変身で未来なアニメ映画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の変身で未来な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の変身で未来なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.6 1 変身で未来なアニメランキング1位
トワノクオン 第1章 泡沫の花弁(アニメ映画)

2011年6月1日
★★★★☆ 3.6 (154)
837人が棚に入れました
近未来の東京――。ベスティアと呼ばれる特殊能力に目覚めた少年少女が確認されるようになっていた。自らの能力に飲み込まれ、暴走するそんなベスティアたち。そのベスティアを人知れず鎮圧するためのサイボーグ部隊を擁するクーストースが暗躍する。ある夜、ベスティアの少年が追いつめられた時、獣のようなベスティアが現れ、深手を負いながらも、少年を連れ去る。それはインサニアと呼ばれ、クーストースがかねてから狙っている謎のベスティアだった。翌朝、ベスティアの少年――ユーマは目を覚ます。そこはファンタジアム・ガーデン。ベスティアとなった少年少女が集う場所だった。そしてユーマは、クオンという少年と出会う……。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2011年を代表する・・・ってか今年最高のアクション超大作!!!

『08MS小隊』などでお馴染み、飯田馬之介監督の遺作となってしまったオリジナル映画


近未来の東京を舞台に、異能者となってしまい謎の組織から命を狙われる若者達
これを救うべく立ち上がった変身ヒーローの戦いを描くミュータントバトルアクションです


全6章の連続公開モノということで、
この第1章自体は導入的な要素が強く、見終えても映画を一本見たという感じにはならない
空の境界的なものを期待しても無駄です
最近なんか多いですね、こーゆー映画っぽくまとめない映画
普通にハイクオリティなOVAの1話、という感覚


ただこの第1章を少しでも面白いとも思っていただけた方・・・グロ描写に耐性のある方・・・バトルアニメが見たいと思っている方・・・
是非に全6章の完走を目指してください!


乱戦&高速なバトルシーンや圧巻の変身シーンなど、
作画的な見どころは多数あり
今年のアニメ全ての中でも最高の正統派アクションに仕上がっております^q^


豪華声優陣の演技は丁寧だし、キャラクターデザインも可愛い!
後半はロマンスを感じるお話の比率も高くなってきますよ
マジ、スクライドとか見てる場合じゃねーっす!w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

迫力の異能集団バトル

サイボーグ戦術部隊VS異能者集団の戦いを描いた物語。

声優さん、結構豪華です。
作画も凝っていてアクションシーンはスピード感があり迫力はなかなかです。

第一章と言うことでメンバー紹介と概要であっと言う間にEDへ。

社会秩序を乱す異物を排除したいサイボーグ組織、
異能で苦しむ少年少女を助けたいクオンとその仲間達。
それぞれ思う正義があるようです。
{netabare}
主人公、少年の姿ではありますがクオンと言うだけあってかなり長生きしていて色々含みがありそうです。
能力覚醒する子供達にはトラウマや精神的な苦痛の跡があり、
こちらも何やら意味深いものがありそうです。
{/netabare}
取りあえず第二章も観てみます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

能力に目覚めしモノたち

アニメ監督・飯田馬之介とアニメ制作会社・ボンズ

によるオリジナル企画として全六章の劇場アニメ

制作された作品です。これはその第一章です。


異能の力を覚醒させてしまった人たちの

それらを人知れずに排除しようとするものたちと

それらを救おうとする人たちの戦いが描かれて

います。


第一生は能力に目覚めてしまったアトラクターと

呼ばれる存在をすべて救おうとする主人公クオンと

新たに目覚めてしまった少年やキリという少女

が出会う物語です。


まだ第一章ということでどうして能力に目覚めてしまった

人が現れていくのか、現れる理由とは。そして

なぜ排除しようとするものと守るものがいるのか

というようなことはほとんど物語の中には出ていません。

どちらの存在も秘密裏に動いているとのことで

戦いが周りを封鎖した状態にしてから始まり、

その戦いが異能によって体を異形の存在とした

クオンたちとその秘密裏に動く異能に目覚めたもの

を排除しようとする組織のサイボーグととなっています。

あまり異能といっても魔法のような感じではなく

相手もサイボーグということでかなりが肉弾戦と

なっていて派手な演出とかは感じられなかったですが

その肉弾戦の動きは結構よかったと思います。

まだ存在等の理由が明かされていないので

これからそういうことにも焦点が当てられた

彼ら彼女らたちの物語も見ることが出来るのかなと

思うので第二章以降も楽しみです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

61.6 2 変身で未来なアニメランキング2位
宇宙ショーへようこそ(アニメ映画)

2010年6月26日
★★★★☆ 3.6 (160)
678人が棚に入れました
村川村は、都会から遠く離れた自然囲まれた土地。夏休みの子供だけの合宿のために小学校に集まった夏紀達5人は、行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れるのだが…。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、生月歩花、鵜澤正太郎、松元環季、吉永拓斗、藤原啓治、中尾隆聖、五十嵐麗、小野坂昌也、竹田雅則、宮本充、飯野茉優、江川央生、斎藤千和、伊藤和晃、日髙のり子、銀河万丈、飛田展男

ガチHOMO野郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙かわいい

名前だけは知ってたけど観たことなかったシリーズ第1弾は本作、『宇宙ショーへようこそ』です。
長いことレンタルのパッケージだけ見て手を出さずにいましたが、実際観てみるとパケ裏のあらすじなどなどによる逆詐欺だったことが明らかになりました。

なんといってもこの作品の見所はキャラの良さ。
どいつもこいつもいい奴ばかりです。
キャラ付けはちょっとありがち感とか漂いますが、今の時代ありがちじゃないキャラは大体どっか破綻しているので物語を進めるのに適したキャラクターだったと思います。
あと宇宙人のデザインが秀逸。
キモかわいいという表現が一般的な気もしますが、個人的には直球かわいかったです。
後述する某キャラなんて家で飼いたい。

次に作画。
劇場版だけあってやはり流石の出来でした。
狂気の作画や手抜き風味などもなく、非常にハイレベルです。
あと序盤の色味とかがジブリ風味に感じられましたがそこはまあ個人の感覚ということなので深くは突っ込まないでいただきたい。
また色々な架空の存在の造詣が素敵です。
個人的には、過去これ以上俺好みな宇宙はトップをねらえ!以外では観たことないです。

音響面はまあ劇場版のクオリティだな、って感じで特筆すべき点を見出せませんでした。
唯一語るとしたら「Happy Birth Day to You」ですかね。
あれはすごい耳に残ります。

ここまで色々と書いてきましたが、ひとまず断言できるのはサブキャラの宇宙人、インクショップの看板娘であるインクちゃんがかわいいってことです。
まったくもって美少女キャラではございませんが、メインキャストのヒーロー(女)、ヒロイン(女)を押しのけてかわいいです。
言うなれば小動物。
頭部の髪の毛っぽい部分がメインの腕みたいになってるので乗り物のハンドルを切る時とか首を傾げてるみたいでマジたまりません。
上のほうで色々褒めたり貶したりしてますけどそのシーンだけでもこの作品を観る価値があると思います。
マジです。

そんなわけで、あなたも是非夏のバカンスに宇宙旅行をお楽しみくださいってこった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

たま。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

詰め込み過ぎ

かみちゅ、R.O.Dで評価された舛成孝二監督作品。

小学生達が宇宙人と出会い、一緒に宇宙旅行するといったお話。ちょっとドラえもん的かな。(宇宙人は皆様いると思いますか?私はいると確信しています。)
ただ、さすが舛成孝二監督ということもあり、話がちょっと大人向けなのと、二転、三転します。ただその展開が私には急展開すぎる。姉妹愛やら、バトルやら、友情やら、色んな要素を詰め込めるだけ、詰め込んじゃったから、話があっちやこっちに飛びすぎて収集がつかない結果に、、、、、結局なにがしたいのかわからない作品に、、、、、

私は映画館で見たのですが、必死に睡魔と戦っていました。

作画はすごく良かったし、話の運びとしてはそれほど悪くはないので勿体無い。1クールくらいかけてじっくり作った方が良かったかなと思える作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

インクちゃん可愛い!

R.O.D、かみちゅ!などを作った監督・スタッフによる子供向け劇場作品。
田舎に暮らす5人の小学生が犬型宇宙人ポチと一緒に宇宙人が住むいろいろな惑星に旅をするというお話です。
この世界では、宇宙中でネットワークが築かれていて多種多様の異星人が交流さかんですのに、
地球人だけ、無人島暮らしみたいに本当になにも知らされてないマイノリティなんだなwて思いました。
その理由もちょこっとですが、触れられていますけどね!

月に到着してからのちょっと驚く展開とか、異星人の女の子と仲良くしている場面とか、
いろいろワクワクしながら前半部分は楽しく観ていました。
作画や宇宙関係の美術設定がとてもいいですし、これは隠れた名作かな?と思ってたんですが、
他の人も書いてますが、後半部分になったらパワーダウンしましたねw
悪いことをした連中の掘り下げが不足していますし説明不足ですし
対決の部分とかに、あまり盛り上がりを感じませんでした。

ふたつの友情をテーマにして物語は終盤に向かい、名作になる可能性はありましたが、
シナリオの練り込み不足で、もうひと押しが足りないかな?と思いました。

繰り返すようですが、ポチの故郷に到着するあたりまでは高評価なんですけどねw
本当に惜しい作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

62.8 3 変身で未来なアニメランキング3位
ポッピンQ(アニメ映画)

2016年12月23日
★★★★☆ 3.6 (81)
574人が棚に入れました
通過点でしか無いと思っていた卒業式を目前に控え、中学3年製の伊純は前に進めずにいた。
そんな時、海で、美しく輝く"時のカケラ"を拾った伊純は、不思議な世界"時の谷"へと迷い込む。
そこで、同い年の、蒼、小夏、あさひ、"時の谷"に住み、"世界の時間"運営を司るポッピン族と出会う。
"時の谷"と"世界の時間"が今まさに崩壊の危機に瀕していた。
危機を脱するには、伊純たちの持つ"時のカケラ"を集め、心技体を一致させたダンスを踊るしかないという。
迫り来る危機と、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たち。
そんな中、ダンス経験者の沙紀が現れるが…。
"時のカケラ"に導かれた5人はダンスで世界を救えるのか?
そして、無事に卒業できるのか?

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、井澤詩織、種﨑敦美、小澤亜李、黒沢ともよ、田上真里奈、石原夏織、本渡楓、M・A・O、新井里美、石塚運昇、山崎エリイ、田所あずさ、戸田めぐみ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

実は卒業後も時を進め生き長らえていた東映アニメ60周年記念映画

あらすじ

{netabare}卒業を間近に控えた中三少女5人。
各々、葛藤を抱え、前向きに時を進められずにいる。

そんな折、異世界「時の谷」に召喚された5人。
時間がつつがなく流れるよう管理する役割を担っていた「ポッピン族」が暮らす「時の谷」は、
時を進めたくない邪悪な意志に脅かされていた。

彼女たちは「時のカケラ」を集め、「ダンス」を踊ることで、
世界と時間の危機を救おうと、ポッピン族のダンスレッスンを受け始めるが……。{/netabare}


【物語 2.5点】
欲張り過ぎ。

映画一本に中三少女5人の青春の一頁を描くだけでも忙しいのに、
本作はさらに異世界トラベル物でもあり、
変身バトルヒロイン物でもあり、美少女ダンスアニメでもあり……。

到底、収まり切るはずもなく、説明不足、掘り下げ不足が多発。

極め付けは、最後、{netabare}この中三編はプロローグに過ぎない!高校生編こそが本編!
と言わんばかりに予告編風の映像で締めくくったこと。
中学卒業で締めくくれば、まだ割と綺麗にまとまったものを……。
俺たちの戦いはこれからだENDも華麗に決まり困惑が拡大。{/netabare}

ただ、5人の中で主人公格であるヒロインについては、
女の子が異世界の旅を経て、青春の時を前に進める勇気を獲得し、
いつの間にか急成長する。
などジュブナイルとして要点は押さえており、筋は通っている。


【作画 4.0点】
キャラクター原案・黒星紅白氏といえば大抵、
可愛い顔して、嘘つきはスパイの始まりとか、
眠たそうな瞳で、無慈悲に狙撃とか、ギャップを狙った起用が印象的。

その点、本作の世界観とそれに合わせた作画構成は
可愛らしい氏のキャラデザにベストマッチ。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


本作監督は劇場版『プリキュア』シリーズ等でCGを担当して来た宮原 直樹氏。
本作のダンスシーンには、東映CG作画の成果が体現。

特にヒロインたちの変身前のダンスレッスン衣装は、
露出もない着ぐるみ同然のフワフワ、モフモフであり、
ダブダブズボンがダンシングして揺らめくCG動画はかなりのハイレベル。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


【キャラ 3.5点】
良質な素材を提供するも、料理は生煮え。

ただ、5人のヒロインは主人公格の陸上短距離走を始め、特技により性格付けがされており、
そのキャラクター性は歴代のプリキュア等と比較しても遜色がなく、可能性は十分。

各ヒロインのエピソードをもっと掘り下げれば、
彼女たちのその後を描けば、『ポッピンQ』は化けるはず。
と願望する鑑賞者も少数ながら獲得。

そのことが後のコンテンツ展開へ繋がっていく。


【声優 4.0点】
豪華。例えばヒロイン役の5人だけ見ても、
瀬戸麻 沙美さん、井澤 詩織さん、種﨑 敦美さん、小澤 亜季さん、黒沢ともよさん。
各々のマスコットポジションのポッピン族の「同位体」役にも、
実力派や若手のホープを起用。

さらに、ラスボス役には{netabare}斎藤千和さん。
時間の法則という世界の理の改変を企むには打って付けの配役。{/netabare}

いきなり感情を振り切る無茶振りも散見された本作だが、
この布陣なら対応した上、見所のあるシーンも演出可能。


【音楽 4.0点】
上記の豪華声優陣が二次元ダンスユニットをやる!
これだけでも注目に値したはずだが、5人のヒロイン役が歌ったのはEDだけ。

ダンスシーンでは他のユニットの歌に合わせて踊るだけ。
どうせならヒロインにも中の人にも歌ってもらって、2.5次元ライブまでやってよ~。
(ここでも需要と供給のミスマッチ要素がw)

楽曲や劇伴自体は良好。EDも{netabare}卒業ソング{/netabare}として優良。


【感想】
もしも、日本で深夜アニメが発展せず、萌えもエログロもなく、
『プリキュア』のような女児向けテイストのアニメが発達して、
ティーン以上の年齢層向けでも主流になったら、
こういう作品が数多く生み出されたのかも?との感想がまず残りました。

そういう点からも、本作は本来、
東映CG作画の『プリキュア』以外での活用模索も含めて、
トレンドからは外れた所で、実験的なことを色々やってみる映画。
理解のある方だけに口コミで語り継がれる類の作品だったのだと思います。


だから、2016年末。『君の名は。』などアニメ作品が映画界を席巻した伝説の年を、
『ポッピンQ』が締めくくる!とばかりに、東映アニメ―ションが60周年記念と銘打って
本作を年末年始興行の目玉に祭り上げ、
ミスマッチな宣伝、大規模上映を繰り広げた挙げ句、大コケした件は、
作品云々以上に、プロデュースの失敗だったのだと思います。

(大体、『ポッピンQ』という作品名の映画が興行収入・ウン億円の大ヒット!とか、
普通は想像すらできませんってw)


年末公開の本作でしたが、作中設定は中学卒業式前とのことで、
私も冬休みシーズンが終わって、卒業ムードも漂い始めた頃に、
骨でも拾いにいってみるか……とか思っていましたが、
近所の映画館では三週間で上映終了したため劇場鑑賞は叶いませんでしたw


そのまま私は本作の存在自体を忘れていたのですが、
昨年暮れ、『ポッピンQ』が続編小説制作のためのクラウドファンディング“project19"
を目標金額の五倍を集めて成功させたというニュースで
『ポッピンQ』未だ健在を知り驚愕し、レンタル鑑賞するに至りました。

次のプロジェクト“project20”では映像作品も含めた計画も検討されているとか……。
内容次第で、私もクラウドファンディング出資してみようかな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

興行的には散々みたいだけど思いのほか悪くなかった

新春!開運!ポッピンの集いに行ってきました
2017年初アニメ映画
2017年初声優イベントになりました

黒星紅白原案のキャラをプリキュアチームが動かすと聞いたら
これは見ないわけにはいかないな
という気ではいたのですが
封切り初日舞台挨拶が金曜日だったため見に行けず
今回のイベント付き上映に行く運びとなりました

しかしなんだかずいぶんと興行が芳しくないようで・・・
でも駄作だとかつまらないという話が聞こえてくるわけではない様子
そもそも誰も見に行ってないから口コミが少なく
見た人の感想も絶賛も酷評もしていない感じですね

ストーリー全体としてはそんなに悪くなかったと思うのですが
全体的に詰め込み過ぎて展開が急すぎたり
いろいろ説明が足りなかったり
まるで見たことのない作品の総集編映画を見に来たかのような
はっきり言うと雑な印象を受けました

いろいろな要素をぎゅっと詰め込んで
ジェットコースターのように勢いだけで押し切るのも
映像制作においては一つの手法ではあるのですが
メインテーマが思春期の心理的葛藤なので
急ぎ足の展開とは素材の相性が悪かったように思います

主人公の伊澄だけはある程度尺を取って描写されてたわけですが
他のメンバーに関しては大した描写もなく
いつの間にか問題が解決していたような印象
TVシリーズか何かでもっと丁寧に時間をかけてやった方が
もっと面白くなったように思います

ED後のアニメーションに関しては
まさに予告編といったような感じで
全編通して一番ワクワクする映像でした
続編があるならぜひ見たいと思わされた反面
そこが一番魅力的っていうのは
一本の映画としてどうなんだ?という気もします

映像面は十分に満足のいくものだったと思います
キノの頃からの黒星紅白ファンとしては
郵便屋さんや秘密結社のアニメより
ずっと黒星紅白の魅力を引き出せていたと思いますし
ダンスシーンもなかなかよくできていました
もともとその方面には定評のあるプリキュアチームですから
そこがダメならどこを見るんだ?って感じではありますが

音楽もなかなか悪くなかったです
先週までSHOWBYROCKとコラボしてて
アプリ内でED以外の3つのヴォーカル曲が叩けました
その時は特に思い入れもなかったのですが
映画を見て楽曲に親しみを覚えたときには
もうコラボが終わってて叩けない悲しみ・・・

声優は若手の有望株を中心に
かなりいいチョイスだったと思います
ポコン役の田上真里奈だけは聞いたことがありませんでしたが
チェンクロのイメージソング歌ってたTrefleの一人だったようです
割と聞きやすい少年役だったので
今後要注目かもしれません

さて、この映画はいったいどこに問題があったのでしょうか?
ファミリー向けをベースにして
そこに大友向けの要素をいろいろぶち込んだ結果
どちらの層に対しても訴求力が足りなくなってしまった印象
そしてどんな層に対して発信しているのか
いまいちわかりにくいタイトルやCM等
マーケティング面での失敗が大きいように思います

ハリウッド映画などでは予告編の試写会のようなものを設けて
何通りかの予告編を作ってどういう層にどういう広告が受けるのか
実際にテストして流す広告を決めるそうです
予告編だけでなく本編も試写会の評価を見て
ラストを作り直すことさえあると聞きます

それに対して日本の試写会はただの先行上映会です
様々なメディアが双方向化し
発信者と受信者の境界があいまいになっている現代社会において
旧態依然としたプロデューサーの直感に頼った広告戦略というのは
もはや限界に達しているということに気が付くのはいつなんでしょうか?
作品自体のクオリティはそこまで低くないのに
興行がまったく振るわないのは
作り手ではなく売り手に責任があるように思います

映画館がガラガラみたいな情報ばかりはいってきますが
決して駄作ではないと思いますので
ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います
ED後が本編なんて言われている程に
可能性を感じる予告編だったので
あれが企画倒れになるのだけは阻止したいところです

おまけ(終演後トークイベントでの監督質疑応答)
{netabare}

Q:ポッピン族は楽器とかを使わないの?
  ダンスシーンでかかってる音楽とかはどうなってるの?

A:楽器はちゃんとあって設定とかもあったんですけど・・・
  襲撃されて移動中だから持ってこれなかったんですよ

(プロデューサーから補足があって、時間と予算の関係で入れられなかったそうですw)

Q:ポッピン族には年齢とかあるのですか?

A:年齢のようなものはありますが
  見た目の変化とかはありません

Q:でも長老とかは・・・

A:あれは衣装です
  そういう服に入ってるだけです

Q:レミィには同位体はいないの?

A:もちろんいます

Q:それは作中に出てきていますか?

A:それはまだお答えできません

Q:ED後映像の金髪少女はだれ?新キャラ?

(濁そうとしたところをキャストから質問攻めにあった結果白状)

A:はい・・・レミィです

Q:ED後映像の舞台は原宿ですよね?ロケハンとかいったんですか?
  行列のできる人気店っぽいものが映ってましたが並んだんですか?

A:はい、原宿です
  原宿らしいおしゃれな感じを出そうとして
  某有名店に行きついてたんですが
  自分は行列を遠巻きに眺めるしかできませんでした
  結局、開店前に女性スタッフに撮影してきてもらいました

こういうのをいろいろ聞けるのがトークイベント付き上映の醍醐味ですw{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

kenji さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

流行らなかったのが惜しい作品

神作画の神アニメだと思います

卒業前に違う学校の5人それぞれの気持ちが揺らぎます。
そんな5人がダンスを通じて成長していく映画です。

物語は自分が中学3年で、とても主人公との気持ちの面での共通点があったのかもしれませんが、とても感情移入できて号泣しました。ただ、個人的にあの膨大なストーリーを2時間弱で納めてしまうのは、もったいない気がしました。2クールのアニメしてもよいくらいだと思います。

そして、3Dのダンスアニメーションがとても気に入りました。
冒頭の20分弱公式youtubeで見られるので、そちらを見てもらえればわかると思います。
 
とてもお金がかかっているぶん、とても面白い作品でした。
ただ、当方のほうの宣伝不足だったのかなと思います。



(ネタバレ?注意
映画最後のシーンで次回作と思われるシーンがありました。
ストーリー途中で出てくる謎の少年もいまだ不明なままです。
次回作があるのかはわかりませんが、楽しみにしています。
(わからない理由はry

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

61.3 4 変身で未来なアニメランキング4位
プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち(アニメ映画)

2012年3月17日
★★★★☆ 3.6 (33)
203人が棚に入れました
大人気「プリキュアオールスターズ」シリーズ最新作!今回からDXからNewStageに変わって、新しい「オールスターズ」にパワーアップ! 舞台は、横浜みなとみらい。敵は、すべてを破壊し世界を闇に染めようとするフュージョン!?TVシリーズ「スマイルプリキュア!」の5人も登場して、28人のプリキュアたちが大集合!みんなの力がひとつになった時、映画館に奇跡が起こる!!みんなもミラクルデコルライトで応援してね!!
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

伝説の戦士(ケンプファー)は新世界へ赴く 「この世界」は自由に守ればいい 能登さんは劇場に台頭する

プリキュアにおける俺の考え
{netabare}他のレビューで何度も言いますがプリキュアはタイムリーではあまり見ません。評価するのは戦闘シーンぐらい、それと悪役との掛け合い(サンデーモーニング優先だが野球以外に興味はない、ストーブリーグやオフシーズンの時はさらっと見る、その際は関ヶ原の戦い付近だからプリキュア優先となる)

ゴールデンアニメをずっと見続けると俺のアニメの世界観が崩壊してしまうからです。
勧善懲悪が大きく支配しているからが大きな理由です。
ゴールデンで評価するのはケロロやカービィ等パロディが入っているものや、スクライドみたいな子供向けでないバトルが好き

ニコ動や無料動画で見てはいますが、MADの方が価値があります。また声優と他のアニメを組み合わせて脳内変換させて見ています。

DX3で言われたプリキュア達が最後、ブラックホール(龍が如くの秋山さん)に止めを刺す際
絶対に絶望に飲み込まれたりしないだの、
明日へ目指して輝くだの、
出会いは成長となり繋がっていくだの、
困難にぶつかっても進むだの、
光り輝く未来は手放さないだの、
妖精と思う心で繋がっているだの、
真っ直ぐ突き進むだの、
(献身の)愛?友情?信頼?友達?仲間?絆?未来?成長?優しい心?
等、世界を守るために「当たり前」の事しか訴えてなかった
これは今の子供達が必要なものである欲望なのだろうか

こんなの既に現実に存在して当たり前じゃないか
皆が大きくなればこれらで十分に満たされる
深夜アニメを見ればこんな熱血ごとや綺麗ごとは皆無となり、別の欲望で満たされることになるだろう
そう、(18禁における)愛で全て満たされるはずなんだ

ゴールデンアニメにおいて愛と意志と絆があれば他に何も必要ありません。意志の中に欲望はあります。全てこの中にひっくるめてあるから

ミラクルライト(劇場で貰えるグッズ)なんて元々必要ない
フーちゃんに会いに行く際、暗闇の中でも立ち止まらず自分を信じて突き進めばよかったものを...(やはり人間って元は弱いのか?){/netabare}

世界を守ったとしても悪役はいくらでも蘇る。
ロケット団やばいきんまん、ドロンボーや子鬼トリオのいたちごっこみたいにまた始まるのだ。

現在のロケット団は追記ではありますが「やな感じ~~!」を言うようになったので嬉しくなりました
次のXとYのシーズンも期待しています
カントー、ジョウト、オレンジ諸島、ホウエン、シンオウを含めて100回以上言ったからなあ・・・
またドロンボーのDNAが再燃してるのかな...口上は忘れないんだよね

ゴールデンアニメは複雑化しないようにするため単調な出来事しか起こらない。
言いたい事も伝えたいこともはっきり決まっている。
だから俺は戦闘シーンとギャグシーンぐらいしか見たく無い。そして社会風刺と声優の演技とパロディにデジャヴ

ケロロ軍曹だって結局は地球侵略できずに終わってしまったし最後のシーズンはパロディもとってつけた感になって面白みが欠けてしまった。
やっぱ侵略できなくてこそ「当たり前」だった世界だ
それでも大勢の声優を使ったことは素晴らしく思うし、パロディも面白かったことに感謝している。

カービィは俺が小さい頃からゲームをプレイをしていたため、戦闘にしろストーリーにしろギャグにしろ本当に素晴らしかった。また社会風刺の部分もあったため、2期を是非やって貰いたいものだ

プリキュアとは引けをとらないが男キャラが大半を占めるゴールデンアニメよりも美少女が必ず含まれている深夜アニメの方がいい。
それは+毒薬(グロテスクや出血、豹変など身体や心に刺激がある表現)
や劇薬(恋愛、SM、セクシャルやキス等の如何わしい性的刺激がある表現)で彩られ、面白みに付加が生じるからだ。
だが行き過ぎた行為は避けて貰いたい(特に露骨な胸揉みや吸ったり舐めたりしてはいけない)

今後も「自由に世界を救ってください」
それだけを願います

中の人的に
スメラギ・李・ノリエガ
C.C.(シーツー)
ネプテューヌ
しのぶ
トリエラ(2期)
サーシャ / アレクサンドル=ニコラエビッチ=ヘル
うずまきナルト(ゴールデン)
槍水仙
如月ハニー
花開院ゆら
火鉢(ゴールデン)
長宗我部モトチカ(戦国乙女桃色)
美樹さやか
七瀬美雪(ゴールデン)
スキャンティ
風鳴翼
キリ・マリアレーテ
坂上智代
リンディ・ハラオウン
レオンミシェリ・ガレット・レ・ロア
ちせ
春花(閃乱カグラ)
"小悪魔王"織田信長(戦国コレクション)
宮藤芳佳
鈴(リン)(ゴールデン)
イカ娘
ラウラ・ボーデヴィッヒ
ハイドラ

よ全てを賭して、愛を求め、揺るがぬ絆を胸に新世界へ赴くがいい。他のキャラでも構わない
次のNew stage2からは
マージョリー・ドー
魔乳千房
西住みほ
アラタ・ナル
が参陣致します
最後を飾るNew stage3では神崎・H・アリアも来ます

新キャラの中の人が能登さんだったなんて...
接触禁止の女王、サテライザーさんだったら楽勝なんだけどなーwwww
最後のNew stage3に出るのだろうか?

伝説の戦士=魔法少女だ
伝説の戦士なんて他のアニメにごまんといる
この式を否定することはおかしい

もっと豪華声優を使って欲しい
女性だと

斎藤千和 ほむほむやスバルが出たなら出さないと!
真田アサミ 鉄鎚の騎士の意地を見せてやれ!
清水香里 シグナム姐さんなら面白くなるかも
田村ゆかり 妖精しかできなさそうだな(後参戦のプリキュアでもいい)
戸松遥 もういいんじゃない?
水橋かおり サポートキャラが似合いそう
広橋涼 十分十分
名塚佳織 出せるでしょうツンデレやったから
中原麻衣 ゴールデンに「嘘だっ!!」旋風を・・・喋れないと思うけど
花澤香菜 できるな
堀江由衣 もう出してもいいんじゃあ・・・
平松晶子 最後らへんに登場しそう
井口裕香 声が高いから妖精志望だな
伊藤静 十分でしょう
植田佳奈 プリキュアも妖精も悪役もいけるだろう
ならはしみき 出たら野原家勢ぞろいだ!
中島愛 クールキャラが似合いそう(悪役でもいい)
柚木涼香 支援プリキュアが似合いそう
小桜エツコ 無論妖精だな
等がまだやってません 順不同

プリキュアも悪役側から見ると光り輝く悪魔なんだ
なのはは管理局の白い悪魔だし

ヴィータ「悪魔め・・・」
なのは「悪魔でいいよ・・・」

なのは「悪魔らしいやり方で話を聞いて貰うから!」

何でプリキュアって悪魔に見えないのだろうか。ゴールデンでは主人公=悪魔となるのだろうか

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2012 スーパーミサトス大戦Part1 29人目のプリキュア現る!歴代シリーズへの愛が・・・; (パラレルワールド説あり)

愛が・・・愛が足りませんでした;

前作でオールスターズDXシリーズは一応のこと完結しましたので、今回は趣向や一部スタッフを変更したようです

オールスターズDX3部作を手掛けた大塚隆史さんがスマプリのシリーズディレクターに就任されたため、今回の監督は志水淳児さん
MHの映画やフレプリなど、担当した作品での徹底したシリアス描写が「子供向けであることを逸脱してしまっている」と、毎度プロデューサーさん達を悩ませることで有名なお方ですw
てかこの人以外適任者はいなかったのかよwおい^q^



まずDXの第1作でプリキュア達を苦しめた変身する怪物「フュージョン」(テラ子安w)が復活
これまたDX第1作の舞台となった横浜をタイアップも兼ねて徹底的にロケハンして、再度プリキュア達の降臨を見ることとなりました
23人のプリキュアがフュージョンをすぐさま退治しますが、フュージョンの欠片が街に散らばっていってしまう・・・

そんな中、横浜に転校してきたばかりの少女、坂上あゆみちゃんはなかなか友達が出来ずに悩んでいました
あゆみちゃんは偶然にもフュージョンの欠片を拾い、「フーちゃん」と名付け友達になります

その頃、プリキュア達はフュージョンの欠片を探し回っていましたが・・・



過去作とハッキリ違うのは初代~5GoGoまでのプリキュアの出番がガッツリ削られていて、セリフもありません;
小さい子供に分かりやすいよう新作のプリキュアが優先される作りにしてしまったようです
フレプリ、ハトプリ、スイプリ、そしてスマプリキャラがメイン

しかし残念ながら;映画で度々問題になる『キャラ崩れ』がスマプリメンバー辺りを顕著に見られてしまう場面があります
『キャラ崩れ』とは、映画とテレビシリーズを並行して別働隊スタッフが制作する手法に置いて発生する現象です
「テレビとキャラ違くね?(´・ω・`;)」っていうヤツです

設定もちょっと改編されてるっていうか、志水監督によくある描写不足がちょっと目立ちますね
「ハッピーシャワー」に“気合込めて”打ってねぇじゃん。とか
ラストシーンの謎バリアなに?とか

戦闘シーンではスマプリのテレビシリーズでは見られない乱戦描写があって逆に新鮮
作画クオリティも申し分ありません

さて、劇中で29人目のプリキュアが誕生しますが(キュアフラワーは計算に入れてません><ごめんちゃいw)なんとこれを演じるのは能登麻美子さん!
能登さん遂にのプリキュアデビューかw



映画としての見所はともかく、プリキュアシリーズの中ではお世辞にも良くできた作品とは言い難い作品です;
てかDX3が良く出来過ぎていましたよ;
が、しかし!
えりか様無双だけは相変わらずちゃんとありますんでご安心を^q^









ふと気付いたんですがこいつDXシリーズとはパラレルワールドなのかもしんないですね;
ようはDX1でフュージョン出現→14人のプリキュアが集合→DX2へ
って流れとは別の時間軸を動いてるっていう解釈はアリなのか?と、、、
つまりNSとはDXを無かったことにして横浜にフュージョン出現→23人のプリキュアがフュージョンを撃破(今作のプロローグ)→スマプリ誕生→今作の本編
映画業界ではよくある“リブート”ってやつか(以前の作品をなかったことにして1作目から作り直す)、もしくはパラレルワールドになっているのではないでしょうか?


いや;
ま、映画の設定破綻はいつものことなんでタダのうわ言っすー;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

こ、これはねえわ(40点)

プリキュアシリーズオールスターズ映画
70分

個人的満足点:40点
アニメ系統:プリキュアシリーズ

DXシリーズは3で終わっていて、新しいオールスターズ(以下AS)って位置づけではあるのだけれども。
過去のプリキュアシリーズとは根本的に何かが違う。
今までと決定的に違うのが映画用主人公がいることだろうか。
これ自体を否定するつもりはない、むしろ評価すべきかと思っている。
その主人公を中心に物語が進行するのもありだと思う。

しかし、個人的にASにはプリキュア全員集合の派手さや熱さを求めてしまう。
普段はありえないキャラ同士のからみや全員で協力して戦う熱いバトル。
そういったものを期待していたため肩透かしをくらった感じだった。

さらに許せなかったのが、過去のプリキュアの扱いがひどい。
キュアブラックとか変身のキメセリフすらねえ。。。
過去作、ふたりはプリキュア、Splash Star、プリキュア5のキャラはいっさいセリフがない。

全員分の変身バンクとかなげえよwとか突っ込みながらも、そんな変身バンクに熱くなったり、
きたよキメセリフみたいなお祭り感覚が個人的には大好きだったのに。
DX3が豪華すぎたのかな。。。。
28人でのアフレコを想像させて欲しかった。

映画ならではのミラクルライト演出もなんだが薄っぺらだった。
今までは本当にプリキュアがピンチになった感じの時にプリキュアに力をってのが熱かったのに
他のプリキュアを呼ぼうに変わっちまった。
呼んでもセリフねーしw
熱さが足りなーい。

と、まあ、不満ばかり書いてきたのだけれども
つまり、何が言いたいかというと

能登さんファンなら観るべきだろ、常識的に考えて!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

65.6 5 変身で未来なアニメランキング5位
ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち(アニメ映画)

2005年12月10日
★★★★☆ 3.9 (25)
144人が棚に入れました
皆で雪山へスキーにやってきたなぎさ・ほのか・ひかりが、闇の戦士フリーズン&フローズンから友達である伝説の鳥「鳳凰」のひなたを守るため立ち上がる。

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、田中理恵、関智一、矢島晶子、池澤春菜、谷井あすか、草尾毅、檜山修之、千々松幸子、青野武、野沢雅子、矢口真里、清水佐紀

カズマ速報 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

本当の友達とは何か

この映画ではプリキュアシリーズお馴染みの友情がテーマです。

物語冒頭で喧嘩してしまうなぎさとほのか。
仲直り出来ないままに戦いに巻き込まれてしまう。

敵に心を凍らされて、プリキュア同士の戦いになってしまうしまうが…


当時この映画を観た子ども達の中にはプリキュア同士の戦いを直視出来ずに泣いてしまった子もいるらしい。
しかし当時子どもだった子も今ではおそらくプリキュアと同じ中学生になっていると思われる。
当時泣いてしまった子にこそもう一度この映画を観てほしい。この作品に込められたメッセージを今では容易に理解することが出来るだろう。本物の友達とは何か…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

③幼女たち号泣も納得な、禁断の対決!

この作品以来プリキュア映画にはある禁則事項が付け加えられた、即ちプリキュア同士の戦闘禁止!の条項である。(プリキュア5劇場版みたいにダークプリキュアは例外)。


内容的には、伝説の初代8話の拡大版であって、あくまで仲直り前提の喧嘩するカップルくらいなもんだが、そりゃ幼女たちも泣くわな展開である(悪い意味で)。まぁ、私は幼女じゃない悪い大人なので、試練を乗り越えてより深まった二人の絆に、そりゃキマシタワーを更に建立しなくちゃ!、という想いに駈られましたが。


正直、喧嘩からの仲直りのための展開過ぎるし、悟空にピッコロに花道に勇者王が出てるのに彼等を使いきれてないのが勿体無かったり、弱い所は色々あるけど、総じて満足な作品。何故なら初代の一番のポイントである「ふたり」であることを描けてるから。そこが一番大切。


やはりオールスターズメモリーズでも思ったが、初代ふたりが一番百合百合しい。それもマリ見て的じゃない熱い絆なのが良い。これに匹敵するのは、カレイドスターの主役ふたりくらいだろう。なきざは、いちお先輩が憧れの人~みたいなことを仰ってますが、あれはガチなのを隠す煙幕ですな、メタ的な意味で。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

瞬間、心、重ねて

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:ふたりはプリキュア
未見:ふたりはプリキュア Max Heart





Max Heart未見なので特にコメントしていませんでしたが、ひかり好きかもしれない・・・。

そして莉奈から漂う大森ゆうこ感。

旅館のテレビに「パネルクイズ アタック25」の実写映像がはめ込まれてるのが地味に衝撃。



っていうか、野沢雅子さんがまた兼役やってる!?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

70.2 6 変身で未来なアニメランキング6位
映画ドラえもん のび太の新恐竜(アニメ映画)

2020年8月7日
★★★★☆ 3.7 (29)
120人が棚に入れました
のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。絶対に恐竜のたまごだ! と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき"で化石を元の状態に戻すと…生まれたのは双子の恐竜! しかも、未発見の新種だった。のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発! キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまった。ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちが辿り着いたのは謎の島。恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは──!?

声優・キャラクター
水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、木村拓哉、渡辺直美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは見事な“のび太の新恐竜”

『のび太の恐竜』はオリジナルも2006年版も未見。

【物語 4.0点】
一昨年の『のび太の宝島』の今井 一暁監督&脚本・川村 元気氏の再タッグ。

ドラえもんの秘密道具というリアリティクラッシャーを気にして、
ツッコミ所をモグラ叩きして小さく縮こまるより、
道具を伏線として活用し、新たなプロットのパターンで魅せよう
という思い切りの良さは相変わらず。

例えば、タイムリープ物で問題になる歴史改変という罪の壁を克服するのに、
中々手の込んだ仕掛けを繰り出すなど、
結構、複雑な構成を組んではくる。
が、伏線となる諸要素については、分かりやすく演出で強調してくれるので、
好奇心を持って眺めれば取りこぼしはないと思われる。

この道具は、動きは、終盤どこでまた使ってくるのだろう?
こんな感じで頭と心を柔らかくして、ワクワクしながら待ちましょう。

尚、『新・のび太の恐竜』ではなく『のび太の新恐竜』になります。
これも“新恐竜”を連呼してくるので分るでしょうが、意識しておきましょう。


【作画 3.5点】
旧『~恐竜』二作品の後に、何が出来るのか?葛藤もあったという本作。
ネタを探すべく集めた恐竜研究の最新成果が作画にも現われる。

恐竜時代を再現した背景美術は、
同じ中生代でもジュラ紀と白亜紀の違いくらいは描き分ける精度がある。

恐竜たちを構築したCGの出来自体は平凡。
カラー選択には爬虫類の仲間としての恐竜→鳥類の祖先としての恐竜。
というここ三十年のトレンド変化を反映。
(※恐竜の色は化石に残らないためカラーは想像)

味方の恐竜は手描き、敵や部外者はCGという使い分け。
勝負所では手描きで演出という方針。手描きキャラは心の友ですw


【キャラ 4.0点】
ドラえもん&のび太たち5人と新恐竜の二匹。
シナリオに刺激を与える黒幕?ゲスト二名はいるものの、
キャラクター構成はシンプルで、
キャラが混線して、明快なシナリオ展開を阻害することはない。

生後間もなく滑空するなど現生種として優秀なミュー。
飛ぶことすらままならない、恐竜界の、のび太くんとしてのキュー。
双子の新恐竜の使い分けもテーマの深化に寄与している。


【声優 4.0点】
鬼門のゲスト声優。
本作は敵役ポジションに木村 拓哉さんと渡辺 直美さん。
声優出演歴はあり、それなりの演技でまとめる。
シナリオ重要度もそれ程でもないのでダメージは比較的少ない。

聴き所は新恐竜キュー役の遠藤 綾さんと、ミュー役の釘宮 理恵さん。
セリフは概ね「キュー」か「ミュー」しかないが、
その中でも感情を込めた流石の好演。

あとは『~宝島』にてオウム型ロボットを演じた悠木 碧さんが、
今度は、たまご型ロボット役で、のび太たちの冒険をサポート。
相変わらず器用なお方です。ロボットにしとくのは勿体ないw


【音楽 4.0点】
劇伴は大長編三年連続の服部 隆之氏。
感動を狙ったシーンで、分っていてもグッと来てしまうのは壮大なBGMがあってこそ。

主題歌には脚本・川村氏意中のMr.Childrenを起用。
あのシーンでミスチルの歌を流したいという希望も、
テーマを反映した挿入歌の提供で実現。

ま~たMVかwというアレルギー反応。
私は大丈夫でしたが、重症の方は注意しましょうw


【本作で使用されたと思われる恐竜知識の整理等の長文】
(※ネタバレ要素多し、鑑賞後閲覧推奨)
{netabare}
・恐竜から鳥類が進化したという仮説については、
19世紀、ジュラ紀地層からの始祖鳥化石発掘以来、長らく研究が停滞していたが
近年、相次ぐ白亜紀の鳥類の化石発掘などで、かなり証拠が固まり、
恐竜→鳥類については定説になりつつある。

・中生代の鳥類については、
白亜紀には既にジュラ紀の小型恐竜→始祖鳥から進化していた真鳥類が、
翼竜の隙間を縫うように、生息、繁栄していたが、本作では描かれず。

・尚、白亜紀末の大量絶滅により真鳥類も恐竜と共に姿を消しており、
現在の鳥類は真鳥類とは別の新鳥類の子孫である。

・新鳥類がどの生物からどう進化したかについては、
真鳥類の非飛行型の陸生生物から進化したのか、
白亜紀の小型恐竜・オヴィラプトルの仲間から、
始祖鳥のラインとは別の新たな鳥類の系統として進化したのか、
そこが進化のミッシング・リンクになっている。
本作は後者の仮説を基に空白を新恐竜で埋めるシナリオを構築していると思われる。

・中生代の空の気候は基本的に安定、微風と推定されている。
よって飛行生物は、骨肉を削ぎ落した徹底的な軽量化、省エネ滑空飛行が王道。
終盤登場した超巨大グライダー生物である翼竜・ケツァルコアトルス?は、
中生代の空の覇道の極致である。

・一転、巨大隕石衝突後の空は荒天、乱気流と推定されている。
新恐竜キューが滑空ではなく、胸筋ド根性で羽ばたきにより飛行に挑むのは、
中生代白亜紀においては正気の沙汰じゃないが、
大量絶滅下の過酷な空では必須の進化。
弱肉強食ではなく適者生存こそが進化の本質であることを、
キューの羽ばたきチャレンジが示唆している。

・尚、巨大グライダーな翼竜の翼は羽毛ではなく指から伸びた皮膜。
一枚しかない薄膜のため、乱気流下では軽量もあって吹き飛ばされ破損し、
たちまち飛行不可になったと推定され、翼竜もまた恐竜と共に姿を消した。


恐竜ファンには、どうせ恐竜は絶滅したし……というバッドエンド確定の悲哀があり、
恐竜は鳥になって今でも生きている!というのも仮説に基づいた気休めの一種でしたが、
本作はそこを物語化したという点で新たな希望となり得る作品でもありました。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感情に赴くのび太

 約5カ月延期されたドラえもん映画、何んとなく見てきたです。第一作ドラえもん映画のリメイク?と思ったけど、やや似ているようで違う、オリジナル要素の多い『ドラえもん のび太の新恐竜』だったです。
 「のび太の恐竜」違うのは、タイム風呂敷で一つの卵に返したに恐竜が、二匹だったことと種類の違うこと{netabare}、怪しい人は出てくるけど、悪者は出てこないこと{/netabare}だったです。

 のび太のキャラクター性全開みたいで、のび太らしさが目立っていたです。子供としてのわがまま純真さが、伝わった今作です。のび太と二匹の恐竜、キュー、ミューの出会い、生活、本来住むべき世界への冒険いくところが、ドラえもん映画らしさがあったです。

 のび太とキューとのやりとりに似たもの同士、どこかぐっとくるものあったです。{netabare}成長したミューが空を飛べるのに対し、キューが空を飛べないことが、後半において不利というのか、マイナスになることが明らかになるです。そこで、{/netabare}のび太、特にキュー自身どう乗り越えるのかが、このお話を大きく左右したと思うです。

 これから起ころうとする歴史の悲劇に対して、悲しみ納得できないのび太の行動は、何をもたらすのか?です。思いもよらない展開を引き起こしていくことが、意外性があり面白かったと思うです。ドラえもんたちの活躍と、キューの成長がカギとなるです。どんなことでも、乗り越えることができることを見せてくれたようだったです。感動的な終わり方と、主題歌がかなり合わさったようで良かったです。

 今作を見てキャラ、背景画、物語といい、十数年前のドラえもん映画より、やはりさらに質が上がっているのは、当たり前なのだろうなと思うです。6600万年の世界、いかにもそんな時代の世界で、凄いというのかリアルさを感じたです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

イヌイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

この映画の監督と脚本の違和感が飛んだ。

久しぶりの投稿です。小学生以来久しぶりに映画館で見ました。この映画の監督と脚本のコンビの映画は正直言って嫌な予感がしました。宝島では、完結せず違和感も生まれ面白かったもののモヤモヤしました。
しかし、いざ見るとなんてことだ面白いじゃないかと思いました。
まずは、作画ですね。近年の映画ドラえもんは作画が安定している上にそのクオリティが上がっているので安心して見れるのと同時に、恐竜にはCGを使うなどしているのでとてもリアルです。特に映画のopでの作画の時点でもう傑作です。
ストーリーも良かったですね。今回はしっかりと完結して良かったです。普段あまり泣かない私ですが、目頭が熱くなるほど感動するので涙腺が弱い人は覚悟した方が良いかもしれません。キャラクターも可愛く、声優も棒読みはいません。ただ、この作品はとても賛否両論で明らかに矛盾している点や、多様性の間違った解釈だなどの意見が目立ちました。しかし、私はそれらを踏まえて見ても、最高傑作の部類に入ると思います。見て損は少なくともありません。途中で「のび太の恐竜」を見ている人にとってサプライズがあるのでそこにも注目です。
とても良い映画でした。来年が楽しみです。
レビューを見ていただきありがとうございます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
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