2020年度のメディアミックスTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2020年度のメディアミックス成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月05日の時点で一番の2020年度のメディアミックスTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.3 1 2020年度のメディアミックスアニメランキング1位
第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (183)
665人が棚に入れました
突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合軍を組んだ。ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った、少女たちだけだった・・・。遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、再び結成される第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」、新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わりネウロイとの死闘を繰り広げてゆく!果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?

声優・キャラクター
福圓美里、園崎未恵、世戸さおり、野川さくら、名塚佳織、斎藤千和、沢城みゆき、小清水亜美、内田彩、門脇舞以、田中理恵、大橋歩夕
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ほんと。。見たいモノを魅せてくれる(色んな意味で)

 
ストウィ(またはストパン、スト魔女)の3期。
初見でも楽しめると思いますが、劇場版の後に視聴して頂ければなお良いかと。
さて今回は、サブタイトルにあるようにベルリンへの道。

ちなみに米国でRoad toシリーズといえばコメディ映画らしく、珍道中の意味合いが強いみたいです。
はたして本作は珍道中と相成るのでしょうか・・

てか!また制作会社が変わってるww

 原作:オリジナル(メディアミックス)
 監督/キャラデザ:高村和宏
 制作:david production
  妖狐×僕SS、ジョジョ、ネプテューヌ
  サクラダリセット、はたらく細胞など観ました。
 放送:2020年秋(全12話)
 視聴:2021年冬(dアニメ)

フジTVの子会社、david productionですか。
良作を輩出している感はあります。
お手並み拝見。

■エピソード
お、おもれええーw
~{netabare}
導入部は文句なしの盛り上がりと爽快感。
説明含めたエピソードも、一見さんや久々な人も受け入れ易そう。
待ちに待った人にとってもヒロインや部隊の面々の活躍がファン心理を満たしてくれそうw

そしてシリーズ初、501部隊への新キャラ加入。
劇場版で登場した服部静夏。
さすがに3期ともなると何か新要素は欲しいですもんね。
悪くないかと。

でもこのままじゃ「私TUEEEEE」一辺倒な物語になってしまう・・
てぇことで、やっぱトラブル投入ですよね。
ほう、そう来ますか・・芳佳の魔法圧低下。
これによって先が気になるのは確かw

来た。おバカ?エロ?シリーズ「~するの」回w
今度は・・「ポヨンポヨンするの」www
題材はもちろん、アレでしょうねw

しかも今回は推しのリーネがメイン!?期待大w
え、え、サーニャをターゲットに?そっちいく?
ルッキーニの手だけど中になんか入ってるんでそ・・
そりゃ許せんのだがw
いや・・巨乳サーニャか・・これはこれで・・
いや・・やっぱ却下!サーニャに巨乳は似合いませんw

しかしブレませんなぁw
オチは「おっぱい怖い」・・古典落語かw

自分的にはリーネの可愛げな困り顔をたくさん見られて至福ですww

気のせいか今回、百合エピソードが目立つような・・
「艦これ」といい、戦場で明日をも知れぬ命となると性別すら超えてパートナーを求めてしまう心理は、あながち理解しがたいとも思えません・・
え、単なる萌え?・・そ、そうかもw

第9話「ミーナの空」
フラグ立てまくりで、ミーナの最期回かと思った。
ダミーでなによりw

第10話「静夏応答せよ」
温存すべきだった芳佳の魔法力を使い切ることでキール基地死守。
まあそうなるだろうという展開だとしても盛り上げがうまい。
グッときてしまう。(ちょろいかw)

追加設定・・魔法力は強大だけどその蓄積に時間がかかる・・
しかもある程度溜まらないと発動しない・・
安易だけど良い設定かと。
最初からバンバン行けたら盛り上がるもんも盛り上がらないし。
こういうのはベタでいいんですベタでw

うおっとブレイブのヒロイン登場!!
油断したーw 
て・・カラミなしかい! ><
でも、ありがとう監督w

最終第12話「それでも私は守りたい」
ヒロイン芳佳ついに覚醒・・青く輝く光・・これは・・
~{netabare}超サイヤ人ブルー!!(チャウ{/netabare}~

今後年齢的に魔法力が衰えていくであろうミーナ達。
チカラがある内にベルリン解放、おめでとう。。

そして終劇。
画面上には、信じたくない、でも真実を語る残酷な三文字・・

 「おわり」

うぐぅ。。。
{/netabare}~

ヒロインの可愛さや強さ、
他メインキャラの特徴や魅力、
戦闘の見応え、
お約束的なシーンやエピソード、
そしてそれらを彩る音楽や演出。

おみそれしました。david productionさん、ありがとう。

EDは走る芳佳。1期のそれを思い出します・・
ただ今思えば1期のOP/EDが一番「らしさ」を感じるように思います・・

■総評
好きな作品の馴染みのキャラや世界ということもあるとは思いますが、お決まりの展開だったり、シリアス回の演出だったり、たわいのないシーンだったり・・色々なものが安心してストレスなく楽しめました。
3期通して面白いのは、なかなかあるもんじゃないかと。
これはひとえに監督さんの技量ではないかな・・。

これほど異なるアニメ制作会社を使って、ほとんどブレずに飽きさせることなくシリーズを作り続けるなんて、感服の至りです。
高村和宏監督、ありがとうございました。


■キャラ・キャスト(ほぼ自分用)
~{netabare}
参考:https://w-witch-app.com/character/

<第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」>
(今作お気に入り順)
★★★リネット・ビショップ:名塚佳織
 第7話がよかったので。
★★★宮藤芳佳:福圓美里
 劇場版がよかったので。
★★★サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以
 とにかくカワイイのでw
★★☆エーリカ・ハルトマン:野川さくら
★★☆シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美
★★☆エイラ・イルマタル・ユーティライネン:大橋歩夕
★☆☆ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵
★☆☆ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵
★☆☆服部静夏:内田彩(劇場版、3期)
★☆☆フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
★☆☆ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき
☆☆☆坂本美緒:千葉紗子〈第1期〉、世戸さおり〈第2期以降)

上位3名が若干入れ替わりましたw

いつかまた、芳佳達に会えますように。。。
{/netabare}~

■観る順序(自分用)
~{netabare}
1.ストライクウィッチーズ【1期】(2008年夏)全12話
 1944年、欧州本土の大半がネウロイの勢力に。
2.ブレイブウィッチーズ【1期】(2016年秋)全13話
 1944年9月、連合軍は欧州中央から東部への反攻作戦を計画。
3.ストライクウィッチーズ2【2期】(2010年秋)全12話
 1945年春、人類は再びネウロイとの戦争を余儀なくされてしまう。
4.ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow(2014年)
 ウィッチ達は今も世界の空を駆けている。
5.ストライクウィッチーズ 劇場版(2012年3月)
 1945年、芳佳は静夏と共に欧州へ向かう。
6.ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN【3期】(2020年秋)
 1945年秋、ネウロイの巣を破壊すべく作戦が行われようとしていた。

=スピンオフ=
ストライクウィッチーズ501部隊発進しますっ(2019年)全12話
ストライクウィッチーズ劇場版501部隊発進しますっ(2019年10月)
ワールドウィッチーズ発信しますっ(2021年予定)

=新シリーズ=
連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ(2021年予定)

(Wikipedia他より抜粋)
さて、次はスピンオフかな・・
{/netabare}~

珍道中どころか、シリアス含め見応えある良作だったかと。
(まあ向き不向きはあるかもw)
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この私は8年待ったのだ!

劇場版のつづくの文字から8年
ついに三作目がきましたね。タイトルがRtB(Return To Base)のもじりなのでついに完結ですかね

先行上映の1話見てきました
2019年の春アニメで、スピンオフのショートアニメ化を行ったおかげで声優さんたちも声を戻してて安心しました。特にブレ魔女で声出せなくなってたサーニャと、演技的に声が高く朝イチで演じるには難しそうなルッキーニもちゃんとキャラの声でした。制作会社がまた変わり、501では初となるグラフィニカが担当しないCGでしたが、作画もよくCGの質や手書き作画への混ぜ方含め大変満足です。以下1話ストーリについての{netabare} 芳香ちゃんが現地妻つくってる… もっさんはついに飛べなくなってしまいましたけど、出番ありそうでよかった。ネウロイが凶悪な方向性に進化してて、緊張感あった、、、  {/netabare}2話放送が待ちきれない

2話
{netabare} ヤバい。面白い。
王道だけど熱すぎる。シールドアタックして単騎で撃破しようとするところマジエース。男キャラから描かれる世界観もよかった。空戦ウィッチでもない奴なんて簡単に死ぬのに、だからこそいつも決死の覚悟で戦場に出てるのに、それでもなお幼い少女たちに未来を託すことしかできない。そんな歯がゆさと無念さが伝わってきた。二回目見て気づいたけど芳香ちゃんの戦い方ヤバいな。シールドに角度付けたり、得意なシールドに頼り過ぎず最小限で回避してたり。逆シャアのアムロ見てるみたいだったわ {/netabare}

3話
{netabare} 出だし幼女戦記始まったかと思ったw(大将の声優ネタ)
キャラたちの成長見れるのはほんと楽しいですよね。ペリーヌは政治絡んでるとはいえ第506統合戦闘航空団の隊長に推薦されるだけあって、訓練でも上官として優秀。戦闘技能のアドバイスはもちろん、自信の経験を踏まえて、「ここにいない人を頼るのはおやめなさい」っていうのがエモかった。リーネちゃんが新人ではついていけない訓練をしれっとこなしてるのも、501はエースオブエースの集まりなんだって改めて描かれててよかった。最後にセクハラを忘れない芳香ちゃん流石ですw {/netabare}

4話
{netabare} シャッキーニ(シャーリーとルッキーニ)はいいぞ
シャッキーニ回かと思ってたらまさかのバルクホルンお姉ちゃん回だった。
戦闘隊長として奮闘してましたね。いじけてるルッキーニに声掛けに行くシーンはほんま大人になったなって感動した。故郷奪還作戦が延期されて落ち着かないはずなのに、宮藤やルッキーニ達の心配できるようになったの好き。こうやって戦闘力面だけじゃなく、人間的な成長を描けるのは3期のいいところですね!最後の200マイル突破したメーターの演出粋すぎて大好き {/netabare}

5話
{netabare} ペリーヌ回。丸くなったペリーヌと煽り耐性糞雑魚のペリ犬が二度楽しめるお得な回となっております。宮藤の魔法圧問題は解決されたってことでいいのかな?{/netabare}

6話
{netabare} エーゲル回(エーリカ・ハルトマンとゲルトルート・バルクホルン)。6話目にして初めてのハズレ回。ネウロイ強くなりすぎだろ。カールスラントのトップエースがあっけなく落とされるって世界やばい。その割には、一話内であっさり倒すし、バルクホルンのシャーリーの呼び方が「リベリアン」に戻ってたのもいただけない。4話では「シャーリー」って呼ぶようになってたじゃん。今まで絶賛してきたけど、6話のシナリオは雑過ぎる。本来6話で来るはずのエイラーニャ脚本家がいなかったから見る前から不安だったけど、案の定悪いほうに予想的中。やりたいことは伝わってくるけど詰め込み過ぎ。6話がこんなになるなら5話と6話つかって今回の話やってよかった。ペリーヌはOVAも含め十分優遇されてるんだし。{/netabare}

7話
{netabare} 芳リーネ回でありギャグ回。クッソ面白かった。マジでなんだよこの回wwwエロいはずなのにエロさ感じない。ただしリーネちゃんの胸揉むところはエロかった。501内部で完全に宮藤がおっぱい星人扱いされてるの草。内容ふざけてるのにところどころかっこいいの笑う。エイラまじ男子中学生 {/netabare}

8話
{netabare} 待ちに待ったエイラーニャ回
なんか微妙だったな。悪いわけじゃないけど、可もなく不可もなくって感じ。エイラーニャが喧嘩するのはもういいかな。サウナシーンのバスタオル消えるの待ってます。 {/netabare}

9話
{netabare} 今回は結構よかった。強敵に見えたネウロイがバンバン落ちてたけど、発射前なら叩けるのも納得。ネウロイがもう少し賢く、小分けに発射してきたら危なかったけど、そこは戦力運用の知識の差ってことで。ただ挿入歌いるか?とは思った。演出が古臭く感じたのがマイナス点かな。作中設定について思いをはせると、最前線のウィッチが代用コーヒー飲んでるとは思わなかった。3期入って通常兵器も活躍してたから物資割とあるように見えてたけど、ウィッチが代用コーヒー飲んでるって結構ヤバいよな。兵站がすでにガタガタやん。弾薬とかが届かなくなる未来も近い。全裸オチはストパンって感じで俺は好きだよ。 {/netabare}

10話
{netabare} なんか3期になってから戦術が雑になった気がする。もっさん抜けたから意図的にやってるのかどうかは知らないけど。今更だけど宮藤のデバフは失敗だったと思うよ {/netabare}

11&12話
{netabare} 王道だったけど無難に面白かったよ
ついに完結してすっきりした。けど、なにも宮藤にデバフかけなくても、敵の大幅強化や、補給不足や、前線基地孤立とかで、いくらでも過度な無双を防げたんじゃないかと思う。502も出してきたくらいらだし、各方面軍が苦戦してるところに増援として派遣される展開とかも見たかった。それなら501の無双とストーリー上の苦戦も両立できるし。あと緊張感持たせるために、顔も出てこないウィッチ部隊が壊滅して、遺族年金が云々みたいな会話も入れれば、もっと静香ちゃんのピンチにも緊張感出たと思う。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

4話までの感想{netabare}
当シリーズに対する個人的な思いは“501部隊発進しますっ!”であらかた書いて、同じようなのまた書くのはしんどいので割愛。

とりあえず…まーた宮藤の魔法力ガーかw
まさかこの話題を最後まで引っ張るってことは…どうなんだろう?
501の他の連中の当番回が終わるまで後方に下がってもらうための方便で、中盤にはまたマグネットコーティングするんじゃないかな?と睨んでるが、果たして…。

それにしても3・4話に出たネウロイ、分離型とスピード型、どっちも以前にも出たような気が。
4話なんて遠方からリネットが狙撃して倒すんだと思ってたよw
ジェットストライカーはバルクホルンがスピード狂になったやつだっけ?ジェットの実戦導入はまだ当分先なのね。
それよりも、坂本が居ないせいで「このネウロイコアの位置が分からない、大変だどうしよう」ってエピソードは無いのかしらん?
坂本抜けによる戦力ダウンが今のところ見られない、そのうちあるのかな。{/netabare}

5話感想{netabare}
ま、まぁ初代からそうなんだけど…思い切りキッズ作品的な内容。
まぁそれはいい、もう慣れっこだ。
ただ…

オランダの、霜が降りる手前くらいの時期に、昼間の温度ではなく夜間の最低気温20度キープが必要な、秋咲きの、チューリップ!?
それ絶対オランダの気候に合ってないよwもっと南の国に任せよう。
と思わなくもないけど、まぁ青いチューリップは今んとこリアルでは存在しないし、想像上の植物でも見た目よく似た別の植物でも構わない。
王室所蔵っぽいし金日成花みたいなものかも知れない。
けどさ…宮藤のおかげでなんとか一晩乗り越えた翌日、昼間のうちにボイラー直しとけよ。
それよりなにより冒頭で「クレマチスが見ごろ」と言ってたのに、クレマチスの絵が一枚も、無い!
最後のカットもコスモスで、いやそこはクレマチスちゃうんかい、と。{/netabare}

6話感想{netabare}
前回酷かったけど今回は良かった。
ってかブレパンの反省を活かした?シャーリーに渡された拳銃の件だけど…どうだろう?
欲を言えばミーナが減量中のバルクホルンの意図を察して、蛇口に針金巻いて白湯を持ってくるがバルクホルンがそれを拒否する展開だったら完璧だった。{/netabare}

総評(これだけ見ればいいかも){netabare}
分かってたことだけど、散々宮藤の魔法が不調だ不調だ言ってかーらーの、最後はイヤボーン。
イヤボーン自体もアレだけど、せめて…せめて服部は殺しとこうよ。
何も代償ナシなのはちょっとなぁ…そのせいでイヤボーン後のアクションシーンをどんなに頑張ってようが「あーあ」って感じで何も盛り上がらなかった。
それとこのシリーズというかエンタメのお約束としてクライマックスにはデカブツ(一期は赤城、二期は大和、ブレパンは列車砲)が登場するのだけど、今期その担当となった巨大戦車のラーテは…あれ?活躍したっけ?
戦局を左右するとか、最後宮藤の活躍で〆るにしてもそれに至る下支えとして役立つとか…してない様な?
壁を撃ち抜くシーンは最初から地下から潜入することにすりゃカットできるし、ドームに閉じ込められるにしてもラーテである必要は無かったし、白色彗星…じゃなくて空中都市ゲルマニアを落とすのに援護射撃するでもなし。
個人的には大破する中相討ち覚悟でトドメの一撃を放つくらいのことはするもんだと思ってたので、どうにも肩透かし。

以下、「ぼくのかんがえたさいきょーのウィッチーズ」的な妄想語り{netabare}
一期の人型ネウロイもさることながら、コアコントロールユニットはどう考えてもオーパーツ。
なので、どこかの国が極秘裏にネウロイを生け採りにしたかネウロイに裏切り者が居たかで、技術支援してもらったんじゃないか?という妄想をしてまして。
内通者説とでも言えばいいかな?
ついでに言えば宮藤の親父も実は存命でその機密に係わってたりして?
で、今期出た都市ゲルマニアなんて人類側からネウロイへ情報提供が無ければ建造なんてできない気がする。
なので「お、これは内通者説を裏付ける・踏み込んだ展開になるか?」と期待してしまったのは事実。
実際はそんなことにはならなかったのだけど、果たして今期で完結とするには余りにも謎が残されすぎじゃない?
どうなんだい?まだ続ける予定なら、私が妄想した方向に話が進んでくれる可能性って無いのかなぁ?{/netabare}

と、悪かった点を先に書いたので良かった点。
坂本がそうだった様にミーナもいよいよタイムリミットが近い、という展開は「人気が続く限り引き伸ばしてダラダラ続けますよ」という商売っ気丸出しのイヤな方向を否定してるみたいでホっとする。
同様にジェットストライカーとか新兵器の開発も進んでて、いつまでもこの時代が続くワケではないことも匂わせていて…ひょっとしてスタッフも完結させたがってるのでは?とさえ思えたり。
また服部がコアの位置を見誤ったエピソードは「坂本が現役だったらなぁ」と坂本ロスによる戦力ダウンを強調させてた気がする(だったら本編で一言言って欲しくもあるが)。
作中世界でちゃんと時間が進行してるのを感じさせてくれるのはホント有難い。
というかそういう感情を抱いてしまうのは「完結させるつもりがサラサラ見えない作品」が多いせいだろうか。
他作品の比較で言えば同期放送の似た作品“シグルドリーヴァ”が不思議なくらい廃墟や破壊された街を映さなくて、それを描いたこっちが余計に引き立った。

総評としては、クライマックスが全部宮藤のイヤボーンに持ってかれて他がお飾りになってしまった。
シリーズ恒例のデカブツ(今期はラーテ)の登場も無意味だった…なんかすっごい勿体無い。
相変わらず色々謎は残ったままだけど「作中時間」はしっかり進んでるので今後の展開には期待…できるのか?
ってか今後ってあるん?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

64.3 2 2020年度のメディアミックスアニメランキング2位
ヒプノシスマイク Division Rap Battle Rhyme Anima(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
334人が棚に入れました
西暦××××年。第三次世界大戦により世界は人口の3分の1を失った。人類滅亡を危惧した権力者たちは武力ではなくディベートによる戦争回避を目指した。――しかし愚かな男たちは武器による争いを止めることはなかった。そして西暦最後の年――……。既存の世界は女性の手により終わりを迎える。H歴。武力による戦争は根絶された。争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。その名も「ヒプノシスマイク」。このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる。H歴3年。人々はラップを使い優劣を決する。男性は中王区以外のイケブクロ・ディビジョンヨコハマ・ディビジョンシブヤ・ディビジョンシンジュク・ディビジョン等の区画で生活することになる。各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたディビジョンバトルが始まる。

声優・キャラクター
木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、速水奨、木島隆一、伊東健人、小林ゆう、たかはし智秋

砂粒と嵐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー付きMV

マジで世界観が謎!こういう作品に対してそこを突くのは野暮なんだろうけど、ストーリーはともかく世界観についてはキャラ設定と不可分なので大事なはずだし、ちゃんと考える。
中央区の女たちが、明らかに男のやり方で世界を独裁支配しようとしていて誤解を生みそうなフィクションだなーと。「愚かな男たち」とか言わせてて明らかに悪女(魔女)の描写だったけど、男体消費が主目的であれば、視聴者の女たち、そういうの気にならないんか?
「女尊男卑」幻想みたいでキツかった。


「マイクで殴り合いをする」という発想そのものは作り手も受け手もギャグであるとわかったうえでやってるはずなので遠慮なく笑わせてもらった。
「言葉が力を持つ時代」というキャッチコピーはなんとなくかっこよく聞こえる。
テロリストが爆弾みたいにマイクを大量に腰に巻き付けてるとこでは流石に大爆笑した。

瞳の色が上下で2色使われているし、とにかく絵柄は華やか。
劇版もわりとうるさくて、あの「日常パート」で流れるBGMもかなり濃い音楽で耳に残る。

池袋はウエストゲートパークの世界観だろう、横浜はギャングのイメージ、渋谷はすることがないからって渋ハロネタみたいなストーリーやってて、割とどれも安直。
街への憧憬というのは強いから、街の色とキャラ設定のリンクみたいな発想はわりと好き。
渋谷とか池袋とか「知ってるこの風景」というのがあって楽しい。

飴村は白井でしかなくて、ものすごいうざいけど癖になる声。
斉藤壮馬は逆オファーで幻太郎になったらしい、みたいな話をどこかで読んだ。最初はもっとロリ系の役がきていたらしいけど何役だったのかな?飴村?

山田兄弟の長男への変な崇拝も、横浜の任侠的な世界観も、新宿の二等辺三角形みたいなパワーバランスもちょっと気持ち悪くてソワソワするので「ポッセ」である渋谷が好き。声優が全部わかるのが渋谷しかないから、というのもあるけど。

あの絵から木村昴の声が出ているというのが、どこまで見進めても慣れなかった。イケメンボイスじゃないとこが、いいですよね。
それにしても、さまときさんみたいな男を好きな女の心理、ほんと理解できないなー。

アニメではかなり独歩がフィーチャーされているように感じたが、どう考えても脇役のキャラ付けなのにこの不便萌えの感じ、ぜったい人気ある、、、と思って調べたら一番人気だったので度肝抜かれた。一番人気じゃあダメなんだよ!ああいうのって「イケメンでもないしモテないけど修学旅行の夜に好きな人をみんなで発表したら意外とめっちゃ名前あがる」のタイプだし、アイドルみたいな華はないけど自分が彼氏とか推しとして選ぶなら安パイをいくみたいな心理から推された結果意外と人気投票でいい線まで行く、みたいなタイプなんだから、、、
中盤からはあまりにも独歩が主人公ムーブをかますので、いやいやさすがに違うだろ、という気持ちしかなくなった。
アニメ前から人気があったからああいう構成にしたのか、あのアニメの主人公ムーブゆえに人気が加速したのかどっちなんだろう?
しかし独歩を引き立てるためだけに登場した同期の男キャラのシーンで興ざめした。あれこそ不憫すぎる。あんな雑なモブキャラ下げで独歩を上げられても、ファンからしてもいい気持ちしないんじゃないか??

ああやってどのキャラにもファンがつくようにデータベース的消費を狙ったコンテンツにしてるのに、きちんとバトルで勝敗がつく、というのは新鮮で驚いた。しかも明らかに物語の中に勝敗に関する必然性はないけど、どうやって決めてるんだろう?と思ったらCDの売り上げという人気投票によって決めてるようだったので、なおのこと面白いと思った。ああいうコンテンツであれば、そういう決め方は逆に健全だと思う。ファンとしては散々な心境でしょうし、ファン間にいろいろな軋轢を生みそうではあるが。

とりあえず物語パートは話半分で見ても大丈夫、それぐらいの内容しかない。
ライブの描写の華やかさのためにアニメ全部が存在している感じ。
そもそもリリックをあのようなビジュアルで表現するということ自体が面白いし、こういうアニメがあってもいいのかなと思う。

ストーリーつきの音ゲーみたいにストーリーがついたPVといったところだろう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いきなり歌うよ~w 何度も歌うよ~w 本気で歌うよ~w

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
銃や刃物等、人を傷つける武器がない世界。代わりに「ヒプノシスマイク」という、歌によって相手に様々な影響を与える武器でラップバトルを繰り広げるイケメン達の物語。

多分、女子向けなんでしょうが、男にとっては完全なるギャグアニメ。てか、女子の皆さんはこれ観て、笑わないんでしょうか?(笑)

まあ、くだらな過ぎて結構笑えましたが、ずっと観て(ストーリーなどを)楽しむのアニメでもないんで、ここらで切りますかね。今期は観るアニメ多いし。

私の中ではかなり珍しいのですが、「好意的な途中切り」です。レビューでは、その辺の理由を。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
とんねるずの、「細かすぎて伝わらないモノマネ」は、いいところで落ちるから面白い。あれをダラダラ延々と見せられるとつまらなくなってくる。コメディの場合、「ハケかた」って、それだけ大事だと思う。

本作もそんな感じ。1話目や2話目は、出落ちというか、いきなり歌い始めるバカバカしさが楽しかった。が、これ、ずっと見続けていくと、どんどんつまらなくなっていきそうなので、「まだ楽しいと思えるうちに切る」のもアリかなと思って、3話目で切りました。

ちょっと真面目な話をすると、「武器がなく、言葉が力を持つ世界」になろうと、それは、「手にする武器を持ち変えただけ」で、結局、人は悪事を犯す。問題は、武器ではなく、それを扱う人である、というテーマはあるんだと思う。

てか、あのマイクがどこまで流通して、どこまで効果がある(何ができる)かが分からないけど、一般人が他人の精神を操作できる世界って、かなり危険だよなと思う。あと、包丁とかメスとか、刃物はあるだろうけど、それを武器としては使用できないのかな?

にしても、本来メインであるラップが始まると、とたんに眠くなるという、矛盾が(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
女子向けって感じだな。まあ、ギャグアニメだな(笑) 2回寝落ちしたな~。歌を歌われると眠くなるw

2話目 ☆3
銀行強盗すら、歌が上手い世界(笑)

3話目 ☆2
脳ミソの少ない動物(笑) マジ死体? まあ、このへんが潮時かな。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

星野 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

女性向けに留まらない良さがある

友人からの紹介がなかったら恐らく一生観なかったであろうアニメ。
この作品の詳細(アニメになる前のこと)はよく知らないし、ラップのこともよく分かりません。そのことを了承の上読んでいただければ…と思います。

絵柄からして女性向けに作られたんだろうと推測。アニメを観ていくとわかるんですが、女性向けに留まらない良さがあると感じます。詳細は後述。
作画は綺麗です。キャラが歌っている最中の背景(タイポグラフィー)もどんどん展開していくので、目は飽きません。
戦う時はマイクで…など、独自の世界観や設定がありますが、あまり深く考えなくても大丈夫だと思います。
ラップの出来に関しては、日本語の限界なのか声優さんの限界なのかは分かりませんが、ちょっと無理があるなあと感じる場面が少々ありました。ただ、次々と打ち出されていく言葉の勢いには圧倒されます。

ラップで歌うと、相手が「うわあああ!」とダメージを受ける。歌い終わるまでラップは続く。歌っている最中は誰も邪魔しない。

このアニメの肝となるラップバトルが、シュールという意味で面白いです。ギャグアニメとして観るとかなり面白い部類に入るのではないかと思います。そういう目で見ていないという方がいたらすみません。私は笑ってしまいました。これを狙ってやったんだとしたらすごい。まんまと…という感じです。

ギャグアニメとして面白い、だけでは終わりません。このアニメのジャンルはバトルものに入ります。「バトルする」という部分も良かったのか、白熱していて、気づいたら13話観終わっていました。ただ歌っているだけだったら途中で切っていたかもしれません。終盤は燃えました。

音楽・女性向けという点で共通している、巷で有名になってしまったダイナミックコードを思い出しましたが、あちらとはまた別の面白さがあります。

ストーリーは続きがあるような終わり方で、先が気になります。是非、2期もやって欲しいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

69.1 3 2020年度のメディアミックスアニメランキング3位
D4DJ First Mix(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (103)
270人が棚に入れました
あの光景を、私たちは忘れない。「ハッピーアラウンド!」が口癖の愛本りんく。日本に帰国した彼女は、DJ活動が盛んな陽葉学園に転校する。そこで目にしたDJライブに感動し、明石真秀・大鳴門むに・渡月 麗を次々と巻き込んで、ついにはDJユニットを結成することに。Peaky P-keyやPhoton Maidenなど、学内のDJユニットとも交流しながら、りんくたちは大きなステージへと駆け上がっていく……!

声優・キャラクター
西尾夕香、各務華梨、三村遙佳、志崎樺音、愛美、高木美佑、小泉萌香、倉知玲鳳、紡木吏佐、前島亜美、岩田陽葵、佐藤日向、水樹奈々、Raychell、古谷徹

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

莫大な金を掛けた結果

ブシロードが"BanG Dream!"シリーズに続けて手掛ける大型ミディアミックスプロジェクト"D4DJ"のアニメ。
木谷会長が「自らの生涯最大スコアを狙う」と豪語するほどの力の入れ方で、アニメ放送前およびスマホゲームリリース前から宣伝に圧倒的費用をかけ、まさにブシロードの社運を賭けるコンテンツの様相を示した。
ところがいざアニメ&ゲームが始まって見ると、これがなかなかの空気っぷりで、まずゲーム(D4DJ Groovy Mix=グルミク)の方は先行してリリースされたSEGAの"プロジェクトセカイ"に大きく差を付けられてしまった。今回はアニメのレビューであり、ゲームの詳細な話題は避けるが。

さて、アニメ"D4DJ First Mix"の感想に移ると、第一にアニメーションとしての評価は「大変良い」である。
なぜかネット界隈でほとんど話題にならないのが不思議なくらい映像クオリティが高く、アニメーション制作会社サンジゲンの3DCG技術を改めて証明した形。
サンジゲンさんと言えば、"BanG Dream!"の2期~3期を手掛けたことが記憶に新しく、CGと美少女アニメを絶妙に融合させた有能会社という認識。
昨年制作した"新サクラ大戦"の3DCGアニメーションは微妙だったので、やや過大評価だったかなとも思ったが、そこはやはり掛ける製作費が重要だった様子で、本作はブシロードマネーによってCGキャラの力の入れ具合が半端ではない。
CGなのにキャラがヌルヌル動くのは当然のこと、表情や髪の毛が作画以上に細かく躍動していた。
バンドリもキャラの動きにかけては既存CGアニメのトップクラスと言える仕上がりだったが、表情はややCG特有のロボットっぽさが残っていた気がするので、D4DJのキャラモデリングはバンドリ以上の完成度だったであろう。
特にライブシーンは筆舌に尽くしがたいほど圧巻で、CG自体への悪印象を持たない限り既存アニメのライブシーンにおける最高峰に位置付けるべき作品と言っても過言ではない。

ストーリーはあえて冒険せず王道をゆく。
"Happy Around!"というユニットの4人を主役とし、メンバーの結成~学園祭大会まで無難なシナリオを貫いた。
ありがちな主人公の闇落ち(ラブライブ、アイマス、バンドリ他)を回避したのは英断だったと思われる。若干メンヘラの気質がある描写があった"むにちゃん"というキャラがいたものの、なんだかんだ深いトラブルにならずにいつの間にか解決する流れに違和感があったけど…w
とりあえず良かったことは、底抜けの明るさを持つりんくが主人公として終始魅力的なキャラに描けていたこと。
表情豊かで時に破天荒な行動をとるけど、友達に迷惑をかけたらちゃんと謝れる子だったのが好印象。
騒がしいキャラ特有のウザさみたいなものが皆無だったのは、これまでの美少女アニメの主人公たちを分析したのか知らないが、よく練られた主人公だったと思う。
努力家だけど落ち込みやすい真秀ちゃん、ワガママだけど可愛いむにちゃん、真面目だけど天然な麗ちゃん、他のメンバーもそれぞれキャラが立って素晴らしい。
当初ハピアラは他のユニットに比べてインパクトが格落ちすると思われていたが、アニメの主役ユニットにするならやはりハピアラしかいない結論に落ち着いた。

D4DJには6つのDJユニットが存在するが、今回のアニメでは同じ高校に通う3ユニットに絞られた。
"Peaky P-key"は格上の先輩ユニットとして、作中でも実力を如何なく発揮。
バンドリのロゼリアに近いポジションであったが、メインボーカル響子の声優がバンドリの主人公ポピパの香澄を演じた愛実さんというのが感慨深い。
ピキピキの曲はElements Gardenが提供しているので、楽曲レベルも安定してカッコよく、愛実さんの歌い方も「バンドリの香澄」になる前のアニソン歌手だったころの歌い方みたいで良かった。
意外だったのはプロユニットの"Photon Maiden"も、アニメ内でしっかりとした役割を与えられたこと。
フォトメも一応メインビジュアルには載っていたけど、ハピアラが主役になる以上、チョイ役に留められると思ったが。
ゲームやCD楽曲を通じて一応自分の推しユニットに見做していたので、アニメでも活躍してくれたのは嬉しい誤算だった。

以上、高品質な3Dアニメーション、無難なシナリオ、魅力的な主人公とキャラたち…大変満足なアニメだったというレビューを書いた。
ただ、色々と余計なことをしてくれたブシロードには苦言を申したい。
制作会社がこれだけ死力を尽くしてアニメを作ってくれたのに全然アニメが話題にならなかったのは、やはりオンエアを他アニメの3週遅れにしたことなどで、普通のアニメファンからそっぽを向かれてしまったことが要因なのではないか。
「3週遅れ作戦でバンドリシリーズは功を奏した」と木谷会長は自信満々に語るが、バンドリ1期が話題になったのは酷い作画崩壊や"きらきら星事件"がネタになったからであり、そもそもポジティブな理由ではない。
バンドリ2期~3期に関しては、既にガルパで固定ファンが付いていたので、3週遅れは別に利点とはなっていなかったし、むしろ新規ファン獲得の弊害だった。ましてや話題作目白押しの激戦だったD4DJのクールで3週遅れなど正気の沙汰とは思えず。
また、東京MXの放送で3~4話くらいまで視聴者のツイートを画面下部に流し続けた企画も大いに不評を買った。
下手に目に入る分、選挙速報のL字よりもタチの悪いゴミ企画。
ちなみに画像キャプチャ系まとめサイトが何処もD4DJを取り上げなかったのは、ツイート垂れ流し企画が原因だと思った。著作権侵害を防止する効果はあった一方、話題性はなくなったが、得意の「流行ってる感」を打ち出すことを一番大事にしてるブシロードはどう受け取ったんだろうか。

話が脱線したのでレビューを締めると、アニメ自体は素晴らしかったので是非2期(Second Mix?)も希望したい。Merm4id、燐舞曲、LyricalLilyの活躍も楽しみなので。
ただ、巨額のブシロマネー投資したにもかかわらず、この空気っぷりはやはり残念であった。
現状バンドリと共倒れになってることも含め、やっぱりD4DJはプロジェクトとしては失敗だったんじゃないかと。
原因はアニメ制作会社や声優さんではなく完全にブシロード(木谷)側にある。
かつてのネットで散々罵倒されたけど持ち直したバンドリシリーズのように、D4DJも簡単に損切りせず復権してくれることを望んでいる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本来出会わないものを、繋いで、新たな価値を生み出すのが、DJなのかもしれない。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
バンドリのDJ版ですね。ただ、個人的には本作の方が好きでした。とにかく明るく楽しくワチャワチャした作品になっています。

なんとなくこれ、タイトルで損している気がします。何のアニメか分からず、最初、「あにこれの初期設定IDか?」と思っちゃいましたもん(笑) 別に、「DJパーティー」とかで良かったのでは?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
曲と曲を繋ぐ。曲と映像を繋ぐ。曲とダンスを繋ぐ。

そして、曲と人を繋ぐ。人と人を繋ぐ。

格好よく言えば、DJとはそういう仕事なのだなということを感じさせてくれる作品でした。

本作は、DJの技術や、ライブに関わる要素などをマニアックになりすぎない程よい塩梅で紹介してくれます。実に初心者に優しい仕様。

また、それぞれに異なる特徴(技術)を持つ少女達が出会っていくなかで、次第に大きなグルーヴ感が生み出されていくという、王道かつDJアニメらしい構成。映像も、バンドリの経験を生かしていているのか、予算かけてるからなのか、安定しています。

正直、期待していた数倍は面白かったです。これぞ、ダークホースって感じ。

ただ、本作の最大の問題点は、「DJアニメなのに、あんまりDJしてない」というところかな(苦笑) 彼女らはもはや、「DJもいるアイドルグループ」だよね(笑) 本当は、既存の曲を上手く繋いだりアレンジして、映像や演出をつけて客を盛り上げいくだけの方がDJアニメらしいんでしょうが、既存の曲使いまくれば金かかるし、オリジナル曲出さないと金稼げないし。まあ、ブシロードだからな(笑)

と、ここまで書いておいてなんですが、私はDJにあまり良い印象はもっていないので(この辺は余談に)、ぶっちゃけ、DJ要素とかどうでも良かったのです(笑)

さて、アニメとしての本作の良さは、圧倒的にキャラの良さとキャラ配置のバランスの良さかな。全体としてはリンクの明るさと前向きさが作品の方向性を決め、ムニがトラブルを起こし、レイの天然で癒され、マホのツッコミがうまくまとめる。私は特に、ムニとレイがお気に入りでしたね。ナイスちぐはぐコンビでした!
{/netabare}

【余談~DJという存在について思ってたこと~】
{netabare}
クラブとか、付き合いで2回行っただけだけど(笑)、DJって、「なんとなく、いけ好かない」という感覚がずっとありました。

多分それは、「人のふんどしで相撲取ってる感」だと思うんですよね。映画評論家だとか、コメンテイターとかも同様。

DJって、「なんか良い感じの曲を繋げて、キュッキュキュッキュやって盛り上げるのが仕事」だけど、「盛り上げてるのは、その良い感じの曲を作ったり歌ったりしている人じゃね? お前の手柄じゃなくね?」(なのになんでお前がモテるんじゃい!)

と。この(ちょい意味はズレるけど)「漁夫の利」感がどうにも気にくわなくて。

多分これ、DJ KOO(TRF)さんやDJケミカル(ファンモン)さんの影響も大きいと思うんですよね。だって、歌番組で見る彼ら、素人からすれば何にもやってないですもんw(本当は裏ではかなりたくさんの仕事しているらしいですが、素人には分かりにくい)。

あと、クラブDJとラジオDJ、ターンテーブリストなど、素人には違いが分かりにくいってことも大きいと思います。

個人的には、ラジオDJはトーク力が必要だから、「ちゃんと自分の実力で稼いでいる」感じがして好感がもててました。ターンテーブリストは、DJ松永(Creepy Nuts)さんが関ジャムに出た時の細かな解説を聞いて、「これはギタリストやボーカリストと同じ、職人だな~」と思いました。尊敬ですね。

だから、私がいけ好かないのは、「クラブDJ」限定になりますね。まあ、あちらさんもアニヲタなんていけ好かないでしょうけど(偏見)w

とはいえ、よく知りもしないで一方的に嫌うのもなんなので、多少調べてみると、

①客層や時間帯等に合わせた選曲のセンス。
②場の雰囲気を読み、合わせる能力。
③曲を滑らかに繋ぐ技術。

が特に必要だそうで。①や②は、圧倒的な音楽知識が必要でしょうし、②にはコミュニケーション能力、③には単純な技術。

てかこれ、ほぼ「ソムリエ」と同じ仕事してるんですね。たくさんワイン飲んで、味覚えて、料理との組み合わせを重視しながらも、お客様の好みに寄り添う。③は、デキャンタージュの技術かな?

こうやってちゃんと考えていくと、「人のふんどしで相撲とる」とまでは、言わなくてもよいと思わなくてもないとも言いきれないような気もしてきました(笑)

ただ、本作の彼女らは、圧倒的に「クリエイター」ですよね。だから「人のふんどしで相撲取ってる感」はなく、好感がもてました。逆に、世の中のDJがここまでクリエイトしているかは、知らないけれど(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
懐かしい(笑) DJ導入編。

2話目 ☆3
リミックスするのは、DJとは違うスキルが必要な気もする。ライブは結構良かったのでは?

3話目 ☆4
映像表現も加わるか。あれ? この作品、面白いぞ?

4話目 ☆3
ここで、作曲家。もはや、DJのレベルを超えているのでは?

5話目 ☆4
良い友情だ。パラパラに、あのゲームの伏線が生きるか。キャラソン、お金の匂いがするな~(笑)

6話目 ☆4
バカなのね(笑) レイ大暴れ(笑) 遊び過ぎ(笑)

7話目 ☆3
Jkの腹筋サイト、、、メニアーック(笑) ピキピキの話。ハピアラとの違いが分かりやすい。この飛び入り参加は、アンチも増えそうだけど(笑)

8話目 ☆3
引き抜き未遂。まあ、そんなところだよな。マウントとれそうなステージでだけ強気(笑)

9話目 ☆3
年度末に学園祭。受験大丈夫か?(笑) 普通に考えれば、1位と8位が1回戦だよな。フォトンメイデン。負けてる感ね。レイ、歌は上手いな、セリフは棒だけど(笑)

10話目 ☆3
さらにキャラを深めるか。

11話目 ☆2
せっかく真面目にやってきたのに、ここでふざけちゃったか~という感じ。

12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「D4DJ」の合言葉は、「繋ぐ」!

この作品の原作ゲームは未プレイです。
この作品は、DJをテーマに「Bang Dream!(バンドリ!)」、「少女☆歌劇 レビュースタァライト」に続く、ブシロードが新たにお送りする音楽メディアミックスコンテンツなんだそうです。
因みに「D4DJ」の「D4」は、「4つのD」=「Dig Delight Direct Drive」の略なんだとか。


「次はキミの番だよ!」

それは、世代を超えて繋がっていく約束の言葉。

伝説とまで謳われるDJの祭典、≪D4 FES.≫。
この祭典をきっかけに、日本もDJ文化を花開かせる。

DJは誰もが気軽に音楽に触れるためのメインツールとなり、
DJユニットと呼ばれるパフォーマーたちが現れる。

老若男女問わず、多くの人々が分かち合える文化として
DJは欠かすことのできない音楽ジャンルとなっている。

そして、新たにこの場所(フロア)を目指す6つのDJユニット。

Happy Around!
Peaky P-key
Photon Maiden

Merm4id
燐舞曲
Lyrical Lily

最高の瞬間(ライブ)を目指す彼女たちの物語が、
いま幕を開ける!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
本プロジェクト上では、6つのDJユニットが登場するようですが、アニメでは上記のうち3組のみが登場していました。
アニメの尺を考慮すると妥当な判断なんだろうと思います。

アニメの物語としては、この作品の主人公であるアフリカからの帰国子女の愛本りんくが、転校初日の昼休みの校内放送で流れた曲に聞き覚えがあったのを発端に、DJ活動にハマっていきつつ同士と共にユニットを組んで高みを目指していく…
ザックリ言うとこんな感じです。

DJ活動における日常なので、物語としての抑揚はあまりありませんが、きっとこれがこの作品における物語の正しい在り方なんだと思います。

ブシロードと聞いてピンと来なかった訳ではありません。
事実、「Bang Dream!」の中でも相当気合の入った楽曲が次々に投入されていましたし、作品の中で結成された「RAISE A SUILEN」さんは作品の枠を飛び出し、アニメ「アサルトリリィ」のオープニングを歌っているなど、音楽やユニットが物語をおいてけぼりにして、どんどん進化しているのがとても心地良かったり…

そして本作品で披露されるパフォーマンスも相当レベルが高かったと思います。
と言うより、今回はあいみん率いるPeaky P-keyに全部持っていかれてしまいました。

あいみんと言えば、BanG Dream!の戸山香澄(Poppin'Party)が頭に浮かびますが、今回あいみんが演じたPeaky P-keyの山手響子は香澄とは声色が少し違いました。
香澄より少し声のトーンが低めのあいみんボイスがヤバいくらい役に合ってるんです。
加えて、アニメの中で見られるPeaky P-keyのパフォーマンスのクオリティが半端無いんです。

第1話で流れた「電乱★カウントダウン」
第7話ライブ演奏曲で使われた「Let's do the 'Big-Bang'」
個人的には「Gonna be right」を合わせたこの3曲が私にとっての無限ループでした。
目を瞑ればPeaky P-keyのパフォーマンスを思い浮かべることができる…
何度聞いても飽きることの無い楽曲…私にとって最高の時間だったと思います。

普段はあまりしないのですが、今回は気になってTou Tubeで配信されている動画もチェックしちゃいましたよ。
Peaky P-keyの格好でパフォーマンスしている皆さん…メッチャ格好良かったんですけど!

Happy Around!にはあまり知っている声優さんはいませんでしたが、個人的にPhoton Maidenは気になりました。
DJ担当の出雲咲姫を演じているのは「つむつむ」こと紡木吏佐さんで、RAISE A SUILENのチュチュ様や「アサルトリリィ」の安藤鶴紗役を演じられていましたので…
そしてもう一人、「アサルトリリィ」で吉村・Thi・梅を演じた岩田陽葵さんもいらっしゃるんですよね。
特につむつむが演じてきたチュチュ様、安藤鶴紗、出雲咲姫は全然タイプが違うので、正直台詞だけでは区別ができませんでした。
今年のお正月にD4DJの12時間特番が放送され、その中のライブシーンを見て初めて共通点に気付きましたので^^;

と振り返ってみると、DJユニットのことばかりになってしまいましたが、ある意味仕方ないのかもしれません。
何故なら、今回登場したPeaky P-keyを始めとするDJユニットは、アニメの枠の中だけに閉じ込めておくのはあまりに勿体ないと思えたからです。

1クール全13話の物語でした。
これまで、私の中で主体はあくまでもアニメの作品そのものでした。
ですが、こういう作品に触れる度に考え方の幅が広がったのは結果的に良かったことなんだろうと思います。
これからの各ユニットの活躍に期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
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