漫画原作で魔法少女なTVアニメ動画ランキング 16

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の漫画原作で魔法少女な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番の漫画原作で魔法少女なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.3 1 漫画原作で魔法少女なアニメランキング1位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (989)
5232人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

初『Fate』( ^ ー ^ )♪

強力な力を持つ“クラスカード”の回収に奮闘する
魔法少女の姿を描いた作品。 全10話。


一般的にも、あにこれでも評価の高い『Fate/stay night』。
そんな人気シリーズのスピンアウトにあたる作品です。
個人的に、これまで『Fate』シリーズには縁がなく
この作品が初めての視聴になりました。

ストーリーは至ってシンプルな王道に近い作品。
難しい専門用語等も少なく解りやすい展開でした。
魔法少女となった主人公の成長や苦悩、友情が
上手く描かれていたと思います。

登場人物も少なくキャラを愛でるにはちょうど良しw
小学生チームがとても可愛らしかったです( ´艸`)
声優陣もイメージにぴったり合った配役でしたね。

「小学生は最高だぜェェェ」って言った人…天才w

コメディとシリアスのバランスがとれていて
全10話の中で上手にまとめられている印象です。
魔法少女もの好きな方、『Fate』シリーズファンには
オススメできる作品だと思います。


『Fate』シリーズを視聴していなくても楽しめますが
登場人物の関係性・今作の世界観などを堪能するには
やはりシリーズを視聴していた方が良いと思います( ^^ )




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『starlog』/ChouCho
ED
『Prism Sympathy』/Stylips


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『Fate/stay night』を先に見た方が、より楽しめますよ~(*´∀`)

原作 漫画 未読

全10話

魔法少女ものです。

『Fate/stay night』&『Fate/zero』は、視聴済み

『Fate/stay night』のスピンオフ的作品なので、別の世界のお話です。

物語は、主人公のイリヤが、魔法少女になる苦悩と、同じ魔法少女の友達 美遊との友情?を描いてます。


感想
自分はシリーズを観てたので、士郎や、凛、セイバーが出てきたのは嬉しかったです。

それに、クラスカードの英霊達も、キャラを知っているから興味深く観れました。

シリアスが多い展開ですが、たまに笑わせてくれる所もあって、飽きなかったです。

特に、イリヤが可愛いので、楽しさ倍増でした。(●´ω`●)ゞ

イリヤと美遊の声も、可愛くて好きでしたね~。

(最近、小学生のキャラが可愛く感じるようになってきてるw うーん・・(〃 ̄ω ̄〃 いかんな!)

今期の作品、小学生の娘キャラ多いよね~ (*´∇`)

2期が製作決定してるみたいなので、楽しみです。


stay nightを観てなくても、別世界の話なので別段問題ないですが・・・
やっぱり見ていた方が、倍 楽しめると思います。

魔法少女もの、Fateシリーズを見て好きな方ならオススメです。(@´▽`@)ノ


OP:「starlog」 歌 - ChouCho

ED:「Prism Sympathy」(第1話 - 第8話、第10話) 歌 - StylipS
ED:「ツナグキズナ・ツツムコドク」(第9話) 歌 - StylipS

「starlog」は、さすがChouChoさんですね!
良い曲です CD購入。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔法少女はロリっ子に限る!

制作はSILVER LINK.で原作は漫画です。
ジャンルは魔法少女ファンタジー・萌え燃え系です。


Fateに登場するイリヤスフィールを主人公にしたスピンオフ作品。
ごく普通の小学生だったイリヤがカレイドステッキ・マジカルルビーにのせられて魔法少女の契約をする。
彼女は本来のステッキの持ち主である遠坂凛のもと、クラスカードを回収していく。


Fateシリーズは見たことないので初視聴ですね。
初めてがこれって明らかにおかしいような気がしますが、気にしたら負けです。

前半は退屈と言えばまあ退屈な展開ですね。
イリヤがなんだかんだで魔法少女になって、なんだかんだで戦う。
途中でヒロイン?の美遊が加わってうんぬんかんぬん。
バトルもあんまり見ごたえがないし切っても良かったのですがだらだら見ていました。

キャスターとのバトルあたりから派手になってきて面白くなってきました。
6話なんて戦闘シーンが格好良すぎて呆然としましたw
ここら辺はさすがFateって感じがします。


終盤は若干シリアス展開に。
{netabare}戦う意味、命の危険{/netabare}といった内容です。
お決まりなやり方ですが結構盛り上がったので悪くはなかったかなと。
最終回で美遊が{netabare}イリヤに対してベタベタのヤンデレになっていたのが吹きましたw{/netabare}

いろいろと萌え要素は備えていますが小学生なので紳士向けw
イリヤも美遊もなかなかな萌えキャラで見ている分には楽しかったです。
気になる点は、その他の小学生は必要なのかということでしょうか。


総括して、そこそこ面白かったのですが物凄く空気な作品になっていますw
Fateとは全く違うような気がしますが、正統派な魔法少女ものだと思うのでそれが好きならばどうぞ。
二期も決定していますので、放送したら多分見るでしょう。
美遊が{netabare}どこまでイリヤにデレまくるのか{/netabare}期待ですw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

68.3 2 漫画原作で魔法少女なアニメランキング2位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (576)
3433人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

萌えよ!小学生に( ´艸`)

『Fate/stay night』スピンアウト作品の第2弾。
1期からの続編となる魔法少女ものです。 全10話。


前作同様、主人公・イリヤを中心とした魔法少女たちの
成長と苦悩、友情をメインに描かれた内容になっています。

この2期の見所は新キャラ「クロ」になるかと。
狡猾でアクティブな性格はイリヤとは正反対。
とある事情と性格の不一致から、事あるごとに
対立する2人の姿が何とも微笑ましかったッス( ´艸`)

前作と比べ、ストーリー展開がゆっくりな分
日常を舞台にしたシーンが増え気軽に楽しめました。
小学生らしい姿を多く見る事ができ好印象♪
キャラデザが可愛らしく、キャラもしっかりと立っていて
小学生チームの魅力が全開でしたよ(*´ω`*)v

「可愛いは正義」って言った人………天才w

2期目とあって安定した世界観ですが、気になる点も。
良くも悪くも全10話の作品。
よく纏まっているものの物足りなさも残りました。
そしてメインキャラを演じる声優陣。
もうそろそろ小学生役は厳しいような気が(^^;)
演技も上手いし、キャラにも合っているんですけどね…。


最後まで視聴して一番驚いたのは3期が決まっていた事w
何気に楽しみなおれって……まさか……
…ロ、ロリ…コ…ン……なの……か……(¦¦¦゜Д゜)




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
クロエ・フォン・アインツベルン(CV.斎藤千和)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
バゼット・フラガ・マクレミッツ(CV.生田目仁美)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
オーギュスト(CV.玄田哲章)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『moving soul』/栗林みなみ
ED
『TWO BY TWO』/幸田夢波


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

萌えキャラですが、バトルシーンは迫力満点な作品

原作未読 全10話

2013年7月から9月まで放送されたFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの2期です。続きですので1期から視聴することをお勧めします。

聖杯戦争が起こらなかった冬木市でのFateシリーズのスピンオフ作品。英霊の力が宿る危険なカードを集め封印するために、ある出来事で普通の小学生である主人公イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが魔法少女にさせられ、同じ魔法少女の美遊・エーデルフェルとともに色々なことに巻き込まれるお話です。

前回のメンバーにプラス、今回は新たにキャラが登場してお話を盛り上げています。

この新キャラがイリヤと周りをかなり引っ掻き回してくれますね。

単なるキャラ重視の萌え作品ということではなく(もちろんそういった側面もありますが)コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが良い感じです。

定番ですが、百合っぽい描写やお風呂のシーン、他にも露出シーンが多すぎるのは好き嫌いが分かれるかも知れません。{netabare}(士郎と執事さんのエンドカードには爆笑しましたw){/netabare}

それでもバトルシーンは迫力がありますし、ちょっとウルとくるシーンもあります。母親のアイリスフィールはちょっとオトボケすぎますねw

10話と短くて色々な謎を残して終わってますが、来年続編があるということなのでどんな展開になるか楽しみです。

可愛いキャラが好きな方、バトルが好きな方にはオススメです。

OP サビの前のセリフが好きです。栗林みな実さんが歌ってます。
ED 楽しい曲ですが、サビの部分がキーが高く歌っている方が大変そうですw

最後に、小学生で中の方は大人の方々ですが、声はどう聞いても小学生に聞こえないキャラも多かったですねw{netabare}(特にクロw)
作中にもクロとイリアが見分けがつかないと言ってますが、私にはどう見ても別人にしか見えませんw{/netabare}
この作品で凛ちゃんがおばさんっぽいwのが難点ですね~ 秋に始まる初々しい姿のStay/nighitに期待してます^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ツヴァイ ヘルツに続く・・・

出会頭魔法少女イリヤの2期。
ロリ百合要素が強化されました。

新キャラクロが登場。
イリヤと美遊を翻弄します。
クロは戦闘能力が高く、気まぐれで生意気で無愛想。
何かイラッとします。
一方のイリヤは弱体化。
でも、相変わらずの友達思いの優しい子。
ドジ気質も手伝って、より一層イリヤはかわいいですね。
今では、イリヤの声が病み付きに。
くぐもった柔らかい声聞きたさにこのアニメを観ています。

今回も年増コンビは良い感じですね。
いがみ合いが足りないのが不満かな。
ドンパチ関係を望みます。

2期はまさかの分割2クール。
イリヤとクロの関係、美遊の正体等、謎満載なので当然の続編ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

66.1 3 漫画原作で魔法少女なアニメランキング3位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (405)
2457人が棚に入れました
魔法少女のネクストレベル イリヤと美遊とクロの3人の魔法少女たちが紡ぐ新たな物語の幕が開く!! Fate<運命>に巻き込まれた少女たちの物語は遂に夏休みに突入!?海! 水着! 誕生日! 魔法少女たちの日常(⁉)はこれからが本番!!

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、斎藤千和、植田佳奈、伊藤静、大原さやか、生天目仁美、小清水亜美、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、小山力也、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美、伊藤美紀、玄田哲章
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

絶対引きずり出してひっぱたいてやる!

原作未読 全10話

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの3期?です。視聴には事前に1期・2期を観ることをオススメします。

冬木市の小学校に通うイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが、ある日を境に魔法少女プリズマイリヤになりました。もうひとりの魔法少女美遊と魔術師2人と共に強力な魔力を封じ込められているクラスカードの回収を始めました。このクラスカードに色々と翻弄されていくお話です。

前半は、イリアが通う小学校の友人たちとの交流やイベントが中心で、ユリ要素満載なコメディでこのまま日常のお話で終わるのかと思いましたが、

後半は、シリアスなカード回収のお話がメインでしたね。色々と謎が分かってきました。{netabare}(美遊のことと、そしてやっぱり出てきましたね〜ギルガメッシュ!){/netabare}

ギャップがありすぎですw 前半に伏線もありましたが、完全に分かれていましたね。後半のシリアスな展開の中にもコミカルなシーンもありましたが、結構シビアな戦いでした。

前半のユリ展開・ハーレム展開についていけないところがありましたが、後半きちんと締めてくれたので全体的には面白かったです。

4期が発表されましたね。(Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!)まだ回収されていない部分も残っているので、続きを楽しみしています。

OP fhánaが歌っています。1期がChouChoさん、2期が栗林みな実さんとこの作品は意外なアーティストさんが歌ってますね。
ED 前半は可愛い感じで、後半はバラードで素敵な曲ですね。どちらも幸田夢波さんが歌ってます。

最後に、{netabare}バゼットさんは{/netabare}2期とあまりにも印象が違いすぎて笑ってしまいましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

英霊ギルガメッシュを倒せ!イリヤの戦いは佳境に!?

2015年放送のテレビアニメ 全10話 プリズマ☆イリヤの第3期
スタッフキャストは2014年放送の2期と変わらず。

プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!の後編です。

これは見事な日常ギャグアニメ。
前回ありそうでなかった水着回もあり、いろいろ微エロ満載の美少女アニメ。
Fateファンが愕然となりそうな明るい雰囲気ですが、
後半には強烈な戦闘シーンが待ってます。

イリヤ(門脇舞以)マジカルルビーの力で魔法少女プリズマ☆イリヤに変身する
美遊(名塚佳織)マジカルサファイヤの力で魔法少女に変身する。
クロエ(斎藤千和)カードの力でイリヤから分離した
マジカルルビー(高野直子)自称、愛と正義のマジカルステッキ
マジカルサファイヤ(松来未祐)ルビーの妹 冷静沈着だが露出が多い

遠坂凛(植田佳奈)貧乏で凶暴な元魔法少女 どう見ても少女ではない
ルヴィア(伊藤静)金持ちで凶暴な元魔法少女 巨乳過ぎてどうにも・・・

他に脇役で士郎などFate/stay nightのキャラが多数出演する。

ツヴァイ編の後編と言うことで前編の伏線回収もあり、
戦闘も真のラスボスとのキャラ総出演全力戦になる。
そして聖杯戦争とのつながりも語られはじめ、新たな謎を生み、
翌年の4期となる、プリズマ☆イリヤ ドライ!!へとつながるのです。

ふくよかで優しく少しエッチなマジカルサファイヤを演じた松来未祐さんの、
最後の作品になりました。
2015年10月27日死去。38歳。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直ここまで続くと思っていませんでした^^;

この作品は、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの3期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期の作品を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

本編である「Fate/stay night」におけるイリヤの運命があまりにも不憫だった事もあり、イリヤを主人公としたスピンオフには賛成でしたし、アニメ化を知った時には嬉しい気持ちで一杯でした。
今もその気持ちは変わらないのですが・・・このシリーズの並々ならないパワーを感じます^^
ここまでポンポンと続編の決まる作品も珍しいのではないでしょうか^^?
しかも3年連続で放送するって、原作やゲームなども含めてそれだけ人気の作品・・・という事なのでしょうか^^;?
この勢いのまま、どこまでも突っ走って欲しいと思っています。

でも・・・人気が出るのも分かる気がします。
まず主人公のイリヤですが、本編のキャラに萌え要素が多分に盛られており、名前でやっと本編と同一人物である事が分かるくらい徹底的に弄られています。
そして見た目には幼さを残しながらも、「きっとこんな小学生はいない」というくらいの色気を身に纏っています。
そしてすっごく子供っぽい時と大人びいている時のあるリアクション・・・
そして何よりマジカルステッキを使う魔法少女として、クラスカード回収という日常とはかけ離れた極めてシリアスな事をやってのけてしまうこと・・・
これらの半端無いギャップが彼女の魅力に拍車を掛けているのだと思います。

そしてそのギャップは単独で出せるものではありません。
クロや美遊といった同じ様な立ち位置のキャラとの絡みがよりギャップを引き立たせてくれています。
イリヤとクロの絡みなんかが正に良い例だと思います。
小学生2人の仕草にドキッとさせられることなんて・・・何回もありましたから(//∇//)

こういうのを「あざとい」という事は分かっています・・・分かっていても吊られちゃうんですよね^^;
今期もこの作品をドキドキしながら視聴していました^^;

物語の方ですが、これまで聖杯戦争の英霊の数と同じ7枚のカードの回収を行ってきました。
2期では同じ回収者であるバゼットと死闘を繰り広げたり新たなカードが示唆されたりと、イリヤ達が行っているカード集めは最早単純な回収作業ではない事がハッキリしました。

こうして3期が始まるのですが・・・まず日常パートにおける過激さは着実に増している様な気がします。
イリヤ達3人はまぁ置いておいたとしても、学校の同級生の発言や妄想が結構激しいんですよね^^;
今の小学生って、こんな感じなんでしょうか^^;?

物語は回を重ね・・・ついに新たなカードとご対面する事になるのですが、このカード・・・何となく想像していましたが、とんでもない強大な力を秘めていました。
皆んなが束になってかかってもビクともしないんです・・・
でも、どうしても勝たなきゃいけない相手・・・だから、どんなに跳ね返されても立ち向かうのを決して諦めないイリヤ達・・・その活躍は是非本編でご確認下さい。

そして本シリーズにおけるこの作品の重要性が明るみになります。
3期はこれまで目を背けていた事・・・聞けずにいた事・・・確かめようとしなかった事・・・
これらが明るみになるんです。
一歩踏み出せなかったのは、この関係が壊れるのが怖かったから・・・
でも大丈夫・・・一緒に紡ぎ上げてきた時間が不安を現実にはさせないから・・・

オープニングテーマは、fhánaさんの「ワンダーステラ」
エンディングテーマは、「ハプニング☆ダイアリー」と「Wishing diary」
どちらも幸田夢波さんが歌っています。
イリヤとfhánaさんの組み合わせは想定していませんでしたが良い感じだったと思います。

1クール10話の作品でした。始めの頃は10話じゃ尺が短い・・・と思っていましたが、これだけ物語が続いてくれると1クール10話の構成も気にならなくなりました。
物語は思い切り続きを思わせる終わり方・・・そしてエンドテロップは「・・・to be continued」
了解しました。続報を楽しみに待たせて頂きます^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

68.0 4 漫画原作で魔法少女なアニメランキング4位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (342)
1880人が棚に入れました
ごく普通の少女のごく普通の我が儘

あの「Fate」シリーズの大人気スピンアウトアニメ、待望の続編!

「Fate/stay night」のヒロインの一人であるイリヤが、もし魔法少女だったら…というパラレルワールドを描いたスピンアウトストーリー、
待望の新作がいよいよスタート!
美遊、クロなど「プリヤ」お馴染みのキャラクターと遠坂凛や衛宮士郎、バゼットなど、「Fate」シリーズの人気キャラクターに加え、
今作では田中やベアトリス、アンジェリカなど魅力的な新キャラクターが登場し、物語を熱く盛り上げる!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

美遊が笑顔を見せた…

この物語はテレビでのプリズマ☆イリヤシリーズの最終章です。

この最終章の後に「劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」がつくられたのですが、この最終章を見られる前に劇場版を見られることを、私は強くお勧めします。
そうすれば、この物語に凄く感動できます。

物語の大部分は、今迄と違いシリアスタッチのバトルものになりました。
もちろんドタバタ騒動もありますが、それはほんの少しです。


物語の内容は、
美遊が元々いた平行世界にいる者達が美遊を拉致します。
美遊を平行世界に連れて行き監禁するのです。
美遊は、この平行世界での聖杯だったのです。
イリヤたちは、美遊を助けるために奮闘します。

そして…{netabare}
ここでイリヤは、平行世界にいる全ての人たちの敵になるかどうかの選択を迫られます。

実は、この世界は終焉を迎えていました。
夏なのに凍てつくほどの寒い気温。多くの動植物は死に絶えていたのです。
彼らは聖杯(美遊)の力で、絶滅の危機から逃れようとしていただけでした。
美遊を救い出すことは、平行世界の住民全てを敵にすることを意味しています。

そして、悩みぬいた末でのイリヤの選択は…
{/netabare}

ところで、
この物語の最終回(第十二話)の最後で、美遊が笑顔を見せます。
イリヤやクロと楽しそうに笑いながら話をするのです。

たったそれだけのことですが、私にとってそれが最も感動しました。
なぜならば、
美遊が笑顔になること。それは、{netabare} 美遊が生まれた平行世界で、美遊の兄である衛宮士郎{/netabare}の唯一の願いだったのです。
そしてその願いは、「劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」を先に視聴した私の願いでもありました。

「劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」を見られた方は、改めてこの物語の最終回を視聴されることをお勧めします。
きっと喜びがこみ上げますよ。


プリズマ☆イリヤシリーズの4期 42話の物語は、実は美遊の成長を描いた物語。
主人公こそイリヤですが、この物語は、美遊が笑顔になるための物語のようです。

生まれおちたときから、聖杯として死ぬ運命にあった美遊。
平行世界では他人と話す機会が無く、友達もいなかった美遊。
それが、イリヤと出会い、クロと出会い、大切な友達ができました。
そして、ようやく笑顔になることができました。


この物語は、まだまだ続きがありますが、それはきっと新たな目的のための物語となるでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

平行世界に飛ばされたイリヤ一行とギルガメシュ君、守るべきは真の友!

2016年放送のテレビアニメ 全12話

原作 あろやまひろし TYPE MOON 総監督 大沼心 監督 高橋賢
構成 井上堅二 キャラデザ 平田和也 制作 SILVER LINK

2013年放送がプリズマ☆イリヤ 第一期 全10話
2014年と2015年放送がプリズマ☆イリヤ 第二期 全20話
2016年放送の本作がプリズマ☆イリヤ 第三期 全12話

2017年の放送は無かったが、10月に続編の制作が発表されたようです。

17年公開の劇場版「プリズマ☆イリヤ雪下の誓い」は第一期の前のお話。
よくある「ゼロ編」です。

本家Fateに匹敵するほどのシリーズとなったイリヤスフィールの物語ですが、
本作は第三期の前半と言う感じです。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン CV門脇舞以
美遊・エーデルフェルト CV名塚佳織
クロエ・フォン・アインツベルン CV斎藤千和
遠坂凛 CV植田佳奈
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト CV伊藤静

以上、第二期まででおなじみの魔法少女達(小学生~大学生)

マジカル・ルビー CV高野直子
マジカルサファイア CVかかずゆみ(松来未祐さんから引き継ぎ)

第三期となる本作は第二期のラスト3話くらいから連続性があり、
当然ですが、一期から順番に視聴が必要です。
主人公イリヤは、儚げな外見とは裏腹に現実的で真っ当な感覚を持つ少女。
全登場人物の中で一番人間くさいです。
イリヤの魅力を存分に味わうためには、フェイトスティナイト(どっちでもOK)を見ておくべきかと思いました。

今回のイリヤたちは何かの運命の力によって平行世界に飛ばされます。
たった一人で目が覚めたイリヤと最初に知り合うのは、
ブルマ体操着に「田中」という名札の入った少女 CV福園美里
さらに前作のラスボスだったギルガメシュが「ギル君」というショタとなって一行に加わります。

平行世界の冬木市を支配するエインズワース家の人々はイリヤたちに敵対して、
とんでもない強敵として現れますが・・・

Fateの楽しいスピンアウトだった一期とは打って変わって、
本家に匹敵するほどの物語性とバトルを展開することとなります。
悲劇的だったイリヤがこのシリーズでは強くてかわいい主人公として、
たっぷりすぎるほど堪能できますので、文句はありません。
作画は一期から微妙にレベルアップしてきているようで、
一期が気に入った人ならどこまででもついて行く価値はあると思います。

Fateファンでこちらを未見の人は、まずは一期から。
二期は相当お馬鹿アニメっぽくなりますが、本作では深い設定とダークなムードを楽しめます。

Fateファン、ロリ少女ファン、魔法少女ファンのみならず、
アニメが好きな人なら一度は試してみて欲しい力作シリーズです。
可愛いキャラが好きならFateより先に観る手もありますよ。

今回は不思議なムードに統一されたファンタジー魔法少女アニメとして、
水準以上の出来ではあったと思います。
相変わらず微エロも楽しめて、紳士諸君には必見の作品でありましょう。

次回作が待ち遠しい作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イリヤ…四度降臨っ…

この作品は、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの4期目に相当する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の1期を視聴した際、角川10話枠である事が本気で残念だった作品でしたが、こうして毎年1期ずつ続編が制作されると角川10話枠である事も気にならなくなるから不思議です。
私の中では「必ず毎年続編が放送される作品」として位置付けられています。

Fate本編ではあまり見る事のできないイリヤのもう一つの魅力が堪能できる…このスピンオフの企画は間違いなく大成功だと思います。

本シリーズはこれまでカードの回収を行いつつ、小学生の女の子の日常を垣間見る…そしてその日常がだんだんエスカレートしていく様を、「絶対こんな小学生いないよね…」と頭では分かっていながらも釘付けになって視聴してしまう作品でした。

でもこの4期はこれまでと設定が明らかに異なっており、新たに登場した「エインズワース家」とそのご一行様と事を構えることになります。
従前の設定のまま突っ走って貰っても一向に構わないと思っていましたが、これまでの設定ではネタが無くなったのか、或いはこれ以上過激になったら地上波で放送できなくなるとか、そんな大人の事情があったのかは分かりませんけれど、イリヤ、クロ、美遊が3人仲良く手を取り合えるなら設定が変わろうと良いじゃないの…と思っていました。

でもこの4期ではいきなりエインズワース家に美遊がさらわれてしまうんです。
3期でギルガメッシュと激しい死闘の末、やっと取り戻したばかりなのに…
直後に再び二人の仲を引き裂くなんて…どれだけ容赦が無いの?
でも、ここで美遊を助けにいかないイリヤではありません。
美遊のためならきっと何処にでも…何度でもイリヤは助けにいくと確信した瞬間でもありました。
こうして4期は波乱の幕開けとなり…物語が動いていきます。

でも、今回のエインズワースは攻守共にこれまでを遥かにしのぐ力を持った集団でした。
特にドールと呼ばれるベアトリスとアンジェリカの強さは反則級です。
トールのカードを使うベアトリスは、容赦なくミョルニルを叩き込んでくるし、アンジェリカはギルガメッシュのカードと自身の置換魔術によって、ギルガメッシュさながらの強さを発揮するんです。

一方イリヤ陣営は、イリヤ、クロ、バゼットとこの世界で出会った田中さん…そして何故か少年の姿をしたギルガメッシュ…という何とも変わった組み合わせ…
田中さんは記憶を無くしており、戦闘の頭数に数えて良いかは不明だし、ギル君は一見優しそうだけれど何考えているか分からないし…改めて考えてみると、この陣容でエインズワースと事を構えるなんて、無謀も良いところだったんですね。

それでも美遊を…と思っていた矢先、イリヤが行方不明になってしまうんです。
イリヤ達は学校を拠点としていましたが、そこには結界を施していました。
誰かが中に入ったら結界が反応する筈なのに…

その後イリヤはちゃんと見つかるのですが、イリヤにとっては一世一代の危機を何度も迎えることになります。
イリヤは必死です…それは見ているこちらにもひしひしと伝わってきます。
でもイリヤって、その必死さの中にも可愛らしさをちゃんと残しているんです。
自分の意思で身体をコントロールできない…きっとイリヤにとっても初めての経験だと思います。
でも美遊を助けたい純粋な気持ちと、彼女の不屈の精神が奇跡を起こしてくれるんです。
イリヤ曰く「必要なのは、出来ると確信すること」だそうですけれど…
不謹慎かもしれませんが、今期の必死のイリヤ…ちょっとお茶目なところも可愛いと思います。

物語の進展に伴い、エインズワース家が何故美遊をさらったのか…事の真相が明らかになります。
それと共に、イリヤは究極の選択を迫られる事になるのです。
彼女の出した答えは…気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、ChouChoさんの「Asterism」
エンディングテーマは、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.幸田夢波さんの「WHIMSICAL WAYWARD WISH」
オープニングアニメと曲のマッチングは言うまでもなく抜群です。
このオープニングを見ると視聴に気合が入る気がします。
勿論、カラオケでもチャレンジ済です。

今期は何と1クール全12話の物語…3期までより2話多い構成になっていたのは、嬉しいサプライズです。
どんなに離れ離れになってもイリヤと美遊の繋がりを感じる事の出来る物語だったと思います。
そして、次のTV放送は来年かな…と思いきや、今度は劇場版との事です。
劇場版は決して悪いとは思いませんが、劇場版で完結…は良くあるパターンで、もしこの作品もそうなったらもう毎年楽しみにしていたTV放送が見れなくなる…と考えるとどうしても寂しさを感じてしまいます。
この先もこのシリーズが発展していく事を祈念しています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

69.6 5 漫画原作で魔法少女なアニメランキング5位
魔法少女サイト(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (396)
1489人が棚に入れました
学校でクラスメイトからのいじめを受け、家では実の兄からの虐待に耐える日々を送る中学生の朝霧 彩(あさぎり あや)。いつも死ぬことばかり考えていた彼女は、ある日、不気味なWEBサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法の力を秘めた”ステッキ”を手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村露乃(やつむら つゆの)、そして他の“魔法少女”とともに苛烈な運命に巻き込まれていく――。

声優・キャラクター
大野柚布子、茜屋日海夏、鈴木愛奈、芹澤優、山崎はるか、岡本信彦、鈴木達央、中尾隆聖、安里勇哉
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

過酷な運命に翻弄される魔法少女たちの行き着く先

アニメーション製作:production dóA、
監督:松林唯人、シリーズ構成:伊神貴世、
キャラクターデザイン:渋谷秀、
音楽:井内啓二、原作:佐藤健太郎

魔法少女まどかマギカから広がったダーク系・魔法少女ものの作品。
設定としては魔法少女育成計画に近い印象。
不幸を背負って生きてきた少女が、ある日サイトによって
ステッキによる魔法少女の力を手に入れ、
様々な争いに巻き込まれ、翻弄されるという物語。

4話まで視聴した感想だが、物語の端々から陰惨なシーンを喜んで描写する
というような気持ち悪さが滲み出ている。
そして、最初の設定やステッキの能力などが、もう使い古されたネタばかりで
面白味がないため、より惨たらしくインパクトのある方向に
持っていくような気がする。
WEB連載から週刊少年チャンピオンに移籍したということで、
本流から大きく外れたところにある作品というのは理解できるが、
この後、よほど上手くやらないと、ただの趣味の悪い、
物語として成立しないような作品になりかねない危うさを孕んでいる。

ただ、こういう「バトルロワイヤル」のようなストーリーの能力モノは
案外、継続して視聴できてしまえるというのはある。
今後の展開にもよるが、おそらく最後まで見てしまうだろう。

5話~12話レビュー
{netabare}結論から言うと、危惧していた通りの展開になってしまった。
まどマギの形をとっただけで、より陰惨でインパクトのある
ストーリーにしようと考えているだけなのが透けて見えてしまう。
何を目指しているのか、よく分からない。

いちばん良くないのが登場人物の気持ちや心情が
致命的に描けていないということ。
これは私が物語を鑑賞するときの大前提なのだが、
どんな世界の人間であっても、その背景をしっかりと考えて、
「人間」を描いてさえくれれば、物語に入っていくことができる。
しかし、この作品においては、そういうことを
最初から放棄しているようにしか見えないのがとても残念。
多くのキャラの行動原理が分からない。
テンペストを防いだり、サイト管理人を打倒するという
最終目標は共通しているものの、
それ以外の面で一緒に戦うなんてとても無理だと思えてしまう。

例えば、私がいちばん引っかかるのは、魔法少女を殺しまくった
潮井梨ナが簡単に仲間になってしまうこと。
こんな自分のことしか考えない奴と共闘なんてできるわけがない。
もし共闘させるのだとしても、それなりの過程が必要。
それをすっ飛ばして、軽いお調子者の潮井梨ナが仲間になるのを
簡単に受け入れる展開は、どう考えても無理だと思う。
また、にじみんが簡単に彩の兄にだまされてしまう展開にも
首をひねった。復讐に燃えている人間が、
あまりにも簡単に秘密を打ち明けてしまう。
もう少し、それらしいストーリーがないと納得できない。

結局、この作品がやりたかったのは、兄のような強烈なキャラを出して、
インパクトを与えたいだけなのだ。
全話を通して、計算しつくして構成されたまどマギとは比べるまでもない。
露乃が自分の身を挺して仲間を助けるところも、
あまりにもとんでもない展開だった。これでは感動することはできない。
{/netabare}

全話を通してのレビュー
まどマギという魔法少女ものとしては飛び抜けた作品があるので、
同じ方向性のものはやり方が難しいと思う。
より陰惨で過酷な運命を描くのは構わないのだが、
キャラの行動や考え方の描き方が浅すぎるため、
色々なところで引っかかってしまうのが残念な部分だった。

ステッキやソウルジェムのような手法は、
まどマギはもちろん、ハンターハンターのクラピカの
エンペラータイムの能力も思い出した。

良かった点は、あまりにもダメな主人公の朝霧彩が
少しずつ成長して強くなっていくところ。
ステッキの使用すらためらっていたが、{netabare} 最後には仲間を助けたり{/netabare}
(ここの描き方も突っ込みどころ満載なのだが)、
強い決意が見えた点は面白かった。
また奴村露乃との友情関係の描写も悪くはなかったのではないだろうか。
酷評になってしまったが、2期がもしあったなら観てしまうかも。
何となく観てしまえる作風なのだ。
こういう方向性のアニメがいくつも企画されるのは、
製作側の考え方としては、分かる気がする。
(2018年6月18日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

診断は軽めの鬱系!ということで (-.-)

2018.06.24記


原作未読

魔法少女の冠がついたものを観るのは2作目。普段は食指が動きません。
1作目はおのずと知れたまどかマギカさんです。
二匹目のどじょうを狙っての視聴でございます。

けっこう身も蓋もない不幸を背負ってしまった少女のみに開かれる「魔法少女サイト」経由で魔法少女になってしまった女の子たちの不幸の物語。
第一話から陰湿ないじめ描写が展開されて、同時にサイコな連中がわんさか出てきます。第二話で魔法少女の仕組みと世界観設定の簡易説明があってわりと親切なので、そこで合わなさそうだったら切っても良いと思います。

当初私は乗り切れなかったのですが、最終二話分くらいで巻き返した感があり、一概にダメとは言い切れません。

「不幸だね~不幸だね~」のキラーフレーズ、嫌いじゃないんですよね。



-----
2018.11.16追記
《配点を修正》


穴沢虹海役の芹澤優さんが、同クールでの3D彼女ヒロイン五十嵐色葉役もされていたのが印象的。天と地みたいなテンションの差を堪能してました。

観る側(私)が終始ローテンションだったのは作品の鬱描写が「とりあえず凄惨なの見しとけや」みたいな製作陣の意図を感じたため。もしかすると原作の問題なのかもしれませんが、私には軽く見えてノリきれませんでした。
{netabare}一方で、管理人とは実は?の終盤展開は好印象です。どっかで観た気もするが。。。{/netabare}


朝霧彩、奴村露乃、潮井梨ナ、にじみんあたりを中心に展開していました。一応仲間として同じくらいの数の魔法少女が出てきてパーティを組んでたものの、こちらはほぼモブ扱い。
代わりにヒロインの兄を思い切り取り上げて印象的なキャラに仕立てたのか、視聴者にはこの変態お兄ちゃんのインパクトが強く残る結果になりました。これはこれで成功だったのかも。


あと作品のキーワード“テンペスト”も謎が残ったまま。
2期あっても観るかどうかは微妙なところ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

胸糞注意

原作:漫画(週刊少年チャンピオン)/魔法少女、ダーク・ファンタジー/全12話/アニメーション制作:production dóA

原作は未読。あらすじにもあるように序盤はイジメ描写から物語がはじまるので胸糞注意。

大きな声で言うべきことではないが、こういったダークな要素の強い作品は好物とあって全12話をぶっ続けで一気に完走。{netabare}登場するキャラクターもざっくばらんでそれぞれに個性があり、なかでも彩は主人公らしく応援したくなるようなキャラだったし、その兄貴はクソっぷりがイカしていました。(デスノ・月を極悪にした感じで)

ただ、作中では不可解なシーン・演出面で雑に感じてしまった箇所が幾つかあり、見せ場と思われる場面が陳腐なものに。最初に感じたのは、第2話中盤で潮井梨ナとの戦闘シーン。ここで彩は、相手を殺したくないとステッキを使う事を躊躇しながらも、あっさりとステッキ使用。全体を通して演出おかしくね?と突っ込んでしまったシーンが多々見られたのが残念だった。

制作会社を軽く調べたところ、「production dóA」は、Wikipediaにはまだ登録されていない新規? のアニメ会社の模様。

かなり辛らつ気味になってしまうが、物語としてもどこかで観た事があるような展開や設定も多かった印象。似ているなんていう作品なんて星の数ほどあるのでさして問題とは思わないが、同じジャンル・魔法少女系の作品と似通っているというのはあまり美味しくは頂けない。

ちなみにラストでのクソ兄貴がウホッされる結末は良かったw プライドの高い彼にとってはこの上ない制裁となったことでしょう。

原作を読んでいないので、あくまでこのアニメに関しての評価になるが、色々と残念な部分が多かった一作でした。ただ、一気に完走してしまったという事実からも結局は楽しんで観ていたことも間違いないので、もし続編が制作されたらきっと視聴している自分がいると思います。


▼キャスト
朝霧彩:大野柚布子
奴村露乃:茜屋日海夏
潮井梨ナ:鈴木愛奈
穴沢虹海:芹澤優
雫芽さりな:山崎はるか
雨谷小雨:原由実
燐賀紗雪:M・A・O
泉ヶ峰みかり:本渡楓
水蓮寺清春:松井恵理子
滝口あさひ:Lynn
朝霧要:岡本信彦
美炭貴一郎:鈴木達央
サイト管理人漆:中尾隆聖
サイト管理人弐:悠木碧
サイト管理人捌:キズナアイ
直戸圭介:安里勇哉{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

62.3 6 漫画原作で魔法少女なアニメランキング6位
魔法少女なんてもういいですから。(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (309)
1334人が棚に入れました
『“こんなの" 拾うんじゃなかった…。』

スーパーからの買い物帰り、生ゴミを漁る奇妙な生物に話しかけられた【葉波ゆずか】。
普通の人間には見えないその生物【ミトン】に魔法少女にならないかと誘われるが
「こんなおいしい話は他にないよ?」「ぶっちゃけお得だよ?」という
強引な説明があまりに怪しすぎてイマイチ現実味が感じられない…。
でも…

『でも、今を逃したらきっと…、ずっと、気になってしまうと思う。』

双見酔が描く「魔法少女の日常」、ゆるゆるスタート!

声優・キャラクター
藤田茜、若井友希、大森日雅、田中美海、伊藤美来、西明日香
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法少女×性悪マスコット=その答えは?

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
魔法少女モノを下敷きにした、ちょい百合ちょいエロの日常系ショートアニメ。

レビュータイトルの答えは、「鬱展開」ではなく、「痛烈なツッコミ」になります、本作の場合(笑)

レビューはほぼネタバレなしで、ふわっと書いてます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
魔法少女モノのパロディ的な?作品です。(魔法生物・使い魔の)「ミトン」に対する痛烈なツッコミが見所か?

一応、主人公の「ゆずか」は中2なのですが、キャラデザ的には小4~5年生くらいにしか見えません。EDがなかったので普通よりは少し長く感じたかな?

とげとげしい話は皆無で、主人公の「ゆずか」とその友達、家族達を中心とした日常系の展開。

ただ、ミトンのような性格の魔法生物を観ていると、「いつか悪意に満ちた裏切り展開があるのでは?」と、思ってしまっていました。某アニメとか某アニメの影響で(笑) まあ、そういう展開になるのか、ならずに終わるのかは、観てのお・た・の・し・み(古いw)ということで♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

恥じらいの魔法少女コメディー

4分のショートアニメ、全12話。
あの魔法少女が完全コメディー化されました!

謎の地球外生命体?ミトンと緩々魔法少女ゆずかの交流?が楽しいです。
人間臭く、空気の読めないミトンが哀れ。
親友ちやからの仕打ちに耐える姿が笑いを誘います。
ゆずかもゆずかで、きつく当たったり、おしおきしたり、スルーしたり。
ゾンザイに扱われるミトンへの同情が絶えません。

変身シーンがひとつの見どころかな。
最後のソフトな「おっ」が妙に色っぽい。
水着のコスチュームに恥じらうゆずか、必見です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法少女に変身はつきもの・・・^^

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが好みだった事と、タイトルから作品の方向性が全く見えない事に興味を持って視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、中学2年生の葉波ゆずか・・・彼女は偶然にもゴミ箱で奇妙な小動物を目撃していしまいます。
ですが、その小動物・・・魔法少女の素質がある人にしか見えない小動物だったんです。
ゆずかはその小動物・・・ミトンから素質を見込まれ魔法少女の契約を交わすのですが・・・
いざ変身してみると想像していた魔法少女のコスチュームとはほど遠い水着とビーチサンダルの組み合わせだったんです。

一度交わした契約は解除出来ないのが世の常・・・なし崩し的にゆずかの魔法少女物語が動いていきます。

レビューを書くためにwikiをチラ見した際に、ゆずかに関して面白い事が書いてありました。
☆魔法少女モノの主人公によく見られる「明るい性格だが勉強や運動がダメなドジっ娘」とは逆の「内気だが勉強や運動が得意で、料理もこなすしっかりもの」タイプ。(wikiより)☆
だそうです・・・^^
彼女の特徴を良く捉えた表現だと思います。
色々と分からない点が多いこの作品の中で的確な表現や描写はとても大事だと思います。

なぜなら、そもそもなぜミトンはゆずかを魔法少女にしたのか・・・実はそこから良く分からない作品なんですよね〜^^;

地球が凶悪な敵に狙われていることもなく・・・
またワルプルギスの夜の様な最悪が訪れる訳でもありません。

基本的に魔法少女の仕事は過酷なんです・・・それを「僕の姿が見えたから」で契約するほど甘いモノじゃ無いと思うんです^^;
それにゆずかは変身後の自分の格好を極端に嫌ってますし・・・^^;
もう完全にグダグダ・・・なんですが、基本的に素直で優しいゆずかの性格に救われた様な気がします。

もしかすると・・・ミトンは初めから魔法少女のコスチュームが水着である事を知っていた?
実は、ゆずかはミトンの好みのタイプで水着姿をただ見たかっただけとか・・・^^;
そもそも腕輪の効力は予め決まっていたのでは・・・?
これは水の腕輪・・・これが火の腕輪みたいな・・・
もしこれらの推察が本当だったら、ミトンの確信犯・・・という事になりますが^^
真相はどうなんでしょうね^^?

という訳で、ガチの魔法少女バトルをご所望の方にはお薦めできませんが、
グダグダ系の作品を好む方であれば、女の子のキャラデザは決して悪くありませんし、1話5分枠の作品なので、サクっと視聴できると思うのでお勧めできると思います。

オープニングテーマは、アース・スター ドリームさんの「夢色トリドリパレード♫」
これはとても可愛い曲だったので、私の中ではお気に入りの部類の曲でした。

1クール12話の作品でした。肩の力を抜いて視聴できる作品・・・という位置付けで見るとそれなりに楽しめた作品だったと思います。
今後の展開次第によっては化ける可能性のある作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

58.9 7 漫画原作で魔法少女なアニメランキング7位
魔法少女リリカルなのはViVid(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (225)
1271人が棚に入れました
「JS事件」から4年、高町なのはの娘となった高町ヴィヴィオは、ごく普通に学校に通い、魔法の勉強をしていた。

魔法の基礎もできてきたと判断したなのはとフェイトは、ヴィヴィオに専用のデバイス、「セイクリッド・ハート」、通称「クリス」を与えた。いたずらに使わないという条件で大人モード(聖王モード)になることができる。

一方、そのころ、ミッドでは、覇王を自称するイングヴァルトという謎の人物が強い人物に試合を申し込み、徹底的に叩きのめす事件が頻発していた。

声優・キャラクター
水橋かおり、能登麻美子、喜多村英梨、福圓美里、田村ゆかり、水樹奈々

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【アニメキャラの魅力】ただの妹から主人公へ!?成長する魔法少女「高町なのは」の魅力とは?

『魔法少女リリカルなのは』は原作がパソコンゲームであり、サブキャラであった「高町なのは」のスピンアウト作品として誕生したものです。途中からは完全にアニメオリジナルのキャラクターばかりとなり、今では多くのファンを獲得しています。さらに「Strikers」では、10歳成長したなのは達の姿を見ることができます。

なのはの声をあてているのは「田村ゆかり」さん、ファンの方ならもはや説明不要ですね。なお、本文中では簡略化のために「As」を第2期、「Strikers」を第3期、「VIVID」を第4期と表現させて頂きます。

■[第1期]はじめは普通の少女だったなのは
高町家の次女で私立聖祥大附属小学校3年生(9歳)。父、母、兄、姉との5人家族です。自称「平凡な小学3年生」は、予告やイントロでもよく使われていました。困っている人を放っておけない性格で、クラスメイトの「すずか」と「アリサ」の喧嘩を止めに入り友達になるなど大人な一面もありながらも、至って普通の小学生でした。

第1期の序盤に小動物の姿になった「ユーノ君」と出会い、魔法少女となったなのは。はじめは日常の延長で起こる事件を解決していくうちに「フェイト」と出会います。突然手に入れた魔法の力にとまどいながらも、それをフェイトのために使います。フェイトを救ったのは間違いなくなのはであり、第1期の彼女の行動や姿勢に感銘を受けたファンも多いのではないでしょうか。

■[第2期]登場人物の増加に伴い・・・
『リリカルなのはAs』が始まり、散々な目に合う事の多かったなのは。ヴィータにフルボッコにされボロボロになったり、シャマルに魔力を奪われしばらく戦闘不能になったり・・・。ただ、それ以上に登場人物が大幅に増え、とくに「八神はやて」と守護騎士たちと闇の書に物語の主眼が移り、やや出番を減らした感は否めません。

■[第3期]残念ながらユーノ君とのフラグは成立せず・・・
『Strikers』で10歳成長したなのはは、フェイトにこそ少し負けていますが、身長、体ともにしっかりと成長しました。なのはは一時期はユーノくんに信頼を置いていたようですが、残念ながら、ユーノくんはなのはの心を掴みきれなかったのでしょう。あるいは、なのはがあまりにも忙しすぎて、すれ違ってしまったのかもしれません・・・。

ちなみにユーノ君と第4期で「ヴィヴィオ」の声をあてているのは、同じ「水橋かおり」さんです。ますますユーノ君の立ち位置が微妙なものになっていく気がしてなりません・・・。また、クロノ君もいい立ち位置にいたと思うのですが、フラグは成立しませんでした・・・。

さらに言えば、第3期では「リリカルなのは」と言いながらも、多くの新鋭が登場し、しかも魔力に出力リミッターをかけられいることなどから、彼女の立ち位置は、主人公というより、後輩を見守るお姉さん(というよりお母さん)になった印象です(と言ったら怒られますね・・・)。

■[第4期]なのはママ爆誕!
そして、ヴィヴィオの育ての親として、名実ともにママになってしまったなのは。親子の絆を生み出すものは戦いなのでしょうか(笑)。非常に斬新な親子の形だと思いますが、なのはだからこそ、このような形でも問題なく暮らしていけるのでしょう。

『魔法少女リリカルなのはシリーズ』は、なのは達が10歳成長する所がとても魅力的で面白い部分だと思います。ただ、(個人的には)なのははやはり、第1期の悩めるフェイトを救ってあげるところこそが、もっとも輝いているのではないかとも思います。ぜひ一度ご自身の目で、作品の魅力、そして彼女の魅力、成長をお確かめ下さい。

【アニメキャラの魅力】激動の魔法少女「フェイト・テスタロッサ」の魅力とは?
『魔法少女リリカルなのは』は、原作がパソコンゲームであり、サブキャラであった「高町なのは」のスピンアウト作品として誕生した作品です。途中からは完全にアニメオリジナルのキャラクターばかりとなり、今では多くのファンを獲得しています。

さらに、『魔法少女リリカルなのはStrikerS』では、「フェイト」をはじめ、主役が10歳成長します。「フェイト」の声をあてているのは水樹奈々さん。ファンの方ならもはや説明不要ですし、ファンでなくとも知名度は高いでしょう。なお、本文中では簡略化のために「As」を第2期、「Strikers」を第3期、「VIVID」を第4期と表現いたします。

■[第1期]「クール」のち・・・
第1期では、なのはとユーノの目の前に立ち塞がるポジションだったフェイト。外見は黒ベースの服に赤黒のマントがトレードマークで、長い金髪とのコントラストが印象的です。愛用のデバイスである「バルディッシュ」は無口で渋い感じでフェイトをサポートします。

遠距離魔法中心のなのはと対照的に、遠近両方の魔法を使いこなす卓越した戦闘センスを持つフェイト。母親であるプレシアによって作り出された、いわゆる人工生命体であり、はじめは母親の目的である「ジュエルシード」の入手に暗躍し、プレシアと使い魔のアルフ以外の言葉を聞き入れませんでしたが、最終的になのはの声を聞き入れ、なのはのことを唯一無二の存在として受け入れます。母親に裏切られ、失意の底にあったフェイトを救ったのはなのはだけではなく彼女自身であるともいえるでしょう。

■[第2期]は一転して、人懐っこさが・・・
第2期では、フェイトが一段と成長し活躍します。母親であるプレシアが起こした事件に加担していましたが実質無罪に。保護観察を受けるなど行動に多少の制限はあるものの、途中からは留学生という形で私立聖祥大附属小学校(なのはと同じ学校)へ通うことになります。(実際になのはと同じ年齢であるかどうかは諸説あるようです)

第1期では敵対する側であった時空管理局のリンディから養子縁組の申し出をされており、当初は保留していたものの事件終結後にそれを受け入れ、以後「フェイト・T・ハラオウン」を名乗るように。戦闘になれば卓越した戦闘技術を発揮し、守護騎士のシグナムとの初戦ではシグナムをうならせるほどの実力を発揮(敗れてしまいますが)。一番のフェイトの成長は、闇の書にとりこまれたフェイトが見た夢をふりきり、現実へと戻る決意をしたことでしょう。

■[第3期以降]なのは、はやてと同様、見守る立場へ・・・
10歳成長したフェイト。なのはを遥かに超える身体の成長ぶりを見せます。なのは、はやてと同様に魔力リミッターがかかり、もっぱら後進の育成に励むフェイト。とはいえ、黒幕と交戦したり、その実力はさらに向上しているようです。また、ヴィヴィオから「フェイトママ」とよばれるなど、なのはとも親友であり続けています。

リリカルなのはの登場人物の中でもっとも激動の人生を歩んでいるのが「フェイト・テスタロッサ(フェイト・T・ハラオウン)」ではないでしょうか?まだ作品を観たことがないという方は是非、『魔法少女リリカルなのはシリーズ』をご覧になって頂き、ご自身の目で「フェイト・テスタロッサ」の魅力をご堪能下さい。

声優「田村ゆかり」が演じる人気アニメキャラクターランキング
「ゆかり姫」や「ゆかりん」の愛称で親しまれている声優の田村ゆかり。自称永遠の17歳という彼女は、声優としての活躍はもちろんのこと、歌手としても精力的に活動しています。今回は、さまざまなキャラクターの声を使い分ける人気声優・田村ゆかりが演じるアニメキャラクターのランキングを調査してみました。

■声優「田村ゆかり」が演じる人気アニメキャラクターランキング
1位:高町なのは(魔法少女リリカルなのは)
2位:テンテン(NARUTO)
3位:古手梨花(ひぐらしのなく頃に)

1位は《高町なのは(魔法少女リリカルなのは)》がランク・イン。「全力全開」が決め台詞のキャラクターで、本シリーズ序盤の主人公でもあります。もともと幅広いキャラクターを演じ分けることの多い田村ゆかりですが、この物語では9歳の《高町なのは(魔法少女リリカルなのは)》、そして19歳の《高町なのは(魔法少女リリカルなのは)》を見事に演じ分けています。

2位は《テンテン(NARUTO)》がランク・イン。しっかり者の《テンテン(NARUTO)》は、くノ一になるべく日々努力している姿が印象的なキャラクターです。実は台湾の女優シャドウ・リュウをモデルとしたキャラクターで、《テンテン(NARUTO)》という名前は彼女の昔の芸名でもあります。

3位は《古手梨花(ひぐらしのなく頃に)》がランク・イン。数奇な運命を背負った少女《古手梨花(ひぐらしのなく頃に)》は、《高町なのは(魔法少女リリカルなのは)》や《テンテン(NARUTO)》とはまた違った味を持つキャラクターです。子供っぽい面を見せることもあれば、時に大人のような冷静な面を見せることもあるため、田村ゆかりの持ち味が十分発揮されたキャラクターの一人だと言えそうです。

この他にもさまざまなキャラクターを演じ分けている田村ゆかり。1997年の「吸血姫美夕」以降、多くのキャラクターで経験を積んできた彼女の活躍は、今後も見逃せませんね!

『魔法少女リリカルなのは第4期シリーズ』として『魔法戦記リリカルなのはForce』と共に発表された。

時間軸としては、『StrikerS サウンドステージX』と『Force』の間で、『Force』の2年前である。 『-THE GEARS OF DESTINY-』で登場するヴィヴィオとアインハルトはこの時間軸上から飛ばされてきている。

主人公「高町ヴィヴィオ」と「アインハルト・ストラトス」の2人の関係を軸に描く、「今までのなのはシリーズよりももう少しゆるめで、もう少し魔法少女っぽい物語」として企画された。重い展開の戦いでなくても、心のあり方、悲しみに立ち向かう強さを描くことはきっとできる、という主旨のもとつくられたスポーツ格闘魔法少女まんがである。ほのぼのとした明るい日常をメインに描かれており、風呂や変身シーン等、ファンサービスが豊富であることも特徴。特に第11話(単行本2巻掲載)は、『コンプエース』連載作品としては珍しい乳首の描写があることで話題になった。また、ストライクアーツ、模擬戦等、スポーツとしての格闘シーンも多い。

2014年8月15日にテレビアニメ化が発表され、2015年4月から6月まで放送された。全12話。

本作以前の『魔法少女リリカルなのはシリーズ』のテレビアニメシリーズから一部の担当声優は続投しているが、スタッフは一新されており、制作は同シリーズを担当したセブン・アークスからA-1 Picturesに変更され、製作はキングレコードに加え、劇場版シリーズと同じくアニプレックスが参加している。なお、同シリーズのテレビアニメとしては初めてBS放送局・BS11でもネット。

テレビアニメ第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』同様、1人で複数役を担当する声優も多かった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

そのままゲームになりそうですねw

原作未読 全12話+総集編

魔法少女リリカルなのはの4期です。

私はリリカルなのはシリーズにあまり縁がなくて、3期(StrikerS)しか観ていないので視聴するかを迷いましたが、StrikerSときに起こったある事件から出てきたヴィヴィオが主人公なので視聴を決めました。

キャラデザが変わっているので、StrikerSで出ていたキャラが誰が誰だかわからないことが多かったですねw ちょっと違和感がありました。

本来の主人公であるなのはとフェイトはヴィヴィオにとっては保護者なのでサポートする役にまわっています。

また、StrikerSのときにも思いましたが、キャラが多すぎて全然覚えられませんw

この作品はスピンオフ的な位置なのでしょうね。スポーツ格闘魔法少女となっているので、全然殺伐とした内容ではありません。

お話は、ストライクアーツという格闘技を習っているヴィヴィオたちが、魔法格闘技大会に参加するお話ですが、予選から本戦へと突入して、これからというときに終わります。

試合は結構迫力がありましたが、コスチュームや変身方法などにあざとさが見受けられましたね。

大会も、魔法を使えば何でもありのようなルールみたいで(予選は違いましたが)、魔法だけ使うもの、魔法と格闘技をミックスしているもの、魔法と武器をミックスにしていものと色々なタイプがいました。

一応区切りということでしょうが、肝心の主人公ヴィヴィオが全然活躍していないです。2期(放送は未定)があるみたいなので、そこでは活躍していくのでしょうね。

今までの流れと違うので、全然違う作品として観るのが良いかも知れません。

お話も中途半端に終わっていますのでオススメはしませんが、気になる方は2期を待って一気に観たほうか良いかもしれませんね。

OP・ED 水樹奈々さん、田村ゆかりさんが歌ってます。どちらも素敵な曲です。

最後に、もう一人メインで出てくるアインハルトさんの前髪が妙に気になりました。私ならうっとおしくて絶対切っていたでしょうねw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔法少女、多っ。

あの魔法少女が帰ってきた。
StrikerSから4年ぐらい。
JS事件の敵味方の大半が出演。
それと新しいキャラも大量に。
誰が誰だか、とても覚えきれません。

主役はヴィヴィオとアインハルトの二人の少女です。
前世の因縁がありそうな二人の出会いと成長の物語なのかな。
真っ直ぐなヴィヴィオがなのは的、影あるアインハルトがフェイト的な立ち位置です。
ただ、なのはフェイト戦のような命を削る戦いとは程遠く、本作の戦いは生温いです。

変身シーンは、やはりあざといそしてアウトっぽい。
というか、2話のシャワーシーンとか、温泉回とかはアウトですね。
「サービス!サービス!」って聞こえて来そうです。

分割2クールとはいえ、ぶつ切感が気になります。
それに、大会が悠長ですね。
このまま後半クールは、試合一辺倒なのかな?
本題はいったいどこに?

もっとも驚いたのはルーテシアの変貌です。
茶目っ気たっぷりの姉御肌キャラに。
「いったいどうしちゃったの?」って感じ。
もちろん、いい意味で。

最後に、ちょっとだけ大きなお世話。
アインハルト、前髪を切りなさい。
ああ、鬱陶しい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

66.1 8 漫画原作で魔法少女なアニメランキング8位
魔法少女 俺(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (256)
1113人が棚に入れました
駆け出しアイドルユニット・マジカルツインで日夜、芸能活動に励んでいる卯野(うの)さきの憧れは人気アイドルグループ・STAR☆RICEの御影 桃拾(みかげ もひろ)。

彼の為なら何だって出来る。

そんな想いがまさかの奇跡を起こしてしまった! 私、今日から魔法少女です!

声優・キャラクター
大橋彩香、石川界人、三澤紗千香、羽多野渉、豊永利行、遊佐浩二、森久保祥太郎、久川綾、一条和矢
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法少女…でいいんだよな?的なアニメ

【先行2話視聴】
個人的に好きな部類っぽい。
PV見たときは結構ハードなものかと思ったら、かなりギャグより。場面場面で腹抱えて笑ってしまいました。魔法ものやアイドルもののパロディをあちこちにちりばめ、どうしてこうなる?という突っ込み満載なところとか、かなり行けています。{netabare}キューティーハニーっぽい歌とか、硝子の銀河とか、「わてと契約して魔法少女になってや」とか…マスコットかい!、寝坊遅刻の朝飯それ? あぁやっぱり最後は肉体言語! ラブコメ?百合?BL?四角関係なのかどうかワケわからん…{/netabare}

なにより、中の人がノリノリ。なので、とても見やすいです。作画も悪くないし、2018春アニメで結構話題になりそうな予感。

【視聴を終えて】
全編ギャグでした。正直、話の中身は何も残りません(笑)。でも、それで良いのだと思います。この作品に「魔法少女」の何かを求めるのは間違っていますし、流し見て、笑えるところがあれば笑って見流す、そういう作品です。作画がきれいなのと、中の人のノリノリ感を楽しんでほしいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法少女になれば、アイドルになる夢を叶えてあげるポン♪ (でも、女性アイドルとは一言も言ってないポン ニヤリ)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
魔法少女モノの、新たな挑戦(笑) ギャグメインですw

ネタアニメ枠ではありますが、楽しいアニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これまで、男性の女性化は少ないながらありましたが、女性の(ムキムキ)男性化は、初めて観ましたw

ギャグアニメとして、そこそこ楽しめました。なんか、「裏側」(普通と逆)ばかり攻めているアニメでしたね(笑)

ちょっと上手いな~と思ったのは、「男が魔法少女 俺」になるのではなく、ちゃんと可愛らしい「女が魔法少女 俺」になるところです。日常パートはちゃんと?女子なのでw いわゆる魔法少女を期待した人にも、一応、適応(笑)

黒幕マネージャーは、少し意外で、なかなか面白い展開でした。最後、感動展開で、良い敵役に成長しましたね。結果、一番好きなキャラでした♪

まあ、何が記憶に残ったかといえば、妖魔の惨殺っぷりと意図的作画崩壊、調子っぱずれの歌かな。

高いクオリティのアニメではありませんが、多分、一生忘れないとは思いますw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
敵、雑魚キャラっぽく見えて、強ぇな(笑) メタネタ。作画、ある意味すごいな。歌w 顔w 語尾(笑) まあ、戦う以上、ムキムキになるのは、理にかなっているわな(笑)

2話目
フランケンシュタイナーw マジカルチャカ、は笑いました(笑) 撲殺w マスコット(笑) 触手責めw

3話目
性的な意味で好き、の後の顔(笑) 回想で震えるとこの(膝元アップ)、ガタガタで気持ち悪いんだが(汗)
何も理解してないが、とりあえず頷いた(笑)

4話目
バール(笑) 仮面ライダー、やめい(笑) まあ、これだけ変態なら、そりゃテレビに出られるよな(笑) プロフェッショナル、怒られるぞ(笑)

5話目
ぴえろ繋がり(笑)? ゴジラパロ、、、そこで作画頑張るんかい(笑) メタネタ。ダメなシロバコだな。ヒデェ回だな(苦笑)

6話目
WUGを思い出す(笑) むしろ、女湯での二人を観たい視聴者心理を分かった上での、スカシ(笑)

7話目
骨格まで変わっている(笑) マネージャー、スゲェ(笑)

8話目
まあ、ヨーグルトってことで、ね(苦笑)

9話目
新たな魔法少女。

10話目
お母さん、ぶっ飛んでるよな(笑) マネージャーのキレッぷり(笑) 超展開(笑)

11話目
行政の縦社会なめんなや(笑) 世界の崩壊というより、作品の崩壊だな(笑)

12話目
感動バトル風、からの、超必殺技(笑) ラストは結構好き。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

まるで(一部地域のデリカシーの無い)関西人が考えたようなベタで独創的な発想。(?)

「魔法少女」のセオリーを脱線した「アンチ魔法少女」モノで、ややコメディ寄り(?)
2018.04.27
「『魔法少女』モンつくったら、大抵話題になるやろ。
せやったらこんなんどうや?女の子が変身したら『男』になるねん。えきせんとりっくでオモロそうやで。悪い奴倒すんやったらやっぱり『漢』でないとのぅ。しかもそんじょそこらのヒョロい兄ちゃんやない。バンプアップに腹筋割れ、腕も足もガチガチの筋肉や。これくらい盛り付けんと相手を殺(や)れんわな。まあ顔はムサいと受けが悪うなりそうやからしゃーないし爽やかイケメンにしとこか。敵のザコキャラもマッチョにしとこ。その方が迫力あるバトルになんで。あと武器はヤッパ(刃物)かチャカ(銃)やろのう。仕留めるんやったら利いてんのか利いてへんのか判らん光線やら叫んだりするよりよっぽど確実やで。
ほんでチビこいマスコットみたいな奴おるやろ。『魔法少女』を助けるやつ。アレ・・・ヤーさんにしたらどうや?きょう日のガ〇は、なかなか言うう事聞きよらんし、ヤーさんがイッパツかましたったら大抵素直に聞きよるんとちゃう?どや?イケそうやろ?

ん?服かい?そら『魔法少女』いうたら『フリフリ・スカート』に決まっとるやんけ!今さら何ぬかしとんねん、ボケッ!!」




目を閉じると、そんな経緯が「どこかで」あったかのように思わせるアニメ。
「これゾン」の歩も(見苦しい)ショックだったが、本作はそれをさらに「上回ってる」感じ。(笑) 色々とヤバめなシーンをモザ処理して笑いを誘ってはいますがどうだろう?

(気持ち悪さに?)脱落者も多そうだけど、とりあえず続けて見てみます。(笑)

2018.05.07(途中感想){netabare}
第5話「魔法少女☆旅行中」
本編脱線。そんなに庵〇が憎いのか?そんなに〇野が妬ましいのか?そんなに庵〇が羨ましいのか?と、思える程に「〇ン・ゴ〇ラ」と「エ〇ァ」をパロディ・ベースにアニメ制作業界におけるブラックな面を自虐にしたストーリー構成。改造人間・藤本一郷、二剛、三豪、四業、五鋼、六轟の中の人もシンジ君、加地さん、日向マコト、トウジ、ケンスケ、カヲル君とエヴ〇尽くしの面々。こんなアニメになんと無駄に豪華な声優陣!

内容は「カス」と言われても仕方ないだろうが、現場の悲痛な窮状を訴える気概が感じられますネ。(夢を作る『現場』に『夢』は無い?){/netabare}

2018.06.26【視聴終わって】
妖魔達による『作画崩壊』は『魔法少女(という名のガチムキお兄さん)』によって救われましたとさ・・・

作画粗目でしたが何かとパロディやら揚げ足取りに自虐ネタなど面白かったです。しかし「女装男子」や「妖魔のプリチーフェイス&ムキムキボディ」に不快感を持つ方々は早々に離脱されたようで・・・(笑)

とても『変』なアニメでしたが、(たまに)こんな作風があってもイイと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

68.3 9 漫画原作で魔法少女なアニメランキング9位
魔法少女特殊戦あすか(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (229)
933人が棚に入れました
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。しかし、その出会いは幸福なものではなかった。地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。魔法少女である。強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――

声優・キャラクター
洲崎綾、関根明良、松井恵理子、竹達彩奈、高橋李依、橋本ちなみ、M・A・O、日笠陽子、乃村健次、菊池こころ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ(違

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは未読で、第2話まで視聴済みです。

かつてあすかの同僚で、あすかが自らスカウトしたらしい第二の魔法少女、ウォーナースくるみが出てきました。どうやらくるみと一緒に戦うときには、あすかがくるみを守ると約束したらしいです。

曰く、「約束、これからは守ってくださいね。私、強くないんです…。」

誰のというわけでもないですが、今後も作中でPTSD的な描写は多そうです。くるみの考え方が、魔法少女なのに軍人っぽいのは面白いですね。敵が弱すぎないのも良い感じだと思います。

第3話以降も楽しみです。
== [第2話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴完了していましたが、レビュー更新が遅れていました。

さて、本作における「魔法少女を近現代戦における『戦力』として扱う」という視点はなかなか斬新だったと思います。もしかしたら『Re:CREATORS』にそういう視点はあったといえるかもしれませんが、そもそも魔法少女の戦闘がリアルな人の生死に直結する戦争の一部というあたりが本作の魅力の一つかもしれません。

自衛隊における「特殊作戦群」は存在は認められているものの詳細は明かされず、『GATE』など他作品でも時々名前は耳にするものの一般人にとっては都市伝説級の謎組織ですが、それ故にファンタジーとの相性は良いかもしれないですね。

そこに十代の少女が所属することは現実にはおおよそあり得ないわけですが、それを許す秀逸な作品設定の中で、魔法少女が実戦部隊として戦力に換算されているのはとても面白かったです。

中国のペイペイを除くあすか以外のマジカル・ファイブ(先の大戦の生き残りの魔法少女)の面々も、それぞれの国軍に所属し然るべき戦力として戦っています。そんな中で行方をくらませたペイペイもそれはそれで凄い(笑)。

そのような作中で唐突に出てくる「マジカル○○」(何にでも「マジカル」をつけて、さも特殊なもののように解説するネタ)が笑いを誘いました。「マジカルスパンキング」ってなんやねん(笑)!?

そして大好きなあすかに近づくものあらば瞬時に察知しさりげなく間に割って入る、そんなウォーナースくるみこと夢源くるみさんが大変魅力的なキャラでした…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

このままでは、魔法少女は、子供がなりたくない職業1位になるぞ(苦笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
グロ、鬱ありの、新しい時代の魔法少女モノの定番。

全体としては悪くなく、平均すれば☆3くらいには楽しめた感じもするんだけど、、、どうにも私とは相容れないモノがあるというか。。。胸くそ悪い、いくつかのシーンで大きく評価を下げさせて頂きました。

ただ、クオリティ的にはそんなに悪くはないので、こういう作風が好きな方だったら、まずまず楽しめるアニメかと。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
9話や10話(沖縄防衛戦)のように、きちんとバトルしている時は、標準以上に楽しめた。

「魔法少女の辛さや、背負った業」を表現するために、グロが必要というのも分からなくはないので、最低評価はしません。が、やはり「焼けたトングに皮膚がはりつく」とか「脳に直接注射して感覚を強め、お胸をモミモミ」とか、贔屓目に見てもやり過ぎな描写が多く、手放しには誉められない。

う~む、評価が難しい。
{/netabare}

【余談~私にとっての味噌ラーメンと魔法少女~】
{netabare}
これは、極々個人的な話なのですが、私にとっての味噌ラーメンって、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘いラーメンなんすよ。北東北は、それがスタンダートだと思います(少なくともウチの地域はそうでした)。

例えば仙台に行って、初めて「辛味噌ラーメン」なるものを食べた時、「これも味噌ラーメンなのか!?」という衝撃を受けました。でも、メチャクチャ美味しくて、今でも時々食べたくなる味です。

とはいえ、やはり(私にとっては)味噌ラーメンといえば、白味噌であり、野菜の甘味が感じられるやさしいものであり、他は、亜流に過ぎません。もし、店のメニューに「辛味噌」や「赤味噌」と表記がなく、ただ「味噌ラーメン」と書いてあるのに、辛い味噌ラーメンが出てきたら、ちょっとガッカリします(まあでも、美味しく完食しますがw)。

でも、東京に行って分かったのは、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘い味噌ラーメンって、むしろ少数派なんですよね。なんか、寂しかったです。

魔法少女モノもそうです。

私にとっての魔法少女モノとは、「魔法使いサリー」を出発点にし、「美少女戦士セーラームーン」や「魔法騎士レイアース」を経由し、「カードキャプターさくら」くらいまでを指します。さくら なんかは少し現代に近づいていますが、基本的には、「勧善懲悪」で「ヒーロー的な」、優しく強い存在でした。

それが、初めて「魔法少女まどか☆マギカ」を観たとき、「これも魔法少女なのか!?」という衝撃を受けました。でもメチャクチャ面白くて、今でも記憶に残っている作品です。

ただ、それがスタンダートかと言われれば、やっぱりなんか違う気はする。

本作なんかも、ガッツリ激辛の、蒙古タンメン系味噌ラーメン的な魔法少女モノです。正直、やや食傷気味です。

本作や、マギカ以降の魔法少女モノもあって良いんですが、やはりベースは、人々を幸せにし、自らも幸せなる、魔法少女モノを観たい。そんな気持ちを込めたのが、このレビュータイトルです。

セーラームーンに憧れる少女はいても、あすか に憧れる少女はいないんじゃないかと思うわけですよ(まあ、そっち方面はプリキュアがカバーしてるから大丈夫という説もありますが)。

ただ、勿論出身地が違えばベースになる味噌ラーメンも違うわけで、本作のような魔法少女モノこそ本流で、他は亜流だという方もいて当然だと思います。

あくまで、「私は」という話です。(って書いてたら、深夜にラーメン食いたくなった)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
大戦後の魔法少女。これ、グロに流れていくなら、ノゾミやらサヤコやら、死んじゃうかもな~、惨たらしく。いや、出血多量で死ぬだろう。ストーリーを売りにするなら観られるし、グロを売りにするなら、途中離脱かな。

2話目 ☆3
ノゾミの父、拷問官か。女キャラ全員、半端ない巨乳だな。ナース、正論だな。

3話目 ☆3
ナースも、病んでるの、か。わりと平和な日常系見せたか。作風的に、次は更なるグロ、かな。。。

4話目 ☆1
焼肉トングに、皮膚の張り付き。BPO、大丈夫か?

5話目 ☆2
魔術斧は回収して使おうよ、特殊部隊の良い武器になるよ。記憶消去で解決ね。まあ、1週間くらいなら、良しとしないと。

6話目 ☆2
まあ、死んだと思われた魔術少女の誰かだろうけど。あんな都合よく、ピンポイントで落ちるか?

7話目 ☆2
とりあえず、腕を切り落としがち。

8話目 ☆3
マジでクソだな、あの親父。宜野湾、、、内村さま~ずのイメージ(笑) ゴーナース、汚れ仕事担当なのか。マジカルスパンキング、は、ギャグなのか? 無駄なサービスシーンに、ドン引き。スゲェ、魔法少女試験だな。

9話目 ☆4
タマラ、お前も変なのか(笑) なんかちゃんと組織戦をしてるな、相手も味方も。

10話目 ☆4
まあ、足が折れてても走るよな、普通は。ミアは、ハロウィン3体くらいでやられるの? これは、タビラ将軍が弱いのか、敵が強いのか。

11話目 ☆3
どした?? ああ、やっぱり斧は回収してたのね。

12話目 ☆2
拷問シーンはやはり胸くそ。ただ、後半の説教は、良い話、、、なのかな? よくワカラン。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに魔法少女特殊戦。ただし、グロ注意!

原作未読。最終話まで視聴。

「魔法少女」はともかく、何故「特殊戦」なんだろう?って思いながら視聴開始。
魔法戦アリ、武器戦闘アリ、肉弾戦アリとまさに何でもありのまさに「特殊戦」でした。

彼女たち魔法少女が各国の軍隊の特殊部隊に属しているとか、こういう設定は大好きですね。
魔法少女たちが各々、心に傷を持っているという設定も好印象。

かなりグロイ演出もありまが、最後まで面白く視聴出来ました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

72.3 10 漫画原作で魔法少女なアニメランキング10位
ジャヒー様はくじけない!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (257)
865人が棚に入れました
魔界で、魔王につぐNo.2の地位を誇っていたジャヒー様。魔族たちからは恐れられ、わがまま言いたい放題、ぜいたくしたい放題、我が世の春を謳歌していた──はずが、魔法少女の襲撃を受けて、人間界にふっ飛ばされてしまった。魔力の源である魔石を砕かれ、権力も美貌もどこへやら。ちんまりかわいい姿に落ちぶれてしまう。貧乏暮らしを強いられ、風呂なし4畳半住まいで、居酒屋バイトの日々。同情も家賃の催促もふっ飛ばして、野望は大きく「魔界復興」だ!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャヒー様が不憫カワイイ。そして、最強店長…(笑)。

第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。漫画原作があるらしいですが、アニメを観るまで全然知らなかったので当然未読です。

開始自体が他の夏クール開始TVアニメよりも遅い7月末だったことと、全英女子オープンゴルフによる1週遅延があったので8月末時点でまだ4話しか放送されていません。

2021年夏クールもたくさんのTVアニメが放送されていますが、女の子ばかり出てくるいわゆる「日常系アニメ」にカテゴライズされそうなのは意外にも実は本作くらいなのではないかという気がします。そういう意味では、いわゆる「難民救済作品」なのかもしれません。

魔界No.2として実権を握り魔界を思うままにしてきたジャヒー様。しかし魔法少女の問答無用の侵攻により魔界を維持する巨大魔石を破壊され、小さな魔石の欠片で最低限の魔力しか行使できない身一つで人間界に放り出されることに。果たしてジャヒー様は人間界に散った魔石の欠片を収集し、その力により魔界復興を遂げることができるのか……、といった感じのお話です。

人間界での生活を維持するための居酒屋バイトのためには大人の姿でなければなりませんが、その姿を維持するには魔力が必要で、長時間は維持できず幼女化してしまうジャヒー様が不憫カワイイです。

魔界が滅ぼされた直接の理由は今のところまったく不明(そもそも人類にとって魔界は不利益な存在かどうかわからない)ですし、魔界の権力については常にNo.2の座についてのみ語られ、トップ(?)のはずの魔王についても一切語られない謎…。
(読んでないから知らんけど、たぶん魔王その人については原作でも終盤まで語られなかったりするんじゃないだろうか?)

この手のフィクションにはただの人間のはずなのに人外の主人公を抑える謎のカリスマを持つキャラの存在がありがち(『侵略!イカ娘』の千鶴さんや『はたらく魔王さま!』の木崎さんなど)ですが、本作ではバイト先の居酒屋の店長がそんな感じのポジションですね。
(ただ、千鶴さんは人外の力を維持しているはずのイカ娘よりもガチで強いですが(笑)。)

ジャヒー様の暮らすアパートの大家さんの姉でもあり、たぶん作中登場人物のヒエラルキーのトップは店長さんです。

かつての部下の前では見栄を張ってしまいさらに生活苦に陥ってしまうジャヒー様。ジャヒー様を一方的にライバル視しつけ狙うサルワ、店長の包容力と謎のカリスマに篭絡されてしまう辺りも見どころですね。

2クールあるらしいので中盤以降どんな話になっていくのか良くわからないですが、今のところ楽しく観ています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人間界に転生したらぽんこつ幼女だった件

【紹介】
魔界No.2の幹部が魔界から飛ばされて力を失い、幼女の姿になって人間界で極貧生活をしながら魔力を取り戻すために頑張る話。
極貧な上に幼女の姿なので力も弱いしちょっとポンコツなところがあってプライドだけは誰にも負けない。

どれだけ不憫で惨めでもくじけずに前向きに頑張るかわいい日常系アニメ。

雰囲気はまちカドまぞくとか、邪神ちゃんドロップキックとか、はたらく魔王さまとかメイドラゴンあたりと似ているので、そのへんが好きな人は気に入るかも。

【作画音楽】
作画は綺麗。OPやEDアニメもポップな感じで可愛い。

【キャラクター】
いつも尊大な態度なのに、ちっちゃくて無力で一生懸命頑張ってるけどうまくいかなくて、強がり言って、一人になるといつもしょんぼりしてるジャヒー様がたまらなく可愛い。

ジャヒー様がとにかく目立つので周りのキャラクターはちょっとキャラが薄いけど、嫌な感じのキャラいなくて、ジャヒー様はみんなから愛されているので、いい雰囲気でストレスなく見れる癒しアニメ

【総評】
ジャヒー様可愛い、それがすべてな作品だけど、それで十分。
とても可愛くて癒されました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラと声優さんの演技が楽しいギャグアニメ

魔界No.2だったジャヒー様。
ある日魔界に攻めてきた魔法少女に大事な魔石を壊されて、魔界は崩壊。
ジャヒー様は魔力の大半を失って子供の姿になり、現代日本に落ちてきたところから始まります。

まちカドまぞくとか、はたらく魔王さまみたいな軽ーい感じのギャグアニメって好きなんです♪

こういう単純でクスっと笑えるアニメって思ったよりも少なくて、個人的には毎クール1作品はこんな感じのがあったら嬉しいです♡

7月末にスタートと変則的なスタートで始まって、なぜ?と思ったら全20話の2クール!
このジャンルで2クールって珍しいんじゃないでしょうか?私が知らないだけ?

ジャヒー様はプライドが高くて見栄っ張りなんだけど、意外と素直だったり、心を許した相手には子供みたいになったり。
ジャヒー様役の大空直美さんの緩急ある演技が良かったです♪弱ってるときの声がかわいい♡

無一文で住む所もないジャヒー様を助けてくれた、店長と大家の姉妹。

店長はぽわーんとして優しい人だけど、結構マイペースでジャヒー様が手玉に取られてる感じ・・
あらあら♡って聞くと、声優さん違うけどARIAのアリシアさんみたい。

店長の妹の大家はちょっと口が悪くてジャヒー様と家賃の支払いなどでケンカするけど、面倒見がいいところもあったり。
のんのんびよりの駄菓子屋を思い出しました。

店長の経営する、居酒屋まおうで働いて生活費を稼ぎ、大家のアパートで生活するジャヒー様。
でもよく考えたら、お金の流れが、店長 → ジャヒー様 → 大家 って、身内でお金を回してるようなw

ジャヒー様を崇拝してる部下のドゥルジ。
人間界に来て成功してお金持ちになったけど、ジャヒー様に対して自分の都合の良いように勝手に話を作ってどんな状況でもジャヒー様はすごいんだって思っちゃうとこが面白い♪
ドゥルジ役の花澤香菜さんの演技が感情むきだしな感じで面白くて良かったです。あ゛?とか(笑

不幸を呼ぶ魔石を回収してる、魔界を滅ぼした魔法少女。
{netabare}孤独だった彼女が、人を救うことでつながりたい理由で魔法少女になったけど、ある事からジャヒー様を慕うように。
ドゥルジと魔法少女がジャヒー様をめぐって争うところも面白かったです。{/netabare}

魔界No.2の座をジャヒー様から奪おうと企むサルワ。
色んなものを発明してジャヒー様を倒そうとするけど・・
{netabare}実はすごくいい子で、最終話で楽しそうにお祭りに参加してるお話にほっこりしました☀{/netabare}

ジャヒー様の友達で、天使みたいなこころちゃん。
普段は見栄っ張りなジャヒー様がこころの前だと子供みたいになっちゃったり。
リアルでも、会社の偉い人がうちに帰ると子供みたいになるって話聞いたことあるから、意外とあるのかななんて。

Cパートで時々番外編みたいなのやってましたね。
もやし3分クッキングは笑えました♪

変に長いシーンがあったりとテンポが悪いところもあったりしたけど、ジャヒー様をはじめとしたキャラが立ってて
声優さんたちの演技の良さもあり、最後まで楽しく見ることができました!
最終話は、原作最新話だったらしいので(それもすごい話だけど)、2期は難しいかな・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

61.4 11 漫画原作で魔法少女なアニメランキング11位
魔法少女なんてもういいですから。 セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
650人が棚に入れました
双見酔氏が描く「魔法少女の日常」、セカンドシーズンスタート! 魔法少女になってしまったものの変身コスチュームの水着にどうしても馴れないゆずか。果たして、ゆずかが魔法少女を受け入れられる日は来るのか!?

声優・キャラクター
藤田茜、若井友希、大森日雅、田中美海、伊藤美来、西明日香
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

どういうことかしら! byちや

ゆるフワ魔法少女アニメその2。
ラスト3話は水着回。
といっても、ゆずかにとって日常ですが。

最大の見どころは、謎のゆるきゃらミトンとちやの因縁コンビ。
やることなすことちやの怒りに触れるミトンがいと哀れです。

{netabare}吊るされる
熱湯攻め(2回)
ビンタされる(あっ、これはゆずか)
羽根をむしられる
水攻め(これもゆずか)
集団リンチ(あっ、これは猫か)
スイカ割のスイカにされる
握り潰される
最後の最後、打ち上げ花火に・・・{/netabare}

冷静な言葉づかいで悪魔の所業。
ブラックちやの本領発揮です。

変身シーンがエロかわいいのは前作からのお約束事。
今回、想像上のちや変身シーン(メイド風)も超かわいい。
ところで、度々登場する爺さんの存在価値は何ぞや?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

平和な魔法少女

原作未読 全12話 1話4分ほどのショートアニメ

平和な時代に魔法少女になった中学生の葉波ゆずか(はなみ ゆずか)と魔法少女にした変な生き物ミトン、友人や同僚の魔法少女たちとの日常を描いたほのぼの作品です。

2期なのでどんな変化があるか楽しみにしていましたが、あまり浮き沈みもなく平々凡々と描いていましたね。

途中からミトンにゆずかの友人ちやがどんなツッコミするかが楽しみでしたw

平和な時代の魔法少女がどんな生活をしているのか、お茶でも飲みながらまったり観るといいかもしれません。

最後に、ゆずかのお父さんもっと家族サービスしてくださいw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まさかセカンドシーズンが来ようとは…

えっ、この作品2期あるのっ…!?」と思う作品ってこれまでもありましたけれど、この作品も正直続編の発表にびっくりした作品でした。
なぜならアニメの世界ではたくさんの魔法少女が存在していて、今この瞬間にも増殖を続けています。
少なくともアニメの世界において魔法少女は実在を認められている訳ですから…
それなのに、この作品は魔法少女をある意味真っ向から否定する作品でしたから…

でもこの作品ならではの設定が面白かったのも事実です。
例えば、魔法少女には年齢制限があってある一定の年齢を過ぎると定年を迎えてしまうとか…
最近では年金受給の問題から定年後の再雇用が当たり前の世の中になっていますが、現実と比較するとこの作品の魔法少女はかなり厳しい世界を歩んでいるようです。

これまで本作の主人公であるゆずか主体で物語が進んできましたが、今期は魔法少女仲間との交流が多く描かれているのが前期との大きな違いです。

一方、前期から変わっていない…いえ、むしろエスカレートしているのはミトンの粗末な扱いでしょうか…
そもそもミトンがいなかったら、ゆずかは魔法少女にはなっておらず、この作品も生まれなかった筈なのに…
タワシでゴシゴシ…これはゆずかと一緒にお風呂に入るための特典と思えばこれは良いとして…
コンロ代わりにされて頭の上にフライパンを乗っけられたり、無抵抗なミトンを雰囲気だけで虐待するシーンがなかったとは言えません。
確かに球体の身体に中途半端な大きさの羽が生えている…恰好的には残念系なミトンですが、根っからのワルじゃないので個人的には嫌いじゃありません。

これまで紆余曲折ありましたが、ほかの魔法少女とのふれあいをきっかけにゆずかが魔法少女として目覚めていく…今期はそんな展開だったと思います。

この物語の設定で大胆だと思ったのは、魔法少女が活躍する場が過ぎた世界…という事です。
一般的に魔法少女の登場する物語は、倒すべき相手がいた上で魔法少女を選択する上で葛藤したり、或いは強制的に争いを強いられる…若しくは自らの正義感で戦いに挑む…と全ては倒すべき相手がいるから成立するんです。

そんな世界の真っただ中だったら魔法少女になる意味を感じる事ができると思うのですが、本作ではその意味を全部すっ飛ばして魔法少女をうみだそうとしているんです。
だから実際に魔法少女にさせられる人が抵抗を感じるのは仕方のない事だと思います。

それでも魔法少女を生み出す理由は何か…
詳しくは本編でご確認頂ければと思いますが、悪い魔物とかをやっつけるだけが魔法少女の役目じゃない…
そんな魔法少女の基本を思い出させてくれる…そんな作品だったと思います。

主題歌は、アース・スター ドリームさんの「君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~」
この曲は何気に好きでした。
今度カラオケでも挑戦してみたいと思います。

1クール12話のショート作品でした。
全体的には日常を主体としたちょっとユルめな作品でしたが、キャラデザを含め作風に合っていたと思います。
ショート作品はまとめて一気見する場合が多いのですが、この作品は毎週の視聴が楽しみな作品でした。
原作は未だ続いているようです…登場人物みんなが定年を迎えるまで続くのでしょうか…
少し今後が気になる作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

55.3 12 漫画原作で魔法少女なアニメランキング12位
マジカノ(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (94)
524人が棚に入れました
3人の妹を持つ平凡な男子中学生・吉川春生。彼の通う学校に、ある日不思議な雰囲気を持つ美少女魔宮あゆみが転校して来た。その後、なんと春生の家にあゆみの姿が。あゆみはメイドとして住み込むことになったのだ。

実はあゆみの正体は魔法界で最高の財力と歴史を誇る魔宮家の長女、つまり魔女であり、彼女は「未来見の鏡」によって受けた呪縛を解くために春生の魔力が必要だと説く。呪縛を解くべく協力する春生だが、それを阻止するため、3人の妹があゆみに立ちはだかる。なんと彼女たちも魔女だったのだ。この時、まだ春生は自分の生活が一変することを知る由もなかったのである……。

声優・キャラクター
野川さくら、市来光弘、中原麻衣、金田朋子、並木のり子、さかいかな、桃井はるこ、はらさわ晃綺、桑谷夏子、井ノ上奈々、力丸乃りこ、上村貴子、村瀬克輝、真堂圭

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ネタヒロインの巣窟

ラブコメ作品。ハーレム要素アリ。
ではあるのですが、コメディ色がとても強いです。
ラブ<<<<<<<<<<<<<コメ くらい。
ギャグに特化してます。
これは面白い…と思います、笑えれば。
と言うのも、ギャグはあまり笑えなかったです。
勢いが楽しいって感じです。

ですが、作品の笑いに対する真摯な姿勢は高く評価したいです。
キャラに可愛さを求めていないのでしょうか、
ヒロイン全員が完全なネタキャラとして君臨していました。
例えば、怒ったヒロインの顔がモンスター化したりw
ドタバタでハチャメチャな日常は、観る者を飽きさせないはず。
もう少し笑いに捻りがあれば、もっと面白くなったと思います。


あらすじというか簡単な内容は、
ごく普通の中学生兼主人公である春生が、
三人いる妹のうちの長女・舞夏と
ある日突然転校してきた魔宮あゆみという美少女に
争奪されあうというものです。
(話が進むと、あと2名ヒロインが増えます)
しかもあゆみは、とある経緯で春生の家にメイドとして住むことに。
舞夏とあゆみの死闘は見ものです。
因みにここは魔法が存在する世界であります。
魔法の扱い方には注意しましょう的な作品としても受け取れました。
魔法が使えたらの話ですけど。


キャラについて。
まず、ヒロイン1のあゆみ。
爽快すぎるネタヒロインでした。
野川さくらさんの演技が凄かったです。
彼女にしかあゆみは務まらないと思います。
それくらい熱のこもった好演技でしたね。
はい、あゆみに可愛さは感じませんでした。

次に、ヒロイン2の舞夏。
なんとびっくり、こちらも清々しいほどのネタヒロイン。
必殺技:化け物に変身。
本来ここは、キャラ被ってるよ!とツッコミたいところですが、
『あゆみ VS 舞夏』のキャットファイトが激戦すぎて、
ツッコミを入れるタイミングを逃してしまいました。
えぇ、舞夏に可愛さは感じませんでした。

可愛さより面白さ。
ネタ性を追求した結果、このようなヒロインになったのだと思います。
可愛さは無くても、私は二人とも好きですよ。
変に視聴者に媚びない点も◎です。
それに、可愛さなら春生と舞夏の妹(三女)の冬乃で得られますしね。

※ヒロイン3と4にも注意!
あゆみと舞夏ほどではないですが、
なかなかの実力(意味深)の持ち主です。


OP「もっっと!」 歌ー野川さくら
ED「マジスキMAGIC」 歌ークローバー

2つとも作品に合った賑やかな曲で気に入っています。



つまらないのに面白い。
一見矛盾しているように見えますが、
私はこのように本作を表現するのが正しいと思ってます。
何でしょうね、不思議な笑いが込み上げてくるというか…。
終始、苦笑い状態ではあったのですが、
それでもしっかりと楽しめたレアな作品でした。


最後に。
物語のラスト、どうしてこうなった…w
こんな終わり方は鬼畜です。
巧くも何ともありませんが、『マジカヨ』です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

マジスキMAGIC

声優さん目当てで視聴しました。特に中原麻衣さんと金田朋子さんが好きで。そういう意味ではすごく満足なアニメでした。

正直いろいろ話は破たんしているし面白くない回は本当にひどいんですが、総合的に見て十分楽しめるアニメでした。マジカノというタイトルではありますが、内容としてはドタバタコメディという感じです。主人公がかなり影が薄いです。

監督が瀬戸の花嫁の方でそっちを知っている方は想像できると思います。個人的には、瀬戸のほうが2クールと長かったので飽きてしまったんですが、こっちは1クール分なのでサクッと見れる分よかったと思います。キャラの設定は違いますが、展開の唐突さとか声優さんの頑張り具合はほとんど同じですから。原作の作者は違うんですけどね。

僕が特に面白いと思った回は第8話でした。

作中結構効果音みたいなのが多用されるんですが、それはちょっとうるさかったかなと思います。セリフが早口な場面が多くただでさえ聞き取るのが困難でしたので。

少し古い作品ですし、あらたまっておすすめするようなアニメではなかったのですが、出演している声優さんに好きな方がいるなら、けっこう普段とは違う演技が聞けるかもしれないのでおすすめですよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

魔法使い3姉妹 と 魔法が使えない兄のお話。 

魔法の使えない 兄。
主人公 (吉川春生)・・・ 基本特徴の無い男。

魔法使いな3姉妹
長女(吉川舞夏)・・・ 特徴、見た目は非常に可愛い
が兄が好きすぎて色々と残念な子。時代も時代なら
「ブラコンは個性です。」と言い放つ事でしょう。

次女(吉川千秋)・・・明るく 天真爛漫 
食欲旺盛 + 運動好きな まぁ 明るいキャラです。

三女 (吉川冬乃)・・・ お金に細かい + 守銭奴 
+ 金朋 +ロリ
金朋さんが演じてるキャラの中では
            個人的には気に入ってます。

おしかけメイド(魔宮あゆみ)・・・ 
主人公 春生と結婚
する事を目的に 吉川家でメイドをすることに。
魔法使いとしては 家柄もよく 
         優秀だが性格は色々と・・・。酷いw。


主人公と 3姉妹 + 1の 日常(笑)を描いたお話
まぁ はっちゃけて いうと ラブコメです。

非常にバカバカしくて 面白かったかなぁ。
          お勧めはしませんが・・・。(笑) 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

57.1 13 漫画原作で魔法少女なアニメランキング13位
不思議なソメラちゃん(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (117)
449人が棚に入れました
野乃本ソメラは無敵の「野乃本魔法拳」の使い手にして最強のニート。妹のククルや友人の雫らの迷惑を省みず、目先の欲望と生活費のために無い頭を捻って暴れ回る。ロックで不条理な日常を起承転結の中に詰め込んで各界に衝撃と笑いを巻き起こす!

声優・キャラクター
仲谷明香、本渡楓、桃河りか、長縄まりあ

伝説のししとう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これがウワサの承転転転ですか…

なんかニコ生でたまたまやってたので視聴。1話5分、全12話のショートアニメ。
原作はちょぼらうにょぽみさんによる4コマ漫画。

……うん、わからん 笑
多分何周かしたらこのアニメの良さがわかってくるのだと思う。5分のショートアニメなんだからこれくらいぶっ飛んでいる方が良いのかもしれない。

……俺には早すぎるアニメだったようだ。


おまけ 〜メヌースーの生態まとめ〜
(おまけの方が充実しているなどと突っ込んではいけない)
・アフリカ圏名はウェヌイスィーであり、非常に珍しい生き物である。
・世界中で広く生息しており、数はどの地域も極めて少なく、どのように繁殖したかは未だ不明である。
・メヌースーの親は、最寄のニートめがけて托卵するため、子供の成長を見ることはない。
・メヌースーには冗談が通じないため、まゆ毛を描こうとして近づいた人間が、毎年1万人弱亡くなっている。
・メヌースーは非常にストレスを受けやすい生き物のため、股間が平らな女性しか跨ることができない。
・オスのメヌースーは、メスの気を引くため、その季節にあわせた装飾を身に施すことがある。
・まれに、ミリタリー系の格好をしたメヌースーがいる。この格好が、1番メスにモテている。
・メヌースーは日本の文化に密着しており、「地震雷メヌースー」、「猿も木からメヌースー」など、ことわざも多く存在する。
・メヌースーは、「メヌースー」という鳴き声を発する。
・「メヌースー」という言葉は、古代ウータニア文明で、殺戮なき革命という意味である。
・メヌースーの行動範囲は主に草原であるが、乾燥した時期は火事になりやすいことを知っているため、「人間を守ってあげたい」という非常に高度な意識のもと、冬になると住宅街を徘徊する。
・メヌースーは自分の魅力が半端ないことを自覚しており、平気で異種交配しようとしてくる。その瞳で見つめられたら、その誘惑を拒否するのは非常に困難だと言われている。
・メヌースーは4本足でとても首が長く、全身を毛に覆われており、そのほとんどは白色である。
・ごく稀に茶色いメヌースーがいるが、未来、または宇宙からやってきたと言われている。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ソメラちゃんのカオスな日常

原作未読 全12話 1話約3分のショートアニメ

魔法拳の使い手ソメラちゃんと妹ククルと仲間たちの不思議な日常を描く作品です。

あいまみーと同じ原作者だけあってカオス的な内容ですが、私にはあいまみーよりお話が分かりやすかったですねw

ちょっとクスッと笑える作品です。箸休めにどうぞ〜

OPはキャラ皆さんで、EDはよく分からない絵描き歌でしたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ちょぼらうにょぽみ劇場・・・やっぱりカオス^^;

この作品の原作は未読ですが、筆者の作品である「あいまいみー」は視聴済なのである程度作風のイメージはついていました。
そのイメージは一言で言うと「カオス」。
混沌以外の何物でもない筆者の作品・・・個人的にはイメージからの脱却も少しは期待していたのですが・・・
蓋を開けてみると、カオスど真ん中の作品だったと思います^^;

5分枠のショート作品なのですが、本編の前座として紹介されるのは謎の生物「めぬーすー」について。
首長4足歩行で白毛がフサフサした生物・・・普通に哺乳類を創造しますが、卵から生まれるそうなので、爬虫類か両生類・・・でも毛がフサフサのカエルやトカゲの仲間なんて聞いた事がありません。
だから不思議な生き物として紹介されていたのかな・・・^^;?
そのほか「めぬーすー」は生態も変わっているそうです。
そして一番ビックリするのが「めぬーすー」を演じる声優さんです^^
声優さんについては後述します。
この謎の生物が気になる方は、是非本編をご覧下さい^^;

そして本編ですが・・・ストーリーや脈絡はほぼ無く、突拍子の無いことが次から次へと起こる感じです。
そしてキャラの生死に関してはちょっぴりご都合主義的なところもありますが、これは「あいまいみー」の頃からの事・・・慣れれば違和感はありません。

そんな本編を彩っているのは4人の登場人物たち・・・
野乃本 ソメラ(CV:仲谷明香さん)
野乃本 ククル(CV:本渡楓さん)
天童 雫(CV:桃河りかさん)
松嶋 あい(CV:長縄まりあさん)
長縄さんは秋アニメで他の作品にも出演されていましたし、本渡さんは、現在視聴している「ひみつのここたま」のこころちゃん役を演じているので知っていましたが、全般的に新しい声優さんで構成されています。

でも、ちょい役で出演する彼女達を取り巻く声優さん・・・こちらは半端ありません^^
茅野愛衣さん(めんま、楪いのり、椎名ましろ、比良平ちさき、白、めぐねえetc...)
大坪由佳さん(歳納京子、ハナヤマタの西御門多美、犬神さんの柊木秋etc...)
内田彩さん(南ことり、トリニティセブンの神無月アリン、小森しゅりetc...)
内田真礼さん(小鳥遊六花、一ノ瀬はじめ、天使真央、吉岡双葉、シャロ、壱岐ひよりetc...)

主演キャラを並べてみましたが、名前を覚えるのが苦手な私でも殆ど名前を見ただけで作品が思い浮かんできます。
みなさん「あいまいみー」からの繋がりなのですが、よくこれだけの声優さんを揃えられたと感心しちゃいました^^;

1クール12話の作品でした。
完走して振り返って見ると、このカオスそのものが「ちょぼらうにょぽみ劇場」の旨み成分なんだと思いました。
最終話でチラッと「つづく」が見えました。
続編・・・何だかんだ言いながら、きっと視聴すると思います^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

60.1 14 漫画原作で魔法少女なアニメランキング14位
破天荒遊戯(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
440人が棚に入れました
「世界を少し見てみたいと思わないかい?」という義父の思い付きで、突然家を追い出されてしまった少女・ラゼル。突然の事態に落ち込みつつも旅の連れを探していた時、彼女はアルゼイドという青年に出会う。彼の旅の目的、それは父親を殺した犯人を見つける事。これを知ったラゼルは、「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」と宣言する。こうして、アルゼイドは父親を殺した犯人を捜す為に、ラゼルはアルゼイドの人生を面白おかしくする為に、旅をする事になるのであった。

声優・キャラクター
小林沙苗、櫻井孝宏、三木眞一郎

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

面白おかしい破天荒な旅

全10話じゃ物足りない…。
何気に気に入った作品です。


色々な経緯から、
ラゼル(14歳女)、アルゼイド(24歳男)、バロックヒート(28歳男)
の3人で旅をする物語です。
中身は全く違えど、「キノの旅」や「神さまのいない日曜日」が好きな方は楽しめると思います。
私は2つともお気に入りで、本作も同様でした。


『アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!』
これはラゼルがアルゼイドに出会ったときに放った一言。
まさにこの作品を象徴するかのような言葉であります。
作品名からしても、何となく明るい作品なのかなということは想像して頂けるかと思います。
ときにはシリアスを匂わせる話もありますが、
それでも全体をとおして笑って観れる作品です。


キャラが魅力的。
正直、これに尽きます。
旅の途中で起きる事件も面白いのですが、
それを解決する3人はもっと面白いです。
3人の会話のやり取り、言葉の掛け合いが笑えました。
ラゼルとバロックヒートに振り回されるアルゼイドに草。
それにラゼルは可愛らしかったです。

3人を見てるだけで不思議と心が温まります。
そう、ラゼルたちはそれこそ三位一体。
3人の強い"繋がり"がこちらまで伝わってくるかのようで、
観ててとても心地よい気分でした。


OP「Heartbreaking Romance」 歌ーいとうかなこ
ED「手の中の永遠」 歌ー引田香織

ED良い曲。
爽やかなメロディが素敵です。



ここまで楽しめるとは。
期待以上の内容で満足しています。
旅アニメって面白い。そう改めて感じました。

バロックヒートが破天荒チャンピオンだと思います。
次点でラゼル。
やはりアルゼイドの扱われようが見所ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

軽くてテンポの良い鬱アニメ

開始1分で早くもナンパ成功。
ポップなノリの不思議なアニメ。
残酷な場面も不思議と自然。
なんと言っても、ラゼルちゃんがかわいい。

サクサク進み、10話であっさり終わる。
なんとテンポのよいこと。
会話のテンポもよい。

ED曲は必聴。
切なくて気怠い。
それでいて爽やか。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

気心の知れた仲間と冒険☆は楽しい!

□【オススメ度 星3.7 [ ★★★★☆ ]】

【おすすめしたい人】
■ 冒険物が好きな方に。
■ わくわくが好きな方に。
■ ドキドキも好きな方に。

【感想】
続編が気になります。
子供の頃のわくわく感があって好きです。

【NEXTオススメ】
●わくわく繋がり
【無人惑星サヴァイヴ】→漂流物
【エウレカセブン】→冒険
【新世界より】→超能力・未来
【ブラックラグーン】→日常カラ脱却
【プラテネス】【無責任艦長タイラー】→宇宙へ冒険

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6

61.9 15 漫画原作で魔法少女なアニメランキング15位
美少女戦士セーラームーンCrystal デス・バスターズ編(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (40)
171人が棚に入れました
未来での戦いも終わり中学3年生になったうさぎ達は、つかの間の平和な日々を取り戻し­ていた。そんな折、予知夢をみる衛とレイ。不穏な気配が漂い始める。東京湾の埋立地に立てられた新設の私立無限学園に通う生徒が、次々に怪物に襲われる先­祖返り現象が起こる。早速うさぎ達は偵察を開始。私立無限学園は既に新たなる敵デス・­バスターズの支配下に・・・。更に新たな二人のセーラー戦士が出現しとまどう、うさぎ達。私立無限学園で出会った天才レーサー天王はるかに、ドキドキが止まらず惹かれていくう­さぎ。一方、ちびうさは無限学園創設者の娘、土萠ほたると知り合い、親しくなる。やがて土萠ほたるの隠された秘密が明らかになっていく・・・

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、前田愛、皆川純子、大原さやか、藤井ゆきよ、野島健児、広橋涼、大林洋平、中川翔子、よのひかり、土師孝也、長久友紀、たかはし智秋、本泉莉奈、大空直美、庄司宇芽香、桐本拓哉

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「愛と正義の星! 月を守護にもつ神秘の戦士! セーラームーン参上! 」

リメイク版セーラームーンの3期です。

セーラームーンの内容を知らない方は、
まずは1期&2期からどうぞ。

セーラームーンシリーズに少しでも面識がある人ならば、
「新しい戦士きたーーー!」なテンション上がる展開です。

全13話です。


● ストーリー
人間が怪物になる“先祖返り(せんぞがえり)”という不思議なニュースが
流れる中、うさぎ達は平和な日々を過ごしていた。

そんなある日、いつものゲームセンターでうさぎ達が出会ったのは、
話題の“無限学園(むげんがくえん)”に通う有名人、

天王(てんのう)みちると海王(かいおう)はるかだった。


「デス・バスターズ編」とついてますが、
敵の存在感はあまりなく(ちゃんとラスボスもいるんですけれど)、

新キャラのはるか&みちるが
ミステリアスな鍵を握った存在です。

ストーリーはよくできているとは思いますが、
全体的にパッとしない印象。なんだか、暗い。

しかし、ちゃんと盛り上げるツボは押さえてあります。


≪ 盛り上がるツボの押さえ方 ≫

新技や、新しい戦士の登場、
新アイテムの登場、そして新コスチューム。

とりあえず出しとけ!な乱発ではなく、
ここで、と出してくるタイミングがうまい。

盛り上がるツボをわかってるな~、と何度うなされたか。

キメポーズや決めゼリフは、
真似したら笑ってしまいそうなぐらい中二レベル高い。笑

しかし作画もよく動くし、
かなりいい感じにリメイクされています。

1期&2期よりかなり作画の質が向上している気がします。


≪ 新しい層を獲得することは無理…? ≫

ドラゴンボールはリメイクされ、
今の子ども達の心もがっちりつかんでいますが、

セーラームーンで同じ現象を起こすことは難しかったよう。

リメイク版を喜び盛り上がっているのは、
昔のセーラームーンを知っている世代のように思います。

1期&2期は昼や夕方の放送がありましたが、
3期はどの放送局も深夜にしか放送していないのも、
その証拠かと。

セーラームーンを改めて観ていると、
内容は小学生~中高生がターゲットのように感じます。

主人公のうさぎは、
中学3年生ですし。

“変身して戦う女の子”というコンセプトは、
今の時代のその世代には合わないのでしょうね。

どういうものが好まれるかは時代の流れだし、
仕方ありません。


● 音楽
これは1期&2期に比べると、
ガクッと勢いが落ちたように思いました。

まあ、1期はプレッシャーもあっただろうし、
それなりに力を入れていたのでしょう。

そのプレッシャーが弱まった分、
ちょっと勢いが弱まったかな。

OPのイントロは好きなんだけどなー。


【 OP「ニュームーンに恋して」
   / やくしまるえつこ・堀江美都子・ももいろクローバーZ 】

同じ曲ですが、
歌う人が3パターンで変わります。

曲が同じでも、歌う人が変わると
雰囲気も変わるものですね。

数々のアニソンを歌われてきた堀江美都子さんが、
現在60歳と知って驚きました。
いやいや、声がものすごく若い…!

そしてさすがの安定感。
3パターンの中なら堀江さんバージョンが一番聴きやすかったです。

1期からのつながりでしょうが、
正直ももクロはいらなかったww


EDは3種類です。

【 ED1「eternal eternity」
  / セーラーウラヌス(皆川純子)&セーラーネプチューン(大原さやか) 】

とりあえず皆川さんの歌声がかっこよすぎる!

ウラヌスが女とか、
EDを観ていてもなかなか信じられませんでしたww

姿も声もイケメン過ぎるんだもの…!


【 ED2「乙女のススメ」/ セーラーちびムーン(福圓美里) 】

あれ、なんか迷走してません?www

ちびうさは可愛いですが、
コーラスの野太さに犯罪臭を感じますww


【 ED3「永遠だけが二人を架ける」/ タキシード仮面(野島健児) 】

まもちゃん、昔は憧れの男性だったのに…。

気が付けば空も飛び、
よくわからないビームも発射するようになり。笑

そしてこのED。
数々のショットに笑いが止まりませんwww

この色気、まもちゃんが高校生だなんて絶対信じない!笑


● まとめ
ストーリー云々よりも、
新キャラ&セーラー戦士のパワーアップが見どころって感じかな。

見せ方がうまかった。

どうすればシーンが盛り上がるのか、
よくわかっている造りだなあと感心です。

声優さんはとてもよかったです。
特に、ほたる役の藤井ゆきよさんがとてもよく合っていました♪

ラストは意味深に終わり、
続編へのフラグとしか思えない…!

4期はあるのでしょうか?
あれば観たいと思います♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

セーラー戦士の熱い想いに・・・もう引き返せなくなっています^^;

この作品との出会いは2014年から放送の開始されたWebアニメです。
これまで深夜アニメ主体で視聴を続けてきた私にとって、一つの転機となる作品でした。

セーラームーンこと月野うさぎが、仲間であるセーラー戦士を集めて悪を討伐する・・・
勧善懲悪モノのシンプルなストーリーなのですが、要所で捻りが加えられており、その捻り方が抜群で・・・かなり感動させて貰った作品でした。

大切な仲間を守るため・・・皆んなが住むこの場所を守るため・・・
相手がどんなに強大であろうと、自分達の姿勢を決して崩す事はありません。
だからいつも全力・・・

そんなセーラー戦士に悪は非情です・・・敵も欲しいモノを手に入れるために必死です。
敵味方が全力でぶつかったら・・・仲間だって傷つくのは当然です。
それにセーラー戦士は若さ故、心に隙があります。
その隙を敵に突かれ、自らの意志とは真逆の行動を余儀なくされる事だって・・・

仲間が味方に襲いかかる・・・この作品ほどこの展開が苦しい作品もありません。
繋がっているのは今この瞬間だけじゃない・・・
遠い過去からずっと繋がっているんです・・・
だから何をしたいかなんて言わなくても分かるくらい通じ合っています。
そしてそれは仲間を危険に晒すことなんかじゃない・・・

だから・・・刃を向けられないからこそ生じる傷の痛みは生半可じゃないんです。
やがて悪い夢が覚め現実に戻ってきて初めて知る事の重大さ・・・
そんな悲しみの連鎖が起きるのが分かりきっていますが、防げないのが人間の業なんでしょうね^^;

そして悲しみの連鎖は・・・3期まで繋がっていました。
2期でセーラーちびムーンが仲間になり、3期ではセーラープルート、 セーラーウラヌス、そしてセーラーネプチューンの3人が仲間になるのですが、これまでのセーラー戦士とは明らかな違いがありました。

全てのセーラー戦士はセーラー-ムーンの下に集うとばかり思っていました。
でも外部太陽系である冥王星、天王星、海王星を守護に持つ3人は、セーラームーンと距離をおこうとするのです。
彼女たちは「タリスマン」という武器を携えているのもこれまでのセーラー戦士とは異なっています。

何もかもが違うことだらけ・・・果たして外部太陽系3戦士の思惑は・・・?
新たなセーラー戦士・・・?
そして敵の狙いは・・・?

気になる方は是非本編でご確認頂ければ・・・と思います。
今期も仲間を思う気持ちが溢れていて、しっかり泣ける展開が用意されていました。

個人的な今期の敢闘賞はセーラーちびムーンです。
欲しかった友達・・・でも咄嗟の行動が相手を傷付けて・・・
絶対絶命のピンチ・・・そこから救い出してくれたのは優しさ・・・
そして変貌を遂げる彼女・・・今期はちびうさからは目が離せませんよ^^

オープニングテーマは、「ニュームーンに恋して」
やくしまるえつこさん、堀江美都子さん、ももいろクローバーZさんが歌っています。
エンディングテーマは、以下の3曲でした。
セーラーウラヌス&セーラーネプチューンの「eternal eternity」
セーラーちびムーンの「乙女のススメ」
タキシード仮面の「永遠が二人を架ける」
個人的にはオープニングがツボに入りました。

1クール12話の作品でした。物語の展開上、物凄く中途半端なところで終わっているので、続編制作前提での終わり方だと思いました。
タイトルにも書きましたが、この作品にどっぷりハマッて引き返せなくなっていますが、もう引き返す必要も感じなくなっているので、このまま4期の放送を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

デスバスターズ編のリメイク

内容としてはかなり路線変更されている感じがある。
全く別物として楽しんだほうが良さそう。
13話でまとめているからテンポがかなり早い。

{netabare}転生したほたるをウラヌス・ネプチューン・プルートの3人で育てようとかレイちゃん以外同じ高校に合格とかも路線変更感じるなあ。亜美ちゃんがうさぎちゃんと同じ高校てどうなのよ。{/netabare}


OP
ニュームーンに恋して 歌 やくしまるえつこor堀江美都子orももいろクローバーZ
ED
eternal eternity 歌 セーラーウラヌス(皆川純子) & セーラーネプチューン(大原さやか)
乙女のススメ 歌 セーラーちびムーン(福圓美里)
永遠だけが二人を架ける 歌 タキシード仮面(野島健児)
ニュームーンに恋してはリズムが難しいな。よく歌いこなせるなあ堀江美都子さんを間に挟むのも面白い
EDはキャラソン感あふれている


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
未来での戦いも終わり中学3年生になったうさぎ達は、つかの間の平和な日々を取り戻していた。そんな折、予知夢を見る衛とレイ。不穏な気配が漂い始める。東京湾の埋め立て地に立てられた新設の私立無限学園に通う生徒が、次々に怪物に襲われる先祖返り減少が起こる。早速うさぎ達は偵察を開始。私立無限学園は既に新たなる敵・デス・バスターズの支配下に…。更に新たな二人のセーラー戦士が出現しとまどう、うさぎ達。私立無限学園で出会った天才レーサー天王はるかに、ドキドキが止まらず惹かれていくうさぎ。 一方、ちびうさは無限学園創設者の娘、土萠ほたると知り合い、親しくなる。やがて土萠ほたるの隠された秘密が明らかになっていく…。

第27話 Act.27 無限1 予感・前編
つかの間の平和な日々。だが、ある日「先祖がえり」という怪現象が起こり、街は騒然となる。うさぎ達は新設された無限学園へと偵察に向かうが…。

第28話 Act.27 無限1 予感・後編
ちびうさは「土萌研究所」へ迷い込み、発作で倒れこんでいる少女と出会う。突如怪物に襲われるちびうさと、うさぎ。そんな中、新しいセーラー戦士の影が!

第29話 Act.28 無限2 波紋
うさぎ達は無限学園の新入生合宿へ潜入。真夜中、魂と生気「オスティ」を捧げさせる怪しい儀式を行う有村ゆうこを見つける。新しい敵デス・バスターズとの戦いが始まる!

第30話 Act.29 無限3 2人-NEW SOLDIERS-
うさぎ達は無限学園で開催される海王みちる、羽生美々のコンサートへ。コンサートでは美々がミニットに変身し、大混乱となる!

第31話 Act.30 無限4 天王はるか・海王みちる -SAILORURANUS・SAILORNEPTUNE-
無限予備校で常に模試1位の美堂ゆいの挑発をうけ、無限学園に体験入学した亜美は敵に捕まってしまう。伝説の外部太陽系戦士、彼らの真の目的とは?

第32話 Act.31 無限5 冥王せつな -SAILORPLUTO-
照野留々が改良したテルルンという植物が生命エネルギー「オスティ」を吸い取ることを知ったまことは、うさぎ達と急ぎ無限植物園へ向かう。

第33話 Act.32 無限6 3戦士
土萌ほたるの秘密を見てしまったちびうさ…仲の良い二人の心に亀裂が。そして、謎に包まれた外部太陽系3戦士の真実が語られる。

第34話 Act.33 無限7 変身-SUPER SAILORMOON-
シプリン・プチロルの魔力に惑わされセーラー戦士達が互いに戦い合う中、突如3つのタリスマンが共鳴しあい、かつて無い現象が起こり始める。

第35話 Act.34 無限8 「無限迷宮」
一刻も早く魂を取り戻さなければ、ちびうさは死んでしまう。超生物と化した土萌教授と戦うセーラー戦士たち、そのさなか変わり果てたほたるを見つける。

第36話 Act.35 無限9 「無限迷宮」2
一刻も早く魂を取り戻さなければ、ちびうさは死んでしまう。超生物と化した土萌教授と戦うセーラー戦士たち、そのさなか変わり果てたほたるを見つける。

第37話 Act.36 無限10 無限大――上空
師ファラオ90の攻撃から、結界を張り必死で守る外部太陽系戦士達。そして命がけでちびうさの魂を守ろうとするほたるの意識が…。

第38話 Act.37 無限11 無限大――審判
セーラー戦士たちが力尽きる中、スーパーセーラームーンが「幻の銀水晶」の力を解放しようと、自ら師ファラオ90へ飛び込む。そして3つのタリスマンが共鳴し始め…!?

第39話 Act.38 無限12 無限大―旅立ち
サターンの「沈黙の鎌」が振り下ろされ、セーラームーンも消えた。世界の終焉を覚悟したその時、ひとつの光の塊がゆっくりと現れた!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

66.7 16 漫画原作で魔法少女なアニメランキング16位
先輩はおとこのこ(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (95)
264人が棚に入れました
男だけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”・花岡まこと。 ある日の放課後、まことは、“女の子だと勘違いしたまま”の後輩女子・蒼井咲に告白をされる。 「実は自分は男の子なのだ」と打ち明け、告白を断るまこと。 しかしまことの予想に反し、咲はあきらめるどころか、「男女両方の先輩が楽しめる」とテンションアップ! さらに、「私が先輩の初恋の人になってみせます」と宣言して……。 可愛いものが大好きな、まこと。 まことに恋をする、元気いっぱいの後輩・咲。 まことを近くで見守り続けてきた、幼馴染の竜二。 3人の、恋と友情と、成長の物語がはじまる――。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

幼なじみはふつうのこ

女の子の恰好をして過ごすまことを中心として、まことに惹かれる幼なじみの男の子と後輩の女の子、3人の心の機微を見事に描いた作品、私は今季1位に推したい
原作未読ですが、アニメのクオリティはとても高いです

この作品の一番素晴らしいところは「不安」の描き方、3人が何に悩んでいるのか、どうして悩んでいるのか、どうしたら救われるのか? それがとても丁寧に描かれているんですね。丁寧な心の描写で、自然と共感できるんです。

3人の心情とお互いにかけがえのない関係性を描くのがとても上手ですね、綺麗な絵、声優の演技、間の取り方、それを邪魔しないでしっかりムードを盛り上げてるBGM、その演出の繊細さに自然と3人の気持ちに共感して何度も涙が出てきました。
3人がお互いに大切に想っていること、悩んでしまう理由、ひかれあう理由、関係性が深まっていくきっかけが丁寧に描かれていて、ずっと3人が一緒にいられたらいいなって思います

~各キャラクターについて~
【まこととまことの父母について】{netabare}
まことは女の子の服は着たいけど、女子になりたいわけじゃないんですよね
お風呂に男子と普通に入ってることから(たぶんお手洗いも)、性自認が女なわけではない(まだ結論が出てないだけかもだけど)
でも竜二の好意にも咲の好意にもドキッとする、恋愛対象は男なのか女なのか?それとも恋愛感情とは別の感情なのか?

この部分を簡単に結論出さずにゆっくりまことの心の変化を描いているのがいいですね、「僕は可愛いものが好きだけど、男になりたいわけでも女になりたいわけでもない、自分らしく生きたい」って、ヒトは男か女の2つに単純に分けられるものじゃないんですよね、女の子みたい?男っぽい? 男だから女の子の咲が好き? 女っぽいから男の竜二が好き?
そんなことは他人が決めることじゃない、僕はかわいいものが好きだ、竜二が好きだ、咲が好きだ
とても共感できるシナリオでした。

例えば3話では男の恰好をしているまことに好意向けてくる羽川さんの表情が描かれてないですけど、4話でまことが羽川さんに謝って、その時に表面的なことだけじゃなくてちゃんと心で向き合ったことで、はじめて羽川さんの顔がちゃんと描かれたんですね。これはまことがクラスメイトの女子Aじゃなくて羽川さんとしてちゃんと向き合ったことの表現だと思う。
まことも「どうせ相手は本当の僕を見てくれてない」と自分から心の壁を作っていて、相手の事をちゃんと見てなかったことに気づいたっていう描写だと思う、こういうところが緻密で好きですね

2話と11話で女の子の服をウインドウショッピングする描写がありますが、2話の時はまだ恥ずかしがってる様子あるけど11話の時は周りの眼を気にせずにお買い物しています、前を向いて生きてきた成果ですね。
これは母親にも言えることで、2話の時に可愛いハンカチを見つけて取り乱してたけど、この時、お母さんは結婚指輪しないのかな?って思ってたら11話では結婚指輪してるんですね。手元が強調されているので意図的な表現だと思うんですが
2話時点では、まことにかわいいものを好きにさせないようにしていて逃げていたのを、まことに向き合っていこうっていう前向きな気持ちが表れていると思います。

疑問に思ったのは、女装が好きなお爺ちゃんと血のつながりがないまことの父はお爺ちゃんと連絡とりあってるみたいなのが違和感あるのと、やけにまことのこと受け入れてるのも違和感がある
これもステレオタイプだけど、男の子の女装趣味って男親のほうが理解ないようにおもうから、理解ある父親ってのが不思議だった
ここまで父親の心理はあまり描かれていませんけど、肩に触れるなどまこととの接触も多い。
もしかしてお父さんにも女装の趣味があるのか、それともまことのことを性的に見てるかどっちかじゃないかな?って思った。
勘違いだったらごめんなさい

「かわいいものが好き、女の子の恰好するのが好き」それははっきりしていたので、過去は周りの眼、それからそういうものを嫌悪する母との葛藤がありました。
母親はまことのこと全然見てない酷い親なのかと思ったらそんなことなくて、ちゃんとまことのことを見てたんですね。
母だって自分のトラウマと息子の気持ちの間で長い間葛藤して、ありのままのまことを受け入れたい気持ちもあるところが中盤でも描かれていました。自身のトラウマも簡単に切り捨てられないからこそ、思い悩んだのでしょう。母だって人なのだから当然です
父のような女装趣味にさせてはいけないっていう気持ち、まことの気持ちに寄り添いたい気持ち。その葛藤はまことのことを第一に思っての事でした。

まこともそんな母の葛藤を知らずに自分の中でありのままの自分を受け入れて欲しいと勇気を振り絞って向き合ったのが心の成長だし、最後は母とまことがお互いに正面から向き合える形で1期が終わってとても良かったです
{/netabare}
【竜二】{netabare}
自分の好きがはっきりしているまことよりも、竜二のほうが複雑だと思った

まことの可愛い見た目に惹かれたのか、まことの人間性に惹かれたのか
相手は男で幼なじみ、自分の恋愛対象は男なのか、女なのか、まことが特別なのか?

彼は他の女子や男子に惹かれている描写がまったくないんですね。
これも恋愛対象が男なのか女なのかあえて描かないことで2期があるならそこを描いていくのかな?って思います
たぶん、まことが特別なだけで、男性女性とか見た目とかじゃなくてまことという人間に惹かれたんだと思いますけど

まことのほうは竜二に親愛の気持ちは強いと思うんだけど、たぶん恋愛対象として惹かれているのは咲だと思う、細かい描写を見て受けた印象だけど。
竜二くんにとってはこの先つらい展開になっていくんじゃないかなー?って思って、これだけいい人なのに悩み多くて大変ですね

タイトルも「先輩はおとこのこ」 つまり咲とまことがメインの話なんですよね。一期だけだと竜二とくっつくようにも見えるけど

この先、咲が先輩への想いにどう決着つけるかわからないけど、竜二とくっつくと「やっぱり性自認も女なの?」ってツッコミになりそうで
シナリオのメタ的にどっちかを選ぶってなったら分が悪いなあって・・・
でもこれだけ繊細な心を丁寧に描いている作品なので、そんな単純な構図にはらないと期待しています。

そんなわけで私は竜二くんを応援してます!

{/netabare}

【咲】{netabare}
圧倒的な孤独を抱える咲ちゃん、この子にも共感できるところが多かった
誰にでも好かれるキャラを演じて明るく振舞ってるけど、ホントは特別な人が欲しいんですよね、自分のことをちゃんと見てくれる。
3人で星空を眺めるシーンとかケガした足を二人が気遣うシーンなどから、まことと竜二が自分にとっての特別になっていくのが丁寧に描写されていますね。
素直に心が温まりました。ずっと二人と一緒にいられたらいいねって

まことと服を交換する描写あるけど、これは日ごろからそういうシチュエーション思い描いてたんじゃないかな? 先輩がこれ着たら可愛いだろうなーっていう感じで
可愛い服を美少女が着ているところを想像するだけで楽しい感覚は男性にもわかりますよね??
2話でショッピングした時に竜二から「大きいだろ」ってツッコミされてたけど、これは間違えたんじゃなくて、たぶん先輩でも着れそうなサイズをあえて試着してるんだと思う、試着する前にふつうはサイズ見てから持っていくし
おそろいの服を着たいとかそういう願望もあったのかも

咲は自分の気持ちが「先輩を性的に好き」なのか「友達として好き」なのか「孤独を埋めてくれる相手」ならいいのかわからず悩んでいました。
竜二も咲のことをちゃんと見てくれていて特別な人と咲は認識しているようですが、竜二に対する態度とは違うのでやっぱり恋愛なんじゃないかな?
二人に対してどういう感情に落ち着くのでしょうね?

一期の間ではその辺がまだ結論出てなさそうだったけど、ここからどう彼女の気持ちが動いていくのか気になりますね
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

リアルな心情や環境が刺さる。

初見評価
最近多いジェンダーレス作品。
割と軽い雰囲気の作品かな?
自分も学生時代同性を好きになった事あるけど、少し距離が近いだけでホモホモ騒ぎになり、親に同性愛って人がいるんだってーとそれとなく言うと「キモ」と一蹴されたことがある。性別関係なく人のことを愛せるってとても素敵な事と思ってた当時は人格否定されたようで傷ついた記憶がある。
だから主人公の気持ちがよくわかる。俺もこんな美形だったら女装してたと思う。

9話まで視聴
男だけど女性的な主人公、男だけどそんな主人公が好きな友達、女で主人公のことを好きだと思うけど好きがわからない後輩。
それぞれが相手のことを思い動くからすれ違いも起きて、、、。
それに合わせて、それぞれの家庭環境が見えてきて少しずつ重くなっていく。

友達の家庭はおそらく平均的な家庭。
主人公の家はお母さんがヒステリックで不安定。
後輩の家がかわいそう。
自分も小学生の頃、父は「子供はいらない」と女を作って出て行って、母はヒステリック系で日々育て方を間違えただの産まなければよかっただの言われ突然数日帰ってこなかったり怒鳴るは物を投げるはで中々苦労したほうだと思う。
家庭って選んで生まれれないし、事あるごとに普通の家庭だったらなって悲しくなる気持ちよくわかる、家族が味方じゃないと思った時の孤独感はとても辛かった。でも、一番つらいのはそんな親でも自分にとっては家族で憎いんだけどどこか信じて期待してしまうそしてまた裏切られて自己嫌悪。
いっそのこと他人と思えたら楽なのにって何ども思った。
そんなしんりがリアルに描かれてると思う。
けどなんか、ホントはいいお母さん風で閉めようとしてるけど身勝手な親は許せない。

自分語りが多くなってしまうけどそれくらい現実的な設定で自分と重ねてみてしまう。
蒼井ちゃんのこの経験は無駄にならないきっと幸せになると信じたい。

後、残念ポイント。
作画が低予算なりに頑張ってるって感じ。もっと金かけてたら大作だったと思う。あと、ED騒がしい。雰囲気台無し。

最終話まで視聴
最終的にそれぞれの家庭の問題も一歩踏み出すことができ幸せな形で終わることができよかった。ちゃんと区切りよく終わってくれてとても好印象。
主人公とお母さんが歩み寄る展開とかグッとくるよね。
ただ回収できてないことが気になる。
1,結局蒼井ちゃんのお母さんはなんであんな長い間あってあげなかったの?
金に余裕出来たから会いに来たってちょっと都合よくない?また余裕なくなったら捨てるってこと?
貧乏だろうが今の日本ならまともに働いてれば生活はできると思うし、
ましてやおばあちゃん家持ってんならバリバリ働けば三人で生活だってできたんじゃないの?
そこについての説明がほぼなくなんかいい雰囲気って感じでごまかしてた感じ。
2,蒼井ちゃんのお母さんがまことに似てた発言。その設定いる?
なんか見覚えある。(誰なんだろう。)あ、まことに似てる(え、複雑な関係?)って憶測が膨らんだのにそのまま触れることなく終わった。
え、その設定いる?それとも、原作では続きがあるのかな?

もしかしたら、今後明かされていくのかもだけどとりあえず気になった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『嫌なわけ…ない』

3人の少年少女恋と友情と成長の物語

可愛いものが好きで女装するまこと
まことを見守り続けてきた幼馴染竜二
特別な気持ちがない元気な後輩蒼井

作画、内容共に高評価◎
まこと可愛すぎるし竜二リアコだし蒼井ちゃんいい子やし、個人的に推せる作品

結構抱えてる事重いけど、元気にさせてくれるワードだったし、たまにすごく考えさせられて泣きそうなったけど可愛さとカッコ良さが爆発しててたまらんやった。私ゎw

op.edも頭から離れない感じで良き◎

どういう目線で楽しむのが正解か男女両方のペアが楽しめるのゎ美味しいなとおもった作品

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2
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