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「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(アニメ映画)」

総合得点
65.1
感想・評価
116
棚に入れた
738
ランキング
3408
★★★★☆ 3.8 (116)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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魔女っこ姉妹のヨヨとネネの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

姉妹とは書いてあるけど、実際は姉が主人公

魔法の世界で暮らすヨヨとネネの姉妹は呪いをかけたり解いたりするのろい屋を営んでいたが、ある日、いつものように事件を解決した後、謎の建物が森に現れる。


原作は漫画だけど、原作を最初から描くというより、途中の出来事をオリジナルで作った作品だから魔法世界の説明は少ないし、主人公たちといるニルスがどういうキャラなのかも分からない。


優秀な姉に努力家の妹が嫉妬する話かと思ったら、ただ魔法使いの姉が現代の世界に来て活躍する話だった。だからってわけではないけど、デザインや題名通り、子供向けな作品。


思ってたのとは違ったけど、普通に面白かった。
キャラの表情は豊かだし魔法の描き方も可愛らしいから、アニメーションとしての見応えもあるし、声優も皆プロ声優だから、聞いてて苦にならないし、ストーリーも舞台が現代に偏ってはいるけど、伏線(ヨヨの死生観とか)も分かりやすく描かれてて、子供にも観やすく出来てた。


強いて文句を言うとしたら、今回の原因である西浦に何も罰がなかったこと。確かに良い事をしようとしての結果ではあるけど、人々の心を読めなかった責任は大きいし、最後の展開もマッチポンプにしか見えなかった。
それと上でも言ったけど、舞台が現代の横浜に偏っているから、魔法の建造物や乗り物みたいな背景画の楽しみがない。魔法世界に残ったネネ側の状況をもう少し描いて欲しかった。


最後に、主題歌を小松未可子が歌ってるけど、主題歌歌わせるなら、端役でもいいから、みかこしのキャラを出して欲しかった。
この作品に限った話ではないけど、たとえプロの歌手活動している声優でもその作品の曲を歌ったのなら、少しでもいいから本編に出して欲しい。


【あらすじ】
魔法世界で呪いを解いたり掛けたりする姉妹ヨヨとネネは、依頼人の失踪した姉の持ち物から出た水のバケモノを退治していた。
退治が終わり、依頼人の待つ自分たちの家に帰ろうとするが、突如森から現代的な街が浮かび上がる。
ヨヨは調査を開始するが、エレベーターに入った瞬間謎の光に巻き込まれ、現代の横浜に来てしまった。
そこでケンセイ(健生)、タカヒロ(孝洋)、アキ(亜紀)という三人の兄妹に出会うが、その三人の両親が魔法でバケモノのような姿に変えられてしまっていた。
ヨヨは魔法世界にいるネネと連絡を取り、自分たちの世界の人間が関わってると思い、ケンセイとタカヒロから依頼を受けて調査を開始する。
ヨヨは魔法道具を使って犯人を捜しに行くが、着いた場所は学校だった。一人で遊んでいたアキと会い、一緒に遊んであげると、別の場所で友達と遊んでいたタカヒロの助けを呼ぶ声が聞こえる。
タカヒロの友達が両親のようなバケモノに変えられてしまっていた。ヨヨは逃げ出したタカヒロの友達(バケモノ)を横浜の繁華街の中を追って捕まえる。
その途中、轢かれそうになった子供を助けるが、母親が何故嬉しそうにしていたのか理解できなかった。
タカヒロから事情を聞くと、その友達は大人気の携帯ゲームをやっており、そこで手に入れた願いが叶うアイテムに入力したらこうなったと言う。
ヨヨはとりあえず、魔法世界に帰ろうとするが、帰れず仕方なくタカヒロの家に泊まる。
次の日、他のゲームをやった人間はバケモノに変わってないことを知り何故両親と友達だけがそうなったのか分からなくなる。
しかしアキが持ってたものに魔法陣が書いてあり、それはアキの本当の母親(アキは親戚の子で一時的に預けられていただけだった)だと知り、母親に会いに行く。
しかし母親は既に死んでおり目論見は外れるが、その母親が最初の失踪した姉と分かる。ヨヨは過去を見るメガネで母親の動きを探るが何も得られなかった。
一方魔法世界では、現代の建物が次々とワープしてきていた。ニルスがそれに巻き込まれ死ぬが魔法世界の権力者であるオヨネの妹オヨミにより生き返る。
オヨネはこれを侵略行為と捉え、報復を考える。
一方夏祭りを楽しんでいたヨヨたちだったが、突如街が消え始め、アキが怪我をしてしまう。しかし生き返ることが当たり前の世界で育ったヨヨは無神経な発言をしてしまいタカヒロと喧嘩をする。
ヨヨはいなくなった飼い猫のビハクを探すが、ビハクが死んでしまう。ヨヨは生き返らせようとするが、魔力が足りず、杖からも落ちてしまう始末だった。
しかし救急隊員のおかげでビハクは息を吹き返し、ヨヨは自分の発言を悔いる。
アキが運ばれた病院に行くヨヨだったが、またワープ現象が起き始め、ヨヨはバリアを張って病院を守る。
倒れたヨヨは髪の色が黒くなる。タカヒロはネネに事情を聞くが、そこにいたオヨネから一日で解決できなかったら、侵略すると宣言される。
目覚めたヨヨは魔力が減っていたが、ケンセイのおかげでワープ現象がゲームの利用者数とリンクしていることに気付き、さらに開発者がアキの父親と分かる。
ヨヨはタカヒロと本社へ向かう。本社についたアキの父親西浦から、死んだ妻ナオが研究していたキセキの石で皆に幸せになって欲しいと思ったと言う。
ヨヨはキセキの石を破壊しに行くが、巨大な木の上にあり、その木をブリキのロボが守っていた。
ヨヨはタカヒロたちと協力して、何とか石にたどり着くが、魔力を失ったため石の呪いに取り込まれてしまう。
そこで今回の騒動の原因を知る。ナオと西浦は人々に幸せになって欲しいと願ったが、人々の願いは悪意に満ちたものだったため、それが呪いへと変わってしまっていた。
ワープ現象が加速し、オヨネは戦艦で突っ込もうとするが、ネネが孫として頼み込み時間を稼ぐ。
石に取り込まれ、人々の悪意の願いと向き合っていたヨヨだったが、直後幸せな願いが届き始め、石は破壊される。しかし時すでに遅く、世界は元に戻らなかった。
魔力が少し戻ったヨヨは自分が帰れなくなる覚悟で、世界を元に戻そうとする。ヨヨを援護するオヨネの戦艦の攻撃やネネのおかげで、最後足りなかった魔力をアキが持っていたナオの形見を使って、世界を元に戻すことに成功する。
全てが終わり、ヨヨはタカヒロから報酬としてこっちの世界で良く食べていたカップ焼きそばを受け取り、魔法の世界へ帰っていく。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 44
サンキュー:

1

ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

魔法を使いたい

自分だけの魔法を使いたい 1980文字


色彩設計・魔法演出・作画演出・作画がすんごい。素敵なストーリー。やっている事はプリキュアみたいな感じだけど熱くなった。見始める前まではあまり期待していなかったけど、良い意味で完全に裏切られた。


魔法
ストーリー
音楽・声
まとめ



色、ほい!

色、配色、が好きだ。この彩色が本当好き。色はこのアニメで重要なファクターで、後半ヨヨやの魔力が尽きる時に穏やかな初音ミク色の髪が漆黒に染まり、魔力の枯渇や病んだ感じを実感できる。また初見が黒髪ででてくるアキのママも当初は金髪でやがて魔力を失って黒髪になったというストーリー上のギミックも面白い。

パステル調のマの国から、色の洪水みたいなエレベーターを通って実用主義的な色どりの人間界に行く。ここでもまた色の変化と内容がリンクしてて素敵。個人的にエレベーターというとツインススティックのレトロアーケードゲームCloak&Daggerのステージ間のアニメカットや、インセプションのエレベーターに乗って開けてはいけないフロアとかでぐだぐだするシーン、あと裏世界ピクニックやエイリアンズでモンスターに追われてエレベーターに駆け込み、▶◀ボタンを連打するシーンなどを思い出すけど、このアニメにでてくる最初、中盤と最後と3回でてくるエレベーターのシーンは印象的で秀逸。特に最後のシーンはCパートのマの国での接客シーンよりもこっちの方が締めとしては好きだ。

クライマックスでビルが花火みたいな色になって吸い込まれていく。それらが映えるように背景の空は夜になったり、霧っぽくなったり、青天に戻ったり細かく調整してあるなあと思った。

石の中のアキママの記憶の中が穏やかな淡い色どりから、人のどぎつい灰色と漆黒の欲望のシーン、そして純白の魔法を纏ったヨヨが力を振り絞って地球が虹色の魔法の糸に包まれるのが丁寧に描写されている、色で。




魔法、ほい!

魔法の描写が凝りに凝っている。こういうのがやりたいんだってくらい魔法の描写・演出はよくできている。もしかしたらこれだけの為に一人設定用の人間を雇っているんじゃないかってくらい。作品独自の魔法描写、魔法セオリーが作られていてそれが実に眼福。ただ、凝ってる時は凝り、省略する所では簡略化されているので間延び感は無い。何より凝っているってだけじゃなく、ちゃんと作品内容と溶け込んだ描写なのも素晴らしい。(ただ一部あまり好みではない表現もあったけどその話はやめておく)

魔法災害でビルや家がぷるんぷるん震えた後にスッポンスッポン抜けて向こうの世界に吸い込まれていく演出とかも他で見た事がなく面白い。その他魔法も演出も立体的で三次元的な奥行きを感じて楽しい。

また
・『最優秀お手本級魔法使い』
・『絵本級の大魔法使い』、
・『終言級超特大魔法使い』三人しかいない超特大魔法使いの一人で世界最強の魔法使い。(※ちなみに終言とは、宇宙が終了した後に綴られる文章の事を指す)

みたいな設定もオタク心をくすぐってくる


序盤で子安声の勇者カエルを魔法で簡単に蘇生するシーンや使い魔の猫(?)のビハクの生死を彷徨うシーンで人間界とマの国の生死観の違いを描いているのも素晴らしい。ハリセンで蘇生されるカエルの命が軽い軽い。ザオリク・ザオラル、アレイズ、リレイズが普遍的な世界なら死に対してもっとこういう風に考えるよね。


ストーリー、ほい!

正直自信無いけど、プリキュアや魔法少女っぽさはあるもののオタク的な作画演出やストーリーの難解さ的にあまり幼女向けじゃないのでは?と思った。子供向けなのかオタク向けなのかどっちつかずに思える。

またヨヨとネネと書いてあるけど、9:1くらいでネネは殆ど出てこないから肩透かし。

後半アキのママのネタバラシが始まってからは非常に面白いし、クライマックスは正統派すぎるプリキュア・ドラゴンボール展開なのに思いがけず熱くなってしまったけど、後半に至るまでの中盤の展開はなんか・・・なんだろう。なんか腑に落ちない。

あらすじを再度確認していて、ソシャゲが広まる様、ソシャゲの源と魔法の石の探索、石が歪んだ理由等を読むと、一件良くできているように感じるけど、見た時は、非常に言語化が難しいけどなんだろう。緊張感が無い、かな。親や友達が気持ち悪い半透明の魔物になってしまったのに、こんなにゆったりしていていいのだろうかと思いながら見てしまった。

この作品は現実現代とマの国が程よいバランスで違和感と親近性のバランスを取っている所は好きだ。ほどほどに現実・現代の価値観とマの国の価値観の違いがぶつかりつつも、若さと勢いで乗り越えている。言い直すと、2つの世界の違いをちゃんと描写している「異世界もの」だ。


音楽と声、ほい!

音楽も盛り上げてくれる。クライマックスでの盛り上がりは8割くらい曲の力かも。一か所[nZk]先生の曲調に似ているような気もする

それとついでに、この頃の諸星すみれ は黒沢ともよ みたいになんか声が硬質に聞こえる。久野ちゃんも昔は硬質だった。下手では無いんだけど、なんか堅い感じ。


まとめ

異世界と色とりどりの魔法。ほい。

初見2021/08

投稿 : 2021/08/10
閲覧 : 215
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ヨヨネネオヨネオヨミ

映画大好きポンポさんにはまり
同じ監督つながりで観てみる

子供むけなギャグやアイテム
語尾とか
自分の歌を歌うなど
少しはずかしい。。。ターゲットがお子様向けだと思うのでそこはしゃーない

みんなが使うもの
人々の欲望→悪用
それでも人の幸せを願う者がいる
パワーをもらって大逆転

と、よくあるパターンかもですが
いい描き方だったかと。

ときおり、オヨネさんがハガレンのアームストロング少将にみえましたが。。

シリーズものでもいけるかもですね

90分に色んな要素を詰め込んでてよく考えてるなぁと思います


ってお祭りの射的の的でグレートムタがいましたが
ポンポさんでもハンセンとウォーリアーズと名前を間違えるネタ
監督か両方に共通する方にプロレスファンがいるのかしら笑

投稿 : 2021/07/03
閲覧 : 212
サンキュー:

1

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

考えるな感じろ的な…?

 
{netabare}魔女っ子が魔法の国から日本に来ました
そしたらなんかマズイ状況です
でも頑張って問題に立ち向かいます
最後は解決してお家に帰りました{/netabare}

…くらいしか小さい子供には理解できないと思うけど、いちいち辻褄だ因果性だと考えてしまう自分だって内容把握できてる自信がない。コレなかなかハードな作業だと思うんだが。
{netabare}死んだって生き返らせればいいでしょ?的な思考について{/netabare}、くらいは子供も自分のことと置き換えて考えたりするんだろうか?

ただ、それ以外の要素はさすがの高水準。
特に作画はキレイで動きも素晴らしい。キービジュアルから想像する以上のものが観られると思う。

にしてもターゲットの年齢層はどこだったんだろう?
子供向けにしては時間が長いし、大人向けにしては題名や絵柄で敬遠されそう。
どっちつかず………まさかのアニヲタ向けだろうか?
つか、日本25スクリーン/韓国118スクリーンて?

とは言え観てる最中に飽きはこないし、魔法で{netabare}アキを楽しませ泣き止ませる{/netabare}シーンなど、観てて楽しいシーンは多かったと思う。

投稿 : 2021/01/18
閲覧 : 199
サンキュー:

0

ネタバレ

dFRjS80566 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

優しい世界観

キッズステーションで視聴済み
近々BS12で放送されるので
参考に成れば


呪い屋のヨヨとネネ姉妹
小柄で幼く見えるが やり手の魔法使い
魔法屋 じゃなくて のろい屋

アバン 3輪車で空を跳んでるヨヨさん
結構シュールですね~

依頼人 は顔が描かれてないので モブみたいですが
12年前に 姉が失踪したとか・・・
流してると気にならず スルーしかねないんですが
後々のキーワード になってたんですね~(*´ω`*)

製作はユーフォで OP は立体的な絵本みたいな 風合いで表現されてましたね
何ヵ所か ページをめくるような 演出もされてましたね

依頼を片付け 依頼人と談笑中に森から 現代のビル等が出現
確認に入ったヨヨがエレベーターに乗り込むと
周囲に違和感感じ 弾き出されて降りたら異世界だったw
私達の世界何ですが 何故か身長が伸びて大きくなってた

乗り込む前に見かけた 少年と少女も共に弾き出されてた
少年がヨヨに 直感的なヤバさを感じて
姪を護りつつ逃げるシーンは良いですね♪

少年の家に 入ったら 両親がモンスターみたいに 変異してた
呪いだと 気付いたヨヨは 少年の両親を元に戻す依頼を受ける

1日経過し 戻ろうとエレベーターに乗り込むが戻れない
行く当てが無いので依頼人の 少年の家に 一時的に厄介になる
カップ焼きそば登場 ヨヨは偉くお気に入り♪

ヨヨは 3輪車 消火器ww モップ 等で空が翔べる模様

ここまでの展開で全く補足すら無いので よそ見とかしてたら完全に
置いてきぼり状態必死です 見てても置いてきぼりですけどねw

少年 (孝洋)と姪 (亜紀) がキーキャラで
ヨヨが召喚された原因にもなるアイテムを所持
ストーリー自体は単純なのに 異世界 魔法 等が説明無いので
非常に追随しずらいです

説明は無いですが以前から 魔法使いが現代に転移して来てたみたいですね
厄介先の姪の母親が魔法使いで 偶然転移され戻れなくなり
少年の叔父さんと恋に落ち 姪が産まれた
母親は魔法使いの世界に帰るため ある石を研究

母親が無くなり 夫がその石を自分の発想に組み込み
その弊害でヨヨが転送された模様
姪が持ってた PEZ には魔法陣が
この辺りで 12年前に行方不明になった魔法使いが繋がるんですが・・・

現代らしく 呪いの蔓延に一役買ってたのが ソシャゲで
ガッチャマンクラウズ に似た展開ですね
本来は人を幸せにするために 優しい気持ちで
使われた石の力が暴走し 未曾有の災害になるが
事を鎮静化するためヨヨの 若作りの母親が空跳ぶ船でやってくる
しかしこの展開に辺り 全く説明無かったように記憶してます


祭りのシーンで 射的の景品に グレートムタ のフィギュア が登場してますが
何かの縁が有るのかな?

魔法使いの世界は 死んでも即効で復活魔法使えるので
死生観が我々とは違う
現代でヨヨの ペットみたいな 復活済みの生き物? 
が 死にかけて 悲しみの感情を表すヨヨ
結構重要なシーンに感じられました

沢城みゆき 演じる 少年 孝洋 のさりげない優しさも
見てて微笑ましかったですね🤗


どうやって船で現代に来たのか?
何度かネネと途切れ途切れで 交信してた気はする
魔女世界の石だとして 出張ってくる必要有るのか?
等と気になる点はつきません 事後ちゃんと魔法世界に帰ってるのは確実

家族愛 等の素敵な表現が多く 大人も子供も楽しめそうな作品でしたが
とにかく説明が足りない気がします

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 231
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かけます! ときます! のろい屋しまい!

この作品の原作は未読ですが、完全オリジナルストーリーだったみたいですね。
すみれちゃん、くまちゃん、みゆきちが出演されているのを知り、視聴が楽しみになった作品です。


その時代その国には…
魔法や呪いをかけたり解いたりすることを
生業とする人々がいました。

その時代の魔の国。
樹老長さんの森で、のろい屋を営む魔女の姉妹がいました。

のろい屋では、姉のヨヨさんと妹のネネちゃんが、
魔法や呪いに関する人々の悩みの依頼を
日々解決していました。

そんなある日、森に突然異形の大樹が生えてきました。
よく見ると、大樹は見たこともない建物に絡みついています…
それは、2人が住む魔の国にはないはずの、
現代的な高層マンションだったのです!

早速調査にあたるヨヨさん。
建物内で見慣れない人影を見つけて追いかけると、
今度は足元に謎の魔法陣が浮かび上がり、
不思議な光に包まれて…。

ヨヨさんが飛ばされた先は、見知らぬ異世界。
そこでヨヨさんは、孝洋と亜紀という二人の子供に出会います。
孝洋たちは突然目の前に現れたヨヨさんに戸惑い、
自宅に逃げ帰りますが、孝洋の自宅で待っていたのは…
何と"化物"になってしまった両親の姿でした。
目の前の出来事が信じられない孝洋たち。
そんな様子を見てヨヨさんは呟きます。
「これは……呪い!?」

異世界に迷い込んでしまったヨヨさんは、
まずは孝洋たちの両親を化物に変えた魔力の元をたどることにしました。
一方、魔の国に残されたネネちゃんは、魔の国と異世界で
起こっていることには何か関連があるのではと考え始めました。
魔の国と異世界に一体何が起こったのでしょうか!?
かくして、2つの世界をまたいだヨヨさんとネネちゃんの
不思議な冒険が始まるのです!!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

少しボリュームのあるSTORYですが、この作品のポイントを的確にとらえていると思います。
主人公のネネちゃんは、元気いっぱいの女の子…すみれちゃんの声質も生き生きとしたキャラに彩りを与えています。。
何でも絵本級の大魔法使いなんだとか…

くまちゃん演じる妹のネネちゃんは、最優秀お手本級魔法使い…
姉のヨヨは無尽蔵な魔力の持ち主ですが、ネネちゃんは生まれつき魔力は多くありませんでした。
でも、努力家で魔法中学校を首席で卒業する頑張り屋さんなんです。

ネネとヨヨはとっても仲良しで、お互い思い合っているのが手に取るように分かるところも心地よかったですし高評価です。

ヨヨが飛ばされた異世界は、現代の日本みたいな感じ…
だから魔の国とは見た目からして大きく違うのですが、違いは見た目だけじゃなかったんです。
それは魔法使いの根幹にも関わる禁則事項…

全年齢対象の骨太ファンタジーなので、勧善懲悪的な展開は微塵もありません。
そう、最初は良かれと思って…それが人の役に立つから…幸せをおすそ分けしたいから…
きっとこれ以上の純粋な気持ちなんて無いくらいの場所がスタート地点なんです。
だけど、際限無い人間強欲が純粋な気持ちを汚していくんです。
そしてそれは気持ちから形へと姿を変え、きっちり本人に還元される…
所謂、この世の理というヤツでしょうか。
でもそれを不条理だと感じる人間を守るため全力で抗うのがヨヨさん…なんですよね。

一方、ヨヨだって万能ではありません。
それが在り方から異なる異世界ならなおのこと…
だからヨヨにとって今回の冒険は、貴重な体験になったことと思います。
命の尊さ…温かな心遣い…自分より他人を優先する心…
どれも魔の国じゃ体験できなかったことなのではないでしょうか。

アニメーション制作はufotableさん…
作画もしっかりうごいていましたし、本作品でも良い仕事してくれていますよ。

上映時間約100分程度の物語でした。
掛け値なしに面白い作品だと思います。
あにこれでの人気は決して高くはありませんが、もう少し評価されても良い作品なんじゃないかと思いました。

投稿 : 2020/09/13
閲覧 : 291
サンキュー:

14

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カップソース焼きそばが食べたくなった。

魔法世界に住む魔女姉妹のヨヨとネネ。
姉妹の仕事はノロイを解いてあげること。

ある日、不思議な見たこともない建物が生えてきて、確かめにいくヨヨ。
それは、私たちの現代世界にあるビルなどの建物で、中に入って気がつくと魔法世界から現代世界に来てしまい・・

と、こんな感じで物語は始まります。

子供だったヨヨはなぜか大きくなってて、魔法もそのまま使えるみたい。
ヨヨとネネは何かのノロイのしわざだと思い、ノロイを解くために現代世界と魔法世界それぞれで頑張ります。

絵も綺麗だし、動きも悪くないですが、この作品のターゲットが子供向けだからか、尺が短いからなのか、物語の運び方が少し雑かなと思うところがあって、そこが少し残念でした。

でも決して出来が悪いわけではないので、若い子が見るとまた違うと思いますヨ。

あと、カエルくんがもうちょっと可愛ければよかったかな。。
それからカップソース焼きそば食べたくなりました!もちろんマヨネーズかけて。

投稿 : 2020/08/20
閲覧 : 209
サンキュー:

7

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少年マンガのようなヒロイン

魔法を組み込んだ携帯ゲームってどんな仕掛けなのかはわからないが、そんなことをいちいち考えなくてもいいくらい問題解決に奮闘するヒロインが一直線で可愛い。魔法世界(ネネ)と現実日本(ヨヨ)の事件が並行して進行してゆくところも面白い。(ただ魔法石を守るのはロボットじゃない方がよかったのでは)

投稿 : 2020/02/27
閲覧 : 235
サンキュー:

3

ネタバレ

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

A spectacular movie.

A spectacular movie.

* Simple * story, like every magical girl anime (outside madoka magica). But the characters are incredible, charismatic and alive. The best movie of magical girls I've seen so far.
A * Animation * is another very good point. The techniques used are very sharp here, dust, and well made cuts making the animation perfect.
The * Design * is beautiful, very stylized, very vivid colors and characters pleasing to the eye. Great combination of character and scenery here.
A * Music * is interesting, the sound mix is ​​perfect, just amazing. But the music is reasonable, having in itself, two memorable compositions.
And finally * dubbing *, very good by the way. Mainly by the "Espetado". All the characters are fine, the voice actors really did a good job. However we have some scenes that the voice did not combine with the context, being able to take note of the design and dubbing, I decided to get rid of the dubbing.
A great movie, super recommended. If you are looking for good animation, unique design, and good characters, go ahead.

History- 8
Animation- 10
Design- 10
Music- 8
Dubbing - 8

Final grade- 8.8

投稿 : 2019/05/30
閲覧 : 246
サンキュー:

0

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

呪い専門の魔女。存在自体が既に恐ろしい。

萌えアニメかと思って見始めたけど、全然違った。
きちんとした設定の元、丁寧に作られている作品。

コミカルな雰囲気で、見ていて楽しい。

一番印象に残ったのは魔法の国の女王様。
他の作品で一見優しいように見えて、実際は優柔不断で決断できず、仲間を窮地に陥らせるような酷い奴がヒーロー扱いされている事がある。
しかしこの女王様は、必要な時に決断を下せる有能なリーダーだったのが良かった。
まあ人間界の立場からみたら、女王様の決断内容は悪魔そのものとしか言えないが。

投稿 : 2019/05/04
閲覧 : 285
サンキュー:

2

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

魔法少女物はこういうのが良い

視聴前は子供向けと思っていましたが、大人も楽しめる面白い作品でした。
個人的には特に不満な点は無く、もっと評価して欲しい作品です。

作画は綺麗で流石ufotableですね。
背景とキャラの色合いのバランスが良く観やすいですし、カラフルな色使いがワクワク感を増してくれました。

ストーリーは劇場作品として上手くまとめられており、笑いあり感動ありで、中だるみすることなく最後まで飽きることなく観ることができました。

劇場単体作品だとCVに人気タレントなどを起用してくることが多い中、ほぼプロ声優で固めている点は良かったです。

テーマ曲「虹の約束」も良曲ですし、小松未可子さんの伸びやかな歌声がまた良いです。小松さんって歌上手ですね。

ジブリ作品のような重いテーマ性やメッセージ性はさほど感じられず、単純に親子で楽しめる娯楽作という感じがしました。
視聴者に対し制作側が「世の中こうであるべき」という主義主張を押し付けてくる作品はたとえ面白くても、洗脳されているようで私はあまり好きではありません。
この作品はそういう面が少なく、視聴後は爽快感や満足感がありました。
内容は似ても似つかないですが、サマーウォーズを観た後の爽快感と同様なものを感じました。

やはり魔法少女ものは、こういう明るいストーリーの方がイイですね。
最近多い、殺し合いばかりの魔法少女物は苦手です。

投稿 : 2018/08/18
閲覧 : 279
サンキュー:

5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵本級大魔法使いで6歳の姿のヨヨ ただし序盤で18歳に戻って魔法少女としては微妙かも

2013年公開のアニメ映画 100分

原作 ひらりん 監督 平尾隆之 制作 ufotable

原作の「のろい屋しまい」は魔の国を舞台にのろい屋という職業の姉妹の物語。

ヨヨ CV諸星すみれ 姉妹の姉 18歳 事故で氷漬けになって蘇生したため6歳の姿で止まった

ネネ CV加隅亜依 姉妹の妹 15歳

劇場版の本作は現代社会に召喚されたヨヨが18歳の姿に戻るところから始まる。
「かけます、ときます、のろい屋しまい」と言うことで現実世界に起こった呪いを解くということだが、
どうも上手くいかない様子が描かれています。
作画は非常に薄口でキャラも薄く、ジブリなどとは印象がだいぶ違いますね。

はっきり言って子供向けなので大人目線で酷評などは出来ない作品です。
物語は意外に分かりにくくちょっと目を離すと進んでいるような感じ。
子供と言うものは集中して観るので、意外に複雑な物語を好むのです。
でもそれは知能指数の高い子供に限られることも確かなので、
満足度ランキングは高くても不振に終わった原因ではないでしょうか。

ヨヨがミュージカル風に歌う部分や最後の魔法少女変身シーンなどは大人が観てもしびれます。
しかし、全体としてはありがちな画像、物語、キャラで特記すべきことは無い凡作に見えます。
とても楽しく最後まで見れたのに不思議ですね。
つまり、設定、キャラ、物語、は子供向け、アニメの構成は大人向けという、
バランスの悪さからくると思います。

それはジブリにも言えることですが、宣伝のパワーで押し切って、
大人も子供もなんだかわけのわからない状態で納得させてしまいます。

この作品は惜しいと言うべきでしょうか?
大人向けで作ったら名作になる可能性が高かったものを無理に子供向けに作り替えたような、
なんとも煮え切らない感覚でした。

子供向けでいいのですが、難しすぎないかと心配です。長いし。
大人の場合は、魔法少女ファンなら問題なく楽しめると思います。
薄口ですが。

投稿 : 2017/12/19
閲覧 : 516
サンキュー:

19

Aurum さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供と観れるし、大人も楽しめる

しっかり映画になってます。

喜怒哀楽がしっかり織り込まれ、主人公の「気付き」があり、
ストーリーがシッカリしていて、安心して観れました。

画もきれい、多色を上手く調和させてるなぁ、と感じました。
諸星すみれさん、好演と思いました。

視聴後、子供と「俺ソバ」食べました(笑)。

投稿 : 2017/11/07
閲覧 : 306
サンキュー:

3

DB さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっとタイトルどうなの?とか思ってしまいました。
それはともかく序盤は結構勢いで集中して見れたのですが、中盤からの展開がだれてしまい、さらには個々のエピソードがなんだか調子はずれな感じで最後まで集中力が続きませんでした・・・

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 254
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1

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ファンタジー魔法少女ものの秀作

普通なら1クールかける様な物語を2時間弱に凝縮、
しっかりと創り込まれた紛うことなき劇場版アニメ―ション作品、
秀作です。

投稿 : 2017/08/25
閲覧 : 298
サンキュー:

6

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひと夏の魔女っことの出会い…ufotableが作った魔法少女劇場版

キャッチコピー
「かけます、ときます、のろい屋しまい!」

キャラクター

ヨヨ(諸星すみれ:神撃ニーナ、ハイキューマネージャー)
・本作主人公でのろい屋姉妹の姉、実年齢は18才だがある事故により見た目は6才、地球に転生時は12、13才?

ネネ(加隈亜衣)
・のろい屋姉妹の妹、15才

孝洋(沢城みゆき)
・現代の日本に迷いこんだヨヨと出会った小学生の男子

亜季(佐々木りお)

健生(櫻井孝宏)
・孝洋の兄で化物になった両親のためにヨヨに助けを求める


概要

魔法の国で魔法で人々の悩みを解決するのろい屋を営む姉妹の姉ヨヨ
とある事件に巻き込まれて現代の横浜に転生してしまい、小学生の少年 孝洋と出会う。
所からお話は展開しています。


感想を結論から言いますと、面白かった。
こんな作品が有ること事態知らなかったし、期待してなかった事もあるけど。


作画

作画はufoのイメージと違います、京アニかジブリに近い感じ、ufoだと思って見るとガッカリするかもですがクオリティは高いです。

追記
ufoらしい「鋭さ」が影をひそめて「柔らかい」感じの作画、ジブリぽくファミリー層意識した感じですが、その辺がコケた要因だったかも…
あえてufoの「鋭さ」出せばカッコいい魔法少女アニメだった感じもします。


お話

話もテンポが良いので飽きる事ないのとファンタジーと幻想的なシーンは引き込まれ感が良いです。


声優

当時は14才の諸星すみれさんのレベルの高さと、沢城みゆきさんの少年の声も良いです。
沢城みゆきさんと確認しなければ気付かないほど少年声がマッチしてます。


総評

全然知らなかったですが、きっとジブリや京アニ作品の様に宣伝やマーケティングしてなかったので大したヒットしなかったでしょうね。
全然ジブリ、京アニ作品に負けてないのにもったいない。

対象は子供向けと言うよりファミリー向けですが、深夜帯見てるアニメに目の肥えたファンにも十分対応してるし
リトルウィッチアカデミア、この夏の公開のメアリと魔法の花にも負けてない作品だと思います。

投稿 : 2017/07/13
閲覧 : 286
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13

DEIMOS さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供向け魔女っ子アニメ。

ufotableが劇場作品を作ったとのことで観てみたのだが、正直、これは子供向けの作品。
とあるトラブルに巻き込まれた魔女がその問題を解決するという単調なストーリーなのだが、2時間映画にしては尺が長すぎる。30分アニメの1話分の内容を2時間に引き伸ばしたような印象を受ける。途中、眠たくなってしまった。

作画面ではさすがの安定ぶりだが、飛び抜けてすごいシーンがあったわけでもない。劇場作品ならそういった起伏を作って欲しかった。

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 233
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0

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

技術は素晴らしいんだけど、不思議なことがなぜ起こるのかは全くの謎

 魔法の国と現代の日本がつながり、世界を揺るがすほどの奇怪な現象が沸き起こります。これまで観たことのないような天変地異やダイナミックな描写は目を見張るものがありました。
 暗喩的な表現やストーリーに込められたテーマとかはなんとなく分かるんだけど、伝わってきません。巻き起こる天変地異や災害と、その原因となっているはずのスマホアプリがどう関係していて、どうしてそうなってしまうのかがまるで謎なんですね。

いろいろ残念なところがたくさんありました。列挙します。
{netabare} ・魔力をもらう代わりに人々の願いをかなえてあげる、しかし自分勝手な願いは呪いになる。なるほど。
・で、その呪いの結果、なんであんなスライムみたいなプよプよ動物になっちゃうの?
・建物が異世界に飛んでいくのはなぜ?
・石に魔力を保存する。その石は離れるほど魔力を増す。面白い設定だね。
・で、石と石が最後にかなり近づいているんだけど、魔力弱まった感じ全然ないですね。これによる解決を期待していたんだけどなあ。
・ヨヨもネネも恋愛感情薄いよね。これも魔女の世界の住人だから?
・そういえば魔女の世界には人間の姿をした男がいない。そのせいで親子の情とかに疎いのか?赤ん坊をみつけて「わあ」と感嘆の声を上げるヨヨはなかなか新鮮だったんだが、その辺あんまり関係ないのかな?{/netabare}

今まで観たこともない画面を作ることに主眼を落ちてしまったために、ストーリーや世界観の整合性をとることができなかったように感じます。これだけの画面を創れる技術を持っているのに、もったいないことです。技術におぼれてしまったのかもしれません。

投稿 : 2016/08/16
閲覧 : 298
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1

ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

後半失速。こんだけの騒動おこしておいて知らなかったってそりゃないわー

評価が高くて期待して見たんですが、、、ちょっと辛口レビューになってしまいます。

魔法使いたちが暮らす異世界で起きる数々の異変。それは何かしらの魔法が原因で、呪いであると見当をつけます。ただ、誰がかけたのか、どんな魔法なのかはわからない。。。

とある現象に巻き込まれて現代にやってきた魔法少女ヨヨちゃんは、現代でも異変が起きていることを目の当たりにして、自分の住む世界の異変との因果関係をみつけます。そして、阻止しようと奮闘するのですが~。

ファンタジー作品としては高いレベルにある作品だと思うし、大人が見ても楽しめる作品ですね。キャラが生き生きとしていて、なにより子供たちの表情がすごくいい。

ただ、異変をおこす原因であるとか理由にまで話しが進む後半で失速してしまいました。感動できるシーンでまったく感動できず、波にのりきれなかった不満なところをネタバレとして書いておきます。

{netabare}
まず、この異変の原因をつくったスマホアプリの存在について。みんなが幸せになる魔法をかけたというけど、その理屈がよくわからない。

それにアプリをリリースしてから現実世界でビルなりいきなり消滅するとか事件がおきれば、いい加減、自分が原因だと気がつくだろうに、ヨヨたちと出合ったときの驚いた顔とか、お前バカなの????と思ってしまいました(笑)

幼稚園に通うかどうかの子供にあの悲惨な状況の現場でひとりで行けとか言えるお父さんもどうかだし、それは勇気とか見守られてるとかでもないと思う。あそこは這ってでもお父さんがちゃんと連れていくべきだった。

みんなが求める願い事はイコール幸せの願いばかりではない、は至極当たり前に思えるのと、事件の後だから突然、誰もかれもがみんなの幸せを願うのはご都合主義ぽい。もしそーいう展開にしたいなら、たくさんのお願いの中からヨヨちゃんが“心あたたまるお願い”をみつけて集めて大きな力にするとか、他にもやり方はあったと思う。

とまぁ、作者の中ではおもしろくて盛り上がっていくのがよくわからんだけど、自分としてはピンとこないままエンディングをむかえてしまった。。。

でも、それもひねくれモノな自分だからでしょうし、少数意見なのもわかっていますんで、他のみなさんは大いに楽しんでもらえたらと思います♪

{/netabare}

投稿 : 2016/01/30
閲覧 : 337
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3

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

隠れた名作とはこのこと

公式ホームページのビジュアルのヨヨの等身が低く、あからさまに子供向けという印象なのに、このあにこれの評価の高さはなんぞ?!

実際に観てみると、大人を意識したのか人間界で活躍するヨヨの姿は中学生くらいの女の子になっていました。
絵柄は貞本義行っぽく(おおかみこども的で)
また、空の境界やゴッドイーターを制作したユーフォテーブルにしては落ち着いた色彩になっていて
幼年から大人まで全年齢が受け入れやすいものを目指したのかなという印象です。

でも、物語は結構大人向けだと思うんですよ
{netabare}命の大切さに初めて気づくヨヨとビハクのシーンとか、
幸せを願って作り上げたものが、結果的に暴走してしまって世界を滅ぼしかねない状態になってしまったことに悔しさを覚えるところとか
自分勝手な願いの中に輝く優しい願いとか
ヨヨの安否を願うネネの気持ちとか{/netabare}
とても感動的なシーンでぼろぼろ泣けたのですが、小さい子は分かるのかな・・・
所々、設定的につながらないところもありますが、進め方はそれを気にさせない勢いを持って丁寧に作られていると思います。

こんな作品が埋もれているなんてもったいない!もっと多くの方に観て欲しい作品です!

投稿 : 2016/01/20
閲覧 : 312
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10

ネタバレ

371 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

魔女っ子

魔女と魔法のファンタジー映画。魔の世界と地球がつながって、起承転結以下省略。タイトルにヨヨとネネってあるから姉妹が活躍するかと思いきや、主に姉(ヨヨ)が頑張る作品。一言で感想を言うなら「魔法って便利や」。
子供(小学生)向けですが大人も楽しめるので、親子で観るべし。

投稿 : 2016/01/11
閲覧 : 229
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0

ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほいっ!

 あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。100分くらいの子供向けの魔女っこファンタジー。
 生と死を軸として信じる心を問う作品、ってところですかね。あまり有名ではない作品のような気がしますが、もっと評価されていい作品だと思います。大人でも感動できる秀作に仕上がっていました。


もう少し子供への配慮を:{netabare}
 魔法の触媒の影響で魔の国に異変が起こる、というオープニングテーマ直後のシーンなんですけど、こんな感じで描かれていました。「触媒をまじまじと見る」→「触媒を目の前に置く」→「触媒が光る」→「会話」→「異変が起きる」
 この流れがちょっと不親切に感じました。触媒が光ったことが原因で異変が起きるんですけど、会話の当事者の誰もが触媒の光に気付かないんです。会話に気を取られたとはいえ、目の前に置いた触媒は露骨に光りますからね。何で誰も気付かないの?と違和感を感じてしまいました。

 普通こういうシーンでは、触媒を少し離れたところに置くとか全員が触媒から目をそらすカットを入れるとか、「登場人物は触媒を見ていないから、その光に気付いていませんよ」っていう説明をきっちり入れると思います。これによって「登場人物は知らないけど、視聴者は手掛かりを持ってるよ」という両者の情報ギャップが生まれます。

 この情報ギャップって、この作品に限らずかなり大事なものだと思います。視聴者は物語の概観が分かりませんから、どこを手掛かりにストーリーを追えばいいのかも分かりません。そこで、視聴者と登場人物の間に情報ギャップを生じさせることで、視聴者に「登場人物がいつそれに気付くのか?」という指針を与え、ストーリーの展開を予測させるのです。
 第一話が見終わっても、この作品は何をしたいの?なんて疑問が生まれてしまう作品は往々にしてありますが、その多くはこの「視聴者に予測させる」って視点が欠けているからなんだと思います。

 こういう情報ギャップって、ごく普通に使われているためにほとんど意識することはないと思います。例えば、名探偵コナンなら「犯人側の動きを見せる」だし、エヴァなら「ゼーレの会話を入れる」だし、戦争ものなら「敵国の動きを見せる」って感じですね。たったこれだけで「主人公たちは知らないけど、私たちは知っている」情報が生まれます。私たちが知っている情報に対して主人公がどう向かっていくのか、すなわち、どのように情報ギャップが埋まるのかっていうのがストーリーの理解に役立っているってことですね。

 で、この作品では出来てないって話ではありません。仕事の依頼人の顔が視聴者にはしばらく分からないんですけど、これも情報ギャップとして機能しています。「登場人物たちは知っているけど、私たちは知らない」っていう前掲の逆パターンで、「私たちがいつ知ることが出来るのか?」をフラグとして機能させるものです。つまり、私が言いたいのは「出来てない」ではなくて、「子供向けとしては不親切だ」って話です。
 触媒が光った後に会話のシーンがあるので、会話に気を取られて触媒を見ていなかったんだな、という理解は可能なんですけど、理解に労力を使ってしまうせいで予測が不十分になってしまいます。もちろん大人は理解した上で予測も出来ると思いますが、子供には理解するのが精いっぱいかも知れないな、とも感じました。子供に順序良く説明するって姿勢がやや欠けている気がしたってことです。子供向けの映画を作るのなら「大人が分かる」レベルではなくて、「子供にも分かりやすく」って意識の方が重要だと思います。
 これは単なる一例に過ぎませんが、信じる心が大事っていうメインテーマもちょっと分かりづらかった気がしました。
{/netabare}

話の進め方はかなり上手い:{netabare}
 上記の話っていうのは、正直言っていちゃもんレベルです。平たく言うと「触媒を目の前に置く」→「触媒が光る」の間にある「目をそらす」っていうのをもっと子供に分かりやすくしろってだけの話ですからね。大人向けの作品ならあの描き方で十分ですし、あのシーンのみをもって作品の質がどうこうって話でもありません。
 ただ、平尾隆之監督の作品を見るのはこれが初めてでしたので、こちらとしてはどんな監督なのか探ろうと細部まで目を凝らしますし、子供向け作品に必要な子供への配慮のところは優先的な確認事項になりますからね。


 じゃあ、この監督の話の作り方がヘタなのかって言うと、そんなことはありません。大きな流れも小さな流れも、話の進め方自体は非常に上手い監督だなと思いました。

 魔の国からこっちの世界に飛んで来て、「違う世界に来ちゃった!」と気付くシーンがあります。
 多くの作品では、飛んで来た直後にパノラマで別世界の景色を見せて「違う!」とやってしまう気がします。飛んで来たタイミングと気付くタイミングを一致させるのです。

 この作品ではちょっと凝ってて、「子供たちを追ってこっちの世界にやってくる」→「消火器を魔法のホウキ代わりにして追いかける」→「追いついた後に家の中で会話する」→「消火器に掛けてた魔法が解けて、部屋中に煙が充満する」→「『窓開けろ!』から外の景色を見て『違う世界に来てる!』」てな感じになっています。
 ここでの「子供たち」っていうのが主人公ではない主要人物なんですけど、主人公と主要人物の出会いのシーンと異世界に来たことに気付くシーンが、ぶつ切りにされずに綺麗につなげられています。オープニングではこれでもかとホウキで空を飛ぶシーンが描かれていますし、そこからもつながりを感じられます。
 また、このシーンからは、主人公の性格も分かりますよね。状況確認を優先する冷静沈着型ではなくて、考えるよりまず行動するタイプだったのが伝わってきます。話をスムーズにつなぐだけでなく性格付けまでしているわけですから、素直に話を作るのが上手い監督だなぁと思えました。

 小さな話の流れだけじゃなくて、大きな話の流れも上手かったですね。魔の国の死生観とこっちの世界の死生観が違うっていうのが、テーマ的にもストーリー的にも重要な要素になっているんですけど、ここも段階を踏んで綺麗に作られていました。
 主人公のヨヨが交通事故から小さな子を助けた後に、そのお母さんから感謝されるシーンがあって、このときヨヨは「なんで感謝されるのか分からない」と言っていました。こっちとしては感謝して当然の場面ですから、そんな感想を持ってしまうヨヨの方が分からない、というしこりが残ります。
 この後の魔の国のシーンで、いとも簡単に死者蘇生がなされます。そのため、「魔の国では死が重たくないんだ」という解答を得ることができて、件のしこりが解消されることになります。この後の展開は、こっちの世界での死に触れて、生に触れて、そして…って感じに流れますが、ネタバレが過ぎるのでここまでにしておきます。
 まず疑問を持たせて、次にそれを解消して、疑問が溶けているのに「この後どうなっていくの?」と感じさせるこの展開の仕方はお見事でした。
{/netabare}

山場がちょっと弱い:{netabare}
 これ100分くらいの作品なんですけど、最終局面に入ってからが40分くらいあります。感動を作るスローテンポな部分も含まれていて、それ自体は非常に良いんですけど、全体としては冗長な感じを受けました。
 子供向け作品には終盤のアクション要素って大事だと思います。子供の集中力ってそんなに長くは続かないですから、子供に気を引かせるための派手なアクションは欠かせません。大人ですら冗長な感じを受けたのなら、子供には尚のこと退屈だったかもしれません。

 で、この作品のアクションは序盤から空を飛びまくっているのもあって、結構派手で楽しいです。でも、ずっと同じ派手さではメリハリが無くなって息切れしてしまうっていうのもありますよね。しかも、終盤のアクションはビルをよじ登るっていう地味なシーンに尺が取られていますし、感動シーンはスローテンポだっていうのもあってかなり失速してしまったような気がします。

 個人的には、あのロボットにもっと活躍してもらうか、歌のシーンを入れて欲しかったです。
 ロボットの活躍はちょっと地味でしたよね。もっと街を破壊してもいいのではないでしょうか。子供向け作品とはいっても遠慮はいらないと思います。ポケモンでもドラえもんでも、人的被害の無い破壊シーンは結構派手にやってますからね。
 それか歌ですね。序盤の歌のシーンは、かわいくて楽しくてすごく良かったです。魔女っこもので序盤に歌を入れたのなら、最後の締めも歌で盛り上げちゃえばいいんじゃないの?と思いました。あれだけ楽しませられるのに序盤だけってのももったいないですからね。
{/netabare}

雑記:{netabare}
 平尾隆之監督って本作が監督デビューではなくて、「空の境界 矛盾螺旋」っていう作品を撮っているみたいですね。私は見ていないので分かりませんが、タイトルから察するに子供向け作品ではないと思います。平尾隆之監督が今後も子供向け作品を続けるかどうかは分かりませんが、小学生以下の子供をターゲットにした作品を撮るつもりなら、もっと分かりやすさを意識して欲しいかなぁなんて思います。

 なんか文句ばっかり書いているように思われるかもしれませんけど、決して文句が言いたいわけではありません。冒頭でも述べましたが、作品全体は良いものに仕上がっていますし、私は結構楽しめました。子供向け作品にはそれなりの気の使い方をすべきだっていう私の個人的な思いを述べているだけですからね。大人向け作品は相当良いものが作れそうだな、と思ったのは事実なので、次は続き物じゃない大人向け映画を見せて欲しいかな。
{/netabare}

投稿 : 2015/11/08
閲覧 : 375
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8

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

呪い屋( ̄△ ̄)

いい意味で良くも悪くない作品だったかな!

投稿 : 2015/05/01
閲覧 : 196
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1

のび太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロリっ子姉さんw

魔法使いの世界「魔の国」、そこで呪いをかけたり解いたりする「呪いや」を
仕事としている姉妹ヨヨとネネ。
ある日、家の前の森に異世界から建造物が流れ込んできて巨大な樹のようになった。
そして建物を調べていたヨヨが、逆に異世界へ飛ばされてしまった。

「のろい屋しまい」とうい漫画が原作のアニメ映画作品のようです。

ぱっと見、なんかジブリと細田アニメを混ぜ合わせたみたいな雰囲気なんですけどw
ただ、しっかりとオリジナル感は保たれているので、あまり気にはならないかな?

基本は子供向けみたいだけど、きれいな作画で大人が観ても全然大丈夫という
映画クオリティの完成度、地味だけどしっかりと作られた作品でした。

ただ、興行的には失敗だったとか、子供向け作品は難しい。
一緒にいったお母さんの方が、けっこう楽しめた作品だったかもw

投稿 : 2015/02/09
閲覧 : 305
サンキュー:

16

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かけます!とけます!呪い屋姉妹

魔の国に住む呪い屋姉妹、ヨヨとネネ。
ある日大きな大樹が生えて来て
二人にとっては見た事もない
現代的な建物が絡み付いています。

ここから話は動き出します。

時間にして100分くらい。
これがね…とてもよくまとまっていて
世界観とか配色とかもいいし
大人にも子供にもオススメな一品。

まるで仕掛け絵本見てるみたいで
どんな状況になっても前向きにポジティブなんです。
なぜこんな現象に至ったかの過程で
二人の出会いから過去を目の当たりにすることで
話にぐっと深みが出てきます。
一つの家庭のお話から
最後に気がつく涙の意味まで。
非常に良く出来た作品ですね。
見終わった後の幸せ感が半端ないです。

幸せのありかについてちょっと考えてしまいます。
気になったのは、お兄さんの女の趣味の幅広さですかね。
よく動くし、眼が離せないような魅力をもってるので
小さな女の子でも目で追ってしまうんじゃないかな?

アニメミライ作品で
リトルウイッチアカデミアという作品がありますが
この作品が好みな方には特におすすめかも。

夢も希望も未来も…魔法だってあるんだよ!

投稿 : 2015/02/08
閲覧 : 566
サンキュー:

49

ネタバレ

しゅんこう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱりファンタジーは好きです

「かけます、ときます、のろい屋しまい!」

魔法使いの姉妹が魔法でのろいをかけたり解いたりする
お店を営んでいます。

徳間書店より原作が出ているそうですが
本編はオリジナルのお話だそうです。

視聴時には何の予備知識もなくアニメの長編映画かあ~
というだけで見ました。

OPの作画で徳間書店系の制作と気が付きました。

ファンタジー系の作画はさすが老舗というべきか
慣れ親しんだ感じもあって好きでした。

ナウシカやトトロなど、徳間書店が関わるアニメは
もともと鮮やかで独特な作画に定評がありましたが
デジタルアニメとしてさらに色鮮やかに
パワーアップした感じがありありと見て取れて
とてもきれいだと感じました。

大まかな物語の流れはいつも通りで代わり映えしないといえば
そうかもしれないですが、初めての人でもわかりやすく丁寧に
物語が作られていると思います。

また、現代版らしく
マンションの中庭で空を飛んだり
エレベーターが異界の扉になったり
携帯電話のアプリが出てきたり
上手く魔法と現実を結びつける
演出面がなされており世相を上手に取り込んでいると思います。

そうした小さな演出や小道具のおかげも
あってキャラの魅力がますます伝わってきます。

揺れ動く髪の動きに少女の気持ちを乗せる作画は
やはり元祖というくらい、豊かに情緒を表しています。
このあたりの繊細さ、空白を補う心情表現は
日本のアニメがもつすばらしいところだと思います。

そしてやっぱり大団円。
こういうファンタジーアニメのジャンルもなくならないで欲しいと
心から願いました。お勧めアニメです。

視聴後は
インスタントの焼きそばが食べたくなるアニメです。

投稿 : 2015/02/03
閲覧 : 352
サンキュー:

5

ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほいっ!!

原作は「のろい屋しまい」という漫画が原作で
この映画は漫画にはない完全オリジナルストーリーらしいです

絵本級の大魔法使いヨヨが現代(多分横浜かな?)に
迷い込んでしまいます。
そこでは呪いによって不思議なことが・・・
それを解決するためヨヨが奮闘する、といった話ですね

特に作画が本当に綺麗です!
魔法のエフェクト、迫力のあるバトル、
柔らかくかわいらしいキャラの表情、動きと素晴らしかったです。

ストーリーもあまり難しくなく
まさにファンタジーの王道といった感じで
ジブリみたいに子供でも大人でも楽しめる話ですね。
後半は凄くラピュタっぽかったですが・・・
{netabare}木の中に分け入るところ、木の根っこを掴んで上るところ
石が木の中にある、とかね。{/netabare}

ただネネがあまり活躍しなかったのは残念でした・・・
ネネも一緒に来てればよかったのにとか思っちゃいますね

ネネがもっと見たけりゃ原作を読んでね♪ってことでしょうね。
もちろん、読みますとも!!!凄く読みたくなりましたので♪


何だかんだで凄く楽しめる作品でした。
気軽に楽しく見れる作品ですのでオススメですよ。

投稿 : 2015/01/23
閲覧 : 429
サンキュー:

23

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高!最高!!最高!!!老若男女問わずして、この映画の魔法にかかって存分に癒されて下さい!\(^ω^)/ホイ!(^人^)

原作はイラストレーターの「ひらりん」がCOMICリュウに連載していた漫画『のろい屋しまい』
漫画自体は割りと殺伐とした絵柄と内容なのですが、この『のろい屋シリーズ』は連載終了後も派生作品が作り続けられ、【絵本や児童文学】といった非常に多岐に渡る展開を見せており、コアな漫画ファンのみぞが知るところならぬ多くの世代から支持される作品なのです










この物語の主人公は幼い姿をしながらも絵本級大魔法使いと謳われ、底なしの魔力を持ち、33歳で世界を征服するであろうといわれる“ヨヨさん”
そしてヨヨさんが好きで好きで堪らない努力家の最優秀お手本級魔法使いの“ネネちゃん”
二人は姉妹で「かけます ときます のろい屋」をキャッチコピーに魔法や呪いが現実に存在する『魔の国』で『のろい屋』と呼ばれる職業を営んでいます


ある日のこと、魔の国に突如として高層マンションを抱え込んだ大木が姿を現し、それを調査していたヨヨさんはエレベーターに閉じ込められ、そのまま現代社会の日本、横浜へと転移させられてしまいます
ヨヨさんが現代社会で最初に出会った少年“孝洋”と幼い女の子“亜紀”の家族に起こった呪いと思われる不思議な事件を解決すべく、ヨヨさんはのろい屋として仕事を引き受けます
一方のネネちゃんはなぜ魔の国に現代社会の建造物が現れたのか?ヨヨさんが元の世界に戻る方法はあるのか?、を魔の国の側から調べていきます
二つの世界に裂かれた姉妹の絆、やがて明かされていく事件の真相のスケール感
老若男女ヒトを選ばない魅力は“いま最もジブリに近い作品”と言えるでしょう
前半は笑いが、後半は涙が止まらない、そして最後は癒される、一大エンターティメント作となっています^^b










まず魅力的な原作をあえてスルーし、本当の意味で子供も大人も関係なく楽しめるように練りこまれたオリジナルストーリーが素晴らしい
特にサムネイルを拝見していただくとわかるよう、異世界に渡ってしまったヨヨさんの体を彼女の精神年齢を具現化したような中学生ぐらいに設定したことはナイスです


また、始めは異世界の出来事に興味を示さなかったヨヨさんの心境変化の描き方
クライマックスで絶体絶命の危機に立ち向かうヨヨさんのひた向きな姿勢もアツいみどころです


ヨヨさんを心配するネネちゃんとの姉妹の絆は涙を誘う場面でありますが、この辺りは原作を読んでいるとネネちゃんがヨヨさんを溺愛するワケなんかも解って感動倍増しますよ



監督には『矛盾螺旋』『ギョ。』『桜の温度』の平尾隆之
これまでの監督の作品は画面のほとんどが一色の色で統一されていました
矛盾螺旋では小川マンションの電灯の色で“オレンジ”
桜の温度では廃屋に振る月明かりで“ブルー”といった具合です
対して今作では森林の木々一つとってもピンクやライトブルーを豊かに織り交ぜた色彩で魔の国の姿を描いているのが興味深いところ
尚且つこれが“温かみのある色”で目にドぎつい感じにはなっていないのがイイ!


音楽には『ゴッドイーター』の以降の平尾作品の常連、椎名豪
今作では電子音、クルマのエンジン音、時計の音など効果音を楽曲の中に組み込む実験的な挑戦をしつつ
ディズニーよろしくミュージカル風に歌い出すヨヨさんが楽しげに歌う挿入歌から
そして物語後半を盛り上げる厚みのあるオーケストラやスピリチュアル風のコーラスまで
いや、盛り上げるというよりかヨヨさんの悲しみや憤りのスケール感を演出するのに一役買ってるんですよね、凄いんですよ
よく聞けば挿入歌こそが今作のメインテーマであり、BGMのほぼ全てのメロディラインが挿入歌に集約されてることに気付きます


キャストの熱演も素晴らしく、みゆきち、しょこたん、本田貴子さんは言うに及ばず、特にヨヨさん役の諸星すみれちゃんが目(耳)を引きます
この近年成長が著しい“天才”の起用は実にナイスセンスでしたb
2013年はシュガーラッシュといいコレといい、個人的にはすみれちゃんイヤーでしたわぁ・・・


兎にも角にもこの作品の全部を諸手を挙げて絶賛したいんです!\(^ω^)/
監督も大人向けに作ったつもりは無かったというものの、“アニメの面白さ”や“魔法への憧れ”といった原初的体験を思い起こさせる今作は、それらを忘れてしまったオトナの心にも響くんだと感じましたよ!
2013年における【ベスト映画】でした!間違いねー!

投稿 : 2015/01/14
閲覧 : 1109
サンキュー:

40

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人の優しさと欲深さが交錯する騒動に巻き込まれながらもそれを経て成長していくヨヨと彼女を支えていく人たちを描いたスペクタクルファンタジーです!

原作の存在するタイトルを劇場版オリジナルストーリーで作品化したものらしいですが
世界観、キャラクター、物語など非常にバランスのとれた作品で面白かったです。
魔法や呪い、キャラクターに関する詳しい説明などは特になかったのですが気にならなかったです。

「かけます、ときます、のろい屋しまい!」
「魔の国」という魔法世界で依頼を受けてそれで生計をたてている魔女っこ姉妹ヨヨとネネ。
ヨヨは見た目小学生くらいなんですが実はネネのお姉さんらしいです。
絵本級とよばれる大魔法使いで魔力は底なし。
ネネさんは妹なんだけどヨヨより大人っぽくて清楚で素敵な女性です。

物語はそんなヨヨが呪いの捜索中に別世界に飛ばされてしまうところから始まります。
ヨヨが飛ばされた世界は魔法とは無縁の現実世界で僕たちが住んでる世界ですね。
その世界でタカヒロや兄の健生と出会い、
魔の国と現実世界の双方に影響を与える呪いの原因究明ならびに呪いを解くというのが
全体の流れになってます。

魔女っこ姉妹ヨヨとネネというタイトルですがどちらかというとメインはヨヨになります。
なぜかというと別世界に飛ばされたのはヨヨのみであってネネは魔の国にいるんですよ。
なので登場シーンはヨヨとの通信時が多くなります。
しかしネネの印象が薄いということもなく最後まで観れば
まぎれもなくこの作品は「魔女っこ姉妹ヨヨとネネ」だなと納得できました。

僕らの世界でも他国の人との交流には文化の違いという言葉が多々用いられますが
この作品にもそういったテーマは出てきます。
魔法さえあれば何でもできると思ってるヨヨとかね、
序盤のシーンで車に轢かれそうな子供をヨヨが助けるシーンがありますが
感謝する母親に対してヨヨは何でそんなに嬉しそうなのかわかりませんでした。
なぜなら死んでも魔法で生き返せばいいという「常識」がヨヨにはあるのです。
しかしそれはタカヒロをはじめとする現実世界の人間からしてみれば「非常識」以外のなにものでもなく
そういった溝が浮き彫りになったりもします。
そしてヨヨから魔力が失われ大切な存在を亡くしたときヨヨは初めて自分の無力さを痛感するのですが
同時に現実世界の魔法を目の当たりにしました、「医療」という魔法に。
ちゃんとこの世界にも魔法はあったんですよね、
遠い昔から成功と失敗を繰り返し磨き上げてきた医療技術。

「医は仁術なり」
その時ヨヨはなぜ子供の母親が自分に感謝したのか理解したことでしょう。
助かって当たり前じゃないからなんですよね。
魔の国の人間からしてみれば魔法で当たり前のように生き返るものなんでしょうが
現実はそうじゃない、失われゆく命があるからこそ救われた命に感謝し人は日々を生きていくのです。
現実世界の魔法にヨヨもきっと「目からお汁粉」だと思いますよ。

そんな序盤から中盤にかけるヨヨの成長をまわりのキャラクターを巻き込みながら描写していき
徐々に盛り上がりを増していく物語は素晴らしかったです。
王道展開が良いほうに転がってますね、BGMも相まってスケール感も2割増しくらいに感じます。

人を喜ばせたり助けたりするのが魔法なのだとしたらそれはきっと誰しもが使えるものなんでしょう。
正直あまり期待してなかったのですが思ってた以上に楽しめてよかったです。
これはたしかに埋もれてるかもしれませんね、いい拾いものでした。

【A80点】

投稿 : 2014/12/09
閲覧 : 384
サンキュー:

7

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

☆のろい屋姉妹

ヨヨとネネですけど、主人公はヨヨです。


魔法や呪いの生業をする姉妹ですけどドロドロ
してなくて明るく楽しいファンタジーで最後まで
暖かい雰囲気で溢れています。.:*:・'°☆

ヨヨの魔法のシーンが圧巻で自分でも制御できない
パワーが面白いです。夜祭りのシーンの後あたりが
印象的でした。


原作/ひらりん「のろい屋しまい」

監督/平尾隆之

キャラクターデザイン/柴田由香

アニメーション制作/ufo table


2013.12.28公開(100分)


主観的評価(A)



追記欄_

投稿 : 2014/11/29
閲覧 : 272
サンキュー:

5

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魔女っこ姉妹のヨヨとネネのストーリー・あらすじ

その時代その国には、魔法や呪いをかけたり解いたりすることを生業とする 人々がいました。その時代の魔の国。樹老長さんの森で、のろい屋を営む魔女の姉妹がいました。のろい屋では、姉のヨヨさんと妹のネネちゃんが、魔法や呪いに関する人々の悩みの依頼を日々解決していました。そんなある日、森に突然異形の大樹が生えてきました。よく見ると、大樹は見たこともない建物に絡みついています。それは、22 人が住む魔の国にはないはずの、現代的な高層マンションだったのです!さっそく調査にあたるヨヨさん。建物内で見慣れない人影を見つけて追いかけると、今度は足元に謎の魔法陣が浮かび上がり、不思議な光に包まれて……。ヨヨさんが飛ばされた先は、見知らぬ異世界。そこでヨヨさんは、孝洋と亜紀という二人の子供に出会います。孝洋たちは突然目の前に現れたヨヨさんに戸惑い、自宅へ逃げ帰りますが、孝洋の自宅で待っていたのは……何と“化物”になってしまった両親の姿でした!目の前の出来事が信じられない孝洋たち。そんな様子を見てヨヨさんは呟きます。「これは……呪い!!」異世界に迷い込んでしまったヨヨさんは、まずは孝洋たちの両親を化物に変えた魔力の元をたどることにしました。一方、魔の国に残されたネネちゃんは、魔の国と異世界で起こっていることには何か関連があるのではと考え始めました。魔の国と異世界に一体何が起こったのでしょうか!!かくして、2つの世界をまたいだヨヨさんとネネちゃんの不思議な冒険が始まるのです!!!!(アニメ映画『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年12月28日
制作会社
ufotable
主題歌
≪OP≫小松未可子『虹の約束』

声優・キャラクター

諸星すみれ、加隈亜衣、沢城みゆき、櫻井孝宏、佐々木りお、子安武人、中川翔子、長克巳、本田貴子、氷上恭子

スタッフ

原作:ひらりん『のろい屋しまい』徳間書店刊、原作プロデューサー:大塚英志、原作担当エディター:鈴木稔浩、 監督:平尾隆之、副監督:高橋タクロヲ、キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香、副監督:高橋タクロヲ、美術監督:三宅昌和、色彩設計:千葉絵美、撮影監督:棚田耕平、CCGG監督:宍戸幸次郎、編集:今井剛、音楽:椎名豪、音楽制作:スターチャイルドレコード、アニメーションプロデューサー:松尾亮一郎、制作プロデューサー:近藤光

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