親友で週刊少年マガジンなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの親友で週刊少年マガジンな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の親友で週刊少年マガジンなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング1位
君のいる町(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (680)
3733人が棚に入れました
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。そして、見つけた本当の気持ちとは?。東京と広島を舞台に、残酷な運命に翻弄され、友情と恋愛の狭間でもがきながらも、本当の恋を見つめ続ける男女を描いた、甘く、苦い青春ラブストーリー。

声優・キャラクター
細谷佳正、中島愛、佐倉綾音、小野大輔、増田俊樹、タカオユキ、高野菜々、藤田咲、遠藤綾、たかはし智秋、矢作紗友里

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

hiding truth hurts a partner deeply later

原作では広島の高校に進学するために、東京で暮らしていたヒロインの枝葉柚希(えばゆずき)が、主人公の桐島青大(きりしまはると)の家に居候するところからスタートします。
しかしアニメでは、東京に戻り遠距離恋愛している柚希に、突然に別れを告げられた青大が、納得できず東京の高校に転校して、都内に住む姉のアパートに引っ越してくるところから始まり、それ以前の話の流れは回想シーンなどで少しずつ補完される形になっています。時間の都合もあるのでしょうが、頻繁に過去と現在を行き来するので、初見では時系列がわかりにくいですし、突然に話が飛ぶことも多いです。主人公もヒロインも他の相手と交際する事もあるのですが、青大の交際相手とは、どちらから交際をスタートしようとしたのかは飛ばさないで欲しかったですね。

主人公の青大くん。合コンやら遊園地やらで失敗しても、何も学習しないようで、キャラが固定されてるように思えます。つきあっている相手がいても、相手が心配するからと都合の良い理由で、自分を納得させて平気で嘘を並べる無神経な主人公では、視聴者の共感を得るのは難しいですね。
いつでもどこでも相手が誰であっても、方言で話すスタイルを何年経っても続けているのでは、個性というより傲慢なだけのように感じます。どこでも方言でよいのは吉本の芸人さんだけじゃないでしょうか。

気に入った相手がいれば平気で乗り換えるのでは、つきあわされていた相手にとっては、たまったものではないでしょう。いつも交際相手を必要としている人は、寂しがり屋というと聞こえはいいですが、ただの依存症なのだと思います。

しかしこの作品は恋愛ものと呼んでいいのでしょうか?
恋愛を扱った作品には感情移入して視聴する作品と、登場人物を応援しながら視聴するタイプがあると思うのですが、私にはどちらも無理でした。パンチラや入浴シーンを挟みながら、主人公やヒロイン、周りの人物におかしな行動をさせたり、何度も偶然が起こったりで、次は誰が何をやらかしてくれるのか、気になるような展開だけで引っ張っていく作品のように感じました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女性が美形なので、妙にエロいです。<追記;OVA>

東京と広島庄原を舞台とした、ヘビーな恋愛アニメです。
三角関係がベースとは言え、凄惨な修羅場はありません。
登場人物の性格がさっぱりしているため、私にはさわやかな修羅場と映りました。

幼少期~高校・大学と、時の経過とともに、移ろいゆく心が巧みに表現されています。
はた目には、引いてしまいそうになる行動も過去の蓄積があってのこと。
その赤裸々感が胸を締め付けます。

ヒロインの妹、小悪魔懍ちゃんは実に正直な性格ですね。
ビシバシと主人公青大の恥部を白日のもとに晒します。
懍ちゃんがこんな行動をとるのも寂しいからか?
勝手な妄想だけど、最終話の雨のシーンにそれが凝縮されているような気がします。

主人公青大はベタな広島弁。
私のふるさとの言葉に似ているので、親近感があります。
広島を舞台にしたアニメで、広島弁は記憶にありません。
少々、もの珍しさを感じました。

<追記;OVA>
OVA4話分、以下の3編を視聴しました。
 黄昏交差点(2話分)
 ウチがきた町
 約束の場所で
 
・黄昏交差点
{netabare}時系列で言うとはTV版前です。
東京への修学旅行時に会えるか否か!って話。
なんだかんだですれ違い。
だけど・・・

そんなことはどうでもいいんです。
大事なのはお風呂シーン。
OVAならではですね。
「えー、ちょっとぉ」ってなりました。{/netabare}

・ウチがきた町
{netabare}TV版前夜、庄原での出来事です。
月(あかり)が主人公かな。
ラストキスの想いは?
「約束の場所」でその真意が明らかになります。{/netabare}

・約束の場所
{netabare}TV版の数年後、本当の最終回といえるでしょう。
今回は懍ちゃんが主人公かな。
相変わらず突っ張ってて不器用な生き方。
いくら虚勢を張っても吹っ切れません。
そんな中、自分をわかってくれる会社の先輩。
不器用はしかたないけど、いい方向に変わっていくでしょう。

ラストのカットは笑顔いっぱいの写真。
やっぱりみんな幸せに・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1クールじゃ足りないよ~(> <)

原作 漫画 既読

全12話

リアル系学園ラブコメ


アニメ版では、東京へ上京してからの3角関係編です。

原作コミックは2013年8月現在 24巻まで出てる恋愛ものとしては長編漫画。

このアニメ版では、東京へ行った枝葉 柚希を追いかけ、広島から上京する所から始まります。

なので、原作序盤の広島での恋愛出来事が省かれてます。

原作知らない人が初めて見ると、説明不足で人間関係とかキャラを理解するのが難しい始まりになってますね。

ストーリー的には、キャラが変わる3角関係で、実写ドラマ化できるくらいの内容です。

感想
{netabare}
アニメ版だけ見ると・・・

柚希は悪者
風間 恭輔が死んだら、1年後に やっぱ好きで忘れられないとか・・・
だったら、初めから東京まで追いかけてきた はるとの想いに答えていればいいのに!って思う。

はるとは 最低男
風間 恭輔が死んで、柚希の事が忘れられないのに明日香と付き合い、1年後にやっぱ柚季が好きだから別れてくれとか・・・
ありえない!
あんないい子 振るかね 普通?
だったら初めから付き合うなよ!
って言いたくなる。

二人には、殆どの人が共感できずに悪いイメージが付いてしまったと思います。

作者が悪いよね。。。

最終話で、はるとが一人暮らしする為、アパートを出て行くんですが、
原作では、明日香と二人で旅行に行く為に貯めた、バイトのお金を使って出て行くので、
明日香が泣きじゃくって怒る場面があるのですが、それもカットされてて、
修羅場らしい所が無く、あっさり別れた展開に なんか不満でした。

はるとに対して言いたい事は、柚季の妹の懍ちゃんが殆ど代弁してくれましたね!
この中では年齢の若い懍ちゃんが1番大人でした。
ε- (´ー`*)はは
{/netabare}

見終えた感想としては、やっぱり12話では短すぎでしたね。
この話だと2クールは欲しいです。

主要部分を駆け足で見せられた感じでした。
勿体無かったです。

自分、何だかんだ言っても原作好きなので、結構毎週楽しんで見てました。
(@´▽`@)

月9のような恋愛ドラマが好きな人にはオススメかな?
(@´▽`@)ノ


OP:「センチメンタルラブ」 歌 - みみめめMIMI

ED: 「君のいる町」(第1話 - 第6話)歌 - 桐島青大(細谷佳正)
  「Dear friend」(第7話 - 第11話)歌 - 風間恭輔(小野大輔)
  「君のいる町〜Answer Songs ver.〜」(第12話)歌 - 桐島青大(細谷佳正)


「センチメンタルラブ」と、「君のいる町」は好きでCD購入。(*´ー`)

最初、アニメで聴いてる時は、EDの方が好きな曲でしたが、
CDで曲全部を聴いてると、OPの方が好きになりました。
(*´∀`*)

最後に・・・
{netabare}
大学生にもなった彼氏彼女が、1年もHしてないなんて・・・
ありえないよー 
(」゜Д゜)」
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

67.4 2 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング2位
ベイビーステップ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (517)
2817人が棚に入れました
勉強にしか興味のなかった主人公・栄一郎(15歳)は、運動不足解消の為に立ち寄ったテニススクールでの出会いをきっかけに、テニスの奥深さに目覚める。 全くの素人だった栄一郎は、身体面での不利を、持ち前の観察・分析力と、徹底して身に付けたボールコントロールで補っていく。
初めは栄一郎のことを相手にしていなかったジュニアテニス界の強豪選手たちも、彼のひたむきな姿勢に触発され、少しずつ意識を変化させていくことに…。

声優・キャラクター
村田太志、寿美菜子、浪川大輔、寺島拓篤、下野紘、柿原徹也、優希知冴

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

教科書的テニスアニメ

正統派テニスアニメと言えるでしょう。
スポーツとしてのテニスの魅力を十二分に伝える作品です。

主人公の栄ちゃんは、几帳面な性格。
すぐ何でもノート化する完全記録能力を持っています。
高校に入って、体力増進にでもと選んだのがテニス。
テニスの奥深さや爽快感に魅せられ、本格的に。
コーチや同僚、ライバルたちに触発され、徐々にプロを志します。

テニスは、限られたスペースの中で、死力を尽くす過酷なスポーツです。
体力・技術はもとより精神力・知力・視力・想像力を働かせなければなりません。
また、戦術的な面や相手に応じた柔軟な対応も求められます。
大いに感銘しました。
ホント奥が深いスポーツですね。

テニスプレイヤーにとって、教科書的なアニメではないでしょうか。
スポコン要素は小さく、栄ちゃんの目を通して理論的にテニスを解説・解剖しています。
私のような素人でも、「なるほど!納得!」ですね。
あまりに面白くて、毎回あっと言う間でした。
来年4月からの2期も楽しみです。

本筋には関係ありませんが、私が好きなキャラは姫子です。
純なメガネっ娘で応援したくなりますが・・・。
片想い、たぶん・・・です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ノートを綺麗に書ける少年の物語

原作未読 全25話 2015年春2期決定

成績優秀で几帳面な性格の高校生で主人公 丸尾栄一郎(通称:エーちゃん)があるきっかけでテニスを始めて、どんどんその世界に入り込みテニスを通じてプレイヤーとしても人間としても成長していくお話です。

試合や練習も特に派手さはなく、地味に展開してきます。

でもテニスを理論的に解説していますので分かりやすかったですね~

主にテニスことを中心に取り上げてますが、ヒロインとの恋愛や高校生活のイベントなども少しですが取り上げています。

キャラデザに癖があるので好みは分かれるとは思いますが、主人公の髪型以外は全然気になりませんでした。

お話としては地味ですが、試合での心理戦や相手との駆け引きなどなかなか見応えがありましたね。

ノートにこんなにも注目した作品は初めてです。(デスノートは違った意味で注目していましたがw)

綺麗にノートを使う方は尊敬しますね。

スポーツ作品が好きな方にはオススメです。

最後に、私はエーちゃんとは真逆でノートは落書き帳となっていましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

テニスの話ならいろいろ語りたいことがry

【箇条書きアニメスペックメモ】
・全25話
・NHKスポ根
・割とリアルなテニスが描かれていて杉山愛も絶賛
・作画動かない。これから見る人は最初から期待しない方が吉。
・恋愛も少々。
・来年春~2期
・主人公が理屈っぽいので自分で自分を解説する分かりやすいスポ根
・試合中の心技体の駆け引き面白い


【錦織とベイビーステップ】
 錦織の今年の大躍進はテニス知らない人でも知っているんだろうけど、そんな一大旋風を巻き起こした錦織が今の日本人に一番足りないモノは、「自分を信じる力」と言っていたのを覚えている。ベイビーステップのOPのBlieve in yourselfの言葉まさにそのものだ。これは偶然だろうか。自分は相手より優れていると信じて戦う「自分を信じる力」とは、自分の才能や努力を最後まで疑わず戦い抜く力だと思う。これは本当に難しいことだと思う。結局、才能や努力の結果云々なんて言葉たちは他人が結果に対して使う極めて勝手な言葉である。なぜなら、自分自身が今まさに現実に相手と対峙する際には、これらの言葉は自分が乗り越えるべき言葉なんだと思うから。才能賛美でも努力賛美でもなく、才能が至らないかも知れないと思う自分の気持ちと戦い、打ち勝つ力こそ新世代スポ根なのではないでしょーか。そしてこれはベイビーステップ(意:よちよち歩き)の根本的なメッセージであるというのは深読みし過ぎだろうか。


【テニスしてる人目線で見ると】
 まず、WOWOW契約してテニス観戦している等、知ってる人ならOPがウィンブルドンであることは分かる。しかも、ベースラインとサービスラインの芝がハゲているとかかなりリアルなこだわりを感じて知ってる人はなんか燃えるだろうと。他にも、知っている人向けだなーと思ったのは各キャラのテニスのフォーム。江川逞はフェデラー、荒谷寛はナダルを明らかに意識したフォームの1コマがあるのもわかる人にはわかる作り。池爽児も2カットくらい錦織っぽいフォームのカットがあった。
 こういう風に知っている人向けの楽しめる要素を盛り込んであることに対して自分にとっては好感が持てるが、逆に知っているが故に不自然だと思うこともあったと思う。テニスのフォームが不自然なときがかなり多かった。特にフォアの高い打点。あんなにラケット立ててトップスピンとか無理。とか色々。仕方ないのかな。全体的に作画悪いし。あと展開分かりにくいので上空からのラリー3D視点入れて欲しかった。
 次、戦略の話。主人公が試合中に戦略をいちいち立てるのは面白かったし、その戦略が結構リアルだった。コートチェンジで戦略を立てたり、相手のフォーム見てコース読むのはテニスやる人ならみんなやる。ただ、ボールのコース配分を数字で確立計算するやつは今まで会ったことないけど笑。目の前の劣勢に対して原因の欠片を見出し、クリアするために試行錯誤しながら追求していく流れの描写が非常に繊細で細やか。そしてリアル。ただ丸尾の戦略が残念ながら2D過ぎる。オープンコートの作り方が速さと角度(コース)に限定されているのは残念。いやでもこれはテニスコンテンツの中では最優秀とも言っていい程現実的だったと思うから残念だったとはいえ賞賛に値するレベルかなと思う。
基本が弱点な話とか特にリアルですっげー面白かったし。


【余談】
EDがゆったりしていていい曲で超好きだった。
「また あしたねって 手を振って」
のところが
「なま あし らめぇって 手を振って」
に空耳で聞こえてしまって自分で自分に変態か!ってツッコミ入れたのは秘密
( ゚∀゚)ノオワリ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

78.0 3 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング3位
寄宿学校のジュリエット(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (542)
2645人が棚に入れました
寄宿学校、ダリア学園。孤島に佇むこの名門校には、敵対する2つの国の生徒が通い、日々、争いを繰り返していた……。そんな状況の中、東和国寮の1年生リーダー、犬塚露壬雄と、ウェスト公国寮の1年生リーダー、ジュリエット・ペルシアは、実は秘密の恋人同士! 犬塚の告白ではじまったこの恋は、学園中の誰にも! 絶対!! 何があっても!!! バレちゃダメ!

声優・キャラクター
小野友樹、茅野愛衣、佐倉綾音、嶋村侑、日高里菜、小倉唯、神谷浩史、杉田智和、細谷佳正、下野紘、立花慎之介、喜多村英梨、興津和幸、上坂すみれ
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

絶対内緒プレイを大真面目にやってみよう

2018.12.25記


原作未読


『許されない立場同士の禁断の恋』って嫌いな人いるのかなあ? 視聴動機はそんなところです。
土台はもちろん『ロミオとジュリエット』。こちらは少年マガジン連載中漫画のアニメ化です。

ヒロインは ジュリエット・ペルシア ⇒ふむふむ、なるほど(^。^)
一方、男は 犬塚露壬雄 ⇒これで“ろみお”と読む。強引だな、おい(;一_一)

この世界は極めてシンプル。“ウェスト(ウェスト公国)”と“イースト(東和国)”の2つで両国は敵対関係。そんな両陣営の子弟が通う学び舎“ダリア学園”は代理戦争の様相を呈しており、作品の舞台となります。寄宿学校とあって全寮制。寝泊り一緒ですから、学園ものにして夜のイベントシーンも演出可能、と制約がそれほどないため物語はいくらでも膨らませられそうです。
お題目はこれ、

 『絶対内緒の学園ラブコメ』

思った以上に楽しめました。
主役二人がとにかく純情。主役らの理解者ポジションには魅力的なキャラを配置(シャル姫と狛井蓮季のこと)。この四人が中心となり、噛ませ犬ポジションには実力派の神谷浩史(スコット役)と杉田智和(丸流千鶴役)をおさえ、キャラ相関は申し分ないです。

ウェスト側は通称“白猫”、イースト側が“黒犬”とあるように、キャラ名は犬ないし猫をモチーフに割とテキトーにネーミングされてます。

学園内と狭い空間であるため逃避行のようなものはありませんが、両陣営にお互いばれないように、わざといがみ合ったり、目を盗んで逢瀬を重ねたり、完全にコメディ路線で物語は展開されつつ、二人のピュアなやりとりに心が浄化されるような作品でした。
と基本的には好印象なものの、ネーミング以外も割とテキトーでご都合展開の宝庫だったりします。

{netabare}・女性も男性と同等の腕力があり肉体的な差は見た目以外は一緒
・狭い学園内なのに犬塚とペルが会う時は周りに人気がない
・人捕まえて数十メートル投げ飛ばしたり、木の根っこを引っこ抜いたりなんて日常茶飯事
他、突っ込み所満載。。。{/netabare}


ここで重要なこと。原題は悲恋なのです。許されざる恋は当人たちを取り巻く環境が“負”のオンパレードであり、それが理由でより純化していく二人の情念みたいなものが見どころだったりします。例えば“失楽園(ミルトンじゃないほう)”のように。
・・・その成分が一切と言っていいほどないですね。禁断の恋を堪能しようと思うとまず物足りなく感じることでしょう。

ではなぜ私がツボったかと言えば、

 『古き良き週刊少年誌のラブコメの匂い』

なんだろうと思います。
今や読者の大半を青年~中年が占めるようになった週刊少年誌では、掲載作品が幅広です。本作と同じマガジンで連載中の『ドメスティックな彼女』やラブコメ王瀬尾公司先生の作品は高校生以上がターゲット(あくまで私目線)で、おそらく小学生を相手にはしてません。
もはや絶滅種に近いかもしれない、プラトニックな関係+お色気を匂わすだけ&諸々なんでもありな古き良き少年誌ラブコメ作品への懐かしさにあてられたんでしょう。私のモデルは『きまぐれオレンジロード』まで遡ります。皆さんも皆さんなりの懐かしき作品を思い浮かべるかもしれませんね。


というわけでありまして、物語や心情の機微を注視するよりも、気楽にキャラを楽しみながら鑑賞するくらいで私にはちょうど良かったです。

キャラの中ではシャル姫がお気に入りでしたよ。
{netabare}体育祭の回は、高飛車、弱体化、シリアス、いろんな面が出ていてGOOD。回自体も良い回。{/netabare}
{netabare}「今君が出ていくと、あの子をさらに追い詰めることになる。気持ちはわかるけど自重して」{/netabare}



■余談 flipSideをやっと良いと思った
ちなみにアニメまともに観始めたの今年からで、レールガンも観ておらずサンプルはほぼゼロです。
今年の別作品でのタイアップは作品自体が微妙だったのに釣られてあまり印象がなかったのですが、本作ではOP映像が作品にも合い、とにかく高揚感がありました。逆にEDは朝の起床時の光景から始まりつつも抑え目の楽曲で飯田里穂さんが担当。
全12話の中で、特殊OPやEDたぶん無かったかと。
シンプルに楽しんでね、という意図を感じますね。

{netabare}それでOPが南條さんで、EDが飯田さんじゃないですか。キャラ絵違うんだけど、はすきがいつ「にこにこにー」やるか密かに期待してました(嘘){/netabare}


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2019.06.09追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグ満載のロミオとジュリエット

原作未読/※最新話視聴にあたり最下部に追記

私は昔から『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年マガジン』などのラブコメ枠にある作品が大の苦手で、まともに最後まで観終えるほどに楽しめた作品があまりありませんでした。ともあって、この『寄宿学校のジュリエット』も少年マガジン連載中のラブコメ漫画をアニメ化したものとあって、あまり期待せずに視聴したところ…。

物語の簡単なあらすじから“犬塚の告白ではじまったこの恋は~”と事前に知っていたにも関わらず、第1話の告白シーンでちょっとうるっと来てしまったw 続けざまに第2話を視聴したところ、ベッタベタなネタながらも笑ってしまう自分がいたりと、どうやらこの作品は私でも楽しめるものとなっているようで、すでに結構ハマり始めている。

ヒロインのジュリエット・ペルシア(声:茅野愛衣)をはじめ狛井蓮季(声:佐倉綾音)など登場する女の子が可愛い点も良かったが、ペルシアの側近・スコット・フォールド(声:神谷浩史)や、悪っぽい空気を醸し出しているがどこか残念なキャラ・丸流千鶴(声:杉田智和)など脇を固める男どもがツボで、神谷さんと杉田さんの演技力も相成ってかなりお気に入りのキャラとなっている。

上記の声優さんに加えてナレーションは黒田崇矢さんだし、小野大輔さんや上坂すみれさん、喜多村英梨さん、小倉唯さんなどなど声優陣も豪華絢爛。

今期視聴中のアニメにおいて、私の中でダークホースとなった一作。


▼第1~11話
{netabare}このレビューをアップしたその足で続けて視聴したところ、最新話となる第9話まで一気に観終えてしまった。テンポがいいので止まりませんねこれ。少年漫画誌が原作ともあって、男心をくすぐるパンチラだったり適度なえっちさも好印象。

さて、前述に記したキャラに加え続々と新キャラが登場してきたわけですが、どのキャラも多種多様に個性的なものばかり。シャル姫はその王女気質で物語を盛り上げてくれます。百合的キャラかと思えばそうでもないようで。

体育祭で登場したアビやソマリはキャラが良くお気に入りコンビとなりそうだったけれど、それ以降登場せず。使い捨てってわけでもないんだろけれど、もう少し観たかった。

話としては、第8話・王姉妹とのお祭りエピソードが好きでした。先が読めてしまう王道展開だったけれど、期待を裏切らないやさしい結末に和まされました。

この作品はラブコメなので女の子の登場シーンが多いのは仕方ないし喜ばしいんだけれど、スコットと丸流が出てくるとやっぱ笑いが増えるのでもう少し出番を増やしてほしいw 特にスコットはいまのところほぼハズレなしで笑わせてくれる素敵なキャラなので現時点で一番のお気に入りとなってしまった。

ちなみにナレーションの黒田崇矢さんは、黒犬の寮の寮監だけでなく、モブキャラの警官としても登場してました。私の中ではどうしても龍が如くの桐生一馬をイメージしてしまうのだけれど、かなり桐生さんとは違った声質で警官を演じられていたのが新鮮で面白かったw

第9話では、シャル姫、ロミオに惚れちゃったかな? といった展開。最後にロミオの兄でお堅そうな藍瑠との対面で終了。険悪そうな空気が漂っていたがこの兄弟はどうやら因縁めいたものがありそうなので楽しみだ。

第10話、ペルシアの誕生日を祝いたいがために奔走するロミオ。そしてその二人を邪魔するためだけに登場したようなロミオ兄の藍瑠。物語上、弊害となるキャラが必要なのは分かっているけれど、キャラデザも良かったし演じているのが小野Dなので、ちょっと使い方が勿体ないなあなんて思ったり。

第11話、えっちネタ大目のおっぱい回だった印象。ビリヤードのキューでおっぱいを小突いたり、バター犬ならぬ餌ヒツジだったりと少年誌の連載モノに相応しい? えっちなものでした。またここに来て新キャラとして登場した残念なイケメン・ケットがなかなかに良かったのでもうちょい早めに登場して欲しかったなあなんて思ったりw M・ジャクソンの「ポゥー!」は笑ってしまったw{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}この作品は、ストーリーよりもギャグが私のツボとあっていたこともあり、ギャグアニメとして観ていたことや、上記のバレなしレビューで記したように登場するキャラに魅力ある人物が多かった点で、楽しませて頂きました。原作を読んでいないので詳細は分かりませんが、アニメ版の閉め方としては綺麗に終われたものかと思います。完全に私的見解だけれど欲を言うならば、私のツボキャラ・スコットをもっと観たかったw{/netabare}


▼キャスト
犬塚ロミオ:小野友樹
ジュリエット・ペルシア:茅野愛衣
狛井蓮季:佐倉綾音
シャル:嶋村侑
王胡蝶:日高里菜
王手李亞:小倉唯
スコット:神谷浩史
丸流:杉田智和
ソマリ:喜多村英梨
サイベル:上坂すみれ
ケット:興津和幸
藍瑠:小野大輔

▼制作
アニメーション制作:ライデンフィルム
原作:金田陽介/漫画:既刊11巻
監督:宅野誠起
助監督:臼井文明
シリーズ構成・脚本:吉岡たかを
キャラクターデザイン:森本由布希

▼主題歌
オープニングテーマ「Love with You」歌:fripSide
エンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」歌:飯田里穂

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々の正統派ラブコメ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
クラシカルな良さの目立つラブコメでしたね。EDの90年代感からいっても、狙っているのかな?って思いました。

アニメの登場人物に萌えたのは、かなり久々かもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
むしろ犬塚が可愛い(笑)

いや、それはさておき、本作で一番好きだったのは蓮季かな。やはり、「報われないサブヒロイン好き」としては、ね(笑) 久々に、アニメのキャラに萌えましたw

さて。

ラブコメは、これで良いんだと、再確認しました。

捻った展開も必要ない。シリアス過ぎる展開もマストではない。

ちゃんとキャラクターが良くて、適当にラブラブコメコメしてればそれで良い。

あとはやっぱり、主人公(男)の魅力は大きいですね。基本、アニメの女の子なんて大抵可愛いく作られてるのでw、あとは、二人の仲を応援したくなる主人公かなんですよね、ラブコメの成否って。

サブキャラも、ちゃんとサブキャラらしい程よい立ち位置とキャラの強さ。特にマル君は良かったですね。最初はただの外道雑魚でしたが、次第に可愛くなっていきました(笑)

2期が楽しみな展開で終わりました。待ってますよ♪
{/netabare}

【余談~ 剣道通信簿(10話剣道シーン) ~】
{netabare}
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよ」というのは今さらなので、それ以外の減点項目を。

①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。

②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。

③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で1って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
どんな世界観? THEラブコメって感じだな。好きな娘にイジワルするとか、そんな感じだなw 恋愛要素もギャグ要素もバランスよく、なかなか良い感じだな。

2話目 ☆4
犬(スキスキしつこい犬塚)と猫(ツンデレペルシア)か。顔芸(笑) 匂い(笑) なんだろう? むしろ犬塚に萌えるw ラメーンw

3話目 ☆3
ペルシアの為に、従うか。本当に何があったの?(笑) シャル姫をいじめている時の犬塚、楽しそうだなw 嫉妬か、、、。友情なら、まあ良し。しっかし、蓮季は、「報われないサブヒロイン好き」としては、なかなか萌え度が高いかな♪

4話目 ☆5
蓮季、眼鏡っ子だったか♪ 勉強って、真面目か(笑) 子羊のおっぱいは笑ったw あれ、何次方程式のグラフだよ(笑)? 因数分解って、中学の範囲じゃねぇか(笑) 即バラすなよ(笑) 蓮季、好きだからこそ、だよな。泣き顔に萌えたw 犬塚の好感度が下がる回だったな(笑)

5話目 ☆4
不埒(笑) 犬塚は可愛いな~(笑) ペルシア、ダメダメだなw なんか、作画怪しい? 私の為に争わないで(笑) いや、好きな子(彼女)の料理なら、男はなんでも美味しいさ。ただ、嫁さんになって毎日ならキツいかもだけど(いや、未婚だが)w 蓮季、切ないな~。新キャラ? 頭踏んでたの忘れてたわ(笑) エヴァネタw こういう生真面目さと可愛さが、犬塚の良さだよな。

6話目 ☆4
しょう、らい(笑) 王女様の怖さ、好きだな。マルみたいな立ち位置も、好きだな♪ 死ぬぞ(笑)

7話目 ☆4
まあ、おっぱいクソ野郎、は、ラブコメ的には良いラインかな。剃毛しよっか(笑) まさかの盆踊りw お見舞イベント。定番ながら安定の萌え。

8話目 ☆3
新キャラのロリ双子。マルくんトリオ、可愛いな~。ロミジュリ、目立ち過ぎだろ。誰だよ、クソ返事おじさん(笑) ほっこり良い話。ペルシアさん、マジ天使w 兄貴なんだね。

9話目 ☆3
メガネパンツおじさんのフィギア(笑) いやいや、彼女いて、手を引く理由なんてないだろ。シャル、ドM?

10話目 ☆3
ブラで、即捨てられたw

【剣道通信簿】
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよというのは今さらなので、それ以外の減点項目を。①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で2って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。」

負け前提の作戦は、なかなか熱いね。犬塚の場合、片想い期間が長いから、説得力も増すな。ロミオとジュリエットだからな~。

11話目 ☆4
作画怪しいかな? どんな壁ドンだよ(笑) 蓮季はかわいいな~。犬塚の高感度、下がるな~。アビ、変わりすぎだろ(笑) こんにちんちん、お坊っちゃま君かよw

12話目 ☆
ブラが証拠品だ(笑)! ガチ決闘。マジで死んでたらどうするって話だな。いやいや、ロザリオの防御力、半端ないだろ。揺れるし。なぜ赤ちゃん言葉w 2期、全然いけそうだな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

74.3 4 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング4位
東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (398)
1482人が棚に入れました
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

声優・キャラクター
新祐樹、和氣あず未、逢坂良太、林勇、鈴木達央
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

元ヤン、母校に帰る。

【紹介】
元ヤンがヤンキーやってた中学生時代にタイムリープして未来を変えるため奮闘する話。
暴力や殺人など刺激的なシーンが多いので苦手な方はやめたほうがいいかも。
シナリオはかなり雑で粗が多いけど面白い。
特に主人公の行動の妥当性のなさと、タイムリープの取り扱いの適当さが酷い。
キャラクターの魅力がすべてかもしれない。
バジ君、ドラケン君、ミツヤ君、マイキー君、千冬あたりが特に好きです。

きさきも含めて敵対するキャラにほぼ人間的な魅力がないのが欠点かも。
味方の魅力を描くのは上手でも、敵の魅力を描くのは苦手なのかな?

【タイムリープについて】
{netabare}
タイムリープはかなりご都合主義というか、いい加減ですね。
過去と現在を行き来して過去の出来事が未来に影響及ぼすのはいいのですが、その影響がかなり大雑把ですね。
それに、未来にいってる間のタケミチや過去変えた後未来に行くまでの十数年は当時のタケミチが自分の意思で動いている設定ですが、そのタケミチは大人の記憶がないので、あんな都合よく話が進まないとおもう。
細かいこと気にしないほうがよさそうです。
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
タイムリープだけじゃなくシナリオも結構いい加減。

最初はヒナを助けるという明確な目的があったけど、その目的がいつの間にか暴走族の仲間を助けることにすり替わっていて、まずはヒナの安全確保という誰でも思いつくような当たり前の安全策をとらずに、ふつうはどうにもできるわけがない不良の抗争をなんとかすることばかり考えていて、都合のいいときだけヒナを助けるために根性で身体はってんだ!みたいな空気出すのがおかしいと思う。

最初からヒナは誰かに命狙われているわけじゃなくて、事故に巻き込まれているだけなんだから、抗争を止める必要なんてないんじゃないの?
タケミチが何度もタイムリープする動機付けのためだけに関係ないのに殺されるから不自然な感じがする。

きっかけはヒナを救うためでもいいけど、とりあえずヒナの安全を確保して、ドラケン君たちを気に入ってしまったから助けたいという風にタイムリープする目的を切り替えれば良かったと思う。

どっちかというと命狙われているのはヒナじゃなくてタケミチなわけで
劇中でもタケミッチ自身も提案していたが
事件の日付と場所だけマサトとヒナに伝えておいて、この日は絶対にここに近づかないようにって言うのが一番確実で安全な方法だと思う。
ふつうはまずこれを試そうとする。

その方法はマサトが、変な奴だと思われて嫌われるだけだからやめとけって言って止めるけど、これがこの作品で一番おかしいところ。
大事な姉の命かかってるのに何言ってるの?って思った。

それにヒナの性格からしてその程度で嫌うような子じゃないでしょうに

{/netabare}


【キャラクター】
{netabare}
こういう世界と全く縁がないので詳しくないですが、これって昔の暴走族ですよね? 
今はあんまりここまでベタな暴走族なかなかいない気がしますね。
登場キャラは多いが重要な人物とモブの書き分けもしっかりしているしキャラづけがしっかりしているので誰これ?ってのがあまりない。
生き方がカッコいいキャラが多くて魅力的。

残念なのはキサキ。
敵だからというのを抜きにしても魅力が低いですね。
やたら脅威感を強調されていますが、そんなに脅威でしょうか?
現状、ただの詐欺師ですよ?

こういう詐欺師キャラで本人の力が強くない場合って、
たいてい根っこがしょうもない場合が多い。
底がすごく浅そう。

圧倒的な力を持っていて、手が届きそうにない圧倒的な差があるって感じなら良かったんだけど、そうでもなくて
もし演技じゃないのなら、頭もそんなに良くないし、強くもないと思う。
暗躍するのも、そんなにうまくやっている感じもしない

それなのにみんなして、「きさきがこえーんだよ」「とにかくやべーんだよ」ばっかりなのが冷める。
なんでこんな口先だけの詐欺師にビクビクしてるの?
{/netabare}

【バトル】
{netabare}
自分のチームの総長が敵に囲まれて、卑怯な方法で一方的に攻撃されているのに、ぼーっと見ている人多すぎ。助けに行ってあげて。

あと、乱戦中に刃物で刺されるシーン何度かあるけど、刺した人は殺す気で刺していて、刺された人は無警戒で、不意打ちに成功しているのに、なんか変な場所刺しているのが雑だった。

マイキー君の兄は、あの武器の重さと一虎の叩き方からして一撃で即死になるでしょうか? 
ドラケン君はあの出血量だとたぶん死ぬと思うし、バジ君はあの位置刺されてもたぶん死なないと思う。こういうところもよくわかんなかった。


{/netabare}

【音楽】
主題歌はOPもEDもかなりの良曲で作品のテーマにもよくあっている。

【総評】
変なところで終わりますね。
このあとどうなっちゃうんでしょうか?早く続きが見たいです。
細かいことを気にしなければ面白いアニメだと思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マイキー キックで Good Enough

原作未読

“ヤンキー”דタイムリープ”ですって。
水と油に見えてなかなかどうして化学反応起こっていい感じで乳化してくれた模様です。
“タイムリープ”要素が牽引役になるんだろうなぁと思いきや意外なことに“ヤンキー”が面白い一品。

(1)ヤンキー
ヤンキーものは苦手です。面白いと感じたことがないですね。そういえばどんなのあるかと人気ヤンキー漫画を挙げてた某サイトから引っ張ってきたのがこちら↓

 1位 東京卍リベンジャーズ
 2位 今日から俺は!!
 3位 クローズ
 4位 ろくでなしBLUES
 5位 ごくせん
 6位 ビー・バップ・ハイスクール
 6位 湘南純愛組!
 8位 ROOKIES
 9位 GTO
 9位 カメレオン
 11位 疾風伝説 特攻の拓
 12位 湘南爆走族

直近の調査だからってのもあって堂々の一位が本作。ちなみに当方まともに読んだのは4位6位くらいです。よくある“強い仲間意識”とかヤンキーものでなくても代替が利くし、“不屈の闘志”“拳の強さ”見るなら格闘漫画でよいのですよ。中高生でやる必要はありません。
一方、長渕剛や北野作品だったりコッポラ監督の一連シリーズはもちろん、あと当方のサムネがそうであるようにヤクザやマフィアもんは好きだったりします。両者の違いはさておき、本作には“本職”の匂いが色濃いのであります。たぶん中高生ものでは無縁なはずだった命のやり取りが描かれててそう感じるのかもしれません。物騒です。
一言で言えば、“男”がかっこいい。非行ものにありがちな荒んだ家庭環境的背景説明は控えめ。筋を通すやつと打算でごまかすやつらのギリギリな人間模様が描かれているのは社会の縮図ですね。


(2)タイムリープ
視聴のトリガーでした。が、けっこうザル設定でところどころ気分が削がれちゃって没入することは無かったと思います。
ただしタイトル“リベンジ”にあるように行動の根っこにあるのが主人公の“後悔”なので、繰り返しを経て濃縮されていくリープもののお約束は踏まえてたような。ちゃんとしたスパイスにはなってます。


全24話。最終話が兼総集編みたいで、これは2期含みといったところでしょうか。
2017年を現在と見立てそこから遡って12年。20代後半に差し掛かったうだつのあがらない主人公花垣武道(CV新祐樹)が過去改変目指してタイムリープ(の亜種!?)する物語。
ヤンキーものというより『仁義なき戦い』『ゴッドファーザー』を学生にやらせてみたら○○だった!な印象です。ヤンキーものは大概強いやつがメイン張りますが、本作では中田小兵二(こへーじ『ろくでなしBLUES』)や兼子信雄(ノブ『ビーバップ』)みたいな雑魚キャラが主役。ダメダメなしゃば僧が覚悟決めたりするわけでして、普段とのギャップにドキッとする仕様なのかと思えます。
ヤンキー特有のイキリ日常が延々と続くわけではないことは私が保障します。



※雑感

■小並感

ちなみにレビューのタイトルが『グーニーズ』からってお気づきだったでしょうか?
主人公マイキーはゲームだとキック専任でした。そんな1980年代。

{netabare}ドラケンは武道を気に入っちゃう。
「“譲れねえもんがある”。今どき女にそれ言うやついねえぞ。昭和だな」
マイキーも河原の土手と限りなく昭和的な場所でこうも言う。
「今って…不良がダセえって言われる時代だろ?」
「だからオレが…不良の時代を創ってやる。…(以下略)」{/netabare}

校内暴力やらヤンキーが跋扈してたピークってたしか80年代とのこと。

{netabare}それからどんどん減っていって、マイキー兄貴が不良やってた10年くらい前(1995年前後!?)までがギリギリ不良がかっこよかった時代だと言われると、『SLAMDUNK』のメインどころが不良設定だったのを思い出し、たしかにそうだと妙に納得する。
そして時は2005年。不肖ぺーが破壊王の訃報を旅先ホテルで知りその足で“知床遊覧船”に乗船した年ですね。そんなんどうでもよいとして、不良関連だと『青春アミーゴ』リリース年だったか。亀梨君や山Pが不良枠だったりでたしかにぬるい。ただの不機嫌そうなイケメンですから。{/netabare}

そんでもって本題。

{netabare}マイキーが理想とした“不良の時代”ってけっして現在(2017年)の東京卍會じゃないんだろうと思われる。
武道と同じく「こんなはずじゃなかった」人という対比も可能。時折マイキーが武道に「お前ほんとに中学生?」と匂わせツッコミするのってマイキーなりのSOSな気がしてくる。ヒナ弟みたいに仕組みを感づいているよないないよな。はたまた実はタイムリーパー仲間だったりしてね。{/netabare}

そんでもって副題。

鈴木達央さんのドラケン良かったよ。余人をもって代えがたしだと思うんだけどなぁ。


続きに期待してます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ゲームチェンジャー」

胸ぐらを掴まれて 強烈なパンチを食らってよろけて肩を並べうずくまった
予報通りの雨にお前はにやけて
「傷口が綺麗になる」なんて嘘をつく

いつも口喧嘩さえうまく出来ないくせして
冴えない冗談言うなよ
あまりのつまらなさに目が潤んだ

何度も青アザだらけで涙を 流して 流して
不安定な心を肩に預け合いながら 腐り切ったバッドエンドに抗う
なぜだろう 喜びよりも心地よい痛み ずっしりと響いて
濡れた服に舌打ちしながら 腫れ上がった顔を見合って笑う
土砂降りの夜に 誓ったリベンジ

Official髭男dismさんによるOP曲
「Cry Baby」
絶対カラオケでは歌えないKeyの乱高下による転調が特徴的だけど歌詞と共にタイムリープの繰り返しと転調の繰り返しが凄くシンクロ&マッチしています。

アニメファンにはヤンキー物は毛嫌いされてそうだけど…
主人公を応援したくなる物語の作りや漫画原作の良さである続きが知りたくなる見応えは十分。
2クール目も楽しみです。


視聴完了
うんリゼロことゼロから始まる異世界生活の現代ヤンキー版だった。

スピード感があって劇的な展開、一話の結びに気になる展開をもってきて続きが気になる引きの良さ。

無力感が漂う主人公が奥の手として使うリセットする能力、タイムリープと死に戻り…本質的には同じだし。

二期ありきの最後のしめだったのかな?二期するならリゼロみたく主人公が漢を見せたり、泣ける話を挟むとさらに面白くなりそう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

59.9 5 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング5位
金田一少年の事件簿R(リターンズ)(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (155)
785人が棚に入れました
名探偵・金田一耕助を祖父に持ち、自身もIQ180という不動高校2年生の金田一一が、幼なじみの七瀬美雪、よき理解者である警視庁捜査一課の剣持警部らとともに数々の難事件に挑み、解決していく。

原作は1992年から2001年まで週刊少年マガジンに連載されたあと、2004年から不定期連載で復活。2012年に20周年記念シリーズとして1年間連載されたのち、2013年11月から「金田一少年の事件簿R」のタイトルで連載が行われている。1997年4月から2000年9月にかけてテレビアニメ全148話が放送されたことがあり、今回はその時のスタッフとキャストが再集結している。

声優・キャラクター
松野太紀、中川亜紀子、小杉十郎太、森川智之
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

奴は帰ってくる 14年間の月日を経て タルト(金田一さん)とパインさん(美雪)の名コンビはいつも通りですw

土曜日のコナンの前に放送するからなあ
名コンビが復活します!!

OPは相変わらず金田一さんが走っているのは14年前と変わりません

香港九龍財宝殺人事件
{netabare}最初っからいきなり香港かよwww
李刑事出るかな?
開幕から金田一さんテストで寝てるし
変わりませんなあwwwwwwwww
それでも難問だけをすんなりと解くのはIQ180の片鱗を見せる

ちょ!?香港に言った矢先佐木1号じゃねーか!!(漫画版では赤髭のサンタクロースに殺されている。しかし2号に受け継がれている)

言った矢先、彼女は皿割れたよ
美雪のそっくりさんが絡むこの事件、無論裏がありありだ

李刑事キターーーーーーーー!!
でも最後のかわら版無かった...{/netabare}
{netabare}事件を剣持のオッサン(キントレさん)に連絡、久々に声聞いたなあ
それと明智さん(小十郎)も
それにも関わらず次の殺しが...毒龍が怪人か
金田一さんシリーズって必ず怪人の名称があるのがいいんだよね。話が面白くなるし、引きも上手だし
それに比べてコナンは...{/netabare}
{netabare}キラは自分の目で確かめな、本物は軟禁されてたんだから。次は例のアイドルがやってきます。{/netabare}

速水玲香と招かれざる客
{netabare}おい、開幕からの下り「殺意のレストラン」と一致するじゃねーかwwwwwww
犯人とのバレそうな掛け合いが楽しいんだよこれがwwwwwww
貴方にとってのアイドルは誰ですか?
周りと空気を合わせないとバレるぞwww
靴にハイヒールが...でも痛がらない?
髪サラサラなのに襟裏の部分にフケの後が?もうわかるよね?
ああ、おっさんの投げは相変わらずだな{/netabare}

錬金術殺人事件
{netabare}錬金だということは、もう分かるよね。このネタは原作で見ました。キラは分からずともトリックはおおよそ理解しています。
そうだ{netabare}周期表だ{/netabare}
先週に引き続き玲香ちゃんはやってきます。それと美雪も忘れるなかれww
基本ファイル2で3人の殺しは完了するんだよね

でも最後だけ一言
「怪盗紳士よくやった!!」
やっぱり貴女もロケット団や蛇女と同じ部分があるな
いやルパンと同じかも{/netabare}

獄門塾殺人事件
{netabare}お待たせしました。高遠ちゃんのお出ましです
彼が深夜に来たらどうなるんだろう
このネタのキラとトリックは理解しています
GOOD LUCK!名探偵・・・{/netabare}

高度1万mの殺人
{netabare}これはオリジナルかな?
皆にアリバイがある
でも名コンビは恐れるに足らず
メモ渡しただけで「謎はすべて解けた!」{/netabare}

キャンプ場の’怪’事件
またしてもオリジナルか
泥棒が襲い掛かります

飛び込みプールの悪霊
ここもオリジナルではあるが殺しはありません
水って高い所から飛び込むと凶器になるんだよね
次からはあのおっさんが・・・

剣持警部の殺人
{netabare}これのキラは忘れた。でもトリックは大体頭に入っています
貴方は1文字の違和感を見破れるか!?{/netabare}

ゲームの館殺人事件
{netabare}これは実写版で先にやりました
バスに乗る時からゲームは既に始まっている・・・{/netabare}

これでひとまず終わることになる
しかしマガジンでは事件は続いていることを忘れるな
これの次はまじっく快斗です。どうしよっかな・・・

そして原作のスピンオフ
ついに高遠ちゃんがッ...!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

ARIA⌒★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

相変わらず面白い

昔のもDVDで観ました^^
声優さんも変わりなくて嬉しいですねー
毎回話に入り込めるから次話がすごく気になるんだよね^^

…で?一ちゃんと美雪くんはいつになったら10cmの距離を埋められるのかな????( ̄∀ ̄)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

優秀なエピソード揃いで安定していますね

香港九龍財宝殺人事件 脚本2
金田一の中では結構微妙なエピソード。見なくてもいい部類かも。
{netabare}形状記憶合金{/netabare}のオーバーテクノロジーっぷりにはもはやドン引きである。

速水玲香と招かれざる客 脚本3
犯人視点で話が進む。古畑とかコロンボっぽい感じ
犯人と金田一の掛け合いが地味に面白かった。

錬金術殺人事件 脚本3.5
消えた凶器とか密室とかの発想が面白いです。
トリックというか、職人技だなーと思いました。

獄門塾殺人事件 脚本4
今期のベストエピソード。トリックが緻密に計算されていて優れていると思います。
時間が無くて面白い話だけ見たいという方にはこれをお薦めします。

高度1万mの殺人 脚本3
飛行機内での殺人事件。コンパクトにまとまっていてなかなか良い。
それにしても明智警視、{netabare}飛行機の操縦{/netabare}までできるとか万能すぎるw

キャンプ場の怪事件 脚本3
この回と次の回は中学生編。
美雪のパンツを盗んだ犯人は…? とまあ、金田一には珍しく気の抜けたような話。
息抜きに見るにはいいと思います。

飛び込みプールの悪霊 脚本3
プールに飛び込んだ女子が大怪我を負ってしまう。悪霊の仕業か? はたまた……。
強引さはあるけど仕掛けのアイデアは面白いと思いました。

剣持警部の殺人 脚本3.5
金田一には珍しく社会派な話。元ネタは女子高生コンクリート殺人事件
胸糞悪くなる事受け合いなので検索には注意が必要です。

ゲームの館殺人事件 脚本3.5
脱出ゲームっぽい話だけど、ミステリーが主軸になっている。
大掛かりな仕掛けは、ある人物を殺すために仕組んだもの。
これもアイデアが良くできている。ちょっと仕掛けに金がかかりすぎてる気がするけどねw

全体として見ると九龍財宝以外はそこそこ良い出来なんじゃないかと思います。特に獄門塾はお馴染みの彼が出てきますしね。
やはり金田一、ミステリーとしての一定の水準を保っていて面白いと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

67.6 6 親友で週刊少年マガジンなアニメランキング6位
カノジョも彼女 Season 2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (114)
372人が棚に入れました
温泉旅行を経て、咲と渚が対等な関係での二股を継続することになった直也たち。最初にキスをしたミリカや、直也に密かな恋心を抱く紫乃も加えて、夏休みを迎えた5人の恋の舞台は花火大会、キャンプ、そして沖縄へ――。 ミリカの妹・理沙も登場し、ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメの、恋の火花が散る、夏で水着なSeason 2が開幕!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

100股VS2股、狂気の恋愛ギャグアニメ対決

同期に100股を目指す狂ったギャグアニメあるけど、2股を目指す本作も負けず劣らず狂っています
狂ってないと公認二股なんて成立しないってことでしょうか
女子4人はとても可愛いし主人公も時々真顔が怖いけど嫌な感じはしないです、作画はまあまあ、主題歌はどっちも良い感じ

笑いのツボが私には合わなくてずーっと真顔で見てましたが、狂った展開が気になって結局最後まで見てしまいました、勢いがあって良いギャグアニメだけど、女子達の恋愛脳が男に都合良く狂っていてリアリティがない

ところどころ挟まれるエッチなシーンがかなりド変態で無茶な展開で引く、その状況で女子がそんな動きしないでしょ、わざと見せてるの?っていう

小ネタが面白い
例えば割と緊張感のある展開の2話のAパート終わりのアイキャッチに「ここに出しておけば出番少ないのごまかせると思ってないか?」とか挟んでくる絶妙なセンスが好き

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

始めからボタンの掛け違い →これを最後まで押し通せる勢いはホンモノ

【レビューNo.103】(初回登録:2024/1/13)
コミック原作で
・1期:2021年作品。全12話。
・2期:2023年作品。全12話。
ちょうどABEMAで1期の一気見配信やってたので復習して、リアタイの2期とま
とめてレビューということで。

(ストーリー)
高校生となった主人公・向井直也は、ずっと想いを抱いていた幼なじみの佐木
咲に交際を申し込み続け、ようやく恋人関係になる。
しかし、ほどなく直也を想い続けていた水瀬渚から交際を申し込まれる。当初
は咲がいるため断ろうとした直也だったが、渚のいじらしさや魅力に心を動か
され、出した結論が「三者合意のもとでのオープンな二股交際」だった。
・渚は直也と一緒にいられるならと受け入れる。
・咲も当初は猛反対だったが、最後は直也の押しに流され渋々ながらも了承。
こうして3人はお互いをよく知るために、直也の自宅(両親は不在)で内緒の
同居生活を開始するのだった。

(評 価)
・始めからボタンの掛け違い →これを最後まで押し通せる勢いはホンモノ
 本作の主人公・直也は
 ・馬鹿がつくほど真面目で正直者で頑張り屋。
 ・しかしその頑張る方向がかなりズレている。
 その性格ゆえに「三者合意のもとでのオープンな二股交際」というトンデモ
 案を真面目に提案するわけです。
 はっきりいうと「始めからボタンの掛け違い」のまま、話を進めていこうとw
 それゆえに最初から「受け入れられない」と、好き嫌いがはっきり分かれる
 作品ではあります。
 しかしこの作品には、そんなトンデモ展開を納得させるだけの勢いと面白さ
 があります。
 ・ラブコメながらもほぼコメディに極振り、テンポがよく視聴しやすい。
  → 通常ではあり得ない設定でも、「コメディ」だからで笑って許せ、
    登場人物も皆どこかおバカで親しみが持てるみたいな。
  → それでいて締めるところは締め、ラブもちゃんと効果的にみせる。
 ・直也の性格も出オチで終わらせず、終始一貫しててある意味清々しい。
  → これによりこの作品独自の笑いが生まれている。
 テンポ感については、「野崎くん」や「トモちゃん」といった4コマ漫画原
 作に近いノリがあるという感じですね。

・4人のヒロインがしっかりキャラ立ちしていて、すみ分けができている
 本作では
 ●佐木咲
  ・ショックなことがあってもすぐに立ち直る等、明るく元気な子。
  (直也にも拳でツッコみを入れる等バイオレンスキャラでもある)
 ●水瀬渚
  ・要領が大変悪いが頑張り屋でいじらしい。
 の2大メインヒロインに加え、
 ●星崎理香 / ミリカ
  ・(身元を隠して)人気ミーチューバー「ミリカ」として活動中。
  ・落ち着きのない幼稚な性格で気性が荒く口も悪いが、自分の容姿には
   自信を持っており、好きなものには真っすぐで正直。
   → 直也にも積極的にアタックし「三股はない」と断り続けられるも
     あきらめない。
 ●桐生紫乃
  ・咲の親友で文武両道を地でいく優等生。
  ・常識人で、最初は「二股疑惑」のある咲たちに干渉していたが・・・
   ~以下重要ネタバレ~
   {netabare}・実は中学時代から直也に想いを寄せているが、咲の手前本音を隠して
    いたことが1期ラストで語られる。
   ・2期では夏休みに「二股をやめさせよう」という口実で向井家に居候
    してくる。{/netabare}
 の2人のサブヒロインが登場します。
 登場人物は少ないですが、この4人のヒロインのキャラ立ちがしっかりして
 いてすみ分けもできているので、直也を含めちゃんと話を回していけるとい
 う感じですね。

・エロトーク・展開も多いが、これも全部きっちり落とす
 ラッキースケベや紛らしさからくる勘違い等エロトーク・展開も多いですが、
 全部きっちりコメディに落としてきます。なので「視聴者サービス」といっ
 た媚びた感じがないのもこの作品の持ち味ですね。
 これをしっかり笑いに変えてくるところに、原作者の技量の高さを感じます。

「アホガール」の原作者らしく、
「『アホのスペシャリスト』がラブコメを描いてみたらこうなった」
みたいな作品で、「始めからボタンの掛け違い」が許容できれば、この掛け違
いを活かした独自の勢いと面白さがある作品だと思います。
構成の方も1期で下準備を終わらせ、2期でそれをしっかり回収いくという、結
構楽しめたという印象ですね。
(個人的には1期はあまり評価していなかったが、2期で盛り返してきた感じ。)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメ!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
しかし、多重交際を描いた作品なのに、キャッチコピーは「ネオスタンダード」で良いの?
というツッコミは不要なんでしょうね^^;


温泉旅行を経て、咲と渚が対等な関係での
二股を継続することになった直也たち。

最初にキスをしたミリカや、直也に密かな恋心を抱く紫乃も加えて、
夏休みを迎えた5人の恋の舞台は
花火大会、キャンプ、そして沖縄へ――。

ミリカの妹・理沙も登場し、
ますます盛り上がるネオスタンダードラブコメの、
恋の火花が散る、夏で水着なSeason 2が開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品はヒロインの誰を推して視聴するかで評価の変わる作品だと思っています。
ヒロインは、キャラも声優さんも1級品が揃っています。

佐木 咲:あやねる
水瀬 渚:あじゅみん
星崎 理香:あやち
桐生 紫乃:りえりー

改めて並べてみると、それぞれの戦闘力がヤバい…
正統派ならあやねるを、奥ゆかしさならあじゅみん…
グラマラスボディならあやちだし、知性派ならりえりーという感じ…

正直キャラ名より声優さん名前の方がしっくりくるんですよね。
キャラを通して声優さんが見えるからかな…?

思い返すと、第2期が始まる前まではあじゅみん一択だったんですよね。
キャラの立ち位置が好みというのが理由なんですけどね。

ですが、この第2期を視聴して気持ちが大きくりえりーに傾いたかもしれません。
頭が良く、成績は学年1位なんだけど、ドジっ子成分が彼女の可愛らしさに拍車をかけています。
決してワザとでも狙っている訳でもないんです。
もしかすると緊張…しているからとか…!?

でも、一番の決め手は友人のために自分自身を押し殺し続けてきたという点でしょう。
若かりし頃、もしかすると経験のある方もいらしゃるかもしれません。
自分の気持ちを押し殺し続けるって、並大抵の事ではないんです。
でも友人に嫌われたくない…という理由は、我慢に値するんですよね。
本当に苦しかったと思います。

だからこそ、タガが外れて本当に良かったと思いましたよ。
振り返ってみるとあんなに迷走するほど気持ちが入っていたんですね。
物語的にも落ち着く場所に落ち着いた感じがあって良かったと思います。

だけど、ずっとこのままという訳にはいかないでしょう。
いずれこの関係にも決着をつける時が訪れることと思います。
その時に後悔が残らないよう、皆さん精一杯頑張って欲しいと思います。
皆さんが頑張る分だけ、視聴者側としては面白くなりますしね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、小玉ひかりさんによる「ドラマチックに恋したい」
エンディングテーマは、ClariSさんによる「ふぉりら」
ClariSさんは色んな作品に楽曲を提供していますが、安定感半端ありませんね。

1クール全12話の物語でした。
益々面白くなってきた…と言っても過言では無いと思います。
全てに納得のいく結果が出せるとは思いません。
喜ぶ人、悲しむ人、それ以外の感情が溢れる人…きっと色々だと思います。
だからこそ、1日1日を大切に過ごして欲しいと思います。
続き、楽しみにしていますね♪

投稿 : 2024/11/09
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