昭和で気持ち悪いなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの昭和で気持ち悪いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月03日の時点で一番の昭和で気持ち悪いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.5 1 昭和で気持ち悪いなアニメランキング1位
地下幻燈劇画 少女椿(アニメ映画)

1992年5月2日
★★★★☆ 3.4 (62)
226人が棚に入れました
浮世絵のような作風で国内外で人気を博す漫画家・丸尾末広の『少女椿』を原作にした劇場用アニメーション。物語は、両親の死により行く宛がなくなった少女・みどりが主人公。彼女は、手のない者や両手足がない者などが出演する見世物小屋で働くことになる。そこで西洋マジックの使い手・正光と出会い、二人は惹かれ合うようになり、見世物小屋の団長が夜逃げしたことをきっかけに、みどりと正光は再出発をしようとする。しかし、正光が通り魔で刺されてしまい、一人残されたみどりは……。 本作は児童ポルノおよび児童わいせつに関する法律に触れ、東京国際ファンタスティック映画祭2004を最後に、8年間は上映禁止となった問題作。過激な内容と映像表現が特徴の伝説的な作品で、地下上映などの特設会場を設けて公開してきた。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

カフカ的不条理を昭和カストリ誌的に表現しました…かな?

 本作は不条理系の実存主義的な話…なんでしょう。カフカの田舎医者がショートアニメで作られていて比較的簡単に視聴できるのでそちらも本作を読み解くには参考になるかもしれません。

 こういう訳のわからない作品に出合ったときに注目すべきポイント。主人公は、死を考えているか。神や祈るべきものか規範を持っているか。不幸の原因をどう考えているのか。どういう生き方を選択しているのか、を見ればいいと思います。

 本作は、不幸の連鎖でどん底に堕ちている少女の話です。この時に彼女は自殺を考えません。そして、神にすがりません。この点は重要かな、と。この2つは精神的な死とみなすとしているんだと思います。

 神あるいは超常の絶対者の意思や死後の世界を前提にすると、救済はありますが、人間の生き方としてどうなのか。不条理を受容し、生きている意味を見出すことは出来るかもしれません。が、それは現実から目を背けた逃避であり、この人は主体的に生きていると言えるのだろうか?
 これは自殺とは表裏ですが、一方で同じことだと言えなくはないでしょう。スピリチュアルや心霊に傾倒することは回りまわって、自分の死による断絶の否定です。

 少女は生きようとします。劣悪な環境でも、花を売り母を助けようとします。犬を愛し男を愛し、逃亡を企てます。結果として男は殺されます(ちょっと「君の膵臓が食べたい」を思い出します)。この理不尽な仕打ちに少女は絶望します。家族の団欒を夢想します(ここは「クラナドアフター」を思い出します)。最後は暴れます。このワーっという爆発は「この世界の片隅で」の玉音放送を聞いたすずさんでもあります。

 さて、彼女は死を選ぶでしょうか?多分、理不尽なまま生きて行くでしょう。宗教に傾倒するのではなく、おそらく身体を売ってでも、生に固執する気がします。この見世物小屋の団員たちと将来は同じになるかもしれません。

 この少女は不幸を他責にしていません。自分のせいにもしません。それが世の中だと自然と受け入れます。そして、誰かの施しをプライドで拒絶もしません。幸運として受け入れます。

 本作は原作者の趣味で12歳の少女を使ったこと、実存主義と相性がいいエログロ、レイプ、身体障碍と組み合わせたことで、不遇の作品となりました。ただ、創作物のロリって描き方によっては意味が生まれてくるですけど、とにかく欧米のポピュリズムは形式で見ますから。ケッチャムの「隣の家の少女(閲覧注意)」はOKで本作が駄目というのも解せませんけど。

 本当に人間とは何かを考えるなら、表現の規制があっては絶対描けないものはありますからね。ある歌のフレーズですが「表現を自重する芸術家」というのがあります。少なくとも本作とは無縁でしょう。

 ただ、人の目に届かないと主張はできない、という考えもありますけどね。

 私としては面白くはありましたが、ただ考えるべきことは上で書いたようなカフカ的不条理主義です。見せ方や視点はありますが課題は決まってますからね。その点で新しい考えが私の中で生まれたかというと、ちょっと自信はありません。再考するきっかけにはなりましたが。

 それと、ガロ的なというか昭和初期のエログロナンセンス的なカストリ誌的イメージを作りすぎている気がしました。コミック版だといいんですけど、アニメとの相性はどうなんでしょうか。実写版があるそうでそっちも機会があれば確認したいですね。

 万人にお勧めしませんが、たまにはこういう作品で気持ち悪くなるのも、良いかもしれません。プラスの感情にせよ、マイナスの感情にせよ時間の無駄ではないと思います。


追記 ヒロインが社会の中で生かされていて、彼女の選択は主体的に見えて主体的ではない。戦後の資本主義…民主主義の中で生まれた最下層だという見方をすれば構造主義的な見方ですがこっちの感じでもない気がしました。
 ただ、ヒロインは選択しているか…といえば選ばされている気もします。

 作家の意思で構造主義、実存主義というのが使い分けられるのかは私はまだ理解できていません。例えばカフカを構造主義的に読むことが可能で、構造主義の中に実存主義は包含されていると考えるのか、実存主義的な創作や読解は既にできないですべては構造主義なのだ、と考えるのかは勉強中です。



 

 

 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不幸と闇

ご存知ある方は年配であると思いますが、児童文庫版の江戸川乱歩や
横溝正史の小説表紙、楳図かずおの単行本の表紙を見た時と
同じ感覚になる作品。

推測ですが、最初は怖いもの見たさから戻れなくなってしまうような
不思議な世界です。

物語は全体を通して少女ミドリの不幸と、ささやかな幸せが描かれています。

昭和初期の時代設定なので「見世物小屋」という、今のご時勢では
明らかに規制がかかる舞台が取り上げられている。

この物語から何を感じるのかと言いますと

「不幸を抱えた者同士が、さらに不幸な人から幸せを奪いあう」

というような、人間の闇を感じられます。

人の不幸を見るのが好きな方には興味あるかもしれませんが
歪んだ人間像になりかねないのでオススメはしません。

個人的ですが作画や世界観は気に入っています。
中途半端に作り上げた安っぽい暗さより、生々しい暗さは評価できます。

実写映画もR-15でありますので、興味があればそちらも
視聴されてください。

(余談)

児童が読むグリム童話でもありますが
「怖い」「見たくない」「気分が滅入る」
といった感情は過剰に受け入れる必要もないのですが
受け入れることを拒むと気持ちの耐性がつきません。

綺麗な絵空事ばかり受け入れても、恐怖は現実に存在します。

現実で怖い事件などがあっても、真実味(危機感)を
感じなくなってしまったら、恐怖から逃避しているかもしれません。

恐怖という感情は積み重なることが難しいと感じています。
機会があれば適度に恐怖を味わうことも必要かもしれないですね。

恐怖を感じられる人は、自分以外が感じる恐怖を理解できるのでは
ないかと私は思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

ぴろむー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

はまる人ははまる!

人に勧められて観ました。


観始め→え・・・何これ、なんかおどろおどろしい雰囲気で怖そう(・.・;)

中盤→なんか気持ち悪いけど惹かれる・・・!

観終わって→なんかボーっとする(;´Д`)


とにかく世界観に圧倒される!ストーリーは至ってシンプルな気が・・もう一度観たらもっと理解できるのかもですが、観る勇気が出ない。でももう一回観たい、でもなぜか観れない!


エッチしてるシーンやグロい場面の記憶はあまりないのに、なぜかエログロの極みを感じました。
妖しい、艶かしい、生々しい、おどろおどろしい、そして吐き気を催す、なのに魅力的。理屈じゃなく五感に訴えてくるような作品。


顔を両手で覆って指の間から観るような、そんな怖いもの見たさみたいな気持ちで鑑賞しました。

気持ちわるいのになぜ惹かれてしまうのか未だにわからない。
はまる人は何度も観てしまうと思います!

もの凄い魅力あると思いますが、ものすごーーーい人を選ぶ作品です。


物語は☆4くらい、声優はヒロインみどりちゃんの声がかわいすぎ、キャラは好きなキャラはいません(;´Д`)
雰囲気・世界観が☆6くらいだったので、適当に上乗せしました(*´艸`*)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

62.1 2 昭和で気持ち悪いなアニメランキング2位
おそ松くん(1966年)(TVアニメ動画)

1966年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
81人が棚に入れました
六つ子の“おそ松”兄弟、天涯孤独のワルガキ“チビ太”、横丁のアイドルの“トト子”、自称おフランス帰りの“イヤミ”、いつも縞のパンツ一丁の“デカパン”、両手に箸を持つ“ダヨ~ん”、頭に日の丸を立てた“ハタ坊”・・個性的なキャラクターがドタバタ劇を繰り広げる。

声優・キャラクター
加藤みどり、北浜晴子、田上和枝、小林恭治、白石冬美、八奈見乗児、麻生みつ子

ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

とてもおもしろい!オススメのバカアニメ!

・1966年の作品!!それってどんな年?

サッポロ一番しょうゆ味!を発売
日本でメートル法完全施行!尺貫法、ヤード・ポンド法などの公的な使用が禁止
ウルトラマンが放送開始
明星食品が「チャルメラ」を発売
江崎グリコが「ポッキー」を発売
トヨタ自動車がカローラを発売
ウォルト・ディズニーが死去

↑wikiより
なんか発売ばっかだな・・・

ちなみに
サザエさん生誕20周年という年でもあります
サザエさん、やばすぎん?

・赤塚不二夫のイカレ作品第1作
数々の頭のおかしい作品を世に爆誕させてきた赤塚不二夫
その「頭のおかしい作品」の一作目です
赤塚不二夫の代表作といえば、天才バカボンですね

・六つ子は六人というより、一人の少年
「おそ松」という司令塔の元動く
6人と言うより、「6人の集合体としての1人」、
「常に分身の術を使っているおそ松」という見方がしっくりくるか

・バカボンパパにそっくりのカッパがいる
途中カッパが出てくる回があるんですが
カッパのオヤジがバカボンパパに瓜二つ・・・

・途中声優が代わる
デカパン博士とチビ太の声がいきなり代わる
それも、まったく前の声優を踏襲していない
チビ太などは、少年らしい声から幼稚園児の声に急激に変わる
いやまぁ、これはこれでいい

・加藤みどり
言わずと知れた、サザエさん声優
「同一のアニメ作品のキャラクターを最も長く演じてきた声優」としてギネス登録されている
な、な、な、なんと
おそ松の声を演じる!
そして準レギュラーのはた坊の声も演じる
いやぁーぜんっぜんわからんわ
サザエの声の面影はゼロです

・ミッキーマウス形式
これはびっくりした
毎回同じキャラが違う役で登場します
チビ太は今回は六つ子のライバル、次の回では六つ子と初対面のレストランの店員
次の次の回では船の船員、次の次の次の回ではまた六つ子のライバルなど
六つ子たち松野家を軸としてイヤミやチビ太、デカパンなどは毎回役柄が変わる
イヤミは王様の回もあれば社長の回、サーカスの団長の回、乞食の回もあるなど・・・

六つ子たち松野家は変わらない
めったに出ないがトト子(しずか位置)も変わらないのかな

・昭和のアニメのレビューでは毎回毎回書いてるけど・・・
今は放送できないだろう
小学生が車の運転をしていたり、動物虐待
「あわれなめくらでございます」という乞食が出たり
その他放送禁止用語出まくり
これ今放送したら1発放送禁止、全話封印、放送委員会から呼び出しでしょう

・やたらホームレスと動物虐待が多く出る赤塚不二夫作品
赤塚不二夫作品の特徴の1つ
動物虐待とホームレスがやたら多い
この作品も例に漏れず多く登場する

・たまに目が気持ち悪い
言葉で説明するのは困難
驚いたときや、眠いときなどなど
目がなんか・・・変になるんですこのアニメ
すごく気持ち悪いというか
・・・・うーん難しいwww
見りゃわかる

◯よい
・六つ子はちび太と仲良しで仲が悪い
六つ子にとってちび太の存在は基本的に「敵」
毎回どちらかがどちらかにボコボコにされる

・・・が、チビ太が誘拐され10万を要求されたときは六つ子は満場一致で「助けよう!」と即断
両親に金を出すように説得する
非常に爽快

・六つ子たち
主人公の位置にいる
「6人もいてどうすんねん」とは、今だに思う
三つ子くらいでいいんじゃね?www
基本、六つ子たちのリーダー的な位置にいる「おそ松」が主人公かな
六つ子のうち一人が出てくるときはほぼ間違いなくおそ松である

6人もいるので、名前とか覚えるの大変そう・・・などと
思う必要は一切なく
6人全員が同じ顔に同じ服装に同じ性格で
一人一人に個性などないので「おそ松」の名前だけ知っていれば
それで問題ない

・愉快なチビ太
おでん大好きの動物使い
猫やカラスやカエルなど、動物を操ることが多い
基本的に六つ子と敵対しているが、仲間のときもある
とても愉快で楽しいキャラで、大好きです!
「けけけけけ」という笑い方が特徴
デカパン博士と仲がいい

・そして・・・恐らくバカボンパパと1、2を争う赤塚作品の有名キャラ、イヤミ
「シェーーー!!」「おフランスの~」「~ちょっ!」が口癖
様々な役柄でほぼ毎回出る
上に書いたちび太と違って、出てくるときはかなりの高確率で
六つ子たちと敵対している
非常に楽しい、大好きなキャラ
イヤミなくしておそ松くんは成立しない
ドラえもん、サザエさん、バカボンパパなど日本を代表するマスコットキャラの一人
この作品そのものや、おそ松やチビ太の存在を知らなくても、
イヤミと「シェー!」は誰でも知っているであろう

・楽しい「だよんのオヤジ」
こいつも様々な役柄で出番が多い
いつも語尾に「だよ~~ん」や「よ~~ん」をつける
しゃべり方が独特で楽しいキャラ

・独特すぎるキャラたち
上にあげたキャラ意外にもハタ坊やデカパン博士など楽しくて独特すぎるキャラがいる
こんな独特でイカれた楽しいキャラを次々考えつく漫画家他にいないんじゃないか?
彼ら独特すぎるキャラたちが作品を大いに盛り上げる!
最高っす!!

・神声優
演技臭くない演技をするのでとても自然!
個性的すぎる声優が多く、声を聞いてるだけでも楽しい
神声優ってのはこういうことなんだろうな
特にイヤミの声優と演技は神

・小林恭二
すぐ上にも少し書いたけど、イヤミの声優

赤塚本人が直接スカウトした声優で
これはもう、一度見てみて!としか言いようがない
こんな声優がいたのか!?というすごい声優だった

・イヤミ好きだわ
イヤミは大人なんですが
六つ子と野球をしたりチビ太とつるんだり、子供のような大人
こういうのはいいっすね、なんか
ガチガチの大人ではなく
子供心のまま、子供と付き合う
ほんとうの意味で「子供のままの大人」という感じ
憧れる

・アニメ史上最高のBGM
昭和アニメの特徴、ジャズミュージック
最高のジャズでした!
個人的にこのアニメのBGMはナンバー1

◯わるい

・クズ親
おそ松らのオヤジと、
おそ松らの母ちゃん
六つ子の母ちゃんはのび太の母ちゃんである野比玉子にそっくり
イヤミいわく、「汚い顔した頭悪そうなおばはん」

こいつらはなかなかのクズ
上にも書いたがちび太が誘拐され10万を要求され、おそ松ら六つ子が両親に「助けよう!」と説得しても
このクズ夫婦は「でも、ちび太よ?w」と無視しようとする・・・
腹黒すぎ

・クズ息子とクズオヤジ
じゃあ、松野家の絆は確かか・・・と思えばそうでもない
母ちゃんが働きすぎで目が見えなくなった回があったのだが、
普通は母ちゃんを労って、母ちゃんの代わりに家事や家のことをするのか、と思えばそうでもなく
六つ子は「これ幸い」と母ちゃんから言いつけられた家事をサボりまくり逃走www
逃げそこねた一人を除き、誰も家に残らず
父ちゃんも行方不明になるしまつ
結局母ちゃんは病み上がりの体に鞭打って、コイツラの代わりに家事をやる・・・
薄情一家

さっさと逃げ出した親父にいたっては
「日曜日も会社じゃ楽じゃないわwww」と
逃げたことに言い訳し、嘘をつく始末
ひでぇwww

・六つ子を判別する方法は1つもない
6人いるとはいえ、ほぼおそ松が主人公
誰かが名前を呼ぶまで、六つ子の中の誰なのかを特定するすべはマジで1つもない
すべて外見は同じ
ちなみに声優さんは六つ子6人に対し3人ついている
つまり、声優さん一人→六つ子のうち二人を担当している
なので、声優さんの声を聞き分けて、二人に絞ることはできる(自分はそれすら無理だったが)

・チビ太の声優さん
初期のチビ太は「けけけけけ」という笑い方がとても似合う、少年!といった声だったが
突如声優が交代し、しかも交代後は
幼稚園児(女児)みたいな声になってしまう
チビ太の口癖「けけけけけ」の笑い方も、なんだか無理やり出してる感じで
自然な感じがなくなった・・・
まぁ慣れるけどね(自分も声優さんも)

・秒で矛盾するデカパン博士
イヤミが虫やカエルをいじめる!

デカパン博士「かわいそうに!動物をイジメルやつは許さん!」

虫やカエルなど小動物が強くなる機械を発明したぞ!

猫を実験に使おう!

猫、アリに投げ飛ばされ吹っ飛ぶ

・・・・・なんやこれwww

◯THE VERDICT

10/10

・はちゃめちゃギャグアニメ
はちゃめちゃです
めちゃくちゃです
それがいいんです!!
赤塚不二夫産ってのはそういうもんです

・ミッキーマウスに似ている
毎回同じキャラが違う配役で出ている点や
耳に残るジャズミュージックが毎回入っている点など
第一話から俺はミッキーマウスっぽいと感じていた

・六つ子が1回も出なかったり、5秒くらいしか出ない回がある
だからなんだって話ですけど
珍しい
ドラえもんで言うと、のび太の出番がないようなもの

・猟奇的なおそ松
六つ子のリーダー格
他の5人に「カラ松は~~してこい!」「十四松は~~してくるんだ!」
など上から命令できる六つ子の司令塔
こいつ、子熊を生きたまま首をちょん切ろうとしたり
チビ太を茹でた鍋に放り込んでクマに食わせようとするなど
極めて猟奇的で凶悪な性格

最新作の「おそ松さん」で、えらくBL層に気に入られているが
彼女らはおそ松の本当の姿を知っているのだろうか・・・
ちなみに自分は今のとこ最新作(BL版?)おそ松を見る予定はない
「おそ松」というのはこの「白黒版おそ松だけ」である

カラー版おそ松はこの白黒版と同じ話が多いが(要するにリメイク)
結末が赤塚の意向に反して変な終わり方をしていたりする
白黒版おそ松だけが、全て赤塚の意向を反映した作品であり
原作者の意向に反するというのはもう、おそ松ではない

・猟奇的なチビ太
チビ太もチビ太で、クマに襲われ食い殺される寸前の六つ子を前に
一人だけさっそうと逃走
しかも「今頃クマに食われてんだろうな、ざまあみろwww」
と、心配する様子は1ミリもなくむしろ喜んでいる
猟銃を乱射して鳥を撃ち殺しまくり「けけけけ」と大笑いするなど

六つ子は、なんだかんだ言っても最後には
「助けてやろうよ」「大丈夫か?」などと声をかけたり
ずっと上で書いたけど、誘拐されたチビ太のために10万を工面するなど
チビ太の身を本気で心配したりもするが
チビ太にそういう人間味は皆無・・・

・オススメ!
最高クラスのバカアニメ
頭空っぽにしてわけのわからないはちゃめちゃなぶッとんだバカアニメを探してるならこれ!
おすすめです
とてもおもしろかった!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆赤塚原作アニメ

貴重な昭和史が詰まったアニメでギャグのお手本
みたいな感じの作品です。


むつごがおんなじキャラクターで代わり映えしない
ですけど声優さんがそれぞれ違うんですね。(*^^*)


1966.2.5-1967.3.25(全56話)


制作/毎日放送、チルドレンズコーナー、スタジオゼロ

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
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