姫様で恋愛なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの姫様で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の姫様で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.4 1 姫様で恋愛なアニメランキング1位
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1371)
7443人が棚に入れました
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。

その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、石上静香、東山奈央、浅沼晋太郎、小林ゆう、金元寿子、東内マリ子、相坂優歌、井口裕香、橘田いずみ、M・A・O、潘めぐみ、松岡禎丞、細谷佳正、有本欽隆

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妄想を超えて

【2015/12/20 視聴完了して改稿】*少しだけ修正


学園魔法バトルハーレム物。

外見的には一言で表せるほどライトノベル周辺では定型化された物語形態で、もはやテンプレートとも言えるかもしれない。
類似設定の作品は枚挙にいとまがないのだが、しかし、本作を視聴すると、類似の諸作に比べ、意外なことに厨二臭が著しく少ないことに驚かされる。

特に同期に同時スタートした、その第一話が同じシナリオから映像化したのではないかと思われるほど似通った展開であるのが話題になった別アニメと比べると、厨二臭という点で、最初からはっきりと異なる感触があることが印象付けられる。

「厨二臭」は「妄想性」と言い換えてもいいだろう。


架空の物語というフィクションは、当然ながら現実とは全く異なる、空想力の世界だ。
同じ「空想」の中でも「妄想」を特徴づけているのは、妄想は他者と共有できない/共有が困難な「自分にだけリアリティを持つ」想像である、という点にある。

物語的想像力の少なくとも一部は「妄想」を出発点としているであろうことは疑いないが、妄想を垂れ流したのでは物語「作品」として成立しない。
物語=広く他者と共有可能な空想世界として提出するためには、「一般化」を施して妄想を他者にも共有可能な形に変換しなくてはならない。物語作者は、生の「妄想」を共有可能な形に変換していく作業によって「作品化」していく者だとも言えるだろう。

「厨二病」的空想がいたたまれない気恥しさを感じさせるのは、「一般化」に無自覚で、当人の内面や欲望を露骨に表現する「妄想」を露わに見せつけるところにある。
ライトノベルはこの「いたたまれなさ」に寛容というか、いたたまれなさの共有を指向するところがあって、通常であれば「独りよがり」と評される「一般化」の度合いが弱い作品でも許容されやすいようだ。

「学園魔法バトルハーレム物」はそんなラノベ的環境を象徴するジャンルだ。
妄想を一般化する作家的な努力や力量のある種の軽視が、テンプレという形で「妄想」→「作品」化作業の省力化として現れている。(ついでだが、この辺を批評的に暴露して主題化したのが『異能バトルは日常系の中で』だろう)

一般化の弱さが「妄想性」=厨二臭さとして前面化する結果、作品内容よりも単なる好みで語られることが多くなるのだが、特別にラノベに馴染みのない視聴者の視点からは、このテンプレの核となる妄想は、承認欲求、平たく言えば「みんなからチヤホヤされたい」という欲望に駆動されているように見える。

「みんな」の器としての『学園』で、「チヤホヤ」の具現としての『ハーレム』を実現するため『バトル』を行うのだが、そこで主人公が都合よく勝利するため、やれデバイスだの発動条件だのとルールが自由に作れる『魔法』が要請される。

学園魔法バトルハーレムの出来上がりだ。

視聴者から見て問題になるのは、このテンプレ自体ではなく、一般化の弱さ、つまり「チヤホヤされたい」という欲望が露骨に透けて見える「妄想性」が露わになって共感が損なわれることだ。
よく言われる「俺TUEEEE」という揶揄は、この「一般化」の弱さに対する批評性の表れと言えるだろう。

特に承認欲求が肥大化して「世界」から「チヤホヤされ」たいと妄想するとき、困難が増幅される。
「バトル」による勝利が「世界」からの承認に直結するためには、「魔法バトル」を規定する「ルール」が「世界」を支配する価値基準と直結して世界を駆動しているのだと示さなくてはならないが、主人公に都合よい恣意的なルールが世界自体を支配していると「一般化」して説得力を感じさせるのは容易ではない。
困難の表れが、一般化しきれていない「妄想性」=厨二臭さであり、甚だしい場合は、物語「世界」が視聴者を拒絶して意味不明となる。

いや、書店の新書コーナーにズラリと並ぶ、日本は世界中から尊敬と称賛を受けているといったタイトルの数々をみると、学園魔法バトルハーレムに限った話ではないのかもしれないが。



前置きが長くなった。

本作で主題化されているのは、スポーツにかける青春といった、いわば古典的な物語だといえる。
特徴的であるのは、主題ではなく、その表現方法のほうだ。

本作においては、テンプレ的な物語設定に寄りかかって「妄想性」を垂れ流すことをせず、強力に「一般化」を指向しているように見える。

まず、物語の「世界」全体の描写が排除され、「バトル」の価値が世界全体から承認を集めるような支配的な価値観と同一化される無理がないことが大きい。
作品上からは、世界の根本的な運営とは関係なく、「騎士」はメジャーなスポーツや格闘技のスター選手のような常識的な尊敬を集める存在として描写されているようにみえ、一般的な理解を拒むものではない。

原作小説がどのような筆致で描かれているか知らないので、この強力な「一般化」指向が原作の作者によるものかアニメ製作者によるものなのかは分らないが、主人公の造形と「バトル」の「ルール=決まり事」の関係性に、妄想性の拒絶が現れている。

特殊な「能力値の高低」が人格の価値まで決定するような評価軸に対し、能力は戦闘力に反映されることが価値の根拠であるのだから、「実戦の力」が評価軸であるべきだとする主人公の信念は、自分の「実戦力」への自負から生じるものだ。
自分には「能力値」とは別種の能力があるのだ、と。

この自負心は、主人公にとって自分の存在価値と直結するものであると描写されている。「実戦力」の証明は、何よりも自分が自分であるというアイデンティティのために必要とされているのであり、「決闘」=バトルへと向かわねばならない必然が、一般的な視聴者にも共感できる表現として提出されているものだ。

実戦力を獲得するために努力と研究を怠らない克己心も、バトルのルールとの関係において「妄想性」の打ち消しに大きく作用している。
この点で巧妙なのは、「実戦力」による評価軸の導入は、主人公をスタート地点に立たせるためのもので、主人公を有利にするわけではないという設定だ。そもそも「公式戦」のルールには、「実戦」での勝利以外に評価軸は存在していない。

努力によってかろうじて獲得する「能力値」以外の「実戦力」だが、諸作品でありがちな「能力値」そのものを無効化するような特殊能力は与えられないし、「ルール」もまた「実戦力」を基準にすることによって主人公を圧倒的な有利に導く「都合のよさ」を設定されてはいない。
「能力値」は実戦において強力な要素であることには変わりがなく、才能ある騎士の「能力値」による強力な「実戦力」に、主人公の自身の全てを懸けた「実戦力」で立ち向かわなくてはならない。
主人公のキャラづけに不可欠な不断のトレーニングもまた、これによって必然化される。

これは同時に、計測器によって測定される「戦闘力」の数字の大小で強さを「保証」される「トーナメント・バトルもの」やゲームの制度性への批判ともなっている。
実際に「下駄をはくまで分らない」現実の勝負事へと通じる本作の「実戦力」は、「制度」のコマにとどまらないキャラクターの存在感を呼び込む。

映像表現上でも、主人公や生徒会長が試合中に見せる、人相が一変する阿修羅のような歓喜の表情は、「騎士」の「試合」が、「妄想」に要請される承認調達の儀式ではなく、キャラクター自身の内部から湧き出る欲望に駆動されているのだと、説得力のある巧妙な描写となっている。
それはまた、主人公の自己証明の戦いが、いつか「勝利」という承認を必要としない、「敗北」しても失われないアイデンティティを獲得するだろうと予感させるものだ。

主人公のキメ台詞のリアリティはここから生じる。
厨二臭いキメ台詞は、妄想性を脱色されて、ごく普通のキメ台詞に聞こえるようになる。


ここまで物語の根幹部分をしっかり「一般化」して造り上げていると、「女子とイチャイチャ」するもう一つの妄想性は相対化されてあまり気にならなくなってくる。

女子とのお色気イベントやイチャイチャしたりの場面で、あわてながらも自然に振る舞う主人公の態度は、ハーレム欲望の妄想性から要請される性格設定というより、青春のエネルギーの全てを自身の存在証明に捧げて修行に明け暮れる主人公のストイックな造形と矛盾しないもので、ここでも妄想の操り人形的な不自然はない。(実際、妄想の要請に強制されて、二重人格のように表現される作品はうんざりするほど多い)

早々にチョロい(褒め言葉)ヒロインとステディになる展開も、妄想性よりも、一般的な納得を引き寄せるものだ。
大望を果たすまで一線を超えるのは控えたいという高校生である主人公の潔癖さは、年長者からは若い男子の犯しがちな間違いに見えるが、このようなカン違いもまた青春という物だろう。

妄想の共通了解を踏み絵として視聴者を選別するようなラノベ的テンプレアニメの中、本作の「一般化」指向は興味深い。
「妄想」という合言葉をかわさなければ扉を開いて物語の中へ入り込めない、会員制クラブのようなアニメ作品に比べ、門戸を開け放っているような風通しの良さがある。


繰り返すが、根幹部分が「一般化」されていることの効果が、他の生徒に剣術を教えたり、対戦者の罠を許したりと、一見するとキレイ事ばかりに見えながら、主人公の行動からわざとらしさを排除することにつながっている。

強さをひけらかして重ねた勝利をバックに「キレイ事」を言われても都合のよさしか感じないという感想もあるかもしれないが、敢えて言えばそれは感受性というか、好みの問題だろう。
娯楽活劇において主人公が勝利することまで都合のよさを感じるというのであれば、殆どの活劇を楽しむことに向いていない。
極端なことを言えば、桃から人間が生まれたり、亀に乗って海中旅行しても溺れないことに不合理性を感じるようであれば、そもそも物語というものに入り込むことはできないだろう。
問題は「おやくそく」が描かれることではなく、「おやくそく」をもたらす理由が説得的に感じられるかどうかだ。

集まってくる弟子志願者たちは、主人公を「チヤホヤ」する妄想性のために召集されている木偶人形なのではない。
彼らを、主人公のメソッドで「強く」することは、主人公の唱える「実戦力ベース」の評価軸の正当性の証明と流布に直結するもので、実戦力の自負心によってアイデンティティを支える主人公にとって、これを行わないことは、自身の価値観の否定とアイデンティティの喪失に結び付く。

主人公が「自分が自分である」アイデンティティを必要とする限り、「キレイ事」は必然化されているのだ。

主人公の「一般化」された設定が構築されている事が、このような描写を基礎づけていることは、たとえ「キレイ事」が嫌いであっても見て取ることはできるだろう。
少なくとも、「勝利」は、「妄想」に歪められた世界から「与えられて」いるのではなく、「勝ち取った」ものであると受け取れる程度には、一般化は成功している。


この10年近く、アニメの世界では体制を守ることを絶対視した主人公ばかりであるかのような印象があった。
「日常」とは貴重なものであるという文脈から生じた傾向かもしれないが、「妄想」的な「世界」にもかかわらず体制を乱すもの=悪と決めつけて体制を維持することを神聖化し、これをもって「特務機関」に所属して特権を与えられる事を目的化したような主人公たちは、かなりグロテスクに見えた。

この1年ほどで、体制を自身に敵対するものとみなして破壊的な行動をとる作品もチラホラと見受けられるようになったが、本作もまた、その流れの中にある。

作品内で描かれるのは「騎士」による「武闘会」という一種のスポーツの世界での反抗だが、あえて類型的な舞台設定において、「妄想性」に頼らず「一般化」によって「おやくそく」の数々を実現して見せる挑戦的な表現方法自体が、テンプレ的な設定の「制度」性の破壊を志向しているようだ。


表面的な要素を過度にパターン化してラベリングする事により分った気になるのは危険であると、同時スタートした、設定の制度性に埋没しきった別アニメと本作を比較することで、改めて思う。
好き嫌いは別として、両者が「かぶっている」アニメであるとはとても見えない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話まで視聴済。感想と採点をば。総評は近く追記できたらと思います。

原作関連未読で視聴を始めましたが・・・
最終的にはコミックスを買ってしまう位には気に入ってます。
(キャラの心情や背景など詳細が分かって買って良かったと)

採点について-----
●物語●
{netabare}
正直・・・物語について特筆すべき点は無いようにも感じてます。
それでも「凡庸」というわけでは無く
「王道」と表現するのがしっくりくるかと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
物語と重なる部分もありますが、
この作品の良かった部分の1つがこの項目かと思います。
ビジュアル面や属性面ではテンプレとも思いますが
・ハーレム物にみえてハーレムでは無い
・主人公に目的目標がハッキリあってブレない
・惹かれる理由が描かれている
・実はチョロインだった
・ブラコン(?)ではあるが分別も持ち合わせている etc・・・
観ていて飽きさせない登場人物達が魅力だったように思います。

実は・・・。
1話での一輝とステラのファーストコンタクト。
トレーニング帰りで半裸のステラと鉢合わせるところ。
あのシーンの一輝の対応で「継続視聴しよう」と心に決めましたw
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目について視聴前は、
珠雫役・東山さん以外は注目する要素がありませんでした。
最終的にはトータル的に皆さんの演技に依る部分も
大きかったかな?とも思えています。
特にステラ役・石上さんは序盤こそ疑問符でしたが、
話が進むにつれてしっくりくるようになってました。
アリス役・浅沼さんは・・・相変わらず幅広いかったですし。
桐原役・松岡さんは久しぶりに悪役(?)だな~とw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
この作品の良かった部分その2。
剣士殺し編は若干怪しいところもありましたが、
概ね高い水準で描かれていたと思います。

何より特筆すべきは、感想内にも書きましたがバトルシーン。
アングル・動き・エフェクトなど、とても良かったと思います。
「見せ方」とでもいいましょうか。
バトルではありませんが、9話の山小屋でのシーンも同様。

OPのサビのバックでの映像が
章によって変化していく様も丁寧だなと感じました。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
一番採点評価し辛い部分w

酒井ミキオさんは僕としては初めて耳にした方でして。
基本男性ボーカル曲というのは積極的に聴かないのですが
中盤からは「これぞ落第騎士~」みたいな位には
馴染んでいたと思います。

EDのアリプロジェクトは・・・
何ともコメントできないです。すみません。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
正直・・・黒鉄父と赤座さんについては触れたくないですね。
ネチネチと執拗に嫌がらせてくる腰巾着。
「考えてないわけではない」と言いながらも
自身の立場でしか考慮できない父親。
(考えた上での一輝への対応がアレなら何もしてないのと同義)
最終的にはバーミリオン父娘のおかげで溜飲は下がりましたが。

家に頼らず独力で何とかしてきた感の強かった一輝ですが、
やはり根底には「父(家)に認めてもらいたい」
という欲求はあったんですね。
結果的には叶わない流れで終わってしまいましたが、
それを補ってあまりある「家族(彼女込)」「理解者」「仲間」が
新たにできて良かったな~と思います。

それにしても・・・終盤はバトル描写に気合が入っていたな~と。
10話の珠雫vs会長戦は駆け引き・戦術、心理、動きなど
細かく丁寧に描かれていたと思います。

12話の一輝vs会長戦は・・・
一輝の収監~拘束・査問の流れから
一撃勝負という展開も相俟って、
短いながらも手に汗握る闘いだったと思います。
一刀羅刹の一輝の表情・肉体状況なども
彼の心情を描けていたと思いますし、
モノクロ+1色という極端な配色もむしろ
一輝・会長の様子をよく表していたと思います。

会長に打ち勝って「伝えなきゃいけないこと」が何なのか
薄々は読めてはいましたが・・・まさかプロポーズまでくるとはw
「お嫁さんにしてください」と答えるステラの嬉しそうなこと。

続きを作ってもらえるのか甚だ不明ではありますが・・・
できればお願いしたいタイトルの1つになりました。
七星剣武祭の手前で終わっているので続きはできそうですが・・・。
{/netabare}

9話まで視聴後-----
{netabare}
剣士殺し編については・・・
絢瀬さんが見事なまでに舞台装置と化していて、
むしろ目立っていたのは蔵人君という・・・。
(絢瀬父を含めてもいいかもしれないw)

これまでは、
生い立ちに悲観せずにストイックに我が道を行く、
そんな一輝の姿がクローズアップされてましたが
8話で戦闘狂っぽい所も見せてました。
蔵人と笑いながら闘っている姿は
「コイツらバカだな(良い意味で)w」と思える物でした。

選抜戦の絢瀬とは一刀修羅無しで闘ってましたが、
蔵人戦はどっちだったんでしょう?
多分使用してないのだと思ってますが・・・。
それと「天衣無縫」はどんな剣技なのでしょうか?
イマイチ伝わってこない描写だったかな?と思います。

9話は何と言いますか・・・。
色々書きたいことはありますが、果たして書いて良いのかw
Aパートへの気合の入り具合が尋常では無かったな~と。
時間配分とか演出とか。

ヘタレと言ってやりたい展開でもありましたが、
様々な『状況・現状』を考えた上でのことみたいなので。
一輝の「興奮具合」に触れる展開というのも珍しいですよね。
というか、普通の作品ならその辺スルーしますよね。
さすがステラ。物言いがストレートですw

ついに生徒会長登場。
ベスト4の実力者ということですが、
最低同レベル以上が他に3人もいるのかと思うと
一輝の先々は前途多難だな~と思います。

vs絢瀬で浮かんだ疑問が『ブレイザーとは?』。
「魔法や固有スキルの使える剣士」という概念でみてましたが、
彼らが世界でどんな立場なのか、イマイチつかめていないので。
調べてみようかと思いますが・・・ネタバレになりませんようにw
{/netabare}

6話視聴後-----
{netabare}
OPとサブタイトルに騙された感がありますw
勝手に「剣士殺し=絢瀬さん」だと思い込んでいた上に
OPアニメからステラと闘うものだと決めつけていたので・・・w
(5話からOPアニメが少し変わっていたのには気づいてました。)

指導の為でしょうが・・・
そうペタペタと女の子の脚を触りまくるのは、正直どうなの?w

そして心配と嫉妬からでしょうが、
ド直球でその感想を尋ねるステラも大したものだとw
素直に言葉に出来る甘えられる相手がいるというのは、
良いことだと思いますし羨ましいことですw

何かにつけてステラに厳しい珠雫さんも口が悪いw
まぁ、あの量を平らげてあのスタイルですから、
もしかすると・・・いやいや標準です、きっと。

白装束の絢瀬さんに呼び出されたところで次回へですが、
また凄い気になるタイミングだな~と思います。

あ・・・アバンの生徒会メンバーはいろんな意味で可哀想でしたね。
ステラと闘った人は・・・回してる間に攻撃しちゃダメなのかな?と
空気の読めないことを考えてしまいました。
{/netabare}

5話視聴後-----
{netabare}
ステラがどんな「体験」するのか?と
勝手にハードル上げてましたが・・・。
思ったより普通の(?)痴話喧嘩でしたw
CM明け辺りからは何となく流れは読めてましたが、
まさかプールでそのままとかは予想外でしたね。

水深が謎なプールとか、
2話の水着に比べれば・・・とか、
クラスメイトの手のひら返しっぷりとか、
気になる点はあるはずですがw

作画はちょっと雑だったかな。

まぁ・・・お付き合い始めて2週間で、
何も無くて欲求不満(?)気味というのは分からなくもない。
しかしまぁ・・・1話前半辺りの姫様と比べると
変わる物ですね~としみじみ感じてますw

ニヤニヤという意味でも
微笑ましいという意味でも
面白いという意味でも
笑わせて頂けた回だったと思います。
{/netabare}

4話まで視聴後-----
{netabare}
放送が無かったり、既に切った作品もありますが
今期のラノベ枠の中では一番楽しめるタイトルと思います。
1話での展開や設定などが『アスタリスク』似ていることで、
巷で話題になっているのを知った上で視聴開始しました。
(我が家付近では先に『落第』、2日後に『アスタリスク』の順)

1話だけ観て・・・気に入りましたw
確かに他のラノベタイトルが思い浮かんでしまう程に
何処かで観たことがあるような設定や展開でした。
が・・・登場人物の行動や心理面で
こちらの予想の斜め上を行ってくれたことが
ポイント高かったです。
2話も大体同じ点で楽しめたと思います。
3話・4話はどちらかというと王道な展開で、
むしろ普通に感じていました。

作画や声優さんについては特に文句も無く。
当初ステラ役の石上さんはどうかな?と思ってました。
しかし話数が進むにつれてしっくりくるようになりました。

物語のテンポが良いのも特徴でしょうか。
原作からなのかアニメになってなのかは不明です。

登場人物について。
●一輝●
まさか本当に落第してるとは思わなかった。
落第生というか劣等生かと思いましたが、
やはり特殊能力持ちでした(さすおにかw)
かなり不遇な幼少期から現在にも関わらず、
性根が腐って無いのがまずポイント高い。
素直ですし、努力家ですし、難聴でもないですし。
4話でキッチリ答えをしてる辺りも良かった。

●ステラ●
自分史上、最速でデレたヒロインかと思いますw
チョロいと言うか、何というか。
(ハーレム物では無いそうなので、それも有りかと)
1話の時点で結構、好意(と興味か?)が漏れてるのが見え見え。
と言うか・・・主人公よりこの娘のが変態な気がするw
寝込みを襲って?みたり。
自身を下僕と公言してみたり。
いきなり風呂に乱入してみたり。
(こちらも4話ですが)
それでもしっかり好意を口にできる所や
真っ直ぐな物言いは、とても良いと思います。

●珠雫●
まず東山ボイスというだけでポイント高い。
しかもヤンデレ(ぽい展開だった)キャラは珍しいw
兄想いなのは間違い無いと思われます。
が・・・登場シーンがインパクト大すぎるw
実妹なのに、出会い頭にあんな「糸引く」展開とは。
血縁であることと、一輝にパートナーができる?流れから
ヒロインという立ち位置では無さそうですが
今後どう絡んでくるのか楽しみです。

●凪●
公式サイトに「男の身体に生まれた乙女」とあるので・・・。
いきなり珠雫の相談役(ルームメイト)になったり。
事情通だったり。
結構食わせ者な気がしないでもないですが、
今は黒鉄兄妹の助けになってくれると信じています。
信じていますが・・・
シャワールームは女子用で大丈夫なの?w
(また4話について・・・)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的には秋アニメ1のダークホース*\(^o^)/*

このアニメ、最初は見るつもりもなかったんです。
アスタリスク観るしいいやって。。
でも落第騎士とアスタリスクに第1話が似すぎているという評判を聞いてどんなものかって観てみると。。

まずOPから惹きつけられました。。
ちょっとかっこいい入り出しで男性の方が歌っていて、アニメーションも白黒に赤が映えてクールで、お、これは何か違うぞ!という予感がしました。
曲は酒井ミキオさんの『アイデンティティ』です。

EDは久方ぶりのアリプロさんでしたね。
アニメーションはこれどうなの、って感じでしたが歌は良かったです♪
というか彼女おいくつなんでしょう。。
相変わらずの歌声でした(@_@)‼︎

第3話あたりからとても面白くなってきました。
バトルシーンは動きがとても細かくて迫力があってかっこいい!
主人公最強系と違って、主人公がボロボロの血だらけになりながら勝っていく様もめちゃめちゃかっこいい!!


1-4話
{netabare}
1話
一輝、ステラの着替えを見てしまう→相手の一生服従権をかけて決闘→一輝勝利

2話
一輝、妹と再会(キス。。)

3話
一輝、ステラ、珠雫、有栖院、ショッピングモールの立てこもり事件に巻き込まれます。
一輝かっこよし。。。めちゃつよーい!
有栖院の影を操る能力も気になりますねー(´・_・`)

4話
一輝と桐原の試合。
前半ズタボロの一輝、ステラの呼びかけに冷静になり、桐原の言葉、行動パターンなどから「桐原の思考を掌握」し桐原に打ち勝ちます。
一輝かっこいいよ!!!
その後。。一輝とステラが正式に恋人関係になります(^-^)♡
ヒロインたちの間でどっちつかずの、というより露骨なアタックを受けているにもかかわらず好意を寄せられていることにも気付かないようなラノベあるある主人公より、こういう方が好感持てます!
(妹からの好意にはとても鈍い一輝ですが(笑)まぁそこは、例の"お兄様"同様ということで。)
わ〜〜これからが楽しみです♡♡
{/netabare}

5-8話
{netabare}
5話
ゆる会です(笑)
一輝に剣術の教えを請う学生に、一輝は嫌な顔1つせず剣術を教えます。
その流れで生徒たちとプールに行くことに。ステラも誘われます。

張り切って水着を着てきたステラですが、一輝は生徒につきっきりでステラは不満顔。

ステラは日下部の計らいでやっと一輝と2人きりになりますが、一輝が話があると切り出すとステラは別れ話だと勘違いし、2人で口論になります。

喧嘩の末お互いが想い合っていることがわかり、今したいことを同時に言おうということになると、2人とも小さい声で「キス…」と…\(//∇//)\
いやいや、こっちまで赤面してしまいますよ笑笑

キャバルリィのこういう感じ、他のラノベ作品には無くて凄く好きです‼︎
一輝がステラと恋人関係になったのはかなり正解だったと思います♪

6話
新キャラ綾辻が登場。
父を超えられないという悩みを抱えて一輝に近づいて、一輝の的確なアドバイスを受けます。

教える過程で一輝が綾辻の太ももから股関節にかなり近いところまで触ってギャーーってなりました(^^;;
「自分でやっておいてなんだけど大丈夫だった?」と一輝が聞いていたことから、自覚はあったとわかってちょっとホッとしましたよ←

綾辻は次一輝と対戦することになりましたが、一輝を夜中屋上に呼び出して、何か仕掛けてきそうな気配です。。

7話
絢辻の策略は試合当日に一輝に一刀修羅を使わせて試合で使えなくさせるってことでしたね…
そして試合でも反則をします。
一輝は予め反則を予測しながら、一刀修羅無しで絢辻に勝ちます。
それにしても一輝いつも血まみれですね…OPもそうですが…
いや、かっこいいですね(*σ´ω`*)σ

8話
絢辻の道場を取り返すべく倉敷に決闘を挑む一輝。
剣を交える中で、絢辻の父は無念の内に倉敷に敗れ道場を追われた訳ではなく、嬉しかった、そして相手に無礼のない剣を振るう力が残っていなかったことを申し訳なく思っていたのだとわかる。

まったく予想外の展開で素晴らしかったです‼︎倉敷って乱暴者ですが剣客ですね…!かっこよく見えてきました(^_^*)笑
{/netabare}



9~12話
{netabare}

9話
いわゆるサービス回というやつですかな(・Д・)ノ
いや、でも不自然な感じがなくてよいです!
落第騎士の、ラッキースケベのような控えめなエロではなく遠慮なくエロい展開になるとこ、わりと好きですよ!!
一輝が真面目な性格なのも好感持てます(*^^*)
一輝のおかげでエロいシーンも女性にあまり反感(?)持たれにくい気がします(´・ω・`)

それから我らが生徒会長東堂刀華の初登場回です(*^_^*)

10話
しずくvs生徒会長
バトルが熱すぎる!!
動きが細かすぎです。迫力満点!
文句なしの神回です!
バトルだけでなくしずくの心理描写も盛り込まれているのもよかったです。

11話
赤座の陰謀により一輝が査問にかけられ、監禁されます。
心のどこかで信じていた父親にも突き放され、一輝はどん底へと落ちていきます。

12話
最悪のコンディションの一輝に赤座は刀華との試合を仕組んできます。
絶望のどん底まで落ちきった一輝を、ステラやこれまで一輝が助けてきた仲間たちが引っ張り上げてくれました。
刀華との試合は、今までのどんな試合よりも短く一瞬で終わりましたが。。
ここの作画も本当に素晴らしい!
一輝が集中して世界が白と黒に変わっていき、OPのような作画になったと思ったら、一輝は血まみれになって、牙もむき出して、まさにOPそのものでしたね!
最後に手を突き上げて拳を握り締めるところまで!
本当に、巧いなって感動しました!
一輝と刀華のセリフをぴったり重ねてきたとことも美しかった!
声優さん、絶対に何度も合わせたんだろうなあ。。

一輝のプロポーズも素敵♡
結婚してくださいではなく、家族になってくださいっていうのが実に一輝らしいですね(*^^*)

最終回にふさわしい回だったと思います*\(^o^)/*

{/netabare}

こんなに面白い作品になるとは思っていませんでした‼︎
2期に期待してしまいます(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42

68.7 2 姫様で恋愛なアニメランキング2位
俺たちに翼はない(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (803)
4605人が棚に入れました
大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今日も誰かのありふれた物語が生まれていた。季節は冬。寒さが厳しい白い空。心に悩みを持つ若者たちが繰り広げる群衆劇。そんな若者たちが傷つき、笑いあう。どこにでもあるような恋物語が今語られる。

声優・キャラクター
吉田真弓、小野涼子、後藤邑子、又吉愛、浅井清己、たかはし智秋、下野紘、三浦祥朗、諏訪部順一、日野聡、荻原秀樹、石川英郎、杉田智和
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ある意味結構危ない作品でした。けれどそれが刺激的で超面白かったです。ラブコメシーンは青春ではない所がとても刺激的でした。私、この作品かなり好きです。

ストーリー

この作品には主人公が3人います。 羽田鷹志、千歳鷲介と、成田隼人の3人です。それぞれまったく違う性格をしていて見た目のまったく違いました。

まず、羽田鷹志は柳木原駅西口にある進学校、私立美空学園に通う3年A組に所属していました。かれは仮の彼女として、渡来明日香が彼女になる生活をしていましたが、鷹志にはある秘密がありました。それはストレスがたまるとある異世界に飛ばされそこか昔あった用な世界の勇者になる事です。この主人公はある意味ユニークで面白いです。

千歳鷲介は陽気で気ままなフリーターでした。けれど彼には行きつけであるあるレストランがありました。そのレストランは柳木原駅東口から10分ほどのところにある「アレキサンダー」っと言う面白い店長のいるレストランです。けれどある日、名物店長軽部狩男の合コンをしたいという欲望からはるばるアレキサンダーのウェイトレスになりました。

最後に成田隼人は自称ハードボイルドな男です。彼は「便利屋」っと言う仕事をしていました。その仕事は名前どうり金さえもらえればその以来を受けるという奇妙な仕事です。そんな隼人の前に現れたのは鳳鳴っと言う少女でした。けれど話を聞けば鳳鳴の兄は柳木原の不良少年軍団を束ねた「私設自警団・柳木原フレイムバーズ」(YFB)のトップでした。そのせいで隼人はYFBとカリスマドラマーハリュー・クロードを信奉する「R-ウィング」の戦争に巻き込まれていました。

私の感想

結構あれでしたがかなり楽しめました。この作品の話の内容を完璧に理解するのに3回ほどこの作品を私はみました。それくらい充実して、すこし分かりにくい話ですが、かなり楽しめます。そして、この作品はかなり登場するキャラクターの量が多いいため、いろいろキャラクター同士の世界観が分かりにくいですが、ご安心を。2回以上みれば簡単にわかります。

なによりこの作品を一番楽しめた理由は結構やばい下ネタジョークや、少し考えたら超やばいジョークです。{netabare} たとえば隼人が良く行くクレープ屋の「パルクレープ」やによくいるハーフの少女のアリスが口にした、「私は帯びている。とても優雅、そして刺激的な下着をつねに」といい、隼人の前でスカートをめくり、下着をみせました。アリスはその後もかなりやばい冗談や下ネタば面白いです。{/netabare}

{netabare} そして、エイジっと言うなぞの人からもらう仕事・・・ あれはやばすぎです。たとえば 廃墟なビルに一週間ねっころがり、時給2万円、 硬くてずっしりしたもの(画像からみて絶対に拳銃とおもわれる物)を駅前のコインロッカーに入れる、 山奥ででかい穴(人が埋まるくらいな穴  ・・・) 見たいな仕事を依頼しています。{/netabare}

あとこの作品はかなり隠し言葉そ使う回数が多かったです。良く銃が発砲した音がでます。(バキューン ってww)

この作品で一番私が好きなキャラクターはLR2001です。なぜなら、彼はロスからきたといいますが、あまりその事は話しませんし、そして話すときはいつもリズムが超良くてなんだかそのせりふだけ何度も聞きたくなりような感じだからです。

オープニング

「Spread Wings.」
カラオケで私が必ず歌う曲です。超気に入っています。なぜなら女性ボーカルでその声が超高音で超かっこいいからです。キャラクターが無駄に多いい作品なのにキャラクターの説明、そして、その関係がなんとなくですが、伝わってきました。けれどこの作品を2回ほど見ればこの作品のキャラクターの魅力が出てきます。

エンディング

「NEVERLAND」
かわいい曲です。この作品のメインヒロインたちが可愛くでています。曲にはあっていますが、キャラクターの色を変えるアフェクトが少しキャラクターの可愛さに違和感を与えましたが、それでも十分良かったです。

私がこの作品で一番好きな所

それは第7話の代入曲の

「身長140cmの世界」です。

歌詞が最悪です。ひどいです。人間としてひどいです。けれど私が大好きです。思わず3時間もかけてフルバージョンを探しましたが、見つけられませんでした。ですが、これがシングルバージョンの歌詞です。是非読んでみてください。


「芝生の上で笑いころげた
泥を被って走りまわった
バスもメトロも無賃で乗れた
ミニチュアカーなら百台集めた
空想一つで月まで行けた
人力二輪は音速だった
下品な言葉も平気で叫んだ
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ
朝から晩まで
○んこ ○んこ
西へ東へ
○んこ ○んこ
老いも若きも
○んこ ○んこ
みんな 大好き
○んこ ○んこ
腐った社会に
○んこ ○んこ ○んこ ○んこ ○んこ!」


途中から、ひどいことになっています。
あまりにひどいと思いますww
もしこの曲が日本の国家になれば日本は最高の国になるでしょう・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分の中の自分を問いかける作品

【一言紹介】
原作がエロゲ、一部分だけど結構エロいシーンもあるので注意。

わかりずらいシナリオ(少し変わったストーリー)なので
長い目で見ること、最後まで見ることをオススメ。


【自分が思ったこと】
最終は正直すごくツマラナイというか、なんだこれ?って感じでした。

話が進むにつれ、考える必要があるけど段々とわかっていって。
ストーリー構成には感動した。

ヒロインの鳳鳴ちゃんがとってもかわいいです♡

自分も人ごとではないし
こんな作品の作り方も出来るんだと
感心したアニメになりました。

エロい部分なければもっと自分もこのアニメを好きになれたと思うし
ほかの人にオススメしずらさもなくなるのに。。


【このアニメの題材(アニメを楽しむうえで↓は見ない方がいいネタバレです)】
{netabare}解離性障害で主人公が入れ替わりストーリーが進んでいく。本当の自分はテレビをみている。客観的に自分のことをみている。
{/netabare}

【ゅずワールド】
{netabare}
私はいろんなことあったけど
自分で変えて、立ち向かってきた
そうゆう自分に誇りをもっていて、

自分の個性が好きだと思い込んで過ごしてきた。

でもそれは
誰かから与えてもらったもので
それは自分自身が本当に好きなの?

自分にもう一度聞いてみた。

本当にそれは自分なの?
問いかけてみた。

何かが違う。
与えてもらったもので形成はされてきたけれど、
それは自分が本当に好きなものではない。

問いかけによって。
本当の自分とは?と考えたら

今までのが消えて真っ白になった。
大好きだった
言葉たちの色や形や温度、匂いが
わからなくなって。

感情が停止したような
感覚。

自分がいなくなったような
感覚。

そして
大きな勘違いしていたことに
気付かされた。


自分が前に描いた
九分割統合絵画法
の絵の一部を思い出した。

真ん中に黒猫
上には王冠
左右に白い羽と黒い羽
下には荊

↑はいつも頭の中に浮かぶ自分像

あとは絵本、音楽、あと2つは思い出せない。

猫っていうのは自由になりたいとか甘えたいっていう自分


左右の羽は自分の裏表な感情

荊は自分を取り巻く柵(この間はこれが鎖になって重みが増した)

王冠はこの状態の自分を一番好きだと思う心

絵本はこの絵自体が客観的な物語になっていて、それを自分が見ているってことを表してる。


私は自分を例えたこの絵が
大好きだった。
この絵の自分が大好きで
このままでいたいと
ずっと思っている。

だけどそれは客観的なもので
本質の自分ではない

ってのが今の私の答え。


そういえば
何かの中の中のもの
なんとなく好きなことも思い出した。(テレビの中にテレビが映ってたり、マンガの中でマンガ描いてる主人公とか)
↑この感覚、たぶんあんまり他の人にはわからない気がするw

自分のことは自分が一番知ってるという私の名言も


どれも本質の自分がいて、
そうゆうことを感覚として
もっていたんだなと
今では思う。


やっと繋がった。
私の本質的な自分ってこんなとこにいたんだね。

自分のこともっとよくわかったけど、
この自分をどう取り込んでいくか
全部自分なんだけど、そこまで見えてなかったのは反省。

全部受け入れて、進もう。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ゲーム原作としては頑張っている方

原作信者なので、アニメ化されると聞いた時は不安だったのですが、作画が低レベル・誰得な濃厚サービスシーン以外はほぼ原作準拠。アニメオリジナルの演出も個人的には楽しめましたし何かと不遇が多いゲーム原作のアニメとしては凄く恵まれた方でしょう。登場人物がダラダラ会話してるだけじゃないか。という批判もあると思いますが、原作からしてこうなので。

{netabare}『グレタガルド』・『フリッキー5』・『世界が平和でありますように』各主人公の一見意味のない設定に見えて実は作品の中では最も重要な伏線であったというように、薄っぺらく見える登場人物の発言・行動の裏にこの作品の真実が隠されており、最終回まで観終えたときには単なる萌えアニメとは切り捨てがたいなあと感じる人も多いのではと思います。

複数主人公自体が作品に張り巡らされた罠であり、この作品の肝なのですが、勘が良い人はこの真相に序盤で気付く。アニメは更に分かりやすかったので、中盤で『ああこういうことだったのか』と明確なヒントが無い時点で分かった人も多いと思います。実際この複数主人公の謎は明かされる分には大したことはないのでしょうね。なるべくしてなってしまったこの状況を各主人公が打開して、ヒロイン達と未来に繋げていく男の子達の成長物語であり、その成長には数多くの人間との出会いが不可欠だった。その過程を視聴者はあの下らない馬鹿会話劇で散々見せ付けられたんじゃないかなあと思います。要はあの会話劇は視聴者自身があたかもその会話に参加しているようなリアリティを出すための一種の演出方法でもあったんですね。アニメの方が真相は分かりやすいと評したのは、その面をアニメが意識したように自分が感じたからに他ならないからです。

原作のシナリオライターである王雀孫はこれがアニメ脚本のデビューになるのかなあ。一部担当だけど。彼の作風はリアルを否定するような登場人物ばかりを出しておきながら、実はリアル肯定という現実主義を作品のテーマに組み込んできます。

この『俺たちに翼は無い』も例に漏れず、リアルとは相反するような要素を色濃く出しながら、作品の根幹としてはリアルの人々との心の触れ合いが、結局は決め手になったというリアル肯定で作品を締めくくっています。一回観終わった人は今度はこの事を念頭に入れて観ると、このアニメまた違った側面が見えてくるんじゃないかなあと思います。

しかしまあこの作品の凄い所は、「ドラゴンクエスト」『光GENJI』といった80年代の輝かしい文化を単なるパロディで終わらせず、重要な伏線にしてしまう所ですね。大体そういうのってパロディ以外の何物にもならないケースが多いんだけど。{/netabare}

深い所まで見れば、割と良作なんですが、それでも作品全体が荒いというイメージが拭えませんね。元々1クールでやるには厳しすぎる作品なので、色々と苦労した面もあったでしょう。それと1話の時点で登場人物が多く出てきて何がなんだか分からないという理由で本作を打ち切った人も多く、中々受け入れられにくい作風だとは思います。僕も原作とか知らなければ最後まで見ていたかどうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

66.8 3 姫様で恋愛なアニメランキング3位
ヒロイック・エイジ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (376)
2864人が棚に入れました
はるかな未来、宇宙に進出した人類は、先に宇宙に進出した「銀の種族」に滅ぼされようとしていた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、「銀の種族」を退け、人類を救う事ができるのか?

声優・キャラクター
矢崎広、石川由依、近藤隆、清水香里、松山鷹志、田村ゆかり、釘宮理恵、新井里美、織田圭祐、千葉進歩、佐藤利奈、小清水亜美、加藤将之、鈴木千尋、沢城みゆき、世戸さおり、岡本寛志、安元洋貴、久嶋志帆、ゆかな、岸尾だいすけ、吉野裕行
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真の英雄を知りたい方に【3.8】

物語:3.8 作画:3.8 声優:3.8 音楽:3.8 キャラ:3.7 【平均:3.8】                          (54.5)

ジャンル        :SF
話数          :26話
原作          :冲方丁(ストーリー原案)
アニメーション製作 :XEBEC
総監督         :能戸隆
監督          :鈴木利正
シリーズ構成     :冲方丁
キャラデザイン    :平井久司
メカニックデザイン :大塚健、鷲尾直広、久我嘉輝(メカコンセプト)
音楽          :佐藤直紀
OP           :「gravitation」作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko、KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
ED           :「Azurite」作詞 - SHUMA / 作曲・編曲 - YUPA / 歌 - 浦壁多恵

参照元        :Wikipedia「ヒロイック・エイジ」

【あらすじ】
 遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕することとなる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。 Wikipedia「あらすじ」冒頭

【特徴】
①宇宙
②戦艦、艦隊、ロボット、超能力
③サイエンス・ファンタジー+ヒロイック・ファンタジー
④粛然とした雰囲気、シリアス

【長所】
①意図的に背景説明を分けて放送し、難解にしている
②用語の説明とキャラクターに関する設定の説明が無い
③考察の余地が有る

【短所】
①戦闘シーンが多く、飽きが来る。また、戦闘に緊張感は無い。

【短評】
{netabare} 物語の背景を理解した上で視聴しないと難しく感じると思います。また、用語の説明やキャラクターに関する設定の説明が省かれている為、調べる手間の掛かるアニメでした。

 まずは長所ですが、本作は凝った背景を見せる事に重きを置いた作品だと私は思いました。何故ならば①のように分かり難く放送する事で話を難解にし、考察する事を促していると感じたからです。また、②についても同じ理由から考察を促していると思いました。これらの分かり難い内容以外の長所を探しましたが特に見つけられず、①②に共通している③の考察要素が本作最大の長所だと感じました。

 次に短所です。鉄の種族である人類は、銀の種族、銅の種族、エイジ以外の英雄の種族(ノドス)4人と敵対関係にある為に絶え間なく戦闘を繰り返します。主要な人物に関するシーン以外が殆ど戦闘描写となり、飽きが来ます。しかも、エイジは設定上他のノドスより強いので人類が窮地に立たされてもエイジに必ず救われます。同様にエイジ自身が窮地に陥っても絶対に助かってしまうと予想出来てしまい、緊張感を感じず飽きが来ます。{/netabare} 

【総括】
 派手なバトルシーンやアクションシーンに重きを置く作風ではなく、凝った世界観と物語を理解しながら観る作品です。尚、作画、音楽、声優、キャラは落ち度が無く良質な作品だと思いました。物語の内容は考察するポイントが複数あり、考えながら視聴したい方にお勧めです。



【思った事、及び蛇足】

以前、冲方丁の関係する作品を観て
とても楽しめたのでヒロイック・エイジを視聴するに至りました。


本作の厳密なジャンルは分かりませんが
スペースオペラなんだと思います。
ですが西洋ファンタジーと似ているように感じました。
英雄(エイジ)は敵と戦い
王女(ディアネイラ)を守る
この2つが西洋ファンタジーらしく感じさせる要因なのかもしれません。


序盤の数話冒頭は世界の背景を人類の王女であるディアネイラが説明するのですが
これがとても重要でした。
その説明で黄金の種族は現宇宙を去る事が語られているのですが
現宇宙を去った理由は語られていません。
また、去る前に英雄の種族に契約を課す訳ですが
これもまたとても意味深で
現宇宙に残された種族に混乱をもたらし
互いに争うようにさせてしまうのです。


こんな具合に「何故黄金の種族は~」という形で話が進み
話の根幹には黄金の種族が関係する物語でした。


●設定の説明
ヒロイック・エイジ公式サイトより「世界」の項目で補足説明されています。
視聴中不親切に感じたらここを閲覧する事をお勧めします。
ただし、一番下の「星の道と黄金の種族」はネタバレに繋がる恐れがあります。
尚、用語の説明も載っています。
こちらは気になったら見るぐらいで良いと思います。
視聴前に見るとネタバレになりますし。


※因みにWikipediaは完全にネタバレを含む記述でした。


●成分タグ「主人公最強」について
そもそも本作に主人公は居ないような。
エイジを主人公とした場合
彼は拳で星を破壊出来るほど強大な力を持っていますが
エイジの無双を楽しむ作品では無いです。


●成分タグ「もっと評価されるべき」について
恐らくですが
[以下ネタバレを含みます]
{netabare}主要キャラが誰一人死なずに大団円を迎えた事だと思います。
しかも感動を与えてくれる後味の良い終わり方です。
それに、死人が出ない作品は珍しいと思います。{/netabare}
よってもっと評価されるべき事なのだと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

びふぃずす菌 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

姫様かわゆす!感動有!最高傑作!

数々のアニメを見てきている私ですが、この作品は上位に入ると思います。

感動があり、恋愛があり、他のキャラの心情の変化が多数あり、戦闘もあり、あぁ…もう良作ですよ!


銀の種族の会話のシーンは正直退屈でしたが、
戦闘シーン、主人公と姫様との会話のシーンが一番好きでした。

あぁ、姫様可愛いよ姫様(*つー`*)エヘッ

あのですね、皆さんにも共感してもらうために
何回も見直してる変態こと「第四真祖」が選んだ最高の場面を紹介したいと思います。

1話:{netabare}これはもう後半全部ですね!鳥肌がやばかった{/netabare}

2話:{netabare}エイジの歓迎パーティーでエイジが男性恐怖症の姫様に近づくとこ!それからエイジの「猿」みたいな行動に唖然とする姫様の顔がプリティーです。ハァハァ…それからそれから、隔壁を破壊して宇宙に出たエイジと姫様との会話です{/netabare}

※なんかもう、姫様が可愛すぎる場面が多すぎるので大まかにまとめます。

1.姫様とエイジの会話場面!これはどの話でも視聴必須です。自分は何回もリピートしました(*´’Д’):;*.’:;カハッ

2.イオラオスの心情の変化にも注目

3.姫様の口癖が「{netabare}エイジ{/netabare}」であること。←{netabare}姫様がエイジを心配しているとこが可愛すぎてニヤニヤが・・・w。{/netabare}

<観かた>あくまでも薦め
・1回目は全部見てください。(そうすると、話が大体つかめます)
・2回目は話がつかめてない人は全部。ある程度つかめた人は、姫様が出る場面、主人公が出る場面、自分が気になる場面を視聴。
・3回目は1話~数話、15話の後半、最終話の後半。

姫様可愛すぎて…変態になってしまいました。

※↑は、あくまでも2回以上全話観た方のみでお願いします。そうしなければ姫様の可愛さが半減してしまいます。


すべてよくできた作品です

{netabare}15話と最終話の挿入歌がまた感動です!{/netabare}


<キャスト>
エイジ →矢崎 広
ディアネイラ →石川由依
イオラオス →近藤 隆
アネーシャ →清水香里
モビード →松山タカシ
テイル→ 田村ゆかり
メイル →釘宮理恵
ビー →新井里美
パエトー →藤田圭宣
ロム →千葉進歩
プロメ →佐藤利奈
ユティ →小清水亜美
カルキノス →加藤将之
メヒタカ →鈴木千尋
レクティ →沢城みゆき
ヘスティア →世戸さおり
タキウス →岡本寛志
キリス →安元洋貴
イオーダ →久嶋志帆

結構豪華でしょうヤッタ(b´ω`d)ゼィ♪


<内容>
遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕する事となる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らの為に生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ\"ベルクロス\"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼす事を決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

蒼穹のファフナーのスタッフが送る・・・

ファフナーは感動作品だったけど、これはモラルや、秩序、歪み、憎悪、信頼、友情、愛情、すべてのものが感じられる作品だと思う。


主人公最強とタグがあるが・・・・別に・・・いうほどではない・・。
確かに強いですが、「最強」という言葉はどうかなと・・・。
どんだけ圧倒的な力があるのかと思いきや・・そうでもない・・。
苦戦もするし、怪我も負う、みんなの力をかりて勝つ場面もある・・・
はっきりいって、最強ではない!!!
最強というのは「日比野ハレルヤ」並みに周りとはケタが違うというものだ・・・。

だが、主人公エイジはそこまでではないw

結構レビューを見てて「スカっとしたい人にはお勧め」なんてレビューを見るけど、全然スカっとするほど強くない・・。

むしろこのアニメは物語のほうが素敵だ。
戦闘アクションよりも、人間にあるべき姿、望むべき理想の形を描いている。
とても温かい物語だ。

いろんな視点から物語を見てほしいと思う。
一つのことでも視点を替えれば違うとらえ方ができるw

これは色んな種族が個々の歴史、想いに添って物語が展開していくので、ぜひいろんな種族の立場になって物事を考えてみてほしいなと思う。


あと・・・ヒロイン「エイジ」言い過ぎw
ちょっと数えたくなるくらい「エイジ」って言いますwww

あと専門用語が沢山出てくるw
そして物語上で説明は一切ないw

ただ、物語を通して言葉の意味が分かるので、あえて説明しなくてもいいかな・・・みたいなw
あ、別にめんどいからとかじゃないおw


とりま、あらすじだけでものっけときますw

遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕することとなる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ"ベルクロス"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼすことを決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出すことに成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

まぁ、参照ですがw
こんな感じですw

いちお、ロボットアニメなんでwwww
主人公はノドスでまぁ、、、生物兵器みたいなもんですがw

ファフナーのスタッフが作ってるって感じがもろ分かると思うのでファフナーが好きな人には断然お勧め!!!
ごり押しですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

72.1 4 姫様で恋愛なアニメランキング4位
機動戦士ガンダム F91(アニメ映画)

1991年3月16日
★★★★☆ 3.8 (462)
2544人が棚に入れました
宇宙世紀0123年、シャアの反乱から約30年が経った時代。大きな戦乱も無く平和な世界の中、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏にコスモ貴族主義を掲げる軍事組織クロスボーン・バンガードが設立され、スペースコロニー「フロンティアIV」を急襲する。その最中、民間人の少年 シーブック・アノーは襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人 セシリーが連れ去られてしまう。近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着いた一行は、地球連邦軍の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内にはF91と名付けられた整備中の新型MS(モビルスーツ)があった。混乱の中成り行きでF91で出撃することになったシーブックが戦場で対峙したのは、クロスボーン・バンガード軍のMSビギナ・ギナに搭乗していたセシリーだった…。

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

是非ともリメイクされて欲しい不遇の名作

まず最初にお伝えしたいのは、この作品が「劇場版のガンダム作品」として屈指の名作でありながら、とにかく時勢に恵まれず、内容に見合った扱いを受けられずにきた不遇の名作であるという点です。
この作品の魅力については他のレビュワーの方々が語ってくれていますので、私はまず、この作品がなぜ不遇の名作となってしまっているかについて私見を交えて書かせてもらいたいと思います。

この「機動戦士ガンダムF91」という作品は、ガンダム劇場版10周年を記念する作品というふれこみで製作されたものですが、当時はガンダムシリーズの展開が行き詰まりを迎えつつある冬の時代だったようで、そういった状況の打開を図るべく、過去作の反省も踏まえて「分かりやすいTVガンダム」を作ろうという構想の基で企画が生まれ、現在でも第一線で活躍している名だたるクリエイター達が結集し、それまでのシリーズ作にはない挑戦的な作りこみがなされながら製作されてゆきました。(企画が生まれる要因となった過去作の反省については後述させてもらいます)

そのためこの作品は、初代ガンダムから始まった「宇宙世紀」と同じ時間軸の下で物語が描かれているにも関わらず、良くも悪くも他のガンダム作品とは一線を画した仕上がりになり、公開当時はシリーズファンの間でも評価が割れた作品となりました。

評価が割れた大きな要因として、それまでの歴代ガンダム作品の魅力の一つとなっていた「過去作の登場人粒や設定」が時を経て最新作品に登場してくるオマージュ的展開がこの作品では殆ど用いられておらず、それと同様にそれまでの歴代作品が膨大に積み上げてきていた敵勢力側のモビルスーツ(ロボット兵器)の系譜も排除され、全く新しいアーキテクチャーによるロボットデザインがいきなり導入されたりしている点が挙げられます。
故に熱烈なガンダムシリーズファンの方々にとってこの作品は、初代ガンダムに連なる歴代の「宇宙世紀系ガンダム作品群」の一つとして受け入れられ難い側面を持っており、色んな意味で一線を画した作品として捉えられることが多いようです。

この作品は元々、当時の歴代TVガンダムが描いてきていた「人類の戦争」という子供向けTVアニメで扱うには重く難解すぎるテーマを、それまでより分かり易く描くことを目標に1クール分のTVアニメ番組として企画されたものだったらしく、この企画が生まれた背景には、TV版第2作の「Zガンダム」が作品自体の出来は良かったものの「難解で複雑な内容」故に子供市場へのウケが良くなく、製作側とスポンサーが期待した程に商業成果をあげられなかったことと、連続して製作されたTV第3作「ガンダムZZ」がZガンダムの反省を踏まえすぎて迷走し、番組途中で路線変更を余儀なくされた上に、結局Zガンダムを下回る商業結果を残しそうだと判断され、そこから商業的巻き返しを図るために第3作「ガンダムZZ」の放送期間中に急遽物語ラストの核となるプロットを丸々抜き出して「逆襲のシャア」という劇場版作品を作る羽目に陥った製作側の苦い経験があったようです。(逆襲のシャアは大ヒットし名作となりました)

しかし子供市場にも受け入れてもらえる「分かりやすい新ガンダム」を実力派クリエイターを集めて作ろうとしたものの、戦争という「題材」を使って魅力的なアニメ作品を作ると、結局子供向け作品としてベビーすぎる内容になってしまい、当時のTV局の自主規制的縛りやTVスポンサーとの折り合いなどがつけられなかったのではないかと言われています。
逆にいえば、実力あるクリエイター達が作品を面白くしようとするこだわりが、「TV版F91」製作の足枷になってしまったといえなくも無いかもしれません。
様々な背景事情が入り乱れ製作状況を二転三転させる羽目になったサンライズは、最終的に「機動戦士ガンダムF91」という作品を劇場用の120分映画に濃縮する形で製作・公開することにせざるをえなかったようです。

そうした製作環境の変動は少なからず作品の品質にも弊害を与えていったようで、この作品では、本来なら時間をかけて描かれるべき繊細な場面が、尺の都合などで止むを得ず端折られたり削られたりしている所が幾つか存在しています。この点もまた、この作品についてファン達に物議を醸させ、作品への評価を割れさせる一因となったようです。

しかし尺の都合で削られてる所があって唐突に場面が飛んでしまうことがあるにしても、本作は全体的に話の流れがとてもスムーズでテンポも良いので、私個人としては観ていてどんどん惹きこまれ120分間があっという間に終わってしまった感じでした。そして「端折られた箇所への違和感」は私的にギリギリ許容できる範囲ではありました。(気になる人はとことん気になるかもしれません)
この作品に高い評価と共にレビューコメントをつけていらっしゃる方々の多くが、この作品のそういった部分を「展開を急ぎすぎている」「話が駆け足しすぎてて勿体無い」と仰っていて、劇場版でなくTVシリーズとして相応の話数と尺を使って描かれたこの作品を観てみたいという願望を持っていらっしゃるようですが、私も全くの同感です。

(ここからはこの作品の魅力について具体的に書かせていただきます。)


視聴して頂ければ納得していただけると思いますが、この作品にはガンダム世界のエッセンスが作品公開当時にサンライズが費やせる最高のクオリティで詰め込まれており、公開から25年余りが過ぎた現段階においても、その内容が殆ど色あせておらず、劇場用のガンダム作品としては屈指の名作であると言い切れる出来栄えになっています。

この作品の具体的な時代設定は宇宙世紀0123年で、これは初代ガンダムの一年戦争時代(宇宙世紀0080)から40年後、ZガンダムとガンダムZZのグリプス戦役と第一次ネオジオン戦争時代からは34年後、逆襲のシャアの第二次ネオジオン戦争からは30年後、ガンダムUCのラプラス戦争時代からは27年後にあたる設定になっています。
F91では、この時代に起こった紛争の中で必死に生き抜こうする人々の「出会い・裏切り・葛藤・成長・愛憎・決別・和合」といった様々な人間ドラマが、宇宙戦艦やモビルスーツ(ロボット兵器)を主兵器とした戦争を通じ繰り広げられてゆきます。

この作品のロボットアニメとしての戦闘シーンは、今の時代でもこの作品を凌げるものに中々お目にかかれない程に魅せ方を心得た好演出が多く、そういった観点からも時折無性に観たくなる程の魅力を備えています。
ただ、佳境を迎えたラストバトルの最後の最後のシーンはとても素晴らしい演出がなされているのですが、私は個人的にあともう一つ「決め手」となる演出が加えられていて欲しかったなとも感じました。(ここは人によって意見が分かれる部分だと思います。)
そしてそこからエンディングにゆくのですが、森口博子さんが歌っていらっしゃるEDテーマがこれまた非常に素晴らしく、ラストの感動を否がおうに盛り上げてくれます。私は初観直後にクライマックス~エンディングの流れを3回ほど観直して余韻に浸りまくっていました。そしてこの曲はガンダムのテーマソングとしては初の「NHK紅白歌合戦」出場を果たしたヒット曲でもあります。

この作品は当時の名だたる実力派クリエイター達が結集して作られたため、作品全体に凄まじいほどに秀逸な演出が惜しむことなく散りばめられており、物語の土台となる世界観を徹底して「肌で感じられる」描写で描きまくってあります。(昔の勘違い高品質アニメにありがちだった無駄に細かい描写などでは決してありません。作品の魅力をきっちり引き立てている好演出ばかりなのです。)

それによってこの作品は、主人公が活躍する戦闘シーンだけでなく「戦争によって人々の日常が破壊されてゆく」ガンダムシリーズでは通例となっている場面や、紛争の中で人々があがいてゆく「非日常の日常」の場面などがガンダムシリーズ中随一の出来となっており、そこは必見の価値があると思います。
物語中に流れる価値的描写も、様々な価値感を持った登場人物達がそれぞれの存在意義と生き方に根ざした行動をとってゆき、それらがきめ細やかに絡められてゆく形で描写がなされており、「戦争に絶対の正義無し」されど「人の道は如何や?」というガンダムの真髄ともいえるスピリッツがあますことなく表現されています。

少し穿った言い方をしてしまうと、通り一編のテンプレ的な行動しか登場人物達に許容できない子供的感性の人からみると、この作品のキャラクター達の行動は矛盾だらけで中途半端で意味不明なものに映ってしまうかもしれません。が、そこがこの作品の人間ドラマとして実に味わい深い部分だったりします。これは年齢を重ねないと見えてこない「大人の特権」的な味わいかもしれませんね。
この作品が企画されたきっかけは「子供にも分かりやすいTVガンダムを作ろう」でしたが、良くも悪くも随分と大人が愉しめる「味わい深い作品」になってくれたものだと思います。

しかしこの作品に更なる+@の魅力を与えている何より要因は、「命の儚さ」や「人間の厭らしさ」といった「戦争や人のネガティブな側面」を様々な人間の価値感を織り交ぜながらがっぷり描きつつ、その泥沼の先に「光明」を見出せる「人間の持つ可能性」をポジティブに描けている所なのではないでしょうか。



「機動戦士ガンダムF91」という作品は、時間と尺をかけてじっくり描かれた作品として世に出るはずが、当時の作品の受け手である市場が未成熟だったために、尺に限界のある劇場用作品として世に出ざるをえなかった「不遇の名作」だと思います。
もし可能であればこの作品をOVAやTVアニメとして、是非ともリメイクしていただきたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ガンダムだ・・ 俺がガンダムだ。

えーとですね、
知ってる人は知ってるでしょうけど、例の彼の素敵台詞です。
この作品を語るにあたりこれ以上の言葉が見つからない。

彼はこの点において後に意味不明な挫折をし、更なる笑いを
視聴者に与えてくれますが、挫折するのは至極当然です。

何故なら、【この作品と、これを観た俺こそがガンダムだ】


私はF91は昔2回程見てますが、その時はガンダムになれなかった。

で、今これを読んでいる貴方がガンダムになれるかどうかは、
これまで見たガンダム作品の総数と、それ+αの数によりますね。

・・あー、いつもの病気なんで。


作品は基本的には
「ガンダムを用いた単純でありふれたラブロマンス(薄味)」

これは人気が無くて当然、キャラが異様に薄いんだもの。

肝心の富野もトゲの無い毒のない富野、故に印象に残りにくい富野、
よって笑いどころも無い富野、ただの富野、てか富野不調


まー、短いんでガンダムになる自信があるなら見てみると良いです。
ガンダムになれない場合はすぐ忘れるような微妙な作品かと。

とりあえず短いので見るなら通して見ろよって事で

検索 機動戦士ガンダムF91 - Eternal Wind For F91 -

ネタバレ満載の素敵MAD置いておきます。観終わってから見る用ね


■逆シャアから30年後の話

あらすじに書いてますね。地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏に
コスモ貴族主義を掲げる軍事組織クロスボーン・バンガードが設立(ry

どっかで聞いたような設定ですけど、同じよーな事が起こる訳です。

 初代→Z→ZZ→逆シャア→F91(富野監督作品としてはこの流れ)

■富野不調

セシリーもシーブックも個人的には好きなんですが、
というかセシリーなんて名前と顔と設定だけでご飯が食べれそーなんです
けど、言ってしまえばキャラが薄い。

ニュータイプってぶっちゃけ性格破綻者達なんで、
彼等は全然ニュータイプっぽくない。センスの良さそうな色男と、貴族の
美形のお嬢様。単に富野臭のある台詞を喋るだけの機械。

二人以外にも毒物奇人変人が出てこない、一定以上の毒が出てこないんで
なーんか普通だな、退屈だな、セシリー日の当たる場所と当たらない場所で
髪の色全然違うなー他出てくる子供から大人全てが富野台詞を喋る機械。

Vで富野さんついにぶち壊れてニュータイプ化する訳なんですけど、嵐の前の
静寂なのかあり得ないほどに一般人で、社会性あり過ぎだった。


この原因はですね、クリエイティブな仕事にありがちなスランプ的なものと
「家族論」とか「解りやすさ」とか明らかニュータイプと逆方向の主題にして
しまった事で、まあそれ自体がもうスランプの兆候と言えるんですが。

彼立ち直った後は、F91とVを闇に葬り去ろうとしてますが、F91は不調過ぎで
Vは逆に絶好調過ぎた。つまりはそういう事です。

■総集編としての役割

まず、古いタイプの演劇風のアニメなのは最初の方で分かるかと。

この作品逆シャアまでの歴史を振り返る「総集編」としての役割もあるんで、
ほとんどのキャラが、癖の無い声で、はっきりと、置いたような台詞を、喋る
大声でもあっさり味で感情が感じられず、故に(血)生臭さも感じられない。

だから感情移入するような人にとっては印象に残りにくい微妙な出来で、
自分みたいに主に客観的にしか見ないタイプにとっては好ましい仕上がり。

富野不調のせいもあって自分の感情を逆撫でするクソガキやクソ男も出てこず、
そのせいでネタにはしにくいものの、1人の大人として向き合える作品だった。


総集編については、セシリーがじい様からウザそうに昔話を聞かされるシーンが
あるんですけど、それまでの作品を見てないとよく理解できない。

他にも専門的な用語がいくつか出てきて、ここだと多分予備知識無しで一回で
理解できそうなのはみみかき教授くらいなもので、我々凡人にとっては国会中継
あーもーいーよそんな話、さっさとセシリー入浴させろ内容。

そのウザ話のほか、作品全体がもう今までの作品と似たような事をやるんで、
あーアレもこんな感じの話だったな。とノスタルジーに浸れる系になってます。


で、この総集編としての役割があるんで、展開がかなり速い。
他レビューにて いったん分からなくなるともうおしまい って話してる方が
いますけど実際そうです。

一回脱落するともうセシリー眺めながら「質量のある~」の素敵シーンを待つ
だけの作品なんで、割と気合入れて見る必要があります。

本筋はありがちなラブストーリー要素含みの単純化されたいつものガンダム話で
そこだけは救い。過去の作品を見ていれば多少台詞を聞き逃しても話は繋がる。

■この後の作品の原因、及び総集編としての役割

カテジナさん他の素敵ビッチ大暴走のVはともかく、W、X、SEED&SEED D、00他
ガンダムと名の付かないアニメでも、設定や世界観をパクったり富野臭のある台詞が
出て来る物は大量にあり、つまりそういう作品の原因、または総集編でもある訳です。

W、X、SEED&SEED D、00に出てきた「あの発想」は既にこの頃にあった、
あの作品のあのシーン、あのシチュ、あの台詞は古ガンダム作品の影響なのか・
をはっきりと感じれる、そういう作品。


ガンダム風の話、ガンダム風の台詞、ガンダム風のキャラ、ガンダム風ロボット

ガンダムは富野の世界であると同時に、それまでガンダムを見てきた人間の世界
「ガンダムに関わった人間全てに共通する世界」なんですよ。

富野はこの作品でキャラを性格を含めて一新した訳ですが、これが大きい
つまりは富野以外が「ガンダム成分を引き継いで」というのもアリな訳です。


富野をガンダムの成分の一つと考えると

 富野 MS ガンダム風のキャラ 定番設定シチュ 富野台詞 ガンダム話

この作品で富野は

 不調富野 MS 非ガンダム風キャラ 定番設定シチュ 富野台詞 ガンダム話

をやった、ってかやってしまったんですけど、なら

 富野以外 MS ガンダム風のキャラ 定番設定シチュ 富野台詞 ガンダム話


こーゆーのもガンダムとして肯定できるんじゃ、と自分の中でそう考えが変わった。

∀は見てないのですが、富野が監督をやめたV以降のガンダム作品はただのパクりと
F91を最近また見るまではそう見てたんですが、そう思うのはもうやめたよ。

富野以外が監督をした0083はキャラや名場面が強烈過ぎた為に、
その事に気が付かなかったんですけど、この作品が薄味であるが故に、富野が不調で
あるが故に、台詞やシチュ&設定ばかりに目が行き気が付いてしまった。


■無個性キャラ、富野台詞、定番シチュ&設定のガンダム話&話の高速展開

こーゆー事をされると、大量のガンダム他を見てきた人間にはどういう現象が起こるか、
ガンダム成分を含む色々な作品の色々なキャラがダブって見えるんですよ。

一応富野の作品なのでパクりだな・・にはならず、魅せる系の富野台詞の一つ一つに
色々なキャラがダブって見える。初代、Z、ZZ、W、X、SEED&SEED D、00他、最近また
見たギアスのキャラもダブって見えて、もう夢想転生くらったラオウ状態

こ・・これはレイの拳! こ・・この動きは ト・・トキ! のあれ。


設定やシチュも結構色々なものとダブるけど、主に富野台詞でのダブりが頻繁
シーブック他無個性キャラが背負ってるのは「悲しみ」じゃなく「ガンダムそのもの」

台詞回しや作品に漂う洒落たムードに酔うだけなら、俺も好きだけどC.B.ビバップでも
見てりゃ良いし、あれと違って【魅せる台詞の一つ一つに意味がある】

というより多くのガンダム作品他パクり作品が世に出て、それを見る事、歴史を重ねる
事で【魅せる台詞、富野台詞が大きな意味を持ってしまった】


話の展開も速いから、もう色々なものとダブり過ぎて本来あっさり味の作品のはずが、
色々思い出し過ぎてずっしりと来る。見て来たものの数だけダブるんだよこれ。


■それ故に俺がガンダムだ

この作品、ガンダムになれる人間にとっては

「自分の見たガンダムに関わる様々な記憶を呼び起こし、
 無個性で無難キャラをスクリーンとし、そこに高速で記憶を次々に投射させられ
 自分の中のガンダムをはっきりと認識させられる作品」


■「質量のある残像」

例の素敵台詞&シーンの
バイオコンピューターがパイロットの~とか、装甲表面の塗装や金属が剥離~とか
の設定的な話の事ではなくて、「ダブって見えるキャラの話ね」


そいつは自分が色々なガンダムを見て来た歴史、自分の中のガンダムそのもの

今まで自分は結構数見てきたから異様に重い。まさに質量のある残像だった。






・・思い付きで書いてた割に、随分上手くまとまったな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

やっぱり家族愛?家庭の問題だから!

1991年3月に劇場公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。

元々はテレビシリーズの企画であり、『機動戦士ガンダム』
の劇場公開10周年に合わせて、そのテレビシリーズ用の構想
の1クール分にあたるストーリーを劇場用に映像化したもの。
※3対4の上下カットではなくビスタサイズで作られている。

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で一応区切りがつき・・
以降映像化作品は作られていなかった久しぶりの映像化?
富野由悠季自身と『ガンダム』の象徴的存在とも言える?
安彦良和、大河原邦男が関わっている作品。
※SDガンダム等のピークの時期らしい。


時代設定は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の30年後。
一年戦争から40年以上、経った宇宙世紀0123年が舞台である。

大きな戦乱も無く平和な世界、人類はその大半が地球から月
までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦
政府という全地球規模の組織に統治されていた。

長引く平和の間に地球連邦政府は再び腐敗しており、これに
対して「コスモ貴族主義」を掲げる勢力が、貴族主義社会の実現
の為に地球連邦政府の打倒を目論む・・

そんな中で終にコロニー襲撃という形で再び戦乱が拡大する
最中に巻き込まれた民間人の少年 "シーブック・アノー" は
退避先の地球連邦軍の宇宙練習艦スペース・アークの艦内に
あった"F91"と名付けられた整備中のMSのパイロットになる。

一方・・襲撃されたコロニーで脱出の時に同行していた一人
C・Vに連れ去られた"セシリー・フェアチャイルド"はコスモ
貴族主義実現の為の国家「コスモ・バビロニア」の建国が宣言
と共に「国家の象徴」として祭り上げられていた。

F91に乗るシーブックと、専用MSビギナ・ギナを与えられた
セシリーは、戦場で対峙する事になる・・。 という物語。

テーマ曲「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」
唄 - 森口博子
イメージ曲「君を見つめて -The time I'm seeing you-」
唄 - 森口博子

博物館にザクやガンタンクR-44らしき兵器がでるが、基本
ガンダムらしいデザインのものは序盤出てこない。
タイトルが無ければ別アニメ風。若干ジムの流れらしい?
ロボットも出てくる。

コロニー襲撃の映像が可也長い。中盤手前でF91登場・・
軍服その他やはりガンダムかな・・あと敵MSも基本造形が
ガンダムシリーズ共通の進化?の流れを感じたりはする。

色んな人が随所で「何やってんの!」と発現する。

色々ガンダムを彷彿とする描写もあるけど初めて視る人も
普通に宇宙モノSFでロボ系戦争アニメとして見れるかも?

政治や軍の腐敗対高潔な理念・・だけど結局武力で・・
後は貴族的な良さと悪さをの両面描いているかな・・

「ニュータイプは大概個人的には不幸だったんだよな」・・

シリーズ通して繊細で鋭敏な感受性を持った上で何らかの
抑圧を受けて育った少年などの思春期に戦争に巻き込まれた
主人公を描いているので当然の結果か・・
歴代でも家庭や出生の秘話が濃い程最強のヒーローになる。

戦争に巻込まれる年端もいかない子供がでるのも1作目同様
※幼児や小学生位の民間人非戦闘民。

単純に面白いかどうか?派手な戦闘の割に地味な作品。
泥臭いというものでもなく・・普通の戦争物特化ガンダム。

ニュータイプ云々愛もエッセンス程度。
淡々と戦争の酷さ理不尽さを描写し派手な戦闘を繰り返す。

お子さん以外の者が死ぬのは構わないのですか?等言葉も。

最終的に人類そのものを粛清しようとする人間がでるのも
1作目以降の流れと共通の略プロットのような感じです。

最終的には違った形の親子の絆に翻弄される二人・・
私なら好きな人と二人で逃避行の旅にでるが・・密林とか
人の居ない場所で自給自足の愛の生活の一択だ!



シーブック・アノー(声-辻谷耕史)
コロニー「フロンティアIV」の総合学園工業学科の高校生。
優れた素養を持つニュータイプで所謂感受性が鋭い少年。

セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)(声-冬馬由美)
フロンティア総合学園普通科に通う17歳の少女。
貴族主義を掲げるマイッツァーの孫でカロッゾの娘。

リィズ・アノー (声 - 池本小百合)シーブックの妹
レズリー・アノー (声 - 寺島幹夫)シーブックの父
モニカ・アノー (声 - 荘司美代子)シーブックの母

カロッゾ・ロナ※鉄仮面(声 - 前田昌明)
クロスボーン・バンガードの軍事部門の指導者。
総帥マイッツァー・ロナの娘婿であり、ベラ・ロナの父親

マイッツァー・ロナ(声 - 高杉哲平)ロナ家当主。
連邦の「絶対民主制」に疑問を呈し、コスモ貴族主義提唱者。
理想国家「コスモ・バビロニア」の建国の為にCVを創設する。

ナディア・ロナ(声-坪井章子)マイッツァー・ロナの娘
夫カロッゾに幻滅しシオと共に娘のセシリーを連れ出奔。

ドレル・ロナ (声 - 草尾毅)カロッゾ・ロナの長男。
クロスボーン・バンガードのMSパイロットで階級は大尉。

シオ・フェアチャイルド(声-大木民夫)ナディアの再婚相手

ジレ・クリューガー大佐(声-小林清志)カロッゾの腹心。

ザビーネ・シャル (声 - 梁田清之)

コズモ・エーゲス(コズミック) (声 - 渡部猛)
バルド中尉 (声 - 若本規夫)
ドワイト・カムリ (声 - 子安武人)
サム・エルグ (声 - 高戸靖広)
ジョージ・アズマ (声 - 西村智博)
アーサー・ユング (声 - 松野太紀)
ドロシー・ムーア (声 - 折笠愛)
ベルトー・ロドリゲス (声 - 伊倉一恵)
リア・マリーバ (声 - 小林優子)
コチュン・ハイン (声 - 吉田古奈美)
ミンミ・エディット (声 - 千原江理子)
エルム夫人 (声 - 峰あつ子)
ロイ・ユング (声 - 大木民夫)
レアリー・エドベリ艦長代行 (声 - 横尾まり)
マヌエラ・パノパ (声 - 鈴木みえ)
ケーン・ソン (声 - 佐藤浩之)
ジェシカ・ングロ (声 - 天野由梨)
ナント・ルース (声 - 大友龍三郎)
グルス・エラス (声 - 竹村拓)
ビルギット・ピリヨ (声 - 塩屋翼)
アンナマリー・ブルージュ (声 - 神代知衣)
クリス (声 - 遠藤章史)
ローバー (声 - 田口昂)
ナーイ (声 - 上村典子)
ボブルス (声 - 稲葉実)
ストアスト長官 (声 - 池田勝)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

67.4 5 姫様で恋愛なアニメランキング5位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (415)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ストーリーはわかりづらいけど面白い。

全13話

ファンタジー

特殊な力を持つ主人公・信乃は13歳の少年の見た目のまま成長しない。中身は18歳。
普段はカラスのムラサメ・妖刀を右腕に宿している。

八犬伝といえば伝奇小説ですが、これはどんな話だろう。
8個の玉と持ち主を探し出し願いを叶える?フセ姫はあまり登場してなかったので、どんな話にしていくのか今一つつかめませんでしたが面白かったです。
1期では登場人物と現状をご丁寧に見せてもらったという感じであまり進んでないような。
人外生物、妖怪とか?にも思いがあるというのが描かれていてところどころグッときました。
主人公は普通…死を前にした人間かも?の人間や妖怪?や何かの思いに影響する力があるようです。

更に、この1期では、登場人物が多すぎて名前も苗字や下の名前で呼んだり、非常に覚えづらいのが難点。相関図を見ないでただ見ていたので終盤まで中々、関係性が掴めませんでした。
それに多分まだ{netabare} 2犬登場していない。八犬のうち、5犬までが揃います。もう一犬登場したけど仲間だと気づいてない。 {/netabare}

2期ではフセ姫が残した怨念が関わっていくのか?ムラサメと言う怪物をうちに抱えてしまった主人公と、人外生物になってしまった周囲が今後どうなっていくのか楽しみです。

ここからはただの各話内容と、あらすじのみです。
[1話]
{netabare} 尾崎家のゴコ(五狐)が来たけどムラサメで退けてしまう。これ以上関わると危ないから健太に2度と来るなという。蜘蛛の妖怪に捕まる健太。駆けつけるシノとソウスケ。 {/netabare}
[2話]
{netabare} 狐の家に拉致されたハマジ、一緒にいる尾崎。しょうげつ院の協会に連れてかれそうになったシノたちの後見人として面倒を見ると申し出たしじゅうしん家のサトミリオ。黒いマリモの正体は何でしょう。鬼は人の心が作る物で妖を喰らう。黒髪の鬼が寺に捕まってる。ムラサメの代償としてシノは年をとらず寿命を全うできない。ソウスケは当時の記憶がほとんどない。人になつかない大きい犬をなでることができたソウスケ。ソウスケには犬が何匹も懐いて集ってくる。捕まってる鬼はゲンパチ。坊さんの耳に虫が入り込んでる。怖い。 {/netabare}
[3話]
{netabare} ゲンパチは亡・ヌイという女性に会いたい。サトミに3人は助けられていた。ソウの「儀」とシノの「孝」の玉。他に6個計8個。フセ姫と8人の若者に由来する、その持ち主と玉を捜せと。鬼に変身したゲンパチはシノとソウスケの元へ。しょうげつ院に襲われ川に落ちる3人。 {/netabare}
[4話]
{netabare} 学校へ行く事になったハマジ。黒マリモに助けられる3人。ゲンパチの弟分ヌイの弟・コブンゴの所へ。幸の日に鬼となり死ねない体になったこの2人も玉の持ち主。院の人が攻めに来た。妾の子、尾崎はハマジの事が好き。ハマジの顔に傷つけた院・義兄を倒す。 {/netabare}
[5話]
{netabare} シノたちを救ったのはサトミ。院は今後は大人しいはず。ソウスケはサクの日は眠い。院の大蛇チカゲ(ヒビキ)の加護を受ける少女・ミズキアヤネ。アヤネとハマジは友人になり灯篭流しへ。 {/netabare}
[6話]
{netabare} 玉を落とし山神の猿に会うシノ。追いかけるソウスケ、ゲンパチ、コブンゴ。山をシノたちが離れることを寂しがる猿。病に罹っている可能性ありと捕まる4人。アサケノがソウスケに以前殺されたと切りかかる。 {/netabare}
[7話]
{netabare} アサケノに殺されかけるソウスケ。アザが八犬に共通するみたい。村人と山に入るシノ、アサケノたち5人。守るべき物が無いと猿神暴走し人間殺す。先生が子供の頃に猿神様に名前つけてて会いに来たら暴走止まった。神様も一人で寂しかったんだ。 {/netabare}
[8話]
{netabare} 山で遭難しかけた少年・犬山ドウセスがユキに助けられる。列車で旅立つ4人はドウセスと知り合う。ユキはドウセスを救う為に声を失った。以前、雪姫にシノも森で遭難しかかったとこ助けられた。むつき?って誰。 {/netabare}
[9話]
{netabare} ハマジは医者になりたい、寮に入る事に。寮に届け物をしにいったシノは人形の幽霊を見て気絶。ケノ、ソウスケ、シノは確かめに行くが人形の幽霊はヌイグルミで寮の違反者を取り締まるためにいるような・・・。正体はハマジの同室と思ってたスズでヌイグルミだった。゚+(。ノдヽ。)゚+。シノが早く友達が出来るよう願ったから現れたみたい。 {/netabare}
[10話]
{netabare} シノが協会で会ったお姉さん・コハクに神のご加護を。ココノエって髪の長いお姉さん夜叉姫の心臓がケノの中に。ケノは心臓をとられても生きていた少年。コハク病気で今にも死にそう。金色の目をくれたら、望みを叶えると、ソウスケにそっくりの人外のものに言われる。ムラサメはソウスケの影だという。強く願えばそれは必ず叶うとシノが言ったと影は言う。ソウスケの欠けた魂の半分だと。 {/netabare}
11話
{netabare} ここまで玉一個も見付かってないけどええのんか。コハクの宿の主人に銃を撃たれ死にそうなシノ。撃ったやつを丸ごと食ったムラサメ。脈もなかったけど生き返った。ムラサメがシノの中で大きくなっている。足りなくてサトミを少し喰うムラサメ。 {/netabare}
12話
{netabare} コハクが女の人食べちゃった。目と引き換えに人外のものになった。シノが見た目18歳に急に一時的に成長した。シノがコハクを殺してあげた。 {/netabare}
13話
{netabare} ケノの心臓もコハクの目も必要な物だから貰った。ソウスケの影が光になろうとしてる。上下関係教えるのに小遣いなしが一番だね、シノ。フセ姫が誰だかよくわからなかった。寺の誰かみたい。文字が書いてある玉を手のひらに握って生まれてきた八犬。 {/netabare}

あらすじ
{netabare} 5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。 信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。 事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

世界観と微BLを乗り越えて楽しみました

里見八犬伝をモチーフにした妖退治モノっぽいです。

歴史・伝記モノには興味あるんで観てみました。
ブレイブ10くらいのライトな作品なら観ようかと思ってますがどうでしょうか…。

作画や雰囲気は案の定、
緋色の欠片や薄桜鬼っぽくて女性向きの印象で男性には敷居がありそうです。
また絵自体は綺麗なんですが、構図が単純すぎて面白味が無いように思います。

世界観は、なんか想像と違っててよく分からなかったです。
里見八犬伝の時代&地域かと思ってたんですが、
基本みなさん洋服で、詰め襟 ポロシャツ Tシャツ トレーナー色々取り揃えてて
汽車走ってるし まばらに電線あるし 子供はバンドエイド貼付けてるし
家は茅葺きだったり洒落た洋館だったり欧州でしか見かけない様な吹抜けの聖堂があったり…
私は何処に連れて来られちゃったんでしょうか?
納得行かんけど大正昭和初期あたりの日本かな?オリジナル異世界?

↓※1話目の雑なあらすじ メモなんで見ないでもいいヤツ
{netabare}
どうやら主人公達は全滅した村の出身者で村の人に忌まれて森でひっそり暮らしている様です。
ごちゃごちゃっと説明っぽいものをEDテロップと同時にやるから気が散って良く分かんなかったけど、ほかにも勢力があってそこに女の子が一人連れ去られたみたいです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
うわー優男増殖したー。苦手分野です。
結局誘拐された女の子何でもなかったです。前回の引きは何だったんでしょうか。
都会に来るためだけに用意された感じです。
人物紹介回ですかねストーリーは来週から動き出しそう。

世界観は相変わらずですね…
これは里見八犬伝と切り離さないといかんね。
やはり大正昭和初期っぽいんだけど、町並みは当時の中国っぽいですし(孫文先生出てきそう)、東京タワーみたいなのあるしねー、ツジツマ合わないの嫌なので個人的には異空間としておきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やっとストーリーが動き出しました。
犬士集め始まりそうでしたが、クソ坊主のせいで川へドボン。
多分辿り着いた岸で鬼といきさつ話すのではないかと。

まだクソ坊主の真意も不明です。単純に鬼を捕らえ殺そうとしたわけではなさそう。
ただし、なんとも判りやすいストレートな悪者です。
もうちょいオブラートに包んだ悪の方が面白味出ると思うのですが。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
世界観と微BLのハードルさえ越えれば何とか見られそう。
ストーリーとしては悪くはないね。
浜路ちゃんの顔に傷付けちゃった使い魔のせいで、
尾崎の逆鱗に触れてクソ坊主は死んじゃったみたい。
もっと違う悪い事いっぱいしてそうなんですが…。

分かり易い敵が居なくなりましたので妖退治にシフトしていくのかな?
ラストシーン、半裸で主人公を見初めていましたが、ギャグだよね?
そういう展開になったら無理だから。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
屋敷の奥で他との交わりを避け土地神に護られた少女とお友達になるお話でした。

この屋敷って驚くほど広かったんですね。
今回は繊細な展開でしたが彼女が今後どう絡んでくるかが物語の鍵なのかな?
クソ坊主の死亡(行方不明?)により物語の方向が判らなくなりましたが、
次の展開に期待しています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新しい展開に入り謎が散りばめられ膨らんでいきそうです。
憎しみを買っている様ですが荘介と彼(彼女?)との関わりは?
山や村の秘密は? 玉の行方は? 大猿は? あれは金塊?

ミステリー好きにはなかなか良い展開ですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ミステリーって程の内容になりませんでしたね。
既視感があるちょっと切ない話になりました。
なんか観たことあるんだけどな、どこで観たんだっけかなー?

村人死んじゃったり嵐起こしちゃったりあの村は大変でしょうが、
何だか爽やかに村を去りましたね。
あの美女軍団はまた絡んできそうです。
そしてあの男女は結局どっちなんだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
結構良い話だったんですが、道節はなぜあの格好で雪山に入ったんでしょうか?
妹さんは浜路に似ているような…。今後絡んできそうです。

それにしてもこのアニメに出てくる坊さんはみんな不憫ですね。
なんだかんだで八犬士登場した様です。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ここに来て学園ものが始まり1クールで収まり付くのか分かりませんが、
不思議で優しく切ない良い話で少しほろっとさせてくれました。
ココ数話こういうのが続いてますが個人的には好きなのでOKです。

あれ?そういえばいつの間に毛野達一緒に住んでるの?
村雨も窓に挟まったままじゃないかな?
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
希望や出口のない救いようのない話でした。
琥珀さん慰みの言葉はありましたが
生きていた意義を見出せないまま信乃の手で逝ってしまったようです。
信乃の心の中には居るのでしょうが、あんまりです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
どうやら里見八犬伝の転生した人達のお話のようです。
かといって世界観には納得したわけではありませんけどね。
一つ謎は明かされましたが中途半端な所で終わりました。
区切りが良いとも言えず、続きを観てみないと評価しづらいです。

最終回に出てきたお姉さんは好みでしたのでもう少し観たかった…。
もう少し序盤に出てきてくれたら見る目が変わっていたかも知れません。

そんなに印象深く観ていたわけではないので夏まで記憶が持つのか心配です。
{/netabare}
なんだかんだで観てしまいました。
2期も多分何だかんだで観ると思います。
オススメとまでは言えませんが、微BLな所もある作風が大丈夫な方は
それなりに楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期で物語は進むのでしょうか?

(2013.1/11 1話:境界)
「通称:八犬伝」未読。

{netabare}八犬伝を拝読してないと分からないかな?
動物が喋るし、人間だと思ってたのが動物になる始末。

冒頭の台詞は、どういうことなんでしょう?{/netabare}


(2013.1/19 2話:人鬼)
{netabare}BGMがLAST EXILEやコードギアスなどで有名な黒石ひとみ(hitomi)さんなんですね!

物語に関しては、まだまだ分からない事だらけ…(゚д゚)

四獣神家や、シノと里美の関係さらにはシノと犬飼に共通してある刺繍は何なのか?
とりあえず気になるので続けて観ます。{/netabare}


(2013.1/27 3話:鬼追)
{netabare}1話冒頭での台詞は、シノと里美のやり取りだったのな。
里美から八玉を集めるようにと聴いた時は…EDさんに分けてやって下さいよ、ホントに(w_-; ウゥ・・{/netabare}


(2013.2/4 4話:帰郷)
{netabare}死に際に里美が表れると、その人は生き残る事ができる?
コメディパートが今の所多めなので、そろそろ切り替えてほしいかも…{/netabare}


(2013.2/9 5話:加護)
{netabare}加護ではなく、その子の枷になってしまっていた。というか外に出られたのなら加護はもう必要ないんじゃないか?
話の展開が遅いですが、2クール作品なんですかね?
八玉の内、(鬼の兄弟も含めて)4つしか集まってないけど大丈夫か?{/netabare}


(2013.2/17 6話:外待)
{netabare}スキンヘッドで眼鏡はオネエって相場が決まってるんか。
オネエ、檜山さんかwww

荘介は人殺しで毛野の全てを奪った男?
「義」玉を失った荘介の過去に迫る?{/netabare}


(2013.2/23 7話:約束)
{netabare}「みんな、荘介の善人面に騙されやがって」
花形の痣を持つ者達が着々と集まり、それに伴って八玉も集まりつつある。
それは何を意味するんだろう?

変わるのは人だけ…{/netabare}


(2013.3/2 8話:邂逅)
{netabare}「だから…生きて側に居てやりたい。」
「見てみたいよな、真夏に降る雪。」
道節は浜路の兄? その道節に憑く雪姫はシノにとっての邂逅。
約束それは、いつか会いに行くよ…{/netabare}


(2013.3/10 9話:番人)
{netabare}荘介、料理上手!(=^▽^=)
現八さん私、ドン(ヤギ)のぬいぐるみが欲しいですww

「つよくて、やさしいおともだち~♪さびしがりやの、あなたのほしいもの~♪」

信乃の願いが番人に届いた結果なんですね。{/netabare}


(2013.3/16 10話:孤影)
{netabare}毛野の大切な人を奪った男が街に!? 毛野の心臓は夜叉姫の心臓。夜叉姫は妖怪だから心の蔵を失っても生きていられるのか…

信乃の「強く願えば必ず叶う」の言葉を受けてその男は何を願ったのか?{/netabare}


(2013.3/23 11話:現身)
{netabare}小文吾、今更気づいたのかwww
お前こそ何をしている、買い物なら他の者に行かせればいいだろww

あぁ、EDさん玉探しなら順調ですよww

何あれ!?村雨の真の姿なのか?

急に信乃が成長したのは、村雨と何か関係が?{/netabare}


(2013.3/30 12話:代償)
{netabare}金色の瞳をヤツに与えてしまった「代償」が枯渇?
血に飢える身体となってしまった琥珀。

天使と悪魔は表裏一体の存在…

生きる意味、死ぬ意味も忘れた。その事が琥珀の代償なのか。
たった一人の温もりを得ることができたなら、こうはならなかったのに。{/netabare}

(2013.4/6 13話:宿縁)
{netabare}村雨:「菓子ぃ~」さすが岡本さん、甘いモノ好きですねwww
謎の男は、荘介の影。だとしたら本当の荘介は、幼い頃の記憶を失くしてはいない?

音楽は、黒石ひとみさんなだけあって壮大で透明感のある物なんだけど、EDの映像と合ってない気がする…{/netabare}

2期決定してますが、観るかと言われたら微妙ですね^^;
とは言いつつ何だかんだで観てしまいそうですが。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

61.9 6 姫様で恋愛なアニメランキング6位
緋色の欠片 第二章(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (203)
1142人が棚に入れました
玉依姫の覚醒により、珠紀は守護者とともに、鬼斬丸を封印したはずだった。
しかし、拓磨の身体は、鬼の血に蝕まれ始め、身体に異変が起きていく。
「運命から逃れられないのか…」守護者たちの結束が乱れはじめる。
国の機関、典薬寮に属する芦屋と、静紀・美鶴の思惑が絡み合い、ロゴスも再び動き出す。
鬼斬丸の完全な封印のために、翻弄されていく珠紀の運命は…。

声優・キャラクター
三宅麻理恵、杉田智和、岡野浩介、浪川大輔、平川大輔、下和田ヒロキ、野宮一範、久保田民絵、藍川千尋、三森すずこ、永野善一、山口立花子、磯村知美、安元洋貴、川原慶久、上田燿司、大原さやか

じぇりー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

彼らに着る物を与えてやってください!(切実

些細なことを・・・と笑われるかもしれないが、前章からずーーーっと気になって仕方なかった事なので、まずここから突っ込ませてもらいたい。

メンズの衣装が「制服」しかないのよーー!!(泣

ヒロインを取り巻く男性キャラたちは一名を除き、ヒロインと同じ高校に通っている。
ただ、特にこの第2章になってからは、学校でのシーンは激減し、夜間のシーンが主となってくるのだが、彼らは一度たりとも着替えない。

戦闘でボロボロになっても、洗い替えがあるのか、次の日にはピカピカの同じ制服を身に纏っているww
だとしたら、一体何着持っているんだ!?? という話である。

ヒロインも制服率は高いが、シーンによっては私服や寝間着姿や巫女姿になったりする。しかし、メンズは例外なくただの1シーンも私服姿を見せてはくれなかった。

最もツッコミを入れたかったのが、最年少の慎司である。
彼は前章の途中で、他の場所で修業を積んだ後、主人公たちのいる村に帰ってきたという設定で、彼らと同じ高校に転入してくるのだが、転入前の回想で既に制服を着用していたという、ある意味驚愕のシーンが存在する。

ど、どういうことだーっ!!!

この作品の原作ゲームは未プレイだが、乙女ゲームにおいて攻略対象の男の子と休日デートなんかをする場合、相手の私服姿を見て一喜一憂する(私服が好みでなかった時点で一気に気持ちが冷めることもあるw)ことって、女性ゲーマー的には「あるある」だと思うのだが・・・

ストーリーに関しては★評価の通り・・・である。
メインを一人の男子に絞ったことは構わない。
しかし、それ以外の攻略対象メンズはもちろんのこと、その他のサブキャラ達、敵対集団のメンバーもそれぞれ知られざるドラマを抱えている

・・・ようなのだが、それらが実におざなりに扱われている。
尺が足らないのなら、思わせぶりなシーンごとカットしてしまえばよかったのに、まんべんなく小出しにしたせいで、「え?で、結局何だったの?」状態である。
何となく雰囲気である程度の想像はつくとはいえ、それで見逃してくださいネ♪ 的な感じである。これはイカンよ、見逃さないんだからっ!

さらに、原作からそのまま用いているのか、脚本がよくないのか、キャラクター達の台詞も非常に薄っぺらく感じてしまい、いいシーンになるはずのところで白けてしまったこと数回:

ここぞのラブドッキュン台詞:「俺の女に手を出すな!」

クライマックスの〆のセリフ:「お願い、消えて」

・・・なんて安っぽいのだろう。

良い点と言えばとにかく作画のみである。
特に戦闘シーンでの守護者たちが放つ術の描写が美麗かつスピード感がある。

この作画にかける労力の幾分かを、ストーリー構成に割いてほしかった。

いやむしろ、ちょっとくらい作画落ちてもいいから、彼らに着る物を(以下略

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ふざけるのは真弘先輩の変身した姿だけにしてくれませんかね?酷評風味(∀`*ゞ)テヘッ…

ある日リアルの知り合いが言いました。

「cv杉田で「俺の中の鬼が…」と言われてもギャグにしか聞こえない(失礼w)」

( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
これを聞いてからこの作品が卑猥なものにしか観えなくなりましたw
いや、知り合いは純粋に【ギャグ】と言ったと思いますが、
色んな杉田キャラが混在している私はそれを【下ネタ】だと受け取ってしまい、
大変な事になってしまいました|゚Д゚)))コソーリ!!!!
おふざけはその辺にしといて…

まず2期まで観て言いたい事は、1クールでやれよ!なんで2期まで作ったんだ?
原作ゲームやってないから何とも言えないけれど。
2期はまだ話が進んで観れたけど、1期はまじ時間の無駄遣い。
と言う事でまだ2期は1期より観れます。作画も1期よりキレイになってます。
(私視点なので事実どうかはしりませんが…)
でもやっぱこの作品なんだか笑っちゃうんですよねー。
守護者が変身した姿も爆笑( ゚∀゚)・∵. グハッ!!ダサいし。
真弘先輩耳の辺りに何かはえてますけど?みたいな( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
個人的に祐一先輩だけ許せるのか妖狐だから?(∀`*ゞ)テヘッ
慎司君なんか言霊しか使えないから「加速加速~最大加速」何だそれ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!ダサッ!!
卓さんが「水神、現出!」って叫ぶと何故か( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
それより狗谷 遼、おまっ!いつの間に仲間になってんだ?みたいな( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
もう最終回なんて盛大に吹きますから!特に最後あれね、あれ。全員出演なんて聞いてないよw
大笑いだよ、腹痛いよ、まじで、どこまで笑わすつもりなんだ?

はい、残念ながら全然萌えませんでした。ギャグでしたギャグ。ある意味高鳴る鼓動で壊れそうでした。

いや~しかし藤田麻衣子さんは最高っすな~♪
本当楽曲「だけ」は群を抜いてますよね!そこは純粋に褒められる。
最終回のEDも1回し流れなかった?曲でしたが良かったです。

( ´Д`)=3 ハァー…こんなに萌えない逆ハーレムはもう観たくない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やっとスッキリしましたね~

世界を破滅に導く力を封印している鬼切丸という妖刀を管理する玉依姫(春日 珠紀)、それを守護する特殊な能力を持った5人の守護者(鬼崎 拓磨ほか)とその力を奪おうとする組織(ロゴス)などが織り成す、恋愛ファンタジーの二章です。

1話目は第一章のおさらい、実質始まったのは2話目からです。

物語は核心部分に迫って行きます。

これは第一章から思った事ですが、圧倒的に能力の差があって敵対する組織に勝てません。というか一方的に負けてる印象です。

勝つ為に修行するとかそういったシーンもないですし、珠紀が玉依姫として覚醒しないと強くならないような感じですが、これがまたなかなか覚醒しないですねw

{netabare}
色々な展開を経て観て思ったのが、

結局一番の敵は、ロゴスでも何でもなく、珠紀のおばあちゃんだったのですね。

おばあちゃんは、珠紀に対して最初から敵対心があるように思えました。

終盤までずーと違和感あった謎が解けました。
{/netabare}

第一章でモヤモヤしていたものが、スッキリした感じです。

最終決戦は凄く迫力があって、カメラワークも凝ってました。

作画は綺麗です。特に紅葉の風景がすごく素敵ですね。

OPの曲も第一章に続き同じ方が歌っております。こちらも曲も作画も綺麗です。

王道的な内容ですが第一章・第二章と観て、最後は観て良かったと思う作品でした。

続けて観ることをオススメします^^

でも、第一章からあった最後の語りかけるシーンは健在です。
私は苦手でしたが、全部観てしまいましたw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

63.2 7 姫様で恋愛なアニメランキング7位
怪~ayakashi~Japanese Classic Horror[アヤカシ](TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (197)
921人が棚に入れました
本作はそれまで少女漫画原作のアニメ(「ハチミツとクローバー」など)を放送していたノイタミナ枠の路線とは打って変わり、日本古来の怪談の中から著名な三話『四谷怪談』、『天守物語』、『化猫』を元に、俊英クリエーター達が原作を独自に解釈、あるいは新規にストーリーを書き起こして現代的な視点・様式を加味し、原作既読者も新鮮な感覚で視聴できる前衛風味の強い異色作となった。(その後のノイタミナ枠作品は、再び少女漫画原作ものアニメ路線に戻った、)
それぞれの三話はオムニバス形式として制作され、それぞれの作品にストーリー上の繋がりは特に無く、制作スタッフも別チームが行なった。この事により、各作品は全く別の作風に仕上がっている。作画もまったく異なる。
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

全体としては悪くないと思います

全て見終えたので更に追記

四谷怪談
定番の怪談で有りますし、殆どの映像化が不幸なお岩さんへの同情と無念を晴らしての成仏で作品として組み立てててる筈です。
私も、この作中の四谷怪談もその方向で泣かせに来ると思ってたんですよね。
でも、それにしてはチョット心情に訴える部分がイマイチだったもので、天野善孝デザインが売りでは有るもののありきたりな凡作だなと思ったんです。そしたらこのエピソードの語り部である東海道四谷怪談の原作者鶴屋南北が語る訳です。
{netabare}
これは創作物語であると。
しかし初演以降、現代に至るまでこの作品に携わった方々を不幸が襲う。これは呪いである。
では誰の呪いなのか?
作中の鶴屋南北は、この作品を観た者の呪いだと結論付けるんですよね。
お岩さんへの観客たちの同情は、物語の中の伊右衛門の復讐の完結だけで納まらず彼女への共感として今も影響を与えているんだと言う訳です。

来ましたよ、ミーム説w
lain観てる最中にこう来ると、俄然評価UPの自分の浅はかさ嫌になります。また難しい概念に翻弄されちゃう俺、踊らされ過ぎ(汗)
{/netabare}
という事で、途中退屈なんですけどラストで ほぇ? となって中々でした。

んで、天守物語
まぁ・・・以前も感想描いてるのでw
30分4話に無駄に広げなくて良かったのにと今でも思います。
どうせなら、高野聖か天守物語+夜叉ヶ池で4話使えばよかったのにとか。

んで、化け猫
 も前に書きましたのでね。
モノノ怪が好きな方は是非~という事で。

結局総体で観るとまずまずの四谷怪談とイマイチな天守物語が、素晴らしい出来の化け猫の足を引っ張った感じで微妙かなと思います。



///////////////////////////////////////////////////
 そういえばモノノ怪の原型であった化け猫の部分をまだ視ていなかったなと思い出したので視聴しました。
モノノ怪の方の最終エピソードの化け猫と違って、こちらの方は海坊主とかのっぺらぼうの様な悲しくて泣ける話ですね。私は泣いちゃいました。
とてもイイと思います。
 まだ四谷怪談は観てませんが、確かに制作側がこの化け猫という作品をこのままで終わりにしちゃ勿体ないと思ったのも納得のクオリティです。
オサレアニメとかホラーだとか、そういう色眼鏡でコレを観ないでおくのは絶対勿体ないです。この化け猫の部分だけでも観る価値有ります。
この化け猫だけの評価なら私は4つ星以上付けたいです。
・・・天守物語がちと残念な出来ですしねw
とりあえず暫定で評価上げます。

////////////////////////////////////////////////
他の方のレビューで、この作品の中盤が天守物語をアニメ化してると知りましてソコだけ見ました。
泉鏡花が好きなもので、ちょっと期待してたんですが・・・まぁ天守物語原案と言う程度で別物ですね。

 原作の天守物語はもっとシンプルで短いお話ですが、30分×4話にするが為に話広げてます。
私の原作のイメージって、表現難しいんですが原作ってもっと富姫とお付の者ものんびりした怪異というか人間臭いイメージなんですけどね。冒頭は遊んでたりしますし。このアニメだと面妖且つガッツリ殺す気満々な雰囲気でして。まぁここら辺は読み手側のイメージの話ですので、アニメの様な表現でもいいんでしょうけど。

 んで、違和感有るのがヒロインの富姫が原作は"夫人"な訳ですが、どうもアニメの富姫は"婦人"に思えるんですよね。まぁ実際富姫は神様みたいな古よりの存在ですから実年齢は高いんでしょうし、まぁ長い年月には色々とアレもあったんでしょうが。
でも泉鏡花が夫人って書いてるんだから、そこ位はアニメも準拠すればいいんじゃないのと思うんですが・・・そこはアニメとしてヒロインは夫人ではイカンという政治的判断だったんでしょうかね。

原作レ〇プと言われても仕方ないかなと思う作りですが、原作から離れて見て見る分にはオッサンの中の乙女心くすぐる恋のお話で御座いますw
ただ正直に言わせてもらえば、せっかく30分×4話ならば高野聖をアニメ化した方が良かったんじゃないの?と思います。

全12話で1~4が四谷怪談で9~12話が化猫という事ですが、似たような作りならばちと表現も雑そうであまり食指動かないかなという感想です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

四谷怪談6点、天守物語5点、化猫9点

※採点は10点満点

初期ノイタミナ。3つの怪談話によるオムニバス形式の作品。


●四谷怪談(全4話)

怪談話としてメジャーだが、最低限の知識しかなかったので新鮮な気持ちで観れた。
{netabare}終盤で四谷怪談に纏わる歴史を語る方向に話はシフト。
「観客自身が祟る事を望んでいる」という台詞には、なるほど、と唸らされるものがあった。{/netabare}
ただ、尺の大部分を四谷怪談の物語そのものに費やしていて
いかにも低予算で作った感のあるヘボ作画や
チープ感が漂う演出(一部、恐怖を煽る演出は良かったけど)含め、正直微妙な出来。
本作の内容をよく知る人にとっては、アニメ化の意義を感じられないという感想を持つかも。


●天守物語(全4話)

愛し合ってはならない人間と神、異種族間の悲恋を描いた物語だが
その定型フォーマット通りの展開で、やや物足りなさを感じた。
四谷怪談同様、作画も演出も低調。
心理描写が不足しているためか、メインの男女に全く感情移入できない。
ただひたすら身勝手で傍迷惑な2人だなーとしか思えなかったです。


●化猫(全3話)

散々言われてるけど、これは凄すぎる・・・別格。
質感たっぷりの和紙に浮世絵を描いたような、独特で美的センス溢れる背景。
カット割やカメラワークも印象的で、思わず画面に釘付けにされる。
特に化猫目線によるカメラワークは秀逸で、とてつもない緊張感を醸し出している。

物語の内容や構成もよく練られているし、ミステリアスで色気のある薬売りのキャラも良い。

陰鬱な空気を吹き飛ばすクライマックスの殺陣シーンがまた素晴らしく
ありえない程よく動くしエフェクトも派手で見栄えたっぷり。思わず何度も見返してしまった。

物悲しくも救いを感じさせる結末含め、全てにおいて文句なしの出来栄え。
アニメーションの持つ多様性を示してくれた傑作です。


なお、3作に通じて言えるのは声優陣の豪華さ。
特に四谷怪談でのお岩さん演じる小山茉美の恨みのこもった演技や
天守物語での桑島法子、化猫での櫻井孝宏による艶やかな演技は絶品。

そしてOPの謎ラップ・・・hey yo チェキラ!的なノリに最初は戸惑ったけど
化猫に関してはマッチしていると言えるかもしれない。(単に慣れただけ?)
hey hey yo yo! 魑魅魍魎!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

潜水艦トロイメライ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

人生で一番好きなボーイミーツガール!!!

四谷怪談
怖い。理不尽。胸糞。最後の現代編までゾクッとさせる。フランダースの犬しかり名作はなぜこうもイヤーな終わり方なんですかね。お岩様が可哀想過ぎるし、主人公も声優がいいせいでクズぶりがますます際立つ。日本史選択の受験生は鶴屋南北がぱっと出てくるとめちゃくちゃ気持ちいいので見るのはおすすめです。
天守物語
もう好きー!!!好きになる過程とかどうでもいい!姫川図書之助に感情移入できないけど富姫がもう!!!こういう神話的な日本的なボーイミーツガールすごい刺さるんですよねなぜか!富姫とのラブシーンなんてどのアニメよりもキュンキュンしまくりでこれを超えるキュンは多分存在しない。などと思っているのは多分私だけです。妖怪たちもみんな魅力的!やっぱり泉鏡花って演劇よくわからない自分からすると、演劇も見てないのに原作読んで、あんまり面白さがわからないことなんて普通だと思うのです。実際この原作もデウス・エクス・マキナが出てきてみんな幸せってエンドは無理やりだし、ロマンスが足りてない感が否めない。でも花の名を持つ女性たちや舌長姥のキャラ付けなど、設定がしっかりしてて、白鷺城だって実在している。アニメに昇華されて初めて私はその幽玄さや日本的素晴らしさを感じました。アニメの振り切ったオリジナリティと壮絶な彼らの行末を見ていると心が締め付けられるし、これは絶対リメイクして美麗なイラストで内容はそのまま焼き直ししてほしいと思いました。もっともっと話題になってしかるべきです。とはいえ、富姫のキャラデザ超可愛いし結論非の打ち所が無いんですが。
化猫
多分このアニメシリーズの視聴者100人に聞いたら100人がこれ目当てだと思います。モノノ怪が流行って、化猫ってそういえば見てないなくらいで私も見始めました。絵柄が好みだし、不安を煽る禍々しさも素晴らしい。今よりも薬売りがたくさん喋るのには違和感だけど、此処から始まったのかと思うと感慨深い。何年経ってもまだ新しいプロジェクトが動いている作品なんてそうそうないと思うけれど、そう思うとこの作品のポテンシャルは高いですね。ことこれに関してはあまりに悲惨すぎて嫌悪感のほうが勝るイヤーな話でしたが、おすすめです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

72.3 8 姫様で恋愛なアニメランキング8位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
548人が棚に入れました
かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した―― 時は流れ…。魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命…再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まるー!

声優・キャラクター
種﨑敦美、豊永利行、小松未可子、早見沙織、櫻井孝宏、梶裕貴、緒方賢一、降幡愛、関智一、前野智昭、奈良徹、子安武人、岩田光央、速水奨、土師孝也
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

リメイク作品

30年ぶりのリメイクとのことなので、
放送時間を鑑みて若年層をソシャゲのドラクエに取り込みたいのかな?

お金かけて丁寧に作っている印象。

97話~100話
{netabare}
ゴメちゃんの正体判明からのダイの超本気モードで決着。
主人公が最後に消息不明で終わるのも珍しい作品だった。

まぁ、アバン先生の中の人が最後の最後で交代しなくてよかったとも…
{/netabare}

96話
{netabare}
バーンと魔界を二分していたヴェルザー登場(声だけ)
中の人的にも、かなりの強キャラ感が。

キルは、ヴェルザーからの刺客だったことも判明。
ヴェルザー戦は無さそうだけど、あったら、あと1年続きそう。

地上が無事で、奮起するポップ、そして、ポップに触発されるダイ。
次回で決着付く?
{/netabare}

93話~95話
{netabare}
バーンとの最終決戦。

ダイとポップのコンビが熱い!
ポップ、もはや主人公では?と。

逆転の再一手が次回に出てくる?
{/netabare}

92話
{netabare}
ミストバーン戦、あっけない結末だった。
ヒュンケルの先読み勝ちではあるけど。

勝てる気がしないダイとの力量差だけど、
どうやって勝つのだろう?
{/netabare}

90話~91話
{netabare}
アバン vs キルバーンの戦いの結果は結構あっさり描いていたのは意外。

ミストバーンの正体は、身体は若い時のバーンで、
魔物ミストが借り受けている感じ。
次回、真バーンが登場するから、ミストバーン戦に決着付くのかな?
{/netabare}

89話
{netabare}
老師が作ったチャンスも、ミストバーンの前には・・・

次回のバーン関連の真相?のが気になるなー
{/netabare}

88話
{netabare}
ミストバーンが、バーンより強いとは・・・
バーン何かしらの契約関係がある?

老師の言っている事だと、ミストバーン死体ってこと?
次回に期待。
{/netabare}

87話
{netabare}
ミストバーン、ヒムにボコられる。
そして、バーンもダイに追い詰められ・・・

次回予告のミストバーンが不気味なのだけど、
バーンの分身体とかで、バーンと合体するとか?
{/netabare}

86話
{netabare}
ダイとバンは力的に拮抗しているとバーンが言う。

その頃、アバンとキルバーンの戦いにも変化が・・・
キルバーン、かなり姑息だなー
{/netabare}

84話~85話
{netabare}
ラーハルト、ポップ、マァム達の元にヒュンケル達が合流。

ダイは、父から受け継いだ紋章が覚醒し、最終決戦ギリギリで
パワーアップ?
{/netabare}

83話
{netabare}
ラーハルトが、バランの遺言に従いダイの配下に。

バーンの元へは、ダイ、ゴメチャン、レオナ

ミストバーンは、ラーハルト、ポップ、マァムで、
ポップから見ると、ヒュンケル系と共に戦うのは宿命なのかな?
{/netabare}

82話
{netabare}
ミストバーン vs ダイ達

ダイとレオナを先に行かせようとする
ポップとマァムだけど、ミストバーンに手も足も出ず、
絶体絶命のピンチにラーハルト登場。

次回、ミストバーン vs ポップ、マァム、ラーハルト?
{/netabare}

81話
{netabare}
キルバーン vs アバン

ヒュンケルは、死亡した演出にはなってなかったから、
また、生きている定期。
{/netabare}

80話
{netabare}
キング・・・玄田さんの無駄遣い
でも、ノリノリだったねw

ラーハルトは、バランの遺志を継ぎ、
ダイ(ディーノ)の配下になるのかな?
{/netabare}

78話~79話
{netabare}
まさかの復活のヒム。

ヒュンケル vs ヒム

ヒュンケルが勝ったけど、
今度は、キング率いるオリハルコン軍団が・・・
誰が助けに来るのかな?
{/netabare}

77話
{netabare}
ノヴァの覚悟を買い、ロンベルクが自分専用剣を召喚し、
ザボエラを倒すも、両腕が数百年回復しない状態に…

ロンベルクの考えやもどかしさに共感したノヴァが、
弟子入りする流れに。

ノヴァの精神的成長回だった。
{/netabare}

76話
{netabare}
ザボエラが、ミストバーンにポイ捨てされるのは分かる。

それより、アバンがレオナに託したアイテムと、
その覚悟の方が気になるかな。
キルバーンを倒しに行く感じ?
{/netabare}

75話
{netabare}
アバンとヒュンケルの阿吽の呼吸は、
流石、一番弟子ヒュンケルって感じでよかった!

アバンは破邪マスターになったってことだとすると、
勇者から術師にジョブチェンジした感じ?
{/netabare}

74話
{netabare}
アバンが生き延びれた理由は分かった!

ヒュンケルが言う「あんたは弱い」は、
身代わりアイテム使用したけど、レベル1に戻りました!
ってオチ?
{/netabare}

73話
{netabare}
ハドラー、最期に善人に変わる。

アバンの復活!!
あそこから、どうやって生き延びたの?
{/netabare}

71話~72話
{netabare}
ダイ vs ハドラー

決着は着いたけど、今度は、
隙を狙っていたキルバーンの策にハマり、
脱出できないダイ、ポップ。

ポップの探知能力は異常。
{/netabare}

68話~70話
{netabare}
マァム、ヒュンケル、ポップ vs ハドラー親衛騎団

マァム、ヒュンケルの戦いはさらりと流して、
ポップにフォーカスを当てるような作りになっている。

そして、ポップも無事に親衛騎団を倒し、
あらためてマァムに告白。
弟のような存在と言われた時点で、脈はなさそう…

ヒュンケルモテるなぁ。
{/netabare}

66話~67話
{netabare}
ポップの「アバンのしるし」は、やはり光らず、
そこに目を付けたザボエラが、攻撃をすると、
それを見ていたメルルが、ポップを助けに入り瀕死の重傷になる。

レオナが、メルルは、ポップの事が好きと言ってしまったのは、
「え、それ本人が言わないと!」と思ったけど、
そこで、ポップが「マァムが好きだー!」と言って、
「アバンのしるし」が光る。
賢者ポップ爆誕!もう、隠れ主人公。

ポップの「アバンのしるし」は、勇気とのレオナの見立てだけど、
ダイは、何になるんだろうね?

このポップ、マァム、メルルの三角関係はどうなるのだろう?
{/netabare}

65話
{netabare}
ヒュンケル、ミストバーンを利用してパワーアップに成功。
そして、「アバンのしるし」も光る。

ポップは、無色ってオチ???
{/netabare}

64話
{netabare}
ヒュンケル、クロコダイン救出前夜に、
ヒュンケルを巡る恋のバトルでしたー

ポップ、「アバンのしるし」、光るといいね。
{/netabare}

62話~63話
{netabare}
レオナ達は、魔法奪取の為、ダンジョンへ。

ダイは、ノヴァと修行。
ポップは、「アバンのしるし」が光らず、
苦悩しながら、自分を極限まで追い込む修行と、
それぞれの成長回。

魔法奪取、新必殺技完成の中、それぞれの中での葛藤が!
今度は精神的成長回?
{/netabare}

61話
{netabare}
アバン先生、学者の家系だったと判明。
しかも、強さをひた隠し、来る日に備えていたとか有能過ぎる。

フローラの若い頃がレオナなのは、まぁ仕方ないけど、
最期のシーンは、アバンとフローラ婚約確定演出でいいのかな?
{/netabare}

60話
{netabare}
成長したポップが、ダイと話し、再び戦う意志を取り戻させる回。

あとは、フローラから、レオナに、5人目のアバンの使徒になって欲しいと、
頼み、試練に向かうレオナだけど、次回は、アバンの過去回になりそうな予告だった。

ポップ、裏主人公としての成長著しいのは、なんか嬉しい。
{/netabare}

59話
{netabare}
55話で登場した謎の騎士の正体が分かった回。

アバンが住んでいた国の女王フローラだった。
ポップとマァムは、無事、レオナ達に救出されるも、
ダイはマザードラゴンに死亡したと告げられるも、
バランが登場し、死んだドラゴンの騎士は自分であり、
息子にチャンスを与えて欲しいと…

バラン、完全に父親モード。
その願いが叶い、ダイは生き返ることに…

ダイがバーン恐怖症みたいな次回絵が見えたけど、
助言者とか現れるのかな?
{/netabare}

57話~58話
{netabare}
バーンが、ダイを舐めすぎて反撃に遭い少し本気を出す。

圧倒されるダイ達。
ここでもうお終いか?と思ったら、
まさかのハドラー参戦で、ひとまず、ダイ達の命は助かった感じ。

次回から、ダイ&それぞれのメンバーの修行回?
{/netabare}

56話
{netabare}
バランの死。
そして、バーンとの決戦へ。

前回の謎の女騎士?というか、レオナ達は出てこなかったな…

ハドラーが消滅してしまったのかが気になる。
{/netabare}

55話
{netabare}
ミストバーンの正体が見れた回。
バーンの息子?若い時のクローンかなにか?

そして、後半、謎の女騎士?がレオナ達を助けに登場。

次回、バラン、ハドラーの生死とこの謎の女騎士?の正体が分かる
のだろうけど、謎の女騎士?が誰なのか気になるな。

アバンパーティーの元メンバー?
{/netabare}

54話
{netabare}
キルバーン、やはり生きていたのね…
上手くハドラーに気付かせず、更に焚きつけるとは。

バランは、ようやく人間ぽくなってきたけど、
死亡フラグ立てたっぽいので、ハドラー戦でリタイヤかな?
{/netabare}

53話
{netabare}
ハドラー vs ダイ&バラン

ハドラーに埋め込まれてる危険なモノを
起動させず、どうやって親子で倒すのだろう???
{/netabare}

52話
{netabare}
ダイよりも主人公すぎるヒュンケル。

エイミ→ヒュンケル←マァム←ポップ←メルル
な図。

油断したバランが次回どうなるのかなー
{/netabare}

51話
{netabare}
放送1年で、新OP/EDに変更。

ヒュンケル vs バランの一騎打ちに水を差したアルビナス。
ヒュンケルは、アルビナスの撃退を優先し、バランの一撃を喰らい、
2度と戦えない身体に…

ヒュンケルの心意気を真摯に受け取ったバランは、
クロコダインの意を汲み、ダイ立ちと共闘することに。

次回は胸熱回になりそうな予感。
{/netabare}

50話
{netabare}
案の定、1体が仲間をかばい生き残っていた。
ハドラー親衛騎団に、メドローアは使えなくなってしまった。

一方、チウは、功を焦って、魔大陸に先乗りしたけど、
フェンブレンに見つかり、攻撃を受けていた所に、
バランが登場して終わり。

バランが、どのように考え方が変わったのか次回期待。
{/netabare}

49話
{netabare}
ポップのやったぜがフラグの様な気がする…
ポーン達生きていそう。
{/netabare}

48話
{netabare}
北の勇者ノヴァの出番終了。

ヒュンケル、いつも美味しい所(主人公的登場)で登場し過ぎ!
ポップがやっかむのも分かる気がする。
{/netabare}

47話
{netabare}
キルバーン弱すぎる…それとも、奥の手でも隠しているのかな?

そして、北の勇者ノヴァという新キャラ登場。
中の人的に、まともなキャラではなさそうな予感…
{/netabare}

46話
{netabare}
修業回。
ポップは、やはり裏主人公だね。

バーンがキルバーンにバラン暗殺依頼を。
次回は、キルバーンvsバラン???
{/netabare}

42話~45話
{netabare}
vsミストバーン&キルバーンではなく、
ハドラーとダイの正々堂々の一騎打ちとなった。
ダイの方が消耗している状態だから不利だよね。

勝負は引き分けになったけど、ハドラーが魔王ではなく、
ダイの好敵手に変わった気がする。

ザボエラは・・・小物感丸出しだったね。
{/netabare}

38話~41話
{netabare}
世界会議が行われる中、世界最強の剣を求め、
ポップの生まれ育った村へ…

そこで、ちょっと変わった魔族の名工ロンベルクに
世界最強の剣を作ってもらう事になる。

途中から、ミストバーンの襲撃があり、ヒュンケル登場。
いつも、いいタイミングで出てくるなぁ・・・
ポップとの落差。

41話で、ダイ専用剣完成。
ミストバーンは、ヒュンケルの見知った元人間???
次回、キルバーンも参戦し、戦闘激化必須!?
{/netabare}

34話~37話
{netabare}
優勝賞品「破邪の剣」を求め武道大会へ…
エントリー時間に間に合わず、途方に暮れるダイとポップ。

そこに、本物マァム登場。
超魔生物ザムザと戦うも、苦戦し、
ダイの一撃でなんとか撃破。

次回予告が無かったど、ザボエラが完成形の超魔生物を
連れてくる?
{/netabare}

33話
{netabare}
ハドラーさん、もう雑魚キャラ化してしまう。

13話(約2ヶ月と1週)ぶりのマァム(偽)出演。
{/netabare}

32話
{netabare}
死んでいる状態のポップから奇跡の援護射撃が、
バランを襲い、その怯んだ瞬間にダイがフィニッシュし、
バラン戦終了。

人間の心を取り戻したバランが、ポップを生き返らせる。
次回から、ハドラー戦だけど、バランは中立になるのかな?
{/netabare}

31話
{netabare}
実況解説ヒュンケル。
丁寧な解説ありがとうございます。
壮大な親子喧嘩は、まだ終わらない模様。

レオナにより、ポップに復活の呪文が試されているから、
生き返る???
{/netabare}

30話
{netabare}
ポップ、決死の攻撃もバランには効かず…
しかし、ダイの記憶は戻り、父子の壮絶な戦いへと。

ポップは主要キャラだから、奇跡の復活になるのは、
テンプレ的なアレだろうけど、今回、バトルシーン力入っていたなぁ。
(次回も相当だろうけど)
{/netabare}

28話~29話
{netabare}
バランとソアラ(ダイの母)の話はよく見るような感じだったけど、
陸戦騎ラーハルト、まさかの忠臣だったとは…

バラン、竜の騎士を辞めて最終形態に変身。
誰も勝てない状況になったけど、ダイがキーになるんだよね?
{/netabare}

26話~27話
{netabare}
竜騎衆 vs ポップ

ポップの成長が凄く、サブ主人公ポジション獲るかと思ったら、
絶妙な所で、ヒュンケルが参戦。
美味しい所を持っていくなぁヒュンケル。

竜騎衆2体は、あっさりと、ポップとヒュンケルに倒されるも、
陸戦騎ラーハルトはヒュンケルを圧倒する。

中の人的に、もっと、ラスボスないし、超強キャラで出演するかと
思ったけど、陸戦騎ラーハルトは、今後も生き残るキャラなのかな?
{/netabare}

25話
{netabare}
バラン、自分の息子の記憶を奪い、
直属の部下達を召喚する。

ダイの記憶は戻るのか?
バランがダイを確保するのが先か気になるー
{/netabare}

24話
{netabare}
ハドラー、小物過ぎる…

バランにダイが息子だとバレないようにしていたとは…
ダイ母の回想絵が出たけど、どこかのお姫様か巫女みたいな感じだったね。

クロコダインも参戦してきたけど、バランに勝てる気がしない。
{/netabare}

22話~23話
{netabare}
ダイがモンスターを倒し、みんなを救ったのだけど、
あまりの強さに、子供に「怖い」と言われる。
周りにいた大人たちも同様に強さに恐怖している。

そこに、占い師の婆さんと孫が、祖国の伝承にある
ダイの紋章がドラゴンナイトでは?ということで、
自身の正体を知るべく、テラン王国へと向かう。

ドラゴンナイトしか入れない神殿で水晶に問いかけていると、
そこにバラン登場!
もう、バランさん、ダイの父親確定だね。

どうして生き別れになったかを早く見たいなぁ。
{/netabare}

21話
{netabare}
レオナとデパートへの買い物回

買い物途中に、ドラゴンの群れが現れ戦うことに。
占い師の婆さんと孫が、ダイの正体について次回語るらしい。
{/netabare}

20話
{netabare}
マァムの武闘家への転職修行へ旅立つ回
ポップ、チキンの為、告白出来ず…
転職完了まで、何話お休みなのだろう?

ハドラーに騙されたみたいなこといってたけど、
バランって、ダイの父親なのかな?
{/netabare}

19話
{netabare}
フレイザード、ハドラーに作られた魔物で、まだ1歳児だったw

ダイの空裂斬で敗れたと思いきや、次回、復活する模様。
{/netabare}

18話
{netabare}
ヒュンケルに助けられたクロコダインが、
借りを返して、ヒュンケルは死なずに済んだの説明からの
ヒュンケル vs ハドラー

仮にも元魔王が死んだふり作戦でヒュンケルを倒すとか、
どうなの?と思ったけど、闘気を使いハドラーを倒す。

次回から、フレイザードみたいだし、今度こそ倒したでOK?
{/netabare}

17話
{netabare}
ハドラー率いる魔王軍vsダイ達。
バランは、除け者にされていたから、ハドラーより強い?

窮地に陥ったダイ達に、クロコダインとヒュンケルが助太刀参戦!
これで、なんとか撃退できる?
{/netabare}

16話
{netabare}
マトリフオジサン、セクハラ爺さんだけど、
アバン一行メンバーだった100歳のいい人だった。

ポップに修行をつけ、ダイに指示を出し修行をさせて、
氷炎将軍フレイザードと戦う為のサポートをしてくれた。

ポップは大魔導士になるフラグが立った?
{/netabare}

14話~15話
{netabare}
vs 氷炎将軍フレイザード
魔法封じや相手の力を1/5に減らせる結界など、
力押し一辺倒ではないので強いし、
レオナを人質にとるのは地味に賢い。

全滅の危機を回避する為、暴走するダイを
背後から殴るマァム、ナイス判断。

逃げおおせた先で助けてくれたのは、マァムの知り合い?の
マトリフオジサンとは、アバン一行のメンバー?
{/netabare}

11話~13話
{netabare}
不死騎団長ヒュンケルとの2回戦目。

育ての父(モンスター)は、アバンではなく、
ハドラーに殺された真実が…

自力ではヒュンケルの方がまだ、ダイより強いのだろうけど、
ダイの特殊能力のお陰で勝てた印象。

ヒュンケルがマァムを「まるで聖母だ」(心の声)には、
持ち上げ過ぎかと。
{/netabare}

8話~10話
{netabare}
獣王クロコダインとの決戦。
臆病者ポップの活躍により勝利。

次の魔王軍からの刺客は、アバンの使徒長兄ヒュンケル。
勝てる気がしないのだけど…
{/netabare}

6話~7話
{netabare}
獣王クロコダインとの第一回戦。
マァムの参戦でなんとか撃退。

マァムの両親って、アバンと共に戦った戦士と僧侶って、
超良血統じゃない?
{/netabare}

1話~5話
{netabare}
主人公のダイが、勇者の家庭教師を自称する人物
勇者アバンとの出会いと別れ。

7日間で終了する修行過程の3日目で強制終了だから、
半人前勇者かな?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

🏅全100話。勇者伝説の金字塔、堂々完結。

原作漫画は旧作アニメ版視聴後、完結までのアニメ化はないと諦めて購読。

【物語 5.0点】
あらすじは、勇者が大魔王を倒す。以上。

陳腐と思われる方もいるでしょうが、私はむしろ逆。
世の中、魔王は倒したけれど云々、魔王倒すの飽きたから云々……。
傍流シナリオばかりでウンザリしていた所へ始まったこの企画は待望。
あの『ダイの大冒険』が誰も歩まなくなった王道を再び驀進してくれる。
放送前キービジュアルで石碑に刺さった剣のビジュアルからは、
旧作アニメではなし得なかった完結を本気で決意してくれている。

私は放送前から終了まで興奮しっぱなし。
2年間、楽しい週末を過ごさせて頂き、本当に感謝しかありません。


全体構成はほぼ息継ぎなく大魔王軍との連戦が続く(作中時間でわずか数ヶ月)
特に全100話の内、3分の1はラストダンジョンでの最終決戦(作中時間で最後の1日)
最後の1クール超は大魔王バーン戦という極端なバトル偏重。

では、バトルばかりで内容がないのか?といえばそんなことは全く無く、
人間は勇者が守るに値するのか?人間の愛は奇跡を起こすのか?
バトルで突っ走りつつ、作品愛溢れるスタッフが、
原作全体を俯瞰する中で、重要な伏線となるシーンは演出を強化して王道テーマを補強していく。
数十話かけて積み重ねてきた主題がぶつけられるファイナルバトルは物語としても圧巻でした。

王道を語るには、相応の長尺と熱量が必須。納得の全100話でした。


中盤、ダイが竜騎士として覚醒後は、空中肉弾戦も増え、
『ドラクエ』というより『ドラゴンボール』かよ(笑)って感じでしたが、
終盤、多段階に変身するラスボスとの長時間の連戦、
ラスボスあるあるな、同一ターン複数回行動を体現した{netabare}“天地魔闘の構え”{/netabare}
バロメーターを補強する(※核心的ネタバレ){netabare}LUC値上昇レアアイテムとしてのゴメちゃん{/netabare}
など、終わってみれば割りとRPGだったなとの余韻も残りました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

往年の同スタジオのジャンプ原作バトルアニメと言えば、
戦闘で手描き作画が完全燃焼→後は野となれ山となれ。大乱調が定番でしたがw
キャラの高速移動や、崩落或いは攻撃してくるダンジョン、巨大ボスなど、
適宜CGで下支えすることで2年100話のマラソンを完走。
そりゃ手描きで表現してくれるに越したことはありませんが、
人物が原型を留めなくなる位だったら、平凡でもCGの方がマシです。

近年は作品間のCGソース、環境共有も進んでいるのでしょうか?
作品の安定のためには良い傾向だと思います。
だからこそ放送延期をもたらしたランサムウェア等、ウイルス対策は厳重にお願い致します。
(勇者の快進撃を止めたのは大魔王ではなくハッカーだったとかシャレになりません)


表現自粛ムードがはびこる昨今のトレンドにもれず、
本作もまた原作からのエロ、リョナ自主規制もありました。
ただ私は原作コミック読んでいる際、テーマの核心部分に踏み込むタイミングで、
エロにかき消される面も感じていてw
例えば、上記でも述べた終盤の(※核心的ネタバレ){netabare}ゴメちゃんの正体についても、
あの奇跡も“神の涙”によるものだったのか!との感動より、レオナ姫の乳首ばかりが気になってw{/netabare}
適度にエロを隠すことにより、テーマに集中できたという面では良かったと思います。

それでもマァムの生脚を黒タイツで隠すなんて邪道との異論があることは認めますw
ただ、私は、10年後、このアニメで黒タイツフェチに目覚めました
と思い出を語る元・青少年たちが多数出現することを予言しておきますw


【キャラ 5.0点】
漫画編集者から戦力外通告される程の“凡人”→勇者の名コンビに大化けしたポップ。
脇が甘い&セコい元・魔王→熱い魂を持った漢の中の漢に覚醒したハドラー。
両鼻垂れキャラの急成長という『ダイ大』の核心を表現し切った時点で高得点。

死んだはずのアイツが復活!もバトル物の典型ですが、扱いを誤れば茶番に転落する諸刃の剣。
そこを勇者に出逢った人々は皆その熱に押されて、勇敢な仲間になるという熱量で押し切る。

ダイとレオナ姫のボーイミーツガールだけでなく、
ポップ、マァム、ヒュンケルの三角関係を軸にした恋愛模様も愛の奇跡を彩る良いスパイス。
私は{netabare}先の魔王戦から続くフローラ姫とアバン{/netabare}かな。
勇者は目を離すと何処でも行ってしまうので、もう離さないように。


【声優 4.5点】
脇に至るまで高ランクなキャストを配する声優業界総力戦。

噛ませ犬ポジションで北の勇者・ノヴァ役の岡本 信彦さんを一話で消費する豪華さ。
(但しノヴァは終盤カッコいいところを見せてくれましたが)
ハドラー親衛騎団も、ヒム役・三木 眞一郎さん、アルビナス役・田村ゆかりさんなど、
断じてチェスの捨て駒じゃない力の入ったキャスティングで勇者たちと対峙。
{netabare}ブロック役の川島 得愛さん{/netabare}に至っては本当に一言しかセリフがありませんでしたw

ラスボス役には私の期待&予想通り{netabare}ミストバーン役の子安 武人さんを、真・大魔王バーン役にスライドさせて来ました。
魔界一と称される実力と長寿故の傲慢なテラ子安ぶり。これもまた伝説です。{/netabare}


勇者ダイ役を演じた2年間、他作品での充実ぶりも著しい種崎 敦美さん。
その他、ポップ役の豊永 利行さんらは、
放送前から、他の現場に行くと、周りの声優さんから、
『ダイの大冒険』やるのか?といった感じで激励されたのだとか。
声優業界にとっても本作は待望であり、
悲願成就のために選ばれたキャスト陣が熱演したことが伝わるエピソードです。


【音楽 4.5点】
劇伴担当の林 ゆうき氏。
明快なシンフォニック・ロックで伝説を盛り上げる。
「竜の騎士」と「勇者たちの力」の両バトルBGMがメインフレーズの双璧を成しましたが、
私が評価したいのは全99回を完投した「次回予告」
アバン役の櫻井 孝宏さんを起用した分かっているナレーションと合わせて冒険心を持続させた。
これもまた100話マラソン完走の原動力でした。

若手男性アーティストフェスの様相を呈した主題歌群。
ここも安直なタイアップではなく、
監督オーダーにより、放送部分のテーマを汲んだ歌詞世界が展開。

劣等感を振り払い立ち上がるXIIX(テントゥエンティ)の2ndED「アカシ」
ラストバトル前に花開いた恋愛要素を斟酌したハンブレッダーズの3rdED「名前」
達観した勇者の境地に寄り添い作品を締めくくったミテイノハナシの4thED「飛ぶ鳥は」
など歌もまた愛をもって作品に寄り添い続けてくれました。




【32話迄の評価・感想】抜群の手応え♪このまま勇者と人間を問い続けて突き抜けて欲しいです。

{netabare}
節目のバラン戦を終えて。

【物語 4.5点】
物語最終盤のテーマ完遂を視野に、熱の籠もったシナリオを展開。

数千年生きる大魔王や魔族に比して人間は矮小な生き物。
心の弱さから悪事を働いたり、卑屈に長い物に巻かれたりもする。
そんな人間など果たして助ける価値があるのか?
いや、それでも人間の心には奇跡を起こす可能性が秘められている。
俺は人間を信じる。

作品愛溢れるスタッフたちが、
原作連載を通じて完成されていった人間と勇者に関するテーマを咀嚼した上で、
物語を再構成しているという手応えが、序盤から場面ごとにヒシヒシと感じられる。


既に完結済コミックの再アニメ化とあって、原作ストックを気にせず、
テンポは旧作比約1.5倍とペースアップ。

そのため序盤のコミカルシーン等を中心に飛ばされた描写もあるが、
それ以上に原作を理解してくれているという感謝の方が大きいです。

{netabare}一部に例えばマトリフ師匠のセクハラがマイルドになった等の批判もあるそうですが、
私はマァムへのおさわりを自重したことを悔恨するより、
かつて世界を救ってくれた勇者たちを掌返して冷遇する
人間への恨み言を押えてくれた事を評価したいです。{/netabare}


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

魔法や必殺技のエフェクト、一部人物作画だけでなく背景等にもCGを交え、
決してソースが無尽蔵ではない手描き部分を下支えし、
長期放送マラソンでも底割れしない安定度を確保。

もっと手描き感が欲しいとの要望は残るが、
CGならではの高速カメラワークを生かした、
フィールドを広く使ったバトル動画の熱量の方が上回る。

バラン戦など『ドラゴンクエスト』というより、むしろ『ドラゴンボール』かw
って位の超絶空中肉弾戦だが、
吹き飛ぶ大地も含めて、東映アニメが追求して来た
バトルシーンにおける手描きとCG融合の一つの到達点。


【キャラ 4.5点】
「男子三日会わざれば刮目して見よ」

大魔王戦まで{netabare}僅か3ヶ月余り{/netabare}の超短期間で劇的な成長を遂げていく勇者たち。

勇者ダイも出自に関する過酷な現実等を知りつつも、人間を守る信念を貫く、
驚異的な成長曲線を見せる。

そして、やはりポップの敵前逃亡するヘタレぶり→命懸けで仲間を守る。
底入れからの上昇カーブは期待通りの熱さ。


{netabare}クロコダイン、ヒュンケル{/netabare}と、
ダイを台風の目に、悪ですら改心して仲間が増える王道パターンも良好♪

魔王こと魔軍司令ハドラーもここまでは、
アバンに虚を突かれ、大魔王バーン様にドヤされるハナ垂れ三流魔王ぶりですがw
ポンコツからの上昇という意味ではポップと双璧を成すカッコいいキャラなので、
今後の再現に期待したいです♪


それにしてもバーン様が本格始動しない段階で既にこの熱さ。
ヤバいな……。


【声優 4.5点】
主人公ダイ役の種﨑 敦美さん。
私にとっては熱血少年ボイスの印象は少なかった方でしたが、
「主人公役はその作品をいちばん愛していないといけない」
との作品愛高めのスタッフ・キャスト陣の中でも、
さらに突出した信念で勇者を熱演♪

マァム役の小松 未可子さん。男勝り⇔母性愛
レオナ姫役の早見 沙織さん。オテンバ姫⇔カリスマ性
ポップ役の豊永 利行さんと合わせて、
主要キャストも振れ幅が大きい役柄を好演。

あまり間を取らない脚本で、キャストの感情表現に寄る場面も多々あるが、
作品理解に基づいた、切り替えもお見事。


対する魔王軍もクロコダイン役の前野 智昭さん、ヒュンケル役の梶 裕貴さん、
フレイザード役の奈良 徹さん、バラン役の速水 奨さん……。
と幹部を一役一役、錚々たるキャストが演じる重厚さ。

特に前野さんのクロコダインは発声原理不明な唸り声が獣王の生き様にマッチ。
先日の{netabare}「ギガブレイクでこい……!!」{/netabare}もシビれました♪


その他、バラン配下の陸戦騎ラーハルト役に石田 彰さん。
占い師少女メルル役に小原 好美さん。
と脇に至るまで一線級を起用する業界総力戦の様相。


今後、面白そうなのはミストバーン役に子安 武人さんが配されていること。
滅多に喋らない設定の魔王軍幹部に子安さんとか、
後々、テラ子安で独演させる気満々でしょwって感じでソワソワします。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林 ゆうき氏。
テンポ重視の流れで作品を熱くするには、
BGMも前面に出張って感情を揺さぶる瞬発力が求められるが、
オーケストラに、軽快なドラムを融合させた音楽は攻撃力抜群♪
特に作曲者自身もお気に入りだと言う「竜の騎士」は、
私も反撃の狼煙を上げる際にチョイスする逸品♪


OP主題歌がマカロニえんぴつ「生きるをする」
同バンドは1stEDの「mother」も担当。
2ndEDはXIIX(テントゥエンティ)「アカシ」
いずれも歌詞に散りばめられた挫折と成長の要素が、
冒険が進むに連れ、徐々に染み込んで、温まってくる佳作。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

勇気のありか

【紹介】
全100話の大作アニメ
旧作も原作も見たことも聞いたこともなくて、最初はリメイクってことも知らずに見てました
90年代アニメのリメイクだそうですが、旧作は話が途中で終わっていたみたいなので完結まで描くのは初ということでしょうか?

【感想】
最高に面白かったです!
長いけど最初から最後まで高クオリティで無駄なシーンとかなくて、デザインは古いのに戦闘シーンや名言名場面の演出がいちいちすごくカッコよくて
原作旧作知らなくても製作スタッフの「最高の作品を作るぞ」っていう熱い気持ちが伝わってきました
素晴らしい作品をありがとうございました!!

旅先で出会う町の人々も敵の幹部もいらないキャラクターなんていなくて、みんなが勇者の物語に必要なキャラクターでした
魔王と戦う力がない人でもそれぞれが自分にできることをやろうとする姿が単純だけどいいなと思って
仲間がどれだけ多くなっても結局一人で戦ってるイメージが強いバトルアニメが多いなか、一人じゃなくてみんなが同じ方向を向いて戦ってる感じが好き

長くて見るのたいへんですが前向きな熱い気持ちにさせてくれる良いアニメです

【作画と声優】 {netabare}
戦闘シーンも日常シーンも全体的にクオリティ高かったけど、特にバラン戦の気合の入った作画が凄かったですし
特に敵役の豪華声優陣の名演も光りました
{/netabare}
【シナリオ】 {netabare}
強大な魔王軍にたった一人で立ち向かう伝説の勇者の物語じゃなくて
大事な仲間達や冒険の途中でお世話になった人たちなど人々の力をすべて結集させて魔王軍と人類の総力戦をしていく展開が熱い

ダイとポップの友情や宿敵との共闘、使命を果たすために命がけで困難に立ち向かうダイの姿と、
ぽんこつ魔法使い見習いから世界を救う大魔導士に成長していくポップという二人の主人公の物語がとても良かった
{/netabare}
【ぽんこつ魔法使いポップの冒険】 {netabare}
ポップはずっと賢者に憧れていて、賢者と呼ばれることが彼の目標だったけど修行はさぼるし怖いことや困難なことから逃げ出すぽんこつ魔法使いでした
でも師匠マトリフは賢者っていう響きが偉そうで好きじゃないので大魔導士と名乗っていて、他の賢者とは違って大魔導士という呼称にこだわっていました

それが味方のピンチの場面で普通の魔法使いには使えない回復呪文を使います
攻撃呪文と回復呪文の両方を使える者を「賢者」と呼ぶそうで、回復呪文を使う姿を見た敵が
「君はまさか、賢者?!」と驚くと
「俺は賢者じゃない! 俺を呼ぶなら大魔導士とでも呼んでくれ」と否定したポップ

師匠の技(呪文)だけでなくその意思を受け継ぐっていう強い意志が表れていてポップの成長を象徴する言葉でとても感動しました
もう手を伸ばしても届かない「憧れ」じゃなくて自分の中に根付いた「使命」
それを自覚したからこその覚醒で、回復呪文を使えるようになった

賢者は他にもいるけど、大魔導士はこの世で2人しかいない
師匠マトリフと、その弟子ポップ・・・
勇者ダイを全力で支えるというこの世で自分にしかできない使命を果たすと強く決意したからこその「大魔導士」なのだと思います

とてもいいエピソードでした
{/netabare}
【名言】 {netabare}
何度も絶望しては仲間の力強い言葉に励まされることが多いので印象に残る力強い言葉がいっぱいでてきます
ちょっとくどくて説教臭くて暑苦しいとこあるけど、こういう熱いノリ好きです
好きな言葉多いですが特に好きな言葉はダイでもポップでもなく、一般人代表のまぞっほの言葉でした

「勇者とは勇気ある者!そして真の勇気とは打算なきもの!!
相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃない!!
早く行け、胸に勇気のかけらが一粒でも残っているうちに!!」

最終回か!!?

こんなの、最終決戦前にライバルが瀕死の重傷負いながら主人公の背中押すために言うセリフじゃない?

ぽんこつ魔法使いのくせにずるい

でも挫折を味わった弱い人だからこそ、その言葉に重みがあって共感できるのかも
強い人間には、弱い人間の気持ちなんてわからないですから
まぞっほがいなければ、ポップはそのまま逃げてしまって世界は救えなかったかもしれません
{/netabare}
【モンスターがいっぱいでてきてかわいい】 {netabare}
モンスターが大集結しているシーンの絵すごく好き
こんなにモンスターがバリエーション豊かなアニメ初めて見たかも

スライムや動物系モンスターの可愛さは癒し!
凶悪なモンスターでもどこか親しみがわくデザインで、さすが鳥山先生って思いました
{/netabare}
【キャラクター】 {netabare}
特に好きなキャラクターはダイ、ポップ、レオナ、ヒュンケル、クロコダイン、アバン先生

ポップはダイやマァムから勇気もらってだんだん良い男になっていく第二の主人公
ちょっと騒々しいけど、恐れを知らないダイより人間味があって好き

一番好きなのはヒュンケル、最初からカッコいいキャラクターだったけどどんどん好きになりました
ダイの大冒険の説教臭くて熱いセリフが一番語っててカッコいいと思うのはヒュンケルでした
冷酷な感じだったのに、ダイ達に感化されて熱いセリフを語るようになると、やっと分かり合えた感じがして嬉しかった
直接話してるときは冷たいんだけど、本人が聞いてないときに恥ずかしくなるようなセリフ言ってて見事なツンデレっぷりにやられました!

レオナは普通の女の子らしい感覚にダイの役に立ちたくて陰で努力するところ、民を信じ民を守りたいと願う王族らしい誇り高さ、物怖じせずに言いたいことをストレートに言える強さが魅力的!
頑張るお姫様がけなげでずっと応援していました

最初は頼りないところも多かったダイや仲間達が頼もしくなっていきました
ダイの心の強さが際立っているけど、彼は一人では戦えなくて、ダイが色々な人に助けてもらうたびに胸が熱くなる
苦楽を共にした仲間の言葉、かつて死闘を繰り広げたライバルの背中が心強くて、仲間の言葉に背中を押されて命がけで戦うダイが勇者って感じでとてもよかった
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
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