジ系なのがいい。
 cvのまりあさんは・・
 恋する小惑星などにも出演(未視聴)

★☆☆天王寺璃奈/田中ちえ美
IC :ペーパーホワイト
挿入歌:「ツナガルコネクト」(第6話)♪
 幼女タイプの1年生。
 ピンク色のボブ。
 娘属性に近いのがいい。
 けどちょっとエピソードが弱かったかな。
 CV田中さんは・・
 サクラクエスト (織部凛々子)でしたか。
 たしか声が気になったような(ホントか)
 え、ハイスコアガールII(使用人A)?気になる・・

★☆☆近江彼方/鬼頭明里
IC :すみれ色
挿入歌:「Butterfly」(第7話)♪
 いつでもどこでも眠れてしまう3年生。
 ライトブラウンのロングヘアー。
 可憐系おっとりスレンダーなのがいい。
 鬼滅の刃(竈門禰豆子)のように
 今回もよく寝るキャラでしたw
 でも声も歌も十分に聞けて嬉しい。

★★★桜坂しずく/前田佳織里
IC :ライトブルー
挿入歌:「Solitude Rain」(第8話)♪♪
 歌シーン惚れそうw
 演劇が好きで女優を目指している1年生。
 ダークブラウンのロングヘア。
 やさしげで正統派ヒロインぽいのがいい。
 個人的には今作1番の推し。
 中の人、球詠ではヒロイン武田詠深。

★☆☆朝香果林/久保田未夢
IC :ロイヤルブルー
挿入歌:「VIVID WORLD」(第9話)♪♪♪
 歌シーンかっけーし上手すぎw
 読者モデルもしているセクシーな3年生。
 すみれ色のボブ。
 クールで大人っぽいのがいい。
 cv久保田さんは元々アイドル活動をしていて
 μ'sと同じステージに立つことが夢だったとか。
 リアルに夢がかなう話はキライじゃない。

9人による挿入歌:「夢がここからはじまるよ」(第13話)

<関係者>
近江遥:本渡楓
 第七話で登場。カナタ(cv鬼頭さん)の妹。
 この姉妹とは・・いいですねw
 東雲学院スクールアイドル部の1年生。
 あまあま姉妹のエピソードはちょっと、こそばゆいw
 本渡さんの歌声も聴きたかったな・・
{/netabare}~

みなさん当たり前ですが・・歌がうまい。
今後の活躍が楽しみです。

■エピソード/演出
う~ん・・そりゃまあ、ツッコミたいところはありますよ・・
~{netabare}
いきなり歌い出したかと思ったら、演奏が入って衣装が変わったり、背景が変わったりw
でもそれは脳内のイメージだったり、あくまで演出だったり・・
中二病アニメでもさんざん観てるワケなんでスルーしましょうw
いいんですよ、ベタでw
いやむしろ、ベタがいい・・ベタでなくちゃw

第四話、どんなライブがやりたいか談義・・
バンドに憧れる身としては羨望のシーン・・

今回のアイドル活動は、PVとかライブとか、基本ソロみたいですね。
考えてみれば、アイドルがグループというのは固定的な思い込みでした。
昔のリアルはグループの方が少なかったし。
同好会なんだからソロでやろうが数人でやろうが、縛りはないはずだし。
グループアイドルがユニット化するのも面白いけど、ソロアイドルがたまにグループ化するのもテンション上がる気がしますw

今後リアルなアイドルでもこの形態を取り入れてもいいんじゃないかなw

第11~12話
 あゆむ「私だけのユウちゃんでいて」
 これは・・
 ゲームプレイヤーは男性が多いだろうし、
 特別な感情を設定するのはわかるとして、
 アニメで女性主人公にしたからといって、
 百合的演出でヤミ展開を見せるのは・・
 ドロっとモヤっと感じてしまってマイナスでは・・
 かわいいヤキモチ程度で良かったんじゃないかなw
{/netabare}~

一部、個人的な嗜好とは合わない部分も、あるっちゃありましたが・・
進化、変化するためにはチャレンジブルな事は仕方ないと思うし歓迎したいです。

もちろん定番、鉄板な部分も欲しいところで、それもちゃんとありました。

オープニングやエンディングも文句なし。
毎回、観て聴きました。
特にEDのあの絵があったかくてイイ。

■楽曲/ダンス
楽曲そのものも、なかなかいいですねー。
ノリが良くて、元気をもらえる。
ベタでいいんですw
伴奏も、出演者が演奏しなくていいから重低音エフェクトなエレキとかハイテンポなドラムとか盛り上げに遠慮がないw
(てか、作中での作曲者は誰w)

そして、それがダンスと組み合わさると、いっそうテンションが上がるw
歌のシーンがとにかく良かった。

作中ではポッと出てきて苦も無くパフォーマンスしているようなカンジですが、制作の裏側を想像するに・・
曲、伴奏、歌詞、振り付け、衣装、演出、アングル、表情・・
さぞかし練りに練って作られたことでしょう。
この動きはモーションキャプチャかな。ちゃんと重力も感じたし、衣装がフワッとするシーンなんかも一定の速度ではなくしなやかで印象的でした。
そして歌い手であったりその声であったり・・
さぞかし厳選を重ねた事でしょう。

ストーリーだけではそんなに刺さらなかったキャラ(例えばカリンとか)も歌のシーンがカッコよかったりセクシーだったり可愛かったりで、画面にかぶりついてしまいましたw

目をそらさず、できればスロー再生で観て欲しいですw

全キャラ惚れそうになってしまいました・・
ちょろくてスイマセン・・w


■総評
歌のシーンの楽曲と映像がかなりのクォリティ。
物語は努力シーンがなく安直かも知れないけど・・
青春、部活、可愛さ、友情、熱情、愛情、挫折、苦しみ、楽しさ、爽快感・・
部活系としては個人的に胸アツなものがあります。

3期いらない・・
ファンによる、そんなネットの書き込みも目にします。
それだけ1期や2期を愛しているという事は想像に固くないし、そういう愛し方もあっていいと思います。
その気持ちも実はちょっとわかったりもしています。

でもやはり自分としては、多くのスクールアイドルが目標とする全国大会ラブライブがあってこその、μ'sでありAqoursであって、その世界感が拡がったし、そこへ踏み出そうとする新キャラ達を応援したいと思う気持ちの方が強く持てた3期だったと思います。

是非、μ'sやAqoursとの共演(競演?)も観てみたい・・
あ、ようつべで公式動画があった・・
歌シーンの動画もある・・
期間限定みたいです。お早めに。
(ヤバ・・円盤買うかもw)
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

虹の先へ

1話
何処へ行こうか、何をしようか、と、侑と歩夢の二人が放課後を無為に過ごすシーンから始まり、自分らしく夢を追いかけるその入り口に立つまでが描かれ、なんだか胸が熱くなる。この感じは間違いなくラブライブだ。

さて今作品のシリーズ構成・1話脚本は田中仁。『ゆるキャン△』『あんハピ』『ハチナイ』などでもシリーズ構成・脚本を担当していて、私的には外さない人。期待しかない。

2話
今まではみんなで一つの夢を追いかけていたとすれば、今回の話は一人ひとりが違った夢を追いかけていてもやっていける、その方が楽しいんだ!と言う新しいメッセージ。

これだけ明確に個性・個人に焦点を当てたアイドルグループものは無かったのでは?
それは今のところ毎回ある挿入歌の歌唱シーンにも現れていて、2回ともソロなのだ。

素晴らしい!これぞ田中仁脚本の真骨頂!
多様性を語り出したラブライブの進化に期待しよう!

3話
やはり今までとは切り口が違う、かなり異質なシリーズ。誰かが幸せでないなら、そんな夢は叶えないでいい!と言い切った。

明快な全国大会至上主義批判。
ラブライブに出なくていい!と言ったのは流石に今作が初めてだろう。

その代わり、スクールアイドルがいてファンがいる。それでいいのだというメッセージが告げられ、全国を目指す呪縛から解き放たれる構成が素晴らしい。

4話
ソロアイドル!
グループ名がどこにも出てこないと思っていたら、ソロなのか!ラブライブはグループもの、と思い込んでいたからこれはヤラレた。この構想だったから、シリーズ構成に田中仁を起用したのか。

今までのラブライブがチームスポーツだったとすれば、今回は個人種目。駅伝ではなくマラソンだ。
個人の力が通用するのか?と言う恐れや怯みも描かれて、その凹みをポジティブ思考で埋めていくキャラのソロ歌唱で終わらせるのもとてもいい。

5話
自分らしさ、に自分を押し込めてしまった故に、やりたい事に踏み出せなくなる。そんな思春期の心の葛藤と克服をサラリと描いて秀逸。

この内容をピュア&ナチュラルキャラのエマと、シリーズ最強の強キャラ感を纏う果林で語ったのもよく考えられていると思う。

6話
璃奈回。
自分だって出来るんだ、変われるんだと語る辺りでもう泣けてくる。
その上で「やっぱり出来ない」と立ちすくんでしまう心に共感できるなら、この回は最高だ!と同意して貰えるだろう。

そして、その立ちすくみ怯む璃奈に、愛が柔らかな声で語りかけるシーンでもう一度泣ける。

出来ないならそれでもいい、出来ることを考えよう!
即ち自己肯定!泣ける。

7話
お互いに相手を思う故に自分を蔑ろにしてしまう。助けるとはそうでは無く支え合う事、そう言う話だった。
これを彼方と遙の姉妹愛を強調するような安易な事はせず、辞めると言い出した遥を説得するような事も無く、それでも解決してしまうのは見事だ。
その分どうしてもドラマパートが長くなってしまったが、歌唱パートを短くする柔軟な構成が光った。

そう言えば、鬼頭明里(彼方)、本渡楓(遙)、楠木ともり(せつ菜)の若手人気声優が揃った豪華回でもあった。

8話
わたし的に一番印象が薄かったしずくのメイン回。
その印象の薄さはきっと計算づくで、ここまでテコ入れしたりせずに引っ張ったのは意味がある。まったくシリーズ構成の巧みな事よ!

ただ、サブライターの脚本だったせいか『自分をさらけ出す(出せない)』というテーマに、それほど迫れていなかったのは残念だった。

9話
個人回の大ラスはシリーズ最強の強キャラ果林回。
ソロアイドルとして同好会の中で一番に独り立ちする役どころとして最もふさわしいと思う。

で、その強さだけではなく、方向音痴だったり、面倒見の良さだったりのエピソードをさりげなく配して、愛されるキャラクターとしても描いているのがいい。
ライブ前、圧倒的アウェー感に怯む彼女をみんなが大丈夫だと励ますシーンが泣ける。

さあ9人の個性は揃った!
ここからどうなる?グループとしての歌唱シーンはあるのか?
いよいよ注目の終盤へ!

10話
物語の大きな流れとしては、侑と歩夢がスクールアイドルに出会う『起』、メンバー9人の個人回の『承』が終わり、同好会の方向性、目指すところが定まり、侑と歩夢の物語に再びふれる『転』であった。
メンバーと侑との関わりが深くなればなるほど、疎外感を感じてしまう歩夢の心情が見える巧みな脚本だったと思う。

さて、気になるワードが出てきた、その名も「スクールアイドル・フェスティバル」。
これはどう収めるのか?あと3話!

11話
ついに歩夢が・・・

この心情を嫉妬とか独占欲などと解釈してはいけない。
これは不安なのだ。

その心の動きを眉をひそめ、顔を伏せ、立ち止まり、部屋の明かりを消したままにして、作画が、音響が、演出が、これでもかと写し出していく。
しかもフェスの準備のドタバタコメディを挟みつつなので、余計に明暗のコントラストが際立っていた。

虹学は脚本を褒めることが多いが、今回はコンテ・演出も素晴らしかったし、作画も最高だった。侑と歩夢が並んで歩くシーンをロングで押さえたカットなどとても良かった。

さて、もう一回見よっと!

12話
今までありがとう、そして
これからもよろしく。

多分来週はフェス回だから、今回がドラマ的には最終回だと思われる。

前回、侑が離れてしまうのを恐れての行動と思わせて、実は歩夢自身も変わっていく途上にあったとは、なんと秀逸な作劇だろう。
それにしても…
1話、10話、11話、12話と、計4話、全体の1/3弱をこの二人の物語に割くとは思い切ったなと思う。
そして、二人の物語にこれほどの比重がかけられる事こそ、ニジガクのニジガクたる所以だろう。

無印、サンシャインと続いたラブライブシリーズ、3作目でマンネリを危惧したが全くの杞憂だった。むしろアイドルものの新境地を切り拓いた、新たなマイルストーンとなったのではないだろうか?

さて次回、単に全ステージを見せただけで終わりはしないだろう。
期待が高まる。

13話
フェス回。
一人一人、それぞれのステージに立つ(一部横になる人もいたがw)ニジガクならではの胸熱展開。しかしシナリオの主題はそこには無くて、幕間のメンバー間の、メンバーとファンの、互いに支え、支えられる姿を丁寧に拾っていく。

そう!
この支え合う姿こそ、虹ヶ咲の大きなテーマを表していたのではないだろうか?
その姿勢は、メンバー間に留まらず、他作ではモブであろうコッペパン同好会!に至るまできちんと出番を用意して、あまつさえ最終話で活躍させたりする程だ。

途中、雨でステージを中断せざるを得ない状況に陥ったりするが、生徒会副会長が助けてくれる。これは、支え、支えられて夢へと進んでいくんだというメッセージだったと思う。

ラスト、今まで皆を支えていた侑が音楽科転科試験を受けるシーンで終わる…
願わくば新しい夢(2期)を。

=============

総評

面白かった!
2020秋クールにおいて、私的には”アサルトリリィ”とこれが盤石のツートップだった。(甲乙付け難い)

シリーズ内での位置づけは『外伝』的な作品らしいが、例えば”とある”は”超電磁砲”の方が評価が高いように、こちらも本家を凌駕するクオリティで、しかも全く新しい価値観を提示してきたことが良かった。

1話の感想でも期待している旨を書いたが、シリーズ構成・脚本が特に良かった。
9人いるメンバーの各個人回が9話必要という中弛みしそうな制約を、当番キャラだけでなく、別キャラも絡めたり、全体の話やテーマを少しずつ開示していったりと、工夫を凝らして全く飽きさせなかった。
さらにその各話に、少しずつ変容していく自分に戸惑う(事実上のメインヒロイン扱いの)歩夢の姿を上手く散らして、終盤のヤマにつなげる伏線の張り方は見事だった。

また、この歩夢をステレオタイプな『ヤンデレ百合幼なじみ』に貶めなかったのは本当に素晴らしかった!

これで終わりにしてしまうにはあまりに惜しい!
ぜひ2期を希望する!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

63.2 15 学園で幼馴染なアニメランキング15位
終末のハーレム(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (198)
649人が棚に入れました
時は近未来――2040年の日本・東京。ある難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すため“コールドスリープ"することに。5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK(Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。MKウイルスへの抵抗力を持つ男性“ナンバーズ"は、わずか5人。その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング"することを求められる。パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。

声優・キャラクター
市川太一、白石晴香、大地葉、山根綺
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

前代未聞の中途半端さ。これが打ち切りじゃないから余計始末に負えない。

 作品について言えば、SF設定は悪くはないですけどUWが凡庸ですね。

 そして、ハーレムの名が示すように男の夢を見せるためだとしたら、シリアス設定がノイズになってしまっています。元カノに対する操の立て方が人類滅亡の危機に対して軽すぎます。

 描きたいものが、女が性交を求めて迫ってくるでも頑なに拒否する…巨大な陰謀との対比でもはやギャグですよね。真面目にストーリーをやればやるだけ笑ってしまいます。
 それが狙いなのかもしれませんが、最早元カノとの恋愛が茶番ですよね。

 これを良い作品にするためには、SF的なぜの部分と、元カノそしてあの世話になったヒロインとの関係性などの結末までのヒューマンドラマの部分解決が提示されるべきでしょう。
 性と愛情の問題をやるならやるでそこをクローズアップすればいいし。いずれにせよ、本作は結末があって初めて成り立つ物語です。これを11話で見せて中途半端に終わらせれば、SFもドラマも吹き飛んで性的なコンテンツに堕してしまいます。

ジェンダー問題とか少子高齢化問題、草食化問題、ポリコレ問題に切り込むわけでもなくエロコンテンツ…それもオカズにもならない半端なコンテンツで終わってしまいました。
 こういうアニメの作り方でどんどんコンテンツを殺して行けば、コミックもアニメも終わってしまいます。

 特にこの22年冬アニメはひどかったですね。「進撃の巨人」が結末を迎えるのが救いなくらいでしょうか。異世界はすべて半端、SFは質が悪い。特に本作は延期までして放映してこれで終わりですか?前代未聞の中途半端さですね。延期後ということは、初めからこれが打ち切りじゃなく計画通りということですよね。余計始末に負えないです。
 人気があれば2期という作りではないですよね。原作の中途半端でぶった切って、「どう続き見る?ならなんか買って」でしょうか。

 日本は、映画、ドラマ、小説に続いてアニメまで死にかけています…ここで踏ん張ってほしいなあ。

 評価はオール2です。オール1はなんか違う気がしますので…でも正直ドクロマークですね。



以下、規制について

 規制の方向性の勘違いですよね。BLOに行った苦情は、やはり「女は子供を産む機械ではない」ということでした。1話を見たときのレビューで書きましたが問題になるのはこっちのほうだろうな、と思っていました。

 つまり、のり弁当にする前に、何が引っかかるかを制作者側が理解できていないということですね。何も勉強していないということです。頭を使っていないということです。

 裸体や性行為もやりすぎは良くないですが、18歳以下には本物は見せないという社会規範を押し通すなら、私はマンガ、アニメ等のマイルドなコンテンツで見せればいいと思います。中学生高校生には性を考える話としてしっかり見てもらいたいですね。別にオカズにしたっていいでしょう。それが思春期ですから。

 規制がかえって性行為を汚いものに貶めている気がします。性行為に貴賤はありません。単に男女の身体の作りと本能の問題です。価値を歪めてどうするんでしょう?そこに愛情や精神性を付け加えるかは個人の価値観の問題です。

 本作の原作者の意図はわかりませんが、本作を見て何を考えなければならないか。それは「女性の権利」と「社会制度の存続」です。女性全員が「生まない権利」を行使すれば社会は滅亡します。そして、少子化が進んでいる日本で、所得格差と国際分業、年金問題、年功序列、家族の少人数化、そして権利問題と社会の存続。個人の尊厳と公共の福祉のバランス。それを解決するための社会政策。ジェンダー問題、働く機会、家庭内順列…一方で生物としての男女を無視していいか。などを考えるきっかけになると思います。

 ハーレム状態でよりどりみどりは男の夢ではありますがこれはエンターテイメントしてのストーリーのフレームです。そこに目くじらを立てても仕方がありません。むしろ洗脳的に思想を押し付けてくるアニメの方がヤバイです。

 その意味では、このクレームに対する真摯な解答が今後のアニメを始めとした映像産業の在り方を決めて行くことになるはずです。ここを安易に考えて「のり弁当」にした、制作陣というより裏のスーツ組でしょうね。つまりお金を儲けるだけの人たちの判断が本当に腹立たしいです。

 どこに着地すべきかという持論は、本サイトの主旨ではないのでいいませんが、裸体=隠す、セックス=悪、妊娠=女性の機会を奪う…で本当にいいのかでしょう。

 そして、もう1つのテーマとしてウイルスによる人類滅亡になった場合のディストピアものとしての側面があります。ウイルスと恋愛が絡み合うような謎解きの雰囲気もいいですし…表現の問題であまり設定の面白さを過小評価されるのは残念です。まあ、まだ2話までしかみてませんが…

 うーん。本作をめぐる議論や意見…なんかアニメの将来もそうですけど、日本の未来を考えると憂鬱になりますね。



以下 2話まで

2話です。いや、のり弁当じゃないんだから…あの黒塗りのセンスってなんなんでしょうか。

{netabare}  以前、37.2℃(邦題ベティブルー)というフランス映画で無修正の場面をカットして日本で上映したとき、監督が自分の映画をポルノに貶められたと怒ったそうです。
 表現として黒塗りを使うということは、その作品がポルノだと言っているようなものです。本当に日本の性表現の規制はこれでいいんでしょうか?子供に配慮する線引きはいると思いますが、それにしてもこの品のない画面を見るとげんなりしてしまいます。修正というのはかえって下品な行為だと思います。

 少し遅れて無修正を出せるならそれでいいじゃないですか。そもそも大してエロいわけじゃないアニメ絵ですよね?別に子供ったって子作りを保険体育で習った以降の子供だったらむしろ見せればいいと思うんですけど…

 まあ、話は面白そうですがちょっと視聴する自信が無くなってきました。無修正を待てばいいんでしょうけど、放映後に何日か待って無修正って…本当に意味がなくてげんなりします。

 ストーリーとしては興味があるのであとでまとめて見て考察するかもしれません。 {/netabare}


以前 第1話見たときに描いたレビューです。延期の原因を考察していますが…想像以上にくだらない原因で虚しくなります。

{netabare} SF好きなら「復活の日」を連想するでしょうね。古典なのでいまさらネタバレでもないですが、人類で生き残った女性、確か7人か8人と男たちが順番にセックスするとか子供を作らせるとか、そういう描写がありました。

 本作については、これのオマージュ…か偶然の一致かしりませんが、SFとしては古典的でなおかつ繰り返し描かれたテーマなので面白いと思います。アニメだとジーンシャフトがありました。男の数は違いますけど。

 本作の内容については、いや好きな人がどうこう言う前に取り敢えずがんばれよ、と言いたいこところです。が、かたくなに操?を立てるということはこの好きな娘が主要なテーマ、謎になるのでしょう。
 恋愛部分はNTRなら最高です。寸止めでもがき苦しんで最後はあの娘とというカタルシス?SFとしては、告白した子は研究者仲間なので病原菌がらみ?というか犯人?(主人公の病気を治そうとして…とか?だから主人公の病気だと死なない…みたいな)または出産の現実に肉薄できればテーマ的にはいいでしょう。
 いろいろ妄想できるので、1話は掴みは十分で面白いスタートだったと思います。
 
 で、本作の外野の問題です。私は原作読んでいません。

 エンターテイメントとして女性の裸体や性行為のシーンがありますが「回復術士」がOKなら本来そう問題にはならないでしょう。裸体や性行為の規制なら謎の光で済む話ですし。それが不思議です。
 放送スケジュールの延期の経済的損失というのは業界人ではないのでわかりませんが、「蜘蛛ですが」の最終回の時に1話だけでも相当金もかかるし、作品の生死にかかわるほどの大問題だ、と聞いたことがあります。
 ですので裸体、性描写でここまでの延期になるというのは不自然です。

 と、考えてみると、中止でなく延期であれば、コロナ禍ということがまずあるでしょう。病原菌で男性だけとはいえ絶滅するというのがヤバそうですね。22年なら落ち着いているだろうという判断でしょうか。(コロナに関しては、まさかこれだけの不健全コンテンツは中国では放送できないでしょうから、中国は関係ないと思いますが…)

 そしてもう1つ。復活の日でもありましたが、女性=子供を作る機械的な表現ですね。本作のSF的主旨から言えば人類の存亡をかけた生存戦略だし、否定的な女性がいても物語は成立するので全然有りだと思います。が、今の「人権思想」から言ってどちらかと言えばこれがヤバイ気がします。
 延期の期間から言って、ストーリーを変える…でないとこの期間は不自然です。その場合、脚本の書き換えと作成した場所までの修正、改変の嵐で、作品の原型を留めなくなる気がします。ポリコレを恐れた弱腰メディアの「自主規制」にまた作品が殺されるのでしょうか。
 
 本当の原因を知らないし、あまり調べてもいませんが、コロナならいいですけど、くだらない自主規制なら1話が面白かっただけに大変残念です。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

えんばんがほんばん

タイトル“おっ○いがいっぱい”と迷ったがさすがに自粛。みんなのうた出身の立派な童謡なんですけどね。給食の時間にうっかりこの曲が流れるとやや気まずい空気が流れた小学校高学年。


珍しく原作一部既読。たしかブックオフで立ち読みしたような…
それはさておき本編。男性だけを殺しちゃうウィルスのパンデミックで野郎がほぼ死滅した世界のお話。貨幣も物品も数が少なきゃ価値は爆上がりするものでまさにハーレムが約束されとります。
そもそも2021秋に第1話放送してすぐ『表現上の修正が必要』との理由で翌クールに延期。種の保存がかかる作品内容を鑑みてお察しくださいませ。

かくして修正の入った地上波は清々しいまで黒塗りでした。
AT-Xで配信してるやつは地上波より剝がれているらしいです。
さらに最終形態。もちろん円盤ではクロスアウツするはずです。

 {netabare}円盤が本番!{/netabare}

エロをビジュアルで感じ取る健康な男子にとっては海苔弁当もさることながら、高品質と言えない作画も相まって容易に脱落可能です。
厨二男子が羨みそうな設定も健全な大人にとってはきついものがありましょう。
ダメ押しで全11話終わってみても中途半端な区切り方してたりと消化不良。これまた続きは円盤で!ということなのかもしれません。


…と通り一辺倒な感想に落ち着くなぁと思ってたところなんやかんやがひっかかって完走しちゃいました。不徳の致す限りでございます。


■ひっかかった理由其の一:見つかったら大変?

これフェミさんらが発狂しそうな内容じゃね?とポリコレ暴風に晒されないか気が気でありません。
{netabare}今の時代によくこんなん作れるな…とは良い意味で。
表現の自由について小難しく言う気はありませんが、あのKEY系の名作群も元はエロゲじゃないですか。そんなエロゲの頂上からふもとを見れば死屍累々だったりしたとしてもそれまでに斃れたゴミとの誹りを受けただろう作品の上に『クラ○ド』は立ってると思うのですよ。{/netabare}
内容はともかく某ポリコレ先進国アメリカでは制作不可能なものをこうして世に出すことのできる日本アニメの土壌の豊かさに敬意を抱いた私です。来たるべき名作の肥やしとならん。


■ひっかかった理由其の二:ユートピア?

{netabare}いや、ディストピアでしょう。マンキラーかメイルキラーだったかMKウィルスが例えば「南極の氷が溶けて…」な天然由来なものではなく人為的かも!?との序盤の提起も引っ張り要素になったかしら。
リアルパンデミックに於いても人為的なものが研究所から流出した説を否定できる材料は揃ってません。前述フェミさんが私の脳裏にセットされてしまった以上とりわけ過激な“反出生主義”すなわち「男ども産まれんな」を想像するに難くありません。作品でそこまでは描かれてませんでしたがこれってドイツ第三帝国あたりの“優生思想”と大差ないんですよ。そうなるとただの鼻の下伸ばすだけのアニメとは違った装いになります。
そんな優生思想風味が見え隠れしてる現下のヨーロッパでの紛争(2022年3月現在)だったり、機能不全を起こしているUnited Natioin(UN)とこれから機能不全起こしそうな作中のUnited Woman(UW)が被って見えたり、とシャレになっとらん世界情勢にシンクロしてるのです。{/netabare}
内容はともかくそれっぽい深読み(または妄想)が可能でめっちゃタイムリーと思えた品でありました。


結局のところ、通り一辺倒な感想には落ち着きませんでした。道半ばのため現時点で浅いか深いかの判別はできません。続きが気になるところですが続編あっても地上波ではやらんのでしょう。そしてそこまでして追わんでもいいかなというくらいの評価です。



※ネタバレ所感

■最終話で物語が動く
{netabare}男性滅亡計画的なのを画策してる一部勢力がいるとかいないとか。
これ「童貞♂の厨二的欲望の発露」よりか「過激フェミ勢の理想世界」とまるで真逆な全体像が見え隠れします。どうみても性の搾取とは言い難く、むしろ女尊男卑の恐ろしあな世界に帰結しそう。{/netabare}

{netabare}海苔をもうちょい抑制したりビジュアルもっと良くするなどして主だった男性視聴者に訴え…っていうか方法はなんでもいいから「けしからんけど羨ましい」「○○ちゃん可愛い」くらい軽く鼻の下を伸ばせる仕掛けがなされてたなら、落差(といってもTV放送現在時点ではあくまで予想)に心地よく身を委ねることができたような気がします。なんか惜しい。{/netabare}


■動揺する童謡
「おっぱ○がいっぱい」流れてる時の担任は眉毛ひとつ動かしてませんでしたね。当時も帰宅して父母に報告するガキはいたでしょうが親も意に介しませんでした。学校にクレームなんてもってのほかです。
いくら制約は増えてきているといってもまだ日本は緩いほうでご活動されてるそっち系の方には不満おありなんでしょうが、性自認が女性との理由で野郎が女子トイレ入れちゃったりする社会まで行きついちゃうのは違う気がします。



※追記

…みたいな駄文書いてUPしようと思ったら、テキサスで『ゴブリンスレイヤー』が問題になっているとのこれまたタイムリーなニュースを発見。
さすがに学校に置いちゃだめですよ(笑)
ただしそれは司書さんのチェック漏れという運用上の問題。問題提起されてる議員さんは業者追い込みかけてくと息巻いており、この追い込み先が流通なのか制作なのかでも意味合い変わりますけど果たしてどうなるのでしょうか。

今しばらく表現の自由は謳歌していたいものです。



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.03.22 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

こういう系のアニメもういいよ。

{netabare}
エロ釣りアニメ。内容はもちろんつまらない。
こういう系のエロアニメって誰に需要があるんだろう。正直このアニメ基本的にエロアニメみたいな設定でヒロインのキャラも全員薄っぺらくて、これなら一般アニメのこれじゃなくて普通のエロアニメでいいわってなる。
キャラがペラペラなら一般アニメでやる意味あるのかって思う。
キャラの掘り下げをできるのが一般アニメの強みだから。

あと、これ系のエロアニメってなんでビッチキャラしかいないんだろうな。やっぱり清楚系よりもビッチの方が人気ジャンルなのかな。ビッチ好きじゃないから全然興奮しない。

まあ一応話についてだけど、序盤の方はミステリー感があってもしかしたらいいのでは?と思ったけど、主人公側の話はずっとグダグダしたまま大して進まず、どうでもいい白髪の話が挟まったりでテンポが悪かった。で引っ張った割にはオチも普通って感じだし、見せ方も悪いしで無難と言う感想しかない。
フェミニスト的な人が男性を消した世界なんだろうけど、なんというか、黒幕は馬鹿なのかな? 
白髪の話はもっとつまらない。白髪がイキってヤりまくるっていうだけの内容。先生との話でいい話感だしても本性がクズだからいい話だなぁとはならないし、復讐系なろう以下の何かを延々と見せられてるだけだった。
ヤりまくるだけで最後に主人公と合流すること以外はストーリーもくそもないしほんとにつまらなかった。

それと、OPは曲はいいんだが、歌詞が寒すぎる。まともな曲調でああいうふざけた歌詞をつけるなよって思う。異種族レビュワーズOPみたいな曲ならそういうのも面白いと思うんだが。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
エロ枠ってつまらないんだよな。おっコロナか?
感染対策大丈夫か?w これけど5人なら数年後には人口2桁
3桁になってどのみち詰みそうw 
これ周防=絵理沙ってことでいいんだよね。こ
んなの間違ってるってなんだよw けど世界滅ぶじゃん。
設定が面白かった。

2話 ☆5
OP曲はいいんだが歌詞が寒いんだよ。まともな曲調だから尚更。
もうこういうのいいって。やるなや。なぜ熊w
同一人物じゃないの?記憶喪失? せやな、復活させないと詰む。
他の生きてる人のことはまだ公表してないの。
これどっかの男が女とやりまくるためにウイルス撒いたのか?w

3話 ☆5
ピー音w 真っ黒すぎんか。ほんとエロ要素、今期のエロ枠最下位だな。
この流れで先生とやるのはなんかなぁ。
いい話が台無し。競争なのかw 既に女神寮並みに飽きてきている。

4話 ☆4
主人公出せや。何でこんな世の中にアニメあるねんw もうあきた。
いやそれ何であかしてなかったんだよw 

5話 ☆6
クソアニメの時間。オタク特有の早口。
エロアニメってビッチしかいないのが嫌い。ばばあともやるの?w
エロアニメなのに男だけやる気がないって言う中途半端さw
お前は知りすぎた? 何の写真だよ
 
6話 ☆7
消されたのか。直接的すぎるw
これ実はヒロイン全員的だったら面白い。百合しろよもっと。
要するにアメリカの陰謀?
なんか物騒になってきたな。銃まで出てきたw
製造場所に辿り着いた人が消されてる?
こういうの好きだわ。

7話 ☆2
前回主人公側の話が面白かったのに。3P
今回ヤってばっかで何も面白くねえ。
他人とやりまくってたくせに。いじめっ子?

8話 ☆1
は? OPほんと寒いわ。聞くたびに共感性羞恥がすごい。
は?? 急にイキリ出すなや。クソアニメ
こいつ別に何もしてないやろ。
むしろいじめ止めようとしての行動じゃないのかあれ?
この白髪の魅力が10/100から0になった。そのバケツなんだよw 
笑いたいのはこっちだよ。草、ギャグアニメかな?
何で普通の水着にモザイクかかってんのw
普通に水着に入らずとも水中にもぐれたやろ。
こういうペット扱いするプレイは嫌いじゃないよ
ヤりたくなったの? 回復術師?w

9話 ☆3
さっむ 製造簡単にばれてて草。やっと合流するのねこいつら。

10話 ☆4
今からこいつを善人ムーブさせても印象変わらんぞ。
金髪含め気持ち悪い思考のキャラしかいないな。
なんで打ち上げられた後の人工衛星が地上に戻ってきてるんだよw
年数経過した?

11話 ☆4
他人とやりまくってたくせに。なんだこいつらw
フェミニストが支配した世界? 金髪男だけ影薄いよな。

曲評価(好み)
OP「JUST DO IT」☆2
ED「ENDiNG MiRAGE」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

84.5 16 学園で幼馴染なアニメランキング16位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6606)
28772人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

はーれむあにめ総論 ①

最近ハーレムアニメ沢山見たんで、色々と書きたくなった。

とりあえずは、ハーレムものなんて作画(というかキャラデザ)
と声優≒出て来る女がツボるかどうかで7~8割位の評価が決まり、
あとはおまけみたいなもの。

というのが、自分も含めた大多数のアニメ視聴者の見解だと思う
訳だが、あえてその「おまけ」にも踏み込み、主観でたらたらと話
をしていこうと思う。

「はーれむあにめ」と平仮名なのは、所詮「にわかハーレムアニメ
視聴者」なので、語れる程の視聴経験も知識もねーよ?という事で、
「総論」とやや仰々しいのは、それでも気合入れて書くんだからね!
という決意の表れ。


「ハーレムもの」と「ハーレム要素のある作品」との厳密な区別は
付け難く、後者であればそうじゃない作品の方が少ない位。

大抵の人気作品にはハーレム要素が(も)ある訳で、それ等全てを
ハーレムものとカテゴライズするには無理がある。故に、ハーレム
ものとは、ハーレム>>他要素な、主にハーレムしか見どころが無
い作品 になると思うのだが、


http://anime.biglobe.ne.jp/userranking/title/39796/
飽きてきたなぁ~と思うアニメのジャンル  5988票

1位 ハーレムもの 691票

2位 妹系アニメ 516票

3位 声優が豪華で絵は綺麗だけど中身がスカスカなアニメ  385票


基本的に1位~3位までは重複し、スカスカなだけに各作品ごとに
レビューを書くのがキツイ、って事でそんなものの感想はまとめて
しまおうという話でもある。

そんな訳で、まずはIS含め最近見た作品の評価を。(途中でギブ
アップした作品は除外。書けそうなやつは後で別でレビュー書く)

IS(インフィニット・ストラトス)の評価 {netabare}

◆IS(インフィニット・ストラトス) ★★★★★
比較して初めて分かる異様な完成度。結構ハーレムアニメを見た後
で、どの程度だったかなーと思って昔一度見たこの作品を見てみた
訳だが、なんというか圧倒的、格が違う。

ハーレムものというジャンルの中では、唯一無二の偉大な作品。
「そんな使い古された技法で来んのかよ!」な、他の作品でやった
ら寒いだけのシーンが、この作品だと化ける化ける。


Q.ハーレムアニメってどんなやつですか?
A.「インフィニット・ストラトス」みたいな作品です。

Q.インフィニット・ストラトスはよくあるハーレムものですか?
A.いいえ、別格です。

Q.ISの内容をパクったら売れるハーレムアニメが作れますか?
A.まず無理、手本にしては駄目だと思う。


ISは例えるなら左ジャブ「だけ」で世界チャンピオン。並のボクサー
の右ストレート以上に破壊力がある左ジャブを打って、打って、打って、
打って、打って、打って、打ってそして頂点を極めた。

普通のハーレム作品はもっと色々と考えて狙って来る。つまり基本
をある程度は外して意表を突いて来る、外すのを覚悟で大振りの右
ストレートを打つ、そうじゃないと勝負にならないから。


IS以外にも「テンプレだらけ」と言われてる作品は、人気作品だと
結構多いけど、それでも作品ごとに「クセ」のようなものがある訳
で、ある程度はテンプレから外れた作品独特の個性(人によって
好評、不評が分かれる類のシーン、行動、台詞)が含まれ、

それが作品に命を与えて、話題の作品、シーンや名言となったり、
逆に「外すと非常に痛いものになる」という事もある訳(≒右スト
レート)だが、ISはそういう勝負をしていない。

テンプレに萌え要素を大量に突っ込んだだけの薄っぺらなキャラに
声優が命を与えている、だけ。全てはテンプレの範囲内、予定調和
の範囲内で展開なので、外しても痛くない、空気。安全圏から無難
に、そして確実にダメージを与え続ける。


一度上がったヒロインの好感度は下がらない、お約束も破らない、
恋愛絡みで険悪になりそうにもない抜群の安定感、安心感、一切
萌えを妨害しない超親切設計。

この作品の何が凄いって「何も凄くないのが逆に凄い」。作品から
作画と声優、つまり萌えシーンを引いたら本当に何も残らない。

・セシリア・オルコット ★★★★★
この作品揉めてデレるパターンが多いけどその一番槍、超ド安い。
その安さと雑魚っぽさ、あとはバカっぽさが非常に良い。

・シャルロット・デュノア ★★★★★+α
作品の中核、ISの主砲。威力高過ぎてガードの上からでも致命傷、
ダウンどころか一発KOすら持っていくという、イミフなまでに破壊
的な拳を持つアニメ界屈指のハードパンチャー。

「ブヒ」や「萌え豚」という言葉が急速に広まった原因とされて
いるが、コイツは反則。花澤の魔物具合がよく分かる。

何をするかが重要なんじゃない、誰(どのキャラ)がやるか?誰
が台詞を喋るのか?が重要なのだと、つくづく思う。

ラッキースケベを含めたお約束も、見飽きたはずの入浴シーンも
こいつが絡むと空間が歪む。極めつけは、

{netabare} 「一夏のえっち」「一夏が食べさせて」{/netabare}

こんな、どう考えても、どう考えても名言になり得ない凡庸台詞
が・・、、、もうわけがわからないよ

・ラウラと箒 ★★★☆☆
上の二人、というか主にシャルロットのせいで存在が霞んでいる
けど、他の作品に出したら十分一線級な気がする。

{/netabare}

他、最近見た15作品+過去に見た7作品の評価 {netabare}

◆カンピオーネ ★★★★★
話は劣化Fate。ハーレムものの中ではかなり面白い方だと思う。

・エリカ ★★☆☆☆
金髪、貴族、お嬢様にハズレ無し。とはいえ、その中じゃ並。

・リリアナ ★★★★★
俺レビューじゃ女性キャラに対して「可愛い」って単語ほぼ使わ
ないけど、リリアナは可愛い。こいつがメインヒロインだったら
多分相当売れたんじゃないかな。と

検索 カンピオーネ!9話リリアナ集 前編

検索 カンピオーネ!10話リリアナ集

(両方ネタバレ↑、念の為。)

前半とのギャップがあってこそな気もするんで、上の動画だけを
見ても大したこと無いかもしれない。


◆いちばんうしろの大魔王 ★★★★★
どういう訳か何度も見ている作品。戦う司書(こっちはハーレム
物じゃないけど)と同様、なんというか作品全体の雰囲気が好き。

コメディ的な要素なら、ハーレム系の中でトップクラスだと思う。
ほのぼのと安定して笑える。

・コロネ ★★★☆☆
ぶっ飛び気味の性格と、悠木碧の声芸、笑えるシーンが多い。

検索 今週のころねが可愛いすぎる件

(注:ネタバレ)

↑作品自体が割とマイナーなのに再生数が多め。無料1話の再生
数の60%を超えてる。

・けーな ★★☆☆☆
台詞も行動もカオス。どのキャラがメインヒロインなのか判断し
にくい作品だが、Wiki見るとこいつっぽい。


◆こいこい7 ★★★☆☆
このサイトでの点数が47点。40点台に相応しいぶっちぎりのクソ
アニメだけど、一般的なハーレムアニメとは別方向を向いてる。

別でレビュー書くつもりだけど、作品の趣向を理解出来る人間は
限られる。ニャル子とかこれはゾンビとは似て非なる質。

説明するの面倒なんで、

検索 カオスすぎるアニメ見つけた1 ニコニコ

1話だけで多分お腹一杯に。そして1話限定なら★5でも足りない。

腹筋的に、テニプリの全国大会篇 Semifinal「青学のお荷物」を
超える代物に出会う事は生涯無いと思っていたのに、、に、、。

2話以降は当たりバズレが・・というか殆どハズレなのでお察しで。


あとは↑のニコのリンクから発見した2作

検索 どっちもメイド

検索 内気はずかしゆう君ちゃん

どっちも笑いのレベル高い(詳しくはみなみけに書いたレビュー
を読んで貰えればhttp://www.anikore.jp/review/109172/)んで、
見る人間は激しく選ぶ。対応できる自信があるなら、腹筋注意。


◆はぐれ勇者の鬼畜美学 ★★☆☆☆
主人公は2話の一部以外はそんなに鬼畜じゃない。特に書くことは
無いです。

・七瀬 遥 ★★★★☆
井上麻里奈は無駄に怒らせておけ、男役やデレ役とかにするには
勿体無い。と、この作品を見て思った。


◆アクセルワールド ★☆☆☆☆
主人公が非常に見苦しい。とはいえ、ここまで清々しく酷いと逆に
見れるもので2クール分完走。主人公と戦闘さえ良ければ高評価が
出来たかも。

「まずは、ダイエットしよう」っつー発想にならねーのがスゲェ。


◆神のみぞ知るセカイ ★★★☆☆
ハーレムものとカテゴライズするには微妙かも。古い作品だと、
シティーハンターみたいな。(女助けて惚れられて、それっきり)
総合得点高い人気作っぽいんで、多分後で別でレビュー書く。

・汐宮 栞 ★★☆☆☆
花澤はやり口が卑怯だと思うんだ。作画や設定とは無関係の力技


◆ヨスガノソラ ★☆☆☆☆
エロいエロいと評判だから見てみたが、一応エロかった。あとは
俺が書くような事は何もない。


◆百花繚乱 サムライガールズ ★★★☆☆
時代考証は銀魂並に滅茶苦茶。武将が女性化した作品の中でも
かなり異色な部類。


◆にゃんこい! ★★★★☆
主人公が上条君っぽい。後半にそれをネタにしたアイキャッチが。
ヒロイン共はどうでも良いけど、ネコ達が可愛い。


◆けんぷファー ★★☆☆☆
しずかちゃん声の圧倒的な存在感。1話だけは是非見て欲しい、
作品全体の中で1話のOP直後が多分一番面白い、ミスマッチ感が
すげぇ笑える。

あとはキャラが好みじゃないと見れたもんじゃないと思う。
主人公が男になったり女になったりするんで、百合要素もある。


◆異世界の聖機師物語 ★★★★☆
ハーレム物というより、普通に面白い。ハーレム臭が強くても
面白い作品は面白いもんだなーと思わせてくれる良作。13話だけ
ど時間的には2クール分ある。


◆まよチキ! ★★★★☆
1話の初っ端でギブアップしそうになったが、結構面白かったので
切らなくて良かった。

・涼月 奏 ★★★★☆
カオスの権化。非常に愉快な性格。何度か腹筋を持っていかれた。


◆僕は友達が少ない ★★★☆☆
ハルヒのぐだぐだな回を延々とやってるような内容。ツンデレと
ロリのダブル使用で、売る気満々。作画と声優が実に良い。

(作画:ブリキ 『このライトノベルがすごい!2012』でイラスト
レーター部門第1位らしいが、目と口元が非常にエロい)

この作品のようにタイトルに「僕」や「俺」が入るのは、流行り
なんだろうけど、その系統は何作品か途中でギブアップしてる。

・三日月夜空 ★★☆☆☆
痛い性格、行動、キモい台詞、外道を美少女に押し付けるという
のが非常にあざとい訳だが、井上麻里奈がよく仕事をした。

・肉 ★★★☆☆
全てが狙い過ぎで、夜空以上にあざとい存在。


◆ハイスクールD×D ★☆☆☆☆
えーと、・・。なんか生理的に合わなかった。それでも一応全部
見たんで、1話でスパスパ切った作品よりはマシって事で。作画は
好きなんだけど、何かが合わない。


---昔見た作品の一部---

◆釘宮作品全般 評価放棄
病人に評価はできません。


◆織田信奈の野望 ★★★★★
別でレビュー書いたけど、ハーレム作品を沢山見るきっかけにな
ったのがこの作品。この作品から、過去に見た武将が女化している
作品を漁る⇒ハーレムタグからそれ以外も、という流れだった。

この作品に関してはロリキャラばかりが人気で、信奈がニコじゃ
モブ奈とか言われてて、どんだけロリコン多いんだよwとか思った
訳だけど、2期が出るとしたらきっとそういう連中のお陰なので、
もっと頑張って頂きたい。

ふざける場面と真面目にやる場面のバランスが非常に良い。そして
チートは適度に使うべき、という手本。この手の作品はこの作品を
参考にするべき。

あとは好みの問題だろうけど、学校に次々無茶な設定突っ込まれる
よりは、最初からこういう亜空間な方が違和感無く、気持ちが冷め
ずに視聴できる。= 学校はもう良いから戦国三国系増えてくれ

・織田信奈 ★★★★★
ロリキャラばかり人気でまとめ動画すら無い。どういう事なの


◆化物語系(偽、猫) ★★★★☆
シャフトの萌えシーンの魅せ方が上手い、エロい。あざとさと
くどさが苦にならない。ロリとか妹とか余計な要素さえ無ければ
何度も見たくなるような作品なのに、、。

検索 偽物語 歯磨きプレイ総まとめ
(注:ネタバレ)

総再生数65万、圧倒的なド変態シーン、完全に公式が病気。エロ
スとは肌を見せる事にあらず。ひたぎの磨けよクソ

・戦場ヶ原ひたぎ ★★★☆☆
どこぞの幽霊の夕子さんのせいで、所詮は劣化品みたいな気分に。
鉛筆とかカッターとか、やめてください本当に

・撫子 ★★★☆☆
シャフトと花澤のせいで、ロリが嫌いなんじゃなくてロリのスト
ライクゾーンが酷く狭いだけの気がしてきた

検索 撫コン

やっぱりレベル高ぇのかと納得だが、主に花澤のせいな気がする。


◆D.C.(ダ・カーポ) ★☆☆☆☆
たしかIIIまで全部見たはず。・・何も書くことはねーです。


◆おまもりひまり★☆☆☆☆
見る気の失せる典型。これも全部見てるはずだけど、何も書(ry


◆バカテス ★★★★☆
ハーレムものなのか謎。お約束ネタばかりだった気がするから、
一応はそうなのかも・・。

・島田美波 ★★★★☆
なんかツボった記憶がある。


◆SAO ★★★★☆
これも謎だけど、ハーレムタグで2位。有名どころで「とある~」
とかハルヒなんかもハーレムもの扱いされてる事多いし、挙げだし
たらキリ無いからもうやめる。

---

{/netabare}


◆ハーレムものの好み

ストーリー:上に挙げたやつだと、カンピオーネ、異世界、信奈、
SAOあたりが好み、ストーリーがメインで成り行きでハーレム的な。
特殊能力無しで、学校が舞台のラブコメがメインの場合は話が余程
面白くないとキツい。

バトル:無いよりはあった方が良い。バトルの水準が一定以上だと
それはもうハーレムものとは言えない気がする。

コメディ:基本的に笑えないとキツい。途中で切る理由として一番
多かったのが笑えそうに無い事だった思う。ISクラスだと別(てか、
ISはお約束シーンがレベル高過ぎて何度も笑いが噴き出たけど)

主人公:立場的にヒロインを守る側、対等、守られる側の3種類が
あると思うが、守られるタイプの主人公はキモい事が多くて辛い。


妹・姉:テンプレだけど、出来れば出ない方が良い
幼馴染:ろくな幼馴染が存在しない、イランと思う
男の娘:ブームごと死滅すれば良いのに
お嬢様:基本的に好きだけど、ハーレムもののは微妙
メイド:なんでもかんでもメイド姿させんじゃねーよ
ロリ:流石に慣れてきた、あまり抵抗が無い
ツンデレ:もっと増えれば良い、いくらいても良い
巨乳貧乳:割とどうでも良い
花澤:チート性能


さて・・、かなりの長さになったけど、書こうと思っていた事は
まだ殆ど書いていないので、ISのOVA版の方に書く事にする。

気付けばレビューがストーリーの薄いハーレム作品の流れみたい
になってた。最初に壮大な話が始まる感じから、ヒロインが次々と
出て来る。少し触れたら次のヒロイン、そしてまた次の~(ry

手広く浅く、話の本筋は大して進まない。最後で一応まとめて、
場合によっては2期。

はたして2期の視聴者がいるのか、それ以前にここまで読む人が
いるかどうかすら怪しい訳だが、それでも書く、2期は決定事項。
むしろ、こんなレビューは1期じゃなくて導入部。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

無理のあるハーレムアニメ

少しだけ2期も絡めた感想になってます。

【短い感想】
魅力的なヒロインたちが主人公と設定によって、そして製作者に理不尽に動かされることによって終わってしまったアニメだと思います。
それでも1期はまだ幾分マシだと思います。
ヒロインたちが登場した当初なら、まだどうなっていくか未来が無限にあったためです。
そのため、このヒロイン可愛いなぁ、少しずつ変わってきたじゃんみたいな感じで、魅力を感じることは結構ありました。
2期に関してはある程度予想していましたが、みなさんの感想を見ていると全く進展がないみたいですね。
まぁそりゃ進みませんし、同じことの繰り返ししかできないので、そう感じてしまいますよ。
理由はいくつか考えていることがあるので後半に書きます。

とにかく最初に述べたことが全てです。
ヒロインたちはすごく魅力的です。
しかし、それを生かしきれてないし、それどころか台無しにしていると思います。
私としては、主人公を排除して、ストライクウィッチーズのように女子だけで展開して欲しかった、そんな考えさえ持ってしまうほどの作品でした。


【長い感想】
○ハーレムアニメについて
{netabare}まず、大前提について。
ハーレムアニメは恋愛がほとんど進展しないものですよね。
それは、ヒロインが選ばれてしまった時点でハーレムじゃなくなる、あるいは物語が終わってしまうからです。
だからハーレムアニメが目指すべき形は、恋愛を進展させるのではなく、視聴者に恋愛の進展について気にさせない、あるいはその他の要素(戦闘など)を進展させるということです。
ISは何も進展しないということを気にさせた時点で…まぁ、ある程度察してください。

ハーレムアニメに関しては、恋愛が進展しない理由がある程度定められています。
ハーレムアニメ、主人公の代表的な例で言えば、トラブルの結城リト、ニセコイの一条楽(冬クールより)、禁書目録の上条当麻あたりですかね。
トラブルとニセコイに関しては、主人公が好きな女の子が確定している、その上で全員に優しくしてしまうが故のハーレムです。
ヒロインに告白出来ない、その間に新しい女の子が増えてしまう、そうやってハーレムが成立しています。
禁書目録は恋愛要素は二の次という感じで、戦闘が主、訪れた先々で女の子が増えるも、別に毎回共に行動するわけじゃないからある程度までしか進展しない、こうやってハーレムが成立しています。
まぁ禁書はハーレムというよりは知り合いが多いってだけな感じでもあるので、参考程度に挙げさせてもらいました。

じゃあISは?
正直戦闘はよく分からない、言ってしまえばオマケ程度、主人公がヒロインだれか好きというわけでもなければヒロインたちのアタックに対して特に反応を示さない(エロアタックは別)、という感じです。
いわゆる鈍感系主人公と言われているみたいですが、織斑一夏は鈍感どころか、最早人間かどうか疑うレベルに見えます。
まぁ一夏が行動しているというよりは、操られているだけにしか見えないですけどね。
恋愛を進ませないためにひたすら鈍感な行動をとらされる、製作者にそういう風にさせられた悲劇の主人公と言えるのでは。
ハーレム作品としてしっかり設定しなかったから、展開に無理があります。
そのため、主人公に無茶苦茶な行動を取らせ、ヒロインたちも無茶苦茶な主人公を好きでい続けなければいけないという無茶苦茶アニメ、それがISだと私は思っています。{/netabare}


○ヒロインについて
{netabare}ヒロイン全員魅力あるんですよ。
一夏が好きなこと以外は。
一夏が無理やり鈍感な行動をとらされているという印象だとしたら、ヒロインたちは無理やり一夏にアタックさせられ続けている印象です。
なんで好きなの?なんで嫌いにならないの?
まぁ一夏が嫌いになった時点で出番終了、ヒロイン終了になってしまうため、結局は無理やり繋いでるだけに見えます。

それからこのアニメ、ヒロインが自分を省みたり、ヒロイン視点になって考えさせる描写がほとんどありません。
それ故にヒロインに感情移入もしにくい、だからヒロインの可愛さゴリ押しアニメとかいう印象になってしまいます。
逆にあれだけエロシーンにまみれているトラブルでは、ヒロインが考えるシーンって結構あるんですよ。
特に古手川や金色の闇が色々思い悩んでいるシーンが多く、表面の可愛さだけではなく、内面の可愛さを垣間見ることの出来る作品です。
逆にメインヒロインのララは何も考えないキャラだから考えるシーンを設けられず、結果空気っぽくなっている、トラブルメーカーという役割になってしまったのかなーと私は思います。{/netabare}


○少しだけ2期見て気になったこと
{netabare}・更識楯無
IS2を視聴断念させる決定打を打った人です。
まぁ視聴断念した後もたまに覗いたりしてましたが、その度に酷いと思ってしまうのはさすがISという感じでしょうか。
完璧超人の生徒会長、それゆえに一夏に無理やり迫ってくるヒロインたちを軽く倒してしまった盾無。
この時私はヒロインたちに対して「ざまぁww」と思ってしまったんです。
一夏も一夏ですが、ひたすら自分の都合を一夏に押し付けた上に最終的に理不尽な仕打ちを浴びせるヒロインたちにもいい加減イライラしてたんですよ。
そのイライラを解消させるかのようなスカっとする仕打ちを見せた盾無。
しかし思ったのは、ヒロインの魅力のゴリ押しという最早それくらいしか見所がないようなアニメで、そのヒロインたちを否定してしまった、これはもう何も残らないし、今後も期待できないのではと思いました。
ということで、2期なのに、1期通して視聴したのにIS2は2話で断念しました。

・織斑千冬
言っておきます「アニメだからって何やっても許されるわけじゃねーんだよ!」
たまたま見た身体測定の話です。
男に女子たちの身体測定をさせるという、まぁここまでは別にいいんですよ。
アニメだから許されるレベルです。
問題は千冬がこれをやれと言ったこと。
これがですよ、山田先生や盾無がやれと言ったのならまだ納得は出来る、でも千冬は絶対だめだろ。
やってもいいキャラとやったらいけないキャラがいることくらい分からないんですかね?
自分で設定したキャラだろーが。
生徒会が決めたこと?あんた学校では織斑先生と呼べと弟に言うくらいなのに、社会的にも法律的にもアウトなことを認める人間だったのか?
なんにも考えられずに作っている証拠ですよ。
まぁこういうことが気になっている時点でISは自分にとって合わない作品なんだとは思いますが。{/netabare}


【最後に】
ラウラ登場まではわりといい感じでしたが、設定が甘かっただけに色々と無茶苦茶になってます。
色々割り切ったら見れるんでしょうが、どうも私には合いません。
それだけ描写や設定、キャラたちの行動が雑です。
なんか根本的なものを間違っている作品のような気がします。
作画の手抜き以前の問題だったし、BDが売れているだけにこれからも続くんですかね。
早く一夏とヒロインたちを開放してあげたい、自由にさせてあげたい気分です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

なにこれ、最高に素敵な作品!極上ハーレム&かっこいい戦闘!

以前から気になってた作品ですが、それほど期待はしないで視聴しました。
でも一話で、その数倍、数十倍の良い意味での期待を裏切られました。

一言で、最高のエンターテイメント!

アニメ作品を数百と観ている方からすればなんてことないレベルなのかもしれませんけど、個人的にこれはちょっといろんな意味で衝撃でしたね。
完璧に近い位置づけで採点しました。
それで正解だと思っています。

テーマとしては、ちょっといろんな要素があるのでウィキ引用します。

女性にしか反応しない世界最強の兵器「インフィニット・ストラトス」、通称「IS」(アイエス)の出現後、男女の社会的パワーバランスが一変し、女尊男卑が当たり前になってしまった時代。
主人公の織斑一夏は、自身が受ける高校の入学試験会場と間違って、IS操縦者育成学校「IS学園」の試験会場に入室。そこにあったISを男性でありながら起動させてしまったため、IS学園に入学させられてしまう。
「世界で唯一ISを使える男」である一夏は、彼以外が全員女子のIS学園生徒たちにとっては興味の的。さまざまな出会いや再会を通し、一夏の前途多難な日常と、ISを巡る戦いの日々が始まる。

とありますが、これがすごい。

まず、ハーレム設定はここまではあり得ないでしょ!
ってぐらいの設定です。
上記でわかるように、女性だけの学校に男性ただ一人という状況。
そしてすべての生徒が興味を持つどころか、主人公に憧れのまなざしを向ける。
つまり主人公は美形男子であり、好青年(15歳だけど)であり、なぜかわからない不思議な魅力満点ということです。

そしてそれを取り巻く主な女性陣がまたすごい!
あらゆる国のISのエリートが、美人でツンデレでまたはデレデレだったり不思議ちゃんだったりで、もうそれだけで物語が成り立つんですよね。

先にいろいろ内容を書いちゃいますね。

そして、ISをめぐっての様々な超展開。
これも見所です。
ロボット系は苦手だと、いろんなレビューや自己紹介でも書いていますが、それがこれにそれほど期待していなかった要素です。

でも、それもすぐに打ち砕かれました。
つまり、ロボットが戦うとういのではなく、あくまで個々の才能が戦いをくりひろげる、最強兵器として戦うというもので、今までのロボットやサイボーグ的なイメージを完全に払拭してくれるものでした。

個人のレベルが反映されるという意味ではエヴァなどと通じるところがあるかもしれませんね。

でもこれが素晴らしいのは、シリアスな展開があろうとも、決して鬱にはならないという点。
それはハーレム要素がかなり影響してるのも事実ですが、それ以上にシナリオの良さだと思います。

主役、準主役あたりは誰もが素晴らしすぎて圧巻でした。

では、その主な登場人物を書いておきます。


まず、一人の中心的主人公。
織斑 一夏(おりむら いちか)-内山昂輝さん
女性だけにしか扱えない(反応しない)と言われるインフィニット・ストラトスを世界で唯一扱える男子。
美形で優しくて、とてもさばさばとした性格で、それでいて女性関係に関してはまったく鈍感。
まったく鈍感というところは、ハーレム設定には欠かせない要素ですけど、何もかもを抱擁してしまえるような面が素敵です。
男性から見たら、あまりにもできすぎているぐらいですけどね。
cvの内山昂輝さんは、屍鬼、Charlotte、六花の勇者などで活躍されています。
個人的に、新しく知った人なんですが、とても印象的な声で素晴らしい演技をされていました。
注目の声優さんになりました。

そして、ヒロインたちですが、これが多い(笑)

まず一人目は、篠ノ之 箒(しののの ほうき)-日笠陽子さん
主人公の幼馴染で同じIS学園のクラスメート。
性格は男っぽくもあるし、とても女性的な面もあるという、いわゆるツンデレキャラです。
もちろん、IS戦闘でも活躍します。
cvの日笠陽子さんは、けいおん!、生徒会役員共、ノーゲーム・ノーライフなどで活躍して、大人気の声優さんですね。

次に、セシリア・オルコット(Cecilia Alcott)- ゆかなさん
同じくIS学園のクラスメートで、イギリス人のIS代表候補生。
超一流のIS操縦者ということになりますね。
性格はお姫様タイプの負けず嫌い、プライドが高い少女。
でも、中身はやっぱり恋心にも友達にも勝てない素直な高校生。
cvの ゆかなさんは、ベテラン声優さんで、ふたりはプリキュア、フルメタル・パニック!、魔法少女リリカルなのはStrikerSなど多数で活躍されています。
とても魅力的だと感じました。

次に、凰 鈴音(ファン リンイン)- 下田麻美さん
IS学園の同級生転校生。
主人公の第二の幼馴染。
性格は明るくてやんちゃ。
ほうきと入れ違いに主人公と幼馴染になっていたということで、ほうきとは最初からライバル意識バチバチです。
でも、絶対に憎めないキャラ。
中国人のIS代表候補生。
cvの下田麻美さんは、生徒会役員共、お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ、THE IDOLM@STERなどで活躍されています。
おにあい、ははまり役だと思いましたが、本作品でもそうでした。

次に、シャルロット・デュノア(Charlotte Dunois)-花澤香菜さん
同じく主人公のクラスメートとなる転校生。
とても美形の第二の男子生徒として登場。
しかし、ある秘密を抱えている。
こうやって書いても分かりますけどね(笑)
性格は温厚で明晰、一見控えめな感じ。
フランス人のIS代表候補生。
cvの花澤香菜さんは、僕が観ている作品には多数出演しており、毎回書きますけど、トップと言って過言ではない声優さんですね。
物語シリーズ、Angel Beats!、STEINS;GATEなど多数で主役級を演じている、まさに最高の声優さんです。
大好きです。

次に、ラウラ・ボーデヴィッヒ(Laura Bodewig)-井上麻里奈さん
登場からいきなり主人公に対して挑戦的、というよりも敵意をむき出しにしているという転校生。
その実力は最高レベル。
この学園、このクラスの担任であり、IS責任者である、主人公の姉を最も尊敬している。
しかし、その展開には驚く面がたくさんあります。
ここでは書けませんね。
cvの井上麻里奈さんは、みなみけ、図書館戦争、僕は友達が少ないなどで大活躍されています。

他にもヒロインはいますが、割愛させていただきます。
なぜなら、二期のレビューもあるからです(笑)

書ききれないほどに、すべてのヒロインが魅力的です。
そしてそのどのキャラの声優さんもぴったりはまっていて、主役級の人たちが集っているという豪華さ。
二期はもっとすごいことになりますよね。

そして、ギャグ的要素を表立って取り入れていないはずなのに笑えるシーンや、うるっとくるシーンなどもあって、もう見所だらけですね。

音楽はパッとしませんでしたから、そこで点数を引きましたが、無理に考えることもなく観えて、それでいて飽きなくて、内容も濃い。
クラナドのような奥深さは感じられませんでしたが、ストーリーも良くできていると思います。

文句なしの作品でした。
観ていない人には絶対にオススメします!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

87.3 17 学園で幼馴染なアニメランキング17位
true tears[トゥルーティアーズ](TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (6154)
26367人が棚に入れました
絵本作家を目指す高校生「仲上眞一郎」は、仲上家に引き取られてきた同じ高校に通う「湯浅比呂美」、そして両親の4人で暮らしている。眞一郎の母は、ある理由から比呂美につらく当たっていた。
 ある日、眞一郎は学校の裏庭で、木に登って降りられなくなった少女「石動乃絵」と出会う。彼女は過去に起こったある出来事がきっかけで、涙が流せなくなったのだという。眞一郎は彼女との出会いをきっかけに比呂美、親友「野伏三代吉」、幼馴染み「安藤愛子」らとの関係や、自分自身との向き合い方に変化を生じさせていく。彼らはそれぞれに悩み、すべきことを模索し、成長していく。

声優・キャラクター
石井真、高垣彩陽、名塚佳織、井口裕香、吉野裕行、増田裕生、渡辺智美、藤原啓治、高橋理恵子、土倉有貴
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

冬に見たい孤高の恋愛アニメ

バトル・ギャグ・萌えといったアニメらしい要素を一切排した、
オリジナル作品としては異色の本格恋愛アニメです。
原作ゲームとの共通点は真実の涙を取り戻す物語というコンセプトだけで
そのままTVドラマや実写映画にできるほど正統派の青春恋愛物になっています。
単なる美談ではなく嫉妬や葛藤などネガ要素も隠すことなく描かれていて
本当は実写映画の脚本家になりたかった、という岡田麿里の志向が色濃く出ているように思います。

true tearsはP.A本社がある富山県が舞台で、実在する場所も背景に登場します。
アニメのロケ地をファンが実際に訪れる「聖地巡礼」の先がけになったそうです。
おそらく初の請負作品ということで愛社精神の意味合いもあると思いますが
富山の町並みは雰囲気作りに大きく貢献しています。
物静さと画面から伝わってくる冬の寒さが人の温もりを恋しく感じさせ、
物語に引き込んでいきます。

ストーリーは乃絵・比呂美・慎一郎の三角関係が主軸となっています。
実際にはこれに3人の男女が加わってもっと複雑な多角形を形成しているのですが、
核となるのは名前を挙げた3人です。

乃絵と比呂美はどこまでも対照的なヒロインとして描かれています。
なかでも乃絵は子供っぽくて比呂美は大人びているという違いは
最終的に2人の明暗を分けることになります。
大人と子供の対比がtrue tearsの大きなテーマになっています。

比呂美は理知的な顔立ちの優等生ですがその内に秘めた感情はとても激しく、
心情が最もリアルに描かれているキャラのため感情移入しやすくなっています。
親を亡くし仲上家でも肩身の狭い思いをしている不遇な状況にあり、
特に女性なら彼女に共感し、応援したくなるでしょう。

一方、乃絵は無邪気でとらえどころがない、いわゆる不思議ちゃんです。
比呂美とは違って男性、特にアニメファンに受けが良い女の子でしょう。
作品のコンセプト「真実の涙」を体現した、最も重要なキャラとなります。
乃絵は祖母の死をきっかけに自分が泣けなくなったことを真一郎に打ち明けます。
乃絵は他人に呪いをかけていますが、実は呪いにかかっているのは自分自身なのです。
感情を封じ込めてしまったことで、心の成長を止めてしまった少女。
それが乃絵の人物像です。

彼女が大人になるためには閉じ込めた感情を呼び起こす必要があります。
その方法を「他人から涙をもらうこと」だと乃絵は言います。
しかし具体的にどうすればトラウマから解放され、涙を流せるようになるかは分かっていません。
そして現実は残酷で、大事にかわいがっていた雷轟丸が死んだときよりも
ずっと悲しい思いを経験することで涙を取り戻すのです。

{netabare}
ストーリーを語る上でニワトリが重要なモチーフとなっています。
ニワトリの意味するところは作中で明確な答えはなく、人によりさまざまな解釈ができます。
それが何度も見返したくなる理由にもなるのですが、僕はこう考えています。

当たり前のことですが、そもそもニワトリは飛べない鳥です。
雷轟丸だろうとジベタだろうと飛べないし、飛びたいと思ってすらいません。
つまり自分たちとニワトリを重ねて見ていたことが間違いで、
海辺のカモメを見て自分たちはニワトリではなくヒナ鳥だったのだということに気付くのです。
飛ぶのに必要なのは自分自身が成長し大人になって、飛ぶ決意をすること。
「受け身でいる限り成長することはできない」
それが、ニワトリが教えてくれたことなのだと思います。

true tearsは恋愛ゲームように乃絵ルートと比呂美ルートが用意されているわけではありません。
紆余曲折あれど、終盤からはほぼ一本道になっています。
比呂美は慎一郎と結ばれる以外に幸せになれる道は提示されないし、
乃絵は「飛ぶ」ための過程として、慎一郎を諦めることが避けられない状況になります。

三角関係というと、もう一人足してペアをつくるか、なんとかラブストーリーのように
一人を退場させてしまうのが楽で、無難な決着の付け方です。
そのような安易な選択をせず、一人は恋敗れるという結果ながら
作品のテーマと融合させ、真実の涙を取り戻すため、
少女が大人になるための通過儀礼として失恋が表現されています。
本作の行きつくところは乃絵の成長物語だったと言えます。

最終話で乃絵はクラスメイトと元気よく挨拶を交わしています。
わずか十秒程度のさり気ないシーンですが、彼女が「飛べた」のだと悟ることができます。
本来乃絵は明るく皆から好かれるタイプの人間なのでしょう。
彼女は大人になることを拒んでいる少女でした。
周囲と距離を置き、子供じみた自分の世界に籠っている状態から抜け出すこと。
それが乃絵にとって「飛ぶ」ということだったのです。

けれども校舎の裏のニワトリ小屋の前に立つとまだ心が痛む。
石を並べて作った「乃絵が好きだ」という文字は見る影もない。
高校生ともなれば、精神的な心の繋がりだけで恋人の関係は成し得ないもの。
「好き」という気持ちは本物だったけれども、
それを恋と呼ぶには幼すぎたのだと今なら分かる。

リフレクティアが流れ、「まっさらな空」に乃絵の涙が舞い上がり物語は終わります。
ここで彼女と共に涙を流すことができたなら、この作品は忘れがたいものになるはず。
true tearsの結末は「切なさ」だけでなく「正しさ」がある。
比呂美と乃絵、どちらのヒロインに入れ込んだとしても最後に感動できる。
それがtrue tearsの名作たる所以だと思っています。

一方で評判のあまり良くない慎一郎ですが、
比呂美と釣り合わないようなつまらない男ではないし、
乃絵ならもっといい男を捕まえられる、
そうエールを送れる程度の「そこそこいい男」であるからこそ
比呂美と乃絵、どちらの結末もポジティブに受け取れるのだと思います。
むしろ絶妙な匙加減だったのではないでしょうか。
臆病風に吹かれ、時に見ているこちらを苛立たせるキャラでしたが
最後はきちんと男らしいとことを見せてくれました。
{/netabare}

ストーリーもキャラクタもアニメらしからぬ作品。
しかしともすれば陳腐になりがちな真実の涙を取り戻すというテーマを
違和感なく受け入れることができるのも、
石動乃絵が作中で浮くことなく魅力的なキャラとして成立しているのも、
アニメだからできたことだと思います。
恋愛を勝った・負けただけで捉えがちな他の深夜アニメとは一線を画す、
王道にして新しさを感じられるアニメでした。

本作は特に女性にお勧めしたい作品ですね。
成就せずとも恋する気持ちがあなたを素敵にしてくれる、
「恋せよ乙女」という作り手の思いを受け取っていただければ…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

断固、比呂美! ドSに定評のある名塚

SF(すこしフシギ)純愛ラブストーリー。
当時はスルー。
なんだか評価は高めですが・・
あの時はそこまで話題にもならんかったので観てない。
なんだか手持ち無沙汰の時間に数話観たら・・・・まぁ短いから観ちゃった。好いた惚れた、このテが苦手な私なのです。

いろはあたりに、コイツの反省がちゃんと生かされてるんだなってのは勉強になった。
ジャンルはまったく違うが根本のテーマはにてるし。



ストーリー アニメ女VSリアル女 

めっさアマタおかしいヒロイン乃絵との出会いからはじまる物語。
コイツ、鶏マニア?だわ、主人公に鳥の餌やったり、から揚げを鶏にあげようとりたり・・しかもなぜか泣けないらしいの。
その時点でああ、コイツを泣かす話なのかなって。

いっつも空を飛べるとか飛べないとかいって、スピッツかよ?
完全に窪塚状態。トんじゃってんの。ピンポンのペコみたいなやつだ。アイキャンフライ!って感じよ。
そんなヒロインおかしいだろ。。


もうひとり、幼馴染の比呂美。
親が死んで主人公の家に居候、両親同士が友人のため、らしい。内縁の養子として扱われているが・・。{netabare}実は浮気で生まれた本当の兄弟かもしれない!{/netabare}ということで母にいじめられる。こっちは昼ドラである。
だが、人物背景が浮世離れしているだけで、キャラクター自体は非常にリアリスト。
スポーツで発散してても、ほとばしるHすんぞ!っていう欲求不満なオーラ。




この2人のヒロインがサンダVSガイラばりの戦いを繰り広げる。
一応もう3人も交えて話を複雑にみせるが・・
所詮時間稼ぎであってサブキャラは結局歯牙にもかけられてないない。
完全な三角関係。
ポイントなのはよくあるヌルめのハーレムではない。
きーみは誰とキスをする?とかいってらんない。
意外な伏兵がキスもってくしな。
人はこれは修羅場という。



ひたすら出てくる愚痴
{netabare}
まずキャラクターがアニメチックなのか少女マンガなのか、ドラマなのか・・・てんで各々バラバラ、綺麗な背景もあいまって作風がよくわからない。
ストーリーもひどいよなw。
ちょっと荒唐無稽すぎて覚める、山もなく・・12話で常にダレがあるってなんぞね。
主人公の行動、葛藤もアホ臭い。
絵本の比喩も別にいいんだけど、分かりづらいな。
心理描写であって何作か描いてるってことだろあれ。
渡したのと、投稿したのは違うものなんだから。
やっぱり水着、コメディ要素は必要か・・。


人退で出てきたマンガの書き方を思いだしたよ・・。
飛べる飛べない、涙が出ない、私は貴方の妹かも、都合よく現場目撃、兄がガチシスコン  等々しょーもない引きで盛り上げる。

予算の問題かもしれんけどね。
細かい演出にケチつけたらキリがない。

あとバイクはあんな簡単に燃えません!あれマジェでしょ・・
。絶対燃えないから。あんなで廃車なるかよアホ!
基本ガソリンは炎上するけど、タンクは密閉された状態なので場合によっては破裂という意味で爆発します!
気化した状態に火がついてもすごいことになるがな。
だるまとか年始に焼くと爆発するだろうが・・。
とんでもないこと教えんなよなぁ。


話をもどすと、なにか新しいことをしてみようとしたらちょっとスっころんだ、そんな感じの印象。


一番不親切だったのが比呂美との関係。開幕数話にしてこの娘とのフラグが立ってるし、コイツと最後くっつくしかないじゃんw
フラグが立つわけないメインヒロイン乃絵の意味不明さ。


比呂美の義母との確執、主人公の家に来た経緯。
いつ頃、どんな感じで、なんで仲良し幼馴染のくせに、ぎこちない関係なのか。まったく説明がない。来たばっかなのはわかるが。
でも主人公ラブ!で乃絵に予防線を張る比呂美。勘違いする主人公・・で話がはじまるのだがけど。

比呂美の説明をもう少し丁寧に最初してくれればまぁ・・あのオカンとの馬鹿話は納得いったといいうか・・。あまりにもいきなりすぎるだろ。和解もなんともあっけない。



{/netabare}


比呂美がかっこよすぎる件
{netabare}
この作品で一人だけ、生臭いんです。
メイン3人で唯一の見所あるキャラです。
名作劇場のように継母のイビリにも負けません。
眉目秀麗・才色兼備wな優等生と劇中でいわれるとおりなのですが・・
たとえ異母兄弟かも・・としても一途に主人公への愛を貫きます。
兄弟じゃないと分かったら全力全開。
他のキャラと違ってとっても性的・・。貞操狙ってる。

えらいあざといし、それを自己嫌悪しつつも、絶対に分捕ったる!っていうむっつり、愛すべき肉食系女子。
幼馴染属性も武器にします。
自分のカラダでだって釣り上げるためには厭わない。
一人暮らしをして自己発見、心の整理みたいなこといってるがあきらかに連れ込み狙い。
最後は事後承諾前提で勝手に彼女を名乗る豪傑。
まさに鎧袖一触、爆笑したよ。
かっこいいよ旦那って。
『きせいじじつ』をとにかく作ろうとするんだよな。
でも正々堂々としてるというか、完勝しないと気がすまない。

あまりにも現実味がありすぎるキャラクター。
アニメ的なキャラクターから男を分捕ろうとするリアルな女です。
とても16歳に思えませんが・・。
ある種、男が引いちゃうくらいこわいんですが、その辺の距離のとりかたもうまくって・・さすがあざといという。
めちゃくちゃそこがかっこいいです。
寝たら最後、中田氏させられそうなその手腕におまえ処女じゃないだろ?といいたくなるが・・話の流れから明らかに生娘。
キスシーンが尺、作画予算を祭り、エンディングのほうに取られたのか、イマイチ・・残念。
あの年上との時のほうが遥かにエロス。性的すぎ。
ただ開脚できるようになったというのはあれなんかエロい。
自分の意思でがんばってるんだということだと思うが、
あんなシーンでいったらどんな体位もばっちこい的なことにしかならんと思うが。
そもそもなんで開脚なんだよ。



両親がひとつの答えになってるってのはよかったかなぁと・・
反面教師であり、もうひとつの道も正解なのかと。

たぶんあれ同じような恋じゃなくて、母が妥協で結婚してもらったという負い目があるんでしょう。
いまでも幸せなんだけどなんか納得いかない、だから死んだ相手を、娘を恨む。

で、オヤジはイイヤツなのに嫁の悪行に気がつかないのw?
普通初回の空気でもうキレるぞ・・。明らかに険悪じゃねーか。
まぁそこらへんが甘いというかツこんじゃいけないとこよね・・。ドラマにならんから。
{/netabare}

いやまぁなんだかんだいって楽しんでる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

h02dvvd さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

”失恋”は”失恋”だけじゃない

【萌え】★★★★☆ 【シリアス】★★★★☆
【ヒューマンドラマ】★★★★★ 【アカデミック】☆☆☆☆☆
【ギャグ】☆☆☆☆☆ 【演出】★★★☆☆

 設定がどことなく「とらドラ!」に似ているなぁと思ったら脚本が同じ方でした。なるほど。僕は「とらドラ!」よりこの作品の方が好きですが。心理描写のやり方が非常に上手いです。
 要約:「『とらドラ!』より失恋に重きを置いた話。でもちゃんとハッピーエンドだから岡田麿里好きは観るべし。ちょっと電波だからって切るんじゃない!」

・いかにして失恋と折り合いをつけるか
 この作品はテーマとして恐らく”恋をする”ことより”恋をやめる”ことに重点を置いています。タイトル的に。同じ岡田麿里脚本の作品の中で恋をする方を重視しているのが「とらドラ!」です。個人的には恋をやめる方を重視したいので「とらドラ!」よりこの作品の方が好き、といったところです。

 ↓「true tears」「とらドラ!」のネタバレあり
{netabare}
 「とらドラ!」に関して。みのりんと亜美ちゃんが不憫じゃないですか?人によって感じ方は違いますし、僕の見方が間違っているかもしれないので断言はできませんが、やはり失恋との折り合いの付け方としてあのようなやり方は少々心に傷跡を残しそうな感じを受けます。特に亜美ちゃん。大人びていながらとても繊細な性格をしているので塞ぎこんじゃいそうで心配なんですがなあ……。「とらドラ!」は恋をするという点では素晴らしいと思いますよ。念のため。
 「true tears」に関して。愛子ちゃんのような失恋の乗り越え方はとても理想的だと思います。尻軽女と言われればそれまでなのかもしれませんが、「失恋」を自分にとってどんなものとして浮かび上がらせるかが重要です。僕にとっては。それでは乃絵はどうなのかというと、涙のくだりが無かったら自分の中での評価はもっと低かったかもしれません。恋を諦めたという事実と対価として得られたものが釣り合うかどうかという点で、この作品は赤字を最低限に抑えることに成功していると思います。もちろん恋愛はビジネスではないですよ。でも失恋して絶望のデフレスパイラルに巻き込まれるお話よりは赤字が少ないほうが良いと思いませんか。
{/netabare}
 ↑ネタバレここまで

・いかにして恋を描き出すか
 人類は数千年恋愛をし続けているため、今になって全く新しい恋愛観を生み出すことは非常に困難です。そのため、今さら恋愛というものに絡もうとする場合、別種の新しい何か(ケータイとか)を頑張ってねじ込むか、今までずっと言われてきたことを至極丁寧に作り直すかのどちらかしかないと思っています。世の恋愛物はたいていの場合は後者で、この類のものは感情の陰影みたいなものをどれくらい上手く表現できるかによって出来が決まるといっても過言ではないと思うのですが、この作品はたくさんの象徴的なフレーズを随所に織り込むことで恋を見事に描ききっています。

・恋を描き出そうとしたらこうなった
 こうなりました。
 TVアニメ「true tears」公式サイト|キャラクター|石動乃絵
 http://www.truetears.jp/character/chara_02.html
 ”突拍子もない言動が多く、変わり者扱いされている。”
 アニメに限らず最近の作品では、スパイスとして(?)多少の変わり者要素が入ってくることは珍しくはないと思います。それは分かっているのですが、困ったことにこの子は多少ではなくかなり変わり者です。そのような設定が必要だったのは十分理解しているので別に非難するつもりはありません。初見はビビるかもよ、ということです。

 問題児は一人だけじゃいんだなこれが。はい二人目。
 TVアニメ「true tears」公式サイト |キャラクター|仲上眞一郎
 http://www.truetears.jp/character/chara_01.html
 ”絵本作家に憧れており”
 絵本作家を馬鹿にする積もりは毛頭ございません。しかし下手したらこの人、上の人より残念です。というのも、事あるごとにわざわざ自らのポエムを視聴者に吐き出してきます。詩人作家を馬鹿にする積もりは毛頭ございません。世の中の大半の人は物事を詩に翻訳して考えることはしないので戸惑うだろうということです。

 他にも大半の一般人と周波数が合わなそうな方々(例:{netabare}四番{/netabare})がたくさんいらっしゃるのがこの作品のすさまじいところです。もし嫌気が差したとしても頑張って見続けてください。中盤あたりから「この人達はみんな360度回って正常なのではないか」と思えてくるのではないかと。最初の数話では、問題児(特に乃恵)の異常な側面しか見えてこないかもしれませんが、実際彼らはとてもまともな等身大の学生です。

{netabare}
 この作品の裏ボスは、物語後半になればなるほど異常っぷりが際立ってくる比呂美です。比呂美が気に食わないということでこの作品が嫌いな人も多いようで。涙を流しているときはとても性悪になるって、人間味溢れるいい性格だと思うのですが……気に食わないものは気に食わないでしょうから仕方ないか。
{/netabare}

・いかにして恋を描き出すか(その2)
 主人公が詩を垂れ流すというのは上でも触れました。が、ポエマーの定義を拡大して考えると主要キャラはほとんど全員ポエマーです。隠喩ばかり喋っています。「とらドラ!」にもオブラートで包んだ表現はあるのですが、「true tears」はこの傾向がかなり顕著です。「地べた」「雷轟丸」「飛ぶ」「雪」という象徴が何を表すか、主人公は絵本にどんな思いを込めているのかをしっかり読み取る必要があります。これを考えるのがとても面白いのですが、人によっては面倒くさいと感じるかもしれません。その点三代吉だけは唯一レトリックを使わず素直に喋ってくれるので、三代吉に親近感が湧く人はとても多いと思います。

 大衆に勧めるならば「とらドラ!」です。率直に言ってこの作品は少々見づらいです。上に述べたような点が人によってはマイナスとして働きかねません。逆に人によってはプラスに働くということで、万人にとまではいきませんがオススメできるアニメです。

2013/03/09 気が向いたので書き直し

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

83.5 18 学園で幼馴染なアニメランキング18位
緋弾のアリア(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (4892)
23958人が棚に入れました
武力を行使する探偵、通称「武偵」を育成する東京武偵高校に通う遠山キンジは「あるきっかけ」で頭脳が活性化する特殊な体質を周囲から秘密にしつつ平穏な日々を送っていた。しかしある日、彼は通学途中で爆破事件に巻き込まれ目の前に現れた強襲科のエリート生、神崎・H・アリアによってキンジの日常は平穏とは程遠いものへと変わっていくのだった……。

声優・キャラクター
間島淳司、釘宮理恵、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織、近藤孝行、江口拓也、野島健児、中原麻衣

westkage。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメ「緋弾のアリア」をもっと楽しもう!!原作ファンとして応援するレビューです☆

今作は赤松中学のライトノベルを原作とした作品です。
今レビューでは「アニメでは残念ながら評価の低い緋弾のアリア」を原作のファンとして応援するため、頑張って記載していきたいと思います☆(2014年10月更新)
総合評価は原作を応援している人間として甘く評価していますが、アニメ単体の出来としては総合評価3.5といった所だと思っています。

緋弾アリアの魅力の1つとして、原作のライトノベルは勿論、各メディアミックス作品が多数存在するところです。(2014年4月シリーズ類計500万部突破)
1・ライトノベル(2008年08月刊行)現在18巻+番外編1冊発売中。
2・コミカライズ(2009年11月連載開始)現在10巻まで発売中。
3・スピンオフ緋弾のアリアAA(2010年11月連載開始)現在8巻まで発売中。
4・4コマ緋弾のアリアちゃん(2011年5月-2012年6月)1巻のみ。
5・テレビアニメ(2011年4月-7月)全12話+OVA1話。
6・パチンコCR緋弾のアリア(2014年3月)1/297ライトミドル+他2種。
7・緋弾のアリアAAライトノベル化予定(2014年冬予定)
この他、私は知らないですが「ドラマCD・モバイル・アーケードゲーム」でも展開されているようです。

あらすじ・・・「空から女の子が降ってくると思うか?」主人公‘遠山キンジ’のこんな一言から物語は幕を開けます。遠山キンジは普通の高校生活に憧れていた。遠山家は代々正義の味方の家系であり特殊な能力を受け継いできた。しかしその体質のせいで危険な目にあう事も多く危険と隣り合わせの生活であった。そして「ある事件」をきっかけにキンジは正義の味方を目指す道を捨てようと決心していたのだ。そんなある日、キンジは世にも珍しい「チャリジャック」に会う。登校中の彼の自転車に止まったり減速したりすると爆発する爆弾が仕掛けられていたのだ。犯人の指示に従い懸命に自転車を漕ぐキンジ、ふと空を見上げるとパラグライダーを操り急降下してくる女の子が居た。「ほらっ!そこの馬鹿!さっさと頭下げなさいよっ!」パラグライダーにぶら下がりながら両手に拳銃を構える女の子‘神埼・H・アリア’との初めての出会いである。2人は折り重なるようにぶつかり、爆弾の搭載された自転車から命からがら脱出する事に成功した。そして「自らの使命に背き逃げ出そうとする主人公・キンジ」と「自らの使命に果敢に立ち向かって行くヒロイン・アリア」2人の物語が幕を開ける・・・といった感じです。

テレビアニメの総評は「構成力・演出力に欠ける出来、原作ファンとしては納得出来ない仕上がり」です。まず会話や展開の「間」が悪い。変な会話の間があったかと思うと、今度は逆に間が無さ過ぎて落ち着きのない流れになってしまう部分もあります。また作画も満足のいくものとは言えずソコソコの出来です。総じて「作りの粗さ」が目立ちますね。
恐らく原作から入られている方にとっては元の話や雰囲気が解っている分まだ許せる範囲なのでは無いかと思いますが、アニメから見ている方には物語に惹きつけられる演出に欠ける出来だと思うのです。勿論アニメから入られている方が多いと思いますので、ここが大きく評価を落としているポイントになっているのではと感じます。
勿論、ただの文章の集合体である「ライトノベル」をアニメーション化することは大変労力の必要な作業であるとは思います。作画はアニメーターのレベルもあるでしょうから「もっと綺麗に書け」というのは無理難題かもしれません。しかし話の間の取り方や展開においては微調整のレベルであり、もう少し愛情と手間を掛ければ何とかなったレベルではないのかと私は考えてしまいます。良作なのに非常に惜しいですね。

ここまで酷評でしたが、原作のファンとしては「動いている・喋っているアリア」を見られるだけで至福のひとときを得られるので決して無下にはしておりません。釘宮さんの声もばっちりアリアのイメージに合っています。流石は天下のくぎゅう、ツンデレを演じさせたら右に出るものはいませんね。ただキンジの声はイメージと少し違ったので残念です。

今作の魅力は「各ヒロインの魅力」です。
ライトノベルでは個性あふれるヒロインたちが暴れ・笑い・時には悲しみ、魅力的に描かれています。
ハーレムものですので時にはあざとい演出もありますが、赤松中学先生の文章が上手なのでしょうか?そんな事もあまり気にならず、自然にキャラクターに感情移入してしまっている自分が居ます。何冊か他のハーレムもののラノベも見ているのですが「あざと過ぎて見れない」作品が意外と多くビックリしました。そう考えると「ハーレムものだから好き…と言う訳でもない」という事実がハッキリしますね。恐らくはシリアスな部分と爽快な部分、そしてあざとい部分のバランスが絶妙なのかもしれません。
また文章の表現力や演出力にも秀でており、原作後半は海外にキンジ達が遠征する場面もありますが、まるで自分が実際に小旅行に出かけているような気分にさせてくれます。脳裏にその場所の風景が思い浮かんでくるような丁寧な描写をされているのでいつも好感が持てます。
原作は4カ月に1回のペースで新刊が出ている状況です。現在18巻で「もうそろそろ物語も終焉に差し掛かっているのか?」と思えるような流れを見せていますが、赤松先生曰く「まだまだ話のネタは尽きることがありません」との事です。最近では緋弾のアリアプロジェクトなるものも始動し、まだまだアリアワールドは広がりを見せそうです。

どうでしょう。長々と語ってしまいましたが、少しは作品に興味を持って頂けそうでしょうか?
持って頂いたなら是非原作を読んで、その後もし原作が気に入ったなら改めて「アニメ・緋弾のアリア」を見てみませんか?きっと違った視点で楽しめると思います。

///////////////////以下余談です//////////////////

・コミック緋弾のアリア 作画:こよかよしの
原作のライトノベルを忠実に再現しているコミックシリーズです。こよかよしの先生の作画は可愛いキャラクターで好感がもてるんですが、バトルの描写がやや迫力不足ですので少し物足りなく感じてしまう所があります。またコミカライズ作品の例に漏れず話の進行が遅いので原作との差は広がるばかり…。忠実にやっているので仕方ないですよね。ちゃんと完結するのか心配です。
微妙に気になるのが巻末のお祝いコメント。緋弾のアリアAAでは原作イラストのこぶいち先生やこよかよしの先生のお祝いコメントが毎巻掲載されているのに、こちらの方にはこぶいち先生・橘書画子先生共に1巻ずつメッセージを送っているだけ…この扱いの差はなんですか?

・スピンオフコミック緋弾のアリアAA 作画:橘書画子
原作の話を背景にアリア達の後輩武偵「間宮あかり」を主人公に本編とは別視点で展開される作品。作画のレベルは高くキャラクターの動きなども自然です。見どころは本編のキャラクターなども登場して、時系列的に並行して進行しているところです。要所要所に本編のストーリーが絡ませてあったり、原作にもAAのキャラクターが登場したりする密かな楽しみもあります。

・パチンコCR緋弾のアリア 制作:藤商事
大当たり確率:1/297・1/199・1/99 の3タイプが存在する。
一番ホールに出回っているのは1/297のライトミドルタイプだと思います。それでも最近のMAX台に比べるととても当たりやすい仕様なので遊びやすいですね。演出も楽しくて、原作ファンなら楽しめる仕様だと思います。大当たり時には機体上部の「アリアフィギュア」が作動して「風穴開けるわよっ!」の一言とともにボーナス確定。至福のひと時です。パチンコをやったことの無い人は1/99の遊パチタイプが置いてあるホールを探して、パチンコを知っている友達などに教えてもらいながらやってみましょう。大きくは勝てませんが大きく負ける事も無い仕様です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

風穴ホームズ♪

武力行使により犯罪取り締まりにあたる「武偵」を養成する高校を舞台にした
同名ライトノベル(未読)のアニメ化作品(1クール)

【物語 3.5点】
歴史&伝説上の偉人の異能を受け継いだ少年少女バトル。
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、ハーレム状態でラブコメ。
2010年前後のラノベのトレンドを寄せ鍋。
くぎゅのツンデレに至っては、お弁当に玉子焼きくらいド定番なメニュー。
新味は乏しいが、ラノベらしいアニメを求めたい時には美味しく頂ける。

各話構成はツンデレが主成分のラブコメも展開しながら、
派手なアクションで事件解決→不可抗力なハプニング→ツンの制裁でオチ。
とのお約束をハイテンポで繰り返す。

ヒロインのデレ、美少女だらけの人物相関の形成等ラブコメは急激だが、
メインストーリーは、頻発する"武偵殺し”に主人公らが挑む中で、
能力遺伝にまつわる巨悪の一端が垣間見える序章で終わる“おれたたえんど”

武偵たちが血を巡る宿命の中で自分の価値を模索するテーマは重たく、
作中{netabare}女の子が顔面を踏みつけられる{/netabare}中々のリョナがあったりと、
軽快なラブコメからの振れ幅は意外と大きく、決して気軽に眺められるだけのアニメではない。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・J.C.STAFF

『シャナ』、『とある』シリーズなども経て、
瞳の顔面占有率高めなキャラデザの扱い、
肌色率高めのラブコメ←→美少女ヒロインもズタボロになるアクションもお手の物。

爆弾テロあり、銃撃戦あり、カーアクション、ハイジャック。
それ以上に激しい?ヒロイン嫉妬の剣戟(笑)と、人物の動きはアグレッシブ。

主人公少年キンジの寮部屋などラブコメの暴風により毎度、事件現場以上の惨状w
家具など破壊可能オブジェクト多数で作画カロリーも上昇。
立地が川沿いというのも好条件。
これならとばっちりで窓から落ちても死ぬことはありませんw

が、当時既に2011年。アニメも16:9画面での制作が普及する中、
4:3の画面サイズでの制作は卒業をとの要望は残りました。


【キャラ 4.0点】
主人公少年・遠山キンジ。遠山金四郎の末裔で、
エロい状況で超人的な能力とイケメン過ぎる言動が発動する特異体質「HSS(ヒステリアモード)」を継承する。
この都合が良すぎる能力がシナリオ展開上は結構便利。
二重人格同然に普段はイケてない落ちこぼれが、いざという時は主人公最強。
美少女との一線も躊躇なく踏み越えることができる。
凡庸な鈍感主人公設定では無理がある各種アクション&ハプニングシーンも、
キンジなら強行突破できます。


メインヒロインの神崎・H・アリア。「双剣双銃(カドラ)」の異名を誇るSランク武偵。
低身長、ロングツインテール、貧乳(コンプレックス込)、ニーハイ絶対領域(太ももにガンホルスター装備)。
キンジは馬鹿を通り越してもはや奴隷呼ばわりw「風穴あけるわよ!」が決め台詞。
{netabare}キスで子供が出来ると思っている{/netabare}など性知識は幼児並wついでに{netabare}雷{/netabare}が苦手。
フィジカル&メンタル共に清々しいまでのツンデレ。

一応、シャーロック・ホームズの子孫でもあるアリアちゃん。
名探偵の勘は受け継ぐも、推理力は遺伝せず。
察知した事件の予感を論理的に伝えられないとキンジにツンツンと当たり散らす理不尽w
が、それすらもごちそうさまです♪と満足してしまった
私の“S型釘宮病”はもう手遅れなのでしょうねw


キンジがアリアとツンツン、デレデレといちゃついている間を割って、
ヤンデレ気味にキンジを慕う幼馴染の美少女剣士で巫女の星伽(ほしとぎ)白雪(※巨乳)が
「この泥棒ネコ~」「死んで償え~」と斬り込んで来るのが大体のパターン。

そこにキンジの心も盗みたい{netabare}リュパンの曾孫{/netabare}で金髪金眼ロリの峰 理子(※やはり巨乳)が
ちょっかいを出してややこしくなるのが基本構図。


【声優 4.0点】
アリア役の釘宮 理恵さん。
銃弾だけでなく「バカ!」「うるさい!」「変態!」「風穴!」ニャーニャー(奇声?)とツンデレの女王様セットを一式揃えて連呼連発し、釘宮病患者をおもてなし♪
患者以外は食傷気味かも?と放送中は思いました。
結果として本作辺りが、釘宮病蔓延の最末期だったのかなと。
最近のツンデレだけじゃない、多彩で円熟味が増した釘宮さんも良いですが
また、くぎゅのツンデレで悶絶したいと願ってしまうのは、釘宮病の発作ですね。スンマセンw

キンジ役の間島 淳司さん。手慣れたリアクションでくぎゅのツンをいなし、
無気力根暗→“ヒステリアモード”のイケボへの豹変にも好対応。

裏表と言えば、峰理子役の伊瀬 茉莉也さんも相当な落差。
ロリ巨乳な外面に騙されてはいけませんw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は尾澤 拓実氏。
キーボードによる幅広いアレンジでラブコメ~アクションまでカバー。
運命を示唆するコーラスの挿入など、音楽も意外とシリアスな構成。
総じて良好でしたが、ここもそろそろ豪華にオーケストラ音源も取り入れる当時のトレンドに追従をとの要望も残りました。

OP主題歌はMay'n「Scarlet Ballet」
作曲・編曲・浅倉 大介氏によるエッジの効いたシンセサイザーとシャープに加工されたボーカルに、
銃声もアレンジして作品の的を射抜くラノベらしいOP。

ED主題歌は中野 愛子さんの「カメリアの瞳」
毎回、明快なギターのイントロによる引きもクールなエンディング。
とびばこ上で仰向けになったアリアから感じる美少女✕銃の背徳感。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アリアよりも白雪(星伽(ほとぎ)の巫女)の方がヒロインな件

2周目完走したので更新です。

◆視聴メモ

・ごく稀に白い光線が入るけど、いらないと思うな。
・最終回に出てくる「カナ」を何とかしてほしかったけど、無理だろうな・・・


◆制作情報

原作               赤松中学
監督               渡部高志
シリーズ構成          白根秀樹
脚本               白根秀樹 ヤスカワショウゴ 平林佐和子
キャラクターデザイン(原案) こぶいち
キャラクターデザイン     岩倉和憲
音楽               尾澤拓実
アニメーション制作      J.C.STAFF


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================== 緋弾のアリア (2011年4-6月) ================
{netabare}
第1弾 La Bambina ★ 武偵殺しの襲撃、神崎.H.アリアの転入 ※星伽嬢・理子も登場
第2弾 双剣双銃(カドラ)のアリア ★ アリアの身上調査、キンジとアリアの約束
第3弾 ファースト・ミッション ★ バスジャック事件、スナイパー蕾姫(レキ)
第4弾 武偵殺し ★ アリアの個人事情(母の冤罪、パートナーの必要性、イ・ウー)、チャーター機ジャック事件、武偵殺しの正体
第5弾 武偵憲章1条 ★ 続き ※この回で超能力ありの世界と判明
第6弾 星伽の巫女 ★ 白雪護衛任務 ※超偵(超能力持ち武偵)の巫女の幼馴染←設定てんこ盛り
第7弾 かごのとり ★ 続き(アドシアード当日)
第8弾 魔剣(デュランダル) ★ 続き、ジャンヌvs.緋巫女(ひみこ)
第9弾 蜂蜜色の罠(ハニートラップ) ☆ 理子の武偵高復帰、理子の依頼
第10弾 特訓 ☆ 無原罪のブラド、保健室覗き見事件、レキの銃撃スキル
第11弾 潜入 ★ メイド・執事任務、小夜鳴研究室(ロザリオ回収)、理子の裏切り
第12弾 ブラド ☆ 対ブラド戦 ※人間じゃない敵は流石に微妙過ぎる・・・×
OVA 武偵が来たりて温泉研修 ☆{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)4、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1

OP 「Scarlet Ballet」
ED 「カメリアの瞳」


※以下、以前のレビュー
-------------------------------------------------------------
スピンオフ作品『緋弾のアリアAA』の放送が始まったので、急いで本家の方も視聴してみました。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= 緋弾のアリア (2011年4-6月) =========

{netabare}第1弾 La Bambina ★ この強引な展開!しかしそこが良い
第2弾 双剣双銃(カドラ)のアリア ☆ SランクとEランク武偵
第3弾 ファースト・ミッション ☆ バス・ジャック事件、蕾姫(レキ)登場
第4弾 武偵殺し ★ ハイ・ジャック事件、理子(りこ)の誘惑
第5弾 武偵憲章1条 ★★ 続き、このシナリオの無謀さは◎
第6弾 星伽の巫女 ★ 超能力者で幼馴染で巫女(設定てんこ盛り)は○
第7弾 かごのとり ☆ 
第8弾 魔剣(デュランダル) ★ ジャンヌ・ダルクvs卑弥呼?無謀すぎて逆に○
第9弾 蜂蜜色の罠(ハニートラップ) ☆ 理子の依頼  
第10弾 特訓 ★ 理子の過去、蕾姫の銃撃スキル
第11弾 潜入 ☆ 理子の狙い、予告編「リュウジ」って・・・
第12弾 ブラド ★ 巨大くまっち登場
OVA 武偵が来たりて温泉研修 ☆ 紛うことなき温泉回{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)6、☆(並回)6、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1

OP 「Scarlet Ballet」
ED 「カメリアの瞳」


◆総評

さすがのJ.C.STAFF+ヒロイン釘宮理恵。
ちっこくてツンツン生意気で、でもドジで実はデレデレ・・・
重度の釘宮病患者が発生するわけですね、コレは。
第11話の予告編で「リュウジ」だか「ユウジ」だか叫んでたのは笑いました(そこは「キンジ」だって笑)

キャラデザが『これはゾンビですか』と同じ方で、キャラ設定やストーリー展開の強引さも『これゾン』と同じかもっと酷いくらいなので、ここまで出来れば逆に清々しくて高評価したくなります。

『AA』の方も第1話の掴みは上々だったので、期待したいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 48

86.8 19 学園で幼馴染なアニメランキング19位
僕は友達が少ないNEXT(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3944)
21944人が棚に入れました
友達がいない少年少女たちが「友達作り」を目的とした残念な活動を繰り広げる「隣人部」を舞台にした残念系青春ラブコメディ。羽瀬川小鷹の日常は新しい顔ぶれも加わってますます賑やかになっていく。みんなで遊園地に行ったりゲームをしたり誕生日パーティーをしたり、“リア充”イベントである学園祭にも挑戦していく中で、隣人部内の人間関係にも大きな変化が訪れることに。

声優・キャラクター
木村良平、井上麻里奈、伊藤かな恵、山本希望、福圓美里、花澤香菜、井口裕香、加藤英美里、伊瀬茉莉也、日笠陽子
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

隣人部再始動!

約1年の時を経て再び帰ってきた「はがない」
1期で大いに笑わせてもらい、今回も期待通りでした。

1期と比べて作画の変化がありましたが、特に気にならないほどのものでした。
むしろこっちの方が好きだったりw
OP、EDは共にはがないらしさが出ていて良かったと思います。

OPだけ見てみると理科ちゃんがメインヒロインにしか見えないのは俺だけかな?

1話感想
{netabare}
相変わらずの残念っぷりです。
盛り髪ワロタw
ありゃお父さんも怒るよ。
でも高校生の娘のお尻を叩くってのもどうなんやろ?(;゚∀゚)
今回も泣いて夜空の前から逃げ出す星奈は健在です。
もうこれは鉄板ネタですね(^_^)v

しかし、小鳩ちゃんの出番が少ない・・・
まぁ1話やからしかたないのかもしれんが。{/netabare}

2話感想
{netabare}
え?ちょっと理科ちゃん可愛すぎなんだけど!?
もうずっとこのままでもいいくらいの可愛さでした。
しかも小鷹のどストライク!
これは理科ルートが成立してしまうのだろうか?
メガネの方も十分可愛いけどねw
てかあのメガネって伊達だったんだ。
「ファッション」もとい「キャラ作り」ってのが理科ちゃんらしいですね。

星奈は今回も夜空にいじめられていましたw
エロゲーの恥ずかしいセリフを朗読させられるというやつです。
1期でもこんなことあったよね?
しかし今回はさすがに放送したらまずいと思ったのか途中でCMに入ってしまいました。(チッ・・・)
そして読み終えたはいいが、そのあとのみんなの反応があまりにアレだったのと恥ずかしさに耐えきれずにまたもや部室から泣いて飛び出して行きました。
いつものことですがおもしろかったです。

ところで、星奈のやってたエロゲーのヒロインが小鳩ちゃんにしか見えなかったのだが・・・

後半はマリアちゃんのお姉さんが登場しました。
マリアちゃんをそのまま成長させたような姿で可愛かったんですが、下品すぎる(;゚∀゚)
可愛いんだけど、あれは「ないわー」と思いましたね。{/netabare}

3話感想
{netabare}
最高の回でした。
何が最高かって小鳩ちゃんですよ。
前半は小鷹の家にマリアちゃんが家出をしてくるという話でした。
小鳩ちゃんが出るわ出るわ・・・
1,2話とは正反対にずっと出てましたからね。
俺が最高の回と言ったのも納得でしょ?w

小鳩ちゃんは中2なのに小5のマリアちゃんより発育が悪いようです。
だがそれが良い!
小鳩ちゃんは気にしてるみたいだけどその必要は全くないのです。
変態だって?
いや、違う・・・
俺は変態という名の紳士だ!

まぁそれは置いといて、後半はテストが終わってお疲れ回をするという話でした。
・・・そして何故か王様ゲーム。
あいかわらず発想が残念です(;゚∀゚)
しかも命令がくじってもう王様関係ないよね?w
最初の命令で小鳩ちゃんがいきなりあられもないすがたに・・・

眼福!!(^_^)v

理科はアホな命令を書いてましたね。
幸村やマリアちゃんはどんな命令を書いていたのか気になったんですが、残念ながらわかりませんでした(+_+)
尺の都合上仕方なかったのかな?{/netabare}

4話感想
{netabare}
夜空と星奈・・・
こいつらはホントにメインヒロインなのか?
というよりこいつらがメインヒロインでいいのか?
ジェットコースターに乗った後のあの件はさすがに酷かったぞ(;゚∀゚)
いや、あれは製作者側の問題だろうか。
ああいうのは普通、音声だけでなんとかするものじゃないのかな?(-_-)ウーム

他の子たちは割といつも通りでした。
特に幸村はあいかわらず顔色一つ変えませんでしたね。
それよりもみんな本気で幸村のことを男だと思っていたのか。
ギャグでやってるのかと思ってたわw

あと風呂の場面で井口さんに何言わせてんだ( ̄Д ̄;;
てかマリアちゃんも10才なんだから男女の体くらいある程度知ってるだろうに。

色々カオスな回でしたが、よくよく考えてみるといつもの隣人部って感じがしないでもなかったですw{/netabare}

5話感想
{netabare}
オチが今までのはがないと違うパターンできました。
いつもは一話完結だったのが、今回はシリアス展開から次回に続くという終わり方でした。
めずらしいけどこれはこれでおもしろいし、次回への期待が高まるから別に問題はありませんがねw

今回は最初から最後まで理科ちゃん回って感じでしたね。
ボケまくり、ツッコミまくりでずっと笑わせてもらいました。
ですが、やっぱり一番爆笑したのは「よへちぼらげ」ですねw
そしてキレる理科ちゃん・・・{/netabare}

俺の中でのはがないキャラランキングは今までは小鳩ちゃんがトップだったんですが、2期に入ってから理科ちゃんの順位がどんどん上がってます(^_^)v
それはもう小鳩ちゃんと同じかそれ以上と言ってもいいくらいにw
毎回見た目が変わるのも新鮮でいいですね。
全部可愛いです。

6話感想
{netabare}
夜空と小鷹の関係については割とあっさり流していきましたね。
どうなるのかすごく気になっていただけに、ちょっと拍子抜けしました(;゚∀゚)
まぁはがないはギャグメインだからシリアス展開をそんな無理に引っ張る必要はないのかもしれませんがね。
でもそれやったら前回の内に終わらせてしまってもよかったような気が・・・ま、いっかw

今回もいつも通り笑わせてもらいました。
理科ちゃんキャラおかしくなってね?
最初からおかしい子ではありましたがw
あんなツンデレ俺は嫌やぞ(;゚∀゚)

小鳩ちゃんが部活に出てなかったのは補習のせいだったのか・・・
頭悪かったんだねw
ところでマリアちゃんはどこに行ったんだ?{/netabare}

7話感想
{netabare}
小鳩ちゃんの誕プレ選びという名目で小鷹をデートに誘った4人の美少女たち。
4人は明らかに小鷹に恋愛感情を抱いているっぽいのですが、安定の「主人公鈍感」の補正がかかり5人で買い物という女子たちにとって不快感極まりない状況に(;゚∀゚)

そんな中セナだけちゃっかり小鷹とデートしてたよね?
ちょっと優遇されすぎじゃね?w
たしか遊園地に行った時も二人でデートしてたし・・・
もうちょっと他のヒロインにも良い思いをさせてあげようよ作者さん。

そんな中でも一番不憫なのは理科ちゃんですよね。
この子だけは他のツンデレ軍団と違って小鷹への好意をハッキリと表しています。
それなのに小鷹の見事なまでのスルーっぷり・・・
不憫だ・・・不憫すぎる・・・(T_T)
でもだからこそ俺は理科ちゃんを応援したくなっちゃうんですよね(^_^)v

後半はケイト先生再登場!
最初出てきたときは「下品だし、あんま好きじゃないなぁ」と思っていたんですが、小鷹に好意を持ってるっぽい雰囲気を見るとなんか可愛く見えてきました。
何故だろう・・・?w{/netabare}

8話感想
{netabare}
今回の話の夜空はちょっと酷かったなー(;゚∀゚)
小鷹とのデートは普通に可愛かったけど映画の脚本・・・
あれはダメだ(-_-;)
夜空の気持ちもわからんでもないが、セナたちの言ってることの方が明らかに正論だし、それに逆ギレして挙句の果てにセナに対して「いなければよかった」とな・・・
さすがにこれは酷すぎる。
最後は脚本もちゃんとしたみたいやけど今回の話で俺の中の夜空の株がぐんと下がってしまいました。
もともと特別好きなキャラでもなかったんですけどねw

今週の理科ちゃんは色々な格好をしてましたね。
懐かしの「めがねポニテ」に「ロングヘアー」など。
そして極めつけは「小鳩ちゃん」!
あれはもうイメチェンの域を超えてますねw
セナにはマジギレされてましたが、落ち込む理科ちゃんも可愛いです(^_^)v{/netabare}

9話感想
{netabare}
セナも昔小鷹と会っていたとは・・・
しかも婚約者ですからねー。
他のヒロインと比べて一歩も二歩もリードしてるし、これはもうセナルート確定でいいんじゃないかな?
セナの親父さんも相変わらずおもしろいねーw

新キャラ登場しましたよ。
「遊佐」ちゃんです。
詳しいことはまだいまいちわからないけど小鷹のことをカッコいいと思ってたり、セナと同様で「頭は良いが残念な子」みたいです(;゚∀゚)
まぁはがないキャラに残念じゃない子なんていないんですがねw{/netabare}

10話感想
{netabare}
小鷹はこれまでみんなの好意を知らないフリをしていたのか・・・
確かに小鷹の「ん?何だって?」って言葉が多くて「ここまで鈍感でいいものなのか?」と、ちょっと違和感があったんですけど実は気づいていたということなら納得です。

知らないフリをしてた理由・・・
まぁ普通に考えれば「誰かと付き合ってしまうと今のままの隣人部でいられなくなる」という感じなんでしょうね。
小鷹の考えもわからなくはないですけど、このままだと理科ちゃんたちがかわいそうですよね(T_T)
ここは男らしく「ドーン!!」と決めてほしいですね。

やっとOPにあった映画撮影に取りかかるみたいです。
でも今回は後半のシリアス展開に全部持ってかれた感じがして、いまいち印象が薄かったです(;゚∀゚){/netabare}

11話感想
{netabare}
うん、やっぱりメインヒロインは理科ちゃんだね。
今回の話で確信したよ。
風邪を引いて保健室で寝てる時の色っぽさがヤバいですね。
確かにこれはずっと風邪を引いていてもらいたい気持ちもわかるw

遊佐っちが再び登場しました。
隣人部を潰しにきましたが、夜空とセナの反撃によりあっさり撃沈・・・(;゚∀゚)
逃げてく姿が何か可愛かったりw
てか、俺は別に遊佐っちのキャラは嫌いじゃないですけどね。

顧問の話では俺的には「マリアの代わりにケイトが顧問をやるんじゃないかなー」とか考えていたんですが当てが外れましたw
ちょっと残念です(-_-;)

そしてセナの突然の告白!
アーンド次回最終回!
はがないももう終わっちゃうのかー・・・{/netabare}

最終話感想
{netabare}
これは明らかに3期を狙っている終わり方でしたねw
大歓迎ですけどもw

それにしても最終話だってのに夜空の空気っぷりが半端なかったですね(;゚∀゚)
とてもメインヒロインの扱いとは思えませんでした。

それに対して理科ちゃんの優遇っぷり・・・
かつての夜空のポジションを完全に奪い去るかたちになってしまいましたが、これはこれでありなんじゃないかな?
これからの展開がすごく面白くなりそうで期待できますしね(^^)v{/netabare}

総合的な感想

やっぱりはがないは素晴らしい作品でした。
個人的には1期の頃よりもキャラの魅力がパワーアップしてたんじゃないかと思います。
特に理科ちゃん!
これはもう最初の頃からずっと言ってますけど、ほんとにかわいくなりすぎなんですよ!
俺以外にも理科ちゃんファンが急増したと思いますよ。
新しく増えたキャラもそれぞれ個性的でよかったですね(^^)v

キャラはかわいいし、ギャグは面白い・・・
俺的には超おすすめアニメです!!
3期にも期待しましょう(´∀`)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 115
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

理科がメインだった2期

1期見ているので最後まで見るのは確実でした^^
安定の面白さだなと思いました。

ラストスパートでものすごく面白くなり、
1期より株が上がり原作で続き買いたくなりました。

また、1期よりかなり作画が変わったので、批判している人もいると思いますが、
私は2期の方が好きですね!

1期は原作絵のブリキさんらしさが結構出て絵柄が苦手な方いたと思うので。(私もそのひとりでした^^;)
その分、1人1人の個性的さが薄くなったのは事実かもしれませんけど。。

1期よりも
恋愛要素少し入ってながら、友情でシリアスをぐっと入れてたのがよかったです。

原作買おうと思いました、はがないおもしろすぎる。


~12話~(最終回)
{netabare}最高でした!
とにかく最高でした!
最終回できっちりまとまってたし、
最後の夜空のメールで3期に期待できそうでしたし。

まず、OPの時からSEがついてて気合入ってるなって思いました^^

「僕」ということは理科が本当の主人公なのかもしれません。
そして、2期の一番のヒロインですよね。

小鷹が夜空か星奈と結ばれるのはたぶん変わらないと思いますが、
理科が一番結ばれて欲しいです。

理科どんだけいい子なんでしょうね。
もう見てて涙が出ちゃいましたよ。

やっとみんな友達だということを認識しました。

で、また夜空がかまってちゃんメールをw
まだまだ残念な日々は続きそうです^^
ということで3期期待できるかもしれませんね~{/netabare}


~11話~
{netabare}いくらなんでも今回の難聴は不自然すぎましたね。
わざといっているのがバレバレ。
やっぱり小鷹は逃げてしまうようです。

でも、変わることは怖いし、突然だと逃げてしまいますよね。
アニメだと素直に聞くのが多いけど、現実は小鷹みたいになる時の方が多いものです。

私は告白されたことはないけれど、
突然の出来事が起きてしまったら逃げてしまうと思います。
問題に向き合うということは難しい。

理科は逃げていく小鷹を見ていて辛そうでしたね。
夜空も星奈と同じように小鷹が好きだから、別の意味で辛そうだった。
ほかのみんなも・・

みんながみんな辛そうです。
これからの関係はどうなっちゃうんだろう。{/netabare}


~10話~
{netabare}主人公特有の難聴、どうやら小鷹はわざとやっていたみたいです。
じゃぁ、今までのこともほとんど聞こえていたということですね。

きっと、その言葉を聴いたり返事をしたら
何かが変わりそうで
怖くて前へ進めないのでしょう。

変わって誰かを傷つけたくない、自分も傷つきたくない。

わかる気がしますね。
変わることほど前へ進むことほど怖いです。
「失敗を恐れてしまう」

理科はいい子ですね・・
1期の時からずっと一番好きなキャラでしたが、2期になってさらに好きになりました。

隣人部の誰よりも友達や仲間が欲しくて、
そのために裏でみんなのために努力して笑って。

今回のこともきっと理科は言うのを恐れていたと思うけど、
小鷹のために言ったのでしょう。

最後の言葉なんだったんでしょう。
私は「友達」だと思いました。{/netabare}


~9話~
{netabare}私は星奈が好きなので気づきませんでしたが、
ほかのレビューや他人から言われ今回で気づきましたけど、
たしかに夜空、1期と違って引き立て役みたいになってますね。

1期では星奈より夜空の方が目立ってたというのに。

でも、これもネガティブな私には
もしかすると逆に悲しい思いをしているからこそ
最終的に夜空が結ばれるんじゃないのか・・
とか思ってしまいました。

小鷹と星奈が婚約者ということを知った今夜空はどうなるんでしょうか。
夜空に幸運が来そうな予感。。

また、新キャラちゃんが可愛かったです。
セナのことをリア充と呼び、小鷹のことをかっこいいという。
変わっていますが、それ最もだと思います。
小鷹はなぜモテないのかってぐらいイケメンだし、
星奈は好きな人やライバル(友達?)がいて充分リア充じゃないかと。{/netabare}


~8話~
{netabare}星奈のこと、さらに好印象で好きになりました^^
だけど、夜空の気持ちもわかるかもしれない。

過去って大切な思い出って大事なものだから、
「そんなもの」って言われると傷つくかもしれない。

結局、小鷹の言うとおり
思い出や過去も大事だけど、今も大事。。
選べないってことだよねw

次には話の内容を決めたので、さっそく演技の練習に。
またすごいことになりそう(?w)みたいなので楽しみです^^{/netabare}


~7話~
{netabare}今日は小鳩ちゃん回でした^^

みんなに祝ってもらってプレゼントもらって嬉しかったみたい!
いいね。。私も大勢で誕生日パーティとか知り合いの誕生日プレゼント会に行くとかしてみたいものですw

マリアからも誕生日プレゼントをもらって嬉しそうでしたね。
喧嘩ばかりしてますけど、意外に仲いいですよね~

星奈と夜空みたいです^^

星奈といえば最後のケイトの謎の言葉。。!
あの鈍感主人公でももうすぐで急展開かもしれません!
もしかして、この前電話で話してた婚約のことかな。。?

次回が気になります♪{/netabare}


~6話~
{netabare}やっぱり、星奈ちゃん素直ですよね。。
わがままだけど、好きですよ^^

それに比べて、夜空ひどいな。。
嫌いじゃないんだけど、星奈をいじめすぎるのはひどいなぁ・・

ま、まぁ小鳩ちゃんが翌日現れたのでよかった?のかもしれませんね。

あーだこーだ言いながら2人って仲良しですし。
(星奈も意外に優しく許すし、夜空もやりすぎたとか時々思ってるし。。)

それにしても、バーナム効果って言葉があるんですねー。
初めて知りました・・なるほどなるほどです。
心理現象って占いって怖いですね^^;

夜空と小鷹が幼馴染とわかった今、波乱の恋はどうなるんでしょうね。
星奈がいいんだけどな・・{/netabare}


~5話~
{netabare}・・理科、髪型変えるとこんなにもキャラわかりにくくなるもんなんですね。

あと、メガネ男子いいですよね!
「メガネ男子キタ━(゚∀゚)━!」という理科に、
思わず私も「分かるー(゚∀゚)ー!」と思ってしまいました。

腐女子というところは自分と違うけど、
理科は自分と重なる場面が多くてびっくりします。

また、まよチキネタには思わず吹きました。
別の文庫のネタ出すんだ!?と思いましたよ。。
そういうのおkなんですかね?^^;

・・最後の展開的に夜空と結ばれそうな予感。
ハーレムか星奈と結ばれて欲しいんですけどね・・

今回のお話突っ込みどころ満載でかなり楽しめましたw{/netabare}


~4話~
{netabare}やはり、幸村は女子だったか。。
男子なのに、胸のラインが書かれていて未だに不思議だったんですよねー・・
より、小鷹はハーレムに。。
こんなハーレム見たことない・・小鷹は鈍いですね。

また、小鷹と星奈の距離が縮まったと思います。
小鳩ちゃんがすきな鉄の死霊術師のショーを見に行ったとき、夫婦と間違えられて照れる2人。。
ニヤニヤしていいでしょうか、お熱いですよ~

でも、2期だけを見ると、星奈が少し有利ですが、1期を考えると夜空といい勝負なんですよね・・
個人的には星奈に頑張って欲しいですね^^{/netabare}


~3話~
{netabare}相変わらず楽しそうだけど残念な隣人部です。

今回、隣人部がしたお疲れパーティ王様ゲームとか
残念なみんなにはもってこいのゲームですよw
あと、盛り上がりそうですよね!

ゲームが最後になったとき、星奈と小鷹がキスすることになって、キスする間際夜空が止めました。
私はどちらも応援したいのですが、今回は星奈とキスしてほしかったです^^

やはり星奈は少し残念そうでしたが、間接キスでも嬉しいですよねw

わたし的には一緒に王様ゲームしてくれる方がいるだけで羨ましいんですけどね。。
いつか、わいわいと王様ゲームしてみたいです;;

(理科のお団子ヘアかわいいですね!){/netabare}


~2話~
{netabare}理科の髪下ろした姿可愛いですね!
すごく、雰囲気変わりました^^
でもやっぱり、私はメガネでポニテ姿の理科の方が好きかもですw

キャラの中で一番理科が好きだったりするのでおろし姿見れて嬉しかったです!

ホモ系のものって、エロい物ばかりかと思っていましたが、
案外そういうものではないんですね。
私は星奈の好きな百合系の方が純愛ものが多いと思ってました。
でもどちらにしろ、好きなものは別に好きでもいいですよね、それはその人の自由ですし。
見た目で判断しちゃダメですもんね^^

途中、星奈がプレイしてたゲームを言うところで
放送していいのか?と思うほどのシーンを朗読しようとしていて少し不安でしたが、
なるほど・・cmではさむとは・・逆に感心しちゃいましたw
カットうまいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

残念で安心した

うまく友達が出来ない人達が「隣人部」を舞台に友達作りに挑戦する残念系ラブコメの二期。

OPアニメを見ると和気あいあいとした雰囲気で心配しましたが、
内容は一期と変わらず友達作りがヘタな残念集団で安心しました。

一期で楽しみ方は心得たので、ゆるーく観ました。
感想もゆるいです。

※1話感想{netabare}
今回の成分 肉5:盛り2:残念2:天馬1

とりあえず盛りヘアーで一掴みでしたね。
食べ物で遊んじゃいかんけども。あの後、誰が食べたんでしょうか。

肉の家ではいくつもの残念ポイントが。
肉の見た目と仕草はかなり可愛いんですけどね、やはり中身が&hellip;。
カツラの匂いを嗅ぐのはちょい引き笑いでした。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 ホモゲ部3:シスター2:残念2:裸眼1:音読1:答え合わせ1

1話でマリアを強制労働させていたケイト登場。随分とオッサン臭いです。
理科はメガネを取ったら美人と言うよりメガネを取っても美人ですね。
残念なのは相変わらずですが。
その他は相変わらずと言えば相変わらずなんですが、
1期の再放送を見ているような&hellip;。
まぁ来週に期待します。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 王の命令3:家出2:妹2:残念2:からあげ1

ABパート二本立て。
Aパートはマリアが小鷹の家に泊まるお話。
小鷹くん相変わらず面倒見がいいですね。
子供同士いがみ合いしてますが何だかんだと良い友達関係が出来ていて微笑ましい。

Bパートは王様ゲーム。
くじを使うのは実際やっても面白いかもね。
肉とのキスはとんちで回避、一休さんみたいです。
来週は一話で引いた肉との結婚話みたいです。
二期の中核のストーリーぽいので楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 遊園地5:漢湯4:汚物1

何ともインパクトのある回でした。
小鷹くん友達いないと呟いてましたが、端から見ると色々と友達以上なのですがね。
気付かないところが残念。

遊園地でも皆の個性が良く出ていて観ていて楽しめましたが汚物的なのまで見ちゃうとは。

幸村くんは幸村ちゃんでした。サブタイトルの通り男一人になりました。
流石に彼女の今までの人生には疑問を感じてしまいますが、
ツッコんだら負けのアニメなので我慢我慢。
結婚話は先送りでしたが忘れられない一話になりました。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 乙女ゲー5:タイムマシン3:執事2

まずはメバルでひと笑いしました。
今回はゲーム回でしたね。茶化し合いながらもワイワイ楽しんでいました。
それぞれの残念な部分も出ていて楽しめました。
でもバットエンドで夜空は現実と重ね思うところがあったみたいです。

理科のエセタイムマシーンで夜空との過去がバレそうですが、
誤魔化すのか白状するのか気になりますね。
今のところ夜空が目立っていないので次回はクローズアップされそうです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 メイド喫茶3:占い3:残念3:幼馴染1:ギャルゲの声たまこ0

夜空との過去がバレましたが変わらずでした。
今後の展開への含みはあるかも知れませんが。
まぁ大した秘密でもないといえばそうなんですがね。

理科のドSメイドはなかなか楽しいです。残念だけど。

夜空同様に私も占い全く信じてません。あと、血液型の性格診断も。
私も残念なのかも&hellip;。
肉は騙され過ぎちゃいましたね。またお尻ペンペンだったのかな?
残念要素は観ている分にはとても楽しいです。

幸村の一人副音声は難しそうでしたね。
二人居ないと掛け合い出来ないし。

次回は文化祭をスルーして誕生会なのかな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 誕生会4:買い物3:残念3

そういえばこのアニメ岐阜設定だったよね。
買い物に名古屋(ながや?)まで出る様でご苦労様です。
結局その買い物すら満足に出来ていないのが残念すぎますが。

メールや服装はみんな個性的で楽しめました。

マリアのプレゼントはお揃いで友情感じます。
ケイトも抜け殻をとても大切にしていて残念だけではない良さも感じました。

それにしても肉との結婚話は引っ張りますね。
来週こそかな?

それと新しいアイキャッチは保護者が多いみたいだけど全員判った人いますか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 映画7:猫2:セシボーン1

私も学生の時に文化祭で映画監督をやったので思い出と共に観てしまいました。
どんな映画になるのか来週以降が楽しみです。

肉が正論を言ってちゃんとケンカもできるいい友達っぷりでした。
他にも部内には友情以上のものが蔓延してる感じなんですが、
気付かないのか認めてないだけなのか残念集団なのでしかたないです本当に。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 許嫁5:撮影3:ほめ殺し2

やはりNEXTは肉が主役だねー。
立場的にも逆転しちゃいました。
夜空もがんばってー。

映画は順調かと思いきや盗作とは。この後どうするんだろ。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 映画6:文化祭2:体育祭1:リア王1

小鷹もハッキリ言ってリア充なんだけどね。
いろいろと認めたくないみたいです。
今の環境、人間関係を保ちたいのも分かるんだけど選択して、
前進しなきゃ行けない所に差し掛かったようです。
この調子でいずれ3期も観たい気もしますがどんな結論になるのかな?
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 小さな上映会4:最強タッグ3:告白3

仲間と作った映画文化祭で上映できなかったけど、
隣人部のメンバーにはそんなこと関係なかったみたいです。
自分たちで力を合わせ作り上げたことに意義や満足感があったようで、
本人たちが納得してるならそれで良いと思う。
それにしてもCGが凄い、この作品ほぼ理科が作っちゃってる気がしますけど。

正論言っていた遊佐さん気の毒な気がしますが、
夜空の屁理屈&肉の権力には勝てないです諦めましょう。

そして遂に告白されました。
はぐらかすのも無理あるけど今の状況壊れるのが怖いのもわかります。
隣人部って小鷹大好きクラブなので厳しい選択だけど、もう互いに絆もあるので、
小鷹の気持ちに従って誰かを選んでも大丈夫な気はします。
どうするのか、最終回が早く来て欲しいようで来て欲しくない複雑な心境です。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 現実逃避6:生徒会2:バトル1:友達1

ストーリーの1話としては楽しめましたが、最終回の着地としては納得出来ませんでした。
問題は何も解決されていないですしね。
3期ありきなんですかね?もやもやしてスッキリしません。
NEXT全体を通して夜空はかなり不憫でしたので
3期があるのならもう少し良い目を見させてあげて欲しいです。
ED曲と共に最後に振り返りましたので、
そこにはみんながいて笑顔で夜空を迎えに来たのだと解釈しています。
{/netabare}
大笑いはなくとも何となく小笑い出来て、気楽なラブコメとして楽しむ事ができました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 46

84.1 20 学園で幼馴染なアニメランキング20位
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (3480)
18884人が棚に入れました
医者を志望し、国立大学の医学部を目指している季堂鋭太は、羽根ノ山高校(通称ハネ高)入学後、色恋沙汰には脇目も振らず常に学年トップの高成績を維持していた。ところが、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われ、真意を測りかねた鋭太は真涼の誘いを断ったものの、真涼の側は全く挫ける気配が無く連日誘い続け、鋭太も遂に根負けしてしまう。
そして、帰り道で鋭太は真涼から他の男から告白される度に断る繰り返しに疲れたので色恋沙汰に興味を示さない者同士で偽装カップルになって欲しいと持ちかけられる。一旦は拒絶したものの鋭太が中学の時に付けていた日記が何故か真涼の手中にあることを知らされ、やむなく偽装カップル成立を了承する。
鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、鋭太の幼馴染で1ヶ月前に「お前は恋愛対象じゃない」と鋭太に言われた反発から「彼氏を作る」と宣言していた春咲千和が真涼に対する敵意を剥き出しにして立ちはだかる。さらに鋭太を「元カレ」と称する姫香や風紀委員の愛衣までが次々と加わり、鋭太争奪を賭けた少女たちの壮絶な「修羅場」が展開していくことになる。

声優・キャラクター
逢坂良太、赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣、東山奈央、種田梨沙、名塚佳織

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

県立羽根ノ山高校(通称ハネ高)に通学する、1年生の男女5名(なお、男子は1名)を中心とする、「恋愛」と「中2病」とハートフルかも知れない何かを巡る物語。

ハネ高1年1組の季堂鋭太は、ある理由から色恋沙汰には脇目も振らず、学年トップの高成績を達成していた。ところがある日、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われる。

真意を測りかね断ったものの、連日誘われ続けたあげく衆人環視の中で「告白」されてしまう。

実は真涼は恋愛沙汰に嫌悪感しか抱けない「恋愛アンチ」であり、連日男子から告白されては断るという日々にうんざりしており、同類と見込んだ鋭太に偽装カップルを演ずることを持ちかけたのだった。

面倒なことはご免と拒絶した鋭太だったが、弱み(中学時代の中2病全開の日記)をたてに取られ、偽装カップルを了承する羽目となる。

鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、「幼なじみ」の春咲千和を巻き込んだ「自らを演出する乙女の会」の活動過程で決定的な「修羅場」を招いてしまう。さらに「元カノ」を自称する秋篠姫香と、風紀委員で「婚約者」の冬海愛衣が次々と加わり、ことあるごとに鋭太が『修羅場すぎる!』と慨嘆する展開が続くことになる。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

羽根ノ山高校

@自演乙の会(自らを演出する乙女の会)

季堂鋭太:逢坂良太

本作の主人公で、「自演乙の会」唯一の男子会員。学年トップの優等生だが、中学時代は中の下の成績だった。幼い頃の愛称は「たっくん」。血液型はA型。幼い頃、恋愛病患者のようだった両親がやがて不仲になり、挙句の果てに中学3年の夏に自分1人を置いて、お互い密かに作っていた恋人と二人揃って蒸発したことから、恋愛全般に対し強固な不信感を持ってしまい、「恋愛アンチ」を自負している。両親の蒸発という圧倒的現実に打ちのめされるまでは、中2病的思考を書き綴った日記を付け、行動にも移していた。日記帳はお気に入りの動物図鑑のケースに隠していたが、誤って古書店に売却したため真涼の手に渡ってしまう事態となった。中学生時代は少しでも目立とうと破天荒な(中2病的な)行動を取っていた。しかし、両親の蒸発や千和の交通事故などを経て、現在は価値観が変わっている。優等生になったのも、地元国立大学医学部の推薦入学枠を勝ち取るため中学3年後半以降の勉学一筋の実績だが、その動機は千和の体を治すためであり、真涼は最初からそれを知っている。ハーレムのような状態になっているが、恋愛アンチのため原作最新刊の時点ですら「好きな人はいない」と思っている。しかし、真涼に関しては以前まではノートのために嫌々偽彼氏を演じていたが、原作6巻の時点では放っておけない存在になっており、「自分を必要としてくれるなら恋人という名目でも偽彼氏という名目でも構わないからずっとそばにいてやりたい」と言うなど、無意識のうちに彼女のことを大切に思うようになる。また、偽装カップルが解消された今でも彼女を気にかけており、彼女に困ったことがある際は、助けたいと想っている。両親の蒸発で孤独の身となった鋭太を引き取ったのが現在の保護者である伯母の冴子だが、仕事(ゲームクリエイター)でほとんど家に帰れない為、家事全般を担当するようになった事でスキルが著しく上達している。

春咲 千和:赤﨑千夏

ヒロインの一人で、鋭太の『幼なじみ』。クラスは1年5組。小1から隣家に住み、鋭太を「えーくん」と呼ぶ。名前と仔犬を連想させる小柄な体格から「チワワ」のあだ名があり、本人もペンネームとして『かわゆいチワワ』を使っている。肉料理が好物で、もてる話には興味があり特に女性雑誌「パチレモン」のファン。身長は150 cm。血液型はO型。小学校1年の頃から剣道を嗜んでおり、全国大会出場を狙える剣道部期待のエースであったが、中学3年の夏に交通事故で腰に深刻な重傷を負い、激しい運動が出来なくなったために剣道を諦めなければならなくなった。現在は大手術とリハビリのすえ、日常生活に問題ないまで回復したが、無茶をしそうになると鋭太は本気で怒っている。高校進学後、鋭太に(一般論として)「幼馴染が彼女なんてありえない」と言われたことに反発し「モテまくる」と宣言した。さらに鋭太と真涼が偽装カップルとなってからは、真涼に対して強烈な敵愾心を燃やしていて、成り行きで「自演乙の会」に入部する羽目となった。小学校入学直前の3月からのお隣さん。何かにつけ「大好き」「愛してる」と言い続け、鋭太は「ありがとう」の意味にしか取っていなかったが、実はずっと本気だった模様。原作4巻で鋭太に告白したが後にフラれてしまう。しかし、鋭太が真涼と別れた時のために真涼以上のモテカワ女子になることを決意した。鋭太とは作中で二度キスしており、一度目は鋭太に告白した時、二度目は風邪でフラフラな鋭太が真涼の家に行こうとした時(ちなみに二度とも真涼に目撃された)。料理は下手で、普通に不味かった。長らく鋭太の手料理を食べさせられていたが、真涼の出現に奮起し練習した結果、鋭太に「うまい」と言わせるだけの技量を身に付けている。

夏川真涼:田村ゆかり

ヒロインの一人で、鋭太の『彼女』。同じ1年1組のクラスメイト。血液型はAB型。9年間を海外で過ごした帰国子女で、銀色のストレートヘアと蒼い瞳が特徴。鋭太のファーストキスの相手でもある。校内一の美人と評判で、連日の告白に疲れ、鋭太に偽装カップル(「フェイク」)を持ちかける。当然、千和とは緊張関係となるが、「自らを演出する乙女の会」(自演乙の会)を結成し、千和の「幼なじみ」意識を逆手にとって鋭太が彼氏であることを見せつけ、この時点では優位に立っていた。しかしながら、千和はもちろん、鋭太に恋する姫香と愛衣は本来真涼にとってライバルのはずだが、同時に得難い友人でもある。このことが真涼の心理を大きく捉えている。一方で偽装カップルの鋭太に対しては、出会った当初は、猫を被って接した際の彼の無愛想な一面にあまり良い印象はもっていなかった。しかし、本性を現した上、偽装カップルを強要したにも関わらず、嫌われるどころか、寧ろ優しく接してくれる彼に戸惑いながらも徐々に惹かれていき、自分で自分の気持ちが判らなくなってしまう。さらにライバルたちに嫉妬(若干ヤンデレ)を示し、『もにょもにょ』と称するいちゃらぶ行為を要求するなど依存心が強まり、「鋭太の彼女でいるなら、どんなことでもする」と宣言し、クラスの席替えでは鋭太の隣に何が何でも座ろうとするまでになった。ちなみに鋭太とは作中で4回キスをしており、一度目は学校の帰り道に真涼の不意打ちで、二度目は真涼がプールでおぼれた際に鋭太が人工呼吸をしたとき、三度目は鋭太が愛衣と花火を見に行った翌日、真涼に謝罪としてキスを要求されたとき(この際、真涼はあまりの恥ずかしさに噛んでいた)、四度目はミスコンの舞台で、鋭太が「フェイク」の関係を戻そうとしたとき(因みにこの4度目は鋭太からのキスである)。ついには「フェイク」を巡り、姫香に自らの認めたくない本心をつかれ、精神的に不安定になってしまう。鋭太を繋ぎ止めていたはずの日記も効力を失い、両親への想いも崩壊し、挙句の果てに鋭太との偽彼氏の関係を解消してしまう。さらに追い打ちをかけるようにノートを返して偽彼氏の関係を解消しようとした矢先に鋭太と千和のキスを目撃してしまう。それ以降は真意は不明だが、鋭太と千和の仲を応援することを決意する。しかし、鋭太の所有物や抱き枕を使って、彼のことを考えながらもにょもにょをしたりするなど、彼への依存心も強くなっている。実家はスウェーデンにあり、社交界では飾り物の隠喩で『宝石』と評されていた。当然裕福ではあるが、真涼自身が自由に使える資金は限られている。母違いの妹である真那とは、愛憎とわだかまりに遮られ、本心を明かしがたい距離感に悩まされ、さらに実の母と父の関係から要求される自らの立ち位置が人間不信をこうじさせるなど、十代の少女としては過大な負荷を背負わされている。一人暮らしだが料理は破滅的に下手で、食事は主にウイダーインゼリーやカロリーメイトおよびレトルト食品に頼っている。また、『ジョジョ』の愛読者で、会話のそこここにネタを仕込むばかりか、部室に自費で単行本を揃えるほど。カナヅチのため水泳が苦手。

秋篠姫香:金元寿子

ヒロインの一人で、鋭太の『元カノ』。クラスは1年2組。黒髪で髪型はおかっぱ。血液型はB型。鋭太が千和を護るため、駅前で不良少年と闘う様子を観て恋に落ちる。以後、前世で付き合っていたと主張する「中2病の元カノ」。鋭太の中2病残滓に親和性が高く、ことあるごとに無機的な台詞で想いを告げるうち、次第に積極的な行動が身に付き、苦手だった姉に「好きなひとが、できた!」と言えるほどに強くなっている。中2病だけあってマンガやアニメが大好きで、姉の優華に厳しい目を向けられていた。しかしそのきっかけは幼稚園の頃に、絵本『不思議の国のアリス』を優華に読んでもらったことで、「反発しながらも姉が大好きな妹」その2である。実はかなり着やせする体系をしており、小柄で華奢な体系だが真涼の次に巨乳である。ふとしたことから「フェイク」を知ってしまい、内心「理想のカップル」と崇拝していた二人を拒絶する。そのまま中2病に閉じこもるかに見えたが、鋭太や風紀委員達の尽力で事なきを得るが、その過程で真凉の想いを顕現させてしまう。秋篠家は江戸時代から続く老舗「旅館あきしの」を経営しており、女子は高校に進学したら仲居の修業をするのがしきたりとされていた。姫香はそれを拒んでいたが、姉との一件以降「ただのお手伝い」と称し、お客さんの相手に取り組んでいる。

冬海愛衣:茅野愛衣

ヒロインの一人で、鋭太の『婚約者』。愛称は「あーちゃん」。クラスは1年3組で風紀委員に所属。性格は真面目一辺倒で、成績は学年3位。血液型はA型。風紀委員として「自演乙の会」を廃部にしようと画策するが、夏期講習で鋭太と同じクラスになり、昔の『約束』を思い出させた後に、自らも入部しリーダーを称する。カオルとは同じ小学校で、小学校1年から4年まで同級であり、小学5年生の1学期に県外に引っ越したが高校1年生の春に再び羽根ノ山市へ戻ってきた。母親を亡くし、父親、弟と共に暮らしており、父親の仕事の都合で引っ越しを繰り返している。10年前、鋭太と同じ「わかば幼稚園ほし組」に在籍し『けっこんのやくそく』をしたが、直後に引っ越しで離れ離れになった。高校入学で再会したが、鋭太は想い出の丘に連れてこられるまで忘れていた。愛衣は手書きの『こんいんとどけ』を大事に持っていて、海での合宿で鋭太が握りしめた際の血痕を結婚の約束と信じ込んで、自らの絶対的優位を確信している。口癖は「おそとはしってくる!」「愛衣ちゃん大勝利!」。「自演乙の会」に対抗するうち、付き合っている彼氏が居ると虚勢を張って、姫香に『恋愛マスター』と崇拝される羽目となり、肝心の鋭太へのアピールを妨げられ、涙する展開となっている。それでも鋭太への恋心を抑えきれず、尊敬する風紀委員会の先輩達に詰問されるが、逆に恋心全開の告白を目撃され、全面的な支援を取り付けている。しかし、基本的に鋭太との関係は他のヒロインとズレており、原作6.5巻のキャラ紹介では「千和たちより一段高いところにいるつもりで、実は同じフィールドにすら立っていない。その隔絶に気付く時が覚醒の時。」と書かれる。恋心は妄想家で、ポエム家。ビッグガンガンにて連載されたスピンオフ漫画「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 愛」では主人公を務めている。ただし、偽彼氏の存在が無いことや鋭太に妄想ノートを見られなかったなど原作とは違った展開となっている。


@学園の生徒

遊井カオル:種田梨沙

鋭太の『親友』。愛衣の幼馴染。同じ1年1組のクラスメイトで生徒会書記。中性的な外見をした男子生徒で、成績は学年20位。中学3年の時に鋭太と同じクラスになってからの付き合いで、鋭太や千和の家庭の事情をある程度知りながら踏み込んでこない。鋭太曰く「聞き上手」「人間関係の達人」。千和とも付き合いがあり応援しているが、小学校で同級生だった愛衣のことも応援している。さらに自分自身も鋭太に対する『好意』を見せることがある。何らかの『秘密』があるらしく、愛衣はその真相を知っている模様。カオルとは双子だと主張する、遊井カオリと名乗る妹がいる。外見も受ける印象もカオルとそっくりであるため、鋭太はカオルが女装したのではないかと疑っていたが、愛衣の弟の勇樹がカオリを知っていたため、確信を持てずにいる。バナナパフェが好物。

山本:村田太志

1年1組の男子生徒、サッカー部。真涼のことが好きで、隣の席になった鋭太を羨ましがっていた。その後も夏期講習などで、とかく顔を見せている。口癖(?)は「ンーッ」。

赤野メイ:大坪由佳

1年1組の女子生徒。さつきの親友で、千和の友人。赤い髪に「R」型のヘアピンで前髪を整えている。誰とでも仲良くなる娘。

青葉さつき:山崎はるか

1年1組の女子生徒。メイの親友で、千和の友人。有名バンド「デッチリ」のファンで、特にギターには詳しい。青い髪に「b」型のヘアピンで前髪を整えている。

坂上:花江夏樹

1年1組の男子生徒。「坂上先輩」の弟。赤野メイと仲がよい。

坂上拓也:鈴村健一

3年生の男子生徒で「坂上先輩」こと坂上の兄。バスケット部のエースで古いギターのコレクター。女子からも人気があるが、好青年を演じているだけである。本性は二股や三股は当たり前で飽きたら捨てるを繰り返している女誑し。休日は不良グループとつるんでいる。

最上ゆら

1年1組の女子生徒。千和の友達で、夏休み明けの実力テストで1位を取る(鋭太は2位に陥落)。本人は成績を意識しておらず、40?50位から「ボーッとして」首位を得、鋭太にライバル認定される。


@親族・家族関係者

季堂美星

鋭太の母。本編開始の1年前に互いに相手を見つけ蒸発した両親の1人。若作りをしており実年齢よりも大分若く見える。40歳。冬期講習を受けに塾へやって来た愛衣が逃げ出し、一度真涼の家に寄ったのち探して見つかった歩道橋の上で偶然出会ってしまい、あの男に飽きたからまた一緒に住もうというようなことを話している。そういった事から、自分達の身勝手さが息子である鋭太にどれだけの事をしたのかと言う自覚は全く無い模様。

桐生冴子:名塚佳織

鋭太の伯母で独身。両親の身勝手で孤独の身となった彼を引き取り、保護者となっている。ゲーム会社「ソフトダンク」のゲームクリエーター。ギャルゲーや乙女ゲームの制作(シナリオ、プログラム、グラフィック、音楽、その他)を担当する自称「なんでも屋」。仕事がキツイと『へろへろモード』に陥るが、帰宅して鋭太の手料理を摂取すれば、スタイル美人の『覚醒モード』となる。初対面で鋭太と真涼の関係を「フェイク」と言い当て、「自演乙の会」会員を動揺させる。さらに鋭太に『あたしも攻略しろ』と参戦意図を垣間見せている。

夏川真那:東山奈央

サブヒロイン。真涼の妹。隣町の名門、私立ネナカ女学院中等部の3年生。金髪碧眼で髪型はツインテール。かなりの毒舌家で、真涼とは互いの両親のわだかまりを背負った経緯がある模様だが、悪い人間ではない。真涼に対し苛立ちを持ちながらも親愛の情を抱いており、鋭太に対し「お姉ちゃんのカレシ」として内心を覗かせている。姉に続き鋭太とキスを交わした一人だが、他のヒロインよりも一歩引いた立場となっている。鋭太を童貞呼ばわりしている。初対面でぶつかった姫香とは同じ妹という立場で通ずるものがあり、友人関係を結んでいる。

安岡:柳田淳一

真那のボディーガード。真那曰く「経歴聞いたらチビる」ような経歴をもつらしい。

真涼と真那の父親

羽根ノ山市に地盤を持つ政治家。スウェーデンの社交界でも一定の地位を占めている。真涼を母から引き離し自分の『宝石』として扱ったり、真那にボディーガード兼お目付役を付き添わせて問題行動をもみ消したりと、なかなかに腹黒く狡猾な人物。鋭太と決別する覚悟を迷う真涼の前に、この世で一番会いたくなかった男として現れる。作中、何度か話題に登場し、6巻にてその姿を鋭太達の前に現した。

秋篠 優華

姫香の姉。大学3年生で、家業を継ぐため、東京の大学で経営学を学んでいる。跡継ぎの自覚が非常に強く、姫香にも一見きつくあたる[注 4]が、引っ込み思案の妹を案ずる想いの一面でもある。鋭太や真涼、そして真那といった友達が出来ていることに安堵し、東京に戻る。

冬海勇樹

愛衣の弟。現在、小学5年生で少年野球に入っている。まじめで礼儀正しい少年。カオルの妹、カオリと昔から面識があり、「ゆーくん」と呼ばれている。鋭太のことは姉から日常的に色々聞いている。


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2013年冬アニメ(2013年1月~2013年3月)

TOKYO MX 1月5日(土)スタート 24:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Girlish Lover」(第1話 - 第12話)
作詞 - 小田倉奈知 / 作曲 - 太田雅友 / 編曲 - EFFY / 歌 - 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣)

ED「W:Wonder tale」(第1話 - 第12話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 太田雅友 / 歌 - 田村ゆかり


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「高校生活のスタートは修羅場」

2話「新しい部を結成して修羅場」

3話「幼なじみの涙で修羅場」

4話「男の戦いは修羅場」

5話「ラブレターの真相は修羅場」

6話「灰色の世界を切り裂く修羅場」

7話「夏期講習なのに修羅場」

8話「映画館Wデートで修羅場」

9話「よみがえる約束は修羅場」

10話「夏合宿の会議で修羅場」

11話「合宿前夜のワクワクは修羅場」

12話「戦略の結末は修羅場」

13話「新しい世界への修羅場」(最終話)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

偽装じゃないだろ!

どうやら気楽に観るタイプのハーレムコメディの様です。

ガリベンだったり元中二病だったりと前期のアニメを思い起こします。
最近の流行なんでしょうか。

淡い色使いの作画は雰囲気があって良いと思います。

本編でどうなるかは知りませんが歌では真涼が圧倒してます。
OPがB型H系に聞こえます。

設定についてはかなり強引さを感じます。
※1話目のみの設定への感想(批判的ですがこの作品のアンチではないです)
{netabare}
鋭太くん、恋愛アンチとか言って無関心を気取ってますが、
言ってる(書いてる)時点で既に意識していて関心がありそうなんですけどね…。
…でもまぁ、これに関しては愛も憎しみも、中毒もアンチも表裏一体・紙一重
と知る展開が待っていそうな気がするので一応、良しとしときます。
中2ノート>恋愛アンチの信念 なのはやはり疑問ですけどね。

ノート紛失~真涼へ渡るプロセスが無理矢理です。
まずノートを隠すのに本に挟む人は居ないでしょう メモなら分かるけど。
それにカバー付きの図鑑にノート挟んだらしまえないでしょう。
検品せず買取り&売場に出しちゃう古本屋もおかしいしでしょう。
そんなレアなもの手に入れられる確率だってほぼ0でしょうに。
どんだけオカシイか一度、本にノート挟んで古本屋行ってみたらが良いんじゃないでしょうか。
もうちょっと上手いアプローチがあったんじゃないでしょうか?

真涼が鋭太と偽装カップルに成らざるを得ない動機付けも甘いです。
告白されるの面倒でひがまれるのが嫌なのは分かりますが、
毎日学校しかも同じクラスで好きでもない人とイチャつくのもかなり苦痛だろと思います。
本当に恋愛嫌いならそんな状況は長続きしないで破綻しますって。
友達居ないなら便利屋さん使うとかとにかく学校外の人選ばないと不自然です。
せめて、せめてクラスは違っていて欲しかった。
もし恋愛ごっこが続くのなら、それは既に相手に好意を持ってる証拠だと思います。
これではもうこの設定の時点で真涼は鋭太に惹かれているとしか思えません。
つまりは…「おまえ…偽装じゃないだろ!」(南千秋風)

この作品を楽しむにはそう言うところツッコんでたらキリがないみたいです。
ツッコミ疲れしちゃいますよ~
{/netabare}
そういう無茶な所も笑い所なのかも知れませんけどね。

主人公設定で中二病や前期ラブコメの印象を受けた影響で真剣に考えすぎなのかも。
ラブコメって恋の機微を楽しみたいんで設定はしっかりしてて欲しいんですよね。
まぁコメディ色の作品と割り切っちゃえばそれはそれで楽しめそうな気はします。
テンポも軽快で声優さん達もノリが良いですし気楽に見ていこうかなと思っています。

気軽に観てもツッコミます。
※2話感想{netabare}
真涼ヤバいですね…アニメキャラではワイリ以来のヤバさです。
恋愛への憎しみよりも、他人の気持ちよりも、
人を騙す楽しみが勝ってるんじゃないでしょうかコレは。
ギターの件等、恋愛嫌いなのに人の恋愛で楽しんじゃってますし、
千和の気持ちには薄々感づいてなお偽装を続けワガママを通している気がしますし、
修羅場への伏線というかカウントダウンの様な…。
鋭太に目を付ける前に色々な男を調査した雰囲気もありますし。
どこまでが嘘なのか…真涼ヤバい真涼ヤバい!もはやツッコミじゃないけどヤバい。

1話での設定、鋭太に興味津々な言動、「全部嘘」という意味深発言。
やはり今回を観ても既に真涼は鋭太に惹かれているんじゃないかという思いは残ります。

それにしても酷いのは鋭太。
千和の諦めない性格が分かっていながら
「自分から打ち込めるものを見つけたんだ」だとぅ?
好きでもなく趣味も違う人と付き合って何にもならないでしょう。
付き合う事を目標に夢中になっても、付き合った後に夢中になれるのかい?
それは失敗しても成功しても報われない道…恋愛アンチでも人としてどうなの?
それに気づかせてあげないと千和が傷ついちゃうよ!
鈍いなら鈍いで、まず先に好きになる人を見つけるサポートや応援なら分かるんだけど…。
あんな純真無垢な子を誰彼構わず付き合う女にさせんじゃねーよ!

千和にもツッコミ入れようと思ったけど状況的にも可愛そうなので止めておきます。
判官贔屓ってヤツだからね、別に千和派って訳じゃないんだからね!
それはそうと、千和の腰爆弾は大きな伏線になりそうですね。

なんだかんだと楽しんで観られてます。そしてレビューで遊べてます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「こんな行動する訳ないだろ!」…と
今までの流れだと千和の奇行にツッコむ所なんですが、
結構千和の言動は理解できるんですよね。
モテる自分になって好きな人に自分の魅力や気持ちに気付いて欲しい、
そして約束があるなら思い出して欲しい「待ってる」ことを。
まだ幼く素直になりきれない自分も分かってるから、
中2ノートの彼にも憧れるんでしょうね。

鋭太くんやはり千和を傷つけちゃいました。
あんな過去もありながら気付かないのは鈍いですね。
ハーレム系主人公は鈍くないと成立しないですけど、(鋭かったら鬼畜に映る)
この主人公は特に鈍く恋愛だけでなく人としての鈍さも感じます。
もう鈍太って呼ぶよ?

「偽装彼女に幼なじみが妬きもち」的なCMが挿入されていますが、
真涼の意地悪っぷりを見ていると実は逆なのかなとも思います。
「恋愛」自体にも妬いているのかな。
一話で恋愛を憎む節がありましたが、それて同じくらい興味もありそうです。

ちらりともう一人の姿も映りましたし、また来週観ますよ。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
いやー坂上先輩、絵に描いた様な悪い人で良かったねー。
良い人だったら千和が振る時もっと傷つくと思っていたので結果オーライ。
デートの時、外から見ると千和が可哀想に見えるけど、
千和本人は元々好きでもない人だし、ホッとしたんじゃないかな?
これで罪悪感なしで鋭太にアプローチ出来る体制が整いました。
坂上弟の立場は少し可哀想になっちゃうけど役目終わったらもう出てこないのかな。

鋭太はあそこで中2設定を出す必要性が分からんです。
(第三の女と関わらせる為だけにやったな…)
結局クロスチョップで飛びかかるなら最初で決めなさいって。
中2バレして、なんかもう中2ノートの効力関係なしに真涼とカップル演じてませんか。
恋までは行かずとも彼女への同情から優しい鋭太くんはつき合っていますねコレは。

個人的には真涼は鋭太の事が好きなのは
とっくに確定してますので、キスには驚きはなかったです。
真涼は今回の流れどこまで計算してたのかな。
後腐れ無く坂上先輩と千和が別れる事が分かっていたならそこまで性悪でもないのかも。
嘘つきから素直に転換する展開は来るのかな。

いろいろと強引さは感じながらも、もうそれを心得た上で楽しんだ今回でした。
次回から第三の女登場ですね。
もう鋭太と千和の絆見せられてますから太刀打ちできる気もしませんけど。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
真性中二病の子が登場しました。風紀員の子は第四の女予告でしょうね。

真涼の妹も登場、嫌そうな性格のマセた妹です。真涼の家庭環境相当悪そうですね。
目元は似てますが髪の色が大きく違います。腹違いとかですかね。

真涼がプールで溺れました。
足が着く所ではパニックにならない限り溺れないと思うんですが、溺れました。
しかも呼吸停止で意識を失う程でした。また信じられない事にこの時間二人目です。
…きっともうプールの授業しばらく中止でしょう。
そんな状況で鋭太が人工呼吸。
冷やかすクラスメイトが居てこれまた信じられません。
恋愛脳とかじゃねぇです。死んじゃうかも知れんのに。
救急車も病院にも行かずに保健室で回復。
という流れで目に余る不自然さがどうにも気になってしまいました。

中二ネタはウケが良いのでしょうか最後に詰め込んで来週に。
誰が来ても千和との絆が強いのが判っているので尺延ばしにしか感じないのですが、
コメディとして楽しむつもりです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元カノが加入しました。
中2ノートはパロディ満載ですね。

真涼の妹やはり性格悪いですね…敵役のために現れた印象があり、
今後も大きな波乱を含んでいそうです。

なんだかもう千和はガツガツアピールする様になってますが…鋭太の反応がないです。

自演乙のメンバーいつのまにやら団結力や絆や友情が生まれている様な気がしますが、
これで今後本気の修羅場になるのかな?

鋭太は何を熱く語ってるのか良く解りませんでしたが、気持ちは良く伝わりました。
前期の中2病を思い出しちゃいますね。

ここまで観て来て初期設定が色々崩れちゃってる感じがありますし、
恋愛物として心の動きを読んで楽しむにはちょっと…
っという内容になっていますが、気軽に楽しむものだと割り切っています。

来週の風紀委員との修羅場も楽しもうと思います。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
大分砕けてきていて恋愛物としては頂けない所がありますが、
ドタバタコメディとしては楽しめています。

保健室であんなシチュエーションになるなんてどうゆうこと?
保健室全裸って…。
体調悪くて寝てたら姫に添い寝されて鍵掛けられたってとこでしょうか?
制服脱がないとシワになるし元気そうでしたが…。
よく見るとあの制服上着じゃないのかな?
それにしても鋭太も隠れるの下手ですね鞄そのままだし…。

鋭太は冬海とも幼い頃知り合ってたんでしょうかね?
冬海は真面目で見栄っ張りみたいですがなかなかいい子です。
それにしても鋭太のモテモテが止まりませんな。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
冬海は幼稚園時代の約束を守っているんでしょう。
なかなか可愛いところはあると思います。

中2ノートは少し飽きてきましたが、中学時代の回想は現実なのかな?妄想?
どちらにしろ痛い中二病です。

真涼の作戦とかも無理がありすぎてツッコミ切れないですが、
映画館で騒ぐのは止めましょう。

もう細かく書く作品ではないので書かないけど、
やはり修羅場に四人取り込むのは無理があるよね…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
なんとも報われない恋感が出ていて切なく感じました。
現実だと初恋を思い出にしない女って恐ろしい気もするけどね。

既に崩壊している恋愛アンチ設定に文句言っても仕方ないんだけど、
鋭太は今回何度も『恋人鬼ごっこ』をやって楽しんでましたね。
正直彼女が居てもなかなか体験できないんだよね、チョット憧れる。

まぁこれで四人揃いましたが、修羅場になるのかな!?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
四人揃って修羅場コメディが始まりました。
人数多いから目まぐるしいけど、結局はコレがやりたかったんだろうけどね。
コメディとしてはドタバタ楽しめました。
みなさん仲が宜しいようですなー。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
一話で寝姿のまま現れる事はないと思ってましたが、冴子さん名前の通り鋭い人ですね。
いくら何でも鋭すぎに感じますがまぁ流しましょう。
中2バレしてるのに今更隠そうとする鋭太の方にも違和感が。
今は真涼が孤立しているみたいでが(自業自得なんですが)合宿で解決するんでしょうか。
真涼の家庭トラブルの件が残っているのでその前に友情の蕾が芽生えるといいのですが。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
既に部内で絆が出来ていたようですし、
真涼の妹もそんなに悪い子ではないようなので悪者無しのハッピーエンドが見えてきました。

それにしても鋭太はどれだけ恵まれているのでしょうか。
もともと恋愛アンチだとか言って恋愛を無理に避けなくても良いんですけどね。
周りも含め恋に恋する年頃なので仕方ないのかもしれないけれど。
自然と人が人として惹かれ合ってお互い理解できている仲なら
周りの目も気にする必要もないし勉強の妨げにも成らないと思う。
もしも今の鋭太が誰かを選んだとしても受験の妨げになる様な事はないんじゃないかな。
それだけ皆良い子だし理解し合えていると思えます。
恋愛脳とか気にしないで鋭太には気付いて欲しいんだけどな。
本当に鋭太羨ましすぎます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
本当にみんないい子だねー。
実際こんなハーレムは築けないけどアニメだと嫌味なく成立します。
こんな修羅場なら味わってみたいです。

修羅場はまだまだ続きそうな終わりでした。
全員が登場するまで時間がかかりましたから、
4人でのコメディがもう少し観られるといいかな。
{/netabare}
コメディとして楽しむことが出来たラブコメです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 54
ネタバレ

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

フェイクなのかな??

国立の医学部を目指している季堂鋭太を中心にフェイクで付き合うことになった夏川真涼、幼馴染の春咲千和、中二病の秋篠姫香、風紀委員の冬海愛衣がくり広げていく修羅場アニメです(o ̄∇ ̄o)


修羅場っていうよりもハーレム要素のほうが強かったなと思います。
鋭太のまわりの女の子4人がお互いに対抗意識よりも仲間意識だったので。


まず最初に登場するのが鋭太の幼馴染でとなりの家にすむ、春咲千和ちゃん。
鋭太の家でごはんを食べるくらい仲がいいです。毎日一緒に学校にいってるし(〃ω〃)


次に登場するのが帰国子女で校内一の美少女と言われる、夏川真涼。
鋭太のとなりの席になったことをきっかけに恋愛アンチの鋭太に近づいていきます(o´艸`)


その次が中二病で自称鋭太の前世の元カノと言っている、秋篠姫香ちゃん。
鋭太がバーニングファイティングファイターと知って興味を示してきます(o>ω<o)


最後が鬼の風紀委員として真涼ちゃんから始まった乙女の会を廃部にしようとする、冬海愛衣ちゃん。
実は千和ちゃんよりも前から鋭太と出会っていた幼馴染でしたが、鋭太はそれをおぼえてません(´ε`;)だけど鋭太をずっと一途におもっていますヾ(*´v`*)ノ
てゆうかかわいすぎ!!(*´д`*)




フェイクという前提がありながらも付き合うことになった真涼と鋭太ですが、みていてほんとにフェイクなのかな?って思うことが何回かみててありました。

恋愛の始め方って人それぞれだってよく聞きますが、それに当てはまるのがこのフェイクの付き合い方かもしれません。

真涼はフェイクでよかったのならどうして鋭太をえらんだのか、それは1話の告白のときに真涼本人から語られますが、自分と同じ恋愛アンチの人でひみつをばらさない人がいいって考えていたみたいです。

誰がいいかな~って考えたら学年一の秀才で恋愛アンチの鋭太がいた!そこかな?って。真涼が鋭太を意識した瞬間みたいな…w

鋭太は千和ちゃんから真涼の存在を聞いて、特に興味をしめしていなかったですが、気になりだすきっかけにはじゅうぶんだと思います。

もともと恋愛アンチの2人が自分に気になる人がいるだなんて気づいても否定しそうです。

だからフェイクっていう言い訳を持ちだしたんじゃないかなと考えました。
フェイクって言葉はたくさんでてきましたしね(`・∀・´)


ですがこれは個人的な考えなのであんまり深く考えないでください。



そして、修羅場の場面がほとんどなかったことについてです。

わたしはなくてよかったな~って思います。
タイトルに惹かれて修羅場が見たかった人にとってはだめだとわかりますが…w
ですがそれだけ安心してみれました^^

真涼は性格わるいですね。千和ちゃんにひどいこともたくさんします。

だけど千和ちゃんはその真涼の性格を受け入れてるんじゃないかなぁって思いました。

じゃなかったら乙女の会の部活にも来ないだろうし、ましてや真涼と話すわけがないんですよね。

たぶん千和ちゃんのそういった優しさに真涼はあこがれてたのかもしれません。

そのおかげですかね?最後しか修羅場らしい修羅場がなかったのはw


中二病ノートについてですw


鋭太はもと中二病でそのときに書いてたノート、日記みたいな感じですが。。

そのノートを真涼にとられてしまう展開はびっくりでしたね( ´艸`)

なんか強引だな~って思ったんですけど気にしないことにしました^^

で、中二病なぅ♪なのが姫ちゃんですよね。

あんなかわいい中二病になれるんだったらわたしも中二病になりたい!

でもわたしそんなこと言ってるけど中二病なぅだったりして…(゚д゚lll)
まぁいっか!なんでもいいですw


最後に!!

あいちゃん゚.+:。(*´v`*)゚.+:。
いやー!かわいすぎる~

妄想してる自分がはずかしいなんて言ってるけど
いやいやいや!!
その妄想もかわいんだってば!!

もうあいちゃん大勝利ぃぃ!でいいよ!ほんと!
お外はしってくるの?あたしもついてくー!←


女の子たちみんなかわいかったです
嫌いな子いませんw
最初は真涼がにがてであーちゃん大勝利してくれないかなって思って最終回までみたんですけど、


もう1回みてみてください。
真涼に対する印象がだいぶかわります(;゚Д゚)!

それもいい方向にです^^



それもさっき言ったように、
真涼と鋭太がフェイクに気をとらわれすぎているって感じるからかもしれないです。

素直じゃない場面がおおすぎ!もっと表情とか言葉にだしなよ!って思う場面が多かったです。


この俺修羅ってキャラの心情がすくないんですよね。
だから余計フェイクに惑わされちゃったんだと思います。



そう思ってもう1回みてみると…真涼かわいー!とか思っちゃったりw
見方をかえてみるのも1つのたのしみかただなって思いました^^





だーけーど!!!
わたしの本命はあーちゃん!!(〃ω〃)w


あんな女の子になりたいなぁ。。
顔はもちろんかわいいよ!でも性格もかわいいとか…
完ぺきすぎる!

うーん。どうすればあんなにかわいい性格になれるのかな?
なんでわたしはあーちゃんのことかわいいって思ったんだろ…

はっ!!Σ(゚д゚lll)

妄想恋愛ポエムをかいてるあーちゃんかわいい!!

たしかにお外はしってくる~とかもかわいいけど、
そんなことわたし言えない!!


だったら…
わたしも妄想恋愛ポエムをかけばあーちゃんみたいに性格かわいくなれるかなっ?!
顔なんてこの際むしむし~!


てことでポエムの書き方とかしらないので、鋭太風に日記で恋愛のこと妄想してみます!(*`・ω・)ゞw
興味のない人はほんとにみないでください。


{netabare}
5月30日 
今日は学校にいってすぐにあの人がいたんだぁ
だからね、おはよーって言お!って☆
でもどうやって話しかけよっか。。
まよってまよってどうしよう…って思ってたら
あの人から声かけてくれたんだよ♪
あたしの人見知りな性格どうにかしたいなぁ。。
何回もあの人のこと見ちゃってたから変な人って思われなかったかなぁ??
おはよーだけでこれだとふつーに話せるようになるまで時間がかかりそう…
だけど!ぜったいぜったい仲よくなりたいもん!
がんばってみる!



6月25日
今日はね、あの人のメアドを聞いたんだぁ♪
さっそくメールしてみたよ~
でもねなかなか返信がかえってこなくて
なにか悪いことしちゃったかなぁ?やっぱりメアドもらってすぐメールするのは馴れ馴れしかったかなぁ?
とか思っちゃった
だけど…返ってきたからよかったぁ。


7月7日
同い年だったからまだよかったのかな?
だけどクラスがちがうってやだなぁ。。
休みじかんにいっつもあの人のクラスみに行っちゃうあたしがいやー
あの人が気づいてるかわかんないけどあたしただのストーカーじゃん!
さいしょのころは友だちも一緒に来てくれてたのに
さすがにもうきてくれなくなっちゃった(笑)
だからひとりでみてひとりでにやけてる
もうただのへんたいさんだぁ!
でもやっぱりかっこいんだよね~♡
なんていうか~!ずっとみてて気づいたんだけど~
ついついやっちゃってるクセがあるんだよ♪
みんな気づいてるかな?あたしだけかな?
あそうだったらうれしいかも!
あたしにもクセあるみたい~
友だちに言われてやっときづいた(笑)
はずかしいから人には言えないけど。。


9月28日
うーん
気のせいだよね?ただの自意識だよねー??
ろうかとかであの人とすれちがうと目があうの。
あたしはいっつもみてるからフシギではないんだけどね
がん見とちら見はとくいちゅーのとくいだもん♪
あの人もみてくれてるのかな?


10月17日
やばーい!
友だちが言ってたんだけど!
あの人があたしにすきな人いるの~?とか聞いてきたんだって!!
それってあたしのこと気になってくれてるのかなぁ??
それとも…ただ単に聞いてみただけなのかなぁ??
さいしょはうれしかったけど今は不安ばっかだーー。。
今日のごはんはハンバーグだった。



11月27日
うおーんうおーん!!(なき声)
いきおいで告っちゃった!!
ぜったいだめだー。。
ふられちゃうーー。。。
ひっくひっく ←new!!☆


12月1日
おっけーされちゃった!!
え、びつくり!!   おっとっと…びっくり!!
あたしなんかでいいの?
って聞いたら
お前いがいになんか考えられねぇよっ!
だって!!♪
やっほー♡


1月25日
今日はねー
みんなともそうなんだけどね…
あの人とたくさんお話したよー
放課後にねまたあったからまたお話しちゃった♪
あたしは帰宅部であの人は野球部だから(*∠_*) 
一緒にはかえれない。。
そのことを考えてたら
あの人がね
部活なんかしないでお前とかえりてぇ~
って言ってくれた!
冗談でもすごいうれしい♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
そのあとあたし顔あかくなっちゃってたと思う。。
やっぱり見られちゃったよね~。。
今度はみかえしてやるぞお!☆彡



2月10日
風がつよかったなぁ~今日は。。
冬だけど明日から暴風雨みたい。
でもね!そのおかげであの人の部活の練習試合がなくなったんだって~
だからうちで遊ぶことになったんだぁ♪
暴風雨たのしみ☆☆☆


3月4日
さむいな~とか思ったらゆきふってた!
あたしは季節の中だとやっぱりはるがすきかな~?
夏もきらいじゃないんだけどね。
友だちにはるかって子がいるんだけど…
いっつもはるってよんでる♪
……(笑)


4月1日
今日はエイプリルフール!!!
うちらの時代きたぁー↑↑↑↑うちら←だからね!
   
  ~クラスではいつも脇役の私たち。
   でもそんな私たちでも輝ける日が1日だけある。
   それがApril Fools' Day!!☆↑↑↑↑↑↑
   その日のためだけに生きてきた2人のあつい友情物語∞~

あっと!!あぶなかったぁ。。
日記なのにものがたりを書いていくのはだめだよね
別ののーとにかこおっと。。


5月13日
あっちぃあっちぃなぁ。。
あたしたち2人が♡  ごめんなさい。。
つきあってもう5か月かぁ…
はやいなぁ♪
そりゃあ育ててたお花がかれるはずだよね~
あたらしいの買いにいこっかな?☆彡

{/netabare}




……もう恋愛なんだかわけわからない日記かいてるうちにうすうす気づいてました。

わたしがこんなことやっても性格なんてかわいくなれっこない!!
ってことにー。・゚・(*ノД`*)・゚・。


てゆうかー!あーちゃんがあんなにかわいいのって恋愛ポエムもあると思うんですけど
それ以前にツンデレデレデレ子だからじゃないですかーっ!!



いいですいいです
わたしはくーるびゅーてぃーを目指してるんで!(。・ ω<)ゞてへぺろ♡




ここまでこんなおかしな感想文につきあっていただいてありがとうございます。
最後なんか恋愛とはまったくかんけーない感じになっちゃって…(つд⊂)



俺修羅は男の人向けですかね。
ハーレム系なので^^でも女の人でラブコメすきな人とかには
おすすめできます(*´▽`*)

2期あるかなぁ?
みたいです(´∀`*)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 79

87.2 21 学園で幼馴染なアニメランキング21位
バカとテストと召喚獣にっ!(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (3161)
18247人が棚に入れました
進級テストの成績で厳しくクラス分けされる先進的な進学校「文月学園」。秀才が集まる設備も整ったAクラスに対して最底辺のFクラスの設備はボロい卓袱台や腐った畳だけ。そんなFクラスの生徒である吉井明久は、訳あって同じクラスとなった健気な才女・姫路瑞希のため学園が開発したシステムを使ったクラス争奪バトル「試験召喚戦争」に挑戦する。果たして、Fクラスは上位の強豪クラスに勝利することができるのだろうか――

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、水橋かおり、鈴木達央、加藤英美里、宮田幸季、磯村知美、竹達彩奈、寺島拓篤、平田真菜、南條愛乃、井上喜久子、大塚明夫、津田健次郎
ネタバレ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あにこれ版バカテスト~♪

今回のレビューはいつもとは違う、バカテスに合わせた趣向のレビューにさせていただきました。
名付けて・・・あにこれ版バカテスト~♪
オー""ハ(^∀^*)パチパチパチ♪


【第1問】
バカテス2期の見どころを挙げなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「出演キャラクター達の恋模様」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    とても良い答えです。見どころは人それぞれとらえ方が違いますが、この2期は1期と比べて恋愛描写が進みより強く描かれていましたね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「雄二と翔子の子供が出来るまでの愛の軌跡♪」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    雄二君は逃げ回っていたような気がしますが・・・。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
    「水着回・浴衣回などの私の衝動を満たす素敵な構成(;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    いきなり危ない答えで先生この先、君の回答に不安です。
{/netabare}


【第2問】
以下のキャラを演じている声優を答えなさい。
①吉井明久②姫路瑞希③島田美波

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「①下野紘(他出演作)神のみ:桂木桂馬
    ②原田ひとみ(他出演作)ひだまり:乃莉
    ③水橋かおり (他出演作)まどマギ:巴マミ、鹿目タツヤ、ワルプルギスの夜」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。他の出演作品も答えてくれるとはさすがですね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「①しもっち
    ②むっちりーに
    ③みずはっしー」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    可愛いあだなで答えても正式な声優名で答えないと正解はあげられません。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
   「①ヨスガノソラのプレイボーイ(;゚∀゚)=3ハァハァ
    ②ごめんなさい、リアルに知りません・・・
    ③まどマギのマミたん(;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    声優名を覚えましょうね。
{/netabare}


【第3問】
召喚獣とは何か答えなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「テストの点数に比例した強さを持ち、召喚者をデフォルメした姿の全長80cm程の分身。クラス間抗争試験召喚戦争の手段として使用する。」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。簡潔にまとめた良い答えでした。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「召喚者のデフォルメねんどろいど」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    そんな物では戦えません。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
   「 ( ´,_ゝ`)フヒヒ 完全犯罪の道具?(;゚∀゚)=3ハァハァ 」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    ちょっと職員室に来なさい。
    ノノノ_(≧。≦_)ψ(`Д´)ψコッチニキナサイ
{/netabare}


【第4問】
召喚獣を召喚する時の詠唱呪文を答えなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「試獣召喚『サモン!』」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。さすがにこの問いは簡単過ぎましたね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「サモン!!・・・・・ほうさく??」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    まぁ一応それでも召喚獣は出てきますが・・・野球選手は出てきませんからね。
{/netabare}

●匿名希望の答え
{netabare}
   「たけ---(´Д`)---たつ!!」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    竹達彩奈は絶対出てきません。
{/netabare}


【第5問】  
あなたの気になるヒロインを2人挙げなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「島田美波(ツンデレ代表)
    霧島翔子(クーデレ代表)」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    なるほど。その系統できましたか。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「翔子ちゃんと瑞貴ちゃんの髪飾りのうさぎちゃん♪」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    髪飾りに負けた女性キャラが不憫です。
{/netabare}

●匿名希望の答え
{netabare}
   「霧島翔子、清水美春。翔子はおしとやかで可愛いので(;゚∀゚)=3ハァハァ。清水さんは、たけ---(´Д`)---たつ!!なのでどちらかというと清水さんの方が好み、というか、豚野郎と呼ばれるだけでも(;゚∀゚)=3ハァハァ。この豚!!はぁ~いwwwwwwwww (;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    君も職員室に来なさい。
    ノノノ_(≧。≦_)ψ(`Д´)ψコッチニキナサイ
{/netabare}


以上!あにこれ版バカテスト終了!
偽ニュー隊長様、だんちょー様、せもぽぬめ様、匿名希望様、このレビューへのご協力大変ありがとうございました。
☆⌒(*^▽゜)vありが㌧ m(_ _"m)ペコリ
(匿名希望様はご本人様のご都合によりこのように表記させて頂きました)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 57
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

少々パワーダウン(67点)

全13話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:67点
アニメ系統:ギャグラブコメ

バカテス2期。
1期がまだの方は1期から観ることをお勧めする。
完全続きとなっているので、いきなり2期は厳しい。

1期のバカっぷりを期待していたのだが
少々パワーダウンした印象。
1期よりラブコメよりにシフトした感じ。

バカテスにはやはりバカでパワフルな物を求めてしまう。
召喚戦争も数が減り、各キャラのラブコメ話が多く感じられた。
これでも別に悪いわけではないが、少々物足りない。

パワーアップしたのは美波の可愛さ。
これは良かった。
美波派の私としてはこの部分だけは満足せざるを得ない。
美波派にとっては8話は神回。
8話だけでも観るのだw

まだまだ、いくらでも続けられそうだが、さて、3期とかやるのでしょうかね。

バカテス好きなら見て損はないかな。


と、まあたいしたことも書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

美波はやっぱり可愛い。


----------------------------------------------------

以下、毎話の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
安定のバカバカしさwww
ムッツリーニ全開wwww
ヒデヨシwwwwwwwwwwwww
相変わらずのくおりちいwwwwwwwwwwww

美波可愛いよ美波(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ

以上、他に言うことはないwwww


2話視聴。
浴衣いいよ浴衣。
しかし、何か作画がさぼりすぎな気がしたんだが
静止画ばかりで同じ絵の使いまわしみたいなのが
目立った気がする。
わざとかな・・・・

まあ、美波が可愛いので許すw

3話視聴。
Åパート、優子もいいねえ。
そしてBパートで過去の話になったが
バカテスらしからぬ話。
ちょっといい話だった。
相変わらずバカだったがw
やっと召還獣も出てきて、ここから本番かな。

4話視聴。
いよいよ召還獣も面白くからんできた。
新召還システムが面白かった。
今回単発のシステムのような気はするが。
しかし、今一インパクトに欠ける気もする。
来週はさらなる笑いに期待したいものだ。

5話視聴。
今週はやっとバカテスっぽくなってきた感じ。
召還獣をからめながら、相変わらずのバカw
美波も可愛いしw
今週は非常に満足できた。
ムッツリーニの活躍にも期待が高まる。
来週も楽しみだ。

6話視聴。
ペッタンコの魅力に目がくらんだとは俺のことかw
ええ、ペッタンコに目がくらんでますよ。
ペッタンコを堪能したいです。

しかし、まあ、何か止め絵やけに多くない?
手抜きすぎに感じるのは気のせいだろうか。

7話視聴。
ムッツリーニがかっこよすぎるwww
エロに関してはもはや彼に適うものはいないのか?
最後のオチもなかなかw
この調子で次週も頼むwwww

8話視聴。
俺得な美波回\(^O^)/
美波可愛いよ美波

ちょ、不意打ち・・・
思わずうるっときてしまったじゃないか。
良き回であった。

9話視聴。
あきひさ美味しすぎる。
なんてうらやましい。
美波可愛いよ美波。
一番はヒデヨシだったのは言うまでもないwwww

10話視聴。
なんとなく1期に比べパワーダウンしてる気はする。
しかし、しかしだ。
美波の可愛さはパワーアップしている。
最後の美波が可愛すぎる。
美波可愛いよ美波。
あきひさにくれてやるのは惜しい。くそお。

11話視聴。
ちょっと待て。
何かがおかしい。
俺は美波派のはずだ。
何かがおかしい。
翔子が可愛くみえるじゃねえか。
何かがおかしい。
こんなのバカテスらしくねえじゃねえか。
何かがおかしい。
何かがおかしい。
何かがおかしい。

12話視聴。
バカテスぽさが帰ってきたw
今週は面白かった。
これぞバカテスって回で、来週にも期待。
来週で終わりだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

おヴぁか!試験召喚戦争して・・・るけど、してないよー

OVAか!
いや、OVAは別にあるけど、そういう意味じゃない。

◇ラノベ原作、全13話、1期→OVA→2期(この作品)

OVA観なくても想像でなんとかなるが、いらぬ違和感が嫌いな自分なので、
2期を観ている途中でOVAを探しに行きましたww
1期を観とかないと楽しめない。

☆1期の感想 → http://www.anikore.jp/anime/1421/
★OVAの感想 → http://www.anikore.jp/anime/2905/

あらすじ省略

◆キャラ紹介一応◆
あきひさ F組 主人公 馬鹿だがいいヤツ
姉さん あきひさの姉、あきひさにぞっこん、巨乳グラビア女優体型
姫路みずき F組 頭良いが2年に進級前の試験で体調不良のため0点、巨乳
みなみ F組 ドイツ育ちで日本語読むのが苦手、貧乳
ゆーじ F組 頭は悪くないけど興味の方向性が学問から変わってしまった
霧島しょーこ A組 自称ゆーじの嫁、学校一の秀才、ヤンデレ
ムッツリーニ F組 行動的はオープンなムッツリ?、カメコ
工藤あいこ A組 短髪でオープン微エロ?、ボクッコ
秀吉 F組 自称男?別に男にも女装にも興味があるわけではないのだが・・・
木下ゆーこ A組 秀吉の姉、強気なタイプ、愛読書がBL
鉄人 補習の鬼
校長 ババア
◆こんなもんかな◆

良いところは、キャラが掘り下げられていること。
ノリは、1期と似ているようで違う。

1期は半分ぐらいは試験召喚戦争に関わる。
召喚獣に関わらない話でも目的があるものが多い。
また、完全な日常回でも自己紹介的な意味合いも強く初々しい。

2期はほとんど試験召喚戦争。話のネタとして出てくることはあるが
召喚獣に関わらない話は目的があるようでない。
また、完全な日常回では女装・エロ・姫路さんのキレネタが多くてしんどい。

{netabare}って言うか、随分とのぞきがオープンなイベントになったもんだ。
のぞき回に3話も使うかな。
好きな男にのぞかれることに恥じらいよりも喜びを感じる女子なんて・・・。
というか、あれはのぞきと言うより、不法侵入とかもっと雑で、美学がないよ・・・・・・。

エロが随分、受け入れられているもんだ。日常茶飯事の事柄ではないでしょ。

頭を使う機会も少ないし、いや使っているかも知れんが、使いどころがなぁ。

そして一番微妙なのが「常夏コンビ」再来・・・。
なんでコイツラ?? マジでこの2人いらない。なのに、またラスボスにするとか・・・・・・。
このハゲとヤンキーもどきの魅力ってヘイトを集める以外ないんだよね。
しかも、コイツラだとオレから向ける嫌悪感はほとんどない。
なんか微妙だから嫌だなって思うけど、コイツラの何かがムカつくってのがあんまない。

Bクラスのおかっぱの方が敵キャラとして50倍は魅力的。
何よりもヤツは物語の展開に大きく影響しているし。

そしてヤンデレっぽい姫路さんの出番が多いこと。
ヤンデレはしょーこ、あきひさへの物理的ツッコミはみなみ、
なんで同じようなアプローチを姫路さんにさせるかな・・・。

こう、悲しみつつ恥じらうとか、
半泣きしながら走って逃げるとか、
お菓子でもラブレターでもなく、なんか編み物とか勉強を教えるとか、
なんかあるだろ!? こう、かぶらせなくてもその人に合った魅力ってあるだろう!!!
{/netabare}

と、オレからするとマイナス要素が満載だが、
所々魅せるネタが面白かったり、何よりも過去回があるのが素晴らしい。

ゆーじとしょーこ、バカテスらしさは少ないがちょっとええ話。
みなみの話ではあきひさのイイバカらしさも見れて良かった。


OPは曲はいいけど、なんかi-podのCMっぽいアニメーションはちょっと微妙、
EDはサビ以外はあんま、1期に続いて最終話の演出は嫌いじゃない♪
{netabare}バカと個室と孤独飯www{/netabare}

バカテスのファンなら観てそこそこ楽しめると思うよ~

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

84.9 22 学園で幼馴染なアニメランキング22位
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (3192)
16508人が棚に入れました
ある日突然人々が生ける屍と化し、他の人々を襲うことで仲間を増やし始めた。
主人公ら生徒と教師数名がマイクロバスに乗って高校を脱出するが、この謎の疫病は想像以上の広がりを見せ、気付いた時には出くわす人間のほとんどが生ける屍という状況になっていた。
秩序が崩壊した世界で主人公達のサバイバルが始まる。

声優・キャラクター
諏訪部順一、井上麻里奈、沢城みゆき、喜多村英梨、檜山修之、福井裕佳梨、宮野真守、竹達彩奈、谷山紀章、竹内順子

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

深くとらえたら結構凄い作品じゃないか、これ?

バトルありエロありと高校生の自分には嬉しいアニメでしたw
原作はアニメを見た後に読んだんですが、ぶっちゃけアニメの方が良かったw
躍動感や周りの情景がアニメの方が良く表現できてる気がしました。
この作品で一番気に入ったのは勿論「濡れる!!」・・・ではなく(汗)物語の設定でしたね~w

何が原因か結局分からなかったけど(多分血で感染する病気)人間がどんどんゾンビ化する情景を上手く主人公を中心に描いていたと思います。
スケールが無駄にデカくてフラグ回収できでなかった点もありましたが、不思議と気にならなかったですね。

声優陣も結構豪華で満足できました。
話題になってたエロシーンも十分刺激的で(OVAはやり過ぎの感じがしましたがw)、「あのシーンをもう一度!」ってな感じになりましたw

キャラクターも皆可愛くて、良かったですね~w

まぁここまでは私にしてはベタ褒めになってしまいましたので、この作品の改善点をこれから書いていきたいと思います。

やはり修正するとしたら物語でしょうね。もうちょっと原因になっていた症状を詳しく説明して欲しかった・・・。
二話ぐらいだったかな?、音に反応するということは語られていましたが、それ以外が非常に曖昧だった。
例えば、ゾンビ化した人間は生身の人間を襲うが、ゾンビ同士を襲わない理由。彼らが音だけで判断しているなら、なおさら人間だけを襲うのは無理だと思う。
次にゾンビ化した人間が食料を食べるシーンがありませんでしたが、水、食料の摂取はどうなってるのかって点ですね。一回死んだ人間が遺伝子レベルの何かで再生して活動するってのは何となく理解できるんですが、その体を動かしてるのって結局筋肉じゃないですか。だったらそれを動かすエネルギーが必要になる筈。
だから、ゾンビ達が無意識に水や肉を食べるシーンが一秒でもいいから欲しかった!
次の不可解な点は二番目の質問と関連してますが、なんでゾンビ化すると力が強くなるの?「これゾン」で主人公の歩がゾンビになったら人間が制御しているボーダーラインを超える力を発揮できると言っていましたが、これって再生能力持ってる奴だけが言える特権じゃね?と思うんですよね。というか逆に力強くなったら消費するエネルギーが増加して、早死にするんじゃね?w

まぁ相変わらず言ってもしょうがないことばっかり書いてますが、やはりもうちょっと物語にディテールが欲しかったですね。

って今書いてて気が付いた・・・・・・・・・・・・・
なんでゾンビ化するんだろ?
エイズなんかの場合、輸血など血と血が混ざることで感染します。しかし、一話の教師見ても分かるように感染した教師は噛まれただけ。血をだらだら流してたのは教師だけでは?
なんか良く分からなくなってきたぞ・・・・。

まぁ良いや。うん。気づかなかったことにしとこ。いや、多分ゾンビが教師に噛んだ時、ゾンビの口の中にあったかもしれない微量の血液が混ざったんだろう。うん。きっとそうだ。ε-(´∀`*)ホッ

話を戻します←
ここまで書いた自分の文を読んで気付いたんですが、自分はこのゾンビ化現象を一種の病気として捉えているみたいです。
しかし、この物語が扱っているのは科学の範疇を超えた本当の「ゾンビ化」なのかもしれませんねw
すると色々納得行くし、さらにこの作品のフォーカスも違って来るかもしれませんね。

私個人としては、この作品は功殻機動隊みたいな起こり得る未来を表した作品と捉えていたんですが、本物のゾンビものと捉えると人間の恐怖と自己主張みたいなフォーカスになるんではないでしょうか。

例えばガソリンスタンドで狂った男が登場するシーン。彼は「死」に対する恐怖を狂いながらも保持していた。というより「死」が身近にありすぎるから狂ったのでしょう。
エピデミックな環境を作り出すことで人間の適応性または人間の本性みたいなものを表していたのではないでしょうか。
主人公もその例の一つ。世界が一瞬にして変化したことを理解した彼は、瞬時にゾンビを殺すことに躊躇を抱かなくなった。

まぁこのストーリーであるシンボルを表すには少々余談が多い話になっているので、ホントに伝えたいことは、今私が書いたことでもないでしょう。
多分単純にゾンビ&エロものを扱ったエンターテイメント感覚だったのではないでしょうか?

いずれにせよ、設定が独特なだけあって、色々深く考えることのできる作品だったと思いますw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

奴らから自分の命を守るため、 奴らにならないため、 全力で生きる物語です。

ストーリー

学校に通う小室 孝は幼馴染の宮本 麗に振られてしまったため、学校の非常口階段らしき所で学校をサボっていました。

ある日、いつものようにサボっていた所に奇妙な男が現れました。その男は学校の校門にぶつかって、まるでよく映画とかに出てくるようなゾンビみたいでした。その男へ教師たちが行った所、いきなりその男は教師に噛み付きました。そしたら、その教師が倒れこみ、急に心配停止になってしまいました。そしてその教師はまた、ゾンビみたいになってしまいました。驚くことに死んでしまった教師は生き返ったように立ち上がりそばにいたほかの教師を襲い、どんどんゾンビみたいな教師や、生徒が増えていきました。

その行動を見ていた孝はただちに麗と、その彼氏の井豪 永を連れて屋上へと逃げていきました。けれど、行くまでの道のりで、出会ったゾンビみたいな人はそこらじゅうにあふれていました。世界はどうなってしまったんだろう・・・

私の感想

登場するキャラクターたちがかなり魅力的でこの作品をもっと面白くしたと思いました。たとえば剣道の達人の女の子や、ミリタリーオタクの高校生が銃器を使いまくる所が最高でした。そして、キャラクターの戦闘シーンがかなりかっこよかったです。よくある王道系の作品とは違い、角度を変えてかっこよくして、そして超能力みたいな能力がなくあくまでリアルをこだわっていた所が私のお気に入りです。

そして、銃を実際にあり種類にした所も最高でした。AR-10、スプリングフィールドM1A1 Super Matchや、イサカM37などの銃が最高です。けれど、平野 コータは「奴ら」を撃つのうますぎると思いました。100メートル以上で、完璧にヘッドショットは・・・ 実際、打って見るともっと難しいですよ^^

{netabare}
なぜこのような現象が起きたか、理由は何か、と言う謎ばかり残して最終回を迎えましたので、私てきには2期をやってほしいです。{/netabare}

{netabare}後、11話でやっとあの変体教師が死んでものすごくうれしかったです。何ではじめからあんな教師が助からなければいけないのかが疑問に思ってました。{/netabare}

オープニング

「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」

一言で「神級で最高」です。まずキャラクターすべてを曲に合わせて軽く説明し、そして、タイトルコールです。そのタイトルがかなりかっこいいです。ってか 私の中で、1番好きなタイトルのな形です。特に斜めな所が良いです。そして、「HOTD」っと略して出す所が良いです。そして、すべてのキャラクターの悲しい気持ちを出している所が最高です。

そして、戦闘のシーンを出して、この作品の一番良い所を出していました。最高です。

私が一番好きなシーンは55秒(ずれていたらすみません)の鉄塔から戦闘シーンになる所です。かなりすごいカメラ移動が最高です。かなり いや、 すごくおすすめな曲なので、絶対聞いてみてください。


エンディング

それぞれの話とキャラクターによってエンディングが毎回変わります。それぞれかなり良い曲です。私が一番好きな曲は第1話のエンディングの「君と太陽が死んだ日」です。かなり悲しい曲です。1話にかなりぴったりな曲です。そして、画像はかなり最高です。キャラクターたちが過ごしている日々はかなりつらい出来事だらけなので、この画像はかなりポジティブで最高です。

「君と太陽が死んだ日」(第1話)

「color me dark」(第2話)

「Return to Destiny」(第3話)

「cold bullet blues」(第4話)

「Memories of days gone by」(第5話)

「Under The Honey Shine」(第6話)

「fuss fuzz」(第7話)

「The place of hope」(第8話)

「宝石のスパイ」(第9話)

「THE last pain」(第10話)

「Hollow Men」(第11話)

「The Eternal Song」(第12話)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

濡れるぅぅぅぅぅぅぅぅぅw

一期12話+OVA1話の計13話。
映画化の予定もあるようですw

願わくば普通に2期が欲しいところですな・・。

原作は漫画
「月刊ドラゴンエイジ」で連載中w
休載してて復活したはずっすw

今んとこ7巻まで出てますw

2期は期待大ですが、なにしろ・・・ストックが・・・。。


系統はパニック系。
アレッスわw
設定はバイオハザードだと思ってもらっていいw

個人的にはそこまでグロいと思うことはなかったが、ゾンビ系を受け付けない方にはあまりお勧めできない。


逆にバイオファンの方々にはお勧めしますw
パクリとか気になる方にもあまり・・・勧められませんw
ですが、はっきり申し上げます!!!!!!!!

おもろいっすからwwwwwwwwwwwwwww
コレwwwwwwwwwwwwwwwwww

ウチは一話からめっちゃ好きですだwwwww
バイオ系は大好物なので、ウキウキしながら拝見しましたwww


しかも登場する女のコがヤバカワユスwwwwwwwwwwwwww
どの子もめっちゃ素敵w
あのおっぱいたまらぬwwwwwwwwwww

エロに引く女子もいるかと思いますが、全然女の子が見ても美味しく頂けるエロだと思います!!!!!!


つっても・・・ウチが異常なだけかもしらんが・・・・。
女子にも太鼓判でお勧めしますぞおおおおおおwww


普通こんだけ女子いれば誰か一匹は「はぁ・・?」みたいなヤツがいるものですが、このアニメはそんなものが一切ありませんw


もう凄いいい感じですww
可愛いですw
まぁ、タイプも色々ありましょうが・・・結構イケますw

最初の麗はあんまり好きじゃなかったけど、徐々にいい女になりまするwwww


【あらすじ】

太平洋に面した人口100万人級の地方都市床主市に存在する、全寮制私立高校藤美学園。いつものように教室の外で授業をサボっていた小室孝は、校門の前で不審者とモメている教師達を目撃する。まもなく、不審者に噛まれた教師は他の教師や生徒を襲うことで、後に「奴ら」と呼称されることとなる生ける屍達を学園内に増やし始めた。孝は友人の宮本麗と井豪永を連れて校舎屋上へ逃げたが、「奴ら」と化した教師に噛まれた永も同様に「奴ら」と化してしまったため、孝はやむを得ず永を殺害する。麗は孝を責めるが、彼がその場を離れようとすると「一緒にいて」とすがり付き、泣きながら引き留め、孝もそれに応えてその場に留まる。その後、麗の父の正へ何とか繋がった電話もすぐに切れて不通となったため、孝と麗は複雑な思いを抱えながら学園からの脱出を目指し、行動を始めた。


【声優】

小室 孝/諏訪部順一

毒島 冴子/沢城みゆき

宮本 麗/井上麻里奈

高城 沙耶/喜多村英梨

平野 コータ/檜山修之

鞠川 静香/福井裕佳梨

希里 ありす/竹達彩奈


【主題歌】

OP
「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
歌 - 岸田教団 & THE 明星ロケッツ

ED
全曲とも黒崎真音が歌唱

「君と太陽が死んだ日」(第1話)

「color me dark」(第2話)

「Return to Destiny」(第3話)

「cold bullet blues」(第4話)

「Memories of days gone by」(第5話)

「Under The Honey Shine」(第6話)

「fuss fuzz」(第7話)

「The place of hope」(第8話)

「宝石のスパイ」(第9話)

「THE last pain」(第10話)

「Hollow Men」(第11話)

「The Eternal Song」(第12話)

「Best friends」(OVA)

【挿入歌】

「O,Spirit」(第4話)
歌 - 福永紗代

「Infection」(第7話)
歌 - MELL


個人的にはかなりお勧めの作品ですので良かったらどうぞw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

87.3 23 学園で幼馴染なアニメランキング23位
妖狐×僕SS(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3031)
15292人が棚に入れました
旧家・白鬼院家の令嬢として生まれた少女凜々蝶は大人に守ってもらわないと生きて行けない無力な自分や、常に家名の由緒が優先される環境に息苦しさを感じ、家を出て一人暮らしをすることにした。家族は凜々蝶が家を出ることには反対しなかったが、条件として街の郊外にある「妖館(あやかしかん)」の異名を持つマンションであるメゾン・ド・章樫(あやかし)への居住を命じる。妖館は厳重な審査をクリアした者しか入居を許されない高級マンションで、入居者には必ず1名のシークレットサービス (SS) が割り当てられることになっている。凜々蝶はSSの割り当てを拒否したが、いざ入居してみると御狐神双熾が凜々蝶の専属SSとして待ち受けていた。

声優・キャラクター
日高里菜、中村悠一、細谷佳正、日笠陽子、江口拓也、宮野真守、杉田智和、花澤香菜
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

気付いてくれたのはあなたです(*´・ω・)σ σ(///o///)ゞイヤー

■「妖狐×僕SS」ってこんな雰囲気のアニメです(❀╹◡╹)つ
(*'ω'*)......ん?「いぬxぼくしーくれっとさーびす」って読むんですねw
先祖が妖怪と交わったことで生まれてくる者が集う場所があるのです!
通称「妖館(アヤカシカン)」。一見ただの高級マンションなんですけど、実は対純血妖怪のセキュリティーが施された先祖返り者専用マンションなのでした(*^。^*)
先祖返りとはいえ戦闘に長けている者ばかりではないので、住人には同じ先祖返りのSS(シークレットサービス)が付いてボディーガードがつくのですよ(・0・*)ホ,(゚0゚*)ホ--ッッ!!!

そんな怪しいw「妖館」に一人の少女が新しく入居することになったのです!
彼女の名は「白鬼院凜々蝶(しらきいん りりちよ)」。
由緒ある家柄が故の孤独な人生を歩んできた彼女は、いつの間にか虚勢を張り悪態をついてしまう様になってしまっていたのです!
そんな自分を変えるため、そして人と真っ当に関われるようになるまで一人でいる事にしたりりちよちゃんなのでした(^▽^)/
そんな「妖館」でりりちよちゃんにとって決して忘れることのできない出逢いや出来事が今始まろうとしていたのでした""ハ(^▽^*) パチパチ♪


■「妖狐×僕SS」と出逢った日の日記 (#^^#)
1話だけ見た印象としては、色んな要素が入り乱れているんですけど、芯はしっかししている感じがしました(^▽^)/
さりげない演出や粋な構図、ちょくちょく入ってくるテロップワークやデフォルメ描写がギャグパートにインパクトとリズム感を与えている印象で、個々のキャラの性格や心理描写をうまく表現できてるなぁーって関心しました♪
ヒロインで主人公のりりちよちゃんの ツン(。゚ー゚)σ(_ _。)・・・シュン な性格が妖館の住人と関わることで変化していく心理描写が一つの見所かなぁって思ってます(*^▽^*)
また、りりちよちゃんのSSになった双熾(そうし)くんはなにやら訳ありの様な雰囲気でしたので、彼の過去とりりちよちゃんの関係もとっても気になりますね♪

ストーリの方も、先祖返りを妖怪とうまく組み合わせた事で、半妖の様な中途半端なイメージではなくって、人間としての立ち位置がしっかり確立できているので、新鮮な感じを受けました♪
住人とSSとの関係がストーリーにどんなアクセントを与えてくれるのかとっても楽しみですね(#^^#)
最後まで楽しめそうな印象の第一話でしたよー(^ー^* )フフ♪


■総評
予想通り最後まで楽しく観させて頂きましたo(*^▽^*)o~♪
σ( ̄∇ ̄*)アタシが感じたこの作品のキーワードは「ギャップ」です!
凛々蝶ちゃんを筆頭にキャラ毎の性格上のギャップや、デフォルメキャラ描写などの技術的なギャップなどなど、いろんなシーンでギャップが作りだす面白さを感じることができました♪
一歩間違えれば「違和感」となり得るのですけど、この作品のバランスの良さや魅力のベースとなっているような気がします(´∀`*)
ストーリーの方は前半から中盤にかけては基本1話完結で特に急展開はなくストーリーが展開されていくので見る人によっては物足りなさを感じる人もいるかもしれませんね。
とはいっても、適度に笑いが散りばめられていて、エンディングにかけては程よく心温まるストーリーに仕上がっているので個人的には丁度良い印象です♪
また凛々蝶ちゃんや双熾くんの心情を段階的に理解していけるようなストーリとなっているので、後半の布石ともなってましたね!

後半は普段見せることのない予想外の態度や本音が ┬┴┬┴┤_・) チラリッっと見られるようになっていきます!
不器用で繊細で律儀な凛々蝶ちゃんがやっと言えたこの一言{netabare}
「ありがとう」{/netabare}

そして、自分を律し箍を外さないように務めていた双熾くんの一言{netabare}
「死ぬほどうれしかったのです」{/netabare}

。・゚・(ノ∀`)・゚・。とっても心に残るに名シーンでした♪

他人を傷つけ、他人に傷つけられ付くスキルがあるって野ばらちゃんが言ってましたけど、人を思いやる気持ちって大事にしていきたいものです!
そんな事を思わせてくれる作品でした (●´ω`●)ゞ

最期に、アニメではとっても綺麗な幕引きでしたけど、どうやらまだ続きがあるみたいですね c(・ω・`c⌒っ
かなりの急展開のようなので是非続きを観てみたいものです♪


■MUSIC♬
OP曲『ニルヴァーナ』
 【歌】ムック
 エレクトロニカを軸にストリングスを取り入れたロックチューンナンバー♪
 複雑に絡み合うメロディーラインが独特の世界観と疾走感を感じさせてくれますね(*^_^*)

ED曲『太陽と月』(第7話)
 【歌】反ノ塚連勝(細谷佳正)、雪小路野ばら(日笠陽子)
 とってもお気に入りのデュエットナンバー(゚∇^d) グッ!!
 日笠さんの伸びやかで艶のある歌声と、甘く優しい細谷さんの落ち着いた歌声が
 とっても心地よいです♪
 楽しく元気にさせてくれるアップテンポのデジタルサウンドです(*^▽^*)

劇中曲『COMME AU PREMIER JOUR』
 【作曲】Andre Gagnon
 この作品で一番名シーンで使われた癒しの1曲 d(*´ω`*)
 でも近くにいた子供が「大人がエロいことしてる~(゚ロ゚;)」って叫んでても~台無しw
 ピアノ好きならご存知の名曲!ひと時の癒しを是非♪

ED曲『楽園のPhotograph』(第2話、第9話)
 【歌】御狐神双熾(中村悠一)
 妖艶でムーディーな雰囲気の曲調が作品のイメージにぴったりですね♪

ED曲『君は』(第3話、第8話)
 【歌】白鬼院凜々蝶(日高里菜)
 ローテンポのバラードにあどけなさの残る歌声がとっても愛らしいナンバーです♪

ED曲『one way』(第4話)
 【歌】渡狸卍里(江口拓也)、夏目残夏(宮野真守)
 江口さんにもちゃんと歌って欲しかったですw
 宮野さんの変貌振りが♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
 キャラソンならではの演出ですね♪

ED曲『sweets parade』(第6話)
 【歌】髏々宮カルタ(花澤香菜)
 カルタちゃんと花澤さんのキャラを前面に押し出したファン必聴のナンバーですねw
 甘い物が食べたくなっちゃいますね♪

ED曲『SM判定フォーラム』(第5話、第10話)
 【歌】青鬼院蜻蛉(杉田智和)
 ノーコメントw


2012.02.19・第一の手記
2012.07.04・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 103
ネタバレ

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕は凛々蝶様のために存在しておりますので、凛々蝶様が不要だとおっしゃるのでしたら…この命など当然不要なのです。

イケメン ツンシュン 兄 巨乳 うさ耳 いじられ 萌え 変態

この中に1つでも気になるワードがあるそこのあなたっ!!
“妖狐×僕SS” オススメですよー☆

原作は漫画。
シリアス&バトル要素が強いみたいですが
アニメ化は12話+OVAのみと短く、
内容的には序章にすぎないため、コメディ要素が強い。


【 個性的すぎるキャラクター&豪華声優 】
白鬼院凛々蝶:日高里菜
 <成分> ツンシュン
 なかなか素直になれない主人公
 彼女が過去を乗り越えて本当の自分を出せるのかが焦点。
 最初はツンツンしすぎてて嫌な奴ー!って思ったけど
 可愛いからね。許しちゃう(笑)

以下、凛々蝶が出会う順番でキャラ紹介。
初めて凛々蝶と交わす会話と共にお送りしまーすっ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

反ノ塚連勝:細谷佳正
 <成分> 一反木綿 のんべんだらり キャラ薄い 大人顔
 何気に頼りになるというか、いると和む存在なんですよね~
 ツンツンしてる凛々蝶を幼少期から受け止められる
 器のでかさが魅力的!だけどルックスが…学生っぽくないw
 
{netabare}◎「おー、凛々蝶。着いてたのか」
   『なんだ、反ノ塚か。ふっ、久しぶりだな』
 「相変わらず無駄に悪態ついて自己嫌悪?」
   『はっ、何のことかな』{/netabare}

御狐神双熾:中村悠一
 <成分> 狐 下僕 凛々蝶を溺愛 イケメン 変態紳士
 凛々蝶のSSとして誠心誠意お仕えするが
 彼の突拍子もない言動と溺愛加減が…かなりヒドイ…^^;
 けれども、イケメンだから許される(笑)

{netabare}◎「本日から凛々蝶様の生活の安全をサポートさせていただきます。御狐神双熾と申します」
  『生活の安全…君はSSか。僕は契約していないが』
 「不要…ですか」
   『そう言っている。』
 「では!(刀を差しだし)どうぞ。ご処分なさってください」
   『は?君を?』
 「僕は凛々蝶様のために存在しておりますので、凛々蝶様が不要だとおっしゃるのでしたら…この命など当然不要なのです。」
   『自分を大事にしろ!』{/netabare}

髏々宮カルタ:花澤香菜
<成分> 骸骨? 食べ物大好き 不思議ちゃん 料理上手
 人と感覚がずれているため、学校では変人扱い
 だが、物事の本質が見えている故の奇行。
 誰もが彼女の愛らしさに心を打ち抜かれるでしょう…

{netabare}◎「(とんがりコーン片手に)…おはよう…ございます」
   『おはようございます』
 「…誰?」
   『君が誰だっ!』{/netabare}

雪小路野ばら:日笠陽子
 <成分> 雪女 メニアックな趣味 男に厳しい
 反ノ塚には厳しい態度をとるが、一番頼りにしてるのは彼。
 趣味が普通ではないが、人にやさしく出来るお姉さん

{netabare}◎「めっ…」
   『め?』
 「メニアーーーーック」
   『え?え?え?』
 「黒髪ぱっつん色白つり目!ちびっこで細っこいのにぷにぷに黒タイツ着用!!あなた…ヤヴァイわっ!!」
   『君は誰だっ!!!』{/netabare}

渡狸卍里:江口拓也
 <成分> 豆狸 いじられキャラ担当 不良
 俺は不良だぜ!といいながら、中身も見た目も青少年(笑)
 夏目やカルタとのかけあいが最高に面白いので注目っ

{netabare}◎「おいお前!何見てんだよ」
   『君が見ているからだろう』
 「ガンつけてんじゃねーよ。逸らせよ」
   『じゃあ君が逸らせ』
 「…っ!!(怒)」
   (…一分間睨めっこ…){/netabare}

夏目残夏:宮野真守
 <成分> うさ耳 眼帯 御狐神ラブ いじりキャラ担当
 色んなものが見える苦悩を乗り越えて
 今は状況をいい感じに引っ掻き回す役回り。
 Nagi*イチオシキャラなので要注目です~っ♩

{netabare}◎「はろ~♡はじめまして!僕が誰かってぇ?僕は夏目残夏。わたぬきのSSさっ!」
   『えっ、えー、いや…SS…』
 「聖マリア病院にて23年前に生誕。3020gの男の子!すくすくとおちゃめに育った乙女座B型!彼女はいませ~ん♪だけど…百目という妖怪の先祖返りである僕は、その目で見たくないものまで見えてしまう…。そういう悲しい性をも背負っているの。人間不信や孤独と戦いながら西へ東へ…」
   『あっ、あのー』
 「おっとー!僕のことがもっと知りたいってぇー?だっめっ♡ちょーっとミステリアスな方がそそるでしょう?だ・け・ど!君のことは全部しってるよ」{/netabare}

青鬼院蜻蛉:杉田智和
 <成分> 変態
 Nagi*ワーストキャラww
 もー、ほんとにねえ、彼のセリフ全てが嫌い(笑)
 原作ではもっと彼の本質も描かれてるみたいだけど
 アニメの蜻蛉は、ただの“変態”ですから。

{netabare}◎  『君か、僕の所にくだらんメールを送ってきたのは』
 「ああ、そうだ。少しも怯えんので私もつまらんと思っていたのだ。ふふふふ… 貴様もあの程度のプレイでは物足りなかったか。久しぶりだなあっ!我が〇〇〇達よっ!!!!」
   『ぅ…(*_*; にっ、にく…』{/netabare}


【声優】
豪華。実力派ばかりで、役にハマりきってるのも魅力
アニメ見なくても、イベント動画だけでも見てほしいなー
蜻蛉は嫌いなんだけど、杉田さんの花澤さんラブな発言がツボ
イベントでちらっとしてた発言なんだけど↓
 「あっ、花澤さんイス要る?俺イスになろっか?」
大爆笑ww

【音楽】
作中のBGM:シリアス場面が微妙。暗すぎて…そこだけが残念。
キャラソン:EDが毎回変わるので飽きない!

 ▽ 独断と偏見!!Nagi*オススメ曲ランキング~\(^o^)/

   No.1 細谷佳正&日笠陽子♩太陽と月
   No.2 花澤香菜♩sweets parade
   No.3 江口拓也&宮野真守♩one way
   No.4 中村悠一♩楽園のPhotograph
   No.5 日高里奈♩君は
   No.6 杉田智和♩SM判定フォーラム

【OVA】
本編のギャグパート
“箱の中身は何だろなゲーム” “喋るな” “カレー実習”
…などと並ぶくらい面白いのがOVA!

★御狐神くん変化
★スイッチ
★おままごと

の3つの小話がつまってます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

っと。長くなったけど
少しでも魅力が伝わったのなら嬉しいなあ(*^_^*)
必ず好きなキャラが1人はできると思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 56

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

先祖返りたちの物語。非常に楽しんで見れました。12年が始まってすぐに血管が飛び出しそうになるくらいおもしろかったです。

ストーリー

メインヒロインほ白鬼院凜々蝶は高校に通うために実家からあるマンションへ引越しをしました。そのマンションはご先祖様が妖怪と人間とで子を生み、その妖怪の血を濃く受け継いだものたち 通常 先祖返り です。 先祖返りは先祖である妖怪と同じ日、同じ時間に同じ容姿、同じ性質を持って生まれる。そして稀に記憶を受け継ぎ、不思議と同じ運命を歩むと言われています。この物語はそんな先祖返りの物語です。

私の感想

かなり楽しめました。この作品を見ている時は来週が気になって気になってしょうがなかったです。ストーリーがすごく魅力的ってなわけではない(まあ、ストーリーはおもしろいですよ! べつにつまらないわけではありません。 あと、ツンデレでもありません。本当におもしろいですが、これは物のたとえです。)のですが、なんかかなり来週が気になるような作品です。(当時やっていた時の感想です。初めて見た時が一番印象に残っているので)

この作品のキャラクターのデザインがとてもかわいらしくて私は気に入っています。普段の人間の姿ですと、かなり美人や美形が多いいのですが、妖怪化するともっと可愛くなったり、迫力ある姿になったり、最高です。ですが、私が一番気に入っているのはゆるキャラバージョンです。その姿は超可愛いです。(この作品のキャラデザで気に入った所は御狐神双熾の犬に似た感じにした所です。あの人は本当に犬に見えてしまうのが少し怖い・・ だけど普段はキラキラと周りに出ているあのアフェクトはなんなんだか・・ 私も一度してみたいです。)

しかし、この作品の世界観はかなり現実(リアル)の中の非現実って感じで超楽しめました。しかも妖怪のお話ではなく、妖怪と人間の血縁の話なんて、思いもしなかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品でよく出てくる(ある特定の人物だけですが)SとMの話が超おもしろいです。けれど、まず、SとMの意味は分かりますか? 分かる人はまあ、微笑みながらこれを読んでください。

SMとは、サディズムとマゾヒズムな人が基づいて行われる倒錯的プレイ全般、ないし同プレイを含む文化様式です。
マゾヒズム(通常マゾ、M)は誰かに痛まれたい、痛みつけられたい、冷たくされたい人間です。彼らはそのような行動をされると神経が活性化されるようで、「気持ちがいい」などの事を言い快楽を味わうのである。その反対にサディズム(通常サド、S)は だれかを痛みつける、見下す、踏みつける、罵倒する、 などの行為です。このような人物は人をワザといじめたり、すると「ゾクゾクする」など、いろいろおもしろいらしいです。
この用にSとMの人はそれぞれ快楽を感じるのが逆なため、Sの人はMの人で遊ぶっと言った感じがSMのシンプルな形式です。ですが、SMプレイっとなると話は別になってしまうので、それは自分でググってください。


オープニング

「ニルヴァーナ」
神曲に選ばれても問題が無いと思われる曲です。渋くて最高に楽しめます。背中の中心辺りから、ビッビっときます。超キャラクターの魅力が出ていて、そして、ネタバレもあまり多くなくて、1話ではエンディングとして、使われていたので、もっとネタバレが隠されていて、かなり最高です。っと言った感じなんですが・・ う~ん 最高な曲なんだけど私の説明下手なせいでこれ以上説明がつかない・・・ どうしよう・・・ まあ、最高な曲なので、是非聞いてください

エンディング

「楽園のPhotograph」(第2話、第9話)
ジツニヨイキョクデス。ワイコウスギテナゼカワタシノイイカタモカタカナニナッテシマッテイマス。(読みにくくてすみません。)

「君は」(第3話、第8話)
白鬼院凜々蝶の思いが積もった曲だと私は思います。言いたいけど言えない思い。が伝わってくるような感じな曲です。結構可愛い曲です。私的には御狐神双熾の曲と愛称が超ぴったりです。なぜでしょう・・・・ (いや、マジなんでだ? ・・・ わからん。)

「one way」(第4話)
夏目残夏の声最高なのに・・・ 渡狸卍里のツッコミが少しウザい曲です。私的にはもっとしずかにそして、適正なツッコミを入れてほしかったです。まあ、慣れればよい曲なんでしょうがww 

「SM判定フォーラム」(第5話、第10話)
正直この曲はかなり。 いや、超気に入っています。ものすんごくに言っています。サドかマゾかをきめる いや、SかMを決める曲です。いや~ しかし、こんな曲聞いた事今まで一度も無かったのでかなり新鮮でそして、かなり(しつこいですが、)気に入っています。カラオケでも良く歌っていますよ~ テンションがもう急上昇↑です。しかし、杉田智和さんの声は最高ですね~ 渋いし、声がいい。(いい ってシンプルだなww)カラオケに行ったら、絶対に歌ってください。あと、画像が最高に好きです。三角木馬の事を隠して言る所のシーンが笑えますで~

「sweets parade」(第6話)
かわいい曲です。超かわいいです。一回しかなかったのが残念なくらいです。しかし、なぜか画像には豆狸の渡狸卍里がさりげなく移っているのはなぜなのでしょうか?まあ、見た目は可愛いので最高なので、許してあげます。(なぜ上から目線!?)

「太陽と月」(第7話)
反ノ塚連勝と雪小路野ばらをメインとしたエンディングです。キャラソンっと言っても良いほどキャラクターの魅力が出ています。しかし、まあ、あの二人が一緒に歌うなんて思いも知りませんでしたww 結構いいコンビネーションですがね^^ 曲はかなり声が良いです。どちらも最高に良いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

84.4 24 学園で幼馴染なアニメランキング24位
瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2400)
13727人が棚に入れました
ごく平凡な中学生、満潮永澄の平穏な毎日は、とある夏の出来事を境に、音を立てて崩れ去っていった。帰省していた瀬戸内のビーチで溺れてしまった永澄を助けたのは、なんと人魚の女の子、瀬戸燦!しかも、人魚の世界は、「渡世の仁義」を重んじる仁侠の世界だった上、人間に姿を見られれば、その人間か自分のどちらかが死ななければならないという掟が存在した。最後に残された回避手段は、「人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という方法のみ!
「どちらかが死ぬか、人魚の身内となるか」そんな究極の選択を迫られた永澄が出した結論は燦との結婚だった!永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディ。

声優・キャラクター
桃井はるこ、水島大宙、野川さくら、三宅健太、鍋井まき子、村瀬克輝、桑谷夏子、子安武人、伊丸岡篤、並木のり子、松島栄利子、森永理科、力丸乃りこ、矢部雅史、小野大輔、山﨑バニラ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人魚」と書いて「にんきょう」と

読ませます。

1年ぶりに自分のレビュー読んでてなんか変えたくなったので変えます。まあ一番好きな作品だし、僕の出身が香川県の瀬戸内海にあって親近感湧くし、それであって面白いからちょこっと多めに書いてやろうと思っただけです。
一生懸命書きましたが、ボキャ貧なので許してください。

物語は人魚の姿のヒロインを見てしまった主人公はなんかヤバい掟の関係上、結婚することになり、前途多難な人生を歩み、最終的に人間をやめちゃったお話です。

■ジャンル、物語としての感想
 ジャンルはハートフルラブコメバトル人魚アニメ、まあ言わばJUMP系統のジャンルをギャグで捻じ伏せたようなアニメ。話の進め方は〇魂のようにギャグとシリアスを合わせたような展開に近いですが、言うほど暗さや重さという意味でのシリアス要素があるわけでもなく、話数で比較してもギャグ:シリアス=8:2的な感じで仕上がってます。まあこの緩急の良さが僕が楽しんで一番視聴し続けられる理由かも。
 この作品なんでもありのごった煮アニメなんですが、一番面白いのはやはりこの作品の本筋であろうギャグが面白い。人魚ギャグ、ヤ〇ザギャグ、ホ〇ギャグ、超人ギャグ、ギャルゲーギャグ、謙虚さや恥じらいを見せない堂々としたパロディ...etcネタの引き出しが多すぎるギャグが武器と言っても過言ではないですね(ってか逆に引き出しの少ないギャグ漫画はつまらn・・・)。視聴者を置いてけぼりにさせすぎず、かといって身近なものにさせすぎず、と言ったケとハレの絶妙なバランスはフルメタに似ていて、とても好きです。突然ボソッと出るギャグより、オチをしっかりと用意して、それを視聴者の斜め上の結果を出してくるギャグが面白いのもこの作品の強みだと思います。

■声優の感想
 主人公の声優は当時まだそんなに人気が無かった頃の大宙さんだけど、脇役の声優は当時では滅茶苦茶豪華でした。下積みと言っちゃ前作のアニメに失礼だが、大宙さんの演技は多方面なギャグを飛ばしてくるこの作品をカバーできる力があります。政さんや瀬戸さんの母なんて、声優さんの経験あんまりないのに、演技上手いし、滅茶苦茶キャラとマッチしてるところもあって、違和感がありません。他の声優さんたちもベテランの方が結構いるので、安定して笑ったり感動したりできます(普通に芝居するにも、ギャグを芝居するにも、声優さんの力量次第なところもあるから、結構重要なキーパーソンだったりするため)。

■キャラの感想
 これは一人一人に対して感想を書きますと言いたいところだけど、一人ひとり書いてたらキリがないので何人かの感想書きます。
・満潮永澄:ハーレムアニメの主人公特有のナヨナヨした容姿だが、性格は男前+パッション(なところもチョコチョコある)というギャップのある主人公は結構好き。弄られ役担当で度々人間として扱われないギャグが面白い。
・満潮家:息子を生ゴミのように扱うのが面白い。
・瀬戸燦:メインヒロイン。THE任侠。こういう子がいたらなあと思うことがしばしばあった。ヒロイン中ボケとツッコミ両方できるガチ両刀系ヒロイン。
・瀬戸家:親ばか馬鹿オヤジやサイコ鮫や下衆な貝殻や魚3兄弟、常識人風ヤクザとキチ〇イオールスターズな家族。肩書は悪そうだが内容見れば爆笑物です。
・江戸前留奈:サブヒロイン。嫌いでもないけど正直あまり好きじゃない。
・江戸前家:open your mind.
・不知火明乃:サブヒロイン。そのガードがお固く、素直になれない性格(俗に言うツンデレ)に、心底心を打たれていた時期も私にもありました。
・銭形巡:僕にも社会♂のルール教えてください。
・三河海:金に物を言わせたり、とんでもない勘違いで日本中に生き恥を晒す男だが、燦ちゃんをずっと一途なところは結構好き。
・猿飛秀吉:永澄の悪友。憎めない存在。クラスに一人や二人はいるね。
・委員長:名前が思い出せない。

■作画の感想
 常時安定しているのに、ギャグシーンではいきなりヌルヌル動かしてみたり、逆に小学生低学年が描いたかのようなチープな作画(演出としての作画であり、作画崩壊というわけではない)にしてみたりなど、幅広く、緩急のあるアニメーションになっています。
 漫画版もある意味めちゃくちゃ変わりましたしね・・・w
■音楽の感想
 この作品のOP「Romantic summer 」はベンチャーズも驚きの顔を隠せないようなメロディで突っ切るのかと思えば、ED「明日への光」は中学高校の卒業式で流れてもおかしくないお涙頂戴な歌で余韻に浸らせてくれます。それだけに留まらず、キャッチ―なメロディで頭から離れないED2「Dan Dan Dan」やOVA OP1「絶対乙女」やova op2「天使爛漫 Love power」などもあれば、他にもキタリエが熱い歌歌ったり、モモーイがテクノったり歌のジャンルも何でもあり!なところがさすがです。

■最後に
 「この作品は何でもあり」という印象を受けているかもしれませんが、物語やギャグの起承転結が丁寧なので、スッキリしています。フルメタのようなギャグが好きな人には是非見てほしい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハイテンションなドタバタ、上質ラブコメディ

[文量→大盛り・内容→考察系]

「すもももももも 地上最強の嫁」「うる星やつら」が好きな方は合うかもしれません♪

原作読破済み。これは、アニメが原作を超えている印象♪

【総括】
ラブもコメも高いレベルで両立しています。

コメの部分は、関東芸人さんのようなオシャレな笑いではなく、関西芸人さんのようなコテコテな笑いで積極的に攻めてきます(笑) 主人公のツッコミも負けていません。

ラブの部分は、ダブルヒロインの基本(回ごとにヒロインの好感度が一進一退)をおさえつつ、ポイントでは純愛を貫いていて、かなり萌え度は高いです。

アニメをあまりたくさん観ていない方には特に、導入として観てほしいアニメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
登場人物はいずれも鯉、いや、濃い方ばりです(笑)

個人的に一番印象に残っているのは、ルナパパ(シュワちゃん)とエラ呼吸三兄弟(顔面魚やんw)。このアニメを象徴するような無茶苦茶なキャラです(笑)

本当に見所の多いアニメで、上記のダブルヒロイン以外でも沢山の見所が。例えば、燦の天然っぷりや、人間社会に微妙に溶け込んでいないところの萌え。そんな中、次第に深まっていく女の友情。瀬戸内組の、特にシャーク藤代さんや巻と永澄の命がけの勝負w 政の男気や永澄とのBL展開w 豪三郎の極度の親バカっぷり。明乃の隙のある可愛さ。三河海のやられっぷり(笑) 他にも書けばキリがないです。その中でも個人的に好きだったのは、燦と巡の絡み。任侠である燦が、お巡りさんや猫を怖がっている姿は可愛かったです♪

と、これを観ても分かるよう、「色んなキャラが、色んなキャラと繋がっている」のが、本作の優れた点のひとつです。

ドタバタ系の学園コメディでは、毎話、毎シリーズごとにトラブルメーカーが必要になり、サブキャラが増えていく傾向にありますが、そのサブキャラを使い捨てにせず、(登場回数や濃度の減少はあれど)極力生かしていこうという姿勢に、制作陣(特に原作者)の「愛」を感じます。こういう(サブキャラを大切にする)作品って、名作になり得ますよね。例えば「ハヤテのごとく」や「スクールランブル」にも似た傾向が見られ、やはりどちらも優秀な作品かと思います。

また、本筋である、永澄と燦の恋愛に関しても、「二人がしっかり成長し、歩み寄っている」のが好印象です。

「うる星やつら」から連なる「押し掛け女房モノ」の良さは、1話目からメインヒロインが確定し、色々浮気をしたりハーレム要素(その都度見せるメインヒロインの嫉妬)はありながらも、結局は本妻に落ち着くだろうという安心感にあると思います(諸星あたる なんか、正にそう)。

しかし、一方で、ある意味ゴール地点から第1話が始まるため、ワクワク感やドキドキ感を演出しにくい部分があります。

ここで生きてくるのが、燦の「任侠」という設定。燦が永澄との結婚を決めたのは、「人助けの延長線上にある、任侠としての筋を通すという責任感」がきっかけ。「責任感」だから、婚約はするものの、永澄との恋愛感情がそこまで強くなく、作品を通して徐々に深まる真の恋愛感情を描くことに成功しました。また、押し掛け女房のきっかけが、(よくありがちな)「宿命」のように、「ヒロインが初めは嫌々だった」のではなく、(すもものように)「子作り」という(ある意味)「打算」に起因したものではないことも、本作の爽やかさを支えていると思います(まあ、任侠が爽やかというのも変ですがw)。

一方永澄も、最初はハーレム主人公らしいヘタレで、燦に対しても「命を救ってくれた恩」が優先していましたが、徐々に燦の人間性(人魚性?w)に惹かれ、燦に見合う「侠」になるため、男気を磨いていく過程が描かれていました。ラストのアニオリ展開(バトルモノ)は、(少々力業でしたが)胸熱でした。

このように、「人間界に順応していく、燦」「男気を磨いていく、永澄」「次第に本物に変わっていく、夫婦の間柄」と、キチッと成長を描けていたのは、実に王道でした。

このアニメ、「ギャグが合わない」以外は、きっと楽しめる作りになっています。これほど詰め込んだのにバランスを失わなかった制作陣に、拍手!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2クールも必要ない!ラブ抜きラブコメ(進展無し)はダレトク作品?

【あにこれランキングTOP300マラソンキャンペーン】
コメディネタの薄さを演者と丁寧な絵でカバー!でも設定活かさずラブコメ活かさず何も活きず2クール!!!
これはネタなのか?


いやー、長すぎ。本当に長すぎ。
物語はほぼ1話簡潔型のギャグコメディ系作品。本来主軸となるべき恋物語の要素は最後の最後までペラッペラでギャグにハマらなければラジオにすらならない作品。
4話ぐらいから17話まですんごい退屈でしたね。長いスパンのものなのにキャラクターの掘り下げも浅く人魚の設定もあって無いような味気無さ。5話ぐらいからTVで流しながらスマホでYouTubeで色々な動画を漁る始末。最終2話も「だろうねー」な展開で特に語るほどのものもない。


絵は丁寧に描かれており終始安定した作画なのだがそれだけ。
声優さんの熱演や声芸は力の入ったもので良かった。特にキタエリ良いやん!でもそれだけ。うん、それだけな作品。
ギャグが寒い。ノリ的には「バカテス」みたいな感じで若年層向けなテンポやネタがまぁ引っ掛かりなさ過ぎてビックリするレベル。視聴しながら虚しくなりましたね。



って事で最近アニメも不作で暇なんです。そんな中、動画コンテンツのトップをひた走るYouTube。売れなくなった芸能人もYouTubeへの転向をし始め今ではお金の臭いに敏感な怪しい大人に溢れています。
更には3DのキャラクターをVRゴーグルやモーションキャプチャーを使用し操作しながら配信するバーチャルYouTuber(以降VTuber)がゴロゴロ溢れています。演者のビジュアル要素が必要なく匿名性を保てるのと生身の人間のもつ「生々しさ」が緩和される傾向が強くこれからも増えるだろう。
そこで最近よく見るVTuberを少しご紹介します。

【キズナアイ】
VTuberの始祖とも言われておりムーブメントのパイオニア。番組登録者数は日本のTOPYouTuberにも肩を並べるがゲーム下手、歌下手、ネタ小並みで面白味に欠けており動画の中味に見応えがなく再生数はすこぶる低い。中の人が声優の割りに声の表情がない(下手)。始祖という以外何も無い。

【輝夜月(カグヤルナ)】
首締めハム太郎の異名を持つ声芸系YouTuber。多彩な声色を持ちネタは豊富で良編集も相まって面白い。短めな動画も多く気軽に見易いが最近調子に乗り始めて動画投稿頻度が下がる。

【ミライアカリ】
オタク用語、下ネタ大好きライトビ◯チ風VTuber。声による演技はそれなりで編集で上手く隠れているがライブ配信では嘘臭さが光る。歌が上手いが動画は当たり外れが大きくある。少し食傷気味感は否めない。

【ヨメミ】
「エイレーン」というゆっくり系YouTuberの正統派後継者。FPS系ゲームが得意で本人の語彙力の無さも相まってアホカワスカッシュみたいな感じ。VTuberなのに「やってみた」系動画も多く、下手な事言わないように頑張ってるがアホなのでまともに表現できない姿が健気で好感を持てる。

【田中ヒメ&鈴木ヒナ】
当初は田中ヒメ単独だったが、少し遅れて鈴木ヒナが合流し「ヒメヒナチャンネル」となった。田中ヒメは声芸に長けており、アホ。鈴木ヒナは冷静沈着なキャラでヒメに突っ込みを入れているがアホ。歌が抜群に上手く歌動画以外も良編集でかなり面白い。最近イチオシのVTuber。

【ポン子】
Weathernewsで7年前から存在するアンドロイド。正式名は「ウェザーロイド Airi」なのだがバグや欠陥が多くファンの間では「ポン子」で周知されている。「中の人」がハッキリ出てしまう放送事故があったのだが未だにしらを切り続けており更にはネタにしている図太さがある。
毎週木曜日は「フル充電」と称し中の人がその他は「省エネモード」と称しゆっくりちゃんでライブ配信をしている。
ウェザーロイドらしく天気ネタは多彩で更に他のネタも工夫が凝らされており思わずクスリとさせられる。毎日見てます。
「10分で分かるポン子」
https://youtu.be/ptqD2mLXUTY

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

83.9 25 学園で幼馴染なアニメランキング25位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2730)
13509人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「1クール」「アニオリ」「ラブコメ」として、歴代トップのクオリティ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「おねてぃ」。絵は「あの花」。恋愛は「とらドラ」。

つまりはまあ、実に王道なラブコメ作品だということですよ。

作画は、少し時代を感じさせるものの、今(2017年秋)観ても全く違和感がありません。むしろ、綺麗だとも思います。

未視聴の方には、(今からでも)是非ともオススメしたい作品ですね。いろんな事が高いレベルで安定してます♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
展開としては、すれ違いに片想いの連鎖。ファンタジー要素以外の目新しさはないけど、そんなん必要なく、キャラが良いです。

メインヒロインにはあんまり萌えない私も、イチカ先輩には萌えました♪ ポンコツっぷりも可愛いし、暴走っぷりも可愛いし、ヤキモチ妬いたりとか、お姉さんぶってみたりだとか、イチャイチャしてみたりだとか拗ねてみたりだとか。眼鏡キャラの中ではトップクラスに萌え度の高い良ヒロインです。不愉快です(笑)

それからやっぱり、「報われないサブヒロイン好き」としては、谷川柑菜は良いですね~♪ キャラデザも好きです。黒髪ショートでボーイッシュ風なのに奥手な性格。つい女子的嫌な事をしていても、やっぱり良い子だから、結局チグハグなことになっちゃうとこも良いよね。

北原美桜も良かったです。弱そうに見えて、実は芯が強い。裸族ってのも、なかなかない設定です。途中からキャラが変わるのも良かった。

そして何より、檸檬先輩。かなり笑わせてもらいました。檸檬先輩が、イチカや柑菜をイジメル展開は鉄板でしたね♪ 「うふふ」は、妙に耳に残るw

本作は、基本的に(三角四角五角六角の)シリアスな恋愛模様を描いていますが、それが重くなりすぎないのは、檸檬先輩と りのん の存在が大きかったですね。

これだけの素材(良キャラ)を揃えてるから、味付け(展開)は薄味で十分ですね。

映画制作という縦軸をキッチリこなしつつ、旅行(沖縄)編と夏祭り編という定番イベントで、キッチリと恋愛面を盛り上げる(この辺のバランス感覚の良さは、とらドラっぽい。あの花は、素材より味付けメインというか、メンマの存在が飛び抜けていたからこそ出来たことだしね)。

こういうことが出来なかったのが、最近だと「ゲーマーズ」だよね。素材が良いのに味付けまで濃い濃いにしちゃって、クドくなってだんだん胃もたれ気味に。まあ、原作付きだからその辺はしょうがないのかもしれないけど。

構成的にも、2~3話でひとつの展開をクリアしていき、且つ、少しずつでも前進しているので、飽きがこない上に深みがあって、ずっと楽しめました♪

そして、なんだあのオシャレなラスト。最高かよ(笑)?

(ネタバレレビューでもネタバレしたくない、最終回なんですよね♪)
{/netabare}

【余談~ 豪華制作陣 ~】
{netabare}
元々、「おねがい☆ティーチャー」というアニメのファンサービスというか、オマージュ作品として制作が始まった本作。しかし、集まった面子がかなり豪華であり、名作と呼べるだけの王道ラブコメ作品に仕上がっている。

【主なスタッフ】

【監督 - 長井龍雪】
「とらドラ」「超電磁砲」「あの花」「ここさけ」「鉄血」

【脚本 - 黒田洋介】
「おねてぃ」「スクライド」「無限のリヴァイアス」「ガンダムOO」「HOTD」

【キャラクターデザイン - 田中将賀】
「とらドラ」「あの花」「HOTD」「ここさけ」「君の名は。」

【メカデザイン - 海老川兼武】
「ヴァントレッド」「フルメタ」「ガンダム00」「エウレカAO」「ガンダムビルド」

【音響監督 - 明田川仁】
「とらドラ」「花いろ」「凪あす」「ごちうさ」「リゼロ」

【CV「」内はメイン。それ以外は脇役】
「島崎信長・戸松遥・石原夏織・萩原秀樹・阿澄佳奈・田村ゆかり」・日高里菜・久川綾・大浦冬華・茅野愛衣・井口裕香・堀江由衣・川田紳司

つまり、超豪華w
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
年代を考えると、作画はかなり綺麗。ファンタジー要素のあるラブコメ。眼鏡と眼鏡ってのは、あまりないね。

2話目
酔っぱらっての本音は、鉄板でラブコメになりますね♪

3話目
妄想と勘違いによるラブコメ(笑)

4話目
包丁落とすところ、笑ったwww

5話目
柑菜は良いですね。そして、哲朗もいいやつです。

6話目
ライバル登場。モテモテだな~。「先輩、アイツ呼ばわりしましたよ」(笑) 三角、四角、五画、六画(笑)

7話目
裸族というキャラって、盲点だよね。ほぼ唯一かな。大告白祭り。柑菜さん、安定の酔っぱらいw

8話目
お祭りって、しゅてき(笑) 柑菜さん、不憫だな~。大惨事ですやん。

9話目
あまりにも、浮世離れしたできごとは、意外と受け入れられる。柑菜と美桜の会話、良いね♪ 999(笑) 柑菜、美桜。涙、涙、ですな。しかし、みんなよく遭遇できるよなw 凄いラブシーンなのに、レモン先輩と りのん が和ませるから、ラブコメになるんだよね。

10話目
めっちゃラブラブですやんw ゴムをはっきり映す作風w 美桜、卑怯だなw 大告白大会w

11話目
つねられるイチカが、可愛いw 最後にちゃんとSFというか、熱い展開も用意してるわけだね。この展開、ラブひな でもあったなw

12話目
MIBって、そんなクダラナイ伏線まで回収せんで良いからw すげぇ格好良いハッピーエンド。鳥肌たったわ!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 93
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

主役だけがいない夏

2012年オリジナル作品、全12話です。
夏らしい青春アニメが見たくなったので選んでみました。
でもこれ冬アニメなんですね。
放送直後、長野まで聖地巡礼に行ったファンが凍え死にそうになったとか。

主人公の海人はカメラオタクの高校生。
物語は海人が夜景を撮影していると空から女の子が降ってくるシーンで始まる。
これは夢なのかと思ったら例によって二人は学校で再会し、
仲間たちと作ろうとしている映画のヒロインになります。
ベタな落ちものラブコメですね。

本作の欠点は主人公とメインヒロインに全然魅力がないこと。
良い点はその逆。サブキャラたちは魅力的で出番も多く、青春の楽しさと切なさを十分に伝えてくれます。
主人公に人気がない作品はけっこうあるのだけど、ここまで引き立て役に成り下がっているのは珍しい。

主役の2人は、同じく黒田洋介が脚本を書いた「おねがいシリーズ」から継承されているらしい。
やっぱり眼鏡キャラが主役で、ヒロインは赤髪の宇宙人です。
ということは意図してサブキャラの方を立たせているわけではなさそうだね。
あにこれの感想をざっと見てもサブキャラの方が好きだという感想が多かった。
やはり失敗なのか…
ラブコメはくっつかない状態で話を引っ張る必要があるので男主人公の好感度はどうしても低くなる。
それは宿命的で仕方ない部分があります。でもメインヒロインに魅力がないのはどういう理由なんだろう。
ヒロインはたぶん「ひと夏の思い出」で「一夏(イチカ)」。
良い名前をもらっているのに人気がないまま終わるのは少しもったいないよね。
見た目が爽やかさに欠けるのは微妙にマイナスポイント。2人とも美容院に行って髪を切ってきて。

対してサブキャラが主役二人の残念さを帳消しにするくらい活躍するのがこのアニメ。
僕が一番好きになったキャラは神出鬼没、「うふふ」と不気味な笑いを浮かべるレモン先輩。
なつまちの笑いは彼女が一手に引き受ける。
実際このアニメで笑ったシーンの9割以上に絡んでいたような気がします。
次第に画面にレモン先輩が出てくるだけで嬉しくなって
「笑いの神降臨キターーー!」とめっちゃテンションが上がります。
彼女は決して期待を裏切らず、確実に状況を面白くしてくれます。
宇宙人のイチカよりよっぽどミステリアスな魅力に溢れたキャラだと思う。
レモン先輩最高じゃん。

作画は非常に良かったです。演出も凝っていて映像的に面白い。
脚本は中高生向けという前提で粗っぽさには目をつぶっても今一つ。
SF・青春・コメディの三要素の繋がりが悪く、チグハグな印象を受けました。

{netabare}
ストーリーのメインは映画作りでもSFでもなく恋愛になっています。
友人4人のキャラの関係性はもともとこう。(→想い人)

 美桜→哲郎→柑菜→海人(主人公)

見事に一方通行です。友達を異性として意識してしまうお年頃か。セツナイね。
ここにメインヒロインのイチカが入ってきてこうなります。

 美桜→哲郎→柑菜→海人⇔イチカ

これを見て思うでしょう。「主役の二人ズルくね?」
一目ぼれに始まり、2人の障害になるのは宇宙に帰らないといけないという良くわからん設定だけ。
他の3人は自分の幸せより他人の幸せを優先し、2人の背中を押してくれます。
なんというイージーモード。

もともと「誰も幸せになれない関係」だったからこそ
この4人の友情関係は保たれていました。
イチカが登場することでこの均衡が崩れてしまうわけです。

そこで生まれる美桜、哲郎、柑菜の切ない気持ちはとても感情移入しやすい。
入道雲や夕立ちなど夏の情景とあいまってセンチメンタルな気分にさせてくれます。
しかし3人が片想いに心を痛めているのにもかかわらず、
主役の「自分だけ幸せになっていいのだろうか」という葛藤が全く描かれていないのが問題です。

サブキャラ達は繊細で感傷的な青春恋愛物をやっているのに
主役の2人はドタバタラブコメの枠に収まったままくっついてしまう。
例えるなら、本物の花と造花を並べて飾っているようなもの。
並べて見せてはいけないものを同時に展開しているから主役が魅力的に感じられなくなる。
それがこのアニメの脚本の欠陥なんじゃないかな。
{/netabare}

人気ジャンルを組み合わせただけだと、それなりのものにしかならない。
この辺がオリジナル作品を作る難しさでしょうか。

良いところと悪いところがはっきりしているんで、名作とまではいかず
数ある青春ラブコメの中で埋もれてしまっている感じがします。
とりあえずレモン先輩が神がかって面白いので、彼女に会うために見る価値はあるかもしれません。

投稿 : 2024/05/04
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