変身で忍者なおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの変身で忍者な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の変身で忍者なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.3 1 変身で忍者なアニメランキング1位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (577)
3551人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋に生きるか、生きるが恋か

各地に飛び散った四魂の玉の欠片を巡る戦国御伽草子。

妖怪との戦闘シーンが多いアニメですが
この作品の本質というべきは恋愛描写ですね。

半妖である犬夜叉はある理由でただ一人愛した桔梗という巫女と死別します。
その後犬夜叉は桔梗に瓜二つのかごめという少女に出逢い、
戦いを通し惹いては惹かれるけれど、犬夜叉はまだ桔梗のことが忘れられず、
さらにお互い素直になれない性格のために喧嘩しちゃうっていうアレですw
旅の仲間の弥勒と珊瑚も見ものです。
彼らの恋愛描写はあまり多くはないですが一つ一つがパワーを持っています。
これは個人的な感想ですが珊瑚の魅力は絶大なものですねー。
あの表情のひとつひとつ、桑島法子さんの声の強さと艶。
ホントいいなーw すっごい好きだなーww

話が反れましたが、これは単に恋愛が良いというだけでなく
ストーリーも面白く、命を懸けた緊張感のある戦いを描きながら
恋愛を上手く織り交ぜられていることに非常に感心します。

この続きは完結編に続きます。
そっちはなんだか駆け足だし、画も綺麗になった分
動きの悪さが目立つし、ストーリーもなんだかあやふやだったような気さえします。
あとアニメオリジナルストーリーいくつか観たのですが
つまらなかったのでほとんど飛ばしました。

今になってかすかではあるけれど理解に近づける
数々の恋愛描写はとても素敵なものでした。


{netabare}


一番感動した恋愛描写はやはり桔梗です。

人でありながら人ではない。
桔梗はとても強い人でいつも清らかさと気品に満ちていた。
けれど犬夜叉に話しかける際に見せる女としての桔梗は
本人とは思えないほどに脆く、崩れやすく、そして悩んでいた。
巫女として自分を殺し、過ごしてきた幾年の月日。
その存在を汚さぬためにたくさんのしがらみを背負いこみ人の役に立った。
しかし頼られ、感謝されるのは巫女であって決して私ではなかった。
では私は一体何なのだ?巫女である以前に桔梗であるはずなのに。
みなが見ているのはこの巫女服をまとうこの肉体だけなのか。
ずっと私はこのままなのか。私が私でないまま一生を終えるのか。私は、、、
そんなときに犬夜叉に出逢った。
そして救われた。

悲しかったシーンが2つありました。
約束のあの日。先に着いた桔梗が四魂の玉の他にもう一つ手にしていました。
それは貝に入れてきた紅です。
巫女となりそのようなことが許されなかった。
けれど今日でそれも無効となる。
だから少しでも綺麗な状態で会おうとする桔梗。
犬夜叉のことを想い、紅をさす姿はもう見てられませんっ!(笑)
ああ涙がw

もう一つは桔梗の最期のシーンです。
あれだけの目にあっておきながら
「お前は来てくれた。それだけで良い。」
涙ドバドバでしたw
犬夜叉がもっと叫び散らすと思ったのですが冷静でしたね。
俺の方が酷かったw


桔梗も良いけど、やっぱり珊瑚も良いです。
声も表情も、弥勒に触られて怒るところもw
あのプロポーズのシーンはホントに良かった。
弥勒の言葉もしっかりしていたし
なによりも、珊瑚の不意に一直線に流れた涙が素晴らしかった。
あれがすべてを語ってますね。
そのあとの「もう浮気はしないよね」と言い寄ってくる珊瑚が可愛いー!

ホントに良い作品でした。原作買おうかな。

ちなみに笑い所で好きなくだりは
おじいちゃんから河童や龍のなんたらをもらったかごめと弟くんがすぐさま
「ブヨ、お食べ」と言って猫に食わせるくだりですw


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かごめは俺に教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。

2000年放映作品
七つの章167話

いつか観たいと思ってたアニメ
本来は長期アニメも一気に視聴して感想書くスタイルだけど、この作品は話数が多すぎる
そこでシリーズ毎に簡単にレビュー書く事にしました

壱の章 全26話
{netabare}かごめと犬夜叉が出会う
二人は四魂の玉を求め旅に出る
妖怪退治をしながら七宝や弥勒、珊瑚などと出会い仲間になる過程を描く
同時に兄であり敵でもある殺生丸、宿敵奈落ともこの章で出会い、何度か戦う場面も
キャラ設定はもろ高橋留美子色w
ツンデレヒロインと素直じゃない主人公設定でやらせたら一流だね
長編なだけあって序盤の出会いを丁寧にじっくり時間かけて描いてるから世界に没頭し易い
さてこれからどう物語が展開していくか楽しみなところだ♪
{/netabare}

弐の章 全30話
{netabare}桔梗と犬夜叉の物語が切ない。奈落と何度か闘うも決着付かず。
鉄砕牙の強化と犬夜叉が鉄砕牙を使いこなせる様になる為の修行がメイン
弥勒と珊瑚の恋仲も気になるところだ{/netabare}

参の章 全30話
{netabare}鉄砕牙がパワーアップし、それに伴い犬夜叉の力も増大する章
妖狼族の鋼牙を慕う菖蒲という女妖狼族が登場
これで恋の三角関係にも終止符か?
知らなかったけど菖蒲ってアニメオリジナルキャラなのね
正直言って同じパターンの繰り返しに飽きてきた参の章でした{/netabare}

四の章 全15話
{netabare}今回の章は1~3章までの約半分の話数。内容も本編から逸れた番外編的な話が多かった。邪見が可愛くて好きになった章だったw{/netabare}

伍の章 全24話
{netabare}七人隊篇。七人隊との戦いを描く。最初は退屈だったが、生き残りが蛮骨、蛇骨、睡骨になった辺りからは結構面白くなって来た
やはり敵キャラが魅力的だと物語も面白くなるね
ラストは奈落が復活していよいよクライマックスに向かって展開していくようだ
とは言え残りまだ40話くらいあるのか・・・{/netabare}

六の章&スペシャル2本 全34話
{netabare} 邪見:赤邪見、青邪見、黄邪見!
りん:うわー邪見様早口言葉うまーい!もう一回言って!
邪見:ヤダ
りん:えー

りん:邪見様〜♪邪見様〜♪どうしてどうして緑色〜♪
邪見:うるさい!黙っておれ!
りん:えー


駄目だこの2人のやり取りに萌えまくりだw {/netabare}

七の章 全8話
{netabare}最終章なだけあって面白かった
最後まで主人公犬夜叉チームより殺生丸一味の方が好きだったなw
中途半端な終わり方なのでここから先は完結編で楽しもう!{/netabare}

4年間に渡ってゴールデンタイムにTV放送された人気作
やっと観終わったけど長かった
途中かなりダレた感がありましたが4年分を一気に観たので仕方が無いでしょう
サンデーでの原作連載に追いついてしまっての終了の為中途半端な最終回でした
後の原作終了後に完結編で最後まで描き切っている

犬夜叉を演じるは山口勝平さん
らんま1/2の早乙女乱馬も演じてます
高橋留美子作品というイメージですが名探偵コナンの怪盗キッドなども山口さんですね

珊瑚役の桑島法子さん
古くはスレイヤーズのフィリア、機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリアなど
最近ではヤマト2199の森雪なども演じられてます

弥勒役の辻谷耕史さん
無責任艦長タイラーのタイラーもやってます
他にもふしぎの海のナディアのエアトン伯爵など
なんか無責任な役柄が多いようなw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

62.1 2 変身で忍者なアニメランキング2位
閃乱カグラ(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (518)
3028人が棚に入れました
権力者が欲を満たすための道具として使う「悪忍」たちに対抗するため、政府は国家所属の忍「善忍」を育成する機密プロジェクトを立ち上げた。
学生数1000人以上のマンモス進学校「国立半蔵学院」には、この善忍を育成する「内閣特務諜報部諜報一課付特殊機密諜報員養成所」、通称忍者学科という裏の顔があった。

声優・キャラクター
原田ひとみ、今井麻美、小林ゆう、水橋かおり、井口裕香、喜多村英梨、茅野愛衣、白石涼子、後藤沙緒里、豊口めぐみ、藤原啓治、三森すずこ、浅川悠、山本兼平
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2021年、今度はねぷねぷと出会う...!だがCEROはCへと落ちた...もう高木さんは帰ってこない...

緒言 バイーンは表現の進化を際立たせた
{netabare}初めてやった17禁がこれで2作品ともやりました
(CEROの規格は推奨年齢を指しているため年齢以下でもプレイはできるが、未成年の教育上、他の年齢層のゲームで慣れておく必要がある)
兄貴は17禁ではPS2のひぐらし祭を消化しました
とにかくちょっと動けばバイーンバイーンないし、たゆんたゆんと揺れまくります。ゲームもすごく進化したものだ
操作性だったら全年齢対象でも行けるんだけどなあ...
1作目は失敗作で、蛇女サイドも操作できる2作目が良かった

際どいシーンにおいての光の盾やグラフィック盾があっても円盤買って盾を破ろうとどっちでも構わない
それに対して憤怒していたらアニメを楽しめないからな
衣服破壊シーンでは誰でも欲望は満たされることだろう
あくまで「癒し」の感覚でもいいかもしれない
飾りかステータスで考えてもいいかもしれない
劇薬は人を豊かにするからな(でも状況によっては毒を含むことを忘れてはならない)

悪は寛大というけど、ゴールデンではそう言えないのが悪役です
でも1970年代と2008年頃のドロンボーやダイヤモンドパール時代以前のロケット団では寛大な感じがしました
ベストウィッシュでは一時的にドロンボーのDNAが消されたが、2期以降で元に戻りました

兵を駒として扱うプリキュアの悪役は基本塵芥だ。奴らは全てにおいて恐怖や絶望しか周りに与えていないから、そして主人公側からは何かを受け取ることを頑なに拒否しているから大嫌いです、ギャグしか認めていません{/netabare}

1話 狩りゲーの始まり
{netabare}いきなり動く動く(試験だった模様)
ナレーションもいい味出してるし、初回から筆頭にも会ってるし、スカイツリーも建ってるし、そして安定の太巻きである
でもって葛城は安定の乳揉みである(今回で3回、1話で何回揉むつもりなんだwww)
ちょっとの動作でも動く お辞儀等、でもこれは他のアニメでもある
松永さん(霧夜先生)派手に圧参するなあ~~(太巻き食べてるし)
専門用語をちゃんと解説してくれるから初見の人でもありがたいものだ
変身シーンはプリキュアみたいに1人1人長くなかったから非常に良かった(深夜では2回目以降は基本カットするか一纏めになる)
プリキュアだったら必ず名乗るから長く感じるのだろう
雑兵(不良)が傀儡だったとは、搖動だな
おっ、筆頭だけでなくクラン・クランさん(春花)も活躍っすか、最後は蛇女サイド皆出ているし
ゲームと同じになりそうな展開だったな(販促も含んでいる)
オリジナルほどではないけど期待値が上昇するわ{/netabare}

2話 技の構築
{netabare}完全に遊びが中心でした、やっと飛鳥の必殺技が構築されます(今回も葛城は3回は揉んでいたwwwやめれ)
大道寺先輩は後から参るそうです
最後に詠(めんま)の推参です
貧乏だろうが金持ちだろうが勝負の世界に経済は関係はないと思います、蛇女サイドだったら分かり合えるんだけどなあ...{/netabare}

3話 避けられない戦
{netabare}やっと恒例の衣服破壊が入りました(まあ添加物ですけど、多分全員脱がすのだろう)
飛鳥は何もできなかった。まあ「勝手に」成長してくれ
葛城に関しては・・・

無意味な戦いは避けるって言っても、他の世界だったら裏を返せて当たり前なんだけどね、斑鳩さん
例の6の人が来ました(構っている暇ねーんだけど)
刹那(瞬間移動)が早すぎる...
善っていつも「悪に対して強くなりたい」と思っているから精神的に焦っていると言ってもいいのかなあ(ゴールデンでは反することもある)
やっと飛鳥の必殺技の構築も済みました(発動は後で)
次はゲームに無かった合宿回で、日影(ハヤテ君)と未来(稲森さん)の推参です{/netabare}

4話 合宿
{netabare}出動時に防御破壊する命駆を復習しました
蛇女が搖動をまたしても仕掛けてきました
何気にEDが変わっていました(その時の日影に俺は感動しました)
未来のスカートって何でも隠せるんだなあwww(もう忍でもなんでもないじゃんwww)
次から蛇女が襲撃ですから蛇女ファンは必見です{/netabare}

5話 3DS版蛇女の出撃
{netabare}葛城のスカートの秘密を教えて貰えませんか(無理だと思うけど)
何気に焔はまだ太刀1本しか使ってなかったな
あっこれ序の口...
六ノ爪スタイルきたああああああ!!(筆頭サイコーー!!)
稲森さん(未来)は安定の無視
構ってくださいよマミさん(柳生)...
ゴールデンでこんな対応は確か見かけたことあったはず。そうだ、ブンビーさんだっけwww
戦闘は続きます{/netabare}

6話 結界の崩壊、貴方は誰を頼る?
{netabare}どうやら結界は5人一緒に使用しないと強さが発揮できないようだ
どんな世界においても
焔「頼れるのは自分だけだ!!」(名台詞なのだろうか)
それが強さへと繋がるなら友達(仲間)は無意味なものかどうかは世界によって異なるんだ(ゴールデンでは反することが多い、恵まれているのか恵まれてないのか迷うなあ)
次は隠しキャラである川神姐さん(大道寺先輩)が圧参です{/netabare}

7話 貴方にとって「力」は何に変わる?
{netabare}例え強くなりたいなら、自分を問いても構わない
何もかも全てを捨ててもいい
多くの人がいるから自分がいる。それも回答の一つだ
大道寺先輩とのラッシュは基本きついからいい成績は取りづらい、受け身も取るから
だが貴女を見るとこっちの心が燃えるんだ、力を欲すことを欲望としているからな
(でも力だけでは勝負には勝てない、知恵も必要だから)
そうか、霧夜先生の教え子である凛は死んだんじゃなくて蛇女に行ってしまったんだな
故に善は悪になれる、それを今の子供達は分かっていない
それを後で教えるべきだ
力=剣と盾 これ以上砕けられないのがこの世界
じゃあ絆と意志は?{/netabare}

8話 斑鳩と葛城の過去(漫画にある)
{netabare}葛城は斑鳩と仲良くなりたいがためにセクハラ行為をするようになったんだな、そしてお互いに家族がいないことも一致している
元々葛城には恐怖っていう感情が無く、力で押し殺しているようなものだな
で、1年経って飛鳥の推参
未熟な能力でも天性の素質は開放していた模様=センス○

最後に柳生(実力あり、妹がいたが死んでしまい落ちぶれていたが、雲雀と出会い、彼女が妹に似ていたことで強く守ろうと思うようになったのを最新版で理解)
と雲雀(実力皆無、変わった目をしており人を操ることができるのを最新版で理解。しかし家計の中で発症したのが忍の才能が無い彼女だけだった。また、怒りの感情が無かった家計に苦しんだ)の登場
現在に至る半蔵サイドである
しかし、斑鳩と葛城が卒業したらどうなるんだろ?

そして雲雀が操られた、さて関ヶ原を開幕しよう、次は蛇女サイドに参ります{/netabare}

9話 急ぐのもいいけど冷静になりましょう
{netabare}柳生の暴走癖は相変わらずでした。自制しようよ
おいおい、ファイヤーシスターズが結成されてるぜ(雲雀と焔が喋っていたから)
ちょ、霧夜先生と鈴音先生(凛)が邂逅しちゃったぞ!?
でも悪忍になった理由は話さなかった
(この部分は良かったけどやっぱゲーム通りになってしまったな)
さあ次から関ヶ原に参ります。それと雲雀は逃げていません{/netabare}

10話 関ヶ原 前哨
{netabare}雲雀と鈴音先生は囚われの身となった。次から本格的に参ります
道元の声はキントレさんでした
まずは詠さんからケリをつけますか!{/netabare}

11話 関ヶ原 内応
{netabare}忍には家族の愛なぞ必要ない(斑鳩さんだけですが)
言いたいことはそれだけです
怨めるわけがねえよ、富裕層の血縁がなかったんだから...斑鳩さんは
次で奴が降臨します、あの(そんなにデカくなかった)ラスボスが{/netabare}

12話 関ヶ原 決戦 そして...
{netabare}焔も善忍の際に知り合った先生が悪忍だったことで裏切られた経歴を持っていた、だから悪なら善よりも寛大だからそちらに属するようになった。(ゴールデンでは反しちゃうんだよね)
そして自らの欲望を曝け出した道元...
ラスボスのオロチが白くて磯巾着のようだったな、ゲームでは黒くてドラゴンっぽかったのに
飛鳥と焔が結界に取り込まれ、残りの面々は一緒に操られた雑兵共の掃除か
古典的ですが共闘の路線になりましたか(これでも熱い展開ですけど)
皆のリンクの一撃でついに道元を成敗した、同時に焔も7本目の太刀を抜きました
だが奴は焔が殺したのではなく、凛が道連れに...
これでも抜忍扱いか...さあ、紅蓮隊になるがいい...
最終回でちょいと持ち直したっていう感じでした
次のシーズン確定かな。新生蛇女サイドと月閃サイドがどう絡むのかに期待{/netabare}

総評
{netabare}筆頭(焔)サイコーーーーーーーーー!!ではあるが印象に残るのが無かったのが残念
でも「頼れるのは自分だけだ!!」は刻みました
将来のためにもどう足掻こうが自分で前に行かないと駄目だから
これはまだ3DSの時期であるため、次のPSVitaの時期を期待する
待てよ、鈴音先生が道元を道連れにしたんだから蛇女はどうなるんだ?これ再建無理だと思うんだけど...時間軸を戻すのだろうか?{/netabare}

2014.1.14 追記
{netabare}全トロフィーを回収しました!!
発売された後バグに惑わされてデータを消してしまい、結局1年越しになってしまったのが悔やまれるがここまで長かった...疲れたけど本当に良かったです!!
BSC,ADV,EXT全ての胸に感謝 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

お金溜まったので2013年GWに配信版に手出したwwwこれカセット版も出てる
「少女じゃないのが混ざっているが」ってあのじじい言ったんだからwwww
「それ言っちゃアカン!!」って思ったwwwwww
たまには遊びな、それだけだ
この音ゲー、1曲1曲が長く難がムズい...
龍が如くのカラオケの方が簡単に見える...こっちのトロフィーは5割回収した

2015.11月頃
3DSの方は売却、Vitaの2作目をやり、年内に100%達成(バグ無し)
もうネタは尽きるだろうってことで
今はヴァルキリーをやってます
タッチコミュは戦闘後の癒しってことで^^
それよりも桐生さんが気がかり
彼は6で終わりを告げた...2をリメイクしてくれないかな~

しかし、2017年3月
今度は...水遊びだとぉ!?(完全にスプラトゥーンのパクリ)
両姫姉さんとの別れた後はどうした!?
またスピンオフで迷走か!?{/netabare}

でも2018年
スイッチではまさかのピンボール!?
こんな世界おかしいよ!!
なんだけどPS4では3DSの真影と紅蓮のリメイクッ!!
そしてこの時点で動いていなかった月閃が参戦ッ!!よし買いや!!
但しカービィとゼノブレイド2も

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

果てしなき“爆乳プロデューサー”の野望!!

原作ゲームは3DS版『-少女たちの真影-』をプレイ。
その他、続編のPSVita版『~SHINOVI VERSUS-少女達の証明-』も物色。


2011年秋……。その春ローンチした3DSも年末に向けて
任天堂の定番タイトルやモンハンなどで無難に固めていく中……。
市場に予期せぬ闖(ちん)入者が現れた!

“爆乳プロデューサー”と言う怪しい肩書きを名乗るその男は、
変身ヒロインや脱衣K.O.等の魅力について憚ることなく熱弁し、
“爆乳ハイパーバトル”などと言う珍ジャンルをぶち上げ、
3DSの裸眼立体視機能を巨乳女子高生忍者(ごく稀に貧乳)の胸部を
立体視する為に濫用するという暴挙に打って出たのだ!

その蛮勇が一部の紳士の胸を打ったのか?処女作はスマッシュヒットを記録。

その余勢を駆って(調子に乗って)、爆乳のセカンドウェーブを巻き起こそうと、
2013年冬クールに、先発のモバイルゲームアプリ、上記のPSVita新作ゲーム等と共に、
繰り出して来たメディアミックス戦略の一環が、
上記3DS版ゲームを元にアニメ化した本作。


正直、序盤はダメダメな手応えでした。
特にストーリーは、原作同様、せっかく用意したキャラの過去設定等を、
演出として煮詰めずに、ナレーション説明で浪費する乱雑さ。

しかも、このアクションゲームの幕間イベントレベルの説明文を
“爆乳プロデューサー”とその郎党は、
“少女たちの切ないストーリー”などと本気で思っている節がある。

やはりシナリオ作成能力に関しては一部テキスト型アドベンチャーなどを除いて、
日本のゲーム業界は周回遅れなのか?

と言うより、じっちゃんも女の子に太巻くわえさせてる場合じゃないだろうw
これだからゲーム原作物は……。

といった感じで溜息ばかりが出る序盤戦でした。


ですが、中盤以降、徐々にキャラや設定をナレーションで流さずに
アニメーション作品として演出、料理する必要性を理解し始めたのか?
徐々にストーリーが走り始め、私も興が乗って参りました。

味方の善忍・五人VS敵の悪忍・五人。
ライバル五組を軸に……{netabare} 敗北を乗り越えて強くなる熱血燃料で温めて、
暴かれた陰謀共々、月下の天守閣という高所クライマックスのメッカで決着を付ける。{/netabare}
テンプレながら中盤の一戦や、ラストは結構、熱くなれました。

記憶が確かなら、最終回はナレーションもゼロだったはず。


このメディアミックスで凄いと思ったのは、
大抵、納期をクラッシュして足を引っ張る、
ゲーム側のスタッフがちゃんとアニメが終盤に差し掛かる絶好のタイミングで
PSVita版リリースを間に合わせたこと。

さらに悪運が強いなぁ~と感心したのは、このゲーム『~SHINOVI VERSUS』が、
Vita本体ハード値下げ週と重なったこと。

当時Vitaは携帯ゲーム機市場で3DSに押されて劣勢の、
いわゆる負けハードで、大手各社が有力作を3DSに投入する中、
『~SHINOVI VERSUS』はガラ空きになった本体値下げ週の同発タイトル一番手という、
もやしや太巻に匹敵する美味しすぎるポジションをゲット♪

こうして爆乳への執念が実った結果?
ゲームはシリーズ最高売上を更新し、メディアミックス効果は最大化。

ますます図に乗った“爆乳プロデューサー”によりコンテンツは多様化し、
巨乳忍キャラも倍々ゲームで増殖♪

さらに、ゲームは、料理対決でスイーツ女体盛りや、水着で水鉄砲大会を催すなど、
多彩な方面に暴走w

その勢いに敬服したのか?(或いはもはや手に負えないと諦めたのかw)
“爆乳プロデューサー”は自身のIPを普及するための開発子会社・社長に成り上がり。


今秋放送予定のTVアニメ2期は、一国一城の主となった“爆乳プロデューサー”による
新たなメディアミックス戦略の一環ということになります。

五組のライバル関係でシンプルに王道展開に乗せられた1期と異なり、
爆乳キャラは今や主要キャラだけで20人以上の大所帯。
1クールだと仮定して、まとめ切れるのか?不安も募りますがw
全てを脱ぎ捨てて舞い忍ぶ、忍たちの本懐。
再び堪能……いやw見届けようと思います。


もう一点だけ、気になっていること。

本作も原作と同じく、女子高生忍者たちは、
急な水中任務にも即応するため水着を常備していたわけですが、
(いかにもゲームレーティング団体・CEROとの暗闘を勝ち抜き、
販売・宣伝制限等を軽減するためと思しき姑息な計略w)

アニメではゲームではあったその点の詳しい説明が何故かありませんでした。
少女たちの頻繁な水着姿……ゲーム未プレイの視聴者にはどう解釈されたのでしょうか?
或いは妄想たくましい紳士には下着やパンチラとして錯覚され消化されたのでしょうかw

わたし、気になりますw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

明るい五人の忍物語

第十二話視聴しました~{netabare}最終回ということで異常なほどの盛り上がりでしたね。蛇女の仲間を思う気持ちにはとても感動しました。そして無事であることも願います。しかし凛はどうなってしまったんでしょうね?そのへんを考えるとまだ続きが見れるという可能性が高まりますね。とても好き嫌いがわかれそうな作品でしたが作品のないようにブレがなく伝えたいことを一直線にいったのでよかったと思います!{/netabare}

第十一話視聴しました~{netabare}あ、やばい。感動してきました。それぞれいろいろな思いでしのびをやっているんですね。蛇女の生徒もやっぱり複雑な過去があり根っからの悪じゃないんですね。今のエンディング曲が個人的にめっちゃ好きなので歌の評価も高くなってきそうですね。次回でとうとう最終回です。最初のほうはいろいろ心配でしたがここまできたことに一安心でありとても期待しています{/netabare}

第十話視聴しました~{netabare}いよいよ最終局面に突入ですね。蛇女の生徒は本当に根っからの悪でないことを信じているのでどうなのかも気になります。次回も派手な戦闘シーンに期待です{/netabare}

第九話視聴しました~{netabare}霧夜ってめっちゃ強いはずなのに大事なところでうっかりミスが多いですね。あれだけみると蛇女の生徒もいいやつに見えます。裏切ったら本気で殺しにきそうなのでひばりが心配です!{/netabare}

第八話視聴しました~{netabare} ほとんど過去編でしたが葛城がめっちゃいいやつでしたね。ひばりがダークサイドにおちてしまったみたいなので柳生には最悪の状況ですね。この先の凛との対決は大道寺がけっこう関わってきそうなので今後に期待です{/netabare}

第七話視聴しました~{netabare}大道寺先輩の強さは異常でしたね。何年も留年してるらしいけど何の意味で残ってるんでしょうね。生活費とかも大変でしょうねここに来てだいぶ引き込まれ始めてるので次回も楽しみです{/netabare}

第六話視聴しました~{netabare} 前回に引き続き戦闘回でしたが盛り上がりが一番よかったですね。柳生もかっこよすぎです。やっぱり柳生が一番強いのかな?いつかひばりが覚醒するのを期待しています{/netabare}

第五話視聴しました~{netabare}今回はほとんど戦闘でしたが、なかなかよかったと思います。焔との戦闘は胸があつくなりました。刀一本で実力を測り、自分の判断で本気だすとかかっこよすぎです。蛇女の忍者は全員つよそうですが柳生が別の結界にいたということはあの子負けたのか?次回予告がほぼネタバレだったきがします{/netabare}

第四話視聴しました~{netabare}今回は定番の太巻きがなかったことに驚きです。絶対に毎回のお決まりと思い込んでたので以外でしたね。銃つかったりスカートから戦闘機がでてきたりとまったく忍者らしくないのが欠点ですね。{/netabare}

第三話視聴しました~{netabare}なんか今回でだいぶ評価が変わりました。結構おもしろいじゃないですか!案外ぶれもなくテンポも今回はとってもよかったと思います。兄の話はまだ続きがあるんでしょうかね?なんかあっさり終わったけどいつか伏線の回収をするんでしょうかね。今回はけっこうたのしませてもらったので次回も楽しみです{/netabare}

第二話視聴しました~{netabare}よくある主人公が最初は強くなくて、なんか力を秘めてるんでしょうね。鳳凰を焼き鳥とまちがえるなんてすごいですねw太巻きのくだりはおきまりなんでしょうかね。いまのところギャグアニメとしてみたほうが見やすいですね{/netabare}

第一話視聴しました~{netabare}なんかすごい胸を強調してきましたね。最初に思ったのはその一言です。一話目ということもあって作画は安定していてキャラもなかなか可愛かったです。番長の声がくじらさんだったのが驚きですw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

70.2 3 変身で忍者なアニメランキング3位
魔法少女育成計画(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (664)
2787人が棚に入れました
ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」には、何万人かに一人の割合で本物の魔法少女になれるという噂が存在していた。
幼い頃から魔法少女に憧れていた中学生、姫河小雪もゲームをプレイするひとり。
ある日、いつものようにゲームをプレイしていると、マスコットキャラクターのファヴが突然、小雪に語り掛け、本物の魔法少女に選ばれたことを告げる。

声優・キャラクター
東山奈央、沼倉愛美、佐倉綾音、内山夕実、花守ゆみり、井上喜久子、日笠陽子、水瀬いのり、松田利冴、松田颯水、西明日香、新井里美、早見沙織、小林ゆう、緒方恵美、日高里菜、間宮くるみ
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個性的で魅力的なキャラは多かったものの肝心の主人公が・・・

スノーホワイト:種崎敦美
ラ・ピュセル:田所あずさ
ねむりん:黒沢ともよ
カラミティ・メアリ:大橋彩香
プフレ:後藤沙緒里
シャドウゲール:種田梨沙
ディティック・ベル:村川梨衣
ラピス・ラズリーヌ:小澤亜李
レイン・ポゥ:麻倉もも
ポスタリィ:大森日雅
袋井魔梨華:日高里菜

アニメ化より1年前
魔法少女育成計画のドラマCDが発売され
アニメ化の告知がされました
上のはドラマCD版のキャストです
子役時代から黒沢ともよファンをやってる身としては
当然押さえるしかないないわけですが
そのあと無情な宣告が・・・

TVアニメ版はキャスト総入れ替え
しかも基本的にアニメ版の方が人気の高い声優さんが多いわけです
ねむりん役はともよちゃんからゆみりちゃんにコンバート
これはあれですか?
花守ゆみり>黒沢ともよってことですか!?
いえまぁゆみりちゃんが嫌いなわけじゃなくて
むしろ毎週もぐこみゅ聞いて公録行ったりしてたくらいには好きなんですが
なんだか複雑な心境です・・・
アニメでもちゃっかり別の役もらってる日高里菜もいることだし
別の役でもいいからともよちゃんを使ってあげてほしかった・・・

なんて話はどうでもいいとして

魔法少女育成計画という題名
魔法少女という単語にファンシーな響きを感じる人は
もはや深夜アニメの視聴者にはほとんどいないでしょう
魔法少女リリカルなのはシリーズや
魔法少女まどか☆マギカの影響で
もはや魔法少女と名の付く深夜アニメとあれば
むしろハードな展開をイメージする人の方が多いのではないでしょうか?

この作品も16人の魔法少女たちが生き残りをかけて戦うサバイバルアクション
最近の魔法少女モノの流れを汲んだ
運命に翻弄される魔法少女たちの過酷な戦いを描いた作品です

心優しい中学生の少女が
腹黒いマスコットに騙されて魔法少女になり
命がけで戦わされるというあたりは
魔法少女モノの中でもまどか☆マギカの影響を大きく受けているようです

しかし実際にそれ以上に色濃く影響を受けていると思われる作品は
高見広春のバトル・ロワイアルでしょう
デス・ゲームというジャンルをメジャージャンルとして確立したこの作品は
近年のあらゆるデス・ゲーム系作品の祖と言っても過言ではなく
このジャンルで勝負すること自体影響を受けている証拠ですから
当たり前の話であるとも言えます

そもそも古今東西ありとあらゆる作品が
何らかの他作品の影響を受けて作られており
影響を受けていること自体は非難されるようなことではありません
バトロワにしても死のロングウォークの影響が良く論じられますが
それがバトロワの価値を毀損することにはなりません

ただの二番煎じで終わるか
アニメ史の一里塚となれるかどうかは
その作品ならではに魅力を打ち出せるかどうかにあると思います
そしてこの作品にはそれが十分にあったと思います

{netabare}アニメ開始と同時に大きな話題を呼んだのは
魔法少女(男)だったラ・ピュセル
ラ・ピュセルという単語はジャンヌ・ダルクの異名として知られており
おそらく颯太君的にもそのイメージで命名したのでしょう
実際はフランス語で乙女とかその程度の意味の普通名詞で
ジャンヌ・ダルクそのものを指し示す単語ではないのですが
まぁ颯太君中学生ですしね
乙女の名を冠した魔法少女が変身前は男というのが
これは男の娘の一種なのかいやむしろトランスジェンダーだろう
といった感じでかなり話題になっていました
話題になりすぎました

1クールで16人を急ぎ足で殺して回らなくてはいけない
という制約の中で一人一人の掘り下げを頑張っていたと思いますし
最後まで見ればラ・ピュセルショックがピークの出オチアニメではない
とはっきりわかると思います
魅力的なキャラはたくさんいたのですが
デスゲーム系作品の宿命で
そのほとんどが次々と退場していって
最終話まで残るのはごくわずかなキャラだけになります

お気に入りキャラの退場で興味を失ってしまった層は
その先の展開を見てすらくれません
大きな話題になったラ・ピュセルがあまりに早期に退場したことで
話題性が大きく減ってしまったように思います

本来なら親友の死の影響を一番受けている
主人公のスノーホワイトが
ラ・ピュセルの死を乗り越えて
しっかりと物語を牽引していかなくてはいけなかったんでしょう

終盤まで生き残ったキャラの中で
スイムスイムなんかはなかなかのサイコパスっぷりで
かなりいい悪役キャラだったと思うんですが
そのスイムスイムを倒したのはリップルでした
さらに諸悪の根源たるファヴを倒す際は
スノーホワイトの能力で弱点を読み取って倒したかのように見えて
読み取った際にはもうすでにリップルがその方法で倒そうとしていて
結局スノーホワイトがあの場にいなくとも
同じ結末になったことは想像に難くありません

トップスピードを失ったリップルは
復讐のために戦いを挑み
ルーラを失った(自分で殺したんですが)スイムスイムは
自分がお姫様になるためにルーラの教えを忠実に守ります
つまりトップスピードやルーラは退場しても
物語に強い影響力を持っていたわけで
魔法少女としては死亡しても
そのキャラクター性は別のキャラクターを媒介に
作品内で生き続けているわけです

それに対してスノーホワイトは
ラ・ピュセル、ハードゴア・アリスと
自分を慕ってくれる相手を2回も失ってなお
本質的に何も変わっていません

この手の作品としては戦いを通した主人公の成長を描くことが
一つのポイントになると思うのですが
一連の事件の中で最後の最後まで
スノーホワイトはほとんど傍観者でしかありませんでした

それがエピローグで突然成長後になっていても
はっきり言って描写不足以外の何物でもありません
それがそのまま主人公の魅力不足につながっており
魅力に乏しいキャラがデスゲームの終盤に残って
無駄に尺を取ってしまいっていることが
作品自体をあと一歩物足りないものにしています

製作陣もその辺の弱点に気が付いていたからこそ
OP主題歌をもう一人の生き残りであるリップルの方に任せたのだと思いますが
それでもまだもう一味足りなかったかなぁという印象です{/netabare}

全体的にレベルは高く最後まで楽しく見れました
この作品ならではと言える魅力はあったものの
名作・傑作と呼ぶには少し届かないでしょう
この手のジャンルが好きな人にはお勧めできますが
万人向けとは言い難いアニメでした

おまけ
{netabare}キャラソンライブ行ってきました
キャラソンライブとは言ったものの
キャラソン9曲+OPEDの11曲しかないこともあって
歌が終わった後はひな壇形式っぽい
キャスト陣全員参加のトークパートだったのですが
むしろそっちがメインなんじゃないかってくらい
いろいろ面白い話が聞けたので
覚えている範囲で載せておきます

スノーホワイト(東山奈央)&
ラ・ピュセル(佐倉綾音)

ウエディングを意識した純白の衣装に身を包む二人
あやねるの男装はわりとガチでイケメンでした
「この恰好見た日高が女の顔になってた」とは本人の談
日ごろから百合営業に精を出すあやねるですが
さすがに抜かりないですね
しかし女体化して魔法少女になった少年役の女性声優が男装していると
もう何が何だかw

あやねる「今日は結婚式あげられてよかった!すぐ離婚だけど」
なおぼう「えー?ひどい!」
あやねる「だっておまえに三途の川を渡らせるわけにいかないだろ!」
まぁ離別じゃなくて死別だけどね

ハードゴア・アリス(日高里菜)

最初キャラソンはスノーホワイトとデュエットになる可能性があったらしいですが
結局一人で歌うことになったちゃんりな
彼女だけは歌が終わった後
ラジオ生放送のためトークパート欠席でした
残念!
エジソンのせいか・・・
もっとあのゴスロリちゃんりなを見ていたかった

リップル(沼倉愛美)&
トップスピード( 内山夕実)

キャラクター的にはこの二人大好きで
中の人的にもこの二人は好きなんですが
ぬー「OPでCDデビューまでさせてもらって感謝してもしきれない
これから曲を歌うたびにこの作品を思い出してもらえると嬉しい」
ゆみさん「実況でトップスピードが死んだときたくさんの人が悲しんでくれて
キャラクターがすごくみんなに愛されているのが伝わってうれしかった」
などなどコメントが優等生過ぎてイベント的にはあんまり面白みはなかったなぁ
まぁ悪役やギャグっぽいキャラと比べて
キャラのイメージを壊さないようにコメントすると
面白くしにくいってのはあるかも?

ルーラ(日笠陽子)&
スイムスイム(水瀬いのり)

早期の脱落者たちが出番が少なかったことを嘆いていて
最終的にだいたいスイムスイムのせいだ!という話になって
いのすけ「私はルーラの言いつけを守っただけだよ!私はお姫様になりたかったの!」
ひよっち「スイムスイム様たくさん回想していただきありがとうございました。おかげでギャラが・・・」
揉み手でスイムスイムにへつらうルーラさんw
脱落の速かったルーラですが
回想シーンが多かったおかげで
出番は終盤までたくさんあったんですね
たぶんルーラもこのくらいプライドが低かったらもっと生き残れたことでしょうw

ミナエル(松田利冴)&
ユナエル(松田颯水)&
たま(西明日香)

ミナユナはオーディション時は
一人で二役やる予定になっていて
松田姉妹は一つの役を取り合うライバルとしてオーディションに向かったそうな
そして妹の方に先に合格の電話が来て
横で聞いていた姉は複雑な思いで「合格おめでとう」
と声をかけて「あんたもやるんだよ!」と返されたそうです

ちなみにレコーディングで歌っているときは
「聞こえてくるのが自分の声なのか相方の声なのかよくわからなくなった」
なんて話をしてました
一瞬そんな馬鹿なwと思いましたが
マイクを通して聴いた自分の声ってなんか違和感ありますよね
マイクを通した自分の声より相方の声の方が聞きなれていれば
そういうこともあってもおかしくないのかな?

たま役のあっちゃんは人を殺す役は初めてだったとのこと
でもオーディションではスイムスイムもうけていて
逆にいのすけはたまも受けていたらしいので
もしキャスティングが逆になっていたら
はじめてにして大量虐殺していた可能性も!?

ねむりん(花守ゆみり)

なぜかルーラ一味に交じっての登場
スイムスイムをそそのかしたある意味黒幕という扱いなのでしょうか?
歌ってる最中に眷属(雲型のアクセサリ)を落っことすw

オーディションの時はマネージャーに
すぐ死んじゃいそうなキャラを狙おうといわれて
見事にねむりんを射止めたそうです

カラミティ・メアリ(井上喜久子)&
マジカロイド44(新井里美)

新井里美がリアルイベントに出てきて
しかもステージ上で歌まで披露する・・・
こんなイベントめったにないぞ!?
と思ってたらめったにないどころか
声優人生17年間で初だそうです
「もうアフレコとかじゃ全然緊張しないんですが、今日は緊張して眠れませんでした」
そしてそのしゃべり方をマネする17歳(おいおい)
こんなマネできるのもこの人くらいだな

ちなみに17歳(おいおい)のオーディションの決め手は
あのドスの利いた「クルクルリン」だったそうですw

森の音楽家クラムベリー(緒方恵美)

ライブの時イヤモニ付け忘れてそのまま歌ったそうな
普段自分のライブでそういうのつけずにヘッドバンギングしてるので
ついつけないで出て行ってしまったらしい

トークパートでは進行役をやっていたので
逆にあんまり自身のお話を聞けなかったのが残念

シスターナナ(早見沙織)&
ヴェス・ウィンタープリズン(小林ゆう)

はやみん「デビューの頃からよくしてもらってるゆうさんと一緒でうれしいです」
小林画伯「…」うしろからはやみんに抱き着く
公認百合カップルなのはわかるけどそこまでべたべたしなくてもw

パンフの自己PRページにはみんなファヴの絵を描く欄があるのですが
この二人の絵はヤバイですね・・・それぞれ別の意味で

ちなみにいろんな人がオーディションで複数の役を受けていて
あやねるなんか全部うけたらしいですが
はやみんはシスターナナだけしか受けなかったそうです
確かにぴったりな感じですね

全体的にかなり豪華なメンツで
よくまぁスケジュール合わせたなぁという感じ
あるいはイベント日程まで最初から決まってて
イベント出演が条件でのオーディションだったのかもしれませんね
会場もアンフィシアターというアニメ系イベント会場としては最上級の場所で
キンブレRAVEを使った無線制御で色彩自動切換えもきれいでした
というわけでかなり満足度の高いイベントでした!
ぜひまた開催してほしいですね
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【最終回】真実は如何に

監督:橋本裕之 (代表作ごちうさ)
構成・脚本:吉岡たかを(代表作、四月は君の嘘、今期WWW.WORKING!!)
キャラクターデザイン:愛敬由紀子(代表作、四月は君の嘘)
アニメーション制作:Lerche(がっこうぐらし!など)
プロデュース:ジェンコ

※総評は数日後にします。

今回アニメ化されたのは
『魔法少女育成計画』(このライトノベルがすごい!文庫)宝島社
です。
原作小説既読。

物語の内容は同じ地区にいる魔法少女を半減させるためサバイバルゲームをさせます。

第10話からルール変更。
{netabare}生き残り7人。更に4人に減らします。{/netabare}

なお、7話以後は原作がどのように描写されているかに着眼して記述していますので、先々まで相当のネタバレを書き込んでいます。
一応、一回のクリック、タップでは見えないようにしていますけど、閲覧の際には注意をして下さい。

(公式より)
かわいいキャラとシリアス展開でギャップを狙っているようなことを公式には書かれています。

{netabare} 最初から主人公のスノーホワイト(だと思う)の死体が出てくるんですけど・・?
ついでに男の娘ラ・ピュセル(変身して少女)も登場です。
スノーホワイトとラ・ピュセルは幼馴染でラ・ピュセルがスノーホワイトの教育係とコンビを組むところから物語りの展開がはじまります。
3話くらいまでは日常展開するのでしょうか。

魔法少女を管理するQBみたいなキャラ、ファヴが登場しますけど、なにかと物語りのキーを握っていそうです。
登場キャラが多いのでグダグダにならなければいいんですけどね。

4話は本作では珍しくルーラを中心にキャラの掘り下げを行っています。
実はこれ目的はルーラではなく、スイムの掘り下げで物語の根幹にかかってくる大掛かりな伏線です。
放送終局で明らかになるでしょう。{/netabare}

最近のジェンコプロデュース作品は感動系が多かったので忘却していましたけど、グロ鬱アニメの代表作『エルフェンリート』もジェンコでしたね。
『エルフェンリート』の再来と鳴り物入りで宣伝していた『極黒のブリュンヒルデ』が消化不良でしたので、本作でグロ鬱のリベンジを図ったのかもしれませんけど、出来としては『極黒のブリュンヒルデ』にも至っていないでしょう。

橋本監督は本作の前にダンガンロンパ3未来編の絵コンテを1話担当しています。
原作上はダンガンロンパ3ほどゲーム的なストーリーではないですけど、本作もダンガンロンパ3同様のザバイバルアクションですので、同作品からイメージングして演出を進めたのは否めないようですね。

それが故に、魔法少女が死ぬことの意味に対し伏線を張らず、したがって多数の視聴者にダンガンロンパ魔法少女編と印象付けてしまったのは失敗でしたね。

第2話メモ
{netabare}魔法少女をクビになると、現実世界で死ぬ設定。
ふむふむ、こうきたか。
さして伏線も張らずに、分かりやすくダークな展開にしてたな。{/netabare}

第6話メモ「殺しまくることが目的化したのか」
{netabare}率直に。アホらしくて観ていられん。
私は原作ゲームはやっていないので、純粋にアニメとして観ているが、殺し合いストーリーの場合、キャラに何らかの感情移入が生じないと視聴者の脳内に物語は生まれない。
2話で殺人だから、キャラの掘り下げを求めるのも矛盾してはいるな。
要は記号としての魔法少女(今回死んだけど、男の娘もいたが)がもがき苦しみ殺し合うシリアスシチュエーションをゲーム脳で楽しめと、そういうことだな。

グロい殺人ゲームを繰り返すだけならダンガンロンパやコープスパーティと何も変わらない罠←古っw
原作小説を読んだから言えることもあるけど、あまりに人の心を安く見積りしてはいないか。

個人的には殺し合いという事象のモラルや倫理観はどうでもよく、既にまどマギで魔法少女物のアンチテーゼを体験している身としては、殺人が目的化した【薄っぺらいダークファンタジー】をこれでもかと見せつける製作側の奢った態度が気にくわない。
よしんば、まどマギ超える気概で作り込んでいるなら未だしも、原作読んだ限りでは足下にも及ばない。

物語性を考えずただのグロアニメと思えば観られんこともないが、こんなアニメに業界の貴重なリソースが食われているかと思うと、そっちの方が情けないな。{/netabare}

追記。
本作の舞台モデルは原作者遠藤浅蜊氏の出身地上越市のようだが、アバンでマジカロイドが新潟県には存在しない「Seicomart」のパロディー「Saicomart」から登場するシーンがあったので調べてみた。
北海道ではセブンイレブン以上に存在するコンビニだが、北海道外では埼玉と茨城だけ。
パロディーとはいえ「Seicomart」そのもので、OPかEDで提供や協賛のクレジットはない。
ほとんどが上越のなかでアバンだけロケ地が北海道とは思えないので、埼玉、茨城かそれとも勝手に使っているのかな?疑問だ。

第7話メモ
原作完読です。
これ以後原作のイメージ補完の目的で視聴している。
{netabare}鬱展開はまだまだ続くが、ハードゴアアリス登場から描写のグロさが半端ないね。
てか、断首されても、カラミティメアリに銃でグチャグチャにされても死なないとか、不死身設定もトンでるw
主人公のスノーホワイトが怖がるの無理ないが、主人公が登場しても空気化が半端ない。
登場人物も多すぎるからね。

さて、今回はリップルの過去回想があったけどフラグなのかな?
カラミティメアリからの呼び出しは・・トップスピード半年の秘密とか、まーあれだが、原作通りなら次回は相当凄惨なことになる。

魔法少女を減らす為に
キャンデーの数→殺し合い→?
この作品、伏線と回収の間隔が短いから分かり易いのだけが長所だなw{/netabare}

第8話メモ
まぁ今週もお約束グロ描写と死者累々。
グロはもうスクイズさえかわいく思えてくるw
{netabare}今回、過去帳に記載されたのはヴェスとユナエル。
ヴェスはシスターナナに化けていたユナエルを壁に叩き潰して殺し、ミナエルを攻撃中に背後にいたスイムスイムに右手を切断されるが、このシーンはグロい。
ヴェスの死因は出血多量。
既にウイッキーでネタバレ編集されていてワロタ。

妹を殺されたミナエルはすっかり闇落ちだが、キャラがキャラだからさして変わったように思えない。
スノーはアリスを怖がっているけど、スノーは自分自身の善行を忘れているのか?

次の9話まで原作6章。
6章ではその他トップスピード、メアリ、シスターナナ(自殺)が地獄流し。生き残り7名。
次話はトップスピードの秘密暴露でお涙頂戴となるのかな?
トップスピードの秘密はボカしておいたがネタバレが結構書かれているw
お察しのとおり妊娠だぽん。

ついでにメアリはリップルに殺されて、トップスピードはスイムに殺されるんだぽん。
シスターナナの自殺はどうやって描かれるのかも気にはなる。
9話タイトル、ルール変更の意味は更に4人まで減らすということ。
スイムとその仲間(たまとミナエル)は本人含めて3人だからなぁ。
さて、最後の生き残りは単純に3+1となるだろうかw{/netabare}

第9話メモ
取り敢えず原作通りに進行しています。
今話のネタバレは第8話で記述済みです。
{netabare}とうとうメアリーがアンチマテリアルライフルまで使いだした。
モノはロシア製KSVKだろうけど、イゼッタ並みに上手に作画されていたな。
しかし、どこからそんな武器調達してくるのだかね。
魔法少女にライフルやグレネードで、思わずまどマギのほむらを思い出したw
いろいろと設定パクリ過ぎじゃないの。

メアリとのバトルで尺を使い、トップスピードとシスターナナの描写が雑だったのはいただけないな。
原作ではナナの自殺動機は克明に描写されているが、アニメだけではヴェスを失い悲嘆にくれての自殺のような誤解を招きかねない。

物語の基軸がチープである分、エモーショナルなシーンの演出にはもっと力を入れないとダメ。
ま、登場人物の数もだが、原作を掘り下げるなら2クールは必要な作品だが、1クールで纏めるなら構成と演出に相当の工夫が必要だが、監督も脚本も本作には向いていたとは思えない。

生き残り。
1.スイムスイム
2.スノーホワイト
3.たま
4.ハードゴアアリス
5.ミナエル
6.クラムベリー
7.リップル{/netabare}

第10話メモ
wikiがまだ未編集。
というより、顛末部分が全部編集されているのだが。
苦情でも入ったかな。
しかし、原作の表現はそれ程どぎつくはないが、冗談抜きにアニメは魔法少女や絵柄に騙されることなく、けっしてこの作品は子供に観せない方がいい。衝撃が強すぎる。
{netabare}さて、今話で、クラムベリーの立場であるマスターの意味と魔法の国の計画の一部を明らかにしてきた。
「魔法少女人材育成計画」
今話で読み取れる「育成」の意味は皆で考えてみるべし。

そして、今話のほとんどはハードゴアアリスのエピソードだが、ミナエルとユナエルのエピソードもある。
つまり、エピソードをやるということはフラグだが…。

アリスの目の隈はなるほど、そういうことか。
おいおい!遺書は穏やかではないが、いや、でも、これ、いくらJCでも辛すぎるだろう…。
しかし、父親が母親を殺した殺人犯だの、鬱極まる設定を容赦なくぶつけてくるな…。

アホの双子ミナ、ユナは大学生だった。
ほんの少しでもエピソードをやってもらえるだけマシな扱いかもしれないが、魔法少女の本分を忘れ、遊び半分に人を殺したり、キャンディーを強奪して自分達だけが生き残ろうなんてのは甘いのではないか。

スノーホワイトとアリスの関係が明らかにる。
スノーホワイトは自分の善行でアリスを救っていたことを知り、アリスとの絆が深まった。
しかし、アリスはスイムに殺される、変身前に…。
ミナエルがアリスの人形に化けてアリスの住処を突き止めたということ。
なお、アリス殺害シーンは衝撃的かつ悪趣味であり、視聴要注意。
スイムがアリスを襲う刹那、ファブのナレーションで「一般人に正体を知られたら、魔法少女はその資格を失うぽん!」は11話の伏線でもあるのでお聞き逃しなく。
次にスイム一味はクラムベリーの始末にかかるが、ここで返り討ちに遭い、たまが負傷しミナエルが殺される。死体はグロい。

まぁ、原作の通りに進んではいるが、今話で2名死亡とは尺の関係で急いでいるようだ。{/netabare}

第11話メモ
この回では、10話メモに記述したファブのナレーションが伏線となる意味が活きてくる。
{netabare}「魔法少女は仲間同士であっても人間の姿をみせてはいけない」{/netabare}はルーラの教えでもあり、{netabare}スイムはルーラの教えに従ってたまを殺す。
この伏線に感づいたかな。
クラムベリーが失神して魔法が解けた幼女スイムの姿を見て、トドメを刺すのを一瞬躊躇った隙に、たまの穴あけ能力で殺されてしまったね。
マスターのクラムベリーを殺したスイムがマスターとなったが、さてさて・・

はい。今週は原作からの予想の通りクラムベリー(たまに殺される)とたま(スイムに殺される)が南無阿弥陀。

twitterやブログなどでも、スイムの冷酷非情さを批判している向きが多いけれど、4話を観ていないのかな?
幼女に大人の倫理観の適用は無理だろうし、子供の残虐さとは呵責がなく天然なんだ。
(参考)WHOの精神疾患の分類ではスイムのような性格「行為障害」という。{/netabare}

最終回メモ
{netabare}あはは。終わってしもうた。
結果は原作の通りだけれど、原作ではクラムベリーとファブの出鱈目がバレて、ファブは魔法の国に粛清され、魔法の国の使者がスノーのもとへファブ達の悪行を詫びるのだが、魔法の国のことは詳しく描かないで終わった。
原作ストックもあるし、多分2期をやるだろうから、魔法の国のことは次期だな。
生き残り。
スノーホワイト、リップル。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

残酷に残虐を加える二重の重い物語…最後まで見ることができるかを試されるアニメ

可愛い魔法少女に得体の知れない物体、某魔法少女アニメの雰囲気を醸し出すこの作品。でも、こっちの方がより鬱っぽい気がしてなりません。どう展開していくのでしょうか。

3話まで
{netabare}人気スマホのゲームで適正がある子が選ばれて魔法少女になるという、突拍子もない設定。しかも、男子も可という。主人公は純粋に人助けをしたいという理由で魔法を使い、人助けを行います。新人でもあっという間に営業成績ナンバーワンに。そこへ得体の知れない物体が悪魔の発言「魔法少女増えて容量オーバーなので減らすね」…なんだそれは?

「営業成績悪い奴はクビね」…何年前の企業だよ。はじめに引っ掛かったのはねむりんという悪い夢から救う魔法を持つ少女。のんびりいい子で、現実に帰ろうと先を見始めていた矢先、心臓麻痺で帰らぬ人に…ベッドで手を降ろすシーンの残酷なこと…

クビにならずにいるには頑張るしかない状況。が、クビ=死の実態を知る。得体の知れない物体がまたもや悪魔の発言「死んじゃうぽん」「仕方ないぽんぽんぽんぽん」…もはやかのQBを超えた悪魔っぷり。さらにバージョンアップという、生き残るには何でもやってしまえという通知。次回から生死を賭けたバトル・ロワイアルが始まります。

これ、誰も救われないんじゃなかろうか…どんどん人減っていくし。生き残っても失ったものが大きいだろうし。回が進めば愛着のわくキャラもいるだろうし、そのキャラの「死」を見なきゃいけなくなること必至です。スノーホワイトとラピュセルの幼なじみコンビ(中身は男女)がいい感じだ。でも、ラピュセルは消えそうなフラグ立ってるよね…
ねむりんの現実は24歳…そうだ、設定はスマホのゲーム利用者だったな。男もいるし、きっと子どもいる女性もいそうな感じがします。ますます残酷な話になりそう…{/netabare}

6話まで…
{netabare}ねむりんの次に犠牲になったのはルーラ。社会人なりたてのこれからの子。が、自分に自信が有りすぎて上司と衝突。それだけ自信があるなら自分で起業した方が良いのにとも思う…が、出来ないんだよね。そこがミソだと思った。それは自分より弱い立場の人間しか従えないところからも、実は弱い人間であることが分かってしまいます。花見の席取りでスマホゲームに興じているのは可愛かったけどね…まさかの裏切りでアウト。裏切ったスイムスイム、電波です。が、実はスイムスイムの本体はねむりんが夢で焚き付けてしまったというオチ、ということは子ども…とんでもないものを残していきましたね…

魔法少女たちの裏側が明らかになってきました。カラミティはキ⚪ガイとか、シスターは百合とか、マジカロイドは家に帰るのが嫌な状況とか、クラムベリーが裏ボスとか。さらに謎の16人目登場。

そして次の犠牲者が…ラピュセル…クラムベリーのキチ⚪イ性格によって、そうちゃんが、そうちゃんがぁぁぁ…。死にたくないの本音、無惨すぎる死…スノーホワイトの騎士が死んじゃダメだろう…。さらにスノーホワイトを殺せという命令に従ってしまったアンドロイド子の死…立て続けかよ‼ スノーホワイトに近づいた彼女は斬られても死なない?なんなの?で次週。

ファブは鬼畜どころが化け物です。えげつなさはQB以上。
まさかのラピュセルの死…。序盤に退場とは意外すぎ。でも、その話、あっさりしすぎではないかと。スノーホワイトにとっては大切すぎる相手。絶望の思いが上手く表現できていない気がしました。後、クラムベリーの中の人は裏ボスや裏ボスの役似合います。が、自分が見たいのは弱々しい男の子。なんとか緒方さんを救ってよ、庵野監督~{/netabare}

9話まで
{netabare}脱落者が増えていく。カラミティはマジカロイドを殺ったハードゴアアリスをこれでもか、これでもかというくらいに殺ります。さすがに硫酸コンクリート詰はいかがかと…それでも生きてるアリス。不死身では誰が殺ろうにも無理だろ。
シスターは仲間募ろうとしても、本気なのはスノーホワイトのみ。スイムスイムのものとへ行くが、まさかのウィンタープリズンが双子の片割れ連れて退場。
リップル、トップスピード過去と今を知りつつ物語は気違いメアリ対リップルの戦いへ。
メアリの昭和丸出しの変身に度肝抜かされ、精神の弱さにイラつき、リップルがヤバイ展開に。が、間一髪トップスピードが救い、コンビで気違いを撃破。喜びも束の間、トップスピードが変人スイムスイムに…なんと、妊婦さんを子供ともとも道連れに…
気違いの犯した惨劇をスノーホワイトとアリスは懸命に救助するが、その背後には変人スイムスイム軍団の刃が…スノーホワイトの心の声を聞く能力に救われて次回へ。

残酷な天使の…じゃなかった、残酷すぎるバトル・ロワイアルが続きます。悪魔のマスコットはさらに追い詰めます。当然のようにクラムベリーが糸引いているのでしょうけど。
死のシーンが残酷すぎる。ねむりんの手がだらんに続いてシスターの首吊り足元液流れは強烈です。スイムスイムの残虐性、実際はこどもなんだよなぁ…なんてことをさせるんだこの作家陣は…。作っている側も気違いだと思う(誉め言葉ではない。){/netabare}

12話(最終回)まで
{netabare}スノーホワイトが絶望しているところを慰めようとしたハードゴアアリス。しかし、その想いは伝え切れなかった。次にスイムスイムに狙われたのはアリス。双子の片割れがアリスの素性を知り、素のところを狙うという、もはや単なる殺人である。登校中に斬られるアリス。人前では変身できない…その声がスノーホワイトに届く。駆けつけるスノーホワイト、命を落とす瞬間、アリスがなぜスノーホワイトに拘ったのかが明らかになる。アリスは以前、カギを落として立ちすくんでいたところをスノーホワイトに救われた中学生だったのだ。スノーホワイトが本当の魔法少女なんだと伝え、絶命する…。
スイムスイムの勢いを感じ、クラムベリーが動く。クラムベリーこそ、この殺人ゲームのマスターであり、叩くことを望んだ。スイムスイム一行がクラムベリーと戦うが、双子の片割れが簡単に殺されてしまう。苦戦するスイムスイム。気絶して変身が解かれたスイムスイムを見たクラムベリーは躊躇する、そこにいたのは年端もいかない小学生だったのだ。その躊躇が命取りだった。タマが傷をつけ、そこを開いてクラムベリーは上半身が吹っ飛び絶命する。気絶したスイムスイムをタマが心配するが、気づいたスイムスイムはタマを殺す。魔法少女は素性を知られてはいけないという理由で…
スイムスイムを許せないリップル。スノーホワイトと会い、スイムスイムを殺ると告げる。もう止めて欲しいというスノーホワイトに、リップルはスノーホワイトに憧れていたことを告げる。
スイムスイムとリップルが戦う。腕が切り落とされ、苦戦するリップル。武器を振るった瞬間、落雷がスイムスイムを直撃する。そこをリップルがスイムスイムを落とす。そしてスイムスイムは少女の姿になり絶命する。リップルもまた倒れる。生き残ったのはスノーホワイトだった。
鬼畜なファブはスノーホワイトにマスターになるように願うが、心の声が聞こえるスノーホワイト。ファブがなんのために焦っているのかも理解した。発信器を壊そうとするスノーホワイト、しかし簡単には壊れない。心の叫びがアリスの残したアイテムを動かし、リップルが立ち上がる。リップルは発信器を壊し、ファブは消える。全てが終わった。
後、スノーホワイトは強くなるためにリップルと格闘を訓練していた。

主人公のスノーホワイト、何だったんだろう。なんで彼女が主人公だったのか、よく理解できずに終わった感じです。アリスとリップルからスノーホワイトこそ魔法少女だということを伝えられたが、この物語においては純な魔法少女は異端でしかなかったということを言いたかったのかな?{/netabare}

残酷な物語でした。よくもまぁ、可愛いキャラを次々と殺人に巻き込んだものだ。これがやりたかったんだろうけど、視聴者には伝えきれなかったように思います。これは作り手側の問題だと思いますが、個々の背景をもっと丁寧に描いていれば全然違ったかも知れません。背景が薄いから殺人ゲームだけがクローズアップされてしまったように思います。スノーホワイトにしても、なんのために主人公だったのか、最後まで理解できませんでした。単なる殺人兵器化としたスイムスイムの残虐性、嫌なやつかと思ったルーラの優しさ、ウィンターとナナとの関係性、カラミティの残虐性、トップスピードのリップルに対する気持ち、深く描けていたらもっと人気が出たかもしれません。

あとはファブですよね。これほど考えのない鬼畜はなかなかいません。もっと残虐な最後を遂げてほしかったよ、この鬼畜は…と思わせるところが狙いか?

キャラデザインは好きでした。可愛かったと思います。中の人たちは豪華でしたね。緒方さんがなんの違和感もなく魔法少女しているのが驚きでしたが、本当に幅の広い声優さんです。それと東山さん、今期は大活躍でしたね。忙しすぎて体大丈夫なのだろうか?

残酷な話が続いて重すぎなんですが、なんとか最後まで見ることはできました。話題性は一番だったかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

64.0 4 変身で忍者なアニメランキング4位
ガッチャマン クラウズ インサイト(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (254)
1355人が棚に入れました
僕らは、僕らのことがしりたい。ぼくらの「国」には、「社会」がないこと「社会」と「世間」はちがう世界で生きているということ。情と理「悩む」のではなく「考える」ことが大切ということ。現代人は「速」すぎる 呼吸も浅く早いゆっくり深くが「僕ら」は苦手だ。

声優・キャラクター
内田真礼、石原夏織、逢坂良太、浪川大輔、小岩井ことり、平野綾、細見大輔、村瀬歩、丹下桜、梅原裕一郎、宮野真守、花澤香菜、杉田智和、森功至

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最後の〆が惜しかった・・。

>0話まで視聴して
わー、2期作品の#00ってだいたいどの作品でも
前期までの総集編的なものになってると思う(思い込み)のに
クラウズインサイトの#00は、これまでの説明が最小限で後はほとんど全部新作カットですね!。

「もう始まってたんだ~♪」とちょっと感激っ。
・・でも、”Huluにて独占配信”って
あいかわらず多くの人に見せる気は・・・ほとんどないようですねw。
(1期は放送局がかなり限られてたし><)

サッと1回見終わった時点での率直な感想としては
「短っ!」です。
←これは2つの意味があって
1つは「面白くてあっという間だった^^」というのと
もう1つは「Aパートだけみたいな”短時間枠”だったのでホントに短かったw」ということです。
(それともこれって単なる1話のAパート先行放送だったりする??)

内容については、1期の説明がごくごく最小限なため
”初見の方”はついていくのがかなり困難だと思われます。。
ですので、初見でインサイト#00を観て興味を持たれた方は
ぜひぜひ1期をTRUE ENDまで見てからインサイトの本編に移られるのがよいかと思います。
幸い、たしかニコニコあたりで取り扱いが決まったように記憶しています。

・・で、肝心の本編ですが

アクションシーンがたくさん盛り込まれており、話もどんどん展開していくので面白いです!。
いきなりあの人がアレになってることに驚かされたり、各キャラの見せ場もたくさんあり
1期を好きな方はほぼ間違いなく満足させられる出来かと(称賛)。
(いきなりあの人がアレになってるあたりは、ノートの問題とか疑問点が生まれましたが
 それもインサイト本編で納得のいく描写があるといいな~)

”1期終了時に気になってたあの人”や”うつうつする人”や”あの動物的な何か”etc.
も健在なので安心感と期待感が倍増以上です!!。
新キャラや今後の本編の展開などなど、本編開始が楽しみで仕方ありません♪。

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>1話まで視聴して
ちゃんと0話からの続きになってますね。
でも、0話見てなくても1話からの視聴開始でOKな作りになってます。

1期のTRUE ENDを見終えた時は
「もうこれ以上何かやることあるのかなあ?」って気持ちもあったけど
いざ2期が始まると、それは愚問であったと強く感じました。

・クセがあるけど憎めない多くの愛すべきキャラ達(声優さん方の熱演含めて)
・映像面、音楽面はもちろんですが、物語の進むテンポ感までもがスタイリッシュ!
・何気なく発せられたセリフが心にひっかかって
 ふと”気付けてなかったもの”に気付けたようになる感覚
・予想外の展開や予想外の映像表現

見どころを何点かあげてみましたが
それらのおかげで、ついついうれしくて鳥肌立てながら視聴しております^^。

現時点での唯一の本作品への苦言としては、「放送局少なすぎィ・・;;」だったのですが
そういえばニコニコでも配信されてるようだし、BS日テレでも放送枠あるようで
1期の時にくらべて大分窓口が拡がったのかな?って思います。

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>3話まで視聴して
今期はしっかり作りこまれてる感じがします!!
視聴者(主にσ(o・ω・o))の安易な予想が、少しだけズラされて
”驚き”や”爽快感”に昇華されられていく感覚は、やっぱ1期以上です!!。
しっかりとこれまでの話の積み重ねの上に次の展開が成り立っている感じ。

やっぱり本作の現時点でのポイントとなるのは
ゲルちゃんの能力と、その結果が意味するところですね。

はじめちゃんやじいちゃんの”灰色”が
今後の展開を打破するキーになりそうですが
”カッツェさんの存在意義”が何か大きな役割を担う予感がしています。

うーん、毎回楽しみで仕方ありません!!。

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>5話まで視聴して
2期とてもいい出来ですね!!。
”1期の後付け?”のような感じは、全く感じさせません!。
”色々なカタチでの問いかけ”がとても秀逸だと思います!!

普段、”自分が正しいと判断した上での選択”をしたと思っていても
実はそうではないのかもしれない・・・。
アニメという架空の物語における話なのに
”とても身近なリアルな問題”のように感じて、ふとゾッとしてしまう感覚がある;。

現時点での自分の素直な気持ちとしては、累くんには悪いけど”クラウズ否定派”かな?。
・・でも、だからこそ、1期から累くんの言っている
「世界をアップロードする」ということが
「人間1人1人への期待」が
どのように成就されるかが楽しみでしょうがないです♪。

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>8話まで視聴して
7話終わってから8話までの2週間の長さといったらww。
・・たまらずレビュー書きたくなってしまいました。
○○時間TVの関係らしいですね・・><。
まさか通常の1クールより1話分少なくなる・・なんてことはないですよね;;。

で、8話まで来たところで話がかなり”今クールの核心”に近づいてきた気がします。
なんか人類補完計画っぽくなってきてますねwww。
でも、本作には、はじめちゃんとカッツェさんがいるので
その点で今後どうひねっていってくれるのかが、とてもとても楽しみです♪。

どうでもいいけど、相変わらず”変身しない”+”戦わない”ガッチャマン達ですよね。
でも、そこがいい!!(それに置き換わるだけの十分な内容が詰まっているから)。

あと、CROWDS RADIOの影響で丈さんのことが「たけさん」(CV:なに川さん)
として脳内に擦り込まれてしまっていて、なんか最近丈さんの登場が多くてちょっと嬉しいです。

あ、そうそう。CROWDS RADIOは1期の時も大好きなWEB RADIO番組だったのですが
2期でもちゃんと帰ってきてくれて、久しぶりに聴いてみると
「CROWDS RADIOは最っ高のWEB RADIO番組だ!!」ということを再認識させてくれました。
CROWDS RADIOの第4回5回は、村瀬歩さんと梅原裕一郎さんがパーソナリティ担当されましたが
とにかく驚かされたのが、村瀬歩さんの声のかわいさです!。
もう普段から「リアル累累」だったのですね。あやうく惚れてしまいそうでした。
宮野さんのパーソナリティ進行へのリスペクトも凄すぎて
喋り方やテンポ、ニュアンスまで含めて、ほぼ完コピされてましたね^^。感激でした!。

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>10話まで視聴して
「あー、なるほどなー」ってすごく納得させられるし考えさせられます、2期のテーマ。
CROWDS RADIOで杉田さん&村瀬さんも言ってたけど
ホント現実世界とリンクして考えさせられる内容が多い。

あと、先日の某○○問題の時も、ネットでの世論?がすごく大きな力をおよぼしたけど
そういうことも含まれたテーマになってるところが凄い!!。

とても身近な現実的な問題として感じさせられる。

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>12話まで視聴して
1期に引き続き、2期でも〆きれてなかったような感じで終わってしまいました。
とはいえ、1期よりはかなり全体的に練り上げられた作品だと感じていただけに
すごく惜しい気がしてなりません。
・・これは中村監督の性質的なものなのかなあ?って思ってしまいます。

11話ラストから12話にかけての”2期の問題解決の方法”が自分には納得いかなかったし
ちょっと表現しきれてない感があって、若干茶番気味だったように思います。

・・だってそれまで「○○に流されてはいけない」って言っておきながら
解決策は、やはりある意味”○○を作ること”による解決でしたよね・・><。
メディアやスマホを使って周知・意見集約してるし・・。
もう少し直接的な対話や人と人のつながりみたいなあたりからアプローチされた
解決方法だったらよかったのにな~と思ってしまいました。


★の評価、少し下がりました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

政治絡みの胡散臭さがつきまとい、エンタメ作品としては疑問符

※1期(ガッチャマン クラウズ)、2期(ガッチャマン クラウズ インサイト)両方含めた感想・レビューです。


◆「社会派アニメ」を気取るが、捻くれたマイノリティ意識がチラつき過ぎ

タツノコプロの往年の名作『ガッチャマン』(見てないけど笑)のタイトルを冠した戦隊バトルもの、ということなので視聴してみましたが、ひとことで言って、政治絡みで特定の問題意識を視聴者にステルス的に刷りこもう、という制作者の下心がチラつき過ぎ(ステマ・アニメって奴?)。

近年の戦隊バトルものだと、制作側のそうした変な意図の皆無な『TIGER&BUNNY』の方が、純粋なエンタメ作品として、ずっと爽快で楽しめる良作と思いました。


◆ベルク・カッツェ=制作者の本音?

特に第1期で活躍する悪役ベルク・カッツェのセリフが、まるで「コノ国の愚民どもを嘲笑」しているかのように私には聞こえてしまうのですが、他の方の印象はどうでしょう?

『最終兵器彼女』ほど酷くないとはいえ、本作の制作者の根底にある意識が、1990年代~最近まで顕著だった、夜中9-12時台の民放ニュース・バラエティ番組や一部の偏向した大新聞などが醸し出す、あの嫌な「空気」を彷彿させるのですが。

※強い根拠もなく、常に「コノ国」は「ダメな国だ」、「コノ国の人々」は「愚かだ」と見下すが、ではアンタの国はどこ?え?北朝鮮?韓国?ああ・・・あなた実は日本人じゃなかったんですね。ふーーん。・・・みたいな笑。

※ついでにいうと、そうした「空気」の醸成元の正体は、2000年代終盤~2010年代にかけて、ネットですっかり暴かれて、今ではそれこそ「デンパ」とか「マスゴミ」等と揶揄されているんですけどね。

※そうした、今ではすっかり正体がバレてしまい形勢逆転されてしまったアチラ側の焦りが、カッツェのセリフ廻しの捻くれ具合に反映されているようにも見えるのですが、私の思い過ごしでしょうか笑。

・・・上記のような理由から、私個人は本作を高く評価することは今後も一切ないと思いますが、もしかしたらアチラ側の捻くれたマイノリティ意識を垣間見せてくれているのかもしれない貴重な?作品なのかも・・・と、ちょっと別の意味で注目しています。

とにかく、制作側のお手並み拝見、ということで本作は最終話まで確りチェックしていくつもりです。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= ガッチャマン クラウズ (1期) (2013年7-9月) ============

{netabare}第1話 Avant-garde (前衛的な) ☆ 一ノ瀬はじめガッチャマンになる
第2話 Asymmetry (不均整、非対象) ☆ メスとの交流、ベルク・カッツェ&塁登場
第3話 Futurism (未来派の芸術運動) ★ SNS「GALAX」、塁の目的、クラウズ出動
第4話 Kitsch (俗悪な) ☆ カッツェの脅威、人の魂を実体化させる力
第5話 Collaboration (協同作業) ★ 塁と№26(梅田)との対話(ヒーロー願望の是非)、トンネル事故
第6話 Originality (独創性) ☆ LORD GALAXからの招待
第7話 Abjection (卑賤、屈服) ★★ カッツェ排除失敗
第8話 Genuine (純正) ☆ ガッチャマン表舞台へ、カッツェの策謀
第9話 Forgery (贋作) ★ Neo HUNDReDの霞ヶ関襲撃、ガッチャンネル
第10話 Crowds (群集たち) ☆ クラウズの立川襲撃、菅山首相保護
第11話 Gamification (ゲーム化) ×(前半)★(後半) 前半は総集編、後半に菅山首相の宣言
第12話 Collage (コラージュ、切り貼り) ☆ クラウズ・アプリの一般開放
第12話(ディレクターズ・カット版) Embrace (抱擁) ☆ 最終話の再構成(とくにカッツェのその後){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)4、☆(並回)8、×(疑問回)1 個人評価 × 3.4

OP 「Crowds」
ED 「INNOCENT NOTE」 


========= ガッチャマン クラウズ インサイト (2期) (2015年7-9月) ========

{netabare}第0話 inbound (帰航の、本国行きの) ☆ VAPE(赤クラウズ)菅山首相専用機襲撃事件
第1話 contact point (接触地点) ☆ つばさ&ゲルサドラ登場、つばさガッチャマンになる
第2話 penetration (貫徹) ☆ 過激な平和主義者(理詰夢)、赤クラウズvs青クラウズ
第3話 launch (立ち上げ) ★ 理詰夢の狙い、塁の危機
第4話 2:6:2 (パレート法則からの派生法則) ☆ クラウズへの疑念、首相公選
第5話 halo effect (後光効果) ☆ 空気で動く社会、宇宙人首相誕生
第6話 engagement (正式な約束) ☆ サドラ首相の施策、クライズ廃止決定
第7話 outbound (外国行きの、下りの) ☆ サドラ首相の憂鬱、サドラへの白紙委任
第8話 cluster (クラスター、房) ★ サドラの異変(くうさま出現)、全体主義への志向、くうさまの暴走
第9話 opt-out (選択的離脱) ☆ くうさまの正体=空気、全体主義の恐怖
第10話 seeds (種子) × 理詰夢の逆襲、空気の反転
第11話 trade-off(二律背反) × サドラVSガッチャマン、再び空気反転
第12話 insight (洞察) × 続き、とくにつばさの爺さんのセリフがダメでしょ{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)8、×(疑問回)3 個人評価 × 3.0

OP 「insight」
ED 「60億の翼」


◆総評に代えて

本作の特に第2期では「コノ国の“空気”が悪い・問題だ」ということが繰り返し強調されており、視聴者の中にはそういう主張に“共感”あるいは“感化”される方もまだまだ沢山いるのかも知れませんが、そんなことは、マスゴミや彼らの御用文化人・御用学者たちがずっと昔から耳にタコができるくらいにしつこく唱え続けてきたことなのでした。

で、西暦2000年代(厳密には1990年代末)から加速的にネット社会が進展したことで、一番はっきりしてきたことは、当初マスゴミ等が期待した「政治の腐敗」とか「国民の愚昧さ」の暴露と周知ではなくて、実は(それまで情報伝達手段を独占してきた)「マスゴミ自身の度し難い腐敗・偏向」の暴露と周知だったのですが、それでは彼らマスゴミのいう“空気”って一体誰が作ってるの?と改めて考えてみると、オマエラが気に入らない「日本の“常識”」を勝手に「コノ国の“空気”が悪い・問題だ」と言って攻撃していただけじゃないの?ということが次第に一般国民に知られてきてしまったのが現在のネット社会なのだと思います。

その点で、本作は、批判の対象ないし問題意識が(そういうものがあるとしたら・・・ですが)今の時代からだいぶズレちゃってるんだと思います。

※なお、アニメ作品で政治や社会思想といったジャンルを扱うことに対する私の基本的な考え方は『純潔のマリア』のレビューの方に一通り書いています。

この点について需要があるならば更に色々と追記しようと思いますが、とりあえずここまで。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

はじめちゃん、器デケェ

想像通り円盤の初動売り上げ数、終わってるし(汗)
まぁ、内容が内容ですしねぇ。制作側もこの作品は博打なのは覚悟してたんでしょうし。
ストレートな問い掛けと解釈している層も居れば、秘めた悪意と感じた方もいる。かなりチャレンジングな作品と思うけど、まぁ中村監督らしいとも言えるというか。空中ブランコの10話に比べれば露骨じゃない気がしますけどねw

因みに放送前からみんなダイスキーなシャーロットが7K枚、のんのんが4K枚。なるほどと思う反面、意外とそんなもんなの?という点で興味深いというか。
モン娘が5k枚、オーバーロードが4k枚は予想外の健闘すわね。

六花の勇者といいコレといい、夏期に私の好きだった作品は惨敗なのが悲しいw
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 最終話見終えました。
私はしばらくアニメ見てない時期もあったので明言は憚られますけど、かなり異質なアニメだったんではないかと。
秘めたメッセージ性というのは良い作品には内包されてるものではあるけど、ここまで露骨・ストレートに表現されると観てる側も戸惑うとは思います。
それが国民性とか政治形態であるなら尚更。

 個々の見方で印象も変わるのは当然とは思いますが、私的にはこの作品は政治色に関してはニュートラルを貫き、個人の部分に関しては性善説に立つことに配慮した作品であると思ってます。
{netabare}
空気を換える為には、1期の立川事件の元凶であるカッツェの能力すら利用せざるを得ないという決断。
ラストではクラウズも使用解禁されくう様も依然として居て、共に楽し気にサッカーしてる。
首相に返り咲いたすがやんも相変わらずヤジの飛び交う国会で"全体責任の中にあんた達や自分たちも含まれている"と切り返す。
はじめとともにガッチャマン達にメタメタにされ"こいつらにはついてけないわ"と姿を消しかけたカッツェすら、はじめちゃんとともに復活。
ミリオネ屋でのウソ泣き演技も相変わらずワイドショーに喧嘩売ってんなと思いますけどね。

まぁ11話のゆるじいの戦争話とはじめちゃんの自己犠牲の部分はちとズルいかなと私も思ったけど、まんまと泣かされました。私、チョロイ(汗)

{/netabare}
どこか一つだけ切り出すと偏ってると誤解されそうな部分がある為、そうじゃないよと言いたいのを解りやすく表現する努力を惜しんでないと私は感じてます。

でも、この作品はそんな事をジャッジする事を求めている訳ではなくて、そういう事も含めて"考えてる?"という事の問い掛けな訳で。
そこに対して"考えてるよバカヤロウ。アニメでそんな事説教される筋合いはねぇ"という層も存在する訳だし、正直あにこれのレビューも大荒れ必至??と思ってたんですけどね。
意外とレビュー少なくて閑散としてるトコ見ると、この作品自体が興味持たれてないっぽいのが作り手側と受け取り側の体温差感じるというかw
まぁ、こんな作品求めてないよって事なんでしょね。

私的には、学もなければノンポリのテキトウで単純なオッサンなんでこの作品大好きです。私は15年夏期はコレが一番すね。

終盤、絵が怪しくなってましたけどねぇ。もしかして時間足りなくて1期の悲劇再来かとヒヤヒヤしました。
円盤全予約しちゃったので絵のリテイクしてくれる事祈るばかりです(汗)


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11話観ました。
私はこの展開は正直予想外でした。1期の性善説に寄るところは今回も同じでしょうけど。

{netabare}
はじめちゃんという存在は昭和天皇の暗喩?と言うのは以前から話題には上がってましたけどねぇ。或は戦犯なのかな?
まとめサイト炎上しそうな展開ですね・・・
{/netabare}

 いずれにせよ良くも悪くも賛否大きく分かれる作品になった事は、この11話で明確になりましたね。
私は主義主張は置いておいてこんなアニメをキー局で放送した事自体スゲェと思ってますし、金出してもイイと思ってます。

この作品、みんなが皆「良かった・面白い・賛同する」なんて事有り得ないと思ってます。そんなの気持ち悪い。

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10話観ました。
相変わらずラディカルというか、なんつーか(汗)
ワイドショーに完全に喧嘩売ってますね。
各々のガッチャマンの戦う理由が一つの方向に収束してゆく様はゾクゾクしましたです。
ゆるじいとつばさの会話、そう来ることは判ってたけど反則っス。
昼飯喰いながら居間で観てたんですが、嫁さんと子供の前なのに涙腺がw

 クラウズの時は制作スケジュールが破綻して総集編みたいなの入れざるを得なくて、結果最終話が批判の嵐だった訳ですがインサイトは綺麗に〆てくれと祈るばかりです。
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 今月末位から今期の作品のBDがリリースされ始めますが、コレは3話/巻なんすね。この売り方への賛同と作品の制作側へのお布施として買おうかなと思いつつ、丁寧でいい作品なのに苦戦しそうな六花の勇者を応援すべきかなとも思ったり(汗)
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来ましたね。国民総サル化w
観てた方は皆予想してた展開ですけど、毎回ラストの引きの強さにホント感心します。観てる方で多分今までの展開を失望してる人は居ないのではと思う程、視聴者を意識した巧さだなと。
流石に内包したテーマが過激すぎて嫌悪感抱く方も居るのかもしれませんが、私的には期待通りの面白さです。

でも人気無さそうですね。説教臭い話にゃ皆興味無いって事かなw
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サドラにおまかせボタン、キテマスねw
マジで面白いと思うんですが、あんま観てる方少ないんですかね。
メッセージ性強すぎて毛嫌いされてるんでしょうか?
作品への視聴者の気持ちの吸引という点で抜群な作品なのに。
未だにガラケーのオッサンの私がそうなんだから、今の若い方なら心苦しいぐらい身近なテーマだと思うんですよねぇ。
ラストの締め方で賛否分かれるでしょうが、私的には今期一番先が気になる作品です。(六花の勇者は犯人捜しで今クールは終わりそうな全体構成だし)
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 どうでもいい話ですけど、1話登場時、3話の観衆の吹き出し様吸い上げた後の変身後のゲルちゃんの姿ってアクマイザー3のザビタンっぽいすよねw
まぁそれは置いといて、やっぱゲルちゃんのあのシビリアンストーム(?)とか言う技は今後の展開にアレなんでしょね。
序盤から飛ばしますね、ガッチャマンw
面白いです。
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1期のクラウズ騒動の後の拡散が招いた負の側面の話の様ですが、私は楽しめてます。逆に1期が楽しめなかった方は2期も無理かも(汗)
この期に及んでガッチャマンクラウズが旧ガッチャマンのリメイクと思って敬遠してる方は居ないと思いますが、もしそう思ってる方なら、一度目を通した方がイイと思います。

はじめちゃんの2話にも表現されてたニュートラルな思考故のグレーな心の色をメインにしてくのか、つばさの普通の子・ゲルサドラちゃんの無垢な平和主義の路線で行くのか、或は両方を巧く纏めて来るのか楽しみです。
もしかして、そんな素人予想覆すスゲェ展開となったら最高すね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

67.8 5 変身で忍者なアニメランキング5位
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(アニメ映画)

1995年4月15日
★★★★☆ 3.7 (153)
894人が棚に入れました
タイム・パトロール隊員のリングは戦国時代での異常をキャッチするが、何者かによって攻撃を受け、95年の世界に不時着する。そこが野原家の地下だったことから、身動きの取れないリングはシロに発信器を装着し、野原一家に協力を求めた。時間犯罪者の破壊活動を阻止するために立ち上がったしんちゃんは、両親とシロと共に戦国時代へタイム・スリップ。そこで、伝説の救世主・三人と一匹を待っていた吹雪丸という少年剣士に出会ったしんちゃんたちは、雲黒斎によって殺された吹雪丸の両親の敵討ちの旅に出発する。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、真柴摩利、佐久間レイ、浦和めぐみ、水谷優子、玄田哲章、戸谷公次、萩森侚子、加藤精三、富山敬
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第3作。
1995年公開。


【前置き】

前2作と違い、今作はタイムトラベルによる時代劇作品。
後の名作「アッパレ戦国大合戦」も同じ時代劇ものですが、今作は剣術でのバトルシーンが主となる内容なので、舞台背景以外は全くの別ジャンルと言っていいですね。

しかし本作もまた、私的には劇場版シリーズベスト5に入るほど大好きな作品なのです。

ただ前2作と比べて、どうしても舞台が暗いのも起因したのか、売り上げ的には3分の1ほど落ち込んでしまいました……。。。
と言っても、興行収入14億円と成功の部類なんですけどね。
それに、劇場版クレヨンしんちゃんの中では、本作「雲黒斎の野望」が実は一番地上波での放送回数が多く、何度見ても面白い人気作であることも伺えます。

原作漫画でも、漫画家よしいうすと(趣味、うんこ観察)が描く漫画が本作に登場する吹雪丸であったり、後のアニメ本編でも本作のBGMが多く流用されたり。
後のクレヨンしんちゃんシリーズにも大きな影響を与えた作品であることは、まず間違いないでしょう。



【あらすじ】

時空間をタイムパトロールをしていたリング・スノーストームが、戦国時代が何らかの不正な時間干渉を受けていることを察知するのですが、干渉側からの攻撃を受け、現代の野原一家の住む家の地下に不時着してしまうところから始まります。

(アクシデントから)一家の飼い犬シロの身体を借りたリングは、野原一家に頼み込むことにより、家族と一緒にタイムトラベルし戦国時代へ向かいます。

そこで出会う吹雪丸から、怪しい術を使うという「雲黒斎(うんこくさい)」の存在を知り、言い伝えの『3人と一匹の勇士』と呼ばれた野原一家とシロ(リング)は、吹雪丸と共に敵の本陣へ出陣する…、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
論じるに辺り、まず一言。

『『『『 雲黒斎(うんこくさい )』』』』

上ん手いネーミングですねぇ~。
こういう馬鹿馬鹿しい発想は、もう子供の頃から今も大好物です。

この発案は勿論、原作者の臼井儀人さん。
劇場版の原作を書き下ろしたのは今作が最後となりましたが、以降も是非描いて欲しかったです。


……話を戻します(笑)

二転三転と詰め込まれたシナリオは、前2作と比べても郡を抜いて練られており、時代背景や台詞回しにもこだわりが感じられる作りです。
本作では脚本を担当され、後に「アッパレ戦国大合戦」の監督脚本をされた原恵一さんの、その実力が垣間見えました。

加えて、前作で主だった徒手空拳の格闘と違い、本作は真剣による殺陣を描いているので、吹雪丸と敵との対峙では、これまでとは一味も二味も違う緊張感があるのです。
ましてや、斬り合いの最中

「オマエの両親は俺が斬った。」

と言い放ち、その吹雪丸の激情を利用してくるような卑劣な輩も出てきますからね。


ラスボス一歩手前で対峙したお銀との一戦も、吹雪丸の葛藤が印象的で見応え抜群でした。

ただ、最後の一刺しからのおどろおどろしさは、BGMも含めて劇場版屈指の怖さで、当時は直視が辛かった程でした。
アレはホント…、チビるほど怖かったなぁ…。。。


最終戦では、タイムパトロールの特殊能力を得たしんちゃんが、「タスケテケスタ」の呪文でゴキブリやおたまじゃくし(カエル)を経て、最後は大人しんちゃんへと変身。
時間干渉を引き起こした張本人、雲黒斎(本名ヒエール・ジョコマン)と対戦します。

ここの大人しんちゃんが、これまた劇場版屈指と個人的に思うほど、メッッチャクチャに格好良いっ!!!!!

見た目は、ストッキングを被り「大」と書かれたお面をした、ふんどし男。
ここだけ聞くと、もぅド変態ですね。
ですが、筋肉は良い感じにモリモリで、3メートルはあろう長刀『第七沈々丸(だいななちんちんまる)』を軽々と振り回し、吹雪丸以上の剣術を魅せてくれます。

それでいて、声はしんちゃんのまんまなので、このギャップもたまりませんでしたね。

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

これが、敵と対峙し、刀を構え間合いをとりながらの台詞とは到底思えません。
それでこそ、クレヨンしんちゃんですね。


最終戦後は大団円かと思いきや、そこから更にもういっちょ「ABBAAB→→←」のネタへと繋がる展開もまた驚きました。
これは是非、作中で見て体感していただきたいです。

どれだけ場面展開を詰め込みますか…と当時は脱帽しました。
本作ほど96分が短いと感じる映画は、他に無いかもしれません。
{/netabare}


【リング・スノーストームについて】
{netabare}
本作は面白さだけでなく、シナリオ構成や伏線回収も良く出来ています。
中でも、未来人「リング・スノーストーム」の、行動とその理由については、考察しがいがありますね。

作中で実は片道しか行けないタイムマシンを使って野原一家を巻き込んだり、色々な点でリングの行動は軽率に見えますが、これには全て理由があったわけで…。
作中で名言はしておりませんが、シロの身体から実体に戻ったリングが吹雪丸と初めて対峙した時の、あの台詞

「貴方に命を救ってもらった人です。

 貴方がいなければ…、私は今頃……。」

に全て凝縮されていましたね。
名前も直訳したら「リング(丸)・スノーストーム(吹雪)」ですし。

『3人と一匹の勇士』の伝説の発信についても、なるほど!と思わせてくれました。

タイムトラベルものとして、子供向け作品ながらしっかりと練られてあります。
幼少期は全く理解出来てなかったんでしたけどね…、私は……。。。
{/netabare}



【総評】

本作は、前2作よりファンタジー色は薄め(中盤まで)です。
ですが、子供から大人まで面白可笑しく時に魅入られる、気持ちの良い時代劇作品となっております。

あっ、ちゃんとギャグも多彩ですし、一応オカマも出てきますよ。
そこは安心してくださいね。

劇場版クレヨンしんちゃんと言えば、「オトナ帝国」「戦国大合戦」が頭一つ抜けて有名ですが、シリーズとしては少々異質な大人向け色の強い作風なので。
私が、クレヨンしんちゃんらしい映画として、初期作で万人にオススメしたいのは、まず本作ですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第4作「ヘンダーランドの大冒険」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『大人しんちゃん』声 - 矢島晶子さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『リング・スノーストーム』声 - 佐久間レイさん



以下、駄文なので〆ます。
{netabare}
ちなみに私は、【雲黒斎(うんこくさい)】だけでなく、


【湧楽斎(わきがくさい)】であり【又楽斎(またがくさい)】です。


仲良くして下さい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かなりの良作・2部構成?

なんと話が2部に分かれている作品です!
そしてしんちゃん映画3作目という古い作品でもあります。
記憶に古いのであまり詳しくは覚えていませんmm

まずは前半。
戦国時代にタイムスリップした先で、歴史を塗り替えようとする雲黒斎の野望を防ぐなかなかシリアスな感じの物語です。

で、防いでThe End。ハッピーエンドかぁ。
 なんて思っていたら今度はまさかのSF系に!
こっちはカンタムなどでなかなか白熱の内容です。たしか。

物語りもテンポよく、かつ置いていかれる事はない内容であったと思います。

結果的に話もよく、しんちゃんというだけあって笑いもあり、無理もなく。
かなり良作でした。
て訳で物語は5.0です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

とりあえずの突っ込みどころはタイトルのネーミングセンスw

とりあえず雲黒斎というネーミング…当時学校で散々流行ったのを覚えてます…
よく考えたと思います。

時代劇モノとしてはこれとアッパレ!戦国大合戦だけかな、ただ戦国大合戦が恋愛描写がメインなのに対してこちらはチャンバラアクションなどがメインです。

ストーリーは{netabare} 時代劇モノ一本と思いきやまさかの2部構成で後半はSFモノという当時初見で見に行った自分としてはかなり驚いたのを覚えています。
当時は後半がアクション重視で楽しめたが現在見たら終始一貫で戦国で良かったのかなと考えなくもないですね。
{/netabare}

全体的にテンポは良かったですが今回の特殊な構成は好き嫌いが分かれると感じましたね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

65.3 6 変身で忍者なアニメランキング6位
赤ずきんチャチャ(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (123)
684人が棚に入れました
チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。
ネタバレ

リアっぴ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

元々は原作派です(`・ω・´)

元々は原作派で、赤ずきんチャチャのアニメなんて見たことなかったのですが(見てから気づきましたが、最近になって1度は見てたようですがあまりにも原作と違い過ぎて断念したんだと思います。)

ついこの間に、赤ずきんチャチャの新刊が出たのご存じですか?その名のタイトルも「赤ずきんチャチャ N」!!!

私の赤ずきんチャチャエピソードを書かせてもらいますと
赤ずきんチャチャは私が初めて集めたマンガでとても想い深いのです。もう最後の方になってくると、いろいろと出し過ぎて、やりすぎて訳がわからなくなって、うまいことしめたように終わっていましたが、まさかまさか、赤ずきんチャチャが復活するなんて夢にも思いませんでした。

久々に赤ずきんチャチャのマンガを読んで、彩花みんさんの絵の描き方もチャチャたちのキャラも全然変わっていなくて
安定の赤ずきんチャチャって感じがして、とても嬉しかったです。


と、まあそんなようなことを某サイトでシェアしたところ
「私このアニメ見てたー」とか
「私このアニメと漫画両方みてたー」とか

アニメを見た人のコメントがあったので
赤チャファンとして、こりゃあ見なければダメな気がする!
と変な闘争心を燃やして、今更ながら見始めておりまするのじゃ(笑)

まー、ずっと原作で来てた私にはアニメ独自の設定があったりして最初は受け入れ難かったりしたのですが
放送してた当時はきっと、今の大人向けのアニメ(いかがわしい意味ではなく、今は大きくなってからアニメを見る人が多いうという意味で)ではなく
子どもに向けてたアニメだったと思うので、今でいうプリキュア的な魔法少女みたいな設定が必要だったから
アニメ独自の設定{netabare}チャチャが変身するシーン{/netabare}ができたのかなーと。

原作通りすぎず、かといって離れすぎていないので
それなりに、原作ではこうだったなとか思いながら懐かしみながら見ています。
それに、まさか赤チャのアニメを見て泣く日が来るとは
第15話を見るまでは思いませんでしたね(笑)

「チクショー、リーヤとチャチャのボケ満載のアニメじゃなかったのかよ!」とか思いながらボロボロ泣いてましたわw

ある程度は、マンガはマンガ アニメはアニメ
と割り切って見る方がいいのかもしれません。


以上15話まで見た後のざっとした感想です。これからも他のアニメを行ったり来たりしながら見続ける予定です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

90年代を代表する、少女漫画原作のギャグアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
子供の頃に結構好きで、妹と観ていた気がしますw

ドタバタギャグアニメですね。しかし、ちゃんと少女漫画らしい恋愛要素(三角関係)もあって、それがうまく融合していました。

ちなみに、メインの一人を香取慎吾さんが演じていて、OPはSMAPの「君色思い」です。中居くんのソロから始まるとても良い曲なんで、歌だけでも聴いてほしいっすね♪(ちなみに、権利の関係で、DVDなどではカバーバージョンになってます。それはそれで良いんだけど、やっぱりSMAPバージョンの方が好きですね~)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
チャチャ、リーヤ、しいね、この3人の掛け合いがテンポ良くて面白かったな~。

特にリーヤが、子犬になって可愛がられて拗ねてるとことか、男から観ても可愛らしかったです(笑) 絵柄もあって、子供的な可愛さがありますね。

でも、これは「りぼん」らしいというか、90年代らしいというか、ただの良い話、皆善人、というのではなく、ちょっとした毒があるんですよね。チャチャのリーヤに対する独占欲(女性的怖さ)とか、しいねちゃんの小狡さ(男性的な小ささ)とか。あと、セラヴィーと、どろしーの関係も、基本ドタバタだけど実はちょっと(子供3人に比べて)大人な感じで、こういうバランス感覚の良さが、単なるキッズアニメと切って捨てられない要因になっていると思います。

あと、芸能人の声優起用は、いつの時代も批判されるものですが、この作品に関しては、リーヤの情けない感じが、香取慎吾さんの声質と棒演技にハマっていて、私は好きでしたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛よ、勇気よ、希望よ

子供の頃に妹に原作を借りて読んでいましたが結構面白かったです。
アニメも面白かった記憶がありました。
久しぶりに懐かしくなって、配信を除いてみたら、なんと74話!
ちょっと見きれないなと思いつつも1話目から数話観てみました。

そうそう、思い出しました、アニメは、原作と違っているんですよ。
「チャチャ」が、「リーヤ」と「しいね」の力を借りて変身します。
しかも、ただ変身するだけじゃありません。
4頭身の子供から9頭身でミニスカのマジカルプリンセスにです。
その時の掛け声が、「愛よ」、「勇気よ」、「希望よ」なんです。
なんて夢があるんでしょう!
しかも、変身後の姿はとても可愛らしいです。

そして、最後に必殺ビューティーセレインアローで敵を射抜いてやっつけます。
勝利した後の凛とした表情から少しにこっと微笑むところが当時は好きでした。
今観ても良かったです。
矢を放った後、力を抜いて弓を完全に握っていない手がとても艶めかしいです。
つまり、落ち着いた気品があり、色気が漂っています。

また、チャチャ役の鈴木真仁さんの特徴的な声も好きでした。

確かに今観ると子供向けの内容ですね。
しかし、くだらないギャグに意外と笑えてしまいます。
自分は成長していない証拠!?なんて思ってみたりします。

時間があったら少しずつ観ていこうかなと思っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

53.7 7 変身で忍者なアニメランキング7位
幕末義人伝 浪漫(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (131)
539人が棚に入れました
「助け屋」として京の人々の生活を助けている漫次郎には、不当に奪われた大事なものを盗み出して取り返す「還し屋・浪漫」という裏の顔があった。

キャラクター原案は「ルパン三世」のモンキー・パンチ。原作はパチンコ「CR元禄義人伝 浪漫」で、舞台を元禄から幕末に変更して展開される“痛快空想時代劇アニメ”。

声優・キャラクター
中井和哉、喜多村英梨、鈴村健一、内田真礼、松山鷹志、緒方賢一、須藤沙織、二又一成、三浦祥朗、安元洋貴、宮本佳那子、立木文彦、檜山修之、鈴木千尋
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

二面性を楽しんでみよう

舞台は江戸末期幕末の京都。
普段はちょっとドジな助け屋、裏では義賊:ねずみ小僧2世の浪漫が活躍するお話のようです。

頭から離そうとしてもどうしてもルパンのイメージが。
義賊と言っても変身ヒーローや秘密道具(源内さんいるので)の要素もあるようです。
ありがちな要素集めた凡作の可能性もかなり高いんですけどね…。

ストーリーは勧善懲悪パターンで多少は幕末の動きと絡めそうではありますが、
そんなに深い広がりを見せそうもありませんので気楽に楽しめそうです。

幕末と言ってもあまり時代考証しちゃいけない様です。
そういうの気にするとキリがないのでつまらなくなります。
ルパンにはない平民と泥棒の二面性を楽しもうと思います。
※2話感想{netabare}
同心や見廻組が居るなら先週、勘定吟味が出張るのおかしいじゃん
…とか思っちゃ行けないアニメでした。

今回は鈴木孫一さん中心のお話。
時代考証も…しちゃいかんアニメでした。
名前の通り銃が出てきましたね、しかもカラクリ銃です。
2丁拳銃だとレビィ思い浮かんじゃいます。
こちらも何かの暗殺組織が絡んでいる様子で二面性があります。
なかなか骨のある男で浪漫のライバルになりそうです。
少しはストーリー性も楽しめる作品なのかな。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今度は阿国さんの二面性が露わになりました。
キャッアイみたいでセクシーです。
兄弟関連で世の中に恨みがあるご様子。
勧善懲悪かと思ってたんですがそうでもないみたいです。

異人さんとの戦争も絡んで来ましたしストーリーとしても楽しんでいます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
サービス回ですね。
ツッコんでもツッコミ切れないので頭を空にして観ました。
お約束の展開で久々に空中泳ぎが観られました。
サルのうんてい力が凄いです。
毎回偉人が出るシステムなのかな。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
浪漫の辛い過去の屈辱と背負っている物を見せてくれた今回。
「義賊」って個人的には正しいとは思っていないんですが、
浪漫は少し応援したくなりますね。

最後に意味深い飾り箸が…この紋所は…。
ひょっとしてこの兄妹、血が繋がっていないのかな…。
この先の兄妹愛展開によっては泣ける話になる予感もして来ました。

コミカルな中にいろいろ盛り込んでくれて楽しめてます。
あと、ハンス先生何言ってるのか良く聞き取れません。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ハチャメチャでちょっとシュールなコメディ回でした。

孫一と阿国が互いに「コイツやるな」と思う伏線を作った回でした。
ロマンは気付かない感じでしたが、どうなんでしょう?

その他は気にせずロマンのボケっぷりを楽しみました。
幻覚とはいえ、なぜ唐突にシジミ美女だったのか解りませんでしたが、
シュールさに笑ってしまいました。

そしてハンス先生は相変わらず何言ってんのか解りません。
誰か通訳して。(^_^;)
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ロマンが過去に救えず後悔していた少女は阿国さんでした。
カツラなのに良くスグ分かりましたね。
手を離したことで彼女は絶望し、世の中を恨むようになってしまったんでしょうか。

伏線回収が始まりいよいよシリアスに突入して参りましたね。
姿を消したロマンは今後どう動くのでしょうか。
楽しめる展開になってきそうです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ロマンが生きる屍になっていましたが、
あかねと言う少女の優しさで自分を取り戻したようです。
陰気臭いのは似合わないのでまぁ良かった。

回想にも小春は登場していなかったので、やはり兄妹ではない感じです。
犬のサクラの方に秘密が隠されている線もありますが、
どちらにしろ一話で「春桜を守る」とか言ってたのが掛かって来そうです。
奏が事情を知っていそうですが次回を待つとします。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
読み易いけど変に懲りすぎてなくて、なかなか良い話になりそうです。
サクラは忍犬だとは思わなかったですがどうりで利口だったわけだ。
何とも悪そうなペリーでしたので、
まだ心配だけど孫一も阿国も小春の事を気にしていたので
最後には笑顔になれる様な気がします。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
阿国さんの過去も分かりました3話で妹を気にしていた訳も分かりました。
ハッピーエンドに向けてみんなが力を合わせて立ち向かっていきそうです。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
ラストバトルもコメディ感が強いです。
シリアスと入り混ぜる作風は最後までブレないようです。
江戸方面に向けレーザー砲みたいなの発射してしまいましたが、
まさか犠牲者出てないよね?
ハッピーエンドが待ってるとは思いますがちょっと気になっちゃいます。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
色々と犠牲者が出てしまいましたね。
この作風なら一般人の死者出さずともやって行けた気もしますが。

浪漫と小春の兄妹愛で締める形は好感を持っています。
この先もいつものやり取りが長く続くと良いですね。

阿国さんは浪漫を許して仲良くするのかと思えばライバル関係は続くようです。
彼女なりに義賊っぽい事をやり出したのでしょうかね?

無骸の者、死して骸を残さずの通り孫一はコンティを道連れに亡くなったようです。
(他の見解もあるかもしれませんが)
最期に小春の笑顔を思えたのがせめてもの救いでしょうか。
見廻り組のお頭も気の毒ですが悟っていたようにも思えます。

父のねずみ小僧は生きていた様で驚きです。
阿国さんとも会っているし、外套も残していましたが気付かないものですかね?

ハンス先生は相変わらず何言ってるのか解りません。
「それでもひんだらでめでめお」きっと名シーンなんですがね。
「んあ!?」っと聞き返したくなりました。
人形たちが身を挺して上手く砲撃を止めてくれたのは感動的ではありますが、
ここで散るのなら事前にもう少し目立たせるお話があっても良かったかな。
愛着があり気持ちが入っていたらもう少し感動できていたかも。
{/netabare}
単なるパロディ物にとどまらず、
想像以上にしっかりとしたストーリーで楽しむことが出来た作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人々から奪われた物はどんな手を使ってでも取り返す。それが二代目鼠小僧 浪漫 の指名だ! 

ストーリー

時代が変わる少し前、夜の町にある影が現れました。それはとはなんと裕福な人間からお金盗み盆棒な人々にお金を分け与えるそんな義賊。その存在は二代目鼠小僧の浪漫でした。けれどその存在の本当の姿は誰も知らない。なぜなら普段は 「助け屋漫次郎」という偽名で便利屋稼業しているからです。この物語はそんな二代目鼠小僧とその仲間たちが依頼人から受けた物を取り返す「還し屋」の物語です。

私の感想。

パチンコが原作のアニメだなんて初めてではじめはどうなるか心配でしたが、非常におもしろかったです。

キャラクターデザインが非常に魅力的でした。流石「ルパン三世」などの作品で知られるモンキー・パンチの作画です。かなりかっこいい作画です。この作画のおかげで3~5倍この作品がおもしろくなりました。なんと言うのでしょうか、髪の毛やアクションの描き方がすごく独特なデザインなので、かなり楽しめました。

そして、この作品の世界観も楽しめた理由もひとつです。もちろん過去の日本をメインとしたアニメはたくさん見てきましたら、この時代はあまり見た事は無かったので、新鮮でした。そして、この作品のこの時代は結構イベントが多いいですし、有名な人も多いので、最高に楽しめました。

私がこの作品で一番気に入ったキャラクターはもちろん主人公の浪漫です。あのひげや胸毛が最高です。この時代にもこのような革命を起こしそうな人間がほしいですね。

しかし、この時代にあんな超強い武器や装備があるのかはいまだに謎ですね。けれど、その武器はかなりかっこいいので、ゆるします!(なにをだよww)

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

何度も言いますが、この作品のキャラクターデザインはかなり個性豊かなので、気に入っています。ですので、是非キャラクターデザインを気に入ってください。

オープニング

「RanTiKi」
かっこいいオープニングです。はじめは博打をメインとしている感じを出していますがその後かなりかっこいいキャラクター紹介が出ていて最高です。ネタバレも少ないですし、そして、オープニングでのストーリー紹介も最高でした。いいですね~

エンディング

「ツァラトゥストラ」
曲もかっこよくていいですし、画像も個性豊かでいいのですが・・ え~と このエンディングってどう発音すれば良いのでしょうか・・・ 良い曲なんですよ!! でも・・ 名前が発音できない。 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

GUN道じゃねぇよ!浪漫さんだよ!豪華キャストにパロディギャグ、そしてセックス&バイオレンス!って良い子は観ちゃダメwオ・ト・ナの為のミッドナイト時代劇!

まずモンキー・パンチ先生とパチンコメーカーが手を組んで作られたCR機が原作と聞いてなんかもうアニメとしてのやる気ないんじゃ?GUN道の二の舞なのか?と、不安を抱いたことを正直に告白しましょうw


幕末という時代設定にも関わらずミニスカ着物の町娘が登場、ロボットやパワードスーツ等クロックパンクを通り過ぎてオーバーテクノロジー過ぎる源内の爺さんの発明品・・・
さらに時折見せる無意味なお色気やらニコニコ動画のパロディやら、ホントなんでもありのカオスティックコメディなのか?
と、思いきや中盤以降の本筋ストーリーはかなり暗くて血生臭いモノ
ベッドシーンや暴力描写もヘボ作画ながら大量に挿入される為、純粋に大人向けな
いわばアダルティックな作品だったことに度肝を抜かされました;


特に弱きを助け強きを挫く「義賊」という裏家業に誇りを持つ主人公、浪漫さんの渋い生き様は中井和哉さんの熱演も相まって観ていて気持ちが良いですね
さらに第5話では浪漫さんの過去に秘められた悲しいエピソードが語られますがこれがまさかの【鬱展開】
人買いにさらわれた幼女を救い出したはずが逆に追い詰められてタコ殴りに遭い、幼女も奪われるっていう悪夢のような過去を経験しとるんですよ(T_T)
この第5話までは最低でも粘っていただく必要があると思います


そして第7~8話以降はもう勢いに身を任せて頂きたい
はいは~い、幼女にトラウマを抱いて廃人化し、今度は幼女に救われるアニメはココですよ~^q^
最終回ではスクライドばりのアツい殴り合いもありますw


癖のある濃いキャラクター達を実力のあるベテラン豪華声優陣がノリノリで演じてくれるのだからきっと最後まで辿り着けるはずです
緒方賢一の源内、安元洋貴のペリーもさることながらハンス先生wなに喋ってんのか解んねぇよ!w
あと内田ちゃんの役からオイシイところを全部かっさらってく葉山いくみさんの上手いこと上手いこと;


後半では本家本元の『ルパン三世』を手掛けたスタッフも合流(といっても近年のルパンですが)
奏さんの「変身」や「乳揺れ」がやたらと拝める11話辺りはギャグとしてもメチャクチャ面白いですし


とにかくエッチシーンはあるわ、人は盛大に死ぬわ、主題歌はカッコイイわ、エンディングの作画はスゲェわ、最後は全部笑い飛ばすわと大忙しな作品
そう、大盤振る舞いってよか大忙しな作品ですよね


それにつけても小春ちゃんの可愛さは異常やでw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

71.9 8 変身で忍者なアニメランキング8位
戦姫絶唱シンフォギアXV (第5期)(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (105)
527人が棚に入れました
神の力を以ってして、神そのものを討ち斃さんとした原初のヒトガタ、アダム・ヴァイスハウプトは、サンジェルマンたちの理想の源パワーソースであるラピス・フィロソフィカスにて黄金錬成されたシンフォギアによって撃槍される。暗躍してきたパヴァリア光明結社はここに瓦解し、その残党は、各国機関の活躍によって追い詰められていくのであった。そして――追い詰められているのはパヴァリア光明結社だけではない。かつての超大国アメリカもまた、日本に向けた反応兵器の発射事実を非難・追及され、国際社会からの孤立を招いていた。閉塞した状況は、新たな世界規模闘争の火種にもなりかねないため、速やかなる政治的解決が望まれているが、複雑に絡む国家間の思惑は軋みをあげるばかりで、遅々として進んでいない。当該国である日本も、アメリカとの協調政策を打ち出して関係修復をアピールしているものの、どこかうすら寒い表面的なムードに終始して、局面打開には至っていない。いまだ見えない世界の行く末。さらに、張りつめた空気はここにも。都内ランドマーク各所が一望できる、デートスポットとしても人気の大観覧車のゴンドラに乗っているのは、私立リディアン音楽院に通う高校生、立花 響と小日向 未来。ふたりが手にした鯛焼きは白玉入りであり、絶品。甘すぎず、まるでぜんざいもかくやという口当たりの餡は申し分が無かった。それでも、ふたりの間に緊張が走るのは、何の気なしに未来が響に発した、問い掛けに始まるものであった。返答に窮した響の胸の奥にあるものは、果たして。過去から現在に向けて紡がれたいくつもの物語は、XVに集束していく。聖骸を巡る攻防は、どこまでも真夏の只中。はじける湖面を舞台に、少女たちの歌声が輝きを放つ。

声優・キャラクター
悠木碧、水樹奈々、高垣彩陽、日笠陽子、南條愛乃、茅野愛衣、井口裕香、久野美咲、石川英郎、保志総一朗、赤羽根健治、瀬戸麻沙美、M・A・O、愛美、市ノ瀬加那、山路和弘、麦人
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

踏破・回収

[2020/03/24 v1 踏破・回収]
[2020/03/24 v1.1 修正・追記]

歌って戦う女の子たちの熱くハチャメチャなノリを楽しむアニメ、シンフォギア・シリーズの5期目。余裕があるなら1期から通してご覧いただいたほうが楽しめると思う。「手っ取り早く」をお求めでも、3期以降は見ておいたほうがよさそう。

2期以降の第一話を見て、なんとなく入っていけそうならそのまま(できれば1期から)ご覧になってほしい作品群。熱く、激しく、カッコよく頭を空っぽにしてくれるものと思う。

5期にして最終期の本作を観終わって、ふっと頭に浮かんだ言葉は「回収」。
その実が1期の段階から練り込まれていた布石だったのか、後から巻き込むように付け足されていった後付けなのかはわからないが、形の上では回収できたかな、と。すべてとは言わないが、その多くは「布石」だったのだろうと解釈しておく。

個人的な1~5期の順位付けは

 1: シンフォギア(1期)
--絶望的に大きな乗り越えられない壁--
 2: シンフォギアXV(本作・5期)
 3: シンフォギアG(2期)、シンフォギアAXZ(4期)
--そこそこ超え難い壁--
 5: シンフォギアGX(3期)

という感じ。1期のとびぬけ感からすると、のこり4作は誤差範囲ともいえる。

(追)1期の衝撃を負い求め続けた結果、2期以降に物足りなさを感じてしまったのは疑いようがない。2期以降に対する感想が必要以上に批判的になってしまったことも反省している(直す気はない)。それでも、シリーズ全体を通してそれなり以上に楽しめる作品群であることは間違いない。設定がばがば、ストーリー自体は少年誌的であることも否定しない。だとしても「女の子たちが魅せてくれるカッコよさ」を堪能できるものと思う。

(追)後になって「シンフォギア実況まとめ」的なTogetter記事を見つけた。なかなか楽しい。それによると、公式WEBサイト、公式予告などを合わせてみておくことでいろいろな楽しみ方ができるようになっていたようだ。個人的にアニメはアニメだけで完結してほしいと思うので、こういう手法を否定はしないが、参加することはない。が、本作に限っては、ちょっと惜しいことをしたかもしれないと思っている。


以下、思うこと。
すべて僕個人の基準に基づく、主観であることを先にお断りしておきます。

―― 主に5期・本作に対して ――

― XV、エクシブってなによ?{netabare}

XVはエクシブと読ませるらしい。そもそも英単語に「エクシブ」ってないんだよな・・・Excluciveをもじった、会員制なんちゃらエクシブってのはあるけど、それ日本産のはず。そしてExivもしくはXIVと表記する。

Youtubeの投稿にちらっとみたのだけど、未来さん→393→3+9+3=15→XV(ローマ数字)ってのは本当なのだろうか。未来さん大展開の第八話のサブタイトルがこれ(XV)なので、そうなのかもね。{/netabare}

― 最も出来の悪い「第12話の引き」、平均的な「13話のFinal Blow」{netabare}

・第12話の引き{netabare}
シンフォギア1~4はシリーズを通して第12話(いずれも13話構成)構成に特徴がある。多少の揺らぎはあるものの大枠としてはこの通り。

‐OPをカットして、ED曲を冒頭・11話の最終盤のCliffHanger RecapにBGMとして流す。
‐12話サブタイトルがデカい(シリーズサブタイトルを持ってくる、あるいは、物語そのものを示すKeyword単体とする)
‐12話後半にかけて主人公たちの大ピンチ、再終盤で大展開(主人公たちの新たな力獲得等)
‐OP曲 Fade in、響のシャウト+ゴージャス止め絵({netabare}3期・GXは除く:響きのシャウトはED直結ではなく、また、ED前カットはエルフナインで止め絵なし{/netabare})、スタッフロールとOP曲突入
→「(僕絶叫)」

1期屈指の名場面ともされる「シンフォギァァアアア」は典型的にこのパターン。そして最高にかっこいい。1期12話の引きでは、僕は泣きました(ただしくは、引き前で泣いてましたがね)。これまでのシリーズの中ではあまり評価していない3期も、12話の引きにはグッときた。

5期XVもこの形を踏襲していた。
サブタイトルが「戦姫絶唱」。奏者全員での絶唱→(ピンチ?)響の叫び「そして~」→X-drive Modeで大地に立つ奏者たち→止め絵→OP曲。

奏者の立ち絵は、作画のクオリティもあり、それぞれかっこよかったと思う。また、5期OP曲はかなりかっこいいと思う。それぞれは。

だが、ED入りの流れがブツッと斬られていて、本編での盛り上がりをそのままOP曲に持ち越すことに失敗しているように思う。これは、5期OP曲のイントロがこれまでのOP曲とは大きく違っているせいもあると思う。特徴的な重いギターから入る曲であり、フェードインするイントロに仕立てるのが難しかったのかもしれない。そのため、引きにかけての劇伴はいろいろな工夫をしてはいるのだが、僕としては本編最後のカットとOP曲の入りに「完全なる断絶」を感じる。劇伴以外のSE(奏者6人のきめポーズに合わせて鳴らしているSE)余計だったのではないだろうか({netabare}楽曲提供もアニメスタッフなのだから、その時点で失敗といえば失敗。12話のことを考えずに作曲したのだろうか。13話とのTrade Offだったのだろうか。{/netabare})。

結局、1期12話を超える「第12話」は見られなかったなぁ・・・・{/netabare}

・13話のFinal Blow
{netabare}同様に、13話の展開も大枠ではシリーズを通して共通だった。
敵ラスボスに対して、OP曲をバックに、OP曲のタイトルを冠したFinal Blowを叩き込む(3期は、OP曲ではなく挿入歌のタイトル)という展開。5期のOP曲はMETANOIA。ギリシャ語で改心を意味するらしい。。。誰の?
さておき、本作13話のFinal Blowシーンは、そこそこよかったと思う。だがやはり1期には遠く及ばない。{/netabare}
{/netabare}

― もっとReady Goできたでしょ・・・
{netabare}調の「Ready Go」すらも、調理しきれなかったか。。。
第4話の調&切歌VSミラアルク戦、第8話の終盤と第11話の翼&マリアVSヴァネッサ戦では、僕がシンフォギアに欲してやまない「音楽と映像の調和」がほんの少し見られた。度合いとして少し。数は1期に3,4シーンで十分なのです。でも度合いが足りない。

音楽と映像の調和、音と光のコントラストという意味では、1期13話「Synchrogazer」を放つ直前のシーンが最もかっこよく、それに並びうるシーンもすべて1期の中にある。{/netabare}

― テーマの回収
{netabare}響の口癖、あるいは、響の口を通して語られるテーマが各期に設定されていた。
「呪われてる」、「平気、へっちゃら」、「だとしても」など。それに、第3期でお茶を濁した「親子」の物語。
5期全体を通して、回収していったかな。多少無理やり感は感じつつも。風鳴家はこの後どうなるんだろうね。

シンフォギアシリーズ全体を通してのテーマが揺らいだこと、回収しきれなかったように感じる点が少々残念。
大きめなテーマとして、シリーズを通していろいろなものに手を出し過ぎた感じがする。「手をつなぐ」「それでも歌がある」「相互理解」は本作で回収できたようにも思う。しかし、全ての始まりにあたる「生きるのをあきらめない(originally by 奏)」が今期は影を潜めたように思う。終盤の人類全体の闘いがそれにあたるのかもしれないが、弱かった。
{/netabare}

― キャロル再臨
{netabare}3期の終わり方が腑に落ちなかった理由が何となく感じられた。無論、ただの邪推であるが。少なくとも3期を始める時点で、5期までのラフスケッチは出来上がっていたのだろうと推論する。3期に対する感想で「キャロルの消失に対してなにも言わない・思わない響たち」に違和感を感じると書いたのだが、「いずれ再臨する」ことが分かっていた制作陣だからこそ、「キャロルの消失」に対する配慮を入れ忘れたのではないだろうか。あるいは、あえて入れなかったのか(その合理的な理由は見えないが)。

それはさておき、キャロルの再臨はとてもよかった。なにより、4機のオートスコアラー達をほんの少しでも復活させ、かつ、「こちら側」に迎え入れてくれたことはよかった。正直、ミカの最後のシーンにはだいぶ喰らった。{/netabare}

― 絶望的に無意味に強い大人たち
{netabare}いわずもがな。不動の爺様もなかなかカッコよかったが、最後しょっ引かれるときに妙に素直なのがちょっとおかしかった。
緒川さん、ついに「現代忍術」の域に達する。車分身も凄いが、その直前の車エルロンロールもすでに謎。チキチキマシンみたいなギミックもなしに、なぜ車が跳ね上がる(笑)。
でも、緒川ファミリーのくだりは蛇足だったな本当。なぜやった、あんなの。設定とか公式WEBに名称が上がっていたのはわかるのだけど。{/netabare}

― 11話のミラアルク・月に代わって超人タッグマッチ
{netabare}セーラームーンオマージュに始まり、おそらくはキン肉マンオマージュの「タッグ技」。笑ってしまった。{/netabare}


―― シリーズを通して思うこと・適当に ――
― すべての始まり、そして終わり「フリューゲル」
泣かせてくれる。ここだけは揺らがずにいてくれたことに感謝する。

― 最期は善玉
{netabare}上述のキャロル+オートスコアラーの話も含めて、結局最期は善玉化するのがこのシリーズの基本姿勢。
訃堂の爺様と、アダムだけかな?{/netabare}

― 八千八声
これ必要だったのかな、というのが正直な感想。1期の出だしに採用してしまった&1期の締めでスルーしたがために無理やり持ってきたような印象を持っている。あたかも「あ、このwhile{ ループ閉じてないじゃん!?」のよう。

― 変身バンク
{netabare}コンセプトとしては1期に既に完成していたと思われるが、2期以降のアニメーションとしては全体として期が下るほど好印象。描かれる動作も、メカメカしさも右肩上がりだった。各奏者について簡単に。
・響
{netabare}ガングニール・空手の型モチーフ
5期もよいのだが、4期の変身バンクがお気に入り。比較的クロースに描かれている分、響の繰り出す型の力強さが感じられる。
{/netabare}
・翼
{netabare}天羽々斬・剣道、居合モチーフ
5期。圧倒的に5期。特に、一瞬魅せる横顔の表情が美しい。全変身バンクを通して、最高の一瞬だと思っている。
{/netabare}
・クリス
{netabare}イチイバル・Gun-fuモチーフ
基本的に2~5期と、期を下るほどカッコよくなっている。ちょっと5期はやり過ぎかな。だが2期ではじめて「ばーん」された時の衝撃に勝るものはない。「ばーん」。
{/netabare}
・マリア
{netabare}アガートラーム・(5期にしてようやく)新体操モチーフ
5期にしてようやくモチーフ安定か。ガングニール時代も含めて、彼女の変身バンクは今一つ印象が薄い。
{/netabare}
・切歌
{netabare}イガリマ・ポールダンスモチーフ
っていうか、最年少奏者たちにエロ担当させちゃダメだろ。いや、確かにエロイんだけど。っていうことで、まだ控えめな3期を推しておく。「ですですでーす」。
{/netabare}
・調
{netabare}シュルシャガナ・フィギュアスケート+ヨーヨーモチーフ
切歌同様、最年少なのにお色気枠の変身バンク。むしろこちらのほうが、女性の持つ恥じらいを表現しているようで余計に・・・3期の「めっ」っとでも言ってくれそうなポーズと目線、5期のヨーヨーの駆けあがり、「きり」と「よし」。。。どちらも捨てがたい。危険人物。
{/netabare}
{/netabare}

― 音環境、大事。
{netabare}別に本作に限ったことではないが、アニメ視聴に音環境は大事。僕はほぼPC+ヘッドフォンで視聴しているのだが、最近、およそ7年ぶりにDACを新しくした。

PC視聴の場合、USBで接続するDAC(デジアナコンバータ)の利用をお薦めする。{netabare}本体直結の端子にヘッドフォン・イヤフォンを接続すると、内部の電圧変化に起因するノイズがどうしても乗ってしまう。最近は減ってきたとはいえ、HDD(SSDではないやつ)を積んだ機械だと、HDDアクセスと一緒にいろんな音が聞こえてくると思う。SSD搭載機でも、内部ファンのノイズが恒常的に乗っているいことが多い。{/netabare}

で、そのDACにもいろんなものがあり、最近は比較的廉価のものでもVirtual Surroundにしてくれるものがあったりする。それなりのを手に入れれば、映画、MV、ゲーム等にパラメータを調整してくれるソフトが付いてくるものもある(もちろん、自分好みに調整可能)。同じヘッドフォンでも、まったく違った音が出てくるので結構楽しい。

さておき、シンフォギアシリーズの4期を見始めるあたりでDACを変えたのだが、試しに1期を見てみると、以前は知覚しなかった音がこれでもかと聞こえてきた。結果、1期に対する評価がさらに上がってしまった。

音環境、大事。
{/netabare}

― 改めて観てみた
なんだかんだ、最後の戦い~核での絶唱は。。。いい。すごくいい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

繋ぐこの手には…神を殺す力がある。

2012年の冬アニメとして1期が放送されてから約7年半…いよいよ物語は5期に突入しました。
最初に視聴した時は、まさかこんなにも長丁場のシリーズものになるとは思いもよりませんでした。
これもしっかりと物語を繋いできた結果なんでしょうね。


神の力を以ってして、
神そのものを討ち斃さんとした原初のヒトガタ、アダム・ヴァイスハウプトは、
サンジェルマンたちの理想の源パワーソースである
ラピス・フィロソフィカスにて黄金錬成されたシンフォギアによって撃槍される。

暗躍してきたパヴァリア光明結社はここに瓦解し、
その残党は、各国機関の活躍によって追い詰められていくのであった。

そして――
追い詰められているのはパヴァリア光明結社だけではない。

かつての超大国アメリカもまた、
日本に向けた反応兵器の発射事実を非難・追及され、国際社会からの孤立を招いていた。

閉塞した状況は、新たな世界規模闘争の火種にもなりかねないため、
速やかなる政治的解決が望まれているが、
複雑に絡む国家間の思惑は軋みをあげるばかりで、遅々として進んでいない。

当該国である日本も、アメリカとの協調政策を打ち出して関係修復をアピールしているものの、
どこかうすら寒い表面的なムードに終始して、局面打開には至っていない。
いまだ見えない世界の行く末。

さらに、張りつめた空気はここにも。
都内ランドマーク各所が一望できる、
デートスポットとしても人気の大観覧車のゴンドラに乗っているのは、
私立リディアン音楽院に通う高校生、立花 響と小日向 未来。
ふたりが手にした鯛焼きは白玉入りであり、絶品。
甘すぎず、まるでぜんざいもかくやという口当たりの餡は申し分が無かった。

それでも、ふたりの間に緊張が走るのは、
何の気なしに未来が響に発した、問い掛けに始まるものであった。
返答に窮した響の胸の奥にあるものは、果たして。

過去から現在に向けて紡がれたいくつもの物語は、XVに集束していく。
聖骸を巡る攻防は、どこまでも真夏の只中。
はじける湖面を舞台に、少女たちの歌声が輝きを放つ。


公式HPのPrologueを引用させて頂きました。

最初の奏者は天羽奏と風鳴翼の二人だけ…
しかも片翼である天羽奏は、逃げ遅れた本作の主人公である立花響を救うため、自らの命と引き換えに絶唱を歌いました。
1期のしかも序盤で奏者がいなくなるなんて…
どれだけ救いの無い作品なんだろうと思ったのを記憶しています。

そこからは、数々の死闘を経て少しずつ仲間が増えていきました。
1期で雪音クリスが、2期でマリア、月読調と暁切歌が加わり現在の奏者6人体制となりました。
でも3期でエルフナインが加わたのが最後でした。
個人的には今期死闘を繰り広げたヴァネッサ、ミラアルク、エルザは仲間に加わって欲しかったですけどね。
奏者じゃなきゃ志しは一緒でも仲間になれないのかな…?
まぁ、そんなことが考えられる展開でも無かったのは百も承知なんですけどね。
でも、出来ることなら彼女たちの願いは叶えられたら良かったのに…

この様に登場したキャラのことは良く覚えているのですが、肝心の物語の方はパヴァリア光明結社以降が少し難しかったような気がしました。
色んな国や組織が複雑に絡み合っているので、頭がついていけなかったのだと思います。
ですが、目の前で起きている惨劇のレベルがこれまで以上であることは容易に理解できました。

しかし…これまでは少なくても敵と呼べる人物が存在していましたが、今期は悪として憎むべき相手が難しいんですよね。
確かにとんでも無い外道が横からしゃしゃり出てきたのは認識しています。
予想外…というか、絶対に選択肢として存在してはいけない展開でしたので…

奏者を直接苦しめたのは、パヴァリア光明結社の残党であるノーブルレッドだったかもしれません。
でも彼女たちが戦っていたのは、その先にある大切な目的のためです。
もちろん、目的があれば何をしたって良い訳ではありません。
ですが情状酌量の余地はあったのではないでしょうか。
少なくても私はそう思います。

こうして物語はラスボスを迎える訳ですが…
このラスボスにも正直相当胸が痛みました。
世の中の超えてはいけない一線を全く無視した結果の産物なのですから…
しかし…とんでも無い外道が横からしゃしゃり出てきましたよね。
こういう大人にはなっちゃいけません。
理想的な反面教師だと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、奈々様の「METANOIA」
エンディングテーマは、高垣彩陽さんの「Lasting Song」
どちらも鉄板です。
今期は本編からエンディングの入りが自分好みでした。

1クール全13話の物語でした。
視聴していて自然と体に力が入るのは、魅入っている証拠なんだと思います。
特に碧ちゃんの鬼気迫る演技は半端ありませんでした。
もう、何度も鳥肌が立ちましたよ。
シリーズの集大成として制作された今回の物語…
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

熱くならないシンフォギア

シンフォギアシリーズの5期目。
なので、この5期を見るには1期~4期を見ていないと、良く分からないままストーリーだけが進むので、それまでのシリーズを見ていないといけません。

【あらすじ】
1期~4期があらすじです。

【内容】
明らかに、後付け設定が盛りだくさん。
かなり1期を意識したような感じで、1期のシーンと重なる部分あり、1期の話を持ち出す事も多々あり、全員で戦っている感を出している演出もある。
だが、1期とはまるで違う!!

【感想】
変身シーンに力を入れていて、その回数が多い!長い!
違うでしょぉ~、シンフォギアってそういう作品じゃないでしょ~…。

相変わらず敵が現れたから戦うっていう、オーソドックスな内容なんだけど、今回の敵はかなり極悪。
シンフォギアの1期でも、モブに厳しいというのはあったけど、あれは炭化して死ぬっていうだけで、残虐感はあまり感じないし、そもそもノイズにどこまでの思考や意思があるか分からないけど、今回の敵は意識的にやってるから全く好きになれない。
というか、ただのサイボーグがここまで強いなら、国連もサイボーグ作って対抗すれば良くない?

そんなサイボーグを裏で操るアイツ!!
アイツ何したかったの?神になりたかったとか?小者感が凄いよね。
今までもボス的存在が多数いたけど、今回のは一番劣る感じ。
ウェル博士の方が格段に良かったっ!!

正直これでシリーズが終わるというのに、微妙な感じでした。

【違和感やら何やら】
{netabare}
4期で頑張って練習した「誰と組んでも戦えるユニゾン」が活躍の場を見せる間も無く、結局好きな人同士組んで戦う感じ。

期を重ねる毎に、アームドギアによる特性の差が無くなっていると感じた。
例えば1期の場合、空飛ぶノイズ相手に響や翼は近接攻撃なので苦戦していたが、クリスは飛び道具なので、そこら辺の役割みたいなのがあったが、今回はどの武器で戦っても差が無かった。

終盤月に行くんだけど、そこの施設、よく無事だったね。
1期ではフィーネのカ・ディンギルで月にかなりダメージ与えてたよね。
2期ではウェル博士がフロンティアの力で「どっこいしょ~!」やって月にかなりダメージ与えてたよね。
それでも施設は無傷とか!!

結局『防人』って何だったの?
{/netabare}

【総評】
話を繋げているようで、何となく繋がってない感が凄かった。
特に5期の内容をやるにあたって、4期の必要性を全く感じなかった。
1期で活躍していた響の友人達(アニメちゃん達)に活躍して欲しかった(3期まではしてた)。
総力戦っぽく、緒川(忍者)の兄と弟も、一瞬映ったけどただそれだけだった。
そんな感じで、物足りなさや違和感バリバリで、とてもシリーズの最後を飾る内容には思えませんでした。

そしてまだシンフォギアシリーズを見てない人は、無理に5期まで見る必要は無いかなと思いました。
3期がちょうど視聴継続かどうかの分岐点なので、そこでつまらないと思ったらそこで終わるのもありだと思っています。

【おまけ】
5期全部見終わってから、1期の最後とか見直すと、やっぱり1期が凄いなぁ~って思いました。
今までのシリーズの続編という事を考慮した結果、物語の評価を大きく下げました。
同じ理由で、今回の敵に魅力を感じなかったので、キャラ評価も下げました。

【!?】
1期から時々出ていた、響の過去シーン(いじめ)『人殺し』『金どろぼう』とか、あれ結局放置のまま終わっていた事に気付いた!!
あれ、ずっと謎だったのに、謎のまま終わってしまった!?
未来との繋がりに大きな関係があったようにも思えたり、家族関係に大きく影響していそうで、いつ解明するかと思っていたら、まさかの未解明!!
なんてことだっ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

66.9 9 変身で忍者なアニメランキング9位
Infini-T Force(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (130)
461人が棚に入れました
ガッチャマン――世界征服を目論む悪の組織ギャラクターと戦った、5人の少年少女からなる特殊チーム「科学忍者隊」の頼もしきリーダー。キャシャーン――人類に反旗を翻したロボット軍・アンドロ軍団から人々を守るため、自らの肉体を捨てて「新造人間」となった孤高の戦士。ポリマー――正体を隠して探偵事務所に身を置き、街にはびこる悪人たちに正義の鉄槌を下す、「破裏拳」流の使い手。テッカマン――滅亡の迫る地球から人類を新天地へと導くため、装甲を纏い宇宙からの侵略者ワルダスターに挑んだ「宇宙の騎士」。平和のために戦った4人のヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結。その目的は世界と――1人の少女を救うこと。伝説のヒーローたちの新たなる戦いが、いま再びはじまる。

声優・キャラクター
関智一、櫻井孝宏、鈴村健一、斉藤壮馬、茅野愛衣、安元洋貴、平川大輔、花澤香菜、斧アツシ
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

劇場版前提ではこんなものなのかなぁ

1話感想
{netabare}始まる前→これ梅津泰臣関わってないなんてことはないだろう
始まって→い、居ない…だと?フルCGとはいえ、せめてアクション監修としてでも…
他アニメ(ダイナミックコード)見て→「キャラデザ:梅津」ええええええ

な、泣いていいですか、ってか泣きたい。
なんでこっちじゃなくてネタアニメ?の方やってるのさー。
うう…ま、まぁそんなこと言い出したら天野喜孝呼ばなきゃナランって人も出てきて収拾がつかなくなるか?
エアギアのアニメは当時結構苦痛だったような…。

それにしても普通に面白くて困惑。
なにより…これは勝手な印象だけど、CGでアクションってな~ぜか暗がりで戦闘するのが多い気がする。
今は平気だけど以前使ってたモニタはゲームやっても真っ暗で、どうもそこら辺でイ~な印象が染みついてます、実相寺じゃねーんだから。
で、これの1話はお天道様の元、明るい日差しの中で戦闘してくれて非常に好印象。
今後暗がりでの戦闘になるかも知れないけど、カラーリング覚えるためにも最初くらいはちゃんと自然光で戦って欲しい、他のアニメも見習うべき。

それにしても…テッカマンはペガス、キャシャーンはフレンダー同行してるのにガッチャマンは一人だけってのはなんか寂しい(ポリマーは…まぁ)。
今後助っ人が登場するってことはあるのかね?{/netabare}

2話感想
{netabare}さっすがヒーロー、全員性格が「いい人」ばかりで違和感…じゃないな、なんて言えば良いんだ?
すっかりダークヒーロー系に慣らされてしまって忘れかけた原点を思い出させてくれた。
これが本来のヒーローだよ、うん。

その一方、後半まで両陣営を行き来して話をかき回す役だと思ってたダミアンが正体表したり、最後まで伏せると思ってたゼットの正体が明かされたりで、あれ?こんな展開早くて大丈夫?
まさか全4話で終わりとかでもあるまいし…この調子で展開してくとネタも尽きて仲違い方面に進むんじゃないかという不安が。
名アリの敵キャラの数も少ないよね…どうするんだろこれ、ちょっと先の展開が読めない。
ダミアンはベルクカッツェの系統だと思うのだが、早々に退場させるのは勿体無い気がするし、まだなんかウラがあったりするんだろうか。{/netabare}

3話感想
{netabare}重症の中ダミアンを探そうと家を出ようとするポリマーを止める残りのヒーロー達←わかる。
特にキャシャーンの「痛いってのは生きてる証拠、それを失いたいのかアァン?」みたいなセリフはグっときた。
が、その後…ダミアンTV登場して隕石落下を宣言。
みんなで防ぎに行くぞ、ポリマーもな←!?
あれ、重症の件はどうした?
ケガそのものよりも独断専行を咎められてたってことかな?
ちと分かりづらいっていうか…解釈間違っちゃわない?

そうはいいつつやっぱ普通に面白い、なにより展開早っ。
ダミアンvsポリマーはこれで終わりかな?
殺してはいないので後半助けに駆け付けてくるとかそんなんありそう。
ポリマーの考えはクラウズのゲルサドラー的に思えなくもないが、まぁ目を瞑ろう。
そして展開早いと思わせる理由に、テッカマンが妙にケースの詳細に詳しいってのがあることに気付いた。
ガッチャマンは何が何だか分かってないのにこの違いは?ゼットはテッカマンの世界を滅ぼすのには苦戦したとかそんなんだろうか?
先の展開が全然分からないので…まさかテッカマンが裏切るってことは無いよなぁ、いちいち謎として伏せといても面倒臭いってだけだと思うが。{/netabare}

4話感想
{netabare}え、マジで?これでベルリンの話は終わり?3話くらいかけると思ったのに??
凄いな、滅茶苦茶展開早い。
早いと言ってもダイジェスト感になってるでもなく、押さえる所は押さえてて非常に子気味が良い。
滑り台上でのエミへのビンタ、あの位置関係でビンタは難しいんじゃ?
ベルリンは次元移動の際親切にペガスも連れてきてくれた?等、思うことはあるけどまぁ些末なこと。
テンポ遅い作品(レクリエイターとかバージンソウルとか)でこういうことされると気になってしまうけど、この作品においては気にならない、ってかワザとやってる?
ゼットの願いってひょっとして娘に笑顔を取る戻させるとかそんなんかな?
エミの「そんなにケースが欲しければあげちゃえばいい」って考えも、前回隕石の軌道を変えたことから「おいそれとヘンな奴に渡すのはヤバい」と考えを改め始めてるって感じかな。
ここまで素晴らしいテンポではあるのだけど…まだ話数かなり残ってるんだが、どうなるんだ?
ちと気になったのが↑でも書いた様にガッチャマンが1人で他の科学忍者隊が居ないというのは何か寂しい。
「(元の世界に)仲間達が~」みたいなことを言ってたが、その姿は現在回想シーンですら一切出てません。
まさか…マリアと同じように存在を無かったことにされてたりして?
「元の世界の仲間が…あれ、仲間って居たっけ?」なんて展開になったりして。
失われた大切なものを探しに行くとかそんな感じの展開になるのかなぁ?あくまで想像ね。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}ありゃ、ダミアンやベルリンはもう懲りたってことだと思ったら相変わらず敵対して来るのか。
…って、6話でテッカマンが誘い込まれた部屋にあったルービックキューブ…ええ?名前忘れたけどガッチャマンクラウズに出てたヤツ!?
(ってかあのシーンでデッカマンが追い込まれた理由はなんじゃらほ?情報過多で処理が追い付かなくなったってことだと思うのだが分かりにくい気が)
クラウズってタツノコヒーロー的には異質なので別件扱いして考慮に入れてなかったんだけど、まさか突っ込んで来るとは(それともクラウズ以外の何かでルービックキューブ出てたりするんかな?)。
インサニティとインフィニティで発音が似てるなんてぜんっぜん考えもしなかったわ。
そういや次元移動の時のエフェクトはテッカマンのOP意識してる?
しっかしこうなってくると映画キャシャーンとかスマップガッチャマンなんかのネタも来るのかも知れない…自分全然ワカランぞ?

でもってエミは絶対死ぬウーマンだったのか。
正確には親父と接触したら死ぬ運命が決定付けられてるウーマン。
なので親父はケースの力で強引に死なない宇宙(本来は存在しない可能性の宇宙)を作り出して、その維持ために別次元を滅ぼしてる、と。
で、こういう設定であるならやっぱり気になるのは「他の平行宇宙に別のガッチャマン達は居ないの?」ってことなんだけど、どうやらそれに関してはゼットの見立てでは「イレギュラー」ってことらしい。
う~ん、なんかウラありそう。
無理やり存在しない可能性の宇宙を維持し続けたらそのうちエラい反動が来るんじゃないか?ってことを考えてしまうが、ヒーロー達はその前振りだったりして。
自動次元修復機能みたいな?
というかね、ポリマーはダミアン、テッカマンはベルリン、キャシャーンはラジャカーンと対比することで元作品を知らない人にも重たい過去を背負ってると分かる説明がなされたが、ガッチャマンだけは9話まで進んでも何を背負ってるのかの描写は無し。
数多の修羅場をかいくぐり、それで行き着いた・もしくはそれでも曲げなかった「正義論」なんだろーなーって想像は容易にできるけど、具体例はナシ。
ゼットを対比キャラにしてそのうち語られるんだろうか。{/netabare}

10話感想
{netabare}9話までの感想で書いた「設定の確認」に対しての答え合わせみたいな回でした。
ああ良かった、自分の解釈間違ってなかったっぽい。
ってかこれ…ゼットがエミに余計な接触図らなければそのままゼットが大勝利だったんじゃ?
う、う~ん…こっち側(ヒーロー側)の行動丸っきり関係なく、敵側の勝手な自爆行為に救われるってのはどうなんだろう。
せめてヒーロー側の行いが自爆行為を誘発させる結果に繋がったってくらいはできなかったんだろうか。

ところでちょっと自分語り。
あんまり関係ない話になるので畳んでおきます{netabare}
「デッキ開発おじさん」って知ってますか?
自分もそんなに詳しくないので説明しづらいのでググってくれれば有難いんだけど、若い頃色々やらかして現在生きた屍のようになってる「架空のキャラ」。
そのデッキ開発おじさんそのものの台詞ではないと思うんだけど、デッキ開発おじさん調の語りをするゲーム実況動画を見たことがありましてん、正確にはゆっくり解説付きのパズルボブル3RTA動画。
で、その発言の一つに「敷かれたレールがあるうちはまだ勝ち組なんだ」ってのがありまして…。
一方、賭けグルイってアニメがありましてん、そこで賭けに負けた人は「人生計画書」なるものを渡されてその通りに生きていかなければならないって設定がありまして。
ただ、その計画書って決して悪い人生ではないって内容でして…。
でね、リアルの友人(おっさん)が賭けグルイ見て言ったんですよ。
「人生計画書なんて最高じゃないか、それを嫌がる意味がワカラン」とね。
冗談だか本気なのかは不明なんだけど、まぁ自分は「血気盛んな高校生がそんなこと思うワケないじゃん。お前はデッキ開発おじさんか」と冗談めかして返しましたさ。
…。
うん、もうね、そういう境地にイっちゃってる人ってどれくらい居るんだろ?
インフィニTに話戻すと、エミの考えに共感する人・ゼットの考えに共感する人、比率どんなもんなんだろう?ってのが気になったり。
タツノコヒーローだし見てる年齢層も高そうだし、案外デッキ開発おじさん寄りの人って多かったりして…。{/netabare}

んで最後ヒーロー達が戻って来たけど、やっぱりガッチャマンの他メンバーの姿はナシ。
ええそうなーん?完全にナシとして期待しない方がいいのかな。
「バードミサイルをブチ込んでやる」聞きたいなぁ~。{/netabare}

総評・↑と重複しおた文相も多いためこれだけ読めば良いかも?
{netabare}序盤の盛り上がりも後半一気に失速、ラジャカーンがチャイム鳴らす所がピークかな。

よく指摘されるエミの性格、個人的には気になりませんでした。
というのも…別作品を例に挙げるとイセスマの主人公や、同期に放送されてたのだったらディエスイレの司狼が同じタイプなんじゃないかな?
神だか作者だかに庇護されてて、なにやってもヤバいことにはならない・死なない──もしそんなことになったら“死よりも辛い退屈な日々を送ることになる”だろう、ってのはちょくちょく思ってまして。
エミは一話が始まる前から「それ死ぬだろ」って目に遭い、その度に親父の用意した「絶対死なない世界」のお陰で奇跡的に無傷ってのを経験してたんじゃないかな。
一回だけなら奇跡でも、何度もそんなことがあったら「なんか嘘クセー」と感じ(頭では理解してなくても無意識のウチにそう感じ)、全てが空虚なものとなり笑顔も願いも持たなくなり、自棄・自殺願望めいた精神状態となってしまった、ってのは頷ける。
但し、これは結構好意的解釈を広げての解釈なので、そう思わせるだけの充分な描写があったか?と言われればそうでもないので、エミの性格が嫌って言う方の意見もよく分かる。

で、一話はそんな自殺願望状態からスタートで、最終回までになんやかんやあって最後は自分で未来を決めるとして親父を撃退(絶対死なない世界を否定)し、それでいて「やっぱり死にたくない」という“願い”を持つに至った、ってところでエンド、って感じでしょうか。
ただそんなエミの心の成長がこの作品のテーマだとしたら…一番影響与えたのはタツノコ4ヒーローじゃなくてラジャカーンのような?
あれ?それでいいのか?
また、ゼットを撃退できたのはそれまで接触を避けてたゼットがわざわざエミとコンタクト図ったせい。
それまでゼットの思惑通りにコトが進んでて、今まで通り遠くから見守ることに徹してたら大勝利だったワケで…10話のゼットが描いたエミの未来設計図、「黙ってりゃいいのに」とどうしても思ってしまう。
(というか血気盛んな高校生にあんなのを見せたら反発するに決まってるって)
で、そんなゼットの自爆行為のお陰で4ヒーローが復活して逆転勝利…4ヒーローはなにか努力したでもなくただボケーっと棚ぼたを拾っただけ(テッカマン曰く「そういうことなんだろう」)なのでどうにもカタルシスを感じない。
さながらイッパツマンの「イマイチだな」ってノリ…ギャグならともかくシリアスでこれはどうなんかな?え、この作品ってギャグだったりする?
9話のケンとゼットの対話により、ゼットに焦りが生まれたってことならまだ納得できるんだけど、そんな描写あったっけ?
あっるぇ~?
でもって4ヒーローの中で最もエミに説教してたケンだけど、4ヒーローの中で最も過去(元の世界はどんなだったか)について語られていない。
おかげで一番言葉に説得力が無いというか…。
「そんなの元のガッチャマン知ってりゃ必要ないじゃん」ってことなのかなぁ?
むしろ他の化学忍者隊に思いを馳せるとかも全然無いため「元のガッチャマンとは別モノ」ってことをアピールしてるように感じてしまったり。
ゴッドフェニックス無しで火の鳥やったし。
おっやぁ?

そして一番の問題は、エミの“絶対死ぬウーマン”の呪縛は解除されてないやん?という点。
最終回はこれが投げっ放しのまんま通常エンドに突入してポカ~ンとしましたよ。
一応Cパートにて、親父の置き土産のケースの力で危機に遭う度に回避するってことかいな?ってことを匂わせたところでケンが再登場。
ケンの居る宇宙だか別の宇宙だか知らんけど騒動が起きててエミの力が必要だ、と。
果たしてこの騒動がエミの“絶対死ぬウーマン”の呪縛解除に関わりのあることなのかどうかまでは不明だけど、騒動解決に向けて旅立つところで真エンド。
多分劇場版に続くってことなんだろうけど…制作分かってるよね?
まさかTV版だけでエミの絶対死ぬウーマンは「完全解決した」と思ってるならズッコケもいいところで…そこら辺に一抹の不安が。


序盤ポンポンポンとテンポよく敵を倒してく話が続いたため、このペースなら後半の話もテンポよく纏めてくれるだろうと期待したのに、蓋を開けてみれば中途半端に投げっ放しちゃった感。
まぁ劇場版が控えてるからそれ前提で話を組み立てるとこんな感じなのかねぇ?
ってことで総合的には劇場版を含めてでないと評価は難しい出来となりました。
じゃあ見に行くか?って言われたら、う、う~ん…。
ってか劇場版の内容全然知らず、「きっとTV版の続きをやるんだろう」と勝手に解釈してるんだけど、これで劇場版はTV版の続きではないって内容だったらどっと笑い。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

コミックス版に乗り換えてしまいましたw(9話までで断念+コミックス版1巻読んで)。

>2話まで視聴して
フルCG作品なのでしょうか?。
一見するとゲーム画面のようにも見えてしまうのですが
表情や瞳や動作など、細かく動きが描写されているので
自分は嫌悪感や違和感はほとんど感じず観れてます^^。
現実と仮想空間とフィクションの絶妙な狭間空間のようにも感じられます。

あとCGならではの配色やグラデーション、光の描写が自分好みでした。

気になってるのは、某キャラがマイケル○岡さんに見えてしまうことですw。

これだけ3Dでアニメ作品が作れるようになると
今度気になってくるのはVRとかとの親和性ですね。
案外近い将来、一部のアニメはVRで楽しむのが当たり前になってくるかもですね。
アクション性の強い作品だと、より臨場感ある視聴が可能になってくるかも?。
もう私たちはTVの中に片足突っ込んでる状態なのでは?・・と妄想してしまいます。
(もちろん2Dのアニメも、その良さを生かして生き残ると思います♪)


個人的に今期は、継続して観たいと思える作品があまり見当たらないので
自分にとっては継続視聴確定の貴重な作品となっています!!。

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>9話まで視聴して
ここ数話、正直言って継続視聴するのが若干難しくなってきています・・。

序盤の数話は、新しく始まった世界にワクワクさせられっぱなしでしたが
中盤になって、物語の中核に触れるであろう
大事な展開に差し掛かっているのかと思われますが

やはり作画?に難を感じてしまっています・・><。

本作はフル3DCG?
(・・じゃなかったシーンがあったりで、遭遇した時は脳内パニックw)
に、ある程度こだわって作られているようですが

3Dにこだわり過ぎてしまって、そちらに労力とられてしまった?・・ためか
肝心の説得力や感情表現が犠牲になってしまっている気がします・・。

なんというか
やはり画面全体を3Dで表現しきるまでの技術?に至っていないため
どうしても部分的な描写に終わってしまって
登場人物や背景描写に至るまで
本当は描きたかったであろう何かが
カットされまくったのではないか??
と思ってしまうまで
・・何というか”人形劇”になってしまっています><。

そうなってしまうと、せっかく描きたかったであろう”物語の説得力”まで
陳腐なものに感じさせらるハメにあってるのでは・・?。

・・なんか、人形劇的?に感じてしまってからは
”上手く作れなかった自主制作特撮作品?”
・・のようにまで思えてしまいます><。

3DCGベースでも、もちろん良いとは思うのですが
それをベースにアニメ的な(カートゥーン?)2DCGに仕上げる
・・といった手法であれば
もっと表現力の拡がるアニメ的な作品に化けたのではないか??
・・・と、残念でなりません。

★の評価、下方修正しました。

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>コミックス版1巻読んで
ちょっと気になってたコミックス版1巻を読んでみました^^。

アニメ版ではよくわからなかった”いろいろな理由”が、コミックス版ではわかりやすく描かれていました!!。
話の組み立てや主人公の”キャラ+性格”、その他にもいろいろな所が大きく異なっていました!。

⇒⇒⇒結論

断然”コミックス派”になってしまいました^^。

あらー、もうこれはアニメ版には戻れないです~><。
(アニメ版はせっかくの4ヒーローの扱いが
 なんとなくただ平らに投げっぱなしにされた感すら感じてしまうのですが
 コミックス版ではそれぞれの信念みたいなものまでしっかり描かれています)

なぜアニメ版はコミックス版準拠にしなかったのか、理解に苦しみます・・。
フル3Dにする必然性もあまりなかったような・・・。

もう一度言います。

コミックス版、面白いです!!。2巻以降も読む予定です♪。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

平和のために戦ったヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結。その目的は世界と1人の少女を救うこと。伝説のヒーローたちの新たな戦いが、いま再びはじまる。

タツノコプロ制作によるオリジナルフル3CDCGアニメ作品です。
小さい頃、その活躍を見たくてTVにかじりついた頃の往年のヒーローが再来してくれる…
これだけでも嬉しいのですが、この作品では4人ものヒーローが集結してくれるんです。

『科学忍者隊ガッチャマン』『破裏拳ポリマー』『新造人間キャシャーン』『宇宙の騎士テッカマン』のヒーローが一同に介するなんて…一体どんなご褒美なの?
しかもこの物語の鍵となる界堂 笑のCVはかやのん…
これ、絶対面白いヤツだと確信すると同時に、即視聴した決定でした。

この物語の主人公は、女子高生の界堂 笑…
容姿端麗で黒髪ロングが似合う女の子…
そして性格も物事の見方も冷め切っている上、無頓着で執着心の欠片も無い女の子でした。

ある日、彼女はひょんな事から光り輝く巨大な色鉛筆を手に入れることになります。
それは「ケース」と呼ばれる全ての願望を叶えるアイテム…
そんなアイテムは、誰もが手に入れたいと思う格好のアイテムにほかなりません。

案の定、彼女はロボット集団に襲われることになるのですが、彼女のピンチを救ったのが、昔懐かしのヒーローだったんです。
聞くと、彼らの住まう世界は「ケース」によって滅ぼされたとか…

この「ケース」を悪事に使わせてはならない…
次々と現れる敵から笑を守るため往年のヒーローが立ち上がり物語が動いていきます。

こうして視聴を始めたのですが、序盤は心にモヤモヤがかかりっ放しでした。
それは笑の言動に度々カチンときたからです。
「叶えたい願いが無い」のは構いません。
ですが、自分の存在や命を「どうでも良い」とは言って欲しくありません。

だって命は一つしかなく、炎が消えたら終わってしまうのですから…
確かに命は自分のものです。
ですが、自分という存在は自分一人のものでは無いと思うんです。

私たちは沢山の人と関わり合いながら日々を過ごしています。
私たちは生きるための全てを自給自足できるわけではないので、この関わりは必然です。
だからお互い関わり合いながら生きるということは、お互いの存在も必要不可欠…

考えてみて下さい…仲の良い友達が例えば不慮の事故で亡くなったら、絶対に悲しみを感じると思います。
それはその友達が自分の心の中に住んでいるからだと思います。
だから、もし立場が逆だったら…?

自分がされて嫌な事を人にしてはいけない…幼稚園の頃に先生から教えて貰った言葉です。
命なんて、その最たるものなのではないでしょうか。

笑の言い分が分からない訳ではありません。
何せ、彼女を諭すのは「ヒーロー」なのですから…
ガッチャマンやテッカマンから言われたら、次元の違いを感じてしまうかもしれません。
その位、ヒーローと一般人の間には格差がありますから…

でも、ヒーローの影響を受け続けた彼女に変化の兆しが訪れます。
それはどんな変化だったのか…?
そもそも笑のケースを狙うのは、どんな敵だったのか…?
彼女は例えヨチヨチでも自分の足で歩く決心をするのですが、その答えに辿り着くまでの間、彼女に何があったのか…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

ここで言えることは一つだけ…
往年のヒーローは例えどれだけの年月が過ぎ去ったとしても、やっぱりヒーローで、その格好良さは半端じゃ無かったということ…

オープニングテーマは、flumpoolさんの「To be continued…」
エンディングテーマは、eddaさんの「チクタク」
個人的に好きだったのはエンディングです。

1クール12話の物語でした。
懐かしのヒーロー、脂の乗り切ったかやのんの演技…
その他にもフル3DCGならではの迫力と緻密な作画にドキドキしっ放しでした。
2018年2月に劇場版の上映が予定されています。
こちらも視聴も楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

64.5 10 変身で忍者なアニメランキング10位
キャッ党忍伝てやんでえ(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (17)
107人が棚に入れました
タイムボカンシリーズ等で人気の高いタツノコプロが制作。悪役が最後自爆するという、同シリーズを彷彿とさせるストーリー展開に、時代劇やアクションヒーロー物、巨大ロボット作品等で視聴者に人気のお決まりのパターンが数多く詰め込まれている作品。アニマロイドが平和に暮らすエドロポリス。しかし、その影では幕府老中コーン守とその手下幻ナリ斉がエドロポリスを自分のものにしようと徳川幕府転覆を企んでいた。しかし、それを阻止しようと老中ワンコー守は幕府隠密ニャンキーを組織。はたしてニャンキーはコーンの守の陰謀を阻止する事ができるのだろうか!?

声優・キャラクター
山口勝平、折笠愛、小杉十郎太、塩屋浩三、こおろぎさとみ、水谷優子、山寺宏一、沢木郁也、龍田直樹、川村万梨阿、堀内賢雄

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

説明しよう!

またまた説明せねばなるまい!

懐かしシリーズ、その3かな。

こちらも、かなり昔の作品となります。
覚えている人はいるでしょうか。

前にレビューした「疾風!アイアンリーガー」と似たような感じなのですが、こちらは動物型のロボットキャラクターが登場する作品となっています。
「アニマロイド」と呼ばれていました。

時代劇(?)風の作品となります。
舞台はエドロポリス。

主人公のヤッ太郎、スカシー、プルルンの3人+おタマ;犬山ワンコー守
が秘密忍者隊ニャンキーとして、悪の組織(的な)狐塚コーン守+カラカラ一族と対決するのが、大まかなストーリー。

とは言え・・・基本的にはギャグアニメに類するもので、基本的に単発エピソードの集合体と考えても差し支えないかと。
時代劇風という事もあり、ある種「様式美」と化していた点もありましたし。

しかし、その内容が当時からぶっ飛んでいて、アドリブ満載というか、そうとしか考えられないセリフが多数あり、事実、声優さんたちもやりたい放題だったという話も漏れ伝わってきている。
そして、その声優さんたちが、やはり今となってはレジェンド声優ばかりなのですよ!

特に悪役側のコーン守(沢木郁也)、幻ナリ斎(龍田直樹)、カラ丸(山寺宏一)のカラミは秀逸でした、今見ても噴き出す自信がありますw。
この他にも、悪乗り的なシチュエーションは数知れず、ある意味伝説的なアニメと言われていました。

さらに、この作品は「Samurai Pizza Cats」の名称で海外でも放映され、忍者好き、アニメ好きのファンから大変な人気を得たそうです。


そして、このアニメが伝説と言われたのは、別の理由がありました。
国内でも、それなりに人気となり、海外でも人気だったにもかかわらず、
長らく、メディア化されていなかったんです。
懐かしきVHSビデオでは発売されてはいたのですが、途中で販売が打ち切られ、長らく、本当に長らくの間全話を見ることは不可能とされていたのです。
そして、その理由が実しやかにささやかれていました・・・「マスターテープが紛失したのだ」と。
この噂により、ファンは「もう全話放送、メディア化は無理なんだ・・・」とあきらめていたのです。

ところが、です。
オンタイム放送から20年の時を経て2012年に全話DVD-BOXが発売されたのです。
いったい、あの噂は何だったのか・・・と、ファンは訝しみまがらも再び全話を目にすることが出来ることに大いに喜んだのです。

ちなみに、同じタイミングで、公式ファンブックも発売されています。
こちらは、今探すととんでもない価格になっていますので、その人気がお分かりいただけるかと思います。

さて、話は少し戻りますが、
このキャラクター達、動物型ロボット=アニマロイドと言いましたが、
これらのキャラクターがとにかく、かわいいんですよね(主に女性キャラ)。
私はプルルン(折笠愛)が好きで見ていたのです色っぽ可愛い。
折笠さんのお声は本当に独特でした。

ニャンキーのサポート役のおタマ(こおろぎさとみ)もかわいかったですね。
ミサイルぶっ放すおミツ(水谷優子)は少し目が怖くて苦手でした。
あとウサ姫(川村万梨阿)もかわいかったですね、起こるとすぐに「島流し」にされるという・・・w


あと、もう一つ言っておかなければいけないのは歌の良さでしょうか。
OP「おっとどっこい日本晴れ」はキャッチーで楽しげでちょっと和風で楽しい名曲ですし。
ED「To be Yourself」これは屈指の名曲だと思います、多くは語りません、
今であれば、動画サイトなどで聞けちゃうかもしれないので聞いてみて下さい。
さらに、挿入歌も名曲が多いです。
そして、これら名曲を声優さんたちが歌い、ドラマを演じたCDが二つ発売されています。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座第一回公演
ミニドラマを中心に、OP、EDのフルコーラスやMIPPLEの唄う『YASU-けくナイ!』などを収録。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座千秋楽公演
OPのウサ姫ver.やEDのプルルンver.をはじめ、挿入歌やキャラソンを収録しているアルバム。

私は2枚とも持っているのですが、本当に楽しいCDです。
特にキャラVer.のOP/EDは今でも好きです。
ドラマも声優同士の悪乗り感が伝わってきます。


だんだん、支離滅裂になってきたので閉めますが、
この作品は今をもってしても、独特の振り切った魅力を持つ作品だと思います。
キャラもそうですし、正に「ノリ」があの時代特有のものだと思います。
今のネットの時代だと叩かれちゃうかもしれませんね、ふざけ過ぎだ、悪乗りし過ぎだ、なんて。



今ならばDVD-BOXで全話(54話というボリュームです)観ることができる。
20年を超える間、観たいと、ファンが待ち望んでいたものを
いともたやすく観ることが出来るのです。


ぜひ機会がありましたらご覧くださいませ。
きっと楽し可愛いと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ネコメカ忍者好き

放送当時、私の周りでは
「中学生にもなって
こんな感じのアニメはちょっと・・・・」
という心の声を肌で感じずにはいられない
雰囲気がありましたが、
私は家でハイテンションで視聴しておりました。

舞台は『エドロポリス』という
過去と未来が混ざったような世界

そこで暮らす『アニマロイド』達
何となく想像付くと思います。
動物型アンドロイドってことですね。
しかし動物型と言っても
二足歩行で人間の言葉を喋り
人間のような暮らしをしています。


エドロポリスを治める『徳川イエッイエッ』(パンダ型)
そのエドロポリス幕府の老中『コーン守』(キツネ型)と
カラカラ一族の頭領『幻ナリ斎』(カラス型)が
密かに幕府転覆を企てます。
幻ナリ斎は同一族の『カラ丸』(カラス型)に
その任を命じます。
お目付役の『ワンコー守』(イヌ型)はコーン守の
悪企みに気付き
秘密忍者隊『ニャンキー』を組織し対抗します。

このニャンキー実働部隊のリーダーが
主人公の『ヤッ太郎』(ネコ型)で
タイトルからもお分かりのとおり粋なヤツです。
仲間に『スカシー』(ネコ型)と
『プルルン』(ネコ型)がいて、
この3人(匹?)は普段『ピザキャット』という
ピザ屋さんで働いていて、そのお店自体が
ニャンキーの秘密基地だったりします。

各話は、タツノコプロの真骨頂と言いますか
『タイムボカンシリーズ』みたいな
お決まりの流れですが、
細かくシャレのきいた設定が
だんだん世界を広げていき飽きること無く
視聴できました。

ネコ好き メカ好き 忍者好きの方が
好きになるか
「こんなのネコじゃねぇぇ!!!」
となるか分かりませんが、
ライトな感じで観ていただけたらと思います。


友人の家に遊びに行った時
部屋に『てやんでえ』のすごろくが転がってて、
コイツとはより友情を深めることが出来ると思い
「あっ、俺も『てやんでえ』好きー!!」
と言ったら
「それ弟のなんじゃけど・・・」
と言われました。


「あ・・・・・俺も・・・」←何がっ!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただいまより、美味しい宅配ピザの店『ピザキャット』名物、特急便が発射されまぁす!!

あかほり&タツノコ な傑作よん。
まぁ構成なのでどこまであかほりさんが入っているか分からないが。
彼の関わった作品ではかなり好感が持てる部類。

タイムボカン、時代劇、喋るロボットの主人公といろいろ混ぜてみましたな作品。
ストーリーなんてもんはない。普段はピザ店員なカメじゃなくて猫な主人公たちが事件があれば、ニンジャ隊に変身。まいど同じ名乗りをあげて同じように悪を成敗。でも毎度同じじゃなくて良くお約束をはずす。そこがいいの。

かっこいいのがコイツらの出撃シーン。どこかでみたことあるというあなた!そうですサクラ大戦のネタ元・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
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