Tuna560 さんの感想・評価

4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

『コードギアス 反逆のルルーシュ』作品紹介と総評

近年のロボットアニメでシリーズ物で、『ポスト・ガンダム」として期待出来るシリーズの第１作。

(あらすじ）
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本に侵攻し、占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。
日本侵攻から7年後、ブリタニアに恨みを持つ少年、主人公ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.から、他人に自分の命令を強制出来る、絶対遵守の力「ギアス」を与えられることになる。ルルーシュは仮面で素顔を隠して「ゼロ」と名乗り、自称正義の味方「黒の騎士団」を結成し日本の独立のため、ブリタニア帝国に対して戦いを挑む。(wikipedia参照）

本作は、現実とは異なる歴史を辿った架空の世界において、世界の3分の1を支配する超大国「神聖ブリタニア帝国」に対し、二人の少年が異なる方法で対抗していく物語です。
母の復讐と妹の未来のため、いかなる手段を使っても帝国への反逆を遂行するルルーシュと、父を犠牲にした贖罪のため、帝国を内部から変革しより良い未来を目指そうとするスザクのダブル主人公で物語は進行します。

この作品の特徴としては、手段を選ばない徹底的な”アンチヒーロー”、派手な演出よりも知略や戦術による”巧みな頭脳戦”が繰り広げられる点でしょう。この特徴のおかげで、先の読めないストーリー展開を非常に楽しむことが出来ました。
また、CLAMPによるキャラデザインによる女性にも観やすい作風も、ヒットの一因でしょう。

以上の点で、狙ったものが上手くハマった作品の代表と言えます。