ねごしエイタ さんの感想・評価
3.1
どれを取って、「真」と呼べるのでしょうか?
特級厨師リュウ・マオシンの活躍を描いたお話だったです。
何年か前に放送された「中華一番!」のリメイクに思われましたが、リメイクにしても、前作や原作を知っていると話が、あべこべであり、主要キャラの出会い、いきさつ、起こるべき内容において、かなり省略されていたです。新鮮さを演出しているつもりなのでしょうか?です。OP、EDは中華っぽいのだが・・・です。
一話から、前作や原作の途中の話から始まり、すでにマオが特級厨師である設定になっていたところに、驚かされたです。
マオに必要な過程が、マオ自身のわずかな回想で済まされてしまう展開に悪い意味で、いい加減さを感じたほどです。これが、うまくまとめられていたというのであれば、この漫画を知っている人たちにとっても見たら、憤りを覚えると思われたです。例えば、{netabare}シロウとマオの出会い、サンチュと裏料理界とのスープ対決を無くしていたり、シェルとラコンの戦いは引き分けでなく、ここでの物語の進行のためか?シェルの勝利を強引に{/netabare}決めたことなどです。
裏料理界が出てきたあたりに、料理に対する考え方は、人を貶め苦しめる料理の使い方をするところを、許しがたかったです。
{netabare} 知っている内容であったが、毒を盛ったり、美味しいものを作るためでなく、食べる人の味覚を狂わせるためとか、本道から外れた行為はやや強く感じられたです。{/netabare}
最後の最後も前作をはるかに超すといっていい{netabare}中途半端さは、続編を表明しているとはいえ、{/netabare}何のために「真・中華一番!」を放送したのかを疑ってしまうように感じたです。私は漫画の「中華一番!」をワクワク読んでいたので、これらの物語の進行の在り方をどうなのか?感じたです。