変身で自衛隊なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの変身で自衛隊な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番の変身で自衛隊なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 変身で自衛隊なアニメランキング1位
怪獣8号(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (243)
803人が棚に入れました
日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。 怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業で働いていた。 「二人で怪獣を全滅させよう」 かつてそう誓い合った幼馴染の第3部隊隊長・亜白ミナの活躍と、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるカフカ。 しかしその矢先、謎の小型怪獣によって強大な力をもつ“怪獣に変身”してしまう! 「怪獣8号」と名付けられ日本中から追われる存在になったカフカは、それでも防衛隊員への夢を諦めず、怪獣災害に立ち向かうのだった――。

声優・キャラクター
日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也
市川レノ:加藤渉
亜白ミナ:瀬戸麻沙美
四ノ宮キコル:ファイルーズあい
保科宗四郎:河西健吾
古橋伊春:新祐樹
出雲ハルイチ:河本啓佑
神楽木葵:武内駿輔
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人間に対する敬意に溢れ、コメディの使い方にもセンスを感じる

【レビューNo.137】(初回登録:2024/8/4)
コミック原作で2024年作品。全12話。
コミックサイトの広告でよく本作が流れていたので、かなり気にはなっていた
のですが、アニメ化されて感謝ですね。

(ストーリー)
「怪獣大国 日本」
古来から怪獣が人々の日常生活を脅かしている日本が舞台。
主人公 日比野カフカも、幼いころに住む町が怪獣の発生によって破壊される。
そして幼馴染の亜白ミナとともに、防衛隊員になることを約束した。
時は流れて、ミナは隊長となり防衛隊員のヒーロー的存在となるも、カフカは
未だ防衛隊に合格できずにいた。
情熱を失いかけていたカフカだが、そんな彼の職場に市川レノが入社してくる。
彼の説得により、もう1度決意を新たにするカフカだったが、その矢先謎の生物
に寄生され怪獣化してしまう。
その場から無事逃亡できたものの、以降防衛隊からは「怪獣8号」と識別され追
われることとなる。
そして人間の姿に戻れたカフカは、レノとともに防衛隊入隊を目指すのだった。

(評 価)
・かなりの人気作ということで、アンチ的な意見も・・・ 
 おっさん世代の私には、「あー『ウルトラマン』の世界ね」ということでな
 んの違和感なく受け入れられたのですが、若い世代だとそうもいかないよう
 で、「説明不足!この世界観が理解できない!!」みたいな入口で躓く方も
 おられるようですね。
 (怪獣が自然発生するという感覚や怪獣の存在意義や目的がわからないとか)

 またキャラデザも「原作からの改悪だ!」とか不評のようですね。
 個人的には原作未読なので、「カフカの”おっさん臭”ちと強くないか?!」
 以外はこんなものかなあって感じで観てましたが。

 それと多いのが「既視感まみれ」「他作品からのパクリ」といったオリジナ
 リティに対する疑問の声ですね。
 よく挙がる作品名だと『エヴァンゲリオン』『進撃の巨人』『寄生獣』とか。
 個人的には
 ・別に既視感だらけでもきちんと料理されていて面白ければ問題なし
 ・(後述するが)本作の本質はそこじゃないと感じている
 ということで、かなり楽しめた作品だったかなっと。


・人間に対する敬意が溢れている
 本作で一番感心したのがこの部分ですね。
 怪獣を通して「人間に対する敬意」「人間の素晴らしさ」をしっかり描いて
 いるように感じました。
 その象徴ともいえるのが9-10話ですが
 {netabare}・保科副隊長回、彼を掘り下げつつ彼の活躍で怪獣を追いつめる
 ・ここで怪獣が巨大化
  → 「また”怪獣8号”頼みかよ( ノД`)」と興ざめしたが・・・
 ・しかし保科副隊長が決死の粘りをみせ最後に
  「怪獣・・・僕の勝ちや」
  「僕はこの基地の副隊長、あの人に繋ぐのが務めや」
  亜白隊長到着までの時間稼ぎをすると、期待通り亜白隊長が怪獣を撃破!!
 ありゃ、人間だけで怪獣倒しちゃったよ(笑){/netabare}

 人間は個々だと無力で弱い。でもだからこそ力を合わせて立ち向かうことで
 幾多の困難を乗り越えてきたわけで、全編を通じて「チームとして戦う」と
 いう姿勢が徹底して描かれているんですよね。
 (人間は手を取り合えるから尊く美しいのだと!)
 では「チーム=命令に忠実なロボット集団か」といえばそうではなく
 「チームに最大限貢献するために、自分の個性をどう活かすか」
 という個人もしっかり尊重されているんですよ。
 サブキャラに至るまで個性が端的に描写されて、皆きちんとキャラが立って
 いたと思います。
 1クールの尺の中で数多くのキャラを魅力的にみせていたのは、評価できる
 のではないかと。

 展開としてはよくあるパターンなんですが、何というか作品の端々に人間愛
 や敬意に溢れているというか
 「この原作者、本当に人間が好きなんだなあ」
 っていう描き方にセンスを感じるんですよね。
 (多少「愛が溢れ過ぎやろ!」って感じる部分もあるがw)

 
・コメディの使い方が抜群に上手い
 視聴してみると意外とコメディ色が強い作品でもあったかな。
 でも個人的には「コメディで狙って笑いをとりにいく」というよりは
 「コメディを上手く活用して作品のリズムを作っている」
 という印象ですね
 ・緊張感が高まっている
  → 小ネタを入れ、一度間合いを外してタメを作る(緩)
 ・ここでリズムを作りたい
  → ノリや畳かけのコメディでテンポを加速(急)
 だから既視感のある場面でも、上手くリズムをコントロールしているから、
 きちんとこの作品独自の面白さに繋がっているという印象ですね。


という感じで、
・既視感はあるかもしれないが
・原作者が描きたいこと(人間に対する敬意)がしっかり描れている
・コメディの使い方が上手く、作品独自の面白さを演出している
ということで、個人的にはかなり面白い作品だったかなっと。
(使い古された素材ながらも、原作者のセンスで上手く料理された作品なのか    
 なと)
そういう意味では「Production I.G」は原作のよさを引き出すいい仕事をして
いたんじゃないですかね・・・原作未読だから知らんけどw
ただ強力なカードを1期で切ってくるとは思わなかったな。
2期ではそれが吉と出るか凶と出るか・・・
{netabare}・カフカの正体が防衛隊にバレるw{/netabare}

ED「Nobody/ONEREPUBLIC」
・洋楽をあまり聴かない私のハートにも刺さりましたね。
 洋楽好きのスタッフがどこかで探してきたのかと調べてみたら、本作のため
 にわざわざ書き下ろしたようですね。
 洋楽アーティストがアニメのために楽曲提供とか何気に凄くないか?!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

怪獣大国日本

原作未読 全12話

都市に怪獣が出没して人類を脅かす世界、特に日本は怪獣大国と呼ばれ発生率が高いと称される国です。

その怪獣を殲滅するための組織が日本防衛隊、主人公は防衛隊に何度も落ち、怪獣死体の解体清掃処理業者の社員となって燻っていました。

そこである人物との出会い、再び防衛隊へとある約束のために再度防衛隊へと試験を受け、怪獣を倒していくお話です。

また主人公は、あることで怪獣なることが出来るようになり防衛隊の仲間のピンチや人々を救うべく影で怪獣と戦っています。
{netabare}
キコルは、最初の印象が悪く余り好きではなかったのですが、でも後に仲間思いのとても良い人物と分かって好きなキャラになりました。

終盤でバレましたねw {/netabare}

怪獣は台風のようなナンバーリングをされていますね。

小型もいましたが、本体は怪獣ということだけあって大きいですねw

防衛隊との戦いのシーンも細かく描かれていて凄い迫力でした。(隊長のミナさんの武器は反則ですねw)

色々なタイプの怪獣が出てきて、戦いはこれからという感じで終わっています。

続編が決定しているとのことなので楽しみです。

OPはヤングブラッドさん、EDはONEREPUBLICさんが歌っています。どちらも外国の方ですが、洋楽で書き下ろしの新曲を提供するのは異例だそうです。どちらも好きな曲です。

最後に、お話の中でコミカルなシーンがあるのですが、怪獣の特性が描かれていて面白かったですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 工夫はありますが、やっぱりテンプレ感が…断念ですね。

1話 少年向け臭が強いので文句を言う前に撤退すべきか?

{netabare} ポテンシャルが有るような無いような…1巻か1話かはお試しか何かで読んだと思いますが、記憶がないなあ…

 たしか「大怪獣のあとしまつ」になるのかと思いましたが、そっちにはいかないんですよね?本作1話を見ておぼろげな記憶をたどると、バンパイヤハンターの亜流の感じで始まるんでしたっけ?試験の挫折とか幼馴染とか一応ヒューマンドラマはあると思いますが、やっぱりほとんど覚えてないなあ。面白くなかったのかな?まあ、ほぼ初見に近いと思います。

 その意味で言えば、本作アニメの1話は思っていたほどつまらなくはなかったです。ちょっとテンプレ感はありますけどね。それと食事中に見たくないなあ…そうか、それでマンガ版は放棄したかも…ちょっと気持ち悪いですよね。

 ちなみに「大怪獣の…」は見ない方がいいと思います…私見ですが映画レビューサイトで点数を確認してみてください。

 今の時点では何とも判断がつきませんが、少年ジャンプもの特有の「少年向け」臭はしますね。そこで深さがとかテーマ性が…とか言っても仕方ないですよね。
 文句を言わない内に撤退か、一応数話みるか迷いますが、土曜日更新なら「転スラ」の後に見ればいいかな?まあ、2、3話くらいまで見るかもしれません。{/netabare}


2話 凡庸だけど出来はいい。32歳をどう扱うかに興味があります。

{netabare} 話の展開に意外性はゼロですが、それでも思っていたよりは面白かったです。やっぱり少年向け的な面白さだと思いますが、32歳ですか。あの幼馴染的な女性の隊員も32歳?少し年下だとしてもそういう年齢ですよね。

 これはなかなか珍しい設定な気がします。「ヒカルの碁」で奨励会ぎりぎりの年齢の人の話がありましたが、あれを思い出します。

 もちろん、ギャグの作り方は凡庸だしいきなり強さを手に入れてしまいましたので、テーマとかメッセージとかそれほど期待しない方が良さそうです。
 母娘のところのドラマの作り方は、何百回見たんだよパターンですよね。これがジャンプマンガの少年誌たる所以でしょう。そういうのに慣れていない無垢な年齢層向けなので「見慣れた」を批判してもしょうがないと思います。

 私としては見どころは時代性がどういうところに反映して、ドラマとして何を中心に持ってこられるか、を楽しみにしておきます。ということで、もうちょっと見極めたいと思いますが、本作のレビューの頻度は下げると思います。{/netabare}


3話 32歳が話に活かせなければ、次回で中断します。

{netabare} 年齢の件で苦労するのはいいんですけど、それはつまり怪獣が憑依しないと試験を突破できないということ?そこが気になったので3話を見ました。
 やはりここは予想を裏切って、怪獣抜きで試験を突破してほしいところです。怪獣の問題が表面化するのは入隊後でいいと思います。

 正直32歳で最後のチャンスという設定がなければ、凡庸だしテンプレだしでもう切っています。独自性を出すにはそこをテーマにするしかないと思います。どうも人気作らしいですが大衆的な浅く広くなんでしょうか?もし、怪獣で試験を乗り切るなら次回で中断します。 {/netabare}


4話 うーん…ヒロアカ?やっぱりテンプレ感が否めない。工夫はありますけど、断念ですね。

 ヒロアカにしか見えなくなりました。もちろん違いはたくさんありますけど、展開はそれほど違いません。ジャンプマンガですので仕方ないですね。
 読者が常に入れ替わっていると思いますので、本作が目新しい人には面白いかもしれませんが、私は駄目でした。





 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

68.3 2 変身で自衛隊なアニメランキング2位
魔法少女特殊戦あすか(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (229)
935人が棚に入れました
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。しかし、その出会いは幸福なものではなかった。地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。魔法少女である。強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――

声優・キャラクター
洲崎綾、関根明良、松井恵理子、竹達彩奈、高橋李依、橋本ちなみ、M・A・O、日笠陽子、乃村健次、菊池こころ

nozzynozzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロ、グロ、拷問シーンの詰め合わせ

モブキャラ以外、ほぼ女性ばかり出てくるのに、とにかくお色気シーンと、グログロ描写、生理的嫌悪感満載の拷問シーンの詰め合わせになってました。なので男性受けは良いかもしれませんが、女性には見せるだけで一発でセクハラ認定されそうなぐらい過激な描写だらけでした。また、ストーリーは、恐らく原作が続いてるからか、話がアニメだけだと少々支離滅裂な印象です。音楽は普通ぐらいですが、絵は良くないです。実際主人公の魔法少女に至っては目だけ異様にデカいという絵の印象しかありません。ただ、メインや敵の魔法少女らのキャラやら生い立ちの設定が、闇だらけでだいぶ濃いので、頭のおかしい女性が沢山でてくるのが好きな向きにはおすすめできる作品と思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに魔法少女特殊戦。ただし、グロ注意!

原作未読。最終話まで視聴。

「魔法少女」はともかく、何故「特殊戦」なんだろう?って思いながら視聴開始。
魔法戦アリ、武器戦闘アリ、肉弾戦アリとまさに何でもありのまさに「特殊戦」でした。

彼女たち魔法少女が各国の軍隊の特殊部隊に属しているとか、こういう設定は大好きですね。
魔法少女たちが各々、心に傷を持っているという設定も好印象。

かなりグロイ演出もありまが、最後まで面白く視聴出来ました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

魔法少女=物理?

放送前に過剰にCM打っていた割には…
注目キャラは主人公のあすかではなく、
くるみ一択!

11話~12話
{netabare}
バベル旅団の団長って、声優変えているけど、
元リーダーのフランシーヌなのかな?

俺たちの戦いはこれからだ!エンドだけど、
マジカル・ファイブより、凄い素材が的な対象って、
メガネの方かな?

2期はないだろうから、分からずじまいだけど…
{/netabare}

10話
{netabare}
全体的に薄っぺらい。

魔法少女なんだし、魔法使って欲しいな…
みんな、兵器とかね。

中華な魔法少女は出るのかな?
OPだけ出て終わりとかはないよね?
{/netabare}

9話
{netabare}
タマラと精霊界の将軍もガチ勢とは、
もはや魔法少女ではなく、百合モノではないか…
{/netabare}

8話
{netabare}
ストロングゼロとヨルムンガンドのヨナ、風評被害回。

魔法少女というより、殺戮者だよね、このアニメの魔法少女。

くるみは、ガチ勢+拷問担当だったのも闇が深すぎる…
{/netabare}

7話
{netabare}
あすか、仲間が死ぬことにトラウマがある模様。

ロシアのマジカル・ファイブとは、
次回、遭遇でもするのかな?
{/netabare}

6話
{netabare}
焼き鳥が粘土みたいな形だったり、
万策尽きてきたのかな?

この回は、くるみガチ勢さんが面白かっただけに、
作画頑張ってーと…

一方、テロリスト vs ミア・サイラスで、
マジカル・ファイブしか知らない合言葉が鏡に書かれてたけど、
EDとか見る限り、みんな仲間になりそうだから、
やはり死亡したとされている6人の内の誰かが首謀者なのかな?
{/netabare}

5話
{netabare}
敵が女王様と呼んでいるのが、
元魔法少女で死亡した6人の内の1人の様な気がしてきた。

牧野の記憶は1週間分消されたけど、
あすかが欝になっていくのかな?

しかし、魔法少女というよりは、魔法が少ないような…
{/netabare}

4話
{netabare}
グロ注意、拷問回

牧野の左腕が…欝展開まっしぐら?
{/netabare}

3話
{netabare}
くるみの闇が深い…

3人目の魔法少女が冒頭に出てきたけど、
次回合流するのかな?

個人的には、牧野が捕まっり、拷問→死亡で、
欝展開はいやだなーと。
{/netabare}

2話
{netabare}
あすか最低だなー
くるみをマジカル・ファイブに誘っておいて一抜けとは…

くるみも、あすかと再開後、
同じ高校に転校してくるとは中々濃いキャラというか闇が深そう。

悪い魔法少女と言っていた「女王」は、マジカル・ファイブの
誰かなのか、先代もしくは、9人だった頃の残りの4人の誰か?
{/netabare}

1話
{netabare}
冒頭5分ぐらいで、第一部完!!

そこから、3年後…2期が始まる。
そして、1話で、俺たちの戦いはこれからだ!終わり。

魔法少女9人いて、冒頭で姿も見せず4人アウトとか、
そもそも、攻撃に魔法使っていない気も…
説明不足な気がする。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

66.4 3 変身で自衛隊なアニメランキング3位
クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.6 (112)
618人が棚に入れました
職員旅行で同じ埼玉県内の奥秩父の温泉に出かけたふたば幼稚園の先生たちが、巨大な怪獣を目撃。取り調べを受け、足止めを喰らったことから、翌日、幼稚園は休みになった。この知らせに喜んだしんのすけは、早速留守番をサボって散歩に出かけるが、途中、地面に突っ伏して倒れている・丹波・と名乗るおじさんを発見。風呂に入りたいと言う彼を家に招待すると、一緒に楽しい一時を過ごすのだった。ところがその翌日、野原一家は・日本人の心・である全国の温泉を秘かに管理、維持している政府機関「温泉Gメン」の基地に連れさらわれてしまう。
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

『風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

劇場版クレヨンしんちゃんの第7作。
1999年公開。


【前置き】

原恵一さん、脚本&監督作品の第3弾。

当時の私は、この愉快なタイトルとは裏腹な、本作の予告で流れたキャッチフレーズ

「野原一家離散! それと同時に、突如出現した巨大ロボット!!

 シリーズ最大のピンチに、野原一家初の敗北かっ!!」

に、焦りを隠せませんでした。

しかし実際に本作を見てみると、そのような描写は一切無く、今思えば初めて映画で「予告詐欺」なるものを体感した作品となりました。

劇場版クレヨンしんちゃんシリーズは、製作期間が短いこともあり予告を公開する頃には、まだプロットの段階であることも多々あるようなので、今回もその影響ではあるのですが。
にしても、野原一家離散エピソードが一切無いというのは…どうなのでしょう…。

ちなみに、約12分のショートストーリー「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」も、同時収録。
総じて110分と、劇場版の中では最長となっています。



【あらすじ】

日本の温泉を守る秘密組織「温泉Gメン」と、「風呂嫌いテロ組織YUZAME」の戦いを軸にして、

野原一家の家の底に眠る「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」の、不思議な力をめぐり、YUZAMEが操る超巨大ロボットに立ち向かう、というストーリー。


【論じてみる】
{netabare}
まず、最初に流れる、同時収録の
「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」
は、日常的雰囲気の無いファンタジー要素の強い内容で、特に記憶に残るものではなく、なんとか「ぶりぶりざえもん」に〆を任せて笑いをとった感じ。
劇場版では最後の声出し出演となる彼なので、そういう意味では貴重なのですけれど…。
一度見たら、もういいかなって思う内容でした。


さて、肝心の本編ですが…。
本作は、これまでの場面がドンドンと切り替わるジェットコースターのような展開に比べると、少々スローな展開。
敵は、これまでと同じ世界規模のテロ組織ですが、「温泉」というテーマを元に話が進むことや、中盤まで物語が春日部と「温泉Gメン」本部内のみで展開するので、絵的にも盛り上がりに欠け退屈に感じてしまいます。

敵組織である「YUZAME」の主要エンバー3人も、これまでと比べキャラ立ちが強いとは言えず、見せ場も多くありません。
ボスである「Mr.アカマミレ」の悪に走った動機にしても、しょーもなさ過ぎるという点では笑えますが、それで世界征服だと押し切られてもなぁ……とキャラクター共々思っちゃいました。

ギャグとして見れば良いのは当然としても、もうちょっとココのクオリティは練れなかったのか?という気持ちを、節々で感じました。


中盤以降は、YUZAMEの襲撃から敵の本拠地へと侵入していきますが、やたらとドンパチが多く、ここも話が進み辛いのです。
おなじみのギャグも少し控えめで、シリアス感が強いですし。

その描写や銃火器の設定も本物を元に描いたリアル重視ですが、本作を見るであろう多くの子供達にとっては、それは大した魅力には繋がらないことも考慮すべきだったかもしれません。


終盤は、巨大ロボットが春日部に出現。
ニュース等の報道関係、国会での談話、はたはた株価の急落まで、ここでもその描写は妙にリアリティがあります。
日本の自衛隊の戦いも、野原一家そっちのけで描かれていますし。

ただ、その戦いぶりはやはりクレヨンしんちゃん。
陸上自衛隊に対し、巨大ロボットが繰り出したのは巧妙な心理作戦。

『ゴジラのテーマ』

を流し見事、陸上自衛隊を後退りさせるのでしたwwww
馬鹿馬鹿しくて大好きです、こういうの。


そして最終戦。
「金の魂の湯(略して、きんたまの湯)」(←大事なことなので2回言いました。)の力で変身した野原一家VS巨大ロボットのバトル。

ここに関しても正直、突拍子が無さ過ぎると言うか…。
子供向けだと片付けてしまうには前作までのキャリアがありましたので、この終盤の展開には承服出来ないという気持ちが強く、とても冷めてしまいました。

後味が悪いというのも、また大きなマイナスでしたね。
{/netabare}



【初めての、田村ゆかり】
{netabare}
さて…。
毎作、味のあるキャラ立ちを見せるオリジナルの味方キャラクターですが、本作では温泉というテーマもあり、非常にエロチック。
たまにはクレヨンしんちゃんで、こういうのも良いですね。

中でも、田村ゆかりさんが演じる「指宿(いぶすき)」ちゃんは、劇場版屈指の可愛さです。

第2作のルルに続いて、この指宿ちゃんも私的には、劇場版の可愛いキャラベスト3の一角です。
(もう1人は12作目のカスカベボーイズに登場します、ここで既にピンと来る人もいるでしょうね☆)


さて、この指宿ちゃん。
しんちゃん的な ふっくらほっぺ&ショートカット(←重要)の可愛らしい容姿。
加えて、ミニスカートに肩を出した浴衣姿ってのが、とても乙なのです。
ちなみに、育つところはしっかり育っており、ひまわりがふいに揉みしだくシーンも…。
色々と男心をくすぐるシーンが盛り沢山のキャラなのです、グヘヘ。

そして、なんと言っても…あの可愛らしい声ですね。
声優なんて山寺宏一しか知らない、そんな当時から「この指宿ちゃんって、可愛い声だなぁ…。」と思っていました。

後に、『御大 田村ゆかりさん』の存在を知るようになった後、この指宿ちゃんも田村ゆかりさんだと分かった瞬間は、驚きよりも笑ってしまいました。
私は、自覚するよりも更にずっとずっと早く、彼女の声に骨抜きにされていたのですね。
王国民とまでには、まだなれておりませんが。


彼女の名シーンと言えば、やはり中盤で敵の罠と知りつつも

「先輩…私、もぅ我慢出来ない……。。。」

と、温泉に入ろうとして自らの帯を解いていくシーンですね。
(放映前に、販促の為テレビで本作をチラ見せされた際もココが放送されたのですが、また良いトコロで切られて続きは劇場で…ってされた恨みは、今も忘れておりません。)

ここを初めて見た時は、幼少期ながら私の顔は、その現場にいた35歳のひろしと同じ表情をしておりました。

そこから本作定番の銃撃戦に突入するのですが、ここでも彼女の胸元に隠れて、

「うっほほ~ぃ、これこれ~♪」

と言って胸を頭で押し上げるしんちゃんが、本気で羨ましかったですね。
ホント子供には刺激が強いぜ、ありがとうございました。



……もう指宿ちゃんばかり語りましたが、他のキャラでは、今では音源としても貴重な

『丹波哲郎さん』

が声をあてた、温泉の精「丹波」さんも、味がありました。

『しんのすけ…、覚えておけよ。

 風呂は身体だけでじゃなくて、心の汚れも落としてくれる。』

この台詞を言う哲郎さんの声はとても渋みがあり、シリーズを通しても特に胸に響く言葉でした。
{/netabare}



【総評】

シナリオとしては、旧作に比べて抑揚の薄いストーリー展開で、私の中では初期10作の中では最低ランクの作品です。
実際に興行収入の方も、本作は始めて10億円代を切った作品であり、それは歴代でも最低の数字でした。

ただ、舞台が春日部ということもあり、本編の登場キャラがそれぞれ町の危機に対し、どんな行動をしているのかは見ていて非常に面白いシーンでした。
「埼玉紅さそり隊」を始め、「かすがべ書店の店長と中村さん」「ミッチー&ヨシリン」「ななこお姉さん&神田鳥さん」、ちゃっかり「臼井儀人」さんも、また登場してます。
私的には終盤よりも、ここが作中でも一番面白くて熱くなりました。


あまりオススメ出来ないのは残念ですが、それでも田村ゆかりさん演じる「指宿」ちゃんは、メチャクチャエロ可愛いです。
本作は今より15年前の作品になるわけですが、あの可愛らしい声が当時から今も全く変わっていないのは、本当に驚きです。
年を取らないという都市伝説さえある声優さんですが、声に関してだけで言えば、確実に年の流れを感じさせない実力派の声優さんであることは、間違い無いでしょう。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第8作「嵐を呼ぶジャングル」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◆胸元に隠れたいキャラクター◆
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん


◇「チェリオ!」って言いそうなキャラクター◇
『指宿(いぶすき)』声 - 田村ゆかりさん

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

温泉は日本の心 温泉札から始まった全て 唯一の同時上映はこれだけ ガルパンの原型はここなのか?

温泉を破壊しようと企むYUZAMEの最終的な動機が爆笑www

それと民間自衛隊のInvasion of Astro-Monster
は死亡フラグですから!!wwwww
まあ敵組織のYUZAMEもゴジラのテーマで返り討ちにしたからwww

玄田さん「馬鹿逃げるな!!アレはゴジラじゃない!!
あーーー!!12億円の戦車がーーー!!弁償しろーーーーーー!!」
でwwwwwww
アクションビームかバッドエナジー砲かド――――ン!!
を撃ってくださいよ~!!

また同時に上映した短編も面白い
(ヒーローヒロイン大勢出て怪獣をボコらないで貰いたい
プリキュアオールスターズじゃないから)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

★ほのぽん★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

クレヨンしんちゃんシリーズは結構好きで、

毎回きちんと観てるんだけど、

今回はちょっと話が面白くなかったし、

キャラクターが生きてなかったと思う。

話の展開が強引…というか、

ちょっと何でもアリ気味になってるような(特に最後らへん)。

んで、今作は風呂って事もあって変にエロい。

ギャグで飛ばせないスケベっぽさが、

子供向け映画としてはちょっと気になった。

まぁでも、要所要所ではきっちり笑わせてくれたのは○(ケツだけ歩き最高!!(≧▽≦)ノ)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
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