2008年度に放送されたTVアニメ動画一覧 156

あにこれの全ユーザーが2008年度に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の2008年度に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.2 50 2008年度アニメランキング50位
天体戦士サンレッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (265)
1404人が棚に入れました
『天体戦士サンレッド』(てんたいせんし - )は、くぼたまことの漫画作品。
ヴァンプ将軍率いる礼儀正しい悪の組織・フロシャイム(川崎支部)!! 宿敵・サンレッドの命を狙い、怪人たちが闘いを挑む!! なぜか怪人たちを応援したくなる!?

声優・キャラクター
髙木俊、鍋井まき子、山田ルイ53世、ひぐちくん、清水聖、イッキ、間宮くるみ、河西智美、斧アツシ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

地域密着型の正義の味方と悪の組織

世界征服を企む悪の組織フロシャイムと、彼らの野望を阻もうとする
正義の味方サンレッドとの壮絶な戦いの物語... らしいですw

まぁ実際は、彼らのゆるい生活を描いたギャグアニメw
1期2期共に1話15分位で各26話です。


最近見たギャグ系の中では、一番面白かったかもしれない...

絵柄は少し苦手でしたが、設定やキャラがとても良くて、
かなり笑わせてもらいましたw 特にキャラが好きです。


粗暴で横暴、無職の上に恋人のヒモだったりするが、
「実は良い人」 正義の味方のレッドさん。

細かい気配りや気遣いができ、全ての家事を万能にこなす、
もはや「カリスマ主夫」 ヴァンプ将軍。

そして、普通に地域に馴染んじゃってる悪の組織
フロシャイムの生活臭あふれる怪人たちww


正義の味方や怪人といっても、朝からパチンコに行ったり、
生きる為にバイトしたり、呑み行ってグチいったり、
たまには合コンしたりと、その日常が面白い。

チンピラ化してるレッドさんや、腰の低い怪人たちとの
やり取りも笑えましたw

見てると、ホントに怪人たちを応援したくなるのが不思議ですね!!
とても所帯染みてますが愛すべき悪の組織でしたww


まぁ、フラッシュ的な絵柄や、ギャグなので好みもあると思いますが、
1話15分位と気軽に見れるし、息抜きとかには丁度良いので、
見てない人にはオススメです!!



あと、声優に芸人起用なんですが、作風的にあまり気になりませんでした。
むしろヴァンプ将軍は上手かったし、かなりハマってたと思いますww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヒモの何が悪い

<2022/3/27 追記>
昨日、チャンネル切り替えたらたまたま「怪人開発部の黒井津さん」のEDテロップ流れてて、そこに
「特別出演 天体戦士サンレッド」の名前が!

どんな感じだったんだろう?
気になる。
黒井津さん見てないからよくわかんないんだけど、気になります。。

<2017/9/14初投稿>
溝の口に住んでたことがあります。
街並めちゃくちゃリアル。
あのきったない駅裏のドヤ街みたいなところ。
飲んだことあります。

つか当時毎日そこ歩いてたし。

ところでレビューです。

{netabare}悪の秘密結社フロシャイムが毎回サンレッドに闘いを挑み、見るも無残な負け方をして土下座して謝る。{/netabare}
というのが基本のシチュエーション・コントです。

主役のサンレッド。
正義の味方でヒモで正統派DQN。
同棲中の彼女のかよ子は生保の営業職員でマンション買って・・・って凄腕だなおい
この二人のやりとりが生々しくて好きです。
ちなみにレッドの携帯着信音は「羞恥心」

悪の秘密結社フロシャイム幹部のヴァンプさんは主婦力の高い、人付き合いの良いおっさん。
さっとできる一品料理が得意。
家事全般にこまやか。
でもおっさん。

いろいろ大好きでしたね。

ちなみに監督の岸誠二さん。
調べたら「月がきれい」の監督もやってる。
謎なひとですね。

なんだか「月がきれい」のレビューも書きたくなってきました。。

<2018/9/1追記>
今放送中の「あそびあそばせ」も岸誠二監督。
それが言いたかっただけです 笑。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神奈川県川崎市溝ノ口を舞台に繰り広げられる善と悪の壮絶な戦いの物語

世界征服を企んでいる悪の秘密結社フロシャイムの怪人と正義の味方サンレッドが戦う。
神奈川県川崎市溝ノ口という限定された場所で善と悪の戦いが広げられるコメディー作品。

サンレッドは正義の味方なのですが、その日常が……w
確かに怪人は倒しています。
しかし、同棲相手からお金を貰うヒモ生活。
パチンコ屋に通いタバコを吸ってお酒を飲む生活は、典型的なダメ人間。
とても正義の味方とは思えません。

サンレッドと敵対している悪の組織のトップであるヴァンプ将軍。
悪の組織に属していながら根は とてもいい人。
食事の支度から掃除・洗濯などを完璧にこなしていて、とても悪い人には見えません。
人付き合いも上手でサンレッドの同棲相手・かよ子とも頻繁に連絡を取り合っています。

正義の味方でありながらダメ人間のような生活をしている事と悪の組織の怪人でありながらキチンとした生活をしている、この2つのギャップが本作品の魅力です。
神奈川県川崎市という地域限定なのも面白い所。
都心へ近い住宅地として利便性はいいのですが、何故、ここを作品の舞台にしたのやら^^;

悪と正義との戦いでなければ、ヴァンプ将軍のほうを応援したいです。
ヴァンプ将軍は悪の組織に属していますが、根は善人ですから。
サンレッドは強いのでしょうが、その後の説教が……^^;
戦う相手でも面倒な人です。

クセが強い作品なので他人におススメできるかどうか微妙なのですが、コメディーとしては満点に近い出来の内容だと思います。
誰かにおススメする時は注意が必要ですね^^;

DVDの枚数が多いので一気観するのは大変だと思いますが、ストーリーの基本は変わらないので途中から見ても大丈夫でしょう。
戦いよりも庶民的な生活感が堪能でき、笑わせてくれた作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

65.9 52 2008年度アニメランキング52位
アリソンとリリア(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (365)
2754人が棚に入れました
大きい大陸が一つだけある世界。
そこでは2つの連邦が長い間不毛な戦争を繰り広げている。空軍のパイロット・アリソンは孤児院で育った幼なじみのヴィルと共に、あるホラ吹きで有名な老人のいう「戦争を終わらせるほどの価値のある宝」を探す旅に出る。

声優・キャラクター
水樹奈々、くまいもとこ、吉野裕行、山寺宏一、桑島法子、能登麻美子、森川智之

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

コレ、泣いちゃった…

はじめに言っときます!!
最初の1話・2話は作品に引き込まれないし、面白く無くて
「見るのを止めようか」と思うかもしれませんが!!!
見て下さい!続きも!!
面白くなってきます…本当に泣けます…
ここまで知名度が低いのはもったいないと思う。
NHKに偏見とか持っているなら、そんな意識持たずに見てもらいたいですね♪

そもそも、ラノベの「アリソン」と「リリアとトレイズ」を合体させちゃったみたいな感じなんですが。。。
なので、前半・後半で大きく分かれてて…最初の主人公アリソンとヴィル世代とその子供世代の話に分かれてるのかな?
アリソンとヴィル世代の親の世代の話も出てきたりと…何世代もの人達が関わってくるストーリーです。
前半・後半に分かれていると言っても、全く気にはなりませんが♪笑

少し気に入らなかったのは声が合ってないキャラがいた事ですね…学生時代のヴィルはかなり声に違和感があって、なかなか慣れませんでした。
他の声優さんは…そこそこ豪華だし、よかったと思います♪

で、何度も言ってますが…物語はハートフルで心温まるし、泣けますね!
いーーー話です!!家族愛がしみます!

戦闘機等の空中戦は見ていてハラハラするし、とても良かった。
でも、やっぱ全体的には作画・演出はごく最近の作品と比べれば当然劣りますね…(そこは常に進化しないとニーズに答えられませんからね)
でも個人的には、やっぱコレは物語に注目して欲しいですね。

で、キャラクターは女性キャラはかわいいですよ♪笑
個人的に「アリソン」みたいな…最近のアニメの類似キャラで言う荒川UBの「ニノ」みたいなキャラに弱くて(笑)
やっぱ、綺麗なブロンドの長髪と綺麗な色の目…「妖精」という形容がふさわしい。。。
まぁ、もちろん…他のキャラもよかったのですが(笑)

何百とアニメを見て、その内…実際に涙が出て泣いてしまった数少ない作品の一つです。
是非、多くの人に知ってもらいたい!見てもらいたい!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

思ったより対象年齢が低めでしたね。

あらすじ飛ばして感想いきます。 全26話です。

内容としては、『アリソンとヴィル編』と『リリアとトレイズ編』、
各13話づつで構成されてます。
2つのお話ですがストーリーは繋がっています。

個人的には、絵柄も音楽もかなり好きだし結構楽しめたのですが、
やっぱり子供向けな感じが少ししますねw

ストーリーとしては、ちょっと物足りない。

大筋のストーリーは好きだけど、細かい内容や話の展開の仕方に
結構強引なトコが目立ってましたね...
そこらへんの残念な部分を書き出すと、完全なネタバレや不満が
沢山出てきそうなのでやめときますねww

でも、気になるトコは多々あるけど良い作品だとは思うんですよね~
良かったからこその残念かもしれませんねww

まぁ内容重視って人にはオススメはしませんが、雰囲気で見る分には
十分楽しめるかなって感じの作品だと思います。

自分は、なんだかんだで楽しんで見てましたしねw
{netabare}
ただ、最終話のご都合主義な終わり方があまり好じゃなかったな。
個人的には、バッドエンドでも良かったのに...{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

全年齢対象活劇

主人公が二人いる本作。(タイトルどうり、アリソンとリリアです)
彼女たちが、良きパートナーや友人達と共に、旅をしたり事件に巻きこまれたりする物語。
血生臭い事件も起きますが、20世紀中頃のヨーロッパのような舞台で明るい作風。
架空の世界ですが、ファンタジーやSF的な要素はなく、我々の住む世界となんら変わりはありません。飛行機や列車といった乗り物がレトロな雰囲気を醸していて素敵です。


主人公その1、アリソンのお話。
気っ風がよくアグレッシブ、何にでも首を突っ込むチャキチャキな女の子アリソン。この子が幼なじみの男の子とともに、冒険したりミステリーに巻き込まれたりするお話です。物語のスタートは戦争中(休戦状態ですが)それで軍人という設定の主人公ですが、本作は戦争のドロドロや殺したり殺されたりは、大きく扱ってはいません。
事件の中、かけがえのない友人を得たり、世界を平和にしちゃったりと、色々活躍してます。
もちろん恋にもアグレッシヴ。

主人公その2、リリアのお話。
気丈で正義感もあり、基本的にはお人好し。危ない目に合っても人の善意を信じる女の子。パートナーからは愛されていますが、その気持ちに応えればいいのかどうか態度を決めかねているといった立ち位置。ちょっとツンデレも入ってます。
性格は行動的なんでしょうが、事件に巻き込まれても自分から攻めて出るのではなく、王子様に護られて飄々としている受け身のヒロインです。ナイトであり幼なじみであるトレイズ君が、リリアに愛を伝えるまでに起こった様々な事件のお話です。
可愛いって、得だなぁ(^。^;)
実質、主人公はトレイズ君。間が悪く不格好でも懸命に彼女を想う物語になっています。


作品全体を通して、基本的には冒険物語といっていいですが、2人の主人公に関わる人々との人間関係を描いた色合いが強いです。
謎解きやアクションはそんなに深くはなく、事件を通じて彼女達がパートナーとの絆が深めていく事が話の中心。
調べると、原作の過激な部分の描写はこのアニメ化に際して改変されているとのこと。
ぬるい内容で多分に御都合主義的なところは見られますが、テンポよく次が見たくなるような展開の連続で安定感は抜群。さすがにNHK、ソツがない出来です。
声優陣も手堅く、文句なし。作画は、まぁそれなりです。


爽快冒険活劇(恋愛入り)、として万人に楽しめる作品に仕上がってます。
お子様にも安心な一作なので、ぬるめの冒険モノとしてご鑑賞ください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

65.9 52 2008年度アニメランキング52位
MAJOR 第4シリーズ(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (308)
2150人が棚に入れました
メジャーリーグに挑戦するため、ひとり、アメリカへ渡った吾郎。
しかし、ロサンゼルスの空港に到着したとたん、トラブルにあう。途方に暮れる吾郎を助けてくれたのは、吾郎と同じトライアウト(入団試験)を受けにやって来ていた八木沼だった。
アリゾナ州フェニックスに着いた二人は、メジャー球団・サーモンズのトライアウトを受けるため試験会場へ。だが…
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ついに海外へ・・・

『週刊少年サンデー』に連載されていた満田拓也の

漫画『MAJOR』を原作とした作品です。原作未読。

NHKの第4シリーズとしての作品で放送されました。

昔に見て、星評価のみだったので内容が間違って

いるかもしれません。

第三シリーズの{netabare}海堂高校の一戦の{/netabare}あと

野球部を引退し、それから卒業して単身で

アメリカにのりこんでいきます。

とそんな感じで始まりましたが、この第四シリーズは

{netabare}主にメジャーリーグに上がるまでの

下積み時代の物語を中心としたもの{/netabare}です。

アメリカに来ていろいろなトライアウトを受け

なんとか入った球団でのチームメイトと

頑張って{netabare}AAAからメジャーを{/netabare}目指す

ところが良かったです。

異国の地でしかも様々な国の人といるわけなので

分かり合えないことがあったりするのは当然で

でもお互いがそれぞれ主張しあい、その結果

より深い絆で結ばれ、わかっていく。

そんなところがさすがは吾郎だなと。野球さえあれば

どんなやつとも様々な形でコミュニケーションを

とっていくことができるって本当にすごいと思います。

それまでのシリーズもそうですが何度見ても

熱くなれるそんな作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

ロロ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

第4シリーズ

良かったopがここからしょぼくなってきます(泣)
でも内容は相変わらずすごいことになっています
主人公そこまで行っちゃうの?って感じです
まぁ題名がこれですから…
さらなる成長と出会いが見所です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

xxtaku さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白ねやっぱり

ここまで見たなら最後まで見ろ
OPだけは気を付けてね(^_^)腹が痛くなるから

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

65.6 54 2008年度アニメランキング54位
墓場鬼太郎(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (177)
789人が棚に入れました
時は昭和30年代―。終戦から10年が経ち高度経済成長が急加速で進む中、富む者は富んだが、社会の底辺では泥まみれになりながらも日々を生き抜いている人々が溢れていた。
そんな社会に幽霊族最後の生き残りとして墓の中から生まれてきた鬼太郎。
地獄とは?この世とは?生きる幸福を考察し尽くした水木しげるの哲学に立ち戻り、元祖・鬼太郎が人間を笑い飛ばし、生きる喜びを謳いあげていく。

声優・キャラクター
野沢雅子、田の中勇、大塚周夫、大川透、鈴木れい子、郷里大輔、真山亜子、堀秀行、大友龍三郎、ピエール瀧、中川翔子
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

誕生秘話

祝50周年おめでとうございます。

南方の戦地へ赴いた従軍時代に、
極限の疲労から幻視・幻覚を体験する。
復員後は紙芝居作家から貸本漫画家へ。
好きだった怪奇を描き始める。
高度経済成長で沸く日本から、
失われていく妖怪を救い続けた民俗学の偉人。
水木しげる、ユニークな言動でも、
人々に愛された漫画家でした。

古寺の隣家に住む水木は、
{netabare}怪しい夫婦の死体を発見する。
その遺体を埋葬し供養してあげるわけですが、
墓の中から「赤ん坊」が這い出てくる、
怪奇鬼太郎の誕生秘話が描かれている。{/netabare}
ここにはヒーローとしての鬼太郎はいません。
貧乏極まりなくどうにかして、
人の世を生きていこうと「あの世保険」なる、
詐欺まで始める始末なのだ。

「欲」に縛られない生き方をする。
肉体という着物を脱ぎ棄て自由になる。
水木哲学の原型がここにあるのでしょう。

必死になって草むらでつちのこを探し、
口裂け女との対決をと裏路地へ向う幼少期。
ある時、私が路地で見つけた、
白い光沢のある不思議な生き物が、
新種の発見かと沸いて友人と飼育するも、
…蝙蝠でした(笑)
出たな吸血鬼の手下め!!

あれもこれも水木しげるの遺産なのだろう。

ゲゲゲ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

誰が政治しとるのか(10グラム増量)

自分に正直な鬼太郎が周囲の人間を不幸に巻き込みながらもたくましく生きていくお話。

有名なほうの綺麗な鬼太郎が子供向けとすればこちらは完全に大人向け。無論エロスがあるからという理由ではない。
あっても誰が得すると言うのか。

この作品は本当に×3是非見て頂きたい。まさに傑作、奇作、怪作、臭作なのだ。

まず作風だがとにかく全体的に暗く重い。
なによりこの鬼太郎というキャラ自体を受け付けない。嫌悪する人も相当いるんじゃないかと思う。
それほどこっちの鬼太郎の言動は割りと酷いものが多いように感じた。
笑いかたがまた感情を逆なでしてくれる。守りたいその笑顔ならぬ殴りたいその笑顔である。

ネタバレは避けたいんで詳しくは書かないが特に中盤辺りだったと思うがこの鬼太郎がとんでもない行動を取りやがる。
さすがの自分もあれにはドン引きしたのを覚えている。画面の前で一人で立腹していたのを思い出す。
純真な子供に見せたなら脳裏に焼きついて今後綺麗な鬼太郎ですら楽しめなくなるかもしれないから要注意。
だが、だからと言って悪だという感じではなく単純に自分に正直なだけなんだろう。

そして見所だが・・。
味のある絵柄。(賛否別れる)
微妙に各話が繋がってたりする非常に上手い構成。個性溢れる登場人物たち。全11話と手軽に見れる上にテンポも良好。
ざっと上げればこんなとこか。
この鬼太郎や絵柄に抵抗さえ無ければ止められない止まらないかっぱえびせん状態になるだろう。
なにより会話のやり取りが地味に面白い。センスを感じる。
元より万人に受けようなどとは微塵も思ってなさそうなその独特な作風がまた魅かれる。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!を体現して見せたようなその姿には一種の憧れまでは抱かない。

有名な鬼太郎がご存知鬼太郎ファミリー引き連れて人間に害なす妖怪を退治するヒーローものとすればこっちの鬼太郎は戦後日本を汚く腹黒くある意味では真っ直ぐに生き抜いて行く妙に人間臭い鬼太郎の物語。
当然鬼太郎ファミリーなどいるわけもなくいるのは鬼太郎の心の友ねずみ男くらいだ。後は目玉親父ね。
しかしこの鬼太郎が後にあの綺麗な鬼太郎になるとは・・人間いや幽霊族も変われば変わるもんだ。

万人受けは絶対しないだろうから名作と言っていいものかどうか迷うけど自分の中では名作。もっと知られるべき作品。
ちなみにこの鬼太郎。悲しいまでに弱いんで妖怪バトルものを期待したらダメよ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

元祖鬼太郎。予想以上の面白さ

ゲゲゲの鬼太郎の元になったお話。
60年以上前の作品なので、原作未読。


……予想外のおもしろさでした。

正義のヒーローなゲゲゲの鬼太郎とは違い、人間とは異なった価値観をもつ「妖怪」な鬼太郎。
命の恩人? だからどうした? 用が済んだらさようなら。
金の話にはぴょんと飛びつく鬼太郎さん。

鬼太郎・目玉の親父・ねずみ男などが繰り広げるシュールな会話、救われないモブキャラたち。

基本は1話完結なので見やすいと思います。

OPでは、貸本漫画時代のカットが見られます。
一度原点に戻ってみてはいかがでしょうか。


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目玉の親父、もとい、鬼太郎の歴史


原点をたどると、1933年頃に紙芝居作者の伊藤正美という方が作った「ハカバ奇太郎」という作品に突き当たります。
カタカナだったという説もありますが、「鬼」ではないんですね。

その後1954年、水木しげるが、原作者の承諾を得て、紙芝居を貸本マンガという形で本にしたのが始まり。

「蛇人」という作品で設定が、「空手鬼太郎」という作品で、始めて目玉の親父が登場したとのことです。
実に20年以上にわたって鬼太郎には親父が居なかったわけですね…。
かわいそうな目玉。

それはさておき、

その設定を元にして、水木しげるが1960年頃に貸本マンガとして、あらためて書き起こしたのが「墓場鬼太郎」。

紆余曲折を経ながらも、1965年に「ゲゲゲの鬼太郎」として連載開始、1968年にアニメ化されました。

1965年~の連載作品、これが1期にあたります。

当時は「墓場」という言葉に問題があったのか、「ゲゲゲ」に改名。
ゲゲゲの語源は、水木しげるの「しげる」が「げげる」に聞こえたから、と言われています。
また、アニメ化された頃には内容も子供向けのヒーローものになっていたそうです。

つまり、シュールな主人公としての鬼太郎が活躍するこの「墓場鬼太郎」というアニメは、1960~1964年頃に描かれた「ゲゲゲの鬼太郎 零」とも呼べる存在なわけです。

声の出演も、時代を考えて「ゲゲゲの鬼太郎」の1期スタッフに合わされています。

1968年のアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫

2008年のアニメ「墓場鬼太郎」キャスト
鬼太郎:野沢雅子
目玉:田の中勇
ねずみ男:大塚周夫


深夜アニメとしては異例の、平均視聴率5.0%をマークしているそうです。
アニメをほとんど見てこなかった私も、この作品はリアルタイムで視聴していました。

あにこれでも、もっと知られて欲しい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

65.6 54 2008年度アニメランキング54位
しゅごキャラ!!どきっ(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (107)
712人が棚に入れました
「クール&スパイシー」と評判の聖夜学園に通う小学生・日奈森あむ。彼女は通っている小学校の児童からだけではなく、他校生からも尊敬されたり恐れられたりしていたが、実際は意地っ張りで口下手で恥ずかしがり屋なごく普通の少女である。ある日、彼女は「どうかあたしに、なりたい自分に生まれ変わるための勇気をください」と願う。すると次の日の朝、彼女のベッドの中にチェック柄の3つのたまごがあり、そしてその中からラン、ミキ、スゥの3人のしゅごキャラが生まれた。3人はともに彼女の「なりたい自分」が形になったものだった。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ネガティブハートにLock On! オープンユアハート♡

2007年10月6日 - 2008年9月27日全51話
2008年10月4日 - 2009年9月26日全51話「~!どきっ」
※上記2作は話数が通し扱いのようです合計102話。

2009年10月3日 - 2010年3月27日全25話「~!! どっきどき」
※3期はしゅごキャラ!パーティー!内の一部として放送。
「~ぷっちぷち!」「~エッグ!」「~図鑑」の4本立になってる。

2006年2月号 - 2010年2月号全12巻。PEACH-PITの同タイトル
漫画(ジャンル/少女漫画・ファンタジー・変身ヒロイン)を
元に制作されたTV放送版アニメシリーズ第二期に相当する。
実際には次回予告などでも「どき!」って何?程度の区切り。

子供向けですが、基本ラブコメも結構な恋愛系で変身バトル
等はそれなりの物語重視で結構幅広い年齢層に対応してる♪
しゅごキャラのトークも結構楽しみのひとつで愉快な感じ♪


「なりたい自分」の可能性の姿である「しゅごキャラ」との出逢
や、同じキャラ持ちとの交流を経て様々な困難に立ち向かい
つつ、少しづつ成長してきた主人公"日奈森あむ"・・

キャラなり迄できる様になったガーディアンの仲間と何とか
イースターの陰謀を阻止するが、肝心のエンブリオを後一歩
というところで逃してしまった。

相変わらず不可解な行動を取る"幾斗"や憧れの"唯世"の他に
ダイヤの事も未解決のままで、イースター社の陰謀も完全に
解決していない・・"ほしな 歌唄"の事もある・・何よりも
"エンブリオ"についてまだまだこれから。完全な続編です。

1話目(52話)は「しゅごキャラ」大集結で1期の回想から開始♪
2話目は様々な登場人物やイースター等の視点の1期の回想♪
幾斗や歌唄に次ぐ強力な新キャラ(ライバル)もチラ見せ?!

因みにテーマ的にコンプレックスやトラウマを抱えたキャラ
が次々に出てくるので、その背景などが共感しやすいかも?
wikiを見ると結構な・・「あるある」・・という詳細が・・

此処にガーディアンやイースターの絡みで結構個性や魅力を
感じる面白い登場人物も多くてとても楽しめる作品でした。

3話以降が完全なストーリー展開。

80話位迄視て視聴機会が無くなったのだけど・・レビュー
書くようになって改めて視聴してみていたら物語が可愛いw
亜夢と歌唄や幾斗の絡みが一番楽しいのだけれども☆彡

一度諸事情で転校していったキャラの再登場なども多い。

5話以降"なでしこ"の双子の兄?なでひこが・・此処か・・
20話で以前亜夢に告白している海里が再登場など。

50話以上やってるので・・各人物のしゅごキャラの個性など
も充分に活かされていて兎に角賑やかだけど煩雑にならない
程度に巧くエピソードの中で振り分けている感じ♪

居候問題とかは記憶に合った♡
クリスマスにお正月と順当に進んむ部分にそこそこ記憶が。
猫耳とか猫絡みは矢張り記憶に残りやすい♪セレブ対決♡

恋愛事情もいい加減に少しは進展しようよとか突っ込みたく
なるけど亜夢小学生だし><bってことでくすぐったい展開
が多いですね^^; 高校が舞台だと完全な乙女ゲーム風の
逆ハーレムものなんですけどね^^;

登場人物と各しゅごキャラの掛け合い等も可也軽快で良い。此処も50話以上やってるので当然かw 

74話辺りは・・もう・・ねwこうゆうのは覚えてる♪
お前・・速く大人になれ・・くぅ~・・イクト何歳だっけw

此処から幾斗vs唯世までが結構ピーク♡

29話(80話)付近のイクトとの絡み以降は、個人的に一区切り
な感じでやれやれ・・視聴意欲が低下気味で忙しいのもあり
一時視聴を休止していたけど・・行方は気になっていた。

ルル&ナナは結構解り易いキャラで面白いのだけど♫

なぎひこに再度スポットとかそつ無く終盤で・・

やはり幾斗だが・・私的にはもうねw あれで大満足♡
一応結果は出た感じだけど其処は小児用アニメだし小学生。

まだまだ続くよ~♫(実際続いたしw)

変身ヒロインものなのだけど頬が緩む展開が多くて可愛い♫
穏当に良い感じの区切りで終了でした♡




日奈森 亜夢 :伊藤かな恵
ラン:阿澄佳奈/ミキ:加藤奈々絵/スゥ:豊崎愛生

月詠 幾斗  :中村悠一
ヨル:沢城みゆき

ほしな 歌唄 :水樹奈々
イル今野宏美/エル:氷青

辺里 唯世  :高木礼子
キセキ:三宅華也

藤咲 なぎひこ:千葉紗子
てまり;柚木涼香/リズム:宮田幸季

ルル・ド・モルセール:神田朱未
ナナ:柚木涼香

結木 やや :中村知子
真城 りま ;矢作紗友里

天河 司    :石田彰

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イクト様。にゅふ

子供向けなのは理解しつつ
イクト様がかっこよすぎて
毎回見てしまった

非現実的なストーリーだけど
伝えたいことは

「誰でもなりたい自分になれる」

ってことなんじゃないかなぁ

理想があっても現実を
その理想にもっていくのは
ほんとにむずかしいことだよね

正直未来を生きる子供たちのために
深いトコはわかんなくても
夢を諦めちゃだめよって感じですかね

個人的にはストーリーもなかなかすきだったし
なんせイケメンが多くて
逆ハーレムてきなアニメは
女子のロマンですよね^p^

あむちゃんかわゆす!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

娵鑼★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハマってた笑

小学生のころにハマりまくってた笑

子どもにはちょっと難しいかな?とは思ったけど。

歌唄かわゆす♪奈々様ー\(^o^)/

イクトかっこいいー♪

キャラなりしたときのそれぞれのキャラはかわいいです(^ω^)

特に私が好きなのは、主人公あむ&ダイヤのアミュレットダイヤかな??

歌唄のルナティックチャームも好きでした(≧∇≦)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

65.3 56 2008年度アニメランキング56位
ミチコとハッチン(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (234)
1252人が棚に入れました
舞台は、太陽と原色に溢れる国。そこは貧困によって街は荒廃している上に、国を出た先は荒野が広がる危険な無法地帯。そんな中で、人々の心は欲望に満ち溢れていた。その国で暮らす少女ハナ・モレーノス(通称:ハッチン)は、養家の家族から酷い仕打ちを受けており、密かに家を出て自由に暮らす事を望むが、自ら行動を起こせず、ただ、いつか誰かが迎えに来てくれる事を祈るばかりであった。しかしある日、ハッチンの前に脱獄不可能と言われた監獄要塞を突破した謎の美女ミチコ・マランドロが、突如現れる。彼女はハッチンの母親を名乗り、ハッチンを誘拐して逃亡。訳も分からず、ミチコに着いていくハッチンは、彼女に翻弄されつつ、旅に同行する事になる。

声優・キャラクター
真木よう子、大後寿々花、坂井真紀、津田寛治

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

これぞ大人の嗜み、もっと評価されて欲しいアニメNo.1

舞台は南米。
脱獄囚ミチコは、養家で虐待を受けていた娘ハッチンを救いだす(誘拐?w)
そのまま一緒に父親を捜すため逃走劇をくりひろげる。
全22話のアクション・ロードムービー風アニメである

スタイリッシュなOP、渋くてクールな作風から
「カウボーイビバップ」と比較されやすいが、ビバップとは全く違うものとして見た方がよい
ビパップはハードボイルドを突き詰めた作品で娯楽性も抜群だが
「ミチコとハッチン」は全然違った趣向の作品です
迫力と疾走感溢れる描写も結構あるので
単純な娯楽作品としても見れなくもないが、クールでかつ趣深い作品。

バイオレンスなシーンは多いが、爽快感が得られるアクションはむしろ少ない
そういったカタルシスを得るアニメではないということです
むしろ、ミチコとハッチンの二人を中心とした人間ドラマを描いた作品です
各エピソードは不意に終わったり、しみじみとした終わり方だったりする。
もちろん大筋のストーリーはあるが、繋がりの薄いところもあるので、ひとつひとつの物語を噛みしめて見るべき。

ミチコとハッチンは二人とも非常に人間味溢れる魅力的なキャラクター
世間の理不尽さをかっとばしながら、ぎこちなくも親子愛を育んでいく
そんな人間味溢れる二人を中心に人間を描き出す

愚かな大人と無垢な子供、どうしようもない世の中と二人の絆
これらを巧みに対比をして人間を描いたハートフルな物語である
しかし、必要以上に視聴者に感情移入は求めない。
暗い話しみじみとした話が多いが、しつこくもなく重く感じることもなく、むしろ心地良い。

声優に俳優を使っていることに否定的な意見が多いが、個人的はむしろ味があって良かった。
人間味溢れる独特なキャラクター性を作り上げていて、悪くない
もちろん拙い場面もあるが、徐々に上達していくので問題ないw

これだけ独自のスタイルを貫いたアニメは本当に珍しいし
あらゆる面において非常に完成度の高い作品で、
もっと評価されてほしい作品の筆頭ですが、あまり万人受けはしないかも。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アタシらに明日はある  【ねこ's満足度:90pts】

南米を舞台としたミチコとハッチンの逃走劇。
その行く先々で起こる様々な出来事を描いた、所謂ロードムービー的なアニメです。

オシャレでキュートで、それでいて時に切ないアクション&コメディ。
とりあえずOPで惚れる。てか惚れるべき(笑)。
爽快度満点。とにかくスマートでかっこいいです。

キャラもいい。
脇役含めみんな味があります。中でも主役の二人は格別。

ミチコはバカ(笑)。だけど愛すべきバカ。
あけすけな性格で、頭で考えるより先に行動してしまう子供のような女。
ハッチンはカワイイ。頑張って背伸びしてて、だけど着実に成長していく。
表向きは嫌っていながら、いつも真正面からミチコにぶつかっていく女の子。
全く似てないようでそっくりな、そんな二人の掛け合いがとても楽しかったです。
二人の距離がどんどん近づいていく様もうまく描けています。ホントいいコンビでした。

全体的に説明が少ないのもよかったです。
テンポもいいし、その分じっくりと余韻に浸れる。
心地よいBGMがその雰囲気をより高めてくれます。
ラストも綺麗な終わり方。最後まで気持ちのいい作品でした。
コミカルとシリアスが絶妙に絡み合う、大人のためのドラマです。

ただ、キャスティングだけはいまひとつ。
監督のイメージだかなんだか知りませんが、下手なものは下手。
あ、でもハッチンは好きです。それとケンドーコバヤシ。意外とうまくてしかもいい声(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

納得するまで諦めることを知らない旅へ行かないか? 

久しぶりに笑いのツボにはまった作品です!

ジャンルは、ヒューマンドラマになるのかな。
全22話。
物語の舞台は南米。
脱獄囚のミチコが、教会の家に養子として引き取られたハナを無理やり連れて、父ヒロシを探す旅へ。

出会う連中は、どこまでも人間臭く、ただの良い人なんか滅多に出てこないですw

もうね、クズな奴はどこまでもクズとして描かれ、欲にまみれた連中、裏社会で生きる連中、
逮捕したいけどなかなか逮捕できないジャンボ等々
それこそ人としての感情を剥き出しに生きる姿が観ていて、清々しく笑える!

そして、どこまでもバカで純粋で観ているうちに可愛くなってしまうミチコ。
ミチコの理不尽な行動に呆れながらも芯の揺るがないバカなハナ。
二人の掛け合いを観ているとコントみたいに感じるが、ハナの指摘は観ている私の気持ちを
代弁していたりと、何気ない言葉が笑いだけでなく温かい気持ちにさせてくれます。

また、OP曲がラテン系音楽で癖になるサウンド。
何よりシンプルな絵にドット入れたレトロな雰囲気で、昔のルパンみたいな
アレンジでとにかく格好いいです!

声優については、視聴後に不満がでると想います。
真木よう子、大後寿々花、坂井真紀 、中川家・礼二、ケンドーコバヤシ等
と本業ではない人だからです。

違和感もありますが、人間臭い雰囲気の中で棒読みかもしれないが、
それが良い味を出している時もあります。

基本一話完結型の脚本ですが、その内容が濃く観終わると不思議と
いつも満足してしまいます。

これで終わりと思う話もありますが、その終わりを考えたりと
綺麗に終わる話だけではなく、現実的で良かったです。

一つの信念だけで生きるミチコの姿を是非観て欲しいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

65.0 57 2008年度アニメランキング57位
地獄少女 三鼎[みつがなえ](TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (321)
1912人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。晴らせぬ怨みや世に不条理はつきもの。納得できない理由や状況に抗えぬままに悲惨な運命を辿る者は多い。
地獄少女=「閻魔あい」は彼らの悲痛な叫びを聞きとげ、依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「地獄流し」へ至る方法を語る。ただし、「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

もうおなかいっぱいです

流石に飽きてきますね... この話の流れが毎回同じ感じの内容は...
1期~3期まで各26話で 全78話ですもんね~ 飽きてきてもしょうがないw

え~と、今回の「三鼎」の内容としては、ちょっと微妙な感じでしたね。

今回は依頼者の恨みを抱く理由が、些細でしょうもないモノが多く、
話が軽くてイマイチ面白味が感じられませんでした。

まぁ22話の双子の話とかすごい好きだったし、面白かった話もあるんだけど、
前作までに比べると割合低いな~って思います。

それに、今回のメインキャラである『ゆずき』はあまりパッとしないですし、
地獄少女の閻魔あいは出番が少なく印象が薄くて残念でした...

ただ、このシリーズって、作品全体を通してのストーリーの〆的な話が
ラスト3話位に毎回あるんですが、そこは今回もそれなり面白かったかな。

でもそれって、ひたすら一話完結で同じ流れの話が続くから、ストーリー性のある終盤を
いつも以上に面白く感じてるだけなのかもって思ったりもしますww

まぁ今回の「三鼎」は、全体的に見てもあまり良かったとは思えない内容でした。
これなら2期で終わっておくべきだったのかもしれませんねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深く、重みのある美学を感じた

{netabare}
二籠で紅林拓真を地獄に流すことができず、人面蜘蛛に地獄へ連れて行かれたあいが、蜘蛛の命令かは??だが、次の地獄少女となるべきのゆずきに憑依して地獄少女になることを本人に気付かせるという設定からストーリーが展開されていく感じです。

御影ゆずきをメインにしてストーリー展開がなされる。怨みを晴らすために地獄通信を使う人々の浅はかな私怨をゆずきは感じ取り、地獄少女の存在意義を否定し続ける。親友の秋恵が地獄に流されたときも、ゆずきは地獄少女を憎み否定する。ゆずきの地獄少女に対する憎悪を閻魔あいは肌で感じ、心から彼女の境遇の不憫さに心を痛めていたに違いない。
 
やがて、あいはゆずき自身に自分が彷徨える霊体であることを気付かせるため、少しずつゆずきの幻想世界を削っていく。そして思い出したくないゆずきの過去を本人に思い出させる。
 
両親の不遇な死を目の当たりにして誰も助けてくれない人々を憂い嘆きながら幼い生涯を閉じたゆずきの過去はただただ可哀想で涙が溢れた。
 
そのゆずきが閻魔あいの跡継ぎとして地獄少女となるが、感情や私怨を禁じられている地獄少女のしきたりを守ることができず、ゆずきは地獄に送られそうになる。一連の彼女の行動を観てくると、彼女の優しさや倫理観・正義感を押し殺して地獄少女になるのは無理だろうと思っていたので、至極当然の成り行きであったと思う。
 
閻魔あいは掟を破り地獄送りにされそうなゆずきを助けるために、自らを犠牲にしてゆずきを成仏させる。ゆずきはこの閻魔あいの愛情を受け止め安らかな気持ちで成仏する。この閻魔あいの優しさに感動せざる得ない。愛は地獄少女から解放され成仏する道を捨て、ゆずきを助ける。愛はゆずきの境遇が自分の過去と類似していることもあり、見捨てることができなかった。
 
地獄少女の最後は二籠でもそうだったが、いつも淡々と地獄へ送る閻魔あいが唯一心を乱す事象が展開される。『自分と似たような境遇』の人を地獄へ流すことができない愛の弱さ、地獄少女としての不完全さを露呈させる。
 
しかしこれが重要な点だ。淡々と表情を変えずに冷徹に不条理な私怨で送られてきた人々をも地獄へ送る冷徹な感じさえ漂う閻魔あいの根底に灯されているかすかな炎が、自分の過去と重なる事例にあったときに燃え上がり、本当の人間としての自分に戻る。
 
愛は村人を焼き殺した自分の怨念を心から後悔し、そのような私怨を自分と同じ境遇の人に持って欲しくないのだ。そういう人(ゆずきや紅林拓真)を成仏させたいという気持ちが捨てきれず、地獄少女としてはあってはならない最大限の優しさと情をかける。この時にあいがどのような人であったのか、どのように感じながら地獄少女を続けてきたのか・・・と慮ると心が苦しくなり胸が詰まる思いになるのだ。

地獄少女の核心は、人間の怨念の醜さ、不条理さ、命に対する尊厳の希薄さ、やがて背負う自分の罪の重さ(死んだあと地獄へ落ちる)も考えずに地獄少女を通じて怨みを晴らそうとする人々の心の弱さと恐さ・・・その部分がピックアップされがちだが、そこが見所ではないと私は思う。
 
破ってはならない掟に縛られていても、自分と同じ道を歩ませたくないという気持ちから地獄に流すことができない閻魔あいが本当に愛おしい。完璧な仕事を全うするよりも、全てを失っても自分の人間としての感情を優先させるということ・・・地獄の使者となっても人としての尊厳を持たせた所に、高貴な美学を感じたし、実はこれが地獄少女の命題ではないかと思った。
 
この美学に至るまでのプロセスが完璧だったのが二籠で、三鼎は二番煎じな感も否めない為、若干減点というところだ。それでもこういう『重みのある人間性』の表現の仕方はとても好きだ。
 
地獄少女は私にとって、とても重みのある深い内容でした。閻魔あいの深く慈愛に満ちた本来の人間性に最後は涙しました。閻魔あいには救いのない話でしたが、それが地獄少女のストーリーの高貴さなのでしょう。 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素晴らしい作品群です。理不尽動機ストーリーの三期です。

個人的にはテレビシリーズのアニメとしては最高峰ともいえますし、
一部の作品は何度でも繰り返して見られます。
能登麻美子をはじめとした声優さんたちの怪演も良かったです。

この三期についてはストーリー的には残念ながら一期、二期よりも出来は落ちて、イマイチな回もあったようです(今では認識が変わって三期が実は一番面白いかもと思うようになりました。ただつまらない回があったのは事実です)。
まあ、一期・二期とは作品の趣がだいぶ変わって、賛否両論ですし、好きな人は「三期が一番面白い」と言いますし、嫌いな人は「地獄少女シリーズに入れたくないくらい嫌い」と両極端な傾向があります。
四話の「兄貴」を見てどう思うかが分かれ目かもしれません。声優さんも地獄少女ラジオで「こんな事で流すの⁉」と言ったくらい酷い動機でした。
それと、音楽も結構好きです。最初は気に入りませんでしたが、聞き慣れているうちにだんだん好きになりました。一番好きなのは一期のEDですが。

三期の平常回で個人的に気に入った話しは「スペシャルレディオ」「兄貴」「兎と亀」が三大傑作で少し落ちて「狂った果実」「はぐれ稲荷」「うつせみ」「うしろの正面」「華と月」などです。ラスト展開も二期ほどではないがなかなかに好きです。

さて、個人的には三期でももっとも好きな部類に入る「スペシャルレディオ」ですが、
この回を評価する人は地獄少女ファンの中でも正直、少ないかもしれません。人によっては単なる「凡作・駄作」だという人もいるかもしれませんね。
しかし、私はあまりの依頼者の意味不明の思考・行動が怖かったです。
「はぐれ稲荷」も電波回でしたが、この回はそれをサラッとやってたのが何だか怖かったです。
最後にはなんだか、ラジオに抱き着いて「女の顔」になってたのがきました。
依頼者の思考が描写されなかった一期の「病棟の光」を除いては最も、対象者を流した動機に理解が苦しむ作品でもあります。
それとあとで知った事ですが、この回の依頼者の少女の声優が実に意外な人物でした。
なんと、今をときめく {netabare} 悠木碧 {/netabare}なんですよね。
こんな10年近く前の作品で今や超売れっ子の彼女がこんな奇怪な少女の役をやってたのが個人的には驚きでした。

蛇足
{netabare}個人的には「スペシャルレディオ」は私には物語の主旨とは別の意味でショッキングな話しでした。ラジオの番組の裏側の世界を知ってしまってかなりのショックを受けました。
そういう意味で主役の少女に感情移入してしまいました。主役の少女が奇怪な行動を取った気持ちがなんとなくわかるような気がします。ショックのあまり軽く気が狂ったのでしょうね。
私はまだ若い声優さんたちがよくあんなに面白いラジオ番組が作れるなあといつも感心していつも特にアニメ系のバラエティラジオ番組とかフリートークCDを聞いていたのですが、
実際は「完全台本」とまではいかなくても、おそらくは「放送作家」による台本の部分と打ち合わせの部分がかなり多いんじゃないかと思うようになりました。{/netabare}

蛇足その2
この地獄少女三期の主人公とも言える御景ゆずきですが、女性ファンを中心に批判的意見が多いです。
OPでも「謎ダンス」というシーンがあり、それにケチを付けている人もいました。
私も昔は「影が薄い」と思ってましたが今では大好きです。
ちなみに、彼女は二次作品のCR地獄少女やゲームの地獄少女でさらに魅力的に描かれてます。
特にPS2の地獄少女澪縁はファンならプレイしておく事をお薦めします。

あとCR地獄少女の静寂の花火という歌は神曲ですね。
検索して聞いてみてください。

蛇足その3
この地獄少女三期は「地獄コント」が冴えてます。
なかでも六話の「私のセンセイ」のサスケふうのは良かった。
しかし、一期で地獄少年ジルの猛攻撃を食らっても平然としていたあいが女生徒のキックくらいで大ダメージを負う矛盾は良く指摘されてます。
あと第十二話の「地獄のグラフ」は話し自体は地獄少女全話の中でも最もつまらないくらいの作品ですが、実写を使った地獄コントは必見です。

蛇足その4
三期は平常回は批判が多いですが、13話、24~26話のメインストーリー回は面白くオススメです。

蛇足その5
やや批判的意見ですが、 {netabare} 一期、二期では人情味に溢れていた三藁がやたら標的者・依頼者に冷たくなっていたのが気に入らなかったかもですね。
一期、二期では「同情の余地のある標的者」には基本的には制裁(地獄コント)がなかったのですが、三期ではそういう標的者も制裁される割合が多いです。
例えば、更生して自分の罪を土下座までして謝罪したアイドル歌手、ただ自殺を止めただけで逆恨みで流された少年などもたっぷりと制裁されてました。
母親がふしだらな生活をして我が子に嘘を強要し家事を押し付けてたのを見かねて先生などに相談するように薦めていた少年が流された時も三藁と山童ときくりは「君は心配しているふりして野次馬根性でクビを突っ込んでるだけだ」とか言って標的者責めまくりでした。彼はそんな考えではなかったように思えるんですけどね。

二期での「絆」「沈黙のまなざし」での一目連、「黒の轍」「この国のために」での輪入道、「悪女志願」での骨女のような標的者もしくは依頼者を気遣った優しさや人情味はどこかに行ってしまってましたね。そこだけが残念でした {/netabare}

蛇足その6
三期ではとにかく地獄流しで理解に苦しむような「奇妙な動機」の話しが多いです。
むしろ、いかに変な動機で地獄流しが行われるかが主眼みたいなもので、
三期の監督であり原作者のわたなべひろしさんの考えが反映されてます。
わたなべさんは地獄少女のテーマは「理不尽」「不条理」であるとも言っていて、一期、二期の「勧善懲悪(依頼者も流されるとはいえ)」中心な物語とはかなりニュアンスが違っています。

例えば二話で「電気屋の亭主が妻を虐待していて、少年が善意から亭主を地獄流ししたあとに電気屋の妻が失踪した理由」を聞いた時は驚いたものです。
理由{netabare} 電気屋夫婦は実はSM関係にあり、電気屋の奥さんは激しい虐待を受けながらも実は夫を愛していたため夫が消えた悲しみで失踪した {/netabare}

さらに最近、その魅力を発見したのは「兎と亀」という回です。
とにかく酷いデンパ動機と、大した落ち度もない標的者に対する、屈辱的とも言える地獄コントの制裁に戦慄しました。
おとなしくてスローモーな依頼者の性格にも恐怖を感じました。「こんな子がこんな残忍な事をするなんて」と思いました。
平常回では兄貴やスペシャルレディオをも抑えて最高傑作かもしれません。
とにかく動機があとで聞いた時に驚きました。
動機{netabare} 兄が「大きくなったらお前を俺のお嫁さんにしてやる」 という約束を忘れていたから{/netabare}

「うつせみ」という回も驚きでした。
驚いた理由{netabare} 誰もがモンベア婆さんが元凶でを流されると予想されてたのに意外な黒幕と元凶が居てそちらが流された{/netabare}

「華と月」という回は異色回。
理由{netabare} 双子のどちらがどちらを流したか最後まで明かされなかった。どちらが流したか想像する事で物語の構図が大きく変わる{/netabare}

三期の舞台について
{netabare}「ゆずきは幻を見せられていた」そうですが、三期の賽河原 市であった地獄流しや事件に関しては全て本当にあった話しなのは間違いないでしょうね。ゆずきと関係のない場所や状況や人間関係で起こった話しが多すぎですし、
ここからは私の推測ですが、ゆずきは自分が幽霊だという事を他人に認識させない能力を持っていたのだと思われます。ただその力が終盤に失われていったという事でしょうか?{/netabare}

追加
不思議なもので、四期を見終わったあとはそれまで一番評判が悪かった三期が大好きになってしまいました。
① 理不尽・不条理ストーリー&動機、依頼人はデンパばかり
② 地獄コントがパワーアップ、ターゲットが善人だろうと同情できる人物だろうとかまわずフルボッコの理不尽さ
③ ゆずきが魅力的、前半は体からあいが出てきて、後半は地獄流し阻止に努力しようとし、最後に地獄少女になって暴走する
④ 出来の良いサイドストーリーのPS2ゲーム、地獄少女澪縁がある

今では一番嫌いだった、三期が一番好きになってしまいました。

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あと、よろしかったら、私の一期、二期、四期のレビューも読んでおいてください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

64.9 58 2008年度アニメランキング58位
鉄腕バーディー DECODE(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (302)
1705人が棚に入れました
謎の古代兵器「リュンカ」の強奪犯を追って未開の惑星、地球にやってきた連邦警察のアルタ人女性捜査官バーディー・シフォン=アルティラは、犯人を探し出すためグラビアアイドル有田しおんとして活動していた。そしてついに犯人を探し出すが、追いつめる中で誤って地球人の高校生千川つとむを殺してしまう。地球よりも進んだ連邦の技術を使ってつとむの体は修復されることとなるが修復には時間が必要であり、その間の措置としてつとむの意識はバーディーの体に移され、バーディーとつとむは1つの体に2人の意識が存在する「二心同体」となる。その後なんとか犯人を倒したバーディーであったが、その代償として長年のバディ(相棒)であったロボットのテュートを失い、リュンカの手がかりも失う。

声優・キャラクター
千葉紗子、入野自由、伊藤かな恵、藤原啓治、坂本真綾、鈴村健一、名塚佳織、石塚運昇、青山穣、若本規夫

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ざーんねん、私には効かないよ?でも、痛いんだからねっ!

ゆうきまさみ 原作、赤根和樹 監督、りょーちも キャラデザ

やっぱり つよいおなごが観たくて…

全身にシール貼っただけ?みたいな半裸な衣装が、身軽なような落ち着かないような宇宙人のバーディ姐さん。
意に返さないのんきなお姉さん声が素敵です。
普段は地球人として芸能活動。
とあることから、高校生と身体を同居させての、入れ替わり立ち替わりな生活を送ることに。

二人二脚なバーディたちが宇宙人の暗躍する事件を追う一方…
事故で一命をとりとめたクラスメイトの女の子には、ヒタヒタと異変が食い込みつつあった…


バーディは強いけど、マイペースでソフトな感じですね。超速な働きで動けるわりには、性格があんまり生き急いでないというか。
ビール缶差し出されると、ンぐぐ、じゃあ予定あったけどいただいちゃおっかなー、とか、地球の風呂は最高じゃあ〜、と入浴時は必ず身体を交代させたり。
主人公くんもソフトで…
不思議な組み合わせです。
恋愛関係ではなく保護者でもなく、姉弟?より他人行儀で、友達ほど共通項もない、不思議な同居人。
二人揃うとアッサリ草食な感じなので、周りのキャラがワイワイ絡んでいじってくれた方が活気付く。

高校生たちがくんずほぐれつ廃墟探索の合宿に行くところなどワクワクしてしまいます。


バーディたち捜査官、
やたらと人形を並べてなにやら研究している地球人たち、
トリックスターめいた神出鬼没な宇宙人、
和気藹々と冒険を企む高校生たち、
うだつの上がらないジャーナリストのOB、
…各々の立場で追っていたエピソードが、中盤から次第に重なり合っていく様子には、先を観たい欲求を次々刺激されました。
いかにも少年漫画的なオーソドックスな侵略もののお話だとは思うんですが、謎をつま弾くエピソードの配置や、少女に思いを懸ける主人公の様子、バーディが主人公を配慮しようとする心の動きが丁寧で。

アクションシーンは、バーディとマリオネットとの闘いに観入りました。
ゴスロリ服がずるむけになって童女なマネキン素体があらわになったり…髪引きちぎったり背骨から叩きつけたりして、ぎったんぎったんなキャットファイト。


11話にさしかかって、主人公の逃避行が可愛く切なくて、もっと観ていたかったのに…展開が早かったです。
なかなか、あと味ほろ苦爽やかな青春なお話でありました。

バーディの乗る、イルカ型宇宙船の動きと音がキュートでした。


引き続き二期もみてみます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

無難に面白い。

内容としては、宇宙捜査官バーディーと地球人の高校生つとむが、
とある事情から、二心同体の共同生活を送る事になるってお話。
SFアクション+恋愛って感じの作品。全13話です。

ストーリーは、複雑な話とか特に無くて分かりやすい内容でした。
まぁ単純で展開読めるけど、手堅い感じで良かったと思いますw

最終話もキレイな終わり方だったし、1クールで結構まとまってましたしね。
全体的にしっかりした感じなので、安心して見れる作品だと思います。

内容的にも軽めで見やすいで、興味のある方は見てみても良いと思いますw

個人的には、1期より2期の方がシリアスな場面が多くて面白かったので、
1期楽しめた人には2期もオススメです!!

{netabare}
ただ、直接的な描写は無いけど、かなり人死んでるんですよね...
人がいっぱい死んでるのに、そこ放置で終わるのかな!?なんのフォローも無いのかな!?
って思ったんですが、2期見るとストーリーにしっかり反映されてるんですね。
なんか少し安心しましたw{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロい宇宙人の女性特務官と二心同体 でも萌えよりSF 優等生アニメ

2008年に放送されたゆうきまさみ原作のSFアニメ 2度目のアニメ化となる

1度目はマッドハウス制作川尻義昭監督のOVA全4話で、当時発表されていたゆうきまさみのコミックに準じた内容
今回はA-1Pictures制作 「天空のエスカフローネ」や「ノエイン」の赤根和樹が監督
10年以上の月日が経ったことで、声優をはじめスタッフはすべて変わっている
DECODEのストーリーはアニメオリジナルで、赤根などの制作側が提案し、ゆうきまさみと協議で決定した
このため、アニメは2期制作完結ストーリーとなった

A-1Picturesは2005年に設立した新興アニメ制作会社で、「おおきく振りかぶって」が好評ではあったが、この時点では模索中であり、この鉄腕バーディの制作がその後のありようの決め手になったと思われる

さて、このストーリーであるが女性型宇宙人との二心同体を余儀なくされた、主人公「千川つとむ」が星間規模の事件に巻き込まれていくというもので、エロい女性に変身するのだが、らんま1/2のようなギャグ、または心と性の揺れを期待すると肩透かしを食らう これは普通のSF冒険活劇として認識するべきもの 女性の時は主に宇宙人側の意識
多少は女体化エロ展開もあるが非常にノンケであまり深い意味もない

OVDと比べてもオリジナルストーリーは成功したと言え、宇宙を感じられる良質なSFストーリーとして破たんもなく、男女ともに楽しめる作品になったと思う
A-1の作画技術はこの時点でほぼ完成したと思っている

一期のラストは原作ではありえないような盛り上がりをして相当楽しめると思う 多少のSF知識は必要かもしれないが難解な作品ではない

未見の人はリストにどうぞと言う感じです  

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

64.8 59 2008年度アニメランキング59位
今日の5の2(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (442)
2685人が棚に入れました
とある小学校のクラスを舞台に、主人公・佐藤リョータとその周囲の男子や女子の学校生活を描く。主人公は女の子のことや性的なことにはまったくと言っていいほど関心がないのだが、毎回何かしらエッチなアクシデントに巻き込まれてしまう。さわやかで可愛らしい絵柄を基調に、シリアスでくどい絵が時折割り込むのがこの作品の特徴。

声優・キャラクター
小林ゆう、下田麻美、MAKO、明坂聡美、阿澄佳奈、本多陽子、山戸めぐみ、高垣彩陽

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

さ~て、今日の5の2は…?お、給食にプリンが出るようです♪

「みなみけ」でおなじみ、
桜庭コハルさん原作の漫画がアニメ化した作品です。

みなみけが大好きなので、こちらも気になっていたんですよね♪

「みなみけ」と比べるとすべてにおいてかなり下回りますが、

これはこれで、小学生の日常をのほほんと楽しむことができました。

全13話です。


● ストーリー
タイトルの通り、とある小学校の5年2組の子どもたちが主役。

学校、放課後など、あらゆる場面での小学生の日常が描かれています。

内容はコメディ。小学生らしいラッキースケベもあります。


オリジナルエピソードは、スタッフの体験談を元にしているなど、

小学5年生のおもしろおかしい日常を、
”日常”という雰囲気を大切にして描かれています。

なのでものすごくおもしろかったり、ハチャメチャなことはしていません。

私は小学生の全力でアホなところが大好きなので楽しめましたが、

ギャグや全力の笑いを求めている人には、物足りないと思います。

同じようなネタや展開も多いので、
実は私も途中で観続けるの辛くなっていましたww

1話が4話ほどの短編で構成されているので、
休み休みでなんとか観れた感じかな^^;


主役が小学5年生というのが個人的には気に入っていて。

昔塾でバイトしていたこともあり、
子どもの発達段階はよくわかっているつもりなのですが、

5年生は純粋におバカな子どもの最高点だと思っています。

6年生だとややこしいこと考えたり下ネタ覚えてきたりで
ややげんなりするんですよねww

この作品では等身大の5年生が描かれています。

男の子はスーパーボールをどちらが高く飛ばせるか!で熱くなったり、
掃除の時間に真剣にほうきでエアギターやったりww

女の子は「男子ってほんとお子ちゃまよねー。」なんて言いながら、
男の子のやんちゃに巻き込まれて怒ったり。

と思ったら、やっぱり女の子最強wwだったりww

やっぱ小学生楽しいわ♪と思わせてくれるエピソードがたくさんでした^^


私の1番お気に入りのエピソードは、
チカちゃんとリョータの幼馴染コンビです。

小学生の純愛がこんなにきらきらしているものだとは…!

普通の恋愛とは違う。初々しさとも違う。なんだかとてもきれいなの。

そして無自覚なのがまたかわいかったり♪

最終話のチカちゃんが可愛すぎてたまらなかった…!チカちゃん大好き。


● キャラクター
1人1人のキャラが濃いわけではありません。

”子どもらしさ”が大切にされたキャラが多かったように思います。

1人1人は目立たないけれど、

キャラ同士の絡みでエピソードが膨らんでいく。

男の子エピソードでは全力でバカやってるし(それがすごく楽しそう♪)、

女の子エピソードは「ああ、女の子って確かにこんなんだったな。」と
自分の子どもの頃を振り返って懐かしくなったり。

男の子と女の子両方が絡むエピソードも自然で、かわいかったなあ♪

男女仲が良くて、いいクラスだと思いました^^


● 音楽
OP、ED共に出演声優さん達によるユニット(Friends)が歌っています。

EDは作中の季節が変わるごとに変わっていました。

特に印象に残った曲はないかな…。

悪くはありませんが、作品の雰囲気には合っていないように感じました^^;


● まとめ
おもしろかった?と聞かれると微妙なところなのですが、

5年生の子どもたちがわいわいしているところは嫌いではありませんでした。

小学生いいな。悩み事もあるだろうけれど、純粋に楽しそうです。笑

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

つい最近の思い出・・・それで許して^^

原作は既読で視聴

原作は「みなみけ」でおなじみの桜庭こはるさんです

タイトルの「5の2」は小学5年生の2組ということで
小学5年生の日常を描いた作品です

主人公の「佐藤リョータ」(さとうりょーた)くんと
りょうたくんの幼なじみ「小泉チカ」(こいずみちか)ちゃんがメインですが
個性的なクラスメイトが揃っていて
お話のメインになるキャラが毎回のように変わります

キャラデザインは少々というか
かなりラフな印象を受けるのですが
個人的にはそれほど気になりませんでした

むしろ「シリアス顔」が効果的に出されて
登場人物の心理描写の演出に一役買ってます


小学5年生の「子供」のお話ということで
なんだか中途半端な年頃ですが
なぜか
そんな中途半端な心理に共感してしまいます

ちょっと笑えて
ちょっとラブで
ちょっと考えさせられて
ちょっとHぃ
小学5年生のありきたりの日常
そして
小学5年生という微妙な年代
友達との交流や異性に対する感覚がとてもあやふやな年齢の心理なんかが
意外とリアルに描写されてます


どうしようもないくらい普通のお話で
観る人によってはすぐに飽きてしまうような内容ですが
個人的には
懐かしい感じがして
とても楽しめました

学校では
保健室や図書室
給食時間や体育の時間

学校の外では
駄菓子屋や公園

スカートめくりや
男の子グループと女の子グループの争い事や
他愛のない噂話など

いろいろなエピソードで
「あ~あるある」って子供のころを思い出しながら観てました


お話自体はそんなに深い内容ではないのですが
エピソードが自分の小学生時代の経験に被ることが多くて
それだけで
作品の中に引き込まれる感じです


そして
特筆すべきは
EDテーマ曲

1話~3話「secret base 〜君がくれたもの〜」
4話~5話「大爆発 NO.1」
6話「夏祭り」

secret baseと大爆発は「ZONE」
夏祭りは「JITTERIN'JIN」と
若い頃よく聴いていた思い出の曲です

唄っているのは出演されている声優さんで組まれたユニットの「Friends」(フレンズ)

曲を聴くたびに
否応無しにテンションが上がりました

secret baseは「あの花」で
最近では
夏祭りが「私モテ」で流れてましたね


評価はあまり高くないみたいですが
個人的には高評価な作品でした

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

皆の評価は低めだけど私はこれ好きです♡

みなみけ好きの私としては同じ作者のこの作品もハズせないワケで・・・

みなみけを観た後これを観ると物足りなさがあるのかしら??
私はみなみけにハマり数回視聴した後
この作品を観たんだけど、全然楽しめましたよ❀
たまに出るシュール顔w
そして爆笑とまではいかなくても
〝そーそーそーなのよっ!分かる分かるっw〟って笑いw
これだけで十分だと思うのは私だけでしょうか??w

小学生が中心のアニメなので萌え要素は少ないですが
私の小学校時代にもあった(した)事が沢山出てきて
懐かしさに浸りながら楽しめました♡

{netabare} 牛乳一気飲み対決とか
デザートをかけての対決とか
クラスの皆には内緒でデートとかw {/netabare}

スレた大人に成長した皆さん、このアニメを観て一度童心に返ってみるのもいいかもしれませんよw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.6 60 2008年度アニメランキング60位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
2252人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だたのラブコメだと侮るなかれっ!!

皆の評価見てたら断念したとかあったから正直なめてましたw
ただの金持ちと鈍感女のドタバタラブコメなんだと。


でもねっ個人的にはこのアニメ面白かった♡
いや・・・面白いというかすごくよかった♡♡♡

全24話なんだけど、ラストまで観ているうちに
沢山の感情を私に与えてくれた。

キュンキュン
ドキドキ
ハラハラ
ガッカリ
切ない
喜しい
ムカつく
哀しい
楽しい
そして大切なものを守りたいという気持ち。

SAのメンバー。そしてその周りの登場人物
それぞれにスポットを当てているのも素晴らしい☆
それぞれの感情に共感できました。

ラストちゃんとハッピーエンドで終わってくれたのもありがたい♡

沢山のキャラがいましたが個人的には八尋が好き^^

好きだから守りたいんだ。悲しい思いはさせたくない。
その為には僕が悪役になってやる。
不器用だけどすごく優しくていい子なのよ(ρд<。)

もう続き出ないのかしら・・・皆の今後をまだまだ見守っていきたい気持ちにさせてくれたアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

笑ったり、ケンカしたり・・それでも僕等は仲良しこよし(´∀`*)ポッ

少女漫画原作と言う事で1話だけ観たんだけど、
あまりの酷さに断念したこの作品。
この酷さで2クール何すんだ?とか思ってましたが、
何だか知らんがまた観始めたら結構面白かったんですよw

1話だけだと、色々気に入らない事が多かったんですよね…
まず、私サリーちゃん脚の作画って好きじゃないんです (´・ω・`)
あ、サリーちゃん脚ってのは脚に一切くびれがない事ねw
最近観たのだと、ホスト部もそうだったな。
あと、映像自体はキレイだけど、作画が若干古臭さくて最初はダメでした。
きわめつけは、私が最も苦手とする
主人公の女の子が真っ直ぐで鈍感過ぎな、ウザキャラパターン。

ストーリーをさらっと説明すると、
そのウザキャラ主人公・光と、幼馴染の彗は小さな頃からライバルで、
光は彗には一度も勝った事がなくて、高校生になってからも
小さい頃と変わらない日々が続いてたけど、
成長するにつれ、お互いを違う意味で意識し始めた2人を中心としたスペシャルエークラス、
通称=S・Aのドタバタラブコメディー☆
S・Aとは、学年1位から7位までの生徒だけが入れる特別なクラス。
なので、他のメンバー個々の話もあり、それがあるからこそ面白かったと言えますw

いやぁ、個人的に彗役の福山潤様のクールボイスと、
宙役の下野紘様のおバカキャラと、
八尋役の谷山紀章様のSキャラがツボでしたねぇ!
で、S・A男子(福山さん、下野さん、堀江さん・代永さん)
で歌う後半のOPが最高に好きだった(・∀・)♪+.゚
何だか下野さんが一番上手く美声に聴こえたのは、
manaが勝手に耳で補正したからかもしれませんw

まぁ、あんまり次が気になる内容でもありませんが、
いつの間にかキャラに愛着が沸いちゃって、次々観てました!
最後もキレイにまとまってて、王道パターンなんで、安心して観れる作品だと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

64.4 61 2008年度アニメランキング61位
のらみみ2(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (14)
79人が棚に入れました
『のらみみ2』は、「のらみみ」の第2期シリーズ。
かつて誰もが憧れた「居候キャラクター」。生活を共にし、日常を愉快に演出してくれる愛すべき異分子??そんな居候キャラが世間にあふれかえる時代のお話。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、白石稔、西村知道、半場友恵、中尾衣里、喜多村英梨、神代知衣

64.3 62 2008年度アニメランキング62位
隠の王(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (429)
3075人が棚に入れました
時は現代。そこには昔より存在する忍の世界=「隠の世」があった。隠の世が生んだ最大の秘術「森羅万象」を体内に刻まれた少年と、それを手に入れんとする者たち、そして彼を守らんとする忍達の戦いを描く。

声優・キャラクター
釘宮理恵、津田健次郎、斎賀みつき、諏訪部順一、浪川大輔、岡本信彦、藤村歩、中田譲治、日野聡、置鮎龍太郎

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

隠の王

小悪魔ショタ系。意外と悪くないではないかっ!
自分の中の新ジャンルを開拓された気がするww


隠の王(なばりのおう)は、漫画が原作、2008の春夏/2クール放送
“隠”=“忍”という意味で、現代を舞台にした忍の世界を描いた作品です。


総評として面白かったけれども
自分には目をつぶりたくなるシーンがあるのです!

それは、顔全体に文字がぶわ~っ!ってなる所…
同じ模様が羅列してるのを見ると気持ち悪くなるでしょう?
それと同じ感覚で、気持ち悪い~(>_<)と思ってしまいました。

あと、作画の色彩が暗くて気になる人には嫌かもしれません…

っと。それは置いておいて(笑)

自分がこのアニメの好きな所は、話のテンポが良い所っ♪
2クールで放送しただけって、
忍の世界や、難しい人間関係が理解しやすかったです。
ラストに“もやもや感”が残らない、完全燃焼できる作品でした
 
あ、あと。みはるの、悪魔の羽が出るシーン!
思わず笑ったり、きゅんってなった人も多いはず。
動画サイトに、そのシーンだけ集めたやつがUPされてるくらいですからw

その小悪魔主人公、六条壬晴(ろくじょうみはる)役の声優は
“釘宮理恵”さん

多数のアニメで活躍されてますが、
鋼の錬金術師では、エドの弟 アルフォンス役
ノラガミでは、かつての夜トの神器として登場した野良役でした。

女性でありながら、少年役ができるって…!!

少年を大人の男が守る設定なので
腐女子狙い?と感じるかもしれませんが、
これを機に、新ジャンル開拓しても良いのではw


このアニメが好きな方にオススメしたい作品。
▽モノクローム・ファクター
▽K
▽裏切りは僕の名前を知っている

興味があったら、ぜひ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「正しいとか間違ってるとかじゃなくて、そこにどんな気持ちがあったかが、一番大切なんだ。」

2010年まで「月刊Gファンタジー」で連載されていた漫画が原作のアニメ。

アニメは2008年に放送されていたためなのか、
原作とは異なる展開で物語が完結しているようです。

うーん、最後まで見たけど、
私とは相性がよくない作品でした^^;

全26話です。


● ストーリー
六条壬晴(ろくじょう みはる)は、
何事にも無関心な中学二年生の男の子。

彼の中には忍の秘術「森羅万象」が眠っているのだという。

現代でも忍の世界=“隠(なばり)の世”において忍者は活動しており、「森羅万象」を狙う者もいる。

「森羅万象」を巡る争いを断ちたいという雲平・帷・デュランダル(くもひら・とばり・デュランダル)は、壬晴を隠の王にするため、秘術を狙う忍者たちから壬晴を守ると誓う。


今まで何事にも無気力・無関心で生きていた少年が、
いきなり忍者たちの大きな争いに巻き込まれてしまうというお話。

壬晴自身には森羅万象が宿っていること以外の力はありません。
森羅万象もまだ眠っている状態なので、壬晴には使えません。

そんな少年が殺生の覚悟を持つ者たちの世界に引き込まれる。

壬晴からすれば、望んでもいない大きな力のせいで巻き込まれて、迷惑この上ないです。笑

そんな壬晴に転機が訪れるのは、
宵風(よいて)と呼ばれる少年との出会い。

彼は禁術「気羅(きら)」使いの忍者で、
己の命を削って放つ強い力を操る強敵。
そして、心には深い闇を抱えている様子。

宵風の願いを叶えたいと思う壬晴は、
森羅万象を使えるようになりたいと、
自ら隠の世に深く関わっていくようになります。

森羅万象を巡る争いは、
しっかり描かれていたように思います。

森羅万象の力を呼び起こすヒントを得るために、
それぞれの忍の里が持つ禁術を集めるというのは面白いなと思ったし、

禁術をめぐって争ったり、
いろいろな忍と出会ったりする展開を楽しめました。

無情なシーンもありますが、
忍の厳しい世界を描くうえでは仕方がないでしょう。


私がこの作品と合わないなと思ったのは、
主人公の壬晴と、もう一人の重要人物である宵風に対して、
共感も理解もできなかったということです。

自分の願いのために行動する宵風と、
宵風のためにと行動する壬晴。

二人が自分たちのために行動を起こすところまでは理解できるのですが、
理解できないのは、二人のために力になろうとする周りの行動。

みんなはなぜ壬晴のために、
時には危険を顧みず、命をかけてまで行動するのか?

誰かのために必死に頑張っている少年に対して力を貸そう、なら理解できなくもないし、

「友達を放っておけないよ」という崇高な気持ちからの行動ならと理解しようともしましたが、

結果、二人の勝手な行動のために命を落とす人だって少なくなくて、
周りの人が必死になって命をかけるほどのことを二人がしているとも感じられなくて。

二人が力を貸してほしいと願っていたり、
周りと協力したいと思っているならまだしも、

壬晴も宵風も周りへの風当たりは決して優しいものではなく、
むしろほとんどが突き放すようなもので、
都合のいい時だけ頼るような素振りを見せているのに、

周りの人は、時には怒ってケンカ別れになったとしても、
次に会うときには何事もなかったかのように普通にしていたりと、

忠実に二人のためだけに行動するキャラには、
違和感しか感じませんでした。

雷鳴(らいめい)なんかは特に顕著でしたよね。
雷鳴がいい子だからなのかもしれないけど…
忠実すぎて、ちょっと怖くもありました^^;

もちろん、自分の考えや目的と合致するから二人に力を貸すんだというキャラもいて、それは受け入れられたのですが…。


《 宵風の人生 》

宵風は辛い生い立ちであった。

それはずっと感じられることで、
だからこそ命を削る術をも受け入れた。

宵風が使う気羅というのは、
内側から相手の体を破壊する恐ろしい術で、
その術によってたくさんの人を殺してきた。

彼にまつわる物語は、原作とは異なる展開であるようですが、
私にはどうも受け入れられなくて。

最終回はきれいな終わり方だなー、いい終わり方だなーと感じさせたかったのかもしれませんが、

これまでたくさんの人を殺していて、それは決して許されることではないのだから、なかったことにしてはだめでしょう。

罪を背負い続けて苦しめとはいいませんが、
宵風の人生を美しいものとして描いてはいけないと思うんだよな。

ここが気持ち悪くて…。
受け入れられませんでしたし、感動もしませんでした。

それとも、忍の世界で殺した殺されたを考えること自体がナンセンスなのかしら。


● キャラクター
壬晴、宵風に続いてもう一人、
私のもやもやを加速させているのが、雲平先生です。

「壬晴を守る」とかっこよく登場しておきながら、
終始うじうじしていた先生にイライラです。笑

過去にあった出来事を考えると理解できなくもないですが、
ぱっとした活躍もなくて、なんだかなー…でした^^;


このメインキャラである3人を理解できなかったことが、
私がこの作品が受け入れがたいと感じた根源です。

反対に他のキャラは魅力的で、

性格がまっすぐすぎる金髪ツインテールの清水雷鳴(しみず らいめい)やその兄・雷光(らいこう)は私のお気に入り^^


● 音楽
【 OP「CRAWL」/ VELTPUNCH 】

かっこいいOPですね。

なんだかお手本のようなアニメーションだな…と思いながら見てました。笑


【 前半ED「HIKARI」/ ELISA 】
【 後半ED「あるがまま」/ アナム&マキ 】

どちらもしっとり感動系なEDです。

前半EDの方が切なくて、後半EDは少し温かさが感じられます。

物語の進行に合わせての変化なのかな。


● まとめ
物語の中心となる森羅万象という力は、
結局何だったのかよくわからないままでした。笑

それなのに、森羅万象に振り回され続けたキャラクターたち。

強大な力は存在するだけで争いを生むのですね。

26話見ましたが、
積み重なった重みはあまり感じませんでした。

あらゆる出来事を通して人物の内面は変わったんだなというのは感じますが。

結局、壬晴と宵風に振り回されただけのような気がします^^;
キャラに共感したり好きになったり応援したい気持ちになったりしなかったなあ。

物語全体の流れは悪くなかったけれど、
作品への愛着は残念ながら持てませんでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

思春期のシンパシー

現代に生きる忍を描いた作品なんだけど、アクションものとしてはエンタメ性はやや薄目。
ケレン味もなければストイックでもないし、そもそもスクエニ系の女性向きな要素を多分に含んでる時点でアレなんだけど、ともかくアクション主体で見るべきではありません。作画も悪くはないけど迫力不足。

本作の90%は思春期の青臭くも繊細な心で出来ています。
おそらく作者さんはとてもナイーブな方なんでしょう、奈須きのこ氏とは少し違う方向性だけど、ストレートに作風に反映されているように思います。
壬春と宵風の関係性に共感出来る部分があれば、良い作品に映ると思います。
個人的に面白いかと言われれば微妙なんですが、この一点に関してだけ言えば良かったんじゃないかと思います、はい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

64.0 63 2008年度アニメランキング63位
ギャグマンガ日和3(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (206)
1259人が棚に入れました
原作コミックスが累計270万部突破!「ジャンプスクエア」にて連載中の異色ギャグアニメーション!
1話5分のシュールで早口なショートギャグ!さらに パワーアップした第3弾!
あいつらが・・・あいつらがまた帰ってきちゃった!!

まぱお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ぎゃっ!!ぐまんが日和~♪

面白いです。オープニングハマります。
 しかし、つぼが低い人(僕の様にww)ではないと白ける可能性があります。面白い回とそうではない回があるので、興味がある人は見てほしいと思おいます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

モヤモヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

待望の3期 

お約束のキャラが多数いるので1期をまだ見ていない人は1期から見ることをお勧めします。

作画や声優のゆるさ加減がギャグマンガ日和にマッチして文句のつけようがありません。

ギャグが合わない回もあるしツボに入る回もあると思います。1話5分で完結するので、テンポ良く視聴できるのがいいですよ。

最後に
私はサムネのパンツを被った男の回が死ぬほど好きです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

いりあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

テンポがいい!

マンガの面白さに気づけない方でも絶対笑えるはず!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

64.0 63 2008年度アニメランキング63位
キャシャーン Sins(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (66)
382人が棚に入れました
荒廃した世界にて、長い眠りから目覚めたキャシャーン。目覚める前の記憶を失っていた彼は、何故か襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶を取り戻さんとする。荒野をさすらうキャシャーンは、やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った“罪”を知ることになるのだった……。

声優・キャラクター
古谷徹、宮原永海、皆口裕子、チョー、矢島晶子、森川智之、小山茉美、内海賢二

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

雰囲気だけで御飯3杯はイケる?!傑出したダークな世界観

【レビューNo.100】(初回登録:2023/12/24)
オリジナルアニメで2008年作品。全24話。
「レビュー100本記念」はこれでいきたいなと。
他のレビュアーさんとやりとりして、昭和のアニメ「ガッチャマン」や「キャ
シャーン」を知らない世代に軽くショックを受けたので。
(冷静に考えるとウチの娘たちも絶対知らんわwww)
なので、その辺りのアニメも取り上げてみようと。
とはいえ、今更昭和の作品そのものを取り上げるものいかがなものかと思い、
平成にカムバックしていた本作を紹介しようと。

(ストーリー)
長い眠りから目覚めるも、それ以前の記憶を失っていたキャシャーン。
しかしその間にロボットを含む全世界は「滅び」が進む荒廃した世界へと変わ
ってしまっていた。
「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」
そんな噂に群がり、キャシャーンに襲い掛かってくる「滅び」に冒されたロボ
ット達。そして
「お前が犯した『罪』を思い出すまで許さない!!」
と、キャシャーンに付きまとう女ロボットのリューズ。
荒野をさすらうキャシャーンは、襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶
を取り戻さんとする。やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った
「罪」 を知ることになるのだった。
※ロボットの「滅び」
 → 体中に錆が発生し、部品交換も適わず朽ち果てていく現象。
   (それまで不死身に存在だったロボットに訪れた「死」という概念)

(評 価)
・昭和の名作を大人向けに見事にブラッシュアップ
 ・「キャシャーン」は昭和アニメで、ブライキング・ボス率いる「アンドロ
  軍団」に立ち向かうべく、東博士の息子の鉄也が「新造人間キャシャーン」 
  となり、人類を守るために戦う子供向けのヒーローもので、私も子供の頃
  お世話になった作品です。
 ・その「キャシャーン」から、主要キャラや終末期という世界観を引き継ぎ
  ながらも、単純な「懲悪もの」から「死生観」や「罪」といった哲学的な
  要素を取り入れ、大人向けにストーリーを一新したものが本作になります。
 ・主要キャラも前作から下記のように変更。
  ・キャシャーン
   悪を倒すヒーロー
   → 記憶を失った放浪者。唯一「滅び」から逃れた「不死身」の存在
  ・ルナ
   キャシャーンの相棒(ヒロイン的存在)
   → 他者に「生」と「死」を与える力を持つ存在
  ・ライキング・ボス
   アンドロイド軍団を率いる悪玉ボス
   → 狂言回し的な存在。(「滅び」のきっかけを作った張本人ではある)
  あと前作のような変身機能はないですが、ロボット犬フレンダーも引き続
  き登場するのは嬉しいですね。

・誉め言葉としての「雰囲気アニメ」
 元々キャシャーンは前作から、
 「終末感漂う荒廃した世界で繰り広げられるシリアスなストーリー展開」
 というダークさが漂う作品ではあるのですが(一応子供向けだったので強く
 は押し出してはいないですが)、本作では上述に加え
 ・「滅び」という「死」の概念が蔓延した鬱々とした空気感
  またそれから逃れられないという閉塞感やぺシニズム
 ・キャシャーンが犯したとされる「罪」という十字架の重さ
 ・大人向けの辛口な演出
 ということで、重厚でダークな世界観がホントたまらない!!
 そしてすべてを明確に語らず、ミステリアスな余韻が残る演出も相まって、
 本作が纏う「傑出した雰囲気」を創り出してるって感じですね。
 この雰囲気を味わうだけでも、本作を視聴する価値はあると思います。 

・秀逸なメカデザインと戦闘シーン
 前作から引き継いだ戦闘用量産型ロボットに加え、ならず者(?)のロボッ
 トのメカデザインはどこかレトロ感がありホントに秀逸です。
 また戦闘シーンでキャシャーンに破壊される際の部品が飛び散る作画や金属
 音など、メカ好きには堪らない描写も多いです。
 それにキャシャーンと同タイプで同等の戦闘能力を有するライバルキャラも
 登場しますが、この辺りの戦闘シーンスピード感や迫力があり熱の籠ったも
 のに仕上がっています。
 人間タイプのロボットも登場しますが、幼女のリンゴ以外はどこかにロボッ
 トと分かるデザインがなされており、それでいて人間らしい感情のセリフを
 吐き出したりとギャップも上手く作用しています。

・「生」と「死」を扱った割と重い作品
 前作が「懲悪的ロボットバトルモノ」ということもあり、そういう描写が多
 いですが、本作の本質は「滅び」というロボットに訪れた「死」の概念がも
 たらす、各ロボットの「死生観」にあります。
 ・「死」から逃れるためあがく者
 ・「死」受け入れる者、そしてそれにより気付きを得た者
  → 「他者と限りある時間を過ごすのが愛おしい」と感じる恋愛感情っぽ
     いもの
  → 「死があってこそ生がある」という生きている実感etc…
 しかし一度は死を受け入れたものの、キャシャーンという「蜘蛛の糸」が目
 の前に現れた時その者は・・・といった結構エグイ描写もあり「生」と「死」
 というテーマに対し、ロボット達は様々な答えをみせてくれます。
 そしてそれと対比しての「不死身」の存在となったキャシャーンの苦悩。
 
 またテーマから少しそれますが「ロボット軍団」を率いて一時頂点に立って
 いたライキング・ボスが目指した世界とは・・・
 哲学的な要素を含む面白い作品に仕上がっていると思います。

昭和の「ヒーローもの」だった子供向けだった作品を、「大人だからこそ楽し
める」作品にブラッシュアップしてきたタツノコプロの手腕は賞賛に値すると
思います。それに何といっても傑出したダークな世界観!!
それをしっかり24話で魅せてくれるという・・・
もう15年位前の作品となりますが、今なお十分楽しめる作品だと思います。

あとOP「青い花/カラーボトル」はかなりの名曲です。
(私の記憶が確かなら多分最後に買ったCDになるかな)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

鉄のあくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私がアニメにハマるきっかけとなった作品!

実写映画の「CASSHERN」のファンだった私は、この作品で初めてアニメを1話から最終話まで完走しました。
今思えば、これがきっかけでアニメを観るようになっていました。

基本的に「もうダメだ」ってくらい退廃的な世界の中で、主人公キャシャーンが小さな"生きようとする力"と出会っていき、自分の為すべきことを模索していく物語。

原作のキャシャーンを知っている人からすると「なんでキャシャーンを名乗る必要があったのか」というくらい独自の世界観・ストーリーになっていて、リメイク版とは決して言い切れない感じなんですが、原作アニメから実写映画、そして今作に受け継がれる作風で、シリアスかつシンプルで強いメッセージ性のある作品に仕上がっていると思います。

今観かえしてみると、特別なにかに優れていた作品とは思いませんが、なぜか人を引き寄せる"覇気"があります。
これは観れば感じて頂けるはずです。

観ている方が少ないようですが、序盤だけ観ても面白いと思うので、時間があれば是非とも。
おすすめです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

ワタアメ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良いじゃん!きゃしゃーん

うーん・・・そうっバトルが派手でいいんすよ。キャシャーン見た事無かったんで見ようと思い結局全部見ましたが、まあやってやった感はありますよね。でも私はリメイクするよりかは、こういう方は良いと思いますけどね。まあ注目度は低めだったかもしれませんね
とにかく私は毎週何故か楽しみに見た事は事実なんです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

63.9 65 2008年度アニメランキング65位
H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (438)
2427人が棚に入れました
幼少期に母親と死別して以来、心に傷を負った少年 弘瀬琢磨は療養の為、亡き母の郷里に転校してきた彼は、そこで三人の少女に出会う。
他人との接触を、かたくなに避ける『小日向はやみ』。世話好きの学級委員長でありながら、どこかそそっかしい『神楽ひなた』。そして、自らを“時の音の妖精”と名乗る明るい少女『音羽』。
他にもいじめっ子の『田端ゆい』、ひとなつっこい『八雲はまじ』など、新しい出会いを経験しながら、琢磨は自身の心に負った傷を克服し、転校先に溶け込んでいこうとするが…。

声優・キャラクター
櫻井浩美、田中涼子、成瀬未亜、安田未央、榊原ゆい、小清水亜美
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ご都合主義の詰め合わせだが、最終話をどう解釈するかで評価される。

全12話 ゲーム原作
ジャンル:恋愛and主人公の成長物語

主人公・弘瀬は母の死によって視力を失い病気療養として田舎の村に越して、H2O(はやみ・ひなた、音羽)の三人と接することで成長してゆく物語。

閉鎖された村で疎まれタコ殴り、虐められるシーンはありますが、全て何事もなかったような結末に繋がり、発展性が無い話が多いです。
変えられぬ過去・無くした過去・変わる過去とストーリーのテーマとして観れますが、全体的に残念ですね。
憎しみに対する描写が薄くストーリーのテンポは悪いですが、終盤にかけてそれらが布石となっている理由も一応あります。
弘瀬とはやみの悲劇に浸り、ご都合主義と終わらせるか、美談とし超展開な部分も目につきますが、恋愛好きな方は観ると良いかもしれません。
私からは、あまりお勧めはできません。

感想{netabare}
全体的にご都合主義の塊みたいな作品ではあるが、設定を活かせていない。 恐らく改悪されすぎているのだろう。
「時ノ音の精霊」について掘り下げがないのが残念。
ほたるの絵本が形になった音羽の存在、明らかにひなただと確定でき死人が精霊として、最終的に精霊会議で転生。
その背景が不明の為はやみが生き返った、とぶち壊された感が否めないですが、12話踏切で明らかに轢かれていますよね? 生死不明ですが、死んでいるでしょう・・・だから、弘瀬にしか見えない精霊となった と解釈できます。
下手に蘇りみたいな描写をいれず終われば、叩かれる話しではないですが、印象にも残らない作品だったのではないでしょうか。

精霊の存在定義が曖昧すぎるので腑に落ちないことは確かですけどねw

個人的な解釈ですが、はやみが生き返ったような描写を入れた意図は

1話ナレーション・11話に繋がるハヤミ心の声
彼は神と供に歩いていた、砂浜には二人の足跡が残っている。
空がまばゆく光、足跡に彼の人生が映し出された。
嬉しかった時、幸せだった時、二つの足跡にそれらが映し出された。
しかし、彼がどうしょうもなく辛かった時、悲しすぎて泣き出してしまった時、苦しすぎて耐えられなかった時、足跡は一つしかなかった。
神よ私の嬉しかった時、楽しかった時、その全ての時にあなたは一緒に居てくれました。
それなのに私が一番傍に居て欲しい時に、なぜあなたは私を見捨てたのでしょうか。

12話 弘瀬の心の声
私の苦しかった時、楽しかった時、その全ての時にあなたは私と一緒にいてくれました。
それなのに私が一番傍に居て欲しい時になぜあなたは私を見捨てたのでしょうか。
神は男に言った私はいつもお前の傍にいるお前がどうしょうもなく辛くて悲しくて泣き出してしまった時、私はお前を背負って歩いたんだよ。
神を見つめ男は言った全てに感謝して・・・ありがとう。

と、これこそご都合主義のテンプレですが、音羽が言った精霊会議の判断なのではないでしょうか。
お互いの悲劇に神が救いの手を差し伸べたと考えます。
それが感動かご都合主義の見方だと感じます。

ほたるとわかってあっさり受け入れるクラスメイト描写
ゆいがあっさり許す描写
はまじの女装設定・ストーリー的に不要
12話の子分A・Bの謝罪、あさっり逮捕される神楽祖父etc
他にもありますが、限がないので終わります。

私も感動したかったぞ、音羽!
君は出来ないんじゃない、出来ないと思い込んでいるだけ。

長々と駄文を最後まで読んで頂きありがとうございます。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

繋がった想い。

感動でした!音楽もよかったし…
特にOPは個人的に気に入って、きっちり12回聴きました(笑)
BGMとか挿入歌も爽やかな雰囲気のものが多くて、全体的に結構GOODでした!

田舎の舞台の雰囲気と可愛いキャラの雰囲気がミスマッチな所があったけど、逆にそれもアリかな?って感じで良かったです。

さりげなく「遊び」を入れるのではなくて、途中ほぼ丸々1話使って制作者の「遊び」要素が入っていたので…最終回まで流れ良くって感じではなく…そこで少し評価が落ちますが…

それでも、最終回は泣けました。
一時はほんとどうなるかと思いましたよ…ちょっと涙ぐんでしまいました。
でも!最後はハッピーエンドで超鳥肌ものでした。

ほんとに、全てにおいて良い感じで終わった。
色々な疑いも、晴れて…よかった。

ただ、はやみが子分A,Bに何度もリンチにされていたのに、子分がただ謝っただけで何の罰も受けなかったのは、最終的にはやみが幸せになったにしても…個人的には心苦しい所でした。

そして、何と言っても忘れてはいけないのは「時ノ音の精霊」って要素ですね♪
これがあったからこそ、主人公とその周りの人物を段々と幸せな方向に導くと思ったら、苦しみのどん底に落とし、そして最後のどんでん返しで超ハッピーエンドに…
やっぱ、その落差は涙腺に効きます!!
人によってはこの要素で簡単に話を操作できちゃうから批判する人もいますが、個人的にはいい作り方だと思います。

ほんとに「いい話」なんで、是非見てもらいたい1本です♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10
ネタバレ

なぎぃぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

君は出来ないんじゃない。出来ないと思い込んでいるだけ。by音羽

タイトルの意味は極めて簡単で
はやみ、ひなた{netabare}ほたる{/netabare}音羽のメインヒロインから来ていますっ!
最初の目の見えない設定が凄くよかったんですがすぐ見えるようになり
なんだ…こんなもんかと思いました
原作ではもっと長いみたいですね;
しかしラストの方ではしっかりその意味も成されており、自然に泣いちゃってました;

ヒロインが村設定でよくある家系差別といった感じですが同情で泣かせてくるようなア二メではありません
終始先の読めない展開で楽しませてもらいましたっ!

opの片翼のイカロス
本編と歌詞がリンクしていて凄くいいです、EDのカザハネも大好きなアニソンの一曲っ!
やっぱり売れているエロゲーには訳あって凄いですね…原作もチェックしなきゃ

あっ!あと7、8話くらいかな?音羽が魔法少女みたいなふざけた展開みたいに思いますがしっかりとした伏線なのでしっかり観るべきですよっ!

音羽の死霊の盆踊り
知らない方は一度みてみようっwww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

63.9 65 2008年度アニメランキング65位
Mnemosyune -ムネモシュネの娘たち-(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (237)
1441人が棚に入れました
新宿に事務所を構える二人の女性、麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。彼女達を弄ぶようなエイポスの思惑と、天使との因縁に終わりはあるのか。

manabu3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

不老不死者をいたぶる、狂気のエログロアニメ

舞台は1990年~2055年。
不老不死の二人の女性が、時代を超えてとことん弄ばれる狂気のエログロアニメ。
主人公が「不老不死」の能力を生かして、活躍するグロアクションだったり、
主人公が「不老不死」の能力を生かされて、みんなで幾度となくなぶり殺されるエログロアニメだった。
終盤からは、不老不死の謎や、世界設定についての話が始まる。
神秘的な話で面白かったけど、急展開すぎたのと、説明不足で、いろいろ中途半端だった。
設定は面白かったのに、エロとグロに力を入れすぎたもったいない作品。
狂気さの表現は素晴らしかったと思う。

能登麻美子と釘宮理恵の喘ぎ声が聴けるのでファンの方には必見かも。
声優さんは頑張りました。
エロ、グロ、流血、拷問シーンがあるので、そういうのが好きな方はどうぞ。
構成は45分×6話。このアイディアは良かった。

不老不死の主人公と、時代を超えた人々の「死」や「別れ」を描いた、感傷的な作品を当初期待していたのに、まさか、「不老不死」という設定が、「死ぬことが出来ないのをいいことに、何度も何度もなぶり殺す」という狂気の表現のために使われるとは思いもしなかった・・・
不老不死は後付けの設定で、「不老不死なら色々いたぶっても死なないから好都合だ」という製作者側の意図が感じられる。
良い点もあった。例えば、アニメにおけるエロやグロを規制し自粛する意義はもちろんわかるけど、この作品を見て、そういった規制に左右されない表現方法は、創作や創造力の幅を広げるためには良いことだと思った。

いつまでも変わらない不老不死の主人公とは対照的に、
話数を重ね、時代が過ぎるごとに「老いていく仲間」と「発展していく社会」を見ていると、
とても感傷的な気分になった。
なんでだろう、「自分だけが取り残されてしまった」という感覚に感情移入するからだろうか。
それとも、アニメのキャラクターは老いない、という先入観からだろうか。
現実の話だけど、次々に建設されるマンションやチェーン店などによって姿を消していく、昔あったお店や原っぱや、古い街並みなどを見ても、そういうことを思う。

懐古主義者と不老不死者は、何だか似ている。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

NoName さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異質ではあるが

設定が魅力的で物語も良いのだが、エロやグロ表現は異質かつ強い為人を選ぶ。だが個人的には異質故に面白く感じ、作画も綺麗、登場人物達も特徴が強く、良いと思える部分が目立つ。また、設定を生かした時の流れを意識させる展開も素晴らしく、短いながらも充実した内容に纏まっていると思う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

時を経て存在する不死者、エログロアニメ

麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。
不死の謎、彼女たちを狙う存在・・・ミステリーな要素もあるエログロアニメ

無意味にエロイし無駄にバイオレンス。
そういうのが好きという類の人間しか楽しめないだろう
釘宮ボイスのエロイ声が聞けるというのも、ある意味ポイントでもあるw

話の内容はなかなか語るのが難しいのですが
不死者にまつわる事件が展開されていき、その謎が徐々に明らかにされていく感じ・・・
世界観はなかなかわかりづらいですが、まぁ途中までは結構面白そうな雰囲気ではある
終盤からはまぁなんというか・・・ぶっとんだ世界観になっていくので評価しづらい
やはりちょっとチープな設定に思えてしまう
この辺でも好みが分かれるところではあります。

主人公が不死者であるが故にずたずたにされたり拷問受けたりと
残酷なシーンがかなり目立ったのでそれはかなり鮮明に記憶に残ります
それが嫌なら見るべきではないです。
逆に言えばドSな人にはおすすめです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

63.9 65 2008年度アニメランキング65位
今日からマ王![第3シリーズ](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (130)
1062人が棚に入れました
村田を伴って眞魔国へ帰還した有利。だがいつもなら我先に迎えに出てくるギュンターの姿がない。有利の16歳の誕生日が既に過ぎていると聞いて祝いの準備に忙しいという。
魔族にとって16歳は大事な成人の歳、まして魔王の成人とあって国を挙げて盛大に祝うというのだが気乗りのしない有利には他にも気掛かりなことが…。
釈然としないまま成人の儀式に臨む有利だったがその儀式とは…!?

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

100話超えでも、長く愛される理由がある!

3シーズン完結!長かった…

100話超えwww
それでも愛される理由がたくさんあったなーと思います


魅力1.改善&安定
 最初の頃に比べると、作画はだいぶ良くなって
 声優さんは、相変わらず安定のうまさ(^_^)/

魅力2.キャラの変化
 “わがままプー”だったヴォルフラムは
 大人に成長して、かっこよくなったなーとw

魅力3.ストーリーの幅
 今回は、十貴族会議や他国との関係がメインでした!

魅力4.コメディの要素
 “眞王隠し”には笑わせてもらいました
 本当に眞王が眞王隠しをしてたら、カオスですねw
 あ、観た人にしかわかんないか(笑)
 お菊ギュンターもイチオシですね


お笑いも充実していながら
しっかりストーリーも進んでいたってことが
長く愛された最大の理由かな?と思います

最後までみて、第2シーズンが一番面白かった!


裏切られても、信じる
間違えてたら、意見する
皆の気持ちを大切にする
大切な人を守るために、自分が頑張る。

なかなかできないことだよね・・・
“正義” は強い!!!! そんなアニメでした~♪

豪華な声優陣なので、声優さん好きな方に
オススメしたいシリーズです\(^o^)/

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンタジーの王道とは言えないが

けっしてつまらなくも無い、が・・・

大きい世界観なのになぜか小さく見えてしまう
政治的な折り合いもなく流血シーンも無いからなのか・・・

しかしサードシーズンになって出てくるキャラはなかなかなもの
何を考えてるかわからない中性的な小シマロン王や、大賢者のクローン、それを生み出した女王など
最後まで楽しませてくれた

でもやっぱり子供向けのアニメなのかな・・・

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

ななろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちょっと残念

 第4シリーズが作られないのであれば、第2シリーズで完結した方がまだマシだった感を残し終わった第3シリーズでした。

 第2シリーズで一区切りが付き新しい展開が始まった第3シリーズ目でした。

 ただ実際観てみると、第3シリーズの本筋と思われる話から離れたおまけ的な話が多く含まれていて、これまでの第2シリーズの展開からのその場つなぎ感を感じてしてしまいました。

 第1シーズンと第2シーズンは、便宜上分かれてますが話自体は続き物の一つの作品で、さすが!NHKのアニメという感じで面白かったです。
 第2シリーズまでが面白かっただけに、第3シリーズの本筋と思われる話は完結しますが、見終わった後にその反動ですごく見劣りしてしまい残念でした。

 今後見る人には個人的に、第2シリーズまで見て、作られるか解らない第4シリーズが作られるのを確認してから見たほうが良いかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

63.6 68 2008年度アニメランキング68位
伯爵と妖精(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (244)
1555人が棚に入れました
妖精博士であるリディアは、父と共にイースターを過ごそうとロンドンへ向かう船の上で、伝説の青騎士伯爵を名乗ろうとしているエドガーと彼の従者たちに出会い、代々青騎士伯爵家に伝わるメロウの宝剣を手に入れるために手を貸して欲しいと依頼される。
その事件をきっかけにリディアはアシェンバート伯爵の顧問妖精博士としてエドガーたちと行動を共にするようになる。そして彼らの元で妖精がらみの事件を受けながら、次第にエドガーたちと敵対するプリンスという存在との事件に深く関わるようになる…。

声優・キャラクター
緑川光、水樹奈々、杉田智和、優希比呂、子安武人、神谷浩史、大原さやか、宮野真守、大川透、茶風林

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クサイ!クサイ!クサイ!クサ過ぎるよ、まったくもう(/ω\)ハズカシーィ

ラノベ原作、現在28巻を突破はした模様・・
なのに、アニメは1クール。まぁ、まとまる訳ないよねw

この作品のみどころは、妖精さんが見える主人公「リディア」が、
とある野望から妖精国の伯爵の地位を狙っている「エドガー」から依頼を受け、
その泥沼の騒動に巻き込まれていく・・のは表向きΣ(・ω・ノ)ノ
実は、エドガーのクサ過ぎる台詞の連発ではないのか?と思うmanaである(・∀・)ニヤニヤ
今までこんなにまでクサイ台詞を吐くキャラは観た事がないかも?
しかも、声が緑川光さんで、クサさが5割増(悪い意味ではないので、ご了承を!)
とりあえず(・∀・)ニヤニヤが止まりませんw違う意味のねww
次回はどんなクサイ台詞を吐いてくれるのかが楽しみで、次々観ちゃいましたw
あ、ちなみにリディア役は水樹奈々さん♪

おい!重要な中身の感想は?と思ったそこの君(ノ∀`)σ
え?誰もいない?まぁ、いいけどw
物語は、ラノベ原作によくあるパターンの説明不足、尺足らず。で、結果 中途半端。
設定自体は良かったので、2クールにしたら、もっと良作になったんじゃないかなって思います!
中身に集中出来ず、クサイ台詞を楽しみにしてる時点で、もう終わってるw
私的に、最終話の終わり方もまったくもって腑に落ちませんでした(´-ω-`)
上から目線に書きましたが、分かる人には分かる面白さがあると思います!
ただ、私の理解力の無さがこういう結果を招いただけなんで・・。

キャラデザは、すごく美しくてmana好みでした♫
舞台は19世紀イギリス。これまた衣装が可愛い(●´ω`●)ニマァ
黒◯事 程衣装に力は入ってませんでしたが、
妖精さんなどにカバーされ、すごく可愛い雰囲気になってますよ!
猫の妖精「ニコ」が猫なのに、紳士で二足歩行でナイスキャラです(*ゝω・)b

最後に・・何か画像が女子向け臭プンプンですが、(確かにタイトルにはピッタリな2人ですが・・)
リディアは女の子です!で、かわゆい妖精さんもたくさん出て来ます!
(みんな大好き、くぎゅうなロリ妖精さんも出て来ます!w)
確かに女子受けは良いみたいですが、
全然腐ってる訳ではないという事をお伝えして閉めたいと思います(*´∀`*)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

伯爵の口説き文句にお腹いっぱい~

最初の2~4話位までボーッと観てました。
伯爵は文句なしのイケメンなのですが、笑えるほど歯の浮くセリフの乱射で、ちょっとああいう男性は。。声優さんもお疲れ様だったと思います。

5話目でケルピーが出てきて、ちょっと心が浮き立ってきました♪
俺様で強引で乱暴、でも凹んだ時や困った時にはいつも助けてくれるケルピー様。
こんなステキな妖精(ドコが邪悪なんだろう?)に惚れられるリディアが羨ましいっス~3
私だったら迷わずさらっていただくのに。。

お話はケルピー登場から、中盤に至って面白くなってきます。
全話数が12話であることを考えると、ちょっと盛り上がってくるのが遅すぎるような気も。
そして終盤、いよいよ物語は核心に迫ってきたのに、ラスボスにも行き着かず終了。。後はウィキで補完しました。
長期連載のライトノベル小説が原作ですから、全25話でも足りない位なのかもしれません。

女子向けアニメにイケメンがいっぱいはお約束だけど、恥ずかしいセリフを乱射する伯爵よりも、ワキを固めるイケメン達の方が魅力的でした。
俺様ケルピー様は自分的イチオシですが、レイヴンもカワユイです~

イケメン萌えとは違うけど、猫のニコがめっちゃかわゆい、好き~~!!
長毛種の猫はあまり好みではなかったのだけど、ふわふわで柔らかい感じや、猫独特の気まぐれで気位の高い性格もたまりましぇ~ん。
「殺すんだ!」とか、リディアへの助言も結構過激で、カワユイだけではないトコも好き~;
結局、ついこの間までヒロインに殺せと言っていた相手方には懐柔され、
「こんどブラシをかけさせてやるよ♪」(イチ萌えのセリフ;)
と、すっかり馴れ合うニャンコちゃん。
猫妖精の魅力にすっかりハマってしまいました☆☆

こんな魅力的な妖精ばかりの世界、さらわれなくなくても行きたいですね~
2次元の世界と妖精界、どの位へだったっているのか、同次元なのか。。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いとしのリディア

19世紀、イギリス、
妖精が存在する幻想的な世界での物語。
女性向けライトノベル原作だけあって、お約束の展開です。

人の良い主人公リディアと美形伯爵エドガーの駆け引きが面白い。
エドガーの積極的な求愛に、狼狽するリディアがやたらとかわいいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

63.5 69 2008年度アニメランキング69位
シゴフミ ~Stories of Last Letter~(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (335)
1846人が棚に入れました
『シゴフミ』は、電撃文庫から刊行されている雨宮諒作のライトノベル。
東京のとある街・かもめ市の一角にある廃ビルの屋上で、町谷翔太はロケットを作っている。
それを見守りながらおしゃべりをしている少女、綾瀬明日奈の元に父親が遺体で見つかった知らせが入る。一緒に警察署に行き、翌日いつものように廃ビルの屋上に来た翔太は、ロケット小屋が白い煙で覆われているのを見つける。急いで小屋の中に入った翔太は、シゴフミ配達人・フミカと言葉を喋る杖・カナカに出会う。そしてフミカは語る。
明日奈の死んだ父親から明日奈の恋人への「シゴフミ」を届けようとしていること。そしてそれを届けるのがボクの仕事だと…。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

死者と生者を繋ぐ手紙

シゴフミとは『死後文』。手紙です
死んでしまった者が大切な人へ想いを伝えられる唯一にして最後の手段
感謝、後悔、怨念…
伝えたい感情は人それぞれ

この作品は、それを受け取った人間がどうするのかを描いたヒューマンドラマです
殺人やいじめなど、リアリティー満載で実に興味深い内容でした
題材が題材なだけに少し暗めの雰囲気となっています


本作は主人公の物語も並行しているので、
一概には言えませんが、基本的にはオムニバス形式です
特に最初2つのエピソードは最高でしたね
序盤で一気に引き込まれました
1つ目のエピソードなんて映画化しても面白そうです

先程、主人公の物語と言いましたが、
この作品の主人公はフミカという謎の少女
死後文を配達する仕事を行っています
なので、それぞれのエピソードに干渉することも?

カナカのお供には杖のカナカ
職務のサポート役
杖は喋ります
感情をあまり表に出さないフミカとは対照的に、明るすぎる性格
武器にもなります(カナカは嫌がってますが)

フミカの同僚であるチアキ&マトマ(杖)もいい味出してます
カナカとマトマ、杖同士の喧嘩は笑えます

作品の雰囲気は全体的に暗いですが、
杖たちがそれを少し緩和してくれてるのかもです


OP「コトダマ」 歌ーALI PROJECT
ED「Chain」 歌ーSnow*

ED好きです
Snow*さんの優しい歌声が作品を温かく包み込むようでした


作品自体はなかなかダークな内容ですが、
希望もちらほらと見えるので鬱作品ではないと思います

それぞれのエピソードは短いですが、
中身が濃いので堪能することが出来ました
フミカの物語も驚愕の連続でとても楽しめました


一話一話が面白い
全体を通したフミカのストーリーも同時に楽しめる
これはお得。おすすめの品です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一話目からやってくれますねw

ストーリーとしては、死んだ人が最後に残すことのできる一通の手紙。
その死者からの手紙を届ける配達人のお話。全13話です。

この作品は、全体を通しての雰囲気は暗くて欝な感じですが、
内容はしっかりしてるし見応えあって良かったです。

ただ、暗い話と良い話の落差がありすぎでしたねw
イジメの話... あれは暗いし重過ぎる...

でもまぁ ストーリーとしては面白かったと思います。

良い手紙と悪い手紙、平等に描かれてるのも良いですしね。
良い話ばかりじゃ都合良過ぎだしw

それに、内容もだけどやっぱり設定が面白いです。

死んだ後に想いを手紙に乗せて相手に伝える。
喜びや感謝、憎しみや恨みであろうと関係無しに。

もし、自分が死んだ後に手紙を出せるなら、誰にどんな内容の
手紙を送るのかなって少し考えてしまいましたww

個人的には楽しめた作品なのですが、暗いのとか苦手な人には
オススメできませんねw
ですが、大丈夫な人には一度は見てほしい作品です!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ダークなプリズマフミカ

原作未読 全12話

色々な事情や出来事で死んだ人が、死後、心残りがある人が手紙を生きている人に送るシゴフミ(死後の手紙)を配達するお話で、配達人で主人公のフミカを中心に配達した先の色々な人生模様を描いた作品です。

基本1~2話につき1エピソードです。
亡くなった人の思いと生きている人の思いが丁寧に描かれていました。

特に序盤から中盤にかけては結構心に突き刺さるお話が多いので観る方は気をつけてくださいね。{netabare}(いじめ、自殺、殺人、不治の病など){/netabare}

勿論そんなお話ばかりではなく、心温まるエピソードや切なくなるエピソードもありました。

後半は、フミカ自身のお話になります。こちらも酷くて切ないお話でした。{netabare}(フミカが感情を出しているシーンは良かったですね){/netabare}

硬軟上手く織り交ぜていますので、観やすかったです。興味がある方は是非観てくださいね。オススメです。

OPはAllProjectが歌ってます。相変わらず独特な感じですねw EDはちょっとほのぼのとした曲ですね。

最後に、この物語のシゴフミ(死後文)の配達人で主人公フミカは変身はしませんが、杖(イリヤだとステッキ)が自我をもっていて話すので(話し方もルビーに似ているような感じもしますw)、1話観た印象でタイトルにしましたw ちなみに、主人公フミカのCVがfateシリーズの遠坂凛役の植田佳奈さんという共通点もあります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

63.4 70 2008年度アニメランキング70位
我が家のお稲荷さま。(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (299)
1915人が棚に入れました
『我が家のお稲荷さま。』は、著:柴村仁、イラスト:放電映像のライトノベル及びそれらを元にしたTVアニメ。
妙な因縁から高上家を護る事となった「天狐」空幻と、高上家を取り巻くヒトたちが巻き起こすドタバタを描いたコメディー。

声優・キャラクター
ゆかな、中村悠一、早見沙織、水島大宙、嶋村侑、鹿野優以、伊藤静、小野大輔、水橋かおり

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ハートフルです(*´ー`*)

物の怪や神様が人間界で周囲の人間を巻き込みながらドタバタする姿を描いたファンタジー、ハートフルコメディな作品です
涙あり笑いありで期待薄だった割に楽しめましたw

2008年の作品、全24話

主人公は天狐空幻とゆー男女チェンジ可能な妖怪さん且つ守り神
(男性時は中村悠一、女性時はゆかなが声を担当)
腕は確かで優秀な守り神ですがトラブルメーカーでもありますw
とても魅力溢れる主人公です!

天狐空幻を守り神に持つ高上家
高上昇(CV.水島大宙)
高上透(CV.嶋村侑)

その高上家の護り女
コウ(CV.早見沙織)
昇の同学年
佐倉美咲(CV.鹿野優以)
宮部紅葉(CV.伊藤静)
この3人がヒロインといったところ

神様では
恵比寿(CV.小野大輔)
鴫守(CV.水橋かおり)
と、個性的なメインキャラが出てきます!
2クールとゆー事でキャラも多くゲスト声優もけっこー豪華でした(*´∀`*)

コウ名義で早見沙織が歌っているED曲『風がなにかを言おうとしてる』は何気に良い曲でした♪(´ε` )

ファミリー層にも楽しめるよーな内容の作品
ハートフル好きな方はお試しあれ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

雌雄同体主人公

妖怪モノですが、基本はコメディです。
守り神の狐(天狐という大妖怪)の「空幻」、通称クーが主人公。
長年封印されてきた主人公が主について都会へでて来て、騒動を起したり騒動を鎮めたりするお話。
クーは女の格好している事が多いですが性別は不明。男にも変化します。
だからイマイチ萌えられませんw


お話はコメディといいながらも、他の妖怪が絡んでくるエピーソドもあり、妖怪バトルの要素も含んでいます。
喰うの喰わないので軽く命を狙ったりする物騒な話が結構多いので、その点では日常コメディとも言いがたい作風。
ただ、穏やかじゃない展開の割りには最後は必ず平和裏に決着するので、妖怪バトルといってもドロドロとした殺伐さはありません。
なんだかんだで、クーが無双状態なので安心感もあります。

バトルのない日常パートでは、ほのぼのとした1話完結の話が中心。他愛もないけど、平和でそれなりに楽しめるお話です。


なんといってもキャラクターがウリ。
主人公のクーは奔放な性格ではありますが、大妖怪らしくわきまえるべきところを心得ているいわば「大人」な性質です。家族想いで守り神としての本分も忘れないので、好き勝手やっていますが魅力的です。
その他、だいたいの登場人物は善良。(命狙ったりするけどw)
みんなでワイワイやってるのが楽しい、そういう雰囲気を醸し出しています。
キャラデザはちょっと地味ですが絵柄は可愛いし、それなりに色気もありますw


そんなに目立った特長はありませんが、ソコソコ楽しめる安定作。
平和な世界は好きだけど、少し刺激も欲しい。そんな方にオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

息子「お父さ~ん、妖怪飼っていい?」 お父さん「いいよー」←即答

いま7話目までなんですが手短に。

史上最強クラスの軽い雰囲気の妖怪アニメです。
OPとかEDとか、いろいろ合ってない気がするけど、それもまたよしか。

そもそもコメディだと聞いていたのだけど、
第一話の冒頭がめっちゃ怖くて騙された!と思って気合いいれたら、
すぐにコメディなんだとわかりましたw

とはいえ、妖怪の登場シーンは不気味なのも多くてヒヤリとするし、
それでいて事が済むと夏目ぽい軽いノリになって笑えるしで、
なんとも不思議なバランスですね。

まぁ、嫌ではない。
いや、楽しいかも(笑)

陰陽道で名を成す一族の出で、いまは一般人として街で暮らす主人公一家。
しかし、ここにきてなぜか守護してきた霊力が落ちてきたらしい。

アヤカシに襲われる事を防ぐために里帰りして、
一族を守護してきた狐さまを蘇らせるのですが~。

狐のくせしてケーキ大好きだとか笑えますし、
地元の産神様である恵比寿も怪しくて、挨拶が「恵比寿でーす。よろぴく♪」
とか超軽薄だしw

本当にどこまでいい人なのかわからん行動ばっかするしでまだ謎というか~。
(結果、悪意はないのがわかるw)
恵比寿の神社の狛犬たちはラッキースケベな展開に興奮してるし(笑)
くだらないなぁーと思いつつ、笑って見てます。

<見終えて一言>
{netabare}
全24話見終えて・・・最終回のタイトルが
お稲荷様、初詣に行く。ですからね!

ワケあって祠に閉じこもり、永遠に出てこなさそうな
決意を匂わせる狐様ですが、まさかお汁粉食べたくて
あっさり出てきちゃうとか!とか!

で、そのまま初詣にって、新年の挨拶して終わりですからね。
緊張感の欠片もなく、いつも通りの内容で
そのままフィナーレでしたw

なんでしょうかね。
このまま100話くらいやっておかしくない物語。
NHKぽいのか?

キャラの顔が全部同じで、油断して見てると
誰が誰だがわからなくて困ったことが多かったです。
こういうのって、意外と昔のアニメには多かったような~。
いまも髪の毛の色が同じだと見分けが難しいから
似たようなものか。。。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

63.4 70 2008年度アニメランキング70位
ポルフィの長い旅(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (16)
84人が棚に入れました
世界中の国々が第二次世界大戦からの復興をめざしていた20世紀なかば。ギリシャの一寒村・シミトラに住む少年ポルフィは、父親の経営する自動車修理工場の手伝いをしながら、両親と妹のミーナと平穏な毎日を送っていた。
 ある日、シミトラが大地震に見舞われ、親は亡くなり、生き残った家族は妹のミーナひとりだけ。やがて、ミーナとも生き別れてひとりになってしまったポルフィは、彼女を探す旅に出ることになる。

声優・キャラクター
甲斐田ゆき、藤村歩、井上和彦、島本須美、豊永利行
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

長いというからには 長い。

世界名作劇場のテーマソング集を買って聴いていて、リストにあって全く知らない作品がコレで、気になったのでした。
2008年放送。あまり知名度がないようです。ココで検索したら「アニコレなら、評価数が日本一の1件!」って出ましたよ。


ギリシャの山で牧歌的に暮らすポルフィの家族や友達との、おおらかで実直な生活。
お父さんと自動車修理工場を手伝うあたりは、友情や、働く意義といった道徳的な成長物語もありました。
12話を転機に、大震災で孤児となった兄妹がさらに生き別れ、妹を追って国をまたいで旅する話となります。

話の進め方はサラッと平熱感な地味さで、絵は写実的なきれいな線です。地味だけど、なにか確かなものが流れているような気もしたので、観続けてみました。(風引いて寝込んだ時にまとめて。)長い旅…というからには長いです。全52話。
季節のような人生の抑揚を感じ取れる作品で、人間ドラマや成長話を観たい方にお勧め。


文学原作だからこんなに描写が堅実なのかな〜と思っていたら、脚本の力だったようです。原作「シミトラの孤児」とは設定以外ほとんど内容は異なるらしい。
アニメは現代的なエピソードに練り上げながら、やっぱり名作劇場って感じの分別くささがあって良かったです。

難を言えば、発散するカタルシスのようなものは、感じられるまでの間もとても長い。
中盤以降に主人公を洗うかのように、手にしたものはやがて失われる無情さはドラマチックで、不覚にも泣けた回がありました。その割に終盤のまとめは都合のよさもあり、でももうそれぐらい甘くみてやってよという気持ちにもなりました。幸せになる部分も、もう少し力強さがほしかったかな。

数ヶ月の旅なんですが、観終わると何年も経ったかのようでした。


背景のヨーロッパの街描写がきれいで、公式サイトには9日間の海外強行取材の様子が載っています。

自動車が好きで好奇心に溢れたポルフィ。私は詳しくないけれど、出てくる自動車の種類が豊富で、描写も細かいんじゃないかな。

あと、歴代の世界名作劇場に出演された声優さん軍が続々とゲスト出演されています。


OPを歌われているikukoさんは、「マリンとメラン」の印象的なOPの方なのですね。昔のCMの「♪コーヒーをいれたーから きみと はなそーぉよ」って歌もそうみたいです。
兄妹愛を描いた本作の監督がpupaの監督もされてるっつー^^;
いや、他の作品もたくさん手がけられておられますが。
(脚本構成 国井桂、監督 望月智充)




(これ以上長〜い感想^^;を読んでもいい方むけの、印象深い回)オススメ回には★

{netabare}
いい話回
6話
父ひとり子ひとりの旅するイタリア人の女の子、跳ねっ返りでさみしがりやのアレイシアちゃんとのひと時。

ビックリ回!7話
まさかの実写が入る。映画館で観た映画のシーンが実写。(ローマの休日風な、この作品のための撮りおろし)妹の映画への憧れを印象付けたかったようです。

道徳的にハラハラ回
★8・9話
ポルフィの大好きな自動車と修理工場。そのお客の入りがパッとしない。
お父さんは気長だけど、来るお客といえば、近所のパンク修理。
もっとお客がくれば稼げて、給油機だって買えるのに…そうか!!パンクすれば、いいんだ!!子供らしい短絡さに飛びついてしまったポルフィ。お小遣いで釘を買いに行き…
そんな事して、いいの?淡々としながらドキドキさせられました。
お父さんが、働くことだけでなく家族の時間を楽しんだ日のことが、ポルフィに他人の立場にたつことを考えさせて、思い直させたのかな。労働することと、息抜きの意義が真面目に描かれてます。

10話
町っこなアメリカ人兄弟に、ふるさとを遊び尽くす醍醐味を教えるポルフィ兄妹と親友。トム・ソーヤーみたいな遊び方が楽しい。

11話
お母さんが氷でアイスクリームを作ってくれる様子が楽しそう!こいうところが名作劇場ですね。


大震災
12話〜
小さな村を大地震が襲います。
ギリシャはたびたび大地震がある地震国のよう。
作品のなかで積み上げられてきた生活のありさまも、ポルフィとお父さんの夢の整備工場も壊滅。
泣けなかったポルフィが、お家の瓦礫を使ってギリシャ流の祠を作り、ミーナがさりげなく花を置くシーンにグッときました。


手を離してはいけなかった回
16話
孤児となった兄妹。周囲の人達の関わり方が、特別冷たくもなく、都合よく優し過ぎもなく、みんな自分達の事情の中から分け合ってポルフィたちを助けようとしてくれていて、好感です。
しかし思わぬ別離へと…。
この回の運命の出逢いとなるイザベラ姐さんのフラメンコが素敵。

いい日いい旅いいオヤジ回
★19話
奇しくも自動車修理工場のオヤジと兄さんに助けられ。修理なら父さんに習ったから大抵できるよ!と豪語したポルフィに、「これは職人同士の話だ。」とオヤジはガチのテスト。やがて自分の限界を露呈したポルフィに、兄さん「職人が嘘ついていいのか?」「妹を捜すなら、まず自分が自立しないといけないぞ」
厳しくも人情深い話。


ミーナを追ってイタリア道中。

妖怪ハンターの稗田礼二郎やマスターキートンが通りかかってイイ仕事しそうな心細い廃墟街に迷い込んで、(実際イタリアにあるようです)
孤独な婆さんの気持ちを慰めたり…(20話〜)
農場で働いて、心を閉ざしたお屋敷のお嬢様の友情を取りもったり…(22話〜)
シチリアマフィアのファミリー間の恋仲を取りもったり、抗争を回避するきっかけをつくったり…★(26話〜)

ここまでポルフィはやたらと身の上話をしては同情してもらえていたので、このまま人に取りいる巧みな話術を磨いてしまったら嫌な感じだなぁ〜、と私は心配でした。
しかしそこはモチロン、名作劇場名物?「濡れ衣+手のひら返し」が待っています。
困っていた半日の間に、得た手がかりも虚しく妹ミーナはまた遠くへ。(31話)逆行時代開始。

★ミーナの面倒をみていたロマのイザベラ姐さんは子を亡くしており、他人に親子と誤解された後で「あたしがお母さんだなんて言って、ごめんね」なんて言う、心優しい人。伯爵にミーナを養子にしたいと申し出されるが…(32話)シットリいい話。T^T

痛い目をみたポルフィは、やや大人を警戒するようになり、しかし子供同士には無防備。少年団に加わるのだが、またしても信用し過ぎ…(33話)

34話は巨人の襲いそうな閉ざされた城塞都市、花咲く井戸のホラー回!
オイオイやっぱり稗田礼二郎を呼べ〜と。この回ばかりは登場人物はリアル路線ではありません。^^; 某声優さんの脚本回でした。

35話はサイドカーに乗ったかっちょよいハミ出し神父登場。
「神様なんか」というポルフィに対し、私が神を信じると同じように、君は「妹を見た」と言う人々の話を信じているのだろう、という問答。

★36話は仮面を常用する人物像が登場、また稗田礼二郎を呼びそうになるも、苦難を乗り越えてきたポルフィは彼女のカウンセリングに成功。

37話 ポルフィの身体が成長して、いつも連れているフクロウが小さく見えます。

38話 残っていた兄妹証明の品すらことごとく失う決定打が起こる。もう、やみくもに希望を持てた子供時代は終わったということなのでしょうか。
この辺から、身の上話をしても今までのように同情してもらえず邪険にされ、ひたすら歩くようになる。ポルフィに成長とともに疲れがみえる。オーラうすいぞ。

40話 歩いているうちに現代に来てしまったのかというような、農家のニートに遭遇(自称未来の画伯)。離れのアトリエでウンチクと愚痴を聞かされる。呆れたポルフィからカウンセリングも入らず、何の解決もされず。エェーな風刺回。

41話ここのところ砂を噛むような旅が続く。帯に短し襷に長しな出会い。何かと社会の裏をみてしまうポルフィ。
しかし、人を疑うでもなく「ただよく聞くこと」に長けて来たようにも感じる。空気を読むというか。
しかしポルフィ君、金あったときに何で保存食買っとかないの?パニーニとか買ってないで、カンパンとかドライフルーツとか買いなよ!あと地図持ちなよ!


ハァハァやっとここまで来た
あと10話
ポルフィが妹と会えるかということより、どういう人間になって終わるのかが気になります。妹ミーナは、ポルフィと会えなくてもそこまで大変なようには見えないのです。イザベラ姐さんがいてくれれば。

42話 川の中州の刑務所からの脱獄囚という設定にワクワク!
しかし、手を離したものは失われるという話。

★43話 のっけから景色が景気悪く暗い。しかしミーナの手がかりを掴む。
しかし。ミーナの方も感じ取っていた予感、暗い音楽の追い詰め方が怖くて、なんだろうと思っていたら。
ポルフィが旅の途中で今まで失くしたのは物で、道具や写真を失ったとしても、使う技術や家族との思い出を失ったわけじゃない。
今回はポルフィと共にいてくれたものが消えた。ここまでずーっと観続けて居るのが当たり前だったからショック。泣けた。
イザベラ姐さんの太ももにみとれつつも、ミーナの爆発するような号泣が胸に刺さる。逆行時代極まれり。

★44話 唐突に逆行時代終了。
オイオイなんだこれは誰を呼んだらいいんだ稗田礼二郎じゃないことは確かだ
初期にギリシャで出会った、男勝りのアレイシアちゃんとの再開。ひとつの毛布でギュッ。大人の階段のぼーるー 君はまだ シンデレラさー

45話
オイオイなんだ 以下略
初めて会ったキレイなお姉さんとパリで同棲ですよ?!
一緒に星を見上げて、夜の仕事に出るのを見送って
「誰かに見送られるのって、いいものね」
大人の働く女性向けの漫画でこういうのあったよーな


46話 〜
ポルフィが女運を絶好調にしていた頃、ミーナの庇護運気も上がっていた。
大女優ティファニーが街角でミーナを見染め、サクセスフルに登場だよ!
イザベラ姐さんと火花を散らすよ!やんややんや!
いよいよ児童虐待の一線を越えそうな姐さんの旦那カルロスとも火花を散らすよ!
自分の男より拾った娘を信じる、イザベラ姐さんが好きだ。幸せになってほしい…。

やがてミーナは鈴木京香似のティファニーと暮らすことになり、女優の道へ。
ポルフィも居る都市で、華麗なすれ違い生活。

ポルフィの同棲相手ローズは気が強いけれど、挫折した大人で寂しい人。
これまでも、寂しい女性の聞き役になるパターンが多かった。
ポルフィ、缶詰も持たずに放浪して石で胡桃割ってたくせに、デートごっこが可笑しい。★(49話)

ミーナとの再開の前に立ちはだかるのは、ローズの寂しさ。
下着みたいなワンピースで脚組んでポルフィ待ったりするし
おこづかいくれるし
ポルフィ君の成長やいかに?
旅の道中、数々の寂しい人カウンセリングをしてきたポルフィ君、最後のひと仕事なのですぞー。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ポルフィーの長い旅と、ミーナの一瞬の輝きが混ざりあう物語

ポルフィーの物語と同時に
妹ミーナの物語でもありました

テーマである
いろいろな人々との
出会い、別れ、再会をしっかり表現できていて

特に再会部分に名シーンが多く
一度別れると出会うのが難しかった時代だからかも

まわれ、まわれ、時の風車
の部分でクルクル回るミーナが印象的なオープニング曲も
作品にとても合っています

精緻な風景描写に対して
淡くて、のっぺりした人物という作画は
作品の味として慣れました
あと
前半、なんでこんな演出したんだろう?と思える
違和感ある映像シーンがあり
でもこの違和感こそ大切だと後に分かり
仕掛けを作ったんだと、、、

ミーナのたどたどしい喋り方と
きれいな歌声が魅力的な一方
アレッシアの存在も長い物語のなかで印象的でした

そして
ふくろうアポロの運命が時を動かし
ミーナの輝きが世界をすくう!?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

63.3 72 2008年度アニメランキング72位
あまつき(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (268)
1721人が棚に入れました
日本史のテストで赤点を取った六合鴇時は春休みに補習として大江戸幕末巡回展に行く事になる。ハイテク技術の詰まった場内を回るもつかの間、奥にあった橋を通ろうとすると突如謎の妖、『鵺』に襲われる。間一髪のところをとある少女、朽葉に助けられるが、気が付くとそこは大江戸幕末巡回展ではなく、元居た自分の世界とは全く異なる場所、雨夜之月“あまつき”であった。

声優・キャラクター
福山潤、遊佐浩二、朴璐美、諏訪部順一、中田譲治、野島健児、森久保祥太郎、小杉十郎太、鈴村健一、松岡由貴、大川透、井上麻里奈、桐井大介、小林ゆう、成田剣、三宅健太、田中敦子、五十嵐麗、宮本充、石野竜三、松風雅也

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期をぜひ作って欲しい作品の1つ

日本史のテストで赤点を取った六合鴇時(りくごう ときどき)が主人公。
補習として大江戸幕末巡回展に行った際、謎のあやかしに襲われるも
間一髪の所をこれまた謎の少女、朽葉(くちは)に助けられる。
が、しかし気づけばそこは現世と全く異なる世界、
雨夜之月“あまつき”と呼ばれる異空間であった。というところからスタート。

見た感じ幕末の江戸時代風だが、やっぱりどこか違う雰囲気。
タイムリープ、幕末の江戸時代、妖怪、神話など、自分にとって
ツボな部分が多い作品ではあったのだが、一言で言うと「惜しい!」

どう観ても2期が作られる予定だったとしか思えない。
あの後いったいどうなってしまうのか、これからってところで
すごく期待を持たせられたままなので、正直蛇の生殺しみたいな(笑)
でもこれだけ間が開くと、2期も期待できないようだし、すごく残念。
あとは原作を読めってことなんだろうか。めちゃ悔しい気分になる全13話。

1人1人の設定も奥深さを感じさせるし、キャラデザもまぁまぁ好みだったし
登場人物にそれぞれ魅力があったから、ほんとに惜しい。

ちなみに声の出演は以下の通り(敬略)

六合 鴇時:福山潤
篠ノ女 紺:遊佐浩二
朽葉:朴璐美
梵天 / 鶸:諏訪部順一
露草:森久保祥太郎
空五倍子:小杉十郎太
煤竹:石野竜三
銀朱:鈴村健一
沙門:中田譲治
平八:野島健児
ほか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

残念ながら、評判通りの終わり方。

あらすじは、幕末を体験できる博物館を訪れた高校生の六合鴇時は、とあるコトから
人と妖が存在する江戸時代幕末に似た異世界“あまつき”に飛されてしまうという
異世界ファンタジー作品。全13話です。

内容としては、異世界に飛ばされる、特別な力を持った主人公、妖=悪の是非など
設定とかはありきたりだけど、思いのほか キャラが良くて結構楽しめました。
主要人物のトキ、篠ノ女、朽葉を筆頭に、妖怪退治をしている寺の和尚の沙門や、
幕府の要人 只次郎などなど、なかなか魅力的なキャラが多かったですw

ストーリーとしても、一部を除いてそんなに悪くないし普通に面白かったと思います。
っで、その一部がココで散々書かれてる『中途半端な終わり方』なんですけど...

設定上の謎とか人物の説明、作中の伏線など、かなり放り投げた状態で終わってます。
そもそも、壮大なスケールのお話なので、1クールで終わらせれる筈ないですよね。
2クール予定を1クールで打ち切ったような感じで、なんか普通に次回予告とか
出てきそうな終わり方でしたww

でもまぁ続きはすごく気にはなるけど、ストーリーを無理にまとめて終わらせてたら、
もっと最悪な感じになりそうですし、これはこれで良かったのかな?

ただ、絶対続編無いですよね、これ... そう思うとなんだか勿体無くも思います。

なので、個人的には面白かったんだけど、人にはあまりオススメは出来きません。
見るなら中途半端な最後を覚悟して見てくださいねww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時は幕末、人と妖達。異世界から来た少年と・・

何でこれアニメにしたんだろ?そんな作品はたくさんありますが、
何がダメかって、全13話ってのが残念なだけで内容自体は良かったんですよ!
だけど疑問を疑問で残したまま、あれはあれで良かった!
なんて思えない終わり方で、むしろこれから盛り上がるんじゃないの?
そんな感じで終わちゃって唖然でした ( ゚д゚)←まさにこんな顔になるw
原作は未読だけど、多分原作面白い気がするなぁ…
むしろ変にアニメに手を出さないで原作を最初に見たかったなぁ。
原作は現在15冊。まだ続いてるので13話でまとまる訳がないですよね。

でもアニメはアニメで声優さが好きな人多かったし、

ココから→主人公 六合鴇時・福山潤(ルルみたいに目の色が違うんだこれがw)
その友人 篠ノ女紺・遊佐浩二(もう最近この声に癒されまくり)
ヒロイン(犬神憑き) 朽葉・朴璐美(女性声優さんでダントツ好き♡)
これだけで、私満足ヾ(*´∀`)ノ←ココまではスルーでw

魅力的なキャラが多かったので、

ココもスルーでw→妖の露草(森久保祥太郎)がツンデレで好き過ぎるーヾ(*´∀`)ノ

やっぱり2期でちゃんと終わらてくれたら一番いいかな?

1つ気になったってかアニメではあんまない事?
が ありまして、鴇くんと篠ノ女くんの着物が毎回変わるとこ。
そこが好きでした!篠ノ女くんなんて着方まで変わるー!
そういうちょっとした違いがシャレオツで好きです。
着物いいですよね、萌えますヾ(*´∀`)ノ
これ以上書くと暴走しそうなんでやめますw

とりあえず、原作見る機会があれば是非見たいです。
アニメはオススメしません!ww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

63.3 72 2008年度アニメランキング72位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (272)
1686人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ある意味、インパクトの強い作品

内容は、「メタル」と呼ばれるネットワーク世界。それにより発生する、
リアルとメタルの間で起こる事件を解決していくって感じのお話。
基本的には1話完結で全26話です。

この作品は、主人公が81歳の老人だったり、女性キャラのデザインが
異様に太いなど、少し変わったアニメではありましたが、
個人的には楽しめましたww

電脳化や擬体化など、「攻殻機動隊」に近い用語が出てくるな~って
調べてみると、原作者同じらしいですね。まぁ繋がりはないようですがw


物語としては、地味かも知れませんが落ち着いて見られる
良い内容の作品だと思います。

犬の話、視力を失った少女の話、美食倶楽部の話などなど、
電脳化社会ならではの事件や出来事は、興味深い話も
沢山あって面白かったです。

それに、たまにある素手での格闘シーンが何気に良かったです!!
ホントたまにしかないんだけど、自分はとても好きでしたww


まぁ終盤の展開やラストについてはちょっとな... って思ったりもしたけど、
全体的に見れば楽しめたので、良しとしようって感じです。

それに、これより許容しづらかったトコがあったので... 太さとか...


では最後に、この作品を見て誰もが必ず思うであろう女性のキャラの
キャラデザについて。(ネタバレではないです。ただ、自分の感想を
ぶちまけてるだけなのでww){netabare}

とりあえず... ムチムチ具合が半端無いです!!


太ももは太いし,お腹の脂肪やたるみなどがしっかり描かれています。
明らかにぽっちゃりを超えてる気が...

う~ん... これには一体どんなこだわりがっ!? 誰の好みですか... !?
とツッコミたくなります!!

マジでありえないです!! どういう意図があるのでしょうか...
全く意味が分からないww

さすがに見続けると慣れてはきますが、見始めた当初は切るかどうかすごく悩みました...

個人的には、キャラデザだけで長文レビューが書けちゃうくらいの衝撃度だったし、
実際、見続けるにあたっての最大の難関でしたww
{/netabare}

まぁ攻殻の「姉妹作」、女性キャラの体型、地味な物語などなど、
気軽に見るには取っつきにくい要素もありますが、
個人的には楽しめた作品ではありましたww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

えんな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

もうひとつの電脳社会

攻殻機動隊でお馴染みのプロダクションIG、士郎正宗原作の近未来SFモノです
なんとなく攻殻機動隊と似たような世界、共通設定(電脳とか)ありますが別世界みたいですね
けっして二番煎じとは思いませんが、イマイチ影が薄い作品になっているみたいで残念です

主人公はなんと81歳のおじいちゃん!いい味出してます
ヒロインは15歳!オイオイ・・・と思ったら孫と祖父みたいな温かい関係です
主要な登場人物はそんなに多くないので関係性もすぐ把握できます
主人公のcv森功至さんは70年代のタイガーマスク役の方だったんですね
ニュース番組のナレーションで聞き覚えていたので、しっとりとした声で役にあってると思いました

攻殻機動隊とは違った電脳ネット社会を描いてるので楽しめました

個人的に「もっと評価されるべき」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

62.8 74 2008年度アニメランキング74位
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (210)
1401人が棚に入れました
勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その 3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!

声優・キャラクター
KENN、折笠富美子、櫻井孝宏、堀江由衣、郷田ほづみ、茅原実里、安元洋貴、花澤香菜、矢島晶子、ゆかな、土師孝也、根谷美智子、冨澤風斗、森川智之、てらそままさき、水野理紗、田中敦子
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなを守るただ一枚の頑丈な盾になりたい

原作はナムコより1984年に発売されたゲーム「ドルアーガの塔」です。
原作やったことはないです

今作はその世界の80年後の世界を舞台に
主人公ジルが仲間達と共に塔の頂上にあると言われる
何でも願いが叶うブルークリスタルロッドを目指して
様々な敵と戦いながら登るファンタジーです。


まず、1話はそれはそれはひどいありさまで
寒くてくだらないギャグを1話まるまる見せられます。
まさか・・・このまま続くのか?とハラハラしましたが
その後は普通に冒険ファンタジーらしくなりホッとしましたw

ギャグは多分にありますがテンポもよく面白いですし、
戦いの場面も攻撃を盾で防いで、魔法や剣で相手を倒すといった
バランスのいい戦法は派手さは少ないですが自分的にはかなり好印象でした
作画もその魅力を十分に引き出してくれましたし。

良くも悪くも王道なので安定して楽しめるといった印象ですね

キャラのほうは主人公がこういった作品では珍しく盾役ですが
盾の強さ、大切さ、良さをうまく魅せてくれたと思います。
そもそもヒロインが折笠富美子さんなので
それだけでもかなり楽しく観れたのですが・・・♪

ケルブ将軍へ一言
{netabare}熱血だけが取り柄の脳筋ダメダメ将軍でどうせすぐ死ぬんだろ?
とか思っていて本当にすみませんでした。
あなたはとてもカッコよくて強くて将軍に相応しい人です。
2期でも活躍をお祈りしています。{/netabare}


音楽のほうはOPが完全に詐欺でしたw
唐突な学園物が始まりそうなOPは
最初、何が始まるのかと思いましたw
でも主人公のKENNさんの歌うEDも含めかなり好きな曲です!


最終回は予想しやすい展開だったものの
続きが気になるラストだったので
2期を観るのが凄く楽しみです♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公はまさかの防御役!パーティ戦闘が渋いファンタジーアニメ

最近『SAOⅡ』の「キャリバー」編を観ていて、
華があってとても楽しいパーティだけど、
バランス悪い構成だなぁと苦笑いw
じゃあ、バランスのいいパーティとは何ぞや?となり、
アニメでそれを表現した作品として思い出したのが本作。

バランス型のパーティ戦闘を行うためには、時に己を捨てた献身的なチームプレイが必要。
ですが冒険心溢れる英雄主人公は猪突猛進の無双キャラになりがち。
大体の作品はそれで物語が盛り上がる陰で、パーティー戦闘は放棄されます(苦笑)

一方、本作は主人公が盾を構え、率先して壁役を買って出る自己犠牲の精神を披露。
正直、最初は、そんな打たれ役なんて、
スキンヘッドのおっさんか、ガチムチドワーフに任せておけばいい。
前途ある若者が守りに入ってどないすんねんw

という感じで微妙な印象でしたが、主人公が最初に守ることによって、
防御を起点にパーティーとしてどう戦闘を組み立てるかなど、
作戦の余地が生まれ、組織立った連携が実現。

役割分担が明確な往年のダンジョンRPGなどを彷彿とさせる渋~い戦闘が繰り広げられ、
私や古典的RPGのプレイヤーなど、ごく一部の懐古心をくすぐります。

かつてターン数を重ねることを厭わずボスに立ち向かった冒険者や、
速攻重視の『ポケモン』で「かたくなる」、「まるくなる」を積まずにはいられないトレーナーなど、
渋い趣味の方にオススメな冒険アニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ロードスをたずねて三千作品(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
いや、3000は盛り過ぎだけど(笑)

ということで、一時期貪っていた王道ファンタジーの1つ。

今から観る人なんてほぼいないだろうけど、王道ファンタジーを期待する方に、1つアドバイス。

1話で切らないでね、とりあえず3話まで観て判断してくださいね(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
王道ファンタジーで2期までやるくせに、1話にいきなりエロギャグをもってくる大失態。

あれは1話で切られても文句いえないよな~。

中盤以降は普通だし、終盤のバトルも頑張っていたっは思う。ただ、2期前提だったのか、キャラ数が多くて話題が分散したのと、ラストが中途半端になったのがな、マイナス。

まあ、2期も観たんだけれどもw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

62.8 74 2008年度アニメランキング74位
ゴルゴ13(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (118)
560人が棚に入れました
社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーのテーマは、脚本家が多数に及ぶこともあって、非常に多岐にわたる。諜報戦に代表される国家間の暗闘、戦争・紛争、ゲリラ活動、テロリズム、麻薬組織など犯罪組織、企業活動、芸術・スポーツなど文化活動、歴史問題・地理問題、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害、果ては超常現象など荒唐無稽な事柄も題材となっている。

声優・キャラクター
舘ひろし

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゆっくりとだ

受けた難しい依頼をどうクリアしていくのか
その過程を見ていくのがとても楽しいです。

あっという間に1クール分見てしましました^^

ゴルゴが全くしゃべらない回もありますね(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺の後ろに立つな」 by 舘ひろし

40年、184巻連載中、超有名長寿作品の2008年版アニメ。
過去には1971年放送の静止画版アニメやOVAがあったようです。


ゴルゴ13と言えば謎の多い冷徹なスナイパー。
連載に従い設定が付け足され、現在では完璧超人を超えた何かです。

しかし、本籍や本名は不明瞭のまま。


アニメは1話1エピソードの完結型です。

* 謎めいたキャラクター
* 厳格な規律と容赦の無さ
* 暗殺者としてのスーパープレイ
* マフィア・軍
* ベッドシーン

というお決まりをツッコんできます。

しかし、時代劇のようなパターンではありません。
仕事そのものを見せる回もあれば、仕事後のオチをメインにする回もあります。
特定のサブキャラが主役となり、ゴルゴ自体がほとんど出演しない回もあります。
実際のところかなり不定形だと思います。

そもそも「俺の後ろに立つな」というセリフはありません(´д`)
「やつの後ろに立つな」とか、「後ろに立ったから殴った」みたいな話はありますが……。


ゴルゴは自分のルールに反したもの(嘘、裏切り、目撃)も殺害します。
しかし、例外もあり、50話を通してどのシーンで来るかが見どころ。

仕事内容をメインに据えた回は、ゴルゴの化物っぷりがわかります。
ゴルゴの動きをコマ送り・等速再生の両方で見せる回は、その速さに度肝を抜かれました。
{netabare}
振り向く・銃を抜く・狙いを定める、の3つの動作を0.17秒。
引き金を引いて3人を1人0.01秒ずつで射殺。
マシンガンじゃないんだから。。。
{/netabare}
また、別の暗殺者が絡むこともあります。
こういう回は敵も強いため、決まって面白さを感じますね。
強さを逆手に取った作戦は盛り上がります。
{netabare}
狙撃手を狙撃して手元を狂わせ、ターゲットを代わりに暗殺させる。
超クレイジーだぜ!
{/netabare}
だがときには風船を持っているゴルゴを怪しまない無能な敵さんも……。


ハードボイルドな内容で、笑いどころはほとんどないです。
しかし、不定形ゆえの新鮮さと、安定感のあるキャラ作りで、長くても楽しめるアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

狙われたら終わりですね・・・

ゴルゴさん凄いです(/▽\)!

怖いです!(/▽\)

危ないです!(/▽\;)

歯医者さんに漫画が置いてあったので、たまたま読んだらなぜかハマってしまいアニメ見ちゃいました(*´ω`*)♪

ゴルゴの声優が舘ひろしさんだったので、もうキャラは100%の存在感でした(*ノωノ)

基本は一話完結です♪

暗殺依頼→暗殺完了の流れです!((メ ̄ヘ ̄)┏ バキューン!  ε==⊃

1話見たら、ゴルゴに圧巻されてしまいもう1話...もう1話..と見たくなって、半年でやっと見終わりました(笑)♪


とりあえず凄いとしか言いようが無いです!!!

しかも一件の依頼が300万ドルって・・・

資産いくらあるんだろ(´・ω・`)?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
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