「なつきクライシス(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
6
棚に入れた
38
ランキング
7737
★★★★☆ 3.3 (6)
物語
3.0
作画
3.6
声優
3.2
音楽
3.0
キャラ
3.6

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

平成初期は、これが新しかった。

【概要】

アニメーション制作:マッドハウス

1994年2月23日(第1巻)と 1994年4月21日(第2巻)に発売された、それぞれ29分間のOVA。
原作は、『ベアーズクラブ』『ビジネスジャンプ』に連載されていた鶴田洋久による格闘漫画。

監督は、千明孝一(第1巻)と坂田純一(第2巻)

【あらすじ】

貴澄夏生(きすみなつき)は、剛柔(ごうじゅう)高校2年の空手部員。
パワーでは男性に劣るがスピードと蹴り技では男顔負けのポニーテールの美少女。
空手部で相手になるのは鬼のように強く彼女の目標である柳澤主将しかいない。

ある日、バイクに乗った転校生がやってきた。彼女の名前は、高岡里奈。
格闘技が盛んで黒いことをしている常東学園のレスリング部員だった彼女は、
恋人でレスリング部部長だった武藤慶司にスパーリングで選手として致命傷になる怪我を負わせて、
そのことで心に傷を負った里奈は素行不良で常東学園を去り、人に心を閉ざすようになっていた。
同じクラスで隣の席になった夏生は、里奈と友だちになろうとする。
その甲斐があって心を開きかけた里奈であるが、
放校後も里奈を粛清の対象として付け狙う常東学園は刺客を送ってきて、
彼女たちの仲間割れの罠を張るのだった。

【感想】

作者が、漫画家の萩原一至氏とは専門学校時代からの友人であり、
しょっちゅう一緒に遊んでいたり、「BASTARD!!」の原稿を手伝っていた関係で、
原作漫画の作画が90年頃の「BASTARD!!」にかなり似ていますね。

アニメ雑誌の「Newtype」といい、この手の作画が持て囃されたのが平成初期ですね。

この漫画の商品価値は、当時の最先端と言える画力の一点にありますが、
アニメも当時のマッドハウスの本気で原作漫画のイメージを全く損なうこと無く、
アクションシーンもしっかりしていて作画を楽しめますが、

もともと原作漫画がそうだからとしか言いようがないですが、
キャラクターが全体的に脳筋気味でストーリーが雑なような。
悪役が不法侵入・器物損壊・誘拐・暴行・傷害などやりたい放題ですが、誰も警察に通報しない世界。

格闘技へのリスペクトを込めて描いた作品だと最終巻のあとがきに原作者の言葉がありますが、
登場人物や伏線を未消化で連載終了したのを見るに作画と勢い任せの漫画だったのかな?

美少女格闘エンターテイメント作品として楽しめれば細かいことは一切気にしないで良いでしょうが。

ヒロインのなつきが空手着でなくて制服で蹴りまくってるのでパンツ見えまくってるのですが、
アクション重視のためか不自然ではないと言うべきでしょうか?
柳澤主将や第2話の敵である神取あきら(女性)の筋肉あふれる肉体美であったり、
昔のOVAって本当に作画が濃いですね。

B級アクションエンターテイメントとしては、それなりに堪能できましたので、
話が面白かったかどうかは別として、これでよし!ということにしておきました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/13
閲覧 : 357
サンキュー:

16

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