北海道おすすめアニメランキング 66

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの北海道成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の北海道おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.2 1 北海道アニメランキング1位
道産子ギャルはなまらめんこい(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (132)
366人が棚に入れました
東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。 同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに! 距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。 でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。 やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……? なまらめんこい<とってもかわいい> ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ー5℃で膝だしはやめたほうが

話は面白くないけどゆるい雰囲気で気軽に見れるいいアニメ
男性目線で胸の大きさが強調されてるし、えっちなシーンも目立ちました
作画はいい時もあるけど、顔のバランスが悪くなることや顔が変わることがたびたびあって安定しなかった

作者は北海道の北見市出身のかただそうです
OPテーマのリズム好き、オーイシさんの歌聴くために見続けてるとこあるかも

北海道ネタ以外はただの甘々ハーレムラブコメ、ヒロイン達がチョロすぎて主人公にとても都合がいい
冬木さんの制服は生足も寒そうだけど、それより胸元がすごく空いてるのがめっちゃ寒そう
うちの実家も豪雪地帯ですが、真冬に生足のJKは1~2割くらい?
根性は尊敬するけど、女の子が足を冷やしすぎるのはホントやめたほうがいい

雰囲気のいいハーレムラブコメなので、ハーレムアニメ好きな人は安心して見ていられると思う

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

北海道北見市が舞台の、陽キャギャルとの日常を描いたご当地ラブコメ作品

原作未読。全12話

北海道北見市を舞台に、転校してきた少年と北見の陽キャギャルとの友情とちょっぴりのラブのお話。

お堅い家庭で育ったであろう主人公が、柔軟で素直な優しい陽キャギャルと出会い過ごすうちに、だんだんと自分の気持ちに素直になっていく様が中々に甘酸っぱくてよかった。
北見市の特産品や名物、名所、方言等などが登場するシーンも多く、ご当地紹介作品としても楽しめました。

ヒロインは3人いますが、やはり1番魅力的に映るのはメインヒロインの爆乳陽キャギャル。ちょっと隙があって積極的で可愛くてスタイルが良いという文句なしの可愛いギャルでした。からかうような言い方をするあやねるの演技も良かったです。
主人公も、優しく穏やかで純情さが際立つキャラで好感度は高かったです。誠実さが伝わってくる信長くんの演技も良かった。

音楽はOP、ED共にキャッチーで耳に残るもので結構好きでした。わやわやわ~!って一緒に歌いたくなる良さがあった。

最終回の終わり方には少し物足りなさがあるけど、12話飽きずに毎話のんびり楽しめたのでラブコメ作品として充分評価できると思います。のんびり北海道とラブコメを楽しむ作品としてオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

方言小話

作品としては標準値レベルな印象でした。
北見市が舞台のご当地アニメなので、自然風物と地域文化を知る一助となりました。
主題は、OP、EDにあるように今どきの女子高生の恋バナがメイン。
東京から来た男子転校生に興味津々なスピード感を、三人三様に描きます。

私は北見市の方言は全く存じ上げていませんが、ご当地でもそれを好んで使う人もいればそうでない人もいるでしょう。
東京のような大都会でも "ご当地言葉の選択" はコミュニケーションを潤沢にするために標準語を口にするのが一般的です。

でも「郷に入りては郷に従え」の通り、標準語は、大阪弁、尾張言葉、福岡訛りなど全国それぞれにあるのも含めてで、謂わば各地域に見合ったものという意味あいもあります。
それでも日本国民という観点では、東京で使われる言葉が標準的基準になるでしょうか。





北海道と聞けばすぐに思い出すのがアイヌ文化圏の言葉遣いですが、私としてはさすがに文化的に縁遠い感じがしますし、残念ながらご当地風とも言い切れない実相も垣間見られます。
よほど意識しなければ文科行政で学んでいる標準語に馴染むしかほかに選択肢はないかなあと思います。

ですが、誰かがそれを担わなければならないとなれば、主人公の冬木さんになるわけですね。
本欄で、北海道や北見市でも聞きなれないと指摘される言葉使いのようですが、北海道は歴史的に本州各地からの入植者も多いので、一概に言って、地元言葉が道内皆同じという訳でもなさそうです。

例えば、北見市の歴史をひも解くと、入植者は33府県に広く及んでいるそうで、市内の地域ごとに、100戸、200戸とまとまって出身地のお国訛りが形成され維持されているそうです。
冬木さんがよく使う「なまら」も、どうやら出自は新潟県らしく、しかも中越と下越ではその意味合いが違うという不思議さです。

このあたりが、例えば沖縄県とは歴史的事情が全く違うところで、先ごろアニメ化が決定した「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(略称 沖ツラ)」との比較が参考になるかと思います。
沖ツラの放送時期はまだ未定ですが、公式ホームページもありますので興味をお持ちでしたらご覧になってみてください。





およそ方言は、地域の歴史文化に醸成され、現在に定着してきているものです。
それを話す人の地元愛、歴史への理解、未来への継承などの精神性、意識性はもちろんのこと、各戸ごと、世代ごとの微妙な違いへの寛容性など、さまざまな要素で言い回しやイントネーションが移り変わるものです。

金髪ギャルも、インドアゲーム大好きっ子も、成績優秀和装フリークも、それぞれのバックボーンで言葉を使い分けているのを見ると、どことなくそれ自体が個性であり、人柄であり、そこにシンパシーが持てるならそれでいいのではないかなと思います。

そんなことで、ご当地=固定化された方言という見地だけではなく、広く言葉の意味、それを使う現代っ子の現在地に即したそれぞれの文化性が色濃く反映されている作品と評価してみたいと私は考えました。


人の個性も、地域の文化性も、「みんな違ってみんないい。」


いつか北見市に行ってみたいです。
真冬は無理ですが、芝桜が咲く季節ならと思って。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

88.2 2 北海道アニメランキング2位
WORKING!! - ワーキング!!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (6685)
29737人が棚に入れました
北海道某所に存在するファミリーレストラン『ワグナリア』。
小鳥遊宗太が、ひょんなことでバイトすることになったこのお店は、個性的過ぎる店員ばかり働くファミレスだった。
そんな小鳥遊と店員達が元気に危険に!?活躍!?するファミレスバイトコメディ。

声優・キャラクター
福山潤、阿澄佳奈、藤田咲、喜多村英梨、渡辺久美子、小野大輔、神谷浩史、白石涼子、日笠陽子、伊藤静、斎藤桃子、中田譲治、広橋涼、川瀬晶子

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

WORKING!!3期おめでとう^^

ストーリーを簡単にまとめると
ある男子高校生小鳥遊(たかなし)が
ひょんなことからレストランでバイトすることになる
そこには個性豊かな従業員たちが働いていて・・・
小鳥遊がドタバタな日常生活が始まる。

ほのぼの系で癒されるのもあるが
結構笑い要素が強くて面白かった。

各キャラクターの個性が独特で
それぞれのキャラの軽快なボケとツッコミが
とても笑えた。
また後半になると恋愛要素も絡んできて
いろんなことに振り回される主人公のドタバタな日常
がちょっと羨ましいと思った。

こんな楽しい職場で働けたらとつくづく思った。
今バイトとかしてる人がこのアニメを見ると
このアニメと現実のギャップがすごくて
ちょっと憂鬱になるかも…w
少なくとも自分はなったw

そのくらい日常的で面白いので自信を持って
おすすめします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 139

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

お宝発見♪(*^o^*)ノ

■昔の青春時代を思い出しちゃいました(*^o^*)
「ワグナリア」というファミリーレストランで働く仲間とすごした日常を描いたラブコメ作品ですね♪
学生時代に飲食店で働いた事がありますよって言う人ってとっても多いと思うのです。
そういうアタシσ(゚-^*)も飲食店でアルバイトしていた事もあってか、この設定にはビンゴ!!って感じでした♪
学生しながらアルバイトしてた頃ってほんとうに楽しい思い出しかなくって、しかも色んな人と出会って、大人の人と一緒に働くことで、貴重な人生経験をさせて頂いたなって昔のことを想い出させてくれるような作品でした♪
 
 
■ワグナリアの最高のスタッフ達( ̄∇ ̄*)♪
この作品の最大の魅力は個性的なキャラを個性だけで押し切るのではなくって、キャラの動かし方から、見せ方、絡ませ方など個性の使い方がとっても上手なので、それぞれが持つ個々の魅力を最大限に引き出しているっていう印象でした♪
それと、仕事中の厨房とホールの距離感やわきあいあいとした雰囲気なんかがとってもよく表現されていて、σ(・・*)アタシも仲間に入れてってお願いしたくなっちゃいました♪
 
バイト先っていう空間って隠し事とかって意外と難しいんですよね♪
とくに、みんな仲良くなってくると何故か噂が広がってたりするんですよ(>o<")
そう、相馬さん見たいな何でも知ってたりする人がいたりしてね♪
 
そんな中、キャラでまず目を惹いたのはヒロインの「種島 ぽぷら」ちゃんでした♪
ふんわかポニーテールで小動物のような愛嬌あるしぐさが可愛くって、主人公の「たかなし君」を「かたなし君」って呼び続けても、そりゃぁ~怒らないよねって感じでしたね♪
 
でもσ(・・*)アタシのお気に入りは、まひるちゃんでした♪
とっても表情豊かで、とくに顔を真っ赤にするまひるちゃんはとっても可愛かったです!
それと、佐藤君にもMVPをあげたいです♪
クールな表情からたまに見せる照れ屋な表情がとっても可愛かったのです(*^-^)
 
とにかくどのキャラもちょっと毒っけがあって切れ味が良いので飽きることなく、最後まで楽しく見ることができたので、さすが評価が高いだけあるなぁーって感心しちゃいました♪
 
 
■総評
全体を通してキャラの魅力はずば抜けている感じですけど、バランスが良いので最後まで安定して見ることができる作品だったなぁーって印象でした。
常識から逸脱した面々ですけど、一緒にいるワグナリアっていう空間がとってもわきあいあいとしていて居心地が良さそうで、笑いが絶えない明るい空間なので見ているσ(・・*)アタシの方もなんだか元気な気分にさせてくれた作品でした。
なので、今まで観たアニメの中でも相当お気に入りの作品になりました♪
いよいよ2期も始まりましたので、か・た・な・し君達の活躍を楽しみたいですね!!
 
 
■MUSIC♫
OP曲『SOMEONE ELSE』
 【歌】種島ぽぷら(阿澄佳奈)、伊波まひる(藤田咲)、轟八千代(喜多村英梨)
 完成度と中毒性MAXの名曲ですね♫
 音楽ジャンルとしてはスカの要素が強いのかな(#^^#)
 ラッパとドラムがとってもリズミカルでとっても楽しい気分にさせてくれる陽気なナンバーです♫
 わん!わん!さむわんわん!
 
※好きなスカ・バンド・・・SKA SKA CLUB、東京スカパラダイスオーケストラ

ED曲『ハートのエッジに挑もう Go to Heart Edge』
 【歌】小鳥遊宗太(福山潤)、佐藤潤(小野大輔)、相馬博臣(神谷浩史)
 思わず体でリズムを刻みたくなるブギのリズムが特徴のロックンロールのナンバーですね♫
 「東京ブギウギ」とか「カッコマン・ブギ」 を知っている人は・・・素敵wヽ( ´ー)ノ フッ
 
ED曲『ゴールデン・デイ』
 【歌】伊波まひる(藤田咲)
 まひるちゃんの女の子らしい気持ちを表現した歌です♫
 ベイビーボイスが可愛らしいまひるちゃんファンのための曲ですね(#^^#)

2011.09.06・第一の手記
2012.01.14・第一の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 90

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期、3期が本当に楽しみヾ(o´∀`o)ノ

舞台は北海道、架空のファミレス「ワグナリア」。
ワグナリアで働く個性豊かなスタッフ達の日常を
描いたコメディ作品。
全13話。
原作は完結済みの漫画。


上記しましたが、原作は昨年12月で完結したようです。
残念ながらその原作は未読。
同じ作者による「サーバント×サービス」がとても面白く
以前から視聴したかった作品ですが、この夏に3期
放送という事なので慌ててレンタルした次第ですww


この作品も「サーバント×サービス」同様で職場が舞台。
まぁ、こちらの方が先に発表された作品ですけどねw
あるようで数少ない、職場を舞台にしたコメディですが
この作品もかなり笑わせて頂きました(((*´∀`))

コメディとして重要なテンポの良さ・軽快な駆け引きの
描き方は巧妙かつ秀逸だと思います!
また、登場人物の男女比バランスも絶妙でしたねぇ。
仕事とプライベートを上手に使い分けた笑いも好き♪

声優陣、豪華です!!
声優陣、豪華です!!
はい、ここ今度のテストに出るので2回言っときますw

本当に個性的なスタッフのキャラも文句なしです。
どのキャラも魅力的で、ワグナリアというファミレスに
とって誰一人欠かせないキャラが揃っていましたね。
個人的なお気に入りはちっさいぽぷらちゃんですw

ファミレス・職場というより『ワグナリア=彼らのHOME』
という“温かさ”がとても印象的でした(*´∀`)♪


ワグナリアスタッフが織りなすセンスの良いコメディ作品。
間違いなく男女ともにオススメできると思います。
日常コメディがお好きな方には更にオススメですね♪

最後に
佐藤くん、伊波さん、ガンバレっヾ(o´∀`o)ノ




《キャスト》

小鳥遊 宗太(CV.福山潤)
種島 ぽぷら(CV.阿澄佳奈)
伊波 まひる(CV.藤田咲)
轟 八千代(CV.喜多村英梨)
白藤 杏子(CV.渡辺久美子)
佐藤 潤(CV.小野大輔)
相馬 博臣(CV.神谷浩史)
音尾 兵吾(CV.中田譲治)
山田 葵(CV.広橋涼)
小鳥遊 一枝(CV.白石涼子)
小鳥遊 泉(CV.日笠陽子)
小鳥遊 梢(CV.伊藤静)
小鳥遊 なずな(CV.斎藤桃子)



《主題歌》

OP
『SOMEONE ELSE』
  種島ぽぷら(CV.阿澄佳奈)伊波まひる(CV.藤田咲)轟八千代(CV.喜多村英梨)
ED
『ハートのエッジに挑もう Go to Heart Edge』
  小鳥遊宗太(CV.福山潤)佐藤潤(CV.小野大輔)相馬博臣(CV.神谷浩史)
『ゴールデン・デイ』/伊波まひる(CV.藤田咲)(第9話のみ)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 88

89.3 3 北海道アニメランキング3位
君に届け(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3030)
14941人が棚に入れました
陰気な容姿のせいで霊感があると恐れられ、「貞子」というあだながついている黒沼爽子。
周囲に避けられることに慣れてしまっていた爽子は、わけへだてなく接してくれるサワヤカさ100%の少年、風早翔太に憧れる。自分を変えたいという爽子の背中を押してくれる風早や、矢野あやね、吉田千鶴、真田龍といったクラスメイトたちとの関わりの中で、爽子は少しずつだが自分の殻を破っていく。
ピュアな爽子が友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を知っていく過程を、丁寧に描いていく作品。
一般の少女漫画原作の作品と異なり、ドロドロとした女の戦いなどはあまりなく、それ以上に爽子が不器用ながらも自分の気持ちに正直に生きていく姿を中心に描かれており、思わず見ていてニヤニヤしてしまう学園青春ストーリー。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

純愛物語。

アニメーション制作:Production I.G
2009年10月~2010年3月放映。

『別冊マーガレット』で連載中の、少女漫画家の椎名軽穂さんによるベストセラー。
原作のepisode27まで、入学からの9ヶ月目までをアニメ化。

主人公の黒沼爽子は、陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれクラスから浮いたぼっちな女の子。
北幌高校に入り、クラスメイトで人気者の風早翔太との関わりをきっかけに、
彼女の人生は一歩前を踏み出します。

アニメを観た印象。それは…想定された視聴者である少女の願望に一致した夢の様な世界。

爽子は不器用でピュアな心の持ち主で、磨けば光る美少女の原石。(今のままでも綺麗ですが)
実は学業が非常に優秀なうえに、ものすごく気配りが出来る善人。
これほどの女の子がいたら、クラスで浮くどころかモテそう。嫉妬する娘も出てきそうですが。
爽子は自己評価が恐ろしく低い娘なのですが、これほどのスペックで何故?という疑問が。

風早くんは、イケメンで優しくて笑顔が可愛いスポーツマン。一緒にいると癒やされるタイプ。
爽子一筋で絶対に浮気なんてしない理想の彼氏。
(まだ、交際をしていないですが)

爽子と風早くんは、顔を合わせる度にドキドキドキドキドキドキ!
初々しさにあふれた二人は、もう結婚しちゃえよ!てぐらいラブラブ。
ぐうの音も出ないぐらいに、お似合いすぎるカップルです。

爽子には、心の底から信頼できる親友・あやね&千鶴が出来て、本当に良くしてくれる。
千鶴の幼馴染の真田龍は、風早くんとは違ったタイプのイケメン。嘘とか絶対に言わないまっすぐな男。

初期の、ぼっち設定が嘘みたいに、いい人にばかり囲まれて、
こんな青春を送れたら幸せだろうな…まさに少女の夢という物語でした。
性格はきついけど憎めない、とても可愛い容姿のライバル・くるみもいますしね。
実は私、くるみが一番のお気に入りだったりします。
彼女には人間としての弱さも含めて、主役でも良い魅力がありました。

少女漫画らしく三角関係はあれど、本気で恋愛感情を抱いてくれた相手には誠実に対応する登場人物が多く、
誰かが誰かを好きであることが丁寧に描かれていて、
恋愛漫画とラブコメは別ジャンルなんだなと、この作品で再認識しました。
(ラブコメだと、女性キャラの全員が主人公ハーレムの一員でないといけないことが多いですし)

と、ここまで書いてみましたが実はこんなの全くの認識不足です。
「君に届け」という作品を全く解っていなかったです。

2期にあたる原作の続きの部分を読んでみましたが、
爽子の性格の裏付け、風早くんの優しいだけではない人格など、掘り下げられていたり、
楽しいだけではない、恋愛感情につきまとう心の痛みとか、しっかり描かれています。

原作の途中でアニメも区切りをつけて作品としては不完全ですので、
とりあえず、1期を観たならば続きも観ないとダメだなと思いました。

これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キラキラ☆ニヤニヤが止まらない!

原作未読。

主人公の黒沼爽子(くろぬまさわこ)は、暗い印象で、周囲に「貞子」と呼ばれ、クラスになじめないでいた。
しかし、実のところは、鈍感なだけで、とても前向きな女の子。
誰にでも平等にふるまう、風早翔太(かぜはやしょうた)と出会ったことがきっかけで、爽子と爽子の周囲がどんどん変化していく、青春ストーリー。


爽子は、健気で、どんなことにも一生懸命で、とても魅力的な主人公です。
なかなかうまくいかないときは「頑張れ!!」と、応援してしまいます。
そして、何か一つがうまくいくと、ニヤニヤが止まりません。
ずーっとニヤニヤさせられる回もあるので、視聴中に顔を見られたら不審者扱いされます。

爽子を支える周囲の人たちもしっかり個性立てされています。
本当にみんなキラキラと輝いていますね……エフェクト付きで。
{netabare}
矢野さんは、怖さと優しさのギャップが素敵。
龍は、漢!!
吉田さんは、感情豊かで見ていて飽きません。
風早くんは、何でもできそうに見えながら、ドギマギしてて、男から見てもかわいらしいです。
くるみちゃんは、やったことは迷惑だったけど、気持ちを打ち明けたシーンで泣いてしまいました。
ピンは、ギャグキャラに見えて、何気にキーパーソンになってますよね。
{/netabare}


テーマは、「人に想いを伝えることの大切さ」。

誰もが、人付き合いで悩んだことがあると思います。
その悩みを、「友達とは何か」という根本的な部分から、階段を登るように一歩ずつ、丁寧に描いています。

「○○は今、××に対して、□□という気持ちを抱いているので、△△したい」
このように、想いを言葉として、キャラクター、そして、視聴者に伝えるのが、爽子の役目です。

それを異性に対して発展させたものが恋。
同じように、「恋とは何か」というベースから、一つ一つかみくだいて表現してくれています。

おかげで、登場人物の気持ちが手に取るように分かります。
だからこそ、応援したくなるし、うまくいっているとニヤニヤさせられる。
そして、登場人物がうれしいときやつらいときには、一緒に泣いてしまう。
そんなふうにして、感情移入ができるアニメです。


丁寧ですが、テンポを損なっていないのもポイント。
ほどよく大事な話、ほどよく日常的な話、とバランスがとれていて、とても見やすいです。

ストーリーも行き当たりばったりではなく、しっかりと計算されています。
そこに、視聴者の予想の外をいく、ロマンチックなサプライズのアクセント。
{netabare}
ラーメン屋の名前が「徹龍件」というのは、後に出てくる徹(とおる)のことを表していたんですね。
他にも携帯電話を持っていないという設定や、吉田さんとくるみちゃんが同じ学校だったことなどが、しっかりと後々の内容に生かされています。

パパから携帯、風早くんからストラップのプレゼントをもらったときは鳥肌が立ちました。
そして、「ちい」という呼び名が、笑顔になれるという意味があったと知ったときはもう;;
{/netabare}

悩んでいるときに見ると元気になれるアニメ。
キラキラな青春を感じさせてくれるアニメ。
青春=恋ではなく、友情を基本にしているのが良かったですね。

OP、EDも素晴らしいですし、BGMの使い方もグッド。
少女漫画原作ですが、男女関係なく楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 65
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

能登さんの演技に舌を巻いた<大好きな作品につきレビュー増量、点数も4.7→4.8に変更>

ポジティブに暗い爽子とひたすら爽やかな風花君の学園恋愛アニメ。
じれった~い、じれったい♪
とっととくっつけ~の世界ですが、そこは少女マンガ原作アニメ。
あっちでこっつんこっちでこっつん、そして安心してニヤニヤできます。

私は、風早君と爽子の関係よりも爽子の友情物語に感動しました。
6話がその象徴です。
真の友を信じること。
何を信じるかで結果は180°変わります。
そのためには、自分の内面をじっくり見据えること。
これが大事です。

一見悪役に見えるくるみちゃんに私は好感を持ちました。
風早君を獲得するためには手段を選ばない。
その一途さは学ぶべきところ大です。

爽子役の能登麻美子さんは、私の好きな声優さんのひとりです。
おどおどしつつも誠実な声。
その演技は爽子の性格を見事に表現しています。
さすがです。

<ついでに>
{netabare}「君に届け」これは風早君の想いです。
自信のない爽子にとっては、人気者の風早君は雲の上の存在。
まさか、風早君が自分のことを好きだなんて考えもしない。
だから、風早君の想いがなかなか届かない。

人に本当の気持ちを伝えることはなかなか難しいです。
誤解や思い込み、そして自分を守ろうとする心の動き。
様々な障害を乗り越えて、互いに理解する。
そのためには、素直な想いを形にする努力をしなくては・・・ね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 64

69.6 4 北海道アニメランキング4位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (963)
4734人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

美しい風景の中での納得のいかない物語

申し訳ありません。
最初に謝っておきます。
萌絵につられたのが運のつき。
アニメの視聴選定を誤りました。

謎の円盤が浮かぶ観光地が舞台。
4人の女子と1人の男子。
それに、一人の謎の幼女の友情物語です。

最大の問題が、ヘッドホーンの娘。
いきなり「何しに・・・」はないでしょう。
でも、EDの腰振り後ろ姿は、可笑しかった。
それに、不思議幼女は何で生計をたてているのやら。
普通に考えるとおかしいでしょう。
トドメは、何?何?何?のラスト三段攻撃でした。

何故最後まで観たかって?
それは風景が美しかったからです。
聖地は洞爺湖温泉。
火山オタク憧れの地、有珠山へ数年前に行きました。
洞爺湖はもとより、ホテルから見る花火が綺麗でした。
生きている大地を感じられる稀有な場所。
皆さんも一度訪れてはいかがでしょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 63
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

にっこり

アニメオリジナル作品 全13話

湖の上空で円盤が止まっている町、ある事情で小さい頃引っ越しをしていて7年ぶりに戻ってきた中学生で主人公の古宮 乃々香(こみや ののか)と不思議な少女ノエルを中心に、友達だった4人と過去のわだかまりを説いていくお話です。

誰も悪くはないのにある出来事のためにすれ違ったせいで、バラバラになりそれを何とかしようと乃々香が頑張りますが、全体的に重い雰囲気のお話になってますね。

その中でノエルの天真爛漫なところが癒されました。バランスをとっていたのでしょうね。

作画は円盤が綺麗で、風景も細かく描かれていました。キャラデザも可愛かったです。

お話としては行き過ぎる点が多く{netabare}(汐音がなかなか心を開いてくれなかったり、こはるの円盤反対のお話は長くて辛かったですね。){/netabare}、視聴しようとする気がなくなりかけたこともありましたが、終盤には感動する場面も多かったので最終的には観て良かったと思えました。

キャラデザだけみるとほのぼのとした展開が待っているように思えますが、わだかまりがなかなか解けないお話なので、視聴する場合はかなり根気がいるかもしれませんね。
{netabare}
(12・13話は、感動するお話ではありますが、円盤がなかった世界になるというのはちょっと納得できません。ファンタジーなのでなんでもありですが、11話のお話が良かっただけにそのままの世界で終わらせてほしかったです。汐音の性格が180度変わっていたのはびっくりしましたw)
{/netabare}
OP/EDは曲も作画も楽しそうですね^^ EDは私が好きなfhánaさんが歌ってます。

最後に、湖というところはまだ行ったことがないで一度訪れてみたいと思わせる作品でした。(池ならいっぱいありますw)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

能動的な視聴と受動的な視聴と

keyの大ヒット作品「kanon」を手掛けた久弥直樹氏が原案、脚本を担当する
オリジナルアニメ(全13話)。

本作は、演出が非常に繊細で、表情や仕草だけでなく、
背景だったり、さらには何気なく出てくるアイテムを使って
キャラの心情を表現しています。

じゃあ、具体的にどの場面が?と言われると
視聴時には「あっこの演出上手いな」とか思った場面も
今ではもう何となくしか思い出せませんw(役立たず)

なんでこんなことになってしまったのかというと
本作の視聴時、萌え絵然としたキャラデザということもあってか、
ゆる~いアニメを観るような、
ただ漫然と眺めているといった極めて受動的な視聴姿勢だったからでしょう。

今になって思うのは、こういう受動的な視聴をしていては、
本作の良さというのになかなか気付きづらいと思います。

観終わった後に、
「ノエルが可愛いだけのアニメだった」とか
「訳が分からない切れ方をするヒステリックなやり取りがうざかった」とか
そんな感想になるのではないでしょうか。

訳が分からない切れ方というのも、そこにはちゃんと理由があって、
本作ではそれを逐一説明していないから分かりづらいのだと思います。
説明を求めるのでなく、自ら探っていくという能動的な視聴をしなければ、
その理由にも辿り着くことができないままということもあるでしょう。

アニメなんて娯楽なんだからだら~と眺めていたいというのは当然の要求だと思いますが、
1つ言えるのは、娯楽=受動的快楽ということではないということです。
ミステリーのように自ら犯人やトリックを推理していくという
能動的な楽しみ方をする娯楽だってあるわけですからね。
あと、劇場作品なんかは能動的な視聴をする人が多いですよね。お金払っているからですかねw
だから劇場作品の評価は比較的高めになるのだと思います。

私見ですが、オリジナルアニメには、
視聴者に能動的な視聴を求めてくる作品が多いと思います。
例えば「グラスリップ」。 私は観てませんけど(おい)。
ここでいくつかのレビューを読ませてもらいましたが、
「理解不能」という声が圧倒的に多かったですw
能動的な視聴をしなければ、その魅力に触れられないという作りなのでしょうし、
製作側は視聴者に挑戦状を叩きつけているのかもしれませんねw
オリジナルアニメという場で、何か新しいことをしたいという
高い志だったり、モチベーションだったりが、
そうした作品を作り上げていったのかもしれません。

私たち視聴者はその作品を視聴するかどうかを選べるわけですから、
制作側から真剣勝負を挑まれても、
疲れるから付き合いたくないということであれば、
それを回避することだってできるわけです。

自分が視聴している作品が、
能動的な視聴をこちらに求めているのかどうかを見極めることによって、
作品の観方も、そして評価も変わってくると思いますよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

83.3 5 北海道アニメランキング5位
ゴールデンカムイ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (690)
3195人が棚に入れました
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。
そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。
埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。
そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。
名をアシリパというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。
さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。
果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?

声優・キャラクター
小林親弘、白石晴香、伊藤健太郎、大塚芳忠、津田健次郎、細谷佳正、中田譲治、乃村健次、菅生隆之
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

埋蔵金を巡る争いのなかでふれる、アイヌ文化と死生観

日露戦争で大激戦となった二〇三高地。
その戦いをくぐり抜けて生き残った杉元佐一は、
窮地に陥っても命を落とすことがなかったことから
「不死身の杉元」と呼ばれていた。
戦後、杉元は友人から目を患った妻の治療を託され、
費用を得るために北海道で砂金を探していた。
そのときに、アイヌの人々が北海道で集めた20貫もの砂金が奪われ、
ありかを示す地図が24名の囚人の体の刺青に記されていることを知る。
刺青が彫られた男を発見した杉元は、
アイヌの少女アシㇼパと出会い、行動を共にすることになる。

アニメーション製作:ジェノスタジオ、
監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、
キャラクターデザイン:大貫健一、
原作:野田サトル

北海道が舞台ということで、アイヌ文化が
バックボーンにある興味深い作品。
1話では、人間を食った熊は「悪い神」である
「ウェンカムイ」となり、それを狩っても、
アイヌの人々は毛皮も取らないし、
肉を食うこともないことをアシㇼパから聞かされる。
この話から、私は宮崎駿監督の『もののけ姫』を思い出した。
傷ついた猪の神が「たたり神」となってしまい、
人々や自然に害を与える存在へと変貌する。
それにふれた主人公は、村にいられなくなり、
旅に出るという話だった。

アイヌの信仰は独特だ。
カムイモシリ(神の国)で、動物は人間の姿をしていて、
こちらに来るときには、動物の皮と肉を持って遊びに来ているという。
だからアイヌの人々は、動物たちをある意味大切にして、
小熊を育てて大人になってから食べるときには、
盛大な祭り「イオマンテ」によって神を送り出す。
そうして、再びこちらの世界に来てくれるように促すのだ。
また、動物などの生き物だけでなく、
さまざまに役立つもの全てをカムイ
(アイヌ語で「神」の意)として扱う。
身の回りのものが神だから、いつも敬意を払い、
良い関係を築くという理屈だ。
信仰には「自分たちの生きる術」がある。

それを象徴するようなアシㇼパの話がある。
極寒の日に瀕死の傷を負って、
なおも懸命に生きようとする鹿を見て、
杉元は自身を重ね合わせ、殺すことをためらってしまう。
それを見たアシㇼパは鹿を狩ったあとに、
腹を割いて、そこに手を入れるように杉元に促す。

鹿の体温が移ってお前を生かす。
私たちや動物たちが肉を食べ、
残りは木や草や大地の命に置き換わる。
鹿が生き抜いた価値は消えたりしない。
そうアシㇼパは告げるのだ。
自然とともに生きるアイヌの人々の信心がよく分かる話だ。

自然を相手にして暮らす人々の考え方は、
死にざまにも大きな影響を与える。
6話で登場する熊撃ちのマタギ、二瓶鉄造の哲学はとても興味深い。

{netabare}自然のなかで生きる者にとって、そこには不文律の掟がある。
熊を狩って捌いているときに、それを横取りしようとした
3名の人間に対して、二瓶鉄造は殺人を犯してしまう。
自然の掟に従っても人間の掟では罪になる。
網走刑務所に収監されるが、山で死にたいため脱獄する。
彼にとっての理想的な最期は、獣との勝負の末に
体を食い荒らされて、それが糞となって大地にばらまかれ、
やがて山の一部になることだった。
私はこの話を観て、昔の常識だととても考えられないことだが、
現在では、それほど特殊ではないことに、
時代における価値観の大きな変化を感じた。

子供のころに観た今村昌平監督の映画『復讐するは我にあり』の
ラストで父親役の三國連太郎が息子の妻、倍賞美津子と一緒に
連続殺人犯の息子の遺灰を山頂から空に撒くシーンがある。
父親と分かり合えなかった息子、そして、その妻という
複雑な関係性があったわけだが、私は映画の内容よりも、
遺灰を空に撒くシーンに衝撃を受けた忘れられない作品だった。
つまり、墓に入れることはできない人間として、
せめて広大な空に撒いてやろうということだったのだ。
ところが、最近では散骨することは、一般的とは言わないまでも、
それほど変わったことではない見送り方になりつつある。
これは大ヒットを記録した作品『世界の中心で愛をさけぶ』の
影響が大きいとも言われているが、時代とともに
死者を悼むやり方も多様化していることを改めて感じさせた。

8話では、弟が猪に襲われて殺されるところを目撃した
辺見和雄という男が「死」への甘美な魅力に取り憑かれ、
自分を残酷に殺してくれる人を探すために
通り魔殺人をしながら旅をする話が描かれる。
人には誰しも「死」が訪れるわけだが、
「死」に向かって生きているなら、
人間の生は無意味だという考え方がある。
そして「死」が訪れるからこそ人間の「生」は
尊いのだということもできる。
ここでは、死の瞬間に輝くためだけに生き続ける、
倒錯した精神の男の末路を追っていく。
また、箱館戦争で生き残ったことになっている
新撰組の土方歳三も常に「死」を覚悟して
生き続ける男として描かれている。 {/netabare}

彼らの生き方は、一見するとただの狂人にしか
見えないのだが、自然のなかで生き抜く
アイヌの人々の哲学のなかだと、
むしろ真面目な生き方のように見えてくるのが面白い。

『ゴールデンカムイ』は、1クールの作品として考えると、
まだまだ序盤の状況のため評価が難しい。
ただ、アイヌ文化と死生観を考えさせてくれる、
深みのある物語として展開していきそうだ。

大地を彩る全てのものの生と死に意味はある。
(2018年7月28日初投稿)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 80
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夜鳴く神

ジェノスタジオ制作。

明治後期、鬼神のような戦いぶりで、
不死身の杉元と謳われた元陸軍兵士が、
無き友との約束を誓い小樽に足を踏み入れる。
かつてゴールドラッシュに沸いた北海道を舞台に、
アイヌが埋めた膨大な埋蔵金を探がして。

アイヌの文化と自然の摂理を丁寧に描き、
「山の掟」「弱いやつは喰われる」、
その凄惨な描写も人気の1つでしょうか。
アイヌの教えでは、火や水や大地、生き物や樹木、
全てに神(カムイ)が宿る自然崇拝に近いのですが、
その愛ある眼差しは娯楽性も高く素晴らしいです。
絵柄だけで苦手意識がありましたが、
アニメ化を機に原作を読むと面白いです。

黄金の行方は誰の手に渡るのか!?
そもそも黄金は存在するのでしょうか!?
思惑が交差する生存競争の幕開けである。

最終話視聴追記。
{netabare}シリアスと笑いの配分が絶妙で楽しい。
しかし「狩猟グルメ」が最高ですね。
杉元がアシリパをさん付けで呼ぶのが好きです。
こけしみたいなアイヌの子供たちも味があり、
登場人物の個性に不思議と魅力を感じます。{/netabare}

魅力溢れる娯楽活劇だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 79
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生命の輝きに別角度から光をあててみました

2018.07.01記


原作未読

2018年春期の1クールものでは個人的にNo.1でした。
10月に2期放映が決定してるとのことも納得の面白さです。

日露戦争あとの北海道が舞台。ありそうでなかった場面設定が興味を引きます。それになんか骨太そうな印象も私好み。
第一話、熊との格闘シーンで先制パンチを食らい、帰還兵の悲しみを描いたハードボイルド路線か?と見せかけて、コメディありグルメあり。しかも物語の邪魔をしてなかったりする。なんじゃこりゃ、詰め込み過ぎでしょ?といい意味で。

戦友との約束を果たすためにまとまった金が必要な杉元がアイヌ埋蔵金を求めて奮闘する話。アイヌの娘アシりパさんと行動を共にする中で、アイヌの慣習やものの考え方など作品を通じて知ることができます。
その埋蔵金を狙っているのは杉元だけではなく、帝国陸軍の軍人たちだったり、函館戦争の生き残りだったり、複数勢力が絡みます。


【命のやりとり】


冒険、グロ、エロ、メシ、歴史、アイヌの文化、サバイバル、奇怪な登場人物たち、このアニメを構成する要素はいろいろあってエンタ-テインメント性の高い作品です。これら複数要素を含有し空中分解しないでまとまっているのは、演出の巧みさと合わせて、根っこの部分では生々しくてゲップが出るほど“生命のほとばしり”を感じられるという点で一致しているからです。
「生きろ」とか「命どぅ宝」とか「生命万歳」とか命は大事と言うのを悪く言うつもりはありませんが、そういったものにときおり感じるうさんくささみたいなものをこの作品からは感じません。
そのへん詳しくは後述するとして、ありきたりのヒューマニズムには寄らないアニメと思って観ると面白いと思います。
{netabare}2期ありき(最終回にて3か月後に続きやる!と発表)で、最終話が中途半端に切れちゃったのは残念です。今後の期待もありますが、物語の評価を下げております。{/netabare}


以下、思いついたことを徒然に。。。※ネタバレ含みます
{netabare}
■弱い奴は食われる
アシりパさん初対面でこれですからね。日露戦争の死線をくぐりぬけ「戦争で学んだのは殺されないことだ」と語る杉元ですから、根っこの部分で似た者同士だったのでしょう。豊富な知識を持つアシりパと戦闘に長けた杉元のコンビはバランスが良いし、二人とも勘が鋭いというかよく人間を観ている。これだけでも二人がぬるい人生を歩んでいないということがよくわかります。

■死に場所を無くした元新選組の面々
男が泣く理由として「死ぬべき時に死ねなかった」というのは充分なものです。100年生きると土方は嘯いてましたが、2期でどういう死に方をするのかは楽しみの一つです。死なんかもしれないけど。

■狩猟して食べるということ
クマ、シカ、リス、ウサギ、ウマ、あとなんか魚。狩猟して解体して調理するところまで見せる演出は新鮮でしたね。
ウチの親は解体を目の当たりにして牛とウナギが駄目になってたし、嫁は魚を三枚に下ろせない。生命をいただいている実感が乏しい時代にこのアプローチは素晴らしい。
だからこそ、感謝する意「ヒンナヒンナ」が活きた言葉となってきます。
{/netabare}


■軍人目線で観た時の杉元佐一
{netabare}※不死身の杉元って
まるで船坂弘軍曹だなと思ってたら同じこと考えてた人がいたみたい。
不死身の生命力と敢闘精神が語り継がれている昭和の軍人さんです。渋谷センター街入口にある大盛堂書店の創業者としても有名。本買う時はだいたいここで購入してます。
杉元以外でも史実をモデルとした人物が多数いる模様です。

※杉元の切り替えの見事さって
ギャグってたりほっこりしている中でも危機を察知したら一瞬で目つきが変わり戦闘モードに切り替わる描写が多用されています。これってもともとの日本の軍人さんの凄みなんです。温厚で優しく良く笑い平時はおおらかに構えていて、いざ有事となればスイッチが完全に切り替わる。史実本にはそのようなエピソードが多く書かれています。ゴールデンカムイでは旅順攻略に従軍した帰還兵が数多く登場しますが、軍人さんのイメージギャップが少ないことも魅力の一つとなってます。{/netabare}


エッセンスの部分は原作を踏襲しているでしょうし、原作既読組が物足りなく感じるというくらいなので、原作マンガも期待できますね。
この手の作品がウケるというのは日本もまだまだ捨てたものではないなと思う次第。最終的な物語の評価としては2期待ちとなりますが、導入部分としての1期も面白い、オススメの作品です。


以下、オマケ
注)これより以降の記載内容について、人によっては不快に思われるかもしれない政治・軍事的な内容を含んでおります。ネタバレ開く時はこれら承知の上で開帳してくださいね。



■切り替えについてもう一言(本編とは関係ないので暇な人向け)
{netabare}北海道繋がりということで占守島の戦いに触れておきます。
ポツダム宣言を受け入れると発表してからの昭和20年8月17日深夜、樺太最北端の占守島に突如ソ連軍が上陸を開始し武装解除済みだった日本軍と交戦した事案。敗走すればそのまま北海道が分割されていただろう局面で日本軍の奮戦により有利な条件で停戦合意に至ったという重要な戦いです。かって司馬遼太郎の上官でもあった戦車隊の池田末男大佐の猛烈な戦いっぷりや杉原千畝より多くのユダヤ人を救ったとされる樋口李一郎中将の戦闘継続の判断だったり、取り上げるべき人物も複数登場します。
長くなってしまうのでご興味あればご自身で調べていただければと思います。
その日は武装を解除しての残念会が催された日、つまりどんちゃん騒ぎしてしこたま酒をくらい、意識も戦闘終結後に内地へ復員してさて何やろうかなとでも考えてたりしながら就寝したタイミングでの敵襲来です。普通まともに戦えませんし、戦闘するという判断を下すのも難しい。しかし、満州でソ連軍がどういったものだったか現地も司令官も知っています。また戦闘意思なく降伏すればどうなるかも知っています。
短時間で武装を整え作戦を遂行し、結果として足止めに成功しました。闘う時は闘う。避けてなんとかなると言い切れない場合はリスク要因を徹底排除する。
この時点で白旗を揚げて降伏していれば?
日本人にとってはけっして面白い結末が用意されてなかったでしょう。

アニメに戻って…
杉元が殺気を見せて対峙しなければ?
同様の面白くない結末に至ってたでしょうね。{/netabare}

■アイヌの現在とやら(本編とは関係ないので暇な人向け)
{netabare}アイヌや琉球については日本人と区分けして分断を図ろうとする勢力が跋扈しており、現在のアイヌ協会は差別利権、補助金食いつぶし団体に。
DNA配列ないし森羅万象生きとし生けるものを神(カムイ)と捉える宗教観は日本人に属するものであり、一見独特に見える文化風習・言語も土台が同じところからその地域の風土により独自発展したものに過ぎないと私は考えてます。
私の物言いも解釈の一つ。独自の先住民か広義の日本人であるかの論争はあってしかるべき。
しかしながら協会に多数の外国人が入り込んでおり、アイヌの定義も不明確なまま、協会がアイヌと認定したらあなたはアイヌそして補助金みたいな出鱈目は正されるべきでしょう。彼らにとっては差別は未来永劫あって欲しいものなのです。
そういえば北海道に侵攻したソ連軍はこうも言ってました。
「アイヌを開放するよん」
占領(したい)地の統治政策、植民地政策の基本は『分断して統治せよ』、わかりやす過ぎます。{/netabare}



視聴時期:2018年4月~6月 リアタイ視聴

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2018.12.08追記

区切りの最終話の収まりがよければもっと高い点数をつけていたと思います。

命のやりとりを杓子定規にシリアスにしなければならないというのに以前から私自身は違和感があって、そこに、もともと生死は表裏一体、喜怒哀楽すべてを含んであっけらかんとした描写が本作で描かれていたことが新鮮でした。

-----
2021.10.16追記/配点修正 +0.2

うーん、、、なんだかんだ言わんこっちゃない展開↓
・2019年:「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」施行
・2020年7月12日:ウポポイ開業
・2020年:アイヌ団体、サケの漁業権求めて提訴



2018.07.01 初稿
2018.12.08 追記
2020.12.04 修正
2021.10.16 追記/配点修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 75

74.2 6 北海道アニメランキング6位
ゴールデンカムイ(第4期) (TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (136)
600人が棚に入れました
杉元とアシ(リ)パの新たな旅が始まる!! アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!! 極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシ(リ)パが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシ(リ)パの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシ(リ)パ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか? 一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び加熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

たおしても たおしても猶(なお) 変人いなくならざり ぢつと手を見るw(※蛇足で実写映画版の感想も付記)

引き続き原作未読で視聴。

【物語 4.0点】
樺太、ロシアから再び北海道へ。
方方にクセ強な男たちのネタを交えつつ、遠回りしているようで、
極東少数民族の団結による理想郷の建設という
アシリパ父の足跡を視聴者と共有した上で、いよいよ北海道での金塊争奪決勝戦か?
スケールの大きな原作者の構想力に唸らされる上々のフィナーレ前。

マカロニ・ウエスタンばりの盲目のガンマン、蒸気船上のバトル、ジャック・ザ・リッパーなど、
洋画エンタメテイストも一層強まった4期だったと思います。
ただし、味付けは男の肉体美が踊る『金カム』テイストでしたがw

男たちの強欲の坩堝(るつぼ)と化していく“試される大地”北海道をストレートに描いているからこそ、
アシリパさんを少数民族蜂起のヒロインにという構想は行き過ぎた理想という、
締めの問答にも含蓄があるのだと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は3期までのジェノスタジオからブレインズ・ベースに変更。

お風呂回すら男の筋肉という作風を引き継ぎ無難に滑り出すも、
道中メインメンバーの急逝により長期中断。
中核となる技術を有した一人が抜けたら止まってしまう?
マンパワー不足とはまた異なる日本アニメの現実を突きつけられた一件でした。


狂気を極めたのが{netabare} 精子探偵(笑){/netabare} の映像化w
しかし局部モザイクは必須なのに、そこから出る物に関してはフリースタイルという、
映像界隈の倫理感には苦笑せざるを得ませんw
本作に至ってはご丁寧に{netabare} 精子の一つひとつに顔まで描い{/netabare} ちゃってw
挙げ句目に入ったとかwええぃ気色悪い(笑)

妙に印象に残っているのが若かりし頃の鶴見中尉&鮎登パパによる
ド ディオン ブートン(仏国製三輪自動車)二人乗りによる騎馬との街中チェイス。
ふと女子高生の原付き二人乗りを描いた某アニメが法令違反だと火を付けられた馬鹿げた一件を思い出しました。
何でも叩かれ炎上する令和日本と違って、解放区たる明治の北海道ならば文句は言わせませんw
何ならイケメン無罪な青年・鶴見のウインクで道行く女子のハートが射抜かれるまでありますw


【キャラ 4.5点】
繭に込めた毒でデスゲームを仕掛ける悪趣味な家畜獣医・関屋という、
闇鍋にさらにアクの濃い変人を投入して開幕した4期。
だが{netabare} 土方{/netabare} の悪運は尽きること無くw

不死身の杉元、第七師団・鶴見少尉、土方歳三。
恐らく決勝を戦うであろう三強に関しては、
新規変人すら戦争帰りの彼らの最凶ぶりを引き立てるスパイスに過ぎませんw
力による恐怖支配だけでない鶴見一派の結束の原点を描いた回想シーンなど、
総じて三陣営のしぶとさを再確認する4期であったとも言えるでしょう。

変人カーニバルに目眩がしていきた終盤登場した北海道で記者していた頃の石川啄木。
外面だけは実直そうな青年を見て、まともな歴史上の人物でやっと一息付けるかと思いきや、
この啄木もまた、遊郭に通う金欲しさに煽りゴシップ記事でも何でもやるクズな“マスゴミ”変人でしたw残念w
失望のあまり?レビュタイは啄木の短歌から捻らせて頂きましたw


【声優 4.5点】
杉元に新たに絡んで来る水陸両用変人・海賊房太郎(ぼうたろう)役の関 智一さん。
日露戦争・奉天会戦で負った重傷から蘇った第七師団の実力者・菊田特務曹長役に堀内 賢雄さんが、
有古一等卒役の水中 雅章さんを引き連れ参戦するなど、
ますます渋味が濃厚なキャスト陣w

私が印象に残ったのは“地獄の郵便配達人”野沢 仁平治役の小山 力也さん。
明治の郵便局員には配達物を守るため発砲が許可されている。
私の守備範囲外だったウンチクの衝撃も相まって、
郵便局員ですら安心できない試される大地の奥深さを思い知らせれましたw


最も狂っていたのはやはり宇佐美上等兵役の松岡 禎丞さん。
{netabare} 精子探偵{/netabare} として時に喘ぎながらCV.三上 哲さんと激しい夜の“銃撃戦”を繰り広げるw
イケメンも狂人も演じ分けられる松岡さんならではの怪演でしたw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はALI「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」

ドラムの不祥事脱退から再起した同バンド。
放送中断中に本曲も含めた念願の1stfullアルバム『MUSIC WORLD』をリリース。
ジャジーなノリなど強味が存分に発揮された良盤に仕上がっています。

それにしてもサビのOPアニメーションで踊る海賊房太郎ら男たちの肉体美の狂宴。
ボディービルダー大会にしか見えませんw


ED主題歌はTHE SPELLBOUND「すべてがそこにありますように。」

元・BOOM BOOM SATELLITESの中野 雅之氏が結成した同バンド。
2023年にはブンサテ25周年ライブを敢行するなど、本EDもまたブンサテ継承色が強い作風。
が、ブンサテだけでなく、“消えない傷をあげる 口づけの代わりに”など、
愛より強欲に踊る、地獄の特等席予約済の男たちの群像を芯で捉えた歌詞世界が心に染み渡る良質な主題歌でもあります。

EDアニメーションでは明治の新聞記事風に変人キャラたちを総覧。
ここでもやはり白石は下品なネタ担当w


【付記】
先日、話題の?実写版『ゴールデンカムイ』劇場鑑賞に行ってきました♪

内容は凄くお金のかかった俳優コスプレ芸による良く出来た再現映像。
傑作までは行きませんが、少なくともコンテンツを台無しにする痛い実写化ではない。
最終章アニメ化に向けても弾みが付く興行成功例だと思います。

近年は俳優さんも演技だけでなく、原型留めないくらいの特殊メイク施したり、
美人の山田 杏奈さんも“オソマ”に顔をしかめるアシリパさんの変顔芸を披露したり。
アニメキャラものまね芸みたいなこともして大変だな~と。

VFXとCG技術を駆使して再現されたヒグマには一見の価値はありますし、
ちゃんと飯テロでチタタプ、ヒンナヒンナしてましたし、
何より実写で撮られた真冬の北海道は“背景美術”としてチートレベル。
『金カム』愛は確かに感じられる実写映画でした。

アニメでは尾形百之助役を演じる津田 健次郎さんのナレーションで、
TVアニメ1期をネットリと振り返る総集編として復習するには有用な一作だったと思います。

人間を殺したカムイは地獄に落ちる。
だから汚れ役は地獄行き確定の杉元がやり、アシリパさんには手は汚させない。

4期の男たちの狂騒の中で忘れ去りそうになる杉元とアシリパの旅の原点も実写映画で久々に再認識。
アシリパを革命のヒロインとして戦わせるか否かは論点ではない。論外なのだ。


※アシリパのリは小文字表記。



以下、過去投稿分。ネタバレタグに格納。

2023年4月~仕切り直しで初回から放送

{netabare}
制作の根幹を担う人材喪失からの体制再建という特殊な事情の延期ということで心配されましたが、
この春クールに初回から改めて放送という流れになったようです。

ですが、本作の復帰により、春アニメの層の厚さがさらにもの凄いことに。
どの作品の視聴を優先するのか?
試される大地。北海道。
試される2023年・春アニメw{/netabare}



【42話迄の感想】メインスタッフ1名の急逝により長期放送延期……

{netabare}
{netabare}狂気の運試しを仕掛ける毒マニア・関谷。
異常発達した聴覚で追い込んでくる都丹。{/netabare}
など4期になっても相変わらず超ド級のイカれた刺青囚人が続々と新規投入されるも、
メインどころがそれ以上の貫禄で存在感を示す、試される大地・北海道。

シリアスになるほど、敢えて下ネタ含めたギャグを振り切って、
ぶち壊しになるスレスレで、極限のエンタメを成立させる。
作品独特の際どいバランスを再現した映像に酔いが回って来たところ、
上記の通り、長期放送延期という一報が飛び込んで来ました。
(放送情報見る限り年内再開はない模様)
ご冥福をお祈り致します。


逝去されたスタッフについては氏名、ポジション等が公表されていないので、詳細は分かりませんが、
私にとっては2つの意味で衝撃が大きかったです。

1つは、効率化しているであろう今のアニメ制作現場においても尚、
必要不可欠なメンバーが1人抜けたら、制作が成り立たない事態が起こり得るという点。
昨今もコロナ禍で、物理的にマンパワーが不足して放送延期というパターンは多々ありましたが、
今回は、アニメ制作も未だに個人の才能に依拠した芸術、職人の世界なのだろうか?と再考させられる一件でした。

もう1つは、私はハマっているアニメが放送終了、延期した場合は、
同ジャンルの別作品でロスを凌ぎますが、
『金カム』の変わりはないぞ~という意味でショックが大きかったです。


4期は主題歌もお気に入り。担当アーティストの足跡にもドラマを感じます。

OP主題歌「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」を担当したのはALI。
2020年『呪術廻戦』前期ED「LOST IN PARADISE feat. AKLO」で一発当てて、このまま一気にブレイクか?
という矢先、ドラム担当が詐欺事件で逮捕→無期限活動休止→全曲配信停止に。
半年後、活動再開するも、さらに離脱者が出て、グループ半壊状態から再起を期すことに。
身から出た錆とは言え、苦難が続く中、『呪術廻戦』以来、2年ぶりのタイアップでアニソンに戻って来たのが本シングル。

ED主題歌「すべてがそこにありますように。」を担当したのはTHE SPELLBOUND。
同バンドはボーカルの病死を経て活動終了したBOOM BOOM SATELLITESのベース&プログラミングの中野 雅之氏が、
THE NOVEMBERSの小林 裕介氏をボーカルに迎えて結成したロックユニット。
アルバム配信等を経て本作が1stシングルCDとなる。
2人のドラムのサポートも受けたパワフルなサウンドには新味もありますが、
バンド名もブンブンの曲名から取っており、音楽性にも共通点を感じ、戻って来てくれた感の方が強いです。


何が言いたいのかというと、『金カム』スタッフ陣も今は物理的にも精神的にも、
ダメージを負って先が見通せない状況かもしれませんが、
主題歌アーティストのように意志があれば必ず戻って来られるということ。
スタッフさんたちも42話の{netabare}白石ゲ○説教回{/netabare}で中断したままというのは本意ではないでしょうから。

4期になって杉元一行、第七師団、土方一味と、
各々の勢力に“モグラ”、二重スパイが潜り込み化かし合う。
本格スパイ映画並みに人間関係も複雑化しているので、
私も放送中断中、せいぜい人物相関図を眺めて整理しながら、再開を待ち望みたいです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

おはよう世界、今日も狂っているね、実に健全だ。

原作は終了まで追っていた作品。

よもや、第4期~視聴する方、または第4期のみ視聴する方もおるまい。
ここまで、アニメ版を1期~視聴してきた、この作品の内容に耐えうる皆さま、この物語、登場人物に魅かれた仲間の一人としてレビューをさせていただきます。

物語はスケールのでかさ、物語の複雑さを考えれば、そのオリジナリティも含めて稀有なレベルで「特定の」大人向けアニメ枠。
そのスケールのでかさも、やたら宇宙だ、世界だなんていう話ではなく、フィクションとは言え、歴史や地理的な要素も含めて説得力ありあり、視聴者に「ほーん」と思わせるまであると思います。


作画は、狂った人物を多数描きながら、狂っていないw。
そして、破綻なく描き切っていると感じた。
これも、大人の視聴に十分耐えれるレベル。


声優は、くそ!おっさんばっかなのに、なんでこんなにおもしれーんだwってレベル。
登場人物もインフレ気味にもかかわらず、どいつもこいつもキャラ立ちしやがって、力量のある声優の演技を絵ががっつりと受け止め・・・、いや、逆もあるか、濃い絵を声優さんたちががっつりと取り込んで、なのかわからないですが、中の人と絵の相乗効果ってこういう事なのかねぇ、と実感。


音楽は、OPかっけえっすね。
やっと物語のスケール感に追いついてきたのかなって、思いました。
ジャンルは違いますが「進撃の巨人」のスケール感に追いつけ、追い越せで並びかけてきたような印象(ここは完全に個人の印象、感想ですが)。
まさか、まっぱのオッサンがポージングしているシーンを「クソかっけえ!!」と思う日が来るとは意外でした。
これは、総合的にはかっけえOPのランキングに間違いなく入れたくなると思いました。

EDについても、新聞記事スタイルで各キャラが描かれるのですが、歌詞が各キャラクタ、そしてその人間関係、未来への姿までを内包するような歌詞で、鎮魂歌の様にも聞こえ、登場人物のつながりや、思い、しがらみ、などなどを受けとめるようないい歌詞だったと思います。
登場人物の人間関係を総括するようなものに聞こえました(私はねw)。


まぁ、いろいろとらしいことを書いてきたのですが・・・。

なにが、この物語をそこまで面白く感じさせ、惹きつけられるのか。
もちろん、大変興味深い「物語の結末」に魅かれるのはもちろんとして、多分なのですが・・・、以前にもレビューに書いたかもしれませんが、この物語に登場する「狂った登場人物達」、どれも、あり得る人間の姿、いや、既にあった人間の姿なんですよね。
そんなはずないって?いやー興味があれば過去世界であった猟奇的な事件を調べてみて下さい、この物語でみた様な人物がいますようw、ま、おススメはしませんが。

ですから、一歩間違えば、私(自分)だってそういう風になるかもしれない、人間の中にある「何か」が暴走した姿だと思っているのです。
だから、わずかながらでも共感し、興味を持ち、魅力的に見えてしまう、そして、人間誰しもが倫理観やルールをぶっ飛ばして好きにやってみたいという気持ちを千分の一、万分の一、億分の一、もっと少ないかもしれないけれど、必ず持っているはずなのです。

え?私(俺)は違うって?
貴方はウソつきですねw私は貴方とはオトモダチニナレソウハアリマセンw

とにも、かくにも、そういうった人間が持つ本質の一部をあからさまに表現している、そこに魅力を感じているのではないでしょうか。

もちろん、ネガティブな人間の本質ばかりがフィーチャーされているわけでは無いですよ、アシリィパの真っすぐとした人間性が、そして、そのアシリィパの人間性、未来をそのまま守ってやりたいと願う杉本の心、これもまた、希望を信じる「人間の本質」の一端でしょう。
・・・そのために、手段は選らばないようですが・・・w。



ああ、スイマセン。
この機会をいいことにまたいらぬことを書いてしまいました。



さて、キャラクタについて、今少し。

今シリーズでは、意外とアシリィパさんの活躍するシーンは少なかったですよね。最終盤にすこし、いつものアイヌ飯的なシーンがありましたが、その他はちょっとボリューム少なめでした。
あとは貴重な女性キャラのインカラマッも魅力的に描かれていましたっけ。
家永はアレですし、あとはお子様・・・、ソフィアは・・・う~ん。


こう考えると、本当に野郎キャラばかりですなぁ。

特に個人的には~第5話あたりまでの、おっさん、じいさん連中のカッコよさは異常ですね。
久々に、女性キャラ抜きで魅力に溺れそうでしたわw。


そんな中で、今シリーズで私が一番記憶に残った野郎と言えば・・・。


ダララララララララララララララララ・・・・・ジャン!!






門倉です!!


いやぁ、門倉看守部長でしたっけ、このキャラいい味出してました。
少しとぼけた感じと言い、知らず知らずのうちに運で災いをシレっと回避しているのに、そこに気づかずとぼけた感じ。
これは、中の人:安原義人のベテランの力量、味、が最大限発揮されていたと思います。
安原さんは役作りをあまりしないと聴いたことがありますので、きっと、まんまのキャラとしてマッチしたんじゃあないかと個人的には思っています。
キャラのフェイスはだいぶ違いますが「雲のジュウザ」を思い出しました。
とてもうまい演技だったと思います。




この後のシリーズの告知もあったようですが、尺的にどんなものかはわからないのですが、そろそろ終盤戦に突入していくことになろうかと思います。
最後は、鶴見、土方、杉本たちが激しく交錯しさらにカオスな状況になっていったと記憶しています。
エンディングに向けて、今しばし、この狂った世界を共にしようではありませんかwww。




あ、ところで、実写化も決まっているそうですが・・・。
この狂った、そして魅力的な世界を「正しく」描いて欲しいものですね・・・。
悲惨な実写化をたくさん見てきましたのでね・・・余談でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

北海道再上陸!

ヤンジャンのアプリで原作漫画が無料で読める期間があったため、原作は最終話まで既読です。

原作の空気というか怪しさというか、その辺りはアニメ化でうまく表現できていると思います。原作はおそらく最後までアニメ化される見込みなので、その点については心配はしていません。

第3期までを観ずにいきなりこの第4期から観始めるという人はまずいないでしょうけど、このレビューは第3期目までは観ているという前提なので、そこまでの内容についてのネタバレは含まれている可能性があります。

これまでも死人はそれなりに出ていましたが、この第4期でもけっこうな勢いで流血したり人が死んだりします。今更それが原因で視聴を躊躇する人がいるとも思えない作品ですが、念のため。

第3期までを観ていない方は、ここでさようなら…。




…ということで第3期目で舞台は樺太に移っており当時は南樺太が日本領、北樺太がロシア領ということになっていたため樺太には陸上国境がありました。

先行していたアシㇼパやキロランケ、そしてその後を追った杉元や谷口たちもこの陸上国境を越えてロシアに密入国(?)していた訳ですが、第3期目でアシㇼパに金塊の在処の鍵を思い出させるというキロランケの企みは果たされ、しかしキロランケは命を落とし、杉元は念願の「アシㇼパさんとの再会」を果たしたのでした。

この4期目では杉元に対して金塊の所在を示す鍵を思い出したことを伏せつつ、一緒に北海道への再上陸を目指すアシㇼパたちの道中、そして三陣営に収れんしたかに思われる刺青人皮(いれずみにんぴ)の争奪戦が激しさを増す中、偽物なども含めた情報戦の体を成して進んでいきます。

「不死身の杉元」のお株を奪うような土方歳三のしぶとさや、これまで信奉していた鶴見中尉に対して懐疑の目を向け始める鯉登(こいと)少尉など人間関係の移ろいなども見物な第4期目でした。

なお、男の裸や下ネタが多めなのは相変わらずですよね…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

59.5 7 北海道アニメランキング7位
ラブライブ!スーパースター!! 第2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (175)
277人が棚に入れました
澁谷かのん:伊達さゆり
唐 可可:Liyuu
嵐 千砂都:岬なこ
平安名すみれ:ペイトン尚未
葉月 恋:青山なぎさ
桜小路きな子:鈴原希実
米女メイ:薮島朱音
若菜四季:大熊和奏
鬼塚夏美:絵森彩
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私を叶える物語」

【物語 3.5点】
「みんなで叶える物語」……『ラブライブ!』シリーズ伝統のコピー。
加えて『~スーパースター!!』では「私を叶える物語」を提示。
さらにLiella!ライブ開演前の円陣では「ソングフォーミー!ソングフォーユー!ソングフォーオール!」と気勢を上げます。
みんなも大事だけど、まずは私から。これが『~スーパースター!!』の特徴なのです。

従来作ではラブライブ!こそが夢であり、スクールアイドルで結果を出すことこそが夢の実現というシナリオ。
一方で『~スーパースター!!』ではラブライブ!をキッカケに自分の夢を叶えるという傾向も強い。
その象徴が、スクールアイドル活動を通じて、諦めていた音楽の夢を再び追いかけ始めた澁谷かのんなのです。


全体構成は、道中キャラ回に脱線しつつも、終盤まで割りとラブライブ!大会を無難にこなしていく。
で、最終盤に{netabare}かのんのウィーン留学?→{netabare}結局、中止!?{/netabare}{/netabare}と急展開。
面喰らう方もいるとは思いますが、ファンとしては上記コンセプトを押さえていれば、
最終盤も、あぁ、ここで、ラブライブ!と夢、どちらを優先するのか?という核心に踏み込んで来たかと首肯できる内容でした。

ただ、1期を観て、テーマをNHK Eテレ向けに一般層にも噛み砕いていけば、
より普遍的な青春アニメとして化けるポテンシャルも感じていただけに、
ラブライバーむけに内向したような脚本は、少々、勿体ないなという気持ちもあり。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

日めくりカレンダーや落ち葉でワイプして場面切り替え。
各話タイトルは画面切り替えを挟まずに、レタリングを駆使して背景に埋め込み視聴者の興味を持続。
テンポアップのための映像編集の工夫は2期でも継続。

ここはキャラを動かして楽しませると決めた所には、ソースを集中させる配分も相変わらず良好。
その点から面白かったのが『ラブライブ!』恒例の花田脚本カオス回?とも目された第七話「UR 葉月恋」
{netabare}葉月家の大型犬・チビの早送り動作で一日中ゲームにハマる恋を表現し、
Liella!メンバーの顔芸だけでゲームの興奮を伝える。
アバンみたいにゲーム画面を見せようと思えば見せられるのに、
敢えてゲーム画面は描かず魅せる辺りにキャラクターアニメの意地を感じました。{/netabare}

振り返ると今回あんましメインストーリー進まなかったなw
という日でも、満足できたのはテンポの良い映像による部分が大きいです。


【キャラ 4.0点】
Liella!には新メンバーの2期生4人が加わり計9人に。

・桜小路きなこ……素朴な田舎娘。まずは、きなこから新メンバー加入の流れを作る無難な立ち上がり。『ラブライブ!』と北海道の縁も継承。

・米女メイ……{netabare}近視{/netabare}により目つきが悪いが怒っているわけじゃない、さそり座の女。同級の親友・四季だけでなく、高レベル・ラブライバー属性によるクゥメイの共鳴。まさかのメイれんの禁断!?と1期生との絡みも上々。

・若菜四季……多機能ゴーグルや{netabare}二人三脚強制ギプスw{/netabare}など科学部所属という前説明以上の発明王ぶりwメイたち2期生がスクールアイドルに挑戦する背中を押す役。

・鬼塚夏美……自称・株式会社オニナッツCEO。フォロワーとゼニが欲しいハラグロ?動画配信者。{netabare}日経平均全面安{/netabare}くらいしか印象に残らなかった序盤はどうなるかと思いましたがw実はオニナッツが一番、自己実現に飢えた『~スーパースター!!』らしい新キャラでした。{netabare}「初めての一等賞」{/netabare}は感動しましたし。Liella!加入後も炎上芸に闇落ちしそうになる危なっかしさは変わりませんがw

1期で、作詞・かのん、振り付け・千砂都、ステージ&衣装デザイン・可可など、
役割分担含めて5人のLiella!が完成されていたので、ここに割って入るのは難しいのでは?
と思っていましたが、むしろ、1期生と2期生で被る属性を接点に、絡みを展開して溶け込ませる。

2期生一辺倒になるかと思いきや、後半では、恋の意外な趣味、クゥすみの深掘り、そしてかのんと色々覚醒したちぃちゃんと、1期生も結構、掘り下げてバランスを取ってはいましたが……。
スクールアイドルとしては9人がシックリ来ますが、
1クールアイドルアニメとしては、やはり窮屈な印象。


新ライバルキャラとしてウィーン・マルガレーテが出現。
{netabare}ウィーン関連で、かのん{/netabare}と絡む意外性。
前作のライバルユニット・サニパ。よもやの結末に愕然。


μ'sの裏の、ひふみトリオ。Aqoursの裏の、よいつむトリオ。
Liella!の裏の、なやこトリオ。
『ラブライブ!』伝統。スクールアイドルを縁の下で支えるナンバリング優秀モブトリオの系譜。
その内の一人に、ついにフルネーム設定が!
{netabare}新・生徒会会計・七草ナナミ氏。就任{/netabare}おめでとうございます♪


【声優 3.5点】
・桜小路きなこ役・鈴原 のぞみさん……1期生一般公募オーディション落選組からの抜擢。かのん役・伊達 さゆりさんとは接点があり、2期で感動の再会。その点を踏まえて観る序盤。かのきな、尊いです。

・米女メイ役・薮島 朱音さん……嵐千砂都役・岬 なこさんに続く第二のお団子。生放送等では時折ネタにオラオラ~って感じで絡んで来ますが、キャラ同様、怒っているわけではなく、多分緊張しているだけと思われるので、温かく見守りましょう。

・若菜四季役・大熊 和奏さん……生放送で、突如、お団子をドアノブに見立てて回すなど、鮭を捕獲する熊の如くネタに対する喰い付きが俊敏なLiella!の猛獣。

・鬼塚夏美役・絵森 彩さん……元・アイドルグループ経験者。「オニナッツ~♪」と、なこさんとは対照的な四角い顔立ちでネタに絡んで行く振る舞いも手慣れた物。

おっとりした鈴原さんを除けばネタに薪をくべてややこしくする新入りばかりなので、
結局ネタにツッコミを入れて事態を収拾するのは、なこさんだけという構図は変わらずw


作中でも、新人にネタの千本ノックを浴びせる鬼の音響方針は相変わらず。
ライバル・マルガレーテ役の結那さんも元ガールズバンド・ボーカルの歌唱力を期待しての起用で、演技はたどたどしい面も。


【音楽 4.0点】
Liella!の新曲。テクノポップな「ビタミンSUMMER!」
大江戸?お祭りソングの「Chance Day, Chance Way!」
と変化球のインパクトはまずまず。が直球のインパクトはもう一つなのは1期と変わらず。

むしろライバル・マルガレーテによる妖艶なミュージカル風の勝負曲「エーデルシュタイン」の方が直球で良かった印象も。

Liella!の楽曲パワーについて思うに、コロナ禍の影響が挙げられると邪推します。
今、“2.5次元”ライブ会場でも、コールが禁止され、クラップ(手拍子)で代用するヲタ芸が定着。
楽曲もコールを煽るより、合いの手を促す編曲傾向が2期でさらに強まっている感があります。
特にクラップをアレンジしたOP主題歌「WE WILL!!」などは顕著です。

クラップ曲もアガるんですが、やっぱりコール曲のテンションには勝てないんですよね……。

Liella!にも一度で良いからコールで思い切りブチ上がるステージで歌わせてあげて頂きたいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

焼き肉のたれ。

1期視聴済みです。
ちなみに、1期の評価は★4.2でした。
うーん、1期から2期にかけてこんなに★の評価が
下がったのは初めてかも。

やっぱり、人数が大幅に増えたことは良くなかったです。
もともと大味なシナリオだったのが、
人数が増えたことでさらに大味になってしまったような
感じでしょうか。
相変わらず、リエラの中の人たちは和気あいあいとして
微笑ましいのですが、
アニメのキャラ設定を9人分描き切るとなると
ラブライブのパワーシナリオでは対応できていない
かもしれません。

ラブライブシリーズは、スーパースターが初めてだったので
もしかしたらこーゆう感じなのでしょうか。
焼き肉のたれは、万人受けするおいしさですが、
さすが毎日だと飽きてしまうものです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

新メンバー!!!

全12話+リエラのうた

ラブライブ!スーパースター!の2期です。関係性から1期から観ることをオススメします。

私立結ヶ丘(ゆいがおか)女子高等学校で活動しているスクールアイドルのLiella!(リエラ)の活躍を描く作品。

今回は、1年生が入学してきてメンバーを増やすため勧誘していきます。

それによって後々メンバーが増えることになります。

今までのラブライブ!作品から比べると最少人数だったので、より深く個々のキャラクターを描いていたところが好きだったのですが、メンバー増えることにより、各キャラが印象が薄れてしまう感じがしました。

紆余曲折ありながら加わった新たなメンバー(2期生)も個性派揃い、キャラが1期生と被るところがありましたね~

後半はラブライブに向けてのお話、こちらも新キャラが出てきて、結構引っ搔き回されてしまいます。

そして最後は、あるキャラが結構大変な決断をします。こちらも見どころですね。

歌はラブライブらしい楽曲、作画も問題なく、大変楽しませていただきました。3期があるといいですね。

OP/EDともにLiella!が歌っています。

最後に、可可ちゃんとすみちゃんの掛け合いが好きなのですが、キャラ増えて掛け合いが少なくなったのは残念ですw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

64.9 8 北海道アニメランキング8位
スナックバス江(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (67)
177人が棚に入れました
北海道札幌市にあるスナック「バス江」は、リーゼントにサングラスをかけた厳ついママと破天荒で毒舌なスタッフ・明美の二人によって回っている。上司に連れられてスナック「バス江」を訪れたサラリーマン・山田は、そこの騒がしく型破りな接客に振り回される。時にサラリーマンが、時に常連が、時に強盗がスナック「バス江」を訪れ、接客をする明美たちは様々なトラブルを引き起こしていく。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スナックへ行きたくなるお話。いや〜飲みに行きてぇ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 緩い雰囲気で最後まで行きました。原作ほど毒がありませんでしたが、結構面白かったと思います。

 観ていると、本気でスナックへ行きたくなります。酒飲みにはたまりません。タバコを吸っているキャラを観て、タバコが吸いたくなる感じです。

 タツ兄、森田、山田さんとかと一緒に飲んでみてぇ〜。いかんなぁ…。飲み過ぎてしまいそうです。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2024.03.03

 アニメ化で日和ったな!と原作ファンから叱られた回でした。人気キャラのネコチームが登場するも、面白さが半減だよ!プンプン!確かに…。

 まぁ…仕方無いです。公共の電波で流すにはヤバ過ぎるネタですしね。原作ファンの作品愛は分かりますが、アニメが異世界レビューアーズみたいにネット配信送りになってしまいます。

 原作どおり!と強弁すると、サザエさんで50年代の原作ネタを放映するようなものでしょ。

 当時、覚せい剤が合法だったので、隣人の伊佐坂先生の家にヒロポン錠があり、遊びに来た子どもたちが飲んでしまい、ハイになって東京ヴギウギを歌いだす…。

 面白そうですが確実に炎上しますね…。メディアの違いを理解せよ!制約の中でのギャグ原作のアニメ化は難しいです。

 自分は森田が好きなので、とても楽しく視聴しております。
次回も楽しみです!
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 メインキャラは出揃ったのな?原作と違うと色々言われているそうですが、コレはコレで良い様な気がします。原作も大爆笑ギャグというより、不条理を楽しむ系の漫画ですからね。

 緩い雰囲気は良いです。何か、大五郎を水道水で割ってチビチビ飲みたくなる様なアニメです。

 今期覇権とはいかないと思いますが、人気が出て欲しい作品です。
……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2024.01.15

 スナックへ飲みに行きたくなりますねぇ。現実だと、お客、ママ、常連のすごく近い人間関係でチビチビお酒を飲んだり、カラオケしたり、ママにセクハラした後に不明瞭な会計をするなんて、昭和の残滓、まさに地獄です。

 若い人が嫌がる要素てんこ盛り、負け犬老害の掃溜めっぽいですが、齢をとるとこういう遊びもしたくなるんですよ。

 原作の緩い雰囲気を壊さずアニメ化している感じです。良く分かってるじゃん!と、私的には今期1の推しアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

薄雪草 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スナックはお気軽お手軽な大人の社交場

高校の同級生(男の子)がバーのマスターをやってます。
肩肘のはらないお店で、彼の奥さまがカクテルを作ってくれて、ときどきチーママさん?がお手伝いに入ります。
スナックとは違うので、バス江よりはいくらか落ち着いた雰囲気です。

お願いすればマイクを貸してくれるときもあります。(今日はダメって言われることもあります。)
隅っこにステージがちょこんとあって、天井にモニタが取り付けられてあります。
ごくたまにしか行かないのでそんなに馴染みの人はいません。
気が向いたらお勧めのお酒を飲み、ホロリとなったらおひらきにするって感じです。
一人の時もあるし、お友だちと一緒の時もあります。
お友だちも一人で来るって言ってます。


スナックにも何度か行ったことがあって、そのお店の雰囲気はバス江とそっくりです。
お店のママが学校の先輩なので、女性のお客さんが多めなのが私にも安心です。
誰もが気ままにお酒とお喋りを愉しみにくつろぐ感じで、だいたいが顔見知りの常連さんです。
わりと賑やかで、カラオケで人気曲が流れるとわっと盛り上がったりします。
何より気負わず過ごせるのがいいですね。

だから、バス江も違和感なく観られました。
でも、男の人ばっかりだとあんな感じなのかな?
私は、エッチな話はしないし、聞きもしないのですけれど。

スナックは、ちょっとフィルターをかけるコツをつかめば、誰とでもすぐにお友だちになれます。(お近づきになりたくないケバい感じの人もいることはいます。)
バーと違うのは、生活臭がそのまま持ち込まれたり、愚痴話でお祭り騒ぎになったり、何だかんだのため息と、いきなり即席のデュエットの世界です。
そんな感じで、バス江そっくりです。

癒しなのか、発散なのか、がんばろーなのか、どんな気分でも関係なく入れるところがスナックの強み。
そして、どんな気分になって出てくるのかは入ってみないと分からないところが私の楽しみ方です。

コロナ禍でしばらくご無沙汰してますが、久しぶりに行ってみたくなりました。
さすがにアニメ談義できる人は見当たりませんが、たまにはこういう作品を肴にしてみたいものです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

異世界スナック

こんなスナックがあったら行ってみたい!?
羞恥心のハードルを限りなく低くしてくれる常連さんとバリアフリーな“おもてなし”が嬉しい、かな?
性別年齢不詳、8ビットな擬似AIのバス江ママに、「一杯もらっていいかしら」の成れの果て、“ピンクの象”ならぬユニコーンがチラつくチーママさん。

それにしても、数少ない持ち歌が、なんで森田ちゃんと被るねん!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

88.6 9 北海道アニメランキング9位
WORKING'!! [ワーキング]2期(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3837)
21183人が棚に入れました
北海道某所にあるファミリーレストラン「ワグナリア」。あるきっかけで小鳥遊宗太はワグナリアでバイトとして勤務することになった。初日、意気込んでそのワグナリアに初出勤する宗太であったが、店長の白藤やスタッフのまひるをはじめ、一筋縄ではいかない個性的なスタッフたちにただただ狼狽するばかり。しかし、当の宗太も「小さいものがひたすら大好き」という独特の嗜好ゆえに、極めて低身長のぽぷらに惹かれたのでバイトとして働く決断をした、という世間の一般観念とはズレた変わり者であった。ここにひとくせもふたくせもある個性的な面々が集まったこのワグナリアで、今日も騒がしい日常が展開される。

声優・キャラクター
福山潤、阿澄佳奈、藤田咲、喜多村英梨、渡辺久美子、小野大輔、神谷浩史、白石涼子、日笠陽子、伊藤静、斎藤桃子、中田譲治、広橋涼、川瀬晶子、中村悠一、戸松遥、日野聡

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ワグナリア新装OPEN!! ワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪

■ Uo・ェ・oU/゚・:*【祝】2期『ワグナリア』OPEN!! *:・゚\Uo・ェ・oU
2期がこれだけ楽しみな作品も久しぶりかもしれませんね♪
しかも先行で1話放送が早々に観れちゃいましたね!
1期2期で大きく変わった点はまず、監督とシナリオ構成が変更になった事ですよね。
1期の平池芳正監督さんは、あのサトジュンの片腕として共に手腕を発揮してきた方で「あまがみSS」の監督でも有名で、シリーズ構成も自分で行っていた方なのです♪
1期「WORKING!!」ではかなり評価が高かった作品だけに、何故2期から監督を大槻敦史さん、シナリオ構成を吉岡たかをさんに交代してきたのは解りませんけど、新たな挑戦と前向きに受け止めて期待して観ていこうと思ってます♪
 
 
■先行放送された1話を観た印象です(*^o^*)
全体的な印象としては、1期にくらべてCGを多く使用しているので、作画や描写がとってもリアルになった感じがしました。
ただ、逆に言えば背景にキャラが浮いた印象を受けてちょこっと違和感を感じたのと、なんとなく温かく感じられていた印象が1話見た限りだと1期ほど感じられなかったりもしちゃいました。
 
「ワグナリア」の雰囲気は脱ファミレスを計ったような、高級感を感じられるくらいの描写になっていて新生「ワグナリア」って感じでしたね♪
他にも、まひるちゃんになぐられた「たかなし君のほっぺ」がピンク色に輝いていたり、カメラアングルが明らかに1期とは違って多彩になっていて、ポプラちゃんの身長がよりちっちゃく感じられたりもしましたよ・・・( ゚д゚)ハッ!・・・ちっちゃくないからね(>o<")
1期だと上からぽぷらちゃんを描いたカットが多かったのですけど、画面の右下にギリギリ顔が出ているカットなんかがあったりと新鮮に感じられる描写もありました♪
 
とにかく、σ(・・*)アタシ的には秋アニメの中でもかなり期待している作品なだけに多少の不安もありますけど、1期の良さを生かしつつ、新しい魅力を見せてくれる事を祈っています(*^o^*)
 
 
■総評
先行放送を観た時の違和感は本放送ではそれほど感じなかったのでひとまず(´▽`) ホッっとしました♪
ほのぼのコメディーでは1期のようなほんわかした感じの作画が個人的には好きなんですけど、1期の良さを損なわないように配慮して作られている印象が見受けられたので2期も1期同様楽しめました♪
2期では「山田による山田のための山田らしい演出」が全快で見られたのでそれだけで満足です
ε- (´ー`*)フッ
広橋涼さんの良さを抜群に生かしているキャラだと思ってますw
それと、佐藤くんの”ぽぷら盆栽”!?にも磨きがかかっていましたね♪
料理人は手先が器用なんでしょうかw
でも八千代さんの扱い方だけは相変わらず下手っぴですね♪
そこが佐藤くんの可愛い所なんですけど(#^^#)
八千代さんも佐藤くんが気になるようになってきたのかなぁ?ちょっと距離が縮まってきた感じですねw
この二人の関係の結末を見たかったですね♪
見たいといえば、まひるちゃんとかたなしくんの関係も微妙な距離感で終わっちゃいましたね(*^_^*)
山田兄弟も相馬くんの陰謀で会えずじまい・・・w
こずえ姉様と陽平くんも何やら面白い関係に発展してきてますしね( *´艸`)ムフフ
何だか気になる関係がいっぱいですね・・・これは続きがなかったら(/=`◇´)/呪うぞ!!ですねw


■おまけ
・まひるちゃんのヘアピンは1期に引き続き毎話変えていましたねヾ(・ω・*) エライ
・ぽぷらちゃんに色恋沙汰が無いのは、小学生らしさを演出するためなのでしょうかw
 (そんなことないよー!! o(≧∀≦。)ノ byポプラ)


■MUSIC♫
OP曲『COOLISH WALK』
 【歌】種島ぽぷら(阿澄佳奈)、伊波まひる(藤田咲)、轟八千代(喜多村英梨)
 Aメロからサビにかけて盛り上がってきて、「ワグナリア劇場」開演だよー♪って感じですねw
 
ED曲『いつものようにLOVE&PEACE!!』
 【歌】小鳥遊宗太(福山潤)、佐藤潤(小野大輔)、相馬博臣(神谷浩史)
 ミュージカルでも見終わったような感覚にしてくれる華やかなナンバーですね♪
 「ワグナリア劇場」の余韻に浸らせてくれました(#^^#)

※どちらもスカ特有のジャズ・バンド構成で作られていてこのリズム感がたまらなく好きなんです♪
 1期の『SOMEONE ELSE』の様な中毒性は控えめですけど完成度の高さは負けず劣らずですね!
 (#^^#)

2011.09.06・第一の手記
2012.01.08・第二の手記(追加:■総評、■おまけ)
2012.01.14・第三の手記(追加:■MUSIC)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 89

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1期も面白かったが1期より好きでした♪

1期同様安定して面白かった
バイト仲間の微妙な関係と話の掛け合いに自然と笑いが
2期では恋愛要素がやや多くなったが
相変わらず笑いが滑っていないのがすばらしい
まったりしたゆるい笑いを求める方におすすめ。


一期がギャグ要素多めだったのに対して
二期は恋愛要素の比重が重かった印象
ギャグのテンポのよさでは一期が勝るものの
二期はキャラ同士の絡みがより親密なものとなり
ニヤニヤできるシーンの質が高かったように思われます


個性的なキャラクターの魅力はそのまま
前作視聴者も違和感なく安心して受け入れられる出来
雰囲気の良さはそのままだが
2期では「間」の取り方がすごくうまくなった。
同じカットの長回しや、敢えての無言など、
ギャグが冴え、さらに笑えるシーンが増えたと感じる。

2期のほうが恋愛色が強く
個人的に好みだった

3期も来ることを希望している

投稿 : 2024/05/11
♥ : 86

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

新キャラも増えてますます楽しいワグナリア

あいかわらずギャグがおもしろくて全く飽きさせてくれませんでした。

タイトル通り個性的でおもしろい新キャラも増えて1期と同等以上に楽しんで見ることができました。
店長の舎弟1号2号や、山田の兄(?)などが登場し、そしてその新キャラに使われた声優も中村悠一さんに戸松遥さん、そして日野聡さんと、声優の豪華さも健在でした。

俺の好きなキャラ、伊波ちゃんの可愛さもパワーアップしてましたね。
1期の時より殴ることは少なくなったものの、相変わらずの「ボコデレ」っぷりも発揮してくれましたw

ところでこのアニメのメインヒロインって一応ぽぷらちゃんなんだよね?
でも何だかあまりヒロインっぽくないというか、どっちかと言うと「山田」のポジションに近い気がします(;゚∀゚)
恋愛要素があまりなくギャグ要因なため、やっぱり伊波ちゃんの方がメインヒロインっぽいですよね?

恋愛と言えば主人公「小鳥遊 宗太」・・・
「自分はミニコン」だの「12才以上は年増」だの色々言ってますが、完全に伊波さんに恋しちゃってますよね?
伊波さんが山田兄(?)と仲良くしているのを見て不愉快になるし、伊波さんからのメールを2時間以上もずっと待ち続けていたりするし・・・
好きでもなければこんなことにはならないですよね?
その辺もすごく気になります。

つまり何が言いたいかと言うと「3期作ってください!お願いします!」ということです((*゚∀゚))

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69

83.4 10 北海道アニメランキング10位
這いよれ!ニャル子さん(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3019)
16659人が棚に入れました
高校生、八坂真尋はある日、夜道で怪物に襲われるも突如現れた謎の少女に救われる。その少女は、自身がクトゥルー神話に登場するニャルラトホテプそのものであると語り、また自身が宇宙人であること、真尋が他の宇宙人に狙われており、自分が護衛として派遣されたことなどを告げるのだった。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、喜多村英梨、松来未祐、釘宮理恵、新井里美、國府田マリ子、久川綾、羽多野渉、大坪由佳、草尾毅、島田敏

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

自分的には未開拓のジャンルだった

ライトノベルが原作。
クトゥルー神話を元ネタにしたスラップスティックコメディというより
単純に「ラブコメ」なんだそうだ。

面白いよ~という噂だったので、1期2期をすっ飛ばして
3期から視聴したのだが、やはり1期から観るべきだったのか。

ドロロンえん魔くんを思い起こさせた色彩の中、異界の生物が・・
ギャグ以外、詳しいことは知らないままだったので
その直後からの展開には、口がポカーンw

見方によっては、「わけがわからない感覚」なんだけれど、
気楽に観ていられたことは確かで、そういう意味では娯楽作品なんだろう。
あまり深くは考えない向き合い方でパクリパロディを楽しめたら
それはそれでいいのかもしれなかったが、自分的には未開拓のジャンルゆえ
どうにも最終回を観終えるまで、かなり気力が必要で時間がかかった。

キャラの顔立ちもけっこう可愛いし、テンポ良く展開していくので
クスクス笑いながらいつのまにか終わってる点ではある意味
成功している部分もあるのかもしれないが、好みの作品かというと
それは少し違うぞ・・と。
好きな人には申し訳ないけれど、個人的にはそういう結果になってしまった。
ただ、いろんなアニメのパロディについては、
おそらく半分も気づけていなかったと思うので、もしそれがもっとわかれば
評価はグンッと上がったのかもしれない・・・う~ん残念。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 66

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハイテンションラブコメヾ(o´∀`o)ノ

「いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌、ニャルラトホテプ!」
こんなキャッチフレーズをもつニャル子を
中心に繰り広げられるハイテンションラブコメ。
全12話。
原作:ラノベ。


TV放送は2012年4月なのでちょうど3年前。
まだ、おいらが深夜アニメを見始める前の作品ですw
キャッチしている方のレビューを拝見して
視聴を決めた作品です、感謝ですね(o´∀`o)ノアリガト♪

あらすじは飛ばします。

んまぁ~ハイテンションなメインヒロインでしたね。
そんなニャル子中心の為か各キャラも映える映えるw
あのテンション、個人的にはアリでしたが
合わない方もいるかも知れませんね(;´∀`)

それでも、このウザいくらいのハイテンションぶりが
作品の要になっていたように思います。

ラブコメとパロディを軸にした内容は
どこかで観たような話が多く、真新しさは皆無。
しかし、それでも笑えるのは作品の武器である
ハイテンションを要とした事が要因だったと思います。

使い古されたようなネタ、ストーリーでも
何か1つ材料を加えれば新たな面白さが生まれる。
まだまだにわかな自分にはいい勉強になりましたw

作画は丁寧でキャラデザは可愛らしい仕上がり。
主人公である男子高校生役を演じる喜多村英梨
ニャル子役の阿澄佳奈など声優陣もしっかりしています。
中毒性があると言われるOP曲♬にも納得w

全体的によくまとまったコメディ作品と
いった評価になりました♪


パロディネタは元ネタが分からないと(?∀?;)に
なってしまうので恐いですよねw
それでもニャル子のウザいくらいのハイテンションが
救ってくれると思います(≧∀≦)

ラブコメ、パロディファンは一見の価値アリだと
思いますよ♪
2期の視聴が楽しみです!




《キャスト》

ニャル子(CV.阿澄佳奈)
八坂 真尋(CV.喜多村英梨)
クー子(CV.松来未祐)
ハス太(CV.釘宮理恵)
シャンタッ君(CV.新井里美)
暮井 珠緒(CV.大坪由佳)
余市 健彦(CV.羽多野渉)
八坂 頼子(CV.久川綾)
ルーヒー・ジストーン(國府田マリ子)



《主題歌》

OP
『太陽曰く燃えよカオス』/後ろから這いより隊G
ED
『ずっと Be with you』/RAMMに這いよるニャル子さん
『禍々しくも聖なるかな』/後ろから這いより隊(第12話のみ)

2015 04/05 初稿

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

にゃ〜

原作未読です。

謎のものから追われる主人公 八坂 真尋を守るために宇宙からやってきた惑星保護機構銀髪美少女 ニャル子さんが活躍する?お話です。

ギャルゲー好きで残虐で性格破綻者wのニャル子の言動や行動が面白すぎて、もうずっと笑いぱなしでしたwニャル子役の阿澄佳奈の魅力が充分すぎるほど発揮されていましたね。

恋愛やちょっとしたBLやゆり要素があります。
特に主人公とニャル子さんやりとりが面白かったですね。

把握できないもの数多くありましたが、色々な特撮やアニメ作品のオマージュも結構ありました。
ガ○ダムネタや仮○ライダーのセリフが多いですねw
過去のオマージュが入っている作品は余り好まないのですが、この作品はあまり違和感なく観やすかったです。

OPは面白い曲で耳に残りますね~中毒性がかなり強いですw
う~にゃ~う~にゃ~♪
最終話で流れたEDの「禍々しくも聖なるかな」いい曲ですね。

ギャグハーレム作品で単純明快、元気で楽しい作品です。合う合わないがあると思いますが、私にはド直球でした。楽しく過ごしたいときに観るといいですね。

続きもあるそうなので楽しみです。
{netabare}
キーワードは「フォーク」ですw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57

83.9 11 北海道アニメランキング11位
生徒会の一存(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (2982)
16374人が棚に入れました
立碧陽学園生徒会――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園。
生徒会メンバー中、唯一の男性である副会長・杉崎鍵は、今日も生徒会室の中心で愛を叫ぶ。「俺は美少女ハーレムを作る!」と(ただし、扱いは空気以下)。
そして、お子サマ生徒会長桜野くりむは、今日も生徒会室の中心で身勝手を叫ぶ。「ただの人間には興味あ(自主規制)」
日々くり広げられる、ゆるすぎる会話。日々費やされる、青すぎる青春。いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を!
これは、ユカイツーカイついでにちょっぴり秘密アリな碧陽学園生徒会メンバーたちの、愛すべき日常をつづった記録の一端である。

声優・キャラクター
本多真梨子、斉藤佑圭、富樫美鈴、堀中優希、近藤隆

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ギャグのテンポが速くて爽快!

内容は主人公(杉崎 鍵)と
4人の個性豊かな美少女達が生徒会という名目で集まり
それらしい仕事はほとんどしないで
ひたすら駄弁る、という内容です。

「萌え」と「ギャグ」と「パロディ」が合わさった
コメディアニメ。
終始ギャグで笑えるかと思ったら
後半はちょっぴり感動したりもします。
何より生徒会メンバー達の
ボケとツッコミのテンポがとても速く
爽快でとても笑えます。
パロディ要素もなかなかシュールなところを
突いてくるので結構ツボりました。

生徒会メンバーの性格を端的にまとめると
会長 【桜野 くりむ】 →幼稚
副会長 【杉崎 鍵】 →ハーレム主義
書記 【紅葉 知弦】 →ドS
会計 【椎名 深夏】 →熱血、ツンデレ
会計 【椎名 真冬】 →ゲーマー、腐女子

これらの個性が良い塩梅で絡み合って
とても面白かったです。
それに皆それぞれの個性に見合った可愛さが
滲み出ていて主人公のことをとても
羨ましくも少し疎ましく思ってしまいました(^_^;)

萌えとギャグを純粋に楽しみたい人には
とてもおススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 82

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

駄弁ってるだけなのにおもしろいって何なの?w

とある出来事からハーレムを作ることを決意した主人公杉崎と個性豊かな4人の美少女たちで結成された生徒会が色々な議題を基に議論(コント)をしていくギャグアニメです。
初っ端からメタ発言をかましてく大胆さ!
おもしろい予感しかしませんでしたw
結構他のアニメのパロも取り入れてくるので、そのアニメを知ってる人はより一層楽しめると思います。

それに先ほども書きましたが生徒会メンバーは美少女揃いです。
ロリ会長にドS書記、熱血副会長や腐女子会計など中々キャラの濃いキャラの子たちが揃っております。
ちなみに僕のお気に入りは会計の真冬ちゃんですね。
あのほんわかしたところが大好きです。
あと、オタクだしw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

個性的キャラクターが織り成す多彩なパロディネタ、どれだけ理解出来るかがポイント!!【総合評価:72点】

2009年秋に全12話で放送された作品。

現在、ニコニコ動画にて第二期が放送中、来期に本放送が始まる作品。

舞台となるのは北海道のとある高校、碧陽学園の生徒会
この作品における生徒会メンバーの選出方法が少し変わっていて、全校生徒で行う人気投票の上位が生徒会のメンバーとなると言う形を取っています。
そして、成績優秀者が希望すれば生徒会入りできる「優良枠」 と言う制度があり、主人公の杉崎鍵はこの枠で生徒会メンバーとなっています。
まず、この主人公はギャルゲー好きで、人気投票で選ばれた美少女ばかりの生徒会に入る為に入学当初底辺だった成績を猛勉強で学年一位に上げたと言う、何とも残念ながらも能力のある人物
美少女だらけの生徒会を「俺のハーレム」と公言するなど、美少女に対して可笑しな言動が目立つ。
そんな変人と美少女ばかりの生徒会メンバーが生徒会室でダラダラしながら過ごしている、笑い満点の日常を描いた作品となります。


主人公は先述通り、ギャルゲ好きの変態で言動も美少女への執着ゆえに可笑しな奴です。
それでも、その執着や言動は基本的にはネタへと昇華されているので、見ていて不愉快と言う感じの変態ではありませんよ。
基本的にボケたり弄られたり、ツッコミ役もこなせる万能キャラクター
一応、イケメン設定ですし、努力家で結果もしっかりと残している、そのキャラクターも愉快とあれば、寧ろモテるんでは?とも思うんで、良くあるモテる理由が正直意味不明なハーレムアニメよりよっぽど状況に適してはいるキャラです。

他の生徒会メンバーもしっかりと個性を持たせていて、キャラの被りもなかった為、笑いの取り方のパターンも多彩
浮いたキャラクターも存在せずに全メンバーが確りと輝きを見せる事が出来ていたと思います。


ギャグ要素の強い日常を描いていて、笑いの取り方はパロディネタをふんだんに盛り込んだものです。
結構幅広いジャンルのパロディネタなんで、多くのネタをどれだけ理解できるかが重要となってきます。
自分は幾つか分からないネタもあったのですが、大半のネタは理解できましたので、非常に楽しむ事が出来ました。
今でも本当にたまにですが、見直したりもしているそれなりにお気に入りの作品だったりします。

作中の大半がふざけたギャグパートなんですが、時折良い事を言う良い話風な場面もあります。
それは基本的にふざけている生徒会メンバーがそれぞれ抱えている悩みやら過去に対する話、まぁ突然放り込んで来るんで困惑するのが正直な感想です。
でも、普段のおふざけからの落差が急激なんで、どうにも良い話に聞こえてしまいますね。

作画に関しては、特筆するほど綺麗ではないですね。
キャラクターデザインも若干、萌えの要素を強く、自分としてはそこまで好きなものでは無かったと言うのが感想です。
まぁ、美少女だらけの生徒会と言う設定を生かそうとするには無難なデザインかも知れませんね。

音楽面に関しては、OPはキャラソンとしては上出来、EDは単純にネタ曲で毎週変わるあたり手が込んでいるなと言った所です。

声優陣もそこまで有名所を集めている訳ではありませんが、自分としてはキャラクターに合っているキャスティングだと思っております。
第二期からは、若干の声優の変更があるのが、少し残念ではありますが……


個性的なキャラクターが織り成す、パロディネタ満載の本作品、視聴者がどれだけ他のアニメを見ているのか、と言う点が結構重要となってきます。
それ故にアニメの視聴数が少ない方には面白さが伝わりにくい可能性もありますので、万人向けではありません。
ですが、パロディネタが分かれば楽しめる作品だと思いますので、興味がある方は一度視聴してみてください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 49

91.6 12 北海道アニメランキング12位
僕だけがいない街(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (3357)
15480人が棚に入れました
漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せず毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
「再上映(リバイバル)」。
何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻される現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度でも繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。

しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。

自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来は――?

声優・キャラクター
土屋太鳳、満島真之介、悠木碧、赤﨑千夏、大地葉、鬼頭明里、七瀬彩夏、菊池幸利、水島大宙、高山みなみ、宮本充
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

踏み込まなければ道はない

「僕だけがいない街」
このタイトルに込めた意味はそうだったのか。
{netabare}僕だけが不在の時間こそが宝物なんだ。{/netabare}

秀逸なサスペンスとして名高い作品ですが、
容疑者が少なく絞られている為、
犯人当ては容易かもしれません。
加点要素なだけにここだけは残念。
ただスタッフはそこに重きを置いてないようだ。
素晴らしい構成と演出で、
ヒューマンドラマとして物語に焦点を当て、
緊張感が薄れる事もなく最後まで目が離せません。

舞台はある事件がきっかけで、
{netabare}現代から昭和63年へ。{/netabare}
主人公が記憶の奥底に沈ませていたあの冬の惨劇。
過去と向き合い救わなければいけない大切なもの。

勇敢にも踏み込まなければ道はないのだ。

健闘を祈る。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 99
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

毎回ドキドキ!

.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+

原作は漫画みたい。
私は全くの予備知識無しでの視聴開始。

主人公の淡々とした喋り方と普通っぽい声。
細部まで細かくて丁寧で普通に見やすい作画。
映し出される普通の日常の生活のシーン。

えっ、僕街って結構話題になってたよね?
結構シンプル。
最初はそんな感じでした。
最初はね!最初はですよ!

だけどじわじわとくるサスペンス感。
時折入るフラッシュバックみたいなカット。
シーンを盛り上げるBGM。
気付いたら目と耳と心が釘付けになってました。

リバイバル(再上映)という特殊能力を持った主人公が、
自分の過去にタイムリープ。
自分の忘れていた過去の真実に向き合い運命と闘う、
そんなサスペンスドラマみたいな感じかな。

色んな物が普通っぽい演出だからこそ滲み出てくる様な
緊張感。
ちょっと私、こういうの好きかも…

制作はA-1 Picturesさん。
そして監督はソードアートオンラインでお馴染みの
伊藤智彦さん。
なるほど…うん、うんってヒトリゴト。

ちょっと展開が早くて原作を知らない私には細かい描写
が少なく感じましたけれど、それでも自分なりに推理した
りして、次!次!って確実に続きが気になる作品でした。

声優さんでは赤崎千夏さんがメインキャラの1人として
出演されているのが私的に嬉しい。
そしてなんと言っても悠木 碧さんの演技。
最大の見所の一つでもあるくらい凄いです。
色んな意味でも声優さんの演技が凄く楽しめた作品でも
ありました。

丁寧な作画とスリリングな展開のストーリーを盛り上げる
BGM。
次回への期待が膨らむシーンを「引き」に持ってくる上手
さ。
心が痛くなるシーンもあるけれど、涙が出ちゃうくらい
心が温まるシーンも沢山ある作品。

スリリングなサスペンス感と心に染み入る温かさ。
両方楽しみたい方、そして悠木碧さん大好きな方には是非
ともオススメしちゃいたい作品です♡


.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+


【mio's café】

ここからはネタばれですので
視聴済みの方だけ見てね♪
{netabare}

〈総評〉
{netabare}
私は原作漫画は読んでないのですけれど、特に原作を既読
されている皆さんのレビューを拝見してかなり削られてい
る描写が結構あったみたいですね。

こんなに素敵なシーンもあったんだー!
アニメでも見たかったなぁーって。

加代がおばあちゃんに引き取られてからも美琴小学校に通
うようになり、悟との感動の再会シーン。
加代と悟のクリスマスツリー、再会後に再び2人で見に行き
加代が悟にお礼を言うシーン。
悟が車で落とされた場所の木の下で佇むセーラー服の女の
子のシーン(おそらく加代。)などなど…。

1クールじゃ仕方ないしね。

でもアニメOnlyで視聴した私でもスリリングな展開、心に
突き刺さる様な切ないシーン、涙が溢れそうな温かいシーン
などなどそれほど違和感なく楽しめました。
特に次回への期待が膨らむところを上手く終わりにもって
行くところが本当にドラマを見ているようでドキドキしま
した。

俗に言う「引き」ってヤツですね!

一部の方がおっしゃいますように私も主人公のセリフが
棒読みっぽく聞こえましたけれど、私的にはそれだけに
なんだか本当に普通の人っぽく感じて、日常の生活が一変
していく緊張感を与えてくれた様な気がします。
これも演出の1つなのかな?
(そう思うようにしてます…笑)

そして音楽、特にBGM。
BGMが凄く良くて感動したりワクワクするシーンがとって
も盛り上がったと思う。
特に冬の北海道のシーンとか凄く雰囲気にマッチしていたなぁって。

途中からは自分なりに真犯人を予想しちゃったりして。
見事に外れちゃいましたけれど、そういう楽しみ方も出来
たのは良かったかな。

そしてこの作品で1番興味深かったのが良くも悪くも声優
さんの演技。
悠木碧さんは朝食のシーンをはじめとして全編にわたって
もう本当、凄く魅力的でした。
悟に対する淡い恋心とか…もう…ね。

また悟母の高山みなみさん、先生八代学の宮本充さんの
演技がなんだかとっても濃厚なデミソースって感じで本当
にこの作品を美味しく頂けました♪

俳優さんお2人の演技に関しては私はよく分からないけれ
ど、私的にはあの普通っぽさが意外にも良い味を出してた
という事で…OK?

最近の作品では本当に次話が楽しみと思える数少ない作品
の1つでした。
原作はもっと面白いんだろうなぁ。
機会がありましたら、是非読んでみたい作品です。

{/netabare}

このお話し、伏線とか多くて内容を書いてないと訳わから
なくなりそうなので個人用メモ的な感じになってます。
ごめんなさい。
興味のある方は見てね♪
〈第1話感想〉
{netabare}
ピザ屋さんのバイトと副業で漫画家をしながら生計を
立てている悟。見た目も普通な青年。
助けなきゃって思った時、リバイバルという特殊能力が
発動。自分でもあんまり自覚してないみたい。

最後の母親殺害までかなり急展開でお話が進展。
ところどころ???と思いながらも凄く続きが気になり
ました。ていうか引き込まれました。

18年前の連続児童殺害事件の真犯人に気付いた為殺害
された悟の母親。
それを防ぐ為には、自ら18年前に戻り加代の殺害、
ユウキさんの逮捕を防ぐ事で母親の殺害も防げる。
そんな強い思いが引き起こしたリバイバルなのかな?

悟が母親殺害の容疑者にされる経緯がえっ〜って思うくら
いちょっとあっさりだったので納得いかなかったかも。

あの赤い目の男真犯人なのかな?
リバイバルしてからどうやって帰ってくるんだろう?
色々謎が引っかかる第1話でした。

愛梨ちゃんCVの赤崎千夏さんが私的に嬉しかったかな。
病院でのシーンお家でカレーを食べるシーン凄く良かった
{/netabare}

〈第2話感想〉
{netabare}
18年前にリバイバルした悟の友人関係の説明、キーマン
となる加代との接触を持つお話しみたいな感じかな。

気になったのがヒロミ君。
女の子かと思っちゃった。中性的で可愛い。

そしてケンヤ君。
頭が良くて優しいのはいいんだけど妙に大人びていて
ちょっと(怪しい)雰囲気を感じちゃった。
考えすぎかもしれないけれど。

そして加代。
悠木碧さんの声にゾクゾクします。
「バカなの?」
テンションは違うけれど、アスカの
「あんたバカァ?」に匹敵するくらいのインパクト!
悠木碧さんやっぱりいいですね。

でもカーテン越しの虐待のシーンが少しだけあったけれ
ど、見ていて心が痛かったです。
アニメってわかっていても許せない怒りが込み上げます。
辛いですね。

「藤沼ってさ、なんかふりをしてるでしょ…」
からの加代との会話は心にジンときました。
誕生パーティーに加代を誘う悟。
手と手を合わせる加代と悟。
「おい、29歳しっかりしろ。何照れてんだよ…」
には少しだけ笑っちゃいましたけれど。
ちょっとだけホッコリした時間。
加代にもっとこういう時間をあげたいなぁって。

でもやっぱりケンヤは気になります。
文集から加代の事を悟と同じ様に気にしているみたい。
文集から読み取れるSOS。
ケンヤは事件のなんらかの鍵を握っている可能性がある?
うーん。わからない…
悟がなぜ自分の作文を見なかったのか、悟の手袋はどこに
いったのか、気になる事ばかりです。

「したっけ!」最後の駆け出す加代が印象的でした。
{/netabare}

〈第3話感想〉
{netabare}
悟が同級生とアイススケートでの競走。
しかも相手はアイスホッケー部。
北海道って授業でスケートがあるんですね。
ちょっとビックリ。それだけ寒いって事なのかな。
競走の方は悟が勝ちそうになるけど一瞬手を抜いて敗北。
だけれどそれを加代は見抜いていてちょっと悟と嫌な
雰囲気に。
一緒に滑った同級生も悟に激怒。
18年前と同じ事をしてしまったと思う悟。
これも何かの伏線かな?

八代先生から雛月の誕生日を聞きだす悟。
悟と同じ3月2日。
八代先生とてもいい先生なんだろうけど、なんでだろう
凄く表情が引っかかるのは。

虐待を受けて倉庫に肌着1枚で倒れてる加代が痛々しい…
悠木碧さんの演技が凄いですね。
虐待をしながらも世間体は気にする母親とその横で昼間っ
からお酒飲んでる内縁の夫みたいな人。
こういうシーンでよくある光景でしょうか。
本当に腹が立ちます。

八代先生から加代の虐待について聞く悟。
動こうにも動けない学校側。イライラが募ります。
そんな中教室での給食費盗難騒動。
リアルに描くのはわかるけれど、もう本当心が痛いです。
こういうシーンは。
加代を正面からかばう悟。
八代先生のフォローもよかった。やっぱりいい先生
なのかな?
でも今度は美里の事が気になります。
イジメがイジメを生まなければいいのだけれど…

最後のクリスマスツリーのシーンは凄く良かった。
作画凄い!本当に綺麗…
声に出して微笑む加代。
そして「バカなの?」
色々中身の濃い第3話でした。

最後の職員室の描写。八代先生とケンヤ?
えっ、何?
またまた気になります。
{/netabare}

〈第4話感想〉
{netabare}
いよいよ歴史の改変に向けて動き出す悟。
Xデーまで加代を1人にしちゃいけない!
そんな思いからまず土曜日に科学センターに加代を誘おう
と計画。
母の誘導に引っかかるもお小遣いゲット。嬉しそうな悟。
ここの母と悟のやり取り凄く良かった。

学校では美里が給食費騒動の件で少し孤立気味。
そんな美里に悟が声をかけるも裏目に…

加代を土曜日に科学センターに連れて行きたいと悟が加代
の母親に直接交渉。
思わず虐待を連想させる様な言葉を口走り、加代の母から
反対されしかも殴られそうに。
そんな時悟の母親が登場。無事、場を収め加代との約束を
取り付ける悟。ここでの悟のお母さん良かったですね。

土曜日、科学センターで加代とのデート。
リバイバルする前の記憶と近いことに気づく悟。
そして友達がやってきて改めて歴史を改変している事に
気付く悟。
加代を自宅に送り届け大きな声で
「明日も迎えに来るから!」と悟。

誕生日当日、悟と加代が買い物して帰ると自宅では
サプライズ誕生日パーティ!
加代の本当に楽しそうな笑顔。恐らく彼女には今まで、
あまりこういう機会はなかったのでしょうね。
悟に「プレゼント間に合わなくてゴメン」という加代の
表情がなんとも…切ない…
「明日、渡すから…」

第3話の最後の職員室の描写は八代先生とケンヤが今日の
サプライズを計画していた様子だったんですね!恐らく…

加代を自宅に送り届け、Xデーを乗り切った、歴史を変えた
と喜ぶ悟。
そんな彼に衝撃の展開。

翌日、加代は学校にこなかった…

もぉー、なんなんでしょうか!
そう簡単に事が進むとは思ってないけどこの展開!
気になり過ぎます!

本当、メモ的な感じになってゴメンなさい…
{/netabare}

〈第5話感想〉
{netabare}
翌日学校に来なかった加代。
悟の母親と話し、誘拐事件を知る母親の元同僚。
悟は加代を探しに加代の自宅を訪れるも手掛かりは倉庫の
前に残された大人の足跡のみ。
加代の母親と同居の男は動かない体を見て、
「どうする、これ」
これ、明らかに加代なんですよね。心が締め付けられ
ました。

自分を責め学校を2日休む悟。
「後から自分のせいと思うのは、思い上がり。1人1人の
人間に出来る事は限られている。」
母親に諭され学校に行く悟。

児童には家庭の事情で転校したと告げる八代先生。
励ます悟の友人達。
勘のいいケンヤは連続誘拐事件ではと悟に告げる。

学校の帰り悟は加代の母がゴミを捨てる姿を目撃。
不気味な笑み。
ゴミ袋の中にあったのは行方不明になってまだ10日という
のに加代の服と悟に渡すはずだった編みかけの手袋。
あまりのショックに叫びながら走り出す悟。
と同時にリバイバル終了。

どういう条件でリバイバルが終了するのかイマイチ分かり
ませんでしたが再び2006年。

2006年で悟はすでに重要参考人であり逃亡者。
ピザ屋の高橋店長を頼るもアッサリ裏切られる。
この高橋店長って人、第1話から愛梨を見る目が気持ち悪く
てまぁ信用出来ない人だとは思っていましたがまんまでし
たね。

逃げる悟の前に現れたのは愛梨。
「バカなの?」
加代と同じセリフにちょっとビックリ。
これも何かの伏線かな?
愛梨の部屋に匿われている間、事件の中身が改変されてい
る事に気付く悟。
「変えられるんだ。もう一度あっちに行けたら…」

ピザ屋で男性と話す高橋店長。
西園先生って呼ばれてる。
愛梨を見てデレる高橋店長マジキモいんですけど!
なんかイライラしてきちゃった。
にしてもこの西園先生って呼ばれてる男性の後ろ姿。
メガネといいあの男に似てるんですけれど。
愛梨を遠くから眺める姿も不気味…
警察に通報しようとしてる高橋店長に携帯をヘシ折り
愛梨の鉄拳!
ちょっとスッキリしました。でも愛梨の気持ちが痛いほど
よくわかるシーンでした。

橋の下で悟に自分の過去を話す愛梨。
またしても「バカなの?」
そのバカなの?って止めてくれないかと悟。
うーん、やっぱりこの「バカなの?」が引っかかりますね

悟の着替えを自宅に取りに行く愛梨。
そんな愛梨の携帯に悟の母親からのメール。
犯人からだと気付いた瞬間火の手が上がり炎と煙に包まれ
る愛梨…

なんていう…もうどうなるんでしょう…

ハラハラドキドキの第5話でした。
にしてもあの西園先生と呼ばれていた男性が気になります。
{/netabare}

〈第6話感想・真犯人予想中間発表〉
{netabare}
炎に包まれた愛梨を助けようと建物に飛び込む悟。
抱えられた愛梨が悟のポケットに自分の携帯をしのばす。
どこから現れたか高橋店長。
救助を手伝ったかと思ったら、
「手柄は俺のもんだぜ。」
本当嫌な男です。救助には感謝しますけれど。
っていうか自分で火をつけたんじゃないの?

母の残したメモから母の元同僚澤田さんの電話番号を入手
しコンタクトを取る悟。
一連の事件の真犯人の存在について悟に話す澤田さん。
澤田さんの話からとヒロミを殺したのは顔見知りの犯行
と判断する悟。

愛梨の入院している病院を訪ねる澤田さん。
ベッドに寝ていたのは愛梨では無く愛梨の母親。

病院を抜け出した愛梨は悟と再会するも警察に尾行されて
いて悟は逮捕されてしまう結果に。
連行される間、悟は次のリバイバルを予感。
その時、真犯人と思える例の男の姿を見る。

こんな感じでしたがやっぱり西園議員の存在が気になりま
すね。
で例の謎の男なんですが悟が逮捕されるあんな現場にいた
という事は、警察関係者?

んーますます分からなくなちゃった。
再びリバイバルするであろう次回に気になりますね。

一応、ここでmioの真犯人大予想中間発表!ドンドン!

◎西園議員
○加代の母親と彼氏
▲八代先生
△ケンヤ
×警察関係者
大穴 美里

〈理由〉
◎西園議員- まずあの現場によく現れる男の風貌が似てい
る。こんな簡単な理由で申し訳ないのですが、匂うんです。
女の勘ってヤツですぜ、旦那。
悟の犯行に見せかけて明らかに愛梨を狙った放火が気にな
りますね。ピザ屋に出入りしていたのも。愛梨に何かを見
られたとか。

○加代の母親と恋人- 加代殺害だけに関してならかなり確率
は高いと思うけど、あのダラシない恋人と2006年まで知能
的な犯罪を繰り返すとは思えず…
あるいは誰かに依頼した?

▲八代先生- 唯一加代の家庭の事情と誕生パーティーなど
加代の行動予定を知ってる人。
優しいの裏にある何かが匂うんです…クンクン。
この手の犯人って平然と表と裏の顔があるから。

△ケンヤ- 現時点で私にとって最大の謎の人物。
天使にも悪魔にもなれる要素を持った少年。
私の中では彼もリバイバルしているのではという、根拠の
無い妄想が膨らんでいます。

×警察関係者- 愛梨や悟の情報を入手しやすい。
何よりも悟が逮捕されたあの場所に普通の人はいないと思
うのですが…だんだん苦しくなってきました。

大穴 美里- 1番は加代を含めた悟たちとの確執。
あんな少女にできる犯行では無いと思いますが、美里の
お家ってクリスマスツリーや普段の着ている服持ち物など
からそこそこのお金持ちの様な気がする。
親に告げ口して他の人物が犯行に及んだ…
ていうか、美里の父親が西園議員?なんて考えちゃいます。

どうでしょうか?実際のところ全く分かりません…
見た目は大人、頭脳は子供の私にはこれくらいしか思いつ
きません。
{/netabare}

〈第7話感想〉
{netabare}
1988年に再リバイバルした悟。
舞台は科学センター。横にいる加代を見て涙を流す悟。
それを見た加代
「バカなの?」
私もなんだか安心しました。

「ラストゲーム!」
悟の言葉に力が入ります。

ケンヤに「貸した本は読んだ?」と聞かれる悟。
覚えていない悟は「まだ読んでない」と答える。
その後探りを入れるかの様なケンヤの質問。
難しい言葉を使いながら悟に加代保護の協力を申し出る
ケンヤ。
んー、前から思ってたんですけれど、ケンヤって何者?
ひょっとして悟と同じリバイバル能力者?
中身は大人にしか見えないんですけれど…
普通の小学生ではないですよね。

加代と友達になった事を喜んでくれるユウキさん。
何気にユウキさんの父親の部屋の場所を聞く悟。

児童館に加代、ケンヤ、ヒロミを迎えに行ったらやっていた
のはバスケ。
前回のリバイバルでは確かオセロだったはず。
その変化を見て急激な変化を避けないと予想がつかなくな
ると思う悟。

前回と同様の誕生日パーティ。
途中で抜け出してユウキさんの家の車をパンクさせて
窓に「殺す」と書いた紙を石とともに投げ込む悟。
警察が来てユウキさんが自宅にいるアリバイを作る為。
なかなか考えましたね。

加代に虐待を加える加代の母親を直接自分の手で排除しよ
うとする悟をケンヤが寸前で制止。
ケンヤはこの2日間、加代を助けることに必死になり過ぎて
いるな悟を危ないと思い尾行していたみたい。

誕生パーティーの帰り道、加代が虐待を受けない様に
「今からお前のこと誘拐するけどいい?」と提案する悟。
「バカなの?」
と言うものの承諾する加代。
なんだか愛の逃避行みたいでいいですね。

加代を廃バスに匿う悟とケンヤ。
加代「ありがとう。悟、ケンヤ君」
ケンヤ「礼はいいよ。友達だろ、加代ちゃん」
悟「俺たちが必ず加代を守るから」
お互いの呼び方が変わりましたね。
ぽぉーってなる加代の表情が…

翌日バスの中でトランプをする悟、ケンヤ、ヒロミ、加代。
加代の母親が動く様に仕掛けると言う悟。
「結末はどうするの?」と訪ねるヒロミ。
「大丈夫、俺が責任とるから」と悟。

「バカなの。私が言い出しっぺで、皆んなが協力してくれ
たって事なら…誰もお咎めないっしょ。はい、あがり」
誰も考えつかなかった答えを加代が提案。

バスの中で眠りにつく加代。
扉を開ける音。
「悟…かな?」
バスの中に入り込む人影。

えっー、もうかなり心臓にも悪いんですけれど!
誰なのかな?大人の男っぽかったけど…
八代先生?それとも勘付いて様子を見に来た悟の母親?
もう、こういう終わり方気になり過ぎです!

本当、メモ書きみたいな感じでゴメンなさい。
{/netabare}

〈第8話感想〉
{netabare}
第7話で最後に登場した謎の人物。
明らかに成人男性ですね。
もう本当にドキドキしました。加代が無事で良かった。
これで私の予想していたケンヤ、美里といった子供達の線は
消えたかな?
いやっ、唆して共犯って事もあるし…
でも実行犯は確実に大人だと思うし、学校の廃バスに道具
を置きに来たというのは違う学校とはいえ八代先生かなり
私的に怪しくなりました。
第8話を見て◎西園議員、○八代先生、▲澤田さん、
と順位変更。
澤田さんいきなりのランクインです。

ユウキさん真犯人説も浮上したけど、愛梨の家に放火する
のは無理だし、第一ユウキさん真犯人だったら本当笑っち
ゃいますよね。

予想は置いといて、加代保護の為に本格的に動き出しまし
た。
悟母、妖怪呼ばわりされているけれど、本当いいお母さん
加代と悟と悟母。本当の家族みたい。

忘れかけていた温もりを感じて流した加代の涙。
今まで辛かったね…
私まで涙出ちゃいました。
本当は母親とこういう関係に戻るのが一番なんだけど、
良かったね、加代ちゃん。

これで一応、加代殺害は回避できたのかな?
またまた続きが気になります!
{/netabare}

〈第9話感想〉
{netabare}
悟、悟母と共に自宅に帰る加代。
八代先生、児童相談課の職員、そして加代の祖母。
「女手ひとつで子供を育てる大変さはこの私がよく知って
いるよ。私が助けてやるべきだったのに、おまえときちん
と向き合ってやれなかったから」と加代の祖母。
加代のお母さんも辛い過去があったのですね。
だからといって加代への行為が許されるものでは無いです
けど、これからの時間が修復してくれるといいな。

八代先生が悟に「我々を動かしたのはお前だ、悟。」
「勇気ある行動の結末が悲劇でいいわけがないだろう。」
嬉しい言葉ですね。

もうこれで加代の保護は無事済んだのかな?
お別れの車の中での加代の表情が切ない。
私も思いっきり加代ロスです…
加代の作文が以前とは違う感じに聞こえてちょっと涙が
出ちゃいました。悠木碧さんも有難う。

学校に来るも加代が居なくなってヘコんでいる様に見える
悟。

職員室で悟に「加代はずっとお前の家に居たのか?」と
尋ねる八代先生。
「泉小ホッケー部の使わなくなったバスの中に加代を隠し
てた。」と悟。
「へぇー、来るのはお前達誘拐犯だけって訳だ。」
この会話凄く引っかかります!わざわざ「来るのは」って
言ってるのが気になります!

そして八代先生の車の中での悟との会話での
「まず警戒心を解くことだな」
そしてそして大量の飴。
「悟、見てしまったたんだね…」
もう、なんでしょうかこのドキドキ展開!
八代先生怪しい演出だらけ!私の中で八代先生本命候補に
かなり近づいてるので、もし違ったら演出にまんまとして
やられたって感じですね。

ヒロミがひとりぼっちにならないように気にかける悟。
被害者は1人だけじゃないですものね。
そして執拗に悟に探りを入れるケンヤがやっぱり気になり
ます。
「俺もお前みたい踏み出したい。正義の味方になりたいん
だ。」
本心なのかな…?

そして最後のシーン、忘れていた頃に出て来ました。
私の大穴候補の美里。表情が気になります!
ていうか犯人とかでは無くて1人ぼっちの美里の身が心配に
なって来ました。

良い人なんだけど怪しい演出だらけの八代先生。
天使なの?悪魔なの?なケンヤ。
1人ぼっちで表情も気になる美里。
愛梨のセリフと被る言葉の数々。
愛梨の存在って何?

ここにきて「僕だけがいない街」のタイトルが凄く気にな
ります。
みんなを助ける代わりに、最後は悟が…って事は無いです
よね…
それなりのハッピーエンドで終わって欲しいけど。

お話も終盤、どうなっていくんだろう…

{/netabare}

〈第10話感想〉
{netabare}
殺害予定の中西彩を助けようとアプローチをかける悟と
ケンヤとヒロミ。
どんな展開が待っているのかな?って思っていたら、驚き
のカズ&中西彩のリア充展開!もう!
でもなんだか微笑ましくて良いですね。

でも手がかりを無くした今真犯人を見つけられるのか不安
になる悟。
クラスで浮いている美里が気になり尾行するも着いた先は
若葉体育館。
2006年の時点で悟母は澤田さんに真犯人が判ったと言って
いたので、おそらく今この時点で母が知っている人間が
犯人である事を思い出す悟。

美里がトイレに席を起つが帰りが遅いので様子を見に行く
悟。

非常口が空いていて走り去ったのは白鳥食品の車。
そこにちょうど通りかかった八代先生。
また怪しいタイミングでの登場ですね。

先生に協力して欲しいと悟。
第9話と同じ様なシチュエーションの車の中で助手席のコン
ソールから飴を取り出そうとする悟。
でも中に入っていたのは下剤。

同じ様なシチュエーションで2回目では違う展開を持ってく
るという、ある意味サスペンスの常套手段でもうここから
のシーンはドキドキして鳥肌たっちゃいました。

これは自分の車ではないと言う八代先生。
悟が「誘拐犯がいると確信して行動している」と言い、
悟と悟母を車で送った日は中西彩殺害計画を実行する予定
であるも、まんまと阻止された形に。
悟に計画を阻止されたのは2度目でこれは偶然ではないの
ではと疑問を持ち、悟が自分の思考を先読みする存在で
あるという事の確証を得る為に色々仕掛けてたのかな。
そして悟が体育館に来たことで、自分の敵であると確信し
たみたい。

外すことが出来ないシートベルト。
「君はまるで未来でも見て来たかのようだ」と八代。
車に細工をして悟ごと冬の冷たい川に突っ込み、そのまま
水没する悟。

もう絶体絶命の悟。
どうなっちゃうのかな…もう一度リバイバル発動して!
そんな思いでした。

にしてもやはり彼が犯人だったのですね。
西園議員=八代先生は同一人物?
西園議員と愛梨の関係、2006年で加代は存在するの?
はたまた愛梨と加代の関係などなど気になる事がまだまだ
いっぱい。

お話しもいよいよ大詰め。楽しみです。
{/netabare}

〈第11話感想〉
{netabare}
八代学が少年時代に飼っていたハムスターを水に落として
殺そうとしたした時、1匹だけ生き残ったハムスターを
「スパイス」と名づけて飼育したお話。
その時から見える様になったという蜘蛛の糸。

悟母がコンビニでパート?
えっ、どうなってるの?
部屋のベッドで生命維持装置みたいなので生きながらえて
いる悟。
奇跡を信じて世話をする悟母の姿に胸が痛くなります。
15年もの間、眠り続けていたみたい。
原作未読の私にはちょっと戸惑う展開でしたけれど、原作
の方ではこの15年間の描写とかあるのかな?
ちょっと気になりました。

意識を取り戻した悟の前に現れたケンヤとヒロミ。
ケンヤは弁護士、ヒロミは医師になっていました。
ヒロミの変わりっぷりにちょっと笑っちゃったけど、
ケンヤは弁護士、正義の味方に一歩近づいてたのですね。
もう私、ケンヤに本当謝らなければいけないです!
前はあんなに疑ったりして、ケンヤの気持ちは本物だった
んですね。
ケンヤ、本当にごめんなさい…。

「悟…」
二ヵ月後、悟の前に現れた加代。
ヒロミと結婚して子供を授かったみたい。
正直これは意外な組み合わせでしたけれど、悟が救った
2つの命。
そしてその2人が授かった新しい命。
「悟と過ごした時間があったからあたしは幸せになれた」
と語る加代。
涙を流して喜ぶ悟。私も涙が溢れました。
色々な想いはあるけれど、本当に良かったね加代ちゃん。

リハビリで頑張る悟を見つめる久美ちゃんという女の子。
ここにきて新たな伏線の予感?

悟の前に現れた八代こと西園議員。
やっぱり八代先生=西園議員だったんですね!
第5話をもう一度見たんですけど、西園議員の喋り方が八代
とそっくり!
でもEDのクレジットでの声優さんの名前が八代と西園議員
で違うんです。まんまとしてやられた感じです。

「君とは色々あったからな。」
再会するも記憶を失っていると悟。

久美ちゃんの病室で携帯に細工をする西園議員。
新たな犯行を企てようとしてるのでしょうか…
久美ちゃんの面会に来た悟に別な場所で話そうと言う
西園議員。業務用エレベーターで向かう先は屋上。
あの時と同じように手袋をして車椅子のハンドルを指で
トントンする姿に胸がドキドキします。

病院の屋上に辿り着いた悟。
あいにくの雨だがここで話そうという西園議員。

「八代、お前の事を覚えているぞ!」と悟。

最後に映し出される1本の蜘蛛の糸。
改めて確認したんですけれど、第1話の悟母が澤田さんに
電話をかけるシーン、第5話の愛梨がピザ屋からピザを
持って帰るシーン、2人の頭上に薄っすらと蜘蛛の糸が
描かれているんですね!
いづれも犯人か西園議員の視点で。
あとで気づいてなんだかゾクゾクしちゃいました。
細かすぎますっ!

もう本当にあと1話ですよね。
どうなるんでしょうか?原作既読の方は分かってるのな?
気になり過ぎる最終話です。

ここまで来てやっとタイトルの意味がわかった様な気がし
ます。
加代とヒロミが生存して成長していく世界で、15年間
悟だけがいない、これがタイトルの意味だったのかな?
本来いたはずの悟だけがいない街。
11話OPの映像から大人の悟と子供の悟が両方とも消えてた
のが印象的でした。
刑務所の独房にいたユウキさんも消えてたからユウキさん
も助ける事が出来たって事?

悟の行動によって3人の子供のが命を奪われずに済んだ事、
ユウキさんが犯罪者にならなくて済んだ事。
この事実、悟以外にはわからないと言うのがなんとも…

せめて愛梨だけでも悟のそばにって思うけれど、この世界
ではもう接点は無いのかなぁ…
{/netabare}

〈第12話感想〉
{netabare}
八代vs悟のバトルは最終決戦。
もう本当に最後までドキドキ。

そしてキャラそれぞれのセリフが本当に一言一言心に
染みて…。
加代然り悟母然り。

特に私が心に響いたのが

悟「信じるって変な言葉だよなぁ。」
ケンヤ「えっ?」
悟「だって本当に心から信じてたら信じるって言葉は要ら
ないだろ。」
「空気があると信じてるとかさ。」
ケンヤ「疑ってるから信じるって事か?」
悟「だからって信じている事が嘘っぽいってなんて言いた
いわけじゃ無いんだ。
信じるっていうのは信じたいって希望の言葉なんだって
事。」

悟「僕だけがいない街。僕だけが居ない時間。それこそが僕の宝物だ。」

最後の悟の文集の回顧。
橋脚のコンクリートの壁に描かれた「Re.Re」の文字。

再び現れる蝶。そして再び現れる愛梨。

もう涙が止まりません。
良かったね、悟。

私は原作を読んで無いのでこの後どうなるのか分かりませ
んが、いっぱいいっぱい幸せになってね!

今度は君が幸せになって欲しいと…。
そしてそれがお母さんの幸せだから。

本当にただ、ただ、それだけ。

{/netabare}

【作品DATE】
{netabare}
《staff》
{netabare}
原作 - 三部けい
監督 - 伊藤智彦
シリーズ構成 - 岸本卓
キャラクターデザイン - 佐々木啓悟
プロップデザイン - 横田匡史
監督助手 - 石井俊匡
美術監督 - 佐藤勝
美術設定 - 長谷川弘行
色彩設計 - 佐々木梓
撮影監督 - 青嶋俊明
CG監督 - 那須信司
編集 - 西山茂
音響監督 - 岩浪美和
音楽 - 梶浦由記
音楽制作 -アニプレックス、フジパシフィックミュージック
アニメーション制作 - A-1 Pictures
製作 - アニメ「僕街」製作委員会
{/netabare}

《cast》
{netabare}
【主要登場人物・出演者】

藤沼 悟(10歳) - CV:土屋太鳳
藤沼 悟(29歳) - CV:満島真之介
雛月加代 - CV:悠木 碧
片桐愛梨 - CV:赤﨑千夏
ケンヤ - CV:大地 葉
ヒロミ - CV:鬼頭明里
オサム - CV:七瀬彩夏
カズ - CV:菊池幸利
白鳥 潤 - CV:水島大宙
藤沼佐知子 - CV:高山みなみ
八代 学 - CV:宮本 充
{/netabare}

《music》
{netabare}
【主題歌】
オープニング・テーマ
「Re:Re:」
作詞 - 後藤正文 / 作曲 - 後藤正文・山田貴洋 /
編曲・歌 - ASIAN KUNG-FU GENERATION

エンディング・テーマ
「それは小さな光のような」
作詞・作曲 - 梶浦由記 / 編曲 - 江口亮 / 歌 - さユり
{/netabare}
{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 94
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

名〇偵コナンのヒロインは灰原ではなく蘭ちゃんだと言いたいのかな?

原作未読。

タイムリープとサスペンスをかけ合わせた作品。

ストーリーはわりと面白かったし、最後まで飽きずに一気見できた。
声優さんも良かったと思う。
作画は好みが分かれるかな?

ただし、{netabare}わりと早い段階で犯人の目星がついてしまう{/netabare}演出はマイナス評価。
{netabare}もう少し怪しげな登場人物がいないと、3話の終わりの演出がスケープゴートとしても成立せず、{/netabare}サスペンス感が薄れてしまう。

あと、{netabare}加代と弘美{/netabare}の件は、正直言って不快にさえ感じた。
{netabare}『加代に家族を持たせる』ために『幸せな結婚』を描きたかったのだろうが、相手が弘美である理由が全く見当たらない。
むしろ親友と結ばれることで略奪感が際立ってしまい、{/netabare}わざわざ主人公を深く傷付けるための演出なのかとさえ感じた。
ダブルヒロインにしてしまった代償としては大きすぎる、この作品の欠点だ。

ところで、このレビューのタイトルについて
{netabare}1.体は子供、頭脳は大人という設定から『名探偵コナン』感を感じてしまったせいか、
2.初めの頃の加代のつっけんどんな態度が灰原に似ているように感じてしまい、
3.その結果、主人公を自宅にかくまった愛梨=蘭ちゃんに似てる!
{/netabare}って、名探偵コナン好きの戯言でした・・・。
そう言えば、主人公の母親役が高山みなみさんだったのも影響あるかも!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 94

84.9 13 北海道アニメランキング13位
Kanon カノン[京都アニメーション版](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1832)
10348人が棚に入れました
静かに雪の降り積もる北の街。高校2年生の相沢祐一は、両親の都合で、7年前によく訪れていた北の街に住む叔母の家に居候する事になった。従姉妹の名雪とも7年ぶりの再会になる。名雪に街の案内をしてもらっていた祐一は、月宮あゆという少女と出会う。そして偶然知り合ったにも関わらず、追われているという彼女と一緒に逃げる羽目になってしまい…。

声優・キャラクター
杉田智和、堀江由衣、國府田マリ子、田村ゆかり、佐藤朱、飯塚雅弓
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Key作品の始まり 雪を見ると思い出す・・・

あらすじ

家庭の事情により北国「雪の街」の
叔母の家に居候することになった相沢祐一。
7年前には結構遊んでいたりして
友達と過ごしていたはずにも関わらず、
彼には当時のことが思い出せずにいた。
そんな中、彼はそこで出会った5人の少女達と交流を深め、
幼い頃の大切な記憶を取り戻していき
そして様々な問題と向き合うことになる・・・


※wiki引用


感想


東映版のkanonもありますが
そちらは見てないです

それと僕は原作やってますから
展開は知ってたんですが
それでもまた泣かされましたね


映像に関してはさすが京アニ
文句の付けようがありませんね
ほんと描写が細かくて圧倒されます

内容は、主人公が以前よく訪れていた
雪の降る町に7年ぶりに帰ってくる
そこで少女達と出会いその少女達との
不思議な物語を描くストーリー
全体的に綺麗で悲しい話がメイン。

シリアスな展開が多い中にも
コメディ要素でところどころにボケとツッコミがあり
それが結構笑えて良い


ただ色々なkey作品を見た後にこのアニメを見ると
少々インパクトに欠けるかもしれません。
しかし、1つ1つの話がとてもしんみりした気持ちになり、
心にグッとくるものがあります

何といっても、真琴ルートとあゆのラストが
切なくてめちゃくちゃ感動しました…

特に真琴は最初ウザい感じのキャラだと思っていただけに
ラストとの落差が凄く衝撃を受けた
あまのじゃくな性格も後半の感動に拍車をかけていた

本当は祐一ともっと色んなことを
したかったはずなのに
その性格のせいで出来なかった真琴と
ラストで、逆に素直になる真琴が
本当は最初からこうしたかったのだろうかと思い
切なくなりました…


それに原作をやってる方としては上手く
原作の全ルートをまとめてるなと思った


やっぱりKey作品の特徴として
作画というかキャラデザの好みはわかれるでしょう
それに他のKey作品でも書いたが
結末としてご都合展開とも思える
奇跡がやっぱり好き嫌いわかれるでしょうね

ですが、Key作品だけあって
やっぱりBGMやOPなどの音楽が非常に良く
切ない曲で冬の雰囲気に合っていて
Key作品の中で一番好きかもしれない


感動もできたし
充分楽しめたので良かった
東映版もいずれ見てみたいと思う



ここからは、いつも通り
解説・考察を書いておくので
見たい人だけ見てください
{netabare} ~

と、いってもKanonは他のKey作品に比べてそこまで
難しく無いと思うので
そんなに書くこと無いです


真琴の話ですが、
真琴はなぜ死にそうになったのか?

真琴は元々祐一が世話をした子狐で
再び出会うために人間に化けていました
そして化ける際に狐は寿命を
削っている様でその為に死んだそうです


また、ピロは真琴のお母さん、若しくは仲間だと思います
真琴がピロが財布を持ってきてくれた気がすると発言したり、
また、真琴が異変を起こす途中からピロがいなくなり
美汐が妖狐がたくさん集まると奇跡が起こるのかもしれない
そう言ってることから

ピロは真琴を救うため
仲間を説得していたのだと考察出来ます
そして、最後ピロと真琴が丘で
横たわっていることから
奇跡が起きて真琴は人間になれたのでは無いかと思います

希望的観測過ぎますかね?
でも、祐一の理想だとしたら
ここで、ピロがいるのは少し違和感を感じるので
私はこっちの解釈だと思っています

この奇跡は、あゆによるものか、妖狐によるものか
判断に困りますが個人的には妖狐のおかげだと
思っています



舞について、
この話が1番難しいかもですね

舞には、生命力を回復させる力があり
それで死にそうだったお母さんを救ったのですが
マスコミなどのメディアで紹介されてインチキや偽物と言われ
名雪達のいる町に逃げてきたんですね。


舞と祐一は10年前に既に出会っており、
祐一を引き止めたい一心で「魔物が来るから一緒に戦って欲しい」と嘘をつく。
まぁ、正確には魔物=建設会社だった訳ですね

さらに、祐一が自分から離れていったのは自身の「力」を
疎ましく思ったからだという舞の誤解が「力」を拒んだ結果、
「力」は舞から分離し、魔物として本当に舞に襲いかかる。
また、舞より祐一を狙うのも拒絶された原因が祐一だからでしょう

こうして、舞は自分の分身と10年間同じ場所(かつては麦畑で今は校舎)で戦い続けることになる。

魔物(=力)は自分の分身であるため、
魔物を倒すことは舞自身を傷つけることになる。
舞は魔物の正体は主人公に聞かされるまでわからなかった様だが、
最後の一体を倒したら自分も死ぬというのは経験的に理解していたため、
主人公の前ではあえて止めをささず、牛丼を買いに行かせることで主人公を遠ざけた後、相打ちする気だったと思う。

もう一人の「まい」(=力)である。それによって主人公は昔の記憶を思い出し、事の顛末を舞より早く理解し、その後止めをささんと教室に入った舞を制止する。
そして、舞に全てを思い出させ、誤解を解くべく説得する。それでもあくまで「力」を拒否する舞に対し、「力」を含めた舞の全てを受け入れると語りかけ、佐祐理と三人でもう一度やりなおそうと提案する。

自殺を図った舞ですが、
これは2人に迷惑をかけるくらいならという思いがあったためだと思います。
また、舞は力を受け入れることで、傷は塞がり治りましたね。

そして、最終回ですが佐祐理と舞が退院してましたが
佐祐理さんの回復はあゆの奇跡の恩恵なんでしょうね

{/netabare}

どのキャラも大概最後は
あゆの『奇跡』で救われる
Kanonはまさしく奇跡の物語であったと思う

投稿 : 2024/05/11
♥ : 91

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私は「奇跡」を信じたいです!!

■Kanonの魅力って
ご存知の方も多いのですが、Kanon・AIR・CLANNADは同じkey作品としてよく比較されますよね♪
「key作品らしさ」とよく耳にしますが、「らしさ」ってどんな所だろう・・・(*'ω'*)うぐぅ~?
作画!? キャラクター!? 演出!? そうですね!!
視覚・聴覚で「似ている」って感じる部分は少なからずともあると思います!!
では、観ている人に伝わるメッセージ的な点で考えた場合はどうでしょう・・・(^・ω・^)あぅ~?
友情や家族愛といった人と人との繋がり「絆」だと思うのです♪
そういう、「らしさ」にもうひとつのメッセージを練りこむことによって別々の「らしさ」が現れて
三者三様に魅力的な作品となっているのだと思います。たとえば・・・
AIR →「運命」、CLANNAD →「人生」
では、Kanonはといいますと、ずばり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「奇跡」・・・・・っだよ!!
奇跡って想いがあれば誰もが起こせる可能性はあるのですよ♪
信じる気持ちがなければ、それは奇跡ではなくただの偶然なのですね♪
まだ、観ていない人は是非「Kanon」の感動のストーリーを体験していただきたいです。
 
■物語のポイント
物語の前半は、(〟-_・)ン?って思うシーンが沢山でて来るのです♪
最初のうちはちょっと不完全燃焼って感じなのですが、これが後々なるほど!!となるので
記憶力の良い方は沢山覚えておいてください。
特に主人公の祐一を筆頭に7年前から失くしてしまっている、記憶とはどんな記憶なのか注目です♪
 
物語の中盤以降からは、ちょっと悲しいストーリーが多いかもしれません。
そして、主人公の祐一と真琴・舞・栞の3人の女の子とのストーリーが動きだしていきます。
思い出す記憶の欠片と共に涙を流さずにはいられないシーンが出てきまよq(T▽Tq)
しかし、まだ完全にすべての謎が解けぬまま、物語の後半へ・・・
 
いよいよ物語は盛り上がって行きます。
祐一・あゆ・名雪・秋子 それぞれの記憶欠片がすべて揃う時・・・・・・・・・
ぜひ感動して涙してください♪
最終話はちょっと急ぎ足になってしまいましたねw
終わり方はとっても好きな終わり方ですが、もうちょっと余韻を楽しめるように構成して
欲しかったかなってちょっとだけ思っちゃいました♪
 
●総評
「Kanon」に出てくるキャラクターって誰ですか?というよりも、どのストーリーが良かったですか?
と聞いたほうが良いかもしれませんね♪
大きな物語の流れの中に、うまくショートストーリーを組み込んだような感じがしたのです!!w(゚o゚*)w
しかも、真琴中心のストーリーのイメージを次のストーリーにどうしても引きずってしまって、ひょ
っとしたらこの子も・・・って思っちゃうと先のストーリー展開が読みにくくて逆にそれが良かった様な
気もしましたよ♪
Kanonでも案の定たくさん涙を流しちゃいましたwやっぱり名作ですね♪
 
▽お・ま・け
1話でメインキャラクターがすべて登場していたのですが、皆さんは気付きましたでしょうか(゚ロ゚;)エェッ!?
真琴に関してはキ○○ですがw2回目観てみようと思われた方はちょっと注目してみてくださいね♪
 
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 56
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「麻枝+いたる絵」三作品連続で観てみた

それは君のせいではなく自分のせいです。

一通りKeyの泣きゲー系列は踏破した感じ?
『CLANNAD』『AIR』ときて、締めはこちら『KANON』となります。

今回はあまり内容に触れません。


で、似てるんですよね。キャラデザ/音楽/シナリオ作る人一緒だし、こうして一通り観た後だと比較しながら総括したくなるところです。

一連の作品群は、

1.キャラデザインを不問にする
 ⇒俗称“いたる絵”。頭身低くして野球帽被せたらパワプロで使えそうな勢いです。
2.電波な女子を不問にする
 ⇒メインもサブもだいたいキツイです(当社比)。
3.リアリティには目を瞑る
 ⇒奇跡という名のご都合主義

こちらは少なくとも私の場合は、視聴する上で最低限のお作法でした。
そこまでして観る必要がないと判断すれば放置するか、どれか一つを手に取ってみて相性をはかってみる、が吉でしょう。
私はこれで3本目になりますので、そもそものところでは気に入ってはいるのです。


それで本作『KANON』です。
女の子につける名前ランキング2018年/30位。放送当時2006年/26位。となかなかの人気です。東映アニメーション版の2002年はデータがありません(明治安田生命版)。音の響きが素敵でリアル周囲での“かのん”ちゃん率けっこう高めです。え!?違う?
アニメの『KANON』は元ネタが“パッヘルベルのカノン”がモチーフということらしく、こちらは誰もが聴いたことある音の響きが素敵な楽曲だったり。
正式名称は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジークニ長調」の第1曲。カノン自体は、輪唱のように複数の同じメロディーをずらして演奏する技法、またはその様式の曲のことです。身近なところでいえば“カエルの歌”。

{netabare}作中では佐祐理曰く
「同じ旋律を何度も繰り返しながら少しずつ豊かに美しく和音が響きあうようになっていくんです。」
「そんな風に、一見違いのない毎日を送りながら、でも少しずつ変わっていけたらいいですよね。」
だそうです。(第14話){/netabare}

複数のメロディーを構成する人達は以下の通り。けっこう多いんですよね。

相沢祐一(CV杉田智和) 主役
月宮あゆ(CV堀江由衣) うぐぅ たいやき 
水瀬名雪(CV国府田マリ子) 祐一のいとこ 
川澄舞(CV田村ゆかり) 魔物討伐
美坂栞(CV小西寛子) 病弱
沢渡真琴(CV飯塚雅弓) あうーっ 肉まん 
倉田佐祐理(CV川上とも子) 舞の親友。料理上手
水瀬秋子(CV皆口裕子) 名雪母
美坂香里(CV川澄綾子) 名雪親友
北川潤(CV関智一) ムードメイカー
天野美汐(CV坂本真綾) 不愛想

ギャルゲの宿命のようなもので、主人公祐一が女の子たちを単体撃破していくような体裁をとってます。標的はあゆ、舞、栞、真琴がコア。すでに3つのヴァイオリンの数を超えております。コアに準ずるサブとしては名雪が頭一つ出てますが、残りの女の子たちにも相応のエピソードを用意し全方向です。

欲張り過ぎちゃった気がしております。

尺は充分なので掘り下げが足りないことはなく、それこそ繰り返すメロディーが次第に美しい和音となって響いたかを注視してた私にとっては微妙でした。“名実ともにタイトル回収できたん?”についてイマイチだったということです。{netabare}例えば美汐は、真琴のエピソードが終ればお役御免でその後出てきません。{/netabare}
戦線拡げ過ぎちゃってにっちもさっちもいかなくなった大日本帝国のような印象を受けました。例えがアレですがね。


とはいえ泣きゲーの元祖とも言われた名作ゲームが元ネタです。やはり面白い部分は面白いのです。
季節は冬で舞台は北海道。『CLANNAD』が春、『AIR』が夏、と季節感を上手く取り入れたシナリオとそれを視覚に訴える作画で応えてくれた京アニの作画班。『KANON』においても同様です。
繰り返しですが、レビュー冒頭でのお作法をクリアすればヒット率は上がるでしょう。複数あるサブストーリー(個別エピソード)は良いお話がほとんどです。
ラストもハッピーエンドと言えるオチのつけ方をしてきましたし、サブストーリーのネタを集約しようと試みている節も確かにありました。このへんスタッフサイドの纏める苦労がしのばれるところです。


そうです。努力が垣間見えるのでした。
ゲームまで遡ればおよそ20年前の作品です。アニメとしては2002年の東映アニメーション版と先例のある歴史の古い作品です。
エヴァンゲリオンやハルヒなどその後の流れを作った名作同様、泣きゲーアニメ展開の始祖とされたのが本作。0から1を産み出そうとしたものです。その後、1から100を目指す作品が産まれその多くを目にしてきたな、というのが今なのです。
となると、それはクラシックカーを愛でる感覚に近い。スペックやユーザビリティは劣っていても当時の技術の粋を集めたものに憧憬を覚えるような感覚をこの作品からは受けました。後続の手垢のついた手法を考えなしになぞったようなものとは違うなにか。
よって自分はこの独自性を買い、評点に下駄を履かせときます。
戦線拡げたと文句を言うのは簡単ですが、同時にアメリカ、イギリス、ソ連、そして中華王朝に喧嘩を売るなんて芸当は到底できないことです(結局それかっ!?)。

個別展開が集約されてくるであろうリアル“カノン”な物語は他の作品で触れることにいたします。


■ちょい反省
“マンガ日本昔ばなし”のように捉えとけば良かったかも。
ガッツリファンタジーだけども示唆や教訓に富む各ルートの集合体。各々ばらけてても気にならなかったことでしょう。

■オマケ
パーティでの楽曲“ワルツ”はいい感じ。
別の作品で登場した{netabare}(『四月は君の嘘』で公生と凪が連弾した){/netabare}曲。聞き惚れてしまいました。



-----
視聴時期:2019年5月 



2019.05.26 初稿
2019.11.27 追記

投稿 : 2024/05/11
♥ : 55

86.2 14 北海道アニメランキング14位
君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1857)
9685人が棚に入れました
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾、宮野真守
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

モヤモヤ、ウルウル、ニヤニヤ、キラキラ☆ 見て良かったよ!

原作未読。
1期の続きとなっているので1期視聴必須です。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/567004/


まず、変わった点は、OPとEDテーマの印象が薄くなったかなと。
でも、OPテーマのタイトルはいいですね。
「爽風(そうふう)」
爽子(さわこ)と風早(かぜはや)から1文字ずつ拾っています。

逆に、作画や演出には力が入っています。
光を効果的に使っていますし、エフェクトやカメラワークにもこだわりが見られました。

特に気にいってるのは、
{netabare}
教室で、爽子が告白するシーン。
背景に壁だけを描いていたのはにくいですね。
爽子の心の壁の存在を暗示させていたと。
扉を開けることで、心の壁が開かれます。

そして、日が低くなることで、教室の壁の前で抱き合う二人のところまで、光が届き始める。
気持ちが届いた瞬間を比喩していたのでしょうか、とてもロマンチックな光景でした。
{/netabare}

ストーリーは、1期の終盤に引き続き、恋がメインになっています。
テーマは「想いを伝えることの大切さ」と、新たに「気づき」が加わった印象。

鈍感がゆえに、なかなか煮え切らない爽子。
序盤はモヤモヤするかもしれません。
もどかしくてもどかしくて、「ああ、そうじゃないんだよ!」……って、私が直接アニメの中に入って、声をかけてあげたかった。
しかし、言いたい事は、ちゃんと登場人物が言ってくれますね。

むしろ、そんな序盤のほろ苦さがあるからこそ、後半で感動できるのだと思います。

正直、泣きました。かなり泣きました、
どこか一場面で号泣ではなく、涙腺が緩みっぱなしな感じ。
また、1期同様、ニヤニヤの展開もちゃんとあります。
ニヤニヤ、ウルウル、忙しいです。

ちょっと間延びしている感じもありましたが、所詮1クール、たいして気になりません。
1期同様、続きが気になって一気に見てしまいたくなる作りでしたし、話も上手にまとめてくれました。
そのままでもいいし、続編を作ることもできる、うまい締め方です。

キャラクターが非常に魅力的な、キラキラの青春物語。
1期で感情移入が出来た方なら、間違いなく感動できると思います!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ピュアなラブストーリー キュンとしたり胸が苦しかったり。。

少女漫画(別冊マーガレット)が原作
アニメ1期から続く2ND SEASON
存分に物語に入り込むためには1期を試聴済みは必須です。
以下ネタバレ


{netabare}
ついに届きました!届いた!
誰かに邪魔されることなく!
2人の想いが誤解されることなく!
心に届いたんです!
とってもお似合いで素敵なカップルが誕生したんです!
恋ってやっぱり素敵ですね。風早くん、爽子ちゃん!



爽子ちゃんは周りから助けをもらいながらも最後は自分の力で問題を
解決しなければならないということに気づいていましたね。
爽子ちゃんの友達は大事なところはきちんとわきまえているのでしょう
決して余計な手出しをして2人の仲を取り持とうとはしませんでした。



そして爽子ちゃんは自分から告白出来たんです。
風早くんみたいな素敵な人が自分を好きになるはずないって卑屈に
思い込み。でもその気持ちを乗り越えてでも風早くんに正直な自分の
気持ちを届けたいっていう心の成長も見届けることが出来ました。



そして応援していた龍と千鶴ちゃんの何気ない日常生活の中での
あの場面本当に好きです!帰宅している2人
「あ、そういえば~千鶴~好きだよ」
千鶴ちゃんが照れ隠しに龍に体当たりして
「いまさら、知ってるっての(照)」
って仲良いところ。
キュンとしちゃいました。この2人も本当にお似合い。



そして報われる人がいれば報われない人もいる誰かが恋を成就したら
その影に悲しむ人もいるんですよね。
今回はなんといっても胡桃ちゃんの存在が際立っていました。
潔くってどこまでも格好いい!胡桃ちゃん!本当は優しい彼女
だからこそ幸せを切に願いたいです。
なんか本当に甘酸っぱいです。 {/netabare}



たった1つの恋を成就させるために、どれだけ悩み苦しむか。
2人を囲む周りの人間関係も丁寧に描いた本当に素敵で胸が熱くも
苦しくもなる作品でした。

恋愛ストーリーが好きでまだ視聴していない方には本当に
お勧めの作品です。ここまでピュアな気持ちになれるストーリーは
なかなかないでしょう!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

taking a detour, gilding the lily

一期と比較すると作画レベルの低下もあり、誤解やすれ違いで話を面倒にしている印象も拭えません。

個人的に、一期の雪の中で新年を迎える余韻を残すエンディングが満足な私にとっては必要なかったような気がしますが、一期の終わり方を中途半端だと感じた方には満足できる作品だと思います。

一期における主人公の黒沼爽子は、不器用でも一歩ずつひたむきに前に進んでいました。
それが彼女の魅力であり、一期は応援しながら視聴していましたが、今までコツコツと積み上げてきたものをリセットして、最初に戻ってしまったように自分を卑下する彼女が残念でなりません。

それ以上に気になったのは、周囲の人物像が一期とは印象が違いすぎた事です。
魅力的だったサブキャラたちには活躍の場がほとんど与えられないばかりか、別人としか思えないような言動はもはや設定変更としか思えないレベルで、胡桃沢梅以外はただの脇役になってしまったように感じました。

遠回りをさせるなら、結果的に必要な遠回りであったと納得させてくれれば、違った印象になったかもしれませんが、届いたら終わってしまうので、ゴールを引き延ばしただけの続編としか思えなかったのが残念でなりません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

81.7 15 北海道アニメランキング15位
サーバント×サービス(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1743)
9593人が棚に入れました
北海道、某市、某区役所。山神ルーシー…さんがひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神ルーシー…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)する“お役所WORK”コメディー!!
※実際の公務員とは、一切関係ありません☆

声優・キャラクター
茅野愛衣、鈴木達央、中原麻衣、豊崎愛生、櫻井孝宏、大久保瑠美、高橋美佳子、日高里菜、柿原徹也

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっぴり大人なラブコメ

原作未読。

ものすごく長い名前を受理され、そのかたきである職員を見つけるために、区役所で働くことになった山神ルーシー(略)。
しかし、そこで働いていたのは、ひとクセもふたクセもある人物たちだった。
区役所を舞台にしたラブコメディ。


劣化「Working!!」です。
同じ作者で、作風もよく似ています。
たしかに笑えますし、元気の出る内容です。
しかし、いまひとつ「Working!!」にはおよばずといったところ。

まず、区役所である意味があまりないんですよね。
公務員ならではこその悩みなり何なりが欲しかったです。
また、リアリティが薄すぎます。
遠隔操作ロボ職員とか、ちょっとやりすぎ。
まあ「Working!!」もたいがいですがw


ラブコメ部分はおもしろかったです。
とらえどころがなく、何でもこなしてしまう長谷部豊(はせべゆたか)。
しかし、ルーシーのことになるとあたふたする。
思わずにやけます。
そして、「Working!!」とは違って大人な恋愛が楽しめます。
初恋ではなく、何度も恋を体験しているようなキャラたち。
そこが一風変わったところであり、一番の見どころでした。


元気の出るOPテーマ。
クスッ、と声に出してしまうようなギャグが1話に1~2回。

にやにやできるのは後半に入ってから。
それでも、13話と短いので見やすい部類に入ると思います。
きりのいいところで終わっていますし、陽気な作品なので、お暇ならどうぞ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 74

Key’s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これは公務員の日常のお話

1話~2話感想

OPとEDが結構良くて好きです

っていうか公務員って大変なんですね
知らなかったですw
すいませんw

あと主人公の長い名前って本当に
受理されるもんなんですかねw
受験とか絶対名前入らないけどどうしたんだろ
本当大変な過去だったんでしょうね

なにげ優秀な長谷川さんがかっこいいw
あと女の子も可愛い子ばかりでいいですね
主人公もいいけど
あの上司の妹(すまん名前忘れたw)
が一番好きでしたw

作者が公務員やったことあるらしいので
結構実話も入ってるんでしょうねw
本当公務員さんご苦労様ですw

普通に気楽に見れる作品なので
これから展開が楽しみです

3~最終話

気軽に見れる
コメディの感じで
なんか最後まで見れた

もの凄く面白いってわけではなく
クスッと笑えるのが
ちょこちょこあるといった感じ

なんだかんだで最後まで見たし
キャラも結構好きなキャラいるんですが
やっぱり同じ作者ということもあり
ワーキングと比べてしまうw
そして比べて観てみると
どうしてもワーキングに劣ってるよう感じる

何か物足りないといった印象だったかな?
でも悪くはなかったと思うし
2期があれば見てみたいと思うほどには
好きな作品だった

一応2期も期待しておこうと思う

投稿 : 2024/05/11
♥ : 71
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お役所の物語★

北海道、某市、某区役所。山神…さんががひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)するお役所〝WORK〟コメディー!!


お役所仕事のほのぼの?日常系アニメです。
こういうアニメは好きですね^^
第2話で明かされましたが、ルーシーちゃんは{netabare}Fカップより大きい{/netabare}らしいwww
ウサギの人はいつでてくるんだろう?^^

■第3話
{netabare}
まさか仕事中にXXがブチって切れるとわ(笑)
すでにフォックが2つ壊れてたみたいだし、
ルーシーはかなりの貧乏性?なんですかね^^;
{/netabare}

■第4話
{netabare}
ルーシーのあの反応 か・わ・い・す・ぐ・る

うさぎの課長は一体・・・
重度のひきこもりなんでしょうか・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69

84.4 16 北海道アニメランキング16位
銀の匙 Silver Spoon(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1719)
9276人が棚に入れました
「寮があるから。」という志望動機で大蝦夷農業高等学校(エゾノー)に入学した八軒勇吾。札幌の進学校での厳しい学力競争に敗れ、ある意味、逃げるようにエゾノーに入学した彼は、広大な自然と動物に囲まれたここで、全く別の厳しさに直面することに。一般家庭で育った八軒にとって、エゾノーで行われる実習や部活は、初めて経験することばかりで、悪戦苦闘の毎日。また、自分とは違い、将来の夢や目的を明確に持つ他の同級生たちは、彼に、進学校にいた頃とは違った焦りを感じさせる。それでも、課題を一つ一つこなし、同級生たちとの絆を深め、少しずつ、精神的にも肉体的にも成長していく八軒。汗と涙と土にまみれた青春が、今日も続いていく。

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いただきます!

原作未読。

主人公の名前は八軒勇吾(はちけん ゆうご)。
彼は「エゾノー」と呼ばれる高校に入学する。
そこで、仲間たちとともに生活し、自分の夢を探す。
農業高校を舞台とした青春ハートフルコメディ。


素直に面白かったです。

前向きであたたかい物語。
そして、小気味よいギャグでたっぷり笑わせてくれます。
おかげで見ているこちらはニッコニコ(*´∀`)

音楽もいいですね。
OPもEDも耳に残ります。
特にスキマスイッチの歌う「Hello Especially」はグッド。
聴いているだけで楽しくなってきます。


テーマは明確です。
大きく分けると、

・いただきますの精神
・夢

このふたつがあげられると思います。

生きものを育て、殺して、食べるとはどういうことか。
自分なりの夢を持つのに必要なものとは何か。

それをまとめたセリフがあります。
{netabare}
「当たり前だと思い込んでたものを、もう一度とらえなおすのも大切なのかなぁって」
{/netabare}
メッセージが一言で伝わってきます。
うまい表現だと思いました。


正直、無難でそれほど勢いはありません。
しかし、ほのぼのしていてとっても見やすいアニメです。

また、酪農や畜産の知識がたくさん取り入れられていて勉強になります。
作者である荒川弘の実体験が元になっているそうです。

老若男女を問わず、だれにでも勧められる作品です。


今回は、動物と食に対する姿勢が大きく取り上げられていました。
2期ではどうなるのでしょう。
これから夢にどう踏み込むのか見守りたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 86
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

八軒と愉快な仲間たち♪+豚丼

鋼錬の荒川弘さんの作品と聞いて
すごく楽しみにしていました。

農業高校を舞台にしていて
とてもユニークなアニメですね。

■第1話~第11話
{netabare}
農業高校での生活の中で様々な経験を
積んでいく八軒ですが、
やはり豚丼の存在は大きいですね。

最後の燻製ベーコンはおいしそう^^

このアニメを見ているとやたらと
お腹がすいてしまいます。


ピザ食べたい~^^


第2期も決定したので
来年が楽しみです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 79

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

聖地巡礼御遠慮ください。まったく知らない農業高校生活、そして、食と農へのリスペクト

おそらく2期以降が期待できるのではと思いますが、全般に安定したできでした。また、八軒君の高校生活がみたいものです。

以下(失態の話まで)

もやしもんをまじめ(現実化)にして(笑)、大学を高校にしたようなお話。正統派の自分探しテーマで安定感はばつぐん。

中間総括:

まじめに農と食をとりあげたモチーフが底辺に流れ、コメディ感覚でも楽しめる珍しい高校生活の話だが、けして高校だけで閉じていない作品世界。

食と農(と命)の問題は、生産者側だけで完結しているわけではなく、消費者である私たちの問題でもあるので、自然な流れですし、好感を持ちます。

さて、オリジナル作者が荒川さんということもあり、2話までみて、ずばり、観続けることに決定。「農業高校」の日常を描いた作品のようです。

こんなに過酷なの? 農業高校ってところは……と思うぐらいです。朝は早いし、夜も遅いし、部活は必修だし、って、びっくりしちゃいますね。
普通科じゃないところを知らないのでとっても新鮮です。

部分部分で、現代日本がかかえる食の問題なども出てくるわけで(半分想像)、ゆっくり期待できそうです。

第3話「豚丼」から登場するキャラクターたちの背景がすこしづつ明らかになってくると同時に、農と食をめぐる「経済家畜」などの話が俎上にあがり、瞬間瞬間、どきっとするような事実を僕達は知ることになります。

※基本的に文化系以外の大学や普通科以外の高校には興味があるので、よけいに楽しく感じてしまう(補正されてしまう)傾向にわたしはありますので、話半分でよろしくお願いします。

※なお、聖地巡礼を遠慮いただきたい旨のクレジットが最後に流れます。みなみなさま、ご注意を。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69

78.2 17 北海道アニメランキング17位
銀の匙 Silver Spoon(第2期)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1130)
6553人が棚に入れました
大蝦夷農業高校での生活は、時間との戦いだ。
実習、部活、寮の仕事、そしてエゾノー祭の準備…
日はどんどん短くなる。断らない男・八軒は、断れない男でもある。
誰よりも忙しい八軒の秋は、めまぐるしく過ぎていく…

声優・キャラクター
木村良平、三宅麻理恵、櫻井トオル、高垣彩陽、島﨑信長、庄司将之、高梨謙吾、こぶしのぶゆき、井澤詩織、小西克幸、増谷康紀、三ツ矢雄二、小野友樹、水島大宙、田野アサミ、川原慶久、西村朋紘、内海賢二、矢作紗友里
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何度でも

第2期目

全11話


感想

今回は進路について触れてましたね

八軒が御影の将来のために、 {netabare}親達の前で説得に協力する{/netabare}所では泣けました


人生、何度も選択する機会がある
一度の失敗、脱落したからって、人生 駄目って言う訳ではない
全てノーミスで生きれる人なんていない
失敗しても、何度でもやり直せばいい
遠回りだって良い経験 無駄じゃない


自分だって何度も失敗してきた
だからって人生不幸だなんて思わない
もう、自分の人生で重要な選択する場面は少ないだろう
それでも前を向いて生きていかなきゃね!


今の若い子達には
早く
全力で夢中になれるやりたい事を、探し見つけて欲しい

この作品見てたら
学生さんには
原作「さくら荘のペットな彼女」を読んで欲しいな って思った。
(あ、恋愛って意味じゃなくて、夢に向かってって意味でね^^;)


3期観たいです。


OP「LIFE」歌 - フジファブリック

ED「オトノナルホウヘ→」歌 - Goose house

ED、元気がでました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 56
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

絶妙なバランス感覚

農業高等学校を舞台にした青春物語、銀の匙1期の続編。
1期視聴必須です。


教育、日常、ロマンスの三本柱がうまくかみ合った作品。
どれも押しつけがましくなく、かといって、どれかがおろそかになるわけでもない。
バランスがすばらしいアニメでした。

1期と同じく、全体的にほのぼのニコニコとした雰囲気です。
オープニングテーマから楽しい気分になります。
その中で、「夢」「絆」「成長」という要素を巧みに取り入れています。

1期で少しだけ顔を出した、部活動や家庭環境を中心にテーマを展開。
馬とのふれあい、仲間との交流、家族とのやりとりを通して、主人公の八軒勇吾と、ヒロインの御影アキの成長を描いています。

夢と現実は簡単には相容れないもの。
夢を叶えるためには厳しい現実も受け入れなければいけない。
しかし、一人で背負い込むのではなく、仲間を頼る勇気も必要です。

テーマの関係上、1期よりシリアスなシーンが多いです。
ですが、「落としてから持ち上げる」という、物語を盛り上げるための技術ではないのがいいですね。
視聴者にメッセージを刻みつけるためにやっていることです。
シリアスな展開がなければ、三本柱の一つが崩れてしまいます。


また、この作品のすごいところは、一つのエピソードが必ず後々になって生きてくること。
日常コメディのネタと思いきや、あとでしっかり出番がある。
無駄がない作りです。

作者の経験と取材に基づいたリアリティ。
そこにアニメならではの演出やキャラ付けを加え、抜群のバランス感覚で調理した作品。

楽しくて、メッセージ性もしっかり持った良アニメだと思います。
まあ、昨今の能力バトルものみたいに、派手な展開や、濃い恋愛要素、萌えなどはありません。
その代わりに、普段アニメを見ない人にもオススメできる内容です。

3期、ぜひともやって欲しいです!


以下、好きな言葉。
{netabare}
・相川 「八軒君の夢は、ここから際限なく広がっているんじゃないかな」
夢がないからこそ、夢をいくらでも持つことができる。
夢ががちがちに固まってしまっている相川だからこその言葉です。

・八軒「わかろうとする努力はやめたくない!」
そうですよ! これ大事です。
決めつけで物事を判断しない。
理解できないとか、理解できない可能性があるからといって、そこであきらめたら試合終了。
成長はありませんよね。

・御影「手綱、放しなよ」→八軒「しんどくても、手綱放すな!」
馬との交流を通じて八軒が学んだこと。
上のメッセージともつながりますが、人は一人では生きていけない。
信頼関係があってこその前進です。
御影の支えになるために、一生懸命になっている八軒の気概が感じられます。

・八軒「夢だけあっても、片輪しかない車のようなもの」
夢を叶えるためには現実と向き合わなければいけません。
単なる理想論だけではどうにもならない。
駒場のエピソードを経たからこその言葉ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 55
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人は、色々なことを経験して成長していく

原作未読 全11話

北海道の農業高等学校で、農業のことを何も知らない主人公の八軒 勇吾(はちけん ゆうご)が入学して来て、酪農の現実や厳しさ、楽しさ、仲間たちの絆などの色々なエピーソードを交えて成長していくお話の2期です。

1期から楽しみに観ていた作品でした。
1期は家畜を育てていく厳しさを、2期は酪農を運営していく厳しさを描いてます。
もちろん厳しさだけではなく、楽しいエピソードもあります。

八軒のお人好しな面が前回以上に観れますね〜{netabare}(学祭の始まる前に倒れるなんて引き受け過ぎですね。御影家の家族会議のシーンは感動しました。){/netabare}

短い作品でしたが1期と同じく楽しめました。
1期から観ると八軒の成長ぶりが分かる作品です。{netabare}(父親にやっと意見が言えましたね。){/netabare}オススメです。
是非3期があってほしい作品ですね。

OP 曲も作画もほのぼのしてます。
ED この作品の雰囲気合っていますね〜聞くと元気に、そして楽しくなります^^

最後に、バーベキューシーンは一緒に食べたくなりますねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

73.2 18 北海道アニメランキング18位
生徒会の一存 Lv.2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1079)
6454人が棚に入れました
私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。なので外見が美しいものが選ばれることとなる。男子は他の男子からの反感がある為、必然的に美少女の集まりの場となる。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。その中で1人、猛勉強の末「優良枠」で役員入りした男子生徒・杉崎鍵。本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。なのでだいたいの話は杉崎の視点から語られている。しかし、杉崎の失踪や記憶喪失では他のメンバーが語っていたりする。

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

書き直し 

原作 ラノベ 未読

第2期

全10話


はじめに
この作品のレビューを編集しようとしたら、間違えて削除してしまいました。><
サンキューして下さった皆さんには、大変申し訳ありませんでした。
m(_ _)m


感想
1期と同じで、生徒会メンバーの日常でしたね。
男一人で、何だかんだでハーレム
相変わらず、生徒会の仕事は全然していなくて、所々 クスっと笑わせてくれる作品。

キャラは、1期に続き個性的なんですが、自分には好きになれるキャラがいなかったので、楽しさ半減でした ^^;
誰か好みのキャラがいれば、もっと楽しめると思いますが・・・

頭空っぽにして観れるので、気軽ですね。
ながら観する事もできるので、お茶程度にオススメですw ^^

PS:エンディングは、毎回変わるので、毎週楽しめました!^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぶっちゃけ1期のが面白かったけどこれはこれでよかった

原作持ち。
1期のころと比べて作画がちょっとね( ̄▽ ̄;)
あとは声優を変えてしまったのが少し残念です。

1話感想
{netabare}
0話の時点で2期はもう切ろうと思いましたが暇だったんで結局見ましたw
そしたらいきなりテコ入れだ何だと、どんな始まり方してんだよ(;゚∀゚)
まぁこれもせいぞんらしいと言えばらしいのかなw{/netabare}

2話感想
{netabare}
エロ本1冊で戻る記憶喪失って何だよw
単純すぎる、そりゃ女子たちも怒るよね(;゚∀゚)

てか、エリスちゃんヤバいだろ!?
リリシアさんどんな教育してんだよ!
もうこれ幼女の発言じゃねぇよw
そして理不尽に殴られる杉崎・・・
もう鉄板ネタだね。{/netabare}

8話までの感想
{netabare}
最初こそ声優や作画の変更に多少の違和感はあったものの、今では全然気にならなくなったよ。

にしても飛鳥が出てきたのはでかいね。
飛鳥は俺のお気に入りキャラの一人なわけでw
幼なじみってのがいいよね。

原作にあった「企業」とかいうわけわからんやつはアニメでは出てこないみたいだね。
よかったよかったw{/netabare}

最終話感想
{netabare}
最終話なのにしっかり笑いの要素も取り入れて感動も与えてくれました。
1話を見た時点で2期は完全に失敗するんじゃないかと思っていたけど全然そんなことありませんでした。 

ただ、一つだけ製作者に言いたいことがあります。
最終話だから全キャラ総出演にしたつもりなんでしょうが、巡の姿がどこにもなかったじゃないか(T_T)
そこだけが少し残念でしたね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42
ネタバレ

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ラブコメ要素が強くなってしまい、第一期での魅力が薄ってしまい残念でした。【総合評価:69点】

生徒会の一存の第二期で全10話、ニコニコ生放送で先行配信され、2013年冬にTV放送されました。

第一期と同様に美少女ばかりの生徒会で個性豊かなメンバー同士のパロディ満載な会話劇が特徴です。
第一期ではほとんどが生徒会室の中で終始していましたが、第二期では外に出る時間が増えていました。
と言ってもインドアなアニメには変わりありませんがww

制作会社がAICに変わり、作画は第一期より綺麗になったような感じですが、まぁ劇的変化は無し。
それ以上に生徒会メンバーの一部声優が変更されていた事の方に違和感ありでしたが、この点は話数を重ねる内に気にならなくなりました。


第一期では、主人公の杉崎鍵では無く、生徒会役員の美少女達の方の掘り下げが行われていました。
第二期では杉崎鍵の過去やそれに纏わるキャラクターの登場と主人公側の掘り下げが行われていました。
更に第一期の方でも話は出ていましたが、生徒会メンバーが今年度が終わればバラバラになると言う流れが第二期で描いていました。
それ故に第一期よりはストーリー性にも重点が置かれていたようでした。

基本的には第一期同様の作風、部分的に面白いシーンはありましたが、作品全体として比較すると第一期より勢いを感じられなかったというのが個人的な感想です。

作品としての特徴はそのままなのですが、多彩なパロディ、メタ発言等の『生徒会の一存』の面白さの肝となっていた部分が弱くなった印象を感じました。
その代わりに第一期からの積み重ねが功を奏して、美少女生徒会メンバーが主人公の杉崎鍵に対して結構デレてきましたね。
そればかりか、第一期から登場していたサブキャラ、第二期から登場する新キャラクターもかなり杉崎にデレまくり。
{netabare}第一期で登場しなかった杉崎が過去に二股をかけていたと言う妹の杉崎林檎、幼馴染の松原飛鳥の二人が登場
この二人については第一期時点から気になっていたので第二期を視聴の数少ない有意義なポイントだった気がします。{/netabare}
主人公の杉崎鍵の最大の目的である『ハーレム』の様相を見せてきたのですが、そのせいで下手なハーレムアニメの要素が強まってしまい、第一期の特徴を薄めてしまいました。
強いて言うならば、パロディネタが激減した為、第一期よりアニメの知識が少ない方でも会話劇の面白さは伝わるようになっている筈です。
とは言え、依然として万人にオススメ出来る作品とは言えませんけど……


個人的には第一期より勢いが落ちましたが、根本的な作風はそのままですので、第一期が好きだった方は一度視聴してみるのも良いかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36

82.2 19 北海道アニメランキング19位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (884)
5701人が棚に入れました
舞台は明治時代初期の日本。主人公の緋村剣心(ひむら けんしん)はかつて新時代を築く為に活躍した長州派維新志士。戦国時代に端を発する古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」を振るい、神速の抜刀術に代表される強さ、非情さと冷徹さ、殺戮が因業ゆえ「人斬り抜刀斎(ばっとうさい)」という志士名で恐れられる。
ある日、神谷活心流の師範代を務める神谷薫(かみや かおる)は、活心流の名を騙る辻斬りを追っていた。辻斬りを見つけ、闘いを挑むものの歯が立たない。そこに、自らを“流浪人”と名乗る剣心が現れる・・・。

声優・キャラクター
涼風真世、藤谷美紀、冨永みーな、うえだゆうじ、鈴置洋孝、安原義人、池田秀一、櫻井智、土井美加、白鳥由里、大塚明夫、大林隆介、田中真弓、家中宏、池田政典、日髙のり子、井上純一、笠原弘子、郷田ほづみ、八木光生、岩男潤子、檜山修之、松本保典、横山智佐、子安武人、優希比呂

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

侍漫画としては当時は画期的でしたね♪(^^)

ジャンプ愛読者の私は当然読んでおりました(^^)

るろうに剣心が世に出るまでは
チャンバラ漫画は古臭いイメージもありましたが
見事にそれを覆した画期的な漫画だったと思います♪

そのなかでもやはり
「独創的な剣術アクション」が
個人的には衝撃でしたね(笑)

「美形な侍」という面で
女性ファンも獲得し、男女共に人気漫画でしたね♪(^^)

中学生くらいで勉強する「幕末」が舞台なので
これで日本史が好きになりました(笑)

忘れてはならないのが「必殺技」です!
そのどれもが当時のジャンプ漫画には珍しく
「リアルさを感じさせる必殺技」が特徴的でしたね。
技名も当時は斬新でカッコ良かったです(^^)

「二重の極み」は男の子なら一度は
やった事あるんじゃないでしょうかね(^^)
結果、普通のパンチより弱いんですよね(笑)

お話は個人的にはやはり「京都編」が好きですね♪(^^)
見事なまでにジャンプ漫画の展開です(笑)

アニメでもこの京都編の神作画の時は
凄まじくクオリティが高いので
思わず武者震いしちゃいます(笑)

今度この京都編が実写映画化で公開されるので
楽しみです!(^^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

往年の名作!

久しぶりに見たが、それでも楽しめる!
やはり、この時代のアニメの中ではグンを抜いて良いです!

私が思う見所としては、
①純粋な剣と剣とのぶつかり合い
②本気で行う、男と男の真剣勝負
の2点が挙げられます。

正直な所、現在のアニメでも「剣心」vs「斎藤一」のようなあのアツい剣技の勝負を見れないと思います!!
あとは、時代というんですかね?心に決めたものを守る為にはどんな犠牲も厭わないという、日本古来の男気溢れるアツイ戦いというのは、見ていてワクワクしますよね♪

そう言った点で、私はこの作品を「往年の名作」と評し、お勧めしたいと思います!!

ただ一つ問題は、とにかく長いww
94話(ガッツリ2年分w)という多大な量のある作品は、やはり見るのに根気が要りますねwww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

カッコいい剣術アニメ

幕末の頃のアニメとして代表的な作品です。
主人公の剣心は優男ではあるけれど、血ぬられた過去が・・・。
次々と登場する剣客を相手にとってもカッコいい剣術戦闘をみせてくれました。
とくに京都編では、白熱した展開で最高でした!
個人的には比古清十郎がカッコよすぎて痺れてしまいました。


しかし京都編後のアニメオリジナルストーリーはイマイチ。
天草四郎の生まれ変わりといわれている剣士が登場する島原編や、西洋の騎士が登場する黒騎士団編など、いくつかのエピソードがありましたが、そのまま普通に原作通りに雪代縁のエピソードを行った方がよかったような気がしました。
確か黒騎士団編に関しては放送当時に「T.M.Revolution」のアーティストが声優を務めた事が結構話題になったような・・・。
でもオリジナルストーリーの中でも、第66話の「薫感激 剣心のぷろぽ~ず!?」は特に良かったエピソードで、この作品のファンなら必見のエピソードかと思います。


このレビューを書くためにこの作品の事を調べてみたら・・・15周年記念プロジェクトとして、なんと9年ぶりに新作が製作されるらしいではありませんか!
今の段階ではTV版の続編なのか、リメイクなのか、劇場版なのか詳細は発表されていませんが、これは実に楽しみであります!


レビュー追加情報・・・
な、なんと!続編は実写映画でしたね!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

71.3 20 北海道アニメランキング20位
アイドルマスター シンデレラガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1006)
4802人が棚に入れました
歴史ある芸能プロダクション「346プロダクション」には数多くのアイドルが在籍している。
そこで新たにスタートする「CINDERELLA PROJECT(シンデレラ プロジェクト)」!
普通の毎日を送っていた女の子。
アイドルの卵に選ばれた彼女達が、初めて見る世界で紡ぐシンデレラストーリー。
みんなと一緒にお城へと続く階段を登っていく事が出来るのか。

今、魔法がかかり始める――


声優・キャラクター
大橋彩香、福原綾香、原紗友里、黒沢ともよ、上坂すみれ、大空直美、内田真礼、山本希望、青木瑠璃子、洲崎綾、五十嵐裕美、高森奈津美、大坪由佳、松嵜麗、武内駿輔

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

せいいっぱい輝く、輝く星になれ ~ 【分割2クール決定】

アイマスって萌え萌えのチャラい女の子が歌って踊りまくる内容スカスカのアニメって思ってる人いるでしょ。

パンパカパーン。
はい、大間違いです!

決して一過性ではない、心に染み入るような感動を、確りと私たちに与えてくれる名作、それがアイマスです!(断言)

この新シリーズは、あの無印アイマス(2011-12年にTV放送され、去年劇場版も公開された作品)から潔く離れて、新人アイドル候補生たちの成長を、全く一から紡いでいく物語となるようです。

無印アイマスほどの感動は、きっと無理だと思いますが、それでも・・・期待してしまう!

さあ、楽しませて貰いましょう!!!!!

=======================================

【各話タイトル&評価】

シンデレラガールズだけに、各話タイトルが、シンデレラ姫に関係あるものになっているようです。
(※但しネイティヴ・チェックが入ってないみたい・・・)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

第1話(1/9放送) Who is in the pumpkin carriage?(かぼちゃの馬車に乗ってるのは誰?) ★
第2話(1/16放送) I never seen such a beautiful castle.(こんな美しいお城は見たことがありません)☆
  ※そこは I've never seen...だろ、という突っ込みは無しで(笑)
第3話(1/23放送) A ball is resplendent, enjoyable, and...(舞踏会は眩(まばゆ)くて、楽しくて、そして・・・) ★
第4話(1/30放送) Everyday life, really full of joy!(毎日の生活が、本当にホントに楽しくて) ☆
第5話(2/6放送) I don't want to become a wallflower.(わたし、壁の花になりたくない) ★
  ※ここはコロケーションから見て普通は be なのですが、意味は分るから深く突っ込まないでね(笑) 
第6話(2/13放送) Finally, our day has come!(待ちに待った日が来た!) ☆
第7話(2/20放送) I wonder where I find the light I shine...(私の灯(とも)す明かりはどこにあるのかしら・・・)★★
   ※多分、where I could find...と婉曲表現にしたほうが良いし shine の語法が変(「私を照らす光」にしたいのなら the light which shines me にすべきでは?)
第7.5話(2/27放送) Special Program(第1-7話の総集編)-
第8話(3/6放送) I want you to know my hidden heart.(貴方に分かって欲しい、我が秘めし想いを) ☆
第9話(3/13放送) ”Sweet” is a magical word to make you happy!("お菓子"は貴方を幸せにする魔法の言葉ね)☆
  ※「お菓子」の意味で使うなら"Sweets"なんだけどね(笑)
第10話(3/20放送) Our world is full of joy!(私たちの世界は愉しいことが一杯です) ★
第11話(3/27放送) Can you hear my voice from the heart?(私の心の声が聞こえますか?) ☆
第12話(4/3放送) The magic needed for a flower to bloom.(魔法には咲き頃を待つ一輪の花が必要でした) ★
第13話(4/10放送) It's about time to become Cinderella girls!(さあシンデレラ・ガールになる頃合いですよ!) ★

   ※制作スケジュールきつくなって早くも総集編を入れたようですが、これで8話以降の作画が安定すると考えれば逆に良かったかも。デレマスは多分全25話でシナリオ構成しているのだと思うけど、制作が苦しくなったら無理せずに2-3回でも総集編入れちゃって足らなくなった分はネット配信でも後日放送でも良いと思う。それでガルパンみたいに内容が安定するならばむしろ歓迎です。

   ※3/14公式サイトから分割2クールの告知。第1期は第13話(4/10放送)までとし、第2期は7月からの放送となるそうです。制作スケジュール・制作人員の管理に失敗したみたいですが、大事な作品が目に見えて破綻する前に早めに手を打った感じなので、むしろ安心しました。制作スタッフのここからの頑張りに期待したいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女の子は誰でも素敵なシンデレラ

※主観的なぼやきなので人の価値観に訴えてるわけではありません。

シンデレラガールズ。女の子は誰でもシンデレラになれることを魅せてくれる作品。タイトルをそのまんま、そう感じさせてくれるのは難しいことかもしれない。

少し前のアニメから薄々感じていたのですが、冴えカノで推してきた、普通の女の子が逆に新鮮に見える構図というか、萌えと、かわいいがごっちゃになっていると言うか、そんなモヤモヤしたものを抱いておりました。

いわゆる記号的という言葉は、それこそ手塚治虫の時代からあって、彼の場合は線を極力少ない描写の中で、いかにアニメを作るかなんていう、作画による記号と言っていたり、キャラクターが死ぬという描写も、「死ぬ」という記号によるキャラ装飾の表現として使っていた。私は記号的キャラやその言葉自体を否定するつもりはないですが、かなり広義的な意味に変わり、広く使われるようになった感を抱いています。

萌えにしてもツンがデレるからキュンとくるわけで、ガハラさんの蕩れなんかも、見蕩れるという言葉からだと思うので、ちょっと違うんじゃないかなwと思ったり。まぁ存知のことだと思いますが、ちょっとぼやきたくなってしまいましたw


そこで本作は1話の時点で「キャラ付けどうする?」とか、Pが採用基準は「笑顔」と皆に言っていて、総勢何人だよって位キャラクターが多い中、記号的キャラが少ないです。一人邪気眼がいますがw、それでも彼女達はそれぞれ魅力的に映るし、個性や動きセリフなんかで、記号的じゃなくても充分だなっと感じました。そこは本作の力が入っていたからなんだろうけども、どんな女の子もシンデレラになれる。そこを感じさせてもらいました。続きは7月とのことなので本領発揮はこれからですかね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 47
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

I think getting to work will mean admitting I am a loser (๑´Д`)ノ

原作ソーシャルゲーム 原作未プレイ 全13話(前半)
アイドルマスターシンデレラガールズ = 通称「デレマス」 (以下デレマス)

分割2クール形式で、’15年1月~前半【1stシーズン】 そして来る!!
7月~後半【2ndシーズン】が放送の『THE IDOLM@STER』シリーズ最新作!!


大手の芸能プロダクションである346(みしろ)プロダクションのアイドルプロジェクト
「CINDERELLA PROJECT」にスカウトされた女のコたちの成長と活動の記録を
プロデューサーさんと一緒に、悩み奮闘し輝く様を描いた
ガールズサクセス青春アイドルストーリー♡

「一生懸命に夢の階段を駆け昇る、彼女たちは…
いつかキラキラと輝くシンデレラに…なれるのかな…?…かなぁ|д・)?」


まずはじめに、本作放送開始当時、私は俗にいう「アニマス」もとい、
「無印アイドルマスター」は視聴していなかったので…やっぱり…
先に「」アニマス」観てから~視聴した方が…いいのかなぁ~
とりあえずぅ~「デレマス」は~撮りためておくかなッ((*ノд`*)σ[HD]ピッ♪

と思っておりましたが…とあるあにこれユーザーの方に、
「無印アイマス」と全然お話し関係ないから「デレマス」から観ても
なんら問題ないよヾ(・ω・`) 凛ちゃん可愛いし!! との鞭撻を頂き、|д・)
そんならあたしゃも気にせず観ちゃいましょうか!!と見始めたのが…
これまた功を奏し、この度私の大好きな『杏ちゃん』♡と出会うことができました♪

もちろん「アニマス」から見ていたらもっと違った発見もあったのかもしれませんが
何よりこの数ヶ月を『杏ちゃん』を追いかけ、
『杏ちゃん』一色で過ごせた私は大変幸せな気分を味わうことができました♪

やっぱり、あにこれにて皆さまにお絡み頂くことは大変嬉しく、そして時に
その人の新たな出会いという名の、”アニメ人生”までをも変えてしまう…
とても素晴らしい、繋がり、あらためて喜びを感じる今日この頃…


ん|д・) 余計な前置きはいぃから…はやく『杏ちゃん』を出せ!!! とな…|ºдº)??

ご安心ください(*゚∀゚)*
そんなに慌てたところで、『杏ちゃん』は走って逃げたりわしませんよッツ(*>ω<)b
                                                                      ε“ε”ε“ヾ(๑´Д`)ノ

だって私、本レビューを書く時はぜがひでも、『杏ちゃん』と一緒に♡と心に誓ってきましたの♪


そう何を隠そう私、ダメもとで…この休みのクールの期間を活用し
ぜひ!! 『杏ちゃん』の本レビューへの出演を!!と
プロデューサーさんにはかねてより打診をしてきました…

その結果!!!! …私の熱意が伝わり、なんとかプロデューサーさんから”OK”のサインを
頂くことに成功いたしましたヽ(*´∀`)ノ

はい(。_。(゚д゚( 皆さまありがとうございます!!!

それでわもったいぶらず、早速『杏ちゃん』に登場してもらいましょう!!!

はいッ!!どうぞ-!! 『双葉杏』ちゃんでぇ~す(∩´。>∀<)⊃



…………………



…………………



ん|ω・)!???



…………………



あれ(・ω・≡・ω・)いなくない… !!?


『杏ちゃん』どこぉ~(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)????

はぁ~(;´Д`) 困ったな… もぅコレだからウチのマネージャーは…何をやってるんだか…
あれだけあらかじめ、間に合うようにって、打ち合わせしておいたのに…(*´・ω・`)


あ!! そっか! そーだネ!! ほらぁ~アレだよぉ(o´艸`)

飴ちゃん♪!!  飴ちゃんばらまいちゃうんだからぁ~!!


とうッ!!  .*・゚.*飴・゚.*・゚✩.*飴・゚.*・ヽ(*´∀`)ノ.*・゚.*飴・゚.*・゚✩飴♫


杏๑ノ´д`)ノ-<あめだぁぁ~~~♡!♡!♡!!!

はいッ!! 『杏ちゃん』いましたね~(*゚∀゚)* もぉ~そんなとこに隠れてたなんて|彡゜…w

あッ!! ひょっとしたら杏ちゃんについてあまり詳しくない方もいらっしゃる
かもしれませんので参考までにここにプロフィールをご紹介させて頂きますね✩


『双葉 杏』 CV:五十嵐裕美 ※ ↖のサムネのコ
年齢:17歳 / 誕生日:9月2日 / 星座:花も恥じらう乙女座
血液型:B型 / 身長:139cm / 体重:30kg
B-W-H: ?-?-? / 利き手:右 / 出身地:北海道 / 趣味:なし

「仕事なんてやってられるかぁ~」 「働いたら…負け」

とにかくゴロゴロ寝たり、だらだらするのが好きな脱力系アイドルで、
いつもうさぎのぬいぐるみを持っている。
「アイドルとして成功すれば印税で暮らせる」と考えアイドルの世界に。
不労所得の為なら、労力は割と惜しまない。 (公式サイトより引用)


うん!! 杏ちゃんすばらしッ(*゚∀゚)* それではご紹介が終わったところで
さっそく、本作の感想を『杏ちゃん』との対談形式を用いて
来る2ndシーズ視聴を前に今一度プレイバック♪していきましょう!!!


杏๑´д`)-<{netabare} い、いやだっ!! 杏は働かないぞっ!!{/netabare}


まず始まってすぐ、たくさんのキャラが総出でなんと全部で14人!?
さすがにこ、これには私、てんやわんやで
キャラみんな覚えられるのかな…かなぁ??と心配しておりましたが…

1人”強烈”なインパクトのあるコがいると周りの視界がふぁ~と広がり
1人1人のキャラへ自然と目配りができ、そのコの持つ個性や魅力に
あらためて気づくことができるものですネ~♪

その一際”強烈”なインパクトなるコこそが他ならぬ『杏ちゃん』なのですよ~(・∀・*y)


杏๑´∀`)-< {netabare} あんずはいつでもフリーダムなのだ! ~ハッハッハッ~
だから後は二人に任せて帰るね๑´∀`)ヾ(・ω・`)ナンデヤネン!! {/netabare}



そして、本作では”プロ”のアイドルとしての活動ストーリーが色濃く描かれていて
売れなきゃやっていけない…人気アイドルを目指す”ガチ”な彼女たちの本気の姿勢が
まじまじと、コチラに伝わってきて、中々に手に汗握る展開となります!!!


杏๑´∀`)-<{netabare} あんずぅ~週休8日を希望しまぁ~す♪{/netabare}



今プロジェクトの見所は、個性豊かな、キャラの面々が
どのような形、ユニットとしてアイドルデビューすることになるのか…
はたまた…自分のお気に入りのコがいつデビューの日(当番回)を迎えるのか…
かたずを飲んで見守るカタチになりますネ♪


杏๑´д`)-<{netabare} あ~みんなやりたそうだし~今回~杏はゆずるよ~{/netabare}


そんな訳で私は『杏ちゃん』の当番回だけもう10周以上見てしまいましたが(/ω\*)w

あ!! 私、散々『杏ちゃん』言ってますが、他13人のキャラたちもみな選りどりみどりで
はじめの方、LIVEシーンにて主たる3人が飛び出すシーンはまず胸熱で良いです!!
                           ↑↑飛び出すシーンは何かと熱い!!w

私的には『杏ちゃん』の他にも
『アナスタシア』、『蘭らん』、『みくにゃん』、『ちえりちゃん』、『きらりん✩』なども
オススメしているのですよ…実は(o´艸`)


杏๑´д`)-< {netabare} あー飴なめたい、お家帰りたい。続けるの?コレ。はぁ…だいたいこんなことしても…{/netabare}


あーヽ(;゚д゚)ノ 私の『杏ちゃん』が…
ここは戦略的杏ちゃんフォローをすかさず入れておかねば|д・)
名づけて! ”すべてにおいて『杏ちゃん』はセンターだった♡”大作戦!!

はい今作のOP曲!! Star!! がとッてもいい曲で、何を隠そう、コチラの
OP映像でセンターをつとめてるのが我らがアイドル
『杏ちゃん』であります(*`・ω♡)ゞ

「小さな一歩だけど~君がいるから~ヽ(´∀`✿)ゝ✧♪」のところが

もう!! ♡゚+o。ズ゙キュ―(*゚д゚*)―ン。O+゚♡ でありますぞ(/ω\*)
いやぁ、このまま、2ndシーズンも『杏ちゃん』センターでお願いしますよ!!
プロデューサーさん(^人^)


杏๑´д`)-<{netabare} なんでもいいけど飴なめたい! あんずぅ~アイドル印税生活狙ってます(ドヤッ★){/netabare}


と、まぁ色々と好き勝手述べてきましたが、最終回…
やはり私は、泣いてしまいましたよ。゚(゚´Д`゚)゚。

色んなトラブルや問題を乗り越えて…今やれる精一杯をみんなが一生懸命にやりきる―

杏๑´д`)-<{netabare} 「それでいいんじゃん?? 杏なんてやれることややるだけで精一杯だよ」 {/netabare}

↑この一言に全てが集約されていました✩ みんなが緊張や不安を隠せない
この状況で…みんなを和ませる『杏ちゃん』は全てにおいてハイスペックで魅力的でした♡

2ndシーズンの更なる盛り上がりとみんなの活躍を期待を大にして待ちたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

71.7 21 北海道アニメランキング21位
雲のむこう、約束の場所(アニメ映画)

2004年11月20日
★★★★☆ 3.7 (846)
4689人が棚に入れました
日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された、別の戦後の世界が舞台。
1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天高くそびえ立つ、謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。
青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、津軽海峡の向こうにそびえ立つ塔にあこがれ、「ヴェラシーラ(白い翼の意)」と名づけた真っ白な飛行機を自力で組立て、いつかそれに乗って塔まで飛ぶことを夢見ていた。また2人は同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いており、飛行機作りに興味を持った彼女にヴェラシーラを見せ、いつの日にか自分たちの作った飛行機で、佐由理を塔まで連れて行くことを約束する。
しかし、突然佐由理は何の連絡も無いまま2人の前から姿を消してしまう。

声優・キャラクター
吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦、水野理紗
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

浮き上がれヴェラシーラ

新海誠、映像叙事詩の始まり。

物語を動かすのは2人の少年。
憧れの少女との遠い日の約束。
国境の向こうの塔へと、少年は飛行機を疾らせる。

日本が南北に分断統治されたもう一つの世界。
舞台は東京/青森/北海道/そして少女の夢の世界。

眠り続ける少女の夢。
{netabare}青春の夢と喪失、ここでもそうなのだ。
繰り返される新海誠のテーゼ、{/netabare}
今はまだ手が届かないものに共感する。

歩いても、歩いても道に迷い、
たどり着けない遥か遠くの約束の場所。
自分でも驚くほどの、遠回りを経験して、
日々成長していくものだ。
次こそはちゃんと歩こう、ちゃんと飛ばそう。
そんな気にさせられる繊細な作品です。

空の向こうに広がる透明な空、
空と雲の描写が圧倒的に美しいですね。

浮き上がれヴェラシーラ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

近未来的 眠れる森の美女

新海誠監督が2004年に制作した90分ほどのアニメーション映画。
数年前に観た時は、集中できない環境にあったせいか、
あまり入り込めなかったのに、今回もう一度観直してみたら、
以前わからなかったことがわかって納得できた。
それに、この作画のクオリティが8年も前のものだなんて、
今だからこその驚きで。

北国らしい風景、窓や空から差す光線、舞い散る雪やそぼ降る雨。
吐く息の白さや湯呑みから立ち上る湯気、さまざまな時間帯の空の色の変化、
廃屋や駅のさびれた感じ、どこかの小さくて古い飲み屋の壁に貼られたメニュー。
思い出すまま書き出してもまだまだ足りないほど、それらは美しく、繊細。
実写映画を観るよりも感動的な景色に映るのは、
カメラで撮影しただけのものと違い、
人によって綿密に描かれたものだからなのだろうね。
それらを鑑賞するだけでも、まずは価値のあるアニメ映画だと思う。

さて、物語のほうは・・・
一言で言ってしまえば、理系的風味の純愛物語、かなと。

背景にある日本の国家的状況や事情、SF要素をはらんだ部分、
ヒロインの病気であるナルコレプシー(原因不明のまま眠り続ける睡眠障害)
など、自分的にはそれらの要素があって楽しめたのだが
観る人によっては難解だったり、退屈だったり、
無駄なエピソードに感じたりするかもしれない。

ただ、飛行機や脳神経医学、ヴァイオリン、平行世界などの
好きな要素があったものの、確かに欲を言えばもう少し、
主要な登場人物3人それぞれの想いに焦点を絞ったほうが、
テーマは伝わりやすかったのかも。

というか、結果的には1クールで見せる物語くらいの内容だったと思うから、
90分の中に中途半端に盛り込みすぎてしまった感は否めない。
ただその分、ものすごくいろいろ想像させてくれるので、
そういう楽しみ方が好きな人には良かったんじゃないかなって思う。

作中に登場する巨大な塔は、誰もが手の届かないもの、叶えられないものの象徴。
その塔に脳的リンクするヒロインとの、かつての約束を果たそうとする主人公 藤沢と、
ヒロインをあからさまに奪うことなく友情をつらぬく白川。
遠く離れた男女それぞれの孤独感と、自覚することなく通じ合っている想い。

単純なはずのテーマも、壮大なスケールの設定によって
近未来的『眠れる森の美女』を観たような感覚だった。

で、個人的に一番感情移入できたのは、ヒロインでもなく、藤沢でもなく、
彼の親友 白川。

なお、川嶋あいさんの歌われるED『きみのこえ』がとても良いです♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

次元を超えた想い

新海誠監督作品。

北海道が「蝦夷」と呼ばれ、他国の領土に属している、史実とは異なる歴史を歩んだ世界。
青森に住む、藤沢浩紀(ふじさわひろき)、白川拓也(しらかわたくや)は「ヴェラシーラ」という飛行機を作り、沢渡佐由理(さわたりさゆり)を、蝦夷にそびえ立つ白い塔に連れて行くという約束をする。


まず惹かれたのは、その雰囲気。
美しい風景描写、補色を利用したライティング、そして、要所要所で入るBGMの組み合わせが、独特の空気感を作り、視聴者をグイッと物語の世界に引き込んでいきます。
「雰囲気に飲まれる」という言葉がぴったりです。

そして90分をフルに使った、ストーリー展開。
史実と異なり、日本は北海道とそれ以外に分断され、軍事的な緊張下の中にあります。
青函トンネルも未完成で、塔に向かうには、軍事的に支配されている空を経由して行くしかありません。
約束当時、中学3年生だった浩紀と拓也は、それがどれだけ難しいことなのかまだ分かっていませんでした。
果たして、彼らは約束を叶えることはできるのか。


テーマは「体の距離と心の距離の違い」。
壮大な世界感の中、小さな想いに焦点が当てられています。
ここで、補色を使った光の「対比」が生きてきます。

「手が届くほどに見えているのに、行くことができないその場所」
{netabare}
物理的には白いユニオンの塔を指していますが、平行宇宙にいる佐由理のことも比喩しています。
肉体はそこにあるのに、次元を隔てて存在する佐由理の心。
{/netabare}
それが「雲のむこう、約束の場所」。

同じ想いを持ち、歩み始めた、浩紀と拓也という2人の人物を出したことで、距離感の違いをうまく表現できています。
{netabare}
浩紀は白い塔=佐由理=約束の象徴から直接目をそらすことで距離を取っていました。
それでも、夢の世界、つまり、平行宇宙では、常に佐由理を探し求めています。
拓也は白い塔=佐由理=約束の象徴を破壊することで、早く気持ちに整理を付けたいと考えています。
お互い別々の方法を選びつつも、想いは同じ。
{/netabare}
2人の想いは奇跡を起こし、約束を果たすことはできるのか。
ラストシーンでは、完全に雰囲気に飲み込まれ、鳥肌が立ちっぱなしでした。

なお、量子力学、平行世界、量子重力論といった科学用語が出てきますので、少し難しく感じるかもしれません。
しかし、キャラクターたちが端的に説明してくれますし、あくまで焦点は心の動きにあります。
深く構えることなく、ムードに任せるままストーリーを追っていけば大丈夫です。
{netabare}
平行世界を「宇宙の見る夢と捉える」この解釈は面白いですね。
そこに取り残された佐由理。
この設定だけでも、何本もシナリオが作れそうです。
{/netabare}
小さな心の距離感を、SFストーリーで描き、強烈な雰囲気で引き込んでくれる作品。

SFはロマンのかたまり。
恋もロマンのかたまり。

新海誠監督作品の中で一番好きなアニメ。
どちらかというとセカイ系に属し、完全な解決や、分かりやすい説明を求める人には向いていませんが、一度は観ていただきたい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

73.6 22 北海道アニメランキング22位
最終兵器彼女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (759)
4673人が棚に入れました
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
ちせは以前から興味を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。
国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなってしまった。
二人のクラスメイトのアツシは、以前から想いを寄せていたアケミを守る為に自衛隊に入隊。戦場へ赴いていた。
TVアニメオリジナルエピソードで、ちせの親友四人組の一人のゆかりは自警団の白人兵狩りに参加。銃を持ってタケの仇を討つ為、山狩りへ向かう。
そんな中、アケミは大地震に巻き込まれて大怪我をし、シュウジの目の前で死んでしまう。歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが…。

声優・キャラクター
石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎、伊藤美紀
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界スケールの「主観体験」

原作既読。

バトル……ではなく、恋愛ものです。
世界観は地球規模と、とてつもなく大きいです。

それだけスケールの大きな話なのに、わかるのは、自分の恋人のことだけ。
それも断片的なものです。

何か大変なことが起こっているのはわかる。
いつの間にか、どこか遠く、見えないところで変わっていく恋人。
しかし主人公にできるのは、そんな彼女を見守り、声をかけ続けることだけ。

つまり、主人公が見えている世界≒視聴者が見えている世界、主人公ができること≒視聴者ができること、というわけです。

そういう「主観体験」ができるお話です。
そこが最終兵器彼女の最大の魅力だと思っています。


その魅力を引き出す替わりに捨てたのが、世界観の説明や事件の解決。
よく「セカイ系」とカテゴライズされますが、誰にもどうしようもない、ほとんど選択肢のない状況であるため、主人公や身の回りの人間の行動が世界の運命を左右する「セカイ系」とは少し違う気がします。

残された少ない時間の中で、少しずつはぐくんでいく、「純愛ストーリー」として捉えるのがいいのではないでしょうか。

したがって、大きくストーリーを追ったり謎を解明しようとするのではなく、シュウジ≒自分と、ヒロインちせ、サブキャラクターの感情変化に注目して視聴すると楽しめると思います。

正直、サブキャラクターも出さなくてよかった気がするんですが……そこは、視聴者の分身の一部だと考えましょう。

{netabare}
気になる結末。
最終的にどうなったのか、それは視聴者の想像におまかせといったところ……{netabare}と言いたいのですが、実は世界は滅びていないんです。
生き残った人々の話を描いた「スター★チャイルド」という読み切りの漫画が存在します。
「地球はもうだめ」と言い切ったちせは、最後の最後まで、「かわいいけど……ノロい」だったんですね。{/netabare}
{/netabare}

……あ、実写映画版は正直全然違う話なので、原作やアニメと切り離して考えてください。

趣旨をはき違えている気がします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何もかもが曖昧でも 何もかも 正しい

鬱アニメとして
必ずあがるこの作品。


はるか前に、漫画で読んだのですが、

その頃の私は…心が爛れていたのでしょうか?(笑)
特に何も感じなかった…ので

ずっとスルーしてました。


縁あって視聴。

…びっくりしました。


ファンタジー(AI)、戦争、高校生の恋愛、生死観。


異なる要素が
巧く絡み合って、もうひとつの『現実』を見た気がします。

(某、東京大震災のアニメがありますが、この作品の方がよっぽどリアルだと感じました。)



どんどん兵器化していく、ちせちゃん。

その姿に
恐怖を感じてゆく、シュウジ。

その恐怖から逃れたいためか、他の女性に安息を求め、余計に罪悪を感じる、

誰にでもある、現実からの逃避、負の連鎖。



自分に
何ができるのか、何をしたら良いのか、解らず苦悩するシュウジ。


一方、親友のアツシは、『好きな人を護るため』軍に入ることを志願します。


その時
シュウジがアツシに言った言葉は、とても重く、心に残りました。

戦争は
死にに行くのではない、人を殺しにいく事だ…



恥ずかしながら私にはない考えだったので。



戦争で、震災で、最期をむかえる人達
無念を残して 涙を流しながら…



どうも、ひっかかったのは
ちせちゃんの親友の アケミの行動。

彼女はズルい と思う私は、間違ってるのかな?


私は
拗れた(?)女性の気持ちに鈍感なんですよ…



ラストに向かっての流れはとても好きでした。

最愛の人と
二人だけの生活。。憧れます。

ちせちゃんとシュウジの蜜月は
とても短く…切なくて切なくて。




観て本当に良かった。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

きっと何かを得られるはずです





観るきっかけをくれた、貴方に、感謝とお礼を。



ありがとう。



後日

原作読み直しました。
素晴らしい、の一言に尽きる!

ぜひ、原作も読んでください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

兵器となった少女の恋物語

まず、予備知識がない場合、
タイトルに最終兵器とあるとつい戦闘モノかと
勘違いしてしまいそうですが、この作品のジャンルを挙げるなら、
恋愛モノに区別される作品だと思う。
しかも、数々の障害を乗り越えながらの純愛。

最終兵器とされた装備を持つ女子高生、チセ。
彼女から慕われ、つきあい始めてあらためて恋していくシュウジ。

舞台は北海道。現代のお話だが携帯電話は使われず、
公衆電話やポケベルが懐かしい。それに交換日記も。

絶大な力を持つ兵器である彼女に内心、恐怖感を持ちつつも、
なんとか1人の女の子として受け入れようとするシュウジと、
彼の心のうちを察しながらも、兵器として成長していき、
人間であることを維持できなくなっていきながら
戦争に矛盾を感じて苦しむチセ。
そんな2人をあおるかのように、戦火は激しくなっていき、
やがて世界は、二人の行く末は・・・という物語。

繰り返し出てくる彼女の口癖「ごめんね」と、
軍の人間やシュウジが使う「仕方ない」という言葉が
さまざまなことを揶揄しているようで、すごく印象に残った。

しかし、観ながらツッコミ入れてしまう部分は多々あった。
戦闘で必ず破れる学校の制服や私服が、翌日はきれいに直ってるとかね・・

でも最初に書いたように、戦闘モノではないので、
そのあたりのリアリティは追求しない方向で^^;

そして、あえて戦闘シーンも、戦争になった理由も、
戦っている相手国がどこなのか、軍での詳しい背景なども、
ほとんど描かれることはなく、あくまでも2人の恋愛と、
彼らを取りまく周囲の同級生たちを繊細に描いているので、
観るものにすごく想像させる作品といえる。

戦闘シーンを極力抑えることで、
戦闘は決してカッコいいものという位置づけをせず、
シュウジのセリフにもあったが、
{netabare}
「戦争に行くってことは、誰かを守りたいとか綺麗ごとじゃなく
誰かを殺さなきゃなんねぇってことだべ!」と。
{/netabare}
シュウジ視点中心のこの作品では、
このセリフがストレートなテーマだったのかもしれない。

でもチセは、上官のテツに「なぜ戦う、なぜ殺すんだ」と問われ、
{netabare}
「生きたいから。恋をしていれば人間でしょ?」と。{/netabare}

そんな彼女にこの後投げかけるテツのセリフ、
ここでは書けないが、とても共感できるものだった。

男の脆さ、女の弱さ。男と女。
人間の脆さと強さ、そしてその先にある残酷さ。
守るということの意味を考えさせられる。

それでも、ラストは・・・
個人的にはモヤモヤとしたものが残ってしまった。
原作、実写映画、アニメ、それぞれエンディングは違うそうで、
原作を未読だからなのかもしれない。
もう少し納得したかった、というのが正直なところ。

ちなみに、自分としては、主人公の2人よりも、
上官のテツや、シュウジの幼馴染で、彼に長い間片想い
していたアケミへのほうが、とても感情移入できた。

それと、この作品・・・OVAのほうでは
本編で描かれていなかった背景のさまざまなことや、
観ながら感じた謎が解けるので、
こちらを観終えた後、あわせて観るのがおススメ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

70.5 23 北海道アニメランキング23位
ノエイン もうひとりの君へ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (671)
4651人が棚に入れました
15年後の世界「ラクリマ時空界」は、もう1つの世界「シャングリラ時空界」と恒常的な闘争状態にあった。
地上は荒廃し、人々は地下での生活を余儀なくされている。「竜騎兵」たちは超常的な戦闘能力をもって、シャングリラから送り込まれる兵器・遊撃艇を撃破する。しかし、ラクリマの劣勢は誰の目にも明らかだった。かくして竜騎兵に、シャングリラの侵攻を防ぐ切り札『龍のトルク』の奪取が命じられる。
現在、夏。函館に住む小学6年生上乃木ハルカは、友人たちとともに残り少ない小学生生活を満喫していた。唯一の気がかりは、中学受験を母親に強いられ、ストレスで押し潰されている幼なじみ後藤ユウのこと。
そんなハルカの前に、黒いマントをまとった一団が現れる。彼ら――ラクリマから転移してきた竜騎兵たちは、ハルカを『龍のトルク』と呼んで付け狙う。その1人カラスは、他ならぬユウの15年後の姿であった。

声優・キャラクター
工藤晴香、瀧本富士子、中井和哉、宮田幸季、千葉紗子、名塚佳織、喜安浩平、小山力也、本田貴子、白石涼子、鈴村健一、三宅健太、岡村明美、田中敦子、大原さやか、藤原啓治、中原麻衣

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

未来は僕等の手の中

本作で最も秀逸な点は、ズバリ、巨大な仏像を模した遊撃艇のデザインでしょう(笑)
あの常軌を逸した気色悪さは正直クセになるw
子供の頃に見てたら一生もののトラウマになってたかもしれませんw

でもこの作品、子供にこそ観てほしいなぁと思ったりもする。
ストーリー自体は言われてるほど難解じゃない。
量子力学を扱っている作品なので
馴染みのない人にとっては聞き慣れない専門用語が飛び交いますが、スルーしても問題ない。
寧ろ知識が一定以上ある人の方が、粗が気になって楽しめないかもしれない。
ただ「シュレディンガーの猫」の理屈は何となくでも抑えておいた方がいいかも。
(箱の中の猫は、観測者が中身を認識するまでその生死は確定しないっていう例のアレ)

ストーリーは基本的には小学生の子供たちの目線で描かれます。
舞台となる函館の美しい風景と、子供たちのリアルな日常描写が素晴らしい。
子供たちは様々な「未来」と干渉する。
その多くが悲惨極まりないものだったりするけど
それは未来であって未来じゃない。あくまで可能性の一つに過ぎない。
「確定した未来なんてクソ食らえ、未来は何が起こるか分からないからこそ面白い」
いいじゃないですか、夢があって。
登場人物が、まだ将来への選択肢の幅が広い小学生だからこそ説得力も生まれる。
運命論ってやつを真っ向から否定してくれる作品です。


○絵

この作品に対する作画評価は
その人にとってアニメの作画に何を求めてるかを判別するリトマス試験紙のようなもの。
本作の作画、とにかく安定しない。絵柄も回によってコロコロ変わったりする。
個人的には面白い試みだと思うし、作風にも合ってるので良いんじゃないかと。
戦闘シーンは圧巻。派手なエフェクトと大胆な崩し。輪郭線までも荒く歪ませています。

○音

壮大かつ荘厳なオーケストラ調のBGMは迫力満点。OPも歌詞、曲、映像いずれも素晴らしい。
またSEの作り込みも特筆すべきでしょう。
作画ばかり注目されますが、それと同じくらい音響への拘りも感じられます。


難点を挙げるとすれば、後半の展開がやや単調。盛り上がるんだけどあっさり気味。
単純な面白さという意味では、第12話がピークだったような気がします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

量子力学をテーマにした本格派SF

制作はサテライトのオリジナルアニメです。
ジャンルはSFラブストーリーです。


上乃木ハルカは終わりかけの夏休みを友人たちと楽しんでいた。
気がかりは、彼女の幼馴染である後藤ユウが受験にまつわるストレスでつぶされそうだったことくらい。
そんな中、ハルカは一人の男と出会う。
なんと彼は15年後の「ユウ」であった…


本作は音楽が秀逸です。
劇場版仕様な重厚感のあるサウンドを楽しめます。
OPも良し。
作画は戦闘シーンでわざと崩すことで迫力を演出しています。
でも全体的に安定はしていないですね。
小学生が主人公、かつ「萌え」一切皆無な絵柄なので人を選びそうです。

量子力学がメインで扱われており結構難しいです。
加えて序盤から伏線を張るタイプの作品なので、整理して見ないと何やっているのかいまいち分からなくなる可能性があります。
その割にはキャラの行動原理がわかりやすいので、感情移入は結構しやすいはず。
ユウのへたれっぷりに少々イラつきますが、そこは我慢。

舞台が函館、ラクリマ時空界、シャングリラ時空界の三つに分かれています。
それぞれの野望が主人公ハルカの周りで渦巻くというのが基本構造です。
なかなか登場人物が多いので把握するのは結構大変かもしれないです。


「認識」が重要な要素として出てきます。
「認識」することで事実として世界が確定する。
{netabare}ハルカはこの世界で唯一時空に干渉できる存在です。
それは「龍のトルク」を持っているからであり、これを奪うために各勢力が動いています。
彼女を一身に守り続けるカラスがとても印象的。
ラストではユウも格好良くなりましたね。{/netabare}


総括して、硬派系SFが見たいという方は楽しめそう。
なかなか見ごたえのある、良くまとまった作品です。
加えて「シュタゲ」好きならばやっていることは似ているので挑戦してみるのも良しです。
難点は舞台があっちこっちに飛ぶのが見づらい点、2クールで中盤ダレる点でしょうか。
どうでもいいですが、何気に著名声優陣のオンパレードですよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった」・・・このキャッチに込められたものを感じてほしい(80点)

全24話。
2005年作品。アニメオリジナル。

個人的満足点:80点
アニメ系統:SFアクション&純愛

このアニメの率直な印象としては敷居が高い。
独特のキャラデザ及び作画、SF要素に量子力学、序盤の意味不明さ。
これらの要素のために取っ付きがかなり悪い。

さらに最近流行りの萌えとか厨二とか皆無に等しいため、
そういったアニメが好みの方にはさらに敷居が高い。

しかしながら、それぞれのマイナス要素は決して悪いものではなかった。
独特のキャラデザは萌えに走らずキャラの魅力を出すには十分。
作画はこれを作画崩壊ととらえるのか?
挑戦ととらえるかで意見が分かれるところではあるが
色々な試みがなされていたし、動きに関しては申し分ない。個人的には評価したい。
(どこかで観たことある雰囲気だと思ったら、鉄腕バーディだった。)

量子力学設定も用語が難しくさせているが、あまり難しく考えなくても話についていける。
そんな難しい言葉なんか考えずに、人と人とのつながりや
人が存在するためにはという部分に思いをはせらせて視聴していただきたい。

音楽は◎
OP曲はeufoniusが歌う。
作品の雰囲気にマッチしていた。
作中のBGMも重厚で作品をより盛り上げていた。

これから視聴しようという方は
それぞれのキャラの心情にふれながら、
キャッチコピーの本当の意味にたどりついて欲しいところ。


と、まあ小難しい印象のアニメではあるが
つまり、何が言いたいかというと

サブタイの「もうひとりの君へ」がぐっとくる。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

79.8 24 北海道アニメランキング24位
妹さえいればいい。(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (746)
3568人が棚に入れました
「妹さえいれば人生は常に最高なのに、 なぜ俺には妹がいないのか……」

妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、 天才作家にして変態の可児那由多、 女子大生の白川京、 イラストレーターのぷりけつ、 鬼畜税理士の大野アシュリーなど、 個性豊かな人物たちが集まっている。

それぞれ悩みを抱えながらも、小説を書いたりゲームをやったりお酒を飲んだり確定申告をしたりといった、賑やかな日常を送る伊月たち。
そんな彼らを温かく見守る伊月の義理の弟・千尋には、ある大きな秘密があって―。

楽しくも心に刺さる、天才や凡人や変人たちが繰り広げる青春ラブコメ群像劇、スタート!

声優・キャラクター
小林裕介、山本希望、金元寿子、加隈亜衣、日野聡、鳥海浩輔、代永翼、沼倉愛美、藤田茜

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーのない『ばけらの!』?(← いや、みんな『ばけらの!』自体知らないから…。)最終話: 羽島伊月はいかに羽島伊月になったか?

*とりあえず評価は保留(デフォルトの3)です。

『僕は友達が少ない』(通称:「はがない」)の作者、平坂読(ひらさか よみ)先生が書いたライトノベルが原作のアニメです。

私自身は「はがない」はアンソロジーも含めて読んでいますが、本アニメの原作は未読です。

以前から気になってはいましたが手を出さずにいて、「アニメ化を機会にどんな話か観てみるか、テレビで観る分にはタダだし」というパターンで視聴を開始。

私が手を出さなかった理由はまさにこのアニメ1話冒頭シーンみたいなものを原作に感じて(完全にダメというわけではないが、得意ということでもない)のことだったのですが、実際にアニメを2話ほど観てみると杞憂だったようで、もしかしたら原作を読んだら「はがない」よりも面白いと思うかもしれないとまで考え始めています。

ちなみにタイトルに挙げた『ばけらの!』は『神様のメモ帳』の作者である杉井光(すぎい ひかる)先生が書いたライトノベルです。

『ばけらの!』では主に電撃文庫をメインにその他のライトノベルレーベルも含めたライトノベル作家をモデルにしたキャラクターが、麻雀を打ったりファミレスでダベったり、酒を飲んだりFXでお金を溶かしたり(おい、仕事しろよ)、……という感じの作品です。

ただし『ばけらの!』では主人公の杉井ヒカル以外は人外(狼女、座敷童、サキュバス、etc.)ですが、『妹さえいればいい。』のキャラクターたちはちゃんと人間のようですね(笑)。『ばけらの!』ほどはっきりとモデルの作家がいるかはわかりませんが。

おそらくライトノベル作家による青春群像劇あるいはラブコメという方向に進むのではないかと思われますが、執筆スタイルの違いや書きたいテーマなどが各人各様になりそうで、「クリエーター論」的な観点でも楽しめそうな気はします。

ただし、絵面としてはエロを挟んでくる姿勢は貫いてくる模様…。

2017.11.20追記:
まだアニメに追いつけていませんが、原作を読み始めました。結構面白いです。

アニメの方は7話目で春斗がゲームマスターになって、TRPGをプレイするお話でした。GMはともかく、作家がプレイヤーをやることでの文章力というか叙述能力のムダ遣い(笑)。カニ公の行動申告がムダにエロくて面白かったです!

そしてカニ公のキャラクター名がデスマスクって、『聖闘士☆星矢』かよ(笑)!

2017.11.27追記:
原作既刊分8巻を読み終えてからの、初めての原作既読部分が先行してのアニメ視聴だった8話目です。今回の8話は、原作3巻収録のエピソードがベースになっていました。

「子供の頃は20歳はもっと大人だと思っていた」(要旨)という京の発言には、結構共感できるところがありますね。これは20歳の時も30歳の時も思いましたが、節目の年齢が来るたびにいまだに思います。

毎回サブタイトルは上手く付けていると思うのですが、今回の「恋と友情さえあればいい。」は実に的確だったと思いました。

2017.12.5追記:
原作4巻エピソードの「マンガ家 vs イラストレーター」、「逆襲の全裸」による全裸派 vs 下着派の対決回。原作でも最高に「アタマガワルイ」感じのエピソードですが、本作らしいといえばらしいです。

マンガ家の蚕が本格的にメインキャラとして本編に絡んでいくきっかけとも言える回なので、エピソード的には外せなかったんでしょうね。

2017.12.25追記:
最終12話、視聴完了。前半は原作にもあった、主人公の羽島伊月がラノベ作家となるきっかけの話でタイトル回収。後半はこの作品おなじみのメインキャラ5人がボードゲームをプレイするお話で、ゲームは題して「ラノベ作家の人生」(笑)。

ゲーム中にラノベレーベルは、原作ではもっとあからさまでしたがアニメでは具体名は伏せられました。しかし、あのエピソードをアニメ化に含めるとは…(笑)。

皆、それぞれの決意を固めて最終回らしいお話だったと思います。面白かったです。

おまけ: ゲーム場面前に映った料理の作画は、今回はけっこう雑でした(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「好きなラノベはエロ・・・」「そうか、君の妹愛は伝わった!」

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作構成脚本 平坂読 監督 大沼心 制作 SILVER LINK.

2010年の「バカテス」以来快調なSILVER LINK×大沼心作品。
今回は「僕は友達が少ない」の作者平坂読と組んだラノベ原作アニメです。

羽島伊月 CV小林裕介 プロのラノベ作家 20歳
羽島千尋 CV山本希望 伊月の義理の母の連れ子 
可児那由多 CV金本寿子 伊月の後輩のプロの小説家
白川京 CV加隅亜依 伊月の大学時代の同級生
不破春斗 CV日野聡 伊月と同期のプロの小説家

その他、楽しげなメンバーによるプロのラノベ作家の日常ドラマ。
作中「エロマンガ先生」らしき単語も登場し、リスペクトを隠さない。

はがないNでは構成も担当した平坂氏が全話脚本担当と言うことで注目度が上がりました。
大沼心監督と言うことで、作画演出共に高レベルで、
このタイプとしては今期抜きんでた作品だと思います。
原作は未読ですが、楽しくも厳しく文学性もある作品であると想像できます。

問題はやはり構成脚本、プロでは無いのでなかなか安心して観ていられない回もあります。
この作品、すべての回が面白いと言うわけではないと感じてしまいました。
半々くらいでしょうか、でも面白いと感じた回の破壊力はすさまじく、
あっという間に観終わって幸せな気分に浸れました。
物語は地味に進行して、二期を確信させる終わり方でした。
エロマンガ先生二期とどっちが早いか分かりませんが、どちらも待ちきれない作品です。

輝くような「エロマンガ先生」と静かな幸せを感じる「妹さえいればいい」
ラノベ作家主人公アニメの双璧として三期くらいまで期待しちゃいます。

こちらは大人が主人公なので、もろにエロな会話も多いですが、
下品とは感じさせない文学性が持ち味だと思います。
メンバーでゲームをやる回は最高なんですが、物語進行的に停滞してしまうので、
構成の腕の見せ所として続編ではさらに楽しませてもらえることを信じたいです。

まあ、大沼さんが見てますから失敗と言うことは無いでしょう。
多少大目に見る広い心があれば最高に面白い作品と言えます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妹さえいればいい。でさえなければいい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルだけなら、「妹がいっぱい出てくるバカハーレムもの」ですが、そんなことないです。普通のハーレムラブコメです(笑) だから、タイトルだけで敬遠している人には観てほしいっすね。ちゃんと面白い作品ですよ♪

ひとつ言えることは、多くの方が述べているように、最初の15秒だけ我慢ですw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の主題は、「足りないものがあるから頑張れる」でしょうか? 「足りないもの」は、「劣等感」や「不満」に置き換えても良いけれど。

伊月は「主人公としての人生」(妹w)、カニ公は「伊月の愛」、京は「夢中になれるもの」、春斗は「才能」。

皆が、「今より一歩でも前へ」進もうとあがく姿は、素直に応援したくなるものでした。

本作はラブコメですが、ラブコメで一番大きな要素はキャラの良さだと思います。

その点では及第点以上のアニメかと。

まず、メインヒロインの可児那由多は、これまでにないヒロインだったと思います。超積極的でエロい裸族で下ネタ大好きで、でも純情で。しかも、ちゃんと主人公の羽島伊月に惚れる過程も描かれていて。あまりメインヒロインにはハマらない私も、本作では一番好きなキャラでした(屈折しているキャラ好きなんですw)。

主人公の羽島伊月も、わりとちゃんと働いてるし、なかなか真っ直ぐで味のある男でした。カニ公のことが本当は大好きでも、自身のプライドの為には付き合えないというのは悪くなかったし、11話で可児公への素直な気持ちを吐露するシーンは、なんか嬉しくなりました。

この大天才&天才カップル、幸せになってほしいです♪

白川京と不破春斗も、自分に出来る何かを探している秀才カップル。幸せになってほしいです♪

羽島千尋は、これから深まるキャラですね。

途中に何度か挟み込まれたゲームは、まあ可もなく不可もなく。TRPGは知っていただけに、少し楽しかったかな。

作中、かなりの頻度で全裸及びヒドイ下ネタが出てきます。エロいというより馬鹿馬鹿しいので、(あからさまなエロは苦手ですが)あまり気にならず観られました。

あとはまあ、最近多い、ラノベ作家やアニメーターを主人公にしたメタ的な要素は、あまり好きではありませんでした。(それが本当のリアルかは別にして)「BAKUMAN」「SHIROBAKO」くらい、リアル「風」にして業務の内容を教えつつも高いドラマ性をもたせられれば別ですが、、、この2作品は別格ですしね。ただ、上記の二作品との決定的な違いは、「子供達がその職業に憧れるのか」ということで、「BAKUMAN」「SHIROBAKO」を観て、漫画家や制作会社で働きたいと思う子はいても、本作を観てラノベ作家になりたいと思う子供はほぼいないでしょうね(まあ、あんなハーレムがもれなく付いてくるなら別ですがw)。

ラノベ作家(あるいは小説家)が「楽しい」「好きだ」とはキャラに言わせているものの、それが「具体的にどんなことか」は示されていないし、少なくとも私には伝わりませんでした。そもそも、原作者は、「ラノベ作家の良さ(魅力)」って、何だと思っているのかな? 一度聞いてみたいです。

とりあえず、ちょっと女々しいメタ的な要素は、カニ公が可愛かったから目をつぶりますが(笑) 2期に期待ですね♪

、、、でも、ラノベ作家(少なくとも原作者)はこんなウハウハな生活をしているのだろうか、と、勘違いされるんじゃないかな(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
妹ラブは苦手だが、純愛ではなく、ギャグテイストなら、なんとか、、、。とりあえず、少し様子見。しっかし、ラノベ作家が主人公って、最近多いね。海亀ゲームはそこそこ。可児 那由多はなかなかのヒロイン力。作家としての力量差で手を出せない主人公もなかなか。

2話目
京のヒロイン力もなかなか。自分との時間も無駄と言われた気がしたわけですね。那由多と京の関係性も良いね♪ にゃんぱす(笑) ほしいモノと、もってるモノ、ね。

3話目
なんかそのエピソードは、最近観たぞ(苦笑) 新キャラ。ラノベ作家がこんな生活してるって思われるぞw

4話目


5話目
混浴露天風呂、ギャグがかなり強目(笑) ちゃんと仕事してたなw

6話目
シロバコ(笑) 実況、「エクスカリバーとかF○t○のパクリかよ」とか、そんなにリアルにしなくて良いから(苦笑) 作画キツいのはどうしようもないよね、原作者的に。原作者の嘆きは、正直、レクリエイターズよりも、シロバコよりも、ガーリッシュナンバーよりも、響いたな。

7話目
「負けたな、ガハハハハ」とかw TRPGか、ロードスだな~。TRPGやったことあるんだよね、学生時代。ロードス好きで集まってw レールガン(笑) だからなぜ、エロゲに展開させるんだよ(笑) ク○アニメをあまり批判するな、ということかな(苦笑)

8話目
不破と京、お似合いだけどな。普通であることにコンプレックスを抱いているあたり、お揃いだし。ダブルヒロインで両者共に魅力ある時の解決法としては、魅力ある男キャラもう一人ね。

9話目
下着の有無にそんなに熱くなられてもw 久々に変態仮面見たなw いや、パンツリボンの作り方なんていらんよw どんなラブシーンやねんw エロというより、ギャグw なぜこのアホみたいな回で特殊EDをw

10話目
8割くらいの動物は、実物よりもぬいぐるみの方が可愛いw

11話目
京まで、全裸が基本になってる(汗) バクマンでも言ってたけど、自分で書ければ編集になってないんだよね。京への可児公へのセクハラ(笑) 伊月が結婚したいまで言うのは嬉しかったな、なんか。主人公になりたいか。ラストの照れてる可児公がかわいかったな。

12話目
伊月の過去編。まあ、キャラを深めるためには良いし、主人公になりたいという、ある種病的なまでの伊月の執着の原点が見られて良かったかな。後半はまあ、メタ的なネタで自虐ですか。うーむ。ラスト、妹がいないから頑張れるってのは、タイトル回収として良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

64.1 25 北海道アニメランキング25位
あいうら(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (706)
3096人が棚に入れました
 噛み合わない、それが楽しい。女子高生たちの日常。
 「何も起きないが起きる、彼女たちの日常。」を描いた
 ゆるゆる感あふれる4コマ漫画。

声優・キャラクター
中島唯、飯田友子、田村奈央、佐倉綾音、花守ゆみり、内山夕実、田村ゆかり、杉田智和

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

線香花火のように美しく散った日常形(全書き換え)

女子高生たちの日常を実質3分弱で描いた衝撃の話題作。
全12話。日常系。

全部終わって思い起こせば結局なんだったんだろうってな感じ。
見てる時は、それなりに楽しい(人によっては究極につまらんと思う)が終わってみればあまり残るもんは無い。

一番印象に残ってるのは、ゆっこんの愛らしさと太もも。
この太ももが曲者で、ほぼ毎回、実に素晴らしい太ももを見せてくれる。
下手なパンツより太ももである。
制作者は良く分かってる。かなりの切れ者と見た。

俗に言う5分アニメという奴は今回が初めてなんだが、とにかく物足りなさが残る。
なんで5分なんだろう。まぁなにか意図はあるんだろうな。
しかもOPとEDまでついてるから実際は5分も無い。次があるならせめて10分にして戻ってきて欲しい。

でもこの5分のおかげでサクサク見れるんで、敷居は低い。
それとキャラも可愛い。絵も綺麗なような気はする。キャラ同士の絡みもそれなりに楽しい。
要するに悪くはない。ちなみに自分は割りと好き。ここでの評価の低さに泣けてくるが半分は納得してたり。
原因はやっぱ時間が短すぎたんだよなぁ。普通にやってりゃみなみけくらいには必ずなれたはずだ。多分。
タイトルだって同じ4文字ではないか。

最初は、やだ なにこの棒と思ったカナカナの喋りも、慣れてくると味があって悪くない。
これが洗脳てやつなのかな。
それより来週から、ゆっこんに会えなくなるというのが由々しき問題だ。
ゆっこんに変わる心に響くヒロインが現れない限りサムネで使い続けるだろう。ゆっこんよ永遠に。

魔王さま 巨人 ニャル子 悪の華 そしてこのあいうらが今期自分が見続けてた四天王だったのだが
その一角がついに終わったことは、寂しい。
またやって欲しいと本心から願う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

カニカニカニカニカニ、テンション MAX → MIN(酷評注意です)

原作未読 全12話(5分アニメ)

高校生の、天谷 奏香(あまや かなか)、岩沢 彩生(いわさわ さき)、上原 歩子(うえはら あゆこ)がおくる学校で起こる日常のお話

短い作品なのにもかかわらず、まさかのOP/EDありで、内容は日常のひとときを描いたものです。短いのでほとんど1場面や4コマ漫画の1話ぐらいですね。

キャラデザは可愛いです。背景も水彩画ぽっくて可愛い感じに仕上がってます。

しかし、みなさんのレビューで書いているように、とにかくメインの声優さんの演技がひどいですね。
短いのもありますが、棒読みのセリフだと全然キャラに愛着が出てきません。

いくら周りのキャラにベテラン(失礼)の声優さんを配置しても一番出てくるキャラがこれでは視聴する気がなくなります。短い作品のためなんとか視聴できましたが、30分作品だったら無理かもしれません。

私は結構有名な作品も声優さんではなく、アイドルや俳優さんが主役の声をする作品は観てません。そういった方が主人公クラスで出ていた作品を初めて見た時に棒読みで、聞くに堪えない、感情移入できなかったトラウマ(そこまで大げさではありませんが)があるからです。
もちろん、キチンと声のお仕事をこなしているアイドルや俳優さんなどもいるのもみなさんのレビューを読んでいると分かりますが、上記のことが強烈すぎて未だにそういった作品の視聴は躊躇しています。
お話の内容や作画ではなく、そういったところで評価を下げるのは残念ですね。
そういうことを思い出させる作品でした。

素人ぽっさを狙ってこういう配役にしているなら狙い通りですがw(少々行き過ぎているような)、単に予算が少なくて抜擢しているなら残念ですね。

OPでテンション上げて声でテンション下がる作品でした。

OP 曲はよく分かりませんwこの作品と関連性がありませんw作画はキャラ紹介をしているということですかね。歌はメイン3人の方が歌ってます。歌唱力は‥‥カニカニカニカニw
ED 作画はイラストですね。曲はこちらの方が好きです。

短い時間の作品は低予算作品が多いと思うので仕方がないと思いますが、作画はともかく声だけはどうにかなりませんか?とお願いしたいと思う作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なんで「カニ」推しだったのだろう・・・

茶麻による4コマ漫画を原作とした作品で、

5分枠のショートアニメとして、全12話放送。原作未読。


幼馴染の天谷奏香と岩沢彩生、それに高校入学で知り合った

上原歩子やその他のクラスメイト、先生たち等の日常を

描いた物語です。


淡々と日常を描いた作品でさらに4コマ漫画というのも

重なっているのでふわふわほんわりとした雰囲気がする

ゆるーいコメディという感じでした。


メインの三人は可愛かったですが、それ以外のキャラも

特にあの男の教師とか奏香の弟が結構いい感じのキャラ

で、5分でやっていてあまり登場機会がないのが少し

残念なところでした。

原作が4コマなので15分枠くらいでいろんなキャラを

もう少し見れたらもっと良かったかなと思います。


そしてOPが謎の「カニ」推しで、ついでに中毒にもなる

ような曲だったのですが、ちょっとカットの回りが速かった

ように思います。登場キャラ出したり、「カニ」推し

だったりと忙しなかったからそれはそのくらいですかとは

思いましたが・・・

なんで「カニ」だったのだろうw


完全に曲だけのOPを除くと話は実質3分ほどの作品です。

「えっ、もう終わり!?」という感じがずっとしていました

が、テンポが弾むように進んでキャラも良かったので

まずまずな感じでした。

でも、やっぱり15分でやって欲しかったなぁと思います。

(30分は逆にキツくなりそうなので・・・)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
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