2006年度に放送されたおすすめアニメ一覧 360

あにこれの全ユーザーが2006年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月18日の時点で一番の2006年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

60.1 126 2006年度アニメランキング126位
奏光のストレイン(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (100)
515人が棚に入れました
はるかな未来。人類は宇宙を舞台にユニオン(連合)とディーグ(帝国)の2つの陣営に分かれて、始まりすら定かではない永い戦争を続けていた。ユニオンは戦争はあくまで人の手によるものである事を尊んだが、ディーグは戦争をただの外交手段としか見なしておらず、合理的かつ効率的に人の手を掛けず行う事を重視していた。そんな時代に繰り広げられる一組の兄妹の物語。兄はユニオンを裏切りディーグに付き、全てを失った妹は裏切りの理由を知るため兄との再会を胸に戦い続ける。

声優・キャラクター
川澄綾子、近藤隆、野中藍、ゆかな、松来未祐、保志総一朗、谷山紀章、花井なお、阪田佳代、皆川純子、谷井あすか、麦人、中田譲治

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シリアスでハードな1クールアニメの良作。

SF美少女メカアクションアニメ。
リアルタイムで見て以来、久々に見直したところ、当時より楽しめました。

印象的にはシリアスで人死にまくりな「マジェプリ」
1話と最終話の展開は「喰霊」っぽい(最終話の演出・絵コンテが喰霊の監督だった)
亜光速におけるウラシマ効果を設定に取り入れてるところは「トップをねらえ!」
そしてコンセプトは「小公女セーラ」ということらしい。
登場人物名からしてそうだし、主人公セーラへの過激なイジメ描写もあります。

シナリオは奔放な展開が目立つけど、これといった破綻もなく良く出来ています。
展開の緩急のつけ方が上手いんですよね。1クール飽きることなく一気に見れます。

セーラは1話の出来事をきっかけに心を閉ざし、周囲から孤立するわけですが
ロッティを始めとする空間機甲科のメンバーとの触れ合いを通じて
徐々に彼らに心を許し、かけがえのない仲間となる。この過程が素晴らしい。

セーラの戦いの目的は一貫しており、セーラ個人の物語として見れば文句なし。
ですが・・・セーラとその兄ラルフの物語としては微妙っちゃ微妙。
「あの優しかった兄がどうして・・・!」
という展開なんだけど、ラルフの描写が薄いのが問題。
ラルフが豹変した理由には納得できるんだけど
かつてのセーラとの温かな思い出が足枷となるも、それでも俺は止まるわけにはいかない・・・!
みたいな、葛藤する描写が全くないので兄妹のドラマに深みが出ないんですよね。
それでもラストは兄と妹の対比という意味でよく纏まっているし、余韻も残るものになってます。


地上波での放送がなかったし、キャラデザも微妙だし
星間戦争の真っ只中にいるという設定ながら
キャラ個人のドラマに焦点を絞っているのでスケールが小じんまりしている点など
様々な事情から埋もれてしまってる作品ですが、個人的にお勧めしたい一作。

※なお声優は、メインに川澄綾子にゆかなとか・・・超絶俺得w

投稿 : 2024/05/18
♥ : 24

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終話のEDは全部見るべし。

人類が宇宙を舞台にユニオンとディーグの二つの陣営に分かれ戦争を繰り広げる中での兄妹の物語。ユニオンを裏切った兄の目的を知るために、妹が過酷な運命に身を投じる。一話目から鮮烈的なSFロボットアニメ。

どうやら登場人物名・コンセプトは「小公女」らしいのだが全然知らない・・・が主人公は結構陰湿イジメに合うので、その辺はそうなのかも知れない。
むしろ「トップをねらえ!」にかなり近いです。亜光速移動によるウラシマ効果を扱いながらも整合性を失わず上手くシナリオに絡めている点は見事だったので、その辺が見たい!って人は是非。

ストーリーは・・・一話が衝撃的すぎる。キャラがバッタバタ死んでいきます。主人公はいじめられます。兄に会いたい一心で過酷な境遇にも耐え抜いていきますが、その意志の強さがこの作品の一番の魅力かもしれません。非常にテンポ良く設定も練り込まれているのですが、コンパクトすぎて世界観の全貌が掴みきれないのは残念なところではある。あとCGによる高速戦闘も美麗でおぉ!と思ったシーンもちらほら。見ようによってはハードSFですが、超展開が売りのギアスを見るような気分でも全然いけるので、結構おすすめ出来ると思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♥個人的には名作♥

2006年・SFロボットアニメーション作品。全13話。


戦争モノの様で実は・・という二重構造になってる。
※実際にはロボットがメインのアニメではない。
世界観/諸設定も亜光速云々も簡潔で矛盾が少ない。
※要点を抑えた最小限の説明しかしないので見易い。
全体的にはシリアスですが、コミカルな描写もある。

メカニックデザイン - 川原智弘・海老川兼武
可也好みで綺麗なラインと3D描写が良い感じだった。
マクロスやガンダムにも劣らないスピード感がある。
臨場感や躍動感のあるシーンが多く姿勢制御が綺麗。
※3Dに訛りのある動きも感じるけど可也動きも良い。

キャラデザは個性重視の様で微妙だけど鉄板の布陣。
キャラは亜光速云々も含め解り易く個性が際立つ。
もう少しキャラのデティールが綺麗なら良かった。
声優のもキャラのイメージとの相性が良い感じ
OP/ED音関係はとても良く世界観に浸り易いと感じた。
アングル等印象的なシーンの切出が結構好みで好き。

あらすじ
はるかな未来。人類は宇宙を舞台にユニオン(連合)と
ディーグ(帝国)の始まりすら定かではない永い戦争を
延々と続けていた。そんな時代に翻弄された人々の話。

国を裏切った兄に友人達を目前で皆殺しにされ家名も
友人もミミックもリーズナーとしての道も全て失った。

再び兄に逢い理由を問い正す為に・・経歴と名を偽り、
限界を超える訓練と敵と激烈な戦闘に明け暮れるセーラ。

そんな時セーラが出会った一体の人形”エミリィ”。

真紅のワンオフモデル・ストレイン”ラムダス”。

彼女の行く先に何があるのか・・


主力兵器

ユニオン(連合)
ストレイン※有人機動兵器。ミミックリンク者が必要。
ギャンビー※有人機動兵器。旧式の主力機。

ディーグ(帝国)
トゥモール※無人機動兵器。
ストレイン・グロワール(ラルフ・ウィーレック専用機)
※基本ディーグには有人機動兵器は存在しない。

キャスト

バジオン総合戦術学校空間機甲科の訓練生。

「セーラ・クルス」セーラ・ウィーレック(川澄綾子)
兄と一緒に戦う為、ストレインの操縦士を目指してた。
裏切った理由を知る為生きている。可成りのブラコン。

ロッティ・ゲラー(ゆかな)空間機甲科。愛称女王様。
ラルフは兄の仇で彼が戦場に出てくると見境を無くす。

ジェッシィ・アイジェス(松来未祐)やや百合萌えの少女。
普段は控えめな確りした性格だが、キレると人が変わる。

カリスフォド・ラドフリックス(保志総一朗)通称カリス。
グォール空間補給廠の出身。セーラに好意的で優しい。

ディコン・シドノック(谷山紀章)可成りのお調子者。
軟派な遊び人だが意外にもストレインの操縦技術は高い。

マーサ・シュビーパウエル(花井なお)体育会系な少女。

アーメンガァド・ヨハニッツ(阪田佳代)通称アーミィ。

ラヴィニア・リベルス(野中藍)全裸艦内1周事件を起す。

イザベラ(田中理恵)機動歩兵科の訓練生。リーダー格。

メルチセデック(皆川純子)天才的技術者。年齢不詳。
演習艦リベルタッド内でストレイン・[ラムダス]を自作。
周囲から保護兼調査する為にセーラを監視下に置いてる。

カアマイクル(谷井あすか)良くガレージに居る
年齢不詳のバジオン総合戦術学校技術工兵科の教官。

クレイヴン(麦人)バジオン総合戦術学校校長。

デュファルジュ(中田譲治)空間機甲科教官。

セディ(白鳥哲)メアリー(田中理恵)コリン(増田裕生)
グラベラ空間機甲兵科学院訓練生でセーラの親友だった。
ラルフ・ウィーレックの裏切りにより全員死亡。


ディーグ軍

ラルフ・ウィーレック(近藤隆)セーラの兄。
元ユニオン軍屈指のエースパイロットだった裏切り者。
名門ウィーレック家の当主で非常に心優しき青年だった。

エミリィ(野中藍)
グラベラの旧い研究施設内のカプセルで眠っていた少女。
セーラが大事にしているエミリィ人形と瓜二つの容姿。

メドロック(田中敦子)ディーグの軍艦クンルーン指揮官。
ラルフと彼の愛機ストレイン・【グロワール】の監視役。

バロウ(長克巳)メドロックの副官。
彼女と違いラルフの事は信用しておらず、憎悪している。


視聴回数8回くらい

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

60.1 126 2006年度アニメランキング126位
年をとった鰐(アニメ映画)

2006年8月5日
★★★★☆ 3.5 (10)
32人が棚に入れました
「頭山」でアカデミー短編アニメ賞にノミネートされた山村浩二監督がレオポルド・ショヴォーの名作絵本『年をとったワニの話』を映画化した短編アニメーション。ピラミッドの建設もその目で見た年老いたワニ。周囲からも大きな尊敬を集めていたが、リュウマチがひどくて自分でエサを捕ることもできなくなり、ついには近くにいた自分のひ孫を食べてしまう。その結果、一族は彼を追放、ワニはナイル川を下り海へと出た。彼はそこで美しい一匹のタコと出会う。彼女はワニに優しく接し、魚を捕ってはせっせと彼に与えるのだったが…。
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

理解できないのに 感覚ではわかる謎

長さは13分と、とっても短いです。
…なのに何なんだこの胸に突き刺さる感じ。

童話や児童文学の中には結構理不尽・不条理な展開があるものですが、
この作品はダントツです。何かと記憶に残る。
感覚としては藤子・F・不二雄の短編「ミノタウロスの皿」を読んだ時に近い。
語りのピーター・バラカン氏も、凄く作品を引き立てていると思います。

童話には教訓が含まれていることがある。
教訓が正しく伝えられるためには、物語がそういう構成をしている必要がありますが、
本作は子供どころか大人であってもメッセージを抽出することが難しい。
童話とは思わず、アーティストの作品として観たほうが良いのかも知れません。

そんなこんなで物語の解釈が困難ですが、物語の終わりのところだけ部分考察します。

《赤いワニが崇拝された理由》{netabare}
ワニの頭をもつ「セベク」は、エジプト神話で豊穣の神とされています。
が、後世になって中央神たる「ラー」と習合しました。
(※似てるから同じ神様なんじゃね、ってこと)

ルーヴル美術館のホームページの記載を引用すると、
「ワニが朝水中から出て、昼を岸でほとんど不動な状態で過ごし、
 夜になると水中に潜る習性を観察していたが、このような生活リズムは
 太陽の一日の運行を想起させた...」とあります。

セベク神の所有色は自然や繁殖を意味する「緑色」ですが、
ラーの所有色は「赤色」です。

ちょっとこじ付けかも知れませんが、このワニはナイル川の東に位置する
紅海から戻ってきています。
太陽が東から昇るように、東から赤いワニがやってきた。
人々の崇拝の対象になっても不思議はありません。
{/netabare}

…と、色々頭を捻らせてもこのくらいしか理由付けができません。
  「 Don't think. Feel! 」 ということなんだろうか。
何分、展開が不条理です。
しかし、それぞれの「行為」や「気持ち」はなんとなく推し量ることができる。
不思議です。

何度も繰り返し観れる作品だと思いました。
気付いた点が出てきたら短く追記します。
もっと解釈できる頭が欲しい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ほどよき芸術性

 世の中の物語にはその作品のテーマ、寓意が私の理解の範疇を超えてしまうことが度々ある。lainとかテクノクライズ、あるいはカフカの短編だとか。
 そういった作品については、色々と個々人の考察も出ているけれど、皆違うことを言っていて、まあ皆正解ではないのだろうな、と思う。
 しかし、これはクイズではないので正解することが目的ではない、全てを理解する必要はないし、正しく理解する必要もない。
 また、果たして、こういった作品において作者がその意図を明確に伝える気があるのか甚だ疑問である。多分作者も明確な何かを伝える気はないのだ。


 さて、この話は、難解ではないけれど、物語の寓意、作者の意図は曖昧である。言葉にしてしまうと逃げてしまうような感じがある。
 しかし、このわかりやすいのに不可解という矛盾、山村浩二の映像の世界、単純で奇妙なストーリー、そういったものが見ていて確かに心地よい。
 なかなか素敵な作品ではないか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

コウカイの熱い海水

まあ、この話をざっとまとめると、

“厚顔無恥な年寄りを批判的に描いた童話”です。

実際作者は軍医だったところから作家になっているので
伝えたいことも多くあったのでしょう。


山村さんのトークショーを聞いたことがあるのですが

そのトークショーレポートまとめがあったので
そちらをご覧ください↓TOPに出てきます

あつぎ映画祭【こどもと映画】山村浩二監督トークショー レポート

山村監督が説明してくれたこと以外で感じたことをレビューしてみます。
{netabare}

鰐が黒で表現されている
最後に鰐を祀る部族の肌が黒く
本来赤いはずのタコの体も黒く描かれる

原作の絵を踏襲してそのまま描いているので忠実なのですが、
赤い鰐を際立たせる映像のギミックとしてよく出来ています。


タコは、足は12本だと言っていますが
数が数えられないので間違っています。足は8本ですね。

鰐は1本しか数えられません。

結局12日間ではなく8日間しか一緒にいなかったわけです。

長生きなのでしょうが誰が数えたのでしょう
数を数えられない鰐に年数はわかるのでしょうか。

タコが赤くならずに鰐が赤くなった理由とは。
日本語訳において最後のナレーションの意味とは何なのか。

{/netabare}
ショヴォーの亡くなった息子、ルノー君とのやりとりで出来た“ルノー君のお話集”は
フランス文学の中でもあまり知られていないもの。ショッキングでトラウマになりそうなお話が多いです。

けれど息子との話と聞くと、ショヴォーの描きたかったことがわかる気がします。
残酷で心的苦痛に感じるお話でしか残らないことはあります。
痛みを知ってはじめて人に優しくなれるように、彼は自分の見て聞いて感じたことや、
それを通じての“教訓”を息子にあげたかったのでしょう。

作品を書いた1920年代にあった主義,思想,主張,倫理観など、
第一次大戦を経験したショヴォーの伝えたい想いがそこにはあります。
(実際、軍医として戦争を経験した後に書いた「戦場の後方で」を1917年に執筆しています。

映像や絵本ではギュッと纏めているので印象も少し違います。
レオポルド・ショヴォーの原作ではもう少し読み取れると思うので
気になった方は読んでみてください。オススメです。

捉え方で、人それぞれ視点をどこに重く置くかが異なるのが本作の良い所ですね。
独自の解釈をしてしまっても、面白いかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

60.0 128 2006年度アニメランキング128位
スカイガールズ [OVA版](OVA)

2006年8月25日
★★★★☆ 3.6 (44)
261人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」は、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。しかしその代償は大きく、地球の陸地の50%以上が水没した。そして三年後、殲滅したと思われていた敵の群体が、ミッドウェイ沖にて確認される。 真偽を確認するため、現場へと向かう1隻の航空巡洋艦「攻龍」。そして「攻龍」に搭載された対ワーム専用戦闘兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

59.8 129 2006年度アニメランキング129位
ネギま!?(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (187)
1298人が棚に入れました
「サウザンド・マスター(千の呪文を操る魔法使い)」の異名を持つ英雄だった父親を持つ10歳の少年、ネギ・スプリングフィールド。
英ウェールズの魔法学校を卒業した彼が、「マギステル・マギ(立派な魔法使い)」になるための修行として与えられた課題は、「日本の学校で先生をすること」であった。
ひとり異国に渡り麻帆良学園都市にやって来たネギは、いきなり女子中等部2-A(後に進級して3-A)の担任を任されることとなる。31人の年上の女生徒相手に最初は戸惑いながらも、着任初日に魔法のバレた神楽坂明日菜をはじめ、様々なイベントや事件を通して女生徒達と強い信頼で結ばれていく。
ネギは彼女たちに支えられながら、父・ナギの足跡を追って成長していく。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これはもう完全に別物w

原作が好きなので見たところ、面影が殆どない。
キャラの設定の違いなんてザラで
世界観やストーリー等ほぼ別物の仕上がり。
作品の大半がギャグで占められており
原作とのキャラの違いなどの楽しみ方もある。
それでも、オリジナルならではの悪くないストーリーと
なかなかの作画によってある程度の質にはなっている。

しかしこれは原作ファンは納得しないだろうw
前作とも繋がってないし
これは別物として見るのが正解だと思う
むしろファンじゃない人が
いきなりこれを見た方が楽しめると思う

<新房×シャフト>らしく
原作無視のやりたい放題(良い意味で)
前作より数段良くなってます

面白いといえば面白いけど
パクティオーシステムが
かなり変わってたが
あれはあれで好きだった

色々書いたが原作や前作を知らない人は
充分楽しめる作品だと思う
これはこれで別物として観れば面白かった

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

シャフトの、ネギま用いたオリジナルアニメ。原作の先入観抜きにしても微妙。

週刊少年マガジンの人気漫画「魔法先生ネギま!」…を元にした、シャフト・新房監督による全26話。2期に当たります。
同じシャフト・新房作品の「ぱにぽに」に近い作風、深夜ではなく夕方アニメ。
終盤や一部以外は原作に忠実な1期に対し、2期はほぼ別物です。
(アイドルマスターとゼノグラシア…よりはまだ原作寄り)

…私は原作ファンの拘りはないので、完全オリジナルは良くも悪くも思わんのですが、どちらにせよ微妙でした。

{netabare}『物語』
女の子だけの中学生31人のクラスに、イギリスからやってきた10歳の子供先生ネギ・スプリングフィールドが担任に!実はネギ先生は魔法使いで魔法の修行の為云々…
は1期同様。
麦人さんのナレーション解説多用でコミカルに設定説明しつつ、魔法絡みのドタバタコメディーが主流でした。

コメディーの雰囲気は「ぱにぽに」っぽいのですが、全員満遍なく出番作る構成が、コメディーの面白味よりもキャラ紹介に注力。
キャラの可愛さや魅力に依存する作風で、各キャラの印象が広く薄い。
定番ネタの、いいんちょがまき絵に「あなたは佐々木まき絵失格です!」連呼はゆるふわ的に面白くない。
明日菜のチュパカブラへの執念はまぁまぁ面白いような。

中途半端にシリアスバトル多いのも難。
本作独自の「ネオ・パクティオーカード」(生徒それぞれがネギ先生と契約、3種類の変身できる)はバトル的にもコメディー的にも悪くはないギミックでした。
ランダムでスカを引くと戦力外、これにより、その回でスポット当たる子以外を戦力外にするご都合主義と、シリアス緩和するコメディーを両立。
コメディー寄りな作風ならば上手いです。ただ、シリアス路線だと、中途半端。
…大勢と落下中に契約キスするシーンは名場面ではありました。

中盤以降、クラス全員が異世界に閉じ込められる展開に。
それでも呑気に日常系コメディーな雰囲気は悪くは無いです。
ネタも、まき絵失格以外はまぁまぁ。タカミチとエヴァ主従のラーメン茶道とかは好きでした。
…終盤シリアスに、なんとなく解決して終わり。

総じて、コメディーの雰囲気はまぁまぁ良かったものの、まぁまぁ止まりでした。
シリアスは原作設定知っている人向け、予備知識が無い人には入り辛いのでは。
さりとて原作ファンだとキャラ設定の食い違いが目に付くと、どちらにせよ苦しい。
この路線ならいっそ、完全お気楽な魔法日常系でワイワイ楽しくやってくれていい。
あるいは、バトルを真面目にやるか。
…2クールという尺もマイナス。
異世界編が冗長過ぎる。ギャグにキレのあるタイプではない(それ自体は作風の持ち味なので悪い面ばかりではない)ので、2クールは飽きます。
本作のOVA短編は結構面白いのを見るに、続き物ではない短編連続の方が合っていた気がします。


『作画』
シャフト特有の演出多用でそこそこの面白味はありました。
作画は1期後半>2期>>>1期前半
ゆるいコメディーとしては十分ありなんですが、萌えは乏しい。
事あるごとにキャラ名表示するのは分かり易くてグッド。

『声優』
1期同様で豪華。麦人さんの解説が光った。
満遍なく出番ある構成上、好演された方も多いです。
ネギ父は子安さんの方が良かったなぁ。

『音楽』
良曲っぽいけれど作風に合っていないのは「みなみけ2期」と似ている。
特にマイナスは無し。


『キャラ』
…原作の先入観をなるべく抜いての所感。キャラ崩壊は別に良くも悪くも思わんです。
ネギ先生は魔法使いだけど、子供相応に頼りなかった印象。
コメディー面では可もなく不可もなく、シリアス面では微妙。

少女たちは満遍なく描かれる為、近年よくある「美少女たくさんで時々異能バトル」する系統(バトルガールハイスクール、ひなろじ等)…と思いきや「ハイスクール・フリート」の方に近い感じ、ただし個性的で尖ったキャラ多い反面、萌え的には微妙。
ぽっちゃり系の料理少女・四葉五月が地味に印象的でした。
吸血鬼主従、おっとりお嬢様と百合剣士、ネットアイドル辺りも。
この他満遍なく見せ場と個性はあるも、よく覚えてないです。
…いや、原作知っているので、主力キャラ全員かわいいのですけど。
1期で強い魅力を感じた宮崎のどか辺りは、2期では多少可愛い少女Aな感じ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

ぼん@百合人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

作画も、キャラも、OPもいい・・しかし物語はオススメできない。

タイトル通りです。
1期と比べると作画が飛躍的によくなり、また映像の表し方もシャフトっぽくて好きです。

また、キャラも多様でかわいく、OPの「1000%SPARKING!」もかっこいいですね。

ただし、物語は辛口でいわせてもらうと
あまり、何がしたかったのかよくわからないです。展開も読めていて、このアニメはネギまのキャラが大好きな人たちが見るもの、という感じでしょうか。

また、2期は
・仮契約のシステムが変更されていること
・戦闘シーンが少ないこと(しかも軽いです)
・各キャラの性格や趣味が改変されていること
・放送時間の都合上、お色気はほぼ全カット
等があげられます。

私的にですが、これらの変更点により一番残念だったのは、
アスナがただのオバカキャラになってしまったことです・・。原作や1期アニメでは見られたネギを支えるアスナの行動や心情がすっぽり抜けたように感じました。

とりあえず、原作好きはこれらの点に留意しておいてほしいです、がっかりしますよ。

ただし、作画は本当によくなったのでネギまキャラ達が動く姿を見たい方にはオススメします!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

59.8 129 2006年度アニメランキング129位
SoltyRei ソルティレイ Extra Episode(OAD)

2006年7月26日
★★★★☆ 3.5 (28)
126人が棚に入れました
「SoltyRei FILE.7 初回限定版」に収録されている。

サブタイトルは「すれ違うキモチで、想い合うココロで。」

1話44分の作品となっている。

59.7 131 2006年度アニメランキング131位
ワンピース映画 カラクリ城のメカ巨兵(アニメ映画)

2006年3月4日
★★★★☆ 3.5 (93)
498人が棚に入れました
麦わら海賊団一行は、難破した海賊船から宝箱を手に入れた。早速中を見てみると、そこには老婆が入っていた。老婆は自分の島の財宝伝説を話し、一行はその「メカ島」へ向かう。

声優・キャラクター
田中真弓、平田広明、中井和哉、伊倉一恵、岡村明美、山口由里子、山口勝平、稲垣吾郎、加藤浩次、山本圭壱

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ワンピース映画の中でトップクラスにつまらない

かなりつまらなかったです。まず敵が雑魚い。バトルアニメの映画で敵が雑魚くてどーする。何を楽しめばいいのかって感じです。ストーリーも別に面白くなかったですし。
今回の敵はボスと幹部二人の三人です。つまりルフィ、ゾロ、サンジしか戦いません。それは映画だから仕方ないですが、前述したように敵が雑魚。タイトルでわかると思いますが敵はロボットを使って来ます。この三人そのものの戦闘力は皆無です。特にボスのラチェットは素手のナミより弱いです。それでもロボットに乗ったら強くなればいいです。まぁ、ならなかったのですが。
良かったことは何故かナミとロビンのオッパイがデカくなっていたことくらいです。なんでスタイル良くなってるんだろう?しかもいつもは基本的にナミのほうが露出が多いのに今回はロビンのほうがエロいドレスを着ています。ロビンファンは楽しみにしてください。
あとルフィのギアセカンドが意外な形で登場します。
本当にこれくらいしか見るところがないので、別に見なくていいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 21

計測不能 132 2006年度アニメランキング132位
NARUTO ナルト 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ(アニメ映画)

1970年1月1日
★★★★☆ 3.5 (77)
417人が棚に入れました
南海の彼方に、「みかづき島」という常夏の島にある月の国があり、その国の王子は諸国漫遊の旅の途中で、間もなく帰国するらしい。その王子(ミチル)と息子(ヒカル)を護衛する任務が、カカシ隊第7班とロック・リー(以下、「7班」)に与えられた。道中、立ち寄ったサーカス団を気に入ったという理由だけで丸ごと買い上げたりと、常識からかけ離れた行動を取るミチル・ヒカル親子のことをナルト達は、理解出来ないでいたが、ヒカルの勇気ある行動をきっかけにナルトとヒカルは仲良しになる。しかし、ナルトとヒカル達が月の国へ戻ると、大臣シャバダバの画策により、月の国はクーデターに陥り、ミチルの父親である現国王は失脚していた。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、増川洋一

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的にかなり好き。

NARUTO疾風伝以前の映画の中では一番面白いと思いました。

木ノ葉隠れの里の少年・うずまきナルトが今回受けた任務は月の国の王子とその息子の護衛というB級任務。
カカシ、サクラ、ロック・リーと共に赴いた先には豪勢な旅団、豊満な王子とワガママ放題の息子が待っていた。
途中合流したサーカス団との珍道中も賑やかに波も嵐も乗り越えて、ついに彼らは「みかづき島」に辿り着く。
しかし楽園であったはずの彼らの国は、すっかり変わり果てていた……。
【Amazon.co.jp 商品説明より】

ナルトが若干九尾化する場面がすごい好きです。
やっぱり強いですね^p^

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

スケールが小さく悪役もショボイ印象…

現在見ているNARUTO疾風伝もそろそろ原作に追いつきそうなので合間に劇場版を見始めました。

無印のころの作品は計3作あってこれはその最後みたい。

全体的に子供向けな印象を受けました。起承転結が分かりやすく。ジャンプのバトル要素を踏襲している感じ。

スケールが小さく悪役もしょぼい印象でかつナルトが「あきらめるんじゃないってばよ」を連発するのでうっとおしかったり。

声優陣は豪華なのに登場人物がそれに見合っていないのももったいないなと思いました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

59.5 132 2006年度アニメランキング132位
ぜんまいざむらい(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (28)
178人が棚に入れました
時は西暦2015年。舞台は、明治時代が始まらず江戸時代が続いたままからくり仕掛けが発達した町「からくり大江戸」。200年前、だんごを盗もうとしたところ、ねずみに会い、驚いて井戸に落ちて死んでしまった泥棒「善之助」は、「大福の神」によって頭にぜんまいハンドルと、悪人を改心させる必笑だんご剣を与えられ、ぜんまいざむらいとしてからくり大江戸に復活する。ぜんまいばねがほどけ切ってしまうと再び死んでしまうが、善いことをするとばねが巻かれてしばらくの猶予を得る。大福の神の「108の善いことをすると人間に戻れる」との言葉に従い、ぜんまいざむらいは今日も善行を積む。

声優・キャラクター
鈴木晶子、川崎恵理子、那須めぐみ、野沢雅子、陶山章央、加藤精三、神代知衣、近藤隆、金丸淳一、滝口順平、名塚佳織

59.5 132 2006年度アニメランキング132位
頂のヘカテーたん(OVA)

2006年10月1日
★★★★☆ 3.5 (33)
139人が棚に入れました
一部のキャラクターをちびキャラ化して繰り広げる公式パロディ作品(番外編を元にアニメ版のDVD特典から派生したシリーズ)。
電撃文庫公式解読本「アニメ『灼眼のシャナ』ノ全テ」
初回限定版付属DVD「『灼眼のシャナ』DVDまがじんα 〜メロンパンよ、カリもふを抱け!〜」に収録

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シャナだけでは物足りないから、次は頂のヘカテーも小さくなった!? 頂のヘカテー(小)も超可愛いです。

ストーリー

主人公の坂井悠二は色々な事がありシャナと出会いました。この物語は悠二(変体)と頂のヘカテー(小)とシャナ(小)と吉田一美(悪)のシャナの戦いを描いたパロディ作品です。

私の感想。

主人公が悠二ではなくヘカテーを中心とした本編の内容を元にしたセルフパロディ作品なのですが、まったく元が分からなくなるほど面白おかしい内容になっていました。第一キャラクターの性格や行動パターンがまったく本編では考えられない事になっていました。

けれど、ヘカテーが小さくなった姿は超超超可愛かったです。もう、これはフィギュアではなくぬいぐるみ化してほしいくらいです。もし、ぬいぐるみ化しましたら、私はたぶん、本編と同じように頭の上に乗せて日々過ごすでしょう。それほど悠二にあこがれています。ああ~ うらやましい。

私的にヘカテーが一番可愛いと思うシーンはヘカテーがシャナと喧嘩(?)をしたあとのシーンです。二人とも超かわいくて、そのツーショットが可愛すぎて可愛すぎてしょうがないです。特にヘカテーの口の形は脳を溶かすほど可愛いです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャナたんに強力なライバル登場

シャナたんシリーズの三作目。


今度はヘカテーとシュドナイがメインでおふざけが進行していきます。
何故かシャナと同じようにちっちゃくなったヘカテー。シャナ以上にギャップが凄まじいヘカテーたんは最高です。
能登さんのこういった演技は他のアニメでも中々見られないものではないでしょうか。囁くような萌えボイス・・・能登さんファンは必見です。

また、「シュドナイは只の変態じゃない。」そういうスタッフの意識が垣間見られた作品でした。

内容
{netabare}
ヘカテー、もとい能登さんによる「うるちゃいうるちゃいうるちゃい」や悠二とシュドナイによるBL展開が貴重です。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

59.4 135 2006年度アニメランキング135位
無敵看板娘(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (103)
445人が棚に入れました
花見町の商店街にある中華料理店“鬼丸飯店”の看板娘・鬼丸美輝。仕事をさぼって遊ぶのが大好きな彼女が、周囲の人々とともに大暴れする物語を描く。

声優・キャラクター
生天目仁美、小清水亜美、定岡小百合、中村悠一、檜山修之、峯香織、中島沙樹、納谷六朗

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

(,,゚Д゚)コレおもろいゾっ!!

ギャグアニメが観たいと言う私に、
〝それならば絶対これがオススメだよ♪〟
と友達が渡してくれたのがこの【無敵看板娘】でした。

まっ暇な時にでも観てみるかっと暫く放置(失礼w
っで、先日観てみたんだけど・・・うんっマジおもろいわ♪

ある商店街を舞台にしたコメディーです☆

登場人物が少なめですのですぐ覚えられますし
毎回なにかしらのドタバタ劇があり終始楽しめます^^
パロディーも入っててこれも楽しみの一つ(*'∀'*)♪
そしてキャラ全員にちゃんと個性がある←これ重要!!


てかしょっぱなから主人公(女)が吐く(´ж`;)ゥ・・ゥップ
とかありえんだろwww

喧嘩っぱやく正義感があり思いたったら即行動!!
っで皆に迷惑をかけるw

うん。私みたいだ(●>艸<)w
だからこそハマッたのかもしれないw

一話が短くて30分の間に2つの話が入っています。
その句切りとして毎回【レオ・ザ・ライオン】のパロがあるのですが、
その雄たけびの度にうちの愛犬がビクッとして吠えるw
だからどうしたって??
いやっやっぱうちの犬はバカで可愛いなとw(∀`*)ポッ♡


※レオ・ザ・ライオンとは?
MGMの映画が始まる前にライオンがガオォォォォっと
吠えるシーンがありますよね?あれの事ですw

大爆笑とまではいかないものの
最後までちゃんと楽しめる作品でした♡

頭使わなくていいし気分も落ちない。
切ない気持ちにもツライ気持ちにもならない。

他のアニメを観て疲れた時、精神的におちている時。
そんな時にこそオススメのアニメです_〆(бωб●)♪

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

闘う看板娘、看板に偽りなし B

原作未読 

中華料理屋の看板娘・鬼丸美輝を主人公とした、バトルアクションコメディーです。

主人公は基本的には美形なのですが、外見には全くと言って良い程無頓着な女の子です。
料理はダメ、片付けも苦手、掃除もすぐサボり、出前に出れば寄り道は当たり前、出前を届けずに帰ってくることすらあるという、看板に偽りありと言われても仕方ない娘さんです。

そんな彼女が、ライバルのサブヒロインや、いつも挑戦状を持って来る残念な男、果ては犬などと、街中で或いは店で日々バトルを繰り広げます。
最初はそれなりに闘う理由があるのですが、途中からは闘うことが目的と化しているような状態だったりします。

そんな主人公を中心とした戦いを楽しみにして来店する客が多く、彼女の「看板娘」たる所以は実はその腕っ節の強さや異様な格闘能力だったりするのです。

とはいえ、基本的にコメディーなので、バトルシーンもコミカルに描かれることが多いです。
キャラクターが余り多くないのでどうしても話はパターン化しがちですが、1話15分ということもあり間延びせずに見ることができます。
連続視聴にはちょっと辛い内容かなと思いますが、他の作品の合間合間に見る程度なら丁度良い作品です。

最終的に誰が一番強かったのかというと、実は・・・見た人だけ分かります。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ご町内最強母娘

原作は週間少年チャンピオン連載。
主人公はラーメン屋の店員、その名のとうり看板娘ですが、これまたタイトルどうり喧嘩では”無敵”。
ラーメン屋業務をこなしつつ騒動を起こす、暴力的でドダバタな毎日を描いたバカバカしいギャク作品です。


まずはOPみて、ちょっとたまげました^^
キャラデザインが原作とだいぶ変わっていて、垢抜けしたアニメ風になってます。
キャラの頭身も伸びてシュッとしてる。
なんというか、嫌いな絵柄じゃないですが、原作の味のある雰囲気には合ってないような気がしました。
・・・・が、杞憂でした^^;
実際、話の中身はちゃんとハチャメチャご町内バトルギャグが忠実に行われております。
激しい動きをするときなどは、かなり崩れたデフォルメもされるので、全然違和感がありません。
バイオレンスな飲食店店員の戦いが余すことなく描かれています。

ストーリーは特にありません。
大抵が日常話から発展するハチャメチャな展開。
悪人ではありませんが単細胞で暴力的で我侭で困った主人公を中心に、他のキャラがチョッカイを出したり出されたり。
大概ヒドい目にあってオチるという、昔ながらのギャグ漫画の様式に則った展開をみせる内容となっています。



原作を雑誌で読んでいた頃わりと好きだったので、いまさらアニメ化された本作を見てみたわけですが・・・・
総括すると、なんというか普通すぎ。
取り立ててピクアップするような部分もなく、さりとて文句をつけるような酷さもなく、無難なちょっと前のギャグアニメに仕上がってます。
正直、レビュー泣かせです(^。^;)

前述のとうりキャラの絵柄は変わっていますが、イメージはそのまんまなので、原作既読で興味がある方はドーゾ。
あえて、オススメできるセールスポイントはありません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

59.4 135 2006年度アニメランキング135位
BLACK BLOOD BROTHERS-ブラック・ブラッド・ブラザーズ(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
399人が棚に入れました
吸血鬼の実在が公のものとなった「九龍ショック」から10年、吸血鬼の兄弟望月ジローと望月コタロウは、人間と吸血鬼が共存する日本の海上都市「特区」を目指していた。日本に上陸した2人はオーダー・コフィン・カンパニーの調停員(コンプロマイザー)葛城ミミコと出会い、彼女の案内で特区へ向かう。同じように特区を目指す吸血鬼の難民達とカンパニーの鎮圧チームとの争いに巻き込まれながらも特区に辿り着く2名だったが、協定血族の盟主でありかつてのジローの戦友でもあるケイン・ウォーロックと龍王セイは彼らの受け入れを拒否する。

sobako777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ありがちな女の子キャラにうんざり! その他は意外と楽しめたのに

ヒーローの吸血鬼をサポートする(そして彼に恋をする)女性キャラが、多くのアニメに‘うんざり’するほど登場するタイプ・・・気が強くて正義感旺盛でやさしくて、長ゼリで怒鳴りまくるかと思えば、涙流して説教をぶつ! この手のキャラには本当に辟易する。その他のキャラはちゃんと個性的で魅力も備わっているのに、ヒロインといってもいいほど大事なキーパーソンがコレだからヒットしなかっのでは? 展開がそこうまくても、これじゃ気分が悪い! それにラブロマンスなのに、このタイトルってのも頂けない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

吸血鬼ものは好みです!!(o^^o)♪

あざの耕平による日本のライトノベルが原作。

吸血鬼の兄弟が主人公で、日本の架空の都市『特区』」を主な舞台に、
九龍との異能力バトルが繰り広げられます。

面白くて一気観ました。
やっぱり吸血鬼ものは好みですね!!
絵はアナログチックですが、なんかほっとします。

{netabare}
・「血統」によって血の性質が異なり、特徴や魔術的な力が違うこと。
・仁義を切るのが面白い!血族ごとの内容も楽しめた。
・望月ジローの微妙なファッションが印象的。
・ゼルマン・クロック(福山潤)がカッコいい!
・カサンドラ・ジル・ウォーロック(沢城みゆき)が悪役としてバッチリ!
・他のキャラも良かった。
{/netabare}

ドラマCD版はジローが神谷さんなので聴いてみたいですが
アニメ版の櫻井さんのイメージがしっかり定着してます。
力の抜けたコミカルな話し方はホントお上手!
櫻井さんは何かと気になる声優さんです。

小説の3巻までを描いた全12話なので物語は完結はしていません。
たぶん続編はないんだろうな。。。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4
ネタバレ

パパどる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり吸血鬼ものはいいです

個人的に大好きな吸血鬼ものです。

吸血鬼ものにはその作品ごとに独自の都合のいい設定を組んでますよね。その設定の違いをまず楽しみにします。

この作品の設定はすばらしい。私好みですね。
細かいことはネタばれになってしまうので書きませんね。

設定がしっかりしているとストーリーもよくなってきますよね。
ラストも色々意見はあると思いますが私は好きですね。

大きなネタばれじゃないけど
{netabare}
各話の始めに過去の話を少しずつ、しかも時をちりばめている。そのショートストリーから色々連想して本編内ではっきりしていない所を自分で補うようにした作りもよかった。
すごく解りやすいのは、コタロウの秘密ですよね。

この作品の原作読んでいないので結末知りません。
このアニメは原作途中のいい所で終わります。
最後まで行ってほしい(2期への期待)と思う声も多いと思います。
しかし、ラストでこれから先のストーリーを連想できるようにしていて、素直おに連想するとその先は悲しい終わりに。
そうならないと思うけど。
だから、このエンディングで気持ちよく終わりにし楽しく連想するのも良いねと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

59.4 135 2006年度アニメランキング135位
009-1[ゼロゼロナイン ワン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
189人が棚に入れました
ミレーヌ・ホフマンこと009ノ1は身体をサイボーグ化した近未来のスパイである。胸に仕込まれたマシンガンや強化された跳躍力、マヒ光線を仕込んだ指輪などを駆使し、00機関のボスの指令を遂行していく。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オッパイから弾丸が出るのは笑える。

「笑える」と言ったが決してコメディではく、シリアスモノである。
主役のミレーヌの声優を釈由美子が勤める。
放送時期が2006年10月からとそんなに古くはなく、深夜アニメだとしてもここまで人気がないとは・・・。
確かに暗いトーンで「観たい人はどうぞ」的なアニメではある。
ただ、物語はワリとしっかりしていて、石ノ森章太郎色がいい意味で出ている。
ハードボイルドの近未来スパイアクションとしてソンナニ悪くはない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

右を向く亀 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もうひと押し欲しかった

冷戦中の東西を暗躍するスパイたち
サイボーグに改造された主人公009-1もその中の一人
彼女ら生きる非情な世界をシリアスに描いた作品

まさか主役の女サイボーグの声優にイメージ配役で釈由美子を抜擢
演技の方は・・・まぁゴルゴ13の舘ひろしと比べれば十分マシだ

物語は一話完結型でスタイリッシュさを意識した作りになっている
その分取っ付き易くアニメファン以外でも楽しめるが
のめり込む要素が無く物足りない。終始只のスパイ物語になってしまっている。

009-1の仲間たちも新デザインにしたことだし
チャーリーズエンジェルみたく可愛い子をもっとプッシュしてもいいし
せっかくサイボーグなんだから沢山のギミックで楽しませて欲しかった。
だっておっぱいマシンガンだぜ。これ生かさなかったらダメでしょ

ちなみにOPが素晴らしい。とても印象的な歌なのでぜひ聴いてみて欲しい

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

確かに平均満足度は低いでしょうねw

でも私は好きな作品ですね。
お奨め作品というわけではありませんけど。

今は昔、東西冷戦的な話なので、世界観がピンとこない人も多いでしょう。
ジェームスボンドさんも苦労されているようですからねw

でもこのキャラは棄て難いwww
非常にいいものを持っていると思いますので、彼女たちを使って別世界の話でリメイクしたら面白い話が出来そうだと思いますよ。

評価については甘くも厳しくもなく冷静に付けてみました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

59.3 138 2006年度アニメランキング138位
エア・ギア [AIR GEAR](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (156)
864人が棚に入れました
東中最強のベビー・フェイスこと「南一樹(イッキ)」は、モーター内蔵の特殊なシューズ「エア・トレック」を装着して町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われ、無残な敗北を喫する。そんな時イッキは居候先の幼馴染「野山野林檎(リンゴ)」ら三姉妹から、エア・トレックを託される。リンゴ達の正体は、伝説の暴風族「眠りの森(スリーピング・フォレスト)」だったのだ。エア・トレックによって自分を傷つけた暴風族にリベンジしたイッキは数々の暴風族と戦い、「トロパイオンの塔」の頂に立ち、世界に一つしかない特別なエア・トレックもしくはその部品である「玉璽(レガリア)」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」の頂点である「空の王」の候補と目され、イッキの憧れの女ライダー「シムカ」に見初められながらも、自分だけの「道」を走ろうとする。

ラドラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

設定とか厨二過ぎて苦笑いしつつ見てた

原作も知らずにアニメだけみました。もう5年以上も前ですが一応レビュー。
いろいろ設定とか厨二臭くてなんか中学生が考えたようなキャラと設定が自分には合わなかった。
オープニングは好きでしたけど。

主人公が適当にやって運良く都合よく進んじゃうみたいな展開が多かったような気がします。特に好きなキャラも印象に残ったキャラもいません。悪い意味でならちょいちょいいますが・・・。
3話くらいまで見て自分と同じく寒気を感じた人はすっぱり切ってしまった方がいいでしょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作を表するなら。「絵は神レベル。内容は厨二病」

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
エアトレックという、架空のスポーツを題材にしてますが、基本、エロ&バトルです。講談社漫画賞は伊達じゃない。面白いっすよ(主に原作は)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こんだけアニメ観ていてなんですが、私は、漫画が好きなんですw

媒体としてですがね。漫画が好きです(2回目)w

だって、私の蔵書、10000冊を余裕で超えてますから(笑) 半分近く、まだ読んでないけど、いつか漫画喫茶を開きたい(笑)

さて、原作です。

大暮維人さんは、「天上天下」「魔人」「エアギア」と全巻持ってるけど、どれも「尻すぼみ」です(苦笑) この作家、一見上手いんだけど、よく見れば構図が変だったりはします。でも、オシャレな絵を描くし、ギャグセンスも悪くない。

なんですが、連載を続けるうちに、段々と迷路に入り込んでいくんですよね。自分で広げた伏線を回収しきれなかったり、世界を広げすぎて収集つかなくなったり。なかには、「こじつけ」も多く見られる。

多分この作家は、8巻くらいで完結させるのが一番バランスが良い。

と、芋焼酎のせいで色々とワケわからんこと書いてますが、まあ、普通よりはずっと面白いんでアニメ観てください。また、原作を読んでください。

(私が今、アニメを趣味の一番にしているのは、手軽さですかね。お金もかからんし、疲れない。仕事で死にそうになってるのに、さらに家帰って漫画読むのはやや体力を使う。あと、狭いアパートに漫画あると物理的に邪魔。アニメは、ごろ寝しながら、ダラダラ消費できるから、仕事し始めてからは一番好きかな~。ただまあ、今は「銀の匙」最終巻を、自分のどのコンディションで読むかが最大の関心ごとだけどw)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ウイング・ロード♪

同タイトルの漫画を原作にしたアニメ。全25話

コンピュータ制御の超小型モーターを搭載した
インラインスケート風のエア・トレック(A・T)
を使ったハイスピードストリートアクション。
※原付きバイク程度の出力。
基本的にATのみ超進化した別世界の現代風。
細かい設定などはなくヒット後に後付の設定も多い。


南 樹(鎌苅健太)は幼少より野山野家で居候暮らしていた。
天性の運動センスの持ち主で喧嘩上等!東中学の番格で、
上昇無敗だったが・・或日「エア・トレック」を装着して
町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われて、
無残な敗北を喫する。

暴風族に敗北したのを切欠に野山野林檎(伊瀬茉莉也)達に
A・Tを教わった事を切っ掛けに「飛ぶ」ことに魅了されて、
仲間達とA・Tチーム「小烏丸」を立ち上げる。

樹は持ち前の運動センスを発揮し、直ぐに自分を傷つけた
暴風族にリベンジするが、パーツやプライドを掛けた戦い
に明け暮れ、「パーツ・ウォウ」というアンダーグラウンド
での全国規模なバトルの頂点を目指すというもの。

如何にも少年誌という作風で、主人公はA・T初心者にして
8人の「王」の頂点である「空の王」候補として憧れの美少女
ライダー「シムカ(田中理恵)」に見初められる・・居候先の
林檎とは初期ラブコメ設定。

暴走族同士?チーマー同士の抗争に、少年誌らしいルール
だとか競技性を付けて「闘う姿」「アクション」を描くことが
主なので細かい事は一切気にしないほうが良い。

勝つ=何かを得る。勝つ=仲間が増える。勝つ=モテる。
概ねこのパターンの少年漫画の代表で、主人公は無自覚
というのがお決まり。このアニメも概ね同じ。

ラブコメも有れば熱い友情も有りライバルとの熱いバトル
やネガティブは悪のような描写もある。

競技には誇りを持って参加していて不正や反則=悪で正義
の鉄槌のような爽快?な喧嘩上等バトルも多い。

細かい設定を放棄してA・T以外触れないのでファンタジー
な部分として無視して気楽に楽しめるかも?

疾走感とかバトルの臨場感は結構良かった記憶が・・
決めポーズというか個々が引き立つ戦闘スタイルを活かす
描写というか・・樹なら飛翔!というような解り易い部分。
オニギリのような・・特異なギャグ戦闘もあるけど・・
まぁ基本敵もチーム名に由来する様なマスクを被ってたり
ギャグ路線が多かったりもするのですけど・・古典的な漢
の戦いにも拘ってる部分が強いかな。意地の張り合いとか。

ラブコメもそれなりに描かれている。

超獣(ベヒーモス)辺りが一番面白かったかな・・

エア・ギア 黒の羽と眠りの森 -Break on the sky-

第30巻OAD Trick 1
第31巻OAD Trick 2
第32巻OAD Trick 3

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

59.2 139 2006年度アニメランキング139位
おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (19)
101人が棚に入れました
練馬区在住の3人組が繰り広げるミュージカルアニメの第3巻。バンドの練習がうるさいと、ステージ周辺の住民たちが裁判所に訴えを起こす。ヒデキたちはテレビで話題の角浜弁護士に弁護を依頼し…。

声優・キャラクター
松崎しげる、森久保祥太郎、新名彩乃、井上麻里奈、玄田哲章、井上和彦、山本圭子、西本理一、小野大輔、鈴木千尋、竹内順子、坂本千夏、西村朋紘、真殿光昭、稲田徹、優希比呂、矢尾一樹

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

渡邉恒雄氏(土鍋沢鍋男(ドナベナベ))といえば…。

TV放送とコミック連載が並行して行われたメディアミックス作品です。作風としてはミュージカルかつコメディといったところでしょうか。したがってマンガの方はギャグマンガということになるんだと思います。

で、この作品のレビューで何が「渡邉恒雄氏といえば」なのかというと作中に土鍋沢鍋男、通称「ドナベナベ」(CV:稲田徹)と呼ばれるナベツネをモデルとした人物が出てくる(というか氏が亡くなったとのネット上での噂で本作のことを思い出した)からなのでした。

ドナベナベの役どころは、黒幕である大泉の指示の下で練馬一帯の土地を地上げするといった感じだったと記憶しています。

ちなみに「練馬大根ブラザーズ」は作中でメインキャラのヒデキ(CV:松崎しげる)、イチロー(CV:森久保祥太郎)、マコ(CV:松本彩乃)+パンダイコン(大根を好んで食べる謎のパンダ)によるバンド(?)名です。

「?」をつけてあえてバンドと断言しないのは、三人はみんな基本的にボーカルで、楽器演奏はほとんどパンダがやっている(しかも演奏時には増えてる)ように見えるからです。

キャストは歌重視で決めたんだと思いますが、松崎しげるは案外声優としてもハマっていた気はします。

基本ストーリーはヒデキが自身の持つ大根畑にドームを建設して練馬大根ブラザーズのコンサートを開くという夢を実現するために、オーディション参加やドーム建設の費用をを稼ごうとして失い、犯罪行為に走ろうとしたりするというお話です。

その裏で大泉首相(CV:矢尾一樹)による陰謀が進んでおり、当初は犯罪者としての練馬大根ブラザーズを追っていたカラクリ刑事ユキカ(CV:井上麻里奈)がこの陰謀を追いはじめるといった感じですね。

ただ、この「ストーリー」は作中で実在人物をモデルとした様々な人物(大泉首相、ユーケル・ハクション)やマネーダンサーズ(武富士のCMがモデル)を出して絡ませるための仕掛けという感じでした。

ギャグの元ネタは『冬のソナタ』に代表される韓流ドラマや、肌の色素を抜いたり整形したりして肉体的にボロボロになっていたマイケル・ジャクソン、小泉総理の「痛みに耐えて良く頑張った、感動した」など基本的には時事ネタでしたので、当時の世相を知らないと観ても意味不明な作品とは言えると思います。

TVオンエア当時を知っていればまあまあ面白いしネタも懐かしいとは思うのですが。当時を知らない人がわざわざ観るようなアニメではないと思います。

※本作品は現在、バンダイチャンネルで有料配信(1話目は無料)しています。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 20
ネタバレ

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヤベェwこのくだらなさがクセになるwww

このアニメをどぅ紹介すればいいものか・・・悩むw

一つ言えるのは・・・そう。とってもクダラナイという事。ブッw

主な登場人物は❀ヒデキ・マコ・イチロウとパンダ❀
↑どうやらこの3人+1匹が毎回敵を成敗していくというパターンらしい。

アニメはアニメなんだけどこれは本当にアニメと言っていいのだろうか??
ミュージカル(アニメ風)と言った方が正しいのかもしれない。
なぜなら・・・とにかくミュージカルシーンが多いからwww
どんなカンジなのか1話をネタバレしてみようと思う。


{netabare}OP 3人の歌

ヒデキとイチロウとパンダのミュージカル

マコのドンペリミュージカル&岡山ミュージカル

マコとヒデキとパンダのミュージカル

イチロウの回想シーン プロデューサーとの絡み(BLw

3人とパンダとレオタード軍団(某金融会社武○士のCMパロ)のミュージカル

3人とパンダのオーディションミュージカル

イチロウとプロデューサーの絡み(BL

ヒデキとプロデュ-サーの絡み(BL

プロデューサーとイケメンSP達のミュージカル

3人のミュージカル

ED 3人の歌{/netabare}

っとこの様にミュージカルだらけなのだよwww
一話だけでOP・EDを含め歌を{netabare}10曲{/netabare}も聴かされるワケだw
ちょっ流石に多すぎだろっ(`д´;)

アニメを小分けにしてそれぞれをミュージカルとして
歌で進めてくってなカンジなんだけど、
普通のアニメ(歌ってないシーン)が5分あったかどうか・・・;

このアニメの魅力は多分↓の④つ!
①松崎しげる(ひでき)達の歌
②色んなパロディー
③合間に入れるエロシーン
④くだらなさ


酒が入ってるのとオールして変なテンションで観てるので
平常時と感じ方が多少違うのかもしれないが・・・
ちょっとこれ皆にも一度観てほしいwww
そして〝マジくだらねーからっ!〟の一言でいいから感想聞かせて欲しいwww

くだらないからこそクセになる【練馬大根ブラザーズ】
観るか観ないかはあなた次第ですっ!!(。≖ิ‿≖ิ)ニヤリ


そして左手に酒っ!右手にペンを持ち一話を観ながら
必死に内容をメモッた私に拍手をくれっ!!
( ゚Д゚){ガンバタノー

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

借りちゃいなマネー!

サランヘヨ


タイトルにもあるようにミュージカルアニメです。
最近は「ダンデビ」や「スタミュ」などありますが、全編ミュージカルアニメというのは当時にしてかなり異質な存在でした。
脚本はミュージカルをよく挟むことで定評のある浦沢義雄さんが担当しています。
まぁところがそんなミュージカル要素よりも、ブラックジョークというか皮肉ネタがあまりにヤバい内容取り扱ってて、そちらの方が気になってしまうんですがね。
よくここまで好き勝手作ったのが放送できたものです。

監督は我らがワタナベシンイチさん。
当時の韓流ブームを途轍もなく皮肉っててある種尊敬します。
その他にもサラ金やパチンコなんかも何かにつけてdisってて、ナベシンの本領が発揮されたアニメだと思います。

声優はなんと豪華、あの松崎しげるさんが演じています。
その他のブラザーズの声優の森久保祥太郎さん、新名彩乃さんが演じてます。
新名さんはこの時はまだ松本彩乃名義です。
ブラザーズの声をあてているかといって、出身地が練馬区であるかと問われると、実はそうでもないようです。

OPもEDもノリの良い曲です。
ただ作中ミュージカルとして流れる楽曲が使い回しばかりで、基本的に「マジヤバ」と「借りちゃいなマネー」ばっかなんですよねー。

マコ、結構エロイ体してますよね、ヒデキが欲情してしまうのも無理はない。
レンタル屋のおやっさん役でナベシンも声あててます、ほんとこの人は出たがりですね。


練馬区アニメです。
対抗馬は葛飾区の「こち亀」か阿倍野区の「アベノ橋魔法商店街」でしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

59.0 140 2006年度アニメランキング140位
魔界戦記ディスガイア(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (63)
386人が棚に入れました
魔族と人間のハーフの少年が、父亡き後魔王の座に就き、父を乗り越えるべく奮闘する。2年間何者かに眠らされていたラウールは、ある日父の死を知る。

声優・キャラクター
水橋かおり、笹本優子、半場友恵、鈴木千尋、間島淳司

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

魔界が一番暮らしやすそう

シミュレーションRPGゲーム原作。
中古でかなり安かったから買うのも手かな、アニメ面白かったし。

このアニメ、棚に入れてる人も少なく、
知名度低いっぽいですがなかなかに面白かったです。
ストーリーよりキャラの掛け合いが見事です。
ギャグアニメとして捉えても強ち間違いではないのかなと。


自己チューで自分勝手、プライドの高い魔王の息子ラハール。
野心家でそれでいてツッコミ役でもあるラハールの家来エトナ。
穏やかな性格でたまにズレた発言をかます天使見習いのフロン。
このメイン3人のやり取りがけっこう笑えます。

なかでもお気に入りなのはフロン。
フロンのあの優しげな表情から繰り出される毒舌とも言えるような発言の数々。
終盤は特に絶好調でした。
彼女の存在だけでも観る価値はありそうです。
ロリの可愛さも兼ね備えてますしね。


物語はラハールが魔王になることを目指し、
エトナとフロンを引き連れ、奮闘していく感じです。
冒険ってわけでもないですが雰囲気はまさに旅そのものです。
その途中で様々な事件が起こるのですが、それを解決(?)していく3人の姿は見ものです。
どんなときも笑いを忘れない作風は好印象であります。
シリアスになりそうでならない、そんなアニメですね。
キャラだけでなく物語も好みでした。

魔界、天界、人間界のあいだで戦争勃発!?
何気に壮大感のある世界観も良かったと思います。


OP「愛したげる」 歌ーLOVERIN TAMBURIN
ED「鎖り」 歌ー川上彬子

2曲とも好きです。
それと、EDの映像で37代目地球勇者ゴードンの高笑いがうざすぎますw



けっこう楽しめた作品でした。
魔界、天界、人間界の世界観は活かしきれてませんでしたが、
これは私が思うにギャグアニメなので問題ないです。
そのギャグの精度もなかなかのものですし、満足しています。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

趣味は夜更かしに火遊び高笑い、その名もラハール様!!

日本一ソフトさんの看板やり込み作業ゲーム、ディスガイアのアニメ化作品です。でした。

内容に関しては記憶に古いため部分部分と最後しか覚えておりません。申し訳ありません。またゲームのほうをやっているのである程度補正がかかっております。

作画は全く覚えていないので未評価。
そこまで……。

とある魔界の魔王様の息子、高笑いが趣味且つ特徴傍若無人悪逆非道悪の化身最強主人公ラハール様と、先代魔王様の家来サディスト野心家貧乳小悪魔エトナさんと、天界からのスパイで愛と戦隊マニア天然交じりの天使見習いフロンさん、その他一括りで送るコミカルでギャグありシリアスありのお話です。魔界天界人間界をまたにかけた壮絶なお話です。今のは嘘です。序盤のギャグからは想像しがたいですが割といいお話です。

{netabare} 敢えて最後をプリニーEND(恐らく一般的にはノーマルED)にしたことが自分としては高評価です。他にも(原作ゲームでは)いくつかの終わり方があり、流石にバッドエンドはないしグッドエンドになるのだろうと思っていた(気がする)のですがその予想を打ち破ってくれたのが嬉しかったのでしょう。 {/netabare}

歌はアニメで流れたのかは覚えておりませんが「戦友よ」「赤い月」「ラハール様の讃美歌」などなどと好きなものが多いので評価が上がっております。もちろんOff vocalにもいい曲はあります。(あ、そっちの方がアニメでは流れていそうな気が……。

最後に余談です。独り言なので無視してくださってかまいません。
{netabare}
最初の方に書いた通りこの作品の原作のゲームはひたすらやり込む、それも作業的にやり込むゲームです。たしか売り文句が『史上最凶やり込みSRPG』だったかな。形式上最高レベル9999ですが、転生システムなどがあり実際には総合10万越え程度は普通の、プレイ時間が3桁越えは普通のゲームです。未だやってない方は、根気がありSRPGが好きな方でしたらお勧めします。自分は初作、二作目のみやっております。2ではただひたすら強くもない盗賊を育ててました。フロンちゃんじゃないですが、

「愛よね!!」

それとタイトルはラハール様の讃美歌から拝借しました。
さらに関係ないですがビューティー男爵ナルシストで噛ませ役のようで実は大物な自称ライバルのちょっと残念さが滲み出てる中ボスさん大好きです。ラハール様やフロンちゃんエトナさんには及びませんが。
以上です。失礼しました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

林檎´ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本一ソフトウェアの実力

この作品。もともとPS2ゲームソフトで発売され、今や知る人ぞ知る史上最凶やり込みシュミレーションRPGで有名。そんな作品がまさかまさかのアニメ化計画とは!気付かなかった・・・。アニメが制作されていただなんて!もう5、6年も気付かなかったとは; 

ディスガイアにはディスガイア特有のユニークさがあり、これが個人的にハマってしまった。ゲームやったらわかるけど、ここまで笑わせてくれるRPGは見たことない。ただ、アニメはだいぶ前の作品という事で、作画がイマイチに感じてしまう。まあ仕方ないんだけどね。

でもね、予告PVはその時代にしてはかなり頑張って作ってあるね。今流してもウケそうな作りだった。さすが日本一ソフトウェア。こだわりますなー。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

59.0 140 2006年度アニメランキング140位
超劇場版 ケロロ軍曹(アニメ映画)

2006年3月11日
★★★★☆ 3.5 (42)
294人が棚に入れました
ある日ケロロは冬樹と大好きなガンプラを買いに出掛けるが、帰り道で不思議な祠に気付く。ひょんなことから祠に入ってしまうと、そこは不思議な空間が広がっていた。そこで壺の様な物をうっかり割ってしまうが、接着剤で何とか直す。だが大事なパーツを壺に付け忘れていた。それを見た二人は怖くなって逃げるように帰った。恐ろしい事が起こり始めていると言う事も知らずに…。その日からケロロ達に不思議なバツ印が付いた。印が付いた人はテレパシーが使えるらしい。人々はこれは新人類の誕生とし大いに喜んだ。ケロロはこれこそ侵略のチャンスが訪れた時と印をタママ・ギロロ・モアに付け、クルル曹長にテレパシー増幅マシーンを作るよう命じた。

声優・キャラクター
渡辺久美子、小桜エツコ、中田譲治、子安武人、草尾毅、川上とも子、斎藤千和、新垣結衣、おぎやはぎ、藤原啓治

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人と話せばそれで全て解決する それだけの劇場版です

悪にとっての敵は正義
「じゃあこれらを複数形で例えたとして一人ぼっちにすればどうなるか」
これが今回の悪の策です

テレパシーは思念通話とは全く異なるもの
それをゴールデンに持って行ってはいけないことを教えてくれました

人は建て前だけでは生きてはいけない
反対に人というものは力に差が生じるが、多くの人が集まれば、無限の可能性を持つ存在で、時には奇跡を起こすことが出来ることを理解することが出来た。

でもアニメではそう言い切れない、必ずフラグを立てないと話が進まないから、アニメキャラと人間は一緒にしてはいけない

タママは階級的には雑兵の実力だが馬鹿にしてはならない

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

59.0 140 2006年度アニメランキング140位
トップをねらえ2!& トップをねらえ!合体劇場版!!(アニメ映画)

2006年10月1日
★★★★☆ 3.5 (42)
247人が棚に入れました
西暦2015年。白鳥座宙域で航行中であった「るくしおん」艦隊が、謎の宇宙怪獣の襲来により全滅した。それから6年、宇宙怪獣の襲来に備え沖縄に設立された宇宙パイロット養成学校「沖縄女子宇宙高等学校」の生徒の中に「るくしおん」艦長の娘、タカヤノリコの姿があった…。「私もいつか宇宙パイロットになって、父のいた宇宙に出る!」厳しいコーチの特訓の中で、メキメキを才能を発揮していくノリコ! 今、パイロットのトップになるための、そして地球を守るための、辛く険しい戦いの幕が上がる…!!

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

トップをねらえ2!いらね・・一緒だと評価下がるじゃん・・・・

オリジナルキャストで5.1chサラウンド新録音した
サウンドリプライズ版+オマケ(2期再編集版)

オマケが酷すぎて評価がオール1下がった感じ。


1期はSFロボアニメ風スポ根(魂)熱血アニメでした。
1988年OVA6部作の再編集で、主な変更ははサウンド。
全体的に多少の古さを感じるけど今でも充分の映像。

メカデザは可成り拘りを感じ良い。ロボ系は趣味が
強く、当時でもレトロなデザインを敢えて使ってる。
編集の繋ぎは結構荒くダイジェスト風・・補填等も
無いようです。

ロボで組体操や昭和のスポ根の様な腹筋や屈伸という
シュール?でナンセンスなシーンも多いけど、基本は
シリアスな中に熱血根性と恋や萌等を盛り込んでいる。

再編集では印象的な部分のみ繋ぐので・・悲しい別れ
の描写やバトルが中心になっているかな・・
それでも物語中心の1期だったので泣ける部分も多い。
キャラの個性や魅力が伝わりやすい部分は残している。

最後は最強コンビのダブルス♪

15年後・・2048年沖縄・・あの1期6巻白黒映像・・
略ノーカット余程気に入ってるのか・・コアな人だけ
ですよ・・特定の人の拘り・・

何故白黒なのか?ってなるでしょ・・其処に意味は?
それを説明せず愉快犯のようにやり逃げはよくない。

そういうの狙うから2期みたいに自慰作品ができ上がる。
物語を捨てて「映像ありき」のインパク勝負・・
フェチズムを強調してメインキャラ増やしてみたものの
あれも・・これも・・で全て中途半端で結局繋がらず。

台詞が噛み合わず・・会話をするシーンは殆ど無い・・
如何にも説明台詞・・出演者全員「独り言」状態・・


で・・12000年後の2期のラストに繋がるわけだが・・

4分30秒・・2期は4分30秒迄
後はエンドロール5分前の5分。
この約10分以外要らないです。

強いて言うなら、お風呂・シャワー室・ブール等でヒロイン
達にガールズトークさせ、延々と萌描写と設定の説明台詞を
入れてやればいい。その方がまだ解りやすいよ。

萌え萌えキュンキュン♪ んでたまにどか~んって爆発。
お姉様~敵倒しました~♪ゆりゆりってかんじでしょ?
そのほうがうけるって♪どうせ物語捨ててるんだもの。

中途半端に下品な描写や誰も聞かない説明台詞の演出・・
キーキーキャーキャーヒステリックな音と映像の演出・・
話し合う事もなく勝手な妄想と悟りで深く繋がる絆・・
どうやったらここまで酷くできるのか・・凄いなGAINAX

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

やはりこちらを先に観てはいけなかったのかも…^^;

他の方のコメントにもあるように、この劇場版は各6話のOVA作品のそれぞれ180分を95分に短縮して、話の流れに関係ないところがカットしてあるという作品です。
DVDの「トップをねらえ」と、「トップをねらえ2」の時間は、65分と95分でした。

時間からすると、通常の他のアニメの劇場版より短いので、もっと話の流れが重要となるところが… 話の筋が切れまくって、切れまくって…^^; 全体としてよくわからない…というのがホントの感想です。^^;

OVAの方はまだ観たことが無く、この劇場版が最初なんですが、改めてオリジナルを見なくてもいいかもね…


「トップをねらえ」の方は、
{netabare}
全体の話してしては、遠い宇宙からの侵略生物から地球を守るため、戦闘ロボに少女達が乗り込む。
(でも、ロボットの腹筋運動、校庭をランニングなんてあるのでしょうか^^;) 

主人公のノリコは、ノリコが敬愛するお姉さまのカズミとペアを組んで最強ロボ"ガンバスター"のパイロットになる。それを支える鬼コーチのオオタ コウイチロウ。構成はさしずめ「エースをねらえ」のパロディーという感じで、最後にコーチが入院るところまで同じ。 違うのは死ななかったことぐらい。「トップをねらえ」というタイトルのネーミングからして、「エースをねらえ」のパロディーですよね。

劇場版はここで終わるのですが、「トップをねらえ」のOVA版のコメントを見ると、ラストはちょっと違っているようです。
OVA版ではノリコとカズミがガンバスターで12000年後の地球に帰還するところで終わっており、「トップをねらえ2」と繋がっているみたい。
{/netabare}

「トップをねらえ2」の方は、
{netabare}
設定が「トップをねらえ」の12000年後で、これまたOVA版とはエンディングがちょっと違っているようです。
トップレスと呼ばれる超能力を操る少年・少女がバスターマシンと呼ばれるロボに乗り込み、宇宙生物と戦う。(実はこの宇宙生物は本当の敵ではなかったのですが) 2の方は、1より更に話の流れが見えなくて、???? となる場面が多かったです。


1、2共、科学考証もそこそこできており、なかなか興味深いところもありましたが、他の方のコメントにもあるように、過去の人気アニメのいいとこ取りをして、女の子をいっぱい出し、ちょっと扇情的なコスチュームで…という、「いかにも」という内容はちょっと遠慮したいかも…
ロボットが出てくるのにスポ根全開という味付けも、ちょっといただけませんでした。

{/netabare}
全体として、まぁまぁ観れたと感じますが、やはり短縮版という理由からなのか、話の流れが途切れ途切れで全体を通すと何を主張したいのかがよくわからない作品でした。


<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 1

0:途中で挫折、 
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

58.9 143 2006年度アニメランキング143位
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (31)
186人が棚に入れました
大人気シミュレーションゲーム「バーニングPT」全国大会の決勝で完膚なきまでに惨敗を喫したリュウセイ・ダテは、突然謎のロボットの襲撃を受けてしまう。幼馴染みのクスハ・ミズハを守るために軍のトラックに積んであったロボットで戦うことを決意、それが地球の命運を担う戦いの始まりだった。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ロボットアニメのツボは押さえてありますが・・・・

アツいです。ええ、そりゃもうスパロボですから。
元々ロボットアニメファンの為に作られたゲームをベースにしてあるだけに、ストーリーとシナリオはロボットモノの肝を的確に押さえてあり秀逸です。ベタですけどw


ただし、そもそもが2クールで収まる話のボリュームではありません。
原作では2人の主人公(リュウセイ、キョウスケ)それぞれのシナリオがありますが、本作はリュウセイルート分しかないので、登場キャラが入り乱れて未見の人には「誰コイツ?」状態になってます。明らかに詰め込みすぎです。


作画は、かなり崩壊してますね。
ロボットはCGなので崩れないですが、セル画の絵がダメダメな回が多い。重要な回はキレイな作画なんでそのギャップがまた目立ちます。多彩なキャラクターも魅力な作品だけにこれは残念。

というか、言わせていただければCGで行儀良く動く戦闘なんぞ見たくないのですよ。スパロボでは!
ガーーーっと技名叫んでダイナミックに必殺技を敵に叩き込んでこそのスパロボでしょうが。
女性キャラの乳揺れもないし、TVアニメだからって根幹を成す大事な「お約束」まで削いでどうする?アホか!
(原作ファンなんで冷静でいられませんwすいません)


ちなみに、最後の決着方法が原作と異なります。
アレをやるかぁ・・と、スパロボシリーズのファンならニンマリするでしょう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ロボットがいっぱい

ゲーム版「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」のアニメ化。
登場人物とロボットの数が多過ぎて、ゲーム未プレイの人にとってはそれを覚えるのに大変ではないでしょうか。
たくさんのキャラが出るのはスパロボファンには嬉し限りだろうが、内容が浅く広くといった感じ。
特に戦闘シーンではみんな活躍させたいのか、ボス戦で主役級のキャラが一斉に必殺技を連発してあっさりと・・・みたいなベタな展開になってしまっている気がします。
主役級のキャラが多いのは豪華ではありますが、ストーリーが薄っぺらい物になってしまうので考え物です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スピンオフの本伝みたいなノリだな(笑)

[文量→一言・内容→余談が本論系]

【総括】
これ、スパロボファンしか楽しめないでしょ(笑)

正直言って、ロボットアニメとしてのクオリティは低いです。まあ、私はスパロボ好きなんで、そこそこ楽しめましたけど。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
CGがな~、酷い。
{/netabare}

【余談~ 私がハマったスパロボ ~】
{netabare}
年齢的なものなのかもしれないけれど、私がハマったスパロボは、第3次とEXと第4次。特に、EXと第4次。

EXでとにかく印象的だったのは、F91、ビルバイン、Z、ゲッタードラゴン、ZZ。つーか、F91とビルバインだけで制圧できたな(笑) デザイン的に一番好きなのは、ザムジード。なにげに好きだったのが、ディアブロ。リニアレールガン、好きだったな~。シナリオ的には、シュウの章。敵キャラを使えることで、これがスパロボの醍醐味だと思った。

第4次は、やはり、サーバイン、エルガイムMkⅡ、ザンボット3(てかザンボットカッター)、ダイターン3、真ゲッター1。あとやっぱり、ヒュッケバインにゲシュペンスト。オリジナルの機体が本当に格好良くて、ついつい、いつもリアル系を選択してしまう(笑) あと、主人公キャラとしては、イルムガルト・カザハラと、リン・マオが好きでした♪

私はガンダム好きなんですが、実は、スパロボ→ガンダムだったりします(ほぼ同時期にハマりましたが)w 他の作品も含め、このゲームに小学生時代にドはまりしたのが、今のアニメ好き(特にロボットアニメ好き)に繋がっている気がします♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

58.8 144 2006年度アニメランキング144位
コヨーテ ラグタイムショー(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
307人が棚に入れました
人類が外宇宙にまで進出し、己の運と腕だけで一攫千金を夢見るコヨーテと呼ばれる無法者達がしのぎを削る、宇宙開拓の時代。銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星グレイスランドには、伝説の海賊王ブルースが遺した100億宇宙ドルが眠っていると噂されていた。コヨーテならばその名を知らぬ者はいないと言われている、通称ミスターとその仲間達は、ブルースの娘である少女フランカと共にブルースの遺産の回収に挑んだ。犯罪集団クリミナルギルドのマルチアーノ率いる殺し屋集団も、ブルースの遺産を狙って動き出す。しかし、統合政府は戦争を終結させる為、グレイスランドに光子爆弾を投下すると宣言。

声優・キャラクター
大塚明夫、広橋涼、堀内賢雄、関智一、湯屋敦子、下屋則子、沢海陽子

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメ史上屈指のシーンがある。

アニメ作品において数字が付く組織・異名は多い。
1 ゴルゴ13    一人の軍隊
2 パトレイバー   特車2科
3 機動戦士ガンダム 黒い三連星
4 セーラームーン  外部太陽系四戦士
5 北斗の拳     南斗五車星
6 マシンロボ    デビルサターン6
7 銀河英雄伝説   獅子の泉の七元師
8 エイトマン    エイトマン
9 甲殻機動隊    公安9課
10ジャイアントロボ 十傑衆
11ガオガイガーFINAL  ソール11遊星主
12コヨーテラグタイムショー マルチアーノ12姉妹

マルチアーノ12姉妹の登場シーンはアニメ史屈指の名シーンだと個人的には思っている。しかも一話目なのもポイントが高い。
全体としてむかつくキャラ達のどうでも良い会話から刑務所の上空から12姉妹が円になって降下してくるシーン。音楽もカメラワークも12姉妹の動きも全て神がかっている。円になって降下してきていたはずの12姉妹が次のシーンでは横一列になって胸に手を置いて祈っている。普通に考えたらありえないはずなんだけどこれぞアニメ。圧倒されるから小さい事はどうでも良いと思わせる程のスタイルッシュさ。
どこか良いシーンがあるとそこまで悪く言わないのが個人的なスタンスなのと実際にこのシーンはまず観て損は無い。
実際に全体的に面白い作品より何処かで燃え尽きている作品の方が評価高いべきだと個人的には思っている。ただ面白い作品て記憶に残らないから。
観た事ない人はこのシーン20秒ぐらいだから是非観て欲しい。
1話目の後半2分目位から。ついでにニコニコ動画には登場シーンだけの動画がある。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ufotable版カウボーイビバップ

このアニメは簡単に言えばufotable版カウボーイビバップでしょう。

ufotable代表近藤光氏がプロデュース、構成、脚本、作詞ともう自分の好きな事をこれでもか!と盛り込んでいるのが伝わってくるというか。

コヨーテと呼ばれるならず者集団のベースは特攻野郎Aチーム。
主役のミスターはハンニバルのまんま。
ビショップとカタナはなんとなく白バイ野郎ジョン&パンチの雰囲気もある。
ブルースの最初の子分のスワンプはブルース・ブラザースで牧師役だったジェームズ・ブラウンだろう。

キャラデザは平井久司氏風でCV広橋涼ちゃんのフランカはめちゃくちゃかわいい。

1話のインパクトは特にすごくて、俺たちは天使じゃないも醸し出しつつ、ナウシカのオームかよ!?
マルチアーノ12姉妹なる殺し屋集団の登場場面は、フタコイオルタナティブのOPだよな(笑)
女性捜査官アンジェリカの補佐役のチェルシィのちょっと間が抜けた感じはR.O.D 大英図書館のウェンディだよ(笑)

銀河統合政府と植民地解放軍の間で戦争が続く惑星に隠された遺産を巡っての三つ巴の追跡劇は、途中ちょい緩い回もあったけどそれほど気にならなかったし、ミスターとアンジェリカの追いつ、追われつだけではなく、カリ城のクラリス状態。やつはとんでもない物を盗んでいった。貴方の…
自分好みの内容だったので文句無しです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大塚明夫ショー

自分の車のナビは、こんな風にナビる。
”おい! グズグズしてると敵に発見されるぞ!!”
大塚明夫の声だ。
高まるキンチョー感とアドレナリン。
一体誰と戦っているんだ??
どこなんだここは!?

ほどなく認識する。
大塚明夫ワールドじゃないか!!。
同じ感覚である。

この作品は、コヨーテラグタイムショーと銘打っているが、
正しい読み方は オオツカアキオショー だろう。
まさに一部の隙も、そう敵に発見されることも無く
嵌りに嵌ったアキオdeショー。

ファンの人は当然ご存じと思うが
大塚明夫に興味を持った人は、一見おススメ。
そうだよな、ブルース。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

58.8 144 2006年度アニメランキング144位
しゃくがんのシャナたん(OVA)

2006年12月8日
★★★★☆ 3.5 (49)
209人が棚に入れました
シャナはフレイムへイズのおきてを破ったため、小型化されて記憶を抜かれてしまった。
小人になったシャナは言葉遣いや態度までが幼くなり、さらにさらに悠二を困らせていく。わがままでドエスで幼児になったシャナは元の姿に戻ることができるのであろうか。

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ある意味信じたくないシャナの本当の日常!? でもあれ? シャナって・・・

ストーリー

主人公の坂井悠二は平凡な高校生活の毎日を過ごしていましたがけれどある日、謎の空間に飲み込まれフレイムヘイズの炎髪灼眼の討ち手、通常シャナに出会いました。この物語は悠二とシャナ(小)のおもしろおかしい日常を描いた物語です。

私の感想。

元々シャナはロリ声で可愛かったですが(本編)、この作品のシャナのロリ声は三倍ロリ度が増して顔がニヤけて、ニヤけて大変でした。こんな姿を他の人間に見られてしまいましたら、警察に即効捕まるくらいニヤけていたと思います。本当に釘宮理恵さんの声が超可愛かったです。

ですが、この作品は本当に、世界観やキャラクターが本編から遠ざかっています。もう、これはキャラ崩壊と言っても良いくらい(いい意味で)最悪でした。ですが、このキャラ崩壊がこの作品の一番の魅力です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、わざわざ分ける必要無いんじゃw

あにこれで検索すると「しゃくがんのシャナたん」のシリーズが別枠で存在してますが、これ分ける必要無いんじゃないですか?ww

「灼眼のシャナ」のパロディ作品です。

ちっこくなったシャナたん(何故か坂井悠二の頭の上で生活している)のギャグメインのお話。声も小さくなったせいか「うるちゃい、うるちゃい、うるちゃい!」と可愛くなってます。基本的にキャラ崩壊が前提なので、耐性のない方は要注意w

ファンなら間違いなく楽しめる作品です。
(しゃなたんシリーズはこれでまとめてのレビューとしておきます)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャナの虜になったあなたへ贈るサプライズ

「灼眼のシャナ」シリーズの公式おふざけショートアニメ。


シャナがちっちゃくなっちゃった!という設定をはじめとして、吉田さんやフリアグネなど本編のキャラクターのお茶目なところが見られます。
本編のシーンを基にして全く別のコミカルな展開が広がるので、そのギャップはすさまじいです。
BGMもそのまま使われ、特にシリアスなBGMとのギャップも笑いどころ。


シャナの横暴が本編にも増してひどいことになってますが、シャナたんなら許せます(笑)

短いので内容は薄いです。語るところが無い・・・。
りたーんずはもっと面白くなるので、その記念すべき第一作目としてシャナたんも評価します。



今となってはシャナたん全部見るのは困難に近いですし、今さらすぎるレビューですね。「うるちゃいうるちゃいうるちゃい!」と可愛く喚くシャナたんを見たい方は必死に探してください。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

58.7 146 2006年度アニメランキング146位
ゲド戦記(アニメ映画)

2006年7月29日
★★★★☆ 3.2 (514)
2608人が棚に入れました
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。
(シネマトゥデイより引用)

声優・キャラクター
岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

まじめな人が人生初のシナリオ担当をやる、とこういうことになるのか…と。

 もちろんつまらなかった…が、
 宮崎さんのところの息子さんが監督・脚本を手がけた、ということをメタ的に見ると、変わった楽しみ方をすることもできる。



 まず、この作品を「ジブリ作品だ!わーい!」と……という期待をもって鑑賞するのをまず止めるべきだろう。

 「ジブリ」の絵柄には、宮崎駿の急展開するシナリオ、動きの多い絵柄、わけのわからないうちに救世主じみた行動をする主人公…といった、要素をどうしても期待してしまう。
 一方で、このゲド戦記はシナリオは遅々としてすすまず、視聴者を話の渦に巻き込んでいくような息をつかせぬ展開はない。

 これは「ジブリ」ではない。

 しかし、この「ジブリ」だとはとても思えないシナリオラインも、ごく好意的にみれば、破綻はしていない。つまらないだけで、新人クリエイターが丁寧につくったシナリオだと思えば、まあ、及第点といった感じだと思う。まじめな人なんだろうな、という気がする。
 風景と雰囲気だけをゆっくりと見るアニメ、としてのコンテクストを込みで、もう少しうまく紹介できていたらこの作品の印象はもう少し変わるのではないだろうか。まあ、大御所の作品ではなく、ものをつくりはじめてほやほやの新人公募などの部門の作品としてみれば、そこまで悪くはない出来。これが10代の子がつくったものであれば、まったく問題ない。
 いうまでもなく、問題は「人生初」の作品がいきなり、こんなビッグタイトルになってしまった、ということだ。やっぱり、腕ならしに、せめて2,3作品は作ってから、こういうビッグタイトルには望むべきだったろう。



 宮崎さんのところの息子さんの人生設計だとか、宮崎家の事情だとか、そういうものを込みで楽しむようなめんどうな楽しみかたをしたので、わたしは少しは楽しめた…とおもう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

ひげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

一子相伝、それがジブリ でもないとおもうが。

ゲド戦記。有名な原作。ダークファンタジーだけど説教くさい。
その昔、宮崎駿が原作のアニメ化を頼み込んでお願いしたのに許可しなかった原作者。
そしてそれに怒って、くやしくて作ったのが本作のもうひとつの原作シュナの旅。
それを映像化したナウシカ・・・
漫画版、アニメ共ネタ元のゲドを完全にオーバーキル。
そして千と千尋で世界の宮崎になるや、やっぱお願いってアニメ化の依頼・・愚かしい・・。作品に書いてることとちげええ。
もちろん宮崎パパさんやりませんでした。
ナウシカと同じにことをやるだけじゃん だそうで。
プライドとか怨嗟てやつだろうけど。

ただ息子と原作者の打ち合わせに出てきて、散々演出ついてひとりで語ってたとか・・笑える。やりたくてしょうがないけど、やるわけにはいかないってか。

で、オファーを受けたのがコクリコでも話題になりましたが元凶は鈴木P。雑誌などでは快く息子は監督の依頼を受け入れたとどこもで書いてありますが・・息子が今年生放送で爆弾発言しましたねw。監督にさせられたのは全部鈴木Pのせいだよってw。
シナリオ、設定改変等にも鈴木さんが大きく介入しているそうです。

程よく原作通りで投げっぱなしの世界観、起承転結ちゃんとついた原作とは違うシナリオ。別にわるいところはなにもないんです。
よいところもなにもない。
演出がかったるい、台詞がつまらん。テンポが悪い。
キャラも立ってないってやつです。せっかくかっこいいゲドもいまひとつ精彩にかける。
作品の焦点もよくわからない。

ゲドはこの時は人間として完成しているので詳しく描いてもしかたねえだろ?と。
演出、脚本がだめなので山場、緩急がなく、その結果説明的な台詞で辻褄をあわせる。この繰り返し→視聴者は寝る。

その点オマージュのナウシカではユパ様は1つのアクションシーンと最初の時のサブ、モブたちの怯える二つ名だけでどれだけ強いのか説明しちゃてる。子供がみてもわかる。すげえつええ剣士なんだと。あと詳しい中身なんかパンフにかいときゃいいんだよ・・・。


もっと主人公に焦点をあてて彼の成長物語を前面に出すべきかな。原作クラッシュするならも完全にクラッシュしてしまえばよかったし、アクションももうすこし力を入れるべきだったかも。

闇に飲まれて父をころすとか・・
厨二だろ・・鈴木P・・現代社会に適した改変とかアホか・・。
元のように普通に父王の横暴が原因で殺すほうがわかりやすい。トラウマとして。不条理な現実社会の暗喩として。
むしろ宮崎親子の暗喩として残すべきだったw


2時間という決められた時間のなかで視聴者を強制的に拘束する、かつ最後まで飽きさせないか、それは映画の最低限の使命。。。


何も知らない新人が作ったものとしてはすごいもの。
しかし父があまりにも偉大。そしてジブリというスタジオの層の薄さを痛感。。そりゃ優秀な人はからみんなやめちゃうんだから・・。いるわけがない。Pや駿監督のイビリに耐えられるのも息子しかいないって話もある。耳すまのこともありますからね。

駿監督が絵に描いたようにジブリは沈没しかけのボロ船で真の愛弟子、後継者は庵野監督なんでしょう・・・・。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かなり批判されている作品ですが、おもしろかったです。

あまりにもみんながつまらないというので観ていなかったのですが、ちょっと気が向いて観てみました。


意外なことに、おもしろかったですw


寝る前にちょっと観て、そのままつまらなければ寝てしまおうと思っていたのですが、おもしろくてすぐ2時間過ぎちゃいました。


原作は読んでいません。

だからと言って意味がわからないところもそんなに多くなく、世界観は映画を観ていれば大体わかりました。

ゲド戦記って原作を知らないから良かったのかも知れません。


思うにこの作品は、原作を知っている人がジブリが映画化するという事でかなり期待をしたが、原作を知っている人からすると納得できない出来だった。

だから「つまらない」と批判されまくったのではないでしょうか。

でもこのつまらないは、

・「原作と比較して」つまらない
・「宮崎駿の他の作品と比較して」つまらない


そういうつまらないであって、この映画自体がつまらない作品だって意味ではないと思います。


現に私は楽しめましたからね。


原作を知らない者としては、
とても自然に楽しめましたし、映画に没頭できました。

観ていて、特にここはひどいって感じるところは、そんなにありませんでした。

これが初監督作品って考えると、
宮﨑吾朗って言う監督は、将来有望な監督かも知れないなって思いました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

58.7 146 2006年度アニメランキング146位
しにがみのバラッド。(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (113)
791人が棚に入れました
真っ白な死神と羽根の生えた黒猫が織りなす、哀しくて優しいハートフル・ストーリー。真っ白い死神モモは、仕え魔である黒猫ダニエルと共に、人間の魂を運ぶことが仕事なのだが、いつも人間におせっかいを焼いてしまう…。

声優・キャラクター
小林晃子、清水愛

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

遺された者に希望を与えてくれる死神少女

1話完結スタイルで全6話。
泣き虫でちょっとだけお節介な死神の少女・モモと
その使い魔である黒猫のダニエルが、命を運んだ相手の想いが残る場所に出向き
遺された者にそれを伝えたりする物語。

死神とはいえ、その外見は全身真っ白で天使のよう。
あどけなさを残す少女で、口調もいたって穏やか。
さらに、どの話も淡々とゆっくりしたテンポで大きな起伏もなく、
やさしく穏やかに進む上、死神の声のトーンが
とてもか細い感じなので正直、眠くなった。
でも、心が疲れた人にはもしかしたら癒し効果があるかもしれない。

家族を亡くして罪悪感や後悔を感じていたり、
亡くなった今もなお故人への劣等感が消えずにいたりする遺族。
彼らの気持ちを救おうとしたり、生きる意欲を与えたりする。
そんな心優しき死神は、その存在自体が面白い。
原作は読んでいないが、調べたところ実際はもう少し奥深く
登場人物ももっといるようだ。

個人的には、ぼろぼろ泣けるくらいの感動が欲しいところだったが
どちらかというと大人向けではなく、中高生くらいまでの少女向けという印象。
死生観を話し合うきっかけとして親子で観るのも良いかもしれない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地味に泣ける・・

2006年3月2日-4月6日放送。原作は同名ラノベ。全6話。

2007年放送の同タイトル原作実写ドラマもある。全12話。
※モモ:浜田翔子/ダニエル:吉田里琴/その他。

各話毎にメインになる登場人物が入れ替わる短編集の形式。

死神の"モモ"とその仕え魔"ダニエル"が、どの話にも共通
の客観的な立ち位置での狂言回し的な役柄で登場する。

幾つかの話が接点のあるエピソードになっているパターン
が有り、短編同士がリンクしている話も増えていく。
※原作は其の侭大きな流れになり謎が紐解かれていく。

原作の方は大きなウネリがあるが、アニメはその手前迄の
ハートフルなエピソードが中心で「死」がテーマに含まれて
いて少し切ない感じもあるけれども、少しホッとする物語。
死神という部分がファンタジーな要素として含まれている
ので、多少ファンタジーな事が起きるが・・基本モモ達は
傍観者・・ちょっぴりお節介で・・優しくて涙脆くて・・

世界観は全体に優しく穏やかで・・ただ6話で終了という
部分がとても残念・・原作を読みたくなる様な雰囲気は
とても良く伝わってくる作品に感じました。

ありきたりな話で・・大きな衝撃や派手な展開が無い為
6話でもアニメ化されただけ有難いかな?とも思えたりも
するけど、単純な話で身近なものだけに共感もし易くて
ついつい涙腺が崩壊してしまうじんわり系かな・・
丁度アニメにハマりだした・・それ程アニメを視ていない
時期に出逢った作品で、その時はボロボロと泣いた。
所謂萌系のキャラデザに不慣れで美少女萌え系?等と少し
侮っていた作品に凄く内容が濃かったり、意外と面白い
物があるとか感じ始めた頃の印象を良く作品のひとつです。


モモ:能登麻美子:「桃花」。アンとは双子の姉妹。
死神のライセンスIDがA-100100号なので百々で「モモ」
死神でありながら白い容姿の為に「ディス」と呼ばれてる。
人の死に涙を流す優しさとお節介で人間を助けてしまう。
幼い雰囲気や真白い容姿から良く「天使」と間違われる。

ダニエル:広橋涼:モモの仕え魔兼保護者のような存在。
姿は黒猫。桃の名付け親。蝙蝠の様な羽があり飛べる。
金色の瞳とブカブカの首輪に付いた大きな鈴が特徴。
一応、人型の姿になれるが、あまり気に入らないらしい。
仕え魔名家「アラーラ」の出で非常に優秀。面倒見が良い。


幾間大輝:菅沼久義
幾間一陽:堀之紀
原上セイゴ:森田成一
広日向アズリ:村田あゆみ


アン:アニメ未登場:「杏花」モモとは双子の姉妹。
死神A-99号。UN(唯一の存在)から、アンと呼ばれている。
死神の中でも強大な力を持つ、死神としては特別な存在。
モモと同じく感情がある死神。性格は冷酷で容赦が無い。
魂を天上に運ぶのが本来の仕事だが、魂を消滅させる。

ニコル:アニメ未登場:アンの仕え魔の猫。



第1話 きみのこえ。

瀬戸公太(金田晶代)
幼馴染の牧原麻依が死んだ理由を自分の都合とブルーの
存在にあると考えていた。麻依の死後、とある雨の日に
ブルーを捨てようとするが・・・

モモに出会ってから「みえないもの」が見えるようになり・・

牧原麻依:斎藤千和:持病を持った少女。
ブルー:声優不明:捨てられていた子猫。

第2話 さかなのころ。

浅野水月:甲斐田ゆき

藤島豊花:植田佳奈

浅野昴:木村亜希子:部活の水泳で好成績を収めていた。
中学2年の時、工事現場付近を通った時に落ちてきた鉄骨
から「水月」を庇ってそのまま下敷きとなり、死亡した。
容姿端麗で人望があり、クラスの中心的存在の美少女。


第3話 ひかりのかなた。

市原カンタロウ(豊永利行)
藤浦トマト(三橋加奈子)
市原康太郎(郷田ほづみ)

第4話 あきのまほう。

風間千秋(佐土原智子)
風間冬樹(白石涼子)

第5話 ほたるのひかり。

宮崎エコ(大浦冬華)
宮崎ワコ(松本美和)
瀬戸公太(金田晶代)

第6話 こころのたび。

小堺桜(坂本洋子)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

優しい死神が織り成す優しい物語

1話完結型の全6話。


全身真っ白の天使のような死神・モモと
仕え魔である黒猫・ダニエルが人間の魂を運ぶ物語。
ただ、モモはいつも人間におせっかいを焼いてしまう。
死神なのに人の死に涙を流す優しい性格の持ち主。
彼女が人間に関わった結果、辿り着いた先は…。


てな感じの物語なのですが、面白かったです。
ただ、これに似た作品として「シゴフミ」というものが挙げられます。
比べて良いのか悪いのかはさておき、
個人的には「シゴフミ」のほうが断然好きです。
内容が濃く、ヒューマンドラマとしても優秀なので。
本作「しにがみのバラッド。」は「シゴフミ」の入門編のように
どうしても思えてきます(好きな方ごめんなさい)

いや、本作が嫌いなわけじゃないです。
言ってしまえば「シゴフミ」の二番煎じに見えてしまった、それだけです。
まぁ本作のほうが原作もアニメも先なんですけどね。
二番煎じなんて生意気なこと言ってすいません。


上ではあんな風に書きましたが、
このジャンル(ダークファンタジー?)は好きなので、
本作も例外なく楽しめました。
モモと人間の交わりが見所です。
モモが導く答えは何なのか、是非確認して頂きたいものです。

モモとダニエルの会話は笑えました。
ダニエルはモモの保護者の役割ですかね。
この関係性も面白かったです。


OP「no one」 歌ーKOY
ED「White Messenger」 歌ーKOY

神秘的な主題歌2曲は魅力的でした。



全6話で話に大きな起伏もないので、気付いたら終わってたって感じです。
もう少し話にスパイスを加えても良かったかなと思います。
視聴者に魅せたいのは『衝撃』なのか『感動』なのか、
はたまた別の"何か"なのか。
イマイチ定まっていなかった点が残念です。

それでも、一つ一つのエピソードは悪くなく、
それなりに毎話楽しんでる自分がいたことは確かです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

58.6 148 2006年度アニメランキング148位
あゆまゆ劇場(OVA)

2006年9月26日
★★★★☆ 3.4 (18)
61人が棚に入れました
主人公はSDの大空寺あゆと玉野まゆの2人で、他にも毎回様々なSDのキャラクターが登場し、ハチャメチャなショートコントを繰り広げる。
もとはTVアニメ『君が望む永遠』の第3話から最終話まで次回予告として放送されていたコーナーであるが、内容は全く次回予告とは言えない。本編が非常にシリアスな物語だった『君が望む永遠』の内容ゆえに、このコーナーだけは底抜けに明るい。OVA『アカネマニアックス』では第2章と最終章に収録されたが、こちらも全く次回予告になっていない。
Webアニメ『あゆまゆ劇場』では『君が望む永遠』、『アカネマニアックス』のほか、アージュ製作のPCゲーム『マブラヴ』や『マブラヴ オルタネイティヴ』、『大空寺危機一髪!』のキャラクターがSDで登場する。また、『マブラヴ』シリーズの戦術機も登場しており、本編の設定を生かしつつも、コミカルなギャグアニメのようなストーリーになっている。2007年1月26日から2月8日まではWebアニメDVDのPVが配信された。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

原作ファン以外おことわり

ショートパロディなんだけど、正直なところ微妙。
「君が望む永遠」に連なるシリーズでキャラもそこからきているはずですが、原作のゲーム、しかも君が望む永遠ではなく同社の「マヴラヴ」シリーズ(2012年夏アニメのトータル・イクリプスとして放映)を知らないと、そもそも何をパロっているのかわからない始末。

マヴラヴがなかなかアニメ化されないんで、繋ぎで作成させた感がプンプン漂います。
なんだかなー。
君が望む永遠のコミカル部分担当、元祖ツンデレの大空寺あゆ(とその子分)を起用してるのに、君望本編のパロが少ないのはどういう事?って感じでした。
いいキャラだし好きなはずなのに・・・なにがなにやらサッパリ。


両シリーズを理解しているファンのみに向けたニッチなアニメと言えるかもしれません。
ゲームやっていない私にとっては、笑いどころがちょっとわからない作品でした(´д`)

トータルイクリプスを完走してから見れば、もうちょっと違った印象になるかもしれませんね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

エスペランさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あゆまゆ大暴走!!

君が望む永遠のova作品。アカネマニアックスの最後で企画がほのめかされたが、サブキャラの大空寺あゆ・玉野まゆ、両名が暴れまくるのがこの作品。実際大空寺は原作でもかなり人気が高くなおかつ超鬱展開のアニメ版でも一息つける間を与えてくれる重要なキャラでしたがその凶暴さをネタに今作では主人公を務める。
基本的にキャラたちはSD(ちびキャラ)で描かれ、本編をパロってコミカルに描かれています。出場キャラたちは君望にとどまらずマブラブのメンバー達にも及び次々と彼女達の行動に巻き込まれていきます。
君望本編はかなり欝なのでギャグ調のこのovaでちょっとバランスとるって感じで気軽に笑いながら見ることが出来ると思います。
ストーリーは直接本編と絡むわけではないですが、OVAですので本編は見ているといいと思います。または原作をやっている、アージュの他の作品(マブラブ等)の知識があるとさらに楽しめます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ネタが分かれば面白い。

アカネマニアックスと並んで、君が望む永遠と全く別テイストの作品です。こちらは、完全にギャグテイスト(パロディ)といったところ。

比較的人気だった、あゆとまゆの2人を進行役として、本編や関連作品のパロディを何でもかんでも笑いのタネにしていく痛快な作品です。

大空寺あゆの本編で際立っていたキャラを有効活用したというのは評価できますが、いかんせんネタが際どいのも結構有るので、分かる人だけ楽しめる、そんな作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

58.5 149 2006年度アニメランキング149位
ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎(OVA)

2006年11月24日
★★★★☆ 3.4 (18)
58人が棚に入れました
ミスニーという少女の保護を依頼されたダーティペア。
しかし依頼人は殺され、星の実権を握る「AJディベロップ社」に目をつけられてしまう。
ミスニーを探す2人に彼女がノーランディアの森にいるという情報が転がり込む。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ご存知!ない方が大勢になってしまいましたが・・・

高千穂遙の「クラッシャー・ジョウ」と並んで大人気だった・・・スペースコミカルアクションのOVA版。
30分のTV版もよいけれどちょっと長目(57分)のOVA版はやっぱり面白い。
TV版・劇場版と並んで「計測不能」とはモッタイナイ。
このシリーズを大雑把に言うと、トラブルコンサルタントのダーティペア(ユリとケイ)が事件を解決し、惑星の1個や2個は吹っ飛ばす話。
この事件は↑の「あらすじ」を参照のこと。

これはレンタルショップでもDVDがあるので見かけたら観て下さい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

失敗と言わざるを得ないかな・・・

 キャラクターの頭身やデザインを大幅に変更するという試みは、色々なアニメの劇場版やOVA版で比較的頻繁に行われます。結果は、上手くいったりいかなかったりと様々ですが、今回は後者に当てはまるでしょう・・・。

 やはり、僕はテレビシリーズにおけるコミカルな展開が好きだったので、中途半端にシリアスにしてしまった感があったかなと思います。

 作画がたまに乱れてしまう(当時のクオリティから考えても許容できないレベルで)のも結構痛かったです。

 あ、サマラ役の藤田淑子さんの声は素晴らしかったですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

58.4 150 2006年度アニメランキング150位
イノセント・ヴィーナス -INNOCENT VENUS(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (74)
431人が棚に入れました
西暦2010年。 地球規模で同時多発的に発生したハイパーハリケーンは、世界各国に甚大な被害をもたらした。 80億まで膨らんだ人口は一気に50億が失われ、30億まで減少。 経済・軍事のバランスが崩壊した。日本政府は経済特区を各地に作り、限定的な復興を成し遂げた。 かねてより開発されていたパワードアシスト技術が復興に大いに貢献することになる。しかし、特区以外の地域は貧困が拡がり、スラム化が進んでいく。 支配階級は自らを「ロゴス」と名乗り、パワードアシスト技術を軍事に転用。貧困層を「レヴィナス」と呼び、壁の外へ締め出した。

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルなし

ファントムを脱走した葛城丈と鶴沢仁は
「ヴィーナス」と呼ばれる登戸沙那を連れ逃亡生活をしていた
一人の少女を巡り時代が大きく動こうとしていた


~感想~
各キャラはそれぞれの私欲でのみ行動しているところに
スケールの小ささを感じてしまう
丈は無口で仁を信頼し常に仁と共にいて
自分の意志で行動するタイプではなく最初はそれでもよかったが
後半もう少ししっかりしてほしかったかな

全体的にシリアスで世界観がはっきりしていない
1クールでは少し無理があったのでは?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

グリーン馨 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

面白くなりそうなアニメだった。

以前DVDのCMを見て気になっていたタイトルでした。WOWOWでやっていたので当時は放映している事にまったく気が付かなかったです。

前半まで良いテンポで進み、話も先が気になる感じで程良く情報が小出しにされるのでとても面白い!と思って見ていました。

ですが、ラストにかけて話にもたつきを感じました。
設定も世界観もとてもいいです。丈と仁と沙那のキャラクターもとても魅力的です。
CGでのロボットアクションもスピード感があってバトルも見やすい!

それだけにラストにかけて話をまとめきれなかった感じがあり残念に思いました。
構成が問題というよりは全体的に話数が足りなかった故に…という感じが。
前半が面白く期待値が高いだけに後半のぐだりが余計に目立ちます。

うーーーーーん、悪くはないけど…もう一度見たいとは思わないかな、という感じです。


{netabare}





話も悪くない。丈と仁の対比も面白いしキャラも立ってていい。
ただ綺麗にまとめきれなかった感じがして話の評価が微妙になる。

対比させるなら仁をとことん悪役にしてラスボスにしたほうが面白かったのでは、と思ってしまいます。仁が裏切ったシーンはそれまでの話の積み重ねがあっただけにとても衝撃的でしたし、面白い展開だと思います。

なのにラスト、なんであんな小悪党になってしまったんだ…という感じ。
ドレイクがラスボスだったとしても、あの仁の終わり方はちょっと雑な感じがします。

1クールだと仁が裏切るまでが長い気もする。でもあれだけの長さがあったから仁が裏切ったときのインパクトがあって面白い。じゃあ2クールにしたらっていうとあの話があと12話膨らんだところで…とも思ってしまう。

うーん…2クールだったらラストが違ってたのかな〜なんて。

過去がなかなか語られないのでやきもきしながらすごい期待して見るのです。
でもいざ過去がわかったときが薄い!!こんだけ焦らしてバラすんだからもっと派手に!!濃く!!やって欲しかったと思いました。

うーん…やっぱり2クールだったら…と思ってしまいます。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

”イノセンス”を汚すのは

2006年7月放送開始のオリジナルTVアニメ。全12話。

川越淳さんが監督を務めた、現在のところ唯一のオリジナルアニメーションです。
ずいぶん昔にどこかで3話位まで見てなんとなく中断してしまった記憶が…。
今見ると、単純な面白さよりも良かった、好きだなって感情の方が先に来る作品。


【あらすじ】
舞台は西暦2035年。
2010年に起きた天変地異により、地球の地理も国家も大きく様変わりした世界。
日本の特区に住まう支配層「ロゴス」の特殊部隊〈ファントム〉を脱走した葛城丈と鶴沢仁は「ヴィーナス」と呼ばれる少女・登戸沙那を〈ファントム〉から守りながら逃亡生活を送っていた。
心に虚無しか持たない丈、純真無垢で謎多き沙那、二人を強く牽引する仁。
軍とレジスタンスの戦い、重装甲兵器・グラディエーターの秘密、沙那の謎、三人の関係の変化を描く物語。


ジャンルとしては近未来SFロボットものであり、体制と反体制の抗争劇もあり。キャラクターデザインもデフォルメ弱めで、バイオレンス・グロも強め。
古い言い方をすれば「リアル系ロボットアニメ」。その中心に主人公達の人間ドラマを置いています。
監督としては好きなように見て何を感じて考えてもらっても良いですよ、ってスタンスみたいですね。


【物語】
{netabare}本筋が王道でわかりやすいのは美点。
世界観が頭に入ればあとは割とストレートな展開なので、キャラクターに感情移入しながら楽しめます。
何気にOP映像で展開(人間関係)を読み取れるようになってるんですよ…。キャラクターばかりのOPって個人的に良いイメージがないけど、これは凄いですね。(脚本家曰く「必要な要素がOPのタイトルバックに全て描かれている」)

ロボットものとしてはグラディエーターの設定が物語にしっかりと絡んでいるのが好き。個人的には作品テーマにもしっかりリンクしていると思います。

倫理観の線引きが明確なのも良いですね。
この世界がどんな倫理観で成り立っていて、それをどんな風に表現するかが一貫しています。
敵にも味方にもそれぞれの倫理観や考え方を持つキャラがいるので、その点で現実味を感じられます。キャラクターの役割と立ち回りが明確なので、行動原理も伝わりやすいんですよね。
{/netabare}

【映像面】
{netabare}格闘戦のコンテが丁寧なので、アクションも地に足が着いた印象になっています。加えてパワードアシストスーツがあるため多少派手な白兵戦を描いても現実感を損なわないし、第1話のスーツの機能の描写も良かった。
ロボットアクションについては、モデリングには時代なりのぎこちなさはあるのですが、動きや重量感・質感は回が進むごとに良くなっていきました。

ミリタリーの描写も良い。
特に第1話、仁の拳銃の描写や劇場での三人のシーン、映画的演出を意図したというだけあってとても丁寧でわかりやすいです。
第1話は最も情報の詰め込み方が上手い回と言っていいかもしれない。初回で世界観ほぼ説明できてるのは凄いですね。
たまに妙に外連味のあるデザインがあるのはご愛敬。

ドラマパートについても、時に実写的な見せ方をする絵コンテと、それを活かす質の高い作画が最初から最後まで嵌まっていました。コンテ演出の意図をしっかり汲んでいます。(助監督の河村智之さん、本作と鋼鉄神ジーグで助監督されてから、色々お仕事して最近だとラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の監督やってる…。すごいな…)
感情表現のための間がしっかり取られているのも情感があって好き。
キャラデザの長町英樹さん、生き生きした素晴らしい作画をされてますね。(この後NARUTOやMAGI、アイマスへ。こっちもすごいな…)
ピアノの連弾の作画は作曲者の演奏を録画して作画に起こしているとのこと。手描きは大変だったと思いますが、凄く良かった!{/netabare}

【音響関係】
{netabare}視聴前は沙那の名塚佳織さんが楽しみで、想像通りに良かったです。
丈の声の変化、だんだん感情が声に出てくる微妙な演技が好き。
音楽も素晴らしいですね。連弾のピアノ曲などの楽器演奏も良いですし、エレクトリック系の曲の異質感も好きです。サントラCD買いましたがとても聴きごたえがあって、作曲石川智久さんの入れ込み具合も熱い。{/netabare}


【勿体なかった点】
{netabare}沙那はもっと能動的に活躍しても良かったかも。
前半は仁が牽引役なので、丈と沙那はどうしても受動的になってしまう…。ただ、後述しますが無力だからこそ出来ることがあったのだとも感じます。

セリフに頼らない丁寧な描写をされている分、視聴者側の知識や注意力が要求されます。伏線も張られていますがもう少しわかりやすい演出でも良かったかも。
当時WOWOWでの放送だったこともあり、知る人ぞ知るレアアニメになってしまったのが心底勿体ない…!!

たまにBGMの使い方の細切れ感があって、これは好みの問題だとも思います。
ピアノの連弾のシーンなどはしっかり長く聞けて、曲の良さも活きているのは凄く良かった。{/netabare}


【主人公三人の関係性と”イノセンス”を汚すもの】
{netabare}三人の関係性をしっかり描いて消化しきったのが素晴らしかったと思います。

沙那の扱いを通して丈と仁の人間性が対比されているのが上手い。
人間性を失わなければ戦えない兵器を空虚だから扱える丈と、父の失脚によって生まれながらに持っていた人間性の土台を失った仁の姿には、真逆の答えがあったなと。

仁は第8話で沙那と丈を裏切ったことで後戻りできなくなるわけですが、それまでに変われたかもしれないポイントがいくつかあったんじゃないかな…。仁の過去を知ってしまうと、仁は誰も信用しないし、自分の欲望を捨てることも出来ないとも感じますが。
仁の動機が矮小で残念だという感想はたまに見かけますけど、私はこういう自分の存在意義を掴むために足掻くキャラクターが好き。他の理由だったら好きになっていなかったと思いますね。
周囲の動きを見てると、可能性は僅かながら残っていたのかなと私は思っていました。虎二や千倉が仁に沙那を任せたこともそうですし、特に丈が沙那にピアノを弾かせるのを止めようとするシーンは顕著ですね(もっともあのシーンの演出意図は、仁が自分のやり方を変えない頑なさだとは思いますが)。何をされてもどんな感情を向けられても、仁は変われない所まで来てしまっていた。
仁は無条件に自分を信頼していた丈と沙那を手酷く裏切ったあの時に、自分自身を汚しきったのだろうなと。

仁が二人を利用していたとしても、その関係は仁と沙那にとっては本物だったし、それが彼らの心の強さの土台になったのかも知れないとも感じました。
丈と沙那が裏切られて傷ついても仁を恨まなかったのは彼らの純粋さの証だと思いますし、二人が仁を恨むような精神性であればセブンチルドレンが心を開くこともなかったでしょう。

他者を信じることは、時として相手への過度で間違った期待であったりする。でも丈と沙那は裏切られても仁を責めず、自分の心と使命に従った。二人はある面では最後まで仁を信じ、仁を信じた自分の心を偽らなかった…自身の純粋さを自分自身で汚すことをしなかったのだと感じています。

丈役の野島健児さん、インタビューで「丈の心は虚無」だと監督から言われたそうで(大変な役だ…)。
そんな丈の空虚な心に流れ込んだものが深い悲しみと恐怖でも、それは丈が知らない感情のひとつで、丈にとって新しい発見ではあったのですよね。
セブンチルドレンの沙那への想いが、丈の心に生まれた感情とシンクロしていくのがすごく良かったと思う。
他人の感情でしか泣かなかった丈が、最後に仁のために泣いたのは丈自身の心の動きです。その空虚でなくなった心を抱えて、自分の意思で旅立って行くラストもすごく良かった。
丈の過去を気にする人もいますけど、私は過去が描かれなかったということは「何も無い」し「何も持っていない」し、「何も無いことにこそ意味がある」ということなのだと思っています。

沙那は無力で無知で純粋な少女です。
純粋さは時として愚かですが、悲しみが憎しみに変わりかけたセブンチルドレンの心を癒せるのは彼女だけでした。それはヴィーナスである沙那が、仁に裏切られた悲しみを憎しみに変えずにいられたからです。
沙那の心を支えたのもまた、丈の純粋さと愚かさであったと思います。
沙那もラストでは新しい一歩を踏み出し、丈を送り出す強さを手に入れている。再会が楽しみになるような爽やかさもすごく良かったです。
あのラストめっちゃ優しくて微笑ましくて好き。


おまけで、ごらのことも少し。
ごらはトラブルメーカーで、シリーズ構成がごらをもう少し上手く動かせれば良かった、と反省点として挙げているキャラクターです。
結果的には、レヴィナスの一般人の感覚を視聴者に提示するのが一番重要な役割となりました。生き延びるために倫理観も優しさも捨てて、はらわたまで腐った人間のひとりなわけですね。
ただし、終盤で少し様子が変わっています。ごらは大怪我をした丈を心配したり沙那への恋心を見せたりする。
私は彼を「人は純粋さを取り戻すことも出来る」と感じさせられるキャラクターだと思っています。人は自分で自分の心を汚していくけれども、良い出会いや自分自身の決断で純粋さを獲得していくこともある。
この世界にも少しは明るい未来を期待しても良いのではないかと感じられて、ごらはこれで良かったのだと思います。{/netabare}


【第1話「奈落」だけちょっと詳しく】
{netabare}劇場の内部に裸婦像とか鳥かごとか仮面とか示唆的なオブジェがあって、キャラクターの性質と合わせた演出だろうと思っていたら、やっぱり監督がコンテ切った時に意図したモンタージュとのこと。
沙那が助けたのがウシガエル。もっと可愛い生き物にするアニメもあるだろうけど、沙那の純粋さを示すにはあまり女子好みではない動物のほうが適していると思う。後に丈が、特区も貧民街も「同じ腐ったはらわたの匂い」と言っているし、見た目や住処が違っていても中身は変わらないということかなと思うんですよね。
放射性廃棄物や毒物が入っていたドラム缶が簡易的な橋をかけるのに使われてしまっていたりとか、この世界やばいなあっていうのをしっかり押し出してくる…。
地下壕変わりに沙那を避難させた舞台下の奈落。サブタイも「奈落」というのが、この先暗い展開になるのだろうと思わせる。
最終話でもまたここに戻ってくるのですが、モンタージュに使用されたものがどうなったか確かめるのも面白いですよ。{/netabare}


【余談】
{netabare}DVDに付いてる冊子に監督インタビューがあり「現時点での僕の代表作です」とあって、40年以上のキャリアの中で現在唯一のオリジナルアニメなんだよなあと遠い目になってしまった…。オリジナルも出来るとは思っていたけど、リアル系でもここまで突き詰めた作りができるとは失礼ながら思ってはいませんでした。作中の描写に少しでも説得力を持たせるために最初に特大の嘘を吐いておく手法も良い。
最近こういう素直で丁寧なロボットアニメ見てなかったので、なんだか心が洗われました(笑)。

公式サイトの監督インタビュー
http://www.innocent-v.com/special_interview.html

これによると準備期間が一年ちょっと位みたいなんだけど…。それでオリジナルアニメ作るとか、ハードワーク過ぎてどういうことなの…???(この前後数年は川越監督は休みなく働いているので…いや、多分暇が出来ればTVアンパンマンのお仕事が常に入るんだから途切れることは無いだろうな…)
それからミリタリー描写のバランス(アメリカの軍人さんからは褒めて貰えるような描写でも、私達一般人にとっては馴染まない)の難しさ等についても語られていたり。

川越監督はジャンルごとにストーリーの王道を掴むのが上手で、元々実写を志していただけあって演出の引き出しも多い。アニメ的な演出とそうでない演出を織り交ぜることもできる。アンパンマンシリーズとダイナミック作品を並行できるのは、ジャンルに求められる倫理観・リアリティの線引きを明確化して最後まで一貫できるから。
監督はいつも少しづつ新しいことを、普段通りにやり続けて、かつやり通している。スタッフとのコミュニケーションもきちんと取れる方のようですし、アニメ監督としては優秀な人だと思っています。職人的かと思えば独創的な部分も見せてくれたりしますしね。懇意のアニメプロデューサー南喜長さんの存在も大きいです。
ここ何年かの間にもコンスタントに新作を担当されているので、追いかけるのがすごく楽しいです。
{/netabare}
(2023.3.19)

投稿 : 2024/05/18
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