ウラシマ効果TVアニメ動画ランキング 2

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58.1 1 ウラシマ効果アニメランキング1位
時間の支配者(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (123)
559人が棚に入れました
秘密こそ、絆の証。
人々の時間を喰らいし悪魔......その名は「計」
時を操りそれに対抗するのは時間の支配者「クロノスルーラー」
計によって自らの「時間」を奪われたヴィクトは相棒の霧と共に
時間という「過去」を奪還すべく時を操り、戦い続ける......
時間操作系スタイリッシュアクション、開幕――!

声優・キャラクター
福山潤、石川界人、釘宮理恵、赤羽根健治、伊藤静、杉田智和

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ええ、実は観続けていますよ…。(そして、観終わりました。)

台湾出身の方が描いた漫画が原作らしいです。日本ではwebマンガサイト「少年ジャンプ+」に掲載されて、集英社から単行本も出ているようですが私は未読です。

ジャンル的にはある種の「異能バトル」ものといった感じなのでしょうか。「計(けい)」と呼ばれる化け物がいて、人間の時間を食べて生きているそうです。

計に時間を食われると物理的にも若返り→幼児退行するし記憶も巻き戻った年齢までの物しか残らず、それ以降のものは失ってしまうようです。

主人公格のヴィクト、霧の親子を含む「時間の支配者(クロノス・ルーラー)」は「時の契(ときのちぎり)」と呼ばれるアイテムを持ち、このアイテムの力で物体を自在に加減速させることで武器にしたりして計を討伐するために戦うという設定みたいです。

ヴィクトはトランプを、霧は水を使った攻撃をします。最初は二人だけで戦っているのですが、ヴィクトが若返ったせいで記憶を失っていたせいでわからなかった、計の討伐を目的とする組織「クロノス」の存在が明らかになったり、クロノスに所属している他の「時間の支配者」が出てきたり、まあそんな感じです。

バトル自体は単調なところもありますが、思っていたよりは面白いのでなんとなく観続けています。ここまで観てしまったのでたぶん最終話まで観るんじゃないかと思いますが、評価の方は観終わるまで保留しておきます。

ただ、致命的な作画崩壊みたいなのはいまのところは無いようですね。

2017.10.4追記:
全話完走。まあ、普通に異能バトルでしたね。原作が続いていることもあってか、ヴィクトの記憶関連は決着せずでした。第1話のゲスト声優(安済知佳)が無駄に豪華だった気もするんですが、どういうこと…(笑)?

あと、色彩設計した人のセンスがどこかおかしい気がする。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

作画と声優は悪くないんだけど、物語とキャラがちょっと・・・

中国(台湾?)の方が原作者って事らしい。
最終話まで視聴。

【物語】
第1話は、少しありふれた話ではあるけど、面白いと思った。
第2話以降は、徐々に尻すぼみになっていったような気がする。
一番の問題は、バトルの際に、時々、設定を見失ってしまうこと。
{netabare}『加速』とか『減速』とか”何かをやっている風”なんだけど、意味がよく分からない時がある。
”何か”を足場に空中歩いたり、飛んだり、跳ねたり・・・?
何か「普通に殴り合いしてますけど・・・?」みたいな時もあるし。
登場人物が、一応説明してくれるけど、やはりよく分からない。{/netabare}

【キャラ】
第5話のブレイズの話が意味不明。
{netabare}大人たちの言う通り『良い子のフリだけで、本当は悪人だった』という結論で良いのかな?
と言うか、本編を見る限り善人・悪人というより、{/netabare}単なるおバカキャラ。

ミーナは時間を奪われて{netabare}霧の事を忘れていて・・・。
だから、実の母子なのに霧に対してどこか冷たい。
って設定だけは面白かった。{/netabare}

【作画】
作画は良かったと思う。

【声優】
贅沢な声優陣だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

秘密こそ、絆の証。

この作品の原作は未読ですが、ヒロイン役でくぎゅが出演すると知り視聴を決めた作品です。

きっと私だけだと思いますが、今期くぎゅの出演されている作品が多めに思えて仕方ありません。
エルドライブ、GRANBLUE FANTASY The Animation、正解するカド、ツインエンジェルBREAKにコンビニカレシ…
現在放送中の作品まで含めると数は更に上回ります。
しかも結構重要な配役を担われているので存在感もひとしお…
これは私にとって嬉しい事以外のナニモノでもありません。

この作品に主人公はヴィクト・プーチン…
人が過去を切望したとき、その時間を喰らう悪魔「計」が存在するこの世界で、彼は計に対抗する「時間の支配者(クロノスルーラー)」です。

生きていれば後悔する事ってたくさんあると思います。
大概の後悔はそこでの過ちを正し、前を向いて歩いていく糧に出来る類のモノ…
でも、中にはその後悔を前向きに捉える事ができず、過去に戻ってやり直したいと思う事も一つや二つではありません。

そんな人の弱みに付け込んで時間を喰らうのが「計」という訳です。
計に時間を奪われたら…その計を倒さない限り奪われた時間を取り戻す事はできません。
そして主人公のヴィクトは計に時間を食われた一人…

食われた記憶はその部分がすっぽり本人から欠落してしまいます。
記憶が欠落するということは、誰かと過ごした大切な時間や思い出…或いは経験、知識などが無くなってしまうということ…
自分以外の人は覚えているのに、自分だけが無くしてしまった出来事の数々…
きっと症状は記憶障害の一つと同じような症状なのでしょうが、この状況への恐怖を感じずにはいられません。
だってついさっきまで知っていた事、覚えていた事が突然そっくり抜け落ちてしまうんです。
どれだけの空虚を感じるんだろう…

中には決して手放したくない記憶や思い出だってあると思うんです。
でも計は一切容赦なく喰らえるものを喰らえるだけ喰らう存在…
こうしてヴィクトの記憶を取り戻す戦いの火蓋が切って落とされ…物語が動いていきます。

「時間を失う」にはきっと色んな形があると思いますが、この作品でのそれは我々の知る常軌を逸する欠落の仕方をするのが特徴です。
本来の物事の在り方…有るべき姿は決まっていて、加齢と共に衰えはあるにしろそれは基本的に不変です。
でもその概念そのものが覆ってしまうとすると、目の前に広がるのは本来あり得ない状況…

それに一度計に時間を喰われたら失うだけじゃなく、傷口からの流出が止まらなくなるんです。
人が流血してそれが止血できずに血を流し続けたら人は生きてはいけません。
その人の生きてきた時間が流出し続けるのも過程は全く異なりますが、生きていられない時点で結果は同じ…

違いは「生きる」ことに対する源泉であるかどうか…
そう考えると、時間の方が残酷なのかもしれません。
きっと身体の不調なんて何もない…あちこちピンピンしている…
血液が枯渇して身体機能が低下した状況とは訳が違います。
今と変わらない状況の中、強制的に命の灯が消されてしまう…
これって、心の準備をする時間なんて微塵も無いことと同じ事だと思うんです。

だから…そんな道を辿りたくないから、本人も…そして本人以上に周りの本気の気持ちには圧倒せざるを得ませんでした。
大切な人を守る…
でもそれはある特定の人が大切であると認識できるからです。
守る側、そして守られる側…どちら側でも認識できなければ気持ちは複雑だと思います。

叱咤激励するくぎゅの叫びが心を震わせます…
これだけ大切に思ってくれる人が他にいるだろうか…
きっと自分には何の得もない…なのにどうしてここまで身を挺してくれるのか…
人の心の深さを感じる事のできる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Fo'xTailsさんの「RULER GAME」
エンディングテーマは、やなぎなぎさんの「時間は窓の向こう側」
どちらの曲も好きでした。いつかカラオケで挑戦してみたい曲です。

1クール13話の物語でした。
物語は一旦区切りの良いところで幕を引いたという感じが強いです。
何故なら、物語の核心にはだいぶ距離があるような気がするからです。
これから彼らがどの様な道を歩いていくのか…そしてどこに向かって進んでいくのか…
続編が放送されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

60.1 2 ウラシマ効果アニメランキング2位
奏光のストレイン(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (100)
515人が棚に入れました
はるかな未来。人類は宇宙を舞台にユニオン(連合)とディーグ(帝国)の2つの陣営に分かれて、始まりすら定かではない永い戦争を続けていた。ユニオンは戦争はあくまで人の手によるものである事を尊んだが、ディーグは戦争をただの外交手段としか見なしておらず、合理的かつ効率的に人の手を掛けず行う事を重視していた。そんな時代に繰り広げられる一組の兄妹の物語。兄はユニオンを裏切りディーグに付き、全てを失った妹は裏切りの理由を知るため兄との再会を胸に戦い続ける。

声優・キャラクター
川澄綾子、近藤隆、野中藍、ゆかな、松来未祐、保志総一朗、谷山紀章、花井なお、阪田佳代、皆川純子、谷井あすか、麦人、中田譲治

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

作品のバランスを取る上でラヴィニアの存在は大きい・・はずw

隠れた良作。と勝手に決めつけ。

未来型SFアニメ。
ロボット枠です。
可愛らしいキャラデザとは裏腹に、そこにはハードな展開が待ち受けてます。
油断なさらずに。



宇宙にて、2つの勢力に分かれ戦争を繰り返す日々。
そのような世界のなかで、敵に寝返った兄とその理由を知りたい妹の物語です。

世界観は壮大。
戦闘もなかなかの迫力。
これだけで観応えアリ。
亜光速戦闘の設定は面白くも残酷だなと感じました。
年の取り方が変わってくるとは。。



感想。

視聴開始時から少し観て、嫌な予感がしました。
つまらなさそう・・と。
理由はともあれ性格に難有りの主人公、酷すぎるイジメなど、私の苦手なポイントを見事に押さえていたからですw

だがしかし!

回を進める毎に面白くなっていくなっていく。
対人コミュニケーションに欠けた主人公・セーラにも成長が見られ、段々と楽しめるようになりました。



セーラを成長させたのは間違いなく仲間の存在ですね。
空間機甲科のメンバーは個性は強いもののいい奴らばかりで、そこに流れる雰囲気は心地良いです。
漫画版の主人公・ロッティを筆頭に訓練生としての自覚も忘れない彼女らの姿勢に惹かれました。
それに、どのキャラもどこか抜けてる箇所があるのがまたいいです。



凄惨な描写も惹き付けられるのに必要な要因でした。
誰が死んでもおかしくない世界。
モブ以外にも数人死ぬので、今度は私のお気に入りキャラが死ぬんじゃないかとドキドキハラハラ。
こういうの、嫌だけど好きなんですよね。



因みにそのお気に入りキャラとは空間機甲科の一員、ジェッシィとラヴィニア。

ツインお団子ジェッシィが可愛かったです。
ロッティの代わりにチームを引き締めるしっかりした一面と、ラヴィニアの勘違い百合攻撃に即落ちするチョロさが魅力的。
見た感じチーム一のファッションリーダーで、彼女の私服姿で私は即落ちでした。


ラヴィニアの魅力は第7話に集約されてます。
同性(セーラ)愛が物凄い彼女のギャグ回。
笑いましたw
妄想時の弛んだ表情がいい感じです。
一種のシリアスブレイカー的役回りかもしれません。


さぁこの二人は最後まで生き残れるのでしょうか。



OP「メッセージ」 歌-Yoko
ED「海のオパール」 歌-Sema

独特な曲調のOPが印象的。


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最後は泣けるとかじゃないですが感動しました。
兄が裏切った理由も納得のいくものでしたし。

兄と妹(セーラ)を中心としたストーリーではあるものの、勢力同士の大きな策略戦なども面白かったです。
ラヴィニアの駆け引きもw


それと、この作品の良いところは7話のようなストーリーには直接関係しないエピソードを盛り込みながらもテンポが悪くならない点。
笑いとシリアスのバランスが秀逸でした。

他にも見所は多く、私はもっと評価されてもいいんじゃないかと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シリアスでハードな1クールアニメの良作。

SF美少女メカアクションアニメ。
リアルタイムで見て以来、久々に見直したところ、当時より楽しめました。

印象的にはシリアスで人死にまくりな「マジェプリ」
1話と最終話の展開は「喰霊」っぽい(最終話の演出・絵コンテが喰霊の監督だった)
亜光速におけるウラシマ効果を設定に取り入れてるところは「トップをねらえ!」
そしてコンセプトは「小公女セーラ」ということらしい。
登場人物名からしてそうだし、主人公セーラへの過激なイジメ描写もあります。

シナリオは奔放な展開が目立つけど、これといった破綻もなく良く出来ています。
展開の緩急のつけ方が上手いんですよね。1クール飽きることなく一気に見れます。

セーラは1話の出来事をきっかけに心を閉ざし、周囲から孤立するわけですが
ロッティを始めとする空間機甲科のメンバーとの触れ合いを通じて
徐々に彼らに心を許し、かけがえのない仲間となる。この過程が素晴らしい。

セーラの戦いの目的は一貫しており、セーラ個人の物語として見れば文句なし。
ですが・・・セーラとその兄ラルフの物語としては微妙っちゃ微妙。
「あの優しかった兄がどうして・・・!」
という展開なんだけど、ラルフの描写が薄いのが問題。
ラルフが豹変した理由には納得できるんだけど
かつてのセーラとの温かな思い出が足枷となるも、それでも俺は止まるわけにはいかない・・・!
みたいな、葛藤する描写が全くないので兄妹のドラマに深みが出ないんですよね。
それでもラストは兄と妹の対比という意味でよく纏まっているし、余韻も残るものになってます。


地上波での放送がなかったし、キャラデザも微妙だし
星間戦争の真っ只中にいるという設定ながら
キャラ個人のドラマに焦点を絞っているのでスケールが小じんまりしている点など
様々な事情から埋もれてしまってる作品ですが、個人的にお勧めしたい一作。

※なお声優は、メインに川澄綾子にゆかなとか・・・超絶俺得w

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終話のEDは全部見るべし。

人類が宇宙を舞台にユニオンとディーグの二つの陣営に分かれ戦争を繰り広げる中での兄妹の物語。ユニオンを裏切った兄の目的を知るために、妹が過酷な運命に身を投じる。一話目から鮮烈的なSFロボットアニメ。

どうやら登場人物名・コンセプトは「小公女」らしいのだが全然知らない・・・が主人公は結構陰湿イジメに合うので、その辺はそうなのかも知れない。
むしろ「トップをねらえ!」にかなり近いです。亜光速移動によるウラシマ効果を扱いながらも整合性を失わず上手くシナリオに絡めている点は見事だったので、その辺が見たい!って人は是非。

ストーリーは・・・一話が衝撃的すぎる。キャラがバッタバタ死んでいきます。主人公はいじめられます。兄に会いたい一心で過酷な境遇にも耐え抜いていきますが、その意志の強さがこの作品の一番の魅力かもしれません。非常にテンポ良く設定も練り込まれているのですが、コンパクトすぎて世界観の全貌が掴みきれないのは残念なところではある。あとCGによる高速戦闘も美麗でおぉ!と思ったシーンもちらほら。見ようによってはハードSFですが、超展開が売りのギアスを見るような気分でも全然いけるので、結構おすすめ出来ると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16
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