エイトビットでオリジナルアニメーションなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのエイトビットでオリジナルアニメーションな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月05日の時点で一番のエイトビットでオリジナルアニメーションなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.0 1 エイトビットでオリジナルアニメーションなアニメランキング1位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (747)
4450人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

TV版のIFストーリー前編

もしあの時、こうなってたら…
そういったポイントを所々にしかけたifストーリー。
サヨナラノツバサを見てないので
伏線なのか、ただの思わせぶりの焼き直しなのか、まだ判断不能。

普通の総集編劇場版とは違い、ほとんど作り直している。
TV組は違いを楽しみ、
新規劇場組はそのまま楽しめば良いという
どちらも取り込める賢い作り。

▼脚本
TV版では長すぎてだれた日常パートを
だれる前にフィニッシュして好感。
その代償として三角関係要素は大幅低減。
主軸となる話は
TV版と違い序盤から伏線を張り巡らせ、
かなり分かり易い構成になっている。

▼戦闘
最後はお約束の歌を背景にバトルだが、
TV版は雄叫び>歌のボリュームで、
あくまで歌は引き立て役、
必死で熱い感じのバトルがメインだったのに対して、
劇場版は歌のボリュームが大きく、
バトルよりも歌がメインのかっこいいPVみたいな印象を受けた。
自分の好みは前者。

▼実況メモ {netabare}
・出だしのシェリルの歌の演出がかなりオタク向けになってた。
 TV版で集まったライトオタはついていけるか。
・シェリルがコンサート中、
 プロらしからぬ不確定要素を自分から仕掛ける。
 ぽかーん。誰だ、こいつ。
 劇場版(β世界線)のシェリルはβシェリルと呼ぼう。
・兄がバジュラに傷付けられる光景をランカが目の当たりにする。
 これが原因でこの世界線では、
 ランカはバジュラの子供に同情して、
 アホで迷惑な子になってしまうルートから外れるのだろうか。
 非常に興味深い。わくわくしてきた。
・30分頃、エレベーターでイケメン眼鏡の耳が丸いカットがある。
 劇場版なのに作画ミスとかマジか。
・β世界線のシェリルが、
 「収録の時間?そんなの遅らせればいいでしょ。」発言。
 マジで誰だこいつ。
・入隊歓迎会がオタク向けっぽい。
 出だしの歌の演出といいライト層大丈夫か。
・アルトの歌舞伎に対しての強い嫌悪感が消えている。
 イケメン眼鏡にアルト姫と茶化されても、きれない。
 この設定変更、何か意味があるのか?興味深い。
・βシェリルがアルトとは遊びよ、発言。
 常に全力疾走のシェリルとは思えないセリフ。
 この辺りで予感する。シェリル、マジでスパイなんじゃないかと。
 そうだとすると今までのシェリルらしくない言動が、
 アルトに近づくことを目的に集約され、辻褄が合う。
 ただ、そうなるとシェリルのメリット、目的が分からない。
 わくわくしてきたぞ。
・βシェリルは利用されていただけっぽい。
 疑わせる伏線を引いて、実際は利用されただけでしたと。
 この手法は好きなのだが、
 そうなると説明できない伏線が残る。
 β世界線のシェリルだからと納得するしかないのか。
・バジュラがランカを狙うことを
 この段階でランカ自身が気付く。
 この違いは何に影響するのか楽しみだ。
・イケメン眼鏡健在。まだ慌てる時間じゃない。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アニメ版観てないときついかのかな?それともこんなもの?(65点)

マクロスF劇場版1作目。

個人的満足点:65点
アニメ系統:ロボットアクション&恋愛?

近代マクロス(7、F)を全く観ていない私だが
そろそろ近代マクロスにも手を出してみようと
観やすそうな本作から手を出してみた。
某氏からも本編観て無くても大丈夫とのことではあった。

確かに序盤は映画の割りにゆったりとした感じで
キャラ描写を丁寧にしてくれている印象。
しかしながら、中盤以降今一展開についていけない。
特に後半は分けが分からない。

近代マクロスってこんなのかな?
歌う理由とか無い?
それとも、劇場版なので説明が不足している?

本編を視聴済の方々のレビューには本編とは違うからとあるのではあるが、
やはり本編あっての劇場版なのではないかと思う。
本編の設定、ストーリーを踏まえていないと分からない部分なのかなと想像している。
この辺りは本編を視聴してみないと何とも言えないところではある。

まあ、でも、おっさんにも嬉しい部分もあった。
初代マクロスの設定を随所に匂わせる。
シェリルのコンサートで一瞬リンミンメイとか名前出てくるしw
マクロスアタックとか鳥肌たったし、スカル小隊とかデジャブだった。

バルキリーとマクロスはさすがの近代仕様。
F14チックなバルキリーがよりかっこよくなっていた。
マクロスも洗練されたデザインでありつつもマクロスぽさを十分に残してくれていた。

戦闘シーンはさすがというべきか、ぬるぬる動くしスピード感とか秀逸。

皆大好き「ライオン」はいい曲だね。
最後の戦闘シーンを盛り上げてくれていた。
音楽で盛り上げるのがマクロスらしいといえばそうなのかもしれないが、
しかし、何となく違和感を覚えた。
何でって?乗りが良すぎるw

個人的にはすっきりしない感じになってしまった。
一応劇場版の続きを観てみようとは思うが、
それより先に本編観たほうがいいのかもしれないとか思っている。

とりあえずは、現状の感想を記しておく。
本編及び劇場版2作目を視聴した後、
このレビューが変わるのかどうか、自分自身興味深いところである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

パインサラダは無かったw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

68.9 2 エイトビットでオリジナルアニメーションなアニメランキング2位
アクエリオンEVOL(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (827)
4191人が棚に入れました
アクエリオンのかつての激戦から1万2千年後――次元ゲートを超えた「異次元」からのアブダクターが人間を拉致し、その襲来に人々はおびえて暮らしていた。これに対抗できるのは「アクエリア」と呼ばれる合体兵器のみ。構成する3機のベクターマシンに乗り込むのは、学園「ネオ・ディーバ」に集められた若きエレメント候補生たちである。だが学園の男女間は恋愛できないよう障壁で隔てられ、男女間の合体もかたく禁止されていた。ある日、エレメント能力を隠して孤独に生きてきた少年アマタは、少女ミコノと運命の出逢いをはたす。危機を目前にして彼女を抱いたままベクターマシンに乗りこんだアマタは、無意識に叫んだ!――永らく禁じられた、その言葉を・・・。その真の姿が明らかになったとき、敵味方のすべてが変わり始める。恋愛禁止、男女合体禁止の状況で、《終わりを抱いた神話》が、いまここに起動する!

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、花澤香菜、内山昂輝、福島潤、中村悠一、安元洋貴、浪川大輔、鈴村健一、鳥海浩輔、藤村歩、中島愛、佐藤健輔、諏訪部順一、小林沙苗

RitaM さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

人間誰しも生まれてくるときは裸だ(`・ω・´)キリッ(8話まで視聴)

前作視聴済
初回二話合体の2クール全26話予定
ジャンルは学園、SF、ラブコメ(注※おバカアニメなので真面目に見たら負けです(`-д-;)ゞ)




☆簡単なストーリー紹介☆

お話は前作から1万2千年後の世界です。

主人公達がいるヴェーガと呼ばれる世界はアルテア界と呼ばれる異界から侵略を受けています。アルテア界の輩は次元ゲートを通って巨大兵器「アブダクター」を使ってヴェーガの人々を拉致してくるんですね((;゚Д゚))ガクガクブルブル


なぜアルテアの輩がヴェーガの人々を拉致するかというとアルテア界では突然女の子の赤ちゃんが産まれてこなくなりました。しかも原因不明の病によってすべての女性が死に絶えてしまったんですねーヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ

つまり!嫁をゲットする為にヴェーガの人々を拉致してたわけですw


もちろん黙って拉致されるわけにはいかないのでヴェーガの人たちはアブダクターと戦うために機械天使「アクエリア」と呼ばれているロボットを使って戦っています。

ヴェーガにはアクエリアのパイロットを育成する「聖天使学園」という学校があり、そこにはエレメント能力(特殊能力)を持った生徒が通ってます。その学校には「男女合体禁止」というルールがあり、その掟を受けて男子生徒・女子生徒の交流が完全にないんですよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。



このような情勢の中で、空飛ぶエレメント能力を持った少年・アマタと少女・ミコノが出会う事で、彼らを取り巻く世界はその有り様を徐々に変えていき物語が始まっていきます(`・ω・´)キリッ





☆スタッフ&キャスティング紹介☆

総監督:「マクロスF」「エウレカセブン」でおなじみの河森正治さん
監督:「IS」の絵コンテやったり「B型H系」の監督やってた山本裕介さん
脚本:「true tears」「とらドラ」「あの花」等シリーズ構成・脚本でいまや売れっ子の岡田 麿里さん
音楽:「マクロスシリーズ」「創星のアクエリオン」「攻殻シリーズ」など担当されてた菅野よう子さん
アニメーション制作:サテライト×エイトビット




声優さんはこんな感じのキャスティングになっております

アマタ:梶裕貴
ミコノ:茅野愛衣
ゼシカ:花澤香菜
カグラ:内山昂輝
ジン:福島潤
ミカゲ:中村悠一
イズモ:安元洋貴
シュレード:浪川大輔
カイエン:鈴村健一
アンディ:鳥海浩輔
MIX:藤村歩
サザンカ:中島愛
モロイ:佐藤健輔
ドナール:諏訪部順一
スオミ:小林沙苗


え…なんか最初の方まんまギルクラじゃね?って思った人は少なくなくないはずwここまで露骨なキャスティングってありなのか?^^;


随時追記してきます

クレア:丹下桜
不動・ZEN:藤原啓治
アシリア:田中理恵
アポロン:東地宏樹
ユノハ:小倉唯




☆主題歌☆

OPテーマ 『君の神話 ~アクエリオン第二章』
歌:AKINO with bless4
作詞:Gabriela Robin
作、編曲:菅野よう子

EDテーマ 『月光シンフォニア』
歌:AKINO&AIKI from bless4
作詞:Gabriela Robin
作・編曲:菅野よう子


菅野さんなので音楽は素晴らしい出来になっております♪



☆以降各話感想につきネタバレ注意☆









第1&2話SP 『終末(おわり)を抱いた神話的禁じられた合体スペシャル』


初回の1時間視聴してみて率直な感想としては…安心しました!前作のアクエリオンのノリを継承してたって意味でwwwあのバカさ加減こそアクエリオンですね♪あのノリを楽しめる方なら今作も楽しめるんではないでしょうか(^o^)
作画もパワーアップしてましたし背景キレイでした。男キャラの方にかなり力入れてるのかわかりませんが女性キャラがちょっと雑な印象受けましたが特に気になるほどではないです。
音楽も平均以上の出来だと思います。さすが安定の菅野クオリティ。

梶さんに「やわらかああああああい」という新たな名言が生まれましたw音楽も流れ始めてバトルを盛り上げようとしてるのに・・・さすがアクエリオン!腹筋崩壊させられゲラゲラ笑ってしまいましたw期待通りのノリで私は安心です(*^_^*)

監督の河森さんが「前作見てない方にも楽しめるような内容にしたい」とおっしゃってた通り前作見てない方も問題なく視聴できそうな内容でしたので興味ある方はぜひ初回だけ見てみてはどうでしょうか。初回みてつまんね(-.-)って思った方はおそらく終始あんな感じのノリだと思うので切って構わないと思いますw

アクエリオンEVOLのEVOLってLOVEなんですかね?wまぁよくわからないですが視聴継続したいと思いますw





第3話 『キラメキ指数☆急上昇』

OPキタ――(゚∀゚)――!!個人的に今期1番お気に入りのOPです♪やっぱ菅野さんの音楽は良いですね。アップテンポでテンションあがります!
あとOPに一瞬でてきた気になるキャラが一人・・・銀髪の幼女…だと?ロリコンの俺歓喜\(^o^)/クレア早く出てきてくださいw

女子生徒の教室にいたカエルと紙袋かぶった子が気になるw主人公のアマタもっとヘタレキャラなのかと思ってたんですが一途でバカなキャラだったんで結構好感もてました。ヘタレ主人公は大嫌いなのでw


「平身低頭覇DOGEZA orz」ってwアクエリオンにかっこいい技期待した自分がバカでしたw

次回予告でミコノが合体?w覚醒?どんなエレメント能力なのか気になるところです。




第4話 『壁~conquer oneself~』

クレアちゃんキタ――(゚∀゚)――!!声優丹下桜さんでしたね。

アンディとMIXフラグすぎだろ^^;
不動ZENきたか…おバカ特訓に期待ですねwww

雪解け合体ってwアクエリオン名物無限パンチいただきました♪壁の名前ベルリンって時点で崩壊フラグたってましたが「無限拳」で早くも崩壊。恋愛禁止令だしたのに予告みんな発情しすぎて笑っちゃいました^^今作は恋愛がかなり重要な要素らしいので来週が楽しみです。



第5話 『恋愛禁止』

恋の寸止め特訓ってwww相変わらずくだらないことやってますね~wどうみてもカエルなんだがあれ猫なの?w



第6話 『生命のアジタート』

シュレード様逝ったぁ!!!早すぎるだろ死ぬのwwwシュレード回でした。


第7話 『真夜中の少女』

シュレード生きてたのかよw予告でゼシカ回かと思ったらまさかのユノハ回でした(+o+)しかも声優さんが小倉唯さんとかロリすぎるw

やっぱり今回の注目は合体シーンでしょう。
心霊合体GOアクエリオン!www
ユノハ「いや~見えちゃう!皆に見られちゃう!」
カイエン「おお~!!!見えた!見えたぞおおおお!!!」
アマタ「それが君の本当の姿」
ユノハ「あぁぁ全部見られちゃって恥ずかしい!なのに…気持ち良い!」

確かこんな感じだったんですが笑ったw小倉唯さん現役JKだぞスタッフ完全にアウトー\(^o^)/カイエン自重しろwww

EDの画変わってましたね!これからちょこちょこ変えてくるのかな?今回キャラの作画がかなりレベルアップしてびっくりしました。9話?くらいまで学園メインのお話らしいのでそれまでは安心して見れそうです。なんか自分の中でミコノ株暴落中ですw来週に期待♪


第8話 『さらけだせ』

全裸=最強wゆえに無防備合体であるwww
前作後期OP「Go Tight!」流れてテンション上がっちゃいましたね♪
ゼシカ服破る→テレビ前の俺 ( ゚∀゚)o彡゚ ヌゲヌゲ
アマタ服破る→テレビ前の俺 …(・_・`)
ミコノ服破る→テレビ前の俺 ( ゚∀゚)o彡゚ ヌゲヌゲ
シュレード服脱ぐ→テレビの前の俺 Σ(°Д°; ナゼオマエガヌグ

いやーいつも以上のバカアニメで楽しかったですw



スオミ「異性に見られることによって体が火照っているのね、わかるわ」
ドナール「・・・・・・(;゚д゚)えっ!?」
この流れが神すぎたwww


第8話のシリアス部分を見てて今更気づいたんですが
アルテア→アルタイル→彦星
ヴェーガ→ベガ→織姫
なんですねw

次週はMIX回みたいなのでアンディとのやりとりが楽しみです^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチコピーは「それは、禁じられた合体─」

この作品は、「創聖のアクエリオン」の続編に位置付けられる作品です。1期と直接的な繋がりは薄くこの作品から視聴しても入っていけると思いますが、1期を視聴していた方が設定や物語の背景をより深く理解できると思います。

1期では、アポロニアスが人間であるセリアンと恋に落ち堕天使を裏切ってから1万と2千年後の世界で、アポロ、シルヴィアらが堕天使である頭翅と激アツな展開を繰り広げ、地球を守るためにとんでもないラストが待ち受けていました・・・

この物語の舞台は、アポロやシルヴィアが活躍し地球を護った時代から1万と2千年後の世界です。
この世界の地球は、アルテア界と呼ばれる異世界から襲ってくる「アダプター」の襲撃を受けていました。
そのアダプターの襲撃に対抗するため、人類は「機械天使アクエリア」を駆使して防衛するのですが、アルテア界の攻撃と人をさらっていく行為を止められずにいました。

一方、この物語の主人公であるアマタは空飛ぶエレメント能力者なのですが、普段は能力を隠し映画館で働いていました。
スクリーンにはアマタが館長に頼み込んで上映して貰っている「アクエリアの舞う空」が流れています。
ある日、いつもの様に上映後の館内清掃をしていたところ、アマタはこの作品に涙するミコノという一人の少女と出会うのです。
ミコノに一目惚れしたアマタはデートにさそう事に成功するのですが、最初のデートの時にアダプターとアクエリアの戦闘に巻き込まれてしまいます。激しい戦闘の中、危機に陥ったミコノを助けるためアラタがエレメント能力を解放し窮地を脱することに成功するのですが、紆余曲折の後、2人でアクエリアに乗り込むこととなり・・・物語が動いていきます。

これまでの作品以上に設定により捻りが加えられた作品でした^^
伏線は全て回収されますが、男女エレメント同士の合体が禁じられていたり、1期における驚愕の事実が判明したり・・・
この様な展開が物語を面白くする要素になっているのですが、完走後の感想を一言で纏めると
「最後までとてもヤキモキしました」という表現が適切かと思います。

主人公はアマタ、メインヒロインはミコノです。
アマタはミコノに一目惚れしてますし、ミコノもまんざらじゃない様子・・・
この立ち位置はラブコメの王道を予感させますが、そうは問屋が卸しません^^;
1万と2千年・・・この悠久の時間がもたらす運命の輪廻が二人の間に大きな障壁として立ち塞がるのです。

この障壁は、極限まで凝縮した一途な思いと圧倒的な強さと激しさを併せ持っていて、自分の想いを貫き通すまでは何があっても諦めません・・・
この障壁にアマタは何度も挑むのですが、圧倒的な力の差に弾かれてしまうのです・・・
身体もボロボロ・・・心だって折れそうです^^;

それでもアマタは諦めません・・・
今ここで諦めてしまったら最愛の人を見送ることになる・・・
彼は幼い頃、運命を見送るしかできなかった自分に激しい後悔の念があったから・・・
アマタとミコノが迎える顛末・・・きになる方は是非本編を視聴して下さい^^

でもこの作品で揺れ動くのは2人だけではありません。
登場するたくさんの主要キャラの思いはそれぞれ絡み合っています。
本懐を遂げることの出来た人・・・志半ばだった人・・・様々な心模様を見ることができます。

あまり触れませんでしたが、アルテア界が地球を襲撃する理由・・・これも本編で明らかになるのですが、悲しい運命が背景に隠れていましたし、戦闘時においてはアクエリオンの技も多数見る事ができます。
こうして振り返ってみると設定が1期より盛り沢山だったようですね^^;
でも1期から変わっていない点もあります・・・きっとこの作品の肝であろう「激アツな展開」です^^
激アツな展開に触発されたからでしょう・・・1日で完走してしまいました(//∇//)

メインヒロインのミコノ(CV:茅野愛衣さん)、ボーイッシュなゼシカ(CV:花澤香菜さん)、生真面目なMIX(CV:藤村歩さん)、恥ずかしがり屋なゆのは(CV:小倉唯さん)など個性溢れる女性が登場しました。透明感のある茅野さん演じるミコノの圧倒的な存在感は大きかったと思いますが、それぞれの女性にスポットを当てて描かれていて、そのどれもが心に訴えてくる内容なので甲乙は付け難かったですね^^;

オープニングテーマ
「君の神話〜アクエリオン第二章」
「パラドキシカルZOO」
どちらもAKINO with bless4さんが歌っています。
エンディングテーマ
「月光シンフォニア」AKINO&AIKI from bless4
「ユノハノモリ」ユノハ・スルール(小倉唯)

2クール26話の作品です。
本レビューでは書ききれない事がたくさんありました。その位しっかり練られた作品だったと思います。
視聴して良かったと思える作品でした。
2015年の夏アニメで放送が予定されている「アクエリオンロゴス」の視聴が楽しみです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

続編というよりも焼き直し

アニメの中身とは無関係に
菅野よう子の楽曲の力でブレイクしたアクエリオン
楽曲の売り上げとパチンコのおかげで
かなりの収益になったようです
その結果あろうことか続編が作られるという
元になったアニメの出来を考えたら
ちょっとありえない運びとなりました

しかし、当然ながらターゲットとなる層は
コアな前作ファンではなくて
ニコ動やらパチンコやらで興味を持った連中です
したがってこのアニメは分類としては
いわゆるパチンコアニメと考えて差支えないと思われます
つまりは純粋なアニメファンを満足させる目的では
端から作っていないということですね

といっても低予算低クオリティで宣伝効果を狙う
他のパチンコアニメやなんかとは
比べ物にならないレベルに仕上がっています
アクエリオンの続編というよりは
お金と時間をかけて作ったリメイク
というような感覚に近いです

12000年前の出来事に起因して襲ってくる侵略者
それをアクエリオンで撃退するという基本の流れから
指令のよくわからない講釈
合体時の恥ずかしいセリフ
ロボットの繰り出す馬鹿馬鹿しい必殺技
どれも旧作をそのまま持ってきた感じですね
当時は大分話題になったものですが
さすがにもう新鮮味も何もありません

そんな感じで期待せずにだらだら観ていたのですが
終盤の展開というか種明かしの部分はちょっと面白かったです
一応はしっかり決着がついていたはずの前作のラストを
もう真っ向から全否定して再構築
旧作に全く別の意味を付加させるというのは
とても面白い試みだったと思います
物語に☆3.5付けてますがあれがなければ2.5か2.0です

でもこれ旧作観てない人には何が何だかわからないと思うんですが
これでよかったんでしょうかねぇ?
ですが敢えてEVOLから入ってきた方にはこういわせてもらいましょう
その置いてきぼり感こそまさにアクエリオンだっ!

まぁしかしストーリーなんてものはこの際どうでもよくて
やはり今作で最も注目すべき部分は
菅野よう子が上がりに上がったハードルをクリアできるか?
という点だったんじゃないかと思います
新曲の出来は前期OP/EDはなかなか良かったと思いますし
旧作の人気楽曲の数々が作中に挿入歌として
惜しげもなく披露されていたのも
演出として悪くなかったと思います
これがセールスに結びつくとはちょっと思えないですけどね

ただ、後期EDだけはどういう意図があったのか測りかねます
後期EDに抜擢されたのはアイドル声優小倉唯
声優の中でという括りならそこまで悪くないのかもしれませんが
本職の歌手と比べてしまうと明らかに見劣りする歌唱力
しかも彼女の担当するキャラクターの見せ場は終わっており
後半はほとんどチョイ役状態で下手するとEDにしか出てきません
一話限りのEDとして話の流れに即して使うならともかく
あれでは彼女が起用された理由がさっぱりわかりません

音楽以外にほとんど期待していなかっただけに
音楽の部分が満足とはちょっと言い難い結果になってしまい残念です

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

60.9 3 エイトビットでオリジナルアニメーションなアニメランキング3位
武装神姫(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (414)
1988人が棚に入れました
「マスター、起きて下さい。朝でーす!」
海外生活から帰国した理人は、高校入学初日、アーンヴァル型の神姫・アンに起こされ慌しい朝を迎えた。 大量の引越し荷物の中から出てきたのは、アルトアイネス型のアイネス、アルトレーネ型のレーネ。
全高15センチの彼女たちにとっては、片付けは大仕事!マスターのためにはりきる3人が、掃除や片づけを一生懸命進めていると、「大切」と書かれている箱が…。
この箱の中身はいったい…理人の「大切」なものとは?

声優・キャラクター
阿澄佳奈、茅原実里、水橋かおり、中島愛、加藤英美里、水島大宙
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

12話鑑賞済み。総評らしきものも。

原作は・・・フィギュアなんでしょうか? 仕事柄ゲームで知った度合いが強いのですが。軽く調べてみましたが・・・かなり多方向に展開されてるみたいですね。

総評っぽいもの。
{netabare}
・元々のゲーム、フィギュアのお話は詳しくないのですが、PSPソフトとしての認識が強かった為に、もっとバトルバトルしてくるものと思っておりました。が・・・意外と(というか想像以上に)ユルい展開のお話で、個人的にはストライクでした。
・画的な部分は文句ありません。どの神姫も可愛らしく、個性も出ていて良かったと思います。個人的にはアンが気に入ってます。
・アニメーションが「IS」と同じでしたので、終盤荒れたり(どこに原因があったのかわかりませんが)しないか?と心配していましたが、この作品では大丈夫だったように思います。
・OPの4人の各ソロバージョンは新鮮でした。中島さんはともかく、他の3人の歌声をあまりじっくり聴いたことありませんでしたので。
・アニメやら仕事やら他の趣味やらで忙しいにも関わらず、PSPソフトを「プレイしてみよう」と思わせてくれました。現在ちょっとずつプレイ中です。
{/netabare}

{netabare}
12話鑑賞後----------
年越しでの最終話、ようやくこれで一段落です。

10話時点での悪い方向の予想が、モロに的中してしまったお話でした。で越年だったのでヤキモキしっ放しで・・・。
それでもラストは4人で帰ってこれて、何よりだったと思います。心なしかヒナと他の3人との距離も近くなったような感じがして・・・。絵的な部分か、演技的な部分か、どちらにしても良かったです。

11、12話はバトルメインになるかな?と思っていたのですが、意外とどちらでもアッサリ風味だったかと。12話での同型対決も、さして引っ張ることもなく決着ついてましたし。
バトルメインでないことを願っていた身としましては矛盾もしますが、少々拍子抜けもしました。

ところで・・・ヒナは「レア神姫」ということですが、モニタ仕様という点だけなんでしょうか? 他にも何かあるんでしょうか? 隠しスキルとか武装とか。ちょっと期待してましたw

マスター(理人)、結局良い所無しでしたが・・・どうコメントしたものやらw

10話鑑賞後----------
OPが・・・先回はレーネ、今回はアイネスということで。
てっきりアイネスメインの回かと思いきや・・・アイネスじゃないw 主役はアン、もしくは釘宮ボイス神姫w
というかサンタ神姫って・・・w 職業神姫というには、限定的なお仕事な気がしないでもないですよ?w いやむしろコスチューム的にメイドさんでも悪くない気がw

このところ、メイン4体の神姫以外のキャストに、無駄に気合が入っているように感じますが・・・w 悠木さんに、竹達さんに、釘宮さんに。元々加藤さんに、堀江さんに、田村さんに、喜多村さんに・・・とガッチリした布陣ではありましたが。

次回のOPはヒナバージョン、彼女メインのお話だと予想しているわけですが・・・。
次回予告でチラっとセリフにありましたが。あくまで「モニター」としてのマスターなんですよね、そういえば。とすれば、他の3人やマスターとは離れ離れ、最悪初期化されて記憶も思い出も無い、そんな展開にもなりかねないわけで・・・ちょいと凹んでしまっていたりします。
ヒナの本心を聞いたことはありませんが、個人的には現状が「まんざらでもない」と感じているように思っていますので、このまま4人でマスターの神姫としていてくれたらな、と思っています。

8話鑑賞後-----------
この作品のレビューがしばらくできませんでした。
一応、ちゃんと観てます。録り溜めせずに何とか毎週消化を心がけてます。

何だかんだでバトルシーンはありますが、やはりそっち方向に特化されていないのが合っているのか、欠かさずに観るタイトルにはなっています。

怪談をしたり、旅行したり、夢オチだったり、レースしてみたり(他にもあったと思いますが思い出せる限り)で、サポートメカ(?)という存在にも関わらず人間臭いといいますか、生き生きしてるといいますか、そんな姿を観てマッタリしています。

戦闘好きっぽい片鱗を見せていたヒナも、何だかんだで馴染んでいるようで、意外といえば意外です。「マスターとデート」発言に反応する辺り、当初そんな感じはしなかったのですが・・・戦闘好きでも、マスター好きなのは他の神姫と変わらないんでしょうね、きっと。

8話OPが、アンのソロバージョンというのが驚きでした。
ハイジャック(訓練)ネタのエンドロールも吹き出しましたね~そういえばw cvの半分は阿澄さんw 律儀に名前が表記されるとは思いませんでした。

2話鑑賞後-----------
もっとバトルバトルするものと思っていましたが・・・意外にもここまではぬるいお話でw いえ決してぬるいお話が嫌いなわけではありません、はい。

というわけで戦闘狂?マニア?特化?好き?な神姫さん登場。このcvで、テンションの上下があまり無く、セリフ短めとかだと・・・某さんとか某さんとか思い出してしまいますw

一応継続視聴予定です。
しかしまぁ・・・相変わらず「マスター」さんは表情が無い・・・。

1話鑑賞後-----------
初見での大まかな感想としましては・・・「スカイガールズ」
+「インフィニット・ストラトス」というところでしょうか。特に後者の方が色濃く感じました。

この地方での放送順が「ひだまりスケッチ」~「武装神姫」というものなので、キャストがw このままだと木曜日は「阿澄&水橋DAY」という認識になりそうです。

神姫のサイズに驚きました。そんな小型だったとは。ゲームしか知らないので。

神姫は可愛らしく描かれているのに、「マスター」の描写が意外と適当な印象がしないでも無く・・・。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

武装神姫のTVアニメ

第8話まで視聴、1話見た時点での感想に追記・修正変更。

元の神姫のデザイン部分ではない、アニメ版のキャラデザの部分、特に神姫達の顔が潰れ気味な所がちょっと残念だけど、それ以外は素体・武装のディティールなどはしっかりオリジナル通りで作画も崩れたりすることは無く、何年も続いてる「武装神姫」というコンテンツの世界観・設定をかなり忠実にアニメとして再現出来ていると思う。


ストーリーは今の所新キャラ紹介を兼ねた展開で、神姫数が多いことからも恐らく『ストライクウィッチーズ』の様な作品と同形式になるのではないかと思うけど(と言うか今の所実際そうなってる)、それはそれで良いかな。

武装紳士にはかなり補正がかかって見られるだろう作品。。
「武装紳士だけが見れば良い」と言う、真の意味で「信者向け」と言っても過言ではないかもしれない。
(これもチラッと感想など漁ってみると、それなりにアニメからの新規視聴者もいるっぽいけど)
3話見ただけでBDの購入意欲が沸いて来た。


声優陣もオリジナルとでも言うべきオンラインゲーム「バトルロンド」・PSPゲーム「バトルマスターズ(Mk.2)」と同様。
各神姫の性格もバトマス準拠で以前からの神姫ユーザーのイメージに沿った物になっているのではないかと。
(逆に言うと、ゲームに未登場神姫はアニメにも登場が見込めないような……)


現実世界でそのまま飛行したり、武装を異空間から取り出して瞬間装着してるような描写もあるけどそれはご愛嬌、個人的には許容範囲内かな。
と言うかよく考えたら「武装をどこからとも無く取り出す」のは武装神姫だけでもいろんなコンテンツでやってるか。


13話(TV未放映話)まで視聴{netabare}
とりあえずDVD・BDのみ収録の13話まで視聴。これで全話見たことになるけど、キャストコメンタリ・スタッフコメンタリはまだ全部は見れてない……。
「13話まで見てからレビュー書こう」と思ってたらこんなに遅くなってしまった。放映から半年経ってるよ!
予告画像で出てたナース神姫は飛鳥かと思ってたら、ジールベルン・アメジストだったのね……。


本編:
各話で頑張って色々な神姫を登場させ、かつ内容もバラエティに富んでいて良かった。
個人的には中にはあまり好みでない話も1・2話あったが、それこそ「好みの差」でしかないと思う。

「武装神姫」としてではなく、1話のナレーションでも軽く再現された、最初からの設定である「神姫」として「人間のパートナー」という側面に注目して作られているのも面白い。
(「武装神姫」はあくまでコンテンツ名で、作品内設定的には神姫の開発目的は本来こっち)
『武装神姫』を題材にした漫画・小説などは7・8作品はあるが、それらの大半が当然のようにバトルをメインに据えて作られているため、従来のファンには逆に目新しさが感じられた様にも思う。

……いや、内容・コンセプト的にはある意味コミック『武装神姫2036』に近いところはあったかな?


やはり「なぜ今TVアニメ化?」とは思うが、武装紳士的には楽しめた作品だった。


ただ、やはり作画がちょっと……。
背景やCGモデルはともかく、見ていると時折キャラの顔が崩れているときがあった。(not演出)


コメンタリ:
キャスト・スタッフのどちらもそれぞれの面から裏話など聞けて面白い。
まだ半分ほどしか見れていないが、是非全部見(聞き)たい。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

好きなキャラが見つけられるかどうかがポイント。フィギュアサイズのロボという設定をうまく活かした作品。

フィギュアなどのメディアミックス作品。
全12話。

自分の意志を持つフィギュアサイズの小型ロボットが、持ち主であるマスターのためにがんばる話。
小型ロボットという設定を活かして、キャラの立て方への違和感を薄めるというアイデアが斬新な作品です。

一番の見所は、キャラクターでしょうか。
主要なキャラはすべてロボットです。
フィギュアサイズのためいちいち仕草がかわいらしく、「小さい子が一生懸命何かしようとしている」ような感じが良かったです。
ロボゆえに、ありがちなわかりやすいキャラクター設定もすんなり受け入れることができましたし、マスターに従順&マスター大好き!ってしてても違和感はありませんでした。
また、小さいのに戦闘能力が高かったり、力持ちというギャップも楽しめました。
このあたりは設定がうまく活用されていた印象です。とても斬新でした。

ストーリーについて、基本はマスターのためにいろいろがんばるという話です。
設定を活かしてバトルあり恋愛(?)ありの展開で構成されています。
これといってインパクトのある話はありませんでしたが、キャラ萌枠として見れば特に気になりませんでした。

作画について、意外にも戦闘シーンが見応え十分でした。
キャラ萌枠として視聴していたので、なんだかもったいないなーと感じてしまったのが残念です。
そういう意味では、ストーリーに厚みがあれば、もっと楽しめたのかもしれません。

音楽について、特筆すべき点はありません。
特に違和感なく見ることができました。

声優さんについて、阿澄佳奈さん、茅原実里さん、水橋かおりさんなどがメインで出演されています。
また、加藤英美里さん、喜多村英梨さん、 堀江由衣さん、田村ゆかりさん、井上麻里奈さん、悠木碧さん、竹達彩奈さん、白石涼子さん、釘宮理恵さん、豊崎愛生さん、神谷浩史さんなど、ちょい役の声優陣がとても豪華でした。
キャラ萌枠は声優さんも大事だと思いますので、好きな声優さんが出演されていれば楽しめると思います。

総評としては、ちょっともったいない感じだったでしょうか。
前述のように、ストーリーに厚みがあれば、もっと楽しめたと思います。
キャラ萌枠として視聴しましたが、お気に入りのキャラが見つからなかったため、終始眺めて終わってしまった印象です。
お気に入りのキャラが見つかれば楽しめる作品だと思います。

蛇足ですが、制作会社がIS<インフィニット・ストラトス>と同じです。
ISもストーリーよりキャラ重視、しかも戦闘シーンの作画がスゴイという印象でした。
そういう意味では、ISフィギュア版といった印象も受けました。

好きな声優さんが出演されている方、キャラ重視の方にオススメできる作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

54.4 4 エイトビットでオリジナルアニメーションなアニメランキング4位
コメット・ルシファー(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (323)
1703人が棚に入れました
青く輝く鉱石、ギフトジウムに覆われた大地、惑星ギフト。

ソウゴ・アマギはギフトジウム採掘で栄える街、ガーデン・インディゴに住む純朴な少年。希少な鉱石を集めるのが趣味のソウゴは、ある日、同級生のカオン、ロマン、オットたちが引き起こす騒動に巻き込まれ、鉱山跡深くの地底湖へと迷い込んでしまう。

そこでソウゴは不思議な少女と出会う……

風にそよぐ青い髪、まっすぐに見つめる赤い瞳。

いったい彼女は何者なのか、この出会いがソウゴに何をもたらすのか。

そしていま、結ばれた絆が冒険への扉を開く――。

いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と、運命を連れて。

声優・キャラクター
小林裕介、大橋彩香、高橋李依、寺島拓篤、諏訪彩花、水瀬いのり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その様に物語を纏めてきましたか・・・

この作品は、オリジナルアニメだったんですね。レビューを書くためにwikiをチラ見するまで知りませんでした。
でも、色彩の淡い・・・可愛らしいキャラデザに惹かれたのと水瀬さん、三森さん、大橋さんが出演されるのを知り視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、鉱石採取を趣味としているソウゴ・・・彼は暇さえあれば近くの谷底に行き、かつて母が生前に教えてくれた光る鉱石探しに精を出していました。
そんな彼の努力が実を結んだのか、ある日赤く光る鉱石を見つけるのですが、その後の成り行きでクラスメイトのカオンと、彼女を許婚として執拗に追い回すロマンとオットとのトラブルに巻き込まれてしまい、ソウゴとカオンは大きな穴から地下の洞窟のような場所に落っこちてしまうのです。

落っこちるというアクシデントはありましたが、何とかロマンらから逃げ切り出口を探していたところ、地底湖が光り輝き鍾乳石の中から一人の少女が出てくるんです。
その少女の出現とほぼ時を同じくして大きなロボットが突如表れ、少女を捕まえようとした時、白に緑のラインの映えるもう一台のロボットが表れ、ロボットの行動を阻もうとするのです。
それはまるで少女を守るかのように・・・
ソウゴとカオンは気を失った少女を抱きかかえながらその場を離脱し・・・物語が動いていきます。

その少女はフェリア・・・そして彼女の自称守護者である謎の石モウラは、ひとまずソウゴの家に身を潜める事となるのですが、フェリア・・・この時点から可愛らしさが暴走していたと思ったのは私だけでしょうか^^;?
辿々しい言葉遣い・・・天真爛漫な性格・・・そしてまるで生まれてきたばかりの赤ん坊の様に無垢なんです。
そのため、物事の善し悪しの判断が付かなかったり、時にはやり過ぎてしまう事もあるのですが、それらを引っ括めて彼女の魅力なんだと思います。

フェリアはカオン、ロマン、オットとも直ぐに打ち解け、ソウゴの家は優しさと温かさで包まれているようで・・・
そんな時間がずっと続いて欲しい・・・そう思えるまで多くの時間は必要ありませんでした。
でも人間って欲しいモノを手に入れるまで中々諦められませんよね^^;?
地下洞窟でフェリアを捕まえようとしていた一行は・・・全然諦めていませんでした。

油断・・・だったのかもしれません。
それはごくありふれた日常のほんの一瞬の狭間でしかない僅かな時間・・・
でも「その筋のプロ」なら造作もないんでしょうね・・・^^;
あっという間にフェリアを奪われてしまうのですが・・・ここから物語のスケールが一気に大きくなっていくと共に・・・何度も胸が痛みました^^;

フェリアは一緒にいたいと思っているだけ・・・何も悪い事はしていません。
それはソウゴ達も同じ・・・静かに、皆んなで仲良く生きていければそれでいい・・・
何かを変えたいと思っているわけでもなく、特別な力とかが欲しい訳でもないんです。

でも、歯車って・・・回り続けるうちにガタがくるのでしょうか・・・
自分の気持ちが分からなくなったり・・・
気付いたら「いつもの指定席」にいるのが自分じゃなくなっていたり・・・
応援したい気持ちも本心・・・けれど自分だって本心を叫びたいのにできなかったり・・・
大きなやり取りがある訳ではありませんが、登場人物の心模様が巧みに表現されていると思います。

でも胸の痛みはこれだけではありません。
一番胸が傷んだのはフェリアを狙ったホントの目的でしょうか・・・
あんなに泣いているのに・・・
あんなに嫌がっているのに・・・
フェリアはモノじゃないのに・・・
私にできる唯一の事は、サヨナラ逆転満塁ホームランでフェリアがハッピーエンドを迎えられるように祈る事だけ・・・
結構心を込めて精一杯願ったんですけどなぁ・・・^^;
勇気・・・優しさ・・・沢山の思いの詰まったラストだったと覆います。
気になる方は是非本編でご確認願います^^

オープニングテーマは、fhánaさんの「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」
エンディングテーマは、大橋彩香さんの「おしえてブルースカイ」他4曲でした。
fhánaさんの高音域の歌声は聞いていてとても気持ちが良いです^^
カラオケで歌っても気持ち良かったです^^;

1クール12話の作品でした。1クールの中でしっかり纏まった作品だと思いました。
フェリアを追跡する相手の説明がもう少しあったらとより理解が深まったと思いました。
でも、声優さんも合っていたし作画も綺麗・・・そしてロボットの動きも迫力があって良かったと思います。
しっかり楽しませて頂いた作品になりました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

作品そのものの感想というよりは、どうしてこんな作品が出来上がってしまったのかって点が気になる作品

とりあえず一話を見ただけでも「あの幅寄せ殺しにきてるだろ」「あの高さから落ちで無事かよ」「結婚よりも安否気にしろよ」「ロボが捉えた映像送れよ」などなど、
色々おかしな部分が目立つが、そのおかしさは最後まで続くので、
一話で全体のノリが把握できるようになってるのはある意味良心的なのかも(一話切りするかどうかという意味で)

そして個人的な関心はタイトルで書いた通り、作品の感想というより、どうしてこんな作品になってしまったその経緯のほうが気になって仕方ないことに。

ちょっと関係ない自分語りをしてしまうけど、確かあれは何年前だっけかなぁ、
同人誌だか雑誌の記事だか忘れたけど、そこで見たアニメーターの愚痴を思い出します。
内容は、とあるOVA制作に関する話で、可愛い女の子(ヒロイン)の絵を見せられて「この作品作るの手伝ってくれんか」と仕事の依頼が来たとのこと。
てっきり女の子が描けるものだと思って引き受けたら、実際に回されてきた仕事内容はオッサンを描くだけだった、というちょっとした笑い話。
なのだけど、こういったマインドは現在でも変わってないと思います。
女の子で騙し討ちってことじゃなく、アニメーター(絵描き)が「描きたいシーン」と、
ストーリーの展開上「大して描きたくもないけど描かなくてはいけないシーン」があるということ。

で、この作品は後者に当たる部分を極限まで取っ払って作ったような印象。
取っ払ったというより、アニメーター(原画になるのか?)に描きたいシーンを尋ね、それに合わせてストーリーを組み立てたって感じ。
脚本家ごとに好きなように書かせて~って方式だと戦国コレクションのようなオムニバス形式になるけど、
絵描きに好きなように描かせて~ってやるとこういう形になるのかー、と思って見れば、また新たな楽しみ方が見つかるかも知れない。

例・ヒロインが序盤幼女であった必要性は大してないのだけど「幼女描かせろ~」って声があったのではなかろうか。
主人公がロボに搭乗する必要性も同様、コクピットでうおおーと叫ぶシーン描きたい→じゃあそうしましょうって流れで決定したんではなかろうか。
等々、不自然な部分は全て「だってそれが描きたかったんだもん」という意図で出来上がったものだと思うと色々と納得できてしまう。

これまた話が逸れて恐縮なのだけど、アニメーターに好きなように描かせたらどうなるかっていうのは、
シリーズ全部がそれっていうのは稀有だけど、数分程度というのであれば既存作品でもいくらでもある。
ぱっと思いつくのはもえたんのロボとプリンセスラバーの魔法少女。
これらは総じてどこかで見たシーンの焼き直しで、コメットルシファーがそれらの要素ばかりで構築されてるのもこれまた納得。
オリジナリティ云々よりも、あのとき見たあのシーンを自分の手で再現したいって気持ちの方が先に出るのだろうか。
そこら辺を上手く調理した最右翼はエヴァになるので、コメルシもまとめ役がもうちょい頑張ってくれればエヴァのようになってたのかも…知れない?
この問題は1か0ってものではなく比重に関わることなので、難しいんだろうけどねー。

けど、これにより「コメルシで好きに描かせたんだから、次の仕事はこのカット(誰も書きたがらない面倒なシーン)描いてよ」と頼みやすくなるのかも?
もしコメルシが人気作品になってたら「コメルシと同じでいーじゃん、そんなの描きたくないよ」と突っぱねられてしまうので、
不人気に終わったのは幸いなのかも知れない。


ところで、上記の説(現場の描きたがるものを優先した作り)はあくまで仮説です。
どういう姿勢で臨めば楽しく見れるかなーっていういちアイディアに過ぎず、それには矛盾してる箇所が僅かながらあったり。
あの…その…モウラが人間化した姿が…全然可愛くない。
シルエット的にはマクロスFのクランなのだけど、それをあそこまで可愛くなく描くなんて…。
好きなように描かせてあのデザインって考えにくいのだけど、ひょっとしてアニメーターにもB専って居るのか?
それと色彩鮮やかな謎の泉周辺の植物たち…美しい風景ってのを描いてるつもりっぽいけど、自分の目には魔界にしか見えなかったり。
「時間や予算の都合で力及ばず不本意ながらそうなってしまった」って印象は無いので、感性が全く違ってるとしか解釈のしようがない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オリジナルとは、何かね…(´∀`; )

謎の少女フェリアをめぐり主人公たちが繰り広げる
冒険を描いたSFファンダジー作品。
全12話。
エイトビットによるオリジナルアニメーション。


はじめに
この作品好きな方には申し訳ない内容です。
にわか者の感想文です、ご了承下され。


う~ん、何て言えばいいのか…ツッコミ所多々…(;´∀`)アハハ
決して面白くない訳ではないんだけどねぇ。
ストーリーに深みが感じられないっていうのが率直な感想。
バトル、恋愛、キャラの掘り下げなどなど全てにおいて
中途半端で見事に物語全体をボカしてしまっていましたね。
なので、敵・味方双方のキャラクターの存在感もイマイチ。

他作品の良いところをかき集め、詰め込めるだけ詰め込んで
失敗したという印象しか残りませんでしたねぇ。

ロボットのバトルシーンは丁寧かつ迫力ある動きが見られます。
声優陣も若手をメインに起用しフレッシュで好印象。
作画や音楽などもそんなに悪くなかっただけに……。
やはりストーリーの出来が残念な作品だったなぁと(´Д`)


せっかくのオリジナルアニメ、制作側の腕の見せ所のはず。
エイトビット、初のオリジナル作品という事もあり
守りに入ってしまったんでしょうか。
作品の特徴や個性をハッキリと描かなければ勿体ないですね。
次回のオリジナルアニメはもっと個性的、もっと思い切った
「エイトビットならでは!」という作品を期待しています!!



《キャスト》

ソウゴ・アマギ(CV.小林裕介)
フェリア(CV.大橋彩香)
モ・リティカ・ツェツェス・ウラ(CV.水瀬いのり)
カオン・ランチェスター(CV.高橋李依)
ロマン・ヴァロフ(CV.寺島拓篤)
オット・モトー(CV.諏訪彩花)
ハジメ・ド・モン(CV.三宅健太)
マルヴィナ・アニアンス(CV.三森すずこ)
ガス・スチュワート(CV.浜田賢二)
パトリック・ヤン(CV.田村睦心)
アルフリード・マッカラン(CV.間島淳司)
ジュード・プライス(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『コメットルシファー~The Seed and the Sower~』/fhána
ED
『おしえてブルースカイ』/大橋彩香(第1話~第4話)
『裸足のままでもこわくない』/大橋彩香(第6話~第8話)
『追憶のかなた』/fhána(第9話)
『ヒトツニナリタイ』/大橋彩香(第10話~第12話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

67.7 5 エイトビットでオリジナルアニメーションなアニメランキング5位
星合の空(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (250)
696人が棚に入れました
舞台は、廃部寸前の男子中学ソフトテニス部。様々な想いを胸に抱く少年たちはソフトテニスを通してどこへ向かうのか。少年たちの等身大の青春ストーリー

声優・キャラクター
花江夏樹、畠中祐、松岡禎丞、佐藤元、山谷祥生、峯田茉優
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

子は、育てたいようには育たないが、育てたようには育つもの

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
爽やかなスポーツ&友情系、の皮を被った、ドシリアスな家族問題を扱った意欲作。

アニメのクオリティとしては高いものがあると思うけど、EDのパクリ騒動、衝撃の12話と、様々な問題を起こした作品。

2期があるなら観てみたいが、2期がないなら、評価をメチャクチャ下げなければならない。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、後半は酷評するから、まずは、良いところから(笑)

序盤は、その踏み込んだ内容にかなり驚かされました。家庭の問題をかなりハードに、しかしリアリティをもって描いた勇気。

DV、いじめ、養子、LGBT。

そういった「目立った」問題だけではなく、「夫婦の不和」「過干渉」のような、「目立たない」が、深刻な問題の描写もあって良かった。

レビュタイの言葉は、自分の知り合いが言っていた言葉です。私に子供はいませんが、真理を捉えているような気がします。

もちろん、遺伝的な要因によっては、教育ではどうにもならない部分はあると思います。

でも、親の影響って何よりも大きくて、その人間の人格形成にもの凄く大きく関わると思います。

道場で子供を観て、親とも関わって、やはり、「この親にしてこの子あり」と思うことが多くあります。

親とすれば、「こう育ってほしい」というのはあるんでしょうが、もし、「こんな風になってしまった」というなら、「こんな風になるように育てた」のだと、少なくとも親自身が自分の責任として受け止めないとダメだと思います。

本作に出てくるクズ親は共通して、「なんであんたはそうなの?」と、「子供が悪い」=「自分は間違っていない」という感覚をもっている気がして、最高に不愉快になりました。

てことは、作品として、クズ親をキチッと描けているということ。それは狙い通りだから、表現したいことを表現したいように表現できている、良い作品だなと思いました。

ソフトテニスに関しては、まあ、可もなく不可もなく。ちょっと「ご都合」だけど、スポーツものなんて大概そうだし。

さて、では酷評です(笑)

まあとにかく、あの終わり方ですよね。

監督のツィートを簡単に示すと、

①元々は24話で制作されていた。

②なんらかの事情で12話になった。

③この物語を12話に縮めることは無理だと判断し、最初の予定通り、24話のつもりで制作し、12話目で最終回とした。

④自分としては13話以降も作りたいから、グッズやBDを買ってほしい。

、、、う~ん。①と②はまあ、よくあることなんでしょうが、③の判断と、④を自分で言っちゃうのはな~。気持ちは分かるけど。

つまり監督は、「プロ」ではなく、「アーティスト」であろうとしたのですね。

私が好きな漫画に、「雑誌などに写真を載せるプロの写真家と、個展を開くようなアーティストの写真家の違い」が描かれていました。曰く、「プロは、クライアントが求めたものを、限られた予算、日程、設備の中で実現する者」で、「アーティストは、自分の中に絶対的な個性、表現したいものがあり、どんな状況かは関係なく、自分の内面を表現しうる者」だそうです。

社会の歯車の1つとして働く者としては、この監督のやり方を羨ましく思いつつも、それで良いのか?と葛藤を感じてしまいます。

アーティストとは基本、社会に背を向けても自らの内面に向かうもので、その存在が社会的に許容されるかは、民衆にどんだけ指示されるか次第というのは、いつの世も同じでしょう。この監督の作った「中途半端な」作品を観て、多くの視聴者がBDなんかを買い、2期が実現すればそれは、「アーティスト」として成功したということだし、そうでないなら、「ただのオナニー野郎」ということになります。

さて、どちらでしょうね?

私自身は、2期を期待しているものの、BDを買うつもりはないという、一番どうしようもない人間です(笑)

てか、こうやって「社会の仕組み」に反旗を翻すなら、いっそクラウドファンディグで予算を募って、自主制作に近いカタチでお金を集めれば良いんじゃないかと思います。

また、厳しい言い方をするなら、「アーティスト」であろうとした監督が、他のアーティスト(ダンサー)を尊重せず、EDにパクったことは、ダメですよね。なんか、自分の作品(シナリオ)にはクオリティ求めて妥協しないくせに、そこはあっさりパクるんかい、という「言行不一致」感が出るというか、「おいしいどこどり感」というか、なんか、格好悪いっす(苦笑)

それに、穿った見方をすれば、「自分にはこんなに素晴らしい、表現したいことがあるのに、周りがダメだ(わかってない)から一期になった」と言い回ることは、本作の「クズ親」の「私の教育は悪くない。あんたがその通り育たないのが悪いんでしょ!」とキレている感じにも共通する、壮大なブーメランだなと。

だって、サブキャラの家庭問題は出さず、主人公のDVだけに絞れば、12話でも完結までいけそうですし、それをあえてしなかったわけですからね。

と、厳しい意見も出ることを覚悟した本作のラスト。それを背負った上で結果を出してほしいですね。

ただ、2期やるとしたら絶対にハードル上がるし、スッキリした解決の難しそうなテーマを扱っているから、「これなら12話で終わった方がよかった」とならないように、頑張って下さい。
{/netabare}

【1話ごとの感想】
アニオリ作品のみ、1話ごとに感想と展望を書いてます。
{netabare}
1話目 ☆4
{netabare}
作画はかなり綺麗だし、ソフトテニスの動き、音はかなりリアルな気がする。この闇の深さ、吉とでるか凶とでるか。

《今後の展望》
はねバド、みたいな感じになるのかな? 天才の闇深中学生が、色々と部内をかき回しながら、次第に友情を深めていくんだろうね。
{/netabare}

2話目 ☆3
{netabare}
どんな競技でもそうだけど、いくら運動神経良くても、初心者がちょっとやったくらいじゃあ、経験者には勝てない。そもそも、中学生のソフトテニス部って、シングルあるの? 家庭内暴力に、いじめ、BLまで、色んな闇を入れてくるのはよいが、処理しきれるか? EDで(本編にない)爽やかさを演出しようという、3年A組的な演出か? あのダンス。

《今後の展望》
仲間とすったもんだし、一人ずつの「闇」を描きながら、それを解決していく。んで、11話くらいから試合? 団体戦を、じっくり描いていくのかな。一進一退の。
{/netabare}

3話目 ☆3
{netabare}
中学生の不良なんて、あんなもんだよな。刺される覚悟、という危機意識があるのかな? まあ、ないんだけど。ポットのくだり。これは、エグい。確かに不良もわるいが、ラケットでぶん殴って額かちわった方が更に悪い。のわりに、処分が甘々。それはそれでどうかと思う。

《今後の展望》
外れて恥ずかしい思いをする覚悟で、新ペア予想を(笑)

現状のペアは、【前衛 晋吾・後衛 大洋】【前衛 凜太朗・後衛 翅】【前衛 直央・後衛 樹】だと思います。ヒントになるのは、「親分子分じゃん」「まるごと全部」なので、現状組んでいる相手とは組まないことは分かります。また、親分子分ペアは引き離すと。あとは、プレータイプと人間関係かな。


新ペア予想

【前衛 竹ノ内晋吾 ・後衛 曽我翅】
乱暴者ペアですね(笑) 口喧嘩を繰り返しながら、お互いに「テメエにだけは負けるか!」とプレーする感じ。テニプリでいうところの、「モモ&マムシ」ペアのイメージで。

【前衛 布津凜太朗・後衛 雨野樹】
現状、一番闇が深くてキレやすい、でも高い技量をもつ雨野樹を、人が良い布津凜太朗がなだめつつ、プレーする。暴力後の慰めをみていると、この二人は固い気がします。

【前衛 月ノ瀬直央・後衛 石上大洋】
不思議キャラの直央と癒し系の大洋。大洋は現状、晋吾の影に隠れ、全て言いなりになっている。そこで、ほとんど頼りにならない(笑)直央と組ませることで、大洋の積極性を引き出すことが狙い。
{/netabare}

4話目 ☆3
{netabare}
先週やったペア予想。ペアは全部当たった\(^-^)/が、前衛・後衛を逆にするとは思わなかった(汗) だって、あと何週間かで大会で、いきなり逆のポジションとか、キツいだろ。後衛で、ボレー練習とかしてきたん? 自信も適性も確かに大事だけど、基本的な技術はそれ以上に大事だし。

他の競技は知らんが、剣道に関しては、弱いチームは更に弱いチームと試合した方が強くなる。強いチームとやっても、何も見つからない。強いチームとやっていいのは、ある程度以上強いチームだけ。

《今後の展望》
次は、眞己が理由を言わず退部するとか言い出し、仲間がそれを止める、みたいな青春ど真ん中展開? あのクソ親父の「信じたいよな」は伏線だろうしね。最終的には、夏南子が警察に通報しそうですね、「こんなん警察に任せとけば良いじゃん」とか言って(笑)
{/netabare}

5話目 ☆3
{netabare}
自分のトラウマを、告白。母さんも、どういう感じなのかな? マインドコントロールされてるのかな? マキのため? 殺すの連打。名前が3つ。ここにも闇が。次は、養子。全力で奴等を潰しにいくぞ、は、ある意味で彼らの闇(家族の問題か)。そんな不遜な中学生いねぇよ(苦笑)

《今後の展望》
もちろん、ボコボコにやられるんでしょう。そっから、どう這い上がってくるか。と思ったけど、Cパートで喧嘩売られたから、そこそこ通用する場面もあるんだろうな。「負けたけど下手くそではない」とか、あの赤頭がツンデレを見せるのかな?
{/netabare}

6話目 ☆2
{netabare}
ソフトテニスなら弾道も高いから、確かにダブル後衛も、アリかもな。ドロップで前に落とされたらどうするのか、見たいけど。そこで蹴ったら練習試合中止だろ。あんなに騒いで、審判に注意されないの? ただ試合しただけの回だったな。

《今後の展望》
ちょっと思い付いたって、わざと少しスペース空け(隙を見せ)て、そこに打たせてカウンターとか、そんなんかな?
{/netabare}

7話目☆4
{netabare}
いやいやいやいや。ダブルスで二人の間を狙うなんて、当たり前のこと過ぎるから、今まで、練習であれ試合であれ、いくらでもやられてきたはずでしょ? そんなん解消できないようなペアが、強豪のエースペアになってるわけないやん。イツキの着替えのところの緊張感は、良かったかな。やる気がガス欠、、、ならんがな、たかが数ヵ月で、本気なら。イノシシは、脂身が旨いよな。今回はらしくなく、爽やかな青春モノだったな~。

《今後の展望》
今回、これまでで一番爽やかな回だったから、次はまたドシリアスかな~。
{/netabare}

8話目☆4
{netabare}
かなりリアルな母子の会話。分かるけど、ダメな親だな~。他の家庭みたいに、「ガチ(だけど一般的ではない)クズ親」ではなく、「リアルなダメ親」。モンペが自分の親ってキツいな。部活やめたって、成績なんて上がらんよ。出来るやつは部活やっててもできるし、出来ないやつは部活辞めたらますますできなくなるよ、大抵。女装趣味。性同一性障害の話までぶちこんでくるんかい。マキくん、イケメンだな~。子は、育てたいようには育たないが、育てたようには育っている。

《今後の展望》
家庭内暴力から始まり、虐待、いじめ、家庭内不和、性同一性障害まで、様々なシリアス要素をぶちこんできながら、ここまで破綻せずにやっていけるのは、すごいなと思います。が、多分この全てが、作品内で解消されることはないでしょう。もしかしたら、1つも解消されず、問題提起だけで終わるかもしれませんね。
{/netabare}

9話目☆4
{netabare}
あのクソ親父のDVなければ、マキの家良い家族だな。闇深いな~。女子だって、別に普通の練習して待ってれば良いやん。ナオが保健室の鍵かけた、、、なるほど、暑いから保健室開けといたっていうのが伏線か。虚言癖。過干渉は人格否定。確かに。てか、夏の大会まで、あと何日かを示してくれてないから、分からんのよね。再婚家庭か。

《今後の展望》
ツバサの怪我。これまでメンタル面の問題ばかりだったけど、ここにきてフィジカル面の、物理的な問題。メンタル面は一瞬で解消するかもしれないし、一生解決しないかもしれない。フィジカル面は、時間があれば必ず解決するけど、時間がなければ絶対に解決しない。だからこそ、解決策が難しいな~。まあ、団体戦は3ペアだから、なんとかなるかな? そこで勝てれば、新人戦(秋季大会)もあるだろうし(アニメではやれなくても)。となると、夏の大会で1勝し、部は存続。最終話のCパートとかで、新人戦や3年生の夏季大会で優勝旗掲げてるツバサの写真が写って終わりとか?
{/netabare}

10話目☆3
{netabare}
笑った生徒会長、超怖い(笑) カナコ、いつの間にかマネージャーポジション。タイヨウの家は、過保護ね。勝ちを意識すると、大抵勝てない。結果ではなく、過程を評価することは大切だね。子供のうちは。

《今後の展望》
個人戦は全敗かな? 部の存続が懸からないと、団体戦盛り上がらないしね。まあでも、このアニメなら、メインはテニスじゃないしな。ラスト1話で家族の問題を魅せるか?
{/netabare}

11話目☆3
{netabare}
攻略法というか、やたらシンプルなことだよな。前衛だけ強いなら、前衛をとばして後衛を攻める。実力差があるペアで、信頼関係もなければ。ジョイ、嫌いやな~(笑) 母親が息子に依存してるってことね。重い重い。2年で全中優勝は、伊達じゃないだろうな。

《今後の展望》
次は団体戦で、13話が家族の話? 2クールだったりする? 特にアニオリは事前情報入れずに観るから、分からんな。まさか、12話で終わりなら、ヤバイ最終回が予想できる(苦笑)
{/netabare}

12話目☆2
{netabare}
相手の自滅であっても、全中王者がそれはないな。相手、県王者くらいにしとけば良かったのに。最後にドシリアス。これ、2期やるよね?

《今後の展望》
調べたら、24話が12話になったけど、12話でまとめることをせず、12話までを流した、ということか。

う~ん、これは是非が分かれる。個人的には、「そんなの(内輪のことなんて)知らんがな」ですかね。色々削れば、12話にまとめられると思うけど。これ、クラウドファンディグとかした方がよくない?
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

期待を裏切った“クソアニメ”オブザイヤー2019。

詳細は公式でも。

やる気なし、勝利なし、上級生下級生なしの
男子ソフトテニス部。そんな部に部費は出せないと
夏までに1勝できなければ廃部になると生徒会長
から言われた新城柊馬は、手っ取り早く運動神経の
いい生徒を探して入部させようとします。

そんな折、引っ越して転校してきた旧知の仲の
桂木眞己が、思いのほか運動神経が良いことに
目を付けた新城。勧誘に躍起になって……。
というお話かと思いきや、けっこうな闇もあり。

あらあら。サムネだけ見て、てっきり腐向けと判断
してノーマークでしたが、意外と悪くない。
なんとなく雰囲気は「ここさけ」的なトーン。
制作は「ヤマノススメ」「転スラ」のエイトビット
ですよ。

作画よし。演出そこそこよし。ストーリー悪くない
というところ。これはノーマークでした。
ちょいと追いかけてみますかね。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
真己がソフトテニス部に入り、いよいよ始動です。
が、他の部員のやる気のなさや負け犬根性に、
少し呆れます。そして煽って焚きつけることに。

というお話。

全体的にはかなり好印象です。
声優の抑えた演技も「月がきれい」っぽい感じで
いいんじゃないかと思います。

ただ一点、懸念材料が。
マネージャーになるなよなよ男子が、どうも
キャプテンの新城のことが好きらしいことです。
この話にBLをぶち込むのは、ちょっと…

今回、真己の親父は登場しませんでしたが、
これもどう展開するのか気になるところです。
とりあえず今期では上位争いできる作品ですね。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
練習試合で既存部員をコテンパンにする眞己。
そんな部員に愛想をつかす新城。
そんな中、同級生から片親のこと(虐待のこと?)
をからかわれた部員のひとりがラケットで殴り、
流血騒ぎになってしまう…

というお話。

うん、面白いですよ。なんか飄々としているという
か。観ているこちらが思っているテンションを、
ことごとくスカしてくる感じも悪くない。

悪くないからこそ、打ち切りになって欲しくない。
正直、トレースとかどうでもいい。作品になんの
関係もない。折り合いは当事者が裏で付けてくれ。
金が欲しいんなら、くれてやれ。弱みを見せたら
負けなんだから。
こんなくだらないことで、こちらの楽しみを
奪われるのが腹が立つ。以上です。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
おや? EDの映像そのままでしたね。
作り直すのと、使用料どっちが安いかの選択で、
後者を選んだのでしょうかね。
ま、落着したならそれでいいや。

ストーリーは、メンツのガラガラポンして好結果。
顧問は後輩の強豪中学に練習試合を申し込んで、
すべてがうまく回り始めたその矢先、眞己の元に
父親が現れて…
というお話。最後に闇をぶっ込むんですよね、この
作品は。

でも、すべての面で高いレベルの作品だと思います。
今後の展開が楽しみ。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
父親にラケットを壊された眞己。新城は様子が
おかしいことに気づき、話すように促します。
そして、ついに眞己から父親から暴力を受けていた
こと、離婚後も金をせびりに来られることを告白。
そこで、金を用意して2人で父親を待ち構えます。

いろいろ煽られたりもしましたが、とりあえずは
追い返すことができた2人。そこで眞己は涙を流し、
新城と熱い抱擁を交わすのであった…
{/netabare}
というお話。
そこまで観た瞬間、「うわっ、そっちの方向へ行く
のかよ」と思いましたが、場面がガラッと変わり、
なぜかおデブちゃんの生徒会長・絹代の生い立ちの
話へと移り変わっていきます。ま、BL方面が強く
なるよりはいいか。

相変わらず、男子ソフトテニス部の面々は誰が誰だか
覚えられないというのはありますが、当面は眞己と
新城と「わたモテ」のもこっちみたいな御杖さんと、
父親ぐらい覚えておけばいいかなと。
{/netabare}
======第6話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうかなあ…

まず対戦相手の選手を、分かりやすく嫌な奴に
描写するのは安易じゃないですかね。
現実を知る僕たちには、あんなにハッキリと
嫌味や煽りを初対面の人に仕掛ける人間なんて
いないってことぐらい分かるんですよね。
だから、いかにもアニメのデフォルメって感じで
白けてしまうんです。

リアル寄りの作風だから、なおさら違和感。
味方ペアの、相手を大声で威嚇しながら試合する
作戦ってのも含めて「ンな奴いねーよ」になって
しまうんですよね。

ちょっとね、うん、ガッカリしましたかね…
{/netabare}
======第7話視聴後、追記です。
{netabare}
今回も、前回に引き続き、ほとんど試合のみ。
眞己・新城ペアvs.王寺アラシ・モブペア。
{netabare}
結果的にはフルセットまで持ち込んで、最後は
ネットに当たったボールが眞己たちのコートに
落ちてゲームセット。惜しくも敗れました。

そのあと、Bパートでは男子ソフトテニス部の
面々が多摩川の河川敷でBBQ。そこに犬を連れた
王寺アラシが通りがかり、合流して仲良くなり
ましたよ。
{/netabare}
というお話。
テニスのプレイ中の動きなどは、なかなかの良
描写です。躍動感もあり、作画も安定して美麗。

対して、ストーリーは淡々とテニスの試合が
続いていくだけ。途中、眞己が王寺ペアの弱点を
見つけて、そこを突くという話ですが……。

そもそも2ヶ月の初心者が、がっつり毎日練習を
してきた相手に善戦するのがおかしいんですよ。
それじゃ練習してきた意味ないじゃん。

そして、とにかくまあ御杖さんが口汚く皮肉を
言うのがねえ……。ま、そう言いつつ試合を観に
きたり、ポイント取るとガッツポーズしたりと
いう“おまけ”程度の心境変化を見せますが。
なんだろ、さすがに中学生男子ばっかりの絵では
地味だからということで、むりやり出している
のかなというくらいの、意味を持たせないキャラ
設定の女子です。今後、キーパーソンになる?

まだ面白いですが、序盤からの高評価からは、
一歩後退しちゃったかなという感じです。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
部員のひとりの母親がモンスターペアレントで、
学校にクレームつけて練習が1週間自粛になりました。
その間ヒマなので、大会初戦の相手校を偵察に
行こうという話になりますが、バレるとまずいと。
ラッキーなことに、相手校のエースはファッション
雑誌のモデルもしているスーパー中学生で、女子に
大人気。なら、御杖さんと一緒に女装して偵察に
行こうという話になります(なんで?)。

で、ラッキーなことに部員のひとりが性同一性障害
らしく、姉の服が借りられるよということで…。
{/netabare}
ものすごく、ご都合展開な回でした。

なんか、安易にそういう舞台装置としてLGBTを
扱うのって、どうなんでしょうかね…
モンスターペアレントとかDVとか社会問題を
アニメ作品に紛れ込ませるというのは、話題性を
考えてのことでしょうかね。

どれも扱いには慎重さが求められる話だと思う
ので、ただ出したというだけで投げっぱなしに
したら、まずい気がしますけどね…。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
部員Aの母親は過干渉でソフトテニス部をやめさせ
たい。Bの母親も反対していて幼女の妹を可愛がる。
Cの父親も反対して手を上げて、階段から突き落とし
骨折させる。Bの母親は後妻のようだ。
{/netabare}
とまあ、不思議なほど部員それぞれの親が、揃いも
揃ってカスという設定。眞己の父親もそうだしね。

こういうところがなあ…
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
またまたクソ親です。今度は新城の母親が「母親に
なんてなりたくなかった」と言い、関西弁の部員D
の両親は「負けてもお前のせいやない。ペアの
もうひとりのせいや」と言い放つ始末。
この監督は、親に対して何か嫌なトラウマでも
あるのでしょうか。

そして、まるで「ツルネ」ばりの、いかにも嫌な
ヤツ的な双子のライバル登場。
なんでしょうなぁ。ライバルを嫌なヤツにするのは
太古の昔からアニメで用いられる手段ではあります
が、もう少し上手くできないものか。ベタすぎ。
で、嵐は味方になったものの、ただのバカという
設定に落としてしまいました。
ソーメンチャンプルーを食わせた(餌付け)だけで
てめえのチームのペアの弱点を言っちゃうとかね。
{/netabare}
もう少し、奥深いキャラ設定をできなかったかと
残念でなりません。親は子どものやることに反対
して邪魔をする。ライバルはめっちゃ嫌なヤツに
して、善戦してスカッとさせる。生徒会長はソフト
テニス部を目の敵にして廃部に追い込もうとする。
もうね、ベタすぎてベタすぎて…

そして、中途半端な深堀りのせいで部員のキャラ
が魅力もなければ名前すら覚えられない始末。
正直、ここまで主要キャラの名前を覚えられない
アニメは駄作なんだろうなと思います。

あら、なんか総括みたいなことを書きましたが、
たぶん残りの話数で劇的な上昇はないと見ました。
なんだろう、序盤はそうとう面白い作品になる
印象だったんだけど…
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
モデルやってる長身褐色イケメンのジョイペアに
勝って、勢いに乗る眞己・新城ペア。
もう総集編は入れられんとばかり、過去の映像を
長尺でたっぷりとお見せして省力化しますよw
そして、お約束のライバルは嫌な奴設定はジョイも
同じでしたね。
で、いよいよ「ツルネ」ばりの嫌な性格のライバル
双子との対戦です。いやー、強いね。

で、こちらもお約束の肉親はクズ設定は、ついに
新城兄まで。母親と何か悪巧みをしているCパート
で、次週へ引きますよと。
{/netabare}
ここまで観たから最後まで観るけど、正直この作品
ほど初回から右肩下がりで評価を落としたものも
ありません。

そして次週、最終話。
適当に広げた風呂敷をどう畳むのでしょうか?
懸念材料は
・双子との決着
・眞己の親父問題
・新城の母親と兄貴問題
・過干渉母親の息子問題
・腕を骨折した部員の親父問題
・廃部とデブ生徒会長問題
などなど。

これ、全部最終話で片付けるの?
下手したら、全部ぶん投げる可能性も…

やれやれ。期待しないで次週を待ちます。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
最強双子ペアとの対決の続きです。

圧倒的な実力差を見せつけられ……るはずだった
のですが、なぜか、本当になぜかフルセットまで
もつれる善戦。チャンピオンって、こんなに弱い
の? でも、最終的には双子の勝利。
「次の対戦を楽しみにしてるよ」という清々しい
挨拶(笑)で決着がつきましたと。

で、EDが流れ、まさかこんなとこで終わり?
思いきや、新城は母親に離婚することを告げられ、
「あんたのことは嫌いだったのよ」と。
一方、眞己は意気揚々と帰宅すると、父親に蹂躙
され、金を奪われた後になっており……。
絵師の御杖さんは、ソフトテニス部の絵を描き、
Twitterに上げるも叩かれまくり。

そして眞己は、コンビニで包丁を買い、父親の元へ。
「終わりにするんだ」でラストでした。
{/netabare}
いや、これ、最近観た「魔法戦争」に匹敵する
くらいの投げっぱなしエンドですよ。
いやあ、ひどい。これはひどい。

なんか監督のツイートによると、もともと24話の
分割2クールで作る予定だったのが、1クールに
なったようで。おそらく、急に1クールって言われた
っぽい。もう13話はできているとか、眞己たちの
未来をお見せできる機会があるように応援して
くださいとか恨み節が……。

とにかく、キャラの描き方に悪意がありすぎです。
大人(親たち)は、誰一人としてまともな人間が
いません。眞己の母親と、男女ソフトテニス部の
顧問くらいですかね。
そして他校のソフトテニスのライバルたちも、これ
また誰一人まともな奴がいない。というより、
わかりやすく嫌な奴らに描くという。

そして、毎話必ずどこかに部員たちの家族の異常
ぶりを入れるという。モンスターペアレント、
DV、過干渉。さらにはLGBTの部員、ネットの闇…

何が悲しくて、アニメでこんなものばかり見せられ
なければならないのか。しかも、懸念した通り、
すべてが投げっぱなし。いくら「本当は2クールで
やるはずだったんだ」なんて言われても、言い訳に
しか聞こえませんし、商業アニメでは結果が全て。

なかなかに過去最大級の駄作オブ駄作。
クソアニメ認定されていいと思います。
期待を裏切ったオブザイヤー2019を贈呈します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

受注請負で創作活動でもあるという歪み

オリジナルアニメ


全24話予定のうち12話分。全話分確保されてたらしい放送枠は方針変更で1クール分に縮小。監督は全24話を前提とした構成にしたためいかんせん中途半端な切り方となっています。
またED映像のダンス盗作問題も発生。なんともきなくさい事態になっております。
前者は無事2クール放送されれば問題なし。さもなくばそれまでのこと。
後者は粛々と法的にでも話し合いでもしっかり処理してくださいね~といったところ。以下作品としての評価です。


万人にウケる作品ではないと思いますが、自分は好きです。
ソフトテニス(軟式)に打ち込む中学生男子の群像劇で、廃部寸前の弱小ソフトテニス部に転校生(主人公)が入部してから歯車は動きだし…という使い古されたしかし王道のスポーツもの。これ第一の軸。
並行軸として家庭の問題。本人というよりいわゆる毒親の存在が子供たちに影を落としてます。この二つの軸があります。


■ソフトテニスについて

ラケットの持ち方、ボールの打ち方、ルールの説明。序盤に競技の説明が入ります。
となると本格的?と思いきや、部の目標設定が“一回戦突破で廃部阻止”なのでガツガツしたスポ根とはなりません。
ライバルというか強豪も{netabare}都合二組{/netabare}登場しますが、強敵にあるまじき豆腐メンタルでなんとなく緊迫感に乏しく、試合も駆け引きの引き出しに乏しく単調な繰り返しだったりでイマイチ。
主人公補正で上達曲線ハンパないとしても、選手層薄い競技ばりに県(都?)で名の知れた強敵と善戦してたりします。無理っしょ(笑) 今も昔も軟式テニスはどの中学にもありそうなメジャー部活筆頭です。

と文句だけかというとそればかりではなくて、絵面は好みです。腰を落としてのストロークの一連の動作やボールの動きはスピード感を感じます。
どうやら競技の魅力アピールもそこそこに、競技を通しての子供たちの成長や親との葛藤からの超克みたいなのに重心を置いてるものとして見たほうが腑に落ちます。


■家庭の問題について

在りし日の野島伸司脚本のドラマ群みたいな身も蓋もない感じが出てます。
子供が抱える問題の因子は全て親。子は被害者としての立ち位置が固定されてました。それも一人や二人ではなく全員というのがすごいです。よくぞここまで集めたなと感心するくらいの毒親のフルコース。彦○呂なら「宝石箱やーっ」辻本○美なら「総合商社やーっ」と吠えてくれそうな勢いです。


{netabare}眞己:離婚済み父親の常態化していたDVがトラウマ。金せびりにたまに顔を見せる。

柊真:母から得られない愛情。愛情の注ぎ先は兄へ。原因はちょっとわからんかった。

樹:身体的虐待経験者。背中にやけどあり。

凛太朗:里親家庭で育つ。育ての親というより生みの親がDQN。

翅:サッカーやめて父とぎくしゃく。兄と比較されてしまう立場。階段で怪我を負わされる。

晋吾:父は再婚。母は連れ子(晋吾)より妹を溺愛。

直央:過干渉母。モンペ母。精神的疲弊は部内トップクラスに見える。

太洋:過干渉親。ヘリペ両親。試合に来て「大丈夫?負けてもいいよ?」とある意味害毒。

御杖さん:親から(好きな)絵を描くことを否定されてる。{/netabare}


愛情足りてないです。
時代なのか、しょっぱい親は実在します。いやガキみたいな大人と言い換えてもよいのかもしれません。
外面良くすることや正論をぶることなんてどうでもよいのですよ。ポリコレとかほんと糞以下です。


“責任”を取る覚悟をもって“自由”を謳歌すればよい。

“義務”を果たす前提で“権利”を主張すればよい。


“責任”と“義務”をないがしろにしなければ“利己”から“利他”になってくるもんです。このへんは口うるさいおっさんと言われてもかまいません。

さてさて話を戻して、これだけ家庭の問題があると学校でもなにかしらSOSのサインが出てもおかしくなさそうですがそれがないです。わかりやすくグレるみたいなのがない。
たまに勘のいい仲間がそれとなく気づいて助け船を出すような関係性が成立しているのに驚きでした。
往年の名作、金八先生に慣れてると足元すくわれます。家庭事情でグレるというわかりやすさがありません。これを観て、問題を抱える子供たちの孤独は我々の時代の比ではないなと気分が暗くなります。

胸糞設定もリアリティがないとギャグとして消化できるもんで、こちらはしっかりと毒親への不快感を足跡として残してます。力ある監督さんだと思います。
そして唯一一人だけ、親起因の問題を抱えてない子がいてほっと一息つけます。

{netabare}悠汰(マネ):性自認。トランスジェンダー。金八先生でいうところの上○彩枠ですね{/netabare}



“競技”と“毒親”という作品を司る二軸について、来たるべき2クールめを期待しての備忘録となります。
いつの日か放送される時が来たら役に立つかもしれん。こちらがびっくりするくらいの中途半端なぶった切りぶりでした。さらに下手にTwitterで内情晒すから反感買うんです。
映像作品として見るなら、社会派の良い作品だと感じました(ただし途中評価)。
主人公だけでなく部員万遍なく風呂敷広げていってどう畳むかやはり気になるところです。繰り返しになりますが、胸糞を意識づける描写の確かさにも説得力がありました。身も蓋もない現況への光明みたいなのもあった気がします。
{netabare}※トランスジェンダーをカミングアウトした悠汰への眞己の視線が温かく極めて自然でした。名シーンだと思います。{/netabare}


あくまで全24話中の12話と半分経過しただけよ、ということでしたら

 後半に期待を持てる折り返し

なんです。イマイチな試合描写を補って余りある家庭問題のヴァリエの豊富さ。そりゃあ克服してのハッピーエンドがやや好みですが、鬱エンドもありですね。
続編期待してます。



■閑話休題

実務家と芸術家ってものを考えましたね。
整合性が合わない。段取りが悪い。仕事としてどうよ。とかく非があればさくっと攻撃されるこんな世の中はなかなかポイズンです。

本来作りたかったものを作れないのは悔しかろう。制作側にも多少の同情の余地はあると思うが、製作側の事情は視聴者側には関係ない。スポンサーからの告知が放送の半年前。どんな事情があろうが限られた時間で出来る限り視聴者を満足させる方向に舵を取るべきでぶん投げエンドは誠意無し。

正論です。大なり小なり制作サイドへのネガティブ反応が自然なことなのかもしれません。さらに放送最終回でのTwitterでの事情吐露もやんなきゃいいのに!と感じたりもしました。
露骨に「円盤買ってね」みたいな煽りも某“いきな○ステ○キ”の店内張り紙みたいな感じ悪さがありますね。あきらかにPRがへたくそです。

さはさりながら、マスでの非難轟々を通り越して話を完結せられたらいいっすね。
円盤買わない不良ファンですが、不器用な作り手さんへの好意の眼差しは捨てておりません。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

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2020.01.19 初稿
2020.07.16 タイトル修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46
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