勇者で魔法使いなアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の勇者で魔法使いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月16日の時点で一番の勇者で魔法使いなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.5 1 勇者で魔法使いなアニメランキング1位
ブレイブストーリー[BRAVE STORY](アニメ映画)

2006年7月8日
★★★★☆ 3.6 (443)
2627人が棚に入れました
三谷亘(ミタニワタル)は小学5年生。どこにでもいるような、普通の少年だった。ある日、幽霊が出ると噂される"幽霊ビル"で、要御扉(かなめのみとびら)に出会う。そこを潜り抜けると、亘たちが住んでいる現世(うつしよ)とは違う不思議な世界・幻界(ヴィジョン)が広がっていた。数日後、夜中に目が覚めた亘は、気分転換に散歩に出かけたが、たまたま幽霊ビルで隣のクラスの優秀な転校生・芦川美鶴(アシカワミツル)が上級生に痛めつけられている現場に居合わせてしまう。助けようとした亘もまた暴力を振るわれるが、亘によって解放された美鶴は魔術を使って漆黒のバルバローネを呼び出した。そして、上級生に反撃する。最後には、バルバローネは上級生たちを飲み込み、消してしまった。夢としか思えないその光景が亘の心を掴む。そして美鶴は姿を消した。

. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

王道ファンタジー! 好きな人は観なくちゃね♪(あ、でも肩の力は抜いてね!)

まんまタイトル通りですよ。剣と魔法の王道ファンタジー!
も~ワクワクしちゃいますよね!ちょっと点数低めに付けてますけど、柄にもなく厳しめ評価しちゃいました。
ですが、ファンタジー物が好きな人は気にしないで。大丈夫、面白い作品ですから!


原作は宮部みゆきさんのファンタジー小説ですよ。映画の尺の都合上、原作から大幅にカットされています。微妙に設定も違いますね~。ですので、もし原作を未だ読んでいない方は、逆に読まないままの方が良いかも知れません(笑) で、原作を読んだ方はどうか怒らないで(泣)

 
あ、なんだか小馬鹿にした様な事を書いちゃいましたが、映画作品としては文句無く面白いですよ。但し条件付きで・・・。
その条件とは・・・。先ずは「冷静になっちゃだめ!」、「物語のあらとか決して探しちゃだめ!」です。

そういう頭の切り替えが出来るのならば、本作品は面白い作品です。だけど、「あ、今の何よ?おかしくね?」、「オイオイ、それ強引だろw」、「あいつなんでそんなに強いのよ?ぜってー変だろw」とか考えちゃう方はダメ(笑)。本当に申し訳ないですけど、見ない方が精神的に良いかもなのです。


物語は小学5年生のワタル君が主人公。お父さんとお母さんが離婚して、その後お母さんはガス中毒で入院の事態に!困ってしまったワタル君。なんと大胆にも”自分の運命を変えてやる!”なんて考えちゃう訳ですね~。
はいはい、舞台はちゃんと準備されてますよ~。近所の廃ビルに、運命を変える力を持つ女神さんがおわしになる、異世界への扉が開かれちゃったりしている訳です! も~これ、入るしかないですよね? さぁさ~後は王道の剣と魔法のファンタジーですよ! 但しベースはロールプレイングゲームのファンタジー設定かな。見習い勇者の装備を貰って、冒険の世界へゴーです! 途中で仲間も入れなきゃね! で、最後はボスキャラがまっててくれないとね!
本作はそういうロールプレィングゲームの世界感で、王道の剣と魔法のファンタジーを書いた作品です。


ワクワクの冒険あり、ホロリときちゃうエピソードあり。ちゃ~んとラストでも泣きの要素ありですよ~。
本作は単体で見れば、冒険心を満たしてくれるには十分な作品だと思います。
だけど何度も言いますけど、絶対に突っ込みを入れちゃだめですよ~。「あ、なんかディズニーぽくね?」っとか絶対に思っちゃダメ!も~ダメダメ! 子供になった様な純真な気持ちで観て下さい。
もし、それが出来るのならば、とても面白い冒険物語だと思います!


どうか本作品を観る時は「肩の力を抜いて」、「純真な気持ち」で王道ファンタジーを楽しんで下さいね! 
たまには子供に還るのも悪くないものですよ^^




投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ザ・子供向け!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。2時間の作品。原作未読。
 ボーイミーツボーイから始まる冒険ファンタジーです。キャラが立っていて、喜怒哀楽があって、ハッピーエンドであるなど、子供向けの要素がふんだんに織り込まれています。
 ややペースが早いかなという印象を受けましたが、小学生くらいの子供が2時間飽きずに見続けるためには、このくらいのペースでまくし立てる必要があるのかもしれません。現実世界における起承転結と、ファンタジー世界における起承転結が明瞭なので、分かりにくいという印象は受けませんでした。

 主人公のワタルも友人のミツルも、家族にトラブルを抱えていることが物語の基礎にあります。そしてワタルは、家族関係を取り戻し、ミツルを助けるために冒険を進めていきます。
 子供にとっての根源的な恐怖は、親の死にあると思います。次点として、家族との不和、友人の死や友人との不和といったところでしょう。もちろん大人にとっても同様の問題はあるのですが、子供の世界は大人の世界よりも圧倒的に小さいため、身近にいる家族や友人に関する問題の比重はかなり大きいものだと思います。そのために、作中では、ワタルと冒険仲間との人間関係をあまり描かずに、ワタルとミツルの行動原理である家族関係と友人関係を中心に据えたのだと思います。
 エンディングもハッピーエンドと言えるものですし、子供向け作品としては良作だと思いました。


 ただ、大人の視聴に耐えられるかというと、かなり厳しいものがあると思います。
 大人は、意識しているかどうかは別にして、状況に対する説明を必要としてしまいます。例えば、家族の不和という問題があったときに、子供なら「それはイヤだ」という感情だけで行動することが出来るのですが、大人は感情だけで行動することは困難です。「なぜそうなったのか」「解決策は何があるのか」など、行動するためにより多くの情報を収集しようとしてしまいますし、そのような思考から抜け出すことは出来ません。
 この作品では、家族関係のトラブルは冒険のきっかけに過ぎないものですし、ワタルとミツルの関係の描き方も十分であるとは思えません。主人公の成長の過程やそれ以外のストーリー全般についても説明に不足しています。掘り下げようと思えば掘り下げられるだけの題材は揃っていますが、そこに対する言及は非常に薄いという印象を持ちました。でも、それが悪いというのではなく、大人の行動原因としては不足しているが、子供が行動するには足りるものであるということなのだと思います。つまり、子供が分かる範囲で描いてあれば十分なのだというスタンスに立っているのでしょう。

 物語の最後で描かれるハッピーエンドも、大人にとってはあまり納得のできるものではありません。古典的な手法ですが、病院のシーンとかで「死んだ人に涙が落ちたら生き返った」みたいなものってありますよね。「思いが生んだ奇跡だ!」みたいなやつです。問題解決の方法として、原因と結果にミスマッチが起こってしまっているパターンです。この作品に使われているエンディングは、このような手法の亜種というべきもので、感情以外の情報を求めてしまう大人から共感を得るのは厳しいでしょう。
 ただ、個人的には、子供向けの作品としてはこれでいいのだと思います。ドラえもんでもポケモンでも、いわゆる子供向けを謳っている作品は、ご都合主義だろうが原因と結果のミスマッチだろうが何でも使って、全力でハッピーエンドを目指してもらいたいと思っています。また、こういう手法で満足できることが、子供の特権なのだと思います。大人は楽しめないかもしれないけど、子供なら確実に楽しめる。そういう意味では、この作品は子供向けとして成功したといえるのではないでしょうか。

対象年齢等:
 小学生くらいの、特に男の子に好まれる作品だと思います。
 これ以外の世代の方は、子供向けであることを十分に理解した上で視聴した方が良いでしょう。大人の視点で子供向け作品を見ても辛いだけなので、大人が大人として楽しむために見るのは推奨しません。子供の視点に立てば、楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作との差が

ずいぶん前に見た。

歌(決意の朝に)はとてもいい歌で
 作画もよかったと思う。

話自体も悪い内容ではない。
 ないはずなんだがなぁ。
  なんかいろいろ省いたり潰したりしすぎてよく分かんない内容になってしまった作品な気がする。
特に後半。

とりあえず、これ見て面白かったが気に食わない人は宮部さんの小説でも読んでみてください。
確か3部構成(上・中・下)だったと思う。
 違ってたらすいません。じきに調べます。
原作のほうが話の中身が(圧倒的に)多く、感動(?)シーンや悲しい(?)シーンがかなり追加されてます。こっちが原作だから追加って表現ははおかしいけど。

話自体は王道ファンタジー。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

65.9 2 勇者で魔法使いなアニメランキング2位
劇場版 誰ガ為のアルケミスト(アニメ映画)

2019年6月14日
★★★★☆ 3.5 (16)
93人が棚に入れました
普通の女子高生・カスミに秘められた“本当の強さ"とは。自分に自信の持てない女子高生カスミは、ある日、不思議な声に導かれて異世界バベル大陸へと召喚される。そこは、伝説の存在・暗黒竜デストルークにより、錬金術も魔法も封じられ、“闇の魔人"が跋扈する世界だった。カスミは、彼女を召喚した魔法使いのリズ、ガンナーのエドガーと出会い行動を共にする。“闇の魔人"の魔の手はレジスタンスの村へと迫る。絶望を目前にしたカスミの脳裏に、意外なビジョンがふと浮かび上がる。それは、カスミの中に眠る彼女の“本当の強さ"が目覚めようとしている兆しだった―「お願い、届いて、私の中に力があるなら……」

声優・キャラクター
水瀬いのり、逢坂良太、降幡愛、花江夏樹、石川界人、堀江由衣、生天目仁美、内田雄馬、今井麻美、早見沙織、江口拓也、Lynn、福山潤

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

よくある異世界に召喚された女子高生の話

 アルケミィという力を利用した魔法を使うとある世界あるです。その力でファントムを呼び出して戦うですが、巨大な大蛇もどきに力を奪われ、絶命の危機にさられたです。
 最終手段みたいならしき方法でファントムを召喚したのが、勇者ならずあか抜けた女子高生です。それが、主人公のカスミなのです。

 この世界を平和にすれば、元の世界に戻れるというありがちな設定か?は、最後まで見てのお楽しみです。

 この世界にいるカスミは、もとの世界も含めて、どんな存在なのか?も見どころでしょうか?です。
 知らないところに飛ばされて、訳のわからないのに目をつけられるのだから、どうなるかもよく見られる感じだったです。

 カスミは、この世界で様々なことに触れることで、現在過去と向き合い、この世界の人間の心も理解していくところ、大きなポイントでしょか?です。
 その過程で、窮地にに立たされながらも、助けられ様々な真実に直面するのです。力に目覚めるていくのもよくあることです。
 カスミがこの世界や元の世界で、自分が何をするべきか?というよりどうしたいか?、進むに連れ終盤で明らかになるです。
 悪い大蛇もどきの正体もわかり、どうすればこの世界を救えるのか?カスミの覚醒と行動に注目です。

 カスミが役割を終えたとき、悲劇が訪れるとたびたび書物の言葉や、予知能力で言われるです。そのとおりになるのかならないか?気になる最後の最後です。

 タイトルにもある「タガタメ」という言葉も、やはり出てくるです。演劇っぽい言葉??みたいな響きですよねです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もっと評価して欲しい作品

ゲーム未プレイです。そのため本作の世界観を全く知らない状態で視聴しました。
視聴後にググったところ、アニメ!アニメ!というサイトに河森監督と今泉プロデューサーの制作秘話が掲載されていたのですが、劇場版はゲーム本編その後の世界を舞台にした物語とのこと。
そのためゲームに登場しないカスミというオリジナルキャラを作り、異世界転生作品に仕上げたそうです。
本編後のオリジナルストーリーということで、ゲームプレイ組のみならず私のような初見組も普通の異世界転生物として、すんなり作品世界に入り込めました。

ストーリーは異世界転生物としては基本王道の流れです。
{netabare}ただし、転生と同時に凄い能力を手に入れて活躍し、すぐに現地の人々に歓迎されるといったなろう系でありがちな展開とは違います。
召喚されたカスミは初めは何の能力も持たないことからレジスタンスの人々に落胆され、また彼らは生活に窮していますから役に立たないカスミの存在を迷惑に思います。
勝手に召喚しておきながらそりゃ無いよって私なら不満をぶつけると思いますが、カスミは料理を作ったりして人々と打ち解けようと努力するんです。
そんなところに闇の魔人が襲ってきて、危機的状況に陥ったときにカスミの秘めた能力が覚醒し…とネタバレはこの辺にしておきますので、気になる方はご自身で確かめてください。{/netabare}
ちなみにこの後もスンナリ行くことはなく多少の紆余曲折があります。
まあ2時間しか枠がないのでそんなに遠回りすることはないですが。
それから恐らく誰も気に留めないと思うので書いておきますが、マスコットキャラ好きの私としては、カスミが召喚されたときに出会った「パタ」が可愛いので、パタの表情や仕草にも注目して欲しいです。

あにこれでは棚に入れた人が少なくて驚きましたが、この作品が劇場公開された2019年春はユーフォニアム、青ブタ、ガルパン、カバネリなど人気作の劇場版が目白押しだったので、埋もれてしまった感がありますね。
でも客観的に他の作品と比べて酷評されるような作品ではなく、普通に良作だと思います。
少なくともマクロスやアクエリオン、エスカフローネなど河森作品が好きな人にとっては、本作も河森ワールドが十二分に展開されているので満足できると思います。
ストーリーも感動的ですが作品冒頭と後半の戦闘シーンも見所です。
やはりサテライトのCG技術は素晴らしいです。
私が河森ファンなので評価が甘めなのかもしれませんが、多くの人に観てもらいたいし評価して欲しい作品です。
歴代河森作品の中で上位にランクされる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

原作ゲームのプレイヤーにとっては大満足な出来 河森正治兼サテライトファンにはそこそこ満足する出来

自分はスマホゲームはプレイしないためこのゲームは1度もプレイしたことはない。
ただ凡作以下が多いソシャゲ原作のアニメが多い中、この完成度で作られたなら原作ゲームのプレイヤーなら間違いなく大満足であろう。
河森正治兼サテライトファンでもそこそこ満足出来るだろう。
ここ最近は河森正治もサテライトも不調なため。

余談だが自分はこの作品は最初はそこまで関心がなく特に何も調べたりしていなかった。
しかし、たまたま公開日に河森正治EXPOに地方から足を運んだ。
そしたらかなり会場でもプッシュされていて上映館を調べたところちょうど帰りがけに通る駅の近くの映画館で上映されていたため観ることにした。

感想だがまず感じたことだが劇場版のマクロスFまではいかないもののCGが素晴らしい。
流石はCGだけは一級品のサテライトだけのことはある。
作画は劇場アニメだからもう少し頑張って欲しかったというのが正直なところ。
離れている人物の顔は全然書き込まれていないしアクションシーンもCGでないシーンはごく普通だった。
音楽に関しては作品にはどの曲も合ってたが今までの河森正治の作品の中ではかなり下。
声優は豪華なため平均以上であることは間違いない。
キャラクター面は主人公であるカスミの心理描写が素晴らしく成長物語としても楽しめる。
ただ、これは短い尺のためしょうがないがその他のキャラクターは好感が持てない訳ではないが掘り下げや心理描写が甘く、取って付けたようなキャラが多いと感じた。
シナリオに関しては伏線が分かり易いところが良かった。
劇場アニメのためこのくらい分かり易い方が嬉しい。
またこの作品では現実世界が主な舞台ではないが現実世界のシーンを少しだけ流したりもしていた。
しかし、ダラダラ流すのではなく短く印象に残るような場面だけ流していたためテンポが崩れなかった。
それとゲーム原作という点を上手く活かしており戦闘シーンだけはどのキャラも引き立っていた。

ラストまで勢いがあり最後もスッキリ終わったため「上手くまとまった普通に楽しる作品」であることは間違いなし。
この原作ゲームのファンなら絶対に観るべきだろう。
河森正治兼サテライトファンでも観て損はないだろう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
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