一人称視点おすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの一人称視点成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の一人称視点おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.6 1 一人称視点アニメランキング1位
One Room(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (278)
1302人が棚に入れました
貴方(One)の部屋(Room)ではぐぐむ3つの物語。
視聴者を主人公に“あなた”の部屋を訪れる少女と育む3つの物語がPOVで展開する。突如始まった隣人との穏やかな日々は、ある“お願い”をきっかけに動き出す。

キャラクター原案を、『妹さえいればいい。』『変態王子と笑わない猫。』などで大人気のイラストレーター「カントク」さんが担当。キャラクターデザインは、『魔法少女リリカルなのは』シリーズを担当している「奥田泰弘(St.シルバー)」さんとなっています。

声優・キャラクター
M・A・O、村川梨衣、三森すずこ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一人称アニメ

15分のショートアニメ。

主人公は顔が見えない、セリフがないのが、没入感をうみ出してて面白いかも。どのようにも自分に当てはめやすいつくりなのかもしれません。

若干女の子のセリフが説明口調になるのが残念です。

キャラクター原案のカントク絵が好きなら「変体王子と笑わない猫」の視聴もオススメします。

この作品の魅力はなんと言ってもカントク絵による可愛さと、キャラ萌に振り切ったシチュエーションやカットです。
基本は主人公目線なのですが、時々女の子の可愛さのためにアングルが変な方向に。主人公がワープしたとでも言うのかー!

ストーリーのほうは、出会いから別れ、事の顛末を15分で、しかもオムニバスで3人分を作っているため、薄味ですね。
今週も可愛かった、という感想が一番最初に出るような作品です。
男性向けですね。
個人的にすきなのは三人目の女の子でした。なんというか、元同級生とか、恋人感とかが一番好みなシチュエーションでした。他の二人はちょっと社会的にイケナイ感じが・・・


なにやら男verが四月から始まるようですが、ネタとして面白そうなので見てみようか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

女の子の心理描写が適当すぎる気がする。

個人的にこういう「となりの部屋に可愛い女の子が」みたいな願望が薄いしなあ。そういえば、あにトレ!とかもあんまり好きじゃなくて観るのやめちゃいましたしね。

まあ、こういった男性側の願望丸出しな作品の需要は認めますけどね。個人的にはせめて『おくさまが生徒会長!』程度のストーリー性は欲しい。

2017.12.30に評価を変更しました。王様ゲームよりこの作品の評価が低いのは何か間違っている気がしたので…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人生の節目への向き合い方は人それぞれ…でも根っこの部分は一緒なのかも…

この作品はテレビオリジナル作品だったみたいですね。
「あにトレ」の様に視聴者が主人公の視点で描かれている作品なのですが、実はこの系統の作品…結構好みだったりします。

何故ならリアルであんな事やこんな事を言われる年齢はとっくに過ぎているから…
それにキャラクター原案はカントクさんなので可愛らしさは折り紙付き…
そしてそんなキャラに実装されるのはM・A・Oさん、りえしょん、みもりんといった超高性能エンジン…

この反則級な組み合わせが繰り広げる、小さいけど温もりも息遣いも感じる位置に彼女たちを感じる事のできる作品なんです…

彼女たちの些細な言動や仕草を特等席で眺める事ができる…
これはもう立派な贅沢だと思うんです。

そんな特等席で見れるのは人生の節目を迎えた3人の少女たち…
花坂結衣(CV:M・A・Oさん):大学受験を控えた高校3年生…どうしても行きたい大学を目指して、なりふり構わず勉学に励む女の子です。
桃原奈月(CV:りえしょん):夏休みを利用して一人暮らしをしている兄のお目付け役を買ってでてくれた妹です。
青島萌香(CV:みもりん):主人公の幼馴染で、昔交わした約束通りシンガーソングライターを夢見て上京してきた女の子です。

この3人の女の子たち…みんな甲乙付け難いほどの良い子揃いなんです。
そしてそれぞれのキャラを演じた声優さんもイメージがピッタリ…
後で見返してみると、この3人以外は考えられないと思えるくらい役どころにマッチしていたと思います。

大学受験を目前に控えた花坂結衣ちゃん…
誰もが通ってきた道で、順番通り自分も通るべき道である事は理解しています。
でもどうしても結果を願ってしまうのは人間だから…そこにたくさんの思いが込められているから…
だから絶対に失敗したくない…夢を叶えるために出来る事は全部やりたい…
M・A・Oさんの声をしてこんなに頑張っている子がいたら、やっぱ手を伸ばしたくなりますよね…

きっとお目付け役として認められたのは生まれて初めてだった桃原奈月ちゃん…
それは大人になったから…?
それとも思いが通じたから…?
一緒に…同じ場所にいられる権利のバッチを持っているのは私だけ…
だからちゃんと見ておきたいし、見てもらいたい…
だって、時間が限られているんだから…
でも、お兄ちゃんはやっぱり私のお兄ちゃんだった…

シンガーソングライターを目指して上京してきた青島萌香ちゃん…
3人の女の子の中できっと一番苦しい立場に立たされていたのではないでしょうか…
他の二人は自分の頑張り代の比率が比較的高め…
でも彼女の場合、自分がどんなに頑張っても目指すステージははるか高み…
おぼつかない足取りとぬかるんだ道無き道を歩み続けた彼女…
自分の歩む先に何があるか分からない…そもそも合っているのかすらもう分からない…
心は擦り切れる寸前…でも向かい合わずにはいられない…
だって約束したから…
こんな彼女に差し伸べられた手…
その手は昔からよく知っている手だったから思わず甘えて転びそうになる私を何度も支えて貰った…
その手の温もりを感じるたび自分を叱咤しながらここまで頑張ってきた…
それでも…

主題歌は以下の3曲です。
「春待ちクローバー」:花坂結衣(M・A・Oさん)
「夏空エール」:桃原奈月(りえしょん)
「希望リフレイン」:青島萌香(みもりん)
それぞれの情景と彼女たちのキャラにマッチした曲だと思います。
もちろん、3曲とも覚えましたし、甲乙付け難いくらい好きな曲です。

1クール12話の物語でした。5分枠のショート作品である上、4話で一人の女の子の物語が描かれているので、一人を見返そうと思ったらアッという間に視聴できてしまう作品です。
そもそも12話を通して見ても60分で見れちゃうんですけどね…
私は基本的にショート作品は撮り溜めて纏めて視聴するのですが、この作品は毎週欠かさず視聴していました。
きっとそれだけこの作品が大好きだったんだと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

68.7 2 一人称視点アニメランキング2位
One Room セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (157)
694人が棚に入れました
あなた(One)の部屋(Room)で再びはぐくむ、3つの物語。

今回の第2期では、隣に住む高校生の花坂結衣、
主人公の居候する銭湯の娘・七橋御乃梨、
同じマンションに住む女子大生の天月真白という個性豊かな3人の女性との生活がオムニバス形式で描かれる。

声優・キャラクター
M・A・O、高橋李依、水瀬いのり

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

バーチャルイチャイチャ。

アニメーション制作:ゼロジー
2018年7月 - 9月に放映された5分枠で全13話のTVアニメ。
監督は、上田慎一郎。

【概要/あらすじ】

1話5分間(CM抜きED入で正確には4分3秒)×5+5+4話で合計13話のオムニバスストーリー。

視聴者が主人公という設定で、それぞれの女の子と仲良くなって恋愛成就する様子を仮想体験するというもの。
画面レイアウトは主人公目線で女の子がモニターの向こうの視聴者を観て話しかけてくるという具合。

各ヒロインは、

1.花坂結衣。前作の続きで高校3年生だったのが今作では大学生に。

2.七橋御乃梨。主人公が下宿している銭湯の孫娘。

3.天月真白。就職活動中の女の子。昔は新体操をやっていた。

画面に映る登場人物はヒロインのみ。
ヒロインがいろいろ喋ってくるのに対して、無言の間は視聴者が会話しているという設定。

【感想】

前作に引き続き、選択肢なしでクリック連打でエンディングまで行ってしまうようなギャルゲー感。
短い時間にオチまでつけて恋愛の喜怒哀楽を描くというのも、なかなか大変。
でもリアルの恋愛より、二次元の女の子たちとの恋愛のほうが難易度がめっさ低いよねと思ったり。
リアルなあるある話としては、特にこのアニメのヒロインたちみたいに若い場合は、

『ワタシの気持ちを察して!』

連想ゲームみたいな会話から、男が正解にたどり着けないと女からの好感度がマイナスまで急降下。
様々なヒントから“一番欲しい答えに到達する能力”を要する難易度の高いクイズのようなものでして、
男が女の機嫌をとるのは、このアニメみたいに簡単ではない。
二次元でも、女性作家による昭和のヒロイン“音無響子”など女の理不尽さを描いたものは数がありますが、
逆に男性視点の作品では、感情の爆発が穏やかだったりで男女の思考の差異が軽視されがちですね。
このアニメでは、登場するヒロインたちは視聴者である主人公が好きであるという前提が憎悪に変わらないので、
多少の会話の食い違いがあっても関係が破綻しないのですが。

お互いの良いところも悪いところも含めて丸ごと付き合っていくのが人間関係。
キライが好きを圧倒してしまえば関係の破綻なわけでして、
それでも別れない場合はシガラミとか惰性とか色々ありますよね。
リアルでは恋愛結婚して50年間の付き合いがあろうが、互いの嫌な部分を解決できずに、
些細な食い違い・価値観の相違・小さなプライドのぶつかり合いで喧嘩してしまうのが男女というものです。

ショートアニメに恋愛の拗れ・めんどくささを求めても尺的に厳しいわけで、
それが欲しい人は岡田麿里脚本の恋愛作品のギスギスを堪能すればよく、
こっちのアニメでは成功体験を追尾する手軽な爽やか恋愛アニメ。

ニーズに合わせた棲み分けで楽しめる人だけ楽しんでくださいな、それだけなアニメですよね。
個人的にはアニメを楽しむ最大のポイントは会話のキャッチボールのですので、
ヒロイン一人だけが喋っているスタイルですと、没入感も無くイマイチでしたね。
こういうジャンルですから、仕方がないのですが。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いったい誰得?

ひとり語りのヒロインとともに・・・第二弾です。
今回も三人の美少女たちとあれやこれやの小波乱。
お約束カットにドキドキもんです。

基本、画面の向こうのヒロインは無口な主人公にご執心。
彼女たちのわかりやすいツンとかデレを楽しむような設計です。

私のお気に入りは二人目の子。
開放的な風呂屋の娘に軽く翻弄されるのもまた楽しいものです。

この手の作品は中身が空っぽなだけに延々と作れるような気がします。
マンネリ化が著しいようなので、この辺でお開きとしましょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

一人語り その2

全13話(0話を含む) 1話5分枠のショートアニメ

One Roomの2期です。1期から観なくても大丈夫だと思います。

4話で一人ずつ(計3人)登場する女性を主人公にしながら、画面には出て来ない男性を相手に一人語りをしている恋愛話です。

今回は、MAOさん、高橋李依さん、水瀬いのりさんの3人が語りかけてきます。MAOさんのキャラだけ1期からの続きでしたね。

キャラは1期同様、可愛く描かれています。

3人の声優さんのファンの方は観てもいいかもしれませんね。

EDは、上記の声優さんたちが歌っています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

62.7 3 一人称視点アニメランキング3位
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい(Webアニメ)

2018年7月14日
★★★★☆ 3.2 (128)
497人が棚に入れました
メイドや アイドル、ナースなどの美女に蔑んだ目を向けられながら、
おパンツを見せてもらうというご褒美シチュエーションが1人称視点で展開される。
全6話のオムニバス形式。

声優・キャラクター
石上静香、佳村はるか、秦佐和子、古賀葵、長野佑紀

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

『誠に遺憾である』

【第一話】“伊東ちとせ”


澄み渡った空には小鳥がさえずり、遠方には美しい鐘の音が鳴っている。西洋風の屋敷内に入ると壁一面の窓からは光が差し込み、美しい調度品を鮮やかに照らしていた。赤い絨毯が敷き詰められた階段を上がりドアを開くと恭しく迎えてくれる女性の姿が。シックなエプロンドレスに赤いリボンとホワイトブリム、肩の辺りで切りそろえた髪、爽やかな印象の緑色をした瞳、少し上向きにこちらを見る背丈。真面目で面倒見がよく後輩からも慕われる彼女は幼い頃から屋敷に勤めるメイドで、いつも微笑みをたたえ冷静に対処し、どんな時も決して笑顔を崩すことはないプロフェショナルだった。

そんな彼女が何故か眉をひそめ体を強張らせ背筋を伸ばし、重ねた手をギュッと握って、取り繕った笑顔を貼り付けている。一息ついて主人を窘めるよう失礼がないよう控えめに、自身に掛けられた言葉を“正気”で“本気”なのかと問う。


正気で、本気だ。

『パンツを見せてもらいたい』 …ただそれだけ。

プライドなんて土下座の勢いで捨ててしまえばいいのだから。

.......

....


かわいい女の子達にパンツを見せてもらうまでのプロセスを描いたショートアニメ、通称「嫌パン」。

第一話、幼いころに家に来たメイドの女の子に脈絡もなくパンツを見せてくれ!と言う主人公?らしき人物。
どういう精神状態なら口説くでもなく迫るでもなく「パンツをみたいんだ!」とそれだけにたどり着くのか
全くもって不可思議だと思います。普段は優しい笑顔をたやさないあの子が嫌な顔をしながらパンツを見せるだけ。

主従を始め頼み込まれた事を断れない関係や相反する行動。SやMなんて大雑把なカテゴライズをしてはいけない。
それではくだらなさを伝えきれません。例えば、人は絶対にやってはいけない事を法や倫理観で定めています。

駅のホームで人を押しちゃ×、ボールを持たない選手もタックルしちゃ×、弾道ミサイルのボタンも押しちゃ×

世間を賑わせる大事件でなくとも「絶対に押すなよ!」なんてスイッチは日常のあちこちに転がっていて、
恋仲でない女性に「君のパンツを見たいんだ」というだけのスイッチは、一瞬にして全てを無くす魔法の言葉。

砂のお城もトランプタワーも崩すことが好きな人が居るように、積み上げたものを一瞬で台無しにする瞬間。
すべてを終わらせればどんな態度を示してくれるのか?落胆、軽蔑、叱責、憐憫、憤怒、唾棄、嫌忌、憂愁
卑しい自分をどんな目で見てくれるんだろう。二人の関係性を一瞬で吹き飛ばすような甘い甘い禁断の果実。


なるほど?そんなアニメなのかもしれない。

メイド、アイドル、シスター、巫女、ナース、女子高生(ん?)各種取り揃えていて、最終回まで見終わった私は、
このラインナップを見た時に気付くべきであったと、本質を見抜けなかったことに落胆します。



いや、、、



ただの属性萌えアニメじゃねーか!!




視聴者の開拓しきった性癖ナメんな!!!(視聴者代表)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

一期一会。

【概要】

アニメーション制作:UWAN PICTURES
2018年7月14日 - 8月18日に“ニコニコ動画”で週1話配信された全6話のwebアニメ。合計28分。
原作はイラストレーターの40原氏による同人誌で、コミックとらのあなによるアニメ化企画。

監督は、深瀬沙哉。

【作品の解説】

各パートで男性視点から女の子とマンツーマンで会話して、『パンツ見せて』とお願いして、
それまで好意的態度だった女の子から豹変した侮蔑の眼差しで罵られながら、
パンツを拝見するという、ただそれだけの話。

【感想】

フェティシズムも細分化されていて、特定の性癖を持った層への需要を満たすアニメですね。
エロスのみを求めるには18歳以上になって、
未成年者が鑑賞禁止なゲームや映像や薄い本を買えばいいわけですし、
このアニメに求められるは、イメクラ的なシチュエーションプレイ。

これが良いかどうかは視聴者がオムニバス形式で、
それぞれ違う“おパンツを見たい変態男”になった気分で、
女性キャラに罵られ関係が壊れていく顛末に快感が刺激されていくかどうか。

このアニメで最も重要なのは、“おパンツ”ではなく会話テキストの充実ですね。
個人的には最初のメイドさんとのプレイには、
他に無いアニメということで新鮮味が感じられたものの、
アイドル、シスター、巫女さん、ナースと続いていく中で、
二人目から飽きが来て、どうでもよくなったかな。
本職で無いコスプレカタログでの、ただのプレイ感が強過ぎというか、
特にシスターと巫女さんとの会話にリアリティ無さすぎ。もともとリアルが無いアニメですけどね。
単に企画が珍しいというだけで、作品としての中身があるわけでも無い。
ただのショートアニメに色々求めても意味は無いですけどね。

最後の女子高生もリアルではまず、お目にかかれないシチュエーションなんですが、
教室風景という普遍性で違和感が緩和出てきたということで、他の話より良かったかもです。

まあ、はっきり言ってしまいますと、キャラ使い捨ての消費型アニメでは情が移るわけは無し。
とってつけたようなシチュエーションと、ご褒美エロス だけではリピーター化には厳しいかな?と。
軽い作品には、ぱーっと流し見で一時的な快楽を得られればそれでOKで、
制作側も、あんまり求めてないでしょうね。


特に書きたいこともないので、このへんで感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 41

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ドMホイホイの入門書(?)にもならない陳腐な出来

この作品は、40原(しまはら)氏の同人誌を原作としたwebアニメ
である。なぜこのような作品を、アニメ化したのか私自身
よく分かってはいないが、5分程度の長さで終わり、尚且つ話数が
短いため必要以上に時間を取らないという理由から視聴することにした。

タイトルに書いてある通りに話が進んでいくため、あらすじは
省かせていただく。内容を把握するのに、検索する手間が
省けたという訳だ。実に合理的だ。

全体を通した感想だが、ドМホイホイ物の中でも特に難易度が低く
そこまで強烈な印象を受けることはなかった。
(当然と言われれば当然だが)
かなり限定的なシチュエーションであるがゆえに、ごくわずかの層
に一定の需要はあるだろうが、熱烈に取り上げる程でもない。
まあ、気晴らしに見るには最適な作品の一つと言える。

この作品は、オムニバス形式で尚且つシミュレーションゲーム
としての側面が強い。ヒロインが主体なため、彼女らの声や表情
にはそれなりに気合が入っている物の
視聴者陣営(ゲームで例えるならばプレイヤー視点)に声が
入っておらず一部のカメラワークで動きが伝わる程度。
後はヒロインの返しで何を言いたいのかがかろうじて分かる位。
(まあ、結局はパンツ見せて欲しいだけなんだけどね)

6話では割と早い段階で話が進んでいくが、1~4話に至っては
前置きがかなり長い。退屈であくびが出そうになる程だ。
人によっては、眠ってしまう可能性も否定できない。
仮に寝ていたとしても誰も気に留めないだろうし。割とどうでもいいか。
まあ、声優は割と頑張っていたように思うのでその点では楽しめたかな?

見終わった後、暇つぶしにドMホイホイについて調べてみたのだが、
かなりの種類が存在することが分かった。
流石に、全てのドM嗜好について述べるつもりはないが、この
嫌パンに関してはドMホイホイの入門にもなれはしない
極めて低級な作品であるということがよく分かった。

ゲームのマリオで例えるとクリボーかノコノコレベル。
要は足で踏みつければ直ぐに倒せるという訳だ。わざわざ
無敵状態になれるスターをとる必要すらない。

(ごり押しではあるが)あえて苦し紛れの擁護をしてみるが、
仮にこの作品が1970年代に発表されていたら、評価は変わっていた
のかもしれない。私ならば、それなりに目新しさを感じただろう。
今のようにインターネットが発達し、情報があふれかえる現代では
ねえ…。どこかの海賊ならばこの作品を見た瞬間敗北者と評するであろう。

ぶっちゃけ、これよりも癖の強いドMホイホイ物は沢山あるので
そういったものを求める方は別の作品を見るべきだ。
というかこんな出来で満足するドMの方々は存在するのだろうか。
1割にも満たない気がする。多分いないだろう。
私からも特には勧めない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
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