2008年度に放送されたおすすめアニメ一覧 312

あにこれの全ユーザーが2008年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の2008年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

64.8 75 2008年度アニメランキング75位
今日の5の2(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (442)
2685人が棚に入れました
とある小学校のクラスを舞台に、主人公・佐藤リョータとその周囲の男子や女子の学校生活を描く。主人公は女の子のことや性的なことにはまったくと言っていいほど関心がないのだが、毎回何かしらエッチなアクシデントに巻き込まれてしまう。さわやかで可愛らしい絵柄を基調に、シリアスでくどい絵が時折割り込むのがこの作品の特徴。

声優・キャラクター
小林ゆう、下田麻美、MAKO、明坂聡美、阿澄佳奈、本多陽子、山戸めぐみ、高垣彩陽

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

さ~て、今日の5の2は…?お、給食にプリンが出るようです♪

「みなみけ」でおなじみ、
桜庭コハルさん原作の漫画がアニメ化した作品です。

みなみけが大好きなので、こちらも気になっていたんですよね♪

「みなみけ」と比べるとすべてにおいてかなり下回りますが、

これはこれで、小学生の日常をのほほんと楽しむことができました。

全13話です。


● ストーリー
タイトルの通り、とある小学校の5年2組の子どもたちが主役。

学校、放課後など、あらゆる場面での小学生の日常が描かれています。

内容はコメディ。小学生らしいラッキースケベもあります。


オリジナルエピソードは、スタッフの体験談を元にしているなど、

小学5年生のおもしろおかしい日常を、
”日常”という雰囲気を大切にして描かれています。

なのでものすごくおもしろかったり、ハチャメチャなことはしていません。

私は小学生の全力でアホなところが大好きなので楽しめましたが、

ギャグや全力の笑いを求めている人には、物足りないと思います。

同じようなネタや展開も多いので、
実は私も途中で観続けるの辛くなっていましたww

1話が4話ほどの短編で構成されているので、
休み休みでなんとか観れた感じかな^^;


主役が小学5年生というのが個人的には気に入っていて。

昔塾でバイトしていたこともあり、
子どもの発達段階はよくわかっているつもりなのですが、

5年生は純粋におバカな子どもの最高点だと思っています。

6年生だとややこしいこと考えたり下ネタ覚えてきたりで
ややげんなりするんですよねww

この作品では等身大の5年生が描かれています。

男の子はスーパーボールをどちらが高く飛ばせるか!で熱くなったり、
掃除の時間に真剣にほうきでエアギターやったりww

女の子は「男子ってほんとお子ちゃまよねー。」なんて言いながら、
男の子のやんちゃに巻き込まれて怒ったり。

と思ったら、やっぱり女の子最強wwだったりww

やっぱ小学生楽しいわ♪と思わせてくれるエピソードがたくさんでした^^


私の1番お気に入りのエピソードは、
チカちゃんとリョータの幼馴染コンビです。

小学生の純愛がこんなにきらきらしているものだとは…!

普通の恋愛とは違う。初々しさとも違う。なんだかとてもきれいなの。

そして無自覚なのがまたかわいかったり♪

最終話のチカちゃんが可愛すぎてたまらなかった…!チカちゃん大好き。


● キャラクター
1人1人のキャラが濃いわけではありません。

”子どもらしさ”が大切にされたキャラが多かったように思います。

1人1人は目立たないけれど、

キャラ同士の絡みでエピソードが膨らんでいく。

男の子エピソードでは全力でバカやってるし(それがすごく楽しそう♪)、

女の子エピソードは「ああ、女の子って確かにこんなんだったな。」と
自分の子どもの頃を振り返って懐かしくなったり。

男の子と女の子両方が絡むエピソードも自然で、かわいかったなあ♪

男女仲が良くて、いいクラスだと思いました^^


● 音楽
OP、ED共に出演声優さん達によるユニット(Friends)が歌っています。

EDは作中の季節が変わるごとに変わっていました。

特に印象に残った曲はないかな…。

悪くはありませんが、作品の雰囲気には合っていないように感じました^^;


● まとめ
おもしろかった?と聞かれると微妙なところなのですが、

5年生の子どもたちがわいわいしているところは嫌いではありませんでした。

小学生いいな。悩み事もあるだろうけれど、純粋に楽しそうです。笑

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

つい最近の思い出・・・それで許して^^

原作は既読で視聴

原作は「みなみけ」でおなじみの桜庭こはるさんです

タイトルの「5の2」は小学5年生の2組ということで
小学5年生の日常を描いた作品です

主人公の「佐藤リョータ」(さとうりょーた)くんと
りょうたくんの幼なじみ「小泉チカ」(こいずみちか)ちゃんがメインですが
個性的なクラスメイトが揃っていて
お話のメインになるキャラが毎回のように変わります

キャラデザインは少々というか
かなりラフな印象を受けるのですが
個人的にはそれほど気になりませんでした

むしろ「シリアス顔」が効果的に出されて
登場人物の心理描写の演出に一役買ってます


小学5年生の「子供」のお話ということで
なんだか中途半端な年頃ですが
なぜか
そんな中途半端な心理に共感してしまいます

ちょっと笑えて
ちょっとラブで
ちょっと考えさせられて
ちょっとHぃ
小学5年生のありきたりの日常
そして
小学5年生という微妙な年代
友達との交流や異性に対する感覚がとてもあやふやな年齢の心理なんかが
意外とリアルに描写されてます


どうしようもないくらい普通のお話で
観る人によってはすぐに飽きてしまうような内容ですが
個人的には
懐かしい感じがして
とても楽しめました

学校では
保健室や図書室
給食時間や体育の時間

学校の外では
駄菓子屋や公園

スカートめくりや
男の子グループと女の子グループの争い事や
他愛のない噂話など

いろいろなエピソードで
「あ~あるある」って子供のころを思い出しながら観てました


お話自体はそんなに深い内容ではないのですが
エピソードが自分の小学生時代の経験に被ることが多くて
それだけで
作品の中に引き込まれる感じです


そして
特筆すべきは
EDテーマ曲

1話~3話「secret base 〜君がくれたもの〜」
4話~5話「大爆発 NO.1」
6話「夏祭り」

secret baseと大爆発は「ZONE」
夏祭りは「JITTERIN'JIN」と
若い頃よく聴いていた思い出の曲です

唄っているのは出演されている声優さんで組まれたユニットの「Friends」(フレンズ)

曲を聴くたびに
否応無しにテンションが上がりました

secret baseは「あの花」で
最近では
夏祭りが「私モテ」で流れてましたね


評価はあまり高くないみたいですが
個人的には高評価な作品でした

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

皆の評価は低めだけど私はこれ好きです♡

みなみけ好きの私としては同じ作者のこの作品もハズせないワケで・・・

みなみけを観た後これを観ると物足りなさがあるのかしら??
私はみなみけにハマり数回視聴した後
この作品を観たんだけど、全然楽しめましたよ❀
たまに出るシュール顔w
そして爆笑とまではいかなくても
〝そーそーそーなのよっ!分かる分かるっw〟って笑いw
これだけで十分だと思うのは私だけでしょうか??w

小学生が中心のアニメなので萌え要素は少ないですが
私の小学校時代にもあった(した)事が沢山出てきて
懐かしさに浸りながら楽しめました♡

{netabare} 牛乳一気飲み対決とか
デザートをかけての対決とか
クラスの皆には内緒でデートとかw {/netabare}

スレた大人に成長した皆さん、このアニメを観て一度童心に返ってみるのもいいかもしれませんよw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.7 77 2008年度アニメランキング77位
劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ(アニメ映画)

2008年12月13日
★★★★☆ 3.8 (122)
737人が棚に入れました
尸魂界・瀞霊廷では涅マユリがある装置の実験開発に勤しんでいた。だがその矢先に謎の姉弟に襲われ、涅マユリが暴走、それにより巨大な霊子の大蛇が出現し、瀞霊廷はその渦に飲み込まれ壊滅する。その様子を目撃していたルキアもまた謎の姉弟によってある異変に襲われてしまう。

声優・キャラクター
森田成一、折笠富美子

Hawaii さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

観なくていいですwww

相変わらずジャンプ系の映画化は失敗作が多いですね。
これもそのひとつ。
新キャラ登場は毎回のことだがインパクトに欠けました。
ルキアの変身ぶりも微妙でしたしまぁでも
ラストのシーンは良かったと思います。
あと作画崩壊していてひどかったですwww
わざわざ試写会に行った自分は涙目www

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

舞城知夜 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

ルキア大好きなのでかなり泣いた。
オリジナルキャラが可愛くて切なかった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

64.6 78 2008年度アニメランキング78位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
2252人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だたのラブコメだと侮るなかれっ!!

皆の評価見てたら断念したとかあったから正直なめてましたw
ただの金持ちと鈍感女のドタバタラブコメなんだと。


でもねっ個人的にはこのアニメ面白かった♡
いや・・・面白いというかすごくよかった♡♡♡

全24話なんだけど、ラストまで観ているうちに
沢山の感情を私に与えてくれた。

キュンキュン
ドキドキ
ハラハラ
ガッカリ
切ない
喜しい
ムカつく
哀しい
楽しい
そして大切なものを守りたいという気持ち。

SAのメンバー。そしてその周りの登場人物
それぞれにスポットを当てているのも素晴らしい☆
それぞれの感情に共感できました。

ラストちゃんとハッピーエンドで終わってくれたのもありがたい♡

沢山のキャラがいましたが個人的には八尋が好き^^

好きだから守りたいんだ。悲しい思いはさせたくない。
その為には僕が悪役になってやる。
不器用だけどすごく優しくていい子なのよ(ρд<。)

もう続き出ないのかしら・・・皆の今後をまだまだ見守っていきたい気持ちにさせてくれたアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

笑ったり、ケンカしたり・・それでも僕等は仲良しこよし(´∀`*)ポッ

少女漫画原作と言う事で1話だけ観たんだけど、
あまりの酷さに断念したこの作品。
この酷さで2クール何すんだ?とか思ってましたが、
何だか知らんがまた観始めたら結構面白かったんですよw

1話だけだと、色々気に入らない事が多かったんですよね…
まず、私サリーちゃん脚の作画って好きじゃないんです (´・ω・`)
あ、サリーちゃん脚ってのは脚に一切くびれがない事ねw
最近観たのだと、ホスト部もそうだったな。
あと、映像自体はキレイだけど、作画が若干古臭さくて最初はダメでした。
きわめつけは、私が最も苦手とする
主人公の女の子が真っ直ぐで鈍感過ぎな、ウザキャラパターン。

ストーリーをさらっと説明すると、
そのウザキャラ主人公・光と、幼馴染の彗は小さな頃からライバルで、
光は彗には一度も勝った事がなくて、高校生になってからも
小さい頃と変わらない日々が続いてたけど、
成長するにつれ、お互いを違う意味で意識し始めた2人を中心としたスペシャルエークラス、
通称=S・Aのドタバタラブコメディー☆
S・Aとは、学年1位から7位までの生徒だけが入れる特別なクラス。
なので、他のメンバー個々の話もあり、それがあるからこそ面白かったと言えますw

いやぁ、個人的に彗役の福山潤様のクールボイスと、
宙役の下野紘様のおバカキャラと、
八尋役の谷山紀章様のSキャラがツボでしたねぇ!
で、S・A男子(福山さん、下野さん、堀江さん・代永さん)
で歌う後半のOPが最高に好きだった(・∀・)♪+.゚
何だか下野さんが一番上手く美声に聴こえたのは、
manaが勝手に耳で補正したからかもしれませんw

まぁ、あんまり次が気になる内容でもありませんが、
いつの間にかキャラに愛着が沸いちゃって、次々観てました!
最後もキレイにまとまってて、王道パターンなんで、安心して観れる作品だと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

64.5 79 2008年度アニメランキング79位
デトロイトメタルシティ(OVA)

2008年8月8日
★★★★☆ 3.8 (108)
410人が棚に入れました
主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ごめん 実はこういうの大好きなんだー!

優しくおしゃれなスェーディッシュポップスをこよなく愛する青年・根岸宗一が主人公。
好きな音楽でプロデビューすることを夢見て上京したが、
契約したデスレコーズで強制的に悪魔的デスメタル
「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ヴォーカル
ヨハネ・クラウザーⅡ世としてインディーズデビューさせられてしまう。

悪魔メイクと衣装でその二面性は区分けできているものの
自分の意思とは裏腹に、彼の中に秘められたメタルの才能が急速に開花し、
過激なパフォーマンスと歌詞で大ブレイク。
バンド人気が益々過熱していく中、葛藤する姿をコミカルに描く物語。

主人公の宗一が学生時代から目指している音楽が、
フリッパーズギターなどを代表とする、かつて渋谷系と呼ばれた
カヒミ・カリィやコーネリアス、というのがまず懐かしい。
だけど路上でその手の歌を唄ってみても、人が集まることはなく。

事務所の社長から引き出された、デスメタルロッカーとしての才能のほうが
どんどん開花していく有様を見ていて思ったのは、
人間の内面には誰しも、相反する二面性が存在するよなってこと。
事実、僕自身の中にも宗一とまったく同じように、
特に音楽に関しては真逆の趣味があったりする。
クラシックを愛しつつ、メタルロックも大好きだし、
フレンチポップを愛する一方、雅楽なんかもけっこう好きだったりする。

しかしこれは趣味ならジャンル問わず幅広く聴く、あるいは演奏する
というだけで済むけれど、デスメタルのような特徴的な音楽を
プロとして極めようとするなら、それはめちゃくちゃ大変なこと。
ましてや宗一の場合、自分の意思や好みが無視されて強制されている。
しかも世間での評判はどんどん尾ひれもついて伝説化。
本来の宗一と真逆にかけ離れていけばいくほど、
それが観ている者にとってはめちゃ面白く、冷静に見れば、
どちらも宗一自身だってことがシュールでもある。

センスというのは、自分で認識しているもの以上に、
他人から引き出されたもののほうが、案外花開くものなのかもしれない。
それを思うと、宗一の隠れたデスメタルセンスを見出した事務所社長は
かなりのやり手だったと言えよう。

この作品、基本・・ギャグアニメなので当然大笑いの連続だが、
本人自身が実際どう思っていようが容赦なく、
1人のカリスマロッカーが作り上げられていく過程とともに、、
ロック音楽界のことも、なかなかリアルにテンポ良く描かれていたと思う。

それと、宗一の学生時代からの同級生である相川さんが素朴で可愛い。
実写映画も原作も観たけれど、個人的にはこのアニメが
一番バランスよく感じて好きだ。

相当~~お下品だけどね(^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高です!超下品なので・・女性にお勧めしてはマズいのかな…満点作品

視聴途中で テンションが上がり
いちど感想を書かせていただきましたが
 
見終わってしまいました     (ㅅ´ ˘ `)♡

最後まで ほんとに楽しかったです

あいかわらずの 下品なことば (゚ロ゚;ノ)ノ
そこは目をつぶり耳をふさごぉ~ ♪

  まったく気にせず視聴しているつもりでしたが

 なぜ…
 ホンワカな ゆる~~い ED にホッとして
 いっしょに口ずさんでいるのでしょう f(^_^;

 このギャップ極まりないEDが 実は大好きなのです



-----以下 前回の感想です-----

最高です♪♪♪
最適な言葉がみつからず残念です・・・
どう表現したらよいのでしょう
MAX楽しいです 


他の方のレビューでは 
最高に笑ったなどと記載がありますが

笑わない部分も すべてよい◎です 

内容ですが・・・

主人公の根岸宗一
あこがれの歌の世界でがんばる!なのです

根岸君がよいのです!!!

ショートですので( 15分弱 )
少しでも興味がわいた方
1話だけでもご覧下さい

  根岸くん 頑張れ ~~ !(^^)!

と言いたくなります!!
2話観てしまったら きっとハマって抜けられない !!

この文章だけですと・・・
ネタバレを避けて書いておりますので
まったく伝わらないと思います
他の方々のレビューをご覧になって
評価点なども参考にしてみてください

ただ・・・
この作品を とても良い
としてしまうと・・・
女性として少し疑われてしまうかな・・・

というほど
下品です・・・ (^_^;)

主人公が 下品な言葉を
発せざるをえない立場にあるので・・・・

がんばれ 根岸くん!!

気持ちをあらわすために 評価点をMAXに 満点です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

いしゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さすがPG-12指定! 家族一緒で視聴は・・・正直危険な作品です。

あらすじはあにこれを参照ください
放映時期 2009年2月~3月 

大分から上京したポップミュージック大好きな少年/根岸は
気付けば ボーカル兼ギターでインディーズ界を席巻していた・・・

音楽やバンド関連の作品って みんな熱くてどこか爽やかさがありますよね
ただ この作品は PG-12作品 普通の作品じゃありません!

爽やか? いやいや 反対に空気が淀んでます  
下品なギャグのオンパレード ある意味”下ネタ直球勝負”!
毒気が強すぎて・・・好き嫌いが分かれる作品だと思います。

この 誰にでも好かれようなんて 全く考えていない潔さ 
好きな人は好きかも○o。.。

インディーズ界でデスメタルバンドとして頭角を現したクラウザー
異形の姿と激しいアクションで次々とファンを虜にしていく!

でも 素の彼は”スウェーデン・ポップ”大好き 爽やか青年/根岸君
この二つの顔を持つ 彼の青春物語

わたしはデスメタルとか全く知りませんが 
クラウザー様の恰好 少しは誇張してるのでしょうか?
ハロウィンくらいでしか見たことのないような格好ですし
もしリアルでこれに近かったら ビックリです。
 
内容は 正直薄いです
観終わっても 何も残らない・・・ 
でも! あえて言うなら 例えばこんな時 おススメです 

〇疲れた時・・・
クラウザー様の歌を聴けば 元気出ます 
画面のオーディエンスも 凄いノリです( 歌詞ほぼ下ネタですが ) 

〇笑いたいとき
やることなすこと 裏目に出る根岸君 
最後は暴走クラウザーで笑いに走る! ( 解決策ほぼ下ネタですが )

〇隙間時間に濃いアニメ観たいとき   
1話15分( 毒気が強くこれ以上は危険!&下ネタ多いので視聴場所大事 )

〇元気のないとき
クラウザー様は 明日なんて観ていません 
でも 今日をしっかり生きてます ただ全く参考にはなりませんが・・・
勇気だけは貰えるとおもいます。

〇仕事中からプライベートなどの 切り替えが出来ないとき
根岸君からクラウザー様へのあの変わり様 見習ってはどうですか?
ただ 見習って大切な何かを失っても わたしは知りません♪
    
ま~多分他にも沢山あるはずでしょうが 割愛(^^♪。 
 
最後に
根岸君が変わらず音楽を好きな所は 情熱を感じます
少しサクセスストーリー的な所もありますし その点は良かったです

今回は 他の登場人物の紹介は省きましたが 
ヒロインも出て 青春したり メンバーと合コンしたり
住んでるアパートの隣のおじいさんと騒いだり・・・
一般的な事も やっていますのでご安心を!

ただ 家族そろっての視聴は・・正直危険な作品ですね。
( 個人的には無理かな・・ )

以上 最後までお読み下さりありがとうございました。



 



 
 





 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.4 80 2008年度アニメランキング80位
のらみみ2(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (14)
79人が棚に入れました
『のらみみ2』は、「のらみみ」の第2期シリーズ。
かつて誰もが憧れた「居候キャラクター」。生活を共にし、日常を愉快に演出してくれる愛すべき異分子??そんな居候キャラが世間にあふれかえる時代のお話。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、白石稔、西村知道、半場友恵、中尾衣里、喜多村英梨、神代知衣

64.3 81 2008年度アニメランキング81位
隠の王(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (429)
3075人が棚に入れました
時は現代。そこには昔より存在する忍の世界=「隠の世」があった。隠の世が生んだ最大の秘術「森羅万象」を体内に刻まれた少年と、それを手に入れんとする者たち、そして彼を守らんとする忍達の戦いを描く。

声優・キャラクター
釘宮理恵、津田健次郎、斎賀みつき、諏訪部順一、浪川大輔、岡本信彦、藤村歩、中田譲治、日野聡、置鮎龍太郎

Nagi* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

隠の王

小悪魔ショタ系。意外と悪くないではないかっ!
自分の中の新ジャンルを開拓された気がするww


隠の王(なばりのおう)は、漫画が原作、2008の春夏/2クール放送
“隠”=“忍”という意味で、現代を舞台にした忍の世界を描いた作品です。


総評として面白かったけれども
自分には目をつぶりたくなるシーンがあるのです!

それは、顔全体に文字がぶわ~っ!ってなる所…
同じ模様が羅列してるのを見ると気持ち悪くなるでしょう?
それと同じ感覚で、気持ち悪い~(>_<)と思ってしまいました。

あと、作画の色彩が暗くて気になる人には嫌かもしれません…

っと。それは置いておいて(笑)

自分がこのアニメの好きな所は、話のテンポが良い所っ♪
2クールで放送しただけって、
忍の世界や、難しい人間関係が理解しやすかったです。
ラストに“もやもや感”が残らない、完全燃焼できる作品でした
 
あ、あと。みはるの、悪魔の羽が出るシーン!
思わず笑ったり、きゅんってなった人も多いはず。
動画サイトに、そのシーンだけ集めたやつがUPされてるくらいですからw

その小悪魔主人公、六条壬晴(ろくじょうみはる)役の声優は
“釘宮理恵”さん

多数のアニメで活躍されてますが、
鋼の錬金術師では、エドの弟 アルフォンス役
ノラガミでは、かつての夜トの神器として登場した野良役でした。

女性でありながら、少年役ができるって…!!

少年を大人の男が守る設定なので
腐女子狙い?と感じるかもしれませんが、
これを機に、新ジャンル開拓しても良いのではw


このアニメが好きな方にオススメしたい作品。
▽モノクローム・ファクター
▽K
▽裏切りは僕の名前を知っている

興味があったら、ぜひ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「正しいとか間違ってるとかじゃなくて、そこにどんな気持ちがあったかが、一番大切なんだ。」

2010年まで「月刊Gファンタジー」で連載されていた漫画が原作のアニメ。

アニメは2008年に放送されていたためなのか、
原作とは異なる展開で物語が完結しているようです。

うーん、最後まで見たけど、
私とは相性がよくない作品でした^^;

全26話です。


● ストーリー
六条壬晴(ろくじょう みはる)は、
何事にも無関心な中学二年生の男の子。

彼の中には忍の秘術「森羅万象」が眠っているのだという。

現代でも忍の世界=“隠(なばり)の世”において忍者は活動しており、「森羅万象」を狙う者もいる。

「森羅万象」を巡る争いを断ちたいという雲平・帷・デュランダル(くもひら・とばり・デュランダル)は、壬晴を隠の王にするため、秘術を狙う忍者たちから壬晴を守ると誓う。


今まで何事にも無気力・無関心で生きていた少年が、
いきなり忍者たちの大きな争いに巻き込まれてしまうというお話。

壬晴自身には森羅万象が宿っていること以外の力はありません。
森羅万象もまだ眠っている状態なので、壬晴には使えません。

そんな少年が殺生の覚悟を持つ者たちの世界に引き込まれる。

壬晴からすれば、望んでもいない大きな力のせいで巻き込まれて、迷惑この上ないです。笑

そんな壬晴に転機が訪れるのは、
宵風(よいて)と呼ばれる少年との出会い。

彼は禁術「気羅(きら)」使いの忍者で、
己の命を削って放つ強い力を操る強敵。
そして、心には深い闇を抱えている様子。

宵風の願いを叶えたいと思う壬晴は、
森羅万象を使えるようになりたいと、
自ら隠の世に深く関わっていくようになります。

森羅万象を巡る争いは、
しっかり描かれていたように思います。

森羅万象の力を呼び起こすヒントを得るために、
それぞれの忍の里が持つ禁術を集めるというのは面白いなと思ったし、

禁術をめぐって争ったり、
いろいろな忍と出会ったりする展開を楽しめました。

無情なシーンもありますが、
忍の厳しい世界を描くうえでは仕方がないでしょう。


私がこの作品と合わないなと思ったのは、
主人公の壬晴と、もう一人の重要人物である宵風に対して、
共感も理解もできなかったということです。

自分の願いのために行動する宵風と、
宵風のためにと行動する壬晴。

二人が自分たちのために行動を起こすところまでは理解できるのですが、
理解できないのは、二人のために力になろうとする周りの行動。

みんなはなぜ壬晴のために、
時には危険を顧みず、命をかけてまで行動するのか?

誰かのために必死に頑張っている少年に対して力を貸そう、なら理解できなくもないし、

「友達を放っておけないよ」という崇高な気持ちからの行動ならと理解しようともしましたが、

結果、二人の勝手な行動のために命を落とす人だって少なくなくて、
周りの人が必死になって命をかけるほどのことを二人がしているとも感じられなくて。

二人が力を貸してほしいと願っていたり、
周りと協力したいと思っているならまだしも、

壬晴も宵風も周りへの風当たりは決して優しいものではなく、
むしろほとんどが突き放すようなもので、
都合のいい時だけ頼るような素振りを見せているのに、

周りの人は、時には怒ってケンカ別れになったとしても、
次に会うときには何事もなかったかのように普通にしていたりと、

忠実に二人のためだけに行動するキャラには、
違和感しか感じませんでした。

雷鳴(らいめい)なんかは特に顕著でしたよね。
雷鳴がいい子だからなのかもしれないけど…
忠実すぎて、ちょっと怖くもありました^^;

もちろん、自分の考えや目的と合致するから二人に力を貸すんだというキャラもいて、それは受け入れられたのですが…。


《 宵風の人生 》

宵風は辛い生い立ちであった。

それはずっと感じられることで、
だからこそ命を削る術をも受け入れた。

宵風が使う気羅というのは、
内側から相手の体を破壊する恐ろしい術で、
その術によってたくさんの人を殺してきた。

彼にまつわる物語は、原作とは異なる展開であるようですが、
私にはどうも受け入れられなくて。

最終回はきれいな終わり方だなー、いい終わり方だなーと感じさせたかったのかもしれませんが、

これまでたくさんの人を殺していて、それは決して許されることではないのだから、なかったことにしてはだめでしょう。

罪を背負い続けて苦しめとはいいませんが、
宵風の人生を美しいものとして描いてはいけないと思うんだよな。

ここが気持ち悪くて…。
受け入れられませんでしたし、感動もしませんでした。

それとも、忍の世界で殺した殺されたを考えること自体がナンセンスなのかしら。


● キャラクター
壬晴、宵風に続いてもう一人、
私のもやもやを加速させているのが、雲平先生です。

「壬晴を守る」とかっこよく登場しておきながら、
終始うじうじしていた先生にイライラです。笑

過去にあった出来事を考えると理解できなくもないですが、
ぱっとした活躍もなくて、なんだかなー…でした^^;


このメインキャラである3人を理解できなかったことが、
私がこの作品が受け入れがたいと感じた根源です。

反対に他のキャラは魅力的で、

性格がまっすぐすぎる金髪ツインテールの清水雷鳴(しみず らいめい)やその兄・雷光(らいこう)は私のお気に入り^^


● 音楽
【 OP「CRAWL」/ VELTPUNCH 】

かっこいいOPですね。

なんだかお手本のようなアニメーションだな…と思いながら見てました。笑


【 前半ED「HIKARI」/ ELISA 】
【 後半ED「あるがまま」/ アナム&マキ 】

どちらもしっとり感動系なEDです。

前半EDの方が切なくて、後半EDは少し温かさが感じられます。

物語の進行に合わせての変化なのかな。


● まとめ
物語の中心となる森羅万象という力は、
結局何だったのかよくわからないままでした。笑

それなのに、森羅万象に振り回され続けたキャラクターたち。

強大な力は存在するだけで争いを生むのですね。

26話見ましたが、
積み重なった重みはあまり感じませんでした。

あらゆる出来事を通して人物の内面は変わったんだなというのは感じますが。

結局、壬晴と宵風に振り回されただけのような気がします^^;
キャラに共感したり好きになったり応援したい気持ちになったりしなかったなあ。

物語全体の流れは悪くなかったけれど、
作品への愛着は残念ながら持てませんでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

思春期のシンパシー

現代に生きる忍を描いた作品なんだけど、アクションものとしてはエンタメ性はやや薄目。
ケレン味もなければストイックでもないし、そもそもスクエニ系の女性向きな要素を多分に含んでる時点でアレなんだけど、ともかくアクション主体で見るべきではありません。作画も悪くはないけど迫力不足。

本作の90%は思春期の青臭くも繊細な心で出来ています。
おそらく作者さんはとてもナイーブな方なんでしょう、奈須きのこ氏とは少し違う方向性だけど、ストレートに作風に反映されているように思います。
壬春と宵風の関係性に共感出来る部分があれば、良い作品に映ると思います。
個人的に面白いかと言われれば微妙なんですが、この一点に関してだけ言えば良かったんじゃないかと思います、はい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

64.3 81 2008年度アニメランキング81位
スカイクロラ - The Sky Crawlers(アニメ映画)

2008年8月2日
★★★★☆ 3.6 (423)
1993人が棚に入れました
現代に似たもうひとつの世界。平和を実感するために“ショーとしての戦争”が行われる中、思春期のまま戦闘機のパイロットとなることを余儀なくされた通称“キルドレ”たちの運命を描く。

CountZero さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。

理系作家として有名な森博嗣先生のスカイクロラシリーズを、押井守監督が映像化した作品です。
原作のシリーズは私の大切な小説の一つです。
鈴木成一デザイン室による装丁もお気に入りなので、全部ハードカバーで手に入れて本棚に収まっています。
これまで何度となく読み返しては、詩的で徹底的に感情をそぎ落とした透明な色の文章と白昼夢のような世界観にうっとりとしていました。
私は映画化するなら絶対押井監督と思っていたので、制作が発表された時は本当に「キター!」っていう感じでした(笑)
が、重要なのは、やっぱりあの雰囲気をどれだけ再現できるのかといところです。

そんな私の観終わった感想は、「すごく良かった」です。

どこが良かったか?
まず、原作と同じように淡々とパイロットの待機と出撃を繰り返す日常が、上手に映画でもただ淡々と描かれていたところです。
「淡々と」を演出するために、BGMなしで、空調機の物音や基地で聞こえる機械音や作動音のみのシーンや、同じ視点から見たシーンが多用されているのがとても効果的でした。
私はすごくいいと思いましたが、そのように物語の起伏が意図的に抑えられたこの演出の仕方を、退屈と感じるかどうかで賛否も分かれるとは思います。
でも、そのおかげで本来あるべき感情が失われた「キルドレ」と呼ばれる主人公たちの思いや考えが表面に現れる時、ぐっとその感情が強調され、悲しみや、切なさや、やるせなさや、諦めが伝わってきます。

そして、意外にも良かったのが、草薙水素役の菊地凛子さん。
彼女は俳優としてすでに高い評価を得ている方なのですが、声優としてはどうなのか?と最初は思いましたが、今ではイメージにかなり近い、草薙水素になっています。
「あの棒読みのどこがいいの?」って思う方もいるでしょう。
確かに棒読みです(笑)
でも、いいんです!
それがキルドレなんです。
話す言葉に感情はないんです。
とりわけ、クサナギは他のキルドレが兵器として「繰り返し」どんどん死んでいくの目にしながら、エースパイロットとしてずっと長く生き残ってしまった、という流れがあるのでぶっきらぼうで棒読みな感じが逆に良かったです。
そしてキルドレは成長しない子供たちという設定なので、菊地さんの大人のようにも子供のようにも聞こえる独特な声がクサナギにぴったりだった、と私は思います。

原作好きな私としては、基本的にダウナーでオルタネイティブな小説の雰囲気が、映画でもきちん再現しようとされていたことに満足していますが、それに加えて原作とは少し異なる映画のラストも良かったと評価しています。
あの終わり方は、暗くて絶望的な状況に明るい一筋の希望を感じさせて、物語に救いをもたらしていたと思います。
諦めが希望に変わるシーンに感動しました。

もちろん飛行機の戦記ものなので、空中戦もよくできています。
確か押井監督はインタビューで「宮さん(宮崎駿監督)よりもいい空中戦を描く」って言ってたと思いますが、確かにその自信だけのことはあるかっこよくて迫力あるシーンだったと思います。
でもまあ個人的にはそれでも宮崎駿監督の空中戦の方が好きですけど(笑)

他にもいろいろいいところはあったんですが、この辺でやめておきます。
あとは観て感じてみましょう(笑)
原作を知らないと良く分からない設定なので、誰にでもおすすめな作品ではないですが、「繰り返される」生と死、その先にある絶望と希望なんて感じのシリアスな物語に興味のある方はどうぞ!

そうそうあとね、この作品はエンドロールの最後まで全部観て完結です。
お忘れなく!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦争と争いは永遠に続くもの…

3年前に観た作品なので記憶が曖昧ではありますがとっても暗い内容でした。簡単に説明すると永遠に勝てないとわかっている敵に挑み続けるお話です。たくさんの人が死にます。でも人が死ぬということはこの世界では日常の一部なので登場人物の悲しみの感情がとても薄いです。どのようなメッセージを伝えようとしているのか…僕はまだわからないので今後ともこの作品を観ていきたいと思っております。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Innocent Aces

原作は未読
ゲームはプレイ経験有です

数年前に
本作ゲームを
親戚の子(♂、当時小学5年生)を相手に興じ
年甲斐もなく悔しい思いをしたこの作品

当時を振り返ると
若気の至りというのか(そんなに若くないか^^!)
思考が単純なだけだったのか

悔しさのあまり
ゲームの攻略方法や
作中に出てくる戦闘機をネットで検索して
かなり本気でゲーム対策など練ったものです
(全く参考にならなかったけど^^)


そして最近になって
このアニメ作品を視聴

そのときの煽りなのでしょうか
空中戦のシーンでは
それこそ液晶画面に穴がいくつも開くくらいに
DVDが擦り切れるくらいに(そんなことには絶対ならないけど)
何度も何度も
空中戦のシーンを観察してしまいました


とにかく
空中戦
そして
戦闘機の描写がハンパないです

作画の細かさや綺麗さもさることながら
縦横無尽に動き回るカメラワークや
所々にスローモーションを入れたりして
戦闘機の動きを
よりダイナミックに見せる演出

さらに戦闘機の細部に至るまでの設定

いたるところに
細かくて
しかもツッコミを入れたくなるくらい

ある意味
マニアックな設定が施されていることが分かってしまい
数年前の無駄な努力がこんなところで日の目を見るなんて
ちょっと空しくなるくらいテンションがあがりました


特にすごいと思ったのは
主人公の「函南優一」(かんなみゆういち)くんが操る
「散香」(さんか)という戦闘機

「エンテ型」と呼ばれる
プロペラが機体の後方に設置されている
独特のスタイルの戦闘機で

Wikiによると
「実際に飛びそうな単発単座のプッシャ機を模索した結果、外観が旧日本軍の『震電』と似てしまった」
と記述されてますが

ホントは
その「震電」自体を”モチーフ”にしてるのでは・・・
と思われるような描写が随所に見られます

被弾してパイロットが緊急脱出するときは
パイロットが怪我をしないように
エンジンと本体を繋ぎ目で爆発させて切り離したり

プロペラへの損傷を防ぐため
機銃発射時に機体外部への薬莢の排出をしないなど
(他の戦闘機はジャラジャラとバラまいてる)

その独創的なスタイル故
実機で実際に取り入れられていた特殊な仕様を
とことん盛り込み映像化するこだわり
(って勝手に思い込んでるのですが^^)

さらには
作画描写が難しいはずなのに
あえて
実機には採用されなかった二重反転プロペラを
惜しげもなく採用し
運動性能の向上を図ったり

普通なら機体が空中分解してしまうくらいの
激しいマニューバ(急激な旋回)を
いとも簡単にやってのけてしまう
等々
(ここら辺になるとかなりテキト~に書いてますよ^^)

まあ
実際には
「震電」の機体については
試作機段階で終戦を迎え
実戦での運用実績がないので

想像の範囲内での無茶な設定くらいおおいにアリなんでしょう^^
(って超エラソ~なこと書いてしまった^^!)


反面
ここまで書いておいて
お話のほうは
よく分かりませんでした!(キッパリ!)

「大人」にならない(なれない?)
だけど
お酒を飲んだり
喫煙したりする
「キルドレ」と呼ばれる「子供」(?)

私にとっては超うらやまし~(歳取らないところが)
キルドレという運命を背負わされた
主人公のゆういちくんをはじめとする
戦闘機パイロット達の
戦闘に明け暮れる

現実からかけ離れた“日常”・・・

なのかな?

戦争や空中戦よりも
彼らの日々の生活や
キルドレである自身の苦悩や葛藤が
淡々と描かれており

表情の薄いキャラデザも手伝って
ちょっと気持ちが沈んでしまいそうになります


ストーリーは
ヒロインで指揮官
そして
こちらもキルドレの「草薙水素」(くさなぎすいと)(♀)の元に送られてきた
或る一人のパイロット(今回はゆういちくん)のエピソード
という感じ

最後は
{netabare}次の男の子が基地にやってきて
“ふりだしに戻る”
みたいな感じ{/netabare}

{netabare}すいとのおめがねにかなう
「どストライク」の男の子が現れるまで
このループが繰り返されるお話・・・{/netabare}

なのかな?

{netabare}何人もの若い男の子を吟味できるなんて
うらやまし~
な~んて{/netabare}

{netabare}ちょっとだけ筋違いな嫉妬をしてしまいました^^{/netabare}

抑揚のないエピソード・・・
戦争モノなのに日常モノみたいなお話・・・
いったいどこに主眼を置いてこの作品を観ればいいのか?


でも
よ~く考えたら
こんな展開そのものが
この作品の隠れたテーマなのかもしれません

作品を構成する要素
そのどれもが
途中経過
成長過程
そんな印象を受けます

出てくる飛行機のほとんどが
現実世界では
構想段階で終わったものや
開発途中で断念されたのものばかり

キルドレという
見た目は子供
頭脳は戦闘マシーンみたいな
中途半端な状態の子供達

そして
喜怒哀楽の
感情の起伏の少ない
途中経過のストーリー

なんだか
お話が醸し出す無限ループ展開のようなものに引き込まれていくような感じ

観ていて
ちょっと違和感を覚える作品でした

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

64.1 83 2008年度アニメランキング83位
劇場版 MAJOR-メジャー 友情の一球(アニメ映画)

2008年12月13日
★★★★☆ 3.7 (157)
918人が棚に入れました
小学4年生の主人公・本田吾郎率いる三船ドルフィンズは、強豪横浜リトルとの試合で見事勝利する。しかし、吾郎は連投の疲れで右肩を痛めてしまう。そして、母親と結婚したプロ野球選手の父・茂野英毅の移籍に伴い福岡へ転校することになり、吾郎はチームメイトに何も言わずに引っ越してしまう。福岡に来た吾郎は、名門・博多南リトルの入団テストを受けるが、両親から右肩の故障を受けて「絶対にピッチャーをやらないこと」を約束させられる。自身の野球センスで打者として入団する吾郎だったが、やがて彼を絶望の淵に追いやる出来事が起こってしまう…。
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

全ての謎がここに明かされる。

メジャーシリーズの劇場版でテレビアニメ版の

第一シリーズと第二シリーズとの間の物語です。

吾郎はなぜ突然サウスポーになったしまったのか

その謎が明かされた作品です。

吾郎の養母となった人が再婚しその結果

{netabare}福岡に転校すること{/netabare}になってその後の

物語です。

転校先での少年野球チームのメンバーと対立したり

するも実力を認められ和解しチームのエースとなる。

その後の{netabare}北九州リトルとの{/netabare}試合で

{netabare}まだ完治していない肩をかばいながらも{/netabare}

ここで培ってきた友情のために勝利のために

投げ続け、ついには{netabare}その肩を完全に痛め二度とは投球できないように{/netabare}

なってしまった。

でも自分を犠牲にしてまでもチームの勝利のために渾身の

チカラで投げ続けるのはすごいと思いました。

しかもその後言った{netabare}「自分で選んだことだから後悔はない。」

(たぶんこんなセリフだったはず。){/netabare}

ことは本当に胸が熱くなる感じになりました。

その後父茂野英毅にサウスポーになることもできる可能性

があると言われ、なれるかどうかわからないにも

関わらず、やってみることを決意したのは

本当にすごいことだと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良作だと思いますよ。

ストーリーはなかなか、面白かったです。
味方サイドだけではなく、
北九州リトルの白人黒人コンビの二人も魅力的でした。

それと、臨時ヒロインの古賀恵役の蓮佛美沙子の透き通るような声が素晴らしかった。
この人が声優の道に進まなかったのは残念です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

アッシー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

吾郎君を目指して・・・

僕は吾郎君が自分の目標のために右肩が壊れるまで投げ続けることに感動しました。僕は一応、メジャーは全部見てきましたが一番、小学校時代が吾郎君が輝いていたんではないだろうと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

64.1 83 2008年度アニメランキング83位
USAVICH Season3 [ウサビッチ シーズン3](OVA)

2008年10月10日
★★★★☆ 3.7 (91)
458人が棚に入れました
ロシアの監獄に閉じ込められていたが脱獄に成功し、逃避行の末、遂に街にたどり着いたロシアの脱走囚人のウサギ、プーチンとキレネンコ。雑誌で見た新作のスニーカーを求めているうちに、とあるデパートを訪れるが、実はそのデパートは街を牛耳るロシアンマフィアの巣窟だった! キレネンコと過去に因縁があるらしい新キャラ・ズルゾロフが二人に襲いかかる! キレネンコは新商品のシューズをゲットできるのか!? そしてプーチンは無事生き延びることが出来るのか!?

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一度見たら忘れられない顔となかなか覚えられない名前

子ども向けっぽい雰囲気に見えるキャラデザだが、
内容的には大きなお子さんや大人向けのアニメだと思う。
雑貨屋さんに行くと、ぬいぐるみやストラップ系のマスコットや
ステーショナリーなど、このキャラグッズはけっこう見るし、
小さなお子さんより、やはり中高生以上に人気があるようだ。

MTV Japan局のMTV FLASHER枠で深夜放送されていたもので
海外作品のように見えるけど、日本作品。

ジャンルとしては、シチュエーションコメディのアニメ作品。
1話が1分半という短さで、セリフはほとんどないに等しい。

舞台は1961年 ソビエト連邦時代のロシア。
しかも、主人公はなんと刑務所で服役中。
収監された2羽のウサギは・・・
コサックダンスが得意で食いしん坊のプーチンと
極度のマイペースさを誇るキレネンコはシューズコレクターだったり
そのほかにも、なかなかの細かいキャラ立てがされている。

その仲間たちが繰り広げる毎日を、
独特のコンピューターサウンドと突飛な笑いのセンスに乗せ、
シュールな展開とドタバタコメディを織り交ぜながら描いている。

今まで、監獄生活を描いたシーズン1と
脱獄したあとのカーチェイスを描いたシーズン2につづき、
このシーズン3では、逃亡劇を経て辿り着いたデパートでの
出来事を描いているのだけれど、そのデパートが実はマフィアの巣窟だった
という設定になっておりそれぞれシーズンごとで構成された13話。

この筒型状の胴体とやけに長くて寸胴な顔つき、内心何を思ってるか
ついつい探りたくなってくるような、信用ならない顔つき。
ゆるキャラとは違うし、ウサギにしては顔と耳との比率がアンバランス。
見ようによっては、けっこう怖いので、あまり近寄りたくない感じ。
それが何話も続けて観ていくと、まぁこれはこれで面白いか・・・
と思えてしまうから不思議なものだ。
色合いもやや淡いトーンなので、ゴチャゴチャした絵柄でも
目にそれほど負担がかかるような作画でもなく。
お茶でも飲みながら、ぼ~~っと眺めるのにちょうどいいかも。

さてさて・・・彼らは無事に?目的を果たせるのか・・・

しっかし、レニングラードにコマネチくらいはわかるとしても、
ゼニロフにロウドフ、カンシュコフにコプチェフ。
ロシア系の名前ってなんでこんなに覚えにくいんだーー

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

動きがほんとにかわいいです。
何度みてもによによ笑っちゃいます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

まりんこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャラクタークオリティがキラッ☆

どこかおかしくて、大分エッジが効いていて、うっかりするとブッ飛んだままの愛すべきキャラクターたち。
これが作品の大事なところ、全部!

ルーニー・テューンズやトムジェリ、ディズニー、ハッピツリーフレンズなどなど…
海外キャラクターものと同じジャンル。
良い意味で「キャラもの」です。

ストーリーはすべて短編で、基本的にロードムービーのスタイル。構成はテンプレがあり、きちんと毎回踏襲されます(テンプレだから当たり前でした…)。
ルーニー・テューンズならTNT、ハピツリならキャラが惨たらしく死亡、ウサビッチならキレネンコ発動、といった具合。
尺も短いためか、キャラクターはセリフらしいセリフは喋りません。とにかくテンポの早い演出で、キャラクター(人物)とアニメーション(動き)を見せるタイプの作品。

こういうタイプの飽きさせない演出って素晴らしいです。勉強になります。

これ以上ぶっ飛びたいとなると、もうハピツリを見るしかないんじゃないかな…?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

64.0 85 2008年度アニメランキング85位
ギャグマンガ日和3(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (206)
1259人が棚に入れました
原作コミックスが累計270万部突破!「ジャンプスクエア」にて連載中の異色ギャグアニメーション!
1話5分のシュールで早口なショートギャグ!さらに パワーアップした第3弾!
あいつらが・・・あいつらがまた帰ってきちゃった!!

まぱお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ぎゃっ!!ぐまんが日和~♪

面白いです。オープニングハマります。
 しかし、つぼが低い人(僕の様にww)ではないと白ける可能性があります。面白い回とそうではない回があるので、興味がある人は見てほしいと思おいます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

モヤモヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

待望の3期 

お約束のキャラが多数いるので1期をまだ見ていない人は1期から見ることをお勧めします。

作画や声優のゆるさ加減がギャグマンガ日和にマッチして文句のつけようがありません。

ギャグが合わない回もあるしツボに入る回もあると思います。1話5分で完結するので、テンポ良く視聴できるのがいいですよ。

最後に
私はサムネのパンツを被った男の回が死ぬほど好きです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

いりあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

テンポがいい!

マンガの面白さに気づけない方でも絶対笑えるはず!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

64.0 85 2008年度アニメランキング85位
スクールランブル 三学期(OVA)

2008年7月17日
★★★★☆ 3.8 (115)
624人が棚に入れました
週刊少年マガジン2008年13号にて、単行本21巻&amp;22巻の初回限定版特典DVDアニメとして、アニメ第1期スタッフによる『スクールランブル 三学期』の製作が発表された。スクールランブル 三学期♯1-24が放送されたと仮定した 内容の♯25と♯26(最終話)。♯25の冒頭やオープニングに♯1-24のダイジェストシーンやカットが収められている。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

完全決着!なるか?

スクールランブルOVA第2弾。
全2話。



1期、2期、間にOVA、と続いた
スクールランブルもこれにておしまい。
ひとまずのエンドを迎えます。
天満の恋は?播磨の恋は?
決着がつく…かもしれません。
ここは観てのお楽しみということで。


3期が製作されたと仮定しての#25,#26のようで、
仮定された#1~24の内容は冒頭の数分で流されます。
すなわち…。
ちょっとわけわかんねぇ…w
まぁこのダイジェスト映像もそれはそれで楽しいものでしたけれど。
スクールランブルらしいと言えばらしかったです。
とは言え、ファンとしては普通に3期をやってもらいたかったところです。

時が少し過ぎているため、
人間関係にも少し変化が生じています。
仲が良くなっていたり、呼び名が変わったり等。
嬉しいカップリングが見られたり。


1期、2期よりも物語が進んだ気がします。
たった2話で。
それだけバカやってたってことか、本編w

こういう締めは全く予想できませんでしたが、
これまでの経緯に納得できる部分も多かったので
なかなか良くまとめたのではないかと思います。
ちょっと感動しちゃったゾ☆



播磨はやっぱイケメンですね。
八雲はやっぱ超魅力的ですね。
スクールランブルはやっぱスクールランブル、、
でしたが、
それと同時に本作は

新しいスクールランブルの"形"

を観ることが出来るでしょう。
とても満足しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

播磨君!君は最高の男だよ!

スクールランブルの完結編に位置する作品で、とっても良い終わり方の内容でした。
播磨の男気に惚れましたよ!

◆この作品の概要は・・・
30分×2話のOAD作品。
単行本21巻と22巻の特典DVDとして制作された作品です。
3学期という事なので実質的には3期に当たる内容ですが、ウィキぺディアによれば3期の放送と仮定した時、第1~24話を無理矢理1分30分のダイジェストとして冒頭に流し、3期の25話と26話の内容がこの作品になるという事らしいです。

◆非常に残念・・・
24話分を1分30秒にしちゃったってある意味すごい事をしちゃいましたね。
特典のDVDなのでしかたのない事かもしれませんが・・・。
原作知らないので、「あれ?このキャラとこのキャラがなんで?」みたいな展開や「これどういう事?」というような展開が見受けられました。
この作品を見終わった後、すごく満足感があったので、それだけに24話までの内容を飛ばしてしまっているのは残念でならないです。
正式に3期として制作してほしいですね。

◆この作品の見どころ・・・
いろいろと掛け違った恋愛展開をみせたスクールランブルが遂に恋の決着を付けました。
何処と無くつかみどころがわからないキャラの烏丸が胸の胸中をぶちまけます。
播磨が最高の男気を見せてくれます。
激鈍の天満の恋の行方は・・・。
今までバカばかりやっていたこのアニメでしたが、最終回はとっても感動できる内容でした!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

アスクール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スクールランブルの完結が見たいなら視聴するべきです^^

これ二話しかありませんがすごいつまっています♪
一期と二期になかったシリアスな場面がすごい多いです。原作の最後の方をアニメ化したんでしょうか(?)

とにかく結構感動的です。播磨とか烏丸の・・うんうん(>0<)いろんなものがあります。

しかしここまでシリアスにするとは・・。ある意味でスクールランブルらしくないのでは(?)

というか完結の感じがまさかでした・・。正直播磨が少し報われていないような気がしました。結構幸せになってほしかったんですが・・。

笑いだけでスクールランブルを終わらせたい人はあまり見ないほうがいいですかねぇ~~。少し重さがあったので・・。

でもいい話なんでスクランを一期二期みたなら見たほうが終わった感じがあると思いますね。


投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

64.0 85 2008年度アニメランキング85位
キャシャーン Sins(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (66)
382人が棚に入れました
荒廃した世界にて、長い眠りから目覚めたキャシャーン。目覚める前の記憶を失っていた彼は、何故か襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶を取り戻さんとする。荒野をさすらうキャシャーンは、やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った“罪”を知ることになるのだった……。

声優・キャラクター
古谷徹、宮原永海、皆口裕子、チョー、矢島晶子、森川智之、小山茉美、内海賢二

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

雰囲気だけで御飯3杯はイケる?!傑出したダークな世界観

【レビューNo.100】(初回登録:2023/12/24)
オリジナルアニメで2008年作品。全24話。
「レビュー100本記念」はこれでいきたいなと。
他のレビュアーさんとやりとりして、昭和のアニメ「ガッチャマン」や「キャ
シャーン」を知らない世代に軽くショックを受けたので。
(冷静に考えるとウチの娘たちも絶対知らんわwww)
なので、その辺りのアニメも取り上げてみようと。
とはいえ、今更昭和の作品そのものを取り上げるものいかがなものかと思い、
平成にカムバックしていた本作を紹介しようと。

(ストーリー)
長い眠りから目覚めるも、それ以前の記憶を失っていたキャシャーン。
しかしその間にロボットを含む全世界は「滅び」が進む荒廃した世界へと変わ
ってしまっていた。
「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」
そんな噂に群がり、キャシャーンに襲い掛かってくる「滅び」に冒されたロボ
ット達。そして
「お前が犯した『罪』を思い出すまで許さない!!」
と、キャシャーンに付きまとう女ロボットのリューズ。
荒野をさすらうキャシャーンは、襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶
を取り戻さんとする。やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った
「罪」 を知ることになるのだった。
※ロボットの「滅び」
 → 体中に錆が発生し、部品交換も適わず朽ち果てていく現象。
   (それまで不死身に存在だったロボットに訪れた「死」という概念)

(評 価)
・昭和の名作を大人向けに見事にブラッシュアップ
 ・「キャシャーン」は昭和アニメで、ブライキング・ボス率いる「アンドロ
  軍団」に立ち向かうべく、東博士の息子の鉄也が「新造人間キャシャーン」 
  となり、人類を守るために戦う子供向けのヒーローもので、私も子供の頃
  お世話になった作品です。
 ・その「キャシャーン」から、主要キャラや終末期という世界観を引き継ぎ
  ながらも、単純な「懲悪もの」から「死生観」や「罪」といった哲学的な
  要素を取り入れ、大人向けにストーリーを一新したものが本作になります。
 ・主要キャラも前作から下記のように変更。
  ・キャシャーン
   悪を倒すヒーロー
   → 記憶を失った放浪者。唯一「滅び」から逃れた「不死身」の存在
  ・ルナ
   キャシャーンの相棒(ヒロイン的存在)
   → 他者に「生」と「死」を与える力を持つ存在
  ・ライキング・ボス
   アンドロイド軍団を率いる悪玉ボス
   → 狂言回し的な存在。(「滅び」のきっかけを作った張本人ではある)
  あと前作のような変身機能はないですが、ロボット犬フレンダーも引き続
  き登場するのは嬉しいですね。

・誉め言葉としての「雰囲気アニメ」
 元々キャシャーンは前作から、
 「終末感漂う荒廃した世界で繰り広げられるシリアスなストーリー展開」
 というダークさが漂う作品ではあるのですが(一応子供向けだったので強く
 は押し出してはいないですが)、本作では上述に加え
 ・「滅び」という「死」の概念が蔓延した鬱々とした空気感
  またそれから逃れられないという閉塞感やぺシニズム
 ・キャシャーンが犯したとされる「罪」という十字架の重さ
 ・大人向けの辛口な演出
 ということで、重厚でダークな世界観がホントたまらない!!
 そしてすべてを明確に語らず、ミステリアスな余韻が残る演出も相まって、
 本作が纏う「傑出した雰囲気」を創り出してるって感じですね。
 この雰囲気を味わうだけでも、本作を視聴する価値はあると思います。 

・秀逸なメカデザインと戦闘シーン
 前作から引き継いだ戦闘用量産型ロボットに加え、ならず者(?)のロボッ
 トのメカデザインはどこかレトロ感がありホントに秀逸です。
 また戦闘シーンでキャシャーンに破壊される際の部品が飛び散る作画や金属
 音など、メカ好きには堪らない描写も多いです。
 それにキャシャーンと同タイプで同等の戦闘能力を有するライバルキャラも
 登場しますが、この辺りの戦闘シーンスピード感や迫力があり熱の籠ったも
 のに仕上がっています。
 人間タイプのロボットも登場しますが、幼女のリンゴ以外はどこかにロボッ
 トと分かるデザインがなされており、それでいて人間らしい感情のセリフを
 吐き出したりとギャップも上手く作用しています。

・「生」と「死」を扱った割と重い作品
 前作が「懲悪的ロボットバトルモノ」ということもあり、そういう描写が多
 いですが、本作の本質は「滅び」というロボットに訪れた「死」の概念がも
 たらす、各ロボットの「死生観」にあります。
 ・「死」から逃れるためあがく者
 ・「死」受け入れる者、そしてそれにより気付きを得た者
  → 「他者と限りある時間を過ごすのが愛おしい」と感じる恋愛感情っぽ
     いもの
  → 「死があってこそ生がある」という生きている実感etc…
 しかし一度は死を受け入れたものの、キャシャーンという「蜘蛛の糸」が目
 の前に現れた時その者は・・・といった結構エグイ描写もあり「生」と「死」
 というテーマに対し、ロボット達は様々な答えをみせてくれます。
 そしてそれと対比しての「不死身」の存在となったキャシャーンの苦悩。
 
 またテーマから少しそれますが「ロボット軍団」を率いて一時頂点に立って
 いたライキング・ボスが目指した世界とは・・・
 哲学的な要素を含む面白い作品に仕上がっていると思います。

昭和の「ヒーローもの」だった子供向けだった作品を、「大人だからこそ楽し
める」作品にブラッシュアップしてきたタツノコプロの手腕は賞賛に値すると
思います。それに何といっても傑出したダークな世界観!!
それをしっかり24話で魅せてくれるという・・・
もう15年位前の作品となりますが、今なお十分楽しめる作品だと思います。

あとOP「青い花/カラーボトル」はかなりの名曲です。
(私の記憶が確かなら多分最後に買ったCDになるかな)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

鉄のあくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私がアニメにハマるきっかけとなった作品!

実写映画の「CASSHERN」のファンだった私は、この作品で初めてアニメを1話から最終話まで完走しました。
今思えば、これがきっかけでアニメを観るようになっていました。

基本的に「もうダメだ」ってくらい退廃的な世界の中で、主人公キャシャーンが小さな"生きようとする力"と出会っていき、自分の為すべきことを模索していく物語。

原作のキャシャーンを知っている人からすると「なんでキャシャーンを名乗る必要があったのか」というくらい独自の世界観・ストーリーになっていて、リメイク版とは決して言い切れない感じなんですが、原作アニメから実写映画、そして今作に受け継がれる作風で、シリアスかつシンプルで強いメッセージ性のある作品に仕上がっていると思います。

今観かえしてみると、特別なにかに優れていた作品とは思いませんが、なぜか人を引き寄せる"覇気"があります。
これは観れば感じて頂けるはずです。

観ている方が少ないようですが、序盤だけ観ても面白いと思うので、時間があれば是非とも。
おすすめです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

ワタアメ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良いじゃん!きゃしゃーん

うーん・・・そうっバトルが派手でいいんすよ。キャシャーン見た事無かったんで見ようと思い結局全部見ましたが、まあやってやった感はありますよね。でも私はリメイクするよりかは、こういう方は良いと思いますけどね。まあ注目度は低めだったかもしれませんね
とにかく私は毎週何故か楽しみに見た事は事実なんです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

63.9 88 2008年度アニメランキング88位
H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (438)
2427人が棚に入れました
幼少期に母親と死別して以来、心に傷を負った少年 弘瀬琢磨は療養の為、亡き母の郷里に転校してきた彼は、そこで三人の少女に出会う。
他人との接触を、かたくなに避ける『小日向はやみ』。世話好きの学級委員長でありながら、どこかそそっかしい『神楽ひなた』。そして、自らを“時の音の妖精”と名乗る明るい少女『音羽』。
他にもいじめっ子の『田端ゆい』、ひとなつっこい『八雲はまじ』など、新しい出会いを経験しながら、琢磨は自身の心に負った傷を克服し、転校先に溶け込んでいこうとするが…。

声優・キャラクター
櫻井浩美、田中涼子、成瀬未亜、安田未央、榊原ゆい、小清水亜美
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ご都合主義の詰め合わせだが、最終話をどう解釈するかで評価される。

全12話 ゲーム原作
ジャンル:恋愛and主人公の成長物語

主人公・弘瀬は母の死によって視力を失い病気療養として田舎の村に越して、H2O(はやみ・ひなた、音羽)の三人と接することで成長してゆく物語。

閉鎖された村で疎まれタコ殴り、虐められるシーンはありますが、全て何事もなかったような結末に繋がり、発展性が無い話が多いです。
変えられぬ過去・無くした過去・変わる過去とストーリーのテーマとして観れますが、全体的に残念ですね。
憎しみに対する描写が薄くストーリーのテンポは悪いですが、終盤にかけてそれらが布石となっている理由も一応あります。
弘瀬とはやみの悲劇に浸り、ご都合主義と終わらせるか、美談とし超展開な部分も目につきますが、恋愛好きな方は観ると良いかもしれません。
私からは、あまりお勧めはできません。

感想{netabare}
全体的にご都合主義の塊みたいな作品ではあるが、設定を活かせていない。 恐らく改悪されすぎているのだろう。
「時ノ音の精霊」について掘り下げがないのが残念。
ほたるの絵本が形になった音羽の存在、明らかにひなただと確定でき死人が精霊として、最終的に精霊会議で転生。
その背景が不明の為はやみが生き返った、とぶち壊された感が否めないですが、12話踏切で明らかに轢かれていますよね? 生死不明ですが、死んでいるでしょう・・・だから、弘瀬にしか見えない精霊となった と解釈できます。
下手に蘇りみたいな描写をいれず終われば、叩かれる話しではないですが、印象にも残らない作品だったのではないでしょうか。

精霊の存在定義が曖昧すぎるので腑に落ちないことは確かですけどねw

個人的な解釈ですが、はやみが生き返ったような描写を入れた意図は

1話ナレーション・11話に繋がるハヤミ心の声
彼は神と供に歩いていた、砂浜には二人の足跡が残っている。
空がまばゆく光、足跡に彼の人生が映し出された。
嬉しかった時、幸せだった時、二つの足跡にそれらが映し出された。
しかし、彼がどうしょうもなく辛かった時、悲しすぎて泣き出してしまった時、苦しすぎて耐えられなかった時、足跡は一つしかなかった。
神よ私の嬉しかった時、楽しかった時、その全ての時にあなたは一緒に居てくれました。
それなのに私が一番傍に居て欲しい時に、なぜあなたは私を見捨てたのでしょうか。

12話 弘瀬の心の声
私の苦しかった時、楽しかった時、その全ての時にあなたは私と一緒にいてくれました。
それなのに私が一番傍に居て欲しい時になぜあなたは私を見捨てたのでしょうか。
神は男に言った私はいつもお前の傍にいるお前がどうしょうもなく辛くて悲しくて泣き出してしまった時、私はお前を背負って歩いたんだよ。
神を見つめ男は言った全てに感謝して・・・ありがとう。

と、これこそご都合主義のテンプレですが、音羽が言った精霊会議の判断なのではないでしょうか。
お互いの悲劇に神が救いの手を差し伸べたと考えます。
それが感動かご都合主義の見方だと感じます。

ほたるとわかってあっさり受け入れるクラスメイト描写
ゆいがあっさり許す描写
はまじの女装設定・ストーリー的に不要
12話の子分A・Bの謝罪、あさっり逮捕される神楽祖父etc
他にもありますが、限がないので終わります。

私も感動したかったぞ、音羽!
君は出来ないんじゃない、出来ないと思い込んでいるだけ。

長々と駄文を最後まで読んで頂きありがとうございます。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

繋がった想い。

感動でした!音楽もよかったし…
特にOPは個人的に気に入って、きっちり12回聴きました(笑)
BGMとか挿入歌も爽やかな雰囲気のものが多くて、全体的に結構GOODでした!

田舎の舞台の雰囲気と可愛いキャラの雰囲気がミスマッチな所があったけど、逆にそれもアリかな?って感じで良かったです。

さりげなく「遊び」を入れるのではなくて、途中ほぼ丸々1話使って制作者の「遊び」要素が入っていたので…最終回まで流れ良くって感じではなく…そこで少し評価が落ちますが…

それでも、最終回は泣けました。
一時はほんとどうなるかと思いましたよ…ちょっと涙ぐんでしまいました。
でも!最後はハッピーエンドで超鳥肌ものでした。

ほんとに、全てにおいて良い感じで終わった。
色々な疑いも、晴れて…よかった。

ただ、はやみが子分A,Bに何度もリンチにされていたのに、子分がただ謝っただけで何の罰も受けなかったのは、最終的にはやみが幸せになったにしても…個人的には心苦しい所でした。

そして、何と言っても忘れてはいけないのは「時ノ音の精霊」って要素ですね♪
これがあったからこそ、主人公とその周りの人物を段々と幸せな方向に導くと思ったら、苦しみのどん底に落とし、そして最後のどんでん返しで超ハッピーエンドに…
やっぱ、その落差は涙腺に効きます!!
人によってはこの要素で簡単に話を操作できちゃうから批判する人もいますが、個人的にはいい作り方だと思います。

ほんとに「いい話」なんで、是非見てもらいたい1本です♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10
ネタバレ

なぎぃぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

君は出来ないんじゃない。出来ないと思い込んでいるだけ。by音羽

タイトルの意味は極めて簡単で
はやみ、ひなた{netabare}ほたる{/netabare}音羽のメインヒロインから来ていますっ!
最初の目の見えない設定が凄くよかったんですがすぐ見えるようになり
なんだ…こんなもんかと思いました
原作ではもっと長いみたいですね;
しかしラストの方ではしっかりその意味も成されており、自然に泣いちゃってました;

ヒロインが村設定でよくある家系差別といった感じですが同情で泣かせてくるようなア二メではありません
終始先の読めない展開で楽しませてもらいましたっ!

opの片翼のイカロス
本編と歌詞がリンクしていて凄くいいです、EDのカザハネも大好きなアニソンの一曲っ!
やっぱり売れているエロゲーには訳あって凄いですね…原作もチェックしなきゃ

あっ!あと7、8話くらいかな?音羽が魔法少女みたいなふざけた展開みたいに思いますがしっかりとした伏線なのでしっかり観るべきですよっ!

音羽の死霊の盆踊り
知らない方は一度みてみようっwww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

63.9 88 2008年度アニメランキング88位
Mnemosyune -ムネモシュネの娘たち-(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (237)
1441人が棚に入れました
新宿に事務所を構える二人の女性、麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。彼女達を弄ぶようなエイポスの思惑と、天使との因縁に終わりはあるのか。

manabu3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

不老不死者をいたぶる、狂気のエログロアニメ

舞台は1990年~2055年。
不老不死の二人の女性が、時代を超えてとことん弄ばれる狂気のエログロアニメ。
主人公が「不老不死」の能力を生かして、活躍するグロアクションだったり、
主人公が「不老不死」の能力を生かされて、みんなで幾度となくなぶり殺されるエログロアニメだった。
終盤からは、不老不死の謎や、世界設定についての話が始まる。
神秘的な話で面白かったけど、急展開すぎたのと、説明不足で、いろいろ中途半端だった。
設定は面白かったのに、エロとグロに力を入れすぎたもったいない作品。
狂気さの表現は素晴らしかったと思う。

能登麻美子と釘宮理恵の喘ぎ声が聴けるのでファンの方には必見かも。
声優さんは頑張りました。
エロ、グロ、流血、拷問シーンがあるので、そういうのが好きな方はどうぞ。
構成は45分×6話。このアイディアは良かった。

不老不死の主人公と、時代を超えた人々の「死」や「別れ」を描いた、感傷的な作品を当初期待していたのに、まさか、「不老不死」という設定が、「死ぬことが出来ないのをいいことに、何度も何度もなぶり殺す」という狂気の表現のために使われるとは思いもしなかった・・・
不老不死は後付けの設定で、「不老不死なら色々いたぶっても死なないから好都合だ」という製作者側の意図が感じられる。
良い点もあった。例えば、アニメにおけるエロやグロを規制し自粛する意義はもちろんわかるけど、この作品を見て、そういった規制に左右されない表現方法は、創作や創造力の幅を広げるためには良いことだと思った。

いつまでも変わらない不老不死の主人公とは対照的に、
話数を重ね、時代が過ぎるごとに「老いていく仲間」と「発展していく社会」を見ていると、
とても感傷的な気分になった。
なんでだろう、「自分だけが取り残されてしまった」という感覚に感情移入するからだろうか。
それとも、アニメのキャラクターは老いない、という先入観からだろうか。
現実の話だけど、次々に建設されるマンションやチェーン店などによって姿を消していく、昔あったお店や原っぱや、古い街並みなどを見ても、そういうことを思う。

懐古主義者と不老不死者は、何だか似ている。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

NoName さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異質ではあるが

設定が魅力的で物語も良いのだが、エロやグロ表現は異質かつ強い為人を選ぶ。だが個人的には異質故に面白く感じ、作画も綺麗、登場人物達も特徴が強く、良いと思える部分が目立つ。また、設定を生かした時の流れを意識させる展開も素晴らしく、短いながらも充実した内容に纏まっていると思う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

時を経て存在する不死者、エログロアニメ

麻生祇燐とミミ。不死者である彼女達は、数百年に渡ってたくさんの人々と出会い、別れていく。
不死の謎、彼女たちを狙う存在・・・ミステリーな要素もあるエログロアニメ

無意味にエロイし無駄にバイオレンス。
そういうのが好きという類の人間しか楽しめないだろう
釘宮ボイスのエロイ声が聞けるというのも、ある意味ポイントでもあるw

話の内容はなかなか語るのが難しいのですが
不死者にまつわる事件が展開されていき、その謎が徐々に明らかにされていく感じ・・・
世界観はなかなかわかりづらいですが、まぁ途中までは結構面白そうな雰囲気ではある
終盤からはまぁなんというか・・・ぶっとんだ世界観になっていくので評価しづらい
やはりちょっとチープな設定に思えてしまう
この辺でも好みが分かれるところではあります。

主人公が不死者であるが故にずたずたにされたり拷問受けたりと
残酷なシーンがかなり目立ったのでそれはかなり鮮明に記憶に残ります
それが嫌なら見るべきではないです。
逆に言えばドSな人にはおすすめです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

63.9 88 2008年度アニメランキング88位
今日からマ王![第3シリーズ](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (130)
1062人が棚に入れました
村田を伴って眞魔国へ帰還した有利。だがいつもなら我先に迎えに出てくるギュンターの姿がない。有利の16歳の誕生日が既に過ぎていると聞いて祝いの準備に忙しいという。
魔族にとって16歳は大事な成人の歳、まして魔王の成人とあって国を挙げて盛大に祝うというのだが気乗りのしない有利には他にも気掛かりなことが…。
釈然としないまま成人の儀式に臨む有利だったがその儀式とは…!?

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

100話超えでも、長く愛される理由がある!

3シーズン完結!長かった…

100話超えwww
それでも愛される理由がたくさんあったなーと思います


魅力1.改善&安定
 最初の頃に比べると、作画はだいぶ良くなって
 声優さんは、相変わらず安定のうまさ(^_^)/

魅力2.キャラの変化
 “わがままプー”だったヴォルフラムは
 大人に成長して、かっこよくなったなーとw

魅力3.ストーリーの幅
 今回は、十貴族会議や他国との関係がメインでした!

魅力4.コメディの要素
 “眞王隠し”には笑わせてもらいました
 本当に眞王が眞王隠しをしてたら、カオスですねw
 あ、観た人にしかわかんないか(笑)
 お菊ギュンターもイチオシですね


お笑いも充実していながら
しっかりストーリーも進んでいたってことが
長く愛された最大の理由かな?と思います

最後までみて、第2シーズンが一番面白かった!


裏切られても、信じる
間違えてたら、意見する
皆の気持ちを大切にする
大切な人を守るために、自分が頑張る。

なかなかできないことだよね・・・
“正義” は強い!!!! そんなアニメでした~♪

豪華な声優陣なので、声優さん好きな方に
オススメしたいシリーズです\(^o^)/

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンタジーの王道とは言えないが

けっしてつまらなくも無い、が・・・

大きい世界観なのになぜか小さく見えてしまう
政治的な折り合いもなく流血シーンも無いからなのか・・・

しかしサードシーズンになって出てくるキャラはなかなかなもの
何を考えてるかわからない中性的な小シマロン王や、大賢者のクローン、それを生み出した女王など
最後まで楽しませてくれた

でもやっぱり子供向けのアニメなのかな・・・

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

ななろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちょっと残念

 第4シリーズが作られないのであれば、第2シリーズで完結した方がまだマシだった感を残し終わった第3シリーズでした。

 第2シリーズで一区切りが付き新しい展開が始まった第3シリーズ目でした。

 ただ実際観てみると、第3シリーズの本筋と思われる話から離れたおまけ的な話が多く含まれていて、これまでの第2シリーズの展開からのその場つなぎ感を感じてしてしまいました。

 第1シーズンと第2シーズンは、便宜上分かれてますが話自体は続き物の一つの作品で、さすが!NHKのアニメという感じで面白かったです。
 第2シリーズまでが面白かっただけに、第3シリーズの本筋と思われる話は完結しますが、見終わった後にその反動ですごく見劣りしてしまい残念でした。

 今後見る人には個人的に、第2シリーズまで見て、作られるか解らない第4シリーズが作られるのを確認してから見たほうが良いかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

63.9 88 2008年度アニメランキング88位
BACCANO! バッカーノ! 第16幕 <番外編・下>「物語に終わりがあってはならないことをキャロルは悟った」(OAD)

2008年5月28日
★★★★☆ 3.8 (51)
259人が棚に入れました
DVD第8巻に収録されている。

ラッド・ルッソを大陸横断鉄道から突き落としたのが、クレア・スタンフィールドと知ったグラハム・スペクター。

彼の投げつけた 巨大なモンキーレンチがクレアに迫る。

一方、エルマー・C・アルバトロスはニューヨークで旧知の人物との再会を楽しんでいた。

アルヴェアーレを訪れた歌姫。

彼らを傍観する人物、ロニー・スキアート。

最後に、デイリー・デイズ副社長、ギュスターヴ・ サンジェルマンにキャロルは問いかけた。

そもそもの始まりについて――。

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャロルと共に僕も悟った

本編自体は人気なのにここまで観る人は少ないのかな?

今回で話の内容がどんどん繋がっていきます!いままで謎の多かった人達や過去の船の搭乗者が現代で会ったりといろいろあります。

番外編という肩書きから外されるくらい面白かったです(^∇^)
バッカーノ好きな人はむしろ観ないと損だと思います...

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

uppo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正直続きが見たい

人気作ならこの続きをやっても良いと思うんですけどね。
1930年代の続きか、2000年代でもいいからやってくれないかな。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

スカルダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公と物語の始まりと終わりについて

番外編の最後。

キャロルと副社長が出てきて締め。
論争が起こりそうな言及だけど、物語に主人公や終わりなんて必要無いのかも知れない。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

63.8 92 2008年度アニメランキング92位
Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪(アニメ映画)

2008年11月8日
★★★★☆ 3.9 (24)
143人が棚に入れました
のぞみの誕生日に敵から逃げてきたチョコラを助けたのぞみ達はデザート王国に招待される。しかし、デザート王国はムシバーンに操られたデザート女王と手下のビター、ドライによって支配されていた。さらに、プリキュア達は彼らの仕業によってお菓子(ルージュとアクアはアイス、レモネードとミントはクッキー)にされ、ココも洗脳されてしまう。ムシバーンの欲望から国を救うため、プリキュア達はなおも戦いを挑んでいく。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

シリーズの中でも貴重な恋愛描写を取り扱った異色作 名ゲストキャラ、チョコラは今作に登場!

プリキュアというシリーズでは主人公の恋愛描写はかなり珍しいものなんです


基本的に真っ向から恋愛を本編の中に取り入れたのは初代のテレビシリーズのみ
このプリキュア5でも、マスコットキャラの妖精「ココ」「ナッツ」「シロップ」の三人が、普段はぬいぐるみのような可愛らしい姿から変身をして【イケメン】になることから(cv:草尾毅、入野自由、朴路美)、特にココとキュアドリームこと夢原のぞみの間での恋愛描写が度々入る作品となっていました
(恋愛ってか【愛】なんだけどね)


しかし本編とは直接関係の無い『映画において』恋愛を取り扱った作品っていうのは実はコレだけ


今作ではのぞみとココとの間に割って入るような妹分のゲストキャラ、「チョコラ」ちゃんが登場
これがめちゃくちゃ可愛いんですw


チョコラちゃんの招待で、ありとあらゆるモノが“お菓子”で出来ているという『お菓子の国』に招かれたプリキュア5の面々でしたが、実はその裏にはお菓子の国を影から支配する悪者の罠が隠されていたのです・・・


監督には先の映画『鏡の国の~』や後のテレビシリーズ『ハートキャッチプリキュア』の長峯達也


そもそもに女児向けアニメであるという本文を一時忘れ、『恋愛』を中途半端に扱ったがためか、複雑で大人向けに作り過ぎた感が今作にはあります
単純明快で王道を貫いた前作とは相対的にパワーダウンを感じてしまうものの、やはりこの反省から『ハトプリ』に繋がる部分も多々見られますね
(クライマックスのシーンはそのままハトプリの最終回に生かされてます)


ハトプリファンは是非チェックしていただきたいところです


また、今作の敵役として登場する【イケメン敵キャラ】には大塚明夫、石田彰、松風雅也といったなかなか豪華なキャスティングを配してるので、妖精役と合わせて男性声優を目当てに観るのも悪くないと思います


それとシリーズ最強のプリキュアということがプリヲタの間では既に通説となっているミルキィローズ
彼女の出番だけやたら引っ張ってくれますがwちゃんとココぞというところでの活躍があるのも憎い演出ですねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

63.7 93 2008年度アニメランキング93位
BACCANO! バッカーノ! 第15幕 <番外編・中>「高級住宅街に辿り着いた不良少年たちはそれでもいつもと変わらない」(OAD)

2008年4月23日
★★★★☆ 3.8 (53)
241人が棚に入れました
Blu-ray・DVD第7巻に収録されている。


FFP号を巡る事件を経て、無事ニューヨークへと辿り着いたジャグジーとその仲間達は、ひょんな縁からミリオネア・ロウはジェノアード家の別荘に寄宿していた。

さらに奇妙な縁から合流してきた新たな人物に、素性を知るニースやニックは恐々とする。

一方、そんなジェノアード家を見張る影がひとつ。

イブ・ジェノアードの誘拐を企てるグラハム・スペクター。

しかし、彼が揚々と攫った人物がイブではなかったことを知るのは、その人物の腰から特大のナイフが引き抜かれた後だった──。

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャグジー、クレアかっこいいよ!

今回の見所はやはりジャグジーが自分の身を差し出してるところですかね。さすが、さらっとそういうのができるのはポイント高い笑
そんな中あの男クレアがきましたねー(^^)
流れ無視して告白ときたから驚きです!
しかーしクレアさんラッドを落としたのが自分と言ってしまいバトルスターット‼︎笑

次回が楽しみな終わり方だったと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

63.6 94 2008年度アニメランキング94位
伯爵と妖精(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (244)
1555人が棚に入れました
妖精博士であるリディアは、父と共にイースターを過ごそうとロンドンへ向かう船の上で、伝説の青騎士伯爵を名乗ろうとしているエドガーと彼の従者たちに出会い、代々青騎士伯爵家に伝わるメロウの宝剣を手に入れるために手を貸して欲しいと依頼される。
その事件をきっかけにリディアはアシェンバート伯爵の顧問妖精博士としてエドガーたちと行動を共にするようになる。そして彼らの元で妖精がらみの事件を受けながら、次第にエドガーたちと敵対するプリンスという存在との事件に深く関わるようになる…。

声優・キャラクター
緑川光、水樹奈々、杉田智和、優希比呂、子安武人、神谷浩史、大原さやか、宮野真守、大川透、茶風林

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クサイ!クサイ!クサイ!クサ過ぎるよ、まったくもう(/ω\)ハズカシーィ

ラノベ原作、現在28巻を突破はした模様・・
なのに、アニメは1クール。まぁ、まとまる訳ないよねw

この作品のみどころは、妖精さんが見える主人公「リディア」が、
とある野望から妖精国の伯爵の地位を狙っている「エドガー」から依頼を受け、
その泥沼の騒動に巻き込まれていく・・のは表向きΣ(・ω・ノ)ノ
実は、エドガーのクサ過ぎる台詞の連発ではないのか?と思うmanaである(・∀・)ニヤニヤ
今までこんなにまでクサイ台詞を吐くキャラは観た事がないかも?
しかも、声が緑川光さんで、クサさが5割増(悪い意味ではないので、ご了承を!)
とりあえず(・∀・)ニヤニヤが止まりませんw違う意味のねww
次回はどんなクサイ台詞を吐いてくれるのかが楽しみで、次々観ちゃいましたw
あ、ちなみにリディア役は水樹奈々さん♪

おい!重要な中身の感想は?と思ったそこの君(ノ∀`)σ
え?誰もいない?まぁ、いいけどw
物語は、ラノベ原作によくあるパターンの説明不足、尺足らず。で、結果 中途半端。
設定自体は良かったので、2クールにしたら、もっと良作になったんじゃないかなって思います!
中身に集中出来ず、クサイ台詞を楽しみにしてる時点で、もう終わってるw
私的に、最終話の終わり方もまったくもって腑に落ちませんでした(´-ω-`)
上から目線に書きましたが、分かる人には分かる面白さがあると思います!
ただ、私の理解力の無さがこういう結果を招いただけなんで・・。

キャラデザは、すごく美しくてmana好みでした♫
舞台は19世紀イギリス。これまた衣装が可愛い(●´ω`●)ニマァ
黒◯事 程衣装に力は入ってませんでしたが、
妖精さんなどにカバーされ、すごく可愛い雰囲気になってますよ!
猫の妖精「ニコ」が猫なのに、紳士で二足歩行でナイスキャラです(*ゝω・)b

最後に・・何か画像が女子向け臭プンプンですが、(確かにタイトルにはピッタリな2人ですが・・)
リディアは女の子です!で、かわゆい妖精さんもたくさん出て来ます!
(みんな大好き、くぎゅうなロリ妖精さんも出て来ます!w)
確かに女子受けは良いみたいですが、
全然腐ってる訳ではないという事をお伝えして閉めたいと思います(*´∀`*)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

伯爵の口説き文句にお腹いっぱい~

最初の2~4話位までボーッと観てました。
伯爵は文句なしのイケメンなのですが、笑えるほど歯の浮くセリフの乱射で、ちょっとああいう男性は。。声優さんもお疲れ様だったと思います。

5話目でケルピーが出てきて、ちょっと心が浮き立ってきました♪
俺様で強引で乱暴、でも凹んだ時や困った時にはいつも助けてくれるケルピー様。
こんなステキな妖精(ドコが邪悪なんだろう?)に惚れられるリディアが羨ましいっス~3
私だったら迷わずさらっていただくのに。。

お話はケルピー登場から、中盤に至って面白くなってきます。
全話数が12話であることを考えると、ちょっと盛り上がってくるのが遅すぎるような気も。
そして終盤、いよいよ物語は核心に迫ってきたのに、ラスボスにも行き着かず終了。。後はウィキで補完しました。
長期連載のライトノベル小説が原作ですから、全25話でも足りない位なのかもしれません。

女子向けアニメにイケメンがいっぱいはお約束だけど、恥ずかしいセリフを乱射する伯爵よりも、ワキを固めるイケメン達の方が魅力的でした。
俺様ケルピー様は自分的イチオシですが、レイヴンもカワユイです~

イケメン萌えとは違うけど、猫のニコがめっちゃかわゆい、好き~~!!
長毛種の猫はあまり好みではなかったのだけど、ふわふわで柔らかい感じや、猫独特の気まぐれで気位の高い性格もたまりましぇ~ん。
「殺すんだ!」とか、リディアへの助言も結構過激で、カワユイだけではないトコも好き~;
結局、ついこの間までヒロインに殺せと言っていた相手方には懐柔され、
「こんどブラシをかけさせてやるよ♪」(イチ萌えのセリフ;)
と、すっかり馴れ合うニャンコちゃん。
猫妖精の魅力にすっかりハマってしまいました☆☆

こんな魅力的な妖精ばかりの世界、さらわれなくなくても行きたいですね~
2次元の世界と妖精界、どの位へだったっているのか、同次元なのか。。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いとしのリディア

19世紀、イギリス、
妖精が存在する幻想的な世界での物語。
女性向けライトノベル原作だけあって、お約束の展開です。

人の良い主人公リディアと美形伯爵エドガーの駆け引きが面白い。
エドガーの積極的な求愛に、狼狽するリディアがやたらとかわいいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

63.5 95 2008年度アニメランキング95位
シゴフミ ~Stories of Last Letter~(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (335)
1846人が棚に入れました
『シゴフミ』は、電撃文庫から刊行されている雨宮諒作のライトノベル。
東京のとある街・かもめ市の一角にある廃ビルの屋上で、町谷翔太はロケットを作っている。
それを見守りながらおしゃべりをしている少女、綾瀬明日奈の元に父親が遺体で見つかった知らせが入る。一緒に警察署に行き、翌日いつものように廃ビルの屋上に来た翔太は、ロケット小屋が白い煙で覆われているのを見つける。急いで小屋の中に入った翔太は、シゴフミ配達人・フミカと言葉を喋る杖・カナカに出会う。そしてフミカは語る。
明日奈の死んだ父親から明日奈の恋人への「シゴフミ」を届けようとしていること。そしてそれを届けるのがボクの仕事だと…。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

死者と生者を繋ぐ手紙

シゴフミとは『死後文』。手紙です
死んでしまった者が大切な人へ想いを伝えられる唯一にして最後の手段
感謝、後悔、怨念…
伝えたい感情は人それぞれ

この作品は、それを受け取った人間がどうするのかを描いたヒューマンドラマです
殺人やいじめなど、リアリティー満載で実に興味深い内容でした
題材が題材なだけに少し暗めの雰囲気となっています


本作は主人公の物語も並行しているので、
一概には言えませんが、基本的にはオムニバス形式です
特に最初2つのエピソードは最高でしたね
序盤で一気に引き込まれました
1つ目のエピソードなんて映画化しても面白そうです

先程、主人公の物語と言いましたが、
この作品の主人公はフミカという謎の少女
死後文を配達する仕事を行っています
なので、それぞれのエピソードに干渉することも?

カナカのお供には杖のカナカ
職務のサポート役
杖は喋ります
感情をあまり表に出さないフミカとは対照的に、明るすぎる性格
武器にもなります(カナカは嫌がってますが)

フミカの同僚であるチアキ&マトマ(杖)もいい味出してます
カナカとマトマ、杖同士の喧嘩は笑えます

作品の雰囲気は全体的に暗いですが、
杖たちがそれを少し緩和してくれてるのかもです


OP「コトダマ」 歌ーALI PROJECT
ED「Chain」 歌ーSnow*

ED好きです
Snow*さんの優しい歌声が作品を温かく包み込むようでした


作品自体はなかなかダークな内容ですが、
希望もちらほらと見えるので鬱作品ではないと思います

それぞれのエピソードは短いですが、
中身が濃いので堪能することが出来ました
フミカの物語も驚愕の連続でとても楽しめました


一話一話が面白い
全体を通したフミカのストーリーも同時に楽しめる
これはお得。おすすめの品です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一話目からやってくれますねw

ストーリーとしては、死んだ人が最後に残すことのできる一通の手紙。
その死者からの手紙を届ける配達人のお話。全13話です。

この作品は、全体を通しての雰囲気は暗くて欝な感じですが、
内容はしっかりしてるし見応えあって良かったです。

ただ、暗い話と良い話の落差がありすぎでしたねw
イジメの話... あれは暗いし重過ぎる...

でもまぁ ストーリーとしては面白かったと思います。

良い手紙と悪い手紙、平等に描かれてるのも良いですしね。
良い話ばかりじゃ都合良過ぎだしw

それに、内容もだけどやっぱり設定が面白いです。

死んだ後に想いを手紙に乗せて相手に伝える。
喜びや感謝、憎しみや恨みであろうと関係無しに。

もし、自分が死んだ後に手紙を出せるなら、誰にどんな内容の
手紙を送るのかなって少し考えてしまいましたww

個人的には楽しめた作品なのですが、暗いのとか苦手な人には
オススメできませんねw
ですが、大丈夫な人には一度は見てほしい作品です!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ダークなプリズマフミカ

原作未読 全12話

色々な事情や出来事で死んだ人が、死後、心残りがある人が手紙を生きている人に送るシゴフミ(死後の手紙)を配達するお話で、配達人で主人公のフミカを中心に配達した先の色々な人生模様を描いた作品です。

基本1~2話につき1エピソードです。
亡くなった人の思いと生きている人の思いが丁寧に描かれていました。

特に序盤から中盤にかけては結構心に突き刺さるお話が多いので観る方は気をつけてくださいね。{netabare}(いじめ、自殺、殺人、不治の病など){/netabare}

勿論そんなお話ばかりではなく、心温まるエピソードや切なくなるエピソードもありました。

後半は、フミカ自身のお話になります。こちらも酷くて切ないお話でした。{netabare}(フミカが感情を出しているシーンは良かったですね){/netabare}

硬軟上手く織り交ぜていますので、観やすかったです。興味がある方は是非観てくださいね。オススメです。

OPはAllProjectが歌ってます。相変わらず独特な感じですねw EDはちょっとほのぼのとした曲ですね。

最後に、この物語のシゴフミ(死後文)の配達人で主人公フミカは変身はしませんが、杖(イリヤだとステッキ)が自我をもっていて話すので(話し方もルビーに似ているような感じもしますw)、1話観た印象でタイトルにしましたw ちなみに、主人公フミカのCVがfateシリーズの遠坂凛役の植田佳奈さんという共通点もあります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

63.4 96 2008年度アニメランキング96位
我が家のお稲荷さま。(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (299)
1915人が棚に入れました
『我が家のお稲荷さま。』は、著:柴村仁、イラスト:放電映像のライトノベル及びそれらを元にしたTVアニメ。
妙な因縁から高上家を護る事となった「天狐」空幻と、高上家を取り巻くヒトたちが巻き起こすドタバタを描いたコメディー。

声優・キャラクター
ゆかな、中村悠一、早見沙織、水島大宙、嶋村侑、鹿野優以、伊藤静、小野大輔、水橋かおり

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ハートフルです(*´ー`*)

物の怪や神様が人間界で周囲の人間を巻き込みながらドタバタする姿を描いたファンタジー、ハートフルコメディな作品です
涙あり笑いありで期待薄だった割に楽しめましたw

2008年の作品、全24話

主人公は天狐空幻とゆー男女チェンジ可能な妖怪さん且つ守り神
(男性時は中村悠一、女性時はゆかなが声を担当)
腕は確かで優秀な守り神ですがトラブルメーカーでもありますw
とても魅力溢れる主人公です!

天狐空幻を守り神に持つ高上家
高上昇(CV.水島大宙)
高上透(CV.嶋村侑)

その高上家の護り女
コウ(CV.早見沙織)
昇の同学年
佐倉美咲(CV.鹿野優以)
宮部紅葉(CV.伊藤静)
この3人がヒロインといったところ

神様では
恵比寿(CV.小野大輔)
鴫守(CV.水橋かおり)
と、個性的なメインキャラが出てきます!
2クールとゆー事でキャラも多くゲスト声優もけっこー豪華でした(*´∀`*)

コウ名義で早見沙織が歌っているED曲『風がなにかを言おうとしてる』は何気に良い曲でした♪(´ε` )

ファミリー層にも楽しめるよーな内容の作品
ハートフル好きな方はお試しあれ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

雌雄同体主人公

妖怪モノですが、基本はコメディです。
守り神の狐(天狐という大妖怪)の「空幻」、通称クーが主人公。
長年封印されてきた主人公が主について都会へでて来て、騒動を起したり騒動を鎮めたりするお話。
クーは女の格好している事が多いですが性別は不明。男にも変化します。
だからイマイチ萌えられませんw


お話はコメディといいながらも、他の妖怪が絡んでくるエピーソドもあり、妖怪バトルの要素も含んでいます。
喰うの喰わないので軽く命を狙ったりする物騒な話が結構多いので、その点では日常コメディとも言いがたい作風。
ただ、穏やかじゃない展開の割りには最後は必ず平和裏に決着するので、妖怪バトルといってもドロドロとした殺伐さはありません。
なんだかんだで、クーが無双状態なので安心感もあります。

バトルのない日常パートでは、ほのぼのとした1話完結の話が中心。他愛もないけど、平和でそれなりに楽しめるお話です。


なんといってもキャラクターがウリ。
主人公のクーは奔放な性格ではありますが、大妖怪らしくわきまえるべきところを心得ているいわば「大人」な性質です。家族想いで守り神としての本分も忘れないので、好き勝手やっていますが魅力的です。
その他、だいたいの登場人物は善良。(命狙ったりするけどw)
みんなでワイワイやってるのが楽しい、そういう雰囲気を醸し出しています。
キャラデザはちょっと地味ですが絵柄は可愛いし、それなりに色気もありますw


そんなに目立った特長はありませんが、ソコソコ楽しめる安定作。
平和な世界は好きだけど、少し刺激も欲しい。そんな方にオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

息子「お父さ~ん、妖怪飼っていい?」 お父さん「いいよー」←即答

いま7話目までなんですが手短に。

史上最強クラスの軽い雰囲気の妖怪アニメです。
OPとかEDとか、いろいろ合ってない気がするけど、それもまたよしか。

そもそもコメディだと聞いていたのだけど、
第一話の冒頭がめっちゃ怖くて騙された!と思って気合いいれたら、
すぐにコメディなんだとわかりましたw

とはいえ、妖怪の登場シーンは不気味なのも多くてヒヤリとするし、
それでいて事が済むと夏目ぽい軽いノリになって笑えるしで、
なんとも不思議なバランスですね。

まぁ、嫌ではない。
いや、楽しいかも(笑)

陰陽道で名を成す一族の出で、いまは一般人として街で暮らす主人公一家。
しかし、ここにきてなぜか守護してきた霊力が落ちてきたらしい。

アヤカシに襲われる事を防ぐために里帰りして、
一族を守護してきた狐さまを蘇らせるのですが~。

狐のくせしてケーキ大好きだとか笑えますし、
地元の産神様である恵比寿も怪しくて、挨拶が「恵比寿でーす。よろぴく♪」
とか超軽薄だしw

本当にどこまでいい人なのかわからん行動ばっかするしでまだ謎というか~。
(結果、悪意はないのがわかるw)
恵比寿の神社の狛犬たちはラッキースケベな展開に興奮してるし(笑)
くだらないなぁーと思いつつ、笑って見てます。

<見終えて一言>
{netabare}
全24話見終えて・・・最終回のタイトルが
お稲荷様、初詣に行く。ですからね!

ワケあって祠に閉じこもり、永遠に出てこなさそうな
決意を匂わせる狐様ですが、まさかお汁粉食べたくて
あっさり出てきちゃうとか!とか!

で、そのまま初詣にって、新年の挨拶して終わりですからね。
緊張感の欠片もなく、いつも通りの内容で
そのままフィナーレでしたw

なんでしょうかね。
このまま100話くらいやっておかしくない物語。
NHKぽいのか?

キャラの顔が全部同じで、油断して見てると
誰が誰だがわからなくて困ったことが多かったです。
こういうのって、意外と昔のアニメには多かったような~。
いまも髪の毛の色が同じだと見分けが難しいから
似たようなものか。。。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

63.4 96 2008年度アニメランキング96位
カンフー・パンダ(アニメ映画)

2008年7月26日
★★★★☆ 3.7 (31)
198人が棚に入れました
古代中国を舞台に描くドリームワークスの劇場用武闘アニメ。声の出演はジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン。ジャッキーは声優だけでなく武術面のアドバイザーも務めている。脱獄した悪のカンフー使いタイ・ランが中国の平和の谷を襲った。これに対抗するため、マスター・モンキーやマスター・タイガーら名だたるカンフーの達人たちがまず腕を競うが、最終的に実力を認められたのはカンフーおたくの小心者パンダ、ポー。達人の師匠に弟子入りするものの、ぐうたらなポーは過酷な試練を乗り越えることができるだろうか……?

声優・キャラクター
ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、イアン・マクシェーン、ルーシー・リュー、ジャッキー・チェン、セス・ローガン、デイヴィッド・クロス、ランダル・ダク・キム

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

続編と合わせて最高!

 ピクサーの二番手感のあるドリームワークスだが、見事にカンフーな映画。活劇の迫力、ところどころコミカルな展開、ストーリーなんてあんま無し、ちょっと良い師弟の話などちゃんと押さえてるねぇ。ただ、最後全部コミカルじゃなくてシリアスで締めて欲しかったかな。続編と合わせて最高!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

手堅く良くできている

ドリームワークス制。
この手の3Dアニメ映画のなかでもヒットしただけあり手堅くよくできているように思いました。
細田守とかのクオリティをよりワールドワイドに、アク抜きしたようなものを作れつというのはすごいことだと思いますよ。ほんと。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

アル串 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いいね!笑

師弟関係、友情、親子の愛までカバーする、胸熱カンフーアクションコメディ

まーとにかく色々あって、近々極ワルな最強カンフー使いが村を強襲するらしい
そこで、カンフー素人のパンダと5人のカンフーマスターが迎え撃つことになった
さてどうなることやら、彼らは村を守れるだろーか?ってお話です


映像は超ハイクオリティー
顔の表情が非常に良く動く
滑らかに動き、ビタッと止まる
ダイナミックでキレ抜群の殺陣は圧巻にして爽快
アクションシーンに於けるアイデアも素晴らしい

とにかく観ていて気持ちの良いアニメーションが続きます
劇伴も極上です


途中グッときて目頭が熱くなりました(実際泣けた笑)
ユーモラス且つ胸熱な展開で、予想以上に面白かったです

ベストキッドとジャッキー・チェンの映画が好きなら、間違いなく楽しめます 笑

キッズ向けアニメ(対象年齢 8〜10歳)
Netflixで視聴(日本語吹き替え、日本語字幕付き)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

63.4 96 2008年度アニメランキング96位
ポルフィの長い旅(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (16)
84人が棚に入れました
世界中の国々が第二次世界大戦からの復興をめざしていた20世紀なかば。ギリシャの一寒村・シミトラに住む少年ポルフィは、父親の経営する自動車修理工場の手伝いをしながら、両親と妹のミーナと平穏な毎日を送っていた。
 ある日、シミトラが大地震に見舞われ、親は亡くなり、生き残った家族は妹のミーナひとりだけ。やがて、ミーナとも生き別れてひとりになってしまったポルフィは、彼女を探す旅に出ることになる。

声優・キャラクター
甲斐田ゆき、藤村歩、井上和彦、島本須美、豊永利行
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

長いというからには 長い。

世界名作劇場のテーマソング集を買って聴いていて、リストにあって全く知らない作品がコレで、気になったのでした。
2008年放送。あまり知名度がないようです。ココで検索したら「アニコレなら、評価数が日本一の1件!」って出ましたよ。


ギリシャの山で牧歌的に暮らすポルフィの家族や友達との、おおらかで実直な生活。
お父さんと自動車修理工場を手伝うあたりは、友情や、働く意義といった道徳的な成長物語もありました。
12話を転機に、大震災で孤児となった兄妹がさらに生き別れ、妹を追って国をまたいで旅する話となります。

話の進め方はサラッと平熱感な地味さで、絵は写実的なきれいな線です。地味だけど、なにか確かなものが流れているような気もしたので、観続けてみました。(風引いて寝込んだ時にまとめて。)長い旅…というからには長いです。全52話。
季節のような人生の抑揚を感じ取れる作品で、人間ドラマや成長話を観たい方にお勧め。


文学原作だからこんなに描写が堅実なのかな〜と思っていたら、脚本の力だったようです。原作「シミトラの孤児」とは設定以外ほとんど内容は異なるらしい。
アニメは現代的なエピソードに練り上げながら、やっぱり名作劇場って感じの分別くささがあって良かったです。

難を言えば、発散するカタルシスのようなものは、感じられるまでの間もとても長い。
中盤以降に主人公を洗うかのように、手にしたものはやがて失われる無情さはドラマチックで、不覚にも泣けた回がありました。その割に終盤のまとめは都合のよさもあり、でももうそれぐらい甘くみてやってよという気持ちにもなりました。幸せになる部分も、もう少し力強さがほしかったかな。

数ヶ月の旅なんですが、観終わると何年も経ったかのようでした。


背景のヨーロッパの街描写がきれいで、公式サイトには9日間の海外強行取材の様子が載っています。

自動車が好きで好奇心に溢れたポルフィ。私は詳しくないけれど、出てくる自動車の種類が豊富で、描写も細かいんじゃないかな。

あと、歴代の世界名作劇場に出演された声優さん軍が続々とゲスト出演されています。


OPを歌われているikukoさんは、「マリンとメラン」の印象的なOPの方なのですね。昔のCMの「♪コーヒーをいれたーから きみと はなそーぉよ」って歌もそうみたいです。
兄妹愛を描いた本作の監督がpupaの監督もされてるっつー^^;
いや、他の作品もたくさん手がけられておられますが。
(脚本構成 国井桂、監督 望月智充)




(これ以上長〜い感想^^;を読んでもいい方むけの、印象深い回)オススメ回には★

{netabare}
いい話回
6話
父ひとり子ひとりの旅するイタリア人の女の子、跳ねっ返りでさみしがりやのアレイシアちゃんとのひと時。

ビックリ回!7話
まさかの実写が入る。映画館で観た映画のシーンが実写。(ローマの休日風な、この作品のための撮りおろし)妹の映画への憧れを印象付けたかったようです。

道徳的にハラハラ回
★8・9話
ポルフィの大好きな自動車と修理工場。そのお客の入りがパッとしない。
お父さんは気長だけど、来るお客といえば、近所のパンク修理。
もっとお客がくれば稼げて、給油機だって買えるのに…そうか!!パンクすれば、いいんだ!!子供らしい短絡さに飛びついてしまったポルフィ。お小遣いで釘を買いに行き…
そんな事して、いいの?淡々としながらドキドキさせられました。
お父さんが、働くことだけでなく家族の時間を楽しんだ日のことが、ポルフィに他人の立場にたつことを考えさせて、思い直させたのかな。労働することと、息抜きの意義が真面目に描かれてます。

10話
町っこなアメリカ人兄弟に、ふるさとを遊び尽くす醍醐味を教えるポルフィ兄妹と親友。トム・ソーヤーみたいな遊び方が楽しい。

11話
お母さんが氷でアイスクリームを作ってくれる様子が楽しそう!こいうところが名作劇場ですね。


大震災
12話〜
小さな村を大地震が襲います。
ギリシャはたびたび大地震がある地震国のよう。
作品のなかで積み上げられてきた生活のありさまも、ポルフィとお父さんの夢の整備工場も壊滅。
泣けなかったポルフィが、お家の瓦礫を使ってギリシャ流の祠を作り、ミーナがさりげなく花を置くシーンにグッときました。


手を離してはいけなかった回
16話
孤児となった兄妹。周囲の人達の関わり方が、特別冷たくもなく、都合よく優し過ぎもなく、みんな自分達の事情の中から分け合ってポルフィたちを助けようとしてくれていて、好感です。
しかし思わぬ別離へと…。
この回の運命の出逢いとなるイザベラ姐さんのフラメンコが素敵。

いい日いい旅いいオヤジ回
★19話
奇しくも自動車修理工場のオヤジと兄さんに助けられ。修理なら父さんに習ったから大抵できるよ!と豪語したポルフィに、「これは職人同士の話だ。」とオヤジはガチのテスト。やがて自分の限界を露呈したポルフィに、兄さん「職人が嘘ついていいのか?」「妹を捜すなら、まず自分が自立しないといけないぞ」
厳しくも人情深い話。


ミーナを追ってイタリア道中。

妖怪ハンターの稗田礼二郎やマスターキートンが通りかかってイイ仕事しそうな心細い廃墟街に迷い込んで、(実際イタリアにあるようです)
孤独な婆さんの気持ちを慰めたり…(20話〜)
農場で働いて、心を閉ざしたお屋敷のお嬢様の友情を取りもったり…(22話〜)
シチリアマフィアのファミリー間の恋仲を取りもったり、抗争を回避するきっかけをつくったり…★(26話〜)

ここまでポルフィはやたらと身の上話をしては同情してもらえていたので、このまま人に取りいる巧みな話術を磨いてしまったら嫌な感じだなぁ〜、と私は心配でした。
しかしそこはモチロン、名作劇場名物?「濡れ衣+手のひら返し」が待っています。
困っていた半日の間に、得た手がかりも虚しく妹ミーナはまた遠くへ。(31話)逆行時代開始。

★ミーナの面倒をみていたロマのイザベラ姐さんは子を亡くしており、他人に親子と誤解された後で「あたしがお母さんだなんて言って、ごめんね」なんて言う、心優しい人。伯爵にミーナを養子にしたいと申し出されるが…(32話)シットリいい話。T^T

痛い目をみたポルフィは、やや大人を警戒するようになり、しかし子供同士には無防備。少年団に加わるのだが、またしても信用し過ぎ…(33話)

34話は巨人の襲いそうな閉ざされた城塞都市、花咲く井戸のホラー回!
オイオイやっぱり稗田礼二郎を呼べ〜と。この回ばかりは登場人物はリアル路線ではありません。^^; 某声優さんの脚本回でした。

35話はサイドカーに乗ったかっちょよいハミ出し神父登場。
「神様なんか」というポルフィに対し、私が神を信じると同じように、君は「妹を見た」と言う人々の話を信じているのだろう、という問答。

★36話は仮面を常用する人物像が登場、また稗田礼二郎を呼びそうになるも、苦難を乗り越えてきたポルフィは彼女のカウンセリングに成功。

37話 ポルフィの身体が成長して、いつも連れているフクロウが小さく見えます。

38話 残っていた兄妹証明の品すらことごとく失う決定打が起こる。もう、やみくもに希望を持てた子供時代は終わったということなのでしょうか。
この辺から、身の上話をしても今までのように同情してもらえず邪険にされ、ひたすら歩くようになる。ポルフィに成長とともに疲れがみえる。オーラうすいぞ。

40話 歩いているうちに現代に来てしまったのかというような、農家のニートに遭遇(自称未来の画伯)。離れのアトリエでウンチクと愚痴を聞かされる。呆れたポルフィからカウンセリングも入らず、何の解決もされず。エェーな風刺回。

41話ここのところ砂を噛むような旅が続く。帯に短し襷に長しな出会い。何かと社会の裏をみてしまうポルフィ。
しかし、人を疑うでもなく「ただよく聞くこと」に長けて来たようにも感じる。空気を読むというか。
しかしポルフィ君、金あったときに何で保存食買っとかないの?パニーニとか買ってないで、カンパンとかドライフルーツとか買いなよ!あと地図持ちなよ!


ハァハァやっとここまで来た
あと10話
ポルフィが妹と会えるかということより、どういう人間になって終わるのかが気になります。妹ミーナは、ポルフィと会えなくてもそこまで大変なようには見えないのです。イザベラ姐さんがいてくれれば。

42話 川の中州の刑務所からの脱獄囚という設定にワクワク!
しかし、手を離したものは失われるという話。

★43話 のっけから景色が景気悪く暗い。しかしミーナの手がかりを掴む。
しかし。ミーナの方も感じ取っていた予感、暗い音楽の追い詰め方が怖くて、なんだろうと思っていたら。
ポルフィが旅の途中で今まで失くしたのは物で、道具や写真を失ったとしても、使う技術や家族との思い出を失ったわけじゃない。
今回はポルフィと共にいてくれたものが消えた。ここまでずーっと観続けて居るのが当たり前だったからショック。泣けた。
イザベラ姐さんの太ももにみとれつつも、ミーナの爆発するような号泣が胸に刺さる。逆行時代極まれり。

★44話 唐突に逆行時代終了。
オイオイなんだこれは誰を呼んだらいいんだ稗田礼二郎じゃないことは確かだ
初期にギリシャで出会った、男勝りのアレイシアちゃんとの再開。ひとつの毛布でギュッ。大人の階段のぼーるー 君はまだ シンデレラさー

45話
オイオイなんだ 以下略
初めて会ったキレイなお姉さんとパリで同棲ですよ?!
一緒に星を見上げて、夜の仕事に出るのを見送って
「誰かに見送られるのって、いいものね」
大人の働く女性向けの漫画でこういうのあったよーな


46話 〜
ポルフィが女運を絶好調にしていた頃、ミーナの庇護運気も上がっていた。
大女優ティファニーが街角でミーナを見染め、サクセスフルに登場だよ!
イザベラ姐さんと火花を散らすよ!やんややんや!
いよいよ児童虐待の一線を越えそうな姐さんの旦那カルロスとも火花を散らすよ!
自分の男より拾った娘を信じる、イザベラ姐さんが好きだ。幸せになってほしい…。

やがてミーナは鈴木京香似のティファニーと暮らすことになり、女優の道へ。
ポルフィも居る都市で、華麗なすれ違い生活。

ポルフィの同棲相手ローズは気が強いけれど、挫折した大人で寂しい人。
これまでも、寂しい女性の聞き役になるパターンが多かった。
ポルフィ、缶詰も持たずに放浪して石で胡桃割ってたくせに、デートごっこが可笑しい。★(49話)

ミーナとの再開の前に立ちはだかるのは、ローズの寂しさ。
下着みたいなワンピースで脚組んでポルフィ待ったりするし
おこづかいくれるし
ポルフィ君の成長やいかに?
旅の道中、数々の寂しい人カウンセリングをしてきたポルフィ君、最後のひと仕事なのですぞー。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ポルフィーの長い旅と、ミーナの一瞬の輝きが混ざりあう物語

ポルフィーの物語と同時に
妹ミーナの物語でもありました

テーマである
いろいろな人々との
出会い、別れ、再会をしっかり表現できていて

特に再会部分に名シーンが多く
一度別れると出会うのが難しかった時代だからかも

まわれ、まわれ、時の風車
の部分でクルクル回るミーナが印象的なオープニング曲も
作品にとても合っています

精緻な風景描写に対して
淡くて、のっぺりした人物という作画は
作品の味として慣れました
あと
前半、なんでこんな演出したんだろう?と思える
違和感ある映像シーンがあり
でもこの違和感こそ大切だと後に分かり
仕掛けを作ったんだと、、、

ミーナのたどたどしい喋り方と
きれいな歌声が魅力的な一方
アレッシアの存在も長い物語のなかで印象的でした

そして
ふくろうアポロの運命が時を動かし
ミーナの輝きが世界をすくう!?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

63.3 99 2008年度アニメランキング99位
あまつき(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (268)
1721人が棚に入れました
日本史のテストで赤点を取った六合鴇時は春休みに補習として大江戸幕末巡回展に行く事になる。ハイテク技術の詰まった場内を回るもつかの間、奥にあった橋を通ろうとすると突如謎の妖、『鵺』に襲われる。間一髪のところをとある少女、朽葉に助けられるが、気が付くとそこは大江戸幕末巡回展ではなく、元居た自分の世界とは全く異なる場所、雨夜之月“あまつき”であった。

声優・キャラクター
福山潤、遊佐浩二、朴璐美、諏訪部順一、中田譲治、野島健児、森久保祥太郎、小杉十郎太、鈴村健一、松岡由貴、大川透、井上麻里奈、桐井大介、小林ゆう、成田剣、三宅健太、田中敦子、五十嵐麗、宮本充、石野竜三、松風雅也

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期をぜひ作って欲しい作品の1つ

日本史のテストで赤点を取った六合鴇時(りくごう ときどき)が主人公。
補習として大江戸幕末巡回展に行った際、謎のあやかしに襲われるも
間一髪の所をこれまた謎の少女、朽葉(くちは)に助けられる。
が、しかし気づけばそこは現世と全く異なる世界、
雨夜之月“あまつき”と呼ばれる異空間であった。というところからスタート。

見た感じ幕末の江戸時代風だが、やっぱりどこか違う雰囲気。
タイムリープ、幕末の江戸時代、妖怪、神話など、自分にとって
ツボな部分が多い作品ではあったのだが、一言で言うと「惜しい!」

どう観ても2期が作られる予定だったとしか思えない。
あの後いったいどうなってしまうのか、これからってところで
すごく期待を持たせられたままなので、正直蛇の生殺しみたいな(笑)
でもこれだけ間が開くと、2期も期待できないようだし、すごく残念。
あとは原作を読めってことなんだろうか。めちゃ悔しい気分になる全13話。

1人1人の設定も奥深さを感じさせるし、キャラデザもまぁまぁ好みだったし
登場人物にそれぞれ魅力があったから、ほんとに惜しい。

ちなみに声の出演は以下の通り(敬略)

六合 鴇時:福山潤
篠ノ女 紺:遊佐浩二
朽葉:朴璐美
梵天 / 鶸:諏訪部順一
露草:森久保祥太郎
空五倍子:小杉十郎太
煤竹:石野竜三
銀朱:鈴村健一
沙門:中田譲治
平八:野島健児
ほか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

残念ながら、評判通りの終わり方。

あらすじは、幕末を体験できる博物館を訪れた高校生の六合鴇時は、とあるコトから
人と妖が存在する江戸時代幕末に似た異世界“あまつき”に飛されてしまうという
異世界ファンタジー作品。全13話です。

内容としては、異世界に飛ばされる、特別な力を持った主人公、妖=悪の是非など
設定とかはありきたりだけど、思いのほか キャラが良くて結構楽しめました。
主要人物のトキ、篠ノ女、朽葉を筆頭に、妖怪退治をしている寺の和尚の沙門や、
幕府の要人 只次郎などなど、なかなか魅力的なキャラが多かったですw

ストーリーとしても、一部を除いてそんなに悪くないし普通に面白かったと思います。
っで、その一部がココで散々書かれてる『中途半端な終わり方』なんですけど...

設定上の謎とか人物の説明、作中の伏線など、かなり放り投げた状態で終わってます。
そもそも、壮大なスケールのお話なので、1クールで終わらせれる筈ないですよね。
2クール予定を1クールで打ち切ったような感じで、なんか普通に次回予告とか
出てきそうな終わり方でしたww

でもまぁ続きはすごく気にはなるけど、ストーリーを無理にまとめて終わらせてたら、
もっと最悪な感じになりそうですし、これはこれで良かったのかな?

ただ、絶対続編無いですよね、これ... そう思うとなんだか勿体無くも思います。

なので、個人的には面白かったんだけど、人にはあまりオススメは出来きません。
見るなら中途半端な最後を覚悟して見てくださいねww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時は幕末、人と妖達。異世界から来た少年と・・

何でこれアニメにしたんだろ?そんな作品はたくさんありますが、
何がダメかって、全13話ってのが残念なだけで内容自体は良かったんですよ!
だけど疑問を疑問で残したまま、あれはあれで良かった!
なんて思えない終わり方で、むしろこれから盛り上がるんじゃないの?
そんな感じで終わちゃって唖然でした ( ゚д゚)←まさにこんな顔になるw
原作は未読だけど、多分原作面白い気がするなぁ…
むしろ変にアニメに手を出さないで原作を最初に見たかったなぁ。
原作は現在15冊。まだ続いてるので13話でまとまる訳がないですよね。

でもアニメはアニメで声優さが好きな人多かったし、

ココから→主人公 六合鴇時・福山潤(ルルみたいに目の色が違うんだこれがw)
その友人 篠ノ女紺・遊佐浩二(もう最近この声に癒されまくり)
ヒロイン(犬神憑き) 朽葉・朴璐美(女性声優さんでダントツ好き♡)
これだけで、私満足ヾ(*´∀`)ノ←ココまではスルーでw

魅力的なキャラが多かったので、

ココもスルーでw→妖の露草(森久保祥太郎)がツンデレで好き過ぎるーヾ(*´∀`)ノ

やっぱり2期でちゃんと終わらてくれたら一番いいかな?

1つ気になったってかアニメではあんまない事?
が ありまして、鴇くんと篠ノ女くんの着物が毎回変わるとこ。
そこが好きでした!篠ノ女くんなんて着方まで変わるー!
そういうちょっとした違いがシャレオツで好きです。
着物いいですよね、萌えますヾ(*´∀`)ノ
これ以上書くと暴走しそうなんでやめますw

とりあえず、原作見る機会があれば是非見たいです。
アニメはオススメしません!ww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

63.3 99 2008年度アニメランキング99位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (272)
1686人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ある意味、インパクトの強い作品

内容は、「メタル」と呼ばれるネットワーク世界。それにより発生する、
リアルとメタルの間で起こる事件を解決していくって感じのお話。
基本的には1話完結で全26話です。

この作品は、主人公が81歳の老人だったり、女性キャラのデザインが
異様に太いなど、少し変わったアニメではありましたが、
個人的には楽しめましたww

電脳化や擬体化など、「攻殻機動隊」に近い用語が出てくるな~って
調べてみると、原作者同じらしいですね。まぁ繋がりはないようですがw


物語としては、地味かも知れませんが落ち着いて見られる
良い内容の作品だと思います。

犬の話、視力を失った少女の話、美食倶楽部の話などなど、
電脳化社会ならではの事件や出来事は、興味深い話も
沢山あって面白かったです。

それに、たまにある素手での格闘シーンが何気に良かったです!!
ホントたまにしかないんだけど、自分はとても好きでしたww


まぁ終盤の展開やラストについてはちょっとな... って思ったりもしたけど、
全体的に見れば楽しめたので、良しとしようって感じです。

それに、これより許容しづらかったトコがあったので... 太さとか...


では最後に、この作品を見て誰もが必ず思うであろう女性のキャラの
キャラデザについて。(ネタバレではないです。ただ、自分の感想を
ぶちまけてるだけなのでww){netabare}

とりあえず... ムチムチ具合が半端無いです!!


太ももは太いし,お腹の脂肪やたるみなどがしっかり描かれています。
明らかにぽっちゃりを超えてる気が...

う~ん... これには一体どんなこだわりがっ!? 誰の好みですか... !?
とツッコミたくなります!!

マジでありえないです!! どういう意図があるのでしょうか...
全く意味が分からないww

さすがに見続けると慣れてはきますが、見始めた当初は切るかどうかすごく悩みました...

個人的には、キャラデザだけで長文レビューが書けちゃうくらいの衝撃度だったし、
実際、見続けるにあたっての最大の難関でしたww
{/netabare}

まぁ攻殻の「姉妹作」、女性キャラの体型、地味な物語などなど、
気軽に見るには取っつきにくい要素もありますが、
個人的には楽しめた作品ではありましたww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

えんな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

もうひとつの電脳社会

攻殻機動隊でお馴染みのプロダクションIG、士郎正宗原作の近未来SFモノです
なんとなく攻殻機動隊と似たような世界、共通設定(電脳とか)ありますが別世界みたいですね
けっして二番煎じとは思いませんが、イマイチ影が薄い作品になっているみたいで残念です

主人公はなんと81歳のおじいちゃん!いい味出してます
ヒロインは15歳!オイオイ・・・と思ったら孫と祖父みたいな温かい関係です
主要な登場人物はそんなに多くないので関係性もすぐ把握できます
主人公のcv森功至さんは70年代のタイガーマスク役の方だったんですね
ニュース番組のナレーションで聞き覚えていたので、しっとりとした声で役にあってると思いました

攻殻機動隊とは違った電脳ネット社会を描いてるので楽しめました

個人的に「もっと評価されるべき」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
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