戦いで銃撃戦なアニメOVAランキング 2

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69.4 1 戦いで銃撃戦なアニメランキング1位
スプリガン(Webアニメ)

2022年6月18日
★★★★☆ 3.6 (47)
158人が棚に入れました
かつてこの地球には、優れた文明が存在した。現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力"を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った『我々の遺産を悪しき者より守れ 』というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。その組織の特殊工作員を…スプリガンと呼ぶ。

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

皆川さん作品は私の中2期から外せない。Netflixアニメ問題。

 「スプリガン」と「アームズ」といえば、私の中2期には欠かせない中2作品として青春の1ページでしたが、残念ながら映像化にはあまり恵まれてこなかった。故に本作には期待するところもあったが、正直日本発のNetflixオリジナルアニメには共通する問題点を抱えていることが多いので不安もありました。その不安はやはり的中してしまったと言わざるをえません。


 日本発のNetflixオリジナルアニメは、どういう風に予算を確保してリソースを配分してるか詳しくはわかりませんが、どうにも予算が潤沢とは思えないクオリティーの凡庸さが目立つ。しかも、共通してCGを多用したがるが、これまたレベルが低くて益々不安を募らせる。皆川さん作品の最大の魅力はなんといっても皆川さんの画力なのでそれが表現できていないのは勿体なさ過ぎる。


 昔の映画版も皆川さん絵柄じゃなかったし、アニメで表現するのには地味に向いてないタイプなのかな?という気もしますが(映画版は絵柄は違うとはいえ作画の力はかなりのものだった)。



 となると全然駄目なアニメ化なのか?と聞かれると個人的にはそうでもないのです。4話の「帰らずの森」は明らかに他とは違う気合の入りようで、特に好きな脇役キャラである暁と吉野が活き活きと躍動しているのは本当に嬉しかった。特に暁を、現在一番信頼できる声優な細谷さんがやってるのが最高すぎる!。あと、朧を映画版ではジャンを演じていた子安さんがやってるのもニヤリとさせられる。それだったら優も映画版と同じく「しょーなの!」こと森久保さんで良かったような。


 ただ、この6話だけじゃ全然もの足りない。こっから話数を重ねていくからこそ、彼等の物語終盤の展開が活きるのであってこれだけではなんとも言えない。昔の漫画だから人気作品とはいえそこまで膨大な巻数ではないが、いくらなんでも話が緒についたばかりで最後までつくっていただけなれば始まらない。あと、刃牙もそうだったけど、CGの使用は止めていった方が効果的ですので一考ください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

疾走する妖精たち

原作・漫画、たかしげ宙×皆川亮二。

超古代文明の遺産が世界各所で眠っている。
その優れた遺産の研究に大国の軍部が介入し、
世界では秘密裏に争奪戦が繰り広げられている。
特殊組織アーカムはスプリガンを擁し、
彼らの遺産を権力から守り平和維持に尽力する。

ミリタリー色の強い冒険活劇です。
主人公は天性の身体能力を持つ御神苗優。
{netabare}敵兵との迫真の格闘戦、銃撃戦は、
残酷なほどの描写で、身体は肉片と化し、{/netabare}
彼はかつて栄えた、超文明の遺産を巡り、
世界各地を探索し、遺跡の封印をして行く。

旧劇場版はノアの方舟を巡る物語ですが、
こういった考古学的な物語設定も魅力であり、
{netabare}富士山麓の祭壇、呪われた森と王の物語、
水晶髑髏など、幾多の遺産が登場します。{/netabare}

緩い日常もまた楽しいです。
陰謀に巻き込まれ奮闘する少年が、
普段は出席日数を気にする高校生である。

原作漫画も人気ある作品、
シーズン2も楽しみにしています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

古い作品のリメイクは良いですが、少年向け、古すぎるものは手を入れて欲しい。

 ネトフリの方向性として、古の作品を現代の技術でリメイクするのは悪くないと思います。人物の作画は丁寧だし、エフェクトもいいです。ちょっと室内の背景、家具等が安っぽいというか抜きすぎな感じもしますが、なかなかの水準で仕上がっていました。

 作品としては、とにかく古さは隠せません。バトルしながら自己紹介とか自分の武器を解説したり、作戦を個人に頼ったり。頭になんの防御もなかったり。
 要するにバトルとヒューマンドラマ的な何かがある、スーパーロボットアニメ的なものです。古いというのか少年マンガ的な展開というのかわかりませんが、ストーリーに理屈も論理性もない感じです。少年がちょっと年上のお兄さんの活躍のカッコよさを楽しむような作品に見えました。

 失敗は、少年向けのマンガを深夜アニメ(本作の場合はサブスクですが)にする場合には、若干ストーリー展開の理屈、キャラの行動原理、設定のチューニングを変えないと、視聴者層と内容が合わないということです。

 1話で出てきた言語学の教授を中心に、古代遺跡の発掘と解読をしながら、その辺をテーマに進めればなかなかのSF作品あるいはバトルアクション作品になると思いますが、1話でいなくなりますので、あれ?という感じでした。
 古代遺跡とか先史文明とか雰囲気はよかったんですけど。現状転戦しながら出会いがあって1話でサヨナラ、みたいな感じで進むので、謎そのものに魅力が作り切れていないので厳しいです。
 設定としてオーパーツというのは悪くないんですけど…そこに謎解きの仕掛けとかはなさそうです。

 とにかく主人公以外にメインキャラ、サブキャラがほとんどおらず、ゲスト制なので主人公に乗れなければ感情移入の相手先がいません。そこが辛い。朧というキャラがなかなか面白そうでしたが、あまり活躍しないまま終わってしまいました。


 総評すると、昔のコンテンツから金があるサブスクが丁寧にリメイクするという取り組み自体は悪くないと思います。結果的にアニメの出来はかなりの水準に仕上がっていました。

 ただ、過去のアーカイブから作品を拾ってくる場合のチューニングの仕方、アニメマンガの視聴者の年齢層が上がっているし、リアリティということに関しては昭和平成初期からは格段に目が肥えていることを考えて、もう少しいじってもいいのかな、という気がします。
 
 原作通りというのは誠実に見えて手抜きです。特に原作が今の作品ではない本作はなおさらです。平日の夜7時に1年かけて4クールでやるなら本作は優れた作品でしょう。が、そういう時代ではありません。時代に合わせて、あるいは視聴者に合わせて、作品をいじるのがアニメの魅力でもありますので、取り組みは継続しつつ頑張ってほしいところです。






 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

62.4 2 戦いで銃撃戦なアニメランキング2位
キャット シット ワン[Cat Shit One]-THE ANIMATED SERIES-(OVA)

2010年10月4日
★★★★☆ 3.7 (27)
122人が棚に入れました
『Cat Shit One』(キャットシットワン)は小林源文の漫画作品(フィクション)。テロリスト集団に捕らえられた人質を救出すべく、現場へ向かったウサギの特殊部隊員、パッキーとボタスキー。人質の命が危ないと判断したパッキーは、救援を待たず、たった二人での奇襲攻撃を企てるが…。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

みんなわかってると思うけど某リドリー・スコット監督作品の(高尚な)パクリ!w

なんか近所のヴィレバンがやたらプッシュしてるので今更感もアリながらご紹介


シュワちゃんでもなければ、スタローンでもない!
もちろんヴァンダムでもチャック・ノリスでもありません!w
この映画の主役はシルバニアファミリーよろしく擬人化された動物さんたち
【動物さんたちが銃火器乱射して血みどろの白兵戦を繰り広げる】約20分強の短編CG映画
ハッキリ言ってミリタリー映画に興味の無い方にはオススメできませぬ内容でつ><;


戦争映画の中身をアレコレ言うのは個人的にはナンセンスと思うのであんま言及したくないすw
アメリカの傭兵部隊をウサギさんに置き換え、中東のテロリストっぽいのをラクダさんに置き換えて物語りは進みます


テロリストに捕らわれた人質の救出をたった二人で試みようとする命知らずなベテラン傭兵パッキーと気弱なルーキーのボタスキー
スピーディーかつ緊張感たっぷりの地上戦や砂塵の描写、ヘリからの援護射撃などはさながら某ブラックホークダウンを髣髴とさせます
音楽の方向性とかモロに影響受けてるしw


映画公開前にようつべで全編を無料公開するっていうプロモーション方法も当時は斬新でしたね
セルソフト化してしまった現在でも予告編ぐらいは見れますんでチェックしてみてくださいな


バイオレンスな内容に賛否も分かれることでしょうが、そんなことよりオイラが後々に教えてもらったことですが、どうもラクダってイスラム教圏では下等な動物として捉えられてるくさいのです
原作者は知ってか知らずかただの無神経なのか、テロリスト=ラクダに仕立てやがってしまったわけなのです、はいw


そんな面でもソフトバイオレンスな作品ですw
ちょっと後ろめたい気持ちのある内容ですが、短いながらもかなり高いクオリティの映像は素晴らしい(リドリー・スコット作品の価値もそこにあるとオイラ思うのね)
オススメですよ^q^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

しゅりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

殺戮のファンシー

フルCGでウサギ2羽とラクダ多数が銃撃戦を行う映像作品です。
YouTubeで展開されていたらしいですが、全く知らず、
つい最近、従兄にDVDを見せてもらって初めて視聴しました。

ウサギがアメリカ兵、ラクダが中東のゲリラってことで良いんでしょうか?
USA=うさ、ラクダの服装など発想が容赦ないですね。
何か色々と抗議を受けそうな印象のある作品です。
昔からファンシーな恰好をしたキャラに銃を持たせる発想はあった訳で
本作の主人公、ウサギのパーキンス(パッキー)とボタスキー(ボタ)を見た時には
のらくろとかボン太くんを思い出しました。


本編はミリタリー系アクション映画でよくやっていたような内容です。
荒野の廃墟で行われる銃撃戦はかなり迫力があり、多数の敵兵相手に
少数で奮戦する緊迫感はなかなかのものです。
リアルな噴煙や瓦礫、銃声や爆発のSEとキャラの台詞回しなども
相まってかなり雰囲気が出ています。(でもウサギなんですけどね)

ちなみにDVDには日本語Verと英語Verの音声がそれぞれ収録されています。
英語Verで字幕を表示して観るとより雰囲気が出ますが、
日本語Verのベテラン兵らしいパッキー役、土田大さんの演技と
ヘタレヒーロー的なボタ役、日野聡さんの演技は好対照で聴き応えがあります。


上記の通り、動物が武器を持って戦う映像に抵抗がなく、
興味を持たれた方がいらっしゃったら、わずか20分程なので
試しに観てみても良いのかもしれません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うさちゃんなのにカッコイイ

 20分ほどの作品ですが、まさに小林源文の世界w
ラストに飛来するのがMil-24ハインドなので、ウワ~終わってるぅと思ったらそう言う事なのねと言う感じで。
うさちゃんの毛並みのホワホワな感じとは裏腹に、映し出される映像はガチの銃撃戦。一体誰得?(汗)
ブラックホーク・ダウンの鬱な側面抜きで戦闘だけ観たいなと言う人にはお勧めかと。うさちゃんだけど。

短い作品なので物語とか無いので評価はしずらいですが、子供の頃から黒騎士物語や装甲擲弾兵等のHJ掲載の劇画で小林大先生にはお世話になった世代ですので評価は高めという事で。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6
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