孤独でゲーム原作なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの孤独でゲーム原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の孤独でゲーム原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

94.7 1 孤独でゲーム原作なアニメランキング1位
STEINS;GATE 0 [シュタインズ・ゲート・ゼロ](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1464)
7332人が棚に入れました
いくつもの世界線を巡り、様々な可能性を“なかったこと”にしながら、大切な人たちを守ろうと足掻き続けてきた岡部。その果てに辿り着いたのは“紅莉栖とまゆりのどちらを見殺しにするか”という、ふたつの選択肢だった。苦悩と煩悶の末、岡部は「β世界線」――紅莉栖が自分以外のラボメンと出会わないまま死ぬという運命を選択する。
そして、紅莉栖の死から4ヶ月が経った。再び大学に通い始めた岡部は、真面目に授業に出席し、テニスサークルの合コンに参加するなど、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷は癒しきれず、ラボへ顔を出す機会も減っていった。β世界線上の未来からやってきた鈴羽は、第三次世界大戦が勃発する運命を変えようと岡部を説得。しかし、彼は「世界線の改変は、人間が手を出していい領域ではない」と、運命への介入を否定する。岡部の中で、いつしか白衣をまとったマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」の顔は失われていった。
そんな折、岡部は秋葉原でヴィクトル・コンドリア大のレスキネン教授が主催する、人工知能に関するセミナーに出席する。ふとしたことから、レスキネン教授の助手である比屋定真帆と知り合い、壇上に上がった彼女のスピーチを聴く岡部。その内容は、「人の記憶をデータ化して保存する」という、かつて紅莉栖が提唱した理論と同様のものだった。真帆やレスキネンのチームはその理論をさらに推し進め、人の記憶と感情、そして心を持つ人工知能「アマデウス」を構築していた。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり、矢作紗友里、潘めぐみ、山本彩乃、本多真梨子、木野日菜、上田燿司、西村麻弥
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

存在の耐えられない軽さ

WHITE FOX制作。

ヒロイン紅莉栖を救えなかったβ世界線、
その行き着く先には恐怖と絶望が待っている。
あの時の岡部の執念と宮野真守の名演技。
見事なまでの構成力で物語に緩急を付け、
アニメ史に残る怒涛の伏線回収でしたね。

記憶を過去の自分に届けるタイプリープの傑作。

物語は前作の4カ月後から始まり、
岡部は心理療法を受ける欝々しい展開。
キャラの位置関係と世界線の概念は、
知っておくと良いでしょう。

序盤~中盤視聴追記。
シュタゲの楽しさの1つに、
理系学生のラボでのバカ騒ぎがありますが、
岡部に引きずられるように全体が暗い。

19話視聴追記。
{netabare}リーディング・シュタイナー発動、
やっと来た、これぞシュタゲの醍醐味だ。
オペレーションアークライトの成功を祈る。{/netabare}

最終話視聴追記。
やはり後半は群を抜いて面白いです。
{netabare}岡部は鳳凰院凶真こそが真骨頂でしょう。
仕掛けがもう少し早いとキャラの魅力も、
さらに広がったのではと思いますが、
それでも良品なのは間違いないでしょう。{/netabare}

ゼロのゲートはたしかに開いたのです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 106
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カリスマ創業者から引き継いだ二代目の苦悩

2018.10.12記


本編に先立ち2011年放送のシュタゲと改変23話を視聴済み。

本作(シュタゲゼロorゼロ)に先立っては、前作(シュタゲ)の視聴が必要条件になるかと思いますので、まだの方はそちらをどうぞ。
※以下、シュタゲのネタバレは隠してないので未視聴の方はご注意ください。


レビュータイトルの通りです。
期待値の高さゆえにその差分が評価に直結したことも多分にあったのかしら、と思わざるを得ない作品。面白いけど“もっとこいや~”的な視聴後の印象です。
細かいこと言うと、ゼロの物語は前作シュタゲで展開されてたものの描写が無かっただけとも捉えられるため、むしろゼロのほうが親じゃんとか、いや並行世界だから兄弟じゃんといった鶏と卵どっちが先だみたいなツッコミを入れられなくもないかと。


前作はラジ館での牧瀬紅莉栖の一件(2010年7月28日)から約1ヶ月くらいのやりとりを描いた物語、傑作の誉れ高いタイムリープものでした。
その時に視聴者に提示された世界線は3つ。

 α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
 β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
 STEINS;GATE:シュタゲ視聴済みの方は・・・ね?

本作ゼロはそのうちβ世界線での物語。紅莉栖の死から約1年間くらいのやりとりを描いた物語となります。改変23話視聴推奨という理由がここにあります。タイムリープなので単純に「1ヶ月」「1年」がどうだということはないかもしれませんが、ゼロは1年間をかけて、良く言えば“じっくり”、悪く言えば“間延び”した、の両方が同居する展開だったかと思います。これは仕様上いたしかたないところで、前作との比較で評価を下げるとしたらこの点を挙げます。

{netabare} “限られた時間での岡部の苦悩と選択”

本シリーズの醍醐味は共通しており、シュタゲでは13話以降と2クールめまるまる使って比較的長めのハラハラ展開だったのに対し、ゼロでは19話以降とスパートが遅めでした。{/netabare}


物語はお世辞抜きで良く出来てます。伏線回収が完璧とは言えないまでも並の作品よりは面白い。いや、作画、声優の演技、劇半、演出はさすが期待作の名の通り、凡庸な作品が多い中で頭一つ抜けていたのは確かです。

ありがたかったのは、本作ゼロは前作を踏襲していること。ガラガラポンしたわけではないため、継続しての視聴者が戸惑うことはありません。前作を踏まえてのファンサービス的な展開も押さえてます。

{netabare}なかでもやっぱりいいよなぁこれ↓
・ダルと由希さんのラブストーリー
・鳳凰院凶真の復活
・ちょっとだけα世界線に戻っての生身紅莉栖との邂逅{/netabare}


ざっくり前作との関連は以上です。 ※どうしても前作と比較したくなっちゃうんですよ。それだけ愛されてる作品ですからね。
さて、本作に絞ると、最初から最後まで一貫した軸があります。逃れられざる宿命と言い換えてもよい。それは、

{netabare}『第三次世界大戦の勃発を防ぐために、おかりんよあの日へ戻れ!』{/netabare}

β世界戦からα世界線ではなくSTEINS;GATEを目指す道筋は見えている。(正確には行った先で考えろ!ということにはなるが・・・)あとは岡部の決断だけなのだが、私達は何度もタイムリープした岡部の苦悩と絶望を知っています。それは岡部と視聴者のみが共有する世界。作中の登場人物は知り得ません。

“ユー!さっさと戻って紅莉栖救っちゃいなよ”

それで解決しちゃうのですが、煮え切らない岡部に地団駄踏みたくなるか同情の念を寄せるかは人によるでしょう。私は後者です。
前半は本作の新キャラである{netabare}アマデウス紅莉栖、{/netabare}比屋定真帆、レスキネン教授、椎名かがりの登場と関係説明とそれにまつわるエピソードが多く、同時に適度に伏線が撒かれます。
既存キャラの中では、前作ではある種パターン化していたダルとまゆりあたりが{netabare}(なんとなくおかりんの苦悩と絶望を察し){/netabare}徐々に言動が変わっていくところが見どころ。これまでとは別の一面を見せ始め、それがしごく真っ当な変化だったりするので、うんうん頷きながらの視聴感を得られます。

つまり結末がある程度想定できる中でどう過程を魅せるかといったところでしょうか。またはそれを超える思いもよらない結末を用意するか。
最終的な結末は納得できたので、やはりその過程をどう捉えるか、ここは観てみて各々感じてみましょうね、になるんだろうと思います。
いずれにせよ前作シュタゲを面白く感じたのなら視聴は必須といって差し支えないでしょう。



■おまけ
{netabare}たぶん、最後紅莉栖を救えたと思うのだが、救えた世界線で彼女出てきてたっけ?白衣着た彼女が屋上で「おかべ」とか言って再会してたらわかってても泣いてたと思う。{/netabare}

{netabare}なんでかがりは紅莉栖と似てたんだろうね?説明はなかったと思う。びっくり展開を作れるとしたらここだったと思うのにもったいない。{/netabare}

{netabare}相変わらず私はバイト戦士が大好きだ{/netabare}



シュタゲ観た当初はあれほど鳳凰院凶真をウザったく思ってた私が、その鳳凰院凶真をこれほど切望してたとは知らなんだ。
{netabare}運命の瞬間「キターッ」と叫んだお{/netabare}

{netabare}そして、鳳凰院凶真復活からの最終盤はさすがシュタゲの怒涛の展開でした。お腹いっぱいです。{/netabare}



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2019.04.07追記
《配点を修正》


本放送後、無印をおさらいしたら思いの外良かったことを申し添えておく。
リアタイ時には『溜めて溜めてドーン!』(イメージねイメージ)の印象が、無印から間を開けずにゼロを視聴することで序盤中盤が意味を成してくる感覚を覚えました。
一気見が吉!な作品かもしれません。上方修正します。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

0と1と

ゲームプレイ済み。

無印シュタインズ・ゲートの続き。
初期版の23話と改変版の23話の両方を前提としています。

* 無印原作プレイ済み
* TVアニメの23話を2通り見ている、あるいは、内容を知っている

このどちらかを満たしている人向けのアニメです。
面倒であれば以下のネタバレ部分を開けてください。

{netabare}
無印23話:
岡部倫太郎が椎名まゆりに叱咤激励されて、鳳凰院凶真が復活し、シュタインズ・ゲートに到達。

改変23話:
椎名まゆりが岡部倫太郎をかばい、牧瀬紅莉栖を救うことを諦める。
どちらも、その時の出来事を引きずっている。
{/netabare}

さすが大人気作品なだけあって、気合が入っています。
作画、音楽、演出、演技、どれをとってもハイレベル。
アニメとしての出来に心配することはありません。


一番気になるのはストーリーだと思います。
ゼロのゲーム版は、各キャラごとに攻略が可能で、それぞれ結末が異なります。
これをどうアニメ化するのかは視聴前から気になっていました。

フタを開けてみれば、オリジナル要素を挟むことで、一本のシナリオとしてうまく調理されていました。
「ルートごとにやるのでは?」と勘ぐっていた私には嬉しい誤算でした。
どうなるか予想がつかず、概要を知っていても、毎回期待とともに見られたからです。

視聴の前提はありますが、組み立ては良かったです。


雰囲気は前作以上にシリアスで暗いです。
箸休めはありますが、主人公同様、物悲しい雰囲気が常に漂っています。


そして、何気ない伏線を大量にばら撒き、一気に回収するという快感。

……今回は控えめです。
というか無印が完成されすぎていました。


ゼロは、人間関係や舞台設定を掘り下げた、ヒューマンドラマとしての役割が強いです。
あらゆるキャラに見せ場があり、隠された一面をさらけ出してくれます。

失われたものを取り戻していく心地よさ。
漠然としていた部分が見えてくる気持ちよさ。
どんどん上がっていく登場人物への株。

そういった、いわば「0が1へと充足されることで得られる満足感」が本作のポイントです。


ただ、欠点がないかと言えばそうでもありません。
すべてを詰め込もうとした結果、緩急のバランスが悪くなっています。
疑問が置き去りになったり、強引に感じる部分もところどころ見られます。

ぶっちゃけ、解説必要じゃね? という。
考察やまとめサイト等は多く見つかると思いますので、読んでみると楽しいかもしれません。



{netabare}
それから、前作の「スカイクラッドの観測者」にあった「0が過去で1が未来」という歌詞。
これが「ゼロ」というよく使われるタイトルに深みをもたせてくれています。

時系列としてはゼロがあとになるわけですが、
物語としては、ゼロという因果でいう過去があったからこその無印というわけです。

※{netabare}茶番とか言わない! 約束だよ?{/netabare}
{/netabare}
そこまで見越していたんでしょう。
あらためて前作はすごいなぁ。

{netabare}
ほかにも、

0は偽を意味し、
23時(話)の次は0時であり、、
0はループ状の形をしており、、、

あかん、オカルトじみてきた。
{/netabare}


まとめ。

* 正当な後継作
* ハイクオリティ
* ヒューマンドラマ重視
* 作品そのものがギミック
* やっぱ無印シュタゲ強い

ということで締めようと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 64

89.1 2 孤独でゲーム原作なアニメランキング2位
劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ(アニメ映画)

2013年4月20日
★★★★★ 4.1 (2598)
13581人が棚に入れました
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。

「シュタインズ・ゲート」は、タイムパラドックスにより引き起こされる悲劇と、それに立ち向かう仲間たちの絆を描く物語である。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

紅莉栖祭り!ヽ(=´▽`=)ノ

SG世界線に到達してからちょうど1年後の8月。
α世界線とβ世界線を漂流していた記憶がフラッシュバックする岡部倫太郎。
SG世界線とα世界線・β世界線との記憶が混在した岡部倫太郎は突如SG世界線から消失する。


*映画のDVDが12月3日に決定~★^^
*それまで待てません・・・!
*当然初回限定盤買いまふ♪


■劇場版
{netabare}
映画版、すごい迫力でした。
さすがの宮野さん(*´∇`*)
そしてフラッシュバックするα・β世界線での惨劇も迫力大です。

そしてそして、フェイリス・ニャン・ニャンの{netabare}「見つめながらまぜまぜ」 {/netabare}の破壊力は超絶www


映画版は、くりすが大活躍でした。アニメ版では、岡部がタイムリープして世界線を漂流しましたが、今回は立場が逆で、くりすがタイムリープして世界を変えようとしています。くりす派の私としお腹一杯です^^


岡部を取り戻す方法は{netabare}2005年にタイムスリップして岡部のファーストキスをくりすが奪う{/netabare}ことでした。


{netabare}鳳凰院凶真の設定を教えたのが、くりすということ{/netabare}になったので、「過去を変えずに結果を変える」という条件は満たせたか難しいところですが、結果として {netabare} 岡部=鳳凰院凶真{/netabare}は変わらないのでOK?


今回、岡部を取り戻す方法を見つけるのはかなり難しかったですね。


というのもアニメ版と異なり、{netabare} 「Dメールを送って過去を変えた結果、世界線が変わり、その結果、まゆしーが死んでしまう」というような因果関係{/netabare}がなかったからですね^^;


とはいえ、岡部が消えてしまった原因は {netabare} 未来から来た鈴{/netabare}があっさりと教えてくれたので、岡部を取り戻す方法は、 {netabare}①岡部の混線した記憶を消すか、②SG世界線の強烈な記憶を上書くか{/netabare}に絞られて、劇中では後者の方法をとることになったみたいです。


最終的にとった行動は {netabare} 2005年にタイムスリップして岡部のファーストキスをくりすが奪う{/netabare}ことでしたが、これは{netabare}①ファーストキスを奪われた=強烈な記憶を植え付ける、とともに②SG世界線をα・β世界線と異なる世界線として岡部にきちんと認識させる{/netabare}ことにもなってるんですかね。

というのも、{netabare} くりすが2005年に来ている{/netabare}ことは、α・β世界線では起こりえないはずだからですね^^


色々考えながら劇場版楽しめました^^
まだ原作やってないので原作買おうかなぁ
{/netabare}

■DVD
やっと発売されましたDVD。初回限定盤を買いました~^^
{netabare}
劇場版はニヤニヤ展開が多いですね^^
そしてアニメ24話分を知っているとグッとくるシーンが多いです。
やっぱり「目を見ながらまぜまぜ」は名シーンです(笑)^^

ドラマCD「現存在のアポステリオリ」でのダルと鈴羽の会話シーンは思わずクスリとしてしまいました。

劇場版以外にもたっぷり楽しめる特典版です^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 162

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

クリス可愛かった~♪

この映画は完全にアニメの後の話なので
まだ見てない人はアニメを見てからじゃないと分からないと思います!

まずクリスがとっても可愛かったです♪
僕はキャラの中ではクリスが一番好きなので
とっても良かったです♪

今回の話はアニメの後の話で一年後の話となっています
クリスの話がほとんどです
そして前半は完全にクリスと岡部のイチャイチャした話でしたw

久し振りに会ったというのになかなか素直になれない
岡部とクリスでしたが段々素直になっていきます
そしてまたしても事件が起きてそれを何とかするために
クリスが頑張るというのが今回の話ですかね

この映画の評価が思っていたより低いと思いましたが
多分それはアニメの後半のような盛り上がりを
期待していた人が多かったからだと思います!

普通に話もまとまっていたし
アニメともちゃんと話が繋がっていて
ストーリーも面白かったです♪

僕はこの映画は楽しめました!
アニメを見た人はぜひ見てくださいね♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 93

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

TVシリーズからの1年後という事でTV版を見てないとついていけませんね

TV版もそうでしたが1回見ただけじゃ理解できない(私だけ?;)
これはもう世界観を楽しむアニメだと思います

理解できなくてもSFは好き!的な。

最後に今井麻美さんはもっと活躍して欲しいと個人的に期待しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 72

73.3 3 孤独でゲーム原作なアニメランキング3位
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~(Webアニメ)

2016年7月7日
★★★★☆ 3.8 (517)
2400人が棚に入れました
世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ"。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に1人の男が現れた。「おめでとうございますっ! あなたはちょうど、250万人目のお客様です!」突如現れたロボットに警戒する男・“屑屋"。貴重物資を回収することを生業とする彼は、【封印都市】に潜入中、都市を徘徊する戦闘機械(メンシェン・イェーガー)の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。「プラネタリウムはいかがでしょう。 どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき……。 満天の星々がみなさまをお待ちしています」星すら見えなくなった滅びゆくこの世界で、彼はそこで何を見るのか。1年で7日間しか稼働できないロボットの少女が、目覚めたまさにその日に訪れた偶然。そこで起こった奇跡とは――。

声優・キャラクター
すずきけいこ、小野大輔、櫛田泰道、滝知史、佐藤利奈、篠塚勝、福沙奈恵、日笠陽子、津田美波、石上静香、桑原由気、竹口安芸子、大木民夫
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

壊れてしまった世界の中で心を探す二人の物語

もしかしたら、そう遠くない未来の世界のお話。廃墟の中で出会った青年とロボットが心を取り戻し、見つけていく物語。主人公は名も無い※1屑屋の青年。人々から見捨てられた場所「封印都市」でロボット"ほしのゆめみ"と出会います。

ゆめみさんはプラネタリウムのアナウンスロボットという事もあって、他作品で描かれるロボット-人間と比べなんら遜色の無い、あるいはそれよりも様々な面で勝っている万能ロボット-と比べて性能があまり高くない様です。歩く事に関しても、基本的にプラネタリウムから外に出ず、平らな床のみを歩く事を想定して作られているらしく、段差などがあるとすぐに転んでしまいます。(でも階段は下りられる。瓦礫とかが苦手。)他の運動能力も人間の水準よりは劣る様に見え、私達のいる現代のロボットの延長上にあるかも知れない、未来のロボットという印象を残します。

また、ゆめみさんは、それほど高度なものではないものの、AIを搭載しているらしく、経験によってちょっとずつ学習でき、意思や感情の芽生えとも取れる成長の兆しも見受けられます。そんななので私は赤ちゃんを見守っている様な目で、ゆめみさんを応援したくなる気持ちになってしまいました。

屑屋の青年との邂逅を経て、時間をかけてゆっくりと変化するゆめみさんの一挙手一投足は繊細で愛おしい。登場時では、本当に、本当に、本当に語彙の乏しかったゆめみさんも、経験を積むにつれ、選ぶ言葉にも変化が表れ、他者に対する思いやりもプログラムされた一方通行なものではなく、柔軟な形に変化していっている様子が見受けられました。生身の人間にしたってすぐには変われないもの‥。あるきっかけを境に劇的な成長を遂げるドラマチックな描写も作品によっては楽しいものですが、人が、ロボットが、一歩一歩着実に成長する姿や、3歩進んで2歩下がる成長の軌跡を見守るのも私は好きです。多分わたしは酔っているのだと思います。

ゆめみさんの持つ穏やかで優しげな物腰は予めプログラムされたものを規範としている様ですが、スリープ前にゆめみさんに優しくしてくれた館長さんたちからの影響も少なからず受けている様に思えました。

屑屋の青年については、初対面のゆめみさんに銃を向けたり、ゆめみさんの"イエナさんです"という言葉を聞いただけで、恐れ身構えたりするなど、※2数々の死線を潜り抜け、神経過敏になっているぴりぴりとした心情が見て取れました。荒廃した「封印都市」で生き残る為に身に付けた必然の反応だったのかも知れませんが、よく言えば警戒心が強く抜け目が無く、悪く言えば人を信用出来ず、怖がりである人の特徴であるとも言えます。ゆめみさんだけでなく彼の成長も同じく、温かな目で見守って行きたい気持ちになれました。いつかその険しい顔つきが、笑顔に変わる日が来る事を願いたい。

表題が暗示する美しいプラネタリウムの描写、朽ち果てた都市の残骸の描写、作中音楽として流れた、いつくしみふかき{netabare}と最終話の星めぐりの歌{/netabare}など、世界観の表現も儚くも美しく感じられ素晴らしかったです。

屑屋さんとゆめみさんと一緒に歩んだ短い旅の記憶は、一生忘れえぬ思い出となり、私の心に残り続けるでしょう。夜空の星を見上げる時、星の世界に想いをはせる時、泣いてしまいそうになる理由がまた一つふえてしまいました。

ゆめみさん、屑屋さん、ひと時の夢を見せてくれてありがとう。


※1:いわゆるジャンク屋の様なもの。荒廃した都市から使えるものを回収し売却する事を生業とするらしい。

※2:屑屋の青年、かなりの手練です。後半に登場するロボ、シオマネキの(恐らく)行動予測による先読み掃射を反転移動で何度も回避してました。臨機応変な思考の出来る人間相手や高速思考の出来るロボには通用しない回避方法ですが、この世界のロボの性能、行動パターンを熟知した上での戦い方に見えました。この場面から見出される様に、シオマネキの思考の柔軟性、反応速度が生身の人間のそれと比べて劣る部分もあるという所からも、本作に登場するロボたちが現代の延長上のロボである事、ゆめみさんとの共通点を感じさせます。

※:暗視ゴーグルを始めとする屑屋の青年の装備、風貌、メカのデザイン、荒廃した都市と雨、空っぽの二人の出会いなど、往年の名作ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」を思わせました。でも本作「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」は活劇描写を極力廃し、屑屋とゆめみさん、二人の成長や歩み寄りを静かに描く作品の様です。Wiiゲーム「FRAGILE ~さよなら月の廃墟 ~」も思い出しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

満天の星空の輝きを雄弁な語りで紡ぎ続けた少女の物語…

2016年の夏アニメは、私にとって嬉しいサプライズがありました。
「Kanon」「Air」「CLANNAD」などの所謂「泣きゲ―」のパイオニアである「Key」作品が2作も放送されたんです。
一つはTVアニメ版の「Rewrite」、そしてもう一つはWebアニメ版として放送されたこの作品です。

wikiでググってみたところ、この作品の原作ゲームはダウンロード版が2004年、パッケージ版が2006年に発売されたようです。
初版から干支が一回り…12年もの歳月を経てアニメ化される…
この作品の根強いファンとスタッフの熱意が大きな原動力となって、この作品がアニメ化まで漕ぎ着けられたんだ…と考えると感謝の気持ちで一杯です。

…と素直に思える位、この作品には感動させて貰いました。

荒廃し殆どの人類が住む場所を失った地球…
その人々から忘れられた都市の一画にひっそりと佇む花菱デパート…
この場所はかつてたくさんの人々で賑わい、行き交う人々と同じ数だけ物語が紡がれていました。
そんな人々の心にそっと彩りを添えるプラネタリウムが物語の舞台です。

「プラネタリウムは如何でしょう…どんな時も決して消えることのない美しい無窮の煌めき…」
この台詞を唱える少女の名前は「ほしのゆめみ」
彼女は…プラネタリウムの解説ロボットです。
彼女のCVは、Key作品に多く出演されているすずきけいこさんなのですが、まずすずきさんの声質に衝撃を受けました。
「無窮の煌めき」という言葉に決して見劣りする事のないどこまでも澄み渡る声…
私はこれだけでもう胸が一杯になりましたが、これは「ほしのゆめみ」の魅力のごく一端です。

「ロボットは人間の役に立ちたいんです…」
と言う彼女は、教えて貰った事を忠実になぞろうとします。
途方もなく長い時間待ち続けてやっと訪れてくれたお客さんなんです。
思わず肩に力が入るのも分かりますよ…
時代錯誤…機転が利かない…ややもすると、そんな風にも取れるかもしれません。

でも決して満足なプラネタリウムの状況では無い中、彼女の「伝えようとする気持ち」は彼女自身を雄弁にし、聞いている私たちの心を優しく包んでくれます。

この荒廃した地球が私たちの心だとすると、「ほしのゆめみ」とプラネタリウムは明るい未来を願う希望そのもの…そんな風に思えて仕方ありませんでした。
だから彼女の一挙手一投足に少しずつのめり込んで最後はがっちりと心を掴まれる…
だって心が荒れていればいるほど人は希望に縋ってしまう生き物ですから…

「私は涙を流せません。ロボットですから…」
自分は廉価版のため、涙を流す機能が搭載されていないと話す彼女…
でも…彼女にはそんな機能なんて必要ありませんでした。
なぜなら彼女の紡ぐ言葉そのものの表情が半端無く豊かでしたから…
言葉がこんなにも表情が豊かだったなんて…初めて知ったような気がします。

「神さま…どうかお願いです…」
物語の中で2度願う彼女…2度目のこの場面では、私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
たった5話…しかも1話はTVアニメ版より短いか同じくらい…
その短い尺の中で感動させて貰える上、次への布石もしっかり感じられる…
こういう良作に出会うためにアニメを視聴している…といっても過言ではないと思いました。

Web版エンディングテーマは、佐咲紗花さんの「Twinkle Starlight」と、MELLさんの「星めぐりの歌」
どちらも良曲ですが、この作品の音楽に関する私のイチオシは公式HPの背景で流れている曲です。
普段レビューは何も聞かず黙々と書いていますが、この作品においては公式HPの曲を聴きながら書きました。
優しくて深みのある主旋律は、変わることなくお客さんを待ち続けた「ほしのゆめみ」の心を映しているようで…何度も浸って、何度も思出し涙を流してしまいました^^;
もし、時間のある方は一度公式HPを覗いてみて下さい。
満天の星空の中、彼女とイエナさんが優しく迎えてくれます^^

そして物語は「劇場版 星の人」に続きます。
HPで予告動画をチラッと拝見しましたが、劇場でも涙腺が崩壊しそうな予感しかしません^^;
でも劇場で彼女の思いをしっかりと見届けたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

key苦手な自分でも楽しめた《アンドロイド・ヒロインもの》

key原作ということで敬遠していましたが、本サイトでの評価の高さが気になってweb配信版だけ見てみました。
その結果、食わず嫌いは駄目だなあ・・・と思い知らされてしまいました。
シナリオの単純さが良かったのか、これまで視聴したアンドロイドものでは本作が一番感動出来たような気がします。
劇場版を早く見たくなりました。


◆作品情報

{netabare}原作         Key
監督         津田尚克
シリーズディレクター 中山勝一、町谷俊輔
脚本         ヤスカワショウゴ、津田尚克
キャラクターデザイン 竹知仁美
メカニックデザイン  海老川兼武
音楽         折戸伸治、どんまる、竹下智博
アニメーション制作  david production {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ (2016年7月) =========
{netabare}
第1話 ロボットの花束 ★
第2話 投影機修理 ★
第3話 ゆめみの投影 ★★
第4話 酒に酔う ★★
第5話 ゆめみの願い ★{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)3、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.3

OP 「Worlds Pain」
ED 「Twinkle Starlight」(第1-4話)「星めぐりの歌」(第5話)


================ planetarian ~星の人~ (2016年9月) ==============

全1話 ※未視聴

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

55.4 4 孤独でゲーム原作なアニメランキング4位
ディバインゲート(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (236)
1079人が棚に入れました
聖なる扉「ディバインゲート」が開かれたことにより、<常界><天界><魔界>3つの世界が交わり、欲望や争いの交錯する混沌が訪れた時代。秩序回復のために支配層は「世界評議会」を結成。統制されたかりそめの平穏のもとで、「ディバインゲート」は誰もその実体を知らぬ都市伝説と化した。そのなかで世界評議会のもとに集う「適合者」と呼ばれる少年少女たち。ディバンゲート「扉」に自らがたどり着くことを信じる者たちである。敬愛する父の死に疑いを持ち再会を信じるアカネ、凄惨な過去のため人と距離をおくアオト、過去と向き合い真実を知りたいミドリ。彼らは、それぞれが心に抱える傷と向き合いながら「扉」を目指す。ディバインゲートにたどり着いた者は、世界を「リメイク」しその望みをかなえることができるという。その扉の先には何があるのか。扉にたどり着いたとき、世界は変わるのか。変わるのは、自らの抱える過去なのか、それとも未来なのか。少年たちはすべてを知るために歩み出す――。

声優・キャラクター
柿原徹也、斉藤壮馬、伊藤かな恵、竹達彩奈、雨宮天、吉野裕行、中村悠一、小清水亜美、渕上舞、阿澄佳奈、吉田有里、鳥海浩輔、石田彰、遊佐浩二、KENN、田所あずさ、村瀬歩、笹本菜津枝、高岡瓶々、清都ありさ、一木千洋、白井悠介、末柄里恵、乃村健次、桑原由気、志村知幸、花江夏樹、悠木碧、櫻井孝宏、釘宮理恵、緒方恵美、ゆかな

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年と少女は歩き続ける・・・全ての願いが叶うディバインゲートのその先を目指して・・・

この作品の原作ゲームは未プレイです。レビューを書くためにwikiをチラ見して初めて原作がゲームだと知ったのですが、ゲームにするのは少々難しい内容の様に思いました。
ディバインゲートに向かって進んでいく・・・という点については、目標があるので分かり易いと思いますが、様々なキャラが色んな形で絡んでいくんですよね・・・ゲームではきっとアニメ化されていない物語も用意されているので、ゲームをプレイすれば全容が分かるかもですが、正直ゲームのイメージが沸かなかった・・・が本音です。

でも、キャラデザはどちらかというと好みな方・・・特にショートカットの女の子がストライクっぽい・・・
後にこの女の子を伊藤かな恵さんが演じると知り視聴を決定した作品です。

この物語では、ディバインゲートと呼ばれる門が大きな鍵になっています。
何でもこの門の先に辿り着くと何でも願いが叶うとか・・・
「大金持ちになりたい・・・」
「異性からモテたい・・・」
「世界を平和にしたい・・・」
人間の欲求は底無しなので、きっと叶えたい願いは次々に出てくると思います^^

アカネ(CV:柿原徹也さん):炎の属性持ちでイフリート(CV:小清水亜美さん)が守護。
ミドリ(CV:伊藤かな恵さん):風の属性持ちでシルフ(CV:あすみん)が守護。
アオト(CV:斉藤壮馬さん):水の属性持ちでウンディーネ(CV:渕上舞さん)が守護。

この3人の主人公はディバインゲートを目指して進んでいきます。
目指す彼らの動機は私が先述した願いなんかよりもっと純粋でしたけれど・・・
そしてゲートを目指すのは3人だけではありません・・・
アーサーを名乗る男もまたゲートを目指す事を決め・・・物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると・・・少し難しい作品だった様に思います。
まず、1クールなのに登場人物が多すぎて名前がさっぱり覚えられませんでした^^;
名前もですが、皆さんが所属している組織・・・それぞれの関係も残念ながら^^;
主人公と守護精霊までは全く問題ありません。
伊藤さんやあすみんの演技が目一杯堪能できたと思います^^

でもここに特務機関ナイツ・オブ・ラウンドや世界評議会の面々が出てくる上、物語の展開上、場面と時系列があちこち飛ぶんですよね・・・^^;
こうなってくるともう駄目です・・・途端に訳が分からなくなってしまいました^^;

たくさんの登場人物を否定している訳ではありません。
皆さん入り乱れてのバトルシーンなんかは作画の大変さは伝わってきますし、釘宮さん、悠木さん、水瀬さんといった声優さんも大活躍してくれるので、今目の前で起こっている事の見応えは十分なんです。

登場するキャラに焦点が当たると記憶にも残りますが、それが無かったキャラの印象はどうしても薄くなってしまいます。
やっぱり1クールでは尺が短すぎたのかもしれません・・・^^;
こういう世界観の作品・・・嫌いじゃないだけに少し残念です。
でも、このレビューで名前を挙げた声優さんの演じたキャラは魅力的だったと思います。
悠木さんの演技とか・・・もう流石といしか言い様がありません^^
キャラに生命を吹き込む声優さん・・・その大切さを再認識しました。

オープニングテーマは、ヒトリエさんの「ワンミーツハー」
エンディングテーマは、vistlipさんの「CONTRAST」
オープニングを歌っているのは男性ですが、女性の視点で書かれた歌詞の歌で、もう格好良過ぎです^^
初めて聴いた時にビビっときて気に入ったので覚えてカラオケでチャレンジしてみましたが・・・キーも高いし歌うのが物凄く難しく玉砕してしまいました^^;
こういう曲がサラッと歌えるようになりたいのに・・・まだまだ修行が足りないようです^^;

1クール12話の作品でした。物語としては難解な部分もありましたが、ラストは綺麗に纏まっていたと思います。あまりにも綺麗に纏まっていたので、販促が目的・・・という印象はあまり受けなかったように思います。
もう少し尺が取れていれば、間違いなく評価の変わる作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

謎アニメ完走記念。ディバインゲートとはなんだったのか?!

まずは12話、完走おめでとうございます。
長い道のりでしたね!

最終回も謎展開すぎてつらかった~。
見てても早く停止ボタン押したくて、
ストーリーが頭にはいってこなかったw

物語はシンプルはシンプルなんですよね。
いろいろと不安定な世界と、その世界および異能者たちを
管理する世界評議会という謎の組織。

この世界には、どんな願いでも叶うという
伝説の門<ディバインゲート>があるらしく、
みなそれを目指している。

一応主人公クラスは男女3人、
それぞれ訳ありで、両親は不明か不在かってところ。

このキャラの自己紹介にはじめの数話を使った段階で、
え? もう行くの?! つながってんの???
みたいな驚きとともに劇的に進展します。

なのでこの先の話しはネタバレです。

{netabare}
たぶん、1話のアオトのエピソードはおもしろかったし、
雰囲気あるアニメになるのかなと思った人も多いでしょう。
ひどく陰鬱な主人公だけど、成長劇としては良さそうな。

なのになぜか、物語の設定を裏切り劇場、
神々の戯れ系にしてしまったのか、そこが謎ですね。

普通に神を倒す英雄譚みたいにするならアオト主人公でよかったけど、
そこに2人、3人、4人、5人と主人公級のキャラが増えていき、
だんだん話しがとっちらかってきました。

キャラ増える → 登場後10分持たず粛清 → 実は生きてた!
こーいうのやめましょうよw

結局、Fateの聖杯戦争になっちゃうんですよね。
意味なんてない。というオチに。

まぁ、そういう意味では・・・
この作品は、そこからさらにその上をいっていたとも言えます。

ゲート到着後の、お約束の開けるな説得~。
かーらーのー、開けるんだと思いきや、

ま さ か の 開 け ま せ ん 宣 言(笑)

うぉぉ~。
説得成功したアニメも珍しいですね!

たしかに最終回で残り時間もわずかで限られてたし、
開けたところで光に包まれて終わるよりよかったけど、、、

あと、ナイツオブラウンドのみんなが生き返った報告してたけど、
どうせならオズも若返らせてあげればよかったのに・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

熊一郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

GATE 俺氏 TVの前にて、斯く戦えり

ゲームのキャラ紹介動画の長いヤツ、全12話。

いや~ひどかった。ゲーム原作はストーリーが後付けになることが多いので、地雷が多いことは分かってたんですが、それにしてもひどかった。

辿り着いた者の望みを何でも叶えるという「ディバインゲート」。
主要キャラが一通り出揃ったらもう出発です! え?そんな簡単に行けちゃうの?(笑)

声優陣は豪華で、作画もよかったと思いますが、内容は「キャラ紹介動画」をつなぎ合わせただけでした。
原作のゲームをプレイしていない方はスルーでよろしいかと。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6
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