大学生で自転車なTVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月29日の時点で一番の大学生で自転車なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.7 1 大学生で自転車なアニメランキング1位
四畳半神話大系(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2937)
13623人が棚に入れました
『四畳半神話大系』(よじょうはんしんわたいけい)は、森見登美彦の小説。冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、期待していたバラ色のキャンパスライフを求めてもう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行、藤原啓治、諏訪部順一、甲斐田裕子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「君はそのままでいい。しかし、このままじゃ駄目だ。」

ループものといえば重い作品が多い。


たいていヒロインの死を回避するとか、ループから脱出するミッションな感じだったりと生きるか死ぬか!的な深刻さがありがちだ。


しかし、本作はコメディーな楽しいノリで、「孤独のグルメ」的に主人公の駄目な可笑しさを中心にサクサク見れる。


それでいて、終盤にループものであることが作品のテーマに密接に絡みあっているのが示され、最後は感動のラストで終わるんだから見事としか言いようがない。


1クールという短い時間を見事に活かした良脚本の例といってよかろう。


そして、本作はキャラ数を絞っているがそのぶん各キャラが濃いし活きているのがポイントだろう。


「私」や「小津」は、話の中心で勿論魅力的なのだが、私としてはなんといっても師匠と明石さんが本作で特に輝いているキャラクターだと言いたい。

樋口師匠は、何やってんのか?何を考えてるかサッパリわからん、世間一般の価値観からしたら社会の落伍者扱いされかねないフーテンなお方である。


しかし、世間とか社会が勝手に決めている正解なルートや生き方なんて何のあてにもならないものだ。


そんなルートなるものから外れても、いや外れてるからこそ師匠は飄々と人生を謳歌し、ちゃんと人生における本質的なことまで見通している。


この師匠の味わいは、やはりCV藤原啓治さんの力も大きい。本当にどうしようもなさそうにも見えて、決めるところでは決める説得力がある。


「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。」


「君は今の君にしかなりえないのだからドンと構えておれ。」


「君は薔薇色の学園生活などおくれるはずがない。何故なら人生とは雑多な色をしたものなのだからね。」


ん~、名言だねぇ~こいつぁ!。



そして、私の中で不動の女性キャラランキング首位を「ホスト部」のハルヒと並んで抑えている明石さんの素晴らしさは千万言を尽くしても語りきれないほどである。



明石さんの魅力をまず挙げるとしたら、凛としたその男前っぷりである。


とにかく、明石さんは解りやすく媚びた要素がない!。


「私」に好意を持っているが、解りやすく頬を赤らめたり、ドギマギしたりは全くしない。


静かにそっと「私」を支えてくれて、その好意は言葉の端々や微妙な態度の違いで匂わされるだけなのが美しい。


可愛い後輩女子キャラというより、清々しい少年や青年のような凛々しさがある、類型的でないヒロインなのが実にええ。


それに一見ヨーロッパの城塞都市のように堅固に見えるが、明らかにイケてない「私」だけでなく小津や師匠に対してもフラットに接してくれるのも素晴らしい。


さらに彼女はグループに与したりせず、平然と一人で行動している。


これから、彼女の偏見を持たずに真っ直ぐ接してくれる誠実さと、同調せずに自分の道をしっかり行く強さが見えるのだ。


明石さんの魅力は、恋人にしたいとか、嫁にしたい、なんてレベルのものではなく、一人の人間としてリスペクトしたくなるような数少ないキャラクターである点と言いたい。


そして、なによりCV真綾さんがピッタリ過ぎる!。真綾さんはなんでも合うタイプではないが、ハマり役に出会った時は奇跡を起こされるお方。


最後に蛇足ですが、本作の音声に「絶望先生」映像を合わせたMADの「四畳半絶望大系」はマジに神がかかっているので必見です!。ちょっと信じがたい一致度なので、本作見たら是非ご覧ください。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 46

うい さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最近つまらないと感じてる人におススメ

この頃、なんかつまんないと思ってる人におすすめです。
このアニメは、あらすじにもあるよう大学生活でもしも別の道に進んでたらっていう話で展開していきます。

アニメ見終わって、大学生活とかいろいろやり直せたらな~なんてついつい思ってしまいましたが
そうではなくて劇中のセリフ
「今なら踏み出せる何十歩でも何百歩でも」とあるように、つまらないと思える今を変えるために行動を起こそうよという,メッセージだと勝手に解釈してます。

普段はツンデレアニメとかばっかり見てますが、たまにこういう作品を見るのもいいかなと思いました。



でもやっぱり明石さんがかわいいw

投稿 : 2024/09/28
♥ : 78

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ノイタミナの傑作! "あなたを全力で駄目にします。僕なりの愛ですよ"

ノイタミナの作品。秀作が本当に多いですね^^先日あの花を完走するまではノイタミナno.1だった作品。現在はno.2です。あ、どうでもいいですね^^;w
ちなみにレビューのタイトルは登場人物のセリフの一部で、この作品があなたを駄目にするという意ではないのであしからず^^w


サークル活動を通じて、バラ色のキャンパスライフを夢見て大学に入学した主人公。しかし京都の大学に通う主人公は無意義な大学生活を送っていて、3年生になってしまっていた。"もしあそこで他のサークルに入っていたら..." "あいつと出会わなければ..." 自分は今頃求めていたキャンパスライフを送れていたかもしれない!そしてそれぞれのサークルに入った場合どうなるのか、並行世界として描かれていきます。


この手のループ設定は近頃よく目にしますが、ループ、パラレルはこういう風に描いたら面白いんだよ^^と示しているようにさえ思える作品。序盤の出だしの微妙な変化...見ている段階では「少ししか変わってないじゃないか!」と少しおっくうに感じるかもしれない。パラレルワールドものですからね^^; しかし、その微妙な変化にすこしずつ意味があったとしたら?伏線だったとしたら?物語の構造が明かされてからの回収とスッキリ感はたまらないです。


しつこいくらいに同じ言い回しがあったりしますが、独特の言い回しで見ていてそんなに苦痛ではないですし、とりあえず最後まで見てみてください<途中断念する人もいそうなので>。10話11話の構成が抜群で最終話のすがすがしさに心が晴れやかになります。


学生生活に後悔がない人なんて自分はいないと思っています。どんなに充実していても、何らかの悔いってありますよね...そうでなくても、人生において、あそこでこうしてれば良かった!なんてこと、いっぱいあると思います。そこの心理を上手くついて、ぶれないメッセージを送ってくれる作品なので、見終わった後に考えさせられることが結構あると思います。


まずもって、今の学生さんには絶対見てもらいたいです。また、最近のありきたりな設定のアニメに飽きた人、一風変わったものを観たい人にもオススメします^^


私はこれを見てとりあえず"今"について見つめなおしました。それがいい風に影響したかは自分次第でしょうけどww少なくとも前向きな気持ちにはなれます^^

投稿 : 2024/09/28
♥ : 58

62.2 2 大学生で自転車なアニメランキング2位
ろんぐらいだぁす!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (265)
969人が棚に入れました
ある日、女子大生の倉田亜美はタイヤが小さな折りたたみ自転車に一目惚れ。
「運命の出会い」を信じた亜美は、貯金をはたいて「ポンタ君」を購入。
サイクリング経験者の幼なじみ・新垣葵と一緒に走り出す。
流れる景色、肌をなでる風の心地よさ……。
初サイクリングで味わった非日常的な体験が、亜美の心と体を刺激する。
「私…このままどこまでも行けちゃいそう」
しかし、サイクリングの現実は甘いことばかりではなかったのだ!

声優・キャラクター
東山奈央、五十嵐裕美、大久保瑠美、黒澤ゆりか、日笠陽子、東城咲耶子、津田健次郎

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ビバ、自転車・・・パカ!

大学時代、何かやってみたい!
ひとりのどんくさい女の子が魅せられた自転車。
微妙な笑いとあざとい萌え、それと少しの感動とともにお送りする自転車伝道アニメです。

自分の力で風をきって走る爽快感。
自然と溶け込んだ時の充実感。
仲間と苦楽を分かち合う一体感。
自転車の魅力が満載です。

主人公の亜美は不器用で運動が苦手です。
危険な目にあったり・・・
トラブルにあったり・・・
自分の非力を嘆いたり・・・
しかし、仲間たちに支えられ成長します。

私も大学時代、ツーリングをしてました。
日本の広さを実感した海岸線。
強い追い風を受けての快走。
気持ちよかったですね。
私の場合はぼっちツーリングだったので、1年で終了。
仲間とともに走れば、一生ものの趣味になると思います。

是非、パリブレストパリまで描いて欲しい。
これが実現すれば、真のろんぐらいだぁ~す!
なんかドタバタ感があったTV放送。
年1ぐらいでのんびりみたいアニメですね。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 31

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ローディならきっと気に入る、ロードバイク愛とロードあるあるが詰まった作品で、

作画がちょっと残念になったり、制作が間に合わずに2話分を積み残して後日放送になったりと、いろいろ問題点はあるにはあったのだけど、そういったことも込みで、それでも評価できる、ロードをちゃんと解ってる作品なんです。
たとえば、主人公亜美の先輩ローディに、ひなこ先輩って人がいるんだけど、凄い小柄な女性なんで、(多分)XXSに乗っても背が足りずにやまめっぽいポジションになっているところなど、実にリアル。

主人公(大学1年女子)が自転車とめぐり合い、
最初はミニベロに乗ってサイクリストデビュー。
やがてロードバイクと出合って、って話。
そして、その間、バイクに乗っていれば誰もがぶつかる障害、
パンク、ハンガーノック、ヒルクライムの苦労、100kmの壁、イベント参加のドキドキなど、ひとつひとつをちゃんと経験して、それを乗り越えてローディとして成長して行く過程を丁寧に描いていて、ロードに乗っている人から見れば「そうそう、あるある。あったあった!」なお話ばかり。

先行する見知らぬローディからの、路面注意のハンドサインを、意味が解らずに真っ直ぐ行って路面の亀裂に突っ込んでパンク。
鉄板かマンホールかでやってしまう変な具合での立ちゴケ。
(ビンディングシューズって足ウラにクリートが付いてるので、路面が鉄板だったりすると滑るし、踏ん張れないんです)
あるいは、上れなくて途中で断念した峠にリベンジしてクライミング成功。
雨の中のライディングの意外な心地よさ。
ファンライドイベントでの高揚感と焦燥感と、心地よい疲労感。
起こることがみんな、「自転車あるある」で、見てていちいち、自分もそういうのあったなあ、亜美ちゃんだって、そうだよなあ、そうなるよなあ、と納得できる。

そして、主人公を取り巻く環境が、大学の先輩女子3人揃いも揃って熟練のバイク乗りで、昔からの親友も実はロードに乗っていてって、恵まれすぎていて羨ましい。でもこれも、嘘でも大袈裟でもなくて、ロードに乗っていると、そういう、人とのめぐり合いって確かにあって、実際自分も、名前と連絡先(アドレスとケータイ番号)しか知らないロード友達がいつの間にか随分増えてる。

ロードに乗っている人なら必ず共感できる、そんな作品になっています。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

しゃかりきロングライド

自転車アニメ。

延期を何回も繰り返した辺り制作がギリギリなのが分かりますが、内容自体はそれなりに良いです。

EDの「ハッピーアイスクリーム」は名曲。

1話目感想
{netabare}
自転車アニメ。部活もの、スポーツもののお手本のような導入。

主人公たちは大学生なんですね。

ほのぼのしてて観やすい良い1話だったと思います。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
主人公が好きな感じのキャラなので楽しんで見続けられそうです。

サイクリングの大変な部分と楽しい部分が伝わる良い回だったと思います。


...と、個人的には結構好きな作品だったのですが一週間放送延期らしいですね。

レガリアのやり直しがかなり影響してる感じなのでしょうか。

個人的には延期してクオリティが上がるのであれば問題ないのでどうにか頑張っていただきたい。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
1週空いての放送。

頑張りすぎず辛いと思ったら時にはリタイアすることも大切。

亜美のこれからの成長に期待。

今回も面白かった。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
亜美はロードバイクの為にメイド喫茶で秘密のアルバイト。

天然のドジっ子属性により店の売上に貢献している様子。

面白かったけど次回は特別編...。

レガリア以上に制作大変そうだけど頑張ってほしい。

このペースだと放送枠が心配になってくるなぁ...。

内容は面白いだけに少し残念...。{/netabare}



11話目感想
{netabare}
一ヶ月以上空き、大分作画が綺麗になりましたね。

光害言われて落ち込む葵ちゃんが面白可愛かった。

元々ストーリーは良かったし作画が良くなるとほんと良いアニメになるなぁ...。

アクタスはもったいないことをしたと改めて思います。

EDのハッピーアイスクリームも聴けたし満足。

次回で終わってしまうのが寂しい。
{/netabare}

12話目(最終回)感想
{netabare}
失敗をしつつも前に進み、教えられる側から教える側へと成長した亜美。

一年間の成長物語としては素晴らしい作品だったと思う。

延期とか色々あったけど個人的には良い最終回だと思いました。
{/netabare}

総評
{netabare}
この作品の最大の敗因(?)はやはり制作の遅延でしょう。

この作品の前に放送していたレガリアの割を食ってしまった感。

制作遅延による3度の放送延期、近年稀にみる作画の悪さ(3~10話)などマイナス面も多いですが、それを差し引いても個人的には楽しめました。

作品を通して自転車の楽しさだけでなく、辛さや本格的にやるとしたらどれくらいお金がかかるのかなど色々知ることができましたし、成長物語としても満足。

東山さん演じる倉田亜美は2016年アニメでも上位の良い主人公だったかも。

あにこれの評価は大分低いですが、見終えたあとにサイクリングしたいなぁと思える良い自転車アニメだったかと。

良かっただけにもったいなくもありますが...。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12
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