育児おすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの育児成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の育児おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.0 1 育児アニメランキング1位
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (360)
1504人が棚に入れました
若くして頭角を現し、その名を知られる凄腕冒険者の青年「デイル」。とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、ガリガリにやせ細った幼い魔人族の少女「ラティナ」と出会う。片角を折られ罪人の烙印を押されたラティナをそのまま放置できず、保護者になることを決意したデイルだったが――「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」――気づけばすっかり親バカ全開に!?

声優・キャラクター
高尾奏音、岡本信彦、小山剛志、沼倉愛美、桑原由気、高野麻里佳、田村睦心、広瀬ゆうき、福原かつみ、井上雄貴、福緒唯、芝原チヤコ、関俊彦、中村桜、米内佑希、井澤詩織
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

イベントが始まらない

1話感想{netabare}
ロリとロリコンは違う。
ロリコン言うのが恥ずかしかろうがロリと略すのは止めてくれ。
それって「京アニ厨」を「京アニ」って呼ぶのと同じだぞ、と(京アニに他意は無いです)。

拾った少女の面倒を見る系ってよくある話だけど、いい加減「説明したからそういうことなんだよ」って設定はどうにかしてくれんかのう。
この作品に限った話ではないので殊更にツッコミ入れるのも悪いとは思うけど、「孤児院に預けてもこの町の財政ではロクなことにならない」ってのなら、同世代の乞食を出そうよ。
それだったら魔族の子はどこも引き取り手が居ない、で良かったんじゃないかな?
今後同世代の友達が出来るかどうかが個人的な見所かなぁ…?

それにしても…シリ構が吉岡たかをで爆笑したところ、キャラデで西田美弥子と舛舘俊秀の名前見つけて大爆笑。
何が爆笑って、これ“異世界はスマートフォンと共に”とスタッフ同じ(吉岡たかをは別)で、ひょっとして…と思って調べたら美術と色彩も同じでした。
因みに西田美弥子は湖川友謙の一番弟子だそうで、湖川のチャリティーにも来てたみたいで、そこに行った友人はイセスマの色紙を貰ったと自慢しております(羨ましい)。
また、イセスマの後は“ユリシーズ”で関わってて「なんかビミョーな作品ばっかやってるなぁ」って印象で、ここで一発バチっと(作画だけでも)クオリティの高い作品をやって欲しいなぁと湖川ファンの自分としては願わずに居られない。
ってか湖川自身が名義伏せて原画参加とかしてたりして…。{/netabare}

追記{netabare}
あちゃー、時間置いて文章読み返したら説明足りてなかったので追記

まず吉岡たかをで爆笑した理由。
アニメをパっと見ての印象で“このはな綺憚”っぽさを感じ(※1)、「そっちの方向を目指してるのかなー?」と思ったらシリ構が同じで「お、当たった!?」と思ったから。
但しこの人“七星のスバル”もやってるんだよなぁ…あれは原作が悪くてどうしようもなかったってことなんかなぁ?
次に大爆笑したのは、イセスマが例の通り例のアレで、作画も酷くて(※2)、それでいてスタッフ同じでこっちは作画がずっとマシだとしたら…イセスマがどういうポジだったか分かるかなぁ、と。
ひょっとしたらアニメーター育成でイセスマは踏み台扱いだった?そんなことある?
単に予算の違いなのかなぁ、こっちが予算かけてるのか知らんけど。


※1
あれも尼さんが雪の中拾った幼ケモっ娘が丁稚奉公?(成長)する話で、まぁ共通点高いかなと。

※2
そうはいっても一部妙に頑張ってるカットもあったり。
例えば遺跡の前でくつろぐシーンで、普通に座らせれば良いだけなのに半分寝そべった手間の掛かるポーズ取らせたりしてます。
ここら辺もアニメーター育成っぽい印象を加速させてる?{/netabare}

3話までの感想{netabare}
ぐぎぎ、3話で作画ヘタれかけてる…大丈夫か?この先。
個人的にはタクシー用のワイバーン?のショボさに特に目が行った、ひょっとしてデザインとか起こしてなくて回された原画マンに任せた?
そして内容は…これは「仕事とはいえ深く考えずに殺してきたことを、ラティナ絡みで後悔する」展開への前振り?
そうでないと斬り殺した魔族?の女が無駄に可愛すぎる気が…。
ってかグレゴール剣何回抜くんだw
ガクシャって学舎でいいのかな、孤児院と違って家から通う形?{/netabare}

4話感想{netabare}
あれ?
「魔族を恨んでる人間が居る」と「人間と魔族では寿命が違う」は別問題だよね?
あのメンヘラ教師が寿命の違いによる悲劇によって魔族を恨む様になったのなら分かるのだが、そうじゃないよね?
それぞれエピソードを分けて掘り下げたほうが良かった気が…特に「人間と魔族では寿命が違う」に対しラティナがそこまで悲観するのがちょっと分からない。
察しが良すぎるというか、そこまで実感するような体験してなくない?
むしろ多感な時期だからこそってことなんだろうか?
2つの問題を一緒くたにしたせいで個々の追求が薄味になってしまった予感。
また「魔族を恨んでる人間が居る」に関しては作中デイルも「こんなの八つ当たりだ」と語ってた通り、根本原因は何も解決されてなくて前回斬り殺した魔族の件も含め宿題が増えた感じ。
こっちは今後掘り下げてくれることに期待するが…スタッフ信用してだ、大丈夫かなぁ?

作画はかなりヤバい領域に突入。
と思ったらこの回作監に西田の名前ナシ…うぇ~い、今週コップクラフトで見たと思ったらあらまぁ。
取り掛かってる時期と放送される時期は一致しないのでたまたまなんだろうけど、なんかウケる。{/netabare}

5話感想{netabare}
サプライズプレゼント…定番過ぎて逆に笑える、女児アニメでももう少し捻り入れると思うのだが。
ラティナの鼻歌ビデェ、と思ったらそっかそっか音痴って設定だったか。
鼻歌の部分でもちゃんと再現してんのねー。
一方で作画…こっちはフォローできんぞオイ。
治安がいま一つの地区だとはいえ、冒険者が屯す酒場の看板娘を狙うかね?{/netabare}

9話までの感想{netabare}
うーんつまらない。
つまらないと言っても「アニメとしてダメだ」って意味じゃないところがもどかしい。
これは自分が最近のアニメ(特になろう原作系)に馴らされてしまってるせいかも知れないけど──
特に大きく話が動くワケでもなく、日常系みたいなノリでキャラ萌えで引っ張ってくにしても、ラティナ一人だけじゃ荷が重過ぎる・物足りない。
あと2・3人カワイイ娘用意してー(キャバクラに来た気分で)。
そうはいっても原作がそうだったのなら仕方ない、とも思っちゃうワケで。
むしろ「これアニメ化して」と原作渡された時「もうこの方向で攻めるしかない」と、他はどうなろうがとにかくラティナの絵だけは絶対に崩れないように徹底したアニメスタッフの判断は正解じゃないかな。
それ以外どうにもできない…こりゃまた厄介な仕事受けちゃったねぇ。

一応内容に触れると、“台詞だけで”魔王が何人居てどんな属性かを説明されても…困る。
そういうのってキャラの経験を通じて視聴者に伝えるのがセオリーじゃない?
もしくは4クール以上続いて「今後出てくるんだろうな」って保証がある場合、けどこの作品はそうじゃないでしょう。
それならもう魔王1万人居て、一人一人のプロフィールの朗読だけで1クールやったほうが面白いんじゃね?と思ったり。
(唐沢なをきのマンガでそういうのがあったような…)
でもってデイルは地元の名主の坊ちゃんかよ。
これはちょっと…アーハイハイ玉の輿ね、って感じで呆れた。
面倒臭いお家の問題・長男問題は次男が継ぐという形でクリアー…おいおい、あからさまだなぁ。
元は底辺のクズでラティナに出会ってから努力するようになって変わったって話の方が男の自分としては共感できるのだが、作者は女性…なのか?
ここら辺は感性の違いかなぁ?

ところで西田美弥子の名前“手品先輩”でも見たんだが…あれ?
なんかなかじまちゅうじ化してきてないか?{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
物語が…始まらないで(放送が)終わった、そんな感じ。
ゲーム買ったけどプレイしないで説明書を読んだだけ~みたいな。
同期放送の“魔王様リトライ”が「全然進まない」ならこっちは「全然始まらない」で、どっちがマシだったのかは…一応最後まで見れたのでこっち?
辛うじて絵がマシだっただけな気がしないでもない(クオリティ高いという意味ではない)。
じゃあ物語を追うのではなくキャラ押し(萌え)作品として見ようと思っても、ラティナ1人だけで1クール押し続けにはどうしても飽きが…。
二期は見てないけど“からかい上手の~”だって、メインの二人だけでなく3人組や他のカップルにスポット当てたパートがあったじゃない?
また、ラティナ自体が「一切隙の無い良い子ちゃん」で、あまりに完璧過ぎるととっつきにくい、自分は。
いやだって、普通、せめて、最低限、デイルと大喧嘩するエピはあるもんじゃない?

魔王がどうこうもさることながら、デイルが仕事で魔族を殺してたことや幻獣製のアクセサリーを新調したとか幻獣がラティナを追って街に来たとか「さぁ何か起こりそう」「この件でひと悶着ありそう」って予感は振りまくけど実際は何も起こらない。
他の方も指摘されてるけど山場が無い、イベントが始まらない。
じゃあ世界観が独特でそれを見るだけで楽しめるかといえば、所詮「なろう異世界ツクール」の基本情報レベル、正に説明書。
何か始めて「そんなんアリかよ」と文句言われる作品も多いけど、それ以前の「何も始まらない」は…なんというかそういう俎上に上がることから逃げてるみたいで、う~ん。


「物語?無いじゃん」ってことで評価の物語の項は☆1を付けといたけど、「物語が存在した状態で酷い」ではないので1は違うのかも?
けど、じゃあ幾つなら良いんだか分からんし…やっぱり「物語作ることから逃げた(あくまで私が感じた印象)」として1が妥当、かなぁ??{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「可愛い」ステータスに全振りした潔い作品…

この作品の原作は未読です。
「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」という非常に長いタイトルのなろう系作品ですが、早速「うちの娘。」という略称が設定されました。
そりゃ、そうでしょう。どう考えてもタイトル長過ぎですから…


若くして頭角を現し、近隣にその名を知られる凄腕冒険者の青年「デイル」。
とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、ガリガリにやせ細った幼い魔人属の少女「ラティナ」と出逢う。

罪人の烙印を押されたラティナをそのまま放置できず、
保護者になることを決意したデイルだったが…

「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」

…気づけばすっかり親バカ全開に!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

予め言っておきます。
この作品はラティナをひたすら愛でる作品です。
沢山の登場人物が登場しますが、全てラティナの可愛らしさのための引き立て役に過ぎません。
ラティナの前ではデイルすら霞んで見えていたかもしれません。
そう、この作品はラティナを如何に可愛らしく見せるか…に特化しているのがオンリーワンの特徴なんです。

ラティナ役の声優さんですが、ドラマCD版がちゃんりなで、アニメ版が高尾奏音さんです。
起用する声優さんからして可愛い声質にこだわるこの徹底ぶり…
私はアニメ版のラティナしか分かりませんが、ちゃんりなのラティナも相当グッとくるんでしょうね。
いや、きっとヤバいくらいグッときそうな気しかしないんですけどっ!

1クール全12話の物語でした。
物語で描かれたのは、ラティナが拾われてから学舎を卒業するまで…
年齢的には10歳前後くらい…でしょうか。
ラティナの生い立ちが一切分からないので、年齢すら曖昧なんですよね。

ラティナの「可愛らしさ」を前面に押し出したこの作品ですが、長~いタイトルの一部と化した「魔王」の単語…
本編では人伝えで聞いた紹介程度で留まっており、その全容は明らかになっていません。
この調子で進んでいくなら、タイトルを回収できるのは何時になることやら…って感じです。

そういえば、ラティナはただ可愛いだけじゃありません。
「素直で賢い」が付与されているんです。
それに加え、住まわせて貰っている虎猫亭ではお給金を貰って働いているんです。
何にでも真剣に取り組み、新しい事をどんどん吸収していくのですから、虎猫亭の看板娘になるのも時間の問題でした。

ここでお断りしておきますが、私はこの作品のアンチではありません。
寧ろ、ラティナの「可愛い」成分で毎週癒して貰っていました。
逆に中途半端だったら物足りなさを感じていたのではないでしょうか。
だから、この潔さこそがこの作品の魅力なんだと思っています。

でも個人的にもう少し深掘りして欲しかった点があります。
それは、人間族と魔人族という種族の違いによる軋みの部分です。
確かに寿命と年齢については触れていましたが、少しサラっとし過ぎていた感がありました。
ラティナとデイルにとって避けては通れず、いつか必ず突きつけられる問題なんです。

「どうしようもない問題」なのかもしれません。
でもそれで片付けてしまっては、物語に厚みや深みが感じられなくなると思います。
逆にそういう問題にまで発展させ、それでも何とか足掻こうとするデイルの雄姿が見たかった気がします。

オープニングテーマは、ラティナによる「I'm with you」
エンディングテーマは、デイルによる「This is 勇者, but 残念!?」
曲調的にはオープニングが好きでした。
まぁ、歌っているのもラティナでしたし…

気になるのは、物語の展開と着地点でしょうか。
きっと物語的にはアニメ化されたのはきっと序章の部分のみなのでしょう。
最終話でラティナが強く願った想いは、どの様な形で叶えられるのか…
続きもアニメで視聴できるのを期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

コイツ、ダメかもしれない…

これ観てたら知り合いを思い出しました。
子供に興味ないって言ってた奴が娘が産まれた後からデッレデレになってかなり過保護になりました。
本当、面白いもんだ(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・30分アニメ)


『CV岡本 信彦さん』の演技のお陰か、溺愛過保護設定が板についてたと思います。『岡本さん』がまんまそーゆー親になっても面白そう(笑)


簡単に書くと森で依頼をこなしていた主人公の冒険者『デイル』。そこでキャンプしている所にガリガリに痩せ細った魔人族の少女『ラティナ』と出会う。話を聞こうとしたが魔人族の言葉しか分からなかった。ただ魔人族の言葉は呪文語と同じなので適性のあった『デイル』は片言だが会話が出来た。
『ラティナ』に身寄りがない事が分かり、ほっとけない『デイル』は下宿してる酒場『踊る虎猫亭』に連れて行く事にした。最初は孤児院等に預けようとしたが一緒に暮らしてるうちに育てる事に。
…ってとこですね。


う〜ん…、『魔王も倒せるかもしれない』がほぼ皆無でしたね。多少魔王の話は出ますがアニメ分のとこではほぼ関係ないです。そーゆー意味では物語の動きは無いかな。

なので『デイル』と『ラティナ』の物語、というか、『デイル』と『ラティナ』の寝食を共にし、色々な経験をし、そしてお互いにかけがえのない存在になっていく物語かな?と思います。
ま、『ラティナ』の成長物語でもいいのかな?

初登場時『デイル(18歳)』・『ラティナ(7歳)』


ちょっと面白かったのが『デイル』だけじゃなく『踊る虎猫亭』に来る冒険者や強面の客もデレデレなのが笑えましたね。
子供の時って本当に男の子より女の子の方が覚えも早く、何かを手伝ったりどーゆー行動を取ったら良いかを無意識にやるのがビックリですね。男の子の場合は興味持った物の集中力が凄いですけどね。
このアニメに出てる『ラティナ』は小さい時の女の子の取るような行動をよく表現出来てたと思います。手伝ったり、嫉妬したり、不安がったり…と色々ね。

前に保育園の手伝いに行く事があったんですが、小さくても女の子は女の子なんだなと思いました。考え方が面白い。
男の子は単純で楽でしたが体力系が主なのでボロボロになりましたが(笑)


ただまぁ残念なのが素人の私でも分かるくらいの作画がブレまくりでした。顔が変わる変わる(汗)

ストーリーはタイトルを変えた方が良いかも?と思うくらい。旅やバトルも一応あるけど数分程度でほとんど9割はファンタジー世界で普通に生活する様な物語になってしまってた事。
その生活中に色々な問題が起こるのでそれは面白かったけど、やっぱりタイトルとの相違を感じました。原作読め!って事ですかね?


良かったとこは『ラティナ』があざとく見えず、普通に可愛らしく観れたとこですね。
あざといだけの物語だったら私は受け付けず断念してたと思いますが、『ラティナ』の様な行動を取る小さい女の子の行動を見た事があるのでシンプルに設定も飲み込めました。

後、『ヘルミネ』の存在ですね。
このキャラはちゃんと『デイル』に現実をバシッ!と言ってくれるのは良かった。

それから「みんなと違う」に対しての傷つける行動かな。解決方法は結構ゴリ押しと言うか八つ当たりですがね。詳しく書くと面白味が半減するのでここで辞めときます。

個人的には『ジルヴェスター役』の『CV西村知道さん』がキャラに合ってた事ですね。なんか孫娘に激甘な感じのおじいちゃん!って感じでフフフッてなりました。


OP曲は『ラティナ』視点、ED曲は『デイル』視点で描かれていて物語に合ってたと思います。
血が繋がってない+別種族の家族愛と言っても良いのかな?それが好みの方にはオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

68.7 2 育児アニメランキング2位
ミイラの飼い方(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (218)
835人が棚に入れました
ごく普通の生活を送る男子高校生・柏木空はある日、旅先のエジプトにいる自称"冒険家"の父から突然、ミイラを送りつけられる。「面白いミイラを見つけたからお前に預けることにした!」と書かれた父の手紙におののく空。だが、送られてきた大きな棺から現れたのは、全長12cm!?なんと手のひらサイズのミイラだった・・・。小さい上に、臆病で、泣き虫、でも何ともいえない可愛さのミイラにミーくんと名づけ面倒を見ることになる空。一つ屋根の下、一緒に暮らし始める空とミーくんの共同生活とは・・・・。

声優・キャラクター
田村睦心、河本啓佑、茜屋日海夏、茅野愛衣、山下誠一郎
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ミイラに似たなにか

5話までの感想{netabare}
5話まで見て…おや?これ結構切り込んでく系?と思い始めました。

どうしても序盤…3話までの間「何故ミイラ?」というのがやっぱり気になってしまい、正直キツかった。
カッパやドラゴンなんかの想像上の生き物ではなく、ミイラってのはちゃんと実在してて(動きはしないが)、博物館なんかに置いてあって、その正体は人間(人間以外もあるか、とりあえず動物)の死骸が中に詰まってて。
そんなことを考えてしまうと作中のミイラに違和感しかなく…。
要はミイラは「人が作り出したもの」であって「まだ人類に発見(認知)されてないだけで、居てもおかしくはない」っていう妖怪なんかとは一線を隔してるだろう、と。
それとも妖怪に作られたってことなんだろうか?
また、ミイラに限らず想像上の生き物でも、その名前を聞いてパっと思い付く共通認識から大きく外れたモノを持ってきて「どう?驚いたでしょ?」っていう一発ネタにしか思えないというか。
更にはその…OPがなーんか物悲しい感じがするせいもあるのかな?
あんなサイズのミイラが実際に存在するとしたら──死産した赤ん坊を嘆く両親が復活を願ってミイラ化した?な~~んてことまで考えてしまったり。
ってか単純に、生態もワカラン生き物をペットにしようとしないでくれ(切実)、ってかそのために調べようと思うのは当然だし、それをしようとした神谷を止める柏木には狂気を感じた。
ドッグフードだってカブトムシにスイカ与えてるようなもんなのかも知れんぞ?

──と辛口になってしまったけど、文章として書き起こしたらそうなってしまったってだけで、別に目くじら立てて怒る程でもないし、そのままダラーっと見続けてたのですが…。
今まで謎だった世界設定が4話にして明らかに。
ああいう不思議生物はそこら辺に居て、けど人に見付かると迫害されるから普段は隠れてて、主人公の柏木はそんな差別しないで助けてくれるからよく集まって来る、って世界らしい。
それでもミイラのミーくんは別格に不思議な存在ってことっぽい。
あっそうなん?
今まで抱えてた違和感が氷解した気分。
…。
1話で説明せーや!
同じ4話内だけど、その説明がされる以前の神谷と妹の小鬼に対する態度は、もはやホラーだったぞ。
まぁ無いよりは良いんだけど…というより、これって原作がマンガなんだっけ?
もしかして原作でも自分が思ってたようなツッコミは多く寄せられて、途中から弁解がてらの設定紹介をしたとかだったりして?
果たしてそれをアニメでまるっきり再現しちゃうのもどうかとは思うけど…その場合は自分が思ってた違和感はそんなに特別じゃないってことにもなるワケで、3話までの間に切っちゃった人も多いんじゃなかろうか。
なんか勿体ないな。

そして5話。
この回では更に切り込んで、「ミーくんが故郷に帰ろうと思わないのは何でだろう?」と柏木が不思議がることに。
お、マジか、この問題掘り下げてくれる?
もししっかりと掘り下げてくれたら、そこらの異世界転生モノより上行けるんじゃなかろうか。
掘り下げてくれるかどうかはまだ不明だけどねー、俄然今後が楽しみになってきました。

とはいえ…エンジンかかるのおっそいッスね、今期そういうアニメが妙に多い気がする。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
↑で書いた推察、もしかして正解?
要は、後先考えずに思い付きネタでマンガを始めた…のはいいけど、あれこれツッコミ(ミイラである必要性やどういう世界なのかの説明や掘り下げ等)をされて「確かにそれ描写しなきゃアカンかも?」と思って後付けながら世界設定等を追加して行ってる?
原作者自身が新人なのかな?見切り発車もどうかと思うが4話から世界観の説明が始まりそれ以降も掘り下げが続いてて、なんつーか…謎の小動物を眺めてほっこりするよりも、作者の成長を見てほっこりする楽しみ方をしてる自分が居ることに気付きました。

具体的には──
6話
「人間に害成す不思議生物は居ないの?」→「マンドレイクご用意致しました」
7話
「新たにバク出すのは構わんけど理由無きゃダメだよ」→「立秋はバクを引き付ける悪夢を見ます、何故そんな悪夢を見るのかは伏線張っときました(首筋のアザ)」
8話
「不思議生物は人目を避けてるだけでそこら中に居るんだよね?ならそこらで生活もしてるよね」→「生活ぶりを描きました」
また、地蔵に「おや?」と言わせて立秋の伏線の継続にも余念がない

とりあえず何も考えずに不思議生物をホイホイ出してるのとは違うっぽい、途中から。
あ、立秋の首筋のアザが本当に伏線かどうかは分かりません、けど「これ関係あるんじゃない?」と思わせるだけでも“引き”にはなるワケで。
8話はつぐももか?と思わせる位の豹変ぶりでやり過ぎな感もあるけど、どうにかして違和感の払拭(世界観のすり合わせ)をしようと頑張ってる様に見える。
また、地蔵や神様が居るのなら1話の段階で「ミイラって何を食べるんだろう?」と狼狽えたりせず聞きに行きゃあいいハズで、やっぱり後付けだと思います。


上記の文章はあくまで推測ですけどねー、原作の掲載方式すら知らんし。
で、もしそれが正解だとすると不思議なのは、なんでアニメでその順番通りにしちゃったかなぁ、と。
4話を1話に持ってくれば視聴切りした人の数は減らせたんじゃないかと…ってのは前回の感想でも書きましたね。
作者の成長ぶりを楽しむって視点はめっちゃ上級者向け(自分がそうだとは言わない、自分も3話まで辛かったし)だと思うんだが…。

推測ついでに今後の予想。
立秋の悪夢の原因を解除→もう悪夢見ないのでバクが居なくなる?と大騒ぎ→去らずに留まってくれることになってメデタシメデタシ
当たるも八卦当たらぬも八卦。
それプラスミーくんの謎(エジプトへ帰りたがらない理由など)に迫ってくれると良いんだけどなー、どうかなー。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
↑で書いた予想外れちゃいました、タハハ。
本編はそれ以上に急展開で、人の理とは別の妖怪の世界が存在してて──それだけなら今までも描写はあったが──そいつらが一同に会してモノケダンスやるとは思わんかった。
もっと個体数少なくて点在してるものだと思ってたました。
ってか祭には招待状が無いとエラい目に遭うって…神隠しにでもあうんだろうか。
うっかり迷い込んで帰ってこれなくなった人とか結構居るんじゃないの?
この作品ってそんな怖い話だったのか…。
そして「すっかり鬼太郎みたいな世界になったなー」と思ってたら“コレクター”(=密猟者)が出てきて今度はジャングル大帝チックに。
…。

迷走しとらんか?

迷走といえば妖怪のお祭りエピソード前にあったアヌビスの件。
あくまで本物のアヌビス神(ミイラの神)ではなく置物が付喪神化したって設定で、その口からミーくんを「これはミイラではない」と語ります。
本物のアヌビス神じゃないからそれが事実なのかどうかちょっと断言できない、って感じで煙に巻いた形(本当にミイラかどうか疑わしい、けど確証はないって状態)になるけど、やっぱり読者から「これ全然ミイラじゃねーじゃん」って突っ込みは多数寄せられてたんじゃないか?
どうにか誤魔化すためにアヌビス登場させたって気がしてならない、ってかそれ以外に登場させた理由が存在しないし(他の方も指摘されてますが登場エピソ-ド以降は空気)。
とりあえず自分はミーくんはミイラではなく“ミイラモドキ”だと思ってるし、ミイラの定義をwikiったらそもそも包帯グルグル巻きはミイラの条件ではないし(包帯巻いてないミイラも存在する。包帯グルグル巻きをミイラ呼びするのは「そういうミイラもある」ことからの比喩に過ぎない)、それこそミイラを模した人形が付喪神化しただけかも知れない。
作者は思い付きで始めたものの後になって頭抱えてるんじゃなかろうか。
伏線(ミーくんがエジプトへ帰りたがらない理由、立秋の首のアザ)投げっ放しで終わっちゃったけど、もうどうでもいいや。

あとこれは「アニメなんだし別にいいじゃん」って範疇になるけど、海外の“土”は輸入できません。
なんでエジプトの土って言っちゃったかな…砂だったらギリギリセーフなのに。{/netabare}

総評
これから見ようかなと思ってる方は4話から見た方が良いかも?
「4話までガマンしよう」ではなく「4話から」。
もしくは8話から、または11話から。
最初に無茶な設定デッチ上げてしまったのでその言い訳に後付け設定が次から次へと追加されたとしか思えない作りですので(何でアニメがその順番通りに再現してしまったのかは謎)。
なので順番通りに見てくと「あれ、そんな設定なの?」「そんな世界だったの?」と戸惑うことが多数。
まぁなにより「それミイラじゃねーよ」と1話にして戸惑うのが大半だと思いますが…これに関してはミイラではなくミイラモドキだと思えば違和感は緩和されるかと。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

ヱルリラ☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

誰でも安心して楽しめるほのぼの日常コメディ

「ミイラの飼い方」は原作の方がcomicoの方で連載されており、
私は原作から入ったのでアニメ化をとても楽しみにしていました~ヽ(*>∇<)ノ
アニメで興味を持たれた方は、ぜひぜひこちらもチェックしてみてくださいね!

~最新話までの全体の感想~
ミイラという本来はホラー要因になりそうなキャラを、
逆にいかに可愛らしく見せるかがこの話のキーポイントですね!
アニメとなると、漫画では表現の難しいミーくんのちょっとした仕草とか、
歩くたびにちっちゃく効果音が鳴るところが可愛すぎる!!
特に、小鬼のコニーがグッd(^_^o)ってする時の音が好きです笑
「ミイラの飼い方」はミーくんを初めとしたアニマル(?)達との
日常系ストーリーなので、基本ほっこり見れるお話です
基本的には、、、。第4話くらいから少しずつ、
重い部分が見えてきますけどね汗
ともかく、作者さんのこのお話に対するモットーが
「恋愛なし、エログロなし、悪口なし」(←確か!また確認します)
ということですので、万人が楽しめる作品には間違いありません!

ただ、少し残念だったのが主人公空くんの声かなぁ(・-・`*
想像していたよりも、というかかなり女性寄りの声になってましたね。
確かに、典型的イケメンボイスのイメージでないのは確かですが、
なんだか違和感が、、、。少年声ではあるけれどすこし憂いを帯びた印象
(たとえば花江さんとか)を期待していました。他月、モギ(茂木朝)ちゃんの
声はぴったりでした!

それから、原作ファンとしてはもう少し原作に沿った進行にして貰いたかったかも。
ある意味の見せ場がカットですからね-。ちょっと盛り上がりに欠けた感が。
ともあれ、今後も楽しみにしています( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡
(更新日:2月3日)

以下、各話ごとネタバレありありの感想になります


第1話 しろくてまるくてちいさくてとてもなきむしだけどがんばる
{netabare} 始まりました!ミイラの飼い方!
いやもうオープニングから可愛すぎるでしょ!!
あんなミイラがいたら私でもペットにしたいですね笑笑 
みーくんとぽちのわんわん合戦も楽しかったです。
一時、ミー君が番犬みたいな鳴き声だったらどうしよって
考えていた時もあったんですけど、まぁそんな筈もなく、、、安心した笑 
最初の方の話を振り返るのは久しぶりなので、アニメでもキレキレな
空くんのツッコミに初視聴者のごとく笑わせて貰いました。
みーくんの心の声も、漫画っぽさを残したコマで表現してくれていたので、
よかったかな。次回は、ミー君が来てから初の大きめな事件が起こるので、
楽しみにしたいと思います(✿´ ꒳ ` ) {/netabare}


第2話 いじわるされたりおいかけられたり小さいということはとてもたいへん
{netabare} 今回はもぎちゃん(茂木朝)の出てくる回でしたね!
もぎちゃんはさばさばっとしたタイプの女の子なので、
あんまり甘すぎる声じゃいやだなぁ~と思っていたのですが、
だいぶイメージに近い声で安心しました!

ただ、この回は空くんの見せ場でもあったので、
原作と少し違っていたのが結構残念でした。
もしかすると、ちょっとアニメとして放送するにはグレーな部分であったのと、
尺の関係かもしれないんですが、、、。
私としては、この話でぐっとストーリーに引き込まれた印象があるので、
できればカットしてほしくなかったかな。
盛り上がりに欠けちゃったような気がします。

まぁ、でもこれはこれで、出てきたキャラが皆いい人で終わったので
めでたしなのかな、、、。あと、今回大地くんがちょこっとだけ登場しましたね。
原作では、彼が出てくるまで結構話数を踏んでいるので、
やはりかなり詰め詰めでの進行なんだろうな( ̄▽ ̄)
できることなら、急がずクールを分けるなどして展開してほしいと思いました。{/netabare}


第3話 たいせつなひとが風をひいたらとてもしんぱい
{netabare} たいせつなひと=みーくんにとっての空くんですね!
今回は、空くんのおばさんであるカエデさんがしっかりと登場した回でした。
カエデさんはメガネをかけると性格が豹変してしまうという、
一気にコメディ感が増すキャラです笑 ホントは空くんや他月、
みーくんたちにいたるまで、すごく気にかけてくれる
優しいお姉さんなんですけどね、、、。

さて、今回も少し展開が早く、もう「風邪回」がきてしまいました。
いちいちみーくんが可愛すぎて、風邪なんか引いている暇ありませんね。
それにしても、冷えピタの代わりになるとは、なんとも斬新なミイラの活用法、、、
いや、なんでもありません笑 今後の展開にどう絡ませてくるかは、
アニメで何処までやるかによりますが、所々に伏線がちりばめられていたなぁと。
みーくんの謎はさらに深まりましたね。まさかあんな方法で風邪を治すとは!
そしてそして、最後のアレは何なのか!?
次回、アレと他月の関わりを楽しみにしたいと思います♪{/netabare}


第4話 おにごっこはひとりではできないしいっしょは楽しい

{netabare}
さて、前回の最後に登場した子鬼が、いかにして空達の仲間になるかのお話でした。
コニーはまたみーくんとは対照的な、マイペースで素直じゃない(他月にそっくり)
なキャラですね。この話は、それぞれの人物の元にくるキャラが、
飼い主とどんな絡みを見せてくれるかというのも魅力の一つだと思います。
さて、今回ちょこっとだけ他月の闇のような部分が見えてきましたね。
公園で発見したドラゴンを助けることができなかったという他月。
詳しい出来事はまだ触れられてないですが、どうやらそれが他月がコニーとの仲を
深めることに躊躇してしまう大本の原因みたいです。このあたりから、
どうやらこの物語は単なるほのぼの系だけではない、という部分が
見え隠れしてきましたね。
来週はOPに登場したり、4話でもちらりと触れられていたドラゴンが出てくる模様。
楽しみです♪{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もちもちぷにぷに! 手のひらサイズの不思議な生き物!

この物語の原作は未読です。
この作品も何の事前情報も無しで視聴を始めた作品でした。
ただ、ミイラという単語からイメージされる「おどろおどろしい何か」の様な先入観を持っていましたが、1話であっさり払拭されました。

この物語の主人公は、高校2年生の柏木空。
父親が世界を飛び回る冒険家…旅先で面白いモノを見つけては息子の空に色々と送っていました。
そして今回も父親から荷物が届いたのですが、届いたのは今にもドラキュラが出てきそうな棺桶と、大量の書類…
その書類を読み進めて分かったのは、棺桶の中に入っているのはドラキュラではなくミイラであること…
そして次の瞬間、棺桶がガタガタと動き出したと思ったら「ギィーッ…」と蓋がスライドしてミイラが出てきたのですが、ビックリだったのはミイラが思っていた以上に小さいこと…
そしてミイラという単語から凡そ思いつかない程可愛らしかったこと…

そのミイラ…可愛いだけじゃなく、役に立とうと一生懸命頑張ろうとするんです。
もちろん、手のひらサイズですから出来ることには限りがあります。
それでも一生懸命なんです…
その理由は、空と一緒に居たいから…それがひしひしと伝わってくるんです。
「ミー君」と名付けられたミイラと空との生活が始まり…物語が動いていきます。

いくら可愛いとはいえ、ミイラとの生活…全ては手探り状態です。
そんな五里霧中の状態の空をそっと励ますのが、保育園からの幼馴染である神谷他月…
空は性格と人当たりが一緒で優しさが滲み出ているような直球だとすると、他月は外見はクールだけど中味のあったかい変化球系…
でもとても良いコンビであるのが、二人のやり取りを見ていると伝わってきます。

この物語はミイラが登場する時点でファンタジーなのですが、ファンタジー要素はミイラだけではありません。
何て言ったら良いんだろう…物語が進むごとに、ファンタジー要素が「大盛り」「メガ盛り」「テンコ盛り」とバージョンアップしていく感じなんです。

でも増えていくのはファンタジー要素だけではありません。
人との繋がりも同じように強く固い絆が広がっていくんです。
勿論、ファンタジー要素と人間関係は等しい訳じゃないのでタイムラグもありますし紆余曲折だってあります。
でも、空の周りに集まってくる人たちって…結局みんな友達思いであったかい心の持ち主なんです。

この作品の心地良い部分でもあると思います。
自分が自分で居られる場所…
飾らない素のままの自分を、ありのまま受け止めて貰える場所…
こういう場所って大切ですよね。

そしてみんなが大切だと思える場所だから、みんなの大切を共有する…
困ったときには助け合うのが当たり前…
優先順位の一番は決して自分じゃない…
みんなが笑っていることが、自分の居場所の心地良さに還ってくることをみんな知っているから…
優しさが身に染みる作品…そう言っても過言ではないと思います。

私はどちらかというと殺伐とした環境で暮らしてきたので、そういう場所には憧れを感じます。
別に好きで殺伐とした環境に身を置いた訳じゃ無いんですけれどね。
でも学生時代ならではのしがらみに縛られていましたから仕方無いんですけれど…

完走してwikiをチラ見しました。
そこにはこれまで抱いていた謎の答えが記されていました。
でも謎のままで良かったかも…謎のままの方が良かったかも…
私個人的には結構衝撃的…でも知って「成る程」と思えたのも事実です。
ここでは伏せておきますね。

この作品ならではの優しさ…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、つりビットさんの「不思議な旅はつづくのさ」
エンディングテーマは、イケてるハーツさんの「ロゼッタ・ストーン」
エンディングの楽曲提供者は志倉千代丸さんです。
志倉さん、と言われなければ絶対に気付かない曲調だったのでちょっとビックリでした。

1クール12話の物語でした。
ミー君の可愛らしさと居場所の優しさ…
日常生活でそういう成分が不足した際、しっかりと気持ちが充電できる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

63.0 3 育児アニメランキング3位
ママはぽよぽよザウルスがお好き(TVアニメ動画)

1995年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (16)
95人が棚に入れました
婦人生活社の育児雑誌『プチ・タンファン』に連載された、青沼貴子の漫画をアニメ化。通称『ママぽよ』。保与田(ぽよた)未来・源大の新米夫婦は、生まれたばかりの長男ヒョウガと長女ジュラに振り回されっぱなし。若いパパとママが、子育てに奮闘する毎日がコミカルに描かれる。タイトルの「ぽよぽよザウルス」とは、かわいいけれど恐竜さながらに大暴れする子供たちのこと。なお、原作は作者の実体験を元にしており、青沼家の実名が使用されているが、アニメ化にあたりオリジナルの名前に変更されている。

声優・キャラクター
松本梨香、チョー、白鳥由里、こおろぎさとみ、島香裕、中沢みどり、渡辺美佐、野本絵理、市原由美、南杏子、瀧本富士子、芳野日向子、本井えみ、野田順子、渡辺久美子、大塚智子

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ママからみた子供たちは大怪獣!

ちなみに「ママはぽよぽよザウルスがお好き」をやっていた夕方土曜のアニメ放送枠は、長い間新作のなかった
ウルトラマンシリーズの新作、平成ウルトラマンのはじまりで消滅しホントに怪獣枠になっちまいました(笑)

育児雑誌に掲載されていた原作のアニメ化だけあり、お母さんの目線から子育ての大変さを見るアニメ。
女性作家さんの強みは体験を俯瞰的に描けるとこですね~。せきららと言うかあけすけと言うか…(笑)

男性作家さんの体験漫画だと最近出た、ちばてつや先生の新作「ひねもすのたり日記」が出て嬉しかった。

クレヨンしんちゃんほどの下品さや子供中心の展開がなくて、身につまされたりキツイ表現もよくあります。
当時何となく夕方にテレビをつけてたら放送してました。なので詳細なところは知らなかったのですけど、
何となく記憶に残るアニメでした。その後も再放送で何度も見かけていたので人気があったんでしょう。

時代を感じるなと思うのが、旦那さんを「ダーリン」と呼んだり、(今呼んでる家庭はあるのかw)
パンツインしてたりと古さはありますが、根本的な嫁姑問題や夫の子育てに対するスタンスなど現代の子育てと
大きく変わらない気がしなくも…ない?です(笑)

最近の新米パパは子どもとゲームで遊んで、ポケットWi-Fiを持ち外出しスマホを貸してと言われYouTubeを見せ、
一緒にユーチューバーの真似をしたりするらしく、そう愚痴ってる彼はBluetooth飛ばしてAirPods使ってました。
(やだー!近代化してるー(;´Д`))

確か2話構成で前後半に分かれてるんです。そこでガオー!ガ――オ~!!と怪獣の着ぐるみをきた子どもたちの唸り声で後半が始まります。耳に残るし可愛いですねw女の子と男の子の2人なんですけど、女の子の方がこおろぎさとみさんで、クレヨンしんちゃんのひまわりと同じ声優さんですね。あの人赤ちゃん全部やるのかな?こおろぎさんじゃないけど最近ベビーシッターズで大人と赤ちゃんを兼役で演じててビックリ!声優さんはみなさん器用ですよね。こおろぎさとみイズムを受け継いでる本渡楓さんの赤ちゃんは流石に上手かったです。楽しみな声優さん。

たまに涙腺持っていかれる感動話が来て、良いアニメでしたね。最近abematvでクレヨンしんちゃんの初期TV放送を
観て思い出しました。しんちゃんはネトフリでも映画が置いてあるのかな?よし!クレヨンしんちゃん観よう(笑)

いやあ…ママはぽよぽよザウルスってレンタルや配信あるのか知らないのでw今は権利どこにあるんでしょうね?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

もあにめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

レビューされていなかったことにびっくり。そこそこ知られていると思っていました。

クレヨンしんちゃんとママはぽよぽよザウルスがお好きは、おそらく好みが分かれるでしょう。しんちゃんのほうが 「おばかな」 ギャグもありのホームコメディで、ママぽよはどちらかというと、子どもらしさそのものにズームインした楽しさ。ベクトルがすこし変わるんです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
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